ソードアートオンライン HANAlinkstart (零華〜幻〜)
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〜プロローグ〜

こんにちは!
初めて小説を書きました零華〜幻〜です‼️
連載みたいな感じで作っていくので、読んでもらえたら嬉しいです(´∀`*)

まずはプロローグからどうぞ‼️


2024年3月…

SAOの正式サービスが開始されて約1年…

私は現実世界での友人と一緒に攻略に励んで居た。

私の名前は咲良。プレイヤーネームはハナだ。この世界で生き残っているプレイヤーの1人だ。

この世界はデスゲームと化し、私たちを閉じ込めた。多くの友人は死んでしまった。生き残っている友人は、把握している限りで約4名…

今、行動を共にしている友人はそのうちの1人である。

プレイヤーネームはカエデ。レベルは56。

私よりレベルが、5高い。

彼女は、気が強くて、怖いもの知らず。

モンスターのレベルが高いダンジョンにもズカズカと入っていってしまうが、頼りになる。剣の腕は確かである。

それに比べ、私は…

ブーン…

私「ウギャァァァァ!!」

カ「何虫ぐらいで怯えてるのよ…」

私「カエデだって知ってるでしょ!?私が極度の虫嫌いだって…なのに何でわざわざ、森の中でレベル上げするの…」

カ「レベル上げをするには効率がいいし、ハナの精神的なレベル上げにも効率がいい。」

私「酷くない!?w」

カ「いいじゃない。虫嫌いを克服するチャンス…

…何?この気配。」

私たちは辺りを見渡した。周りからは数十人のプレイヤーが来ている。プレイヤー達の腕にあるマークを見た。

カ「そんな…こんな所で…」

私「ラ…ラフィンコフィン…」

カ「転移結晶を使って逃げるわよ!」

私「今…持ってない…」

カエデは青ざめた。

なぜなら…転移結晶は一つしかない。

だが、カエデはその転移結晶を私に投げた。

カ「後から私も行くから、先に戻って!」

私「でも…相手は…!」

カ「早く!」

私「…分かった!絶対…絶対に戻って来てね!」

カエデは私に対してニコッと笑った。私はその笑顔を信じて街に戻った。

…カエデが殺されたことを私が知ったのはその日の2日後だった。

私は生命の啤の前で泣き喚いた。

私が置いていったせいでカエデは死んだと自分を責め立てた。

泣き止んだ後に、私はカエデに誓った。

私「私、もっと強くなって、この世界を私の手で終わらせる…そして、残りのみんなを絶対に現実世界に帰してみせる…だから、見守っててね?カエデ…」

この時、私は心からこの世界に向き合う気持ちを持てた。

絶対に負けたりしない。最後まで生き残る。茅場を倒して、カエデの仇をとるんだ…

私「絶対に…絶対にこの世界からみんなを現実に…!」

 

この時の私はこれからどんなことが起こるのか、どんなことに巻き込まれていくのか、まだ知る由もなかった、、、




読んでくださりありがとうございます‼️
投稿遅くなるかもしれませんがよろしくお願いします‼️
(次回も読んでいただけるかまず問題ですがw)


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〜新たな友人〜

こんにちは!
プロローグ読んでくださった方はありがとうございます‼️
まだあまり出来ていないのですが頑張りますw
では、本編スタートです‼️


1ヶ月後…

私はレベル上げを集中して行ったため、レベルが70近くまで上がった。

そしてレベル上げを進める間に友人も増えた。キリト、アスナ、そしてネル。

ネルは私の部活の先輩だ。

私「まさか先輩がSAOをプレイしているとは思いませんでした!」

ネ「俺もだよwまさかま…ハ、ハナがSAOをやってるなんてなw」

キ「そこの2人は現実世界でも知り合いなのか?」

私「はい!私たちは、部活の先輩後輩の関係なんですよ!…でも、部活の部長がいない状況で大丈夫なんでしょうか…」

ネ「あの部活は部長とか、先輩後輩とかほぼ関係ない部活だから平気だよ。先生だっているんだし。大体、俺が部長っていう感覚のままなのはしょうがないけど、本当ならもう卒業しているよ。」

モンスターを狩りながらそんな話をしていると、いつの間にか日が落ちる寸前になっていた。

ア「今日はこのくらいにして、近くの街の宿に泊まろっか!」

キ「そうだな。」

宿で2つ部屋を取り、キリトとネル、アスナと私に分かれて寝ることにした。

 

ーキリトとネルの部屋ー

キ「はぁ…」

ネ「どうした?」

キ「回復ポーションをまとめて買いたいんだが、コルが足らないんだよ…明日狩に出る前に買いたいけどな…」

ネ「俺もコルがギリギリなんだよな…」

キ「ちょっとアスナとハナのどっちかに借りられないか聞いてくる。」

 

ーアスナとハナの部屋ー

ア「今日は疲れたね〜」

私「そうですね〜」

ア「そんなにかしこまらなくていいよ。タメ口でいいし、アスナって呼んでね。」

私「あ、じゃあお言葉に甘えて…お疲れ様!」

ア「とりあえず、装備変えよっか!」

私「うん!」

2人が装備を外したそのとき…

ガチャッ

キ「アスナかハナさ、コル余って…ない…か…」

2人の格好をみてキリトはキョトンとする。

アスナとハナは顔を真っ赤し、そして手に握り拳を作り…

 

ーキリトとネルの部屋ー

ネ「キリト遅いな…」

そのとき、うわぁぁぁというキリトの悲鳴が聞こえた。

ネ「キリト!どうした!」

慌ててネルはアスナとハナの部屋に飛び込んだ。次の瞬間。

2つの拳がネルの腹部目掛けてとんできた。

ネルは後ろに思い切り突き飛ばされた。もちろん圏内だから体力は減らない。

ア「ちゃんとノックしてから入ってよ!バカ!」

ドアを思い切り閉められた。

キ「コルを借りるどころじゃなくなったな…」

ネ「…諦めよう。キリト。」

キリトとネルはその日はおとなしく寝ることにした。

 

ー翌日

キ・ネ「おはよう…」

アスナは無視。ハナは苦笑いでおはようございますと言った。

キ「…やっぱり昨日のを根に持っているみたいだな。」

ネ「…ああ。」

私「あの…先輩…次から気をつけてくださいね…」

ネ「お、おう…」

ネ(不可抗力だったんだけどな…)




読んでくださりありがとうございます‼️
こういうギャグ性のある部分もちょくちょく入れようと思いますのでその時はお付き合いくださいw
では、また次回お会いしましょう‼️


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〜2つの告白〜

こんにちは‼️
零華〜幻〜です‼️
今回は少しシリアス目の描写が多いお話になります。
楽しんでいただけたらいいなと思います‼️
それでは本編第2話をどうぞ‼️


私「せあぁ!」

私はレイピアのソードスキル フリップ・ラージを発動した。

ア「ハナちゃん、結構強いね…」

キ「モンスターを切るときのハナの顔…前に何かあったのか…?アスナ、何か聞いてないか?」

ア「ううん。何も聞いてないよ?ネルくんは?」

ネ「…俺も何も聞いてない。」

3人の視線が一斉にこちらへ向く。

私「え?ど、どうしたの?」

キ「モンスターを切るときのハナの顔、ちょっと気になったんだが、何かあったのか?良ければ話してくれないか?」

一瞬迷ったが、私は首を横に振った。

私「な、なんもないよ!」

その直後。私たちは沢山のプレイヤーに囲まれた。私には見覚えがあった。

キ「なんだよこれ…」

私「…ラフィンコフィン」

ア「…え?」

私「もう…あの時みたいなことにはさせない…先輩とアスナとキリトは絶対に私が守ってみせる…!」

ネ「ちょ…ハナ!」

私はラフィンコフィンの集団に向かって飛び出した。

私「ライジング…アクセル…リザードォォォ!!!!」

このときのためにこのソードスキルを作り出したんだ…このソードスキルはただのスキルじゃない。これは…

キ「…オリジナルソードスキル」

ア「…え?」ネ「…は?」

キリトは説明をし始めた…

SAOの世界の中で、プレイヤーの順位をつけられている。

その中で、1位のものにはユニークスキル、2位のものにはオリジナルソードスキルが与えられる。オリジナルソードスキルは自分の好きなようにスキルが作れる。

ア「つまり…ハナちゃんは…」

キ「ああ。その通り。ハナはSAOのプレイヤーランキングで2位なんだよ。」

ネ「でも…ハナはなんでそのことを今まで隠してたんだ?」

キ「そこまでは分からない。後で聞いてみるとするか。」

私はその場にいたラフィンコフィンを全滅させると、今度はキリト、アスナ、ネルに囲まれた。

キ「やっぱり何かあっただろ。話してくれないか。」

もうここまで来たら話すしかないな…

私「…分かった…全部話する。」

私は全部話した。カエデのこと。森でのこと。ラフィンコフィンのこと…

全部話終わった時に私は泣いてしまった。カエデに…カエデにもう1度会いたい…

するとネルが横に来て…

私「…!?」

ア「キ、キリトくん…あっちに行こうか…」

キ「お、おう…」

私はしばらくの間、状況が掴めなかった。今の状況を理解した時に、体が一気に熱を持った。

…私は今、ネルの腕の中にいる。

私「せ、先輩!?な、何してるんですか!?」

ネ「辛い事とかあったら、言っていいんだぞ?無理するな。」

私「…分かりました。もう無理したりしません…」

前から先輩のことは気になっていたけど、ついに確信に変わった。

私「先輩…私…先輩の事が好きです…」

 

 

 

 

 

 

〜アスナside〜

雰囲気がちょっと怪しかったからキリトくんと一緒に逃げて来たけど…

私「これからどうする…?ハナちゃんとネルくん、当分戻ってこないと思うよ?」

キ「というか…なんで逃げたんだ?」

キリトくんは空気読んでなかったんだ…

私「あの雰囲気見てわからない?」

キ「ああ…なんか今にもイチャつきそうな…ちょ!アスナ!」

私はレイピアを引き抜くフリをした。

流石にキリトくんもこれでもう言わないよねw

キ「わ、悪かったって!」

私「じゃあお詫びに今日の全員の夕食代、キリトくんのおごりね♪」

キ「う…わかった…」

キリトくんがため息をついていたのを見て私はつい笑ってしまった。

私「とりあえずハナちゃんとネルくんが戻ってくるまでモンスター狩って、今日の宿をとっておこっか!」

キ「そうだな。今日は疲れたからゆっくり眠れそうだな…」

私「またノック無しに入って来たら今度こそ容赦しないからね?」

キ「わ、分かってるって…w」

そんな話をしていたらハナちゃんとネルくんが戻って来た。

ハナちゃんは顔がまだ赤い…

私「ハナちゃん、どうだったの?」

こっそり聞いて見た。ハナちゃんはコクコクと頷いた。うまく行ったみたいだね!




読んでくださりありがとうございます‼️
この先、あまりかけて無いので、次回は2日〜3日後くらいになるかもしれませんw
すみませんm(._.)m
頑張りますので応援おねがいしますw


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〜リズベット武具店へようこそ〜

こんにちは‼️
零華〜幻〜です‼️
以外にも翌日に投稿できましたw
まだ次回のストーリーが思いついてませんw
次回、いつになるか分かりませんがとりあえず今回の話をどうぞw


さっき取っておいた宿に着いた。

部屋分けはもちろん前回と同じ。

ハ「ちょっと新しい装備揃えに行ってきます!」

私「待ってハナちゃん…!さっき、ハナちゃんがラフィンコフィンの一部のメンバーを倒したでしょ?きっとラフィンコフィンがハナちゃんの命を狙ってるから、1人じゃ危ないよ…私も一緒に行くよ!…キリトくんとネルくんは待ってて。何かあったらメッセージ飛ばすから!」

キ・ネ「分かった。」

私「ハナちゃん、防具を買うの?それとも武器?」

ハ「今回は武器を買おうかなっておもってる!」

私「じゃあ、いい武器屋さんを知ってるから、行ってみない?」

ハ「うん!」

私はハナを連れてある武器屋を訪れた。

リ「リズベット武具店へようこそ…ってアスナ!?」

私「久しぶり、リズ!」

リ「ほんとに久しぶり!…で、一緒にいる子は誰?」

私「この子はハナちゃん。レベル上げをしている時に知り合ったんだよ!」

リ「ふ〜ん…よろしく!ハナ!」

ハ「はい!よろしくおねがいします!」

リ「で、今日は何の用?」

私「ハナちゃんが、新しい武器が欲しいんだって」

リ「なるほどねぇ…武器はアスナと同じ、レイピアなのね?」

ハ「はい!」

リ「よ〜し!この店最上級のレイピアを提供致しましょう〜♪」

私「え!?コルそんなに持ってないよ!?」

リ「今回はアスナからの紹介に免じて半額でいいわよ!」

ハ「え!?いいんですか!?」

リ「ついでに防具のメンテも無料でしてあげる!次回からはちゃんと武器を買う時お金取るからね〜!」

ハ「ありがとうございます!」

私「リズ、案外太っ腹だね!」

リ「な、何言ってるのよ!アスナが一緒だったからサービスしただけよ!」

リズが慌ててそう言葉を付け加えた。

ふふふ、リズが珍しく照れてるな〜w

 

 

しばらくして、ハナちゃんの防具のメンテが終わった。

リ「これでよし!ある程度は攻撃力も上がるはずだから、しばらくはこの装備でいいかもね!」

ハ「ありがとうございます!」

私「あ、念のためリズもフレンド登録しておいたらいいんじゃないかな?ほら、またメンテをして欲しい時とか、事前に連絡できるし!」

リ「そうね!じゃあ、よろしく!」

ハ「はい!」

リズとハナちゃんが、フレンド登録してリズに見送られながらお店を出た。

私「ほかに買うものある?」

ハ「ううん!大丈夫、もうないよ!」

私「じゃあ宿に戻ろうか!明日もフィールドに出るから休まないとだしね!」

ハ「うん!」

そうして私とハナちゃんは宿に戻った。




読んでくださりありがとうございます‼️
マジで次回どうなるか分かりませんw
明日出せるかもしれませんし、もしかしたら九月になる可能性も…w
ごめんなさいm(._.)m
それでも引き続き読んでいただけたら嬉しいです‼️
それでは、また次回お会いしましょう‼️


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〜アスナとハナのシチュー〜

こんにちは‼️
零華〜幻〜です‼️
大幅に遅れての公開となりましたw
すみませんw
なにかアドバイスや、小説の感想(出来れば応援していただけるとありがたいですw)を下されば、頑張れるので、よろしくお願いします‼️
では、本編第4話スタートです‼️


〜キリトside〜

 

俺「お疲れ!」

ネ「お疲れ〜」

俺はストレージから今日手に入れたレア食材を出し、オブジェクト化した。

ネ「そ、それは…!!」

俺「今日、フィールドで手に入れたやつだ。なんでも、S級食材だそうだ。」

ネ「ああ…知ってる…ラグーラビットの肉だろ?」

俺「そうだ。これを運が良いことに2つもドロップしたんだ。だが、俺はそこまで料理スキルを上げていないからマトモなものは作れない。」

ネ「そうしたら…あれしかないな…」

俺とネルは顔を見合わせ頷いた。

 

コンコンッ

ア「どうぞ〜」

ガチャ

俺「アスナ、ハナ、2人は料理スキルどのくらい上げてるんだ?」

アスナとハナは自慢げにこちらをみた。

ハ「実は…」

ア「この間、ハナちゃんと一緒にコンプリートしたわ!」

俺は驚いた。

…いつの間にそこまでスキルを上げたんだ。

俺「じゃあ2人に頼みがある。」

俺はラグーラビットの肉をオブジェクト化した。

ア「こ、これって!!」

ハ「ラグーラビットの…!!」

俺「そうだ。これを調理して欲しいんだが…」

ハ「いいですよ!その代わり…」

俺「ああ。一口ずつ食べさせてやるよ。」

その時、アスナが俺をキッと睨んだ。

俺「わ、わかったよ…半分ずつ食べさせてやるから…」

アスナとハナは同時にやったぁ!と言った。

はぁ…食べ物のことになるとやっぱりこうなるんだな…

俺「じゃあ、ネルと一緒に部屋で待ってるから、出来たら呼んでくれ。」

ア「わかったわ!」

ハ「任せてください!」

と言ってアスナとハナは調理を始めた。

それを確認した俺は部屋を後にした。

 

〜ネルside〜

 

キリトがラグーラビットの肉の調理を頼みに行っている間、俺は自分のストレージの整理をしていた。

初期の方で手に入れた物でそれほど価値の無いものは捨てていた。

ガチャッ

キリトが帰ってきた。

キ「お待たせ。」

俺「おう。で、どうだったんだ?」

キ「アスナとハナにも分けるという条件で料理してくれるってよ。」

条件付きではあるが、無事にシェフを見つけられたようだ。

俺「そうか。まあ、あの量はとても2人じゃ食べきれないしなw良いんじゃねぇのw」

キ「そうだなwじゃあ料理が出来上がるまで…俺は…ひと眠り…zzz」

相当疲れていたのか、ただの寝坊助なのか…分からないが、とりあえず寝かせてやることにした。

 

 

〜キリトside〜

 

ア「…ト…リトく…キリトくん!」

俺「うわぁぁ!!ア…アスナか…」

ア「アスナかじゃないよ!全く…何回呼んでも起きないんだもん…早くしないとせっかく作った料理が冷めちゃうよ!」

俺「悪い…ネルとハナは?」

ア「もう私たちの部屋で待ってます!」

俺「そ、そうか…」

俺はなんとなく気まずくなった。

ガチャッ

ハ「遅いですよ!」

ネ「いつまで寝てるんだよwもう真夜中じゃねぇかw」

俺「悪い…」

ア「本当にね〜wせっかく頑張ってシチュー作ったのにw」

俺が座ったところで、食事が始まった。

その時の肉のうまさといったら…言うまでもない。すぐに完食してしまった。

ア「美味しかったね〜」

ハ「うん!saoに来てから食べたものの中で1番美味しかったよ〜」

ネ「この料理…また食べる機会があればいいな…」

俺「その頃にはもう、クリアされてるよwあ〜あ…現実では食べられないもんな…」

ア「そしたら、また私達が再現してあげるよ!」

ネ「本当か⁉︎」

ハ「料理はもともと好きだし、こんなに美味しいものが現実で再現できたら私もいいと思うので、やってみる価値はありますよ!」

俺「じゃあ、決まりだな!現実世界に帰ったらちゃんと作ってくれよ!」

ア・ハ「うん!」

ア・ハ(キリトくん(ネルくん)のために…)




読んでくださり、ありがとうございます‼️
ストーリー考えることで精一杯で、ゆっくりハーメルンの小説が読めませんw
でも、お気に入りの作品は見つかったんで良かったかなと思います‼️

これからも頑張りますので、応援よろしくお願いします‼️


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番外編 〜この世界の始まり〜

こんにちは‼️
零華〜幻〜です‼️
私の小説がやっと300アクセス突破しました‼️
ありがとうございます‼️
それを記念して、番外編を書きました‼️
初めてこの作品を読む人はプロローグからどうぞ‼️

では番外編、スタートです‼️


ドロップしたアイテムを確認しようとアイテム欄を見ていると1つの写真を見つけた。

私「あ…これ…」

ア「それは何〜?」

私「初めてsaoに入った時にカエデと撮った写真…」

私はsaoの世界に来たばかりの頃を振り返った…

 

私「…もしもし?もみじ?そろそろ時間だよ〜」

もみじはあくびをしながら、はいよ〜

と答えた。

も「にしても…目の前が二次元の世界になるだけのVRゲームならやったことあるけど、意識と感覚まで二次元の世界に行くゲームをプレイするのは初めてだよw」

私「そうだね〜

…あ!もう時間だ!そろそろプレイを始めよ!じゃあまた、ゲームの中でね!」

も「うん!

…ちょっと待って!咲良は、ゲームの中でどんな名前にするの?」

私「ハナだよ!

さくらは花だからねwそういうもみじは?」

も「私はね…カエデ!ほら、もみじの葉っぱとかえでの葉っぱって似てるじゃん?w」

私「確かにねw…じゃあそろそろ行こうか!また後でね!」

も「うん!」

 

私・も「…リンク・スタート!!」

 

…無事にsaoの世界に入れた。

まずはもみじ…カエデを探さなくちゃ…

私「カエデ〜…カエデ〜?」

カ「ハナ〜!お待たせ〜!いや〜武器に迷った迷ったw」

私「何にしたの?」

カ「結局片手剣にしたんだ〜なんかかっこいいしw」

私「私はね…レイピアにしたよ〜素早く攻撃できる方がいいかと思って〜w」

カ「そっか!

まあ、プレイヤーを設定したし、今日はとりあえずログアウトしようか!」

私「そうだね!」

カ「じゃあ、お先に…って…ログアウトボタンが…無い…?」

私「え?そんなことあるわけ…

…確かに無い…ね…。」

その後、強制転移で広場に来た。広場では、無数のプレイヤーが騒いでいた。

その時、ローブを着た怪しげな人物が出てきた。

?「ようこそ諸君。saoの世界へ。君たちはログアウトボタンが無いことに気がついただろうか。たった今から、この世界はデスゲームと化す。クリアしなければこの世界からは出られない。そして… この世界での死は現実の自分の死でもあることをわすれるな君たちのアイテム欄に1つプレゼントを入れさせてもらった。使うかどうかは自分で決めるがいい。…さあ、デスゲームの始まりだ。第100層まで1番最初に登ってくるのは誰だか…楽しみにしてるぞ…」

 

そう言ってローブを着た人物は青いエフェクトと共に消えた。

私「第100層まで…あるの…?」

カ「そんな…いや…いやぁぁぁぁぁぁ!!」

 

そこから、私達の冒険が始まったのだった…



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〜ギルド・血盟騎士団〜

こんにちは‼️零華〜幻〜です‼️
久しぶりの投稿ですw
新学期も始まりましたが…
正直、夏休みモードが抜けませんw
さあ、そんななかで書いたものですが楽しんでくださいw



〜アスナside〜

私達は再びフィールドに出向いた。

いつものようにフィールドでモンスターを狩っていると、1人の男性に声をかけられた。

?「やあ。君たちちょっといいかな?」

私「あ、はい。何でしょうか?」

?「君たち、私のギルドに入らないか?」

私「え…えっと…」

ヒ「あぁ、すまない。私の名はヒースクリフだ。」

私「ヒースクリフさんですね?私はアスナといいます。」

ネ「俺はネルです。」

キ「俺はキリトだ。」

ハ「…」

何だかハナちゃん真面目な顔して黙り込んでる…

私「…ハナちゃん?」

ハ「へ?…あ!ごめんなさい!私の名前はハナです。よ、よろしくお願いします。」

ヒ「あぁ。よろしく。もう一度本題に戻るが…君たち、私のギルドに入らないか?」

私「ギルドかぁ…私、入ろうかな…攻略するには一番の道だと思うし…」

ハ「じゃあ、私も入る!私、アスナと一緒に攻略行きたい!」

ヒ「君たちはどうだい?」

キ「俺は遠慮しとく。」

ネ「キリトが入らないなら俺も入らない。」

ヒ「そうか…分かった。では、アスナ君とハナ君には、本部まで来てもらおうか。」

私・ハ「はい。」

私「入団の手続きが終わったら、2人に連絡するね!」

キ・ネ「おう。」

そうして、私とハナちゃんは一緒にギルドの本部へと向かった。

…そういえば、さっきハナちゃんの様子が変だったけど、どうしたんだろう?

 

 

〜ハナside〜

さっきヒースクリフさんが、ふっと笑みを浮かべていたのがどうも気になって仕方がない。

ア「血盟騎士団かぁ…なんかカッコイイ名前だね!」

私「あ…うん…」

ア「どうしたの?」

しまった…顔に出てしまった…

私「ううん!何でもないよ!」

ア「…そっか!じゃあ、2人に連絡するね!」

私「うん。」

今、キリトくんとネルくんは何をしてるんだろう…

2人で狩り?2人でご飯?それとも…

ア「あれ?今、2人は別々に行動してるみたい…」

やっぱり。

私の3つ目の予想が当たった。

ア「とりあえず2人にも集まってもらおうか!」

私「うん!」

私達ははじまりの街の広場で待ち合わせをした。

ネ「おまたせ。」

ネルくんがキリトくんよりも先に来た。

…なんか装備の雰囲気が変わったなぁ。

これから真面目な話をするのに、不覚にもかっこいいと思ってしまった自分が憎い。

ア「ねぇ、ネルくんとキリトくんはなんで別行動してるの?」

ネ「あぁ…なんか2人だけでモンスターを狩っていると、バランスが悪いことが分かってな…」

私「なるほど…じゃあこれからは2人ともソロプレイヤーとしてやっていくの?」

ネ「そうなるな。まあ、死にはしないから平気だよ。」

私「…絶対だよ?」

急に抱き締めたくなった。それを行動に移してみる。

ネ「約束する。生き残るから。」

そう言って頭を撫でてくれた。

ネルくんの手…暖かいな…

その時、横から聞きなれた男の人の声がした。

キ「お前らはイチャつくためにここに来たのか?w」

ネ「うおぉ!キ、キリト…よ、ようw」

私「キ、キリトくん!あの…その…別にそんなつもりじゃ…」

ネ「とかいって、自分から抱きついて来たくせに?w」

私「うるさい。」

ネ「別に怒らなくてもいいじゃんかw」

私「怒ってないし。さあ、キリトくんも来たことだし、話し合いを始めよ!」




大幅に遅れてすみませんw
新学期で忙しい上にストーリーが思いつきませんでしたw
というわけで、次回もいつになるか分かりませんが、お付き合いくださいw


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〜四人の絆と世界の真相〜

こんにちは‼️零華〜幻〜です‼️
もうすぐsao編が完結し、ALO編に入ります‼️
出来るだけ早く書きますので、応援よろしくお願いします‼️
今回、後書きは省略します。
それではどうぞ‼️


ア「とりあえず…私とハナちゃんはギルドに入ったし、キリトくんとネルくんはこれからソロプレイヤーとして活動するみたいだから、会える機会があまりなくなると思うの。」

私「そこで、私に提案があるんだけど…」

キ「何だ?」

私「私たちは離れていても仲間。だからその証拠にみんなでなにかお揃いの物を買おうよ!」

ネ「いいんじゃない?」

キ「まあ…そうだな。悪くはないな。」

ア「じゃあ決まりね!」

 

 

〜ネルside〜

話し合った結果、俺たちは雑貨屋に来ている。

ア「ハナちゃん!これ可愛くない!?」

ハ「そうだね!あ、こっちなんかカッコイイのあるよ!」

何だか女子だけで盛り上がってる感じだな…

俺「あのさ…wみんなでお揃いのを買うんじゃなかったか?w」

ア・ハ「あ…」

ア「ご、ごめんなさい!」

ハ「き、気を取り直して…」

と言ってハナは4色のピアスを差し出して来た。

ハ「これなんてどうかな?目立つわけじゃ無いし…」

キ「う〜ん…そうだな…」

キリトはその中から赤いピアスを手に取り、アスナの耳に当てる。

キ「これなんかアスナに似合うんじゃないか?」

ア「そ、そうかな?」

キ「うん。似合ってる。」

ア「じゃあ、これにしようよ!」

ハ「うん!」

キ「…」

俺「キリト?どうした?黙り込んで…」

キリトを見ると、耳が赤くなっていた。

あぁ…なるほどな…

キ「ア、アスナ!話があるんだが…このあと時間あるか?」

ア「え?う、うん。大丈夫だけど…?」

キ「よし。じゃあ、俺とアスナはお先に。また後でな。」

俺「おう。」

キリトとアスナが店を出る姿を見送ると、ハナが近づいて来た。

ハ「やっとだねw」

俺「確かになwここまでが長かったな…」

ハ「…ねぇ、私たちも少し出かけようよ。」

俺「あぁ。そうだな。」

その時、俺にはキリトから。ハナにはヒースクリフからメッセージが来た。

キリトからはアスナと付き合うことになったという報告。

そしてヒースクリフからは…

ハ「…ボス部屋が見つかったって!」

俺「マジ!?」

 

 

〜ハナside〜

私たちは団長(ヒースクリフ)率いる血盟騎士団メンバーと共にボス部屋の前に来ていた。

私「私…足手まといにならなければいいけど…」

ネ「大丈夫だよ。きっと。」

キ「あ〜あ…付き合って早々ボス戦かよ…」

ア「へこんでないの!このボス戦が終わればまた出かけられるでしょ?w」

ヒ「このボス戦のために集まってくれたことを全員に感謝する。おかげで100人もの人が集まった。このボス戦に勝利し、クリアにまた一歩近づこう!」

全「おぉ!!」

全員がボス部屋に入り、ボスが出現した。

私「ザ・スカル・リーパー…」

キ・ネ「…いくぞぉぉ!!」

全「おぉぉ!」

キ「アスナ!スイッチ!」

ア「任せて!」

ネ「ハナ!OSS今使えるか!?」

ハ「うん!」

ネ「弱点が見えたら打ってくれ!」

ハ「わかった!」

キリトとアスナのスイッチによって、弱点が見えた。

ネ・キ・ア「今だ!(だよ!)」

私は深呼吸して、OSSを放った。

ハ「とりゃぁぁぁぁぁぁ!!」

 

 

…5時間にも及ぶボス戦は幕を閉じた。

死者は…14名

私「ハァ…ハァ…やっと…倒したね…」

ネ「…」

私「…ネルくん?」

その瞬間。ネルくんは団長に斬りかかる。

ア「何してるの!?」

キ「やめろ!」

しかし…ネルくんの剣は見えない壁に弾かれた。何となく予想はしていたが、まさか本当にそうだとは思わなかった。

私「破壊不能…オブジェクト…」

ネ「ここまで来たらネタばらししてもいいよな?ヒースクリフ…いや、茅場晶彦!!」

ネルくんの発言で周りがざわつき始めた。

茅「ふっ…よく見破ったねネルくん…そうだ。私が茅場晶彦だ。」

ア「団長…なんで…こんなことを…?」

茅「なぜ?それは答えられない質問だな。」

そう言うと茅場晶彦はメニューを操作すると…

ネルくん以外の全員に麻痺をかけられた。

…もちろん私も。

ハ「ネルくん…!本気で戦うの!?」

ネ「うん。大丈夫。絶対に死んだりしないから。」

戦って欲しくない。死んじゃ…やだ…

でも…麻痺状態の私には、見ていることしか出来なかった…



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SAO編最終話〜世界の終わる瞬間〜

こんにちは‼️
やっとSAO編が終わりますw
いまさら気がつきましたが、小説の中で、ハナの口調がいきなり、敬語からタメに変わってることに気がつきましたw
すみませんw
もうめんどくさいので、この際、タメでいきますw
この話の次からはALO編になります‼️
今後ともよろしくお願いします‼️
それではSAO編、最終話をどうぞ‼️


ネルくんの剣と茅場晶彦の剣が交わるたびに赤い火花が散る。

ネルくんが斬りかかると茅場晶彦の盾に防がれ、茅場晶彦が斬りかかるとネルくんの剣に防がれ…

まさに互角の戦い。

ネ「っ…うりゃあぁぁぁ!」

切りかかった直後、鈍い音とともに、ネルくんの剣は弾き飛ばされた。

やだ…このままじゃ…ネルくんが…

私「やめてぇぇぇぇぇ!!」

私の想いが伝わったのか、麻痺が解けた。

私はレイピアを鞘から抜き、茅場の剣の軌道をそらした。

私「絶対に…!ネルくんを…!死なせたりしない!」

相手がよろけた隙を狙い、連撃をした。

最後に一突きお見舞いしようとしたその時。

私の攻撃は盾に防がれ、代わりに…

相手の剣が私の身体に深々と刺さる。

茅「これでお別れだ。ハナくん。」

私「…これで終わると思いました?団長。」

茅「何!?」

私も相手にレイピアを刺し返した。

すると、私の体力が尽きるよりも先に茅場の体力が尽き、消滅した。

私は自分に刺さっている剣を抜き、HPポーションを飲もうとしたが、すでに手遅れだった。

剣に手をかけると同時に…私の体力が尽きた。

体が光に包まれる。

ア「ハナちゃん!!」

キ「ハナ!!」

ネ「なんで…そんな無茶を…」

私は何も言わなかった。理由は…単に恥ずかしかったから。

光が…より一層強く光り出した。

私「…そろそろ消滅する頃みたい。私…ネルくんを守れて良かった。」

ネ「おい…最期みたいな言い方するなよ…」

私「最期だから言ってるの…」

私はそっとネルくんの手を握った。

おそらく…これが最後だから…

私「…さよなら。ネルくん…ううん。凱君…」

そう言って、私は目をつぶった。

…今、苗字じゃなくて、名前の方で呼ばれた気がしたけど…気のせいかな。

 

私は宙に浮いていた。目の前には…崩れ行くアインクラッド。

茅「この世界に、とうとう終わりの日が来たか。」

私「茅場さん…」

茅「ハナくん。何かやり残したことはあるかね?」

私「そう…ですね…ネルくんと現実でも思い出を作りたかったってことぐらいですかね…wあとは…叶わない願いではあるけど…もう一度、カエデと会いたかったです…」

茅「そうか…私はこの計画が人生においての集大成だった…だから思い残すことは何も無い。」

私「…とにかく、ネルくんたちを現実に帰すことはできたから、よかったです。」

茅場晶彦は何も言わずに私に背を向ける。

そして一言。

茅「言い忘れていたが…ゲームクリアおめでとう。ハナくん。」

振り返ると、もうそこには茅場晶彦の姿は無かった。

私「あーあ。これからどうしよ…」

死んだことで、全てを失った。

家族も、友人も、恋人も…

私の目から涙が溢れ出す。

私「あ、あれ…?私…やり残したことは少なくても、思い残すことは意外と…」

でも、今さら後の祭り。

メソメソしていてもしょうがない。

私「なら…私はみんなの守護霊にでもなりますかねw」

すると、鐘の音と共に、私の体が消えていく。

 

みんな…私…みんなのこと、守り続けるからね…

 

 

 

 

 

ピッ…ピッ…ピッ…

一定の間隔で聞こえてくる電子音で目が覚めた。

一瞬、状況を掴めずにいた。

だが、辺りを見回して、やっと分かった。

ここは…病院。

自分でもてっきり死んだものだと思っていたから、少し変な感じだった。

生きていると分かったと同時に、込み上げてくる感情。

私「ネル…く…んに…あい…たい…」

私は、一年以上も動かしてないつたない足で、病室を出た。

 

 

〜SAO編・完〜




あ〜自分的には長かったですw
途中でネタが切れたこともありますw
では、また次回お会いしましょう‼️


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〜姉妹とアルブヘイム〜

こんにちは‼️
零華〜幻〜です‼️
いよいよ、アルブヘイム編に突入します‼️
囚われているのは…
アスナではありません‼️誰かは本編を見てのお楽しみに‼️
では、本編をどうぞ‼️


SAOから解放されて約2ヶ月。

私は妹の直葉と一緒に剣道をして失われた体力を回復させていた。

私「はぁ…はぁ…つ、疲れた…」

直「お姉ちゃん、お疲れ様!お昼出来てるよ〜」

お昼ご飯はスグが作ってくれたみたいで、メニューはオムライスだった。

私「私がいない間に、料理上手になったね!」

直「そ、そう?w」

スグは少し照れていた。

その後すぐに、ネルくんの話になった。

直「あのさ…その…ネルさんってどんな人なの?」

私「ネルくんはね…いつも仲間のことを気遣っていて、優しくて…」

直「…お姉ちゃん?どうしたの…?」

私の目には涙が溜まっていた。

私は我慢できずに泣いてしまった。

私「うっ…ううっ…ごめんね…スグ…」

直「お姉ちゃん…泣いたっていいよ?誰にだって…泣きたい時くらいあるんだから…」

あぁ…やっぱりスグは優しいね…こうやって、私をなぐさめてくれる…

 

SAOから解放されたあの日…

同じ病院にネルくんの名前が書かれた病室があった。

病室に入るとネルくんがいた。でも…

ネルくんは、頭にナーヴギアを被り、ベッドに横たわり、眠っていた。

ナーヴギアには…生存を表す緑の信号。

最初はタイムラグのようなものだと思っていた。しかし、1日経っても、私が退院しても、目が覚めない。

2ヶ月経った今でも、目を覚まさないのだ。

なぜ、目を覚まさないのかが分からない私は心配で仕方がなく、感極まって泣いてしまった。

1時間ほど経って、やっと落ち着いた。

泣いている間ずっと、スグが私のことを抱きしめて居てくれた。優しい妹の暖かさで、何とか落ち着くことができた。

直「また何かあったら言ってね?」

私「うん…ありがとう。」

直「じゃあ、私やることあるから部屋に戻るね。」

私「うん。」

そういうと、スグは自室へと戻った。

 

 

〜直葉side〜

バタンッ

私は部屋に戻ると、布団に突っ伏した。

お姉ちゃん…好きな人…出来たんだ…

私「私にも…好きな人出来るかな?」

少しの間考えていたけど、なんだか考えても無駄なように思えてきた。

私は頭上にある輪っかの形をしたフルダイブVRの機械・アミュスフィアを手に取り頭に付ける。そして…

私「リンク・スタート!」

 

…ここは妖精の世界。

だから、プレイヤーには羽が生えている。

妖精にも、いろんな種族がいて、私は緑が基調のシルフ族になっている。

現実では、綺麗に揃えた肩にに付かないくらいの長さの黒髪も、この世界では後ろで束ねた長い黄色。

プレイヤーネームはリーファ。シルフ族の魔法剣士ってとこかな。

だから武器は片手剣。魔法もある程度覚えている。

私はこの世界に入ってすぐに、この世界を好きになった。

お姉ちゃんを閉じ込めた世界と同じような世界だから、好きになれないかもって思ったけど、そんな事はなかった。



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〜黒と青〜

遅れました〜‼️
あけおめです‼️

おまたせいたしましたw
やっと更新出来ますw
それではALO編第2話をどうぞ‼️


お姉ちゃんが魅せられた世界に

…私も魅せられた。

私「やっほ〜い!」

私の前方不注意だった。

私「…へ?あ!ちょ…と、と、止まって〜!!」

私がスピードを出して飛んでいると1人のプレイヤーとぶつかった。

?「うぐぉ!」

私「うぎゃ!」

私「うわぁぁぁぁ!」

?「うおぁぁぁぁ!」

そのまま2人とも落ちた。

私「痛っ…」

?「いたたた…」

相手は、まだ初期装備のスプリガンの男性。

しばらくしてもう1人、緩やかに飛んで来た。

?「もうっ!キリトくんったら…そんなにスピード出して飛んだらぶつかるよって言ったでしょ?」

その人は同じく初期装備だけど、ウンディーネの女性だった。

スプリガンの男性を、キリトくんって呼んでたなぁ…

私「ご、ごめんなさい!私もスピード出してたんで…」

?「いえいえwこのスプリガンが悪いんで…w」

?「ちょっ…アスナ…」

ア「あ、自己紹介が遅れましたが…私はアスナと言います。」

キ「俺はキリト。よろしく。」

急に自己紹介されて、キョトンとしてしまったがすぐに私も自己紹介をした。

私「私はリーファです!よろしくお願いします!…えっと、キリトさんとアスナさんですね?」

キ「さん付けはやめてくれ…せめて『くん』…出来れば呼び捨てで。」

ア「私はなんでもいいよ♪…あ、でも変なあだ名はやめてね?w」

私「わかりました!キリトくん、アスナさん!」

キ「あ、そうだ。少し聞きたいことがあるんだけど。『ハナ』っていうプレイヤーを見なかったか?」

ア「それ以前に…キリトくん、本当にハナちゃんに連絡したの?w」

キ「連絡したはずだけど…一応確認して来る。体の方頼む。」

ア「うん。分かった。」

そういってキリトくんは一度ログアウトした。

30分後

戻ってきたキリトは苦笑いを浮かべていた。

キ「送り忘れてて、未送信ボックスに入ってた…w」

ア「もう。だからハナちゃん来ないんだよ〜?」

キ「ご、ごめんなさい…」

ア「次、大切なこと忘れたら、現実でハー○ンダッツ、キリトくんのおごりね♪」

キ「う…わ、分かった…約束するよ…」

ア「やった〜♪」

そんな様子を私は微笑ましく思いながら見ていた。

いつか、私にもこんな風に一緒にじゃれ合う相手が出来るのだろうか。

だとしたら、誰なのだろうか。

それともまだ出会っていない誰かなのか。

私はそんな事を胸の奥にしまいこんで、キリトくんとアスナさんのやりとりを見ていた。

…この時、私はまだ二人の探している『ハナ』という人物が、自分の姉だという事を知る由もなかった。




久々に書きましたw
ネタはたくさんあります。
ただ、投稿出来てないだけですw
リアルが忙しくて…w
まあ、これからは投稿をこまめに出来るようにぼちぼち頑張りますw
読んでくださり、ありがとうございます‼️


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〜もう一度、あの世界へ〜

こんにちは‼️
いよいよ、ハナが動きます。
どう動くかって?それは本編を見てのお楽しみ‼️
それではどうぞ‼️


〜咲良side〜

私がスマホでゲームをしていたら、キリトくんから写真と共にメッセージが一件届いた。

メッセージの内容。それは…

『このメッセージと写真を見たら今すぐにアルブヘイム・オンラインにログインしてくれ!ゲームソフトはポストに入れてある。待ってるからな!』

何がなんだか分からぬまま、私は写真を見た。

私「え…?なんで…そんな…カエデ…?ネルくんも…」

写真には死んだはずのカエデと、ネルくんが写っていた。

それぞれ色の違う大きな鳥かごのような物の中に囚われている。いてもたってもいられなくなった私はすぐにログインすることを決めた。

ログインする本体はナーヴギアでいい。問題はゲームだ。

私「確か…ポストに…あ、あった!」

私はすぐにナーヴギアにゲームをセットする。

そして、ニュースを見ていたテレビを消し、ベットに横たわる。

私達をSAOに閉じ込めたナーヴギア。

もう二度と被ることは無いと思っていたもの。

でも、カエデとネルくんを助けるためにもう一度…

私「リンク・スタート!!」

 

初めてプレイするゲームなので、設定をし直さなければならない。

名前は、今更変えるのも面倒だから『ハナ』。

次に妖精の種族を…妖精?種族?

私「自分が妖精になるの…?」

箱の裏をしっかり見ずに飛び込んだため、全然知らなかった。

ちゃんと見ておくべきだったと改めて思う。

私「う〜ん…どれがいいかな…」

ピンと来るものがなかなか無い。

ウンディーネ?…確かに水色は好きだけど、そんなキャラでは無い。

じゃあ、スプリガンか?いや…真っ黒すぎは嫌だな…w

なら、ケットシーはどうかな?

…猫耳はマジで勘弁w恥ずかしいからw

私「あ…」

私は一つの種族が目に入った。

紫が基調の種族・インプ。

元々、紫はそこそこ好きではあったが、それ以前に私の雰囲気や、性格に合っている。

私「うん!これに決めた!」

私はプレイヤーネーム、性別、種族の種類を確認し決定ボタンを押した。

『welcome to ALfheim Online』

 

 

 

飛ばされたのはインプ領。

まずは初期不良などがないかを確認するべく、メニューを開く。

私「え…?ステータスが…」

見ると、ステータスから、スキルまで全てがSAOをプレイしていた頃の数値だった。

私「ちょっと待ってよ…まさか…」

私はそっと頭に触れ、安堵の息を吐く。

SAO時代は、黒髪のセミロングだった私の髪。

ALOでは、紫色のショートである。

SAO内で、ヒースクリフを倒した事で、一気に有名人になってしまった私。

あの時の容姿だと、いつ何処から野次馬が来るか分からない。

安心した私は背中の違和感に気づいた。

背中には、黒く透き通った羽が生えている。

背中に全神経集中させるようにすると、すぐに飛べた。

私「よし。まずはキリトくんとアスナと合流しなきゃ!」

私は羽を動かし、先を急いだ。




更新とてつもなく遅れてしまいすみませんm(_ _)m
学生なんで、忙しいのです…
ご理解いただけたら嬉しいですw
では、また次回お会いしましょう‼️


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〜カエデの仇〜

こんにちは‼️
いや〜だいぶ暖かくなってきましたが…
小説の方はこれからヒートアップして行きますよ〜‼️
応援よろしくお願いします‼️←ちゃっかり宣伝するな‼️w

…というわけで、本編どうぞ‼️


〜キリトside〜

俺とアスナは、ハナとの待ち合わせの場所であるカフェテラスにいた。

俺「ハナ、姿かなり変わってたらどうするか…多分、俺だと判別がつかないと思うぞ?」

ア「大丈夫でしょ?w名前だって見れるんだしw」

俺「変わってないことを祈るよw…でも、アスナはあれから変わらないよな…相変わらず綺麗だ…」

ア「もう…褒めたってなんも出ないよ?w」

アスナの笑う姿に、俺は胸が締め付けられる。

いつだっけな…アスナにこんなにも惚れたのは。

俺「アスナ…」

俺は思わず顔を近づける。

ア「キ、キリトくん…こんな所で…」

アスナが言葉では抵抗しつつも体が抵抗しない。

そんな状況下で、計らってかと思うようなジャストタイミングで、インプ族の女性が降ってきた。

?「き、きゃぁぁぁぁ!そ、そこ!どいてぇぇぇぇ!」

俺「ん?なんだ…って、うあぁぁぁぁぁ!?」

俺の顔面めがけて落ちてきたそれは、見事に俺に衝突した。

俺「いたた…ん?」

俺は手の中にある、柔らかく、かつ弾力のあるものを感じた。

確かめるべく撫でてみると、落下してきた女性は悲鳴をあげ俺に往復ビンタを食らわせる。

やっとの事で起き上がる俺は、女性を挟んで向かい側に居るアスナの目を見た。

その目は…殺気に似た(というか、完全に殺気だな…)オーラを纏っていた。

ア「キ〜リ〜ト〜く〜ん?」

俺「ご…誤解だって!じ…事故だよ!不可抗力!」

アスナは殺気を纏い、インプの女性はレイピアを構える。

…とそこでアスナは驚く顔を見せた。

ア「このレイピアの構え方…ハナちゃん…?」

俺「…は?」

アスナのその言葉で、インプの女性のレイピアの構え方をよく見る。

このレイピアの構え方は、今まで見てきたレイピアを扱うプレイヤーの中でハナしか使っていなかった。…と言うことは

俺「…ハナなのか?」

?「キリト…くん?アス…ナ?」

ア「やっぱり…!」

俺は無事に再会できたことに胸を撫で下ろし、喜びを顔に表す。

その直後、俺の胸ポケットから小さく、愛らしい妖精が出て来た。

?「パパ!ママ!大変です!」

俺「ユイ、ハナが来るときは出て来るなと言ったろ?」

ユ「ごめんなさい。でも、大変なんです!」

ア「どうしたの?」

ユ「南東方面からサラマンダーの軍隊がやって来ます!」

俺「な…!」

ア「そんな…こんな時に?」

ハ「2人とも、険しい顔をしてどうしたの?」

ア「実は…」

そこで一度アスナは言葉に出すのをためらった。

きっと、SAO時代のアレがあるからだろう。

俺「アスナ、俺からハナに話すよ。」

ア「うん…」

ハ「本当にどうしたの…?」

俺「実はそのサラマンダーの軍隊は…元SAOプレイヤー…ラフィンコフィンのメンバー達なんだ。」

ハ「!?」

ハナは驚くと同時に怒りに燃えていた。

それもそのはず。ラフィンコフィンは…

カエデを一度殺した存在。そして、殺されなければ閉じ込められることもなかった。

俺「ハナ。怒りを抑えきれないのは分かるが、一度落ち着いて…」

ハ「…す。」

ア「え…?」

ハ「殺す!なんとしても、ラフィンコフィンのメンバーを…全滅させてやる!」

俺「ちょ…お、落ち着け…っておい!」

ハナはユイの言った南東方面へ向かった。



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〜青い瞳〜

こんにちは‼️
最近、だいぶゲームをやりすぎて寝不足ですw
超眠いですw学校でも爆睡ですw
でも、小説は頑張って書きますw


〜ハナside〜

殺す。殺してやる。

絶対に、許さない。

大切な親友をこんな目に合わせたからには、殺さないと気が済まない。

私「…」

サラ「うぐぉ!」

私「…」.

サラ「ぐわぁ!」

私は真顔で相手に剣を振り、倒していく。

キ「ハナ!どうしたんだ!」

私「…」

ア「ハナちゃん!」

私「…」

私は、無意識のうちに沢山の人を殺めていく…

 

〜ネルside〜

沢山のモニターに映る映像を俺はただひたすらに眺めていた。

頭の中には…ハナの事しかない。

SAOの終わった日。あの日ハナは自らを犠牲にし、プレイヤーたちをあのデスゲームから解放した。

俺にとって、一番大切だったハナ。自分より、家族より、何よりも大切だったハナ。

そんなハナを失い、俺は一人で絶望していた。

こんな俺を好きになってくれて…好きでいてくれて…

そんな人を失った俺は、これ以上の絶望感はなかった。

?「やあ。そんなに暗い顔をしてどうしたんだい?w」

俺「…お前に話すような事はない。」

?「そんな冷たくするなよぉwそれとも…俺に逆らうのかぁ?w逆らったら…どうなるんだっけなぁ?」

俺「…友達もろとも皆殺し。」

?「分かってるみたいだな。じゃあ言ってみろ。『冷たく、失礼な態度をとってしまい申し訳ありませんでした。オベイロン様』となぁ!」

俺「…冷たく、失礼な態度をとってしまい申し訳ありませんでした。オベイロン様…」

オ「いいだろう!」

俺「…」

オベイロンは俺の心を壊し、その壊れた心の中身を研究しようとしている。

…既に俺の心は壊れている。

だから、今までの行為はまるで無駄な行為なのだ。

別に殺すなら殺してくれたって良いし…

今の俺には生きる理由なんてない。

オ「そうだ。一つお前に仕事をくれてやろう。」

俺の目の前に、複数のモニターが現れる。

オ「そのモニターでプレイヤー達の様子を観察しろ。」

俺「はい…」

オ「じゃあ、4時間後にまた来る。その時に報告しろ。」

俺「はい…」

ガシャンッ

オベイロンが出て行ってから、言われた通りに観察を始めた。

笑いながら攻略していく者。

レベリングに苦労する者。

喧嘩する者。

幸せそうな者…

色んな人がいた。

俺「こんなものをみていて、何になるんだ…っ!?」

俺は一つのモニターに釘付けになった。

キリトとアスナが写っている。

そして。その横にいる別の女性。

俺は姿が違くとも、誰なのかがすぐに分かった。

涙が出てきた。生きる希望を見つけた。

俺「ハナ…ハナだ…!」

自然と笑顔になり、無意識に涙が溢れて来る。

俺「生きてる…!生きてたんだ…!」

その直後。ハナは鋭い目つきで空へと飛び立つ…

そして、沢山の人を斬っていく。

俺「ハナ…?どうしたんだ…?」

ハナの目は…青。怒りに溢れている証拠だ。

俺「ハナ…落ち着け…辞めるんだ…」

そんな声が届くはずもなく、ハナは斬り続ける。

俺はつい叫んでしまう。

俺「ハナ!やめろぉぉぉ!」

 

〜ハナside〜

一体何人の体力を飛ばしただろうか。覚えていない。

でも…足りない。

すぐそこにいたもう1人のサラマンダーに襲いかかろうとしたその時。

…心に直接叫びが聞こえた。

『ハナ!やめろぉぉぉ!』

とても聞き覚えのある声。私の…

正気に戻った。手が震えた。

我に返り、自分のしたことに対して恐怖がこみ上げる。

サラ「お…お前…よくも…!」

サラマンダーが復讐の眼差しでこちらを睨み、剣を抜く。

私「…っ!」

キ「ハナ!」

ア「ハナちゃん!」

キリトとアスナがこちらに来る。

しかし…

サラマンダーは魔法でキリトとアスナを弾き返す。

もうだめだ…

ユ「ハナさん!今助けますからね!」

ユイ…ちゃん…?

目の前に飛び込んできた小さな妖精が突如、少女の姿へと変わる。

サラ「な、なんだ!?」

ユ「ハナさんに…手出しはさせません!」

ここからユイによる快進撃が始まった…




かなり更新遅れましたw
そろそろテストですw
頑張りますw


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〜守るべきもの〜

こんにちは!
零華〜幻〜です!
はい…
…眠い!とにかく眠いですwww
最近、ストレスであまりねれてないんですよ…w
まあ、だからって小説はやめませんけどねw
…というわけで本編どうぞ!


〜ハナside〜

ユ「ハナさんには、手出しはさせません!」

ユイの手に炎が渦巻き始める。

私「!?」

すると…

炎の中から大剣が現れた。

ユイが片手で軽々と一振りすると、サラマンダーは跡形もなく消滅した。

ユ「ふう…」

ユイは一息つくと、再び妖精に戻りキリトの胸ポケットに滑り込んだ。

キ「ユイ。あんな危ないことしちゃダメだろ!…ってユイ…」

ユ「スヤァ…」

ア「寝てるわ…」

私「ま、まあ寝る子は育つっていうし…w」

キ「元々の原因はアンタだろ…」

私「あはは…w」

そう言っていると、草の中から音がした。

私「まだ元ラフコフが!?」

再び剣に手をかけた…その時

?「ま…待ってください!僕は敵じゃありません!」

私「…へ?」

飛び込んで来たのはケットシー特有の耳を持つ、グレーよりも少し薄い髪色の少年。

見た目としては私と同い年か、はたまた年下か…

しかし、その顔付きには見覚えのあるような気がした。

(でも、ALOに来てから関わったのはアスナとキリトくんだけだからな…)

すぐに勘違いだと、頭からその考えを消す。

改めて話を聞くことにした。

私「あの…さ、君はだれ…かな?」

ヒ「あ…も、申し遅れました!僕、現実世界でのカエデの彼氏、ヒロです!本名が広翔なので、そこから取りました!」

私は、首を傾げた。

広翔君…

聞き覚えのある名前。

ヒ「あの…貴方方がお話ししていたカエデって…SAOプレイヤーのカエデですか…?」

私「はい。そうですが…?」

ヒ「じゃあ!カエデのお知り合いの方なんですね!」

私「…あぁぁ!!」

その場にいた3人は私の悲鳴を聞いて、ビクッとした。

ヒ「ど、どうしたんですか…?」

私「広翔くん!私!咲良だよ!」

ヒ「咲良…!?」

私「うん!…よかった!広翔くんに会えて…!」

キ「ス…ストーップ!」

私「へ?」

キ「何が何だかよくわからないから!」

ア「私もよくわからないよ!?」

私「あ〜wごめんごめんw」

キ・ア「まったく…」

こう言った言葉は、ピッタリ息が合っている。

流石はキリアス夫婦だw

私はそんな息がぴったりのキリアス夫婦に説明していく。

私「えっとね、広翔くん…じゃなくて、ヒロはカエデの現実世界の彼氏なの。」

キ・ア「えぇ!?」

またもや息がピッタリだ。

私「で、ヒロは私の友達でもあるってこと。」

キ「なるほどな…」

ヒ「僕、カエデを助けたいんです。だから、僕も一緒に世界樹まで連れて行ってください。なんだって協力しますから!!」

ア「そこまで言われなくても、一緒に連れて行ってあげるよ?w」

ヒ「あ…すみません…wカエデの事になるとつい…w」

ア「ふふっwでもヒロくんの気持ちはわかるかな〜。だって私だって、キリトくんが危険な目に合ってたら、絶対に飛んでいくもん。」

キ「な、なんか言われると恥ずかしいな…wでも、俺も同じ気持ちだよ。アスナ。」

ア「キリトくん…」

キ「アスn「はーいそこまで!」」

私「いいですね〜?あなたたちはいつでもイチャイチャ出来るんだからね〜?うんうん、別に悪い事じゃないよ?悪いことじゃないんだけどさ〜?恋人が囚われてる、私たちの身にもなってくれないかな〜?www」

キ・ア・ヒ「…………………」

3人は硬直する。

なぜヒロまで硬直してるのかはわからないが。

私「ヒロ?ヒーローくーんー?」

ヒ「(*゚ロ゚)ハッ!!」

私「き、急に固まってどうしたの?しかもなんか顔文字だし」

ヒ「こ…怖かった…ハナが…怖かった…」

私「え?あ、ごめんw」

キリアス夫婦は2人仲良く固まったままだ。

その手はしっかり握られている。

私「……」

ヒ「……」

私「ヒロ。絶対に、絶っ対に、カエデ…ううん。『もみじ』を助けようね。」

ヒ「うん。もちろん。」

私「それでもって、私は…ネルくんを助ける。」

ヒ「ネルさんって…誰?」

私「私の現実世界での部活の先輩であり…私の彼氏でもある人。」

ヒ「んん!?」

ヒ「ハナ、SAOに入る前は彼氏いなかったじゃん!急になんで!?何が起きた!?」

私「答えは簡単でしょ?ネルくんもSAOやってたの。」

ヒ「ふーん…」

私「私はネルくんが誰よりも大事…だからこそ、助けてこれからも守っていきたい。」

ヒ「うん。俺もカエデを守る。」

2人は改めて目的を確認し、互いに頷く。

お互いの大切な人を、助けるために…

自分の守るべき人を守るために、2人は戦うと誓った。



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〜私の心〜

暑くなって来ましたね〜w
私は冷えるとお腹痛くなるので、助かるんですけどねw
ではでは!本編をどうぞ!!!


〜カエデside〜

カ「ん…」

長いこと眠ってた気がする。

身体が重くてうまく持ち上がらない。

カ「えっと…ここは…?どこだろ…」

周りには鳥籠の柵のようなものが丸く円を描くように並んでいて、私の服はなぜか薄っぺらい布切れのような服装で、露出度もそこそこ高い。

カ「なんでこんなところに…?」

確か、SAOの中でハナをたすけるためにラフィンコフィンと戦って、死んで…

…だめだ。そのあとが思い出せない。

ふと、私は背中に違和感を感じる。

カ「…え?…えぇ?」

羽が生えてる…?

薄いピンク色の透き通った…羽が…?

カ「ど…どうして…?」

?「やっと目が覚めたか。我が愛しのティターニア…」

カ「…あんただれよ。私はティターニアじゃない。カエデよ。」

?「そんなはずはない…君は妖精王である僕の妃…ティターニアだ。」

なんだか聞き覚えのある声だった。

その時、ふっと何かが頭をよぎって、声の正体を記憶の中から探し当てた。

カ「あなた…!?須郷伸之ね…!?」

須「確かに現実ではその名前だ!…だが、この世界の中では違う。」

カ「…?」

オ「この世界では須郷伸之ではなく、妖精王・オベイロンだ!!」

カ「オベイロン…」

どこかで聞き覚えのある名前。おそらく、神話か何かの類いだろう。

神話などの類いには元々興味があったため、よく知っている。

そう。その妖精王オベイロンの忠実な妃が、ティターニアだった。

カ「私はティターニアみたいに忠実になんてならない。特に…あんたみたいな横暴な男にはね…!」

オ「いや…?君はいずれ私を求めるようになる。私を夫だと慕い、愛情を持つようになるだろう。身も心も私を求める時がくる。それまで…手取り足取り共にいよう…ティターニア…」

カ「い…いやぁ!助けて!広翔!咲良…ハナァ!!」

オ「ハナか…あの子はもう助けに来ないよ。きっとナーヴギアを被る勇気などもうないだろう。…残念だなティターニア。どうやら、私の妻となり一生暮らす運命のようだ…!」

カ「そうとも限らないわ…!あの子は…ハナは!友達を見捨てたりしない!絶対に助けに行くもの…自分の命をかけてでも!あの子の気持ちを決めつけないで!」

オ「果たしてそうかな…?あ、そうだ…!今度君の体がある病院で僕と君の結婚式を挙げるんだ…!広翔くんとハナくんも呼んでやろう…きっと君の綺麗なウェディングドレス姿を見て感心と絶望をするだろう。」

カ「私はあんたと婚約した覚えなんてない!!!そもそも何故結婚を望んでるのよ…!」

オ「君のお父さんの立場をとるため…次期社長になるためさ。」

カ「そんな…!」

オ「そして、君とおしどり夫婦と評判を良くして…社長としてのあるべき姿でいて…完璧な生活を築くのさ!」

カ「あんたとはそんな家庭は築きたくないわ。」

オ「フン。すぐにその気になるさ。」

そういうとオベイロンは去って行った。私は再びベッドに横たわり突っぷす。

…きっと、助けに来てくれる。

親友が迎えに来てくれることを信じてまた眠りに落ちた。



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〜夢と現実、それと目的〜

こんにちは!
零華です!
やっと、思いつきました!
今回から、頑張って一話一話を長めにしますw
頑張ります。ハイwww
では、本編どうぞ!


…ここは?

何処だろう…

…あ。アインクラッド…

ネルくんが横にいる。私の家に泊まりに来てるんだった。

…ネルくんの寝顔可愛いなw …ちょっとイタズラをw

ツンツン

モゾモゾしてるwやっぱり可愛いw

でも、前線にいる間のネルくんはかっこいいんだよね…w

 

…ん?前線?

え?だって…そうだ。ヒースクリフを倒したんだ。

茅場晶彦に勝った。なのになんで…?

 

…!!

暗い…!何も…見えない…

あ、あの後ろ姿…ネルくん。

こっちむいて!!

手を…握って…?

 

『君を迎えに来たよ…?ネルくん…』

この声、聞いたことある…

『さあ、おいで。私の所へ。ハナの事は忘れよう…』

あれは須郷…オベイロン…!!!

 

『…はい。』

え…?ネルくん…?

『…』

ネルくんがこっち見てる…!

お願い!目を覚まして…!私のところに来て!

『…さよなら。ハナ。』

 

いやだ…やだよ…

須郷…連れてかないでよ…!私の…私のネルくんを…!

あぁ…行かないで…!

いやだ…!いや…!

 

 

 

 

 

 

 

 

〜咲良side〜

私「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

直「どうしたの!?お姉ちゃん!不審者!?」

私「はぁ…はぁ…夢…?ネルくんは…?」

直「何言ってるのお姉ちゃん?ネルさんはまだ病院で眠ったままだよ?」

私「そう…だよね…」

私は深呼吸する。

ネルくん…大丈夫かな…

私「…スグ、病院行こ。」

直「え!?急にどうしたの!?」

私「嫌な予感する。」

 

 

 

 

 

 

須「こんにちは。現実世界のネルくん。君に会えることを楽しみにしてたよ…」

タタタタ…

須「君はこんなに良い頭なんだ…こんなに実験に使用するにふさわしい脳はない…!」

ガタンッ!

咲「ハァ…ハァ…っネルくんに…!ネルくんに、気安く触るんじゃねぇぇ!!」

須「ふん。そんなこと言ってられるのも今のうちだ。」

須「もうすぐ…ネルくんには実験体になってもらうのさ…!」

咲「お前…!そんなことして、許されると思ってるのか…!!」

須「私だからこそ許されるのだよ…周りからの信頼も厚く、疑いもない。だからこそできるのだよ…今まで、このために信頼だって勝ち取ったて来た…私は早くこの実験を「だからなんだ。」」

咲「この実験で犠牲になる人が多いことはお前も知ってるはずだ。そんなことをしたら、お前の信用は下がる一方。でもなおお前は続けようとする。」

須「だったら何が言いたいんだ?」

咲「お前の真の目的はなんだ。他にあるだろう。」

須「…カエデと結婚し、カエデの父の座をうばう。そしてお前の両親、ネルくんの両親共に支配下に置く…そんな計画の為には、まずカエデの頭からあの小僧…広翔を消し、私に好意を持っている記憶へとすり替える。…どうだ?素晴らしい計画だろう?」

咲「お前は…それを本気で望んでいるのか…?」

須「望んでいる。しかし、計画はこれだけではないのだ。」

咲「…?」

須「研究が成功したのち、君の頭も操り私に好意を持たせる。そして、カエデとハナ。両手に華ってやつだ。あぁ心配しないでおくれ…君たちの恋人は執事として働かせるその為に私の近くに置くから安心したまえ…離れることはない。まあ、好意は私に向けられるから関係ないことではあるがな…!」

咲「なんだよその決め付けは……!!!」

須「何か不都合かね?」

咲「不都合もいいところだ!勝手に脳を改造されて気持ちの良いやつなんてどこにもいないだろ!?」

須「なるほど…その辺は気にしていなかったが、記憶をすり替えられているのだ。関係なかろう。…では、私は失礼するよ」

咲「そんなこと…させねぇからなぁぁぁぁぁ!!!」

 

数分後、私は家に帰った。

あの後、ネルくんの手を握りながら泣いた。

私はネルくんを守れるか、救えるかへの不安と…

もし、救えなかったらと思った時に頭をよぎってしまうネルくんがいない生活への恐怖。

そうなんだよ…

咲「本当は、臆病で、頼りなくて、泣き虫で、弱い…私は…無力な人間なんだよ…!…でもね?ネルくんを助けたいんだ。ネルくんと、また楽しく話したいんだよ…!」

 

…だから、私はネルくんを助けに行く。

この身を削っても…命に代えても。

咲「スグ…私、しばらくゲームに潜る。」

直「…うん。おねぇちゃんなら言い出すと思った。」

咲「…!話…きいてたの…?」

直「ネルさんの部屋の前でね。男の人の声とおねえちゃんの声が聞こえたから…」

咲「そっか…」

直「おねえちゃんがすごく怒ってるのが伝わって来た。今までで1番怒ってる。そう思った。」

咲「…やっぱり、さすが私の妹だね。私の気持ちはすぐにお見通しだね。スグなだけに…」

直「無理だけは…しないでよ?朝と夜はログアウトして、ちゃんとご飯食べること。…わかった?」

咲「うん。わかった。」

直「じゃあ…いってらっしゃい」

咲「…行ってくるね。」

私は2階に続く階段に向かう。

直「……おねえちゃん!!」

咲「…何?」

直「絶対…ネルさんを助けて来てね…!」

咲「…もちろん。絶対に…助ける…!」

 

 

 

 

 

 

 

 

〜リーファside〜

おねえちゃんがゲームに潜って3日。

まだネルさんは助かってない。

おねえちゃんの代わりに、最近は私が花を交換しに病院に行く。その時に須郷に会ったが、これといって会話は交わしてない。…交わしたといえば、私の睨みを効かせた目と…須郷の不気味な笑顔。

それ以外は何もない。

今日は、キリトくん達と一緒にグランドクエストを受ける約束をしている。

リ「キリトくん〜!おまたせ〜!」

キ「お、来た来た。遅いぞ〜リーファ〜」

リ「ごめんごめんwリアルで用事があって…」

ア「それならしょうがないわね。急に予定が入るなんて、私も日常茶飯事だからね。」

リ「あはは…wあ、そういえば…」

ハ「どうしたの?」

リ「ハナさんは…何のためにALOに来たんですか?」

さっき知り合ったハナさん。ある目的があるって言ってた。図々しいかも知れないけど、気になる。

ハ「…この世界に大切な人が囚われてるの。」

リ「大切な…人…」

おねえちゃんみたい…

…ん?え。まさか…

リ「ハ、ハナさんの大切な人って…?」

ハ「…ネルくんって人だよ。」

ガタンッ

その場で崩れてしまった。

だって、そんな…

リ「おねぇ…ちゃん…?」

ハ「スグ…?なの…?なんで…?」

リ「おねえちゃん…の…バカァァァァァァァ!」

私は急いでログアウトした。

ハナさんの…おねえちゃんの話も聞かずに。



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〜姉妹の絆〜

…はいw
スランプの零華ですw.
スランプになるの早えな…w
…前書きもネタ切れ…w
というわけで、本編どうぞw


〜咲良side〜

コンコン…

スグの部屋のドアをノックする。

部屋からはスグの泣き声が聞こえる。

咲「…スグ。入ってもいいかな…?」

直「来ないで!…お願いだから!」

咲「…ごめん。スグに辛い思いをさせたのに、またやってる事に怒ってるんだよね…?」

直「…がう。」

咲「…何?」

直「違うの!…お姉ちゃんは、いつも私を頼ってくれない!妹だから…?それとも…本当の兄弟じゃないから…?」

咲「…っ!なんでそれを…!?」

直「お母さんから聞いた…。私たちはお互い連れ子同士だって。私はお母さんの、お姉ちゃんはお父さんの連れ子だって。でもね…関係なかった…お姉ちゃんはお姉ちゃんだって…私のお姉ちゃんには変わりないんだって…そう思ってた。」

咲「スグ…」

直「だからこそ、力になりたかった。頼って欲しかった…!なのに…前と同じように自分だけで解決しようとする…私の事は頼ってくれない…!」

咲「それは…!スグに傷ついて欲しくないから…!私は…姉である以上、しっかりしなきゃいけないと思ったから…」

直「そんなの関係ない。お姉ちゃんがこれ以上溜め込んで辛くなってる姿見たくないの!」

咲「スグ…」

咲「アルンの北の広場で待ってる。そしてデュエルしよ。剣で語ればきっと…」

私はそう言って、自室に戻りナーヴギアを手に取る。

そして…いつもの合言葉

咲「リンク・スタート!!」

 

 

〜リーファside〜

…あれから30分後。

私はお姉ちゃんの言う通り、広場に来ていた。

しばらく待っていると、1人のプレイヤーが降りてくる。

あの時と同じ姿…ハナさんこと、お姉ちゃんだ。

私「待ってたよ。ハナさん…ううん。お姉ちゃん。」

ハ「待たせてごめんね。それじゃあ…」

私達は同時に剣を抜く。

剣と剣で語り合えば、きっと分かり合える。

きっと…あの世界で生きたお姉ちゃんなら…

…分かってくれる。

ゆっくり深呼吸して、お姉ちゃんに向き直る。

 

 

…ザッ

同時に地面を蹴る。

私達は何度も剣を交える。

剣を交える度に響く金属音。

それはまるで、気持ちを思い思いにぶつけてるかのように

…いや。実際に気持ちを剣に込めてぶつけているんだ。

私は空中にある小さな足場に立つ。

下にいるお姉ちゃんには不利な状況。

だが、お姉ちゃんの顔を見ると、余裕のあるかのような笑みを浮かべていた。

…やっぱりお姉ちゃんには敵わないや。

私は剣を構える。それを見たお姉ちゃんも剣を構える。

…お姉ちゃん。受け取って。私の気持ちを…

私は飛び立ち、降下すると同時に剣を捨てる。

私はお姉ちゃんの剣を受け止めるつもりだった。

…が、目の前には予想もしなかった光景が。

…お姉ちゃんも剣を捨て、私に向かって手を広げる。

私達は、自然と抱き合うようになった。

私「お姉ちゃん…?なんで…」

ハ「スグの剣を受け止めようと思って…」

私「そっか…ふふっw」

お姉ちゃん…私と同じこと考えてたんだねw

私「お姉ちゃん!大好き…!」

ハ「スグ…私もスグのこと大好きだよ!」

ギュッっと抱き合った時のお姉ちゃんの温かさ。

私はきっと忘れることは無い。



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〜クエストの協力者〜

たいっへん遅くなりました!
やっと投稿出来ました!
もはや、前書きで書くことすらネタ切れですw
それでは、本編どうぞ!


〜ハナside〜

集まり直した私たちはグランドクエストの前に、円陣を組んでいた。

キ「今日は俺の友人、ハナのために集まってくれてありがとう!このお礼は、いつか必ず…精神的に…!」

私「必ず、ネルくんとカエデを助けて、無事に現実世界に戻ってきてもらおう!その時に…みんなにお礼をさせて欲しい…!!」

全「「うん!!」」

私は息を大きく吸って、アルン全域に聞こえるくらいの声量で叫んだ。

私「絶対に…2人を助けるよ!!!」

全「「おー!!」」

そして、グランドクエストを開始した。

 

 

 

中はただただ高い壁がある円柱のような部屋で、壁一面に楕円形の鏡のようなものが続いていた。

私達は、いきなり敵が出てこないことに安心し、飛行を始めた。

念の為ゆっくりと上昇して行くが、一向に敵が現れない。

むしろ…敵の気配すらしない。

リ「何これ!全然敵出てこないじゃん!もしかしてさ…一番上まで飛んで、次のフロア行かないと、敵が出てこないとか?」

そんなリーファの言葉を、私達は信じていた。でも、そんなに甘くはなかった。

私達は、この罠に完全にはめられた。

まだ出てこないと油断していたら…

上空数十メートル地点で、壁から大量の敵が召喚された。

それはあっという間に上と下を丸い球体のように私達を囲み、道を塞いだ。

つまり、圧倒的不利な状況に立たされた。

 

『ソトノセカイカラキタオロカモノヨ…スグニココカラタチサレ…!』

私「私達はそんなに簡単に引き下がるような弱い奴じゃない!やるって言うなら…かかってこい!!」

そういうと、一斉に襲いかかってくる。

襲いくる敵を一体一体確実に倒していく。

時には剣で、時には魔法で。

仲間の体力が無くなれば、治癒魔法で回復し、MPが無くなればポーションで回復する。

それを繰り返してる間にも敵がわんさかとでてくる。

リ「これじゃ全くキリがないよ…そうだ!お姉ちゃ…じゃなかった!ハナちゃん!」

私「何!?今ちょっとやばいんだけど!」

リ「みんなのソードスキルを合わせて、ハナちゃんとヒロくんを天井まで飛ばす!だからこっち来て!!」

よく意味が分からなかったがそこはリーファのアイディアに任せ、私はリーファの前に行く。右隣にはヒロもいる。

…ふと思いついた

私「キリトくん!!」

キ「なんだ!?」

私「ユイちゃんを少し貸してほしい!!念の為!!」

キ「なんの為だよ!!」

焦りすぎて口調が強くなるキリトに対して少しイラつきながらも説明する。

私「あの天井から入れたとしても、もしかしたら、中がシステムで制御されてるかもしれない!だから!解除できるのはユイちゃんだけでしょ!?」

キ「了解!ユイ!聞こえたか!?今すぐハナの所へいけ!」

ユ「分かりましたパパ!…ですが、敵の数が多すぎて、このままでは皆さんのソードスキルを一斉に放っても天井までたどり着けません!!」

全員沈黙をしてしまった。

ここまで来たのに…終わり…?

仲間を助けられずに…このまま大人しく引き返すのか…

誰もがそう思っていた。その時。

?「ねぇねぇ!そこのお兄さん達!ボク達もその戦い、一緒にさせてよ!」

とても元気な少女の声が聞こえてきた。

声のする方を見ると、6人ほどのプレイヤーが羽を広げこちらに近づいてくる。

その先頭にいるのはぴょんと立ったアホ毛に赤いバンダナが特徴の紫を基調としたインプの少女だった。

私達の隣まで来るとニッと笑ってみせる。

おそらく、声の主はこの少女だろう。

すると、とても長く水色よりももっと薄い青色の髪の色をしたウンディーネの女性がインプの少女に注意する。

?「ほら!まずは自己紹介ですよ?まだ名前さえも名乗ってませんよ?」

?「…あ!そうだった!すっかり忘れてたよ〜w」

インプの少女を除く5人が一斉にその場でズコッとコケるような仕草をした。

…この人達はいきがぴったり過ぎるようだ。

改めてインプの少女がこちらに向き直して自己紹介を始める。

?「改めて、はじめまして!ボクはこのギルド、スリーピング・ナイツのリーダー。ユウキです!」



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〜想い、強く、高く〜

お久しぶりです!
零華〜幻〜です!
やっとですwww
やっと上げられますwww
ネタ切れ中苦しかった( 'ω')
とりあえず、ご報告します。
予定していた展開と別の展開にします。
少し2〜3話ほどかなりシリアスになります。
ご了承くださいm(_ _)m
それでは本編どうぞ!


〜リーファside〜

ユウキと名乗ったインプの少女。

私はどこかでその容姿と名前を目にした気がした。

…でも、お姉ちゃんとヒロくんをこの空間の天井まで送るのが先だ。

思い出そうとそちらに向けていた意識をお姉ちゃんとヒロくんに戻した。

私「ユウキさん、少しだけ協力して頂けませんか。」

ユ「うん!いいよ!…で、ボク達はどうすればいいの?」

私はユウキさんにある程度の状況の説明をした。

ユウキさんは、さっきの元気な笑顔とは打って変わり、とても真面目な顔つきになった。

説明が終わると、ユウキさんはうんうんと頷く。

ユ「分かった。じゃあ、ボク達が前でソードスキルを使って敵を散らす。道が開いた所でリーファ達がハナとヒロを飛ばす。それでどうかな。」

やはり、ギルドマスターなだけある。

天然なところを見てしまったが故、侮っていた。

私「名案ですね。それで行きましょう。

…でも、ハナちゃんとヒロくんも飛んだ時にソードスキル使って。」

ハ「うん。でも、なんで?」

私「ユウキさん達が道を開けてくれても、またすぐに敵で塞がってしまう。だから、その時に敵に突っ込む時にハナちゃんとヒロくんが同時にソードスキルを使って強制突破するの。ユウキさん達がいない状況だと難しかったけど、これなら確実に行ける。」

ハ「なるほどね。分かった。」

私達はそれぞれの配置に着く。

もうすぐ、お姉ちゃんとヒロくんを天井まで送り届ける。

…私、お姉ちゃんの役に立ててるかな。

私「…お姉ちゃん。」

ハ「ん?何?」

私はお姉ちゃんに抱きつく。

お姉ちゃんはいきなりでびっくりしたみたいだけど、抱きしめ返してくれた。

私「お姉ちゃん。大好き。」

ハ「スグ…私も大好きだよ。」

お姉ちゃんは、今までで1番優しい笑顔でそう言ってくれた。

…これからは、私はお姉ちゃんとネルさんの2人を支え続ける。

そう、誓った。

お姉ちゃんとネルさんがいつまでも…

ずっと仲良しで居られるように支える。

…お姉ちゃんのために頑張るんだ。

私「…みんな、いくよ!」

全「「うん!!(おう!!)」」

まず、私、キリトくん、アスナさんがソードスキルを使ってハナちゃんとヒロくんを飛ばす。

キ・ア・私「「せぁぁ!!」」

飛ばすと同時にユウキさん達が敵の群れに向かってソードスキルを放つ。

ユ「せやぁぁ!!」

開かれた道に突っ込む間に敵でまた塞がってくる。

そこにハナちゃんとヒロくんがソードスキルを放ちながら進む

ハ・ヒ「「てりゃぁぁ!!」」

どんどん姿が小さくなっていく。

…お姉ちゃんなら、絶対に助けられるよね。

私「お姉ちゃん…」

キ「.…大丈夫だ、リーファ。ハナはSAOでもなによりも恋人や友人を大切にしてきたんだ。絶対ネルとカエデを助けて、俺たちの元へ帰ってくる。」

そうだよね。お姉ちゃんなら…

私「行け…お姉ちゃん…もっと…もっと高く…」

キ・ア・私「行けぇぇぇぇぇ!!!」

ふと、お姉ちゃんがこちらを向いて笑った気がした。

…お姉ちゃんたちの姿が見えなくなると、また敵で道は塞がれ、完全に姿は確認できなくなった。

私…待ってるよ。お姉ちゃんが、ネルさんと一緒に…笑顔で戻ってくるのを。

 

 

〜ハナside〜

私「ん…?」

気絶していた。

横にはヒロがいて、ヒロと私の間に白いワンピースの女の子が…

…ん?

ちょっと待って。

これってもしかしてさ、あれですかねあれ。

…そうそう。貞子。

…貞子?

私「ふぎゃぁ!?」

思わず後ずさりする。

私に背中を向けた状態で座っている少女がこちらを向く。

?「あの…」

一瞬怯えたが、その聞きなれた声に胸を撫で下ろす。

幼さが残る声だが、言葉一つ一つは大人相当の発言。

…ユイだ。

ユ「…!!ハナさん!ヒロさん!この先に、ネルさんとカエデさんが居ます!」

私「…!!ユイちゃん!そこまで連れてってくれる!?」

ユ「はい!分かりました!」

この時はまだ私は分かっていなかった。

この後、私は絶望することになるなんて…




いかがでしたか?
ここから先がかなりシリアスになります。
シリアス系苦手な方いましたらごめんなさい…
かく言う私もシリアスが苦手でして( 'ω')
なのに何故シリアス系の小説書くんだって話なんですけど…w
…自分でも分かりません。何故か書いちゃうんです( 'ω')
もっと面白いの書きたいな…w
それでも楽しんでくれる方がいたら嬉しいですw
…居るのかな( 'ω')
とにかく!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
また次回、お会いしましょう!


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ALO編最終話〜絶望と崩壊〜

こんにちは!
零華〜幻〜です!
今日は前書きなしで本編へどうぞm(_ _)m


〜咲良side〜

ハァハァ…

長い長い真っ白な通路を走り抜ける。

すると…

私「ここは…」

ヒ「世界樹の上…エルフの住む国なんて真っ赤な嘘。か…」

私達は深呼吸をし、枝の道を進む。

しばらく進むと金と銀の大きな鳥籠が見えた。

それぞれの籠のなかに…

カエデとネルが居た。

私・ヒ「ネルくん(カエデ)!」

ネ・カ「ハナ(ヒロ)!」

ヒロとカエデは一足先に抱き合い、お互いに涙を流している。

その姿は、2人がどれだけ愛し合っているかを物語っている。

私もネルに駆け寄る。

…しかし

ネ「ハナ…!来るな!来ちゃダメだ!」

ハナはそんな言葉も聞けず、籠の中に飛び込んだ。

すると…

ガシャン!!

籠の扉が、シャッターのようなもので封鎖された。

?「ククク…ハハハハハ!!!」

私「な、何!?」

?「愚かだな…ネルくんの言うことを聞いていれば、こんな場面を見なくてよかったのになぁ…w」

目の前に現れたのは…

私「須郷…!!」

オ「その名前で呼ぶな!私は妖精王オベイロンだ!!この世界の支配者だ!」

私「偽物の王がよく言うよ…それより!『こんな場面』とはどういう事だ!!」

オ「それはなぁ…ククク…wこういう事だよ!!!」

須郷…オベイロンがそう叫んだ瞬間、十数本の鎖が現れ、私の手足を4本の鎖が押さえる。残りの鎖は…

ネルの首元へ伸び、そしてそのうちの1本は剣となりオベイロンの手元へ収まる。

私「何をする気…!?」

オ「安心したまえ…何も苦しむことは無い。絶望しすぎて何も考えられなくなるくらいにしてやるからなぁ!!!」

そういうと、オベイロンはネルくんの腹部や胸部を何度も何度も刺す。

ネ「ぐはっ!がはっ!」

私「やめて…やめて…!!…須郷!!殺す!絶対に殺してやる!!」

オ「さぁ、最後の仕上げだ!ククク…ハナくん、その威勢の良さを保ってられるかな…?まあ、無理だと思うけどなぁ!!」

そう言うや否や、数本の鎖が首に巻き付き、締めていく。

ネ「うぐっ…!かはっ!」

オ「苦しいか?苦しいだろう!さぁ!クライマックスだ!」

私「やめろ!何をする気だ!」

オ「何をする気だ?今見せてやるよ…こうするんだよ!」

ジャキン!

オベイロンは手に持っていた剣を振り、ネルの首を…斬った。

私「…!!いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

ネルの首と胴体はポリゴン片となり消えていく。

オ「ハハハハハ!!良いぞ…良いぞ!!その絶望した顔!!さぁ…ここからがパーティの始まりだ…!!」

絶望のあまり、動けなくなった私を抱え、オベイロンは籠を出ようとした。

…が。

ジャキジャキジャキン!!

オ「な…!?」

オベイロンはその場に倒れた。

目の前に現れたのは…

私「ヒ…ロ…カエ…デ…」

ヒロとカエデだ。

きっと、ヒロが不意打ちを仕掛けたのだろう。

ヒ「ハナ!しっかりしろ!」

カ「大丈夫!?ログアウト出来る!?」

私は懸命に手を動かそうが、手が震え、自分の思う様に動かなかった。

カエデが代わりに手を動かしてくれたことで何とかログアウト出来たが…

私が覚えているのはそこまでだった。

その後のことは全く覚えていない。

…私の意識がしっかり戻ったのはこのことがあってから2週間後の事だった。

起きるととてつもない頭痛と吐き気にに苛まされ、体は栄養失調になったかのようにとてつもなく細くなっていた。

病院の先生から聞いた話だと、ネルくんの体がある病院へ行き、ネルくんがナーヴギアからの電磁波により亡くなったことを確認して直ぐに倒れたと言う。

その後はほぼ植物状態。意識が戻ることも奇跡だったらしい。

その間の話は、退院後にダイシーカフェでヒロ達から聞かされた…



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〜帰ってきてよ〜

こんにちは!
零華〜幻〜です!
なんか、急に執筆速度が上がりました( 'ω')
本日2つ目の投稿です( 'ω')
既に次の話も執筆始めてますwww
これからも頑張りますので、応援よろしくお願いします!
それでは、本編どうぞ!


ハナの目覚める2週間前…

〜直葉side〜

昨日、お姉ちゃんがログアウトしてきた。

でも…

ALOから帰ってきたお姉ちゃんは「ただいま!」とは帰ってこず、病院のベッドで眠っていた。病院の先生によると、目覚めて直ぐに倒れ、そのまま眠ってしまい、目覚めていないらしい。

私「ねぇお姉ちゃん…ネルさんと戻って来るんじゃなかったの…?ねぇ…なんで目を覚まさないの…?ネルさん…きっと待ってるよ…?私だって…待ってるんだよ…!」

泣かないって決めて来たのに、涙が無意識にもポタポタと零れてしまう。

あの時…あの日SAOから生きて帰って来てくれて嬉しかった。

凄く凄く嬉しくて、しばらくお姉ちゃんと常に行動してた。

一緒に出かけて、お姉ちゃんとお揃いのストラップ買って、2人で『いつまでも、仲良しな姉妹でいられますように』ってお願いしたっけ。

ネルさんの話をしてる時に泣き出したお姉ちゃんをなぐさめたりもした。

本当に…お姉ちゃんが帰って来てくれて嬉しかった。なのに。

また…離れ離れになっちゃうの?

私「ねぇ…ちゃんとまだネルさん紹介してもらってないよ?3人で出かけようよお姉ちゃん…ねぇ…起きてよ…」

…ガラガラ

誰かが部屋に入ってきた。

キリトくん…桐ヶ谷和人くんだった。

私「キリトくん…こんにちは。」

和「あぁ…ハナはまだ目覚めないのか。」

私「はい…あれからずっと目が覚めていないんです。でも、命に別状はないみたいです。ただの精神的に受けたショックが大きすぎただけだったみたいで…」

和「そうか…まあ…あんなことがあれば、当然…か…俺もアスナが同じようになったら、きっとこうなったんだろうな。」

私「お姉ちゃん…何かあったんですか?」

和「…リーファ?…まさか、ヒロから何も聞いてないのか!?」

和人が詰め寄ってくるので、少しだけ後ずさりしてしまう。

あまりの顔の近さにドキドキしてしまう。

…違う違う。今はその話じゃない。

私「はい…何も…」

和「はぁ…話しとけって言ったはずなんだけどな…」

私は凄く嫌な予感がした。

なんだか…聞いちゃいけない…そんな気がした。

和「実は…な…」

私「はい…」

和「ネルは、オベイロンに殺された。被っていたのはナーヴギアだから、電磁波によって…」

私は絶句した。

ネルさんが…死んだ?殺された…?

なんで…ネルさんが死ななきゃ行けないの…?

私「それで…お姉ちゃんは…」

和「あぁ…恐らく、そのショックで…だろうな。」

私「そんな…」

お姉ちゃんと離れてる間にそんなことがあったなんて…

私は、お姉ちゃんの目が覚めた時のために、元気づける方法を考え始めた。

私「…って言っても、気晴らし程度にしかならない。か…」

和「な、なぁ…」

私「どうしたの、キリトくん?」

和「実はな…」

私はその話を食い入るように聞いていた。

私「…そんなゲームがあるの?」

和「あぁ。俺も最近知ったゲームなんだけどな…ハナが好きそうじゃないか?」

私「確かに…お姉ちゃん、一時期そんなゲームにハマってたから…」

和「じゃあ決まりだな。とりあえず、買いに行く日を決めるか。俺とリーファで近くの店に出向いてみよう。」

私「そうだね。キリトくん、提案してくれてありがとう。」

和「いや、俺もハナには世話になってるし…お互い様…だろ?」

私「うん…ありがとう。」

私とキリトくんは、とあるゲームに目をつけた。

元気づけるため。それだけのつもりだったけど…

そのゲームによって、お姉ちゃんに運命の出会いが待っているだなんて、私達が知るのはもっと先の話である。



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〜銃の世界/ガンゲイル・オンライン〜

こんにちは!
零華〜幻〜です!
とうとうGGO編、突入します!
ALO編が予定より長くなりました(;´・ω・)
本当は、GGO編が長くなるはずだったんです( 'ω')
まあ、ゆっくり気ままに書いていきますw
それでは本編どうぞ!


〜キリトside〜

俺は今、とてつもなく赤面をしている。

リ「あはは!wな、なんで女の子のアバターになってるの!?w」

俺「うるさいな…wコンバートしたらこうなったんだよ!w」

俺は今…女みたいなアバターになっている。

そしてそれを…リーファに笑われている。

恐らく、今度みんなでオフ会で集まった時に話のネタに使われてしまうだろう。

全く…話が大好きな女子にとってはかなり話題になるネタなんだろうな…

…などと考えながら装備を整えている。

リーファもコンバートして来たのだが、何故か姿や容姿があまり変わっていない。

唯一変わってるところといえば…

俺「なあリーファ、なんか…背が少し低くなってないか?」

リ「へ?…あ!確かに!キリトくんと同じくらいになってる!」

リアルでは分からないが、ALOでは身長が俺よりも高かった。だが、今は同じくらいだ。

リ「うーん…戦う時になんか違和感でそうだね…」

俺「まあ、そのうち慣れるさ。大丈夫だよ。それより…」

リ「武器を揃えなきゃねw」

俺「だな…どんな武器があるか見に行こうか。」

このゲームはガンゲイル・オンライン。通称:GGOだ。

このゲームの存在は1ヶ月ほど前から知っていたものの、戦闘スタイルがあまりにも違いがありすぎて今まで手をつけたことは無かった。

しかし、今回は話が別だ。

ハナを精神崩壊状態から助ける為にこのゲームをハナにもプレイしてもらう。

その為に今は下見も含め、事前にプレイしている。

リ「お姉ちゃんとゲームやる時の下見も兼ねていろんな武器見てみよ〜っと!」

リーファはハナと一緒にこのゲームをやるのを楽しみにしている。

SAO事件が起こる前は、ハナが自分の事でいっぱいいっぱいでリーファと遊んでやる事があまり出来なかったらしい。

リーファは、そんな様子を見て…

自分は嫌われているんじゃないか。お姉ちゃんは自分を避けているのか。と悩んでいたそうだ。

そんな姉妹のすれ違いから喧嘩することも多々あり、ハナがSAO事件から生還し帰ってきた時もリーファは嬉しかった反面、今までみたいな接し方だったらと思うと悲しかったようで…

だが、SAOから帰ってきたハナはリーファに笑いかけて抱きしめた。

それは、リーファの心を溶かすには充分なものだった。

それからというもの、2人でゲームをしたり、買い物に行ったり…

ハナが内緒でALOをやっていたのには怒っていたが、それでも仲が悪くなることは無かった。

リ「キリトくん!見てこれ!このゲームにも剣があるみたいだよ!」

俺「光剣《フォトンソード》か…」

リ「お姉ちゃんも使いそうだな〜」

俺「そうだなw…そうだ。アスナも呼ぶか?」

リ「まだ…いいかな。今回は一応調査ってだけですし。」

俺「了解。…っとそうだ。リーファ、少しデュエルみたいにやってみないか?」

リ「それいいと思う!…でもまずは武器を買わなきゃねw」

俺「そうだなwじゃあここからは別行動にしてお互いに武器はデュエルを始めるまでのお楽しみってことにするか。」

リ「そうだね!じゃあ、1時間後にまたここに集合ね!」

俺「あぁ。じゃあまた後でな!」

リ「うん!」

俺「さて…リーファがどんな武器にしてくるか楽しみだな…!俺はやっぱり《アレ》しかないよな…左手にはサブとしてハンドガンを持っておくか…」

リ「キリトくんはどんな装備にするんだろうな…でもやっぱり性能を考えて銃にするのかな?私はやっぱり…さっき見た《アレ》にするかな…!今までの戦闘スタイルから考えて!」

その後、デュエルを始める直前にお互いの武器を見たら似たような装備になっていたのは言うまでもなかった。



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~荒野を駆ける2つの影~

お久しぶりです!
零華~幻~です!
今回から、パソコンから投稿していこうと思います!
まだ慣れていないので、誤字や脱字があったらご指摘お願いします!
11月6日 追記
少し訂正をしました(;´・ω・)
時間が経ちすぎた故に2人の二つ名を忘れていて、あらすじと全く違うものになってしまったことに気づいたので直しました(;´・ω・)
それでは本編どうぞ!


?「ケイ、東150方面にAR持ち一人。行けるか?」

?「おっけぃ。俺の狙撃をかわせるもんならかわして...みろ!」

一丁の狙撃銃から金色に輝く弾丸が放たれる。

空を切り、真っ直ぐ目標(ターゲット)へ向かう。

見事命中。

?「よっしゃ、ビンゴ!」

?「ナイス!腕上がってきたな?」

?「お前ほどじゃないけどなw...ま、ありがとな。セイ。」

?「ダチなんだから当たりめぇよ。」

砂煙に浮かぶ2つの影は笑いあう。

今でこそ楽しそうに話しているがこの後...

2人でも予測不能なことが起きる...

~セイside~

俺「BoBまで残り1週間か...」

セ「いよいよか...楽しみだな...」

俺とケイは次のBoB『バレット・オブ・バレッツ』に向けて練習をしている。

半年前までは俺がBoBで毎回1位を取っていた。

そう。

半年前...ケイがGGOをプレイするまでは...

ケイがGGOを始めたころ、俺は驚いた。

まるで前からこのゲームをプレイしているかのような...

そんな雰囲気があった。

それを感じたのが気のせいではなかったようで、

初心者のはずなのにプレイ開始直後に開催されたBoBにて予選通過。

さらには、優勝にまでこぎつけた。

その功績は瞬く間にGGO内のプレイヤーたちに広まり...

当初はGGO最強と言われた。

...だが、大会以外での腕前は驚くほどない。

そのため、一応俺が最強ということにはなっているが

大会となると、ケイの方が上になる。

正直、複雑な気持ちだ。

俺達には二つ名がある。

俺の二つ名は《宵闇の召使》。

暗闇のフィールドでも正確に打ち抜けるところから来ているらしい。

そしてケイは、《冥府の衛士》と呼ばれている。

ケイは標準を決めたらその瞬間に弾丸を放つ。

敵を寄せ付ける隙も見せない。

その様を見たプレイヤーがこの二つ名を付けたそうだ。

まったく。この二つ名を付けたプレイヤーのネーミングセンスを問いたいものだ。

俺ならもっとこう...ビシッと決まる名前を...

ケ「セイ?何ぼーっとしてるんだよ...w」

俺「え?あぁ...悪い。ちょっとケイがGGOを始めたころを思い出しててな...」

ケ「なんだよwなんか照れくさいな...w」

そう言い、ケイは後ろを向く。

その後姿はなんだか切ないように見えた。

最近、好きな人が出来たらしいが...

相手はなんと彼氏持ち。

しかも、最近連絡が付かないそうだ。

俺は何故かその話を聞くたびに何か起こりそうな...

そんな気がしてならない。でも気のせいだと流していた。

...本当に起きるなんて思っていなかったから。



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〜新たな出会いと始まり〜

〜直葉side〜

私「お姉ちゃん…早く…目を覚まして…」

あれから毎日、午前中はキリトくんとGGOをプレイし、午後からお姉ちゃんのお見舞いと言う日々を繰り返している。

病院の先生からはもう意識が戻って話したりすることは出来ないと思った方がいいと昨日言われた。

お姉ちゃんとの面会をするには、身分証明書とタブレットによる指紋認証が必要になる。

この病院独自の防犯システムである。

もうすぐお姉ちゃんが倒れて意識が戻らなくなって2週間。

体もすっかり細くなって、強く握ったら折れてしまうんじゃないかというくらいになっていた。

お姉ちゃんの手を握りながら私は涙を流してしまった。

せめて、意識は無くても、お姉ちゃんの前で弱い姿を見せないって泣かないって決めていたのに、勝手に流れる涙が止まらない。

私「ねぇお姉ちゃん…一緒にまたゲームやろうよ…お姉ちゃんが好きそうなゲーム、キリトくんと見つけたんだよ…?」

私は溢れて止まらない気持ちを涙と言葉にして全て出した。

私「お姉ちゃんの帰りをみんな待ってるんだよ…?ずっとずっと待ってたのに…どうして…こんな…酷いよ…」

止まらない。止められない。

溢れてやまない気持ちを意識のないお姉ちゃんに対して吐き出していく。

私「まだ、お姉ちゃんと遊びたい…お出かけしたい、買い物にも行きたい…一緒に…行こ…うよ…!」

涙がポロポロと流れ落ちていく。

その涙がお姉ちゃんの手に落ちた時、意識の無いはずのお姉ちゃんの手に力が入った気がした。握り返してくれた気がした。

私「っ…!!」

私はすぐに病室を飛び出して看護師さんを呼んだ。

意識がもしかしたら戻るんじゃないか、少し戻って来たんじゃないか、そう思った。

しかし、看護師さんが見る限りではただの筋肉の反応というだけの話らしい。

私「なんだ…違った…んだ…」

それを聞いてその場で崩れ落ちた。

そうだ。意識が戻る可能性が低いんだから。

ずっと期待したって無理なんだよもう。

私「ごめんなさい。私の早とちりで…もう今日は…帰ります…」

そう言い、面会終了のボタンを押して病室から退室し、看護師さんにタブレットを返した後私は病院を後にした。

〜キリトside〜

リーファから現実でメールを貰い、GGOにログインした俺は、リーファをすぐに見つけたが様子がおかしかった。

俺「リーファ…?どうしたんだ?」

リーファから返事はない。

その代わりに無数の涙を流しているのが見える。

辛いのは分かってる。でも俺じゃ癒すことは出来ないだろう。そう思った時に1人きっと元気づけてあげられるであろう人物を思い出した。

俺「リーファ、少しだけ待っててくれ。」

そう言って1度ログアウトした。

ログアウトした後、俺が連絡したのはアスナだった。

〜アスナside〜

キリトくんから連絡を貰った私はリズ達に事情を伝えて急いでGGOにコンバートした。

駆けつけた時に見たリーファちゃんの状態は…

もうそのまま消えてなくなってしまうのではないかというくらいだった。

私「リーファちゃん…?」

リ「ア…スナ…さん…」

私に向けられた瞳には涙が溜まっていて、溢れても溢れても溜まり続けていた。

私はリーファちゃんを思わず抱きしめる。

遅れて再びログインして来るはずのキリト君がまだ来ない。

一体何をして…

?「さっきからリーファはこんな調子なんだ。さっきまでハナのお見舞いに行っていたはずなんだが…何かあったのか…?」

聞き覚えのあるキリトくんの声に振り返るとそこに立っていたのは女の子。

私「あの…どちら様ですか…?」

リ「…キリト…くん…」

私はその言葉を聞いて女の子を2度見…いや3度見した。

何故キリトくんはこんな女の子の姿になっているのか。

コンバートした時にバグが起きて性別が女の子になっちゃった?

はたまたキリトくんにそういう類の趣味があったのか…

キ「あのさ…アスナ変なこと考えてないか?w」

私「へ…?」

キ「ちゃんと性別は男のままだし、たまたまアバターがレアなものに当たっただけだよ…w」

そう聞いて、私は安心した。

キリトくんがバグで女の子になった訳でも、そういう類の趣味があった訳でもなかった。

私「よ、よかった…キリトくんがそういう趣味がある訳じゃなくて…」

キ「そ、そんな訳ないだろ!?wそれよりもリーファだ!」

私はハッとなりリーファちゃんの方へ向き直ると、リーファちゃんの顔には少し笑顔が浮かんでいた。

リ「今のやり取り見てたら…少し元気が出てきたよ…ありがとう!キリトくん、アスナさん!」

キ「お、おう…w」

少し複雑そうなキリトくんだったけど、それでもリーファちゃんが笑顔になってくれただけ良かった。

そう思っていると、後ろから2人組に話しかけられた。



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〜ハナの臨時コーチ〜

〜アスナside〜

私達が笑いながら話してると…

?「ちょ、辞めとけって…前も失敗してるだろ…?」

?「別に大丈夫だって!おーい、そこのお姉さん3人〜」

私の肩に手をかけられ、後ろを振り返ると、頭を抱えてため息をつく男の子とにこやかに話しかけてきた男の子の2人組がいた。

リ「何なんですか…やめて貰えますか。今、私とても機嫌が悪いので。」

リーファちゃんはすごい剣幕で話しかけてきた2人組を睨んだ。

?「はぁ…だからやめとけって言ったじゃんか…」

?「え〜…ノリ悪いなぁケイもお姉さん達も…」

そうナンパ男が言った瞬間、隣の男の子が拳銃をナンパ男の頭に突きつけた。

?「それ以上言ったらペナルティな…?」

?「わぁ〜た!わぁ〜たから銃下ろせって!w」

本当に分かってるんだろうかと言いたげではあったが拳銃を下ろした。

?「このバカがすみません…俺はケイって言います。こいつは…」

?「セイだ!よろしくなお姉さん!」

セイくんと名乗る男の子がもう一度リーファちゃんに触れようとしたその時。キリトくんの光剣が首に、ケイくんの拳銃が頭に同時にかまえられた。

キ「悪いが、俺は女じゃない。それに、友人の妹に手出ししたら許さない。」

ケ「セイ…そんなにペナルティ受けたいか…?」

セイの額には大量の汗が流れていた。そりゃそうだ。首がはねられる寸前で止められ、その上拳銃が頭にかまえられている。

セ「わ、悪かった!悪かったから!もうしないから!」

セイくんがそう言うとキリトくんとケイくんは武器をしまった。

私達はどうやらめんどくさいナンパ男に捕まってしまったようです。

ケ「本当にごめんなさい…でも、こんな奴でも銃の腕は確かなんです。」

私「…では、何かの縁ですしお願いがあります。」

ケ「はい。何なりと仰ってください…!」

私はスっと息を吸ってお願い事を言う。

私「近々、私の友達がこのGGOをプレイするんです。その時に、銃の使い方などのレクチャーをお2人にお願いします。」

セ「俺は可愛いお姉さんならいいz…」

後ろからの殺気に怯えてるのか直ぐに言い分を変えた。

セ「協力する!するから許してくれケイ!」

ケ「絶対!手を出したりするなよ?するなら本気で好きになった相手にアプローチする程度にしろ。」

セイくんはしゅんとなりながらも「わぁ〜たよ…」と答えた。

ケイくんは比較的真面目そうだから大丈夫だとして、セイくんは少し心配だが、腕は確かと言う事だから、レクチャーの時は真面目に取り組んでくれる事を信じよう。

…あとはハナちゃんが目覚めるだけ。

リ「…!アスナさん!キリトくん!少しログアウトしてきます!」

私「リーファちゃん!?どうしたの!?」

リ「お姉ちゃんが…!お姉ちゃんが目を覚ましたって…!」

私・キ「「!!」」

キ「待て!俺たちも行く!」

私はセイとケイの2人に向かって頭を下げる。

私「詳しい話はまた明日。今は友人を迎えに行ってきます!」

ケ・セ「「はい!(おう!)行ってらっしゃい!」」

私達はログアウトして、直ぐに病院へ向かった。

この後、ケイがセイにしたお仕置を私達は知るよりも、考える余地もこれっぽっちも無かった。

 

〜ケイside〜

俺「お前は頭1回冷やせ。」

俺はハリセンもどきをオブジェクト化し、セイを叩いた。

セ「いってぇ!w悪かったって!wつかそれどこからドロップしたんだよ!w」

俺「…忘れた。」

セ「相変わらずおっちょこちょいだなケイはw」

クスクスと笑ってごまかし、半分ふざけてるセイの頭を俺は誤魔化されずにその後30分に1回叩いていた。

この後、セイの髪の毛が爆発した後みたいになったのは俺しか知らない。



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