ヤゴコロ印の薬局医 (ハマノン 一般人A)
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第1話

私は今、只々白い空間に一人いた。

 

『パンパカパーン!!私の暇つぶし第一号に選ばれた人の子よ。私だ!神だ!』

 

私は目の前に突然と現れたパソコンを覗いたらこんなメッセ―ジが書いてあった。

 

・・・こんなメッセージを見てテンプレと思ってしまった自分が恥ずかしいが普通は詐欺か?と思うのが普通だろう。少し冷静になるために深呼吸深呼吸スゥ・・ハァ・・・ヨシ。

 

私は次へのボタンをクリックした。

 

『やぁやぁ、第一号君。君は数奇の運命によってここに来てしまった。そこで、私は暇潰し目的で君をここに連れてきた。感謝したまえ、君には二つの運命を選択してもらう。まず1つ”ここであったこと及び全ての記憶を消し、輪廻転生の枠に入るか”、2つ”このまま次へを押して自分の運命を決めてもらうか。ここから先は自分で決めたまえ、よく考えて考えて、考えた末の結果を私に見せてください。では、次へでお待ちしてます。』

 

・・・自分はメッセージを見て戦慄した。見方によっては自分はもう・・・・死んでいるじゃないか。死んでいるからここに連れてきて、二つの選択を迫って・・・何がしたいんだこいつ。自分でもそう思えるほど混乱もしてるし、テンプレヒャッハーしてる自分もいる。・・・後悔先に立たず・・・か。なら次へだろ!

 

次へを押されたパソコンは消え、新たに別のディスプレイが置かれていた。

 

『やぁ、第一号君。君は合格だ。あの世界に産まれ落ち、何度も死にたいと思った君は無に帰らず新たに生まれなおすことを選んだ。その決断に私は満足だ。だが、これで終わりではない。ここからが本題だ。君にはこれからサイコロを転がしてもらう。もちろんこのディスプレイに映ったサイコロをだ。君にはこのサイコロの映ったディスプレイを殴ってもらう。因みに殴ってもディスプレイは壊れないし、壊せない。さぁ、殴ってみたまえ。君の本気はここからなのだから。』

 

私は問答無用でこのディスプレイを殴った・・・いや、蹴った。殴って壊れないのなら蹴れって壊せばいい。だが、ディスプレイは壊れるどころか後ろにも倒れず、サイコロが転がっていく様子のみが映されていた。蹴ったはずの足も痛みはせず、只々、サイコロを眺めていた。

 

そして、それからサイコロが止まり上の目は6となっていた。

 

『やぁやぁ、私だ。第一号君。いやはや、殴って壊れないよとは言ったが、蹴っても壊れないとは言っていないよ。でもまさか蹴る人がいるとは・・・ククク。ほんと良いね君は。さて、ここまで来たからにはもう後には戻れない。サイコロの目は6だ。私から君への贈り物として六つの、さらに”生前”の願いを贈ろう。次起きた時に確認してくれたまえ。そうそう、君を送る世界は君の世界の住人が創った世界だ。存分に楽しんでくれたまえ。では、”またな”。』

 

そのメッセージを読み終わった私はそのままブラックアウトした。

 



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庭(2話)

とある新世界にある島

 

 その島はかつては繁栄した都市があったがとある研究により島には誰も住めなくなり、廃墟が多く、海賊たちもここに来ようとしたが酷い匂いの所為でここを拠点にしようと思う者は居なかった。

 

 そんな中、この島には1人だけ住んでいる者がいる。

 

 

とある研究所廃墟

 

 「・・・くぅ~・・んん。・・・あれ?ここ何処?」

 

 寝ていたベットから腰を下ろし周りをキョロキョロと見ていた。そして隣にあった机らしきものの上にあった手紙の様な物を手に取った。

 

『ハロハロ―?私だよ?神だよ?これを見ていると言うことはもう転生し終わっている頃かな?君は今の状況を説明するなら何処?って思ってるだろう。だが、安心してくれたまえ。この手紙はそんな君への説明みたいな物だ。まず、君が生前に願った物の六つを教えてしんぜよう。

 

 まず1つ目・東方Projectの八意永琳の容姿と能力。これは君でも分かるだろう?

 

 そして2つ目・Fate/のジャンヌとジャンヌ・オルタの武器及び弓とバレットM82だ。ジャンヌ等の能力は君で確認してくれたまえ。弓とバレットM82は君なりに自分で強化をしてくれ。どんな風に成長するかは君次第なのだ。

 

 さらに3つ目・黄金律A⁻。君が最も欲していた物の中でもトップクラスの物だろう?Aでも良かったが、あれは彼だからこそ許された物なのだ。なのでワンランクだが下げさせてもらった。まぁ、ランクA⁻でも相当な物なのだがね。

 

 4つ目・倉庫(インベントリー)。これは倉庫を常に手元にあると言う優れモノだ。Fateの王の財宝(ゲート・オブ・バビロン)に似ているが全くの別物だ。あれの様に射出したり勝手に増えたりはしない。使い方は手に触れて倉庫に入れるイメージをすれば良い。出す時は倉庫から出すイメージだ。因みに色々入れて分からなくっても良いように整理整頓機能、入ってる物リストも付いている。優れもの過ぎて私には恐ろしい

よ。内部での時間は無いからそこも良い点の一つと言えよう。

 

 5つ目・境界を操る程度の能力の劣化版。スキマを作る程度の能力と言った所だ。あの目がいっぱいの所を作り、別の場所に繋げたりできる只それだけの能力だ。移動用としてしか使えない能力だ。それ以外は君自身で確かめるのみ。

 

さてさて、最後の6つ目・あらゆる知識を技術を記憶できることが出来る物だ。誰もが欲しがる物の一つだろう。そして君が最も欲していた中で一番に願った物だ。

 

 感謝したまえ。さらに自身の生前に感謝したまえよ。これだけの報酬をくれたのだ。まぁ、これは前金の様な物だ。君には()()の暇潰しをしてもらわなくては困るのでな。面白可笑しくしてもらうよ。では、私からは以上だ。せいぜいこの世界を満喫してくれたまえ。』

 

 …………チート有難う御座います!!よっしゃーのま・え・に、能力の確認と行こうか。こうゆう小説的な展開は私的にはご褒美です!でもま、スローライフ的になればいいなーと思うのは私だけのはず。永琳の容姿か。どれどれ?

 

確認中確認中。見せられないよ(>Д<)キャーイクサーン

 

「ふぅ……。」

 

 能力の確認と一緒に周りの確認をした所この島は少し西よりの活火山と中心の都市だった廃墟と周りの謎の森で構成されていて島の大きさ的には少し大きい。

この島の周りにもポツンポツンと小さい孤島があった。そしてその周りには海賊船らしき船が何隻もあった。遠目からしか分からなかったがONE PIECEで出てくる海軍船も見えた。

 

 正直戦いたくもないし、ずっとここに居たかった。遠距離ならバレットと弓があるし。そうそう、バレットの弾と弓の矢を作ろうと思ったけど謎原理で弓を使おうとすると矢が、バレットを使おうとしたら弾が装填されていた。嬉しい誤算だった。

 

 そしてもうワンセットのジャンヌの武器は旗槍と謎の剣だった。両方の能力は原作道理使えたが、宝具の方は旗槍のジャンヌは使えたが、剣のジャンヌ・オルタの方は火力をミスって少し森を灰にしてしまった。いやはや、反省はしてるけど後悔はしてない。どんな威力が出るか知ることが出来たからそっと俺の中に封印した。まぁ、旗と一緒に腰に刺さってるんだけどね。使わない様にしないと後々飲まれちゃいそうだからね。復讐の炎に。

 

 あ、そうそう。黄金律のおかげで悪魔の実を複数見つけてしまったよ。本当に変な果物の様な物だったよ。

 

 私が見つけたのは灰色のバナナと黒色のパイナポーと赤色のチェリーだったよ。禍々しくて食欲が湧かなかった。今は倉庫に入れてるよ。黄金律と倉庫様様だね。

 

 6つ目の力は物凄い助かっているの現状。ここの島にある動植物は殆どが薬品として扱えるものが多く永琳としての本望か私自身の本望か分からないが研究をしたいと疼くのは少し恥ずかしい。まぁ、この島を散策しながら少し拝借させてもらったけど気にしたら負けなのだ。

 

 あ、そうそう私が寝ていた場所の周囲を散策してみた所、何かしらのクローンや人工的な何かを造ろうとしていたのが分かった。

 

 そして、私が灰にした森はヤゴコロ印の薬を使って竹林にしてやった。永琳と言ったら迷いにある永遠亭だろJK(常識的に考えて)だから私は悪くない。

 

 それと、森を灰塵にした所為か孤島に居た海賊達がこちらにやって来た。殆どの海賊達は燃えた森の方に。残りは別の場所から。

 

 燃えた森の方から来た海賊たちは謎の雷音の所為で一人残らず生きた物は居なかった。

 

 私は悪くない。人を殺したことにも何の抵抗なくできた。私は初めて人を殺したけど、何の嫌悪感も無かった。何も感じない。私は初めて自分が恐いと思った。でも、一つ思ったのが

「お、死んだ。」

只この一言。

 

こんな人の命がすぐに無くなってしまう世界に今、気が付いた気がした。

 

ま、そんなことより研究と思う自分は悪くない。



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三羽(3話)

誤字脱字の修正や感想など有難うございます!

自分でもなくせる様に頑張ります。

え?この話にも誤字あります?

修正:20mから500mに伸ばしました。


私が目が覚めて、人を殺してから1、2週間が経った。

 

あれから海賊は時たま来るようになり、私が海賊の宝を奪ってを繰り返していた。因みに船は解体して木材が最近倉庫で増えてきたそうな気がする。そして、最近では殺しを駆除と思うようになってしまい、どうすれば少しでも早く駆除出来るようになるんだろうと思うようにもなった。その為の薬の開発にも力を入れていた。それから海軍も来るようになり、流石に不味いと思いスキマの能力で適当に遠い場所に飛ばしている。

 

私の中では海賊は駆除。海軍は出てけ!てな感じになっている。

 

竹林も段々と廃墟の方に侵食しており、島が周りが森、中心が竹と変わってしまった。

 

活火山も時折地震が起きるぐらいで噴火にはなってない。次何時噴火するかは私は分からないが、事前に知って置くと私的にも嬉しいとは思う。

 

最近は研究に使う物を作る作業が楽しくなっている。マイ〇クラフトをしている気分で楽しいのだ。まぁ、整地的なことはしなくて良いからね。立地的に。

 

それと、時たま飛んでいる新聞を持ったカモメから新聞を受け取るようになった。情報は集めといて無駄が無いからね。そして、どの新聞を読んでもルフィーのことが書かれていないためまだ原作から前のことが分かる。絶対何かしらはやっているからなあの主人公は。

 

只、この島のことが書かれていたことには驚いた。

 

『リクア島の謎!?

 海賊船が大量失踪!?海軍が向かうも島にすら近づくことすら不可能で海軍船で向かうも気付いた時には既に別の海域に居るとのこと。

 

失踪した海賊のうち億ベリーを超える者も何人かいる模様。

 

今、島に何が居るのか。そろそろ政府も介入して海軍と攻略するのか!?

 

 それと観測班からリクア島の浜に時折銀髪の女性が来ており、海賊船が急に消え去ったとの報告が上がった。

銀髪の女性は海賊船が無くなった場所に数分いたがその後また森に消えていった。

 

観測班からは何かの悪魔の実の能力では無いかと論議しているが未だに議決していない。』

 

・・・・ま、まぁ、何かやばいことになったら逃げればいいしね。私の研究所になってるここも爆破すればいいだけにすれば大丈夫でしょ。アハハハハ・・・。

 

それと、暇潰しによく出歩くことはあるが、よく悪魔の実を見つけることが多くなった。確か悪魔の実って食した人が死ぬと近くにある果物に宿る様な事は研究所?にあった記録に書いてあった。殆どは燃えていたのか炭みたいな物もあったが何とか読めるものがあった。

 

そしてその中にはクローンの作り方などもあったから、私は優曇華を造ろうと思う。

 

肉体の方は私の力をフルに使うとして、問題は魂。

 

一応海賊たちの魂を凝縮し真っ白にした物がインベントリーの奥に仕舞ってある。それを使おうと思うけど失敗した場合、優曇華の肉体がどうなるか分からない。失敗してもまた造ればいいのだが、流石に心が痛む。

 

まぁ、失敗は成功の元とも言うので、ちゃっちゃと造ってしまおう。

 

材料は私の血と肉を主に使い、後は少し凶暴だった巨大兎(1~2m)の肉を少々と魂と海賊達の凝縮された魂、さらにヤゴコロ印のお薬の数々。

 

これらをまず、専用の装置に入ってる液体に入れる。入れる順番はまず、私の血肉と兎の肉。入れ終わったら細胞崩壊を起こさない様に数ある薬を2種類使いゆっくりじっくりと馴染ませる。そうすると、少しづつ私の血肉と兎の肉が合わさる。

 

そしてここからが本番だ。

 

そしたらまず、人型になる様にまた薬を一本拝借して入れる。そうすると薬と肉達が結合して細胞を生成し、ドンドンと増殖していき人型になってきた。そうしてる間に私は兎の魂と海賊達の魂を合わせて一つの真っ白な魂にしてそれをこの人型に近づると魂はすぅ~っと入っていった。

 

後は時間を経てば肉体が完成し、クローンが生まれる。

 

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

翌日私はどうなったか気になり様子を見に来た。

 

結果から言うと成功。しかし、まだ不安はある。容姿はちゃんと優曇華なのだが、魂の元があれだったため結構不安がある。

 

まずは、この優曇華なるクローンを出す。

 

この装置の一つのボタンを押すと中の液体が隣のポンプに入っていき、ガラス越しに裸の優曇華だけが残っていた。そしてすべての液体を吸い出した後、ガラスが両開きになり中の優曇華がこちらに倒れてきた。

 

私は受け止め、優曇華が目を覚ますのを待ってみる。それと一緒に優曇華の体調も記録しておく。

 

・・・カメラが欲しい。この優曇華の裸体をフルカラーで撮りたい!!そんな私を残して時間が過ぎ去っていく。

 

 

私は優曇華を寝かせるため私の部屋の隣の優曇華用の部屋に入りベットに寝かせて服などを着させておいた。

 

服などはここが元町だったのか布が少なからず有ったおかげか作ることが出来た。下着はゴムが今の所無いため少し残念に思った。

 

優曇華は装置から出てから2~3時間ほどで目が覚め、今は知識も名も無いため私が名付けておいた。

 

鈴仙・優曇華院・イナバと。丸パクリと思うだろうが、優曇華を思って作ったのだから仕方ないね。

 

優曇華には私の助手をして貰うため色々と知識を知ってもらう必要があるし、この世界は武力行為が日常茶飯事だから武器を持たせようとも思う。

 

その為にまずは薬の知識と常識を本に記したのを渡しておいた。文字に関してはすぐに覚えたため私の細胞が凄いのか分からないがこれは嬉しい状況だ。

 

さて、武器と言ったが優曇華にはやっぱり銃が必要だと思い、インベントリーで海賊が持っていた武器を分解し、銃の造形を知識から拝借してM24を一丁とMP5を二丁、マガジンを各5つずつ作った。インベントリー様様だわー。

 

そして優曇華を連れて少し近くで射撃練習をした。目標は木だが、優曇華は少し打つごとに射撃能力を着々と上げていき今では500mほど離れていてもM24で目標を撃ち抜くことが出来ていた。

 

それからまた海賊船が来たが優曇華に実践をしてほしいと思い、「少し行って来て」と言って行かせたが普通にスコープ越しでM24を扱い、少なくなってきた所をMP5で特攻して蹂躙していた。

 

そして帰って来た優曇華は褒めて褒めてと言ってきて頭を撫でて欲しそうだったので頭にあるうさ耳の間を撫でておいた。良い子良い子と言って。

 

因みにこの優曇華は良く喋るし人懐っこし、原作と同じな容姿をしているため、服も少し新調してやろうと思う自分が居た。



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皺(4話)

前回の分を投稿後見ると四つぐらいおかしいのがあったので恥ずかしいです。
(*ノωノ)


私が優曇華を造ってから2週間が経った。

 

経ち過ぎ?気にしない。これと言って珍しいものがあったとは言えない普通の日常があったからね。

 

結果報告を纏めると

 

 1つ目、優曇華の射撃能力と格闘能力が尋常じゃない程上達していた。優曇華自体はまだまだですよと言っているが、何がまだまだなのか分からない。一体何処を目指しているのだろうか?

 

 2つ目、賞金首の紙が新聞に挟まっていたから殺した海賊達の顔と似顔絵写真を見ながら見比べてるとしれっと数千万から数億ベリーの奴等が居たからマジで!?と思いながらどうしようと思ってる自分が居た。腐ると酷い臭いするから私は偶にここに来る海軍船を追い返す過程で紙と海賊を一緒にしている。お金は来ないけどね。残念。

 

 3つ目、優曇華に手伝いをして貰いながら薬の調合をしているけどヤゴコロ印より少し劣った(普通以上)の薬を作れることが分かった。だから優曇華には私と散歩がてら素材集めを良くしている。そして優曇華は目が良いのか、数十m離れていても獲物を見つけてはすぐに狩り行くのだ。

 

 4つ目、私は少し体重計みたいの作って見たけど優曇華は兎も角私はおかしかった。何故か?私の体重が変動しないのだ。何㎏かは言えないが全く変わらないことが分かった。それから一度断食をしてみたのが私自身お腹が空くことは無く普通に生活することが出来た。優曇華は普通にお腹が空くらしい。あー、可愛いな~。

 

とまぁ、こんなことが2週間であった訳ですよ。

 

 それ以外?あ、そうそうお風呂を作ったのよ!あの活火山は硫黄の匂いが結構酷いので島の中心部から少し東の方の最初に竹が生えた場所で掘ってみたら普通に温泉源が湧いたので囲いを作って絶賛入ってます。

 

え?裸シーン?無理に決まってるでしょ?艶かしい裸体しかないんだから。

 

私は温泉に浸かった優曇華の艶かしい裸体を記録できないのが悔しいわ。

 

 少し紫がかった髪が今はタオルの中にあり、真っ白な肌ですらっとした足にほっそりとしたお腹、しゃぶりたくなる様な魅了の胸。そして首から滴る水が下へ鎖骨へ行き自然とそのまま下へ、ヘブシッ!!

 

優曇華はたらいを投げた。永琳にヒット!10のダメージ。

 

「し、師匠の変態!!」

「そんなこと言われても私を誘惑するために産まれたそのモチモチのお肌が目に映っちゃ仕方無いわよ?」

「ッ!!///」

 

勝った!!私は勝ったぞ、諸君!!いつもは子供の様な無垢な笑顔が、毎度何を思って来る海賊達を汚物を見る様な目の可愛い顔が、遂に、遂に…私に蕩けた顔を見せてくれた!!私は感動だ。この顔も是非ともカメラに収めたい!!悔しい!!今は目に焼き付けよう。・・・ヘブシッ!!

 

優曇華はたらいを投げた。永琳にクリーンヒット!20のダメージ。

 

「師匠のエッチ!!」

 

そう言って優曇華は湯船から上がり、そのまま脱衣所に行った。

 

「・・・ふぅ。ここ最近は優曇華と居ること多いから一人になるのも久しぶりだね。」

 

そう言い、私は優曇華が来るまでの2時間、月がある空を見ていた。



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えー、これから5話が始ますからして、えー・・・。

校長先生の話が長いってよく聞きますけど、最近は表彰の方が長い気がするのが自分だけですか?


ふっふっふ。私よ。

 

最近何かとこの島に入ろうとしてくる海賊と海軍、はたまた何かと黒いスーツを着たがる政府の関係者なる者が来る。

 

私としては気が散るから海賊は駆除。海軍、政府は遠い海に飛ばしている。飛ばしながら思ったのが、食料を全部無くしたらもう来ないんじゃないかと思ったけど、今度は食料を別々に分けて来ることがあるから少々面倒に思ってきた。

 

あ、そうそう久しぶりに薬の研究が一つまた終わったから優曇華と一緒に浜辺に行ったら漂流したであろう男とボロボロな船の様な残骸があった。優曇華は「スキマで遠い海に捨てましょう」と言っているが私的には困ってるなら助けると言う選択しかなかった。東方の永琳も結構良心で治療とかしてたしね。

 

私はまず病院であろう建物が有ったので一度それを解体、再建し、今では現代的な病院の見た目だが中身は殆ど誰もいないし現代医療機器もまだ無い。作ろうと思えば作れるが今はまだ手が届くので気にしない。

 

で、建造が終わったから優曇華には浜で男を見てもらっていたため残ってもらっていたので、スキマでまず、男を病院の一室のベットに送還。私達もその部屋にスキマダイブ。

 

その後私が見た結果、男は目を覚まし、ボロボロになっていた経緯を聞いた。

 

「さて、先ずはその怪我の経緯を聞きましょうか?切り傷、打撲、内臓出血、さらに骨折も。普通なら死んでるような傷だけど。普通ならここまで成らないでしょ。渦にでも飲まれたのかしら?」

 

「・・・いいや、俺達は嵐の中、海賊同士で戦っていたがその余波で船が津波に転覆してその後の記憶がない。」

 

「‥‥そう。分かったわ。一応貴方の傷は軽い物から重い物もあるから全治・・・3週間ね。毎日早寝早起き、3食食べればすぐに良くなるわ。因みに、ここでも喧嘩は禁止。静かにしないと私の実験だからね。」

 

「ああ、分かった。船医の指示には従わないとすぐ戦闘出来ないしな。俺も昔よく無茶をしたもんだ。ハハッ。」

 

「じゃぁ、今日のご飯少し後にしてベットで横になってなさい。今は貴方一人でもまた一人、さらに一人と増えてくかもしれないんだから。安静第一よ、変な気を起こさないこと。女だからって見くびらないでね。」

 

「分かった。それじゃぁ、名前を聞いとこうか。俺はザボン。ザボン・アールだ。」

 

「ザボン・アールね。分かったわ。サボン、私は此処、ヤゴコロ病院の医院長的な八意永琳。こっちは助手をして貰ってる優曇華よ。」

 

「鈴仙・優曇華院・イナバよ。気安く呼ばないで。」

 

「あらら、まぁ、仕方ないことかしら。さ、早く寝なさい。起きたら左の肘置きにボタンがあるからそれで教えて頂戴。何か痛みがあってお押すのよ。それ以外は定期的に私か優曇華が行くから。じゃぁ、お休みなさ~い。」

 

「ああ、お休みなさい。」

 

「・・・・」

 

私達はあの男、ザボン・アールについて話していた。

 

「師匠、何であんな奴の世話をしなくては行けないのですか?」

 

「‥…それはね、優曇華。」

 

「・・・はい。」

 

「私は貴女の事を思って彼をここに連れてきたの。まぁ、私の私事も込みだけどね。」

 

「どういう事ですか?」

 

「貴女は私としか生活してないから、他人との距離感が分かってないのよ。貴女が海賊に対して良く思ってないのも私から見てよ~く分かるわ。だから、先ずは彼を受け入れ貴女の他人との距離感を知る機会且つ、私の薬を試してくれる実験体オホン!病人が居る機会だからね。」

 

「師匠・・・。」

 

「ま、まぁ、私の良心は広いって事と、優曇華。貴女には注意しなければ成らない事があるのよ。」

 

「・・・な、なんですか?」

 

「貴女は他人との距離感を知るって思ってるけど、深入りしちゃだめよ?人ってのは口から出まかせを言う事があるのよ。貴女の心を深くつかみ、さらに奥深くまで引きずり込む。そんな人がいるのよ。外見は優しく見えるけど内心は何を考えているか分からない人もいることを知って置いてね。」

 

「は、はい!師匠!」

 

「うん。良い子。は~、可愛いわぁ~。ナデナデ」

 

「ちょっ!師匠。そんな撫で方したら・・ひゃぅ!」

 

「あら可愛い鳴き声・・・その前にこれを終わらしちゃいましょうか。」

 

「し、師匠・・・」

 

私は彼のレポートを確認しながら今後の彼の食事の問題をどうしようか悩む中、優曇華は地面にペタンと座り込んで顔を真っ赤にして涙目でこちらを見ている。

 

可愛いわ~。このと・ろ・け・が・お。皆に見せられないのが悔しいわ~。

 




っく。殴りたい。でも殴りたくない、この笑顔。ビクンビクン。


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羊が一匹、二匹、三匹、四匹、五匹、六匹・・・( ˘ω˘)スヤァ

羊がって英語の奴じゃないと意味がないらしいんですけど、本当ですかね?


やぁ、私よ。ヤゴコロ印の薬医こと八意永琳よ!

 

 さて、一週間前にザボンを引き取って今では普通に動けるまでに回復している。だけど、激しい動きをすることは難しいとのこと。ある意味ここまで回復したのは異常であるが。

 

 その異常の原因は試作途ゲフンゲフン、完成間近の薬のかもしれない。この薬はつい最近手に入ったというより創れてしまった錬金壺のお陰である。

 

 インベントリーのリストを見ていたところ謎の壺が有ったため取り出してみると普通の壺にしては異様に文様が多く、正に謎な壺だった。大きさ的には縦1m、横50㎝ぐらいだろうか。インベントリーでも詳細が分からなかったために漬物壺にしようか悩んだが、紋様が勿体無く思ったので断念。他に何かいい案がっと思っていた時に丁度作るには材料が足りない薬が有ったため、錬金壺が有ればいいなと思い造ろうと思った次第。他意は無い。

 

 取り敢えず、壺の中に硫黄200g、海の水500ml、毒々しい色をした用途不明な薬、300mlの海賊の血、そしてまた造ってしまった凝縮された魂。それらをかき混ぜたら蓋をする。それから数秒後、いきなり破裂した。ボフン!よりドカン!の方が合ってる。流石に無理が有ったか?と思い煙が晴れるのを待つと、そこには異様さが進化し、見るだけで恐怖がわく壺が有った。

 

 形自体は変わってないが紋様には血の様に循環しているのか赤い線が点滅していたりしていた。他にも魂を入れたせいか一瞬気配を感じたが、殺気を出せる様になったから殺気で脅すとすぐに落ち着いていた。

 

 そしてインベントリーに一回戻してみると『錬金壺』と書いてあった。造ろうと思ったけど成功するとは・・・。自分の才能がここまで恐ろしいとは自分でも吃驚だった。

 

優曇華には爆発が有ったことに関して聞かれ、説明をちゃんとした。

 

 ザボンにも窓を覗いていたのか、急な爆発音と煙で何が有ったのか聞いて来た。説明するには少々機密が多かったので、試薬の実験をしていたら爆発したと言っておいた。

 

それで納得したのか、それ以上説明を聞かなかった。

 

何故だ、私の薬は爆発するような薬はあまり作らないぞ。と思いながら私は病院の自室に戻った。

 

そして、この壺に関しては病院の地下で薬を作る際に使用しようと思う。

 

地下にはすでにある程度の大きさの部屋があり、シェルターとしても使えそうなほど大きくした。

 

 まぁ、誰も使えないが。理由としては試薬があったり、薬等のレポート用紙が置いてあったりと機密要素が満載過ぎるからだ。

 

 地下に来るにはまず、病院内にある施錠された扉を潜り地下に続く扉を開くだけだが、この扉何とエレベーターなのだ。なので、現代人じゃない限り起動の仕方も分からねば、地下に行くためのキーも必要なため警備は厳重にしてある。因みにキーは私が常に持ってます。どうやって作ったって?そりゃぁ、まぁ、そういう力がありますしお寿司。

 

なので、そこまで気にすることは無く、普通に過ごせているんですが。一つ、また問題が。

 

な、なんと、海軍らしき人物と結構身なりが良い少年がいるではありませんか。

 

2人とも今の所気絶しているので、どうせならスキマで海に返したい所。・・・まぁ、見ちゃったもんは仕方ない。2人とも怪我自体はそこまでじゃないから普通に入院させて、すぐに来るであろう海軍船に乗せればいいやと思っていた自分が憎いわ。

 

2人とも次の日には目が覚めて海軍の人が暴れようとしてたから優曇華に「死なない程度に痛め付けといて」って言ったら普通にボコボコにしていた。

 

少年の方は自分のことを天竜人と言っていたけどアニメで見たあの傲慢さは無く只々純粋無垢な少年に見えた。

 

まぁ、警戒対象として一目置いておくことにした。アニメでも良くある純粋で落としていくって奴だね。私は引っ掛からない様にしないと。・・え?お前は前世男だろって?一応だよ、一応。催眠系の何かが有ったら恐ろしいからね。

 

そして、海軍兵の怪我が酷いためさらに一週間たった。

 

その間に天竜人のギル君が手伝いをしてくれた。最初は海軍兵のヘルシュが止めようとしていたが、ギル君がそれを振り切って手伝いを牽制してくれている。まぁ、手伝いと言っても掃除洗濯、治療の手伝いなどをしてくれている。

 

治療に関しては、少し興味を持ったかららしいけど、手際が良いから才能あるかもねと言ったらやったー!って喜んでいた。やっぱり子供ねと思った。

 

少々荒治療だったけど一週間で全治までとは言わない物の少しの戦闘なら許可する程度にまで回復している。

 

ギル君の容姿と性格は完全にFateの子ギルに似ていてえ?同一人物?と疑ってしまう程だ。

 

海軍兵のヘルシュさんは大体180㎝ぐらいで鍛えているのか筋肉が大きく肩に子供一人乗っても問題ないらしい。

後、普通にイケメンである。

 

私的にはもう少し詳しく言いたいのだけど男の体を長々と語るには少々失礼なのでここまでにしておく。女の子の体は長々と語っても気分は逆にテンションアップしちゃうけどね。

 

「さて、二人には治療費云々の話と新聞で見た所。ギル君、貴方を政府と海軍が探しているそうよ?後、ヘルシュさん、貴方もよ?ヘルシュ大将?」

 

「‥‥‥永琳医院長的には僕達はどうすればいいと思う?」

 

「貴方たちには即刻海軍に引き渡して帰ってもらうことになるわ。治療が終わったら治療費払って帰ってもらうのがうちの病院だからね。何時海軍と政府の戦闘が始まるか分からないからね。貴方達の面倒は見切れないのよ。」

 

「おいおい、俺はどうなんだよ?帰る場所も船もねぇぜ?」

 

「貴方にはこの島の東に最も近い島で暮らしてもらうわ。小さな小屋があるからそこで自給自足ね。海賊の様な仕事よりいいでしょう?」

 

「それは、そうだけどよ。ここの生活に慣れてしまった所為か普通の小屋だと辛いぜ?」

 

「自給自足何だからそこは自分でどうにかしなさい。どうせ、ずっと使ってたら馴染みが沸くわよ。ここの様にね。」

 

「‥…永琳医院長、貴女にはギル様と一緒に聖地マリージョアへ。ギル様を救っていただいた貴女を連れていき治療費を払います。どうか、お願いできないか?」

 

「…‥‥無理ね。全ての天竜人がどうかは私は知らないけど。私は行けないわ。」

 

「んな!天竜人がどれ程高貴な存在か知らないのか?!」

 

「ええ、知らないわ。天竜人が何を成して、何を犠牲にしたのか。私は何も知らないわ。王が居ないこの世界にどう信じればいいの?」

 

「…‥‥永琳医院長は僕の事が嫌い?それとも天竜人が嫌い?」

 

「私的にはギル君は普通にいい子だと思うよ?自分で何をすればいいのか分かってるからね。天竜人が私は嫌いね。もうそれが先入観なのだから。」

 

「そう…‥なんだ。」

 

「………」

 

「‥‥‥‥」

 

「さて、貴方達にはもう話したわ。部屋と荷物の整理やっといてね。多分明日海軍船が来ると思うから急いでね。はい!早く行った行った!時間が無くなるわよ!」

 

「…‥‥」

 

「…‥‥」

 

フフ・・明日が楽しみね。

 




ん?続きが気になる?次話まで待つんだ!


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ぴょんぴょんぴょん・・・え?兎飛び後7回?

いやはや、続きを書くって難しいですね。

評価付けてくださり有難う御座います!


あら?呼ばれた気がした永琳よ。

 

さて、昨日で全員治療が終わり治療費を貰う予定だったけど、そろそろ2人をまず帰さないと行けないから急かした訳。記念品としてある物を用意してあるから喜んでもらえると嬉しいけどね。

 

そして、今日。早朝の7時。特に台風やら強い風もなく、いたって普通の天候である。そんな中ギル君は落ち込み気味。

 

「はぁ。さて、皆集まったわね。そろそろ視界に入ると思うけど海軍船がもう来ているわ。朝から早いから私も吃驚よ。これから()()を撮るから皆集まってね。」

 

「‥…うん。」

 

「ほら、ギル君笑って笑って。あ、優曇華も笑いなさい。私の傍に来てもいいから、ほら。」

 

「は、はい!」

 

「さて、ギル君。貴方には選択権が一切ありません。なので、好きにされなさい。子供なんだから今の内に私に甘えなさい。それが最後の終わりって物よ。」

 

「う、うん。お、お姉ちゃん。」

 

「ブフォォ!!」

 

「し、師匠!!」

 

何この可愛い生き物!涙目+上目遣いだと!!しかも異様にマッチングしてるからグッっと来ちゃったじゃない!ック。物惜しいとはこのことか!!

 

「さ、さて。皆笑ってあの置物を見てね。・・・じゃぁ、カウントダウン行くよ!」

 

「「「「「3!・・・2!・・・・1!・・・カシャッ!」

 

カメラのシャッター音と共に光ったのが驚いたのか皆すごい顔をしていた。

 

私はカメラに入っている記録を隣に置いておいたプリンター(作りたくなったから)に送信して、4枚現像した。

 

「わぁ・・!なにこれ!僕達の絵が描かれてる!」

 

「クスクス。それはここにある4枚しかない絵よ?この世界に4つしかない貴重な物だからなくしちゃだめよ?これが私からのプレゼントよ?3人とも」

 

「うん!」

 

「おお、こりゃすげぇ。随分綺麗な絵だな。色とかも綺麗に付いてるな!サンキューな!」

 

「済まないな。こんなすごい絵新聞の写真ぐらいだぞ?」

 

「何言ってるの?新聞社の写真の数倍はすごいわよ?最先端の技術ですもの。大切にしてくれないと矢分を送るわよ?」

 

「ハハッ!そりゃぁ、無くせねぇな!じゃぁ、俺は先に孤島に行ってるぜ。じゃぁな坊主。もう会うことないだろうが、会える時が来たら酒でも飲もうぜ。じゃ、永琳医院長。俺は先に行くぜ。」

 

「ええ、あの孤島は猛獣が居るから頑張って生きてね。時折矢分が行くかもだけど。気を付けてね。それとこれは持っておきなさい。お守りよ。神は居ない。そのお守りだけを信じなさい。守ってくれるわ。」

 

「ああ、さてっと。これを漕いでいけばいいんだな?じゃ、達者でな~。」

 

「ええ~。また何時か。」

 

「またね~。」

 

「‥‥‥‥」

 

「…‥‥」

 

ギル君は手を振り返してくれたザボンにずっと手を振っていた。少し涙目になりながら。

 

「‥‥‥さて、次は貴方達の番よ。貴方達にはこのお守りを渡しておくわね。」

 

「…?これは?」

 

「ふむ?和の国の奴に似ているな。」

 

「そう。似ていても仕方ないけど、これは神の力じゃないから神を信じない方が良いわよ。さて、これは貴方達を一度だけ守るわ。それだけよ。」

 

「ふむ・・・何でもか?」

 

「いいえ、持ってる人、だけね。」

 

「・・・・・そうか。」

 

「ねぇ、お姉ちゃん。また、会えるかな?」

 

「・・・・そうね。貴方が会おうと努力すれば会えるわ。頑張ってね。」

 

「うん!」

 

「うん、良い返事。さて、これから貴方達を帰す軍艦はあれよ。あれに乗って帰んなさい。そして、ここで有ったことは言わない事。それだけ守ってね。」

 

「うん!」

 

「分かった。」

 

「それじゃぁ、二人ともまた会えたらね。」

 

「じゃぁね~、お姉ちゃん。」

 

「この恩は何時か。」

 

「ええ。」

 

そして私はスキマで軍艦を遠い海に捨てる途中にギル君達を乗せて置く。

 

「‥…優曇華、帰るわよ。あの三人が居て新しい薬の研究が中途半端になっちゃったんだから急ぐわよ。」

 

「は、はい!師匠。」

 

「フフ・・・」

 

そして次の日の朝、新聞配達のカモメが居たので一枚買うことに中の内容はやっぱりギル君達の事だった。

 

『天竜人が軍艦の中から再起!?

 

リクア島を目指していた海軍船がリクア島の謎を解明するために行っていたが、また謎の空間から別の海に投げ出されたが、今度はその中から天竜人のギルガメッシュ様と海軍大将のヘルシュ様が出てきた!?

 

ギルガメッシュ様は急ぎ帰宅するため、我々に答えられませんでしたが、海軍大将のヘルシュ様はこの様に回答しています。

 

俺は何も覚えていない。目が覚めたら船の中に居たのだ。とギルガメッシュ様から仰せつかっている。

 

とのこと。我々はリクア島でお二人に何かあったと思い、さらにリクア島での謎が深まるばかり。謎を解き明かそうと海賊、海軍、政府は躍起になっていますが、我々新聞記者もまた深く行ける所まで行きたいと思います。』

 

「フフ・・・。そう誤魔化したらさらに躍起になるのも普通だわ。ねぇ?優曇華。」

 

「そうですね、師匠。それと」

 

「ん?何?」

 

「そろそろ悪魔の実の研究に戻りませんか?まだ途中ですよね?」

 

「ええ、そうしましょうか。」

 

悪魔の実。悪魔の様な力が宿る実。味はかなり不味いらしいが、私達には要らない。使わなくても強いから。

フフフ・・。楽しみ。早く原作来ないかしら?



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ピピピ・・・あ、後・・・・・8時間。

最近朝起きるの辛いのは布団が悪いんですよ。

ヌクヌクが悪い・・・( ˘ω˘)スヤァ


私私・・・私私詐欺にあったのよ(嘘)。八意永琳よ。

 

またまた、あれから三週間も経ちました。もうこっちに来て8週間目。

 

時間の流れが速く感じる今日この頃。

 

最近は悪魔の実の研究が進歩して、悪魔の実をある液体に付け、このものすごーく怪しい薬を入れて三日経ってインベントリーに入れるとあら不思議。悪魔の実の名前が分かっちゃうんデース!製法は企業ひ・み・つ 

 

そうしてこれまで持っていた悪魔の実を全部浸けて見る。全部で15個‥‥‥‥黄金律パイセンパネー!!

 

15個も食べろと!?黄金律パイセン、私に死ねと申すか、そうっすか。

 

そうして、分かった奴の一個を取り、矢文と一緒に彼奴を射る。

 

因みに私と優曇華は悪魔の実を食べていない。素で強いから逆に弱体化するから意味ないのだ。

 

悪魔の実は複数食べると死ぬと言うがあれは本当である。

 

悪魔の実には悪魔の様な力を与える代わりに魂に多大な負荷を掛け、それを二つ以上となると常人どころか、超人でも無理なのである。

 

理由はさっき言った通り魂に多大な負荷を掛けるのと、何と悪魔の実には食べた本人とその前に食べた人の魂が宿るからである。本来、悪魔の実は所有者を選び、常に世界を彷徨う。

 

この世界は殆どが島で、海から出てる島や大陸を比で表すと【海:陸=7:3】なのだ。

 

海の方が多く陸が少ないから悪魔の実は何時、何処で生まれるか分からない。私でも悪魔の実を植えて育たないかやってみたが、その所為で一つ無くなったのだ。まったく何処に行ったのやら。┐(´д`)┌ヤレヤレ。

 

さて、さっき言った悪魔の実を二つ以上は食べれないと言ったな。あれは嘘だ。ただ、条件があるのだ。

 

まず、魂の器が頑丈であること。肉体である。次にその器に空きがあること。これが最も重要である。大体悪魔の実一つでこれが埋まるのだが、今回はこれに関してそこまでまだ分かっていないから言えないわ。

 

これらはまだ研究途中だから今の所机上の空論なのよ。これらを試すにはまだ早い。ここまで来ても決定的な物が足りないのよ。

 

だから、私はここには()()物を作るために、出掛けようと思う!!

 

島には艦これ要素が欲しくて優曇華と同じのレシピと追加の素材でな、なんと!!

 

島風、大和、赤城、加賀、響の5人を造ってしまった!

 

因みに追加素材の一つに悪魔の実が必要だったから5個消費してもまだ10個余っている!

 

ん?選んだ理由?そんなもん、私が艦これやってる時に絵が好きだったのがこの5人?なのよ!異論は無いわね!?よし!

 

武装はゲームと同じに出来ないからRPG2本を大和に、赤城と加賀には腰にP90を一丁ずつとAS-50を一丁ずつ、島風には偵察と誘導をお願いするためにLMGのM249、響にはH&K PSG1を、後はサブ武器として全員にデザートイーグルを持ってもらっている。弾薬は浜近くの隠し弾薬庫に沢山置いてある。能力者による攻撃でもびくともしない様にしてあるので心配ない。私の攻撃?粉々に吹っ飛ばしてしまうわよ。

 

服装は迷彩柄の軍服をモデルに私が改造した服。他にも何着か彼女達用にあるけど紹介は何時か。

 

今は優曇華と一緒に訓練をしている。接近されてもいい様に格闘技も教えている。何故か全員武装色の覇気と見聞色の覇気も物にしていた。実践を想定されていた。悪魔の実を使った戦闘もしている。

 

「・・・・貴方達、目標は私打倒なのかしら?」

 

思わず口から心の声が出るほど吃驚だわ。

 

それは置いておいて、新事実として教えて置く。彼女たちは沈まない。悪魔の実を使っているが、謎の原理が働いたのか金槌になっていなかった。普通に泳げることも判明した。ただ、結構弱体化はするらしい。まぁ、五人の悪魔の実は後々公開しよう。

 

あ、出掛けると言っても場所はそこまで決まっていない。スキマで行き来出来るからね。潜水艦は自動で移動するから私が操縦することはあまりない。

 

海を行き来するので船は私が考えた潜水艦・武藤で行く事にした。形はジンベイザメモデルに透明化、魚雷、捕獲用電気網も搭載してある。まだあるけどそこは追々として海賊や海軍を相手に引けを取らない様に改造した。

 

「さて、行ってくるわ。留守番よろしくね。」

 

「「「「「「はい!行ってらっしゃいませ!」」」」」」

 

ガチャコン、そんな音を立てて私は潜水艦のハッチを閉めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




悪魔の実の名前は考えられなかった訳じゃ無いんだからね!!


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あ、そこの本取って・・・・ええ、9冊全部

( ´∀`)フハハハハ、誰が週一と言った?

今週は週二投稿出来ました、来週もこんな感じになりそうです(;´д`)トホホ…

うおー、すみません、結合の失敗を修正しました


さてさて?呼ばれて来てみた八意永琳よ。

 

もう島を出発して35時間過ぎたわ。一日と11時間ね。現時刻は16時。

 

しかし、やっぱりと言うべきか、潜水中はやることがない。そう思った私は背びれの前付け根に設置しておいた全面を覆う程のガラス部屋に向かった。

 

この潜水艦は時速40㎞で移動してるからもう1400kmも進んでいるのを殆ど曇りのないガラスから海を見るのは爽快的だった。これでマーメイドが居たら私的には捕獲網を出す指示をしていたんだが、通った道にはいなかった。

 

それとご飯も食べてもお腹の何処に行ったのか分からないけど、便通も必要なし。完全に趣味で食べることが多い。因みに三日三晩頑張って色々と作った料理を食べ続けてみたけど、飽きが来たから途中で止めたけど一切お腹が膨れた感じがしなかった。只、食べたって云う事は舌が覚えていた。

 

だから、私は今海の中でラーメンを食べてます。味は塩のチャーシュー特盛(普通の3人前)を食べている。おいしい。

 

皆は気づいたかな?海王類が描写に無いことに。海王類はいるっちゃいるんだけど、全部電磁ガン(先端に100万V程出し、それを射出する装備)で脳に当てて、殺し、インベントリーの中に入っている。何処か良い捨て場所ないか検討中。不法投棄は駄目、絶対!

 

うーん、暇なのよね~海の中って。只、水面が綺麗に日光が当たってる所と暗い場所が分かれているのが特徴なのよね~。どっちが嵐が起きてるか分かりやすいしね。時たま、デカい氷の塊が降って来たけど、海の中だから完全に減速して当たってるから全く痛くもないのよね~。

 

ま、暇だから何か起こそうとか思ってないから、何も起きないしね。

 

‥‥‥艦娘5人の悪魔の実の紹介でもしますか。

 

島風の悪魔の実はスケスケの実の能力。超人(パラミシア)

例え、壁をすり抜けたり、体などを透かすなどの事が出来る。

 

大和の悪魔の実はヒトヒトの実の能力。モデルは幻獣種・鬼。動物(ゾオン)

例え、酒呑童子や茨木童子など様々な鬼になれる。

 

赤城の悪魔の実はガンガン(眼 眼)の実の能力。超人(パラミシア)

例え、自分の目を千里眼や未来視などにすることが出来る。

 

加賀の悪魔の実はアオアオの実の能力。自然(ロギア)

例え、青色の物を操ることが出来る。

 

響の悪魔の実はコンコンの実の能力。モデルは幻獣種・九尾の狐動物(ゾオン)

例え、能力を使う際は九尾の狐の尻尾と耳を出して、妖術を使う。幻惑、結界、狐火など。

 

と、ご都合主義が働いたのか疑うほどチートの効果の悪魔の実。

 

まぁ、働いたのはご都合主義と言う名の黄金律パイセンなのよね。

 

しっかし、ここまでおかしい悪魔の実があるとは、アオアオの実なんて結構重宝しそうなのよね。でも実際水って青色じゃなく透明だから、水じゃなくて海や湖と言ったちゃんとした青色じゃないと効果が発揮されないのよね。

 

それに、自然界じゃ青色の物より緑色の方が多いですしね。

 

ピピピ・・・・。

 

ん?…‥フフ。皆さんお待ちかね島が近くあるらしいから寄っていくかしら。

 

潜水艦は島の近くで潜っててもらって私はスキマで行きましょうかね。トゥルルン(スキマを開いた音)‥‥。

 

 

少女?移動中…‥‥。

 

トゥルルン…サツサツ…‥。

 

「‥‥‥天気、荒れ過ぎじゃない?」

 

私が到着した第一の島は完全な雪島。

 

現在進行形で吹雪。こんなに中心の山から離れてるのに寒さが強い。うぅ~寒い。

 

・・・寒い?体温が変わってる様に見えるのは私だけ?

 

え?寒くない?え、あ、そう。寒くないわね。なんでかしら?この永琳の服だからかしら?

 

まぁ、今は良いわ。後で検証すれば良いことですし、寒くないのであればそれだけでも嬉しい誤算ですしね。

 

「居るだけでも寒そうなのに寒そうな格好してない私って変人?」

 

思わず口にしちゃったけど、周りには複数の人の気配と獣の気配もする。

 

相手を挑発するように言った言葉は相手には合図だったようだ。

 

「掛かれ!!久しぶりの女だ、あまり傷を増やすんじゃねぇぞ!」

「「「「あいあいさー!」」」」「ワン!」

 

相手の数は5人、犬一匹。少々足りない気がするけど、まぁ、そこら辺に居るだろう。

 

「‥‥‥害虫が、触るんじゃないわよ。」

「「「「「グァ!」」」」「っち、何処から武器を出しやがった!能力者か!?」

 

私は旗槍を出し、振り回して周りの賊を蹴散らした。

 

今の一振りで5人が倒れ、後3人と一匹。一人だけ残して尋問したい所だけど‥‥高望みかな。

 

「さて、出てきなさい、残りの二人。出てこないなら死ぬ方がましなことを「分かった、今行く。」そう。」

 

マスケット銃を持った二人組と、望遠鏡を首にさげ剣を持っている男の三人と、敵意を剥き出しにしている犬一匹が出てくる。

 

「あら?そんなに警戒してどうしたのかしら?」

 

「俺達にも一様意地ってものがあるんでね。不意打ちには警戒してるんだ。」

 

「あらそう。なら、とっとと失せなさい?鞭で打たれたいのかしら?私は良いわよ?鞭打ち、久しぶりにやるから手加減できそうにないけど。」

 

「ぐ・・・。分かった。そいつ等を回収してから失せるから、その鞭を仕舞ってくれ。恐ろしく見える。」

 

「ええ、早くしなさい?鞭が滑って当たってしまうわよ?」

 

私は獲物を見る様に鞭をペシペシと手に軽く当てながら威圧をした。

 

面白くなって来たから、ペシンッ!って手短の木に当ててみると、あら不思議、全員が大慌てで逃げていく。

 

「…‥可愛いわ~。小動物が怯えて逃げていく様は。あれを追いかけてさらに恐怖を刻み込むのは快感が賜らないのかしら~?」

 

今の一言で周りに居た小動物が逃げて行った。

 

「あらあら。可愛い。追いかけてって事かしら?」

 

そう、言葉に出すと、欲求がさらに増したので、これ以上はやめようと思った自分が居た。

 

 

歩いて数十分で人の気配が多い場所があることに気が付いた。

 

一応私も気配に敏感になっている。気配探知や気配遮断なんかも出来る様になった。

 

なので、気配遮断を使いながら人の多い場所に向かった。




最近お金の使いが荒くなって金欠気味に。

お金の管理はきっちりとですね。


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吾輩が10世である。

いやはや、前回の結合の失敗、申し訳ありません。

また無い様に気を付けなば(;^ω^)

それでは、また今週もよろしくお願いします!


ハロ~、皆々様?

私、貴方の目の前に鞭を持って居るの。

ヤゴコロ印の薬医こと八意永琳よ。

 

私は大きな木でできた門の前に居る。

 

今、私が居るのは多分、集落と思われる場所の前である。

 

中に入ろうと思うが、門が閉ざされていて無理やりにでもと思ったが入り口付近には多くの人が待ち構えており、こちらに敵意を向けている。

 

多分、さっきの賊の集落か別の集落か分からないが、警戒はしてるようだ。

 

まぁ、何かしらの悲鳴が聞こえたら誰でも警戒はするか。

 

私はそう思うが、それより中心の山に近づいてきたが誰かが住んでいるのか、山に大きな気配が2つあった。

 

一人は軽く遊べる程度だが、もう一人の方は本気と呼んでマジになるぐらい本気にならないと勝てないような相手である。

 

私は原作はアニメしか見てないから、ここまで大きな力を持った奴が居たかと思ったが、一人だけ居たなと思いだした。

 

名前はカイドウ。百獣のカイドウと呼ばれ百獣海賊団の船長だった気がする。

 

彼なのかは私は知らないが、強いのだとは気配で分かった。

 

村に入るか、この強い気配に行くか、悩みに悩み‥‥‥‥山に行く事にした。

 

何となく、山に行けと勘が言っていた。

 

 

少女?移動なう…‥‥

 

 

さて、大きい気配がもうすぐ出会えるぐらい近くに居る。

 

殺気が凄い。何かしらの事が起こっているんだろうか?

 

目の前に洞窟があるから、入ってみた。

 

 

…‥‥目の前に、大柄(10m以上)の男が一人、別室に3名。

 

洞窟の中は所々に穴が開いておりそこから空気等が入ってると思われる。

 

そして、目の前にはちゃぶ台とその上にお茶が一つ。

 

「‥‥‥ゴクッ‥‥。美味しいわね、何処の茶葉なのかしら?」

 

「ゴクゴク……それかぁ?それぁ、近くの村から貰った奴だ。何処のとかは覚えていねぇな。ゴクゴク…。」

 

「そう。美味しいから、このフエール煎餅を上げるわ。味は普通だけど、一分事にネズミ方式に増えてく煎餅よ。頑張って作ったわ。」

 

「ゴクゴク…。そうかぁ。少し貰おう、煎餅は好きだからな。‥‥‥それより、お前は何かうちに何か用か?銀髪の悪魔。」

 

「…‥ん?何かしらその不吉なネームは?」

 

「バリバリゴクゴク‥‥。あんさんの二つ名だよ。あの呪われた島を守る悪魔、死神。まだいくつかあったが、この新聞におめぇの手配書と一緒に書いてあったぞ。8億ベリーの銀髪の悪魔ってな。名前が無いからこう付けたらしい。バリバリゴクゴク‥‥。うまいなこれ。」

 

「あら?案外8億ベリーって案外低いわね。‥‥‥それより、お隣の部屋が気になるのだけど、妻かしら?」

 

「バリバリゴクゴク‥‥。そんなこたぁ、言いに来たわけじゃないだろう?」

 

「そう、教えてくれないの。なら、この子供が安全に生まれる薬は要らないのね。要らない気遣いだったようね。私は今日ここに来たから面白い何か無いか様子見で来てみたのだけれど…‥。勘が外れた様ね。最近自信あったんだけどね。」

 

「バリバリゴクゴク‥‥。そうか、面白くも無くて悪かったな。それと、その薬は置いて行ってもらおうか。」

 

「あら?貴女には無縁の物でしょう?これは妊婦用なのだから。」

 

「バリバリゴクゴク…。いいや、ちぃとばかし用があるからなあんさんには。」

 

「そう。…‥じゃぁ、これはこちらの条件を飲んでくれたら上げるわ。簡単な話よ?危害は勿論、戦闘なんかしないわよ?私、これでも医者だからね。」

 

「ゴクゴクゴク‥‥。医者は医者らしく自分の身を安全に保っていればいい物を。ま、ここで戦っても被害を食うのは俺達だけだからなぁ。聞いてやるよ、言ってみろ。」

 

「そうね、まずは一つめ、貴方の妻は妊娠中?」

 

「ゴクゴク。ああ、そうだ。名前は(いおり)だ。」

 

「そう。じゃぁ、二つ目、貴方の名前は?」

 

「ゴクゴク。俺ぁ、天獄(てんごく)だ。」

 

「天国?」

 

「天獄。国じゃない。地獄の獄だ。今度生まれる奴の名前はまだ決まっていないがな。…‥それとお前さんの名前は何だ?銀髪の悪魔は呼びずらい。」

 

「あら、そういえば名乗って無かったわね。私は八意永琳。医者であり、研究者でもあり、科学者でもあるわ。私に出来ないことはあまりないのも自慢の一つね。話術だけは苦手なのだけれどね。」

 

「ゴクゴク。そうか、八意永琳…ね。覚えたぞ。それと、まだ条件は終わらないのか。」

 

「ああ、そういえばそうね。後一個、これだけは絶対に答えて頂戴。」

 

「ゴクゴク…‥。何だ?」

 

「…‥‥。貴方は、息子がどんな風になっても息子を止められる保証はある?」

 

「ゴクゴクゴクゴク‥‥‥‥。プハァ・・。そんなことぁ、当たり前だ。息子だろうが娘だろうが、子を叱って正しい道に向かせるのが親ってもんだろう。海賊が何言ってると思うが、親は古今東西そういうもんなのが常識の一つなんだよ。ゴクゴクゴク。」

 

「‥‥そう。バリバリ。」

 

「‥‥‥。」

 

「‥‥‥。」

 

それ以降、二人は喋らず只々煎餅を食べる女と酒を飲む大男の絵ずら。

 

「‥‥‥。分かったわ。私が聞きたいことは聞けたし、ここで退散するわ。少し散策してから帰るけど、異義は無いわね?」

 

「ゴクゴク。ああぁ、ねぇ。薬を置いて自分の病室にこもってな、凶人。」

 

「ええ、そうするわ。‥‥‥。これが薬よ。用途はこの紙に書いてあるからそれを見ながらね。それでも分からないなら、これ。電伝虫の番号よ。それと、これは餞別よ。この島で手に入った取りたてホヤホヤの悪魔の実よ。何の悪魔の実かは知らないけど、外れでは無い事は私の勘が言ってるわ。…‥‥。それじゃぁ、お暇するわね。長くいすぎたからさっさと散策してくるわ。良い人生をね。天獄。」

 

「ゴクゴクゴク。‥‥‥。ああぁ、道ながら襲われて死なないようになぁ。それと餞別あんがとよ。良い子に育ててやるよ。…‥。達者でな。」

 

「ええ。また何時か、会えたら、ね。」

 

カツカツと、音を立てて洞窟を出る永琳。それを少し遠くを見る目で永琳見送る天獄。

 

この会話が今後の人生で蛇となるか鬼になるかは誰も知らない。

 

彼は信用してしまった世界最凶の女に。

 

それほど、彼の中での彼女の存在は大きかった。医者でだけど。

 

 

 




次は来週か、来月か。私は分からない。

神と呼ばれる存在が決めた物語はもう始まってるのだから。


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我が十一ノ生涯に・・・一片の悔いなし!!・・・グハッ!

うーむ、ここまで続くとは思いませんでした。

UAもいつの間にか結構見てもらってますし、感謝感激雨あられ。



ネェ、ワタシ、イマ、アナタノウシロニイルノ。ネェ?コッチミテ?

(見た目は130~135cmぐらいの幼い少女。緑色の髪で体の周りにはチューブがありそれは心臓の前にある閉じられた瞳。

 

そう、東方projectの古明地こいしが後ろで口は三日月の様に裂け、ハイライトの目を向けて佇んでいた。)

 

と、ここまで長くして文字稼ぎたい皆の薬医、八意永琳よ。

 

因みに私はロリコンではないわ。断言するわ、ロリコンでは無いわよ。

 

只、性的欲求が可愛い二次元のキャラなだけだ。

 

ん?それはもうアウト?永琳になってる時点でもうアウトを通り越してるわよ。

 

男が女に・・・これ以上は止しましょう。うん、そうしましょう。

 

さて、私は今第二の島に向かっている所よ。

 

場所は‥‥そうね。何処にしましょう?

 

「ならこの場所はどうでしょう?子機を飛ばした所、気候は安定していますし、森が生い茂っています。あの島には無い植物もありましょう。」

 

「そう?ならそこに行ってみましょう。武藤。」

 

「分かりました。到着までお待ちください。永琳様。」

 

「分かったわ。楽しみにしているわ。」

 

この子?この子は武藤よ。本体は二つあって、この子とこの潜水艦の二つ。人型が分体、潜水艦が本体みたいな感じよ。ただ、武装が刀一本とデザートイーグルのみしか装備出来ないのが痛いわ。

 

容姿?二次元の日本人をベースで、身長は大体154㎝。髪は黒色で、長いから後ろで一本にまとめて腰まである。胸は美乳のDぐらい。服装は胸元まで開いた着物で配色は全体的に青色で紅白の恋が一匹泳いでいる。眼福眼福。

 

まぁ、普通に言えば和服美人である。

 

私は上下左右逆の青色と赤色の配色の永琳仕様の服である。ナース帽みたいのも付けてるよ!

 

とまぁ、武藤の容姿はこれぐらいで、性格の紹介。おっとり系の秘書的。趣味と言うか落ち着くことは水に浸かる事らしい。全裸で。服とかは基本私のインベントリーの分体のアイテムボックスに入れさせている。

 

良く偶に、私が作った泉に浸かってスヤスヤしている所を見る。ほっぺをムニムニしてもあんまし気にしてないから可愛くて仕方ないのだ。羨ましい?そこに白紙とボールペン等があるじゃろ?それでな書いて妄想するとな?何と可愛い女の子が描かれるじゃろ?それで我慢をするしかない。

 

‥‥‥‥ん?『ドゴーン!』

 

「な、何事!?」

 

「はい、何者かがこの船に攻撃をした模様。修繕と反撃をしていますが、攻撃に用いらてた物が黄金の剣でした。」

 

「・・・は?今何て言ったかしら?」

 

「はい、黄金の剣が我が艦に攻撃したようです。」

 

「黄金の剣ね‥‥?傲慢王がこの世界に来ているのかしら?」

 

「それと、攻撃した場所が判明しました。この近くの島です。どうなされますか?」

 

「それはもちのろん、反撃と使えそうなら部下にするわ。」

 

「畏まりました。これより反撃に移ります。お気をつけて。」

 

「ええ、行って来るわ。修繕とその他任せたわ。」

 

私は武藤にそう言ってトゥルルンとスキマの中に入り戦闘に入る。

 

 

「フハハハハ!貴様、今何処から出てきた?不気味な歪みから出てくるなど我が宝物庫の中にもあるにはあるが、貴様はどうやった?」

 

「あら?私が出てきた瞬間に撃って来るなんて、物騒じゃないかしら?出目金のギルガメッシュ王?」

 

「フハハハハハハ!貴様!塵すら残さず消し飛ばしてくれる!」

 

ドドドン!

 

「そんなバカスカ撃っても私の物になるだけとはどうしてわからないの?」

 

トゥルルン。

 

「貴様のそれは何だ?‥‥いや、無粋な事を言った女は貴様が初めてではない。女よ、気に入った。名を名乗るがよい。」

 

「あらそう?なら、名乗らせてもらうわ王よ。私は月の医者にして科学者だったヤゴコロ印の薬局医、八意永琳よ。覚えておきなさい、英雄王。」

 

「フハハハハ!なんとも不思議な女とは思ったが月と来たか。そうかそうか。ならばここで散れ!ヤゴコロ!」

 

「ッ!?‥‥接近戦なんて、アーチャーらしからぬ事をするのね。」

 

「フンッ。王とは傲慢であり、全てに関して融通してなければならん!このぐらいの事、出来なくて何が王か!」

 

「…‥フッ。それもそうね。なら、私はこの旗と剣で戦わせてもらうわ!弓以外を使うなんて久しぶりよ!」

 

「フハハハハハ!よい、ならば私を楽しませてみよ、ヤゴコロォ!」

 

それから戦闘が始まり、近くの島は殆どが沈んだ。私とギルガメッシュは一日中戦っていた。

 

最初はギルガメッシュが善戦していたが、私も何とか押し込む様にやっていた。

 

そして、最後はギルガメッシュも攻めに行けないのが悔しいのかエヌマを撃って来そうだったから、私の必殺技の一つを解放して決着を着けた。

 

そうそう、いつの間にかこの旗の紋様が満月に変わっていた。大きな丸とその真ん中で餅つきをしている兎が二匹描かれている。

 

「フハハハハ!いやはや、こうも(おれ)が抑え込まれるとは。ククク。しかしヤゴコロ、さっきの話は真か?」

 

「ええ、本当よ?吃驚した?私が元男なんて?」

 

「ああ、一回我が耳を疑ってしまったではないかと思う程な。しかし、本当に元男なのか?完全な女にしか見えんぞ?仕草とか体とか。」

 

「それそうよ。私が願ったのは永琳自身になる事。永琳の仕草や口調何かが似ているのは真実なのだから。」

 

「そうか。‥‥‥ふむ、こうして女性と風呂を入るのは久しいな。昔を思い出す。」

 

「そうなの?欲求してもいいけど、これでも体の歳は数億歳よ?ちゃんと考えなさいね?」

 

「フハハハハ!不老不死の薬があるからその様になるのは仕方があるまい。だが、我は決めた女が居るのでな。そこかしこで女を侍らせわせん。」

 

「そう。まぁ、不老不死の薬より蓬莱の薬って呼んだ方が正しいのよね。」

 

「ほう?それは何故?」

 

「不老不死の薬と蓬莱の薬は根本が違うのよ。不老不死の薬は神世界で、蓬莱の薬は月の姫の力で、ね?」

 

「成程な。確かに効果に違いは無いが、材料が違えばそれはもう違う薬だからな。うむ。何時かその我が儘な月の姫にも会ってみたいものだ。」

 

「フフッ。正真正銘のイケメンね。まぁ、あの性格もあの性格で味が合っていいわね。惚れる一つの要素ね。フフッ。」

 

「フハハハ!そうだろう?ほれ、我に惚れるがいい。だが、それ以上は行けんぞ?」

 

「フフッ、‥‥‥ねぇ、貴方はどうするの?この島にずっといるの?それとも何処か別の場所にでも行くの?」

 

「フンッ、其方の言いたいことは分かった。しかし、何故だ?先ほどまで殺しあったであろう?」

 

「そうです。永琳様、考え直しましょう。私は反対ですよ、こんな女たらし。何時襲われるかたまった者じゃありません。」

 

「まぁまぁ、そういわずにね。こんな諺があるのよ、旅は道連れ世は情けってね。でも、最終的な決定権は貴方よ?ギルガメッシュ。」

 

「フンッ、そんな事言わずでも決まっている。我はお前らに付いて行く。何か面白い物を見せてくれそうだからな。フハハハハハ!」

 

「フフフ。ありがとうね。王よ。私は嬉しいわ。‥‥‥さてっと、酌するからお酒出しなさい。こんな美人に酌して貰うのだから、出すわよね?」

 

「フハハハハハ!よい、許そう!それ、酌をしろ!」

 

「フフッ、ホイサ。」

 

 

夜が明けるまで私とギルガメッシュは温泉でお酒を飲んでいた。

 

それを見た者はこういうだろう。羨ましい!と。

 

「全くです。永琳様とあんなに仲が良さそうに。妬ましい妬ましい!」

 

そうして、次の日になり永琳はギルガメッシュの事をギル様と、ギルガメッシュは永琳をヤゴコロと呼ぶほど仲が良くなっていた。

 

 

「それはそうと貴方、どうやってこの世界に現界しているの?マスターでも居るの?」

 

「ん?その事か、貴様が来るまではこの島の龍脈から魔力が供給されていたが、貴様に負けた所為か、貴様がマスターとなったようだ。右手の甲を見て見よ。」

 

「え?‥‥あら、令呪が三個あるじゃないの。しかも、FateGOの令呪じゃない。」

 

「その様だ。だから我は貴様に付いて行かないと現界出来ないのだ。」

 

「‥‥あら?さっき聞かなくっても貴方は普通に付いてくるしか無いんじゃない?」

 

「そうだと言っておろう。全く、令呪が刻まれる時痛みが無かったか?」

 

「ん~‥‥。何も感じなかったわ。」

 

「…‥ヤレヤレ、此度のマスターは難儀になりそうだ。」

 

「ちょっとどうゆう事よ~。」

 

「‥‥貴様、酔っているのか?」

 

「ま~さか~。私は酔わないわよ。ほら、酌してあげるから、色々と体験した事吐きなさ~い。ほらほら~。アハハハハ。」

 

「はぁ。全く、我より先に酔っていては先が思いやられるな。」

 

そんな事言いながら、ギルガメッシュは永琳に付き合ってあげたとさ。




ギル様出せたぜ。(`・ω・´)キリッ

容姿はFate/のギルガメッシュそのままです。

温泉の時の服装?両方裸だよ。ギルガメッシュの股の間はずっと光っていたけどな。


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貴方と12ヶ月付き合ったけど我慢の限界!

私は付き合う人いないので興味無いですが。

嫁はやっぱFate/のジャンヌか東方Projectの永琳ですね。

今回の話に気分を害されると思われる文章があります。

注意してみてください。

改変しました。最後ら辺の報酬についてですね。




私はね、月の医者よ?敬いなさい?八意永琳よ。

 

さて、ギル様のマスターになってから一日が経った。

 

武藤の修繕が終わり、航行を開始した。

 

ギル様はこの管内を散歩するとか何か言ってたけど私はここで煎餅を食べながら海の中を見て寛いでいた。

 

そうしているとドアが開いた。

 

ウィィーン(ドアが開いた音)

 

「む、まだ煎餅を食っていたのか、我にも皿を置くから何個か寄越せ。」

 

「ホイホイ。」

 

永琳はゴトゴトとスキマから煎餅を皿に盛った。

 

しかし、王がボリボリと煎餅を食べてる絵はシュールである。自分で酒も用意して飲んでいる。

 

「しっかし、この船内は広いな。結構歩いたが殆ど同じにしか感じなかったぞ。」

 

「一応数千人規模で収容出来る様に使ったからね。それに、同じ風景がずっと続くと人は不安になりがちなのよ。どんなに強い人でも気持ちをずっと保つのは至難の業なのよ。」

 

「我より強い人間が何を言っている。エヌマを圧倒された時は何事か!と思ったぞ?‥‥一つ聞いていいか?」

 

「アハハ…あの時は死を覚悟したからね、本気を出させてもらったわ。それで何かしら?」

 

「ああ、貴様の切り札はあれだけか?」

 

「…‥…いいえ、まだ幾つかあるわ。あれは超火力にしただけのごり押しパワーよ。」

 

「そうか。あれだけだったら我にもまだ勝機はあったのだが、他にもあるのか。因みに教えてはくれないか?作戦を立案する時、我も参加する故あらゆる情報は持っていて損は無いからな。」

 

「いいわよ?でも、そこまで強力かは貴方が決めてね。王が立案するなんて私が立案するより確実性が上がるからそう言ってくれるだけでもわりがたいわ。」

 

「フハハハハハハ!確実性?そんな物捨ててこい!我が立案した物は確実なのだ!覚えておけ!」

 

「はいはい、先ずは何から教えようかしら?そうね・・・・。今の所3つあるわよ。少ない分強力だからね。」

 

まず一つ目、月の願いをこの弓に乗せて(アイ・ムーン・ザ・ウィッシュ)ね。

これは貴方に撃った一撃よ。名前の通り月の願いを力に変えて矢にして、それを放つだけのごり押しパワーの切り札よ。そして、撃った後の私は気絶する自爆の一撃。未だにそれだけは克服できていない。

 

二つ目、竹の迷宮へようこそ(ウェルカム・イン・ラビリンス)

スキマの中にある竹を一本投げるとそれを中心に直径100㎞の竹林が出来る。竹一つ一つが磁場を発生させたり、幻惑を見せたりしてくる。熱耐性、寒耐性、斬撃耐性など色々と耐性もある。途中陸が無くても水辺から同じ高さまで伸びる。切っても一定の時間が経てばまたまた生える。デメリットは1時間で全部枯れる所。

 

三つ目、ヤゴコロ印の毒霧(ミー・ポイズン・フォグ)

私の服の中にある蓋をされた試験管の一つで、中には透明な気体が入っていてそれ以外の気体、固体は入っていない。空気に触れると様々な効果の毒が出てくる。私の切り札の中で一番危険。この毒には私も抗体を持っているとはいえ、長時間は無理だった。

 

 

「この三つよ。私の切り札はね。効果は私も味方も被害を受ける分、遠くに居る敵や防衛をしている敵には効果抜群ね。」

 

「フハハハハ!何だその仰々しい名前に効果わ!フハハハハハハ!」

 

「そこまで笑わなくてもいいじゃない。こんな中二病くさい名前何て言わないと行けないのか分からないわ。」

 

「フハハハハ!それは多分、俺達の宝具みたいな物ではないのか?しっかし…ハイリターンハイリスクか。」

 

「使い処は気を付けるわ。それに、こんな物騒な物使わなくても私は殆ど勝てるしね。」

 

「フハハハハ!確かに、貴様以上の怪物は普通の人間はおろか神でもそうそうおらんて。フハハハハ!」

 

「…‥そんなに高笑いして良く喉が痛くならないわね。」

 

「フッ!高笑い程度、我の障害にもならないわ!」

 

「フフ、それもそうね。…‥ねぇ。」

 

「うむ、何を言いたいのか分かる。そろそろ我も限界だ。ここまで殺気を向けられて気付かぬとでも思っているのか?」

 

「確かにね。‥‥行きますか。」

 

「うむ。」

 

トゥルルン

 

 

黄金王と医者が移動中(;'∀')

 

トゥルルン

 

 

私達がスキマから出てくると目の前にはスマホを持った男と複数の人型と動物型の異形が居た。

 

私は目を丸くして呆けていたがギル様は平然としていた。

 

「フンッ、その様な物で我に物申したかったと?調子に乗るなよ雑種風情が!」

 

ギル様は苛々していたのか既に王の財宝(ゲート・オブ・バビロン)を使い異形達を潰していった。

 

そんな中、スマホを持って居た男は少し驚いて居たがすぐさまスマホを操作して新たな異形達を召喚していた。

 

ギル様はそれをうっとおしいく思ったのか、顔の皺が一層増した気がした。

 

「うっとおしい、うっとおしい、うっとおしいわ!雑種風情がああぁぁぁ!とっととくたばれ雑種!」

 

「‥‥‥ハァ。ギル様、ギル様。」

 

「何だ、ヤゴコロ!我は今虫けらを除去するのに忙しいぞ!」

 

「そんな事見てれば分かるわ!それより、相手の弱点はあの手に持って居る機械、スマホよ!あれさえ()()()()、一時的にあの異形達は出てこないと思うわよ!」

 

「そんな事、言われなくても少し見れば分かるわ!只、異様にあのスマホが固くて、しかも落としても何時の間にか彼奴の手に収まっているのだ!」

 

「ハァァァァッ!!…‥ゴホン。成程ね、そりゃギル様が苦戦するわけだわ。」

 

「何をぉ!苦戦しているのではない!作戦を少し考えているだけだ!」

 

「ハァ。‥‥ギル様、一つ仰っていいですか?」

 

「何だ!虫けらが少しずつ減ってが強くなっているからあんまし構えんぞ!」

 

「いいえ、ギル様これだけは聞いてください。‥‥貴方は馬鹿なのですか?」

 

「‥‥‥‥。」

 

「…‥‥‥。」

 

「あら、落ち着いた?…って、うわぁ!何するのよギル様!」

 

「ほう‥‥馬鹿と言われた気がしたが気のせいか?ヤゴコロォォ!」

 

「い、良いから聞きなさいギルガメッシュ!」

 

「…!!…‥何だ、我は今忙しい。」

 

「いい、ギル様。相手は()を使ってスマホを操作しているのよ?ここまで言えば分かるわよね?黄金の王、ギルガメッシュ?」

 

「…‥‥ふ、ククク‥‥ク、クハハハハハ!!そういえば、そうだな!確かにそうだ!我としたことが、ククク‥‥。褒めてやろう、ヤゴコロ!さっきの発言は聞かなかった事にしよう。感謝しろヤゴコロ。そして、死ねぇ!雑種!!」

 

「クッ…。させるか!バーサーカー・ランスロット!」

 

「何!狂犬、貴様何故ここに居る!?」

 

「ウウウゥゥウウゥ‥‥アアアァァアア!!」

 

「チッ!ヤゴコロ!狂犬を我が相手をする!前回の屈辱を忘れては無いからな!!あいつの相手は同じ貴様が相手をしてやれ!」

 

そう言ってギル様は狂犬、バサスロに突進して近くの島に突き落とした。

 

そして、私オタク的な風貌をしている彼を相手する事になった。

 

彼の容姿は少しやせ細った高校2、3年生ぐらいの歳に見えた。只、スマホを見てブツブツと何かを言っていたので少し自分と重なって苦笑いをしてしまった。

 

「‥‥何が可笑しい、俺の風貌か?雰囲気か?忌々しい、内面を見ないくせして、だからビッチみたいな女は嫌いなんだ。」

 

流石にこれを言われた私はイラついた。何となく彼を相手していたギル様が苛々していたのか分かったような気がした。

 

「あら?内面?そんな物貴方が表に出さないから外面で判断するのは正しいんじゃないかしら?そんな「どうも私は無害です」と言われて「はいそうですか?」と言える阿保が何処の世界にでもいると貴方は本気で思っているの?気持ち悪いわ、反吐が出る。」

 

「な!貴様は転生者なのか!?」

 

「ええ、そうよ。貴方みたいに内面を出さないオタクよりまだ、マシな方のオタクよ。この姿は謎神に叶えてもらってなった姿よ。でも、嫁に会えなくなったのが残念な気分なのよね。」

 

「クッ、なら貴様は男だったと言うんだな!?」

 

「ええ、そうよ?私は嫁に成れて嬉しいわ。でもね、あの謎神は絶対一発殴りたいと思っているわ。」

 

「こ、この変態が!」

 

「あら?じゃぁ、オタクの貴方が変態でないと?毎日毎日自室で自慰をしていそうな貴方に言われたくないわ。それに、私は最後に願った姿に成れて嬉しいわ。」

 

「‥‥フッ、貴様なんて所詮それだけに願いを使い切ったのだろう?俺なんて、三つもあるから貴様より俺の方が強いんだよ!変態が!」

 

「フフッ‥‥フフフ‥‥アハハハハ!三つ?少ないわね?貴方そんなに運が悪いの?それじゃぁ、内容が無敵じゃない限り、私の勝ちね?踏み台転生者さん?」

 

「き、キ、貴様ァァァ!!死ねぇ!!ゲーム内キャラクター全てで貴様を殺す!!」

 

「あらあら?たった、それだけで?誰を?私を?フフ、寝ぼけているならここで覚ましてあげるわ?ほら?貴女の腕は何処かしら?」

 

「へ?…ギャァァァァ!!痛い、痛い!き、貴様ァァ!!俺の腕をぉぉ!」

 

「あら?このスマホ落としたわよ?ほらほら?あ、ついでにウィルスも入れておくわね。感謝なさい?」

 

「あ、あああ、アアアアアアアア!!!」

 

「!?」

 

「アアアアアアアアア!!あ、ああ、あ。」

 

転生者笑君が謎の死を遂げたが、何故かスマホが彼の目の前にあった。

 

私は気になったのでスマホを持ち上げた。

 

そうすると何という事でしょうと言いたくなるように、スマホが光りだし、私は目を瞑って光りが無くなったのを確認したら手に妙にフィットするスマホが有った。

 

「‥‥what?」

 

‥‥ゴホン、思わず英語を言ってしまったが、仕方ないと思う。何せ、今私の手に有るスマホは私の生前に使っていたスマホだからだ。

 

電源を入れてみても生前に使ったアプリが殆どある。全部は流石にうろ覚えだから最後に何を入れて何を消したか覚えていない。

 

wifiやネット環境に関しては全部オールグリーンだった。

 

それと、何やらメッセージが届いていた。

 

『やぁ、久しぶりだね?第一号君。いや、今は第一号ちゃんかな?まぁ、今はそんな事は良い。君は第15号君の転生チートを()()()潰したね?それが原因で彼が死んだのさ。

 

今回私が考え、色々な人に見てもらうゲームは少しずつ順調に進んでいる。

 

君が頑張って潰した第15号君もちゃんとゲームの内容に含まれているからね。安心してゲームに励んでくれたまえ。

 

君が初めて、転生者を潰した第一号だ。正に第一号ちゃんだね。

 

さて、このスマホについての質問がありそうだね?

 

その質問に対しての回答は、今回のゲームの報酬だ。転生者一人を転生者が倒すと相手の特典を一つだけ報酬として貰う事ができる。これはランダムで決まっている。

 

例えば、今回倒した第15号君はスマホの特典だけが特徴的だったけど、他の人は君と同じぐらい持ってる人もいると思ってね?

 

今回は君が持ってない物だったから良かったけど、別の転生者が君と同じ特典を持って居てそれを報酬で受け取るなんて事もあるから要注意してね。

 

効果は実際目にしたはずだ。でも一応書いておくよ。

 

効果

・使用者から一定の距離(直径3m)離れない。

・不壊属性が付与されている。

・インターネットは使い放題、容量無限、但し課金の仕方はスマホの前にお金を置き(袋の中に入っていてもOK)、専用のアプリで写真を撮り入れる。

・スマホに入っているゲームのキャラクターのみ、実体化が可能。そして、スマホの主に忠実。

・スマホのゲームのアイテムなどを取り出しも可能(元に戻すことはできない)

 

効果はこんな所かな。他にも効果はあったが、君の特典の効果と似ていたから省いておいた。感謝したまえ。

 

それと、君が最も気にしているゲーム内容だが、そう難しくない。

 

転生者同士の殺し合い頂点になる事。只これだけ。

 

頂点に成ればいいんだよ、転生者の中で。これほど簡単なゲームは無いよ?

 

ルールはあらゆる手を使っても良い。頂点に立った人のみ勝利者となる。

 

君は成れるかな?第一号ちゃんには期待してるよ。じゃぁね~。』

 

只これだけだった。

 

 

 

 

 

 

 

 




気分を害された方、本当に申し訳ございません。


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第13話 ゲームの始まり

さぁ、ゲームの始まりだ!

さて、UA2万8千超えたので、自分は胃痛を我慢しながら書いてます。

あ~、人に見せられる物書いてるか心配で、胃薬が手放せなく。


そこには島があった。誰もが普通の島だと思う島が。木は生い茂ており小さな山と小動物達が居た。

 

しかし、そんな島はもう無かった。島があったとされる場所はもう海に沈み、その付近には黒い霧の様な物があった。そして、何処からかうめき声も聞こえる。

 

その黒い霧はゆっくりと海に浮かびながら何処か目指していた。

 

 

 

永琳サイドゥ~。

 

「はぁ。原作の結構前なのねやっぱり。」

 

「フハハハ!どうしたどうした!そんな腕でこれから先に行けると思うなよ!雑種!」

 

「へっ!てめぇなんぞに今構ってる場合じゃねぇんだけどよ!」

 

今私達は新世界と呼ばれる海の真ん中から少し外れた場所の海域に居る。天気は直ぐに崩れるわデカい霰から動物まで降って来た時はどうしようかと思ったけど、まさかその中にロジャー船があるとは誰も思わないだろう。

 

いや?そういえば、空島が有った様な?と思っていたが私は今この場面を見て思った。

 

はぁ~、何でこんな事になったのかしら?」

 

「フハハハハ!踊れ、踊れ!無様なダンスを我に見せてみろ!」

 

「ハハハ!貴様をそこから引きずり落してやるよ!」

 

「はぁ、ほんとですね。彼は止まらないのはいつもの事なんですがね。」

 

「はぁ、正に止まらない暴走列車ね。」

 

「「はぁ~。‥‥ん?」」

 

ん?今は独りでにため息が出たと思ったのにどうやらもう一人‥‥完全に浮いてるわね、雰囲気からして転生者ね。

 

「あら?貴女は‥‥」

 

「や、八意・・・永琳‥。」

 

「‥‥そう、貴方あの謎神に連れてこられたの?」

 

「え、ええ、そうですが、貴女もですか?」

 

「ええ、そうよ。いやはや、まさか魔窟民がここにも居るとは思わなかったわ。」

 

「おや?貴女もあそこに居たんですか?」

 

「ええ、私はPCがあったからあそこに入り浸って曲を聴いてたけど、コミケには行けなかったのよね~。」

 

「あらら、でもよかったじゃないですか、貴女の様な女性がコスプレしてきたら皆写真撮りますよ?」

 

「そうはならないわよ?」

 

「え?」

 

「あれ?もしかして気づいてなかった?そして、さらっと口説いてんじゃないわよ。」

 

「え?も、もしかして……転生者特典、そして元男性…ですか?」

 

「正解♪正確には前世の願いの一つが八意永琳の容姿と能力よ。なんで、死ぬ前にこんな事思ったのか今でもわからないわ。」

 

「そ、そうですか、あははは。」

 

「あら?もしかして、私が前世から女性と思っていたの?ざんねーん♪元男でした~あははは!」

 

「あ、あははは。……はぁ、男性ならあまり硬くならなくていいですね。」

 

「ええ、普通に接してくれると私も助かるわ。そうね……コミケの話とか聞かせてくれないかしら?」

 

「ええ?まぁ、いいですが、そこまで面白くはないですよ?」

 

「いいのよ、前世では行けなかったから。それに面白そうだし。」

 

「はは、まぁ、僕が行ったコミケの話をしましょうか。」

 

それから私は彼と話をした。東方のコミケと魔窟の話。それとなんと彼もFGO勢の一人だった。しかも古参組。ある意味楽しかったわ。

 

……前には金ぴかと未来の海賊王が戦っているのは気にしない方向で。

 

 

夕焼けになった頃、漸くギル様とロジャーの戦闘が終わった。どうやら勝者はギル様。

 

勝ちの要因はギル様がロジャーとの闘いで覇気を使ってきたロジャーを真似て覇気をした事らしい。

 

私達はとりあえず話をしたけど、途中彼の仲間に呼ばれて、近くの島で宴会をやった。

 

ロジャーは悔しがっていたけど、ギル様は当たり前の様にふるまっていた。

 

後、彼、柴田幸太郎(しばた こうたろう)さんはあの謎神のゲームを知らないようだった。なので、色々と話した。その結果、彼は船長の所に行き何か話をしていた。

 

それを聞いた船長は何か考える様子で私に歩いてきた。

 

「ほう?おめぇがあの銀髪の悪魔か。それで、あいつから聞いた話は本当だな?」

 

「ええ、本当よ。これから転生者とこの世界の全面戦争が勃発するわ。ただ、私たちを転生させた謎神がそれだけで済むとは思ってないわ。何かしら別の異常が起きるはずよ。」

 

「そうか。なら、俺達はその転生者の討伐及び保護か?」

 

「ええ、可能な限りそうしてくれると助かるわ。転生者は自分の願望、特典で調子こいてるから隙だらけだと思うしね。保護を受けたそうな人は保護を。既に保護を受けている人にはそのままでお願いしたいのだけど。」

 

「うーむ、そいつ等が俺らに歯向かわなければ俺としてはうれしいが、そこまで強力なのか?」

 

「ええ、戦闘系に特化した特典なら使い方次第で国を滅ぼす事も出来るわ。逆に言えば、それ以外は庇護下に入れれば強い味方になる。でも注意して。これを考えたのは私、即ち転生者。他の転生者が考えてないとは思わないことよ。」

 

「ああ、分かった。…それと一つ聞きたいが、お前さんも強いのか?」

 

「ええ、まぁ嗜み程度には強いわよ?ギル様の主としての威厳もあるしね。」

 

私は色々な人に囲まれて自慢げに何かを話しているギル様をチラリと見た。

 

「そうか。なら、一つ頼まれ事を頼まれてくれないか?さっきの話を受ける代わりの見返りだ。」

 

「あら?何かしら、もしかして、体目的?きゃー、へんたーい(棒)」

 

「がっはっはっは!流石にこんな場面でそんな事は言わねぇよ。……コウタロウに戦闘を教えてやってくれねぇか?」

 

「…幸太郎さんに?」

 

「ああ、あいつは筋は良い、だが中途半端すぎて逆にやられちまう。その分お前さんなら何かいい方法でもあるんじゃないかと思ったんだ。」

 

「……まぁ、無い訳じゃない無いけど……すぐには無理よ?」

 

「そこら辺はそちらの都合に合わせる。俺たちはここに後1、2週間いるつもりだ。」

 

「あら、何故?」

 

「食糧がな、今日はお前さんが用意してくれたからな、宴会をしているが。それにここには一応食糧があるから少し採ってから次の島に行く予定だ。」

 

「そう、分かったわ。じゃぁ、幸太郎さんには私から言っておくわ。」

 

「ああ、頼んだぜ!」

 

私はロジャーの元を離れて、幸太郎さんの所に行った。

 

彼は大きな岩の上で一人、月見酒をしていた。

 

「あらあら?ボッチ様が月見酒なんて月の医者が射るわよ?」

 

「うぉ!!って八意さんでしたか、これは失敬。少し、一人になりたくて。」

 

「そう?一人になりたい……ああ、自慰ですか、これは失礼。明日の予定を貴方に言おうと思ったのですが、出直したほうがいいですね。」

 

「ち、違います!ちょっと思い更けていただけです!…それで、明日の予定って何ですか?」

 

「あら、残念。明日の予定は、私が会得した特典を使って特訓をしてもらいます。正にスパルタで、筋肉です。」

 

「え、特訓ですか?」

 

「ええ、まんつーマンですよ。よかったですね。」

 

「え、えーー!流石に早すぎないですか!?」

 

「あら、そう?早い方が良いってよく言いますわよ?」

 

「それにしても順序が!」

 

「フフッ。冗談ですよ、船長から1、2週間はここで食糧集め兼休憩だそうです。ですので、私は彼から依頼されました。」

 

「い、依頼…。ゴクン。」

 

「幸太郎さん、貴方を訓練して欲しいと言われたので、明日からスパルタで頑張ってください。」

 

「え?訓練ですか?しかも、スパルタって、厳しい奴じゃないですか。」

 

「ええ、厳しいです。なんて言ったって、()()のスパルタですから。」

 

「え?本場?」

 

「ええ、ですので、明日になることを祈ってください。では、また明日。」

 

「え、ちょっと!…行っちゃった。」

 

 

私はスキマで武藤に帰ってきた。

 

「ふう、私も寝ますか。」

 

「お疲れ様です、永琳様。お風呂が沸いております。入りましょう。」

 

「あら、ありがとう。少しさっぱりしたかったのよ。」

 

「では、お召し物を。」

 

「はいはい、お願いね。」

 

「はい。畏まりました、永琳様。」

 

今日も疲れたわね。ま、明日が楽しみだわ。

 




危ない、危ない。

更新があと一時間と無かった。


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第14話 類は友を呼ぶ

さー、頑張りますよーっと。

戦闘シーンはまだまだ先ですよ~。なので日常系をお楽しみください。


はろはろー、ヤゴコロ印の医院長、八意永琳よ。

 

今私は幸太郎さんと我らがスパルタ特訓の教祖、レオニダス一世が筋肉トレーニングをしている。

 

私もトレーニング内容を見せてもらったけど、本気で「うわぁ…」と呟いてしまった。

 

幸太郎さんも最初は頑張っていたが段々とペースが落ちていた。

 

そうそう、幸太郎さんから特典について聞いた。幸太郎さんは運が悪かったのか2つだけらしい。

 

1つは頑張りによる恵まれの幸運。何か一つでも頑張ったことが報われたり、恵まれ、幸運な事になって返ってくるらしい。

もう1つは大賢者。全ての世界の理があるアカシックレコードから情報を知る事が出来るらしい。

 

大賢者についていいな~と思ったのは内緒である。

 

ちなみに頑張りによる恵まれとかあった?と聞いたところ船長は無理だったとのこと。ご愁傷様。

 

因みに前の宴会からもう一週間も経っている。この間に起こった出来事は特に無し。

 

あるとすれば幸太郎さんの戦闘力が上がった事ぐらい。彼の主要武器は刀一本。

 

それを使ってレオニダスと戦闘訓練、基礎訓練ぐらい。私はそれを見ながら適当にイベントを周回。

 

ある意味特典が働いたと思っている。前世と同じぐらいに調整したレオニダスで少し善戦している感じである。

 

まぁ、それでも一対一しか戦闘してないから一対多は想定のみなので実践に出ても難しいとの事。

 

 

私は幸太郎さんにレオニダスを任せて近くの違和感を感じた島に来た。

 

この島は私たちがいるあの島の近くにあるけど、周りからは無いって思われている。

 

私は気になり近づき、島に侵入ができた。そしたら懐かしい気配がした。

 

「んにゃ?お主は誰にゃ?」

 

「…ね、猫耳猫しっぽ!?にゃー!!」

 

「にゃ、にゃんだーーー!?」

 

私は思わずこの猫人をもふもふしたくなり、追いかけてしまった。

 

「いや~、兎もいいけど、猫のもふもふもいいわね~。」

 

「にゃ、にゃ…そこにゃ…そっちじゃにゃくてこっちにゃ……ふにゃ~。」

 

「いいわね~、もふもふは。」

 

この猫は神様らしく、(あきない)の神様らしい。後、このもふもふは良い毛並みである。

 

因みに懐かしく感じた気配は神力だった。何でそんな物を懐かしく感じたかはわからない。

 

何でここにいるのか聞いた所、この島にある大きな神社に住んでいるらしい。

 

なんでもそこには自分以外にも神様がいるらしい。

 

私はその神社の縁側でもふもふさせてもらっている。

 

「あ、粗茶ですけど、どうぞ。」

 

「あら、ありがとう。…ん?貴方は人間かしら?」

 

「はい、そうですよ。一応ここの神主です。」

 

「そうなの。ねぇ、ここに来たのは謎神によって?」

 

「え、は、はい。そうですけど、貴女もですか?」

 

「ええ、そうよ。貴方程じゃないけど特典もあるわ。」

 

「そうなんですか。あ、因みに本殿の間があるのですが行きますか?」

 

「え!?いいの?」

 

「はい、案内しますよ。」

 

とトントン拍子に話が流れていった。

 

今はこの神社の中で最も広い本殿の間に居る。そこには多くの神様?がいる。

 

私は何故かそこまで緊張はしなく、正座で取り合えず待っていた。誰を?と言われればこの島にいる神様達をここに集めるんだとか。

 

そこまでしなくても良いのにと思ったのだが、まぁ、良心で言ってくれたので待つ事30分

 

「はぁはぁ、うちに居る神様を集め終わりました。はぁはぁ。」

 

「お疲れ様。あ、これフエール煎餅よ。食べる?」

 

「あ、はい。頂きます。もぐもぐ」

 

いやはや、ここの神主が男の娘だとは思わなかった。思わず食べてしまいたいと思ったのはご愛敬。

 

「あ、そういえば自己紹介がまだだったわね。私の名前は永琳。八意永琳よ。よろしくね。」

 

「え、あ、はい。では私も。私は楓。武竹 楓(むたけ かえで)です。よろしくお願いします。」

 

「ええ、よろしくね。あ、お酒あるけど飲む?」

 

「お?お酒持ってるんか?一杯貰えないか?」

 

「ええ、いいわよ。ただ、少し特殊な酒だから気を付けてね?」

 

「おう、うまけりゃいいぜ!」

 

と柄の悪そうな女神が言い、ヤゴコロ印のお酒を持って行った。それから他の神からも他に何か無いかとせがまれた。

 

そうしているといつの間にか宴会の様になっていて、私は縁側で月見酒をしていた。そうすると神主の楓ちゃんが来た。

 

「すみません、お酒とか料理とかを出してもらって。」

 

「いいのよ、転生者同士助け合わないと。」

 

「あははは、ありがとうございます。…それと、何故ここがわかったんですか?」

 

「あら、あれは貴方が施していたのね?簡単な話よ、違和感があったら気になるじゃない。」

 

「え?それだけですか?」

 

「ええ、それだけよ。違和感があるのにまぁいいやで済ませるのは二流だけよ?」

 

「そうなものですかね?私もここの神様達と一緒に張ったのですが。」

 

「まぁ、良い出来だけど、少し荒かったから違和感があっても仕方ないわ。特典をそこまで活用出来る貴方も相当だけどね。」

 

「ありがとうございます。やっぱり自分の場所が奪われるのは困りますので。」

 

「ふふ、そうね。……それじゃぁ、そろそろ私は元の島に戻るわね。」

 

「はい、今日はありがとうございました。」

 

「ありがとうね、永琳。今日は楽しかったわ。」

 

と他の神にもお礼を言われ、私は帰ってきた。

 

 

次の日。

 

「あれ、何時の間に戻ってきたのですか?」

 

「昨日の夜にね。楽しかったわ~、あんなに神様がいるのは初めてだったわ。」

 

「え!?何を見たんですか!?」

 

「ふふふ、内緒。それよりレオニダス、彼は何処まで出来る様になったかしら?」

 

「ハッハッハ!彼は良い逸材だ。頑張れば頑張るほどその結果が良い物になる。これほど教えがいがあるのも久しぶりだ。」

 

「そう、それじゃぁ、少し難易度を上げましょうか。」

 

「うむ、自分もそう思って、マスターにお願いがあるのだが良いだろうか?」

 

「いいわよ、何かしら?」

 

 

朝のミーティングから昼飯前

 

「はぁはぁはぁ……」

 

「お疲れである!しかしと言うかやはりと言うか、一対多は厳しいか?」

 

「はぁはぁ、はい、少し体力が、はぁはぁ…」

 

「ふむ、やはり最初は一対二の方が良かったか、いやしかし…」

 

「ほら、二人とも、今はご飯の時間よ?そんなにトレーニングばっか考えていたら美味しい物も消化されにくいわよ?美味しく食べなさい、美味しく。」

 

「ははは、それもそうだね。」

 

「ふむ、本来は食べなくてもいいが、動いた後のご飯はやはり格別な物だ。」

 

 

それからご飯を食った後にまた動いてもう気絶するように寝ていった。

 

「ふむ、それでマスター、何か話でも?」

 

「ええ、これからの事をどうしようかと思ってね。」

 

「どうさなれたのか?」

 

「…なんでも、一見普通に見えた島が忽然と黒い霧に覆われてその数時間後突如として消え去ったそうよ。その島が。」

 

「なんと、その霧はなんと?」

 

「分からないとしか言えないわ。私も一応原作知識は少なからず持っているけど、黒い霧なんて聞いたことないから、私たちが転生した影響か、謎神による何かしらの影響かと思っているわ。」

 

「ふむ、情報はあまりありませぬか。」

 

「ええ、だから、防衛線になった時には指揮は任せようかなと思っているのよ。」

 

「ふむ、対策が出来るように吾輩も頑張るが、そちらも何かしらの対策はお願いする。」

 

「ええ、とりあえず、あなたは彼のトレーニングと特訓をお願いするわ。」

 

「うむ、分かった。マスターもあまり頑張りすぎないように。」

 

「ええ、分かった。おやすみなさい。」

 

 

………謎の黒い霧、転生者と色々とあるけど、まずは彼の育成ね。

 

今日も武藤に帰り、お風呂に入って、就寝した。

 

え?お風呂の描写?ないわよ。就寝する時の寝間着?ヒートテックのぴっちりした奴を上下ともこもこの毛皮で作ったパジャマで寝ているわ。以上よ。フフフ

 




危ない危ない。あと30分で更新しないとなのに全然書けてなかった(;'∀')


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第15話 薬局医ですが何か?

戦闘シーンって細かく説明するのと大まかに説明するのはどっちがいいのでしょうか?

どっちも難しくて自分には無理ですけど。

今回は少し短め?です。


ピピピ…どうした?(VC 何処ぞの隠密蛇)……こんにちわ、八意永琳です。

 

さて、この島を発つまで後2日。幸太郎さんの成長っぷりはレオニダス2世の太鼓判付きである。私も嬉しい。

 

戦闘に関してはもう1000万ベリー以下なら無双に近い形に出来るぐらいである。

 

覇気に関してはまだ教えてない。レオニダスが知らないからと教えても実践で慢心してしまう可能性があったため、少し痛い目を浴びろと言う懸念も入っている。

 

ただ、覇気に関して少し気になっていたロジャー達は私に「心鋼(マントラ)」について聞いてきた。

 

「マントラ・・・ねぇ。まぁ、どういう効果は貴方達が身を持って体験したと思うけど、あれは覇気の一種よ。」

 

『覇気?』

 

「ええ、これには種類が3つあって、才能が有れば一つは必ず使えるわ。」

 

「その中の一つがマントラなのか?」

 

「ええ。でも、マントラって呼び方は空島だけだと思うわよ?」

 

「ほぉ~。3種類って言ってたけど呼び名は何だ?」

 

「そうね~、実際目にした方がいいわね。」

 

私は誰にこの練習相手をするか悩んだ。……ギル様でいいか。

 

「ギル様~。少しいいかしら?」

 

「ん?なんだヤゴコロ?」

 

「ギル様は覇気はもう使えましたか?」

 

「いいや、まだだ。我でも何かしらの感触はない。誰かに師事して貰うのがいいのだが、王の財宝(ゲート・オブ・バビロン)があるからあまり必要性を感じないがな。フハハハハ!」

 

「なるほど、なら私が師事してあげましょうか?」

 

「む?ふむ……それでもいいか。良い、ヤゴコロ師事せよ。」

 

てな訳で、俺はギル様に覇気を習得して貰うことにした。三種類全部使えるだろう。王だし。

 

私はギル様から5mほど離れて無手で訓練をすることに。周りにはロジャー達がいる。

 

「はいはい。さて、ギル様。覇気には何種類あるのとそれぞれの名称は覚えてますか?」

 

「フン。それぐらい覚えておるわ。武装色の覇気、見聞色の覇気、覇王色の覇気。この三種類であろう?」

 

「ええ、正解。さて、ギル様には本来何年も掛けて習得する物を今この場で習得してもらうわ。何か異論でもある?」

 

「ふ、フハハハハ!良い、やってやろうぞ。我の辞書に不可能など無いのだから。」

 

「フフ。じゃぁ、まずは見聞色の覇気からね。ギル様、このアイマスクを付けて、私が投げる石を全部避ける作業に移ってね。」

 

「ふむ、これか…よし!来い。」

 

「ええ、それじゃぁ、行くわよ。」

 

 

石を投げてから30分後

 

 

「フハハハハ!当たらぬ、当たらぬぞ!!」

 

「ふぅ・・。さて、もうギル様は見聞色を習得されたけど、本来はもっと掛かるものなのだけどね。」

 

「フハハハハ!褒めるな、褒めるな。フハハハハ!」

 

「フフ。さて、それじゃぁ次は武装色の覇気ね。これは目に見えない鎧を纏っているって思うことね。因みにこれを体で黒化つまり硬化すればある程度自然系の悪魔の実にダメージを与える事が出来るわ。」

 

「ふむ…………フン!…こうか?」

 

「…フフ。おめでとう、ギル様。武装色の覇気の習得完了です。」

 

「フハハハハハ!なんだこれは。こんなに簡単だったのか。フハハハハハ!」

 

「はぁ。ギル様、本来は!何年も!修行して!習得でるんです!てか、ギル様って英霊なのに成長って出来るんですね。」

 

「ん?・・・うむ。それはここ限りの限定的な物だろう。あの神が介入したのか少し成長が出来る程度だろう。まぁ、我の才能あってこそだがな。フハハハハハ!」

 

「はぁ、さて、最後の覇王色の覇気ですが……これは王の資格があるかないかで出来る出来ないが決まるのですが…まぁ、ギル様は王ですし、すぐに出来ましょう。ただ、これは非常に強力ですので、コントロールに修行を付けます。いいですね。」

 

「うむ。さて、どうやるか分らんから一度我にやってみよ。」

 

「…後悔しませんね。…いいでしょう。では!!!」

 

「!!!!……なるほどな。王の威圧か……だがな、本物の王と言うのはこれ以上だ!!」

 

「!!!……ふぅ。覚悟していましたが、一瞬気が失いましたよ、はぁ~。…周りにも被害出てますね。」

 

「フハハハハ!どうだ、これが本物の覇王色の覇気だ!フハハハハ!」

 

「…はぁ、これで今日のノルマは終わりです。私は海で寝ている魚類を取って料理を少ししてきます。」

 

「うむ、美味な物を用意せよ。」

 

「フフ。ええ、分かったわ。腕によりをかけてるわ。」

 

「フハハハハハ!」

 

それとロジャー達は夕飯の匂いで起きたのか、料理にがっついていた。

 

私はロジャー達に今日ギル様がやった事を少しずつやってもらうことに言った。彼らも明日で海に出るのだ、何か餞別を上げないとね。

 

 

次の日

 

ロジャー達は慌ただしく船に食料、修理用の木材を詰め込んでいた。

 

私達はそれをのんびりと眺めていた。

 

「がっはっは!いやはや、色々とやってもらったのにこっちから何もやれなくてすまねぇな。」

 

「フフ。気にしないで海にとっとと行きなさい?私としては未来の海賊王と交流が持てただけでも嬉しいわ。」

 

「がははは。それは嬉しいね。そうだ、ヤゴコロ達よ、俺たちと一緒にこねぇか?」

 

「フフフ。それは無理よ。私には私の目標があるからね。」

 

「フン、こいつのサーヴァントであるからな。貴様らとは一緒には行けん。」

 

「がはははは。これじゃぁ、ずっと誘っても無理そうだ。うんじゃぁ、俺たちゃぁ先に行っているぜ。」

 

「ええ、何か良い話でも今度会ったらしましょ。」

 

「ああ、そうだな。…それじゃぁ、出航だー!」

 

『おおおお!!』

 

 

ロジャー達は荷物を船に入れ終わり、出航してしまった。

 

私達はここよりまだ先にある聖地マリージョアを目指す。そして、決断をする。




え?いつも短い?そんなこと言わんといて~。


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第16話 暗部とは崇高なる者に仕えている

やっべぇぇ!!後三時間で24時じゃないか!

今回は短め。すまない。本当にすまない。(vc:すまないさん。)


ハロー!エブリワン!八意永琳よ!

 

今私達は数日前に送り出した島から離れ、武藤を先に海軍本部近くまで移動してもらっている。

 

ん?私達は今何処だって?んなの、本拠地の病院地下ですよ。

 

久しぶりに帰還したと思ったら、何やら新聞から七武海に入らないかと海軍から要請の紙が入っていたらしい。

 

私的にはどうでもよかったが、鈴仙が「海軍の情報がうまうま」と呟いていた。

 

そこで思ったのが、諜報員を造ってしまおうと。

 

ん?意味が分からない?そんなの、我が月の科学力は世界一ィィィィーーーーッでちゃちゃのちゃで終わるんですよ!!

 

因みに素材の魂は鈴仙達が回収してくれていた。諜報員なので末端、隊長、幹部と分けなければいけないので、魂の容量も質も問われるのだ。全員一致していると流石に分けられない。

 

そこで、魂の多さを調整して多ければ上と言う形に整った。魂が多く凝縮されていればその分、体のスペックで才能が分かれるのだ。

 

なので、末端には3個の凝縮された魂を、隊長には5個の凝縮され魂、幹部には10個の凝縮された魂と分けておいた。

 

鈴仙達他はって?鈴仙以外は大体20個ぐらいだと思うわよ。鈴仙だけはどれぐらい凝縮したか数えてなかったわ。

 

そりゃ、才能の塊になるわけだ。ん?私?私は一個よ。何、謎神特注のこの体は魂一個に対して、50個の凝縮された魂に匹敵しているのだ!(机上の理論上だけどね)\(=ω=)これ重要

 

さて、現在ある魂のストックがなんと、な、なんと!…137個。

 

……ん?なに?海軍のが大半?あ、納得。

 

えーっと、幹部は5人で50個、隊長が10人で50個、末端があまりの37個の12人分あまり1か…足りないな。うん。

 

………ちょっと回収してきます。

 

 

はぁはぁ……ふぅ。ギル様と協力して、ちょっと悪していた海賊と海軍の兵士(現地証拠あり)の魂と体を分けて体をその場に置いてきて魂だけを持ってきた結果。なんと。

 

…プラス113個追加されましたー。わーぱちぱちー。…正直大変だった。見つけるのも大変。移動も大変。見分けるのも大変。そして、これからさらに諜報員を65人造らねばならない。もちろん、幹部から順に。

 

あー、いくら情報収集の為とはいえ、普通なら集めるところだが、と言いたいからここは頑張る。永琳頑張る。

 

 

・・・夜明け・・・

 

「よ、ようやく終わったーーー!!!」

 

「フハハハハ!ヤゴコロ、お疲れの様だな!俺は今満喫をしているぞ!フハハハハ!」

 

終わった。65人造り終わり、名前も班も役割も決めた。後は諜報活動する為の勉強だ!…ギル様ギルティだけど。

 

さて、これを七武海の集まりの日までに終われば私は達成感が心地よいものだろう。そう、想像してしまう。

 

…ふぅ、変に想像した所為でやる気が下がる前に頑張りますか。…あれ、なんか軍事施設でもう始まってる。

 

…え?私はもういい?訓練とかは私達で教えとく?え、ありがとう…。

 

…何このやるせなさ感。ちょっと心に来るんだけど・・・。な、泣いてなんかいないもんね!!ぐすっ。

 

さて、寝ますか。

 

 

 

七武海の集合部屋

 

この部屋に今いるのは5人。

 

一人は緑色の髪を肩まで下した低身長の女、フィーナ。

 

一人は黒髪をポニーテールにした中性的な見た目をした女、眞琴(まこと)

 

一人は茶髪をオールバックにし、眼鏡を掛けている男、イノマ。

 

一人は筋肉琢磨(のうきん)な身長4mもありそうな男、プーサー。

 

一人は海軍のコートを羽織った厳つい御爺さん、サイマル元帥。

 

この5人はある一人を待っていた。

 

「さて、今回も全員揃わなかったが、噂にでも聞いただろう人物に七武海になるとの事で集まってもらった。」

 

『・・・・・・・・』

 

サイマル元帥が言葉を発し、今回の議題を出したが全員無言。

 

「そんな訳で、入ってきたまえ。」

 

「失礼するわ。」

 

サイマル元帥の言葉である女性が入ってきた。

 

「今日から七武海入った”銀髪の悪魔”の八意永琳だ。」

 

「ええ、紹介に預かった”ヤゴコロ医院”を務める医院長の八意永琳よ。よろしくね?」

 

『・・・・・・・』

 

永琳の紹介も終わったが、七武海の面々は無言。…理由は全員早く来すぎて、眠っている。いや、眠らされている。

 

「さて、自己紹介も終わったし、用件は紙に書いて私の島までよろしく。んじゃ、帰るわ。」

 

「あ、ちょっと!・・・・帰っちゃった。・・・・・・・どうしようかのう、この面々。」

 

 

永琳の自由奔放さに少し度肝を抜かれた元帥。彼の胃にダイレクトアタックが来る日は近いだろう。

 

今回七武海で集まった議題の一つは永琳の紹介であったが、もう二つある。

 

一つは転生者と呼ばれる者の傲慢さ、狡猾さ、力の使い方などの物。

 

もう一つは謎の黒い霧。分かっていることはあれに近づいた艦隊が沈み、乗員すべてが飲み込まれた事。そして、怨念の様な声と何処かに向かっている様な兆しがあること、これだけである。

 

これをどう対処するか、今回話し合う予定だったのだが、その予定は狂い、さらに問題を抱え込んでしまったと思った元帥だった。

 

 

 




さてさて、本編?を進めていってますよー!


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暗部とは崇高なる御方に仕える者

え、前回のサブタイに似ている?続きゆえに仕方ない。

今回短いです。各ネタが…ない・・・だと!!


ふぅ…最近鈴仙の事が心配な八意永琳よ。

 

鈴仙…優曇華を創造してたか三か月以上が経った。

 

私が教えてあげることがもう無くなったから今では私の補助を主に後は自主的に何が出来る事をさせているが、一つ気になることがある。

 

優曇華が島をちょくちょく離れる事が多々あったから、何か良い人でも居たのかと思っていたがそれと言った様子も無かった。

 

只の勘違いかと思ったが、最近優曇華と一緒にいるとその仕草にどことなく違和感を感じるようになった。

 

最初は特に思わないようにしたが、段々とそれが表立って来るようになり、私は気になり優曇華にこっそりと付いていった。

 

優曇華は海の水に触れた一瞬の時間で覇気の硬化を繰り返して海を渡っていた。

 

私?私はスキマの中から優曇華の様子を見ている。スキマは基本開いた状態で移動も出来るのでそこから覗いているのだ。

 

そして、移動した先は一見普通の島だが、森の中から禍々しいような気配が漏れでており、更にはその気配が地下からもするのだ。そんな場所に優曇華は躊躇なく入り、地下へと行ってしまった。

 

私はそんな気配を特に何も害が無いと分かり(本当は頭がおかしくなります。)、優曇華の後を追った。

 

その中には自主規制で出てきそうな自主規制みたいのがうじゃうじゃといた。

 

そんな中でも優曇華は我関せずと悠々と歩いていた。モンスター達も優曇華に何かすることも無かった。

 

私には七武海で議題に上がった謎の霧が関係しているのかと思ったが、ここまで自主規制を突っ込むのは転生者だろうと頭を切り替えた。

 

そして、奥に進むにつれて、剥き出し土が段々と無くなり、今度は人工物までもが出てきた。

 

そして、遺跡みたいな人工物の中に優曇華は入っていき、私も続いて入った。

 

中は外面通りで遺跡みたいになっており、至る所にトラップらしき物もあった。

 

流石に私はそろそろ怒りそうになっている。何せ、こんなに自主規制があるのだ、自主規制みたいな事が起きていたら、私は自我を忘れるほどあれるだろう。娘に手を出された厳つい父みたいに。

 

そして、大きな扉の中に入っていくと、そこには何やら話している優曇華とスキュラみたいな男。

 

内容を聞いてみると、この世界の事を良く知っている転生者らしく、この世界の情報を教えていた。

 

優曇華はその内容を自分で解釈して、今度は何やらこの部屋の扉から何体かのモンスターが出てきた。

 

雰囲気からそこそこ出来るだろうと思うが、どんな特殊能力があるかわからない以上警戒は解かないし、逆に優曇華以外は吹っ飛ばす気でいる。

 

そして始まったのは訓練の様だ。鬼教官を彷彿とさせるほど恐ろしい訓練をさせている。

 

体力、脳、感覚などの訓練をしている。一体何を目指しているのだろうか?

 

私は恐ろしくて聞けない。

 

 

それから優曇華は10時間(夜9時から朝の7時までずっと休みなしでやっていた。

 

優曇華は少ししか汗をかいておらず、すっきりした顔になっていた。

 

私的に見た感じ、何かに悩んでる感じからもうやり切った様な感じになったから良い事なんだろうけど、少しスキマの能力を使って、スキュラの転生者から記憶の隙間を見て、何もしていない事が分かった。私安心。

 

それからというものの、暗部の訓練と夜の訓練…卑猥に聞こえる・・・をやっている優曇華を励ますことにした。

 

「ふぅ…」

 

「あら、お疲れ様鈴仙。これお茶。」

 

「あ、ありがとうございます…え、永琳師匠。」

 

「ん?どうしたの?」

 

「い、いえ。少し前に永琳師匠の視線を感じたので、どうかしたのかなと。こう…生暖かい様な視線が・・・」

 

「…ああ。それはね、鈴仙。貴方が頑張ってくれているから私は助かっているからよ。こういうのは久しぶりだからね。」

 

「はい。少し、気を入れすぎました。反省します。」

 

「ふふ、気にしないで。貴方がやってることは私は嬉しいから。」

 

鈴仙は少しやってしまったという顔になっていたがそれから嬉しそうな顔つきになっていた。

 

…因みに暗部は既に活動しており、様々な国や海軍、海賊までに所属しており、それを幹部各と私と優曇華が管理し、指示をする。…皆なんで私から指示すると嬉しそうなのかしら?

 

それからというもの、様々な情報が入り、管理も大変になってきた。なので、優曇華に頼んで魂の方をお願いして、私は体を方を担当して、管理系、頭脳系を増やそうと思う。

 

これからも段々と増えていくので、人手不足は常なのだ。

 

その情報の中で私の病院の事も各地に噂を流している。

 

私も今では港を作っており、そこで交流するもよし、病院に通うもよしという段階まで行っている。

 

正直、仕事も増えてきて、心臓病とかの難病の特効薬も開発した。

 

実験台として選ばれた海賊は薬を飲んで、着々と治りが進んでいる。

 

これを大々的に報道してもらえば、後は原作の通りに進んでいくか、別のifになるか。

 

私もわからない。わかるのは、あの謎神のみ。

 

 

 

 

 

 




自主規制?そこに未成年には見せてはいけない物があるからさ。


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18話 神の思惑は分からない(´・ω・`)

ふははは!ギリギリ2000文字だが、気にするな!

原作に少し触れるけどあまり気にしな~いのが我が作品クオリティ

・・・ごめんなさい、路面電車が色々と曲がったりしているは気にしないでください。


ハロハワユー。八意永琳よ。

 

前にマリージョアに行くと言っていたな?あれは嘘だ。

 

なんでって?そりゃぁ、何の経歴もない人間がマリージョアに入った所で迷子になった挙句にCP0とかが始末に来そうだったから。

 

…本音?やっぱり、何か大きな成果を上げてギル君に会いに行きたいじゃない。それだけよ。

 

さて、ここ最近、暗部から私の事を嘘つき呼ばわりしている人が多くいるらしいく、暴動が起きている国もあるらしい。

 

まぁ、何処ぞの他人がこれは良薬と言っても信じられないのが普通だろう。私だって断る。

 

しかし、これに目を付けた医者がいた。

 

原作でももっとも謎の多いドクター・くれは。

 

彼女が噂を聞いて、暗部の者を捕まえて案内しろと言われたらしい。正に謎の女だなくれは。暗部の下っ端とは言え、結構強いって優曇華から聞いてたんだけど。

 

その優曇華は捕まった下っ端を連れて何処かに行った。遠くから悲鳴が聞こえたけど私は知らない。シラナイ。

 

さて、くれはの話に戻るけど、今、病院の客間に居るのだよね。

 

一体どんな姿をしているんだろうと思いながら入ってみるとそこには若い女性がいた。

 

「・・・・・・・・・・・」

 

「ん?アンタがここの医者かい?」

 

「え、ええ。」

 

私は開いた口が塞がらない。

 

原作ではしわがれたお婆ちゃんだったが、ここに居るのは若い女性なのだ。

 

違和感が拭えないが、何とか平常心になって来たので彼女の対面の椅子に座ることに。

 

「・・・ごほん。さて、早速ですが本題に入ります。――――貴方は何の薬が欲しいんですか?」

 

「・・・・・・・私にはね、弟の様な奴が居るのさ。まだまだ青二才のね。そんなあいつが病に倒れたんだよ。私も医者である身。直ぐに診たさ。でもね―――」

 

「直すすべが無かった、と。」

 

「ンクンク。そうさ。今の、現代の医術じゃ直せない不治の病。その一つに罹ったのさ。」

 

「そうですか。…因みに症状はどの様な物ですか?」

 

「それは――――――――」

 

それから私とくれはで話合い、その病を治してくれないかと言われた。

 

「…正直な話、その病は直せなくはありませんが・・・・後遺症が残る可能性がある薬しか現状はありません。」

 

「!それでも治るのかい!?」

 

「話を聞いてください。・・・後遺症と言っても殆どランダムです。目が見えなくなったり、片腕が動かなくなったりとした物ですね。」

 

「・・・学習能力が落ちるとかもかい?」

 

「・・はい。そういった物かもしれません。・・・今施設にある設備では後遺症は残ります。」

 

「・・・・・治るんなら私は何でもするから・・・。あいつが・・ヒルルクが治るんなら・・・。」

 

・・・なるほど。確かにヒルルクは不治の病でくれはでも治せなかった物だ。

 

「・・・はぁ、降参ですよ。くれはさん。」

 

「・・・え?」

 

「私はですね、薬を作る事に関しては異常を越しています。薬一つで万人をも救うことが出来る物も作れるでしょう。薬一つで戦争を終わらすことが出来る物も作れるでしょう。」

 

「・・・・・・」

 

「しかし、それが作れたらどんな人間、動物は本能的にその作った人物を求め、また争う。だから、私は難病の何個かだけの特効薬のみ作った。レシピを作っても私以外作れる人はいないでしょう。」

 

「・・・・そうかい。」

 

「求むのは結構。しかし、強欲な人は何としてでも奪う。ですが、貴方は違った。」

 

「・・・・・」

 

「・・・私は最近良く新聞で聞く”転生者”なんですよ。」

 

「・・!!」

 

「ですが、全ての”転生者”が不治の病を治せる訳ではありません。最低でも怪我を治す知識がある程度でしょう。」

 

「・・・それであんたはそれから外れて、不治の病を治せると?」

 

「ええ。」

 

「だが、あんたはさっき言ったはずだよ。後遺症は絶対残ると。」

 

「ええ、()()()()ではどう足掻いても後遺症は残るでしょう。ですので、今ある機械とはまた別の機械を作り、薬を作ります。」

 

「・・・それで、ヒルルクの不治の病は治るんかい?」

 

「はい。作るのは難しいですが、その後はヒルルクさんにここに入院してもらえば治せます。」

 

「・・・そうかい。」

 

「・・・さて、その機械を作るには私は掛かりっきりなるので、ここの病院で医者をする人がいなくなるんですよ。」

 

「・・・・私がここで働けと?」

 

「はい。お願いしますね。2,3週間ほどで終わりますので、その間の穴埋めをお願いします。」

 

「ヒッヒッヒ。わかったよ。何とかやっておくよ。ヒッヒッヒ。」

 

 

そうして、私とくれはさんの話し合いは終わった。

 

 

いやはや、私がここまで頑張ろうと思うのも、原作を知っているからなのかね。

 

でも・・・この頑張りようの気持ち良さは他とは代えがたいものだね。フフフ。

 

さて、早速優曇華と打ち合わせをしながら、くれはさんの育成も試みますかね~。

 

 

露天温泉!

 

ふぅ~~~。やっぱり、疲れがたまった後のお風呂は気持ちいいわね~。

 

この温泉は人の垢とか汚れとか疲れを流してくれるから常に綺麗な状態なのよね~。

 

ここは静かにするようにと言い渡してあるから静かに堪能できる場所の一つでお気に入りなのだ。

 

美肌の湯ほどでは無いが、色々と流してくれるので少し綺麗に洗った後に入っても良いのだ。

 

 

 

 




最後にくれはさん入れるか悩んだんですが、何か違う気がしたのでご愛敬。


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第19話 忍者って暗部の中間的存在?

FGOの話・・・以蔵さん欲しさにガチャ回しても出ず(´・ω・`)


フハハハハハ!ギル様の笑い声は喉にひどかった、ヤゴコロ印の薬局医、八意永琳よ。

 

今日は()が来てから2週間と時間が過ぎた。

 

今では暗部の幹部クラスを相手に引けを取らないぐらいに強くなった。

 

()?ああ、彼については2週間前の話だ。…なんか語り部になると恥ずかしくなるな。(n*´ω`*n)テレリ

 

 

私はDr.くれはとの約束の機械をその日のうちに作り終えてびっくりさせたりして、治療をして今ではヒルルクも一緒にうちの病院で働いている。

 

ただ、ヒルルクには夢があるそうで、それを叶えたいから少しここで医術を学び、また元の生活に戻るそうだ。

 

まぁ、私としてはどっちでもいいのでわかったと言っておいた。

 

 

さて、私は今何処にいるでしょう?

 

…答えは簡単。島です。

 

正確には人の気配が無いのに違和感がある島だね。

 

前にもこんな感じがあったな~と思いながら入っていった。

 

前はあの男の娘に神様だったが、今回はどんな奴がいるんだろうとワクワクした。

 

しかし、島は森に囲まれていたが、何も無かった。

 

じゃぁ、この違和感は何だろうと森の方を振り向いても違和感しかなかった。

 

おかしいと思っても何も無いのだから調べようがない。

 

一旦武藤の下に行こうとしたら、霊体中のギルガメッシュに念話が届いた。

 

『ヤゴコロ!貴様の近くに魔力反応があるぞ!気をつけろ!』

 

「…え?」

 

私は一瞬何を言われたか分からなかったが体が反応して真横に飛んでいた。

 

先ほどまで私が立っていたところに何本かのクナイがあった。

 

頭は漸く理解し、殺される寸前だったと分かった。

 

ギルガメッシュも攻撃された事により触発されたのか現界し、王の財宝(ゲート・オブ・バビロン)を何門か開放して警戒をしていた。

 

私も周りを警戒した。

 

・・・・・・

 

・・・・・・・・

 

何も来ないが、違和感が拭えない。

 

・・・・カサッ・・!!

 

風が無かったのに音がなる不自然な事、ギル様はそれでも2門ほどそちらに向けて撃った。

 

完全に爆撃の音が周りに響いた。しかし、ギル様は気に食わないのか、警戒は解いていなかった。

 

砂煙が無くなると、そこにはただ土が開けただけだった。

 

さっきのはフェイントだったのだろう。これで分かったのは相手は暗殺者の様な存在である事。

 

私はサーヴァントのアサシンと思った。

 

だが、思っただけでは手が出せない。FGOは現在進行形でやっているが少しでも気を抜けばやられてしまう。

 

どうしようか頭を悩ませたが、特に良い案は浮かばなかった。

 

こうなりゃ自棄だ、ギル様に一つお願いをした。

 

「フハハハハハハ!死ぬがいい、雑種がァ!!」

 

ギル様は周りに門を開けて撃ちはなった。

 

私はギル様の背中に隠れたので砂ぼこりがひどい真ん中に立っていた。

 

大体10秒ほどか、それほど短くなかったが音が音だけに周りは悲惨だった。

 

砂煙は風に流され、周りは土と少し離れた森と私達から少し離れた場所で何やら葉っぱの様な物を持った鴉天狗の様な男が一人とその背に赤髪の前髪で目元が見えない忍者風の男が一人居た。

 

鴉天狗の様な男には見覚えが無いが、赤髪の忍者風な男には少しだけ見覚えがあった。

 

誰だっけっと悩んでいると、相手はギル様の門に囲まれて両手を挙げて降参ポーズをしていた。

 

「ギル様、降参ポーズしてるからじっとしててね。」

 

「フン。分かっておるが、気を抜くなよ?」

 

「ええ。」

 

私は怪しい男達に近づいた。

 

「・・・・・・」

 

(あちゃー、完全に警戒されちゃってるー。)

 

「こんにちは、お二人さん。私は八意永琳よ。ギル様のマスター兼・・・何かしら?」

 

「フン。相棒だろう?ヤゴコロ。」

 

「フフ。そうね。さて、お二人さんの名前は?」

 

「…八咫烏」

 

「アサシン」

 

「フムフム、八咫烏にアサシン。…あああ!風魔小太郎!なるほどなるほどね~、小太郎ね。思い出した。宝具が何故かカタカナのあのアサシン。」

 

「…ハァ、ヤゴコロ。一人で納得してないで説明をしろ。二人が完全に唖然としているぞ。特に赤髪の男が。」

 

「え?あははは、ごめんなさいね。つい盛り上がっちゃって。」

 

「…良い、それより説明の要求をする。」

 

「おお、マスターが沢山喋った。」

 

「フフフ、ごめんなさい。説明すると、私はFGOプレイヤーで風魔小太郎を持っていたからよ。」

 

「…!?FGOやっていたのか?」

 

「え、ええ。貴方も?」

 

「ああ、友達がやっていたのから俺も始めてたが、こっちに来て出来なくて少し萎えている。」

 

「あははは、どんまい。因みに転生者で合ってる?」

 

「!!!ああ、ってことは貴方もか?」

 

「ええ。でも良かった~、趣味が合う人がまだ居てくれて。流石にゲームがやれても人と競わないとやる気が出ないからつらいのよ。」

 

「…ん?八意…さん。貴方、今でもFGOやっているのか?」

 

「ええ、特典奪取してね。あ、そうそう。貴方の名前の由来を聞いていいかしら?偽名だし、聞いてもいいでしょ?」

 

「…友達が愛称を呼ぶ為に付けた物だ。彼奴は()()()()と呼んでいるがな。」

 

「……え?今なんて?」

 

「ん?ヤタサンと呼んでいる。」

 

「…ヤタサン?え、まじでか!ヤタサン!」

 

「え・・・?」

 

私がびっくりして、30分後。

 

八咫烏ことヤタサンは私達に付いてくるようだ。ここ最近こっちに目が覚めたけど家が無く、野宿をしていたとのこと。

 

いやはや、生前の友達に会えるのは嬉しい。心の安全装置的に嬉しい。

 

そして、私の島に帰ってきてヤタサンと組手をしてみた所、まだ覇気使ってなかったから本当に最近こっちに来たんだろうと思った。

 

ヤタサンは優曇華にも私にも負けてorzポーズだった。

 

まぁ、年季の違いだと思うぜ。と言ったら、余計に泣いていた。心が泣いたらしい。いつもの事。

 

ヤタサンは汗と砂ぼこりだったので、温泉に叩き込んどいた。小太郎もね。

 

私は一旦暗部の集会場に行き、現状報告を受けた所、ヤタサンにも懸賞金が掛けられていた。

 

聞いたところ、海賊達を良く殲滅していたらしい。

 

俺も人のこと言えんが、何やってんだか。ヤレヤレ・・・心にグサッと何かが刺さったが気にしない。

 

特典の方は明日聞くとして、今日は温泉入って寝ると決めた。

 

…働いた後の温泉って気持ちいいよね。ギル様と混浴なのを周りにばれて、優曇華に叱られたのは割愛。




友達っていいですよね。...(  =)////トオイメ


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第20話 永琳の威光は~

~の部分をどうしようか悩んだが出てこずorz

よーしあと2時間しかないぜ、締め切りに追われる作者の気持ちがこれ以上と思うと恐ろしい。


こんにちは、私。私は永琳、八意永琳。

 

ん?今どんな気分って?胃に穴が開きそうなぐらい辛いです。

 

昔から、面接とか緊張するって思うと体がガチガチになったり震えたりするのは魂の震えなのだろうか?

 

永琳になってもそこは無理だった。ただ、私は永琳と思うと落ち着くのは流石永琳と実感するね。

 

さて、今居る場所はみんな大好き、聖地マリージョア。

 

理由として簡潔に言うと『お主の技術が本物か確かめるから証明出来るもん持ってきて証明してくれ~』との事。

 

因みにこれを聞いたのは昨日。なんでも一週間前から海軍に来るよう色々と手紙やらを送っていたらしいが私は出掛けていたので見てなかったから今日気が付いたのだ。

 

さて、そんな一日で支度できるのかと言われれば出来る。

 

永琳スペックはチートの域だからね。仕方ないネ!謎神から貰った体だしね。

 

そんな中、証明をしてくれと言っても、実際に誰か罹った人が居ないと治せるって言う証明も何も出来ないのだが、何でも海軍の上層部の一人が不治の病と同程度の難病に罹ってしまったらしい。

 

それを治せとの依頼だが・・・私が作れるのは薬のみ。

 

まぁ、心配しても治すには少し手間が必要と演技を見せ、薬を投与する。

 

それで終わりにして世界的に証明出来れば晴れて私は医者として見られ兼ギル君達の所に行ける。

 

ん?ギル君の所に行くのが目的だろうって?当り前じゃないか。でなければこんな所には来たくはないよ。

 

え?もう始めるからこっちに来てほしい?分かった。

 

という訳で、カット!!

 

 

…はぁ、ただいま戻ったよ。私と優曇華で証明の実現をしたけど結果は半々ね。

 

なんせ、罹っていたのは中毒症状のある病気だったからね。

 

だから、治すには中毒成分のある物を徐々に抜かないといけない。

 

徐々に抜かないと行けないのは全部抜いてしまうと廃人と化す可能性が高いのだ。

 

他にも理由と言う理由はあるのだが、そこは省くとして…漸くギル君に会えるだ!

 

もう、私とギル君があってから数か月、どんな風に成長しているのだろう?私はドキドキします!

 

さてさてさ~て。ギル君の気配は何処かなっと……見つけた!

 

マリージョアの少し端の方にギル君の気配と誰かの気配があった。

 

そ~っとギル君のいる部屋の扉を少し開けて中を覗き見る。(この時気配遮断をして誰にも気づかれていない)

 

なんと、中でお勉強中だった様だ。必死に何かを書いている。

 

隣には家庭教師と思われる男性が一人。壁に寄りかかって椅子に座っているヘルシュ大将。

 

またまたそ~っと侵入して書いている内容を見ると、今は各国歴史を習っている様だ。

 

そろそろ気配を出しますか。

 

「「!!?」」

 

「ん?どうしたの?」

 

「フフフ、お久しぶりね、ギル君。」

 

「え?」

 

家庭教師の男とヘルシュ大将は私を警戒して、ギル君はそんな私にびっくりしている様だ。うむうむ。

 

「それとヘルシュ大将もね。」

 

「あ、ああ。お久しぶりだ八意氏。何時此方に?」

 

「先ほどの会議でね。それで寄って来たのよ此処に。」

 

「なるほど、しかし気配が全くありませんでしたな、どうやったんですか?」

 

「フフフ、それは秘密。今日はギル君に会いに来ただけよ。そこまで警戒しなくてもいいわ。」

 

それから私達は話をし、ギル君の勉強の面倒も見て、私は帰宅した。

 

 

次の日になって五老星から招集が掛かった。なんだか忙しい。

 

直ぐに支度をして、スキマで五老星の居る部屋に行った。

 

「今日はどんな御用かしら?五老星の皆さん?」

 

「簡単な話だ。本当に不治の病を治せるのか?」

 

「ええ。治せるわ。但し、障害が発生するわ。私も完璧に治したいけどこれは致し方ない犠牲よ。何処が障害になるかはわからないけどね。」

 

「その障害は直せないのか?」

 

「それは不可能。その障害でその器官は使い物にならなくなるからね。完全によ。」

 

「そうか。…わし等で話し合ったのだが、お主の島の噂は聞いて少しお願いしたいことがある。」

 

「それはお主に未来の医者を育ててほしい事。」

 

「そして、転生者、転移者の保護をお願いしたい。」

 

「これらは世界政府の決定。断ることはしないな?」

 

「…良いでしょう。私が教えられることは教えましょう。そして保護しましょう。」

 

「そうか。「ただし!」ん?」

 

「条件があります。それに承諾してくれれば私はこの赤い大陸(レッドライン)を破壊しないで済むわ。」

 

私から提示した条件は教えるが、意欲が無いものには徹底して海に放り込む。そして、転生者達は保護するがある程度は世界政府から支援をしてもらう。あとは転生者達の処罰権をする。

 

それだけだが、赤い大陸を壊すと豪語したので、全て承諾してくださった。証明書ももらったので、私の好き勝手にすることに。

 

さてさて、忙しくなるわよ!これからの事がわからなくなるわね。

 

 




今回はここまで、次回はもう少し進めて、転生者のバトルも入れていきたいと思いますので、ご期待しないでください。


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最終回21話 これがガンダム(俺の本気)だ!!

FGO勢の皆さん、復刻夏イベ頑張ってますか?私はQPが尽きないか心配です。




私がご老公達と話と言う名の一方的な脅迫が終わってから2年経った。

 

2年でやったことを簡潔に纏めてみよう。

 

・転生者が原作からこっちに来たりしたキャラを見た。

 

・完全に自分勝手な転生者が多く、傲慢さが出ていた奴は即座に私が始末していた。

 

・私に教授されたい人が年々増えていて困っている。1年10人→2年目30人

 

・謎神からのメールで現在ゲームの順位が届けられた。私が2番目で転生者を殺している人数が多い。一番目は別の人だった。悔しい。

 

・ヤタサンにもメッセージが着ていたらしく順位は5番目。最近人殺しに違和感が沸かないのはやばい気がして来たとヤタサンと思った。

 

・ここ最近私の病院に搬送されてくる患者が多くなり、他国から色々と言われているが「じゃぁ、自分の所で治して?」と返すと黙る。解せぬ。

 

・特典も増えてきて管理も大変になって来たから謎神に纏めてくれ、アホと送ったら、『管理も出来ないの~?プププ』と帰って来たので、自分でまとめることに。

 

・それと何故かゲームの1位の人に襲撃されている←今此処

 

 

なぜこうなった。

 

相手は転生者の特典封印が特典らしい。

 

転生者の天敵と言えるが私としては能力封印よりまだましと思った。

 

それと相手の容姿が笑えない。何故か?

 

「フフフ。最近骨のある人が居ないからここまで来たけど…永琳の姿をした貴女はどうなのかしら?」

 

長髪で金髪、紫色のBBA臭がプンプンするあの妖怪なのだ。

 

しかも本人っていう絶望感。

 

そして、

 

「・・・・・・・」

 

狐の尻尾が何本か生えており、全体的に白色の服を着た鋭い眼を飛ばすその御付きの妖怪。

 

そして、その後ろにいる何十人かの人。

 

「…骨はあるけど、後ろの有象無象に関してはどうするおつもりで?博麗の巫女に異変を嗅ぎ付けられますよ?」

 

「フフフ。大丈夫よ、今回は。ちゃんと置手紙を置いてきたから。」

 

_______

 

とある神社

 

『ちょっとゲームに参加してくるわ。by.貴女を愛している紫ちゃんより。

 

P.S. 餓死しないように気を付けてね?』

 

とある巫女は内容を見た瞬間に置手紙をびりびりに破り捨てた。

 

_______

 

 

「とまぁ、こんな感じに。」

 

「…霊夢に胃痛薬でも処方してあげようかしら?」

 

「それは気にしなくていいわよ?私がいつも傍に居てあげてるから。」

 

ああ、博麗の巫女よ…どんまい。・・・・何処かでクシャミが聞こえて気がしたが気にしない。

 

「さて、貴方と私のゲームの差は歴然。でも…勝負でこうゆう言葉があるでしょう?」

 

「…獅子は兎を捕らえるのも全力を尽くす、だったかしら?」

 

「ええ、貴女を私の部下にしてあげる。今なら降参をしてもいいわよ?」

 

紫は本気のようだ。扇子を開いて目元から下を隠している。覗いている目元から自分でも分からない威圧が感じられる。

 

…確かに降参したほうがいいだろう。彼女が転生者いや、転移者だとしたら私より500年以上の経験の差がある。

 

幻想郷では弾幕による手加減で霊夢達も対応出来ていたが今回はルールは無い、本当の戦闘。

 

…覚悟を決めるしかないわね。

 

「…優曇華。」

 

「はい。この島に非戦闘員は全員避難しております。そして、保護した転生者及び戦闘員全員準備は出来ております。」

 

「ギルガメッシュ。」

 

「フハハハハハハハ!たかが数百年生きた雑種に負ける道理など無いわ戯け!」

 

ギル様がいつもの鎧ではなく、FGOで見た上半身裸の髪下ろした格好だった。

 

「…ヤタサンはどうする?」

 

「……正直に言うが、少し手間を取るが…別にあれを倒してしまってもいいのだろう?」

 

「…フフフ。そうね、人を殺している時点で覚悟はできているわよね。」

 

「フフフフ、降参する気はなしって事でいいのね?」

 

「・・・・・・」

 

私達は全員覚悟をした。死んだとしても悔いはない。2度目の人生、紫BBAの手で終わるのも一興かな。

 

「…そう。なら、糧となりなさい?」

 

そういって、戦闘の火蓋が落とされた。

 

 

この戦いは後に金銀の悪魔の戦争と呼ばれていた。

 

「じゃぁ、初手から行くわよ?『廃線「ぶらり廃駅下車の旅」』」

 

「最初っから本気ですか!ギル様は私の援護を!ヤタサンは藍の対処を!転生者達と戦闘員は有象無象の対処を!」

 

私は紫の初手のスペカを避けながら指示を出しいた。相手の有象無象には転生者も含まれており少々厄介だった。

 

「フフフ、ほらほら躱してばかりでどうするの?」

 

「舐めるな!破ッ!」

 

紫がスキマから道標を投げてきたり、こちらが射た矢を返えしてきたりと攻防がばっちりすぎてどうしようも出来ない。…と思っていたか!

 

「破ッ!!」

 

「同じ攻撃は・・!」

 

「!飛矢・三弾抜き!」

 

矢をスキマに入る瞬間に私のスキマに入れて紫の後ろから出した。

 

それでも体を仰け反らして避けられたが、隙が出来たので覇気を纏った矢を射った。

 

「そう何度も食らうと・・!」

 

「!ギル様!」

 

「フハハハハハ!全砲門開帳!『王の財宝』(ゲート・オブ・バビロン)!!」

 

紫がこちらが射った矢を見切っていたが、覇気が纏っているのが分かると体を大きく仰け反って躱した。

 

私は好機だと思い、ギル様に宝具を撃ってもらった。…しかし、いくらスキマニートしているからって大妖怪が隙を大きくするのはどうかと思ったがまぁ、今は良いかと判断した。

 

「こんな攻撃・・!?」

 

「フハハハハ!『天の鎖』に縛られた気分はどうだ?」

 

「こんな物で!・・・『廃線・ぶらり廃駅下車の旅』!!」

 

「フハハハハ!ヴィマーナよ!」

 

ギル様の王の財宝で360度からの攻撃、天の鎖で拘束されてもスキマで致命傷を避けていた。

 

反撃として、スペルを使ったがギルのヴィマーナよりすべて避けられてしまう。

 

私もそろそろ本気を出しますか。

 

「ギル様、拘束をお願いします。」

 

「フハハハハハハ!存分にやるがいい!我も宝具の開帳行くぞ!」

 

「月よ!我が矢に力を!」

 

「フハハハハハ!我が本気を見よ!」

 

「舐めないで!太陽よ!」

 

全員が最後の一撃を放つ瞬間。周りには誰もいなかった。理由はギルの原典シリーズ・固有結界で世界とこの場を切り離したからだ。

 

月の願いをこの弓に乗せて(アイ・ムーン・ザ・ウィッシュ)!!!」

 

天地乖離す開闢の星(エヌマ・エリシュ)!!!」

 

灼熱地獄(シャナ・マグナ)!!!」

 

紫が小さな太陽をスキマから出して、宝具と拮抗していたが2つの強大なエネルギーには勝てずに果てた。

 

3つのエネルギーが同時にぶつかり、固有結界の一部も吹き飛んで、元の場所にも多大な影響を出していた。(太陽がもう一つ出来たような光と突風があったらしい。)

 

 

私達は紫を退けてから1か月、ゲームの順位も大幅に変更されて再送信されてきた。

 

私はギル様と優曇華と一緒にそれを見ていた。大雑把に言えば、私が1位、ヤタサンが2位だった。

 

それと、私はあの戦いの時に本当は死んでいたはずだったが、病院にあった試作の丸薬で瀕死から普通の状態まで回復した。

 

でも、寿命は減り、余命が少しとなった。

 

何となくこれは意図的にされた、謂わば謎神が関わっているのではと思う。

 

まぁ、仕方ないと割り切った。

 

だから、悔いの無い様に皆で、写真を撮ることにした。

 

ん?なんか進行が速い?

 

仕方ないよね、もはや割り切ったし、永琳は輝夜居ないならただの薬局医だしね。

 

てなわけで、全員集合した。総勢500人。

 

私の部下とか増えたけど、これは酷い。

 

 

・・・さて、全員、1+1は~?

 

 

 




これをチルノは⑨と言うらしい。

今回はこれを最終回とします。特急列車以上の特効電車になりましたが、如何だったでしょうか?

え?これはもう評価付けられないような駄作?

・・・私の作品故、仕方ないネ!

では、皆さん。

いつか投稿する次の作品で!



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番外編1 最終回でのヤタサンの戦闘場面他

最終回と言ったな?残念、完結はしていないのだ!

という訳で、暇なので番外編を書いていきます。

え?新しいやつ?(当分投稿予定は)無いです。

就職活動で忙しくなってきたので、一旦休みます。

すみません(*- -)(*_ _)ペコリ


俺は八咫烏。永琳からヤタサンと呼ばれている。

 

彼奴に久しぶりにあったら永琳になっていたのは驚いた。

 

それはいいとして、俺は今八雲藍と交戦中だ。

 

こっちの戦力は俺と小太郎だ。あっちの戦力は藍と二股の尻尾をゆらゆらしている猫妖怪の橙。ちぇええええええええええええん!

 

ごほん。

 

俺はとりあえず小太郎に橙をお願いすることにした。流石に俺にも良心が痛むので、小太郎に任せることに。

 

そして、残った俺は九尾の藍だ。正直無理だと思う。いくら彼奴や優曇華さん達に2年間戦闘訓練や実践して来たとは言え、人を惑わすプロの九尾はどうかと思うのは俺だけじゃないはず。

 

・・・はぁ~。相も変わらず貧乏くじを引くこの性分はどうにかならんかなぁ・・・。

 

「…いくら紫様からの命令でお前らの相手をするとはな。直ぐに終わらしてやるから掛かって来い。格の違いってやつを見せてやろう。」

 

「・・・・・」

 

俺は正直興奮している。戦うことに興奮をしているのでは無い。生死を分けるこの瞬間が。

 

だが、油断はしない。相手は中国を傾かせた九尾…

 

「「・・・・・・・」」

 

「・・・シッ!」

 

「!・・・シャァ!」

 

俺は小手調べで大鎌を大振りにし、藍は爪を伸ばして迎撃をしてきた。

 

藍はそれだけで終わらずさらに弾幕を貼りつつ、その弾幕を使って背後からの奇襲や二段構えの連撃をしてきた。

 

俺は大鎌を背中にしまい、腰に差していた脇差し2本で応戦した。

 

避けられない弾幕は葉っぱの扇を使い、打ち返したりして対応もする。

 

そうして体感で数時間だろうか?自分でもわからないぐらいの攻防をしていた。

 

まさに強敵、そう思って決定打に欠けていたところ優曇華さんが撤退の合図を出していた。

 

僕はどうしたのかと聞いたら、「永琳師匠がやらかすから逃げるよ」との事。因みにあちらさんも退く模様。

 

それから数秒後に高熱と風圧が襲ってきた。

 

そ し て

 

 

何故か酒盛りになった。

 

永琳もギルガメッシュと紫と腋巫グハァ!・・・霊夢と一緒に酒を飲んでいた。

 

俺はそんな中脇でちびちびと少しずつ飲んでいた。

 

そんな俺に近づいてくる尻尾の妖怪が一人。

 

「ふん。そんな所でちびちびと飲んでいてあっちで飲まないのか?」

 

「ああ、俺はここで一人になって飲んでた方が良い。あっちに行ったら何されるかわからん。最悪萃香も来そうで恐ろしいしな。」

 

「そうか。」

 

「「・・・・・・」」

 

「なぁ。」

 

「ん?なんだ?」

 

「・・・少しそのお酒をもらえないだろうか?」

 

少し酔った様子でこちらに酒を催促する藍様・・・グハァッ!

 

「あ、ああ。ほれ、注いでやる。」

 

「す、すまんな。・・おっと。助かる。」

 

「「・・・・・」」

 

俺は藍様と話が続かずにどうにかなってしまいそうだったので酒を一口して周りを見ると、ニヤニヤ顔でこちらを見る周囲。

 

「いやぁ~、若いっていいね~。」

 

「それ、貴方もよね?私のセリフじゃないかしら?」

 

「フハハハハハ!良い肴だ、続けよ。フハハハハハ!」

 

俺は余計に顔を赤くした。そして隣かな唸り声が聞こえるなと思い見てみると顔を真っ赤に染めて両手を使って覆い隠していた。なるほど・・・これが萌えか。うむ。

 

 

 

そ れ が な ん だ   『見たい勢挙手』ノノノノノノ

 

 

まぁ、あの変な日から一か月。

 

ついに永琳の命日になったらしい。傷だらけの永琳に飲ました試作の丸薬を飲ました俺の責任でもあるんだが、彼奴は笑って許してくれた。・・・背中をビシビシと強く叩かれて。

 

・・・彼奴にとってはそれが最上の励ましなのだろう。気にすんな馬鹿野郎と思っていたに違いない。

 

だけど、俺は気にする。あれが最善だったのかと自分で思ってしまった。

 

彼奴は優しすぎた、優曇華さんも内心では怒ってるのかもしれないが、表には出さなかった。

 

・・・彼奴との最後の写真。俺は精一杯の笑顔でいられるだろうか?そう悩まずにはいられなかった。

 

そう考えていると後ろの方から足音が聞こえた。

 

「おいおい、こんなしけた所で何やってんだ?そろそろ撮るぞ~。」

 

そんな素の感情で言ってきた彼奴(永琳)が俺の後ろに立っていた。

 

「ああ、そうだな・・。」

 

「・・・あ~あ、第二の生もここで終わりか~。短かったような長かったような数年だったな。」

 

「・・・そうだな。」

 

「・・・そんなに気にしてんのか?あの時の事。」

 

「・・ああ。」

 

「・・・・・クハハハ。ヤタサンらしいや。」

 

「・・・」

 

「気にすんなって言って気にしない方が無理か。前じゃぁそんなに気にしないもんでも無かったろうに。」

 

「・・でも、気にしちゃうんだよ。俺は。」

 

「・・そうか。じゃぁ、俺はどう思ってお前の前から逝けばいいんだろうな?」

 

「・・・・知らんよ、そんなこと。」

 

「それもそうだな。知らない。俺もお前も、何も知らないまま別れる。運命は分かれと・・・なんだっけ?」

 

「・・・・」

 

「まぁ、意味は変わらん。旅は道連れ世は情けだ。どんな運命だろうと分かれは訪れ、また新たな出会いがある。」

 

「旅は道連れは違うけどな。フフフ。」

 

「気にすんな、俺の道理だ。・・・お前にもまた別の運命がある。まさに小説みたいなものさ。運命に従って俺は先に進むさ。」

 

「・・・流石にノリが軽すぎる気がするけどな。」

 

「クハハハ。気にするな。じゃ、行くか撮りに。」

 

「・・ああ、そうだな。」

 

 

俺は彼奴の最後の言葉を聞いて、最後のまたな。を聞きそびれ、悔しい思いで一杯だった。

 

 

×月ω日

 

彼奴が死んで、早数年。俺は彼奴が建てた病院で働きながら賞金狩りもしていた。

 

優曇華さんは彼奴を継いで医院長として働いている。

 

そして、ロジャーさんが処刑されてしまう中、俺は彼奴の遺影を持って処刑の場所まで持っていき、見届けさせた。

 

ロジャーさんは泣きながら彼奴の遺影を見て、大声をあげて原作のセリフを叫んでいた。

 

そこから俺たちの病院は島一個では収納できなくなり、拡張作業をしたり、他所の国で俺らの事を偽っている奴を粛清させたりとしていた。

 

原作と違うのがニコ・ロビンがうちの島に怪我をしてやって来た事だった。

 

彼女は幼いながらに天才だったと聞いていたが、実際に見ると吃驚した。直ぐに医療を覚えていった。

 

そんな彼女でも世界に狙われているから長居は出来ないと俺たちに相談して来た事があったが、そんなの関係無いと豪語してここに居ても良いのと泣きながら聞いてきたときは思わず抱きしめてしまった。

 

そんな彼女を見ていると原作がどうなるか分からないと転生者の間で討論になった。

 

そこは俺がまぁどうとでもなるだろ、と一言で終わった。それで良いのかと思ったが気にしない事に。

 

彼奴は来世でも波瀾万丈になるのかなと一瞬思ったがまぁ、彼奴だしと思って別の事を考えた。

 

まぁ、彼奴に一言送るなら・・・どっか行こうぜと言いたい。それだけだ。」

 

 

 

 

 

 




やっと書けた・・・バタッorz

皆様、この度はこの小説を読んでくれてありがとうございました。

では、別の作品が書けたらその時で、チャオ―。


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