おぉ、リィンよ。憑依されてしまうとは情けない (ハニカム)
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序章 転生〜絶望の果てに
第1話 リィ・・・・誰だお前!?


どうも、ハニカムです。

注意 初っ端から他作品のネタをぶっこんでます。
   会わないと思ったら速攻で戻ってください。

毎回、本文で出たネタは後書きに掲載します。

10月31日の0時に投稿する筈が、早く投稿してしまいました。
すぐに修正したのですが、その間にお気に入りにこの作品を入れてくださった方がいらっしゃいます。
本当にありがとうございます。
また、色々とご迷惑をおかけして、本当にすいませんでした。


『俺はただのニート、名無し。

 

恋人であり警護対象の自宅から近くのコンビニに行って(裏路地を見たら)、金髪の男の(女性に対する)性的な事件現場を目撃した。

 

行為を見るのに夢中になってた俺(ゲス)は、背後から近づいてくる一般ピープルに気づかなかった。

 

俺はその人に声を掛けられ、(突然のことで)悲鳴を上げると、

 

横腹からナイフの柄が生えていた!!』

 

 

 

つまり俺は死んだ。

俺が考えるに、金髪の兄ちゃんはナイフで女の人を脅して、行為をしてたんだと思うんだ。

で、それを見てた俺が悲鳴を上げたことで、兄ちゃん焦って俺へナイフをザクッ!

俺、意識が遠のいて、チ~ン。

という訳だ。

 

兎に角、死んだことはまあ、仕方なかったんだろう。

俺を殺した犯人にはきっちりと法の罰が下されるのを願うばかりだ。

悲しむべきは、家の俺の部屋でパソコンの画面が開いたまま放置してあることと、その画面にR-18の絵が映されていることだけだ。

 

ほら、自家発電だよ、自家発電。

すぐに帰ると思ったからさぁ、開けといたんだよなぁ。

 

・・・・家に来るであろう警察の方々には合掌を禁じ得ない。

 

それで、俺としては死んだその後の方が大変なのだ。

天国とか地獄とか、そういう問題もあったが、今はそんなこと何処かへ吹き飛んでいる。

では、何があったって?

 

雪山の頂上でネコとロボットに監視されている。

 

この文だけで俺がどうなったのか分かる人はすごいと思う。

兎に角、答えを言おう。

 

 

アイエエエエエエエエ!?リィン!? リィンナンデ!?つうか、憑依ナンデ!?アイエエエエエエエエ!?

 

 

落ち着け、落ち着くんだ、俺!

とにかく素数だ、素数を数えるんだ俺!!

・・・・あれ?1って素数だっけ?0も・・・・

そ、それ以外の数だ!

それ以外の数で素数を・・・・・素数って1と自分以外の数で割ることのできない数だよな?

じゃあ、1も素数なんじゃ・・・・・・・・。

ああ、もうっ、分からん!

つうか余計なこと考えてたら落ち着いてきただろうが、バカ野郎!!

 

・・・・・まあ、バカは俺なんですけどね。

どうするよ、これ。

転生してみたいな~、とは思ってたけどよりにもよって《閃の軌跡》の主人公リィン・シュバルツァーだなんて。

俺、ゲームやってたから分かるけどさ~、《Ⅲ》のラストで絶望のどん底に叩き落される人で、しかもマクバーンさんとかアリアンロードさんとかとガチバトルしちゃう人じゃないですか~。

 

なんでこの人に憑依したんだよ。

改めて考えるとバカなんじゃないかこの人。

いや待て。

もしそうだとすると、バカのなかにバカが入って・・・・・・

あっ、バカですわこの人(確信)、もとい俺!

どうするんだよ、戦闘面でバカなのに頭もバカになったら、もう終わりじゃねーか!!

すでに終わってるよこの物語!

 

踊れ 狂って~って歌が聞こえてきて、その目で見届けるのだ、このクソッタレな御伽話の結末を―――なんていうテロップが出るくらい終わってるよ。

結末なんてね~よ。

クソッタレという部分は頷けるが、御伽話ってほど高貴なものじゃね~よ。

 

とにかく、そろそろ起きなければ。

いや、本当は起きたくない。

出来ればこまま動かず物語も始まらない方が良い。

だけどさ―――ここ、雪山なんだよね。

うつ伏せで寝てるふりをしてるんだけどさ、体中寒くて仕方ないんだよね。

 

やっぱり、寒さには勝てなかったよ・・・・・・・・。

 

という訳で、漸く起きて立ち上がるふりをする。

 

 

起動者(ライザー)の覚醒を確認。これより、休止モードに入る』

 

「!?そう、いいわヴァリマール。ありがとう。」

 

『たやすいことだ・・・・・』

 

 

キェェェェェェアァァァァァァシャァベッタァァァァァァァ!!!

 

・・・・・まあ、知ってましたけど。

しかし、本当にしゃべってるのを見るとこれを言いたくなる。

 

魔女の眷属(ヘクセンブリード)の使い魔、ネコの姿をしたセリーヌ。

 

七つの器、七体の機神(デウス=エクセリオン)の一つ。

《灰の騎神》ヴァリマール。

 

そのパイロットが俺だというのだから、これで上がらない奴は男じゃない!

まあ、いい、とにかく何か言うんだ、俺!

ベタなものでいいから、何か

 

 

「うっ・・・・・ここは・・・・」

 

 

よし!

第一声はうまくいった。

次はセリーヌ達との会話・・・・

 

 

「大丈夫なの!?アンタ。」

 

「・・・・・・・・・」

 

 

無理です。

すいません許してください、何でも(ry

10年以上コンビニ店員としか話したことのない俺に、見ず知らずの人(?)と話すのは難易度が高すぎる。

しかし、リィンってかっこいいよな、と密かに思っている俺が本性出して、『君の名は』と問われるところを、『襲う名は』にするのは絶対に嫌だ。

 

というか本性出してもそんなことする勇気も無いんですけどね。

兎に角、答えるのだ。

ヒロインたちをがっかりさせるなよ、俺!!

 

 

「ねえ、大丈夫なの?」

 

「・・・・・あぁ。・・・・大丈夫だ。すこし、茫然としていたらしい」

 

 

よっしゃぁぁぁぁ!!!

この10年で一番の進歩だぞ!

このまま、このまま、

 

 

「そう・・・・。どこも痛くないわね?」

 

「ああw・・・・・、大丈夫だってww・・・・・。」

 

 

なんでだぁぁぁぁぁぁぁ!!!!

確かにうれしかったけれど、それを引きづって次の会話で笑うとか、あり得ないだろ!

咄嗟に口を手で覆ったけれど、気づいてる?気づいてない?

 

 

「・・・・わかったわ。大丈夫なら、それでいのよ。」

 

 

気付いてなかった、よかった、感謝!圧倒的感謝!!

 

 

「覚えてる?トリスタで何があったか。」

 

「・・・・覚えてる。貴族連合やクロウと戦って、負けた。俺を逃がすために、皆が戦ってくれて・・・・・」

 

 

確かこんなだったはずだ。

クロウとの騎神戦はむずかったなぁ。

完全に運だもんなぁ。

 

 

「説明してくれるか?その機械や君の事、皆がどうなったのかも―――全部。」

 

「そうね。全部は無理だけど、でもアンタは選ばれたのよ。古より伝わる『大いなる力』。・・・・・その一端にね。」

 

「その力というのが、その機械か?」

 

「ええ、理解が早くて助かるわ。」

 

 

セリーヌはその後も、ヴァリマールの事について話してくれた。

帝国に伝わる最も古い伝承の一つ、『巨いなる騎士』の由来となったものだとか、災厄を退けて人々を救ったり、全てを破壊して支配したりしたとか。

つまりは、良いも悪いも起動者(ライザー)次第、ヴァリ丸、ヴァリ丸どこへ行く、という訳だ。

 

 

「《灰の騎神》ヴァリマール。それがこいつの名前という訳か・・・・・。前に聞いたことのある名だと思ったけど、起動者(ライザー)はみんなこうなのか?」

 

「さあ?アタシは起動者(ライザー)じゃないもの、分からないわ。でも、知り合いの起動者(ライザー)だったらいるじゃない。」

 

「・・・・・クロウ・・・か。」

 

 

一応、会える時があるから、聞いてみようかな?

でも、分からないって言われるのがオチだよなぁ。

ヴァリマールに聞いても、どうせ意味わかんないこと言われるだけだし、そもそも今動けないし。

つくづく《軌跡シリーズ》は伏線が多すぎる。

《Ⅲ》終了時点で全体の六割強だったはずだが、それにしても伏線を張りすぎだ。

ユーザーの殆どが全て回収されないと思ってるようだし、

 

 

「どうなることやら・・・・。」

 

「え?」

 

 

やべっ!

ここで独り言の癖が出てしまった。

どうなる?

 

 

「そうね、アイツが貴族連合に協力している以上、対立は避けられないでしょうね。いざとなったら、殺し合いになるかもしれない。」

 

 

おぉ、良い感じにつなげたな。

まあ、実際そうなるし、それは避けられないだろう。

メタなこと言うとだ、この手のRPGあるあるの仲間だと思ってた奴が実は敵で、そいつとの対決でもう一度仲間になり、ラスボスを倒す。

という一種のルールみたいなのがある。

《Ⅱ》のラストで死んでしまうクロウだが、彼の役回りはリィンと対をなす《閃の軌跡シリーズ》もう一人の主人公にして、ライバルだ。

そんな彼が《閃の軌跡シリーズ》の結末の前に死ぬだろうか?

案の定《Ⅲ》では復活していたが。

 

とにかく俺は、原作は原作のまま物語を進めていく。

原作介入とか崩壊とか、やろうと思えばやれるがそんなの面白くない。

俺は普通に、この世界で生き延びてやる。

・・・・・出来れば、あまり戦いたく・・・あっ、無理ですか。そうですか。はい。

 

 

「覚悟はしてる。けれど、どうするかはその時になったら決めるさ。」

 

「・・・・・・・さっきから思ってたけど、アンタ少し雰囲気が変わった?」

 

 

来ました!

そうです、自分でも分かってました。

こんなのリィンじゃないって自分が一番わかってましたとも。

でもねぇ、だぁ↑めなんだよ、セリーヌ。

どうしても緊張しちゃって、フレンドリーに接せないんだよ。

リィンのコミュ力を見た時、

 

宰相の息子はバケモノか!?

 

と思ったほどなんだよ。

 

個人のコミュ力が人付き合いの決定的差ではないことを見せてやる。

 

ここ10年程、人付き合いなどしたことがないのだが・・・・・。

 

若さゆえの過ちか・・・・。

 

もういいよ!

てか、なんでどっかの赤い彗星さんがここにいるんだよ!!

味方なら俺の心にグサッってくる言葉をいうなよ!

泣くぞ!!

 

兎に角、会話に戻ろう。

幸い、言い訳は用意してある。

あるが、寒い。

 

 

「自分では変わったなんて思ってないけど・・・・・そうだな、皆に会うために、クロウと向き合うためにもう一度、気合を入れなおしたってところだ。・・・・・ここにいても仕方ないだろう。」

 

「・・・・・そう。って、どこ行くのよ!」

 

「下山するだけさ。見た所、ここはアイゼンガルド連峰の一つのようだし、麓にはユミルがあるはずだ。」

 

「そうなの?いや、それにしてもアンタ、一か月も寝てたのよ。体が動くわけないじゃない。」

 

「・・・・そのことも後で聞かせてもらうが、今は早く行こう。」

 

「ちょ、ちょと・・・・。」

 

 

寒いんだよぉぉぉぉぉぉ!!!

凍傷寸前なんだよぉぉぉぉぉぉ!!

 

誰かの心の叫びがアイゼンガルド連峰に響いたとか、響かなかったとか・・・・・・・・。




今回のネタ一覧

俺はただのニート・・・
コナンネタ。
劇場版の最初でいつも言うセリフ。
お前は何年小学生やってんだ、とは言ってはならない。

アイエエエエ・・・
ご存知ニンジャネタ。
ヒョウイリアリティーショックを経験したため、この反応になった。
また、スピーキングキャットリアリティーショックやスピーキングマシーンリアリティショックもあったが、これは後述する言葉によって発生しなかったのだ!ワザマエッ!!(良く分かってない)

キェェェェェ・・・
マックネタ。
あのCMで子供を見る親の顔が引きつっていることに爆笑したことがある。
何故かはわからない。

すいません許してください・・・・
淫夢ネタ。
実は見たことがない。
見たいとも思わない。

感謝!圧倒的感謝!!
カイジネタ。
迷言はネタとして出てくるかもしれない。

良いも悪いも・・・
鉄人28号ネタ。
FXで( ゚д゚)ポカーンだったので、今川版鉄人28号で(・∀・)ってなって、ストーリーで(^o^)/ってなった。
ブラックオックスはどの鉄人でもカッコイイ。
FX版のブラックオックスは鉄人28号含めてスーパーロボット。
つまりめちゃくちゃカッコイイ。

だぁ↑めなんだよ
ガンダムWネタ。
カトルの変貌に唖然としたのはいい記憶。
結局は優しい彼に戻ったけどね。

宰相の息子は・・・
元祖ガンダムネタ。
今後もちょくちょく出てくる。
ロリコンの赤い変態さんは帰って、どうぞ。

こんな感じでやっていきます。

ユーザー(以下『ユ』)「ハニカムさん・・・これで終わりなんですか?」

ハニカム(以下『ハ』)「寝ろ!」

ユ「しかし!」

ハ「・・・・寝ろ」

ユ「終わりなんですか!?」

ハ「あぁ・・・・終わりだよ」

ユ「自分の言葉短くないですか?」

ハ「寝ろって言ってるだろ!!」


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第2話 ぱっと見普通の剣 実際最強の剣(中の人の勘違いの模様)

後半ちょいシリアス。
戦闘シーンは出来れば中の人の独り言だけで、出来なければ一人称で書きます。



はい。

リィンに憑依した者です。

早速ですが言います。

 

「なんでここからぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!???」

 

前話で言うべきことですが、完全に忘れてました。

どういうことかというと、俺がリィンに憑依したのは雪山の頂上だった。

つまり、《閃の軌跡Ⅱ》の最初のリィンに憑依したということだ。

なんでだよ!

なんで《Ⅱ》から!?

こういうのは普通、《Ⅰ》の最初、トリスタに着いた場面から始まるものだろ!!

そこでⅦ組のみんなと仲良くなって、それから《Ⅱ》なのに、何故《Ⅱ》から!?

つまりは親密度高の仲間達から「リィン」「リィン」「リ(ry」っていわれるってことだろ?

 

俺、無理だよ。

「・・・・・・」しか言えねぇよ。

何も言ってないだろ?っていう質問は受け付けん。

あと、最後の。

怒んないから、後で俺に言いに来なさい。

 

とにかく今はユミルに行こう。

というのも、寒すぎる。

ヴァリ丸が生命維持をしてくれたとセリーヌが言ってたが、それってあれだろ?

 

マスターは頭と心臓が無事ならいいといった。

 

ダメだよ、アウトだよ!!

マスターって誰だよっていう前にエンディングが流れるよ!

前話と同じように、踊れ 狂って、クソッタレだよ。

マリーダさんは成仏して、どうぞ。

 

服装もアホみたいに薄い。

トールズの制服も雪山は想定していなかったんだろうが・・・。

そうだ、セリーヌって魔法使えたよな。

その中で周囲を暖かくする魔法って無いんだろうか?

聞いてみるか、

 

 

「なあ、セリーヌって魔法使えたよな?その中で周りを暖かくする魔法って無いのか?」

 

「?有るけど・・・・・アンタに言ったことあったかしら?」

 

 

・・・え?

あっ!

やっちまたぁぁぁぁ!!

どうしよう、セリーヌも言ったかどうか確信してないようだし・・・・・そうだ!

 

 

「クロチルダさんの妹であるエマが魔法に関わっていない訳ないし、エマに付き添っているセリーヌが喋ってるから、魔法も使えると思ったんだが?」

 

 

どうだ!?

すっげぇ厳しい言い訳だと分かっているが、今はこれしか思い浮かばない。

お願いだから怪しまないで~。

 

 

「・・・エマはヴィータの妹弟子だけどね。アンタにしてはいい読みしてるじゃない。」

 

 

よかった。

本当によかった。

でも俺は確信している。

いつの日か誰かが・・・

 

俺「???(名前)!騙されたんじゃ?」

 

???「残念だったなぁ、フェイクだよ」

 

バァン・・・・・

 

ってなる時が来ることを。

とにかく、その魔法があるなら早速使ってもらいたい。

もう指の感覚が殆どなくなってヤバイんだって。

 

 

「使ってもらえないか?体が冷えてしょうがない。」

 

「・・・・そうね。ちょっと待ってて。」

 

 

セリーヌが小声で何か呟くと、すぐに変化が訪れる。

あったけぇぇぇ。

暖かさだけにこんなに感動するなんて。

 

・・・・・あれ?

おかしいな、目から水が・・・・・

いや、ダメだ!

セリーヌに見られてしまう。

泣くな。

泣くな!

一人になるまで泣くんじゃない!!

 

あぁ、MOTHER・・・・。

やばい。

思い出したらもっと悲しくなったじゃないか。

 

 

「?目頭なんて抑えてどうしたの?」

 

「・・・・・いや、急に暖かくなったから欠伸が出てしまって・・・。何でもないさ。」

 

「そう。・・・・・・・・ねえ、アンタどうして何も言わないの?」

 

 

何を?

・・・もしかしてMOTHERの名言を言えと!?

言った瞬間、涙が止まらなくなるというのに!?

セリーヌ、恐ろしい子!(猫)

 

 

「じゃあ、ホーリーロー『アタシはアンタとアンタの仲間達を引き離したのよ?アンタが止めてくれって言っても止めずに。』山小屋の主人・・・・・・ああ、そのことか。」

 

 

危なかった。

本当に「君のなけなしの・・・」って言うところだっただろうが!

・・・・あっ、やべ・・・涙が・・・・

 

兎に角、俺はこの問に答えなければならない。

何故なら、原作のリィンの言葉があまりにもセリーヌを敵視しているからだ。

まあ、後に和解したが。

リィンが怒るのも分かる。

さっき言われた通り、セリーヌはリィンとⅦ組の仲間達を勝手に引き剥がしてしまったのだから。

だが冷静になって考えると、あのままあの場所にいてもクロウに負けて、貴族連合の人質か戦力にされていた訳だし、後々仲間達と合流してラスボスの場所まで行けるルートはこれしかなかったと俺は思う。

だから、セリーヌは責められない。

だからといって全く許せるという訳でもない。

 

あっ、俺自身は何とも思ってないよ。

でもさぁ、リィンに憑依したんだからさぁ、ある程度はね。

ある程度は原作に似せないとね。

 

 

「確かに、セリーヌは俺と皆を引き剥がした。それに関しては少し怒っている。・・・・・でも、セリーヌがあそこでヴァリマールに何も言わなかったら、今頃、貴族連合のところでヴァリマールは没収されて、俺もどうなっていたかわかったもんじゃない。最悪、洗脳とかで貴族連合の兵士にされて、皆と戦っていたかも。・・・・・だから、セリーヌには感謝してる。怒っている分を差し引いても、余りが大きすぎる程。」

 

 

どうだ!

俺が今できる最大限の感謝と笑顔だ!!

だからどうか嫌いにならないで。

 

「大っ嫌い」

 

なんて言われた時には、『おっと、心は硝子だぞ?』っていう前に心が砕け散るから。

『ついに・・・・ついに・・・・』とか言って無気力になった挙句、『ハヤクセンソウニナーレ』とか言ってオルタ化待ったなしだから。

 

 

「・・・・・・・・・・・」

 

 

あっ、これはダメですね。

俯いてる時点ですでにダメだよオーラが出っちゃってるよ。

よく見るとプルプル震えてるようだし、

 

「私のこの手が光って唸る!アンタを殴れと輝き叫ぶ!!必っ殺!ニャァァァイニングゥゥゥフィンガァァァァァァァ~~~~~~~!!!!!!!!!」

 

ぶちかまそうとしてるよ、この猫!

頬が少し赤いのは暖かいからか?

やばいよ、やばいよ。

もう9割5分、心割れてるよ。

あきらめてるよ、俺。

 

ほら、裏方で鈴嶺さんが「踊れ~」って練習してるからさ。

「モウドウニデモナーレ」って俺も言ってるからさ。

早くぶっぱしてこの何も始まらなかった物語、訳して浪花物語(なにわものがたり)を終わらせてくれ。

何?

『は』と『わ』が違う?

良いんだよもう終わるんだから。

 

 

「て、照れるじゃないの。笑顔で、そんなこと言われたら。・・・・・・ほら、さっさと先に進みましょう。ええ、進みましょう。」

 

 

え?

本日2度目のえ?

 

・・・・・終わらないのこの物語!?

さっき何気にもう終わるからってつまらない訳しを言ったんだけど!

それに伴って、純粋に間違いを指摘してくれた誰かを無下にしちゃったんだけど!

どうすんのこれ!!??

 

と、そんなこんなで山の1/5くらいまで下った俺たちは、ついに、奴と対峙する!!(前との繋が雑だと思ってはいけない)

 

まあ、ヘルムスコーピオン1体なんですけどね。

しかし、侮るなかれ。

ヘルムスコーピオンの上側には硬い甲羅がある。

俺が固さを感じるために斬りかかった攻撃ではびくとも・・・・・・・・・びくとも?

 

 

「・・・・・すごいわね。まさか一撃だなんて。」

 

 

いや、あの・・・・・あっれぇ?

おかしいって、原作でも2,3撃入れなきゃ倒せない筈だろ?

それが、高々軽~く振っただけで一刀両断だなんて・・・・・・・。

紫色の光を発してヘルムスコーピオンの体が消えて行く。

 

 

「どうしたの?茫然としちゃって。」

 

「・・・・いや、何でもない。先を急ごう。」

 

 

そうだ、これは運が良かっただけだ。

多分、甲羅の弱い部分にたまたま刀が当たって、それで倒しただけだ。

それで納得しよう。

ちなみに刀は、何故か腰に差されていた。

このゲーム、武器を取り出す時だけ武器が出るからね・・・・・

兎に角、俺たちは進む続ける。

道中、やはりヘルムスコーピオンとか、ローリングストーンとか、スカイゲイズとか色々出てきたけど、全て一撃で倒すことができた。

 

いや、クラフトも使わないってどうなの?

っと、俺でも思うが、だって仕方ないじゃん。

これはゲームじゃなくて現実。

ゲームのように瀕死になっても空を飛べるとか、軽々と動けるわけじゃないんだし。

当然、翼を斬れば敵は空を飛べない。

飛べたら、「アイゼンガルドの魔物はバケモノか!?」という当たり前の言葉を送ってあげよう。

あ、そうだ。

ちょっと試してみよう。

 

 

「セリーヌ、少し休憩しよう。」

 

「え?アタシは良いけど、アンタは・・・」

 

「皆だったら心配ないさ。きっと元気にしてる。それよりも、試したいことがあるんだ。」

 

「試したいこと?」

 

「ああ、実力測定・・・みたいなもん?」

 

 

近くの脇道。

そこを通って行くと丁度良いスペースがあったので、そこで休憩する。

セリーヌの方は相当疲れていたようで、俺が「見張っているから、寝てもいいよ」と言うと、数分で寝息を立てていた。

まあ、しょうがないだろう。

なんせ、俺がいつ起きてもいいように睡眠時間まで削って俺のことを見ていたというのだから、これくらい許されるものだ。

 

さて、俺の実力測定をするため、小さくも大きくもない、丁度いい石を探す。

これがとても難しい。

今までの戦いで刀の切れ味が凄まじいことは分かった。

しかし、今のままでは刀の切れ味に頼っているだけで、それ以外がまるでダメなリィンになってしまう。

それでは人間としてダメだし、今後戦って行く上でも全く力不足だ。

だから俺は、今の自分の力。

そしてその限界を知るため、石を探してそれを斬るのだ。

 

30分。

それだけ掛かって漸く集めた石は10個程。

それを休憩場所に運んで、早速始める。

 

・・・・・掛け声はダメだよな、セリーヌも寝てるし。

よし、最初は全く力を入れずに・・・えいっ☆

 

・・・うわ~、心の掛け声キモッ。

とにかく、石は・・・・・・なんで半分近く斬れてるんだよ。

おかしいだろ。

 

はぁ・・・次の石、次の石っと。

今度は真面目に、刀を上段に構えて・・・・・はっ!

 

・・・・・えぇ、何か斬撃波のようなものが出たんですけど。

しかも石は見事に真っ二つだし。

 

えぇい、次だ、次。

最後は本気で、掛け声も出して、セリーヌは起きるかもしれないけど、人間30分寝たら24時間くらいゲームし続けられるのだから、大丈夫だろ。

その直後に倒れるけど行けるって!

 

だから・・・・・・・そうだ、居合やってみようかな?

アニメとか漫画とかで見て、やりたいって思ってたんだ。

八葉一刀流でも居合ってあるだろうし、現にリィンも使ってたし。

 

たしか刀を鞘に入れて、腰の横に構えるんだったか?

良く分からんが、とにかくやって・・・・・あれ?

なんか、体が勝手に動いてるような?

おっかしいな、自分では動いてないんだけどなぁ。

まあ、いいさ。

 

 

「・・・・・・・はぁ!!」

 

 

刀が左下から右上に振られると、大きな風が巻き起こる。

そして、

 

なんで石を通り越して、後ろにある壁が斬れるんだよ。(真顔)

石、おまえ悔しくない・・・・・押したらずれたんですけど!?

なんか断面つるつるなんですけど!?

つうか壁、めっちゃ深く斬れてね?

 

・・・・・・・・・・。

 

兎に角だ、この刀、切れ味めっちゃ良すぎて俺には分不相応だろ!?

扱いきれる自信ないんだけど。

それに、これで斬れないマクバーンさんとか結社の人達ってどんだけ人外なんだよ。

死ぬ~、対峙したら絶対死ぬ~。

バリアハートとか行きたくねぇ。

出来ればユミルで引きこもって・・・・・貴族連合来るじゃないですか、やだぁ。

 

・・・・・・あれ?

あの雲、面白い形してるな、Yだなんて。

もしかして、さっきの居合で・・・・・・なわけ無いよねっ!

 

とにかく、結局俺の力は分からず仕舞いか・・・・・。

ユミルで木刀貸してもらって、もう一度トライだな。

 

・・・あれ?

あっちの山の頂上、なんか欠けてるような・・・・・。




今回のネタ一覧

マスターは・・・
ガンダムUCネタ。
やっぱり2号機は敵になるんだなって再確認した作品。
早く次のガンダム来い!
ニッパーが疼いてるんだ。

俺「???(名前)!騙されたんじゃ?」
コマンド―ネタ。
ネタ作品の鉄板。

「お前は最後に殺すと約束したな。あれは嘘だ。」

パロすることが確定している作品。

一人になるまで泣くんじゃない!!
MOTHERネタ。
プレイ動画で泣いたゲーム。

ホーリーロー・・・
これまたMOTHERネタ。
感動と熱い展開が両方来る神シーン。
ロイドがマジでカッコイイんだよ。

セリーヌ、恐ろしい子(猫)
ガラスの仮面ネタ。
ギャグアニメとかだと結構使われるネタ。
しかしこれを言った作品がガラスの仮面だと分かっている人は少ないのでは?

『おっと、心は硝子だぞ?』
Fateネタ。
マクバーンさん何してるんですか?
あなたのキャラと正反対の人じゃないですか。

『ついに・・・・ついに・・・
分からない人が多いかもしれないニコニコTRPGネタ。
大本の動画は既に運営に削除されてしまっているが、この動画の面白さは他のTRPG動画より一歩抜きん出ていた。
今はガンダムのTRPGをやってるらしいが・・・・。
もしかするとこのネタだけ削除するかもしれない。

「私のこの手が・・・
放つ猫の名前は何でしょう?
セモン?
セリモン?
セリえもん?

分かるよ、2番目と3番目が全く違うキャラじゃないかって?
何時かセリーヌもデジタルワールドから来たり、4次元ポケットを持つことが有り得・・・・・・・ないです。

浪花物語(なにわものがたり)
偶然検索したらあったので採用。
聞いたことはない。

「アイゼンガルドの魔物はバケモノか!?」
至極当たり前のことを言ってますが、ガンダムネタです。
もう、1話に1ガンダムとか縛りを入れようかな?

1話で殆どネタを出し尽くしたと思ったら、この量だよ。(唖然)
でもこの分だと、いつネタ切れになってもおかしくないなぁ。
誰かネタを提供してくれないかなぁ・・・・|・`ω・)ちら(たった2話で催促をするクズの鏡)


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第3話 クロック、アップ・・・・・・・3,2,1、タイムアップインフォメーション

今回は少し短め。
何故かって?
ボス前のセーブポイントで止めて休憩することあるだろ?
あれだよ、あれ。
後ろは少し、シリアスめ。


・・・・・・何かネタがあるんだろ?っと思っている画面前の君、

 

「残念だったなぁ、何もないんだよ。」

 

「ウゾダドンドコドーン!」

 

本当にその通りっていうね・・・・・・。

 

休憩を終え、再び下山を再開する俺とセリーヌ。

結局、俺のあの掛け声で起きなかったので、さらに30分待ってから起こしてあげた。

その際、俺のインチキ居合斬りで出来てしまった壁について聞かれたけど、八葉一刀流の新技の失敗で出来た傷だとか、これでは刀を傷つけるとか、それなりに筋が通ってる言い訳で何とかごまかせた。

サンキューハッチ。

そして漸く、アイゼンガルド連峰終盤まで歩いてきた。

 

さて、ここまでで驚いていることが2つある。

1つ、ここまででアーツやクラフト無使用。

どこの縛りプレイだ、と言いたくなるがもっと驚いたことがある。

それが2つ目。

 

魔物が逃げて行く。

 

この刀って魔剣の一種じゃねぇの?

もしくは『外の理』に触れた刀とか。

一撃だったら、百歩譲ってまだ分かるよ。

でもさぁ、逃げて行くってなんだよ。(真顔)

魔物の特性上、逃げて行くって書いてるけどさ、実質引いているんじゃね?

 

「うわっ、なんだあれ?あんなのをこんな最序盤で振り回すとか頭おかしいんじゃねぇの。」

 

「キモいわぁ、マジ引くわぁ。」

 

しょうがないだろ、この剣しかないんだから。

内心、ヒャッハー!状態だよ、ヒャッハー状態。

でもさ、もうちょっと向かって来ようぜ。

魔物熱くなった時が、本当の自分に出会えるんだ。

だからこそ!

もっと!熱くなれよおおおおおおおお!!

 

爆発系の魔物が速攻で爆発しそうだが、その熱を維持したままで向かって来て欲しい。

 

何故なら、ボス部屋までに俺をレベルアップさせてほしいからだ。

・・・・・え?

俺が負ける心配?

(ヾノ・∀・`)ナイナイ

この刀最強だから。

一撃で殆どの敵倒せるから。

 

兎に角、何故俺がそんなこと思ったかと言うと、あることに気づいたからだ

この世界しかりどの世界にも言える要素。

つまり、

 

今の今までレベルアップしてなくね?

 

「・・・・・・・・orz」

 

焦った。

ガチで内心焦った。

レベル1でボス部屋逝け(間違いではない)とか、だから何処の縛りプレイだよ!

レベル99でクロノスに対抗できたように、レベルが足らなきゃボスで全滅して、

 

「あっ、セーブ何時したっけ?」

 

ってなって泣きを見ることが確定してるんだよ。(作者談)

だから早く、魔物を倒してレベルアップを、

 

 

「・・・ン。・・・リィン。・・・リィン!」

 

「おっと!?どうした、セリーヌ。」

 

「やっぱり、疲れてるんじゃないの?それよりも敵よ。少し数が多いみたい。」

 

 

おお!!

漸く、戦ってくれる魔物が現れてくれたか。

少し数が多いって言ってたけど・・・・・・・・ってなんだ、ヘルムスコーピオン6体だけか。

 

・・・・・・・・・・・・・・ん?ヘルムスコーピオン6体?

少し魔物の周りを見てみると、すぐ横に怪しげな何もない空間が広がっていた。

しかも少し広い。

しかも何か悪いものを感じる。

 

何もない空間というのは普段、喜びの対象である。

そこを独占できている感覚に浸れるからだ。

しかしそれに、意味ありげに広い場所、敵意が感じる場所がついた空間。

 

人、それを『ボス部屋』と言う!!

 

誰だ!?っとツッコむと死にそうなので別の言葉で言い換えよう。

 

嘘だッ!!!

嘘だと言ってよ、バーニィ―。

 

マジで嘘だと言ってくれ・・・・・。

 

なんで・・・・・、なんでボス部屋がすぐそこに有るんだよぉぉぉぉぉぉぉ!!!

確かに気を抜いてたさ!

敵も来ないしアクシデントも起きなかったしさぁ。

慢心もしてたよ!

どっかの王様も言ってたじゃないか、

 

「慢心せずして何が王か!!」

 

って!

そもそも俺、王なんかじゃないけどさ・・・・。

 

「獲物を前に舌なめずり・・・三流のすることだな。」

 

どっちですか関さん!?

AUOか軍曹か、キャラを安定させてくださいよ!

とにかく、今は目の前の問題を叩き潰す。

 

 

「倒せない数ではないけど、気を付け、ってリィン!」

 

 

セリーヌが言い終わる前に足に力を入れて、ヘルムスコーピオンの元まで走って行く。

その速さは正に風の如く。

結構な距離があったにも関わらず、魔物にたった10歩で到達してしまう様は異常と言うほかないだろう。

 

覚悟はまぁ、少しは出来たさ。

実感もある程度湧いている。

理解もできてる。

 

だが、技術的な面で大事なことが一つ欠けてる。

それはクラフトの威力が不明だということ!

だから俺の体。

今、とんでもない速さで走ってる俺の体!

速さが足りててクルーガー兄貴もニッコリな俺の体!!

使うぞ、クラフト!

 

 

「二の型・・・・・《疾風》!!!」

 

 

ヘルムスコーピオンの集団に近接した時に地面にひびが入るほど強く踏み込む。

一瞬、爆音と風が襲ってきたので目を瞑ったが、すぐに開いて目の前にいる敵を見る。

 

うわっ!

すごいな、これ。

周りが全部スローモーションになってる!

それも驚きだけど、ヘルムスコーピオンをこんな近くで見られるなんてそうそう無いだろ。

兎に角、まずは1つ!

 

刀を右上から左下へ薙ぐと、また一瞬、爆音と風が襲ってきて、同じようにヘルムスコーピオンが目の前にいた。

 

・・・あれ?

同じヘルムスコーピオン?

・・・・・・いや、背景が違ってる。

なら、2つだ!

 

その後も同じように高速で移動し、6匹全部斬り終わると自動でスローモーションが終わっていた。

同時に、《疾風》を放ったのと同じ場所に戻ってきている。

 

無慈悲なカットは仕方がない!

6回同じこと書いてもつまらないからね。

兎に角、上手くできたことに感激だよ。

俺的に何にもならないと思ってたから、凄いうれしい。

 

いや~、凄かったわあのスローモーション時間。

クロックアップとかアクセルフォームってあんな感じなのかな?

まあ、時間制限あるアクセルフォームの方が感覚的に近い感じがするな。

 

あ、斬った魔物ってどんな感じ・・・・・・・・。

 

ア、アイエッ!?無傷!?無傷なんで!?アイエッ!?

 

えっ、マジで無傷?

じゃあ、さっきのスローモーションとか、刀を振った感覚とかは?

 

・・・・・・・幻覚&空振り?

 

うわぁ・・・・・、これは俺でも引くレベルだ。

確かに、斬った感覚無いなぁ、とか思ったけどさ、刀が刀だから完全に斬ったと思い込んでたよ。

このミスはでかいなぁ。

なんか気持ちも萎えてきた。

ボスに挑む気満々だったのになぁ。

これじゃあなぁ・・・・・・・。

いや別にボス部屋行きたくない理由に最適とか思ってないから。

思ってないから!

 

とりあえず、《弧影斬》で斬るか。

それで忘れよう、全部。

嫌な事件だったんだよ。

 

俺は落ち込みながら刀を鞘に戻し、《弧影斬》を放とうとする。

しかし刀の柄が鞘に当たり、チンッ、という音が聞こえてくると、途端に目の前にいたヘルムスコーピオン6匹の体がずれ、一斉に紫の光が輝く。

 

・・・・・・・・・・(唖然)

 

演出かどうか分からなすぎだよ!!

つうか分かるか!

その演出が使えるのはゲームや漫画だけなんだよ、この世界現実だから。

重力に逆らって止まり続けなくていいから!

ニュートンがリンゴ持って殴りにくる程のことだよ、これ。

 

 

「・・・・・・・・・」

 

「すごいものね。確か《疾風》だったかしら。前見た時はここまで凄まじいものでは無かったけれど、」

 

「自分自身を見つめ直した結果だ。これでもまだ無駄がある。これじゃあ、届かない。」

 

「そう・・・・・。本気でクロウと戦うつもりなのね。」

 

「ああ。言ったろ?覚悟はしてあるって。でも、出来れば・・・・・。」

 

 

リィンをdisったことに目を背けつつ、クロウのことを考えよう。

まあ、殺したくはないさ。

でもね、やっぱ『紅き終焉の魔王(エンド・オブ・ヴァーミリオン)』一人で撃破は無理だと思うんだ。

それに《閃の軌跡Ⅱ》最大の名場面がクロウが死ぬことによって紡がれるから、やはり原作と同じ状況の方が良いのだろうか?

分からないな・・・・・。

どうせ《Ⅲ》で復活するとは言え、俺の良心が俺に語りかけて来る。

 

『you、(クロウを)殺っちゃいな、yo』

 

なんで俺がクロウを殺すんだよ!

仲間たちは勿論、クロチルダさんやセドリック王子。

もしかしたらオズボーンまで唖然とするレベルだよ。

もしそうなったらバットエンド直行だよ!

 

つうか俺の良心、汚れに汚れてもう悪意しか感じられないよ!

どんだけ汚れてんだよ、俺!

 

まぁ、いいや。

でも、いつか決めなくてはならない時が来るだろう。

その時俺は、選択を間違えないことができるのだろうか?

答えを、正解を選べるのだろうか?

 

 

「行こう。もうすぐユミルだ。」

 

 

憑依者は終わりへと向かって歩いて行く。

既に《閃の軌跡》自体は壊れている。

故にエンディングやそれに至るまでの道は大きく変えることができる。

しかし彼はそれを望まない。

壊れた欠片を繋ぎ直せば《閃の軌跡》は戻ると、原作通りになると、そう彼は思っていた。

この物語は既に、彼の物語なのに・・・・・(以上、蒼穹のファフナーポエムみたいなものでした)




今回のネタ一覧

残念だったなぁ・・・
コマンド―ネタ。
特に言うことなし。

ウゾダドンドコドーン!
ブレイドネタ。
まさかの公式認定である。

ヒャッハー!
北斗ネタ。
今後もネタにするであろう作品。

魔物熱く・・・
修三ネタ。
なんでこの人はこんなに元気なんだ?

「お米食べろよ!!」

レベル99で・・・
エグゼイドネタ。
クロノスとかかっこいいんだけどね・・・・。
いかんせん目がダメだった、目が。

何もない・・・
ロム兄さんネタ。
そんなにうまくネタに出来ていなかったような・・・。

嘘だッ!!!
ひぐらしネタ。
クロチルダさん、キャラ違いすぎるでしょ。
うみねこもそうだが、☆さんや小野Dさんはあんな叫び声出せるのはすごいと思う。

嘘だと言ってよ、バーニィ―。
ガンダムネタ。
クリスマスには毎年見てる作品。
実はこのセリフ、劇中では使ってないって知ってましたか?

慢心せずして・・・
Fateネタ。
金ぴか王もといAUOが言ったセリフ。
何気に世界王様達の本質を捉えてるような?

獲物を前に・・・
フルメタネタ。
4期おめでとうの作品。
2期のネタは今でも斬新と言えるほど。

クロックアップ
カブトネタ。
低予算でも頑張ってる感が出てよかったと思う。

「おばあちゃんが言っていた。1000UAおめ、と。」

ありがとう。
だけどおばあちゃんはそんなこと言わないと思う。
作中一度たりとも出て来てないが、おばあちゃんは生きてるらしい。

アクセルフォーム
555ネタ。。
やはり一番カッコイイフォームはアクセルフォームだと思うんだ。

ア、アイエッ!?・・・
ニンジャスレイヤーネタ。
アイエエエ!?のバリエーション。

憑依者は・・・
ファフナーネタ。
書いてて思ったが、やっぱり似てない。
書いてあることが真実となるかは未だ分からない。(作者も分からないという意味で)

仮面ライダーネタ多くねと感じる今回でした。
次回はいよいよボス戦。
丸々一話使うのかって?
流石にないよ、それは。
そこまで長く引っ張れる自信がない。

UA1000越え、ありがとうございます。
まさか一日でここまで伸びるとは思いませんでした。
私のモチベが続くまで、このペースで投稿する予定なので、生暖かい目で見守っていてください。

感想、評価、お待ちしてます。


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第4話 ないわぁ ボスってないわぁ

前回の後書きに反して本文全部ボス戦の為、ネタは少な目。
戦闘シーンは難しい。

タグを追加しました。


アイゼンガルド連峰終点。

ユミル渓谷道に続く場所では、少し広くスペースを取っている場所がある。

俺はここを造った奴に声を大にして言いたい。

何故、大きくスペースを取ったのか?と。

 

いや分かる。

そりゃあ、RPGにボスが居なかったらストーリーが良くても物足りないゲームになることだろうさ。

ドラクエシリーズで言えば、

 

「よく来たな、勇者。この魔王の力を思い知らせてやろう。」

 

が、

 

「よく来たな、勇者。この魔o・・・・・ごめんなさいぃぃぃ!!痛いの嫌なんですぅぅぅ!隠居しますから、許してくださいぃぃぃぃ!!!」

 

「は?」となること間違いなしだろう。

もっと言うならば、王様の元に初めて勇者が来た時に

 

「よく来たな勇者。・・・・・・・・勇者?魔王が居ないのに何故勇者?」

 

こっちが聞きたいとなるくらいだ。

 

でもさ、何回も言ってる通り俺にとっては現実だからさ、ボスに対しては色々言いたいわけさ。

初ボスから《魔煌兵》とか、無理ゲーなんじゃないか、とか。

もっと別に戦う理由があるだろ、とか。

 

でももうそれはいいや。

もうすぐ俺、死ぬんで。(諦めの極地)

 

だってレベル1でボスって、100回くらい挑んで1回倒せたたら善戦ってレベルじゃないですかぁ!

クリったら死ぬ。

パーティーいないから蘇生もできない。

ボスがそもそも堅い。

 

\(^o^)/

 

 

「何してんのよ、アンタは。」

 

「伸びだよ、伸び。体そんなに動かしてないからさ・・・。それにしても、もうここまで来れたのか。」

 

「?来たことあるの?」

 

「昔、ユン老師に連れられてな。強かったよ、あの人は。単純な力だけじゃなくて、不思議な人だった。」

 

 

まあ嘘というか、俺自身は会ったこと無いんだけどね。

まあ、あれだ。

アルゼイドの人外(ヴィクター)と斬りあって、楽しかったと言ってる時点で何かが外れた人なんだろう。

・・・・・・あぁ、ヤバイな。

ユン老師とヴィクターさんが剣を持って浜辺で、「まて~」「イヤ~ン」をやってる光景を想像してしまったじゃないか。

 

 

「ふ~~ん。まあ、今は関係ないわね。じゃあもう進んでっ、!?」

 

 

色々と合っていたセリーヌの言葉の途中、上の崖から大きな振動が俺たちを襲う。

振動は1回だけではなく、どんどんと大きくなっていた。

 

つまりは『あれ』だよ。

はぁ~、来ちゃったか。

もしかしたらと思ってたんだけどな~。

兎に角、

 

上からくるぞ、気を付けろ!

 

 

「あれは・・・・そんな・・・・・。」

 

「知っているのか、セリ電。」

 

「セリ電?・・・いえ、兎に角あれは、『魔煌兵』。暗黒時代に作られた魔導のゴーレムよ。」

 

 

雄たけびを上げながら近づく様は正に強者。

関節には紫に光る玉が入れられており、右手には曲刀が握られている。

魔煌兵は崖から飛び降りると、周囲に雪と風をまき散らしながら広場に着地した。

 

いや~、実際に見るとすんごい迫力・・・・・・・・・、これと戦うのかぁ。

なんか弱そうにみえてきたぞぉ。(白目)

 

 

「逃げなさい!人間が、それも1人で勝てる相手じゃないわ。」

 

 

セリーヌ、その言葉をイスラ=ザミエル様の前で言えるのかね?

あの方に比べたらこいつなんてザコですよ、ザコ。

レベル1が言うなって?

 

( ;∀;)

 

それにさ、この先にユミルがあるんですよ。

なんか俺を狙っている的なことをクロチルダさんが言ってたけど確定じゃないからね。

 

「やーめた。逃げ腰の奴倒しても面白くない。こいつより下に見える街を襲おう。」

 

なんてことになったら、取り返しがつかない。

 

 

「やるしかないか・・・・・。」

 

「本気?」

 

「本気だ。ここでこいつを倒さないと、ユミルにも被害が及ぶ。それに、俺だって生半可な気持ちで皆と再び会うなんて言ってない。だからどっち道、こいつは倒さないといけない。」

 

 

だから、ただのニート、逝きま~~~す!!。

 

俺は一気に相手の懐に入る気持ちで地面を蹴るが惜しいかな、数秒早く魔煌兵が振り上げた曲刀が振り下ろされる。

 

直撃はまずいですよ、回避、回避!

 

無理矢理加速していた体を足で止めると、そのまま右に回避する。

曲刀が地面に接する振動が感じられたのと同時に魔煌兵へとダッシュするが、突然、土煙が切り裂かれ、俺に真横から曲刀が接近してくる。

咄嗟に剣を構え、曲刀を受けるが、

 

重いぃぃぃ!一撃が重すぎるぅぅぅ!やっぱり受けるのは無理、無謀!

だが!

 

曲刀を何とか跳ね除け、漸く魔煌兵の懐まであと少しという所で、俺の体に不意に衝撃が走る。

吹き飛ばされ転がる中、刀を地面に刺すことで何とかそれ以上後退するのを阻止する。

そして、さっきの衝撃は何なのかと魔煌兵を見てみると、左手に紫色の焔を出し、それをこちらに向けて放っていた。

 

ウゾダドンドコドーン!射撃兵器!?射撃兵器ナンデ!?お前そんなの持ってなかっただろ!?

 

兎に角、前へと進もうとする俺だが魔煌兵は追い打ちをかけるように曲刀を逆に持ち、地面へ突き刺そうとする。

『グランドクラック』だ。

しかしこの技は広範囲である代わりに曲刀に近いところでは衝撃波が届かないので、ある意味チャンス攻撃なのだ。

 

んな訳あるか、バカ!だと?

正解です。

んな訳ないんです。

バカなんです。

でもね~、体が止まってれないんだよ。

何故か攻撃準備完了の敵に走るバカ。

 

もちろん、余だよ。

 

そんな中、ついに曲刀が地面に突き刺さる。

その直前に曲刀の真下に着いた俺は曲刀に向かって飛び掛かる。

曲刀と俺が交差してすぐ後に、凄まじい音と体が浮く感覚に襲われるが構わず、魔煌兵の右指に刀を走らせる。

が、しかし、

 

浮いたのに驚いて捕えきれなかったぁぁぁ!!

切り傷はついてるのに、曲刀落とさないとか、空気読めよぉ。

つうかさっきのトンデモ仮説、当たってたのか。(困惑)

周り酷いよ。

土煙で周り殆ど見えないけど、確実に地面の破片とか周囲に飛び散ってるよ。

 

・・・・・・あれ?

いままで、跳んだ何したってやってたけど、なんで俺の体は疲れてないんだ?

 

・・・・・・・・・あ、ヤバイ。

これ気付いちゃいけない系の奴じゃね?

のび太が毎年小学5年生なのをツッコんじゃいけないように、これが火事場の馬鹿力だとしたら、冷静になってる今の状況は・・・・・・、心なしかさっきより疲れてるような。

・・・・・・・・・ヤバイぃぃぃぃぃぃ!!!

 

魔煌兵の右腕に着地すると、雷電よろしく刀を腕に斬りつけながら頭の方に向かうが、敵の装甲が固すぎるのか技量が足りないのか(多分両方)、傷ができる程度だ。

煩わしく思ったのか魔煌兵が左手で俺を叩こうとするが、俺はその場で飛び、直接頭を狙う。

四の型《紅葉切り》。

刀を鞘に入れ、斬る準備は完了を完了するが、

 

 

「左手退けぇぇぇぇぇ!!!」

 

 

たまたま左手が首を隠すような位置にあったため、魔煌兵の左手に刀が当たってしまう。

手首から斜めに刀が入る。

俺は地面へ着地したがそのまま滑り、無理矢理体の向きを変えて魔煌兵の方を見る。

感覚通り、魔煌兵の左手は地面に落ちるが、本命の首には僅かも傷は見られない。

つまりは仕留めそこなった・・・・。

俺は一旦距離を取り、セリーヌの横へ《疾風》の時の様に移動する。

 

 

「凄い・・・・・。」

 

 

そうだよね、セリーヌ。

アイツの装甲固すぎて凄いよね。

それでも左手斬った俺のことをもっと褒めてくれていいのよ?

はい、すいません、調子乗りました。

この程度、普通のことですよね~。

 

でも、本当に固すぎだろ。

結構真剣に斬ったつもりだったんだけどなぁ。

あぁ~、『グランドクラック』もう一度かぁ。

 

その時、

 

 

「―――くらえ。」

 

 

という声と共に緑色の塊が魔煌兵に放たれる。

すぐに声のした方を見ると、白いコートを羽織った金髪の男が《ARCUS》を構えていた。

後ろには黒髪と金髪の少女が見える。

 

やったぁぁぁぁ!!

勝ったぁぁぁ!!

第2部完!

トヴァルさん、トヴァルさんじゃないか。

後ろにはエリゼさんやアルフィン殿下も見えるが、今はあれ、やっちゃってください!

 

 

「リィン!アイツをもう少し後ろにやれないか?」

 

 

おっと?

これは予想外だが・・・・あぁ、なるほど。

少し崖と離れすぎてるんですね。

なら、丁度試したいことがあったんですよ。

幸い、魔煌兵もさっきのアーツでこちらに注意は向けてないし・・・やるか。

 

 

蒼き焔よ、我が剣に集え。走れ・・・・蒼焔!!

 

「リ、リィン?」

 

「大丈夫だ。少しやり方を変えるが、問題ない!」

 

 

刀に蒼い焔を纏わせ、魔煌兵に向かう。

リィンのSクラ、《蒼焔ノ太刀》だが、そのままという訳ではない。

原作でも3撃で、今回も3撃だが、原作は近接型。

今回は遠距離型と分けて判断している。

では何が違うかと言うと、斬る方法。

原作では敵に接近して斬っていたため単体攻撃だったが、今回は斬撃波を飛ばすため広範囲攻撃に。

尚且つ、その場で3つの斬撃波を出すわけではなく、《疾風》の時の加速で場所を変えながら放つので、カウンターにも強いという。

名付けて《蒼焔ノ太刀 改》。

 

忘れてはならない。

今はただの妄想だということを。

上手く行けば新技として、悪ければ黒歴史となるこの技だが、上手くいって欲しいなぁ。

近距離であれと斬りあうのだけは御免こうむりたい。

 

いつものような爆音と突風が俺を襲うが、何とか成功したらしい。

魔煌兵との距離が縮まったように感じる。

それに周りが少しスローモーションになっているようだ。

なら、と俺は刀を振るい、足に力を入れた。

光景が変わる。

刀を振る。

光景が変わる。

刀を・・・・。

 

スローモーションが終わると、3つの蒼い斬撃が魔煌兵を襲う。

その時、魔煌兵の頭近くにいた俺はそのまま斬るのを諦め、頭に向かって刀を突き刺す。

体重の乗った重い一撃が魔煌兵に入る。

注意を向けていなかったことで奇襲のようになった《蒼焔ノ太刀 改》で体制を崩しそうになった魔煌兵に追い打ちの突きが入った為、完全に体制を崩し倒れる魔煌兵。

その前に離脱していた俺は唖然としているトヴァルに目配せをする。

 

何故に唖然としてるんですか?

ああ、《蒼焔ノ太刀》ですか。

成功か失敗か、五分五分だったのでちょっとうれしいんですよ。

 

 

「え、あ!・・・・じゃあ、行くぜ。アークス、駆動!!」

 

 

発動まで時間があるって?

大丈夫。

あの人アーツお化けだから。

発動時間1/2っていう化け物だから。

A級遊撃士1位も目じゃないから。

あ、もう発動するみたい。

 

 

「くらえ――――エクス・クルセイド!!」

 

 

魔煌兵を中心として十字に光の線が入る。

線はどんどん大きくなって行き、何故そうなるんだというくらいの十字架になった。

十字架は光を増していき、そして爆発。

その衝撃で、もろかったのか崖が崩れ、魔煌兵はそのまま崖下へ消えて行った。

 

ここから這い上がってくるとかどんだけだよ。

兎に角、ボス戦終了。

疲れた、眠い。

でも、ここで寝たら皆に迷惑だろうし、もう少し起きて、

 

 

「兄様!」

 

 

エリゼが俺に向かって走ってくる。

どうしたらいいのか分からなかったが、とりあえずその身を受け止める。

 

 

「怪我はありませんか?リィン兄様!こんなボロボロで・・・。」

 

「ああ、大丈夫さ・・・・。すぐに・・・良く・・・・・。」

 

 

あぁ、瞼が重い。

このまま、少し・・・・。

 

リィンの意識は、深く沈んで行った。




今回のネタ一覧

上からくるぞ、気を付けろ!
デスクリムゾンネタ。
コンバット越前もこのネタも、もはや知らない人はいない程有名なネタ。
お前の体はどうなっている?

知っているのか、セリ電
MGS2ネタ。
雷電のスピンオフはカッコイイけど、メタルギアじゃ・・・。

ただのニート、逝きま~~~す!!
ガンダムネタ。
二次小説だとよく使われる。
新人声優『蒼月昇』。
一体、『何谷 徹』さんなんだろうか?

ウゾダ・・・
ニンジャライダーブレイド(カオス)ネタ。
説明は特にない。

もちろん、余だよ
Fateネタ。
ネロ!
何故お前は我がカルデアに来てくれないんだ。
ブライドは来てくれてるのに・・・。

第2部完!
ジョジョネタ。
本来は第3部完だが、この小説がそこまで行くのに何年かかるやら。(行けるのか?)
その前に4部が出てくれるのを願うばかり。

《蒼焔ノ太刀 改》という何のひねりもない技名だよ。
本文中の3連撃の後に豪蒼炎撃(豪炎撃をの炎を蒼焔に変えただけ)に派生可能。
実質4撃。

UA3000越え、ありがとうございます。。
同時にお気に入り100突破もありがとうございます。

次回はユミルから。
予告?

???「受けよ!《ユミ斗剛掌波》!!」

リィン「お、落ち着け???(人)!手を振り上げるな!!」

???「ならば、《ユミ斗究極奥義 断己相殺拳》!!」

リィン「それレイの技ぁぁぁ!!」


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第一部 馬鹿の戦記 1
第5話 いつからお風呂イベが今回に来ると錯覚していた?


UA6000越え?( ゚д゚)

お気に入り200近く?( д) ゚ ゚

評価バーが橙色?( ˙-˙ )(無の極み)

・・・・・・・

我が世の春が来たぁぁぁ!!!

オリヴァルト殿下落ち着いてください!
月光蝶なんてこの世界にぶっこんだら《巨いなる黄昏》すっ飛ばして終末待ったなしですから。
兎に角、UA、お気に入り、ありがとうございます。


あ~、ベッドがふかふかなんじゃぁ。

 

・・・・・・はっ!!

 

今ユーザーからの声が聞こえた。

《北斗剛掌波》が《ユミ斗剛掌波》なのに、なんで《南斗究極奥義 断己相殺拳》が《ユミ斗究極奥義 断己相殺拳》なんだって。

 

「この???こそ、『北斗』『南斗』双方の継承者だったんだよ!!」

 

「な・・・なんだって――――!!」

 

・・・・・・・なんでユーザーの声を受信したんだろうか。

これまでで一番、目が覚めちゃったよ。

水風呂に入った時以来だよ、こんなに目が覚めたのは。

 

まあ、いいや。

で、なんでこんなベッドで寝てるの、俺?

昨日はただゲームやって、ゲームやって、ゲーム・・・・・・憑依?

憑依・・・・・・憑依・・・憑依・・・・・・・・・憑依!!!(起床時特有のバカっぽさ)

 

ガバッ、っと掛け布団を跳ね除け上体を起こす俺。

ベッドの横にある机の上で寝ていたセリーヌも音に驚いて跳び起きたようだ。

 

うおぉぉぉぉ!!

やべぇぇぇぇ!!

憑依、リィンに憑依したんだった!

という事は、ここはユミル!

そんでもってシュヴァルツァー男爵家の自宅!

 

やばいよぉ、両親との再会イベントあんじゃん!

俺、リィンじゃない事バレんじゃん!

囲まれんじゃん!

\(^o^)/だよぉぉぉ!!

 

 

「ちょっと、大丈夫?頭に手なんか置いて。頭痛でもするの?」

 

「大丈夫だ、セリーヌ。心配してくれてありがとうな」

 

 

俺の口もっと慌てろよ!

キャラへの配慮だけじゃなくてさ。

ああ、どうしよう。

ごまかすにしても親じゃなぁ、無理だよなぁ。

 

 

「そ、そう。大丈夫ならいいわ」

 

 

大丈夫じゃないよぉぉぉ!

重症なのに「平気、平気」って言うくらい大丈夫じゃないよ!

 

俺はベッドから降りて、近くの窓を開ける。

冷たい風が部屋内に入ってくるが外を見ると、雪に覆われた町が見えた。

中央には足湯のようなものが置いてあるらしいが・・・

 

寒い!!

つうかなんでTシャツ?

長袖着させてくださいよ。

・・・・着せたのってトヴァルさんとかテオさんとかだよね。

やだよ、実の親じゃないにしてもルシアさんに着替えさせてもらったって、恥ずかしいじゃないか。

・・・・・・エリゼじゃないよね?

 

しかしユミルか・・・・。

足湯まであるし。

どうしようかなぁ?

 

と、窓のそばで思案していると、後ろから声が聞こえてきた。

そちらの方を見ると、エリゼが扉の前でこちらを見て止まっていた。

 

エリゼキタァァァァーーー!!!

やっほう!

アイゼンガルドの時は疲れてたからあんまり見れなかったけど、実際見ると可愛i・・・・・抱き着いてきたぁぁぁぁ!!

しかしここでクンカクンカはしない。

リィンがやったらかっこ悪いからね。

しかし一呼吸。

・・・・・・・・・あぁ~、良い匂い。

ヴァルハラは、極楽浄土は、パライゾはここにあった!!(確信)

 

あ、獣殿と第六点と魔王はこっち来ないでくださいお願いします。

兎に角、まずは挨拶。

挨拶は基本。

古事記にも(ry

 

 

「ドー・・・・おはようエリゼ。いい朝、と言うよりも昼だね。」

 

「兄様!目が覚めたんですね・・・・・良かった。」

 

「ああ、心配をかけた。色々とあったことだしな。」

 

「はい・・・・帝都があんなことになって、兄様も行方知れずで・・・・本当に、本当に」

 

「分かってる。ああ、分かってるとも。」

 

 

分かってるからちょっとどいてくれませんかエリゼさん。

後ろでアルフィン殿下とトヴァルさんが笑ってるから。

微笑んでるなら問題ないよ。

でもさ、特等対魔士と白髪のテンパーみたいな笑顔をしてるんですよ。

絶対碌なことに・・・・あの~トヴァルさん?

なんで《ARCUS》を構えてるんですか?

というかカメラですよねトヴァルさん?

アルフィン殿下も悪ノリってなんで《ARCUS》持ってるんですか。

 

・・・・・・後で送ってもらおう

 

良し、撮られ終わったところで離れよう。

トヴァルさんだしなぁ・・・・・いくらせびられるか分かったもんじゃないし。

 

 

「ふふっ・・・・朝からお熱いですわね。」

 

 

アルフィンの声でエリゼが振り返る。

 

 

「姫様・・・・」

 

「よっ、お邪魔してるぜ」

 

「はい。おはようございます。リィンさん、エリゼも。」

 

 

お、おっふ、アルフィンさん、おっふ。

どうしよう、テンション上がりまくりだよ。

やはりアルフィン殿下は3次元でも可愛かった。

 

「ええ、おはようございます。アルフィン殿下。そしてトヴァルさん。あの時は助けていただいてありがとうございました。」

 

「何、良いって良いって。それに必要なかっただろ?俺のアーツ。」

 

 

いや、マジで助かりましたよトヴァルさん。

《グランドクラック》2発はきついですから。

あのままだったらじり貧でしたよ。

 

 

「そんなことありませんよ。あの時だってまだ練習中の技を無理矢理使って、その結果気絶して・・・・。不甲斐ないです。」

 

「そうか、あれは。いや、俺もすごいなーとは思ってたけどさ。」

 

 

まぐれで成功しちゃうってゆうね。

まあね、《孤影斬》+《蒼焔ノ太刀》だからさ、一から作るよりは簡単だとは思ったけどさ、初めてでできるとは思ってなかった訳よ。

この体ポテンシャル良すぎじゃないか?

 

 

「―――起きたか。」

 

 

その時、聞きなれない声が聞こえた。

俺が聞こえた方を見ると、

 

パッパ、マッマ。

やっぱり来るよね、そうだよね。

・・・・・・・・・どうしよう。(事ここに至って何も決められないクズ)

 

 

「父さん、母さん。お久ぶりです。」

 

 

ドラマCDぶりです。

何故《Ⅱ》では声がつかなかったんだ・・・・。

 

 

「元気そうで何よりだ。よく頑張ったな。」

 

「ええ。2ヵ月ぶりによく、戻ってきました。」

 

「まずは食事だ。これからの事はその後に話しても遅くはあるまい。」

 

 

俺たちとりあえず一階に移動して朝食というか昼食を食べた。

美味しかったことは言うまでもないだろう。

食後、紅茶を飲んでいた時、父から今後の事が話された。

要約すれば主に、帝国の主要都市は全て貴族連合に落ちた事。

皇族はアルフィンとオリヴァルトを除いて全員『保護』を名目に貴族連合に監禁されている事。

オリヴァルトは行方不明だが、トヴァルにアルフィンやエリゼの保護を依頼した事だ。

 

 

「やはりそうなりますよね。なんて言ったってオリヴァルト殿下なんですから。」

 

「当然ですわ。お兄様だったらどんな状況だろうと生き延びると信じていますから。」

 

 

《Ⅲ》で、後は任す的なことい言ってカレイジャスと爆発しちゃったけど、生きているのだろうか?

これで臨死体験したから、《金の騎神》のライザーになって復活と予想しているのだが。

 

 

「ま、そういう事だ。そして、お前が一番知りたいであろう情報も入手してる。」

 

「!?皆の事、分かったんですか?」

 

「ああ。お前も想定しているかもしれないが、トリスタ及びトールズ士官学院は完全に貴族連合軍に占拠された。」

 

 

まあ、そうだよね。

オルディーネいたしどうにもならないか・・・・。(勝てそうな人が居た事には目を瞑りつつ)

Ⅶ組の皆は生きてること確定だからそんなに取り乱さないけどさ。

 

 

「・・・・・・そうですか。やはり、騎神相手には・・・・・。しかし、全員死んでいるとは言い切れないのでは?」

 

「?その通りだが、なんでそう思う?」

 

「まさか皆が何もせずに死ぬ事はないだろと思ってるからですよ。一種の信頼ですかね。これでも、色々と試練は乗り越えた仲ですし。」

 

 

なお、言っているのはそんな経験したことないニートの模様。

 

 

「そうか・・・。お前の言った通り学園関係者に多くの行方不明者が出てるらしい。噂ではな。俺にもサラやあの先生方がくたばったとは思ってないさ。」

 

「そうね。まあ、事実じゃない?」

 

 

セリーヌの発した言葉に全員が注目する。

 

 

「と、言うと?」

 

「知ってると思うけど。アタシはエマの使い魔。だから繋がっているのよ。詳細までは分からないけど、エマが無事な事だけは間違いないわ。」

 

 

流石、セリえもん。

頼りになるなぁ。

まあ、仲間が全員死亡でスタートとかファルコムがするわけないけどね。

 

 

「最悪ばかり考えても仕方ないんじゃないか?今は信じてみろよ。な?」

 

「・・・・いずれにせよ、怪我はまだ治っていないのだろう?ならば今は此処で養生するといいだろう。」

 

「そうですよ。郷の皆に顔を見せた方が良いと思いますよ?皆、あなたに会いたいと思っている筈ですから。」

 

 

マッマ、良い人や。

物騒な妄想してすいませんでした。

兎に角、温泉じゃぁぁぁぁ!!!

クズって言うな、クズって。

ラッキースケベは誰しもが一度は思う事だろ!!

俺だって本当はこんなことしたくないよ!(鼻血を出しながら)

 

兎に角その後、一旦別れることになった俺たち。

まずはシュバルツァー家イベントをこなそうと、父の所へ向かうのだった。

 

 

「その前にお兄様?」

 

「?」

 

「受けるがいい、《ユミ斗・・・」

 

「それ本当にやるのかよぉぉぉぉぉ!!!」

 

???「キング・クリムゾン!!」




前回やりたかったネタ

蒼焔ノ太刀 改「この私はあと2回変身を残している。この意味が分かるな?」

終&七の太刀「ガクガク、ブルブル」

リィン「七の太刀。お前は大丈夫だ。ただし終の太刀!!てめぇはダメだ!!理由は特にない。」

思いつけばこのネタはなくなる

今回のネタ一覧

「この???こそ・・・
MMRネタ。
マンガは見たことないのでノーコメント。

ヴァルハラは・・・
正田崇作品ネタ。
パラダイムロスト以外は全作品プレイ済み。
リメイクしてくれないかなぁ?

挨拶は基本。・・・
ニンジャネタ。
もはや語るに及ばず。

特等対魔士と白髪のテンパー
テイルズ&銀魂ネタ。
杉田が演じるキャラは全て銀さんに聞こえるのは何故か。
アルフィン殿下と悪の大魔法使いさんが一緒の声と知った時の驚きは今も忘れてない。

お、おっふ、アルフィンさん、おっふ。
斉Ψネタ。
おっふ、照橋さん、おっふ。

キング・クリムゾン!!
ジョジョネタ。
アリオス―――今回のネタで言うならアイゼン、何やってるの。
なんか声優ネタはその人物の性格と真反対の性格しかネタにしてないかも。

短い今回でした。
いや~、見てなかったらUAとか2000くらい上がってましたよ。
マジでありがとうございます。
それにしても序章で4話か・・・・。
完結(or失踪)するのは何時になるか。

次回はユミルでの日常。
予告?

銀河の声で
『言うなれば運命共同体
互いに頼り 互いに庇い合い 互いに助け合う
一人が五人の為に 五人が一人の為に(Ⅶ組の男達)
だからこそ風呂場で生きられる
男は兄弟
男は家族

嘘を言うな!!

猜疑に歪んだ暗い瞳がせせら嗤う(中の人が鼻血を流しながら)

無能
怯懦
虚偽
杜撰

どれ一つ取っても風呂場では命取りとなる

それらを纏めて無謀で括る(発案者は???)   

誰が仕組んだ地獄やら(主に風呂屋の老人)      

男仲間が嗤わせる     

お前もっ!
お前もっ!
お前もっ!

だからこそ

俺の為に死ねっ!(犠牲になる男は決まっている模様)』

このネタは本編でいつか必ずやります。


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第6話 俺はみんな(女性たち)とキャッキャウフフになることを強いられてるんだ!!

???:どうしてこんな遅れた?

主:すいません許してください。

???:.hackとcodと?

主:すいません許してください。

???:12月にはゼノブレとEDFか。

主:すいません許してください、何でも(ry

???:ん?今何でもするって言ったよね?


という訳で、今月もう一話投稿します。

今回はテオさんの扱いが悪いです。
また、ネタもそんなにありません。
ご注意ください。

修正
リィンがテオと会話する場面のリィンのセリフを敬語に変更しました。

誤字報告ありがとうございます


「父さん。」

 

「?どうしたリィン?皆さんは外へ行ったようだが。」

 

「ええ、それは知ってます。でも、話したいことがあって・・・。雰囲気変わったって思いませんでした?」

 

 

俺の勘違いかもしれないけどさ、皆よそよそしかったんだよね。

やっぱあの技も原因の一つだけど、一番は俺がリィンに憑依したせいで雰囲気や印象が変わったことにある気がするだよ。

でも、馬鹿正直にそのことを言ったら、

 

『リィン。お前には仲間の場所よりも行くべきところがあるだろう?(病院を指刺しながら)』

 

されるのは明白だから、ぼかしてっていうかセリーヌに言った時の様に話したいんだけどさ・・・・・。

俺、他人だけど父親と話しするの7年ぶり位だから・・・ちょっとね、話しにくいっていうか・・・。

 

 

「リィン」

 

「はい!!」

 

「・・・・いや、そんなに固くならなくてもいいから。とにかくリィン、お前には色々あったん・・・・・・・・」

 

 

ダメだぁぁ!!

全然話が頭に入ってこない。

真剣な話だろうからテオさんの顔見てるけど、脳内では「見つめあった瞬間、好きだと気付いた・・・・」この部分だけがループして流れてるよ。

 

・・・・どうしよう、笑えて来た。

いや、この状況だと笑う要素0なんだけどさ、さっきの硬くならなくていい発言からくだらないこと考えてそれで笑いそうになっている。

抑えようとしてるんだけど、自分じゃ・・・・・・ヤバイ、体が笑いで震えてきた。

今喋ったら、

 

『そwうwなwんwでwすwかw。』

 

となること間違いなし!

煽ってる場合じゃないぞ、俺!

テオさんも何とも言えない表情になってるじゃないか。

 

・・・・・・・・ふぅ、収まってk・・・

 

 

「・・・お前にも伝わって良かった。大切な事は何を成すか。その過程でお前が変わってもそれは良い変化だ。だから俺は、お前を誇りに思うよ。」

 

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・はい。」

 

 

これしか言えません。

会議とかで一番最初だけ真剣に聞いて、途中ほとんど寝て、最後を聞いたとしても何となく話は分かるけど、何か質問されても『はい』しか言えないあの状況だよ。

ニートがなんで知ってるって?

大人の都合だからさ。

 

 

「・・・・そうだな。今日は夕飯にお前の好きなあれを作ってくれるって母さんが言ってたからな。少し、狩りに行ってくる。」

 

 

何だっけその料理?

シチューだったはずだけど・・・。

兎に角、美味しいに違いない。

原作ではアルフィン殿下とエリゼちゃんが連れ去られた後で、重々しい雰囲気だったけど、それでも味は変わらない・・・・変わらない筈。

 

兎に角、俺は家を出てまずは足湯の方に向かう。

ユミルの中心、そこではエリゼがセリーヌにホットミルクを与えていた。

 

ホットミルクか・・・・懐かしいな。

砂糖を入れると美味しんだよ。

 

 

「エリゼ。・・・・セリーヌにミルクを?」

 

「ええ。外は冷えると思って。ホットミルクでも、と。」

 

 

優しいなエリゼちゃんは。

・・・・・・この後くるイベントには何も言うまい。

さて、エリゼちゃんにも俺の印象聞いてみるか。

 

 

「なあ、エリゼ。それにセリーヌも。俺って何か印象変わった?」

 

「え?・・・・まあ、それなりに・・・・。」

 

 

え?

何その反応。

いや、回答してくれたのは有難いけど・・・・ど、どうしろと?

セリーヌは?

 

 

「まあ、変わったわよ。そうねぇ、鈍いところは相変わらずだけど、その・・・・・色々とねぇ。」

 

 

だからその反応、何?

2人とも俯かないでよ。

・・・・っていうか頬赤いよ?

足湯のそばにいるから、温まったんじゃ?

 

・・・・・もしかして、熱!?

それはまずい!!

 

 

「エリゼ、大丈夫か?頬が赤いようだが、熱じゃないよな?」

 

 

そう言って俺のおでことエリゼのおでこをくっつける。

 

ん~、そんなに熱くないような?

あ、でも熱くなってきた。

どうしたのエリゼ・・・・・・すいません、すいません!!

そりゃ嫌ですよね。

兄と言っても勝手におでことおでこを合わせられるのは。

ごめんなさい!

謝ります。

謝りますから、怒りで体を震わせないでくださいぃぃぃ!

 

 

「あ・・・・・そ、その・・・・・ごめんなさいぃぃぃ!!」

 

「・・・・・・(絶句)」

 

「まあ、そうなるでしょうね。」

 

 

 

 

 

・・・・・

 

 

 

 

 

「聞いてくださいトヴァルさん。」

 

「お、おう、そんな世界の終わりのような顔をしてどうした?何かあったのか?」

 

「実は・・・・・嫌われたかもしれないんです。エリゼに。」

 

「そ、そうか。それは災難?だったな。」

 

 

俺はお茶が入ったコップをテーブルに叩きつける。

 

 

「俺はただ!エリぜに熱があったら大変だからと!それで、それで・・・。」

 

 

勿論、他意が無かった訳じゃないですよ。

エリゼちゃんに顔を近づけられるって思いました。

でも、そんなことしてもリィンパワーでどうにでもなると思ったんです。

でも、結果として・・・・・。

 

 

「そうか・・・・。で?実際、どういうことしたんだ?」

 

「俺のおでことエリゼのおでこをくっ付けて、熱の具合を図ろうと・・・それで、それで・・・・。」

 

「・・・・・・・・、う、うん。俺は、大丈夫だと思うよ!嫌いになったって事はないって。多分数日ぐらいギクシャクすると思うけど、大丈夫だって。」

 

 

数日ってことは、ギクシャクしながら数十日別れるってことじゃないですかぁ!

再開した時、どう接していいのか分からないよ!

教えて、セリえもん。

トヴァえもんでもいいからさ。

 

 

「ダメなんですよ!それじゃ遅いんです。今すぐじゃないと・・・。」

 

「兎に角、大丈夫だって!ほら、子供は外で遊んできなさいって。酒場に居てもつまらないだろ?」

 

 

トヴァルさん・・・・中に入ってるの30代のおっさんですよ。

あと、そんなシスコンを見るような目をしないでください。

俺は断じてシスコンでは・・・・っていうか妹なんか本当はいないんだよ!

 

と、無理矢理酒場を追い出された俺は再び足湯を訪れ、足を湯につけてリラックス兼、これからの事を考えていた。

 

はぁ・・・・・・・、どうしようかなぁ。

エリゼちゃんとはイベントで会うんだけど・・・・会いずらいなぁ。

嫌われたくなかったけど、あれで完璧に嫌われたから、原作とも・・・・・。

どうしようかなぁ・・・・・。

 

 

「ねえ、ちょっと。」

 

「ん?ああ、セリーヌか。どうしたんだ?」

 

「どうしたんだじゃないわよ。アンタ、さっきからここに居すぎよ。」

 

 

セリーヌは腰掛けにうずくまって俺にそう言ってくるが、あいにく今は力が出ない。

それもこれも自分の身勝手な行動の結果なのだが・・・・。

 

 

「どうしようかなぁ。」

 

「?何よ、そんな声しちゃって。」

 

「いやさ、さっきの事でエリゼに嫌われたからさ・・・・・。会いにくいかなって。」

 

「・・・・・・は?」

 

 

いや、そんな素っ頓狂な声出されても困・・・・・なんでネコパンチ俺にやってくるんだよ。

怒らせることしたかな?

なんかユミルに来てから不幸なことが続いている気がする。

 

 

「なんで、アンタは、そんな、鈍感なのよ!ハア・・・ハア・・・。」

 

「疲れるならやらなくていいのに。」

 

「アンタがそんなこと言うからでしょ!!兎に角、アンタはこんなところに居ないで、どっか歩くか、お風呂にでも入りなさい!」

 

 

なんでイベント進行場所の事を知ってるんだよって。

・・・・まあ、イベント進めなくちゃオルトヘイムさん出てこれないからね。

2時間前からスタンバってましたとか言われても困るからね・・・・。

仕方ない、教会に行くか。

 

・・・・・・で、教会に着いた。

ざっくりしすぎだって?

尺だよ、尺。

 

兎に角だ、このイベントどうしようかな・・・・。

アルフィン殿下は原作通りに祈ってるし、いつもだったらハイテンションに、

 

きたぁぁぁぁ!!!

着ましたよこのイベント!

リィンよ早く星になってくれイベント!

なんでこんなに女がちょろくなるんだよイベント!

(何故、中の人がこんなにはしゃいでいるのか説明しよう。このイベントは《閃の軌跡Ⅱ》の序盤と言っても過言ではないユミルで発生するイベントで、リィンがアルフィン殿下の頭を撫で、抱き着かれと、画面の前で歯ぎしりしていた中の人にはたまらないイベントなのだ。なお、このあとにも・・・・。)

 

となるんだけど、いかんせん元気が出ない・・・・。

仕様がない、ここはアルフィン殿下に言い聞かせるだけにして、今は風呂イベントに急ごう。

と言っても、蔑ろにする訳じゃないから!

 

 

「アルフィン殿下。」

 

 

俺がそう話しかけると、アルフィンは祈りを中断し俺の方を向く。

その目には今まで泣いていたような跡が付いているが、あえて言わない。

 

なるほど。

原作じゃ分からなかったけど、このイベントにも詳細があるんだなぁ。

まあ、ゲームと現実じゃ全く違うけどさ。

 

 

「あ、リィンさん。気分は・・・・少し沈んでますか?」

 

「ええ・・・・エリゼにもしかしたら嫌われたかもしれないので、少し。」

 

「まあ!あの子がリィンさんを嫌いに?それはよほどの事ですわ。・・・・何をしたんですの?」

 

 

またか・・・・。

なんか原作ととても乖離してるような・・・・。

まあ、会話とかだけだし、別に結末が変わらない訳じゃ・・・・・・変わらない?

 

え?

このままいったらあの結末直行?

おやじ殿にボコられたり、拘束プレイされたり?

ミリアムが死んだり、呪いが全世界覆ったり?

挙句の果てには最終章まで数年待たされたり?

 

・・・・・・・まずい。

それはまずい。

あれは俺が傍観者というか3次元の住人というか、ともかく関係なかったから認められ・・・なかったけど、

 

『希望があるんだ、ふぅ~ん。また数年待たされるんだ、ファルコムしっかりしてくれ』

 

で納得してた。

でもさ、普通に考えてリィンとかアリサとかゲーム内に登場する人物ってそれじゃ納得なんてできない筈だ。

かくいう俺がキャラ目線で考えて納得できないと思ってるんだから、絶対にできないんだろうなぁ。

 

あぁ~、なんでリィンなんだ。

リィンなんかに憑依したんだ、俺。

オリ主とかモブ転生とかあっただろうに。

 

・・・・・すいません、モブは勘弁してください。

呪いで\(^o^)/になるので。

 

兎に角、方針変えようかな?

流れは変えずに最後だけ変えるとか。

でも、バタフライエフェクトが・・・・・。

 

 

「あの?リィンさん?」

 

「え?・・・・あっ、すいません。すこしぼ~っとしちゃって。えっと、それで、何をしたかでしたっけ?」

 

 

ヤバイヤバイ、答えないと。

 

・・・・・・・え?

 

エリゼにした事言うの?

・・・・・・いや、いやいやいや。

無理、無理だから!

なんであんなことしたんだろう、って後悔してる最中だから!

 

 

「いや、あの・・・・・少し言いづらいというか、何というか・・・。」

 

「う~ん、なんか釈然としませんね。・・・・・では、エリゼにやったことを私にもやってくれませんか?その方がどうしてエリゼが怒っているのか分かりやすいと思うのですけど。」

 

 

・・・・・・・WHAT?

・・・・・・・WHY?

 

一体どこがどうなってそう繋がるんだよぉぉぉ!!

今はそういうの求めてないから!

つうか、アルフィン殿下も自分が皇族だって理解してください。

あなたにあれをするって、下手したら帝国国民全員を敵に回すようなものだから!

半上条当麻状態だから!

あの兄貴あってのこの妹だけどさ、色々と大胆すぎるよ!

 

兎に角、キャンセル、キャンセル。

 

 

「あのですね。それは・・・・ちょっと恥ずかしいし、俺から言うのもあれなんで、エリゼから直接・・・」

 

「・・・・・・ダメですか?」

 

 

上目遣いは卑怯ですよ殿下!

で、でも、その程度じゃ落ちんよ。

上目遣いになんて負けない!

 

 

「喜んで」

 

 

・・・・・・・・やっぱり上目遣いには勝てなかったよ。

 

即オチ2コマかよ。

おっさんの即オチって誰得?

ていうか俺、覚悟が足りないだろ!

どうするんだこれ、喜んでとか言っちゃったぞ。

 

えぇ~い、ままよ!

もうどうにでもな~れ。

 

俺はアルフィン殿下に近づいて俺の手を殿下の後ろ頭に回して、額をくっ付けた。

殿下のほんのりと温かい体温が直に分かる。

 

・・・・・・なんか熱くなってる?

いや、なんか殿下の体が傾いて・・・・って!?

 

 

「・・・・・へ?・・・・・・・////」

 

「だ、大丈夫ですか!?倒れかけるなんて、やっぱり家族の事で疲れてるんじゃ?」

 

 

そんなことより早く医者に見せないと!

気絶はまずいよ。

兎に角、シュバルツァー家に運んで・・・・・・ん?

シュバルツァー家って今の俺の自宅で、そこへ殿下を持って行って・・・・・、お持ち帰り!?

い、いや、そんなこと今は関係なくて・・・・でも、皇族をお持ち帰りって。

ヤバイよ、ヤバすぎて、兎に角ヤバイよ。

 

ヤバイよと連呼しながらも殿下の膝と肩を持って立ち上がる。

 

これが本当のお姫様抱っこって?

やかましい!!

そして恥ずかしい。

何よりも、これをエリゼに見られたりしたら・・・・

 

『兄様、絶交です!」

 

『ぐっはぁぁぁぁ!!!』

 

中の人は999999のダメージを受けた。

中の人は真っ白な灰になった。

 

『おお、中の人よ、死んでしまうとは情けない』

 

ってことになるから!

いや、今はそんな事どうでも・・・・・・よくない!

どうすればいいんだぁぁぁ!!

 

 

「・・・・・・あれ?・・・・・リ、リィンさん?どうされ・・・・・///」

 

 

待ってぇぇ!!

それでまた気絶しないでぇぇぇ!!

せっかく起きたんだからそのままでいてぇぇぇ!

 

 

「しっかりなさってください、殿下。・・・・立てますか?」

 

「は、はい。支えてくださってありがとうございます。もう、大丈夫です。」

 

「それは良かった。では、俺はここで・・・。」

 

 

教会から出て行こうとする俺の手を殿下が掴んで引き留める。

 

いや、また気絶したらまずいから、手を放してもらいたいんですけど・・・?

 

 

良かったです(ボソッ)

 

「・・・・・・え?」

 

「兎に角、エリゼの事は大丈夫です。私の方からフォロー・・・・・みたいな事をやっておきますから。・・・・それと、やっぱり気づいていらしたんですね、私の気持ちの事を。」

 

「・・・・・・・(やっちまったぁぁぁぁ!!と心の中で叫んでいる)え、ええ。俺も仲間と離れ離れになった身。殿下のお気持ちは、痛いほどわかります。ええ、分かりますとも!!(中の人は(ry)ですから、殿下も無理だけはしないでください。辛いときは立ち止まったり、叫んだりしてもいいんです。その時はエリゼが、トヴァルさんが、街の皆が殿下を支えます。勿論、俺も微力ながら力になりましょう。だから、そんな作った笑顔じゃなくて、本当の笑顔を見せてください。」

 

 

よくもまあ、こんなセリフが出てくるな。

ていうかこれ、俺の言葉じゃ無くね?

俺って、自然とこんな言葉を言える人間じゃなかったような。

つうか体が勝手に言ってるような。

 

 

「・・・・はい。リィンさんに励ましてもらって少し勇気が出ました。・・・・兄様達の事は心配です。でも、皆さんがいるんですから。特にリィンさんが。だから、少し心を落ち着けてみようと思います。そして・・・・」

 

 

殿下は俺に近づくと自分の唇と俺の唇を合わせる。

 

って、なにやってんのぉぉぉぉぉ!!!

 

 

「で、殿下」

 

「ふふ・・・・励ましてくれたお礼です。これからもよろしくお願いしますね、リィンさん♪」

 

 

その時見せたアルフィンの笑顔は、作り物じゃない本物の笑顔だった。




今回のネタ一覧

無し

中の人「今回のネタは?」

ハニカム「無い」

中「は~、つっかえ。今回のオチは?」

ハ「無い!」

中「ウゾダドンドコドーン!次回予告は?」

ハ「無い!!」

中「このっ・・・馬鹿野郎!!」

次回は温泉会になるはず。


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第7話 凄いだろ?この長さでストーリー、殆ど進んでないんだぜ。

お・ま・た・せ

そして、申し訳ございませんでした!!!

色々立て込んでで投稿が出来なかった次第です。

今回は前半ちょっとシリアス、残りグダグダです。
まさかの風呂会は次回に持ち越し、今回は本来テオさんに教えてもらう事をトヴァルさんが教えてくれます。
当然穴があります。ご了承ください。

また、どうしても必要なセリフが入ってなかった場合は教えてもらえれば幸いです。


貴族連合の旗艦パンタグリュエル。

その内部、テラスのような場所でバンダナを頭に巻いた青年が空の景色を見ていた。

クロウである。

しかし決して楽しんで見ている訳ではなく、ある人物を待っているついでに見ているだけだ。

と、

 

 

「珍しいじゃねぇか。お前が俺に相談事なんて。てっきり興味ないんだと思ってたんだが。」

 

「そんなことは無いさ。なんてったって結社のナンバー1なんだから、それなりに興味はあったさ。だが、アンタに相談したいのはアンタの事じゃない。前に言ってた事、どういう意味か説明してもらおうと思ってな。」

 

 

赤いコートにくすんだ青色の髪をした男は酷く気怠そうにクロウの話を聞く。

名前をマクバーン。

結社身食らう蛇の執行者、そのナンバー1を冠する男だ。

 

 

「俺がお前に・・・?ああ、『深淵』とお前がリィンとかいう小僧の事を報告していた時か。たしか・・・・」

 

「急激に強くなっていた。トリスタで対決した時よりもずっと。雲をも一振りで斬れるくらい。俺が発見した時にはまだ気絶していた筈なのに・・・・。」

 

「・・・・そうか。ちなみに髪は白くなっていたか?」

 

「髪?・・・・・・いや、黒いままだった。それが?」

 

「・・・・・クッ、ハハハハハハハハ!!まだなっていなくてそれか!それは、いい!あるいはある程度混ざったか!!ハ、ハハハハハハ!!!」

 

 

狂ったように突然笑いだすマクバーンを他所にクロウは今のマクバーンの言葉の意味が分からなかった。

それを見てマクバーンは更に笑顔を濃くする。

 

 

「そうか、分からないか?・・・・なら、『深淵』の居場所なら分かるか?」

 

「あ、ああ。俺が報告したのもあるが、魔煌兵の反応が確認されたからとユミルに。」

 

「詰まる所、そこにその小僧がいるんだろう?なら言っとけ、小僧は前の俺くらい強くなっていると。無論、なっている状態でだけどな。」

 

 

パンタグリュエルには魔人が笑い狂う声が響いていたという。

 

 

 

 

 

・・・・・

 

 

 

 

 

前回のあらすじ

アルフィン殿下から抱き着かれる事態を避けようとしてキスされました。

 

・・・・・意味わからない?

俺も分からない。

真実はただ一つ!

原作と乖離しました。(白目)

 

まあ、会話とかイベントだけだけどね♪(人それを手遅れと言う)

 

アルフィンと別れて教会を出た俺は再び足湯に浸かっていた。

勿論セリーヌも一緒だ。

 

 

「って!なんでまたここに戻ってくるのよ!もっと行くべき場所があるでしょ!」

 

 

なぁ、セリーヌさんや。

人にはどうしようもなくなった時、その原因となった場所に戻ってくる習性があるって知っておったか?

ほら、事件現場に犯人が戻ってくる心理と同じだよ。(なお、中の人の自論な模様)

まあ、一番の原因はリィンに俺が憑依したことだけどね。

しかも、言うこと成すこと全てが女性の好感度を上げるといういらない特典まで持たされているらしいし・・・・。

 

 

「俺、どうしたらいいのか・・・・分からないなぁ」

 

「・・・・・・・・そう、そんなに・・・。」

 

 

いや、セリーヌさん。

そんな思いつめた表情でどうした・・・って、なんで俺のそばに移動して顔を擦り付けてくるんだよ。

ダメだからね!

俺はそういった動物特有の可愛らしさになんて惑わされないからね!

 

 

「・・・・ありがとう、セリーヌ。この前も言ったけど、俺はセリーヌに感謝しているんだ。だから、そんな悲しそうな顔をしないでくれ。」

 

 

なんで俺は猫を堕とそうとしてるんだ!?

違う!

違うんだよ!

俺はただ大丈夫だよって伝えたかっただけなんだ。

こんな甘い感じにするつもりじゃ・・・って、これも俺の意思で言った言葉じゃない!!

リィンには言うつもりの言葉を相手の好感度が高くなるように変換する機能が元から付いているとでもいうのか!?

 

えぇい、閃の軌跡の主人公はバケモノか!?

これが本当だとしたらリィンは本当に女性(メスであれば動物でも可)絶対堕とすマンというなろう小説でも真っ青のバケモノかもしれない。

 

・・・・・・・今、メスであれば動物でも可って書いたけどさ、もしかしたら・・・・本当にもしかしたら、昆虫とかでも可能なんじゃね(震え声)

 

 

中の人の妄想中・・・

 

 

気持ちわるっ!!

何その新天地!?

そんな新天地いらないし、知りたくなかったよ!

ヤバイ、ヤバイってこれは!!

まずいって。

リィン、マジでバケモノじゃないか。

昆虫を愛してる人はいるだろうけど、愛される人はいないんだよ!!

 

 

「・・・・・壊れていく。イメージが・・・・・」

 

「・・・・え?」

 

 

これはもう、終わったかも分からんね。

まあ元々、俺が憑依した時点で試合終了だったけどさ。

にしてもこれは無いだろ。

昆虫とか動物に・・・も・・・?

 

あれ?

この世界に存在してるのって、

 

 

「・・・・魔物でもありなのか。」

 

「・・・・あの?リィン?」

 

 

俺はそのままフラッと立ち上がり、足湯を出ていく。

足取りは確かだが、上半身をフラフラさせて歩くその姿は酷く不安定だ。

時々、倒れそうになる俺を見て、セリーヌは声をかけたが、俺は何も返事をせずに温泉の方へと歩いて行った。

 

 

 

 

 

・・・・・

 

 

 

 

 

気が付いたら温泉に入っていた件について。

 

意味わかんないって?

俺もわかんないから。

まああれだよ。

一種の記憶喪失みたいな物。

魔物からも愛されるって予想したところまで覚えてるんだけどね、その後にどうやってここまで来たか全く覚えてないんだよ。

まあ、重要なイベントは温泉イベを入れて2つしかないしそんなに困る事態じゃないのが救いだな。

と、そんな事はどうでもいい。

 

俺は!今!混浴風呂に入っている!!

という事はつまり、キャッキャウフフイベントキターーーー!!!

 

やっと、やっとだ。

『閃の軌跡』をプレイしていつも俺の脳内にあった願望。

 

『いいなぁ。こんな経験してみたいなぁ。きっとすごいんだろうなぁ(何がとは言わない)。つうかリィン、マジで爆発四散してくれないかなぁ。』

 

とリアルではきっと起こり得ないだろうことを思い描いていたが、ついに、やっとだ!(なお、『Ⅲ』でリィンがリアルに爆発四散しそうになって同情していたのはまた別の話だ)

そう、俺は4年待ったのだ!!

だから!

 

その時、扉が開かれる音が風呂場に響く。

瞬間、俺は背筋をピンッと伸ばし、何故か正座までする。

つまりは緊張していた。

まるで童貞を捨てたあの日のように。(もちろんオナホで)

しかし俺は気付いてなかった。

扉の音は男性の脱衣所方向から聞こえてきたことを。

 

矢部恵世、間違えた、ヤベエよ。

心臓バクバクで、今にも破裂しそうだよ。

 

・・・・あれ?

さっき扉が開く音が聞こえてから、何も変化が・・・?

 

 

「お兄様、お背中お流ししましょうか?」

 

「・・・・・・」

 

 

キタァーーーー!!

 

・・・・あぅるぇ↑おっかしいぞ~~~???

エリゼってこんな高い声だったっけ?

なんかどこかで聞いた・・・・そう、確かジョジョの?

それにこんな積極的だったっけ?

 

 

「あの~~、兄さま?」

 

「・・・・・あ、ああ。お願いしようかな、エ・・・トヴァ↑ルサン!?!?」

 

 

あっぶねぇぇ!!

エリゼって言いかけたぞ。

振り向いてよかたぁぁ!

そうだよ、ジョセフ・ジョースターの女装時の声だよ。

杉田はレパートリーが多すぎんだよ。

 

 

「なんだ、気づいてたのか。女が入ってくると期待している感じだったからいたずらしたんだけど、やっぱりお粗末な出来だったな。」

 

「え、ええ。声も少し似てましたから。あ、あはは・・・。」

 

 

トヴァルはそのまま風呂に入ってくる。

改めてその体を見てみると筋肉は並より少しあり、切り傷の後もかなりある。

流石は遊撃士だろうか。

 

 

「ん?どうした?そんな俺の筋肉を見て。もしかしてお前、そっちの気が・・・。」

 

「違います!!」

 

 

止めてください!

これ以上俺に属性を付与しないでください。

愛され(生物だったら何でも)属性だけでおなか一杯どころか大量に吐き出してるくらいなんですから。

あぁ、本当にこの属性どうにかならないかなぁ。

 

 

「あ、ああ。そんな訳ないよな。・・・それよりもお前さんの目からハイライトが消えて、なんか混沌みたいな目になってるんだけど?」

 

「仕様です。・・・・まあ、ある事(予想を天元突破して愛される事)に気づいて意気消沈しているだけです。」

 

「なるほど。ある事(貴族連合に仲間の家族が入っているかもしれない事)に気づいて意気消沈か。まあ、気づくよな。」

 

 

え!?

まさかトヴァルさんもこの体質が?

 

・・・・ナカーマ。

ナカーマ、ウレシイ。

 

 

「そうですよ。なんでこんなことに・・・。」

 

「そういう事、経験あるぜ。まあ、少なくともお前に原因は無いさ。あるとすれば。(クロウの放った弾丸か・・・。)」

 

 

日々の生活態度の悪さですね分かります。

でもさ、そうだとしてもいきなり憑依は無くない?

こういうのはなんか神様的なのが、出てくるんじゃないの?

 

『めんごめんご。なんか死んじゃったから~、憑依オナシャス。(中の人の想像です)』

 

とか、

 

『はっはっは、私だ』

 

『お前だったのか。』

 

『『暇を持て余した』』『神々の』『遊び』(重ねて言いますが、中の人の想像です)

 

とか、

 

『あたし長くやってきたけど、こんな珍しい死に方したのはあなたが初めてよ。プークスクスクス(再三言いま(ry)』

 

とかって、おい最後!

まあ他二つも違うけどさ。

 

・・・考えてみればこのすばの方がこっちより待遇いいじゃん!

あんな可愛い(?)(駄)女神が付いてくるってゆうか、特典あるだけで儲け物じゃん!

カズマさん勝ち組じゃん!

俺、負け組じゃん!

 

・・・・・・・(´;ω;`)

 

 

「だ、大丈夫かリィン!?なんか涙目だし、調子悪そうだし、今日はもうゆっくり休んで。」

 

「いえ、大丈夫です。今までに比べたらこんな気持ち屁でもありません。」

 

 

そうだ!

今までのボッチ感を思い出して泣くのを堪えるんだ俺!

他人の前で号泣なんて小学生なことしたら二度と立ち上がれないぞ、俺!!

 

 

「・・・・・はぁ。若いっていいねぇ。無茶できてさ。」

 

「それが青年の特権ですから。」

 

 

過ちを認めて次へ繋げればいいだって?

それができるのは一回までなんだよ。

 

 

「・・・・お前さんが喜ぶかわかんないけど、入っている情報がある。アルゼイド家は貴族連合に属さなかったらしい。無論、連合も武力で仕掛けたようだが・・・・まあ、分かるだろ?そしてヴィクター・S・アルゼイド子爵も行方不明になっているらしい。」

 

「ラウラの・・・。あの人なら、大丈夫でしょう。簡単に死ぬ人じゃありませんから。」

 

 

人外親父その2ぐらいだったはず。

マクバーン先輩の本気とため張れるだけで人知を凌駕してるからね、あのおっさん。

どうやったらあそこまで強くなれんだよ。

まあ、弟子にリアンヌ時代のアリアンロッド以上と言われた人がいますけどね。

《Ⅲ》でなぁ、戦うんだよなぁ。

それもヴィクターさんとコンビを組んだ状態で。

・・・・・あの二人ならラスボス倒せるんじゃね?

 

いや、それよりなんでラウラの親父さんに話が移った?

 

 

「ラインフォルト社も乗っ取られたと聞いたが、何故だか社長は生きてるって奇妙な安心感がある。レーグニッツ知事は囚われの身だが、何かされるってことはそうそうないだろう。後で市民を纏めるって仕事があるからな。まあ、聞いてるのはそんなとこだ。後は・・・。」

 

 

そう言うとトヴァルは温泉から出て、まっすぐ脱衣所へ歩いてゆく。

 

って、なんでこんな早く出ていく!?

頭洗ってないよ?

体洗ってないよ?

つうか、なんか焦ってるように見えるのはなんで?

いや、それよりも最後に言おうとした言葉は何!

察せと?

出来るか!

こちとら国語は2だぞ、2!

自慢するもんじゃない?

分かってるよ!

 

って、いねぇし。

バカ問答してたらいつの間にか消えてたよ。

 

・・・・はあ、結局最後のk

 

 

「兄さま?」

 

 

その時、リィンの体に電撃が走る。

そして自然と心の中にある言葉が出てきた。

それは、

 

 

謀ったな!トヴァルゥゥゥゥゥ!!!!




今回のネタ一覧

・・・・あぅるぇ↑おっかしいぞ~~~???
コナンネタ。
毎回毎回コナンが何かを見つけた時に言う言葉。
毎回警察は無能だと思い知らされる。

『はっはっは、私だ』・・・
モンスターエンジンネタ。
秀逸だったネタ。
今でも面白いと思える時がある。

『あたし長くやってきたけど・・・
このすばネタ。
アクシズ教に入った作者から一言、エリスの胸はパット入り

それが青年の特権ですから
ガンダムネタ。
裸男、お前も帰れ!(刑部姫感)

リィンの驚くべき能力が判明した今回。
いやぁ、ネタが思いつかない。
やっぱ戦闘シーンとかだと色々思いつくんだけどね。

閃の軌跡Ⅳの情報来ましたね。
リィンは何故か、配管工が毎度必死こいて助け出すあの人みたいになってますね。

次回は風呂から魔煌兵討伐へ出陣の所までやりたいかなと。
次回予告?
流石にないよ。


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第8話 ラッキースケベ?許せる!!

帰って来たぞ、帰って来たぞ!ハニカムm(無言の腹パン)

キボウノハナーーー、(投稿)止まるんじゃねぇぞ!

という訳で、帰ってきましたぁぁ!!
遅れた原因は色々ありましたが、一番はパソコンが壊れた事です。
あとは・・・・戦ヴァル4かな?
いや、ジャンヌ・オルタに4万かけたことかな?
どっちにしろ、すいませんでしたぁぁぁ!!!(謝罪の心は忘れない)


あらすじ

 

謀ったな、トヴァル!!

 

 

という訳で俺は今、妹の目の前にいる訳でして・・・。

当然、温泉に入っていたから服なんて着ているはずもなく・・・・。

 

・温泉の色チェック!

 

白濁しているのでOK

 

・タオル位置チェック!

 

しっかりと腰に巻き付けられているのでOK

 

・心拍度チェッ・・・・リィンの心拍度、毎分400をオーバーしています!!

 

・・・・・・へぁ!?

いや、いやいや待って!

どんだけだよ!?

もうダメな領域超えて、なんで生きてるの領域も天元突破しそうな勢いだよ!?(意味不)

 

『駄目よリィンくん!人に戻れなくなるわ!!』

 

人に戻る戻らない以前に原型を留めていられるか怪しいんですけど!!

つうかなにサラっと俺の脳内に入り込んでるんだよ!

変態ロリコン仮面のような力使うなって。

エヴァはシャレになんないって。

 

・・・・・・まあ、いい。

何も良くないけど、兎に角いいさ。

まあ、そろそろエリゼに反応しないといけないからな。

 

この間、僅か0.2秒!

なんて訳ないからね。

 

 

「あの?兄さま・・・?」

 

「あ、ああ。すまない。・・・って、エリゼ!?なんで、男湯に!?」

 

「え・・・あ、兄さま、混浴だと気付いてなかったのですか?」

 

「こ、混浴?・・・・いや、それにしたって。」

 

 

やっぱ兄妹で同じ温泉に入るのって凄く恥ずかしいと思うのだが。

やっぱりエリゼのブラコンは重症なんだな、と。

いやぁ、それにしても驚いたふりがうまくなったもんだなぁ。

やっぱりこれも俺が成長した証だよなぁ。(エリゼの方を見れない事には目を瞑りながら)

 

・・・・しょうがないじゃん。

ニートな親不孝者だけどさ、それでも俺は男だよ!

女の子の裸体にタオル巻き付けただけの姿という際どい所じゃない姿なんて見たら、俺のガチャピンがムックしちゃうのは当然の事じゃないか!!(デリカシーの欠片もない発言)

 

 

「・・・・・兄さま。」

 

「ん?って、え!?」

 

 

ちょっとぉぉぉ、突然抱き着いてきたんですけどぉぉぉぉl!!!

・・・・・あれ?

原作じゃあ、手を握ったり、頭を撫でたりしただけじゃ・・・・。

 

ちょ、ちょっと待って!

アルフィン殿下しかりエリゼちゃんも原作より結構大胆に迫ってきてるんだけど!?

どうしてこうなった!?(大体こいつの軽率な行動の所為)

 

 

「・・・・・やっぱり兄さまはずるいです。いつも私を心配させて、そしていつも・・・・。」

 

 

超嫌われてるぅぅぅぅぅ!!!

修復不可能なレベルで嫌われてるんだけど?

やっぱさっきのはさすがに不味かったのか・・・。

でもなんで抱き着いてきてる?

 

いやいや、今は謝らなければ。

なら、ここは誠心誠意心を込めてジャンピング土下座、いや土下座theブレイキン、いや、DOGEZAで!!

 

 

「・・・・そう、だよな。生きていれば儲けものと言うが、俺はだだ逃げ出した卑怯者だ。今更、みんなにどの面下げてあえばいいのか・・・。」

 

「兄さま・・・」

 

「・・・・すまなかった、エリゼ。さっきの事、エリゼの気持ちも考えずにあんなことして本当に『兄さま!!』ごめんなさ・・・って、え?」

 

 

ま、待ってぇぇぇぇ!!

なんでこの流れでキス!?

これみたことある!

この後Hシーンに突入する感じじゃないか!

不味いよこれ、R18タグなんてつけてないんだけど!

その前に軌跡シリーズってそういうゲームじゃないから!

 

 

「エリゼ!やめてくれ、こんなこと。」

 

「なら!!・・・・なら、そんなことを言わないでください。私は先程の事を嬉しく思いました。何時ものように鈍感で私がどう思っているのか気にしないで、そんな兄さまが嬉しかったんです。自分を卑怯者だなんて仰らないで。私や他の皆さんがどう思って兄さまを逃したのか、考えてみてください。」

 

 

・・・・いや、確かに原作のあの場面を再現しようとしたよ。

でもさ、ここまで言われるとは思わなかったんだけど!?

こえーよ、怖すぎだよエリゼ。

なんか愛が重いよ。

 

いや、それにしても考えてくださいって言われても俺リィンじゃないから。

そんな現国の作者の気持ちを答えなさいみたいな事言われたって分かる訳ないじゃん。

どーするよこれ。

俺が考えてもいいけどさ、高校の時の成績2だった俺がそんな心に響くこと言えるかって。

 

・・・・・・この場面をゲーム内で見て俺がどう感じたか、それを所々変更してエリゼに伝えれば行けるか?

 

 

「・・・・・あ、ああ。そうだな・・・・・そう。」

 

 

ごめん、覚えてない!

思い出そうとしたけど欠片も思い出せなかった!

そのせいでこれでもかってぐらい曖昧な答えになったんだけど!

ほら、エリゼも?マーク浮かべてんじゃん!

兎に角こう言う時は、

 

 

「・・・・ああ、すまないエリゼ。俺は少し焦りすぎてたらしい。皆の気持ち、考えてみたら直ぐに分かる事だった。」

 

 

まともじゃないかって?

いやいや、これぞ奥義『答えられない質問をされた時、場の空気を考えてテキトウに答えれば案外そのノリで進められる』だ。(奥義でも何でも無い模様)

当然、テキトウは『適当』ではなく『テキトー』だ。

因みにこれをやると相手は俺が完全に意味を理解していると誤解するので、その後の会話で『ああ』とか『アッハイ』が続いて、最終的に相手の話が終わるまで食事とか休みの事ばかり考えてしまい、何を話していたのか分からなくなってしまうので注意が必要だ。

また因みに、俺はこれを多用しすぎたせいで友達をなくしたので、ご利用は計画的に。(涙目)

 

そして、もう風呂イベは終わってもいいだろう。

抱きつかれたり、キスしそうになったりと色々計画外の事が多かったけど、ま、是非もないよね!

ということで、

 

 

「兄さま・・・・。」

 

「ああ、だから頑張ってみるよ。・・・でも、盗み聞きは流石にいけませんよ、アルフィン殿下、セリーヌも。」

 

「・・・・ふふ、気づかれてましたか。でも、私もこのタイミングで出ようと思っていたので結果オーライです。」

 

 

ジョジョ、貴様・・・見ているな!!

もとい、アルフィン、貴様・・・見ているな!!

まあ、ただ単純に原作でも更衣室でスタンバっていたアルフィン殿下とセリーヌを呼んだだけなんだけどね。

 

・・・でもぉ、やっぱアルフィン殿下いい体してますねぇ(ぐへへな目)。

そこまでじゃない胸、健康的なくびれ、ぴちぴちな皮膚。

未成年の体ってなんかムラムr・・・ゲフンゲフン、気持ちが昂るよね!

そこ、ロリコンとか不敬罪とか言うな!

昂らなかったらそれもそれで不敬罪じゃないか。

 

おっと、とにかく風呂から出よう。

エリゼの予想外な行動で心臓バクバクでのぼせそうだよ。

 

 

「じゃ、俺はこのあたりで出るよ。また後でな。」

 

「「待ってください、兄様(リィンさん)」」

 

 

なんで2人に呼び止められるんだよ。

そこは女だけのキャッキャウフフな話をする場面でしょ。

もはや此処に俺の居場所はないから。

リィン・シュバルツァーはクールに去るぜ、だからそれを呼び止めるなって。

 

 

「えっと、何?」

 

「あの・・・さっきは逃げてしまってごめんなさい。その、突然だったから、つい。・・・・ごめんなさい。」

 

「・・・いや、俺の方も突然あんなことして悪かったよ。心配だったとはいえ断りも言わずにしてしまったからな。こっちこそごめん。」

 

 

つまりこれは、嫌われていなかったという事か!

ヤッホーーーウ、ヨルハヤキニクッショ!!(良い雰囲気ぶち壊しな中の人)

 

 

「もー、そんな風に恥じらっちゃって、可愛いんだから。それで今度は私ね。リィンさん、お背中お流しましょうか?(良い雰囲気ぶち壊す人part2)」

 

 

その瞬間、不思議なことが起こった。

いや、不思議な声が聞こえてきた。

 

???「良い雰囲気をぶち壊す人が2人!くるぞ雄馬!!」

 

???「何が起こるんです!?」

 

???「大惨事対戦だ!」

 

となる訳もなく、アルフィン殿下のいつも通りと言う名の暴走はエリゼによって鎮圧され、セリーヌが真剣に謝ってきたこと以外は特に問題なく風呂場から出られた。

まあ最後に謝ってきたセリーヌを撫でてしまったのはご愛敬だ。

いいだろ?セリーヌも特に何も言ってこなかったし。

ちょっと顔が赤かったが。

 

その後、料理ノートや釣りノートなどが軒並み初期化されていたことが分かって、新しいのが渡されることになった。

因みに途中、某釣りバカお姉さんことアナベルさんに出会い、何故か探しているというケネスさんの釣り具をもらったのだが、それでいいのかアナベルさん。

で、試しに人生初の釣りをやってみたところ、やはりカサギン。

釣っても釣ってもカサギン、カサギン・・・・。

とうとう餌も1つになり、まあ当たらないだろうと魚に向かって

 

「出てきてくれないか?」

 

的なことを言って餌を投げたら、

 

 

「うおおおおおお!!!なんだこれぇぇぇ!!アナベルさん!これなんですか!?・・・えっ?アークタイラント!?!?いや、いやいや、それこの時点で獲れていい魚じゃないから!ていうかこれ魚?でかぁぁぁい、説明不要!な大きさなんですが!?」

 

 

やっぱり好かれる特性には勝てなかったよ(諦め)

結局、俺の手には余る物だったのでアナベルさんにあげたら喜んでくれて、好きなもの一個くれるというので、一番高い風神珠をもらった。

実際に着けてみると、なんか変な自信みたいなもの・・・絶対に外さないという気持ちが体中にあふれてきて、なんか変な感じだ。

 

とまあ、そんな訳でユミルの全イベントを終えたところで、ついにあれをやろうと思う。

ルシアさん?カットだカット!

母の愛を向ける人間が違うと叫び続けて軽く精神がすり減っただけだったよ。

で、話を戻すと魔煌兵召喚!(違う違う)

召喚というのは違うが似てなくもない言葉だろう。

このユミルで俺はあることに気付いた。

それは・・・・俺が望まない限りそういうイベントが起きないという事だ!(集中線)

どういうことかというと、原作では風呂イベの最中に魔煌兵イベが始まったのだが、俺の場合まだユミルの全イベントを見てなかったので、魔煌兵来るなと思っていたところ全くイベントが進まなかった。

逆に俺が望めば1分前にはいなかったアナベルさんが突如現れるなど、もはや世界が俺に味方しているとしか思えないのだ。(偶然とか言わないように)

多分だが俺が望めば魔煌兵イベも進むはず。

だから・・・・出ろーーーーーー!!ガンダげふんげふん、魔煌へーーーーーーい!!!!

 

「応!!」

 

違う!!お前はまだ先だ!

 

「おおおおおおぉぉぉぉぉぉ!!!!」

 

そう、お前だ・・・・って、こっちに飛んでくんなぁぁぁぁ!!!

・・・あぶねぇぇ、咄嗟に打ち返したけどあんな俊敏に動けるものなのか?

危うく壊滅的に原作が崩壊するところだったろうが!!

・・・とにかくトヴァルさんたちを呼ぼう、原作通りにしなければ。(なお既に原作は明日に向かってポーーーイ、超エキサイティング!!されている模様)




今回のネタ集

リィンの心拍度・・・
エヴァネタ。
新劇場版はいつ完結するのか・・・。

俺のガチャピン・・・
テレビネタ
いつか見たテレビでの発言。
男は毎日ガチャピンがムックしてるんだ(偏見)

ジョジョ・・・
ジョジョネタ
ジョセフとディオの因縁の対決・・・は別の場所でやってどうぞ。

リィン・シュバルツァーはクールに去るぜ
ジョジョネタ
クールに去れないのが軌跡種主人公の特徴だから。

ヤッホーーーウ、ヨルハヤキニクッショ!!
ビルドネタ
仮面ライダーもネタ切れの風が吹き始めている?

その瞬間、不思議なことが起こった
ブラックRXネタ
(結社)ゆ”る”さ”ん”

くるぞ雄馬
ZEXALネタ
はるとぉぉぉぉ!!!

何が起こるんです!?
コマンドーネタ
来いよアルフィン。
セリーヌなんて捨ててかかってこい!

出ろーーーーーー!!
Gガンダムネタ
最終回が3回でネタバレで格闘技でと異色の作品。
しかし熱くて好き。

(スキルは)ないです。
いや、改めて見たらなんだこれ。
これはひどい、という事でスキルなんて無かったことになりました。
本文での描写?
若気の至りという事でどうぞよろしく。


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