いや、けっこうです (マッキンガムⅡ)
しおりを挟む

いや、けっこうです


つい、書いちゃいました。




最初は単なる好奇心からだった。年頃のやんちゃ坊主であった少年は好奇心から真丹羽市にある曾祖父の骨董品を触りたがった。しかし曾祖父はけっして、『触ったらいかんぞ、ご先祖様がみておられる』といって触らせてもらえなかった。

 

少年からしたら面白くない。触らずしてどうやってあの光沢を保っているのか―――不思議とは思わないと曾祖父は考えているのだろうか。その骨董品である壺が少年の目からしたら不可思議な光沢がある事から、確実に骨董品ではなく見栄で飾っている新品であり、きっと骨董商の人にいいように騙されているのではないかとすら考えさせてしまうほど、少年の目にはその壺は『輝き』ともいえる雰囲気があったからだ。しかし周囲の大人たちは輝きなどなく、代々伝わっているものだからと疑いもせずに大事にしているらしい。

 

 

(あれが何なのか、確かめてやる)

 

 

そう考えるのには理由があった。どうも夜に用を足しに起きた時、壺がぼんやりと輝いているような気がしたのだ。思わず目をこすったら、いつものように何の変哲もない壺であった。

母に尋ねてもそんな輝きはなく寝ぼけていたのか、あるいは月明かりがそう錯覚させたのではないかと微笑みながら息子の話を聞いていた。少年からしたら面白くない、母親は言外に信じていないと示しているように見えたからだ。ならば確かめればいいと、蝉が鳴くは八月某日に触って―――――――――――――――――後に激しく後悔した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なぁーんで触っちまったかなぁ…と成長した少年は考えていた。

触ったことにより、あの不可思議な輝きの正体によって身をもって学び忍ばされていたからである。不幸中の幸いであったのが少年の体格はそれなりに引き締まったからだっため、不可思議な輝きによって忍ばされたことを大概実行できてしまえる素質があった。むしろ素質があったために輝きが見えたのだろうか、とようやく自分だけに不可思議な輝きが見得ていたのかが分かったところである。

 

 

それからというもの鍛錬することで忍ばされたこと、つまり忍術を実際に出来る様になってしまったことから子供のころは鍛錬に明け暮れた。しかし思春期に入り、言動が変わってしまった友人Aから聞く限り、どうも自分はそういう類の部類に入ってしまうらしいと理解した。理解してからは本当に人にばれないように気を付けて、忍びに忍んで生活をおくったのである。

それが破られた時に彼は激しく後悔したと共に、本当にめんどくさいことに巻き込まれたかな、いっそ目の前のこいつの頭から記憶消したろかと考えていた。

 

 

 

 

「師匠と呼ばせてください!」

 

 

 

 

目の前にいる、テレビの中でたまに見る人――――浜口あやめと名乗るアイドルを交通事故から助けたこと其の物はいいことだろうが……目をキラキラさせて上目遣いでお願いしてくる彼女を見て、自分の人生が何かに巻き込まれそうな確信が少年にはあった。

 




不定期更新だけど、続きを書くかは未定。
予定は未定。いい言葉だ。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

フラグは折っても立っている

気合で書きました


○月×日 天気:晴れているけど将来が曇ってきた

 

 

今日もこっそり忍法のオンオフを繰り返しながらの移動を鍛錬の一環として、日々の精進を怠らないようにしている……怠ったら夢の中で12人の知らない人たち(ご先祖様らしい)に悪夢を延々とみせられる。普通の悪夢ならまだいい、少しでも怠ると夢の中でご先祖様たちの現役時代の追体験+修行を課せられるから堪ったものではない。

 

まぁ、おかげさまで生活に便利になったことは嬉しく思う。

それを夢の中でいったら…

 

 

 

 

蝙蝠さんからは爆笑されながら肩を叩かれ、

 

白鷺さんにはよくわからないがあきれたような態度をされ、

 

喰鮫さんからにはすごく気に入られたようでいろいろ話し込み、

 

蟷螂さんからは苦虫を噛み潰したような表情で忍法とは何かを諭され、

 

蝶々さんからはくだらないことに忍法を使ってんじゃねえとボコボコに肉体言語で話され、

 

蜜蜂さんからは憐みの視線を向けられ、

 

狂犬さま(えらく古株らしいので様付けしている)には滾々と至極まっとうな説教をされ、

 

鴛鴦さんには何もしてないのにも関わらず蝶々さんと一緒に襲い掛かってこられてしまい、

 

海亀さんに救援を求めるも自業自得と見た目よりも年寄りじみた言動で放置され、

 

川獺さんは蝙蝠さんと一緒に笑いながら偶に優しくしてくれたり、

 

人鳥くんとはキャッチボールをして遊んだり小動物的な言動に癒されたり、

 

鳳凰さま(何か実質的に一番偉いらしい)には忍びとは何ぞやの話を賜った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんな感じで鍛錬を怠ってこなかった自分ではあるが、やらかしてしまった。

 

車にひかれそうになっていた女の子を反射的に忍法足軽によって助けたはいいが、その女の子が『自分が助かったのは貴方が忍術を使ったと私のカンがいっています!』といわれ、『師匠と呼ばせてください!』と言われた。

 

もちろんすっとぼけた。

でも『証拠をつかむことが弟子入り条件なのですね』と致命的な誤解をされ、付きまとわれそうになったが速攻で逃げた。何が悲しくて付きまとわれなきゃいかんのか。いくらかわいい女の子でも嫌なものはいやである。

 

 

しかし流石にこの大都会である。会う事もないだろう。

明日は346プロダクションの臨時募集されていたアルバイトの面接があるから、さっさと今日のことは忘れて気合を入れよう。

時給がいいから、明日の面接で下手をしないように気を付けないとな…

あの子と会う可能性もあるが、まぁありえないだろう。アルバイト内容は裏方業務だし、アイドルは来ない場所だろうし。

 





明日も頑張れたらいいなぁ(ノープラン)


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

あのブサイク

気迫:50を使って書きました。


○月▼日 天気:ぴにゃっている

 

ぴにゃこら太……緑色をした不可思議なキャラクターであり、何とも言えない表情をしている、ゆるキャラみたいなやつの名称である。

 

何の因果かこの着ぐるみを着て仕事をすることになった。裏方の荷物運送臨時バイトだったのだが、当キャラ(中の○○)が急病でこれなくなってしまったのだ。

たまたま身長が適していた事と学園祭の時にクラスで着ぐるみ喫茶をした経験があったので、何とか本当の臨時バイトである『ぴにゃこら太』を演じきった。

 

例によって例のごとく、忍法足軽を使ってズルしたので着ぐるみを着ているとは思わせぬ無駄にキレのある動きで子供たちを沸かせた。

とりあえず仕事はこなし、子供たちのみならずアイドル達にもウケていた。

それはよかったのだが、やな予感が的中した。

 

 

 

 

『あの動き……どこかでみたような』

 

 

 

 

あの浜口あやめというアイドルが現場にいた……アイドル達のライブ会場の外で、ぴにゃこら太と触れ合おうというイベントがあり、それに駆り出されたのだが、よりにもよってあの子が出演するライブだとは思わなかった。

 

とりあえず無視してぴにゃってたら、出番が来たらしく不思議そうにしながら会場内へ入っていった。

 

 

 

 

『中が気になるな…解剖するか?』

 

『ぴにゃすごーい!』

 

『え、なんであのブサイクがここにいるの!?』

 

 

 

 

などとアイドルと思わしき女の子たちから声をかけられたので、それぞれに適切と思われる対応をした。

流石に調子に乗ってボール乗りやジャグリングをしたので目立ちすぎだと緑色のスーツを着た方に怒られたが、お客さんには好評だったとの事で次回からも頼みたい、との話を頂いた。

 

時給も当初の額よりもいいので即決した。

リスクでは飯は食えない、いろいろ物入りなんだよ年頃は(笑)

 

しかし346プロダクションって本当に色々なアイドルいるんだな、すごいハイテンションな人もいれば、ダジャレをいって感想を求めてきたり、ちびっこアイドル達に囲まれ一緒に踊ったりと面白い一日であったことは確かである。

 

調子に乗りすぎていろいろバレないようにしないといけないのが面倒ではあるが、楽しさとやりがいもありそうなので続けてみようと思う。

 

個人的にはプロデューサーさんが強面だが、すごくいい人で一安心した。

最初にやりすぎた時には覚悟を決めたが……なんてことはない、会話してみるとすごくいい人であり、アイドル達からも信頼されているようである。

何人かはプロデューサーさんを見る目が少し違うのも、これからのバイトでどう変化するのか楽しみだ、他人の恋路がどうなるかは見ているのは面白い。

 




ぴにゃこら太Tシャツを着用して、ハワイの海を泳いだ経験があります。
海外なら堂々としてられるぜ!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

陶芸も芸の一つである

好きな漫画ほど早く終わりやすい私。


○月▽日 天気:そろそろ他のを使いたい

 

さて。ぴにゃこら太による大道芸を極めるべく、いろいろ思案しているが、いい案が思いつかない。

 

基本的に建物内にバレない様に(警備員さんにはちゃんと挨拶している)入ることは余裕ではあり、アルバイトそのものも順調であるが、問題は芸のマンネリ化である。

あの臨時バイト以降ちょくちょく呼び出され、ぴにゃっている。子供たちからすれば大道芸するだけでもすごいのであろうが、

 

 

『ほかのこともできるんですか?』

 

 

と思われる発言(なんか難しい表現を使っているから判り難い)をツインテ―ルの中二病っぽい娘にされて、その時は真庭忍法・渦刀と柔球術を応用してのダブルリボン芸を披露して切り抜けた。ふとこの時、思ったのだ。

 

 

 

 

 

このままでは飽きられる➡需要がへる➡段々ぴにゃバイトのシフトが減っていく➡実入りが少なくなる!

 

 

 

 

 

それは困る。ぴにゃバイトのお陰で臨時ではなく定期的なバイトが出来ており、なかなか面白いバイトだから続けたいところである。

 

真庭忍法は殺傷力が高いのばかりではあるが、応用することで結構色々役立つ。

忍法以上に12人の趣味が結構幅広くて役立っている。実は陶芸が趣味の蝙蝠さんから教わった陶芸が、あるテレビ番組の撮影の際に役立って無駄にレベルの高い陶器のぴにゃこら太を作ることが出来た。

 

視聴者プレゼントになったとのことだが、プロデューサーさんから後でもう一個ほどアイドルの為に作ってほしいと頼まれたのでより気合を入れてつくってみた。

 

蝙蝠さんから陶芸のコツとか醍醐味などを教え込まれていたので、色から形からすべてにおいて拘った逸品が出来上がったので、自分としてはいい仕事が出来たと自負している。

 

あとで緑のお姉さんから聞いたところ、そのアイドルが思わず泣いてしまうほど感動されたらしく、その対応が大変だったらしい。

まじか、そこまで人気あったのかぴにゃこら太。街ではあんまり見かけないが、実はひそかなブームになっているのかもしれない。

 

今は『ぴにゃ~』とか言って動いていればいいが……そのうちぴにゃ語を話せるようになり、親しまれるキャラクターになるべく奮起するべきかもしれない。

真庭忍法・渦刀と永劫鞭を併用して、チビぴにゃこら太を操ってマーチングバンドでもやればイベントでも目立つだろう。

忍びとしては何かおかしい気がするが、まぁいいか、平和な時代に合わせて忍術も使い方変えていかないとね。

 

 

そんなことを話したら、狂犬さんにガチ説教された。

……いいじゃん、正体ばれてない=忍んでいるから。え、そうじゃないって?

 




もうこの主人公はどこへむかっているのやら。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

フライング・スカイ

何故か書けたので投稿します。


○月δ日 天気:会場が良く見えました

 

いやー、まさかバイトで空を飛ぶことになろうとは思わんかった。

 

例のアイドル(忍ドル)が参加するライブへの打ち合わせでぴにゃこら太に何をさせるかはなしていたら、彼女が忍者風の演出で登場したいという話がでた。

もうすでにライブの打ち合わせに参加している時点でアルバイトの域を超えている気がするが、緑の人に聞いても『大丈夫ですよ』とのこと。

 

それならと遠慮なく演出をこうしてみてはどうかとプロデューサーさん達に提案してみた。

よし、これで怪しむ人間とは離れることが出来た……と考えていると同じライブで、あるアイドルが『ボクは天使だから、空から舞い降りないと~』と登場の仕方の要望をだしたらしい。

 

既にヘリをチャーターしており、準備は出来ているが上手く会場へ下りられるかが不安とのこと。それ以前な問題の気がするが、まぁ確かに決まったら演出としては最高だろう。

 

じゃあ、これを…とプロデューサーさんから書類を渡された。

これ、ヘリのフライトのこと書いていますけど?と訊いたら、ぴにゃこら太が一緒に飛んだら飛んでもいいと例のアイドルが言っているらしい。

 

Aさんは着ぐるみだから無理➡ヘリを断れる!と踏んでいるらしいが……

 

 

 

 

 

『え、本当にそれも飛ぶんですか!?冗談ですよね、本当に飛ばすんですか?かわってあげてもいいですよ、ボクは優しいので!え、ちょ――――』

 

 

 

 

 

押すな、押すなよ!的なノリの発言…プロのアイドルとはこの子のような仕事に妥協をしない姿勢を貫くアイドルなのだろうと感心したものだ。

 

ならば此方も着ぐるみだからってビビるわけにはいかない、アイキャンフライー!の精神で吶喊した。もちろん忍法足軽を使っていい感じにライブ会場に着地するようにインストラクターの方と協力し、無事に成功させた。

 

 

 

成功した後は舞台にぴにゃこら太がいてもぶっちゃけ邪魔なので、そそくさとインストラクターの人と共に颯爽と会場の外に出て別れた。

 

其の後は普段通りの大道芸をして子供たちと戯れました。

ライブは大成功だったとのことで、インターネット上でもライブのことが大きく取り上げられていた。ぴにゃこら太の宣伝もできているようで、次のチャレンジは何だ!?と予想スレッドまで立っている。

 

 

これはファンへの接待をしなくてはいけない、と夢の中で蝙蝠さんと喰鮫さん、そして川獺さんと自分の四人で次はどうするかの話し合いを行った。

なんか虫組の皆さんから呆れられているのは気のせいだろうと思う。面白いじゃん、人に喜んでもらうのって。

 

 




そろそろぴにゃこら太ネタも飽きられそうだから、別の路線もかんがえないとなぁ…


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

ぴにゃこら太・アッサーリ風味

お気に入り数が地味に伸びている…皆さん、ありがとうございます。


○月γ日 天気:良い子のみんな、見ているなッ!?

 

先日の幸子ちゃんスカイダイビングは中々見ごたえがあったらしく、映像で見てみると確かに凄く良かったように思う。

あの一瞬でスカイダイビング用の装備からステージ衣装へ着替えさせたスタッフさんたちも中々の腕前である。俺も精進せねば…

 

そんな感じでぴにゃこら太バイトを続けていると、某テレビ局から体操のキャラクターとして採用したいと346プロダクションにオファーが来たらしい。

もちろん、他のアイドルの子たちと一緒である。今回ばかりは派手なことはできないが、こういう仕事も重要な仕事の一つである。

最近になって愛着がわいてきたぴにゃこら太…うん、宣伝のために気合を入れて体操をして見せようではないか!

 

 

と思ったら、普通の体操でした。ラジオ体操に簡単なストレッチを混ぜただけの至ってシンプルな奴である。

こっちとしてはラジオ体操第三ぐらいしないといけないと意気込んでいたのだが……まぁ、ちびっ子アイドル達メインの体操収録なので当然と言えば当然か。

 

 

一緒に体操をこなした諸星きらりさんが中々の慕われっぷりで、正に○HKとかに出演している○○のお姉さんといった風に子供たちへ笑顔を向けて接していた。

そりゃあんな笑顔向けられたら子供も純粋に反応するって……なぜか後光さしているかのように見えたもの。俺の心がすさんでいるのか、そこらへんどうなんだろう。

 

 

不思議なのは此方が『ぴにゃ~』としか発言していない(変声機が中に仕込んである)のだが、どことなくニュアンスを感じ取っているのか上手い具合にコミュニケーションが取れたおかげで、子供たちも全員満足した様子で収録を終えることが出来た。

 

 

 

 

ただ、なんとなくこちらのことを気にしているようなそぶりが見られた。

まぁそうだろうな、あれだけ色々暴れた張本人?が目の前にいると訊きたいことがあったのだろう。収録の合間に子供と一緒になって質問攻めしてきた。

 

『ぴにゃこら太は、なんでそんなに動けるのぉ?』

 

『ぴにゃ、ぴぴにゃ~』(日頃から、運動してるからかな~)

 

『なるほどなるほど、日頃からしっかりと体を動かしているから……みんな、聞いたかな?体操を続けて、元気をつづけようね~!』

 

『『『はーい!!!』』』

 

 

 

 

子供たちに対しては諸星さんを介しての返答になってしまうが、それが逆に功を奏したのかそのシーンも放送されるらしい。

正直、思ったままのことを答えただけなので面白みに欠けるが……広いファン層を獲得する為にはそれもアリかな、とは思う次第である。

 

 




特にサブタイトルに意味はありません


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

ぴにゃってる!マジカルサワー発売中!!

決して怪しいモノではありません


○月±日 天気:はやくイベントにな~あれ!

 

今日も元気にぴにゃバイトをこなしている。今回の内容は某飲料メーカーの路上試飲会における宣伝として、ビラ配りや風船配りの役どころである。

正に地道な営業活動の一環であるが、某飲料メーカーが本腰を入れて開発した新ジュースらしく並々ならぬ意気込みを感じた。なぜかというと……

 

 

 

『じゅ、ジュースどうぞ~』

 

 

 

とアイドル達が動物のコスプレをしながら配るという、一歩間違えばパワハラで訴えられかねないものだからだ。スタイル抜群のアイドルである向井拓海さんと三船美優さんがきわどい恰好…ではなく、ガチの動物のコスプレをして配るという謎仕様。

この日の為にハリウッド映画で特殊メイクを多く手掛ける会社に態々仕事を依頼するなど、本気度が伝わってくるが―――何かが大きく違う気がしてならない。

 

 

 

勿論二人だけではなく他のアイドル達も含めて多くの女性たち+α(何故かプロデューサーもキリンのコスプレをしていた)が活躍していた。

自分はというと、一際目立つぴにゃこら太の恰好を活かしてビラと風船を配りに配った。

特に狙うは親子である。子供に渡せば『これ買ってー』か『おっきいぬいぐるみ~』となり、流れ的に親御さんは試飲せざるを得ない。親御さんに渡せば、子供が興味を持つ。

ふっふっふ、我ながら完璧な作戦――――かと思いきや、何故か一定の距離を保ったままで自分の周囲に人が集まってきた。はて、なんぞや?と思っていると

 

 

 

『ぴにゃ、アレやってー!』

 

 

 

と子供の声が聞こえた。その時、自分に求められているのが何なんか、今何をすべきなのかを、この試飲会にもっと来てもらうにはどうすべきなのかを考え付いた。

 

つまりは………………………手品だ。

こういうこともあろうかと密かに練習していたハト出しや、ロープをきつく結んだのに軽く触っただけで解けるやつ、そしてリンキングリングなどを行った。

 

つまり即席マジックショーをやって手品を見ているうちに試飲してもらうという作戦であり、ガチ動物コスプレと謎の相乗効果を生み出したのか路上試飲会は大成功に終わった。

 

その後、メーカーから346プロダクションに試供品として定期的にジュースが届けられるようになった。非常に売れ行きが良くなったらしく、三船美優さんバージョンと向井拓海さんバージョンの別々でCMのオファーもあったらしい。

ぴにゃこら太のグッズが抽選で当たるバーコードリーダーが付属しているらしいので、ぜひ当てたいところである。

 




ただの際物です(^ω^)b


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

○○○は見た! ~346プロダクション編~

前書きって何を書いたら一番いいんでしょうか。


○月×日 天気:曇りの中にも晴れはある

 

どうやら料理番組の収録があるらしく、ぴにゃこら太の着ぐるみを着用しての芸の練習に励んでいるといい匂いがしてきた……と思ったら、なんか甘い香りもしてきた。

出演する予定のアイドル達が(主に喜多見柚ちゃん、姫川友紀さん、西園寺琴歌さん、橘ありすちゃんの四人)が事務所内のキッチンを借りての料理練習をしているらしい。

 

確かに湯気に乗っていい香りがしてきたのでパスタ系だと踏んだのだが、なんだか妙に甘い香りもしてきた。パスタに沿えるデザートでも作っているのだろうか?

 

うむむ……練習していると体力使うし、食欲が刺激されてしまった。今晩の夕食は○き屋で少し奮発して英気を養おう。

と考えていると、まるで信じられないものを何とか処理したかのような顔で、事務所の通路を歩いていく柚ちゃんと友紀さんが口を抑えながら歩いていた。

 

いったい何があったのかはわからないが、料理に失敗したか作りすぎてしまったのだろう。

アイドルは体形維持も仕事であるのに料理番組の為に食べなくてはならないとは、かくも厳しい職業である。

 

一頻り芸の練習(チビぴにゃ達の操作練習)をした後、ちひろさんに渡さないといけない書類があったのを思い出した。提出する為に事務所におもむきドアをあけると、

 

 

 

 

『…どうかしら?』

 

 

 

 

とプロデューサーのネクタイを握り、明らかに押し倒しかけて誘っている浜川愛結奈さんの姿を見たが(ぴにゃこら太のままで入っていった)、何事もなかったかのようにスルーして、ちひろさんの机の上に書類を置いてメモを張り付けた。

そして行きと同じように帰ろうとしたところ、こちらを凝視する熱いお二人の姿が。

そういや浜川さんって眼鏡かけてたっけか?

 

 

 

『ぴにゃにゃ~』(おかまいなく~)

 

 

 

 

そう言い残し、颯爽と立ち去ろうとすると背中から誰かが掴んできた。振り向くと、あら不思議でもない真っ赤な顔をしたアイドルが一名。

 

 

こりゃヤバイとすぐさま逃走したが、これがまずかった。

ここから一時間ほど346プロダクション内で大捕り物(対象:ぴにゃこら太)が繰り広げられてしまったのだ。あれはやばかった、真庭忍法を駆使して逃げまくって、騒ぎを聞きつけたちひろ様と柳清良さんの二名によって鎮圧された。

 

 

勿論、原因であるお二人も注意されたが……それ以上に一番注意されたのは俺だった。

何故だ、二人のラブシーンを邪魔しないように配慮しただけなのに……今度そういうシーンを見かけたら気配を殺して速やかに私に知らせるようにしなさい、とちひろ様に厳重注意されてしまった。

 

うむむ…私は傍観者だからいいが、モテる男というのも大変だなとプロデューサーを見て深く感じた一日だったな。

 




忍んでいるから、主人公はぴにゃこら太を通じてしか346プロダクション、ひいてはアイドル達と接することが出来ないことに今更気が付きました。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

教えてもらうものではなく学ぶもの

今回はちょっと真面目になります


○月@日 天気:やばいよやばいよ…

 

結論から言うと判りやすいというので結論から書こうと思う。

 

バレた。

 

浜口あやめ殿にばれてしまったでござるよ。

まぁ向こうからしたら異常すぎるぴにゃこら太に対して元々怪しんでいたとのことで、いつかはこうなったかな~とは考えてはいたが早すぎやしないか。

 

 

 

 

『やはり師匠でしたか!』

 

 

 

 

出勤してぴにゃこら太を触った瞬間に中から腕をつかまれ、あっさりとバレた。

ちひろ様よりぴにゃこら太の中に人については緘口令が敷かれていた故、安心していたのだがそれであきらめるアイドル達ではなかったようである。

 

 

あるものはぴにゃこら太を尾行し、あるものは監視カメラを自作して設置する等など、いろいろやってたのは知っていたが……気配を殺して潜まれようとは。これは悪夢確定フラグですね、狂犬様。え、鳳凰様も?

 

 

 

 

『動き方から師匠に似ているような気がして……のあ殿より教わった気配の殺し方で待ち伏せしていました!今まではどうにもバレていたようですが』

 

 

 

 

のあ殿というと、高峯のあさんか。何故だ、一応俺は真庭の忍なんだが。暗殺専門の真庭忍軍の忍びが気配を察知できないレベルって、何者なんだ高峯さん、そしてヘレンさん。

 

あの二人だけは謎に満ちてるんだよなぁ、大概のことは調べられるのに。

 

 

 

 

『それはあの人たちは……まぁ、特別ですから。それよりも師匠、見つけたのですからお願いがあります!』

 

 

 

 

誰が師匠か。といはいえ、見つかってしまったのだし基本的なのなら教えてもいいかな、と考えていたりする。

本物の忍術を使えるなら、彼女のアイドル活動にとって大きな武器になるだろう。教える範囲は考えないといけないけど。

 

 

ところで一つ質問。

 

 

 

『はい!何でしょうか』

 

 

 

忍びって、どんなだと思う?

派手に忍法を使って活躍する?

 

それは違うし、日陰者なんだよね忍びって。

アイドルである君の在り方とは相反しているといってもいい。忍者が活躍する事って、実際のところ嫌な事態になっている事なんだよ。それでも弟子入りしたいの?

 

 

 

 

 

『そ、それは…そうかもしれませんが、私にとっては憧れであり目標ですから!忍ドルとなって、皆さんの心の中に私の笑顔を忍ばせることで、皆さんを支えていきたいんです。だから、教えてください、師匠。忍びの在り方を。アイドルとしてはプロデューサーや皆から学べますが、忍術は学べません。今まで独学でやってきましたから………だから』

 

 

教えてください、師匠。

 

 

 

 

 

 

 

 

――――――――――――――いいでしょう。

 

 

しかし、忍びとは教えてもらうものではなく学ぶもの。

説明はするけども基本的なことしか教えないし、俺も安全な範囲のモノしか君の前では見せない。指導は俺がぴにゃこら太を着てからでないとダメ、というのは理解してもらえるかな?

そういった時の彼女が浮かべた満面の笑みは、忘れられそうにない。

 

 

『……!はい、よろしくお願いします、師匠!!』

 




これでタグ詐欺は回避された。
よしスキドレバルバ暗黒エクゾ組むぞ~


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

スイトーン攻略戦

舞い上がったので今日も更新します。


◎月§日 天気:汗が迸って虹になるといいなぁ

 

いつもながらぴにゃこら太を装備して、いつも通りにバイトをしました。

とはいってもいつものように市街地ではないのです。

 

この猛暑でめっちゃ晴天の中、まさかのぴにゃ装備でのグラビア撮影のお手伝い。

私に倒れろと言っているのかと思ったが……背に腹は代えられぬ。

中々ぴにゃグッズ当たらなくて、オークションで落としたからお金少ないし頑張ろう。

 

実際のところ、水遁の術の練習にはもってこいの海での撮影なのであやめちゃんの修行もみようかと思う。

 

やっぱりというか、自然とそうなるというべきか。ニュージェネレーションの本田未央ちゃんは自由時間ともなると颯爽と海に潜っていった。

他のアイドル達も思い思いに遊んでいる中、月宮雅さんはポージングの練習をしたいといっていた。実に素晴らしい向上心である、見よ弟子、アレがプロというものだ。

 

 

 

『そうですね……常に精進を怠らない姿勢は見習いたいと思います』

 

 

 

其の意気なら大丈夫。ところで水遁の術の基本は押さえてある?

大丈夫なら撮影を手伝いながら、ちょこちょこ見に来るから。

 

 

 

『はい、大丈夫です!』

 

 

 

よし、では無理しない程度に自由時間は鍛錬に充てる事。水中で同じ位置を保つって難しいから、そこらへん工夫してみて。それではまず私の水遁の術を見よ。レッツ実践。

 

 

 

 

『あ、ぴにゃが海に潜ってるー!』

 

『こんな所にまでいるのアイツ……っていうか、潜って大丈夫なのかな?』

 

『流石は緑色の怪物…実に凄まじくはその有様よ』(さすがぴにゃこら太!凄いです)

 

 

 

 

流石に着ぐるみ着たまま水遁の術はかなり難易度が高いが、私の正体をこれ以上知られてしまうとメンドイので、頑張りどころである。初めての弟子を持ったことで張り切っています。

 

ちなみにこのぴにゃこら太、完全防水です。いろいろ頑張っておりますよ私。イメージとしてはホバリングを水中でする感じか。多少は動いてしまうが、その動く幅を小さくすることでほぼ代わり映えのない風景の一部として溶け込むことが出来るというもの。

 

 

ホントなら夜の湖とかで練習するのが実践的でいいのだけども、アイドルにそこまで要求するのは流石に酷かなと思ったので、今回の海で水遁の術の練習と相成りました。

さすがにマングローブでもない限り、海で水面から竹筒が出ていたらバレバレだけど。

 

 

自由時間のみ練習するという事はちゃんとプロデューサーさん達に連絡済みである。

なんでもあちら側としても本当に忍術が使えるようになると、よりプロデュースしやすくなるとかなんとか。なんかあやめちゃんにバラエティの仕事が増えそうな予感がするが、まぁいいか。

 




お気に入り数がそろそろ300とかなりうれしい事態となっております。皆様、大変ありがとうございます!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

何事も、準備こそが本番である

初めて予約投稿をしました。上手くできているかな?


◎月◇日 天気:天野ジャック

 

そろそろ夏も終わりつつあり、徐々に秋になってきている今日この頃。346プロダクションのアイドル達は【アイドルサバイバル 秋の大運動会】に向けての猛特訓をしている。

平均棒や綱引き、騎馬戦、二人三脚などごく普通の競技ではあるが数々のプロダクションのアイドルたちが競い合う事もあり、非常に華やかな運動会になるだろうなぁ。

 

自分はぴにゃこら太着て応援するだけだろうと思っていたら、プロデューサーさんに一枚の紙を渡された。【プロダクション対抗 着ぐるみリレー】の用紙だった。

 

アイドル達にも着ぐるみ着せてからやるんですか?え?自分がアンカーを務めろって?確実に勝ちに行くと。了解であります、目にモノを見せてやりましょう。

 

で、アイドル達の方は何を着せるんですか?……ああ、なるほど。

上田鈴帆ちゃん特製のアレを私に補修せよというわけですね。どうせならあっと驚かしてやりましょう、走りでも着ぐるみの完成度でも。私も全力で手伝います。346プロダクションが優勝は頂いたッ!

 

 

とはいっても普通の競技こそメインと言えるので、アイドル達は特訓しているのでそのサポートも頼みたいとちひろ様より承った。

ぴにゃ印のスポーツドリンクを用意したり、タオル用意したり、準備と片づけを手伝ったりと結構忙しかった。

でもお祭りの準備をするような感覚があり、忙しさよりも楽しさの方が印象強かった。

 

 

大西由里子さんは縄跳びで通り抜ける、縄が頭に当たってしまうなど災難があったが一生懸命に練習して、少しずつではあるが飛べるようになっていった姿をみると人は成長できるのだと実感できた。

いいもの見せてもらいました、大西さん。

そしてそれを喜ぶ他のアイドル達……友情って素晴らしいね、連帯感も出てきているし、これはマジで優勝狙えるのではないかと思ったりしている。

 

 

さて、本題の着ぐるみリレーの準備である。上田鈴帆ちゃんの体格に合わせて作られているのだが、本番でも体格が同じぐらいのアイドルを起用するとの事だ。

俺に求められているのは着ぐるみの改良と完成度の向上である。制作者である上田ちゃんと打ち合わせを重ねに重ねて、上田ちゃんが手の空いた時にチェックしてもらい逐次変更にしていく形で準備が進められていった。

 

 

筆談でのコミュニケーションとはいえ、予想以上にスムーズに準備が行われたこととアイドル達の努力が実ったのか、優勝することが出来た。

勿論、着ぐるみリレーではきれいな出来栄えの着ぐるみと圧倒的な走りで一着であった。でもあんまり驚かれなかった。

どうもアイツならこれぐらいはやるだろう、と思われていたらしい。そんな、驚きを提供出来なかったなんて……残念無念。次こそは頑張ろう。

 




そろそろ、もう少し他のアイドルとの関りも入れていきたいところ。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

たまにはまったりするのもいいよね

今回は忍者要素皆無です


◎月Δ日 天気:ぽよっとどさっと収穫祭

 

さて、秋も深まりつつある昨今。今回のアルバイトは榊原里美さんが初めて行う公開ラジオ収録のお手伝い(ぴにゃこら太での客寄せ+宣伝)である。

正直いうと何もしなくても人が殺到しかけたので、宣伝よりも観客の誘導を手伝いしているといった感じになっていた。

 

 

このラジオ【甘党♡ラジオ】は人気があり、彼女らしくゆったりとした感じで進められていく。

しかし一つだけ不思議なことがあるといい、何故か毎回収録中に謎の音がボッ、ドッ、ボムッという感じで会話の途中やコーナーの切り替え時に起こるのだ。

 

俺自身も聞いているが、あれは何なのだろうか。怪現象にしては定期的すぎるので可笑しな話だし、設備的には何の問題がないのは知っている。

担当スタッフさんに聞いてみると『見ればわかるよ』と苦笑された。

はて、音なのに見ればわかるとはいったい何なのだろうか?

 

 

 

 

さてそんなことを考えてつつ人の整理をしていると、つつがなく始まっていた。

やはり例の音が聞こえてきたが、その度にファンの人からおぉ…と小さな歓声が上がっていたのが気になった。

 

何で歓声があがってんの?と気にはなるものの、見ようにもいつの間にか寄ってきた子供たちの相手をしないといけなかったし、何より榊原さんもいつも通りに収録を進めているので何も問題ないだろうと判断して、いつも通りにぴにゃこら太で子どもたちに愛されるために宣伝活動をやった。

 

収録が終わり、ファンの人たちが『これからも聞き続けよう、絶対』といいながら去っていく姿を見て、やはりアイドルというのは人を勇気づける凄い人たちなのだと改めて実感した。

収録のスタジオも、スタッフも、榊原さんも特に変わった様子はない。

いったい何なのだろうか、あの音の正体は。

 

 

 

 

 

そういえばもうひとつ日記に書き残すことがあった。

 

スポンサーのからの贈り物やファンからの贈り物が普段から多い346プロダクションであるが、その整理にかり出された。何せアイドルの数が多く、仕分けるのだけでも一苦労なのにまたさらにそこから物品の種類別に分けるのだ。安全も確認しないといけないし、地味に苦労している分野でもある。

 

贈られる、ということは此方からも送ることがあるという事でもある。この日はテレビのプレゼント企画で大きなクマのヌイグルミが梱包されて発送する予定だと聞いていた。

しかし、そのプレゼントされるはずのクマのヌイグルミが何故かスタッフルームの隅に置かれてあった。

 

可笑しいな、と思っているとこれが入っているはずの箱は梱包済みであり、すでに業者さんによって荷物が発送されようとしていた。

 

変だと思い、プロデューサーに報告してから二人で行ってみて改めて確認すると……軽度の酸欠で眠っていた幸子ちゃんを発見、大慌てで保健室へ連れていき処置してもらった。

クマのヌイグルミも結構な重量があり、小柄な幸子ちゃんとちょうど同じぐらいの重さに感じてしまったのだろうか?

 

幸子ちゃん…プロデューサーに背負われて運ばれていた時、嬉しそうに笑ってたような気がする。

 




ぴにゃチャレンジ、何させようかな。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

ラ〇ダー光琉、見参ッ!!

シャチーク化かダーク化で迷いました


◎月□日 天気:ぴにゃ日和

 

さて、今日は本当にうれしいこと事あった。

祝!ぴにゃこら太TV出演!!敵役だけど……

特撮物の企画があり、その敵役に凄い身体能力を持ったぴにゃこら太がいいとのオファーがあったとの事。当然、ヒーロー役は南条光ちゃんになった。

何でも設定は以下の通りとの事。

 

 

悪の組織ブラックキギョーによって洗脳されたぴにゃこら太が怪人ストレースによってシャチーク化されてしまいブラックこら太になった……ブラックこら太の暗躍によって皆の笑顔が減っていく中、現れるはみんなの笑顔を守るヒーロー―――――光琉!!光琉との激闘の末、決め技のアミーボウ・レボリューションを受けてブラックこら太は元のぴにゃこら太に戻り、皆の笑顔は守られたのであった。

 

 

……というのが大雑把な内容である。

まぁいいけど、なんで地味に編み棒っぽいので【ぐさぁー】ってされてないと戻らないのだろうか。ブラック化したら何故か巨大化している上、耳についているピンク色のリボンが変化して、胸の辺りに黒い蝶ネクタイがついているし。

やられ方もぐさぁーっとされた後、風船みたいに萎んでいくというギャグみたいなやられ方。いいのだろうか、これで。

 

とりあえず光琉は変身前を本人が、変身後はスタントマンの方が行う形で撮影されたが、スタントマンの方がやけに強かった。

意外とガチな戦闘を行ってしまいセットを滅茶苦茶に壊してしまった。

まさか忍法・断罪円を使う羽目になるとは……

 

撮影後話を聞いてみると、なんか昔から代々続く古武術を継いでらっしゃるとの事。師範の方であり、その歴史は古く、当代の師範で十六代目にあたるとの事……だから名前が十六夜っていうのか。

また今度試合しましょう、と優しく声をかけていただいき、メールアドレスと電話番号を交換した。これからは夢の中だけではなく、現実でも真庭忍軍なみの強さを持つ方と勝負することが出来るのか…今度こそ、真庭拳法でクリーンヒットを入れてみたい。

 

多分、素で勝負したらギリギリ負けるかな、というぐらいである。

まだ自分は成人していないので成長の余地がある、これから勝てる様に精進せねば。

なお、結構なイケメンでモテるらしい。羨ましくはないぞ、ちくせう。

 

 

光ちゃんは俺たちの勝負をみて興奮していたし、編集された映像を見て満面の笑みを浮かべていた。主題歌も彼女が担当することになり、プロデューサーも他のアイドル達も大喜びである。

彼女の夢の一つがかなったといってもいいらしいから、本当によかった。

やっぱりアイドルの笑顔はいいもんだね。

 




戦闘描写がうまく書けない(涙)


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

ぴにゃこら太チャレンジ!

一年生ではありません


◎月φ日 天気:室内なので不明

前回の特撮物の影響からか、どうも最近ぴにゃこら太姿でいる時は子ども達から優しい言葉をかけられるようになった。『ぴにゃ、よかったね!』と微笑みながら言われた時には思わず泣きそうになりました。

 

何故かというと、どうも色々やりすぎてしまったせいか……愛されることは愛されてはいるが、色物扱いされるという何か愛される方向性が違う気がして仕方がないからである。

子ども達は純粋無垢、きっとこれが正しい評価なんだッ!と考えたくなる今日この頃。

 

さてはて、今日のアルバイトはどんな内容かな?というとトーク番組のお手伝いである。

フリップ出し、クイズで正解すると食べられる料理などを運ぶなど雑用的なお仕事である。

トーク番組に出演するアイドルはというと、浜口あやめちゃん・大沼くるみちゃん・中野有香ちゃんが応援として出演する。

あやめちゃん・有香ちゃんはいいとして、くるみちゃんは大丈夫なんだろうか。

彼女、自分に自信があまり持てていないようだからなぁ……収録中はそれとなく支えてあげようと思う。

種類豊富なポケットティッシュを準備してあるからな、抜かりはない。

 

 

 

 

 

え、プロデューサーなんでしょうか?これを見てほしいと……ふむふむ、ぴにゃこら太チャレンジというミニ企画を番組中に行う事でアイドル達をリラックスさせて欲しい、と。

 

勿論いいですとも。で、肝心の内容はというと、これ別撮りなのはいいですが、許可は―――はぁ、先方から是非やってほしいといわれたと。

いいのかな、ぴにゃこら太のイメージが崩れません?……今更修正しようがないから大丈夫?

 

 

 

 

 

 

 

 

『さて、トークバトルもひと段落点いたところで……実は今日来てくれているぴにゃこら太が当番組の為にある企画にチャレンジしてくれました!会場のアイドルの皆さんには何方の企画をぴにゃこら太が実際にやったのかを当ててもらいます!』

 

とMCの方が話して此方を見たので、合図に合わせてフリップを出したらどよめきが起きた。まぁ、内容がどういうのかというと以下の通り。

 

 

 

 

【A:ゴルフでホールインワンをした】

【B:スキージャンプ台でK点越えした】

【C:マグロ漁(一本釣り)で大物を釣った】

【D:A~Cの全部を行った】

 

 

 

 

普通ならどれも着ぐるみでは難しいモノだが、あのぴにゃこら太だしなぁ…と全アイドルが一向に出来ないとは考えず、あーだこーだと話し合っていた。

 

アイドル達が慣れないトークバトルで疲れただろうから、途中で気分転換の意味でこの企画を入れたらしい。

其の甲斐あってくるみちゃんは収録中では今にも泣きだしそうだったが、クイズの今は『どれだろうね~』と楽しそうに同じチームの他のアイドル達と話し合っている。

 

 

因みに答えはDである。とても苦労した企画だった……Cのマグロ漁に出る為に早起きした事が。

AとBは割と余裕である。

Bなんて秋のこの時期に出来るとは思ってもみなかったので、かなり楽しめたものだ。

 

実はアイドル達に提供されるマグロ料理のマグロは俺が釣ったものである。

なのでテレビ局的にもコスト的に大喜びだったらしい。

自分がしたことが誰かの役に立つって、素晴らしいことだ……え、俺は食べられない?そんなー

 




個人的にはCが一番見てみたいです


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

なければいきていけないもの

真面目な内容になってしまった。


◎月ω日 天気:ファッションいまさら

 

 

愛とは何だろうか。唐突に質問されても中々答えづらいものがある。

ラブアンドピースというが、愛と平和とはそもそもどういう関係なのだろうか?愛があるから平和が生まれる?

じゃあ愛がないと平和が存立しえないということなのだろうか―――その答えはどちらでもないだろう。

別に愛さなくても、争いがなければ平和ともいえるからだ。

しかし争いがあるからこそ、愛情をもって接することの大切さも学ぶことが可能である。

 

なんでこんな哲学モドキな日記の始まりかというと……

 

 

 

 

 

『愛をもって接すれば、世界は平和になるんだから』

 

『ふむ…愛と平和とは未来と同義であり、信じる人にしか存在しないところが似てると思うけどね』

 

『愛とは――――むふふ。とてもふわっとしていて、あま~いものなんですよ…』

 

『あたしは料理こそ、愛!だと思うわけなんだよ』

 

 

 

 

 

ぴにゃこら太に着替えてから控室に入った途端、愛とは何ぞやという議題でアイドル達が盛り上がっていたからである。

いったい何がどうなってそんな話になった。

話していたのは有浦柑奈さん・二宮飛鳥ちゃん・喜多日菜子ちゃん・首藤葵ちゃんのよにんである。

なんとも話の収拾がつかなさそうな三人相手に葵ちゃんが苦労しているようではあるが、なんとか話は成立しているようである。

そんな所に控室に入ったからか、何故か着ぐるみのぴにゃこら太にも問いかけてきたというわけである。

 

 

 

【愛って、水のようなものだと思うよ】

 

 

 

と筆談で返答。実際問題、愛情がなければ人は何かに関心を示さないと思うし、行動を起こさないと思う。

欲望も愛がある故に発生する事もあるし、その欲望も抑える事すらある。

人間誰だって欲望は少なからず持っているし、持たないと生きていけないから。

だから人間には愛が必要なんだよ、生きていくために―――――――――という事を要約して答えてみた。

 

 

 

『なるほど、そう来ましたか…確かに生きていく上で水は欠かせないモノですしね~』

 

『形はいかようにも変容しうるが、確実にそこに存在し続けるもの……か』

 

『はぁー……ぴにゃの愛は全てを受け入れるというんですか…凄いですね』

 

 

 

 

なんかえらい感心されてしまった。それっぽいことをテキトーに思いつくままに書き、お茶を濁そうと考えていたら予想外の好感触を得た。

 

 

 

『すみません、収録がそろそろ始まりますので出演者の方はスタジオの方へお願いしますー!』

 

『あ、はいわかりましたー』

 

 

 

 

スタッフの方に呼ばれたので皆でスタジオの方へ移動していったが、途中で日菜子ちゃんが妄想にふけってしまったので、少しだけ誘導するのが大変だったことを此処に記しておく。

そんなこんなで今日は穏やかなアルバイトとなった。

 




偶にはこんな回も書いてみたくなりました。
面白みがないなぁ…やはり何かやらかさないとぴにゃこら太っぽくないという事か(違


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

楽しければ良し、喜ばれればなおよし

アイスの誘惑には勝てなかったよ……


◎月ш日 天気:晴れ後、ぐぅの音も出ない曇り

 

 

今日は仕事外でのことも書こうと思う。

 

外での収録も終わり、撤収する際にライラさんが大切なカギをなくしたとの事。

他のアイドル達も協力し、探してはいるものの収録現場がとても広い公園内とあって、苦労しているようだったのでスタッフも手の空いた者は捜索に乗り出していた。

 

こんな時こそ川獺さんから教えてもらった真庭忍法:記録辿りの出番だっ!と思い、いざ実行と意気込んでやってみたはいいモノの……なぜか脳内に映し出されるのは今までのアルバイトにおける宣伝行動の数々―――違う、これはぴにゃこら太の記憶を読み取っている!!

 

 

そう感じて慌てて中断してから改めて地面に手を置き、記録辿りを行おうとするも微妙に読みにくい…意外と落とし物が多い。

鍵も複数落ちていたために特定が少してこずったものの、なんとか見つけたと思ったら、その瞬間に大天使チエリエル様――――じゃなかった緒方智絵里ちゃん――――が見つけていた。

どうやら四葉のクローバーを見つけてお願いしたところ、結構あっさりと見つかったらしい。

さすが天使と言われるだけのことはある…あの広大な公園の敷地内から見つけるとは……

 

 

 

 

 

 

別の話題ではあるが、其の後のことも書いておこうと思う。

ライラさんのカギが見つかった後で346プロダクションに戻ると、ある一室から軽快な音楽が聞こえてきた。

何だろうかと思い、ノックしてから入ると、そこには龍崎薫ちゃん・横山千佳ちゃん・佐々木千枝ちゃん・福山舞ちゃんの四人がマーチングバンドの練習をしていた。

 

 

――――――ほほう、皆でマーチングバンドを結成することになったと。

で、練習していたと…ならば見せよう、わがかくし芸!!

 

 

 

 

『わー、可愛い!』

 

『なるほど、マーチングバンドってこういう風になるのかー』

 

『さすがぴにゃだねー』

 

『バトンの回し方ってどういう風にしたらし易いんですか?』

 

 

 

 

真庭忍法・渦刀と永劫鞭を併用してのミニぴにゃ達によるマーチング・パレード!

実際にして見せる事で想像しやすくし、習得の一助となれば良いとちびっ子たちの前で初披露することにした。

 

各々の反応から、これはイケるという手ごたえを感じた。

実際に演奏する際のコツや、リズムの合わせ方などいろいろなことを筆談で話した。

筆談では難しいかとおもわれたが少しずつながら着実にコツをつかんでいったようで、一時間ほど教えていたら結構合うようになり行進する様も思わず録画したくなるほど可愛らしかった。

なるほど、これが父性というものか……

 




深夜帯に食べるものって美味しいですよね


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

現在の状況と黒い〇物

刀語見直し中。


□月ν日 天気:ぴにゃ・コラーダ

 

今日も特に変わりはなく、ぴにゃこら太と運搬業のアルバイトが問題なく終わった。

 

アルバイトであるが、実質的に二つのアルバイトを346プロダクション側からの要請によって切り替えている。まぁアルバイト業務内容が二種類掛け持ち状態なのだ。

 

実際の所、最初は臨時かつ運搬業だけのはずだったのだが……ぴにゃこら太になってからいろいろやらかした結果、【お前しかできない】(意訳)と上の方から通達が来てしまったらしく(何でも常務さんが扱いに困って頭抱えているらしい)、プロデューサーさんとちひろ様にお願いされてアルバイトを継続している。

 

そりゃそうだろうな…真庭忍法をつかってないと出来ませんよ、あんな芸当。

出来るとしたらマグロを一閃で三枚おろしにしたり、海の上からパラシュートで落ちてきたと氏家むつみちゃんをサーフィンで颯爽とキャッチしたり、ドラム担当でバンド演奏するぐらいかな?

もちろんぴにゃこら太装備で。

 

 

 

偶に弟子にも別の着ぐるみ(名前:うさぎ)の着ぐるみを着せて動く練習をさせている。

その成果か身体能力が上がってきており、基本的な忍術ならば結構形になってきているのだ。

これは本物のくノ一アイドルとして大成する日も遠くはないであろう。

彼女の自衛手段として真庭忍法:足軽ぐらいは教えてもいいのかもしれない。

そのことを真庭忍軍の先輩方にいったら、それはやめておけと言われた。

 

 

何でも真庭忍軍でもないのに術を教えるのはおかしい。今は忍者として最低限の範囲だからこそ許しているが、それ以上となると彼女の体が耐えられない可能性が高いとの事。ここはやはり柔術とか合気道とかにしておけとの事で話がついた。

 

なるほど、それは確かに――――って、それじゃ俺の体はどうなのでしょうか、先輩方。あれ、なんで海亀さん憐みの視線を向けているの?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、今日あったことと言ったら大したことはない。

精々、コーヒーに挑戦していた日下部若葉さんと二宮飛鳥ちゃんに絶妙にブレンドされたコーヒーを入れてあげたぐらいである。

最初は苦そうにしていたが、少し砂糖と牛乳を混ぜてあげると美味しそうにコーヒーを堪能していた。

 

 

『ぴにゃは何でもできますねー』

 

『虚構の存在でありながら、現実において卓越した技能を魅せる……やるじゃないか』

 

 

背伸びしたい年頃なのかなと思ったりもするが、片方が成人している事に配慮して筆談で『こうしたほうが、よりおいしく感じるんだよ』と適当にごまかした。

 

コーヒーは実際の所、苦手な人もいるし飲めなくても何の問題もないのだが二人にはそう言っておいて、慣れてもらった方がよさそうな気がした。

確かにコーヒーは大人の味とか昔の俺も考えていたし、何か格好いいよね。

 




会話の描写もうまく書けません


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

鮎も人も高みを目指す

ふんがっとっと。


◎月ё日 天気:土日は寝られるが今日はだめだった

 

今日は丹羽仁美ちゃんと浜口あやめちゃんのユニット【センゴク☆ランブ】の収録で、ある清流で有名な川の近くに来ている。

PV撮影のために来ているのだが、何でも近くに鮎掴み体験が出来るというサービスを行っている料亭があるとの事で、出演者の皆で昼食をそこで取ることにしたらしい。

 

一方の俺はというと、スタッフさん達と仲良く屋外で弁当を食べていました。

普通のハンバーグ弁当であるが、やはりマイナスイオンが出ている清流の近くのせいか、いつもより大変おいしくいただきました。

今回は折角なので、弟子(浜口あやめちゃん)に鮎掴みに挑戦してみてと言っておいたのだが、どうなったことやら……

 

 

 

 

 

 

 

 

心を穏やかに、清流の流れを読み、命の鼓動を感じ取り―――

 

『―――――――――――――ニンッ!』

 

ゆっくり掬うようにする動作を限りなく最速で行う。

その次の瞬間、あやめの手の中には立派な鮎が掴まれていた。

 

『おお、すごいではないかあやめ殿!泳いでいる魚を一瞬でつかんで見せるとは!!』

 

師匠の言いつけ通りに日々精進した結果が明確に出ていることを実感した、初めての瞬間だった。

これまでは基本の忍術と身体能力の向上がメインであり、忍ドルとしての成長している実感が中々覚えられなかった。

確かに地道ながらも成長していることは薄っすら感じ取ってはいたが、この調子で本当にトップ忍ドルになれるのか不安だったが――――

 

 

 

『これもまた、精進の一環という事ですな』

 

 

そうですよね、師匠。

これからもついていきますよ、私が立派な忍ドルになるまで逃がしません。

 

 

 

 

 

 

 

 

どうもこんな感じで大成功したらしい。地味に成長を遂げている弟子に嬉しくなったが、気を緩めるわけにはいかない。少しだけ褒めて、次の修行へと取り掛からねば。

 

さて此方はというと今回はぴにゃこら太チャレンジ!ということで、何故か激流川下りにカヌーで挑戦という企画が実施された。

弟子は鮎を食べられて師匠は激流下り……これが格差社会というものか。

 

 

取り敢えずぴにゃこら太用に調整された(わざわざ用意したらしい)カヌーに乗り込み、ゆっくりと漕ぎ出した。その様子と風景をドローンで撮影することで、PVの一部に使う予定らしい。

何故あの二人のユニットのPVにぴにゃこら太が映り込んでいいのかというと、最近のメール投稿やデレラジの中で結構【ぴにゃこら太の次のチャレンジは何ですか?】という質問が多く、いろいろ要望も多いらしい。

スポンサーの方々も無茶がきく上にある程度の人気があるキャラクターということで採用してくれることもあり、なんだかんだで346プロダクションに貢献しているらしいのだ。

やったぜ、ぴにゃこら太の認知度が高まっている証拠だ。

 

 

 

 

 

 

 

という話を夢の中で鳳凰さまに報告すると溜息をつかれた。

これだからこやつには気苦労が絶えぬ、と苦笑いされたがどこか嬉しそうにしていたのは気のせいかな。




評価数もお気に入り数も伸びております。
皆様、本当にありがとうございます。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

いつも通りの日常

日付をまたいでしまった


◎月Ц日 天気:ぺっかぺかの、空日和

 

今回のお仕事は何と海外である。オーストラリアの都市シドニーから各所を回ってPV撮影があり、その補助とぴにゃこら太チャレンジの為に参加を要請された。

もちろんパスポートなんて持ってなかったので、親に事情を話して取得した。

親は『すごいアルバイトね、海外にまでいくなんて』と驚いていたが、すぐに落ち着いて『TVでやっていた奴買ってきてー』という風にお土産を頼んできたのはいつも通りである。

 

 

さて今回の収録は様々な観光名所で撮影するものだが、何故か海外の方々からもぴにゃこら太は一定の認知度があるらしく大道芸をやると喜ばれた。

 

後で知ったことだが、クレイジーな着ぐるみとして結構有名らしい。どこがクレイジーか、愛嬌あふれる風体ではないか……これが日本人とオーストラリア人の感性の違いというモノか。

 

 

 

 

 

さてはて、今回の役割はというと前述したとおり、撮影の補助と……なぜかぴにゃこら太を装備して『ぴにゃこら太チャレンジは成功できるか?』企画の撮影である。

ぴにゃこら太チャレンジは結構視聴率も取れるらしく、今回せっかく海外まで来たので何か変わったことをしたいとの事。

プロデューサーとも打ち合わせを行い、何をするか迷ったが…せっかくオペラハウスがあるので、近くの広場でチビぴにゃ達によるオーケストラ演奏(指揮:ぴにゃこら太)で行くことにした。

 

 

 

世界遺産でもあるオペラハウスの近くで演奏するのは気が引けたが、許可を取ってくれた346プロダクションの方や一緒に来ているアイドル達も期待しているようなので、近くの広場にて演奏を行った。

 

最初は初海外ということもあって緊張したのか少し音程がずれてしまったが、次第に落ち着きを取り戻していき最後まで演奏しきった。

その瞬間拍手が起きた時は緊張していたこともあってか、不覚にも目に見える形で喜んでもらえたことで少し泣きそうになった。

 

 

 

 

……という感動もそこそこに次の撮影場所へと向かうと、そこはエアーズロック(大きな一枚岩であり、アボリジニの言葉でウルルともいうらしい)だった。

 

まぁやるとは思っていましたけど、今度は空中で人文字をやるという。

愛を伝える為【LOVE】の文字に挑戦するとの事で、挑戦するのは氏家むつみちゃんと輿水幸子ちゃん、そして何故か俺とプロデューサーである。

 

以前の様に幸子ちゃんが『プロデューサーや他のアイドルも一緒に挑戦しないなら、しませんよ!』とドヤ顔でいったらしいので、以前から空の旅をしたがっていたむつみちゃんと学生時代にやった経験があるらしいプロデューサーが快諾したので問答無用で実行された。

 

結果はもちろん大成功であり、一日ぶっ通しでやるチャリティーイベントで応援映像として流されるそうである。放送が今から楽しみだ。

 




刀語のアニメ見直していたら、更新が遅れてしまいました


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

ちょっと見てみたいお年頃

本文よりも何を書くか悩ましい


◎月Т日 天気:テンキヤダ

 

取り敢えず前回の放送を確認したところ、ちゃんと【LOVE】の人文字になっており視聴率も結構いい数字が取れたのだという事をプロデューサーさんから聞いた。

やっぱり幸子ちゃんがチャレンジするといい数字が取れるという事か、と思った。

そう思っているとプロデューサーさんから一つのファイルを手渡された。

 

そこにはいろいろな年代の方から、『常にいろいろなチャレンジする姿勢に勇気づけられています』、『ぴにゃ、がんばってね』など非常に暖かいファックスやメールが贈られてきていたとのことで、記念に取っておくといいとプロデューサーさんから手渡された。

一生モノの宝物にするとしよう。

 

ぴにゃチャレンジのことを書くのはこれぐらいにして、今日は宿泊中のホテルで面白い事件があったので日記に残しておこうと思う。

やはり海外ロケということもあってか、アイドル達のテンションも若干高めである。

其のせいか、次の公演の予習にとカンフー映画を見ていた大和亜季さん・中野有香さん・真鍋いつきさんの三人がつい熱くなってしまったのかホテルの一室内で騒いでしまったらしいのだ。

 

 

若気の至りとでもいえばいいのか……結構激し目に物音を立ててしまったようで、柳清良さんに制圧されたらしい。

よかった、弟子に真庭拳法を教えてなくて&別室で…教えていたら絶対張りあっていたよ。

有香さんは蛇拳、亜季さんは蟷螂拳、いつきさんは酔拳がお気に入りになったようで、映画を見終わった後で盛り上がっている内についつい騒いでしまったようだ。

もう少しでナース拳が……といっていたらしいが、ナース拳とはなんぞや?いつから看護師に拳法が習得項目になったのだろうか?本当にそうなら物騒な世の中である。

 

 

 

そういえば弟子にこっそりとホテル内でもできる特訓メニューをメモに書き起こしてから、日本を発つ前日にこっそりと渡しておいた。

適度に休憩を取れるように計算されたメニューなので、特に不安はない。

そろそろ合気道か柔術などの護身術を習得させるべきか…すでに基本的な忍術なら習得済みであり、くノ一として及第点は与えられる技術はある。

何より、彼女の質からして悪用はするまい。

 

 

んー…どうにかして改めて実力を確かめたいな、卒業試験ならぬ卒忍試験でも行う形で。

まぁ実際の所、認定試験のようなものをしたいところである。

今度、プロデューサーさんに企画として持ち掛けてみるかな?

 

 

 

 

 

しかし、ぴにゃこら太のお陰で異文化コミュニケーションも何とかなるものだ。

アボリジニの方々との交流では結構な人気で、大道芸をすると喜んでもらえた。

言葉は通じなくともジェスチャーで結構分かり合えるもんだね。

 




人鳥くんは可愛い、異論は認める


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

ぴにゃは安心の印

パターン、緑!奴が来ました!!


@月д日 天気:非常識的な常識ってなんなんでしょう

 

オーストラリアのPV撮影の際に弟子の成長具合を確かめたいなぁ…と考えていたが、機会が向こうの方からやってきた。

 

今回は【センゴク☆ランブ】のDVD企画・特典の一環として、寸劇を撮影するとの事。その中で敵役にも本来なら他のアイドルが選ばれるのであろうが、事前の募集結果では何故かぴにゃこら太がダントツの一位だったのだ。

その理由が以下のとおりである。

 

 

『こいつなら何があっても大丈夫』

 

『着ぐるみが敵っていう絵面が見たい』

 

『ぴにゃこら太、次は劇に挑戦してください!』

 

 

 

…などというメール・葉書が346プロダクションに何通か届いたのが大きい。

それをプロデューサーさんが目を通して企画してみたら、上層部からGOサインが出たらしいのだ。

その許可が下りる時にとある常務さんが達観した様子でコーヒーを飲んでいたらしいが、何かあったのだろうか?

 

 

 

設定としてはぴにゃこら太は悪代官の役で、弟子である浜口あやめちゃんは正義のくノ一の役、相方の丹羽仁美ちゃんは悪を公正に裁く奉行役、あやめちゃんと共に悪代官を成敗する剣客として脇山珠美ちゃんが出演予定であるとの事。

 

 

大雑把な話の流れとしてはぴにゃ代官による悪行によって談合が起きており、横領を受け取っているところから始まる。その証拠である証文を盗み出すところを悪代官に見つかるが成敗するという話の流れらしい。

ふむ……これ、ちょっと意外性を求めて悪代官がめっちゃ強かったら面白いのではないかと思いつき、また話の流れを少し調整すれば弟子と対決できるんじゃないか?そう考えてプロデューサーさんに理由を話して提案してみたところ快諾され、監督さんからは派手な演出を頼むと逆に依頼されてしまった。

偶に思うが、本当にここはアイドル事務所なのだろうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

結論から言うと、派手にセットを壊しちゃいました。

 

筋書き通りに順調に撮影が進みはしたのだ。

剣客として脇山珠美ちゃんが見事な殺陣を演じきったのだが……ぴにゃ代官と正義のくノ一あやめとの直接対決の際、想定していたよりも此方を追いつめてくる弟子に対してついつい熱が入ってしまい所々にばれない程度にお互いに忍法を駆使して激戦を繰り広げてしまったのだ。

その余波でセットが半壊してしまい、撮影終了後に弟子とそろって平謝りした。

しかし、

 

 

『想像していたよりも激しくていい殺陣が取れた!逆にありがとう!!』

 

 

と監督から何故かお礼を言われてしまい、他のアイドル達からも『凄かったよ~』ぐらいの反応であった。

普通ならセットを壊したらいけない気がするのだが…まぁ、それだけいい映像が出来たのだろうと考えて、必要以上に振り返らないことにした。

 




脂肪とのシンクロ率、地味に上昇中(涙)


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

スペース・ウサミン

永遠の十七歳、襲来


@月〓日 天気:ぶわっとふわっと柔らか感触

 

前回やらかした寸劇であるが、結構評判いいみたいで一安心。これで心置きなく仕事に身が入るというものである。今回の仕事内容は無重力体験レポートのサポートとの事。

最近のやりようからいって実際に宇宙に行かせるとかしそうなものだが、流石にチャーターすることが出来なかったとの事で無重力体験レポートへ変更されたらしい。

池袋晶葉ちゃん監修のもと色々な実験を無重力状態でアイドル達が行い化学系の学習番組に使われるとの事。

 

……ということはチャーター出来たらやる気だったのか、346プロダクション。

選ばれたアイドルとして空といえば幸子ちゃん、そして安部菜々さん・北条加蓮さん・堀裕子さんと三人のアイドルが候補に挙がっているらしい。幸子ちゃんはすでに組み込まれている為に残った1枠はウサミン星人である安部菜々さんが立候補したらしい。

なんでこんなに詳しいのかというと幸子ちゃん同様やる事が前提で話が進んでおり、すでにNOとは言えない状態で企画書を提示されたからである。

まぁいいですけど。スカイダイビングしながら人文字やった時よりも難易度は低いし……と思っていたら、ただ無重力状態を体験するのではなく何か面白いことをしたくなってきた。せっかくの機会だし、何かぴにゃこら太チャレンジをやってみようと思う。

 

 

 

 

 

 

 

『ちょ、なんで空というと毎回カワイイ僕が出演する羽目になるんでしょうかね!?まぁしょ、しょうがないですけどっ――――!』

 

『え、えーただいま無重力体験中です!早速なので色々実験してみたいと思います!!』

 

 

無重力体験……それは結構アレな方法で行われる。

まず飛行機を飛ばします。次に一定の高度に達したら、自由落下を開始します。あっという間に無重力体験ができるという方法である。

 

 

正直成人していないアイドルにやらせるには中々ハードルが高すぎやしないかと思うところもあるが、菜々さんが立候補した時に足を震わせながらも自分から手を挙げた時に彼女は【プロのアイドル】なのだと感心させられたものだ。

人生経験豊富そうな発言もされたことから、彼女は芸能界の荒波にもまれる事でかなりの経験を積んできたのだろう。

 

 

因みに今回のぴにゃこら太チャレンジは【チビこら太で人文字を描けるか】というものであった。

正直かなり難しく、まず無重力状態である為に加減が効きにくい。かつ二人の動きを邪魔しないようにしつつチビこら太を操作しないといけないのが大変であったが、何とか仕事をやり遂げることが出来た。

実験をやっている後ろで「ぴ」「に」「ゃ」「こ」「ら」「太」とカメラの隅に映り込むようにしてこっそりチャレンジしながら、二人のサポートを行った。

 

中々に厳しい条件ではあったが、その分やりがいを感じた仕事内容だった。

めったに経験できない事でもあるし、やはりこのアルバイトはいいと思う今日この頃である。




今日は釣りに行ってきましたが、ボウズでした(笑)


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

夢は良くも悪くも変化し続ける

ぴにゃこら太のヌイグルミかフィギュア欲しい


@月Ф日 天気:地面に立っていると安心する

 

今日も今日とてアルバイトである。

ちひろ様より、偶にはメンテしないといけないのでぴにゃこら太を総点検してくださいと説明された。

その為に殆ど使われていない一室をお借りして、細部にまで補修・点検を行った。僅か数か月ながら、既にぴにゃこら太は自分の相棒であるような感覚である。

 

 

思い返せば海に潜ったり、空を飛んだり、海外に行ったり、テレビ出演したり、無重力を体験したり…うん。

普通のアルバイトではなかなか経験できない事ばかりしているな、としみじみ思う。

 

酷使している為か結構補修が必要な部分があったので、ゆっくりと補修していく。

自分で結構な部分が補修できるのが幸いであるが、変声機器(ぴにゃボイス)は流石に弄ることが出来ないため、業者さんか専属のスタッフの方々にお願いすることになるだろう。

 

 

 

そんな感じでひっそりと作業していると、どこからともなく音楽が聞こえてきた。

普通の笛とは違う、温かみのある感じがする。

いったい何なのだろうか?そう考えていると、その笛の方向へ多くの気配が吸い寄せられているのが察せた。

まるでハーメルンの笛吹きみただな、違うのは温かみのある優しい音色だから聞いている人を癒すことか。

 

 

うむむ、ぴにゃこら太にもこういう音楽による癒しを提供できるように訓練すべきか。いっそのことチビぴにゃ達による管弦楽団を結成してコンサートとか開けたらいいなと思う次第である。

子ども達に癒しと笑顔をもたらすことが出来るのならば、十分にやる価値はあるな……次の機会にでもプロデューサーさんに企画を提案してみるものいいかもしれない。

いや、他のアイドル達と一緒にやってみた方がメルヘンチックで色々なファンに対してぴにゃこら太を宣伝もできるのかな?いろいろ考えると夢は広がるものである。

 

 

 

 

 

……そういえば、プロデューサーさんとあった時に今日は珍しく白衣を着ていた。

何かの撮影ですか?と尋ねると違うんだよ、と苦笑されながら返答された。

どうも一ノ瀬志希さんを呼びに行ったら何故かスーツの上着と白衣を一時的に交換する流れになり、交換したはいいがすぐさま一ノ瀬さんが寝入ってしまった為にそのまま白衣姿で過ごすことにしたようだ。

 

替えのスーツはちょうどクリーニングに出しているらしく、白衣を着て仕事をするつもりのようだが…うん、白衣姿も似合っている。

流石は多くのアイドルをプロデュースしているプロデューサーさんである、白衣の着こなし方ひとつとっても格好いい。

自分は私服のセンスがあまりないので何とも羨ましい限りである。

 




不定期更新とかいいながら、結構続けて更新してます。
これもひとえに読んでくださる方々あってのこと、本当にありがとうございます。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

切ない秋空と女心

マンネリ防止が課題


@月Й日 天気:ストップをしたいとおもう空の旅

 

今日は遊園地でのロケであり、いろいろな乗り物に乗ってレポートするという内容だった。

今回も主にぴにゃこら太で出演して、遊園地のステージにてミニライブの合間に大道芸を行う予定である。

 

 

今回は割とまともな仕事内容なので安心していたのだが、よくよく計画表を読んでみるとミニライブの合間にぴにゃこら太が出演の為、結構忙しい。

先方の遊園地からの要望でそれぞれ違う演出をしてほしいとの事。

何故アイドルよりも忙しくなりそうな事態になっているのか不明であるが、ぴにゃこら太の人気が出始めている昨今の状況下で断るという選択肢はあり得ない。

 

よし、気合を入れて演出を考えてプロデューサーさんと綿密に演出の打ち合わせを行わなくてはいけない―――とはいっても今まで通りにやってくれれば大丈夫だとのことなので、いつも通りに曲のイメージや撮影場所の遊園地にあった芸を披露してみた。

 

 

予想していたよりもお客さんが多かったが、安部菜々さんたちがライブにて観客の空気を温めて置いてくれたおかげでノリよく芸をすることが出来たので無事に終えることが出来た。

子ども達に受けたのが良かったが、女子中学生・高校生にもジワジワと人気が出ているらしく結構な割合でその姿が見受けられた。

地道なぴにゃこら太宣伝活動が実を結び始めているのかと思うと感慨深い。

 

 

それそうと中々面白いというか哀しいというか…ちょっとしたハプニングがあったとの事。ライブなども終わり、せっかくなので遊園地で遊んでもいいという時間を設けられたアイドル達は思い思いにアトラクション施設へ赴く中、菜々さんはプロデューサーさんと観覧車に乗ることになったそう。

 

てっきりプロデューサーさんとデートか!?と思いきや、カップル専用のゴンドラに乗ろうとする際に慌て過ぎてしまい、菜々さん一人で一周する羽目になったとの事。

それを聞いた時は面白くもあったが哀しみが大きかった……カップル専用ゴンドラに一人きり、それも周囲の景色を楽しむためにゆっくり進むように設定された観覧車の中で過ごす……俺がそれを食らったらと思うと恐怖しかない――――1人で、遊園地で遊ぶという行為そのものが結構な罰ゲームではなかろうかと考える。

 

流石にそれでは終わらなかったようで、菜々さんはプロデューサーさんと乗りなおしてしっかりと楽しんだとの事。最後には報われたようで何よりである。流石に一人きりゴンドラはよっぽど何かない限りは遠慮したいからね。




実際の所、ぴにゃこら太ってカワイイですよね。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

ぴにゃこら太教室、開催!

前書きに 何を書いたら いいのやら


§月Θ日 天気:体張らなくてもいいじゃない、アイドルだもの

 

 

秋らしくなってくる今日この頃、今日のアルバイト内容はゴルフでした。

接待じゃないよ、指導だよ。

前の企画でホールインワンを決めたことがキッカケになり、アイドルのドリームゴルフ対決にキャディーも兼ねて参加する運びとなりました。

もちろんぴにゃこら太装備で参加。各プロダクションのアイドル達も参加しての大掛かりなゴルフ大会となったが、他のプロダクションの方々にもぴにゃこら太は知ってもらっているようだった。

双子のアイドルがいじってきたり、どうやったらそんなに動けるのか聞いてきた空手系アイドルがいたりと様々な方々と筆談で話したり、中々に有意義な時間だったと思う。

 

 

 

さて、本題のゴルフ対決では346プロダクションからは新田美波さん・相馬夏美さん・脇山珠美ちゃん・今井加奈ちゃんの四名が参加した。

新田さんと相馬さんは終始安定したプレイ内容であり、スコアも3アンダーと2アンダーとかなりのモノを披露したので吃驚した。

これは全体的に見ても中々のスコアで、新田さんは優勝していた。

あの人たち何でも出来るんだな、これが正に才色兼備って奴かと感じたなぁ…

 

 

 

一方、珠美ちゃんと加奈ちゃんの両名は未経験者だったので、この二名のサポートが今日の主な仕事となった。

珠美ちゃんは剣道をやっていることもあって運動に対するカンがあり、結構すぐに打てるようになったが、加奈ちゃんがコツを掴めなかったようなので筆談と目の前で実践してみせた。

自分の体を軸にしてクラブを左右対称に振る事、そしてゴルフクラブを振り上げる際には決して体の重心をずらさないようにする事が大切であると説明すると、加奈ちゃんも少しずつ打てるようになった。

二人ともスコアはよくなかったものの、雄大な自然の中で楽しくゴルフが出来たと満足そうだったので、良かったと思う。

 

 

ただ予想外だったのがいつの間にか【ぴにゃこら太のゴルフ教室】みたいな感じで他のプロダクションのアイドル達とも一緒にラウンドしたことである。

 

折角だからとみんなで楽しくやろうと思い結構な大所帯でラウンドしていたら、珠美ちゃんも加奈ちゃんも他のプロダクションのアイドルの子たちと仲良くなったようだ。頑張って指導してよかったと思う。

それぞれ思い思いのマークをボールに書き加えて、プロダクションの垣根を越えてみんなで和気あいあいとスポーツの秋を楽しめたことは素晴らしいことだ。

ちなみに俺のスコアは2アンダーであり、新田さんに負けたことが地味に悔しい……

 

 




あとがきが 地味に大変 ネタ困る


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

一匹と一羽で合わせて、あなたを〇〇キュア!!

特にありません(前書き)


§月э日 天気:映画日和な気がする

 

 

女優とはなんだろうか。

女性の役者さんのことをいい、当然女性的な髪形をする方が多くなる。

女性的な髪形と言えばいろいろあるとは思うが……間違ってもちょんまげは女性ではなく男性がするものである。

細かく言うと江戸時代、主に老人がしていたらしいのだが。

 

 

なんでこんな書き出しかというと、ちょっとおもしろい思い込みをしていたアイドルがいたからだ。

そのアイドルであるメアリー・コクランちゃんが何故そう思ったのかは不明だが、

 

 

 

『かぶらないと名女優にはなれないノー!』

 

 

 

という風に、ちょんまげのカツラをかぶらないと名女優になれないといいながら、カツラを持つ手が震えつつも被ろうとしていたのを見た。

やっぱりちょんまげのカツラを被るのは恥ずかしさのためか抵抗があるようだが、それは至極自然なことであると思う。

男ならいざ知らず、女優目指すのにちょんまげ姿になる必要性は限りなく低いと思うんだが……日本の知識をどこか間違って覚えてしまったのかもしれない。

 

 

 

さて今回は映画村にて時代劇の撮影を行うので、その為に使用する撮影機材の搬入や撮影の補助である。

今回は流石に真面目な時代劇なので、ぴにゃこら太は映らないとの事。

その分補助に専念できるかと思っていたら、何故か急遽ぴにゃこら太姿でのテレビ出演を依頼された。

 

 

時代劇には映らないなら着ないだろうと思っていたから、着てくれと頼まれたのは意外だった。

プロデューサーさんから依頼されたときにその理由を聞くと、元々次の日に観光用プロモーションを撮影予定だったとの事。

先方がぴにゃこら太の出演は可能かと訊いてきた事と、撮影は先方の地方局スタッフによって行われること、そして時代劇の撮影そのものが順調なのでスケジュールに余裕がある事からぴにゃこら太の出演が決まったらしい。

そのことがうまく伝わってなかったことをプロデューサーさんから謝られたが、別にこちらは問題ないので快諾した。

 

 

特に日記に記すような面白事項はその収録ではなかった…さすがに観光プロモーション用で変なことはさせないか――――ちょっと安心、ちょっと残念なような不思議な気持ちである。

 

 

 

因みに弟子である浜口あやめちゃんは時代劇に忍者役として出演しており、見事な演技力で忍者を演じきっていた……まぁ、本物の忍びなんですがね。

最近割とうさぎを着た弟子とぴにゃこら太を着た俺とでセットでの収録も増えてきている。

どうやら着ぐるみ同士が見せる派手なアクションと大道芸などがウケているらしい。

こちらとしては鍛錬になるし、ぴにゃこら太の宣伝にもなるので大歓迎である。

 




最近、腰が痛いんですよね


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

ピーニャ・コラータンⅢ世

何とか時間を確保できたので、書いてみました。


§月д日 天気:芸術は むふふとむふふ むふふのふ

 

 

 

芸術の秋という事で、346プロダクション内で絵画コンクールが開催されることになった。

何故かぴにゃこら太枠で絵画を今週中に描いて出品するようにとちひろ様より命を賜った。

何でもぴにゃこら太チャレンジの一環との事らしく、ぴにゃこら太装備で描いてくださいねとの事。

ここまで多岐に亘るアルバイト内容があるだろうか、とは思うが…密かに社員にされてないよね?多分大丈夫だろうけど…

 

 

 

それはさておき絵画を描け、といわれても様々な種類の絵画がある。

人物画は相手がいないと厳しいだろうし、面白みがない…なら風景画か、すこし仕掛け付きを描くとしよう…いや、ぴにゃこら太の肖像画とかいいかも知れないと考えながら、画材を持ちつつプロダクション内をうろついていると、ちひろ様にあったので適当な空き部屋はないですかと訊くと教えてくださった。

 

その部屋にいってみると、そこには既に先客が2人いた―――喜多日菜子ちゃんと成宮由愛ちゃんである。

日菜子ちゃんはいつもの妄想むふふ顔とは違い、まるで道場に張り詰めた凛とした雰囲気をまとって真剣な表情で描いている。

おお、なんとレアな表情だ…それだけ真剣に描いているんだなと思っていると……何か由愛ちゃんの様子がおかしい。

両手で赤くなった顔を隠しながらもチラチラ指の隙間から日菜子ちゃんが描いている絵を見ているのだ。

まるで恥ずかしい物をみてしまったが、興味津々みたいな反応である。

 

 

どんな絵を描けばそうなるのか、少々興味がわいてきたが…あんなに真剣な表情で描いているのを邪魔するのも気が引けるので、少し離れたところに準備をしてから下書きを始めた。

大体の構図は決まっていたのだが着ぐるみを着ての作業なので中々手こずるかな、と思っていたものの結構早くに仕上げることが出来た。

さて、この作品みんなが見てくれて笑顔になってくれるといいのだが。

 

 

 

 

そういえばもうひとつ日記のネタがあったので記しておく。

プロデューサーさんへ提出する書類があったので事務所内に入ると、プロデューサーさんの机の前で星輝子ちゃんと佐久間まゆちゃんという珍しい組み合わせの二人が何やら話していた。

机の下をシェアするとかどうとか……プロデューサーさんも大変だなぁ、机の下をキノコ栽培所にされたし森久保乃々ちゃんの隠れ家にされたし…モテるとは思っていたが、机の下までプライベートがなくなるとは中々ないのではなかろうか。

それでもあれだけ大勢のアイドルを見事にプロデュースして成功させているのだから、本当に偉大な人物である。

 

 

 

 

 

後でそのことを聞いてみると、『別に机の下ぐらい気にしないよ、アイドル達が落ち着いて過ごせる場所を作るのも仕事のうちだからね』と何とも大らかな返事をもらった。

 

この人は神様じゃなかろうかと思う、今日この頃だ。

 




謎のお気に入り数増加に吃驚しています。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

秋空とお菓子のオーケストラ

10月2日 日間ランキング 8位

―――ファ!?な、なにが起こっているんだ…


§月‰日 天気:待ったなし イベント開催 もうマジか

 

 

前回のぴにゃこら太の肖像画は入賞こそ適わなかったが、コンクールに来て鑑賞した方々からは面白かったとの感想が多数寄せられており、感想ランキングがあるならば一位だった。

まぁ、無駄に歴史上の人物っぽく仕上げた渾身の一枚だから、笑いが取れたのならよかった。個人的には少し離れたところで描いていた二人の様子を見るのが面白かったが。

 

 

 

さて今回のお仕事は以前お仕事を頂いた飲料メーカーからの、食欲の秋ということで新製品と別のメーカーのお菓子の新製品を合同で試食・試飲会を開くとの事でそのサポートである。

 

今回ばかりは以前のような謎の気合の入れようを防ぐため、プロデューサーさんに前もって話をしてみた。

今回は子どもがメインのターゲットのイベントとの事で、流石にそこまでしないとの事で、それぞれ動物のコスプレをイメージしたファッションを来てもらうらしい。

流石にそれなら大丈夫か、と思ったら結城晴ちゃんと村上巴ちゃんの二人がどうにも恥ずかしがっているらしい。

難しい年ごろだからかな、と思って企画書を見せてもらうと―――

 

 

 

【セクシーでかわいいどうぶつコスプレショー開催!新しいお菓子とジュースもあるよ】

 

 

 

……プロデューサーさん。これもファッションだろうけど、流石にセクシーを売りにしていない二人にこれをさせるのはいかがなものかと。

 

子どもがメインターゲットのイベントなら、せめて普通の衣装にしてあげてください、と話すとプロデューサーさんもどこか違和感を覚えていたらしく、どうしたらいいか二人の意見を聞いてから実施することにするらしい。

 

アイドルって本当に大変な仕事であると思う。

バラエティ・舞台・ライブと多彩な仕事内容をこなすのだから…

 

 

 

 

 

 

 

 

さてイベント当日に俺が行ったのは前とさほど変わりない仕事内容であり、イベントの合間に芸をやったり、ふれあいイベントで子ども達と一緒に写真を撮られたりの一日だった。

 

本邦初公開、指揮ぴにゃこら太・演奏チビこら太達による野外オーケストラは結構多くの人々が見に来ていたので、宣伝としては中々の集客力をみせたのではないかと思う。

 

普通のオーケストラなら飲食なんてしないイメージがあるけども、秋空の下でオーケストラの演奏を聴きながら新製品の試飲・試食してもらったのが良かったのか、簡易的なステージの前に設置されたパイプ椅子の前には多くの子供たちがいて笑顔を浮かべていた。

自分のやったことで笑顔が見れるっていうのは、やっぱりいいね。

 




嬉しすぎて舞い上がったので、速攻で書き上げました。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

いぇい♪なお茶会

最近体力が落ちてきていると実感してます


§月И日 天気:ふんふん、ふふーん!

 

 

芸術の秋はまだまだ続くようだ。今回の企画はアイドル写真展とのことで、346プロダクション系列の百貨店にアイドル達が思い思いに撮った写真を展示するというもので、よりアイドル達を身近に感じてもらうと共に魅力を発信していこうという企画である。

もちろん、他のイベントもある。

屋上の特設ステージでライブがあったり、以前あったラ〇ダー光琉のショーがあったりと結構盛りだくさんな内容のイベントである。

以前あった絵画展の様にぴにゃこら太枠で出品をするようにちひろ様より言われたので、今回もぴにゃこら太装備で何処かで面白い写真でも撮影できないものかと346プロダクション内を探索した。

 

 

 

 

『川島さんぐらいにはじけた方が……いぇい!……どうかしら』

 

『いやいやいや、川島さんはもっと明るく弾けてるよ、こんな感じかな―――イェーイッ!』

 

『そうね、やってみるわ・・・いぇい♪』

 

 

 

 

すると、何故か服部瞳子さんの慌てた声と姫川友紀さんの張り切っている声が聞こえてきたので部屋をのぞき込んでみると………なんということでしょう、瞳子さんの素敵な【いぇい♪】な笑顔があるではありませんか。

 

この機を逃すまいと瞬時にシャッターを連続で押し、シャッター音で此方に気が付いた瞳子さんたちと目が合った。

すると瞳子さんがみるみる赤くなっていき、友紀さんはよくやったといわんばかりに頷きながら此方の肩を叩いてきた。

理由を説明して、渋っている瞳子さんを二人がかりで説得してこの写真を出してもいいという許可を本人より取りつけた。

もちろんプロデューサーさんにも許可をもらっておいた。

むしろよく撮ったと褒められたぐらいである、これは今回こそ入賞があり得るのではないだろうかと期待に胸を膨らませてしまうな。

 

 

 

 

 

 

 

と思っていたが、優雅な写真と面白い写真が取れてしまった。

大和亜季さんや片桐早苗さんたちが優雅なお茶会をしていたので一声かけて、これはアイドルの優雅な光景が撮れるかなと思って幾つかの写真を撮らせてもらっていると、

 

 

『そのティーセットもいいのを持ってきましたの』

 

 

その一言が亜季さんと早苗さんをはじめとする一同の表情を一変させ、面白いぐらいに顔を青ざめさせて手を震わせながら、紅茶を飲んでいた。

同席していた藤原肇さん曰く、雑誌に載るほどの高級なティーセットらしく、その上茶葉も中々のお値段がするセレブな物らしい。

普通に飲めばいいのだろうが……ティーセットのいいものというと割とシャレにならない金額のモノもあるから、思わず緊張してしまったのだろう。

自分では想像もできない味だろうが、アイドル達の茶会はやはり絵になるものなのだな、とつくづく思う次第である。

 




運動しないとなぁ……


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

此方は如何ですか?

難産回。


§月℃日 天気:ナンデマター

 

前回の写真展はなんと大賞を頂くことが出来た。

明るく瞳子さんの素敵な【いぇい♪】な笑顔にやられたのか、瞳子さんのファンクラブ会員が結構増えたとの事。これはとてもいいことをしたなぁ…

 

さて今回のお仕事はというと、スマホに新規参入した企業からのCM撮影である。

新らしく開発された機種の使いやすさ、そして家族で入ると割引がされるというスマホのコマーシャルとしては至極落ち着いた内容になっている……ぴにゃこら太も出ることを除けば。

 

個人的には普通に渋谷凛ちゃん・神谷奈緒ちゃん・北条加蓮ちゃんのユニットであるトライアドプリムスだけの方が見栄えすると思う、しかも地味な人気があるとはいえ、ぴにゃこら太も出すとなんかこう、違う気がする。そう思い、トライアドプリムスのみの方がよろしいのでは?とプロデューサーさんに質問してみた。

 

そうしたら先方より寧ろぴにゃこら太のバージョンも出すことで子どもにも関心を持ってもらえるようにして、子どもから大人まで幅広い層をターゲットにしたいから出てほしいとの要望が出ているらしい……企業から要望が出るほどの知名度を得たか、ぴにゃこら太。

 

………感慨深いぜ。

これは頑張らねば―――――え、プロデューサーさん、これ本当に?この内容で行くんですか?えーと、頑張ればいけなくはないですが。ちょうどいい機会なんでちょっとお願いが。ええ、どうせならと思いまして……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『おつかれでしたー』

 

遠くの方から聞こえてきたので、いよいよぴにゃこら太版のCM撮影である。

この機会の為に態々プロデューサーさんとあるお方にご協力いただいたのだ、失敗は許されない―――――いくぞ、弟子よ。

 

 

『ぴにゃ、ぴにゃ~ん』【はい、師匠!!】

 

 

 

ぴにゃこら太版のスマホ撮影にピンででては面白みがない。

なので、折角家族割というサービスがあるのだから、ぴにゃこら太の家族を作ってみてみいいのではないかと思い、やけに艶のあるボイスのピンクぴにゃこら太、渋くカッコイイダンディ声の黒ぴにゃこら太、息子として小さめのぴにゃこら太達を制作してみたのだ。

 

流石にチビこら太達を操作しながらだともう一体の操作が難しくなるので、ピンクぴにゃこら太の中には弟子である浜口あやめちゃんに入ってもらい撮影に及んだ。

 

実際のCMには字幕が出るとの事なので、思いっきりぴにゃぴにゃ喋ってみた。

端から聞いていると何言っていんだこいつら、となるであろうがぴにゃボイス変換器を内蔵したぴにゃこら太達の間ではコミュニケーションはバッチリなのである。

 

印象に残りやすくインパクトがあるものにしてくれとの先方からの依頼により、せっかくなのでぴにゃこら太ファミリーによるラインダンスを披露してみた。

結構様になっていたのを自負するが、その放送後の反響もよかったみたいで先方からぴにゃこら太プランなるものを作るので入会しないかと誘われた。

早速内容を見てみようと思う次第である。




オリジナルの話は考えるだけで大変でした。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

346の守護〇

難産回でした……っていつものことか。


§月Ζ日 天気:雨は虹を作るんだよ

 

さてはて、そろそろかくし芸の準備をしなくてはならない季節がやってきましたよ……いきなり何のことを言っているんだかと書いていて思う。

実際の所は新春のかくし芸の特別番組の収録にぴにゃこら太も出してもらえることになったので、そろそろ練習しないといけないというわけである。

鷹富士茄子さん達もかくし芸大会に向けて練習を行っているようで、なにやらアイドルがしちゃいけない顔をしているとかなんとか聞こえてきた。

アイドルがしちゃダメな顔になっていると言っていたが、いったいどんな芸なんだろうか、すごく気になる。

 

 

 

……しかしかくし芸と言ってもなぁ。

ぴにゃ楽団によるベートーヴェン交響曲でと思ったが、以前に別の場所でやっていたので却下だな。うん、ここは原点に立ち返って手品にしよう。

手品と言っても色々あるからな、やってないやつをピックアップせねば。

 

やっていないとなると、二人がかりでやる手品の奴か。いっそのこと大掛かりな装置を使ったやつをしてみようかと思いついたので、プロデューサーさんに話してみるとすんなりとOKが出た。

いいんですか、これ結構危険な奴ですが……あ、君なら何があっても大丈夫と。

変な信頼ありがとうございます。

どうせなら巨大水槽からの脱出とか巨大な箱の中に入ってぐさぁーっとされても無傷でしたって奴がいいのかもしれない。

これまでは能動的に動いてぴにゃこら太ファンの皆様に披露してきたが、そろそろ変わりネタを入れておかないとな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんなこんなでいろいろ案を出しては道具を作成・実際にやってみる事を繰り返していると、ついつい真夜中近くまで練習に励んでしまった。

 

気が付くと、プロデューサーさんとちひろさんに事前に許可を取っていたとはいえ…そろそろ帰らないとまずい時間帯になっていた。

警備員の方に缶コーヒーを差し入れしてから、出ていこうとすると逆に事務所内に入っていく人影が…あの後姿は佐久間まゆちゃん…?こんな時間に一人で事務所に来て大丈夫だろうか。

 

何か考え事しながら動いているような感じなのが気になった。

其の後で装置の作成に使った工具類を後片付けしていると、なんかやけに香ばしい香りが漂ってきた。

もしかしてまゆちゃんは真夜中に料理でもしに来たのだろうか?

彼女の行動は大体がプロデューサーさんに関わっていると思うので特に問題はないと思うが、念のために警備員さんに報告しておくと共にプロデューサーさんにメールで連絡を入れておく。

流石に深夜帯に女性一人で事務所に来たのはまずいらしい。

そのままプロデューサーさんが到着するまでの間、まゆちゃんを見守っていてあげてほしいと頼まれた。

プロデューサーさんは短い時間で来るそうなので、こっそりとぴにゃこら太装備で影ながら見守った。

 

 

 

後日、深夜に徘徊する何かがいるという怪談が346プロダクション内に広がってしまった。これはいけないと思う、何事も問題が起きないよう皆を影から支えていこうと思う。




アニメを最近見ていないので、流行のアニメがわからなくなってます。
年を取ったものだと実感している今日この頃。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

戦わなければ、生き残れない

お久しぶりです、こっそり更新してみます。


§月Р日 天気:おにぎり食べたい

 

 

 日頃アルバイトのことばかり日記にかいているので、偶にはそれ以外についてに書いておこうと思う次第。まるでワーカーホリックみたいになっているのではない、自身の平凡すぎる日常が悪いのだ。

 

自分の趣味といったら精々が銭湯通いや、サバイバルゲーム、ガンプラ作り、読書と地味なものなので話題が広がりそうにないのが欠点か…まぁ、最近驚くことにサバイバルゲームに知っているアイドルがしれっと参加していたのだ。

 

大和亜季さんの趣味がサバイバルゲームであることは公表されているプロフィールで知ってはいたが、まさか実際に対戦相手として相まみえることになろうとは思いもしなかった。

元自衛官の方々も参加されているほどのかなり実践的なサバイバルゲームなのに、彼女は自衛官にも引けを取らないほどの腕前を披露していた。

何であんなに動けるのかな、と感心したのを覚えている。

 

弟子もあれぐらい動ければ文句はないのだか……まぁまだ成長途中なので、しょうがないか。

そういえば何故か鳳凰様がしっていた背弄拳を今度弟子に教え込んでみてもいいかも知れないな。

 

 

 

それはさておき……結構強かったな、亜季さん。

最終的には自分が勝ったものの、何故か参加していたプロデューサーさんと連携を取りつつ此方をジワジワ追いつめてきたときは焦った。

友人はあっさりやられてしまっていたのでこちらも迎撃して、勝利を得ることが出来た。

亜季さんは当然ながらフル装備だったが、プロデューサーさんはスーツの上からサバイバルゲーム用の装備を付けていた……何かスーツに強い拘りでもあるのだろうか?

 

忍術使っていいルールだったら五分以内に全滅させる自信あるけど、流石にそれは卑怯かと思い自重した。俺はノリでぴにゃこら太装備にて参加した。

 

つい家にもぴにゃこら太の着ぐるみを自作してしまったのだ。

いうなればぴにゃこら太MK-2とでもいうべきか、通常のぴにゃこら太よりも動きやすく改良している。

サバイバルゲーム仕様という事でより音を立てないように足裏には特注の柔らかい素材を採用しており、かつサバイバルゲームで使用する道具類も着ぐるみに合わせてサイズを計算して調整するほど自身がサバイバルゲームにはまるとは思っていなかった。

数年前に誘ってくれた友人に感謝である。

 

 

 

 

 

のちほど、ぴにゃこら太がサバイバルゲームに参戦か!?と専門のサバゲー雑誌に取り上げられていた。

そのことでプロデューサーさんとちひろさんから呼び出されてしまい、事前に許可を取ってからそういうことをするようにと厳重注意を受けてしまった。

動きからばれてしまったのだろうか…プロデューサーさんの目を欺くことは出来なかったか。

ぴにゃこら太の体の色はより保護色に近い濃いダークグリーンにしておいたし、いろいろばれないように工夫していたのだが……世の中、中々上手くいかない事もあるものだと感じた一日だった。

 




最近、まほエルにハマりました。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

ドッキリは年末年始が旬である

何とかかけました


Β月Ε日 天気:知らんがな

 

さて、いよいよ年の瀬である。

年の瀬と言ったらアイドル事務所的にはバラエティー番組をはじめとして様々なイベントにアイドル達が出演する為に非常に忙しい時期ともいえる。

もちろん自分も無関係ではなく、ぴにゃこら太としていろいろなイベントに出演させていただいた。

 

そんなある日の事、一風変わったドッキリのアイデアはないかとプロデューサーさんから相談を持ち掛けられた。

ドッキリの対象は緒方智絵里ちゃんであり、最近グラビアの仕事を始めバラエティー番組の出演も多くなっている売れっ子アイドルである。

 

智絵里ちゃんに普通のドッキリ(顔面クリームバズーカ)とかは流石に酷だと思われるので……ここは逆方向からのドッキリを仕掛けるのはどうでしょうか、と提案してみる。

詳しく内容を話してみるとプロデューサーさんも乗り気になったので、ちひろ様のご意見を拝聴しつつ智絵里ちゃんに着せる衣装や演出の方法を話し合った。

こういうドッキリの方が準備をしていて非常に楽しいものである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私、緒方智絵里はアイドルをやっています。みんなの協力があって何とかアイドルをやれていますが、ここの所バラエティー番組で変わった衣装を着る事が少しずつ増えてきているのが気になっているところです。

 

 

 

(そういえば、きょうはどんな衣装を着るのか聞いてないな)

 

 

 

グラビアのお仕事、という事だけは聞いています。

 

もしかしたらうさぎさんの衣装かもしれませんし、体力テストのようなモノなのかもしれません。

 

未だにそういう衣装を着て仕事をするのは恥ずかしいところもあるけれど、私も346

プロダクションのアイドルの一員なので泣かずに精いっぱい頑張ろうと思います。

 

そんな風に考えていると、ドアが開いてぴにゃこら太が入ってきました。

 

 

 

 

『ぴにゃにゃ、ぴぴにゃ~』

 

 

 

可愛らしい声と正反対の印象を持つ物騒なものを携えて、そのうえ何故か私がロックオンされてしまいました。

 

 

 

「え、ぴにゃ?なんでバズーカを――――きゃっ!?」

 

 

『ドンッ』というとても大きな音がたち、部屋の一部の壁が壊れてしまいました。

ぴにゃが使ったバズーカのせいなのか視界が非常に悪く、煙で周りがもやもやしています。

 

 

 

「けほけほ…い、いったいなんだったんだろう」

 

 

 

よくわかりませんが、ぴにゃが使ったバズーカは単に煙を発射しただけのようです。視界が悪い以外、特に何も害はありませんでした。

 

 

私が驚いていると、結婚式でよく流されている曲が聞こえてきました。

煙が徐々に晴れていくと共にライトアップされていくのはウエディングドレスで、とても可愛らしくて、綺麗で、美しく見えました。

その隣にはプロデューサーさんがいて、これが今回の衣装だよと説明されました。

 

すると思わず感極ってしまい、すこしだけ泣いちゃいました。

でも、こういう涙ならいいな、とアイドルをやっていてよかったと、そう思えます。

 

 

 

 

 

 

 

 

ふふふ、無事にドッキリ大成功したので一安心。

無駄に洗練された無駄のないドッキリであるーーーのかは判らないが、プロデューサーさんが新郎用の衣装に着替えて花束を持っており、演奏はぴにゃこら太楽団による演奏である。

 

智絵里ちゃんがウエディングドレスのCMを見ていいなぁ、と呟いていたのをちひろ様が目撃していたので、ウエディングドレスを衣装に決定。

意表を突く形でみせたいので、年末という事もあり今回のようなドッキリとなった。

ドッキリと言ったら驚かせたり痛い目に遭ったりすることもあるが、それ以上に人を喜ばせるドッキリは用意のし甲斐があるというものである。




皆様、良い年を。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

オシャレな〇〇

ファンションセンスZEROな私(笑)


 

Β月З日 天気:う、羨ましくないんだからねっ!

 

ファッションに疎い自分だが、このままではいけないと思う今日この頃である。

何せ仮にも346プロダクションにて働かせていただいている身なので専門用語こそ朧気ながら理解できるものの、これからの仕事を考えると少しは勉強した方がいいだろうと思う。

 

 

しかしファッションに詳しくない自分がどうやったら学べるのだろうか、雑誌はどれを見てもよく判らない。

その旨をプロデューサーさんに相談してみたところ、今度街頭でイベントを行うらしく、そのイベント前の数日間に様々な場所でフライヤー(広告などを配る係の事)をしてほしいと頼まれた。

 

実際にオシャレな人を見て勉強するのもいいとの事で、この提案を受けることにした。百聞は一見に如かず、見て学んでいこうと思う。

え、ついでにオシャレな人にインタビュー調査してきてほしい?

了解であります!

 

 

さて、実際にオシャレな人を見る為にやってきました都内某所。おしゃれに疎い自分でもテレビで度々放送されているので知っているほどのオシャレな場所である。

一見しただけでもオシャレな人がどんどん通っていく辺り、流石であると思う。

んー、雑誌で見たような服装している人あんまりいないな。

やっぱり高いからかな?でもそれぞれ個性的でしっかりとオシャレをキメていると感じるから、凄いなと感心する次第である。

因みにちゃんとぴにゃこら太の着ぐるみを着用してフライヤーの仕事とインタビューをしっかりこなしつつ、観察しております。

 

あ、こら少年少女たちよ…ぴにゃがカワイイからってタックルしないでおくれ、それ地味に痛いの。ささ、チラシや風船どうぞー、どうぞー。

 

そうしていると以前の様に一定の距離を保ち始める通行人の方々。少年少女たちも期待に目をキラキラさせている。え、何いつものやって?・・・・しょうがないなー

 

 

 

 

 

 

 

 

Side:綾瀬穂乃香

 

さて、やってきました都内某所。

オシャレなきらりさん達に聞いてみたら、オシャレを見て学ぶにはこの町が最適との事らしいです。

ここでオシャレについて観察して学んでいきたいと思います。

 

 

ふむふむ。確かに一目で見てオシャレな人が多いです。

しかも雑誌で見るような人以外も多いから非常に勉強になりますね―――うん?なんだろう、あの人だかり…

 

あ!大きいぴにゃこら太だ!!やっぱりカワイイな~

……でもなんでここにいるんだろう?周囲を見てみると皆さん同じチラシや風船を持っていました。多分、フライヤーの仕事かな?

 

ちょっと離れたところから観察していると、ぴにゃこら太が何やら手品を始めました。私は生で見るのは初めてですが、いろいろな工夫がされてあってとても見ごたえがあり見ていて笑顔になれる……そんな時間を過ごすことが出来ました。

 

其の後で記念撮影もさせてもらうことが出来たので、折角だから抱き着いてから撮影してもらえたので、とても幸せです。




今回はパンチが効いていないな・・・もう少し捻らねば。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

とんでとんでとんで~、まわってまわって~

時期的に逃せないネタなので、速攻で書きました


ρ月Ψ日 天気:足元が凍っているので要注意

 

夏と冬――四年に一度開かれる祭典といえばオリンピックである。

いよいよ開催も迫ってきている中、応援番組や特集番組の撮影も多くなってくる。

そうすると自然とアイドル達の出演機会も増えてきているので、ここ最近はアイドル達もみな忙しそうである。

インフルエンザなどの病気もはやりやすい時期なので、皆いつも以上にのどのケアや体調管理には気を付けているようである。

此方も注意しないとな…と考えてつつ、ぴにゃこら太を装備しているとプロデューサーさんがやってきた。

しっかりと挨拶した後、今度の撮影の打ち合わせが始まった…と思ったら、どうにも自分が思っていたのと内容が異なっていた。

 

 

 

どうもスポンサーからの依頼により、346プロダクションのアイドル達だけではなくぴにゃこら太にも白羽の矢をたてたらしい。

 

プロデューサーさんによる説明によると子どもの皆にもオリンピックにより関心を持ってもらおうという趣旨らしく、様々な競技にチャレンジしてみようという内容との事。

 

なるほど……自分はこの競技にでればいいんですね?やってみます。

ついでに他にも出てほしい競技もあると…了解であります、ガンバって視聴率取ってきます。

 

あんまり張り切りすぎないようにですか?はは、大丈夫ですよ今までやりすぎたことはないですから――――え、常務さんから念を押して注意しておけと言われた?

 

今まで特に何も言ってこなかった噂の美人常務が念を押す―――これは期待感の表れか!?よし頑張らねば。現役選手にだって見劣りしない演技みせたる!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それからというもの、ある場所に通いつめた。

ある時は我流で技を磨き、またある時は家でひたすら一流選手の映像を見て学び、そして夢の中では獣組の皆さんと一緒に案を出して構成を話し合った。

 

 

 

 

『今回のチャレンジャーは―――――ぴ、ぴにゃこら太です!なんということでしょう、元オリンピック代表選手に挑むのはぴにゃこら太です!!果たしてキャラクターがフィギュアスケートに出てこようとはいったい誰が予想できたでしょうか!!!』

 

 

 

 

そして今、氷上へと赴く―――――全ては、勝つために。

 

 

 

 

 

 

 

まぁ、流石にオリンピック出場経験がある選手に勝てるわけはなかったです、はい。

結構いいところまでは行けていたんだけどなー、ジャンプもしっかりとできていたし。

 

スピンコンビネーション・フライングスピン・スピンを1つずつ含む3つと、2回までのステップシークエンスといった要素をきっちり13個ミスなくしっかり捻って飛んで滑りきったんだが世界の壁は厚かった。

しっかり四回転ジャンプ決めたんだけどな、勝てなくて残念。

でも相手の方から元選手とかじゃないよね?と疑われ、最終的には『まぁ、ぴにゃこら太だし』と納得してもらったので、それなりに自分の努力の結果を示せたのかなと思う次第です。

 

他の競技はというと、スキージャンプとボブスレーなどに参加させていただいた。

ボブスレーでは幸子ちゃんが非常に大きな声を出していたので、きっと楽しめたのだろうと思われる。

他のアイドルの面々も楽しめたようなので何よりである―――いやはや、今からオリンピックを見るのが楽しみになってきたな。




前回には足りなかった捻りを入れてみました。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

○○は見た…一冊の本に隠された秘密とは!?

今までの中で一番の地味回だと思う。多分後で改稿します。


ρ月〇日 天気:見られたら穴に入りたいですしぃ…

 

 前回の件でちひろ様より厳重注意を受けてしまった。

どうやら前回の美城常務さんから激励はやりすぎることなく押さえろという意味合いであったらしく、ぴにゃこら太がいつものようにやりすぎる現実にそろそろ抑えておけよという警告だったとの事。

なるほど確かにやり続けてしまうと飽きられてしまうかもしれないからな…流石は有能と噂される常務さんである、しっかりと書き記すことで忠告を置け止めておこうと思う。

 

 

 

今日の仕事といえばイベントの打ち合わせ、荷物搬入の手伝いなど裏方の業務がメインだった。最近はフィギュアスケートや公開収録での手品など目立つ表方の仕事が多かったので、久々に素顔を出して仕事をする―――かと思いきや、実は最近は裏方の作業でもぴにゃこら太を装備して仕事をしている。

 

これにはもちろん理由があり、ちひろ様より八神マキノさんを筆頭に、ぴにゃの中身を知りたいとアレコレ動いている人たちがいるらしいのだとか。

まぁ、以前からそういうのはちょいちょいあったから判りましたと返答しておいた。

弟子である浜口あやめちゃんにはアッサリとバレてしまった過去があるので、346プロダクション内で仕事する際は何時も注意を払っておきたいためにぴにゃを装備することにしたのだ。

幸いにも以前に他のアイドル達に素顔を見せたことはないし、特に問題ないと考える。

 

 

 

それはさておき、今日は面白いものが見つかった。

いつも使わせてもらっている更衣室の掃除をしていると、プロデューサーさんから事務所の掃除も頼まれた。その為に掃除を行っているとプロデューサーさんの机の下から一冊の本が見つかった。ピンクの装丁が施されたかわいい日記帳である。

 

流石にプロデューサーさんの私物ではないと思われるので、プロデューサーさんが戻ってきた際に報告して手渡しておいた。きっとアイドルの誰かの私物なので、中身は見てはいない。なんか見てはいけない禍々しいオーラを感じたのは気のせいだろうか。

 

さて、プロデューサーさんの机の下というと特定のアイドル達に会えるスポットである。

書いていて机の下で出会えるアイドルって何だろうと思うが、実際にいるのだから仕方がない。

彼女たちとはぴにゃとしてある程度の面識があり、時々筆談での雑談もする。

今日は星輝子ちゃんが何やらごそごそしていたので、何をしているのか質問してみると、

 

 

 

 

「な、なにか判らないけど……い、一冊の本がトモダチの机の下の方から出てきたんだ」

 

 

 

 

と言われた。

彼女の手の中には確かに一冊の日記帳らしきものがあり、先ほどをは打って変わってオシャレな感じの装丁が特徴的な本である。

何かポエム帳っぽい気もするので、これも見てはいけない。

こちらも先ほどの本と同様の対処を行った。

 

 

 

 

 

そういえば輝子ちゃんといえば先日、街中で珍しくピンク色の可愛らしい服装をしてプロデューサーさんと歩いているのを見かけたことがある。

なんだ、可愛らしい服もやっぱり似合うじゃないか、もっと自信を持っていいとおもうんだけどなぁ…と思っていると、彼女がくしゃみをしたかと思うとメイクもしていないのにライブバージョンの彼女になってしまった。

流石に悪目立ちするかと考え、周囲の関心を集める為に咄嗟にぴにゃこら太によるゲリラ手品ショーを行った。

ちょっと派手やってしまったので、後ほどちひろ様と元警官の片桐早苗さんより注意を受けてしまったが。

 

 

 

後日、輝子ちゃんに原因を聞いてみると……どうやらリア充が多くいる空気が肺にきたんだろうと彼女は話していた。

まぁ確かにあの街はリア充がおおいからな、と納得した。

しかしよく話を聞いてみると落ち着こうとしてラマーズ法の呼吸をしてしまい、ライブバージョンの彼女が出てしまったらしい。

一度ああなると一定以上発散しないと戻りにくいらしい。確かにストレスとかためてしまうと発散したくなるもの、しょうがないね。

 




数日前に友人の車で遠出したんですが、結構すぐに車酔いしてしまいました。
前はもっと大丈夫だったのに…変なところで年を取ったな、と感じる今日この頃です。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

ぴにゃ、ぴにゃにゃ、ぴぴにゃー!!

書けたので投稿します


ρ月×日 天気:快晴というほどでもない晴れ

 

 

今日も今日とてぴにゃバイトである。

1ぴにゃバイトに換算すると結構割がいいので生活の支柱となっております、346プロダクションで働けて最高である(目グルグル)

 

 

それはさておき。今日はぴにゃこら太がライブ出演(脇役)で出るので、参加してほしいという話をプロデューサーさんから聞いていた為にぴにゃこら太装備にて会議室に入った。

 

まぁ前回のブラックこら太とは違って巻き込まれる側なので、精々避難誘導するという程度である――――先方的にはむしろぴにゃこら太を巨大ロボット化して、悪役側と戦わせたい的な案も出たがそれだとライブのイメージに合わないという事と、ぴにゃこら太のイメージが強すぎるという意見が出たためにライブでは行わないとなったとの事らしい。

 

しかしもう一つの案として『鋼鉄公演 きらりんロボ ―襲来!コスメディア帝国―』の公演時期と、とあるロボットゲームの発売が重なる事を記念してコラボ企画が行われると決定したらしい。

其方には帝国側のキャラである傑人の一人『素晴らしきピニャ・コラータ』としてゲスト出演が決定したとの事。やったぜ。そっちの話し合いも含まれたので、話し合いは結構長引いた。今度モーション撮影があるとの事なので、今から楽しみで仕方がない。

 

 

話し合いが終わってからプロデューサーさんへ報告することがあったので事務所へ入ると、諸星きらりちゃんを始め複数のアイドルが頭を悩ませているようだったので筆談にて質問すると、

 

 

 

「監督さんから宿題が出されたんだけど、これを考えるのがむずかすぃにぃ…」

 

「『君たち主役だから必殺技名は自分で考えてみて』って、変わった宿題を貰っちゃったワネ……どうしたものやラ」

 

 

 

なるほど、そういう事か。確かに普段からアニメやゲームに普段から慣れ親しんでいる人からすればアレコレ案が出るだろうが、慣れていない人たちからすると難題だろう。

ここは中二病な言葉を話すアイドルやロボットの専門家にアドバイスを貰ってはどうだろうかと思うが、彼女たちは『カッコイイ必殺技名を自分で考えてみる』という思考に囚われているらしく中々表情が優れない。

 

 

 『いっそのこと、自分たちらしい技名にしてみてはどうか』

 

 

と書いて伝えてみると、

 

 

 

「「「それだ!」」」

 

 

 

と賛同を頂いた。

なんかセリフっぽい技名を考案していたが、彼女たちの顔には明るさがあり生き生きとしていたので良しとしよう。

採用されるかどうかは監督の判断であるが、世の中には『ごっつい〇イガーバ〇ーカ』という変わった技名を持つ格闘キャラもいるのだから……個人的には彼女達の案はアリだと思う。略せば【SMHビーム】と【HMFMぱんち】となるだろうか?

何にせよ、今から収録が楽しみで仕方がないな。




最近、近所でやってるまほエルの大会が私しか参加者がいない状況です(涙)


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

明けました、ぴにゃこら太は如何ですか?

かなり久々に投稿します。
クオリティーの低下にはご容赦くださいませ。


……決して今まで遊戯王とかスパロボとかいろいろゲームやってたとか、そういうことはアリマセンヨー。


ρ月Υ日 天気:俺は…生きる!!生きて(以下略)

 

 さてはて、今日はお正月である。お正月というと色々イベントがあり、子どもは喜び大人は忙しいという年に一度の日である。そんな世間一般でいう所のお休みの日であっても、346プロダクションは稼働している。

 

むしろ普段よりも忙しいといえよう。何せ大所帯である為に、あるアイドル達はお正月の生放送番組に出演、別のアイドル達はイベントに出演、各プロデューサー達はそれらのサポートなどに大忙しだからである。

 

一見、私には何の関係もないだろうと思うのだが…ところがどっこい何とぴにゃこら太にも仕事が回ってきたのである。まぁ今まで通りにアイドル達のサポートを行いつつぴにゃこら太のアピールもすればいいと考えて、ちひろ様の言う通りにしました。

 

……何か最近ちひろ様もどこか疲れたかのようで、ぴにゃこら太として出演する際の諸注意を受けている際にどこか悟ったような顔をこちらに向けている。やはり年末年始は忙しいのだから、疲労がたまっているのだろう、ちひろ様の分も含めて頑張って仕事をしなければならぬと気合が入る次第である。

 

 

 

 

 

 

 

 

無駄に長い前置きはさておき。正月番組特有の挑戦する系の番組には数本お邪魔させていただいた。とある番組ではサイキックエナジーが新曲を披露する際にドラマーとして演奏したり、別の番組ではクルージング中に鯱と格闘したり、またあるイベントでは子供たちに応援されながら年少組アイドル達と一緒に餅つき大会を楽しんだりと結構一日としてはハードであったが、一人で過ごす正月というもの暇なだけなので充実した一日であったとは思う。

 

 

そういえば、餅つき大会ではライラちゃんと菲菲ちゃんが上手に餅つきできていたので良かった良かった。

二人はお正月が差し迫った年末に餅つきの練習(その時は呼吸を合わせる為なのかエア餅つきをやっていた)をしていたので、頑張っている二人のためにと自分と大道具さん達の合作である餅つきセットをプレゼントした。

二人は喜んでくれて終始笑顔で餅つきの練習を重ねていったので、本番でも楽しそうに餅つきをしてファンの方々へ振舞っていた…その二人の姿にファンの皆さんも満面の笑みで楽しんでいるという事が伝わってきたのでうれしい限りである。

途中からは他のアイドル達も参加して色々な地方のお雑煮をみんなで食べるというイベントへと自然な流れで変更されていったが何事もなくイベントは終了した。

 

 

かくいう自分は何をしていたかというと、年少組アイドル達にお年玉を配ったり、お客さんたちにもお雑煮を配り、346プロダクション主催のちびっ子限定のビンゴ大会で司会をしながら、ちびこら太を操りつつ景品をプレゼントしたりとちょこちょこ動いていた。

ぴにゃこら太の人気はそこそこあるようで、何故かあやめちゃんとは別人から師匠と呼ばせてくださいと言われたり、サインを求められたりした。

師匠の件はお断りさせていただいたが、こんなこともあろうかと用意しておいた【ぴにゃサイン】を書き記したことで何とかなった。

 

今年もいい年であるような気がするので、自分なりに無理しない程度に頑張っていこうと思う次第である。

 




久々に書いたのでぴにゃこら太成分足りているのかが不安要素である。
もうちょっとしたら多分書き直すかもしれません。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

ホワイトデーはこの場合、どうなるんだろう?

恋を知らない私が恋愛を書こうというのは、中々に無謀だと思う。



2月某日 天気:洒落に生きなしゃれ

 

 

 とうとうこの日がやってきてしまった。今まで幾数多の男たちが沈み或いは浮かれ、女たちは意中の男性を落とさんとする男女共通の盛り上がる日…そう、バレンタインデーである――――――――とはいったのものの、特に関係ない自分は普段通りにアルバイト(最近は就職を打診されている)を頑張っていた。

 

アイドル達にとってもやはりバレンタインデーとは盛り上がる一大イベントらしく、346プロダクション内に設置されているキッチンではアイドル達が思い思いにチョコを作る光景があった。個人的に可愛らしいと思ったのが凛ちゃんや加蓮ちゃんで、何とも可愛らしい隠し味をチョコに込めていた。

 

 

 

 

(愛情注入っていうと…こうかな?)

 

(愛情…愛情注入…こういうのとか?流石に恥ずかしいけど、偶には素直になってもいいよね)

 

 

 

 

チョコをギュッとする仕草やチョコにキスをする仕草はかなり可愛かった。ちなみに自分は何をしていたかというと、年少アイドル達のチョコ作りを補佐していた。

そのチョコ作りの監督はまゆちゃんがしており、微笑ましく他のアイドル達を見守っていたその姿は女神と言っても差し支えないぐらい美しかった覚えがある。(なんか本命チョコを作っているときのまゆちゃんは修羅にも勝る勢いがあったが)

 

 

 自分もぴにゃこら太専用に作っておいたエプロンを装備してから、普段お世話になっている方々に何種類か作っておいた。こどもたちには甘目のチョコを、大人組にはお酒が入ったチョコを作り包装まで行った。

料理が出来ない男はモテない!と母親から厳しく躾けられた結果として一通りの料理は出来る様になり、実家にいたころは料理当番を週に3回ほどしていた。

 

お陰様で一人暮らしになってからも自炊できているから助かっているが、友人たちからはお前の料理喰わせてと材料を持ち込まれて料理することになることも偶にある。

 

 

 それはさておき。バレンタインデー当日、ぴにゃこら太装備で346プロダクションを移動して関係各所の方々に手作りのチョコを配り歩いた。概ね好評であったのだが、何故かチョコを食べたとたん『負けた…』と項垂れる方々がいた。特に変なものは入れていないはずであるし、材料も市販のものを使用しているから特別な味がするというわけでもない…うーん、なんでだろうか。女子力がどうとかいっていたが、私は男だから関係ないだろう。

 

 

 折角なので弟子にもチョコを配っておこうと思い気配を探ると、屋上にいるらしい事が判った。レッスンの合間にも屋上で鍛錬でもしているのかと感心していると、屋上から城ヶ崎美嘉ちゃんが上機嫌で階段を下りてきていたのでチョコをプレゼントしてから屋上へと向かうと、そこには何故か心底ほっとしている様子の弟子がいた。いったい何があったのか。

 

 

 

「し、師匠に気配殺しの方法と隠れ身の術をしっかり習っておいてよかったです、本当に」

 

 

 

……いったい何があったのだろうか。

平和な屋上にてまるで見てはならないものを見てしまったかのような安堵感を滲ませる弟子に対して、知りたいとも思ったが知らぬが仏かと思い直してそのまま日頃の労をねぎらう為にチョコをプレゼントした。

 

 

 

すると今度は、弟子は何故か顔を真っ赤にして、

 

「え、これって、師匠、あのその…ちゃんとしたチョコですか?」

 

といってきた。もちろん自信作だぞと伝えるとか細い声で有難うございます、と頬を赤らめながらお礼を言われた。

やはりお礼を言われると気持ちがいいのものである。

 




スパロボVのレナードがかっこよすぎる、そしてネバンリンナが可愛すぎる。
死んでからの転生とか形をとって何か書きたいです


目次 感想へのリンク しおりを挟む




評価する
※目安 0:10の真逆 5:普通 10:(このサイトで)これ以上素晴らしい作品とは出会えない。
※評価値0,10についてはそれぞれ11個以上は投票できません。
評価する前に
評価する際のガイドライン
に違反していないか確認して下さい。