ネウロイ絶対殺すマンがウィッチとふれ合って普通の男になる話 (暗黒舞踏会)
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一話

はい、どうも
はじめまして暗黒舞踏会と申します

色々な小説を見てるうちに書きたくなって書きました、

生暖かい目でご覧ください


明け方の朝日に照らされて行く山々の上を、

かなりの数の不穏な雰囲気を漂わせた飛行物体に追いかけられて

いる

インメルマンターンや左急旋回、急降下で逃れようとするが予想していたかの如く

ピッタリ着いてくるかなり高度を下げてしまって逃げ場がなくなる

追い付いて来た飛行物体に捕まりそうになったところで-------

 

 

 

 

 

 

-------目が覚めた

なんだか良くわからないが嫌な夢を見ていたらしい

 

転生者十二年目を迎える俺はそうして目覚めた

正確に言うと今は前世の自分の記憶はないが前世の記憶が有った記憶は有る

そういった感じだ。

 

どういうわけで転生したかわからないがこの今の人生をありったけ楽しんで生きていこうと決意

して今日この人生で十二年目、誕生日を楽しみにしていた

 

 

 

誕生日ということで早く夕飯にならないかな

と思っていた時爆音が鳴り響いた

何が起きたのか分からず皆が立ち止まった瞬間アラームが鳴り響いた

意味を理解して皆が我先にと逃げ出す。

自分はこの人生での両親と会う為家に向かって人混みを掻き分け家に向かう

だんだん家に近づくに連れ爆音が近くなっている

嫌な予感が脳裏を横切る、

そんなことはないとその考えを頭から追い出し家の前で両親を呼ぶ

「無事だったか!」

「良かった!」

家の中から両親が出てきた瞬間、

 

空から降って来た赤いビームによって家と両親が蒸発する

突然の事で理解できず動けなくなる

やや間が有って状況を理解して足がすくむ

周りを見るとソコは地獄だった。

 

建ち並んでいた家々は燃え、

其処らじゅうから響く亡者のような声

そこは正に地獄の様だった

自分の居るところが陰になり

化け物のことを思い出す。

 

 

自己防衛本能より攻撃本能が表に出てくる

(あいつのせいでこんな、こんなっ!)

 

その瞬間体の奥から言い様のない力が湧きだしてくる、

それが全身に回り

思考がクリアになる、

そして考え始める

(どうすればアイツを殺せる?此処から直接ジャンプして殴る?

だが高度が足りないどうする?)

 

---前世の記憶が甦る---

空中を階段を昇るように駆けて行くキャラクター

 

(これしかない!)

階段を作り出すイメージで化け物に向かって跳ぶ

そして階段の板を踏むイメージで宙を蹴る

足に確かな感触を感じ成功したことを理解する、

 

化け物に向かい空を駆けて行く

後、数メートルというところで化け物の一部が光り始める

嫌な予感がして半ば反射的に横に跳ぶ、

化け物がビームを発射したがすでに跳んだ後で何も居ない

横っ飛びした方向にまた足を動かし宙を蹴る

また確かな感触がして、

 

化け物に向かって行く

拳を握り腕を反らし当たる瞬間おもいっきり殴り付け

 

鈍い音が響き化け物に大きな穴が空いた

そして白い結晶となり弾けた。

 

その瞬間意識が遠ざかって行った

 

 

 




批評受け付けておりますので

是非
感想をお書きください


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二話

勢いと、文章力が上がることを期待して
書き始めたこの小説
かなり難しいことを理解して
少し後悔していますが

なるべく終わりまで書けるよう
頑張ります!

今回から三人称です


朝日に照らされ光り輝くベッドの上で少年が目を覚ます。

 

化け物を倒した少年は回りが白い事で、ここがどんな場所かぼやけた頭で考える

そして化け物のことを思い出した瞬間

意識が覚醒し、化け物を殺しに外に出ようと行動を起こそうとするが

 

思うように体が動かず困惑する

が、

(少しでも動けるなら殺すことが出来る。)

ベッドを這い降り取り敢えず立ち上がる

 

感覚を掴むように両手を開け閉めし、

ストレッチをし始める。

しっかり動けるようになったことを確信し

 

ドアを開け部屋から出る。爆発音がしないことから化け物が居ないことを察し

状況を把握しようと考えながら適当に歩いていく

 

(知らないところでベッドで寝ていたので、おそらく病院だろうか?

だが、それにしては雰囲気が変だ。)

 

自分の寝ていた部屋の感じから普通の病院でないことを察し

ここに居る理由を考える。

 

(ここが普通の病院でないなら、軍?だが、そんな所に置かれる意味が分からない)

(ならば何故---)

 

「誰だ!」

思考が何者この声によって途切れる

「お前は----」

 

 

 

 

 

 

 

歩いていた時に会った人は軍の人間だった

簡潔に言うと

自分には魔法力という普通男に発現しない力がある

その力でストライカーユニットと言う魔法の杖を扱い

その力で化け物を穿ち

化け物--ネウロイ--を倒すウィッチにならないか

と、言うことだった

少年は魔法力うんぬんのことは、ほぼ無関心で聞き流していたが

その力で殺すことが出来ると聞いて

 

ほぼ話を聞かないうちにウィッチになることを決意した。

 

 

 

この時の判断により

その日付けでウィッチ養成訓練所に編入された、

 

 

その日は書類だけの予定であったが、本人の強い希望により

その日のうちに訓練と座学に入った。

 

 

 

その少年は以前とは見違えるほど無表情であった。

ネウロイによる侵攻で

少年は心が壊れ、

故郷や故郷の人々、そして家族を

全て灰にしたネウロイに対して

 

 

殺す

 

 

この感情だけが壊れた心に

芽生えた。

 

 

 

 

 

一刻も早くネウロイを殺し故郷や故郷の人々の手向けと

するため、軍に入隊した。

 

でも少年はこの世界のことをあまりに知らなすぎる。

 

少年は決意と同時に行動を開始した。

 

 

 

 

 

今までに解き明かされたウィッチやネウロイの情報を読み漁り

 

ストライカーユニットの性能を吟味し

 

来るべきネウロイとの戦いの為、

 

ネウロイを殺すため、

 

時間を最大限に使った。

 

 

 

 

 

 

 

養成訓練所でも始めた男で魔力を発現した、

ということで浮いていたが、

気にせず空いた時間で座学を

勉強し

教官に頼み込みストライカーユニットを使用した訓練を

行った。

 

 

養成訓練所に入って1週間で座学で、

トップを走って行く程になり

軍規も僅か1日で復唱出来るようになった。

 

 

 

 

それはもとからいたウィッチ候補生の反感を買った。

 

ウィッチ候補生は見込みがあるとされたときから

軍から通知が送られて来た日から

必死に勉強をして軍規を読み込み、

エースウィッチとなるため頑張っていた。

 

それが突然入って来た男に、

数日しか勉強し始めてから経っていない男に、

ごぼう抜きされたのだ、

 

 

一部の候補生は特に思わなかったがほとんどの候補生が

悪感情を持っていた、

 

そしてそれはいじめに繋がった。

 

 

 

 

 




俺…あんまり国語の成績良くなかったんだ

文章力はクソザコナメクジです。

期待はほんの少しだけ期待して下さい。

ではまた次の投稿でお会いしましょう。


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三話

すいません!

なかなか投稿出来ませんでしたすいません!



少年は、

いじめられようが全く反応しなかった。

 

それは

正常な人として備わっている

嫌だ

と思う心が無かったからだった。

 

普通、仲間外れにされることはあまり嬉しくない

もしそう思っていない、嬉しいと思っていると言う人がいても

心の奥底では嬉しくない、一人は嫌だ。

そんな感情がある。

 

でも少年は違った、

 

少年は周りに関心がなかった、

故郷と人々を奪われた

前世ではそんな体験はしていなかった

平和慣れしていた

そこで

地獄が広がったことで

壊れてしまった。

 

少年に今残っているのは

ネウロイに対する恨みと怒り

その他に回せる感情等、残ってはいなかった。

 

 

 

 

 

まったく堪えないことでいじめはだんだんエスカレートした。

 

悪口が落書きになり、

落書きが暴力になった。

 

少年には堪えなかった。

 

 

 

少年は自身の魔力で傷を癒すことが出来た、

固有魔法とは別に

固有魔法は分解

魔力を流すと分解出来た

物質どうしから原子どうし、更には電子まで離すことが出来た。

 

 

 

 

 

 

 

だんだんいじめはなくなっていった、

固有魔法が回復に関係しないのに傷が出来てもすぐ治る

気味が悪かったらしい、

孤立していることにかわりはなかったが

悪感情を直接向けられることは減った。

少年は一人で貪欲に学び、成長していった。

 

 

ある日の自由時間、

少年は教官と向かい合っていた

「教官、自分を飛び級させてください。」

教官は突然のことで耳がおかしくなったのかと思った程だった

教官達からすると突然入ってきたにもかかわらず、

座学でトップクラスを争う程の天才で

ストライカーユニットの扱いは飛び抜けてはいないが

模範とされるべき優秀な候補生。

というイメージであった。

模範とされるような候補生が、

今まで前例がないことをさせてくれ

と言ってきたのだ、

教官の指示に従っていたばかりだったのが

もう教わることはない。

 

これには教官全員に衝撃が走る。

入ってきた来た時期ですらイレギュラーなのに

更には飛び級までする

 

さすがにプライドが許さない

しかも男なのだ、

この事は

飛行技術が追い付いていない。

という理由で軍部に報告して保留になった。

 

その数日後に軍部から返ってきた答えは

希望する級と同等の学力と飛行技術を有するかの適性検査を

許可する、というものだった。

 

 

 

許可されたことは候補生間に瞬く間に広がった。

いじめはなくなっていったとはいえ

少年に対して不満を持っている者はいた、

その候補生達は適性検査を行うことや自分も参加させるように、

抗議した。

 

だが軍部からの返答は以前と変わらず

少年の適性検査を許可する

としか書かれておらず

最終的に少年のみ適性検査をおこなうことになった。




本当に不甲斐ない駄作者でごめんなさい!



ua1000有難うございます!
これからも頑張ります!


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四話

すみません
この時期とても忙しくなかなか時間が取れませんでした。
本当に不甲斐ない作者ですがよろしくお願いします




----以下作者の発狂----
 いよっしゃあああああああ!
星4鯖と星5鯖が一体ずつ出たああああああああ?!
ふおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!



昇級の条件は

記述による知識の確認と人格の検査

多岐にわたる実戦形式のテスト

この内容で教官の裁量に任せた合格点に達すること

 

その中には模擬戦も含まれていた

ルールは

・ペイント弾を使用する。

・ペイント弾がストライカーユニットに当たった場合、

 当たった方のストライカーユニットを停止し続行。

・敵の後ろに十秒以上つくこと。

以上の三項目のルールであるーーーー

 

 

 

 

 

 

ーーーー座学に関して言えば

ほぼ満点の結果を出し合格だった

普通に頭は悪くなかったし、やる気も有ったからだ。

 

だからといってストライカーユニットが上手く扱えるか

と言ったらそうでは無い、

ストライカーユニットは機体に対する感覚が良くても

それなりに操縦しなければ知識を持っていても、

実戦では全く使い物にならない例外も居るが、

 

そして少年は例外では無かった

すぐ実戦に出れるレベルでは無かったし

授業でも目立たない。

 

対戦相手は飛行出来る教官で少年が勝てることは万に一もないと思われていたーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーー演習場で二つの影が向かい合っている

戦地帰りで教官に任命されるほどの実力者である教官と少年だ

 

ルールの確認がなされた後それぞれのストライカーユニットに足を突っ込む耳が現れ髪や軍服がはためく

エンジンが唸りをあげ起動する。

ゆっくり回り始め徐々に回転速度が上がってゆく

台座の固定具が外れ機体が前に動き出す、

滑走路を滑り高度が上がる

 

ある程度の距離をあけホバリングのように同じ高さで模擬戦の試合の合図をまつ

 

そして審判の号令とともに--

「模擬戦始め!!」

--戦いの火蓋が切って落とされた。

 

両機が相手に向かい速度を上げながら飛ぶ

そしてぶつかる寸前、

身をひねりすれ違う。

 

両機は高度を上げ向首戦に入る。

少年は横急旋回で教官の後ろにつく

教官は敢えて少年を後ろにつかせ次の瞬間に機首を上げ速度を落とす

少年も気付き、

高度を上げ少しでも有利をとりにゆく

教官はすぐ回転速度をあげ追い縋る

少年は僅かな速度の差で距離をあけ捻りながら急降下

すれ違いざまに両者が銃を撃ち合う

瞬間少年の右のストライカーユニットにペイント弾の花が咲いた

すぐ撃たれたストライカーユニットを停止し上昇を開始する

旋回している教官にある程度余裕を作り射撃する

が、当たらず

旋回を終えた教官に再び追われる形となり

ぐんぐん教官は距離を詰め、教官の間合いに入る!

といったところで左右に機体を振る、

 

そして下を見ずに撃った、

弾は教官目掛けてしっかりとした弾道を描いてきた

それを教官は驚きながらも辛うじて右に寄り体への直撃を避けるも左のストライカーユニットに被弾する

その事をちらと確認して視線を戻した瞬間、

エンジンを停止し落下してきた少年に体を撃たれた。

 

 

 

「勝者、○○候補生」

 

 




あまり詳しくないし
時間もあまり取れない
書くときの思いつきで書いてる
上記の理由で内容には期待しないでください。



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五話

待ってた人は居ないと思いますが
すみませんいろんなな事情で遅れました。
毎日ハーメルンは見てたのですが
他の人のss見てたりして心バッキバッキになってました
今回は特にオリジナル設定が酷いです




意外なことに直ぐに所属が決まった。

 

201試験航空団という国の奥にある施設の航空団に所属となった、

航空団と言っているが、ただの実験を行うための建前である

初となる男性ウィッチを研究するために急遽造られたもので

実際少年のみが配属される。

 

 

だがそうも簡単には実験することはかなわない

 

それは少年が教官を倒してしまったからだ、

実戦からは離れたとはいえウィッチとして前線を支えていた教官を

ウィッチ候補生になってから一年もなく倒したのだ

試合内容からしても

教官を見ずに正確に射撃をあてたり

状況を瞬時に把握、そして対応

 

まだ未熟なところもあるが、育っていけば実戦でも十分に使える。

そんな評価が教官達からもちらほらあり

下手に研究して満足に動けない体にはしたくなかった

 

ただでさえ戦力の少ないウィッチなのだ

戦力になるなら越したことは無い

だが研究によって男性も魔力を持つことが出来るかもしれない

 

 

ならば新たな航空団をつくり

訓練を積ませながら少しずつ研究をしていこう

 

ということで早速異動になった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

新しい航空団での生活は養成所とあまり変わらなかった

変わったことといえば場所と教官と計測器具等を着けることだけだった。

 

だがその日々は半年も続かなかった

 

どんな状況でも射撃が行えるようにと

特殊な条件下を想定した射撃訓練に向かう途中だった

 

けたたましいサイレンと共に避難指示がくだされる

とりあえず今回の訓練の教官と合流すべく

使用する予定であった訓練場から壕までの道に向かって行こうとしたとき

 

 

『○○軍曹出撃を許可します。』

 

 

少しノイズがかった放送が響く

少年はすぐさまストライカーユニットの格納庫に走った

今まで待ちに待った瞬間が来た彼にとっては

ほぼなくなりかけていた感情の一部が戻って来ていた。

 

出撃出来る喜びーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーではなく少し鎮まりかけていた

ネウロイに対する怒りが

 

 

 

格納庫では既に操縦者をまつ現代の魔法の杖

が待っていた。

係員からむしりとるように電動ノコギリと揶揄される銃を奪い

ユニットに足をさす

息を吐きながら力を抜き

息を吸うと同時に全身に力が流れるイメージをする

少しずつ呪符に魔力を流し

回しすぎないようにコントロールしながら

回転数を上げる。

 

 

ロックが外れ体が傾く

 

体が前に進みはじめ角度はさらに水平に近くなる

 

その間も速度を上げていき揚力と推力が最低ラインを越す

 

銃をセーフティからファイアに

 

滑走路の終わりが見え上昇を始める

 

空を滑るように、くもを割くように

 

高度をあげ

 

ネウロイを目指す

 

 

 

 

 

 

 

復讐の為に

 

 




今回もまた千字ギリギリ

もっといっぱい書けるようになりたい


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六話

こんな駄作を待ってる人は居ないと思いますが
お待たせしました。
今回も短いです




飛び立った少年は 

魔法の箒を日に照らしながら

一直線に空へ向かう

 

 

上空5000mに到達

その瞬間水平飛行に移り辺りを警戒する

内地にあるだけあり建物ばかりでなく所々に緑が見える

断雲が群れを成し

視界を隠すように広がっている

 

遠くに幾らかの村が見えた瞬間--

 

 

--斜め上に酷く見覚えのある人類の敵を視界に捉える

 

警戒をしている最中に斜めに飛んでいたのだろうか

敵は左前方から自身とは真反対の

方向に飛んで行こうとする

 

 

初心者のようなミスをしたな

と思いつつも左に斜め上の方向に向かいながら旋回をする

 

 

 

こちらよりも若干高い高度を飛ぶ奴の上をとるように

速度を上げ

トリガーに指をかけ

ストックを肩に当て

奴が眼下に来るまで待つ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして高度6000mから魔法力で強化された視力で進行方向が

同じになったことを黙視確認

身を捻りに奴にぶつかるくらいの勢いで

急降下

 

 

 

凄まじいGに身体中の血が押し付けられたかのよう

それでも油断なくいつでもシールドを張れるように気を張りながら

銃口を向け照門をのぞく

そして---

 

 

 

--- かなり近づいたと思った瞬間に魔法力を込められて

まさに電動ノコギリとなった機関銃が

色とりどりの銃弾を吐き出しながら奴の横を過ぎる

ギリギリで弾道を修正して

三発ほど当たった

 

が装甲を抉ることは出来ず

コア露出にさえ至らなかった

 

 

少年は急降下の途中で速度を落とし上旋回インメルマンターン、

 

向首でノコギリと称される機関銃を反動を押さえるように

手を添えて連射

 

口から吐き出された色とりどりの弾が

何発かに一発に蒼穹を舞い

 

装甲に当たり小さい花火を咲かせてゆく

パネルのような装甲を弾き飛ばし 

コアが露出していく

 

一撃離脱を徹底して念入りに飛んでゆく

赤い閃光に巻き込まれないように

奴を見ながら宇宙へ駆ける

 

薄い白い線を引きながら再生を始めているパネル部分に向かう

 

コアの光を見ながら急降下速度や角度を確かめながら

周囲へ散らばる赤い線を目に焼きながら

照門と照星に奴を捉えながら

 

入射角を垂直に近づくように調節しながら両腕でしっかり保持して7.92mmの鉄の雨を降らす。

一発も漏れないように

全部がコアに向かうように

流星が尾を曳くように

 

 

ノコギリの激しい音の中、異質の音が混ざる

バキッ

音がしたと思った瞬間に切れ目無い演奏が始まり、

終えた

 

赤い結晶が空に散る。白い輝きが青を舞う。

 

ネウロイと戦って初めてでは無いが、ある意味初めての撃墜

怒りしか無かった頭に少し晴れがかったような気がした

 

 

 

 

その感覚は直ぐに消えた



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