東方仮面戦記 (仮面レックス)
しおりを挟む

設定(ネタバレあり!)

注意!ネタバレの可能性あり


兎月 戦羅 性別:男(の娘)

 

 

二つ名:幻想卿のビルド、浄化せし創造人

 

 

種族:人外(あまり人とは変わりはない)

 

 

年齢:18 身長:156cm 体重:45kg

 

 

容姿:黒髪の長髪でポニーテールをしている、目の色は黒色(俺ツイのソーラ・ミートゥカの黒髪ポニーテールを想像して頂ければ)

 

戦兎と同じコートで中に文字入りTシャツ(日によって変わる)、黒い長ズボンといった服装で黒の靴

 

 

好きなもの(こと):機械いじり、焼き肉、友達、仲間、カッコいいもの、Tシャツ作り、ウサギ

 

 

嫌い(苦手)なもの(こと):苦味の強い食べ物

 

 

人物像:基本誰にでも優しく怒ることは滅多になく、人付き合いもいい方なため人や妖怪などの友達もいる(ただし幻想卿のためか女性が多い)。

年上の方でも相手の了承によっては砕けたように話し、実際に八雲紫をゆかりんと呼ぶ程である。(本人から呼んでほしいと言ったのが大きいが)

身体能力はいい方で頭脳も桐生戦兎程とまではいかないかも知れないが天才レベル。

 

鍛えれば鍛えるほど強くなるため成長の限界はないが弾幕を扱うのがそこまで上手くなく、弾幕ごっこは強くない。

変身前の戦闘力も普通の人よりは強いがチルノに勝てるか勝てないかのレベル。但しフルボトルを使わずにドリルクラッシャーだけで接近戦の場合。(そもそもほぼ全員遠距離から弾幕攻撃のため、フルボトル使っても近づく前にダウンする可能性が高い)

仮面ライダービルドに変身すると当然強いが紫や幽香や永琳など強者達には劣る。

 

東方projectの知識については東方妖々夢までしかないと言うより前世(前の世界)では“東方妖々夢までしか存在しない”ため、その先を知ることもない。

そして前世(前の世界)で東方projectを知っているのは戦羅含めて“数人しかいない”。

前世(前の世界)の話は聞かれないとしないが孤児院で育ってきた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

能力:浄化する程度の能力

 

前の世界でも所持してた能力だが知ったのは転生前に能力があると伝えられてから知った。

ボトルの浄化も勿論、毒なども浄化出来て自分以外にも相手の状態異常など浄化する事が出来る。

浄化するにも体力を使い疲れるが、疲れを浄化する事も出来るため何度でも使用できるので結構便利。

 

 

 

レジェンドライダーフルボトル

 

クウガ~エグゼイドまで描かれたフルボトルで、相応しいと思った者に渡してくれと言われている。ビルドドライバーに装填しても何も反応しない。

現在渡されているのは

 

仮面ライダークウガ:ルーミア

 

仮面ライダーアギト:???

 

仮面ライダー龍騎:???

 

仮面ライダー555(ファイズ):???

 

仮面ライダー剣(ブレイド):???

 

仮面ライダー響鬼:???

 

仮面ライダーカブト:十六夜咲夜

 

仮面ライダー電王:???

 

仮面ライダーキバ:レミリア·スカーレット

 

仮面ライダーディケイド:フランドール·スカーレット

 

仮面ライダーW(ダブル):???

 

仮面ライダーオーズ:博麗霊夢

 

仮面ライダーフォーゼ:???

 

仮面ライダーウィザード:???

 

仮面ライダー鎧武:???

 

仮面ライダードライブ:???

 

仮面ライダーゴースト:???

 

仮面ライダーエグゼイド:???

 

 

 

 

 

 

 




投稿する度に更新していく予定です


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

死んだら神様転生ならぬペンギン?さん転生しました

何故か思いつきそのまま書いてしまった作品!


時雨「まともに進んでないのに急に違う作品を書くなんてね…なんてダメな作者なんだろう」


アハハ…時雨ちゃん、目が怖いよ?後君は主人公でもないよね?何故いるの…?((((;゜Д゜)))

時雨「問答無用だよ」

ぎゃあぁぁぁぁぁぁぁぁあっ!!??( ̄□||||!!


第1話 死んだら神様転生ならぬペンギン?さん転生しました

 

 

突然だがある日、真っ黒な空間の中…神様?に出会った。何を言ってるんだって思ってるだろう?俺も普通に思った、マジで何を言ってるんだろうって…でも俺の目に映る者は明らか人では無いのは分かった。

だって見た目が人ではなく“ペンギン?”だからである。それに感覚的に強い……いや強いとか表せない程スゴい人?だと分かる。…こうして話してるけど俺何故か余裕だな…気持ち的に。

 

 

ペンギンの神様?「…その様子だと元気そうではあるか」

 

 

???「あっ、はい…ってやはり心読めるんですね」

 

 

ペンギンの神様?「いや、顔に出ているが…」

 

 

マジか…確かに顔に出やすいってよく言われたけどさ、そんなになのか?いや、気になるのはそこじゃなくて…

 

 

ペンギンの神様?「どうやら自覚してるようだが……君は“死んでいる”」

 

 

あぁ…やはりか、よくある?大型トラックに跳ねられそうになった子どもを助けたら逃げるのに間に合わずに轢かれて死んだっけな?……この展開ってまさか

 

 

???「俺、手違いとか神様の失敗とかで死にました?」

 

 

ペンギンの神様?「何を言ってるかよく分からないが君が死んだことしか分からない……後神様ではない」

 

 

???「えっ?本当っすか?」

 

 

気配と言うか雰囲気からして神様かと思ったけど違うんだ…まぁ、何処かの地獄とかで働いてる爆発ペンギンとかに似ているから神様は可笑しいか?……ってことは神様の悪戯とかじゃなく本当に庇って死んだって言うことか。

 

 

ペンギン?「君の死因は見てないため知らないが…偶然なのか必然なのかここに魂が流れてきたから私が拾ったのだ」

 

 

???「成る程…」

 

 

ペンギン?「意外と冷静だな…死んだと言うのに」

 

 

???「冷静なのは否定はしないですけど、俺の手で一人の命が救えましたからね…まぁ俺が死にましたけど後悔はしてないですから」

 

 

ペンギン?「成る程な………ふむ、君になら頼めるか…?一つ頼みがある、嫌なら断って貰っても構わない」

 

 

???「頼みですか?いいですけど……断ったらどうなりますか?」

 

 

ペンギン?「特に何もしない、死人がいくべき場所に送るだけだ。閻魔の元へとな…本来ならそこに行くはずだからな」

 

 

…特に断ったからと行って何かされるわけでもないか、頼みをやってもメリットがあるわけではないかも知れないけど…頼まれたら断りづらい性格だからな自分は。

 

 

???「ふむ…俺で良ければいいですよ!」

 

 

ペンギン「激しい戦いや……辛いことが待っていてもか?」

 

 

ペンギン?さんから少し威圧を感じられる!身体なんてないのに震えが止まらない……っ!でも…

 

 

???「……はいっ、そうだったとしても俺は後悔だけはしたくないのです」

 

 

目はないがペンギン?さんの方を力強く見て覚悟を示す。

 

 

ペンギン「………そうか、なら感謝する。なら一つ目は今からある場所に行ってもらいたい、そこは“幻想卿”だ」

 

 

威圧が収まると身体……魂の震えも止まった。こ、怖かった!?

……あれ?

 

 

???「幻想卿って…………あっ、確か東方projectの世界ですか?」

 

 

確か霊夢や魔理沙、ゆかりんたち女の子がいて弾幕ごっこが流行ってる世界……だったよな?まさか幻想卿が存在してるとは……あれ?何故この人東方のことを知って…………いや知っていても可笑しくないか。

 

 

ペンギン?「その東方とやらは分からないが…多分君が思っている場所だろう」

 

 

???「マジですか…でも何故幻想卿に?」

 

 

ペンギン?「ふむ…説明したいところだが我は説明下手だからな……一言で言うと“危険”が迫っているからだ」

 

 

???「いや、その一言でスゴい分かりやすいですよ…って危険って言ってますが大丈夫なんですか!?俺普通の人間ですよ!今は幽霊ですけど!?」

 

 

ペンギン?「大丈夫だ、問題ない」

 

 

それ死亡フラグにしか聞こえないっすから…

 

 

ペンギン?「行く際には我が念のために作製した肉体はちゃんとある…だが肉体は君が使ってた普通の人間の肉体ではない。本来なら君の肉体を甦らせたりするべきだろうが我は回復などは詳しくないからな、後色々面倒なこともあるからな……嫁が入れば問題なかったが」

 

 

???「てことは俺は人間を止めるぞジョジョ!ってところですね、後嫁さんいたんですね…(ペンギン?さんでも要るんだな)」

 

 

ペンギン?「概ねそのような感じだ…見た目などについては君が生きていた時と同じやつにする…そこは安心してくれ」

 

 

???「分かりました、それで普通の人と違うのは?」

 

 

ペンギン?「まずは身体能力だが…鍛えれば鍛えるほど成長する体だ……つまり限界はない。そして老いることのない体でもある」

 

 

???「おぅふ…それはスゴい、他にはあるんですか?」

 

 

ペンギン?「特にない」

 

 

???「……えっ?なし?」

 

 

ペンギン?「あぁ……いや、もう一つあるがその説明する前にこれを渡しておこう」

 

 

そう言うとお腹辺りにあるカバンからあるものを取り出して見せる…それは勘が普通でも大好き作品だったため俺は“仮面ライダーが変身するためのベルト”“幾つかのボトル”だと分かる。

 

 

???「これは仮面ライダーのベルトですか?それにこのボトルみたいなのは…」

 

 

ペンギン?「それは“ビルドドライバー”だ、そしてそのボトルは“フルボトル”…それを使ってライダーに変身が出来る、因みにエグゼイドの次のライダーだ」

 

 

???「これで……ってエグゼイドの次のライダーだったんだ」

 

 

エグゼイドは永夢とパラドが協力プレイしてリセットされた所だったからな~あの後の話は死んだから見れなかったけどどうなったんだろうな?気になる…

 

 

ペンギン?「ボトルに成分が入っていて生物や無機物などの成分が入ってる…そしてその二つのボトルで良い組み合わせが出るとベストマッチになる」

 

 

???「ベストマッチ…ダブルで言うのサイクロンジョーカー?」

 

 

ペンギン?「そうだな、その認識でいいだろう…出来ている分だけ渡した」

 

 

???「出来てない分は後程ってこと?」

 

 

ペンギン?「ある程度は送るが…基本は君が成分を取ることにしてもらう」

 

 

???「成分を?どうやってですか?」

 

 

ペンギン?「この空のボトル、エンプティボトルで取りたい成分に向ければ成分をこの中に納められる、そしてその後に浄化してもらう」

 

 

???「浄化はどうするのですか?」

 

 

ペンギン?「浄化に関しても問題ない、運がいいのか君には能力がある…君が目覚める前に能力を見つけた“浄化する程度の能力”だと」

 

 

おぅ、何と言う偶然…てか能力名が東方みたいだな

 

 

???「その能力で浄化ってことですね…」

 

 

ペンギン?「あぁ…後これを渡しておこう」

 

 

そう言って18個のフルボトルを渡された…あれ?これって…

 

 

ペンギン?「見て分かるだろう…君で言うレジェンドライダーのフルボトルだ」

 

 

???「おぉ!これでレジェンドライダーに…」

 

 

ペンギン?「いや、それは出来ない」

 

 

???「あっ出来ないんですか…」

 

 

ペンギン?「あぁ…そのボトルは“相応しいと思った者に渡してくれ”

 

 

???「相応しい…?はぁ…分かりました」

 

 

ペンギン?「さて……向こうに送るが、準備はいいか?」

 

 

ペンギン?さんの目の前の足元に渦のような穴ができて問われる。

 

 

???「えぇ……あっ、一つお願いがあるのですが」

 

 

行く前にこれをどうにかしないと不味いからな。

 

 

ペンギン?「うむ、なんだ?」

 

 

???「幻想卿の通貨貰えませんかね?金無しで行くと下手したらそれどころではないので…」

 

 

ペンギン?「ふむ……分かった、待っていてくれ」

 

 

その場から消えて暫くすると何やら紙とお金を持って現れた。

 

 

ペンギン?「これを“八雲紫”に渡してくれ…そうすれば寝床など大丈夫だろう、後暫くのお金だ」

 

 

???「ありがとうございます、はい分かりました…ではそろそろ行きます!」

 

 

ペンギン?「あぁ……最後に君の名前は?」

 

 

???「あっ、言ってませんでしたね…俺は

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

“兎月 戦羅”です!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ペンギン?「行ったか…肉体は向こうについたときには既にあるだろう、後は彼次第だ……彼も見た目は“女性に見えた”が…まぁ、彼女たちなら大丈夫だろう………多分」

 

 

 




次回の東方仮面戦記は!


『巫女さんって脇だしてるけどあれ当たり前なの?』


後書きになっちゃうけどここで主人公の見た目について出しておきます!


兎月 戦羅 性別 男(の娘)

年齢 18 身長 156cm 体重 45kg

容姿 黒髪の長髪でポニーテールをしている、目の色は黒色(俺ツイのソーラ・ミートゥカの黒髪ポニーテールを想像して頂ければ)

戦兎と同じコートに中に文字入りTシャツ(日によって変わる)、黒い長ズボンといった服装


戦羅「動きやすいのもあるけどポケットがあるからボトルが仕舞えるのがいいな」


時雨「さらっと出てきたね…まぁ、僕は関係ないからこれでお役御免だけどね」


あっ、因みに一つ…時雨ちゃんと戦羅は同じ世界にいたもの同士だから繋がりはあるからね…ストーリーには関わらないだろうけど(´・ω・`)


時雨「そうなんだ…てことはもしかして認識あったり?」


いや、それはないかな…戦羅は聞いたことはあるだろうけど時雨ちゃんたちのことは、まぁ…それは関係ないだろうけどもしかしたら本編で話すかもね、ストーリーには関係ないから気にしなくてもいいけどね(*´ω`*)


時雨「成る程…分かった」


では、これで終わります!


戦羅「次回もよろしくー!」


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

巫女さんって脇だしてるけどあれ当たり前なの?

二話投稿!時間掛かった…(´・ω・`)


戦羅「いや、掛かりすぎでしょ…fgoにハマってるかといって…」


分かってる…!分かってるんだけどアプリゲームで一番ハマってると言ってもいいぐらいハマったんだよ…!(´;ω;`)


戦羅「これから先…大丈夫なことやら…向こうのネプテューヌは色々変わってるし」


ごめんなさい…m(__)m暫くは此方メインになるかと思いますので!(´;ω;`)


戦羅「向こうもしないと時雨さんに殺られるよ…さて、物語を始めよう!」


第2話 巫女さんって脇だしてるけどあれ当たり前なの?

 

 

ハロー!アロー!森で会おう…じゃなかった、どうもペンギン?さんによって転生した兎月 戦羅で~す!読み方はうづき せんらって読むからね、ここテストに出るから!そして今着ているTシャツの文字は横に“いい台詞だ 感動的だ だが無意味だ (^U^)”と四列に入っている。このTシャツの名前はニーサンTシャツと呼んでいる、個人的に気に入ってたりしてる。…俺誰に話してるんだ?

 

 

まぁいいや…あの渦のような穴に飛び降りて今現在どうしているかと言うと絶賛森の中で歩いてる。

だからある意味最初の挨拶は間違ってなかったりしてる、森に今居るわけだから。

 

いきなり空中から落ちて始まるかと思ったけど流石にそれは無かったからそこは安心した。

もし空中からなら始まって直ぐに死んでいたかもしれないからな…そこら辺は良かったけど出来たらもう少し人里の近くにしてほしいとかある…俺、これでも方向音痴な方だから辿り着けるかどうか怪しい…ここで人に会って道を訪ねたいな。

 

 

???「あっ」

 

 

戦羅「あっ」

 

 

金髪の幼女が現れた。戦羅はどうしますか?

 

1 戦う

2 道具

3 逃げる

4 話す

 

急に頭の中にコマンド的なものが出てきたぞ…!てかあの子って確か……“ルーミア”だよね、似た人とかじゃないよね?

 

 

ルーミア?「貴方は食べてもいい人間なのかー?」

 

 

うん、ルーミアだな!取り敢えず戦うはダメだから1はなし!

その次の2は使えるものがないからダメ!食べ物があればいけたかも知れないけど。

その3は有効ではあるが相手は“妖怪”だ。

逃げれるのかどうか分からない…

その4だが…可能性はある、人間話せば分かるって誰かが言ってた気がするし…あっ、相手妖怪だわ。

 

 

戦羅「食べたらダメな人間だよ」

 

 

ルーミア「そーなのかー」

 

 

戦羅「そーなのだー」

 

 

ルーミア・戦羅「「わっはー」」

 

 

ふむ…今ので心が通じ会えた気がしたのは気のせいじゃないはず!えっ?そんな簡単に行けるかって?いやいや、今のは通じ会えたね!…ってそうだ、今なら聞けるんじゃないかな。

 

 

戦羅「一つ聞いていいかな、この近くに神社って知らないかな?そこに行きたいのだけど…」

 

 

ルーミア「知ってるよー博麗神社なら近くにあるよ」

 

 

おっ、やはり近くに送ってくれてたようだ!出来たらもっと近くに送ってくれても良かったけどまぁ今さら何か言っても仕方ないからな。

 

 

戦羅「そうか、良かったら案内してくれないかな?対価は食べ物を奢るのでどうかな?」

 

 

ルーミア「うん、いいよー」

 

 

かなり幸先いいな、後で人里を聞いておいてそこで奢ろう。

 

 

ルーミア「こっちなのだー」

 

 

ルーミアはそう言ってふわふわと飛びながら向かっていく…やはり飛べるのって便利だな~その内飛べるなら誰かに教わっておいた方がいいかもなこれ…

そんなことを考えながらもキチンと見失わないようについていく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ルーミア「ここなのだー」

 

 

戦羅「はぁ…はぁ…ここか…」

 

 

森を出たと思いきや長ーい階段があり、息を切らし空を飛べるルーミアを羨ましく思いながら博麗神社に辿り着くことが出来た。

見たところ俺ら以外誰もいないようにしか見えないけど…取り敢えず神社に来たわけだし御参りをしておこうっと、適当にお金を入れて…

 

 

―――バンッ!!

 

 

???「お賽銭ッ!!」

 

 

戦羅「おわっ!?」

 

 

扉から大きな音を立てて開けて出てきたのは一人の女性で賽銭箱の前まで一気に移動して中を見て直ぐに俺の方をキラキラした目で見て両手を掴んできた。

 

 

???「貴方が入れてくれたのね!ありがとう!久しぶりの賽銭よ!」

 

 

彼女は嬉しさのあまりか掴んだまま腕を上下に振~る~う~!腕が~!?

 

 

戦羅「わ、分かったから落ち着いて~っ!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???「いやー申し訳ないわ、あまりにも久しぶりの賽銭だったから」

 

 

戦羅「いえいえ、大丈夫ですよ気にしてないので…」

 

 

あの後ルーミアとともに和室の部屋の中に案内してもらい、目の前の巫女と向かい合う様に座りルーミアは俺の隣に座っている。

 

 

???「にしてもルーミアが知らない人間と一緒にいるなんて珍しいわね、てっきり問答無用に食べたりすると思ったわ」

 

 

ルーミア「“霊夢”は私を何だと思ってるのだー?流石の私も食べる前に食べていいか聞くよ?」

 

 

戦羅(食べる前提ではあるんだな…)

 

 

霊夢「何って妖怪じゃない……あぁ、そういえば自己紹介してないわね…私は博麗霊夢よ」

 

 

ルーミア「私もしてなかったのだー!私はルーミア!」

 

 

戦羅「博麗霊夢さんとルーミアですね、俺は兎月戦羅です」

 

 

やはり博麗の巫女、霊夢だったか…まぁ見た目や脇出してるから巫女って分かりやすいんだけど

 

 

霊夢「戦羅ね、私のことは霊夢でいいわよ…敬語とさん付けしなくていいわ」

 

 

戦羅「分かり……分かった、よろしくな霊夢」

 

 

霊夢「えぇ、よろしくね」

 

 

クールな巫女さんってイメージだな……そう言えばあの人元気にやってるのだろうか?

 

 

ルーミア「それで戦羅は何か用事があるのではー?」

 

 

霊夢「用事?…あぁ、まぁその服装とかからして外来人って所かしら?」

 

 

戦羅「外来人?(外来人って…何?)」

 

 

ルーミア「この幻想卿とは別の外の世界から来た人の事なのだー」

 

 

戦羅「成る程…それなら当たってはいる」

 

 

霊夢「やはりね、元の世界に戻りたいのね?」

 

 

戦羅「いや、違う」

 

 

ルーミア「あれ?違うのかー?」

 

 

霊夢「あらそうなの、まぁ…戻りたいって言われても今は“戻せないから”いいけど…ここに来たのには理由があってかしら?」

 

 

戦羅「うん、実はある人?ペンギン?さんから紫さんに手紙を預かってね」

 

 

懐から手紙を取り出して机の上に置き、霊夢はその手紙を取ってじろじろと見る。

 

 

霊夢「手紙ね……特に怪しい所はないみたいだけど…ペンギン?って何よ」

 

 

???「それは私の知り合いよ霊夢…って言っても霊夢も知ってるわね青い鳥みたいな人?で分かるかしら?」

 

 

霊夢「成る程…あの人…鳥?ややこしいから人として…あの人のことね」

 

 

突如何もない空間から縦線が出てきたと思ったらパカッと開き、その中は大量の目がある“スキマ”から一人の女性が現れ、霊夢が持っている手紙を取る。

 

 

戦羅「うおっ!?……まさか貴女が?」

 

 

紫「えぇそうよ、兎月戦羅さん…私が八雲紫ですわ、私の事はゆかりんって呼んでね♪」

 

 

霊夢「いや誰も…」

 

 

戦羅「分かりましたゆかりん」

 

 

霊夢「えっ?」

 

 

ルーミア「えっ?」

 

 

紫「えっ?」

 

 

戦羅「えっ?何故ゆかりん本人まで驚くんですか?」

 

 

紫「いえ…本当に呼んでくれるとは思わなくて、ゆかりん嬉しいわ!」

 

 

ルーミア「キャラが崩れかけてる気がするのだー」

 

 

霊夢「まぁ、紫が何て呼ばれようかとどうでもいいとして手紙を読みなさいよ」

 

 

紫「分かってるわ…えっと……………成る程ね。霊夢、彼女は協力者よ“今回の異変のね”

 

 

霊夢「っ!そうなのね…戦羅が協力者とは少し予想外だったわ」

 

 

戦羅「まぁ、予想外ですよね…あの、異変って何が起きてるんですか?幻想卿が危ないって言われて手伝うため来ましたけど…」

 

 

ルーミア「幻想卿が危ない?…もしかして前に見た変な“真っ黒な人間”が関わってるのかー?」

 

 

霊夢「あら、ルーミアも見たのかしら?ソイツらを」

 

 

戦羅「真っ黒な人間?」

 

 

真っ黒な人間って…本当にどんな人間だろ…それ?

 

 

紫「えぇ、今回の異変に関係するものですわ…本来なら霊夢たちに任せるのですが今回は相手が巨大すぎるのと“幻想卿の支配”と宣告されましたからね」

 

 

戦羅「幻想卿の支配…!?巨大過ぎるのと言うのは…組織がですか?」

 

 

紫「はい、外の世界の貴方ならもしかしたら知っているのかも知れない名前です……“ショッカー”とは聞き覚えがありませんかしら?」

 

 

戦羅「ショッカー!?」

 

 

マジか!?あのショッカーがこの幻想卿を…!?てことは黒い人間ってショッカー戦闘員か!

 

 

霊夢「アイツらは自ら“ディメンションショッカー”と名乗っていたわ…」

 

 

ルーミア「ディメンション?」

 

 

戦羅「次元って意味だよ…まさか幻想卿まで攻めてくるとは」

 

 

紫「戦闘員程度なら問題は無いのですが…幹部辺りになると流石に問題でして」

 

 

霊夢「一応攻めてきた幹部を何とか倒したけど…アイツら弾幕受けてもダメージはほぼ無かったわ、弾幕は基本非殺傷だからでしょうね」

 

 

戦羅「成る程…」

 

 

紫「それで来てくれたのが戦羅君よ♪」

 

 

霊夢「来てくれたのはいいけど…戦えるのかしら?」

 

 

戦羅「うん、一応戦えるよ…(実戦はまだしてないけど)」

 

 

紫「どうやらあの人が戦羅君に何か渡したそうね」

 

 

戦羅「はい…って知ってるんですか?」

 

 

紫「手紙に書いてあったわ、ドライバーとフルボトルの使い方とか…はい」

 

 

差し出された手紙を受け取って読んでみると確かにビルドドライバーやフルボトルの事について書かれていた。

ふむふむ…成る程ね、大体分かった。

 

 

紫「後手紙にも書かれていた通り戦羅君の寝床も案内しますので…霊夢、案内をお願い出来るかしら?」

 

 

霊夢「私が?別に構わないけど…紫が行けばいいじゃない。てか何処を案内すればいいのかしら?」

 

 

紫「あの人の家よ、ここに地図があるから大丈夫でしょう?」

 

 

霊夢「どれ…そうね、これなら大丈夫よ…でも何故私なの?知ってる紫が案内した方が早いじゃない」

 

 

戦羅「確かに……」

 

 

紫「実際に霊夢にも家を見てもらわないとね…これから協力するからお互い場所を詳しく知っていた方が安全でしょう?」

 

 

霊夢「成る程ね…分かったわ、じゃあ早速案内するわ…夜とかだと妖怪も活発に動くだろうし」

 

 

戦羅「分かっ『ドッカァンッ!!!』っ!?」

 

 

ルーミア「わぁっ!?」

 

 

霊夢「今のは…外!?」

 

 

紫「ここに攻めてきたのかしら!?」

 

 

外で大きな爆発音をして彼女らは直ぐ様に飛び出していった…

 

 

果たして外で起きた爆発音は一体…

 

 

 

 

次回に続く…

 

 

 




次回の東方仮面戦記は!


博霊神社に迫り来るディメンションショッカー!


彼女たちも弾幕で抵抗するも苦戦を強いられる!


その時立ち上がる一人の男(の娘)!


幻想卿を守るため、彼女たちを守るため…今変身する!!


第三話 『幻想卿のビルド』





ビルド「さぁ、実験を始めようか」





目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

幻想卿のビルド

第三話投稿!イェーイ!(^-^)v


戦羅「こんなに早く投稿するとは…予想外だよ」


何だろうね……久しぶりにスイッチが入ったのかな?(*´ω`*)


戦羅「それがすぐにOFFになりそうだな…」


アハハ…否定できないわ(´;ω;`)


戦羅「今回戦闘描写だけど…」


まぁ、そこは毎度のこと自信はないので!(´・ω・`)


戦羅「威張ることでもないと思うが…いいや、物語を始めようか」


あっ、opは基本ビルドのBe the one ですので!



第三話 幻想卿のビルド

 

 

天~才物理学者でもない俺、兎月戦羅はルーミアに博麗神社を案内してもらい、博麗霊夢と八雲紫ことゆかりんにこの幻想卿の危機などについて情報を交換した。

その後俺の寝床を霊夢に案内して貰おうと思った矢先に博麗神社の外で爆発音を聞き付けて飛び出していった。

 

外に辿り着くと周りには全身黒タイツが数十体も溢れており、その前に黒タイツではなくローブを被った大きな人?が立っていた。

 

間違いなく面倒な事になってきたのが分かる…果たしてどうなることやら

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

霊夢「やはりアンタらの仕業ね…ディメンションショッカー!」

 

 

???「フッハッハッ!!これは博麗の巫女だけに関わらず妖怪の賢者に宵闇の妖怪までいるとはな!見知らぬ女もいるが協力者かただの運がない外来人か?」

 

 

女?もしかして見えてないだけでいるのかな他にも……周りを見てもいないな

 

 

???「キョロキョロしてるが貴様の事だ!女よ!」

 

 

ショッカー戦闘員『イーッ!』

 

 

戦羅「あっ、俺?」

 

 

ルーミア「戦羅以外他の女性はいないのだー」

 

 

戦羅「成る程…っていや、俺男なんだけど…」

 

 

紫「えっ?」

 

 

霊夢「えっ?」

 

 

ルーミア「えっ?」

 

 

???「えっ?」

 

 

戦闘員『イッ?』

 

 

戦羅除く全員『えぇ(はぁ・イ)ーーーッ!?』

 

 

戦羅「まさか気が付かれてないとは…ファッションは男寄りにしてるのに……!」

 

 

霊夢「いや…ファッションってどういう意味か分からないけどそれがあっても男口調の女にしか見えないわよ!」

 

 

紫「ハッ!だから手紙を読んだとき“彼”って書いてあったのね…てっきり彼女の“女”部分を書き忘れていたと思って気にしてなかったわ…!」

 

 

ルーミア「全然男に見えないのだー」

 

 

戦羅「味方からの精神的攻撃を受けてる気がするのは気のせいじゃないはず…」

 

 

流石の俺でも泣くよ?大号泣しちゃうよ?誰得でもない泣きを披露しちゃうぞ?

 

 

???「ま、まぁ…取り敢えず…貴様ら!もし我らディメンションショッカーに降伏するのであれば命まで取らず我がショッカー戦闘員…いや、幹部クラスまで引き上げることを約束しようではないか!」

 

 

戦羅「話を変えてくれた…提案もそうだけど敵ながら意外と優しい気がする?」

 

 

紫「ごほん…あら、その様な誘いに乗るとでも思いまして?」

 

 

霊夢「そうね、そんな全身真っ黒人間なんて死んでもゴメンよ!」

 

 

ルーミア「私もあの全身真っ黒な服は嫌なのだー!」

 

 

戦羅「あれ?そこなのか…?まぁいいや…最初からなる気はないのでどうぞ、今回はお引き取りお願いします」

 

 

???「あっ、これはどうもすみませんでした……ってなるか!?」

 

 

戦羅「流石に帰らないか」

 

 

あのまま帰ってくれたら楽だったけど…まぁ、流石にやらないといけないよね。

そして意外とノリいいな。

 

 

???「クソッ!お前たちやれっ!!」

 

 

戦闘員『イーーッ!!』

 

 

ローブの男(声からして)が指示を出すと一斉にショッカー戦闘員が襲い掛かってきた。

確かフルボトルを振ったらその成分の力を変身しなくても引き出せたって書いてあったな、じゃあラビットでいいか!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

霊夢「ふっ!邪魔よ!」

 

 

ルーミア「喰らうのだー!」

 

 

紫「私もやりましょうか…!」

 

 

霊夢はお祓い棒を持ち、殴っては蹴り飛ばし…お祓い棒で的確に頭や胴体を狙い、ショッカー戦闘員たちを次々と倒していく。

 

ルーミアと紫は弾幕を操りショッカー戦闘員に向かって放っていく。

ダメージは低いとはいえ、その数は数えきれず、敵を引き寄せずに此方も次々と撃退していく。

 

 

 

 

 

 

そして戦羅は……

 

 

戦羅「ほらよっと!」

 

 

ラビットフルボトルの効力により高速移動をこなしながらショッカー戦闘員を翻弄していき着実に倒していく。

 

 

戦羅「これはスゴいな…体も思うように動く、しかもスピードアップ。まぁ…慢心するつもりはないけど!」

 

 

戦闘員『イーッ!?』

 

 

見事な回し蹴りをショッカー戦闘員に放ち、吹っ飛んでいくと他の戦闘員たちにも巻き込んで倒れていく。

 

 

 

 

 

 

 

 

???「くっ…奴等もやるな、ならここはこの俺、蜘蛛男の出番だ!」

 

 

そのローブを脱ぎ捨てると怪人、蜘蛛男の姿が露にして霊夢たちに突撃する!

 

 

霊夢「っ!?危ないわね…!これでも喰らいなさい!」

 

 

霊夢は無数の弾幕を戦闘員ごと蜘蛛男に命中させていく

 

 

蜘蛛男「ククク、その程度か博麗の巫女よ」

 

 

だが蜘蛛男には効いておらず余裕な体勢にいる。

 

 

霊夢「ちっ…流石に効かないわね、ならこれはどうかしら!スペルカード!夢想…」

 

 

蜘蛛男「やらせるか!ふっ!」

 

 

霊夢「なっ!?」

 

 

蜘蛛男の蜘蛛の糸により霊夢はスペル宣言したタイミングで避けることが出来ずに縛られてしまった!しかも…

 

 

霊夢「何よこの縛り方!?んっ!?///

 

 

亀甲縛りで縛られて霊夢のくびれや決して小さくない胸の膨らみなどが強調される。

 

 

ルーミア「何やって…「貴様もだ!!」きゃあっ!?」

 

 

紫「霊夢!ルーミア!」

 

 

そのままルーミアも同じように縛り付けていく。

 

 

蜘蛛男「フッフッフッ…このままもっと縛り…「オラァッ!!」ぐぼっ!?」

 

 

戦羅はいい気になっているその隙を逃すことなく蜘蛛男に飛び蹴りを放ち吹き飛ばし、霊夢たちに駆け寄る。

 

 

戦羅「今縄をほどくけど…これ簡単にほどけそうにないな(後縛り方がエロい…!)」

 

 

霊夢「今変なこと考えなかった?後流石の私でも恥ずかしいからあまり見ないで!///

 

 

ルーミア「霊夢の言う通りなのだ…///

 

 

戦羅「ご、ゴメン!ゆかりん、彼女たちをお願い出来る?俺はアイツを…」

 

 

紫「えぇ…任せておいて、一人で大丈夫かしら?」

 

 

戦羅「任せて、今の俺は負ける気がしないのでね」

 

 

俺はそう言って霊夢たちを紫に預けて蜘蛛男に向き合う。

 

 

蜘蛛男「貴様一人で勝てるのか?先程の蹴りは不意打ちとはいえ大したものではない貴様が!」

 

 

戦羅「そりゃ生身の肉体じゃあね。ただ、負けるつまりは端からないのでね」

 

 

コートの中に手を入れて例のビルドドライバーを取り出すと腰へと装着させて、フルボトルを取り出す。

 

 

蜘蛛男「それは…まさか!?」

 

 

蜘蛛男の言葉に耳を傾けずに俺は両手に持ったそのフルボトルをシャカシャカと振り始める…すると周りに大量の数式が浮かび上がり、戦羅以外がその事に驚きながらも振り続けてキャップをラベルの正面へと来るよう回すと二つのフルボトルをビルドドライバーのツインフルボトルスロットへ装填する。

 

 

 

『ラビット!』

 

 

『タンク!』

 

 

『ベストマッチ!』

 

 

 

紫「ベ、ベストマッチ?」

 

 

紫の疑問にも答えずに右側のボルテックレバーを回転させると装置内部の発動機ニトロダイナモが稼働し始める。

プラモデルのランナーのような装甲スナップライドビルダーが形成されていき

 

 

 

 

『Are you ready?』

 

 

 

戦う覚悟を問い出されたかのように音声が流れると構えると同時にその覚悟を発する!

 

 

 

 

戦羅「変身!」

 

 

 

 

『鋼のムーンサルト!ラビット!タンク!イェーイ!』

 

 

 

 

 

前後の装甲が戦羅を挟み込む…そこにいたのは一人の“仮面の戦士”

ラビットの赤とタンクの青で組み合わさりそれぞれの特徴も合わさった仮面の戦士が現れた。

 

 

蜘蛛男「な、なんだ!?報告にないライダーだと!?」

 

 

霊夢「ライダー…?」

 

 

ルーミア「カッコいい…」

 

 

紫「あれが…“仮面ライダービルド”

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ビルド「さぁ、実験を始めようか」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

蜘蛛男「実験だと…!嘗めた真似を!」

 

 

蜘蛛男はビルドに接近し、ビルドは動くことなく蜘蛛男を見続ける。

接近した蜘蛛男はビルドに向けて素早い攻撃を仕掛ける!

 

 

ビルド「よっと…オラッ!!」

 

 

蜘蛛男「グッ!?」

 

 

簡単に回避してビルドの左足が蜘蛛男へと命中させる!

 

 

ビルド「フッ!ハァッ!」

 

 

そして攻撃の手を止めずに拳と蹴りのラッシュを蜘蛛男に放ち、右足の蹴りでキャタピラ状が起動して火花を散らして吹き飛ばす!

 

 

蜘蛛男「グハッ…!?」

 

 

ビルド「ふぅ…(確か手紙では武器も合ったっけ?)」

 

 

蜘蛛男「なら攻撃出来ないよう縛り付けてやる!!」

 

 

蜘蛛男は蜘蛛の糸をビルドに向けて放つ。

 

 

ビルド「その手には乗らない!」

 

 

ザシュッ!っとビルドのドリル型専用武器ドリルクラッシャーを生成した後斬り裂き、蜘蛛の糸の攻撃を防ぐ。

 

 

ビルド「こうして…ほらよ!」

 

 

ガンモードへと変形させて蜘蛛男の胴体へと弾丸を放つ!

 

 

蜘蛛男「なっ!?ガァッ!!」

 

 

弾丸は蜘蛛男へと命中し、受けた蜘蛛男は地面へと転がる。

 

 

ビルド「蜘蛛男には悪いが…勝利の法則は既に整った!

 

 

右側のボルテックレバーを再び回転しニトロダイナモを稼働させていく。

 

 

『Ready go!』

 

 

そのまま蜘蛛男とは反対側に走りはじめる。

 

 

霊夢「ちょっ!?何故そっちなの…「ハッ!!」えっ?」

 

 

流石の霊夢も指摘をしたとき…ビルドは思いきり地面を踏み込むとそのまま埋まったと思ったら地面からグラフ型の数式が現れて、ビルドを上空へと上げて蜘蛛男を逃がさないようグラフ型の標的固定装置で縛り付ける。

 

 

蜘蛛男「くっ!?う、動けん…!!」

 

 

 

 

『ボルテックフィニッシュ!イェーイ!』

 

 

 

 

ビルド「ハァァァァァアッ!!!」

 

 

 

蜘蛛男はもがいて抵抗するも虚しく通じることなく、ビルドのライダーキックを蜘蛛男の胴体へと炸裂する!!

 

大きく後ろに吹き飛び、ビルドの一撃を受けた蜘蛛男はよろめきながら立ち上がり…

 

 

蜘蛛男「わ、我らがディメンションショッカーに栄光あれぇぇぇっ!!!」

 

 

 

最後の叫びとともに倒れて蜘蛛男は爆散した…

 

 

ビルド「実験終了…っと」

 

 

紫「あれが仮面ライダービルド…!」

 

 

フルボトルを抜いて霊夢たちの元へと戻っていく戦羅…霊夢に縛られていた蜘蛛の糸は紫のお陰で取ることが出来たようだ。今はルーミアの蜘蛛の糸をほどいてるようだ。

 

 

戦羅「お~い!大丈夫~!」

 

 

霊夢「えぇ、怪我はないわ…戦羅こそ大丈夫かしら?」

 

 

戦羅「ふふん、大丈夫…こう見えて鍛えてますから♪」

 

 

霊夢「そう、それならよかったわ」

 

 

紫(あの人が自分の代わりに誰かを連れてくると言ったときは心配ではあったけど…どうやら私の心配は無駄なだっけだったわね、彼なら霊夢たちとともに守ってくれるでしょう…この幻想卿を)

 

 

戦羅「どう?これなら俺も…「戦羅~!!」っと!?」

 

 

霊夢「きゃあっ!?」

 

 

後ろからルーミアの抱きつきにより驚き倒れてそのまま霊夢も巻き込んでしまったようだ。

 

 

戦羅「痛たたっ…!ルーミア、いきなり抱き付くのは危ないから……ん?手に何か柔らかい感触が……」

 

 

何気なく戦羅はそのまま揉んでみると…

 

 

???「ひゃあっ!?

 

 

戦羅「ん?声……」

 

 

声をした方を向くとそこには霊夢を押し倒すようにして、さらに戦羅の手が霊夢の胸を鷲掴みしていた!

 

 

霊夢「あ、アンタね…!///

 

 

戦羅「ご、ご、ゴメン!?わざとじゃないかr…「どうしたのだ戦羅ー?」ちょっ!ルーミア、今動かないで…!///

 

 

霊夢「あんっ!あ…っ!////

 

 

戦羅「ご、ご、ご、ご、ゴメン!!??「それはそうとお腹すいたのだー」分かったから動かないで!?///

 

 

霊夢「にゃあっ!も、もうやめ…んぁっ!!////

 

 

紫(少し心配になってきたわ……主にこれから先、戦羅君が女性のことで特に………まぁ、面白そうですし、いいとしましょう♪個人的に霊夢を彼になら任せても大丈夫と私の勘も言ってますし♪)

 

 

 

こうしてハプニングがありながらも彼女らは無事に終わらすことが出来た。

だが戦いはまだまだ始まったばかり、これから先どう成長するのか…それはまだ誰も知る由がない…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

To be continue…

 

 

 




次回の東方仮面戦記は!


敵を倒した彼女らは戦羅の寝床になる家に向かった!


その家はこの幻想卿では一風変わった家でもあった!


ラキスケをお越しながらフラグを着実に建てていく!


第四話 『一難(戦い)去ってまた一難(ラキスケ)』




戦羅「次回もよろしくね、see you♪」





目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

一難(戦い)去ってまた一難(ラキスケ)

第四話投稿!また遅くなった…(´・ω・`)


戦羅「最早当たり前になりつつあるのが不味いな…」


ラキスケを考えてたのだけどね……前回ので使い果たしちゃったよ(;・ω・)


戦羅「ダメじゃん、タイトル詐欺みたいなものじゃん」


いや、詐欺じゃない!前回に起きてるからセーフ!(´;ω;`)


戦羅「まぁいいや…さぁ、物語を始めようか」






第4話 一難(戦い)去ってまた一難(ラキスケ)

 

幻想卿へと転生した俺、兎月 戦羅はディメンションショッカーと名乗る敵組織の幹部…でいいのか?蜘蛛男とショッカー戦闘員たちと対峙した。

初のライダーへの変身を成し遂げて見事に敵を倒したが、それ以上の問題が起きてしまった所で終わってしまった……意外と有ったのは心に留めておく…何がとは言わないが

 

 

 

 

 

 

 

戦羅「誠に申し訳ございませんでした!!」

 

 

怪人を倒して現在、神社の外でこの幻想卿の巫女霊夢に見事な土下座をしている俺である。

多分100点満点の土下座をしてると言っても過言ではないぐらい地面に頭を押し付けてる。

ん?プライドとか無いのかって?そんなものゴミの日に捨てたよ!

顔は見えないけど間違いなく怒ってるよ…激怒レベルじゃないぐらい怒ってるよ!!幻想卿に来てまだ一日も経ってないのにまたペンギン?さんの所に行きそうだよ本当に…

 

 

霊夢「…はぁ……顔を上げなさい、別に怒ってないわよ」

 

 

戦羅「えっ?」

 

 

顔を上げて霊夢を見ると頬は少し赤いけど怒っている感じではないのは伝わった。

 

 

霊夢「わざとではないことは分かってるし…ルーミアが押したせいで倒れたのは分かってるんだから怒りはしないわよ、ほらいつまでも土下座してないで立ちなさい」

 

 

戦羅「霊夢…!」

 

 

スッと手を差し出してくれてその手を掴んで立ち上がる。

良かった…!弾幕の嵐とかされるかと覚悟していたよ……霊夢が優しい人で良かったよ。

 

 

ルーミア「戦羅、私のせいでごめんなさい…」

 

 

そう言って申し訳なさそうな顔でルーミアは頭を下げた。

 

 

戦羅「えっ…あっ大丈夫だよ、怪我はしてないし霊夢も許して貰えたから」

 

 

ルーミアが謝る姿に少し驚きながらも気にしてないと伝える。

謝られるとは思わなかったな…ルーミアはいい子だな~闇を操る妖怪だった筈だけど思わず撫でたくなる…いやそれは関係ないか?

 

 

ルーミア「あぅ…♪」

 

 

うん、撫でたくなるじゃなくて撫でてたわ……まぁ、嫌がってないからいいか

 

 

霊夢「ごほんっ……二人ともいいかしら?」

 

 

戦羅「あぁ、ごめん」

 

 

霊夢の咳払いでルーミアを撫でるのを止める。

止めた際にルーミアがまだ撫でて欲しそうな目をしてた気がしなくもなかった。

 

 

霊夢「戦羅が仮面の戦士…でいいのかしら、それについて聞きたいけど」

 

 

紫「その前に時間も夕方頃になるから彼の寝床になる家に案内をしてあげないといけませんわね、地図は戦羅君が持っているからそれを見て案内をお願いするわ霊夢」

 

 

霊夢「別に構わないけど…紫はどうするのよ?」

 

 

紫「私はあの人から色々聞かせてもらうわ、詳しいでしょうし…ついでだから霊夢に…ルーミアも彼の家に泊めてもらいなさい」

 

 

ルーミア「分かったのだー」

 

 

霊夢「そう、分かっ……ってちょっと待ちなさい、何故戦羅の家に泊めて貰うことになるのよ!」

 

 

戦羅「そうですよ!普通に不味いですよ!それに博麗神社に誰も居なくなるのでは…」

 

 

紫「大丈夫よ、すぐに戻るわ。それに萃香もそろそろ戻ってくる頃だろうし」

 

 

霊夢「いや……もういいわ、どうせなに言っても無駄でしょうし」

 

 

諦めるの早いな霊夢……それにしても萃香か、誰だろう?

霊夢たちの知り合いみたいだけど…多分強い人か妖怪とかかな?

 

 

紫「勿論霊夢たちが戦羅君の家に泊めさせる理由はあるわ、もしも戦羅君の家に攻められたりしたら一人では対処出来るかどうか分からないでしょ?」

 

 

戦羅「まぁ…確かにそうですね」

 

 

霊夢・ルーミア「「本音は?」」

 

 

紫「面白そうな事が起こりそうだから♪」

 

 

ゆかりん……マトモな事を言ったと思ったら…

 

 

霊夢「どうせそんなことだと思ったわ…」

 

 

紫「それでもちゃんとした理由はあるんだから(でもあの人の家なら攻められることは無いのだけどね)」

 

 

ルーミア「これ以上話してたら夜になっちゃうよ?早く行こ~!」

 

 

霊夢「はいはい…行くわよ戦羅」

 

 

戦羅「うん、ではまたゆかりん」

 

 

紫「えぇ、気を付けてね♪」

 

 

俺たちはゆかりんと別れて博麗神社を後にする。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ルーミア「まだなのかー?」

 

 

霊夢「そろそろよ……着いたわ、ここね」

 

 

戦羅「ここが俺の家……って」

 

 

これは家と言うより……

 

 

戦羅「コンテナだよなこれ…」

 

 

博麗神社から人里に向かう道沿いに歩き、途中で森へと進んだ先に真っ白な大きい箱形の容器…じゃなくて家があったけどどう見てもコンテナにしか見えない……そういう家もあるのは分かるがまさかコンテナ式とは予想外ではあった。

 

 

ルーミア「コンテナ?」

 

 

戦羅「コンテナって言うのは大きな箱形かな…家と言うより倉庫とかで使われるイメージが俺にはあるけど」

 

 

霊夢「倉庫ね…流石に中は大丈夫でしょうし、もし問題があったら文句を言えばいいわ」

 

 

文句か…あのペンギン?さんには言える自身がないな。

いや、あのペンギン?さんだから中はマトモな筈だ……多分

 

 

戦羅「取り敢えず…入ってみよう」

 

 

ドアノブを手にとって扉を開ける、今開けて思ったけど鍵が掛かってなかったけど大丈夫なのか?侵入とかされてない?

 

不安を感じながらも壁に手を当て、スイッチに手が当たり付けて中を見てみると、大きいコンテナであるためかそれなりの広さがあり色ごとで分けられた感じで思ってたより綺麗であった。

入ってすぐ白い空間…背景はボードや黒板とかキッチンに何かしらの機械などがあり、ここで主に料理や何かしらの実験や開発などする場所だと分かった。

その白い部屋の奥に木材を使用した感じの部屋でベットやタンスなどがあり、奥の方にまた扉がある。

 

 

霊夢「へぇ~思っていたより綺麗で見掛けないものが沢山あるわね…」

 

 

ルーミア「見たことないものが色々ある~!」

 

 

二人はお構い無しに家を探検を始める。

一応俺の家なんだが…まぁいいか。

霊夢たちにとって珍しいものとか有るみたいだし、個人的にはあの扉の奥が何なのか気になるなー、多分お風呂とか洗面所かな?

 

 

戦羅「ここは…うん、予想通り」

 

 

奥の方の扉開けると予想通りに洗面所に前と右辺りに扉があった。

開けて覗いてみたら案の定、トイレとお風呂であることが分かった。

そして誰にも侵入されてないことも確認出来たからこれで一安心であるな。

安心とともに洗面所から出ていく前に浴室リモコンで温度設定して、自動湯張りを起動させお風呂にお湯が注ぎはじめたのを見てから出ていくとルーミアはまだ見ていて、霊夢は俺が出てきたのを確認すると近づいてくる。

 

 

霊夢「いい家じゃないかしら?それでそこは何だったのかしら?」

 

 

戦羅「ここは洗面所だね、トイレとお風呂もあったよ」

 

 

霊夢「そうなの、やはり一通りは揃ってるわね」

 

 

戦羅「うん、これなら生活に困ることはなさそうかな」

 

 

電気とかガスはどうしてるんだろうこれ?この家は森の中にあるから通らなそうな気がするが…あのペンギン?さんだから何か不思議なことでもしたんだろう。

 

 

ルーミア「戦羅~お腹空いたのだ~!」

 

 

戦羅「ん?あぁ…そうだね、そろそろ晩御飯だし何か作ろうか」

 

 

霊夢「あら、料理出来るの戦羅は?」

 

 

戦羅「一通りね、出来ないものは出来ないけど」

 

 

さて、冷蔵庫の中には何があるか…てか何かあるのかな?

冷蔵庫を開けると中には卵やマヨネーズやケチャップにハムや野菜など思っていたよりあった。

見た感じ傷んでる様子もないから…大丈夫か、これで何を作るか……よし!

食材を冷蔵庫から取り出して、レッツクッキング!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

戦羅「お待たせ、オムライスと野菜の盛り付けだ」

 

 

霊夢・ルーミア「「おぉ~!」」

 

 

ふんわりと焼き上がった卵を炒めたケチャップライスに包ませて完成したオムライスとトマトやレタスなどを切って盛り付けし、ドレッシングを掛けたサラダだ。

勿論三人分をキッチリと作り果たした。

 

 

戦羅・霊夢・ルーミア「「「いただきます!」」」

 

 

皆それぞれいただきますをすると一口食べ始める。

 

 

霊夢「っ!…想像より美味しいわね!」

 

 

ルーミア「んま~いのだ!!」

 

 

戦羅「そう言って貰えると嬉しいよ」

 

 

うん、我ながら旨く出来ていてよかった…人に料理を奮うことはあまりなかったからな…正直心配ではあったけど喜んで貰えてよかったよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

霊夢・ルーミア「「ご馳走さま」」

 

 

戦羅「お粗末さまでした、さて食器洗いながらでいいなら仮面ライダーについて説明するけど」

 

 

霊夢「えぇ、構わないわ」

 

 

ルーミア「問題ないよー」

 

 

戦羅「うん、仮面ライダーと言うのは分かりやすく言うと…ヒーローかな?勿論使う人によっては悪にもなるけど……仮面ライダーに変身するにはライダーベルトとライダーによっては必要なアイテムで変身することができる」

 

 

霊夢「戦羅のが仮面ライダー…ビルドだっけ?赤と青のライダーの」

 

 

戦羅「そうだな、建設するとかの意味のビルド…有機物と無機物の力が籠められたボトルを使って変身する仮面ライダーだ」

 

 

食器を洗い終えて机に今あるボトルを出して二人に見せる。

レジェンドライダーたちのボトルも一応出しておこうっと。

 

 

ルーミア「わぁ~沢山あるのだー」

 

 

霊夢「へぇ~…ん?ここのボトルは此方のと少し違うように見えるけど…」

 

 

レジェンドライダーのフルボトルと見比べてすぐに違うことに気づく霊夢……まぁ普通のと違ってるから直ぐに気づくよね。

 

 

戦羅「それらは歴代のライダーたちの力が籠められたボトルみたい……ビルドドライバーには使えないらしくて正直どう使えばいいかは良く分からなかったりする」

 

 

霊夢「歴代の……」

 

 

ルーミア「そーなのかー」

 

 

レジェンドライダーのフルボトルを見詰めながら気になったのかあるボトルに目が止まり、二人はあるライダーのフルボトルを手に取って眺め始める。

二人が手にしたボトルは…

 

 

戦羅「そのボトルは“クウガ”“オーズ”だね」

 

 

ルーミア「クウガ?」

 

 

霊夢「オーズ?それがその仮面ライダーの名前?」

 

 

戦羅「あぁ、ルーミアのが古代の戦士…究極の闇をもたらすもの仮面ライダークウガで…霊夢のが欲望の王仮面ライダーオーズだ。分かりやすく言えばな」

 

 

ルーミア「古代の戦士、究極の闇…」

 

 

霊夢「欲望の王ね……」

 

 

……あれ?二人とも余程気になるのかボトルを見詰めてるな、そこまで気になるのか…

 

 

霊夢「ねぇ戦羅…このオーズのフルボトル“貰っていいかしら?”

 

 

ルーミア「私もいいかな?」

 

 

戦羅「クウガとオーズのフルボトルね……えっ?待って何故!?」

 

 

霊夢「そうね、何と言うかしら……必要になりそうだからかしら?」

 

 

ルーミア「私は…とても気になるからかな?」

 

 

必要になると気になるからか……持っていても仕方ないし渡しておこうか。

それにあのペンギン?さんは相応しいと思った者に渡してくれと言われたし。

もしかしたらこの二人がそうなのかも知れない…確信なんて一ミリもないけど!

 

 

戦羅「分かった、二人にそれを預ける…もしそのフルボトルの事で何か有ったら俺に教えてくれないか?」

 

 

霊夢「いいわよ、その時は伝えておくわ」

 

 

ルーミア「了解なのだー!」

 

 

戦羅「よし、じゃあ湯張りも終わってるだろうからお風呂に入っていいよ」

 

 

霊夢「そう?ならお言葉に甘えて…ルーミア一緒に入るかしら?」

 

 

ルーミア「うん!そうだ!戦羅も一緒に入るのだ!」

 

 

戦羅「ははっ…ルーミア、俺男…普通にダメだから二人で入ってきなさい」

 

 

天然か分からないけどルーミア君その台詞は不味いよ。

ロリコンどもが反応しちゃいそうだから…俺はロリコンじゃないけど。

 

 

霊夢「ほら、ルーミア…バカ言ってないで入るわよ」

 

 

ルーミア「む~…分かったのだー」

 

 

ふぅ…さて、二人が上がるまでベストマッチでも探しておこうかな?お風呂覗かないかって?アハハ…死にたくないしベストマッチ探したいからパス♪

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

戦羅「寝る場所だけど…どうしようか?」

 

 

全員がお風呂から上がり、ゆっくりと話ながら茶を飲んだ後寝る準備をしてる中、問題の寝床の話を切り出す。

 

 

霊夢「布団はないのよね…そのベットしか」

 

 

ルーミア「床で寝るのは固そうで嫌だ…」

 

 

戦羅「床で寝ろとかそんなことは言わないさ。二人はベットを使いなよ、俺はソファーがあったからそこで寝るよ」

 

 

客を…女性二人を床で寝かせる訳にはいかないし、ソファーも寝るにしても一人が限界だからベットに二人が寝てもらった方が断然にいい。

 

 

霊夢「流石に悪いわよ、私は床で構わないからルーミアはソファーで戦羅はベットで寝なさい。貴方の家なんだし」

 

 

戦羅「いやいや、そんなこと気にしなくていいから二人で好きにベットを使って!ソファーで寝るのも慣れてるから」

 

 

ルーミア「ん~…そうだ!」

 

 

俺たち二人が譲り合いをしているとルーミアが何か思い付いたのか声を出して、俺たちに伝えた。

 

 

ルーミア「三人でベットで寝るのはどうなのだ?」

 

 

戦羅「……えっ?」

 

 

霊夢「……はっ?」

 

 

戦羅・霊夢「「ハァァァァァッ!!??」」

 

 

 

 

 

 

霊夢「うぅ……何故こんなことに…!」

 

 

戦羅「俺が聞きたい……てか何故俺が真ん中なんだ…!?」

 

 

ルーミア「抜け出してソファーに寝そうだから?」

 

 

話し合いの結果、最終的に三人同じベットで寝る羽目になってしまった。

しかも俺が真ん中で壁側に霊夢、その反対にルーミアと挟まれた形になって……男にとっては嬉しいことかもしれないけど正直緊張で眠れない!

二人から腕を掴まれてるから逃げ出そうにも逃げれず大人しく寝る事になった…お二人さん力強いです。

ルーミアは恥ずかしそうな様子はなく寧ろ嬉しそうに鼻唄が聴こえてくる気がする……霊夢は恥ずかしいのか頬が赤いです、後地味に胸が当たってる。

 

 

霊夢「わ、分かってると思うけど…変なことしたら吹っ飛ばすわよ///

 

 

戦羅「は、はい…」

 

 

変なことって何ですか?って聞いたら吹っ飛ばされる未来が見えた気がしたから絶対に言わないよ。

 

 

ルーミア「大丈夫だよ霊夢、戦羅は変なことしないから~」

 

 

ルーミアさん、その自信は何処から来ているのかお尋ねしたいんですが。

 

 

ルーミア「勘!」

 

 

戦羅「さらっと心読まれたよ!?」

 

 

ルーミア「顔に出てたよ?」

 

 

霊夢「出てたわね」

 

 

マジですか……そこまで出ていたのか…どんな顔なのか見てみたいよ。

 

 

 

その後緊張で眠れない…事はなく、思いの外疲れていたのかそのままグッスリと深い眠りにつくことが出来た。

よく寝れたな俺……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

to be continue…




次回の東方仮面戦記は!


人里へと訪れた兎月戦羅


そこでも女性と間違えられる男(の娘)


そんな彼と出会う彼女たちとは…?


第五話 人里に訪れるbuild



霊夢「活動報告も確認してくれると嬉しいわ…次回もよろしくね、see you」


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

人里に訪れるbuild

第五話投稿!( ノ^ω^)ノ


今回は人里に向かう戦羅君( ・ω・)


戦羅「今回は戦闘がないことだから有りがたい…」


まぁまた近いうちに戦うことになるだろうけどね(*´・∀・`*)


戦羅「普通に過ごしたいけどそれも仕方ないか…おのれショッカー!」


少しキャラ口調がおかしいかも知れないですがそこはご了承下さい( ノ;_ _)ノ


戦羅「そこは…許してくれる人だね、さて物語を始めようか」






第五話 人里に訪れるbuild

 

 

幻想卿生活一日経った俺、兎月 戦羅はラッキースケベと言う名のハプニングに遇うと霊夢からは許してもらった。正直幻想卿ライフ一日もせずに終わる覚悟をしてたよかなり。

あの後俺の家となる場所に案内してもらいゆかりんからの指示で今晩霊夢とルーミアは俺の家に一晩過ごすことになった。

寝る場所など問題は起きたが一番気になったのは霊夢とルーミアがライダーのフルボトルに執着が湧いたのか欲しいと言ったので預けることになってしまった。

果たしてこれは正しい判断であったのか…気になる中二人に挟まれて寝ることになった俺…次の日へと話が移る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あの後特に問題が起きることなく(男と女が一緒に寝ている時点で問題とか言わない)二人に朝御飯を振る舞って、霊夢は食した後自分の神社へと戻った。

ルーミアはチルノ達と遊ぶ約束があるとの事で霊夢と同じよう食べ終わってから向かった。

チルノって確か…冷気を操る能力の使い手で妖精だったはずだよな?他にもチルノ以外の子もいると言っていたし大丈夫だろう。

 

 

そして俺は現在何をしているかと言うと身支度している。

家に居てもボトルのベストマッチを探すこと以外特にあるわけでもなく、掃除とかするにも綺麗なためそこまでする必要なく昼前に人里に出掛ける準備をしていた。

今日はどのみち人里に向かう予定である、近くであるしこれから先お世話になる場所でなのでどういう店がありその場所などを把握してなければいけない…なので向かって損することは一切ない。

因みに今日のTシャツ文字は『ブウウウウウウウウ!!』と書かれて上半身裸でバグヴァイザーを装着する社長の絵が描かれていた、この服もお好みの一つである。

服などは前世の分と幾つかをタンスに仕舞われていたから安心した…多分あの人?がしてくれたのだろう。

 

 

戦羅「よし、準備も出来たし…時間もいいことだから行きますか」

 

 

鍵を掛けていざ出発っと……近いとはいえ、バイク欲しいな。

 

 

 

戦羅「森に出れたと…確かこっちが人里か」

 

 

数分もせずに森から出ると昨日見た通り道にたどり着いた。

人里方面の方は少し離れてはいるが目でも見える距離だからそこまで掛からないだろうね。

 

 

戦羅「着いたら店を回りながら買い物でもしていくか、買うのは晩ごはんぐらいでいいかな…調理道具はあるから食材や調味料ぐらいか?他には…」

 

 

???「うーらーめーしーやー!!」

 

 

戦羅「ふぁっ!?」

 

 

ぶつぶつと呟きながら考えて歩いてたら急に大きな声で驚いた…!?

何今のは…驚いたあまりに尻餅ついてしまったし…ヤバイ、変な声出て少し恥ずかしい…!!

 

 

???「ひ、久し振りに人間が驚いてくれたー!」

 

 

紫の傘を持った女の子が凄く喜んでいるんだけど…驚かしてきたのは彼女みたいだね。

見た目は水色のショートで右目が水色、左目が赤とオッドアイで白い長袖のシャツに水色のベストのようなものを着用し、水色のスカートに素足で下駄を履いた一つ目と舌が特徴な紫の傘を抱えた女の子だった。

一言で答えると可愛い女の子…てかまだ四人目だけど幻想卿の女性はレベルが高過ぎる気がする。

取り敢えず喜んでる彼女に声を掛けるため立ち上がろう。

 

 

戦羅「よいしょ…えっと、驚かしてきた君は?」

 

 

???「あっ、喜びのあまりにちょっと忘れかけてた!わちきは“多々良小傘”、から傘お化けの妖怪だよ!」

 

 

えっへん!と胸を張ると揺れた気がしたが俺は見てない……ペッタンとまでは言わないが少し膨らみがあるのは分かる……いや、見てるな俺。

後は忘れられると少し悲しいな…いや、まぁそこまで喜んでたら何も言えないけどさ…何で喜んでるのかはあまり分からないが。

 

 

戦羅「妖怪なんだ、何故驚かしてきたのかな?あっもしかしてこの後食べようとかするつもり?」

 

 

小傘「わちきは驚かすことで満たす妖怪、つまり心を食べる妖怪だから物理的には食べないよ!」

 

 

戦羅「そうか…って!心を食べるってのも不味くないか?あっ味とかじゃなくて」

 

 

小傘「ううん、そこは大丈夫だよ!私は驚かすことでしか食べれないのもあるけど食べたとしても悪影響が及ぶことは無いから安心して!あっ、でも驚かしたことには怒らないでくれると有りがたいかな~なんて…」

 

 

少しびくびくしながら見詰めてくる所は可愛いが妖怪でそこまで怯えるのもちょっと驚きなのもある…まぁ別に怒ってもないから大丈夫だけど。

 

 

戦羅「こっちも考え事してたし驚かされたからって怒ることはないさ」

 

 

小傘「ほ、本当!ありがとー!!」

 

 

余程嬉しいのか跳ね上がってるね…今まで怒られていたのか?分からないけど…

 

 

小傘「そういえば見掛けない顔だよね?昨日は霊夢と闇を操る妖怪と一緒にいたけど…」

 

 

戦羅「外来人だよ……あれ?何故昨日の事を?」

 

 

小傘「成る程~だから霊夢がいたんだね!偶然空から見えたからだよ、驚かせるチャンスかなって思って待ってたけど来ないから、明日なら来るかなって今日の朝にここで待ち構えていたら成功したの!」

 

 

戦羅「成る程、つまり昨日から狙われてたんだ……全然気が付かなかった」

 

 

小傘「空から見つけたから気づいてなくて当然だと思うよ?」

 

 

それもそうか…相当気配を敏感に感じ取れる人じゃないと普通に気づかないか、ペンギン?さんなら普通に気付きそうだけど。

 

 

戦羅「…っとそうだ、人里に向かってること一瞬忘れてた」

 

 

小傘「人里?もしかして人里を回るの?」

 

 

戦羅「そうだな…初めてだから見ておいて店の場所とか覚えていくんだ、これからお世話になるだろうから」

 

 

小傘「昨日の感じからしてもしかしたらって思ってたけど幻想卿に住むんだ……ねぇ、迷惑じゃなかったらわちきが案内しようか?」

 

 

戦羅「そういうこと……いいのか?寧ろ有りがたい事だが」

 

 

小傘「うん、驚いてくれたお礼?って言うのは可笑しい気がするけどその為とわちきも予定はないから大丈夫だよ!」

 

 

戦羅「そうか…ならその好意に甘えてお願いするよ」

 

 

小傘「うん!えっと……」

 

 

戦羅「どうした……ってあぁ名前か、俺は兎月戦羅。性別はちゃんとした男だから」

 

 

小傘「そうなの!?でも確かに喋り方は男っぽいでいいのかな…?」

 

 

分かってたがやはり間違えられてたか…慣れてるけどさ!

 

 

小傘「後……何て言ったらいいだろう、個性がスゴい服だねそれ…」

 

 

苦笑いしながらコートのチャックが開いた所から見える社長Tシャツを見ている…苦笑いするってことは可笑しいのかな?普通にいいと思うけど。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

小傘「着いた、ここが人里だよ!」

 

 

戦羅「へぇ~これが人里か~」

 

 

歩いて数分、特に迷うことなく(余程酷い方向音痴じゃなければ迷わないけど)人里にたどり着いた。

昼前なのもあるのか人はそれなりに賑わっていたりするが現代と違うとするならやはり服装や建物などがやはり違っていた。

和服の人が多いと言うより寧ろ洋服な人は自分ぐらいで浮いている気がしなくもない。

建物も俺のコンテナ家と違って木材で建てられたりしてる家が多く、やはり現代と違うと感じさせられてこの感じが落ち着いて良いと思えた。

 

 

戦羅「予想より良いかも人里って……まだ回ってないけど」

 

 

小傘「戦羅なら気に入りそうだから大丈夫だと思うよ!」

 

 

戦羅「そうか、それは良かった…さて、案内を頼むよ小傘」

 

 

俺らは名前呼びをしてるけど人里に向かう途中でお互いに了承してるから問題ない、女の子を名前で呼ぶのは若干恥ずかしくもあるけどそこは慣れるしかないからな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

小傘「そこが食器類などが売られてる場所だね」

 

 

戦羅「ここが食器を…成る程」

 

 

小傘に案内してもらいながら何の店かを教えて貰っている。

暫く歩きながら教えてもらったからか少しお腹が空いてきたな…時間的にも昼頃だから丁度いいかな。

 

 

戦羅「小傘、何処かの店で昼食にしないか?案内のお礼に俺が奢るよ」

 

 

小傘「うん、いいけど…奢るのは悪いよ!私が好きに案内してるのもあるし…それにお金あるの?」

 

 

戦羅「うん、ちゃんと幻想卿に使える通貨はあるから奢るぐらい問題ないよ、あっでもあまり高いのは勘弁してもらいたいけどね?」

 

 

小傘「んー…分かった、なら奢ってもらおうかな?高すぎないで言えば……うどんとかどう?近くに美味しいうどん屋さんがあるから!」

 

 

うどんか、お昼には丁度良く確かに安いだろうからいいかも…麺類は好きな方だから。

 

 

戦羅「それならお勧めのうどん屋さんにしようか」

 

 

小傘「うん!じゃあ行こうか!」

 

 

小傘の後に付いていき、うどん屋さんへと向かっていく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

店員「いらっしゃーい!お二人ですか?」

 

 

小傘「はい!」

 

 

うどん屋さんにたどり着くとすぐに暖簾を潜り店員さんに対応されるが…見たところ満席じゃないかこれ?

でもそれほど人気って事だから期待も出来るってことだから楽しみでもある。

 

 

店員「すみません、今は満席でして…相席で良ければいけますが」

 

 

小傘「私は大丈夫だけど…戦羅は?」

 

 

戦羅「問題ないよ」

 

 

そういえばさっきも一人称“私”になってたけどそっちが素なのか?

 

 

店員「分かりました、少しお待ちくださせい!」

 

 

俺らにそう言ってお客の人の方に向かった。

相席OKかの確認中か…見たところ確認しに行った人は二人……しかも両方女性、ここ女性率高くないかね?俺の気のせい?

 

 

店員「お待たせしました!どうぞこちらへ!」

 

 

店員に案内されると先程訪ねたであろう二人の下に案内される。

白髮赤目の女性と青いメッシュが入った銀色の髮で赤目の女性の二人…正直幻想卿の女性ってレベル高すぎるな間違いなく。

 

 

小傘「“慧音”さんに“妹紅”さん!二人だったんだ!」

 

 

妹紅「よっ、久しぶり」

 

 

慧音「やぁ、小傘…っと“彼女”は?」

 

 

戦羅「どうも、兎月戦羅です…こんな見た目ですが男です」

 

 

慧音「兎月さんですか…えっ?男性?……いやいや、冗談ならもう少し上手い冗談を…」

 

 

小傘「冗談じゃないよ…慧音さん」

 

 

妹紅「あー……慧音、信じられないけどこの人男性なのは本当だ、嘘ついてない」

 

 

慧音「嘘…っ!?確かに服装は男性に近いが本当に…?」

 

 

戦羅「男です…証拠見せろと言われても無理ですけど色んな意味で」

 

 

流石にここで脱いだりするのは不味い…いやそれ以前に脱ぐこと事態が不味いけど、普通に警察沙汰になる……ここ警察あるのか知らないけど。

 

 

慧音「そうか…すまない、正直信じられなくて……別に幻想卿に男性が珍しいと言うわけではないのだが」

 

 

戦羅「アハハ…もう慣れてます」

 

 

小傘「え、えっと…戦羅目が遠いよ?取り敢えず座って落ち着こう?」

 

 

小傘に言われるまま対面するかのように椅子に座る。

分かってたけどここまで来るともう男としての自信がな……無くなりそうだ、いや前の世界でも比較的こうだったけどさ!!

 

 

慧音「本当にすまない…!自己紹介が遅れた、私は上白沢慧音だ」

 

 

妹紅「私は藤原妹紅…ほら、元気だしな兎月だっけ?」

 

 

戦羅「はい……あっ、自分のことは戦羅って読んでもらって構わないので…敬語とか大丈夫なので」

 

 

慧音「そうか…なら戦羅と呼ばせてもらうよ、私も慧音で構わない。後素で大丈夫だ」

 

 

妹紅「私も妹紅でいいよ、敬語とか気を使わなくていいからね戦羅」

 

 

戦羅「うん、分かった…よろしく」

 

 

運が良いのか皆いい人だが女性が多いのは何故だろう…いや、前でも関わってきたと言うか女性の友達がいたからあまり緊張とかせず話したり名前で呼べるけど…

 

 

小傘「戦羅は何を食べるの?」

 

 

戦羅「ん?あぁ、俺はそうだな…肉うどんでいいかな」

 

 

小傘「肉うどんだね、店員さーん!」

 

 

店員「はいはい、ご注文のお決まりですね」

 

 

小傘「肉うどんときつねうどんを一つ!」

 

 

店員「肉うどんときつねうどんですね、畏まりー!」

 

 

きつねうどんか、そっちでも良かったかな?まぁまた来たときに頼めばいいかな。

 

 

慧音「戦羅、一つ聞くが…もしかして外来人か?」

 

 

戦羅「うん、昨日来たよ」

 

 

妹紅「来たってことは自分から来たって事かい?」

 

 

戦羅「ちょっと頼み事をされて来たんだ」

 

 

小傘「そうなの?迷い混んだって思ってたけど…何を頼まれたの?」

 

 

あー…これって言っていいのかな?下手に話して混乱とかさせる訳にはいかないけど大事なことでもあるからな……

 

 

戦羅「ちょっと幻想卿に関わることなんだけど…なるべく人に言い触らさないように約束できる?不安を煽らせる訳にはいかないから?」

 

 

慧音「構わないが……もしかしてショッカーと言うやつらが関係してるのか?」

 

 

戦羅「うん…って知ってるんだ」

 

 

妹紅「私と慧音は出くわしているからな…倒しはしたが」

 

 

小傘「私は聞いたことあるぐらいかな」

 

 

戦羅「意外と知れ渡っているんだな…」

 

 

慧音「いや、全員が知ってるわけではないが知っているものもいれば噂だけと言うものもいる…今のところ人里を攻められたりはしていない」

 

 

成る程…人それぞれか、人里が攻められてないのは安心だがいつか攻められる可能性は無くもないのか。

 

 

戦羅「俺は幻想卿を守るためにここに来たってことになる」

 

 

妹紅「理解はしたが…戦えるのか?」

 

 

小傘「戦羅って人間だよね?魔法とか何か使えるの?」

 

 

戦羅「魔法とか使えないけどある物を使って戦うことが出来る」

 

 

そう言ってビルドドライバーとフルボトルを見せて説明をする。

 

 

 

慧音「成る程…つまりその仮面ライダーと言うものに変身して戦うことが出来ると」

 

 

妹紅「弾幕が効きにくい相手には最適ってことか…」

 

 

小傘「……ねぇ、その仮面ライダーって誰にでもなれるの?」

 

 

戦羅「いや、ビルドは少なくとも俺しか無理らしいが…」

 

 

小傘「そうなんだ…誰でもなれるなら負担とか減れたんじゃないかな~って思ったけど無理なんだ…」

 

 

確かに仮面ライダーが一人だけだと今はよくてもいつか辛くなるよな…そこら辺の対策はしてくれてるはず。

そんな風に仮面ライダーについて話していると…

 

 

店員「お待たせしました!きつねうどんに肉うどん二つ、月見うどんです!」

 

 

慧音「私たちの分も来たようだ、話は一旦中断してうどんを食べることにしよう」

 

 

戦羅「そうだな、伸びたら美味しく無くなるから」

 

 

頂きますをして俺たちはうどんを啜るのであった。

取りあえずショッカーと渡り合うためには強くなることと協力者を探さないといけないな…大変だろうけど頑張るしかないか!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

妹紅「後今さらだがその絵が描いてある変な服は向こうでも流行ってるのか?」

 

 

そんなにこのTシャツ変で可笑しいのか…慧音に関しては小傘と同じ苦笑いしてるし。

 

 

 

to be continue…

 




次回の東方仮面戦記は!


一緒に戦ってくれる協力者を探すため慧音たちに相談する戦羅!


そこに出た一つの案、紅魔館に住む吸血鬼とその従者たちに協力を申し込むこと!!


紅魔館に向かう戦羅に待ち受けるものは!!!


第六話 吸血鬼や妖精の女性ってロリが多いと思うのは俺だけだろうか?


小傘「活動報告も見てねー!次回の戦羅たちの活躍にsee you!」



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

吸血鬼や妖精の女性ってロリが多いと思うのは俺だけだろうか?

第6話投稿!!( ^ω^ )


戦羅「正直ここで話すことってなくないかな?」


私も思う…前回のあらすじ的なものをここでやろうかなって最近思いつつあるからね( ・ω・)


戦羅「次回辺りから考えてみる?」


そうだね……考えておこう(´・ω・`)


戦羅「…本当話すことないな、まぁいいや…物語を始めよう!」




第六話 吸血鬼や妖精の女性ってロリが多いと思うのは俺だけだろうか?

 

社長Tシャツに若干引かれながらもめげずに頑張ってる俺、兎月 戦羅は人里に向かう途中で多々良小傘に出会った…正確には驚かされたが。

そんな小傘に人里の案内をしてもらい、お昼におうどんを奢りに店に寄ったときに相席に上白沢慧音と藤原妹紅の二人と知り合うことになった。

話をしながらうどんを食した俺たちは会計をして店に出た。

さて、今のところ全員に女性と間違えられた!後何人もの人に間違えられるだろうね!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

小傘「ふぅ~!やはりあそこのうどん屋さんは美味しいね!」

 

 

戦羅「初めてあそこの店でうどんを食べたけど最高だったよ!」

 

 

お腹を満たした俺らは慧音たちと別れてある場所へと向かうため歩き始めている。

それは何処かと言うと数分前慧音たちから聞いた場所であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーー数分前ーー

 

 

妹紅「御馳走様っと…さて戦羅、幻想卿を守るのはいいが一人では正直無理だと思う……てか無理だろ」

 

 

戦羅「ハッキリ言うなー……だがそこは否定しないな。その為に協力者を増やそうかなって思っている所かだ。今のところ霊夢やゆかりん、ルーミアとかだな」

 

 

慧音「ゆ、ゆかりん…まぁそこはいいとしてルーミアもか。少し意外でもあるか……いやそんなことはないか」

 

 

妹紅「協力者か、それならまずは私たちだな」

 

 

慧音「そうだな、幻想卿が緊急時に何もしないなんて出来ないからな…微力だろうが協力するよ戦羅」

 

 

小傘「私も強くないけど戦羅の助けになるよ!」

 

 

戦羅「三人とも…ありがとう!」

 

 

三人の言葉に俺は嬉しさのあまり頭を下げる。

 

 

妹紅「頭を下げられるほどの事じゃないさ、それで他の協力者だがそうだな…“永遠亭”の連中に言ってみるか」

 

 

戦羅「永遠亭?妹紅の知り合いがいるの?」

 

 

慧音「知り合いと言うか何と言うか…」

 

 

妹紅「まぁ…色々あるのさ、そこは私が話をつけるとして戦羅はそうだな…“紅魔館”に頼んでみてくれ」

 

 

戦羅「紅魔館…?」

 

 

確か紅魔館って吸血鬼の姉妹や魔法使いに門番、そしてDIO様…じゃなくて時を止めるメイドがいた場所だよな確か。

 

 

慧音「紅魔館か…確かに協力者になれば心強い味方だが大丈夫だろうか……あぁ、紅魔館と言うのは吸血鬼の住む紅い館と覚えてくれればいい」

 

 

小傘「他にも魔法使いや門番、能力持ちの人間とかもいるよ」

 

 

戦羅「そこで仲間になってくれたら…確かに心強いな」

 

 

妹紅「問題は簡単に行くかどうかだが……まぁ戦羅なら大丈夫だろ」

 

 

戦羅「何その謎の自信…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

と言うことがあり紅魔館に向かうため今は人里から出ようとしていた。

小傘は道案内のため俺と一緒に向い、妹紅は永遠亭にそして慧音は寺子屋で授業があるため向かうことは出来ないとのこと。

慧音が先生をやっていたとは少し驚きながらも似合っているとも思った。

実際慧音に「凄く似合ってるよ先生って、美人で優しくて生徒たちに人気が有る先生なんだろうなって思うもの」って褒めたけどそうかと言って頬を少し赤くして反らされ、小傘と妹紅からジト目で見られた…何故だ?

 

そんなこと考えてると人里から出る寸前に背後から「すまない」と声を掛けられてその場で止まり、振り向く。

 

 

???「間違えでなければ君が兎月戦羅だね?」

 

 

戦羅「はい、そうですけど…」

 

 

小傘「知り合い…ではなさそうだね、あれ?何処かで…」

 

 

声を掛けてきた人は金髪のショートに金色の目をした帽子を被った女性だが帽子から二本の尖りがあり、金色の狐らしき尻尾がある女性は人では無いことが分からせる。

この人って、狐の妖怪なのは見てわかるけど…

 

 

???「私は紫様の式神、八雲藍だ…紫様から君に渡すよう頼まれた物がある」

 

 

戦羅「ゆかりんの…渡し物ですか?」

 

 

小傘「ゆかりんって……さっきも思ったけどそういう風に呼んで大丈夫なの?」

 

 

戦羅「本人から呼んでって言われたから大丈夫」

 

 

やはりそう呼ぶ人っていないんだね。

 

 

藍「渡し物はこれだ」

 

 

八雲藍さんはそう言ってスマートフォンを取り出して俺に渡した。

だがスマートフォンにしては少し変わっていてフルボトルが填まるであろう場所が存在する。

 

 

藍「それは“ビルドフォン”と言いスマホとしての役割もそうだがライオンフルボトルを挿入することで“マシンビルダー”と言うバイクに変形する…とのことだ」

 

 

戦羅「バイクに変形!?スゴい機能ですね…どんな風になってるか分解してみたい…!!」

 

 

小傘「いやいや、ダメだからね?バイクって確か外の世界の乗り物だよね?」

 

 

戦羅「そうだ、ここで使えるのは移動手段が楽になっていいね…早速試してみても?」

 

 

藍「あぁ、それは君のものだ構わない…幻想卿とはいえ紫様曰くそのビルドフォンは特殊なため通話なども出来るが…」

 

 

小傘「そもそも…そのスマホってものを持ってる人がいないと?」

 

 

藍「そういうことだ、持っているとしても紫様ぐらいであろう」

 

 

確かにそうだよな…連絡手段としてはあまり使えないと言うことか、あっ電話帳確認したらゆかりんって名前で登録されてるのがあった…持ってるんだな。

さて、お楽しみのライオンフルボトルを取り出して振るって…挿し込むっと!

するとビルドフォンは変形し、バイク“マシンビルダー”へと変形完了する。

フロントの歯車が特徴的なバイクだね~カッコいいね!最高だー!!

 

 

小傘「おぉー!本当に変形した…!これがバイクなんだ~カッコいいね!」

 

 

戦羅「だよね!いや~これは最高だね!」

 

 

藍「そこまで喜んで貰えると紫様たちも喜ぶだろう…さて、私はこれで失礼する」

 

 

戦羅「ありがとうございます!」

 

 

藍さんはそう言い残して人里の方へと向かった。

 

 

戦羅「さて、俺たちも紅魔館を目指して行こうか!」

 

 

小傘「そうだね!」

 

 

戦羅「その前にヘルメットだけど…どうするんだろう?このスイッチか?」

 

 

マシンビルダーに付いていたスイッチを押してみるとヘルメットが実体化し、俺の手元に渡った。

 

 

戦羅「これでヘルメットを…便利だな~小傘、これを被って」

 

 

小傘「うん、分かったよ」

 

 

またスイッチを押してもう一つ実体化させて小傘に渡して俺たちはヘルメットを装着し、バイクに乗り込む。

勿論操縦は俺で小傘は後ろに乗ってもらっている。

 

 

戦羅「紅魔館に向けてレッツゴー!」

 

 

小傘「ゴー!」

 

 

マシンビルダーを走らせて紅魔館へと向かっていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

小傘「んー!バイクって速いね!空を飛んでる時とまた違っていいかも!」

 

 

戦羅「だろう?まぁ俺は空を飛んだことはないけど、これでもスピードは抑えてるよ」

 

 

小傘「そうなんだ!?もっと速く移動できるんだ…」

 

 

戦羅「ただそれをしたら危ないかも知れないからなー間違えて引いたりしたらアウトだからな。後転倒とかしても不味い」

 

 

小傘「成る程ねー…ってここそんなに人通らないから大丈夫と思うけど」

 

 

マシンビルダーを走らせながら小傘と会話していると霧の湖へとたどり着き、奥にある紅い屋敷紅魔館へと向かって走らせて暫くすると、門近くまで来てマシンビルダーを止める。

 

 

戦羅「ここが紅魔館か…赤いと言うより紅いな、ここまで紅い館は普通ないよ」

 

 

小傘「やっぱり?外の世界でもここまで紅いのはないんだね」

 

 

あまりの紅さに若干引いてなくもない俺はマシンビルダーをビルドフォンに戻してポケットへ入れて門へと近づく。

 

 

戦羅「館だからやはり大きいな……あっ、人がいたけど」

 

 

???「……zzz」

 

 

小傘「寝てるね、気持ちいいぐらいに」

 

 

戦羅「門に背を当てて寝ているあれ、門番だよね?大丈夫なの色々と」

 

 

小傘「う、う~ん…どうなんだろう?」

 

 

その寝ている門番らしき人は赤の腰まで伸ばしたストレートヘアーで側頭部を編み上げてリボンをしていて、目は青が掛かった灰色。

華人服とチャイナドレスを足して2で割ったような淡い緑色の服装をした高身長の女性であった。

見ていても仕方ないし起こして紅魔館に入れるかどうか聞いてみよう。

 

 

戦羅「すみませーん」

 

 

???「…zzz」

 

 

戦羅「すーみーまーせーん!!」

 

 

???「ふぁい!?ね、寝ていませんよ“咲夜”さん……ってあれ?貴方は?」

 

 

戦羅「兎月戦羅です、実はここにいる館の主とお話がありまして…大丈夫でしょうか?」

 

 

???「お嬢様にですか?少しお待ち…「大丈夫よ“美鈴”、お客様お二人を通しなさい」咲夜さん」

 

 

いつの間にか開かれていた門から出てきたのは銀髪のボブカットに三つ編みした髪の先に緑色のリボンをした青色の目のメイド服を着こなしている女性であった。

こちらに目を向けると丁寧なお辞儀をしたので俺もお辞儀を返した。

 

 

咲夜「私、紅魔館のメイド長を勤めさせて頂いている“十六夜咲夜”と申します」

 

 

美鈴「私は門番の“紅美鈴”です」

 

 

戦羅「これはご丁寧にどうも、私は兎月戦羅です」

 

 

小傘「わ、私は多々良小傘です!(戦羅が私…!?)」

 

 

咲夜「兎月戦羅様と多々良小傘様ですね、部屋でお嬢様がお待ちしておりますのでご案内します…美鈴、貴方も呼ばれているからついてきなさい」

 

 

美鈴「は、はい咲夜さん!でも門番はどうするのですか?」

 

 

咲夜「暫く妖精たちに任せるわ、後寝ていたことについては後々によ」

 

 

美鈴「はい…」

 

 

寝ていたのは流石にフォローとか出来ないな…それにしても会えるとは運がいいのか分からないが気を引き締めていくとしよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

広い館の中に入り、奥へと進みとある部屋で止まるとノックをする。

 

 

咲夜「お嬢様、十六夜咲夜です。お客様をお連れしました」

 

 

???「入りなさい」

 

 

咲夜「はい、どうぞ中へ」

 

 

ドアを開けるとそこはお金持ちの人などでよく見る長い机に右の机の列に長い紫色の髪の先にリボンをしており、紫の目に紫と薄紫の縦縞が入ったゆったりとした服装を身につけ、帽子を被った女性にその斜め後ろに赤い長髪に頭と背中には悪魔のような羽、白のシャツに黒のベストに赤いネクタイとベストと同色のロングスカートの女性がいた。

 

左側の方には金髪をサイドテールにまとめ、ナイトキャップの帽子を被り、服装は真紅を基調とした半袖とミニスカートを着用している。

そして人とは違うと分かる背中には一対の枝に七色の結晶がぶら下がった翼が存在し、真紅の瞳で俺たちを珍しいかのように見詰めていた。

 

そして奥には玉座のようなものに座り、只ならなオーラのようなものでこちらを見詰めているよう…女性がいた。

水色の混じった青髪に真紅の瞳、赤いリボンで締めたピンクのナイトキャップにピンクの衣服に赤い線が入り、レースがついた襟に長いスカートを履いた女性であり、彼女から放たれるオーラのようなもの…多分これは“カリスマ”を彼女から感じているのだろう。

そのカリスマオーラで小傘が少し震えながら俺のコートの袖を掴んでいるのが分かる。

確かにこのオーラには震えるよな…表情は変えてないが少し冷や汗は流してるよ、多分もっと見た目が大人であればこのレベルでは済まなかったよ俺も…見た目幼女にしか見えないからそのお陰で軽減はしてるよ。

 

 

???「気のせいかしら、何か失礼なことを考えなかったかしら?」

 

 

戦羅「気のせいですよ」

 

 

危ない危ない……勘のいい人…いや吸血鬼だな、さて怯えてないでいくとしよう。

 

 

???「そこに座りなさい二人とも…美鈴も“パチェ”“フラン”の隣に座りなさい」

 

 

美鈴「はい、ではフランお嬢様…お隣失礼します」

 

 

フラン「私に対してそこまで畏まらなくてもいいのに美鈴は~」

 

 

戦羅「では失礼します」

 

 

小傘「し、失礼します…」

 

 

用意された椅子に席をつくと咲夜さんが俺らの紅茶をトレイにいつの間にか用意し机に置かれた。

 

 

咲夜「こちら、紅茶です」

 

 

戦羅「ありがとうございます」

 

 

小傘「あ、ありがとうございます…」

 

 

一礼するとその場から消えたと同時に主の後ろ隣へと立っていた。

出された紅茶のカップを手にし一口頂く。

ふむ、いい香りと味だ…紅茶なんて殆ど飲んだこと無かったけど。

 

 

???「話の前にまずは自己紹介からね、私は“レミリアスカーレット”、紅魔館の主にして“吸血鬼”よ」

 

 

フラン「私は“フランドールスカーレット”!お姉さまと同じ吸血鬼よ、よろしくねー!」

 

 

???2「私は“パチュリー・ノーレッジ”、吸血鬼ではなく“魔女”よ……貴女もしておきなさい自己紹介」

 

 

???3「は、はい!私は“小悪魔”、名前の通り種族は悪魔で皆さんから“こあ”と呼ばれています」

 

 

戦羅「それでは次はこちらから…私は兎月戦羅、外来人にて仮面ライダービルドです」

 

 

小傘「わ、私は多々良小傘です!唐かさ妖怪です!」

 

 

小傘…緊張し過ぎだな、分からなくもないが。

 

 

レミリア「堅苦しいのはいいわ…いつもの口調で話しなさい、その方がやり易いでしょう貴方も」

 

 

戦羅「これは話が分かるお嬢様と…ならそうさせてもらうよ。それで本題なんだけど…知っている感じかな?」

 

 

レミリア「ディメンションショッカーに立ち向かうため、一緒に戦う仲間を探している…でしょう?」

 

 

戦羅「話が早くて助かる…それで答えは?」

 

 

レミリア「そうね…」

 

 

優雅にカップを手にして、一口飲んだ後カップを置くと再び口を開く。

 

 

レミリア「私…いえ私たちもショッカーという連中に対しては迷惑していてね、手を貸してあげるわ」

 

 

小傘「やっ…」

 

 

レミリア「但し二つの条件付きよ」

 

 

小傘「た…って条件付き!?しかも二つ!?」

 

 

戦羅「(タダではいかないと思ってたが当たるとは)その条件とは?」

 

 

レミリア「一つは貴方が持っている“レジェンドライダーフルボトル”を見せてもらえないかしら?そして気に入れば私たちが貰う」

 

 

小傘「レジェンドライダーフルボトル?」

 

 

戦羅「マジか…」

 

 

まさかレジェンドライダーのフルボトルの事も知っているとは…確か運命の能力だったよな?それで視られたと言うわけか?

正直簡単に渡してもいいのか…でも持っていても仕方ないのはあるが。

 

 

レミリア「安心しなさい、それぞれ一人は一つだけ貰うだけよ。気に入らなければ貰うことはないわ」

 

 

戦羅「……よし、いいだろう」

 

 

小傘「いいの?フルボトルは戦羅の戦いに必要じゃ…」

 

 

戦羅「レジェンドライダーの場合は戦いに使うより渡す方がいいんだよ。効果は分からないが……ほら」

 

 

机の上に霊夢とルーミアに渡したもの以外のレジェンドライダーフルボトルを置く…机長いのと大きいから来てもらわないと見れないんじゃ…

 

 

咲夜「では戦羅様、失礼」

 

 

咲夜さんがそう呟くとレミリアの前にレジェンドライダーフルボトルが一瞬にして移動した。

確か記憶が間違えじゃなかったら時を操る能力があったはず…チートだな時を操るって。

 

 

レミリア「これがレジェンドライダーのね…咲夜、貴女も見ておきなさい」

 

 

咲夜「はい」

 

 

レミリアはフルボトルを手に取っては違う場所に置き、咲夜さんは隣からフルボトルを一つずつ観察している。

 

 

レミリア「……これね、咲夜は…見つけたみたいね」

 

 

咲夜「はい、此方のフルボトルが少々…」

 

 

そう言ってレミリアは“仮面ライダーキバ”、咲夜さんは“仮面ライダーカブト”のフルボトルを手にして見詰める。

 

 

レミリア「兎月戦羅、約束通りこのフルボトルを貰うわよ…勿論咲夜のもね」

 

 

戦羅「いいが…その前に一つ、そのフルボトルを手にしたと言うことは…何かを感じたとか?」

 

 

レミリア「えぇ、分かりやすく言うと“運命”をね…言っておくけど私もこのフルボトルがどういう効果を起こすのかは分からないわ」

 

 

咲夜「はい、不思議と何かを」

 

 

感じたのか…つまりフルボトルが人を選んでいるのか?効果はレミリアも分からないとはいえ運命を感じたのか…

 

 

レミリア「次は小悪魔とパチェだけど」

 

 

パチュリー「特に何も感じないわ」

 

 

小悪魔「すみません、私もです」

 

 

誰でもいいと言った感じではないか…

 

 

レミリア「フランと美鈴は?」

 

 

美鈴「私も特に」

 

 

フラン「……」

 

 

今度はフランドールが感じたのかあるボトルを見詰めている…あれは“仮面ライダーディケイド”のフルボトルか。

 

 

フラン「このフルボトル?ってものから何か感じる…」

 

 

レミリア「フランもね…ならそれはフランが貰っておきなさい、残りは返すわ」

 

 

そう言って残りのフルボトルは返されたのでコートのポケットへと仕舞っておく。

因みに仕舞う前に小傘も見たが特に反応はなしであった。

 

 

レミリア「フラン、そのフルボトルは…」

 

 

フラン「無くさずに壊さずに持っておきなさいでしょ?流石のフランでも気を付けるよお姉さま!お姉さまの我が儘とはいえありがとうね戦羅!」

 

 

戦羅「いえいえ、お気にせずにフランドールさん」

 

 

レミリア「フラン、我が儘ってどういうことかしら!?」

 

 

フラン「そのままの意味だよお姉さま。戦羅、私にも堅苦しいの無しでフランでいいよー!」

 

 

戦羅「そうか、ならフランって呼ばせて貰うよ」

 

 

レミリア「そのまま……まぁいいわ、二つ目の条件を言うわよ」

 

 

おっと、少し忘れかけていた…二つ目か。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

レミリア「二つ目は“私と戦って貰うわ、弾幕ごっこではなく一対一の戦い”で」

 

 

戦羅「………えっ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

To be continue…

 

 

 

 

 




次回の東方仮面戦記は!


レミリアに決闘を挑まれた戦羅!


戸惑いながらも受けるがレミリアの強さに苦戦する!


だが新たなベストマッチで対抗する!


第7話 『運命を操る紅き吸血鬼』



レミリア「こんなに月も紅いから楽しい夜になりそうね」




目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

運命を操る紅き吸血鬼

第7話 投稿!\(^^)/


戦羅「前回の東方仮面戦記は、人里から紅魔館に向かうことになった俺兎月戦羅は多々良小傘とともに八雲藍さんから貰ったマシンビルダーに乗って向かった」


小傘「あのマシンビルダーってバイクだっけ?スゴい速いよね!もっと乗っていたかったかなー?」


戦羅「俺も乗りたいが流石に紅魔館を無視するわけにはいかないから、その後何事もなく無事にたどり着き招かれた俺たちは紅魔館の主レミリア・スカーレットと同盟…協力関係を結ぶことが出来たと思ったと同時にまさかのレジョンドフルボトルを幾つか渡し、レミリアと一対一と戦うことになった」


小傘「戦羅、大丈夫?正直負ける未来しか見えない上に私だったら数秒でやられちゃうよー!!」


戦羅「大丈夫大丈夫、天才的な閃きで勝利してやるから!…多分、きっと…うん」


小傘「全然自信無さそうじゃん!!気になるから物語を始めるよ!」


第7話 運命を操る紅き吸血鬼

 

 

レミリアに決闘を挑まれて屋上へと導かれた俺はレミリアと向き合う…向こうは空を浮いてるからちょっと見上げないといけないんだけどな。

 

 

戦羅「時間的に屋上で大丈夫かと思ってたけど紅い霧を発生させて太陽を遮ったのか」

 

 

レミリア「えぇ、あまり拡げたら霊夢が来ちゃうけど貴方との戦いだけだもの…必要ないわ」

 

 

戦羅「確かに、やり過ぎたら霊夢が怒りそうだな……それにしても決闘を挑まれるとは…理由を聞いても?」

 

 

レミリア「協力する相手が貧弱であれば話にならないでしょう?その為に貴方の力を直接見極めようかと思って」

 

 

戦羅「紅魔館の主から直々に見極められるとは…光栄と言うべきか?いや光栄じゃないな、いきなりハード過ぎないかな?もう少し相手抑えてくれてた方が嬉しいんだが…いやその前に戦いたくはないんだが」

 

 

レミリア「あら、レディからの熱い誘いを断るのかしら?」

 

 

戦羅「そう言われたら……受けて立ちますよ、俺も男ですから」

 

 

咲夜「……?男、ですか?」

 

 

フラン「戦羅って男なの!?」

 

 

美鈴「男口調なのはただそういう風に育てられたかと思いました…」

 

 

小傘「うんうん、分かる分かる……女の子って思うよね普通」

 

 

戦羅「うーん…可笑しいな!戦う前から精神ダメージが来るんだけど!?ってレミリアは気づいてたんだ」

 

 

レミリア「えぇ、勿論よ(能力で偶然性別知れたとか言えない…!)」

 

 

やはり主とかになると一目で見抜けるものなのかな……

咲夜さんたち観客は屋上の端で巻き込まれないように見守っている。

どうやらフランが防衛の魔法で流れ弾が飛んできても防げるようにしてくれている。

因みにパチュリーさんは喘息であまり体調がよくないので小悪魔さんとともに部屋へと戻っていった。

 

 

戦羅「さて、話はここまでにしてやるとしようか」

 

 

コートからビルドドライバーを取り出して、腰に装着する。

ラビットフルボトルとタンクフルボトルの二つを取り出して交互にボトルを振るい刺激を与え活性化させる。

暫く振るった後キャップを回してラビットフルボトルからドライバーのツインフルボトルスロットへと装填する。

 

 

『ラビット!タンク!ベストマッチ!』

 

 

咲夜「ラビットとタンク…兎と戦車ね」

 

 

フラン「それがベストマッチ、何で相性いいんだろう」

 

 

美鈴「それは…何故でしょう?」

 

 

小傘「さぁ…?」

 

 

何やら話してるようだが気にせずにドライバーのボルテックレバーを回し、ニトロダイナモが稼働し赤と青のパイプのようなものが現れると、挟み込むよう赤と青のプラモ型の形へと加工され

 

 

『Are you ready?』

 

 

戦羅「変身!」

 

 

ファイティングポーズを取り、例の言葉を発して変身する。

 

 

『鋼のムーンサルト! ラビットタンク! イェーイ!』

 

 

フラン「おぉー!!」

 

 

小傘「カッコいい…!」

 

 

咲夜「あれがお嬢様が言っていた」

 

 

美鈴「仮面ライダーですね」

 

 

変身完了した俺を見ていたレミリアはうっすらと微笑み訪ねてきた。

 

 

レミリア「それが仮面ライダーね、その仮面ライダーの名前は何かしら?」

 

 

ビルド「仮面ライダービルド、“創る”“形成する”って意味のビルドだ…以後、お見知り置きを」

 

 

レミリア「仮面ライダービルド…創る、形成するね…名乗って貰ったのですから私も改めて名乗るわ。紅魔館の主にしてツェペシュの末裔の一人、吸血鬼レミリア・スカーレットよ…以後、お見知り置きを」

 

 

ビルド「自己紹介どうも、さて…」

 

 

レミリア「えぇ、早く始めましょうか…だって」

 

 

翼を大きく拡げて深紅の瞳で俺を見つめて

 

 

 

 

 

レミリア「こんなに月も紅いから楽しい夜になりそうね」

 

 

妖しく微笑んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ビルド「まぁ今は夜でもないし月もまだ出てないけどな」

 

 

レミリア「戦羅、そこは言わないのがお約束よ」

 

 

ビルド「あっ、はい」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『ドリルクラッシャー!』

 

 

ビルド「実験開始ってな!」

 

 

専用武器ドリルクラッシャーガンモードを形成し、撃ちながらレミリアの元へと接近する。

 

 

レミリア「残念だけどその程度の弾幕では当たらないわよ」

 

 

ビルド「分かってるさ!」

 

 

吸血鬼であり弾幕ごっこにも慣れてる彼女からすれば避けるのも他愛ではない。

それを理解している彼はラビットの力によってレミリアのもとまで高く飛び上がる際にドリルクラッシャーを直ぐ様ブレードモードにして斜めに斬りつける。

 

 

レミリア「運命通り!」

 

 

ビルド「っ…ぐぅ!!」

 

 

だが紅い槍で防いでゼロ距離に無数の弾幕を放ちビルドを吹き飛ばす。

地面に受け身を取り、直ぐに立ち上がり再びガンモードへと変形させるとハリネズミのフルボトルを取り出してドリルクラッシャーへと装填する。

 

 

『Ready go!』

 

 

弾幕とそれを撃ち続けるレミリアに狙いをつけてトリガーを引く。

 

 

『ボルテックブレイク!』

 

 

ビルド「ハッ!!」

 

 

鋭い針が弾丸として高速連射し、弾幕を撃ち落としてレミリアにも狙い撃つ。

 

 

レミリア「見事な射撃ね、私には当たらないとはいえいい腕よ」

 

 

ビルド「ありがとさん、実際とは違うけどゲームで慣れていてねこういうの!」

 

 

弾幕を撃ち落としながらレミリアに狙い撃つがすらりと横へと飛び避けてビルドへと弾幕を放ち続ける。

 

 

ビルド「空中相手にこのままはキツいか…!それなら」

  

 

『タカ!』

 

 

撃ち落としたり避けながら“タカフルボトル”を取り出して、フルボトルを取り除いたビルドドライバーに装填する。

 

 

ビルド「タカのベストマッチとか分からないが弾幕には遠距離で向かい撃つ方がいいな、パワー対決は負けるだろうし…なら!」

 

 

そしてもう一つのフルボトル、“ガトリングフルボトル”を取りだし装填する。

 

 

 

『ガトリング!ベストマッチ!』

 

 

 

ビルド「ベ、ベストマッチきたぁぁぁ!!」

 

 

偶然選んだフルボトルでベストマッチが出たことに喜びながらハンドルを回していく。

 

 

『Are you ready?』

 

 

ビルド「ビルドアップ!」

 

 

 

『天空の暴れん坊!ホークガトリング!イェーイ!』

 

 

 

 

タカの橙とガトリングの濃灰のホークガトリングへとフォームチェンジしたビルドは“ソレスタルウィング”を羽ばたかせて空を飛び、ホークガトリングの専用武器“ホークガトリンガー”を形成する。

 

 

レミリア「あら、貴方も飛べるようになったのね…それならお互い条件は一緒ね!!」

 

 

ビルド「そうだな!俺は飛び慣れてないけど!」

 

 

ホークガトリンガーのリボルマガジンを5回程回転させてから空を駆けてレミリアへと連射する。

レミリアの弾幕を回避しながら連射し、レミリアも空を駆け避けてビルドに弾幕を放ち続けると一枚の紙を取り出した。

 

 

 

レミリア「スペルカード、『天罰「スターオブダビデ」』!!」

 

 

 

ビルド「なっ!?マジかよ!!?」

 

 

ビルドの周りに紅いレーザーを展開しつつ、蒼い丸弾とリング弾をビルド中心に向かっていく。

 

 

ビルド「さっきまでと全然違うな……ぐっ!?」

 

 

仮面越しに驚きながらも被弾しないよう回避していくが何発か受けてしまう。

 

 

レミリア「フフ、まだスペルの時間はあるわよ?それまでに耐えられるかしら?」

 

 

ビルド「っ………よし、法則は見えた!」

 

 

レミリア「……何っ?」

 

 

そう言い出すとリボルマガジンを何度も回転させていき10度目の回転とともに

 

 

 

『Ready go!』

 

 

 

 

ホークガトリンガーから音声が流れ、高く飛び上がると同時に再び紅いレーザーと蒼い丸弾とリング弾が放たれる。

 

 

 

『ボルテックブレイク!』

 

 

 

 

ビルド「…そこ!」

 

 

放たれた弾幕をギリギリのところをすり抜けて100発の弾丸を連射してレミリアを撃ち抜く!

 

 

レミリア「っ!?くっ…きゃあっ!?」

 

 

有言実行した通りかビルドが華麗にスペルカードを避けたのに一瞬気が逸れた瞬間をホークガトリングの必殺技、ボルテックブレイクを受けてしまう!

 

 

ビルド「よっ…と!スペルカードの時間が終わったか」

 

 

100発を連射し終わったと同時にスペルカードも終了した。

レミリアの姿は煙で見えずにいるが直撃したのはビルドも感じ取れた。

だがそれでも警戒は解くことなくリボルマガジンを回転させて弾を補充する。

 

 

レミリア「まさか本当に数十秒で弾幕を見破るなんて…貴方は天才ってやつかしら?」

 

 

ビルド「天才かと言われると否定はしないな」

 

 

煙が晴れて映っていた姿は少し服が破れており、胴体の一部と左腕に無数の穴が空いており、血が流れていることが分かるだろう。

 

 

レミリア「でも“甘いわね貴方”、左腕と胴体の一部しか狙わないなんて…頭以外狙われても再生出来るのよ私は。でも貴方はそうしなかった」

 

 

ビルド「分かってるさ、吸血鬼ってことなら頭以外撃ち抜かれても生きてるってことは…でも戦ってまだ1日しか経ってない俺が人に銃向けるのは勇気がいるよ…いやレミリアは吸血鬼だけど」

 

 

レミリア「そういうわりには私のスペルカードを回避してたじゃない、空も初めてと言うわりに飛べていたわ」

 

 

ビルド「あぁそれは頭を使ったのと感覚」

 

 

レミリア「感覚って…(でも確かに戦羅の過去の運命にも戦いの経験はない、精々武術とか少しかじったぐらい……正真正銘天才ね)」

 

 

ビルド「それで続けるのか?最初にも言ったが基本戦いたくはないから、美しきも可愛らしい女性を傷付けるのは俺でも引けるから」

 

 

レミリア「美っ!?…ごほんっ!///えぇ、続けるわ…とは言え貴方も長くはやりたくないでしょうから次で最後にしてあげるわ」

 

 

そう切り出すと傷が治ったところを一枚の紙、スペルカードを取り出す。

 

 

ビルド「次で最後か…分かった受けよう」

 

 

 

レミリア「言うと思ったわ…行くわよ、スペルカード!『呪詛「ブラド・ツェペシュの呪い」』!!!」

 

 

 

軌道上に弾幕を配置しゆっくりと拡散させながら蒼く鋭い弾幕も放たれる!

ビルドも回避を試みながら連射して撃ち落としていくが

 

 

ビルド「くっ…!最初はともかく次から次へと来るから回避が難しく…ぐっ!ぅ!?」

 

 

次々と放たれる弾幕に回避できずに受けていき、遂には墜落していく。

 

 

ビルド「っ…ダメージ覚悟で行くかっ」

 

 

 

『ゴリラ!ダイヤモンド!ベストマッチ!』

 

 

予め、もう一つのベストマッチを見つけていたのか直ぐ様フルボトルを変えてハンドルを回す。

 

 

『Are you ready?』

 

 

ビルド「ビルドアップ!」

 

 

ビルドアップとともに屋上の地面へと激突し、軽く砂煙で見えなくなる。

 

 

 

『輝きのデストロイヤー!ゴリラモンド!イェーイ!』

 

 

 

 

ビルド「ふっ!…よし」

 

 

ゴリラの茶色とダイヤモンドの水色が組み合わさったゴリラモンドフォームへとビルドアップし、レミリアへと目線を向ける。

 

 

レミリア「また新たなビルド…一体幾つあるのかしらね!」

 

 

スペルカード、ブラド・ツェペシュの呪いはまだまだ続き、ビルドに襲いかかる。

ビルドは避けることなく受け続けるがゴリラモンドフォームへとフォームチェンジしたお陰で防御力が上がり、ダメージを最小限に抑えられている。

 

 

レミリア「守りを固めても私には勝てないわよ」

 

 

ビルド「勿論、だから賭けをしてみるのさ!」

 

 

 

『Ready go!』

 

 

『ボルテックフィニッシュ!イェーイ!』

 

 

 

ビルド「先ずは…弾幕を“変える”!」

 

 

 

レミリアの放つ弾幕を次々とダイヤモンドへと変換していく。

 

 

レミリア「弾幕を宝石に!?」

 

 

ビルド「成功!そしてこれらを吹き飛ばす!」

 

 

ダイヤモンドへと変換した弾幕をゴリラのパワーで拳を振るい、礫のようにレミリアに放たれる!

 

 

 

レミリア「っ!…くっ…!?使う予定無かったけど、『神槍「スピア・ザ・グングニル」』!!」

 

 

 

避けれないと判断したのか切り札の一つ『神槍「スピア・ザ・グングニル」』を使用し、紅い槍でダイヤモンドを撃ち落としていく。

 

 

 

 

『ラビット!タンク!イェーイ!』

 

 

『Ready go!』

 

 

『ボルテックフィニッシュ!イェーイ!』

 

 

 

 

ビルド「ハアァァァァァアアアッ!!!」

 

 

レミリア「いつの間に…いえ、私が捌いてる途中にかしら!」

 

 

ラビットタンクフォームへとフォームチェンジし、必殺技ボルテックフィニッシュを発動とともに高く飛び上がってレミリアに渾身のライダーキックを放つ!

 

 

レミリア「礫に意識を向かせてこっちが本命ね…でも残念ながら私はこれを発動してた、『神槍「スピア・ザ・グングニル」』!!!」

 

 

紅き槍に魔力を宿らせてライダーキックとぶつかり合い激しい衝撃波と火花を散らしている。

そして激しい必殺技がぶつかり合って…ドゴォォォォォォンッ!!と大きな爆発音とともに決着がついた。

勝利したのは…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

レミリア「…私の“勝ちね”

 

 

ビルド→戦羅「っ…あぁ、俺の負けだな」

 

 

レミリア・スカーレットの勝利であった。

必殺技のぶつかり合いで負けて変身が解け、落下しそうになった戦羅の手をレミリアが掴み、そのままゆっくりと地面に着地した。

それと同時に観客していた彼女らが戦羅たちの下へと近寄った。

 

 

咲夜「お嬢様に戦羅様、大丈夫でしょうか?」

 

 

レミリア「私は大丈夫よ、問題は戦羅だけど大丈夫かしら?」

 

 

戦羅「あー大丈夫、身体は痛むが死ぬほどではないから」

 

 

レミリア「そういうことで咲夜、治療を頼むわ……ちゃんと治療は受けておきなさいよ」

 

 

戦羅「勿論」

 

 

お互いボロボロ(レミリアは既に再生済み)ながらも健闘を讃えてか微笑みあった。

 

 

小傘「戦羅ー!スゴいね!吸血鬼と互角に戦えるなんて!」

 

 

戦羅「いやいや、まだまだだよ俺は…実際レミリアは“本気出してないだろ”?」

 

 

レミリア「あら、気づいてたのね」

 

 

戦羅「何となくだけどね」

 

 

小傘「あれで本気じゃないんだ…!?」

 

 

美鈴「それでも気付かれるとは…私も手合わせしたくなりましたね」

 

 

フラン「弾幕なら兎も角、肉弾戦なら美鈴が上だから戦羅が木っ端微塵になるんじゃないかなー?」

 

 

レミリア「あー…美鈴なら殺りかねないわね」

 

 

戦羅「何それ恐い」

 

 

美鈴「いやいやいや!?流石にそこまでやりませんから私も!?」

 

 

咲夜「本当かしら?」

 

 

美鈴「本当ですからー咲夜さーんっ!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

皆で笑いあった後戦羅は咲夜に部屋を連れられて治療してもらい、部屋で傷を治すためベットに籠っていた。

 

 

戦羅「……ふむ、暇だな」

 

 

天井を見上げるも特にやることもなくいたが突如ドアからトントンとノックしたものがいた。

 

 

 

小傘「戦羅、小傘だけどご飯持ってきたよ?フランちゃんも一緒だけど入っていいかな?」

 

 

戦羅「うん、いいよ」

 

 

ドアが開くと料理が乗ったお盆を持った小傘とニコニコとしているフランが部屋に入ってきた。

 

 

フラン「お邪魔するねー」

 

 

小傘「お邪魔しまーす、戦羅ご飯は自分で食べれそう?」

 

 

戦羅「そこまで酷くないから大丈夫だよ、それに痛みや傷を浄化したからね」

 

 

小傘「それならいいけど…はい、咲夜さんのお手製手作り料理だよ」

 

 

フラン「フランがあーんしてあげよっか?」

 

 

戦羅「ありがとう、いや自分で食べれるからいいよフラン…それにしても変わった組み合わせじゃないかなフランと小傘が一緒に来るなんて」

 

 

小傘「料理を運ぶ途中でバッタリ会ってね、それで一緒に来たの」

 

 

フラン「うん!戦羅から色々話を聞きたいから部屋に向かってたら会ったの!この仮面ライダーディケイドの話を聞きたくて!」

 

 

戦羅「成る程、ふむ…そうだな話すとするか」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

戦羅「ってことだ」

 

 

フラン「悪魔に世界の破壊者か…」

 

 

小傘「スゴいんだねディケイドも…」

 

 

咲夜の料理を頂きながらディケイドの話をしていた。

二人は真剣に聞いてディケイドについて理解していると再びトントンとノックが聞こえた。

 

 

レミリア「入るわよ…あら、フランに小傘だったかしら貴方は?」

 

 

小傘「あっ…は、はい!」

 

 

フラン「お姉さまどうしたの?」

 

 

レミリア「戦羅に話があってね…戦羅、一ついいかしら?」

 

 

戦羅「ん?何かな?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

レミリア「紅魔館のメイ…執事として働かないかしら?

 

 

戦羅「いや、何でだよ…って今メイドって言いかけたよな間違いなく言いかけたよな!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

To be continue…




次回、東方仮面戦記は!


レミリアから執事にならないかと誘われる戦羅!


そんな中紅魔館を攻めるべく企むディメンションショッカー!


紅魔館組がショッカーと対立する中、戦羅は別の場所でスマッシュと戦闘を行われた!


数等による戦略でピンチに陥った時、レミリアの持つフルボトルが光り始める!




第8話 『解き放たれる運命の鎖』




覚醒〔ウェイクアップ〕!運命〔さだめ〕の鎖を解き放て!!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

解き放たれる運命の鎖

第Ⅷ話 投稿!( ;∀;)


戦羅「前回のあらすじ!天才ではあるが物理学者ではない兎月戦羅はレミリアとの戦いで見事に!」


小傘「負けちゃったよね、いい勝負だったけどやはり人生は甘くないんだねうんうん」


戦羅「ちょいぃぃぃ!?小傘、負けちゃったは俺の台詞だから!」


小傘「捏造して勝ちましたー!とか言うかなと思って」


戦羅「言わないから!負けたのは悔しいけど負けは自分でも認めてるからね!」


小傘「そうなの?話の流れから言いそうだったから……後自分で天才って」


戦羅「流石に嘘までは吐かないし、すぐにバレるから。天才は事実ですから♪」


小傘「本当かなー?あっ物語始まるよー!」


戦羅「本当ですー!いつか証明してやるから!いつか!!」




 第8話 解き放たれる運命の鎖

 

 

戦羅「ふぁー……!」

 

 

レミリアから執事をしないかと誘われて次の日、パチッと目が覚め起き上がり、背を伸ばしてベットから降りる。体の痛みはどうやらもうないようだ、よし洗面所に行こう。

 

因みに昨日の執事の誘いは勿論だが断っておいた。

この幻想卿を守ると言った理由もあるのだが、正直執事は似合わないだろうし、今のところお金とか食料に困ってるわけではないからと言う理由もある。

それに働くことになるだろうけどそれなら他のも見てみたい。

執事はキツそう…いや、キツいね間違いなく。

 

レミリアは残念そうな顔、フランはなんでーって顔をされ、ちょっと心を痛めた気もしながらも今回に関しては断ることになった。

 

 

戦羅「よし」

 

 

服は昨日の戦いにより汚れていたため洗濯に出していて、今現在の服装はビルドのクレストTシャツに下はジャージのまま着替えてないといった服装である。

ビルドのクレストTシャツは何処から出たかって?ビルドフォン弄っていたら服のマークをしたアプリがあったから押して見たらビルドTシャツが1枚、何処ともなく出てきたのだ。

ズボンは無かったのかって?うん、何故か見事に無かった。

どうやらビルドTシャツ1枚しかなく、もう一度押しても何も出てこないためどうやらあれしか入ってないみたい…

 

下はどうやらジャージしかないみたいだからそれを借りたけど流石にこのままだと言うのは不味いかなと思ってる。

とは言え他はスカートのため流石にスカートを履くのは男としてどうかと思ってるし(男の娘だから大丈夫だろとか言わない)普通に恥ずかしすぎる。

だから失礼だろうけどジャージでいかせてもらう…執事にならないとか言われたなら下ありそうな気もするのだが後で聞いてみよう。

 

 

ーガチャ…

 

戦羅「昨日の時点でわかってたとはいえ…廊下広いなー」

 

 

広い廊下を見渡し掃除をしている妖精達を見ながら歩いていると見覚えのあるメイドさんがいた。

 

 

戦羅「おはようございます咲夜さん」

 

 

咲夜「おはようございます戦羅様、朝食の方は直ぐにご用意出来ますがどうなされますか?」

 

 

戦羅「そうですね、お願いします」

 

 

咲夜「畏まりました」

 

 

そう言うと音もなくその場から消え去った。

メイドや執事になるとこれぐらい出来なければならないのかな?……無理だ、うん。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

小傘「おはよー戦羅!」

 

 

戦羅「おはよう小傘、他の人はいないのかな」

 

 

小傘「うん、ほら私達はともかくレミリアさんとフランちゃんは吸血鬼だから」

 

 

戦羅「夜型ってことか…吸血鬼だからそれもそうか、てことは昼か夕方辺りかな?起きてくるのは」

 

 

ートントン

 

 

ノックの音が聞こえた後に扉が開かれ、ワゴンで持ってきた料理を部屋に入れて咲夜さんが入室した。

 

 

咲夜「朝食をお持ちしました」

 

 

戦羅「ありがとうございます咲夜さん」

 

 

小傘「ん~♪良い匂いだよ!」

 

 

確かにこれはとても良い匂いがする。焼き鮭に釜土器のご飯、豆腐の味噌汁にぬか漬けとTHE日本食といった朝食が出された。

もう匂いだけで美味しいと分かるよ間違いなく!

 

 

咲夜「どうぞ、お召し上がりを」

 

 

戦羅・小傘「「いただきます!!」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

戦羅・小傘「「ご馳走さま!!」」

 

 

咲夜「お粗末様です、どうぞ食後のお茶です」

 

 

感想を言うまでもない俺がいただいた中で一番美味し朝食を食べ終わった後、お茶をいただきゆっくりと飲んでいく。

食後の一服もまたいい…

 

 

咲夜「お二方はこの後はどうなされるつもりでしょうか?今日には1度お戻りになされるでありませんか?」

 

 

小傘「そうだね~…どうするの?」

 

 

戦羅「1度戻りますかね、もしもの時に着替えなど用意して…永遠亭に向かってみようかと思ってます」

 

 

咲夜「永遠亭ですか、それなら向かう際に藤原妹紅と言う女性と会うことを進めます」

 

 

戦羅「妹紅にですか?」

 

 

小傘「永遠亭に向かう道に迷いの竹林があって、永遠亭の人たちか妹紅さんじゃないと抜けれないみたいだよ」

 

 

戦羅「迷いの竹林…成る程ね、それなら確かに合流した方がいいかな?結果とか聞いておきたいから」

 

 

咲夜「妹紅とは知り合いでしたか、それでしたら彼女を訪ねる前に、慧音先生の所に訪ねてみるといいかと…妹紅の家の案内もしてくれますので」

 

 

戦羅「うん、情報ありがとう咲夜さん」

 

 

次の目的も決まったことだし、準備をして向かうとしようか。

 

 

戦羅「そうだ、咲夜さん。洗濯に出していた服の方は?」

 

 

咲夜「お昼頃には乾くかと思いますのでその時にお持ちします」

 

 

戦羅「ありがとう、じゃあお昼までは…」

 

 

お昼までの予定をどうするか悩んでいたらドアが開く音がした。

 

 

フラン「はぅ~……あれ、戦羅に小傘ー?」

 

 

小傘「フランちゃんおはよー!」

 

 

戦羅「おはようフラン……って早いな起きるの」

 

 

フラン「うん~地下室暮らしなのもあって、お姉様と違うんだーーふわぁ~…」

 

 

戦羅「そうなのか」

 

 

地下室の部屋で暮らしてるって意外だな……でも地下室だと太陽の光が入らないから吸血鬼には良いのかも知れないか。

 

 

咲夜「フランお嬢様、御食事は出来ておられます」

 

 

フラン「ありがとー咲夜、いただきまーす。あむはむ…」

 

 

席へと座り、箸を器用に使い食事をし始める。西洋のイメージ強いせいかフォークとか使うと思えば箸なんだ……器用に使えてる。

 

 

小傘「じゃあ私たちは部屋に戻ろうか?」

 

 

戦羅「そうだな」

 

 

フラン「ねぇねぇ戦羅~後で話がしたいから部屋に行っていい?」

 

 

戦羅「あぁ、構わないよ」

 

 

話か……仮面ライダーに関することか?昨日はディケイドの話をしたから他のライダーかな?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

戦羅「……これだな」

 

 

小傘「うわぁー!?またババ抜き負けた~!」

 

 

戦羅「結構顔に出てるから分かりやすいぞ」

 

 

小傘「えっ、そんなに出てるんだ私……戦羅も出る方な気がするのにババ抜き強いー!」

 

 

フランが部屋に来るまで暇をもて余してる俺は同じく暇をもて余してる小傘と一緒にババ抜きをしている。

小傘はあまりトランプ自体に馴染みがないため軽くババ抜きのルール説明して遊んでいた。

勝率?10連勝中です、てか何故出る方と分かるのだろう……ゲームとかでは出ないようにしてるけど。

 

 

ーーコンコンッ

 

 

戦羅「ん?どうぞ」

 

 

フラン「お待たせー戦羅に小傘!」

 

 

戦羅「フランか、話があるって言ってたけど昨日の仮面ライダーの話とか?」

 

 

フラン「ううん、それも聞きたいけど他のこと。小傘も含めて」

 

 

小傘「私も含めて他のこと?」

 

 

小傘を含めてとは何だろうか?

 

 

フラン「私も戦羅と小傘に付いていっていい?

 

 

戦羅「…………えっ?」

 

 

小傘「付いていくって大丈夫なの?太陽とかお姉さんのこととか」

 

 

フラン「太陽は咲夜から貰った日焼け止めに傘があるから大丈夫!」

 

 

小傘「日焼け止めで大丈夫なの!?」

 

 

戦羅「日焼け止めでは効果が無さそうに思うが……」

 

 

フラン「永遠亭特製の日焼け止めの効果は実証済みだから大丈夫!」

 

 

戦羅「何それ、永遠亭の日焼け止め凄いな……」

 

 

小傘「でもお姉さんには?」

 

 

フラン「大丈夫!反対を押し切っても行くから!」

 

 

戦羅「いや、ダメだろそれ……」

 

 

フラン「ぶ~っ!戦羅と小傘は反対なの?」

 

 

小傘「私はそうじゃないけど……」

 

 

戦羅「反対じゃないが、レミリアに許可貰えたならいいよ俺は」

 

 

フラン「だったらお姉様から許可貰ってくる!」

 

 

そう言い、部屋から出ていったフラン。

反対されそうな未来が見えるけどな……

 

 

小傘「大丈夫かな……?」

 

 

戦羅「反対される気もするが実際は分からないから……まぁレミリアが許可したなら問題ないだろう。ちょっと外で軽く身体を動かしてくる」

 

 

小傘「私も同行していい?」

 

 

戦羅「あぁ、一緒に行こうか」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

レミリアside

 

 

レミリア「戦羅達にね……」

 

 

フラン「うん!お願いお姉様!」

 

 

フランが慌ただしく起こすものだから何事かと思えば戦羅達に付いていきたいってお願いとは……ダメと言いたいけど

 

 

レミリア「いいわよフラン」

 

 

フラン「お姉様のケt…………えっ?いいの!?」

 

 

レミリア「今ケチって言いかけなかったかしら!?ごほん、まぁそれはいいわ。付いていっても構わないわよ」

 

 

フラン「ありがとうお姉様!大好きー!」

 

 

私が許可したのが嬉しいのか大好きと言って抱き締めてくれるとは可愛すぎて一日中抱き締めたいわッ!おっと自重とカリスマが失われる所だったわ……恐ろしきフラン……!

 

 

レミリア「ただし、条件があるわ。まず戦羅たちの許可を……」

 

 

フラン「お姉様から許可貰ったから大丈夫!って戦羅が!」

 

 

レミリア「早いわね……他にも知らない人には付いていったり物を貰ったり」

 

 

フラン「お姉様……フランそこまで子どもじゃないんだから~」

 

 

レミリア「……とりあえず付いていくなら準備をしなさい」

 

 

フラン「はーーい!」

 

 

元気な返事で部屋から出て戻っていくフラン、色々不安があるけどあの子が決めたことだものね……

 

 

咲夜「失礼します、御嬢様。フラン様の件ですがよろしかったのですか?」

 

 

レミリア「えぇ、能力の制御もそうだけど狂気も発症することがないに等しいわ……それに」

 

 

咲夜「それに?」

 

 

レミリア「あの子にとってきっと良いものになる……と言ったところかしら、姉の勘だけどね。さて、着替えるから咲夜はご飯の準備を……」

 

 

 

妖精「御嬢様ー御嬢様ーー!敵襲ですーーッ!!」

 

 

レミリア「敵襲……?」

 

 

レミリアside out

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

三人称side

 

 

戦羅「さて、この辺りなら迷惑にはならないか」

 

 

小傘「激しくして周りの物を壊したりしたら大変だものね」

 

 

戦羅「だな、そうなったら執事になって暫くここにいないといけなくなりそうだ」

 

 

ビルドの力を試すため彼らは紅魔館の裏のスペースに移動をした。

広さはそれなりにあり、物も近くにないため力を試すにはもってこいの場所である。

 

 

小傘「そういえば……気になったけど戦羅ってフルボトル幾つ持ってるの?」

 

 

戦羅「レミリアの時に見せたベストマッチ3つの…6個とライオンフルボトルハリネズミフルボトルと言ったところか」

 

 

小傘「合計で8個なんだー私も変身出来たりしないかな?」

 

 

戦羅「前に無理だと思うとは言ったが……実際は他の人で試してないからな。大抵ライダーは特殊な条件がないと変身出来ないがたまにその条件満たしていて変身出来たとかもあるからな…そこは試さないと分からない」

 

 

小傘「それなら試してみていいかな?」

 

 

戦羅「そうだな、危険があるわけではないと証明はされてるし…………ん?」

 

 

小傘「どうしたの?」

 

 

ふと戦羅は何か気配に気付き、小傘も戦羅が振り向いた方向を見る。

すると一瞬ではあったが金髪ながらもフランとは違うショートの髪形の女性が塀から降りて紅魔館外に出たところを目撃するのであった。

 

 

小傘「誰か侵入しちゃったのかな?それにしては高い塀を登れたよね」

 

 

戦羅「今のは…………ッ!」

 

 

小傘「戦羅!?待って!」

 

 

何か気になったのか戦羅は謎の金髪女性を追い始め、小傘もその後を追った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

戦羅「そこまで離れて無かったはずだけど見失ったか?」

 

 

小傘「相手妖怪だと思うから逃げられても可笑しくないんじゃないかな?でも戦羅も速かったし……」

 

 

戦羅「ラビットフルボトルを振ったからな、それでも追い付けないとは……いや、消えたのか?」

 

 

紅魔館外は草木があるとはいえラビットフルボトルを使った戦羅ですら見失わせた。まるで瞬間移動をしたかのように。

 

 

小傘「能力持ちなら有り得るよ、それにしてもどうしたの急に追って」

 

 

戦羅「いや、ちょっと気になってな………戻るか」

 

 

小傘「うん……?戦羅危ないッ!

 

 

戦羅「えっ?うぉ!?」

 

 

戻ろうとした時、小傘が真っ先に気付き、戦羅を抱えて横にへと飛び込むように避けると、そこには拳が地面にめり込んだ怪人がいた。

 

 

戦羅「ありがとう小傘、あれは怪人……!?てことはディメンションショッカーか!」

 

 

???「正解!」

 

 

戦羅「ッ……誰だ!」

 

 

声のする方向を振り向くとそこには顔や胸部にコブラの意匠を持ち、血のように赤いワインレッドをイメージカラーした怪人がいつの間にかいた。

 

 

???「初めましてだな、兎月戦羅。俺の名はブラッドスターク、以後お見知りおきをってな」

 

 

戦羅「(俺の名前を知っている?)ブラッドスターク?」

 

 

小傘「貴方もディメンションショッカーの…」

 

 

スターク「おっと、誤解されちゃ困るが俺はディメンションショッカー“ではない”

 

 

戦羅「違うだと……ッ!?」

 

 

ブラッドスタークと会話するも怪人が攻撃を止めるわけもなく、拳を振るって襲い掛かる。

回避をしながらもビルドドライバーを装着しフルボトルを振り始める。

 

 

小傘「戦羅、まずはあの怪人を倒すところから!」

 

 

戦羅「そうだな!じゃないと落ち着いて話せないが……!」

 

 

スターク「安心しな、この戦いには手は出さない、ここで待っててやるよ」

 

 

怪人「ーーッ!」

 

 

戦羅「それはありがとっさん!」

 

 

『ラビット!タンク!ベストマッチ!』

 

 

怪人からの攻撃をギリギリの所で回避し、蹴り飛ばした後フルボトルをビルドドライバーに装填し、ハンドルを回す。

 

 

『Are you ready?』

 

 

戦羅「変身!」

 

 

『鋼のムーンサルト!ラビットタンク!イェーイ!』

 

 

ビルド「小傘は少し離れていろよ!」

 

 

小傘「うん!」

 

 

小傘はビルドへと変身した戦羅の邪魔にならないよう離れて、ビルドはラビットの跳躍で一気に怪人に迫り、拳で殴りダメージを与えていく。

 

 

スターク「何も知らないの兎月戦羅に教えてやろう。そいつはスマッシュと言った怪人でミラージュスマッシュと呼ばれてる。倒した後エンプティボトルを向けると成分が取れるぜ」

 

 

ビルド「成分が…!ご親切に教えてくれてどうも!」

 

 

MS「ッ!!」

 

 

取り出したドリルクラッシャーで斬りつけるとMS(ミラージュスマッシュ)は専用剣スライスマッシャーで攻撃を受け止めたまま分身体を生み出して隙だらけのビルドに斬りつけて、火花を散らしながら軽く後退る。

 

 

ビルド「ぐっ!?分身出来るタイプの怪人か…!」

 

 

MS1「ッ!!」

 

 

MS2「ーー!!」

 

 

ビルド「二体相手はキツい……なっ!!」

 

 

小傘「頑張って戦羅……!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

MS二体の剣撃に少し圧倒される中、紅魔館は……

 

 

怪人「ふっ!流石は吸血鬼と言ったところか」

 

 

レミリア「思ったより不味いわね…!」

 

 

怪人、ホースファンガイアに他を率いたショッカー戦闘員達が紅魔館を襲っていた。

 

 

 

 

 

 

 

To be continue…

 

 

 

 

 




次回 第9話 『解き放たれる運命の鎖Ⅱ』


覚醒〔ウェイクアップ〕!運命〔さだめ〕の鎖を解き放て!!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

解き放たれる運命の鎖Ⅱ

第Ⅸ話 投稿!\(^^)/


戦羅「前回の東方仮面戦記は!」


レミリア「私の従者となった兎月戦羅に最初の試練が訪れた。咲夜の鬼のレッスン!立派なメイ……執事を目指すため厳しいレッスンが始まった!」


戦羅「始まってねぇよ!?お断りしましたよねキチンと!!後メイドって言い掛けなかった!?」


レミリア「仕事では厳しいがプライベートでは優しい咲夜!引きこもりだが本好きの知識欲で距離を縮めるパチェ!同じ従者として親しみの持ちやすい小悪魔!よく眠りがちだけど武術においては強い、武術の師匠美鈴!プリティーでキュートな最高の妹フラン!そして素晴らしきカリスマにして紅魔館の主私ことレミリア!果たして戦羅は彼女達との暮らしで一体誰を攻略するのか!」


戦羅「何か始めようとしてないか!?」


レミリア「それとも全員攻略という最難関を挑むのか!紅魔と一人の兎、始まるわよ!!」


戦羅「始まらないからな!?!?」






第9話 解き放たれる運命の鎖Ⅱ

 

 

-戦羅達が謎の女性を追いかけてる頃、紅魔館は

 

 

 

戦闘員s「イーー!!」

 

 

美鈴「何なんですかコイツらは…ッ!!」

 

 

いつもと変わらずに門番をしていた美鈴、何事もなく平和だと思っていた矢先に突如現れた特徴的な模様が施された全身黒いタイツのようなもの、ショッカー戦闘員達が大量に現れて紅魔館に向かって侵入していった。

勿論侵入を許すはずのない美鈴は武力で迎え撃つも数の多さに止めきれず侵入を許すことになってしまった。

 

 

美鈴「一人一人強くないとはいえ数が多すぎますよ!!」

 

 

殴る、蹴る、投げ飛ばすなど得意の武術で倒していくも数が多いためか減っている実感がないだろう……

 

そして遂には館の中へと足を踏み入れ、この紅魔館を侵略せんと駆け出す

 

 

「時は動き始める」

 

 

戦闘員s「イ?イーーーッ!?!?」

 

 

と同時に戦闘員達の頭上から大量のナイフが一斉に雨のように降り注ぎ、戦闘員達の足を止めていく。

 

 

咲夜「ここから先は通行止めです」

 

 

小悪魔「い、行かせませんよー!」

 

 

パチュリー「帰ってくれると無駄な体力使わずに済むのだけど……」

 

 

戦闘員達に立ちはだかるように咲夜、小悪魔、パチュリー、そして……

 

 

フラン「それでも来るのだったら!」

 

 

レミリア「貴方達を容赦なく倒すことになるわ、どうするかしら?」

 

 

吸血鬼の姉妹、レミリアとフラン達がいつでも戦闘出来るよう殺気を放ちながら構える。

その殺気に当てられた戦闘員達は気絶することは無いものの、思わず後ろへと後ずさってしまう。

 

 

怪人「怯えることはない!こちらには数があり、私がいる!ライダーでもない奴らなど相手にすらならない!!」

 

 

そう雄叫びの如く声を張り上げ、戦闘員を率いていたのは“仮面ライダーキバ”に登場するステンドグラスに似た体組織を持った怪人“ファンガイア”の一人、“ホースファンガイア”だ。

 

 

HF「その女どもは生かして捕らえろ!私の食事〔ライフエナジー〕にするのでな、分かったか!!」

 

 

戦闘員s「イーーッ!!!」

 

 

HF(ホースファンガイア)の渇とともに戦闘員達は一斉にフラン達を襲撃し始める。

 

 

HF「貴様の相手は私だ」

 

 

レミリア「馬の怪人との戦いってことかしらね、いいわ受けて立つわ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

MS1「ッ!!」

 

 

MS2「ーーッ!!」

 

 

ビルド「ぐっ……!このままじゃ、キツいな……なら」

 

 

『ガトリング!』

 

 

ドリルクラッシャーで受け止めた後、直ぐ様蹴り飛ばして距離を取り、素早くタンクフルボトルを取り除き別のフルボトルを装填し、ハンドルを回し始める。

 

 

『Are you ready?~♪』

 

 

ビルド「よし、小傘!悪いけどこれを!」

 

 

小傘「えっ……わぁ!?」

 

 

ラビットガトリングのトライアルフォームへと姿を変えるとともに、手にしていたドリルクラッシャーと“タンクフルボトル”を投げ渡す。

 

 

『Ten!Twenty!Thirty!』

 

 

そしてビルドは直ぐにホークガトリンガーを取り出しては中央のリボルマガジンを三回転させて、MS達に向かって撃ち始める。

 

 

MS1・2「「ッ!?」」

 

 

ビルド「セコい気もするけどそんなの気にせずにと!」

 

 

MSの周りを移動しながら撃ち続けて、MS達はスライスマッシャーで防御して動けずにいた。

 

 

 

小傘「お、落とさなくて良かった…!何でフルボトルも渡したんだr…………あっ」

 

 

ビルドとMS達を見てみると、ビルドが周りを移動したことによりMS達が小傘に背を向けている形になっていた。

 

 

小傘「……そういうことで良いんだよね戦羅、

それならえっと、確かこうしてフルボトルを振ってここに入れて!」

 

 

『Ready go!』

 

 

ドリルクラッシャーをガンモードへと組み替えた後、タンクフルボトルを振って装填口に入れ両手で構えてMS2の背後を狙い定める。

 

 

小傘「後はこれで……お願い!!」

 

 

『ボルテックブレイク!』

 

 

戦車の砲弾の如く、力強く放たれた蒼き一撃はMS2の背後に命中し爆散する。

 

 

小傘「あいたっ!?」

 

 

MS1「ッ!?」

 

 

ビルド「ナイス小傘!!」

 

 

反動で尻餅を付いた小傘に礼を言いながらホークガトリンガーの弾を補充し、MS1を狙い撃つ。

そして撃ち続けながらハンドルを再び回し始める。

 

 

『Readygo!』

 

 

ビルド「勝利の法則は整った!」

 

 

MSが撃たれて動けない状態を狙い、地面を踏み込み一瞬でMSに接近し、上へと蹴りあげた。

 

 

『ボルテックアタック!』

 

 

ビルド「ハアァァァァッ!!!」

 

 

MS1「ーーーッ!?!?」

 

 

左手でアッパーカットを放つと同時にガトリングのグローブ表面の特殊火薬により、爆破による強烈な一撃を決めた!

 

 

ビルド「ふぅ……!エンプティを向けて……よし!ありがとう、小傘のお陰で勝てたよ」

 

 

小傘「えへへ…♪どういたしまして!」

 

 

エンプティボトルで成分を吸い出すとMSは消えていき、それを確認した後小傘の方へと向かい礼を言った。

 

 

 

ビルド「さて、残りはブラッドスタークだったか」

 

 

スターク「忘れられて無くて安心したぜ、そしてお見事ってところか。ベストマッチではなくトライアルフォームで倒す辺りは考えたってところか?」

 

 

変身を解くことなく、ブラッドスタークの方を向いて警戒する。

 

 

スターク「おっと、警戒されてるねー。俺は見たかったものも見れたしここで撤退させてもらう」

 

 

ビルド「俺としては聞きたいことが沢山あるんだけどな」

 

 

そう言うとともにホークガトリンガーをブラッドスタークに向けていつでも撃つ構えをしている。

だが向けられてもなお、余裕な態度でいた。

 

 

スターク「怖い怖い、そんな兎月戦羅に良いことを教えてやろう」

 

 

ビルド「良いこと?」

 

 

スターク「あぁ、今ディメンションショッカーが紅魔館を襲っている」

 

 

ビルド「なっ!?」

 

 

小傘「嘘!?」

 

 

スターク「本当だ、嘘だと思うなら行ってみな。俺は止めないが……どうする?」

 

 

ビルド「くっ…………小傘戻ろう!」

 

 

小傘「う、うん!」

 

 

二人は直ぐ様紅魔館の方へと走り、戻っていく。

その様子を追うことや追撃することなく見送っていったブラッドスターク。

 

 

スターク「羨ましいねー……。さて、後はアイツに任せて報告しにいくか」

 

 

トランスチームガンで自身を煙のようなもので包み込むとともにそこにはもう誰もいなくなった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

戦羅達が戦闘してる間もレミリア達紅魔館組はショッカー戦闘員達の相手をしていた。

戦闘員一人一人の戦闘力は大したものでない上に紅魔館組は手加減なく倒していくものの、数が多いためか少し苦戦していた。

 

そしてレミリアは……

 

 

レミリア「ハァァァ…「イーーッ!!」ッ!?くっ、邪魔よ!!」

 

 

HF「隙ありだ!!」

 

 

レミリア「しまっ、きゃあぁぁ!?」

 

 

戦闘員達の妨害もあって押されていた。

HFも無傷とまでは行かないがレミリアに比べると大したダメージも受けていないようだ。

そのレミリアは所々服が斬れたところから血を流したりなど傷がかなり目立つだろう。

 

 

HF「フフフ、そろそろチェックメイトか?」

 

 

レミリア「っ…!あら、まだ決着はついてないわよ…!」

 

 

そう笑みを浮かべながらグングニルをHFに向ける。

しかしこのままでは勝算が低いことは彼女自身理解していた。

 

 

レミリア「(戦羅達がいない中でどう勝利するか……1対1なら勝機はあるのでしょうけど大人数は流石に不利だわ…!何か手は……!)」

 

 

いつでも対応できるよう構えながら思考していると、ふとあることを思い付き、自身のポケットからあるものを取り出す。

 

 

レミリア「(この状況を翻す方法があるのなら……これかしらね、使えるかは分からないけど…!)」

 

 

HF「ほう?何を取り出すか思えばただの小さなボトルか、それで何が出来る!」

 

 

レミリア「さぁ?私にも分からないけど……案外予想外の運命が待ってるかも知れないわよ」

 

 

握ったキバのレジェンドライダーフルボトルを小さく振るい、成分を活性化させていく。

 

 

HF「ふん、そんな運命など待っていない!」

 

 

レミリア「どうかしらね!」

 

 

体細胞から作り出した剣を振るい、衝撃刃をレミリアに向けて放たれ、対応するようグングニルを投げて相殺とともに爆散する。

 

 

レミリア「くぅ……っ!?」

 

 

爆散により腕で目を伏せるとともにレミリアの意識が途切れるかのように目の前が真っ暗になる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

レミリア「…………っ?ここは…」

 

 

違和感を感じて目を覚ますとそこは紅魔館内ではなく、いつの間にか見知らぬ家の中にいた。

 

 

レミリア「紅魔館ではない、誰かの家かしら?……あの馬の怪人の能力にしてはおかしいわね」

 

 

周りを見渡すと、木造の家だと分かり、上へと続く階段があるのを確認出来る。

ここが何処か見渡していると…

 

 

『~♪』

 

 

レミリア「上からは……“バイオリンの音”?」

 

 

上の階からバイオリンの音が聴こえて、気になったのかレミリアは慎重に上の階へと上っていく。

 

 

『~♪』

 

 

???「……」

 

 

レミリア「あの男性が弾いていたのね…」

 

 

上の階に辿り着くとそこには一人の男性がバイオリンを弾いていた。

そのバイオリンの腕前は素晴らしく、思わず先程戦闘していたレミリアも聴き惚れてしまう程であった。

 

 

男性「ふぅ……」

 

 

レミリア「見事な腕前ね、いい音楽で思わず聴き惚れてしまったわ」

 

 

男性「ありがとうございます」

 

 

バイオリンの演奏が終わり、レミリアは声を掛けて男性の腕前に誉めていた。

男性はいたことに気付いていたのか、驚く様子もなく礼を言い、バイオリンを丁寧に置いていく。

 

 

レミリア「それで貴方に聞きたいことがあるのだけど」

 

 

男性「ここが何処か、どうなってしまったかですね」

 

 

レミリア「理解が早くて助かるわ、それでその答えは?」

 

 

レミリアは警戒は怠ることなく、男性を見詰める。

 

 

男性「すみませんが長く話す時間はないので、簡潔に言いますと……ここに呼び寄せたのは貴女の持っているものです。心辺りはあるはずかと」

 

 

レミリア「私が持っているもの?………もしかしてこれのことかしら?」

 

 

もしやと思い、手に持っていたキバのレジェンドライダーフルボトルを見詰めた。

 

 

男性「はい、それにより貴女はここに引き寄せられたと思います」

 

 

レミリア「このフルボトルに……」

 

 

男性「貴女に一つ、貴女は何のために戦いますか?」

 

 

レミリア「私が何のためにかですって?」

 

 

その問いを聞かれ、一瞬考えるもすぐに

 

 

レミリア「主として力を示す為……なのもあるけど信頼してくれる従者や親友、妹を守りたいからかしらね…………言っていて恥ずかしいわね///」

 

 

男性「とても大切な人達なんですね」

 

 

レミリア「えぇ、一緒に戦い……一緒の時間を過ごしてきた私の掛け替えのない“家族”と言っても過言ではないわ。まぁ……本人達に言うには恥ずかしいし、からかわれそうだから言う気はないのだけど///」

 

 

男性「ふふ…」

 

 

照れながらも出した答えに男性は満足したのか微笑んでいた。

 

 

レミリア「ごほん……それでこの問いに何か意味があるのかしら?」

 

 

男性「はい、貴女の答えを聞けたお陰で僕も決心しました……貴女に力を貸します」

 

 

レミリア「貴方が力を?」

 

 

男性「はい、貴女なら任せても大丈夫と判断した結果なので……きっと貴女の、家族を守るための力になってくれます」

 

 

レミリア「……そう、まだ良く分かってないけど力を貸してくれるなら有り難く受け取るわ」

 

 

男性から力を貸してくれると言われ、戸惑いもあるがレミリアは拒否することなく受け入れることにした。

初めて会った男性だが、不思議とレミリアは男性を信頼出来る人と思っていた。

 

そう感じているとレミリアの体が粒子へとなり、少しずつ消えていく……どうやら元の場所へと戻っていくとレミリアは感じ取れただろう。

 

 

男性「そろそろ時間ですね」

 

 

レミリア「そうね、そうだ貴方の名前は?私はレミリア・スカーレットよ」

 

 

男性「レミリアさんですね、僕の名前は

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

“紅渡”です」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

レミリア「っ……あれは夢?」

 

 

HF「防いだようだが武器も消えた、後は捕らえてライフエナジーを頂くだけだ」

 

 

目を開けるとそこは戦っていた紅魔館内で、時間も全く経ってもいなかった。

先程の出来事を夢だと思ってしまう程であったが……

 

 

レミリア「いや、夢じゃないわね……」

 

 

手にしていたキバのレジェンドライダーフルボトルを見詰めると、先程と違い紅く光っていた。

 

 

レミリア「……力を貸してもらうわよ、紅渡」

 

 

そう言い、フルボトルを振っていくと粒子が出始めてレミリアを包み込んでいく。

そして粒子が流出し終わるとともにフルボトルは手から消えていた。

 

 

HF「ほう、望みのボトルとやらも消えたようだが」

 

 

レミリア「……ふふ、それはどうかしらね」

 

 

HF「ふん、その余裕な表情はどうせ大したことではあるまい!」

 

 

HFはレミリアへと向かって突進を放たれていくが、そのレミリアは避けることなく立ち止まっていた。

 

 

HF「ふっ……ッ!?」

 

 

レミリア「……来たわね」

 

 

レミリアへと真っ直ぐ放たれた突進は突如飛んできた小さな何かに阻止され、軽く後退ってしまう。

そしてこのタイミングで急いで駆け付けた戦羅ことビルドがショッカー戦闘員を吹き飛ばしながら紅魔館やって来た。

 

 

ビルド「遅くなったレミリア………なっ!?」

 

 

レミリアを見たビルドは思わず驚きの声をあげてしまった。

怪我の惨状や敵の多さではなく、正確にはレミリアの近くに飛んでいる“コウモリのようなもの”を目撃し、驚いていた。

 

 

???「よっ!お前がレミリアだな!」

 

 

レミリア「えぇ、そうよ。早速貴方の力を貸してもらうわよ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

“キバット”!」

 

 

キバット「あぁキバッていくぜ!ガブッ!」

 

 

『~♪』

 

 

どこからか現れた“キバットバットⅢ世”を手にして、左手にキバットのアクティブファングを突き立ててアクティブフォースを注入し、魔皇力を活性化させる。

そしてレミリアの顔にステンドグラス状の模様が浮かび上がるとともに“キバックル”が腰にへと出現する。

そしてキバットを前に翳して、“彼女の運命を解き放つ一言を叫ぶ”

 

 

レミリア「変身!」

 

 

『~~♪』

 

 

ビルド「嘘だろ……レミリアが“キバに変身”するなんて!?」

 

 

キバックルにキバットを収め、次いで出現した鎧を身に纏い姿を変える。

今ここにレミリア・スカーレットが“仮面ライダーキバ”へと変身を遂げた!

 

 

HF「キバだと……!?いいや、キバだとしても今の私は負けない!!」

 

 

キバ「さぁ行くわよ!」

 

 

キバット『おう!ぶちかましてやれ!』

 

 

HFは剣を構えて突撃し、キバの身体を斬り裂かんとばかりに力強く振るう。

 

 

キバ「…ッ!」

 

 

HF「ぐうぅ!?」

 

 

だがキバに届く前に鋭く素早い拳がHFの胴体に振り抜かれ、HFは思わず後ろへと軽く後退る。

その隙を逃すことなく、鋭い拳の一撃を何度もHFに叩き込む。

 

 

HF「ぐおぉぉぉッ!?あぐぅ…っ!お、お前たちもやれッ!!」

 

 

戦闘員s「イ、イーーッ!!」

 

 

キバ「もはや貴方達では……ッ!!」

 

 

一斉に戦闘員達がキバに向かっていくも、カウンターによる回転蹴りで戦闘員達を蹴り飛ばしていく。

 

 

キバ「私の足下にすら及ばないわ」

 

 

HF「隙ありだッ!!」

 

 

HFは一瞬でも出来た隙を見計らい、剣でキバの胴体を突き刺す。

 

 

HF「私の勝ち……だっ!?」

 

 

キバット「じゃんねんれひた(残念でした)~!」

 

 

キバ「あら、何か言ったかしら!!」

 

 

HF「がっ……はっ!?」

 

 

しかしキバットに剣を受け止められ、それにより動きを封じた隙に、キバの重い蹴りで外の方まで吹き飛ばしていく。

そして飛ばされたHFの方へと歩いて近づきながらベルト腰にある一つのフエッスルを取り出す。

 

 

キバ「紅魔館の主による判決を下すわ」

 

 

『ウェイクアップ!』

 

 

キバ「有罪よ」

 

 

キバットにウェイクアップフエッスルを吹かせると、先程まで明るかった空が一転して三日月の夜へと変化した。

そしてキバの右脚の“カテナ”が解除され、空高く飛び上がる。

 

 

キバ「ハアァーーーーッ!!」

 

 

キバの必殺技“ダークネスムーンブレイク”がHFに向けて放れる。

 

 

HF 「ぐぅ、うおぉぉぉぉおおおっっ!?!!?」

 

 

剣で防御するも耐えることなど出来る筈もなく、地面に叩き付けられるように命中しHFがガラスのように砕け散っていく。

そして必殺技の影響かキバの存在を現さんとばかりに大きなキバの紋章が地面に刻まれていた。

 

 

キバ「ふぅ……」

 

 

ビルド「レミリアにキバが……何故「ギャオォォォーーーー!!」っ!?こ、この雄叫びは……ッ!?」

 

 

雄叫びがした空の方を見ると、動く生きた城“キャッスルドラン”が出現し、キバが倒したHFの魂を喰らう。

 

 

ビルド「キャッスルドランまでいるのかよ…ッ!?」

 

 

喰らった後は満足したのかキャッスルドランは空へと駆けて去っていった。

 

 

ビルド「……残った戦闘員達は去っていてこれで終わりか。レミリア」

 

 

キバ「分かっているわ、私も話したいことがあるけど……ここではなく中でしましょう」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???「レミリア・スカーレット、仮面ライダーキバに覚醒……

 

 

紅魔館から離れた場所から白髪の女性がパソコンにデータを入力しながら小さく呟いた。

 

 

???「例のフルボトル使用により覚醒…………だけどただ普通に覚醒した感じでは…なし……。キバの性能は……今のところ変わりなし………キャッスルドランも確認…

 

 

慣れた手つきでデータを入力し終えると、パタンッとパソコンを閉じてその場から立ち上がる。

 

 

???「残り17の平成ライダー……彼女等の覚醒を見守りつつ………覚醒したもの達の成長も記録しなければならない………“あの方”の指示とはいえ……大変………。交代しながら……見守るしかない…

 

 

小言しながらコンバットナイフのような武器と“Z”と描かれたUSBメモリに似たものを取り出して、メモリを起動させる。

 

 

『ZONE!』

 

 

???「縁があれば……何処かで会おう…………幻想卿の仮面ライダー…

 

 

『ZONE MAXIMUM DRIVE!』

 

 

紅魔館の方に目線をやり小さく呟いた後、その場から消えていった。

 

 

to be continue……

 

 

 

 

 

 

 

 

 




次回の東方仮面戦記は!


紅魔館の戦いを終え、キバの力を手にしたレミリアとの会話!


その事実に驚きながらも紅魔館を旅立ち、永遠亭を向かうため慧音のいる寺子屋に向かう!


第10話 『うさ耳っていい文明だよね』


戦羅「生うさ耳をもふもふしたい……」



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

うさ耳っていい文明だよね


第10話 投稿!( ・`ω・´)


戦羅「前回のあらすじの前に一つ、第9話までの話を編集し直しましたのでここから読んだ初めての方も見てくださっている方もぜひ読んでいただけると嬉しいです!では前回のあらすじにいきます」


ーーー

戦羅「てぇぇぇぇんさいっ!仮面ライダービルドの兎月 戦羅は襲い掛かるミラージュスマッシュを小傘ととに華麗に倒し紅魔館に向かうとそこには何と仮面ライダーキバに変身したレミリアがホースファンガイアと対峙し勝利した!」


フラン「仮面ライダーキバの元の変身してた人って兄弟の弟の方だったよね?何故妹の私じゃないんだろう?」


戦羅「それはあれだよ……王の素質とか?」


フラン「でも王様って兄の方じゃなかった?」


戦羅「…………音楽の素質とか?レミリア出来るのか知らないが」


フラン「あー、お姉様バイオリン上手だからそれで選ばれたのかな?」


戦羅「えっ?根拠のないこと言ったけどバイオリン出来たのかレミリア……」


小傘「根拠なく言ったんだ……あっ、物語を始めるよー!」




 

第10話 うさ耳っていい文明だよね

 

 

 

戦羅「渡さんに会った!?」

 

 

レミリア「えぇそうよ。やはり知ってるのね」

 

 

戦羅「知ってるもなにも紅渡さんだよ!レジェンドの一人、仮面ライダーキバの変身者だよ!!」

 

 

小傘「そうなんだ、仮面ライダーキバの変身者なんだ……」

 

 

ディメンションショッカーとの戦いが終えた後、レミリアと戦羅に小傘の三人は情報共有をしていた。

戦羅の説明を終えた後、レミリア達に起きたことを共有したことで紅渡と出会った事を知った戦羅は驚きの声を上げていた。

 

 

戦羅「まさかレミリアが渡さんと出会えるなんて……羨ましいっ!!」

 

 

レミリア「バイオリンの腕も凄いようね彼、あの腕は間違いなくプロの腕ね」

 

 

戦羅「えっ?バイオリンの演奏も聴いたの?羨ましすぎるだろ!?」

 

 

レミリア「たまたま彼が弾いていた所を聴いただけよ、それよりも話の続きをしましょう」

 

 

戦羅「俺としてはとても気になるんだが……!話の続きが大事だからな、その後は?」

 

 

レミリア「彼と話した後、気が付いたら戻ってきてたわ。それでキバのフルボトルを見てみたら、紅く光ってたからもしかしてと思い、振ってみたら成分かしら?それみたいなのが私の入り込んで変身出来たわ」

 

 

戦羅「キバの成分がレミリアに?」

 

 

レミリア「えぇ、それも彼と会ってから起きた出来事よ」

 

 

戦羅「渡さんと出会ったことにより変身が……つまりそのライダーの人たちと会うことで?………いや、流石にそう決め付けるのは早いか」

 

 

レミリア「後、キバの成分を取り込んだことでキバの戦い方……いえこれはキバについての知識が映像のように入ってきたわ。そのお陰で変身とかキバットとかに対応出来たわ」

 

 

戦羅「そうなのか、そう言われたら確かに戦いの時キバを使いなれてた感じに見えてたな……キャッスルドランにも驚いた様子は無かったし。そう言えばキャッスルドランは?」

 

 

レミリア「紅魔館近くにいるわ、外に出ていても問題はないものだからゆっくりとしてるんじゃないかしら?」

 

 

戦羅「そうか……(キバに関するものは来ている感じか?)」

 

 

レミリア「それで戦羅達の話によると、遅かったのはスマッシュと言う怪人と戦っていたからと」

 

 

小傘「直接対決はしていないけど……ブラッドスタークだったかな?その人とも会ったよね」

 

 

戦羅「あぁ、敵かと言われたら……微妙だな、ディメンションショッカーの仲間ではないと本人は言ってたけど」

 

 

レミリア「その言葉が本当なら敵では無いでしょうね、一応警戒はしておいた方がいいかしら…」

 

 

戦羅「そうだな……『ガチャ!』ん?」

 

 

話が一段落したところタイミングよく扉が開かれて、その場にいた三人が扉の方へと顔を向けると、そこにはリュックを背負ったフランがいた。

 

 

フラン「準備万端だよ戦羅、いつでも行けるよ!」

 

 

戦羅「おぉ、その様子だと許可は」

 

 

レミリア「了承したわ、妹を頼むわよ戦羅」

 

 

戦羅「分かった。これはまた一段と賑やかになりそうだ、これからよろしくな」

 

 

小傘「よろしくねフランちゃん!」

 

 

フラン「うん、よろしく戦羅に小傘!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ジャージ姿から着替えた戦羅は小傘とフランとともにバイクで紅魔館から旅立った。

マシンビルダーは流石に三人乗せるのは難しいのとフランが乗ってみたいとの要望により、フランを後ろに乗せて小傘が軽く浮いて付いていく形になっている。

バイクを走らせて暫く、一度戦羅の家の方へと立ち寄ることにした。

着替えや日用品などを収納機能がついていたビルドフォンに必要分詰め込んだ後、再び人里に向けて旅立った。

 

そして人里に辿り着くとビルドフォンに戻して、三人は人里へと入っていく。

 

 

フラン「ここが人里…!人間が沢山だ……!」

 

 

戦羅「人里は初めてか……よし、フランは小傘と一緒に人里を回ってきなよ」

 

 

フラン「えっ?いいの?」

 

 

戦羅「あぁ、人に迷惑掛けないよう約束するならいいよ……小傘もいいか?」

 

 

フラン「約束する!」

 

 

小傘「私はそれで構わないよ!」

 

 

戦羅「ありがとうな、お金渡しておくからフランと一緒に使ってくれ」

 

 

そう言い、財布からお金を取り出して小傘に渡す。

 

 

小傘「ありがとう戦羅!じゃあ一緒にいこうフランちゃん!」

 

 

フラン「うん、行こう小傘!ありがとうね戦羅ー!」

 

 

戦羅「集合場所は永遠亭方面の人里出口でいいか?」

 

 

小傘・フラン「「はーい!」」

 

 

二人は元気よく返事すると、人里の中へと紛れ込んでいった。

 

 

戦羅「さて、俺は慧音を探さないと……まずは居そうな寺子屋からだな」

 

 

慧音がいると思われる寺子屋に向けて歩き始める。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

戦羅「ここか……一日目に小傘からの道案内してくれたお陰で辿り着けたな」

 

 

寺子屋前に辿り着くと迷わずコンコンッと扉にノックをし始める。

 

 

戦羅「すみませーん、慧音さんの知り合いのものですが慧音さんいませんかー?」

 

 

そう声を出して呼び掛けると奥から『はーい』と返事をする声が聴こえた。

声がして数秒後に鍵が解除された音がし、扉が開かれるとそこには慧音の姿があった。

 

 

慧音「おぉ戦羅か、紅魔館から戻ってきたのだな」

 

 

戦羅「色々あったけど、協力してくれるって」

 

 

慧音「そうか、それはよかった……っと立ち話もなんだ、用事が合って来たのだろう?中でしよう」

 

 

戦羅「いいのか?授業とかあるんじゃ……」

 

 

慧音「既に今日の授業は終わっているから遠慮することはない。それに丁度“鈴仙”が来ているから戦羅にも会わせた方がいいと思って」

 

 

戦羅「鈴仙?会わせたいって…」

 

 

慧音「話を聞けば分かるさ、案内するから入って」

 

 

戦羅「分かった、お邪魔します」

 

 

言われるがままに寺子屋に入り、慧音の後へと付いていくのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

慧音「待たせて申し訳ない、鈴仙に会ってほしい人が来たのだがいいだろうか?」

 

 

鈴仙「私にですか?構いませんが…」

 

 

慧音「戦羅、入っていいぞ」

 

 

戦羅「あぁ……失礼します…っ!」

 

 

部屋の中に入るとそこには薄紫色の長髪に紅い瞳を持ち、 甚平に似たラフな着物を着ている。

そして特に目立つのは“うさみみ”の存在であった。

そのうさみみを見た戦羅はピタッと固まってしまう。

 

 

慧音「どうかしたのか戦羅?」

 

 

鈴仙「あっ……しまった、人間に耳見せちゃった!?」

 

 

慧音「いや、そこは大丈夫なはずだが……戦羅?」

 

 

戦羅「う、うさみみ……」

 

 

慧音・鈴仙「「ん?」」

 

 

戦羅「うさみみ、触っていいですか?!

 

 

慧音・鈴仙「「…………はいっ?」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

戦羅「おぉー…!!ウサギと変わらないうさみみの感触…!」

 

 

鈴仙「………………」

 

 

慧音「お茶を持ってきたが……まだ堪能していたのか」

 

 

鈴仙のうさみみを堪能しつくす戦羅を見た慧音と堪能されていた鈴仙は苦笑いを浮かべていた。

ちゃんと許可済みのため問題はない出来事です。

 

 

戦羅「満足した……!」

 

 

慧音「ウサギ好きなんだな戦羅は」

 

 

戦羅「動物で一番好きだな、もふもふしていて可愛いよなー♪」

 

 

慧音「そ、そうか…(今の戦羅はどう見ても女性にしか見えない顔になっているな…)」

 

 

鈴仙「そ、それで彼女は?もしかして私をもふらせるだけのために合わせたとかじゃ……」

 

 

慧音「そうだったな、済まない。彼は兎月戦羅、こう見えても男だ」

 

 

鈴仙「あっこの人が………って男の人!?……全然見えない…」

 

 

戦羅「よく言われ慣れてます……。敬語とか堅苦しいのは気にしなくて大丈夫です」

 

 

鈴仙「な、慣れてるのね……貴方も大変そうね色々。……ごほん。えっと、じゃあ戦羅と呼ばせてもらうね私は鈴仙・優曇華院・イナバ、地上の兎よ。戦羅も敬語とか気にしなくていいわ、名前も鈴仙って呼んで」

 

 

戦羅「あぁ、よろしくな鈴仙。後許可を貰ったとはいえ触って悪かったな鈴仙」

 

 

鈴仙「それは大丈夫よ、優しくしてくれたから痛みもなかったわ。慣れているのね」

 

 

戦羅「それはもうバッチリ!」

 

 

お互い自己紹介し終えると、お茶で一服し、情報共有のため大事な話を始める。

 

 

鈴仙「彼を合わせたってことはショッカーに関することで…」

 

 

慧音「そうだ、まずはこちらからの報告だが永遠亭は協力してくれるとのことだ」

 

 

戦羅「有りがたいな……因みに何か条件とかある?」

 

 

鈴仙「条件までとはいかないけど1度会いたいと師匠姫様が言ってたわ」

 

 

戦羅「な、成る程……会いたいとはこれはまた戦いとかなるのか?

 

 

紅魔館で戦いがあったためその不安があるのか戦羅は小さく呟く。

 

 

鈴仙「戦羅は紅魔館に向かってたんでしょう?協力はどうなったの?」

 

 

戦羅「ちゃんと協力してくれるって」

 

 

慧音「そうか、それはひと安心だな」

 

 

鈴仙「この後どうするかは考えているの?」

 

 

戦羅「永遠亭に向かうために妹紅と合流しようと考えて慧音のところに訪ねたら、こういう状態になった」

 

 

慧音「成る程、どのみち永遠亭に向かう予定だったわけか。なら案内は鈴仙頼めるか?」

 

 

鈴仙「勿論、連れてきてと頼まれているので」

 

 

戦羅「おぉ、ありがとう鈴仙!」

 

 

鈴仙に永遠亭への道案内を頼むことが出来た戦羅は安心したかのように小さく息を吐く。

 

 

慧音「時間はそろそろ夕方だが……鈴仙もいれば大丈夫か」

 

 

鈴仙「えぇ、それじゃあ早速用意して向かいましょう」

 

 

そう言い、立ち上がって髪を纏めて耳とともに隠すように編み笠を被る。

 

 

戦羅「あぁ……っと小傘とフランと合流しとかないと」

 

 

次に向かうは永遠亭、そこに待つ姫様師匠とは……

そして近い未来、次の仮面ライダーがまた現れる

 

 

 

 

 

 

 

to be continue……

 





次回 東方仮面戦記は!


鈴仙とともに永遠亭に向かう戦羅達


悪戯な兎の罠に掛かりながらも(主に鈴仙が)何とか永遠亭にたどり着く!


果たして永遠亭でも紅魔館のように戦いが起きるのか!


第11話 『かぐや姫がいるなら桃太郎とか浦島太郎とか金太郎とかもいるのだろうか?』


フラン「人里の賑やかさはスゴかったー!」


目次 感想へのリンク しおりを挟む




評価する
※目安 0:10の真逆 5:普通 10:(このサイトで)これ以上素晴らしい作品とは出会えない。
※評価値0,10についてはそれぞれ11個以上は投票できません。
評価する前に
評価する際のガイドライン
に違反していないか確認して下さい。