龍神の行く海兵奮闘記 (Rime casket)
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龍神邂逅
人物紹介


今回は主人公の説明です


☆カオル・ベルフォート

Lv:1000

Profession(職業):全能神

Race(種族):八岐大蛇(龍神王)

HP:【表示を諦めました】

MP:【表示を諦めました】

攻撃:【表示を諦めました】

防御:【表示を諦めました】

素早さ:【表示を諦めました】

器用さ:【表示を諦めました】

賢さ:【表示を諦めました】

魔力:【表示を諦めました】

運:【表示を諦めました】

 

【固有能力】

戦神(セクメト)

魔神(イシス)

技巧神(トート)

 

☆装備

右手:Those that cut truths(真理を斬り開くもの)

左手:Closing the truth(真理を閉ざすもの)

頭:熾天使の慈悲

胴:熾天使の守護

腕:熾天使の宣告

腰:熾天使の無情

脚:熾天使の侮蔑

 

 

全能神…全ての職業を極めクエスト「神に至りてその先へ」をクリアすることでなる事の出来る「最強の職業」

テキストコメント↓

『この世を統べる神々の頂点に立つ存在。かの神に不可能はなく、生命の創造も概念の操作も可能とする』

 

八岐大蛇…龍人族を極めた内の一つの可能性。多種多様な属性を持ち、多重思考が可能となる

テキストコメント↓

『日本神話に出てくる邪龍であり龍神。その口から放たれるブレスは総てを灰燼に帰すほど。ただし酒に弱い』

 

龍神王…龍人族であり、神級職をLv500に上げることで獲ることの出来る称号の一つ。龍族を従えることが出来る

テキストコメント↓

『龍神達の王であり、総ての龍を従える最強の存在』

 

戦神(セクメト)…剣術や槍術等の戦闘関係スキル総てを内包したスキル

 

魔神(イシス)…炎魔導や風魔導等の魔法関係スキル総てを内包したスキル

 

技巧神(トート)…鍛冶や裁縫等の技術関係スキル総てを内包したスキル

 

Those that cut truths(真理を斬り開くもの)…世の総てを斬り裂く事が出来る。この刀に斬れないものなど存在しない

 

Closing the truth(真理を閉ざすもの)…世の総てを拒否し追い払うことが出来る。物質は斬ることは出来ないが非物質(理、概念、魔法)などは斬ることが出来る

 

熾天使シリーズ…最高級の防御力と魔法防御力、状態異常無効の効果を持ち、天使化することが可能

 

 

カオル・ベルフォート…CGO内でGM(GAME MASTER)直轄のクランを除いて最強の存在。パーティを組むことはあるが基本ソロプレイばかりしていた。現実(リアル)では男でネカマプレイをしていたが、女声を出すことが出来、尚且つそこら辺の女性よりも綺麗な声なので殆どの人は男だと分からなかった。



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目覚める龍神。齎すは繁栄か破滅か

はい、またもや新作投稿です!

超不定期ですが宜しくdeath(๑•̀ㅁ•́ฅ✧


「此処は…何処だ?」

 

晴れ渡る青空と白砂の砂浜に佇むのは白銀の髪を膝まで伸ばし鮮やか紅色の目を持ちその道のプロが見れば腰を抜かしてしまう程の美しさと威圧感を放つ反りの浅い刀を二振り腰に差した絶世の美女。

その美貌に見合った美しい声を響かせて美女は自らの状況を確認する。

 

「たしか私は部屋でゲームを……私?おかしい。私は一人称が俺だった筈だ…それに、声も高い……物凄く嫌な予感がするぞ?どこかに顔を見れる様なものは…海水…映るか?」

 

美女は混乱を必死に隠して海水に映った自分の顔を見て驚愕する。

 

「なっ!?お、女になっているだと!?それにこの姿…私がやっていたVRMMOのアバター…?」

 

美女は自分の姿が男から女へと変わっていることに驚愕し更にその姿が自分がしていた大人気VRMMORPG「CROSS GATE ONLINE(クロスゲートオンライン)」のアバターである事に茫然自失となった。

 

「もしやスキルや魔法も…?確かめる必要があるな…《ステータス》……ここまで来ると呆れてしまうな」

 

美女がそう言うと美女の目の前にはホログラムの様な物が現れそこに記されていた事に美女は呆れた

 

───────────────

☆カオル・ベルフォート

Lv:1000

Profession(職業):全能神

Race(種族):八岐大蛇(龍神王)

HP:【表示を諦めました】

MP:【表示を諦めました】

攻撃:【表示を諦めました】

防御:【表示を諦めました】

素早さ:【表示を諦めました】

器用さ:【表示を諦めました】

賢さ:【表示を諦めました】

魔力:【表示を諦めました】

運:【表示を諦めました】

 

【固有能力】

戦神(セクメト)

魔神(イシス)

技巧神(トート)

 

☆装備

右手:Those that cut truths(真理を斬り開くもの)

左手:Closing the truth(真理を閉ざすもの)

頭:熾天使の慈悲

胴:熾天使の守護

腕:熾天使の宣告

腰:熾天使の無情

脚:熾天使の侮蔑

 

───────────────

 

美女…カオルはCGOにてGM(GOD MASTER)と言う運営からの2つ名を与えられる程にそのゲームをやりこんでおりスレ等では【無敗の女帝】【逆らっちゃいけない奴】【最凶・最強・最恐】等と呼ばれ恐れられていた。

 

「とにかくこのステータスならばそう死なんだろうし、この世界がどんな世界なのか確かめるとするか」

 

 

 

今、龍神達の王が動き出す。その王が齎すのは破壊か…それとも繁栄か………




え?ワンピの世界に合ってないって?二次創作なんてそんなもん(酷い偏見)


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軍属の龍神。さぁ…恐怖の始まりだ(SHOW Timeだ)

書けるうちに書いて投稿です!


「全く…次から次へと嫌になるな……最近は特に増えてきた。まぁ、そのお陰でこの世界の事と自分の能力、手加減の仕方を学ぶことが出来たのは僥倖と言えるか…。」

 

浜辺にある岩ではちきれんばかりの胸部装甲を藍色の水着で隠したカオルは1人そうごちる。彼女は島を(調べた結果猛獣以外は住んでいない無人島)通りがかり自分を狙ってくる海賊達を時には斬り、時には燃やし、時には岩で押しつぶしたりという事を数百年していた。海賊…そう「海賊」である。

 

「海賊共の話から察するに、この世界はONE PEACEの世界だろうな…となると私の能力はヘビヘビの実・神獣種・モデル八岐大蛇と言ったところか?」

 

カオルはONE PEACEをそれ程詳しく読んでいる訳では無かった。せいぜい主要人物と主人公の兄であるエースが海軍によって死んでしまうと言うことが分かる程度だった。カオルはこの世界での身の振り方を考える

 

「海賊…海軍を殲滅することは出来るだろうがそうすると民衆が面倒だろうな

革命軍…情報が少なすぎる上に何をさせられるかわかったものでは無いな…

海軍…天竜人が鬱陶しいな…

 

よし、海軍に所属するとしようか。天竜人は最悪八岐大蛇の姿で脅せばいいからな。」

 

カオルは中々に物騒な事を呟いているがそれを突っ込む者は今この場にいない。

 

「さて、手土産として彼処の海賊をバラして海軍基地に持って行くか。」

 

 

 

─────海軍基地・元帥の部屋─────

 

海軍基地の元帥の部屋では2人の巨漢が話をしていた

 

「龍神の島じゃと?」

 

「そうだ。新世界のとある海にある島なんだが…どうもその島には数百年前から龍神が居ると言う噂がある。」

 

「数百年前っちゅう事は悪魔の実の能力者とは考えにくいのぅ…」

 

「そうだ。そして最近その島の龍神が人間の姿をしていると言う報告が上がった。」

 

「そりゃあ神と付くくらいじゃしのそれくらい出来てもおかしくは無いじゃろ。で?其れをこの海軍に引き込めばいいんか?コングさん」

 

コングと呼ばれた人は鍛え上げられた肉体をしており、元帥としての覇気や威厳をまざまざと見せつける人であった。対するもう1人は赤いアロハシャツのようなものに赤いズボン。そして背中に「正義」と書かれた白いコートを羽織っており葉巻を吸っていた。

 

「そうだ。頼めるか?サカズキ中将」

 

「別に構いやせんがのう…仲間になってくれるかは分からんぞ?」

 

「そうなれば諦めるよりほかあるま「心配しなくても入ってあげるから安心するといい。」!?」

 

話がまとまりかけたその時、美しい声を響かせて白銀の髪を靡かせた美女が元帥の部屋に突然現れる。そう、カオルである。

 

「驚いたな…私の見聞色の覇気の覇気を持ってしても気づけないとは…それに、本能が理解している。貴女には勝てない。」

 

「儂もそれなりに強い自信があったが…井の中の蛙だったってことかのぅ…」

 

サカズキとコングは突然現れたカオルに本能で勝てないと察した。例えるならライオンを見上げる蟻と同じである。

 

「私を仲間に引き入れたいんだろう?幾つかの条件を呑んでくれるなら私を好きに使うといい。」

 

「条件とは?」

 

「1つ、天竜人関係の仕事は私に回さないこと

2つ、私に対して余計な詮索をかけないこと

 

この2つだ」

 

「そ、そんな事でいいのか?」

 

「あぁ、構わないよ。」

 

「それは有難いが…」

 

「何か問題があるかい?」

 

「いや、無いな…感謝する。」

 

「それから、私は海賊だからって全部が全部悪い奴だとは思っちゃいない。あまり行き過ぎた正義を抱えていると……去勢するよ?サカズキ中将」

 

「ぜ、善処するわい…」

 

カオルの放った殺気に一瞬で勝てないと悟ったサカズキは冷や汗を流しながら頷いた。

 

 

 

 

ここに後の世に「世界最強にして最恐の海軍将校」と呼ばれる女海兵が誕生した。

 

 

 




今回はコングさんとサカズキ中将との邂逅でした。カオルさんは出会っただけで相手との格の違いを見せつけることが出来ると言う…


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断罪の龍神。ステータス万能説が微レ存?

今回は嚙ませ犬転生者が出ます


クズ野郎です


─────海軍基地・訓練場─────

 

海軍基地の訓練場には多くの人が詰めかけていた。現海軍大将黒腕のゼファーと新人の女海兵が闘うとあって興味津々なのである。最初は黒腕のゼファーが完封するだろうと思われていたが、蓋を開けてみれば出てきたのはゼファー相手にまるで赤子の相手をするかのように攻撃を無効化(・・・)し人体の急所に的確に攻撃を当てていく新人女海兵の姿だった。

 

「ふははははははは!おもしれぇ!俺の攻撃を尽く無効化しやがるとはな!」

 

「ふん。貴様ではウォーミングアップにもならん。どうせならドラゴンでも連れてくることだな。尤も…それで私が負けることなど万に一つも無いがな!」

 

新人女海兵…カオルはそう言って武装色の覇気で守られた鳩尾に軽く(・・)殴ってゼファーを吹き飛ばして気絶させる。

 

「さて、次は誰だ?三中将か?元帥か?それとも海兵全員か?」

 

カオルは問いかけるも誰も反応しない。皆分かってしまったのだ……アレ(・・)には勝てないとアレ(・・)は自分達の手には負えない相手だということを。

 

「なら俺様が相手してやるよ」

 

そんな中1人の男性海兵が名乗りを上げた。その海兵は最近メキメキと力をつけて出世している海兵だ。だがその分我が強く、上層部も上手く扱い切れていない海兵でもある。それもその筈、この海兵は転生者であり、自分はオリ主で最強なのだと信じて疑わない人種なのだから

 

(ふむ…中々に強そうじゃないか…少し見せてもらうよ『鑑定』!)

 

───────────────

 

☆マサカズ・テンジョウイン

Lv:20

Profession(職業):海軍将校【少佐】

Race(種族):人族

HP:78000

MP:680

攻撃:67300

防御:35000

素早さ:87220

器用さ:6700

賢さ:18

魔力:10

運:7

 

☆スキル

恫喝

脅迫

証拠隠滅

性技

全反撃(FullCounter)

王の財宝(GATE of Babylon)

 

☆称号

強姦魔

ゲス野郎

女性の敵

転生者

 

───────────────

 

屑である。もう一度言おう屑・で・あ・る。そして見事なまでの脳筋特化である。

 

「やれやれ…今まで一体何人の女をその手で犯してきたんだい?まさかとは思うが私に勝ったら私を慰み者にしようとは考えてないだろうね?自分で言うのもアレだが、私はかなりの巨乳だ。恐らくGかHはあるだろうね。お前さんは女を犯した後証拠隠滅が得意な様だが、残念だけどそうは問屋が卸さないよ。私は既にお前さんが強姦魔だと知っているし女性の敵でもあることは知っている。大方、転生したヒャッホー!この世界では俺がオリ主だー!とでも思ってんじゃないかい?もしそう思ってるならバカも休み休み言いな。その世界に同じ境遇の奴らが居ないなんて誰が言った?自分よりもヤバい奴がゴロゴロいると思って警戒しない様じゃあんたは3流以下のクズ野郎だよ。」

 

カオルに言いたい放題言われた男海兵…マサカズはその正論の嵐にブチギレた

 

「るっせぇんだよこのクソアマァ!テメェは黙って俺に負けて犯されてりゃいいんだよ!この世界に俺より強いやつがいるかもだと?ハッ!笑わせんなよクソが!俺が、俺こそが最強だ!ポセイドンだろうとプルートだろうと俺には勝てねぇんだよぉぉおおおお!!!」

 

頭に血が上っているのだろう…此処が何処なのかも忘れて喚き散らす様は滑稽としか言いようがない。当然そんな事を叫べばここにいる全員(・・)に聞かれるわけで

 

「……おい、貴様あまり調子に乗っ取るとシメるぞワレェ…」

 

「ん〜…これはちょっと頂けないねぇ…」

 

「お前みたいな奴がいると海軍は腐っていくんだよ」

 

「海軍で好き勝手やっとるのは知っとったがまさかここまで酷いとはのぅ…」

 

「貴様のようなクズを見破れなかったのは上司である私の責任でもある。よって貴様には相応の罰を受けてもらう」

 

「俺様の前で堂々と強姦発言とはやるじゃねぇか…気に入ったお前には特別教練(・・・・)を付けてやろう」

 

「……後で私の部屋に来い」

 

上からサカズキ中将、ボルサリーノ中将、クザン中将、ガープ中将、センゴク大将、ゼファー大将、コング元帥の順である。総勢7名+女性海兵全員からの殺気に今頃ことの重大性に気付いたマサカズは顔を青ざめさせるが時すでに遅し。彼は模擬戦をすること無く翌日海軍基地から数キロ離れた沖合で死んでいるのが確認された。その死体には爛れた箇所や氷漬けにされた箇所が見受けられたが真実は闇の中に葬られた。

 

その後カオルは海軍基地内にて「怒らせるべからざる存在」として有名になるのだが、それはまた別のお話




転生した世界に同じ境遇で自分よりヤバい奴がゴロゴロいる云々は

私の持論なのであしからず


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驚愕の龍神。狂い出した歯車

今回はオリジナル要素が出ます


 

─────海軍基地・訓練場─────

 

訓練場ではカオル達4人の将校達の訓練によって地獄絵図と化していた

 

氷河時代(アイス・エイジ)

 

八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)

 

流星火山(りゅうせいかざん)!」

 

4人のうち3人から繰り出された全てを凍てつかせる冷気を周りの空気を「斬り裂く(・・・・)」ことで無効化し、空から降ってくる光の雨とマグマを最小限の動きで躱しつつ3人の中将の鳩尾に手加減したパンチをめり込ませて戦闘不能にする。最早遊ばれているも同然である。

 

「お前達は能力に頼りすぎだな。そもそも技名を口にしないと発動しないあたりまだまだ弱い。確かに技名を口にするのはイメージを固めるのに必要だし悪いとは言わんがプロとの殺し合いじゃあその僅か数秒の間で勝負が決まるんだよ?」

 

「散々躱されて一瞬で戦闘不能にされちゃ反論出来ねぇな…」

 

「耳が痛いねぇ…」

 

「………」

 

「サカズキ?おーい、起きてるかーい?」

 

「っ!な、何じゃ?」

 

「いや、なんかボーッとしてたからどうしたのかなーと」

 

「すまん。疲れが溜まっとるようじゃ…今日はこの位にしとくわい」

 

「そうかい?あんまり無茶すんじゃないよ?」

 

「分かっとるわい大将【白龍】(・・・・・・)

 

「慰めて欲しい時はいいなよ?それも大将の仕事のうちさ」

 

そう言ってカオルはにこやかな笑身を浮かべてサカズキを見送る

 

「…なぁボルサリーノ」

 

「どうしたんだいクザン〜」

 

「サカズキの奴…間違いなくアレ(・・)だよな」

 

アレ(・・)だねぇ…」

 

「なんだい2人ともアレ(・・)って」

 

「何でもねぇよ。それに、これは教えたらだめなやつだしな」

 

「そうだねぇ〜大将【白龍】もこっち方面には疎いようだねぇ…」

「????」

 

訓練を終えて先の模擬戦での注意点を挙げている時、サカズキが心ここに在らずといった様子なのをカオルは心配するがサカズキは大丈夫だと言って訓練場を後にする。その後何かに気づいたクザンとボルサリーノだが、カオルは全く分からない様子。そのまま3人は訓練場を後にし(壊れたところはカオルが直しておいた)各自の部屋に戻っていった

 

 

─────大将【白龍】の部屋─────

 

「ふぅ…これで今日の仕事はおw「やっほー!みんなのアイドルミカエルさんだよー!ィェーィ☆」…其は狂乱する元素の宴。集い集いて万象果てy「ストップストップ!私を殺す気かな?!」勝手に私の部屋に侵入する輩は滅する「怖いよ!?」はぁ…で、何の用だミカエル」

 

大将【白龍】の部屋にいた背中に4対12枚の翼を生やして頭に光輪を輝かせる美しい存在【熾天使ミカエル】。彼女はある日突然現れカオルをなぜこの世界に呼んだのかを説明した後、よくここに来る様になった。

 

「それで、今回は何なんだ」

 

「もう既に会ってるだろうけどこの世界には多くの転生者がいる。今までカオルが殺してきたやつの他にも沢山ね。これを重く見た上層部はある事を決めたんだ。」

 

「ある事?」

 

「CGO内で最強と謳われたクランBlutbedeckte schwarze Katze(血塗れの黒猫)の「全知全能なる神皇」「神速を超えし神風」「母なる癒しと無慈悲な破壊神」の3人をこの世界に送ることにしたんだ。」

 

「ちょっと待て!それは明らかに過剰戦力だろ?!GM(GAME MASTER)3人じゃないか!」

 

「【厄災】と【災禍】と【七大罪】更に【滅神皇】と【極炎龍皇】が手を組んでるって言えば事の重大性が分かるかな?」

 

「五大厄災全員が手を組んだ…だと?!」

 

「そう。五大厄災は全員が全員とは言わないけどGM(GAME MASTER)と相打ちに出来るほどの実力を持ったヤツらだ。君一人では分が悪すぎる」

 

「……分かった。それでその3人はどこにいるんだい?」

 

「あと2日程したら海軍に入隊させるつもりだよ」

 

「そうかい…久々に本気で暴れられるわけだね…」

 

「………やり過ぎて星を壊さないでよ?」

 

「…………善処する」

 

 

 

こうして運命の歯車は狂い出す。1度狂い出した歯車は誰にも止められない。




はい。という事でオリジナル要素の【五大厄災】の登場でした。具体的にどゆなものかと言うと


・【厄災】…デバフのプロ

・【災禍】…一撃必殺の殺し屋

・【七大罪】…字面の通り【憤怒・怠惰・強欲・傲慢・暴食・色欲・嫉妬】に関した能力を持つ

・【滅神皇】…条件無視の破壊神

・【極炎龍皇】…龍神王の1柱であり火焔の支配者

と言った感じです


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邂逅の龍神。集いし最強達

今回は正真正銘【最強】【最凶】【最恐】の3人が登場します


──────大将【白龍】の部屋──────

 

「か、カオル様ああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!?」

 

カオルが部屋で書類仕事をしつつまったりしているとドタドタと音を鳴らしながら一人の海兵が慌てて入ってきた

 

「なんだいなんだい騒々しい。何があったんだい?」

 

「た、助けてください!数日前に入隊した隊員の2人が凄い勢いで飯を平らげていきます!」

 

「別にそれくらいなら問題はないだろう?元気いっぱいで大層な事じゃないか」

 

「そ、それがこのままでは海軍基地の食料があと数時間で尽きてしまうほどの勢いなんです!」

 

海軍基地には巨人族など1食が多い将校もいるため大量の食材が常備してあるのだが、それが尽きかけるというのは些か異常である。原作の麦わらのルフィが全力で食べたとしても1週間分は残る程の量なのだから

 

「ふむ…それは少しまずいね。分かった、何が出来るか分からないが私が行くとしよう」

 

「あ、ありがとうございます!!

 

カオルはそう言うと海軍基地の食堂へ向かった

 

 

 

──────海軍基地・食堂──────

 

「バクバクバクバクモグモグモグモグモグモグ」

 

「ガツガツガツガツムグムグムグムグムグ」

 

「あ、あいつらの胃袋と口はどうなってんだ…もう6時間も水分補給なし(・・・・・・・・・・)で食い続けてるぞ…?」

 

通常、6時間も水分補給なしで食事をするのは些か無理があるのだが食べている2人は「そんなこと知らんな!」と言わんばかりのスピードで出てくる飯を平らげていく、飯の出てくるスピードも然る事ながら2人とも見た目がかっこいいので否応なしに注目を集めてしまう。そこに呼ばれてきたカオルがやって来る。

 

「さてさて、大食いしてる奴はだ……れ………」

 

カオルはその2人を見た瞬間固まってしまった。ほかの海兵は訝しむがそれも仕方ないと言える。何故なら飯を異常なスピードで平らげている2人と飯を異常なスピードで作っていく女性海兵はカオルが最もよく知っている3人だったのだから

 

(はぁ…確かに2日ほどしたら入隊させるとは言っていたけどさ…この2人ってこんなに大食いだったかねぇ?まぁいい、とりあえず確認しておこうか【神眼】!)

 

───────────────

 

☆日下部拓海

権能【全知全能(Xuse)

特性【概念生命体】【超越者】【不滅】【個にして全】【絶対干渉】【王の威厳】【慈愛】

 

☆立花春華

権能【神速のその先へ(Accelerator)

特性【概念生命体】【超越者】【不滅】【大気支配】【慣性支配】【大地支配】【王の威厳】

 

☆藤波楓

権能【創造主と破壊神(Ambvalenent)

特性【概念生命体】【超越者】【不滅】【超多重分割思考】【神算鬼謀】【母なる癒し】【最恐の母親】

 

───────────────

 

(やっぱりこう来たかぁ…強すぎるだろう!ステータスが足枷になる程の強さ(・・・・・・・・・・・・・・・)なんて!)

 

この3人はCGO内で間違いなく最強の3人であった。ステータスでは3人の強さは表示しきれないため現実のままの強さそのままゲーム内に移した(・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・)のだから現実でもこのままの強さだということである。

 

(ミカエル……私よりもこの3人が星を…ひいては次元を破壊しないか心配だよ…)

 

 

カオルは神界にいるミカエルに向かって大きな溜息を吐いたとか




はい。出てきました【全知全能なる神皇(日下部拓海)】と【神速を超えた神風(立花春華)】と【母なる癒しと無慈悲な破壊神(藤波楓)】の3人です

この3人ヤバすぎです。


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衝撃の龍神。まさかの真実

今回は【五大厄災】の内の1人の秘密?が明らかに!


──────大将【白龍】の部屋──────

 

 

「さて、あんたら何か言うことはあるかい?」

 

「食べるのに夢中で入隊したこと伝え忘れてましたすみません。」

 

「拓海に張り合って食べ続けてました。今は反省してます。」

 

大将【白龍】の部屋では日下部拓海と立花春華の2人を正座させて説教をしているカオルの姿があった。どうやらこの2人ミカエルから入隊したらカオルに報告に行くように言われていたことをすっかり忘れて大食い対決をしていたらしい。(尚、料理及び食材は藤波楓が自身の権能で作り出していたので海軍の食料は無事だった)

 

「全く…いつ五大厄災が動き出すか分からないってのに…しまいにゃどつき回すぞ貴様らァ…」

 

「そのことに関しては問題ないぞ。今五大厄災の内動いてるのは【厄災】だけで他は静観してるみたいだしな。」

 

「ふむ…【厄災】か…彼奴はかなり厭らしい奴だからなぁ…デバフで動けなくなったプレイヤーを殺害。若しくは女性なら強姦してる屑だし…アカウント停止をしてもまたひょっこり現れて出てくるもんだから現実(REAL)で居場所突き止めてボコった位だしな。」

 

どうやら【厄災】というのはかなり屑であるらしい。

 

「所で他の奴らはどうしたの?ていうか、何処からその情報得たのよ拓海」

 

「それは内緒……と言いたいけど、まぁ言ってもいいかな。五大厄災に【極炎龍皇】がいるだろ?」

 

「あぁ、あの喧嘩馬鹿かい…そいつがどうしたんだい?」

 

「彼奴。俺の身内でGMなんだよ。」

 

 

「「「…………………………ゑ?」」」

 

ここでまさかの衝撃の真実。【極炎龍皇】はどうやら日下部拓海の身内だったらしい。

 

「彼奴。俺の身内でGMなんだよ。」

 

「いや2回も言わなくていいよ?!」

 

「てかそんな事初めて聞いたぞ俺!?」

 

「何でGMが悪役やってんのよ?!」

 

「何でも彼奴『現実にはできないことが出来るからゲームは面白いんだ!だから俺は【悪役RP(RollPraying)】するぜ!』って言ってたぞ。で、RPしてたらいつの間にか【極炎龍皇】やら【五大厄災の一角】なんて呼ばれるようになったらしい。」

 

「……つまり、私らが戦うのは四大厄災ってことかい?」

 

「さぁ?彼奴基本的に戦闘狂の喧嘩馬鹿だから戦えるなら普通に俺たちの敵として現れると思うぞ?」

 

「……頭が痛いよ」

 

「全くだ…」

 

「でも、若しかしたらこっちに寝返ってくれるかもしれないわけでしょ?連絡手段があるならこっちに付くように説得してくれない?拓海」

 

「やってはみるけど…あまり期待すんなよ?ただでさえ彼奴GMである俺達との戦い楽しみにしてるし、CGOで話題の龍神王が相手となると聞かない可能性の方が高いからな」

 

「とりあえず、【極炎龍皇】が味方についたらいいなーくらいに思っておくとしようかね」

 

【極炎龍皇】はGMに付くのか…はたまた敵として立ち塞がるのか…それは(作者)のみぞ知る




なんか今回無茶苦茶だったかな…

励みになりますので感想・評価・お気に入り登録など宜しく御願いします


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変わり始める世界
天竜と龍神の邂逅。龍神、激怒する


今回はタイトル通りです。ほとんどの小説ではあまり絡みはない天竜ですが、この小説ではどうなるでしょう?


〜〜〜シャボンディ諸島〜〜〜

 

 

「ふむ…次は何を食べようかな…」

 

「お!あっちにラーメン屋あんじゃん!行こうぜカオル!」

 

「わかったわかった。そんなに引っ張るな」

 

海軍大将のカオルは久方ぶりの休暇にシャボンディ諸島を訪ねていた。傍らには同じく休みを貰った拓海がおり、2人は食べ歩きをしながら休暇を満喫していた。

カオルも拓海も整った顔立ち(ゲームのアバターだから当然なのだが)をしているので、二人が並んで歩くと美男美女のカップルとして注目を集めてしまうのだが、二人はそんな視線に頓着することなく5軒目のご飯屋に向かっていた。二人は久方ぶりの休暇で面倒な仕事(ガープやクザンのサボり仕事の後始末)も無いので上機嫌で街を歩いていた。すると向こうから世界中の人間が毛嫌いする存在が歩いてきた。街の住人はその存在を見た瞬間皆一斉に平伏すが二人は堂々と歩いている。住人達はそんな二人に恐怖の眼差しを向ける

 

「何故下地民が我らの道を妨げているのだえ?」

 

「彼らは天竜人様の偉大さを理解していないのかと」

 

「ならば理解させねばならないえ〜」

 

 

 

天竜人

 

かつての世界で偉業を成し遂げた人物達の子孫であり、世界中の誰よりも高い権力を有する(彼女)らは生まれた時から望むものを手に入れてきた為に驕り高ぶり、かつての高貴さや高潔さなど微塵も感じられない汚物にも劣る存在へと成り下がった。

それでもその権力は今も絶大であり、天竜人が黒と言えばどれだけ白いモノでも黒くなってしまう。そんな彼らに目を付けられてしまった二人を住人達は同情の目で見るがその渦中の二人はと言うと天竜人など眼中に無いと言わんばかりに歩いていた。

 

「そこのお前達、跪くのだえ〜」

 

「あ?何だ?この汚物にも劣る下等生物は。今私に命令したのか?下等生物である貴様が?この私に?」

 

「あー、やだやだ。彼我の実力差を測れない奴らはこれだから…」

 

「な!?き、貴様ら!私達が誰だか知ってて言っているのかえ!?」

 

「知っているさ。天竜人だろう?過去に偉業を成し遂げた人物達の子孫であり、その七光りだけで威張り散らし、碌に働きもせず金を食い潰す穀潰し以下、汚物以下の存在だ」

 

「しかも、大して力なんかねぇ癖に無駄に出しゃばるから面倒くさくて適わねぇ。」

 

「き、貴様ら…!海軍大将を呼べ!この者達を殺すのだえ!」

 

「はん!海軍や世界政府に頼らねば何も出来ん愚か者が笑わせる!そんなに海軍大将にあいたいなら合わせてやる《インベントリ》」

 

そう言ってカオルは虚空に手を突っ込み自身と拓海達で考案した階級別のバッチを取りつけた海軍のコートを羽織る。拓海もそれに倣い同じく元帥(・・)のコートを羽織る。何故コングでは無く拓海が元帥なのか?それは至ってシンプルで、コング元帥やセンゴク大将よりもスペックが高く、海軍の軍事力を70%引き上げた為、それを考慮し、異例の抜擢を受けたのだ。

 

 

閑話休題(それはそれとして)

 

「き、貴様ら!何故私達に逆らうのだえ!?海軍も世界政府も私達の下僕(・・)の筈だえ!」

 

「……今、何と言った?この私が貴様らの下僕だと?随分と調子に乗っているようだな汚物以下の屑共(お飾りの王族)が…!どうやら本気で死にたいらしい。良いだろう。そこまで言うならお望み通り殺してやろう!」

 

「まぁ待てカオル。俺に一つ案がある」

 

そう言うとカオルの身体がみるみるうちに大きくなり、八つの首を持つ龍形態へと変貌する。天竜人はおろか、街の住人でさえも唖然としている中拓海が待ったをかけた。拓海は背筋が凍りそうになるほどの微笑みを浮かべており、十中八九とんでもないことを言い出すだろうと予測できた。

 

「おい、屑。お前達の根城は確かマリージョア辺りだったよな?」

 

「だ、だとしたら何なのだえ!」

 

「何、過去の偉業だけで威張り散らされても面倒くさくてな。『更生』してもらおうかと思ってなぁ…♪」

 

「ひっ…!こ、更生だと…?」

 

「あぁ、そうさ。どうせなら貴様らも世界から必要とされたいだろう?だから俺達が世界に必要とされる存在へ昇華してやろうと思ってなぁ…♪」

 

案の定『更生』と称して聖地マリージョアに乗り込み天竜人を操ろうとしている拓海を見て流石のカオルも顔を引き攣らせる。1度拓海の『更生プログラム』を見たカオルは相手が天竜人なのも相まってか心の中で合掌をする

 

「てことで、カオル。俺は用が出来たからお土産宜しく。」

 

そう言うと拓海は天竜人の首根っこを掴み六式と能力を使い聖地マリージョアに飛んでいってしまう。残された天竜人の付き人や街の住人は急展開についていけずポカンとしながらその場に立ち尽くしていた。カオルはこれ以上ここにいても面倒なだけだと思い足早にその場を去った。

 

 

 

 

 

 

後にこの日の事を世界中の人達はこう呼ぶ事になる

 

世界の変わった日(Global reformation)

 

 

 

 

 



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天竜の変革。天竜、覚醒す

今回。天竜人が超強化及び「誰だお前!?」化しています


東の海(イーストブルー)のとある港〜

 

此処は普段から活気のある街の玄関口としていつもひっきりなしに怒号の飛び交う港。そんな港が今は静まり返っており、誰一人として喋ってはいない。その理由は港にやって来た一団によるものだった。

白い宇宙服のような独特の服を着込み、シャボン玉の様なヘルメットを被り、爆発する首輪を付けた奴隷を従えた存在。そう、天竜人だ。すぐ側には海軍中将モモンガも控えている事からやはり本物なのであろう。だが港の住民達は全員が呆然としており、立ったまま(・・・・・)天竜人を見下ろしていた。何故なら、天竜人は港に姿を表すなり土下座してこう言ったのだ

 

「今まで本当に済まなかった!我々が皆の血税の上に立っている事など忘れ、過去の威光のみを使って威張り散らし、皆の家族や仲間、恋人や伴侶の人生を面白半分で潰してしまったこと。我々も同じ人である事を忘れ、傍若無人に振舞っていた事。全て…全て!申し訳ない!謝って済む問題ではないことは重々承知している。故にこそ、最後のお願いだ。これからの我々を見ていて欲しい!必ず……必ずや!必要とされる「天龍」の名に恥じぬ存在になると誓う!」

 

当然、最初は受け入れられることなどなかった。石を投げられ、暴言を吐かれ、暴力を振るわれた。だがそれでも天竜人は土下座を辞めなかった。ただひたすらに涙を流しながら済まない」と詫び続けていた。海軍中将も命に関わるような怪我をした場合の治療以外では動くことは無く、十何日もの間同じ体勢(・・・・)でそこに居続けた。

 

次第に人々は「これは本気なのではないか?」と考えるようになった。然し、過去の罪がそう簡単に消える訳ではなく、その結果として無言の空間が続いていた。そんなある日のこと、港にやって来た女の子が土下座している天竜人に向かってこう言ったのだ

 

「おじちゃん。なんでないてるの?ないてないでサクヤと遊ぼ!おじちゃんが笑ってくれる方がサクヤもうれしいよ!」

 

そう言ってボールを差し出した。それ聞いた天竜人はとても優しい表情で

 

「そうだね。一緒に遊ぼっか…。ボールだからキャッチボールかな?……ありがとね。お嬢ちゃん

 

その後その少女が満足する迄遊んだ後、天竜人は少なくないお金をお礼として渡した。少女は最初は遠慮したが、今度は家に招待するという約束を交わして持たせたのだ。

 

そしてその2日後に事件は起きた。一時的に船に戻り療養していた天竜人が港に戻ると港は火の海と化していたのだ。天竜人は呆然としたが、直ぐに港の人間の安否を確認する様に奴隷とモモンガに伝え、自身も軽傷者に応急手当を施して船に連れていっていた。そうして暫くした後、ふと先日遊んだ少女の姿がないことに気がついた。天竜人は嫌な予感を覚え船から飛び出した。そして勘を頼りに歩いていくと路地裏にて舌なめずりをする海賊と母親と思わしき人影を庇いながら必死で立ち塞がる少女の姿があった。

 

 

〜サクヤside〜

 

「ケヒヒヒヒ…おいおいお嬢ちゃ〜ん。そこを退いてくれねぇかなぁ…そしたら痛い目に合わずに済むんだぜ〜?」

 

海賊達が私と母様を見てそう言う。だが私は知っている。母様は元より、私すら彼奴らの慰みものになるのだ。同年代に比べても発育のいい私は彼奴らからしてみれば母様程はないにしろ、充分楽しめる(・・・・)肢体ではあるのだろう。転生して13年生きてきてこんな事になるとはやはり前世とは治安の悪さが違うのだろう。だが、ここで臆する訳には行かない。だからこそ私は強気に出るしかない

 

「ふん、よく言うわよ。元から母様も私も慰みものにするつもりでしょう?だけどお生憎様。あんた達みたいな祖チンの早漏野郎どもの相手なんて真っ平御免よ。あんた達に慰みものにされるくらいなら私はここで自害選ぶわ。」

 

「ほぉう?ならお嬢ちゃんの覚悟が本物かどうか確かめてやろうじゃねぇの。おい」

 

そう言って彼奴の両隣に居た海賊が私と母様の方に向かってくる。私だけならまだ何とか逃げ切れたかも知れない。だけど母様を庇いながらでは逃げ切るのは到底不可能だ。ごめんなさい母様、せめて母様が逃げ切れるだけの時間は「おい。貴様らそこで何をしている?」

 

…え?

 

「あぁ?なんだおま…え…」

 

嘘だ。ありえない。夢に決まってる。私の目の前には本来ならこんな所には居そうにない人物がいる。艶のある銀髪は腰まで伸びており、2日前に来ていた服は所々千切り取ったかの様に破れて靴は血や土埃等で汚れているがその狼の様に鋭い碧色の眼は海賊達を睨んでいる。それは2日前に母様からのお使いとして本当に害がないのか知るために接触した天竜人だった。

 

「な、なんで天竜人が此処に…!」

 

「質問に質問で返すな。聞いているのは私だ。貴様らはそこで何をしている?よもや、その少女を慰みものにしようとしていたのではあるまいな?」

 

「へっ。お前ら天竜人だって同じようなものじゃねえか。そのお前らが俺達に説教垂れてんじゃねぇよ!」

 

「…確かに。今までの我らであればそうだっただろう「なら」だが!我らは今日この時より生まれ変わる!過去の先祖に恥じないように!後世に『犯罪者』として残らぬように!我らは世界の抑止力の一端となる!刮目せよ。これが世界の抑止力となる為に得た力である!

 

 

血統解放(Release)天魔の龍皇!!!(CHAOS KARMA DRAGON)

 

 

そして私の前に

 

 

 

 

 

 

 

 

絶望が顕現し(あらわれ)

 




やり過ぎた…だが反省も後悔もしない!(`・ω・´)キリッ←


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