幻想郷仮面録〜博麗霊夢はハーフボイルド探偵じゃない〜 (塩田総司)
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1話 Mの謎とEの影

東方と仮面ライダーWのクロスオーバー作品です。
原作崩壊が嫌いな方はブラウザバック推奨です。


「はぁ〜平和平和」

ここは幻想郷。博麗大結界に囲まれた地である。

 

 

とある異変へと繋がる出来事を、巫女は魔理沙から聞く事になる。

「最近ドーパントメモリとか言うやつを香霖が拾ったらいぜ。」

 

「ドーパントメモリ?霖之助さんまた変なもん拾ったのね。」

 

「日光浴ついでに香霖堂にでも行きましょうか(←のんき)お茶も飲みたいし」

 

「私も付いて行くぜ」

 

少女移動中

 

「いらっしゃい、ん?霊夢に魔理沙じゃないか。ドーパントメモリを見に来たのかい?」

 

「日光浴とお茶ついでに見に来たの。ドーパントメモリについて何かわかった事は?」

 

「うん。このメモリは一種類だけじゃないみたいだ。Mとこの面に書いてあるだろう?マスカレイドと読むらしい。

分かりやすく言えば仮面舞踏会だ。意味がわからない?僕もわからないけどね。どうやらこれで姿を変えることが出来るらしい。それ以外は分からないよ。申し訳ない。」

 

「仮面舞踏会…紅魔館っぽい感じがあるのぜ。」

「他にもあるって事はコレクションする物なのかしら。」

 

「コレクション…か、ん?何だこのボタン、

 

\マスカレイド!!/

「「「え?」」」

「何で喋るのよこれ。」

「私も押してみるぜ

\マスカレイド!!/

「音が出る…高度な技術を使っているのだろうか…謎が深まるね。」

「と…とりあえずしまっときましょ霖之助さん。」

「なんか危ない気がするぜ。」

「そうだね。爆発でもしたら困るし。」

 

 

その頃____

「何だここは…地獄ではないな…」

 

「ん?あれは侵入者!?ここで倒せば…」

 

「ちょっとそこのあなた!紅魔館に侵入するのはこの私美鈴が許しません!」

 

「これ程の館なら住処になりそうだ…」

 

「ちょっと〜無視しないで〜くださーい」

 

「…倒せばいいのか…」

 

\Eternal!!/

「…変身…」

 

「え!変身!?」

 

「さあ、地獄を楽しみな!」

 

「えぇーーーーー!」

 

 

 

 

 

「うぇ、うぇざー??大ちゃん知ってる?」

 

「うーんチルノちゃんが知らなきゃ私もしらないよ〜」

 

「おっと、すまない。」

 

「おじさんだれー?」

 

「俺は…探偵だ。そしてこの世界に居るべき人間でもない。ソウキチと呼んでくれ。」

鳴海荘吉。鳴海探偵事務所の初代所長の名探偵。

スカルメモリと共に幻想入りしてしまった。

「ソウキチは探偵なのね!あたい分かった!

あたいチルノ!幻想郷最強の氷の

妖精よ!」

幻想郷…?ここは幻想郷というのか。

「私は大妖精です!チルノちゃんみたいに言えば風の妖精かな〜」

「大妖精…ちゃんとチルノ…ちゃんか。よろしく頼むよ。」

「ねーソウキチ!これなんだか分かる?」

チルノから渡された物を見たソウキチは驚愕する。

「ドーパントメモリ…チルノちゃん…これをどこで拾った?」

 

幻想郷に異変が起き始めていた____




基本的に1週間に1話程度投稿していきます。


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2話 Aは迷走する/Mから始まる謎

「どこだ?」
照井竜は怪しい竹林の中にいた。


「迷いの竹林と言われている」

照井は驚いた。こんな夜中竹林を歩く女…怪しい。

「君は何故こんな所を歩いているんだ?」

女は呆れた顔をして言った。

「怪しいのはあんただよ、ほら人里に返してやるわ」

人里?何のことだ?

「人里?何のことだ」

 

「もしかして記憶喪失かい?永遠亭に運ぶべきか…」

永遠亭だと…俺はどんな目に合うというんだ…それより俺は記憶喪失ではない!

「記憶喪失ではない!永遠亭とは何だ!すまないが帰らして貰おう!」

 

「帰る所はあるのか?」

 

「俺に質問をするな!」

 

「やれやれ」

変な人間が迷い込んだものだ。仕方ないが私の家にでも泊めてやるか。

 

霊夢と魔理沙は魔法の森を歩いていた。

「マスカレイド…ねぇ…どこの誰かが作ったんだ?」

魔理沙は興味津々といった顔だ。

 

「外部の人間が侵入していたら…大事件になるかもしれないわ…」

 

 

幻想郷に外部の人間が入ってしまえば博麗の巫女の名に傷をつけることになる…

 

何より幻想郷が崩れてしまうかもしれないのだ。

霊夢は焦っていた。

 

 

紅魔館の門前には危機が訪れている。

「えぇーーーーー!」

 

 

(ん?…)

大道は気づいた…ベルトが無い…と。

エターナルメモリが消えた!?どういうことだ?

瞬間大道の背中に文字列が現れる。

(どういうことだ…?)

「え?どういうことですか?」

 

すると大道の背中には、マントが装着される。

 

エターナルローブだ。あらゆる自然現象を打ち消すことが出来るのだが…これだけではどうにもならない。

一体どうしろというんだ…

 

 

 

 

 

「実に興味深いな。」

霖之助は満足気にマスカレイドメモリを眺めていた。

どう改造しようか。どのように使い、どのように利用しようか、霖之助はマスカレイドメモリのことで頭を埋め尽くしていた。

店の奥の方から物の落ちる音がした。

 

ガタンッ!

 

「ん?」

 

どうやら霧雨の剣が落ちてしまったようだ。急いで拾いに

行かなければ…

 

\マスカレイド!/

 

どういうことだ?マスカレイドメモリを剣は吸い取ってし

まった。剣にはMという字が刻まれた。

霧雨の剣がメモリを吸収した?それにどことなく錆も少し剥がれたような気がする…

好奇心は僕の不安を打ち消した。この剣は利用価値があるかもしれない。

 

 

 

「翔太郎、最近あの刑事を見かけない気がするんだけど、何か知らない?」

 

「まあ警察だからな。事件で忙しかったりでもするんじゃないか?」

頭にクリップを付けた男は少し不満な顔をしていたが、ふたたびパズルで遊びだす。かれこれ5時間近くはやっている。

 

「パズルというのは実に興味深いゲームだねぇ。過程は長いが、完成した時に新しい世界を見せてくれるよ。」

 

いつもなら所長が事件だ事件だと騒ぎ立てているのだが、

やけに静かだ。嵐の前の静けさというやつか…

男の勘だけどな




照井竜はまだW本編で探偵事務所と馴染めてない頃くらいです。(設定的に)ちなみにフィリップと翔太郎は風都にいます


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