双龍我等此処にあり。 (トト&ソティス)
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プロローグ
第一話


 ちゃんと書けてない話があるのに書きたくなりました。ご免なさいです。
 とりあえずゆっくり見ていってください。
 モンハンワールド楽しいですね。モンハン初心者なので苦戦してますがww
 ではではどうぞよしなにご容赦を


 霊峰ニ古ノ巨龍二頭アリ。

 

 

 曰ク、地下深クノ洞窟、竜ノ墓場ニアリ。迷イ混ミシ大海ノ幼龍デスラ呑ミ込ミ、喰ワントス。

 

 曰ク、常空ニ浮カビ。嵐ト共ニ動ク。ソノ地ノ一帯ヲ嵐デ塞ギ元ノ主ヲ追イ出シ何人モ寄セツケン。

 

 

 

 

 

ーー Said Sigrud ーー

 

 

 気がついたら暗闇。うっすらと見えるだけの洞窟だった。

 

「ここは? どこ? シグムンド!」

 

 弟の名前を叫ぶが、帰ってくる音はカラカラという音と、天井から落ちてくる滴。

 

 カラカラという音が大きく近づいてくる。

 

 《ガンッ!》

 

 近くで岩が砕けた。カラカラという音がさらに大きくなる。

 

 地面が揺れ始めた。巨大なものが目の前に来た。

 

 【 骸龍 オストガロア 】

 

 俺はその古代の龍を見て大声で叫んだ。悪くはないよね? オストガロアは首を傾げてるけど。

 

 

ーー Said Sigmund ーー

 

 霊峰の中腹で目を覚ました。

 

 兄さんと海で遊んでたら龍が喧嘩してた。すごかった!

 それでなんだったっけ? ああ! 白と青の龍が嵐と一緒に飛んできた? 浮いて来た? まぁいいか。そしたら此処にいた。

 

「兄さん!」

 

 帰ってくるのは風のおと。

 

 僕の回りは雨が降ってるけど僕自身にはかからない。

 

 急に雨が当たり始めた。

 

 目の前にはさっきのがいた。

 

 【 嵐龍 アマツマガツチ 】

 

 僕を抱き抱えて山の頂上まで運んでくれてる。何で?

 

 

 

 

ーー Sigrud's letter ーー

 

 

 拝啓シグムンド。

 

 俺はこの穴蔵で無事に過ごしているよ。今日もオストガロアに見守られながら生肉を食べてる。火がないから焼けないんだ。

 後ドラゴンって喋れるんだね! 普段だったら俺のことも食べるらしいけど大海龍ナバルデウス亜種? とか言うやつを二日続けて食べたからいいんだって。

 俺に魔法を教えてくれるんだって。竜狩の魔法だってさ。

 でもその前に二人で飯の準備だって。背中にのってタマミツネとか言うドラゴンの骨を纏って一緒に釣りだって。

 ついでに届かないと思うけどこの手紙を海に流すよ。

 

 

 

 PS.俺の名前に親父の名前がついたよ。

 

     我が兄弟に愛を込めて

      シグルド・ラートム・オストガロア

 

 

 

 

ーー Sigmund's letter ーー

 

 親愛なる兄さんへ

 

 どうも僕の名前はシグムンド・ラートム・アマツ。

 僕の新しい父様にもらった名前だよ。父様はアマツマガツチ。羽ばたかずに空を飛ぶ古の龍だ。かっこいい。

 父様は自分の嵐のせいで子供二人を巻き込んだことを反省していた。優しいな父様は。

 兄さんが生きてるかはわからないけど俺は頑張るよでも父様は霊峰に誰か入ってきたら全員ブチ殺って言ってたけどね。優しいけど喧嘩っぱやい。

 それでお詫びに滅竜魔法を教えてくれるんだって。

 父様みたいに浮遊できるのかな?

 でも父様曰竜の子は五人は入るんだって。会いたいな。

 これからは父様みたいに強くなるって決めたんだ。

 

 もし会えたらいろんな事を語り明かそうよ!

 

 

      あなたの一番の弟

        シグムンド・ラートム・アマツ




 プケプケって顔カメレオンなのに体がクルペッコですね。アンバランス差が笑えます。
 ドスジャグラスは完璧に顔がDQNだったし、顔面偏差値楽しいですね。
 ではでは。


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第二話


 シグルド、オストガロア視点です。


 親父とであって三年が過ぎた。俺はいま十歳だ。

 骸龍の滅竜魔導士として滅竜魔法を修行中だ。

 

「シグ! その程度じゃぁ骨すら折れねぇな!」

「五月蝿いな! 骸龍の重爪!」

 

 俺は親父の二つの頭の内の右の頭と戦ってます。

 

「力が入ってねぇな!」

 

「クソッ! びくともしねぇ!」

 

 フルパワーで殴っても全く効いている気がしない。

 

 因に骸龍の魔法は相手の魔法を纏い自分の力にする魔法だ。それと骸龍というだけあって骨を具現化させて戦う。だから食べるものは相手の魔法ほぼすべてと骨。食えないのもあります。特に炎。頑張れば食えるけど細工が要るらしい。

 

「骸龍の天衣」

 

 自分の周囲に漂う魔力を纏い自分を強化して殴ったり蹴ったりするが結果は同じだ。

 

「纏うなら自分をすべて包み込め! 自分の存在を魔力という物に飲み込ませるんだ! そんで全部を喰らえ! ありとあらゆる物を自分の力にしろ!」

 

「骸龍の悪喰!」

 

 親父の頭に骨の牙を生み出し噛みつく。殆ど意味はなかった。

 

《ポトッ》

 

 親父の頭から一欠片の骨が落ちた。

 

「きたぁ!!!!!」

 

「喧しいわ!」

 

 親父に殴られて気絶した。

 

 

 

 

 

ーーSaid Nakarkos ーー

 

 三年前だ。

 俺はいつも通り腹が減ったから釣りをしてたらナバルデウスが引っ掛かった。しかも亜種だ。今日は満足だときれいに平らげてやった。

 次の日も腹が減っていた。だがいつもと違う感覚を感じながら釣りをしてると又ナバルデウスだった! 二日続けて亜種はまれだ。

 狩りをしたあと巣へと戻ろうとするとアマツの野郎が俺の上を飛んでいきやがった。旧友だから見逃すが少しは腹立たしい。

 とりあえず巣に戻ると人間のガキが俺の巣のなかで倒れてた。

 とりあえず様子を見ていると目を覚ましたようだ。

 本来なら食うところだが気分がよかったから近寄ってみたら叫ばれてしまったぜ。

 ガキはこっちを見て少し怯えたあと話しかけてきた。

 どうやら砂浜で弟と遊んでたら俺の狩が見えてそれを見てたらアマツの嵐に巻き込まれて流されたらしい。海底湖すげぇな。

 とりあえず食べ差しだったナバルデウスの尻尾を分けてやった。

 ずっとドラゴンって呼ばれ続けるのは気持ち悪かったから名前を教えてやった。

 この場所から外に出るのは俺の手伝いがないと無理そうだから育ててやろう。魔法の素養もあることだしな。

 

 

 

 

 

ーーSaid Sigrud ーー

 

 

 昨日は親父の頭から骨を一欠片落とせた!

 この調子でどんどん強くなろうと思ってたら親父が行くところがあるついてこいと言われた。

 久しぶりにブレスで行く空の旅は楽しかった。

 あの洞窟から外に出るの事態が一年ぶりか。

 親父はどこかの高原に着地すると空に向かってブレスを放つ。

 そこに現れたのは真っ赤な龍と俺より少しだけ小さい桜髪の男の子だ。

 俺は親父に言われてその男の子と遊ぶことになった。

 

「俺はナツ! イグニールは俺の父ちゃんだ!」

「よろしく! 俺はシグルド。あの烏賊みたいな龍が俺の親父だ」

「なにして遊ぶ?」

「鬼ごっこでいいだろ? 鬼はこいつだな」

 

 そう言って骸骨のゾンビを作る

 

「スゲー! 俺にも教えてくれよ!」

「骸龍の滅竜魔導士じゃないと無理だぜ」

「俺は火の滅竜魔導士だ!」

 

 何時間かわからないが遊んでいると二人が来た。

 

「シグ! 行くぞ」

「ナツ! 俺たちもだ」

「りょーかい親父」

「おうイグニール!」

「又今度な!」

「ああ絶対だ!」

 

 そう言って俺たちは洞窟へと帰った。

 

 ナツと出会ってから一年が又過ぎた。

 

 そして親父がいなくなった。

 

 X777年7月7日 ドラゴン失踪

 

 横に懐かしく見る奴がいた。

 




 モンハンワールドたのしい。
 次回はシグムンド、アマツ視点です。

 ではでは、どうぞよしなにご容赦を

 評価感想お待ちしております。


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第三話 

 次回プロローグ最終話


ーーSaid Sigmund ーー

 

 

 僕が父様に魔法を教わりはじめて一年がたった。

 父様は理論派の教育者だ。まず全ての滅竜魔法を動きを僕に徹底的に教え込むのと同時に自分の中の魔力を感じていく事をずっとしていた。

 寝ていても体の動きは寸分違わず夢で出てくるほどに覚えた。

 ここでやっと始まりらしい。

 まずは小さな風を魔法で起こすことから始まった。

 木枯らしから始まり少しずつ大きくなっていき今は風の動きが全部わかるようになった。

 次は雨を呼ぶ事だ。練習するときだけ父様は嵐を止めてくれていた。分かりやすいように。

 春雨程度なら降らせるまでにはなった。 

 

「嵐龍の天衣」

  

 自分の回りに風が巻き起こり自分の体を少し浮かす。

 

「その状態で三十分耐えなさい」

 

 父様は魔力を安定させるために毎日これをさせる。昨日まではまとう時間が十分だったがステップアップだと言われ三十分になった。

 十五分を過ぎた頃に父様は後十分だと言った。わざとだろう。 

 

「後五分だ」

 

 十分と言われた後の十分間が恐ろしく長い時間だった。意識が危ないけどできたら父様が誉めてくれる。

 

「後一分」

 

 意識が朦朧とするがなんとか耐える。周りの嵐をなんとか調える。

 

「良くやった。シグム」

 

 父様に誉められて僕は意識を手放した。 

 

 

ーーSaid Amatsu ーー

 

 一年前のとある日だった。

 わしが何となくで空を動いていたらオストガロアの奴がナバルデウスを又捕まえておった。

 全くもって食欲の止まらんやつだ。

 そのまま気にせず山の方へと進んでいくと人間の子等が嵐に巻き込まれていた。しかも片方は山河に落ちてしまった。生きていることをわしは願おう。

 じゃが、もう一人は気絶はしておるが生きておる。

 わしのせいで離ればなれになってしまった責任はとろうとおもう。

 魔法を教えよう。イグニールが言っていた滅竜魔法をな。

 シグムの才は本物だった。

 動きを教えたら見事に覚え、魔法の知識を詰め込めば語り始め、嵐を少しずつ纏い始めた。

 子の成長。これほど嬉しいものはない。

 今日も魔法を整えながら調える訓練をさせたが三十分も出来ていた。

 我が息子ながら成長度が素晴らしい。

 

 

ーーSaid Sigmund ーー

 

 あれからニ年がたった。今は十歳だ。

 今日、お客竜が来るらしい。天竜グランディーネとその娘だそうだ。

 

「始めまして。ウェンディーと言います」

「こちらこそ。僕はシグムンド、シグムって呼んでね」

「はい!」

 

 とりあえず父様とグランディーネが話す間、ウェンディーとおままごとをしていたがウエンディーがこけて号泣してしまった。

 

「痛くないよ。ほら、僕の魔法が君を守るから」

 

 そう言ってウェンディーに風のヴェールを纏わせた。

 

「暖かい。ありがとう。お兄ちゃん!」

「お兄ちゃんか、、、」

「呼ばせてください!」

「いいよ」

 

「仲良くなったみたいだわね」

「グランディーネ!」

「グランディーネさん。ウェンディーの足を治してもらってください。さっき怪我したので」

「本当だわ。手当てしてくれてありがとう」

「シグム。行くぞ」

「わかりました父様。ウェンディー、僕たちは兄妹だ。それは離れてても変わらないから」

「はい! ところでずっと気になってたんですがお口閉じてるのに何でしゃべれるんですか?」

「今度あったときのお楽しみだ。又な」

 

 僕と父様は霊峰へと帰った。

 

 それから一年後、父様が帰ってこなくなった。

 

 X777 年 7月7日 ドラゴン失踪

 

 僕の横には大好きな兄さんがいた。




 モンハンワールドやってたら朝の五時だったりします。
 それと昨日誕生日でしたww


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第四話

プロローグ最後です。


ーーSaid Sigrud ーー

 

 気がついたら変な場所にいた。しかも横には死んだと思っていた弟の姿があった。

 

「シグムンド! お前今まで何してたんだよ! てっきり死んだかと」

「それはこっちの台詞だよ兄さん!」

「はぁ、とりあえずお前が無事手よかったよ」

「そうだね」

「喉は治ってないのか?」

「治療の余地無しだって」

 

 二人とも草原に座り込む。

 

「そういえばアンナ先生と一緒に来たよな」

「うん。いないみたいだね。みんなも」

「親父たちのことだけ思い出さねぇ」

「急にいなくなっちゃった」

 

 俺は立ち上がりシグムンドに向かって手を伸ばす。

 

「世界を回りながら探そうぜ俺ら外の世界知らねぇしな」

「うん!」

 

 

ーーSaid Sigmund ーー

 

「うん!」

 

 僕は兄さんに向かってはっきりと言った。

 それから世界を探検しながら町をわたり。町の困り事を解決する代わりに宿に止まらせてもらうという生活を始めた。

 三ヶ月が過ぎた頃にマグノリアという街に入った。

 そこにはギルドと呼ばれる一種の組合があった。

 そしてこの国フィオーレ王国最強と呼ばれるギルド【フェアリーテイル】があった。

 

 兄さんと僕はこのギルドの前まで来ていた。

 

「でかいね」

「ああそうだな」

 

「お前たち! 私たちのギルドに入りたいのか?!」

 

 緋色の髪の毛の女の子が話しかけてきた。

 

「いや、でけぇなっ

「そうか! 入りたいのか!」

「違います。通りがかって大きいな

「わかったついてこい!」

 

 この人話聞かないタイプの人だ。兄さんも苦笑いだ。

 女の子はギルドマスターを呼んで、入るのか? いいよーという軽すぎるのりで僕たちはフェアリーテイル魔導士になってしまった。

 

 ギルドマークのスタンプを押すらしい。兄さんは左の肩甲骨辺りに灰色のスタンプをつけたから、僕は右肩甲骨辺りに水色のをつけてもらった。

 

「私の名前はエルザ、エルザ・スカーレットだ!」

「はぁ、俺の名前はシグルド・ラートム・オストガロア」

「僕はシグムンド・ラートム・アマツです。兄さん共々よろしくお願いします」

「兄弟なのか?」

「双子だ」

 

 兄さんが言葉を返したとたん扉の方を急に向いた。

 

「ナツ」

「ナツを知ってるのか?」

「ああ、友達だよ」

 

「エルザ!俺と勝負しろォー!」

 

 ナツが走ってきた。アンナ先生の教室以来だ。

 

「ナツ! その前にお前の知り合いだ!」

「グバァッ!」

 

 エルザの拳が鳩尾に見事に入り、ナツのからだが真っ二つに折れた。

 

「相変わらず五月蝿い奴だな! ナツ!」

「シグ!」

 

 兄さんの声を聞いたとたん顔をあげる。

 

「お前はイグニール知らねぇか! 7月7日にいなくなったんだ!」

「俺らもだよナツ! 俺ら兄弟も親父たちを探してる」

「まて、シグルド兄弟もまさか滅竜魔導士なのか?」

 

 エルザさんが困惑するかのように尋ねる。

 

「ああ、俺は骸龍オストガロアに習った骸龍の滅竜魔導士」

「僕は嵐龍アマツマガツチに習った嵐龍の滅竜魔導士です」

 

 するとギルドの中がざわつき始める。

 

「滅竜魔導士が二人も増えたぞ!」

「めでてぇな!」

「ああ! なら歓迎の宴だぁ!!!」

 

 訳のわからないまま雰囲気に流されてしまう僕たち。

 

「退屈はしなさそうだぞシグムンド」

「そうだね兄さん」

 

 二人でこそっと笑っていたのは内緒だ。





 眠たい。


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第五話

インフルで死んでました


ーーSaid Sigmund ーー

 

 ある日の朝でした。

 

「シグ! 俺と勝負しろ!」

「俺? めんどくさいからエルザとしとけよ」

「私か? 構わんぞ?」

「それかグレイ」

「くそ炎と遊ぶなんて真っ平ごめんだね」

「いいじゃないかシグ、やってやれ」

「仕方がねぇ」

 

 今日もフェアリーテイルは平和です。

 

 僕だよ、シグムンドだよ。

 朝から兄さんに向かってナツが勝負を仕掛けてそれを面白がって見てたら本当に勝負になってしまった。

 ギルドのみんなもそれに乗っかってかけを始める。圧倒的にナツの人気が高かった。

 僕はもちろん兄さんに入れたけど。

 ナツ君大丈夫かな。

 

ーーSaid Sigrud ーー

 

「わしが審判じゃ」

 

 マスターがテコテコとこちらに向かって歩きながらルール説明を始めた。

 

「殺すことは許さんそれ以外は認める。敗けを認めるか続行不能だと判断する」

 

「おうじいちゃん」

「了解」

 

「始め!」

 

「火竜の鉄拳!」

 

 ナツがフェイントすら入れず単純な右ストレートを入れようとする。

 

「骸龍の残歯」

 

 しゃがむだけでナックルを避け、すれ違うタイミングで左手でナツの脇腹に触れた。

 

「オラッ! 火竜の鍵爪」

 

 カウンターで蹴りが飛んでくるのを何事もないかのように掴む。

 

「骸龍の悪喰」

 

 残歯で触れたところが穿たれる。

 音を発ててナツが倒れた。

 

「そこまでじゃ!」

「骸龍の饋饌(きせん)! ごめんやり過ぎたな」

 

 慌てて穴が開いているところに向かって手をかざす。

 

「スゲー! 傷が治った!」

「まぁ、俺が与えた傷以外無理だけどな」

 

 目線を上に上げるとエルザが目を輝かせながらこちらを見ていた。が思いっきり無視してやった。

 

「強えーなシグ!」

「ごめんな、やり過ぎた」

「良いって」

 

 シグムンドが近づいてきて俺もやりたいなんて言ってくる。

 

「エルザ! 弟とやってくれないか?」

「イヤ、私は結構だ。だがどうしてもというなら構わないが」

「んじゃよろしく」

 

 俺は周りの聴衆に紛れた。

 

ーーSaid Sigmund ーー

 

 僕の相手になったのはエルザさんだ。

 はっきり言って武闘派なのは見てわかる。

 まぁ負けないんだけど。

 

「さっきのルールと同じじゃ。よいな?」

「はい!」

「わかりました」

 

「始め!」

 

 宣言と共に強風を纏う。

 

「換装! 黒羽の鎧!」

 

 勢い良く切りかかってくるが関係ない。

 

「嵐龍の天衣」

 

 風を嵐に変え腕を動かす。

 暴風と剣が交わりエルザが後方へと弾かれる。

 

「マジか! なにしたんだ!?」

 

 ギャラリーが五月蝿い。

 僕は漂い始める。

 

「エルザさん。行きますよ」

「来い!」

「嵐龍の暴牙」

 

 僕はエルザさんから見えないところからアッパーをする。

 

「参った!」

 

 エルザさんが叫んだ瞬間に動きを止めた。

 

「エルザが負けた!」

「俺の掛け金がぁー!!」

「エルザ情けねぇーな!」

「なんだとミラ」

「私なら直ぐだな」

 

 ミラさんが急に飛びかかってきた。

 僕は気づいてなくて反応が遅れた。

 

「ミラさん危ないって」

 

 兄さんが飛びかかってきたミラさんをどうしたのかわからないがお姫様だっこしていた。

 

「なっ! 何してたんだよ!」

「お姫様だっこ?」

「下ろせっつってんだよ! 白髪やろう!」

「そこはお揃いじゃないかな? ミラさんは銀か、」

 

 兄さんが天然ジゴロしてる。

 今日もフェアリーテイルは平和です。

 兄さんとミラさんはなんかまた喧嘩してるけど。




 今度キャラ設定書きます。


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雨乞の因編(あまごいのよすが)
第六話 雨乞の因編(あまごいのよすが)


 サボってた訳じゃな、ないんだからねww
(モンハンのしすぎです。)

 ちょっとしたシリーズを書きます。2、3話くらいで終わる予定。


ーーSaid Sigmund ーー

 

 やぁ、シグムンドだよ。今日は兄さんとクエストに来るはずだったんだけどミラさんに連れ去られたから一人でいってるんだ。内容は「雨乞いできる方募集」っていう嵐龍にもってこいの仕事だった。

 

 クロッカスとマグノリアの間の秘境。ガハザラ。

 

「ようこそお出でなさいました。ガハザラ村長のガーンザイと言います」

 

 村長さんが出迎えてくださり村長さんの家で説明を受けた。

 

「フェアリーテイルのシグムンド・ラートム・アマツと言います。よろしくお願いします」

「紋章を見せていただいても?」

 

 僕は背中を見せて紋章を確認してもらう。

 

「この村はですねこのような辺鄙な場所にございまして。数年おきに雨が降らなくなるのです」

 

 ガーンザイさんは窓の外を見て一回ため息をついた。

 

「溜め池もあるのはあるのですが全くと言って良いほど水がない状況なのです。もって後三日ですかね」

「わかりました。とりあえず溜め池と池に繋がる川を見させていただいても良いですか?」

「わかりました。少しお待ちください」

 

 そう言って村長さんは家から外へ行き、村役場のような大きい家へと入っていった。

 僕も外へ出ると村の子どもが興味ありげにこちらを見る。  

 

「あなたはだぁーれ? どんな人?」

「僕は雨乞いできる魔法士だよ」

「魔法士! ほんと!?」

「ほんとだよ?」  

 

 村の子どもにギルドのマークを見せる。

 

「ほんとだ! フェアリーテイルのマークだ! でも口を閉じながら喋ってるのはなんで?」 

「僕は喉が悪いんだ。だから腹話術っていう方法で喋ってるの」

「魔法じゃないんだ。なんだ」

「少しだけ見せてあげようか?」

「良いの?」

 

 僕は女の子から2メートルくらい離れて魔力をまとい少しだけ空に浮く。

 

「すごい! わたしもしたい!」

「こらメイカ! すみませんこの子ったら」

「構いまわないですよ。 少し浮くだけだよ」

 

 僕はそう言ってメイカちゃんを少しだけ浮かせてあげた。

 

 

 閑話休題

 

「シグムンドさん、ここが村の溜め池です。この通りもう少しで干上がる寸前なのです」

 

 僕は村の溜め池に来ていた。少し変な魔力を感じる。それにこの村では無い者の匂いがする。

 

「ここに流れる川の方へ行きましょう」

「こちらです」

 

 池に繋がる川を少し登り険しい山道になり始めたところで川の中に入った。

 

「大分水位が減ってるんですね」

 

(底筒の水が濁り始めてる。魔力の残滓の影響。こういうのは兄さんの役目なのに)

 

「まずは川の浄化を。そして雨乞い、この川を濁した犯人の捜索と捕縛が今回の仕事ですね」

「どういうことですか?」

「この川自体に魔力が流れた形跡があります。自然にできた流れではない魔力が」

「わかりました。本来なら雨乞いだけですのでボーナスという形で追加報酬は払わせていただきます」

「では二時間後ここで村長だけ来てください。気になるでしょ? 僕は魔方陣の準備をしてますので」

 

(兄さんが居れば楽なのに)

 

 そのころシグルドはミラのサタンソウルの練習だいになってましたと。終わり




 こんな駄作にお気に入りをしてくださった方々の

雷霆 こまつこ クビア サキザキ ゆゆ様好き 義藤菊輝 絢都 RENAULT れん0214 木葉な咲華 黒き太刀風の二刀流霧夜 ノザケン <わんこそば> クロロ(*´∀`)♪ ヨカン ppが足りない 塩分塩ジャケ ナオナオ ゆとmk かわセロリ 
 様。ありがとうございます。これからも頑張らせていただきたいので応援よろよろー


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