遠くに在る者(僕のヒーローアカデミア) (靏井 万和)
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〜1〜

さぁ、書いてこうか_(-ω-`_)⌒)_


 

 

世界総人口の約8割が何らかの特異体質である

 

超人世界となった現在混乱渦巻く世の中で

 

かつて誰もが空想し憧れた1つの職業が脚光を浴びていた

 

 

 

 

『それがヒーロー!!

あぁっ!もーかっこいいよねぇ〜!!

オールマイトに会いたいなぁ〜

かっこいいんだろーなぁーー』

 

 

 

この少女もその職業に憧れる人々の1人である。

 

超常に伴い爆発的に増加した犯罪係数

 

法の抜本的改正に国がもたつく間

 

勇気ある人々がコミックスさながらにヒーロー活動を始めた。

 

 

 

 

『私もあんな風にヴィランをコテンパンにして、

世の中の役にたてたらいいなぁ

名誉ある職業だよねぇ』

 

 

 

ヒーロー動画を見ながらベットの上で跳ねていると

 

リビングから母の声が聞こえた

 

 

 

「空〜また独り言漏れてるわよー、

明日試験なんだから早くねなさーい。」

 

 

 

そう言われ机の上の時計を見ると10:30を過ぎていた

 

 

 

『はーい。』

 

 

 

返事をし、ベットに合格祈願のお守りをにぎりながらはいった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『............ま、寝れるわけないけどね!?』

 

 

 

 

ベットに横になったのはいいが中々寝付けないでいた

 

 

 

 

 

 

空が明日受ける入試は有名な雄英高校ヒーロー科

 

そこはプロに必須の資格取得を目的とする養成高校

 

全国同化中最も人気で最も難しく

 

その倍率は例年300を超える

 

そんなところについ最近まで中学生だった子達が挑むのだ

 

緊張も無理ないだろう

 

 

 

 

 

『んぁーーきんちょーするーー、震えが止まらないや』

 

 

 

 

 

どんな人達がいるんだろう

 

気が合う子いればいいな

 

どんな個性の人がいるんだろう

 

きっとみんな強いよね

 

実技試験ってどんなことをやるんだろう

 

上手く身体動かせるかな

 

 

 

 

 

 

そんなことを目を瞑りながら考えていたら

 

いつの間にか眠りについていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

------------------------------------------

 

翌朝

 

 

 

ピピピピッピピピピッ((カチ

 

 

5:00にセットしていた目覚ましにより目が覚める

 

 

 

 

『んん〜〜〜ほわぁ、』

 

 

 

身体を起こし髪を縛り、動きやすい服装に着替え

 

身支度を済ませるとすぐランニングへと家を出た。

 

 

 

 

2月の朝

 

ウィンドブレーカーを着てても体の芯まで寒さが伝わってくる

 

その中軽く準備運動をしてから走り出す。

 

家から駅へ向かいまだ人通りの少ない大通りを突っ切り

 

商店街を抜け海の方へでて海岸沿いに走り家に戻っくる。

 

約1時間のこのコースを走るのが空の日課である。

 

 

 

 

 

(そう言えばこの海岸もっと汚かったのに

半年くらいですごい片付いたなぁ

この地区のヒーローかな??

最近は派手な仕事ばっかの人が多いからなぁ

こういうのもヒーローの仕事だよねぇ

片付けた人偉い!!)

 

 

 

そう思いながら海岸に背を向け家の方へ向かおうとした時

 

後方から男の子らしき雄叫びが聞こえてきた。

 

 

 

 

『うぇぁえ!!?なに??』

 

 

 

 

驚いて振り返るとそこには廃品物の上で

 

空を仰いでいるもじゃもじゃくせっ毛の男の子がいた

 

一瞬目を奪われるものの空はすぐ前を向き家に帰った。

 

 

 

(あの子どうしちゃったのかな......頭打ったのかな......)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『ただいまーー』

 

 

 

「空、おはようーおかえりーご飯とお弁当置いてあるからね」

 

 

『うん。ありがとう』

 

 

 

 

家に帰ると既にお母さんが朝食の準備をしてくれていた。

 

朝食をとり身支度をしてまた家を出た。

 

 

 




読んでくださってありがとうございます(❁´ω`❁)

今回はオリ主の空ちゃんの設定を紹介したいと思います。



【名前】流々水 空 (るるみず そら)
【年齢】15
【血液型】O型
【誕生日】8/22
【身長】149cm

楽観的思考の明るく陽気な女の子
ヒーローに助けられた過去があり
ヒーローに憧れ小柄ながらも身体を鍛え
中学では男子にも負けず劣らずの身体能力。
毎朝ランニングすることが日課
オールマイト大好き!!


個性についてはまだ出てきてないので
出てきたらまた説明します( ̄^ ̄ゞ


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〜2〜

( 'ω'o[2話だよ]o


 

家から地下鉄で約40分

 

雄英高校に着いた

 

緊張でガチガチの人

 

自身に満ち溢れ堂々としている人

 

余裕こいて自分の個性を周りに自慢してる人

 

色んな人がいる中、空は珍しく落ち着いていた

 

 

 

 

 

『試験前から個性見せてあの子馬鹿なのかな?』

 

 

 

 

調子に乗ってる人達を横目に

 

門をくぐり受験票を確認して会場入りした

 

そこで受験者はプロヒーロー

 

プレゼント・マイクから試験の説明を聞いた

 

 

 

 

(凄い面白い人だなぁ

ラジオもそうだけど雄英でもあんな調子なんだ。)

 

 

プレゼント・マイクのテンションの高さに

 

ついいつものように頬が緩む

 

 

 

(いけないいけない、緩みすぎてる、集中しなきゃ

とにかく沢山仮想敵倒してポイント稼げばいいんだよね。)

 

 

 

自身の頬を軽く叩く。

 

 

 

「Plus ultra!! それでは皆良い受難を!!」

 

 

 

説明が終わるとそれぞれの模擬会場へ案内され

 

皆動きやすい服装へ着替えた

 

 

 

 

『ふぅ、流石にここに立つと緊張してきたな......

って言うか凄いなぁほんとに街が再現されてる

敷地内にこんな所が何個もあるんだ......

やっぱり雄英凄い』

 

 

 

 

空の周りも空と同じような反応をしている

 

そしてそう感心していると上から声がふってきた

 

 

 

 

「どうしたぁ!?実戦じゃカウントなんざねぇんだよ!!

走れ走れ!!賽は投げられてんぞ!!!?」

 

 

 

 

びっくりしながらも

 

プレゼント・マイク先生の声に反射で反応し走り出す。

 

他の受験者もほぼ同時スタート

 

 

 

 

 

 

市街地に入っていくと早速1P仮想敵が空へ向かってきた

 

 

 

 

 

(ポイントが高ければ高いほど有利になれる、けどここは確実に)

 

 

 

『個変気成』(サボメイション)

 

 

 

 

「!?何だあいつの個性、消えたぞ!!?透化か??」

 

「服おいてってるぞあいつ!?」

 

「やべぇ、出遅れた!!」

 

 

 

 

 

 

周りの声を脇に個性を使い周辺にいた仮想敵を

 

次々に戦闘不能にしていった。

 

 

 

 

 

「これ、さっき消えたやつが全部やったのか......」

 

「唖然としてる場合じゃねぇぞ!!早くポイント稼がねぇと!」

 

「ちっ!この辺りほとんど動いてる敵いねぇよ!!」

 

 

 

 

 

空が個性を発動させたまま移動し

 

順調に仮想敵を倒していっているとあっという間に

 

残り1分となった。

 

 

 

 

 

 

(48ポイントか......最後の方体力切れで全然倒せなかった。)

 

 

 

空の成績は今のままだと

 

3P 8体 2P 9体 1P 6体 合計23体となっている。

 

 

 

 

(悪くない成績だと思うけど...他の子達はどのくらい稼いでるんだろう......)

 

 

 

 

一息つき脱ぎ捨てたジャージに潜り込み

 

個性を解いた。

 

そして周りを見ようと顔を上げた瞬間

 

空は考えるより先に体が動いていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

------------------------------------------------------------------------------------

 

 

 

 

気がつくと少し硬いベットに寝かせられていた

 

重い体を起こし辺りを見渡すと

 

左側はカーテンが閉まっていて窓側しか見えない状況だったが

 

夕日が差し込む保健室だということが分かった

 

 

そしてカーテン側には金髪の男の子が

 

椅子に座ったままヨダレを垂らして寝ている

 

 

 

その男の子を起こさないようにそっとカーテンを開けると

 

すぐ近くの椅子に座っていたおばぁさんがこちらに気づいた

 

 

 

「気がついたかい?」

 

 

 

(声かわいい!?)

 

 

 

『は、はい。お陰様で......』

 

 

「体まだだるいだろうけど、今日はもう帰りなさいな」

 

 

 

おばぁさんは椅子からピョンと降りて別途の横まで来た

 

 

 

『分かりました....すみません、ちなみに私ってどのくらい......』

 

 

「5・6時間ってとこかしら、

あんた頭を強く打ち付けてたみたいだから

一応処置はしておいたけど、心配だったら病院いくといいさね」

 

 

『はい。ありがとうございます。』

 

 

「そこの坊主もおこしてやりな、私はまだ仕事が残ってるからね

もういくさね」

 

 

『ありがとうございました......』

 

 

 

 

 

そういった後おばぁさんは小さな足取りで保健室から出ていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(........................6時間!!?!?!??!?

ちょっとまって、私そんなに寝てたの!?

うわぁ折角雄英の試験受けれたのに

......試験で気絶とか。不合格になっちゃうかな......)

 

 

 

先程言われたことを思い出し

 

そんなことをブツブツ考えていると

 

横から寝言が聞こえ必要以上に驚いてしまった

 

 

 

(寝言か.......よく寝れるなぁ、この大勢で)

 

 

 

 

「ハンバーガー、逃げんなよォ......」

 

 

 

(どんな夢みてんだろww

ヨダレ......制服汚れちゃうよね......)

 

 

 

ハンカチで金髪くんの口元を拭おうと近づくと

 

ちょうどハンカチを当てた瞬間金髪くんが目を開き

 

至近距離で目が合った

 

 

 

「「うわぁぁああ!!?!?!」」

 

 

 

「おっ、お、おれはっおれは......」

 

 

 

『あ、ごめんなさい.......

ヨダレ垂れてたから、制服汚れちゃうなと思って......』

 

 

 

「え、あっ!すまねぇ!!!」

 

 

 

 

 

 

そう言いながら自分の手でヨダレを拭う

 

少し耳が赤くなっている

 

金髪だしチャラ男かなとおもっていたら

 

意外と初な反応でかわいいなと空はおもった。

 

 

 

 

それから少しの間沈黙があり

 

気まずい感じの空気が漂っていた

 

どう切り出そうか迷っていると

 

金髪くんが口を開いた

 

 

 

 

「そ、それっ、俺洗ってくるよ」

 

 

『え??』

 

 

「ハンカチ、俺ので汚れただろ?

明後日また筆記試験あるし、くるだろ?」

 

 

『うん。でも大丈夫だよ。』

 

 

「いや、なんか俺がいやなんだよ」

 

 

『でも......』

 

 

 

「ちゃんと返すから、あ、俺上鳴電気ってんだ、

今日は試験の時も色々世話になったな!

ありがとな!!また明後日会おうぜ!!気をつけて帰れよ!」

 

 

 

 

上鳴電気と名乗った金髪くんは

 

私のハンカチを奪い、早々に保健室を出ていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




2話にしてやっと個性使ったよこの子(´・ω・`)

本当は1話からバンバン使わせたかったんだけど。

なんか、こうなった(´・ω・`)





ということで個性の説明していきます。




流々水 空
【個性】 状態変化

自身を気化、液化させることが出来る
相手の体内に入り込んで動きを止めたりすることも可能
ただし力において圧倒的及ばない場合は
止めることができない。

気化、液化した状態では
5km先までなら伸ばすことができる。
分散すればするほど力は弱くなる。
また長時間変化することはできず
最大で約40分の間変化することができる。






技の説明もしておきましょか(´・ω・`)


今回出てきたのは

『個変気成』 (サボメイション)

体がある状態から気化すること。
戦闘は気化させた自身を仮想敵の中に侵入させ
核を壊し戦闘不能にした。








このくらいですかね(っ´ω`c)



初めて技名なんて考えた......

自分のネーミングセンスの無さに泣く(´;ω;`)


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〜3〜

( 'ω'o[3話だよ]o


上鳴くんをいざ書いてみると
だんだん分からなくなってくるという。(;´・ω・)


 

 

 

実技試験から1週間後

 

結局上鳴電気という男の子に会うことはなかった。

 

あの人数から1人を見つけるなんてと諦めていた。

 

が、どうしても気になっていることもあった。

 

空は実技試験の残り1分から何があったのかを覚えていないのだ。

 

試験の結果もそうだが、それと同じくらい彼のことも

 

気になっていた。

 

 

 

 

 

 

 

『ん〜〜なにがあったんだろーー』

 

 

 

 

 

 

ベットの上で呻きながら転がっていると

 

ノックが聞こえた。

 

 

 

 

 

『はーい』

 

 

 

 

私の返事を聞いてからゆっくり扉が開き

 

ゆっくり母の顔が入ってくる

 

 

 

 

「空......来たわよ。雄英から」

 

 

 

『っ!!?』

 

 

 

 

 

 

 

雄英という単語に過剰に反応してしまい

 

動きがかたくなる

 

ガチガチのまま封筒を受け取り

 

床に置き向かいにおもわず正座する。

 

 

 

 

 

 

 

『......ごくん』

 

 

 

 

 

(筆記は自己採点で合格ラインにはいってたけど......

実技試験......あの後どうなったのか知らないんだよなぁ

減点とかれてないかな.......)

 

 

 

 

 

 

かれこれ1時間近く封筒の前で正座を続けている。

 

そろそろ腹をくくろう。

 

 

 

 

 

『ふーーー、し、失礼します......』

 

 

 

 

深く息を吐き、両手で丁寧に開封していく

 

手の上に出てきたのは楕円の形をしたものだった

 

 

 

 

『なにこれ......ボタン?』

 

 

 

 

顔を近づけた途端それから部屋の壁目掛けて

 

モニターが出てきた

 

 

 

 

『!?』

 

 

 

 

 

「私が投影された!!!!」

 

 

 

 

 

『オールマイト!!?!』

 

 

 

 

「実はね私は雄英に勤めることになってね

今回の通知は私からさせてもらうよ」

 

 

 

 

 

『オールマイト、雄英の先生になったんだ......』

 

 

 

 

「まず筆記試験、素晴らしい!!文句なしの点数だ!!

そして実技、君は敵Pが48点だったね。

あ、ちなみに1位は77Pだったよ」

 

 

 

 

『77P......?離れすぎてる......

............オールマイトも遠回しに言ってくるなぁ......』

 

 

 

 

(そっか、わざわざ上との差教えられてんだもんな

察さないわけないよね......そうだよね、気絶なんて

はしたない姿見せちゃったんだ......)

 

 

 

 

 

「しかし!!今回の入試!見ていたのは敵Pだけではない!!

救助活動P!!我々が見ていたもう一つの基礎能力!!

流々水 空!!75P!!!」

 

 

 

 

『っっ!!』

 

 

 

「2位通過おめでとう!!!!文句なしの合格だよ!!!」

 

 

 

 

『っっ!!!!?!2位!!?!?私が!!?』

 

 

 

 

「おっと忘れるところだった、君最後の方気絶して

覚えてないみたいだから特別に最後のところだけ

まとめてきたからみるといいよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『............ぷっ、くふっ、ふふっ......

あっははははっはっはははwwwwwww』

 

 

 

 

映像を見終わると笑わずにはいられなかった。

 

 

 

 

『Wwwwwwwwwwなにあのアホ面wwwwwwww』

 

 

 

 

 

 

 

 

そこにはウェ〜〜イってなってる上鳴電気くんが映っていて

 

仮想敵に潰されそうになっていた所を

 

私が身を挺して助けてるところだった。

 

 

 

 

『あーーww笑いつかれたwwお腹いたいーー』

 

 

 

 

(じゃぁあの日最後まで残ってたのは

私が起きるまで待っててくれてたんだ......

お礼もそういう意味だったんだなぁ

私もまた会ってお礼したいな......

個人的に話したいこともあるしww

金髪くんも受かってますように。)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

念願の雄英高校に受かったという安心と、

 

笑い疲れたこともあってその日は早めに就寝した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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〜春〜

 

 

 

 

 

『ほんとに今日から雄英生なんだ、ふふっ制服をかわいい』

 

 

 

 

鏡の前に立ち身だしなみを整える

 

 

 

 

 

『今日はあんまり動かないだろうし、髪おろしていこう。』

 

 

 

 

 

「そーらーーそろそろ時間なんじゃなーい??」

 

 

 

 

『はーい!今出るー!!』

 

 

 

 

リュックを背負い階段を駆け足で下り玄関を出ようとする

 

 

 

 

「空!」

 

 

 

 

『ん?』

 

 

 

「頑張りなさいね」

 

 

 

 

『......うん!行ってきます!!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

母の期待が伝わり気を引き締め直し学校へ向かう。

 

 

 

 

 

 

 





あぁぁあぁあ!!

そう言えばオリ主ちゃんの容姿を説明していませんでした(´;ω;`)

空ちゃんは設定の通りとてつもなく身長が低いです。

そのため状態変化でより多く気化、液化できるように

髪の毛をすごく伸ばしています。

膝裏辺りまでかな......





またわかりやすいように絵描いてきますね(´・ω・`)

申し訳ないです(´・ω・`)


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〜4〜

( 'ω'o[4話だよん]o


 

 

 

 

雄英についてから約20分......

 

せっかく着席1時間前に着いたというのに

 

空は迷子になっていた。

 

 

 

 

 

 

(ここどこよー。くそぉ......広すぎでしょ......

流石雄英高校とでも言うべきか......

ん〜〜本当はダメだけど......遅くなっちゃうよりかはマシかな......)

 

 

 

 

 

痺れを切らし個性を使って教室を探す

 

 

 

 

 

(1-Aは......おっ?やっとみっけ!!

どこか近くに目立たないところないかなーー)

 

 

 

急に教室の前に出ても驚かれるだろうし、

 

教師に見つかって怒られたくなかった空は

 

階段の踊り場で個性を解除しようとする

 

 

 

 

(ここならまぁ大丈夫か。)

 

 

 

 

 

あと少しで解除が終わるところで誰かとぶつかった

 

 

 

 

 

「『わぁぁ!!?』」

 

「いってぇ......」

 

『ったーー......ご、ごめんなさい!』

 

「いや、こっちこそすまね......あ!!!」

 

『ん?っ!?あ!あのときのアホ面金髪くん!!』

 

「なんだその呼び方ww」

 

『えっwwだってwうぇ〜ぃってwなってたwwwww』

 

「うるせぇ!!使いすぎんと脳がショートすんだよ!!」

 

『あほ面wwwwwwwwwwww』

 

「お前ちょっと笑いすぎな!?」

 

 

 

 

 

ぶつかった相手は

 

試験の時、空が助けた男の子だった

 

 

 

 

『はーーwごめんごめんw、金髪くん何組?』

 

「上鳴電気な、1-Aだよ、お前は?」

 

『流々水空、偶然!私もA組!!』

 

「まぁ1/2だもんなwこれからよろしくなルル!」

 

『るる?』

 

「流々水だろ?だからルル!短くていい感じだろ?」

 

『あだ名付けられたの初かもwうん!よろしくね』

 

「あ、そーだ!!あっぶねぇー持ってきておいてよかったァ」

 

『??』

 

「これ」

 

 

 

 

そう言って差し出されたのは

 

あのとき洗うからと奪われたハンカチだった

 

 

 

『あぁ!ご丁寧にどうもー』

 

「いやぁーあん時はマジあんがとな」

 

『こちらこそ、私が起きるまで待っててくれてありがとう』

 

 

 

お互いに頭を下げ合う

 

 

 

「それにしてもちぃーせぇーなぁー?」

 

『うっ......でも、小回りきいて結構楽だよ』

 

「へーおれぁでかくなりてぇ!」

 

『充分でしょ』

 

「いや!!いつかは2メートル越え!!!」

 

『なにそれww無謀ww』

 

 

 

 

 

 

久しぶりの再会にお互いにテンションがあがる

 

話で盛り上がっていると教室の前についた

 

 

 

 

 

「うぉ〜〜⤴︎ ⤴︎ドアでけぇ〜⤴︎ ⤴︎」

 

『バリアフリーだね』

 

 

 

 

そしてドアをあけようとすると

 

一緒に手をかけてしまった

 

 

 

 

『レディファースト?だよね?』

 

「いやいやいやー先に手かけたの俺だしぃ」

 

 

 

『......』

 

「......」

 

 

 

「『最初はグー!じゃんけんっポイ!!』」

 

 

 

 

 

 

 

『おさきぃー♡』

 

 

 

「くそぉ!!」

 

 

 

 

 

 

どっちが先に入るかというくだらないじゃんけんに勝った空は

 

教室のドアに手をかけ一呼吸置いてからあける

 

 

 

 

と、そこで一瞬クラスにいた人全員と目が合い

 

その中のピンク色の女の子が飛びついてきた

 

 

 

 

「女の子ー!!」

 

『え!?うぉぁ!!?きゃっ!』

 

 

 

あまりの勢いに後に倒れる

 

 

 

「ちいさぁ〜い!かわいい〜!!」

 

『え、えっとぉ』

 

「三奈ちゃん初対面の人にそれはびっくりされちゃうわ」

 

「梅雨ちゃんみて!女の子きた!!」

 

「聞いてないわね」

 

 

 

 

突然のことにわたわたしていると

 

急に体が勝手に起き上がった

 

 

 

『うぉぁ!!?』

 

「大丈夫ー?頭打ってない??」

 

『え、あれ、どこから......』

 

「あははっすぐ後ろにいるよ〜w

私の個性は透明化なんだぁ〜」

 

『なるほどー、あ、ありがとう。起してくれて』

 

「どういたしましてー!私、葉隠透」

 

「あっ!ずるーい!!はいはーい!私は芦戸三奈!!」

 

「蛙吹梅雨よ、つゆちゃんと呼んで」

 

『え、えーっとーー、葉隠れちゃん、芦戸ちゃんに梅雨ちゃん?でいいのかな??』

 

「うん!!あなたは??」

 

『あ、私は、る((』

 

「こいつはルル!俺ぁ上鳴電気っつーんだ!ヨロシク!」

 

 

 

空が名乗ろうとすると後ろから上鳴くんがはいってきた

 

 

 

「お!上鳴ね、ノリよさそー!よろしくぅ〜」

 

「るるってかわいいお名前ね」

 

「フルネームは何ていうの??」

 

『上鳴くん勝手に進めないでよー』

 

「わりぃわりぃ、俺先入ってるな」

 

『もー、私は流々水空』

 

「なるほどね、流々水だからるるちゃん......

とってもかわいいわ。私もるるちゃんと呼んでいいかしら?」

 

「あ!私も私もー!!」

 

『うん!もちろんだよ!!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

早速3人の友達ができ満足気な空ちゃんは

 

その後3人に誘導され

 

自席へつきました。

 

 

 

 

 

 

 

------------------------------------------------------------------------------------

 

 

 

「ルル今日2回もコケたなw」

 

『っるさい!!』

 

「いって!」

 

 

 

 





うわっ会話多っ

はてさてこれは小説と呼べるのか......


でも、会話ばかりが浮かんで来るんですよね(´-`).。oO(








あ、空ちゃんの個性について補足

空ちゃんは教室探すのに気化してました。

無色透明で尚且つ本人匂いに凄く気を使っていて

基本無臭なので普通の人々では気づかれることは無いです。


あと、個性発動も解除も約2秒かかります。

調子がいい時悪い時で多少前後します。



新しいことする度に補足書いていきます(〃・д・) -д-))ペコリン


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〜5〜

( 'ω'o[5話ぁ〜]o


まだまだ寒いですね。
風邪ひかないようにしなきゃ_(-ω-`_)⌒)_


 

 

 

「ら行で1番最後なんだねー」

 

「ほんとだねーるるちゃんめっちゃいい席だね!」

 

「日当たりが良さそうで羨ましいわ」

 

『私名簿で1番最後なんて初めて』

 

 

 

 

席は名簿順で廊下側から順にとなっていたので

 

名簿番号が20の空は1番窓際の

 

一番後ろとなっていた。

 

 

 

 

 

『でも私ちっこいから前見えるかなぁ......』

 

「あーー前の方の席にでかい人いたら困るよねぇ」

 

「名簿順で座るあいだは辛いかもしれないわね」

 

「私!この列の一番前だよ!!」

 

「葉隠は前にいても困らなさそう!」

 

『後ろの人に優しいw』

 

 

 

 

 

私が席で荷物をまとめながらみんなと話していると

 

教室の入口にとても地味な細い人が

 

寝袋から出てきた。

 

 

 

 

「だれだろあの人((ボソッ」

 

「さぁー?((ボソッ」

 

 

 

「担任の相澤消太だよろしくね」

 

 

 

((((担任!!?!?))))

 

 

 

「早速だが体操服着てグラウンドに出ろ」

 

 

「え?体操服??」

 

「入学式はやらないのかしら」

 

『ちょっと待って今日ガイダンスだけかと思って

髪縛ってきてない!!』

 

「とりあえず行ってみよ!!」

 

 

 

 

何もわからず生徒達は更衣室へ向かい、着替え

 

相澤先生の言う通りにグラウンドへ集まった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

_________________________________________________

 

グラウンド

 

 

 

 

 

 

 

 

「「「『個性把握......テストォ!!?』」」」

 

 

「入学式は?!ガイダンスは!?」

 

「ヒーローになるならそんな悠長な行事出る時間ないよ」

 

『いきなりか......髪うまく縛れない......』

 

 

「爆豪、個性使って投げてみろ、

円からでなきゃ何してもいい、はよ」

 

 

 

先生から指名されたツンツン頭の怖そうな人が

 

軽く方をほぐしてからソフトボールを投げる

 

すごい音と、しねぇ!!と言う声にびっくりし肩がおもわずあがる

 

量の多い髪の毛をまだ束ねてなかったので

 

それと同時に髪が広がる

 

 

『あぁ。髪ぃ』

 

 

ツンツン頭の頭くんの記録は705.2m

 

その記録を聞いてまた驚く。

 

そんな空を気にせず相澤先生は淡々と喋る

 

 

 

「まずは自分の最大限を知る

そして今回のテスト、トータル最下位の者は

見込み無しと判断し除籍処分とする」

 

 

 

「「「『はぁぁぁあああ!!?』」」」

 

 

 

「生徒の如何は先生達の自由

ようこそこれが、雄英高校ヒーロー科だ。」

 

 

『まぁじか......最下位なりませんように!』

 

「初日からテストなんてやっぱヒーロー科すごいね!」

 

「頑張りましょう」

 

 

 

 

 

無事髪の毛を結うことができた空も

 

テストをこなしていく

 

 

 

第1種目50m走

 

 

(これは個性使わん方が速いかな......)

 

「あら、とても小柄ですわね」

 

『ん?』

 

「申し遅れましたわ、私八百万百といいます

出席番号があなたの1つ前なのでご一緒させていただきますわ」

 

『うん!八百万さんよろしく!私流々水空!』

 

「お互い頑張りましょうね」

 

 

 

 

 

 

「よーい。START」

 

 

 

 

(え、ぇえ!!?八百万さんそれはチートじゃない!!)

 

 

 

ピピッ

 

 

『はぁ....はぁ....5秒58かぁ......八百万さんの背中....

どんどん遠くなって......むっちゃ速かった......はぁ

すごい個性だな......創る個性かな??』

 

「次は握力ですわね。私達も行きましょう」

 

『うん。』

 

 

 

第2種目握力

 

 

(春休みの間筋トレしてたけど。どれくらい伸びたかなぁ…)

 

 

『ふんっ!』

 

ピピッ

 

 

右→55 左→48

 

 

『ん〜イマイチだなぁ。

この辺の種目は個性使えんもんなぁ。』

 

 

 

 

第3種目立ち幅跳び

 

 

『きたぁぁぁあ!!』

 

「おぉっwるるちゃんどうした??急にw」

 

『やっと個性使える種目だよ!!』

 

「そーなのー?」

 

「るるちゃんの個性なんなん??」

 

『ふふーん、見てればわかるよ』

 

 

「次流々水さんですわ」

 

 

『やっと来たよぉ......いくよ。』

 

『個変気成』(サボメイション)

 

 

「るるちゃんが消えてく!!?」

 

「おぉ?」

 

 

 

 

記録→4703m

 

 

 

「「「4km!!?!?」」」

 

 

 

「すごいわ、るるちゃん」

 

「るるちゃんどこいった!!?」

 

 

 

15分後......

 

 

『た、ただいま.......つかれたーー』

 

「るるちゃんどこまでいってたのよーー!」

 

「でも4kmを15分で戻ってくるなんて凄い走力ね」

 

「るるおっつぁれぇーー」

 

『ありがとぉーー』

 

「なんていう個性なの?」

 

『私の個性は状態変化。自分の身体を気化、液化することが出来るんだぁ。』

 

「ほへぇーー!!すごい!!強そう!!」

 

「なるほどねその個性だったら遠くまで浮いてられるというわけね」

 

『そーなのーー』

 

 

 

 

その後も生徒達はそれぞれの個性を活かし

 

記録を伸ばして行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「んじゃぱぱっと結果発表

トータルは単純に各種目の評点を合計した数だ。」

 

 

(何位だろ......除籍はいやっ......)

 

 

「ちなみに除籍はウソな」

 

 

(......!?)

 

 

「「「『はーーーーーー!!!?』」」」

 

「あんなのウソに決まってるじゃない......

ちょっと考えれば分かりますわ......」

 

『八百万さん分かってたの!!?』

「普通に考えて見れば、わかることでしょう。」

 

『くぅぅ〜優等生!!』

 

 

 

 

 

「でも、るるは除籍あろうがなかろうが関係なくね?」

 

『お、上鳴くん』

 

「順位見てみろよ」

 

『ん?え?おぅぇ!!?7位!!?』

 

 

「るぅーるぅー!!まぁーけぇーたぁーー」

 

『わっ!?三奈ちゃん!!』

 

「るるちゃん女子の中で2位よ。」

 

「小柄なのに侮れませんなぁ。」

 

 

1位から順に名前が並べられ

 

空の名前は7位の所に位置していた。

 

 

 

 

『上鳴くん......17か、余裕で勝った!』

 

「るせぇっお前がすげぇのー」

 

『ふふふっwwありがとうww』

 

 

 

 

「お前ら、今日はもう帰っていいぞ

明日から過酷な授業がまってる心して3年間挑め」

 

 

「「「『はい!』」」」

 

 

 

 

雄英高校入学初日

 

早速立ちはだかった難関を無事終えた空たちでした。

 

 

 




これみんなの詳しいテスト結果を知らないから

空ちゃんも濁したけど、

私の中の空ちゃんの成績載せときますね。


50m走→5.58

握力→55 48

立ち幅跳び→4.703 ☆

反復横跳び→53

ボール投げ→4.539 ☆

上体起こし→42

長座体前屈→4.382 ☆

持久走→4.38



☆印は個性使った種目です。
もうちょい上の順位でも、よかったかな?


あと、空ちゃんの個性でまたプラス設定があって。

気化、液化した状態でも

動くスピードは空ちゃんが走るペースでしか動けません

でも自然の風に煽られたり

水に流れたりすると普通に身体で煽られた時よりも速くなります。


不定期ですがこれからも読んでくださると嬉しいです(´;ω;`)


次回空ちゃんの、画像貼ります。



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〜6〜


( 'ω'o[ 6話です ]o

最近常に眠いです_(:3 」∠)_


 

 

 

テスト終了後それぞれ制服に着替え教室にもどる。

 

教室はまだ個性把握テストの話題で盛り上がっている。

 

その話題のまま各々帰る支度をし

 

空も下校しようとする。

 

 

 

 

(帰ったら時間あるし、トレーニングしに行こう。)

 

 

 

 

 

空が最後の荷物を鞄につめようとした時

 

1人のクラスメイトが話しかけてきた。

 

 

 

 

「あの、さ、あんた、ロック好きなの??」

 

『ん??』

 

「それ......」

 

 

 

話しかけられた方を向くと

 

女の子は空の鞄に付いているチャームを指差した

 

 

 

 

『あぁ、これ?Lunaのライブ限定ストラップ』

 

「やっぱりっ!うちもさLuna大好きで、同じのもってんだよ!」

 

 

 

 

目を輝かせた女の子は楽しそうに

 

空の鞄に付いているチャームとお揃いのものを見せた

 

 

 

 

『貴方もライブ行ったの!!?』

 

「うん!ちょうどチケットあたってさ」

 

『いっしょだぁあ!!あ、私流々水空といいます』

 

「あ、ごめん。うちから話しかけたのに、耳郎響香、よろしく」

 

 

 

お互いが好きなものが同じことに興奮しながら

 

自己紹介をし頭を下げ合う。

 

 

 

『響香ちゃん!名前可愛い!!』

 

 

 

下げた頭をガバッとあげ耳郎を見つめる

 

 

 

『響香ちゃんって呼んでもいい??』

 

 

そう言うと耳郎の耳から下がってるものがはねた

 

 

「い、いいけど、下の名前呼ばれなれてないなw」

 

『そーなの??』

 

 

少し照れたように頬を人差し指でかいてる耳郎に

 

空は首を傾げる

 

 

「まぁ、そっちの方がなんか親しい感じだし

あんたになら呼ばれてもいいかも」

 

 

 

ほんのり赤くなっている頬は

 

慣れないことに対しての恥じらいを示していたが

 

自分にこころを開いてくれたのだと

 

空は嬉しくなり満面の笑みで話を続けた。

 

 

 

 

『限定ストラップもそうだけど、あの時握手会も当たってからなぁ。もー幸せだったよーー』

 

「うちは握手会は行けなかったなぁ。羨ましい」

 

『響香ちゃんはロックが好きなの?』

 

「うん。楽器とかも自分で何となくなら弾ける」

 

『すごい!!かっこいい!!

そーだ!響香ちゃん!駅までいく?私と帰らない?』

 

「いくいく。うちももう少し話したい」

 

 

 

1度お互いの席に戻り

 

2人は帰る支度を済ませ、一緒に駅まで向かう。

 

 

 

『そういえば、その耳のは個性?』

 

「そ、うちの個性はイヤホンジャック、

これある程度なら伸びるんだよ」

 

 

 

耳郎はプラグを指に絡ませたりしながら

 

操れる様を空に見せる

 

 

 

『おぉーー!かっこいい〜!』

 

 

 

動く耳郎の耳がおもしろくて

 

歩きながら耳郎の耳を触っていると

 

恐る恐ると言った感じの表情で話しかけられた

 

 

 

「ねぇ、あたしもさるるって呼んでいい??

周りの女子ほとんどそう呼んでたし」

 

 

 

そう言うと耳郎は空から目をそらしていた

 

もじもじした耳郎の手を取り

 

片手でピースしながら空は応えた

 

 

 

『もちのろんだよ!!』

 

 

 

そう言うと耳郎は嬉しそうに空の手を握り返してきた

 

 

 

「るるの個性は気化?だっけ?」

 

『状態変化!気化もできるし液化もできるよ!』

 

「へぇーー便利そうだね。」

 

『んー、でも周りの空気まで操れるわけじゃないから

そーでもないかな。

私自身ちっこいし、もう少し身体がでかかったらすごい個性だったかもしれないのにね』

 

「あ、だから髪の毛、」

 

『そ!身体が小さい分、髪の毛伸ばして、

変化させられる体積を増やしてるんだ』

 

「すんごい髪の毛大変そうだなって思ってたけど

理由があるんだね。勉強になるよ」

 

 

 

空が自分の髪をもさもさ触っていると

 

耳郎に優しく髪を撫でられる

 

その手はとても優しくてなんだか落ち着いた

 

 

 

『えへへ』

 

 

 

 

その後もお互いの個性のことや好きなことについて沢山話した。

 

話に夢中になっていると、あっという間に駅に着いた。

 

 

 

『あ、着いちゃった。乗る電車違うからもぅバイバイだ......』

 

「明日からも学校で会えるじゃん」

 

『もう少し話したかった』

 

 

 

 

しょぼんとする空を、耳郎は可愛いなと思いながら

 

少し笑い空のでこをつつく

 

 

 

 

「これから一緒のクラスなんだしそんな機会山ほどあるよ」

 

 

 

そう言うと空はまたパァっとした笑顔に戻った

 

 

 

『うん!これから沢山話せる!!』

 

「うん!また学校で」

 

『バイバーイ!!』

 

 

 

空は耳郎に大きく手を振り

 

それに応える耳郎も、嬉しそうに小さく手を振り

 

2人はそれぞれの家へ帰った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

____________________________________________________________

 

 

 

 

 

家に帰った後空は動きやすい服に着替え

 

いつものトレーニング場へ向かった。

 

個性は普通使用禁止だが

 

それぞれの地域に数箇所

 

個性の使用を許されている場所がある。

 

 

 

空の家から1番近いトレーニング場は運良く近場にあり

 

時間があくと毎回そこへ行っている。

 

 

 

そこでは空のように個性の強化を試みるものや

 

まだ個性が発動したばかりの子供が個性を操る練習をしている。

 

個性は便利な時とそうでない時がある

 

それを教えるためにもこの場は多くの人が大切に扱っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『ん〜〜!はぁ、今日はここまでっかな』

 

 

 

トレーニングを終えると空はまた家へ帰り。

 

夕飯や風呂を済ませ

 

目覚ましをセットして眠りについた。

 

 

 

 

 

 





【挿絵表示】



空ちゃんを書いてみました!!

ちゃんと貼れてるかな??

コスチュームverを今回載せましたが

描けたらその都度ほかの服装も載せたいなって思ってます((汗


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〜7〜

( 'ω'o[ 7話だね ]o





 

 

 

入学2日目、今日から本格的に授業が始まる。

 

午前中は必修科目、

 

全学科共通で学ぶが年次によって扱う科目は変化する。

 

そして午後はヒーロー基礎学

 

戦闘訓練、看護訓練、ヒーロー教養など

 

ヒーローとしての素地を形成していく。

 

ヒーロー科はほかの学科に比べハードスケジュールで

 

平日は毎日7限まで授業があり

 

ほかの学科が土曜は4限なのに対して

 

ヒーロー科は土曜も6限まである。

 

しかも週に2回、3.4限が実習と演習に割り当てられる。

 

大変なのは百も承知、

 

このカリキュラムを見て初めは空も冷や汗をかいたが

 

同時にワクワクもしていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『1限目は......英語か!

へー、プレゼント・マイクが英語教えるんだぁ』

 

 

 

 

時間割表を確認していると

 

前に座っている八百万が振り向いた

 

 

 

「流々水さん一応ここでは先生をつけた方がいいと思いますわ」

 

『あ、そーだね!ヒーロー名で呼びなれてるから

不思議な感じするね』

 

 

テレビ等でもう既にヒーロー名が定着していると

 

なかなか呼びずらいが

 

八百万の言う通りここは学校

 

学校ではそれらしく接するのがいいだろう

 

そう思い八百万の言葉に頷くと

 

チャイムが鳴り授業が始まった。

 

 

 

 

 

「えー、んじゃ次の英文のうち間違っているのは?」

 

 

(((普通だ)))

 

 

「おらエヴィバディヘンズアップ盛り上がれー!!」

 

 

あまりの普通さに少し身構えてた身体がほぐれる

 

その後も国、数、理と授業を終えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

『ん〜〜、午前の授業終わったぁ〜』

 

大きく伸びをしていると後から脇腹をスゥッと

 

誰かになぞられた

 

『ふひゃぁはっ!!?』

 

「ぷっ、変な声ww」

 

『もーー、響香ちゃん普通に声かけてよー』

 

 

 

犯人は耳郎、

 

頬を膨らませながら振り向くと

 

ごめんごめんと頭を撫でられた

 

 

 

「食堂一緒に行こ」

 

『うん!!』

 

 

お昼を食べに行こうと席を立つと

 

また別の子たちの声が聞こえた

 

 

「あー!2人だけでずるーい!」

 

「私たちもお昼いっしょにいいかしら?」

 

「ごっはん!ごっはん!!」

 

 

葉隠、蛙吹、芦戸もやってきた

 

 

 

『うん!みんなでたべよーー』

 

「ランチラッシュの料理が食べられるなんて嘘みたい〜!」

 

 

ねーと相槌をしながら芦戸とほっぺを触り合うと

 

耳郎に肩をつつかれる

 

 

「あっ、るる早く行かないと席なくなっちゃう」

 

『そーだね、いこ!!』

 

 

すると後からすくわれるように押される

 

 

「いっそげぇー!」

 

『わわっ透ちゃん押したらあぶないよ』

 

 

 

それに続いて芦戸も走り出す

 

 

 

「みなちゃん廊下を走るのは危ないわ」

 

「大丈夫だってぇー!はやくはやくー!」

 

 

パタパタとみんなで急ぎ足で食堂へ向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

ほかの学科もほとんどの人が

 

同じ時間に同じ場所で昼食をとるため

 

食堂はたいへん混みあっていた

 

 

「うーわぁーー人いっぱい」

 

「席あいてないっかなぁー?」

「密度が高いわね」

 

「あれ?るるは??」

 

 

まるで満員電車のなかなかのような食堂に入っていくと

 

空の姿が見えなくなった

 

 

「るるー?どこいったーー??」

 

『き、きょーかちゃん......こ、ここ......』

 

「うまってる!?」

 

『くぅしい......』

 

 

空の声がする方へ耳郎が目を向けると

 

空は人混みの中に埋まってしまっていた。

 

芦戸がたいへんだぁ!!といってるるに手を伸ばし

 

なんとかるるの救出に成功した。

 

 

「無事かな?大丈夫??」

 

『ぷぁーー。うん。大丈夫、だけど人おおすぎぃ......』

 

「るるは小さすぎw」

 

『うるさぁい......』

 

 

頬を膨らますと芦戸が面白がってつつく

 

 

「あそこの席の人たち、もうすぐ食べ終わりそうよ」

 

 

そういう蛙吹が指さす方には確かにあと1口2口で

 

食べ終わる人がいた。

 

その姿を捉えた芦戸はすぐさま向かう

 

 

 

「よぉーし!かぁーくほぉー!!」

 

「イエッサー!」

 

 

芦戸と葉隠が次座っていいかと尋ねに行き

 

なんとか席をとることができた。

 

そして、みんなで昼食をとった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふーーおなかいっぱぁい」

 

「満腹じゃぁーー」

 

 

 

膨れた腹を擦りながらグテーと座る芦戸と葉隠

 

 

 

「2人ともこのあと動くのにそんなに食べて大丈夫なの?」

 

 

 

そんな2人に蛙吹が声をかけると

 

2人はハッとする

 

 

 

「そうだぁ!これからヒーロー基礎学の時間!!」

 

 

そう言うとまたぐったりする2人

 

 

『吐かないようにね』

 

 

そんな2人の背中を空が優しくさする

 

 

「ううっ梅雨ちゃんもっとはやく言ってよぉ......」

 

「すごく美味しそうに食べてたから、

なんだか水差すの気が引けて」

 

 

泣きつく芦戸に蛙吹は淡々と喋る

 

 

「でも初っ端からそんなハードなのくるかな??」

 

「いや、来ると思うよぉ?

だって初日からテストやるくらいだからねぇ」

 

 

ストローをくわえながら喋る耳郎に葉隠が答える

 

 

どうなんだろうねーとみんなで首を傾げあってると

 

午後の授業開始10分前になっていた

 

 

 

『そろそろ戻ろーか』

 

 

 

トレイを重ね、机を拭き

 

みんなで席を立ち教室へ帰る

 

 

 

 




ヒロアカ新刊をやっと買えたので

見てきます✋


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〜8〜

( 'ω'o[ 8話だね ]o

受験生がんばれ٩(ˊᗜˋ*)و


 

 

 

 

午後の授業開始の予鈴が鳴る。

 

 

既に生徒達は席にしっかりと着いていた。

 

緊張で全く動いていない者

 

好奇心で目を光らせている者

 

期待で落ち着きのない者

 

それらとは反対に落ち着いている者

 

各々反応は異なるものの考えていることは全員が同じだろう

 

 

何のためにこの学校を選んだかなんて

 

きまってる。

 

 

 

 

キーンコーンカーンコーン

 

 

 

 

「わぁーたぁーしぃーがぁーー!!!」

 

「「「『っ!!!!』」」」

 

「普通にドアからきた!!!」

 

 

「「「『オールマイトォォ!!!』」」」

 

 

午後の授業開始のチャイムと共に

 

教室のドアからオールマイトが入ってくる

 

 

 

「オールマイトだ!!すげぇや、ホントに先生やってるんだな!」

 

「銀時代のコスチュームだ!!」

 

「画風が違いすぎて鳥肌が......」

 

 

 

教室内がザワザワするなか

 

オールマイトは教団の前に立ち

 

生徒の顔を確認するかのように見渡す

 

 

 

(オールマイトォォ♡今まで画面の中でしか見たことなかったけど

やっぱりそこにいるだけで他とは違うなぁ!!

やばいよぉ!!かっこいぃ!!)

 

 

 

憧れがすぐそこにいることに興奮し

 

空は自然と足をパタパタさせる。

 

 

 

「ヒーロー基礎学!

ヒーローの素地を作る為、様々な訓練を行う科目だ!!

そして!!早速だが今日はこれ!!

戦闘訓練!!!」

 

 

「「「『戦闘......訓練!?!!』」」」

 

 

生徒の目を大きくする

 

 

「そしてそいつに伴って......こちら!」

 

 

オールマイトがそう言うと

 

ガコッと音をさせた壁から

 

一つ一つ数字の書かれたケースがでてきた

 

 

 

「入学前に送ってもらった個性届と要望にそってあつらえた

戦闘服!!!!」

 

 

「「「『おおおぉ!!!!』」」」

 

 

ヒーローを目指すものならこれも欠かせないものだろう

 

ヒーローコスチューム

 

入学前に''個性届け''と''身体情報''を提出すると

 

学校専属のサポート会社がコスチュームを用意してくれる

 

 

その後それぞれ自分の名簿番号と

 

同じ数字が書いてあるケースを持ち更衣室へ向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

____________________________________________________________

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「るるー?着れたー?もうみんないっちゃってるよー?」

 

『 響香ちゃん、チャックが上手くしまらない((泣』

 

「初日からなにやってんの、かしてみ」

 

 

更衣室は既に耳郎と空だけになっていた。

 

空の不器用さに微笑する耳郎にチャックをしめてもらい

 

空たちも演習場へ向かう。

 

 

 

『ねね、戦闘訓練ってどんなことするのかな?』

 

「さぁー?戦闘だし、また入試みたいにロボットが相手かもしれない」

 

『仮装敵かー』

 

「まぁ、今からやるんだし、行けばわかるでしょ」

 

『そだね、あ!みんないた!!』

 

 

走って移動し1分もたたず演習場に着いた。

 

 

「おーい!耳郎ー!るるー!遅いぞー!!」

 

 

空たちに1番に気づいた芦戸がおおきく手をふる

 

 

『ごめんなさい、私が着るの遅くて』

 

 

空と耳郎が合流したのを確認したオールマイトが1歩前に出る

 

 

「さぁ、全員揃ったところで始めようか!

有精卵共!!戦闘訓練のお時間だ!!!」

 

 




短いなぁ( ˘ω˘ ) .。oO(

次は長めで書こう


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