ハザードトリガーが外れない (Plusdriver)
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1.ハザードトリガー

番外編、始まるよ~


皆さんはハザードトリガーと言われるアイテムを知っているだろうか。

 

このアイテムは仮面ライダービルドの本編に登場した葛城巧が開発したビルドドライバー用の機能拡張デバイスでハザードフォームへの変身に使用される。

 

ハザードトリガーをビルドドライバーに挿し込むことで、ネビュラガスを利用した万能強化剤プログレスヴェイパーによりビルドのハザードレベルを上昇させる。

 

だがプログレスヴェイパーの浸透レベルが危険域に達すると脳が刺激に耐えられなくなり、そのまま変身し続けると理性を失う。

 

そして目に映るもの全てを破壊しようとする暴走状態に陥る危険性を持つ。

 

暴走状態の時に変身を解除するには第三者がハザードトリガーを外すしか方法はないが、ハザードトリガー装着時にハザードトリガーを破壊すると装着者は消滅する。

 

ハードスマッシュに使用するとハザードレベルの引き上げにより強化されたハザードスマッシュへと変貌する。だがビルドと同様に倒されると消滅する。

 

かつて葛城巧がビルドドライバーと共に作り上げたが、その危険性から「禁断のアイテム」として封印していた。

 

と、いう物なんだけど....

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺のビルドドライバーにハザードトリガーがくっついて離れないのだが。

 

 

....俺もう消滅するしかないじゃないか!

 

どうにかして外そうとするけど外れる気配は一切ない。

 

取り合えずどうしてこうなったのかを思い出してみよう。

 

 

_________

 

 

やあ、俺は佐野巧。天才物理学者と平行世界を研究する博士の助手をしているんだ。

 

「佐野君~、君にお願いがあるんだけどいいかな?」

 

物理学者の葛城さんに呼ばれた。何だろう?

 

「何です、お願いって?」

 

「うん、これを持ってっと....平行世界に転移して欲しいんだ。」

 

「へっ?」

 

ハンドルの付いたベルトを受け取るとすぐに体が浮いてどこかへ行ってしまいそうになる。

 

「葛城さん、またですか!!!!」

 

以前はレンチの付いたベルトを装着し身体中が感電したのだ。

 

 

「っていうかまだ平行世界への転移って安全が確認されてないんじゃ...」

 

「......君の様な感の良いガキは嫌いだよ。化学に犠牲は付き物なんだ。」

 

近くの鉄パイプにつかまり抵抗する。

 

「それはあんたが使ってみたいセリフでしょうが!!!」

 

すると、つかまっていたパイプが根元ごと外れてしまう。

 

「しまっt」

 

流されてしまう。

 

「HAHAHAHAHAHA!さあ、良き旅を~~~~~」

 

「ぜってぇ許さねえ!!!!!!!!!!!!!!」

 

抵抗虚しく何処かに吸い込まれてしまった。




息抜きなのな。


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2.逃げたい運命

フフフ...

楽しいゾイ。


「ここは?」

 

真っ白な空間に来た。何もないところから一人の男歩いてきた。

 

「よっ。」

 

「誰?」

 

まあ、こうなるよね。

 

「俺はこうゆうもんだ。」

 

男はトランスチームガンにフルボトルをセットした。

 

「なっ!」

 

「蒸血。」

 

『ミストマッチ』

 

『コブラ…コッ・コブラ…ファイヤー!』

 

「俺はブラッドスターク。天才物理学者だ。」

 

あの二人の要素が混ざってやがる。こいつはなんだ?

 

「ビルドドライバーを持ってんだろ?出せ、使えるようにしてやる。」

 

「へっ?」

 

軽くベルトを取り出してしまったらスタークにベルトを取られた。

 

「これを付けてっと、ほら。」

 

「おっと、!」

 

ここでスタークにハザードトリガーを付けられた。

 

__________

 

「スターク!」

 

「オイオイ落ち着けよ。ハザードレベルが上がりやすくなったんだ、好都合だろ?」

 

「どこがだ!!!!」

 

怒ってもいいと思う。葛城さんにビルドのベルトを再現してとは言ったがここまでしろとは言ってない!

 

「何も知らないお前にいいことを教えてやる。」

 

「なに?」

 

急にスタークが話し出す。

 

「お前が元の世界に戻るにはハザードレベルが10.0になる必要がある。」

 

「それって...」

 

俺に完全に人をやめろってか!

 

「なに、お前が作ればいいんだ。ハザードをコントロール出来るアイテムをな。」

 

確かに俺がフルフルラビットタンクボトルを作れば暴走は抑えられる。

 

「設計図はやるよ。じゃ、チャオ♪」

 

「まて、まだ話が...」

 

また何かに吸い込まれた。

 

 

_____________

 

 

「んがっ...」

 

顔面から落下したため変な声が出てしまう。起き上がるとそこは.....

 

「うそーん....」

 

砂漠の真ん中だった。

 

「....どうしようか...」

 

落ちているアタッシュケースを開けるとフルフルラビットタンクボトルの設計図と工具、

本編で使用されたフルボトルが入っていた。

 

「ラビットタンク、ホークガトリング、海賊レッシャーにスマホウルフか...」

 

転移前に見た最新話までのハザードフォームで使われたやつしかない。

 

「まずは衣食住を確保しなきゃな。」

 

葛城さんに教えてもらったサバイバル術が役に立つなんて。

 

「...取り合えず会ったらぶん殴る。」

 

ハザードフォームでやってやる。

 

_______

 

 

「うっ...」

 

「どうしたのかね?」

 

「いえ、なんか悪寒が...」

 

________

 

「なのは!!!!!!!」

 

なのはのリンカーコアが取られた!

 

「なに?」

 

「これを早く採集しろ。」

 

「待て、まずはお前が何者なのかだ。何故我々の味方をする?」

 

「....答える必要はない。」

 

なのはがバインドを外されて落ちているのを助けに行く。シグナムと仮面の男が話しているスキに!

 

「親方!空から女の子が!」

 

誰もいないはずの世界で私は不思議な人に出会った。

 




佐野巧

仮面ライダービルドを見ている少年。16歳。

趣味で葛城さんにビルドドライバーを作ってもらった。

スタークにハザードトリガーを付けられた苦労人。


葛城さん

バイト先の自称天才物理学者。

あながち間違いではない。

主人公に消滅させられる未来が確定しそうな人。

大体こいつも悪い。


スターク

この件のヤベーイやつ。

目的は謎。

ハザードトリガーが大好きらしい。


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3.不幸な初変身

サブタイトルはネタバレ注意。


「よっと、軽!」

 

空から落ちてきた女の子を受け止める。とても軽かった。

 

「その子を返してください。」

 

「へっ?」

 

後ろから声をかけられる。振り向くと女の子が飛んでいた。

 

「飛んでる...」

 

俺が驚いている間に黒い格好をした女の子が降りてくる。

 

「っ!危ない!」

 

「うあ!」

 

急に押されて背中から倒れてしまう。何とか腕の中の女の子は飛んでいかなかった。

 

「ん~、って、ええ!」

 

自分の立っていた所に大きな穴が空いている。まるで大きなアリジゴクだ。

 

「大丈夫ですか?」

 

「う、うん。これって何が原因か知ってる?」

 

「それh

 

声をかけてきた女の子の後ろ、つまり俺の正面から大きなアリジゴクが出てくる。驚いてしまい、動けなくなる。っと思ったが俺は動けるようだ。

 

「この子を頼むよ。」

 

「え?何をする気ですか!?逃げますよ!」

 

「君たちは離れてて。俺が倒すから。」

 

腕の中の女の子を黒い子に預け彼女達の前に立ちベルトを装着する。

 

「危ない!!!」

 

俺の前に口を開いたアリジゴクが向かってくる。

 

「変身。」

 

俺は黒く染まった。

 

 

_________

 

『アンコントロールスイッチ! ブラックハザード!』『ヤベーイ!』

 

なのはを助けてくれた男の人が大きな魔獣に食べられたと思ったら、魔獣の動きが止まって突然変わった音声が鳴り響く。あの仮面を付けた男の人もこちらを見ている。

 

『Gyaaaaaaaaaaaaaa!!!!!!!!!!!!』

 

急に魔獣が苦しみだす。何が起こっているの?

 

『オーバーフロー!』

 

魔獣の中から何かを叩く音が次第に大きく聴こえるようになる。

 

「.........」

 

『ヤベーイ!』

 

内側から殻を破いて黒く尖った鎧をまとった、複眼のみがカラフルな人物が出てくる。

 

「.....危ないからあっちの方に下がっていて。」

 

「!」

 

その正体は先程なのはを助けてくれた男の人だった。

 

【フェイトさん、なのはさんを連れて戻ってきてください!】

 

連絡が入ってしまい悩んでしまう。

 

「早く!」

 

「っつ!」

 

私は撤退する事にした。

 

_________

 

いったああああああああああああああああい!!!!!!!!!!

 

ちょっと待って!拳がとっても痛いんだけどおお!

 

仕方がないか、昆虫の内側から突き破ってきたわけだし。

 

我慢してまだ動ける大きなアリジゴク相手に向かって歩く。

 

これがビルド、ハザードフォームか....

 

マジで頭いてぇ。さっきまで感じなかったのになんでろう?まあ、取り合えず

 

「生き残るために犠牲になってくれ。」

 

俺の口からは微塵もそう感じられない言葉が発せられた。




いつ続きを書こうかな....





海東大樹「続きはない!」



勿論嘘ですよ?


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4.周りへの影響

『速報:戦国龍馬捕まる』

某神様

「いつかやると思ってましたよ。」


某友人

「俺がまた特撮に戻ってきている間に一体何が?」


この作品は速報以外フィクションです。

真に受けとめず、流れるようにお読み下さい。


『ガタガタゴットン!』『ズッタンズタン!』

 

『ガタガタゴットン!』『ズッタンズタン!』

 

『ガタガタゴットン!』『ズッタンズタン!』

 

『ガタガタゴットン!』『ズッタンズタン!』

 

淡々とハンドルを回す。あのアリジゴクは逃げようと進行方向を変えようとしていた。が

 

「逃がさない.....」

 

『READY GO』『ハザード・フィニッシュ』

 

音声がなったのを確認し空高く飛び上がる。黒い靄が全身から溢れ出て完全な黒となり、逃げようとするアリジゴク向かってキックを放つ。

 

『GYAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』

 

「.......」

 

アリジゴクがバラバラに砕け散り、更にその破片が粒子になって消滅する。

 

「よっと....」

 

何とか暴走する前に倒せて良かった。

 

置いてきたアタッシュケースを回収し、歩き出す。

 

「さて、これからどうしたものかな?」

 

 

 

____________

 

 

 

「何なのよ...これ....」

 

エイミィは震えていた。

 

あの黒き戦士が現れてから計測できないような魔力が流れてきてすぐさまシステムをダウンさせたのだ。

 

だがそれが理由ではない。

 

あの魔獣を震えて消滅させた事に震えているのだ。

 

管理局の魔術師が複数人いることでようやく消滅までいける物をたった一人でやった彼に。

 

「....か、艦長に....報告...しなきゃ....」

 

だが、彼女はそこを動くことが出来なかった。

 

 

_______________

 

な、なんなんだよあれ...!

 

私には気が付いていなかったから良かったけどもし気付かれていたら....

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!

 

だ、だめだ、勝てない...リンカーコアを抜き取れも....しないと思う.....

 

「早く....お父様に...伝えなくちゃ....!」

 

私達の計画があの黒いのに邪魔されない内に...!

 

 

 

_____________

 

「なのは.....」

 

今なのはは私が抱えて飛んでいる。アースラに転移するには飛んでいかなければならない。

 

「テスタロッサ!」

 

「シグナム!」

 

シグナムが後ろから飛んできた。

 

「アイツは、何者だ?」

 

「あの男の人ですか?」

 

「ああ。」

 

「すいません、私も先程出会ったばかりで...」

 

「そうか...まあいい。勝負は預けたぞテスタロッサ。」

 

「はい。」

 

そう言ってシグナムはどこかへ転移していった。

 

「あの人は大丈夫かな....」

 

眺めた先は砂煙でよく見えなかった。




『ガタガタゴットン!』『ズッタンズタン!』

『ガタガタゴットン!』『ズッタンズタン!』

『ガタガタゴットン!』『ズッタンズタン!』

『ガタガタゴットン!』『ズッタンズタン!』

『ガタガタゴットン!』『ズッタンズタン!』

『ガタガタゴットン!』『ズッタンズタン!』

『ガタガタゴットン!』『ズッタンズタン!』

『ガタガタゴットン!』『ズッタンズタン!』

『ARE YOU READY?』『覚悟はいいか?』

『悪魔と相乗りする勇気、あるかな?』


『ロボット&ロボット』『ビルドアップ』

『機械仕掛けのクラッシュウォーリアー!』

『ツインロボット!』『ヤベーイ!』『マジツエーイ!』

何時か登場させたいな。


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5.時間は進む

明日のビルドが楽しみでしょうがない...


エボル編...どんなストーリーになっていくのかが楽しみすぎるぅ!


さて、あれから数年がたった。あの時抱き留めた子と再会することはなかったが、一方的に知ることができた。管理局の魔術師、エースオブエースと呼ばれていたのだ。驚きである。黒い子の事は余り分からなかったが。で、俺が今いるのはとある次元世界の秘密のアジト。この時点で秘密とは?となってしまうのは仕方がないのだろう。

 

「佐野君、そんなところで話してないでこれをとってもらえないかな?」

 

「あ、ハイハイ了解だよスカさん。」

 

そう、今俺は無限の欲望ことジェイル・スカリエッティの元を訪れているのだ。

 

「娘さんたちはどうしたんだよ...」

 

なんで俺にこんな事をさせるんだか...

 

「取引だったじゃないか。これの開発をする代わりに少し私の目的も手伝うという話。」

 

ああ。なんで俺はこんな奴に頼んでしまったのだろう....

 

 

結果から言うとフルフルラビットタンクボトルは完成した。だが肝心のアーマーが完成していないのだ。これがなければ俺は結局暴走するわけで...

 

「まぁ、チンク達はいるんだが君のことを怖がってしまってね。ISがほとんど効かず、すべてを破壊しつくすまで止まらない。そんな物を使っている君を化け物としてみない者はいるのだろうかね?」

 

「.........」

 

あれから分かったことなのだが、俺がハザードトリガーを使用すると性格が残酷で冷酷な物に変化するらしい。動画を見せられた時に固まってしまったのは記憶に新しい。

 

「.....っと、ここがばれたみたいだね。悪いけど後始末を頼めるかな?」

 

「はぁ、了解。さっさと座標登録した簡易デバイス置いて移動しろ。」

 

「フフフ、つれないねぇ。」

 

今の俺は管理局に目をつけられている。話によると漆黒の破壊者とか呼ばれているらしい。以前、偶々貰った依頼で魔獣を木っ端みじんにした時についたとか。

 

「それじゃあまた後で。」

 

転移したのを確認してビルドドライバーを装着する。十年近く使っているのに全然壊れないのだ。まぁ、ハザードトリガーも外れないままなのだが。

 

「一気に壊すか」

 

『ハザード・オン』

 

『ドラゴン』『ロック』『スーパーベストマッチ!』

 

フルボトルをセットしてハンドルを回す。アタッシュケースを開けると幾つかボトルが入っていたので、そのうちの2本を使う。

 

『ARE YOU READY?』

 

「変身」

 

前後に展開されたハザードライドビルダーが俺の身体を挟み込む。あっという間に変身完了だ。

 

『アンコントロールスイッチ!』『ブラックハザード!』『ヤベーイ!』

 

遠慮なく行くぜ。

 

『マックスハザード・オン』

 

俺はハザードトリガーのスイッチを再び押してハンドルを回す。

 

『READY GO』

 

『オーバーフロー』

 

オーバーフローにて蒼い炎に纏いブレイズアップモードになる。

 

ハザードのままになったので黒い靄もまとう。

 

「これで終わりだ...」

 

軽く飛び上がりアジトの柱にキックを放つ。貫通しながら次から次へと破壊していき、最後に天井をドラゴンと共に破壊して出てくる。

 

「.......」

 

無言のまま空中でハンドルを回す。

 

『ガタガタゴットン!』『ズッタンズタン!』

 

『ガタガタゴットン!』『ズッタンズタン!』

 

『ガタガタゴットン!』『ズッタンズタン!』

 

『ガタガタゴットン!』『ズッタンズタン!』

 

『READY GO』

 

『ハザード・フィニッシュ』

 

鎖が周囲にまき散らされ、それと共に小さなドラゴンたちがアジトへ向かって落ちていく。

 

「終わりだ」

 

 

俺はとどめと言わんばかりに落下速度を加えたキックを放つ。

 

当たったアジトはその周りの地形ごと消滅した。

 

「ふぅ...」

 

簡単に着地したらベルトからフルボトルを抜き取り簡易デバイスで登録された座標へと転移した。

 

_____________

 

 

私がスカリエッティの物と思われる研究所に到着した。だが、そこには大きなクレーターしか存在していなかった。魔法を使用せずに破壊することができない大きさなのだが、私には一人心当たりがある。闇の書事件の時に会ったあのお兄さんだ。あれから会うことはなかったが、管理局のフリーの魔術師として働いているのは知っているのだ。だが、そんな彼の魔力ではこんなことは出来ない。あの黒い姿を使わなければ。

 

「漆黒の破壊者か....」

 

一人で次元世界の破壊が可能とも言われるあの人。私やなのは、闇の書事件の関係者は何故かあの人に会うことができないので本当の目的が分からない。

 

「一体、今はどこにいるんだろう....」

 

この事をはやてに話したら「顔が恋してる顔や!」って言ってこれをネタに揶揄われたのは別の話。




 
只今本編の「迷い込んだのはリリカルな世界 By Build 」でのアイデアを活動報告の返信にて募集しております。

皆様はゴールデンウイークですね。

作者は留学中なので普通に学校があります。

その為投稿は遅れます。

まぁ、この作品は遅いんですがね。


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6.癒しは必要

この作品のことを忘れてた人は多いはず....


本編の方がひと段落したので執筆中


_______追記____

前回のエピソードから時間が経過しています。


「やあやあ!待ってたよ!」

 

「スカさんテンション高いな...」

 

「一週間くらい寝てないからね!」

 

恐ろしいのは私の神の才能だ!!!

 

スカさんがおかしくなった。いや、元からか。と考えつつも新檀黎斗化しているスカさんの首に手刀を叩き込む。

 

気絶したスカさんを彼の娘達に任せて俺は机の上に置かれたアイテムに手を伸ばす。

 

「ようやく、ようやくだ!!!」

 

喜ばすにはいられない。暴走と隣り合わせの戦いをようやく終わらせられるのだから。

 

「あ、それを使っても暴走しないわけじゃないからね」

 

突然アジトに響いたスカさんの声に俺はフルフルラビットタンクボトルを投げ捨て頭を抱えた。

 

「なんでさ~!!!!!!!」

 

実に理不尽である。ハザードを制御する為のフルフルラビットタンクボトルが意味をなしてないのだ。悲しくもなる。

 

「....アーマー達に癒してもらおう」

 

俺はもはや日常と化したアーマー達のメンテナンスに向かう。ボトル開発は一度済んだのだがやはりハザードをコントロールする事が出来なかったのでボトル完成前にアーマーだけでもとスカさんが作り上げておいたのだ。AIが搭載されたアーマー達は俺に懐いており、最近芸も覚え始めた。ほら_____

 

『♪~~~~!』

 

「お見事!上手くなったな!」

 

ラビットラビットアーマーが俺の支持道理に動いて演技をしてくれる。ここまで主に忠実な相棒を作ってくれるのになんであいつは何処か残念なのだろうか。

 

『♪~~~~』

 

「これから砲撃訓練を行う!打ち方始め!」

 

タンクタンクアーマー達は並び立ち次々に現れるターゲットを破壊していく。

 

「打ち方辞め!うん、今日も問題はないな」

 

『♪~~~~』

 

リーダー格のアーマーが他のアーマーを並ばせてまるで敬礼をするようにこちらを向いてくる。

 

「まってろ。今布を取ってくるから」

 

メンテナンスの序に行うキャタピラ磨きをする為にこの場を離れた。

 

______________

 

「君の望んでいるものを完成させるのには、今の私では限界がある」

 

「ふぅん」

 

俺はタンクタンクアーマー達を磨いた後、ラビットラビットアーマーの装着した。まぁ、ハザードに変身せずに生身で行っているものだから単なるテストなのだが。

 

「ブラッドスタークという男を様々な管理世界から探してはいるものの、今の所手掛かりは一切なし」

 

ブラッドスタークによってこの世界に来た俺が元の世界に戻るにはハザードレベルを10.0まで上げなくてはならない。

 

「君のハザードレベルも5.5まで来ているが、10.0まで行けるのかな?」

 

「どういうことだ?」

 

俺はスカさんの言葉に疑問で返した。

俺が元の世界でビルドを見ていた時にはハザードレベルの限界は語られなかったが、10.0という数字に再び恐怖を抱いた。

 

「人間の限界はハザードレベル6.0と言ったところだろう。以前捕まえた凶悪犯に君のボトルの成分を注入した所、ハザードレベル3.0に達した。だからそのままハザードトリガーを使ってハザードレベルを上げたのだが、6.0まで行ったところで消滅し始めたんだ」

 

それは俺に、やはりというか、分かっていたというか、人間を辞める必要が出て来た。

 

「さぁ、佐野君。君はそろそろ決断しなければならないよ」

 

「あのさぁドクター」

 

俺はその答えを既に出している。だがその前に

 

「その体制で決断を迫られても、何とも思えねぇよ」

 

「仕方が無いじゃないか。いくら眠らなくてもいい体なんだけど、横になってしまうと動けなくなるんだよ」

 

スカさんに説得力がない事を伝えた。




今度は何時最新出来るかな?


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7.破滅へのカウントダウン

俺は決断を迫られた。だが、答えることができなかった。

 

「なんて顔してんだ」

 

「ああ、ノーヴェか.....いや、スカさんがな...」

 

彼女はノーヴェ。スカさんの娘達の中でもよく俺と話す子だ。

 

「なるほどな」

 

「期待した俺が馬鹿だったよ」

 

何処までも自分自身がスカさんに期待していた事に少しイラつきを覚える。仕方がないといえばそれで済むのだがな。

 

俺はスカさんの元を離れてキッチンに向かっていた。なんだかんだ言っても自分はかなり料理のできる方だと思う。明らかにスカさんよりかは。

 

以前スカさんの作った料理を食べたことがあるのだが、見た目は完璧なのだが味が.....

 

「うぷっ」

 

「どうした!?大丈夫か!?」

 

思い出したら少し気分が悪くなってきた。ノーヴェに背中をさすられながら一命をとりとめる。

 

「ありがとう、ノーヴェ。少し楽になったよ」

 

「それならいいんだがな」

 

この後、全てが変わってしまうなんてこの時の俺は考えすらしなかった。

 

 

『巧君~!遂にボトルが出来上がったよ~!』

 

「マジか!?すぐ行く!!!」

 

「転ぶなよ~」

 

基地に響いたスカさんの声に俺は反応してスカさんの元へ走り出した。

 

 

「ヒャッホホホホホホホホホホホ、ヒャッホイ!!!!」

 

 

ビルド本編の桐生戦兎の様に叫けびながら

 

______________

 

 

「フェイトちゃん、ここに行って来てくれるか?」

 

「! ここって....」

 

機動六課の隊長、八神はやてはある書類をフェイトに手渡した。

 

「そこにフェイトちゃんの思い人がいると思うんや」

 

「ふぇ!?」

 

フェイトはわたわたし始める。これも全てタヌキの策略である。

 

「ち、違うよはやて。お兄さんは、その.....」

 

「やっぱり気になってるやないか~」

 

それに気付いていないフェイト。只々はやての玩具にされている。暫くするとはやてはフェイトをいじるのを止める。

 

「ふぅ、満足や....」

 

「もう、はやては.....」

 

そこから今回の任務について詳しい内容を話し出した。

 

「それじゃ、行ってきます」

 

「はい、行ってらっしゃい」

 

今回の任務はスカリエッティの基地と思われる場所へ潜入する事。

 

そしてそれをフェイトただ一人で行うという事。気合十分にフェイトは隊長室を後にした。

 

はやてはフェイトが来た為に停止させていた記録映像を再び再生し始める。

 

「漆黒の破壊者か....一体何者なんや?」

 

あの日、エイミィが残した漆黒の破壊者が初めて現れた時の記録を観ながらたった一人の部屋で呟く。

 

リインフォース・ツバイが報告に来るまではやてはその記録映像を再生し続けた。

 





はやてが再生し続けたお陰で動画内だけで何十体ものの巨大アリジゴクが犠牲になったのだった。


何だかんだ言って彼?が一番の被害者なのかもしれない.....


ま、魔法少女を襲ったんだから慈悲もないよネ!


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