FAIRY TAIL・騒がしいけど 大切な家族です (朧の月)
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プロローグ編
プロローグ1.輪廻転生………ですか?


 初めまして 朧の月 と言います、初の小説投票になります がよろしくお願いします。 

最近見つけた 小説で私も好きなキャラを主人公にした小説を見つけて、その話を読んでいくウチに 私も そのキャラを主人公にした小説を書きたくなり 投稿しました。

 作者はトーフメンタルですので、余り批判しないでください。 

この小説は、FAIRYTAIL と 魔法ネギま! の
クロスオーバー小説で、基本的に原作沿いで進めます。
それと この小説の主人公は エヴァンジェリンですが
中の人格は憑依転生した人で謂わば、エヴァの姿と力を持った別人です。
 
こんなのは エヴァじゃ無いと思った方わ その通りですし、エヴァさんのキャライメージを壊したくない方わ、読まないことを お薦めします。

こんなエヴァも有りじゃないかなぁ、と 思う方のみどうぞ。







  

 プロローグ第1話. 輪廻転生……ですか?   

 

 

 

 

 文才が無く、所々に字の間違いや、字が足りなかったりしますし表現が足りない事もありますが、宜しくお願いします。     

   

    

  ____________________

    

 

 

 自分はどんな人物であるかと聞かれたら、何処にでも居る、平凡な女性でした と、言えますね。

 

日本の一般的な家庭で育ち、小、中、高、大学、全てを平均的な成績で卒業し、友人も其なりにできました。

大変な事も有ったが楽しい事も有った青春の日々。

 

日本をリードする大企業┄では無いが、其れなりに有名な会社に勤め、同僚に恋をしその後の2年後に結婚、幸せな新婚生活を過ごしていました。

 

子供も2人ほどでき、家族の仲もよく 子供達も大病を煩うこと無くスクスクと育ち 小さかった二人もやがて成人し、家を巣だって行き家にはまた夫との二人と成った。

 

 

         その6年後 

 

 

娘が男性を連れて帰ってきた!。その1年後、娘が其の男性と結婚。

 

其の更に3年後 息子が結婚、子供達2人共も幸せに過ごしている様で何よりだ。

 

3年後、2人に子供がデキ私達は お祖母ちゃんと、お爺さんに成った。その後も孫の成長を楽しみ、両親を看取ったりと┄楽しい事、嬉しかった事、悲しかった事。

本当に色々なことがあった。

そして、いよいよ私の時間が止まる時が来たようだ。

夫と、息子夫婦とその子供達と 娘婿とその子供達に看取られ私は生涯を終えた。

 

 

 

  ___________________

  

 

 

「……った!!、………れ……よ!」

 

 

「だ………ま!……ち…い……!!」

 

    

「はや………!、……うぶ……!!、ちお………!」

   

 

「おく……!、だ…じょ………⁉。……む……」

  

 

「え……だい……よ、あり……と……」

 

 

「アァ‼……リ……ア、だい……かい‼?」 

 

 

「フフッ、……た……こ……おち……」

 

 

  ___________________ 

 

 

 

…………何でしょう?、…………話し声がしますが?。

私は、死んだと思っていましたが??。

……あれ?、浮遊感を感じます?!、…!!此は、布の感触??。……ッ!!………何故 感覚が有るので

しょう!?。私は死んだので感覚が有るのわ! 

可笑しいです!!。

………目が……上手く……開けられません!。

……よ、…よし…かなりぼやけて見えますが…何とか………………え?、……あ、あれ??。

 

 

 

 死んだはずの私が感覚の有ることに違和感を感じ、目お開けて見ると。

 

其所わ全く知らない場所でした。

見た事も無いほど広い部屋、部屋の四隅に並び立ち

其々祝福の言葉を贈っているメイドさん達。

豪華な装飾がサレた燭台に、シャンデリア。 

 

中央に家紋が有る立派な盾と左右斜めに刺さっているサーベル?┄┄レイビア┄だろうか??。

そして目の前には赤みがかった髪、優しそうな顔立ちに嬉し涙を流している男性と。

 

コチラと男性をメイドさんに支えられながらベッドにすわる。髪の長い金髪の美人さんが微笑み浮かべて いとうしげに見ています。  

 

 

 

(……二人とも、驚くほどの 美男美女です)

 

 

 男性は 何処か 頼り無さげですが。    

 

 

「産まれてくれてありがとう!、本当にありがとう!。」

 

 

 

 私を抱きしめ、涙声に笑顔お浮かべ何度も感謝の言葉を言っています。女性のほうわメイドさんからお水お受け取り。喉お潤してからコチラに向き直り男性に声お掛けています。

 

 

 

「貴方、嬉しいのは判りますしたから ソロソロ私にも抱かせてくださいな、私もその子の顔をよく見たいのです。」

      

 

 

 女性の言葉に男性わ謝罪しながら、壊れ物を扱う様に丁寧に女性に渡します。女性はまさに慈母のごとき微笑みを向け、駄々私を優しさに満ちた目で見つめてます。

 

 

 

(女性のほうわ静かなナカに気品と意志の強さを感じますね、にしてもコノ表情┄娘のお産に立ち会った時を思い出しますね~。

菫も、飛鳥さんも、同じような顔をしていたな~。)

 

 

 

 にしても、私の今の状態と周りの状況から 考えるとこれて 輪廻天性 と いゅうものかしら?。

生前の記憶を 持ったまま新しい生を得る……テレビで見た時は 不思議事も有るのねぇ~。と、家族で話してたけど…………本当に 不思議 な気分だわ。 

 

 

 

「其で、貴方そろそろこの子の名前を教えて下さいな!。母親の私がこの子呼びでは、悲しいので」

 

 

「あぁ!、ゴメンよエリシア確かに悲しいね。」

 

 

「この子名前は┄エヴァンジェリン!。」

 

 

「エルトラに移住シテからの、我が!マクダウェル家の記念すべき第一子!。」

              

        アタナシア・キティイ

『エヴァンジェリン・A・K・マクダウェルだ!』

 

 

(┄┄二人とも西洋の人だから、西洋風の名前になるとは思っていたけど凄く長い名前ね!。

フランスか、イギリスの人なのかしら??。) 

 

 

 

…………この日、私の止まる筈だった時間は神様のイタズラなのか? ただの気まぐれなのか?。

┄┄ですがこの十数年の後┄私の時計は

あの日に行われた実験のせいで止まる事なく、時間を刻み続ける事と成りました。きっとこの先も私は┄止まる事無く、友人達を見送り続けることでしょう。

ですが私は┄決して忘れません!

あの子達との出会いから始まった┄妖精達と過ごしたあの頃の日々を。

     

  

  ____________________

 

 

 長々と書いてすいません。

プロローグ第1話、終了です、原作突入も まだ先です。

 

      

 

 

 

 




 不定期の更新に為りますが、できれば2話連続投稿していきます。  
書き出した以上は最後まで書くつもりなので、宜しくお願いします。 


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プロローグ第2話. 魔法が有るんですか?、……是非とも習いたいです!

 続けての投稿になります。
一小節事の週刊誌より 纏められている単行本が好きなので私も為るべく纏めて投稿します。
それと、どうしても長文に成ってしまいすいません。
為るべく短く書こうと思っていますが、今後の
事を考え、為るべくコンパクトに書ける様に努力します。



   
 


プロローグ2. 魔法が有るんですか?、……是非とも習いたいです

 

 

    ________________

 

 

 

 

 私が2度めの人生を経験する事になり、早4年半の 月日が経ちました。赤ん坊の頃は、ウッカリ 喋って仕舞いそうな場面が多々あり、うめき声で誤魔化したり、キャッ!、キャ! と顔に笑顔お張り付け、内心で誤魔化せたかなぁと“ヒヤヒヤ”して今した。

 

 

(まぁ、0歳時の 赤ん坊が流暢に喋ったりしたら怖いですし、あきらかに異常ですよね。)

 

 

 

そういった訳もあり 羞恥に堪える日々を過ごし、ある程度喋ったり、動けるように成った頃。私の置かれている 状況の確認と 此処が何処の国で、今が何年でイツの時代ナノかをしっかりと調べる為に 今わ クリスさんと 城の図書室えと向かっています。

(私のお世話役兼護衛の3人の名前が、クリスさん、エリスさん、シャーロットさんです。)  

 

 

 

┄┄そう、お城です!。凄く広い綺麗な子供部屋に、常に2人か、3人のメイドさんが面倒を観てくれる状況!。前世ではテレビの映像や、童話などでの世界を現在体験中です!。 朝、昼、夕方と時間お作ってわ 

様子を見に来てくれる両親が話す内容と、二人と話しているメイドさん達の会話から。

二人共、名門の家柄だとは察していましたが、自分も貴族の暮らしをする事に為るとわ思ってもいませんでした。  

 

 

┄┄話が逸れましたね、とにかく 今までの暮らしで ある程度の事はわかりましが、マダマダ 分からない事ばかりです。 

 

なので、お世話役兼護衛の1人であるクリスさんに御願いして 一緒に図書室に向かっています。

行く途中で両親に会ったので挨拶と図書室に行く訳

(ただの勉強と誤魔化しました)を伝えると、母にわ感心し誉められ、父は

 

 

 

「僕が、教えるから一緒に行こう!。」

     ヾ(o≧ω≦o)ノ゙

 

 

等と言い出し、母とクリスさんから呆れられていました。  

  

 

 

「ハァ~アナタ┄此れからエヴァの為に“アレ”の製作をするのだから、アナタにもドウいった物にするか

意見を出してもらわないと困ります!。」  

      (@ ̄□ ̄@;)

 

 

「Σ(゚ロ゚;)ウッ!、う~ん相だけれど┄エヴァが本を読みに行くんだよ!。

父として、読み聞かせてあげたいんだ!。

いいでしょ~? エリシア~。」

     (pq゚∀゚*○)

 

 

エ「ダメに決まってます‼。エヴァの事わ今日はクリスに任せて、私達は私達でエヴァの為にやれることをやりますよ!。┄┄マッタク、ワタシダッテ┄クリス、何時もありがとう。エヴァ、クリスに教えて貰いながら確り学びなさい。でも、無理しちゃ駄目よ、疲れたらちゃんと一息するのよ。ホラ!、アルバート‼ 行きますよ!」

    ( ・ω・)r巛;゚Д゚)ノ

 

エヴァ「┄┄う、うん お母様も、お父様もまた┄┄お仕事 頑張ってね。」 

 

 

ア「アイタタ‼、エ、エリシア!、イタイ!、痛いよぉ‼。 エ、エヴァ~!!。」

  ( ・ω・)r<≪巛;゚Д゚)ノ

 

 

ク「ハァ~┄さぁ。お嬢様┄参りましょか。」

        

 

エヴァ「アッ、はい!クリスさん、宜しくお願いします。」

 

 

ク「フフッ、やはり御二人のご息女ですね、私の様なメイドに┄┄。」

 

 

エヴァ「えっ?┄あ、あの~クリスさん??。」

 

 

ク「フフッ、いいえ、何でも有りません。

さぁ参りましょう、お嬢様」

 

 

ムムゥ~、クリスさんどうしたんでしょ??。先程の両親の言動と行動に呆れている┄┄訳でわ無さそうですが?。アッ!、両親の事を紹介していませんでしたね。

 

 

 

     2代目マクダウェル家現当主

    アルバート・G・P・マクダウェル

 

     

        その奥方の

                           アリン・クリストファ-

    エリシア・A・K・マクダウェル

 

 

 

父は若くして当主に成った人で、凄い武器(?)を造り其を使い村や街、果ては国の防衛にも多大な貢献をし、その働きが認められて当主に選らばれたそうです。

 

母は戦禍の中、人々を守る為に自分も戦場に立っていたらしく。防衛戦で父と出会い、名声の為でわ無く、人々守る為に戦うその人柄で意気投合し。

 

 

 

エ『┄敵を追い払ったら、結婚を前提に付き合って欲しいのですが!』 

(エェ!、ソコは 逆じゃないんですかぁ⁉) 

 ( ̄□ ̄;)!!               

 

 

と、そういった経緯で結ばれたそうです。 

 

あ、図書室が見えてきました。さて、クリスさんには 申し訳ないですが生前と違って戦等がある時代です。

確りと調べて、自分にも出来そうな事も探してみましょう。今回の人生でも家族に看取られ穏やかに逝きたいですし。

 

   _________________

 

 

┄┄┄クリスさんに教えてもらいながら本を読み進めているうちに、イロイロ解ってきたのですが。まず、大陸の名前が生前でも全く聞いたことが無い事、今の時代は生前で例えるなら中世代に近いこと、祖父母達と両親が忠誠を誓った王さまは所謂“賢王”で、

 

 

 

〈国在っての民ではなく、民在っての国。〉 

 

 

 

と考え、国民の暮らしと安全性を重要視している事、この国が建国されて以来誰の侵略も許していない事、海の向こうにはまだ余り知られて居ない大陸が有ること、そして何よりも驚いたのが“魔法”が存在する事と。

 

両親も所謂魔法使いで、両親の得意な魔法が似かよっている事。

父は人形師《ドールマスター》と呼ばれる一族で、前回の戦いで数十体の人形を1人で操る偉業を見せて防衛戦に貢献!。又、人形の技術を応用して義手や義足等も作っているそうです!。

(一体、一体が凄く強かっただけでなく、中隊規模で 其々が全く違う特殊な能力も有ったそうです)

 

 

 そして母は、“操影術”といゅう自身の影を操る魔法に長け、

 

《伸縮自在の影を帯状にして打撃・斬撃・拘束・防御・又、影を造形して猛獣・人形・鳥類・等を造り操る》

 

マサに攻守共に変幻自在の戦いで防衛戦に貢献した魔導師だそうです!。

 

 

┄┄┄┄母は、納得できる面が有りますが┄あの父がそんなにすごい人だったなんて⁉。     

       ゚ ゚ ( Д  )

 

“人を見かけで判断してわ駄目”と言う言葉がピッタリの人物ナンですね~。

 

 呆けていると、クリスさんに声お掛けられたので私が思った感想を言うと。 

 

 

ク「┄┄お嬢様?、お嬢様⁉?どうされました??。」

 

 

エヴァ「┄ッ!、ご、ご免なさい!クリスさん。チョット┄いえ、かなり以外だったので驚いてしまって。」

 

 

ク「アァ~、奥様はともかく、旦那様は凄い方には見えませんからね。」

     

 

エヴァ「┄┄┄ハイ。」

 

 

えぇ、正にそうなんです。母は厳しさの中にも確かな愛情と優しさが在り、よく剣術の練習をしている姿も見ますし、お世話役兼護衛の3人も勿論他のメイドさん達や、執事さん。城に勤めている人達とも気軽に話し、話し掛けられる程親しまれている人でも在るのです。勿論私も、母が好きです!。

 

 

┄┄┄が、父は┄うん┄いい人、です。仕事の合間に私の様子を見に来てはよく抱っこしてくれますし、城の人達とも友人と接している様に仲が良く。

城の人達が怪我でもするとトテモ心配して医務室まで付き添おうとしたり、怪我が治ると自分の事のように喜び、更には仕事もキチンとこなす人です┄┄┄が。勝負事等を余り好まない人で、所謂 

 

 

 

『戦わなくて済むなら、其が一番いいよねぇ』

 

 

 

と、考える人なんです。私も生前は戦等がない時代を過ごしたので。その考えには賛成ですし、優しい父も好きですから不満など勿論有りません。

 

 

┄┄┄ですが、本を読みコノ世界の歴史を知っていくと不安に為ってきます。  

 

 

 今の私がいる世界、そしてこのエルトロの領土は土地柄資源が多く、何度か攻撃も受けています。

今の両親も実際に戦い、武勲を挙げた人達です。

この先も他所の国から狙われる事が有るかもしれません。

母も其がわかっている為か、城の警護の人達(┄タマに父も母に引っ張られて)と一緒に訓練もしています。  

 

 

┄┄国の為、王の為、民衆の為、仲間の為、家族の為、様々な理由で剣と杖をとる人達。┄┄また、このエルトロで戦いが興れば両親も間違いなく戦いに参加をするでしょう┄その時の私はただこのお城で皆に励まされながら、両親の身お案じ、早く戦いが終わります様にと祈りながらも震えているのだろうか?。

 

┄┄生前の私ならそうしたかもしれない。生前の私は身を守る程度の護身術ならば習っていたが、そんなモノ生前でも今の世でも大軍の前ではなんの役にも経たないだろ。┄┄でも┄でも今の私は?┄どうなんだろ?。

┄戦が起こればただ恐いと震え 両親の無事を祈るだけだなんて┄そんなの┄耐えられません!。

戦いに必要な知識も近くに有る、城の警備兵の人達に護衛の3人。

 

実戦を経験した方達に戦い方を見聞きしたり、私にも訓練に参加差せて欲しいとお願いしよう!。魔法も図書室か書庫を探せば教本みたいな物がきっと有るはず!。

独学では行き詰まって締まってもこの城には凄腕の魔導師が少なくとも二人居る。

 

 

 私は前世での両親も家族も今でも好きだし、愛してます。 

 

そして今回の人生で私を生んでくれた両親。

お世話役兼護衛の3人にお城に勤めている人達も私は好きです!。

 

そんな大好きな人達が命を賭けて戦う時に、何もできずに居る事など┄嫌です!。

 

 

 

 

エヴァ「┄┄あの、┄クリスさん!。私にも魔法は使えるでしょうか?」

 

 

ク「…エッ!、魔法を┄ですか⁉。そ、そうですねぇ┄日常でも使える簡単な魔法でしたら私も使えますし お嬢様も ある程度の練習をすれば 使えると思いますが┄突然どうされたんですかお嬢様?」

 

 

エヴァ「┄┄そ、そのクリスさんが 教えてくれた歴史で エルトロが何度も 攻められていると聴いて┄又 敵が来たら┄┄お父様も お母様と一緒に┄┄戦うんですよね?」

 

 

ク「┄┄┄そうですね。御二人わ防衛戦の要ですから戦うと思います。王とご友人の方々、そして何より人々を守る為に。」

 

 

エヴァ「┄┄私は国の事も┄王様の事、父様達の友人の事、父様達が守りたい人達の事。まだ よく分からないです┄┄┄だけど 私は、父様と母様が好きです。

クリスさんも、エリスさんも シャーロットさんも城の皆が大好きです!」 

 

 

ク「┄ッ!、お、お嬢様┄」

 

 

エヴァ「┄┄戦いが┄起こった時、お城でオトナしくしていれば安全かも知れない┄でも┄私にはそんな事できそうに無いんです!。

┄┄戦いたい訳じゃないし誰かを傷付ける┄考えただけでも怖いです でも。

 

父様達が傷つく事のほうがモット怖いです。┄┄私みたいな子供じゃマダ何の役にも経てないけれど できることわ早めに学んでおきたいんです!┄┄だから魔法と戦う術を教えてください!。」 

 

 

 私は椅子から降り、クリスさんの方を向き頭を下げ、一生懸命に御願いします。けして軽はずみな気持ちじゃ無い事、自分なりに真剣に考えての末である事を 分かってもらう為に。  

 

 

ク「┄┄お嬢様┄頭を上げてください┄┄お嬢様のお気持ちはよく分かりました。ですが私ではそういった 大事な事は決められません。

何しろお嬢様の今後の人生を左右する事なので。」 

 

 

エヴァ「そっ! ッ‼┄┄す、すいませんクリスさん 確かに父様達にもちゃんと言わないとイケない事ですよね、焦ってしまって本当にご免なさい!。」

 

 

ク「謝らないでくださいお嬢様。私ではまだお教えする事はできませんがお嬢様のお気持ちは十分に伝わりましたので今夜にもエリス達と話し合い、

明日旦那様達に今日のお話とお嬢様の想いをキチンと御話ししたいと思います。宜しいですか?。」   

 

 

エヴァ「は、ハイ!、よろしくお願いします!」

 

 

よ、良かったです。

私の焦りすぎでクリスさんに迷惑を架ける処でした。

  

 

 でも本当に良かったです。クリスさんだけでなく、エリスさん、シャーロットさんの二人も加わってくれる との事。

お世話役兼護衛の3人で両親に話をとうしてくれるそうです。

 

 

(クリスさん達は元々、母様が設立した魔法騎士団の団員だった相なので、心強いです!。)

 

 

┄┄父様と母様が許可してくれると良いのですが┄┄母わ心配は擦るでしょうが、私の気持ちも汲んで賛成してくれそうですが┄┄┄父様は┄┄うん┄┄┄凄く反対する姿しか創造出来ません┄┄あの父様の事だから猛反対擦るでしょうね。

でも此方としても譲れませんし、譲る積もりも有りません。 

 

二人が私を想ってくれている様に、私も二人と城の皆が好きなんですから!。  

精神年齢80歳以上の年長者として、是が非でも納得してもらい! 許可して貰いましょう‼。

 

 

 

◢◣◤◥

 

 

 翌日

 

 

 

 図書室での一件から翌朝になり、朝食も終わった後。クリスさん達が予め私が大事な話をしたいといゅう事を聞いた両親とクリスさん達も交え一緒に談話室に来て居ます。 

 

 

エ「┄┄さて、クリス達から 貴女が私達に大事な話をしたいと聞いたのだけれど、話とは何かしら?。エヴァ」

 

 

ア「┄最初に言っておくけどエヴァ!。君が誰かを好きに為るのわマダ早いよ! 例え君の可愛さに魅了された男性が来ても、お父さんは絶対!、絶対に!! お付き合いも婚約も結婚も認めないからねエヴァ!!」

        (≧□≦) 

 

 

エ「ハァ~┄アル。貴方は少し黙っていなさい!」

    (゜o゜(☆○=(-_- )゙ボグゥ       

 

 

ア「ヘブゥ!」

 

 

エ「┄┄邪魔が入ったわ、ご免なさいねエヴァ。

さぁ話しをしましょう」

 

 

エヴァ「エェ!?┄ハ、ハイ!、お母様!。」

 

 

ク٠エ٠シ「ハァ~/親バカにも ホドが在ります/良い パンチです 奥様!」

 

 

 出だしから父様の暴走で話が脱線しかけましたが┄母様の拳で即修正され延びている父様を放置し。話しお擦るため向かい合う私達┄。

(父様にも 聴いてほしかったのですが) 

 

私は昨日の図書室での話しをして、戦闘技術と魔法を習いたい旨を伝えます。けして軽はずみな気持ちでわ無いこと、自分の中に相手を傷付ける事えの恐怖も在るが それ以上に母様達と城の皆に何か有ったとき何も出来ないことのほうが恐いことを必至に伝えます。

 

 

エヴァ「┄┄私はまだ子供で出来ることは少ないです。でも子供としての立場に甘えて┄ナニも出来ないままでは居たくないんです!。

だから母様、どうか御願いします!!」

 

 

ア「┄┄┄┄┄」

 

 

ク「┄┄奥様。兵士としての経験から言いますが、魔法を覚えておく事はけしてマイナス要素だけでは有りません。目眩ましの魔法に防御呪文、なにより治癒魔法は絶対に覚えておいて損は有りません。┄┄其だけでも検討する余地は有るかと」

 

 

エリ「其に身を守る術は多いにこした事は有りません。身を護れれば其だけ逃げるちゃんすも増えます」

 

 

シャ「┄奥様┄私達はお嬢様をお世話し有事の際は、

エヴァ様を命懸けで御守りします!。

が、我々も万能の存在でわ有りません。最悪を想定し自衛の手段を納めるのは悪い事では有りません!」

 

 

エ「┄┄えぇ、確かに┄物事に絶対は無いわ。

エヴァの気持ちも貴女達の懸念も最もよ。

私はエヴァの気持ちも汲んで賛成だけど┄┄貴方はドウなの、アルバート?」

 

 

エヴァ「ッ!? えぇ!、お父様!?」

 

 

 

 

 母様の呼び掛けに延びていると思っていた父様がムクリと起き上がりました。その表情は頭では理解しているけど、親としては納得しきれてい無いのか、複雑な表情をして居ます。

 

 

 

ア「┄┄正直に言って父親としては大反対だよエヴァ!。

僕は君にわキレイな身で居て欲しいんだ┄┄┄でもね、僕も魔導師の立場からは賛成だよ。

皆の懸念は理解できるし、自分たちの立場も理解している┄┄┄クリス、エリス、シャーロット、3人とも仕事を増やして申し訳ないけど、3人で基礎から教えてあげて欲しい。

ある程度のレベルに成ったら僕ら夫婦と信頼できる魔導師を呼び、6人で交代で訓練しよう┄┄┄エヴァ、魔法を学ぶ前に此れだけは知っておいて欲しい。

魔法はけして万能の力じゃ無い! この先、君がどんなに強大な力と魔法を手にしても人一人の力と出来ることには限界が有る。

君が躓きそうになったら僕達が支えるから何時でも頼ってくるんだよ、僕達は家族なんだからね」     

 

 

ク٠エ٠シ「┄(;´Д⊂)。/┄(;つД`)グズ/ヾ(●´ω`●)。」

 

 

エ「┄┄フフッ、アルの言うとおりよエヴァ。

貴女はしっかりしすぎなんだから母親としては、たまにだけでも甘えて欲しいわ。」

 

 

エヴァ「┄グズン。は、ハイ!ありがとう! お父さん!、お母さん!」

 

 

 

 

 

┄┄あぁ、今回の人生でも私は幸せ者だ┄両親にも恵まれ、愛されているし友人関係とわ言えないが、大切な人達が大勢出来た!。 

 

 

 

 

 

この人達の力に成りたい!。

この人達の支えに成りたい!。

この人達を守りたい!。

この人達を悲しませたく無い!。

この人達の為に全力を尽くそう!。     

 

 

   __________________

 

 

 プロローグ第2話‚ 終了です。

 




 本日の投稿は以上です。 
次も2話連続投稿するため 暫く 更新できませんが
 今年中に2話投稿できるように頑張ります。


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プロローグ第3話.┄┄私は┄イッタイ┄ナニヲサレタノ!?

 再来週に投稿する予定だったのですが、

再来週はもっと時間が取れなさそうなので 一話だけですが、投稿します。


プロローグ第3話.┄┄私は┄イッタイ┄ナニをサレタの!?

 

 

 

 

プロローグ第3話 です、この話でエヴァさんが人間じゃなくなります。

 

 

   ________________

 

私が 剣術や体術、戦術や魔法と魔法戦術を 習って早4年の時が経ちました。

 

最初の1年半の間は 体を慣らしていく為の軽い運動等をしたり、次に戦術の勉強や魔法の勉強と魔法戦術、魔法の始動キーの勉強等を習いました。

   (勿論、読み書きや数字等の勉強も)

 

 

そして3年半 更に体力と筋力を上げる為に 両手足に重りを付けての走り込み、戦闘訓練では 木剣での素振りに、藁人形えの パンチやキック等の打ち込み 等々。この辺りは前世でもよく聞く体を鍛えたりする方法ナノで四苦八苦しながらも何とか付いていていけました。

(母様が妥協しない人ナノで、本当に大変でしたぁ。) (´TωT`)

 

 

そして今は 何をしているのかといゅうと┄┄。

 

 

 

?「┄┄オイ、ボケット シテンジャネェヨ。」 

     

 

エヴァ「┄え!、あ⁉/バシ!/キャア‼。」

     

 

エヴァ「つっ!┄うぅ~チャチャ~、不意討ちは狡いよ~」

       (>Д<)

 

チャ「ケケケ、甘メェコト言ッテンジャネェヨゴ主人。組み手ノ最中ニボケットシテルノガワリィンダヨ。」 

 

 

エヴァ「うぅ~、そ、それは! 相だけどぉ。」

     

   パン!、パン!

シャ「ハイハイ!、喧嘩は其所までです!┄┄お嬢様。今のはお嬢様が悪いですよ、組手の最中に集中していなかったのですから」     

 

 

エヴァ「ウッ、┄┄は、ハイすいませんシャアーロットさん、チャチャもゴメンね。」

 

 

シャ٠チャ「いえいえ。/マァ、次ワ気オツケナ」

 

  

えぇ そう何です、今は正に訓練中で 組手の真っ最中です。咄嗟に防御は出来ましたが 受け身までは取れず、お尻が痛いです。  

       (>×<)

 

 

シャ「さぁ、お嬢様。今日は旦那様が魔法教師の方を連れてくる日ですが、まだ時間は有ります┄けれど、体調が優れない様でしたら此処までにしますが、どうされますか?」

 

 

エヴァ「もう一度お願いします!。シャアーロットさん!、チャチャ!」

 

 

シャ「┄┄分かりました。チャチャゼロも位置に付いてくれ!、直ぐに始めるぞ!」

 

 

チャ「アイヨォ。今日モコテンパンニシテヤルゼ、ケケケ!」

 

 

エヴァ「ムウ~!、今日こそ絶対に勝って見せるんだから!」

 

 

   パン!パン!

シャ「二人とも其処までです!。さぁ、位置に付いてください」

 

 

 

 

 

私達はシャアーロットさんの仲裁で其々の位置に着いて、お互いに向き直り相手を見つめます。

私の相手をするのは、父様が作って私と

母様の血と(ほんの4、5滴です)魔力で自立行動ができ、人格を持った魔法人形。

チャチャゼロです!┄┄因みに命名したのは母様だそうです。 ( ̄ω ̄lll)

 

┄┄うん、私の名前を考えたのが父様で良かったです。

この黒い服を着た 緑色の髪の小柄で可愛らしい人形のチャチャゼロですが、元々はクリスさん達と同じく私の世話役兼護衛として作って居たのですが、急遽変更して。 

護衛役兼戦闘補助・組手相手の人形として五歳の時に両親からフウド着きマントと、短剣と一緒にプレゼントされました。

(人格は母様の血に含まれている魔力が高かった為か、母様の子供の頃に少し似ているそうですが┄┄母の人生に何が有ったんでしょう??)  ?( ; ゚Д゚)?

 

 

シャ「┄┄両者、用意は良いですね?。

でわ┄┄┄┄初め‼。」

 

 

   カントゥス・ベラークス 

エヴァ「戦いの歌!┄行くよ! チャチャ!」

 

 

チャ「キナ、モンデヤルヨ!」

 

 

 

 

私は身体強化の魔法を掛け、チャチャゼロに向かって駆け出します!。チャチャは私から目を反らさず、此方を迎え撃つ構えを執っています┄┄カウンター狙いなのか?、反れともそう思わせるフェイクなのか?┄┄どっちにしても仕掛けて見なければ分からない‼。

 

 

 

 

エヴァ「┄ヤァ!!。」

 

 

チャ「ケケ、アメェナ!。」

 

 

エヴァ「クッ!、ハァー!!。」

 

 

チャ「ダカラ アメェヨ!。」

 

 

エヴァ「な!?、くっ!/ガァン/キャア!!。」

 

 

 

 

チャチャゼロは顔おめがけて打ち込んだ私の左の拳を 右手で掴んで其のまま引き込み、私は其の引き込みの 反動を利用して、右拳を繰り出します!。  

 

┄┄が、流石は《ドールマスター》として有名な父様が作った人形で魔法剣士として名を馳せた母様の人格を持った人? 左手で右手を払い除けられ!、鞭のようにシナル蹴りで打ち上げられ、落ちて来たところに回し蹴りをされ 跳ばされてしまいました‼。

 

 

       セリエス・グラキアーリス‼ 

エヴァ「ッ!、“氷の矢3矢‼”まだまだ!。」

 

 

チャ「勢いダケジャ、オレニワ勝テネェヨ!。」

 

 

エヴァ「セイ!/ガッ/┄┄ハァー!!。」

 

 

 

投げられた私は、空中で氷の矢をチャチャにでは無く、反対の方向に射ち、其の反動と、落下の勢いを載せた拳を打ちますが、それも払われ、左足で上段蹴りをされますが私は其の足を捕り、其のまま投げようとしますが!。 

 

 

 

チャ「ケケケ、ヨク 返セルヨウニ 為ッタジャネェカ。良シ!次ダ!!」

  カタカタ、カチャ!   

 

エヴァ「なぁ!?、/ドカ/キャア!!」

 

 

 

 驚いた事に!、チャチャは各両手足の関節を緩めて、私の腕に巻き付き、投げられず。関節を戻してドロップキックをしてきました!!。

 

 

 

    ズザァー

エヴァ「ツッ!、くぅ 分かっては居たけどヤッパリ強い!。」

(接近戦だど未だに刃が立たない‼)

 

 

チャ「┄ドウシタ?、何故 魔法デ攻撃シテコナイ?。此ハオ前ノ 力ヲ見ル為ノモノ┄遠慮スンナ!」

 

 

エヴァ「┄┄うん!、分かったよ!。

 

父と、子と、精霊よ!。  

 

セプテンデキム・スピリトゥスグラキアーレスコエウンテースイニミ  

氷の精霊17頭集い来たりて敵を切り裂け

 

クム・コンキダントサギタ・マギカセリエスグラキアーリス‼

魔法の射手連弾氷の17矢‼」

 

 

シャ٠チャ「!?/オォ!、ヤルジャネ~カ!!」

 

 

チャ「タガ、マダマダ 甘イナ!」

   スゥー

 

 

チャチャは自分よりも大きな、マチェット型の木剣を構えると、私の放った氷の矢を次々と払い落としていきます!。 

(訓練用で威力は最弱とはいえ、木剣一本で対応するなんて‼)

 

でも、上手くいきました!。

私の“策”と新魔法は、此処からです!!。

 

 

チャ「ケケケ、下位魔法トハイエ、17本モ撃テタノハ、驚イタガ┄狙イガ マダマダ甘イナ┄┄ンン?┄此ハ⁉」

(地面ニ当タッテ、炸裂シタ“矢”ノセイデ冷気ト土煙ガ 上ガッテ 視界ガ悪イ!。ゴ主人メ~考エタナァ!!)

 

    ウェニアント・スピリトゥース・グラキアーレス・

エヴァ「来れ氷精、爆ぜよ風精、弾けよ

 

フィンデーンス・アエリアーリス‼

凍れる息吹き!!」

 

 

チャ٠シャ「ッ!、上カ!?/┄浮遊術!!」

 

        ニウィス・カースス‼

エヴァ「いくよ!、氷爆!!」

 

 

 

良し!、成功です!!。

氷の矢を8本程、地面に撃ち込む事で土煙と冷気を興し!、其を風魔法を使って、更に土煙を興し視界を悪くして、その間に私は浮遊術で上から覚えたての新魔法で攻撃する!。

 

┄┄此で、決まっていると良いんですが、私はチャチャの状態を確認するため、煙りが立ち込める地上に降ります。

 

 

 

エヴァ「┄┄┄か、勝てた┄のかな??」

 

 

チャ「┄┄何度モ言ウガ┄アメェヨ!。ゴ主人!!」

 

 

エヴァ「ハッ!?/ドガッ!/キャア!!」

 

 

シャ「┄┄勝負有りですね、チャチャゼロの勝利!」

 

 

エヴァ「ツッゥ~!あぁ~、今度こそいけると思ったのにぃ!!。┄┄う~ん、今回の敗因て何だったの?。チャチャ、シャーロットさん」

 

 

チャ「ソウダナ、氷ノ“矢”オ使カッテノ 目眩シ迄ワ 良カッタゼ」

 

 

シャ「そうですね、あの目眩ましは私の目から見ても お見事でした┄┄が、其の後に使った魔法がマズかったですねぇ」

 

 

エヴァ「氷爆の魔法が!?。┄ヤッパリ覚えたての魔法だったから何処か失敗してたのかな??」

 

 

シャ「いいえ、魔法じたいわ完成度も高くもう少し練習すれば実戦でも使えるレベルでしたよ」

 

 

チャ「問題ワ選択シタ魔法ダ、視界ガ悪イ所ニ更ニ視界ヲ悪クシタラ、相手ノ状態イガ分カラネェダロォガ」

 

 

シャ「そおゆうことです、相手の姿を更に隠してしまい、相手に取っても良い隠れ蓑に成ってしまったんです。┄要するにマダマダ経験不足です、お嬢様」

 

 

エヴァ「あぁ~、成る程マダマダ勉強不足の、修行不足なんですねぇ。うん!、次も頑張ります!」

 

 

シャ「ええ!、其の意気です!。お嬢様!」

 

 

チャ「ケケ、イツデモ相手二為ッテヤルヨ」

 

 

ア「うん!、エヴァなら。後3週間もすればチャチャゼロにも勝てるよ!」

 

 

エ「┄┄フム、確かに上達速度が早い┄┄可能性は十分に有るわね。頑張りなさい、エヴァ!」

 

 

エヴァ「ええ!?あ!、お父様、お母様 お帰りなさい!」

 

 

シャ「旦那様、奥様、お帰りなさいませ」

 

 

チャ「ヨヲ、オ帰リ」

 

 

ア⋅エ「うん、ただいまぁ~/ええ、ただいま」

 

 

?「┄┄アルバート様、エリシア様、ソチラのお子様が┄お話の?」

 

 

ア「ええ、そうなんですよお。この子が僕達の娘の!、エヴァンジェリンです!。どうですか 凄く!可愛い子でしょ~!。しかも!」

      (*≧ω≦)

 

エ「┄┄アルバート、話が進まないから黙りなさいねぇ~。」

    ニッコリ( ☆щ☆) 

 

      Σ(゚ロ゚;)

ア「ハ、ハイ!、ご、ご免なさい。」

    ((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル

 

エ「┄お見苦しい姿を見せて、申し訳ない。フィリオネル殿」

 

 

フィ「いいえ、大臣やラース様から伺って居りますゆえ、大丈夫です」

 

 

エ「┄┄申し訳ない。エヴァ、訓練の途中でご免なさいね。昨日も話したけれど こちらの方が明日から貴女の魔法の教練に加わってくださる。

フィリオネル・J・D・メイナード氏よ。

フィリオネル殿、 此方が私とアルの娘

エヴァンジェリン・A・K・マクダウェルです」

 

 

エヴァ「は、初めまして!。マクダウェル家2代目当主。アルバート・G・P・マクダウェルの実子。

エヴァンジェリン・A・K・マクダウェルと申します、若輩者ですが宜しくお願い致します!」

 

 

フィ「┄奥方様から紹介頂きましたが、改めて。フィリオネル・J・D・メイナード と申します、明日から貴女様の魔法の教勉に加わります。此方こそ、宜しく御願いいたします」

 

 

エ「フィリオネル殿は、王国宮廷魔術師のラース殿の紹介で来てくださった方で先月にハイネ村の近くで興った、大量発生した魔物の討伐にも尽力されたお人だ。お役目上毎日は無理たが逸れでも、貴女の魔法の教練をしてくださるそうだ」

 

 

フィ「とは言え、先ほどの訓練を見た限り。私の教え等、直ぐに必要無くなりそうですなぁ。いやはや、驚きましたよぉ このお年で浮遊術も 体得しているとわ!、流石は〈ドールマスター〉と〈シャドーナイト〉のご息女ですな!。」

 

 

ア「ええ!、そうなんですよ!。本当にエヴァは凄い子なんですよ!!。初級の魔法も全てを、僅か1ヶ月程で修得しちゃうし!。戦闘、戦術の技術も瞬く間に学習するし!、勉強も出来るうえに 凄く可愛い!!」

     ゚+.ヽ(≧▽≦)ノ.+゚

 

ア「┄┄┄ハァ。┄まぁ、アルはトモカク。 エヴァの才覚と聡明さには、私共も驚いています。

自慢の娘で有ることにわ代わり有りません」

      

 

エヴァ「┄┄/////┄┄。」(≡・x・≡)

 

 

シャ٠チャ「┄ハァ、親バカ夫婦/似タ者夫婦ダナ」

 

 

フィ「ハハハっ!、頼もしい事ですなぁ。其ならば私やラース様の引退も思ったよりも早そうですなぁ!」

 

 

エ「ご謙遜を為さらないでください、エヴァはまだまだ未熟ですし貴方やラース様の足元にも及びません。┄イマワ┄さて、此処ではナンです。城の大広間にて、皆に貴殿の紹介の後。今回の事を引き受けてくださった お礼と歓迎の為の食事お用意して居りますゆえ、参りましょうか」

 

 

ア「家のコックさんが作る料理は凄く!美味しいので楽しみにしていてください。さぁ!、エヴァ達も一緒に行こう!」

 

 

エヴァ「あ!、は、ハイ!」  

 

 

シャ「承知しました」

 

 

チャ「ヤレヤレ。マァ、イッテヤルカァ」

 

 

フィ「フフッ、今回の仕事を引き受けて良かったです。┄┄┄┄┄┄オカゲデイイ‚ソザイガミツカタ┄フフフ」 

  

シャ「┄┄フィリオネル様?、どうかなさいましたか?」

 

 

フィ「いえいえ、明日からが楽しみに為っただけですよ

。さて、参りましょうか」

 

 

 

┄┄今思えば、当時に興った魔物の大量発生した訳を 国は確りと調査をするべきでた、┄┄┄最も人生において そんな事を思ってもセンナイ事だとわ理解しています。

 

ですが、この男との出会いから3年後に私は┄┄┄。

 

 

 

 

◥◤◣◢

 

 

3年後‚

 

   

 

その日の本来は国の創立を記念した式典が執り行われるはずでしたが、実際に興ったのは┄┄┄宣戦布告無しの突然の侵略攻撃でした。 

 

倒壊し所々で燃えている防壁、防壁の内側であがる悲鳴と、金属音に爆音、そして城下町を見守る様にそびえ立っていた白く綺麗だった大城も、見る影もなくボロボロで、所々で炎と煙が上がっている。

 

 

本来は其の城と、城下町そして周りの小さな村落を守る為に。東西南北に小城や砦などが点在していて。

私の住んでいた城も、その1つだったのですが┄┄┄。

 

 

小城の近くの街道で燃えている 三台の馬車と、周りで事切れている護衛の人達。その内の一台に私の両親とクリスさんが乗っていました。

 

式典のため、城に居た人達の多くは父様達と共に警備の為に出払い、城にはエリスさんとシャーロットさんも含め10名程しか居ませんでした、そして3年の間にあの男は 抜かり無く準備を終わらせて居ました、┄┄┄┄┄そして私は。

 

 

 

城の大広間

 

 

┄┄今、私の目の前に広がる光景は

アチコチの壁やタイルが 捲れ、剥がれ。割れている窓ガラスにボロボロに成っているカーテン。

 

広間の中央に書かれた魔方陣、其の角には所々で破れている服に片腕が欠け、私を必死に為って呼び掛けるチャチャゼロの姿と、其の私の目の前には。

 

 フィリオネルさんの姿と名前を騙って居た、見知らぬ男の変わり果て 横たわる姿、┄┄そして 男のカエリ血で衣服お汚し 横たえた男の頭を掴み上げ其の喉に噛み付き、喉の渇きを癒す┄┄┄┄。 

 

    

 

 

エヴァ「┄┄┄┄┄ッ!?┄┄┄┄┄エっ!!?」

 

 

 

 

チャ「ゴ主人!、ゴ主人!!、確リ知ロ!ゴ主人!!。

気オ確リ保テ!」

 

 

 

 

 

エヴァ「┄┄チャ、チャチャ┄┄ナ、ナニガ┄オキタ┄ノ?┄┄ナ、ナン┄┄ナンデ、┄┄ワ、ワタシ、ワタシハ┄チ、“チ”オ┄┄ノンデルノ? ナ、ナン┄デ?┄┄ナンデ?、ワタシ、ワ、ワタシ┄┄カ、カガミ┄┄カガミニ ウツッテナイノ!?」

 

 

 

 

 

チャ「┄┄┄ゴ主人、落チ着イテ、聞イテクレ、┄┄┄┄アンタハ、アンタハ」

 

 

 

 

 

  『アンタハ、吸血鬼ニ サレタ!」 

 

 

 

 

  

600年前のあの日┄┄私は、人間┄┄では┄なくなりました。 

 

 

 

 

   ________________ 

 

 

 プロローグ第3話、終了です。

 

今回はエヴァさんが 人間で なくなる

会いです、次に寄り詳しく書き込み、旅に出て、別大陸を目指す話しです。

 

  

 




 今回は、初めて戦闘描写を書いてみましたが、

うん、凄く 難しいです。

こういった事をスラスラ分かりやすく書いている、

他の小説投稿者さん達の凄さが良く分かる会でも有りました。


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プロローグ第4話. ┄たび?┄┄旅か┄┄うん┄そうだね┄┄行こう!

 
 遅ればせながら新年おめでとうございます。
前回投稿してからかなりかかってしまい、すいません
でした。去年に予期せぬ事が興り、ノートパソコンが
使えなく為り今日迄かかってしまいました。
それと、チャチャゼロのセリフに漢字も混ぜて書く事に
しました。



プロローグ第4話.前編‚ ┄たび?┄┄旅か┄┄うん┄そうだね┄┄行こう!

 

 

プロローグ第4話です、遅く為りすいませんでした、今回は、前回の捕捉です。予定より長く成ってしまいたが

、どうぞ

 

  ______________

 

 

 父様達がフィリオネル氏に私の魔法教育を依頼して、早3年の時が経ちました。

 

私も10歳になり、母様に猛獣の駆除や弱い魔物の討伐等の比較的簡単な仕事に動向させて貰える様に成りました┄そして今は。

 

 

エ『エヴァ!、エリス!、チャチャゼロ! そっちにファング・ウルフが10~13頭程行ったわ!。エヴァに任せるけど、怪我など無いように!。二人とも!、フォローは任せるわ!』

 

 

エヴァ٠エリ٠チャ『ハイ!/了解です!/イラン心配ダゼ、ケケケ!』

 

 

エヴァ「最初の打ち合わせ通りに行きます!。二人は撃ち洩らした魔物をお願いします!」

 

 

エリ٠チャ「お嬢様、お気を付けて/取リ逃シテモ 気ニスルナ、ミンチニシテヤルカラナァ。ケケケ!」

 

 

ドドドドッ!

 

 

エリ「ッ!お嬢様!、来ます! 備えてください!」

 

エリスさんの合図で、私は浮遊術で空中に浮かび、ファング・ウルフ達を視界に納め。彼らのスピードにも対応出来る魔法を選択し、魔法の始動キーと、呪文を詠唱します。

 

 

エヴァ「┄父と、子と、精霊よ!。

 

ウンテ"トリーキ"ンタ⋅スピリトゥスク"ラキアーレス‚コエウテース‚イニ

氷の精霊29頭、集い来たりて敵を切り裂

 

ミクム⋅コンキタ"ント‚サキ"タ⋅マキ"カ!‚セリエスク"ラキアーリス‼

け!、魔法の射手連弾!・氷の29矢!!」

 

 

  ヒュバババーーン!!

 

 

私達は今、異常繁殖した魔物の討伐を命じられた母様の手伝いをするため、チェリク村から北東へ二キロの地点にて魔物達を迎え撃っています。

私は ファング・ウルフ

 

(1~2㍍程の大きさで、狼の様な外見で群れで行動し。動物は勿論時には人間も襲うそうです!)

 

 達に向けて威力は余り無いけど、追尾に優た“魔法の射手”を撃ち放ちます!。

 

自分たちに向かってくる“矢”に気ずき各々で逃げようとしていますが。

追尾され、次々に命中し氷塊と成って行きます。

 

 

「グルルル!、ガアアアアアァ!!」 

 

 

残りが最後の一匹に為った時でした、最後のファング・ウルフが迫りくる氷の矢に向けて雄叫びを上げると、残りの氷の矢が次々に砕けていきました!?。

 

 

エヴァ「ッ!、音圧!?。なら!!」

 

    エーミッタム!⋅ヤクラーティオー⋅ク"ランテ"ィニス‼ 

エヴァ「“解放”!・氷槍弾雨!!」  

 

 

   ズドドドーーン!

 

 

「ガヮアウ!? ガヴァ!!┄┄┄」

 

 

私は念のためにストックしていた、遅延呪文を解放して“氷の槍”を5本、ファング・ウルフに投擲します!

 

氷の槍に貫かれたファング・ウルフは徐々に凍り付き、他のウルフ達と同様氷塊に成りました。

 

     スゥー, トン

  

 私は氷塊に成ったウルフ達の確認の為に氷塊の傍に降り、マントからショウトブレードを取りだしユックリと近づき、ウルフ達を見ていきます。

 

(因みに私が着けているこの黒マント、マジックアイテムで、身長に合わせて伸縮でき、うち面にはある程度までの物を収納できるうえに、外面に魔力を纏わせ被ると、岩等に擬態したりする事ができます。)

 

 

エヴァ「┄┄フゥ、良し! 討伐成功!┄┄アトは┄┄ごめんなさい。でも、やらなければ大勢の人達に被害がでる!┄┄┄」

     

     スゥー、パチン!

   

    ゴガガガガーン!!!  

 

 暫く見ていても動き出す事はなく。私は凍り付いたファング・ウルフ達に魔力を送り、氷塊と為った彼らを砕きます┄┄┄何度か行っている行為ですが、ヤハリ全く馴れません┄┄自分の手で┄命を砕くこの行為は。

 

 

エヴァ「┄┄┄┄┄」

 

 

エリ「┄┄┄お嬢様、大丈夫ですか?」

 

 

チャ「マァ、ナンダ、アマリ考エスギンナヨ。ヤットカネェト村ノ奴等ニ 大ナリ、小ナリノ被害ガデルンダカラナ」

 

 

エヴァ「┄┄うん、分かってる。ありがとう、チャチャ。エリスさん すいません、心配かけてしまって」

 

 

エリ⋅チャ「いえ、良いんですよ!/気ニスンナ」

 

 

私が 気落ちしていると エリスさんにチャチャが気遣ってくれました。チャチャの言う通りです、此処でファング・ウルフ達を止めなければ、人的被害も出ていたでしょう、其を防ぐ為にも!┄┄┄┄。

 

 

エ「┄┄エヴァ┄良くやったわ┄┄良く村の人達を救ったわね。貴女のお陰でチェリク村の被害は出なかったわ、誇っていい事よ┄┄さぁ!、チェリク村の村長に報告よ!。それが終わったら、城に戻って一緒にお風呂に入ってからお茶にしましょ。ほら、皆行くわよ!。」

 

 

エヴァ「母様!┄┄ハイ!」

 

 

エリ⋅チャ「了解です/オイ!、エリシア!。オレハ 酒ノホウガ良イゾ!」

 

 

┄┄ヤッパリ、私は幸せ者です。大切な人や大事な友人に、愛する家族に恵まれています!┄┄隆彦さん┄私は変わらず幸せですよ。貴方も幸せに過ごして居るのでしょか?。

 

 

 

◢◣◤◥

 

  

私達は今チェリク村に向かって 馬を走らせています。魔物の討伐が終わり、この辺りわもう安全で有ることを村長さんに伝えるためです。

 

(因みに、母様とエリスさんが一人乗りで、私とチャチャが二人で一頭に乗っています)

 

┄┄其にしても┄此処のところ 魔物だけでなく、猛獣等の異常発生が続いています。勿論、手に終えない数では無いし、多い時には騎士団の方々とも協力して討伐出来ています┄┄が。

増えかたに┄違和感が有ります。まるで“誰かが繁殖”

させていたのを時期を観て解き放ち、数も調整しているような何処か作為的なモノを。

 

 

チャ「┄┄ドウシタ ゴ主人?。未ダ、ウジウジ 悩ンデンノカ?」

 

 

エヴァ「え!?、ち、違うよ! 討伐の事じゃないの!

┄┄ううん、関係ない話しじゃ無いね┄実はねここ数年の猛獣や魔物の討伐命令の依頼数の事を考えていたの」

 

 

チャ「アアン?、魔物ドモノ討伐命令ニカ?」

 

 

エヴァ「うん、勿論手に終えない数じゃないし、討伐命令事態も1年の間に3~4回有るか無いかの事だから、只の考えすぎなのかもしれないけれど┄┄ちょっと違和感を感じて┄」

 

 

チャ「┄┄違和感、カ┄┄」

 

 

エヴァ「┄┄うん、偶々かも知れないけれど┄数年も続くと┄┄どうにも┄ね」

 

 

エ「┄┄直感による違和感ね。エヴァ、戦士にとって

“勘”と言うのは軽視出来るモノでは無いわ。

次の会議で議題に上げ、調査隊を編成して調査するよう提案して措くわね」

 

 

エヴァ「え!?、あ!、あの母様!!。聞こえていたんですか!?」

 

 

エ「聞こえて、と言うよりチャチャゼロと私は視覚・聴覚を自在にリンク出来るの┄┄無論チャチャゼロの意思に任せているし、緊急時にしかしないわ。

 

貴女が窮地に陥った時に少しでも早く対応出来るようにする為に、チャチャゼロの術式に組み込んでおいたのよ┄話を戻すわね。

 

ここ数年の猛獣や魔物の異常発生には私やアルの他にも不振に思っている魔導士達や、騎士団もなん組か居たから調査隊が組織されるのも時間の問題だったわ」

 

 

エリ「┄┄確かに、5年前まではいくら繁殖期と言えど、頻繁に討伐命令が出ることはホトンド有りませんでしたね」 

 

 

チャ「マァ、タシカニ5年前ニワ無カッタナァ。┄┄ゴ主人達ノ取リ越シ苦労デアレバ良イガナ┄┄」

 

 

┄┄猛獣や魔物達の調査は近いうちに行われるそうですが┄┄チャチャの言う通り、取り越し苦労で有って欲しいです。 

 

私達は暫くここ数年の事について話し合いましたが、全ては調査隊の調査結果を待つ事になりそうです。

 

┄┄そうこうしている内にチェリク村が見えて┄┄┄来ましたが?┄┄??。何でしょ??┄┄村の入り口に数人の兵士さん達が見えます。

出発前にも駐屯所の兵士さんと母様が話をして居たのは見ていましたが、あんなに立派な装備はして居ませんでしたが┄┄?。

 

 

エ「┄┄┄王都の兵士達ね。何かあったのかしら?」

 

 

エリ「┄┄確かに、あの甲冑は王都の警備兵士の物┄ですが、念話の類は有りませんでした。それに 兵士達の様子を見る限り、緊急の要件では無さそうです┄が」

 

 

チャ「面倒クセェ用件ジャナキャア、良イガナ」

 

 

エヴァ「┄┄王都の┄┄兵士┄」

 

 

エ「┄3人供停まって!┄┄私が話してくるから少しだけ待ってて┄┄ハア!!」

 

 

 母様は村の手前で私達を停め。母様が兵士の方々に話を聴きに行く様です┄┄近くまで来た母様に、兵士達のリーダー(?)の人が応対し話し合いが始まりました。

 

母様と兵士さんの話し合いが3分程経ったでしょうか。母様が此方に振り向き、手招きをしています。

 

 

エリ「┄┄話しは済んだ様ですね。参りましょう、お嬢様」

 

 

エヴァ「ハイ、チャチャ捕まって。行くよ!」

 

 

チャ「アイヨ!、ゴ主人」

 

 

母様達の話が終わったようなので、合流するべく兵士さん達が居る、村門の前に向かいます。 

 

 

エリ「┄エリシア様、お話はもう宜しいので?」 

 

  

エ「ええ、此処での話しは済んだわ。だけどこれから直ぐに王都のエルトラン城にて、陛下が話が有るそう

よ」

 

 

エリ「なっ!?、緊急召集ですか!!┄┄いったい何が!?」

 

 

エ「ああ、違うわよ エリス。2ヶ月後の王国誕生際の警備についての話しよ┄┄国王陛下もここ数年の魔物達の増加を危惧されていて、今日の討伐の詳細な報告と、当日の警備にマクダウェル家の参加も要請しているそうよ┄」

 

 

エ「┄┄成る程、流石は国王陛下!。陛下もこの数年の魔物達の増加の事を軽視されては居ない様ですね」

 

 

チャ「ヤレヤレ、ヤッパ面倒クセェ事ダタカ」

      ( ´Д`)

 

エヴァ「┄でしたら私とチャチャは先に帰っていた方が良さそうですね┄┄。」

 

 

エ「┄┄いいえ、エヴァもこれから私達と一緒にエルトラン城に登城するのよ」

 

 

エヴァ「┄┄┄┄┄┄┄┄え??」

       (*゜Q゜*)

 

エ「┄┄貴女も、今から一緒にエルトラン城に行くのよ」

 

 

エヴァ「┄┄┄えぇぇぇーっ!!!?」

      Σ( ゚Д゚Ⅲ )

 

エヴァ「なっ!、なな!?、母様! え!、えぇ!?。ど、どういゅう事ですか!?。何故! 私まで!?」

     ?((゚□゚;))?

 

チャ「落チ着ケゴ主人!」

 

 

エリ「エリシア様だけでなく、お嬢様も┄ですか?」

 

 

エ「ええ そうよ!。この3年の貴女の討伐による功績を耳にされた陛下が一度貴女に会ってみたいとの事でね。調度良い機会でもあるし、一緒に行きましょう!」 

 

 

エヴァ「いえいえいえ!!、そ、そんな! 畏れ多いですよ!!。そ、其に私のやったことなんて!、母様から運良く逃げれた魔物達の退治だから大したこと無いですよ!」

 

 

チャ「テンパリ過ギダゴ主人、チッタァ落チ着ケヨ」

 

 

エ「┄エヴァ、突然のことで驚くのも分かるけど、貴女もマクダウェル家の人間。いずれは陛下に御会いする事に為るわ、それが今日に速まっただけよ┄┄それに今なら私だけだなく、アルも打ち合わせのために城に召集されているそうよ。何より、陛下との謁見も一人ではないから大丈夫よ」

 

 

エヴァ「┄┄母様と一緒┄┄わ、分かりました!。た、確かにそうですよね!。わ、私もマクダウェル家の者です!。イズレは陛下にお仕えするんです!┄スゥー、ハァー┄┄うん、まだ緊張してますが大丈夫です┄王都に行きます!」

 

 

エリ「┄┄お嬢様┄大丈夫ですよ。陛下に会われれば、緊張など無くなります!何と言いますか暖かく、話している人を安心させるオーラを持った方なので」

 

   

エヴァ「┄┄は、はい!」

 

 

チャ「┄┄トッテ食ワレル訳ジャネエンダ、落チ着ケヨゴ主人」

 

 

エヴァ「う、うん!」

 

 

 母様と王都の兵士さん達の話し合いは2ヶ月後に行われる、王国誕生際の警備の増援要請と、その打ち合わせの為の召集連絡だったようです┄┄が。 

 

┄┄国王陛下が直々に会いたいと。私も今回の召集メンバーの中に入っているようです!?。( ; ゚Д゚)エェ! 

 

 

うん、マクダウェル家の魔導士として何れは国王陛下に謁見する事に為るとは思っていましたが┄┄どうしましょう、考えただけで緊張してきます!。

 

 

◢◣◤◥

 

 

王都・エルトラン

 

 

┄┄目の前に在るのは、白く何処までも高い防壁と門、そして門を潜ると聞こえてくるのは商家の人がお客さんを呼び込む声と商品を買っていく人や、商品を見てどれお買おうか迷っている人、友人同士で楽しそうに話している人達、子供達が元気に走り回り、遊んでいる姿も見えます┄┄┄とても賑やかで、回りは笑顔で溢れています!。

 

 

私達は門の隅に建てられている、詰所の兵士さんに乗ってきた馬を預け、王都を歩いています。

 

 

 

エヴァ「ワァー!!、凄い賑やかだねぇ!。あ!!、見て!、見て! チャチャ!、彼処のお店に綺麗な小物が有るよ!」 

     ヾ(o≧ω≦o)ノ゙ 

  

 

チャチャ「ハシャギ過ギダゾ、ゴ主人」

       ( ´Д`)=3 

 

 

エリ「フフッ、まぁ良いじゃない。多目に見ましょうよチャチャ┄あんなにはしゃいでるお嬢様は初めて見るから新鮮だわぁ」

       (=゚ω゚)ノ 

 

 

エ「┄┄イイ!、ナン┄カワ┄イノ‼┄エウ"ァ‼」

       ( 〃ω〃)

 

 

チャチャ「ンン?、何カ言ッタカ?、エリシア??」

       ( ・A・)? 

 

 

エ「┄┄いいえ、何も言ってないわよ。さて、エヴァ!ハシャグのも良いけど!、目的を忘れないようにね!」

 

 

エヴァ「あ!、す、すいません母様!」

 

 

いけない いけない!、私達は遊びに来たわけでわ有りません。これから直ぐにお城で国王陛下に今日の討伐の報告と、母様達が式典の警備についての重要な会議に参加するんです!。

 

浮かれている時でわ有りませんでした! 

急ぎましょう!。

 

 

エヴァ「ご免なさい母様、エリスさん、チャチャ。陛下も待っていらっしゃるのだから、浮かれている時じゃ有りませんでした」

 

 

エ「いいえ、良いのよ┄┄┄陛下との話が済んだら、エリスとチャチャゼロの3人で王都を廻ると良いわ」

 

 

エヴァ「┄┄┄あ!、あの! 母様!┄┄最初に王都を┄┄廻るのは、母様達とが良いので┄·母様達の┄┄時間ができたときに┄┄一緒に廻ってもらっても┄┄良い┄┄ですか?」

       (*≧×≦)

 

 

エ「┄┄ッッ!?┄┄┄ええ!、勿論良いわよ┄┄┄┄ァァ-モ-!‚ナンテカワイイノ‼エウ"ァッタラ-‼」

       (///ω///) 

 

 

エリ・チャ「┄不器用な人ね/┄ヤレヤレダナァ」

 

 

 良かったです!。何時になるか 分かりませんが、母様達と一緒に王都廻りが出来る様です。

 

こういた事は最初はやはり両親とが良いです。流石に今日は無理でしょうが、その時までにお勧めの場所を城の皆に聞いて、計画を経てて置きましょう!。

 

 

エ「┄フゥ-、サァ!、陛下を御待たせする分けにはいかないは、早く行きましょう┄/////┄」 

    

    スゥッ

 

エヴァ「┄?┄┄ア!┄///┄フフッ!」

       

      

 母様が私の方を見て、手をそっと差し出してきました。最初はどうしたのかなと思いましたが、余りこういったことはしない母なので気ずくのが遅れてしまいましたが。うん、嬉しいのでその手を握ります!。  

 

 

エ「┄/////┄さ、サァ!、行きましょ!」

 

 

エリ・チャ「フフッ/ヤレヤレ」

 

 

 私は母様と手を繋いで歩き、エリスさんとチャチャは

私達のそんな様子を微笑ましげに見ながら歩きます。

 

住宅街をぬけ、大きな噴水の有る広場を通り、見えてきたのは長い階段と大きな門扉。そして門扉を3つ程潜ると、見えて来ました!。王都の街を見守る様に聳え立つ白く大きく立派で綺麗な王宮!。

 

┄┄壮観です!、そして圧倒されます!!。遠目でなら何度も観ていましたが!。目の前に立って観ると、やはりまた違う感情が湧いてきます!。

   

 

エヴァ「┄┄綺麗です!」

 

 

エ「フフッ、確かにね。サァ、話しは通っているそうだから行くわよ」 

 

 

エヴァ٠エリ٠チャ「はい!/はい/アイヨ」

 

 

 母様は城門の兵士さん達に挨拶をし私も母様に習って挨拶をして、そのまま吊り橋を渡って行きます。エリスさんも兵士さん達に挨拶をして後に続きます。

 

城内に入ると、中の光景に更に圧倒されます!。 

家のシャンデリア寄り更に大きく豪華なシャンデリアに、綺麗な華々が刺繍された絨毯!、そして 壁に架けられている大きな絵画!、掃除が行き届いて要るのかピカピカのタイルと階段に、立派な甲冑を着ている警備の兵士さん達!。

  

 目に映る全てが立派で、綺麗です!。

 

 

エヴァ「┄┄┄┄┄┄┄┄」

    ( ゚д゚)ホケェー

 

 

エ「┄?┄エヴァ?、エヴァ!」

    

 

    ユサ、ユサ、

 

 

エリ「┄??、お嬢様?」

 

 

チャチャ「オイ、ゴ主人、ゴ主人!」

 

 

エヴァ「┄┄ハッ!、すいません母様!。その、余りにも凄くて、また緊張してしまって」

 

 

エ「フム、まぁ 急な呼び出しだから心構えがデキてないのは分かるわ┄┄エヴァゆっくり呼吸して、息を吐きなさい」

 

 

エヴァ「は、はい!。スゥー┄┄ハァー、スゥー┄┄ハァー。うん、ありがとうございます母様」

 

 

エ「┄┄大丈夫そうね、エリス 此処でチャチャゼロと少し待っていて」

 

 

エリ・チャ「はい、/アア、行ッテコイ」

 

 

エ「さぁ、行くわよエヴァ」

 

 

エヴァ「┄┄┄はい!」

 

 

 

 いよいよ 陛下との謁見の時です! 心臓がドキドキしています!。

 

中央の階段を上がり警備の兵士さんが左右に二人佇み、今は開かれている大きなドアを進むこと2回。緩やかな階段の先に在るのはこれまでに見たどの扉より大きく、中央に王家の家紋が装飾された扉が左右の警備兵の合図で開かれます。┄┄拾い部屋の中央の奥、ステンドグラスからの光が差し込む玉座に座る方。

 

その方は兵士さんに訪うされ入ってきた私達に申し訳無さと嬉しさが混ざった笑みを向け、玉座から立ち上がられます!?

 

母様は部屋の中間辺りにまで進むと膝まずき、頭を下げます。

 

 

エ「┄陛下、拝謁致します」

 

 

私も、母様の行為を真似し膝まずき、頭を下げます。

 

 

王「友よ頭を上げてくれ、急な呼び出しおしてすまなかったな┄┄だが、事は決して安易に考えられるモノでわ無い。ゆえに今回の式典に備え召集をする事とした。┄┄それと

 

┄友の子よ、ソナタも頭を上げてくれ。ソナタの話しはアルバートと、エリシアからよく聞き及んでいるぞ。

ソナタにも急な呼び出しをしてすまなかったな。

 

だが 今日までのソナタの働きで多くの民の命と暮らしが護られた!。改めて礼を言わせてほしい!┄┄名は、エヴァンジェリンだったな?」

 

 

エヴァ「ひゃい!┄┄///┄す、すみません!!┄///┄は、はい!、マクダウェル家2代目当主。

 

アルバート・G・P・マクダウェル並び        

 

エリシア・A・K・マクダウェルの実子。

 

エヴァンジェリン・A・K・マクダウェルと、申します!も、勿体無きお言葉!、き、恐悦至極に御座います!」

 

 

うぅ~、き、緊張の余り舌を噛んじゃいましたぁ。

         (>×<)

 

それにしても┄両親やクリスさん達お城の人達からも陛下の話しは聴いてはいましたが┄この方が賢王。

 

 

 クラウディオス・G・S・エルトラン陛下

 

 

全体的にはやせ形で50代中頃、顔は優しげな表情で肩までの白髪の長髪に、胸の辺り迄伸びている白い顎髭、纏う空気は王としての威厳と風格が溢れています!。

 

それだけでわ有りません、この方は母様を友と呼び、急な呼び出しをしたことに謝罪しただけでなく、私のような子供にも謝罪しお礼の言葉を述べられました。

 

┄┄討伐対象が居る付近の村で話を聞きに行ったさい、村の人達が口々に私達や陛下の対応の速さに感謝して今したが┄┄納得できます┄なんと云いますか、

 

   この人に任せれば大丈夫!。

  

    この人なら安心だ!。

 

と言った、頼りになる人、信頼出来る人が持つ独特の安心感と信頼感が感じられます!。

 

 

王「堅くならずとも良い、と言いたいが ソナタは少し控えめでシャイだが非常に精勤で実直な性格とも聞いている┄さて┄┄エヴァンジェリンよ。此度、ソナタを呼んだのはこれまでの働きに感謝をする為でも有るが┄1番にしなければ為らないのは┄┄。

 

すまなかった!エヴァンジェリンよ。我ら大人が不甲斐ないばかりに、ソナタの手を┄汚させてしまった┄┄王としても、一人の大人としても不甲斐なく、又 申し訳なく思っている!┄本当にすまなかった!」

 

 

玉座から離れ此方まで歩いて来られた陛下は私達の前で止まり私に向かって頭を下げ、謝罪の言葉を言われました!。

 

 

エヴァ「えっ!?、えぇっ!!?、そ、そそ、そんな!!。頭を上げてください! 陛下!!?」

 

 

エ「┄┄陛下、エヴァは魔法を習うさいこの子の思いと覚悟を確りと聞き、確認も行っています┄┄それにエヴァもマクダウェル家の者です、何れは国民や王女様方に陛下を御守りするために力を付けることは必要なことです。

 

エヴァの場合はその才に優れ早い段階でそれらを身に付けただけですので、エヴァの言うとおり。どうか頭を上げてください」

 

 

王「┄すまない、だがこればかりはどうしても言って措きたかったのだ。本当に済まなかった。

そして国民を護ってくれて本当にありがとう」 

 

 

エヴァ「┄い、いえ!、お、お役に立てたのなら! ┄///┄幸いです」 

 

 

 び、びっくりしました!、魔物討伐の感謝の言葉だけでなく謝罪もされるなんて!!。

 

┄┄ですが、両親に他の魔導士の方々や、騎士団の方々が一生懸命に市民や、国王陛下を護ろうとする気持ちが高い理由が良く分かりました。     

 

私も、両親やクリスさん達に城の皆だけでなく、国王陛下のお力にも成りたいといゅう思いが湧いてきました!。

 

 

エ「┄陛下、娘を気遣って頂き、ありがとうございます┄それと┄本題に入っても宜しいでしょうか?』

 

 

王「┄ウム、そうだな。エリシア、チェリク村付近での魔物の討伐の件、詳細な報告を聞かせてくれ」 

 

 

エ「ハ!、ご報告致します!」

 

 

母様は 陛下に詳細な報告をします。村の近辺迄 活動していたファング・ウルフ63頭のウチ、13頭の討伐をしたのが私である事。

 

討伐後の話し合いで、5年前には繁殖期でもここまで増えた事は無かった事、そう考えたらここ数年の獣や、魔物の増えかたに何処か違和感が有るので1度調査隊を組織して、調査した方が良いのではないかといった事を全て話しました。

 

 

エ「┄┄報告は以上に為ります」

 

 

王「┄┄┄そうか┄やはり1度本格的な調査が必要か。┄┄あい分かった。

 

だが、本格的に調査をするにも王国誕生祭が済んでからに為りそうだな┄┄ムゥ┄┄式典の時もそうだが、調査隊に誰を加えるかを話し合わねばなぁ┄┄。  

 

エリシア 魔物の討伐に貴重な意見、感謝する!。

エヴァンジェリン、そなたも討伐の協力、本当に感謝する。 

また王都に立ち寄った時は城にも来てくれ、その時はわが娘達を紹介しよ。三女が歳も近い故、良い友と成れるだろぉ。

エリシアはこれより開かれる会議に出席してくれ」

 

 

エ・エヴァ「ハ!。/は、はい!、私で良ろしければぜひ!」 

 

 

王「二人とも、今日はご苦労だった。エヴァンジェリンは共の者と一緒に此方で送ろう。エリシアは会議室に行っていてくれアルバートも既に到着して会議の始まりを待っている、私も直ぐに向かう。二人とも下がって良い」

 

 

エ・エヴァ「ハ!、失礼します。/はい!、ありがとうございました!」

 

 

私達は揃って謁見の間を後にします。

 

 

エヴァ「┄┄┄┄ハフゥ~!」

      (@ ̄□ ̄@;)

 

エ「┄大丈夫?。エヴァ、まぁ 突然謝られたりしたら驚くのも無理無いわ」

 

 

エヴァ「は、はい、ビックリしました!。┄┄で、でも、父様や母様が一生懸命になる理由が良く分かります┄┄私も┄┄母様達の様に国の、陛下の力に成りたいです!。┄┄デキレバ」

 

   

エ「┄自信を持っていいのよエヴァ、貴女は才能だけでなく、努力も怠らない子よ。このまま成長していけば

王国1の魔導士に成る事も可能よ」

 

 

エヴァ「ななぁ!?、か、母様! それは幾らなんでも大袈裟ですよ!」 

      ((゚□゚;))!?

 

エ「フフッ、どうかしら。サァ!、エリス達の所まで送るわ、行きましょ」

 

 

エヴァ「あ、はい!」

  

 

自分なりの新しい目標ができ国王陛下に会えて良かったと思いながら、エリスさん達と合流するべく母様とエリスさん達が待つ玄関口迄戻ります。

 

出入り口迄戻ると、エリスさんがフィリオネル先生と話して居ました。

 

 

エヴァ「あ!、先生! こんにちは!」

 

 

エ「あら、ご無沙汰しておりますフィリオネル殿。

フィリオネル殿も式典警備の会議ですか?」

 

 

フィ「これは! エヴァ様、エリシア様、どうもご機嫌様です。ええ、私も当日は警備に就くことに為りました。何しろここ数年、獣や魔物の討伐が相継いで忌ますので、市民の安全を考慮し私も警戒した方が良いと。進言しましたので」

 

 

エ「┄┄フィリオネル殿も、ですか┄何事も起きなければ良いのですか┄┄」

 

 

フィ「┄┄ええ┄まったくですなぁ┄┄┄」

 

 

エ「エリス、私達はこれから会議だから残るけど、貴女達の帰りは陛下が手配するそうだから二人ともエヴァを宜しくね」

 

 

エリ「はい、お任せください。エリシア様!」

 

 

チャ「ゴ主人モ少シハデキルヨウニナッテンダカラ。問題無イダロォ」

 

 

エヴァ「┄母様、あの!。時間がとれそうな日が出来たら、必ず教えてくださいね?┄///┄┄その、母様達と王都を廻る日の計画を経てるので!┄///┄」

 

 

エ「┄//////┄え、ええ、必ず教えるわ!。┄んん!、フィリオネル殿、参りましょうか」

 

 

フィ「┄ええ、参りましょう」

 

 

┄┄この日、私と母様が交わした約束は叶うことは有りませんでした。今まで約束事を違えた事の無かった両親との、最初で最後に交わしたあの日。

 

┄私は┄ただ両親と王都を廻るその日が来るのを楽しみにしていました、その約束は┄┄あの日に┄何もかも。

 

 

◢◣◤◥

 

 

?Side

 

 

『┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄?』

 

 

?「┄┄ええ、そうです。当日の王都の警備と、その配置場所はお送りした紙面で全てです」

 

 

『┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄?』

 

 

?『いいえ、心配には及びません。既に砦は勿論、各拠点の小城と王都の武器庫や街道等のルートにもトラップや細工を仕掛けて有ります、抜かりはありませんよ、貴殿方は当日が来るのを、てぐすねをひいて待っていれば良いのです』

 

 

『┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄?』

 

 

?『┄はぁ、効果は実証済みでしょう?安心なさい。それに、依頼の前にも言った筈です、再交渉は受け付けません。それに貴殿方が手にするのは、私の報酬寄りも莫大な資源と、資金が手に入るのでしょ?。

 

何より、貴殿方に途って 目の上の瘤である、クラウデォスを始末出来るのです、これ以上 欲をかくと┄┄己のが身を滅ぼしますよ┄┄だいいち、最初の話にもしたはず依頼と報酬の再交渉はしないと。

 

私の報酬は20万枚の金貨と、マクダウェル家の魔術とその娘です』

 

 

 『┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄?』

 

 

?「ククク、貴殿方にとってわとるに足りない者ですが、私にとっては、素晴らしい実験材料で素材なのですよ。“思わぬ拾い物” といゅうヤツですよ。当日の実験が楽しみです┄フフッ┄」

 

 

 『┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄』

 

 

?「ええ、ではこれで、┄┄フフッ。式典の日が待ち遠しいですねぇ、悪く思うなよ、クラウデォス 怨みはないが、これも仕事でね 私の目的の為に、犠牲と成れ、そして我夢と目的の為に、実験材料に成って貰うよ。エヴァンジェリン┄┄┄フフフッ」

                                 

?Side   end

 

 

◢◣◤◥

 

 

王国誕生祭・当日

 

 

 王都での出来事から2ヶ月後、父様と母様はあれから家の騎士団長とクリスさんの四人で、頻繁に会議に参加し、時には5日程、王都に泊まり掛けで過ごすことも有りました。

 

(今回の式典の警備にさいし、父様と母様の補佐役にクリスさんが選ばれたので、クリスさんも此処暫く忙しそうでした。)

 

そんな忙しい日々も3日前に終わり、この3日間は家族でユックリと過ごして居ました。

 

    ┄┄そして

 

 式典の当日、漸く日が登り始めた頃。式典警備の備えは万全、3日間ユックリ休んでいた父様達の体調も万全の様です。 

 

 

 食堂

 

 

ア「┄┄さて、必要な物は全て馬車やローブの中に収納して有るけど┄┄。エリシアも大丈夫だよね?」

 

 

エ「ええ、勿論よ最終確認も済んでいるし。あとは出発するだけよ」

 

 

エヴァ「┄いよいよ今日なんですね┄┄何事も起こらなければ良いんですが」

 

 

ク「大丈夫ですよ、お嬢様。王都の警備は万全です。

何が起ころうと心配有りません!」

 

 

チャ「マァ、ソォピリピリスンナヨ、ゴ主人。

           リキ     

心配ナノハワ分カルガ、力ミ過ギルノモ良クネェゾ」

      

 

エヴァ「┄クリスさん、チャチャ┄はい!、そうですよね。父様も母様も凄く強いですし!、王都には大勢の騎士団の人達や魔導部隊も居ますし!。うん!、安心です!」

 

 

ア「┄大丈夫だよ、エヴァ。僕もエリシアもそしてクリス達も。無事務めを果たして帰ってくるから。その時は┄┄“お帰りなさい”と、出迎えてね」

 

 

エヴァ「┄ッ!は!、はい必ず!」

 

 

エ「┄┄3日後」

 

 

エヴァ「えっ?」

 

 

エ「┄3日後のその日は陛下に御願いして、休暇を頂いたわ┄┄/////┄そ、その日に3人で┄///┄王都をユックリ廻りましょ┄///┄」

   

 

ア「いやぁ~、楽しみだな~!。色々な場所を廻ろうね!。エヴァ!!」

    

 

エヴァ「あ!┄///┄は、はい!」

 

 

ク・チャ「フフッ。/オ~イ、楽シミナノハ良イガ、ソロソロ時間ダゾ~」

 

 

ア・エ「え!、もうそんな時間かい!?。/┄┄まだ余裕は有るけど。確かに、そろそろ出発した方が良いわね」

 

 

エヴァ「あ!、見送ります!」

 

 

3日後に母様達と王都を廻れる!、凄く楽しみです!。それまでに、お城の皆にお勧めの場所を聞いておかなくてわ!。

 

でも先ずは、今日の式典が無事に終る事が望ましいです。┄┄昨日から少し不安が有りましたがクリスさんやチャチャの言う通り。王都には精鋭の騎士団に魔導士の方々が居ますし、空気を張り積めさせ続けるのもよく有りません。

 

 

 

   両親と王都の方々を信じましょう!。 

 

 

 

 

 

 玄関口

 

 

 

 

 

エヴァ「┄┄あ、あれ?┄┄??」

       カチャ‚カチャ 

 

チャ「┄ンン?、ドウシタゴ主人?」

 

 

エヴァ「┄┄う、うん、懐中時計が┄┄動いてなくて┄┄昨日落としたときに壊れちゃったのかな??」

 

 

エ「┄エヴァ、此を持っていなさい」

       チャラ

 

エヴァ「え?、で、でもそれは母様の┄」

 

 

エ「構わないわ、アルとクリスも時計を持っているし┄┄必ず戻って受け取るわ」

 

 

エヴァ「あ!、はい。お預かりします」

 

 

騎士A「アルバート様、エリシア様、出発準備整いました!」

 

 

ア「ありがとうルイス。エリシア!、出発するよ!」

 

 

エ「ええ!、今いくわ!。エヴァ、行ってくるわね」

 

 

ア「それじぁ 行ってくるね!。ちゃんと、お土産も買ってくるから楽しみにしていてね、エヴァ!」

 

 

ク「ではお嬢様、行って参ります!」

 

 

エヴァ「父様、母様、クリスさん、騎士団の皆も行ってらっしゃい!。クリスさん、父様と母様を宜しくお願いしますね」

 

 

ク「はい!、お任せください。お嬢様」

 

 

 父様は笑顔で手を振り、母様は微笑んで小さく手を振り、騎士団の皆さんは各々で礼をしたりした後各々の馬に跨がります、クリスさんはお辞儀をした後、両親と同じ馬車へ乗っていきます。

 

父様達を乗せた馬車は同じく王都の警備の為に別の小城や砦等から派遣されて来る人達と合流するべく、家の騎士団の人達と進んで行きます。

 

手を振り見送る私に、其々で手を振り返す父様達、┄┄┄其が、私が最後に見た両親の姿でした┄┄┄。

 

 

◢◣◤◥

 

 

 ?Side

 

 

 とある森の中二十数名程の男達が一人の男と、男の手元に在る水晶玉を観ていた。

 

 

?「┄┄┄時間どうりですな、各々合流すべく動き出しましたよ┄┄さて┄後は┄£₡₮₯₰₴┄┄此で、後はトラップが連中を片付けてくれます┄┄そこから先は貴殿方の仕事です」 

 

 

兵士A「分かっている、お前! 帝国の本隊に連絡だ!、手筈どうりの場所に第1陣を転移させよ!!」

 

 

兵士B「ハッ!」

 

 

兵士A「第2陣の導入は!、囮を迎撃する  

ためにノコノコ出てくる“エルトラン兵”

が表れ交戦している最中だ!、タイミングを誤るな!」 

 

 

兵士達「「ハッ!」」

 

 

?「┄┄┄では、私はトラップの発動を確認してから行かせて貰いますよ、そのほうが貴殿方も安心でしょうからね。」

 

 

兵士A「┄┄ウム、それで良い┄頼むぞ“フィリオネル”┄否“カルマ”よ」

 

 

カ「えぇ、報酬分は働きますよ」

 

 

 カルマSaid  end

 

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 王都Said

 

 

 

 

 其はなんの前触れもなく興った。其れ等を目撃する前まではその兵士達に取って、今日は式典の日なので近隣の村村からも大勢の人々が王都に訪れさぞや賑わうだろうと┄そう思っていた。

 

 

王都防壁

 

 

兵士A「┄┄な┄何だ!?、アレは!!。ど、何処から表れたんだ!?」

 

 

兵士B「┄し、信じられん! あ、あり得ない!。あんな数の軍隊が国境の砦や、各拠点に気ずかれる事無く!王都に接近できるなど!!」

 

 

兵士A「と、とにかく!大至急、城に報告を!!。其れと市民を各避難所に避難させなければ!!」

 

 

兵士C「りょ、了解!!」

 

 

エルトラン城

 

 

兵士D「へ、陛下!、正門防壁の守備兵から緊急連絡です!!」

 

 

王「┄!?、どうした?。何が有った!?」

 

 

兵士D「正門正面2キロ地点にて!、正体不明の軍隊が突如表れたとの報告!!」

 

 

王「な!!、何だと!?」

 

 

兵士E「陛下!!、王都裏門防壁の兵寄り緊急連絡!。

王都裏門700㍍地点に正体不明の軍隊が出現!。現在攻撃を受けて居るとの報告!!」

 

 

王「な!!、裏門にもだと!?┄何の勧告もなく攻撃をするなど!。い、いかん!!。直ちに民の避難を!。

 

其れと、今王都に向かっている各守備人員に緊急連絡!、避難要員意外は半数を王都守備に廻し残りの半数を迎撃に廻せ!、増援が駆けつけるまで何としても持ちこたえよ!」 

 

 

兵士達「「ハッ!」」

 

 

王「┄┄いったい何処の国が、此のような事を!?」

 

 

 王都Side  end

 

 

 

◢◣◤◥

 

 

アルバートSide 

 

 

  馬車内

 

 

ア「┄┄此処までは何の問題も無く、合流できたね┄今日1日、何事も起こらなければ良いけれど┄┄」 

 

 

エ「┄┄┄ええ、エヴァには心配掛けたく無かったからああわ言ったけど┄┄嫌な予感がするわ」

 

 

ア「┄┄うん、僕もだよ┄┄」

    

 

「┄┄な┄┄┄王都┄┄┄┄┄!?」 

 

 

「た┄┄┄なの┄┄┄あり┄┄!!」

 

 

「だが┄┄┄┄急いで┄知ら┄┄!!」

 

 

ク「┄ん?、何でしょう? 外が騒がしいですね」

 

 

兵士A「アルバート様!、王都より緊急連絡!!。現在王都が所属不明の軍隊に北と南から挟まれ!、攻撃を受けて居るとの連絡!!」

 

 

ア٠エ٠ク「「「 なっ!!?」」」   

 

 

ア「くっ!、嫌な予感はこれか!」

 

 

ク「所属不明の軍隊┄国境の砦からも何の連絡も無かったのに!、いったいどうやって王都に!?」

 

 

エ「侵入経路に付いては後よ!。今は王都の防衛と、所属不明勢力の撃退が最優先よ!!┄┄┄私達の位置からだと北側の勢力を叩いた方が良さそうだけど┄┄ルイス!、王都からの迎撃指示は来ているの?」

 

  

兵士A「お待ちを┄┄┄┄はい!、攻撃指示が出ました!!。南側勢力にはリチャード卿、アンジェラ様、マクギニス卿、グレイス様が各々兵を引き連れ、向かって居るとの事です!。我々はエリシア様の仰るとうり、北側勢力の撃退に廻る様にとの指示です!」

 

 

ア「分かった!、直ちに向かう!。皆!相手は素性不明の軍隊だけど、どうやら侮れない相手の様だから気を引き締めて行こう!!」

 

 

兵士٠魔導士達「ハッ!!。/了解!!」

 

 

エ「敵勢力は何処から進行してきたか分からない状況下にある! 此より戦闘態勢で前進する!。周囲の警戒も怠るな! 行くぞ!!」

 

 

兵士٠魔導士達「「ハッ!!」」

 

 

 王都の虚報を聞き直ぐに自分達の行動方針を決め、行動に移す人達と両親。

 

┄┄ですが、相手は皆が思っていた以上に上手であり周到に準備を整えて居ました。 

 

┄┄┄王都まで後8キロ迄に差し掛かったとき┄┄其れわ┄┄┄興りました。

 

 

ア٠エ٠ク「っ!?/┄な!?/い、今の魔力は!?」

 

「お、おい┄┄┄なん┄┄┄!?」

 

 

「わ、解ら┄┄┄だが、ただ┄┄!!」

 

 

ア「┄外の皆も気づいたみたいだね」

 

 

エ「ええ、何か有った様ね」

 

 

ク「方角は王都の方から┄でしょうか?」

 

 

ア「┄┄分からない、強い魔力は王都と王都周辺からも感じる┄┄急い/

 

 

   バチバチバチバチ!!

 

 

ク「な!?、今の音は!?。/ヒュルルルバチ!!/な!!、こ、此は!!、っっ!┄┄┄ま、魔力が!!練れない!?」

        

 

エ「┄ッ!この、螺旋模様は見たことの無いタイプの物ね┄┄このタイミングで魔力を封じると成ると外の音源は!?」

 

 

       

  ズガガガガァーーーーーー!!! 

  

 

   ガチャ

ア「こ、これは!魔方陣なのか!?┄アチコチで放電している!┄この大きさからすると広範囲に及ぶ雷系統の┄┄!!」

 

  

エ「設置型のトラップ!?┄くっ!、ヤられた!!┄┄エヴァ!」

 

 

 

  ズガガガガァ――――ン!!!!

 

 

 Side  end

 

 

◢◣◤◥ 

 

 

 

 

エヴァSide   

 

 

 

 

エヴァ「┄う~ん、マダマダ上手く出来ないなぁ。父様みたいに上手く造るにわひたすら作るしかないか」

    

 

チャ「ケケケ、マダマダ下手クソダナ ゴ主人。此はハヤッパリ、アルバートニ作ラセタ方ガ良イカモナァ」

 

 

エヴァ「ムゥ~駄目!、絶対に私が造る!。観ててよ! チャチャもビックリする程の物にして見せるんだから!」  

 

 

 私は今、自室で本来のチャチャの体に為るはずだった図面を元に父様から頂いた道具と材料でチャチャの妹を造ろうとしています┄┄が、なかなか上手くいきません。

 

父様に良いアドバイスが有れば聞いてみるべきですね。

 

  

エヴァ「┄┄そういえば、エリスさん遅いね。お茶を作りに行ったきりで┄┄┄15~16分は経ってるけど┄┄」

 

チャ「ンン?、確カニオセェナ┄┄┄ショウガネェ。

チョット見テクルカァ」

 

 

エヴァ「あ、うん、お願いね。私はもうちょっと造ってみるよ。」 

 

 

チャ「オレノ妹ナンダカラ、丁寧ニ頼むゼゴ主人」

     

         ガチャ

 

エヴァ「うん、任せて!┄┄さて!、もうひと頑張りしてみよぉ!」

 

 

 

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  20分後

 

 

 

 

エヴァ「┄┄┄カチャ‚チチチ‚パチッ┄おかしいな、チャチャも戻らない┄┄見に行こ┄」

      

      ガチャ

 

 私はエリスさんとチャチャの様子を見に行くために、マントを手にし部屋を出ました。

 

 

 

エヴァ「┄┄エリスさ~ん、チャチャ~┄┄」

 

     

    コン、コン、コン、コン、

 

 

 私は一先ずエリスさんを探しに一階に降りキッチンを目指します。

 

 

 

 

 キッチン

 

 

 

 

エヴァ「エリスさん?┄┄あれ┄┄?エリスさ~ん┄┄居ない┄のかな?」

 

 

キッチンでエリスさんは見つからず、その後もランドリー、応接室、居間、執事室、家政婦室、洗濯室等も探しましたが誰にも会いませんでした。

 

 

エヴァ「┄┄┄おかしい、何で見張りの人達も居ないの┄これって/ゴッ!/┄っ!?」

      

    ズズー、ズズー。

 

あちこち探しても誰にも会えず、不振に思った時でした。

 

何かを引きずる音に気ずき、浮遊術で天上まで上がります。そしてマントからショウトブレードを出し、様子を見ます。

 

    ズズー、ズズー。 

 

エヴァ「┄┄┄カチャ‚シャー┄┄┄」     

                              

┄┄私は剣を引き抜き音源が現れるのを待ちます。

 

┄段々と音が近ずき、姿を表したのは!!。

  

 

シャ「ハァ!、ハァ!┄┄くっ、は、早く報せなくては!!」

 

 

エヴ「┄な!?、シャーロットさん!!?」

     

 

シャ「っ!?、お、お嬢様!!」

 

 

エヴァ「シャーロットさん!!、い、居たい何が!?、こ、此れって石化の魔法!?、いったい誰が!?、エリスさんを呼ばない/

 

 

シャ「お嬢様!、無理です!。エリスはもう完全に┄┄石化しています!!。エリスだけで┄┄っ┄有りません!、城に居たも┄┄達はお嬢様┄い┄外┄┄は全員です!!┄┄っ┄」

 

 

エヴァ「そ、そんな!?。だ、誰が!、誰がこんなことを!!?」

 

 

シャ「┄っ┄お嬢様!┄┄今はとに┄っ┄かく、いそ┄┄でっ逃げて┄┄下さい!。ヤツの┄┄ね、狙いは┄┄っ┄あ、あな┄┄た┄┄で┄┄┄」 

  

 

エヴァ「シャーロットさん?、シャーロットさん!!?

、シャーロットさん!!!┄う、うぅぅ。シャー┄ロット┄さん┄っ┄」 

 

 

?「┄此処にいらっしゃいましたか、お部屋に居ないので探しましたよエヴァ様┄」

 

 

エヴァ「っ!┄え!!?、ど、どうして貴方が此処に!?貴方は王都の警備に就いてるはず!。

┄なぜ貴方が此処に!、どういゅう事か説明して下さいフィリオネル先生!!」    

 

 

フィ「┄フフッ、そうですね端的に言えば、お芝居は此処まで クライアントの方も上手くいって居る様なので依頼の完了も時間の問題ですし。報酬の半分を取りに来たのです┄┄が、多少の問題が有ったので取り除いたので、君を探していた。と言った処です」  

     

 

エヴァ「┄お芝居?、依頼に報酬?┄シャーロットさんは私意外は石化したと言ってましたし“奴”とも言ってました。

 

┄彼女の言葉から考えると、貴方も石化して居ないのは不自然ですし┄先程の┄貴方の言った事から考えるとこの事態を惹き起こしたのは┄貴方┄と言う事に成りますが┄返答は┄┄?」

 

 

    パチパチ パチパチ 

フィ「いや~素晴らしい!、実に素晴らしですよ。エヴァ様、君の様に物事を即理解し魔術の才能も有る子は初め/ズガーン!!/┄┄フム」

 

 

私は氷の槍を投げ、彼の言葉を遮ります!!。

 

 

エヴァ「┄┄貴方のご託を聞いて居るのでは有りません!。シャーロットさん達に石化魔法を掛けたのは貴方なのかを聞いて居るんです!!、答えなさいフィリオネル!!!」 

 

 

フィ「┄そうですね、漸く私のこれ迄の苦労が実を結び

、長きにわたる研究と実験の成果を試せるので機嫌が良いので答えましょ。┄yes、ですよエヴァ様、今からする実験には彼女達は邪魔で/ヒュバババーン!!/

 

         デフレクシオ 

          風盾

 

やれやれ、余り手間を┄かけ┄さ┄せ┄っ!!?」

 

 

      ゴゴゴゴゴ!!!!

 

   ピシッ!!、ビキッ!!、バチ!!

 

 

エヴァ「┄┄もう、喋らなくて結構です。┄フィリオネル┄┄貴方を┄┄倒す!!!。

 

エーミッタム・ニウィス・カースス‼       

┄解放・ 氷爆!!」

 

 

    ドガーン!!!

      

     ズザザッ!

 

 

フィ「く!、何とゆう魔力!フフッ、それでこ!/ヒュバババーン!!!。/

         デフレクシオ‼

          風盾!!。 

 

やれやれ、容赦無しですか?┄仕方無い」

  

 

 

エウォカーティオ・スピリトゥアーリスデ・ウンデトリーギンタ・サラマンドリス・ランキフェリス 

フィ「火精霊召喚、槍の火蜥蜴29柱。」     

  

          

フィ「さて、手早くすませ┄ま┄な!!!」 

 

 

 

 

スピリートゥスグラキアーレス・オブスクーランテースクム・オブスクラティオーニフレット・

エヴァ「┄┄闇の精、闇を従え吹雪け常夜の氷雪

 

テンペスタースニウァーリス  

     

         ニウィス・テンペスタース・オブスクランス‼ 

言ったハズです、倒すと!。 闇の吹雪!!」

       

 

    キュゴーーーーン!!!   

     

 

       クラティステー・アイギス‼

フィ「っ!!!。最強防護!!」

 

 

   ガゴゴゴゴゴゴーーーー!!! 

 

 

    ズドドドーーーーン!!   

       

 

フィ「┄┄フゥ、いやはや“闇の吹雪”とは、貴女の才覚には驚かされますが、ボケツをほ!!/

 

         エーミッタム‼・ディオス・テュコス‼

ズザーッ!エヴァ「解放!! 雷な斧!!」

 

    デフ      

フィ「ッ!風/ズシァーー!!/があああーー!!」

 

 

エヴァ「ハァ、ハァ、ハァ┄┄スゥーハァー┄。

フィリオネル!、貴方を拘束します!。貴女の今後の処遇は父様達が決める事ですが!、厳罰に処されることは覚悟して貰います!」 

 

  

 上手く行きました!、フィ┄いえ、恐らく何者かに寄って金銭かナニかで買収されたこの反逆者は。自身が格上で私が格下だと理解している為に強者ならではの驕りがあり。

 

所々に侮りがみえていたので“氷の矢”で2回程の牽制をした後に“闇の吹雪”程の魔法を撃てば、私が魔力切れで行動不能に陥るとでも思ったのでしょう。

 

魔法を防ぎきれば必ず隙が出来ると思い、撃った後に 

“クイックムーブ”で懐に入り“遅延呪文”でストックしていた魔法で攻撃!。

 

後は、倒れたこの反逆者を手枷お付け、独房に入れて置けば、そこから後は父様達にお任せすれば┄┄王都ならシャーロットさん達を戻せる治癒術者も居るはず!、その人にも来てもらはないと!。

 

 

エヴァ「┄一先ずは、手枷を付けてから手足を氷/

「いいえ、その必要は有りませんよ」/な!ガハ!。」

     ドガ!!  

 

フィ「いやいや、本当に君には驚かされる。その歳でこれ程の使い手など┄┄見たことも聞いたことも無い、私の目に狂いが無かったことの確かな証明だ。

 

┄┄だが、些か遣りすぎた!。モルモットの分際で噛みつくなど会っては並ん行為だ!!」

      

   ドガ!!、ドガ!!、ドガ!!

 

エヴァ「アグ!!、ガッ!!、ガハ!!。

ゲホ!、ゲホ!、ゴホ!。うぅぅ、な、なぜ!?。┄┄え!!?。あ、あなたは!?。そ、その顔は!!?」

 

 

 

 障壁は間に合わず此方の魔法は直撃したはずなのに!?、この男は平然としていました!。信じられず頭を上げフィリオネルを見ると彼の顔の表皮が斜めに破れています!!?。

 

 

 

フィ?「んん?あぁ此かね?、お芝居の為に用意した小道具だよ」ベリ!、ベリリ!!

 

 

「フゥ、やれやれ、依頼とは言え少しばかりしんどかったが、まぁそれも今日限りで終わった事だし、予期せぬ素材が手に入ったと言う事もあるので概ね満足だよ!」

 

 

エヴァ「┄い┄依頼┄今日限り┄┄ぼ、防衛拠点の一つにすぎ┄い┄1ヵ所を┄┄っ┄┄落としたところで、い、意味など無いはず!┄┄っ┄それに両親だって居ます!┄┄ケホ!、ケホ!┄┄イッタイ何を依頼されたんですか!?。

 

そ、それにその顔┄┄┄何時からフィリオネル┄┄先生に成り済ましてい┄居たんです!、本物の┄┄先生はドウしたんですか!?」

 

  

 表皮を破り取り、顔を露にしたその男は 全く知らない40代半ばの男の人でした!。私は自身の回復とこの男の情報を少しでも得る為に話をします。

 

 

?「┄クククッ!、良いでしょ!┄話して差し上げます。まず入れ替わって居たのは3年前の出会った頃から┄┄そう、貴女を鍛えるのに一役駆ったのは私自身です!」

 

 

エヴァ「な!!、で、では┄本物のフィリオネルさんは!!」

 

 

?「クククッ!ええ、本物には当に消えて頂いて居ます

。いやぁ~時間と手間を駆けさせて頂きましたよ。

 

計画的に魔物や獣達を増殖させて、標的の人物が乗り出したらその者を傭兵団ブレイング・オクトパスの連中と共同して殺害し入れ替わり、その人物達と各拠点や王都と城、街道などを廻りトラップを仕掛ける。後は、時期を見て発動させればカタが尽く。

 

 共同作業なため経費は掛りましたが、こういった事を任せられる連中は彼等が適任だったのでね。まぁ、金に時間と手間は係りましたが、予想以上の拾い物をしたので良しとします」

 

 

エヴァ「ッ!!┄┄各拠点だけでなく┄!、王都や王宮に迄!?┄では!、貴方が┄受けた依頼は!!?」

 

 

?「ご明察、クライアントの目的は王都エルトラン並びクラウディオスの首と資源です。まぁ資源が無くとも依頼人にはクラウディオスが邪魔者だったようですがね

。ですが、王都は防備が厚く腕利きの騎士団や魔導士が多い。勿論、物量で攻め落とすのわ可能らしいです

が、後々の事を考えると被害は最小限に押さえたいとの事で。

 

ソコで、私に依頼が来た訳です。私の方でも金銭を要求せず、尚且つ此方の命令に忠実な配下が欲しかったので今回の依頼を引き受けたのです」

   

 

エヴァ「っ!!、何の要求もせず命令に忠実な配下┄人形!┄┄貴方の報酬は父様の人形、もしくはその設計図!!」

 

  

?「また正解です、それプラス20万枚の金貨も要求していますがね。まぁ、時間と手間と金も駆けたうえに、“防衛の要で有る連中”の大半を始末したのでそのぐらいわ払っていただかないと割りに合わないのでねぇ」

 

   

エヴァ「┄┄え!?┄し┄し┄まつ?あ、貴方!!父様達に何をしたの!!?」

 

 

?「クククッ!┄私は何もしていませんよ。ただ彼ら自身が罠の有る道を通り、自滅をしただけですよ。

 

まぁ、彼等が通りそうなルートにトラップ等を仕掛け、発動させたのは┄┄私ですがね。どのみち君の両親は私の目的のうえでも邪魔でしか無かったので、確実に死んで頂く予定でしたがねぇ。まぁ、安心なさい君は運が良ければ死なないから」

 

 

エヴァ「┄┄して┄┄こ┄┄し┄┄や┄┄こる┄て┄る┄ころし┄やる┄ころしてやる、殺してやる!、殺してやる!!、殺してやる!!!、殺してやる!!!!、殺してやる!!!!!、殺してやる!!!!!!」

 

 

   ズゴゴゴゴゴゴゴーー!!!! 

      

 

  ゴゴゴゴゴゴゴゴーーーー!!!!

 

 

?「なっ!!?。フ、フフッ、アハハハハ!!!!。

す、素晴らしい!、何といゅう魔力だ!!!。

想像を絶する程だ!、やはり君はす!/ドゴーン!!!。

 

 

?「ぐっ!、何と重い拳だ!!、これ/ガーーン!!!

/チィ!、予想以上の素材であった事は喜ばしいが此は面倒な!。たが!、我を忘れ隙だらけだよ!!」 

 

 

エヴァ「アアアアアーー!!!!/ドゴーン/アガ!!

グッウ!、カハ!、ッッッ!!」

 

     

?「苦しいかねエヴァンジェリン、無理も無い心臓にまで衝撃が伝わり今わ指処か、呼吸すら儘ならない状態でしょうからね┄┄安心なさい直ぐにその苦しみから解放してあげます。 

    

アーエール・エト・アクアファクティ・ネブライリース・ソンヌムブレウェムネブラ・

大気よ水よ白霧となれ、この者に一時の安息を、

 

        ヒュブノーテエイカ!

        眠りの霧!」   

  

 

エヴァ「ッウ!┄とう┄さ┄か┄あさ┄!┄┄┄┄」

 

   

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「┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄!!」

 

 

「┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄」

 

 

「┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄!!!」

 

 

「┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄!!」

 

 

    バキ!!! ガシャーン!!     

 

  

「┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄!」        

 

 

┄ナニ??┄┄イマ┄ナニカ┄┄キコエタヨウナ?。ナンダロォ┄カラダガ┄スゴク┄ダルイ┄ノドモ┄スゴク┄カワイチャッタ┄ナニカ┄ノミタイ┄ナニカ┄┄ナイカナ?┄ンン?┄アレ┄アノ┄ナガレテル┄アカイ┄ノワ┄ナンダロォ┄ナンダカ┄アカクテ┄┄キレイダシ┄トッテモ┄┄┄┄┄┄┄┄オイシソー!!!。

 

        スーッ

  

「┄!!?┄┄┄┄┄!?┄┄┄┄!!」

 

 

 

「┄┄!!┄┄┄┄!!┄┄┄┄!!┄┄!?」

 

 

     ズグン!! ゴキャ!!   

 

 

┄┄ナニ??┄ナニカ┄オナカノアタリガ┄イタイ┄ヨウナ┄キガスルケド┄アア┄オナカニ┄┄アナガ┄アイテル┄アレ?┄ナオッタ┄フフッ┄オモシロイ┄テ┄モギャクニ┄マガッテル┄オオー┄スグニ┄ナオッチャッタ!┄タノシイ~┄オナカニ┄ツイタアカイノモ┄スゴクオイシイ!!┄モット┄モット┄ノミタイ┄ノミタイ┄ノミタイ!!モット┄モット!┄モット!!┄モット!!!┄┄ノミタイ!┄ノミタイ!!┄┄ノミタイ!!!!。

 

 

 

「!!┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄!!┄┄┄!!」

 

 

「┄┄┄┄┄┄┄!!!!!┄┄┄┄┄┄」

 

 

 

アア!┄スゴクオイシイ┄┄コレ┄ナンテ┄オイシイノ

 

 

 

「┄┄┄┄!、┄┄┄┄!、ゴ┄ジ┄┄!!」

    

 

「ゴ┄ジ┄!、┄シュ┄ン!!、ゴシュ┄ン!!」

 

    

┄ナァニ??┄サッキカラ┄キコエル┄ノワ┄ダレ?┄キキオボエガ┄アル┄コエ┄ダレダッケ?、タイセツナ

タイセツ?┄ナニガ?┄┄アレ?┄ワタシハ?┄ダレ、

ダッケ?┄エ~ト┄タシカ┄┄タシカ┄┄ッッ!!。

 

 

エヴァ「┄┄┄┄┄ッ!!┄┄┄┄エッ!!?」

 

 

チャ「ゴ主人!、ゴ主人!!ゴ主人!!確リシロ!!ゴ主人!!。気ヲシッカリ保テ!!」

 

  

エヴァ「┄チャ┄チャチャ┄┄な、何が┄┄あったの?

┄な┄何で┄わ┄私は┄ち、“血”を┄飲んでるの!?な、何で?┄┄わ、わ┄た┄し┄は┄私は、か┄鏡に┄映って┄な┄無いの!?┄┄」

 

 

チャ「┄ゴ主人┄落チ着イテ┄聞イテクレ!。

┄アンタワ┄アンタワ┄吸血鬼ニサレタ!」

 

 

エヴァ「え┄きゅ┄吸血鬼?。わ、私が?、な、何で私が!?、ど、どうして、いったいな/「ゴ主人!!」

 

 

チャ「ゴ主人!!┄┄ゴ主人。今カラ話ス┄┄チャント 聞イテクレ。先ズ、今ノ情況ダガ、戸々ハ、城ノ大広間デ、ゴ主人ハソノ男ノセイデ、ソンナ体ニ為ッタ」 

       

 

エヴァ「チャ┄チャチャ┄こ、この男を、こ┄殺した

のは┄わ、私┄なの?」

 

 

チャ「┄アア┄ソウダソノ男ヲ殺シタノハゴ主人ダ。

ダガゴ主人!同情ナンカ必要ネェゾ!。ソイツノ場合ハ、自業自得ダ!良イカゴ主人!、アンタガ気ニヤム必要ワネェ!」 

 

 

エヴァ「┄ち┄ちが┄違うのチャチャ!、わ、私死体を前にして居るのに!、恐怖も罪悪感も感じてないの!、そ、それ処か“コレ”から流れてる血を飲みたくて堪らない自分が居るの!!。その私が今も囁いてるの!!

 

[何を遠慮する必要が有る、コイツは我々の大切な者達を奪った男!、全ての血を啜り尽くせ!!] 

 

て┄そ、その言葉に従いそうに為っている。じ、自分自身が怖いの!!!」

 

 

 

チャ「ゴ主人!┄┄一旦部屋カラ出ヨウ、外ノ┄ト言ウヨリ王都ノ情況モ話シトカナキャナラネェ。此所ハ

暫クノ間ワ大丈夫ダケレド、明日ニハ敵ガ来ルカモシレネェ、猶予ハ明日ノ朝ダ。其マデニ話シトカナキャナラネェ事ガ有ル。一先ズゴ主人ノ部屋ニ行クゾ」

 

 

エヴァ「┄┄う、うん、わ、分かった」

 

 

 自分自身に恐怖を感じ、今にも男の血を啜りそうに為って居る自分を両手に力を込めて押さえ付け、自分が抱いている恐怖心をチャチャに話すとチャチャは大広間を出て私の部屋に行く事を提案し、其所で私が眠らされていた間に興ったことを話してくれるそうです。

 

 

 

 自室

 

 

 

エヴァ「┄┄チャチャ服が破れてるし、腕が壊れてる様だけど┄大丈夫?」

 

 

チャ「┄アア、交換スレバ大丈夫ダ┄┄ゴ主人、マズハスマネェ、助ケル事ガデキナクテ。エリシアカラゴ主人ヲ頼ムト言ワレタノニ!。駆ケ付ケルノガ遅カッタ、駆ケ付ケタ時ニハモウ野郎ノ儀式魔法ハ終ワッテイタ。本当ニスマネェ!」 

 

 

エヴァ「┄┄チャチャは、知ってたの?┄┄父様達に┄┄┄何が有ったか┄?」

 

 

チャ「┄アア、依然話シタガオレトエリシアハオ互イノ意識ヲ共有スル事ガ出来ル┄┄ソレデ、エリシアカラ┄

┄送ラレテキタ。駆ケ付ケタ時ニハモウ手遅レダッタ、エリシアハ少シ息が有ッタガ。アルバートとクリスガエリシアニ覆イ被サル形デ亡クナッテイタ。

 

┄┄状態カラシテ、クリスガ身ヲ呈シテ二人ヲ護ロウトシタトコロヲ、アルバートガクリスト入レ替ワリ二人ヲ護ロウトシタンダロォ┄┄最後マデ立派な奴ダッタゼ、ソンナアルバートノ作品デ有ル事ワ、オレニトッテ┄最高ノ誇リデ自慢ダ!」

 

 

エヴァ「┄っく!、うぅぅ┄┄あ、ありがとう。チャチャ。うぅぅ┄クリスさん┄┄父様┄母様┄┄」 

 

 

チャ「┄┄ゴ主人、ユックリ泣カセテヤリテェガ、言ッタ様ニ時間ワ余リネェ。

 

次ニ王都ノ情況ダガ┄┄敵ハ大規模ナ軍隊デ既ニ防壁モ突破サレ市街戦ニ入ッテルウエニ、城ノアチコチデ煙リモ上ガッテタ。陥落スルノハ時間ノ問題ダロウ」

 

 

エヴァ「ッ!、王都が!?┄そ、そんな!┄┄ッ!ク、クラウディオス陛下は┄┄どうなるの!?」

 

 

チャチャ「┄┄捕ラエラレタ王族ハ┄┄大抵ガ┄処刑サレル」

 

 

エヴァ「┄ッ┄お助けする事は┄出来ない┄かな?」

 

 

チャチャ「┄気持ハ分カルガ、今カラ行ッテモ間ニ合ワナイシ、敵方ノ最優先捕縛対象ダロウシナ。

逸レニ王都ワ完全ニ包囲サレテイタ┄抱エテ飛ブノワ危険ダシ┄トテモ逃ゲラレネェ」

 

 

エヴァ「┄じゃあ、じゃあ!どうすれば良いの!?。

父様も母様も助ける事が出来なくて!!、

陛下も助ける事が出来ない!!。

わ、私わ、この先┄どうすれば良いの!?ぅぅ┄」

 

 

チャチャ「┄ゴ主人┄┄オレワ今後ノ事モ考エルト

オレワゴ主人ノ体ヲ元ニ戻シタイ。

 

人間ヲ吸血鬼ニスル魔法ガ有ルナラ逆ニ元ニ戻ス魔法モ有ル筈ダ!。

┄エリシア達モ、ゴ主人ノ状態ヲ知ッタラ元ニ戻ス事ニ全力ヲ尽クスダロゥ。ダカラ

 

 

エヴァ「何で!!そんな事がチャチャに言えるの!!

 

チャチャは父様の作った人形で!、父様じゃ無い!!

 

母様の血も使ってるけど!、母様でも無いじゃない!!

 

そんなチャチャが何で!そんな事が言えるの!!!。

 

もう!エルトランわ陥落して、エルトロももう終わる!

 

ならいっそ、わた「ゴ主人!!!」ッッ!!?」

 

 

チャチャ「┄確カニ、オレワ只ノ人形ダ、

 

ダガ!、二人ノ想イヲ込メラレタ!!

 

アルバートノ、エリシアノ想イヲ託サレタ人形ダ!!。

 

エリシアノ最後ノ想イモ託サレタ!!!

 

コノ先何ガ興ロウト、二人ノ分マデ エヴァヲ守ル!!

 

エヴァヲ傷ツケル奴等ガ居レバ!、刃ニ、盾ニナル!!

 

エヴァガ悲シメバ!、傷付イタ心ヲ癒シテミセル!!

 

エヴァガ笑エバ!、一緒ニ笑イ!、喜ブ!!

 

オレワ!、コノ先何処マデモ!エヴァト一緒ダ!!

 

例エ エヴァガオレヲ嫌イニ為ッテモ、オレワ!!

 

一生一緒ニ付イテ行ク、離レテヤルモノカ!!!

 

              ダチ 

オレワ!、エヴァノ相棒で!、友人ダカラナ!!」 

 

 

エヴァ「ッ!!うぅぅ┄┄ッ!、チャチャーァ!!

 

うあああああーーー!、うわぁあああーーーー!!」

 

 

 

その日┄私は 転生してから初めて大泣きしました、 

両親やクリスさん達、城の皆。

王都のクラウディオス陛下、誰一人助ける事が出来ない自分自身の無力さに絶望し自棄に成り酷い事を言った私を。

 

“守り”“一緒に居る”“友人だ”と、言ってくれた コノ小さな親友の心がとても嬉しくて┄┄何時もは硬く冷たい体つきなのに、

 

今抱き締めているチャチャの体からは、確かな温もりを

 

         感じました。 

 

 

 

◢◣◤◥

 

 

 

 明朝 5時00分 

 

 

 

翌日、朝日が昇りきらないうちに私達は、両親やクリスさん達と良く来ていた城を見渡せ、花々なが咲き誇る丘に来ています。

 

 

 あの後、城に留まる危険性を聞き、チャチャのアドバイスで旅支度を整えて、持てる物や必要に成りそうな物は、カバンやマント、予備のマント等に収納して、収納出来ず敵対勢力や、悪用されるのはマズイい物等は処分し、城を出ました。┄┄荷物をかき集めている途中石化

したまま、砕かれていたエリスさん達を見たときは、また涙だが溢れ、チャチャに励まされる事に成ってしまいました。

 

 

┄私とチャチャは、一年中日が辺り眺めも良い場所に両親達のお墓を作り終え、チャチャと一緒に冥福を祈って居ます。

 

 

エヴァ「┄┄┄チャチャ、手伝ってくれてありがとう。

チャチャが居てくれたから良い、石も見付かったよ┄┄本当にありがとう!」

 

 

チャチャ「┄┄スマネェナゴ主人、形バカリノ物ニナッチマッテ┄┄」

 

 

エヴァ「ううん、チャチャが居てくれたから、父様と母様、クリスさん達のお墓が作れたんだよ。それに3人の“髪”も埋葬できた。全部チャチャのお陰でだよ!」

 

 

チャチャ「┄ゴ主人┄┄必ズ、必ズ!2人ノ分マデ貴女ヲ守リ抜ク!、必ズダ!!。ソシテ、絶対ニアンタヲ、元ノ人間ニ戻ス方法ヲ探ソウ!」

(エリシア、アルバート、必ズエヴァヲ守リ抜ク!!。┄エリシア!必ズ誓イハ果タス!ダカラ皆ト見テイテクレ!)

 

 

エヴァ「┄うん!、頼りにしてる┄でも、私にもチャチャを守らせて!┄私は、もう何も守れないなんて絶体に嫌だから。一緒に強くなって、一緒に頑張ろう!」

 

 

チャチャ「┄アア┄┄サテ、ゴ主人。城デワ旅支度ノ用意デ話ス時間ガ無カッタガ、此カラノ方針ヲ決メネェトナ┄マズ┄俺達ハエルトロニワ留マレナイ、此処マデハ分カルナ?」

 

 

エヴァ「┄┄うん」

 

 

エヴァ「次ニ、ゴ主人ニ掛ケラレタ魔法ダガ┄┄書キ写シタコノ魔方陣ヲ見ルト┄┄正直言ッテ、全ク解ラネェ。┄┄コンナ複雑ナ術式┄見タ事ガネエ┄」

 

 

エヴァ「┄人を吸血鬼に変える魔法だから┄明らかに黒魔術系統で、国では違法魔術だよね?┄家の書庫でも、観たこと無いし、父様達の魔導書は折をみて調べるとして┄┄王宮の書庫┄わ、無理┄┄だよね?」

 

 

チャチャ「┄王都ハ包囲サレテンダ、近ズクダケデモ危険ダ!┄┄其ニ、“アノ”国王ガ人道ニ反スル物ヤ書物等ヲ、収集シテルトワ思エネェ┄呪イノ対策の書物グライハ有ルト思ウガ┄」

 

 

エヴァ「┄確かに、となると┄残る手掛かりは┄あの男が何者で、誰なのかを調べないと。┄┄あの男、長年

の研究成果を漸く試せる。と、言ってた┄┄何年も研究をして居たといゅう事は、必ず研究施設か何かが、有る筈だよ!」

 

 

チャチャ「┄確カニ、架ケタ本人ナラ誰ヨリモ、詳シイダロウ┄ダガ奴ハモウ死ン┄┄野郎ハ┄モウ話セナイウエニ、野郎ノ手掛カリハ顔ダケ、名前モ判ラナケレバ、素性モ判ラネェンダゾ┄ドウヤッテ調ベル?」

 

 

エヴァ「┄┄傭兵団・ブレイング・オクトパス┄あの男が今回の仕事を共同した傭兵団だよ、あの男の口振りからすると、即興的に組んだ相手じゃ無さそうだった。もしかしたら、その傭兵達は男に付いてよく知ってる可能性があるの!」

 

 

チャチャ「┄傭兵団┄カ、成ル程ナァ。マァ、他ニ手掛カリハネェンダ、ソイツ等ヲ探シテ締ゲ上ゲ、情報ヲ聞キ出スンダナ!?。オレワ賛成ダゼ。聞キ込ミヲ続ケレバ、コノ魔方陣ノ事モ分カルカモ知レネェシナ!」

 

 

エヴァ「┄┄今王都に居る敵勢力の将校を捕まえて、男に付いて問い質しても、雇った側が名前以外の事を知ってるとは思えないしね」

 

 

チャチャ「┄┄正論ダナ、国ニ遣エル正規ノ将兵達ガ、使イ捨テトシテ見ラレル事ガ多イ、雇ワレ連中ニ詳シイトワ思エネェ┄」

 

 

エヴァ「┄┄手懸かりは傭兵団の名前と、書き写した魔方陣に、今回侵攻して来た敵軍。┄件の傭兵団は、侵攻して来た軍隊を派遣した国の領土内に、報酬が払われる迄は留まる可能性がある!。┄┄エルトロを落としたのだから、直ぐに近隣の村や街、隣国で騒ぎに為り万が一に備え、国は相手の情報を得ようとするはず!。┄┄先ずはエルトロに近い隣国、レメジェールを目指そう!」

 

 

 

チャチャ「了解ダ!、ゴ主人!。必ズ、野郎ノ足跡ヲ見ツケヨウゼ!!」

 

 

 父様、母様、クリスさん、エリスさん、シャアーロッ

トさん、城の皆、ちゃんと弔えなくて、ごめんなさい。

   

いつの日か人に戻り、此処に戻る事が出来たら┄┄┄。

 

┄┄もっと、もっと┄┄一緒に┄居javascript:void(0)。

┄父様┄にっ┄人形作りの事┄┄聞きたかったです!。

┄┄母様と┄っ┄お茶したり、┄一緒にお菓┄子作りも

┄したかった!。┄二人とっ!┄王都を廻りたかった。

 

クリスさ┄ん┄にもっと種々な事を┄┄教えてもらいたかった!。

 

エリスさん┄┄にもっと┄┄薬草や┄治癒魔法の事、┄┄教えて┄もらいたかった!。

 

シャアーロットさん┄に、┄┄もっと剣術や┄体術を、┄┄教えてもらいたかった!。

 

三人と、もっと┄お話したかった┄お世話に為りっぱなし┄だったのに┄っ!┄なに一つ恩┄返し┄出来なかった。

 

┄お城のメイドさん┄達に、執事さんに、┄メイド長さんに┄┄騎士団の皆さんや、警備兵の人達、┄皆┄私が┄生まれた頃から┄┄ずっとお世話に為って居た人達、

 

┄ごめんなさい、誰一人、守れなくて┄┄┄。せめて皆にも私と同じような奇跡が興り、その後の人生では、平穏な暮らしと、幸せを手にしてくれる事を願います。

 

 

私はマントから箒を出し、チャチャに声をかけます。

 

 

エヴァ「┄チャチャ、国境は敵兵に封鎖されてる可能性もあるから、空から行こう!。サァ!、乗って!」

 

 

チャチャ「アイヨ、ゴ主人!」

 

 

エヴァ「┄よし!、それじゃあ!。レメジェールへ出発!」

 

 

私達は僅かな手掛かりの中から少しづっ、紐解く為に、

┄┄私達から大切な人達を奪ったあの男、あの男がどん

な目当てが有って私に、あんな魔法を掛けたのか、男の目的等は、男の居ない今となっては、解りません┄┄。

┄無事に元の人間に戻れると良いのですが┄┄。

 

┄いいえ、私がこんなことを考えてはチャチャに申し訳が立ちません!。少なくともチャチャは本気で私を元に戻そうと思ってくれています!。

 

そんなチャチャの想いに、私が後ろ向きな考えでは申し訳が無いです!。  

 

 私はネガティブな考えを振り切り、レメジェールで情報を得る方法を考えながら、空を進みます。

 

   この闇夜が私達の今後の先を案じたもので

 

  無いことお祈り、レメジェールを目指します。

     

 

 

 

 

   __________________

 

 

 

 

 

 第4話、終了です、本当は別大陸に出るまでを、書きたかったのですが 長く為ってしまうので、旅立ちの場面で止めます。次回は 主人公がお尋ね者に為る事件が興ります。

 

     次回も宜しくお願い致します。




 予定道りに出来ず、すいません。またこんな長文にお付きあい頂き、ありがとうございました!。次回は為るべく早めに書いていきますので、宜しくお願い致します。

それと纏めて投稿すると書きましたが、私の技量では無理そうなので、一話ずつ書いていく事にしました。 


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プロローグ第5話‚┄レスターバ王国の兵士┄┄厄介な事に為らなければ良いんだけれど┄┄。

 第5話です

 時間が係り申し訳ありません。

今はタダ自分の文才の無さと、計画性の無さに苦戦して

います。が┄要約、良いんじゃないかな?。

と思う物が出来たので投稿します。 




プロローグ第5話‚ ┄レスターバ王国の兵士┄┄厄介な事に為らなければ良いんだけれど┄┄。

 

 

 

 

第5話です、レメジェール領での事まで書くとかなり長く為るので、20年後から、書いていきます。この話で主人公がお尋ね者に為る原因を造る人物を書きます。

 

 

 

 

   ______________

 

 

 

 

そこは近隣の村から十数キロ程に有る、雑木林のお生い茂る深林の中に建てられた館。以前は貴族が使って居た2階建ての別荘だったが、今は山賊達の隠れ家で其は興っていた。

 

その者達は嘗ては国々で興る戦に参加する流浪の傭兵団だったが、国の将兵達の命令や作戦等の事は一斎を無視し、勝手気ままに暴れた揚げ句、敵国の村などを襲い、虐殺や略奪等をしただけでなく 自分達のしたことを雇った側の国の将兵達にその罪を擦り付け、両国間の間に更なる憎しみを作り、戦争を激化差せてもいた。

 

また時には其を理由にして予定している作戦、又は相手に途って厄介な将兵の首を土産に敵国に寝返ると 今度は雇って居た側の国の村で同じ事を繰り返す。そして 両国が激しくブツカリ合う混戦に常時 戦場から姿を消し。略奪品や拐ってきた娘達等で己が欲望を潤す ロクデモない連中で有った。

 

そんな事を繰り返し行っているうちに、遂にはその事実が発覚。傭兵団が丸々お尋ね者に為ってしまい追われる身となったが、その者達には悪運が働いたのか 

身を隠す為に入った森の奥深くで貴族が使っていたと思われる放棄去れた館を発見。其所を拠点として、暗殺や地上げ屋の用心棒、時には行商人を襲い荷や金品の略奪もし、正に傭兵崩れの山賊と為って居た。  

 

 

 

 館内・ホール

 

 

 

野党A「┄┄う┄うそ┄だ!?、こ┄こんな事┄┄あ、有り得ねぇ!!?。」

 

 

 

 其は夢か幻か、いや男に訪っては夢であってほしい、幻であってほしい事だった。

 

“ソレ”は突然現れた、行商人の一行を襲い商人達を皆殺しにした後、荷と金品を奪い拠点に帰り着き略奪品の酒を飲みながら仲間内で騒いでいる時だった。

 

突然ドアが轟音をたて、仲間を2人程巻き込み吹き飛んできた!。

 

辺りが唖然となり、壁に当たり壊れたドアと延びている二人を見た後に出入口を見ると、其処には女が一人佇んでいた。

 

その女は、絹の様な白い肌に、腰まで有る長髪の金髪で、黒いマントを羽織り、胸元が露出している黒いドレスの様な服を纏っていた。体は、男達の理想的な体形で、正に出る処わ出て、引っ込む処わ引っ込んでいる。しかも、顔も非常に整い、此方を見るスカイブルーの瞳と、佇むその姿勢は何処か貴賓を感じる、何処ぞの貴族の娘か何かだろうか?。

 

入ってきたのが女一人だと分かると、途端にその場を覆っていた緊張感は消えた。替わりにその場を支配したのは小笑いと、極上の獲物が現れた事えの喜びだった。

 

 

 

野党B「へへ、こいつぁ、いいねぇ~。

お~い、お嬢さんドアを壊しちゃいけないなぁ~。修繕費わ、アンタのから/ドガッ!/ガァ!!?」

 

     

 

     ズゴーーン!!!       

                                     

 

 

野党達「「┄┄なッ!!?」」

 

 

 

女から一番近い位置に居た仲間が女の傍まで行き、女の体を上から下まで、嘗めまわす様に見て。声をかている最中、仲間に突然何かが興きて打ち上がり!?、仲間の顔が天上に突き刺さった!!?。 

 

 

 

野党C「て、てめぇ!、何もんだ!?、奴に!、何しやがった!!?」

 

 

 

?「な┄るい┄が┄り┄┄」

 

 

 

野党D「ああん!?、何言ってやがるこのアマ!?。てめぇ、嘗めたマネしやがっ/ズン!/ブホッ!!?」

 

 

 

     ドガシャーーン!! 

 

 

 

?「名のる意味が有りません、此から倒される貴方達にはね」

 

 

 

野党E「っ!?、て、てめぇ!、賞金稼ぎか何か!?。なら、此所を知られた以上、生かしちゃおかねぇぞ!!」

 

 

 

野党達「「ヤッチまえぇー!!。/ぶち殺せえぇ!!」」

 

 

   ダッ!、ダッ!、ダッ!、ダッ!。

 

 

  エーミッタム・エンシス・グラキアーレス・コレーア‼

?「┄解放・氷刀輪舞!!」          

 

    

 

   スババーーーン!!!  

     

 

 

野党達「「グヮアー!!?/ギャアアーッ!!?」」

 

 

 

野党F「なっ!?、な、何だ今のは!!?」

 

 

 

野党G「こ、こいつ!!、魔導士だ!!。接近戦で攻めろ!、呪文を唱えれなければ、魔導士なんざぁ何も出来ねぇ筈だ!!」

 

 

  

野党H「任せろ!!、おれがぁ!!/ガシッ!。/あが!?、ぐう!!?」

 

?「┄私の問に答えて貰らいます、貴殿方のボスは何処です?、聞きたい事が有ります」

     

      メキ! メシ!     

野党H「┄ごあ!┄うぐ!┄がぐ!!」

 

野党I「な!?、て、てめぇ!!ソイツを放しやがれ!!」

 

 

野党G「く、くそアマがぁ!!調子にのんじゃねぇ!!」

 

   ダッ!、ダッ!、ダッ!。 

 

       スーッ

 

 

野党I「がぁ!?、なっ!!?┄う、動け┄┄ねぇ!?」

 

 

 

野党G「ど、どう成ってやがる!?、な、何で!!動けねぇんだ!!?」

 

 

 

野党達「「ち、ちきしょう!!、な、何をしやがったぁ!?。/こ、こんなマネをして!、只じゃ、済まさねぇぞ!!。こ、このア!┄もが!?」」

 

 

?「┄┄話の途中です、少し黙って居なさい。┄さて、話の続きをしましょうか。貴殿方のボス、キース・ヘイドンは何処に居るんですか?。

 

彼にはある男から請け負った仕事に付いて、聞きたい事が有ります。彼は何処です?」

 

野党H「うが!┄に┄に┄がい┄の!┄お┄おく┄の┄┄へやぁ! カハ!┄┄」

 

     ドスン!

   

 

?「┄どうもありがとう」

 

 

   コッ、コッ、コッ、コッ

 

 

その女は30人程居た自分達の半数程を、氷りの剣で切り裂き、残りの連中は今も空中に浮かされ。何かで両手足を縛られ、逃れる為に今もモガイて居る。

 

そして、女はボスの居場所を聞き出すと。ホールを出て行く。┄その間、掛かった時間は2~3分程┄┄たかが女一人に、30人以上の男達が何もでき無かった。

 

自分達は腕利きで、今まで相手にしてきた仲には、当然ながら、魔導士も居た。

┄┄だが、今日現れた魔導士は。目にも留まらぬ速さで動き、片手で、大の男を持ち上げた、見るからに細腕の女がである!。

 

┄┄目の前で興った事が信じられなかった。┄┄夢だとも思いたかったが、“アレ”が放った、魔法の余波も感じたし、両手足をキツク縛られて居る事で痛覚も有る!。┄それらの事で今興っている事が現実だと、嫌でも分かってしまう。

 

 

野党A「あ、あの女わば、化け物だ!?、

地獄から俺達の魂を喰らいに来たんだ!!」

 

 

 

野党I「バカ野郎!!、あの女は只の人間で魔導士だ!!。寝言をホザイている暇が有るならこのじょ!/ズゴーーン!!!/な!?、何だ!!?」

 

     パラ、パラ、 

 

野党G「な、何かが落ちて来たぞ!!?」

 

 

 

野党J「な!?。ぼ、ボス!!?」

 

 

 

ボス「┄あ┄あが!?。ぐぅ┄くっ!、チクショー!!、て、てめぇ!。いったい何者だ!!?」

 

 

        スーッ、トン  

 

?「┄┄まだ自分の立場が分かっていない様ですね、質問して居るのは此方です。これ以上痛いおもいをしたく無ければ、“カルマの荷物”を、何処へ運んだのかを答えなさい」

 

 

ボス「┄ケッ┄答える義理なんかねぇよ!┄┄ソイツをくらって、死んどけ!!」

         バッ!!。

 

   

      ジジィィィ! 

?「┄ッ!?」

 

   

     ドドカーーン!!!。

 

 

ボス「┄┄ハッ!、油断したな魔導士!。俺様を怒らせたんだ!、火薬が少ない分、即死じゃねぇが。苦しみモガキ死ね!!」

 

 

野党達「「ウオォー!!、サスガわボス!!。/やったぜ!、ザマァみろ!!」」

 

 

ボス「┄ウルセェぞ、テメェ等!!。あんな女一人に、揃ってなんてザマだ!!。テメェ等は女ひと!/ズブッ!/┄ガァ!?、ギャアーー!!?」

 

 

野党達「「なっ!、ボス!?。/な、何が!!?」」

 

 

野党A「なっ!?、あぁぁ!!?」

 

 

 

ボスを追い込んでいた魔導士が、ボスの投げた爆弾で吹き飛び。周りの奴等が安渡し、ボスを讃えて居た時だった。

 

ボスが突然大声をあげ、叫び出した!!     

辺りが騒然と成り、困惑に包まれるなか。ただ一人┄その男の眼には、自分達のボスに何が興ったかを、見えていた者が居た。  

 

ボスの背後の足元から伸びている。淡い光の刃と、床から生えている白い手を!?。

 

     ズズズッーー!

 

?「┄┄全く、余り手間取らせないで下さい┄┄まぁ、話したく無いなら構いませんが┄その場合、貴方には┄用が有りませんので┄此のまま殺しますよ。貴方ゴトキに時間を架けてあげる程、寛容では有りませからね」

 

 

女の言葉の最後に辺りの空気が重く成り、急激な寒気に体が支配される。

 

 

ボス「ヒッ!?、ヒイィィ!!!。ま!、待ってくれぇ!!。は、話す!、話します!!。奴の荷物は此処の領地!“ボリビエラ”の!、“サングスト”て、街に運んだ!!。

そ、其処から先は、俺達も知らねえ!!┄┄ほ、本当だ!!、し、信じてくれ!!」

 

?「┄┄サングストの何処に荷物を置いたのですか?」

 

ボス「さ、酒場をやってる闇ギルドが管理していた倉庫だ!!。品物の管理だけじゃねぇ!、其の倉庫で盗品をホトボリが覚めるまで預かったり!、盗品の取引をする最にも使われたりするらしい!!。

 

今 彼処を仕切ってるのは、“バジェス”てハゲの小太りの男で、頭にライオンの刺青をしてるんだ!。さ、酒場の名前は“ルビーアイ”だ!。

 

あ、後は!?、近々大規模な取引が有るらしいんだ!!?。各国の貴族や遺跡から盗んだ盗品が競売されるらしい!!。じ、情報も話したし!┄か、金もやるから!!い、命ばかりは見逃してくれ!!」

 

?「┄┄“サングスト”に、元締めの“バジェス”に“酒場のルビーアイ”どうも┄┄」

 

       ドサッ!  

 

 

   コッ、コッ、コッ、コッ、 

 

 

 

  ドサッ!、ドサッ!、ドサッ!、 

 

野党達「「グワ!?/イテ!?/オワ!?」」

 

 

野党J「┄┄た、助かった┄のか!?。俺達┄?」

 

野党A「┄ハァ~。よ、よかった~!、あんなヤベェ奴の相手なんて、命が幾つ有っても足りねぇよ!。」

 

野党G「ま、全くだ!。勝てる気がしな/テメェ等!! 寝言いってんじゃねぇ!!?。/ヒィ!、ボ、ボス!?」

 

ボス「┄お前ら!┄┄今すぐ武器を取り!、俺とあのくそアマを!ぶち殺しに行くぞ!!!」

 

野党K「ナ!!、ボ、ボス!?。ほ、本気ですか!?、あの女はヤバイですよ!。拘わらない方が良いで/ズドーン!!/ガァ!、┄ボ、ボス┄ッ!!?」  

       ドサッ!

 

野党達「ナ!!?┄┄うっ、何を擦るんです!!ボ、ボス!!?」

 

ボス「┄┄┄まだ!┄ナニか文句の有る奴ぁ居るか!!?。┄┄テメェ等は!┄黙って!、俺に、着いてくればいいんだ!!!。分かったか!!?」

 

 

野党達「┄┄は!、ハイ!!。/い!、行きます!!、直ぐに、行きます!!」

 

 

ボス「┄よし、テメェ等!!、行くぞーー!!!」

 

 

野党達「お、オオーーー!!!!」

 

  ドッ!、ドッ!、ドッ!、ドッ!

 

 

  

女が去り、助かったことに安堵していた俺達だったが。ボスは女に、激怒している様だ。

 

ボスの脅迫により、俺達は武器を取り、女に報復する為に館を出て、女を捜すが┄┄俺は逃げなかった事を後悔した┄俺達が女を追って外に出た時点で女は直ぐに見付かった┄┄空に浮かび満月を背に、バカデカイ氷柱を幾つも┄待空させた状態で┄┄!!?。 

 

 

?「┄貴方達は、命を奪い過ぎた!。其の報いを受けな

さい!

  

ホ・パゲロース・キオーン・トゥ・ハイドゥ‼

  ┄┄冥府の氷柱!!」

 

   ズゴゴゴゴゴーーーッ!!!!! 

 

 

┄余りの出来事に。叫び、逃げ出す者、その場で経たり混む者、放心し、堕ちてくる氷柱を見つめる者、一心に命乞いをする者┄┄ボスも┄サッキ迄の勢いは見る影もなく。立ったまま失禁し、立ち竦んでいる。┄ヤッパリ、あの女は┄あく┄┄。     

 

 ズガガガガアーーーーン!!!!!。 

 

 

 

 

 野党Side end

 

 

 

 

 

◢◣◤◥

 

     

 

 

 

      

 ズズズーーン!!! ガラガラガガアーーン!!!!

 

 

 

 

?「┄┄┄┄┄┄┄。」

 

 

 

?「御無事ですか、マスター?」

 

?「相変ワラズ戦闘後ニハ、シケタ顔ヲシテルナ。ゴ主人」

 

 

 

エヴァ「┄┄茶々丸、チャチャ┄此ばかりは、馴れてはイケない事だと思うから┄┄」

 

 

チャチャ「┄マァ、余リ気負イ過ギルナヨゴ主人┄ドノミチ奴等ハ全員、縛リ首ガ確定シテイタ連中ダシ。ナニ寄リ┄許スツモリ何テ、無カッタダロ┄?」

                

 

茶々「┄┄私達を乗せてくれたあの行商人の方々┄ですね?。┄┄皆さん、いい人達でしたね┄」

 

 

エヴァ「┄┄次の街まで乗せて貰って居たら┄助けられたかもしれないね┄┄」

 

 

チャチャ「止メトケゴ主人、人生ニ“モシモ”、“ダッタラ”、“コウシテイレバ”、何テ、思ッタリ考エタリシタラキリガネェゾ。┄オレ等ニ出来ルノハ精々忘レナイ事ト、亡骸ヲ弔ッテ遣ル事グレェダ」

 

茶々「┄はい┄確りと記憶します」

 

 

エヴァ「┄┄二人とも、ありがとう」

 

 

茶々「┄!。マスター東側から、何者かが接近中です。音源の量から考えて、中隊規模の部隊のようです。まだ、捕捉されて居ませんので、撤退を提案します。」

  {中隊・約100~200人程}  

 

チャチャ「┄役人カ?。ゴ主人、確カニ見ツカッタラ面倒ダナ。トットト宿ニ戻ロウゼ」

 

 

エヴァ「┄そうね、戻りましょう」

 

  

 

野党達を倒した私はチャチャ達と合流し、其のまま空を移動し情報収集の為に立ち寄った村の宿に戻ります┄。

 

 

 

┄┄あの日、国が襲撃を受け城が陥落した日。私とチャチャは隣国のレメジェールに行き、敵国についての情報を集めた。

 

翌朝のレメジェールは其こそ蜂の巣をツツイタ様に大騒ぎが興り、国王は直ぐ様エルトラを落とした軍隊についての調査と、防衛線の更なる強化を行ったらしいです。

 

私は“体の事情で太陽が昇っている日中は動けなかった”為に昼間は陽の当たらない洞窟、又は森の奥地等に避難し、夜に行動せざるを得ませんでした。

 

昼間はチャチャと一緒に組手や魔法の修行、お腹が空けば動物等を狩ったり、魚や山菜等を食べて過ごし。

夜に情報収集をして過ごして居たが┄┄夜に子供が一人で彷徨き、情報を集めるのは危険が伴うし、面倒事が常に興ったので其の対策として見た目だけでも姿を変えるべく、“魔法薬・年齢詐称薬”を作り、夜の酒場や紹介された情報屋等を訪ね歩きました。

 

 

3週間後、両親達や陛下の仇である国の名が分かり、其の領土や国に入りあの男の事を知っているだろう、傭兵団の足跡を探す。

 

入国した国に、私の故郷を滅ぼした国主の名は。

“ガリアスタ帝国皇帝・ダリアス・L・G・ガリアスタ。皇帝候補の実の兄だけでなく、弟までも殺め、皇帝であった父親も殺し、政権を強奪して国主に成った事故権威力と、支配欲の塊で正に暴君として知られる愚者で、当然民主からの支持は最低値だった。

 

┄エルトラを落とした事で、勢いずいたのか帝国はその後も飛ぶ鳥を落とす勢いで各地を占領していった┄┄が。6年後、度重なる圧政に遂に民主達が立ち上がり反乱が興った。

 

┄┄民主の反乱は一見無謀とも言われていましたが、反乱軍の指揮を執っている人物がかなりの切れ者らしく、数の差を見事な作戦と戦術でカバーし、其の1年後、遂にわ反乱軍は帝国軍の打倒に成功。ダリアスを打倒し、圧政に苦しんでいた多くの民を開放、新王国が誕生しました。

(勿論私も何もしなかった分けが無い。昼間は動けないので、夜に帝国の砦や城などを潰して廻りました。)

                 

┄直接クラウデォス陛下の仇を討てなかったのは残念でしたが、収穫も有った。┄┄探していた傭兵団が帝国に舞い戻り、再雇用される事を聞きつけた。

 

私は直ぐ様連中が帝国と合流する前に彼等の根城を探しだし、襲撃し情報を聞き出した後、連中を壊滅させた。┄┄連中の話で両親達を死に追いやった男の名は“カルマ”といゅうらしい。最も本名かどうかは連中も知らないそうです。

 

カルマはある目的の為に、名の有る魔導士達や遺跡等、あらゆる魔法に関する知識や、珍しい魔法具等を私達の時の様に潜入、又は自身で襲撃したり。闇ギルドや、傭兵等を使って襲わせて奪った品物は隠れ家の近くの村や街まで運ばせたりしていたらしい。

 

 

あの男が何を目的にしていたかは分からないが。

ろくでもない事だろう。私とチャチャはカルマに協力していた連中を調べ、襲撃し荷の運び先を聞き出しては其の場所え行き、其所が魔法具の貯蔵庫であれば役立ちそうな魔法具は入手、研究所であれば調査をしたが┄┄今の処 研究所等は破壊され、

資料等は廃棄されて居る所ばかりだった。

 

そして今現在の私とチャチャは新たな家族、茶々丸を作り3人で行動している。

(名前は自分の妹なのでとチャチャが考え、名付けました┄┄。うん、母様との繋がりが強かっただけの事は有ります、ホントに。(ΦωΦ))

 

茶々丸を造ってからの情報収集は教育の為にチャチャも附いて居たため順調でした。

昼間に2人が情報収集をしてくれたお陰で情報も集めやすく成り。

 

カルマの協力者達や非合法組織を随分と潰す事が出来た。其に10年たつと体が少し怠いけど昼間も陽に当たれるようになり、3人で情報収集が出来るように成り、今は3人で旅を続けて居ます。

(因みに、チャチャや茶々丸には他の人達からは見た目わ人間に見える様に幻術がかかる首飾りを造り渡して居ます。)

 

そして今現在、私達は新たな手掛かりを得てこの近くの村に宿を取り。今回の目的だった傭兵崩れの山賊達を討

  ・・・・・・

伐。次の襲撃場所は、厄介な事に為りそうなので情報を集めています。そして私は、今回まで得た情報に附いて考えます。

 

(┄┄ボリビエラ領の、サングスト┄酒場のルビーアイ。┄あれから20年も経つけど。“現存するカルマの研究所”は、まだ見つからない。これ迄も研究所だった所は幾つか見つけたけれど、全てが僅かな原型を残し破壊されていたか何一つ残っていない、カラの部屋ばかりだった┄┄。)

 

(┄サングストに運ばれた“荷物”は、これ迄の量を上回り、奴隷も何人か運ばれたらしいけど┄┄カルマがアチコチから奪った、“魔法具等”の貯蔵庫みたいに破棄されず、残っていると良いのだけれど┄。)

 

 

 

チャチャ「┄┄ゴ主人、マタウジウジト ネガティブナ事ヲ考エテンノカ?。┄大丈夫ダ、今回探シテル場所ハ、規模ガデカソウダカラナ。ナァ、妹ヨ!」

 

茶々「はい、姉さん。

マスター、今回の情報は複数の野党達や、闇ギルドの者達が請け負っていた事です。

荷物の量と薬品等と多数の奴隷等が運ばれた事から考えると、今回探している研究所は破棄されず、残っている可能性が有ります。

大丈夫です、きっとマスターを人間に戻す方法は見つかりますし、必ず見付けてみせます」

 

 

エヴァ「┄チャチャごめんね、ついナーバスになっちゃって、茶々丸もありがとう。┄二人が居てくれるから、心強いし頑張れるよ!」

 

 

チャチャ「アァ、何時デモ頼リナ、ゴ主人。┄何処マデモ支エテヤル」

 

茶々「┄マスター、姉さん。宿が見えて来ました。人目を避ける為、宿の裏手に降りて。裏口から入る事を提案します」

 

 

エヴァ「┄そうね、そうしましょう。┄┄ちょうど、誰も居ない様だし。二人とも降りよう!」

 

 

チャチャ・茶々「アイヨ/ハイ!」

 

 

 

 

 

 エヴァsaid end

 

 

 

 

 

◢◣◤◥

 

 

 

 

 

 

 ??said

 

 

 

 

 

        ・・

?「┄┄周囲にはコレをやったと思われる連中の痕跡は無し┄か、にしても縛り首が確定して居た連中とは言え、惨いな。┄┄┄氷が溶けきって居ないうえに、

 

我等が来る途中に響いた音と、振動から考えると。此をやった連中はそう遠くには居ない筈だが┄┄」

 

 

?「┄┄┄全員が氷の支柱で圧死か。┄┄討伐の手間が省けて良かったではないか、無用な手間が省けて、私の武勲が上がるならば文句は無い。サッサト、本来の任務に戻っても良いのではないか?」

 

 

?「そんな訳に行くか!。我が国には此だけの事を出来る魔導士等小隊規模の人数が必要なのだぞ!

だが、既に周囲を捜索差せて居るのに!、そんな連中は影も形も痕跡すらも無い!。

 

┄┄これが意味擦るのは、我が国の魔導士以上の力を持った魔導士達が、今も闊歩しているのだぞ!┄┄目的も不明であり、ひょっとしたら何処かの国の間者かも知れんのだぞ!。此は由々しき事態だ!。

急ぎ付近の砦や王都に報告し、調査をさせねば!。┄┄だが、我々には別の任務が有る。君、念話でクラフトの砦より調査隊の派遣を要請してくれ!。その部隊が来る迄は、我々が調査する」 

   {小隊・30人~40人程}

 

魔導士A「ハッ!」

 

 

?「┄フム、┄┄“酒場でタムロするゴロツキども”の討伐より、其奴等を捕らえれば、私の泊が上がり、ナイツの称号も得やすいか┄良いだろう。

 

並ばこの近辺の村や街をあたるとするか、おい!其処のお前!、この近辺の村や街に15人一組の編成で情報収集並び、偵察をしてこい!。┄尚、部隊編成は貴様に一任する、怪しい魔導士どもが居れば直ぐに捕らえよ。場合に依っては、その場での殺害も許可する」

 

 

兵士A「え!?、魔導士の捕縛と殺害も┄ですか?」

 

 

?「┄┄なんだ?、私の命令に不服でも┄有るのか?

      ポーン 

┄┄貴様ら、兵隊に上官の命に背く権限など無い!。

┄其とも┄┄上官反逆罪で打ち首に去れたいか?」

       

         ギロ!!     

 

兵士A「ヒィ!!、と、とんでもありませ!!。た、直ちに編成し!。付近の村や街から、怪しい魔導士達を捕らえて参ります!!」

 

 

?「┄┄愚物が、貴様ら無能は上官のくだす命にただ従えば良いの/ 「いい加減にしろ!!、サージェス!!」/ ┄┄なんだ?、ハインヒル。今は私がこの無能どもに指示をして要るのだ、邪魔立てをするな!」

 

 

ハ「兵達は貴様の道具等では無い!!、手柄はお前にくれてやるから少し黙っていろ!!。

 

┄済まなかったな、君はクリフ┄だったな。聞き込みの兵員は15人で良いが、必ず魔導士を4~5人程隊に組み込み、各村や街で30分~40分程の情報収集をしてくれ。

 

調査をし終わったら。各隊の魔導士が念話にて報告をし、次の村か街に移動してくれ。

 

未だ此を遣った連中の素性も、目的も何も判らない状況だ、くれぐれも軽はずみ行動はしないでくれ!」

 

 

兵士A「ハッ!、了解しました!。┄┄あの、師団長も調査隊を率いるのでしょうか?」

 

 

ハ「無論私も偵察並び、調査に加わる。クリフ、君は2個小隊を率いて、リーベリーの街から時計回りで各村を廻ってくれ。私も2個小隊を率いて、トールスから反時計回りで、廻っていく。

 

サージェス┄貴殿はメジェールにて待機、各隊から得た情報から次の指示と、クラフトから来る調査隊に情報の提供をしてくれ。引き継ぎを済ませたら、我々の本来の任務に戻る」

 

 

サ「┄┄おい、ハインヒル“酒場のゴロツキ”ども寄り此方の魔導士どもの捕縛を優先するべきではないのか?。

 

此方の方が、国に途っての脅威であろうに。其に何故にこの私が、連絡役の指示と、引き継ぎの兵どもの指示迄しなくては為らぬのだ?」

 

 

ハ「┄┄此度の我々の任務は、グランツ将軍から直々に推薦して頂いたうえでの、重要な任務だ。┄諜報部の話しでは、現地の役人や街の有力者達も何人か買収されている為に、協力等は期待出来んのだからな。

 

我々だけでやらねば為らんし、“長年活動し続けている闇ギルド”だ。厄介さで言えば此方の件が、厄介だ。

 

魔導士達の件も捨て置けんのわ事実だが、その者達は未だ敵と決まっている訳では無いし。魔導士の魔力は隠す、術は余り知られて居ないから、魔導士同伴なら探して見つけ出すのは難しくは無い。

 

其に相手の目的、力量、人数、全てが不明だ。そんな状況でいきなり全員を調査に回すのわ危険だ。

 

そしてサージェス、貴殿に残って貰うのは。貴公が指揮能力が高く、次の指示を円滑に行える状況判断力も有るからだ。その上貴公は“色々と有名で顔が利く”クラフトからの派遣部隊の情報の提供と、引き継ぎもスムーズに行えるだろう。┄┄此処で時間を使いすぎるのも宜しくないからな」

 

 

サ「┄┄┄ふん┄┄まぁ、良いだろう。今回はお前の考えに載ってやろう。だが引き継ぎが済んだ後はどうするのだ?」

 

 

ハ「無論合流する。先も言ったが、件の闇ギルドは長年暗躍してきた連中だからな。万全の態勢で挑まなくては、返り討ちに逢うのは目に見えている。

 

斥候の話しでは連中も“手を組んでいた野党や、他の闇ギルドの連中に何か合ったらしく”警戒しているらしいからな」

 

 

サ「ふん、ゴロツキどもの寄せ集め風情が。一人残らず血祭りにあげ、私の出世の糧としてくれる」

 

 

ハ「サージェス!、確かに殺害も許可されて要るが!。現地の役人達との繋がりを明らかに擦るためにも、出来るだけ生かして捕らえる様に言われて要るだろうが!。

               ・・・・ 

中でも、連中の元締めである男、バジェスの捕縛は最優先だ良いな!?」

 

           

サ「ハァ、了解した。┄全くゴミどもの命ごときで騒ぎ経てるな。」

 

 

ハ「っ!、サー/ 「師団長、クラフトから連絡が来ました!。直ちに調査隊の編成し、メジェールに派遣する!。到着は遅くとも午前11時を予定!。報告に感謝する。┄┄以上です!」

/ ┄クラフトに迅速な対応に感謝を。と、返信しておいてくれ。┄┄サージェス聞いての通りだ。我々は出来る限りの情報を集める、そちら任せたぞ」

 

 

サ「承知した。クラフトの連中に渡せるだけの情報の収集は任せるぞ。魔導士連中の情報を渡せば私の評価も上がる。┄┄待機組は私に続け!!、遅れれば厳罰に処するぞ!。┄ハァ!!」

         

  ドドッ!、ドドッ!、ドドッ!、ドドッ!。 

 

 

 

ク「師団長!、部隊編成完了しました!。何時でも出発出来ます!」

 

 

ハ「御苦労クリフ。┄┄我々は10分程休憩してから調査に向かう!。クリフ!、調査班に10分休憩差せてから、君達は予定道理にリーベリーの街から調査を頼む!」

 

 

ク「ハッ!、お任せください!」

 

 

ハ「宜しく頼む」

(┄┄其にしても、此処を襲撃した魔導士は一帯何者で、何が目的なんだ?。

 

金銭に手をつけられた様子は無いから、金目的では無い様だが。┄┄となると、怨恨か?。

怨まれても不思議は無い連中だったが。だが襲撃を受けたのは此処だけでは無いし。同盟国の三国からの知らせでは、ここ半年で少なくとも5っつの傭兵崩れの野党の一団や、闇ギルドが壊滅している。

 

しかも、どの連中も氷系統の魔法か、雷系統の魔法が使われている。┄┄そしてサージェスには知らされていないが、辛うじて生きていた者の話しでは襲撃者の特徴は。

 

“金髪の腰まである長髪で、20代位の女”一人に敗れたと言っていたらしいが。┄┄もし┄此処を襲撃したのがその女性であれば狙いはなんだ?。世直しか?、其とも復讐か?。┄┄目的が解らないだけに危険かもしれん)

 

 

 

 

 

 ハインヒルsaid end

 

 

 

 

 

◢◣◤◥

 

 

 

 

 

 エヴァsaid

 

 

 

 

 

 翌朝 村宿

 

 

 

 

 

?「マスター、マスター。もう朝の8時を過ぎました、起きてください。マスター」

 

?「ゴ主人、ゴ主人!。起キロ!!ゴ主人!!。何時マデモ寝テネェデ!、サッサト起キロ!!」

 

 

エヴァ「┄┄うぅん、起きてはいるんだよ~、茶々丸にチャチャ~。で、でもこの体になってからは。本当に朝は体が怠いの~、少し待って~」

 

 

茶々「マスター、宿の方に頼んで朝食は部屋に持ってきて頂きました。┄其と魔法薬の効果が切れて、子供の姿に戻っています。朝食と一緒に魔法薬もご用意しましたので、そちらもお飲みください」

 

チャチャ「┄┄歳ヲ摂レナイセイデ、魔法薬ノ効果ガ切レレバ、ガキノ姿ニ戻ッチマウシ。太陽ノ陽ニ弱イソノ体ハ、ヤッパリ不便ダナ」

 

 

エヴァ「┄┄┄仕方がないよチャチャ。私わもう、人間じゃなくなったから、其にこの体に成ったばかりの頃よりはヘいきだから。そして“種族的な能力”も充分使える力だから、助かってるよ」

 

 

チャチャ「マァ。確カニナ成ッタバカリノ頃ハ、太陽ノ光リヲ少シ浴ビタ途端酷イ火傷ヲ負ッテ、偉イ事ニ成ッタヨナァ」

 

茶々「┄┄そんな事が有ったのですか。┄┄私は未々、マスターの事で知らない事が多々有るのですね┄┄」

 

 

エヴァ「┄┄そう言えば茶々丸を作ってから、8年程経つけど。簡単な自己紹介と状況と、目的は説明したけれど、ゆっくりと話した事はなかったね」

 

 

チャチャ「其ハ仕方ガネエヨ、ゴ主人。当時ノ茶々丸ハ

・・・・

アノ3人ノ血ヲ触媒ニシテ人格ト、3人ガ納メテ居タ戦闘技術ノ知識ト、ソノ他ニモ。医療関係ノ知識ト、生活面ノ知識モ必要ナ技術ノ知識ハ術式ニ組ミ込ンデ要ルシ

 

学習ハシテイルガ、実際ニハ思考ヤ身ノコナシガ追イ付カズ、トテモジャナイガ戦闘ガ出来ル状態ジャ無カッタシナ。戦闘面デノ訓練モ必要ダッタガ、妹ハ医療面デノ訓練モ必要ダッタシナ。オレモ最初ハソウダッタンダゼ」

 

 

エヴァ「ええ!?。チャチャもそういった訓練をしていたの?。父様達が連れて来てから、お風呂と、トイレ意外はずっと一緒に居たよね?」

 

 

チャチャ「ゴ主人ガ4歳ノ時ニハ、モウ動イテ訓練シテ居タンダヨ。5歳ノ時ニ間ニ合ウ様ニナ。

 

ナンデモオレヤ、茶々丸ノ様ニ自立行動出来ル人形ニハ物事ニ対スル知識ハ有ッテモ、体ヲ動カシタ経験ガ無イカラ、最初ハドウシテモギコチナサガ有ルラシイゾ。

 

ソウイッタ意味デハ、意思ノ無イ自分デ操ルカラクリ人形ノ方ガ、即戦力ニハナルラシイガ。アルバートノヤツハ、ソンナ戦闘ダケノ人形ジャナク。

 

心モ支エル事ガ出来ルパートナートシテ。オレヤ、茶々丸ノ術式ヲ作ッタラシイゾ。エリシアモ、ソノ考エニハ賛成ダッタラシクテナ、2人デ色々ト試行錯誤シテタラシイゾ」

 

 

エヴァ「┄そうなんだ┄┄うん、確かに2人はもう私にとって欠がえのない存在で、友達だよ。┄茶々丸、改めて此からも宜しくね」

 

 

茶々「はい、姉さんに比べれば未々到らぬ処が有りますが。此方こそ宜しく御願い致します」

          ペコ

 

チャチャ「ハァ~。妹ヨ~オ前ハ少シ堅スギルゾ。マァ、元ガアノ3人ノ血ヲ使イ、人格ヲ参考ニシタンダカラ無理モナイガ」

      

茶々「┄マスターの護衛役謙、御世話役だった方々ですね?。┄┄あの┄どの様な方々だったのか、聞いても良いですか?」

 

チャチャ「名前ハ クリスト、シャーロットニ、エリスノ3人ダ。3人供アリシアガ結成シタ女バカリノ騎士団、ワルキューレ騎士団ノ女騎士達ダッタヨ。

 

仲デモソノ3人ハ、隊長デアルアリシアト特ニ親シク。又、尊敬モシテ居タカラカ、アリシアガ娘ノ教育ト護衛ノ仕事ヲ頼ンダラ、二ツ返事デ引キ受ケタソウダ。

 

デ、ゴ主人ガ三歳位ノ頃ニ、アリシア達ニ戦闘訓練ヲ漬ケテ欲シイト頼ンダ為ニ4歳位ノ頃カラ3人に、戦闘訓練ニ、戦術面デノ勉強モ加ワッタンダヨ。

 

クリスハ魔法面デハ目立タナカッタガ、武器戦闘ト体術ノ達人デ、爆薬ヤトラップ何カノ知識モアツテナ。其ニ指揮官トシテモ優秀デ2人ノ纏メ役ダッタナ。

 

次ニシャーロットハ、近接戦ハ苦手ダッタガ魔法戦闘ノエキスパートダッタナ。治癒系統ノ魔法ハ苦手ダッタ要ダガ攻撃面ノ魔法ハピカイチダッタゼ。魔法ノトラップ何カノ知識モ豊富ダッタシナ。

 

最後ニエリスハ戦闘面デノ能力ハケシテ高クワ無カッタガ、防御ヤ、拘束、結界ヤ、治癒系統ノサポート魔法ノスペシャリストダッタナァ。魔法薬ナンカノ知識モサルコトナガラ、医師トシテモ優秀ダッタゼ。3人供ガ其々ノ分野デ優秀ダッタナ┄┄」

 

茶々「┄┄私はそんな凄い人達の血と知識を受け継いで要るのですね。┄┄其の方達に恥じない働きをして見せます!。┄姉さん、マスター、未々至りませんが此からも支え、御守りします!」

 

チャチャ「┄ヤッパ生真面目過ギダナ、妹ヨ。マァ其モオ前ノ個性カ」

 

 

エヴァ「うん、頼りにしてるよ茶々丸!。

さて┄チャチャ、茶々丸2人供、次の目的地の話をしよう┄今日までで得た情報を総合すると。

 

私達の今回の目標はボリビエラ領のサングストで、┄そして目的の人物は酒場をやってる闇ギルド・ルビーアイの元締めのバジェス。

 

そして彼等は、近々大規模な盗品の売買をするらしいから。主催者側は当然警備を固めるし、招かれている客達も当然護衛が就いている筈、そして街中で有ることからも考え、大規模な攻撃魔法は使えない、加えて此方は3人だけなうえ、相手側の正確な警備の人数に兵力の事などは一切分からない┄。

 

┄┄ハッキリ言ってマトモにぶつかれば危険だけど、私達の目的は今回の闇取り引き自体を潰す事では無く。

カルマの荷物の行き先を知る人物を確保し、情報を聞き出すこと。

 

戦闘には為るかも知れないけれど、その最は他に気ずかれない様にして。

あくまでも戦闘は最小限に留め目標の人物の確保を優先する┄と┄┄今回はこの方針で進めて行こうと思うけど、2人からは何か意見はある?」

 

 

チャチャ「確カニゴ主人ノ考エハ正シイゼ、デカイ取リ引キニ為ルラシイカラ警備ガ強化サレルノハ納得ダシ、街中デ高位ノ魔法ガ使エナイノモ当然ダ。

 

下手ニ騒ギガ大キク為ルト最悪標的ニモ逃ゲラレル┄

地ノ利モ向コウガ上ダシ、現地ノ貴族モ何人カ買収サレ、役人迄モ買収シテルッテ話シダカラナ。

 

┄┄対象ガソイツラニ泣キ付キ、助ケヲ求メタラ更ニ面倒ニ為ルカラ。成ルベク気ズカレズニ目標迄近ヅキ、確保スル必要ガ有ルナ」

 

茶々「┄┄問題は現地の警備体制と人数に、どんな人員が要るか┄と、招かれている客達の護衛達でしょうか?。権力者達は見栄の為に、大袈裟な事をする人物が多いと学びましたが?」

 

        ソッチ

エヴァ「う~ん、貴族の問題もあるかぁ。┄欲を言えば競売が終わる迄待って、相手が気を抜いている日に仕掛けるのがベスト┄┄何だけど。そこで問題なのが、レスターバ王国の兵士達┄なんだよね~」

 

 

チャチャ「┄アァ~、ソウイヤァ。度重ナル不正デトッカマッタ貴族カラ件ノ闇ギルドノ事ガバレテ、ヤット重イ腰ヲ上ゲタラシイナ」

 

茶々「┄情報屋の話しでは中隊規模の人数が動いているそうです。┄┄この時期に動いて居る事から考えて、不正を行っている貴族達は勿論、競売に参加する客諸とも闇ギルドを一網打尽に擦るつもりでしょう。

┄┄そうなってしまえば此方がバジェスを捕らえ、情報を聞き出すことが出来なく為りますね」

 

 

エヴァ「┄┄そうなんだよねぇ、だからお役人達より先に目標の人物を抑えないといけないんだけれど┄」

 

 

チャチャ「闇市ノ情報ガ少ナイ為、策モ無ク突ッ込ムニハ危険ダ┄ダガ、此方ニハチンタラシテイル余裕ガネエ。

ゴ主人、俺達ハ現地ノ地形二街並ミモ未ダ知ラナインダ、細カイ作戦トカハ サングストニ行ッテカラ考エヨウゼ。役人達モ客達ガ揃ウマデハ、手ヲ出サナイダロウシナ」

 

 

エヴァ「┄┄うん、じゃあご飯を食べたら直ぐに出よう!」

 

 

茶々「既に出発準備は調えて有ります。何時でも出られます」

 

チャチャ「ナラ、ゴ主人ノ飯ガ済ムマデ 俺ト妹デ少シデモサングストノ情報ヲ集メテオクカ!。┄┄行クゾ、妹ヨ」

 

      ガチャ

 

茶々「ハイ!、お供します姉さん。┄┄マスター、30分程で戻ります、お薬も飲んでおいてくださいね」

 

 

チャチャ・茶々「ジァ、行ッテクルゼ!。/其では、行って参ります」

 

 

エヴァ「うん、気をつけてね!。行ってらっしゃい!」

 

      バタン! 

 

 

エヴァ「┄┄さて、いただきます」

 

 

 私はチャチャ達を見送り、朝食を食べ始めます。 

因みに朝食はパンとスープに干し肉とチーズに茹で卵です。

  

 

┄┄十数分後に食べ終わり、身の回りを整理してから 薬を飲み、食器を返しに下の階に降ります。   

 

 

 

エヴァ「女将さん、食事をありがとうございました。ドチラに置いておけば良いですか?」 

 

 

女将「あら、お客さんお早う!。┄┄エド!お客さんから食器を受け取って、厨房に運んどくれ」

 

 

 

子供「ハーイ!、ただいまぁ!。

┄┄お客さん、食器をお預かりします」

 

エヴァ「ええ、お願いね」

      ニコ(⌒‐⌒)

 

子供「は、ハイ!。お、お任せください!」

      カァァ(///ω///)

   

 

女将「やれやれ、何時もあれだけやる気を出してくれれば良いんだけどねぇ」

 

 

エヴァ「フフッ、可愛い子じゃないですか。息子さんですか?」

 

 

女将「ええ、去年から手伝いを/ 「失礼する!、我々はレスターバ王国の者だ!。昨夜この村の近くで少々騒ぎが興り其の調査をしている!、女将。この宿に泊まっている客と従業員を全員を食堂に集めてくれるか?」 /え、ええ、わ、分かりました!。全員ですね?」

 

 

兵士A「ああ、そうだ全員を集めてくれ!」

 

 

 

エヴァ「┄┄あ、あの~兵隊様、私の連れが2人、朝の散歩に出ているのですがその子達を呼びに行っても良いですか?」

《チャチャ!、茶々丸!、面倒な事が起きたわ!。急いで戻ってきて!》

 

 

チャチャ《村ニ来テイル兵士達ダナ?。直グニ戻ル!》

 

茶々《了解、直ちに帰投します!》

 

 

 

兵士A「む、この娘には連れが居るのか?」

 

 

女将「ええ、ハイ。20代位の緑髪で長い髪に黒い服を着た方と、4歳位の此方も緑髪の此方も黒服を着た女の子がいらっしゃいます」

 

 

兵士A「むぅ、師団長。如何しましょ?」

 

       

   カシャ、カシャ、カシャ、カシャ、

 

 

ハ「┄┄┄其の二人が戻る時刻は分かりますか?、お嬢さん。もし分からないのなら、此方でお探ししますが」

(┄長髪の金髪で20代位の若い娘┄┄二つ目の村でとわ思わなかったな┄┄)

 

 

 

そう声をかけて来たのは、30代後半程の黒髪で立派な甲冑を纏った顔立ちの整った男性だった。┄┄纏っている空気に装備の使い込み具合、隙の無い佇まい┄この人かなり強い┄┄其れにしても。

 

 

 

エヴァ「いいえ、兵隊様のお手を煩わせるなど申し訳無いです。十数分で戻ると、言っておりましたので そろそろ戻ってくるとは思いますがぁ」

(┄┄隠しているけど探る様な視線ね┄┄面倒な事にならなければ良いけど┄┄)

 

 

ハ「そうですか、では表の兵士達に伝えて措きましょう」

 

 

兵士B「失礼します!。師団長!、表に外出していた宿の宿泊客が戻ってきているのですが┄。宿に入れても宜しいでしょうか?」

 

 

ハ「┄┄其の二人の、持ち物等を持っていたら調べ、刃物等が有れば一時的に預かり、調書が終わったら返却するんだ。┄宜しいですかなお嬢さん?」

 

 

エヴァ「ええ、問題有りませんよ。そもそも二人は只の散歩に出かけただけで、持ち物等は部屋ですから」

 

 

ハ「┄手荷物が無ければ直ぐにとうしてくれ、余り宿の客達や従業員に迷惑を掛けたくない」

 

 

兵士B「ハッ!、了解しました!」

 

 

エヴァ「┄┄┄┄」

(エルトラの兵士の様ね、彼等も国王の考えからか民の暮らしと安全面の気配りが行き届いて居たわね┄。)

 

 

兵士B「┄┄師団長!。外のお二人を連れて参りました!」

   

 

チャチャ「┄エヴァ姉~、お早う!。

┄┄処で、このおじちゃん達だ~れ?」

 

茶々「只今戻りました。┄┄団長。何か有ったのですか?。┄飲食店や雑貨屋に他の宿にも兵士の方々が入って行きましたが」

 

 

エヴァ「何でもこの村の近くで何か有ったそうで。此方の兵隊さん達は其の調査をしているそうよ」

 

 

茶々「┄何か┄とは?。いったい何があったのですか?」

 

 

 

ハ「其を此れからご説明しますので、一旦此方の宿の食堂に集まって頂きそちらで皆さんの調書を取らせて頂きます」

 

 

兵士A「┄師団長!、部屋の宿泊客と従業員は皆食堂に集まって頂きました。後は┄┄此方の方々のみです」

 

 

ハ「ご苦労!┄┄さてお嬢さん方も食堂のほうえ、お願いします」

 

 

エヴァ「┄ええ、承知しました。フレア、ステラ行きましょ」 

        ・・・

《二人とも昨日の仕込みは万全で、心配は無いから。何時もどうりの設定と、打ち合わせ道理にいくよ。》

 

チャチャ・茶々「「ハ~イ!/ハイ、ただいま」」

《任セロ。/了解です》

 

  

 

 

 

 エヴァsaid end

 

 

 

 

 

 

◢◣◤◥

 

   

 

 

 

第三者said 

 

 

 

 私達3人と宿の客達5人に、宿の従業員6人は食堂に集められ。各々のグループで席について居ます。

 

そして私達を見渡せる中央に師団長と呼ばれていた、男性と其の片割れに補佐官と思われる兵士と左隣に白いローブを羽織った魔導士がおり。

 

食堂の出入口には二人、窓の方にも各々兵士達が配置されて居る。

しかも其の兵士達は宿泊客達だけでなく、従業員達の動きにも然り気無く注意と警戒をしている。┄┄優秀な人達ですね。

 

私が彼等に関心していると、師団長さんの話が始まりました。

 

 

 

ハ「┄では初めに私はレスターバ王国、第5師団・師団長のハインヒル・カークランドと申します。まずは皆さんの時間を取らせた事を御詫びします。申し訳ない。 

 

次に、我々が何を調査しているのかをお話します。

 

今回我等がこの村に来た理由ですが、この近辺にお住まいの方はご存知の方もいらっしゃると思いますが、この村より80数キロ離れた森の奥に、傭兵崩れの盗賊が根城にしていた館があり我等は其の盗賊達の討伐も請け負っていた┄のですが。

 

昨晩、其の盗賊達は我々とは違う何者かの手によって壊滅して居ました、構成員70数名もいた盗賊達が一方的にです。現場の荒れ方から考えて、野党達を襲撃したのは魔導士だと我々は思っています。

我々は今、其の盗賊達を壊滅させた魔導士、又は複数の魔導士達を目撃した方を探して居ます」

 

 

 

客の男A「あ、あの兵士様、魔導士を探していらっしゃるなら。私と妻は昨日の夜から宿を出て居ないので、関わりも無ければ見ても居ません。

 

我々夫婦は無関係ですので、我々はもう宿を出ても良いでしょうか?」

 

 

ハ「┄┄何処かえ、急ぎの用事が有るのですか?」

 

 

 

客の男A「い、いえそうでは有りませんが。妻が身重なので、妻の体と子供の為にも為るべく早くヴォセクの家に帰りたいと思って今して。

 

幸い予定日迄は未だ日にちは有るのですが┄┄」

 

 

 

ハ「┄そういゅう事でしたら大丈夫です。余りお時間は取らせません、簡単な質問と調書を録り、目撃者の方を探して居るだけですから。

 

┄お二人は夫婦で、夜は宿から出て居ない為魔導士も不振人物も見ていない。で、間違い有りませんか?」

 

 

 

客の女A「は、ハイ間違い有りません。あ!、そうです!。私8時頃にホットミルクを飲みたく為ったので注文して部屋に持ってきて貰いました!┄そこの男の子にです」

 

 

 

ハ「┄少年、其れは確かかな?」

 

 

 

 

子供「あ、は、ハイ!。確かにお届けしました!。

時間もお客さんの言うとうり、8時頃です!」

 

 

 

 

ハ「成る程、分かりました!┄ですが調書を作成しますので。今暫くお待ちください。

 

調書を録りしだいクラフトの兵士達の護衛付きでヴォセク迄お送りしましょう。時間を割いて頂いたのですし、安全の為に責任を持ってお送りします」

 

 

 

夫婦「「ええ!、い、良いんですか!?/た、助かりますけど、本当に良いんでしょうか??」」

 

 

 

ハ「此方の事情で足止めを差せてしまったのです。本当は私共でお送り出来れば良かったのですが、事情が有り其れは出来ないので責めてものお詫びです。

なのでどうかご協力をお願い致します!」

         

        スゥ  

 

夫婦「「┄な!!?あ、頭を上げてください!!。/そ、そうですよ!、子供と体長の為にユックリ帰るつもりでしたし!。護衛までして頂けるなら文句等有りませんから!」」

               

 

ハ「┄ありがとうございます┄では、話の続きを差せて貰います。ご夫婦の話しは伺いましたので。

 

次に、行商人の3人の方々にお話を伺いたい。

貴殿方は昨日はどの様に過ごされて居たのかを、聞かせて下さい」

 

 

 

商人A「ええ、ハイ。私共はバスラーからの品を此方のトォーリス村で9時頃から村の中央広場で売買しておりました」

 

 

商人B「品物を片付けて、宿に戻ったのが 

え~午後の6時20分頃で。其から7時頃に打ち上げの食事をする為に飲食店に出かけて、帰ってきたのが~┄確か9時頃┄┄だったと思うのですが~。すいません、正確な時間は酔っていてハッキリ覚えていません┄┄」

 

商人C「私共が行ったお店に話しを聞けば、来た時間と帰った時間も分かると思います。店の名前は┄確か┄え~っと/ 「トンガリボウシ┄ですよ。」/ ああ!、そうだ!、そうだ!。トンガリボウシだ!!。よく覚えてたな~!いや~助かったよチャアリー!」

 

商人B「え!?、いや!。俺じゃ無いよ!/「フフ、失礼 私ですよ。」/ え!?┄┄ああ! カラクリ人形劇のお姉ちゃんたちか┄┄そう言えばお姉ちゃん達もあの店に居たようなぁ┄」

 

 

 

ハ「┄┄トンガリボウシですね?。後程確認に向かいます。┄┄┄さて残る宿泊客は貴女方だけですね、では昨日はどの様に過ごされて居たか、聞かせて下さいますね?」

 

 

 

エヴァ「ええ、構いませんよ。┄┄私達は旅をしている芸者┄マジシャンズ・ドールズと申しまして、各国を回り其の国の村や街等で人形劇を公演しています。

この村にも三日前に立ち寄り、昨日も昼間は中央広場で人形劇をして居ました。

 

そして午後も夜の舞を公演し、終わったのが6時30分頃で、其の後は公演の成功を祝して。トンガリボウシで祝杯を挙げて居ましたよ、因みに劇に使った人形は私達の部屋に置いてあります。┄┄そして、此方が今回公演した劇の内容と台本です。

 

因みに今回の公演では、考える話しにも寄りますが。今回は40~50分程の時間を使いました」

 

 

 

ハ「┄┄女性だけの芸者で各国を廻っているのですか?。┄┄何故旅などをしているのです?、ハッキリ言って今のご時世では女性だけの旅は危険ですよ。ご自分達の故郷え戻り其の近場で公演して居た方が良いのでは?、ご両親も心配為されるでしょうに」

 

 

 

茶々「┄┄帰る家や故郷が有れば、女達だけの旅などそもそもしませんよ┄┄私共は3人とも捨て子で親の顔を知りませんし、故郷が何処かも知りませんので┄」

 

 

 

ハ「ッ!┄┄配慮が足りず┄申し訳無い」

 

 

 

チャチャ「気にしてないよ~、エヴァ姉も ステラ姉も優しいし、人形劇をやるのも楽しいから♪」

 

 

エヴァ「其れに、勿論移動の際は傭兵を雇う成り、大勢で移動する成りしているので、意外と平気なんですよ。

 

ああ!、其れと祝杯を終えて宿に戻ったのが、確か┄┄8時を過ぎた頃で其の後は公演の疲れを取るため早めに休んで居ました。それ以降は部屋を出て居ません」

 

 

 

ハ「┄┄そうですか。後程 確認に向かいすが、従業員の方で其のお店に行った方はいらっしゃいますか?。

 

行ったといゅう方は名乗り出てください、一緒に確認を撮りますので」

 

 

 

 

女将「いえ、家は全員親族で昨日は一緒に食事をとった後は、届け物を差せた後にエドは寝かして、後の皆で各々の仕事をして居ましたので、外にはゴミ出しに少し出たくらいですので。魔導士の方や不振な人物も見ては居ません」

 

 

 

 

ハ「┄┄そうですか、分かりました皆様のご協力に感謝します。此から皆さんの昨日の行動の確認に質問と調書を録りしだい、開放しますので。今暫くお待ちください」

 

 

 

 ハインヒルと名のった人は右隣の兵士に声をかけると、其の兵士は食堂を出ていきます。

 

言葉道理に行商の人達と私達の行動の確認を行うのでしょう。そして窓側立って居た兵士のうち二人を引き連れ、調書を録る事と、より詳しく聞く為に宿泊客に質問も交え各グループを廻る要です。

 

其にしても┄┄、毎度の事ながらチャチャの変貌振りには関心すると共に普段の彼女を知っているだけに違和感が有ります┄┄┄が。 

 

 頭では必要不可欠な事だし、小さい子供を演じるお芝居┄だと分かっているけれど┄┄駄目、可愛すぎる///

(///ω///)            

 

前世での息子や娘に孫達の幼い頃には、写真やビデオ等をよく録って居たので。今非常にカメラや携帯等が欲しくて堪りません!!。 (≧ω≦)

 

 

ああ~!、カメラが欲しい~!若しくは携帯でも可!。

今のチャチャとならアチコチの洋服屋を廻って色々な服を着せて!、其の姿を写真に納めると!

素晴らしい想いでが出来そうです!!。(☆ω☆)  

 

 

チャチャ「┄┄エヴァ姉、私達┄未だ出かけちゃ駄目なの~?」

《┄オイゴ主人┄┄オメェ、今ロクデモナイ事ヲ考エテネエカ?。(・´д`・)オォ~ウ》

 

 

エヴァ「┄う~ん、もう少しだけ待って居ましょう!」

《そ、そんな事無いよ~!、うん!。ただチャチャが凄く可愛いなって思ってただけだよ!。ねぇ茶々丸もそう思わない!?。(≧∀≦)》

 

 

茶々「フレア、後でフレアの好きな御菓子を1つ買って上げますから。もう少しだけ我慢しましょう」

《ハイ。何時もの姉さんは勇ましくカッコいいですが!、今の姉さんは大変可愛らしいと思います!。Σd(´ω`)グッジョブ‼ 》

 

チャチャ「本当!?、わーい! ステラ姉ありがとう!!」  ヾ(o≧∀≦o)ノ゙

《┄┄┄テメラ、覚エトケヨ! (☆皿☆)》

 

 

エヴァ《まぁ、この話しは置いといて。┄┄二人ともこの部隊の指揮官のハインヒルて人をどうみる?》

 

 

チャチャ《┄┄軍人トシテハ、アマチャンダナ。ダガ 兵士達ノ統率力等カラ判断スルニ。指揮官トシテナラ優秀ナ様ダシ┄┄個人ノ力量モ高ソウダ、ト俺ハ見ルゾ》

 

 

茶々《┄確かに、私達が対峙してきた野党や闇ギルドの連中とは纏っている空気が違いますね。ですが姉さんは相手の力量等も分かるのですね!?、凄いです!!》

 

エヴァ《茶々、相手の筋肉の付き具合や脚のハコビ方に、装備のヘタリ具合で判断するんだよ、他にも幾つか有るけど┄其れは次の機会にね。 後、彼の印象については私の初見の印象とほぼ一緒だねチャチャ》

 

チャチャ《ウン?、ホボ?。何カ気二為ルノカゴ主人??》

 

エヴァ《┄┄上手く隠して居たけれど、最初に会った時に私を探る視線を感じたの》

 

チャチャ《┄探ル!?┄┄今マデ潰シテキタ奴等二生キ残リガ居タカ?┄或イワ昨日ノ襲撃ノ時二野郎カ、部下ノ兵士ニデモ見ラレタカ?》

 

茶々《┄┄あの時の距離は1800メートル、┄┄魔法で視力を強化しても月夜の為ボンヤリとしか見えないと思われます。加えてあの時、森には私達と野党に動物しか居ませんでした》

 

チャチャ《┄┄トナルト以前二潰シタ連中ノ生キ残リカ?。┄┄マァ、徹底的二叩キ潰シテ来タ訳ジャネエカラ生キ残リガ居テモ不思議ジャネェナ》

 

エヴァ《┄┄┄ヤッパリ┄┄トドメは差して措くべき┄だった┄かな?》

 

チャチャ《┄ハァ~ゴ主人、気二シ過ギダ。役人ナンザァ、チャントシタ証拠ガナケリャア拘束モ出来ネェンダ。容姿ガバレテイタ処デ、金髪ノ女ナンザァ幾ラデモ居ルシ。

 

仮二俺達ガ疑ワレテモ、ゴ主人ノ“仕込ンダ人形達”ノオ陰デ、俺等ヲ疑イ要ガネェカラ安心シロ!》

 

茶々《マスター、姉さんの言うとおりです!。

金髪で長髪の女性はこの村にも何人か居ました。

 

其れに、マスターの仕込みのお陰で我々が疑われる要素は何処にも有りません、大丈夫です!》

 

チャチャ《┄┄其レニ┄前ニモ言ッタガ。ゴ主人ノ甘サハ確カニ短所ダガ、長所デモ有ルシ┄俺ハゴ主人ノ其所ヲ気二イッテル┄┄》

 

茶々《私も優しいマスターをお慕いしております》

 

エヴァ《┄┄ありがとう、二人とも》

 

 

 

┄┄私は、良い友人達を持ちました。

此も父様と母様が残した術式と、クリスさん達が残してくれていた血液のお陰です┄┄┄。

 

父様や母様に皆が亡くなって20年程経ちましたが。今もなお、皆との繋がりを感じつっ、二人と念話で村に来ている兵士達の話とサングストに付いての話をします。

 

┄┄そうして30分程たった頃、各グループで調書を録って居た兵士と共に件の師団長さんが私達の席にもみえました。

 

 

ハ「┄┄お待たせして申し訳無い。では早速昨日の事を調書に録りますので。詳細なお話を聞かせていただきたい┄┄其の過程で幾つか質問する事が有るかもしれませんが、御了承下さい」

 

 

エヴァ「ええ、構いませんよ。私達で答えれる事でしたら、何なりと訪ねて下さいな」

 

 

茶々「┄とは言え、我々も人形劇しかしていないので。余り御力には成れそうに有りませんが┄┄」

 

チャチャ「┄┄ごめんね、兵隊のおじちゃん┄┄」

        (´・ω・`)    

                 

 

ハ「いや、気にしなくて良いよ。此方も引き継ぎの兵達の為にやっている事だからね┄┄。

では、もう一度詳しく聞かせて下さい。昨日の三人がどの様に過ごされて居たのかを」

 

 

エヴァ「ええ、ではお話ししますね。昨日は┄┄┄」

 

 

 

 私達は昨日、どの様に過ごしていたかをもう一度話します。夜からの事は身代わりを差せた人形達の記録を読み取り(ビデオの録画映像が頭に流れてくる感じです。)其の記録を(実態験のように)話していきます。

 

話の区切りが付いたときなどに公演に係った時間や、休憩の合間に魔導士、若しくは不振な一団を見なかったかを聞かれたりしましたが。

 

公演中は人形劇に集中していたし、見に来ていたのは家族連れだったり、小さい子供達だったりが主だったのでそれ以外だと、よく見ては居なかったと答えました。

 

次に、午後の公演と食事時の事や宿に帰るまでの間に、不振人物等を見なかったかも聞かれましたが当然見ていないと、答えました。

 

 

 

ハ「┄┄フム、成る程┄ご協力に感謝します」

 

 

エヴァ「いいえ、たいした協力も出来ず申し訳有りません┄┄質問は以上てすか?」

 

 

ハ「┄そうですねぇ┄┄ああ! そうだ!。事件とは関係有りませんが、1つお願いしても良いですか?」

 

 

茶々「お願いですか?┄┄なんでしょうか?」

 

 

ハ「いぇね、個人的な事で申し訳無いのですが。カラクリ人形といった物に興味が有りましてね、宜しければ見せて戴いても良いでしょうか?」

 

 

チャチャ「なぁ~んだ、そう言う事ならお安いご用だよ~!┄┄待っててね直ぐに持ってくるから!」

 

 

エヴァ「┄一人で大丈夫?、フレア?」

 

 

チャチャ「大丈夫だよエヴァ姉!。持ってくるのは小さい人形の二つだけだから!」

 

     カッ、カッ、カッ、カッ  

 

 

ハ「┄┄いや、申し訳無い。人形と聞くと幼少の頃に父上の友人の方の品を見せて戴いて以来の事なので。

最も彼方の人形は戦闘様でしたが」

 

     イクサ

エヴァ「┄戦様の人形ですか?┄┄人形作りをしている者に取っては他人事では無いとは言え┄余り聞きたく無い話しですね」 

 

 

ハ「┄┄失礼、ただ誤解の無い用に言いますが。

其の方もお役目柄、そういった物を作らざるを得なかっただけで有って。

其の方の心情としては、人を殺める人形ではなく、人を喜ばせる人形作りが出来る時代の訪れの為。そして何より、御子息や産まれてくる孫の為に頑張っていらっしゃったと聴いていました」

 

 

エヴァ「え!┄┄あの、其の方のお名前は┄なんといゅう名前なのか伺っても?」

 

 

ハ「┄┄ええ、構いませんよ。今は亡き人形士の一族マクダウェル家。其の初代当主・レオニール・A・T・マクダウェル氏ですよ」

 

 

エヴァ「ッ!!┄┄┄マクダウェル家、ですか。

┄┄旅の途中で┄聞いたことが有ります。

┄確か、魔法を取り入れた人形作りに優れた一族┄だったと思いましたが。

┄ですが件の一族はもう亡くなられているのでは?」

 

 

ハ「ええ、其の話しであってます┄┄最も人形に魔法を取り入れたのは、二代目の当主からだそうですよ。

 

┄┄二代目の当主であられた、アルバート氏は優れた人形師だっただけでなく。

優れた魔導士でも合ったと聞いていました!、奥方もシャドーナイトと呼ばれ!、今もなお、女性騎士や戦士の憧れだそうです。

 

御二人ともが他国に迄、名を轟かせる人達でしたね。┄┄そして其の御二人が忠を誓った王のクラウデォス王

、今の世には必要不可欠な方達だったでしょうに┄┄個人的にも┄残念で為りません」

 

 

茶々「┄┄随分と他国の人達に思い入れが有るのですね。貴方はレスターバの兵士でしょうに?」

 

 

ハ「ええ、ですが┄尊敬の思いに 国境や境界線など有りませ┄其れに私は親がマクダウェル家とは

親交が有ったので他人事とは思えないのですよ┄┄」

 

 

エヴァ「そうでしたか、┄マクダウェル家と┄┄」

(┄┄20年も経つのに。他人からお爺様と、父様達の事が聞けるとは思わなかったわね┄┄)

 

 

チャチャ「兵隊のおじちゃん!、お待たせ! 持ってきたよ~!。此が、今回の公演で使った人形だよ!」

      

      カッ、カッ、カッ、カッ

                      

ハ「ああ、ありがとう┄┄フム、子供の人形と此は┄┄猫か┄┄う~ん、見事な作りだ!。各間接だけでなく、手首や足首にもたが、表情にも勿論、見えない部分の細部迄、手の根だ後が見てとれる┄┄。

 

┄これ程の人形を作れるならば、何処かの街等で店などを開く事も出来そうですが┄┄何処かでみ/ 「┄こんな所に居たか、ハインヒル」/ ┄サージェスか、┄

 

貴殿が此処に来たとゆうことは┄クラフトからの応援が

到着したのだな?」

 

 

サ「そうでなければ、私が態々こんな家畜小屋等に来たりなどせん!。┄┄其よりクラフトの連中に渡せるだけの情報は集まったのだろうな?。

 

┄┄こんな辺鄙な所の情婦と下らん人形遊びしか能の無い一族と、負け犬の話し等をしている暇などが有るのだから。当然、満足のいく情報が集まったのだろうな?」

 

 

茶々「なっ!!。じ、情婦ですって!?とり┄ッ!?」

 

チャチャ「人形遊ビ!┄負ケ犬!?┄テッ┄!!」

 

 

ハ「ッ!!。サージェス!!!、貴様無礼だぞ!!。

 

この人達は宿の宿泊客達で!、調書の作成の為に話しを聞き、たった今終えたところだ!。調書はできて要るからお前は早く調査隊の指揮官を連れてこい!!」

 

 

サ「┄聞き違いか?、この家畜小屋が宿┄だと?。

 

フン、まあいい。さっさと調書を寄越せ、私が直々にわ/ 「取り消せ!。取り消して母ちゃんやま、父ちゃん達に謝れ!!」/ ┄┄何か言ったか小僧?」

 

 

女将「ちょ!、エド!?辞めなさい!。バカ!!」

子供「は!、離せ!母ちゃん!!。だって彼奴!俺達の宿屋をバカにしたんたぞ!。

 

悪いのは、あのバカ野郎じゃないか!?。家の宿を知りもしない癖に!!。

 

謝れ!!。このおたんこなす!! 豚のケツ!!」

 

 

亭主「┄止めないかエド!。┄息子の非礼はお詫びします!。┄どうか子供のことは御許しください!!」

 

 

     

サ「┄┄騎士の称号を持つこの私を侮辱擦るとは┄┄いい度胸だ┄小僧。┄カチャ、スゥー。

 

歓べ、その度胸に免じて私が直々に世の中の厳しさを教えてやる┄┄」

 

 

ハ「な!?。何を擦るつもりだサージェス!!?。

 

バカな真似は辞めろ!!」

 

サ「黙っていろハインヒル!、なにも殺す訳ではない。

                ・・・・・    

今のうちに目上の者に対する礼儀を叩き込んでやるだけだ、私が直々に指南擦るのだ感謝擦るが良い┄小僧!」

 

 

女将「な!!、お、御許しください騎士様!!。

 

この子には後でよく言って聞かせますので!!、どうか!、どうか御許しを!!」

 

 

亭主「御許しください!、どうか!御許しを!!」

 

 

サ「┄黙れ平民。日々貴様らシモジモの為に働くこの私を侮辱したのだ。

┄┄罪人には罰が下るのは当然だ!!」

        バッ!!

       

女将「ッッ!!エド!!」

       ガバ!

 

ハ「サージェス!!。辞めろ!!!」

 

 

宿の亭主「エド!!、カーラ!!」

 

 

 

 余りの事態に戸惑い、困惑したり、新たに現れた男の態度と横暴さに、怯える者、怒りに打ち震える者。

 

様々な感情が入り交じる中、其の男の暴言に我慢が出来ず男に怒りを露にした少年。

 

其の少年に対し理不尽な暴力を振るおうとする男。

余りな対応に、小さな悲鳴を上げる者、止めようと擦る者、自分達に聞き込みをしていた騎士が少年お母親に迫る暴挙を止めようと擦るが、間に合わない!。

 

その場に居る誰もが当たると思い客達は顔を伏せ、目を瞑る┄が。

┄┄┄子供の悲鳴も母親の悲鳴も、兄妹の嘆きも父親の怒りの声も聞こえない?。

恐る恐る客達が顔を上げ目を開くと。

 

 

       ガッーー!!!

 

 

サ「 ッ!?。┄┄女┄┄何の真似だ?」

 

エヴァ「┄┄仮にも騎士を名乗る方が、鞘打ちとはいえ子供に剣を振るうなど、御国に知られれば御自身の経歴に傷が付くのでは?。

 

┄ましてや、正当正の無い無礼打ちのうえ、

対象が罪の無い子供であるなら 直の事です」

 

サ「┄┄商売女ごときが、騎士の何を知っている?。

 

知った風な口を叩く「┄騎士は勇気を尊ぶ」ッ!?」

 

エヴァ「心は美徳を求め、定めた王に忠を尽くす。

 

  其の剣は世を清め、王と民を護らんが為に。

 

  其の怒りは世を乱す邪悪を滅ぼす。

 

  其の身は民や王の盾とならん。

 

┄┄騎士は国の美旗の下に誓いを経てるのでしょう?。

貴方が振り下ろそうとした切っ先に居るのは、敵の兵でも、邪悪な者でも有りません。

 

貴方が国旗の下で護ると誓った罪無き民です。┄其の民に剣を向けるなど、騎士として有っては為らない行為では?」

 

ハ「┄┄サージェス、彼女の言うとうりだ!。

 

貴様の今の行いは騎士としても、又 王に仕える兵としても有っては為らない行為だ!!。

 

剣を引け!。出なければ┄此度の事の全てを今すぐグランツ将軍に報告する!!」

 

サ「┄┄┄チッ┄┄フン!さっさと調書を寄越せ!!。

 

こんな片田舎の家畜小屋等に、これ以上居座れるか!。早く本来の任務地に行くぞ!!」

 

     ドカ、ドカ、ドカ、ドカ、

 

 

男は兵士から調書を引ったくると、不機嫌さを隠そうともせず。足早に食堂を出て行った。 

 

 

 

ハ「┄┄ハァ、┄女将、御亭主に、少年。同僚の理不尽な暴力と暴言┄誠に申し訳有りません!。

 

又、お客人方にも不快な想いを差せてしまい、誠に申し訳有りません!」

         

 

女将「い、いえ!、わ、私達は大丈夫ですので。

 

そ、其より!、お客さん!、腕は大丈夫なんでか!?」

子供「お、お姉さん!、腕は大丈夫何ですか!?」

 

亭主「サム!、薬箱を持ってくるんだ!。急げ!!。 

 

リスティは濡れタオルを持ってきてくれ!」

 

兄妹「「ハイ!/うん!」

 

 

エヴァ「あぁ~、私なら大丈夫ですよ。

 

┄スゥ┄ほら!、腕には何の痕も無いでしょ?」

 

 

女将「えっ!?、か、かなり大きな音がしましたが!。 だ、大丈夫何ですか!? お客様??」

 

亭主「ほ、本当に大丈夫┄何ですか?」

 

エヴァ「はい!、大丈夫です!。ほら!、このとうり!」

 

 

 

私は 鞘打ちされた腕をフリ、何とも無い事をアピールします。

 

其にしても、あの男┄金輪際 係わり会いたく無いタイプの人間ですね。

 

 

茶々「┄┄団長、念のために湿布薬と包帯を巻きますので此方え」

 

 

 

エヴァ「平気よ、私の打たれ強さは、貴女も知ってるでしょう?」

 

 

 

茶々「其では宿の方々が納得去れませんし、私達も心配ですので、どうか!」

 

 

 

子供「お、お姉さん!、僕からもお願いします!。

ちゃんと治療して貰って下さい!」

女将「そうですよ!。お客さんは未だ若いんだから、自分を大切にしなきゃ!」

亭主「┄お客さん、どうか」

 

 

茶々「┄┄団長┄此方え」

 

エヴァ「┄ええ、お願いね」

 

      コッ、コッ、コッ、コッ

 

チャチャ「エヴァ姉え!、大丈夫!?。痛くない!?」

《オイ、ゴ主人チョット時間ヲクレ┄┄。

┄┄アノ野郎ヲ八ツ裂キニシテクルカラヨ┄┄》

 

エヴァ「ええ、平気よフレア」

《┄┄駄目よチャチャ、あんなのでも国を守護する騎士なのだから》

 

チャチャ「本当に?、本当に大丈夫??」

《┄何故だ!!ゴ主人!?。ゴ主人ダッテサッキ《チャチャ!。┄┄お願い┄耐えて。》┄┄ハァ、分カッタ。

ダガ野郎ヲ見逃スノワ今回限リダ┄》

 

茶々「┄フレア、今から団長の手当てをしますから。少し静にね」

《┄┄マスター、あの人間は害悪にしかなりません。

あんなのに騎士の地位を与えている何て┄┄レスターバの軍は何を考えて要るのでしょう?》

 

 

 

ハ「┄┄お嬢さん、同僚の暴挙と暴言お詫び申します!。┄本当に申し訳有りません!。

 

今回の件は軍上層部に報告し、必ずサージェスに厳罰を与えます!」 

 

 

エヴァ「┄気にしないで下さい。私達は、旅から旅の根無し草、今の処、何処かに根を張る積りは有りませんので┄┄今回の事は事故みたいな物と想っていますから┄とはいえ、貴方も大変ですね┄┄」

 

 

ハ「┄┄申し訳有りません┄皆さん!。不快な思いを差せてしまい誠に申し訳有りませんでした!。

 

皆様のご協力のお陰で調書の作成は終わりましたので、皆様の開放を致します!。┄お時間を頂き誠にありがとうございました!。

 

尚、御夫婦はお話ししたように、護衛を着け、ヴォセク迄お送りします。┄┄他の皆様にも護衛をお付けしようと思いますが┄┄いかがでしょうか?」

 

 

商人A「あぁ、いいえ!俺達は隣街に行商に行ってる連中と一緒にバスラーに戻ります。

 

ソイツらが雇って要る傭兵も居ますし、大丈夫ですよ!」

 

商人B「お気遣い、どうもです!」

 

 

ハ「┄┄人形劇の方々は、どうされますか?」

 

 

エヴァ「う~ん。┄┄私共は未だ行き先を決めていないので、お構い無く。

 

此れから次の行き先を三人で話し合おうかと、思っています」

 

 

商人C「┄なぁ!、姉さん達!。次の行き先が決まっていないのなら俺達と一緒にバスラー迄来ないか?。

 

彼処は港町で色々な品を売買する、商人や客が出入りするから。名を広めたり、商売するのにはうってつけの場所だけど、どうだい?」

 

 

茶々「┄┄港町┄ですか、確かに公演をするのなら絶好の場所ですね。┄┄┄団長、どうします?」

 

チャチャ「港町!?。フレア!、行ってみたい!!。

 

┄┄ああ!、良いこと思い付いたよ!。エヴァ姉え!、ステラ姉え! 次の人形劇は海を題材にした、お話に仕様よ!!」

 

エヴァ「┄┄海を題材にかぁ。うん!、言い考えね!!、フレア!。

 

なら┄そうね┄┄人魚を主人公にした話しを作ろうかしら?。 ステラはどうかしら?」

 

茶々「はい、賛成です!。これ迄の話しには無かった、

 

題材なので少し難しいかも知れませんが、やってみたいです!」

 

エヴァ「決まりね!┄┄じゃあ早速、海と人魚を題材にした御話しと、人形作りに取り掛からないとね!。

 

┄┄となると、材料の調達もしないとねぇ┄┄この辺りで良い木材がてに入る村か街は何処か無いかしら?」

 

茶々「┄┄この辺りで有れば┄┄あぁ!、サングスト等は同でしょう?。

 

あの辺りならば良質なロボンザの木がてに入りますし。

バスラーの上流に位置する街ですから、話しと人形が出来しだい川を下り、バスラー迄行けます!」

 

チャチャ「ならお昼御飯を食べたら!、サングストに出発しよぉ!。

 

商人のおじちゃん達!、バスラーで行商の許可を出す人に紹介状を書いてほしいんだけど~┄┄、良い?」

      (pq゚∀゚○)          

 

商人達「「「っ!?、任せなさい!!。直ぐに書くからね!!」」」

 

 

チャチャに上目遣いでお願いされ、チャチャの可愛さに

負けた商人の方々が紹介状を書いてくれるそうです。

 

┄┄やはり子供の可愛さは、老若男女に通用する強力な武器ですね。

 

とは言え、此でいざといゅう時の逃走の手段が1つ増えました。紹介状が有れば港町にも入り易いし、船に乗り別の港町に行く事も出来るし。 

私達なら途中で浮遊術で飛び降りれます。 

 

 

 

 

魔導士A「┄┄師団長、調査に出ていた兵から連絡が来ました。 行商人の方々と劇団の方々の話しどうりです。 彼等の潔白が確認されました。(小声)」

ハ「┄そうか、ご苦労┄┄今の報告もサージェスの部隊に報告しておいてくれ。

┄其と、クラフトの兵士に事情を説明して、兵士を五人程此方に派遣してくれる様に連絡してくれ。(小声)

 

 

┄┄皆さん!。皆さんのご協力に誠に感謝します!。

そして同僚の暴挙と暴言を、もう一度お詫び致します。

 

皆様のご協力のお陰で皆様の潔白が確認されましたので、開放とします!。 宿の方々は、業務に戻っていただいて結構です。┄┄少年、不快な思いと怖い思いを差せてしまい、 本当に申し訳ない」

 

 

子供「い、いえ!、僕は大丈夫ですから!。

頭を上げて下さい!」

 

 

ハ「┄┄すまない┄┄ご夫婦は今しばらく御待ちください、護衛の兵士達が来るので、彼等がヴォセク迄送ってくれますので」

 

 

 

夫婦「「はい、ありがとうございます!。/すいませんが、宜しくお願いします」」

 

 

 

兵士B「┄失礼します!。┄師団長!。クラフトからの調査隊の副隊長の方が御身えです!」

 

 

ハ「┄ム?、調書と詳細な報告はサージェスの部隊に連絡済みの筈だが?」

 

 

兵士B「そ、其が、┄┄その、副長は調書だけをつきだして、現在は┄┄其の┄村の外で待機している┄とのことで┄┄」

 

 

ハ「┄┄ハァ、あの男は一体何をしているのだ!。

 

┄分かった、私が話そう┄皆さん申し訳有りません。

私共の方で問題が興りましたので、私は外れますが、皆さんは開放と為りますので。もう、自由に過ごされて結構です。ご協力、本当にありがとうございました!。」

 

 

┄感謝の言葉とお辞儀をし、席を外す旨を客達に伝えると。彼を呼びにに来た兵士の方と共にハインヒル氏は食堂を去りました。

 

最後まで同僚の不手際に頭を悩ませて居たようですね。

┄┄にしても┄彼を欺きとうす事は出来たのかどうか少し心配です┄┄何だか悪い予感がします。

 

 

 

 

 三者said end

 

 

 

 

 

 ハインヒルsaid

 

 

 

 

ハ「┄┄┄┄┄┄」

(┄┄冷や汗が┄止まらない!。彼女達の潔白は、先程の念話報告で明らかに為った┄が┄┄エヴァと呼ばれていた彼女のサージェスへのあの殺気┄┄一瞬だけだったが、まるで身体中の血が凍りつく様な錯覚を感じた!。

 

そしてサージェスは愚かな男では有るが、其の実力だけは本物!。其のサージェスの一刀を容易く見切り、止めるなど、只の旅芸者にそんな真似が出来る訳が無い!。

 

気になる事はもう3つ、あのフレアと呼ばれていた子供。あの子の見た目と背丈の割には、足音が軽すぎる。

 

同じ年頃の子供と比べる迄もない程に。

そして彼女達の作ったといゅう人形。

あの細部迄作り込んでいる、作り方は嘗て見せていただいたマクダウェル家の人形と作りが似ている┄┄。

 

そして彼女達の次の目的地┄┄確かに、サングストの近辺で採れるロボンザの木は家具や民芸品に、人形等を作るのに用いられる┄┄が。サングストでは近々闇ギルドが大規模な盗品の売買を行おうとしている┄そんな最中にあれほどの実力者がその事を知らずに行く┄┄?。

 

有り得ない!┄競売に参加する客には思えん┄┄だが子連れでの用心棒等、其こそ尚有り得ん┄┄客でも用心棒でも無い┄┄とすると┄┄┄)

 

 

クラフト兵A「┄┄どうされましたか?、ハインヒル殿。」

 

 

ハ「┄┄済まない!、大至急調査をして欲しい三人組が居るのだが、至急同盟国にも連絡を取り其のもの達を調査して欲しい!」

 

 

クラフト兵A「三人?┄┄といゅうと、┄調書に書かれている行商人の男達ですね?」

 

 

ハ「いや違う!。調べるのはマジシャンズ・ドールズと名のっている。女性の旅芸者三人だ!。

 

大至急 彼女達が立ち寄った国や領地で何か変わった事は興らなかったかを調べさせてくれ!」

 

 

クラフト兵A「えぇ!?、旅芸者の三人を┄ですか?」

 

 

ハ「あぁ!、頼む!。私の勘が当たっていると、取り返しのつかない事態が興るかも知れない!!」

 

 

クラフト兵A「り、了解しました!、直ちに調査します!」

 

 

ハ「頼む!。┄┄状況しだいでは┄逮捕せざるを得なく為るが┄┄┄全ては彼女達の出方しだい┄┄か」

 

 

 

 

 

 

 

 

 ハインヒルsaid end

 

 

 

 

 

 

 

◢◣◤◥

 

 

 

 

 

 

 サージェスsaid

 

 

 

 

 

兵士D「あ、あの、サージェス副長。

 

クラフトの部隊長殿に詳しい話しをされなくて良かったのでしょうか?。あ、あれでは其の/ドガっ!/がぁ!」

         ドサッ!!     

                  ワタシ 

サ「┄┄黙れ!!。一兵士ごときがこの騎士に異見等!┄┄身の程を弁えろ!!、この屑めが!!」

 

      ドカ!、ドカ!、ドカ!

 

兵士D「ガア!、ゴァ!、も!、申し訳!ヅァ!。申し訳、ありま┄せん!。お!、御許しぐっ!、ださい!!」

 

 

引き継ぎの為の情報の提供をゾンザイに済ませた為に。 本来なら言って当然の意見┄なのだが┄。

 

 今のこの男には薮蛇出しかなかった。

今の男の頭の仲には、人前で自分を虚仮にした女に対する怒りと

 

今や自分寄りも上の地位を手にいれ常に自分に意見し。自分と違って由緒有る貴族の血筋では無い、只の平民からの成り上がり者に対する怒りと不満で一杯だった!。

 

┄┄理不尽な暴行を受けた兵士は他の兵に担がれ、医療班の治療を受ける。

 

他の兵達は理不尽な暴力を振るった男を不満を抱え長柄も、とうまきに見つっ自分達にも飛び火が架からぬ様に距離を取っている。

 

┄┄今、そんな男の傍に居るのは、彼の小飼の兵達だけだった。

 

 

サ「┄愚物が!、貴様等はただ私の命に従えば良いのだ!!。屑どもが!」 

(┄┄こいつ等といい!、あの女といい!。

平民の分際で貴族であり、騎士でも有る私に口答えする等!!。

 

ハインヒルも一々目障りだ!。

妻を亡くし傷心していたカーディアス卿に取り入った平民の女との間に出来た穢れ者の分際で!!) 

    

 

兵士E「┄┄サージェス様、少し宜しいでしょうか?」

 

 

サ「┄┄何だ?、貴様も私に意見する気?┄イワン┄私の機嫌をこれ以上損ねると、貴様と云えど容赦せんぞ┄┄」

 

 

兵士E「いいえ、実はお耳に入れて戴きたいお話が┄┄この者から有りまして。┄このお話しを聞かれれば。

 

あなた様に途っての、目の上のコブが消え。その上で┄更なる昇進が出来るやもしれません」

 

 

サ「┄┄なに?┄┄┄良いだろう、話せ┄だがつまらぬ話で有れば┄┄」

 

魔導士B「では、私から。先程、有る念話を傍受したのですが、其の内容が┄┄┄┄┄┄┄」

 

 

 

 

 

◢◣◤◥

 

 

 

 

 

サ「┄┄┄┄其は、確かな情報なのか?。先程の報告とは食い違う部分も有るが?」

 

魔導士B「┄先程クラフトの砦にも念話が送られて居ました。内容も先に話した情報の通りですので、間違い無いかと」

 

サ「┄┄ふん、情報の秘匿に独占等┄┄やってくれる。

 

街すら容易く破壊する事の出来るやも知れん、魔導士の情報を独占とはな┄┄┄あの成り上がり者が!!!。

 

何が!“手柄は譲る”だ!!。

言っている事とやっている事が真逆では無いか!!。

エーイ! 忌々しいヤツメェ!!」

 

 

兵士E「┄┄サージェス様┄其れでしたら、今回の任務中にハインヒルには消えて貰っては如何でしょう?」

 

 

ハ「┄奴を暗殺する気か?┄┄そんな事が出来ればとっくに殺している!。 

 

だが奴の力量と兵達の技量も侮れん、┄其は貴様とて分かっていよう!?」

 

 

魔導士B「┄┄ですので今回の目標である闇ギルドの連中を利用しましょう。

 

元々今回の任務は危険を伴うのです、其の危険な事には

・・・・・・

想定外の事態も興るのは必然です┄┄」

 

 

ハ「┄っ!?┄┄ほぉ、想定外の事態┄か。成る程な。

 

確かに、今回の任務は何時も以上に危険が伴うと予測されている┄┄そんな最中で、予想だにしない事態が興っても不思議は無いな┄┄だが、解せんな。

 

貴様等は確かに、私の小飼の兵だが。其処まで擦るからには何か目的か狙いが有るのだろう?。

 

貴様等┄┄何が目的だ?、金か?、地位か?」

 

 

兵士E「いいえサージェス様、我ら二人が望むのはサージェス様の安泰と貴方様が望まれることだけ┄┄。

 

貴方様の害意に為るものを尽く滅して御覧に容れます!」

   

魔導士B「サージェス様、此度の事┄我ら影の者にお任せ下さいませ。

 

必ずや、御満足のいく結果を御覧に容れます!」

 

 

サ「┄┄良いだろう、貴様等の其の忠誠心。

 

今回の任務で見せて貰うぞ。

┄但し!、ハインヒルには手を出すな。奴の喉笛を噛み千切るの┄この私だ!」

 

 

兵士・魔導士「「ハッ!」」

 

 

 

 

┄┄不安、 疑惑、 怨み、 嫉妬。

 

様々な思惑が渦巻く最中で。

 

この一ヶ月後に、私達に途って最悪な方向に進みました。

 

 

 

 

 サージェスsaid end

 

 

 

 

 

 

◢◣◤◥

 

 

 

 

 

 

 一ヶ月後 とある街の広場にて。

 

 

┄┄その日┄とある街の広場にて町民だけでなく、傭兵や賞金稼ぎ、魔導士だけでなく。 

 

武に優れる事で知られる貴族や、武者修行の旅の途中で偶々立ち寄った 剣士、 搶士、 弓士等、様々な戦士達までが集まっていた。

 

 

騎士A「┄┄皆の者! よく聞け!!。

 

この手配書の三人の顔をよく見ておいてくれ!。

この三人は何れも見目麗しい少女と女性達だが!!。

 

このもの達は! 二週間前に、ボリビエラ領のキオンの

街にて!、レスターバ王国の騎士を二名も殺害し!。

軍の中隊200人をたった数名を残し殺害した!、極めて危険で残虐な魔導士達だ!!。 

 

そして!この者がこの三人組のリーダと思われるが、この女には最も注意が必要だ!! 

 

何故ならばこの女は驚くべき事に! 魔法で焼こうとも!、水で圧殺しても!、氷り付けにしても!、雷を受けても!。

剣で刺されても!、心の臓を貫こうとも!、首を跳ねても! 瞬く間に生き返るのだ!!」

 

 

 

 その言葉に周囲はざわめき経つ。

有るもの達は唖然とし、又。有るもの達は騎士の男の話しに困惑し、有る者達はその言葉をバカバカしいと嘲笑う。

だが、そんな中にも女の異常な体質を聞き、もしやと考察する者、民衆の反応は様々だ。

 

そういった反応は想定内なのか、“静粛に!”と声をかけ。 次の話しを擦る。

 

 

騎士「静粛に!!┄┄皆の反応は最もだ、

 だがこの情報わ真実だ!┄┄何故ならこの女は吸血鬼なのだ!!。

┄己の欲望の為に他者の命を踏みにじり!、其の生き血を啜る邪悪な存在だ!!。

 

其は三桁の死傷者を出したことからも決定的で有る!。

又、この者は魔法に長けている存在の為、通常の吸血鬼寄りも尚危険な為に特A級クラスの危険生物と認定し!。

 

生死を訪わず、この者を退治、若しくは捕獲した者には国より報酬として。

賞金・金貨300枚と!、その者が望めば国えの士官も出来るぞ!!」

 

 

賞金稼ぎ達は賞金額に一斉にドヨメキ、仲間内で話だし。

 

名声を求めるもの達も標的の手強さに討ち取った後に得られるだろう名声に!。

 

流れ者達は、金と名声と士官が一度に出来るこのチャンスに飛び付き!。

 

民衆達は女の正体に恐れ、戦き、不安を感じ、一刻も早く 人の姿をした怪物達が退治される事を願った。

 

 

 

 

 

 

 




 長々と延長して申し訳ありませんでした!。

今は只オリジナルの話の難しさに、四苦八苦しています

早く原作に入りたいですが、後2~3話程かな?。

とにかく、私の文才は底辺なのでもう少し掛かりますが!

この様な駄作でも、読んであげるよ と広い心を持たれている方々!、

色々至りませんが此からも宜しくお願いします!。

        m(_ _)m


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第6話前編┄┄ドラグリア婦人?。┄研究所を乗っ取った人で、私と同じ吸血鬼!?。

 
第6話前編です、文字数の関係で前後編に変更しました!。

一纏めに仕様かとも思ったのですがかなりの文字数で、

長すぎると不味いと思い、分ける事に致しました。 


 第6話前編です、何とか細々と書いて漸く書けました。

 

この様な作品にお気に入り登録をしてくださり、誠に有り難う御座います!。

 

では 第6話前編 どうぞ!。

 

 

 

 

   __________________

 

 

 

 

┄┄サングストに着いて一週間、二日間で街を裏路地まで歩き廻り、全体の地形と建物を覚え終り。

 

目標の闇ギルドも見つけたが、やはり大きな競売を擦るだけに、警戒も厳重だったし何より同盟ギルド並びに傘下のギルドが襲われたとあってか現地の買収している貴族や、役人に頼んだのか、警備の兵力に其の数も侮れ無い者だった。 

 

又、競売に掛ける商品等の運び込みも、貴族達の権力や、役人等の目溢し等で続々と街に集まる。

私達は其の中から比較的警備の甘い一団の中から一人を暗示に掛けて競売の開催日を聞き出しバジェスの居る場所も聞き出した。

 

競売が始まる前に確保出来ないかと思い、何度か偵察をしてみたが。バジェスは思いの外用心深く、常に五人の護衛と行動し一人に為ることが無いまま競売の会場の準備を指示して居る。

 

┄噂道理の用心深さです┄┄。競売が始まる前に標的を押さえるのわ無理そうなので三人で相談して、ある策を考え其の作戦に適した人達を待つことにしました。

 

 

 

 

 

 

サングスト 近郊

 

 

 

 

 

 チャチャゼロ・茶々丸said

 

 

 

 

茶々「┄┄┄┄┄今ので今日は十五人目ですね。姉さん、どう思われますか?。」

 

チャチャ「┄┄受注八区、今回ノ競売二参加スル成金ダロォナ。見ロヨ、アノ無駄ニ着飾ッタ金銀輝ク貴金属ト、膨ラミマクッタ腹ヲ┄ブクブク肥太ッテミットモナイ姿ダ┄┄。」

 

茶々「┄┄余り見ていたく無い光景ですね┄其れにしても┄2、4、6、8、正規の軍人でもお抱えの私兵にも見えませんね┄傭兵でしょうか?。 

護衛が10人、其れにたいして対象は一人。┄非合法の競売に参加するには目立ちますし、人数としては多すぎですね┄。やはり見栄の為でしょうか?。」

 

チャチャ「┄┄オソラクナ。事故権利欲ト、財力ヲヒケラカシテ自慢シタインダロォゼ。

全ク、意味ノネェ事二無駄金ヲ遣イヤガッテ。」

 

茶々「?┄┄意味の無い事┄ですか?。 

┄┄見栄の為も有るのでしょうが、買い取った商品と、自身の守りを固める為にああして人数を揃えて要るのでは?┄┄其でも多いとは思いますが。」 

 

チャチャ「マァ~ソウイッタ意味モ有ルンダロゥガ。偏ッタ人選ダシ、雇ウ最ニ金ヲケチッタンダロウナ。殆ンドガ傭兵ニ成ッテ間モナイ新米ダナアリャ。

 

見ロヨアノ視線ヲサ迷ワセ、検問ノ兵士達ニ呼ビ掛ケニモビクツク余裕ノ無サ┄┄┄初ノ護衛仕事ナモンデ┄全体的ニピリピリシ過ギテイル。

 

其レニ見ロヨ、2~3人ハマトモダガ、全体ノ統制ガ余リ取レテ無イ処ヲ見ルト、当日ニ顔ヲ合ワセタ寄セ集メバカリナンダロォナアリャ。」

 

茶々「┄┄┄あの人数で顔見知りが居ないのは護衛任務としては不適切なのでは?。

有事の最は味方同士の信頼と連携が大切なはず┄┄不味く有りませんか?。」

 

チャチャ「ダカラ言ッタロォ?、無駄金ダッテ。

 

金ノ無駄使イデ、野郎ニ税ヲ納メテイル民衆ガ哀レダナァ。┄┄其レヨリモ、今ノ奴等ナラ条件ニ合イソウダナ。奴等ノ情報ヲゴ主人ニ伝エテクレ。」

 

茶々「大丈夫です、並行して念話で御伝えしました。

 

計画道理に入り込む要です、私達は暫く 宿にて待機していて欲しいそうです。」

               

チャチャ「オォソウカ!?、仕事ガ早クナッタナ!

成長シタナ妹ヨ!。

 

┄ヨシ、分カッタ! ナラ俺達ハ宿ニ戻ロウゼ。

二日後ニ、ゴ主人ト合流擦ルカラ残リノ準備ヲ整エルゾ!。」

 

茶々「はい!。」

 

 

 

 

 チャチャゼロ・茶々丸said end

 

 

 

 

 

◢◣◤◥

 

 

 

 

 

 エヴァsaid

 

 

 

 

 

茶々《マスター、たった今15人目の客と思われる貴族が一人、護衛を10人引き連れて街の正門にて検査を受けています。》

 

エヴァ《┄┄一人に対して護衛が10人?。┄┄又 随分と引き連れて要るわねぇ、主催者側としては余り目立つ真似は遠慮してほしそうだけど。

┄┄ま~ぁ、私としては好都合だけれどね。

 

茶々丸ありがとう、其のパーティーに入り込むから。宿に戻って居て。》

 

茶々《はい、マスター。》

 

エヴァ《其れと、紛れ込んだ後は定時連絡は擦るし、二日後に目的地に行く時にも念話は擦るけれど。

 

室内では念話は妨害、若しくは傍受される危険が有るから室内では念話は使わないから。予定通り、現地で合流擦るから気を付けてね。

 

何か想定外の事態が有った場合は念話擦るから、合流ポイントBで落ち合いましょ。》

 

茶々《了解です、マスターもお気をつけて。》

 

 

 

エヴァ「さぁ~て、┄あの騒いでいる人ね┄┄護衛同士でも余り統率が取れていない様ね。┄┄思った以上に簡単に行きそうね。」

 

さぁ!、先ずは介入しやすく擦る為に人数を減らすとしましょう!。其から売り込みです!。

 

 

 

 

貴族A「え~い!、何時まで余を待たせる気じゃ!。

 

さっさと終わらせぬか! 愚図共が!!。

何時までも日に当たって居ては余の美しい肌が日に焼けてしまうではないか!。」

 

 

護衛A「侯爵様落ち着いて下さい!。間も無く終わるとの事ですので!。」

 

 

貴族A「戯け!、余は今すぐに終わらせよと申して居るのじゃ!。早くホテルにて静養し、長旅の疲れを癒したいのじゃ!。」

 

 

護衛G「┄┄どんだけ我儘なんだよ、あのデブ┄はぁ┄未だ途中だが、帰りたく為ったぜ。」

 

護衛H「気持ちは分かるが我慢しようぜ。報酬も半分しか貰って無いんだからな。」

 

護衛G「はぁ、そりゃそうだが。俺はもう、付き合いきれねぇよ。」

 

 

護衛D「おい!、お前ら! 検査さが終わったから!、入るぞ!。」

 

 

護衛H「やっとか、ほら行こうぜ。」

 

護衛G「┄┄┄┄┄┄┄┄。」

 

 

 

検問での検査が終わり、街へ入ると。

大きな街だけあって結構な活気だが、今の男に其の活気に目をやる余裕が余り無い。魔物や獣の討伐なら4~5回程有るが、護衛の依頼は今回が初めてなうえ。

 

依頼人の貴族は頗る金払いが悪い。前金しか払わないのは未だ良い。だが、其の前金が移動日数と距離を考えると少なすぎるし、わりに合わない!。

┄┄これ迄の道中で散々、我儘や理不尽な命令をしてきた依頼人にホトホト嫌気が差していた。

 

┄今も尚、検査が掛かりすぎだの、やれ通行人が邪魔だから退かせだの、日差しが強くて暑いだの、腹が減っただのと とにかく五月蝿いし!、ウザい!!。

 

 

護衛G「┄┄┄チッ!┄┄うん?。」

       

 

依頼人の耳障りな声にイライラしていると、

目の前を黒服に黒のローブを羽織った一人の女が通る。女は20代位の腰まで有る金髪で顔も非常に整っているし、出る処は出て、引っ込む処は引っ込んでいる。ジット観ていたら視線に気づいたのか、目が合う。其の女は自分に微笑み、目配せをしてきた!。

 

其の女は男がこれ迄で会ったことがない程の上玉で、

男は一目で虜に為った。

 

其の女は路地の方まで行くと一旦立ち止まり、此方を見て妖艶な笑みを浮かべると路地えと入った。

 

 

護衛G「┄へへ!┄┄┄┄。」

 

 

男は屈み、ブーツの紐を縛り直すフリを擦る。

 

そして最後尾に為り、集団からそ~と離れると。

直ぐ様、女の後を追い路地に入った所で男の意識は遠くなった。

 

 

エヴァ「┄┄┄貴方は宿に行き 部屋に閉じ籠り、1日程滞在してから隣り村に行きなさい。」

 

護衛G「┄┄┄はい┄分かり┄ました┄。」

 

     タッ、タッ、タッ、タッ。  

 

 

エヴァ「┄┄男の人って単純ですね。

 

さて、其れでは追いかけるとしますか!。」

 

 

私は男に催眠術を掛け、彼を宿に向かわせ、

 

そして貴族の一行を追いかけます。

 

暫く進むと貴族の一行は直ぐに見つかりました┄が┄┄。 といゅうか通りの真ん中で何やら別の貴族と揉めて居ます!?┄┄┄昼日中から、何をやっているんでしょうか??。

 

 

 

 

貴族A「┄┄貴様┄このホテルに何をしに入る積もりだ?。このホテルは、余の様な由緒ある貴族の御用達の格式有るホテルだ!。

 

貴様の様な片田舎の没落貴族┄、ましてや盗人紛いの真似をする貴様が来る所では無い!。早々に立ち去れ!!。」

 

 

貴族B「ギャアギャアと喚き散らす品の無さは、相変わらずだな┄┄其れに、盗人呼ばはりとは言い草だな。

 

そちらが先に 偽の金貨等を使って此方を欺き、私が買い取った品物をなかば強奪したのだから、取引は無効。品物を返して貰うのは当然の事で盗人といゅうならばソチラじゃないかな?。」

 

 

貴族A「ヌグッ!!┄┄┄い、言わせて措けば!。

 

えーい!お前達!コヤツを無礼討ちとして、切り捨てよ!!。」

 

 

護衛達「「「はぁ?え!?。/おいおい!、マジかよ!?。/テメェでヤれよ(ボソッ)」」」

 

 

貴族A「えぇーい!、何をボサットしておる!?。

サッサト其の無礼者を殺せ!!。

 

奴を撃ち取った者には報酬を5倍にして払うぞ!!。」

 

 

護衛達「「「っ!!、5倍!?。/オォ!、なら俺が!!。/覚悟しな!。似非貴族!!。」」」

 

 

 

 貴族の無茶振りに最初は渋って居た護衛達でしたが。

 

貴族からの報酬を倍額払うの言葉で、目の色を代え各々の獲物に手を添え、5人が護衛に残り、4人が相手の護衛3人と貴族を方位する。

何やら自分の傍に居る護衛にも攻撃する様に命じていますが、直ぐ説き伏せられ。貴族は歯軋りして黙り、五人の内三人の護衛達は貴族と相手の貴族を方位して居る同僚に冷ややかな視線を送って居ます。

 

周りの町民の人達も只為らぬ空気と巻き添えを恐れ、

その場を立ち去る者や、遠巻きに観ている者とで別れている。

 

其にしても、あの貴族は沸点が低く過ぎですね。まぁ此方で騒ぎを興す積もりでしたから、手間が省けましたが┄┄何だかこの貴族達を二人供、氷り漬けにしておきたい気分です┄┄が。

 

其だと意味が有りませんので、この騒ぎを利用して売り込みと行きましょ!。

と、其の前に声を変えて、髪の色と瞳の色も変えて、髪も結ってポニーテールにしておきましょう!。

┄┄よし! 準備完了!。{声は某忍者漫画の山〇い〇}┄周りの人達に迷惑を掛けない要に制圧しましょう!。

 

 

    フリーゲランス・エクサルマティオー‼ 

エヴァ「┄氷結 武装解除!!」

 

 

 

    ピキキ!、バリリーン!!。  

   

護衛達「「「うお!?、俺の武器が!!。/な!、何だ!?今のは!!?。/武器が こ、凍り付いて!?、砕けた!!? あれ高かったのに!!。」」」

 

 

貴族達「な!!、何じゃ!?、何が起きた!!?。/むぅ!?、魔法か!?。」

 

 

 

エヴァ「┄┄昼日中から通りのど真中で邪魔よ!、殺し合いなら街の外でやって頂戴!。」

 

 

 

突然の出来事に護衛達や貴族達が狼狽えていると。

その場に女の声が1つ響き!、その場を支配する。

 

其の女は片手を水平に上げ、手を広げ佇んでいた。

黒い髪、黒の瞳、黒のマントを羽織り胸元が見える大胆な黒のドレス、下は白いシースルーのスカート、スカートの真ん中は開き其処から見える白い足は染み一つ見えず、その場に居る者の視線を釘付ける。

 

又、体型も出る所は出て、引っ込む処は引っ込み。

顔も整っており価なりの美顔だ!。

 

 

護衛D「なっ!、何だお前は!?。俺達の仕事の邪魔をしたうえに!、武器まで壊しやがって!!。

只じゃすまさ!/ガッ/うわ!。」

 

      ドサッ!!。 

 

 

護衛の一人が女に突っ掛かり胸ぐらを掴もうとした瞬間!。

 

女が男の足を横に蹴り!、男は鎧の重さも有ってか横向きに倒れる!。

 

 

護衛D「うぐ!こ、このア!/ベシ!/ヘブゥ!?。」

  

 

起き上がろうとした男だったが、女に顔を踏みつけられ。 何とも格好の悪い醜態を晒す。

 

 

エヴァ「あらあら、聴こえなかったかしら?。その耳は飾りなの?。 此方は昨日から収入が途絶えてイライラして居るのよ!。

 

喧嘩なっ!┄┄┄いや、待って┄┄あんた達を憲兵につき出せば謝礼が出るかも知れないわねぇ!?。┄其を元手に次の街に行けるわ!!。

 

┄といゅう訳で、あんた達┄私の小遣いに為って貰うわよ!。」

 

 

護衛E「な!、嘗めるんじゃねぇ!。このアマ!。」

 

 

 

護衛の一人が女の言葉に怒り、殴り掛かるが!。

女は手に氷のロッドを造り相手の胴を打ち!、仰け反った処を脚を払い、浮かせた処でロッドを叩き着ける!!

 

 

 

護衛E「ガハ!!?。」

 

 

護衛G「ハル!、野郎!!。」

 

    セリエス・グラキアーレス!

エヴァ「氷の矢3矢!」

 

   ヒュババーーン!!

 

 

   ボボーーン!! ガラーン!!

 

護衛G「があ!!?。あ、脚が!!」

       

   

 

エヴァ「ふふ、さぁ!!。次に凍り漬けに為りたいのは誰!?、今なら数時間はオブジェに成れるわ/「済まんが、其は勘弁してくれ。

只でさえ6人も辞めて困ってるんだ、これ以上人数が減るのは困る。┄代わりに、アンタに仕事を紹介差せてくれ。」/┄仕事?。┄言っとくけど、高いわよ私。」

(代一段階、成功です!。┄┄其にしても寄せ集めの仲にも、腕のたつ人も居るようね。┄この人┄┄他の傭兵達よりかなり強い!。)

  

 

傭兵A「其処は依頼人と交渉してくれ。┄┄┄只、依頼人はアンタをイタク気に入ったようなんでな。

依頼内容はさる貴族の護衛で、アンタ程の腕前なら問題無く出来るだろぉ。」

 

エヴァ「あら!、私を!?。みる目が有るじゃない!、良いわよ!。┄┄処で、どんなか┄┄た┄┄お兄さん、┄┄依頼人て┄┄アレ┄┄じゃあ無いわよね?。」

 

傭兵A「はぁ~、気持ちは分かるが我慢してくれ。」

 

エヴァ「┄┄やると言った以上は、引き受ける┄┄けれど。┄何処の牧場から連れて来たのよ?、アレ。」

 

傭兵A「┄┄責めて依頼人の前では愛想良くな。」

 

エヴァ「┄┄はぁ、附いてないわねぇ。」

(うゎ~、涎を垂らして此方を見ていますねぇ( ̄□ ̄;)!!。┄┄チャチャ達の所に帰りたくなってきました。)

 

エヴァ「あぁ!そうそう!。」

    スゥ パチン! 

 

     ガシャン!

護衛G「うお!、あ、脚の凍りが割れた!?。」

 

 

エヴァ「此から一緒に仕事を擦るんだから、何時までも凍り漬かせたままでは悪いでしょ?。┄貴方達も悪かったわね、御免なさい。」

 

 

護衛達「「「い、嫌!此方こそすまん!。/金に吊られて騒ぎを興したのは此方だ、┄┄面倒を掛けた。/┄┄憲兵に捕まって檻に入れられる寄りましだ。」」」

 

 

 

護衛A「律儀だな、┄┄さて。行こうか。

 

┄┄┄┄侯爵様、連れて参りました。」

 

 

 

貴族A「ぐへへ、ご苦労。女よ、かなり腕が経つようだ

 

な┄其の力、気に入ったぞ!。┄┄名はなんと申す?。」

 

 

エヴァ「┄初めまして、侯爵様。私は アリン・クリストファーと申します。┄何でも護衛が必要との事、私も丁度仕事を探していましたので助かりましたわ。」

(うゎ~、(´д`|||)“ぐへへ”何て笑いかたを擦る人┄┄初めて見ました。┄┄しかもこの人┄さっきから私の胸と、足しか見てないし┄。┄┄目立つ為とはいえ┄控え目な服装の方が良かったかなぁ。)

{原作のエヴァ(大人)の戦闘時の服装。}

 

 

貴族A「そうか!、そうか!。金が欲しいのか!?。良いぞ!金は幾らでも払ってやるので、今日から余の元で仕えよ!。なんなら、余の妻にしてやっても良いぞ?。」

 

 

エヴァ「ふふ、身に余る光栄な御話しですが。先ずはあなた様の御身を護らせて頂きたく存じます。」

(ぜ、絶対に嫌です!。こんな好色男!!。

何よりこんな人を見下している目をした人など愛せません!!。)

 

貴族A「ぐひひ!、まぁ今は其れで良い!。だが何れは、お前の心も体も全てそ買い取って物にしてやろう!。」

 

 

エヴァ「┄ふふ、私の値段は┄高いですよ。」

(┄金輪際、関わりたく無いタイプの人ですね。┄┄はぁ~、今回の事が終わる迄とはいえ、この人の元に居るのは精神的にキツそうです。)

 

 

護衛C「あの侯爵様、そろそろ宿の方に入りませんか?。 先程の騒ぎで野次馬も居ますし、相手の貴族は宿の中に入りました、何より此処に居ては憲兵達が来るかも知れませんので。」

 

 

貴族A「┄フン、憲兵への対応など貴様らに任せる!。適当に言いくるめておけ!。余はもうホテルで休む!。」

 

 

護衛E「あ、あの、侯爵様!。俺達の部屋は何階の、なんごう室なのですか?。」

 

 

貴族A「うぅん?。┄┄貴様等、まさかこのホテルに宿泊擦る気か?。」

 

 

護衛F「はぁ?、いや!、護衛なのですから同じ場所に居るのは当然の事かと?。」

 

 

貴族A「┄┄お前達は先程の話を聞いて居なかったのか?。此処は貴族御用達のホテルだ、┄貴様等ごときの身分では門前払い去れるに決まっておろうが!。

 

第一貴様等の様な小汚ない連中を連れて中に入れば、余が他の貴族達の笑い者に為るわ!、お前達は二日後の夜に もう一度このホテルの前に来れば良いのだ┄┄戯けが!。」

 

 

護衛達「「「「ッッ!!?。/こ、このデブがぁ!!(ボソッ)/チッ!、此処でもかよ!(ボソッ)/┄┄俺も、降りたく為って来た。(ボソッ)」」」」

 

 

貴族A「┄┄しかし護衛が居ないのも不味いか。┄┄オオそうじゃ!。アリンよ!、ソナタだけは余と共に来ることお許す!。室内でも余を守るが良い!!。」

 

 

エヴァ「┄えぇ、そうしたいのわやまやまなのですが┄┄。私はこのホテルには出入りを禁止去れて要るので入れないのです。申し訳ありません。」

 

                   〈力〉

貴族A「むぅ?、案ずるな、そんな事、余の財力で何とでも為る!、余の傍に居ろ!。」

 

 

エヴァ「┄(面倒な人ね)┄侯爵様、┄┄私に構わず┄┄ゆっくりと┄┄部屋でお休み下さいませ。」

 

 

貴族A「┄┄うむ、┄┄そうじゃな┄┄部屋でゆっくり休むとしよう。」

 

 

護衛達「「「「「うぅん?。/え!、マジで!?。/┄┄??。/┄意外だ!、もっとゴネルと思ったのに。(ボソッ)/┄┄不気味な┄。(ボソッ)」」」」」

 

 

 

護衛A「┄┄暗示か?、┄気持ちは分かるがムヤミに使わん方が良いぞ。(ボソッ)」

 

 

エヴァ「┄┄分かってるけど、あんなのと一緒に居たく無いのよ!(ボソッ)」

 

 

 

 おとなしく貴族がホテル内に入って行った為、不信に思った護衛達ですが。

一人は私のした事を見抜き、忠告をしてきました。

┄┄中々優秀ですね。

{催眠系統や、暗示の魔法は基本的には違法な為。}

 

 

 

貴族がホテル内に入って行ったのを見おくると護衛達は集まり、話し合いを始めました。

 

 

護衛D「┄┄どうするよ?、俺わ正直言ってあんな奴の護衛依頼なんざ破棄して!、とっとと帰りたい気分だが!。」

 

護衛E「┄言うなよ、其は此処に居る全員が思ってる事だ。」

 

護衛E「┄┄トコトンむかつく野郎だ!。

あぁ!、あの顔殴ってやりてぇ!!。」

 

護衛A「┄┄皆の気持ちは充分に分かるし、俺自身も全く同意見だ┄┄だが、アンなのでも権力だけは本物で、俺達の今後の事を考えると┄今回の依頼は途中放棄は出来ない。┄┄ムカツク事にな!。」

 

護衛達「「「「┄┄┄┄┄。」」」」

 

 

エヴァ「┄┄ねぇ、私は新参者だけど┄。アレがロクデナシだとゆうことは直ぐに分かったし、あんた達にも断れない事情が有るのは分かったから┄┄此から酒場で飲まない?。雇われた者同士だし。

 

アンタ達が何処この街から来たのか知らないけれど、道中アレに苦労させられて来た事は容易に創造できるは。

だから嫌なことは二日間だけでも忘れて、今日ぐらいは飲みあかさない?。

 

あぁ!、お金なら大丈夫よ?。これを売ってお金にすれば、今日の酒代位にわ成るから!。」

 

 

私は腰のポーチから9~10個の小石サイズのダイヤが入った小袋を取りだし、手の平に其の中身を出して。傭兵達に見せます。

 

 

傭兵達「「「「うぉお!、い、良いのかい!?。/其の話し乗った!!。/アンタ!、話せるな!!。/少しならば此方も負担するよ!。」」」」

 

 

護衛A「┄┄アンタ、金に困ってたんじゃ無いのか?。

 

   <ダイヤ>

┄そんな物が有るんなら、今回の仕事を引き受けなくても良かったんじゃ無いのか?。」

 

               

エヴァ「いざという時の保険位は賭けて置くわよ、勿論最悪は使ってたわよ。ただ今回は無事、仕事が見付かった祝いと。

 

アンナのの我儘に付き合ってきた貴方達えの労いに、此から一緒に仕事を擦る訳だし、親睦会ってことでもあるのよ。

二日も暇を貰ったのだから、その間にお互いの事をある程度は知っておいた方が良いと思わない?。」

 

 

護衛A「┄┄確かにな。正論だ、なら酔っぱらう前に名乗っておくか。

 

俺は傭兵ギルド・フェンリルの牙に所属して居る者で、名はグレン、グレン・デュバルだ。

 

一様、今回のパーティーの指揮を任されている。宜しくなクリストファー。

其と、そっちの茶髪と黒髪は俺と同じギルドの者でランディと、ウォルターだ。

        <ヤロウ>

後のメンバーは、依頼人がウチとは別口で雇った流れの傭兵達だ。」

 

 

エヴァ「え~っと、┄┄何で三人だけがギルドの人で、後のメンバーが流れなのかは┄聴かない方が良いのかしら?。」

 

ラ「┄はぁ、┄┄まぁ今アンタが予想しているとうり何だよ。傭兵とは言え正規のギルドに所属して居る奴を大勢雇うと金が懸かるが、流れの傭兵┄取分け新米を雇えば安く済む。」

 

ウォ「┄┄にしても、今回は本当に面倒な依頼だ。

此処に来るまでに、既に5人が途中放棄したうえに

そのうえで又、この街で1人が姿を消した。

 

今回の護衛依頼が初めてだと言う奴等が半数以上である為に浮き足だつ事が多く連携が取りづらいし、雇い主がああだから護衛する意欲が下がる一方だ。

 

┄その上対象には黒い噂が有る。今回の依頼も只の買い物だと言っているが、何かキナ臭い┄┄。」

 

 

エヴァ「┄┄ここ最近やたらと貴族の息が掛かった品物が、何の検査もされずに街の仲に運ばれて来ていたけれど┄┄。其と関係が?。」

 

 

グ「┄┄やれやれ、マスターの読みが当たったな。

 

出来れば今すぐにでも契約を解除したい処だが、奴が俺達の住む街の仲でも上位に入る権力者だと有のが又、厄介だな。」

 

 

ウォ「┄マスターの言っていた、非合法の競売か?。」

 

ラ「げぇ!、間近よ!?。

 

あぁ~まぁ┄あの依頼人なら参加しそうだなぁ。

そうなると俺達、益々嫌な依頼を引き受けちまったな、もっとも┄最初から断れねぇけどさ。」

 

 

グ「個人的にはぶっ潰したい処では有るが、貴族等の権力者が絡んでくるから質が悪い。

 

非合法の闇ギルドが取り仕切る競りで出来る金が何に使われるかなんて考えたくもないが、役人に任せるしかないのも事実だしな。」

 

 

エヴァ「┄┄ねぇ、さっき此処に来るまでは15人だったて言ったけれど。其の6人が仕事を降りた理由は簡単に想像出来るけれど。

 

其の6人は大丈夫なの?、其の6人は貴方達と同じギルドの人?、┄┄な訳無いか。彼等と同じく流れの傭兵?。」

         

 

ウォ「┄降りた連中は皆流れの傭兵だ、俺達と違って根なし草だから街を変えたり、別の国か領土に行けば問題無いだろぅが。

 

降りた理由はオタクの想像道理だ。6人中、5人が女の傭兵でな、其だけ言えば其の5人が此処に来る前に降りた理由が分かるだろ?。」

 

 

エヴァ「┄┄┄えぇ、よーく分かったわ。」

(┄┄┄今すぐ別の人に替えたい気分です。)

 

 

ラ「あぁ~まぁ何だな、俺達も出来る限るそういった事が続かない様に気を付けるからさ。

他の連中が待ってるし、早いとこ酒場に行かないか?。

 

二日の猶予が有るんだ その間に出来る事と、今後に考えられる事とかは話し合って置こうぜ。」

 

ウォ「┄そうだな、余り待たせるのも悪い。

行こうグレン。」

 

グ「そうだな、此処に居続けたら逸れこそ本当に役人が来るかもしれん、奴の尻拭いは御免だしな。

 

よし行くか!、案内を頼むぜクリストファー!。」

 

 

エヴァ「ええ!、任せなさい!。さぁ~!今日は飲むわよ!。」

 

 

 

傭兵達「「「「ウッシャアー!。/飲むぞ~!。/┄┄あのデブの事は今は忘れて飲むか。/これ迄の苦労を少しの間忘れるとするか!。」」」」

 

 

 

┄┄┄うまくいきましたね、後は二日後の競売の客として来たあの貴族の護衛として、堂々と競売会場に入ってバジェスを捕まえて暗示で情報を聞き出すだけです!。

 

┄上手く行けば良いのだけれど、┄┄悪い予感が収まらない┄┄。

 

┄┄レスターバから派遣された兵達はサングストの貴族達のコネで街に入れず追い返されたらしいけれど┄┄。

派遣された部隊を率いて居るのが前の村で出会ったあのハインヒルといゅう人ならばおとなしく戻る。

┄何て事は逸れこそあり得ませんね┄┄┄。

 

┄┄今回はやはり厄介な事に為りそうです┄。

 

 

 

 

 

エヴァsaid end

 

 

 

 

 

 

◢◣◤◥

 

 

 

 

 

 

???said

 

 

 

 

 

?「┄┄フン、下級クラスの貴族の低レベルな争いなど観ていて滑稽だな。

 

あんな愚者が貴族を名乗れるなどとは世も末だな┄┄。」

 

 

 

?「┄あの貴族達のやり取りの感想なら同意見だが、世の中を少しでも民衆が住み良く平穏に過ごせる様に擦るのも我等の勤めだぞ、サージェス。」

 

 

サ「┄それで┄┄ハインヒルよ、お前は私に何時までこんなミスボラシイ格好を差せる気だ?。」

 

 

ハ「仕方あるまい普通に兵装していたのでは関を通っては街に入れず、また追い返されるのわ目に見えている。

 

だから、こうして行商人に成り済ます必要が有るのだ。

┄┄おそらく今回の我々の動きを察した貴族か官僚達の仕業だろうな┄。

 

┄ヤハリ今回の仕事はグランツ将軍が予想されていた以上に厄介な事に為りそうだな┄┄┄。」

 

 

サ「┄┄まぁ、困難ならば達成擦れば其だけ私の株が上がるといゅうものだ。┄┄其より兵達の大多数を街の外に待機差せて良かったのか?。

 

競売は後二日後の夜に執り行われるらしいではないか。」

 

 

ハ「┄確かに、此方の戦力を割くのは痛い処では有るが。┄┄大勢で押し掛けては不信がられるのは確実であり、何より目立つ。

                  

この街の貴族や役人達は大半が買収されて闇ギルドの味

      サキ 

方らしい事は前の件でハッキリしたからな。

 

少数で潜入し競売会場を突き止めたら本隊に連絡し、本隊と供に闇ギルド並び客の貴族達全員を逮捕する!。」

 

 

サ「┄┄良いだろ、その策でいくぞ。┄┄人数が少ないならば此方も好都合だ。(ボソッ)」

 

 

ハ「ん?。何か言ったかサージェス?。」

 

 

サ「┄┄┄もし失敗しても、私は一切の責は執らぬからな。」

 

 

ハ「┄┄失敗する事を考えるより成功することに全力を出し、協力をしてくれ。

 

第一、お前自信も任務失敗等の報告などしたくないだろうに?。」

 

 

サ「┄確かにな┄┄成らば全力を尽くすと仕様。」

 

 

ハ「そうしてくれ。┄┄┄其れにしても、先程の騒ぎを止めたあの魔導師┄┄。」

 

 

サ「あの低俗で品の欠片も無い格好をした女か?。

 

┄┄┄┄お前は、┄あんなのが好みなのか?。

家名に傷が付くだけだぞ。」

 

 

ハ「┄┄ハァ、そんな分け無いだろう┄┄私が気にしているのは、彼女が使って居た魔法が氷雪系統の魔法だということだ。

 

┄┄忘れた分けでは無いだろう?、先週に訪れた盗賊達の隠れ家がどうなって居たか┄┄。」

 

 

サ「┄┄┄ああ、そう言えばそんな事も有ったな。

 

┄で、お前はあの程度の魔導師に件の盗賊共がやられた、とでも言うのか?。」

 

 

ハ「┄┄確かに、彼女から感じた魔力は其れほど高くは無かった┄が┄┄。

 

┄件の闇ギルドの同盟者達が氷雪系の魔法で襲われ、しかもこの時期に同じ系統の使い手がこの街にやって来たんだぞ┄┄偶然で済ませるのわ出来すぎだ。

 

┄┄┄宿泊先だけは把握しておくか。フォレスト!、ヒューイ!。あの傭兵達を尾行し念のためにツガイ虫を付け、彼等が宿を訪ったら戻ってきてくれ。」

 

 

 

兵士A・B「「ハ!」」

 

 

 

 

ハ「┄┄此で連中┄と言うより、あの魔導師のマークは済んだ。後は二日後に開かれる競売会場に踏み込み、

 

闇ギルドと、参加して居る客達に証拠となる盗品を一挙に抑える!。」

 

 

サ「┄まぁよい、どのみち私のやる事は変わらない。」

(何れにしろ、貴様と組む仕事は今回で最期だ。

其までは精々働いて貰うぞ。)

 

 

 

 

 

┄┄金儲けの為、元の人間に戻る手懸かりの為、不正の陰で苦しんでいる人々の為、そして己の野心の為┄┄様々な思いが考差するサングストの街┄。

 

 

 この時の私は不安を押し込み、貴族に雇われている彼等傭兵達の今後をどうするかお決める為、彼等の人なりを知るためお酒を酌み交わしていました。

 

雇った側の貴族は非合法の競売に参加擦るだけあって、何かと黒い噂が有るそうなので、問題が興った場合は助けない事に決めましたが。

 

話しを聴くと彼等の半数以上は依頼主が統治する街で活動している為に断れず、渋々雇われただけとのこと。┄┄有事の最は彼等だけでも助ける事を決め、チャチャ達に念話で連絡を取り合い会場付近に仕込みをしてもらい競売当日を待ちます。

 

 

  そして┄┄┄競売の当日┄┄┄。

 

 

 

 

◢◣◤◥

 

 

 

 

サングスト 二日後 午後10時00分

 

 

 

 

貴族A「えーーい!、迎えに来るのが遅いぞ!!。

 

この愚図共が!、何時まで余を待たせるのだ!?。」

 

 

グ「┄┄申し訳有りません、ですが┄何時に迎えに来いとの指定は伺って居ませんでしたので┄。」

 

 

貴族A「ぬぐ!、き、貴様! 雇われの身の分際で余に逆らうのか!?、き、貴様らのギルドがどうなるか分かっての事だろうな!?。

 

貴様等ごときの弱小ギルドがこれ迄やってこれているのは誰のお陰だと思っておるのだ!?。」

 

 

ラ「┄┄┄少なくとも、アンタのお陰じゃ無いのは確かだな。(ボソッ)」

 

 

貴族A「ッ!?、おい貴様!!。今なんと言った!!?。」 

 

 

ラ「┄┄はぁ?、別に何も言って下りませんが?。空耳では有りませんか?。」

 

 

貴族A「ッッ!!?、きさ/ 「まぁまぁ、侯爵様! 此処で騒いで居ては、本当に遅れてしまいます。

お話の続きは終わってからでもできるでわ有りませんか?。今はとにかく目的地に参りませんか?。」 /ぬぅ┄┄確かにな、┄こんなデキの悪い連中にトヤカク言ったところで理解出来る頭が有るとは思えん、所詮脳筋共の集まりなのだからな!。

 

┄┄こら! サッサト余と荷馬車を運ばんか!。道は指示してやる、早く会場迄運べ!!、貴様等がもたもたしていると始まってしまうではないか!。」

 

 

傭兵達「「「「「┄┄┄┄┄┄┄┄┄。」」」」」

 

 

┄見るからに渋々 荷馬車を牽く者、貴族の乗った馬車を嫌々で牽く者。各々から全くやる気が感じられません。

 

┄┄無理も無いですね。開口一番に文句から始まり、最後は彼等を蔑んで締めくくり彼等のやる気をイッキに無くす貴族。

そしてそんな状態に頭を抱えている傭兵ギルドの三人。

 

 

グ「┄┄ハァ~、┄まったくやってくれるぜ。

 

どうして野郎はコッチの指揮を下げる事ばかりしやがるんだ?。┄┄個々までいくとワザトか?、と言いたくなる。」

 

ウォ「┄┄アレに其処までを考えるオツムが有ると思うのか?。┄それとランディ、言いたいことは未々有るだろうがもう少しだけ我慢してくれ。

┄┄俺達のせいでマスターやギルドの連中に迷惑は掛ける訳にはいかないからな。 」

 

ラ「┄┄悪い。分かっちゃ居るけど野郎の態度にカチンときちまって┄┄。」

 

エヴァ「┄┄まぁ、最後は私が暗示で依頼料だけは全員分踏んだくってやるから安心して!。」

 

ウォ「おいおい、あんまりそういった事は言わないでくれよ。┄┄まぁ、あの野郎限定なら別に良いか。」

 

ラ「だな、どうせあの野郎依頼料はイチャモン付けて減らす気だろうしな┄今回も。」

 

エヴァ「┄┄多めに踏んだくるから安心して。」

 

 

移動の際はそれとなく彼等をフォローする。

彼等の貴族に体する評価は向上する事無く下がり続ける┄┄。

 

┄┄嘗て母様や父様達から紹介された事の有る貴族の方々とは違いが有りすぎる、私の知る貴族はどの人も礼儀と義を重んじ、御付きの方々にも優しい人達だった┄┄。

 

人も育った環境に余ってその人柄がサユウされるのだろうけれど、彼の育った環境は余り良くなかった様ですね┄┄。と、そんな事よりもチャチャ達に連絡をしないと。

 

 

エヴァ《チャチャ、茶々丸、今から競売会場に行くわ。そっちの方で何か動きはあっる?。》

 

 

チャチャ《オォ!?、ゴ主人!!。

 

ヤットカ!、コッチワ参加者ガゾロゾロ集マッテ来テル以外ワ特ニ動キハ無イナ。

・・・・・・・ 

陽動用ノ仕込ミモ、仕掛終ワッテイルゼ!。┄┄ケドナゴ主人、仕込ミノ方ハ上手ク要ッタガ┄┄┄目標ノ確保ニハ思ッタ以上ニ手間取ルカモ知レネェゾ┄┄。》

 

 

エヴァ《┄┄何か有ったようね、まずい状況なの?。》

 

 

茶々《競売会場の周りを監視していると思われる、一般人の格好をした何者か達も動きを見せています。

 

恐らくはマスターの詠みどうりの事態が起きているのではと推測します。》

 

 

エヴァ《┄┄レスターバの兵士達ね┄┄。》

 

 

チャチャ《オソラクナ。┄┄ゴ主人、ドウスル?。》

 

 

エヴァ《┄┄┄情報を聞き出す前にバジェスを抑えられる訳には行かないわ。

 

かといって、レスターバの兵士達と事を構える訳にもいかない。┄┄┄ならやる事は単純よ、レスターバの兵士達寄りも先にバジェスを捕らえて情報を聞き出し!、バジェスを動けない様にして放置しておけば後はレスターバの兵士が見つけて捕らえるでしょう!。

 

概ねは打ち合わせ道理に行動して後はレスターバ兵の出方次第で臨機応変に対応して行こう。》

 

 

チャチャ《┄┄ソノ案ガ妥当カ。確カニ国ニチョッカイヲ出ス訳ニモ行カネェシナ、連中ノ策ガ解ラナイ以上 下手ニアレコレト考エテ、ドツボニハマル寄リモ 出タトコ勝負ニ持チ込ンダ方ガ良イカ。》

 

 

茶々《此方は少数で、物量で攻められては面倒ですし、そもそもの目的は戦闘では無くバジェスの確保です。

 

不測の事態が起こってもマスターは転移魔法で逃走可能ですし、此方も合流前に不測の事態が起こっても、転移札で逃走する事も出来ますので問題無いかと思います。》

 

 

エヴァ《そのとうりね。今回は戦闘は極力控えて、相手を捕らえ、情報を聞き出す事が目的なのだから。

レスターバの兵士達の動きも勿論ムシ出来ないけれど、チャチャが言った要にそっちを気にし過ぎて、後手に回っては意味が無いしね。》

 

 

チャチャ・茶々丸《ダナ。/そうですね。》

 

 

エヴァ《┄┄次の通りを曲がれば目的地迄は直ぐね、チャチャ、茶々丸 酒場に入ったら念話は非常時にしかしないから、其までは打ち合わせどうりに。そっちでも何か有ったら直ぐ報せて。》

 

 

チャチャ・茶々《オウ、任セナ!。/了解です、マスターもお気をつけて。》

 

 

 

エヴァ(┄┄┄レスターバの兵士。やっぱりこの街に入って、いえ┄潜入していたのね┄┄だとすると指揮を取って居るのは┄┄あの人ね。

 

┄┄声と髪型を変えて、単独で動く事にしたのは正解ね。彼やあの日 宿に居た兵士達にもしも見られでもしたら今後が面倒に為るのは確定で、動き辛くなる┄┄┄駄目ね。今は余計な事は考えずに目の前の事に集中しなくちゃ!。)  

 

 

ラ「┄┄お~い、クリス!。そろそろ着くらしいぞ!。

 

┄┄┄にしても┄┄競売会場らしき建物は見当たらないが┄┄又、勝手に行き先を変更か?。」

    

 

ウォ「┄┄┄┄確かに┄┄其らしい建物は見えないが。┄┄合法的なものではなく非合法の競売なんだ、偽装位はしていると思うぞ。」

 

 

ラ「┄┄あぁ!、それもそうだな!。」

 

 

街の中心地の繁華街から少しだけ離れた小料理屋等が並ぶ場所に建つ2階建ての酒場。

 

看板にライオンの顔が書かれその目は赤いルビーで画かれている。

その下にアセリア語でルビーアイと書かれた看板。

┄┄チャチャ達の話でかなりの人数が入って居ると聞い

        ・・・

たけれど、確かに下から感じる魔力は大小中々多い様です。┄警戒しないと。

 

 

エヴァ「┄うーん。此のまま真っ直ぐ行くとあの酒場に行く事に成りそうだけれど┄┄。」

 

ラ「┄┄あの酒場がそうなのか?。もしそうなら意外だな、非合法なんだから人の出入りは余り無い方が良いと思うが。」

 

ウォ「┄┄その発想を逆手に取っているのかもな、非合法なのだから目立たず、悟られ無い様に出入りもに、といゅうのは存外見付け安いものだ。

 

其れよりは 荷物の出入りも偽装できて、人の出入りも毎夜 有るのが不思議で無い酒場ならウッテツケだろうな。」

 

 

エヴァ「確かに酒場ならお酒にハズレは余り無いし、料理にしたって凝ったものを出せなくても不信がられる事は無さそうだしね。

其に店で値引きなんかのセールでも擦れば人の出入りが多くなっても不信がられる事はマズ無いでしょうしね。」

 

 

ラ「ヘェ、なる程なぁ!。┄┄しかしよく考えられてるなぁ!。」

 

 

ウォ「┄┄┄ランディ感心してどうする。」

 

 

エヴァ「そうよ、誉められた事に知識を活かしてる訳じゃ無いんだから。」

 

                      

ラ「うぅ、そ、そうだな┄悪い。」

 

 

私達がそんな話をしている間にも目的地に到着。

馬車から貴族が降り、馭者に馬車を停車場へ停めて来るように指示し、荷馬車を牽いていた流れの傭兵にも指示をしています。

 

 

貴族A「おい! お前達2人、この札を荷馬車に結び付け┄┄こっちの木片を停車場の男に渡し、馬車を停めたら其のまま見張りをしておけ。」

 

 

傭兵達「「┄┄了解。/┄ハイょ。」」

 

 

貴族A「┄┄さて行くぞ、お前達! 前金は確り払っておるんだ!、何があろうと余を護れ!。」

 

 

 

傭兵達「「「「「┄┄┄┄┄┄┄┄┄。」」」」」

 

 

傭兵達は、何か言いたそうにしながらも不満を口に擦ること無く、グレンさんを先導させその後ろを就いて行く貴族の後に続き酒場に入ります。

 

 

酒場に入ると中には其なりの人数で賑わっています。

誰もが普通にお酒を飲んだり、肴を食べたりしていて一見擦ると とても非合法の競売会場には見えず、何人かが戸惑って居ます。

 

 

貴族A「┄┄おい店主、この店の秘蔵のエールを樽で6個売ってくれ。」

 

 

店主「┄いらっしゃい、秘蔵のエールを樽で6個ですね?。┄┄お支払は金貨ですが宜しいですか?。」

 

 

貴族A「┄イヤ金貨寄りも値の有る物が有るでな、なので┄┄これで頼む。」

        チャリン     

     

店主「┄┄┄確かにこの硬貨なら金貨並の値が有りますな、承りました。

 

┄直ぐにエールを用意しますので┄┄ガチャ┄此方の奥に控え室が御座いますので、暫く御待ちください。」

 

 

貴族A「うむ、┄┄さて行くぞお前達。」

 

 

貴族が店主に話しかけ、おそらくは中に入る為の合言葉

なのだろぅ。

 

普通の銀貨ではない、獅子の画かれている銀貨を店主に渡すと、店主はカウンターの左側に有るドアを開け中に入る様に言い。

貴族も其に従いグレンさんを先導させ、入って行く。

 

 

 

中に入ると下に降りる階段が在り其処を降りて行く。

 

階段を降りきると、内装を確りと造られては要るが薄暗い一本道が続いている。

┄┄夜目が訊く私はともかく、この光量だと他の人達は歩き辛そうですね。

私は前に移動し有る呪文を唱えます。

 

            ルークス!

エヴァ「┄少し暗いわね、光よ!」

 

 

私は指先に明かりを灯し、先を照らします。

 

 

グ「おぉ、すまんなクリス。」

 

 

貴族「フム、やはりお前を雇ったのは正解じゃな!。

 

引き続き余の為に尽くせ!。」

 

 

エヴァ「┄┄先導擦るわね。」

 

 

貴族の言葉を右から左へ聞き流し、先えと進みます。

 

┄┄┄この道、一見何も無い只の道だけど、┄┄所々に仕掛けがされていますね。

 

正規のルートも侵入者対策は万全┄┄といゅう訳ですか。

通路を進んで行くと大きな扉が見えて来ました、其の扉の前には門番なのか、仮面を着けた男が2人、扉の前を陣取っています。

 

 

男達「「┄┄┄┄┄┄┄┄。」」

       シャァ

 

 

エヴァ「ッ!┄┄┄┄┄。」

(この二人┄┄背で刃物を抜こうとしてる!。)

 

 

グ「┄┄┄┄┄┄┄。」

 

 

グレンさんも気付いている様で2人から目を反らさず、警戒しています。

 

 

貴族A「下がれ、┄┄スゥ┄。」

 

 

男達「「┄┄┄┄┄┄┄┄┄。」」

       カシャッ 

 

 

貴族が男達に銀貨を見せると男達は剣を納め、此方に背を向けること無く後退り、扉を開けます。

 

扉の先は明るく、ガヤガヤと人の話し声が聞こえます。

 

貴族「行くぞ。」

 

 

貴族が歩きだし、其に続き進み出します。

 

 

エヴァ(┄┄レスターバの兵に遅れを取っては先に情報を得られない。何としても彼等より先にバジェスを捕らえないと!。)

 

 

 

私は気持ちを引き締め、競売会場に続く道へと踏み出します!。

 

 

 

 

 

 

 




大変遅く為り申し訳有りませんでした!。m(_ _)m

第6話前編 はキリが良いので戸々までで停めます。 

本当はこの話で色々と詰め込む予定だったのですが、文

字数の関係で戸々で停めます。

次の話しも続けて投稿出来れば良かったのですが、思わ

ぬトラブルが興り次も暫く掛かりますが、必ず投稿しますので、此からも宜しくお願い致します!。
        m(_ _)m


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第6話後編┄┄ドラグリア婦人?┄研究所を乗っ取った人で、私と同じ吸血鬼!?。

お待たせしました、第6話後編です。

時間が掛かり申し訳有りません。m(_ _)m 

今後も亀更新と為りますが必ず書ききりますので、宜しくお願い致します。m(_ _)m


 第6話後編です。

オリジナルの話を書くと、アレやコレと詰め込んでしまい、毎度長文に為ってしまい申し訳有りません。

m(_ _)m

 

成るべくコンパクトにしようとは思っているのですが、色々と書きたい事も在り、私自身は文才が無く、どうしても表現したい事や伝えたい事が伝わり難いとは思いますが。

 

今後とも宜しくお願い致します。m(_ _)m

 

早く原作に突入し、原作キャラとの絡みを書きたいたいです。_¢(・ω・`)  

 

 _____________________

 

 

 

 

酒場ルビーアイ・地下競売場 

 

 

 

地下の扉を潜ると、上とは違った賑わいを見せて居ます。

 

上では気心しれた者同士でお酒を酌み交わして雑談している男同士の客層が多く、お店としての綺麗さも有りましたが、此処は地下とは思えないキラビヤかな世界が拡がっています。

 

見る人達は全員高そうな衣服に貴金属等を身に付けて居ます。

全員が一目で富裕層の人間で有ることを示しています┄が、┄┄┄此処には長くは居たく在りませんね。

              

上と違って室内の、といゅうより此処に居る全員が発する空気と人の目が酷く淀んでいる。

 

客層は若い男女に中高年と様々ですが、皆 目が欲望に満ちて居ます。

 

┄┄各々で自分の付けている装飾品の価値と値段を自慢げに話したり、今日の売りに出される商品の由来等を話し在ったりしています。

 

 

 

グ「┄┄┄想像以上に嫌な場所に来ちまったな。」

 

 

ウォ「┄┄はぁ、とっとと終わる事を祈ろう。

                       

┄しかし買い物の為の護衛というゅ依頼、あの腹黒が依頼者といゅう事で嫌な感じがしていたが本当に只の買い物ではなかったな」

 

 

ラ「┄┄俺、今すぐに帰りたいなぁ」

 

 

エヴァ「┄┄┄嫌な空気ね。

 

終わったら、とっとと外に出たいわ」

 

 

 

腕利きの三人は、この場に漂う空気のマズさを敏感に感じ取り、他の傭兵達も今回引き受けた依頼の危険性を再認識している様です。

他の傭兵達もこの場に漂う空気のマズさを感じているのか、顔をシカメていたりしています。

そんな仲、此方にといゅうより 貴族に近づいてくる男性が居ます。

 

 

?「いらっしゃいませ、ゴルドー様。

 

本日もよくぞおいでくださいました、今宵の競売品はどれも大変貴重で珍しい物だけで無く、珍品等も揃っていますので。どうぞ最後までお楽しみ下さいませ」

 

 

貴族A「┄お前か、今宵の競売┄何やら“煩いハエ共が”嗅ぎ付けた。といゅう話を耳にしたが┄┄大丈夫なのだろうな?」

 

 

?「┄ハッハッハッ、首輪の着いた飼い犬共などの対処は万全です。

そちらは何の問題も無く解決していますので、ごゆるりと本日の競売もお楽しみ下さい」

 

 

貴族A「フム、まぁソナタがそう言うのであれば、よい。┄┄処で、今宵の競売品は物だけか?。

  〈商品〉

他に奴隷等は出品されないのか?」

 

 

グレン達「「「ッ!!?」」」

 

 

エヴァ「┄┄┄┄┄(ググッ)」

 

 

傭兵達「「「「┄┄┄┄┄┄」」」」

 

 クズ

┄貴族のした質問に各々が険悪感と苛立ちに顔を歪ませ。私自身も、血が滲むほど手を握り絞めます。

 

┄┄この男、今すぐにでも氷の氷像に変えて、此処も今すぐにでも潰してしまいたいという思いが湧いてきます!!。

 

┄┄でも堪えなければ。付近には関係の無い商家も有るし、民家だって建って要る。

       キゾク!

┄┄にしてもこの男!、ドシガタイ人だとは思っていましたが、本当に救いようがない人ですね、┄事が興ったら即見捨てましょう!。

 

 

┄それわそうと、貴族と話しているこの男。

┄┄確かバジェスの補佐役の“ラウ”と呼ばれていた男                 

┄┄補佐役ならば 事が興れば、真っ先に御主人様に報告を擦るはず!。

避難場所は分からなかったから┄思わぬチャンスが巡って来ましたね!。

                   

ラウ「ソチラもご安心下さい、今宵も様々な人種を取揃えております。

              ・

ゴルドー様の御目がねにかなう物も多々あると思われますので、楽しみにしていてください」

 

            ドレイ 

貴族「うむ!、此処で買う商品にハズレは無いからな!、期待しているぞ!」

 

 

ラウ「フフ 此からもご期待に添うよう、勤めて参りますので。 今後とも宜しくお願い致します」

 

 

 

エヴァ「失礼、肩に糸屑が付いていますよ。

 

┄┄はい、取れました。 上流階級の方々の御目に掛かる機会が多そうですから、身嗜みにはお気を付けお」

 

 

ラウ「┄┄どうも」

 

 

 

貴族えの挨拶が終わり。去ろうとする補佐役を呼び止め、糸屑を取ると同時に 追跡様の術を施した私の髪を一本付着させます。

 

 

┄┄此で、この男が5キロ圏内に居れば何処に居ようと追跡出来ます。

後はチャチャ達が手筈道理に騒ぎを興せば、あの男がバジェスのもとまで案内してくれますね!。

 

 

ボーイA「間もなく、中央ホールにて競売を開催致します!。

ご参加為される方々は中央ホールに御越しください」

 

 

ボーイB「なお!、午前2時より軍もマダ採用していない最新の魔導兵器等の御披露目と、競売も開催致します!。

御興味のある方々はそちらにもご参加下さい!」

 

 

 

ラ「おいおい。骨董品だけじゃなく、兵器の売買までしてるのかよ!?(小声)」

 

ウォ「┄┄其だけじゃなさそうだな、今の男は軍も未配備の品だと言っていたな?┄┄┄といゅう事は製造元とも繋がりが有るってことになる!?。

 

┄┄俺達の予想を大きく上回る根深さだぞ此れは!(小声)」

 

ラ「┄なぁ、今回の依頼。┄┄俺達、踏み込んじゃマズ

 

イ場所まで来ちまってるけれど、あの貴族 妙な事を考えてるんじゃ無い┄┄よな?(小声)」

 

グ「┄┄あの腹黒贅肉ダルマ、傭兵とはいえ正規ギルドの俺達を雇ったから何か有るとは思っていたが。

 

こりゃ、いざって時の為に腹を括っといた方が良いな!(小声)」

 

ウォ「┄┄支払い時か、その前日に俺達に何かするかもしれん┄┄┄といゅう事か?(小声)」

 

ラ「はぁ、本当 やな奴の依頼を引き受けちまったなぁ~(小声)」

 

 

エヴァ「┄最悪の場合は私が アレの記憶を消してあ

 

げるわ(小声)」

 

 

グ「┄┄そうだな、もしもの時は頼む(小声)」

 

 

貴族A「おい! お前達なにをしている!?。

 

お前達3人は会場内でも余の警護をせよ!。

他の者はホールの隣に部屋が在るから其所で待っておれ!。

 

それと、アリンよそなたも余と供に会場に来るのだ!、 そなたの欲しい物が在れば買ってやるぞ!」

 

 

エヴァ「┄えぇ、ありがとうございます」

 

 

┄┄あぁ この男なら、本当に何の躊躇も無く氷のオブジェに変えれますね!。

この色欲に満ちた目は、気持ちが悪いの一言です。

 

私は壁に掛けられている時計を一瞥したのち、チャチャ達の事を考えます。

 

┄後1時間程で チャチャ達が行動を興す。

騒ぎの原因が分かるまでは、安全な場所に対象は引きこもる事は、調査済み!。

 

 

護衛の数人と補佐役だけなら、無力化も容易に出来る。

 

護衛達を無力化したら、バジェスを捕らえて幻術でカルマの荷物の行き先を聞き出し、此の場を転位魔法で脱出してチャチャ達と合流する┄┄だけなのだけれど。

 

 

┄┄┄想定外の事態が興った時の為のプランもいくつか考えたし、打てるても打ってある。

┄┄┄だというのに、此の街に着てからの言い表せない不安が拭えません。

 

┄チャチャ達の方は大丈夫でしょうか?。

 

 

 

 

エヴァsaid end

 

 

 

 

◢◣◤◥

 

 

 

 

チャチャゼロsaid

 

 

 

 

街中の倉庫街の一つの倉庫内に二つの人影が居た。

 

一人は4~5才位の薄翠の髪を肩辺りで切り揃えられている子供で、もう一人の方を注視している。

最後の一人は屈んで両耳に手を宛て、音を拾う姿勢で居る170数㎝程の同じく薄翠の髪を腰まで伸ばしている女性である。

 

 

 

茶々「┄┄┄┄聴こえます。全部で50人程が各地で各々 雑談をしながら然り気無く 四方に移動し、酒場と他の出入り口に包囲網を敷いています」

 

 

チャチャ「┄ヤッパリカ。マァ、包囲シテ捕縛 ハセヲリイ道理ダナ。

 

ダガ タダ囲ムダケジャ、客ヤシタッパノ連中ハ抑エラレテモ、肝心ノ大魚ニハ逃ゲラレチマウゾ┄┄連中ハ裏口ヤ、隠シ通路ノ類ノ場所ハ把握シテネエノカ?」

 

 

茶々「調べます┄┄┄┄┄裏口付近に複数の息づかいを確認!。此方は8人程で見張って居る様です」

 

 

チャチャ「┄計58人カ、┄┄┄中隊規模ノ予測ダッタガ少クネェナ┄┄嫌┄此ノ場合、本隊ハ別ニ待機シテイルト 考エルノガ自然ダナ。」

 

茶々「┄┄┄┄すくなくとも、私の感知範囲には居ない様です。」

 

        〈連中〉

チャチャ「マァ、闇ギルドモ警戒シテ街ノ外ヲ見張ッテ居ル兵士達ニモ手ヲ廻シテイルダロウカラナ。

 

簡単ニ見ツカル所ニハ、居ナイダロウゼ。」

 

 

茶々「┄┄客達が包囲網を突破したなら正門、東門、南門と出入り口がありますから、門から出てきた護衛諸とも含めて抑える必要が有りますよね?。

┄そうなると、出入り口が監視できる付近に待機しているのでしょうか?」

 

            〈ヤッコサン〉

チャチャ「ソウダロウナ、レスターバ側ニシタッテ 自分達ノ国ノ害虫ヲムザムザ逃ガシタカァネェダロウシナ。

    

大キナ勢力ト、権力ヲ持ッタ闇ギルドノ 力 ヲ削レルコノ機会。逃ステハネェダロウゼ」

 

 

 

茶々「┄予定時刻まで後10分。┄┄マスターは上手く行っているでしょうか?。

 

不用意に連絡が出来ない状況な為、心配です┄┄」

 

 

チャチャ「シカタネェヨ、事前ノ調査ジャ各フロアーニ念話ノ傍聴用ニ術式ガ 書カレテ致シナ。

 

┄マァ、同盟者ノ闇ギルド達ガ次々ニ壊滅シテンダ。普段以上ニ警戒スンノワ当然ダワナ。ダカラコソ┄」

 

 

茶々「私達は 私達の仕事をし、マスターをサポートする。┄そういゅう事ですね?」

 

 

チャチャ「ソウイュウ事ダ。┄┄サテ ゴ主人カラノ連絡モ無イ、トイュウ事ハ向コウモ今ノトコロハ順調トイュウ事ダナ。

      レスターバ 

タダ問題ハ 連中ノ突入ノ時間ト俺ラノ作戦時間ガ被ラナキャ良インダガ┄┄ソノ辺リハ、運任セダナ。」

 

 

茶々「┄┄┄作戦に付いての話や、突入開始の時間に付いての話は聞こえません。

 

┄┄街の兵隊達の誰が敵側で、味方側か解らない為に警戒してか。一切そう言った話をして居ません。」

 

 

チャチャ「(┄┄ヤケニ雑談ガ多イナ、┄イヤソウイュウコトカ)┄イヤ、オソラクハ雑談ニ見セ掛ケタ本人達ニシカ解ラナイ、隠語デ話ヲシテイルンダロウヨ。

 

┄┄抜カリネエナ┄余程ノ指揮官ガ居ル様ダナ。」

 

 

茶々「┄┄前に立ち寄った村で 出会ったあの中隊の指揮官でしょうか?」

 

 

チャチャ「┄┄可能性ハ有ルナ。アノ村トコノ街ハ、ソンナニ離レテネエカラナ┄。

 

厄介ダガ連中ニ付イテハチョッカイヲ出す訳ニハイカネェカラナ、俺達ノ目的ハ国ニ喧嘩ヲ売ル事ジャネエカラナァ。」

 

 

茶々「┄┄其でも、我々はマスターの従者。マスターの目的の為にも他人に邪魔をしてほしくは有りません┄が。」

 

 

チャチャ「┄┄其処ハショウガネエヨ。向コウダッテ御国ノ治安ノ維持ト民衆ノ安全ガ目的ダカラナ、手抜キ出来ル相手デモネエシナ。

 

┄┄サテ、オ喋リノ時間ハ終ワリダ。

ソロソロ地下ノ目標以外ノ連中ニハ早々ニ退場願ウトスルカ!。」

 

 

茶々「此方も用意は万全です。もう二ヶ所、倉庫に偽造した換気口に居る戦闘人形も動く頃合いですね。」

 

 

 

チャチャ「ヨシ!。ブチコムゾ!!」

 

 

ゴロゴロ! ゴロゴロ! ゴロゴロ!

 

 

 

 

チャチャsaid end

 

 

 

 

◢◣◤◥

 

 

 

 

エヴァsaid

 

 

地下競売会場

 

 

 

 

ガン! ガン!

 

司会「おめでとうございます!。だだいまの品!、翡翠の仮面は金貨500枚にて落札!。」

 

 

ザワザワ ザワザワ

 

 

エヴァ「┄┄┄(チャチャ達からの連絡は無しか。なら、そろそろね)」

 

 

ゴルドー「ぐぬぬ!。あの雌豚め!、分相応な物を買いおって!。

┄┄まあ良い、アレが付けた処で笑の種にしか為るまいて。」

 

 

グレン達「「「┄┄┄┄┄┄」」」

 

エヴァ「(この人が言っても説得力が無いですね┄┄ん?┄┄┄┄部屋の外が騒がしく成ってきましたね┄┄と いゅう事は、そろそろ動き出す頃合いですね!)」

 

 

司会「さて! 続いての品は┄ん?、失礼。┄┄┄!?┄┄┄┄┄┄┄!。

 

皆様!。競売の途中で大変申し訳有りませんが!、少々トラブルが発生致しました!。

 

よって競売は一事中断しますので、大変申し訳有りませんが 皆様には再開までの間、貴賓室にて待機願います!。」

 

 

貴族A「どうゆう事だ!?。何故途中で中止する!?」

 

 

 

貴族B「問題とは何だ!?。何が興っている!?」

 

 

         

貴族C「ちょっと!。私の身に何か有れば、御父上が黙って居ませんわよ!!」

 

 

貴族D「貴賓室等に居て大丈夫なのか!?。我の身に何か有れば、汝等は明日にでも全員打ち首じゃぞ!!」

 

 

 

司会「お静かに!、お静かに願います!!。

 

問題と云いましても本当に些細な事であり!、30分も有れば解決致します!。なので皆様は安心して貴賓室で御寛ぎぐださい。中断の御詫びに余興等も御用意致しますので、どうか御安心下さいませ」

 

 

辺りは騒然と為りましたが、司会者の説得で各々文句と愚痴を言いながらも係りの者に誘導され、会場から退室するため扉へと向かいます。

 

┄┄さて、私もこの人道理に紛れて行動開始と行きましょう!。

 

┄┄┄┄反応が足早に動き回ってますね┄┄┄留まって無いところをみると、まだ目標と共にシェルターには入って無いのでしょうか?。

 

┄┄此処で騒ぎが興った事は上のレスターバ兵にもいずれ知られるでしょうから、先にグレンさん達を逃がす事からしましょうか。

 

 

エヴァ「もし!。グレンさん、ウォルターさん、ランディさん。お三方、私に就いてきて貰えませんか?。

 

嫌な予感がしますので、護衛対象以外の方は転移魔法で直ぐ脱出しようと思うのですが(小声)」

 

 

グ「はぁ!?。どうゆう事だそれは!(小声)」

 

 

ウォ「┄┄アリン?、あんたその口調は?。其に┄┄(小声)」

 

 

ラ「嫌な予感て何だ!?、其に┄一様雇われた面目も有るんだが┄┄(小声)」

 

 

エヴァ「色々と疑問も有るでしょうが、あんな人の為に貴殿方を危険に晒す分けにはいきません!。

 

どうかここは信じて戴けませんか?、けっして悪いようには致しませんので!(小声)」

 

 

 

グレン達「「「┄┄┄┄┄」」」

 

 

 

┄┄駄目でしょうか?

 

 

グ「┄┄今回アレの護衛に付き合ってくれた連中も助けてくれるのか?。俺としても 此所まで苦楽を供にした奴等を見捨てるのは寝覚めが悪い(小声)」

 

 

エヴァ「┄はい。さすがに他の貴族達の護衛の面々までは無理ですが、皆さま方とは短い間でしたがこれ迄のお付き合いで、その人柄等を理解しているつもりです!。

 

ですので、必ず無事にこの街から脱出させてみせます!(小声)」

 

 

グ「┄┄その話し、乗った!(小声)」

 

 

ウォ「┄┄俺も異論はない、あんな奴の為にこれ以上の面倒事に付き合うのも、御守りをするのもゴメンだな(小声)」

 

 

ラ「┄だな!、あんなロクデナシの為に人生を棒に降りたかぁ無いし。

他の連中も助けてくれるのなら、文句無いぜ!(小声)」

 

 

エヴァ「┄┄┄ありがとうございます!。

 

雑多に紛れて離れたところで転移します。

着いてきてください(小声)」

 

 

 

グレン達「「「おお。/ああ。/ヨッシャ!(小声)」」」

 

 

 

扉が開かれ、廊下に出ると辺りには煙りが広がりつつ有りました。

会場の警備員が廊下を走り回り、煙の原因を調べる様指示している者に、煙の侵入口を塞ぐよう指示している者、それらの指示に従う警備員で慌ただしく入り乱れています。

 

┄┄上手くいっている様ですね。

地下に競売場が有ると分かった時点で、何処かに空気を送るための換気口が在るはずと思い街中を調べた結果、品物を保管する為の倉庫には不釣り合いな大きめの煙突が在る倉庫を五ヶ所も見つけました。

 

少々気になり調べて観ると、案の定その煙突は地下に空気を送るための換気口で在ることが判明。

そこから地下を調査し、バジェスの居どころ調べる。

 

バジェスは警備の強化をしていただけでなく、常に5~6人の護衛と共に大勢の闇ギルドの構成員の目につく場所に居り、仕事が済めば地下の何処かにある隠し部屋に籠る事が分かりました。

 

構成員に催眠を架けて、隠し部屋を調べさせようともしたが、その構成員は見張りの兵に捕まり斬られるか、牢に捕らえられてしまった。

 

幸いにも私の事を知られる事は無かったが、余り構成員を使うと何らかの対策をされかねないので別のてを考えざる逐えなかった、そこで考えだしたのが。

 

彼等の警戒心を逆手にとる方法です。

彼等はカタツムリの様にチョットした刺激を加えると、直ぐに頭を引っ込め殻に閉じ籠る。

そこで 別の街の武器屋から買っていた煙り玉を使う事にした。

 

バジェスは主催者なので、上客の対応や、競売の開催時

には挨拶等の対応はする旨を話していたので、(チャチャが競売品に紛れて居たときに偶然聴いたそうです)

 

その時に。追跡する為の魔力を籠めた髪を付ける積もりでした。(側近の方が近づいて着たため彼に、変更しましたが)

 

 

白く無臭の煙りが僅かに漂うなか、貴族達は再び騒ぎ立てますが、警備員の“貴賓室の護りは万全です!”の一言に今度は我先にと、他者を押し退け罵倒したりしながら進んでいきます。

 

私達も人混みに紛れて移動する。雇い主も我が身可愛さに他者を押し退け進んでいくのをこれ幸いと思いながら徐々に離れ、貴賓室につく前に列から離れ 人道理の無い場所にて直ぐ様転移します!。

 

 

 

 

ズズズ

 

影の転移から浮き上がった先は チャチャ達が待機している倉庫です。

取り合えず グレンさん達をチャチャ達に預け、他の皆さんを助けに行きましょう!。

 

 

エヴァ「チャチャ!、ゴメン少しの間だ彼等を預かって!。後で説明するから!。

 

茶々丸! 彼等の護衛をお願い!。

闇ギルドの連中が此処にも来るかも知れないけれど┄地下が慌ただしく為ったいじょう王国兵も感ずいた可能性も有る!。ソッチの方の動きにも注意していて!」

 

 

チャチャ「チョ!、ゴ主人!? ソイツラ誰ダヨ!?」

 

 

茶々「了解ですマスター!、警戒を厳にします!」

 

 

 

エヴァ「お三方!。取り合えず此処に居てください!、残りの方も直ぐ連れてきますので!。

では失礼!」

 

 

チャチャ達に詳しい話をせず再び転移します。

チャチャやグレンさん達も何か言いかけていましたが、時間が有りません!。

 

私は複数の魔力反応(貴族の護衛者達にも髪を付けていたので)が有る方に転移し、影から上部を覗きます。

 

騒がしい人混みの仲、雇い主を探して要るようですね┄┄此だけ騒がしいので多少の悲鳴はかき消えそうですね、私は操糸術で3人を縛り一気に引き寄せます!。

 

突然の事に悲鳴をあげる隙もなかったのか、彼等は暫し唖然とされていました。

 

私は突然引き込んだ事を御詫びし、(個人的な目的は伏せ)事情を話したところ 彼等もこれ以上雇い主に関わりたくないそうで、二つ返事で了承してくださいました!。 

 

倉庫に転移する前に停車場に寄り、馬車の見張りの方も回収し、倉庫に迎いチャチャ達諸とも全員で転移し街の外の草原に出ます。

 

 

エヴァ「┄┄茶々丸、周囲に人は居る?」

 

 

茶々「確認します┄┄┄┄大丈夫ですマスター、周辺には小動物のみです。

馬の駆ける音が無数に聴こえますが。此処からは遠く、街に向かっています」

 

 

チャチャ「一斉捕縛ガ始マッタ様ダナ┄ゴ主人、急イダ方ガ良イ!。

野郎ガ捕マッタラ 情報ガ得ラレ無ク為ル!」

 

 

エヴァ「ええ!┄┄でもその前に。┄グレンさんこれを」

 

 

グレン「ん?┄┄何だこれ?┄┄おぉ!?これは!」

 

 

私は少々大きめの小袋をグレンさん渡し、受け取った小袋の中身を見てグレンさんは驚かれています、まぁ中身が中身ですからね。

 

 

グレン「┄┄結構な量だが! どうしたんだこの金は?」

 

 

エヴァ「あの貴族から失敬したものです。私は要りませんから、皆さんで分けあってください。

 

録な説明もせず 連れだった事を御詫びしますが、私には時間が有りませんので此処で失礼します。

 

もう 会うことは無いでしょうから、皆さん御達者で!。

 

二人共行こう!」

 

チャチャ「ンジャ、アバヨ!」

茶々「失礼します」ペコ

 

 

彼等の安全を確保し、路金を渡し手短に別れます。

グレンさんと何人かが声を架けてきますが応じること無く、目的地まで転移します。

 

反応は止まったまま┄┄確認は必要ですがまず間違い無く目標のバジェスと居るて逃げる算段を話し合ってる事でしょう。

 

 

┄┄目的地に付き影から上を覗くと広めの部屋に護衛と思われる男が5人に、側近のラウと目的の人物 バジェスが切迫感を滲ませながら話し合って居ます。

 

 

 

バジェス「くっ! おのれレスターバの犬共が!!。

 

俺の大事な商売を邪魔しやがって!!。

            チカラ 

クロフォート卿! 貴方の権力で即刻奴等を追い払ってくれ!!。

此のままでは非常に不味い事に為る!!」

 

《┄┄そうは言われてもねぇ。もう踏み込まれて居て、証拠品に客達の何割かも押さえられて居るだろうからな。

 

今さら抗議したところで聞き入れられないうえに、我にも手が延びるやもしれん。そんな危険は侵せんよ》

 

バジェス「なっ!?┄フザケタ事を言うんじゃ無い!!。

 

今までどれだけの大金を支払ったと思っている!?。

こういった事態に備えて何だぞ!、其に身合った代価を┄┄!!」

 

 

┄┄踏み込まれた事で窮地に陥り、大金で抱き込んだ貴族に何とかするように依頼している様ですが、上手く要ってない様ですね。

           〈ラウ〉 

┄┄┄護衛は5人┄他には側近だけ┄┄よし!。

 

エヴァ「チャチャに茶々丸!、私は操糸術で全員を縛り上げてバジェスを尋問する!。

二人は護衛達の見張りをお願い!」

 

チャチャ・茶々「アア、任セロ!/はい、お任せ下さい!」

 

 

《┄┄だから今は手出しできぬが、ソナタが捕まったとしても裏で手を回して直ぐに出れるようにするから。

 

今は我慢してオトナシク捕まってくれ、抵抗などすれば其だけ罪状が増えて益々不利に為るだけだぞ》

 

 

バジェス「ぐぐうっ!、ひ、他人事だと思ってからにぃ!!。」

 

《案ずるな、奴等はこの街から暫くは出られん。

 

何しろ自国内とは言え、此処の領主の意向を無視したうえに、門番を始め多くの警備兵に負傷者を出したのだ。

 

連中はその事を咎めれる、その間にお前達を野晒しなどにせず、必ずや我が町の牢獄を使う。

 

その時に、問題が興りお主は逃走し行方不明となる》

 

バジェス「┄┄本当だな?┄本当に俺は逃げられるの「申し訳無いけど、そうなる前に手を打ちます」ッッ!? だっ!、誰だ!!?」

 

 

護衛A「がっ!?。う、動けない!!?」

 

 

護衛B「なっ! なにが!?」

 

 

ラウ「バ、バジェス様! お、お逃げ┄くだ!っ!?┄がぁ!┄┄┄┄」

 

 

バジェス「ラ、ラウ!? どう「ちょっと貴方に聴きたい事が有るので、その他には黙ってもらってます」っ!? だ、誰だ!?。 ど、何処にいる!!?」

 

 

ズズズズ

エヴァ「こんばんは、Mr.バジェス。本来はユックリと聞き出すつもりでしたが、そうも言って居られません。

 

なので┄┄少し強引にいきます!」

 

ガシ!

バジェス「うご!? な、何をす┄っ!?┄る┄┄┄」

 

┄┄上手く 催眠に係りましたね。時間も無さそうですし、早速聞き出しましょ。

                ・・・・

エヴァ「┄さて、今からする質問に私にだけ嘘偽り無く答えなさい」

 

バジェス「┄┄┄はい┄┄何なりと┄お聞き下さ┄い」

 

エヴァ「┄問います┄┄貴方は10年前、カルマと名乗る男の荷と何人かの人達を預かり それらを指定された場所に運びましたね?」

 

バジェス「┄┄┄はい┄┄何度か依頼が有り┄荷物だけでなく┄┄実検体と呼ばれていた者達も運び┄ました」

 

┄実検体┄くっ!。

あの男! 人の命を何だと思っていたの!?

 

エヴァ「┄┄その┄運び込んだ場所は、何処なの?」

 

バジェス「┄┄此処より┄北東の地┄ファイゼル領の┄キオンの村┄近くの┄┄に建っている┄バンパイヤが住んでいて誰も┄近ずかない城の宝物庫に運びまし┄た」

 

 

エヴァ「┄え!?」

 

チャチャ「┄ナニ?」

 

茶々「┄┄いま┄バンパイヤと言いましたか!?」

 

 

エヴァ「┄どういゅう事!? その城には本当にバンパイヤが居るの!?」

 

バジェス「┄はい┄┄数年前迄は┄封印されてい┄ましたが、封印が解けてからは┄再び城下の村に月に┄┄二三度下りて┄血を求めているそうで┄す」

 

 

┄封印されていた?┄┄あの男が封印をしていたのだとしたら、私が彼を殺した為に封印の力が弱まり解けたのでしょうか?。

 

┄┄もっと情報を、聞き出しましょう!。

 

エヴァ「┄┄その、バンパイヤと城に附いて┄知っている事を全て話しなさい!」

 

バジェス「┄┄バレイシ┄カ・ドラグリア┄70年前に突然┄┄現れたバンパイヤで┄当時の城の┄城┄主と城に居┄┄た、全てのに、人間達を┄こ┄殺して┄城を載っとり┄┄か┄カルマが封魔のく┄鎖で封印して┄┄その城にけ┄研究所をつ、つ┄┄造った」

 

エヴァ「┄┄カルマは┄何故そのバンパイヤを封印したの?。城の中に何か必要な物でも合ったの?」

 

バジェス「┄カルマ┄必要だったのは┄バンパイヤ自身┄┄バンパイヤの血を欲しがってました。

おれ┄┄お、俺達25年前┄にバンパイヤ探す依頼┄う、受け。

 

か、カルマ┄┄┄じ、自分┄自分に┄絶対に逆らわない┄私兵を作ると、言って┄した。┄┄の為に、無限に不死のへへ兵を┄れる吸血鬼のききき┄┄吸血したあ┄┄を洗脳のこここ効果を持つバンパイヤの研究は必要┄┄と」

 

エヴァ「っ!?┄┄不死の兵団!」

 

 

チャチャ「┄┄┄アノ野郎ノヤッタコトカラ考エテ、ドウセロクデモネェ事ヲ企ンデイタダロウナ」

 

茶々「┄┄吸血鬼も私的に利用し、人も実検材料にしていた程です┄┄聴いていた以上に危険な思想の男だった様ですね!」

 

 

エヴァ「┄そのドラグリアなるバンパイヤが城の奪還をした後、運び込んだ荷物や人達についての情報は何かないの?」

 

バジェス「何┄度か┄偵察差せた┄┄全員┄┄帰って来┄い。麓の村┄人┄┄月に┄あ┄襲撃、恐れ┄┄

国が┄┄と┄討伐┄た┄隊送ったらしいです┄」

 

エヴァ「┄何処の国が∕「マスター! 話の途中すいません!。此方に向かって複数の足音が近づいて来ます!」┄くっ!。┄┄時間切れね!」

 

 

チャチャ「┄┄ダナ┄ご主人!。

 

粗方ノ事ハ聞キ出セタ!。後ハ何時ツモノデ、独自二調ベテ行ケバ良イ!。ズラカルゾ!」

 

 

エヴァ「┄┄ええ!。二人とも、此方に!┄┄転移するよ!」

チャチャ・茶々「「┄ヨシ!、良イゾ!∕┄お願いします!」」

 

 

ズズズズ!

 

 

 

ガン!

 

ハインヒル「全員動くっ!┄┄こ、此は!?」

 

 

サージェス「┄┄護衛と┄こっちの男は側近か?。

 

┄┄全員 手足を縛られ宙吊りか┄┄我等が来るよりも前に何者かが来ていたようだな」

 

 

 

ハインヒル「┄┄┄護衛達と側近の意識は無い┄が、息はしているな┄気絶させられているだけの様だが┄┄┄。

出入口は┄我等の入ってきた隠し扉と┄┄┄非常用のこの扉┄むぅ!?┄鍵が掛かったままだな!」

 

 

兵士C「┄サージェス様! この男 意識は有るようですが┄┄┄どうも催眠に掛かっている様です」

 

 

サージェス「┄ほう┄┄┄おい貴様。この状況を作った者は何者だ?。何を聞かれた?、その者は何処から逃げた? 知っている事を全て吐け!」

 

バジェス「┄┄┄┄┄┄┄」

 

サージェス「┄┄貴様!┄っ┄良いだろう!。答えないのなら、答えたく為る様にさせてやる!」

 

スゥ

 

ハインヒル「バカな真似は止めろ、サージェス!。

 

┄此だけの事をやってのけた賊だ┄┄おそらく自身の事に付いての事などは話せなくしている細工をしているだろう┄┄であれば催眠を解いてから、改めて尋問すれバよい!。

 

┄護衛も含め┄無力化されているのは好都合だ今のうちに、全員を調べ、武器等を取り上げて措こう┄┄何人か手伝ってくれ!」

 

兵士A「ハッ!」

 

兵士B「では、自分は此方の者から┄┄」

 

 

サージェス「(┄┄確かに┄この状況は私に取っても都合が良い┄┄)」

 

兵士C「サージェス様、此は好機です!。

 

奴等は背を向け、目撃者となる者共は無力化せれています!(小声)」

 

兵士D「私共で他の兵を始末します!。サージェス様は成り上がり者の始末を!、(小声)」

 

 

サージェス「┄┄よし!┄┄雑兵の始末は任せる、殺!(小声)∕キィーン《緊急連絡!。第5師団・師団長、並びに副師団長! 第1師団・総師団長、カーディアス団長が御見えです!。御二人の本に引き継ぎの兵を向かわせています。至急、指定の場所までお越しください!》∕っ!?」

 

 

ハインヒル「┄なに!。カーディアス卿が!?。

 

┄┄どういゅう事だ?┄┄何故あの方が御見えなのだ!?」

 

兵士A「こ、今回の任務は第5師団に一任されていたはずですが┄┄!」

 

兵士「カーディアス騎士長が態々御出に為るなど!。

 

┄┄マサか! 本国で何か合ったのでしょうか!?」

 

 

ハインヒル「┄┄いや、国に何か有ればカーディアス卿が此処まで御出に為られる筈が無い!。

 

┄となると┄┄国外で何か有ったに違いない!。

┄┄とにかく、私達はカーディアス卿の本に行く! 此処には引き継ぎの兵が来るらしいから、その者達と此処の事を頼む!」

 

 

兵士A「ハッ!。お任せください!」

 

 

兵士C「┄┄くっ!。予想外の事が起きましたね!。

 

この場での殺害はできなく為りましたが┄┄(小声)」

 

兵士D「┄如何致します、サージェス様?(小声)」

 

サージェス「チッ!┄┄悪運の強い奴めぇ!。

 

┄┄招集場所へ行くより有るまい、直ぐに増援が来るらしいからな!(小声)」

 

 

ハインヒル「┄サージェス、聴いていたな?。

 

カーディアス卿が自ら出向くなど ここ何年も無かった┄が、今回あの方が出向くなど余程の事が起こったに違いない!。 急ぎ向かおう!」

 

 

サージェス「┄ッ!┄一々言わずとも分かっている!。

 

さっさと来いグズめが!」

 

 

ハインヒル「┄┄ああ、急ごう!」

 

 

 

 

 

◢◣◤◥

 

 

 

 

レスターバ軍・第5師団仮設夜営地

 

 

 

ハインヒル「┄失礼します!」

 

 

?「┄┄来たか 二人とも┄┄任務中に急に呼び出して

 

すまないな。

 

┄だが、其だけの事が起こったのでな┄┄」

 

 

サージェス「┄┄総師団長御自ら出張るなど┄┄何事です?。 知っての通り 我々は任務中ですので┄┄急な呼び出しなどされては┄┄」

 

 

ハインヒル「┄サージェス┄失礼だぞ!。

 

申し訳有りませ カーディアス卿┄┄」

 

 

カーディアス「いや構わない。だが任務中の貴君らの招集をせねば為らない事態が起きた!。

 

┄┄此は未だ本国でも一部の者にしか知らされていない事なので、二人も心して聞いてくれ┄┄まず┄先に伝えなければならないのは┄┄カーレルとリーブスの二人が殉職、及び二人が指揮していた 第3師団 並びに、第9師団が壊滅に近い被害を受けた!。┄┄生存者は双方合わせて┄経ったの数名のみだ。」

 

 

ハインヒル「┄なっ!!?、ば、バカな!!。 

 

何かの間違いでは!!?」

 

 

サージェス「┄ほう、其が本当なら確かに由々しき事態ですな!(┄フム、空席が出来た訳か┄┄二つの席が 三っ出来るやもしれんな┄┄)」

 

 

カーディアス「┄┄二人が疑うのも最もだが、此は事実だ┄!。

 

┄┄お前達も 二人に任せられた任務の内容は知っているな?」

 

 

ハインヒル「┄┄すみません、取り乱してしまって┄はい勿論です!。

 

御二人に任せられたのは、十数年前に 旅の魔導士に封印された魔物が復活した為に、人的被害が報告された村の住人の救助に、その魔物の討伐だったと記憶しています!」

 

 

サージェス「┄┄流れの魔導士に破れた下等な獣などにあの二人が遅れを取ッたばかりかでなく、団員が軒並み敗れたと?。

両師団の人数を合わせれば┄千人近いはず┄其が敗れたとは┄┄余程の大型か┄┄群れをなしたか┄┄」

 

 

カーディアス「┄┄生存者の話では┄┄魔物は人形サイズで┄たったの、一体だけだそうだ!」

 

 

ハインヒル「ッ!?。有り得ません!!?

 

あの二人は我が軍でも取り分け、魔物討伐に優れた師団ですよ!!」

 

 

サージェス「┄┄たった一体の魔物に┄二個師団が壊滅に追い込まれたと?。

 

┄誤報では? あの二人に傲りと油断が有ったにしても┄┄考えられませんぞ。」

 

 

カーディアス「┄そうだな。私も最初は耳を疑ったが┄相手が古より息づく、バンパイアならば┄どうだ?」

 

 

ハインヒル「ッ!?┄┄バンパイア┄ですか!?。

 

┄┄い、いえ! だとしても! 魔物や妖魔に対しての知識も持つあの二人が敗れるなど┄┄!」

 

 

カーディアス「┄┄そうだな┄確かにあの二人は腕も確かで、あらゆる魔物や妖魔の知識も持ち合わせていた。

 

┄┄だが┄その知識も件のバンパイアには効果が無かったらしい┄┄」

 

 

サージェス「┄┄つまり 奴等は何の対抗も出来ず、一方的に殺られた┄┄と、いゅう訳ですか┄?」

 

 

カーディアス「┄┄ああ。生存者の話では┄我々も持ちうる知識での対抗手段は軒並み試されたらしい、が

 

┄┄通じたには、通じたらしいが┄倒すまでには到らなかったらしい┄。

手傷を負わせる事は出来たらしい┄が、直ぐに塞がり┄回復したとのことだ┄!。

 

 

陛下の意向で二人を倒した程の 危険極まり無い妖魔を野放しには出来ない、麓の村の被害も増すばかり┄

 

そこで我等に白羽の矢がたった!」

 

 

ハインヒル「何と!?┄┄自分としても二人の無念と、民の為ならば┄┄ですが┄此方の攻撃が効かないとなると┄┄何か対策は講じられて居られるのですか?。」

 

 

カーディアス「┄┄何度か偵察隊を派遣したが┄┄今だ一人も戻って来ない┄」

 

 

サージェス「┄┄たいした情報も無しですか?。

此れでは我等が行ったところで、二人の似の前に為るだけでは?。私は犬死に等ゴメンですが┄┄」

 

 

カーディアス「その点は問題ない!。

 

件の魔物を倒す手立ては今は無いが、封印する手段が有る。

┄┄とは言え、其も一時凌ぎでしかないうえに。

長く持っても精々一年程しか効果が無い。

 

そのうえ、相手に効くかどうかも分からない。┄┄危険を伴うが。バブリビナ帝国との事もあり、現状これ以上の人員は回せない┄┄私の師団とお前達を含め第5師団の半数で、事に当たらねばならん!。

 

此処えの対応と穴埋めの為に、ザイーブの塞からも増援が来る事に為っている。

彼等に引き継ぎを頼みしだい我々は直ぐにファイゼル領のキオンに赴き!、バンパイアに脅え暮らす村人達を救い! カーレルとリーブスの敵を討つ!!。

 

良いな!!?」

 

 

ハインヒル「ハッ!。必ずや村人達を救い出します!」

 

 

サージェス「ハッ!。勤めは必ず果たします!┄(騎士を二人までも殺した妖魔か┄┄あと一人消されたとて何ら不思議は無いな。フッ!)」

 

 

 

 

┄┄人間に戻れる可能性を求めて、カルマの研究施設の場所が判明し次の目的地へと向かう私達┄┄ですが┄其所に待ち受ける者はこれ迄対峙してきた、魔物や盗賊達に闇ギルド┄その何れとも違う、異質な存在┄┄バンパイア。

 

 

奇しくも、今の私の同類┄その人もカルマの欲望で何かしらの痛みを受けた私と同じ被害者ですが┄┄その人は今も尚、血を求める存在┄┄。

 

┄話し合いでの解決は┄難しいかもしれません。

 

私の様に誰かに吸血鬼にされたのなら、私の事も話せば話を聞いてくれるかもしれませんが。

 

純血のバンパイア為らば┄┄。

純血種のバンパイアがどれ程の力を持っているのかは分かりませんが、文献等を読んで推察擦るに┄今の私でも勝てるでしょうか?。

 

いえ。日々命の危険に晒されているキオンの村の人達の事も考えると、何とかしなくては為りません!。

 

┄┄何か手立てを考えなくては為りませんね。

 

 

 

 

◢◣◤◥

 

 

 

其所は霧に覆われた 雑木林の仲に建たずむ古城。

嘗ては名の知れた城主が住んでいたのは過去の話し。

 

今其所に住まうのは、何処から途もなくやって来た

悠久の時を生き、陽の光に拒絶されし者達の居城。

 

夜の闇夜の仲でも更に深い闇の奥。森の木々と、深い霧に覆い隠された城の一室にて目覚めし者が居た。

 

 

 

 

キオン郊外・バルトロメオ城 

 

 

 

 

 

?「┄┄ん?┄何かしら、この魔力?。

 

┄┄私達に似ているけれど┄┄何かおかしいわね┄┄」

 

 

?「┄┄奥様 御休みの所、申し訳有りません。

 

至急御報告したき事が有ります」

 

 

?「┄┄ミカエル┄其って今近付いて来てる、複数の魔力のこと?」

 

 

?「┄┄御報告が遅れ申し訳有りません。

 

たいした魔力ではなかったので、御休みを妨げて迄 奥様に報告する程の事では無いのでは、と思いましたが。

 

この間の五月蝿い蝿共の事も有りましたので┄お耳にと┄┄」

 

 

?「┄┄┄確かに大半は執るに足らないモノ達ね┄┄でも┄┄ソレラとは離れているけれど、強力な魔力を感じるわ┄┄しかもその魔力┄┄何だか私達に 似ているの

 

 

?「何ですと!?┄┄┄こ! 此は!?。

 

┄確かに似ていますが┄┄何でしょう此は!?。

 

今までに感じた事の無い魔力です!┄┄しかも、群れている有象無象共と比べる迄もない程に強大な魔力を感じます!」

 

 

?「┄ミカエル。千里水晶を持って来なさい、どんな相手か見てみましょう」

 

 

?「承知しました、奥様」

 

 

 

◢◣◤◥

 

 

 

?「┄┄御待たせしました、奥様┄┄┄どうぞ」

 

 

?「┄さて┄┄₳₹₤₢┄┄₭₴!」

ヴゥーン!

 

燕尾服を着た初老の男性が持って来て、設置した水晶に肌の色が異状に白い女性が何語とかの言葉を述べると。

 

置かれた水晶が鈍い光を纏い、山林を駆ける三人の女性と少女が写り出す。

 

 

 

?「┄┄┄この娘の様ね┄┄私には見覚えの無い娘だけれど┄┄ミカエル、主人の一族にこんな子居たかしら?」

 

 

?「┄┄いえ、旦那様の血縁にこの様な娘は居りません┄旦那様の御友人の方々でも御会いしたことの無い娘です」

 

 

?「┄┄そう┄┄では、何者かしら?。

 

┄┄この娘の目┄┄私達と同類の存在の様だけど┄何か変ね┄┄」

 

 

?「┄┄如何致しましょう?、奥様」

 

 

?「フム┄、良いわ。迎えましょう!、あの人が討伐されて以来 初の同族の来訪者よ!。

 

      ・・・・・

見たところ、未々幼い子の様だし。歓迎しましょう!」

 

 

?「ハッ。では 私は、晩餐会の準備をして参ります」

 

 

?「ええ!。お願いね、ミカエル!」

 

 

?「御意、では 失礼致します」

 

スゥ

 

┄男が消え去った室内に 高級感の有るソファーに座る女性の視線に映るエヴァ達。

 

室内にクスクスと笑う女性の声が響く。

 

 

 

?「フフッ┄┄何十年振りかしら?、此処に同族が訪ねて来るなんて!。

 

さあ!、早く要らして!。

    ・・

年代物の血で乾杯しましょう!。お嬢さん┄フフッ!」

 

 

 

 

 

 

 




 
 長い間更新できず、すいませんでした!。
(p´;Д;`)q 

何度か書き上げてはいたのですが、自分で読み返して納得いくモノでは無かったので。
何度も書き直して漸く書けました!。(゚◇゚;)

相変わらずの駄文で、ナメクジ更新ですが。
次も宜しく御願いします!。m(_ _)m




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番外編
番外編・大切な子供達への細やかな贈り物。


 今回の更新は番外編となります。
毎度遅く長文となり、すいません。m(_ _)m

今回の話は時期的にも遅くはありますが、こういった話を書いてみたいなと思い 書きました。

本編の方もチョビチョビではありますが書いていますので気長に御待ちいただけると幸いです。m(_ _)m 



これは何気ない一日で、彼女にとっての幸せな日々の一時の話し。

 

 

 

 

マグノリア郊外・ログハウス

 

 

 

エヴァ「♪~♪~~♪」

    ジュウー! ジュウー! 

 

                マスター

カグラ「┄┄おはようございます、師匠」

 

 

エヴァ「あっ!、カグラおはよう。朝御飯は後は目玉焼きが焼き終われば出来るから、少し待っててね」

 

 

カグラ「すいません。あの、何か御手伝い出来る事は有りませんか?」

 

 

エヴァ「う~ん。じゃあコーヒーとミルクをお願い出来る?」

 

 

カグラ「ハイ!。直に」

 

 

エヴァ「お願いねぇ」

 

 

                   マスター

ブリジット「┄┄┄おはようございます。師匠、カグラ」

 

 

カグラ「あぁ、おはよう」

 

 

エヴァ「あっ!、ブリジットもおはよう。┄┄よし!完成です!┄┄┄┄┄┄ブリジット テーブルに運ぶのを手伝ってくれる?」

 

 

ブリジット「ハイ、勿論です!」

 

 

     カタ カタ

 

  

                  マスター

カグラ「┄┄┄うん?。┄┄そういえば師匠、チャチャ殿達の姿が見えませんが お二人はどちらに?」

 

 

                       

ブリジット「あら そう言えば┄┄居ませんね。

マスター

師匠、お二人はどうされたんですか?」

 

 

エヴァ「あぁ、二人ならシャーロットと一緒に運び屋さんに行ってもらってるよ。今年も御世話になった人たちに贈るからね!。

 

三人とはギルドで、合流するから心配無いよ」

 

 

カグラ「贈る?┄┄あぁ!?、そういえば今日は2月14日でしたね!」

 

 

ブリジット「毎年贈っている、チョコレートですね?。 フフ、師匠の作るお菓子はどれも美味しいですから♪、今年のチョコも楽しみです♪」

 

 

エヴァ「ええ、今年も一工夫しているから楽しみにしていてね。

 

さぁ、食べましょう。ギルドの皆に贈る分は昨日のうちにクリス達が収納を手伝ってくれたし、後は持っていって配るだけだから┄┄では。いただきます」

 

 

カ・ブ「「いただきます」」

 

 

 

 

エヴァ「二人の今日の仕事は、他所の村で公演する劇団の護衛だっけ?。

 

因みに私はウェンディとの仕事で、仕事はウェンディが決めているから、私は内容はまだ知らないの。」

 

 

カグラ「むぅ、内容が解らない点が気になりますが。ウェンディ為らば、其ほど危険な仕事はすまい。

マスター

師匠成らば、大抵の仕事は難なくこなせるでしょうが、お気をつけて。

 

私達の仕事は それほど遠くは無いですが。二日間の公演なので、やはり泊まりがけの仕事と為ります。なので、帰りは明明後日の予定となります」

 

 

エヴァ「そうなの┄ええ、分かったわ

 

護衛の仕事頑張ってね!。あっ!、そうだ 出発は何時に成るの? もし時間が有るようなら お弁当も造るけれど?」?( ・ω・)?

 

 

ブリジット「出立は午前10時00分の予定です。┄┄

お弁当ですか┄┄あ、あの大丈夫ですか?。師匠もお仕事があるのに」

 

 

エヴァ「大丈夫よ!。ウェンディ達の分も作る予定だったから、二人の分を追加する位 分けないよ」

d(>ω<。)

 

 

カグラ「///で、でしたら、お手数ですが宜しくお願い致します」

 

 

 

エヴァ「ええ!、任せておいて!」

 

 

 

クリス「マスター、各御部屋のお掃除完了致しました」

 

 

エリス「カグラ様、ブリジット様、お二人の荷物の荷造りは完了しました。

 

何時もの様にローブに収納しております、ご注文の品も全て用意して有りますが、後程 確認をお願い致します」

 

 

カグラ「ああ、何時もありがとう。」

 

 

ブリジット「二人にも お土産を買って来ますので楽しみにしていて下さいね」

 

 

ク・エ「「ハイ、ありがとうございます」」

 

 

 

 

 

30分後

 

 

 

 

 

エヴァ「┄┄よし、準備完了ね。 カグラ!、ブリジット!、二人とも用意できた!?」

 

 

 

カ・ブ「「ハイ、直ぐ参ります!/今 行きます!」」

 

 

 

エヴァ「じゃあ、二人とも後でギルドで会おうね」

 

 

エリス「ハイ、残りの仕事を片付けたら直ぐに参ります」

 

 

エヴァ「じゃあ、いってきます!」

 

 

カ・ブ「「いってきます!」」

 

 

ク・エ「「いってらっしゃいませ」」

 

 

 

 

◢◣◤◥

 

 

 

商業都市・マグノリア

魔導士ギルド・フェアリーテイル

 

 

 

 

魔導士ギルド・フェアリーテイル。

マグノリアを拠点に活動する魔導士達が集うギルド。

優秀な魔導士が居ることでも知られているが、彼等は少々、イヤ かなりの問題児達としても有名であった。

 

そして其の中でも特に問題を起こす、ギルド内最大の問だ┄┄基、最強チームと言われているメンバーの一人が一枚の用紙を視て、頭を抱えて居た。

 

 

 

グレイ「┄┄┄┄ッツ!、くそ!!。

 

また依頼両が半分以下に為っちまった!!。

それと言うのも┄┄テメエが後先考えずに暴れ回り!、矢鱈と壊しまくるからだぞ!!。解ってんのか?コノくそ炎が!?」(O゚皿゚O)

 

 

ナツ「Σあぁ!?、人のせいだけに済んじゃねえよ!。

 

テメエだって、アッチコッチ氷付けにしてたじゃねえか!!。この露出狂の変態氷が!!!」    

( :゚皿゚)

 

 

グレイ・ナツ「「んだと!? こらぁ!!!/ヤンのか!? 変態!!!」」

   

 

エルザ「止めないか!! お前達!!!」

 

    ドガ!!

 

 

ナツ・グレイ「「Σへぼ!!?」」

 

 

エルザ「全く!、どうしてお前達はそうやって喧嘩ばかりするのだ!?。もう少し┄┄┄┄!」

 

 

ハッピー「┄モゴモゴ┄┄二人ともご愁傷さま。

 

┄┄モゴモゴ┄┄┄モゴモゴ」

 

 

犬猿の仲(?)と言っても良い。ギルド内でトップクラスの魔導師であるナツとグレイの喧嘩が女性魔導師最強(エヴァを除く)のエルザの拳で鎮められる。

 

ギルド内で既に恒例行事とかしている光景に、あちこちからは触らぬ神に祟りなし、と言ったように関わらず気心知れた仲間同士で 酒を酌み交わす者。

 

食事を取る者。また始まったと笑う者。我関せずと 魚を頬張る青ネコと、反応は様々だが。

 

その騒ぎを後目に、盛大に溜め息を付き 肩を落としている人物が居た。

 

 

ルーシィ「┄┄ハァ~、このままじゃ家賃を払う以前に生活すらも儘ならないよ~」(´TωT`)

 

 

ミラ「あらあら、そんなに深い溜め息を付いてたら幸せが逃げるわよルーシィ♪」("⌒ω⌒")

 

 

ルーシィ「うぅ~既に逃げてますよ~!。ミラさん!」

     ρ(тωт`) イジイジ

 

シャルル「┄┄あんたも大変ね、あんな無茶苦茶な連中とチームだなんて」( ̄^ ̄)

 

ウェンディ「シャ、シャルル!、そんな言い方ナツさん達に失礼だよ!」(*つ´・∀・)つ

 

                    カレシ

カナ「┄ング┄ング┄┄プハー!、やっぱりお酒との逢い引きは最高ねぇ!!。m(。≧Д≦。)m

 

此れは一生涯辞められないわ~!」

(≧∀≦)

 

エルフマン「ふん!、酒などにうつつを抜かしすぎだ!。 男なら日々の鍛練を大事にしろ!!」

└(゚∀゚ )┘ムン‼

 

カナ「私は女だよ!!」

(*`Д´)ノ‼

 

 

 

リサーナ「フフ、エルフ兄ちゃんも、カナもやっぱりこうでなきゃね♪」

 

                ムコウ

フリード「むぅ?、┄そう言えばエドラスでは 性格が逆転している者達が居るのであったな」

 

 

ビックスロー「向こうじゃナツの奴がかなり愉快な性格らしいじゃねぇか!。

 

見てみたいぜ!。なぁ ベイビー達よ!?」

 

「愉快な性格」「愉快な性格」「見てみたいぜ」

 

 

エバーグリーン「やめさいよ、貧弱なナツなんか気持ち悪いだけよ。ラクサス 貴方もそう思うでしょ?」

 

 

ラクサス「┄あぁ?┄┄┄どっちでも良いさ。

 

其より次の仕事を決めるぞ」

 

 

 

 

ワカバ「┄┄いや~次代の若い連中は頼もしいじゃねぇの。この先のフェアリーテイルも安泰だな!、マカオ!?」

 

 

マカオ「だな、時に┄┄まだエヴァさんは来てねぇな。

   ・・・

今日はあの日だからロメオの奴が楽しみにして要るんだが┄┄┄」

 

 

ワカバ「┄へ?┄┄┄┄Σああ!?、そう言えば今日は2月14日かぁ!。そうだな まだエヴァさんは来てねぇなぁ┄┄まぁ、俺わ あの立派な谷間を拝めれば満足だがなぁ!♥////」♪(♥ε♥*)♪

 

 

マカオ「┄┄////言えてるな~!、だが谷間も良いが!。あの生足も堪らんだろう!?♥////」(*≧з≦)

 

 

ワカバ「確かにな!!、/////だがやはりあの谷間は捨てがたい!!。叶うならば あの谷間を枕に眠りてぇな!!♥/////」(〃艸〃)

 

 

マカオ「♥♥////寝心地良さそうだなぁ

♥!!?」(艸ε≦●)♪

 

 

ワカバ・マカオ「「ガハハハ!!/////」」

      ♪(*≧з≦)人(≧ε≦*)♪  

 

 

              バカ

┄┄低俗な会話で盛り上がるオッサン二人に冷ややかな視線を向けつつ、彼等の会話で気になった事をルーシィはカウンターにて仕事をしているミラに訪ねる。

 

 

 

ルーシィ「┄あの、ミラさん今日て何か有るんですか?。ロメオ君も何かソワソワしているんですけど?」

 

 

ミラ「あぁ、そう言えばルーシィもウェンディも入ったばかりで知らないし、初めてなのよね。今日は2月14日だから、エヴァさんからある物を貰えるのよ!」("⌒∇⌒")

 

 

ウェンディ「??あの、何を貰えるんですか?」

         ?(・ω・)? 

 

ミラ「フフ、エヴァさんが来れば分かるわよ」

 

 

ルーシィ「┄┄┄そう言えば確かにエヴァさんがまだ来てませんね┄┄珍しいですねぇ。

 

何時もならもうギルドに居て、仕事に行く人達を何人か見送ってから自分の仕事に行くのに」

 

 

リサーナ「ねぇミラ姉!、エヴァさんは今年もアレを配るの!?。やったあ♪」

ヾ(o≧∀≦o)ノ゙

 

ウェンディ「┄┄リサーナさんは何が有るかご存知何ですか?」

 

           ムコウ

リサーナ「勿論だよ!エドラスに行く前までは、私も毎年貰ってたからね!」

d(>ω<。)

 

ルーシィ・ウェンディ「「貰う??」」

 

 

シャルル「┄┄あの人が何かやらかすとは思えないわ、他のバカ達と違うから。┄┄危険は無い筈よ」

 

 

ルーシィ「┄┄ふふ♪、シャルルもすっかり、エヴァさんを警戒しなくなったね!」

 

 

ウェンディ「えへへ♪、本当に良かったです♫」

 

 

シャルル「////フ、フン!」

 

 

 

エヴァ「おはよう。┄┄┄┄う~ん仕事柄居ない子達も居るけれども、其処はしょうがない事ですね。」

 

 

ミラ「あ!、エヴァさんおはようございます!」

 

リサーナ「エヴァさんおはよう!」

 

 

ルーシィ「おはようございます!、エヴァさん」

 

 

ウェンディ「エヴァさん!、おはようございます!」

 

シャルル「┄┄お、おはよう///」

 

 

エヴァ「ミラ、リサーナにルーシィにウェンディとシャルルもおはよう。

 

ウェンディにシャルル、今日の仕事も宜しくね」

 

 

ウェンディ「////は、はい!、此方こそ宜しくお願い致します!」

 

シャルル「///あ、あんたならウェンディに危害が加わらない様に立ち回れるだろうから、頼むわね////」

 

 

エヴァ「ウェンディは日に日に成長しているから、もう二三回もこなせば私の付き添いは必要が無くなるだろうけど。それ以降も、何かあったら声をかけてくれて良いからね」(⌒‐⌒)

 

 

ウェンディ「///は、はい!」(///ω///)♥

 

 

ルーシィ「Σッ!?。そうだエヴァさん、お願いです!!。ウェンディの後で良いので私とも仕事に行って下さいっ!!。家賃処か! 生活費も儘ならないんですよ~ぉ!!」(T△T)ヒシ!!

 

 

エヴァ「Σわ!わっと!!? ルーシィ!?┄ああ┄┄うん、大体の事情は察したわ。

全く、ナツ君の元気な処は長所でもあるけど、短所でも有るわね=З」

 

 

ナツ「うん?、Σああ!!? エヴァのばあちゃん!!。 ヤイ!、俺と勝負だ!!!」

      ゴオォォー!!

 

エヴァ「はぁ=З ナツ君、朝の挨拶はちゃんとしましょうね」スゥ

 

    シュル!   ビタン!!

ナツ「∑のわー!!?。ギャフン!!。」

          

 

エルザの制止の声も聞かず、真っ直ぐにエヴァさんに向かって行ったナツだったが。

 

勢いよく向かったまでは良かったが、その足は突然何かに躓いた様に為り、そのまま床えとダイブする。

 

┄┄ナツに興ったのは単純だ。

(私も最初は何が何だか分からなかったけど)

エヴァさんがナツに向けて掌を向けると、両手に炎を灯して突撃しているナツの足に糸が絡まり、ナツは強制的に止められる。突然動けなく為ったナツはその勢いのまま床に叩き付けられた。エヴァさんの操糸術によるものだ。

 

全身を打ち付けた、ナツは“うう~ん”と唸って居たが。やがて再び浮き上がる(今度は風の魔法を使ってる)と、目を回したままエヴァさんの前に運ばれ、だらんと浮いた姿勢で居る。

 

 

エヴァ「フゥ=З、ナツ君 何度も言っているけれど、挨拶は確りしなさい!。

 

それと、回りの被害を抑える努力をしなさい!。

仕事を一生懸命にするのは良いことだけれど、家屋や公共の建物等の被害報告が多すぎです!。

┄┄良い機会です、グレイ君とエルザにハッピーちゃんも此方に来なさい!。」

 

 

グレイ・エルザ・ハッピー「「「Σうげ!?、面倒くせぇ/Σな!?、私もですか!!?/Σええー!?、なんでオイラまで!!?」」」

 

 

エヴァ「┄┄┄良いから、此方に、来なさい!」

       

       ズゴゴゴオオオーー!!!

 

グレイ・エルザ・ハッピー「「「Σハ!、ハイィ!!!/Σア!、アイィ!!!」」」

Σ(Д゚〣/)/Σ(゚д゚;)Σ(゚д゚〣)

 

 

 

エヴァ「いいですか?、そもそもの話し 貴方達は必要以上にやり過ぎる事が問題です!。

 

ナツ君!。さっきも言いましたが 仕事を一生懸命にする事 事態は良い事ですし、その姿勢は素晴らしい事です。

 

ですが!、必要以上に遣りすぎです!。

例えば、3の力で倒せる相手に対してナツ君は10の力を籠めています!。その結果、過剰な力の分が周りの破壊といゅう事に成ってしまうのですよ!。

感情のまま破壊をするのでは、何時か後悔する時が来る恐れが有ります!。そうなってから悔やむのでは遅いの┄。

だからほんの少しずつで良いから、力を抑える努力をしてちょうだい!。

 

次にグレイ君!。貴方は普段は冷静に立ち回れますが、少し煽られただけで 周りが見えなく為ることが多々あります!。

冷静差を欠いては、普段の実力も発揮しにくくなるだけで無く視野も狭まり、思考力も落ちます!。

もっと平常心を保てる様に努力をしなさい!。

 

エルザ、貴女も普段の勤勉な振る舞いは私もマー君も評価しています。ですが、少々行き過ぎな点が多々あります!。物事には減り張りも必用です!。

 

其と、緊急時と称して無関係な一般人に荷物を押し付けたり!、無理難題を願ったり!、暴力を振るう行為も報告されていますが!。その様な行いはもっての他です!!。

 

荷物に関してはローブが有るでしょうに!、何の為に収納ローブを支給していると思っているのですか!?。

 

そして緊急時だからこそ“後先を考えず 押し通る”では無く!。問題が興っている場で人が居たら先ず自分が何者なのかを名乗り、情報を得やすくしなさい!。そうしてから冷静に落ち着いた対応をして事に臨みなさい!!。

 

そしてハッピーちゃん!。貴方も余り考えず、その場の流れで軽はずみな発言や行動をする事が多々あります!。

┄┄中にはその結果 事態が好転した事も有るでしょうが、その逆もしかりです!。

仕事中に軽はずみな行動をした為に仲間を危険に晒すことも有ると聞いています。

常に緊張感をもてとは言いませんが、もう少し考えて行動と発言をしなさい!」

 

 

ナツ・グレイ・エルザ・ハッピー『┄┄┄ア、アイィ┄〣〣〣〣』

    

 

 

    

┄┄ギルド最強チームと評される者達への、やり過ぎによる説教。

 

此もまたギルド内での恒例行事であり

その光景を観ている者達は皆 揃って合掌をする。

 

 

 

 

リサーナ「┄フフ┄この光景も、懐かしいなぁ~♪。

 

小さい頃のミラ姉もエルザと喧嘩して備品を壊したりすると、ああしてエヴァさんに怒られて居たよね♪」(*^ω^)ノ

 

 

ウェンディ「ええ!?ミ、ミラさんが、ですか!!?。

 

え、え~っと??;;、全く想像出来ないです!?」

?(;・ε・ )?     

 

ミラ「フフ♪、私も昔はお転婆さんだったのよ♪」

( =^ω^)

 

 

 

?「┄┄“オテンバ”ト言ュウヨリ、淑ヤカサノ欠片モネエ暴レン坊ダッタゾ。

                        

ガキノ頃ノオマエハナ。オマエ達モソウ思ウダロ?、妹達ヨ」

 

?「はい、幼少の頃のミラさんは、とても勇ましい性格でした。

 

逸れこそナツさんやグレイさんとの喧嘩によく混ざったり、何かと理由を付けてエルザさんと喧嘩をしていましたね」

 

?「┄┄懐かしいですね、皆さんの成長と繁栄の記録は確りと保存してあります。

 

ご希望で有れば後日ご覧に為られますか?。ウェンディ様」

 

 

?「┄┄シャーロット殿、出来ればそういった物は見せずに永久に保管していて貰いたいのですが┄┄」

 

 

?「ふふ♪、良いのではないかしら?。

 

たまには過去を振り返り、思いで話しを擦るのも一興よ♪」

 

 

ウェンディ「あ!、チャチャさんに茶々丸さんとシャーロットさん!

 

カグラさんもブリジットさんも!、皆さんおはようございます!」

 

 

 

ルーシィ「ドールズの三人にカグラとブリジット、おはよう!。」

 

 

ミラ「皆おはよう!」(*^ω^)ノ

 

リサーナ「五人共おはよう!」

 

 

チャ・茶々・シャー「「「アア、オハヨウサン/はい、おはようございます/皆様、おはようございます」」」

 

 

カグラ・ブリジット「「ああ、おはよう/ええ、おはよう」」

 

 

カグラ「┄┄それにしても、朝からどうしたのだ?アレは??」

 

 

 

そう言ってエヴァの前に正座で座る三人?(一匹)と、浮いている一人に目を向けるカグラに。哀愁を漂わせながら、説明をするルーシィ。

 

 

 

ルーシィ「ああ;┄┄うん。昨日ナツ達と仕事に行ってね;。さっき依頼者から報酬の事ととかを纏めた書類が届いたんだけど;;┄┄。

 

うん、仕事事態は完了したんだけれど┄┄┄その┄ね、仕事先の街に与えた被害が大きすぎて┄┄ね;;」

(; ̄Д ̄)

 

ブリジット「はぁ=З、またですか?。

            マスター

┄┄大丈夫でしょうか?、師匠の資金も無限では無いのに」( ;´・ω・`)

 

 

チャチャ「安心シロ、コノ国ノ国家予算ノ十数年分ハ未ダ有ル。

数百年駆ケテ 海ヲ渡ッテアッチコッチノ大陸中ノ遺跡カラ、タンマリト集メタカラナ。

 

┄┄マァ、ゴ主人ノ本当二求メテ要ル“物”ハ未ダニ見ツカッテネェガナ」( ω-、)

 

 

ミラ・リサ・ルー「「「┄┄┄┄」」」

 

 

ウェ・シャ「「┄┄┄┄」」

 

 

カグラ・ブリジ「「┄┄┄┄」」

 

 

茶々「┄┄後程 評議委員と街の責任者の方に釈明と謝罪の文と賠償金を送ります」

 

 

ミラ「┄┄何時もありがとうございます」

  

 

リサーナ「ナツももう少し落ち着きを持ってくれると良いのかもしれない┄けれど┄┄┄;;」

 

 

チャチャ「イヤ、ソイツハ無理ダシ ソンナ小僧ハ気色悪イ!?」( ゚A゚ )

 

 

茶々「確かに、そんなナツさんは不気味です」

 

シャーロット「はい、姉さん達の意見に同意します!」

 

 

カグラ・ブリジット「「┄〣;右に同じく!/〣うう~ん、気味が悪いですねぇ;;」」

 

 

 

エヴァ「┄┄今日の処は此処までにしておきますが。四人とも、今私の言った事を心に止めて置いて下さいね。

 

┄┄それと、はい!。今年も良く頑張っていますね!。此は頑張り屋さんの為に作りましたので!、良かったら食べて下さい」

 

 

ナツ「んん?ばあちゃん何だこれ??。

 

何か甘い匂いが擦るけどよ┄┄┄」

 

ハッピー「┄┄ナツ、相変わらずネコ寄りショボイ記憶力だね=З」

 

 

グレイ「┄┄お前、去年も同じ様な事を言ってなかったか;;?。

 

今日は2月14日で、婆さんの故郷の風習で、親しい友人、若しくはその┄┄何だ、意中の相手にチョコを渡す日なんだとよ」

 

 

エルザ「┄此は!チョコレートケーキですか!?。

 

オオォ!!?。(♥∀♥) 

ありがとうございます!。エヴァさん!!」

 

 

エヴァ「どういたしまして、ハッピーには魚の形をしたクッキーをどうぞ!」

 

 

ハッピー「あい!、ありがとう エヴァ!」

(о´∀`о)ノ

 

 

エヴァ「ウォーレンに、リーダスとマックスとナブにも はい!。ああ!、其とナブ、別荘のジャングルエリアの改良案をありがとう!。

   ナーガ

お陰で龍樹爺も“前より快適”だって言って、喜んで要るので、また何か有ったら宜しくお願いしますね」(*^ω^)

 

 

ナブ「うっす!」

 

 

マックス「┄┄ドラゴンに感謝される人間て┄┄;;」

 

 

リーダス「うぃ。でもそんな事より、やっぱりエヴァさんの作るお菓子は美味しいよ!」

( ^Д^)

 

 

ウォウレン「て!、食うの早や!!?」

(゜ロ゜;ノ)ノ

 

 

エヴァ「ロメオ君お待たせ!。今回はホワイトチョコとチョコを浸け合わせたクッキーにしてみたのだけれど┄┄」 

 

 

ロメオ「す、すげぇ!!。やっぱりエヴァ姉は其処らのお菓子屋さん寄りも凄いよ!。食べても良い!?」

 

 

エヴァ「ええ、どうぞ召し上がれ」

 

 

マカオ「イヤ~、毎年すいませんねぇ~エヴァさん!(●´ε`●)ゞ///(うむ!、眼福だ!!)」

 

 

エヴァ「気にしないで、好きでやっている事だから。

 

其と、はい マカオとワカバにも、お酒に合う様にしたチョコだから、晩酌にお勧めですよ」

 

 

ワカバ「オオ!!、すいませんなぁ///。エヴァさん!ヽ(●´ε`●)ノ(うん!、何時観ても立派な谷間だ!)」

 

 

カナ「ねえ エヴァさん!、今お酒に合うチョコって言った!?。(´゚ω゚)!?

 

是非! 私にも頂戴!!」(*>ω<*)

 

 

エヴァ「┄カナ┄┄本当は体の為にも控えて欲しいのだけれど、飲み過ぎない様にね」

 

 

カナ「は~い♪」(^3^)/

 

 

エヴァ「┄┄因みに今度また ヨソ様に酒代を請求したら、次は5ヶ月の禁酒をしてもらいますからね」

 

 

カナ「Σええ!!?。Σ( ̄□ ̄;)!!?

そ、其は勘弁してよエヴァさん!!」

 

 

エヴァ「では、責めて他所では自分で払える範囲で飲みなさい!

 

お酒を飲まないでとは言わないけれど┄┄体は大事にしてちょうだい!。

┄┄嫁入り前の娘に何か有ったらと思うと心配なの┄」

 

 

カナ「┄┄┄┄はぁ=З┄そんな顔しないでよエヴァさん!。飲む前にはちゃんと丸薬を飲んでるし、定期的に健康診断も受けてるでしょ?。

相変わらず過保護なんだからぁ~( ≧∀≦)ノ ┄┄でもまぁ、他所では少し控えようかな~。

 

店によって値段が違って財布に負担を掛けちゃうし、何より 酒の肴はミラや茶々達にエヴァさんの作る方が美味しいしねぇ!///」

(〃ω〃)

 

エヴァ「┄フフ!。カナ┄┄ありがとう!」

("⌒∇⌒")

   

    スゥ

カナ「/////ちょ!?、こ、こんな所で頭なんか撫でないでよ!!?////」

 

 

エヴァ「フフフ、カナの髪は相変わらず更々で撫でやすいわ」                   

 

   ナデナデ

カナ「///////ッッ!」

 

エヴァ「(小声)大丈夫、今年こそは話せるわ。自信を持って!。

あと、コッチはあの子達の分ね!、人数分ちゃんと在るから喧嘩に成ることは無いから大丈夫だと思うけれど┄┄」

 

カナ「┄┄ありがとう、エヴァさん!。

必ず届けるよ!」

 

エヴァ「うん、お願いね。ああ!、ラクサスにフリードとビッスロウにエバーグリーン!。三人ともおはよう!」

 

 

ラクサス「┄┄おう」

 

 

フリード「おはようございます、エヴァさん!」

 

 

ビックスロー「うい~す!」

 

 

エバーグリーン「┄┄おはよう」

 

 

エヴァ「良かったわ、四人供今年はギルドに居てくれて!。此れ 四人の好みに合わせて作ったの、良かったら食べてね」

 

 

フリード「今年もありがとうございます!、エヴァさん」

 

ビックスロー「サンキュー!。婆さん」

 

 

エバーグリーン「ま、まぁ!、くれるのら貰って挙げるは!///」

 

 

ラクサス「┄┄┄ありがとさん」

 

 

エヴァ「フフ、仕事頑張ってね!。さあ!、ミラとリサーナにエルフマンにも」

 

 

ミラ「フフ!、ありがとうございますエヴァさん!」

 

 

エルフマン「男として頂かない訳にはイカン!、よって頂きます!」

 

 

リサーナ「やったぁ!。ありがとう エヴァさん!」

 

 

エヴァ「┄┄┄リサーナ。又┄貴女に此れを渡せることが出来て嬉しいわ!」

 

 

リサーナ「┄┄エヘヘ、私も 又エヴァさんの作ってくれたお菓子を食べれると思うと、嬉しいです!┄┄あの今度又、一緒にお菓子作りをして アドバイスをしてもらっても良いですか?」

 

 

エヴァ「┄┄ええ!、その時には事前に声を掛けてくれれば、絶対に時間を開けます!。

 

又、一緒に作ろうね!」

 

 

リサーナ「はい!」

 

 

エヴァ「┄┄レビー達は昨日仕事に発って居るから仕方ないですね。

 

┄┄ルーシィとウェンディーにシャルルにも。

ルーシィにはナッツを砕いてまぶしたチョコで、ウェンディのはイチゴ味のチョコにしてみたの、

 

シャルルは紅茶と合う様に紅茶の味を邪魔しないシンプルなクッキーにしてみたのだけど。

三人供食べた後に感想を聞かせてくれると助かるわ、次に活かせるから!」

 

 

ルーシィ「え、えぇと?。エヴァさん、此っていったい??」?(・ω・)?

 

エヴァ「?。ミラから聞いて居ないの?」

 

ウェンディ「エヴァさんが来れば分かると、言われただけで。具体的な事は聞いて居ないんです┄┄」

 

 

エヴァ「そうなの?。┄ではまずわ説明からね、フェアリーテイル創設から暫くしての事だけど、初代がお祭り好きの子でね┄┄何かイベントや御祝いに成ることをやらないかと提案したの。

そこで、私が提案したのがお花見や、お月見にその他にも色々と提案したの。そして今日もそんなイベントの一つでね。

私の故郷の風習で(転生前のだけど)2月14日の日に 親しい友人や御世話に為った人達、或いは意中の相手にチョコを贈って。親交を深めたり、チョコと一緒に異性に想いを伝える日なの」

 

 

ルーシィ「へぇ チョコと一緒に想いを告白ですか!

 

何だか良いですねぇ!そういゅうの!」

(*>∇<)ノ

 

 

ウェンディ「御世話に為った人達に感謝の気持ちですか!?。

フェアリーテイルにはいろんなイベントが有るんですねぇ!。」

 

 

エヴァ「そういゅう訳で、今年に入ったもう一組の新人三人のガジル君とリリーにジュビアにも渡したかったけれど、┄┄仕事じゃ仕方ないですね。

 

アルザックとビスカも、まぁ仕方ないですね。

二人にとって今日は特別な日ですし、お邪魔を擦るわけにはいきませんね」

 

           コッチ

リサーナ「フフ!。アースランドでも二人が付き合ってると思ったら、ヤッパリエヴァさんが 後押ししたんですね!」

 

 

エヴァ「ビスカから相談されたの、娘と息子の恋を応援擦るのは当然よ!」

 

 

シャーロット「因みに、ビスカ様の告白シーンも録画しています。観賞の最は御二人の許可が必要ですが、許可されたら後日 御覧に為られますか?。リサーナ様」

 

 

リサーナ「ええ!!、ほ、本当!?。

 

二人がOKしてくれるなら、観てみたいかも!」

 

 

 

?「┄た~だ~い~ま~。ふぃ~年々、行き帰りがキツイの~。ヤハリ歳には勝てん┄┄ギルダーツ、お前さんに継ぎの代を引き継いで欲しいと、思っとるんじゃがの~」

 

ギルダーツ「またその話をするんすかぁ?。

 

何度も言いますがね、柄じゃないですて。

そういゅうのはエヴァさんに任せるのが良かないですかぁ?」

 

マカロフ「┄┄お前さんだって知っとるじゃろう?。エヴァさんは50年以上もそう言った話は断っておる。

 

儂とて彼女以上に適任は居らんと思うが本人が望まんのなら仕方ないじゃろうに」

 

 

エヴァ「┄二人とも100年クエストの引き継ぎ報告、御苦労様。そしてお帰り、マー君にギル君」

 

ミラ「お帰りなさい。マスター、ギルダーツ」

 

リサーナ「マスターに、ギルダーツ お帰り!」

 

 

一同「「「「お帰りなさ~い」」」」

 

 

マカロフ「ウム、ただいま~!」(о´∀`о)ノ

 

ギルダーツ「うぃ~す」

 

 

エヴァ「ギル君、注文の義手と義足が出来たから┄┄そうねぇ 今夜にでも届けに行くから、家に居てね。

 

其と、此は二人に日頃の感謝の印しね!」

 

 

ギルダーツ「うっす、ありがとうございます。エヴァさん!」

 

マカロフ「今年もすいませんなぁ。エヴァさん」

 

エヴァ「どういたしまして!┄┄さて、ミラ 冷蔵庫に今日居ない子達の分を入れて置くから、私が居ない時には渡して欲しいのだけど┄┄お願いできる?」

 

 

ミラ「ええ、任せて下さい!」

 

 

エヴァ「分かりやすい所に入れて置くから、お願いね!┄┄┄┄」

 

 

 

 

ルーシィ「┄┄はぁ~!。分かっていたつもりだけど、

 

エヴァさんて本当に万能だよねぇ!。

ナツは勿論、エルザも敵わないぐらい強いし!。性格だって穏やかで優しいし、(怒ると怖いけど;)そのうえ美人で、料理だって出来る!。本当にスーパーウーマンだね!」

 

 

ウェンディ「はい!。其にとっても物知りで、為になることもたくさん教えてくれます!」

 

 

チャチャ「マァ、伊達ニ600年以上生キテネェカラナ。

 

ゴ主人ハ存在ソノ物ガ武ノ歴史デ、ソノ知識ノ量ハ国中ノ図書館ナンゾ足元ニモ及バンカラナ。

 

┄┄ソウイャア ウェンディ。

今日ノゴ主人ト行ク仕事ハドンナ依頼ダ?」

 

 

ウェンディ「あ、はい!。隣街のレストランの店主さんの依頼で、幻の魚・羽魚の捕獲依頼です!」

 

 

チャチャ「羽魚?┄┄アァ~。アノ クソ不味イ魚カ」

 

 

ウェンディ「え!?。は、羽魚て美味しく無いんですか??」

 

 

茶々「昔 旅の途中でマスターが昼食の最に、召し上がった事がありましたが。“余程で無い限りはもう 食べたくない”と、おっしゃっていました」

 

 

シャーロット「調理しだいでは 勿論美味しく頂けるのですが、どうしても濃いめの味付けとなってしまいます。焼いたり、煮込むにしても、身が崩れやすく、調理に手間隙が係る魚です」

 

 

チャチャ「ソノ レストランノ店主ハソノ辺ノ事ヲ、分カッテ依頼シテルト良インダガ┄┄┄」

 

 

ウェンディ「┄┄どうしよぉ~;;き、聞いてみた方が良いんでしょうか?。┄今後のお店の評判にも係わって来る事ですよね?」

 

茶々「┄┄どの様な料理にするか、最初に軽く調理し味見を為されるとは思いますから┄┄大丈夫だと思いますよ」

 

 

ウェンディ「そ、そうですよね!。うん!、料理店の店長さんなんですから、大丈夫ですよね!」

 

 

エヴァ「┄┄うん?、何が大丈夫なの?」

 

 

ウェンディ「あ!、エヴァさん!」

 

チャチャ「ゴ主人。ウェンディトノ今回ノ仕事ハ料理店

ノ依頼デ、羽魚ノ捕獲ラシイゾ」

 

               ・・   

エヴァ「ええっ!?。は、羽魚てアノ羽魚!?〣」

(|| ゜Д゜)

 

 

茶々「┄マスター、本日のお仕事は私も同行致しますか?。

 

あの魚は常に空中を飛行し、釣竿を使った通常の捕獲方法での捕獲は難しいと記憶しております」

 

チャチャ「┄┄確カニ。ウェンディダケトノ仕事ナラマダシモ、ルーシィトノ仕事モ有ルナラ┄┄時間ガ掛カルノハ避ケテェナ。

 

┄┄ダガ妹ヨ。オ前ガ ルーシィト組ンデ、仕事ヲスルノモアリダゼ」

 

 

ルーシィ「あ!、そっか!。茶々丸も戦うのも問題なく出来るんだよね!?」

 

 

チャチャ「アア、其ニアノ魚ハ飛行速度モ其ナリニ有ルシ、取ッ捕マエルノダケデモ良イ鍛練ニナルゼ。

 

今後 空中デ戦ウカハ分カラネェガ、何事モ経験シテオイテ損ハネエゾ」

 

 

シャーロット「其に、慣れない空中での作業 特に生き物の捕獲となると、地上とは賈ってが違いますので慣れない作業となります。

なのでココは時間を賭け、慎重に事を進めるのが宜しいかと┄“急いては事を仕損じる”とも言いますし」

 

 

茶々「┄┄確かに。姉さんやシャロの意見は、正しいですね。┄ルーシィ様、マスターの代わりに私が御供しても宜しいでしょうか?。

 

其れとシャロ、文と賠償金の手続きは任せても良いですか?」

 

 

ルーシィ「うん!、勿論よ!。

 

茶々丸が付いて来てくれるなら助かるよ!」

 

 

シャーロット「はい、お任せください。姉さん」

 

 

チャチャ「ヨシ、オイ!。エルザニ グレイト ナツニ ネコ擬キ!。オ前ラ4人ハ 二人ノ仕事ニ着イテイクナ。今日ハ ゴ主人ノ人形蔵ノ整理ヲシテロ。前回ト今回ノ依頼者ニ、迷惑掛ケタ罰ダ!」

 

 

グレイ・エルザ・ハッピー「「「うぐ;、わぁーったよ!。/は、はい;、分かりました。/あ、アイィ;」」」

 

ナツ「おい チャチャ!、ルーシィは俺達のチームだぞ!。ルーシィが行くなら俺もいっ/ズドン!

 

 

不満を口に仕様としたナツの足元に大きな出刃包丁が音を発てて突き刺さる。足元を見て、次に飛んできた方向を視るナツ。

 

 

チャチャ「┄┄何カ┄言ッタカ?、小僧┄┄!」 

(O゚皿゚O)ギロリ!

 

 

ナツ「∑イッ、イイエッ!ナンデモアリマセン!;;」

(((;゚;ω;゚;)))

 

 

┄┄うん。今回はナツ(最大の問題児)が付いて来ないのは、有難いけれど┄┄┄チャチャゼロ;;、

チョー怖いんですけど!!〣。(゚Д゚〣)

 

そんなナツとチャチャゼロのやり取りをスルーしているエヴァさん達┄┄〣。

 

うん。やっぱり色んな意味でスゴい人;;。(゜_゜;)

 

 

エヴァ「う~ん。確かにチャチャ達の言うとおりエドラスでのことも有るし、空中での鍛練もしておいて損はないですね。

茶々丸がルーシィに付いて繰れるのなら、余程の事が無い限り大丈夫ね┄┄。

 

うん。茶々丸!、ルーシィの事はお願いね。ルーシィ、申し訳無いけど茶々丸と仕事に行ってくれる?。

 

あ!、でもウェンディとの仕事が早めに終われば。茶々丸の魔力をトレースして転移魔法で駆けつけれるけれど┄┄どうかな?」

 

 

ルーシィ「あ、いえ!。茶々丸が付いてきてくれるのなら大丈夫だと思います!。

 

茶々丸なら、建物や何かを壊す心配も無いし!(小声)」(((o(*゚∀゚*)o)))

 

 

エヴァ「そう?。┄でも何か有れば連絡してくれて良いからね。┄┄さて!、マー君。私は此からウェンディと仕事に行って来るけど、

ナツ君達がまたヤラカシた件は何時もの要に此方で対応します。

 

評議委員のボウヤ達が何か言ってきたら、私の名前を出してくれて良いからね」

 

 

マカロフ「┄┄毎度すいません;。エヴァさん;;」

(o´・ω・`o)

 

 

エヴァ「気にしないで、子供の面倒を観るのは親の特権なのだから!。

 

あ!?。カグラ!、ブリジット時間は大丈夫?」

 

 

カグラ「我々もそろそろ出立します。」

 

 

ブリジット「依頼主の指定した集合時間までは未だありますが、先に着いてても問題無いですしね」

 

 

エヴァ「最近は治安も安定してきているけれど。油断せず、気お付けてね」

 

 

チャチャ「オ前ラ二人ナラ 余程ノ事ガ無イ限リ大丈夫ダト思ウガ。

 

ゴ主人ノ言ウトウリ、油断大敵ダゾ!」

 

 

茶々丸「カグラさん、ブリジットさん。お気を付けて行ってらっしゃいませ」

 

 

シャーロット「御二人の帰宅時には美味しいお食事を 御作りしますので、楽しみにしていて下さい!」

 

 

ブリジット「ふふ、其れは楽しみね!」

 

 

カグラ「クリス殿達にも言ったが、此方も土産を持ち帰るので。楽しみにしていてくれ」

 

 

シャーロット「はい、御二人の御帰宅を楽しみにしております」

 

       マスター

カグラ「では、師匠行ってまいります」

 

             マスター

ブリジット「行ってきます。師匠!」

 

 

エヴァ「ええ!。行ってらっしゃい!」

 

 

 

ルーシィ「(いいなぁ、ああゆうやり取り。)」

 

 

 

私がエヴァさんやカグラ達のやり取りを見て 和んでいると。入れ替わるように、チャチャ達の妹二人が入って来た。

 

 

 

クリス・エリス「「皆様、おはようございます。本日も一日 宜しくお願い致します」」ペコリ

 

 

一同「「「「おはようさん!/うい~す!/おはよう~/ああ、おはよう」」」」

 

 

ミラ「クリスに、エリス!。おはよう!」

 

 

リサーナ「二人ともおはよう!」

 

 

エヴァ「二人ともお疲れ様。休憩したら、何時もの様にミラ達のサポートをお願いね!」

 

 

クリス・エリス「「はい、お任せください」」

 

 

ミラ「二人とも、今日も宜しくね!。

           ウチ

あ!、そうだ! 今度ギルドで出そうと思ってるお酒が幾つか有って、二人とも良かったら感想を聞かせて欲しいのだけど。一緒に試飲して貰って良い?」

 

 

クリス「我々で宜しければ、喜んで」

 

 

 

 

エヴァ「さて、ウェンディ。依頼人を待たせるのも余り良くないから、私達もそろそろ出発しましょうか。

 

準備の方は出来てる?」

 

 

ウェンディ「はい!、大丈夫です!。

何時でも出発できます!」

 

シャルル「┄今から駅に行けば、調度良い位にアルメイダ行きに乗れるわね。」

 

 

エヴァ「ええ。早速行きましょう!。

    ・・・・

マー君、例の話しは帰って来たらしましょうね」

 

 

マカロフ「ええ、待っとります」

 

                ・・・・・ 

ギルダーツ「┄┄┄ああ。そろそろアレの時期ですか!。┄┄今年は誰が成れるかねぇ~」

 

 

ルーシー「(┄┄アレ?。)」

 

 

 

エヴァ「じゃあ!。マー君、行ってきますね!」

 

 

マカロフ「ええ。おきおつけて」

 

 

 

チャチャ「オイゴ主人。俺ハ移動ガ面倒ダカラマントノ中ニ入ルゾ。何カ有ッタラ呼ベヨ」

 

エヴァ「ええ、ユックリしててね」

 

 

 

 

 

◢◣◤◥

 

 

 

 

 

 ウェンディsaid

 

 

 

雲ひとつ無い快晴の空、マグノリアは今日も行き交う人達で賑わっています!。

 

私は今、相方のシャルルとフェアリーテイルいち┄┄いえ、イシュガル最強と唱われている魔導士のエヴァンジェリンさんこと エヴァさんと一緒に依頼人に会うべく、隣街のアルメイダへ行くために マグノリア駅に向かっています。

 

エヴァさんはフェアリーテイルのお母さん的な人で!

ギルドの皆さんの相談事や心のケアーだけでなく、フェアリーテイルの歴代マスターの相談役であり、其の補佐も受け持ってこられた方でも有ります。

 

また。永い時を生きてこられた為に評議委員の方々や、フィオーレの王様達も知らない事を御存じなので、

時々 評議院本部のERAや、王国からの使者も見えては様々な相談をされるスゴい人でもあります!。

 

 

┄┄そう考えれば考える程不思議です。

エヴァさんの凄さは六魔の討伐から見ていていますし、エドラスでの立ち回りからしても 私でも充分に分かります。そのうえ博識で、あらゆる分野での知識も もっていますし、ときどき別のギルドのマスターさんも相談にみえる程です。

 

 

そんな人が評議委員でもなく、王国直属の魔導士でもなく。一介のギルドに所属しているなんて┄┄。

 

実際にERAの方々は、ERAに所属して貰えるなら。

聖十の称号の授与だけでなく、上級議員の資格の話しや、王国からも価なりの好条件での引き抜きのお話しが何度となく来ているそうです┄が、エヴァさんはそれらの話を全て丁重に断っているそうです!?。

 

価なりの好条件も出されていたのにエヴァさんは断り続けている様なので。1度ルーシィさんが何で断るのかを聞いていたんですが、その時のエヴァさんの答えが

 

    

“私は娘達が創ったこのギルドを護っていきたいの、このギルドの新たな子供達と共にね。”

 

 

と、ルーシィさんに話していたのを偶然聴いたことが有ったのですが┄┄娘達って、エヴァさんにはお子さんがいらっしゃったのでしょうか?。

 

そんなふうに、私がエヴァさんの事について考えながら歩いていると。

 

 

エヴァ「┄┄┄どうしたの?、ウェンディ。何か考えているようだけど、何か気になる事でも有るの?」

 

 

シャルル「┄歩きながら考え事すると、また転ぶわよ」

 

 

ウェンディ「あっ!、す、すみません;;!。今日も街が賑やかだなぁとおもっ!、∑あわ!?」

 

 

シャルル「∑ちょっ!?、ウェンディ!」

 

 

    ウエンテ!

エヴァ「風よ!。」

 

 

フワ

 

ウェンディ「∑ッ!。あっ!?」

 

トン

 

エヴァ「ウェンディ 大丈夫?」

 

シャルル「εホッ、ウェンディ大丈夫なの?」

ウェンディ「∑すっ!、すいません! エヴァさん;;!。

 

シャルルもごめんねぇ;;」

 

 

エヴァ「気にしないで、家族を助けるのは当たり前の事なのだから」

 

 

シャルル「けれど、本当に気をつけなきゃ駄目よ!。

 

只でさえよく転ぶのに、ボーットしてたら余計に危ないわよ」

ウェンディ「う、うん。本当にごめんね;;」

 

 

エヴァ「貴女は未々幼いのだから、今は失敗など恐れず。その失敗した事から学びなさい。

 

この世に失敗や、過ち等をしない人間なんて居ないのだからね」

 

 

ウェンディ「┄┄エヴァさんも失敗した事って有るんでか?」

シャルル「┄┄┄┄┄」

 

 

エヴァ「勿論!。私だって子供の頃は沢山の失敗をしたのよ。

┄┄いいえ、吸血鬼にさせられてからも 失敗や後悔の日々を過ごしていたわね┄┄600年の年月を生きてきても直 失敗や後悔する事は付き物よ。 

┄┄其ばかりは 如何なる力に、叡知を修めても 無くなることの無い 人としての永遠の課題ね」

 

 

ウェンディ「┄┄永遠の課題」

シャルル「┄確かに、どんな人にも付きもので、共通の悩み処ね」

 

 

エヴァ「∑とっ!、いけないわね。

 

歳を取るとつい、なが話をしちゃうわね。

さぁ 列車に乗り遅れたら、依頼人の方に悪いわ。行きましょ!」

 

 

ウェンディ「∑あっ! は、はい!」

シャルル「列車の到着時刻迄はまだ有るけど。確かに、のんびりもしていられないわね!」

 

 

 

 

┄┄無事に列車の到着時刻に間に合い、空いている座席に座り、エヴァさんが羽魚についての話をします。

(茶々丸さんのお話だと 池や川などでの釣竿を使った、私も知っている釣りでは捕まえるのは出来ないそうなので)

 

エヴァさんのお話だと。

羽魚は岩礁地帯に群れで生息していてる事がおおく、文字道理 魚に羽がはえていて、その羽で常に飛び続けるので 捕獲が困難な魚らしいです。

 

加えて身を守る為に身に付いた知恵なのか、魔物の生息している地域を生息場所にすることも有るそうです。

モンスターに食べられたりしないのかな? と、チョット疑問に思いましたが。魔物も嫌がる程 不味いらしいです;;

(天敵は僅か2種類の鳥だけだそうです)

 

“モンスターも嫌がって食べないなんて〣、どれだけ不味いのよ;;”

 

と、シャルルもチョット惹いています!?。

┄┄お店の人┄ほ;、本当に大丈夫かな;;??

(゜ω゜;) 

 

私とシャルルの心配とほんの僅かな不安を余所に列車は何の問題も無くアルメイダに到着しました。

 

┄┄街を少し散策し、序でにお店や店主さんの評判などを聴いていきます。

 

街の人のお店の評価は上場で、店主のサテラさんの人柄も好印象です。

 

お店は夫婦とそのお子さん二人の計四人で切り盛りされていて、お店の料理も評判の様です!。

(この評判なら羽魚も美味しく作れそうですね!)

 

 

依頼者についての情報も集まり、依頼状に書かれた住所に行くと。

 

其所は木造建ての建物に入口脇には私よりも幼い子が書いたのか、拙い字で“いらっしゃいませ”と書かれています。

 

┄何だか温かさを感じる文字です!。花壇にはお店に来る人達を歓迎してるかの様に 色とりどりの花が咲いています!。

 

とっ!、見とれてる場合では有りませんね!。

お仕事に来たんですから!。

私は“準備中”の札が 掛けられているドアをノックします。

 

コン コン

ウェンディ「すいませーん!、魔導士ギルド フェアリーテイルの者です!。

ご依頼の件で伺いました!。

何方かいらっしゃいませんか!?」

 

 

私が声をかけると、店内から パタ パタ と足音が近づいてきます。

 

 

?「すいません、仕込みの最中だったので┄┄。

 

あら?、まぁ!、まぁ!? 可愛い魔導士さんねぇ!」

 

 

ウェンディ「///あ、あの フェアリーテイルのウェンディといいます! 隣の方はエヴァさんで、こっちは相方のシャルルです!。羽魚の捕獲依頼で参りました!」

 

 

エヴァ「同ギルド所属の エヴァンジェリンと申します。 宜しくお願い致します」

 

 

サテラ「此方こそ、宜しくお願いしますね!。

 

申し遅れました、私は当店の主人でサテラと申します。さっ!さっ!、立ち話も難ですからどうぞ此方へ!」

 

 

店内の入り、辺りを見回わすと┄┄イスはテーブルの上に上げられていますが。

窓も床も掃除が行き届いていて、隅にも観葉植物や花が飾られていてとても綺麗です!。

 

カウンター席からはキッチンが見え、其所には食材を切っている音が聞こえます。

 

 

サテラ「┄貴方、魔導士の方々が見えましたよ!」

 

 

旦那さん「うん?。ああっ!?、これは ようこそ!。

 

え~と、此方のテーブル席の方へどうぞ!。」

 

 

ウェン・シャル・エヴァ「「「ありがとうございます!/失礼します(ね)」」」

 

 

私達は改めて自己紹介をして、早速 依頼内容の確認をします!。

 

依頼は幻の珍味・羽魚の捕獲依頼で間違いなく。

最初は街の仕入れ業者さん達に依頼した相なのですが、

 

羽魚の生息域には 狂暴な魔物も居るらしく、業者さんだけでは危険なので ギルドに依頼した相です!。

 

 

ウェンディ「┄任せてください!。必ず捕まえて来ます!」

 

 

サテラ「ええ、宜しく御願いしますね!┄┄でも、言ったように魔物も生息している地域なので危なく為ったら、捕まえるのは辞めて逃げてちょうだいね

 

┄貴女は私達の子供とそう変わらない位の子だから┄┄無茶はして欲しく無いわ┄┄」

 

 

エヴァ「┄┄ウェンディを気遣って頂きありがとう御座います┄┄ですがご心配なく。

 

この子と相方のシャルルも非常に優秀ですし。

いざといゅう時は、私がフォローしますので」

 

 

旦那さん「┈そういゅう事でしたら、宜しく御願いします!┄┄ですが、言ったように危険な場所ですので 気お付けてくださいね┄!」

 

 

ウェンディ「はい!、ありがとう御座います!。

 

┄┄では、早速行ってきますね!」

 

 

 

┄サテラさん達に羽魚の生息地を聴き、早速捕まえに行きます!。

 

┄┄ですが┄ヤッパリ危険な場所に居るようなので、少し怖い気持ちも有りますが。

 

シャルルとエヴァさんが一緒ですし、私だってエヴァさんの“特別授業”を受けて前よりも強く為ってきてます!!┄┄うん、大丈夫です!┄“特別授業”に比べたら┄┄魔物なんて怖く有りません!。

 

エエ┄アリマセンヨ┄アリマセントモ┄フフッ┄┄。

ρ(тωт`) イジイジ

 

 

 

 

 

 

 

◢◣◤◥

 

 

 

 

 

┄┄町外れの山林を進むこと2時間半。

岩床地帯に入り、更に進み続ける事1時間。

 

時折襲ってくる魔物もいましたが、私とエヴァさんで即撃退!。

 

漸く目的の場所に到着すると 其所には空中を縦横無尽に飛び交う エラの辺りに羽が有り、唇が少し腫れている様な魚達が無数に飛んでいました!。

 

┄┄うん;┄見つかったのは良かったのですが┄┄;;。

(;・ω・)

 

 

シャルル「┄┄アレが┄羽魚、なの?。┄┄┄本当にアレって食べれるの??」?(´゚ω゚`)?

 

 

エヴァ「┄┄┄30年位前には┄有る地域では最高の御馳走だったらしいけれど┄┄少なくとも私は余り食べたいとは思わないわね┄┄」

 

 

シャルル「┄┄確かに┄┄見るからに┄その、食欲が出なさそう見ためよね┄┄;;」(; ̄Д ̄)

 

ウェンディ「う、うん〣┄┄」(;・ω・)

 

 

エヴァ「┄┄さあ、観ているだけでは 仕事は終わらないわ。┄┄手早く捕まえて、届けましょう!」

 

 

ウェンディ「は、はい!、確かに此処で観ているだけじゃ仕方無いですよね!」

 

シャルル「┄┄茶々丸の話だと釣竿で、釣って捕まえる

 

のは難しいて話よね┄どんな方法で捕まえるの?」

 

 

エヴァ「┄うん、通常の方法だと確かに難しいのは確かね、何しろ見ての通り私達からも、そして魚達からも互いの姿が見え見えなのだから。

 

┄だから此処も彼等と同じ立ち位置で捕獲するの!

幸い私達も飛べるしね。

┄┄捕獲方法は至ってシンプルよ 私とチャチャで追い立てるから、ウェンディはシャルルと飛んで┄┄この網で捕まえてね。

 

┄┄追い込む地点は┄少し偵察してから決めましょうか」

 

 

シャルル「なら、暫くはこの辺りを飛び回るのね?」

 

 

エヴァ「ええ。地乃利は魚達に有るし、此方の人数も限られているから。 

 

ある程度は逃げ道と思われる空域に予測を経てて簡易的な罠も張って置くのも良いかもしれないわね!」

 

 

ウェンディ「罠┄ですか?」

 

 

エヴァ「罠といっても、攻撃的な物では無く。

 

音などで驚かせて、進路を私達の有利な場所に追い立てる様な物よ」

 

 

シャルル「┄┄成る程┄私とウェンディは追い込んだ先で待機して 其所に飛んでくる あの魚達を捕まえれば良いのね?」

 

 

エヴァ「ええ、そのとおり!。ただ見てのとおり数が多いわ、追い回せば幾つかに分散していくだろうけれど。其でも多いと思うし、孟スピードで来るだろうから 気お付けてね┄!」

 

 

ウェン・シャル「「はい!/ええ」」

 

 

エヴァ「┄じゃあ、この地帯を見て回り 追い込み地点と、罠を設置したら。大捕物と行きましょう!。

 

チャチャ 貴方もトラップの設置を手伝ってね!」

 

 

スウゥッ

チャチャ「┄ヤレヤレ、面倒ダガ シカタネエナァ。

 

手伝ッテヤルカラ今夜ハ良イ酒ヲ飲マセテクレヨ」

 

エヴァ「ええ、良いわよ!。お酒で良ければ幾らでも飽けて良いよ!┄┄さて、じゃあ お仕事と行きましょう!」

 

 

 

 

┄私達は 付近の偵察を行い、羽魚達を捕まえるのに適した場所がないかを探し始めます!。

無闇に追い掛けては逃げられたり、狭い岩場に隠れられたりする畏れが有るからだそうです!。

 

 

┄┄程無く 追い込むのに適した場所が見付かり、その地点に誘導擦るためにエヴァさんとチャチャゼロさん達と一緒に、お札を受け取り。其々で最適と思う地点に貼ります。

 

このお札は範囲に入ると音が出る、特殊な術が施されたお札だそうで、(本来は陽動の為に造った物だそうです)今回の様な生き物の捕獲依頼等でとても有用な物です!。

 

 

 

┄┄トラップの貼り付けも終わり、私はエヴァさんから受け取った大きめの網を(虫取網の様な物です)持ち 追い込み先に決めた場所でシャルルと一緒に羽魚達を待ち構えます!。

 

 

┄暫く擦ると所々から大きな音が聴こえてきました!。

┄┄風の流れも徐々に慌ただしく動き回る生き物の臭いを運んで来ます┄┄!

 

シャルルも魚達の動きを聞き取っているのか耳をピクピク動かしてます!。

 

 

シャルル「┄┄ウェンディ┄ソロソロみたいよ!」

ウェンディ「┄うん!。音も大分近いし、羽音も近づいてきてる!」

 

 

シャルルと話してる間にも 無数の羽音が近づいて来ます!。

   

『ウェンディ!。そろそろ羽魚達がそっちに行くからお願いね』

 

『俺トゴ主人モ直グニ行クカラ、一緒二血祭リ二シテヤロウゼ!。ケケケ!』 Ψ(`∀´)Ψケケケ 

 

ウェンディ「ち、ち、血祭りですか!?〣」

((((;゜Д゜)))

シャルル「┈┈相変わらず 物騒な事を言う人形ね〣」

(´д`|||)

 

┈┈エヴァさんからの念話が終わった直後 無数の羽魚達が追い込みポイントの行き止まりの渓谷に入り、逃げ場が無いことに気づいて右往左往しています┈!。

 

シャルル「┈成功ね。さぁ!、捕まえるわよ ウェンディ!」

ウェンディ「うん!」

 

パニックに陥って居る お魚さん達には申し訳ないですが、これもお仕事です!。

 

シャルルに抱えて貰いながら飛び立ち、魚達に向けて網を振るいます!。

右に、左にと振るい、網と一緒に頂いた魚籠に 捕まえた羽魚を入れていきます。(この魚籠にはエヴァさんの魔法で、見た目以上に収納できる要です)

 

暫く擦ると エヴァさんとチャチャゼロさんも合流し4人での大捕物が始まりました!。

┈┈┈逃げ込んで来た羽魚達をある程度捕まえた処でお互いに捕まえた数を確認し、話し合った処。

 

“これだけ捕まえれば充分でしょう”

 

と、エヴァさんが判断し 作業を終わらせ、お店に戻ります。

┈お店に戻る前にエヴァさんは 茶々丸さんに念話で連絡しルーシィさんとの仕事の状況を聞いています。

 

エヴァ「┈┈そう。じゃあ応援には行かなくても、大丈夫なのね?┈┈そう┈┈えぇ、分かったは 気お付けて帰って来てね!、じゃあ」

 

シャルル「┈┈茶々丸へ連絡していた様だけど。向こうは大丈夫そうなの?」

 

エヴァ「ええ。思っていたよりも上手く要っているらしいか、大丈夫だそうよ。┈さて ウェンディ、シャルルも飛び回って疲れて居るだろうから、アルメイダまでは 転移魔法で戻ろうと思うけど、良いかしら?」

 

ウェンディ「はい!。ありがとうございます、エヴァさん!」

シャルル「┈悪いわね///」

 

 

エヴァさんは私を抱えて飛んでくれていたシャルルのことを気遣って、転移魔法での移動を提案してくださいました。

 

 

エヴァ「┈では二人とも私の傍に┈┈さていくわよ」

ウェンディ・シャルル「「ハイ/ええ」」

 

 

エヴァさんの傍に寄ると。エヴァさんの足下に魔方陣が展開され、同時に影が広がると私達の体が徐々に沈んでいきます。

 

何度か体験し 大丈夫と分かっていますが。未だにチョット怖いので 顔の辺りまでくるとつい目を閉じてしまいます!(>o<")

 

 

┈┈浮き上がる感覚を感じ、閉じていた目を開けると 其処はサテラさん達のお店の道沿いに、立ち並んでいた木の傍でした。

 

┈お店に入りサテラさん達に捕まえて来た羽魚をお見せ擦ると 旦那さんと一緒に大変喜ばれました!。

 

渡す前にエヴァさんが羽魚が調理の難しい食材であることを話していますが、サテラさん達も御存知だったらしく。

“調理の難しい食材程、料理のしがいがあります!。”と、お話ししていました。(遠回しに味も美味しくないとも伝えていましたが、味についても御存知のようでした)

 

お店で出しても良いものが完成したら。是非、食べに来て欲しいとの事で また3人で来ることを約束し報酬を受け取った後に、お店を失礼しました。

 

帰りは世間話や今までに合った事などを話したり、今回のお仕事の話し等もしながら帰りました。

 

 

 

 

◢◣◤◥

 

 

 

 

┈┈マグノリアへ帰りつく頃には日も沈み、マグノリアの町のアチコチからいい匂いがしてきます!。

 

時間的にも晩御飯の時刻ですし、ギルドに戻ったらエヴァさんが食事を作ってくださるそうで なにがいいかを聞かれました。(昼食に戴いた御弁当も凄く美味しかったですし!、楽しみです!)

 

ギルドへ帰り着きマスターに、クエスト完了の報告をすると 早速エヴァさんが厨房に入って行きます(因みに、リクエストしたのはオムライスです! ♥)

 

待ってる間だ、(相変わらず ケンカをしている人達が居ますが ;;)カウンター席でミラさんと談笑していた リサーナさんが私達に気づき手招きしています、お二人に挨拶をしてリサーナさんの隣の席に座ります。

 

 

リサーナ「お帰り、ウェンディにシャルル!。

クエストはどうだった?」

 

ウェンディ「はい、問題無く上手くいきました!。

 

依頼者の方々もとても喜んでました!」

 

 

ミラ「フフッ、それは何よりね。2人とも何か飲む?」

 

シャルル「私は紅茶をお願い」

ウェンディ「私もシャルルと同じで、お願いします」

 

ミラ「ええ、紅茶ね。少し待っててね」

 

 

┈┈リサーナさん達と 紅茶を飲みながら 今日の仕事の話や、これ迄のフェアリーテイルの皆さんの話し等で盛り上がります。

 

暫く擦るとエヴァさんがオムライスとホットケーキを持って来て下さり、その美味しさにシャルルと一緒に舌鼓し!。

 

この日はリサーナさんと一緒に寮に帰りました。

┈何だか大浴場でエルザさんがとても疲れている様子でしたが┈┈何か合ったんでしょうか?。

(倉庫整理を頼まれていたようですが┈┈)

 

今日の事を日記に纏め、寝る準備を整え シャルルと一緒にベッドに入ります。

  ケット⋅シェルター

┈┈化猫の宿の皆┈私もシャルルも今┈凄く楽しいよ。

 

 

 

 

ウェンディsaid end

 

 

 

 

 

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 魔導師ギルド・フェアリーテイル内

 

 

 

マカロフ「┈┈では試験を受けるメンバーはこの9人が最有力とするが、お主達は┈どうじゃな?」

 

 

エルザ「┈私は異論有りません。このメンバー為らば どの人物が上がったとしてもやっていけるでしょう」

 

 

ミラ「┈┈ちょっと心配ですけれど、あの子も目を見張るほどの成長をしていますし 大丈夫だと思います」

 

 

ラクサス「┈┈暫くはS級の誰かが付き添う分けだから そう心配はねえだろぉ」

 

 

ギルダーツ「不安なのわ分かるが、心配のし過ぎもソイツの為にも良くねぞ。┈┈まあ、奴が上がったら俺が暫く面倒を見てもいいぜ」

 

 

ミラ「┈┈ありがとう。ギルダーツ」

 

 

マカロフ「┈┈エヴァさんは どうですかな?」

 

 

エヴァ「┈私も異論は無いわ。後は追い込み期間中に誰か選ばれるかだけど┈┈試験場所はもう決めてるの?」

 

 

マカロフ「ええ。今年の試験は我がギルドの聖地で行います!」

 

 

エヴァ「ッ!、天狼島で!?」

 

 

マカロフ「┈はい」

 

 

エヴァ「┈┈そう┈┈┈ちょっと早いけど。あの子達が好きだった花も持っていきましょう┈きっと喜んでくれるわね。

 

じゃあ、エルザ達の配置場所も決めてしまいましょ!。此方でやれる事は手早く決めておかないと!」

 

 

マカロフ「┈そうですな。でわ配置と、上がれる人数と┈┈」

 

 

 

┈┈その日の深夜、彼等は次の段階へと進むに値する人物達の選定を話し合っていた。

 

だがそれは┈フェアリーテイルが創設される依りも以前から始まっていた 多くの悲しみに、苦しみを背負ってきた青年との 邂逅の始まりである事を┈未だ、誰も知らなかった。

 

 

 

 

 

◢◣◤◥

 

 

 

 

 

 

イシュガル寄り遠く離れた空に 1隻の飛空艇が飛んでいた。

 

 

 

 

飛空艇内

 

 

 

 

?「┈┈そうか┈ついに見つけたか。

 

直ちに帰投しろ。我等が動く時は間近に来ている」

 

 

?「マスターハデス、ついに見つけました!。眠っているようですが、件の御方に間違いありません!」

 

 

?「┈┈そうか┈フッ、全ての事は淀み無く進んでおる。 これはもはや天恵に近い、我等が魔導の深淵に至る日は目前!。目標は妖精の島だ各々戦の準備を整えよ!」

 

                     

?「┈ですがマスターハデス、2つ程問題が。

 

   フェアリーテイル

1つは妖精の尻尾です。件のギルドは今やフィオーレ最強の座に着くギルド。

・・

潜伏している奴からの情報に因ると我等が到着する頃にはその地に主力メンバーが集うとの事┈そして2つめ、最大の問題はあのギルド最強の存在

    マガ⋅ノスフェラトウ 

である不死の魔法使いである、エヴァンジェリン」

 

 

?「な~になによ!! そんなのたいした事ねぇ―――ってよ!!。

 

そんな奴はよォ。全部オレっちが灰にしてやっからよォ! ウハハハハ!!」

 

 

?「敵兵と件の女を侮るべからず。とは言え私はこの日の為に生まれたのだ」

 

 

?「じ┈じじじじじ┈┈じじじじじ┈┈ウ―ウェ┈」

                デザイア

?「解き放て┈┈┈┈┈オレたちの欲望。これは我がギ

                       カケラ

ルドの総力戦となるだろぅ。震えよオレたちの心」

?「じじじぶぶぶそそそそななななききききき」

?「早口すぎだよっ!」

 

 

?「解読“自分もそんな気がします”」

 

?「ウ┈┈ウーウェ」

 

 

?「┈各々やる気があるのは結構だけれど┈┈あの女を侮っては命とりよ。

 

あの女は想像を絶する化け物なのだから」

 

 

?「┈┈確かに、彼奴の力は絶大。彼奴は我等の目指す深淵に最も近き存在┈┈だが手ならばある。その為にこの地へと来たのだからな。

今しがた連絡が合った、目的の物を見つけたと。兵共が戻りしだい妖精の島に向かう!」

 

 

?「ならば問題なしですね。┈メルディ戦える?」

?「┈┈戦い┈┈┈うん」

 

 

?「奴等はまだ本当の闇を知らん。

 

深淵に潜む絶対なる闇を。

 

カノ日には妖精との食い会いとなろぅ。喰って誇るか、

              フェアリーテイル

喰われて散るか┈┈決戦だ、妖精の尻尾よ。

各部隊 戦の用意を始めよ!。」

 

 

兵達『ハ!』

 

 

 

?「┈待っておれエヴァンジェリン。貴様が望む終わりでは無いが、精神的な終わりをくれてやろう。

      ・・

他でもない┈同志であったこの儂自らがな!。

冷たき闇の中で聞き続けるがよい、貴様が踏み込まなんだ深淵の先にある世界を!」

 

 

 

 

 

妖精達の預かり知らぬ処┈┈悪魔の心臓が準備を整え

 

動き出した!。

 

 

 

 

 

 

◢◣◤◥

 

 

 

 

 

 

 

カナ「私┈┈┈ギルドを辞めようと思うんだ」

 

ルーシィ「┈え!?」

 

 

 

 

 

 

 

◢◣◤◥

 

 

 

 

 

 

マカロフ「これよりS級魔導士昇格試験、出場者を発表する!!」

 

 

 

ギルド全員『ウオオオオオオ!!』

 

 

 

ルーシィ「S級魔導士昇格試験!!?」

 

 

ナツ「燃えてきたぞぉ―――――!!!!」

 

 

 

 

 

 

◢◣◤◥

 

 

 

 

 

 

?「ボクは┈┈まだ世界に拒まれ続ける。

 

┈┈早くボクを殺してくれ┈┈エヴァンジェリン!」

 

 

 

 

 

?「っ!┈┈奴が┈┈この島にいるのか?」

 

 

 

 

?「その男、古の地に降り立ち黒き魔術を極め┈┈。

 

数万の悪魔を生み出し世界を混沌へと陥れた。

 

魔法界の歴史において、エヴァンジェリンと並び最強最悪の魔導士の男 黒魔導士 ゼレフ!」

 

 

 

 

 

 

◢◣◤◥

 

 

 

 

 

 

 

ガジル「小せぇと探すのが大変なんだよ┈┈だからオレから離れるんじゃねえ」

 

レビィ「┈┈うん」

 

ガジル「で┈┈何だコイツらは?」

           グリモアハート

レビィ「┈┈っ!?、悪魔の心臓!。

 

闇ギルド最強のギルドが 何でこの島に!?」

 

 

 

 

 

 

 

◢◣◤◥

 

 

 

 

 

ガジル「オレは┈負けられねえ!!!!」

 

 

 

 

 

 

ガジル「バリ ボリ バキバキ」

 

 

 

 

マカロフ「よおー。旨いのかね、鉄ってのは?」

 

エヴァ「こんにちは、ガジル君」

 

 

 

ガジル「っ!?マスターマカロフに、エヴァンジェリン!」

 

 

マカロフ「先日シュビアがウチのギルドに入ってのう。

よっ」

 

 

ガジル「何だと!?」

 

 

エヴァ「ここ最近、彼女を新設中のギルドの周りで良く見かけていたの、敵意は無かったから放置していたのだけれど。ついこの前 ウチの子達と一緒で、執ってもお世話に為ってね。

 

彼女も強く既望したので私の口利きで入ったの!」

 

 

マカロフ「いや、お前さんの事もずいぶん心配しておったぞ」

 

 

ガジル「何考えてんだ、あの雨女!!?」

 

 

エヴァ「まあ、そうガならずに。私達と少しお話しませんか」

 

 

ガジル「┈┈┈」

 

 

 

◢◣◤◥

 

 

 

 

 

 

?「もう、終わり┈だ。直に本隊が上陸する。拙者が足下にも及ばぬ魔導士たちが!。やって来るぞ┈┈煉獄の七眷族が!」

 

 

 

ジュビア「七眷族┈!?」

 

エルザ「試験は一時中止だ!┈┈┈総員戦闘配備!!!!。コンディションレッド!!!! 迎撃態勢に入れ!!!!」

 

 

 

 

マカロフ「敵┈じゃと?、なぜこの島に┈!?」

 

 

 

 

エヴァ「┈┈ユックリ御参りも出来ないのね┈┈待ってて。無作法な来訪者は直ぐに追い返してくるから┈┈また、後でね。ゼーラ、メイビス」

 

 

 

 

 

 

 

◢◣◤◥

 

 

 

 

 

 

マカロフ「っ!?┈ま、まさか、そんな!!?

 

あ、貴方は!!」

 

 

 

 

?「┈久しいな小僧」

 

 

 

 

 

エヴァ「┈っ!?。マー君の魔力が!!?

 

┈┈弱まっている!。いったい何があったの!?」

 

 

 

 

 

 

 

◢◣◤◥

 

 

 

 

 

 

 

?「┈┈やれやれ、苦労して育てて着た七眷族も

 

オマエの前では執るに足らぬ存在か」

 

 

 

 

エヴァ「これ以上は┈戦うだけ無駄です、兵と共にかえ┈な! 貴方は!?。まさか┈そんな!!」

 

 

 

?「┈久しいな、元同志エヴァンジェリン」

 

 

 

 

エヴァ「プ、プレヒト┈なの!!?」

 

 

 

 

 

 

◢◣◤◥

 

 

 

 

?「妖精の尻尾・悪魔の心臓・黒魔導士ゼレフ、島では三つ巴の戦いが始まった」

 

 

 

?「議長グラン・ドマは厳格ゆえに悪しき者への断罪を躊躇されぬお方〝封印されし光の一撃〞が再び落とされるとういぬか┈┈!!」

 

 

 

?「っ!?、エーテリオンだと!!?

 

 

ま┈まて!!確かに評議院は妖精の尻尾を目の仇にしてるが ゼレフやグリモアと同列にすべきじゃねえ!」

 

 

?「┈それを決めるのは私たちではない」

 

 

?「っ!?」

 

 

 

 

 

◢◣◤◥

 

 

 

 

 

?「┈┈まさか七眷族にブルーノートまでもがやぶれるとは┈┈ここは素直にマカロフにエヴァンジェリンの兵を誉めておこうか。

 

 

やれやれこの私が兵隊の相手をする事に為ろうとは、

悪魔と妖精の戯れもこれにて終劇。

               フェアリーテイル

┈どれ少し遊んでやろうか三代目妖精の尻尾」

 

 

 

 

 

◢◣◤◥

 

 

 

 

?「たいした若造どもだ。

 

マカロフにエヴァめ┈┈まったくおそろしいガキ共を育てたものだ」

 

 

 

ウェンディ「そんな┈!!?」

 

ブリジット「あ、アレだけの攻撃を受けたのにまだ、立てるとゆうの!!?」

 

 

 

?「私をここまで 追い込めるのは エヴァだけだと思っていたが┈┈このまま片ずけるのは容易い事だか、楽しませてもらった礼をせねばな」

 

 

 

カグラ「な、何だ!!?この異常な寒気は!!!」

 

 

ウェンディ「┈┈┈┈」

ガクガク

 

 

グレイ「ウソだろ!?」

 

エルザ「あの攻撃がきかなかっただと!!!」

 

 

 

?「  悪魔の目 開眼!!!!。

 

 

誇るがよい、エヴァへの対策で身に付けたこの力。

 

うぬら雑兵が引き出せたことを!。

アヤツ

エヴァでも至れぬ魔道の深淵、ここからはうぬらの想像を遥かに越える領域!!」

 

 

 

ブリジット「っ!?う、ウソ!!魔力がどんどん┈┈!!!?」

 

 

カグラ「な、なんといゆう冷たき┈邪悪な魔力!!?

 

寒気が治まらない!!」

 

 

 

 

 

◢◣◤◥

 

 

 

 

 

 

?「┈┈勝利の喝采には┈┈まだ早いぞ┈┈!」

 

 

 

 

ナツ「な、なに!!?」

 

 

エルザ「まさか!?、そんな!!?」

 

 

グレイ「おいおい!!ウソだろう!!?」

 

 

 

?「┈┈悪魔の心臓は私の生命線。

 

その様な重要な物が破壊された時の対策を私が執っていないと┈本気で思っていたのか?」

 

 

 

 

マカロフ「くっ!┈┈┈かくなるうえは!」

 

 

ラクサス「┈┈待てよジジイ。対抗手段ならある」

 

 

 

 

ハデス「┈┈うぬらの尽きた力でなにができる?」

 

 

 

 

ラクサス「┈ワリィな、アンタは知らないだろうが。

 

┈┈オレは手癖が少しワルいんだよ。スウ 」

 

 

 

 

ハデス「!!そ、それは!!、いつの間に!!?」

 

 

 

 

ラクサス「おら!、休憩時間は終わりだせ、婆さん!!!」

ガシャン!!

 

ボン!! シューーーー!

エヴァ「┈┈ありがとう ラクサス君。

 

そしてマー君に皆、ごめんなさい。

そしてよくここまで戦ったわ!貴方達は皆 私の誇りで、自慢よ!!」

 

 

 

ハデス「┈┈やれやれ。思い描いていたカタチでは無かったが、まあよい。

 

この力は元々おまえへの対策であるからな」

 

 

             コト

エヴァ「┈┈そんな下らない力の為だけに┈┈ここ迄のことを┈┈したというの?┈┈下らない!本当に下らないわ!!。そして┈それ以上に┈┈残念で、悔しくて悲しいわ プレヒト!」

 

 

 

ハデス「┈何とでも言うがいい。だが魔法が溢れすぎたこの世界は偽りの世界!。ゼレフのいた世界〝大魔法世界〞こそが真実無二の魔法世界だ!。

 

私はその世界を見てみせる!、その為にゼレフを覚醒させる全ての鍵も手に入れた!。

 

あと少し、あと少しで!〝一なる魔法〞にたどり着く!!!。

 

貴様といえど立ち塞がるなら踏み越え、食らい尽くす!

 

真なる魔法たる闇の力で捩じ伏せてくれるわ!!!!」

 

 

 

エヴァ「┈そんなモノを見つけても、何も変わらないわよ┈┈。

 

魔法の本質が〝闇〞だというなら それでいい。

 

〝光〞というのならそれもまたね。

魔法はそれを扱う者と共に生きている。それは時代と共に力を変え、形を換えて術者と共に成長する。それぞれが思えばそれも魔法。各々の感じ方一つで光にも、闇にも私達の知らない異なる色にもなる。

 

フェアリーテイル

妖精の尻尾は自由と共に生きていく。

 

あの日、私達が僅か十代の女の子達から学び、伝え継承してきたのはその心だったはずよ!」

 

 

 

ハデス「っ!?┈┈これ以上の問答は無用だ!。

 

貴様ら全てを討ち果たしたその先の為!┈深淵の魔力を手に貴様も討つ!!。

 

見るがいい!お主を倒すため手に入れた力を!!!。

 

 

受けるがよい!闇より来る破壊者 の一振!!!! 」

 

 

 

 

 

 

エヴァ「┈┈言うだけ合って確かに凄いわ┈┈初めて出会った頃は貴方は座っている私にさえ┈┈手も足も出なかったのに┈┈でも。

 

私は もう貴方にたいして一切の情けを捨てる!

 

貴方は私の愛する子供達を傷つけすぎた!、あの子達の愛するこの地を荒らし回った!!。

 

 

嘗ての仲間のプレヒトとしてではなく、悪魔の心臓のマスター・ハデスとして倒す!!。

 

 

見せてあげます、これが古の時代を生きた魔導士があみだしし魔術技法!!」

 

 

 

 

 

 

 

┈┈この日、若き妖精達にとって大切な試験があった小さな島で二つの力がブツカリ合った。

 

過去と決別し、邪道に堕ちた者と。過去の思いを受け継ぎ、未来を信じ未来ある若者達を守ろうとする者。

 

嘗ては手を取り合い 同じ笑顔の本で集った仲間┈┈。

┈何時から彼等の道は違えてしまったのだろうか?

様々な思いが生まれ消えていく。

 

そしてその争いは、遂に

 

古より 破壊と 殺戮をもたらす黒い翼を呼び寄せてしまった!。

 

 

 

 

 

 

◢◣◤◥

 

 

 

 

 

 

 

オオオオオオオ!!!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

?「┈┈きて┈┈しまったね┈┈。

 

今の消耗しきったキミではアクノロギアの力は退けれない┈┈さようならエヴァに┈ナツ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




長文に付き合って頂き誠にありがとうございました!。
m(_ _)m

次回は本編の方を書きますが

相変わらずなめくじ寄りも遅いペースとなりますので、
何度も言うようで申し訳ないのですが気長に待っていただけると幸いです。m(_ _)m

なお 何故この子が妖精の尻尾に? と、思われた方も多いと思いますが。理由は単純に私がこの子達が好きだからです!。( ゚Д゚)ゞ

尚ネギまからあと一人引き抜き彼女の替わりにあのギルドに入ってもらっている設定です!。




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