オレの個性は地怨虞……地怨虞!?あの角都さんの!? (ベニヤ板)
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心臓零個目 外見・・・・

ちょっとでも角都さん熱の方が増えてくれればいいな。


「どうも、神様じゃ。」

 

「ウェッ?」

 

思わず変な声を出してしまう。

まあそれも仕方無いだろう。

気が付いたら雲の上みたいな足場に立っていて、突然見知らぬ老人に自分は神だと自己紹介されたらそら変な声出るわ。

 

「あの、すいません。何言ってるんですか?」

 

「だから儂が神様だと言っているじゃろうが。」

 

「そうじゃなくて、この状況が呑み込めないんですが?」

 

「見てわかるじゃろう。天国じゃ。」

 

「ウェッ?天国?

あの世なのここ?」

 

「そうじゃ。」

 

「・・・・マジ?」

 

「マジじゃ。」

 

自分が死んだ?

しかしこの状況、言われてみれば確かに天国だ。

いやまだ待て。もしかしたら手の込んだドッキリかもしれない。

自身の記憶を掘り起こしていく。

確か、家が火事になって、タンスが倒れてきて動けなくなって・・・・・そこから記憶がない。

・・・・・・これ、本当に死んだんじゃ・・・

まだ見てないDVDとかあったのに・・・・

ヒロアカの最新話まだ読んでないのに・・・・

オレがあからさまに落ち込んでいると、

 

「そう落ち込むな。

お主には転生の権利があるのじゃからな。」

 

「えっ?転生?」

 

「そうじゃ。二次創作小説でいうところの神様転生というやつじゃな。

特典もあるぞ。」

 

やったぜ。

神様転生ってチート貰って好きな世界行ってオレTUEEEEする奴でしょ?

やったぜ。

 

「おっと、そんな現実は甘くないぞ。」

 

「えー。」

 

「まあそう残念がるな。

転生にはAコースとBコースがある。」

 

(コースがあるんだ・・・・)

 

「Aコースは特典を自由に選べるが行く世界はこちらで決めさせてもらう。

Bコースは特典はこちらで決めるが行く世界はそっちで決められる。」

 

ふむ、なるほど。

どうしたものかなぁ。

特典を自由に選べるのは魅力的だが、行く世界を決められないのか。

例えば特典でゴジラを選んできんモザの世界に行っても困るなぁ。

よし。

 

「Bコースで。」

 

「ふむ、わかった。行きたい世界と特典の要望はあるか?」

 

「えっ?特典の要望できるの?」

 

「ああ、じゃがなんの作品の能力にしてくれとか、とにかく強いものを、とかそんな感じで大雑把にじゃがな。」

 

「なるほど。

じゃあ、行く世界は僕のヒーローアカデミアの世界で。

特典は・・・・NARUTOに出てくるキャラの能力を。できるだけ強い奴。」

 

「わかった。それじゃあ転生させるぞ。」

 

やったぜ。

さて、何が個性に出るかなぁ。

写輪眼とか白眼なんかもいいし、ヒロアカの世界なら変化の術だけでも充分いけるだろうなぁ。

そんなことを考えていると、誰かに抱かれているような感覚になる。

なるほど、オレが生まれたか。

 

「なぁ、この子・・・・」

 

「・・・きっと、この先苦労するでしょうね・・・」

 

ん?なんで?

 

「ああ、僕たちでしっかり支えてあげないとな。」

 

「ええ、そうね。

きっとあなたはこれからすごく辛い思いをするでしょう。

でもお母さんたちは、あなたの味方よ。」

 

えっ?何?

なんでこんな重い空気なの?

ん?なんか体に変な感覚が・・・・口から何か出てる?

二の腕からもなにか出てきてる感覚がある。

気持ちわる!!なにこの触手みたいなの!!

ん?口や二の腕から触手?なんか覚えが・・・・

 

「名前、どうする?」

 

「そうね、角都なんていいんじゃないかしら!!」

 

「ああ、君が決めたんだ。

この子もきっと喜ぶさ。」

 

角都・・・・角都!!?

完全に思い出した!!

なぜ!!なぜ角都さんの能力を選んだ!!?

他に色々あるだろ!!

ナルトとかカカシ先生とか!!暁メンバーだったらイタチとかサソリとかいたろ!!

なぜ数いるNARUTOキャラの中から角都さんを選んだ!!?

う~~ううう あんまりだ…H E E E E Y Y Y Y あ ァ ァ ァ ん ま り だ ァ ァ ア ァ

 

「おぎゃ~!!おぎゃ~!!」

 

「おっ!!元気に泣いてる!!

赤ん坊でここまで元気一杯だしきっと立派になるぞ~。」

 

「ええ、そうね。それこそヒーローぐらい立派になったらきっと、幸せをつかめるわ。」

 

違うんだ母さん。悲しくて泣いてるんだ・・・・

 

 

~十数年後~

 

この世に生を受けて早数年、今、オレは中学二年生。

そういえば自己紹介してなかったな。

オレの名前は 慈恩(じおん)角都。

個性は地怨虞。

NARUTOに出てくる角都さんっぽい事ができるという個性。

できることは

 

・体中に張り巡らされている黒い繊維状の触手を操れる

 それを利用して体の分割、変形、結合を自在に行う事が出来る。

 

・人から心臓を奪える。

 原作では性質変化も奪えたが、この世界では誰から奪っても手に入る性質変化はランダム。

 性質変化は火、雷、風、土、水とちゃんと全部あります。

 ちなみに初期の状態で心臓が5つあり、性質変化は全部使えます。

 心臓のストックの上限は5つまでで、心臓1つにつき1回復活できる。

 

外見は個性のせいでツギハギみたいだし、成長するごとに本物の角都さんに似てきてるんだ。

口元も隠しているためなおさら似ている。

角都さん無言の圧力すごいからみんな自分のこと避けるんだ。

・・・・はい、灰色の青春時代です。

友達は2人しかいない。

えっ?その2人は誰かって?

切島君と芦戸さんだ。

うん、原作キャラだね。

2人とも、原作にいないオレがいるせいか同じクラスなんだよね。

まあそのおかげで友達になれたよ。

一応二人の紹介。

切島鋭児郎・個性『硬化』!!

芦戸三奈・個性『酸』!!

はい紹介終わり。

今、その二人と下校してます。

この間約二秒。

 

「角都、何考え込んでんだ?」

 

「ん?ああ、この話読んでる人に向けて自己紹介をね。」

 

「なにそれー?!角都時々変わったこと言うよねー!」

 

「ああ、確かになー。」

 

「(メタい事を理解できるのはオレだけか。)

突然だが2人とも進路どうする?」

 

「私、雄英のヒーロー科!」

 

「オレもだ、芦戸!!

角都は?」

 

「んー、雄英の普通科かな。」

 

「えー、なんで?角都個性すごく強いから絶対ヒーローなれるのにもったいない!」

 

「じゃあ言わせてもらうが、背中に仮面っぽいの生えててツギハギの体で至る所から触手がコンニチハしてるヒーローに助けられたいか?」

 

「うっ!!・・・・ごめん。」

 

「気にするな。オレもそんなヒーローに助けられたら泣く。」

 

「ところで角都はヒーローにならないなら何になりたいんだ?」

 

「警察かな。ヴィラン受け取り係なんて言われてるがあれも立派に市民を守っている。」

 

「んー、ヒーロー気質なんだからヒーローになればいいのに。

エンデヴァーみたいに事件解決に専念するって手もあるよ?」

 

「いや、やっぱヒーローになるなら人を助けたいから。」

 

「ホントヒーロー気質だな角都。

じゃあオレ達はこっちだから。また明日なー。」

 

「あれ?切島君そっちだっけ?」

 

「ちょっと切島とデパートで買い物するんだー!

角都またねー!」

 

「バイバーイ」

 

原作通りならきっと雄英は受かる。

てゆうか仲いいな二人とも。デートか。

2人はきっとヒーローとして幸せをつかめるだろう。

オレもヒーローになりたいなぁ。

しかし、見た目がこんなだ。ヒーローは人気商売みたいな所があるし、自分のは無理だ。

帰ろう。

 

こうしてオレは雄英の普通科に通うことを目標に勉強するために帰路につく。

そもそも原作にオレというイレギュラーが入るのは危険だ。

何がおこるかわからない。

そんなことを考えていると、携帯にメールが届く。

 

(母さんからか。えっと・・・)

 

『角都へ。塩とバルサミコ酢きらしちゃったから買ってきて。』

 

(バルサミコ酢・・・・デパートに売ってるな。

2人のデートの様子を見るついでに買いにいくか。)

 

こうしてオレは帰路の反対方向へと向かう。

この後、自分の人生を大きく、いい方に変える出来事があるとも知らずに。




さて、バルサミコ酢きらすってオリ主角都家の食事はどうなっているんでしょうか?

駄文ですが、今後もお付き合いしていただいたらすごく喜びます。


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心臓一個目 角都・オリジン

今回初戦闘です。
こうしてみると角都さんてチートなんやなって・・・


「えー、切島君たち・・・・じゃなくてバルサミコ酢どこだっけ?」

 

どうも、転生したら角都さんになっちゃったオレは今、デパートに来てます。

塩はあったがバルサミコ酢がどこに売ってるのか分からないのでデパート内を徘徊してます。

決して切島君と芦戸さんのデートの様子を見に来たわけではないよ。

 

「こっちだ!!急げ!!」

 

「消防車まだ?(イケボ)状況どうなってんの!!?」

 

「ここで消防車呼んでどうする!!」

 

ん?今の人達は確か、ここらに事務所を抱えてるヒーローたちだ。

名前なんだったかな・・・・

いや待て。ヒーローがいるってことは、ヴィランもいるのか?

ちょっと見に行こう。

 

 

 

おっ、なんか人が集まってるな。

ということはあそこにヴィランがいるのか。

 

「あの、すいません。お尋ねしたいことがあるのですが・・・」

 

「ヒッ!!な、何ですか!?」

 

めっちゃ怯えてるよ。ヴィランじゃなくてオレに対して。

 

「今、どういう状況なんですか?」

 

「えっ!それは・・・どうやら犯人が、中学生を人質にしてて手が出せない状態らしいです。

言われた通りに話したんでどうか命だけは、命だけは・・・・」

 

なに命乞いしてんだこの人。別に脅してないのに。

んー、しかしここからだと非常に見えにくいな。

もしかしたら好きなヒーローがいるかもしれないし、ちょっと見に行くか。

・・・・なんで人込みかき分けようとした時点で皆道をあけるんですかねぇ・・・・

まあこれで状況がよく見え!!!??

 

「切島君・・・・芦戸さん・・・・」

 

・・・・人質ってあの2人だったのか・・・・・

犯人は二人、兄弟かなにかか?

犯人の指が刃物のようになってて、二人の首元に突き付けられてる。

切島君は悔しがってるのか?下唇を強くかんでいる。

あの性格だ。自分の非力さを心で嘆いているのだろう。

芦戸さんはただただ怯えてる・・・・

無理もない。普通の中学生がこんな体験したら怯えるに決まってる。

どうする?助けるか?しかし、オレに何が・・・・・

 

 

 

 

そうだ、あるじゃないか。

オレにできることが。

忌々しい、恐ろしい能力が、オレにはある。

 

「おいてめぇ!!何こっち来てんだ!!ぶっ殺すぞ!!」

 

「おい君!!下がりたまえ!!この事件は我々ヒーローに任せろ!!」

 

犯人の脅迫も、ヒーローに呼び止められても、そんな事は関係ない。

オレはオレに出来ることをやるだけだ。

今、オレは犯人に向かって足を進めている。

 

「おめえオレ達を舐めてんのか!!ぶっ殺す!!!」

 

そんな掛け声と共に、犯人の一人の腕の形状が変わる。

あれはマシンガンか?奴らの個性は『武器化』か。

そして犯人は、腕のマシンガンをこちらに向けて撃ってくる。

無数に放たれた弾丸は正確にオレの体を貫く。

衝撃で体が後ろに吹っ飛ぶ。

 

「ふん、一般人が出しゃばるからそうなるんだ!!」

 

その場の人間の反応は様々。

顔を伏せるもの、驚愕で口が開きっぱなしになっているもの、自身の無力感を嘆くもの。

だが、二人の人質は、信頼していた。

今撃たれた友人を。

彼の個性を。

 

 

ムクリ

 

まるでベッドから起きるかのような動きで、死んだはずの男は起き上がった。

周りの人間は、心底驚いた。

たとえ再生系の能力持ちだろうと死ぬであろう量の弾丸を撃ち込まれて死なないはずが無い。

 

「ひどいなぁ。一回死んじゃったじゃねえか。

心臓一個潰れちまったよ。」

 

別に、彼は死ななかったわけではない。

ただ彼は、心臓一つにつき、一回死ねる。

予想のはるか上を行く個性を持っているだけだ。

これには犯人も驚愕している。

この、ありえない個性を見て、驚かなかったのは二人だけ、彼の友人だけだった。

 

「次は・・・・オレの番だ。」

 

体の至る所から、黒い触手が顔を出す。

彼は一体、何回人を驚かせれば気が済むのだろうか。

 

「久しぶりに使うが・・・・大丈夫そうだな。」

 

そう言って彼は、腕から出てる触手を伸ばし、人質に巻き付けて救出した。

そして、口から触手を出して犯人2人の首をその触手で・・・・・・

 

 

 

締め落とした。

いや、ただ気絶させてだけなのだが、周りの人間は化け物に殺されたようにしか見えない。

次は自分がやられる。辺り一帯はパニックに陥った。

死にたくない。逃げろ。あの化け物からできるだけ遠くへ。

大人も、子供も、老人も見境なく、絶望の淵へ立たされた。

一方、この状況を作り出した男はというと・・・・

 

「ありがとう角都!!助かったよ!!」

 

「ああ、本当に助けられたぜ!!それに対してオレは・・・・」

 

「えっ、あー、うん。自分を責めるな切島君。」

 

お礼を言われていた。

皆パニックに陥っているのに、この空間はすごく浮いている。

 

「本当にすごかったぜ、角都!!

ていうか4回までなら死ねるって本当だったんだな!!

すでに聞かされてたが、あんまり実感わかなくってなー。」

 

「うん、本当に凄かったよ、角都!!

絶対なれるよ!!」

 

「・・・・?何に?」

 

「ヒーローに!!憧れてるんでしょ!!

きっとなれるよ、ヒーロー!!」

 

「・・・・・本当になれるかな?」

 

「うんきっとなれる!!」

 

「確かにオレもなれると思うぜ!!

あんなすごい事できるんだ!!きっと立派なヒーローになれるぜ!!」

 

「;;2人とも・・・・ありが「テキサス・・・・」テキサス?」

 

「スマッシュ!!!」

 

「うげえええぇえぇぇ!!!!」

 

「少年少女たち!!!安心しろ!!!私が来た!!!」

 

テレビでよく聞く声の主、自分の憧れのヒーロー、オールマイトにヴィランと間違われて殴られた。

その事実は、灰色の青春時代を送ってきて、メンタルがズタボロのオレを気絶させるには充分すぎた。

 

 

 

 

「・・・・知らない天井。テンプレ乙。」

 

ふむ、確かオレはヴィランに人質にされてた二人を助けて、それで・・・・

 

(;;)

 

「・・・・・ぐs「私が来た!!!」ブッッ!!オールマイト!!」

 

「やあ、角都少年!!

さっきはスイマセンでした!!!」

 

いっ、今起こったありのままを話すぜ!!突然オールマイトが来たと思ったら突然謝られていた!

なっ何が(ry

 

「いやー、事情は切島少年と芦戸少女に聞いたよ。

まさか人助けした勇敢な一般人を殴り飛ばしてしまうとはっ!!」

 

「あーいえ、そんな気にして・・・・ないってことはないけどまあ大丈夫です。」

 

「そうか。はい、これ、お見舞いの品のケーキだ。

君は明日にも退院できるそうだ!!」

 

「そうですか。それはよか「オレ達が来た!!」・・・今度は切島君と芦戸さんか。」

 

「お見舞いに来たぞ角都。

はい、バルサミコ酢」

 

「・・・・なぜお見舞いの品にバルサミコ酢?」

 

「角都バルサミコ酢買いにデパートに来たって角都のお母さんが言ってたから好きなんかなって。」

 

「・・・・ただのおつかいだったんだけど。」

 

「えっ、そうだったのか!!」

 

「そんな驚くなよ切島君。」

 

「それじゃあ積もる話もあるようだから私はこれで。

液晶越しにまた会おう!!」

 

「あっ、待ってください。

ちょっと聞きたいことがあるんですが・・・・」

 

「なんだね?答えられる範囲ならば何でも答えよう!!」

 

「オレは心臓が5つ、今は4つあります。

そして心臓の数に比例して背中の仮面も多くなります。

それに体のいたる所から触手が出せて、背中の仮面の数だけ化け物が造れます。」

 

「何がいいたいんだね?」

 

「こんなオレでも、オレのような化け物でも・・・・あなたのように人を守れますか?

ヒーローに・・・・なれますか?」

 

「・・・・似た質問をちょっと前にされたなぁ。

現在活躍しているヒーローのほとんどが学生時代から逸話を残している。

そういったもの達は皆口々にこう言うんだ。

『考えるより先に体が動いていた。』とね。

そんな人たちの中には君のように自身の個性を化け物だと言っていた人も少なくない。」

 

「えっ・・・・」

 

「簡潔に言おう。

君は、『ヒーロー』になれる。」

 

「やったじゃん角都!!

あのオールマイトからお墨付き貰うなんて!!」

 

「ホントだぜ!!

で、これからどうする?

ヒーロー、目指すか?」

 

「・・・・ああ、もちろんだ。

オレは雄英のヒーロー科に行く!!

オレは、ヒーローになる!!」

 

「シャア!!一緒に頑張ろうぜ角都!!」

 

「皆で、雄英のヒーロー科に行こう!!!」

 

「ああ、もちろんだ!!」

 

この光景を眺めていたオールマイトは思った。

『この子たちはきっと、将来立派なヒーローになる』、と。




因みに心臓が一個潰れたせいで水の化け物が使えなくなりました。
水の化け物は相変わらず不憫だなぁ。
化け物たちの登場はもうちょっとあとです。



ミスの修正をしました。
ご指摘、本当にありがとうございます。


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心臓二個目 推薦入試試験!!

あるえー?お気に入り登録してくれた人がもう100人超えてる・・・・
( ゚д゚)ポカーン



「ぎゃぁぁぁあああぁあぁぁ!!!

助けてぇぇぇ!!」

 

周りの人達は皆、恐怖に顔を歪め、とある化け物から逃げようとしている。

 

「いやああぁぁぁ!!!!誰かあああぁぁぁ!!!!!」

 

女の子が一人、化け物に取り込まれながら助けを求めている。

だが誰一人として助けには入らない。

いや、悲鳴にさえ気づかないだろう。

この場で冷静なものなどほんの一握りしかいない。

因みにこの状況の原因は・・・・

 

「なんだか後ろが騒がしいな。まあ大方オレが原因か。」

 

今作の主人公、NARUTOの角都さんの能力を貰って転生した、慈恩角都であった。

 

 

 

 

~数時間前~

やあ、読者諸君。

角都です。

中学三年生になりました。

今、オレは雄英の推薦入学試験会場に来ています。

推薦入学試験とはいえ人多い。さすが雄英。

進路を普通科からヒーロー科に変えた時、先生に勧められたんで受けに来ました。

落ちるのは怖いけどオレの個性強いし大丈夫・・・・だよね?

あっ、でも筆記試験は大丈夫かな?不安になってきた。

そういえば轟君とか八百万さんとかいるかなー?(現実逃避)

因みに轟君と八百万さんっていうのは原作で推薦入学した人たちです。

八百万さんならともかくフレイザードの轟君はすぐ見つかるかも。

 

「えー、どうも。試験官です。

これから試験に関する説明をします。」

 

結局見つけられなかった・・・・

おっ、でもあの小汚い人、相澤先生じゃん。

相澤先生とはヒロアカの主人公のクラスの担任。

 

「まず筆記試験について。

なんとなくわかるな。もちろんカンニングしたら帰らすからな。

次に実技試験。

実技試験は一般試験用の市街地でレースをしてもらう。

因みに妨害、破壊、近道遠回りなんでもありだ。

そのレースの順位と筆記の成績から合格か割り出す。」

 

なるほど、なんでもありか。轟君の初見殺しに注意しよう。

 

「最後に皆にこの学校の校訓をプレゼントしよう。

     "Plus Ultra"(更に 向こうへ)

それじゃあ皆、全力で勝ち取りに来い。」

 

 

 

 

 

「ふう、なんとか筆記試験を乗り切ったぜ。」

 

やあ、筆記試験を乗り切った角都です。

一応模試がA判定だったんだがそれでも難しいもんだね。

問題は全部埋めれたが、実技のほう頑張んないとなぁ。

・・・・・それと今は休憩時間なんだけど周りに人がいません。

それだけならまだいい。

でも遠巻きに見てくるのは止めてほしい。

いや、ホントに、マジで。

 

「はい、皆さん席についてください。

実技試験の詳しい説明はその後です。」

 

ありがとう相澤先生。すごくいやな空気から脱出できました。

 

「ルールはさっきも言った通り、個性使用可能なレースだ。

妨害などはアリだが怪我させるような事はさすがにダメです。

それじゃあ試験会場に十分以内に集合してくださーい。

十分たってもこなかった人は実技は0点になります。」

 

ふむ、まあ遅れるような事はないでしょ。

この見た目のおかげ・・・・いや、この見た目のせいで皆、道を開けてくれるし。

 

 

 

 

 

~相澤サイド~

 

「おっ、来たかイレイザー。

もうちょっとで始まるぜー。」

 

こいつの名前はプレゼント・マイク。

オレの同期で雄英の教師だ。

因みにこいつのイレイザー呼びはオレのヒーローネーム、『イレイザーヘッド』から来ている。

ていうかこいつ、推薦入学試験をF1レースみたいな目で見てないか?

 

「・・・・お前は気楽そうだな。」

 

「ああ、オレは一般枠担当だからな。

F1レースを見るような気分で見れる。」

 

「(・・・・こいつ)」

 

「どうした?」

 

「・・・・何でもない。」

 

「そうか。それよりそろそろスタートの時間だぜ?」

 

「ああ、そうだな。『スタート』」

 

動揺している生徒たち。

オレはマイクほど甘くない。

スタートの合図で走り出せない奴にはなんにも言わない。

今年も合図とともに走り出した奴は1人も・・・・いや、1人いるな。

腕を触手で分割して長くして、それで某蜘蛛男のような移動をしている奴がいる。

マイクもそいつに反応を示す。

 

「おい、なんだこいつ?スタートで出遅れなかった奴、こいつが初めてじゃね?

ていうか個性キメェ!!」

 

「こいつは・・・・」

 

カメラからわかる身体の特徴を基に名簿から探す・・・・・あった。

 

「こいつの名は慈恩角都。出身は結田付(むすたふ)中学校。

個性は『地怨虞』。見ての通り体内の触手が操れたり、人から心臓を奪ったり、化け物を造ったりと、結構いろいろできる個性だな。」

 

「完全にヴィランのそれじゃねーか!!

しかも超強いじゃねぇか!!

こいつがヴィランじゃなくてよかった・・・・ん?

こいつの体から触手が背中の仮面と一緒に分離したぞ?」

 

「これは恐らく、さっき言ったように化け物を造ってるんだな。」

 

「はぁ!!?分離した触手の塊は3つあるぞ!!

これはつまり実質1人で4人分ってことか!!?」

 

「いや、正確には1人で5人分だ。

この化け物の数はこいつの心臓の量に比例するらしく、心臓は最大5個ストックできるらしい。

ただ、現在は心臓が4つしかないようだ。」

 

「・・・・マジモンの化け物じゃん・・・・・

こいつがヴィランにならないようにしないとな・・・」

 

「ああ・・・・・そうだな・・・・・」

 

モニターに目を戻す。

そこには周りの受験生を片っ端から捕まえてる4体の化け物と、立体的な動きをしている化け物の親玉がいた。

 

 

 

 

 

 

はい、本日4度目の視点切り替えです。

いやー、後ろがうるさいうるさい。

しかしゴールはどこだ?

この試験は、ゴールも自分で探さなくてはいけない。

妨害は化け物達に任せてるからいいが、八百万さんとか轟君は掻い潜れただろうな。

速くゴールを探そう。

ビルの上に登ってみるか。

腕を能力で伸ばしてビルの壁の出っ張りを掴む。

長さはこれが限界。

しかし、だいたい30mぐらい伸びたな。

・・・・字面だけ見たら完全にゴム人間だな。

 

「よし、このまま触手を体内に戻して上にあがっ!!?」

 

突然の寒気に手を離してしまう。

さっきまで手があった場所は凍り付いている。

氷・・・・・あっ(察し)

多分、轟君だろうなぁ。

氷が屋上から伸びてきている。

おのれ轟。仕返しとして呼び捨てで呼んでやる。

しかしどうするか・・・・・・ティン!!

 

「よし、思いついた!!あー、あー、化け物諸君、化け物諸君、もう妨害はいいからゴール探しを手伝え。」

 

よし、これでゴール探しは捗るだろう。

1人よりも一人と4匹だ。

本当、化け物の命令がテレパシーっぽい不思議パワーでいけるのはありがたい。

さて、オレも・・・!?

足が・・・・凍ってる!!

しまった・・・・テレパシーに集中してて気づかなかった。

そんなオレの前にオレの足を凍らせたフレイザードが出てくる。

 

「くっ!!殺せっ!!半分こ怪人フレイザード!!」

 

「お前に頼みがある。」

 

クソッ!!なんて強いスルースキルだ!!

 

「ふーん、頼みか・・・・内容を聞かせてもらおう・・・・」

 

「ああ、実はゴールを発見したんだがな、鉄扉で塞がれていて通れない。

扉の破壊を頼みたい。ゴールまで案内してやるから協力しろ。」

 

「ふむ、しかしなぜオレに頼む?」

 

「・・・・お前は化け物を使役したり、腕を分割したりしてるから色々規格外なお前ならできるかなって思ってな。」

 

「なぜ自分で破壊しない?」

 

「オレの個性は半冷半燃。右で凍らせ左で燃やす。だが左の炎は使いたくない。

右の氷は凍らせることはできるが破壊はできない。」

 

「・・・・訳アリか。いいだろう。協力してやる。

オレの名は慈恩角都。

(本当は知ってるけど)お前は?」

 

「轟焦凍だ。

・・・・後、聞きたいことがあるんだが・・・・・」

 

「なんだ?」

 

「いや、オレにフレイザードとか言ってきた後、突然クールになったが・・・・お前って多重人格者?」

 

「・・・・・それは無いって言いきれない。」

 

その後、化け物達を集合させて轟の案内でゴールまで向かう。

そこには大きな鉄扉があった。

 

「機動力とか判断力とか破壊力とか、このテスト一体何を求めてるんだ?

まあいいや。

頭刻苦!!圧害!!偽暗!!同時発射!!」

 

それぞれ、背中の火、風、雷の性質変化を持つ仮面、いや化け物の顔を扉に向けて放つ。

強力な風で強化された炎が電気と共に鉄扉に襲い掛かる。

 

ドゴォン!!!

 

巨大な爆発音が鳴り響く。

化け物に攻撃された鉄扉は無残にもバラバラに飛び散る。

 

「ドヤァ」

 

「よし、鉄扉は壊れたな。」

 

そう言ってオレのドヤ顔を華麗にスルーして轟はゴールする。

 

「・・・・・褒めてくれてもいいのに。」

 

オレもちょっと拗ねながらもゴールする。

忘れてはならない。

彼の体はNARUTOの角都さんそのままで、声も恐らく同じであろうことに・・・・・




今回やっと角都の化け物ブラザーズが出てきましたね。
あと半分こ怪人フレイザード。
あー・・・・これヤオモモ一般枠になるな。
まあ青山君が出ないのはタグでわかってるだろうし、大丈夫か・・・・な?



こちらでもミスを修正しました。
ご指摘してくれた人に足向けて寝れない・・・・


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心臓三個目 パーリナイッ!!

数多くのUA、お気に入りなどを貰っているというのにミスをしてしまうとは・・・・・
このベニヤ板、一生の不覚!!!


「うわああああああぁぁぁぁーーーーーー!!!!

はっ!!夢か・・・・」

 

どうも、悪夢のせいで花京院みたいな事になったオレです。

仕方無いじゃん・・・・・雄英に落ちて切島君と芦戸さんに見捨てられる夢なんて見たら大声出すわ。

 

「夢でよかった・・・・ホントに・・・・・!?

そうだ!!今日辺りに合格通知来るんじゃね!?」

 

あの試験からもう4日、試験の結果が出てきてもおかしくない。

だ、大丈夫。二位で通過したんだ・・・・・・見た目が酷いから不合格とか無いよね?ね?

 

「角都ー。朝ご飯よー。」

 

飯食って忘れようそうしよう。

そう思い、下の階のリビングに向かう・・・・・・・・時、階段で足を滑らせました。

 

「・・・・縁起悪ぃ・・・・大丈夫かなぁ・・・・・」

 

そんな朝を迎えました。

 

 

 

 

 

「・・・・・・・」

 

どうも、学校に来たんですが、合格通知が気になっています。

そういえば相澤先生、筆記とレースの順位で割り出すって言ってたな。

あの時化け物にフレイザード抑えさせて先にゴールすればよかったかなぁ。

 

「あー、角都?顔怖いよ?」

 

芦戸さんに声をかけられる。

その横には切島君がいる。

どうやらいつの間にか授業が終わってたようだ。

皆帰りの支度をしている。

 

「ああ、ごめん。合格通知が気になってな・・・・」

 

「うん、ずっと顔しかめてたからみんな怖がってるぞ。」

 

切島君が同じクラスの人達を指差す。

そてらに目を向けたら皆ガタガタ震えだした。

これ絶対顔しかめてたせいだけじゃないよね。

 

「次は二人の受験だぞ?その時になったらきっとわかるさ。」

 

「そうなのか?」

 

「ああ、そうs『パリーン!!』・・・・もはや天丼だな、この流れ。」

 

しかし何事だ?

今の音、完全に窓ガラスが割れた音だ。

 

「角都ゥーーー!!!

合格通知来てたぞーーーーー!!!」

 

そう言いながら長身の男が教室に入ってくる。

ていうかあいつ、

 

「学校にまで来るな。親父。」

 

オレの親父だ。

 

「仕方がないじゃないか!!!

大事な息子がマンモス校に受かってるかもなんだぞ!!?

それに比べれば窓ガラスの一枚や二枚安いもんさ!!!」

 

「・・・・・さっきの音は親父が原因か。

後でちゃんと弁償しとけよ?

仮にもヒーローなんだし。」

 

そう、オレの親父はヒーローで、オレの触手は親父から遺伝した。

今も黒い触手が背中から生えてきていてウネウネしている。

・・・・・この人の視線を気にしない性格も遺伝してれば・・・・・

 

「弁償はするさ。

だが今は合格通知だ!!!

大丈夫!!!角都なら雄英の特待生にもなれる!!!」

 

その言葉に周りの人がざわめく。

「えー、あいつヒーロー目指してたんだー。いがーい。」って感じで。

・・・・・・ぐすん。

 

「それじゃあ開けまーす。」

 

「ちょっ、開けるな!!」

 

「?なんで?」

 

「ここで開けて合格してなかったら恥ずかしいだろ!!!」

 

「おおー、君達が角都の友達?「話逸らすな。」

息子がいつもお世話になってます。」

 

「ああ、いえいえこちらこそ。」

 

「角都のお父さん、なんて名前でヒーローしてるの?」

 

「『触手ヒーロー オクトパス』さ。」

 

「えっ!!あのヴィランっぽいヒーローランキングでギャングオルカなどなどを超えて一位になったあの!!」

 

まじで?そんな不名誉な一位の称号持ってたのか親父。

 

「男女問わずヴィランは触〇プレイの刑に処して、ある意味オールマイトとは別の方向でヴィランの増加を防いでるあの!!」

 

「おい待て。そんな事初耳だぞ!!

ていうか普通に事件解決数高いのにテレビで毎回写ってないのはそういう事だったのか親父ぃ!!

それとなんで芦戸さんとか知ってんの!!?」

 

「やべっ、バレた。

まぁ事件解決の瞬間が見たいなら近くのビデオ屋のアダルトコーナーにあるぞ。」

 

「知りたくなかったよそんなことぉ!!」

 

まさか親父がミッドナイトと同じ十八禁ヒーローだったとは・・・・・

 

「それじゃあ今度こそ合格通知開けまーす。」

 

「やめろっつってんだろボケェ!!帰るぞ!!」

 

今の怒号で何人か気絶したが構うものか。

 

 

 

 

 

 

所変わりマイホーム。

なぜか切島君と芦戸さんも同行している。

 

「それじゃあ、今度こそ、今度こそ開けるぞ。」

 

これは止めない。

もともと家で見る予定だったし。

親父は封筒から丸い機械を取り出す。

あっ、これって・・・・

 

『私が投影された!!!』

 

「オ、オオオオオオールマイト!!なっなな何で!?」

 

「驚きすぎだ芦戸さん。」

 

『なぜ私が投影されたかというと、なんと!!今年から雄英の教師として赴任することになったからさ!!!

驚いたろう角都少年!!!』

 

「すっげー!!画風が違うぜ!!」

 

オレより同行者の方が動揺してる件について。

 

『さて早速だが入試の結果を発表させてもらう。

君は合格だ!!!雄英高校は君を特待生として迎えよう!!!』

 

「いぃぃぃぃぃやっったぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

 

「驚きすぎだ親父!!」

 

『おめでとう!!ここが君のヒーローアカデミアだ!!!』

 

そう言い残し、機械から投影されていた映像は消える。

 

「やったじゃねぇか角都ぅ!!!」

 

「そうだぞわが息子よ!!!

お父さんが学んだ場所でお前も学んで来い!!!!」

 

え?

 

「親父・・・・雄英出身だったの?」

 

「うん、そうだよ?」

 

「・・・・・なんでそういうことを家族に言わないかなぁ?」

 

親父は自分の事をあまり話さない。

 

 

 

 

オレの雄英合格の結果を知って数日、今は切島君と芦戸さんの合格通知を開封しようとしている。

 

「・・・・・いいかげん開けたら?」

 

「でも受かってなかったらと思うと・・・・」

 

「うんうん!」

 

「そう言いつつもう3時間たってるが?」

 

「「うー・・・・」」

 

「・・・・・秘儀触手ひったくり!!」

 

「うおっ!!」 「ああっ!!」

 

触手で二人の封筒をひったくる。

じれったかったからついww

ビリッ、と2つの封筒を開ける。

2人ともムンクの叫びみたいになってるが知らん。

封筒の中には見覚えのある丸い機械。

 

「これ入ってるってことは多分、合格だと思うぞ?」

 

2人は顔を見合わせ、

 

「「イヤッホォォォォォ!!!」」

 

叫んだ。もう結婚しろあんたら。

~数時間後~

ちゃんと二人の機械を作動させて合格を確認しました。

まあオレ原作知ってたからわかってたけど。

で、今は全員雄英に行けた事を祝ってマイホームでパーティーしてます。

 

「パーリナイっ!!パーリナイっ!!」

 

「イエエエエエエエヤフウウウウウウウ!!!」

 

・・・・・テンションがおかしい。

芦戸さんに関してはブレイクダンスしてる。

オレもテンション上げてみるか。

 

「キャアアアアアウィゴオオオオオオオ!!!

レッツ!!パァリイイイイイイ!!!」

 

「「・・・・・」」

 

「・・・・・急にテンション下げてどうした?」

 

「いや、ねぇ?」

 

「さっきまで角都、そんなテンション高くなかったから・・・ちょっと驚いちゃって・・・・」

 

「うん、角都って結構情緒不安定だよな。」

 

「「「・・・・・・・」」」

 

「パーリナイっ!!パーリナイっ!!」

 

「イエエエエエエエヤフウウウウウウウ!!!」

 

「キャアアアアアウィゴオオオオオオオ!!!

レッツ!!パァリイイイイイイ!!!」

 

「「「フウウウウウウウウウウウウ!!!!!!」」」

 

こうして夜が明けていく。

目が覚めた時、隣でオレの触手を手や腰などに絡ませた、ちょっと服がはだけた芦戸さんを見つけてすごく焦った。

しかも場酔いしたらしく、記憶がないというオマケ付き。

本当にすごく焦った。




角都パッパの設定が酷い事に・・・・・
これに惚れる、もしくは惚れさせた角都ママ何者なんだ・・・・
あと原作キャラ二人が狂喜乱舞してましたね。
そしてその日の夜、角都と芦戸さんが触〇プレイを・・・・・してません。
・・・・・・多分


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心臓四個目 個性把握テスト、角都グロイ!!の巻

いいいいやぁぁぁぁぁまた誤字ったぁーーーーー!!!
指摘してくれた人には感謝してもしきれねぇ・・・・

!?
お気に入りしてくれた人がもう200人突破だとぉ!!
そんな馬鹿なっ!!!
ありがとうございます!!


「いやー、まさか自分の息子が触〇プレイに手を出すとはねえ。」

 

「本当、血は争えないわね。」

 

「してないから!!触〇プレイとかしてないから!!

つうかもう1、2ヶ月前の事じゃねぇか!!いつまで引っ張る気だ!!?」

 

「ふん、まだ1、2ヶ月じゃないか。」

 

「死ぬまで弄り倒してあげるわ。」

 

「クソーーー!!!」

 

どうも、朝から両親に弄られてます。角都です。

本当にしてない・・・・・はず。

 

「そういえば私たちが触〇プレイに手を出したのも角都と同じくらいだった時ね。」

 

「ウソッ!?」

 

「ウソ。」

 

「本当は小6の時さ!!」

 

「もうっ、あなたったら!」

 

「!!??」

 

・・・・・朝から衝撃の真実を知ってしまった・・・

早く学校行こう。

 

「いやー、中々制服似合ってるぞ。」

 

「本当、性格以外は昔のパパそっくり。性格以外は。」

 

「ハッハッハ、違いない!

それじゃあパパも出勤するか。」

 

「そう、今日は息子の入学なんだから触〇プレイしちゃダメよ?」

 

「・・・・本当にやめろよ?」

 

「それはどーかなー?」

 

こいつ・・・・・

 

「じゃあ、行ってらっしゃい。」

 

「「行ってきます。」」

 

うん、微笑ましい家族の会話だ。触〇プレイの件以外。

その後、駅まで親父と一緒に行ったんだが・・・・・

 

「いやーパパな?

初めての対人訓練の時、相手が女子でさー。

その時は思春期だったから自分の個性で攻撃していいもんか迷ったよwww」

 

「・・・・そう。」

 

聞いてもいないのに親父の高校時代について語られたよ。

なんでいつも自分の事なんにも言わないのにこういう時に限って言うかなぁ。

しかも電車の中で。

 

「でね?その時の相手の個性でーーー」

 

「ふむふむ、なるほど。」

 

「勉強になります!!!」

 

途中合流した芦戸さんと切島君が熱心に聞いてるし。

うん、本物のヒーローに話を聞く機会は少ないが、一番手本にしちゃいけないヒーローだぞ、そいつ。

 

「2人とも、目的の駅についたから下りるよ。」

 

「そうか、お話聞かせていただいて、ありがとうございます!!」

 

「またお願いするっす!!」

 

「じゃあねー。」

 

親父が事務所を構えてるのはもうちょい先のところだ。

こんなんでよく自分の事務所を構えられたな。

 

「・・・・・一応聞くが、何話してたの?」

 

「ヴィランの拘束方法。」

 

「個性のトレーニング方法。」

 

「意外!!それは!!真面目な話!!」

 

今度オレもヴィランの拘束方法教えてもらうか。

 

 

 

 

はい、雄英に着きました。

 

「デカーーーイ!!説明不要!!」

 

「テンション鎮めろ芦戸さん。」

 

「雄英、来たーーーー!!」

 

「切島君も落ち着け。」

 

「私も来たーーーーーー!!!」

 

「オールマイトキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!」

 

「しまった!!一旦静まった芦戸さんのテンションが!!」

 

「やあやあ少年少女!!通勤して私が来たーーー!!!」

 

「そろそろ校舎に入りましょう。

これ以上グダグダになるのはちょっと・・・・・」

 

「ふむ、それもそうだな!!

それじゃあ折角だし、君達のクラスまで案内しよう!!

ついてきたまえ!!追いつけるならね!!HAHAHAHA!!」

 

「メッチャワラッテルヨ!!いやそれより待ってーー!!」

 

 

 

 

 

 

オールマイトの案内で、個性をフル活用して教室に着きました。

 

「ふう・・・ふう・・・・ここが1-Aの教室か。」

 

「扉大きい!!」

 

「ホントだ!!バリアフリーってやつか!?」

 

「元気だね、ふう、切島君と芦戸さん・・・・・」

 

そんなこんなで扉を開けると・・・・・

 

「机に足をかけるな‼︎雄英の先輩方や机の製作者方に申し訳ないと思わないか⁉︎」

 

「思わねーよ、てめーどこ中だよ端役が!」

 

案の定爆発さん太郎と飯田君がケンカしてました。

 

「てめー、誰が爆発さん太郎だコラー!!」

 

「心を読むとは・・・・そういう個性?」

 

「ちげーよこのヴィラン顔!!」

 

「・・・・・(´;ω;`)ウッ…」

 

「・・・・・・ごめん。」

 

「あのかっちゃんが謝った!?」

 

「なんだとテメー!!オレだって謝ることぐらいあるわこのクソデクゥ!!」

 

酷い・・・・ヴィラン顔って・・・・・ヴィラン顔って・・・・・

 

「お友達ごっこしたいなら他所へ行け。

ここは、ヒーロー科だぞ。」

 

「あの・・・・スイマセン・・・・・オレってヴィラン顔ですか?」

 

「・・・・・なんだ急に?」

 

「そっ、そんなこと無いよ角都!!

それにホラッ、あっちの方がヴィランっぽいよ!!」

 

「そっ、そうだぜ、気にすることねーって!!」

 

「・・・・・なんかよくわからんが席につけ。

はい、君達が静かになるまで32秒かかりました。

時間は有限、君達は合理性に欠けるね。

君たちのクラスの担任の相澤です。

早速だがこれを着て外に出てくれ。」

 

そう言って寝袋から体操服を取り出す。

 

「君達の分は机に掛かってるからそれを着てください。」

 

「ヴィランっぽい・・・・・友達が・・・・・」

 

「・・・・落ち込むのは後にしてくれ。」

 

この後着替えてた時、同じクラスの人にツギハギの体を見て怖っ!!と言われてまた落ち込みました。

 

 

 

 

ここは運動場、切島君と芦戸さんに励まされて、やっとの事で地に足をつけてます。

 

「これから個性把握テストをします。」

 

「「「個性把握テストォ!?」」」

 

原作通りですねわかります。

 

「入学式は!?ガイダンスは!?」

 

「ヒーローになるなら、そんな悠長な行事出る時間ないよ。

それじゃあ、入試の成績が一位の爆発さんt・・・爆豪、中学の時のソフトボール投げの記録、何メートルだ?」

 

「先生、今爆発さん太郎って言おうとしてませんでした?」

 

うわっ、めっちゃ怒ってるよ爆豪。

 

「言おうとしてない。で?何メートルだ?」

 

「・・・・・67メートル」

 

「じゃあ個性ありで投げてみろ。」

 

そう言って相澤先生は爆豪にボールを手渡す。

原作通りなら、もしかして・・・・・

 

「死ねぇ!!!!」

 

爆豪の掌から爆発が起こり、ボールは吹っ飛ぶ。

うん、やっぱり掛け声はそれか。

ヒーロー目指す上でそれはどうなの。

 

「まず、自分の最大限を知る。それがヒーローの素地を形成する合理的手段」

 

爆豪、705.2メートル

 

「705って飛びすぎだろ!」

 

「個性思いっきり使えるんだ!おもしろそー!!」

 

あっ(察し)

 

「おもしろそう、か。

お前たちはそんな腹積もりでこのヒーローになるまでの3年間を過ごすつもりか?

よし、総合成績がビリだったものは見込み無しとして除籍としよう。」

 

ほら見ろこうなるー!!

 

「最下位除籍って・・・・・・

入学初日ですよ!いや、初日じゃなくても理不尽すぎる!!」

 

「自然災害、大事故、身勝手な敵たち。

いつどこからくるかわからない災厄。

日本は理不尽にまみれている。そういった理不尽を覆すのがヒーロー。

放課後マックで談笑したかったならお生憎、これから三年間雄英は全力で君たちに苦難を与え続ける。

Puls ultra《更に向こうへ》さ。全力で乗り越えて来い。

そしてようこそ。これが雄英高校のヒーロー科だ。」

 

うん、漫画で読むのとは迫力が違うわ。

除籍は嫌だし頑張ろう。

 

 

第1種目は50メートル走。

相変わらず飯田君速いな。

よーし、頑張るぞ。

 

「次、尾白と角都。」

 

尾白君、そんなにビビらなくてもいいじゃない・・・・

 

『位置について、ヨーイ、ドン!』

 

スタートの合図が鳴る。

スタート共に触手で上半身と下半身を分割。

触手で上半身を運ぶ。

正直走るより触手のほうが動きが早いし、50メートル走のルール的に大丈夫だろう。

後ろで悲鳴が聞こえたが知らん。

タイムは4秒12。飯田君ほどじゃないが中々。

この後切島君と芦戸さんに今の移動方法はもうやめとけって言われた。いわれなくてもそのつもりさ。

 

第2種目、握力測定。

障子君の触手腕、ちょっと親近感覚えるわー。

それとさすがだね。

 

「すげぇ!540㎏て‼︎あんたゴリラ⁉︎タコか‼︎」

 

「タコってエロいよね・・・・・。」

 

よし、オレも。

測定器に触手を巻きつけて、自身の握力に触手パワーをプラス。

記録は457㎏か。まあこれも中々。

 

「その触手、触手ヒーローオクトパスを思い出すなぁ。

君、もしかしてオクトパスの息子さん?」

 

「(勘いいなこのエロブドウ)ああ、そうだ。」

 

「じゃあ女子に絡みついてくんねぇ?」

 

「・・・・死んでって目線を女子から送られてるが、いいのか?」

 

「むしろ興奮する!!」

 

ダメだこのエロブドウ。

一応説明。こいつは峰田、エロブドウだ。

 

第3種目、立ち幅跳び

これは本当にどうしよう?

・・・・・!

閃いた!!

 

「次、角都。」

 

よし来た。

まずは化け物を1体目の前に配置する。

この化け物はオレが生み出したものなのでオレではない。

これは先生に確認済みだ。

はいそこ、化け物は化け物を生むのかとか言わない。

そして化け物に飛び乗り、化け物に前に向かって走れと命令する。

記録がすごく伸びる。

 

「おい角都。それはどこまで走れる?」

 

「どこまでも。」

 

「そうか、じゃあ記録は∞にしとこう。」

 

やったぜ。

 

第4種目、反復横跳び

これは左右の壁に触手を伸ばして、触手の出し入れを利用して高速で反復移動しました。

でも酔いました。

ウップ・・・・

 

第5種目、ボール投げ

これはボールを持った方の手を触手を限界まで伸ばし、投石器と同じ感じで投げる。

記録は203メートル。ふむ、あんまり飛ばなかったな。

しかしこの体力測定、見てるだけでおもしろいな。皆個性的だからね。

お次は緑谷君。

ヒロアカの主人公なのに実はこの話が初登場。

1回目は平均、その後相澤先生とお話した後に投げた時、案の定爆豪が暴れました。

 

「どーゆうことだ!!コラ!! わけを言え デクテメェ!!」

 

「落ち着けぇ!!」ピロロロロ

 

触手で拘束して抑えつける。

 

「離せクソ触手!!離せっ!!」

 

「だが断る(キッパリ」

 

「いいぞ、そのまま爆豪が落ち着くまで抑えつけとけ。」

 

「助けてくれてもいいじゃないですか!!?」

 

「オレは次の奴の計測があるから。」

 

「クソッ!!離せっ!!」

 

「ええい南無三!!」

 

触手を爆豪の首に巻き付け気絶させる。

グキッていったが大丈夫だろう。

 

第六種目、上体起こし

50メートル走の時みたいに上半身と下半身を分割してやる。

これで腹筋ではなく触手で上体起こしができる。

ヴィジュアルが最悪だけどね・・・・

 

第七種目、長座体前屈

はいはい胴体は分割しちゃおうねー。

それと腕も分割して限界までやったらすっごい記録が伸びた。

だがヴィジアルは(ry

 

最後の種目、持久走

化け物達に担いでもらってやりました。

周りからの視線が痛いが気にしない気にしない・・・・・・・・・・グスン。

だがこれまた中々に良い結果になった。やったぜ。

 

結果発表

おっ!!オレ二位じゃん。

しかし八百万さんに負けてしまった。

ホントすごいな八百万さん。

切島君と芦戸さんも最下位は免れてるが、まあ原作通りだな。

 

「ちなみに除籍はウソな。」

 

「!?」

 

「君たちの全力を引き出す合理的虚偽」

 

「「「はーーーーーー!!??」」」

 

「冷静に考えてあんなの嘘に決まってますわ。」

 

「m9(^Д^)プギャー」

 

やべっwwww

緑谷君辺りの驚いた顔つぼったwww

m9(^Д^)プギャー

こうして雄英高校の波乱の幕開けは幕を閉じた。

しかし主人公はグロイ事を何度もしでかしてたが果たして友人はできるか!?

次回に期待!!




いやー、主人公、グロかったですね。
そのうち別のヒロアカ世界にいるバッタ怪人並みにグロイ事するんじゃあ・・・・


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心臓五個目 ヴィランじゃないもん!!

はい、とうとう心臓五個目に入りました。
なのに誤字が減らないのおおおおぉぉぉぉぉおおおぉぉ!!



「やめろ!!もうやめるんだ切島君!!

それ以上食べたら君の懐が北極になるぞ!!!

高校生にとって懐が北極なんてどれほと辛い事かわからないのか!?」

 

「駄目だ!!次のヒーロー基礎学の為に精をつけなきゃなんねぇ!!

そこには一切の妥協も許されねえ!!」

 

どうも、切島君が食べ過ぎなので止めようとしている角都です。

切島君のヒーロー基礎学の為に精をつけたい気持ちはわかる。

何せ担任はNO.1ヒーローのオールマイトだからな。

 

「しかし、それは食べすぎだ!!

見ろ!!ランチラッシュ先生の激安定食しか食べていないというのにもう5000円も消費している!!」

 

雄英ではクックヒーロー ランチラッシュ先生が超一流の料理を格安で出してくれるのだが、その格安料理以上に格安な激安定食(税込み180円)で5000円も消費しているという事がどれほど異常かおわかりだろうか?

 

「腹を下してヒーロー基礎学に支障が出たらどうするんだ!!?」

 

「ヌック!・・・・わかった、これで最後にしとこう。」

 

「今日も平和だなー。」モグモグ

 

「・・・・芦戸さんはよくスルーできたな今の会話・・・」

 

さて、オレも食おう。

しかし、オレの口元の縫い目、なんとかなんないかなぁ?

これのせいで外食に行ったらすごく怖がられるんだよね。

 

「・・・・・・!」

 

・・・・誰だこいつ?

急にオレ達の席の傍で立ち止まったが・・・・・

あっ、思い出した。

物間だこいつ。

一応説明、B組の嫌な奴。以上!

しかしなぜこいつが立ち止まった?

確かこいつがA組を敵対視しだしたのはUSJでの事件が原因だったはず・・・・

 

「君、ヒーロー科?」

 

うわっ、話しかけてきた。

しかもオレに。

 

「ああ、そうだが?」

 

「なんというか君・・・・ヴィランっぽいねwww」

 

「・・・・・・」

 

「やばっ!ちょっと君、すぐ訂正して!!」

 

「えっ?」

 

「冗談のつもりだったんだろうが今のは角都の地雷だ!!

すぐに訂正を!!」

 

「・・・・・・(´;ω;`)ウッ…」

 

「あっ」

 

「(マズイ)速く!!」

 

「えっ?状況がよくわからないのだけど?」

 

「うう・・・・あんまりだ・・・・・

ヴィランっぽい・・・・・ヴィランっぽい・・・・・」

 

「しまった!!始まってしまった!!

大丈夫だって角都!!ほら、こいつも冗談で言ったっぽいから!!

本気じゃないから!!」

 

「そっそうだよ!!角都はヴィランっぽくないよ!!」

 

「(´;ω;`)ウッ…

話しかけて・・・・・一人にしないで・・・・・」

 

「トラウマをひどく掘り返すほど落ち込んでしまっている!!

ほらっ!お前も謝れ!!」

 

「えっ?これは一体どういフゴッ!!」

 

「ちょっと!!何別クラスの人落ち込ませてるのよ!!」

 

 

拳藤一佳が物間にチョップした。

うう、ヴィランっぽい・・・・・ヴィランっぽい・・・・・

 

「とうとうセリフの枠さえも超えて落ち込みだした!!」

 

「ちょっと物間!!

あなた本当に何したの!?

すっごい落ち込んでるじゃない!!」

 

この後めっちゃ励まされた。

 

 

 

 

 

「私が~~~普通にドアから来た!!!

・・・・・なぜそこの少年は目に見えて落ち込んでるんだい?」

 

「ヴィランっぽい・・・・・ブツブツ・・・友達が・・ブツブツ」

 

「・・・・・とりあえず進めるよ?」

 

やあ、すごく落ち込んでる角都です。

本物のオールマイトに会えたのはうれしいが今はそれどこじゃ・・・・

(゚Д゚)ハッそうだヒーロー基礎学!!

確か原作では2対2の対人戦!

ペアの人と仲良くなれるかも!!

 

「(`・ω・´)」

 

「!?

突然元気になった・・・・・怖っ」

 

オールマイトにさえ怖がられた。

情緒不安定なのは何とかした方がいいな。

 

「しかし、やっぱり生で見るのは違うな!!画風が違う!!」

 

「あの服、銀時代(シルバーエイジ)のコスチュームね。」

 

「さて!!今日やるのはヒーロー基礎学!!ヒーローの素地を作る為様々な訓練を行う科目だ!!」

 

ここはヒーロー科というだけあって単位数が一番多いらしい。

・・・・見た目が悪くて減点とか無いよね?

 

「早速だが、今日はコレ!戦闘訓練!!

それに伴って、・・・こちら!!

入学の前に送ってもらった個性届と要望に沿って作られた、戦闘服(コスチューム)!!」

 

「来たーーーー!!!」

 

コスチュームキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

 

「着替えたら順次、グラウンドβに集まるんだ!!」

 

「「「はーい!!」」」

 

雄英には被服控除というものがあってな?

要望に沿ったコスチュームが作られるのさ。

今後、改良していく事もできる。

さて、オレのはどこかな~?

 

 

 

 

はい、着替えました!!

しかし、漫画の中だけだと思ってた人達のコスチュームを見られるとなると、興奮するな。

・・・・八百万さんのは原作通りか。

一体どこに目を向ければいいんだ!!?

 

「おーい、角都ー!」

 

呼ばれたので振り返ってみたらコスチューム姿の切島君と芦戸さんが!!

 

「2人とも、中々格好いいじゃないか!!

切島君のは中々男らしいな。」

 

「まあ、オレの個性だと鎧とかそういうのはいらないからなー。」

 

相変わらずの半裸である。

寒そう。

 

「私のはー!?私のはー!?」

 

「芦戸さんはオシャレだね。

見た目重視?」

 

「へへへー、ありがとー!

角都もかっこいいよ!!なんか、ダークヒーローって感じ!!」

 

そうです、オレはコスチュームにNARUTOの暁の服にしました!!

実はこの服、袖の幅が広いから、触手がすごく動かしやすいんよ。

しかも耐寒、耐熱、耐刃仕様!!

さらにジャージを着てるみたいに動きやすい!!

そこでオールマイト先生が説明を始める。

 

「はい、それじゃあ、今回は対人訓練!!

これから君達にはヒーロー組とヴィラン組に分かれて、2対2の屋内戦をしてもらう!!」

 

「基礎訓練もなしに?」

 

「その基礎を知る為の訓練さ! 

ただし今度は、ブッ壊せばオッケーなロボじゃないのがミソだ!!」

 

ヴィランからなら心臓奪える制度とか出ないかなぁ・・・・

 

「勝敗のシステムはどうなるのですか?」

 

「ぶっ飛ばしてもいいんスか?」

 

「また除籍とかないですよね?」

 

「分かれるというのはどういう分かれ方でいいのですか!?」

 

「酷い!!お腹の赤ちゃんはどうするつもりなの!?」

 

「オンドゥルルラギッタンディスカー!!」

 

「ん~聖徳太子ぃ!!

いいかい?」

 

「カンペ!?」

 

オールマイトがカンペ片手に説明をしている。

しかしオンドゥル言ったのはオレだが赤ちゃんの件は一体誰が?

まあいいや、班分けだー!!

くじ引きだー!!

 

 

 

 

 

「・・・・・・」

 

「・・・・・・」

 

・・・・すごく話しずらい。

ペアは八百万さんでしたよ。

なぜ話しずらいかというと、原作ではオレじゃなくて彼女が推薦枠だったんですよ。

つまりオレは本来彼女が手に入れていたであろう推薦枠の座を奪って普通枠に蹴落とした事になります。

八百万さんも落ちた推薦入試を合格した人だからか言葉を発さないし。

 

「あのー・・・」

 

あっ、あっちから話しかけてくれた!!

 

「・・・・・何だ?」←緊張で高圧的な話し方になった人の図

 

「いや、あの、・・・あなたの個性についてお話頂けたらと思いまして。」

 

「ふむ、そうだな。お互いの個性については把握しておいた方がいいだろう。」←緊張で(ry

 

「はい、えっと・・・私の個性は『創造』。

その名の通り様々なものが作れます。」

 

「オレの個性はかくかくしかじか。」(個性の説明はどうしても長くなってしまうので省略しました。)

 

「まるまるうまうま。なるほど、中々強力な個性ですわね。

それに比べわたくしは・・・・・」

 

「・・・・・お前の個性も充分強いから気にするな。」←(ry

 

やばい、早くも自身喪失モードになってる。

今回の戦いで自身を取り戻してくれればいいが・・・・・

そういえばオレのチームはヴィラン側です。

それとヒーロー側は轟、障子チームです。

あっ、緑谷チーム対爆豪チームの戦いが始まる!

 

 

 

 

爆豪こえーーーーー!!

絶対相手にしたくねーーーー!!

うん、演習であそこまでするか!?

緑谷ボッロボロじゃねえか!!

おっと、次はオレ達の番か。

 

「それじゃあ角都少年と八百万少女はビルの中に入って準備したまえ!!」

 

「それじゃあ行こうか、八百万さん。」

 

「(喋り方の圧力が減った?)ええ、わかりましたわ。」

 

こうして公式チート対化け物の戦いが始まろうとしていた。

果たして主人公はオレTUEEEEEできるのか!?




今回の後書きでは主人公を紹介しよう。
慈恩角都、今作の主人公。
個性は『地怨虞』、NARUTOの角都さんの能力。
父親は触手ヒーローオクトパス。
彼の触手は父親から受け継いだ。では心臓のほうの個性は母親から遺伝したのだろうか?
性格は情緒不安定。
これは友達のいない小学生時代を送って中学生になった途端友人ができたため、小学生と中学生との落差が激しかったためである。季節の変わり目に風邪をひくようなものだと考えてください。

~技紹介~
・触手パンチ 触手で腕を分割して腕を長くして相手を殴る。
       実は本物の角都さんもSDで使っていたため公式技である。

・触手アタック 触手を伸ばして攻撃する。全方位に攻撃するバージョンもある。

・フルバースト 化け物の口から火、風、電気の性質変化を同時に放つ。
        威力は鉄扉を粉々にするほど。
        名前の由来はガ〇ダム。

・触〇プレイもどき 触手で拘束する。この技は父から伝授された。すぐに触〇プレイ
          に移行できるらしい。

・触手変身 体内に大量の触手があるため、体内の触手の位置をちょっと移動させたら
      体の形を変えられるのでは?という疑問から生まれた。
      しかしどうしても面影が残ってしまう。


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心臓六個目 寒い!! 熱い!! ヘックション!!

今回は模擬戦です。
今回、轟覚醒!?
主人公は死ぬ(嘘)


「・・・・・八百万さん。」

 

「はい?どうかなさいました?」

 

「オレの生み出した化け物の触手を体に巻き付けるのはやめようか。

こう、ヴィジアルがやばい。」

 

そう、今目の前には化け物(火属性)を体に絡ませている八百万さんがいるのだ。

なぜこうなったのかというと・・・・・・

 

 

 

 

 

(やばい、作戦何も考えてない。)

 

(作戦も考えてないのに始まってしまいましたわ。)

 

気まずい雰囲気のまま、作戦を話しあう事無く訓練が始まってしまった。

さて、これからどうしようか?

そんな事を考えていると突然・・・・・

 

「!?」

 

「何ですのこれ!!?」

 

ビル全体が凍り付かされました。

うん、話そう話そう思ってる内に始まってしまったのです。

 

「氷を炎で溶かしてください角都さん!!」

 

「ああ、わかっている。頭刻苦!!」

 

頭刻苦の炎で氷を溶かす。

やべっ、服に引火しかけた。

 

「ふむ、これは轟君の個性だな。」

 

「相手の個性を知っていたんですの!?どうして言ってくれなかったのですか!!?」

 

「ここまで強大だとは思わなかったからだ。」

 

はい、今僕嘘つきましたー。

おかげで八百万さんのオレに対する好感度が下がってしまった。

どうしようか・・・・・・・・ティン!!

 

「その服では寒かろう。

化け物(火)、八百万さんの護衛のついでに炎で暖めてやれ。」

 

化け物は八百万さんの近くに行き、炎を吐き出して八百万さんの体を暖めている。

きっと気分は四方八方に置いてある焚火に同時にあたっている感じだろう。

 

「ムッ、ちょっと動かしづらいですわね。」

 

動かしづらい?何が?

八百万さんの方に目を向けると、頑張って触手を体に巻き付けている八百万さんが!!

 

 

 

 

 

そして冒頭にいたります。

 

「? なぜヴィジュアルがやばいのですか?」

 

「えっ!?・・・・・・化け物に襲われた人みたいだからだ。」

 

はい、また僕嘘つきましたー。

だって言えないじゃん・・・・・・素直な好奇心を帯びた、汚れのない目の相手に触〇プレイっぽいから、なんて言えるわけないじゃん・・・・

 

「ヒーローが化け物に襲われて、なおかつ無抵抗だったならば、そのヒーローはその化け物に完全に屈したと捉えられる。

そんな事になれば民衆の安心感も崩れよう?」

 

「ふむ、なるほど。

確かに民衆の安心を守るヒーローがその安心を崩してはいけないですわね。

わかりました、外しましょう。」

 

「・・・・ところでなぜ触手を体に巻き付けようと?」

 

「そちらの方が温かそうでしたし、もしかしたら鎧のような役目を担ってくれるかも、と思ったからですわ。」

 

・・・・・この子は触〇プレイという言葉を果たして知っているのだろうか。

ていうか最悪、まだ子供はコウノトリが運んでくる、とか思ってそう。

 

「あの、角都さん、頼みたい事があるのですが・・・」

 

「(最初に比べたらフレンドリーになってきたな。やったぜ。)なんだ?」

 

「残りの化け物、風と土の化け物を核の護衛をさせてほしいのですが、いかがでしょう?」

 

「そんなことか。ふむ、二人と一体よりはそちらの方が確かに良いな。」

 

そう返事を返し、土と風に核の護衛をさせる。

えっ?雷の化け物?今出したら死にます。(心臓の個数の都合で)

 

「さて・・・・・いつ、どこから来るか・・・ん?」

 

「どうしたのですか?」

 

「いや、ちょっと遅くないか?相手チーム。」

 

「・・・・!確かに少し遅いですわね。」

 

「ちょいと、触手で辺りを探ってみるか・・・・・」

 

「・・・・本当に汎用性高いですわね、それ(見た目ももう少しよければ完璧なのですが・・・・)」

 

触手を廊下への入り口のすべてに伸ばしていく。

ちょうど触手が自分達の死角に入った所で・・・・・

 

「予想が当たった・・・・・」

 

「えっ?」

 

「あの二人、偵察をしていたんだ・・・・・もしかして相手の個性について何かわかるんじゃないかと、自分の目で・・・・・」

 

「どうしたのですか角都さん!!?」

 

「やられた・・・・触手が・・・・」

 

廊下に伸ばしていた触手は、凍っていた(・・・・・)

 

「!?これって!?」

 

「ああ、轟焦凍の個性だ・・・・・

さっきから・・・・・なんか・・・・スゲー寒い。」

 

そう言い放ったのと同時に、轟とそのペアの障子君が出てくる。

 

「やってくれるじゃないか・・・・フレイザード・・・・」

 

「・・・・寒くてもフレイザード呼びは変わらないんだな。」

 

なぜだ?なぜこれほどまでに寒い?

これだけ寒いのなら、轟本人が寒さで震えていても充分おかしくない。

いや、体に霜がついてもおかしくない寒さだ。

現にオレの体に霜がついている。

だが轟にはついていない。

まさか・・・・・・?

 

「まさか、と思うが・・・・・炎を使ってるのか?

推薦入試の時は・・・・使いたくないとか・・・・言ってたくせに?」

 

「・・・・ああ、正解だ。

オレはお前に勝つため、炎の、左側をちょっと使ってるのさ。

体温調節のためにな。」

 

「それは、ちょっと認められてるってことか?

・・・・うれしいねぇ。」

 

「ああ、まあな。それにオレは体温調節に使ってるだけで戦いには使ってない。

ちょっと微妙なラインだが、これもお前に勝つためだ。

それじゃあお話は終わりだ。

障子!!お前は八百万を頼む!!

オレは角都を相手にする!!」

 

「ああ、わかった!!」

 

「角都さん!!私が轟さんの相手をしますから、あなたは「駄目だ。」!?

なぜです!!」

 

「化け物の炎では・・・・轟の氷を一瞬で溶かせない・・・・

轟はオレが相手する。」

 

「!?・・・・・わかりましたわ。」

 

「それじゃあ・・・・・行くか。」

 

やばいいいいいいいい!!!かっこつけたけどこれは本当にやばい!!

だって耐寒仕様のこのコスチュームを着てるのに超寒いんだぜ!!??

本当にどうしよう!?

ていうかヤオモモなんで納得してるの!?

今の説明をもっと否定していいんだよ!?

何!?信頼してるの!?今までの中でどこに信頼できる要素があった!?

まあそれはおいといて、土、風の状態変化の化け物は核の護衛につかせたままの方がいいだろう。

そっちの方が安心安全。

しかし電気だけで半分こ怪人フレイザードを相手にするのか・・・・

あ、そうだ。

 

「うっ、・・・・・うえぇ!!」

 

「「「!!??」」」

 

口や背中から触手を大量に出す。腕も軽く分割しておく。

まあナルトVS角都戦の角都さんの状態です。

 

「うっ・・・・・口から触手はやっぱきもい・・・・・・

口にミミズ入れてるような気分・・・・」

 

ズリリ・・・ズリリ・・・

 

そんな音とともに皆が後ずさりでオレから離れていく。

うん、この形態とさっきの表現もアレだったけど、その反応は傷つく。すごく。

 

「ううっ・・・・・行くぞおおおおおぉぉぉ!!!」

 

涙を呑んで轟に襲い掛かる。

・・・・・おい、露骨にいやそうな顔して後ずさりするな。

傷つく。

 

「触手パーーンチ!!」

 

触手パンチ(前回の話参照)はあっさりと避けられる。

うん、知ってた。

だって本命じゃないしー。

 

「偽暗!!」

 

「うぐおっ!!」

 

偽暗で障子君を攻撃する。

ヤオモモに気を取られていたため、命中。

なんかすごいビクンビクンしてる。

ゴメン、加減ミスった。

 

「八百万さん!捕縛テープを!!」

 

「はい!!わかりましたわ!!」

 

「障子!!今たすけ「触手パーンチ!!」うおっ!?」

 

チッ、またよけられた。

これ命中精度悪いのかなぁ?

 

「さあ、あとはお前だけだ。

土と風の化け物はもう戻していいか。」

 

「さあ、おとなしく降参してください轟さん!!」

 

「・・・・・・」

 

轟君の目に炎がともる。

その目には『覚悟』の色があった。

ちょっと待って。

何この覚醒フラグ。

 

「なんかよくわからんがくらえっ!!」

 

「おやめください!!それはフラグという奴ですわ!!」

 

なぜヤオモモがフラグという言葉を知っているのだろう。

まあいい。

今度こそ当たれ触手パーンチ!!

轟は左手でいなそうとしてくる。

ん?左手?あっ(察し)

次の瞬間、オレの腕は、燃えた。文字通りに。

 

「あづッッッ!!

熱い熱い!!クソッ!!ヤオモモなんとか助けて!!」

 

「えっ、ええ!わかりましたわ!!」

 

そう言ってヤオモモは氷を個性で創り出してオレにくれる。

本当に便利だな、その個性

 

「ふうぅぅぅーーー。

・・・・・左側は使わないんじゃなかったのか?」

 

今の轟は、左側を覆っていたコスチュームが焼けるほどの炎を出していた。

その姿は、原作での緑谷VS轟戦を思い出す。

 

「まあいい。

覚悟を決めたとみなした!!

ヤオモモ!!化け物ちょっと返してもらうぞ!!

こいつと本気で戦う!!!」

 

「ええ、やっちゃってください!!」

 

こうして全属性の心臓が戻ってきた。

えっ?水?知らない子ですね。

 

「角都!!オレの本気を食らえぇ!!」

 

「こいっ!!こっちも本気でやってやるぜ!!」

 

フルバーストを放つため、三つの化け物の顔を轟に向ける。

轟は巨大な炎の塊を作っている。

2人が大技を放とうとしたとき・・・・

 

『タイムアップ。ヴィラン側の勝利。』

 

時間切れ・・・・・そういやあったなそんなの・・・・・

この場にいた者、モニターで観戦してた者も、同時に同じ事を思った。

 

(((((((時間制限忘れてた!!!)))))))

 

この時、確かに1-Aの心は一つになった・・・・・・

そしてヤオモモとオレは軽い風邪をひいたのだが、それはまた別のお話。




そういえば評価がゆっくりとよくなってる。
投票してくれた人、ありがとー!!!
さて次回、『角都 死す!!』
来週もデュエルスタンバイ!!

・・・・個性的に本当に死にそう。


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心臓七個目 ウオオオオオォォォォォォ!!!

うわああぁぁぁぁあーーーー!!
難産だああああ!!
はい、結構適当になっちゃったぜ・・・・


 

「「・・・・・・」」

 

どうも、フレイザードと一緒に暗い雰囲気を出しながら、訓練で使ったビルから出てきた角都です。

なぜこうなったか、皆知ってるよね。

はい、時間制限のせいで戦いがいいところで中断されました。

 

「おかえり!!角都少年も轟少年も中々のナイスファイトだったぞ!!

しかし、時間制限を忘れていたのと、核の傍で大技を撃とうとしていたのはマイナスだ!!」

 

「・・・・・やっぱり?」

 

「・・・・・・」

 

「よって!!今回のMVPは~~ジャン!!八百万少女です!!」

 

「えっ!?私ですか!?」

 

うん、確かにヤオモモは障子君の注意を引き付けてくれていたし、化け物の分配も彼女の指示だからな。

異議なーし。

 

「そっ、そんな!!私なんかより角都さんや轟さんの方が活躍していたと思います!!」

 

喜びに満ちた顔で言われても・・・・・・・

まあ可愛いからいいや。

 

「おい角都ゥ!!なんで八百万が体に触手巻き付けるの止めたんだよ!!?

あのまま行けばもしかしたらヤオヨロッパイに触手が絡みついてる光景が見れたかもじゃん!!!」

 

「(・・・・・このエロブドウが。)このエロブドウが。」

 

「おい!!考えてる事が口に出てんぞ!!

そして誰がエロブドウだ!!?」

 

「お前以外に誰がいる?」

 

「上鳴!!」

 

「えっ!?」 「・・・・・上鳴君、お前・・・・・」

 

「違うぞ角都!!峰田も何言ってるんだ!?」

 

「じゃあこの前見せてくれた成人向け雑誌はなんだ!?」

 

「ばっ!!?お前それをここで言うか!?」

 

「・・・・・原因を作っといてなんだがこの話はもうやめよう。

皆の視線が痛い。」

 

「オイラはむしろ興奮す「ああ、そうだな・・・・・」

 

この後、皆の訓練を見学した後、反省会が開かれました。

 

 

 

 

 

「角都ちゃんと轟ちゃんはもうちょっと周りを見た方がよかったわね。

あのままじゃ核どころか八百万ちゃんや障子ちゃんも巻き込んでいたかもだし。」

 

「おっしゃる通りです・・・・」

 

「・・・・・」

 

どうも、今は梅雨ちゃんからの厳しい意見を聞いております。

 

「でも二人共かっこよかった!!

私もかっこいい大技欲しい!!」

 

芦戸さん、あなたは女神か。

この状態だとすごくうれしい言葉。

 

「芦戸さんの大技・・・・酸の個性・・・・・・閃いた!!」

 

「おっ!何々!?」

 

「飛び上がって酸の雨を降らせる。」

 

「エグイ!!」

 

「はい!次フレイザード!!」

 

「えっ?オレか?ふむ・・・・・」

 

真面目に考えてくれるんだ。意外。

結構素っ気ないイメージだったし。

 

「酸のデカい塊を作って投げる?」

 

「んー、でも酸の維持なんて私できないよ?」

 

「いや、オレだって炎の塊作れたしもしかしたら、と思ったんだが。

練習したらできるようになるかも。」

 

「なるほど!!」

 

確かに半分こ怪人もどうやってるのかは知らないが炎で塊を作っていた。

彼のパッパのエンデヴァーも炎で投げ槍作ってたし。

酸でもがんばればいけるかも。

 

「それじゃあさっそく練習したいから角都!!切島!!練習付き合って!!」

 

「よかろう!!」 「やってやるぜ!!」

 

「それじゃあ裏山行こう!!」

 

「「オオオオオオォォォォォ!!!!」」

 

「あっ、でも今からだと帰るの遅くなるから次の土曜にしよう。」

 

「それもそうだな角都!!」

 

「じゃあ練習は土曜にしよう!!」

 

「・・・・・嵐みたいだな、お前ら。」

 

「・・・・・だな。」

 

この後めちゃくちゃ反省した

 

 

 

 

 

 

どうも、裏山に来ました。

ここはよく三人で個性の練習に使っています。

 

「頑張れ!!もうダメってところがスタートライン!!」

 

「昔の自分を超えろ!!そして燃え上がれ!!」

 

芦戸さんに熱血応援をしています。

その芦戸さんは今、酸で球を作っています。

作ってはいるけど・・・・・

 

「小さいね。」

 

「小さいな。」

 

大きさはビーズくらい。

 

「なぜかこれ以上大きくしようとしても無理なんだよねぇ。」

 

「ここから先はオレの得意な根性論は無理そうだな。

角都、任せた。」

 

「任された。

球に回転を加えてみたらどう?」

 

「回転?なんで?」

 

「遠心力で安定性を持ったらいいな。(螺旋丸みたいに)」

 

「なるほど!!早速やってみる!!」

 

そう言って回転を加えながら挑戦させる。

ていうか今のあやふやな説明でよく納得したな。

何回か失敗したがようやく成功した。

 

「ピンポン玉サイズになったね。」

 

「どうやら理論としては合ってるらしい。

じゃああの木に投げつけてみよう。

切島君、応援頼む。」

 

「頑張れ頑張れそこだそこだ(ry」

 

「えいっ!!」

 

芦戸さんがボールを投げるようなフォームで螺旋丸もどきを投げる

しかし、酸の球は空中でビシャッと飛び散った。

 

「・・・・・まだ投げるのは早かったな。

じゃあぶつけるとこから始めよう。」

 

「はーい!!」

 

「頑張れ頑張(ry」

 

「う~~~~・・・・えいっ!!」

 

芦戸さんが螺旋丸もどきを木にぶつけると・・・・

 

「・・・・・大きいね、木の凹み。」

 

「・・・・火力高いね。」

 

木に直径60cmのクレーターができたよ。やったね!!

 

「これ、人にぶつけるの?」

 

「・・・・・地面にぶつけて沼みたいのを作るのに使いなさい。」

 

「・・・・・はい。」

 

「いけるいける気持ちの(ry」

 

「切島君、もう応援いいよ。」

 

しかしここまで火力高くなるか。

ピンポン玉サイズでこれだから成長したら大変なことに・・・・・

ていうかヴィランにぶつけたらスプラッタなことに・・・・・・

 

「使う時気をつけなきゃ『ブオンッ!!』風つよっ!!」

 

「ああ、これ『ブオンッ!!』強すぎだ。

自然災『ブオンッ!!』にしちゃおかしい。」

 

「ああ、定期的に『ブオンッ!!』もんな!!」

 

もう何話してるかわかんない。

とりあえず風の発生してるところに行ってみようとゼスチャーで伝える。

 

「サッサッ、グッ!」

 

「グッ!」

 

よし、伝わった。

じゃあ行ってみるか。

 

 

 

 

 

「スマッシュ!!」

 

「ギャフッ!!」

 

「どうした緑谷少年!!特訓はまだ始まったばかりだぞ!!?」

 

「はっ、はい!!」

 

・・・・・・なんか緑谷君にオールマイトがスマッシュ撃ってる・・・

えっ?これ特訓?

どこの昭和ライダーだよ。

とりあえず話しかけるか。

 

「おーい、緑『ブオンッ!!』

・・・『ブオンッ!!』・・・おー『ブオンッ!!』

・・・・・・フルバースト!!!」

 

「うおっ!!?」

 

「危なっ!!」

 

手加減して適当に狙ったとはいえ今のを避けるか。

さすがNO.1ヒーローと緑谷君。

 

「ムッ!!角都少年に切島少年と芦戸少女じゃないか!!

なぜ突然攻撃してきたりしたんだ!?」

 

「それ本気で言ってるんですかオールマイト先生!!」

 

「中々気付いてくれなかったから角都がちょっとキレちゃって。」

 

「後悔はしていない!!

ところでなぜオールマイトは緑谷君の特訓を?」

 

「ああ!!彼の個性は私と同じ増強系だからね!!

私から教えられる事を教えてあげようと思って特訓してたのさ!!」

 

(((だからってスマッシュを耐えさせるのはちょっと・・・・)))

 

「ゼェ・・・・角都君たちもやる?」

 

「オレ達は・・・・・いや、切島君とかちょうどいいじゃん。」

 

「確かに!

よし、それじゃあこいっ!!」

 

こうして昭和ライダー式の特訓に切島君が加わりました。

 

「オレ達は対人戦の訓練するか。」

 

「やるー!!」

 

ヒャッハー!!対人戦だー!!

 

 

 

 

 

「またオレの勝ちー!」

 

「また負けたー!!悔しいー!!」

 

どうも、連勝してる角都です。

触手で芦戸さんを縛ってます。

 

「触手の軌道が変則的すぎる!!」

 

「まあそれを狙ってるしね。」

 

最近は触手のみの戦闘の練習をしています。

だってそのうち性質変化使えなくなりそうだし・・・・・・

 

「休憩ついでに切島君の様子見に行こうぜー!!」

 

「行く行くー!!」

 

さて、切島君の練習は捗ってるか・・・・・・な・・・・・・

 

「どっ・・・・・どういうことだ・・・・・・」

 

「きっ・・・・・切島の・・・・・切島の・・・・・・」

 

「「お肌がモチモチになっている!!!!」」

 

目でわかるレベルでモチモチになってる!!!

なんで!?

 

「いやー、硬化解いたらこんな感じになってた。」

 

「ファッ!!?なぜ!!?

まさかスマッシュを食らったからか!?

餅みたいにねったから!?」

 

なんということだ・・・・・

すまっしゅでは削れて小さくなったことがあったが、まさかこんなことになるとは・・・・

 

「あれ?そういやオールマイトと緑谷は?」

 

「ああ、なんか突然血を吐いてさ。

それで帰っていったよ。」

 

「(活動限界か。)しかしモチモチだなその肌。

本物の餅ぐらいあるんじゃね?」

 

「あははは!!なんかすごい伸びる!!」

 

「イテテ!やめろ芦戸!!」

 

こうして餅肌を手に入れた切島君でした。

 

 

 

 

 

「ただいまー。」

 

シ~ン・・・・

 

あれ?おかしいな。

この時間にはいつも親父も母さんもいるのに。

 

「あっ、やっぱいるじゃん。

なんで返事返してくれなかったの?」

 

2人ともリビングにいた。

しかし何やら神妙な顔つき。

 

「角都、ちょっと話がある。」

 

「とっても重要なことよ。」

 

話?なんだ?

 

「パパね?さっき裏山散歩しに行ったんよ。

そしたらね・・・・」

 

裏山?・・・・・あっ

 

「あのね角都。

触〇プレイをやるなら野外はダメよ。」

 

「芦戸さんとやってるとこ、見たんだからな。」

 

・・・・・やっぱり。

 

「あれは違う。

ただの対人戦の特訓だから。」

 

「えっ?対人戦(意味深)?」

 

「そういう事なら恥ずかしがらずにパパが教えてあげ「違う、そうじゃない。」

 

「うん、意味深じゃないから。

普通に戦闘訓練だから。」

 

「えっ?戦闘訓練?夜の?」

 

こいつら・・・・・・・・

 




芦戸さんが強化されましたね。
ていうかこれ、一応修行回だな。
それとお昼のメンバーに緑谷、麗日、飯田の三人が追加されました。
やったね角都!!友達が増えるよ!!


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心臓八個目 悪意襲来(マスコミ)

どうも、最近投稿ペースが二日に一回になってきました。
今回も角都の情緒不安定が発揮されます。


「パパ、あれはなーに?」

 

「あれはね、マスゴミっていう人たちだよ芦戸さん。」

 

「芦戸と角都は何やってるんだ?」

 

どうも、いつも通り登校していたら校門前にマスゴミがいました。

 

「しかし、絡まれるのは面倒だな。

最悪遅刻する。」

 

「じゃあどうするんだ角都?」

 

「入口は校門しかないよ?」

 

「まあ見てろって。」

 

そう言って校門に向かう。

そしたら案の定絡まれる。

勝った・・・・計画通り(?)

 

「あのー、オールマイトが教壇に立っていた様子を聞かせてほしいのだけれど、いい?」

 

「vこげ0こh8よprjぐkじょdjgぺ」

 

「えっ?何語?」

 

「khkjhgklぎsgktjhtd;ghjbk」

 

「えっ?えっ?」

 

「opopjioobjfgojhfgogkdgigfnik」

 

「・・・・・・やっぱいいです。」

 

ふう、成功したぜ。

そうして校門を通り抜ける。

あの二人は大丈夫だろうか?

チラッ

 

「( OMO)ウェッ!!ナンナンディスカアンタラ!!」

 

「(^U^)いいセリフだ。感動的だな。だが無意味だ。」

 

大丈夫そうだな。

ていうか芦戸さんオンドゥル語話せたんだな。

 

 

 

 

「(^U^)どうした?仮面ライダーに変身しないのか?」

 

「( OMO)オデノカラダハボドボドダ!!」

 

「kojngjblhugkipouyj」

 

(((何言ってるんだろうあの三人?)))

 

「はい、皆席につけー。ホームルーム始めるぞー。」

 

「「「(`・ω・´)」」」

 

(((角都の情緒不安定が伝染してない?)))

 

「先週の戦闘訓練はお疲れ様と言っておこう。

爆豪、もうガキみたいなことすんなよ。」

 

「・・・・・はい。」

 

「緑谷もいつまでもコントロールできませんじゃ済ませないからな。」

 

「・・・・・はい。」

 

「推薦組はもうちょい周りを見るのと時間を気にしろ。」

 

「「はい。」」

 

「そんでホームルームの本題だが、急で悪いがお前らに・・・」

 

皆ゴクリと唾を飲み込む。

あれ?そういや校門にマスコミいたから、もしかして今日って・・・・

 

「学級委員長を決めてもらおうと思う。」

 

「「「クソ学校っぽいの来たーーーー!!!」」」

 

皆が皆自分がやりたいと言っている。

まあ個性の殴り合い(物理)なヒーロー科の人間なら周りの人を先導したいという意味でやりたがる人が多いだろう。

えっ?オレ?やんないよめんどくさい。

と、そこで飯田君が発言する

 

「静粛にしたまえ!!!

学級委員長とは皆の信頼あってこその役目!!

これは投票で決めるべきではないか!?」

 

うん、飯田君の言い分はすごくわかる。

だがあえて言わせてもらおう。

 

「思いっきりそびえたってんじゃねえか!!!」

 

ふう、スッキリ。

 

「それに学校が始まってそんなに経ってないんだから信頼もクソもないわ、飯田ちゃん。」

 

「だからこそ、ここで多数票を得た者がふさわしいとは思わないか!?」

 

というわけで投票で決めることになりました。

オレは・・・・・そうだな・・・・・飯田君でいいや。

そんで集計結果は、

緑谷3票、ヤオモモが2票、オレ、轟、麗日さんは0票、他一票ずつだった。

 

「わかってはいたが・・・・・いざ現実を突きつけられると・・・・・

しかし誰がオレに投票したんだ?」

 

「えっ?飯田ちゃん、自分に入れたんじゃないの?」

 

「いや、オレは緑谷君に入れたが?」

 

(何がしたいのかしら?)

 

「それじゃあ委員長、副委員長は緑谷、八百万に決まり、ホームルーム終わりまーす。」

 

 

 

 

 

「僕に務まるかな?」

 

緑谷君がガチガチになりながら質問してくる。

今、緑谷君、麗日さん、飯田君、いつもの二人でお昼を食べています。

 

「大丈夫だよー、デクちゃんならきっと務まるって! 

雄英試験の時みたいにカッコいい感じで大丈夫だよ。」

 

「そうだよー!!

3票も貰ったんだし充分務まるって!!」

 

「麗日君と芦戸君の言う通りだよ緑谷君。

君なら大丈夫さ。

今までの君の行動を観察させてもらって大丈夫だと僕が思ったのだから入れさせてもらった事だしな。」

 

「「「僕?」」」

 

なんか今日「「「」」」っていう吹き出し多いね。

 

「前前から思ってたけど飯田君って、坊ちゃん!?」

 

「ウグッ!!そう思われるのが嫌で一人称を変えてたんだ。

インゲニウムを知ってるかい?」

 

「うん、知ってるよ! インゲニウムといえば「おっと、スイッチは入れさせんぞ?」

 

「インゲニウムは僕の兄でね。

我が家は代々ヒーローの家系なんだ。」

 

俺は兄さんのようになりたいと思って雄英に入った。

だけどまだ委員長というのは荷が重いんだろう。だから緑谷君になら任せられるよ。」

 

「飯田君・・・・・(ホロリ

ありが!?!?」

 

突如食堂内に警報が鳴り響く。

 

『セキュリティ3が突破されました、生徒の皆さんは速やかに屋外へ避難してください。』

 

「ヒューさすが最高峰の高校。

簡潔に避難誘導してるぜ。」

 

「そんな事言ってる場合じゃないよ角都君!!

速く逃げないと!!」

 

「いや、皆が皆パニくってるからむしろ動かない方が安全だべ?

それにセキュリティ3を突破したのはただのマスコミだ。

慌てる必要は・・・・・・」

 

説明しているとき、ふと目に入ってのは見慣れたピンク色の腕とトゲトゲな赤髪が人の波に飲み込まれてる姿だった。

 

「切島君!!芦戸さん!!今助けるぞおおおおおぉぉぉぉぉ!!!」

 

「待ちたまえ!!動かない方が安全だといったのは君じゃないか!!」

 

「落ち着いて角都君!!」

 

「離せ飯田君!!折角の数少ない友人を見捨ててたまるか!!!」

 

「まずはこの人の波を止めるんだ!!大丈夫、考えがある!!

麗日君、僕を無重力にしてくれ!!」

 

「何をするのかわからないけどわかった!!」

 

「次に角都君、触手でいい感じに目立つ所に移動させてくれ!!」

 

「いいだろう(キリッ」

 

「(突然落ち着いた・・・・ちょっと怖い人だな)

それじゃあ頼む!!」

 

触手を飯田君の体に巻き付けて目立つ位置に運ぶ。

この辺でいいかな?

 

「みなさーん落ち着いてください!!大丈ーーー夫!!

ただのマスコミです!!

何もパニックになる必要はありません!!」

 

飯田君が非常口のポーズをとりつつパニックになった人たちを落ち着かせる。

m9(^Д^)プギャー

笑っちゃいけないのはわかってるけどwwww

m9(^Д^)プギャー

 

 

 

 

あの後警察が介入して事は収まりました。

原作通りなら多分・・・

 

「僕は飯田君のほうが委員長に適任だと思います!」

 

「!?」

 

「だってあんなにかっこよく人をまとめられたんだ、僕は飯田君がやるのが正しいと思うよ。」

 

「・・・・そこまで言うなら。」

 

飯田君、すごくうれしそうだなぁ。

そこまで雑用係がいいか!?

 

「角都君!!

委員長を雑用係と称するのはどうかと思うぞ!!」

 

この世界心読める人多くないっすか?

 

 

 

 

イエーイヒーロー基礎学だー。

うん、マスコミ事件の日の午後のヒーロー基礎学といったら、ねぇ?

 

「今回のヒーロー基礎学はオレとオールマイトともう一人の三人体制で見ることになった。」

 

ほら見ろーこれ絶対ヴィラン来るってー。

 

「ハーイ何するんですか?」

 

「災害水難なんでもござれ、レスキュー訓練だ。」

 

「レスキュー・・・・今回も大変そうだな。」

 

「バカおめー、これこそヒーローの本分だぜ!?鳴るぜ!腕が!」

 

「水難なら私の独壇場、ケロケロ。」

 

「今回コスチュームの着用は自由で構わない。

中には活動を制限するものもあるからな。」

 

まあでも着用するんですけどねー!!

・・・・・・・コスチュームがボロボロになった緑谷君以外。

 

 

 

 

 

はい、皆着てました。知ってた。

それじゃあバスに乗ろうねー。

ヒーローの卵はどんどん乗せちゃおうねー。

あっ、バスの中では個性の話で盛り上がってまーす。

 

「私、思ったことなんでも言っちゃうの。

緑谷ちゃん。」

 

「あっ!?ハイ!?蛙吹さん!」

 

おっ?この会話は?

 

「梅雨ちゃんと呼んで。

あなたの個性、オールマイトに似てる。」

 

おっ、やっぱり。

 

「確かに緑谷の個性はケガしなかったらオールマイトそっくりだね。」

 

「まあそうだが同じ増強型だからだろ?

しっかし増強型の個性はいいな!!

派手で出来る事が多い!!

オレの硬化は対人戦じゃ強いけどいかんせん地味だしなー。」

 

出た!!結構よくする切島君の自分を卑下する発言!!

 

「僕はかっこいいと思うよ!!

プロでも充分通用する個性だよ!!」

 

「そういや派手で強いと言ったら轟と爆豪と角都だよな!!」

 

「爆豪ちゃんはキレてばっかりだから人気でなさそ。

角都ちゃんは見た目がアレだから恐がられそ。」

 

「んだとゴラッ!!出すわ!!」 「見た目が・・・・アレ・・・・」

 

「この付き合いの短さで既にクソを下水で煮込んだような性格と認識されてるのと情緒不安定だと認識されてるのはスゲェよ!」

 

「てめぇのボキャブラリーは何だコラ殺すぞ!」 「アレ・・・・見た目が・・・・」

 

「おいお前らいいかげんにしろよ。そろそろ着くぞ。」

 

「見た目・・・・ブツブツ」

 

「・・・・・切島と芦戸、励ましてやれ。」

 

この後メチャクチャ励まされました。

しかしこの後ヴィランに襲われると思うと・・・・

 

「(´;ω;`)ウッ…」

 

「角都の落ち込みがぶり返した!!」

 

「すぐに励ましの準備を!!」

 

こんなんで大丈夫かな、オレ・・・・




次回、ヴィラン襲来!!
悪意襲来は次回のタイトルの方がよかったなんて聞かねえ!!


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心臓九個目 (作者からの)死刑宣告

今回、ヴィランが襲撃に来ます。
それと角都は情緒不安定なんじゃなくて、ただイカレてるだけ説浮上。


「見た目・・・・・見た目・・・・」

 

「大丈夫だって角都!!

ほら、実績積めばかっこいいとか言われるって!!

今はまだ、ほら、皆の価値観が違うだけだって!!」

 

「そうよ角都ちゃん。

あとごめんなさい。」

 

「切島の言う通りだよ角都!!

きっとヒーローになれば見た目なんて気になんなくなるって!!」

 

どうも、開始早々励まされてる角都です。

今は救助訓練で別の施設を使うからバスで移動を・・・・あれ?

もう着いてた。

 

「ていうかテーマパークじゃんアレ。」

 

「角都が元に戻った!!」

 

「突然戻ったわね・・・・・怖いわ。」

 

なんかオレ怖がられすぎじゃね?

 

「スッゲー!!USJかよ!!?」

 

ふむ、USJか。オレはどちらかというとディズうわなにをするやめ

 

「水難事故、土砂災害、火事、etc・・・あらゆる事故や災害を想定し、僕が造った演習場です。

その名も、ウソの、災害や、事故ルーム(U S J)!!」

 

著作権大丈夫かな。

あっ、因みにさっきのセリフは13号先生のものです。

あと緑谷君と麗日さんがテンションを上げてる。

確か麗日さんは13号先生のファンだったな。

 

「えー、始まる前にお小言を一つ二つ三つ四つ。」

 

(増える・・・・・)

 

もはやお小言じゃないね。

 

「皆さんご存知だと思いますが僕の個性はブラックホールどんなものでも吸い込んでチリにしてしまいます。」

 

「その個性でどんな災害からも人を救い上げるんですよね!!」

 

なるほど、危険な個性だからこそ戦闘に使えないっていうのもあるのか。

・・・・・麗日さんのヘドバンの速度がヤバイんだけど。

漫画じゃわからんかったがすごい速度だ。

首の骨折れなきゃいいけど。

 

「しかし簡単に人を殺せる個性です。

皆の中にそういう個性の方もいるでしょう。」

 

オレの個性や芦戸さんの個性、他には轟、爆発さん太郎などなどがいい例だな。

 

「超人社会は個性の使用を資格制にし厳しく規制することで一見成り立っているように見えます。

しかし一歩間違えれば容易に人を殺せる、いきすぎた個性を個々が持っていることを忘れないで下さい。

相澤さんの体力テストで自身の力が秘めている可能性を知り、オールマイトの対人戦闘でそれを人に向ける危うさを体験したかと思います。

この授業では心機一転、人命の為に個性をどう活用するかを学んでいきましょう。

君たちの力は人を傷つける為にあるのではない。助ける為にあるのだと心得て帰ってくださいな

以上ご清聴ありがとうございました。」

 

13号先生が話を終えた瞬間、大きな拍手が巻き起こる。

ていうかもっと縮められんかったんか作者ァ!!

 

「そんじゃあまずは・・・・・

皆、一塊になって動くな!!

13号、生徒の護衛を頼む!!」

 

辺りに黒い霧が立ち込める。

始まったか。

 

「なんだアリャ!入試の時みたいにもう始まってんぞパターン?」

 

「・・・・・そうだと良かったね。」

 

「角都、どういうこと?」

 

「やれやれ、USJを楽しみたかったのになぁ、とか言って強キャラ感をアピールしていくスタイルゥ!!」

 

「動くな!!あれは・・・・・(ヴィラン)だ!!!」

 

黒い霧の中から数人の、いや数十人の男女が出てくる。

誰一人として殺気をムンムン発していない人などいなかった。

 

「どうしよう芦戸さん・・・・・」

 

「ヤバイ!!突然のシリアスで角都の情緒不安定が悪化した!!」

 

「シリアルはその辺にしろお前ら!!

・・・・・やはり先日のクソ共の仕業だったか。」

 

「どこだよ・・・・せっかく大衆引き連れてきたのに・・・・・オールマイト・・・・平和の象徴がいないなんて・・・・」

 

あっ(察し)

 

「子供を殺せば来るかなぁ?」

 

デスよねー。

いくらわかっていても殺される宣言されたらビビるわー。

あぁぁぁぁんまりぃぃぃぃぃだぁぁぁぁぁ!!!

 

「先生、侵入者用センサーは!?」

 

「もちろんありますが・・・・・」

 

「現れたのはここだけか学校全体か・・・・何にせよセンサーが反応しねぇなら向こうにそういうことができる個性がいるってことだな。

校舎と離れた隔離空間、そこに少人数が入る時間割、馬鹿だが、アホじゃねぇこれは何らかの目的があって用意周到に画策された奇襲だ。」

 

「君達冷静だね?」

 

「お前も充分冷静に見えるが?」

 

「いやー、オレは恐怖が一周しちゃったから。HAHAHAHA

そういやさっきあいつ、オレ達を殺せばオールマイトが来るかな?って言ってたな。

おお、怖い怖い。」

 

「「「!?」」」

 

HAHAHA笑えねえ。

相澤先生はオレの発言を瞬時に理解し適格な指示を飛ばす。

 

「13号避難開始!!

学校に連絡試せ!!

センサーの対策も頭にある敵だ。電波系の個性が妨害してる可能性もある!

上鳴、お前も個性で連絡試せ!!!」

 

「ウッス!!」

 

指示を飛ばしてすぐ相澤先生は敵の中に飛び込もうとしている。

 

「やめろ!!早まるな!!

先生の個性では一対多では不利だ!!

HAHAHAHA!!」

 

「角都君の言う通りです!!

相澤先生の戦闘スタイルでは不利です!!」

 

「・・・・・・情緒不安定が悪化してるな。

今度良い精神科医を紹介しよう。

それと、一芸だけじゃヒーローは務まらん。」

 

そう言って相澤先生は敵のど真ん中に飛び込んでいった。

ふむ、今度捕縛術教えてもらおう。

オレの触手と相性良さげだし。

 

「すごい!多対一でこそ先生の得意分野だったんだ!」

 

「分析しないで早く逃げるぞ!!

さもないと、置いてっちゃいまちゅよ~。」

 

「・・・・・本当に精神科医に行くことをオススメするよ。」

 

よーし、今のうちに逃げ・・・・・あれ?

そういえば原作では確か・・・・・

 

「させませんよ。」

 

やっぱり黒霧さん来るかー。

これ絶対散らされる奴じゃないっすかー。

 

「初めまして我々は敵連合、僭越ながらこの度ヒーローの巣窟、雄英高校に入らせていただいたのは平和の象徴オールマイトに息絶えて頂きたいと思ってのことでして。」

 

「その前にオレ達に倒される事を考えなかったのかよ!!」

 

切島君と爆発さん太郎が黒霧さんに突っ込むが、あの人当たり判定小さいから当然外れる。

 

「おっと、危ない危ない。」

 

「うん!!礼儀正しいのはイメージアップにつながるよ!!

その点君はほかのヴィランよりいい人と言えるね!!」

 

「(彼、情緒不安定なんじゃなくてイカレてるだけなんじゃ・・・・)

生徒といえど、イカレてるといえど優秀な金の卵。

散らして、嬲り殺す。」

 

「誰がイカレてるじゃボケェ!!」

 

「これ角都のセリフか。爆豪のセリフだと思った。

!?」

 

突然辺り一面に黒いモヤが立ち込める。

はいはいワープワープ。

さーて、どこに飛ぶかなー・・・・・!?

 

「アブねっ!!?」

 

目を開けたら真下は炎だらけ。

なんとか触手を適当な所に引っ掛けて助かったが、オレ、炎に落ちたら5回死なないとだから普通の人の五倍苦しむことになるんだよね。

ん?今は心臓が一つ減ってるから4回じゃないのかって?

その点は大丈夫。

相澤先生に頼んで、なんらかの原因で捨てられる予定の、ドナーバンクに保管されてる心臓を買ってもらってんで

残機は今は五個です!!

まさかお金まで学校が出してくれるとはね!!

性質変化はなぜか増えなかったけど。

 

「おっ、来たぜ。」

 

「えっ?こいつ仲間じゃないの?」

 

「えっ?あー、いや多分違うだろ。

こんな服してるやつ忘れねーって。」

 

なんかすごく失礼な事を言われている気がする・・・・・

あっ、いつの間にかヴィランに囲まれてる。\(^o^)/オワタ

 

「まあ、大丈夫なんだけどね。」

 

「あ?テメェ何が大丈夫なんだ?」

 

「全てにおいて!!

全方位!!触手アタック!!!」

 

「グボアッ!!」 「あべしッ!!」 「タコスッ!!」

 

全方位へと触手を勢いよく伸ばす。

因みに触手はいったん服の外に出してから伸ばしてます。

じゃないと服がダメになっちゃうからね。

 

「さて、だいたい倒したかウゴッ!!」

 

突然頬に衝撃が走る。

口元の縫い目を隠してたマスクが割れる。

まさか、生き残りがいたのか?

 

「って角都!?ゴメン!!

間違って攻撃しちゃった!!」

 

て、何だ。尾白君か。

 

「・・・・・結構本気でやったね?」

 

「・・・・ごめん。服が黒っぽいからヴィランかと。」

 

これは・・・・オレじゃなくて服なのでセーフ。

 

「そこらで転がってるヴィランは角都が倒したの?」

 

「ああ、そうだ。

尾白君の方はヴィラン、倒した?」

 

「ああ、こっちにはちょっとしか居なかったから。。

でもきつかったよ。」

 

「そうか。

それで今後についてなんだが、尾白君は他の所に救援に向かってくれ。」

 

「最初からそのつもりだったが、角都は?」

 

「相澤先生の救援に行く。」

 

「はっ!?」

 

「相澤先生の得意分野は短期決戦、助けに行かないとマズい。」

 

「だったらオレも行く。」

 

「駄目だ。」

 

「なぜ!!?」

 

「君は、何回死ねる?」

 

「はっ?」

 

「オレの個性について話そう。」

 

尾白君にオレの個性について話す。

ただし、心臓を奪えるってところ以外はね。

このことを話したのは切島君と芦戸さんだけだ。

因みに心臓を奪えるってことは親父の友人の触った相手の個性について知る事ができる個性の人に調べてもらってわかった。

 

「というわけで、無茶をするならオレのほうが適任だ。

四回まで死ねるしね。」

 

「・・・・・わかった。

言われた通りに他の人の救援に行くよ。」

 

「ああ、そうしてくれ。」

 

こうして尾白君と別れて相澤先生の居る広場に向かう。

広場に向かってる途中、オレは気付いた。

 

「・・・・これ、絶対一回は死ぬよね?」

 

はい、一回死にます。

頑張ってね。

 

「・・・・・おのれ作者。」

 

作者からの死刑宣告を受けて覚悟を決める角都であった。




この後一回死ぬけど頑張って角都☆
それとマスクが犠牲になったのだ・・・・尾白君の勘違い、その犠牲にな・・・・・


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心臓十個目 本当に恐ろしいもの

はい、難産です。
この話が原因で見てくれる人が減るのではないのかと不安です。
すごく!!


やあ皆、僕は緑谷出久です・・・・・なんてのんきなことしてる場合じゃない!!

なんてことだ・・・・相澤先生が・・・・・脳無とかいう化け物にやられた。

峰田君は完全に恐怖に屈してる。

蛙s・・・梅雨ちゃんは顔半分まで水につかってる。

必死に恐怖に耐えているんだろう。

そこにワープの個性を持った例の黒い霧のヴィランが来る。

 

「すみません、死柄木弔。

13号は行動不能にしたのですが、散らし損ねた生徒がいまして。

1人、逃げられました。」

 

「はっ?

・・・・・黒霧・・・・・お前・・・・」

 

死柄木と呼ばれた、体に手を付けた男が怒りのこもった声で言う。

 

「お前がワープゲートじゃなかったら粉々にしていたよ・・・・・」

 

死柄木が痛々しく首を掻きむしる。

 

「はぁー、流石に何十人もの、プロ相手じゃ適わない。

ゲームオーバーだ・・・・・・あーあ、今回はゲームオーバーだ、帰ろっか」

 

「はっ!?帰る?」

 

帰る?今、帰るといったのか?

 

「帰るつったのか今!?」

 

「確かにそう聞こえたわね。」

 

「やったよ!!助かるんだオレ達!!」

 

「ええ・・ケロッ!?」

 

梅雨ちゃんがセクハラされてたことに気づき峰田君を水に沈めてるが、まあどうでもいいだろう。

 

「しかし、気味が悪いわ、緑谷ちゃん。」

 

「うん、これだけの事をしておいて、あっさり引き下がるなんて・・・・」

 

ほんの少し、安堵していたその時、

 

「けれどその前に平和の象徴としての矜恃を少しでも」

 

死柄木はこちらに近づいて来ていた。

 

「へし折って帰ろう!」

 

そして梅雨ちゃんに、手を伸ばしている。

マズイ!!瞬間、奴に触れられた相澤先生のひじがボロボロになった事を思い出し、梅雨ちゃんがバラバラに崩れ去るところをイメージした・・・・・その時、

 

ガン!!ガン!!

 

何やら硬い何かを殴っているような音がする。

音がした方を、死柄木含め、この場にいた全員が見る。

するとそこには・・・・・

 

「ああ!!なんだろ!?このイナゴの腹をつまんでいるようなハラハラ感!!」

 

脳無の頭を殴っている角都君が!!

 

「「「「「( ゚д゚)ポカーン」」」」」

 

その時、僕は何が起こってるのか理解できなかった。

 

 

 

 

 

やあ皆、角都です。

いやね?脳無ってショック吸収の個性持ちで、なおかつ自分で行動しないらしいからさ。

すまっしゅみたいに脳の部分を殴ってみたんよ。

そしたら、まあなんということでしょう。

ものすごいハラハラ感に襲われたではありませんか。

 

「「「「「( ゚д゚)ポカーン」」」」」

 

・・・・・なんだその目は。

 

「あー、えー、何やってんの?」

 

死柄木さんらしき人に話しかけられる。

 

「いやね!?最初不意打ちでこの化け物倒そうとしたんですよ!

そしたらこいつ、脳むき出しじゃないっすか!?

これ、本気で攻撃していいもんかと思って強度チェックしてるとこです!!」

 

「え?あ、うん、そう。

ねぇ、こいつずっとこんなんなの?」

 

「「「「・・・・・・」」」」

 

「反論してくれてもいいんだぞー。

不意打ちアタック!!」

 

死柄木に不意打ちで攻撃を仕掛ける。

 

「おっと。」

 

やっぱ避けられるかー。

まあ彼、結構身体能力いいからね。

 

「うん、脳無、やれ。」

 

「えっ?ちょっ、ここでそれはズルヘブシッ!!」

 

後ろから丸太のような腕で腹を貫かれる。

脳無の腕ってスゴイね。

上半身と下半身がサヨナラしちゃったもん。

 

「ふう、まず一人。」

 

おーい、死んでませーん。

水難組はオレの個性知ってたよね?

なんでそんな驚いとるん?

とりあえずサヨナラしちゃったからだを触手で縫い合わせて治すか。

 

「どっこいしょ。

あっ・・・・・今まで活躍無かった土属性の心臓潰れたじゃねえか!!!

やるなら補充した心臓つぶせコラーッ!!!」

 

「うわっ!!生き返った!!

残機持ちとかチートかよ・・・・・」

 

「角都ちゃん、いい加減真面目に戦ったら?」

 

「それもそうだな。

じゃあ君達は相澤先生を運んでくれ。

オレはこいつらの相手をする。」

 

「わかった!!」

 

「おいおい、オレ達相手に一人とか・・・・舐めてんのか?」

 

「いいや!!舐めてない!!

因みに残りの残機は98個ある!!」

 

「なっ、なんだってー!!」

 

「角都ちゃん、いい加減すまっしゅみたいなノリやめたら?」

 

「わかった。」

 

梅雨ちゃんに怒られたよ。

 

「やれ、脳無。

今回は徹底的にやれ。」

 

「ウゴッ!!」

 

脳無の腕がオレの胸を殴りかかる。

とっさに体内の触手をあんで防弾チョッキみたいなのを作ったからなんとかなったが・・・・

 

「・・・・・内臓・・・・破裂した・・・・」

 

最近心臓意識しだしたせいか内臓の位置がなんとなくわかるようになったんだけど、肝臓辺りにあった感覚が消えました。

 

「・・・・・一発一発が重い・・・・・

接近戦は挑まない方がいいな。

偽暗!!」

 

脳無に向かって偽暗を本気で放つ。

偽暗は電気であってショックは生じない。

 

「しかし、傷がすぐ治りやがる・・・・・

本物の化け物だな。」

 

「その言葉、そっくりそのままお返しするよ。」

 

えっ・・・・・落ち着け。落ち着けオレよ。

そうだ。化け物級の強さって意味だ。きっとそうだ。

よし!!集中しよ。

 

「ヒャッh・・・・いかんいかん、すまっしゅみたいになるとこだった。

フルバースト!!」

 

レベルを上げて遠距離で攻撃すればいい。

フハハハハ!!手も足も出まい!!

 

「次は貴様だ。」(DIO様風)

 

「まさか脳無がやられるなんて・・・・・とでもいうと思うか?」

 

「ヒョッ?ウゲボッ!!」

 

またしても脳無の剛腕に貫かれる。

危なかった・・・・・・

今回は補充してた心臓が潰れた。

しかし、危機的状況です。

脳無が体を片手でガッチリ掴んで離れません。

これはホントに死ぬかもしれない・・・・・

 

「助けてくださいお願いします何でもしますから靴をなめろと言われればなめますヴィランになれと言われればヴィランになりますだから助けてくださいお願いしまフルバースト!!」

 

フルバーストは脳無に直撃しましたが、オレが巻き込まれない程度の威力で撃ったからだな。

全然効いてないや。

 

「脳無、やれ。」

 

後押しすんでいいっちゅうねんワレェ!!!

こうなったら最後の手段!!!

 

「根比べじゃコラァ!!」

 

触手を脳無の口の中に突っ込んで窒息させてやる!!

これやると大体ダメージ受けるからやりたくなかったんだよこの野郎!!

脳無の片手のラッシュがくる。

クソッ!!土矛が恋しい!!

 

「うおおおおおおおおぉぉぉぉ!!!超イテーーーーー!!!」

 

なんとか腕で急所は守ってますが、超痛いわ!!

 

(これ、最悪ショック死するな。

ああクソ!!これ以上性質変化失いたくないのに!!)

 

そんな事考えようが、容赦のないラッシュが襲う。

幸運なのか不幸なのか、それはわからないが、ラッシュには一発一発に力があまり掛かってなかったので、まだ心臓は潰れていない。

 

(アカン・・・・そろそろ意識が・・・・・)

 

関西弁?そんな事気にしてる余裕ないよ。

・・・・・そろそろ・・・・ゴールしてもいいよね・・・・

薄れゆく意識の中、オレは、笑ってないオールマイトを見た。ついでに緑谷。

 

(これで・・・なんとかなるな・・・・ああ、シリアルにもどり・・・・た・・・い・・・)

 

ここでオレは思った。

作者からの死刑宣告ほど恐ろしいものはない、と。




ああ、シリアスと戦闘シーンって難しい・・・・・
そして誤字が減らない・・・・・
この前お気に入り600人突破したのに・・・


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心臓十一個目 ネタの軽さ シリアスの重さ

今回、ちょっといつもより短いです。
角都が精神科に行きます。
何事もないといいねー(棒読み)


「ムニャムニャ・・・・シリアスはもう嫌・・・・・(゚Д゚)ハッ夢か!!

・・・・知らない天井。」

 

どうも、この前脳無にボコボコにされた角都です。

あいつ絶対オールマイトぐらいしか勝てる奴いないって。

あいつに勝ったオリ主はチート、はっきりわがんだね。

 

「おや、起きましたか。」

 

誰だこのおっさん。

 

「どうも、あなたの担当医の、丸山です。」

 

ん?担当医?

ああ、ここ病院か。

 

「えー、オレは今どういう状態なんですか?」

 

「えっと、体中に打撲or骨折の重傷、さらに肝臓が破裂していたので、昨日移植手術をした。

ああそれと、君がここに搬送されて二日がたってるよ。

しかし、ほぼすべての傷がもう治りかかっている。

タフだな君は。」

 

えっ?オレそんなに重傷に?

あ、でもあいつ相手に死ななかっただけまだマシか。(二回死んでます)

 

「それじゃあ君が起きた事をご家族に報告してくるよ。

なんせ君はずっと眠ったままに「角都ゥーーーーッ!!目が覚めたって本当かーーー!!!」

 

扉を突然ビシャッと開けて、親父が入ってくる。

 

「・・・・・いつ連絡したんすか?」

 

「いや、まだ連絡してないはずなんだがなぁ・・・・・」

 

「ε- (´ー`*)フッ慈恩一家は空気の流れかなんかで血縁者の位置がわかり、なおかつ目が覚めているか覚めていないかがわかるのさ!!」

 

「それどこのジョースター家?

しかも微妙にジョースター家のより強いし。」

 

この後、メールで切島君と芦戸さんにメール送ったら二分で病室に来たよ。

怖い。

皆テレポートでもできるの?

 

 

 

 

 

やあ皆、今から相澤先生の紹介で精神科に行くところだの角都です。

まさか隣の病室に相澤先生がいたとはねー。

怪我はもうほぼ完治しました。

すごいね角都さんパワー。

おっと、オレの番だ。

扉を開けて診察室に入る。

 

「やあ、君が雄英から紹介された角都君だね?

僕の名前は心操心理です。」

 

原作の心操君の親族かな?

 

「ええ、オレが角都です。

今回の要件は・・・・」

 

「知っている。

情緒不安定についてだね?

それじゃあ早速心理テストをしよう。」

 

「心理テスト?」

 

「君が患っている情緒不安定はどこからくるものなのか、それを調べるのさ。」

 

なるほど。

そういやなんでオレ情緒不安定なのか考えた事なかったな。

 

「それじゃあ早速質問しよう。」

 

バッチコーイオラー。

 

 

 

 

 

「ふむ、なるほど。」

 

「えっ?この質問でわかったんですか?」

 

「うん。」

 

マジか。

今時の心理テストすごいな。

ちょっと興味出てきた。

 

「君に情緒不安定は、ストレスからくるものだ。」

 

「えっ?ストレス?」

 

ストレスなんてコンプレックス刺激されたとき以外感じないし、何よりすぐ立ち直るからそんなに大した量じゃないと思うけどなぁ。

 

「君のストレスの大本はその見た目、いや個性だろう?」

 

「ええ、まあそうですが・・・・・」

 

「ふむ、君は典型的なタイプだ。」

 

「?」

 

「詳しく言うとね、君のような異形型の個性の人は情緒不安定などの精神に関わる病気にかかりやすい傾向にある。

それはなぜか?

自分の個性が原因で、常にストレスを感じているんだ。

それを隠すために、負担を和らげるために、脳は感情を不安定にさせ、ストレスの事を忘れさせようとするんだ。

現に個性と向き合うヒーロー科に入ってから情緒不安定が悪化するケースも少なくない。」

 

そういえば確かに、雄英に入ってから情緒不安定が一気に悪化したな。

 

「それとさっきの説明に付け足すんだが、なぜ自分の個性でストレスを感じるかなんだが・・・・・

大概、自分は化け物かもしれないと思うから。」

 

「!?」

 

自分は化け物かもしれない・・・・・

確かにそう思う事は少なくなかった。

自分の個性はまるで化け物みたいだと、よく思っていた。

そもそも、それが原因で一時期、ヒーローの夢を諦めたわけだし。

アレ?そういえば、雄英に来てからなぜかそういう事考えなくなったな・・・・

 

「(やべ・・・・つい話過ぎた・・・・

こういうの両親だけに話すもんじゃ・・・・)

こういう人が情緒不安定を治すためには、自分は化け物なんかではないという、確固たる自信をつける、もしくは・・・・・ヒーロー科の人にこういう事言っていいのかわかりませんが、個性から離れる、などがあります。」

 

個性から離れる?じゃあヒーローの夢はどうする?

諦める?ここまで来て?

 

「どうするかは、あなたの判断に任せます。

こういうのは、私共が決めることではありませんので。

それと・・・・・なるべく早く治療しないと、精神が崩壊する恐れがあります。

決断はお早目に。」

 

「・・・・・それじゃあ、失礼します。」

 

そう言って、診察室を出る。

自分が個性のせいで常にストレスを感じている?

そういえば、言われてみればさっきからずっと、胸がズキズキするような・・・・・

 

「・・・・・また、シリアスか・・・・」

 

ああ、早くネタ回に入りたい。

オレは化け物?なぜだ?

なぜ絶対に違うと言い切れない?

 

「化け物がヒーローを目指してもいいもんか・・・・・

いや、オレは何言ってるんだ。

まるでオレが化け物みたいな言い方を・・・・」

 

一応、まだ入院中の身だ。

学校は休校中だし、ゆっくりするか。

新しい悩みもできたし・・・・・

 

「本当、ネタ回が待ち遠しい・・・・・」

 

誰にも届かないその発言は、さらにオレの心を傷つけた。

何気ないマンボが、サンバ師匠を傷つけた。

うん、無理やりネタに走っても虚しいだけだな。

よし、相澤先生の病室にでも行くか。

そうしてオレはその日の残りを相澤先生と過ごした。




さて、今までこれといって他のオリ主みたいに思い過去もない角都に重い話がのしかかりましたね。
パソコンかスマホの前の皆ー、応援、よろしくねー!!
そうしたら、角都がゴールデン角都に進化するよー!!(嘘)

・・・・・最近シリアスが多くて辛い。


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心臓十二個目 ザタイムオブレトビューション バトーワンデッサイダデステニー

タイトルからしてネタ回だと思った?
残念!!
シリアスも交じってます!!


HAHAHAHAどうも!!

おニューのマスクを買ってご機嫌な状態で登校してる角都でーす!

えっ?前回までのシリアス?

あいつは置いてきた。今回のネタにはついてこれそうにない。

さぁて今日も頑張るぞー

・・・・・オレが教室に入ると皆、驚いた顔でこっちを見てくる。なぜ?

 

「なんで皆が驚いてるかわからないって顔してるから説明するけどまず質問。

・・・・・怪我は?」

 

切島君に質問される。

怪我?

 

「ああ怪我ね。

治った。」

 

「はっ!?角都結構重傷な感じで救急車に乗せられてたぞ!!?

あの怪我でよくそんなにすぐ回復できたな!!??」

 

あっ、そういえばオレ、重傷だったな。

忘れてた。

 

「あっ!もしかして皆が驚いてたのって?」

 

「・・・・・お前の回復速度のせいだ。」

 

「でも無事でよかったよー!!

なんでも一人で強いヴィランを相手にしたらしいじゃん!!」

 

芦戸さんは元気一杯やな。癒されるわー。

 

「角都君!!もしかして体が真っ二つになっても生きてたのってこの前教えてもらった個性のおかげだよね!?

あれだけ重傷でも心臓のストックさえあれば生き残れるなら回復系の個性の人と組んだらそれはもう勝てる人なんてほんの一握りだろう。それに自身の回復速度も回復系の個性とまではいかないけど中々の速さだ。待てよ五回まで死ねてさらに応用力の高い触手、さらに炎や風を操れるとなると災害救助、ヴィランの確保、そういえば自身の触手で吹き飛ばされた下半身とを縫い付けてたな。この個性、どんな場面でも充分に活躍できる万能な個性じゃないか。しかもこういう個性はどこかで弱点が出るものだけど角都君にはそれがない。強いて言えば自力が問題あるかな?あくまで怪力とかにはなれないだろうし。いや、別になくても問題がないほどこの個性、すごく強いぞ。

いざ相手をするとなると触手、および属性のある攻撃が繰り出させる前に懐に踏み込むぐらいしか・・・・・」

 

「ストップ、ストーップ。

一体オレの個性の分析に何行使う気だ?」

 

「あっ、ゴメン。つい熱が入っちゃった。」

 

ここまで令婿に分析されるとそのうち、オレよりオレの個性を把握してる状態になんないだろうか。

 

「皆ーーーー!!朝のHRが始まる!!席に着けーーーー!!」

 

「おっ、せやな。飯田君も座ったら?」

 

そうして席に着いて間もなく相澤先生が入ってくる。

 

「お早う」

 

『角都同様復帰早ええええええ!!!』

 

包帯グルグル巻きの相澤先生が入ってくる。

病院にいた時もあんなだったな。

 

「オレと角都の安否はどうでもいい。「あの先生が生徒の安否をどうでもいいって言うのはどうなんですか?」

何より戦いはまだ終わってねぇ。「無視ですかそうですか。泣くぞ!!」

 

相澤先生の発言に教室内がざわめく。

 

「戦い・・・・?」

 

「まさか・・・」

 

「まだヴィランが!?」

 

「雄英体育祭が迫っている。」

 

「「クソ学校っぽいの来たーーーー!!!」」

 

他の人がずっこける中、オレと切島君が叫んだ。

 

「待って待って。」

 

「ヴィランに侵入されたばっかりなのに大丈夫なんすか?」

 

その疑問もわかる。

その後相澤先生が説明する。

逆に開催することによって雄英の警備は盤石だということを示したいらしい。

警備の数は例年の五倍だそうだ。

まあそれに雄英体育祭はオリンピック枠のイベントだしねー。

そう安々と開催を中止できないってのもあるだろうな。

 

「当然、全国のトップヒーローも観ますのよ。スカウトのために。」

 

そう、ヤオモモの言う通り全国のトップヒーローも見るのだ。

この後のイベントである職場体験先はヒーローからの指名で行先が決まる。

このイベントはオレ達にとってもすごく重要なのだ。

 

「時間は有限。

プロに見込まれれば、その場の将来が拓けるわけだ。

年に一回・・・計三回だけのチャンス ヒーローを志すなら絶対に外せないイベントだ。」

 

あっ、やべ、改めて言われると最近気付いたストレスが悪化した。

胃が痛ぇ。

 

 

 

 

 

どうも、ストレスに押しつぶされそうな、角都です。

 

「デク君、飯田君、角都君、切島君、芦戸ちゃん・・・・」

 

おや?これは・・・・・

 

「頑張ろうね・・・・・体育祭・・・・・

わ"た"し"か"ん"は"る"う"う"う"う"う"う"う"!!!!!」

 

「じゃあオ"レ"も"か"ん"は"る"う"う"う"う"う"う"う"!!!!!」

 

「麗日と角都が奮起した!?」

 

「角都君はわかるがどうしたんだ麗日君!?」

 

「キャラがブレブレだぞ・・・・・角都はわかるけど。」

 

皆の中でのオレって一体・・・・

 

 

 

 

 

 

いえーい放課後いえーい。

切島君と芦戸さんと修行したいのに教室から出れないいえーい。

 

「なんであんなに教室前に人が集まってるの?」

 

「敵情視察って奴じゃね?

ホラ、オレ達ヴィランに襲われて生き残ったから。」

 

「なるほど!!宣戦布告ってやつだね!!」

 

「芦戸さん、それちょっと違う。」

 

しかし・・・・人が多い!!通れねえ!!

 

「意味ねぇからどけモブ共。」

 

「知らない人とりあえずモブっていうのやめろ爆発さん太郎!!」

 

「ヒーロー科の人たちって皆こうなのかい?ちょっと幻滅しちゃうなぁ。」

 

人込みをかき分けて心操君が出てくる。

 

「違うよ!!こんななの爆発さん太郎だけだよ!!」

 

「爆発さん太郎って呼ぶのやめろクソ触手!!!」

 

「(このヴィランっぽいの、絶対強いな。

まあ洗脳したら意味ないか。・・・・・意味ないよな?な?

やばい・・・・なんか魔王見てる感じがする。

洗脳なんてこいつに効くか?)

たっ、体育祭のリザルトによっちゃヒーロー科への編入も考えてくれるんだって、その逆もまた然り。

知ってた?普通科ってヒーロー科に落ちた人とかが結構入ってるんだよ?」

 

「ウボアッ!!!」(吐血)

 

『!?』

 

しまった。ストレスに耐え切れず吐血しちゃった。テヘッ☆

 

「ああもう面倒臭いや・・・・・

切島君、芦戸さん、早いとこ裏山行って修行しよ修行。」

 

「おう、そうだな。

・・・・・吐血とか大丈夫か?」

 

「一応角都、傷治ったばっかなんだし無理しちゃダメだよ?」

 

「ああ、わかってる。」

 

そう言って三人で教室を出る。

背中に視線を感じるけど知らん。

 

 

 

 

 

「ヒャッハー!!組手だー!!」

 

「オレが相手だ角都ゥ!!」

 

「汚物は消毒ダーッ!!」

 

どうも、いつもの裏山で切島君と組手をしようとしてます。

芦戸さんは審判です。

 

「ラウンゥワァンディッサインドゥデスティニー」

 

ジョインジョイントキィ。

 

「ユクゾッ!!」

 

「南斗獄屠拳!!」

 

「あっ、角都に開幕獄屠が刺さった。」

 

ふぅ・・・・・まさか開幕獄屠が刺さるとは。(注 組手です。)

 

「それじゃあふざけずに行くぞ!!」

 

「来いっ!!」

 

まずは触手パンチ・・・・・はずれすぎぃ!!

触手パンチが外れた時の隙を狙って切島君は一瞬で距離を縮める。

これはオレが教えた、通称那魏(ナギッ)である。

こんなこともあろうかとあらかじめ構えておいた圧害を・・・・・

 

『大概、自分は化け物かもしれないと思うから。』

 

「!?」

 

突然、精神科で言われた言葉を思い出す。

なぜ今その言葉を思い出したのだろう。

個性を使おうとしたからか?

そして自分の顔のすぐ横には、仮面の化け物が数少ない友人に向かって口を開けていた。

 

「クッ!!!」

 

咄嗟に化け物の仮面を殴り、距離をとる、がしかし、それに合わせ化け物もこっちに近づいてくる。

なんだこいつ。

だが、オレの友人に牙をむく奴は誰であろうと・・・・・

 

「角都、どうしたんだ?

突然圧害の発射口の仮面を殴りつけて・・・・」

 

切島君の言葉で我に帰る。

今、オレが殴り、距離をとろうとしたのは、オレの個性だった。

切島君と芦戸さんは驚いたような表情でこちらを見つめている。

 

「いや、ちょっと調整をミスっちゃって。

あのままだと内部で破裂するとこだったよーHAHAHA」

 

すぐに嘘をつく。

だって、言えないだろ。

数少ない、大切な友人に、自分の個性をヴィランと間違えただなんて。

この二人には精神科で言われたことを伝えていない。

伝えたら、絶対心配するだろう。

 

「あー、悪い。怪我が治りたてだからかな?

疲れがあるっぽいわ。

先、帰らせて貰うよ。」

 

「大丈夫?角都のお父さん呼ぶ?」

 

「いや、大丈夫だ。一人で行ける。」

 

「そう・・・・・じゃあ気をつけてね。」

 

「早く元気になれよー。」

 

「ああ、それじゃ・・・・・」

 

気が付くと、オレの胸はズキズキと痛んでいた。

病院でも感じられた、あの痛みだ。

きっとストレスを感じているのだろう。

 

「果たして化け物(モンスター)英雄(ヒーロー)になれるのか・・・・・

いや、そもそもオレは化け物(モンスター)なのか?」

 

誰に対して言っているのかわからない質問は、綺麗な空へと消えてゆく。

角都は自分の家へと芦を進める。

自身の胸の痛みが、病院の時より酷くなっていることに気づかずに。




ああ、いつになったらシリアスから解放されるんだ・・・・・
こうなったら暴走して写輪眼でも覚醒させようかな。
なんちゃって☆
しかし、もうちょっとで病むなこれ。


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心臓十三個目 クリーク!クリーク!

今回はシリアスに耐えかねた作者が暴走して作りました。

誤字が減らねえ・・・・・


どうもー角都でーす。

これから体育祭までは特にイベントとか無いんで日記形式でまとめまーす。

( ´Д`)=3 フゥストレスが消えない・・・・・

 

~1日目~

切島君と芦戸さんと山籠もり。

今回は触手の訓練と称して属性を使わなかったので前回みたいな事にはならずに済んだ。

 

緑谷君を見つけた。

あとなんかガリガリの人。

オールマイトだね。

緑谷君は師匠だって言ってごまかしていたけど嘘ついてるのバレバレ。

さては嘘つくの下手だな?

 

~2日目~

今日も触手の訓練。

触手立て伏せを沢山やった。

一部の触手が筋肉痛になった。

え?触手って筋肉痛になるの?

これ筋肉なの?

 

~3日目~

親父にその件を聞いてみるとどうやらこの触手、一応は筋肉に似たものらしい。

いや、普通に考えたらそうか。

 

~4日目~

今日は1人で属性の訓練をしようと裏山に行ったらまた緑谷君がいた。

エンカウント率たかない?

 

~5日目~

今日は近くでヴィランが現れたようなので見に行く。

プロヒーローの立ち回りだとか、いろいろ参考にできることがあるかもしれない。

 

~6日目~

ハァ、どうせオレなんて・・・・・

今、誰かオレを笑ったか?

昨日、現場に見学に行ったら周りの人が新しいヴィランが来たぞー!!とかふざけた事言ったせいでこちとら誤認逮捕されたんだよ・・・・・

どうした・・・・・笑えよ・・・・・どうせオレなんて・・・・

 

~7日目~

今日は別にこれといったことはなかったぜ。

 

~8日目~

ええい(日記書くのが)面倒!!

やめてやるわこんなもん!!

 

~残りの日々~

修行しますた。

 

 

 

 

 

とまあこういった具合で今日は体育祭!!!

沢山の人に見られるよ!!

ストレスで胃が痛い!

(´Д`)ハァ…

1-Aの控室に行こう・・・・・

(´Д`)ハァ…

胃腸薬はどこだ?

 

「おっ、角都!

来たか!」

 

「やあ切島君。オレの胃腸薬知らない?」

 

「えっ?」

 

ああ怖い。

ブーイングとか来ないよね?((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

 

「フハハハハハハ!!

帝王に逃走は無いのだァーー!!」

 

「角都、情緒不安定が悪化してない?」

 

「おはよう芦戸さん。

そんなことはないよー(棒読み)」

 

「じゃあいいや!!」

 

「芦戸、それでいいのか・・・・」

 

ああ、切島君がツッコミ役に・・・・・

まあ情緒不安定と天然が相手なら仕方ないか。

 

「あっ、そうだ。

ねえ爆豪。」

 

「あっ?

何だよクソ触手。」

 

「ちょっと話が―――――――」

 

 

 

 

 

さて、そろそろ体育祭が始まる。

選手入場の時はまだ平和。

オレだけに視線が集まるわけではないしね。

そういえば爆発さん太郎はちゃんとやってくれるだろうか。

 

『雄英体育祭!!ヒーローの卵たちが我こそはとシノギ削る年に一度の大バトル!!』

 

やっぱり実況はプレゼント・マイクか。

相澤先生も喋ったら?

 

『どーせてめーらアレだろこいつらだろ!?

敵の襲撃を受けたにも関わらず、鋼の精神で乗り越えた奇跡の新星!!

ヒーロー科!一年!A組だろおおおおぉぉぉぉぉぉ!?』

 

「ウグオッ!!

プレッシャーが!!プレッシャーが!!」

 

「落ち着け角都!!

大丈夫だ!!」

 

「そうだよ!!何も吐血するほどじゃないよ!!」

 

そうだ、落ち着けオレ。

大丈夫、角都強い子。

その後は続々と別のクラスの人が入場してくる。

全員入場したところでミッドナイト先生が出てくる。

良かった。

コスチュームが漫画版の肌色タイツじゃなくて白色タイツだ。

 

「選手宣誓!!」

 

「ミッドナイト先生、なんて格好だよ・・・・・」

 

「さすが18禁ヒーロー。」

 

「18禁が学校にいていいものか。」

 

「いい!!」

 

まあそもそもオレというGがつくほうの18禁がいるしね。

あっ、ヤベ、自分で言って悲しくなってきた。

 

「選手代表1-A爆豪勝己!!」

 

おっ、果たして爆豪はちゃんとやってくれるかな?

 

「せんせー。」

 

カモン!!カモンベイベー!!

 

「諸君、私は戦争(体育祭)が好きだ。」

 

『!?』

 

キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

 

「諸君、私は戦争(体育祭)が好きだ。

諸君、私は戦争(体育祭)が大好きだ。

 

リレーが好きだ

騎馬戦が好きだ

綱引きが好きだ

玉入れが好きだ

 

運動場で

雨天決行された際の体育館で

 

この地上のありとあらゆる戦争行為(体育祭)が大好きだ。」

 

よし!!ちゃんとあの時渡したメモ通りに話してる!!

ていうかよくあの短時間で暗記できたな。

 

「戦列を並べた徒競走の選手が一斉に走り出し、轟音を発しながらゴールテープを吹き飛ばすのが好きだ。

空中高く放り投げられた玉がきれいに網に入り点数になった時など心が躍る。

 

足並みを揃えた騎馬たちが別チームを蹂躙するのが大好きだ。

歓喜状態の足の遅いやつが一位になった事実を周りの人に確認した時など感動すら覚える。

 

敗北主義の運動神経の悪いクラスが最下位をとったときなどもうたまらない。

哀れな抵抗者(別クラスの人)が点数が引き離されている中健気にも立ち上がって来たのをさらに点数を引き離して希望を粉砕したときなど絶頂すら覚える。

 

必死に守るはずだった一位の座を奪われるのは悲しいものだ。

 

別クラスの騎馬に追い回され逃げ回るのは屈辱の極みだ。

 

諸君、私は戦争(体育祭)を、地獄の様な戦争(体育祭)を望んでいる

諸君、私に付き従う大隊戦友諸君

君達は一体何を望んでいる?」

 

「おい、これどうする?」ヒソヒソ

 

「乗っかるか?」ヒソヒソ

 

「乗っかろう」ヒソヒソ

 

「更なる戦争(体育祭)を望むか?

情け容赦のない糞の様な戦争(体育祭)を望むか?

鉄風雷火の限りを尽くし三千世界の鴉(別クラス)を殺す、嵐の様な闘争(競争)を望むか?」

 

体育祭(クリーク)体育祭(クリーク)体育祭(クリーク)!』

 

「よろしい、ならば体育祭(クリーク)だ。

我々は満身の力をこめて今まさに振り降ろさんとする握り拳だ

だがこの暗い闇の底で半世紀もの間堪え続けてきた我々にただの戦争ではもはや足りない!!

 

大戦争(体育祭)を!!

一心不乱の大戦争(体育祭)を!!

我らはわずかに一個大隊 二十人になる雄英生に過ぎない

だが諸君は一騎当千の古強者だと私は信仰している

ならば我らは諸君と私で総力2万と1人の軍集団となる

 

我々を忘却の彼方へと追いやり眠りこけている連中を叩き起こそう

髪の毛をつかんで引きずり降ろし眼を開けさせ思い出させよう

連中に恐怖の味を思い出させてやる

連中に我々の軍靴(シューズ)の音を思い出させてやる

 

天と地のはざまには奴らの哲学では思いもよらない事があることを思い出させてやる

 

二十人のヒーロー科の戦闘団(A組)で世界を燃やし尽くしてやる」

 

「えっと・・・・・以上、宣誓でした!!」

 

ふむ、ちょっとふざけすぎたかな?

まあ久しぶりにネタ回っぽくなったからいいだろう!!

 

「いわゆる予選よ!

毎年、ここで多くの者が涙を飲む事になるわ。

さて、運命の第1種目!今年は・・・・コレ!!」

 

ミッドナイト先生を発表する。

第一種目は障害物競走。

コースさえ守れば何してもいいのか。

ほほう(邪悪スマイル)

あっ、でもキリがいいし、これは次回ね☆

爆発さん太郎の演説で文字数使いまくったからね←原因

それじゃあまた次回!!




いやー、観客からしたらただの体育祭バカですね爆発さん太郎。
指名ちょっと減りそう


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心臓十四個目 走る~走る~オレ~た~ち~

始まりました徒競走!!
果たしてどんな障害物が角都を待ち受けているのか!?


イエーイどうもー。

前回爆豪を爆発さん太郎少佐にした角都でーす。

さて!!オレが今、何をしているかというと!

・・・・・障害物競走のスタート地点が狭いせいで動けません。

助けて。

あっ、そろそろ始まるな。。

 

『スタート!!』

 

スタートの合図がなるのと同時に足元が凍り付く。

おのれ半分こ怪人フレイザード!!

最近出番が無いからってそこまでしなくてもいいじゃない!!

まあジャンプして避けたんですけどね。

練習してたアレ、やるか。

 

「触手を編んでグライダーを作る!!

頭刻苦と圧害を推進力に採用しました!!」

 

これで空が飛べるぜ!!

いやー、しかし気持ちいいね、空を飛ぶの。

 

『おおぉーっと!

A組の角都、自身の個性でグライダーを作ったぁぁー!!

空飛ぶのってアリなの?』

 

『ルールはコースから外れない限り何してもOKだから、アリです。』

 

先生のお許しを得たぜ!やったぜ!

 

「オイコラクソ触手ゥゥーーーー!!!」

 

・・・・・この声、まさか・・・・

 

「テメェだけが空飛べるわけじゃねぇーんだぞコラァ!!」

 

「やっぱりお前か爆発さん太郎!!!」

 

「その呼び方やめろ!!」

 

何こいつ!!スロースターターなんじゃないの!?

 

「一位の座はオレのもんだぁぁーーーー!!!」

 

ん?一位?

チラッと地面のほうを見ると、誰もいません。

ちょっと後ろにはフレイザードとかが走ってます。

 

「えっ?オレ、一位?」

 

ウソやん。

 

「死ねェ!」

 

「テレビだぞこれ!!

テレビで放送されんだぞ!!

死ねとか言うな!!」

 

「じゃあお前はテレビ出るな歩くR18-G!!」

 

「精神攻撃ヤメーや!!」

 

爆豪が爆破で攻撃を仕掛けてくるが、この形態、小回りきくから当たらない。

 

『おっとぉ!!早くも白熱の空中戦が始まっているゥ!!』

 

『爆豪は個性の都合上、スロースターターなんだが・・・・・ちょっと無理してるのか?』

 

うん、それオレも思った。

 

「死ねカス!!」

 

「だからそういう暴言やめろ!!

そして偽暗食らえ!!」

 

いい加減しつこいので偽暗をちゃんと手加減して撃つ。

だってこれ、カカジ先生の千鳥並みの威力出るもん。

まともに食らったら死ぬわ。

 

「当たるかんなもん!!」

 

「反射神経でよけれるもんじゃないんですけどねぇ!!」

 

爆豪反射神経おかしいだろ絶対。

羨まし・・・・何あのロボ。

 

『さぁ、いきなり障害物だ!

まずは手始め・・・第一関門ロボ・インフェ「「邪魔(だ)!!」」

・・・・・角都と爆豪壊すの早すぎない?』

 

邪魔だったんでフルバーストで破壊しちゃった☆

ん?推進力?いや、形がグライダーだからしばらく滑空できるんだよね。

 

「ていうかいい加減オレ離れしろ爆発さん太郎!!」

 

「うるせぇ!!だったら一位の座譲りやがれ!!」

 

後ろから二連続オレじゃなかったら死んでたぞが聞こえる。

皆なんとかなってるみたいだね。

 

「死ねぇ!!」

 

「うるせぇ!!お前もう落ちろ!!」

 

『第二関門はどうさ!?落ちればアウト!!それが嫌なら這いずりな!!ザ・フォ「だからオレから離れろ!!」

「オレが勝つまで離れねぇ!!」

・・・・・次回から飛ぶ奴対策しようぜ?』

 

『・・・・・そうだな。』

 

さっきからずっと飛んでるから関門が意味をなしてないね。

最終難関も地雷コースだから・・・・・あっ。

 

「製作者さんごめんなさい。」

 

「何言ってんだコラ!!死ね!!」

 

爆豪はこちらに向けて爆破を放ってくるが、普通に避ける。

さっきから攻撃、避ける、攻撃、避けるのループが続いてるんすよ。

 

「それとお前本当にタフだな!!

もう何kmか、ずっと爆破で飛び続けてるのによく体力切れないね!?」

 

オレの場合、個性は推進力、空中に滞空するのにはさほど体力はつかわないが、爆豪は爆破で空を飛ぶのには相当体力を使ってるはずだ。

うん、さすが才能マン。

 

「さすがは入試一位通過!!

そこはさすが!!

フハハハハハハ!!!」

 

「何だその高笑い!?」

 

しかし、あんま体力使わないって言ったが、さすがに何kmも飛び続けると、さすがに疲れてきた。

ちょっと進み方変えよう。

 

「チェンジ!!マッソォ!!」

 

触手を体にまとい、筋肉ではなく触手で体を動かす。

しかも触手が衝撃を吸収してくれるので高い所から落ちても平気。

 

「あっ!?待てクソ触手!!」

 

やっぱ追ってくるよねー。

だがしかし!!このモードは身体能力がバカみたいに上昇する!!

最近アニメに出てきたヴィランの能力を参考に開発しました!!

 

「というわけでゆくぞぉぉーーー!!!」

 

ドスドスと轟音を鳴り響かせながら走ってゆく。

 

「待てっつってんだろクソ触手ーーッ!!!」

 

「・・・・・」

 

当然追ってくるよね。

後轟君は無言でこっちくるのやめろ!!

何、怒ってるの!?

ずっと空中戦してたせいでどうしても出番少なくなっちゃったの怒ってるの!?

 

『さてとうとう最終関門!!地雷原!!

A組の空中飛んでた二人が地面に降りてきてよかった!!

このステージがトップ二人に意味をなさないなんて自体にならずに済んだ!!』

 

『あのままだと作ってくれた人たちに申し訳ないしな。』

 

「地雷なんて関係ねェーー!!」

 

地雷を踏みぬきながら走る。

 

「チッ!後続に道を作ることになるが仕方ない!!」

 

轟君は地面を凍らせながら走ってくる。

 

「死ねクソ触手!!半分野郎!!」

 

爆豪は飛んでいる。

 

『・・・・・前言撤回。

製作者さんごめんなさい。』

 

『上位二人どころか上位三人だったな。』

 

なんかごめんね?

てそんな余裕無い!!

今は三人がそれぞれがそれぞれを妨害してます。

轟君がオレを凍らせようとしてきたのを避ける。

その後間髪入れずに爆豪の爆破・・・・・・ん?

 

「何協力してオレの妨害しとんのじゃお前ら!!!」

 

「「真ん中にいるお前が悪い。」」

 

「なんやねんその突然のチームプレイは!!!

ていうかオレ地雷踏み抜きながら走ってんだぞ!?

お前らよく爆発に巻き込まれないね!?」

 

2人の攻撃を捌きつつゴールに走る。

クソッ!いじめか?いじめか!!

クリリンの事かーーーー!!!!

 

「オレはもう怒ったぞぉぉ---!!!」

 

足に巻き付ける触手の数を増やし、走る速さを挙げる!!

 

「さらばだいじめマンども!!」

 

フハハハハハ一気にスピードアップだ!!

 

「待てクソ触手ゥゥゥ!!!」

 

やっぱ爆豪は来るよね。

おいちょっと待て。

轟が靴を氷でスケート靴みたいにして地面の氷の上をすべってるんだけど。

何この窮地に原作でやったことないことやってんの?

しかもスケート選手顔負けなぐらい速い!!

 

「追いついたぞ、角都。」

 

「うん、そういう少年漫画の主人公みたいなセリフやめろ!!

この作品の主人公はオレだ!!」

 

「何オレを無視してんだコラァ!!」

 

「あっ、ごめんねー。」

 

「テメークソ触手・・・・・」ビキビキ

 

そんなこんなでゴールまであとちょっと。

今オレは・・・・・ギリギリ三位?

やばい!!追い抜かないと!!

 

「こうなったら圧害を推進力にしてスピー『ドゴンッ!!!』

・・・・・・・まさか?」

 

三人とも後ろを向くとそこには・・・・・

いや、勿体ぶらなくてもいいねこれ。

はい、原作通り緑谷君がこちらに吹っ飛んできてます。

 

『A組 緑谷 爆発で猛追ーーーーーーっつーーか!抜いたぁぁぁぁぁぁぁ!!!』

 

「させんっ!!」 「オレの前に行くなデク!!」

 

「もっと早く滑らなきゃマズイ・・・・・」

 

ルルルルルロオオオオオオオオオオ!!!!

さぁせるかああぁぁぁ!!!

こうなったら全能力を推進力にしてやる!!

あっ、でも偽暗はいらん。

 

「FOOOOOOOOO!!!!

あっ、ちょっ、やめろ緑谷君オレを踏み台にするのはフグッ!」

 

緑谷君はオレを踏み台に地面に落ちた際の起き上がりのタイムロスを無くす。

 

「お前ら待てーーーーッ!!!」

 

やばい!!頭踏まれたせいでちょっと減速しちゃった!!

追いつけオレ!!

 

「WRYYYYYYY!!!」

 

『さっきから思ってたが角都の雄叫びヤベェ!!』

 

 

 

 

 

はい、結果から言います。

四位でした。

 

「緑谷君、おのれよくも・・・・・・

まあそれはいいとして、HAHAHAHA!!

負けちゃったよ、爆発さん太郎に!!」

 

「なんでオレだけ名指しなんだコラ!!」

 

「さて切島君と芦戸さんはどこに・・・・・」

 

あっ、いた。

 

「おーいお二人さん。」

 

「おっ、角都!!

最後、残念だったらしいな。」

 

「ねぇねぇ!どんな感じだったの!?」

 

「そういうのはグイグイ聞かないでくれ芦戸さん・・・・・」

 

しかし、次の競技は騎馬戦だったはず。

四位って何ポイントだっけ?

まあいいや。

・・・・・・あっ、オレと騎馬組んでくれる人、いるかな?

轟チームには原作でのチームで充分強いし、多分オレをライバルとして扱うだろう。

緑谷チーム・・・・・無理だな。

これで飯田、麗日、緑谷は無理。

切島君とか芦戸さんは爆豪チームだし・・・・・あれ?

実は角都、高校で順調に友人を増やしているが、あくまで過去に比べて。

仲が良い人は精々5人程度なのだ。

しかも原作的に5人とも別チーム。

 

(・・・・・やばい、どうしよう・・・・胃が痛くなってきた・・・・)

 

新たな不安と知りたくなかった事実に、今日も角都は胃を痛めた。




角都が胃痛キャラになってる・・・・・
別にさほどツッコミしてるわけじゃないのにね。不思議だね。

そういえば角都の騎馬はどうなるんでしょうねぇ


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心臓十五個目 妖怪 腕切り触手

なぜだろう。
体育祭の前よりもネタがぶっ込めるのはなぜだろう。
今回は騎馬戦です。


やあ画面の前の皆、角都です。

今、騎馬戦で組んでくれそうな人を探しています。

 

「あのー、一緒に騎馬組んでくれませんか?」

 

「あっ、すいません。もう決まっちゃってます。」

 

「あのー、一緒に騎馬を「ヒッ!助けてくださいお金持ってません!!」

 

「あのー、一緒に「いやー!!怖い人が来たーーーー!!!助けてーーー!!!」

 

「あのー、一「うわああああああああああ!!!!」

 

「あのー、「(絶望してる顔)」・・・・・・」

 

こういった具合で全然チームが組めません。

フレイザードは誘ってくれずにさっさとチーム組んだし、緑谷君もチームがもう決まってしまっている。

勇気を振り絞って初対面の人に話しかけたら上記の通り。

これは化け物三体とオレで一人騎馬戦も視野に入れないと。

・・・・・・自分で言ってて悲しくなってきた。

 

「こうなれば最後の手段!!」

 

そういって1-Aの人が集まっている所に向かう。

その人だかりの中心はもちろん爆豪だ。

あそこに混ざれば「あっ、お前も爆豪と組めなかったの?オレもだよー」って感じになって騎馬を組めるかもしれない。

あいにく爆豪が一人一人個性を聞いているためまだ完全結成されてないからあわよくば爆豪チームに入れたらな、とかも考えている。

 

「爆豪!!どこの人とも組めなかったからオレと組んで!!」

 

どうせ拒否するだろう。

だがそれでも騎馬を組める確率は上がる。

 

「ああ、いいぞ。」

 

ほーら・・・・えっ?

 

「・・・・・今、なんと?」

 

「いいって言ったんだクソが。」

 

・・・・・・うそやん。

 

「あー、一応、理由は?」

 

「今決まってるのはクソ髪とピンクだけだ。

これだと機動力にかけちまう。

だからお前の触手で足りない機動力をカバーする。

それと触手で化け物を造れるからな。

人手を増やせる。」

 

なるほど。

確かにオレの個性だと瀬呂君みたいな立体軌道もどきもできるし他の能力も自分で言うのもなんだが中々のものだ。

見抜いてやがるぜ。

 

「あとは・・・・」

 

えっ?まだあるの?

 

「おめぇは絶対、本戦で、オレの手で、ぶっ潰したい。

別チームだと最悪騎馬戦で落ちる可能性があるからな。」

 

絶対と本戦でってところとオレの手でってところを強調して話してくる。

やべ、胃が・・・・・

 

爆豪が 仲間に 加わった

 

切島君が 仲間に 加わった

 

芦戸さんが 仲間に 加わった

 

騎馬戦の メンバーが そろった

 

 

 

 

 

 

さて、仲良し三人組+αで騎馬を組めた、角都です。

 

「ねぇ爆豪、作戦とかってある?」

 

一応聞いてみるが・・・・・

 

「勝つ!!」

 

違う、そうじゃない。

 

「勝つためにはどうすればいい?」

 

「クソ触手は化け物を出せるだけ出して周りの雑魚からハチマキをぶんどらせろ。

随時指示は出す。」

 

ふむ、なるほど。

あっ、因みにUSJで失った心臓二つはちゃんと補充しました。

それとなんの属性もない心臓から化け物を造っても、その化け物はなんの属性も持ちません。

妥当だね。

 

『さぁ、上げてけ閧の声!血で血を洗う雄英の合戦が今!!』

 

おっ、そろそろか。

 

『狼煙を上げる!!!』

 

よーし組むぞー。

あー、女子と騎馬組むなんて初めて。

 

『いくぜ!残虐バトルロイヤル!カウントダウン!

3!!』

 

「爆発さん太郎少佐、顔芸やめたら?」

 

「誰が爆発さん太郎少佐じゃコラ!!顔芸もしてねぇ!!」

 

『2!!』

 

「ホントだ!!顔芸してる!!www」

 

『1!!』

 

「おいちょっと待て!!オレ前騎馬だから見えない!!

見てぇ!!」

 

「見ねぇでええわクソ髪!!」

 

Q、スタート前にこんな空気で大丈夫か?

A、大丈夫だ。問題ない。

 

『START!!』

 

「化け物分離!!

ハチマキ持ってこいオラーッ!!」

 

スタートと同時に化け物達を分離してハチマキを取りに行かせる。

これで少なくとも最悪の事態は・・・・・・ん?

 

「爆豪、どこ行った?」

 

「「えっ?」」

 

「どこ行ったあのバカ!!」

 

何!?マジでどこ行った!!

えーっと・・・・・・あっ、居た。

単身空を飛び、緑谷チームに向かって飛んで行っている。

あいつ・・・・・

 

「すぐにバカ回収するぞ!!

バカの狙いは緑谷チーム、緑谷チームを追えばバカに近づく!!」

 

「「おうっ!!」」

 

バカだ!!あいつ本当にバカだ!!

騎馬を崩さないように緑谷チームの方向に向かう。

今は常闇君の黒影(ダークシャドウ)と戦っている。

そこをオレの触手で回収する。

 

「何やってんだバカ発さん太郎!!

お前が落ちたらルール上負けなんだよ!!」

 

「うるせえ!!オレは落ちねえ!!」

 

「ちょっと二人とも!!口喧嘩タイム!!

爆豪ハチマキどうしたの!?」

 

「何っ!?」

 

「ハハッ、君達バカすぎ。」

 

ムッ!!こいつは!!

 

「いつかに無意味に煽ってきたやつ!!」

 

「あの時の!!」

 

「あの後角都を慰めるの大変だったんだぞーッ!!」

 

「名前で呼べ名前で!!」

 

「「「お前の名など知らん。」」」

 

「こいつら・・・・・コホン。」

 

あっ、何か仕切りなおした。

しかし普通にやばいな。

属性持ちの心臓全部野に放っちゃった。

 

「ミッドナイトが第一種目といった時点で、予選段階から極端に数を減らすとは考えにくいと思わない?

おおよその目安を四十位以内と仮定して、その順位以下にならないよう予選を走ってさぁ。

後方から、ライバルになる人達の個性や性格を観察させてもらった。」

 

「えっ?広報から?」

 

「後方から。

その場限りの優位に執着したって仕方ないだろ?」

 

「クラスぐるみかっ!」

 

「まあ全員が総意ってわけじゃないけど、いい案だろ?

人参ぶら下げた馬みたいに仮初の頂点を狙うよりさぁ。」

 

「ヌッ・・・・クッ・・・」

 

「ああ、後ついでに君達、有名人だよねぇ。」

 

達?

 

「ヘドロ事件と武器化人間事件の被害者プラス、ヴィランと間違われて気絶させられた人。」

 

グホァッ!!

 

「今度聞かせてよ。年に一度、ヴィランに襲われる気持ちってのをさぁ。」

 

「・・・切島・・・・予定変更だ・・・・・」

 

やばい、ヴィランっぽいオーラがオレの比じゃねぇ・・・・・・

 

「デクの前に・・・・・こいつら全員殺そう・・・・・」

 

落ち込んじゃダメだ落ち込んじゃダメだ落ち込んじゃダメだ落ち込んじゃダメだ落ち込んじゃダメだ落ち込んじゃダメだ落ち込んじゃダメだ

落ち込んじゃダメだという気持ちが、角都の変なスイッチを入れた!!

 

「ヘヘッ・・・・・ヘヘッ・・・・・こいつらさぁ・・・・・殺していいの?」

 

「ああ、殺していいぞ・・・・」

 

「二人とも落ち着け!!

冷静にならねえとポイント取り返せねえぞ!!」

 

「進め切島ぁ・・・・オレは今ァ!!

すこぶる冷静だぁ!!!」

 

「殺す・・・・・殺す・・・・・」

 

「頼むぞマジで・・・・・頼むぞ本当に。」

 

「行けええええええ!!!」

 

物間の騎馬に猛突進する。

さて、いつ殺せるかな?

 

「死ねええええええ!!」

 

爆豪が右手の大振りを繰り出すが、いなされる。

 

「オラアアアアア!!!」

 

そこを背中から出した触手で攻撃する。

やべっ、服破れた。

これはさすがにマズイと思ったのか騎馬に避けるよう指示を出す。

一瞬で変幻自在の触手を見抜くとは・・・・・・頭、顔立ちはいいのに爆豪とは別方向で性格で損してるな。

そして爆豪に向かって爆発を放つが、隙でも付かない限り当たらない。

だって偽暗避けるんだぜこいつ。

そのままの勢いで切島君のツンツンヘアーをはたく。

おや、これは?

 

「爆豪!お前も駄々被りか!?」

 

「チッ!クソがあああああぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

もう一度爆豪は右の大振りを繰り出す。

物間チームは今度は避けない。

勝った!!第三部完!!

になればよかったなぁ。

 

「いやー、いい個性だよ。僕の方がいいけどさー。」

 

クソイタリアンの腕と顔の一部が切島君の個性のように岩みたいになっている。

 

「うおーーーっ!また被「ちげぇ・・・・」おっ?」

 

「こいつ、コピーしやがった・・・・」

 

「正か「オラァ!!」フグッ!」

 

やったぜ。

初めて触手パンチが当たったぜ。

このままハチマキを・・・・・

 

「いてて・・・・フンッ!!」

 

物間は腕を硬化させて触手を切り落とす。

ん?この状態で触手を切り落とすってことは・・・・・

 

ボトッ

 

そういう音を立てて、落ちた。

人の・・・・オレの腕が。

 

『・・・・・・』

 

「・・・・・・」

 

「「「・・・・・」」」

 

『ギャアアアアアア!!!!』 「「「ギャアアアアアア!!!」」」

 

「マァイハアァンドオオォ!!」

 

「物間テメェ!!何さらしとくれとんじゃ!!

オレの腕が!!腕が!!」

 

「「「・・・・・・・」」」

 

『ギャアアアアアア!!』

 

『おいテレビ局!!一旦カメラ止めろ!!さすがに放送できねえ!!』

 

これには物間含め相手チームはあんぐり。

切島君と芦戸さんと、なんと爆豪まで叫んだからね。

 

「ちがっ・・・そんなつもりは・・・・

僕はただ・・・・・」

 

物間は勝手に自分を追い込んでいる。

チャンス。

すぐに触手で腕を接合!!

また触手パンチと同じ感じで手を伸ばしハチマキを奪う!!

シャアオラァ!!成功じゃ!!

あっ、でも二本しかとれなかった。

 

「はい爆豪。ハチマキ。」

 

「えっ、角都、腕ー、大丈夫?」

 

「ん?大丈夫だよ?」

 

「あっ・・・・そう・・・・」

 

「角都って本っ当にタフだよな。」

 

「そう褒めるなよ・・・・・あのバカどこ行った?」

 

「「!?」」

 

またもやバカがいない。

と、思ったら一人物間チームに向かっていた。

あのバカ・・・・・

 

「ヒッ!ガッ、ガード!!」

 

完全にさっきので物間ビビってるよ。ごめんね。

物間チームの一人が爆豪の目の前にバリアを創り出す。

 

「ウイイイイィィィヤアアァァァァ!!!」

 

爆豪は腕を振り上げ、バリアに向かって叩きつける。

そしてバリアを粉々にした!えっ?それ割れるの

そしてそのままの勢いでハチマキを二本奪った!!

残りは665ポイントの最後のハチマキのみ。

 

「にっ、逃げるぞ!!

あんなの勝てるわけない!!」

 

「よし!!これで通過は確実「まだだ!!」

 

「還付なきまでの一位なんだよ取るの!!」ポクポクポク

 

爆豪が切島君の頭をポクポク叩く。ほほえまー。

 

「オレ()の分も取り返して、1000万へ行く!!

 

!・・・・オレ()か。

 

「クソ触手!!触手!!」

 

「角都だ!!」

 

「黒目!!進行方向に弱い溶解液!!」

 

「芦戸三奈!!」

 

芦戸さんが弱い溶解液を展開。

そこでオレの触手の伸縮を利用して溶解液の上を滑る!

さらに爆豪の爆発で勢いをつけて、

 

「デェヤアアアアアアアア!!!」

 

爆発でバリアを粉砕、そのままハチマキを奪う。

 

『爆豪、容赦無しーーーーッ!!!!』

 

「次ィ!デクと轟んところだぁ!!」

 

「もう何も怖くない!!」

 

「これが終わったら、一杯おごるぜ。」

 

「スッ(恋人の写真を取り出す。)」

 

「お前ら何それぞれ死亡フラグ立ててんだ!!ぶっ殺すぞ!!」

 

騎手みずから騎馬の死亡フラグを回収するスタイル

しかし爆豪は苦手なタイプだったが、これを機に仲良くなれそう。

こうしてオレ達は、死亡フラグを立てつつ、轟、緑谷チームに戦いを挑むのだった。




いやー、角都の腕が切れた時は衝撃でしたね。
だって相澤先生がカメラ止めるよう指示だしてプレゼント・マイクが絶叫するほどだぜ?
これをテレビで見たら泣くわ。


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心臓十六個目 消灯ォ!!!

今回、騎馬戦簡潔!!あとちょっと短い。
因みにタイトルはエンデヴァーが焦凍ォ!!と叫んだシーンが消灯ォ!!に聞こえたため、こんなタイトルになりました。


やあ皆!!前回絶好調で終わった角都です。

今は轟の所に向かっているところです。

 

「(無言で空を飛ぶ準備)」

 

「ガシッ(それを制止する)」

 

「(離せクソがの目)」

 

「(いやだの目)」

 

「角都と爆豪、会話したら?」

 

まさかまた勝手に空飛んで向かおうとするとは。

ホントこいつはバカ発さん太郎・・・・・・ん?

 

「氷壁が邪魔で通れねえ・・・・・」

 

しかも結構デカイな。

爆豪なら破壊できるだろうがこれだけの大きさのを破壊するとなると反動で騎馬が崩れるかも。

 

「回り込んでおい爆豪待て!!」

 

「回り込むなんてじれったい事してられっか!!」

 

「待てー!!戻ってこい爆豪!!」

 

また単身突っ込みやがった・・・・・・

 

「角都!触手で爆豪回収して!!」

 

「無理だ!!

あいつ早すぎんだろ!!

もう射程距離外に行きやがった!!」

 

そう、触手には射程距離がある。

推薦入試の時は15mほどだったが最近は訓練して20mまで上昇した。

一瞬で20m移動するとは・・・・・まあ偽暗避けるぐらいだしな。

そんぐらい速いか。

 

「しょうがない。オレ達だけでも回り込むか。」

 

「ああ、そう「A組ーーーーーッ!!」あ、なんか懐かしい。」

 

「よくも物間をーーーーーッ!!」

 

「ゲッ!鉄哲!!」

 

今、騎手がいないからオレ達を襲っても意味が・・・・・あっ、騎馬が崩れたら負けだから襲う意味あるわ。

しかし物間?あいつがどうしたんだ?

 

「よくもっ!!よくも物間を!!

あいつはなー!!A組に勝つことだけ考えて、嫌みなやつで、全然漢らしくなかった奴だけどなー!!」

 

評判最悪やな。

 

「それでもッ!それでも大切な仲間なんだよーッ!!

あの全然懲りない物間をあそこまで、小動物みたいになるまで追い詰めたお前らを、オレは許さねー!!」

 

!が多い。

ていうかそんなになってたんだ。物間。

 

「鉄哲・・・・お前っ、仲間の為にそこまで・・・・漢らしいぜ!!!

角都!芦戸!こいつらの挑戦、受けるぞ!!」

 

「えー、マジで?」

 

「マジで!!」

 

「まあハチマキ奪えばポイントになるしね。

なにより少年漫画みたいでかっこいい・・・・・」

 

「みたいじゃなくてこの話の原作は少年漫画だぞ。」

 

「何メタい事言ってんだ角都!来るぞ!」

 

そういえば鉄哲チームの塩崎さんの個性、見方を変えれば触手だよね。

同じ触手でもここまで違うんやなー。

 

「塩崎!茨攻撃!」

 

「わかりました!」

 

噂をすればだね。

羨ましいなー。きっと学生時代も友達いたんだろうな、塩崎さん。

・・・・・・どうしてこうも違うかなー(´;ω;`)

 

「行けっ!角都!触手だ!」

 

(゚Д゚)ハッ集中集中。

塩崎さんの茨を触手で受け止める。

 

「フハハハハハ!なまっちょろいぞ!!」

 

「クッ!」

 

実際オレの触手の方がパワーがある。

いや、こっちのほうが数があるし数の暴力かな?

 

『おおーっと!爆豪チームの騎馬と鉄哲チームが交戦を始めたァ!!

早くも触手VS触手の決戦を始めているゥ!!』

 

「私のは触手なんか(・・・)ではありません!

茨です!訂正してください!!」

 

『えっ!あっ、はい。

あー、でもなんかって言ってよかったのかい?』

 

「えっ?」

 

「・・・・・・・」

 

「あっ!」

 

何気ない訂正を求める声が、角都の心を傷つけた。

 

「あっいや、今のは別に触手がダメといったわけではなくー・・・・・」

 

「そうだよ角都!別に触手が悪いわけじゃないよ!」

 

「よくやった塩崎ィ!精神攻撃は漢らしくないがこれでちったぁ物間の気持ちも味わえただろ!!」

 

なんか・・・・・なんか・・・・・

 

『あー、爆豪チームの騎馬が大変なことになってるのと、緑谷、轟チームと爆豪が熱い戦いを繰り広げてる所悪いんだが・・・・・タァーッイムアーップ!!』

 

「とっとりあえず爆豪の所に行こう?」

 

「ああ、そうだな(`・ω・´)」

 

「えっ・・・・もう大丈夫なの?」

 

「何が?」

 

一体芦戸さんは何を言ってるんだろう。←現実逃避の達人、とうとういやな記憶を忘れるとこまで来た。

 

「おーい爆豪ー。大丈夫ー?」

 

爆豪の元に向かうと、爆豪は地面に突っ伏していました。

ああ、原作通りになったんだな・・・・・・

 

『さぁ~~~結果発表!!』

 

(゚Д゚)ハッそうだ化け物!

化け物回収しないと!

 

『まずは第1位轟チーム!1000万405p!!!』

 

これまた原作通り。

 

『第二位爆豪チーム!1540p!!!』

 

「あれ?あんなにポイント稼いだっけ?」

 

「ああ、おそらく野に放った化け物達が回収したものだろうね。」

 

『第三位鉄て・・・アレェ!?いつの間に逆転したんだ!?

心操チーム!!』

 

あっ、心操チームの青山君の枠に瀬呂君がいる。

お主そこにおったんか。

 

『そして第四位!!665p!!緑谷チーム!!』

 

ハイハイ原作通り原作通り。

 

『そんじゃあ1時間ほど昼休憩を挟んだら午後の部だぜ!!じゃあな!!』

 

ヒャッハー!!昼飯だー!!

 

 

 

 

 

・・・・・助けて。

どうも、トイレに行こうと思って廊下に出たらちょうどNO.2ヒーローのエンデヴァーに出くわして「丁度いい、お前に頼みがある。」とか言われて引き留められた角都です。

 

「えーっと、頼みって・・・・・」

 

「ああ、それはな、焦凍、オレの息子についてだ。」

 

はっ?フレイザードに?

 

「午後の部の本戦、君の個性は強いからな。焦凍と当たる可能性が高い。」

 

「ハァ。」

 

「あいつは今、反抗期でな。オレの炎を使おうとしない。」

 

「ええ、確かにあいつが炎を使ったところは一度しか・・・・・アッ。」

 

やっべえええええ!!!これ言っちゃアカン奴やん!!

絶対これ焦に炎を使わせろとかそんな話してくるんだからこれはマズイ!!

火に爆弾投げ込むようなもんじゃん!!

 

「ほう、焦凍が炎を使ったところを見たのか?それはいつだ?」

 

ほら見ろ食いついてきたーーーーー!!!

これ、正直に言わんとヤバイ。

威圧感がヤバイ。

 

「・・・・・対人戦訓練の時、オレとの戦いで、ツカイマシタ。」

 

「ほう、あいつが君相手に・・・・

ならばなおさら丁度いい。

あいつには、オールマイトを超える義務がある。

そのためには完全なるオレの上位互換にしなければいけない。

君には、あいつが炎を使うように促してほしい。」

 

「アッソウデスカ。」

 

「礼ならしよう。期待しているぞ。」

 

そういってエンデヴァーはこの場を跡にする。

こえーよ・・・・轟パパこえーよ((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

 

(そういえば・・・・)←大体身長180㎝強

 

(なぜ・・・・・)←身長195cm

 

((周りの人が避けていった?))←立ってるだけで威圧感がヤバイコンビ

 

明らかに原因がわかるはずの疑問が二人の頭をよぎった。

こいつらバカだ。




うん、角都、原作では185㎝なんですけど、高校生なんでまだ成長途中なんですよ。
なので180㎝強と表記しました。


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心臓十七個目 猿夫の読み方はさるおじゃないよ

どうも、この作品も完結してないのに新しい小説を書き始めちゃった。
皆!まどマギのSSを読み漁るんだ!!(遠まわしな宣伝)



「・・・・・と、いう事があってさー。」

 

どうも、さっきあった事を芦戸さんなどに話してる角都です。

本当にエンデヴァー怖かった・・・・・

 

「そんな事が・・・・緑谷君が飛びつきそうな話題なのに、こういう時に限って彼はいないな。」

 

「でもNO.2ヒーローに見込まれるなんて、角都君スゴイやん。」

 

「ああ!ホントにすごいぜ!!オレもヒーローに見込まれたいぜ!!」

 

「あれは見込まれるというのか・・・・・?」

 

いや、ホントにあれ、見込まれるに入るのか?

 

 

 

 

 

「・・・・・・・」

 

『・・・・・・・』

 

「あー、女子陣営の皆さん?どうしてそんな恰好をしているのかな?」

 

どうも、なんか女子陣営がチアコスをしているところを目撃した、角都です。

エンデヴァーのせいでトイレをすっかり忘れてたんでトイレに向かったんですよ。

その帰りに目撃しました。

 

「いや、なんかレクリエーションでクラス対抗で応援合戦があるらしくて、女子はこの格好しなきゃいけないらしいんだよ。」

 

芦戸さんから説明を受ける。

あー、そういやそんなイベントあったな。

よし、エロブドウ×2の計画をつぶすか。

 

「そんなの、カリキュラムにあったっけ?」

 

「いや、私たちも峰田と上鳴に教えてもらって知ったの。

なんでも相澤先生から言伝をもらったとかで。」

 

「ふーん、その二人は相澤先生からどんな言伝をもらったの??」

 

「えっ?えーと・・・・確か忘れてるかもだから一応伝えとけ的な事を言ってた。」

 

「・・・・・多分、相澤先生なら朝のHRで話すと思うぞ、そのこと。」

 

「えっ?・・・・・・あ」

 

「そもそも伝言を委員長の飯田君に任せないのもおかしい。

うん、二人に騙されたね、皆。

それじゃあオレはこれで。デザートがオレを待ってるんだ。」

 

なんか後ろから二人に対する暴言が聞こえるが気にしない気にしない。

しかし眼福だったなー

 

 

 

 

 

はい本戦イエーイ。

どうも、休憩時間が終わってグラウンドに出てきた角都です。

エロブドウコンビが女子にボコボコにされてるが気にしない。

 

「おおぉぉぉぉのぉぉぉぉれえぇぇぇぇ!!」

 

「かあぁぁぁぁぁくぅぅぅぅずうぅぅぅぅ!!」

 

後ろから呪いの言葉が聞こえる。

まあどうでもいいや。

 

『さァさァ皆楽しく競えよレクリエーション!!

それが終われば最終種目!!!

本来進出チームが4チームからなるトーナメント形式!!!』

 

キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

ヒロアカの名場面を多数輩出した本戦!!

 

『一対一のガチバトルだ!!』

 

「FOOOOOOOOOO!!!」

 

「角都君落ち着いて。

それじゃあ組み合わせ決めのくじ引きしちゃうわよ。

組が決まったらレクリエーションを挟んで開始になります。」

 

「FOOOOOOOO「角都君落ち着いて!」(´・ω・`)」

 

「んじゃ、1位チームから順に「あの・・・すみません!」

 

お?尾白君が発言したってことは・・・・・・?

 

「オレ、辞退します!」

 

周りがどよめく。

まあ当たり前だね。

 

「なぜチャンスを捨てるような事をするんだ尾白君!!

ジャンプで連載された当初、読者にさるおって呼ばれてたのを気にしてたのか!?」

 

「違う。違うわけじゃないけど違う。

チャンスの場だってことはわかってる、それをフイにするなんて愚かな事だってのも・・・・・!」

 

「尾白君・・・・・」 「さるお君・・・・・・」

 

「でもさ!皆が力を出し合い争ってきた座なんだこんな・・・

こんな訳わかんないままそこに並ぶなんて・・・・俺は出来ない。」

 

こいつ・・・・・ボケにはつっこむのが礼儀だルォ?

 

「気にしすぎだよ!本選でちゃんと成果を出せばいいんだよ!」

 

「そんなん言ったら私だって全然だよ!?」

 

「違うんだ・・・俺のプライドの話さ・・・俺が嫌なんだ。」

 

尾白君・・・・・・本当に君って奴は・・・・・・

 

「それとなんでさっきから君達は峰田君をボコッてるんだい!?」

 

『ギクッ』

 

あー、オレが阻止したらこんな会話になるのか。

 

「そう言う青臭い話はさァ・・・・・好み!!!」

 

(好みで決めた・・・・・よく思うがそれでいいのか主審。)

 

あと庄田って人も辞退した。

それで原作通り鉄哲と塩崎さんが繰り上がってきました。

 

ヒャッハー!!

組み分けだー!!

と言ってもほとんど原作通りだけどねー。

えーっと、違う所は、芦戸さんが最初に爆発さん太郎と戦う事になってるのと、オレと麗日さんが一回戦の最後を努める感じ。

 

「角都君!!」

 

「ん?どうした麗日さん。」

 

「角都君は強い!でも、ウチは負けないから!」

 

「・・・・フッ、オレだって負ける気はさらさら無いさ。

お互い、頑張ろう、麗日さん。」

 

「うん!」

 

「・・・・・・・」

 

「どうした芦戸?」

 

「いや、私ヒロイン(予定)なのに麗日ちゃんの方がヒロインしてるなーって。」

 

「まあ微々たるものだし、気にすることないって。」

 

 

イエーイレクリエーションイエーイ。

さーてどの紙をとろうかな~っと。

よし!君に決めた!

さて、何が来るかな?

 

『エロブドウ』

 

よし!心当たりがバリバリあるぜ!!

 

「峰田ー!オレの借り物エロブドウだから来てー!」

 

「だが断る。」

 

「ナニッ」

 

「この峰田実の好きなことは、自分で自分は強いと思っている奴にNOと断ってやることだ!

あとオイラのチアコス計画をつぶしたお前に協力できん!」

 

ふむ、まあこの程度は想定通り。

しかし、なんの策も考えないほど、オレはバカではない!!

 

「チアコスなら今度オレが着てやるから。」

 

「誰が身長180㎝の巨漢のチアコス見て喜ぶかっ!!」

 

この反応も想定通り。

 

「オレの触手変身(心臓五個目参照)があれば女の体になるなんて造作もないんだけどな~。」

 

「ピクッ

その話、もっと詳しく。」

 

よし、食いついた。

勝った・・・・計画通り・・・・

 

「オレの技の一つ、触手変身。

これは体内の触手の密度を変えて体の形を変える技だ。

顔だって多少は変えられる。

それと女の体になると、身長とかくびれの調節で出てくる余分な触手は胸に回さざるを得ないからどう頑張っても巨乳になってしまうが、この場合は好都合かな?」

 

「・・・・・ほう。

ナース服とビキニも追加だ。それで手を打ってやる。」

 

「ほいきた!そんじゃあ来い!(すまんな峰田。裏切る気マンマンなんだ。)」

 

こうして借り物競争では上位に入る事ができました。

 

 

 

 

ヒャッハー!本戦開始だー!

緑谷VS心操だー!!

ホント強いな、二人とも。

始まる前に心操君にチラッとこっち見られたが、なんで?

轟VS瀬呂だー!

デカーイ!!(氷が)説明不要!

塩崎VS上鳴だー!!

上鳴完封されてるー!!

飯田VS発目だー!!

発目さんは初登場だー!!

ファッションショーみたいだー!!

さて、お次は芦戸さん対爆豪、どっちが勝つか・・・・

 

「切島君、今回の戦い、どっちが勝つと思う?」

 

「芦戸には悪いが、爆豪かもな。爆破で酸を吹き飛ばされるかもしれねー。」

 

「オレも同じ考えだ。少々相性が悪い。」

 

しかし、芦戸さんにはなんか全然登場してないが螺旋丸がある。

うまく使えばなんとかなる・・・・・かな?

修行で球の大きさは大きくなってきているが、大きいからこそヤバイ。

あれ、直撃したら、いやかすりでもしたら結構ヤバイんだよね。

 

『入試成績一位!障害物競走でも高得点、騎馬戦でも高得点の才能マン!!

爆豪勝己!!VS

見た目のインパクト!!個性も強い!!才能マンの相手に不足無し!!ポイズンガール

芦戸三奈!!』

 

芦戸さん、ポイズンじゃなくてアシッドなんじゃ・・・・

まあいいや。

しかし芦戸さんはどこまで食いつけるか・・・・・




皆さん!いよいよお別れです!
体育祭を守る芦戸さんは大ピンチ!!
しかも!爆発さん太郎少佐最終形態に姿を変えた爆豪が、芦戸さんに襲い掛かるではありませんか!
果たして、雄英高校の運命やいかに!
機動武闘伝芦戸三奈最終回!

『芦戸三奈大勝利!希望の未来へレディ・ゴー!!

はい、諸々嘘ですごめんなさい。


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心臓十八個目 こんなところで寝るわけには( ˘ω˘)スヤァ

誤字減らないのおおぉぉぉぉぉ!!!

あと小説掛け持ちの件で投稿ペースが遅くなるのではという意見がありましたが、あっちの投稿ペースを3、4日に一回という形で時期をずらして投稿することでなんとかしようと思います。


どうも皆、角都です。

爆豪VS芦戸さんの戦いがもうちょっとで始まります。

 

『S T A R T !!』

 

戦いが始まったよ・・・・・・

芦戸さん、大丈夫かなぁ・・・・・

怪我とかしないといいのだけど。

 

「芦戸さん、大丈フルッフォウ!!」

 

「角都が狂った!!」

 

「この人でなし!!」

 

おっとイカンイカン。

ストレスでちょっとおかしくなってしまった。

芦戸さんにお送りします。

芦戸さーん?

 

 

 

 

 

は~い芦戸です。

天気予報的な感じで視点変更したのはいいけど(?)この戦い、不利だ。

なんせバカみたいな反射神経を持った爆発さん太郎が相手、さらに私の酸は爆破でかき消される。

接近戦も相手が上。

これ、不利なんじゃない、圧倒的に不利だ。

仕方がない、アレ、やるか。

あっ、螺旋丸じゃないよ。

 

「くらえっ!!爆豪!!」

 

「!?」

 

「私の新技、シャボン・ランチャー!!」

 

意外ッ!それは!ジョジョ!

 

掌と掌を合わせて幸せ・・・・じゃなくて粘度を調節した酸を分泌。

酸性のシャボン玉だ!!

それを大量に爆豪に向かって放つ!!

角都がこの前話してくれた犀犬とかいう巨大ナメクジの技を参考に作った技!

決して星の一族の仲間の技ではない。

閑話休題。

爆豪の体にシャボン玉が触れる。

爆豪本人は目くらまし程度にしか思ってないのか、動かない。

これは好都合。

爆豪に触れたシャボン玉は割れた。

割れたと同時に、・・・・・・

 

「なっ!?こいつは・・・・!?」

 

「爆豪!!ただの目くらましだと思って避けなかったのが運の尽きだよ!!

そのシャボン玉は、ネッバネバの酸で作ってある!

つまりそれに触れるイコール、体にネバネバの酸がくっつくようなもの!!」

 

このシャボン玉、酸で作った薬液の中に、粘度が非常に高い酸が混ぜ込まれている。

それこそ峰田のモギモギよりちょっと下ぐらいにくっつく。

それぞれのシャボンの酸は少量とはいえ、大量にぶつければ、相手を簡単に拘束できる。

 

「あんたの周りにはもう既に、大量のシャボンが宙を舞っている!

続く連弾をくらえ!!」

 

「・・・・・・」

 

爆豪は静かに右手の掌を上に向ける。

そしてゆっくりと力を込めて、

 

「死ねェ!!」

 

ドゴォンッ!!

 

最大級の爆破を起こす。

相変わらず、すさまじい威力だ。

でも、そうやるのは計画通り。

フッフッフッ、頑張って爆豪に対する秘策を考えていたのだよ私は。

 

『オットォ!爆豪、ドデカイ爆破を起こすゥ!!

その風圧でシャボンはすべて吹き飛ばされてしまったが、万策尽きたってことは無いよなァ!!?』

 

その通り、一体なんの為に風邪に流されやすいシャボンにしたのか、それは、あえて(・・・)デカイ爆発を使わせるため!

 

『煙が晴れてきたぞ~。さぁて、どうなってるのか・・・・・・えっ!?

いつの間にか、芦戸が爆豪に接近戦を仕掛けている!しかもちょっと爆豪をおしてるぞ!!』

 

『なるほど、考えたな。』

 

『? どういう事だイレイザー。』

 

『爆豪はあれだけの爆破を放ったんだ。

その反動で、腕に疲労が溜まっているはず。

少なくとも本調子ではない程にな。』

 

『なるほど!!芦戸はそこを突いたってことか!!』

 

『ああ、しかもわざと使わせるために風に流されやすいシャボンを放ったんだろう。』

 

その通り!

いつかの帰りに皆の弱点を考察してみた時、角都が言ってた!

爆破で空を飛べるってことは、それだけの反動が腕に来てるはずだって!

最大級の爆破を撃ったら疲労がゴリッと溜まって本調子が出せなくなるかもって!

 

「この一瞬で決めてやる!」

 

「クソがっ!させねえぞ芦戸!!」

 

逆に言えば疲労なのだから、ちょっと休まれたりしたら、ちょっと調子が戻る事になる。

休ませる隙も与えない!

 

「チッ!!こんなところで負けるかァ!!」

 

爆豪は攻撃の隙間を見つけ出し、少し距離をとり、掌と掌を合わせたような構えをとる。

一体何をする気だ?

明らかに攻撃の構えじゃ・・・・・・ん?

爆破・・・・・手榴弾・・・・・あっ

 

閃光手榴弾(スタングレネード)!!」

 

「うおっ!!眩しっ!!」

 

目がやられた!

爆豪、そんな器用な事もできるのか。

 

「死ねぇ!!」

 

爆豪の爆発がクリーンヒットする。

クッソ痛い!!

衝撃で吹っ飛ぶ。

角都とか轟とか、個性の火力高い人多い!!

 

「おい芦戸、アレ、出せよ・・・・」

 

!?なんで爆豪が螺旋丸の事を!?

アレって螺旋丸だよね!?

 

「いつかに話してたのを聞いたんだがよぉ、超殺傷力の高い技があるそうじゃねぇか。

使ってこいよ!上からねじ伏せてやる!」

 

「・・・・・・わかってるよ。

言われなくても使うよ!!

ここは本気を出して戦う場だもん!!」

 

螺旋丸を生成する。

最近は練習してソフトボールぐらいにまで大きくなった。

 

「ほら・・・・行くよ!!」

 

「来いよッ!芦戸ォ!!」

 

 

 

 

 

「ねぇ切島君、アレヤバくない?」

 

「ああ、すごくヤバイな。いざとなったら止めに入らねぇと・・・・・」

 

「角都ちゃんに切島ちゃん、どうしたの?そんなに用心して。

大丈夫よ。さすがに爆豪ちゃんでもそんなに大怪我を負わせるような事は「違うんだ梅雨ちゃん・・・・」

ケロッ?」

 

「本当にヤバイのはあっちだ・・・・」

 

そういって芦戸さんが生成した螺旋丸を指差す。

 

「・・・・・あれ、そんなになるほどのものなの?」

 

「ああ、そうだ。あれの殺傷力は本当にヤバイ・・・・

ソフトボール程の大きさだから、最悪心臓三個は潰れるな・・・・・」

 

「ああ、オレが限界まで硬くしてどれだけマシになるか・・・・」

 

「・・・・・二人の様子から、あれが人に向けるようなものじゃないことはわかったわ。

でも、だとしたらなんで芦戸ちゃんはなんでそんなのを使おうとしてるのかしら・・・・」

 

「何か考えがあるのかもしくは、爆豪を殺す気で行こうとしてるのか。」

 

考えを述べる。

梅雨ちゃんは、信じられないといった表情、ていうか目をしている。

オレも後者じゃないことを祈ろう。

本当に芦戸さんの個性は危険極まりないからね。

 

 

 

 

 

「それじゃあ・・・・・行くよ!!」

 

「おう!来い!ねじ伏せてやる!」

 

二人は同時に駆け出す。

 

『片方は酸の塊を手に持ちながら、

片方は強力な一撃を見舞うため、力を籠める!

この戦い、どっちが勝つのかわからないぞぉ~~!!』

 

反射神経を研ぎ澄ませるんだ・・・・・

この技、一歩間違えば大変なことになる。

失敗は許されない!!

どんどん、どんどん周りの景色がゆっくり動いて見える。

これならなんとかなりそう。

この戦い、角都の発言に助けられてばかり。

私はまた、角都の発言に助けられた。

あの発言が無ければこの技、使えなかった。

危険すぎて、人を傷つけるのが怖くて。

でも私は使う。

これは爆豪にたいしての礼儀、私の覚悟!

 

「螺旋丸!!」

 

「死ねェ!!!」

 

爆豪の攻撃が来る。

これだ!!

攻撃を見をかがめて避けて、螺旋丸をぶつける。

 

・・・・・・爆豪ではなく、地面に。

 

『オオォーーーーッ!!芦戸、爆豪ではなく、地面のコンクリートに向かって酸の塊をぶつけた~~~~!!

爆豪の体が、コンクリートの沼に沈んでいくゥ!!』

 

ふう、成功した。

最初から、爆豪に向けて放つつもりはなかった。

これはこの技が完成した時に言われた発言に由来する。

 

『・・・・・地面にぶつけて沼みたいのを作るのに使いなさい。』

 

この一言、これだ。

読者の皆の中には忘れている人もいるだろう。

しかし、今ので集中力を使い果たした。

体力もそろそろ限界。

トリッキーな個性の使い方しかしてないからかな。

 

「まだ・・・・・あと一押し・・・」

 

すぐに爆豪をコンクリの深い所に沈めるためにジャンプして踏んづけよう。

腕を完全に沈めないと、爆破で脱出されるかもしれない。

そう思い、駆け出して、爆豪めがけて飛ぶ。

普通、沼に落ちてもがいてる人はこういう時、早く脱出しようとするだろう。

爆豪も例外ではないと思ってた。

しかし違った。

なんと爆豪は、自分の所に落ちてくる人間に向かって、

 

「オラァ!!」

 

爆破を放った。

 

「!?」

 

意外なことに驚き、腕でガードできずに直撃。

吹っ飛ばされてしまった。

 

「クウゥッ!?」

 

なんとか受け身をとれた。

これから、どう・・・・・・する・・・・・か・・・・

 

 

 

 

 

「イイイィィィィィヤァァァァァァァ芦戸さぁぁぁぁぁぁん!!!」

 

「落ち着け角都!!心配なのはわかる!!

だが落ち着け!!」

 

「・・・・・ほんのちょっと前まで満面の笑みで応援してたのに・・・・・・

えっ?角都ちゃん、いつそんなになったの?」

 

ヤバイヤバイヤバイ!!

芦戸さんがいい感じの所で爆破を食らって吹っ飛んだ!!

しかも直撃してる!!

ああ、超心配・・・・・・・!?

芦戸さんが・・・・・・・倒れた?

しかし気絶にしては不自然。

受け身をとってから倒れた。

明らかに変。

 

「ルルルルルルオオオォォォォォォ!!!

芦戸さぁぁぁぁぁぁん!!!」

 

気が付いたらオレは観客席から飛び降り芦戸さんの元まで直行していた。

後ろから制止の声が聞こえるがどうでもいい!!

今は芦戸さんの安否が重要だ!!

 

「芦戸さん!芦戸さん!しっか・・・・あ」

 

「えっ?角都君、どうしたの?」

 

「・・・・・ミッドナイト先生、芦戸さん、寝てます。」

 

「えっ?」

 

「寝てます。おそらくトリッキーな個性の使い方をしていたので、疲れ果てて寝てしまったのかと・・・」

 

「( ˘ω˘)スヤァ」

 

「・・・・・・芦戸さん戦闘不能!!爆豪君の勝利!!」

 

何?この締まらない終わり方。

爆豪も下半身コンクリに浸かってることも忘れて驚いてるし。

何?この締まらない終わり方。




芦戸さんの個性、意外と応用力高いですよね。
シャボンランチャーしかり螺旋丸しかり。
えっ?全部この作品のオリジナル技?
こまけぇこたぁ気にするな!!


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心臓十九個目 悪堕ちルート解放

また誤字ったあああぁぁぁ!!
あとテストが二週間後なんで、ちょっとの間投稿ペースが落ちるorお休みします。


どうも、控室にいる角都です。

えっ?他の試合?原作通りだよ!!

なんか切島君が可哀そうだね。

相手が原作通りの相手だからって戦闘を省かれるなんて。

さて、最初の相手は麗日さん。

戦いたくないなあ・・・・・・

だって切島君、芦戸さんに次いで仲いいもん。

(´Д`)ハァ…

おっと、そろそろか。

どうやったら傷つけず勝てるかなぁ・・・・・

会場に出たとたん歓声が巻き起こる。

プレッシャーが・・・・・胃が・・・・・・

 

『第1回戦最後の試合!!

俺こっち応援したい!ヒーロー科麗日お茶子!

VS

すさまじい力を見せた轟同様、特待生にして雄英が誇る化け物(モンスター)!!!

慈恩角都!!』

 

化け物(モンスター)か・・・・・・いかんいかん。

ここで落ち込んだらダメだ。)

 

『START!!!』

 

どうせ速攻をかけてくるだろうな。

しかし無重力状態になったらとっても困る。

ジョジョのストーン・フリー同様、触手の操作が難しくなってしまう。

触手による攻撃はできない。

化け物達はオレじゃないから個性を使われてもオレにはなんの影響もない。

しかしオレから出した触手はオレだ。

触れられたらヤバイ。

この間わずか0、1秒!!!

おっと、速攻しかけてきた。

オレがとる選択は・・・・・・

 

「圧害!!連打ァ!!」

 

「うおっと!!」

 

圧害によるゴリ押し、真実はそれ一つだァーッ!!

 

『風の猛襲!!ちょっと大人げないぞ!!』

 

うるさい黙れ。

しかしちょっと大人げないのは事実。

直撃したらコンクリ割れるし。

しかし当たんねぇ!!

 

「避けるな!!当たれ!!」

 

「避けないとヤバイんよ!!」

 

クソー、触手パンチ並みに当たらねぇ・・・・・・・

こうなっては仕方がない。

 

「神羅天征!!」

 

「ドボッ!?」

 

圧害を全方位に拡散させた技!

名前はペインのをパクリました。

 

「オラオラぁ!これなら避けれまい!!

吹き飛んでしまえぃ!!」

 

全方位に拡散させたせいか威力が非常に低い。

まあそれでも大型台風ぐらいあるけど。

 

「クッ!!ヌオオオオォォォ!!!」

 

『おっとぉ!!麗日、避けられない風の波を無理やり押しのけ突き進むゥ!!

頑張れェ!!』

 

『解説が片方に肩入れするのはどうなんだ。』

 

いやはや、まさか突き進んで来るとは。

これは圧害作戦失敗だな。

こうなっては仕方ない。

 

「偽暗!!」

 

「アブなっ!!?」

 

偽暗ビリビリ作戦!

これは最悪公衆の面前でアヘ顔でビクンビクンしてる姿をさらす事になるかもだからやりたくはなかった。

だが!!もうなりふり構ってられない!!

 

「偽暗!!」

 

「ウオット!!」

 

これ、直線にしかなんないから避けられるのかな?

コンクリに偽暗が突き刺さったよ。

・・・・・・ええい面倒!!

 

「こうなったら拳じゃ!!拳で語り合う!!」

 

「負けないよ!角都君!!」

 

体に触手を巻き付け身体能力を底上げする。

障害物競走でもやったやつだ。

 

「オラァ!!そいやっ!!」

 

「クッ!!」

 

こぶしが地面に突き刺さる。

砕けた地面は、その一発がどれほど重いものかを物語っている。

 

「まだまだ!!」

 

連打、連打。

何度も何度も殴りかかる。

麗日さんの個性は触れて発動するタイプ。

ちょっとでも隙を見せたら負ける!

 

「オラァ!!」

 

「フグッ!!」

 

シャアオラァ!!命中じゃあ!!!

この調子でどんどん行くぞ!!

 

「オラオラァ!!」

 

「グゲッ!!ボフォッ!!」

 

命中した際にひるんだ隙を狙って猛攻を仕掛ける。

ダメージを与えてから場外に放り出さないとどんでん返しされるかもしれない。

確実に倒さなければこっちが負ける!

 

「もう一発!!」

 

「グホッ!!」

 

・・・・・・しかし友人にここまでやるのは精神にくるな。

早いとこ終わらせよう。

 

「何やってんだ!!」

 

は?誰だよもう。

早く終わらせたいのに。

 

「見てらんねぇよ!!お前それでもヒーロー志望か!

そんだけ実力差があるならさっさと放り出して場外にしろ!」

 

!? これ、まさか・・・・・

 

「そうだ!!女の子をいたぶってそんなに楽しいか!?」

 

「俺たちはそんなの見たくてココに来たんじゃねぇぞ!!」

 

「お前みたいなのがヒーローであってたまるか!!」

 

「やる気がねぇならさっさと帰っちまえ!!」

 

「そうだ!帰れ!」

 

「人を傷つけたいなら他所へ行け化け物(・・・)!!」

 

「ここはお前みたいのがいていい場所じゃねぇんだよこの化け物(・・・)!!」

 

「そーだそーだ!!」

 

「このヴィラン(・・・)!!」

 

オレに対するブーイングの嵐。

化け物、化け物、化け物。

ヴィラン、ヴィラン、ヴィラン。

なんだこれは?

中にはプロヒーローまでそんな事を言っているではないか。

なんだ?

ヒーロー飽和社会はどうした?

ヒーローとは人を助ける、優しい仕事ではないのか?

こんな仁徳もないブーイングをするのがヒーロー?

オレは、こんなの(・・・・)になりたがっていたのか?

こんな腐った社会を助けたがっていたのか?

オレは、また(・・)一人なのか?

 

 

 

 

 

 

ゴクリ。

唾を呑み込む音が鮮明に聞こえる。

今、私が戦っていたのは角都君のはず。

 

(今、目の前にいるのは、本当に角都君?)

 

そう思うぐらい彼、角都君の目は冷たかった。

悲しみ、怒り、憎悪、失望、それらの感情が彼の中を渦巻いてる。

もはや、精神が壊れるのも時間の問題・・・・・

 

『うるせぇぞ!テメェら!!』

 

会場内に相澤先生の声が響き渡る。

 

『さっきから角都に帰れだのヴィランだの化け物だの言ってる奴ら!!

テメェらこそ帰れ!!テメェらのほうがよっぽどヴィランだ!!

自身の見た目のせいで、自身の個性のせいで今まで角都がどれほど苦しんだか考えもせずに言ったのか!!

それとさっき遊んでいるって言ったのプロか?何年目だ?シラフで言っているなら見ている意味ねぇからテメェらも帰れ!』

 

相澤先生がブーイングをしていた人たちを一括する。

これで角都の精神状態もいくらかマシに・・・・・・

 

ゾクリ

 

背中に寒気が走る。

変わってない。

相澤先生の言葉も耳に入ってない。

冷たい。

そこらのヴィラン以上に、最悪ヴィラン連合なんかよりも、目が冷たい。

もはや、ユーモアがあり、情緒が不安定だが、優しい角都はそこにはいなかった。

 

(早く決着をつけないと!!

角都のためにも!!)

 

両手の肉球をくっつけ、個性を解除する。

 

「・・・・・すぐに、決着をつける。」

 

個性を解除したことによって、空中で滞空していた、角都が破壊したコンクリートの欠片などが降ってくる。

これを狙っていたのだ。

角都が落石を防いでる間に、自身を無重力にして速攻で近付いて、角都を無重力にして場外に弾き飛ばす!

角都は空中から降ってくる落石を見つめ、・・・・・・

 

――――――――動かなかった。

 

「!?」

 

落石は容赦なく角都に当たっているが、角都は動じない。

時々顔面にもあたっているのに、防ごうとも、避けようともせず、ただただ動かない。

しだいに角都の体は降ってくる石に埋もれていく。

体の半分が埋まった所で、落石がやんだ。

動かないことに驚いて、途中で止まってしまった。

速く場外に出さないと・・・・・・!?

 

「・・・・・・・」

 

角都がまっすぐに、虚ろな目をこっちに向ける。

ただそれだけだ。

それだけをされただけなのに、どうして、

 

(どうして、立てないの?)

 

足が震えて、後ろに倒れてしまった。

どうして?

なんで私は立てない?

その疑問はすぐに解決される。

 

(恐怖・・・・・・・

私は、角都君を怖がってるの?

立てなくなるほどに?

そんな!?私は角都君の友達なのに!!

友達を怖がるなんて、私・・・・・)

 

自分は友人を怖がっている。

否定できない。

私は・・・・・私は・・・・・

 

「友達、失格じゃん・・・・・・・・」

 

ダメ、恐怖をぬぐえない。

うう・・・・・私、友達・・・・・なの・・・・・に・・・・

私は、ここで急激な眠気に襲われ、意識を手放した。

 

 

 

 

 

 

「・・・・・・・・・麗日さん戦闘不能!!

角都君の勝利!!」

 

・・・・・やれやれ。

まさか、ミッドナイト先生が外傷ではなく精神面のことで個性を使うとは。

まあ確かに二人とも、精神的に追い詰められていた。

特に角都。

ブーイングが相当キテルな。

角都に関しては自主退学を勧めることも考えなきゃな・・・・・

 

「・・・・・・なあイレイザー。

角都、個性のせいで苦しんだとか言ってたが、どういう事だ?」

 

「・・・・・・それは言えない。

個人情報だからな。

だが、相当悲しい過去を背負っている。」

 

「・・・・・そうか。」

 

ただでさえ脆い角都の精神は、友人である麗日を傷つけたのと、ブーイングのせいで崩壊寸前だ。

いや、もしかしたらもう崩壊しているかもしれない。

あいつがこれまで感じてきた孤独感と、夢を否定された悲しみは計り知れないだろう。




今回の話、自分で書いてて泣きそうになりました。
角都、立ち直れるといいね・・・・・


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心臓二十個目 生きた死体

イエーイ!!ちょっと湯雄ができたから投稿イエーイ!!
次の更新は来週になりそうイエーイ!!
前回の話にたいする沢山の感想ありがイエーイ!!


あるところに、少年がいた。

少年が生まれた世の中は個性という超能力が当たり前の世界。

時々、個性を持っていない人間がいるが、少年はちゃんと持っていた。

しかし、少年は、その能力を嫌っていた。

 

それもそうだ。

なぜならその個性のせいで外見は凶悪なヴィランそのもの。

大体の人は話しかけるどころか関わろうともしないだろう。

少年は孤独だった。

 

家族以外との会話が欠落した日々。

いじめられるどころか人と関われない気持ちがわかる人間など数少ない。

当然少年の周りにはそんな人はいなかったし、必ず避けられる。

一度、いじめっ子がいじめられっ子をいじめてるのを助けた事があったが、いじめられっ子はお礼を言うどころか、少年を恐れ、さっきまで自分をいじめていた人と同じような人だと認識していた。

そのことは目と表情を見て、なんとなくわかった。

その時は何も言わず立ち去った。

 

少年は共通の趣味があれば皆、仲良くしてくれるのではと思い、様々なものに手を出した。

将棋、チェス、漫画やテレビゲーム、もしかしたらすごいと思って仲良くしてくれるかもと思い料理や家事、勉強もたくさんした。

しかし、ただスペックが上がっただけで、そのスペックを披露できる場が無かった。

当然そんなことで友人が増えるわけがなかった。

 

少年は神を恨んだ。

自身の生まれ持った、こんな見た目にした個性を呪った。

人を見た目で判断する、人の悪いところが大嫌いになった。

そうして時はどんどん過ぎ去ってゆき、気が付けば、もうちょっとで中学生というところまで来ていた。

少年は口元の縫い目をマスクで隠す事にした。

そうすればヴィランっぽい見た目がちょっとはマシになるかな、と思ったからだ。

学校には個性のせいで怖くなった顔を隠したいと言えば承認してくれた。

そして、これはすぐに成果が出た。

 

「ねぇねぇ、君、そのマスクなに?

オシャレ?なんかかっこいい!」

 

うん、なんか当初の目的とは違う感じでマスクが役に立った。

なんと同じ異形型だが、友人の多いきさくな性格の少女が話しかけてくれたのだ。

少年はうれしかった。

今まで話しかけられる事など、ほとんどなかった。

家族以外との会話なんて、ほとんどなかった。

自分を普通の人のように接してくれる人なんていなかった。

 

少女は、少年の初めての友達になった。

少女を経由して、もう一人、友達ができた。

漢としてヒーローになるのを夢見る少年だった。

その二人は少年の親友と呼べるところまでくるのに時間はかからなかった。

 

少年はうれしい反面、怖かった。

この二人も自身の個性を見て、いつも通りに接してくれるかが不安だった。

頭ではそんなことないと考えても、不安はぬぐえなかった。

とうとう二人には自分の個性については説明するだけで、個性を見せなかった。

 

少年はヒーローに憧れていたが、親友二人とは違い、目指さなかった。

見た目が恐ろしいからだ。

少年は人の見た目で判断する悪い部分をよく知っていた。

だから、自分はヒーローになっても、きっと必要とされない。

そう思った。

ヒーローは必要だから活動するのだ。

必要じゃないヒーローなんて、もはやヒーローとして存在する価値はない。

故に少年は一度、夢を諦めた。

 

しかしそんな少年に転機が訪れる。

親友二人が、ヴィランの人質にとられたのだ。

少年は一瞬迷った。

ヴィランなんて個性を使わない限りはまず倒せないだろう。

しかし、個性を使うと二人は個性を、恐ろしい自身の個性を見ることになる。

百聞は一見に如かず、言葉で恐ろしさはちょっとは伝わってるかもしれないが、本物を見るのとでは大分違う。

だが、迷ったのはあくまで一瞬。

気が付いたら前に出ていた。

大嫌いな個性を使っていた。

少年はこう思った。

『嫌われるのを恐れて親友を見捨てるより、嫌われてもいいから親友を助けたい』、と。

そうして少年は親友を助けた。

 

しかし、新たな問題ができた。

少年は見せたのだ。

自身の恐ろしい個性を。

今は親友二人は恐れないでいてくれる。

しかし、今はそうでも時がたつにつれ、自身へ対する恐怖感が大きくなるのではと考えた。

風呂のタイルに根をはってカビのように。

少年は恐れた。

そのうち親友が自分の元を離れるのではという不安と恐怖が少年の胸を苦しめた。

そして、少年はその恐怖から自身の精神を守るため、わざと感情を不安定にし、ストレスを誤魔化した。

少年は幸せだった。

ストレスを忘れて親友たちと、楽しく笑いあうのが。

 

しかし、神はこの少年が嫌いなのだろうか。

ある日、大きなイベントが少年の通っている学校で行われた。

それは、ヒーローの卵たちが自身の力を競い合うイベントだった。

そこで観戦に来ていた観客は、用心して、確実に勝とうとしただけなのに、あろうことか少年をヴィランだの、化け物だの、ブーイングを飛ばした。

そこで少年は思い出した。

必要とされないヒーローはいらない。

自分は必要とされていない。

その答えが、少年に大きなストレスを与えた。

少年の、ヒーローの鑑と呼べるような人格は、揺るぎつつあった。

 

 

 

 

 

 

今、少年は保健室をこっそり抜け出して、携帯を眺めていた。

そこには、自身に対するスレが立っていた。

スレの内容は、『ヒーローの卵の中にヴィランの卵が混じってる件』だ。

 

『ヒーローの卵の中にヴィランの卵が混じってる件』

 

『うん、体育祭は見てるけど明らかに異質なのがいるね。』

 

『腕切断されても平気とか、バケモンかよ・・・・・・』

 

『知ってるか?この後雄英では職場体験があるんだぜ?』

 

『マジか。こいつが野に放たれるのか・・・・・』

 

『女の子を眼力だけでノックアウトできるような化け物がヒーローになるのか。

世も末だな。』

 

『待って。眼力だけでノックアウトできるならその前に殴ってたのはなんだったの?

何?遊んでたの?女子を殴って?』

 

『確かにそれもそうだ。最低だな。』

 

『うん、明らかにヒーロー向いてないよ』

 

そんな事が書かれている。

別に、眼力でノックアウトはわざとやったわけでわない。

顔を向けたら勝手に怖がられただけだ。

最初っからできるならしている。

 

(ヒーロー、向いてない、か・・・・・・)

 

少年はヒーローに憧れた。

しかし、そのヒーローに夢を否定された。

 

(人を守る立派な人間になりたかった・・・・・・・いや、本当にそれが理由か?)

 

少年は悩んでいた。

本当に自分は人を助けたいがためにヒーローを目指したのか?

ただ、好きになってほしかっただけではないのか?

桃から生まれようが身長が一寸しかなかろうが、英雄は必ず愛される。

自分も英雄になって愛されたかったんじゃなかったのか?

人を助けたい、そんな立派な理由で自分はヒーローを目指したのか?

少年はわからなかった。

自分のオリジンを忘れてしまった。

少年の眼は、もうすっかり冷たくなっていた。

もはや、そこにいるのは自身の個性で悩んでいる優しい少年ではなく、ただの生きた死体だった。




とうとう精神がやんでしまったね。
次は切島君と戦うというのに情けない!!←大体こいつのせい
これ、最悪棄権するんじゃ・・・・・・


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心臓二十一個目 優しい化け物

フハハハハハ!!オレちゃん復活!!
今回のタイトル見てワンピースのチョッパー思い出したよ!!



『それじゃあ行くぜ第二回戦!!

一回戦で泥ぬ・・・・・・漢の戦いを見せた、ヒーロー科、切島鋭児郎!!

VS!

精神状態はもう大丈夫?ヒーロー科、慈恩角都!!』

 

どうも、角都です。

・・・・・・・・戦いたくない。

そもそも何この大会。

友人同士で殴り合いさせるとか、PTAに怒られてしまえ。

 

「なあ、角都。」

 

ここで切島君が口を開く。

なんだろ?

 

「お前、なんか隠してるだろ?」

 

「!?」

 

『START!!』

 

隠してる?

精神科で言われたストレスの件か?

 

「・・・・・・・どうして、そう思う?」

 

「・・・・・・・角都は、そんな死んだ目じゃなかった。

USJに行った後辺りから角都の目が死に始めた。

胃痛を抱え始めた。吐血もするようになった。

すべて、プレッシャーやストレスを感じるような時だ。」

 

「・・・・・・」

 

「角都、本当に何があったんだ?

ヴィランに何か言われたのか?

それとも、相澤先生が言ってた精神科のことか?」

 

「・・・・・・・」

 

「図星か?何か言えよ。

どうして、どうしてそんなに冷たい目になってるんだよ・・・・・・・」

 

「・・・・・・・」

 

「なぁ、なんでそんなになるまでオレ達に相談しなかったんだよ!!

なんで死んだ目になっても何も言わないんだよ!!」

 

切島君は個性で体を硬化させ、こちらに走ってくる。

 

「なんか言えよ!!

理由を聞かせろよ!!そんなにオレが頼りないか!!」

 

とうとう眼前まで迫ってきて、こちらに殴りかかる。

それをオレはひたすら避ける。

オレ、目が死んでるのか・・・・・・・・まあ、無理もないか。

 

「戦えよ!!ここは皆全力で戦う場所なんだよ!!

どうしてただ避けるばかりなんだよ!!どうして個性を使わないんだ!!」

 

「・・・・・・・・」

 

「答えろよ!!角都!!」

 

 

 

 

 

 

 

オレが見てた角都は、いくらオレが相手でもここまで戦わないなんて無かった。

修行の時の組手でも、必ず全力で相手してくれて、いつも最終的に触手でからめとられてた。

しかし、あの時、圧害を放つ仮面を殴った時から、角都はオレ達に向けて属性の攻撃をしなくなった。

だが、今はどうだ。

属性どころか個性を使わない。

 

「今!!この場面で!!全力でオレと戦えよ!!」

 

「・・・・・・・・・・・それはできない。」

 

「!?」

 

突然、黙秘を貫いていた角都が口を開けた。

 

「切島君は、恩人だから。

君と、芦戸さんだけは、どうしても殴れない。」

 

「組手の時はいつも相手してくれたじゃねぇか!!

あれはどうなるんだよ!!」

 

「・・・・・・・殴れない。

恩人だから、殴れない。

君には、恩がある。だから、殴れない。」

 

「なんだよ!!オレがいつ角都の恩人になったんだよ!!

角都の恩人になるようなことはしてないぞ!!」

 

「・・・・・・・・・オレに、普通に接してくれた。

オレは、あの時、救われたんだ。

君達二人に。」

 

「!?」

 

角都の目が一層冷たくなる。

どうした?どうして急にまた冷たくなった?

気が付いたらオレは、攻撃をやめていた。

 

「オレはうれしかった。

本当に、本当に。

オレの個性を知っても、見ても、友達でいてくれた、オレの初めての友達。

君にわかるかい?

オレの、いやオレ()の、誰にも相手にされない孤独感が。

異形型の苦しみが、君にわかるかい?」

 

角都は淡々と告げる。

角都は、異形型差別をゼロ距離で感じて、よく知っている。

 

―――――――ゾクリ

 

背中に悪寒が走る。

角都の、まるでぬいぐるみのビー玉で作られた目のように精気のない目がオレをとらえる。

 

「そんな人間が、手を差し伸べられた時の喜びがわかるかい?

それが、どれほどの恩か、わかるかい?

だから、殴れない。

君とは、戦えない。」

 

クソッ!!オレの目の前にいるのは角都のはずなのにッ!!

どうして!!どうして!!どうして足が震えるんだ!!

まるでヴィランに人質にされた、あの時のような恐怖感に襲われてるんだ!!

また、オレはなにもできないのか!!

 

 

 

 

 

「オラーッ!!こっちくんなヒーロー共!!」

 

「このガキぶっ殺すぞ!!」

 

首元にナイフに変化したヴィランの指が付きつけられる。

隣ではもう一人のヴィランに捕まっている芦戸がいる。

怖ぇ・・・・・・けど、これでもヒーロー志望、角都や芦戸のおかげで大分硬くなれる!!

首と頭は自由。ならば頭全体を硬化させて頭突きすればこの状況を打破できる。

だがもし失敗したら?

オレの硬化を貫けるほどの切れ味だったら?

芦戸もろとも殺されたら?

 

―――――――ゾクリ

 

背中に悪寒が走る。

どうして!!自分の身をていして人を守るのがヒーロー!!

なのに、どうしてオレは失敗を恐れて動かないんだ!!

早くやれよ!!できんだろ!!

オレは、ヒーローになるんだ!!

漢なら、頭突きの一つや二つ、やってみせろよ!!

オレは、漢じゃねぇのかよ!!

 

「おいてめぇ!!何こっち来てんだ!!ぶっ殺すぞ!!」

 

「おい君!!下がりたまえ!!この事件は我々ヒーローに任せろ!!」

 

そんな声が聞こえたから、前に目を向けると、そこには、コンプレックスである口元を隠すマスクを外した角都がこちらに歩いてきていた。

 

「おめえオレ達を舐めてんのか!!ぶっ殺す!!!」

 

そういってヴィランは腕をマシンガンに変えて角都に撃つ。

でも角都なら大丈夫だ。

見た事はないし、話で聞いただけだが角都は四回まで復活できる!!

予想通り角都は復活、犯人をつかまえた。

・・・・・・・個性を大勢の人間に見せるようなことをしてまで。

最初は、そんなに気にしなかった。

だが、その日の夜に気が付いた。

角都は、自身のコンプレックスをさらしてまで、一度死ぬのもわかった上で、オレ達を助けてくれたのだ。

 

それに比べて、オレは・・・・・・・・

 

角都みたいな奴こそが真のヒーローであり、真の漢だ。

オレは自分が情けなかった。

 

 

 

 

 

今も、自分が情けない。

友人にたいして恐怖感を感じていたことが、また、恐怖の前で逃げ出そうとしていた自分が。

そうだ。あの時決めたんだ。

オレは漢になる。オレはヒーローになる。

もう、逃げない。

 

「角都、全力だ。」

 

「?」

 

「全力で、オレと戦え。」

 

「だから、君とは戦えない。

君には恩がある。」

 

「そんな恩、もうとっくの昔に返してもらってる。」

 

「いつだ?それこそ返した覚えがない。」

 

「武器化人間事件の時だ。あの時、お前助けてくれただろ?

オレ達に頑なに見せなかった個性を使ってまで!」

 

「・・・・・・・・」

 

「あの時の角都は、本当にヒーローだった!」

 

「・・・・・・・!」

 

「なのに今はどうだ!

個性を使えって言ってるのに個性を頑なに使わない!!

それじゃあ昔の、オレ達に嫌われるのを恐れてた弱い角都に戻ってるじゃねぇか!!」

 

「・・・・・・・そんなの、恐いに決まってるだろ・・・・」

 

「別に今ここでオレを殴っても友達じゃなくなるわけじゃねえ!!

恐いものから逃げるな!!

じゃないと、ずっとヒーローにはなれない!!

角都は、その嫌な過去は、きっと異形型の奴に勇気を与えられるだろ!!

ヒーローになったらきっと必要(・・)とされる!!」

 

「!!」

 

「オレには異形型の苦しみはわからねえ!!

だが角都はわかるだろ!!

お前は今の社会の、異形型の差別をなくせる!!

お前と同じ苦しみをあじわう奴を減らせる!!

オレが保証する!!

角都みたいなヒーローは今の社会に必要なんだ!!」

 

そう言い放ち、自身の限界まで体を硬化させる。

 

「心も!!もっと硬く!!かためて!!絶対倒れぬ 壁となれ!!

安無嶺過武瑠(アンブレイカブル)!!」

 

オレの全力。オレの個性。そのすべて。

 

「角都!!ヒーローになりたいんなら、まずオレという壁を越えて見せろ!!

絶対に倒れない壁を!!全力で!!超えて見せろ!!」

 

角都にむかって走る、走る。

オレのやれることはシンプル、ただ殴るだけだ。

 

「友達・・・・・・オレ、ヒーローになったら、必要とされる・・・・・?」

 

「ああそうだ!!絶対に必要とされる!!

だからよ!!ヒーローになれよ!!」

 

 

 

 

 

必要とされないヒーローはいらない。

その持論は曲げるつもりはない。

しかし、必要とされるのか?

このオレが?

異形型の苦しみを減らせる?

そうだ、オレは人を助けたかった。

オレは、異形型の人を助けられる!

そして、この場で切島君を殴ったりしても、友達じゃなくならない?

皆、嫌いになったりしないのか?

ブーイングを飛ばされるようなことはない?

なら、迷う事はない。

 

「圧害、頭刻苦、同時発射!!」

 

「!?」

 

瞬間、切島君が炎に包まれる。

 

「・・・・・・・やっと個性を使う気になったか!!角都!!」

 

炎が晴れ、切島君の姿が浮かび上がる。

 

「ああ!!オレ、思い出した!!

見失ってた、オレの夢!!」

 

もう、ブーイングも何も、気にしない。

オレを、必要としてくれる人がいる!!

 

「人を助けたい!!

自分の個性で苦しんでる人に、勇気を持ってもらいたい!!

オレは、そのための柱になってやる!!

そんで、皆にオレの事好きになってもらいたい!!」

 

もう、ここに生きた死体などいない。

 

「オレは化け物かもしれない!!

でも、それでも!!」

 

本当に本当に、忘れちゃいけない夢!!

 

「オレは、ヒーローになる!!」

 

「その意気だ!!行くぞ!!角都!!」

 

少年は、生き返ったのだ。

優しい化け物(人間)として。




・・・・・・・シリアスが多い!!
ので、小ネタ鋏まーす、
もちろんこの後書きでな!!

~If もしもこの戦いが例のあれだったら~

「(^U^)私は、お前のおかげで真っ当な人間になれた。
(^U^)今度は私がお前を救ってあげよう。
(^U^)聞くところによると(本人から聞きました)、お前もヒーロー志望のようだね。
(^U^)試してあげよう。お前の力を。」←切島君です。

そして切島君は硬化する。

「(無言の腹パン)」

「ウッ!!」

「角都!!」

「誰だお前!?来るな!!
君には関係ないっていうかホントに誰!?」

「(^U^)どうした?個性を使わないのか?」←切島君(ry

「オレの個性は・・・ニーサ・・・・・切島君と戦うためにあるんじゃない・・・・!
切島君を、救うためだ!!」

「(^U^)フッいいセリフだ。
(^U^)感動的だな。
(^U^)だが無意味だ。」

はい、これで終わり。
書いて思った。
なんやこれ。


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心臓二十二個目 角都、覚醒!!作者、暴走!!

タイトルの通り、前回までがウソのようなネタ回です。
作者も暴走してます。
むしろ大事故です。


 

「アヒャヒャヒャ!!こんなもんもういらねぇ!!」

 

勢いよくマスクをはずしてそこらにポイじゃ。

 

「装飾品を捨てるのは覚醒フラグ!!

フハハハハハハ!!

出てきた!!主人公感出てきた!!フハハハハハ!!」

 

どうも!!マスクをはずした角都です!!

こんな元気良い挨拶久しぶり!!

別にただ威圧感を和らげるためにつけてただけだし!

 

「ゆくぞ!!切島君!!鬱状態を抜け出したオレは強いぜ!!」

 

「おう!!来い!!」

 

切島君の安無嶺過武瑠(アンブレイカブル)は原作でのインターンの時に見せた奴より数段劣るが、それでも硬い。

別に持久戦に持ち込んでもいいが・・・・・

 

「あえて速攻を仕掛けていくスタイル!!

正真正銘!全力(フル)の攻撃!!」

 

「! まさか、長らく使っていなかった!」

 

「フル、バースト!!」

 

それぞれの属性を全力で同時発射!!

切島君とてまともに立ってはいられまい!!

フルバーストが切島君に着弾!!

盛大な爆音を響かせ、大量の煙が辺りを包む。

そして、だんだんと煙は晴れていき、硬化した肌がバッキバキに割れている切島君が、立っていた(・・・・・)

 

「!?」

 

『おぉ~と切島ァ!!あの攻撃を食らってもなお、立っているゥ!!

オレだったら絶対倒れてる!!』

 

「・・・・・・こんなも『ドゴォン!!』

 

「いつから連発しないと、錯覚していた?」

 

「・・・・・・まだm『ドゴォン!!』

 

「まだd『ドゴォン!!』

 

すごいな切島君。

オレの全力を4回も食らって立ってる。

 

「ならば(?)!!個性無しのタイマンじゃあ!!」

 

「おっしゃあ!!」

 

あれ?意外と元気?

まあいいや。

 

「いくぞ角都!!天空に極星はふたつはいらぬ!!」

 

「!」

 

「列怒頼雄斗奥義!!天翔十字鳳!!」

 

切島君は独特の構えをとり、高らかに宣言した。

満身創痍でテンションおかしくなってんな。

のっかるか。

 

「フフフフ・・・・・漢の拳、列怒頼雄斗に構えは無いことはない。」

 

「?」

 

「対等の敵があらわれたとき、漢みずから虚を捨て、立ちむかわねばならない。

すなわち(?)天翔十字鳳、漢の誇りをかけた不敗の拳!」

 

「ならばその礼に答えてやろう。

ハァ~~ァ~~」

 

こちらも漫画で見た独特の構えをとる。

 

『これは角都神拳秘奥義、天破の構え。

ほら、イレイザーものっかれ!(ヒソヒソ』

 

『・・・・・ハァ。

天破の構え、北斗七星は天の守護神(棒読み

天が乱れた時、天をも破ると言われた角都神拳究極の秘奥義(棒読み』

 

会場内になぜか、ホントになぜか雷鳴が鳴り響く。

ていうか相澤先生も意外とノリいいな。

 

「天も宿命の対決に興奮しておるわ!!」

 

「ハァ・・・・ハァ・・・・・いいわねこの展開・・・・」

 

「興奮してるのはミッドナイト先生じゃ・・・・・」

 

そして切島君はとびかかってくる。

 

「ハァーーーーーーッ!!」

 

「角都神拳奥義!!天破活殺ゥ!!(圧害を収束して撃ってるだけ。名付けて部圧害(ベアッガイ))」

 

「ヌゥオ!!」

 

吹き飛び、コンクリートにぶつかる切島君。

なんだ、この話。

 

「天破活殺は拳ではな・・・・・あれ?」

 

「・・・・・・・・・」

 

切島君が動かない。

これってもしや・・・・・

 

「切島君・・・・・・?」

 

返事がない。

 

「・・・・・切島君戦闘不能!!角都君の勝利!!」

 

『・・・・・・・なんだこの試合。』

 

『うぅ~、ええ話や~。』

 

『何言ってんだマイク。』

 

なんだ、これ。

 

 

 

 

 

 

ここは保健室。

切島君のお見舞いに来ました。

 

「ホント何やってんだい!!

あんた、精神状態やばかったのちゃんと自覚してるだろう!!」

 

リカバリーガールにこっぴどく叱られてます☆

うん、勝手に抜け出したしね。

そら怒られるわ。

 

「まったく、精神が回復してなかったら強制的に精神科行きにしてたよ!!」

 

「はい、すみません。」

 

「ああそれと、」

 

「?」

 

「麗日についてだが・・・・あんたからはげましてやってくれないかい?」

 

「えっ?」

 

「いや、あんたと戦ってからずっと、私は角都の友達でいる資格なんてないって落ち込んじゃっててね。

残念ながらセラピーのほうには心得がないもんでね。」

 

なるへそ。

 

「よーし、はげましちゃうぞ~。で?どこにいるんです?」

 

「そこのベッドで寝てるよ。」

 

「わかりました。」

 

カーテンで仕切られてるあのベッドか。

よし、行くぞ。

 

「ヘ~イ麗日さんさっきぶり。」

 

「!?・・・・・・角都君・・・・」

 

案の定浮かない顔してるね。

 

「そんな浮かない顔してると、緑谷君が別の女にとられ「デッデデデデデク君!?なっなんでデク君が出てくるの!??!???!?」・・・・・焦りすぎだろ・・・・・」

 

顔を真っ赤にしてる。

つーかこの時点で好きだったんだ。

 

「あっ、そうそう。

さっき麗日さんと戦った時の話なんだが・・・・・・」

 

「!?」

 

「ごめんなさい!!!!」

 

「!?!?!?!?!???!?!?」

 

「いや、そんなに困惑してどうした?」

 

「えっ!?いや、だって・・・・・・責められると思って・・・・」

 

「? なんで?」

 

「だって!!私、角都君があの時ホントに怖かった!!

友達なのに!!そんなひどい事しちゃったんだよ!?

私、角都君の友達でいる資格ないよ・・・・・・」

 

「うわ~~~~~~~!!!!!」

 

『!?』

 

この場にいる全員(切島君もいます)が驚いたような表情をする。

 

「そんなこと言わんといて!!!いやむしろ言わないでくださいお願いします!!!

友達の資格がないとかそんな事言わないで!!

ただでさえ少ない友達(・・)が~~!!!!いや~~~~!!!!!」

 

「ちょっと待って。今、友達って・・・・・」

 

「友達に友達と言って何が悪い!!」ドヤッ

 

「こんな私でも・・・・・まだ、友達だと思ってくれてるの・・・・・・?」

 

「YES!!

別に怖がられるのは慣れてる!!

故に気にしないし、あれはなんか怖い目になってたオレも悪い!!」

 

「えっ・・・・・・・でも・・・・・・・」

 

「若さゆえの過ちだって!!フハハハハハハハ!!!!」

 

「あー、麗日、角都は実は太平洋よりも広い心持ってるから、どう頑張っても友達認定されてると思うぜ?」

 

「起きたのか切島君!!

あっ!次の試合が始まるんで、オレはこれで!!」

 

HAHAHAHAとオールマイトみたいな笑い方をしながら去っていく。

 

「・・・・・・角都って、なんか嵐みたいだね。」

 

「ああ、そうだな。

それと緑谷好きってマジ?」

 

「ウェッ!!べっべべべべ別にそんなんじゃないよっよよっよ!!?!?」

 

こうして騒がしい角都のお見舞いは終わった。




今回の話のまとめ。
角都、覚醒。
切島、キャラ崩壊。
北〇の拳
叱られる。
うるさい。
お見舞い。

もうわけわかんねぇなこの回。


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心臓二十三個目 爆破と爆発

あー、やばい。
ワンピースのカク熱が出てきた。
あのキリンの顔が頭から離れない。


やあやあ諸君、角都です。

切島君と麗日さんのお見舞いが終わったんで、控室に向かっています。

次の相手は爆g・・・・爆発さん太郎との戦いだ。

クッソ強いんだよなぁ・・・・・・・

そんな事を考えつつ、廊下を歩いていると、見慣れた触覚とピンク髪が!!

 

「おっ!角都!」

 

「芦戸さん!!五話ぐらいぶり!!」

 

「メメタァ!www」

 

時間はまだあるし、ちょっと談笑してってもいいかも。

 

「あっ!!そうそう。」

 

「?」

 

「角都、もう大丈夫なの?」

 

あっ、その話題来るか。

 

「保健室にいなかったし、心配したんだよ?」

 

「グハッ!!(鼻血ブーーッ!!」

 

「!?」

 

クソッ!!上目遣いで心配したんだよは効く!!

なんて破壊力だ!!

連邦のモビルスーツは化け物か!?

今日ほど芦戸さんとの身長差に感謝した日はないよ・・・・・・

 

「えっ!?大丈夫!?保健室行く!?」

 

「ああ、大丈夫。

ちょっとね、破壊力がね?」

 

「?」

 

「あっ、なんでもないです。」

 

しまったな・・・・・変に心配かけさせちゃったかなぁ・・・・・・

 

「ホントに大丈夫?

次の相手爆豪だよ?」

 

あっ、忘れてた。

 

「ああ、大丈夫。

芦戸さんの弔い合戦じゃ!!」

 

「私死んで無いよ!?」

 

「HAHAHA!!それじゃあそろそろ行くね。」

 

「うん!!・・・・・頑張ってね。」

 

「うん、任せて。」

 

そうしてオレは控室に向かっていく。

 

「(えっ?角都の奴鼻血出してたぞ・・・・・・

一体どんな会話を・・・・・・?)ハァ・・・・ハァ・・・・」

 

一人のぞき見をし勘違いして興奮するエロブドウ。

こいつは救われる日が来るのだろうか。

 

 

 

 

 

 

『準決勝第二試合!!なんか激戦の予感がする!!

爆豪VS角都!!』

 

「よろしく、爆豪。」

 

「・・・・・・夢、思い出したかのか」

 

「フフッ、爆豪からそんな言葉が出るとは思わなかった。」

 

本当、予想外。

やっぱ仲良くなれそう。

 

『START!!!』

 

スタートと共に爆豪はこちらにかけてくる。

まあそんくらい読めていたさ。

 

「最初から、出し惜しみ無し!!」

 

触手を大量に、大量に体に巻き付ける。

触手のスーツも目じゃないくらい大量に。

 

「触手スーツ、マッチョ!!」

 

出来上がるは黒色の巨人。

 

『角都、触手を体に大量に巻き付けパワーアップを図る!!

それも大量に!!まるで黒いオールマイトォ!!!』

 

実際大きさもオールマイトよりも大きい。

3mくらいかな?

 

「デカブツ相手だろうとやることは変わらねえ!!」

 

この形態、パワー、スピードも格段に上がるが、本当に特化してるのはその・・・・・・・

 

「死ねぇ!!」

 

『爆豪、角都に向け中々の威力の爆破!!まともに食らったらひとたまりも・・・・・ファッ!!』

 

爆風の中に、平然とたたずむ黒の巨人。

 

『ビクともしてない!!防御力高っ!!』

 

そう、触手一本一本が爆破の衝撃を吸収してくれるので本体であるオレに届かない。

 

「チィッ!!」

 

「貧弱貧弱ゥ!!」

 

拳を振り上げ、爆豪に向け振り下ろす。

 

「オラァ!!」

 

「クッ!?」

 

爆豪は避ける。

だが別に余裕でよけてるわけではないようだ。

拳はコンクリートに深々と突き刺さる。

あっ、これは・・・・・・・

 

「・・・・・・手が抜けない・・・・」

 

『えっ?マジ?』

 

マズイマズイ!!

爆豪にやられる!!どうしよどうしよ!

・・・・・・・・閃いた。

 

「死ねぇ!!死ねぇ!!シネシネシネシネシネ死ねぇ!!」

 

爆豪は呪詛のような発言をしながら爆破しまくる。

 

『爆豪の死ね死ねラッシュをまともに食らう!!

さすがにこれは耐えられないだろ!!』

 

黒の巨人は動かない。

 

『角都停止ィ!!

これは爆豪の勝ちかぁ!?』

 

『これはミッドナイト先生の采配しだいだな。』

 

「・・・・・・では10秒たって角都君が動かなければ爆豪君の勝利とします!!

1!2!3!4!5!?」

 

数え始めて五秒目、爆豪の後ろのコンクリートがモコッと盛り上がった。

そしてそこから勢いよく触手が飛び出し爆豪の元へまっすぐに向かった。

 

『えっ!?何!?なんで角都の触手がっ!?

爆豪、驚いて足に触手が絡みついてしまっている!!』

 

「クッ!クソがっ!」

 

そして出てきた触手から、人が出てきた。

まぎれもない角都本人である。

 

『えっ!?角都!?じゃあこっちのブラックオールマイトは!?』

 

『ブラックオールマイトも触手で出来ている。

恐らくあの地面に刺さった太い腕を通じて地面に入り触手かなんかを使って掘り進んで爆豪の背後をとった。

掘り進んでるときの音は爆破でかき消されてしまったんだろう。』

 

『解説ありがとうイレイザー!!』

 

ブラックオールマイトってなんやねん。

ブラックスパ〇ダーマン的な?

まあどうでもいいや。

ブラックオールマイトは触手に分解して回収しよう。

 

「捕らえたぜ!あとは・・・・・」

 

「うおっ!?」

 

いつかの砲丸投げの感じで場外に投げ飛ばす。

爆豪程度の体重なら余裕だぜ。

 

「吹っ飛べええええぇぇぇぇ!!!」

 

計画通りまっすぐに場外に投げ飛ばされた爆豪。

しかし爆破の反動ですぐに戻ってくる。

 

「こんな小細工で負けるか!!」

 

「・・・・・・普通平衡感覚ブレブレになるはずなんですがねぇ?

なんで帰ってこれるの?」

 

ホントすごいな爆豪。

まあ偽暗を見てから躱せるぐらいだしな・・・・・・

 

「おい、角都。」

 

「?」

 

「半分野郎と対人戦で戦った時に見せた最終形態、あれになれ。」

 

ああ、あれか。

確かにあの原作で角都さんがナルト戦で見せた形態は総合的に考えれば最強だ。

爆豪の奴、どうやらそれを見抜いてたようだな。

 

「よかろう!!オレの本気モードに打ち震えるがいい!!」

 

「なんだそのキャラ!?舐めてんのかクソが!!」

 

背中から触手を大量展開。

そして腕を軽く分割、口から触手ダバー。

 

『またもや角都が新たな形態を見せた!!

お前はデスピサロか!!』

 

「誰がデスピサロだ!!オレは魔王じゃねぇ!!」

 

「そんな事はどうでもいい。「よくない!!」行くぞ!!」

 

爆豪は爆速ターボで距離を詰める。

 

「暴風で体制を崩してしまえ!!圧害!!」

 

爆破の反動で高速移動というのは意外と高度な技術だ。

こまめな微調整が必要。

つまりちょっとバランスを崩せば?

 

「うおっ!?」

 

当然こける。

 

「今だっ!偽暗!!」

 

この隙を狙っての偽暗。

ぶっちゃけ野郎がアヘ顔さらそうが知らん。

 

「うぐおっ!!!」

 

よし、さすがに命中。

さすがに気絶してるだろう。

・・・・・・・おいちょっと待て。

 

「お前なんで起き上がれんの!?」

 

いや、マジでこれはびっくり。

ほんまタフネスやなぁ・・・・・

 

「おい、角都。」

 

「なんだよ!?また頼み事か!?芦戸さんの時といいなんで何々使えとかいう要望多いんだよ!?」

 

「ああ、そうだ。フルバーストって技、あったろ。

それ使えよ。

さっきからなんで使わねえんだ!切島には使ってたじゃねえか!!

オレじゃあ力不足か!!?」

 

ああ、そういや使ってないな。

 

「ああいいぜ。使うさ。

ただし・・・・・・」

 

「あ?んだよ」

 

「お前も、全力の技撃ってこい。」

 

オレが出したこの条件。

爆豪はどうやらお気に召したようで、顔に笑みが浮かぶ。

 

「いいぜ!!やってやるよ!!」

 

爆豪は走り出し、そして、爆破の反動で飛び上がり、高速回転を始める。

爆破による煙がまるで、黒いドリルのようだ。

 

榴弾砲・着弾(ハウザー・インパクト)!!」

 

フル・バースト(すべての爆発)!!」

 

今、二つの技と技が、ぶつかりあおうとしていた。




バーストの意味は主に爆発。
意外とこの二人、似てるのかも。


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心臓二十四個目 解せぬ。

誤字が無くならない。
\(^o^)/オワタ
助けてピュ〇ーラ・・・・・・


『二つの大技がぶつかり合う!!

この勝負、どっちが勝ってもおかしくない!!

接戦!熱戦!大決戦!!』

 

どうも、角都です。

マイク先生の言った通りとかそんな悠長に解説してる余裕なんざない!!

おかしいだろ!?

ハウザー・インパクトって一応生身で突進するんだぜ!?

つまり爆豪はもう既にフルバーストが直撃してることになる。

なのにオレが押されてる!!

クソ!!どうしよう!?

あっ!!そうだ!!

属性をそれぞれ収束させよう!!

部圧害みたいに!!

 

「フルバースト、モードサテライトキャノン!!」

 

『おっと角都!!フルバーストをレーザーのように収束させた!!

これはさすがの爆豪でも押されてきてるぞ!!』

 

「グッ!クソがああああああああぁぁぁぁ!!!!!」

 

爆豪はさらに回転のスピードを速める。

負けてたまるか!!

こっちも体の負担なんか考えずに全力全開じゃ!!

 

「絶対に!!!」

 

「お前には負けねえ!!!」

 

爆豪はまだまだといわんばかりに回転の速度を上げる。

オレも触手を燃料にしてさらなる火力アップを図る。

触手だって有機物。

限界の向こう側を、無理やりこじ開けて進む。

そして・・・・・・・・

 

「死ねえ!!!」

 

爆豪は回転を乗せた爆発を放つのと、オレのフルバーストが爆発を起こしたのは、ほぼ同時だった。

 

『ドゴォン!!!』

 

文字であらわすとこうだが、そんな生易しい物ではない。

まるで世界を揺らすような爆音と大量の煙が会場を包む。

 

『おいおい、これはやりすぎだろ!?

観客に怪我はないか!?

ていうか勝負の行方は!?』

 

煙が徐々に徐々に晴れていく。

どちらかが立っていた場合、立っていた者が勝者となる。

果たしてどちらが立っているのか。

観客全員がそう思っていた。

しかし、観客たちは考えていなかった。

両方(・・)立っている可能性を。

 

「「・・・・・・・・・」」

 

『ファッ!?なんと!!爆豪と角都は!!爆発をモロに食らいボロボロになりつつも!!立っている!!』

 

二人ともが立っている可能性。

それが一番高かった。

なんせ、常人では考えられないタフネスの持ち主と、命が5個ある人間が戦っているのだから。

 

「なぁ・・・・・爆豪・・・・・・・」

 

「んだよ・・・・・クソ触手・・・・・」

 

「個性、さぁ。ハァ・・ハァ・・・・使える?」

 

「・・・・・・精々、後一回だ・・・・・」

 

「そうかい・・・・・・じゃあ、次で・・・・終わるな。」

 

「・・・ああ、その通りだ!!」

 

「やってやるよ!!」

 

オレは最後の力を振り絞り、触手スーツを身にまとい、頭刻苦で火をつける。

 

「捨て身のオレの一撃を食らえ!!」

 

やがて火は体全体に回っていった。

 

『なんと角都は自身の体に火を放った!!なんという勝利への執念!!

だが!勝利への執念なら爆豪だって負けちゃいねぇ!!』

 

「倒れろ!!」 「死ねぇ!!」

 

オレの拳は命中した。

しかし爆豪の爆破も命中した。

いわゆるクロスカウンターの形になっている。

 

『両社ともに渾身の一撃ィ!!

果たして!!果たして倒れるのはどっちだ!?』

 

この場にいる全員がこの二人に目を奪われていた。

どちらが勝つのか、先に倒れるのはどちらか。

だがしかし、その疑問が解消されることは無かった。

 

(爆豪の奴、さっきからずっとフリーズしてんな。

オレ、そろそろ意識やばいんだけえどなぁ・・・・・・・

体に火なんて放たなきゃよか・・・・・・ん?)

 

突如角都が動き出し、一歩下がる。

しかし、爆豪はクロスカウンターの手を突き出したまま動かない。

 

「えっ?これ、もしかして・・・・・えっ?」

 

『えっ?どうしたの?何があったのか知らんが爆豪動いてないんだが・・・・・まさか?』

 

「・・・・・・はい。立ったまま、気絶してます。」

 

「・・・・・・爆豪君戦闘不能!!角都君のしょ「アヅァッ!!!?」・・・・・・ん?」

 

「ギャーッ!!今気づいたけど超熱い!!水!!誰か!!水ちょうだい!!」

 

『・・・・・・なんすかこの締まらない終わり方。』

 

『・・・・・・さぁな。』

 

途中まで名勝負だったのに・・・・・・・

会場内の全員がそう思った。

そんな事知らない、クロスカウンターの態勢で硬直した爆豪と、のたうち回る角都がいた。

 

「アヅッ!!アッつい!!!」

 

 

 

 

 

 

「HAHAHAHAお騒がせしました!!」

 

「うっせえカス!!」

 

「暴れちゃダメだよかっちゃん!」

 

火傷で包帯グルグル巻きにされて相澤先生とお揃いになった角都です。

 

「いやー、ホントにやばかった!!」

 

「ホントホント!!」

 

「まさか角都があの時自分に火を放つなんてな!!」

 

「正直アレ、やんなくてよかったと思う!」

 

『HAHAHAHAHAHAHA!!』

 

「うるせえカス共!!」

 

「ほらほらその辺におしい。」

 

あっ、リカバリーガールさんチッスチッス。

 

「そんじゃあ早速怪我を治して「無理だよ」・・・・・・・ファ?」

 

「あんた、どんだけ大怪我したかわかってるのかい?

全身火傷、爆破のせいで骨もちょっとヒビ入ってるし自身の触手を燃やしたせいなのかあんたは今軽く衰弱してる。

そんな状態であたしの個性を使おうものならあんたが死んじまうさね。」

 

「そんな!じゃあ角都の決勝戦は!?」

 

「・・・・・棄権するしか、ないさね。」

 

「あれ?でも角都、確か四回までなら死ねるんじゃ・・・・・・・」

 

「ダメだね。たとえ一回死んだとしても、おそらく体力は戻らない。

どっちにしろ、決勝戦は諦めるしかないさね。」

 

「あ、そっすか。」

 

「軽い!!それでいいのか角都!!

ここまで頑張ってきたのに!諦めていいのか!?」

 

「いや、諦めないよ?」

 

そう、決勝戦を諦める気はない。

優勝も諦めない。

 

「でも、どうやって決勝戦に出るの?」

 

「そんなの簡単。」

 

傷を治しちまったら疲労で出れないなら、やることは一つ。

 

「怪我は治さない。このまま決勝戦に出る。」

 

「はっ?」

 

『はあああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!???!??!』

 

「何言ってんの角都!!さすがに無理だよ!!」

 

「そうだ!心臓何個つぶす気だよ!?」

 

「僕が言うのもなんだけどすっごい大怪我の状態で戦うのは無理だって!!」

 

「バカだろ。あとクソ。」

 

集中砲火を受けました。

解せぬ。




角都が触手に火を放った所を描いてて、ストーンフリーを思い出したよ。
そのうち角都フリーが発現するんですねわかります。

それとリカバリーガールのセリフでなんか口調が変だったので修正しました!!
勘違いなさった方、本当に申し訳ないです!


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心臓二十五個目 (保健室から)大脱走

リアルがちょっと忙しくなりそう(´・ω・`)
投稿ペースが2、3日に一回になるかも・・・・・・


「イヤッホウ!!・・・・・・・あ。」

 

「ん?」

 

どうも、怪我を治さず決勝戦に臨む角都ですが、なんでオレの控え室に轟いるの?

 

「あれー?ここ控え室ー・・・・・・・・ウェ!

2の方かここ!」

 

「ああ、そうだが?」

 

いっけね。

原作の爆豪と同じミスしちゃったよ。

 

「まあ間違えたもんは仕方ない。

ちょっとお話しようぜ。」

 

「ああ、ちょうど聞きたいことがいくらかあったしな。」

 

「お?何々?」

 

「まず一つ、なんでそんなボロボロなんだ?

リカバリーガールに直してもらえばいいだろう?」

 

「ウグッ!」

 

「それと、フレイザードってあだ名、フレイムとブリザードを足したんだろ?」

 

「ああ、そうだけど・・・・・」

 

「お前、オレの個性の説明をする前にフレイザードって呼んだよな。」

 

「ウグッ!それは・・・・・その・・・・・お前の髪の毛みたいな配色のアニメキャラにフレイザードってやつがいたのさ。」

 

「そうなのか?」

 

あぶねえ・・・・・作者も時々忘れるがオレって転生者なんだよね。

それが知られたらどうなるか・・・・・

 

「最後に一つ、緑谷についてだ。」

 

「ん?」

 

緑谷?なんで?

( ゚д゚)ハッ!まさか!┌(┌^o^)┐ホモォ...

 

「違う、そうじゃない。」

 

こいつ・・・・・心を・・・・・

なんかこの流れ懐かしい。

 

「で?緑谷がどうした?」

 

「ああ、あいつとお前、仲いいだろ?」

 

「一緒にメシ食べるほどには!!あと時々一緒に修行したり!!」

 

「そうか。」

 

なんか冷めてるな。

まるで大体食べ終わったときに手をつけるのを忘れていた味噌汁のように。

 

「あいつ、無茶苦茶やってオレの抱えてたもん全部ぶち壊してきやがった・・・・

対人戦のお前とは違った感じでな。

ずっとあんななのか?」

 

「んー、さあどうだろうな。

少なくとも昔っから良い人だったんだと思う。」

 

「・・・・・そうか。」

 

「あ、それと。」

 

「?」

 

「オレがこの外見と個性のコンプレックスを克服してなかったら、多分爆豪には勝てなかったと思う。」

 

「それがどうした?」

 

「いやね?轟も自身の個性がコンプレックスじゃん?

それ、克服した方がいいぜ?」

 

「・・・・・・なんでだ?」

 

轟は軽く顔をしかめる。

 

「少なくとも炎を使わない限りはオレには勝てない。」

 

「!?」

 

「NO.1ヒーローにもなれない。」

 

「・・・・・・」

 

「ま、それだけ覚えとけ?じゃ、オレは行くよ。」

 

そういって控え室2を跡にする。

あいつはちょいとベクトルが違うが、オレに似てる。

やっぱり個性で悩んでる人は見過ごせないね。

 

 

 

 

 

 

『イエイ!!決勝戦!!

ヒーロー科!轟焦凍!!

VS!

同じくヒーロー科!慈恩角都・・・・・・え?

なんでそんなボロボロなんだよ!?

メディック!メディーーーーック!!』

 

あ、やっぱ驚かれるか。

また抜け出したもん。

テヘッ☆

 

『ま、まあいいか。

それじゃあ!START!!』

 

「フンッ!!」

 

轟はいきなり大氷塊を放ってくる。

ならば!

 

「頭刻苦!圧害!新奥義、火遁、豪火球の術!!」

 

圧倒的な熱量。

ええ、うちはのをパクリましたとも。

 

『巨大な炎を創り出した!轟の氷にも負けてない程の大きさ!!

巨大な炎と氷がせめぎ合う!!早くも大盛り上がりだ!!』

 

ちょっと前までは使えなかったが、個性は筋肉と同じ。

酷使しまくったせいか属性が強化されたぜ!!

 

「クッ!」

 

轟は氷の勢いを強める。

 

「まだまだぁ!!」

 

オレも炎の勢いを強める。

よし、ちょっとマンネリだが前回と同じ事するか。

丁度氷が溶かされる音が鳴りまくってるわけだし。

炎に関しては分離した化け物達にやらせりゃいいし。

レッツ戸愚呂兄!!

 

『おっと角都!爆豪戦のように地面にもぐり出した!!』

 

『おいマイク。それ解説しちゃダメなやつだぞ。』

 

おのれマイク。

一回戦ではモンスター呼ばわりしたあげく作戦をバラすとは・・・・・

もういいや。

ブラックオールマイトになって化け物達に炎を出させたまま突撃しよう。

 

「オラァ!」

 

「!?」

 

このぐらい飛び越えられるのさ!

調節して轟の後ろに着地して、と。

 

「・・・・・ホントに黒いオールマイトじゃねえか・・・」

 

「イテテ・・・・傷が・・・・あ、YES!」

 

拳を振りぬき一気に振り下ろす。

今度は地面に突き刺さらないように力加減を考えて。

 

「オラァ!!」

 

「うおっ!?」

 

轟は氷を放つのをいったんやめ、拳を避ける。

計画通り・・・・・

 

「化け物!炎を轟に向けろ!!」

 

「!」

 

フハハハハハ!!どうだ!!

バリバリ当たってるように見えるが実は当ててない!!

でも超熱い!!

 

「これで氷は体温調節ぐらいにしか使えまい!!オレに勝つ方法は一つ!

オレの化け物を上回る炎で吹き飛ばすだけ!」

 

さあさあ炎使えよー。

コンプレックス克服しちゃえよー。

そうすれば楽になるぜ?

 

「誰が・・・・!!使うか!!」

 

ムムム。

中々に強情。

 

「ならば負けるがいい!

自分の意味のない強情が原因でな!!」

 

だがしかし、次の瞬間オレの炎が敗れた。

なんと強い炎で吹き飛ばす意外脱出方法が無いと思っていた炎を。

 

「・・・・・・まさか地面を通じて化け物を凍らせるとはな。

よく化け物の位置がわかったな?」

 

「炎が一番熱い方向に氷放っただけだ・・・・・」

 

『轟さすが!!なんと炎の包囲網を突破してみせた!!』

 

うん、知ってる。

 

「ならば圧害の化け物!!神羅天征だ!!オレに当たらないようにしろ!!」

 

こんな無茶ぶりでもしっかり命令は果たしてくれる。

本当に便利。

 

「さあさあこの暴風の中どうやって氷で攻撃する!?」

 

「チッ!」

 

轟は右足を地面に叩きつけて氷を発動させようとする、が、

 

「それを許すと思ったか!偽暗!!」

 

「グッ!!」

 

『角都が放った攻撃が轟に直撃!お前ホントに怪我人か!?』

 

うん、不安になってきた。

怪我人なのにどうしてこんなにも戦えるんだろオレ。

 

「フハハハハハ!!炎を使わない限り勝利は無いぞ!!」

 

「クッ!」

 

完全に悪役な発言をする角都。こいつ怪我人だよな?

轟が炎を使いだしたら悪落ちするんじゃ・・・・・・

作者のそんな疑念を残し今回の話は幕を閉じる。




完全に悪役である。
包帯してなかったら絵面がもう・・・・・


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尊像二十六個目 シリアスできない病

ベニヤ板
中々減らない
誤字減らない
ベニヤ板、自身の小説に対する一句。


「フハハハハ!さあさあ炎を使え!」

 

どうも、轟に頑張って個性を克服してもらおうとしてます。

 

「誰が使うか!クソ親父の力なんて!」

 

「NO.2ヒーローと性別を構わずヴィランを触手レ〇プする親父、どっちがクソか考えてみろ!!」

 

「えー・・・・んー・・・・あー・・・・やっぱNO.2ヒーローだな。

あいつ家族のことなんも考えないし。」

 

めっちゃ悩むやん。

しかも結局エンデヴァーかよ。

 

「ん、でも怪しいとこだな。どっちだ・・・・・?」

 

まだ悩むか!?

えっ!?そんな!?客観的に見て個性婚と触手レ〇プって同レベル!?

うそーん!?

 

「ま、まあいいや。圧害!!」

 

「うおっ!?」

 

『轟、角都が放った圧害を難なくかわしていく!

ていうかいつ化け物回収したんだ?』

 

気にするな。

フハハハって笑ってた辺りにこっそり。

 

「クソ!」

 

轟は氷を放ってくる。

しかし・・・・・

 

「地面を這う&直線的な動き!躱すのは容易い!」

 

『これは轟、マジに緑谷戦みたいに炎使わないとマズイんじゃないか~?』

 

中々粘る!!

さて、どうしたもんか・・・・・・・

ここは緑谷路線で行こうかな?それとも爆豪路線?

・・・・・・・・・

 

「ええい面倒!!」

 

『え?何が?』

 

「炎使わんと勝てない状態にしちゃる!!」

 

ブラックオールマイトになる。

イテテ。傷に結構響くな。

 

「ゆくぞ!!」

 

「クッ!」

 

轟は大き目の氷を放つ。

今度は命中。

ブラックオールマイトは氷に包まれる。

 

『これ、多分・・・・・・』

 

『轟には悪いが、これは恐らく、角都はまだ負けてないな。』

 

解説のその言葉に呼応するように氷にヒビが入る。

ピシッ、ピシッという音がだんだんと大きくなり、氷のヒビも大きくなっていく。

 

「ウラァ!!」

 

バキャンという音とともに氷は完全に砕け散った。

圧倒的な腕力の暴力。

そして何重にも重なる触手のせいで角都本人にはさほど冷気が伝わっていない。

防御力最強のブラックオールマイトだからなせる技である。

 

「フッフー♪」

 

「・・・・・・まったく効かないか。」

 

「お次はこちらの番!!」

 

「!?」

 

防御力最強とは言ったが、物理に関してはこの能力が一番強い。

ただ触手を複雑に編んでるため属性の仮面を外に出せないため使用できないのが弱点である。

 

(角都の奴・・・・・・)

 

轟は上記の事に気付いていた。

そして弱点も。

あの触手は有機物。

さらに爆豪との戦いを見る限り結構燃えやすいはず。

つまり炎があの形態の弱点。

 

(さっきから炎を使うように促しやがる・・・・・・・

そこまでしてオレに炎を使わせたいか。)

 

「ファハハハハハ!!どうした!?その程度か!?」

 

『角都余裕の挑発!実際どんだけ強いんだこいつ。』

 

『・・・・・・こいつ、怪我人だよな?』

 

HAHAHAそんなに褒めなくても~

なんかどんどん人間離れしてるような・・・・・・

 

「フッ!!」

 

「!?」

 

『お~!轟、第一回戦で出した大氷塊を繰り出す!!

さすがにこれはきつ「オラオラオラオラ!!」

 

大氷塊を連続で殴りつけて砕く。

ただひたすらに砕く。

腕の火傷が痛むがそんなの知らん。

 

『圧倒的パワー!迫りくる氷を砕いてしのいだ!!

お前もうヒーローなったらヒーローネームブラックオールマイトでいいだろ!!』

 

「・・・・・・・これでわかったろ?

氷じゃオレに勝てない。」

 

「・・・・・・・」

 

「・・・・・お前に、夢はあるか?」

 

「!?」

 

「例えば、NO.1ヒーローになりたいとか、あるよな?

緑谷君との戦いで思い出したんじゃないのか?

はっきりと言おう!

オレはお前の夢を知らない!

しかし、炎を使わない限り、夢はつかめない!

現実を、自分を見ない限りはな!」

 

「・・・・・・・・」

 

「さて、これはこの戦いだけの問題じゃないぞ。

お前の夢を諦めるか、それとも夢を掴むために炎を使うか。

二つに一つ!

さあ炎を使え!そしてなりたい自分になってみせろ!」

 

オレは轟に向け走り出す。

 

「そうしない限り、勝利はない!!」

 

そして飛び上がり、拳を振り下ろす。

直撃すればどんな屈強な男でも100%気絶間違いなしの絶大な威力を誇る鉄拳。

それが轟に向かっていく。

だが・・・・・・

 

「アッヅ!!?」

 

次の瞬間、角都の触手を何重にも触手を重ねた腕が炎上した。

案の定燃えやすかったらしく火の手はもう胴体にまで登ってくる。

 

「ウオオオオオオ!!圧害!!」

 

風の応用で自分の周りを取り囲み空気が循環しないようにする。

 

「ハァー、ハァー、・・・・・ここでオレの手に火を放つ奴なんて一人しかいないよなぁ?」

 

「・・・・・・」

 

轟の左半身からは、炎が噴き出している。

 

「ヘヘッ、やっとその気になったか。」

 

「敵に塩送るとか、何考えてんだ?

お前、怪我人だろ?」

 

「フン!その怪我人にさっきまでやられかけてた奴に言われてもな?」

 

『轟がついに!ついに!ついに炎を使いだした!!』

 

「フゥー、この状態だと相性がわるいな。戻そ。」

 

ブラックオールマイトを解除する。

すると包帯でグルグル巻きの角都が出てくる。

 

「さて、やるか?」

 

「もちろんだ。」

 

まず先に動いたのは轟。

角都に向けて炎を放った。

氷とは違い多少操れるらしく不規則な動きをしながら角都の元へ走る。

 

「知ってるか?風は炎の手助けにもなるが妨害にもなるんだぜ!圧害!!」

 

角都はその炎を風で吹き飛ばす。

そして偽暗の数少ない、新たな応用技を放つ。

 

「爆豪と上鳴君から参考を得た!

電気(プラズマ)閃光(スタン)!!」

 

『まぶしっ!お前ホントになんでもできるな!?』

 

よし、轟は怯んだ。

今の内に懐に潜り込む。

確か接近戦が弱かったはず。

これでも素の身体能力はそこそこいいんだ。

 

「オラァ!!」

 

腹パンじゃボケェ!!

て避けられた!?

 

「悔しいが、クソ親父に武術を教え込まれたんでな。

このぐらい避けれる。」

 

お返しと言わんばかりの拳がこちらに飛んでくる。

しかも炎を纏わせて。

 

「フベッ!?」

 

「・・・・・悪い。力込めすぎた。」

 

「オレ強い強い言われてるけど、お前も大概やで・・・・・・

まあそんな事はどうでもいい!

炎使うんなら、いつかの続き、やろうぜ?」

 

「いつかの・・・・ああ、対人戦の。」

 

「そ、それ。」

 

化け物たちの仮面を轟に向け、フルバーストの準備をする。

 

「ああ、いいぞ。」

 

轟も炎を展開。

そして一つの塊にする。

 

『二人とも、大技の構え!爆豪戦みたいになるのか~?

バリア系のヒーロー!バリア張っとけ!!危ないぞ!!』

 

フル・バースト(すべての爆発)、モード収束(サテライトキャノン)!!!」

 

「フンッ!!」

 

巨大な炎の塊は動き出した。

巨大な熱量のレーザーともいえる物は発射された。

そして、互いにぶつかり合った。

 

―――――――そして、大爆発を起こした。

 

爆豪との戦いでの物に勝るとも劣らない大きな爆音を響かせた。

しかし熱量を持つ物同士がぶつかりあったせいか、こちらの方が爆発の規模は大きかった。

 

『ゲホッゲホッ!あーもうガラス割れちまったよ。

てそんな事よりどうなった!?観客に怪我は!?勝負の行方は!?』

 

『すぐにわかるさ。』

 

徐々に徐々に煙は晴れていく。

無残な状態になったフィールドの上には、ボロボロの状態の轟しか(・・)いなかった。

 

『あれ!?角都は!?』

 

この場にいる皆が角都を探す。

そして一人が「あっ!」と声を上げ、一点を指差した。

そこには、壁に突き刺さった角都がいた。

しかも、上半身だけ刺さった状態。

 

『・・・・・・・え?また締まらない終わり方?』

 

「・・・・・・角都君場外!!轟君の勝利!!よって優勝は、轟焦凍!!」

 

『・・・・・角都はシリアスを壊す才能があるんじゃね?』

 

『何をいまさら。』

 

結局締まらない終わり方で二位になった角都。

鬱の時は真面目にシリアスしていたというのに・・・・・・




いやー、そろそろ体育祭も終わるね。
長かった長かった。
鬱だった鬱だった。


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心臓二十七個目 体育祭の終わりとデジャブ

体育祭編、この話で終了!
超長かった!!
シリアスも沢山した!
誤字も沢山した・・・・・・


「それではこれより!表彰式を行います!!」

 

どうも、前回壁に突き刺さって負けた角都です。

これから表彰式!!

皆の拍手喝采がうれしい!!

あ~、拍手喝采どころか小学生まで会話が欠落してたからな~。

・・・・・・(´;ω;`)ウッ…

 

「焦凍ォォォォ!!素晴らしいぞ!!オールマイトを(角都の事)倒し、一位に君臨するその姿は素晴らしいぞ!!

焦凍ォォォォ!!!!」

 

「角都ゥゥゥゥゥ!!!よく頑張った!!大怪我とコンプレックスで苦しんでたがよく頑張った!!

今夜は祝杯あげるぞ!!角都ゥゥゥゥゥ!!!」

 

「「うるせえクソ親父!!」」

 

『親ばかが二人・・・・・くるぞイレイザー!』

 

『こねぇよマイク』

 

あの親ばか共うるせえ・・・・・・

 

「そ、それではメダル授与よ!今年メダルを贈呈するのは勿論この人!!」

 

「HA~HAHAHAHAHA!!」

 

こ、この特徴的な笑い方はもしや・・・・・・(角都もよくやります)

 

「もちろん!私が!メダ「我らがヒーロー!!オールマイトォ!!!!!!」て、来たぁ!!!」

 

『・・・・・・・』

 

「ごめん!被った!」

 

「(。∀゚)アヒャヒャヒャヒャ!!マジウケる!!ww」

 

これも原作通りか。

マジウケるww

 

「そ、それではオールマイト、三位からメダルの授与を。」

 

「HAHAHA。おめでとう爆豪少年!」

 

「・・・・・・」

 

「宣誓のあれは度肝を抜かれたぜ。」

 

「うるっせえ!角都に言えって言ったからやっただけだ!」

 

あ~、あれか。

 

 

 

 

 

 

「ねえねえ爆豪。多分、宣誓は入試一位の爆豪が言うと思うの。」

 

「だからなんだクソカス。」

 

「それでね?この紙に書いてあることを宣誓の時に言ってほしいんだけど「そんなんやるかカス。」

 

うん、もはや案の定。

しかし考えがある。

 

「そうか。まあさすがに爆豪でも(・・)無理か。長文だし。」

 

「カチーン!どういう事だコラ!できるわクソカス!!

ちょっと紙寄越せ!!」

 

計画通り。

 

 

 

 

 

て感じで言わせた奴だ。

 

「準決勝のあれもすごかった!しかし、いざヒーローになった時には、建物への被害は最小限にな!

最小限にな!」

 

「二回も言わんでええわ!」

 

「それじゃあそのメダル、大事にしろよ。自分の傷として!」

 

爆豪に銅メダルを渡す。

そして今度は銀メダルを持ち、こちらにやってくる。

 

「角都少年!おめでとう!」

 

「イエーイ!銀メダルイエーイ!」

 

「コンプレックスは、克服できたかな?」

 

「・・・・・・フフッ、ここにマスクしてきてない事からわかるでしょう。」

 

「HAHAHA!確かに!

それと、あの大怪我で同じ特待生の轟少年と渡り合えたのはすごい!!

ただ、あんま大怪我で無理しないでくれ。トラウマがあるんだ。」

 

「あー、緑谷君の事ですね?」

 

「正解!HAHAHA!!」

 

そして次に金メダルを手に持ち、轟の首にかける。

 

「轟少年!優勝おめでとう!君は強いなー!!」

 

「・・・・ありがとう、ございます。」

 

轟、さては憧れの人と話すと目を合わせられないタイプか。

 

「ただ、角都少年が怪我してるのを忘れず、慢心しないようにな!」

 

「はい、たしかに角都が怪我してなかったらオレはここに立ってなかったかもしれないです。

それに、清算しなきゃいけないことが、まだあります。」

 

「ああ、精進しろよ!」

 

そしてオールマイトは授与を終え、反対方向へ向く。

 

「さぁ!今回は彼らだった!

しかし皆さん!この場の誰にもここに立つ可能性はあった!!!

ご覧頂いた通りだ!

競い、高め合い、更に先へと登っていくその姿!!

次代のヒーローは確実にその芽を伸ばしている!

てな感じで最後に一言!!」

 

お?これは・・・・・

 

「皆さんご唱和ください!

せーーーーーーーーーの!!」

 

『プルス「「お疲れ様でしたーーーー!!!!」」・・・・・・』

 

「そこはプルスウルトラだろーー!!」

 

「なんでお疲れ様なんだよーー!!」

 

「ていうかなんで二位の奴も一緒に言ってんだ!!」

 

「いや、疲れただろうなって思って・・・・・・」

 

「(゚∀゚)アヒャヒャヒャヒャ!www」

 

本日二度目のブーイング。

 

 

 

 

 

 

「お疲れー」

 

相澤先生のやる気のない労いの言葉が送られる。

 

「つーことで、明日明後日は休校だ。

体育祭を観戦したプロヒーローから指名もあるだろうが、それはこっちで集めて、休み明けに発表する。

ドキドキしながらしっかり休んでおけ。」

 

『はい!』

 

「ドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキ」

 

「角都うるさい。」

 

 

 

 

 

 

ウェー、疲れたー。

 

「帰ろうぜ角都!」

 

「あ、ちょっと待って。催してきた。

ちょっと待ってて。」

 

そういってトイレに向かう。

するとそこにはどこぞの燃焼系がいた。

何このデジャブ。

 

「焦凍の件、よくやってくれた。

これであいつにも覇道を歩ませられる。」

 

「あー、気にしないでください。

オレがやりたくてやったことなんで。」

 

「そういうわけにもいかない。

言ったであろう?礼はすると。

何でも言うがいい。かなえられる範囲で礼をしよう。」

 

それ、緑谷君に言ったほうがいいんじゃ・・・・・

 

「彼ならもう既に礼をした。

サインを求められた。」

 

こいつ・・・・・心を・・・・・( ゚д゚)ハッ!

まさか心が読める個性を親子二人で持ってる!?

まあいいや。

 

「お礼?お礼・・・・・・そうですね。

たまには家族旅行でも行って来たらどうです?」

 

「何?それでは礼にはならんのではないのか?」

 

「いやいや、似たような悩みを持った人に幸せになってほしい。

その思いから轟の抱えてた物壊しに行ったわけですし。

そーですね、そばが名産の長野にでも行ったらどうです?」

 

「・・・・・・ふむ、君がそうしてほしいのならそうしよう。」

 

「家族では仲良くしましょうね。」

 

そういってトイレに向かう。

 

(しかし・・・・・)←鬼神のような力を見せた口裂け男

 

(なぜ・・・・・・)←鬼神

 

((ああも人が避けていったんだ?))←巨漢鬼神コンビ

 

またもやすぐわかるような疑問を頭に浮かべる。

何このデジャブ。




相変わらずのバカコンビである。
角都がマスクはずしたせいでヴィランっぽさに磨きがかかりましたね、このコンビ。


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心臓二十八個目 コードネーム?酒の名前でいいだろ

はい、今回はヒーロー名の考案です。
誤字?
・・・・・・もう諦めたよ


「イエイ!完治イエイ!!」

 

「相変わらず復帰早!!」

 

どうも、怪我が完治しました、角都です。

 

「角都、USJの一件で相澤先生より重傷だったよな・・・・・?」

 

「それにあんな酷い火傷、一日やそこらで治る物なのかしら?」

 

「うん!ホントなんでこんな治癒が速いんだろう!?」

 

心臓が沢山あるからかな?

 

「しかし登校途中でめっちゃ声かけられなかった?」

 

上鳴君から質問が投げかけられる。

 

「あー、たしかに沢山声かけられたな。

ファンレターも三通もらった。」

 

『マジ!?』

 

皆から一斉に同じ言葉が発せられる。

 

「え?皆貰ってないの?」

 

「・・・・・・・うん、多分角都だけだよ。」

 

「そうなのか芦戸さん!?」

 

マジか。

でもなんか特別感あってうれしい。

 

「よし!折角だから読み上げていこうぜ!」

 

「おう!切島君いいねそれ!

それじゃあ一通目。

『どうも角都さん。

体育祭見ました。

渡したときに気づいたと思いますが、私は異形型の個性です。

個性は女郎蜘蛛。

その見た目の不気味さに皆が皆怖がってしまい友達ができませんでした。

自分以上に見た目が恐い人がこんなにも頑張っているんだと思い、自分の悩みがどれほどちっぽけかがわかりました。

それで、今日勇気を出していろんな人に話しかけてみようと思います。

角都さん、勇気をくれてありがとうございます。』だって。」

 

「いいじゃん!超いいじゃん!」

 

「(´;ω;`)ウッいい話だ・・・・・・・」

 

「二通目!二通目呼んで!」

 

「よっしゃ任せろ!

『どうも角都さん。

あなたは、ものすごく個性で悩んでいるようですね。

その気持ち、よくわかります。

今の社会に縛られ、苦しんでいる。

私はあなたのような人材を探しておりました。

よろしかったら私と共にこの社会を、オールマイトをつぶしませんか?

私共は、あなたを歓迎します。

ヴィラン連合代表、死柄木弔より。』・・・・・・・・」

 

これで手紙の文は終わっている。

 

『・・・・・・・・・』

 

「おいすぐに誰か先生呼べ!!」

 

「なんで!?なんでヴィラン連合が!?」

 

「・・・・・・三通目読むね。」

 

「この状況で!?メンタル成長したな角都!」

 

「ありがとう切島君。

『こんにちは角都さん。

あなたは、一回戦にブーイングを受けていましたね。

あんな偽物共の言葉など、気にしなくて結構です。

あなたは英雄になれるお方。

こんな事でめげずに、立派なヒーローになってください。

自分は応援しています。

あ、それと偽物共ですが、見つけ次第粛清しますのでご安心を。

ヒーロー殺し、ステインより。』・・・・・・・・」

 

『ギャーーーーーー!!!』

 

「おはよ・・・・・朝からうるさ「先生!すぐにこの二通の手紙を警察に!!後一応目を通しといてください!!」なんだなんだ・・・・・・・ん?」

 

相澤先生は手紙を手に持って読む。

そして珍しく慌てた様子になる。

 

「ちょっと待ってろ!すぐに警察に届ける!!」

 

そういって教室を出て行った。

 

「怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い」

 

「落ち着け角都!」

 

「そうだよ!もしかしたら悪戯の可能性もあるよ!?」

 

「死柄木のフルネーム、公開してたっけ・・・・・・?」

 

『・・・・・・ギャーーーーー!!!』

 

「助けて緑谷君!!」

 

「なんで僕!?」

 

こうして騒々しい朝は過ぎていった。

 

 

 

 

 

 

「はい、今度こそおはよう。」

 

「先生、包帯とれたのね。よかったわ。」

 

「バアさんの処置が大げさなんだよ。

んなもんより今日の"ヒーロー情報学"ちょっと特別だぞ。」

 

相澤先生の言葉によりクラス全体が固まる。

でもオレ知ってんだよね。

転生者だもん。

 

「コードネーム、ヒーロー名の考案だ。」

 

『胸膨らむヤツきたあああぁぁぁぁぁ!!!』

 

「FOOOOOOOOOO!!!」

 

「ギロッ!」

 

『シ~ン・・・・』

 

「F・・・・・・シ~ン」

 

「と、いうのもこれは先日話したドラフト指名に関わってくる。

指名が本格化してくるのは経験を積み即戦力として判断される2、3年から・・・つまり今回来た指名は将来性に対する興味に近い。

卒業までにその興味が削がれたら一方的にキャンセルなんて事はよくある。」

 

「クッ!大人は勝手だ!」

 

「で、その指名集計結果がこうだ。例年はもっとバラけるんだが今回は二人に偏った」

 

「うおおおおおおお!!?轟と爆豪、超接戦じゃん!」

 

「つーか、滅茶苦茶白黒ついたー」

 

「見る目無いよねプロ」

 

ふむ、原作通りに轟爆豪に偏って・・・・・・ん?

 

「先生ー、オレなんで二位なのに指名が60ぐらいしかないんですか?」

 

「お前体育祭でどんだけ暴れたか覚えてんのか?」

 

ん?体育祭で暴れた?

え~とたしか・・・・・・障害物競走で障害を全部素通りして、騎馬戦では爆豪と同じチームで、さらに腕ちぎられて、本戦ではブーイング食らって鬱になって、でも立ち直って、爆豪と戦ってクロスカウンターして、優勝候補と負傷した状態で互角に戦ったぐらい・・・・・・・ん?

あ、たしかに結構暴れてんな。

イカンイカン、他のSSの読みすぎで感覚が麻痺してたわ。

でも・・・・・・・

 

「なんで!?なんで一回戦で完封された上鳴君とかダイレクトに倒した麗日さんより圧倒的に少ないんすか!?

おかしいでしょ!!こうなったら訴え「因みに指名のほとんどが有名所ばかりだ。」イヤッホウ!!」

 

『(感情の移り変わり早ぇ・・・・・・)』

 

「それになぜ指名したのか聞いてみたところ、ほとんどが既に実力がプロ並みかそれ以上だと考えていて、直に実力を見てみたいんだと。」

 

「イエエエエエエエエエエエエイィィィィィ!!!!!」

 

「ギロッ!」

 

「シ~ン」

 

「ま、というわけで話を戻すが、先程のを踏まえてこれから職場体験に行く事になる。

指名の有無関係無しにヒーローの仕事を体験する為、ヒーロー名を決める事になった。」

 

なるほど。

 

「まぁ、仮ではあるが適当なもんは・・「付けたら地獄を見ちゃうよ!!!」

 

扉が突然開き、ある人が入ってくる。

あ、この人は・・・・・・・

 

「学生時代に付けたヒーロー名が世に認知され、そのままプロ名になっている人、多いからね!」

 

「ミッドナイト先生!

体育祭ではお世話になりました。」

 

「気にしなくてもいいわよ。」

 

「まぁ、そう言う事だ。

その辺ミッドナイトさんに査定してもらう。

俺はそう言うのはできん。」

 

そういって相澤先生は寝袋を取り出し寝る。

それでいいのか先生。

 

「将来自分がどうなるのか、名を付けることでイメージが固まりそこに近づけていく。

それが『名が体を表す』ってことだ。

例えばオールマイトとかな」

 

そして相澤先生は眠りにつく。

 

 

 

 

 

 

ヒーロー名はなぜか発表形式。

/(^o^)\ナンテコッタイ

あ、そうだ。

青山君がいないから一番手がいねえ。

オレがいくか。

 

「行くぜ!

モンスターヒーロー『クラーケン』!」

 

「クラーケン?たしか、伝説上の巨大なタコとかだっけ?」

 

「そうそう。」

 

「・・・・・・あなた、それでいいの?

あなたの父親をリスペクトしたのだろうけど、あの人私を超える十八禁ヒーローよ?

それに、あなたあの人嫌いじゃなかった?」

 

「ええ!ぶっちゃけ親父のヴィラン退治は完全にヴィランのそれです!

でも、親父だっていい人なんです。

知ってます?親父ことオクトパスはヴィランを犯したりしてますが、怪我は一切させた事が無いそうです。

犯したりしてるのは実際には犯したりしておらず、ただ辱めを受けさせてるだけです。」

 

「えっ?オクトパスさんが?結構意外ね。

私みたいな個性でもヴィラン傷つけることあるのに。」

 

「オレは触〇プレイの面では親父の事は嫌いですが、優しい所は好きです。」

 

「・・・・・わかったわ!いいでしょう!

あなたは今日から『クラーケン』よ!」

 

こうしてオレのヒーローネームは決まった。

・・・・・・何で皆泣いてるの?

 

「いや、ズズッ、いい話でヒッグ!」

 

「あ、そう・・・・・」

 

「この波に乗らざるを得ない!

次!私行きます!」

 

お?芦戸さんが二番手か。

たしか芦戸さんのヒーローネームって・・・・・・

 

「『エイリアンクイーン』!」

 

「うん、ちょっと待とうか。」

 

「ん?どうしたの角都?」

 

「それ、どう考えてもヴィランの通称やで・・・・・・

何?2?やめとけ?

芦戸さんは、うん、ピンキーとか、そんなんにしといたほうがいいよ。」

 

「うん、これは角都君の言う通りね。やめときなさい。

それと角都君が言ってたピンキーを候補に入れときなさい。」

 

「チェー」

 

芦戸さんは下がっていく。

なんか皆の空気が重いような・・・・・

 

『(これ、変な名前出したら大喜利みたいな感じになって皆に迷惑かけるな・・・・・)』

 

皆、周りの人の事をしっかりと考えております。

素晴らしい!

 

「それじゃあ次、私いいかしら」

 

沈黙を突き破ったのは梅雨ちゃん。

 

「小学生の時から決めてたの。『FROPPY』」

 

「いいわね!親しみやすくて良いわ!!」

 

重い沈黙を破った上に普通の名前を出した梅雨ちゃんを称賛し、クラス内でフロッピーコールが起こる。

そしてどんどんとヒーロー名が挙がっていく。

 

「『爆殺王』!」

 

「違う!」

 

「『フレイザード』」

 

「おっ!名が体を表してる!」

 

「あれ?それオレがつけたあだ名じゃん。」

 

 

 

 

 

 

さて、残りは、飯田君、爆豪、緑谷君だな。

 

「・・・・・・『天哉』」

 

飯田君も決定。

うーん、暗い顔が昔のオレそっくり!

これは励ましてやらんと・・・・・

 

「僕のヒーロー名はこれです!」

 

緑谷君は誇らしげにプレートを公表する。

そこには『デク』と書かれていた。

名シーンやね。

 

「『爆殺卿』!」

 

「違う、そうじゃない。

そーね、角都君にアイデア出してもらったら?

芦戸さんのピンキーとか轟君のフレイザードとかも彼が考えた奴だし。

多分あなたより(・・)良い案出ると思うわよ?」

 

「カチーン!じゃあ聞かせてもらおうじゃねえか・・・・・」

 

「いいだろう!

えと、たしか爆豪の個性は掌からニトロのような汗を出す個性だから・・・・・・

『ニトロ・ウォリアー』?」

 

遊戯王からパクリました。

HAHAHA!

 

「うん、いいんじゃない?中々格好いいし!」

 

「オレのと何が違うんだよ!」

 

「まあまあ、あくまで仮だし『ニトロ・ウォリアー』にしときなさい。」

 

「チッ」

 

こうして全員のヒーロー名が決まったのであった。




はい、角都のヒーローネームはクラーケンでした!
皆、わかったかな?
暁とか角都だけだと思ってた人、実はオレもそう思ってたが、それだと味気ないなと思ったので、はい。


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心臓二十九個目 無視しないで!

イエーイ、前回誤字祭りだったイエーイ!



「職場体験の期間は一週間。

そして肝心の職場だが、指名のあった者は個別にリストを渡すから、その中から自分で選択しろ。

指名の無かった者は、予め此方からオファーした全国の受け入れ可の事務所40件の中から選んで貰う。

それぞれ活動地域や得意なジャンルが異なるから気をつけろ。」

 

どうも、これからプリント貰っていくとこ決めようとしてる、角都です。

実は作者、この入り方好きなんだよね。

 

「例えば『13号』なら、対ヴィランより事故・災害救助中心・・・とかね」

 

(そういやオレの所、武闘派以外のヒーローの指名あるかなぁ・・・・・・)

 

「よく考えて選べよ。

提出期限は今週末までだ。」

 

「あと二日しかねーの!?」

 

「効率的に判断しろ。以上」

 

ふむ、どこに行くか・・・・・・・

 

「切島君はどの辺行くの?」

 

「オレは凶悪犯罪!」

 

「まるで切島が凶悪犯罪みたいなセリフだね。」

 

「そういう芦戸さんは?」

 

「んー、災害救助か武闘派になりそう。

角都は?ていうか相澤先生が言ってたけど、有名どころばかりなんでしょ?

どんなヒーローから指名きたの!?」

 

「え~と・・・・・お!

鮮烈ヒーロー『バオー』、トナカイヒーロー『チョッパー』、金蟹ヒーロー『ボルキャンサー』!」

 

「異形のヒーローの有名所じゃねえか!!」

 

因みに、もちろん全部元ネタがあります。

後者二つはわかるだろうけど一番最初はわかるかな?

 

「え~と、後は・・・・・え!?マジ!?」

 

「え!?どうしたの!?」

 

「親父からの指名はもちろんあったが、『ギャングオルカ』、『ベストジーニスト』、『エンデヴァー』!!」

 

「うっそマジ!?」

 

「NO.10、NO.6、NO.4、NO2ヒーローからの指名!?」

 

「ちょっと待て。うん。

なんとなくわかるが・・・・・・NO.6ヒーローって?」

 

「ん?角都のお父さんだよ?」

 

え?マジ?

 

「・・・・・・・」

 

「え!?もしかして、知らなかった!?」

 

「・・・・・うん。」

 

「角都のお父さん、全然自分の事語らないんだな。」

 

「・・・・・・うん。」

 

 

 

 

 

 

 

 

行先は第一志望にエンデヴァー、第二志望に親父、第三志望にギャングオルカにした。

そして提出!

よし!ちょっとサポート課に用事がある!

 

「ので、ちょっと待ってて。」

 

「待ってるニョ!」

 

「・・・・・・コスチュームメイド服にでもするの?」

 

ま、まあいいや。

メイド服芦戸さん・・・・・・・ガハッ!!(鼻血ブーーーーーッ!)

 

 

 

 

 

さてさて所変わり開発工房。

ここでコスチュームの改造をしてもらおう。

 

「それじゃあレッツゴ『ドガンッ!!!』うぐおっ!?」

 

突如扉が爆発を起こす。

なんだなんだ!?

 

「おい発目。思いついた物をいちいち作ろうとするのはやめろ。

次人に被害出したら制限するからな?」

 

「そんな!じゃあ私はもう開発できないじゃないですか!酷いですよパワーロ-ダー先生!」

 

「・・・・・・・」

 

何、これ。

 

「まあいい。それじゃあコスチュームの改造を頼みたいんですが・・・・・」

 

「おお!!いいですよ!!どういった物がご所望で!?」

 

「(できればパワーローダー先生に頼みたい。)触手がどこからでも出せるように、目立たないように切れ込みを入れてほしい。」

 

「わかりました!!ちょっと待っててください!!」

 

そういってガラクタの山の方へ向かう発目さん。

なぜにガラクタの山?

 

「はい!どうぞ!」

 

「・・・・・・どう見ても触手出せないね。このスーツ。」

 

「逆に考えるんです!触手なんて使わなくていいと!」

 

「オレに個性使うなと?」

 

「まあまあ着てみてください!」

 

・・・・・・一応着てみるか。

 

「・・・・・動きづらっ!?」

 

スーツが突然上半身だけ回転を始める。

イタイイタイ!!

上半身キレる!切れる!

 

「どうやら動作のプログラミングをミスってしまったようです!」

 

「そんな事いいから止めて!止めて!」

 

「いやです!」

 

「このやろふざけ『ゴギン!』・・・・・・・あ。」

 

「おい待て!明らかに回転が度が過ぎてる上になんだ今の音!?」

 

「あ、パワーローダー先生・・・・・・切れました」

 

「「?」」

 

「・・・・・上半身と下半身がサヨナラしました・・・・・・」

 

「おい発目!すぐにリカバリーガ「あ、大丈夫ですよ?」・・・・・・え?」

 

「いや、すぐにくっつけたら治りますよ?

前にも一回上半身吹っ飛んだことあったし。」

 

「「(どういう人生歩んできたんだろう・・・・・・?)」」

 

これには発目さんもあんぐり。

この後キチンと改造してくれましたとさ。

 

 

 

 

 

そしてあれから数日!

オレはエンデヴァーの元へ向かう!

ファッハッハ!

 

「コスチュームは持ったな?

本来なら公共の場じゃ着用厳禁の身だ。

落としたりするなよ。」

 

「は~い!!」

 

「伸ばすな。はいだ、芦戸。」

 

「・・・・・・はい」シュン

 

「くれぐれも失礼のないように。じゃあ行け。」

 

「お~い、飯田君。」

 

「・・・・・角都君か。」

 

「大丈夫?目が死んでるよ?まるで昔おオレみたいにな!HAHAHA!」

 

「・・・・・・・」

 

「・・・・・なんかあったら相談しろよ?オレ達友達。OK?

じゃああとはあの二人に任せるか。

バトンタッチだ、緑谷君。」

 

「えっ?何が?」

 

「HAHAHA!気にするな!

あーそれと、」

 

「?」

 

「君の個性なんだがね?アドバイスがあるんだ。」

 

「えっ!何々!?」

 

めっちゃ食いつくな。

こわいわ。

 

「君の力、身の丈に合わせられないかい?」

 

「? どういうこと?」

 

「んー、例えば出力を1%に抑えるとか。

個性は筋肉と同じ。

筋肉って意識すりゃ力出しすぎないとかできるでしょ?

それを個性にあてはめられない?

アドバイスになれれば幸い。」

 

「なるほど!個性が筋肉と同じ!今までは体の一部っていうか武器って感じで扱ってたのがいけなかったのか?これは中々研究の余地が「あ、オレもう行くね。」あ、うん!行ってらっしゃい!」

 

そういって緑谷君と別れる。

そして今度は轟の元へ。

 

「よっ!フレイザード!」

 

「公共の場でコスチュームも着てないんだからその名前出すな。」

 

「おお固い固い。

じゃ、行くか。」

 

「ああ、そうだな。」

 

「レッツゴーキャンピン!」

 

「キャンピン?」

 

 

 

 

 

「待っていたぞ、焦凍。」

 

「オレは?」

 

エンデヴァーヒーロー事務所についたんですが、オレは?

 

「ようやく覇道を進む気になったか。」

 

「・・・・あんたの造った道を進む気はねぇ。オレはオレの道を進む。」

 

「オレを無視して話進めるのやめて?」

 

「フッ、まあいい。「何が?」

お前も準備しろ。「『も』の前に『達』をつけてほしいです。」

出かけるぞ。」 「終いにゃ泣くぞ!?」

 

「どこへ?何しに?」

 

「ヒーローという物を見せてやる。

前例通りなら保須市にヒーロー殺しが現れる。「そうなんすか?」

しばし保須に出張し活動する!「いい加減無視やめてください!」

すぐ保須市に連絡しろぉ!」

 

『ハイ!』

 

「もうあんたなんでオレに指名したんだよ!?

いじめか!?フレイザード結構追い詰めたからいじめに転じたのか!?」

 

「おいお前、焦凍を更衣室に案内しろ。」

 

「いい加減泣くぞ!?ホントなんであんたオレのこと指名したの!?」

 

(´;ω;`)ウッ酷い・・・・・・・




さて、鮮烈ヒーロー『バオー』、トナカイヒーロー『チョッパー』、金蟹ヒーロー『ボルキャンサー』、それぞれの元ネタ、わかったかな?


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心臓三十個目 放任主義反対!!

どうも、またもやテストです。
二週間ほど期間が開きます\(^o^)/
なんで一か月しか間が無いんだ・・・・・


~職場体験一日目~

どうも、バオーさんのとことか親父のとこに行けばよかったと思っている角都です。

職場体験の出来事を日記に書き記そうと思います。

まず、今日あった出来事。

出張して、そこら一帯をパトロールしました。

ヴィランがいました。

エンデヴァーさんにフレイザードと二人で捕まえてこいと言われました。

これってどうなの。

まあシンリンカムイさんの技をパクった、先制必縛触手鎖牢でほとんど全員捕らえて、捕まえ損なった奴をフレイザードが凍らせて捕まえました。

息子の活躍が少なかったせいかエンデヴァーさんは不服そうでした。

次から気を付けよう。

あとオレのヒーロー名は角都じゃなくてクラーケンです。

楽しかったです。

 

そういえばぬいぐるみみたいな人がヨチヨチ歩きで歩いてきてファンレターくれた。

後で読もう。

しかしあのぬいぐるみみたいな人、どこかで見たことがあるような・・・・・・・・原作キャラか?

楽しかったです。

 

そしてご飯の時間になりました。

すまっしゅ版のほうでの例の会話が見られました。

エンデヴァーさんをフォローして蕎麦屋に行けました。

すごく感謝されました。

楽しかったです。

 

その後はエンデヴァーさんの元サイドキックのとこの事務所に行って訓練しました。

まさかエンデヴァーさん直々に相手になってくれるとは思いませんでした。

でも轟と二人で戦ったのにエンデヴァーさんは「ちょっと強いヴィラン程度だな」と言っていました。

あの人の強いの定義を疑いました。

普通にオレと轟はもう既にプロレベルの戦闘力はあると思うんだけど。

楽しかったです。

 

今日のまとめ

楽しかったですの便利さを痛感しました。

楽しかったです。

 

~職場体験一日目 轟バージョン~

まず、パトロールをしたらヴィランがいた。

親父は角都と二人で捕らえてこいといった。

なるほど、プロを育てるのは実戦というわけかと思った。(ただ単に息子の活躍を見たかっただけ。)

結果、角都が7人、オレが3人という結果になった。

親父は不服そうな顔をしていた。

恐らくオレ達か、もしくはオレだけか、の無駄な部分を見つけたのだろう。

しかし口に出さないところを見ると、自分で気づいて自分で直せということか。

精進せねば。

それと角都のヒーロー名はクラーケンじゃなかったか?

 

角都がまたファンレターを貰っていた。

一応体育祭での順位が上だったので、羨ましいというか悔しいのほうが大きい。

精進せねば。

 

お昼時、親父に美味い蕎麦屋があるから行こうと誘われた。

オレはヒーローが休んでいいのかといったが、角都は違った。

角都曰く、明日あるかどうかわからない命なのだから食える時に美味い物食った方がいいと言いたかったらしい。

なるほど、たしかにヒーローは常に死と隣り合わせ。

ならばいつでも食えるコンビニのおにぎりとかで食事を済ませるより、すぐに死ぬかもしれないのだからうまい物を食える時に食って死んだとき悔いをできるだけ残さないようにした方がいいということか。

これに気づけないとは、オレもまだまだだ。

精進せねば。

 

その後は親父の元サイドキックの事務所で戦闘訓練をした。

親父によるとまだオレと角都二人でそこそこ強いヴィラン程度らしい。

精進せねば。

 

 

 

 

 

はい二日目ー!

ステインが、来る!

といってもエンデヴァー方面にはこないけどな!

ファンレターの仕返しをしないと・・・・・・

まあそれは夜だし、ゆっくり待とう!

 

「おい焦凍、角都。訓練をするぞ。」

 

・・・・・・・朝から?ヘビーだな・・・・・・

 

 

 

 

 

「タイム!ちょっとタイム!」

 

「ヒーローとヴィランとの戦いにタイムなどない!!」

 

「それはわかってますが!それはわかってますがなぜオレの方向にしか炎放ってこないんですか!?

フレイザードにも撃ちましょうよ!!」

 

「・・・・・・・・焦凍はいいんだ。」

 

「何で!?」

 

(・・・・・・・ハ!まさか角都には回避の能力と防御力、オレには遠距離攻撃の精度を上げるために角都への攻撃に専念しているのか?

さすがはNO.2。しっかりオレ達のことを見ている。)

 

「絶対都合のいい勘違いしてんだろ!?なあそうだろフレイザード!

この人絶対息子をひいきしてるだけ「フンッ!」ギャーーーーー!!?」

 

「まだまだだな。」

 

「素でブラックオールマイトとタイマン張れる人と比べたらそらまだまだでしょうよ!」

 

本当ヒデー!!ホントバオーさんとこ行ってりゃよかった!!

しかもなんすかこの人!

さっき書いた通りこの人ブラックオールマイトに普通についてきてるからね!?

身体能力最強のブラックオールマイトにだぜ!?

あれか!プロの経験と反射神経か!

爆豪かよもはや!

 

「次、行くぞ!!」

 

「心臓潰れるウウウウゥウウゥゥゥゥゥ!!!」

 

 

 

 

 

 

「キィエエエアアアアア!!!」

 

奇声を上げ、コスチュームに身を包む老人に殴りかかる化け物。

化け物は脳無。老人の方は、緑谷君の見学先のヒーロー、グラントリノ本人である。

 

(速い!が、まだまだ対応圏内!!)

 

個性で足の裏から空気を出して、ジェット噴射のように飛び上がり回避する。

しかし、その隙に脳無は近くにいた市民に襲い掛かろうと近寄る。

 

「やめとけこのーーーッ!!!」

 

グラントリノは脳無へと突進する。

しかしグラントリノが脳無に届く前に、脳無を阻止するように、脳無は炎に包まれる。

その炎を発射した人物は・・・・・・

 

「存じ上げませんがそこのご老人。あとはオレに任せとけ。」

 

(ヒュー!かっこいい!)

 

どうも、角都です☆

緑谷君からメール来たけどエンデヴァーに止められて脳無退治に来ました。トホホ・・・・

 

「え、エンデヴァーに、雄英体育祭で大暴れした角都!?」

 

「なんでここに・・・・・・?」

 

「決まっている。ヒーローだからさ。」

 

「オレはまだヒーローじゃないけどなっ!!」

 

「アーアー・・・・・・・」

 

脳無を包んでいた煙が晴れる。

 

「こけおどしの低温とはいえ意識を保っていられるとは初めてだな。」

 

「あんた!気をつけろ!そいつは」

 

グラントリノが言い終わる前に脳無から炎が発せられる。

 

「うおっ!?」

 

オレは圧害で風の防護壁を作り炎が届かないようにする。

 

「なるほど、吸収と放出か。

しかし吸収の際にダメージが残るとは、ザコ個性じゃないか!」

 

あー、たしかこいつ・・・・・・

とか思ってる間に脳無の体が膨れ上がる。

 

「おかしいな・・・・・・ムッ!?

轟違うぞ!こいつ、個性を複数持っておる!」

 

「キュオアッ!!」

 

脳無は強化した筋肉で高く飛び上がる。

 

「この程度の相手ならお前でもやれる。

個性の使用許可を出してやるからお前ひとりでやれ、角都。」

 

「クラーケンで・・・・・え?」

 

マジで?

 

「因みにオレは一切手を出さない。」

 

「ちくしょう!!」

 

足に触手を巻き付け、さらにその上からバネ状にした触手を巻き付ける。

ええ、スプリング・ホッパーです。

それでオレも高く飛び上がる。

こうしてオレVS脳無の、エンデヴァーさんの放任主義が原因の戦いが始まった。




角都が貰った新しいファンレター。
誰からもらったものか・・・・・・わかるよね?


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心臓三十一個目 今回の話、これでいいのだろうか

今回の話は作者が暴走したあげく脱線した仕上がりになってるんだ。
ゴメンね☆
・・・・・・・はい、すみませんでした。


「トウッ!」

 

新技、スプリングホッパーで飛び上がったところからデース。

しかし、脳無にはトラウマあるんだよなぁ・・・・・・・・

エンデヴァーさん、助けてくれたりは・・・・・・

 

「おい炎司、あいつ、相棒(サイドキック)じゃないだろ?

確か体育祭で大暴れしてた雄英生・・・・・・大丈夫なのか?」

 

「大丈夫だ。オレが保証する。」

 

「そうか。じゃあわしらは別のヴィランの元へ向かうぞ!」

 

「あなたが行く必要は「何勝手に話進めてんじゃコラァ!!助けて!!」いや、お前ならできる!」

 

おのれ・・・・・・

 

「これもすべてお前のせいだ!!!」

 

「・・・・・・ヒーロー志望として八つ当たりはどうなんじゃ?」

 

うるせえ荒れてんだよ今!

食らえバネキック!

 

「グシャア!」

 

「!?」

 

脳無は口から触手のようなものを出して、オレの体を縛り付ける。

キックは届かない。

 

「クソッ!?油断した!エンデヴァーさ・・・・・あれ?」

 

辺りを見回しても誰もいない。

 

「あの親バカアアアアアアアァァァァァ!!!!」

 

「ギシャア!!!」

 

「ウアアアアアアアアアアァァァァ!!!!」

 

脳無は体を捻りオレを放り投げる。

その勢いはすさまじくオレの体は地面のコンクリートを割った。

当然その分の衝撃はくるわけでね?

 

「背中痛い・・・・・・」

 

脳無は地面にしっかりと着地する。

これは困った。

あいつ、たしか吸収と放出、増強、触手の三つの個性を持っている。

吸収と放出が邪魔だな・・・・・・

炎と風なら圧害でなんとか防げるが偽暗が使えないのが痛い。

さらにこいつは町への被害を考えずに放出するから実質使えないし・・・・・・

 

「結局は肉弾戦!!安心安定のブラックオールマイト!!!」

 

肉弾戦最強説。

 

「ゆくぞっ!!」

 

強化された脚力一気に距離を詰める。

脳無もこちらに走り寄ってくる。

どうやらあちらも肉弾戦を仕掛けるつもりらしい。

 

「ハッ!」 「ギアッ!」

 

そして互いの拳がぶつかり合う。

ふむ、どうやらいつぞやの脳無よかパワーはしたのようだ。

 

「フンヌッ!」

 

そのまま殴りぬけて、脳無を吹っ飛ばす。

脳無は受け身をとらずに地面に激突する。

こいつ、こういうこと学習とかしてないの?

 

「グギッ・・・・・グギギッ!」

 

うん、もはや脳無標準装備の再生能力。

背中の擦り傷がふさがってきてるしエンデヴァーさんがつけた火傷も治りかけてる。

面倒だな。ダメージが蓄積されないもん。

試しに属性で攻撃してみるか・・・・・

ブラックオールマイトを解除し、圧害をかまえる。

 

「食らえ圧害!」

 

いざ放出されたとしても被害が少なさそうな圧害で行こう。

当然直撃。

脳無は吹っ飛ばされ、壁に激突する。

 

「ウギギ・・・・・ウガッ!」

 

脳無から暴風が発散される。

オレの圧害TUEEEEEEE!!!

きっつ!暴風きっつ!

 

「どうしよう・・・・・・結構強いなこいつ。

なんつーかたいして強くもないのにやけに硬い敵キャラと戦ってる気分・・・・・・あ、じゃあ強くないか。」

 

しかし・・・・・・マジでどう倒すか・・・・・・

再生能力故に最悪、切島君よりもタフかもしれない。

 

「ギシャシャア!!!」

 

脳無はこちらに飛びついてくる。

ルパンダイブかな?

・・・・・・・ティン!

新技閃いた!!

 

座苦(ザク)!!!」

 

ただ大量の触手を手から放出して敵を捕まえる。ただそれだけ。

先制必縛触手鎖牢を雑にしたような技だがこちらの方が使い勝手がいいな。

 

「ギシャ!?ギシャシャ!?」

 

よし、捕まえた。

昔に比べたら成長したんじゃね?

約1400文字ぐらいで捕まえられた。

昔はボコボコにされてたし。

まあ別個体にだけど・・・・・・

 

「ギシャーッ!ギシャーッ!」

 

フフフ、あとはきつく締め付けるだけの簡単な作業よ。

 

「グギゲッ!?アガガッ・・・・・・」

 

・・・・・・なんか悶えてる姿が気持ち悪い・・・・・

・・・・・・よし、気絶してるね。

 

「早いとこ警察に引き渡してフレイザードの応援に行くか。

・・・・・・あ、個性使用許可もらわないと。

確か脳無を捕まえるための使用許可だったし。」

 

メール送るか。

『ヴィランは捕まえました。

 フレイザードの応援に行きたいので個性の使用許可をいただきたいです。』送信!

さて、轟の名前出したらきっとすぐに返信が『ティンティロリン♪』返信早っ!?

 

『虚か出す。池』

 

え~と・・・・許可出す。行けってことか?

忙しくて誤字を直す暇もないならメールしなくていいのに。

よし、久々のグライダーモード!

適当な警察見つけて引き渡してステインのとこ行こう!

あの手紙のOREIもしなくちゃだし。

 

「レッツゴー!」

 

 

 

 

 

 

 

~番外編集 いい感じのところで終わったら字数が少なかった時の最終手段~

ーもしも別の暁キャラが特典だったらー

『ペイン(天道)』

 

「何?爆豪がヴィランに捕まった?神羅天征!」

 

神羅天征

 

「なるほど、ロボを倒せばいいわけだな。神羅天征!」

 

また神羅天征

 

「何?対人戦訓練?神羅天征!」

 

まずは神羅天征

 

「マスコミだ!神羅天征!」

 

安定の神羅天征

 

「クソッ!ヴィランに囲まれた!神羅天征!」

 

とりあえず神羅天征

 

「障害物競争だ!神羅天征!」

 

きっと神羅天征

 

「騎馬戦だ!ここではやめとこう。騎馬が崩れる。」

 

神羅て・・・・・・え?

 

『小南』

 

「真実は、いつも一つ!」

 

小南(コナン)違い

 

「性別男にするならさぁ・・・・・・外見は小南じゃなくて生前のオレにするとかさぁ・・・・・・」

 

男の娘

 

「誰が女じゃこのくそったれチン〇スボケ野郎!」

 

外見に触れられるとキレる。

 

「やめて爆豪!紙だから!オレ紙だから!爆破されたら燃えちゃうからああああぁぁ!!!」

 

爆豪が天敵

 

「フッフッフ、轟よ、正直言って炎使ってくれない方がありがたい!なぜなら最悪死ぬから!」

 

轟も天敵

 

「上鳴は・・・・・・・一応天敵か?」

 

上鳴も一応天敵

 

「小南ちゃんカワイーーーッ!!ヒューヒュー!!」

 

「ぶち〇すぞクソ共!!」

 

女子よりモテる。

 

『イタチ』

 

「サスケェ!」

 

サスケェ

 

「天照!・・・・・・目が!目がーーーッ!!」

 

ム〇カ

 

「オレ色んな事できるよ!すごくない?すごくない?オレ天才じゃない?」

 

残念なイケメン

 

「サスケェ!その棚のオレオとってオレオ!」

 

ネタ画像

 

「いやー、天照の使い過ぎで目が悪くなってきてさー。メガネ買っちゃった」

 

メガネ

 

「サスケよ・・・・・いつでも兄が見守ってるぞ・・・・・」

 

ストーカー

 

「ゆるせ、サスケ」

 

風呂場除いといてこの態度

 

『鬼鮫』

 

「緑谷さん、そこまで根詰めて修行してたらお体に触りますよ」

 

誤字

 

「よ~しよしよしよしよし、お前はすごいやつだ鮫肌。そして行けっ!」

 

チョコ〇ータとセッ〇

 

「轟さんは美形だけれど自分はイロモノだ・・・・・・」

 

気にしてる

 

「その気持ち、わかるっす。オイラも全然モテなくて・・・・・・」

 

「別にモテないから落ち込んでたわけでは・・・・・・」

 

峰田に同類扱いされる

 

『デイダラ』

 

「芸術は爆発だ!・・・・・・なんて、テロリストみたいな発想するわけないでしょ。」

 

えー・・・・・

 

「爆豪と被る!しかも体力テストではほっとんど使えない!」

 

ちょっと使い勝手が悪い

 

「・・・・・・この掌の口で飯、食えるかな・・・・・」

 

素朴な疑問

 

「八百万の旦那!」

 

ヤオモモが旦那枠




皆!好きな暁キャラは出てきたかな!?
もしかしたらまた似たようなことをするときがくるかも。


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心臓三十二個目 シリアスブレイカー、角都

イエーイ!!!三十二個目!!
イエーイ!!特に書くこと無いイエーイ!!


「いい友人を持ったじゃないか!インゲニウム!!」

 

ステインはそういい、刀を轟に振りかぶる。

しかし轟は氷で柱のようなものを作り盾にする。

そしてその時、轟はあることに気付く。

 

(刀!?ナイフと同時に投げて・・・・・・!)

 

ステインが刀を上に投げていたのだ。

そして刀に気を取られた隙に、ステインはナイフでつけた傷に舌ををのばす。

 

「危ねぇ!!!!」

 

轟が左半身から炎を出した瞬間、ステインがそれを避けたその瞬間、

 

「オレ!さんじょウウウウウウアアアアアアアアア!!!

まただよ!またあっついよ!!!」

 

轟の真ん前に主人公、角都が落ちてきたのだ。

もちろん炎が体に燃え移っている。

 

「だ、大丈夫か!?今消火するから動くな!」

 

「大丈夫なわけないだろこの半分こ怪人!!!あっづい!!!」

 

角都のスキル、シリアスブレイカーを発動!!

これは、シリアスさんの呼吸を止める事ができる!

 

<センセイ、シリアスサンガイキシテマセン!!

 

<クソウキュウカンダ!!ハヤクチリョウシツニ!!

 

「・・・・・・慈恩角都か・・・・・・

オールマイトさえもヒーローになれると言われたヒーローの卵・・・・・・・」

 

「ハァー、ハァー、なぜお前がそんなことを知っている!?」

 

「・・・・・・さきほどヴィラン連合の連中に教えられてな・・・・・ハァ。

出会ったら勧誘しろと言われたが、そんなことはしない。」

 

「ちょっと待ってなぜヴィラン連合はそんなことを知っている?」

 

「知るか。」

 

「こいつ・・・・・・・・」

 

おのれヴィラン共・・・・・・・

 

「おいフレイザード!こいつ氷漬けにしろ!!」

 

「あ、ああわかった!!」

 

轟は氷を放つが、躱される。

良く思うんだがなぜ避けれる。

まあいい。

 

「本命はオレだ!!フルバースト!!!」

 

氷ごとフルバーストでステインに攻撃する。

またもや体を捻り避けられるが・・・・・・

 

「どうやらちょいと掠ったようだな。」

 

「グッ・・・・・・・!」

 

「この調子で行くぞ!!!」

 

「言われなくてもわかるって轟ィ!!」

 

またもや轟は同じような氷を放つ。

 

「さきほどとまったく同じ攻撃など愚策!」

 

当然避けられる。

この後、炎か、風か、電気か、触手か、またはそのすべてが自分に同時に襲い掛かると、スエインは考えていた。

しかし現実は違っていた。

 

「リリカル☆マジカル☆アタック(物理)!」

 

なんとステインの眼前に、ブラックオールマイトの黒い拳が迫っていた。

角都は腕にだけ触手を巻き付け腕だけをブラックオールマイトにしたのだ。

 

「ウゴッ!?」

 

果たして突然の物理攻撃に驚いたのかリリカル☆マジカル☆アタックに驚いたのか、角都の拳は顔面にクリーンヒット。

初のちゃんとしたダメージがこんなんでいいのだろうか。

 

「ハッハー!ファンレターの礼だ!あとこれ以上被害を出さないためにじわじわとなぶり殺しにしてくれる!!」

 

「なぜ・・・・・・三人とも・・・・・・なぜ・・・・・」

 

「クソ!こいつシリアスに持ち込もうとしてるぞ!!」

 

「やめてくれよ・・・・・・・!兄さんの名を継いだんだ!

僕がやらなきゃ・・・・・・そいつは僕がやらなきゃ・・・・・!」

 

轟は攻撃を続けながら返答する。

オレも圧害で圧をかけて轟の攻撃をよけにくくしている。

 

「継いだのか?・・・・・おかしいな。

オレが見た事あるインゲニウムはそんな顔じゃなかったけどな。」

 

この間も攻撃の手を緩めない。

 

<センセイ!!シリアスサンガイキヲフキカエシマシタ!!

 

<キセキダ!

 

ちょっと黙ってろお前ら。

 

「お前んちも、裏じゃ色々あるんだな。」

 

「まったく、悩みごとがあるなら周りに相談した方が楽だぞ~。

これ実体験!!」

 

だが次の瞬間、轟が放った氷がバラバラに切られる。

 

「自分より素早い相手に対して自ら視界をふさぐのは愚策!

さらに言えばそれを補うべき人間が会話に注意を向けるのは無謀!」

 

いっけなーい。私ったら無謀!

 

「それはどうかな・・・・・・!?」

 

スッと自分の左手で轟に投げられたナイフを庇う。

圧害や触手だと間に合わなかったからね。仕方ないね。

 

「イチチ・・・・・・」

 

「おまえも・・・・・いい!」

 

「上!!」

 

そういってステインは・・・・・・あ。

最初に襲われてたヒーローさん、いたんだ。

ステインそっちに向かってるし。

ふむ、これは大丈夫だな。

緑谷君がステインを掴んで壁にこすりつけるように移動していく。

 

「緑谷!」 「バリバリ元気やんお前!」

 

「なんか普通に動けるようになった!!」

 

「え・・・・・?動ける?オレはてっきり負傷で動けないもんだとばっかり・・・・・・・」

 

「・・・・・・そういや言ってねぇな。

あいつの個性は口から血を摂取しその血の持ち主の動きを封じる能力だ。」

 

一応転生者としては知ってるけどオレとしては知らないはずの情報だからね。

演技入れちゃった☆

 

「! 時間制限か!」

 

「・・・・・いや・・・あの子が一番後にやられたはず・・・・・

オレは・・・・・まだ動けねぇ・・・・・」

 

緑谷君はステインからひじうちを食らい地面に落ちる。

 

「下がれ緑谷!!」

 

その発言と共に轟は氷を放つ。

まあもはや安定というか慣れというか、ステインは避ける。

 

「ゲホッゲホッ!血を取り入れて動きを奪う・・・・・・

僕だけ先に解けたってことは考えられるのは3パターン。

人数が多くなるほど効果が薄くなるか、血の摂取量で効果時間が変化するか、血液型に応じて差異が変化するか!」

 

「血液型・・・・・・・オレはBだ・・・・・」

 

「僕は・・・A・・・」

 

「血液型・・・・・ああ、正解だ!」

 

『ヒーロー殺しステイン!個性、ぎょうk「あ、皆もう知ってるんで解説いらないよ。」えー・・・・・』

 

「個性がわかったところでどうにもなんないけど・・・・・」

 

「ていうかよくこの個性でここまで強くなれたなこいつ?

何?爆豪以上の身体能力じゃない?」

 

「ああ、氷も炎も避けられるぐらいの反射スピードだ。

早いとこ後ろの二人担いで逃げたいとこだが、そんな隙見せられねぇ。

プロが来るまで近接は避けつつ粘るのが最善だと思う。」

 

「角都君はもう結構血を流している。僕が前に出るから轟君と一緒に後方支援を!」

 

え?あ、確かにそうだ。

今手にナイフ二本刺さってんだよね。

 

「相当危ない橋だが、そうだな。」

 

「いざ危なくなったがオレも近接するからな?

別に触手は刃物で切れるが、何重にも張っとけばオレには届かない。」

 

「それもアリだな。

じゃあ、三人で守るぞ!!」




角都の技がバカみたいに大量にあることに気付いた今日この頃。
そしてヒロアカssのオリ主の中では結構上位に食い込む実力じゃね?と思い始めた今日この頃。


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心臓三十三個目 自害せよ、シリアス

はい、投稿遅れてすんませんでした!!!!
リアルが忙しかったんや!!
ホントすんませんでした!!!
もしかしたらまた三日に一回のペースになるかも。


「三対一か・・・・・甘くはないな・・・・・」

 

二話連続でステインのセリフから・・・・・だと?

どういうこっちゃねん!

 

(飯田、兄貴がやられてからのお前が気になっ(ファミチキください。)こいつ、直接脳内に・・・・・・・

シリアスしてるからやめろ。)

 

そういって、いや思って轟は回想に戻る。

シリアスさんの命はオレが貰った!

ナイフを捨ててポイじゃ。

そして触手でな?傷口を縫い合わせるんじゃ。

緑谷君はピ〇チュウの電光石火のようなスピードで路地裏を駆け回り、相手を錯乱する。

轟は回想しながら氷を放つ。

ここは・・・・・・偽暗だな。

オレは偽暗を発射していく。

それを続けるだけ。

なんで躱せるんですかねぇ・・・・・・

しかも緑谷君が結構押されてる。

 

(こいつ!動きがさっきと全然違う!

二人の後方支援のおかげでなんとか持ちこたえられてるけど・・・・・それでもやばい!)

 

「今こそヤバいとき!それがこの時!オレ参戦の時!(ラップ調)」

 

ブラックオールマイトになり、ステインの元へ走り寄り殴りかかる。

が、もはやこいつなにもんだよ・・・・・・避けられる。

 

「角都君!」

 

「ハッハー!能力を制御できたとしてもまだまだだな緑谷君!

まあ元から後方支援なんて性に合ってなかったんだ!」

 

物理攻撃楽しい!

 

「やめて・・・・くれ・・・・・」

 

飯田君は声を絞り出すようにして言う。

ふざけるな!ふざけろよ!

 

「もう・・・・・僕を「やめてほしけりゃ立て!」

 

「やばい!轟の方へ向かったぞ!!」

 

ブラックオールマイトとかフルカウルよりも早い!

轟は氷で応戦する。

 

「なりてぇもんちゃんと見ろ!!!」

 

「夢は、叶えるべき目標!人を支える支柱!

夢を見失った人間は、死体も同然だ!!」

 

「飯田君!もっと、しっかり見て!進むべき道を、しっかり見て!」

 

オレと緑谷君は飛び上がりそれぞれ壁を蹴り加速する。

轟は炎を展開する、が。

 

「残念ながら、オレが欲しいのはこっちだ。」

 

なんと轟ではなく轟の一歩前にあるナイフを手に取った。

ん?あのナイフって・・・・・・

ステインはナイフについた血を舐める。

すると途端に体が動かなくなる。

 

「ウガッ!?」

 

「角都君!!」

 

空中でバランスを崩してしまう。

そこをさらに方向転換した緑谷君に掴まれる。

しかし、そろそろのはずなんだが・・・・・・

 

「レジプロ・・・・・・」

 

!・・・・・キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

 

「バースト!!」

 

「飯田君!」

 

復活した飯田君によりステインの日本刀がへし折られる。

そしてステインを蹴り飛ばす。

 

「み、緑谷君・・・・・・・」

 

「喋らないで!それ以上喋ったら・・・・・」

 

「なんもならんやろ・・・・・・・オレの事はいいから・・・・・・戦闘に参加してこい・・・・・・

オレは・・・・・端の方に置いといてくれたら・・・・・・・」

 

「でも・・・・」

 

「いいから・・・・・飯田君と轟の二人で勝てる相手じゃない・・・・・・・最低、三人はいる・・・・・」

 

「轟君に緑谷君、角都君まで、本当にすまない・・・・・」

 

「感化され取り繕おうとも、人間の本質はそう安々とは変わらない・・・・・・

お前は私欲を優先する偽物にしかならない!!」

 

恐いっす。

死ねいシリアス!!!

 

<センセイ!!マタキュウカンデス!!

 

<コレモゼンブカクズッテヤツガワルインダ

 

「ヒーローをゆがませる社会の癌だ・・・・・誰かが正さねばならないんだ!」

 

「時代錯誤の原理主義だ。「もっと言ってやれ~・・・・・・」

飯田、人殺しの意見に耳貸すな!」

 

「・・・・いや、奴の言う通りさ・・・・・僕がヒーローを名乗る資格なんてない・・・・・」

 

「そんなことないよ~・・・・・・」

 

「それでも、オレが折れるわけにはいかない・・・・・・・オレが折れたらインゲニウムは死んでしまう!」

 

「論外!」

 

「黙れ変態ストーカー・・・・・・・」

 

しかし、この後は原作通りなのと・・・・・

 

『ん?』

 

シリアスさんの息の根を止めるために・・・・・

 

『まさか・・・・・・・』

 

カット!!

 

『やめろおおおおおぉぉぉぉぉ!!!』

 

 

 

 

 

 

「畳みか「復活!!」・・・・・・え?」

 

「ブラックオールマイト!プレエエエエエエェェェス!!!」

 

上空から隕石のような黒い物体、角都が落ちてくる。

 

「ヒーローと・・・・・あ」

 

丁度蹴りを放ってた飯田君の足とのギロチンのような形となり、

 

「ウオッ!?」

 

飯田君をはねのけ、そのままステインごと地面に落ちたのは、もちろんオレ☆

ズガーンという轟音が辺りに響き渡る。

 

「イエイ!!アイアムナンバー1!!!」

 

「ね、ねぇ角都君・・・・・」

 

「ん?どうした緑谷君!?」

 

「これ・・・・・死んで無い?」

 

ステインに目を向ける。

動いてない。ピクリとも。

轟がそっと脈をとる。

そして・・・・・・

 

「・・・・・・(無言で首を横にふる。」

 

『・・・・・・・・』

 

「奥儀偽暗心臓マッサージ!!」

 

『!?』

 

「カハッ!?」

 

『生き返った!?』

 

よし、すぐに触手で縛っちゃおうね~

 

「・・・・・・角都、シリアスを壊すのはやめろ。

今日の内に何回壊したと思ってるんだ?」

 

「そうだぞ!シリアスとは少年漫画の必須項目!!

あの〇魂だってするときはするんだぞ!!」ビシッビシッ

 

「飯田君完全復活だね。」

 

「おめでとう。その調子でオレを超える復活スピードを見せてくれよ!」

 

そんなこんなしていると、多数の足音が聞こえる。

おっ、来たか。息子以外興味ないマン。の、サイドキック達。

 

「な、なぜお前らがここに!?新幹線で座ってろって言ったろ!!」

 

と、親ばかの発言を信じてオレの実力を過信してその場を任せた関心ZERO人間。

緑谷君が蹴られた!!

 

「誰?」

 

「ぼ、僕の職場体験先のヒーロー、グラントリノ・・・・・

でもなんで!?それとお前()

 

「ああ、そっちの触手マンとはさっき会ってな。

それとエンデヴァーから居場所を聞いたらここにお前がいたというわけじゃ!」

 

すると今度はちゃんとエンデヴァーさんの応援が来る。

ふむ、オレって結構耳良いのか?

それとも触手で反響して聞こえたのか?

 

「エンデヴァーさんの応援要請で来たんだが・・・・・・・子供?」

 

「それに酷い怪我じゃないか!すぐに救急車を呼ぶからね!」

 

「あ、オレは軽傷かつ応急手当もしたんで、大丈夫っす。」

 

「でも一応いっときなさい!」

 

え~・・・・・・病院にはトラウマが・・・・・・(病院で初めてストレスに気付いた)

ふむ、しかしそろそろ・・・・・・・

 

「ファッ!?」

 

「ウワァッ!?」

 

突然緑谷君が唾さの脳無にさらわれる。

こいつも動き速い!!一瞬だよ!!

エンデヴァーさんの頬に血が当たる。

 

「血!?エンデヴァーさんと戦って逃げてきたのか!」

 

「角都!偽暗でも何でもいいからあいつ撃ち落とせ!!」

 

「無理だ!緑谷君が盾になってて撃ち落とせねえ!!

ここはオレが空を飛んで肉弾戦を・・・・・・」

 

と、ここでオレの触手が切れる。

 

「え?」

 

ステインの方へ眼を向けようとすると、丁度入れ違いになるように脳無へと向かうステインがいた。

そしてサイドキックの頬についた血を舐め、脳無動きを封じ、ものすごい跳躍をし、脳無を地面に突き落とした。

そしてそのまま脳無のむき出しの脳に隠していたナイフを突き刺した。

 

「すべてはぁ・・・・・・・正しき社会のためにぃ・・・・・・

偽物はぁ・・・・・・・!オレを殺していいのは・・・!!本物のヒーロー!!!

オールマイトだけだーーーッ!!!!!」

 

ステインから圧倒的な威圧感が放たれる。

動けない・・・・・・・血を舐められていないというのに・・・・・

 

『カ~ン!』

 

金属が固い物に当たった時特有の音が響き渡る。

ステインは、白目を剥いたまま動かない。

 

「立ったまま・・・・・気を失ってる?」

 

この時、ステインは折れた肋骨が肺に刺さっていたらしい。

だというのに、動いた。

ステインだけが。あの場で。

たった一人だけが、動いた。




「自害せよ、シリアス。」

「貴様ら!そこまでしてシリアスが嫌か!
シリアルに、呪いあれぇ・・・・・・」

「シリアスが死んだ!」

「この人でなし!」


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心臓三十四個目 いいとこどりは故意でおこるとは限らない

僕のヒーローアカデミアのゲームでSSのオリ主出ないかな・・・・・

「オールマイト、彼らは?」

「ああ!彼らは私立SS学園ヒーロー科の生徒たちだ!!」

って感じで。


どうもー!前回シリアスの抹殺に失敗した角都です!

まさかあれほどまでの生命力を見せるとは・・・・・・

あ、因みに今は病院にいます。

まあナイフ刺された程度なら一晩寝れば治るし、すぐに退院できるかと・・・・・・・

え?普通そんな早く治らない?オレが普通だとでも思ってんの?

でも一応しばらく怪我した方の腕は使うなとは言われてるがね。

因みに緑谷君と轟は怪我が無いから入院してないYO!!

 

「いやはやしかしまー!やばかったね!!

特にステイン殺しちゃったときとか!」

 

「本当に、最後の見せられたら生きてるのが奇跡に思えてくるよ・・・・

多分、殺そうと思えば殺せてたと思うんだ。」

 

「ホンマそれな!心臓一個も失わずにすんだのはビックリ。」

 

「ああ、オレ達はあからさまに生かされた。あんだけ殺意向けられて、なお立ち向かったお前はスゲェよ、飯田。

あの状況でふざける余裕があるお前もスゲェよ、角都。」

 

「あれは、違うさ。オレは・・・・・」

 

その時、病室のドアが開き、グラントリノ、マニュアル、犬のおまわりさんが入ってくる。

それに応じて皆立ち上がる。

 

「えー、君達がヒーロー殺しを捕らえた、雄英生徒だワンね。

保須警察署署長の面構犬嗣だワン。」

 

(ワン!?)

 

「早速話に入るが、逮捕したヒーロー殺しは体中のいたるところが骨折、一部複雑骨折もしていて、正直生きているのが不思議なぐらいの重傷だワン。」

 

(大体はオレのせいだな・・・・・・実際一度死んでるし。)

 

「雄英生ならわかっていると思うが、超常黎明期、警察は統率を重要視し、個性を武に用いないこととした。

そしてヒーローはその穴を埋める形の職業だワン。

個人の武力行使、用意に人を殺められる力。」

 

(殺めました。)

 

「本来糾弾されてしかるべきこの力は、先人たちがモラルとルールをしっかり重視してきたからだワン。

資格実所得者が保護管理者の許可なく個性で危害を加えた事。たとえ相手がヒーロー殺しであろうとも、これは立派な規則違反だワン。」

 

(オレはちゃんともらったし・・・・・・・)

 

「角都君以外の「(あ、ちゃんと許可もらったこと知ってるんだ。)」三人と、エンデヴァー、グラントリノ、マニュアルには厳正な処分が下されなければならない。」

 

「なんか一人だけズルしてる気分!おかしいな、ちゃんと許可もらって個性使ったはずなんだけどなぁ!?」

 

「待ってくださいよ!「オレの発言は無視か!お前そういうところあるよな!」

あの時飯田が動いてなければあの場にいたヒーローは死んでいました!

緑谷が来なければ二人は死んでいたし、角都がいなければオレ達の怪我はもっと酷い事になってた!」

 

「オレは一応許可とったんだけど・・・・・」

 

「誰もヒーロー殺しの出現に気付いてなかったんですよ!?

規則守って見殺しにするべきだったって!」

 

「落ち着けトドロッキー。」

 

「お前はお前で何この状況で新しいあだ名考えてんだ!」

 

「結果オーライであれば規則などうやむやでいいと?」

 

「!」

 

「まあその通りだな。そもそもオレだって許可貰ってたが正直、過剰な攻撃をしていたと言われれば否定できない。

((((;゚Д゚))))あの時プレスなんてするんじゃなかった・・・・・・・」

 

「人を助けるのがヒーローの仕事だろ!角都も何納得してんだ!!お前はそれでいいのか!!」

 

「いいわけないだろ?それに・・・・・」

 

「?」

 

「マスコミがちょいと情報操作すれば、真実なんて簡単に捻じ曲がる。

そうですよね?犬のおまわりさん?」

 

「よくわかったワンね。」

 

『!?』

 

「以上が警察としての公式見解、処分云々に関しては、あくまで公表したらの話だワン。

公表すれば、世論は君達をほめたたえるだろうが処罰は免れない。

一方で汚い話、公表しなければヒーロー殺しの打撃跡から、エンデヴァーと角都君(・・・)を功労者として擁立できるワン。」

 

「ちょっとタイム・・・・・」

 

「ん?どうしたワン?」

 

「エンデヴァーさんはまだわかる。彼の近接格闘の技術はオレのブラックオールマイトのパワーには劣りますが、それでも勝てるレベルなので個性を使わず倒すか、使ったが躱されたで火傷が無いのは誤魔化せるのでそこはわかりますが・・・・・・なんでオレも?」

 

「まず第一に、君は個性使用許可をもらったからね。

それと君が空を飛んでいるすがたの目撃者が非常に多く、君は体育祭でグライダーの姿をさらしていたため君だと特定している人も少なくないワン。

さらに君は脳無を一体捕まえているね?その実績があればエンデヴァーと一緒ならばヒーロー殺しを捕まえれてもおかしくはない。というより君が参加してなければなぜ君が飛んでいたかの説明がつかないワン。

思いついたのはどれも勘のいい人間ならば気づけるレベル。

ならば君のヒーロー殺しの逮捕に参加したのは隠さない方がいいと判断したワン。」

 

「なんか一人だけいいとこどりしちゃったよ!いやだよ!おいしいところ全部かっさらってんじゃん!!」

 

「話を戻すワン「無視すんなこの犬!」

この違反はここで握りつぶせるんだワン。

だが君達の英断と功績も、誰にも気づかれることはない。

どっちがいい?」

 

「オレの参加も握りつぶしてくださいお願いします!!」

 

「一人の人間としては前途ある若者の偉大なる過ちにケチをつけたくないんだワン。」

 

「サムズアップとかしないでオレの話を聞いてえええええええ!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

クソ・・・・・・クソ・・・・・・どうしてこうなった・・・・・・

 

「いいか角都、深呼吸だ。緊張したら深呼吸が「黙れフレイザード!」

 

なんで職場体験で記者会見しなきゃならんのだ・・・・・・

ええ!表向きにはオレとエンデヴァーさんが捕まえた扱いだからね!?

フレイザードめ・・・・・自分は出ないからって勝手なことを・・・・・・

 

「行くぞ、角都。(ムスッ」

 

ムスッとしてる・・・・・・まあ息子の活躍がオレに奪われたようなもんだからなぁ・・・・・

 

「できるならばヒーローネームで呼んでください。」

 

「わかった角都。」

 

「わかってませんよね!?」

 

この後メチャクチャ会見した。




角都、初の記者会見。
やっと議員になったんですぅ!!!
号泣会見はしません。


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心臓三十五個目 初の番外編と失踪じゃないよ!の巻

うん、投稿遅れて申し訳ない!!
風邪ひいちゃってて!!!
発症が土曜なのに今日ようやく咳止め飲んで学校行けるレベルになったんだ!!
失踪じゃないよ!
・・・・・・もしかしたらまた間が開くかも・・・・・
完治してないし・・・・・・・


~あの夜の真実~

 

「いや~、合格がわかった日は超ハイテンションだったよな!」

 

「ホントホント。決して触〇プレイはしていない!

でも記憶が・・・・・・」

 

「ああ、そういえばオレもあの日の記憶が途中で途切れてるんだ。」

 

「へ~、二人とも忘れるなんて、不思議なこともあるもんだね。」

 

「そういう芦戸さんは覚えてるの?

ていうかオレの無実を証明してくれ!!」

 

「うん!ちゃんと覚えて・・・・・・あ!

(そういえばあの日、ぶどうジュース飲んで、それで・・・・・・)」

 

 

 

 

 

 

 

「おっ!ぶどうジュース!角都ー!飲んでいいー!?」

 

「いいぜ飲め飲め!イヤッホウ!」

 

そんで飲んでみたら変な気分になって・・・・・・・

 

「角都~切島~!やきうけんしようずぇ~」

 

「「!?」」

 

そんで負けて薄着になって・・・・・・・

 

「これ以上はやばい!切島君、抑え込むぞ!」

 

「わかった!!」

 

そんで挟み撃ちの形になって・・・・・・

 

「まずはオレから!」

 

硬化した切島を・・・・・

 

「ほい~」

 

背負い投げして・・・・・

 

「ブゲッ!?」

 

それが角都に当たって角都が気絶して、そのままの流れで切島も気絶して・・・・・・・・

そんでもって寒かったから角都の触手を布団にして・・・・・・

 

「・・・・・・・」

 

「ん?どうした?・・・・・・まさか?」

 

「なっ!?なんでもないよよよよよ!?!?!??」

 

「「(まさか!マジで触〇プレイしてた!?)」」

 

「わっ忘れよう!!!そうだ忘れよう!!!」

 

「「(何を!?)」」

 

「さ!学校行こう!!!

・・・・・・・・恥ずかしいこと思い出しちゃった(ボソッ・・・・・」

 

「「(恥ずかしいこと!?)」」

 

このあと毎晩夢に出てきた。

 

 

 

 

 

~角都のアルバイト~

 

「♪~・・・・・ん?」

 

どうも、芦戸です。

休日なんでちょっとしたお出かけに行った帰りなんですが、角都がいます。

今夕方なのに・・・・・・

 

(そういえば角都、飲食店でバイトしてるって言ってたし、夕ご飯の時間に近づいたからかな?

ちょっと追ってみよう。)

 

そして軽い気持ちで追ってみた。

すると・・・・・・

 

(ちょっ!?え~!?角都が入ったのって、最近美味しいって評判の高級レストランじゃん!?

しかしレストランでバイト・・・・・・・注文とる係?

でもコンプレックスがあるから嫌いそうだけど『※時系列的に体育祭はまだ』)

 

そんなこと考えていると、レストランの中から角都の怒号が聞こえる。

 

「いいかテメーラ!!今日くるのは八百万財閥の代表取締役とその一人娘だ!!

そんな大物に料理出そうってんだ!!覚悟はできてんだろーな!!?」

 

『サー・イエッサー!!』

 

(角都の声!?)

 

「注意を怠って髪の毛でも入れようもんならテメーラの心臓抉り出してオレの残機にするぞテメーラ!!!

わかってんだろうな!!!」

 

『サー・イエッサー!!』

 

(超物騒・・・・・・・)

 

「いいか!?今回お出しするのはこの店が誇る最上級フレンチフルコースだ!!!

これはちょっとでも時間をミスれば一発で料理が全部おじゃんだ!!!

お前のミスで高級食材が全部あの世行きになっちまうってことだ!!!

わかってんかオメーラ!!!」

 

『サー・イエッサー!!』

 

(ていうか角都はどういう立ち位置なんだ・・・・・・・・)

 

「八百万財閥は―――――――」

 

「・・・・・・帰ろう。」

 

そんな時、一大のリムジンがレストランの前に止まる。

すると、そこから何やら明らかに偉い感じの人と・・・・・・

 

(ヤオモモ出てきたァーーーーーーーー!?!??)

 

その時、八百万財閥の一人娘と、角都が言ってたのを思い出した。

 

 

 

 

 

 

~すまっしゅTSネタ~

どうも、初めてオイラ視点になってうれしい峰田です。

なんやかんやで皆の性別と個性が反転したらしいぜ!

オイラは上鳴と共に、胸にそびえる二つのマウンテンを拝みに行くのだ!!!

飯田があんな美少女になったのだ!!!

さらに緑谷まで!!!

 

「きっと美少女と多数のおっぱい達がオイラ達を待っている!!!」

 

「ああ!その通りだ峰田!!!ゆく・・・・・・」

 

と、その時、上鳴が突然路地裏を見たまま動かなくなった。

何やら顔を赤らめてる。

 

「どうした!?もんのすごい美少女がいたか!?」

 

そういってオイラも路地裏を覗いたんだ。

そしたらそこには・・・・・・

 

「ゴホッ・・・・・やぁ二人とも。

ゲホッゲホッ!・・・・いやー、やっぱ切島君に運んでもらえばよかったかな・・・・・?

ちょっと歩いただけでしんどいわ・・・・・・

ああクソ・・・・・マスク落とした・・・・・」

 

可哀そうに翼を奪われた天使が・・・・・( ゚д゚)ハッ!

違う!なんだ美少女か・・・・・驚かせるなよ・・・・・・

その天使、いや大天使、いや女神、ああいや違う。美少女だ。

綺麗な黒髪をしており、目も吸い込まれるような、綺麗な黒色をしている。

胸も中々でヤオヨロッパイよか小さいだろうが、充分大きい。

腰や尻辺りは服のせいで分からないがスタイルはいいだろうとなぜか確信できる。

そしてその顔は顔面偏差値の高い雄英の中でトップだ。

少なくともオイラが出会った顔が美しい人の中から頭一個分どころか東京スカイツリー分を雄に越している。

むしろ神々しさまで感じる

さすがのオイラだってこんな女神にセクハラなんてできない。

 

「・・・・・・・」

 

 

 

 

 

 

ん~?一体この二人はどうした?

オレの顔を見るなり硬直して。

あ、どうも、二人に遭遇した角都です。

あのヴィランの個性的に今の自分は無個性も同然。

触手を出す出口の縫い目どころか触手自体が無い。

さらに心臓が五個あったのが実質心臓五分の一になって体力もたないし。

できれば戦闘できる奴には戦闘に回ってもらいたいのだけど・・・・・

 

「ああ女神よ!」

 

「「!?」」

 

「あああなたはなんと美しいことか!それに比べて私は今までどれだけ醜いことをしてきたことか!!

大切な友が大変な時にヒーローを目指しているにも関わらず私欲を優先し楽しむことだけを考えていた!

懺悔いたします・・・・・・私は!私はあなたに指一本触れるどころかあなたの神聖なお体を拝見する資格すら持っていない底辺の下賤な人間です!どうかこの醜い豚を見ないでやってください!

あなた様が私なんて底辺の人間を」

 

ひたすらに懺悔の言葉を並べ続けている。

なんということだ・・・・・・

エロブドウ二号が突然オレを奉り懺悔の言葉を並べ続けている。

 

「えと、峰田。これは一体どういう「はわわ!?」

 

「な、なんと!先ほど聞きましたが!なんとお美しいお声でしょう!!!

最後の審判の時に鳴るというラッパなんか目じゃないほどのお美しいお声!!!

ああ、心が洗われていく・・・・・・・綺麗な心になっていく・・・・・」

 

なんだ?この状況。

峰田の心が洗われてて、上鳴が懺悔してる・・・・・・

何?え?怖いんだけど・・・・・・

 

「えと・・・・・・とりあえず顔を上げて、上鳴君。」

 

「そんなこと!そんなこと私のような人間には地面に顔をこすりつけているのが似合います!

あなたには聖人とのお話がお似合いでございます!」

 

「えっ?あ・・・・・うん。

底辺とかどうでもいいから聞いて。峰田も。」

 

「はい、私は今日からあなたの従順なる奴隷でございます。」

 

「(えー・・・・・・)今、戦える状態の人が非常に少ないの。

あなた達は皆の加勢に行ってあげて。」

 

む、なんか発言が女性っぽく・・・・・

 

「私のような・・・・・・私のような下賤な人間に顔を上げる権利だけでなくあなた様の奴隷にしていただけるとは・・・・・」

 

「え?そこまで言ってないよ?

ていうかこれ口調的に誰が喋ってるかわかりづらいな・・・・・・」

 

「この上鳴!あなた様からおおせ仕った命令、絶対にこなしてみせましょうぞ!!!」

 

「この峰田も上鳴と同じ考えなり!!!」

 

そういって二人は超スピードで駆け出していく。

最悪飯田君より速いんじゃ・・・・・・・

 

「ゲホッゲホッ!・・・・・・大分病弱というか、弱くなっている・・・・・・

足手まといにならないよう避難しとこ・・・・・・ゴホッ!」

 

 

 

 

 

 

~TS回、その次の日~

どうも、完全に性別戻すの忘れられた角都です。

なんでも三日は女のままだとか。トホホ・・・・・・

 

「いや~、しかし悪いね切島君。おぶってもらっちゃって。」

 

「えっ!?いや全然気にしなくていいぜ!?」

 

「プクク!切島顔真っ赤でやんの!」

 

「仕方ないだろ!背中に当たってるんだから!!」

 

「え?・・・・・・あ~・・・・・・ゲホッ!」

 

当たってるってのは・・・・・・・へ~?

 

「切島君も男の子よのう。」

 

耳に息をフッて吹き入れる。

すると突如切島君の重心が不安定になってきた。

 

「ん?切島君?もしかして?え?今倒れられたら困るよ?

重いんならちょっと自分で歩くよ?」

 

「だ、大丈夫・・・・・・ちょっと逝っただけだから・・・・・・・」

 

「逝ったの!?」

 

「あー、角都って今崇拝されるレベルの美少女だしね。

スタイルもいいし、ちょっとうらやましいかなー」

 

「私としては大問題あ!ちょっと切島君!揺れ幅大きくなってる!

そろそろきついんでしょ!?ちょっ今降りるからちょっと待って!」

 

 

 

 

 

 

「ふぅ~、危なかった~」

 

「ハハハ、ごめんな角都。」

 

「いや、こっちも乗せてもらってた身だし。全然大丈「女神だ!女神が眷属の方々とご登校なされたぞ!!!」」

 

『ハハァ~!!』

 

「「「・・・・・・・」」」」




角都が女神になった理由。
口元の裂け目に目が行きがちだが結構イケメン。
裂け目は顔立ちをちょっと崩してしまうが、逆に大分整えるように反転した。
ある意味反転事件で一番得をした。
切島君などの男状態の角都と交流が深い人物ではないと従順な女神の奴隷化する。
きっと今読んでるあなたも女神の奴隷に・・・・・・

『われわれはみんな「運命の奴隷」なんだよ 』
                        byスコリッピ

ちょっと遅いがジョジョ5部アニメ化おメメタァ!


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心臓三十六個目 安全運転、周りはちゃんと見よう

前回、本当の暴走とはなんたるかを味わったぜ・・・・・・
やっぱ一日クオリティはダメだな。


「嫌だ・・・・・・やめて・・・・・・フラッシュはやめて・・・・・・」ガクガクブルブル

 

「・・・・・・・ヒーロー殺しを捕まえた英雄が、なんで体育祭の時なみに鬱になってんだ?」

 

「なんでも記者会見の極度の緊張から記者会見で必ず目にするカメラのフラッシュ恐怖症になっちゃったみたい。」

 

どうも、記者会見なんてもう二度とするか、角都です。

なんだよマスゴミども・・・・・・あんなに責めるような言い方しなくても・・・・・・・

 

「まあ、パッと見ただけで超緊張してるからな・・・・・・」

 

そういう切島君の手に握られているスマホにはエンデヴァーさんとの記者会見の様子が映し出されている。

 

『優秀とはいえまだヒーローの卵、それにヒーロー殺しの相手をさせるのはいささか危険だとは考えなかったのですか?エンデヴァーさん?』

 

『えー、こちらの角都にはあくまで安全なサポートしかさせていません。

それに体育祭を見てわかる通り、彼の戦闘能力はそこらのプロヒーローと同レベルか、それ以上です。』

 

『その件に関して、角都(※ヒーローネームだと勘違いしてる)はどういう風にお考えで?』

 

『アッハイ、ナンバーツーヒーローニミトメラレテイルヨウデウレシイデス。

ソシテゲンバノオソロシサモオモイシリマシタ。』

 

「・・・・・・・すごく文字にしたら読みづらい話し方だね。」

 

仕方ないだろ・・・・・・・緊張してたんだから・・・・・・

そして世のほとんどの人がオレのヒーローネーム、角都だと思っているせいでもうヒーローネーム確定だよ・・・・・・

 

「そういえばヒーロー殺し!

エンデヴァーさんと角都に助けられたんだってな!

命あって何よりだぜ!」

 

「すごいよねー!さすがはNO.2ヒーローと雄英特待生!」

 

「しかし、緑谷とかもその場にいたんだろ?

なんで緑谷飯田轟は戦ってないんだ?」

 

ふむ、上鳴君の意見も最も。

 

「そっからはオレが・・・・・・」足ガクガク

 

「無理すんな!!」

 

「半分こ怪人は負傷してたのと緑谷飯田の二人組はエンデヴァーさんは戦闘許可出せないからな。

その場で戦えるのがオレとエンデヴァーさんしかいなかった。」

 

「なるほど。」

 

「オレ、ニュースで見たんだけどさ、「おっ!猿夫(ましらお)君!」

ヒーロー殺し、ヴィラン連合ともつながってたんだってな。」

 

「あー、確かにそんな発言してたな。

・・・・・・なぜかヴィラン連合から個人情報流出してた。」

 

「マジ!?」

 

「ヴィランに目を付けられヴィランに個人情報がバレてるヒーロー志望。

相変わらず色々規格外ね、角都ちゃん。」

 

「あくまで目をつけられてるだけだから!仲間になんないから!」

 

「そういやさー、ヒーロー殺しの動画見た?」

 

「あんな変態ストーカーの動画なんか見るかッ!!」

 

「あれ見ると、一本気っつうか執念っつうか、かっこよくね!?とか思っちゃわね?」

 

「上鳴君!」 「空気読めチャージズマ!微妙に言いずらいんだよ作者の滑舌だとよォ!」

 

「えっ?あ!わりぃ!角都のは知らねぇが!」

 

「・・・・・・・」

 

飯田君からシリアスの匂いがする。

おのれチャージズマ!

言いにくい上にシリアスにもっていくとは!!

 

「いや、いいさ。確かに信念のある男ではあった。

クールだと思う人もいるのはわかる。」

 

「ヒーローになってたらどうなってたんだろ・・・・・」

 

「ただ奴は信念の果てに粛清という手段を選んだ。

どんな考えがあっても、これは間違いなんだ!」

 

「オレのような者をもう出さないためにも、」

 

飯田君は腕を振り上げ、そしてビシッと振り下ろす。

 

「改めて!オレはヒーローという道を突き進む!」

 

「おお!飯田君!」 「最っ高にCOOLだよあんた!」

 

「それは飯田に使うべき言葉じゃないと思うぞ、角都。」

 

「そろそろ始業だ!全員席につきたまえ!」

 

「うるさい・・・・・・」

 

「上鳴が変な話すっから!」

 

「なんか・・・・ごめん・・・」

 

「(。∀゚)アヒャヒャヒャヒャヒャ!www」

 

 

 

 

 

 

 

 

「はい、私が来たー」

 

「軽い!もっとこう、私が来たーーーーーーッ!!!

ぐらいできないんです?

もっと熱くなれよ!」

 

「一々ハイテンションだと私の喉がもたない!

男には鍛えられない部分が二つあるんだ!

もう一つは察して!

いやーしかし少年少女!元気か!?

角都少年はヒーロー殺しを捕まえたにも関わらず元気そうだな!

さて、今日のヒーロー基礎学は、遊びの要素を加えた救助レースだ!」

 

そののちオールマイトからレースのルールを説明される。

ふむ~、グライダーモードはやめとこう。

そしてオレの番!

え~と、切島君や爆豪と競うのか・・・・・・・・がんばるぞい!

 

『スタート!』

 

「シャーオラー!」

 

いつかに見せたスプリングホッパーの触手を増量して、腕にもスプリングホッパーを作る!

そして~

 

「六式月歩!」

 

空気をすごい勢いで蹴って宙を浮く。

方向転換等は手のスプリングホッパーで。

 

『いやっほ~!!』

 

「角都ちゃん、また新しい個性の応用を編み出してるわ。」

 

「うん、私の螺旋丸とかシャボンランチャーとかだって角都考案だし。

今度新技欲しくなったら角都に相談したらいいよ!」

 

 

 

 

 

 

 

早速月歩の弱点発見。

体力の消費がきつい・・・・・・・

いや、まあオレを持ち上げるだけの空気圧を放ってるわけだからその分の圧が手足に・・・・・・

大分きっついですハイ。

 

「グライダーに切り替えようかな・・・・・」

 

そんなことを考えていると、爆発さん太郎が目に入る。

オレよりも少々進んでるな・・・・・・

 

「負けるか!剃刀!」

 

手足のスプリングホッパーのバネを高速で動かしスピードを上げる。

負担が増えるが構うものか。

 

「オレの前に行くんじゃねえぞクソ触手!!!」

 

「断る!!」

 

爆豪も爆破の威力を上げてスピードを上げている。

 

「おっ!爆豪少年に角都少年!

って早っ!?」

 

「「ルルルルオオオオオオオオオオ!!!!!」」

 

「恐ッ!?」

 

徐々に徐々にオールマイトに近づいていく。

 

「おいおい爆豪、その飛び方さぁ?腕に負担かかりすぎじゃねぇの?

速度落とさないとヤバイと思うぞ?ん?」

 

「ハッ!お前にだけは言われたくねぇな!

お前なんて両手両足に負担かけまくってんじゃねぇか!

絶対その形態解くんじゃねぇぞコラァ!」

 

「ε- (´ー`*)フッ!この形態のスピードよりちょっぴりお前の方が遅いぞ?

そんなこと言っていいの~?ん~?」

 

「そんなこと言ってられんのも今の内「少年たち!前見て!」んあ?」

 

「えっ?うわっ!?」

 

気が付いたら目の前にオールマイトが!

やべぇぶつかる!

 

「トォッ!」

 

「「ブベッ!?」」

 

オールマイトは上に飛んで避けた。

しかしオレ達二人は地面に衝突だよ!

 

「イテテ・・・・・」

 

「ウググ・・・・・・」

 

「・・・・・・修羅」

 

「ウェッ!?常闇君いつの間に!?」

 

「さっき、だ。」

 

そういって常闇君はオールマイトに触れる。

 

「おめでとう常闇少年!今回の勝者は君だ!」

 

「ありがたき幸せ。」

 

「「・・・・・・・」」

 

ちくしょう!爆豪に負けないことばっか考えてたよ!

そういえば切島君、個性的に不利だけど、大丈夫かなぁ?

 

 

 

 

 

 

「ウオオオオオオオ!!!走れ!!情熱と共にイイイイィィィィィ!!!」

 

大丈夫ではありません。

一人だけ走りっていうのは可哀そうだと思うの。




そういえば角都って、料理家事勉強できてヒーロー科の中でも中々の戦闘力を持ってて、優しくてユーモアがあって実はイケメン・・・・・・・角都、ハイスペ男子疑惑。
ちょ、マジでハイスペじゃん。
もう全部こいつ一人でいいんじゃないかな。


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心臓三十七個目 お紅茶、お納豆、おナス

もうちょっとでこの作品も角都八人分の心臓の数になるのか・・・・・・
こうしてみるとあっという間だなぁ・・・・・


 

「あ~、死ぬかと思った!」

 

「角都、頭からコンクリートにぶつかってたしな・・・・・」

 

どうも、お着換えナウです、角都です。

これからはしっかり前見ないとな・・・・・・・

 

「しっかし、これからはスピードが課題だな。

なぁ角都!なんかいい方法ないか!?」

 

「ふむ~・・・・・・・!

そうだ!切島君の個性ってさ!手のごつごつ、調節できたりする!?」

 

「えっ?まあ、多少は行けるな。」

 

「じゃあ体の一部をフックみたいに壁かなんかに引っ掛けて移動すればショートカットになるし、スピード上がるんじゃない?」

 

「おお!なるほど!サンキュー!」

 

「気にするな!」

 

「「HAHAHAHAHA!!!」」

 

「なんで笑ってんだ、あいつら・・・・・?」

 

いや~、ね?

HAHAHAHA!!!

 

「おいおい緑谷、角都、見てみろよ!」

 

「んあ?どうしたエロブドウ。

女子部屋見れる穴でも見つけたのか?」

 

「ズバリ正解だぜ!」

 

「え・・・・・マジ?」

 

男子全員に電撃走る!

 

「や、止めといたほうがいいよ峰田君!」

 

「諸先輩方の努力の結晶!

使わんとしてなんとする!?」

 

「や、やめとこうよ・・・・・ね?

バレたら大変だよ?」

 

「誰だお前!?」

 

「あー、皆の裸想像しちゃったんだな、角都。

こいつ結構(ウブ)なとこあるからな。

何回か家行ったことあるけど、本当にあのオクトパスの息子か疑うレベルでエロいもんなかった。」

 

「マジか!?」

 

「そんなことはどうだっていいが!峰田君やめたまえ!

覗きは立派な犯罪行為だ!」

 

「オイラのリトル峰田はもう立派な万歳行為なんだよーーーーーッ!」

 

そういってエロブドウは覗きの穴を隠していたポスターをはがす。

 

「八百万のヤオヨロッパイ!芦戸の腰つ「フンッ!!」ウベガッ!?」

 

「芦戸さんにそういう目を向ける奴はオレが許さん・・・・・・・・」

 

「地味に情緒不安定残ってんな。」

 

「グググ・・・・・・あと一歩の所で・・・・・・」

 

その時、女子部屋から声が聞こえる。

これは・・・・・・耳郎の声か。

 

『あー、誰かそっちの人、この穴塞いどいて。』

 

「ハーイ。」

 

「ギャアアアアアア!!!??」

 

「さすがは角都君!どんな場面でも活躍できると思っていたけどまさかこんな場面でも!?」

 

触手を穴にパンパンに詰める。

変な意味じゃないぞ?

これを取り除くのは至難の技だな。

 

「おのれ角都~!!一度ならずに二度までも!!!

お前体育祭での約束今やれ!!!オッパイ見せろ!!!」

 

「それはできない。」

 

「なぜだ!!?お前は約束を守らない人間なのか!?」

 

「いや、そういうわけじゃない。

理由を説明すると、触手変化は結構な荒業なんだ。

身長を変えるのに骨を砕いて体外に出さないとだし、余分な触手は化け物にして外に出す。

また、余分な肉は無理矢理に胸にもってかないといけない。

顔相を変えるのも上記の作業を行わないといけない。

以上の理由から、無理だ。

まあオレの今の体にオッパイだけついてる状態でもいいんなら話は別だが?」

 

「チックショーーーーーッ!!!」

 

 

 

 

 

 

 

「・・・・・・なんで峰田は燃え尽きてんだ?」

 

「ブドウ狩りが原因であります!相澤先生!」

 

「なるほど。」

 

フハハハハざまぁエロブドウ!

 

「え~、もうすぐ夏休みだが、当然君達が一か月休める道理はない。」

 

「何ッ!?」

 

「まさか・・・・・・・!?」

 

「それ、夏休みとしてどうなの?」

 

「夏休み、林間合宿やるぞ!!!」

 

「ヤッタァァァーーーーーーーッ!!!!」

 

「WRYYYYYYYY!!!!」

 

クラスは歓喜の渦に包まれる。

 

「肝試そう!!」

 

「風呂!!!」

 

「WRYYYYYYYY!!!!」

 

「花火!」

 

「WRYYYYYYYY!!!!もう一杯いっぱいWRYYYYYYYY!!!!」

 

「自然環境ですと大分活動条件が変わってきますわね。」

 

「どんな環境だろうとオレはさいきょWRYYYYYYYY!!!!」

 

「やっぱカレーだろ!」

 

「高級レストランで鍛えぬいたオレの料理技術が光るゼエエエエエエエエ!!!!」

 

「ただし!」ギラッ

 

『シ~ン・・・・・・』

 

オレもとうとう1ギラッで静かになるようになったぜ。

 

「その前の期末テストで赤点をとったものは、学校で補習地獄!!」

 

「皆!頑張ろうぜ!!!」

 

 

 

 

 

 

 

「「まったく勉強してなーーーーーーーい!!!!」」

 

「体育祭やら職場体験やらで全然勉強してないッ!!」 「(゚∀゚)アヒャヒャヒャヒャヒャ!!!」

 

「笑いごとじゃないぞ芦戸さん!!!」

 

「そういやだ!角都、中間何位!?」

 

「ああ確かにそれは気になる!」

 

「・・・・・・ヤオモモと同率一位。」

 

「「スゲェ!?」」

 

なんか、悪いな・・・・・・・

芦戸さんに関してはオレが教えてやれなかったのが原因の一つだし。

 

「まあだが、行事続きであったのは確かだな。」

 

「しっかし期末試験は「実技演習があんのが辛いとこだよなぁ?(峰田、中間9位)」

 

「「中間9位!?」」

 

「いるいる。バカっぽいのに実は結構頭いいやつ。」

 

「あんたは仲間だと思ってたのにィ!!!」

 

「お前みたいなのはバカで初めて愛嬌が出るもんだろ!?どこに需要あんだよ!!」

 

「世界、かな?」

 

「そんなとこに需要ないと思うぞ~」

 

こののち、緑谷、飯田、半分こ怪人フレイザードに空気の読めない言葉を食らった二人。

 

「お前ら!!言葉には気をつけろよ!!」

 

「まあまあ、勉強ならさ、適任の人がいるさ。」

 

「ん?誰?」

 

クイッとヤオモモの方を指差す。

 

「えと、お二人とも?

角都さんの言う通り座学ならば私、お力添えできると思います。」

 

「「おお!ヤオモモ!」」

 

「実技の方はからっきしでしょうが・・・・・・・・

角都さんのように文武両道になりたい・・・・・・・・

武が欲しい・・・・・・・・」

 

「お、落ち着けヤオモモ。」

 

「お二人じゃないけどウチもいいかな?」

 

「おや、耳郎さんじゃまいか。

作者、『じろう』じゃ名前変換されないから『みみろう』って打ってるらしいよ。」

 

「マジ!?ま、まあどうだっていいか・・・・・

二次関数、ちょっと応用つまずいちゃってて・・・・・」

 

「わりぃオレも!「おおセロファン!君の名前変換ムズいんだよ!」

えっ!?と、とりあえず!

八百万、古文わかる?」

 

「オレも頼める?「おお!尾白君!ちょっと前まで尾白猿夫(びしろさるお)って読んでた!」

ええっ!?」

 

「「「お願い!」」」

 

「あと角都は名前のネタ出すのやめて。」

 

「アッハイ。」

 

「皆さん・・・・・・いいですともォ!!!」

 

ヤオモモはガバッと立ち上がる。

 

「やったぁ!!」

 

「では!週末にでも私の家でお勉強会を催しましょう!」 

 

「マジで!ヤオモモん家超楽しみーッ!」

 

「ああ!そうなるとまずお母さまに報告して講堂を開けていただかないと!」

 

((講堂?))

 

「皆さん、お紅茶はどこかごひいきありまして!?」

 

((お紅茶!?))

 

「我が家はいつもハロッズかウェッジウッドなのですがご希望がありましたらご用意いたしますわ!」

 

「皆紅茶にあんま触れたことないだろうしアッサムとかの飲みやすい方がいいんじゃない?」

 

「なるほど!それもそうですわね!」

 

((((角都、紅茶わかるの!?))))

 

「あ、そうですわ。

あの、角都さん。実は私もご教授願いたいことが・・・・・」

 

「ん?勉強に関することなら正直オレと同率一位だし、教えられることないと思うけど・・・・・・」

 

「いえ、勉強のことではなく戦闘のことでご教授願いたく・・・・・・・」

 

「ああ、なるほど。

いいよ?日程は勉強会と同じ日でいい?」

 

「はい!もちろんです!」

 

あ、うれしそう・・・・・・・

 

「この仁徳の差よ。勉強どころか得意の戦闘ですら誰にも教えてくれと頼まれないとはなぁ?」

 

「うっせぇあるわカス・・・・・・!戦闘勉強教え殺したるわ・・・・・・・!!!」

 

切島君は爆豪に、芦戸さんはヤオモモに、なんか二人のオレ離れを喜ぶべきか悲しむべきか・・・・・・・




~雄英昔ばなし 百太郎~

昔々、あるところにおじいさんとおばあさんがいました。
おじいさんはプレゼントマイクといい、おばあさんはイレイザーヘッドといいました。
おじいさんは山へヴィラン退治に、おばあさんは川へヴィラン退治に行きました。

おばあさんが川でヴィラン退治をしていると、川の上流からどんぶらこ、どんぶらこと、巨大なウェッジウッドのティーカップが流れてきました。
おばあさんがそれの中を見てみると、中に赤ん坊がいました。女の子でした。

おばあさんはとりあえず放置するのもアレだし連れて帰る事にしました。
ティーカップは放置しました。

おばあさんはおじいさんと相談して親が見つかるまで育てようということになりました。
名前は百太郎(ももたろう)としました。女の子やぞ。

百太郎は『創造』という強い個性が発現し、すくすくと育っていき、近くの女の子に発育の暴力といわれるまで大きくなりました(どことは言わない)
結局親は見つかっていません。

そしてある日、百太郎は言いました。

「鬼ヶ島にいる悪いヴィランを退治しにいきますわ。」

これはおじいさんおばあさん共に反対だったのですが、台本的に行かせるしかありませんでした。
そこでおばあさんは百太郎にきびだんごを渡しました。
いざ、しょっぱつです。

しばらく歩くと、爆豪という犬がいました。

「おい百太郎、テメェこっからどこ行くんだ?」

「鬼ヶ島にいる悪いヴィランを退治しに行きますわ。」

「じゃあオレも行かせてもらうぜ。
あそこのヴィランを倒してデクよりオレの方が上だってことを証明してやる!」

何もあげてないのに犬が仲間になりました。
因みにこの配役は爆豪がよく吠えるからです。

また、しばらく歩くと轟という猿がいました。

「爆豪連れてどこ行くんだ?百太郎?」

「鬼ヶ島にいる悪いヴィランを退治しに行きますわ。」

「そうか。確かにあそこのヴィランは最近暴れっぱなしだからな。
オレも行こう。放ってはおけねぇ。」

何もあげてないのに猿が仲間になりました。
因みにこの配役は消去法です。

またしばらく歩くと角都という雉がいました。
グライダーモードです。

「おや?フレイザードに爆発さん太郎、「誰がじゃカスッ!」百太郎じゃないか。
どっか行くの?」

「鬼ヶ島にいる悪いヴィランを退治しに行きますわ。」

「そうか。確かにあいつらは危険だ。
芦戸さんや切島君にもそのうち危害は及ぶかもしれない。オレも行くぜ!」

雉が(ry

こうしてお供に犬(爆豪)、猿(轟)、雉(角都)を引き連れて百太郎は鬼ヶ島へ向かいました。

鬼ヶ島では、鬼たちが近くの村からぬすんだ宝物やごちそうをならべて、酒盛りの真っ最中です。
配役は時々漫画とかで出てくる名もなきヴィランやヒーローが演じています。

「死ねェ!!!」

『ギャアアアアアア!!!』

爆豪が鬼たちを吹き飛ばし、

「フンッ!」

『ギャアアアアアア!!!』

轟が鬼たちを凍らせ、

「フハハハハ!!!」

『ギャアアアアアア!!!』

角都が属性やブラックオールマイトで鬼たちを吹き飛ばしていきました。
皆無双状態でした。
百太郎は立つ位置がありませんでした。

「皆!酒呑童子の親分が来てくれたぞ!!」

あんまりに無双なので急遽酒呑童子が参戦しました。

榴弾砲・着弾(ハウザー・インパクト)!!」

フル・バースト(すべての爆発)!!」

「大氷塊!!」

「ギャアアアアアア!!!」

結局無双しました。

「・・・・・・・」

百太郎は立つ位置がありませんでした。
めでたし☆めでたし



気まぐれ雄英昔ばなし、どうだったかな?


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心臓三十八個目 角都、人間やめるってよ

ようやく実技に入るZE!
そして必ず一話に一回はある誤字脱字、今回はあるかな~?


「いやー、ヤオモモの家、デカイね!HAHAHA!」

 

どうも、週末にヤオモモ家を訪れた、角都です。

今日は皆でお勉強会♪

 

「セレブだと思っていたが、まさかここまでとは・・・・・・」

 

「オレの家よりずっとデカい!」

 

「仮にもNO.6ヒーローの家よりデカいってどんだけ・・・・・・」

 

「でも角都の家って普通サイズじゃなかった?」

 

「ああ!その通りだ!」

 

よ~し、ピンポンしちゃうぞ~

ボタンを押すとピンポーンという音が鳴り響く。

そして間髪入れずにヤオモモの声が出る。

 

『皆さんお待ちしておりました!どうぞ中へ!』

 

門がひとりでに開く。

 

「ヤオモモ、ずっとスタンバってたの?」

 

『お恥ずかしながら・・・・・・』

 

あ、これ照れてるな。

 

「んー、しかしこれは歩いていくのはちと骨が折れそう。」

 

「うん、ヤオオモの家がどれくらい広いかによるけど・・・・・・・・」

 

「まぁそんな時間かかんないだろさすがに。じゃあ早速行こうぜ!」

 

「そうだなチャージズマ!

セロファンと耳郎さん、芦戸さんも行くぞーッ!」

 

「オォーーーーッ!」

 

「暑苦しっ!」

 

オレ達はスタスタと敷地内に入っていく。

 

「え・・・・・オレは?」

 

角都に忘れられた尾白君を除き。

 

 

 

 

 

 

「HAHAHA!超遠かった!」

 

「わかるー!」

 

「な、なんであの二人は元気なんだ・・・・・・・」

 

「そりゃ・・・・異形型は体力多いらしいし・・・・・・」

 

「じゃあ尾白がヘバってんのは何なんだよ・・・・・・」

 

「ゼェ・・・・・ハァ・・・・・・」

 

なんか皆超疲れてる!

まあ途中から走ったしな。

仕方ないか。

 

「しかし屋敷デケェ!」

 

「博物館みたーい!」

 

「ホント元気だな・・・・・・・」

 

「体力オバケ・・・・・・」

 

「皆さん!よくぞおいでくださいました!!

・・・・・・ってあれ?迎えの人を門に行かせたはずですが・・・・・・・」

 

「迎えの人・・・・・・ああ!途中にすれ違った黒いリムジンがそうかな?」

 

「何だ・・・・・ちゃんと迎えの人いたんだ・・・・・・」

 

「いやー!てっきり誰かが外出したのかと!」

 

「ちゃんと待ってりゃよかった・・・・・」

 

 

 

 

 

 

どうも、講堂に移動したんですが、別にオレは勉強とか別にわかんないところ無いので、カット!!

と、いうわけで、今は中庭でヤオモモと対峙しています。

そう、ヤオモモの特訓です。

 

「いいかいヤオモモ。修行で最も効果があるのは実戦訓練だとオレは考える。

実戦なら自分の弱い所が目立って気付くし、いざヴィランとの実戦で緊張で動けないとか困る。

だから実戦訓練しようぜ!」

 

「はい!わかりましたわ!」

 

そういってヤオモモは武器を生成し、構える。

 

「しかし抜け目ないね、ヤオモモ。

その手の棒を作る前に拳銃を作っておくなんてな。」

 

「・・・・・・バレてましたの?」

 

「うん、まあね?銃刀法違反どこいっtアブネッ!?」

 

ま、まさかいきなり撃ってくるとは・・・・・・

あと多分暴徒鎮圧用のゴム弾だな。

 

「先手必勝ですわ!」

 

その後もバンバン撃ってくる。

が、しかし素手で弾をそらしていく。

 

「拳銃の弾丸というのは横からの力に弱い。

何だったら葉っぱでも軌道をそらせる。

葉っぱでできるなら素手で出来てもなんらおかしくは「おかしすぎます!!!」

 

「角都さんは増強型じゃありませんでしたよね!?なんで拳銃の弾の速度に反応できるんですか!?」

 

「心眼」

 

「どんだけ心の視力いいんですか!?」

 

「心の視力だってwwwうけアブッ!?」

 

今度は普通に棒で殴ってくる。

それをギリギリで避ける。

 

「なんで不意打ちがすべて躱されるんでしょう・・・・・・」

 

「それはね、オレが最近人間やめてきたからだよ・・・・・」

 

昔は普通に機関銃の弾を食らったり不意打ちでフレイザードに足凍らされてたりしたもんだ。

それが今ではゴム弾とはいえ素手で弾丸の軌道をそらせるレベルに・・・・・・

これはチートタグを追加するしかないな。

 

「まあいい!トゥアッ!!」

 

ヤオモモに飛び掛かる。

しかしヤオモモは棒で迎え撃とうとしている。

 

「ハァッ!」

 

そして棒をオレに向かって突き出してくる。

しかし、オレは空中で体をよじり避ける。

 

「!?」

 

「そいやッ!」

 

そしてそのまま組み伏せる。

 

「一本!」

 

「なんで空中で躱せるんですか!?」

 

「北斗神拳奥儀水影心!この奥儀は一度見た奥儀をまねることができる!

前に切島君が使った天翔十字鳳をまねた。」

 

「そんな技を覚えてる切島さんもすごいですが角都さんは舌の根も乾かぬうちにズルい!」

 

「さて、今回の戦いの反省をしましょう。」

 

「完全に角都さんのチートが露呈しただけじゃないですか!!!

角都さん個性も」

 

「い~や、そんな事無い。

自分の弱さ=未熟なところだ。

ヤオモモの個性は万能だが裏を返せば器用貧乏。

これといって特筆するところが無い。」

 

「ウッ・・・・・・・」

 

「逆に裏を返さなきゃ万能だ。

だから正直言って自分より身体能力が高い相手にたいして正々堂々戦うなんて自殺行為。

だから体育祭の時常闇君に負けた。」

 

「な、なるほど・・・・・・」

 

「だから作戦を組んで戦えばいい。

作戦に必要な物は個性で作れるから問題無いだろ?」

 

「しかし・・・・・・・私、そんな作戦立てられるでしょうか・・・・・・・」

 

「いやいや、いつかの対人戦の時の化け物の分配考えたのそっちじゃん?

そういう事得意だと思うよ?

まあ自分に自信を持て。じゃ!そろそろ皆の勉強を見に戻ろうぜ!」

 

「あ・・・・・はい・・・・・」

 

 

 

 

 

 

 

HAHAHA!

学校での食事中、拳藤さんにロボ無双の存在を教えられた!

物間に邪神扱いされた!

おのれ!

 

筆記試験した!

余裕のよっちゃん!

感想でオレが頭いいのが意外みたいに言ったやつ、親父の部屋に放り込んでやる。

 

そして実技!

 

「それじゃあ、演習試験を始めていく!

実技試験にも、もちろん赤点はある。

林間合宿行きたいならみっともないヘマはするなよ!」

 

「ヒーロー多いな・・・・・」

 

今思えばオレってA組メンバーの中でもちょっと浮いたヒーローコスかも。

一人だけロングコートだけだし。

絵柄も作者が違うから違うし。

 

「角都、メタい事考えるな。

諸君なら事前に情報を手に入れて、ある程度何をやるかは知ってると思うが、」

 

「入試みてぇーなロボ無双ダルォ!?」

 

「花火!カレー!肝試し!」

 

「オレ、仮想ヴィランと戦ったこと無いからちょっと不安。」

 

『(チートが何を言うか・・・・・・・)』

 

「最悪個性無しでも仮想ヴィラン倒せんじゃね?(ヒソヒソ」

 

「否定できませんわね・・・・・・実際私、個性無しの角都さんに負けましたし(ヒソヒソ」

 

「マジ!?(ヒソヒソ」

 

と、その時、相澤先生の捕縛武器がモゾモゾと動き出し、中から小動物が出てくる。

 

「残念!諸事情があって、試験内容を変更しちゃうのさ!」

 

『校長先生!』

 

あら~、芦戸さんとチャージズマが固まってる・・・・・・

 

「あら可愛い。」

 

「褒めても単位しか出な「校長」

・・・・・・・コホン、これからは、対人戦と活動を見据えたより実戦に近い試験を重視するのさ!」

 

「十中八九ヴィラン連合が原因だな・・・・・・」

 

「というわけで、諸君らにはこれから、二人一組でここにいる教師一人と、戦闘を行ってもらう!」

 

「プロが相手だと!?勝てるわけないだろ!」

 

『(NO.2ヒーローにそこらのプロヒーローの実力超えてるって認められた奴が何を言うか・・・・・・)』

 

「なお、対戦する教師とペアは決定済み。

動きの傾向や成績、親密度、諸々を踏まえて独断で組ませてもらったから、発表してくぞー」

 

さて、オレは一体誰とぶつかるか・・・・・・・

ミッドナイト先生かセメントス先生だろうか・・・・・・・

それとも意外にマイク先生?

次回に期待!




もうすぐ夏休み、の!はずでしたがぁ!ホアタァ!
ヴィラン連合のせいでロスタイムがあるので、一学期を続行します!

「「もういやー!」」

夏休みだよ!
ファン〇!触手フルーツ出た!


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心臓三十九個目 地獄からの使者!角都ーマン!テッテレーテデデン

次回でもう角都八人分の心臓になるのか・・・・・・
速い!


「それじゃあ、組み合わせと対戦する教師を一気に発表するよ!」

 

・第一戦目、セメントスVS切島、砂籐

 

「頑張れ切島君!」

 

「おう!」

 

「・・・・・・・え?オレは?」

 

それとアニメとか漫画じゃないとわからないけど、ここのセメントス先生のポーズがジョジョ立ちみたいでウケる。

 

・第二戦目、エクトプラズムVS蛙吹、常闇

 

「エクトプラズム先生の見た目ってコスチューム?それとも素?」

 

「ああ、素だ。」

 

・第三戦目、パワーロ-ダーVS飯田、尾白

 

「あの時は発目がすまなかったな。」

 

「ああ、いいっすよ。奇跡的に心臓失わなかったし。」

 

・第四戦目、相z・・・・・イレイザー・ヘッドVS轟、八百万。

 

「ヤオモモ、自分に自信をもって言いたいことはしっかり言うんだぞ?」

 

「は、はい!」

 

・第五戦目、13号VSオレ、麗日

 

「あれ?てっきりセメントス先生じゃなかったからミッドナイト先生が相手だと思ってたけど・・・・・・」

 

「その理由に関しては後で読者さんには説明しますので。」

 

「いない青山君の穴埋めとかそんなんでは?」

 

「ないです。それとメタネタが多くてアメコミのデッド〇ールみたいって感想欄で言われてましたよ。」

 

「13号先生!それマジ!?」

 

・第六戦目、根津VS芦戸、上鳴

 

「芦戸さん頑張れ!あとついでに上鳴君。」

 

「ついで!?」

 

「あははー!」

 

・第七戦目、プレゼント・マイクVS耳郎、口田

 

「体育祭でオレの事モンスターって言ったの忘れたわけじゃありませんからね!」

 

「いや、本当にあれは悪かった!コンプレックスだとは知らなくて!」

 

「それはいいですけど、あれが原因で読者からのマイク先生の評価、結構低いですよ。」

 

「マジで!?」

 

・第八戦目、スナイプVS障子、葉隠

 

「特に語ることはあるまい。」

 

「「「!?」」」

 

・第九戦目、ミッドナイトVS峰田、セロファン

 

「打つの面倒だからってちゃんと本名書けよ!!!」

 

「次行こ次。」

 

・第十戦目、オールマイトVS緑谷、爆豪

 

「ねぇねぇ角都君、どうして『私が、する!』の場面カットされちゃったの?」

 

「いらないかなと思いまして。」

 

「酷い!」

 

よし、これで全員の相手とペアが判明したね。

しかしこうしてみると、メタいこと言いまくったなぁ。

これは〇ッドプール言われてもおかしくないわ。

と、ここで試験のルールを説明される。

 

「制限時間は30分!君達の目的はこのハンドカフスを教師にかける!orどちらか一人がステージから脱出することさ!」

 

「先生を捕らえるか脱出するか・・・・・なんか戦闘訓練似てんな。」

 

「ヴィランを捕らえるか、応援を呼ぶために逃げるかってことだね!」

 

「とはいえ戦闘訓練とはわけが違うからな!

相手は、超~~~~格上!」

 

「格・・・・上?イメージ無いんすけど」

 

「Dummy!Hey girl, watch your mouth,huh!!?」

 

「googleの翻訳サイトで翻訳したら『ダミー! ちょっと女の子、あなたの口を見る!ハァッ!?』になった。」

 

「意味不明ww英語の教師なのにww」

 

「口に気をつけろって事だよ!!!」

 

「まぁまぁマイク先輩、その辺に。

今回の試験は極めて実戦に近い状況での試験!

僕らをヴィランそのものだと考えてください!」

 

「ホォ・・・・・・(凶悪な笑み」

 

「ヒッ!か、角都君、お手柔らかに・・・・・・」

 

「会敵したと仮定し、その場で戦い勝つことができるならそれでよし。

だが・・・・・・」

 

「実力差が大きすぎる場合、さっき角都が言った通り逃げて応援を読んだ方が賢明。

轟、飯田、緑谷、後角都も一応、お前らならわかってるはずだ。」

 

「あの、なんでオレだけ一応?」

 

(もう、間違えない!それをこの試験で合格して、証明してみせる!)

 

「あのー、飯田君?突然シリアスするのやめよう。

作者が風邪ぶり返すから。」

 

「そう!君らの判断力が試される!けどこんなルール逃げの一択じゃね?って思っちゃいますよね~」

 

「え?オレは別に・・・・・13号先生戦闘特化じゃないし、普通に倒せそう。」

 

「慢心じゃなくて事実っぽいのがおかしいなぁ!

普通戦闘特化じゃないプロだろうと卵より強いはずなんだけどなぁ!

コホン、そこで私たちィ、サポート科にこんなの作ってもらいましたー!」

 

オールマイトはどこにあるかわからないポケットからそれを取り出す。

 

「超圧縮おーもーりー!(某ネコ型ロボット風)

体重の約半分の重りを装着する!」

 

「あれ?じゃあオールマイトだと約137kgの重りをつけることに・・・・・」

 

「その通り!ハンデってやつだ!

古典だが、動きづらいし、体力も削られる!

あっ!やっば、結構重い・・・・・さすが137kgの重り・・・・・

因みにデザインはコンペで、発目少女のが採用された!」

 

「いやー、角都さん!前回のパワードスーツに関してはご迷惑をおかけしました!」

 

「死ななきゃ安いさ!気にするな!」

 

「そこでお詫びとして前回のを改良した物を持ってき「発目少女!?なんでいるの!?」

 

帰りました。

 

「・・・・・・戦闘を視野に入れさせるための重りか。舐めてんな」

 

「ハッハッハ!どうかな?」

 

オールマイトの目力すごいな・・・・・・

 

 

 

 

 

「よし、チームごとに用意したステージで一戦目から始めていく。

砂籐切島、用意しろ。」

 

「「ハイ!」」

 

「出番がまだの者は見学するなりチームで作戦を考えるなり好きにしろ。」

 

「頑張れ切島君!正直なんも考えずに正々堂々戦ったら負けるぞ!」

 

「じゃあ作戦組まないとか・・・・・・」

 

 

 

 

 

 

『期末演習試験、レディ、ゴー!』

 

フハハハハ!見学!見学!

 

「ねぇ角都君。」

 

「ん?どうした緑谷君?」

 

「さっきなんも考えずに正々堂々戦ったら負けるって言ってたけど、それってどうして?

一応君の意見を聞いておきたいんだ。」

 

「ああ、それか。

恐らくあの二人がペアとして選ばれた理由は互いに持久力が無いからだ。」

 

「うん、それはなんとなくわかってる。

でもなんでセメントス先生が相手だと思う?」

 

「セメントス先生はその名の通りセメントを操れる。

この個性は非常に強力でこれといった弱点が見当たらない。

あの二人の苦手な持久戦を仕掛けることもできるし、短期決戦も可能。

あの二人みたいに持久戦が苦手な個性の人間や、逆に短期決戦が苦手な人間相手にはこの上ない実力を発揮する。

たとえ持久戦、短期決戦のどちらもできた相手だとしても安定して戦える。

この試験はわざと天敵の個性の教師をぶつけてるのさ。

だからオレの対戦相手の予想の一人にセメントス先生が入ってたんだ。」

 

「やっぱりか・・・・・僕もそう思ってたんだ。」

 

「よくわかったねあんたら。自分の番が来るまで対戦相手との相性を、きっちり考えておくことさね。」

 

そんなこんなしていると、どうやら二人がセメントス先生とエンカウントしたようだ。

 

「だから作戦を考えとけって言ったんだが・・・・・・・」

 

モニターを見ると、二人で元気にオラオララッシュをしている。

 

「・・・・・・・なんも考えて無いね」

 

「切島君そういうの苦手だしな・・・・・・まあ本来あの個性だと変に考えるよりゴリ押しの方がいいんだが、セメントス先生にはそれが通じないんだよなぁ・・・・・・・

麗日さんも13号先生は天敵だとしっかり理解して、考えておくんだぞ。」

 

グングン破壊していき、コンクリの粉で二人が見えなくなる。

これ、原作通りになるな、このままじゃ。

 

 

 

 

 

 

「「ウオオオオオオオ!!!」」

 

ひたすらに殴って殴って、壊し続ける。

だが、すぐに壁が出てくる。

 

「キリがねぇよ!ぶっ壊しても!ぶっ壊しても!」

 

「もう・・・・・・眠い・・・・・」

 

「頑張れよ砂籐!」

 

だんだんとコンクリートの壁はこちら側に反っていき、ドーム状になっていく。

 

「ウオオオオオ!?」

 

そしてそのドームはどんどん狭くなっていき、押しつぶそうとしてくる。

 

「消耗戦に極端に弱い、いいかい?

戦いとは、いかに自分の『得意』を押し付けるかだよ。」

 

誰もがリタイヤと思われるその状況。

セメントス先生までも、一瞬そう思っていた。

 

「・・・・・・?」

 

どこからか『ガガガガ』という音が聞こえる。

まさかと思いドームを無くし、二人の状況を確認する。

すると、気絶した砂籐が倒れ伏しており、切島はいなかった。

 

「何!?まさか・・・・・・」

 

その瞬間、ボゴッという一際大きい音が後ろから鳴り響く。

後ろを振り向くのと、自身の足に何かが取り付けられるのは同時だった。

 

「ヘヘッ・・・・・・・」

 

その後ろには、地面から上半身だけ出した切島が、自身の足に向けて手を伸ばしており、その足にはハンドカフスが取り付けられていた。

 

「・・・・・・・なるほど。

私から二人が見えなくなったところで地面を掘ってこちら側に近づいてきたのか。

ギリギリまで気付かれないように。」

 

「ええ、その通りですよ、セメントス先生。

砂籐と話し合った結果、そっちからこちら側が見えなくなった時、オレが地面に潜る事にしたんすよ。

気付きませんでした?

そのためにいつもより硬化を緩くしてたんすよ。」

 

「ふぅ・・・・・・合格だ!」

 

『切島、砂籐、試験合格!』




~角都、初めてのおつかい~
これは、角都が4歳のころの出来事。

『パエリヤパエリヤ、パッパパエリヤ』

『かの有名な雄英高校があるここ、〇〇市
そこの市内には、NO.6ヒーロー、オクトパスの自宅があります。
そこの家のご主人はもちろん触手ヒーローオクトパス。
どんなヒーロー活動をしているかは大人になってからお父さんかお母さんに聞こう。
オクトパスさんは綺麗なお嫁さんと息子さんの三人で暮らしています。』

「いい角都?パパがね、お仕事に行くとき、お弁当忘れて行っちゃったの。
パパに届けてあげて。」

「ああ、わかった、母さん。」

「もうっ!久しぶりの登場なのに角都ったら!ママって呼んでって言ってるのに!」

『さて、今回初めてのおつかいに行くのは一人息子の角都君。
すごく大人っぽい佇まいと口調だね!
でも、異形型で口に縫い目があるせいで友達ができないらしいんだ。
バッチリおつかいを頑張って、皆にかっこいいとこ見せちゃえ!
・・・・・・おや?誰かと思えば、お父さんの所で相棒(サイドキック)をしている人だ!
多分オクトパスさんの息子さんが心配で見に来たみたい!』

そこに、角都の前にいじめっ子集団が現れる。

『ああっ!大変!この辺りで噂の悪ガキたちだ!
悪戯も沢山していじめも沢山してる悪いやつらだ!
これにはサイドキックさんも飛び出して・・・・・・おや?』

「ヒィツ!か、角都だ!皆逃げろ!」

『どうやら角都君、この子たちのいじめを止めたことがあるらしいのだけど、それが原因で恐れられてるみたい。』

「(悲しい目)」

『あれ・・・・・?なんか悲しそう。
やっぱり怖がられるのは嫌なんだね。
でも角都君、こんなことでは泣きません。
頑張って!』

そのまま進んでいく。
すると、角都は公園の前で突然立ち止まる。

『おや?角都君、遊具で遊びたいのかな?
でも今はそんな時間無いよ?』

「・・・・・いいなぁ、あの異形型。
友達がいる。(哀しい目)」

『哀しい!子供でこんな哀しい目をするなんて思いもしませんでした!
一体どうしたらこんな目をする四歳児になるんでしょう・・・・・・』

さらに進む。
すると、一匹の野良猫を発見し、角都はなでる。

『あっ、猫ちゃんだ♪角都君、猫ちゃんが好きなのかな?』

「お前だけだ・・・・・・オレを怖がらないのは・・・・・・(死んだ魚の目)」

『・・・・・・もはや哀しすぎて、可哀そうすぎて目も当てられません。
異形型差別とはこのご時世、もうほとんど無くなったと思ってましたが、そんなことは無いんですね・・・・・・
頑張れ!事務所までもうすぐだ!』

猫と別れて、さらに進む。
そして、事務所に到着する。

『さぁ角都君!事務所に着いたよ!
今回のおつかいはこちら側が学ぶ事が多かったですねぇ・・・・・・』

こうして角都の初めてのおつかいは終了した。
因みにこの回はいつものほのぼのとした物ではなく、反異形型差別の番組になってしまうため、放送はされなかったという・・・・・・・


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心臓四十個目 ヴィランでもシリアルしたい

記念すべき四十話目!
・・・・・・ん?正確には前回が四十話目?
それに祝うべきなのは五十話目?
・・・・・・・こまけぇこたぁ気にするな!


どうも、角都です。

今は控え室で作戦会議をしています。

え?他の人の試験?

原作通りだよ!

まあ轟、ヤオモモチームが原作より早く終わった程度の違いか。

 

「そんじゃあ今回の相手、13号先生と我々の相性について考えていこう!」

 

「はい!先生!」

 

「どうしたんだい麗日君?」

 

「私は個性的に13号先生が天敵というのはわかるんですが、角都先生の個性と本人のスペック的にさほど苦戦しないように思います!」

 

「いい質問だね。実は個性で考えたら13号先生は天敵なんだ。

触手はもちろん炎、風、電気までも13号先生はかき消せる。

ブラックオールマイトもフルバーストも効かないわけだ。」

 

「なるほど。」

 

「ただ、あの人は戦闘力が低いんで正直勝てる。」

 

「あ、やっぱり。じゃあなんで角都君の相手が13号先生なんですか?」

 

「ああ、オレの考えからするとこの試験、ただ一人で動いて先生を拘束しもう一人が何もしないだと、恐らくどっちも不合格だ。」

 

「え?何もしない方だけじゃなく働いた人も?」

 

「この試験はそれぞれの課題をどうクリアするかだが、協力が大前提なわけだ。

片方が囮になりもう片方が相手を拘束とかならどっちも合格だろうな。」

 

「なるほど。しかしそれがどうして角都君の相手が13号先生に?」

 

「多分だが、オレの場合どう麗日さんを活躍させるか、それが課題だ。」

 

「え?私?」

 

「うん、オレは個性的に天敵の13号先生を倒すとともに、圧倒的に個性の相性が悪い麗日さんのサポートを求められてるんだと思う。」

 

「確かに相手に触れないといけない私は13号先生が相手じゃ逆立ちしても勝てなさそうだし!」

 

「まあ要するに協力しろってことだな。

そろそろ時間だし行こう。」

 

「は~い、ありがとう先生。」

 

「わからないことがあれば何でも言ってください。

答えられる範囲でお答えします。」

 

 

 

 

 

 

『期末演習試験、レディ、ゴー!』

 

「あ、そうだ。麗日さん、これ。」

 

そういって触手で編んだ紐を渡す。

 

「?」

 

「どちらかがブラックホールに吸い込まれかけた時の命綱だ。

腰辺りにでも巻いといて。」

 

「なるほど、わかった。

そういえばこれ、角都君のどこにつながってるの?」

 

「足」

 

「・・・・・・もっといいところあったんじゃない?」

 

そしてオレ達は出口の方へ向かう。

 

案の定13号先生が見張りをしている。

 

「・・・・・・・やっぱいるね。

さて、どうしたもんか・・・・・・」

 

「忍び寄ろうにも周りに遮蔽物が無さすぎるし・・・・・・・正面突破?」

 

「いや、それだとブラックホールの餌食になりそう・・・・・・・閃いた!

ちょっと耳貸して」

 

「?」

 

 

 

 

 

 

「!」

 

それは突然だった。

突然目の前にブラックオールマイトが出てきて歩いてきたのだ。

まあこれぐらいなら角都が正面突破しに来ただけだと感じるだろう。

しかし、問題があった。

その問題とは・・・・・・

 

「ブラックオールマイトが・・・・・・4体?」

 

そう、数である。

顔まで真っ黒な触手で覆った黒の巨漢が4体もいたのだ。

13号の頭の中ではなぜこういった事になったか、検討がついていた。

 

(化け物をブラックオールマイトにしたのだろう・・・・・それ以外考えられない。)

 

しかし、ただ4体よりも5体の方がありがたかった。

なぜなら角都の化け物は角都の心臓によって作り出される。

すべての化け物と自分をブラックオールマイトにしたなら、全部で5体いるはず。

4体しかいないということはつまり・・・・・

 

(角都君と麗日君のどちらか、あるいは両方がどこかに隠れている。

だが場所がわからない上に二人ともブラックオールマイトに隠れている可能性だってある!)

 

あの二人がどういう選択をしたかの選択肢が多すぎるのだ。

常に全体に気を配らなければならない。

それもブラックオールマイト4体を捌きながら。

戦闘能力に乏しい13号が相手どるには非常に不利な状況であった。

 

そんな中もブラックオールマイトはじりじりとこちらに詰め寄ってくる。

最悪自分の数倍も実力のある卵と普通の卵と卵が産んだ化け物4体を同時に相手にせねばならないとなると負ける(確信)

さて、どうしたものか・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

「・・・・・・・すごい動揺してるな、先生。」

 

「うん、本当だね。まあ普通は動揺するよ。」

 

どうも、今は触手で天井にはっ付いています。

HAHAHA!シリアスやってる13号先生なんか知るか!!

オレはずっとこのテンションでたとえヴィランに誘拐されようが友達がヴィランに人質に取られようがこのテンションだけは崩さない!

因みに麗日さんは触手で吊るしてます。

 

「よし、今の内に出口に向かうか。

バレないバレない。」

 

「ギャー!?」

 

「おい待て何だ今の悲鳴!?」

 

「13号先生からだけど・・・・・・・あ」

 

そこには化け物達に襲われる13号先生が!

 

「ちょっと角都君!化け物は13号先生を怖がらせるだけの立ち位置じゃなかったん!?」

 

「今命令飛ばしてる!だがなぜか命令を化け物が聞かないんだ!

こんなの初めて・・・・・・・あ」

 

「え・・・・・?何今の『あ』は・・・・・・・」

 

「・・・・・・あの化け物の後頭部についてる赤く光ってる物はなんだ?」

 

・・・・・・・どうみても変な機械の類だな。

・・・・・・そんなサポートアイテム要求した覚えないんだが・・・・・・

 

 

 

 

 

 

「終わりましたよ、死柄木弔」

 

「よくやった、黒霧」

 

今、この二人はとあるバーにいる。

雄英のセキュリティを突破し、その生徒達を恐怖に陥れた組織、ヴィラン連合の隠れ家である。

 

「しかし・・・・・なぜ触手の化け物が出たタイミングで化け物にこの機械をつけろと?」

 

「その機械はドクターのお手製だ。

人の脳波をジャミングするという、そういう個性の相手にしか効果の無い物だ。

また、実験の結果そういう個性で操ってる奴、もしくは物につけると、操ってる奴は暴走するらしい。

まあ角都が化け物を脳波で操ってるかは結構賭けだったがな。」

 

「なるほど、そんな効果が。

しかしなぜ角都君の化け物を暴走させるような真似を?」

 

「あいつは『先生』にも目をかけられてるからな。

『先生』曰く、テストのような物らしい。」

 

「テスト、といいますと?」

 

「どんな時でも冷静さを失わず、仲間たちの支えになれるほど頼れる奴かどうかを知っておきたい。」

 

「先生もしっかり我々のことを考えてらっしゃるのですね。

・・・・・・でも、その先生が知りたいと言っている能力は、どっちかというとヒーロー向きかどうかを知る感じになるのでは・・・・・・」

 

「・・・・・・・」

 

「・・・・・・・」

 

「・・・・・・・しっかり見張っておけよ」

 

「はい・・・・・・・・」

 

ヴィラン連合の隠れ家に何とも言えない気まずい空気が流れました。




~角都外伝 あの日のファンレター~

「そういえば角都、職場体験の時に貰ったファンレターは読んだか?」

「あっ!?やっべ読んでねぇや・・・・・家で読むか」

~家~

「何々~?
『どうも角都さん。先日の体育祭、拝見いたしました。
あなたは自身の個性に関して強いコンプレックスを抱いていらっしゃるようですね。
実は私共は個性を消す薬品を作成しております。
ただ、そんな薬の研究をしているため、夜には背中に気を配らなければなりません。
よろしければ、あなたの力を見込んで私の護衛をしてくださらないでしょうか?
もちろん、薬が完成したら真っ先にあなたに差し上げましょう。
理論上、異形型にも効くはずです。
死穢八斎會(しえはっさいかい)会長 オーバーホール』」

・・・・・・・・・

「親父ー!ちょっと来て!!!むしろ助けて!!!」





いやはや、あの手紙は死穢八斎會からだったんですね~
皆、忘れてたでしょ?
しかしこれで主要なヴィラン団体全員に目をかけられたことになりますね。
さすが角都!オレ達にできないことを平然とやってのける!
そこにしびれる憧れるゥ!
はい、嘘です。


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心臓四十一個目 なんか暴走したが説明が多い回

タイトルで盛大なネタバレをしちゃった!


どうも、角都です。

なぜか化け物達が暴走してるな・・・・・

 

「こんなこともあろうかと!」

 

「?」

 

「携帯電話!(某青狸風)これは上鳴君の耳のあのなんちゃって携帯につながっている。

もしもし?上鳴君?」

 

『お?どうした角都?今テスト中だろ?

電話とかしちゃっていいのか?』

 

「緊急事態だ。すぐに今から言ったことをオールマイトに、いや近くの教師に伝えてくれ。」

 

『え?何だ急に?』

 

「マジでヤバい事だ。オレの個性の化け物が暴走した。

恐らく後頭部についている小さな機械が原因だ。

ぶっちゃけオレと麗日さんとオレと13号先生じゃブラックオールマイト4体を相手にしてそう長くはもたない。

すぐに、大至急、大急ぎで応援を要請する。切るぞ。」

 

『え?ちょっと待て状況が読み込』

 

「よし、オレらは13号先生と一緒にブラックオールマイトを食い止めるぞ。

丁度触手の弱点である炎の属性の心臓が残ってる。

だが心臓は消費したくないから本気でやれないがな。」

 

「・・・・・・角都君ってやるときはやるよね。」

 

すぐに地面に降りる。

そして13号先生に襲い掛かろうとしているブラックオールマイト、ああ面倒くさい!こっからは化け物と表記しよう。をオレ自身がブラックオールマイトになって殴り飛ばす。

 

「13号先生、怪我は?」

 

「か、角都君!?え!?今襲い掛かってきたのって角都君が自由に命令できるはずじゃ・・・・・・」

 

「いつの間にか化け物達に変な機械が取り付けられてるんですよ!

それが原因でこいつら命令を聞かなくなったんです!」

 

むくり、と殴り飛ばした化け物が起き上がる。

 

「さきほど携帯であっちにいる人と連絡とって応援要請しました。

応援が来るまで持ちこたえますよ!」

 

そしてもう一度殴り飛ばす。

どうやらこいつら躱すとかそういう知能は無いらしい。

 

「角都君!こっち一体無重力にしたよ!」

 

「よくやった麗日さん!13号先生は今目の前にいる奴を頼みます。

そいつの心臓に属性ついてないんで最悪チリにしちゃって構いません!

オレは暴れているもう二体を麗日さんと鎮圧します!」

 

こいつらに知性は無いため、無重力状態での動き方などわからないだろう。

実質麗日さんは一度触っただけで倒せるな。

 

「(生徒なのに適格な指示、麗日君の方も迅速に対応できている。これは試験を続けていても合格していただろう。)わかりました!

しかし君達は生徒、いざとなったら逃げるのも重要であることを忘れないで!」

 

「わかってますよ!しかし、仮にも教師が生徒に戦わせるだけじゃなく指示まで受けちゃっていいんすか?」

 

「教師だからこそです!

生徒の安全が第一!しかし私一人で4体相手するより三人で4体相手にする方が合理的で安全です!」

 

「違いないっす!」

 

(話に入れない・・・・・・・)

 

「さあ行くぞ麗日さん!麗日さんの個性なら一発で無力化できる!」

 

「えっ!わ、わかった!」

 

さて、オレと麗日さんは化け物×2と対峙するわけだが、ここで一つ問題がある。

オレの化け物を暴走させてるあの機械、破壊していいもんか・・・・・・

あれを破壊したら化け物はオレの支配下に戻るだろう。

しかし、あれを警察に渡したら結構貴重な物になりそうだ。

多分この事態の犯人はヴィラン連合の黒霧だろう。

それ以外にオレがちょっと目を離した隙に機械を化け物に取り付けられるわけがない。

原作じゃこんなこと無かったのに・・・・・・

 

まあいいや!

 

「オラァ!」

 

化け物に拳を叩き込もうとした瞬間、化け物も同時に拳を突き出してくる。

 

「ファッ!?」

 

咄嗟に突き出してない方の腕で防御し、化け物も同じ動きで防御する。

まるで、鏡から出てきた自分を相手にしている気分だ。

 

(・・・・・まさか、攻撃と防御の型が体ならぬ触手にしみこんでたのか?

この化け物達は敵と対峙した時の動きを記憶してて、知性はなくとも本能のようなもので使用してるんだ!)

 

うん、これアカンやつや。

この状況、どんくらいアカンかというと、ザコだと思ってた敵キャラが普通に強かったといった感じだ。

これはブラックオールマイトを解いて本気モードにしとこう。

 

と、思ったので形態チェンジをする。

久しぶりっていうかブラックオールマイトが便利すぎるんだよなぁ・・・・・・

一応あれにも属性が使えないっていう弱点あんだけどなぁ・・・・・・

 

「そんなことも言ってられん!頭刻苦!」

 

頭刻苦は普通に命中。

化け物は燃えてる時は暴れてたが、途中からおとなしくなる。

機械が壊れたのだろう。

 

「・・・・・・・え?弱い・・・・・え?」

 

 

 

 

 

「・・・・・なんか、困惑してるね、角都。」

 

「・・・・・・そうだな」

 

どうも、切島です。

何でも角都から化け物が暴走したと上鳴に連絡があったそうだ。

それで皆作戦会議を一旦やめてモニターを見に来てる。

今の状況はなぜか化け物をワンパンで沈めた結果角都が困惑した、といった感じだ。

 

「頑張って角都!他の化け物の鎮圧を手伝って!」

 

『・・・・・・チラッ』

 

「角都がこっち見た!?

こっちの声は聞こえないはずだろ!?」

 

「ブラックオールマイトもどきを倒すの!他の二人を援護して!」

 

芦戸の声に反応するように別の化け物の方向へ歩いていく。

 

『・・・・・・・チラッ』

 

「またこっち見たぞ!?」

 

「振り返らないで!」

 

「そ、そうだ!ダッシュだ角都!」

 

そうしてようやく化け物の方へ走り出す。

 

「ふう、やっと行ったね。」

 

「しかし、そういえばここで一つ疑問が浮かんだんだが・・・・・・

なんで角都の相手が13号先生?」

 

「その質問については私が答えるよ。」

 

「リカバリーガール先生!」

 

「角都の個性的にブラックホールは天敵だが、まあ学校側が求めてるのは麗日のサポートさ。」

 

「まあそれは前回角都が説明してたから読者の皆は知ってると思う。

切島は前回の話はまだ未読?」

 

「うわっ、メタい事言い出した・・・・・・」

 

この作品のキャラクターは作者とのシンクロ率に比例してメタい事を言うようになる。

現に最初の方はオレ達もメタい事わかんなかったし。

 

「実は、学校側が本当に角都の課題と考えてるのは他にある。」

 

「と、言うと?」

 

「角都の課題は、ズバリ自覚さ。」

 

「ジカク?」

 

「そう、自覚。

角都はいまいち自分の実力にたいしての自覚が無い。

まあ自分が強いってことは自覚してるだろうが、どのくらい強いかはいまいちわかってない。」

 

「え?そうなの?」

 

「ああ、だからUSJでの脳無に挑んだ。

相手が自分より強いと判断したなら真正面から挑む事はせず、もっと策を組んで皆を助け出そうとしただろう。」

 

「でもそれは相手の実力を見誤っただけじゃ・・・・・・・?」

 

「いいや、見誤ってなんかない。

イレイザーの話によると、緑谷、蛙吹、峰田の三人にイレイザー自身を運ばせたらしいじゃないか。

まあこの三人じゃヴィランに勝てないと踏んだんだろう。

実際その通りだ。

だから、戦えないイレイザーを運ばせて、ついでに三人を避難させるような指示を出した。」

 

「えと、つまり・・・・・総合的に考えて、他人の実力はわかるけど、自分の実力がよくわかんないってこと?」

 

「その通りさ。

いつかに角都が鬱になった後、あんたらに角都の境遇を聞いたろ?」

 

「ああ、描写はされてないっすけどね。」

 

「聞くところによると、中学二年生まであんたらの練習のスケジュール管理、個性の強化用の道具作成などサポートしか行っていなかった。

一緒に修行を始めたのはそこから、つまり二年間しか修行していないのにここまで強くなった。

だが二年で強くなったのがいけなかった。

自分の想像以上に成長してってるせいで自分はこのくらいの実力だろうというのと自分の実力がズレてゆき、やがてその差は途方も無く大きくなってる。」

 

「確かに最近、昔より角都に食らいつけなくなってるよね・・・・・・」

 

「ああ、オレの得意な接近戦でも角都、個性無しでオレに勝ったしなー・・・・・・」

 

「その差のせいで、自分の実力をどこまで自覚してるかが時によってブレブレだ。

勝てる相手なのに勝てないと考え逃げる、もしくは勝てない相手なのに勝てると生きこんで負ける。

角都の最大にして唯一の弱点はそこさ。

だから13号と戦わせたのさ。

個性は強いが、戦闘力は弱い13号にね。」

 

「あー、だからセメントス先生やミッドナイト先生が相手じゃなかったのか。」

 

「確かに角都が考えてた作戦はブラックホールに吸い込まれないように天井を移動してたけど、別に吸い込まれそうになっても普通に脱出できそうだしね。」

 

「そうさ。今回の試験で角都には自分の強さを確認させたかったのさ。

そう考えると一番簡単な課題だったかもね。」

 

「なるほど。」

 

その後、無事にプロが現場に到着したが、その時には化け物はすべて鎮圧されていた。

麗日がちょっと負傷していたが、まあ軽傷だった。

13号先生が相手にしていた化け物と角都が最初に相手していた化け物はどちらもチリになっていたが、麗日が無力化した化け物から化け物を暴走させる機械が発見された。

今回はワープ系の個性のヴィランが原因のため、特に責任問題などは発生しなかった。

残りの試験は後日行われ、芦戸は勝てなかった(・・・・・・・・・)

その時角都は鬼のような形相をして、今にも校長先生の元へ飛び立とうとしていた。




角都は角都自身が思ってるよりもチート。
はっきりわがんだね。
まあぶっちゃけ成長スピードが尋常じゃないからな・・・・・・・
緑谷君の倍も修行期間があったとはいえ、なぁ?


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心臓四十二個目 赤点とった時のショックはきつい

どうも、今回ちょっと短いぞ!
全話数の中で最短だ!


「ヒグッ・・・・皆・・・・・合宿の土産話、楽しみにしてるからね・・・・・ヒッグ」

 

「おのれあのクソネズミ・・・・・・ドウシテクレヨウカ・・・・・・」

 

「お、落ち着いて角都君!」

 

どうも、芦戸さんがクソネズミ(校長先生)に酷い目にあわされ怒り心頭中の角都です。

 

「こうなったらあのネズミの耳に黒い円をつけてネズミーマウスにするしか・・・・・・・」

 

「やめろ角都!そんなことしたら校長先生どころかこの作品が終わる!」

 

しかし、オレの影響で原作とは違い切島君が合格してたから芦戸さんも大丈夫だと思ってたんだがなぁ・・・・・・

 

「そ、それにまだわかんないよ!どんでん返しがあるかもしれないよ!?」

 

「よせ緑谷。そういったら無くなるパターンだ・・・・・」

 

「試験で赤点とったら林間合宿行けず・・・・そしてオレ達は実技クリアならず!

これでもわかんないならお前の成績は猿以下だーーッ!!!」

 

「ギャーーーー!!!??」

 

上鳴君が緑谷君に目つぶしを食らわせる。

 

「せめて奥儀で葬ろう・・・・・・・」

 

「角都君?その構えを解いて欲しいな~、なんて・・・・・・」

 

「明らかに赤点なのが私と上鳴だけってのも精神的にきつい~!」

 

「落ち着けお前ら。わかんねぇのはオレもさ。」

 

お、セロファンが突然話し出す。

 

「いい加減名前を書いてくんねぇかなぁ・・・・・・・

オレは峰田のおかげでクリアできたが、寝てただけだ!」

 

「ていうか麗日さん。

オレ達もよくわかってないよね?」

 

「うん、確かに。追試とか受けてないし。」

 

因みにこの程度のテンションの上げ下げにはもう誰も驚かないよ。

オレの治らない情緒不安定はどうやら小学生時代に会話が欠落しすぎていてしっかりした情緒が形成されていないかららしい。

 

「しかし採点基準が明かされてない以上は「同情するならもうなんか色々くれーーーッ!!」

 

その時、教室の扉が開き相澤先生が入ってくる。

 

「予鈴が鳴ったら席につけー

おはよう。今回の期末テストだが、残念だが赤点が出た。」

 

「先生ー、オレと麗日さんはどうなったんです?

マジでわかんないんですけどー。」

 

「それに関しても説明する。

えー、したがって林間合宿は、」

 

「「・・・・・・・・・」」

 

しばしの沈黙。

そして相澤先生の口で沈黙が破られる。

 

「全員行きます!」

 

「「どんでん返しだーーーーーッ!!!!!」」

 

「行っていいの!?本当に行っていいの!?」

 

「ああ、そうだ。」

 

「やっぱり?」

 

「え?角都、わかってたのか?」

 

「ん?ああまあね。

最初の方で夏休み、皆に休ませるつもりは無いって言ってたろ?

普通の学校での林間合宿なら休ませる道理はないなんて言い方しないからな。

もしや林間合宿は強化合宿で、むしろ赤点の人ほど行った方がいいものなんじゃないのかとは思ってた。」

 

「やっぱ角都の考察すげぇな・・・・・・」

 

「わかってたならなんで言ってくれなかったのォー!?

すっごい怖かったじゃん!!!」

 

「HAHAHA、悪い悪い!」

 

「まあ大方角都の言った通りだ。

合理的虚偽って奴だが、一回も角都を騙せた覚えが無いんだが。」

 

(原作知ってるからなんて言えねぇ・・・・・・・)

 

「筆記での赤点はゼロ。

実技の赤点は芦戸、上鳴、それと瀬呂。

角都と麗日についてはマジの緊急事態に対する迅速な支持と行動。

それらを考えて、合格に値すると学校側は考えた。

今回の試験は我々ヴィラン側は、生徒に勝ち筋を残しつつ、どう課題と向き合わせるかに重きを置いた。

じゃなけりゃ課題云々以前に詰む奴ばかりだろうからな。」

 

 

確かに!

手加減があったしな!

 

「本気で叩き潰すとおっしゃっていたのに・・・・・」

 

尾白君!君、オレのリア友の推しキャラだったぞ!

良かったな!

 

「追い込むためさ。

角都が言った通り林間合宿は強化合宿だ。

ていうか角都が言ったまんまだ。

もうお前野に放っていいんじゃないか?

ま、合理的虚偽ってやつだ!」

 

「またしてもやられた・・・・・・さすが雄英・・・・・」

 

あ、なんか飯田君がプルプルしてる。

 

「しかし!そう二度も虚偽を重ねられると信頼に揺らぎが生まれるかと!」

 

「わー、水差す飯田君。」

 

「確かにな、省みるよ。」

 

「退かぬ!媚びぬ!省みぬぅ!」

 

因みに上のは切島君のセリフだ。

切島君のサウザー化が半端ないな。

 

「ただ全部嘘ってわけじゃない。

赤点は赤点だ・・・・・・」

 

あ(察し)

 

「お前らには別途に補修時間を設けてる。

ぶっちゃけ学校での補修時間よりきついからな。」

 

「「「ズ~ン・・・・・・・」」」




特に何も言うまい・・・・・・
じゃあ何も書くなっつうことだよな!この後書きの欄に!


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心臓四十三個目 ヒロインがヒロインしてる・・・・・

はい、今回ヒロインがヒロインします。


「一週間の強化合宿か!」

 

「結構な大荷物になるね。」

 

「自作の拳銃、持ってった方がいいかな?」

 

「「!?」」

 

どうも、林間合宿を楽しみにしたいけどヴィランの襲撃を知ってるから楽しみにできない角都です。

(´Д`)ハァ…

 

「オレ、水着とか持ってねぇよ。色々買わねぇとな。」

 

「暗視ゴーグル!」

 

「ああ、暗視ゴーグルなら五個ほど持ってるよ。」

 

「!?」

 

「お前は軍人かなんかか!」

 

「角都、興味が沸いたものは基本何でも作るからな。

この前パンジャンドラム貰った。」

 

※パンジャンドラムとは。第二次世界大戦時に作られたイギリスの産廃兵器。英国面。

 

「よく変態に技術を与えた結果がこれだよ!って言われるらしいよ。」

 

「幼馴染の知恵・・・・・・」

 

「ねえねえ!皆何か買うならさ!」

 

お、葉隠さんだ。

・・・・・・・もしかして初登場か?

 

「テスト開けってことだし、A組皆で買い物行こうよ!!(ニコッ」

 

「ん~、非常に表情差分がわかりづらい!」

 

「あくまでわかりづらいだけなんだ!?」

 

「ここのところの作者は角都をどうしたいんだ・・・・・・」

 

オレにも作者にもわからん!

それとこんなにメタネタを連呼するSSは少なくとも作者は見た事がない!

 

「まあでも行こうぜ!何気にこういうの初だし!」

 

「私楽しみ!!」

 

「爆豪も来いよ!」 

 

「行くかんなもん!」

 

「えー、いいの~?爆豪、交友関係で言ったら緑谷君に負けて「負けてねぇわカス!!オレも行って証明したるわ!!!」

 

 

 

 

 

 

 

はい、当日~

まあ特になんもなかったしな!

 

「ショッピングモールキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!ぶじぽgじおいおfsm;ごgjぺgじ!!!」

 

「落ち着け角都!」

 

これが落ち着いていられぎjひghxl;ろうyj!!!

 

「お!あれ雄英じゃね!」

 

「角都さんもいるぞ!!」

 

「私たち異形型の星!」

 

『ワー!!!キャー!!!』

 

「もう既に大人気だな!」

 

「やったぜ。」

 

嬉しい!

 

「よし!フライングパンケーキを作るための材料を買おう!」

 

※フライングパンケーキとは。別に産廃兵器ではないのだが予算とか諸々のせいで廃棄された可哀そうな戦闘機。

 

「角都の技術力は何なんだ・・・・・・」

 

「もうお前サポート課でいいだろ!」

 

「HAHAHA!この前発目さんに協力を煽られたよ!」

 

HAHAHAHAHAHAHAHAHAHA!!!

 

「えー、皆目的がバラけてるみたいだし、いったん解散して自由行動にすっか!

三時にここ集合な!」

 

「酸性ー!!(誤字じゃないよ!)」 『賛成ー!!』

 

「おい待て誰だ今酸性って言った奴。」

 

「僕だ!」

 

「ブルーノ、お前だったのか!」

 

因みにオレだ。

 

 

 

 

 

 

「では行くぞ三人とも!適当に必要そうなのを物色するぞ!

因みにさっき言ったフライングパンケーキは冗談だからな!」

 

「マジ?」

 

「てっきり本当かと思ってたぜ!」

 

「さすがに作れるわけないだろカス共。」

 

「そんな言い方無いだろ爆豪!折角の買い物だし!」

 

「切島の言う通りだよー!爆豪派遣とかがあるからって他にも目を向けないとダメだよ!」

 

「そうだそうだ!」

 

「うっせえカス!!!」

 

プークスクスww

 

「よし、まずは水着買うか。」

 

「・・・・・・・相変わらずテンションの上げ下げが激しい奴だな。」

 

「おお!クソを下水で煮込んだような性格の奴と変な跳ね返り方をするボールのような性格の奴の2ショット!」

 

「クラスの実力者の性格が色々酷いね。」

 

「しかし、ここで一つ問題がある。」

 

「え?ただ水着買うだけじゃん。」

 

「いや、よく考えてほしい。一人だけ女子。

水着を売ってる棚が違う。

一人だけ別行動に・・・・・・?」

 

「「ハッ!?」」

 

「・・・・・・・・いや、別にそんぐらいいだろ。」

 

唯一のツッコミ頑張れ!

 

 

 

 

 

 

 

「さて、次は何を買おう!?」

 

「作者が思いつかない!」

 

「よろしい、ならばカットだ!」

 

「お前らメタいネタはいい加減にしろ!

読者も飽きるだろうがカス!」

 

「すっかり爆豪が保護者だね。」

 

 

 

 

 

 

「さて、次は何を買う!?」

 

「あー、そのことなんだが・・・・・・・・お恥ずかしながらちょっと切島君と爆豪は席を外してもらえないだろうか?

芦戸さんと二人で話がしたい。」

 

「え?私?」

 

「あっ?なんでオレがそんなこと「まあ待て爆豪。作者がやったことのない魔境に身を投げるんだ。そっとしておいてやれ。」

 

「ありがとう、後でアイスでも奢るよ。」

 

 

 

 

 

 

ふむ・・・・・・角都が私に話?

何だろ・・・・・・私だけ実技に合格できなかったことかな?

でもそれなら二人を退場させなくてもいいのに・・・・・・・

 

「えと、話についてなんだが・・・・・・・えと、その~・・・・・・」

 

「?」

 

角都が言いよどんでる?一体どうしたんだろ?

心なしか顔が赤い。

 

「その・・・・・・・髪飾りを、上げようと・・・・・・・ああ!

もっとはっきり言うんだオレ!

と、いうわけで、この髪飾りを芦戸さんに。」

 

そういって角都は黒い花の髪飾りを取り出す。

ああ、プレゼントだったのか。

 

「でも、それって二人を退場させる必要あったの?」

 

「あ、ああ。なんだかんだでこういうオシャレに関するプレゼントは初めてだからな・・・・・・うん。

ちょっと、気恥ずかしくて・・・・・・・」

 

「フフッ、ピュアだねー、角都。」

 

「だって初めてのことは緊張するだろ?」

 

そして角都は左手で髪を押さえ、右手で花の髪飾りをつける。

そしてじっ、と綺麗な瞳で見つめる。

 

「うん、やっぱ似合ってるね。可愛い(・・・)。」

 

「ファッ!?フェッ!?い、今なんて!?!」

 

顔が熱くなる。

可愛い!?可愛いって言った!?

 

「え・・・・?どうした?急に顔赤くして。

可愛いって言っただけだよ?

しかし、似合っててよかったよかった。

芦戸さんのために(・・・)買ってよかった。」

 

「ウウェッ!!?」

 

またもや顔が熱くなる。

何!?何この急かつ連続で畳みかけてくる感じ!?

 

「うん、一段と(・・・)可愛くなってよかった。」

 

「ウワアアアアアアア!!!!???」

 

またまた顔が熱くなり、咄嗟に駆け出す。

いっ、いいいいいいいつももかわいいって思ってたの!?

一段とってことはそういうこと!?

何!?褒め殺し!?

やめて!それ以上私を刺激しないでええええええ!!!

 

 

 

 

 

 

「え・・・・・・?なんか変なことした・・・・・?」

 

ただ似合っててよかったっていう話だったのに。

ふむ、後で謝んないとな・・・・・・

 

「・・・・・・・ん?あれは・・・・・・緑谷君?」

 

それと、すぐ近くにいるあいつは・・・・・・死柄木か。

よし、行くか!

 

「よ!緑谷君!」

 

「あ・・・・・角都君・・・・」

 

「ああ!連れがいたのか!」

 

よく思うがこいつ、演技力あるよな。

 

「中々演技がうまいようだな?死柄木さん?」

 

「・・・・・・・へー、よく気付いたな?

言っておくが変な動きはすんなよ?」

 

そういう死柄木の手は緑谷君の首を掴んでる。

 

「友人のふりをしろ・・・・・・」

 

「ああわかった。

死柄木じゃん!久しぶりだなー!」

 

「え・・・・・?」

 

「この前手紙くれたじゃん?

あれ、超うれしかったよー(棒読み」

 

(待て待て!こいつ、演技力高すぎだろ!?)

 

(死柄木弔もすごいけど角都君はもっとだ!

この状況でここまで愉快に話せるなんて!)

 

「そういえば仕事はうまくいってる?

最近企業おこしたそうじゃ~ん!

ずっと不安だったんだお~。

潰れろ!!」

 

(こいつ・・・・・・・・いつかに教室をのぞき見した時と同じテンションだ・・・・・)

 

(まさか角都君・・・・・・・)

 

((素!?))

 

こうしてヒーローとヴィランに混乱を残して、この事件は収束した。

あ、原作みたいな終わり方であってこれで終わったわけじゃないぞ?




しかし、43話目にしてようやくフラグが立つか・・・・・・遅いな。
ていうか相思相愛なのは確定的明らか!
末永く爆発しろ。


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心臓四十四個目 水の上を走る。

「おい、何の用だクソカスとも?」

 

「私は知らん・・・・・連れてこられただけだし?」

 

「切島君?」

 

「え?・・・・オレ?」

 

「よそよそしくすんなカス!!」

 

どうも、緑谷君からプールのお誘いを受け、爆豪を誘いに来た角都です。

 

「さて、冗談はこのくらいにして、プール行こうぜ!」

 

「あ?やなこっ「負けるのが恐いの?」・・・・・・・あ?」

 

「いやー、だってさ?高校生がそろってプールに行ったら競争の一つや二つするだろう。

それで負けるのが恐いの?」

 

「んなわけあるかカス!!」

 

「じゃあ証明してよ。」

 

「分かったよ!オレも行って証明したるわクソが!!」

 

チョロい。

 

 

 

 

 

 

 

「と、いうわけで遅れた。」

 

「ああ、なるほど。」

 

はいはい道中はカット安定。

何やら爆豪は色んな人と張り合おうとしてるみたい。

 

「お前もだ!!角都!!水泳だろうとオレの方が上だ!!!」

 

「フッフッフ・・・・・・・」

 

「何笑ってやがんだコラァ!!!」

 

「キャキャンと吠えおる・・・・・・もう勝負はついているのにな!」

 

「なんだとコラァ!!!」

 

「マジで!?やっぱ角都、泳ぎも行けんのか!?」

 

「いや、オレは泳げない。」

 

「・・・・・・・・は?」

 

『ハアアアアアアア!?!?!?』

 

「ああ、そういや中学の時も泳げてなかったな。」

 

「いやね?口が裂けてるせいかな・・・・・・・息継ぎの時に口の中に水が入って『ガボォッ!?』てなっちゃんだよね。

ε- (´ー`*)フッ、これでまだ張り合おうというのか?爆発さん太郎?」ニヤニヤ

 

なぜかドヤ顔の角都、意味がわからない。

 

「・・・・・・確かに泳げる奴と泳げない奴じゃあ張り合うまでもねぇな。」

 

「その通りだバーカバーカ!」

 

「なんでお前は偉そうなんだクソ触手!!」

 

「すっかり爆豪と角都のコンビが確定してんなぁ・・・・・・・」

 

HAHAHA!それほどでも~

 

 

 

 

 

 

 

 

「死ぬ・・・・・・心臓が潰れてしまう・・・・・・」

 

どうも、体力強化の名目通りにしてたら死にかけてる角都です。

ましゃかこげなことで死にかけることがあるとは・・・・・・・・

 

「角都君!君は少々息継ぎが難しい体であるため、このくらいにしておく!」

 

「あ、ありがとう・・・・・・非常口さん・・・・・」

 

「というわけで!男子で誰が一番50m泳げるか、競争しようじゃないか!!」

 

「オーッ!」

 

「おもしろそう!」

 

「おい待て、何がというわけでだ。こちとら死にかけてるんだぞ?」

 

「実は爆豪君の緑谷君に対する言葉から、訓練ばかりじゃダメだと悟った!

まあ時間的に今からやらないと間に合いそうにないっていうのが本音だ。」

 

「足のエンジンの穴に触手を詰めてやろうか・・・・・・

いいぜおもしろそう!やるやるー!!」

 

なんか最近とあるヴィランと言動が似てきてるきがする・・・・・・

 

「よし、決定だ!」

 

「飯田さん!私たちもお手伝いしますわ!」

 

「ありがとう!」

 

「おお!女子陣営!(水着が目に入る)→(顔が赤くなる)→(そっぽを向く)」

 

「角都、スク水でもダメなのか・・・・・・・」

 

「こいつ子作りとかできないんじゃね!?」

 

だ、だって・・・・・・・

 

「個性は?使っていいの?」

 

「もちろん!学校内だからOKなはずだ!

ただし!人や建物に被害が無いようにな!」

 

「そうだぞ!(爆豪を指差す)」

 

「指差してんじゃねぇよクソが!!

角都だろうがデクだろうが半分野郎だろうがぶっ潰してやる!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

よし、オレの番!

因みに爆豪と切島君が相手です。

え?他の二人?

セロファンと砂糖ドーピングマン。「「ちゃんと名前で呼べ!」」

しかし、どうするか・・・・・・・なんか空飛ぶのはズルみたいでやなんだよなぁ。

ピン!閃いた!

 

「位置について!よ~い、ピッ!」

 

「「トウッ!」」

 

「あ!切島と角都が!プールのうき(・・)の上を走ってる!」

 

「ムッ!切島君と被った!」

 

「クッソ~、負けねぇぞ!!」

 

「イライラ」←空飛んでて一位なのになんか目立ててない。

 

そして時は流れ・・・・・・・

 

「フンッ!」

 

「まだまだぁ!!」

 

なぜかオレと切島君はうきの上で殴り合っていた。

 

「相変わらずいいパンチだな角都!!」

 

「オレの身体能力についてきてるそっちもスゲェよ!」

 

「・・・・・・・・ん?実は切島さんの身体能力って・・・・・・・」

 

「あー、多分環境のせいかも。」

 

「芦戸さん、どういうことですの?」

 

「角都は多分水に落ちることをちょっと恐怖しちゃって奥手になっちゃってるんだと思う。

さっき死にかけてたし。

まあそれでもついていけてる切島の身体能力はすごいよ。」

 

そう、当然うきの上で止まることなんてできない。

だから常に動いていなければいけないのだ。

うきが沈まないうちに。

そんな環境の中格闘してる二人の身体能力はもう大分人間やめてる。

 

「さらに言えばうきとうきを時々移動してるんだよね。

それでなお格闘できてる。」

 

「角都さんの影に隠れがちですが、切島さんも大分すごいのですね。」

 

「んー、でもあれぐらいなら私でもできそう。」

 

『!?』

 

芦戸、切島の身体能力はもう既に原作を超えていることも、角都が原因ということも、もはや言う必要はない。

 

 

 

 

 

 

「いやー、残念だったね!」

 

結局あの後、飯田君にストップ入れられて勝敗がつかなかったのだ。

そして上位三人が決勝戦をしようとしていたところで相澤先生からストップが入り、終わりとなった。

 

「チッ、余計なことしやがって」

 

今は爆豪といつもの三人で家に帰ろうとしてます。

 

「まあまあ、いいじゃないか。」

 

「ていうかお前らは何バカみたいに身体能力高いんだカス!!

絶対オレの前だろうが横に立つことも許さねぇ!!!」

 

「え?爆豪、さっき二人がやってたのできないの?」

 

「でも爆豪は反射神経がキモいぐらいあるし、殴り合いになったら勝てっかなぁ?」

 

「オレにお前が勝てるわけねぇだろクソ髪ィ!!」

 

「まあ落ち着けよ爆豪。

そういや最近美味しい中華料理店見つけたんだけど、行く?

激辛もあるよ?」

 

「オレは行くぜ!」

 

「私もー!!」

 

「・・・・・・・・チッ」

 

この後、爆豪はキモイくらい辛い物をキモイぐらい食ってた。




いやはや、どうしてこうなった?
二人の身体能力が角都レベルに・・・・・・・
爆豪がかませ犬に・・・・・・・


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心臓四十五個目 ん~、キャラ崩壊!

今回、爆豪がちょっとキャラ崩壊しちゃいました・・・・・・・
ss書いてると良くある、あるよね?


どうも、角都です。

今は林間合宿の土地にバスでむかっています。

 

「イエエエエエエエイ!!!空っ前絶後のおおおおおおおお!!!

超絶怒涛のヒーローの卵!!!触手は別に愛してないけど、触手に愛された男おおおおおおお!!!

そう、我こ「うっせえカス!!」(´・ω・`)」

 

「本当に角都と爆豪がコンビみたいになってるね。」

 

「ああ!オレは爆豪が友達出来るか心配だったけど良かったぜ!」

 

「お前は親かクソ髪が!!」

 

「HAHAHA!!」

 

「お前ら、そろそろその辺に・・・・・・・(まあどうせ付いたらそんな余裕無くなるしな。)」

 

 

 

 

 

 

 

 

「ついたー!」

 

「いや、ついてないぞ角都。どこだここ?」

 

「少なくともホテルだとかは近くにないよね。」

 

「ああそうだヘアッ!?」

 

何やら黒い車が近くに停まる。

 

「貴様、何者だ!?」

 

「「トウッ!」」

 

あ、ノってくれた。

 

「煌めく眼でロックオン!! 」

 

「キュートにキャットにスティンガー!! 」

 

「「ワイルドワイルド プッシーキャッツ!!!」」

 

「実はここ、何の資料も見ずに記憶だけで書いてるから原作通りかよくわかんないんだよね。」

 

「早速メタい!!」

 

「それじゃあ緑谷君、解説どうぞ。」

 

こっから資料見まーす。

 

「連盟事務所を構える四人一組のヒーロー集団!!!

主に山岳地帯の救助活動をしていて今年でキャリアが12年にもな「心は18ィ!!」

 

 

ピクシーボブさんが緑谷君の顔面を勢いよく掴む。

 

(必死かよ・・・・・・・)

 

「心は?」ギラッ

 

「じゅ、18・・・・・・・・」

 

「おいおい、冗談は年齢だけにしてくれよボブ~ウゴッ!?」

 

オレも殴られる。

 

「な!?」

 

「角都に!!」

 

「一発・・・・・・・」

 

「食らわせただと!!?」

 

「え?」

 

「こんなスゴイ人達がオレ達を指導してくれるのか・・・・・・・」ゴクリ

 

「ん?ちょ、え?」

 

そして困惑するピクシーさん。

まあオレの実力はまだプロレベルを越してるけどヒーローランキングNO.10に入れるかどうかは怪しいところ。

プッシーキャッツ4人がかりで来られたら勝てる確率はごぶごぶよりちょっと上かな?

わからん!

 

「そういや相澤先生、質問!」

 

「ん?なんだ角都?」

 

「遠くに何やら宿泊施設っぽいのが見えるんですけど、目的地があそこならどう考えてもここでは停まらないと思うんですけど。

もしかしてあそこまで地力で行けとかそんなん?

いやー、さすがに雄英といえどさすがにそんなことは「よくわかったな、角都。」・・・・・・・・」

 

無言でグライダーモード。

 

「角都君の言う通り、あんたらの宿泊施設はあの山のふもとよ!」

 

「遠い!」

 

「あの、さっきから角都がグライダーモード状態でクラウチングの如く体を傾けてるんですけど・・・・・・」

 

「・・・・・・・・」

 

「喋れよ!さっきはあんなに喋ってたじゃねぇか!!不安になるだろ!!」

 

「今は午前9時30分。」

 

「お、おい、まさか・・・・・・・・」

 

「バス、戻ろうぜ・・・・・・」

 

「速ければ~・・・・・12時前後かし「一足お先!!」

 

オレは飛び立つ。

 

「あ!コラ待てクソ触手!!」

 

爆豪も飛び立つ。

 

「あ!空飛べる組ズリィぞ!!!」

 

いやだー!!後ろは振り返りたくない!!

そしてちょっとした後、後方から土砂崩れの音と悲鳴が聞こえる。

すまない・・・・・・グライダーモードは1人用なんだ・・・・・・・すまない・・・・・

 

「オレの前を飛ぶんじゃねえクソ触手があああああああ!!!!」

 

「お前はなんでそうオレが飛ぶたびに因縁つけてくんだよ!!?」

 

「死ねぇ!!」

 

「アブねっ!テメコラ攻撃してくんな!!」

 

「「ギャーギャー!!!」」

 

と、その時、何やら羽ばたくような音が聞こえる。

爆豪もそれに気づいたようだ。

 

「・・・・・・・なあ、爆豪、この音って・・・・・・・」

 

「・・・・・・・・」

 

その音は下から聞こえてくる。

オレと爆豪はほぼ同時に下を向く。

そこには大口を開けた土色のドラゴンがこちらに向かっていた。

 

「おいクソ触手!!お前電気かなんかで何とかしろ!!」

 

「無理だ!前方、横、後ろとかならできるが下向きだとバランス崩れるんだよ!!

仮面は背中についてて背中は上だ!下に向けるとき重心が傾くんだよ!!

お前こそ爆破で何とかしろ!!お前敵大好きだろ!?」

 

「こちとら射程距離外なんだよあいつ!!

それに射程距離内だとしてもあれだけデカい奴を倒すほどの爆破だとバランス崩れんだよ!!

最悪死ぬんだよ!!」

 

「空飛ばなきゃいいじゃん!

今もなお近づいてんだぞあいつ!!

ゆっくりながら確実に近づいてんだぞ!!」

 

「あんな奴と落下しながらぶつかったら死ぬわ!!

こちとらお前とは違って命は一つしかねぇんだよ!!」

 

「じゃあお前オレの背中に乗れ!!

お前もバランスとってくれんならなんとかなるかもしれん!!」

 

「ああ!?」

 

「早くしろ!!もうすぐそこだ!!しかもその後ろにも何体か控えてる!!」

 

「チッ!」

 

そういって爆豪はオレの背中に飛び乗る。

 

「そんじゃあ近づいてきたら迎撃してくれよ!!!

オレはホテルに向かうから!!」

 

「言われなくてもわかっとるわクソが!!」

 

~相澤先生たち視点~

 

「あ!見てイレイザー!空飛んでる二人組が協力してピクシーボブの魔獣を迎撃してる!

あの二人仲いいんだね~」

 

(あいつら、仲いいというよりライバルじゃなかったか?

ていうか爆豪の性格的によく協力承諾したな?)

 

相澤先生の心に疑問を残した。




~EDトーク~

「いや~、映画公開おめでとう!日本がヒーロー旋風になってるよ!」

今、角都が話してる相手を見る。

「インクレディブルファミリーのみなさん!」

『!?』

(え・・・・・・・?僕じゃないの・・・・・・?)

僕のヒーローアカデミア THE MOVIE 二人の英雄(ヒーロー)、絶賛公開中!


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心臓四十六個目 浩太君、耕太君、公太君、宏太君

タイトルはすべてこうたくんと読みます。
あいつの名前打ちづらいんだよ・・・・・・・


「ふざけんな爆豪!お前空飛んでるときなんも考えずに最大級の爆破しやがって!!」

 

「ああ!?あの程度でバランス崩して墜落しそうになるんなら最初からオレを乗せんなクソカス!!」

 

「最悪バランス崩すのはいいんだよ!でもな!?

オレの足を爆破に巻き込むのはどうなんだろうなぁ!?

足とれかけたじゃねえか!!」

 

どうも、無事宿泊施設に到着した角都です。

今現在爆豪とケンカしてます。

 

「ハッ!自分でもいで敵に投げつけといてよく言うぜ!

すぐに拾えたからいいものの、お前にとって手足なんざどうでもいいってことじゃねぇか!!」

 

「・・・・・・・まぁ、そうなんだけどさ。

でも人巻き込むのどうなん!?結構痛かったぞ!?」

 

「知るか!そんぐらい自分で何とかしろやカス!!」

 

「どうやって何とかすればいいんだよ!!!このザック(中の人ネタ)が!!!」

 

「んだとこのアミバ(中の人ネタ)!!!」

 

「・・・・・・・何やってんだ、あいつら?」

 

「おや、皆到着したようだね。」

 

「いや、もう到着してちょっと立ってるぞ・・・・・・・」

 

「え?『何が後3時間ですかぁ!?』はやった?」

 

「やった。」

 

「・・・・・・・ごめんね?」

 

「ああいや、いいよ別に?ぶっちゃけさほど重要なシーンじゃないしな。」

 

「ていうか二人ともズルい!!勝手に自分達だけ飛んで行っちゃうんだもん!!!」

 

「あー・・・・・・・・実は飛んで行ったこと後悔してる。

なぁ、爆豪?」

 

「・・・・・・・・・・・」

 

「沈黙は肯定ととるぞ。」

 

オレと爆豪にドンヨリとして粘っこい空気が流れる。

 

「皆ー!ご飯だよー!」

 

「ご飯!?イエーイ!!」

 

「安定の情緒不安定。

ていうか二人は結局昼飯食ったの?」

 

「いや、ここに着いたのが大体14時ぐらいだったから・・・・・・・・うん。」

 

 

 

 

 

 

 

 

「美味しい!!米美味しい!!」ガツガツ

 

「心にしみわたる、ランチラッシュに匹敵する粒立ち!!!ずっと噛んでいたい!!!」ガツガツ

 

「・・・・・・・・」モグモグ

 

「か、角都が黙って何も言わずに食べてる・・・・・・・・」

 

「シュール!」

 

「・・・・・・・・・土鍋か・・・・・・」モグモグ

 

「ドナヴェ!!?」

 

「土鍋ですか!?」

 

「う、うん。(皆、空腹でテンションがおかしくなってる・・・・・・・)

まあ面倒見れるのは今日限りだしね、沢山食べな!!」

 

「・・・・・・・・ボブさんはきっと、嫁にしたいタイプ・・・・・・・」モグモグ

 

「も~!そんな褒めなくても~!!」

 

「でも結婚できてないことから恐らく好みのタイプが結構わがままで最終的に結婚できないタイ「ふんぬっ!!」ギャアアアア!!!?」

 

「またしても角都に一発食らわせた!?」

 

「接近戦のご指導をお願いいたします。」ペコリ

 

「え?」

 

 

 

 

 

 

 

「風呂!温泉!」

 

どうも、入浴ナウ!

・・・・・・・・・・

 

「おい峰田、そんなとこで何して死ねエロブドウ。」

 

「断定が早すぎんだろお前!まあ、間違いじゃないっすけどね・・・・・・・」

 

「み、峰田君・・・・・・?」

 

「今日、男女で入浴時間ずらさないなんて、自己。そう、これは事故なんすよ。」

 

「おい、まさか本気で・・・・・・・・・」

 

「おまえまさか!」

 

「峰田君!先日も言ったが覗きは立派な犯罪行為だ!!

角都君!君の触手で峰田君を拘束したまえ!!」

 

「あいわかった!座苦!!」

 

峰田に向けて座苦を放つ。

 

「おい角都!想像してみろ、この向こうには八百万や麗日、そしてもちろん芦戸の裸が待ってるんだぞ!!」

 

「え・・・・・・?

ブ、ブボブビバビボバブボババババ(む、向こうに芦戸さんの裸が)・・・・・・・」

 

「マズイ!峰田の奴、角都の純真無垢な小学生のような弱弱しいエロス方面の精神を刺激しやがった!!!

角都が自分が水中にいることに気付いてねぇ!!」

 

「今の内だぜ!壁は越えるためにある!!Puls Ultra!!」

 

ベビベブボボベブバブバ(校訓ここで使うな)・・・・・・・・・」

 

「まずは湯舟から出ろ!」

 

峰田はもぎもぎを壁に貼り付け登っていく。

が、しかし、

 

「ヒーロー云々以前に道徳から学びなおせ。」

 

あ、康太、小唄、幸田・・・・・・・・・洸汰くん!(コピペした。マジです。)

 

「このクソガキイイイイイイイイイ!!!!」

 

峰田が水にドボン!ザマァww

 

「洸汰君、ありがとー!!」

 

む!この声は!

あ、そうだ。

 

「見るな、洸汰君。」

 

「え!?いつの間に!?」

 

「とりあえずあっち方向は見るな。君にはまだ早ウッ!?」

 

「うるさい化け物面。明らかにヒーロー目指す奴のヴィジュアルじゃない。」

 

「この小僧・・・・・・・・・人を見かけで判断するのはバカの所業・・・・・・・」

 

い、陰嚢が・・・・・・・・・

 

「そ、そんじゃあオレは湯舟に戻るから・・・・・・・・あ」

 

コケそうになる→体制が崩れる→後ろがちょっと見える→ピンク色の肌。

 

「・・・・・・・・・・」

 

「?」

 

「・・・・・・・・・・」

 

「・・・・・・・あ!き、気絶してる!」

 

『ハァ!?』

 

「と、轟君、爆豪君!すぐに角都君を救助するんだ!!」

 

「ああ!?なんでオレがこの半分野郎とクソ触手助けなきゃなんねぇんだよ!?」

 

「確かに。なぜこの二人かは気になる。」

 

「そうだ!なんでオイラじゃねぇんだよ!!!」

 

「君達二人が最も覗きとかそういうのに興味なさそうだからだ!!」

 

「た、大変だお前ら!角都が前のめりになってきている!!」

 

「速く何とかしろ!チート三人衆同士なんだから!!」

 

 

 

 

 

 

「いやー、メンゴメンゴ。いや、本当に申し訳ないマンダレイさん。」

 

「いや、いいのよ。最近の子、発育いいからねぇ。」

 

いやー、まさかオレが浩太君、耕太君、公太君、買うた君、・・・・・・洸汰君の立場になるとは。

こいつも名前打ちづらいわ!!

 

「いやー、運んでもらって悪いね緑谷君。」

 

「ああ、気にしないで。」

 

「しかし、あのすぐ人の陰嚢を殴る名前がキーボードで打ちづらいマセガキは一体過去に何が?

なんというか、過去にコンプレックスを抱いてる目をしてた。

それと自分の個性にも少々コンプレックスを抱いてる節があるね。」

 

「すごいね、君。いや、ホントに。

あの子の両親、ヒ-ローだったんだけど、ヴィランとの戦いで殉職しちゃって。」

 

「なるほど。大切な両親が死んだにも関わらず、世間は英雄だなんだ讃える。

強い個性の人間は大体ヒーローになるが、その個性のせいで常に危険に立たされるヒーローという職業が無ければ両親は死ななかったし個性が無かったらそもそもヒーローという職はできなかった。

それらが原因でヒーロー、及び個性社会を恨み、その大切で、死んでしまった両親の個性を受け継いだ自身の個性にもコンプレックスを抱いている。」

 

「うん、その通り。確か君も雄英体育祭まで自分の個性にコンプレックスを抱いてたらしいね。」

 

「ええ、だからわかったんです。

と、いうわけで、」

 

緑谷君の肩に手を置く。

 

「あの子のコンプレックスの排除、任せた!」

 

「「・・・・・・・・え?」」

 

「え、今のは君がやるって流れじゃないの?」

 

「そ、そうだよ!角都君の方が向いてるって!」

 

「頑張れ原作主人公!君の方が向いてる!」

 

「え、ええ・・・・・・・・」

 

「原作主人公って、どういう事?」

 

まだメタに侵食されてないマンダレイであった。




今の内にあの子の名前練習しとこ。
功太君、古宇田君、孝多君、河田くん・・・・・・・ん?
もしかして、打てない?


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心臓四十七個目 シリアスだ!シリアスが出たぞ!急げ!

さて、投稿遅れて申し訳ない!!
いやホントにスンマセン!!
オクトパスのヴィラン捕縛の瞬間100選でお許しを!!


「ふわぁ~・・・・・・・・( ˘ω˘)スヤァ」

 

「眠るな角都。」

 

どうも、朝早いのに起こされた角都です。

ね・・・眠い・・・・・・

 

「皆、おはよう。

それじゃあ今日から本格的に強化合宿を始める。

今合宿の目的は全員の強化、それによる仮免の取得。

具体的になりつつある敵意に対する準備。」

 

「あ~・・・・・ファンレター送ってくるレベルで具体的になってきてますしね。」

 

「心して臨むように。

というわけで角都と爆豪!」

 

相澤先生は二つボールを放る。

 

「( ˘ω˘)スヤァ・・・・・・」

 

「寝るなっつってんだろ。爆豪はキャッチしてんだからお前もしろ。」

 

「これ・体力テストの。」

 

「オレのボールはどこだ?」

 

「そこだ。

前回の記録は爆豪は705,2m、角都は203、5mだ。

どんだけ伸びてるかな?まずは角都からだ。」

 

「オォーーッ!成長具合かーッ!」

 

「この三ヶ月色々濃かったからな!

1kmとか行くんじゃねぇの!?」

 

『特に角都!』

 

「なんでオレじゃねぇんだクソが!!」

 

「いったれ角都ー!!」

 

ね、眠い・・・・・・・

ブラックオールマイト状態になり、それ+体力テストの時同様に投石器の感じで投げる。

 

「ンンンンンアアアアアアアア!!!!」

 

『(掛け声こわっ・・・・・・・)』

 

「記録、689、4m。」

 

「お!大分伸びたじゃん!!」

 

「1kmはさすがに無理だったが、前回ので角都以上の記録出してた爆豪はもっと成長期待できんな!」

 

「爆豪・・・・・・次どう( ˘ω˘)スヤァ」

 

「チッ」

 

そうして爆豪は位置につく。

 

「よっこら・・・・・・・くたばれえええええええええええええええええ!!!!」

 

大分ヤバイ掛け声で投げる。

 

(・・・・・・・くたばれ)

 

爆風も大分こっちに来る。

 

「アァーッ!?目に砂がーッ!?」

 

「ちょ!大丈夫角都!?」

 

「そ、そんな事より先生・・・・・爆発さん太郎の記録は・・・・・?」

 

「709,3m。」

 

「な!?」

 

「あれ?角都より全然・・・・・・・・」

 

「入学からおよそ三ヶ月、様々な経験を経て、確かに君らは成長した。

だがそれは、あくまで精神面や技術面。

角都に至っては成長しまくってるが、それも技術面による物だ。

後ちょっとの体力的な成長がメインで、個性(・・)自体はそんなに成長していない。

だから今日から君らの個性を伸ばす!」

 

先生が恐い笑顔になる。

 

「死ぬほどきついがそれでも、死なない(・・・・)ように。」

 

「あの、先生。オレ、人生でもう既に4回ほど死んでるんですが、また死ぬんです?」

 

『(スケールがちげぇ・・・・・・・・・)』

 

 

 

 

 

 

「アンギャアアアアアアアバアアアアアアア!!!」

 

どうも!現在個性を成長させる訓練中の角都です!!

何してるかと聞かれるとですねえ!?

なんか機械で全部の触手引っ張られてんですよ!!

何でも触手の伸縮率と耐久性の強化らしいんすけどね!?

痛いんすよ!ただ楽しくも気持ち悪くもならず、ただただ痛いんすよ!

これなんの拷問!?

 

「痛い痛い!!アイアンメイデンに入った時より痛い!!」

 

「アイアンメイデン入ったことあんのか、お前。」

 

「あ!相澤先生!機械の設定を弱くしたりとかは「ダメだ。」ちくしょう!!!」

 

「まあただひたすらに痛いのはわかる。

鎮痛剤、飲むか?」

 

「飲む!マジでいたいから飲む!!」

 

「じゃあここ置いとくから自分で飲んでくれ。」

 

「イジメか!?なんで来たんすかあんた!?」

 

「ああ、そうだった。本題に移るぞ。

ズバリ聞くが、お前の過去について教えてほしい。」

 

「え・・・・・・・?」

 

「できれば小学生時代。

我々学校側は生徒の肉体、および精神を支える義務がある。

そのために、お前の過去を知るのが合理的と考えたんだが、芦戸も切島も小学生時代酷く孤独だったことしか知らないようでな。

お前、誰にも話してないようだが、話したくないんだったらそれでいい。

オレ自身、心無い質問をしてるのは自覚してる。

どうだ?」

 

「・・・・・・・・・わかりました。

どうせそのうち芦戸さんや切島君にも話そうと思ってましたし、話しましょう。

まずは、なぜ孤独になったかの経緯でも。

人っていうのは個性が発現する前から肌の色で人を差別するような生物です。

そんな生物が肌の色以上に違いが目立つ異形型を差別したのは、まあ、自然だったのかも。

そんなわけで小学生時代、友達がいなかったわけですが、そういった人間は大体時間をかければ他人と打ち解けて友達もできます。」

 

「そこだ。学校側が知りたいのは、なぜそんな精神になるまで友人ができなかったかだ。

お前の両親も詳しくは話さなかった。」

 

「・・・・・・・・オレ、見ての通り恐ろしい顔で生まれました。

そういって人間は何もしなくても悪い噂があるもんです。

もし、それがだれかの勘違いによって噂が事実だと周りの人に捉えられたら?

その本人がいくら違う、間違ってると言っても弁解してくれる人がいなければ誤解は解けません。

だが、弁解してくれる人ができる前にそんな状態に陥ったら・・・・・・・・そいつは約6年間、悪者のレッテルを張られます。

ただでさえ話しかけづらいオレが悪者のレッテル付きだったら、誰も話そうとしません。

教師ですらも自分に話しかけようとしませんでした。

そっからです。オレが追い詰められたのは。」

 

オレは恐らく、今、遠い目をしているだろう。

今思い出しても悲しい過去だった。

 

「そっからは色んな物に手を出しました。

勉強、家事、音楽、チェスや将棋、PC、etc・・・・・・・・あるだけの時間を使い、沢山の技術、知識を身に着けていきました。

誰かに認めてほしくて、自分を見てほしくて・・・・・・・・

しかし、元々見てくれる人が0だったわけですからなんのプラスにもなりませんでした。

オレより頭の悪い人間が褒められる、自分より身体能力の低い奴が凄い凄いともてはやされる、自分よりも様々な面で劣ってる奴がオレよりも友人が多い。

そこに酷く矛盾を感じ、ひたすらに逃げるように、もっといろんな物に手を出しました。

そんで気が付いたら小学校を卒業。

オレの精神はズタボロでした。

それが原因でしっかり形成されていない情緒はさらに不安定になりました。」

 

「・・・・・・・・・そうか」

 

「でも今はいいですよ。

芦戸さんも切島君もいる。自分を見た目で差別しない人が20人もいる!

教師陣も誰一人として自分を避けるようなことはしない。

自分の顔を、触手を、仮面を、縫い目を怖がる人はいない。

あー・・・・・・・いや、B組に一人いるわ。でもトラウマ植え付けちゃったしなー・・・・・・

まあでも、この環境は凄く気に入ってます。

雄英に来てよかった。」

 

「どうやら、学校側が心配するほどでもなかったようだな。

だが、精神面にはしっかり注意しろよ。」

 

「はーい。」

 

「それと帰り際にお前の触手を引っ張ってる機械の出力上げとくわ。余裕そうだし。」

 

「・・・・・・・・え?」

 

「それじゃあ。」

 

「いやああああああああ!?待って!?やめて!?お願いいますやめてええええええええ!!!!」



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心臓四十八個目 ドSヘッド

今回、相澤先生が覚醒します。
ええ、覚醒します(意味深)


「死ぬ・・・・・・・・死んでしまう・・・・・・」

 

「タイヘンダナー、林間合宿タイヘンダナー」

 

「おのれドSヘッド先生!」

 

どうも、触手どころか体の節々が痛い、角都です。

先生怖い・・・・・・・・饅頭より怖い・・・・・・

 

「聞いてた角都?」

 

「あ、ごめん。体の悲鳴で聞こえなかった。なんて?」

 

「体の悲鳴・・・・・・?なんでも私たちでカレー作れってさ。」

 

「なるほど、料理か。」

 

「ああ!世界で一番美味しいカレーを作ろう!」

 

「いいだろう飯田君!オレの悲しい小学生時代から研ぎ澄ませてきた実は後付け設定の料理技術を発揮してやるゼーッ!!」

 

「後付け設定だったの!?」

 

~火起こし~

 

「おーい轟ー!こっちも火ィ頼むわ!」

 

「皆さん!自分でやらないと火のつけ方も覚えられませんわよ!

角都さんを見習ってください!」

 

「・・・・・・・・・」ギコギコ

 

「縄文人のように木と棒を擦り合わせて火を起こしてますわ!

火の属性の心臓持ってますのに!」

 

「多分忘れてるだけだろ。それに、別にいい。」

 

そういって轟は個性で薪に火をつける。

 

「お!オレの方も火、ついたぞ!!!」

 

「スゲェ!!」

 

~野菜の切り分け~

 

「爆豪君意外と包丁の扱い上手!」

 

「ああ!?包丁に上手もクソもねぇだろクソ!!」

 

「HAHAHA!!甘い甘い!その程度で包丁が上手と語るとは、片腹大激痛だ!!」

 

「イラッ)んだとクソカスが!!オレの方が上手いわボケッ!!」

 

爆豪は切り分けのスピードをアップさせる。

 

「まだまだ加速できるぜ!」

 

オレもスピードアップ

 

「まだまだぁ!!!」

 

「遅いわ!!!」

 

「ジョイヤー!!!」

 

「セッカッコー!!!」

 

「凄い!二人の手の動きが見えない!」

 

スピードアップの応酬!しかし・・・・・・・

 

「あ!」

 

「野菜、全部切り終わったな・・・・・・・・」

 

「「・・・・・・・・・・・」」

 

「B組ィ!!!」

 

「野菜渡せぇ!!!」

 

『え!?』

 

~完成!~

 

「美味い!カレー美味い!!」

 

皆がカレーにがっついている。

 

「店とかで出したら微妙かもしれねーけど・・・この状況も相まってうめー!!」

 

「いや!充分店でも出せるレベルじゃね!?」

 

「そういえば・・・・・・・・」

 

「作り方、普通なのに大分美味しいよね?」

 

「そういえば角都、作ってる途中になんか入れてたけど、何入れたの?」

 

「ん?オレの血液。」

 

『ハッ!?』

 

「うそ~☆」

 

『(マジでやりそうなんだよなぁ・・・・・・・・)』

 

「オレが入れたのはチョコだ。

カレーに入れると上手くなるんだ。

ボブさんが持ってたの分けてもらったさ。」

 

「なるほど、それでか。」

 

「そういや、ヤオモモががっついてるのに驚きなんだが。」

 

「私の個性は脂肪を様々な原子に変換して創造するので、沢山蓄えるほど沢山作れるんです。」

 

「ウンコみてぇ!」

 

「ウッ!?」

 

セロファンの一言に、ヤオモモが落ち込む。

 

「「謝れ!!」」

 

「これからお前だけ名前をセロファンって呼ぶぞ!!」

 

「脅迫!?いや、悪かった八百万!」

 

「ん・・・・・・・?脂肪から物作るってことは・・・・・・・・え?

ダイエットいらず?」

 

『!?』

 

この発言に女子陣営が何やら雷に打たれる。

 

「なるほど・・・・・・確かにそれならダイエットになりますわ!」

 

「個性を使うだけでダイエットになるとは・・・・・・・・」

 

「羨ましい!!」

 

「そういえば角都、体重50kgぐらいじゃなかった?」

 

「ああ、身長180あるんだけどなぁ・・・・・・・」

 

「羨ましい!!」

 

 

 

 

 

 

「おいお前ら、わかってるな?」

 

「ああ、もちろんだ。我ら高校生が林間合宿でやることと言ったら・・・・・・・・・」

 

「枕投げだああああああああ!!!!」

 

どうも、今現在、寝室です。

 

「待て!」

 

「ん?どうした角都?」

 

「枕投げの前にやることがあるだろう・・・・・・・・そう!

恋バナだ!」

 

『スッ(布団の上にうつ伏せになる。)』

 

「さて、皆、好きな人とかいる?

語り合おうぜ!!」

 

オレの発言に続く者はいない。

 

「・・・・・・・・まさか、全員好きな人とかいない?」

 

『コクリ』←数人ウソついてます。誰かは予想してみよう!

 

「・・・・・・・・枕投げだああああああああ!!!!」

 

『イエエエエエエエエエ!!!』

 

こうして夜は更けていく・・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

「ふわぁ~・・・・・・・・」

 

どうも、座学が長引いてすごく眠い芦戸です。

速く寝たい・・・・・・・

上鳴は私より早く終わってた。羨ましい。

 

「あれ?芦戸さん?」

 

「ん~・・・・・・ああ、角都か。どうしたの?」

 

「いや、そっちがどうしたの?夜這い?」

 

「・・・・・・・・・・ん?よばい?」

 

「こっちは男子部屋で、女子部屋は反対方向だよ?」

 

「・・・・・・・・・マジか。」

 

方向間違えたかぁ・・・・・・・・

 

「そういう角都は何故ここに?」

 

「(何故・・・・・?作者が芦戸さんのキャラの方向性を変えたのか?)オレはちょっと催してね。」

 

「ふ~ん・・・・・・・そうだ!髪飾り!」

 

「髪飾り?それがどうした?」

 

「いや、あの時にお礼言ってないなって思って。

ありがとう。大事にするね。」

 

「うん、そういってもらえるとありがたい。それじゃあそろそろ。」

 

「うん、相澤先生に見つかったらヤバいしね。」

 

そうして別れる。

何やら後ろから相澤先生の声がしたけど気にしない気にしない。

 

 

 

 

 

 

 

 

「次からトイレは消灯前に済ませろ。」

 

「はい・・・・・・・・すんません・・・・・・・」

 

3日目!昨日見つかっちゃったさ・・・・・・・・

 

「罰としてちょいと機械の出力上げるぞ。」

 

「え!?ちょっと待ってくださいやめてくださいあなたこのままじゃドSキャラが定着しますよ!!?

いいんですか!!?」

 

「いいよ、別に。」

 

「アンギャアアアアアアアバアアアアアアア!!!!」

 

 

 

 

 

 

「・・・・・・・・・・」

 

「か・・角都がとうとう喋らなくなった・・・・・・・」

 

「これがドSヘッドの実力・・・・・・・」

 

「見ろ!相澤先生の顔!!」

 

「(見たこともないほど満足気な顔)」

 

「どうやらSの方面に目覚めたらしい!!

速く逃げろ!遊び道具にされるぞ!!」

 

この後肉じゃが作って食べたさ。

今後の事考えながら食べてたらなんか肉じゃがが突然しょっぱくなったさ。




ま、まあさすがに限度は守るでしょう。仮にも教師だし?
・・・・・・・・・怖くなってきた。


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心臓四十九個目 野生のヴィランが飛び出してきた!

イエエエエイ!!書くことが無い!!


「さて、腹も膨れた。皿も洗った。」

 

「膀胱内も洗った。」

 

どうも、角都です。

3日目の夜、何が起こるか・・・・・・・・わかるよね?

 

「お次は・・・・・・・」

 

「肝を試す時間だー!!」

 

「イエーーーーーーー!!!」

 

「えー、その前に大変心苦しいが、補修連中はこれからオレと補修時間だ。」

 

「ウソだろ!?」

 

「おい皆逃げろ!なんか相澤先生超笑ってるぞ!!」

 

「たっぷり虐め・・・・・・調きょ・・・・・・指導してやるよ。」

 

「今虐めるって言おうとした!調教とも言おうとした!助けて角都!!」

 

「すまない芦戸さん・・・・・・・どうしても生徒と教師では権限が違いすぎるんだ・・・・・・・」

 

その後、補修組は悲鳴を上げながら連れていかれた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はい、というわけで脅かす側の選考はB組、A組は2人1組で3分おきに出発ね!」

 

「ルートの真ん中に名前があるからそれを持って帰ること!」

 

「闇の狂宴」

 

約束された勝利の剣(エクスカリバー)

 

王の財宝(ゲートオブバビロン)

 

「ゲイ♂ジャルグ」

 

「おいやめろ。」

 

何だこの常闇君から始まった中二病合戦。

 

「脅かす側は、直接接触禁止で個性を使った脅かしネタを披露するよ!」

 

「創意工夫で、より多くの人数を失禁させたクラスが勝者だ!!!」

 

「やめてください、汚い。」

 

「そうだ!おしっこはそこのエロブドウでも管轄外なんだぞ!」

 

「あー・・・・・・ん~・・・・・」

 

「おい待て!どうやら悩みどころらしい!」

 

「悩むラインなの!?」

 

もう救えないなこのエロブドウ。

お前はもう土にかえれ。

 

「なるほど!

競争させることでアイデア推敲させその結果個性にさらなる幅が生まれるというわけか!

さすが雄英!!!!」

 

「使いやすい人だな~・・・・・・・・」

 

「ペアはくじで決めるよ!!!」

 

くじの結果、オレと切島君は一緒になった!

 

「イエイ!!」

 

「オレ達ズッ友!!!」

 

「ここに芦戸さんがいれば・・・・・・・・」

 

「グッ・・・・・・・きっと今頃ドSヘッドの鬼畜授業を・・・・・・・・」

 

「いいな~・・・・・・あのペア、仲いい人と組めてる・・・・・・・」

 

あ、緑谷君。

原作通り一人か。

 

「まあ、災難だな!!!」

 

「グハッ!!」

 

「緑谷が血を吐いた!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

あー、早く肝試ししたいなー。

なんで最後の方なんだよ。

・・・・・・・・・・ヴィランが来る前に、肝試ししたいな(´;ω;`)

 

「じゃあ5組目…ケロケロキティにウララカキティGO!!」

 

あー・・・・・・多分もうちょっとだろうな・・・・・・・・

その時、何かが見えた。

 

「・・・・・・・・?」

 

何だ今の?光が反射したのか?

しかし、何が?

・・・・・・・・・そういやマグネとかいうヴィラン、金属っぽいアイテム持ってたよね。

 

「・・・・・・・・・・・」

 

その瞬間、体が何か光ったものの方向へ引っ張られる。

 

「!?」

 

それも結構な力だ。

 

「切島君!!」

 

「え!?どうした角都!?」

 

「ひ、引っ張られる!!!す、すぐにワイプシに伝えて!!!」

 

「お、おう!ワイプシってプッシーキャッツの事だよな!?よし!」

 

「うおおおおおおおおおおおお!!!!」

 

クソッ!なんやねん突然!

原作じゃ確かボブさんだったろ!!

 

「クソがっ!!そこか!拡散偽暗!!!」

 

偽暗を拡散させた特急必殺技!

後々名前はつけます。

磁力はとけた。・・・・・・・・でも、

 

「手応えナッシング!・・・・・・・躱したな?」

 

「あら~、不意打ちなら音もなく掻っ攫えると思ったんだけど。」

 

「当たり前だ!なんてったってあの人が英雄と認めた奴だ!

本来こっち側に勧誘したりしたくないんだけどな・・・・・・・・・」

 

「しかし、本当に優秀ね。トップとスポンサーが欲しがるわけだわ。」

 

何やらステ・・・・・変態ストーカーのコスプレをした異形トカゲと、明らかにオカマな人。

その二人が森の暗闇から出てきた。

 

「それじゃあスピナー、捕縛するわよ。」

 

「おい、確か、まずは口で勧誘しろって言ってなかったか?」

 

「あら?結構ノリ気なの?」

 

「そんなわけねぇだろ!!未来の英雄に怪我させたくないだけだ!!」

 

「・・・・・・・・あー、お話し中すみません。」

 

「ん?どうしたの?もしかして、一緒に来るのかしら?」

 

「いや、違うけど・・・・・・・ワイプシ、来ちゃいましたよ?」

 

オレの後ろに並ぶワイプシの3人。

 

「ちょっとどうすんのよ!数が相手の方が有利だからってバレないように、それが無理でも迅速に角都君と爆豪君を拉致しようって言ってたのあんたじゃない!!」

 

「聞きましたね!マンダレイさん!奴らのターゲットはオレと爆豪だ!この敷地にいる全員にそのことを伝えてください!!!」

 

「わかったわ!」

 

「「あ」」

 

「ちょっと!ターゲットまでバレたじゃない!」

 

「いや、今のは完全にマク姉のせいじゃねぇか!!」

 

何やら口論を続けているな。

そして奴の目的はオレ・・・・・・・

 

「よし、逃げるんだよおおおおおーーーーーーーッ!!!」

 

逃げるが勝ちだ!

 

「あ、待てよ角都!」

 

「おお!ついてくるか切島君!」

 

「ピクシーボブ!あの二人についていってやるんだ!!」

 

おや、ボブさんも来るか。

 

「あ!おい待て未来の英雄!!」

 

「まあいいじゃないスピナー。

あっちの方向にはあいつ(・・・)がいるんだし。」

 

「それがヤバイんだ!あいつ(・・・)は、オレ達の中で最もヤバイ奴だ!!

なんだったら血狂いと出会った方がマシだ!!」

 

ん?あいつ?

しかも血狂いマスキュラーの方がマシ?

ああ、血狂いマスキュラーっていうのは人殺しを楽しんでやってるクレイジー野郎だ。

そいつの方がマシか・・・・・・・・・どんな奴だ?

オレは森に向け走っていく。

その向こうには死神(・・)がいるとは知らずに。




そういえば、この作品は2~3日に一回投稿してる。
原作ヒロアカは1週間に一回話が書かれる。
つまり、そのうち原作を追い越す!!!


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心臓五十個目 シリアス?知らない子ですね

記念すべき心臓五十個目!!
そして難産・・・・・・・・・意味の分からない仕上がりとなってます。


「勝ち取りたい!物もない!無欲なバカにはなれない!」

 

「待てよ角都!!」

 

「ちょ・・・・待って・・・・・二人とも・・・・足はや・・・・・・」

 

どうも、勝ち取りたいものもなければ無欲なバカにもなれない角都です。

今はひたすらマグネから逃げています。

やーいザマァザマァ!!

誰がお前らヴィランの言いなりになるか!

オレを誘拐したくば軍隊連れてこい!

 

「おい、お前ら。ジャシン教に「イヤアアアアアホオオオオオオオ!!!」あ!おいちょっと待て!!」

 

ん?今誰かとすれ違った?

 

「おい!そこの角都とかいうガキ!!ちょっと止まれ!!!」

 

「はい」

 

「止まるんかい!!」

 

しかし・・・・・・・誰だこいつ?

白髪オールバックでジーパンに革ジャン姿で、片手には赤い鎌を持っている。

・・・・・・・・あれー?なんかNARUTOで角都さんとコンビ組んでた人とそっくりだぞ~?

 

「ハァ・・・・・・ハァ・・・・・・やっと追いついた・・・・」

 

「まったく、ちょっとは速度落としてくれよ角都。

・・・・・・・?その人は?」

 

「オレも知らん!誰だお前?」

 

どう見ても飛段な人に問いかける。

 

「ふん!そう安々と自分の事を敵が話すとでも?

オレの名は呪崎(のろいざき)飛段!角都、お前を拉致しにきたヴィランさ!!」

 

「「「名乗るんかい!」」」

 

「おい角都さんよぉ・・・・・・おとなしく拉致られてくんねぇか?

そうすれば身の安全を保障してやるぜ?」

 

「断る!!」

 

「二人とも下がって!ヴィランなら私が相手する!」

 

ピクシーボブさんが前に出る。

でもあんた・・・・・・・

 

「相手、明らかに近接系ですよ?この距離なら相手の方が有利ですけど・・・・・・

さらに言えばあんた、息切れしてるじゃないですか。」

 

「あんたのせいだよ!!」

 

「そうそう、さっさとジャシン教に入るのが身のためだ!」

 

・・・・・・・・はいこれ飛段確定ー!!

心臓零個目で出てきた神様マジで許しませんー!

 

「なあ、ジャシン教ってなんだ?」

 

「ん?興味があるのか赤髪君!!」

 

「え?」

 

「まあとりあえずここに座れよ。」

 

そういって飛段は岩に腰かけ、隣をポンポンと叩く。

 

「座るとでも?いくらゴリ押しばかりしてるオレだからってそんなことはしねぇぜ!!

失礼します。」

 

「「座るんかい!!」」

 

「いや、これはシャレになんないからやめとけ。」

 

「おう、さすがにわかってる。」

 

「ジャシン教っていうのはだな・・・・・・・」

 

(勝手に語りだした・・・・・・・・)

 

「『汝、隣人を殺戮せよ』が教義でな?」

 

(大分ヤバイ奴じゃん・・・・・・・)

 

「まあ要するに沢山人を殺そうってこった!どう?入信しない?」

 

「「「入ると思うか?逆に!」」」

 

「(´・ω・`)」

 

ていうかナンスかこの展開?

オレはてっきり前回の終わり方からしてシリアスになると思ったんだが・・・・・・・

 

「とにかく!二人とも下がって!」

 

「いや、それには及びません。

オレと角都の連携があれば、こんな奴お茶の子さいさいですよ!」

 

「そう、オレ達の友情を言い表すならそう、2000万パワーズ!」

 

「それ片方悪魔超人じゃない!」

 

「それに片方友情の精神忘れてるが、いいのかそれで?」

 

「そうだぜ角都!

オレ達の友情を言い表すならもっといいものがあるぜ!」

 

「マジで!?」

 

((あ、やな予感・・・・・・・))

 

「そう、言い表すならゴールドマンとシルバーマン!」

 

「「それもダメだろ!」」

 

「いいじゃん!」

 

「「いいの?」」

 

「え・・・・・・?最終的に相打ちになってどっちも死ぬけど・・・・・・・」

 

「それにゴールドマンに至っては悪魔将軍になっちゃうしな・・・・・・・」

 

なぜこんなにキン肉マンネタが多いのかって?

作者がハマってるからだよ!

 

「さて、そろそろ真面目にするか・・・・・・・作者がここからどう戦闘させようか悩んでるしな!!」

 

((じゃあやらなきゃよかったのに・・・・・・・))

 

「それじゃあ最初の方からやり直そう。」

 

~TAKE2~

 

「いっけな~い!遅刻遅刻ー!!

私、慈恩角都。華の高校一「真面目にやれ(ガチトーン)」

 

~TAKE3~

 

「ヴィランの作戦を崩すために逃げるぜ!」

 

「おい待てよ角都ー!!」

 

「そうよ!生徒だけでの移動は危険よ!!

こんな時にヴィランに出くわしたりしたら「呼んだかい?」!?」

 

「オレの名は呪崎飛段!角都!お前を誘拐しに・・・・・・・・どうした?

急にかたまって・・・・・・・?」

 

「・・・・・・・・いや、マンダレイさんからテレパシーで戦闘許可が出た。」

 

『・・・・・・・・・・』

 

~TAKE4~

 

「速くできるだけヴィランから逃げるぜー(棒)」

 

「おい待てよ角都ー(棒)」

 

「そうよー、生徒だけでの移動は危険よー(棒)」

 

「おいお前らージャシン教に入らないかー(棒)」

 

「入るわけないだろー(棒)」

 

「じゃあターゲット以外皆殺しだー(棒)」

 

「下がってなさいあなたたちー(棒)ヴィランなら私が相手するわー(棒)」

 

「いや、その必要はない」

 

突然の棒読みキャンセル!

 

「戦闘許可は出てるんだ・・・・・・・それにこいつは正直あなた一人の手に余るものじゃありません。」

 

「そうだぜ!オレ達も協力する!」

 

「切島君は全身ガッチガチに硬めてオレと一緒に接近戦!

ボブさんは個性で後方支援を!!」

 

「おう!」

 

「ちょっと待ちなさい!あなた達は生徒、守られる立場なのだから私の言った通り下がってて!」

 

「それでなんとかなる相手なら素直に下がってますよ!

それじゃあ行くぞ切島君!!」

 

「任せろ!!」

 

「ああもう!!」

 

オレと切島君は飛段に向かっていく。

なんだかんだでボブさんもオレの言った通りにしてる。

・・・・・・・・・・なんだろう?

このヴィラン、なんか引っかかるな・・・・・・・・

でも何が引っかかるんだ?




さて、角都は飛段の何に引っかかるんでしょう?
予想してみよう!


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心臓五十一個目 おいおい、そりゃないぜボブ~

難産だああああああああああああああ!!!!
しかもちょっと短いいいいいいいいいいいいいいいいいいいやああああああああああああああああああ!!!!

ふう・・・・・・・(賢者タイム)


「ユクゾッ!!」

 

どうも、なんか微妙に引っかかるヴィランと対峙している角都です。

まあとりあえず倒すか。

ブラックオールマイトで殴りかかる。

 

「ふんぬっ!!!」

 

「甘い!」

 

それを飛段は躱す。

まあそこまでは予想してた。

 

「GO!」

 

オレの合図とともにオレの影から切島君が飛び出す。

 

「うおっ!?」

 

どうやらこれには意表を突かれたみたいだけど・・・・・・・・

 

「・・・・・・・なぜ躱せるし?」

 

「ああ・・・・・・増強系統?」

 

「ん?それはちがっ!?」

 

ん?・・・・・・・・あ!

飛段の足が土に軽く沈んでいる。

 

「ありがとうボブさん!食らえ偽暗!!」

 

「ウゴッ!?」

 

実に今更ながら属性一つ一つが普通に人殺せるので、人に撃つときは手加減してます。

本当に今更だね。

 

「お次はオレだ!!」

 

次に切島君が攻撃する。

しかし、飛段は鎌で土を崩し、そのままの勢いで切島君に攻撃する。

 

「危ない切島君!!!」

 

腕の触手を伸ばし、切島君を手繰り寄せる。

 

「あっぶねえ!!!」

 

「・・・・・・・・強いね、こいつ。」

 

「ああ、本当にな!角都に助けられなかったら危なかったぜ!」

 

切島君の頬から血が垂れる。

 

「やれやれ・・・・・・・・どうしたもんか・・・・・・・」

 

「悩んでる暇があるんなら行かせてもらうぜ!!」

 

飛段がこちらに突っ込んでくる。

 

「チィッ!!」

 

こちらも迎え撃とうとするが・・・・・・・

 

「トウッ!!」

 

飛段はオレ達の上を飛び越えた。

 

「ステインといいお前といい、なんで増強型じゃない奴がこんな身体能力なんだ!!!」

 

「オレ達も大概だぞ角都!!」

 

ホントだよby作者

 

「それよりも野郎の狙いはボブさんだ!」

 

「ああ!」

 

ボブさんの方向へ駆け出す。

どうやら個性で飛段が自分のとこまで来るのを足止めしてるようだ。

 

「オラァ!!!」

 

ブラックオールマイトで殴りかかる。

しかし、飛段はオレを足場にして跳躍、一気にボブさんの所まで飛んで行った。

 

「しまった!!」

 

飛段はボブさんの首を掴んで持ち上げた。ボブさんから苦しそうな声が出る。

そしてボブさんの首筋に鎌を当てる。

 

「フッフ~、なあ角都さんよォ!!こいつの命が惜しけりゃ黙ってついてきてもらおうか!!」

 

「・・・・・・・なるほど、人質か。」

 

「卑怯だぞテメェ!!!」

 

「ハ!ヴィランに卑怯もクソもあるか!!

それに作者が苦手なオリジナル展開に手を出したせいでこの話をここまで作るのに一時間ぐらいかけてんだ!!

作者がどうすりゃいいか前回同様悩んでんだよ!!」

 

「クソッ!人質をとるだけじゃなくオレの十八番のメタネタを言うとは・・・・・・・・」

 

「ググッ・・・・・・・・」

 

「ほらほら~、早く決断しろよ~。

こいつが苦しそうだぜ~?」

 

飛段は首筋の鎌を徐々に食い込ませていく。

ボブさんの首から血が流れてきた。

これ以上食い込んだら大変なことになるだろう。

 

「・・・・・・・・・わかった。ついていこう。」

 

「賢い判断だ・・・・・・・・」

 

「おい角都!!」

 

「仕方ないだろ!!ボブさんの命がかかってんだ!!!」

 

「そうだぞ赤髪君?ピクシーボブは返してやるよ・・・・・・・

だが、変な気は起こすなよ?

オレの個性、教えてやるよ。

オレの個性の名は『呪い』。

自身の血液で陣を描き、その中に入る。そして対象の血液を舐めると、その血液の持ち主とダメージを共有できる!

さらにいえば複合型でな。再生するわけじゃないが、生命力が尋常じゃないのさ。

医者からは老衰と栄養失調以外で死ぬことは無いと言われたよ・・・・・・・・

因みに陣はこの辺り一帯のいたるところにあらかじめ描かれている!!」

 

そう言いながら、ボブさんを鎌の柄の部分で殴り、気絶させる。

 

「・・・・・・・・なるほどな。

相手の血液も手に入ってる。ボブさんは依然、人質のままか・・・・・・・・」

 

「その通り!!さあ・・・・・・・ついてきな?」

 

「ああ・・・・・・わかったよ。」

 

「おい角都!!!嘘だろ!!?なぁ!!?」

 

「・・・・・・・・スマン。ボブさんを頼んだ。」

 

そう言い残し、オレは飛段の元へ歩いて行った。



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心臓五十二個目 う~ん・・・・・ネタがない!

今回、ネタ少なすぎんよぉ・・・・・・・


「線~路は続~くよ~、ど~こま~で~も~」

 

「・・・・・・・お前はもうちょい誘拐されてるという危機感を持て。」

 

どうも、飛段に拉致された角都でーす。

今は何でも何時にここにこいっていう集合場所があるらしいので、そこに向かってます。

 

「いやー、だってさ~?

普通にいつでも逃げれるし?」

 

「・・・・・・・お前はそうだろうな。

だが、人質にされているピクシーボブはどうかな?」

 

「いや、ボブさんならダイジョブダイジョブ。」

 

「大丈夫じゃないからこんなこと言ってるんだが?」

 

「・・・・・・・陣なんて書いてないでしょ。」

 

「ふ~ん・・・・・・・ヘアッ!!?」

 

「やっぱり?」

 

飛段は明らかに動揺している。

 

「ぶっちゃけボブさんがダイレクトで人質になってた時も、あの状況は打開できた。

少なくとも対等までには。」

 

「おごわっ!?

いや!それはわかる!!わからんがわかる!!

だが陣に関してはどうやって書いてないとわかった!?」

 

「意外とあっさり認めたな・・・・・・・・

いやなに、個性強化訓練中、森中を駆け回ったり、立体軌道してた奴がいるのにどうして誰もそんなの見てないのかなって思って、ちょっとカマかけてみたら正解だった。」

 

「グググ・・・・・・・・だ、だがしかし!

ピクシーボブ、赤髪、お前の三人でようやく偽暗一発食らわせたオレに一人で勝てると思うか!?」

 

小物クセー。突然小物クセー

 

「思わない!!」

 

「フン!どうやら実力差が・・・・・・・え?」

 

「いや、だから思わない。」

 

「・・・・・・えー・・・・・・・」

 

「いやー、あんたが味方でよかったよかった。」

 

「おいちょっと待て!オレはヴィラン連合の「それ、ウソだろう?」何?」

 

「いや、ウソとも言い難いか。

少なくともあなたはヒーロー免許を持ってる。」

 

「な、何をバカなことを・・・・・・・

それに仮に持ってたとしよう!なぜそれがお前にわかる!?」

 

「・・・・・・・・あんた、変なんですよ。」

 

「変だと?」

 

「ええ。ヴィランのくせにやけにノリがいい、攻撃一つ一つが当たったとしても浅い。

さらに言えば人質取った時!あれがもし殺人大好きクレイジーマンだったら、人質にせずあの場で殺してた。」

 

「・・・・・・・もしかしたら雇い主に忠実な殺人大好きクレイジーマンかもしれないぜ?

人質取った方が任務が効率よく進む。」

 

「いや、それはない。なんか引っかかるな~・・・・・・って、思ってたんだが、思い出したよ。

呪殺ヒーロー『飛段』。本名『飛崎(とびざき)呪段(じゅだん)

どうしてもスプラッタ必須の個性ゆえにテレビではその活躍は放送されず、実力と比べて知名度は低い。

昔、オクトパスヒーロー事務所、まあオレの親父のとこでのサイドキック経験アリ。

そういえば昔、そうだな~・・・・・・・初めてのおつかい辺りにオレを尾行してた人だな。

事務所の中でちょっと話したっけ。」

 

「・・・・・・・・・周りに誰もいないな。

よく正体がわかったな坊主。頭、なでてやろうか?ニシシッ!」

 

「いや、結構。しかし、なんでヴィラン連合に?」

 

「ああ、知名度の低さを利用してスパイ活動さ。

オレのデタラメな噂を流したら勧誘してきたよ。

適当にジャシン教とかわけわからん宗教とか、大量虐殺で床一面真っ赤にしたとか、そんなの。

いや~、まさかあんなに信じるとはな!!」

 

「ああ、トカゲマンが血狂いの方がマシとか言ってた!」

 

「ギャハハ!!そりゃ傑作だ!!

あいつ単純単細胞だかんな~、イタズラしても綺麗に引っかかってさ!」

 

「さて。談笑はこれくらいにしておこう。」

 

「ああ、その通りだ。」

 

「そういえば、あんたがスパイ活動してんのは知ってるやついるのか?」

 

「いや、オレはサイドキックにも話してない。

本来雄英に林間合宿でのヴィラン襲撃は連絡したかったんだがあいにく、そんな暇が無かった。」

 

「やっぱりか。

さて、もう一つ聞きたいことがあるんだが・・・・・・・・『Aコース』、『Bコース』。

この二つの単語に聞き覚えは?」

 

「・・・・・・・・・」

 

この発言は実質お前は転生者か?と聞いてるようなもんだ。

原作にいなかった不確定要素、もしかしたら?

 

「・・・・・・・・・聞き覚えは、ある。」

 

「!」

 

「しかし、どこで聞いたんだか・・・・・・・思い出せないな・・・・・・・

そう、確か・・・・・・なんか重要なことを決めるときに聞いたような・・・・・・

それもレストランとかでのAコースとかそんなんじゃない、もっと重要なことに・・・・・・・

悪い、思い出せないわ。聞いたことはあるんだがな。」

 

「・・・・・・・・そうか。」

 

と、いうことはだ。恐らくだが、神様に原作知識を消してくれって頼んで、その巻き添えで転生に関する記憶も消えちゃった感じか?

 

「ん~・・・・・・どうしても思い出せない!!!」

 

なんでそんなこと聞くんだ?ぐらいの質問は覚悟してたが、まさかされないとは・・・・・・・・

深層心理では気付いてるとか?

 

「まあいいや。さて、これからどうするよ?

・・・・・・・・おい、角都?なぜ返事を・・・・・」

 

飛段が振り返った時には、角都の姿はなかった。

 

「! どこだ!どこ行った!?角都!!」

 

「ここにいますよー」

 

気が付いたら木の枝に立っている人影が見える。

あいつは確か・・・・・・・・

 

「Mr.コンプレス・・・・・・!」

 

その手の中には3つの球が握られており、それをコロコロと手の中で転がしている。

他の二つは誰かはわからないが、あいつの個性的に人であるのは間違いない。

そしてそのうちの一つは角都であるだろうということも容易に想像できた。

 

「いやはや、集合場所に急いでいたんですが、ターゲットの一人と談笑してるあなたが見えましてね。

忍び寄ってみたら意外や意外、あなたが裏切り者だったなんて・・・・・・・

見抜いてくれた角都君には感謝しましょう・・・・・・・・そして、」

 

Mr.コンプレスは体をこっちに向けて言う。

 

「裏切り者は、始末(・・)しておきませんとね・・・・・・・」

 

「角都は返してもらうぞ!!意地でも助けなきゃ、あの人に面目が立たねぇ!!!」




さて、飛段のヒーロー説は感想欄に書かれてなかったら、うまく読者を騙せてホクホクですぞー!
頑張れ飛段!ちょっとだけだが主役はお前だ!!


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心臓五十三個目 飛段、主人公になる。

イエーイ!難産イエーイ!!
飛段VSコンプレスイエーイ!!


「角都を返せ!!!」

 

コンプレスに切りかかるが避けられ、コンプレスの立っていた木の枝を切り裂いただけに終わった。

 

「ふむ・・・・・・私としては始末すると言ったものの、あなたの素性は角都君が綺麗さっぱり解説してくれたので、別に今やる必要はないんですよね・・・・・・・・・」

 

「知るか!!」

 

着地していたコンプレスにもう一度切りかかる。

こいつもヴィラン連合では身体能力が高い方だ。

またもや躱される。

 

「相変わらず無駄に身体能力が高いな、コンプレス!!!」

 

「元エンターティナーですから。」

 

しかし・・・・・・・どうしたもんか。

実はもう既に集合地点の近くに来てしまった。

角都がオレの正体を見破ったのは想定外だったな・・・・・・・

だから騒ぎを聞きつけてトゥワイスやトガなら何とかなるが戦闘が得意な奴が来たら大分面倒だ。

 

「できるだけ静かに、だが早急に片をつける!」

 

「果たして私を相手にできますかな?」

 

「やるんだろうが!!」

 

鎌で腕の動脈に傷をつけ、地面に血で水たまりを作り、足で陣を書いていく。

 

「儀式の・・・・・・いや、ヒーローだってバレたんだ。

個性の準備は、あとはお前の血液さえあれば整うぜ!!」

 

そうしてもう一度切りかかる。

血液さえ手に入ればいいのだ。

そうすれば100%、こいつを気絶させられる。

集中して、外さないように、振り下ろす。

 

「食ら・・・・・・・・え・・・・・?」

 

すると、一瞬で鎌が消えた。

なぜだ?一瞬だけそう思った。

だがすぐに答えを導き出す。

 

「・・・・・・人の鎌を勝手に奪うとは、どういう了見だ?」

 

「いやー、危なっかしいんでね、没収ですよ・・・・・・」

 

コンプレスの手の球が増えている。

個性でオレの鎌を圧縮したものだろう。

 

「さて、あなたの個性に刃物は非常に相性がいいです。

しかし、逆にないと、血は簡単に手に入りますかな?」

 

「人は殴れば血を吐くッ!(キリッ」

 

「・・・・・・・・スパイ活動してた奴とは思えないほどの脳筋ですね。」

 

「戦いは天使のように繊細に、悪魔のように大胆にがオレの師匠、オクトパスの教訓だ!!」

 

「ロビンマスクk「オラァ!!!」うごっ!?」

 

ツッコミを入れている隙に殴る。

 

「バカめ!!どこの世界に律儀にツッコミを入れるヴィランがいるか!!」

 

しかし、オレの拳はどうやら仮面を破壊するだけにとどまったようだ。

 

「だが、もう一発だ!!もう一発顔面にぶち込む!!

それだけで血は手に入る、オレの勝ちとなる!!!」

 

「私もあなたに掌で触れるだけで勝てることを忘れないでもらいたいですね。」

 

そう、実は結構不利である。

相手は触れるだけだがこっちは殴らないといけない。

 

「だがそんなの関係ない!!

ヴィラン連合などというシンプルな名前の組織の野望はオレが砕く!!」

 

「いや、まあ確かにシンプルで「どりゃあ!!!」おっと!?」

 

「チッ!二度目は効かねぇか・・・・・・・」

 

ツッコミの隙にもう一回殴るが、腕で防御される。

しかし、本格的にヤバいな・・・・・・・

身体能力はお互い五分五分かちょっとこっちが上くらい、このままだとジリ貧だ。

さらに言えば、いざ血を手に入れたとしても刃物が無いから、気絶させるのにちょっと時間がかかる。

その時間にヴィランがもう一人ぐらいは来ないとも限らない。

 

「時間がない!!すぐに終わらせる!!!」

 

拳の連打を放っていく。

 

「オラオラオラァ!!!」

 

「うぐっ!!おお!?」

 

どうやら身体能力はこちらが上のようだ。

このまま押し切ろうとしたとき、

 

「グオッ!!?」

 

何かがオレの腹に勢いよく当たった。

まるで増強型の奴が投げたかのような強烈な一撃。

何が当たったのか、腹の方を見てみると、自分の身知った相棒、赤い大鎌だった。

どうやら、今ゆっくりと解説できるのは、アドレナリンだったか・・・・・・・確かそんなんで時間がゆっくりに感じているらしい。

オレは大鎌の勢いで吹っ飛んだ。

 

「ふ、ふぅ・・・・・・・危なかった・・・・・・・

あのまま打ち合いをしていたらどうなっていたか・・・・・・・」

 

「ゲホッゲホッ!」

 

大鎌を杖替わりにして立ち上がる。

 

「ムッ!吹っ飛ぶ一瞬で大鎌を自分の元に・・・・・・・・

なんて抜け目ない。」

 

「ああ、よく言われるぜ・・・・・・・・そして吹っ飛ばしてくれてありがとうよ!!

こうして、個性の準備が整ったんだからな!!!」

 

一気に駆け出し、陣の中に入る。

そして、手の甲についた血をペロリと舐める。

すると、飛段の体が真っ黒になり、白い線が体にひかれている。

個性の準備が整った証だ。

 

「何!?いつの間に私の血を!?さっきの打ち合いの時か!!?

しかし、怪我なんてどこにも・・・・・・・・しかし現に個性が発動している!!」

 

「オレの勝ちだ・・・・・・・・」

 

そういってオレは腹に大鎌を突き刺そうとする。

 

「マズイ!!ここでターゲットを二人も捕まえた私が敗れるのはマズイ!!!

なんとしてでも止めなくては!!!」

 

オレの個性はちょっとでも条件が変わってしまうと相手との傷のリンクが解けてしまう。

つまり陣からオレを外に出すだけで何とかなる。

そのことをヴィラン連合に潜入した当初に聞かれたんで、ヴィラン連合の奴全員にオレの個性の弱点が知れ渡っているのだ。

ゆえにコンプレスはこちらに本気で走ってくる。

走ってきた時点(・・)オレの勝ちだ。

 

「フッ!!!」

 

「うごっ!?」

 

まさか個性による自爆で攻撃すると考えたろうから、何の防御も必要ないと思っていたんだろう。

大鎌の柄で殴りつける。

顔面にクリーンヒットし、コンプレスは鼻血を噴き出す。

 

「言っとくが、オレはお前の血なんて手に入れちゃいない・・・・・・・・

だが、血液ならあった!!大鎌についた、ピクシーボブ(・・・・・・)の血液がな!!!」

 

「ウググ・・・・・・・・・・なるほどな・・・・・・・

私を騙すために、ピクシーボブの血で・・・・・・・個性を発動させた・・・・・・・」

 

「そして今!お前の血が手に入った!!!」

 

オレの鎌の柄には、血がベットリとついている。

一旦個性を解除、そして柄の血液を舐め、もう一度個性を発動させる。

コンプレスを対象として。

 

「今度こそ!オレの勝ちだ!!!」

 

「やめろおおおおおおおおおお!!!!!!」

 

鎌を自身を刺す。

すると、コンプレスの肉体にもおんなじ所に同じ傷ができる。

 

「ガ・・・・・・ガハッ!!!」

 

急所は外してある。だが、今までこれで気絶しなかった奴はいない。

コンプレスとて例外ではなく、糸の切れた人形のように地面に倒れた。

 

「角都は返してもらう・・・・・・・ん!?

こいつ、どこに角都を持ってんだ?

手の中にはないが・・・・・・・・・

え?マジでどこ?」

 

角都を探すのに手間取ってしまった。

オレの後ろには、黒い霧が立ち込めていた。




そういえば、最近マンモスマンのSSも書いてるんですよ。
そのうちコラボとかしようかな!
・・・・・・・・もう一方のSSが続けば


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心臓五十四個目 僕のヒーローアカデミア Octopus sucker

今回、いつかにやった苦肉の策、番外編があるよ。


「ない!!!」

 

やあやあどうも、飛段です。

そんな事よりもない!!

コンプレスに圧縮された角都や、確か他二人ほどいたはず!!!

だがどこにも、圧縮された物すらない!!!

 

「あったのは無線ぐらいか・・・・・・・・」

 

と、その時、無線に連絡が入る。

 

『ピ、ピピーガガッ!』

 

・・・・・・・やな予感。

 

『おいコンプレス!こちらスピナー。

飛段にてこずってんならそろそろ帰ってこい。

あいつの正体わかったんだろ?じゃあまた今度にしようぜ。』

 

こいつ、いつの間に無線で仲間に連絡してたんだ!?

ていうか原作では無線を持ってるような描写はどこにも・・・・・・・ん?

何だ?原作って?まあいいか。

 

『それとよー、黒霧を経由してターゲットをこっちに渡すのはいいが、圧縮された状態で渡してくれ!

それと渡すならアジトに送ってくれよ!!

三人ともそこそこ長い時間圧縮されてたせいか知らねぇけど動かなかったが、的がデカくなったせいで一人雄英の学生に救出されちまったじゃねぇか!!

まあそいつはお前が勝手に捕まえたカラス顔の奴だったからよかったがな。』

 

(クソ!こいつ、もしもの時のために無線で黒霧呼んで仲間に角都達を渡してたのか!!

しかもプロが来た時に逃走がスムーズにするために人質として使えるようアジトじゃなくてこの場にいる仲間に!!

抜け目ないのはオレだけじゃなかったようだな・・・・・・・・・・・

しかも救出されたのがカラス顔っってことは間違いなく当初のターゲット二人は捕まっちまった!!)

 

これはマズイ。

オレが奴らのアジトを知っているとはいえ、事は一刻を争うほどに大惨事になってる!!

 

『それとよー、お前とやられた奴以外は皆脱出したぜ!!

今、お前がいる座標に黒霧を向かわせた。

なんでもワープゲートつなげるだけじゃ最悪飛段までこっちに来て大変なことになからだってさ。

あいつ、不死だからな。うちの大将の個性でも死なないし、何より身体能力はヴィラン連合トップ、アジトで暴れられたら困る。』

 

「・・・・・・・・そうか。ということは近くに黒霧がいるってことか?」

 

『ああ、その通りだ・・・・・・・んあ?

お前、声変わった?』

 

「いいや、オレは昔っからこの声だ。なんせもう三十路のおっさんだからな。

声変わりは12年前ぐらいに終わってる。

ご報告、ありがとよ!!!」

 

後ろに無線を投げつける。

なんとなく、さっきから気付いてた人の気配の方向へ。

 

「・・・・・・・・危ないですね。」

 

「あんた、体が霧で出来てるんだから大丈夫だろ?

・・・・・・・・・出てきたな、黒霧。」

 

黒い霧をまとった男が何もないところから出てくる。

 

「申し訳ありませんが、コンプレスさんをこちらに引き渡してもらえないでしょうか?

これ以上メンバーが減るのは困る・・・・・・・・」

 

「残念ながら、それはできない・・・・・・・と、言っても連れてくんだろ?」

 

「ええ、まあ。」

 

「・・・・・・・・・勝手にしろ。

どうせそいつは怪我のせいでしばらくはまともに動けん。

今、お前と戦ってまでこいつを守る必要はない。

すぐにまた捕まえりゃいいしな。」

 

「意外と話がわかるんですね?」

 

「ちょっと犯罪を犯せない奴を野放しにするだけだ。

勘違いするな。」

 

「それでは、お言葉に甘えて。」

 

一瞬コンプレスが黒い霧に包まれ、消えた。

 

「それでは、ヴィラン連合に戻りたかったらいつでもどうぞ。

あなたは切り札(ジョーカー)ですからね。

監視付きではありますが、迎え入れましょう。」

 

「ああ、恐らく永遠にそんなことは無いだろう。」

 

そして、黒霧も消える。

 

「・・・・・・・・・ちくしょう・・・・・・結局、守れなかったな・・・・・・・・

あいつの親父さんにに顔向けできねぇや・・・・・・・・昔、サイドキックとして拾われた恩があるってのに・・・・・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~番外編~

 

「イエーイ!!いつかにやった文字数が極端に少ないときの苦肉の策、番外編の時間だよー!!

因みにオレは角都だ!!!本編じゃ誘拐されてるがな!!!

それじゃあ最初の番外編をどうぞ。」

 

~嘘映画予告~

 

「・・・・・・・・・・」

 

「角都、お父さんの事は残念だったね・・・・・・・・」

 

「・・・・・・・・・ああ。」

 

――――――――――オクトパスの死

 

「慈恩角都だな!?お前は全国で指名手配された!!!」

 

「何・・・・・・・?」

 

そこから始まる――――――――――

 

「本当に残念だよ、角都少年。初めての生徒を、こうして逮捕しなければいけないんだからな。」

 

―――――――――謎。

 

『世紀の大犯罪者ということは先日わかったオクトパス氏ですが、』

 

「大犯罪者だと・・・・・・?」

 

―――――――――謎。

 

「なんでお前らヴィラン連合がオレを助けるんだ・・・・・・・・勧誘でもしようってのか?」

 

「違うな・・・・・・生前、頼まれたんだよ。お前の親父に。」

 

「親父に・・・・・・・・・・?」

 

―――――――――謎。

 

「ヒーロー共!慈恩角都は、我々死穢八斎會が守る!!」

 

「いや、なしてよ?」

 

―――――――――謎。

 

「今こそ古き盟友からの恩を返すときだ!!行くぞラブラバ!!!」

 

「はい!どこへでも行くわジェントル!!」

 

「え・・・・・・?お前らまで・・・・・・?」

 

―――――――――謎が謎を呼び、

 

「もうわけわかめですわ。」

 

事態は急展開へ!!!

 

「調べるしかないな・・・・・・・・親父を。

――――――――――――――オレのことも。」

 

(※大体この辺で映画のテーマソングが流れる。)

 

―――――――――友情、

 

「私たちはどんなことがあっても、」

 

「角都の味方だからな。」

 

―――――――――裏切り。

 

「クソ触手ゥ・・・・・・素直にお縄につきやがれ!!!!」

 

そして、事件は前代未聞の危機へとつながる!!!

 

「そこをどいてくれないか、エンデヴァー。」

 

「それはできんな。むかつく後輩の最後の頼みを果たさなきゃならん。」

 

「ここは任せろ角都!!!」

 

「どうしてこんなことに・・・・・・・・」

 

「親父、あんたは一体・・・・・・・・・・・

――――――――――何者なんだ?」

 

映画、『僕のヒーローアカデミア Octopus sucker』

――――――――その吸盤は外れない・・・・・・・・・





「何だこれ?」

「さあ?なんでも作者が風呂に入ってたら思いついたらしい。」

「穴だらけやんけ。
緑谷君は出てないしエンデヴァーいるのにフレイザードいないし。
またいつかの風邪の中描いた番外編みたく後々恥ずかしくなるんじゃね?」

「かもね。」


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心臓五十五個目 ピ〇ーラお届け☆

いやー、誘拐されましたね!(小並感)
普通にトガちゃんとかと仲良くできそう・・・・・・・


「本当に済まねえ!!!親父さん、あんたに恩があるってのにあんたの息子をオレは救えなかった!!!」

 

やあ、飛段です。もうちょっとだけオレが主人公。

今はオクトパスさんに土下座してる。

 

「いいや、いいんだ。

飛段、お前はよく頑張ったんだ・・・・・・・・悪いのはヴィランだ。」

 

「それでも!!それでも・・・・・・・・」

 

目の前がかすんで見えてくる。

頬を何やら液体が流れる。

 

「オレは・・・・・・・救えなかった・・・・・・・」

 

「・・・・・・・・・・・」

 

「誰にも、オレのサイドキックにも伝えずにスパイ活動をしてたってのに!

ヴィラン連合をつぶしてやろうと意気込んでたのに!!

オレの行動で・・・・・・人を助けたいと思ってやったことなのに・・・・・・・・」

 

「飛段、頭を上げろ・・・・・・・・・

今、お前はここ(・・)に来た。

警察からの要請を受けて、逃げずに、今度こそ、助けるために。」

 

「親父さん・・・・・・・・」

 

「それにさ、こんなに大御所たちが立ち上がってくれたんだ、

このメンツで、救えない奴なんざいないさ。」

 

~爆豪救出作戦、メンバー~

 

『NO,1ヒーロー、オールマイト』

 

『NO,2ヒーロー、エンデヴァー』

 

『NO,4ヒーロー、ベストジーニスト』

 

『NO,5ヒーロー、エッジショット』

 

『NO,6ヒーロー、オクトパス』

 

『実力派若手ヒーロー、シンリンカムイ』

 

『スピード出世中、Mt.レディ』

 

『オールマイトの師、グラントリノ』

 

『NO,244ヒーロー、飛段。ただし、実力と順位が最も釣り合っていないヒーロー』

 

「さあ、作戦会議と行こうじゃないか。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「でさ~?その時切島君が~」

 

「え~?それ、マジ話です?」

 

「すっげえじゃんそいつ!まだまだだな!!」

 

どうも、ヴィラン連合に誘拐された結果、トガちゃんやトゥワイスと仲良くなってた角都です。

結構余裕そうである。(作者談)

 

「そういえばヴィラン連合でも時々そんな話あるです~。

確か、あの時は荼毘君が~」

 

「おい、あの話を持ち出す気ならやめろイカレ野郎。」

 

「え!?そんな話あるの!?気になる気になる!!」

 

「黙れカス共!!!角都は何ヴィランと仲良くなってんだボケ!!!」

 

「「「(´・ω・`)」」」

 

「早速仲良くなってるようで何よりですね、死柄木弔。」

 

「しかしよー、どうすんだ?

この展開は結構前々から考えてたが、この前感想で『うわwwなんかトゥワイスとかスピナーと仲良く話してる絵が想像できたww』的な事書かれてたぜ?

パクリとか言われたら反論できねぇぞ?」

 

「メタいです、死柄木弔。」

 

「お前ら真面目にシリアスしやがれボケカスともがァ!!!!」

 

何だろ・・・・・・・この空間、すっげえ安心する・・・・・・・・・・

 

「まあいい。仲がいいってのは後々ヴィラン連合でもうまくやれるだろう・・・・・・

これからは勧誘の時間だ。お前ら、あれ、見ろよ。」

 

死柄木が指差した場所にはテレビが置いてあり、そこにはニュースで雄英の教師が記者会見をしているところが写っている。

 

「あれ、どう思う?」

 

「相澤先生がキッチリしてておもしろい!」

 

「本音は?」

 

「・・・・・・・・何だよ、あのマスコミどもは。

精鋭のヴィランが10人、いや飛段さんがいたから9人だ、も襲ってきた中、怪我人はいたが、死亡した者はいない。

さらに言えば戦闘を許可したことを責めてやがるが、むしろあそこで許可を出したのは適格な判断だ。

しかも一部のヴィラン、しかもクレイジーな奴を二人捕縛できた。

雄英側にミスはあれど、ここまでやったらめったら批判されるほどじゃない。

思い出すな~・・・・・・・体育祭で、オレのことなんも知らない奴らがオレのことを罵倒してきた時を。

それとさ、爆豪、別に喋ってもいいんだぞ。お前も意見言え。」

 

「・・・・・・・・・雄英の警備などの対策は万全だった。

そのうえで純粋にヴィランが上回ったのは簡単に想像がつく。

それに期末の時にテメェラが角都の化け物に細工したおかげでワープ系の個性の人間がヴィラン連合にいるのは周知の事実。

普通に考えて情報が洩れるとしたらそいつが原因だ。

ワープ野郎なんかどうやって対策するってんだ。」

 

「おい見ろよ。

あの記者、先日角都君の個性に細工したヴィランから情報が洩れるというのは考えなかったのか、とか質問してやがるぜ?

バカだな、あいつ。

しかもあれで雄英が真っ当な反論したら新聞とかでバシバシ叩かれるんだろうな。」

 

「ふぅん、中々賢い考え方だ。

で?こんな社会をどう思う?」

 

「やな社会だ。ただひたすらに腹が立つ。

そんなんだからマスゴミとか言われんだ。」

 

「いいね~!!最っ高だよ角都ク~ン!!

さて・・・・・・改めて言おう。

ヒーロー志望の、爆豪勝己君、」

 

「・・・・・・・・・・」

 

「慈恩角都君、」

 

「フゥ・・・・・・・・・」

 

「オレ達の仲間になれ・・・・・・・・」

 

死柄木は血走った、明らかにヤバイ奴の目をこちらに向ける。

まあ返答は当然決まってるだろ?

 

「寝言は寝て死ね・・・・・・・」

 

「ファッ〇ユー。愚者愚者(バーカバーカ)!」

 

「変わった罵り方だな・・・・・・・?特に角都!

しかし、頑固だなぁ・・・・・・・

さっき君達が言ってたじゃないか・・・・・・・・・やな社会だ。

なぜヒーローが責められる?

誰にだってミスの一つや二つあるだろう。

いくら守るのが仕事だからって、どうして奴らは完璧でいなけりゃならないみたいな空気になってんだ。

現代ヒーローってのは堅苦しくてやだなぁ・・・・・・・なぁ?

お二人さん?」

 

「正論だな、的を射ている。」

 

「おい角都!!」

 

「オレ達の戦いは問。

ヒーローとは、正義とは何か。この社会が本当に正しいのか。

一人一人に考えてもらう。

オレ達は勝つつもりだ。

爆豪君、君は勝つの、好きだろ?

角都君、君はこんな社会のせいで苦労してきたろ?」

 

「カァ~、ペッ!」

 

「・・・・・・・・わからないはずじゃないだろ?雄英生?」

 

こいつらは正論を言っている。

そこは事実だ。周りの奴らも結構昔のオレと似た目をしている奴が多い。

 

「・・・・・・・・外せ、トゥワイス。」

 

「えっ!?オレ!?いやだし!

それに角都の方は外しちゃっていいの?」

 

「外せ」

 

「も~やだ~」

 

とか何とか言いながら拘束に使ってた器具をトゥワイスは外す。

 

「強引な手段だったのは謝るよ。

けどな、我々は悪事に勤しむただの暴徒じゃねぇってのをわかってくれ。

君達を攫ったのは、たまたまじゃねぇ。」

 

「それに、こんだけヴィランに囲まれてんだ。

まさか我々と戦って勝てるかどうかなんてわかりきってるだろう。

君達ならそれを「うりゃああ!!!!」BOOOM!

 

爆豪は拘束が外れると同時にトゥワイスを蹴り飛ばし、死柄木に爆破を浴びせる。

その衝撃により死柄木の顔の手が地面に落ちる。

 

「おいおい、まだオレの拘束が解かれてないだろ~?

ま、自分で解けるんだがね。」

 

背中から触手を展開、拘束から外れる。

 

「黙って聞いてりゃだらだらよぉ・・・・・・・!

バカは要約できねぇから話がなげぇ!」

 

「オレは基本的にお前たちが言ったこと、信念には賛同できる。

ただ、お前たちがやってることには賛同できねぇなぁ?」

 

「おい、今オレが発言してんだろバカ野郎!!!」

 

「バカじゃねぇし!だったらさっきの話を要約してやるよ三行で!!

1、自分達は社会不適合者

2、嫌がらせしたいから仲間になってください

3、どうせ本当はそんなこと一部の奴しか思ってないだろヴィラン連合

だ!!」

 

「完璧じゃねぇかww」

 

「あざっす!!」

 

『(何やってんだこいつら・・・・・・・・・・)』

 

(てゆうかお父さん拾わないと・・・・・・・)

 

「まあそういうこった!

オレ達にそんな勧誘無駄だ!!」

 

「オレはオールマイトが勝つ姿にあこがれたんだよ!!!」

 

「社会が気に入らないなら、オレはお前たちとは違うやり方で変えさせてもらう!!

あんたらが人殺しとかをしない連中だったらもっといい返答ができたのになぁ!!!」

 

「おいクソ触手!!ここにいる奴ら2、3人ぶっ殺して帰るぞ!!」

 

「言われなくともそのつもりだ!!

空飛ぶんだから体力を温存「どうもー、ピザーラ神野店でーす。」

 

『・・・・・・・・・・』




ヴィランルート?
爆豪奪還編が終わったら書くよ。(書く書く詐欺かもしれない。)


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心臓五十六個目 臭い

~OPトーク~
「前回までのあらすじ!
誘拐されちゃった!誰がヴィラン連合なんて入るか!
そして精神がおかしいやつと角都が仲がいい!
以上、作者であるベニヤ板がお送りしました!」


「どうもー、ピザーラ神野店でーす。」

 

『・・・・・・・・・・』

 

<センセイ!シリアスサンガ!!

 

<クソッ!ハヤクシュウチュウチリョウシツニ!!!

 

「スマアアアアアッシュ!!!!!」

 

その掛け声とともに豪快に壁が破壊される。

 

「な、なんだ!!?」

 

「黒霧!ゲート!!」

 

黒霧がゲートを展開しようとしたその時、

 

「先制必縛、ウルシ鎖牢!!!」

 

シンリンカムイの必殺技でヴィラン連合の全員が拘束される。

 

「木?こんなの燃やしちまえば「おとなしくしとけ小僧!!!」

 

グラントリノがシンリンカムイを燃やそうとした荼毘の顔面を蹴り、気絶させる。

ていうか素早いなおい!!

 

「はいコンプレスさ~ん?ちょっとぶりだなァ!!!」

 

いつの間にかいた飛段さんがコンプレスの顔面に大鎌の柄を叩きつけた。

 

「お前の個性でうっかりシンリンカムイが圧縮されたら困るんでなぁ・・・・・・・・・」

 

「さすが若手実力派だ、シンリンカムイ!!

そして目にもとまらぬ古豪、グラントリノ!!

ヴィランを一発で誰にも気づかれず気絶させるその手腕!!

さすがは最もヒーローランキングと実力が釣り合ってないとまで言われるほどの実力者だな、飛段君!!!」

 

「ヒーローランキングなんざどうでもいい!

オレはただヴィランを捕まえて飯食って寝ることしかやんねぇような男だ!!

そして絶対に、守るべきものは絶対に救う!!!」

 

実際のところ、ヒーローは有象無象でいる。

しかし、人気や知名度に頼らずにヒーローランキングを244位まで上げるのは、実は相当すごい事である。

・・・・・・・・それを育てたであろう親父(NO,6ヒーロー)はどんだけ凄い人なのだろう?

いや、考えるのはよそう。いつも通りに接することができなくなる。

 

「もう逃げられんぞ・・・・・・・・ヴィラン連合!!

なぜってぇ! 

―――――――――我々が来た!!!」

 

なんという流れるような迅速な動き。

オレも将来あんな風に・・・・・・・・(もう結構なりかけてます)

 

「あの会見の後にタイミング示し合わせるとは!!

まあアジトの位置は飛段さんによってバレてるとは思いましたが、まさかこんなに早く・・・・・・・」

 

「ヒーローは時間との戦いさ!角都少年!」

 

「木の人引っ張んなってばァ!押せよ!!」

 

「攻勢時ほど、守りが疎かになるものだ。」

 

扉の隙間から個性で中にエッジショットが入ってくる。

そして、扉の鍵を開けた。

 

「ピザーラ神野店は、オレ達だけじゃない。

外ではあのエンデヴァーやオクトパスをはじめとした手練れのヒーローと警察が包囲している。」

 

一方そのころ、外では

 

「おい塚内、なぜあのメリケン男が突入でオレ達が包囲なんだ!?」

 

「そうだ!オレだって息子を誘拐したクソ共に泥水を飲ませ地べたに這いずらせたい!!」

 

「息子のことだと口悪いっすね、オクトパスさん。

もしも取り逃がしたとき、オールマイトよりもあなた達の方が視野が広い。

それと、はらわた煮えくりかえってるのはわかるが、これが一番効率的なんだ、押さえてください。」

 

「・・・・・・チッ」

 

あの親ばかコンビは仲良くしてるようだな。

 

「いつからピザーラはここまでの戦力を・・・・・・・・」

 

「少年たち!怖かったろうに・・・・・・・よく耐えた!

だが、もう大丈夫だ!!」

 

「プププッ、爆豪の奴微妙に戸惑ってやんのww」

 

「黙れクソ触手!!」

 

<ハナセ!オレニハシメイガアルンダ!!

 

<・・・・・・・・カナラズカエッテキテ、シリアス

 

<・・・・・・・アア

 

「黒霧ィ!!!持ってこれるだけ持ってこい!!!」

 

「すいません死柄木弔!所定の位置にあった脳無が・・・・・・・・・ない!!?」

 

「・・・・・・・・は?」

 

「やはり君はまだまだ青二才だ、死柄木!」

 

オールマイトがこちらに歩み寄り、方を持つ。

 

「君らは舐めすぎだ、少年の魂を!!

・・・・・・・・・オイタが過ぎたな、ここで終わりだ!!死柄木弔!!!」

 

「イィッ!?あれがオールマイト・・・・・・これがステインの求めた、ヒーロー!!」

 

「終わりだと・・・・・・・?

ふざけるな・・・・・・・・まだ始まったばかりだ。

正義だの平和だの、そんなあやふやなもんで蓋されたこの掃きだめをぶっ壊す・・・・・・・・

そのためにオールマイトを取り除く・・・・・・・!

仲間も集まり始めた・・・・・・・・ふざけるな・・・・・・・ここからなんだよ・・・・!!

黒霧ィ!!!」

 

死柄木が黒霧に指示を出そうとした瞬間、黒霧の体を赤い紐のようなものが貫通した。

 

「やだ!もう、やりやがったわ!!

何!?殺したの!?」

 

「中を少々いじり気絶させた。死にはしない。

忍法千枚通し。この男は最も厄介・・・・・・眠っててもらう。」

 

「さっき言ったろう。おとなしくしとけってな。

お前らの身元も警察が夜なべして調べた。

・・・・・・・おい死柄木、お前さんのボスはどこにいる?」

 

「死柄木ィ!!!」

 

「お前がァ!!!嫌いだァ!!!!!」

 

死柄木がそう叫ぶとともに、何もないところから黒いヘドロのようなものが現れ、そこから脳無が出てくる。

 

「アイエエエエエエ!!?脳無!?脳無なんで!?」

 

エッジショットが忍殺に・・・・・・・いや!

そんなことより大変だ!

 

「逃げるぞ爆豪!すぐに飛び立つぞ!!」

 

「アア!?なんでだ!?」

 

「あの個性はどう見ても黒霧じゃないしそもそも黒霧は気絶してる!!」

 

「角都の言う通りだ!!黒霧は気絶してる!!」

 

「速く飛ぶぞ!!」

 

「チッ!わかったよ!!」

 

オレと爆豪の二人は個性で飛び立つ。

 

「いいぞ!そのまま逃げ「うそばっ!?」

 

「クソッ!なんだこれ!!?」

 

オレと爆豪に例の黒いヘドロがまとわりつく。

ちょっと遅かったか・・・・・・・・・

うん、そして何より

 

「くっせえええええええええええええええええええ!!!!!!」

 

このヘドロ臭い!!



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心臓五十七個目 恋愛シミュレーション

はい、今回、悲しいお知らせがあります。
この度、投稿ペースを遅くすることにいたします。
よく考えてください。
部活も行ってて塾も行ってる学生が2、3日に一回の投稿とかバカじゃねぇの?
と、思うわけですよ。
これからは毎週日曜、夜7時に投稿しようと思います。
誠に申し訳ありません。


「臭い臭い臭い臭い!!!?」

 

意外や意外、このワープヘドロ臭すぎる!

 

「おrrrrrrrrrrrrr」

 

「ふむ、どうやらワープは成k「おrrrrrrrrrrrrrrrrr」そんなに?」

 

( ゚д゚)ハッ!いつの間にワープが完了していたんだ!?

いや、でも・・・・・・・

 

「やっぱキモおrrrrrrrrrrrrrrrrrr」

 

「いい加減吐くのやめろカス!!!」

 

「うー・・・・・・・・」

 

しかし、この場は脳無を大量に保管してたとこだな。

近くに気絶した山レディさんがいる。

と、いうことは近くに緑谷君とかがスタンバってるわけだ。

ぶっちゃけ近いうちオールマイトが来るし、なんなら親父もすぐに来る可能性がある。

ヴィランの相手は爆豪一人でも原作では持ちこたえられてたからなんとかなると思われる。

・・・・・・・・ここのところやることなすことが大体上手くいってないけど、大丈夫かな?

チラリと、顔の半分が傷を負っていて、目や鼻の位置が見受けられないヴィラン連合のスポンサーを見ると、ニッコリと笑ってきた。

・・・・・・・・怖いなー・・・・・

 

「死柄木たちは爆豪君の捕獲をしたまえ。

()は、角都君を捕まえよう。」

 

「・・・・・・・・・今、なんと?」

 

「死柄木たちは爆豪君の捕獲をしたまえ。

()は、角都君を捕まえよう。」

 

「・・・・・・・・・もう一度。」

 

「死柄木たちは爆豪君の捕獲をしたまえ。

()は、角都君を捕まえよう。」

 

「・・・・・・・・・・realy?」

 

「Yes.」

 

・・・・・・・おーう、これは大変なことになった。

オールフォーワン、どう考えても格上!

勝てる気がしない。

さらに言えば爆豪は数人のヴィラン連合を相手にしないといけない。

こちらに回る余裕はないだろう。

・・・・・・・・\(^o^)/オワタくさいな・・・・・・・・・

うん、まあやるしかないんだけどさ・・・・・・・・・

 

「ブラックオールマイト!!!」

 

逃げることはできない。

十中八九背中を見せればその隙にやられる。

緑谷君たちには悪いが、なんとか隙をつくってグライダーモードで逃げるのが得策だろう。

クソ、オールマイトはまだか!?

 

「まあいい!オレはあんたの隙をついて逃げるだけだ!!!」

 

「フーン、もし、君が僕に隙をつくれるなら・・・・・・・君は本当に素晴らしいヒーローとなるだろう」

 

その発言のすぐあと、オールフォーワンからの圧力が一気に増した。

ネットリとした、吐き気を催すような殺意。

立場上、オレは殺されることはないだろう。

だが、それでも恐怖するほどだ。

体育祭での麗日さんはこんな気持ちだったのだろうか・・・・・・・・・

その恐怖心を隠そうとし、オレはオールフォーワンに殴りかかった。

 

「黒いオールマイト・・・・・・・素晴らしい!!

オールマイトの敵には、平和を崩す悪人にピッタリじゃないか!!!」

 

「知るか!!!」

 

ドスドスと豪快な足音を立てながら走っていく。

そして腕を振り上げ、目の前の敵にたいして振り下ろした。

 

「せいっ」

 

気の抜けるような掛け声が発せられる。

そして、フフォッ・・・・・・・・そんな感じの空気を切り裂く音が聞こえた。

気が付いたらオールフォーワンは腕を振り下ろしていた。

 

「おっと、悪いね。

でも、君の場合腕の一本や二本ぐらいどうってことはないだろ?」

 

そういって彼はおどけて見せた。

腕の一本や二本?

何のことだ?

オレの腕はちゃんとここに・・・・・・・・・

そう思ったが、肩から先の腕が見当たらない。

どこにいった?

キョロキョロと辺りを見回すと、ブラックオールマイトの片腕が力なく落ちていた。

その瞬間、すべてを理解した。

 

「うおおおおおおおおおおお!!?」

 

腕から血がほとばしり、激痛がオレを襲った。

まったく見えなかった。

格上どころではなく、完全に次元の違う相手。

 

「ハァーッ、ハァーッ、フゥー。」

 

よし、深呼吸したら落ち着いた。

しかし、これは困った。

いや、腕に関しては傷口から触手出して腕の形に編んだらいけるんだ。

問題は実力差のほうだ。

このチート相手には近距離ではなく遠距離で対処すべきだった。

本当に、困った。

距離が近すぎる。離れようにも離れられない。

オールマイトが来るまで、耐えきれるか・・・・・・・?

 

~番外編~

 

「困ったときの番外編!」

 

「いやー、今回の話もおもしろかったね角都。」

 

「芦戸さん、そういうのやめよう。

さて!前回の嘘予告が意外にも公表だったので作者が調子にのった結果生まれたこの番外編!」

 

「では、行ってみよう!!!」

 

UA(雄英)プリンス~

 

『雄英の普通科に入学した、ごく普通の高校生のあなた。

今まで恋というものを知らなかった。

自分には愛がないのだろうか・・・・・・・そんな思いを裏切るような出会いを、あなたは遂げる。

雄英で出会った、四人のプリンス(・・・・)との青春が今、始まる・・・・・・・』

 

「・・・・・・芦戸さん以外だったら初めてだよ。

初対面なのにオレのことを怖がらないでいてくれたの。なんかありがとうね?」

 

「ああ?なんだテメェ、邪魔だどけモブが!!!」

 

「あ、ど、どうも!み、緑谷出久です!

えと・・・・・・・よ、よろしく!!」

 

「ワリィな、道、教えてもらって案内までしてくれるとはな。

ジュースかなんか奢らせてくれ。」

 

『やがて深まる4人とのラブストーリー』

 

「君には恩がある。それも大きな大きな物だ。・・・・・・・その、え~と・・・・・・・・

そ、そっちが嫌じゃなければ・・・・・一生かけて返していこうと思うんだ。」

 

「ああ?別に好きとかそんなんはねぇよ・・・・・・っておい!

泣くなって!だーもう!!分かったよ!!好きだよ!!これで満足かクソが!!!」

 

「僕には憧れの人がいるんだ。僕もその人のように、大事な人も、そうでない人も守れるようになりたい。

その大事な人の中に、君を入れたい。」

 

「お前、母さんに似ているな・・・・・・・・いや、見た目とかじゃなくて雰囲気がな。

優しく包み込むような、包んでほしくなるような・・・・・・」

 

あなたは、どのプリンスを選ぶ?

 

『私のUA《雄英》プリンス。〇月×日発売。』

 

~私のUA《雄英》プリンス、撮影裏~

 

「爆豪、ツンデレもどきだったねww」

 

「うっせえ!!台本に書いてあったからそのまま言っただけだ!!!」

 

「しかし、出会ったときのセリフがヒロインをモブ扱いってどうなんだ?」

 

「まあ、かっちゃんらしいというかなんというか・・・・・・・・・」

 

「多分一番攻略が難しい!」

 

「そんなことは無いわカス!!!」

 

『このゲームは雄英の購買で販売されました。めでたしめでたし。』




この前、友人が台湾とかそっち方面に行ったんですよ。
そこのお土産にと、現地の言葉の日常の第一巻を貰いました。
びっくりしました。


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心臓五十八個目 子供尾獣はかわいい

イエエエエエエイ!!
今回、タイトルのとおり尾獣(変化)が出てくるぜ!!


いやー、もうすぐでこの作品も60話いくのかー、速いなー。

そんな現実逃避をしている角都です。

だって・・・・・・仕方ないじゃんかよ・・・・・・ラスボスが出てきたんだもの・・・・・・

あなたはド〇クエで魔法使い枠がメラミ覚えたとこで魔王出てきたらどう思う・・・・・・?

 

しかし、本当に困った。

このオルフォ(オールフォーワン)から距離を開けたい。

お前、スプリングホッパー使えばすぐじゃね?って思ったそこのあなた。

スプリングホッパーで逃げるにはいくつかの手順をふまんといけない。

1、足に触手を巻き付けてバネ状にする。

2、足に圧力をかける。

3、バネの元に戻ろうとする力を利用して飛び跳ねる。

どう考えてもNO,1ヒーローと同レベルの実力者だとこの手段は悪手だと言わざるを得ない。

あ~・・・・・・オールマイトはまだか・・・・・・

ここからは作者の発言になるが、角都の思考速度は非常に速い。

どのくらい速いかと言ったら前回の話の最後から今まで一秒とたっていない。

つまりはそういうことだ。

角都はいつからこんなチート野郎になってたんだ?

 

閑話休題。

さて、この作品では珍しく、文字数が500をいこうとしてるのに会話が無い。

まあそれはどうでもいい。

オルフォ、どうすっかなぁ・・・・・・・・

まあ、吹っ飛んだ右手を触手で作って殴りかかるしかないんだけどさ。

 

「どうりゃ!!!」

 

うん、避けられるのはわかってた。

 

「一番最善の手でまったく状況を打開できないってどういうことですかねぇ・・・・・・・」

 

「少年よ、これが絶望だ。」

 

「あなた、勧誘諦めてないでしょ?

行動の一つ一つに殺気はないわ、ネタが多いわ。

主人公と相対したラスボスとしての自覚あります?」

 

「ふむ、では来るべき過去(前作)英雄(主人公)にでも絶望を味わってもらう準備をしよう。」

 

「いや、それって根本的な解決になってm!!?」

 

突如、オルフォはオレの頭を掴む。

 

「HA☆NA☆SE☆!!」

 

「君はもっと、シリアスを覚えた方がいい・・・・・・」

 

オルフォはそういうと、腕に力を籠め始める。

すると、体がどんどんだるくなっていき、力を入れるのがきつくなってくる。

 

「何だ・・・・・・・・これ・・・・・・?」

 

「『疲労増減』という個性を使ったのさ。

相手を過労死させることもっできるが、そんなことするより物理で殴った方が早い。

まあ、今回のように対象の捕縛にはもってこいさ。」

 

「悔しい・・・・・・こんな奴にいいようにされるなんて・・・・・・ビクンビクン(口で言ってる)」

 

「いや、だからシリアスのほうをもう少し「すべてを返してもらうぞ、オールフォーワン!!!」ああ、もう。

オールマイト来ちゃったじゃないか。」

 

オールマイトが空高くからこちらに落下してくる。

オルフォはオレを放り投げ、それを受け止める。

あらやだ大迫力。

 

「また僕を殺すか?オールマイト!!」

 

オルフォはオールマイトを弾き飛ばし、その衝撃波がこちらまで届いてくる。

 

「グオオ・・・・・・・!!」

 

なんとか触手で踏みとどまる。

 

「随分遅かったじゃないか。

バーからここまで5kmあたり。

僕が脳無を送って優に30秒以上は経過してる・・・・・・・

衰えたな、オールマイト。」

 

「貴様こそなんだ・・・・・・その工業地帯みたいなマスクは。

結構無理してるんじゃないのか!」

 

「ハッハー!全盛期じゃない貴様などおそるるに足りないぜー!!」

 

人は疲労が限界に達するとおかしくなる。

こらそこ、いつも通りだろとか言わない。

 

「6年前と同じ過ちは犯さん!!」

 

スルースキル高いね、このツートップ。

 

「爆豪少年と角都少年を返してもらうぞ、オールフォーワン!!!

そして今度こそ、貴様を刑務所にぶち込む!!!!

貴様の操るヴィラン連合もろ「そうだ、思い出した。」・・・・・・何?」

 

突然そんなことを言うオルフォ。

 

「君を歓迎するために、ちょっと準備をしたんだ。

きっと・・・・・・」

 

そういってオレの首根っこを掴む。

 

「貴様、角都少年になにをする!!?」

 

「喜んでくれる・・・・・・」

 

オルフォは、憎たらしく笑った。

そして、その指は鋭い木の枝のようになっていた。

 

「最近ペアルックっていうのを知ってね、お揃いっていいなって思ったんだ。

そんで・・・・・・わがヴィラン連合最大の特徴、改造人間脳無の材料(・・)として、ものすごく素晴らしい角都君には、僕とお揃いになってほしいんだ・・・・・・・」

 

「何・・・・・・・?」

 

「ねえちょっと?今材料って聞こえたけど、まさか・・・・・・・」

 

「察しがいいね、角都君。弔達の勧誘が失敗した時から、君は脳無にしようと思ってたんだ。

でも、脳無は命令が聞こえるように耳だけ残せば(・・・)どうとでもなる・・・・・・・目はいらない。」

 

「あっ(察し)」

 

「やめろ!!オールフォーワン!!!!!」

 

「もう、遅いよ。」

 

オルフォはオレの顔に、一直線の切り傷を作った。

顔の端から、もう片方の端まで続く一直線。

その直線の途中にはオレの目玉があった。

その時、オレは光を失った。

 

「まあぶっちゃけ心眼あるから大丈夫なんだよね。

目元の傷ってなんか惹かれるし、むしろちょっと嬉しかったり・・・・・・・オールマイト?

気配が恐いですよ?」

 

「貴様ぁ・・・・・・!!!!私の生徒に対してよくも・・・・・・!!!!

よくも大切な生徒の()を、奪ったなあああああああ!!!!!」

 

「ハハハ、いいよ!その顔だ!!

僕は君のその顔が見たかった!!!」

 

「いや、だから大丈夫だって・・・・・・」

 

「それじゃあ・・・・・・・止め(・・)といこうか。

角都君、君にはこの個性がよく似合うよ・・・・・・・・」

 

「いや、あなたどこの白蛇神父だガッ!!?」

 

突如、体の中が燃えるように熱くなる。

何かがオレの中で暴れている。

こいつ、今オレに何の個性を入れたんだ?

 

「ガガッ・・・・・・グアッ!!」

 

思わず倒れこんでしまう。

気が付いたらオルフォは手を放していた。

 

「貴様、今度は角都少年に何をした!!?」

 

「フフッ、とある個性をあげただけだ。

彼の個性、他人の心臓を自分の物にできるだろ?

つまり他人の遺伝子を受け入れる体制が薬を使わずとも体の中でできている。

彼は、生まれつき(・・・・・)個性を複数持てる体なのさ!」

 

「アッ・・・・・・・ガァ・・・・・・!」

 

体の内側から、赤い膜のようなものが出てきて体を覆い始める。

 

「そして、今あげた個性は少々、いや結構特殊でね。

この僕でも個性の半分しか自分のものに出来ないほど、強力な個性因子の塊。

それこそ半分だけでも充分大陸の地形を変えれるほどにね。

さらに言えば全盛期ならまだしも今の僕にはとても操れるものではなかった。」

 

「たった半分で、だと!?そんな個性が存在するのか!?

大陸の地形を変えるのはワン・フォー・オールの全力全開でも無理なんだぞ!!?」

 

「僕の目論見通り、彼はどうやらこの個性を操れるようだ。」

 

「どこがだ!!どう見ても苦しんでいるじゃないか!!!」

 

オレの体を、赤黒いものが覆い始める。

 

「ふむ・・・・・・では、君は初めてやるスポーツで、コツをやる前から掴めるかい?

無理だろう?それと同じで彼は、」

 

「まさか、個性が暴走してるのか!!?」

 

「その通り。

さすがに日本の地形が変わるってことはないが、それでも大変な数の人が死ぬだろうね。

角都君の手によって。」

 

そして、体全体が赤黒く染まった。

顔には、ジャックオーランタンのような顔がついている。

そして尻辺りからは尻尾が7本ついていた。

 

『オオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!』

 

もはや、これは角都ではなく、ただの獣だった。

それは雄叫びを上げると、高く飛び上がりどこかへ行こうとする。

 

「さて、君には二つの道がある。

一つ、生徒が民間人を虐殺するのを尻目に僕と戦う。

二つ、僕よりも角都君を止めに行く。

さあ、どっちを選ぶ?」

 

「グググ・・・・・・・」

 

もはや二つに一つのように見えるが、実はそうでもない。

忘れていると思うが、ここには爆豪も一緒にいる。

彼を助け、オールフォーワンを倒すか、生徒の虐殺を止めるか。

長い目で見ればどちらも予想される最終的な被害は同じくらいである。

しかし、どちらもオールマイトは選びたくなかった。

これはつまり、爆豪を見捨てるか角都を見捨てるか、という選択だったからだ。

オールマイトが打開策を考えていると、そこに新たな人間が介入してきた。

 

「フ~、久しぶりだ、ここまで怒ったのは。」

 

その恰好は、端的にいえばツギハギだらけのアメコミのヴェノム、と言えばわかりやすい。

 

「ええ?人の息子に手を出して、大虐殺させようとは、どういう了見だ?」

 

ヒーローランキングNO.6。相対したヴィランの捕縛率100%。

そう、この人は・・・・・・・・

 

「パパ、頑張っちゃうぞ・・・・・・・」

 

おちゃらけたことを言いながら、確かに怒りを瞳に含んだ男。

 

『オクトパス!!!』

 

正義のヒーロー(パパ)、出動。




はい、角都のあの変化は尾獣変化です。
さて、角都は何尾の個性を貰ったんだ!?

原作で飛段と入手に行ってた二尾か!?

芦戸さんとの酸つながりで六尾か!?

尾の数的に七尾か!?

さらにチートに磨きをかけようとした作者が選んだのはもしかしたら九尾か!?

意外や意外、まさかの三尾か!?

皆で予想してみよう。


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心臓五十九個目 タコ×2

はい、今回も張り切っていこー!
前書きで書くネタなど無いがな!!


「しかしオクトパス・・・・・・・なぜ君がここに?」

 

「フッ、エンデヴァー先輩にここは任せろと言われたから!」

 

どうも、大きなお友達に大人気!オクトパスだよ!

一回だけ飛段の奴が主人公になってたから、もしやオクトパスでもあるのでは・・・・・・?

とか思ってたそこの君!

オクトパスさん素敵!抱いて!

とか思ってたそこの君!

ちょっと殻を割るのに失敗して机の上に落ちちゃったそこの黄身!

私が、来た!!(パクリ)

 

「・・・・・・・まあさすがは角都少年の父親というか・・・・・・・」

 

「見事なまでのシリアスブレイクだったな。」

 

「親子そろってバカだな。」

 

「んん~、総攻撃!」

 

まさか爆豪君からも突っ込まれるとはな。

まあいいだろう。

 

「とにかく、角都については任せろ。

人様の迷惑にならないよう、息子の暴走(癇癪)を止めるのは親の仕事だ。」

 

「オクトパス・・・・・・・」

 

背中から触手で編んだ羽を広げる。

そして羽ばたき、飛び上がる。

角都にはこんなことはできないが、オレの場合鍛えに鍛えたから出来る芸当だ。

 

「アディスオス!!」

 

そして、角都が飛び上がった方向へ向かった。

 

 

 

 

 

 

 

「ん・・・・・・・・・」

 

やあどうも、角都です。

親父の出番?もうちょっとあると思うよ、多分。

しかし、ここはどこだ?

 

「確か、オルフォに尾獣の個性を押し付けられて、そんで・・・・・・・・」

 

そっから記憶がない。

NARUTOの原作でもあった暴走でもしてるのか?

まあ恐らくそんなとこだろう。

んー、人を見境なく襲いでもしたら困るな。

速いとこここから出なければ。

そう思い、辺りを見回す。

地面は赤っぽい石製、後ろは真っ暗。

上の方は何もない。

だが、途方もなく広い。

東京ドーム何個分?

 

「おい、小僧」

 

「・・・・・・・・?」

 

何だ今の声?

誰が言ったんだ?

・・・・・・・なんとなく察しはついてきたが。

上を見上げる。

グルグル目、羊にこんな角したやついたなーっていう角、牛類に見られる隆起した背中、ムキムキに鍛えられた上半身。

足はなく、代わりに下半身からタコの触手が八本生えている。

よく見れば角は三本、一本切り落とされたようだ。

 

「ゲェーッ!!牛鬼!!?」

 

ファッ!?なんで尾獣が!?確かオレに与えられたのは半分だけ・・・・・・・ん?

そういや、最初のほうはナルトの中の九尾もチャクラ、半分だけだったよね。

でも、普通にナルト内で意識があった・・・・・・・・うん。

 

「そういうことか・・・・・・・」

 

「おい、何勝手に驚いて勝手に納得してんだ。

まあいい。お前があの工事現場頭に選ばれた奴か?」

 

「ああ、そうなる。」

 

「・・・・・・・怖がらないんだな、オレの事。正直意外だ。」

 

意外って言われても・・・・・・・

 

「いや、いまさら尾獣がなんだってくらい濃ゆい人生だからなぁ・・・・・・・」

 

例:上半身と下半身がサヨナラ。リリカル・マジカル・アタック(CV土師孝也 )など

 

「駄菓子菓子、聞きたいことは沢山あるぞ牛鬼!!」

 

「オレもだ。なんだよ駄菓子菓子って。

あと、なんでオレの本名を知っている?」

 

「あー・・・・・・・やっちゃったな・・・・・・いや、尾獣相手ならいいか。

オレには前世があって、そこであんたのことを知った。

オレの前世ではあんたは創作物、つまりはフィクションだった。」

 

「前世?オレとちょっと似てるな。

実は、オレもここの世界の住人じゃあなかった。」

 

「だろうね。どの個性とどの個性を混ぜたらあんたが生まれるんだよ。

スライムとドラゴンキッズ配合して竜王ができるようなもんだぞ。」

 

「ああ、なんでも神とかいう奴に、『転生者がお前を望んでるんだ。』とか言われて連れてこられた。

それでよく知らんガキに封印された。」

 

ってことはこいつは原作NARUTOの牛鬼か。

角が一本足りないわけだ。

 

「そのガキってのは?どういう目的でお前を要求した?」

 

「ああ、今年で六歳のガキだ。

なんでも友人が欲しかったらしい。

オレの力がどうとかは考えなかったし、ヒーローにもなる気はなかった。

だが、偶然ヴィラン連合とかいう奴らにオレのことがバレちまったのさ。」

 

「結構質問に答えてくれるね?」

 

「お前はキラービーの奴に似てる。少なくとも悪人じゃないってことはわかったぜ。」

 

「ありがとう?

最後に質問、こっから出る方法は?」

 

「現実のほうのお前はオレの力に振り回されてる。

まあ人柱力みたく封印されてるわけじゃないからな。当然っちゃ当然だ。

正直、疲労もヤバイから自然と目を覚まさない限りは出れないだろう。」

 

「・・・・・・・マジか。」

 

 

 

 

 

 

 

「ルオオオオオオオオオオオオ!!!!」

 

「ギシャアアアアアアアアア!!!!」

 

今、オレことオクトパスは角都と上空でもみ合ってる。変な意味じゃないぞ?

まあ当然バランスも崩すわけで・・・・・・・ちょっとこいつから気をそらしたらヤバイことになるんで・・・・・

当然地面に落下!

 

「クソがっ!!」

 

激突のちょっと前に、角都を蹴り飛ばして、激突時の衝撃を殺す体勢にうつる。

かの有名なスーパーヒーロー着地だ。膝に悪いが、これで落下の衝撃を殺せるので万々歳である。

 

「キャアアアア!」

 

「オクトパスとヴィランが落ちてきたぞ!!逃げろ!!」

 

ムッ、人の集団の辺りに落ちてしまったか。

だが、避難誘導なんてしてる暇はない。

角都のほうを見る。

角都は膝に手を当てて、立ち上がろうとしていた。

 

「お前ら逃げろ!!あと言っとくがそいつはヴィランじゃねえ!!

オレの息子だ!!」

 

そういい放ち、角都に飛び掛かる。

 

「グッ!!?」

 

だがしかし、オレの脇腹に突然激痛が走った。

脇腹を見てみると、角都の尻尾が叩きつけたようだ。

その攻撃によってオレは吹っ飛んでしまう。

 

「ググッ・・・・・・サイドキックも連れてきた方がよかったか。」

 

大変な戦闘力だ。

だが、勝機がないわけじゃない。

角都は立ち上がる時、ちょっとよろめいた。

恐らく、角都は動けないほどの疲労か、ダメージかがあった。

それが今の角都にも適用されているんだ。

つまり、今の角都には大陸の形を変えられるほどの技は撃てない。

撃てたとしても精々プラスチック爆弾程度ってとこだ。

・・・・・・・・充分ヤバイわ。

自分で予想しといてどんだけヤバイ個性なんだよ。

 

「まあ、撃たせなければいい!

角都、お前の技を借りるぞ!!!」

 

角都が結構使う技、ブラックオールマイトを使う。

ふむ、結構パワーが上がるな。

そのパワーで一気に距離を詰める。

 

「いくぞ角都!!

見よう見まねの、テキサススマッシュ!!!」

 

角都に向けて、剛腕を振り下ろす。

角都は満身創痍、一発でも食らえば気絶するだろう。

それでオレの勝ちだ。

 

「勝った!!心臓五十九個目、完!!」

 

だが、そう上手くいかないもんさ。

もはや恒例のごとく避けられる。

やれやれ・・・・・・・

 

「自分の息子に、ここまで手こずらされるとはな。」




はい、角都に与えられたのは八尾こと牛鬼でした!
実は当初の予定では七尾の予定だったんですけど、七尾の能力がよくわからない、よく見れば八尾とはタコつながり、感想欄で八尾という意見が多かったなどの理由から八尾になりました。
すまんな重明。


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心臓六十個目 オクトパス主人公説

すまぬ、テスト近いんで来週と再来週の更新はお休みします。
あ、因みに今回、アメコミキャラがい一人出てきます。
ドクターオクトパスではありません。
まあキャラ崩壊してまうけど、軽く。



「よーし落ち着け角都。

深呼吸だ。」

 

「ウガアアアアアアアアアア!!!!」

 

「・・・・・・・デスヨネー」

 

どうも、角都のパパのオクトパスだよ。

いやー、角都め、暴走するなんて立派にオリ主道を突っ走ってるじゃないか!

いやまあ、角都がオリ主かどうかは知らないけど。(※オクトパスは転生者じゃないよ!!)

 

「ガアアアアアアアア!!!!」

 

「アブナッ!?」

 

角都が飛び掛かってくるのを間一髪でよける。

自分で言うのもなんだが、オレはエンデヴァー先輩並みの戦闘力はあると自負している。

まあ、ランキングは大きなお友達しか支持してくれないから下がってるけど。

それと疲れ切っているのにも関わらずに互角に渡り合うって・・・・・・

 

「工事現場さんの大陸の地形を変えれるってのは嘘じゃなかったらしいな・・・・・・・

まあいい!オクトパスアッパー!!!」

 

地面に着地した隙にアッパーカットをして、角都を上空に打ち上げる。

よっしゃ命中!!

角都は地面にドシャッと落ちるが・・・・・・・

 

「ググググ・・・・・・・」

 

「・・・・・・・ヒュー」

 

命中の直前、上空に飛び上がって衝撃を軽減しやがったぞ。

こいつ、角都の戦闘センスをそのまま受け継いでやがる。

はっきり言ってやばいっす。

だって今ので勝ったと思ったもん。

絶対気絶すると思ったもん。

\(^o^)/オワタ

いや、諦めないけどさ?

 

「知能、いや本能か・・・・・・人間の野生化みたいだな、シルエット的に。

さてと、真面目な話、無事に帰りたいなら応援を呼んだ方がいいな。

しかしそんな隙を見せてくれる相手じゃないんだよなぁ・・・・・・・」

 

最悪ここ等一帯に触手の津波を起こしてもいいが、皆パニックのせいで逃げ遅れが多数。

市民も巻き込む。

ここらで一つ苦肉の策の番外編でも作者に書いてもらって一週間分作戦会議に費やしたい。

いや、無理なんだけどさ。

さてと、こいつを倒す方法を考えていこう。

こいつは本体である角都が疲労困憊であるため、一発でもオレの攻撃が直撃したら勝てる。

しかし、身体能力と反射神経がバカみたいに高い。

一発でも命中させるのは至難の技だろう。

ならば一気に触手を放出して捕らえる?

無理だ。市民がまだ避難できてない。

応援も呼べる隙がない。

ならば自分で捕まえざるを得ない。

しかしそれは非常に難しい。

人手が欲しい。

しかし人を呼べる状態じゃないの無限ループだ。

無限ループって怖くね?

しかし、角都のほうは中々襲ってこない。

いや、長考できてうれしいんだが、ちょっと怖いな・・・・・・・

角都は現在、獣のように身をかがめて、いつでも飛び掛かれる体勢だ。

だが、飛び掛かってこない。

一応オレのほうも隙のない構えをしているからか、あるいは・・・・・・・

うん、絶対相手も隙を伺ってんな。

ちょっと試しによそ見。

 

「!」

 

「・・・・・・・・・」

 

一瞬飛び掛かろうとしたのはわかるが、すぐに罠だと勘づいたか。

うわー・・・・・・・角都の洞察力も兼ね備えてやがる。

いや、これも本能か。

本能万能説

よし!ここはひとつ・・・・・・・

ブラックオールマイトを解除する。

そしてオレは懐から携帯電話を取り出す。

 

「あ、もしもし?

テレポータマンか?

ちょっと応援頼みたいんだけど今いける?」

 

「!?」

 

そう、電話する。

応援を呼ぶ。

因みにテレポータマンなんてキン肉マンチックなヒーローはいない。

マジで電話はかけているが、それはマナーモードにして家に置いてきたプライベート用の携帯にかけた。

そして誰かに応援を頼みたいのは事実。

この嘘とマジを合わせた罠に引っかかるか?こいつは。

 

「?・・・・・・・・???」

 

おっと、迷ってるみたいだな。

飛び掛かっていいのか、はたまたダメなのか。

嘘とマジの混同は本能で感知するには難しいらしい。

よし、今度は一回電話を切って、本物のオレのサイドキックに電話する。

 

「あ、もしもし?

アザゼルか?

息子が反抗期なんだ、助けて。

てちょいちょいちょい待て、冗談だ。だから切らないでお願い。

応援を頼みたい。今の位置はオレのコスチュームのGPSで確認してくれ。

あとはよろしく。」

 

ピッ、と電話を切る。

予想通り電話しても襲い掛かってこなかった。

 

「フッハッハー!!今の電話の隙に攻撃をってアブネッ!!!」

 

角都は右腕の鋭い爪を突き刺そうとしてくる。

ちゃっかりこの隙をついてきやがる・・・・・・・

やれやれ・・・・・まあアザゼルのやつはオレの雄英時代の同期で、なぜか独立しようとしない変わり者だけど実力じゃオレと同レベル!!

あいつとオレのコンビは最強だぜ!!!

よ~し、パパ反撃しちゃうぞ~!

 

「・・・・・・・・・?」

 

あれ?この、オレの腹から突き出てる赤黒いのはなんだ?

なんか赤黒いのの周りもちょっと赤黒くいシミがあって、徐々にそのシミは大きくなっている。

あれ・・・・・・・そういえばこの腹から出てるやつの形、まるでう・・・・・・で・・・・・・?

 

「ゴフッ!」

 

口から血が出る。

チラリ、と角都のほうを見ると、なぜか右腕が伸びており、それがオレを刺し貫いたようだ。

しかしなぜ腕が・・・・・・・・

 

(ああ、そうか・・・・・・・)

 

そういえば角都はオルフォとの戦いで右腕を失ってて、触手を右手の形に編んでたっけ・・・・・・・

ああ・・・・・・・しくじったなぁ・・・・・・・・

昔っからいつもこんな感じだ・・・・・・・・大事な時に油断して、機を逃す。

あ、そういえばあの時、オレがまだサイドキック時代にも似たようなことあったっけ。

 

 

 

 

 

 

 

「フゥーハハハハ!

バカヴィラン共!!今オレはお前らに気付かれてないうちにタカヒロさんをここに呼んだ!!

お前らはもうチェスでいうところのチェックメイトにはまったのだ!!!」

 

タカヒロ、それがオレがサイドキックとして働いてたヒーローの名前だ。

名前から勘違いされやすいが、鷲の個性で初老のヒーローだ。

ヒーローランキングも高く、実力も相当のもの。

そして現NO.3のホークス君のお父さんだ。

あの時のホークス君はまだ学生だったなぁ・・・・・・

 

「タカヒロさんが来るまでの間、貴様らの相手はこのσ(゚∀゚ )オレ!

σ(゚∀゚ )オレだよσ(゚∀゚ )オレσ(゚∀゚ )オレ!!

・・・・・・・・・あるえー?

触手がなぜか動かないぞー?」

 

「ハンッ!バカめ!!

オレの個性は『異形封じ』!

異形型の個性の人間がオレに顔を見られるとそいつの個性は機能しなくなる!!

例えばお前のいうタカヒロの場合は見た目は変わらずだが鷲っぽいことは一切できなくなる!!」

 

「え?何その完全な異形メタ?

なんでそんなピンポイントに・・・・・・・・あ、ちょっと待って。

皆さん笑顔で武器構えながらこっちくるのやめて。

あ、いや、ギャアアアアアアア!!?」

 

あの時はマジで死んだなって思った。

だがその時、突然ヴィランの一人が消えた(・・・)

文字通り、跡形もなく。

そいつがいた場所に、薄く少ないながら赤い霧のようなものを残して。

その赤い霧は、すぐに霧散した。

この特徴を、オレはよく知ってる。

 

「お、おい!あいつ、どこ行った!?」

 

味方が一人消えたことに気付き、辺りを警戒し始めるヴィラン共。

しかし、あいつには関係ない。

いつも神隠しのように、相手も一緒にワープさせるにはその相手に触れなきゃいけないのに、敵には一切姿を見せずに、いや気付かせずに連れ去り、一対一に持ち込む。

そして迅速に無力化させ、次の相手を連れ去る。

一人、また一人とヴィランの数が減っていき、最終的には1人になった。

 

「なんだよ!?なんなんだよォ!!?」

 

そいつは辺り全体を警戒している。

違う、そうじゃない。

あいつに対する対処法で最も好ましいのは壁を背にすることだ。

そして最後の一人も連れ去られ、ちょっとしてからヴィランを連れ去った張本人が出てくる。

肌は赤く、先端が矢印のような形をしている、軍服に似たコスチュームを着ているまさしく悪魔といった風貌の男。

手にはトンファーとナイフを合体させたような武器を持っており、それは血に濡れている。

・・・・・・・まあ血の付き方から見るにヴィランを殺してはいない、はず。

そう、こいつこそオレの同期で同じヒーローの元でサイドキックをしている・・・・・・・

 

「芦戸ォ!!」

 

「今はヒーロー活動中だぞ。アザゼルと呼べよオクトパス。」

 

「おっと、いけね。」

 

芦戸紅魔。個性は『ワープ』。

オレと、今のオレの嫁とは幼馴染だ。

苗字から察していると思うが、なんの因果か芦戸三奈ちゃんのお父さんだ。

・・・・・・・別に三奈ちゃんはナイトクロウラーじゃないよ!

 

「いやー、お前が来てくれて助かったよ。

今回は死ぬと思った・・・・・・・・」

 

「黙れ!大体お前はいつも突っ走りすぎなのだ!

まったく五面さん(オクトパスの嫁の旧姓)という彼女もいるというのに、お前はいつも無茶ばかりする!!

ちょっとは考えてから行動しろとなんど言えばわかる!!?」

 

「うー・・・・・・・」

 

いつもの説教を食らわされる。

反論できねぇ・・・・・・・

こいつ、プライベートでは愉快で優しい奴なんだが、ヒーロー活動になったら大真面目。

いやまあ、説教魔であることにはプライベートでも変わらないんだけどさぁ・・・・・・・

あいつ、ホントなんでオレのサイドキックでとどまってるのかわからない。

まあ確かに独立はお前より早くしたつもりあったが、まさか自分をサイドキックにしろというとは思わなかった。

まあ昔っから実力は相当なもんだから快く承諾したがね。

 

(そういやオレが独立してからもよく説教されてたっけ・・・・・・)

 

まるでオカンのように説教して、それでなぜか自分の嫁がそれに嫉妬して意味の分からない三角関係みたいになったっけ・・・・・・・・

そういやなぜか昔に角都が寂しそうだったから三奈ちゃんと会せてみようって話を持ちかけた時、拒否られたな。

もしかして、角都自身で乗り越えさせて成長させようとしてくれたのかもしれない。

あいつは昔っからそうだ。

自分のことはいつも後回しで回りを成長させようとする・・・・・・・でも結婚はあいつのほうが早かったな。

あ、なんか回想してて、これから死ぬみたいな雰囲気だしてるけど死なないよ。

だって・・・・・・・・・

 

「フッ!ハァッ!!」

 

「グガァ!!?」

 

角都は後ろから突然切り付けられ、驚いている。

その隙にオレの腹に刺さった腕を抜く。

・・・・・・・・本当、こいつはすぐ駆けつけてくる。

 

「今日は遅かったじゃねぇか・・・・・・芦戸ォ・・・・・・」

 

「今はヒーロー活動中だぞ。アザゼルと呼べよオクトパス。」

 

「おっと・・・・・いけね・・・・・」

 

「グギギ・・・・・・・」

 

「おいオクトパス、戦えるか?」

 

「フンッ・・・・・・この程度でヘバる分けねぇだろ?」

 

傷口を触手で覆い止血する。

 

「それもそうだ。

だがな、お前は一体いつになったらわかる!?

考えてから行動しろと言っていただろ!!

サイドキック時代どころか学生時代から!!

息子のこととなればなおさらだろ!!!」

 

「うー・・・・・・・」

 

「グアアアアアアア!!!」

 

「フンッ、それより今はあいつだ。

お前の暴走した息子なんだろ?

じゃあ、あんまし傷つけずに無力化するぞ。」

 

「ああ、最初っからそのつもりだ!!

いいか!オレ達のコンビはな――――――――――」

 

昔っからだ。

昔っから変わることはなかったことがある。

 

 

 

 

 

 

 

「―――――――最強だ!!!」

 

 

 

 

 

 

 

オレ達のコンビは負け知らずだということだ。




はい、アザゼルさんでした!
随分といい人キャラ!
しかも芦戸さんのパッパ!!
しかもイケメン!!
主人公の(恐らく)最初ライバルだったけど途中から相棒になるタイプのキャラ!!


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心臓六十一個目 いやー、角都は強敵でしたね。

イイイイイイエエエエエエエ!!テスト終わったあああああああ!!!


「ん・・・・・・・?」

 

知らない天井。

イケない太陽( ゚д゚)ヘイッ!ナーナーナーナナナーナナー

 

「しかし、ここは・・・・・・・」

 

辺りを見回すと真っ暗だ。

・・・・・・・あ、そういえば目玉つぶされたんだっけ。

と、いう事は今のオレは盲目ってことか。

心眼に切り替える。

すると、辺りの状況がわかる。

オレってすごい。

 

「ってなんだ、病院か。」

 

「いや、なんで目が見えないのに病院ってわかるんだよ。」

 

オレの肩にミニ牛鬼がボフンっと出てくる。

 

「そこはまぁ、心眼?」

 

「いや、どんだけ精度いいんだよ。

感知系かお前は。」

 

「いや、異形型です。」

 

まあ多分忍術的な意味だったんだろうね。

とりあえず人がいないとどうにもならないんで、ナースコールをしてみる。

 

『テレレレテレッテテレレレレ~ン』

 

「にゅうてんするっと見せかける」

 

なぜか某コンビニの音がナースコールしたら流れてきた。

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、病院の人に色々説明してもらったところ、オレは昨日の爆豪とオレ救出作戦の時に牛鬼を与えられて暴走。

それを親父に止めてもらって気絶。そして今に至る。

医者いわく、どうやら一度過労死してたらしくこんなに早くオレが目覚めるのは予想外だったとのこと。

え?マジ?そういえば、心臓の鼓動が一つ足りないような・・・・・・・・

ま、いつものことか。

そしてどうやらこの病院、親父や耳郎さん、ピクシーボブさんもいるらしい。

なぜか飛段さんはいない。

あの人、個性的にすぐ怪我するからいると思ったんだけど・・・・・・

早速お見舞いに行きたいって言ったらナースさんの素の「は?」が聞けた。

そして重傷なんだからせめて明日か明後日にしろと言われた。残念。

・・・・・・・・・よし、ポ〇モン厳選でもしよう。

6Vようききょううんヤミカラスを今日こそ手に入れるぞー!

 

 

 

 

 

よーし!お見舞い解禁の今日!

と、思ったら午後からって言われたちくしょう!

午前は暇になるな。

バトンテッカニンでも作るか。

そんなことを考えていると、コンコンと扉をノックする音が聞こえる。

 

「角都ー・・・・・入るよー・・・・・」

 

おや?芦戸さん、元気ない?

 

 

 

 

 

 

・・・・・・・・数日ぶりに見た、角都本人の姿。

右手は肩から先がない。

さすがに時間がたちすぎてくっつかなかったようだ。

そして目だ。

両目を隠すように包帯が巻かれており、包帯についた血が痛々しい。

角都のお母さんから聞いたのだが、一度過労死したらしいのだが、そのせいか顔が若干青い。

左手には点滴で栄養剤が注射されている。

テレビで見た通りだ。

出来ればアレが夢であってほしかった。

夢であって・・・・・・ほしかった・・・・・・・

 

「芦戸さーん?どうした?うつむいてるけど、なんかあった?」

 

角都が目は見えないはずなのにこちらの顔を覗き込む。

すると、目の傷が、右手のついてない右肩が目に入り、しゃくりあげそうになる。

 

「もう・・・・・こんな無茶しないでよ・・・・・・」

 

声を絞り出して、言った言葉がこれだ。

面食らったような顔をする角都。

 

「目が見えなくなって、右手もなくなって、変な個性植え付けられて・・・・・・・テレビで様子を見た時、びっくりした・・・・・・・沢山心配した・・・・・・」

 

こういうのは、何かがきっかけで一瞬で崩れるものだ。

目じりが熱くなり、頬に何かが垂れる。

頭の方に手をやると、髪飾りが手に当たる。

角都に貰った髪飾り。

今は無くなった右手でつけてくれた髪飾り。

あの時、綺麗な目で見つめてくれたけど、それも今はない。

緑谷や切島に私もついていったら、少しは変わったかもしれない。

私一人が増えたところでさほど変わらなかったかもだが、それでも、まだマシになったかもしれない。

それで、私も行かなかったことに凄く後悔した。

夜も沢山泣いた。

お父さんやお母さんにも励まされたってことは、他人からも見て取れるほどに落ち込んでたんだ。

必死に隠してたつもりだったけど、隠しきれていなかったようだ。

最初、中学生の時に角都に話しかけたのは、すごく寂しそうな目だったから、可哀そうだと思ったからだ。

それで助けてあげようと思った。

だって私はヒーローの娘だから・・・・・・・

でも、結果は?孤独は無くしてあげれた。

でも、角都は個性のせいか、元々の性格のせいか、すぐに合理的だと考えたら命を捨てる。

武器化人間の時もそう。USJの時も。そして、今回も。

私は、守ってあげれなかった。

いつも、守られてばかり。

皆を守りたい。

だから、強くなろう。

いままでの何倍も努力して、角都だろうと誰だろうと守れるように。

だから・・・・・・・私が皆を守れるようになるその日まで、

 

「もう・・・・・・・絶対に無茶しないでよ・・・・・・・」

 

「・・・・・・・もう無茶はしない、とは断言できない。

けど、わかった。もう誰にも心配されないようになろう。

何があろうと、あいつなら大丈夫って誰にでも言われるほどに、強くなってみせよう。」

 

ああ、そうじゃない。そうじゃないんだよ、角都。

でも、心のどこかでは、角都がこう返事するってわかってた。

どうせ、いくら止めても無茶するってことはわかってた。

でも、角都は自分の発言には責任をしっかり持ち、それを実行する大バカだ。

きっと、絶対に心配されないほどに強くなるだろう。

・・・・・・・・安心した。

私は、角都に抱き着き、大声で泣いた。

 

 

 

 

 

 

 

「スー・・・・・スー・・・・・」

 

泣き疲れて寝ちゃったか。

しかし、どうやら本気で心配かけてたらしい。

まさか、怪我のことも考えずに抱き着いてくるとは。

( ;д;)傷口イテェ・・・・・・・・

しかし、寝ちゃったか。

仕方ない、このままにしとくのもアレだし、このベッドに寝かすか。

ここのベッドは広いからな。

人二人でも近寄ればなんとかなる。

左手から出した触手で芦戸さんをオレのベッドに運び、優しく掛布団をかけた。

・・・・・・・・よし、理想のツチニンでも厳選するか。

すると、またもやコンコンとノックの音が聞こえる。

誰ぞ?

 

「入るぞー、角・・・・・・都・・・・・・・?」

 

お!1-Aのメンバー勢ぞろいじゃねぇか!

 

「よっ!皆!おはよう!!」

 

「おい角都!!」

 

「ん?どうしたエロブドウ?」

 

「テメェコノヤロウ!!散々オイラのことエロブドウ呼ばわりしてきたくせにお前だって人のこと言えねえじゃねえか!!!」

 

「は?何言ってんの?」

 

「とぼけんな!!横に寝てる芦戸が動かぬ証拠だ!!!」

 

「峰田君!芦戸さんは動くよ!?」

 

ん・・・・・・・?・・・・・・・・あ

 

「いやまて、これは誤解だ!」

 

「そんな・・・・・・角都が・・・・・・」

 

「あの超絶ウブ角都が1-A最初に脱童貞か・・・・・・」

 

「信じられませんわ角都さん!私、見損ないました!!」

 

「いや、だからごか「角都。」ど、どうした切島君?」

 

「・・・・・・・オレは応援するぞ」

 

「ン"ン"ン"ン"ン"ン"~~~~~~!!!!」




角都のパーティ編成!

・ドンカラス
・テッカニン
・クチート
・サメハダー(メガ)
・バンギラス
・ガオガエン(かくれ特性)

です。
見事にあく統一パですね。
ん?テッカニン?知らんなぁ


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心臓六十二個目 本編はおまけ

今回番外編長すぎワロタ
最長やで、文の長さが。


やあ皆、この入り方久しぶりな気がする、角都です。

今はボブさんとこにお見舞いに行こうとしてます。

え?親父?

・・・・・・・・紅魔さんが説教してたんで、邪魔しちゃ悪いと思って後回しです。

さて、ここがボブさんの病室だ。

まったく、縫ったとはいえあの程度の傷で入院とは、軟弱よのう。(注!角都とかがおかしいだけです!)

 

「ちわ~っす。三河屋で~す。」

 

「いや!だからどういうことだよ!?」

 

「言ったまんまの意味よ!!」

 

あらま~・・・・・THE修羅場。

何やらボブさんとお見舞いに来たであろう飛段さん・・・・・・いや、プライベートっぽいから飛崎さんと呼んだほうがいいか?

しかし、どういう状況?

 

「えと・・・・・・角都君?」

 

「ん?」

 

あ、マンダレイさんに虎さんだ。

一体どうしたんだろ?

 

「結構重傷そうなんだけど・・・・・・・来てよかったの?

ていうか一人で来たの?」

 

「え?ああ、ちゃんとお医者さんの許可は得ました。

因みに一人で来ました。」

 

「そ、そう・・・・・・・」

 

「重傷の身であまり無茶はせんことだな。」

 

別に無茶はしてないけど・・・・・・・

あ、そういや一人足らないと思ったらラグドールさん、あの人も入院してるのか。納得。

 

「飛段さんとボブさんの状況説明プリーズ!!」

 

「えっとね?飛崎君、ピクシーボブの首に傷、つけたでしょ?」

 

「ええ、つけてましたね。」

 

「それで傷が首にあって危険だから縫ったんだけど、それで痕が残ることになっちゃったの。

それでピクシーボブが女を傷物にしたんだから責任とれーって。

それに飛崎君が困惑しちゃって・・・・・・ね。」

 

「ふむ、なるほど。

・・・・・・・・・!

そうだ!」

 

「む?どうしたというのだ?」

 

「この場合、飛段さんを主人公としよう。

すると、ヒロインはボブさんになるわけだ。」

 

「うんうん、それで?」

 

「まだハーメルンにおいて『ヒロインはピクシーボブ』というタグが無いわけだ。

ていうかそういう作品も恐らくない。

つまり!飛段さんはボブさんの初めてを奪ったということになる!!」

 

『!!?』

 

ギラーン「そうよ!初めてを奪ったんだから責任とりなさいよ!!」

 

「誤解を招く言い方よせ!!角都も変な知恵吹き込むな!!」

 

「ピクシーボブ、あんた・・・・・・・」

 

「そこまで焦っていたか・・・・・・・」

 

その後も口論は続き、なんやかんやで飛段さんがワイプシ入りした(・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・)

マンダレイさん曰く、ラグドールさんが引退する確率が高いし、引退しようがしまいが中々の戦力を飛段さんが有しているので飛段さんのワイプシ入りは問題ないとのこと。

飛段さんもボブさんの件は悪いと思ってるらしく、お詫びの意味をこめてそれを承諾。

ボブさんがオオカミのような目をしていたのは気のせいだと思いたい。

 

 

 

 

 

 

~おまけ番外編~

 

「番外編のコーナー!!」

 

『イエエエエエエエエエエ!!!(マイクさん一人の声。)』

 

「司会は晴れて(?)両目と右腕を失ったオレこと角都と?」

 

「その友人、切島でお送りするぜ!!」

 

「さて切島君!

今日のラインナップは?」

 

「いい質問だな!

今回はずっとやるやる詐欺してた『角都ヴィランルート』と、前々から考えてた『角都ポリスメンルート』の豪華二本立て!!

因みにヴィランルートのほうだと角都に原作知識はないぜ!!」

 

「凄い!頑固な油汚れもいっぱt「さあ、どうぞ!」

 

~角都ヴィランルート~

 

やあ皆、カリスマスーパーウルトラヴィランこと、角都です。

まず、オレがヴィランになった経緯を教えよう。

幼稚園、小学校、中学にて友達のいなかったオレは、日々を死んだ魚の目で過ごしてきた。

はっきり言ってあんときのオレは生きてる心地がしなかった。

でも、そんなところに手を差し伸べてくれたのが我らが先生だ!

先生とはオールフォーワンのことで、あのオールマイトとタイマン張って生き残れるような実力者だ。

オレはその人がスポンサーをしてるヴィラン連合に所属している。

今は兄弟子的な人の死柄木さんと会議中だ。

 

「えー、前回のUSJ襲撃じゃあ数の暴力戦法で大失敗したので、オレは少数精鋭の組織にした方がいいと思う。」

 

「あ?少数精鋭だと?」

 

死柄木さんはゲームをしながら返答する。

若干苛立ってる様子から見て、害悪パか耐久型と当たったのかもしれない。

 

「うん。何人かは情報や経由で目星はつけてる。

どれももう長い事ヴィランやってたり、個性が協力な猛者ばかりだ。

一人一人がこの前捕まっちゃったステインさん並み・・・・・・・ぶっちゃけUSJに襲撃する前に勧誘してたら大成功とはいかずとももっとマシな結果になってた可能性大だ。

少なくとも採用して損は無いけど、そこは面接次第。」

 

面接というのは、普通に面接である。

経歴、個性、ヴィランとしての名前、今まで犯してきた罪の数。それらで採用不採用をオレが決める。

・・・・・・・そう、オレが。

この人、結構黒霧さんやオレに丸投げするからなぁ・・・・・・・

 

「そうか・・・・・・ま、その辺はお前に任せる。

あ、失敗したら粉々にするからな?」

 

「ヘイヘイ。そんじゃあOKでたし、入ってきていいよ皆ー。

面接始めるよー。」

 

「おい待て、今かよ。」

 

「今です!」

 

ガチャリと、扉が開かれ、4人の男女が入ってくる。

 

「そんじゃあ、適当な順に自己紹介どうぞ。

個性とかヴィランとしての名前とか教えて。」

 

すると、ツギハギの顔をした青年が口を開く。

 

「オレは・・・・・まあ、荼毘とでも呼べ。

本名は出すときになったら出す。

個性は青い炎を放出できて、放火だとか殺人を主にやっている。」

 

「ありがとう!中々有望そうじゃないか!しかも若いし、もしかしたら年近い?

オレ、今年で高一なんだ。」

 

「あっそ。」

 

「そっけないなーもう!!

はい、次。」

 

「はいはい!私行きたいですー!!」

 

サイドをお団子にしてる中学生の女の子が声を上げる。

 

「私はトガヒミコとでも呼んでほしい!

個性は変身でー、血を舐めたらその血が流れてた人の姿に変身できるんだ!

大体コップ一杯で一日分かな?」

 

「中々諜報に便利そうだな。続けて?」

 

「犯罪歴は殺人ばっかりしてる。

実はー、私ー、好きな人がいたらその人とおんなじ物を身に着けたりしてるんだけど、最終的に切り刻んでその人本人になっちゃうの!

血の香りがしてボロボロな人が大好きで、ステ様が好きです!

皆、これからよろしくね!!」

 

「なかなか猟奇的でいいジャマイカ!!気に入った!!

はい次ィ!!」

 

「じゃ、じゃあ私が・・・・・・・」

 

黄色くて、うさ耳のついたパーカーをして、フードで目元を隠してる非常に顔色の悪い小柄な女の子が声を出す。

目元がチラッと見えるが、火傷があるようだ。

・・・・・・・ていうか大分危ない恰好だな。

大きいパーカーは彼女の足先まで覆っているが、動き的にパーカー以外来ていないと見える。

しかもパーカーボッロボロやん!!

あとで注意しとこ。

 

「わ、私の名前は醜鋭(しゅうえい)耳泣(みみきゅう)っていいます・・・・・・ちょっと、変わった名前ですよね・・・・・・」

 

「こっちの社会的に本名出すのはNG」

 

「あ、そうなんですか・・・・・・?」

 

「うん、だからコードネームみたいなの教えてくれると助かるな。」

 

「は、はい・・・・・・・じゃ、じゃあミミで・・・・・・

えと・・・・・個性は操影(そうえい)で、自分の影に質量をもたせて、腕の形にできます・・・・・・・

射程みたいなのはほぼ無限です・・・・・・・その腕、爪がナイフみたいに鋭いし、動きも速いのでちゃんと戦えます・・・・・・・・

真っ暗でも自分の影はある扱いのようで周りが真っ暗でもいけます・・・・・・

犯罪歴は・・・・・その・・・・・ない、です・・・・・・

あの、私、まだ11歳ですけど、役立たずかもしれないけど頑張りますのでどうか捨てないでください・・・・・・・・」

 

「なにやら過去にあったみたいだね、その様子からして。」

 

「は、はい・・・・・・・」

 

「ま、個性も中々強力だし、よしとしよう。(中々賢そうだしな)

はい、次」

 

「オレだな。」

 

なんかデカくてアフロな人・・・・・・アフロ!?

あ、うん、そういや声かけてたわ。

でもまあ、インパクト強すぎんよぉ・・・・・・・

 

「オレの名はバッファロー。

個性は衝撃髪(しょうげきはつ)

個性発動中はこの髪に触れたらほぼタイムラグなしに触れられた方向に莫大な衝撃が行く。

一応生物が触れなくても発動するが、なぜか風とかだと発動しねぇ。

あとこの髪型は合理性重視であってオレの趣味じゃねえ。

犯罪歴はケンカがほとんどだが、それだけじゃ物足りなくなってな。

そこの角都とかいうやつのお誘いは渡りに船ってわけよ。」

 

「ありがとう。

中々に優秀そうな人が集まったね、死柄木さん?」

 

「ああ、オレの嫌いなガキが三人もいやがるが、まあひとまずよしだ。」

 

「やったぜ。そんで、面接結果だが、全員合格。

これから一緒に頑張ろうね。」

 

「おい、御託はさっさと終わらせろ。

例のアレが待ち遠しくてウズウズしてんだよ・・・・・・・」

 

「例のアレだと?」

 

「なんだそりゃあ?」

 

「フッ、まあヴィラン連合の仲間が増えた時の恒例行事ってとこかな?

さて、今回は誰が生き残るかな?」

 

「クックック・・・・・・・さぁな・・・・・・・」

 

この場にいる新人たちの間に疑問が生じた。

何人生き残るか?もしや、真に強いやつを厳選するための最終試験のようなものか?

どれほど危険なことをするんだ?

などといった具合だ。

しかし、現実はその予想の斜め上だった!!

 

「ドキドキ☆人気の料理を当てるまで帰れま10!!」

 

『ズコー!』

 

「え!?今のとこそんな流れ!?

もっとヤバイ雰囲気かと思ってました!!」

 

「はい、私知ってます・・・・・こういうのをシリアルっていうんですよね・・・・・」

 

「うん、勧誘した時明らかに孤児っぽかったのになんでそんなこと知ってるの君?」

 

「・・・・・・・・・・」

 

「ガハハハハッ!中々面白いじゃねぇかヴィラン連合!!」

 

お父さん、お母さん、オレもとっても幸せです。

 

 

 

 

 

 

 

「なにこれ」

 

「さぁ?なんでも作者がヴィランルートがシリアスである必要性がどこにある!?とか言ってた。」

 

「ダメじゃん。期待してた人ごめんなさい。」

 

「因みにミミちゃんとバッファローはオリキャラだけど、モデルがいます。

とあるポケモンに体なんだけど、わかるかな?」

 

「角都、多分現役でポケモンやってる人はすぐわかると思うぞ。」

 

「ほんまそれな。

さて、お次はオレが警察官になるルートだ!」

 

「今現在、番外編だけで3000文字ぐらい使ってるが気にしてはいけない。」

 

「因みに公表ならヴィランルート第二話あるかも?

そんじゃあ角都ポリスメン、時系列的に大体体育祭の直後です。」

 

 

 

 

 

 

 

 

「皆、おはよう。」

 

「相澤先生包帯とれたのね、よかったわ。」

 

「(傷が治る)早さが足りない!!」

 

「お前がおかしいだけだ角都。

さて、体育祭が終わってすぐで悪いが、角都に悲しいお知らせがある。」

 

悲しいお知らせ?

・・・・・・・・・・なんじゃろ?

 

「まさか飛び級で青春とサヨナラバイバイ?」

 

「違う」

 

「色々異常だから研究施設行き?」

 

「それも違う。」

 

「角都、自分が異常だって自覚あったんだ・・・・・・・」

 

「まさか除籍とか?ハッハ~!そんなわけn「正解だ。」・・・・・・・・え?」

 

「慈恩角都、今日をもって雄英高校ヒーロー科の除籍を言い渡す。」

 

「は?」

 

『ハアアアアアアアア!!!??』

 

クラス全体から悲鳴が出る。

ウソダドンドコドーン!

 

「い、異議ありです相澤先生!!」

 

「芦戸、簡潔に異議について説明しろ。」

 

「角都は爆豪に打ち勝って、さらにボロボロの状態で同じ特待生の轟に善戦してた!!

間違いなく現段階で一番ヒーローの素質があると思います!!

それをいきなり除籍だなんて・・・・・・・」

 

「オレだって芦戸と同意見です!

それに見てください角都の様子を!!!」

 

「ブツブツ・・・・・除籍・・・・・ブツブツ・・・・・」

 

「なんか初期のころみたいになってますよ!?」

 

「ホントだ!時系列的にはあんま懐かしくないけど投稿された期間のせいか懐かしく感じる!!」

 

「それについてはしっかりワケがある。」

 

相澤先生はそう切り出す。

しかし、除籍・・・・・・・・

そんなことされる覚え無いんだけど・・・・・・・・

問題を起こしてなければ別に成績がそこまで悪いわけでもない。

やべ、マジでわからん。

 

「と、言うわけで説明オナシャス!」

 

「立ち直りはっや・・・・・・」

 

「お前・・・・・・・気付いてないのか?」

 

「・・・・・・・・?」

 

「麗日戦」

 

「・・・・・・・あぁ~!!!」

 

そうだ!麗日さんとの戦いでめっちゃ鬱になって、眼力一つで麗日さんダウンさせたんだ!

うっわしくじったぁ・・・・・・・確かにあれなら除籍されてもおかしくないわ。

 

「でも除籍って・・・・・・・除籍って・・・・・・・」

 

オレは正直に心に思ったことを口に出す。

 

「せめて普通科編入にしてくださいよ!!!」

 

『・・・・・・・・・・は?』

 

「だって!別の高校に編入するとかめんどいし!芦戸さんらと離れちゃうし!

だからせめて普通科に編入に「ちょちょちょ、ちょっとタイム!」

 

「・・・・・・・え?」

 

皆が疑問のこもった視線をオレに向ける。

え?オレ、何かした?

 

「いや・・・・・・・え?

いいの?切島と戦った時、めっちゃ夢について話してたけど・・・・・・」

 

「いやね?オレ、思ったんすよ。

あれ?これ、警察官でもいいんじゃ・・・・・・・と!

だって警察は拳銃扱える、さらに一応ヴィランの捕縛も合法。

さらにこのタイミングでの除籍宣告、神は言っている!オレに、ポリスメンになれと!!

それに普通科とはいえ雄英卒業したら大学受験が有利になる。」

 

「お、おう?では除籍ではなく普通科編入の方向で学校側に申請するが・・・・・・・・」

 

「警察王に、オレはなる!!」

 

『・・・・・・・・・』

 

~(゚∀゚)十数年後だぜベイベー!~

 

「ヒャッハー!強盗だぜー!!」

 

今、この場にはモヒカンが強盗してヒャッハーしていた。

実際その通りだった。

 

「汚物は消毒だぁ~!!」

 

「金だ!女だ!」

 

「うわらば!」

 

発言のせいで非常に、非常にわかりづらいが、彼らは車での逃走中である。

幸運なことに近くにヒーローがいなかったため、ここまですんなり行けたのだ。

・・・・・・・・・ヒーロー()いなかったためだ。

 

「うあ?逃走経路に人がいるぜ?

ありゃー・・・・・・・警察か?」

 

そこそこ長い一本道。その中央に一人の男が立っている。

警察特有の帽子のせいで影ができていて、顔はわからない。

 

「ハッ!ただの雑魚組織の奴じゃねぇか!

そのまま吹っ飛ばせ!!」

 

「いや、あいつ、なんかこっちに構えてないか・・・・・・・?」

 

明らかに遠目で見てもわかる。拳銃の構え方だ。

拳銃を片手で構えている。

さて、お察しのかたはもうなんとなくお察ししてるだろう。

ええ、この警察官、角都です。

角都は二発弾丸をバンバン☆し、トラックの前輪を両方ともパンクさせた。

結構すごい技術なのだが、まあ角都だし問題ないな。

当然トラックは止まるわけだ。

当然ヒャッハーは降りてくるわけだ。

当然無力化されるわけだ。

だって角都だもん。

両目もあれば右腕もある。

勝てない(確信)

 

「・・・・・・あちゃー、やっぱもう終わってたかぁ。」

 

「あ、地元のヒーローさん。」

 

「角都さ~ん・・・・・・・本当おまんま食べれなくなるんで自重してくださいお願いします・・・・・・」

 

「だが断る。」

 

「うえー・・・・・・・・」

 

そう実は結構この行為、ヒーローから煙たがられてる。

まあヒーローからしてみれば異常な戦闘力の警察官に、いっちゃ悪いが金の元を奪われてるわけだ。

だってヒーローのお給金は働き次第で決まるからね仕方ないね。

 

「じゃ、オレは相棒(勝手に改造した白パト)で変えるから。じゃあね~」

 

角都は白パトに乗って走り去っていった。

いつの間にか簀巻きにしたヒャッハー達を乗せながら。

 

 

 

 

 

 

 

「署長~、オレの出世遅くないっすかぁ~?」

 

「・・・・・・・・・・・」

 

「オレ毎月十何人かのヴィランを捕縛してるんですけど?」

 

「・・・・・・・・・・・」

 

「なのにまだ巡査っておかしくないっすか?」

 

「・・・・・・・・・・・無断での発砲」

 

「ギクッ!」

 

「勝手なパトカーの改造」

 

「ギクッ!」

 

「なぜかまだお巡り時代の帽子をかぶる」

 

「いや、それはいいじゃないっすか。」

 

「一人で強盗集団に特攻」

 

「ウボアッ!!」

 

あ、そういやそうだ・・・・・・・オレ、結構命令無視したりしてる・・・・・・・

 

「君が非常に優秀だから降格とかはしていないものの、とてもとても昇格はさせてあげられない。」

 

「グググ・・・・・・・」

 

「いや、普通に上の命令聞けば今頃スピード出世してるんだよ?

命令聞かずに単騎で突っ込むのがいけないんだ。」

 

ちくしょう・・・・・・・(´Д`)ハァ…

よし、今日は同窓会だし、久々にたくさん飲むか。

 

「と、言うわけで、君にコンビを組んでもらいたい

なんだかんだで上も速いとこ昇格させて権力を君に持たせた方が警察と市民のためだとわかってるんだ。

まあ君が勝手な行動をしないようにする抑止力だね。」

 

「ふーん、なるほどねー・・・・・・・して、オレとコンビを組むのは誰です?」

 

 

 

 

 

 

 

「おっす芦戸さんに切島君。久しぶりー!」

 

「お!角都じゃん!!」

 

「刑事さんみたいな服なのにお巡りさんの帽子被ってる!ウケる!!」

 

「いいじゃん!別に!気に入ったんだよ!!

あ、小化(こばけ)ちゃん、こっち。」

 

「ちゃん付けはやめてください!!」

 

「わかったよ小化ちゃん。」

 

「もー!」

 

相変わらずロリロリしいな、こいつ。

 

「あれ?この子、誰?」

 

「角都の親戚の子?」

 

うん、バリバリ勘違いされてるね。

この子、身長140きってるからな。

 

「この子の名前は小化ちゃん。オレのむすm「違います!!」

 

「角都さんはもう黙っててください!

コホン、私は小化愛子と言います!

角都さんと同じ警察で階級は巡査部長です!」

 

「へー、ご丁寧にどうも。

オレは切島鋭児郎!ヒーローネームは烈怒頼雄斗だぜ!!」

 

「私は芦戸三奈!ピンキーだよ!」

 

「・・・・・・・フェ?」

 

「おーいデク君!爆心地!フレイザード!こっちで一緒に飲もうぜー!」

 

「・・・・・・デク?爆心地?フレイザード?」

 

「いやー、皆久しぶり!元気してた?」

 

「テメェ高校んとき勝ち逃げしやがってクソが!!!」

 

「いや、2年3年の時も本戦で戦ったでしょ。」

 

「個性使わなかったじゃねぇか!!!正真正銘本気のお前に勝たなきゃ意味ねぇんだよカス!!」

 

「・・・・・・・え?」

 

「まあ確かに。正直個性なしのお前とオレの個性じゃ相性悪すぎて結構楽勝だったしな。」

 

「そういえば僕、角都君と戦ったことないや・・・・・・・・」

 

「あー、そういやデク君とオレは戦ったことないね。

今度模擬戦する?」

 

「んー、確かに角都君との摸擬戦は有意義なものになりそうだね・・・・・・今度予定空けとこうかな。」

 

「ゆ、有意義・・・・・・?トップクラスのヒーローが一警察官との摸擬戦を、有意義?

ていうか、なんですこの状況?

まるでトップヒーローのバーゲンセールです・・・・・・?」

 

角都の異常さを思い知った小化ちゃんであった。




オリキャラ紹介のコーナー!
ここでは番外編で出てきたオリキャラについて深く紹介するぜ!

・醜鋭耳泣 親に捨てられたか、はたまた最初から一人だったのか、それは誰も地雷そうなので聞こうとしない。ただ、角都と同様仲間欲しさでヴィラン連合に入ったのは間違いない。ロリっ子。顔にやけどがあり、異常に顔色が悪い。ロリっ子。フードにうさ耳のついた黄色いボロボロのサイズの大きいパーカーしか着ていない。角都は後々注意しようと思っている。個性は操影。ジョジョのゲブ神の自身の影バージョンだと思ってくれれば。とあるポケモンがモデルだが、なんとなく現役の人はわかるだろう。レートでもよく見るし。非常に作者的にお気に入り。できれば出してあげたいなぁ・・・・・・・

・バッファロー なんか七人の悪魔超人を率いてそうな顔と屈強な肉体を持っている。しかし角はなく、アフロがデカイ。ヴィラン連合には普通のケンカじゃ物足りないという理由で入った。マスキュラーとケンカしないか不安。個性は衝撃髪。個性発動中に髪にちょっとでも触れたら、触れた者の方向へ莫大な衝撃を放つ。アフロヘアーは効率化を図るためであり、彼の趣味ではない。彼もあるポケモンがモチーフであり、そのポケモンの(恐らく)モデルがバッファローマンである。

・小化愛子 角都のストッパーとして相棒になった。身長は140をきっている。よく警察なれたな。語られてないが、個性で小さくなれる。これ以上小さくなってどうしろと?階級は巡査部長。角都より偉い。だが合法ロリだ!角都とこの子がコンビって、凸凹コンビってレベルじゃねぇな。角都の人脈に驚いていた。恐らく角都ポリスメン第二話が来ない限り再登場はないだろう。仕方ないんだ。醜鋭ちゃん同様ロリコンのかたへの救済として出したにすぎないからね、仕方ないね。


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心臓六十三個目 この親合ってこの子あり

はい、今回でロリ追加でーし(^p^)
作者にロリコンの疑いかけられても反論できねぇ・・・・・・
現在のロリ
その一 角都と境遇が似てそうな救われてほしいロリ
その二 どうやって警察なったのっていう合法ロリ
その三 今回でのお楽しみ


「雄英の寮来た!メイン寮きた!これで勝つる!!」

 

どうも、傷口は全部ふさがったけど視力は回復しなかった角都です。

まあ心眼あるしオールオッケー!!

 

「な、なぁ角都・・・・・・」

 

「ん?どうした切島君?」

 

「いくらか聞きたいことがあるんだが・・・・・・」

 

「ほう?」

 

「まず、なんで前見えてるんだ?」

 

「心眼」

 

「じゃあもう一つ、」

 

「あ、オレの右腕のことなら、私有地なら個性の使用OKだからブラックオールマイトの要領で編んだんだ。

雄英内は私有地だからね。」

 

「いや、それじゃない」

 

「あり?」

 

ふむ、じゃあなんだ?

学校前みたいに行けるってことはメールで知らせたはずなんだが・・・・・・

 

「うん、その子・・・・・・誰だ?」

 

切島君はオレの後ろに隠れてるロリを指差す。

その子は髪の色は綺麗な赤色で、そこそこ伸ばしており、顔立ちも将来美人になるだろうなと思うかわいらしさがある。

・・・・・・・・あ、そういや言ってなかったっけ。

ていうかオレはどのルートでもロリと出会う運命なのか・・・・・・・・

まあかわいいからいいや。

 

「この子は・・・・・・・あー、そうだな。

芦戸さんとの子供?」

 

『!!!!?????』

 

「驚きすぎワロタww

ま、ていうのは冗だ「いつだ!?いつ(自主規制)したんだ角都!?一言言ってくれてもいいじゃねぇか!!」

いや、だから冗d「いけませんわ!その年でそんなことやる人だとは思いませんでしたわ!!」

だから冗「おいこらエロ触手!うらやまけしからん!!」

・・・・・・・・・・助けて芦戸さん!!」

 

「ねぇねぇ、ママって呼んでママって」

 

「まさかの裏切り!?

だからさっきのは冗談!!!」

 

「冗談でしたか・・・・・・それならそうと速くおっしゃっていただければ・・・・・」

 

「そうだぞ!角都が早くも童貞卒業したかと思って焦ったじゃんか!!」

 

「角都、オレは信じてたぞ」

 

「うそつけ!

この子はオレの妹だよ!!」

 

『まさかの!?』

 

「ああ、実はこんなことがあってな―――――――」

 

 

 

 

 

 

 

そう、あれは家庭訪問の日・・・・・・・

 

「いやー、なんか悪いっすね、家まで送ってもらっちゃって。」

 

「いや、いいんだ。

その目と右腕の責任は我々にある。」

 

丁度退院の日と、家庭訪問の日が重なったために家までオールマイトと相澤先生に送ってもらったんだ。

いや、責任はすべてオレにあるのでは・・・・・・とか考えながらな。

そんで家の鍵を開けて、ドアノブに手をかけたとこで気づいたんだ。

なんか家の中が騒がしいな、と。

なんかこう、ドタバタという音が聞こえる。

いつもなら珍しく夫婦喧嘩か?とか思ったとこだろう。

一応母さんも雄英のヒーロー科出身なので、夫婦喧嘩となると部屋が大変なことになる。

だが、先日に大変なことがあったのだ、警戒しないわけがない。

 

「相澤先生、いつでも戦えるようにしてください。

オールマイトは車に戻ってください。」

 

「・・・・・・・まさかとは思うが、角都」

 

「ええ、中でドタバタという音がします。

これだけで警戒するオレは異常でしょうか?」

 

「いいや、そんなことはないよ角都少年。

確かに私は車に戻っておいたほうがいいな・・・・・・・

相澤君、角都少年、危なくなったらすぐ逃げるんだぞ」

 

「わかってますよ。ていうか、オレは戦ったらダメなんでしょ、相澤先生?」

 

「その通りだ。

恐らく中でもうすでに戦闘が起きている。すぐに行くぞ。」

 

オレは、ドアノブに手をかけ、

 

「オラァヒーローだ!!!」

 

勢いよく開いた。

すると、外にいた時に聞こえなかった声が聞こえてくる。

 

「どういうことよあなた!

この子は誰の子よ!?」

 

「いや、だから事情を聴けって!」

 

「浮気の言い訳なんて聞きたくない!!僕は嫌だ!!」

 

「お前僕っ子じゃないだろってアブな!!?」

 

「こ、こういう時の修羅場ってどうすればいいんでしょう?(オロオロ

すっごい!ドラマみたい!

そんな呑気なこと言ってる場合じゃないです!」

 

「・・・・・・・・角都」

 

「(苦笑)」

 

「これ、どう聞いても夫婦喧嘩のそれだよな。」

 

「・・・・・・・・オールマイト呼んできます」

 

「頼む」

 

そしてその後、暴れる母さんを取り押さえた。

 

「よし、事情聴取だ。親父、この子はどういうことだ?」

 

「・・・・・・・うん、わかった。

その前に確認したいことがある。

なぁ、君、牛鬼という名前に聞いたことは?」

 

「!?牛鬼を知ってるのおじさん!!?」

 

「・・・・・・・・やっぱり」

 

「・・・・・・・・・まさか」

 

「その子だよ。

角都に与えられた個性の、元の持ち主」

 

『!?』

 

「出会ったのは、本当に偶然だった。

お茶菓子が無かったから買いに行った帰り、路地裏で壁にもたれかかってた。

近寄ったら特有の威圧感が一瞬だけ感じられた。

あの時、暴走した角都と戦ったオレにはわかる。

あれは、間違いなく牛鬼の力だ。」

 

「角都という人!あなたの中に、牛鬼はいるんですか!!?

答えて!」

 

「・・・・・・・・牛鬼、出てこい。」

 

オレの肩にミニチュア牛鬼がボフンと出てくる。

 

「・・・・・・・赤奈、か。」

 

「・・・・・・・・・牛鬼さん。」

 

ロリ、いや赤奈ちゃんの目から涙が出始める。

 

「寂じがっだあああああああああ!!!!!」

 

「ウボアッ!!?」

 

ロリは とっしんを 繰り出した!

角都は ダメージをうけた

 

~しばらくお待ちください~

 

「で、色々教えてもらおうか、赤奈ちゃん。」

 

「うん・・・・・・・あのね、気が付いたら何もない部屋にいたの。

覚えてるのは牛鬼の存在と、牛鬼が私の中からいなくなってるってことだけです。

赤奈って名前は怖い人達が私のこと、そう呼んでたから。」

 

「・・・・・・・・誘拐されたくさいな、この子」

 

「うん、それで最近怖い人達がご飯を運びに来なくなりまして、もしかしてあの人達は私のことに構ってられない状態のかもと思いまして。

私の中に残ったもう半分牛鬼の力を振り絞って壁を壊したの。

それで町をさまよってたところをそこの人に拾われて・・・・・・・」

 

「おk、把握」

 

 

 

 

 

 

 

「ってことがあったんだ。」

 

「おかしいだろ、最後のセリフ」

 

「あ、妹ってのは親父の戸籍ないと色々面倒だし記憶喪失ならうちの子になっちゃいなよYOU☆

という意見のもとに慈恩家の養子になったからだ。

慈恩家は核弾頭二つ分の戦力の生物を現在有していることに・・・・・・・国相手に脅迫できそう。

牛鬼の意識はオレの中から赤奈ちゃんの中に移動させてるZE!」

 

慈恩家の家系図

・父親 NO.6ヒーロー

・母親 角都()母親だからなぁ・・・・・・・

・長男 角都(核弾頭レベルの生物その一)

・長女 赤奈(核弾頭レベルの生物その二)

 

なに・・・・・・・この、・・・・・・・なに?




因みに赤奈ちゃんの独特な喋り方、オクトパスの浮気(誤解)の時の一人会話などの理由は次回辺り説明します。
まあ勘のいいかたなら気付いてるかもですが・・・・・・・


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心臓六十四個目 シスコンが進む義理の兄。〇ケモンガチ勢入りしそうな義理の妹

はい、テストが近いので2週間ほど投稿はお休みです。
中間めんどい・・・・・・・・
(゚∀。)発狂するわこんなん!!


「そろそろいいか?」

 

「すんません相澤先生、説明のために時間もらっちゃって。」

 

「重要なところが説明されてないが?」

 

「・・・・・・・・あ!」

 

どうも、角都です。

前回からの続きです。

そうだよ!なんで学校に一緒に来ることになったのかとか皆に説明してないじゃん!!

 

「えー、なんでもいざとなったら相澤先生の個性でオレと赤奈ちゃんが暴走したときに簡単に止められるから、です。

ひとまとまりになってたほうがいい。

・・・・・・・・・・監視対象としても、な。」

 

「監視対象?どういうこと角都?」

 

「実は一部例外を除いて24時間一緒に行動しろっていうのは国からの命令だ。

さっき言った暴走を相澤先生が来るまで暴走してない片方が抑えつけとくって意味合いが強いだろうが、いきなり核弾頭クラスのヤバイ人間が二人もポンと出てきてそれを監視しないわけないだろ?

だったらいっそのこと固まってくれてたほうがいい。」

 

「でもでも!それって確証は持てないんじゃない?

だってそんなの見たわけでもないのに・・・・・・・」

 

「ああ、見ちゃいないさ。

だが、聞くことはできる。

大方、目の前のオレ達の寮の屋上で双眼鏡覗いてるってとこかな。

そのあたりから時々、さすがに距離がありすぎて何言ってるかわからないが、声が聞こえるとこからして間違いない。

相澤先生合ってます?」

 

「・・・・・・・・おかしいな。

確かその手のプロを寄越してきたはずなんだがな。

ああ、正解だ。」

 

「ま、だからなんだって話だがな!!」

 

HA☆HA☆HA☆今日もオレってさえてる!

目を失ったおかげで耳がバカみたいによくなったからな!!

 

「因みに赤奈ちゃんの独特な喋り方なんだが、まぁ、多重人格ってやつです。

説明終わり!!」

 

「雑!!」

 

「そうですよ角都さ・・・・・兄さん!

私の説明を雑に済ますなんてひどいよー!!」

 

「ほら、赤奈ちゃんもこう言ってることだし」

 

「わかったよ。

赤奈ちゃんは生まれた当初から牛鬼を体に宿しており、常に一人じゃなかった。

しかし、オルフォが赤奈ちゃんを誘拐、個性を奪った。

しかし強力すぎる個性ゆえに半分しか奪えなかったわけだが、人格はすべて奪われてしまった。

自分の中に常にいた頼れるやつを失ったのがショックだったのだろう。

人は幼いころに精神的に強いショックをうけると人格が分かれることがある。

この子は牛鬼のいない環境に耐えきれず、もう一つ人格をつくって対処したんだ。

まあざっくり言えばオレとは違う寂しさの紛らわせ方だな。

オレは最初っから一人だったために情緒を不安定にすることで忘れさせようとしたが、この子は自分で人格を創り出してその穴を埋めた。

だから多重人格となり、喋り方が独特なんだ。

決してオレより酷い情緒不安定ってわけじゃない。」

 

「なるほど。」

 

「記憶喪失ってのはまぁ、人は恐ろしい体験をすると恐怖から身を守るために記憶障害になることがある。

恐らくはそれで、本当の両親は殺されていて、それが原因な可能性が高い。」

 

っていうのは建前で、恐らくだが何年かしたら前世の意識が目覚めるってパターンの転生者で、また前世の記憶が上手く思い出せない転生者でもあるんだろうという推測をオレはしている。

もっともそんなこと話せないがね。

 

で、その後に寮について色々相澤先生から教えてもらったんですけど・・・・・・

 

「あのー、相澤先生?何故、なにゆえ赤奈ちゃんが男湯に入らねばならんのです?」

 

「暴走した時に(ry」

 

「いや!それはわかりますよ!

でも、でも!!そこのエロブドウと一緒に入ることになるんですよ!!?」

 

「安心するっす角都、いやお義兄さん・・・・・・」

 

「お義兄さんと呼ぶな!!」

 

「お兄ちゃん・・・・・・・私とお風呂、嫌?」

 

「グフォアッ!!?(鼻血ブーッ)」

 

 

 

 

 

 

 

 

「で、こうなるのか・・・・・・・・」

 

「いいお湯っす・・・・・・すごくいいお湯っす・・・・・・」

 

「喋るな腐れブドウ」

 

結局一緒に風呂ってます。

腐れブドウ、近寄るな。

おまえの事だからどうせまだそういう知識のない赤奈ちゃんに色々セクハラする気だろ。

 

「赤奈ちゃん、一緒に洗いっこでもするっs「死ね腐れブドウ!!」

え!?ちょ、何すんだよ角都!!?」

 

「これから死ぬ貴様に言う必要はなかろう!!

食らえ戦場を一瞬で焼き尽くすナパーム弾並みの威力を誇る技、ナパーム・ストレッチ!!!」

 

「ギャアアアアアアアア!!!???」

 

「落ち着け角都!風呂場でナパーム・ストレッチとかマジで相手死ぬぞ!!?」

 

「そうだよ角都君!!ていうかその身長差で峰田君に技かけれるの!?」

 

「爆豪おじちゃん、なんで濡れてるのに髪の毛ペッタンコにならないの?」

 

「誰がおじちゃんだコラ!!」

 

 

 

 

 

 

 

「フゥ~、ちょっとやりすぎたかもしれない。」

 

どうも、風呂も終わったし、お部屋でゆっくりしてる角都です。

因みに部屋の位置は原作で青山君がいたとこです。

クッ!こんなとこで青山不在の弊害が!!

・・・・・・・・そういや彼、結構なSSで不在になってるが、不在になってる場合どうしてんだろ。

他のヒーロー科に入ってたりするんだろうか。

 

「お兄ちゃ~ん!

爆豪さんの髪はなぜ水にぬれても平気なんですか?」

 

「それはね、キャラデザのせいだよ」

 

「キャラデザ?」

 

「そのうちわかるようになるさ。」

 

「そういうものなんでしょうか・・・・・・・・なんかそういうのとは違うもののように思えるのはなぜでしょう?

わたし、キャラデザって何か知らないのに、不思議ー!」

 

かわいい!(某伝説のサイヤ人風)

そんなこんなしていると、扉が突然ガチャッと開けられる。

 

「角都ー!赤奈ちゃーん!

部屋王決めるよー!」

 

「は?わからん、三行で」

 

「それぞれの部屋を見て

 部屋王を決め

 る」

 

「よし、大体わかった。

赤奈ちゃん、行く?」

 

「行くー!

みなさんのお部屋、見てみたいです!!」

 

ふむ、丁寧な人格と元気一杯な人格になってるが、子供らしい無邪気さはどちらにもあるのか。

・・・・・・・・なんか二人妹が増えた気がしていいねこれ。

 

 

 

 

 

 

 

「さて、始めりました部屋王決定戦2018!」

 

「角都さん!2018年はリアルのほうの西暦です!

ヒロアカだと恐らく近未来どころか完全に100年は経過しているはずです!」

 

「個性が初めて現れてからもうオレら7世代目ぐらいだったからもっといってるよね、それ。

おっと、失礼。

さて、実況は日ごろから様々な部屋を押さないころに身についてしまったなんにでも手を出す習慣のせいで見てきた実況は私、角都と、」

 

「解説の芦戸でお送りいたします!!」

 

「何やってんだ?二人とも」

 

「こういうのは雰囲気雰囲気。

さて!このテンションめんどいからここいらでやめるとして、最初は緑谷君の部屋か」

 

うん、そもそも作者がそういう実況のやつなんてそうそう見ないからね、仕方ないね。

しかし林間合宿編が終わってメタいネタフルスロットルやな。

 

「わぁー!!!ちょっと待」

 

「オールマイトだらけのオタク部屋だ!!」

 

「憧れなんで・・・・・・・恥ずかしい・・・・・・・」

 

「まあ、想定の範囲内だわな。

むしろこんなんじゃなかったらどうしようかと。

もしかしたら四国を更地に変えてたかもしれない。」

 

「そんなに!?ていうかなんで四国!?」

 

「えぇ~?だって四国なんてなんもないじゃん。」

 

「謝って!今すぐ四国の人達に謝って!!」

 

「だって、香川県は金刀比羅宮、丸亀城、栗林公園、琴弾公園、寒霞渓、屋島、伊吹島いりこ、うどん、金時にんじんぐらいしかないし、徳島県だって鳴門海峡、剣山、吉野川、穴吹川、かずら橋、うだつの町並み、祖谷温泉、阿波踊り、なると金時、れんこんとか精々そんなもんだし、愛媛県なんて来島海峡、石鎚山、道後温泉、松山城、大山祗神社、四国カルスト、宇和島城、坊ちゃん団子だけだぜ?

しかも高知県にだって室戸岬、足摺岬、四万十川、四国カルスト、三嶺、仁淀川、高知城、アンパンマンミュージアム、モネの庭、よさこい祭り、清水さば、鰹ぐらいしかない。

本当、なんもないよね四国」

 

「お前絶対四国出身だろ!!

もしくは四国大好きだろ!!」

 

「・・・・・・・ねぇ角都、奈良の特産品でも有名な物でもなんでもいいから、一つ言ってみ?」

 

「・・・・・・・・・・らっきょう?」

 

「それ鳥取だから!!やっぱお前四国推しだろ!!」

 

因みに作者は神奈川出身です。

さて、次行ってみよう!

 

「ていうか今気づいた!ポ〇モンある!!」

 

~常闇ルーム~

 

「暗い!怖い!!」

 

「貴様ら・・・・・・・・」

 

「あ!これ土産屋に売ってるキーホルダーじゃん!」

 

「男子ってこういうの好きなんだねー。」

 

「用が済んだなら出ていけ!!」

 

「オレはベッドの上の洋服掛ける奴の横にある鹿の頭の置物?が気になる。

ていうかこの部屋にも〇ケモンある!!」

 

~マイルーム~

 

「まあ特になんもないけど」

 

「嘘つけ!!物多すぎるわ!!」

 

「しかもジャンルは統一性が無いし、綺麗に整理されてるから二人が同居しても充分な広さを確保してる・・・・・・・・」

 

「まあ、その辺はさっき言った通り幼いころの経験のせいでいろんなものに手を出してきたからな。

今でも趣味は増え続けてる。」

 

「マジで!?」

 

あ、それとオレの部屋は原作に載ってないから細かく描写するとしよう。

片側にデカイ棚が置いてあり、それに仕舞われてるどころか上にまで置かれている。

置かれてる物は様々でギターなどの音楽系、サッカーとかのスポーツ系など多種多様。

最近はゲートボールしてる。

あとポケ〇ン。

また、それぞれがきれいに整理されており、別段場所を多くとってるわけではない。

だが少なくとも物の量は学内1。

それとそこそこの量の映画のDVDがあり、これは前世からの天然の趣味である。

これまたタイタニックやゴッドファーザーシリーズなどの名作、ダブルヘッドシャークや実写版デビルマンなどのクソ映ゲフンゲフンB級映画など多種多様。

こいつどんだけ密度の濃い人生送ってきたんだ。

オレ、デーモンニナッチャッタヨ

一瞬ながら作者は緑谷君がデーモンニナッチャッタヨな作品を思いついたが、書かれることは無かった。

 

さて、お次の部屋へ行こう

 

~峰田ルーム~

 

「入れよ・・・・・・・すげぇの見せてやるよ・・・・・・・」

 

「ナパーム・ストレッチ!!!」

 

「ギャアアアアアアアアア!!!?」

 

将来、この技は切島君にも伝授され、地獄のコンビネーション的な技をヴィラン相手に使うことを、角都と切島君は知らない。

 

「クソッ!こうなったらアマージョたんやドレディアたんのお胸だとかポケリフレで触るしか・・・・・・・」

 

「お前もやってんのかポケモ〇!!」

 

~尾白ルーム~

 

「ワァー普通だ!!」

 

「普通だ!すごい!!」

 

「これが普通ということなんだね・・・・・・・・!」

 

「いう事無いんならいいんだよ・・・・・・・・?」

 

「こんな周りが個性的なのに普通なんて逆に凄い!!

逆に個性的です!!」

 

「赤奈ちゃん、それは誉め言葉として受け取ればいいのかどうか、非常に迷うよ・・・・・・・」

 

「ていうかお前も〇ケモンやってんのかい!!

あれか、エテボースか!!?」

 

「いや!ナゲツケサルやオコリザルの可能性も!!」

 

~飯田ルーム~

 

「難しそうな本が沢山ある!!」

 

「おかしなものはないぞ」

 

「いや、充分おかしいぞこれ・・・・・・・・

『黄金比について』とか『ピラミッドパワーのすべて』とか・・・・・・・・

え?飯田君、こういうの読むの・・・・・・・?」

 

「ていうかメガネクソある!!!ブフォッ!!ww」

 

「何がおかしい!厳しい訓練での破損を危惧して「飯田君、ヒーロー基礎学の時メガネ外してんじゃん」

・・・・・・・・・・」

 

「そして安定のポ〇モン。もう驚かないぞ。」

 

~上鳴ルーム~

 

「チャラい!!」

 

「手あたり次第って感じネー!!」

 

「えぇ!よくねぇ!?」

 

「統一性があっていいと思うぞ。」

 

「お前に言われると、なんか言葉の重みがあんな・・・・・・」

 

「ていうかまたポケ〇ンやってんのかここの人も。

電気統一かな?」

 

「ランドロス・・・・・・・いたずらごころ・・・・・・・うっ頭がっ!」

 

~口田ルーム~

 

「うさぎいる!かわいいー!!」

 

「ペットはズリィよ口田」

 

(なんか競い始めてる・・・・・・・)

 

「またポケモ〇やってんのかここの人も・・・・・・・」

 

「サッサ、グッグ!(この前相棒のマリルリとともにレート2400になりました)」

 

「ハッ!!?え、ハッ!!!?」

 

(私、この前始めたばかリなんですけど、マリルリって強いポケモンなのでしょうか・・・・・・・)

 

今時は対策が楽になったね!

 

~ちょっとブレイク~

 

なんやかんやで女子含めての部屋王決定戦が決定された!以上!

 

「今回省いたとこ多くない?

寮の説明とか麗日の豪邸やん・・・・・・フラリ発言とか。」

 

「仕方ないじゃん文字数がなんかもうヤバイんだもん。

今で5100文字ぐらい。」

 

「あー、確かにそれは多い。」

 

「だろ?」




A組のパーティーどんなんだろ・・・・・・・
私、気になります!
そしてまさかの口田君がガチ勢。
もうお前ポ〇んち行ってこい。


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心臓六十五個目 今回の話、本当にこれでいいのだろうか・・・・・・

(゚∀。)テスト終わった。疲れた


「前回のあらすじィ!!

部屋王決定しようぜ!!以上!!!」

 

「角都、突然どうした・・・・・・・?」

 

「いや、作者がテスト期間のせいで礼の如く二週間投稿できなかったから皆前回の話忘れてると思って。」

 

あれ?どんなことあったっけ?って人は前回の話をすぐさまチェック!!

早速メタ発現から入ったどうもどうも、角都です。

まあタグにメタネタってあるし、多少はね?

 

「で、お次は爆豪ルーム?」

 

「ああ、あいつならくだらないから寝るっつってたぞ?」

 

「マジかよ。

早寝とかイイコチャンかよ。

もっと夜更かししてパーリナイッ!!!」

 

因みにいつもオレは10時半ごろに寝てます。

健康のために8時間は睡眠をとります。

 

「じゃあ爆豪は飛ばして~・・・・・・・」

 

「オレの部屋だな!!」

 

切島ルーム・・・・・・・・やべ、原作知識云々の前に想像できる。

 

~切島ルーム~

 

「どうよ!この漢らしさは!!」

 

「「・・・・・・・・・うん!」」

 

正直あつくるしい部屋というか、想定内というか?

 

「とりあえずオレは謎の大量と書かれたやつが気になる。

切島君、確か血縁者に漁師おらんよね?」

 

もうポケモ〇はスルーしよう。

皆もってるもん。

 

~障子ルーム~

 

「面白いものどころか!!」

 

「物すらほとんど無いね。」

 

「ミニマリストだったのか。」

 

「昔から物欲があまりなくてな。」

 

「こういうのに限ってドスケベなんだぜ!」

 

そしてコンセントから伸びる充電器が刺さった携帯ゲーム機・・・・・・・・・あ(察し)

 

~セロファンルーム~

 

「なんかエイジアン!!

南国の部族みたい!!!」

 

「ギャップがすげぇ・・・・・・」

 

「ギャップの男「君はどっちかというとドンマイの男だ」ヒデェ!!」

 

~フレイザードルーム~

 

「さっさと済ましてくれ。眠い。」

 

「フレイザードの部屋・・・・・・( ゚д゚)ハッ!

魔王城てきなやつかもしれん!名前の元ネタ的に!!」

 

「いや、ただの和室だ。」

 

「和室!!?」

 

「ていうか造りがちげぇ!!!」

 

「え・・・・・?どうやったのお前?」

 

「頑張ってリフォームした。」

 

この短時間で・・・・・・・?

 

~砂籐ルーム~

 

「普通の部屋だけどよ」

 

「まあフレイザードの部屋のあとなら・・・・・・・む?

卵大6個薄力粉120gグラニュー糖 120gベーキングパウダー 小さじ2塩少々サラダ油1/3カップ水1/3カップで構成されたものをふんわり焼き上げているようなこの匂いは!!」

 

「あ!そうだった!シフォンケーキ焼いてたんだ!!

皆食うと思ってよぉ・・・・・・」

 

『(匂いで材料とその量わかるのか・・・・・・・)』

 

~耳郎ルーム~

 

「思ってた以上にガッキガッキしてんな!!」

 

「ほへー、楽器って結構高いのによく買いそろえたなぁ・・・・・」

 

「親が音楽関係の仕事だからそれで・・・・・・」

 

「全部弾けるん?」

 

「まあ一通りは・・・・・・・・」

 

「そういや角都も音楽出来なかったっけ?」

 

「あー・・・・・・・出来るっちゃできるんだが・・・・・・

盲目になったせいで弦とかの位置がわかりづらくなっちゃって・・・・・・・とても人に聞かせられるようなことができなくなってしまった。」

 

「あ、そうだったんだ。」

 

「折角未来におこる学園祭の出し物で弾こうと「ネタバレやめーや」

 

~葉隠ルーム~

 

「どうだ!?」

 

「普通に女子部屋だな・・・・・ドキドキする。」

 

「プルスウルトラ・・・・・・・・」

 

下着をあさろうとするエロブドウ

 

「正面突破かよ峰「地獄に落ちろ!!ナパーム・ストレッチ!!!」

 

「ウギャアアアアアアア!!!!」

 

「あ!このぬいぐるみ可愛いです!」

 

赤奈ちゃんが癒しすぎる・・・・・・・これが俗にいう、おまかわというものか・・・・・・

 

~芦戸ルーム~

 

「じゃーん!カワイーでしょーが!!」

 

「おぉ・・・・・・・」

 

これまた普通の女子部屋。

オレと切島君は見慣れてるからなぁ

 

「ん?写真立て・・・・・・・」

 

そこにはオレ、切島君、芦戸さんが写った写真立てがあった。

ていうかこれあれじゃん。

 

「まだ二人と出会って間もなくにとったやつだ。」

 

「こんときの角都は落ち着いてたと言うか何と言うか、」

 

「感情の起伏さえほとんどなかったな!!」

 

「スマン、どうにも印象が違いすぎてこの写真に写ってる長身の男が誰かわからん。」

 

実際写真のオレは死んだ魚の目をしており、口には今は亡きマスクをしている。

マスクのせいでわかりづらいが無表情であろう落ち着きと雰囲気が漂っている。

まあ確かにあんときのは別人と言ってもいいぐらいに性格違ってたな・・・・・・

懐かしいね。

 

~麗日ルーム~

 

「味気ない部屋でございますが・・・・・・」

 

「やるじゃない!(ニコッ」

 

普通に質素でいい部屋である。やるじゃない!(ニコッ

だが、しかし、

 

「質素かつ普通にいい部屋なぶん、ネタにもしづらいな・・・・・・・」

 

「ウッ」

 

~ヤオモモ~

 

「あれ?梅雨ちゃんは?」

 

「ああ、なんでも体調不良らしい。」

 

「マジかよ。あとで健康にいいもの持ってくか。」

 

さて、じゃあヤオモモルームになるわけだが、

 

「少々手狭になってしまいましたの。」

 

「少々ってレベルか・・・・・・・?」

 

うん、ベッドで部屋の役3分の1.5ぐらいが埋まってるというね?

勉強も集中してできやしねぇぜ。

 

「オフトゥン作ってあげようか?」

 

「オフトゥン・・・・・・ああ、お布団ですか。

いえ、昔旅館で使った時にものすごい寝心地が悪かったので、少々偏見が・・・・・・・」

 

まぁ・・・・・・きっと普通のやつだったんでしょう。

 

~部屋王~

 

「えー、集計の結果、第一回部屋王は!!

ドンデレレレレレレレレレレ」

 

『(角都、無駄にドラムロールの真似上手いな・・・・・・・・)』

 

「デン!!投票数五票!!投票数・・・・・・・ですかねぇ・・・・・

天上天下唯我独尊!!強靭!!無敵!!コーディネートパワー!!

砂藤ーーーーーーーーー力道ーーーーーーーー!!!!!」

 

「はあぁ!!?」

 

「えー、票を入れた理由としては皆が口をそろえてシフォンケーキ美味しかったから、だそうです。」

 

「うん、美味しかった。」

 

理由単純すぎワロタ。

 

~番外編~

 

「ヒャー!苦肉の策の時間だー!!」

 

『イイイイエエエエエエエエエエ!!!!』

 

~DJ角都の苦肉の策ラジオ~

 

「DJ角都の~?」

 

『苦肉の策ラジオー!!』

 

「どうもどうもリスナーの皆さん!

今日も苦肉の策ラジオの時間だぞ!!

さて、このラジオでは作者がヒロアカ、もしくはオリキャラについて疑問に思ったことを考察していくぜ!!

だからタイトル詐欺をちょっとしてるぜ!!」

 

/(^o^)\ナンテコッタイ

 

「あ、ついでにゲストもいるよ。

今回のゲストはこの人!葉隠さんでーす!!」

 

「え?なんで私呼ばれたの?」

 

「いや、一つ疑問があってね・・・・・・・」

 

「疑問?」

 

※ここから先、葉隠さんの未来の必殺技についてのネタバレがあります。

 

「確か、集光屈折ハイチーズという技があったじゃろ?

仮免取るときに初披露したやつ。」

 

「うん、あるある」

 

「あれってさ、どうやってんの?」

 

「え?普通に背中辺りからカメラをパシャッてやってる。

そうすると自分が凸レンズになって光が広範囲に広がって目くらましになる。」

 

「それさ、つまりは体の屈折が空気中とは違うってことになる。

・・・・・・・それだと奥に見える風景が歪んで見えるはずなんだが」

 

「・・・・・・・あ!」

 

「さて、今日考察するのはこれ!」

 

『なんで空気中と光の屈折が違うのに奥の風景が歪まないの?』

 

「まあぶっちゃけヒロアカ作者がその辺考慮してなかったってのが正解だけどな」

 

「シッ!そういうこと言っちゃダメ!」

 

「まあ無理矢理つじつま合わせるとしたら、実は葉隠さんは自身の体の屈折率をある程度までなら自由に変化させられる。

でもどう頑張っても葉隠さん自体の透明じゃない姿は確認できない、ってとこかな。

そんで無意識にその能力を使ってた。」

 

「なるほど、そうだったんだ。」

 

「もしかしたらその辺鍛えたらいつか素顔見れるかもね」

 

「おぉ~!もしかして目立てる!!?

街とかで透明解除したら目立てる!!?」

 

「そうだね、(突如全裸の女性が現れたらそりゃ)目立つだろうね」




因みにもう二度と苦肉の策ラジオはないです多分


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心臓六十六個目 梅雨ちゃん最強説

今回、なんとあの大人気(?)短命番組、DJ角都の苦肉の策RADIOが帰ってきた!!
新コーナーを携えて帰ってきた!!
お楽しみに~


「トゥートゥー・・・・・・いやはや、オレ達が誘拐されてからもうそこそこたつな」

 

「誘拐されてねぇ。わざと捕まってアジト突き止めたかっただけだ」

 

「はいはいワロスワロス。」

 

どうも、角都です。

今はリビングで爆豪と話してますイエーイ。

 

「しかしまぁ、あの一件でオールマイトは失脚、親父は重傷(笑)、オレに至っては盲目となり右腕も失った。

オレのことはどうでもいいし親父は殺しても死なないようなやつだから別にいい。」

 

「・・・・・・・・」

 

「だが、オールマイトの失脚はデカかった。

あれ以来犯罪の数は増加。

親父もすぐヒーロー活動再開したが、ヴィランを触手プレイする余裕がないとか言ってるレベル。」

 

「・・・・・・・・」

 

「あんとき、オレがもっと強かったら、オールフォーワンの攻撃を躱せるぐらい強かったら、なんてよく思うぜ。

お前もだろ?爆豪」

 

「・・・・・・・・」

 

「沈黙は肯定ととるぞ。

オレ達はオールマイトを、NO.1を終わらせちまったんだな・・・・・・・・」

 

「・・・・・・・・」

 

「ま、オレ達に出来ることはいち早く一人前になることだな。

ていうかそれしかやれることないし。」

 

「・・・・・・・・」

 

チラリ、と外を見る。

そこには梅雨ちゃんと事件の時助けに来てくれた面々がいた。

 

「フゥ~、さっきから黙りっぱなしだな。

ただまぁ、頑張ろうぜ。

一人じゃなくて、皆で。」

 

「・・・・・・・・」

 

「・・・・・・・・・ここまで沈黙貫かれると寂しくなるな。」

 

「・・・・・・・・」

 

「おい、なんか言えよ。」

 

「・・・・・・・・」

 

「オレがただ独り言言ってる危ないやつみたいじゃないか!

なあなんか喋れよ!!」

 

「・・・・・・・・フッ」

 

「あ!今鼻で笑ったな!?テメェふざけんなお前の部屋クーラー全力にして汗腺狭くすんぞコラァ!」

 

「あ?テメェなんざ汗腺狭かろうが倒せんだよ」

 

「ハー!?体育祭でなんか変な負け方したくせによく言うわ!!」

 

「んだとクソ触手!!

変な負け方なら決勝でのテメェのほうが数倍変だわ!!」

 

「仕方ねぇだろあんとき重傷だったんだから!!

むしろ頑張った方じゃボケ!!!」

 

「知るか!オレに勝っといて半分野郎に負けやがって!!

あれじゃまるでオレより半分野郎のほうが強いみたいになるじゃねーか!!」

 

「それこそ知るか!」

 

この言い争いは緑谷君たちに見つかるまで続いた。

 

 

 

 

 

 

 

「昨日話した通り、まずは仮免取得が当面の目標だ。

ヒーロー免許ってのは人名に直接係わる責任重大な資格・・・当然取得のための試験はとても厳しい、仮免といえどその合格率は例年5割を切る」

 

5割を切る・・・・・・・切っちゃうかァ・・・・・

オレ、ことあるごとに大変な目にあってんだよなぁ。

大丈夫かなぁ・・・・・・・

※大変な目にあいます。by作者

 

「そこで今日から君らには最低でも一人二つ・・・・・・必殺技を考えてもらう!!」

 

『学校っぽくてそれでいてヒーローっぽいの来たァァァァ!!!』

 

学校っぽいか・・・・・・・・?

 

「先生、オレもうバカみたいに必殺技多数持ってます!!」

 

「お前は八尾の力の練習でもしてろ

ていうかお前がそんなこと言ったせいでスタンバイしてたミッドナイト先生とかが入るタイミング失ったんだが。」

 

「あ、すんません。」

 

「必殺技・・・・・・コレスナワチ必勝ノ型、技ノコトナリ!」

 

「その身に染みつかせた技、型は他の追随を許さない。戦闘とはいかに自分の得意を押し付けるか!」

 

「技は己を象徴する!今日日必殺技を持たないヒーローなど絶滅危惧種よ!」

 

ミッドナイト先生、セメントス先生、エクトプラズム先生が入ってくる。

 

「詳しい話は実践を交え合理的に行いたい。

コスチュームに着替え体育館γへ集合だ」

 

 

 

 

 

 

 

 

「ここがトレーニングの台所ランド、略してTDL!」

 

「東京ディズ(ここで文章は途切れている)」

 

「ここはオレ考案の施設、生徒一人一人に合わせた地形や物を用意できる。

台所ってのはそういう意味だよ」

 

「なるへそ、だからオールコンクリなのか」

 

すると突然飯田君が大声で・・・・・・まあ安定の質問ですな。

 

「質問お許しください!!

なぜ仮免許の取得に必殺技が必要なのか、理由をお聞かせください!!!」

 

「落ち着け、順を追って話すよ。

ヒーローとは事件、事故、天災、人災、あらゆるトラブルから人を救い出すのが仕事、取得試験では当然その適性を見られることになる」

 

「情報力、判断力、機動力、戦闘力、他にもコミュニケーション能力、魅力、統率力など多くの適性を毎年違う試験内容で試される」

 

魅力・・・・・・?

 

「その中でも戦闘力はコレからのヒーローにとって極めて重視される項目となります。

備えあれば憂いなし!技の有無は合否に大きく影響するよ!」

 

まあ親父が真面目にヒーロー活動するぐらいには世も末だ。

確かに必要になってくる。

 

「状況に左右されることなく安定行動をとればそれは高い戦闘力を有していることになるんだよ」

 

「安定するって、安心する・・・・・・・」

 

「技ハ必ズシモ攻撃デアル必要ハ無イ。

例エバ・・・・飯田クンノレシプロバースト、一時的ナ超速移動ソレ自体ガ脅威デアル為必殺技ト呼ブニ値スル。

サラニ角都クンノブラックオールマイト、高イ防御性能、オマケトハ呼ベナイ怪力モ脅威デアルカラコレモ必殺技ダ。」

 

エクトプラズム先生のセリフ打つのめんどいわー・・・・・・

しかし、怪力っつっても別にマジでオマケみたいなもんだが。

 

「あれが必殺技でいいのか・・・・・!」

 

「なるほど、つまりは自分の中でこれさえあれば有利に戦える、勝てるって型を作ろうってことか。」

 

「そ!先日大活躍したシンリンカムイの『ウルシ鎖牢』なんか模範的な必殺技よ。わかりわすいよね!」

 

オレもパクってすぐ使うのやめたあれか。

まあ実際強かった、オレには座苦のほうがあってたけど。

 

「中断されてしまった合宿での個性伸ばしは・・・・・この必殺技を作り上げるためのプロセスだった」

 

オレは触手伸ばされたが。

 

「つまりこれから後期始業まで残り十日余りの夏休みは個性を伸ばしつつ必殺技を編み出す圧縮訓練となる!!」

 

あ、まだ夏休みだったんだ。

なんかめっちゃ濃いことばっかあったから知らなかった。

 

「尚、個性の伸びや技の性質に合わせてコスチュームの改良も並行して考えていくように。

プルスウルトラ精神で乗り越えろ、準備はいいか?」

 

『わくわくしてきたぁ!!』

 

「仮免試験じゃあもっと強ぇやつと戦えんのか!

オラわくわくすっぞ!!」

 

 

 

 

 

 

 

~DJ角都の苦肉の策RADIO~

 

「さあ今日もやってきましたDJ角都の苦肉の策RADIO!!

え~、この番組では丁度仮免試験編に突入しそうになった本編から様々な1-Aのキャラがゲストとして登場し、この私角都がアドバイスをして強化しようという番組になりました。

なりますじゃなくて、なりました。」

 

作者が書いてるとき丁度いいじゃんってなって始まりました。

 

「さて!今日のゲストはこの人!!

個性『蛙』!ヒロアカ読者の人気投票では怒涛の6位!女性キャラ限定ならば2位と大人気!

蛙吹梅雨ちゃんでーす!!」

 

「どうも、蛙吹梅雨よ。梅雨ちゃんと呼んで。」

 

「えー、実はこの人、基本本編では梅雨ちゃん呼びなのであまりネタにしておりませんが、これまた苗字がキーボードの変換一発で出ない苗字でして。

作者はまず蛙と打った後、吹を打ってます。

ヒロアカキャラ名前の返還めんどいキャラ多すぎィ!!

さて、本題に入りましょう。」

 

「ええ、そうね。

是非ともアドバイスもらいたいわ。」

 

「と、いってもなぁ・・・・・・・未来じゃあやけに強い特殊能力使ってたしなぁ・・・・・・・どんなこと教えてほしいとかある?」

 

「ん~、ちょっとヴィランの倒し方がパッとしないというか、攻撃の威力が乏しく感じるわねぇ。

舌で相手をぐるぐる巻きにしても増強型のヴィランに引きちぎられたらそこで死んじゃうし。」

 

「確かに。USJ編でも結構ヴィランの顔にクリーンヒットしてたのにそのヴィラン、気絶とかせずに普通に会話してたし。

火力が乏しいのかぁ・・・・・・・閃いた!」

 

「どんなことが閃いたの?」

 

「ああ、梅雨ちゃんってUSJ編で緑谷君、エロブドウの二人を抱えて普通に二人が溺れないレベルの浅さのところまで一発でジャンプしてたじゃん?

それも恐らくだがクルーザー、もしくはヨットが縦に7個、角度によっちゃ10個ぐらい配置できるようなドデカイプールの。」

 

参考までに大型クルーザーで68.58m、小型で55.88mです。

・・・・・・・あれ?もしやあれってヨットなのではと思って見直したが帆がなかったので違う。

大体380mから680mの間の長さプールの前兆とし、それを÷2で大体梅雨ちゃんのジャンプの長さがわかるが、最低でも180mぐらいは飛んでる。

( ゚д゚)はっ?

・・・・・・・・(´・ω・`)ん?どっか間違えた?

いやしかし、どう考えてもモーターボートとかだと大きすぎる気がせんでもない・・・・・・・

やべぇな、梅雨ちゃん。

 

「まあその意味不明なパワーの脚力を生かそう。

・・・・・・・最悪手加減ミスったら相手死ぬけど。

まあぶっちゃけただのキックでもその脚力なら充分強いと思うがな。」

 

「ちょっと待って?USJの時、顔を蹴ったヴィランがいるんだけど、そいつ普通に話してたっていうさっき言ってた奴よ?

あんまり威力ないんじゃない?」

 

「ああ、それは水の抵抗だとか、蹴る際に泳いでる体勢から蹴る体勢に変えたから勢いが落ちたんだろ。

それにあれキックというより突っ込んでた感じだし。

話を戻すとしよう。

ズバリ膝蹴りでいいでしょう。

膝は鍛えて無くとも骨のおかげで堅いし、それをその意☆味☆不☆明な脚力でみぞおちにでも当たったら・・・・・・ねぇ?

普通にオレでもクリーンヒットしたら気絶すんじゃね?」

 

「なるほど・・・・・・確かに手加減間違えたら死ぬわね。

結構危険ね、私の脚。」

 

「うん、まあこれで威力問題は解決でしょう。

あ、間違っても飛び膝蹴りはしちゃだダメだぞ?

外したら自分のひざが粉砕されるし、当てたら当てたで相手の命が粉砕されるから。」

 

「わ、わかったわ。」

 

※飛び膝蹴りとは、まあざっくり言えばジャンプの勢いをつけて膝蹴りをする技である。そんな技を梅雨ちゃんがしたら死ぬ(確信)

 




もう梅雨ちゃん一人でいいんじゃないかな。
さらに同じ個性と思われる妹弟がいるんだぜ・・・・・・?


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心臓六十七個目 ブレーンバスターに夢を乗せて

イエイ!
中々話が進まないイエイ!


 

「DJ角都の苦肉の策RADIO!!

さて、この番組はゲストの方にこのオレ角都がアドバイスを「まだ出だしだぞ。なにオマケコーナー初っ端から始めてんだ角都。」

 

どうも、必殺技が腐るほどあるんでこの時間暇な角都です。

 

「おい、八尾の力の練習はどうした?」

 

「いやー・・・・・あれは使いこなすとどっかの国から暗殺者送り込まれそうな気がして・・・・・・」

 

「そこらへんは大丈夫だから練習しろ」

 

「チェー。

じゃあ一緒に練習しようか、赤奈ちゃん。」

 

「はい!

これで私がコントロールできるようになったらもう誘拐されないかもだしね!!」

 

世界最強の幼女。

こちら、核弾頭並みの戦闘力の幼女です。

ぅゎょぅι゛ょっょぃ

 

 

 

 

 

 

 

「あ、今気づいたんだけどさ、ねぇねぇ牛鬼。」

 

「何だ?」

 

「これってさ、もしかしてだけどさ、お前の意識だけ赤奈ちゃんの中に送り込めんじゃね?」

 

まあできるわけないだろうけど・・・・・・

あ、因みに牛鬼はオレの肩の上でミニチュア化してます。

 

「あー・・・・・もしかしたらできるかもな。」

 

「マジk「本当ですか!!?」うわ凄い食いつき。」

 

今の今までただひたすらに尾獣変化のバージョン2になって持久力を鍛えてたのに。

オレも同じトレーニングしてるさ。

今オレは5分、赤奈ちゃんは7分バージョン2を保てる。

・・・・・・・・まあ、赤奈ちゃんの方が尾獣の力持ってる歴長いから・・・・・

 

「ていうか、マジでできるの?

冗談のつもりだったんだけど。」

 

「ああ、オレの力が二つに分かれたのは相当イレギュラーな方法だ。

封印もクソもなく、ただとってつけただけだ。

だから自由に意識がある側、まあオレは角都の体から逃げ出すことができる。」

 

「えっ」

 

※人柱力は尾獣を体から抜かれたら死ぬよ!つまりこの場合角都の命は八尾の掌ってことになるね!!

まあ一回ぐらいなら角都は死んで大丈夫なんだが。

 

「だから、とってつけただけだからとれた境目の部分をピイッタリくっつけられたらオレの意識ぐらいなら移動させても問題ねぇ。」

 

「マジk「移動させよう!!是非、是非!!」うわすごい食いつき」

 

「まああくまでオレの憶測の域を出ないがな。

とりあえずまぁ、赤奈の強い要望もあることだし移動させてみるか?」

 

「やってみようk「やろうやりましょう!!」・・・・・・・赤奈ちゃんがうれしがってるならオレはもう何も言わない。」

 

そうだ・・・・・・・それこそシスコンお兄ちゃんの生きる道だ・・・・・←自覚してる

瑠璃!なぜここに!?まさか、自力で脱出を!?

(無言の腹パン)

ウッ!

彼女は瑠璃ではない。

 

「てなわけで、どうすりゃいいの?」

 

「まず、二人とも拳をグーにして前に突き出すんだ。」

 

「わかった。

うおおおお・・・・・・!!!」

 

「間違っても正拳突きするなよ。」

 

「こうですか?」

 

「そうだ。

そして拳と拳を重ねろ」

 

「ん~?どっかで見たことがあ「黙ってろ」アッハイ」

 

「じゃあちょっと待ってろ・・・・・・・」

 

「Now roading・・・・・・・・」

 

「よし、いいぞ。

よし、それじゃあ、お互いに全力で引っ張れ」

 

「・・・・・・・え?」

 

「(察し)」

 

「オレのチャクラ・・・・・・・こっち風にいうなら個性だな。で、綱を作った。

これで勝った方にオレの意識が行く。」

 

「ん?じゃあオレ抵抗しなきゃいいんじゃ「抵抗しないとオレの力までごっそり持ってかれるからな」

 

「グヌヌ・・・・・・・!!!」

 

「赤奈ちゃーん?今の話聞いてた?

最悪お兄ちゃん死んじゃうんだけどってああ!!

もうちょっと出とる!!なんか拳と拳の間に赤い綱がある!!」

 

「グヌヌ・・・・・・・!!!」

 

「やべ、なんかちょっと力抜けてきた・・・・・・・

抵抗しないと死ぬが力加減間違えたら赤奈ちゃんが死んでしまう!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

し、死ぬかとおもた・・・・・・・

 

「シヌカトオモターヨ」

 

「ご、ごめんなさい角都兄さん!!

私ったらつい舞い上がっちゃった!!」

 

「イヤ、イインダ。アカナチャンガヨロコンデルナラソレデ」

 

「角都ー、必殺技の新しいのなんかアイデアってうわ!?

ど、どうした!?リカバリーガール先生呼ぶか!?」

 

「イヤ、ダイジョウブデスヨ」

 

「いや、どう見ても過去一番で疲れて「ハッハァ!できたァ!!」

 

「やかましいわ爆発さん太郎が!!!」

 

「グオッ!?」

 

どうやら爆豪は新技ができたようだが、うるさいので蹴飛ばしちゃった・・・・・・ん?

なにやら岩が宙を舞って・・・・・・・その先にオールマイトが・・・・・・・

 

「やってもうたああああああああ!!!!!」

 

すぐさま尾獣のバージョン1に変化して、岩に突っ込む!

食らえ尾獣状態じゃないとできないレベルの大技!!

 

「断頭台キック!!」

 

敵を両足で挟み込んでダメージを負わせる技!

尾獣化してないとまず使えないほどの大技さ!!

真っ二つにぶち砕いてやる!!

 

「・・・・・・・・あ」

 

オレより先に出たのか、先に緑谷君が岩を蹴り砕く。

それはいいんだ。

でもね、断頭台キックの両足の間に緑谷君の脚が・・・・・・・

あーもうシュートスタイル考案したのかー

時の流れは速いなーって、

 

「緑谷君足引っ込めろおおおおおおおお!!!!」

 

「え?それってどういう『グヂョッ!!』・・・・・・・・え?」

 

・・・・・・・間に合わんかった

 

「そこまでd「ウワアアアアアアアアア!!!」ん?」

 

「あ、足が!僕の足があああああああ!!!」

 

「ごめん緑谷君んんんんんん!!!!!」

 

「ブラド!!TDLの前にリカバリーさん呼んで来い!!」

 

「わ、わかった!!」

 

「((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル」←物間

 

 

 

 

 

 

 

「本当に!本当に!本当にすまんかった!!!」

 

「いや、いいよ別に。明らかにヤバイ音したけどリカバリーガール曰く別に爆弾とかにはならないらしいし。」

 

「いやそれでもだよ!?ていうか明らかにヤバイ音したんだからなおさらだよ!!

グチョッじゃなくてグヂョッだぞ!?

濁点の有無でだいぶ印象変わるもん!

オレもう一生あの技使わない!!」

 

 

 

 

 

 

 

結局仮免試験の話は教室で行われた。

角都、もう二度とあの技使わないって言ってたし。

・・・・・・・私が使ってもパクリってばれないかな?

あ、どうも、芦戸です。

 

「ところでヤオモモは必殺技どう?」

 

「うーん・・・・やりたいことはあるのですが、まだ体が追いつかないので少しでも個性を伸ばしておく必要がありますわ」

 

「梅雨ちゃんは?」

 

「この前角都ちゃんに教わった膝蹴りと、あとカエルの個性を伸ばしてるわ。

きっと透ちゃんもびっくりよ。

お茶子ちゃんは?」

 

「・・・・・・・・」

 

「お茶子ちゃん?」

 

梅雨ちゃんが麗日の方をつつく。

すると口から血が!

・・・・・・・ではなくイチゴオレが

 

「お疲れのようね。」

 

「角都が疲れた時は寝るのが一番って言ってたよ!」

 

「いやいや疲れてなんかいらへん!まだまだこっから!

・・・・・・・・なんやけど、こう・・・・・・なんか、なんだろうねぇ・・・・・・・最近無駄に心がざわつくことが多くてねぇ・・・・・」

 

「恋だ!!」

 

「フェッ!?故意!?濃い!?来い!?」

 

「命?」

 

「乞い!って何言わすんよ!」

 

「飯田か緑谷ー?

一緒にいること多いよねぇ(ネッチョリ」

 

「ちょ!何そのネッチョリした喋り方!?」

 

「へへへー!

麗日も乙女ですなー?」

 

「ちゃ、ちゃうし!そんなんちゃうし!

そ、そうだ!そっちこそ角都君か切島君のことが好きなんちゃうの!?」

 

「・・・・・・・・」

 

『(突然、硬直した・・・・・・・)』

 

「ハッハー!おもしろいことを言うアルネ?」

 

「三奈ちゃん、キャラ崩壊おこしてるわよ。」

 

「そんなことないデース!」

 

「芦戸さん、デースキャラになってますわ!」

 

「トムの勝ちデース」

 

「今時の子、それわかる?」

 

「え~と、なんだっけ?

私が角都を?いやー、おもしろいこと言うね麗日!

あれ?水飲もうとしてるのに水が出ないぞ?」

 

「角都君か切島君っで言ったし、そのペットボトル蓋締まってるよ?」

 

「おっと、これはいけないけない。

疲れてるのかな?」

 

『ドボドボドボ』

 

「逆さになってるわよ、ペットボトル」

 

「ものすごい動揺してますわね・・・・・・・

これもう芦戸さんは角都君が好きで確定なのでは?」

 

 

 

 

 

 

 

 

「DJ角都の苦肉の策RADIO!!

この番組では、さまざまな1-A組生徒をゲストとして及びし、オレこと角都がアドバイスをして強化しようという企画です。

どう見てもタイトル詐欺です。」

 

黙れ小僧!最初は単発予定だったんだ仕方ないだろ!!

 

「あっそう・・・・・・

さて!今回のゲストはこの人!

筋肉モリモリマッチョマン!

キン肉マンに出てきても違和感ないぞー!

伝家の宝刀(シュガー)ブレーンバスターだ!

砂籐力道!!」

 

「オレ、ブレンバスターやんねぇんだけど・・・・・・」

 

「さて、そんな彼の強化ポイント!

デデドン!バカみたいに重い個性のデメリットをどうするか!?

さて、ではここで彼の個性について解説しよう。

個性『シュガードープ』、砂糖10gにつき3分間だけ通常時の5倍の身体能力を発揮する。

例えるなら通常時に握力が20kg、50m走で10秒という明らかに文化部なやつがこの個性を使用したらどうなるか。

握力が100kg、50m走は2秒で完走できるという、五輪選手真っ青なことになります。

明らかに文化部のやつがこれだぜ・・・・・・?

さらに砂糖10gというと角砂糖3個分ほど。

強い(確信)」

 

「ただまぁ、そのメリットをつぶして余りあるほどのデメリットがあんだよな・・・・・・」

 

「うん、なんとこの個性、使いすぎると脳機能が低下して凄まじい眠気や倦怠感に襲われてしまう。

これがこの個性の最大の弱点にして、この個性を強個性にできない要因。」

 

「これさえなけりゃセメントス先生の時に突っ切れたかもしんねぇんだよなぁ・・・・・・・」

 

「で、だ。

このデメリットの原因なんだが、ズバリ筋肉に糖というエネルギーを補給しまくってるが、足りなくなった分を脳に回す分の糖から補給してるからだと推察される。

いやまぁ、たった砂糖10gで5分も筋力五倍を維持できんなら相当燃費のいい筋肉してんだがな。

閑話休題。

ズバリだがこの個性、デメリットを打ち消すことはできないが、デメリットが来るのを遅らせることはできると思うんだ。」

 

「遅らせる?」

 

「ああ。この個性、要するに筋肉に回す糖が切れたら脳に回す糖を筋肉に回すわけだ。

つまりは逆に筋肉に回す糖が切れなければずっと頭は冴えたまま、筋力を維持できる。

まあ要するに定期的に糖摂取しとけってことだ。」

 

「おお!」

 

「あとは、まぁ、大事の時以外は個性を使わず我が身一つでやるってのもアリだな。

ブレーンバスターとかブレーンバスターとかあとブレーンバスターとか」

 

「ブレーンバスター好きだな!?」




~砂籐の未来~

「出たー!シュガーマンの伝家の宝刀、ブレーンバスターだーーーーー!!!」

「死んでしまう!死んでしまう!」

(オレ、どうしてこうなったんだろう・・・・・・)


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心臓六十八個目 クリスマスが近いが特に番外編とかはない

今日の話こんなんでいいのだろうか・・・・・・・?


「たのもー!

・・・・・・・・おや緑谷君、なぜここに?」

 

「あ!角都君!」

 

どうもどうも、ちょいとコスチュームの改良してもらおうとしにサポート科に来た、角都です。

はて?確かコスの改良は緑谷君済んでなかったか?

 

「ちょっとこの前の一件で血まみれになっちゃったから、どっか錆びてたらまずいからちょっとメンテナンスをね。」

 

「その件に関しては本当に申し訳ありませんでした!!

あ、こちら自分で作ったミルベンケーゼです良かったら!!」

 

「ミルベンケーゼ・・・・・・?」

 

「ミルベンケーゼ、ダニの力で発酵させたチーズで別名ダニ入りチーズ。」

 

「え!?」

 

「ああ、安心して。

外側をはがして食べるものだから。

ダニの部分食わないから。」

 

「だよね!びっくりした・・・・・・・」

 

「ずっと無視され続けて悲しいです!」

 

あ、発目じゃん。いたのか。

 

「丁度こっちのメンテは終わったとこです!

さぁさぁNEWベイビーの試験運用ゲフンゲフンご用件はなんでしょう!?」

 

「あ、オレの場合はちょっと既存の物の強度を高くしてほしくてね。

ちょっと昔に使ってたやつなんだが愛着が沸いちゃっててさ・・・・・・・捨てるに捨てれずもう別の使い方で再利用しようと思ってな。」

 

「わかります!私もベイビー1号機は捨てれずに部屋に飾ってるんで!

で、どれの強度を強化するんです?」

 

「ああ、これなんだが・・・・・・」

 

ポケットからその物を取り出す。

さて、ここで角都クーイズ!!

オレは一体、何を再利用するでしょーか!

 

①尾白君に割られたマスク(USJ編で割られた)

②二代目布製マスク(体育祭で投げ捨てたやつ)

③プールの時に使ったゴーグル

 

さて、どれでしょう!?

 

「で、行けそう?」

 

「ん~・・・・・・ぶっちゃけこれの強度高いバージョンが欲しいならもう新しいの作る方が最終的な耐久は高くなると思いますが・・・・・・・」

 

「それでもいいさ。」

 

「中々に思い出があると見えます。

よし!どんな無茶ぶりにもこたえるのがエンジニアです!!お任せください!!」

 

「サンクス!」

 

「お二人とも明日受け取りに来てください!!」

 

 

 

 

 

 

 

「え~、ではこの前結局どっかの誰かさんがどう考えても人に放っちゃいけない技を事故とはいえ緑なんとかさんの足を砕いてしまったのでできなかった仮免試験について説明する。」

 

おのれドSヘッド・・・・・・・

 

「えー、ヒーロー試験は毎年6月、9月に全国3カ所で一律に行われる。

ちなみに同じ高校の生徒での潰し合いを避けるためどの学校でも会場、時期を分けて受験させるのがセオリーになってる」

 

「まあそりゃ他校と合格競い合うんだからな」

 

「い、いざ対面したらメンチ切るぜ!!」←核弾頭クラスの戦闘力の口裂け巨漢。盲目とみぢ腕がないためカタギには見えない

 

「オレも!!」←片目に傷がある、ギザギザの歯、なんだかんだで身体能力角都レベル

 

『(角都と切島がメンチ切るのはやばそー)』

 

「また、1年の時点で仮免を取るのは全国でも少数、つまりお前たちよりも経験期間の多い先輩方と戦うから気をつけろ。

そして、今回の仮免試験において気を付けるべき、まあ要するに要注意人物が二人いる。

二人とも雄英の特色選抜を受けたが、わけあってどちらも入学を果たしていない。」

 

二人?

はて、一人は炎上親子大嫌いっ子と、原作に蓋るもそんなやついたっけ?

 

「まず一人は夜嵐イナサ、特色選抜において角都、轟よりも先にゴールしたやつだ。」

 

「あれ?でも特色選抜の時のオレらが入ったゴール、普通に破壊されてませんでしたけど?」

 

「説明はしていなかったが、あの試験には実はゴールは三つあるんだ。

一つはか角都と轟が入った一番扉の装甲が硬く、大きいゴール。

二つ、そこそこの硬さのそこそこの大きさの扉。

三つ、鍵がかかっていない普通の民家程度の大きさの扉。

この三つだ。

夜嵐は二つ目のゴールに入った。

なぜか入学拒否したがな。」

 

ふむ、ま、この辺は原作通り。

この忠告を受けるタイミングはどうだったかはわからんがまぁ、結構原作ブレイクしちゃってるしそこんとこはどうでもいい。

問題はもう一人のほうだな・・・・・・・・

絶対オリキャラだ(確信)

 

「そしてもう一人の要注意人物は動力象牙という男だ。

非常に大柄な男だから見たらわかる。

こいつも特色選抜受けたんだが、妨害ありのルールなのになぜか周りのやつを助けてたせいでゴールしたタイムは中の下。

まあもともとレースに向かない個性だったからな。

その後、一般入試は自身を無くしたのかはたまた特色選抜受かると思って申し込んでいなかったか、それはわからんが受けていない。」

 

うん、どっかで聞いたことあると思ったら、作者が失踪した作品の主人公だ。

これを機に復活・・・・・・・するかなぁ?

 

「二人とも前の体育祭の上位三名レベルの実力者であることは確かだ。

どちらもどこかのヒーロー科に属していると考えておいた方がいい。

どういう戦闘スタイルでどういう個性なのかは教えられないがな。」

 

うん、メタい視点で見たらどちらの個性も戦闘スタイルもわかっちゃうんだが・・・・・・・・・

ま、いいか。

とりあえず動力のほうは忘れとこう。オリキャラだし。

 

 

 

 

 

 

 

 

「DJ角都の苦肉の策RADIO!!

このコーナーでは1-Aの誰かひとりをゲストとして招き入れ、オレこと角都がアドバイスをしていくコーナーです!!

さて、今日のゲストはこの人!!

耳たぶから伸びるイヤホンジャックで索敵、不意打ち、拘束などが行える!

プレゼント・マイクの個性のほうが上位互換だと本人は言っているがやれることの多彩さからそんなことはないと思う今日この頃!!

耳郎響香!!!」

 

「ど、どうもー」

 

「さてさて耳郎さん、今日のお悩みは?」

 

「実はさ、ウチの個性だと音量に関しては完全にプレゼント・マイクの下位互換なんよ。

実はそこんとこ気にしてて・・・・・・・・」

 

「OKOK!今回は比較的早く済みそうなお悩みだ!!」

 

「え?」

 

「逆に考えるんだ・・・・・・・別方面で活躍すりゃいいさ、と。

まあ詳しく説明すりゃ完全に索敵及び不意打ちに特化させんのも一つの手だよねって話。

何も真正面から戦わない方が役に立ちそうな個性だなって思ったわけよ。

例えば夜に隠密行動、ひそひそ声で話す潜伏したヴィランを発見、音もなくイヤホンジャックを伸ばし気絶させる。」

 

「ふむ・・・・・・そういうのもありっちゃありか。」

 

「それに対人戦ならうまく頭に当てさえすれば脳震盪で気絶とかもいけそうだな。

それに心音を流してるわけだから運動したあととかは威力が上がるだろうね。」

 

「・・・・・・・・・」

 

「どうした?」

 

「いや、ウチの個性さ、前回と前々回に出てた二人に比べてインパクトが無いと言うか何と言うか・・・・・・・・・」

 

「・・・・・・・・」

 

前回、角砂糖三つかじるだけで文化部だろうと3分間五輪選手もびっくりな身体能力に。

前々回、びっくりすぎる身体能力。




なんかヒロアカの変な物理について考察ばっかしてたこのオマケコーナー、ついに変な物理に触れることのないお悩み到来。
よく考えたらゆで理論並みに変なとこあんだよなヒロアカ。
まあ漫画だしで片付けられるのがほとんどだけど。


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心臓六十九個目 角都「結婚しないのって生物的に合理的なのかな?」

はい、皆さんアレ?と思ったことでしょう。
はい、今作では原作と推薦入試の内容が違います。
それはなぜかというと、作者が内容を原作で描写されてたことを忘れてました\(^o^)/
結構最初の方に描写したあげくそのことに気付いたのが何話か投稿した後・・・・・・直すに治せず、こんなことになりました。
だからその辺はオリ設定ってことでどうか!どうか!


「ここが試験会場の国立青のり博物館か・・・・・・・」

 

「いや、国立多古場競技場な?」

 

どうも、角都です。

仮免試験会場に来ています。

絶対、絶対原作になかった何かしらの出来事がある気がしてなりません。

 

「よく聞けお前ら、ここで合格できればお前らは晴れてヒヨッコ、セミプロへと孵化できる。

頑張ってこいよ」

 

「勿論だぜ!!お前ら!いつもの1発決めよーぜ!!!」

 

「そうだな切島君!

もっと、熱くなれよおおおおおおおおおおおおお!!!!」

 

「せーっの!Puls・・・・・・・」

 

『Ultra!!!!!』

 

「誰だお前!え!?ホントに誰だお前!!?」

 

なぜか一番大きな声を出した切島君の横の奴。

・・・・・・・・あ、こいつ。

 

「勝手によそ様の円陣に加わるのは良くないよイナサ」

 

なんか片目隠れてる糸目の人が今度はこっちに来る。

 

「あぁしまった!!」

 

イナサ・・・・・・・オレや轟、あと爆豪並みの実力を持つ奴その一。

そしてこいつらのこの制服からして、

 

「どうもこんにちわ、西の士傑高校の皆さん?」

 

「丁寧にどうも、東の雄英高校の慈恩角都さん?

オレは士傑高校二年の肉倉精児。

思ってたより礼儀正しいんだな?」

 

「よく言われるんすよ」

 

「みなさん!!どうも大変!!失礼!!いたしましたァ!!!!」

 

「うわなんだ突然!?」

 

イナサがなんかものっすい姿勢で地面に頭をぶつけ謝罪してきた。

 

『(なんか角都と似て非なるタイプの人だ・・・・・・・・)』

 

「なんか失礼なことを考えたやつがいる気がする。」

 

「そういや角都、さっき西がどうたら東がどうたら言ってたけどあれって何?」

 

「ああ、あれは「東の雄英、西の士傑って世間じゃ呼ばれてんだよクソが」

 

被せてきやがった!!

 

「一度いってみたかったす!PulsUltra!!

自分雄英大好きっす!雄英の皆さんと戦えるのは光栄の極みっす!よろしくお願いします!!」

 

「はっきり言ってあんた実力高いらしいから戦わない方がこちらとしてはうれしいっす。

オレら皆で合格したいっす。」

 

「おお!雄英の人に、しかも何かと話題がありまくる角都に実力を認められたっす!!」

 

「オレ程度、別に普通だろ?」

 

『(ヤバイ個性与えられただけならまだしも、盲目になって右腕無くしても超強いくせに何を言うか。)』

 

「イナサ、行くよ」

 

「そんじゃーなー!」

 

「それじゃあサヨナラっす!!」

 

・・・・・・・・やびゃい、あいつ強い((((;゚Д゚))))

いやまあ、一対一なら、尾獣の力を含めたら普通に勝てるだろう。

だがそこにルールがあった場合と、意外にもあいつが奇策を結構思いつくようなやつだったらワンチャン負けるかもな。

 

「今の奴が夜嵐イナサだ。」

 

「ええ、名前でわかりますよ。

・・・・・・・・確かに強そうなやつだ。

牛鬼の力ありきでもルール次第じゃ負けるかもな・・・・・・・・」

 

「角都がそこまで言うとなると・・・・・・・」

 

「オレや爆豪だと相当厳しいか。」

 

「は?あんなやつ余裕で殺せるわボケ。」

 

「ま、そこはあいつの個性次第でもあるね。」

 

確かあいつの個性、名前はっきり出てねぇんだよなぁ・・・・・・・・

ま、いっか。

風を操る個性ですはい。

圧害は結構重宝してるからよくわかるが、風って使いやすいんだよな。

見えないし、あんま大怪我とかもしないし。

何より飛べる。

怖い怖い。

 

「イレイザー?イレイザーじゃないか!」

 

「ん?この声・・・・・・・・あ、まさか((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル」

 

「え?ど、どうしたの角都!?震えが尋常じゃないよ!?」

 

「そうですよ角都兄さん!

保健室行く!?」

 

「体育祭とかテレビでは見てたけどこうして直で会うのは久しぶりだな!結婚しよう!」

 

「しない」

 

「ギャアアアアアア!!?ジョッジョジョジョッジョークさん!!!?」

 

「おお!角都君じゃないか!体育祭見てたよー!!」

 

「オレの傍に、近寄るなああああああああああ!!!!」

 

この人は嫌いだ!

ていうかトラウマだ!

 

「角都お兄ちゃん・・・・・・・死ぬ・・・・・・

死んじゃう・・・・・・・・」

 

「え?あ!!」

 

やっべ!赤奈ちゃんを全力で抱きしめてしまった!

いくら片手とはいえやべぇ!!

 

「角都、この人となんかあったの?」

 

「そ、その前に緑谷君、皆がわかんないと思うからこの人の解説を・・・・・・・・」

 

「う、うんわかった。

スマイルヒーローM.sジョーク。個性は爆笑。

これが近くにいる人を爆笑させる個性でこの人のヒーロー活動は狂気に満ちてるよ。」

 

「いや、なに、実はこの人、昔親父のとこでサイドキックしててな、そん時にちょっとね・・・・・・・」

 

「子供にしては全く笑わない子だったから個性で問答無用で笑わせちゃった!」

 

「こちとら3時間も笑わされたんだぞ!!?

ただただ腹筋と表情筋が死んでいったんだぞ!!」

 

「それはトラウマもんだわ・・・・・・・・」

 

誰もおもしろがって止めてくれず、あの後マジで人間不信になったわ・・・・・・・

 

「それでさイレイザー、結婚しよう!」

 

「しない。この件二回目。」

 

「ブー!wwやっぱそういうツッコミするか!wwウケるww

でも私と結婚したら笑顔の絶えない幸せな家庭が築けるぞ?」

 

「絶対幸せじゃないだろそれ。」

 

よし、とりまカットするか。結構グダってきたし。

 

『!?』

 

 

 

 

 

 

 

「ジョーク先生、そろそろそんなもんに・・・・・・」

 

「えー?別にいいじゃんか象牙くーん!」

 

「え、えぇ・・・・・・」

 

『(なんかやたらデカイのに気が超弱いのがきた)』

 

ていうかマジでデカイな。

270cmぐらいあんじゃね?

 

「動力の言う通りですよ。

すみませんね、ジョーク先生がご迷惑をおかけして。」

 

「あ、いえいえお気になさらずに。」

 

『(なんだろ・・・・・・単純なさわやかキャラって超珍しいというか、なんというか)』

 

しかし今度来たさわやか君は真堂君ではにゃーか。

そして動力象牙・・・・・・要注意人物その二、傑物学園にいたのか。

 

「二人とも、そろそろ行きますよ。」

 

「まあ遅れるのもやだしね!!」

 

「それでは失礼します」

 

「そ、それじゃあ失礼しましたぁ・・・・・・・

あ!真堂先輩先に行かないでください!!」

 

行ったな、よし。

 

「ねぇねぇ爆豪、さっきの動力ってやつと真堂って言う人、どう思う?」

 

「・・・・・・あのデカブツは相当強いだろうな。

ぶっちゃけ真堂とかいうやつよりも強ぇ。」

 

「・・・・・・・やっぱりか。」

 

「ああ、まあな。」

 

そういや、爆豪の台詞と面が合ってねぇんだよってセリフ、なかったな・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

「DJ角都の苦肉の策RADIO!!

このコーナーでは1-Aの誰かひとりをゲストとして招き入れ、オレこと角都がアドバイスをしていくコーナーです!!

さて、今日のゲストはこの人!!

出身地は埼玉!

身長168cm!

誕生日は6月29日で出身校谷便(やびん)第一中学校!

上鳴電気だ!!」

 

「な、なんか個人情報さらされまくられた気がする・・・・・・・」

 

「気のせいだ!そもそもこの情報pixivでのってたやつだしな!!

さて、今日のお悩みをさっさと言って帰れ黄色いエロブドウ」

 

「なんか辛辣!!

いや、まあざっくり言えば戦法に関する相談なんだけどな。

味方を巻き込まないように個性使いたいんだ。」

 

「あれ?そういやなんか電気誘導するルンバみたいなの持ってるじゃん。」

 

「いや、いざという時のために機械なしで戦えるようになりてぇんだ。」

 

「なるほどなぁ・・・・・・よし!

思いついた!」

 

「お!何々!?」

 

「適当にアームロックでもして放電しない程度に個性使え。」

 

「えっ」

 

「はいではさようなら」

 

「待て待て待て!!

なんかオレだけ適当すぎねぇ!?

全国の上鳴ファンを敵に回す気か!?」

 

「いや、そういうことじゃなく、マジでそうするしかないんだよ。

機械なしになると。

だって電流に指向性持たせれないなら放電しない程度にすりゃいい。

相手に電流ながしたいなら相手に触ればいい。

つまりはそういうことだ。

正直深く考察してもこれ以上の案は出なさそうだ。」

 

「そ、そうなの?」

 

「そうなの。

だから適当とかそんなんじゃなくて、ただ単に解決が速いだけさ。」

 

「そうだったのか。なんか悪いな。」

 

「いや、いいよ。

なんかそんな意見出そうだったしな。」

 

「・・・・・・・・・」

 

「・・・・・・どうした?」

 

「やっぱオレにたいして辛辣だろお前!!」

 

「バレちまったらしょうがねぇ!!

いつかの女子陣営にチア服着せたことを忘れたとは言わせんぞ!!」

 

「お前だって眼福だったとか考えてたじゃねぇか!!

つーかへそ出しチア服とか八百万のコスチュームがOKでなんで風呂でピンク色の肌見えただけで気絶したりスク水が無理なんだよ!?

お前のラインがわかんねぇよ!!」

 

「オレにも作者にもわかんねぇよ!!

だってノリと勢いでこのSS書いてんだこちとらよぉ!!」

 

※まだ最初の方に角都のウブ設定が無かっただけです




ほんとにね、角都のラインがわかんねぇ。
もしや角都のウブは芦戸さん限定では?とも考えたが芦戸さんもチア服着てたのでそんなことないっす。

つーかもうちょっとで年明けだあああああああああ!!!!!


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心臓七十個目 ハッピーニューイヤアアアアアアアアアア

新年一発目えええええええええ!!!!!!


イエーイ!年明け一発目イエーイ!!

年明け記念の番外編イエーイ!

 

「突然だがこのSSを呼んでいる諸君!!

この年明け一発目にして心臓七十一個目という記念すべきこのSS、名をオレの個性は地怨虞……地怨虞!?あの角都さんの!?という。

このSSと言えばなんだ?

オレのメタネタ?違う。

オレの情緒不安定ネタ?違う。

シリアスブレイク?あー・・・・・・・それもありっちゃありだが、違う。

では、それは何か?

苦肉の策だよ!!」

 

そう、この作品、何かと苦肉の策が多い!!

もしも角都が別の暁キャラとして転生していたら、百太郎、UAプリンスに角都の苦肉の策RADIO!!

そう、何かと多い!!

 

「そこで!年明け一発目にして記念すべき心臓七十個目は苦肉の策の盛り合わせじゃー!!!」

 

~UAプリンス2~

 

『な、な、なんと!

あの大人気恋愛シュミレーションゲーム、UAプリンスが強化されて帰ってきた!!

前作の4人のプリンスはもちろんのこと、一定条件を満たすと恋愛対象が変わるギミックが搭載!!

禁断の恋がしたいなら相澤先生、オールマイトなどの教師ルート!!

かわいい女の子を愛でたいなら麗日ちゃん、ヤオモモなどのプリンセスルート!!

ちょ~っとスパイシーな恋愛がお好みのあなたはヴィラン連合との犯罪者ルート!!

なんと今作はこれだけじゃ終わらない!!!

充実したミニゲーム!

多種多様な選択肢と会話!!

相手のプリンス、もしくはプリンセスの好感度次第で変わるエンディング!!

・・・・・・・・え?女の子同士なのに子供ができるルートがある?

聞かなかったことにしよう!!

では最後に様々なプリンスとの会話をちょっと見せてお終い!!』

 

「まだ高校生のお前を恋愛対象に捕らえるのは合理的じゃない」

 

「私はNO.1だなんて言われているが、実の所そんなに強くないんだ。

だから、支えてほしいんだよ。誰でもない、君に。」

 

「え!?ウチと!?ムリムリ!!

だって女の子同士でだよ!!?ちょ~っといいかな~なんて思うけど・・・・・・・・」

 

「私知っておりますの!!

私たちのような人をレズビアンということを!!」

 

「いいね~、なんだかお前とは馬が合うよ・・・・・・・

あんたを紹介してくれた先生に感謝だ・・・・・・・」

 

「始めてだ・・・・・・・ハァ、こんな気持ちはな。

もうオレの粛清に同行するな・・・・・・・ハァ、お前を危険にさらしたくない。」

 

『なお、初期からいる四人は省いております』

 

 

 

 

 

 

 

 

~百太郎~

 

『昔々、あるところに、百太郎という創造の個性を持った女の子がおりました。

彼女はお供である(爆豪)()(角都)をつれ鬼退治に向かったのですが、いかんせんお供が強い上に空気を読まないのでまるで活躍の場がありませんでした。

彼女は村の人に感謝されました。

自分は何もやってない、すべてはお供たちのおかげだ、本当に評価すべきはお供達だ。

何度そういっても村の人たちは謙虚だと、素晴らしい心の持ち主だと評価しました。

自ら進んで鬼退治に向かったというのにまるで活躍できなかった悔しさ、強すぎるお供達への嫉妬、自分は何もできなかったというのに評価されている矛盾、それらが百太郎の精神を追い込んでゆき、やがて家から一歩も出ないようになってしまいました。

これを重く見たお供達は、作戦会議を開きました。』

 

「おい、どうするよ犬さんと猿さん。

百太郎はすっかり病んでしまって家から全然でないではないか。」

 

「知るか。弱ぇあいつが悪ぃんだよ。」

 

「そんな言い方はないだろ犬さん。

まあとりあえずなんとかする作戦を考えていこう。

ではまず猿さん!」

 

「・・・・・・・・鬼に協力を仰いで、鬼を村に攻めさせる。

オレ達はわざと負ける。

それで当然百太郎は出てくるだろう。

それで鬼にはわざと負けてもらう。

百太郎の自身回復を図る」

 

「あー・・・・・・・でもさ、鬼はちょいと脅せばなんとかなるが、芝居がバレた時が恐いし、オレ達三人がかりでかかって負けた相手に百太郎が挑むかどうか・・・・・・・・」

 

「ああ、最悪でそこでバレる可能性もある。」

 

「それもそうか。」

 

「じゃあ犬さん、なんか意見ある?」

 

「ハッ、んなもん簡単じゃねぇか。」

 

「おっ!自身あるねー。

何々?」

 

「オレらで百太郎を鍛えてそんで鬼どもにリベンジさせる!!」

 

「いや、今鬼たち悪事働いてないから。

今鬼たちが何やってるかお前知ってる?

何の因果かあいつら農家やってんだぜ?こっちが悪役になるっつーの。」

 

「チッ、じゃあ雉よー、お前はなんか案でもあるのか?」

 

「ああ、一応ある。

百太郎に適材適所という言葉にのっとり彼女が必然的に活躍できるようにしてやる。

例えばだが、どう考えてもあの個性じゃオレ達みたいなゴリゴリな戦闘タイプには戦闘力は劣るし、何より百っ太郎自体が女だから筋力もあまり期待できない。

だから戦う道以外の道を教えてやるんだ。」

 

「なるほどな。確かにそれもそうだ。」

 

「あいつは頭がいいからな、個性とかも考えて商人とかどうだ?」

 

「ああ、それがいいだろう。

それに最終手段として百太郎を嫁に出して家庭を築かせ戦いから身を引かせるとか。」

 

「よし、とりあえず商人の道に進ませるよう努力することにしよう。」

 

「あ、雉仲間に丁度いいやつがいるから連れてくるわ。」

 

「わかった。」

 

「クソ雉の知り合い・・・・・・・?やべーやつじゃねぇだろうな?」

 

「そんじゃあねー」

 

~数日後~

 

「連れてきたぞー」

 

「どうも!雉仲間の角都さんに呼ばれてきました、商人見習いをしている発目です!」

 

「とりあえずこいつ経由で百太郎に商人の道を勧めよう。」

 

~ヤオモモハウス~

 

「どうせ私なんて・・・・・・・」

 

「うっわめっちゃ病んでる(ヒソヒソ」

 

「ここまでとは驚きだな(ヒソヒソ」

 

「あのクソ雉ピンクは大丈夫なんだろうな?(ヒソヒソ」

 

「多分大丈夫・・・・・・あ!入ってきたぞ!(ヒソヒソ」

 

シナリオはこうだ。

まず、発目は商人候補を探していた。

そして中々便利そうな個性を持った百太郎を見つけ、勧誘しにきた。

鬼退治については住んでる地方が違うので知らない。

当然オレ達のことも。

 

「こんにちは!あなたが百太郎ですね!?」

 

「誰ですあなた・・・・・・・・・」

 

「はい!犬さんや雉さんに頼まれてあなたを商人の道を勧めて何も戦い以外でも人は活躍できることを教えて自身を取り戻すように促しに来ました!」

 

「「「(全部説明しやがった・・・・・・・・)」」」

 

*続く・・・・・?*

 

 

 

 

 

 

「角都の苦肉の策RADIO!!

皆様あけおめ!

新年一発目のこれはどうでした?

面白かったら幸いです。

本当に苦肉の策が多いですね~この作品。

だからと言ってメタイネタは多いがな!!

多分ヒロアカのSS史上最も多いであろう。

HA☆HA☆HA☆HA!

そして本日はなんと平行世界のオレ!

ヴィラン角都と角都ポリスに来ていただきました!!」

 

「こんちゃ~す・・・・・うおっ!?」 「やあやあどうも・・・・・・・え!?」

 

「ん?どうしたオレ達よ」

 

「いや・・・・・・・君、右手と両目はどうした?」

 

「オレはもう既に26歳になるがそんな重傷を負った覚えないぞ?」

 

「あー、これ?

いやね、オール・フォー・ワンにやられちゃってさ。」

 

「あ~、あいつか」 「先生にやられたのか。」

 

「そん時に変な個性も一緒についてきてさ~?

何でも核弾頭レベルの威力が出る個性なんだよね。」

 

「ああ、それって牛鬼かい?」

 

「知っているのか雷電!!」

 

「うん、確か一回その個性が原因の事件があって、それをオレが担当したんだ。

あの時はマジで死ぬかと・・・・・・・」

 

「へ~、先生はそんなものを隠し持ってたのか・・・・・・・・」

 

「まあオレはそれのおかげで6歳の可愛い妹ができたからオールオッケーよ。

オレの方に半分、妹・・・・・・赤奈って言うんだが、の方に半分牛鬼の力があってさ。

身元がわかんない上に記憶喪失だから家の養子に入ったんだ。」

 

「身元が無いと言えば、オレが勧誘したんでそっちのヴィラン連合じゃどうなってるか知らんが、身元のわからない11歳になる、コードネームはミミってやつがヴィラン連合に加入したんだ。

あのまま野垂れ死にするよりマシかなって思ってな・・・・・・・・・」

 

「やっぱヴィランでもオレはオレのようだ。」

 

「だな。」

 

「それでな、これが健気でな。

ヴィランやるうえで殺しに慣れといたほうがいいと思って一回適当なヒーローを殺させたんだ。

そしたら泣きながら大丈夫です、なんとも思ってませんって言ってな・・・・・・・・」

 

「・・・・・・・・・悲しくない?」

 

「・・・・・・・・・・うん。

その時に世も末だなって思ったのとそこらへんの孤児院にぶち込みたいってのが本音だった。」

 

『・・・・・・・・・』

 

「そ、そういや皆近場のロリの話になってるからオレも言うが、最近相棒ができたんだが、そいつの身長がな~・・・・・・・・

140いってたっけな?

小化ちゃんっていうんだ。

一応オレより階級は上。」

 

「合法ロリか」 「業が深いな。しかも上司か」

 

「結構飲み込みが速くてな、将来ヴィランを確保できるまでにはきっと成長するぞ~?」

 

「ム!それだったら赤奈ちゃんだって」

 

「ウチのミミを舐めるな!」

 

妹自慢は朝まで続いたという




もうダメかも分からん、このシスコンども。
改めまして・・・・・・・いや、改めるものがないわ。
明けましておめでとうございます。
今年もどうか角都をよろしくお願いいたします。


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心臓七十一個目 もうこれワケワカメ

「フハハー!!これから仮免試験を受けるぜー!!」

 

はい、ざっくりとした前々回までのあらすじ終わり。

どうもどうも、角都です。

今は試験会場にて目良さんの説明を受けてます。

 

「えぇ・・・・・・では今から仮免のやつします・・・・・・・・

あと僕はヒーロー公安委員会の目良です・・・・・・・・・好きな睡眠はノンレム睡眠です・・・・・・・仕事が忙しくてろくにねれない・・・・・・・人手が足りない・・・・・・・眠たい!!そんな信条のもと説明させていただきます」

 

『(疲れを隠そうともしない人だな・・・・・・・・)』

 

ていうか『・』が多いなおい。

まあ実際彼の目の下の隈からして長時間眠ってないのは確実。

健康状態大丈夫かな?

なんかもう疲れすぎてて目も当てられないんでオレが解説しましょう。

 

まず仮免試験を受けるのは1540人で一斉にスタートして勝ち抜けの演習をする。

スピードが試されるので先着100名が合格、逆に言えば1440人が必ず脱落する。

ワーオ狭き門。

合格条件について。

まず参加者はターゲットを三つ、体のどこかにつける。

ターゲットにボールを当てると光る仕組みになっていて3つ光った時点で脱落。

二人以上脱落させたやつが合格。

・・・・・・・これ、オレの場合ブラックオールマイトしてるだけで勝てそう。

 

まあいいだろう(よくない)

 

「えー・・・・・・展開後ターゲット3つとボール6つ配るので全員に行き渡ってから1分後スタートとします」

 

「ここで展開するのか・・・・・・・・

どんだけ金かかってることやら。」

 

「各々の好きな地形や苦手な地形があると思いますが自分を活かして頑張ってください」

 

「みんな、あまり離れず一塊で動こう!!」

 

「あ、ごめん、オレは単独行動でいい?」

 

「え?どうして?」

 

「いやー、いざ尾獣の力使う時に巻き込むとやだし・・・・・・・・・

と、いうわけで単独行動させてもらうぜ!!

アディオース!!」

 

有無を言わせずグライダーモードで飛び上がるぜ!!

 

「展開がオレを呼んでいるー!!!」

 

「何言ってんだ角都ー!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふむ・・・・・・・この辺でいいか。」

 

適当なところに着陸する。

なんかさっき地震みたいなのが起きてこの辺りはエリアもクソもないね。

そういや皆はどうなってるだろうか。

実は開始前に皆に連絡用の小型無線を配っておいた。

だから分断されても大丈夫だと思うが・・・・・・・・それでも心配だな。

・・・・・・・・・まあ自分の心配をまずするか。

 

「さっきから地面から堅いものを砕いてるような音がする・・・・・・・・

誰かが穴でも掘っているんだろうか・・・・・・・・・

徐々にこちらに向かってきている・・・・・・・・・」

 

偶然こっちの方向に掘り進んでいる可能性はゼロだ。

明らかに目標があるかのような動きだ。

しかしどうやってオレの位置を把握しているのか、それがわからない。

それと結構深いところにいるせいか音が小さいな。

 

「・・・・・・・・・!!?

突然音が大きくなった!?

もうゆっくりじゃなく高速で近付いてきている!!

もうここにいるのはまずい!!!」

 

グライダーモードを展開する余裕はない!!

ジャンプして近くの建物の残骸か何かに飛び移る。

するとオレのいた場所の地面から二本の真っ白い象牙(・・)が飛び出してくる。

まるで生物のような動きで、なおかつ高速回転をしているが、間違いなくあれは象牙だ。

普通の歯と似たような気配がするからな・・・・・・・

 

「そしてこの象牙・・・・・・・感じた事のある奴の気配がする。

地面の下にいるときは気付かなかったがな。」

 

象牙が地面に引っ込む。

するとひときわ大きな音を立てながら象牙の本体が姿を現す。

 

「よっ!さっきぶりだな、動力君?」

 

「・・・・・・・・・・まさか、さっきの奇襲が回避されるとは思わなかった。」

 

「・・・・・・・・・・」

 

「・・・・・・・・・・?」

 

「あ、ごめんなさい、人違いでした。」

 

「え?」

 

いやー・・・・・・・だってね?

さっき会ったときはもっと気弱な感じだと思ってたけど今のこいつはとてもとても気弱には見えない。

なんかもうね、覚悟完了してる感じだもん。

もう10年は修羅場潜り抜けちゃってる人の目だもん。

 

「いや、ほんと誰?」

 

「酷い!!」

 

うーん?

 

「しかしなぜオレを狙った?

わざわざ地面潜ってやるより人数倒したいんならもっとやりようはあっただろうに。」

 

「そんなの簡単だよ。

仲間のためさ。

君の強さなら体育祭で知っている。

先輩やクラスメイトの皆のために、勝てないにしても相当に疲労させる!!」

 

「(´ー`*)ウンウンなるほどね。

(゚∀゚)だがしかし!!

そう簡単に重傷を負うわけにはいかないんだ!!」

 

すぐさま飛び上がり、ロケットキックを

 

「あ、待った。」

 

「は?」

 

「レスラーならば「オレはレスラーじゃない」勝負はリングの上で決めるべきだ!」

 

「いや、でもリングなんてここには「そこに置いてあるぞ?」えぇ!?」

 

うっそやろお前・・・・・・・・

どういう意図があったんだ・・・・・・・・

 

『さぁ動力選手リングイン!!

対する角都選手はまだ戸惑ってるようですね~』

 

「誰!?え!?」

 

モウワケワカンネェ。

助けて赤奈ちゃん・・・・・・・

 

~一方赤奈ちゃんは~

 

「イレイザー、その子誰?

もしかしてイレイザーの子供!?

私という女がありながら!!」

 

「違う。

この子はオクトパスさんの娘だ。

用事があるそうだから預かってるだけだ。」

 

「え?オクトパスさんっていつのまに二人目の子供作ったんだろう?

ていうかお盛んだなwwもう40代なのにwwウケるwww」

 

~角都に戻る~

 

「叫びかえ~せハ~ソマッソ~・・・・・・・・」

 

「え、何その気の抜けたキン肉マン二世のOP」

 

『さあ注目の一戦、素の戦闘力もさることながら搦め手、奥の手、卑怯な手まで使うヒールファイター角都選手VS傑物学園が産んだ卵と呼ぶには力強すぎる角都と対照的なクリーンファイター動力選手!!』

 

オレ、そんなに卑怯な手使ったっけ・・・・・・・?

搦め手と奥の手は否定せんが。

つーか動力君はモンスターヒールなんじゃ?

そんなことを考えているうちにゴングがなる。

ちょっと待って!?今誰がゴング鳴らした!?

 

「行くぞ!!」

 

「え、ちょま「パゴォ!!!!」あごばっ!!!」

 

あの剛腕から繰り出されるラリアットが顔面に直撃し、体が()に2回転してマットに落ちる。

 

「グェエ・・・・・・・おかしいだろ2回転したぞ・・・・・・・」

 

わけわかんねぇよどんなパワーしてんだよ。

頭がガンガンするなーもう。

 

「ってアブネェ!!?」

 

「パギャ!!」

 

こ、こいつ・・・・・・ムーンサルトプレスしようとしたな!?

 

「さすがに今のは死の危険を感じたぞ!!?」

 

「オレはそれだけの覚悟で挑んでいるという事だ!!」

 

え、え~・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

「え、え~と?慈恩赤奈の背水の陣ラ、ラディ・・・・・・あ、レディオか。RADIO!!

このコーナーはお話の途中で大変なことになってる角都兄さんの代わりに私がゲストをお招きして、別段アドバイスなどはせずにただ雑談するだけ・・・・・・・・らしいです。

それじゃあ今回のゲストはこの人達、小化さんとミミさん!」

 

「どうもこんにちわ。」

 

「えと、あなたが別世界の角都さんの妹さん・・・・・?」

 

「は、はいそうですミミさん」

 

「べ、別に年上だからって敬語を使わなくていい・・・・・・・・・私自身そこまで大層な人じゃないし・・・・・・・・」

 

「あ、これは私がたじゅうじんかく?っていうやつらしくて丁寧な口調とそうじゃない口調にどうしても別れちゃうんだ。

だからどうしても二回に一回敬語になっちゃいます」

 

「そ、そうなの・・・・・・でも多重人格なら仕方ないよ・・・・・・ヴィラン連合にも似たような感じの人いるし・・・・・・・」

 

「二人ともまだ小さいのにいい子だね。

ミミちゃんに至ってはヴィランで赤奈ちゃんは監禁されてたらしいのに。

本当にそっちの角都先輩が本当に角都先輩なのか疑うレベルだな~・・・・・・・・」

 

「え・・・・・・?そちらの角都さん、酷い方なんですか・・・・・・?」

 

「角都兄ちゃんが酷いことするとこ、想像できないな~」

 

「いや・・・・・・・酷いわけじゃないのよ。

ただ子ども扱いしてくるというか、なんというか・・・・・・・・・

もう私22なのに夜更かししちゃいけません!とかそんな危険な現場に連れていけません!とか、なんというかお母さん的な過保護なのよ・・・・・・・・」

 

「小化さん、その気持ち、わかります!

こっちの角都兄ちゃんも結構過保護で、台所にまず入れさせないんですよ。」

 

「私も思い当たる節が・・・・・・・・

ヒーローと戦う際に隠れさせられますし・・・・・・・・一応ヴィランである私はそんな守られていい人間じゃないんですし、戦闘には慣れておかないといけないのに・・・・・・・・」

 

「・・・・・・・・どの世界でも、先輩は先輩ね。」

 

「・・・・・・・・・ですね。」

 

「(コクコク)」




ロリ達の年齢をまとめてみた。
慈恩赤奈 6歳
耳影醜鋭(ミミちゃん) 11歳
小化ちゃん 22歳

わ~お赤奈ちゃん超年下じゃん


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心臓七十二個目 (´・ω・`)ネタが無いっす

ああ、ネタがない\(^o^)/オワタ


ポタリ、と顔から血が垂れる。

最初は鼻血でも出たか?と思ったが違った。

あの意味わからない威力のラリアットを食らって額から出血していたのだ。

本当に意味わかんねぇ。

 

「というわけで逃げるが勝ちさ!!」

 

バッと飛び上がってリングの下に降りて逃走・・・・・・・するふりをしてリングの下に隠れる!!

そして血をぬぐってピッピッと向こうに飛ばす!

あたかも向こうに行ったかのようにな!!

おっ、パイプ椅子だったり机だったりスレッジハンマーがある。

いいね、これらの影に隠れよう。

 

「!?」

 

この気配の動きからして咄嗟にリングの下を見てオレがいないことに驚いた感じか。

だがしかし・・・・・・・これはやっちゃったかもしれん。

降りて隠れるときに素早く動いたせいでまた血が落ちた可能性がある。

まっすぐ向こうに向かったにしては不自然な形で。

最初っから完全に騙せるとは思ってなかったがな。

現に今ガバッとリングの下を覗いてきたがオレの存在に気付かなかったが、時間がたてば気付くだろう。

 

「さて、どうしたものか・・・・・・・・・

あいつ、鉄骨みたいな肉体してるから尾獣の力でも使わん限り殴る蹴るなんてしても意味が無い。

尾獣の力はこの後の試験で最近大きくなって来ている原作へのイレギュラーに使いたい。」

 

だとすると、投げ技か関節技(サブミッション)か。

投げ技はダメだ。あの巨体だから上がらない可能性が高い。

ブラックオールマイトでも使えばワンチャンあるが、あいつ相手に行動をいくらか制限されるのは避けたい。

後はまぁ属性だな。

電撃の偽暗や炎の頭刻苦ならばダメージを与えられるだろう。

基本はこの二種類で立ち回れば

 

「!?」

 

突然リングに動力の象牙が突き刺さる。

あっぶな!バレたかと思った!!

・・・・・・・・しかしなぜあんなところを?

あてずっぽう?

いや、だったら端っこから徐々に追い詰めるように刺していくだろう。

そういやあそこはオレがさっき立ってた辺りだな・・・・・・・

あ!また刺した!

 

「一体なんであんなところを?」

 

いや、マジで謎だな・・・・・・・・

そんな事を考えていると、地面に血が一滴垂れる。

するとそこの地面に象牙が刺さった。

 

「(苦笑)」

 

そしてズボッと丸太がリング貫通したかと思ったらこれ、あいつの腕だ(笑い)

そのまま引っこ抜かれてまたもやリングの上へ。

しかも顔面掴まれてるというね。

わあ空がまぶしー(現実逃避)

 

「捕まえた!」

 

「うっさい!アイアンクローすんじゃねぇ!!」

 

咄嗟に掴んだこのゲイボルグ(スレッジハンマー)を頭に思いっきり殴る。

 

「パゴ!!?」

 

よし!外れた!!

さすがはゲイボルグ!!

さすがにこれを頭に食らったら効くか。

 

「よーしもいっぱーつ!!」

 

もう一回動力の頭を殴る。スレッz・・・・・・ゲイボルグで。

 

「ウオラァッ!!」

 

『あ~っと角都選手!

得意のラフファイトを展開!!

非道にも凶器で攻撃を繰り出す!!』

 

「卑怯もらっきょうも大好物だぜ!!

もう一発くれてやるぜ!!」

 

ワンモアチャーンス!!

 

「あ(絶望)」

 

『動力選手、なんとスレッジハンマーを掴んだ!!

パワーではずっと分がある動力選手、これをどうする!?』

 

ゲイボルグから手を放して即座に離れる。

 

「ふんっ!」

 

動力は無残にゲイボルグを折ってしまった。

 

「あーあ、気に入ってたのに。」

 

まあいいや。

さて、これからはもともとの作戦である関節技で攻めようそうしよう。

 

「行くぞ動力!!」

 

動力にジャンプして突っ込む。

当然動力は迎撃しようとするが、その瞬間に体を分割してまとわりつく。

 

「パゴッ!?」

 

そして触手を収縮させて文字通り体全体を使って体全体の関節にダメージを与える。

 

「なんか通りすがりのバネのおっさんに教わったデビルトムボーイ!

自己流に改造しといてよかったぜ!!」

 

注、そんな人通りすがったことなどありません。

 

「このまま体中の関節を外してくれるわい!!」

 

「や、やられた!!」

 

『動力選手、果たしてここから抜け出せるのかー!?』

 

 

 

 

 

 

 

「慈恩角都の苦肉の策RADIO!!

え?今日はなんか入りが早い?

・・・・・・・・ネタがないんだ、察してくれ。

因みに今日の苦肉の策RADIOは文字通りの苦肉の策ですはい。

あー・・・・・・・・今回は角都ポリスでもするか」

 

~突然の角都ポリスメン その1~

 

「角都さん!」

 

「何だい小化ちゃん。身長が伸び悩んでるのかい?」

 

「違います。違わないけど今回は違います。

これの事です!!」

 

ドンッ!って擬音がつく量の書類が置かれる。

 

「何ですかこの始末書の量!!

拳銃の違法所持、パトカーや白バイの勝手な改造!

挙句の果てには人質とってるヴィランにたいして強行!?

どうなってるんですか!!」

 

「いや、ちゃんと全部始末書は書いたしいーじゃん。」

 

「良くないです!!

私はこれをなんとかするために角都先輩の相棒に任命されたんですからね!!」

 

「そんなこと言われても・・・・・・・・

ていうか初登場の時は角都さんって呼び方だったよね?どうしたん?」

 

「大人の事情です。」

 

「アッハイ」

 

~突然の角都ポリスメン その2~

 

「あれです!!あの車にヴィランが乗ってるそうです!!」

 

「よっしゃ飛び乗るぞ!しっかり捕まってろ!!」

 

「え・・・・・・・?これ、白バイですよ?

どうやって飛び乗るつもりで・・・・・・・?」

 

「突っ込んだ時の衝撃を利用しようかなと」

 

「ハァ!?ダメに決まって「舌かむぞ」(声にならない叫び)」

 

~突然の角都ポリスメン その3~

 

「あれ、角都さんってタバコ吸うんですね?」

 

「ああ、まあな。

ダンディだろ?」

 

「電子タバコなんでダンディさはないです。

あとデスクに消臭剤置いて臭いを周りに気遣ってる辺りにもダンディさはないです。」

 

「(´・ω・`)そんなー」

 

~突然の角都ポリスメン その4~

 

「よーし小化ちゃん、ちょっと飲むか。

明日休日だし。」

 

クイッと親指で居酒屋を指差す。

 

「ん~・・・・・・・・それもそうですね。

たまにはいいでしょう。」

 

(あの二人・・・・・・・男女でコンビ組ませたからまさかとは思ったが・・・・・・・・・・

そういう関係に・・・・・・・?)

 

一人勘違いを起こす署長であった。

 

~突然の角都ポリスメン その5~

 

『注意!下ネタあり!!』

 

「ん・・・・・・・・もう朝か。

あ~・・・・・・頭痛いな。

昨日飲みすぎちゃったか、記憶がナッシングオンエア・・・・・・・・」

 

・・・・・・・・・ん?

オレの家ってこんな柄の掛布団だったっけ・・・・・・・?

あ、もしかして昨日泥酔して小化ちゃんの家に泊めてもらったのかな?

 

「それになぜ服を着ていないのか・・・・・・・・?」

 

辺りを見回してみる。

うん、ワンルームマンションかつ女の子らしい部屋、ほぼ間違いないな。

あれ、小化ちゃんはどこに・・・・・・・・

 

「・・・・・・・・・・まさか?」

 

恐る恐る、本当に恐る恐る掛布団をめくる。

すると、これまた全裸の小化ちゃんがいた。

何やらエビ臭い。

・・・・・・・・・・・

 

「・・・・・・・・・・・・」

 

やばいやばいやばいやばいどうしよどうしよどうしよこれ完全に酔った勢いで朝チュンしたやつだよね!!!!????

これ絶対ヤッちゃったやつじゃん!!!!????!??!?

・・・・・・・・・よし!

小化ちゃんは泥酔すると脱ぎ癖があってそんでこの家にまで小化ちゃんを送ったことにしよう!

そんでオレはなんとか小化ちゃんの脱ぎ癖を抑え込みつつここに連れてきたことにしよう!!

 

「・・・・・・・・・ん?待てよ・・・・・・?」

 

これはほぼ一発ヤッちゃったのは確定。

彼女のコアにはオレのムスコがパイルダーオンされたわけで、エビ臭いのもムスコからゴムゴムのエレファント銃ぶっぱなしたのが原因で、つまりは彼女のマザースペースにはオレの子供たちがいるわけで。

 

「・・・・・・・・・・・」

 

あれ、これ・・・・・・・詰んだ?

 

~突然の角都ヤリ〇ン その1~

 

「ん・・・・・・・・もう朝ですか。

あ~・・・・・・頭痛いな~・・・・・・・・・

昨日飲みすぎちゃったか、記憶がナッシングパパ・・・・・・・・」

 

「やばいやばいやばいやばいどうしよどうしよどうしよどうしよ」

 

部屋の隅で角都さんがなんか変になってる・・・・・・・どうしたんだろ?

しかも全裸だし。

ていうかなんかエビ臭い・・・・・・・・?

 

「ってキャ!なんで私全裸!!?」

 

え!?なんで私裸なの!!?

 

「やばいやばいやばいやばいどうしよどうしよどうしよどうしよ」

 

「ん?角都先輩のあの慌てよう・・・・・・・昨日の記憶なし・・・・・・・双方全裸・・・・・・あ!」

 

「やばいやばいやばいやばいどうしよどうしよどうしよどうしよ」

 

「・・・・・・・・・・・・・・」

 

やばいやばいやばいやばいどうしよどうしよどうしよこれ完全に酔った勢いで朝チュンしたやつだよね!!!!????

これ絶対ヤッちゃったやつじゃん!!!!????!??!?

私のコアに角都さんのムスコがパイルダーオンしちゃったやつじゃないですか!!!!????

 

「どっどどどどどどどうしましょう角都先輩!!」

 

し、しかもエビ臭いってことは出ちゃった奴じゃないですか!!!!!

何がとは言いませんが!!!!!

それに私コンド-ムがどこに売ってるかとか知らないし角都さんも絶対知らないだろうし!!

完全に私のマザーコアにダイレクトアタックしたやつじゃないですか!!!!!!????

 

~突然の角都ヤリ〇ン その2~

さて、小化ちゃんを連れて産婦人科に来ました。

ええ、来ちゃいまいた。

 

「これでとりあえず妊娠は何とか・・・・・・・・」

 

「なりますかね・・・・・・・・」

 

「もう妊娠してたらどうする・・・・・・・・?」

 

「どうしましょう・・・・・・・?」

 

(あの二人・・・・・・・やっぱりそういう関係!!?)

 

やっぱり勘違いしてる署長。

 

~突然の角都ポリスメン その6 あの夜の真実~

 

「うぇーいもっと酒飲め飲めー!!!」

 

「イエーイ!!!」

 

二人は小化宅で全裸である。

双方に脱ぎ癖があった。

 

「いえーい生の小エビアターック!!」

 

「うぇーい!!」

 

これがエビ臭さの原因であった。

 

「「うぇーい!!!!」」

 

この後アルコールの取りすぎでブラックアウト、仲良くベッドで寝ましたとさ☆




なんだこれ(困惑)


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心臓七十三個目 シリアル大好き

先日、緑谷君が連載中の原作で個性が六つ発現する事になるというもう大変なインフレが起きそうな発言がありましたね(ネタバレ)
まあある意味角都も沢山個性持ってるけど。

・触手
・心臓の数だけ復活できる
・炎
・電気
・風
・今は無いが風
・同じく今は無いが土
・それぞれの属性に対応した化け物
・尾獣
・心眼
・・・・・・・・ん?
風土抜いても8個あるぞ?


「さぁさぁギブアップせい象野郎!!」

 

どうもどうも、角都です。

動力にデビルトムボーイもどきがきれいに決まりました。

よしよし、今のうちに動力のポインターにボールを・・・・・・・・

 

「パワフルノーズ!!」

 

「ふごっ!?」

 

動力の鼻がオレを無理矢理引き離そうと・・・・・・・いや待って!?

やばい!ちぎれる!!体の触手ちぎれてバラバラになる!!

バラバラになる技かけてんのこっちなのに!!

 

「逃げろ!!」

 

そのまま動力と距離をとる。

 

『前話で最後にかけてそのまま引っ張った技は結構簡単に外された!!』

 

やかましいわ。

しかししかし、どうしたもんか。

実際この戦いはどちらかのポインターすべてにボールが当たってしまえばそれで済むのだ。

無理にKOとかしなくてもいい。

・・・・・・・・最悪逃走という手も。

 

「というわけでさらば!!」

 

どっかの誰かさんが親切に開けまくったリングの穴をこじ開けリング下へGO!!

 

「!?」

 

『角都選手、またもリング下へ!

しかし、先ほどのようになんらかの方法で探知されてしまうのでは!?』

 

ぶっちゃけ探知されようが構わない。

オレの目的はリングの向こう側へ行くことだしね。

向こうの方が瓦礫が大きそうだ(・・・・・・・・)

 

「っ、後ろか!!」

 

「気付いたところでもう遅い!!」

 

ブラックオールマイトになりデカイ瓦礫を動力に向けて投げ飛ばす。

それを動力は難なく拳で破壊する。

まあ、一つぐらいはいけるだろう。

うん、一つぐらいはね。

 

「ハッハー!瓦礫はまだたっぷり残っとるんじゃー!!!」

 

投げまくるぜ!!

 

『・・・・・・・・また凶器か。』

 

やかましい。

動力は投げまくっている瓦礫を鼻や象牙、拳で砕いていく。

あ、良さげな瓦礫が尽きた。

 

「あんだけ投げてダメージゼロ・・・・・・・たまげたなぁ。」

 

『いや、仮にもプロレスやってんのにそんなにバリバリ凶器攻撃する君も君だよ。』

 

やかましい。

さて、本格的にどうしたもんか・・・・・・・・

作者のネタの貯蔵庫が尽きてしまった。

このままメタいネタで全速前進DA!するか、それともなんかシュールな事態にでもするか?

・・・・・・・・・

 

「ああもうめんどくさい!!

ブラックオールマイトのパゥワァーで叩き潰しちゃる!!」

 

突っ込もう。

 

「パゴォ!!」

 

突進したら首根っこ掴まれてキャンバスに叩きつけられたでござる\(^o^)/

だがしかし!

 

「計画通りさ!!」

 

「パ!!?」

 

『おっと角都選手、触手で動力選手を捕らえた!』

 

「捕らえた?いや、ちょっと違う。

オレ()捕らえたかどうかってとこがちょっと違う。」

 

ブラックオールマイトを解く。

だが、一向にオレの肉体は現れず、代わりに本来角都の背中についている化け物の仮面が文字通り顔を出した。

 

『な!?さ、先ほどまで角都選手だと思っていたブラックオールマイトはなんと角都選手が創り出した化け物でした!!

仮面の色から見て恐らく属性のない仮面かと思われます!!!

しかし、本物の角都選手はどこに・・・・・・・・』

 

「まさか!?」

 

動力のビッグタスクが伸び、キャンバスを突き刺す。

するとキャンバスを破って角都が登場する。

 

「うわ、キャンバス穴だらけだよ・・・・・・・まあいいや。

実は瓦礫投げてたりしてたのはご察しの通りすべて無属性の化け物!

え?そういえば化け物から声が出てたがそれは何、だって?」

 

身振り手振りの大きいミュージカルのような動きで自問自答しながら角都は懐から一つの機械を取り出す。

明らかに調子に乗っているのは気にしてはいけない。

 

「ジャ~ン!実は予備として作っていた小型通信機さ!

化け物の仮面のとこに取り付けられているけどわかるかな?

オレの通信機を通して化け物から声が出てたように仕向けていたのさ!!」

 

その間、動力は当然脱出しようともがいていた。

だが、変幻自在の触手の塊ともいえる化け物は中々逃がしてくれない。

むしろもがくたびに酷く絡まっていく。

 

「フフフ、いまいち盛り上がりに欠けるうえにあっさりと終ってしまうことになっちゃうけど、これも全部ベニヤ板(作者)ってやつのせいなんだ!!(事実)」

 

「クソッ!とれない!!」

 

「ま、デビルトムボーイの時は触手がオレの肉体の接合に使われてたせいで脱出されたが、接合も何もない触手の塊なら何も問題はないな!!

じゃあ最後は派手に散ってもらいましょう。」

 

化け物は動力をからめとったまま空高くに跳躍する。

そして逆さになり重力に従い落下していく。

 

「ブレーメンサンセット!!!

・・・・・・・・ま、聞こえてないか。」

 

落下先はリング外のコンクリート。

激しい轟音が鳴り響き、隕石のように落下した動力は少々のクレーターを作りながら上半身を地面に埋めた。

 

Glory in my hands(栄光はわが手に)!!!」

 

試合終了のゴングが鳴り響いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「慈恩角都の苦肉の策RADIO!!!

いやー、やっとVS動力戦が終わった!!

ていうかオレの使用した技、凶器攻撃にデビルトムボーイもどき、締めにブレーメンサンセットとは・・・・・・・

統一性が無い上にプロレス感がないな・・・・・・・・

しかもなんだよ最後のGlory in my hands(栄光はわが手に)って。

明らかなネタギレである。

さて、実は本編の合計文字数が1900文字ぐらいとちょっと少ないので、今度は前回に引き続きヴィランルートでもお送りするか。」

 

 

 

 

 

 

 

 

~角都ヴィラン やっぱ最初はネタ回っしょー!~

 

「いいか?ミミちゃんよ。

オレ達は殺し屋じゃあねぇ。」

 

薄暗いバー、そこには4人の男女がいた。

一人は大柄な男で口元に布製のマスクをしており、手元には鈍く光を反射する電子タバコをペン回しの要領で回転させている。

孤独に耐えきれずヒーローの息子ながらヴィランの道に墜ちてしまった少年、角都である。

そしてもう一人はミミと呼ばれた11歳の少女。

角都とは対照的に年齢の割に小柄である。

明らかにサイズの大きいボロボロの黄色いパーカーを着ており、うさ耳のついたフードを深くかぶっていて目元はよく見えないが、火傷らしきものが時々見え隠れしている。

顔色は不健康そうに青白い。

 

「殺しをすることはそっち方面の人に比べて少ない。

だが・・・・・・・あくまで少ないだけ。

普通に人を殺す機会は沢山ある。」

 

「・・・・・・・・・」

 

残りの二人は・・・・・・・・ヒーローだった。

しかし、体は傷だらけで個性を使う余力もない。

可哀そうなことにヴィラン連合のアジトのバー周辺をパトロールしていたばかりに角都に捕獲され、抵抗できないレベルまで拷問された。

口元には触手でさるぐつわをされているが、必要かどうかは定かではない。

本来周辺をパトロールしただけではこんなことをしないが、あいにく殺しに慣れてない新人がいたためにこれ幸いにと捕獲された。

彼らは運が無かった。

 

「だから、殺しには慣れとかなきゃいけないんだ。

ヴィラン連合じゃ皆が皆、殺しに慣れている。

元々なんとも思わない奴、自身に置かれた環境故慣れてしまったやつなどなどな。

いざ殺さなきゃいけない相手が出た時、躊躇せずに殺せるようになっといたほうがいい。

そのための練習(・・)。」

 

角都はバーの台所から包丁を触手で取り出した。

そして包丁を手に持ち、そして捕縛したヒーローの首筋に突き立てた。

ドスッ!という音とともに大きめのうめき声も聞こえた。

包丁を抜くと首元から赤い液体が噴水のように噴き出す。

心臓の鼓動の影響で勢いが弱くなり強くなり、を繰り返している。

楽にしてやるとでも言わんばかりに角都はもう一度、首にナイフを突き刺した。

返り血が頬につき、生温かい感触が頬を伝う。

人を殺してももう涙は出てこなくなったのが少し悲しかった。

 

「こんな感じさ。

あと一人残ってるから、君が始末するんだ。」

 

シュッと血にぬれた包丁はミミちゃんの足元に投げられ、軽い音を立てて地面に突き刺さった。

それをミミちゃんは無言で抜き取る。

 

「それじゃあ、頑張ってね。」

 

最後の一人の触手のさるぐつわを外す。

その顔は恐怖に歪んでいる。

まあそれも致し方のない事だろう。

 

「た、頼む・・・・・助けてくれ・・・・・・・オレには・・・・・・・妻もいる・・・・・・・・

丁度、君ぐらいの娘も・・・・・・・・・私が死んだら・・・・・・・・きっと悲しむ・・・・・・・・・・」

 

「中々にいいお父さんで、いいヒーローだ。

だが、そいつらを相手にするのがオレ達ヴィランさ。

躊躇したらそこで人生は終わると考えて差し支えない。」

 

「助けてくれ・・・・・・お願いだ・・・・・・・」

 

「・・・・・・・・・・・・」

 

ミミちゃんの足元から闇のように黒い腕が伸びる。

これがミミちゃんの個性である。

その爪は鋭く、人体など容易く断ち切れる。

包丁よりもずっと殺傷力は高い。

 

「・・・・・・・・・・」

 

その腕はまっすぐ首筋に伸び、刺し貫いた。

頬を何か生温かい物が伝うが、それは返り血などではなく涙だった。

悲しかった。

自分が彼の幸せな人生を、彼の妻と子から大切な人を奪ってしまったことが。

 

「個性で殺すか・・・・・・・・・ま、そっちの方が精神的負担は少ないだろうな。

だが今はそれでいい。

あんまり考え詰めないうちに寝た方が「大丈夫です。」

 

「大丈夫です・・・・・・・・なんともないです・・・・・・・・

私はヴィランになったんですから・・・・・・・・角都さんに拾ってもらった恩があるから・・・・・・・・・このくらい、なんともないです・・・・・・・・・・」

 

「・・・・・・・・今からでも適当な孤児院にでも入れるとしよう。

君にヴィランは向いてない。」

 

「・・・・・・・・・・もう、戻れないところに踏み込んじゃったじゃないですか・・・・・・・・」

 

「じゃあ精々恨むんだな、オレを。

君の人生をメチャクチャにした巨悪を。」

 

「恨めませんよ・・・・・・・・だって角都さん、優しい人じゃないですか・・・・・・・・」

 

「・・・・・・・・・・泣きながら言われてもな。

やれやれ、世も末だな。」

 

マスクをずらし、電子タバコを吸った。

 

~角都ヴィラン お次はいつも通りに~

 

「オラァ!!雄英の林間合宿ぶち壊したらぁ!!!」

 

「気合入りすぎだろ角都。

ていうかお前来なくてもよくないか?」

 

「まあそういうなバッファロー!

こちとら必死こいてメンバー集めて、訓練したりしとったんじゃ!!

アジトだと一気に人少なくなっちゃうから寂しいだろ!!」

 

「ものすごい本音言うんじゃねぇ。」

 

「まあいいじゃねぇか。それよりさっさと行こうぜ!

幹部様が興奮してるみてぇだしよ!!」

 

「まだだマスキュラー。

ちゃんとした作戦があんだからそれに従えバカ。」

 

「んだとバッファロー?

なんならテメェから先にぶっ殺しても「やめろってマスキュラー」

 

「実をいうとまたバッファローとマスキュラーがケンカしないか見張るのも兼ねてたんだよ。

大体の奴は止めようともしないし唯一止めようとするミミちゃんは間でオロオロしちゃうし。

変にお前らが争うと目立つから作戦前にバレるっつーの。」

 

「・・・・・・・・・チッ」

 

「幹部さんに助けられたな、血狂いさんよ?」

 

あ、今更ながらあだ名が幹部です。

ちょっとうれしい。

 

~角都ヴィラン ドキッ!1-Aと始めて会うの巻~

 

「は~いどうも1-Aの轟君に爆豪君?」

 

おっす!ミミちゃんと一緒に散策してたらターゲット発見したぜ!

 

「あ?なんだテメェ?」

 

「・・・・・・・・子供連れ?」

 

「あ、どうも・・・・・・・・ミミっていいます・・・・・・・・えと、爆豪さんを誘拐しに「アァ?」ヒッ!」

 

「おい爆豪、相手は子供だぞ。

あんまり不良みたいなことはやめろよ。」

 

「さっき誘拐がどうとか言ってたじゃねぇか半分野郎!!!

要するにあいつらヴィランだバーカ!!」

 

「そうです!☆」

 

「そんな軽くていいのか?」

 

「イインです!!」

 

~角都ヴィラン ヤクザがなんぼのもんじゃい~

 

「こちらの要求としてはトガ、黒霧、そして角都の身柄をこちらに渡すことだ。」

 

「あ?ヴィラン連合の主軸じゃねぇか。」

 

「いやー、オレちゃんモッテモテですわー!」

 

「やっぱ角都はいらねぇ。」

 

「酷い!!」

 

「トガと黒霧の代わりに荼毘とミミはどうだ?

あとついでに角都」

 

「ついで!?」

 

「いや、角都はいらねぇ、本当に。」

 

「酷い!!」



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心臓七十四個目 角都「私はその昔、もずくだった

ここ最近、原作角都のキャラが思い出せません。
150%ここの角都が原因かと思われます。


「前回のあらすじ!!」

 

やっと動力に勝った。

やあやあ皆、角都です。

 

「よしよし、じゃけんボールをポインターに当てて脱落させて・・・・・・・」

 

気絶(したであろう、多分)動力に近づいていく。

そして何を思ったのか地面から引っこ抜き、意識を取り戻させるように彼の頬をビンタした。

 

「おい、起きろ。

・・・・・・・・・・起きろー!」

 

自分からやったことなので仕方が無いが、上半身がコンクリートに埋まるレベルの攻撃だったのだ。

中々起きなくても無理はない。

だが自体は急を要することになっちゃっている。

さすがにこの人数(・・)を一人で相手にすんのはめんどくさい。

最悪普通に脱落の可能性がある。

 

「起きろっつってんだろ!

フレイザードに頼んで氷河期みてーなことを体験させっぞ!!」

 

「パゴッ!?」

 

顔面にストンピングしたら起きた。

ご先祖様の悲劇を追体験しなくなって良かったな。

 

「とりあえず緊急事態だ。

協力してプリーズ。」

 

「パゴ?話についていけないんだけど・・・・・・・・

あれ?それにさっきまでオレ達戦ってたよね?」

 

「なあ、動力。

お前の象牙なんだが、血だとか汗に反応するのか?

あ、どうやって気付いたかとかは口頭じゃ説明しないからな。」

 

「どの場面で気づいたか知らないけど、その通り。

相手の血などに自動で反応して追尾していく。

自分の血にも反応するから困りものだよ。」

 

ここで説明しておこう、なぜ気付いたか!!

リングのしたに最初いた時、なぜか地面に落ちた血をダイレクトに象牙が貫いた。

だが、そのまま象牙で追撃するわけじゃなく掴んできた。

最悪象牙が脳天を貫く危険があったから。

よくわかんないところを指してたのは血しぶきに反応してたんだろう。

汗に関しては最初の奇襲の時、何に反応してたんだと考えた時にティンときた。

実はグライダーモードって疲れるんだぜ・・・・・・・・

編んだ触手の維持、属性の連続使用、体制維持。

それで汗をかいてたんだ。

 

「それ、反応あるか?今現在で。」

 

「ん?・・・・・・・・そういえば、微妙に牙が動いてる・・・・・・・・」

 

動力の象牙が小刻みにプルプルと震えていた。

 

「この揺れ方からして少量の血、もしくは汗があって、それぞれが同じくらい反応が微弱だからどこに追尾すればいいのか象牙がわかんないでいるんだな。

・・・・・・・・・・ということはつまり」

 

「\(^o^)/囲まれてるでおじゃる。

心眼でさっき気付いたんだが、結構数いるぜ?

30はいるな。」

 

それもUSJみたく何の訓練もしてないチンピラなどではなく一人一人がしっかり訓練を積まれた奴らだってこと。

まあぶっちゃけ一人だけなら個性無しの左手で正中線を一、二回殴ればKOできる。

しかし塵も積もれば山となる。

塵が大きければ大きいほど山を作るのに必要な塵は少なくなる。

それに、普通に30以上いるだろうな~・・・・・・・・

 

「なるほど、お互い自分だけじゃ突破できないから協力しろということか。」

 

「物分かりが良くて助かる。

早速だがあのあたりに突進かましてくれないか?瓦礫ごと。

あの辺が一番人数が少ない。

そんでオレが後続して背中刺されないようにしてやるから。」

 

「ごめん、どっかの誰かさんにコンクリートに勢いよくぶつけられたせいで背骨と頭と腕が痛いんだ。

とても瓦礫と隠れてるやつごと吹っ飛ばせる威力を出せるとは思えない。」

 

「・・・・・・・・・・・」

 

あ~・・・・・・・やっちまった。

一概に突進と言っても、ただ突っ込めばいいってもんじゃない。

ぶつかる部分を力ませ、硬くしたり、当たった瞬間にはぶつかった痛みでのけぞらないようにした方が隙も少なくなるし追撃も可能。

バッファローマンの戦闘スタイルってただの筋肉ダルマちゃうんやなって。

・・・・・・・・・ん?バッファローマン?

 

「閃いたぞ!!」

 

「え?」

 

「うまく突進できないなら誰かが補助すればいいじゃない!!」

 

「え、あ、うん、そうだ・・・・・ね?」

 

「というわけで動力よ!突進すんぞオレが補助するから!!」

 

(あ、こいつ合理性とか考えてねぇ・・・・・・・・ただその場のテンションに身を任せてやがる)

 

 

 

 

 

 

 

角都達を囲んでるやつら(今回の被害者)

 

「おい!雄英の例のめっちゃ強いやつと互角に戦ってた奴に動きありだ!!」

 

「何?今から互いに満身創痍の超強いやつらを皆で囲んでつぶそう作戦はもうちょっとで実行に移すというのだ。

だというのに呑気にまたつぶし合いでもしてるのか?」

 

「いえ、片方がもう片方を担いで突進してきてます!!」

 

「え」

 

瓦礫の影からそっと角都というもう超強いということは周知の事実というわけわかんないやつとそのわけわかんないやつと互角の戦いを繰り広げたわけわかんないやつの方を見る。

すると、マジで角都がデカイ方を背中を合わせるように担いで突進をかけてきている。

デカイ方の象牙はドリルのように高速回転しており先っぽがこちらに向いている。

 

『・・・・・・・・・・』

 

「マンモスタスクトレイン!!!!」

 

『うぎゃああああああああああ!!!!!!!』

 

「ああ・・・・・・・見えない・・・・・・・血をまき散らしながら吹っ飛んでいく参加者なんて見えない・・・・・・・・オレには見えないんだ・・・・・・・・・」

 

 

 

 

 

 

 

「( ´Д`)=3 フゥ・・・・・・・ついテンション上がって辺り一周して皆蹴散らしちゃったぜ。」

 

調子乗って辺り一周したら血みどろドロドロドクロちゃんの大惨事である。

正直すまんかった。

 

「おかしいな・・・・・・・・体重なんぼだっけオレ・・・・・・・・・」←400㎏

 

山の中でバカみたいに鍛えた角都にとって投げ技を掛けるならまだしも背中合わせで担ぐぐらい容易であった。

もしかして投げ技の時は抵抗されるので動力相手に投げ技をしなかっただけなのかもしれない。

 

「よし、じゃあ適当な奴らをボール当てて合格しちゃおう。」

 

「いや、手当とかは・・・・・・・」

 

「ぶっちゃけ結構悲鳴聞こえてたんだし、しかも直線的な動きなのに避けれなかったこいつらが悪い。

最初に吹っ飛ばした奴らならまだわからんでもないがこいつらにはしっかり用心した上で避けるぐらいいけたはずだ。

そんぐらいの状況判断ができないようじゃこの先こいつら合格は絶対しなかっただろうな。

それに手当なら運営側がするっしょ。傷もそこまで深くないし。」

 

「手厳しい上に地味に正論なんだよなぁ・・・・・・・」

 

角都、動力、第一試験突破。

ひそかに友情が芽生えた気がせんでもないってこともないようで実際はあるかもしらん。

まあ友情とは成長の遅い植物だから

 

 

 

 

 

 

「慈恩角都の苦肉の策RADIO!!

いや~、ちょっとやりすぎちゃったかな!HAHAHA!!

今回の件に対する皆さんの考えがこちら。」

 

目良「本来有象無象を払うための試験、むしろ今回の一件はありがたい。」

 

相澤「いや、どう考えてもやりすぎだろ。バカかあいつら。」

 

ジョーク「ウハッ!wwwマジウケるww」

 

赤奈「角都兄さんとゾウさんに吹き飛ばされていった人たちの悲鳴が恐かったです。

でもかっこよかったー!!」

 

ギャングオルカ「ヴィランにたいして容赦は実際いらないが、さすがにアレはヒーローとして褒めがたい。」

 

オクトパス「そういや昔オレもアザゼルと似たようなことやったっけ。

あんときはアザゼルの足を相手に似たような感じでぶつけたっけ・・・・・・・」

 

やられた人たち「ヒーロー目指すのやめようかな・・・・・・・・」

 

治療した人たち「やられた人たちの出血は少なかったんですが、必ず骨折してますね・・・・・・・・・・

まあ後遺症などはなさそうなので今回は不問としましょう。」

 

「などなど。

ていうかマジか親父。

そんなことしたのか。←お前の方がずっと酷い

しかしやられた人たちには悪いことしたな~・・・・・・・・」




角都「私はその昔、もずくだった。
小さい頃はよく給食で残され、廃棄処分になったものよ。
しかし!その苦難の子供時代が、私のナンクルナイサーを鍛えてくれたのだ!!」

切島「生々しい上にナンクルナイサーを鍛えるってなんだ?」


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心臓七十五個目 レスキューファ〇ヤー!ウ~ウ~アー!

タイトルの意味が分かる人挙ー手

追記、定期テスト近いんで2週間ほどお休みします(´・ω・`)


やあやあ皆、角都デース!

ここ最近ネタが尽きてきました!

 

「そんなことはさておき、皆頑張れー!」

 

一足早くに到着した身としては今の試験をテレビで見ておくぐらいしかやることが無い。

通信機で補助したいけど、ダメって係の人に言われちゃったし。

 

『皆!今どこにいるんだ!』

 

『えっと、瓦礫がある場所!』

 

『どこも瓦礫だらけじゃん!!』

 

・・・・・・・ま、補助するのは禁止だが会話を聞くのは禁止されてない。

順調に集合してきてるからこれは皆合格するだろう。

あー・・・・・・・この時間暇だな。

つーかネタがねぇ。

 

「・・・・・・・・・・・・慈恩角都の苦肉の策RADIO!!

今回はひと足先にお送りするぜ!!

まあちょっと感想欄での質問に答えるだけだけどな。

えー、実は、特待生試験の内容が違うから轟と夜嵐イナサの因縁とか大丈夫なの?的な質問をいただいてます。

一応考えているんですが本編でそのあたりを回収できるか不安なので今解説しちゃいます。

まず試験前の二人の絡み、あれは普通に原作通りです。

その次に試験終了後の絡みですが、試験終了直後ではなく、帰りの校門付近で似たような会話があったことにしてます。

こう、夜嵐が自分タイムこんな感じでした!そっちはどうだった!?的なこと言って轟に別にお前と競ってたわけじゃないって感じで。

会話の内容自体は原作通りですね。

ただ会話した場所が違うってだけで。

以上、一足お先の苦肉の策RADIOでした。

また来週~ノシ」

 

ふぅ、これで心残りは解消した。

じゃあしばらく動きがあるまでカット!

 

 

 

 

 

 

 

 

「雄英全員!一次通っちゃった!!!」

 

「やったねたえちゃんヒーローが増えるよ」

 

「おいばかやめろ」

 

『えー100人の皆さん、これをご覧ください』

 

そういって先ほど戦ってたとこの映像が映し出される。

一部がボロボロなのはきっと動力のところの奴が悪い。

そういえばアイツ、一年生としては特例で仮免試験を受けてるらしい。

まああの実力じゃあそりゃな。

そんなことを考えていると、さっき戦ってたところが爆発される。

 

『(え、なんで?)』

 

「試験中にやけに濃い火薬のにおいがしてたと思ったらそういう事か。」

 

『次の試験でラストになります。

皆さんはこれからこの被災地でバイスライダーとして救助演習を行ってもらいます』

 

バイスライダーとは。

仮面ライダーシリーズの最新作に登場するサブライダーの一人である。

今時には珍しくライダーマンのような変身方法で視聴者を驚嘆させた。

嘘です。

バイスライダーとはざっくり言えば現地にいた人です。

 

『ここからは一般市民としてではなく仮免許を取得したものとして・・・・・・どれだけ適切な救助を行えるか試させていただきます』

 

「あ!人だ!!!」

 

「おぉほんとだ!!何してんだ?」

 

身長にバラつきが・・・・・・・いや、それどころか年齢にもバラつきが大きいな。

しかも片手にはケチャップ。

 

『彼らはあらゆる訓練において今は引っ張りだこの要救助者のプロ!HELP・US・COMPANY略してHUCの皆さんです』

 

「要救助者のプロというパワーワード。」

 

『HUCが傷病者に扮してフィールドにスタンバイします。

皆さんはこれから彼らを救出していただきます尚今回は皆さんの救出活動をポイントで採点していき演習終了時に基準値を超えてたら合格とします。

10分後スタートなのでトイレを済ませておいてくださいねー』

 

「救助か・・・・・・・苦手な分野だ。」

 

「え?角都の個性なら大体のことは何とかなると思うけど?」

 

「いや、個性面じゃなくてヴィジュアル面でちょっとな・・・・・・・・・」

 

「そういや慣れちまったけど角都、口が裂けてて目元に一文字の傷、さらに右手が無いもんな。」

 

「ああ・・・・・・・普通に救助しようとしただけで減点とか無いよな・・・・・・・・・せや!」

 

「どうした?」

 

「こんなこともあろうかとちょっと改良加えた例の物があったじゃん!」

 

そういって懐に手を突っ込み、体の裂け目の中に収納してる物を取り出す。

 

「ジャンジャジャーン!!」

 

「それって角都が昔つけてた二代目のマスクじゃん。」

 

「そう!布製のやつ!

これで顔を少し隠してたら多少マシになるだろ!

・・・・・・・・・あ、そういやさ、芦戸さん切島君や。」

 

「今度はどうした?」

 

「この倒壊したフィールドってさ、神野区がモチーフなんじゃないか?」

 

「・・・・・・・・・・言われてみれば確かに。」

 

「まあそれも仕方のない事さ。

あんときにオレは両目と右手を失った。

それだけならまだよかったが、民間人の死傷者は多数出た。

恐らくあそこまで大規模なヴィランの事件は初めてさ。」

 

「・・・・・・・・・・うん。」

 

「頑張ろうね」

 

「おう!」 「うん!」

 

 

 

 

 

 

 

 

『敵による大規模破壊が発生!!規模は○○都市全域、建物倒壊により傷病者多数!!』

 

「うわ、また天井が開いた。」

 

ん~、久しぶりにマスクつけたZE

 

『道路の損壊が激しく救急先着隊の到着に著しい遅れ!到着するまでの救助活動はその場にいるヒーロー達が指揮をとり行う!!一人でも多くの命を救い出すこと!!』

 

「オレは空飛んで心眼をフル活用して救護に当たる!

障子君、耳郎さんは音だとかで怪我人の捜索!!

梅雨ちゃんと数名は水場の救護に向かってくれ!!

瓦礫の撤去、および運搬は砂籐君、緑谷君、麗日さんが主だ!!

爆豪!」

 

「命令すんなカス!」

 

「上鳴君と切島君を連れて・・・・・・・・・好きにしろ」

 

「・・・・・・・・・チッ!

行くぞ切島!上鳴!」

 

「それじゃあまた会おう!!」

 

そういって飛び立つ。

そして心眼や耳、鼻をフルに活用して怪我人を探す。

 

(三時の方向に三人・・・・・・・二人は怪我人とは思えないスピードで移動してるから恐らく別のヒーロー科の生徒。

五時の方向・・・・・・・あっちは水辺か。梅雨ちゃんたちに任せよう。

十時の方向は・・・・・・・一応いくらか救助に当たっている人間がいるが要救助者の数が多いな。

あっちに向かうか。)

 

フルスロットルで要救助者の元へ向かう。

 

「え~と、この辺に二人ほど・・・・・・・・いた!

大丈夫ですか!?」

 

「足が瓦礫に挟まっちまった!

瓦礫の奥にもう一人いるが、返事がない!」

 

「了解した!

まずはあなたの方です。」

 

触手で瓦礫が倒壊しないように慎重に崩していく。

そしてまず足を怪我した方を引っ張り出す。

 

「骨折してる可能性は充分にある怪我だな・・・・・・・・

今さえ木するんで動かないでください。」

 

そこらの木の枝と触手でさえ木をする。

 

「手際のよさ、そして即座に骨折の可能性を考え応急処置か。

さすがは雄英生といったところか?

で、その雄英生はどうやって瓦礫に埋もれ意識のない人間を救助する?」

 

「何、こうします。」

 

触手を大量に展開、そしてすべての瓦礫に巻き付ける。

 

「倒壊の危険があるなら全部同時に持ち上げればいいじゃない!」

 

「減点」

 

「えぇっ!?」

 

「触手を巻き付ける際にうっかり瓦礫のバランス崩して倒壊したらどうするつもりだった?

まあ今回は成功してるから大幅減点ってほどじゃないがな。」

 

「な、なるほど。」

 

そしてその後、応急処置をした二人を救護所に運んでいく。

触手で籠を作りそこに二人を乗せゆっくり飛行すればなんてことはない。

 

「すみません!この二人をお願いします!

片方は結構重傷で意識もありませんので早急な手当を!」

 

「わかりました!そこに寝かしといてください!!」

 

よしよし、意外と何とかなりそうだ。

マスクの加護かな?

 

『BOOOOOOOM!!!!!』

 

「ファッ!?なんだなんだ!?」

 

すぐさま音のする方向に心眼を向ける。

感じた事のある気配が三つあるな・・・・・・・・

一人は神野区のとこに来ていたギャングオルカさんか・・・・・・・・

雰囲気からして応援に来たんじゃなくてヴィラン役としてきたか・・・・・・・

あと二人は・・・・・・・・・・え!!?

 

「嘘だろ・・・・・・・・?

なんでこんなところに親父とアザゼルさんが・・・・・・・・・」

 

やばいやばいやばいやばい!!!

何がヤバイってあのコンビ、暴走したオレを普通に捕縛した!

しかもアザゼルさんはテレポートの個性!

つまりは・・・・・・・・・

 

「この救護所に、瞬時来れるということか・・・・・・・・」

 

「ご名答だよ、角都君。」

 

「!!?」

 

声のした方向に振り向くと、親父とアザゼルさんがいた。

 

「おいおい・・・・・・・いくら何でも大人げないんじゃないの?」

 

「ヴィランがそんな事考えてくれるものか。」

 

「角都よ・・・・・・・パパは心を鬼にして、息子の試練となウボガッ!!?」

 

なんか話してた親父を天高くに蹴り飛ばす。

 

「ヒーローだろうがヴィランだろうが!長ったらしい話の途中に攻撃してこないなんて考えるかバ~カ!!!」

 

「酷いっ!わが息子ながら酷い!!」

 

もう一撃加えるため、跳躍する。

この二人相手にすんのに救護所でやんのは分が悪すぎるからな、できれば遠くに吹き飛ばしたいが・・・・・・・・・




イチゼロ~ニーゼロイチゼロ~、レスキュー、僕~らは~


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心臓七十六個目 ひな祭りの日になんて小説投稿してんだオレ

復活!
したはいいが、なんかグダグダだな・・・・・・・・


やあやあ皆、角都デース。

 

「パッと前回のあらすじ!!

減点式の救助テスト!

VS親父とアザゼルさんのコンビ!!

レッツ・ラ・DV!!」

 

大体こんなもんか。

よし、時空を歪めるのはこのぐらいにして本編いくか。

と、言うわけで一瞬だけ尾獣化、そして親父を遠くへ蹴り飛ばす。

 

「そいや!!」

 

「(声にならない叫び)」

 

「・・・・・・・・」

 

親父が赤い物とゲロの混じったものを巻き散らかしながら吹っ飛んでいく。

汚い。

その次の瞬間、アザゼルさんが消えた。恐らく親父の落下先にでもいってキャッチでもしようとしているのだろう。

ご苦労様です。

 

「いや、キャッチされてそのまままたテレポートされたらまずくないか・・・・・・・?」

 

うん、テレポート→親父が触手プレイ→テレポートの繰り返しになるな。

もし女が被害にあったら一生もんの心の傷だわ。

オレが女でそんなことやられたらレイプ目になるわ。

 

「急げ!」

 

尾獣化をもう少しだけ継続、一気に親父の方向へ跳躍する。

いや、冷静に考えたらマジでやべぇ!!

親父もやばいがそれ以上に目を話したらいけないのはアザゼルさんだ!!

こんなことになるなら無理やりにでも障子君とか耳郎さんとか敵の位置がわかる人連れてくりゃよかったよ!!

 

「あ」

 

「よっ!角都、ちょっと来るの遅かったな?」

 

「・・・・・・・・・・」

 

ひぃ、ふぅ、みぃ・・・・・・・・・あ

 

「お、遅かったあああああああああああ!!!!!」

 

もう既に男女問わず大体14人ぐらいがやられちゃってるよ!!

心なしか女性の比率高いし!!

ていうか速いよ!!

なんでアザゼルさんはそんなことに協力したんだよ絶対テレポートしなきゃ無理じゃんこんな事!!

 

「オ、オレはヒーローとして、いや人として一線踏み越えた愚行に加担してしまったのではないか・・・・・・」

 

「あ、やっぱその辺葛藤はあるのね。」

 

しかし、全員が気絶してるというのは好都合!

この親父の寄行を無かったことにしよう!速めに救出して!

触手は全部親父につながってるから親父は現在推定700kgぐらいの重りをつけてるも同然・・・・・・・・ん?

 

「あ、因みにこいつら縛ってる触手はオレお手製の化け物です。」

 

「やっぱりいいいいいいいいいい!!!!!」

 

「(すごく申し訳なさそうな顔)」

 

前々から不思議に思ってたよ!!

オレの化け物の個性どっから来たんだろうって!!

母さんは背中についた仮面から炎出したりするだけだし!!

もしや親父からかなと思っていたがそのまさかだよ!!

ん?ならばオレの心臓の個性はどこから・・・・・・・・?

 

「クソ!おい親父!!せめて女性だけでも開放してやれ!!

可哀そうだろ!?」

 

「むしろ新しい性癖を開発してやる。」

 

「訴えられても弁護せんからな!!!」

 

「そんときには、まあ、ちょっと国の上の方~に古なじみがいるからそのコネでね。」

 

「ひでぇ!!!

アザゼルさんもなんか言ってやってくださいよ!!

あんた実は42歳設定だから相当クソ親父と付き合い長いじゃないですか!!!

ストッパーになってくださいよ!!!」

 

「ウグッ!?し、しかし今のオレはヴィラン役・・・・・・・・・」

 

「こころ~ざし~、果たすまで~、悪役も~演じよう~♪」

 

「グ、グムー!?」

 

「仮面の狩人歌うな親父!!」

 

まずい・・・・・・・アザゼルさん、間違いなく形から入るタイプだ!!

画家になったらまずベレー帽買うって絶対!!

 

「よーく思い出してください!

これはあくまでテストです!

テストなのに性犯罪者にやられたみたいな心の傷を健全な女性に植え付けちゃっていいんすか!?

今ならまだ間に合います、オヤジに捕まった人たちを開放、いやせめて普通に縛られてるだけでも充分です!!」

 

「アザゼルよ・・・・・・・よ~く思い出せ?

確かにこれはテストだ・・・・・・・しかし、されどテスト。

それにコノヨウナコトハヴィランと相対すれば稀によくある。

テストだからといって手を抜いて合格させて、いざ本番で死なれたらどうする・・・・・・?

責任とれるお前?」

 

「ウググ・・・・・・・・」

 

「それ、ただ縛ってるだけにすりゃ全部解決じゃねぇか!!

冷静に物事を見るんだアザゼルさん!!!」

 

アザゼルさんは悩んだ。

悩んで、悩んで、悩みぬいた。

そして出した結果が・・・・・・・

 

「間をとって亀甲縛りにしておこう。」

 

「アザゼルさん!!?」

 

「それでこそわが友よ・・・・・・・・」

 

アザゼルさんが・・・・・・・・なんか変な暴走している・・・・・・・・・

真面目は真面目だけど飯田君ほどじゃないんやな・・・・・・・・・

 

「( ゚д゚)ハッ!いかんいかん、何言ってんだオレは・・・・・・・・・

こんなとこ三奈や母さんに見られたらマズイな。」

 

ホントですよ。

 

「よし、じゃあオクトパス、普通の縛り方にしてやれ。」

 

「そうだ!このくだらない論争に1500文字ぐらい使ってんだバーロー!!」

 

「・・・・・・・・チッ」

 

親父たちが完全に捕らえられてる人達に気を向けた今がチャーンス!!

 

「二人まとめて吹っ飛べ!

フルバーストオラァ!!!」

 

「「え」」

 

辺り一面が爆発に包まれる。

捕らえられた奴ら?

怪我はないと思うよ、直撃してないし。

 

「フハハハハハハ!最終的に、勝てばよかろうなのだ!!

現実とはより卑怯な方が勝つんだMA☆NU☆KEが!!」

 

「あっぶな!あっぶな!」

 

後ろから声がしたので振り返る。

そこにはすすだらけではあるが傷はないアザゼルさんと親父の姿が。

 

「・・・・・・・・・オレがテレポートしていなければ危なかったな。」

 

「プークスクス!現実とはより卑怯な方が勝つんだMA☆NU☆KEが(キリッだってー!

マジうけるー!!」

 

「・・・・・・・・さっきめっちゃてんぱってたじゃん。

それに、この場合の勝ちはあんたらを退治することじゃない。

そこんとこは見誤ってないぞオレは」

 

「何・・・・・・・?」

 

「やはり、か・・・・・・・・」

 

「知っているのかアザゼル!」

 

「・・・・・・・・・・やたらとくだらないことでの論争。

角都は結構卑怯な手を使ってくるのは先ほどのVS動力で察していたが、もしや何か考えがあるのではと思っていた。」

 

「今回のオレの勝ちはほかでもない、捕らえられたヒーロー陣の救出!

ヒーローたるもの、何事よりも人命救助が最優先よ!!

それじゃあ種明かしの時間だ!!!」

 

後ろの捕まってた奴らの影の部分、そこには化け物が四体いた。

フルバーストを撃った後に煙にまぎれさせて放っておいた。

だがしかし、本命はそこじゃあない。

 

「カモン!切島君!!!」

 

拘束用の親父の触手が手刀で断ち切られる。

文字通り、鋭い手刀で。

 

「久しぶりの登場!

しかも相手は角都の親父さんと芦戸の親父さん!!

鳴るぜぇ腕が!!!」

 

なんとなく気配で存在は察知していた。

そして親父たちに気付かれぬよう息を殺していた。

つまりオレの仕事は親父たちへの攻撃ではなく、切島君が飛び出せる隙を作ること。

 

「捕らえられてた奴らは化け物に運ばせるとするよ。

そしてこちらには切島君が加わり二体二、対等だ!!」

 

「タッグマッチだぜ!」

 

ん・・・・・・・?タッグマッチ・・・・・・プロレス・・・・・・・・・まさかな?

まさかあいつ来たりしないよね?

いや、来た方がいいか。

 

 

 

 

 

 

 

「慈恩角都の苦肉の策RADIO!!!

は~い作者が定期テストでそこそこ期間が開いてしまいましたが、失踪じゃないよ!!

さて、本日のゲストはこの人!

身長は大体オレと同じぐらいだが個性のせいでオレよりでかく見える!!

障子目蔵だ!!!」

 

「どうも」

 

「えー、この苦肉の策RADIO、本来はゲストにアドバイスしていくコーナーなんですが・・・・・・・・・・

なんかアドバイス、いる?」

 

「いや、今のところは特に・・・・・・・・・」

 

「そう、よく見ると彼、弱点らしい弱点無いんだよなぁ・・・・・・・・

例えば爆豪ならすぐ突っ込む、轟は攻撃が単調などなど、何かしらの弱点を大体の人が持っている。

しかし複製腕は索敵もできるし拳作れば普通に強力だし、精神面も特に問題ないかな・・・・・・・・・・」

 

「・・・・・・・・・・」

 

「・・・・・・・・・・」

 

「・・・・・・・・・・はい今回の苦肉の策RADIO終了!

また来週~」

 

「・・・・・・・・・・お楽しみに」




ひな人形、家に飾ったことないなー。
へー、ひな人形って持ち主の災厄を吸収してくれるんだ・・・・・・・
・・・・・・・・もしや、近年問題になっているニート問題並びに増える一途をたどる魔法使いは最近の若者がひな人形を飾らないためでは・・・・・・・・?
やっべ!来年から、いや今からでも遅くはない!
飾らないと!!


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心臓七十七個目 ぅゎぁ親父っょぃ

「ところで切島君はなぜこちらに?」

 

「ああ、怪我人の案内してたら吹っ飛んでいく親父さんが見えたから怪我人を上鳴達に任せてきたんだ。」

 

なるほど。

さて、ちょっと現在の状況を整理しよう。

まず相手はNO.6のヒーローとなんでこの人サイドキックなんてしてんのってぐらい強い人。

ハンデとして多分重りとかつけてるだろうな。

たいしてこちらはどちらもまだ卵。

だがしかし!

こちらはこの小説の主人公と原作キャラ!

たいしてあちらは変態ヒーローと実は番外編でオレや切島君とかがX-MENと関わる話を書こうと思って伏線的な意味合いで出したが結局その案がお蔵入りになったためなんで登場したかわかんなくなったキャラ!

勝ったな(確信)

 

「か、勝ったな(虚勢)・・・・・・・・・」

 

「え・・・・・・・どうした、角都?」

 

「い、いや~、よく考えてみたらテレポートならハンデで重りつけてたとしても関係ないし、親父も触手自体はオレ以上に強いしキャリアは向こうが上だし・・・・・・・・・」

 

「・・・・・・・・・あ」

 

「・・・・・・・・・爆豪だ!爆豪呼んで来い!!

いや、戦力になるなら誰でもいい!!

道理も外聞も捨て去って戦力をできるだけ集中させるぞ!!」

 

「わ、わかった!」

 

「それまでオレが時間稼いどくから!!」

 

「おう!」

 

そう言い残して切島君は元居た方向に走っていく。

コンビが速攻解散したがそれ相応にやばい相手ということ。

親父ことオクトパスは大きな友達ぐらいしか支持層がない、にも関わらずヒーローランキング6位、この意味が解るな?

飛段さんはまず支持どころか知名度も最底辺なので完全実力勝負、まだ支持層がある親父の方がヒーローランキングが上位になりやすいのは確かだ。

だが、所詮大きな友達程度しか支持層はないのだ。

しかも大きな友達が100%親父を支持しているわけじゃない。

つまり親父もほぼ実力だけでのし上がったのだ。

だというのに6位、かー・・・・・・・・・

 

「飛段さんよりずっと実力者なのは確か・・・・・・・・それと同レベルがもう一人・・・・・・・

逃げていい?」

 

「あ、飛段はスパイ活動とかもするためにわざとヒーローランキング下げるように申請してるらしい。

実際は大体15位くらいにはいけただろう。」

 

「あ、そうなの?」

 

「ああ、あの不死身のか。

そういえばしばらか会っていない・・・・・・・・今度事務所に顔でも出すか。」

 

アザゼルさん、飛段さんの先輩だしね。

・・・・・・ん?

 

「どっちにしろ親父たちの方が強いじゃん!

オレあの人に切島君とピクシーボブさんの三人がかりで結構苦戦したあげくボブさん人質に取られたんだぞ!?」

 

やべぇよ・・・・・・・・世界広すぎだろ・・・・・・・・・

オレ、世界で何番目くらいに強いんだろう・・・・・・・・・・

30、いや40番目くらい?

 

「だがしかし!命がけで増援が来るまで持ちこたえるのがオレの務め!

ズタボロにされようが意地でも後続につないでやる!」

 

「・・・・・・・・そうか。

なあ、アザゼル、ちょっとそこに座っててくれ。」

 

「いいぞ」

 

「・・・・・・・・・・え?

何、そういうハンデしてくれって頼まれてんの?」

 

「いいや、言われてない。

完全なる独断さ。」

 

独断?なぜ?こちらとしてはありがたい限りだが

しかし、なんか親父の纏ってる雰囲気というかなんというか、そういうのが変わった?

 

「まあいいか、嘘はついてなさそうだしアザゼルさんの不意打ちの気配はない。

万々歳やな。」

 

さて、行くか。

尾獣化はアザゼルさんの相手のために取っておきたい。

背中から一つだけ残しておいた頭刻苦を発動させ、背中から延々と炎が噴き出す。

これで親父はうかつに触手を展開できない。

オレも右腕に燃え移らないようにしよう。

 

「先手必勝!」

 

一気に距離を詰めて顔に向かって右足でハイキックを放つ。

親父は身をかがめてそれを躱した。

しかしそのままの回転を利用して右足を軸にしたローリングソバット。

胴体を狙ったが、虚しくそれは空を切った。

おかしい、確かに自身の足は親父の気配を蹴ったはずなのに外れている。

角都は目を開いて状況を確認する。

実は眼球が傷つけられ視力が著しく低下したが、光自体は見えるのだ。

多少このなけなしの視力でヒントを掴められるなら上々といったところだが・・・・・・・

 

「ん・・・・・・・この近くに日の光を遮蔽できるものなんてあったっけ・・・・・・・?」

 

日陰?なぜ?そんなデカイ瓦礫は近くには無いが・・・・・・・・・・

 

「ブガッ!?」

 

突然後頭部に強い衝撃が走る。

意識が飛びそうになるが口の中の肉を噛んでなんとかつなぎ止める。

感覚から右足でのかかとでの攻撃、上空から攻撃された。

炎を上空に向けて無差別に発射する。

すると一瞬遅れて後方で軽く砂ぼこりが舞い、親父の気配が炎上した。

どうやらこれは触手の化け物だったらしい。

ならば親父はどこだ?

オレの心眼は察しの通り気配で察知している。

見失ったことなど一度もない。

たとえ透明な葉隠さんだろうと口田君に地中からの虫の攻撃をされようとすぐにわかる。

・・・・・・・あ

 

「もしかして、気配消してる・・・・・・・?」

 

これはしまったな・・・・・・・・・

まさか親父にこれほどの隠密スキルがあるとは。

いや~、失敗失敗!

 

「ウゲェッ!!!」

 

今度は膝蹴りを腹に打ち込まれる。

やばいな・・・・・・・・このままじゃ嬲られて終わりだ。

ていうか個性すら使ってないのになぜ位置がわからん!!

親父、もうヒーローやめて怪盗にでもなった方がいいんじゃ・・・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

「慈恩角都の苦肉の策RADIO!!!

さて、今回のゲストはこの人!心操人使君です!!」

 

「オレを呼ぶってことはネタギレなんだな。」

 

「うごっ!バ、バレた!!

ええいさっさと欲しいアドバイスを話すがいい!!」

 

「・・・・・・・そうだな、やはり個性が知られてる相手でも返事させられるようにしたい。」

 

「オーケイ!まあぶっちゃけると手っ取り早いのが声の変装かな」

 

「声の変装?」

 

「うん、君は両声類というのを知ってるかい?

男と女の声、療法出せる人の事を生き物の両生類にかけてそう呼ばれている。

別に両声類になる必要はないが、違和感のない自分の地声とは違う声の高さを出せるようにするんだ。

そうすれば相手を騙して返事させることができるがよく考えたら最近の話で特殊な変声機使ってたからこの技術いらねぇじゃん!

ダメじゃん!!」

 

「・・・・・・・・いや、いざ変声機が使えないときのために習得しておいて損は無いだろう。

その技術はどうやったら習得できる?」

 

「え~と、スマホでも録音機でも何でもいいからそれ使って自分にとってこれくらいの高さの声が他人からはこう聞こえるってのを自覚する。

喉の筋肉を鍛えるのも忘れずに。

あと裏声から地声までスムーズに声の高さを変化させる練習。

これらの事をして自分とは違う声だけどあんまり人が作った感が出ない声を習得すればよろしい。」

 

「なるほど」



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心臓七十八個目 最強クラスの親子喧嘩

 

「はーい絶賛ピンチうぼっ!!」

 

ああ、(物理的な攻撃によって)お腹痛い角都です。

親父が気配消すのうますぎてやばいです\(^o^)/

まるでどこにいるのかわからん。

全然わからん(ジャガー並感)

 

「ふむ・・・・・・・・・母さんがこの前ベッドの下に隠してあった奴処分したって言ってた!!」

 

「・・・・・・・・・・」

 

だんまりか。

まるでここにいないかのように気配が無い。

こっち向いてるアザゼルさんになら攻撃できるだろうが、妨害されないとも限らない。

切島君と素直に協力しときゃよかった・・・・・・・・・あとどんくらいで来るかな・・・・・・

なんとか時間を稼がないとな・・・・・・・・・・・

攻めてくるのに時間の差が結構あるのは恐らく連続攻撃した場合位置がバレて触手に捕らえられるのが恐いからだ。

だから連続で撃ってこずに一発ずつ鋭いのを叩き込んできていてる。

 

「イタイッ!!」

 

クソ、また腹に膝蹴りか。

オレが女だったら赤ちゃんできなくなっちゃう。

肩を掴んで抑えつけてからの膝蹴りまでの動作がやけに速い。

もうグラップラーにでもなって世界最強の生物とでも戦って来いよ・・・・・・・・・

 

「イッ↑タイ↓メガー↑!!」

 

盲目だったけど視力がちょっぴり回復した息子に目つぶしとは何事か!!

あー、でも日光から目を守るという意味でも今度からグラサンでもつけるか・・・・・・・・

ていうか攻撃方法変えやがってこの野郎!!

ずっと膝蹴りしてくれりゃなんとかなったかもなのに!!

あー、どうすっかな~・・・・・・・・・・・

ん?そういえば親父と思ってた化け物燃やしたときに、後方で砂ぼこりが舞ってたっけ。

と、なるとだ。

ちょっと攻略法がわかったかも。

左手首を口元に持っていく。

そして血管をかみちぎり、出血させる。

後は左手を振り回して血を辺り一面にまき散らす。

当然ちょっとした水たまりを作るレベルの血液の塊は躱せるだろう。

しかし、しずく程度の量ならばどうだ?

死角から、いや死角じゃなくとも一つ一つ避けれるはずがない。

そして音がするはずだ。

血液が肉体に当たった際、飛び散る音が。

 

「・・・・・・・・・見つけた。

いや、聞きつけた?まあ、どっちでもいいか。」

 

「・・・・・・・・・」

 

「そこだな、親父。

もう逃げられないぜ。

軽くだが、血の匂いもついたしな。」

 

左手首の傷口に触手を巻き付けて圧迫、止血する。

もう見失ってなるものか。

 

「・・・・・・・・・角都よ」

 

「ん?なんだ親父?血が付いて気持ち悪かったか?」

 

「なんだ!!今の戦法は!!!?」

 

「は!?いや、何だよ急に!?」

 

「何だではない!!!!」

 

いや、本当になんだだよ!?

なんで突然こんなにキレたんだ・・・・・・・・?

 

「自身の手首に傷をつけて血をまき散らすなど、死にたいのか!!!」

 

「・・・・・・・・・いや、別に?

オレは四回までなら蘇生できるだろ?

だから別に出血多量になろうが問題はないと思った。」

 

「問題多ありだ!!

そんな無駄に傷つかなくとも砂ぼこりを巻き上げるなりあったはずだ!!!」

 

ん・・・・・・・・親父はヒーローとしての知識として何が言いたいんだ?

わからん。自己犠牲はヒーローの基本だというのに。

 

「自己犠牲はヒーローの基本!

俺一人が貧血になってヴィランを捕らえられるならばそれでいい。」

 

「貧血?貧血だと!一歩間違えばそれがもとで死んでいたんだぞ!!?」

 

「別にいいさ。

蘇生できるし、何よりオレの命で一時でも町が平和になるなら本望だ。

どうせ終わらない物なんてこの世に無いんだ。

オールマイトのような人がいても、な。」

 

「ほんの16年しか生きてない若僧が悟ったようなことを言うな!!!

ああクソ!どうしてお前はそうも強いんだ!!!」

 

「・・・・・・・・・強くて何が悪いってんだ。」

 

「お前の場合は強すぎたんだ!!!

あんな無茶な戦い方して、それを怒ったら自己犠牲はヒーローの基本だと?

自分の命で一時でも町が平和になるなら本望だと!!?

ふざけるな!!!

こんなことになるなら、お前が弱かった方がずっと良かった!!!」

 

・・・・・・・・・・は?

 

「いまのは聞き捨てならねぇな・・・・・・・・・

オレが弱かった方がよかった?

オレがどれだけ強くあろうとしていたか、どんな努力をしていたか知らんでもないだろう。」

 

「ああ、知っているさ!!

そのうえで言ってやる!!

オレは今、お前が弱く、ただ守られてるだけでいい存在だった方がよかったと考えているよ!!!」

 

「・・・・・・・・・親父といえど、言っていい事と悪いことがある。

オレの強さは芦戸さんや切島君と共に積み重ねてようやく手に入れた人を守る力だ。

誇りなんだよ。

オレのこの人間なのかそうじゃないのか迷わせるクソみたいな個性が他人のために役立たせられるんだ。」

 

「だったら言ってやろう!!

人以外の動物で自殺及び自傷する生物というのはそういない!!

なぜか?弱いからだ!!

弱いからこそそんなことをしている暇はない!!

動物というのは個人よりも種の繁栄をそれぞれが優先している!!

自分で死ぬということは自身の種の数が減る、天敵の餌となる、損しかしないからだ!!!

自傷しない分人間じゃない方がずっといいさ!!!」

 

「ならば返させてもらうが動物というのは時に仲間を囮にする!!

天敵などから逃げる際にな!!

一体が死んで群れが生き残ればそれでいいんだ!!

もし市民が天敵となりうるヴィランに襲われたならば喜んで囮役を引き受けよう!!!」

 

「そこだ!!なぜお前はそうも自分を犠牲にしたがる!!?

死に場所でも探してるのかクソッタレ!!!」

 

「一度はこの世のクズだと信じたこの命、捨てることになにも躊躇はない!!!

当然だ、自分で価値のないと判断した物を捨てるのになんの戸惑いがある!!?」

 

「クソが!!!いい加減にしろ!!!」

 

親父が殴りかかり、それが頬に命中する。

乾いた音が辺りに響き渡り、鈍い痛みが頬を襲う。

 

「自分の命を価値のないものだと!!?

お前は取り換えのきく機械じゃないんだ!!!

それにお前の命はもはや、いや初めからお前ひとりの物じゃないんだ!!!

勝手に捨てるなんて言うな!!!」

 

「親父こそ、オレは昔から強くあろうとしていた!!!

今もそうだ!!!

努力も労力も時間も惜しまなかった!!!

オレの強さはオレのすべてといっても過言じゃない!!!

あんたは今、それを否定したんだ!!!」

 

こちらも腕にうなりをつけて、親父を殴りつける。

もう一度乾いた音が辺りに響き渡った。

 

「・・・・・・・・・やれやれ、まさか親子喧嘩の立ち合いをすることになるとはな。」

 

赤い悪魔のような男は、ただその様子を眺めていた。



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心臓七十九個目 実家のような安心感

キレた。

それは、確実だ。

オレはキレている。

化け物だ何だ、ヴィランだなんだと言われながら育ってきた。

何も悪いことはしていないのに、ただ普通に生きていただけなのに。

オレは否定されていた。

周りからも、オレからも。

少数ながらオレを否定しない人がいた。

オレはその人達を守りたかった。

失いたくなかった。

一人になるのが恐かった。

だから強くあろうとした。

別に飛びぬけて才能がある、というわけではなかったから努力した。

大量に時間を割いた。

気が付いたら体中傷だらけなんてしょっちゅうだった。

そうなる度に自分で手当てして、家族にそのことを隠して心配かけまいとした。

芦戸さんや切島君は否定しなかった。

親父や母さんは生まれた時からやけに精神が成熟していたオレを気味悪がらずに愛情を注いでくれた。

ちょっと前までこの四人がすべてだった。

この四人だけだった。

初見でオレを否定しなかったのは。

 

「あんたはいつもオレのために色々してくれて・・・・・・・・その度にオレは両親からの愛情を感じて・・・・・・・うれしくて・・・・・・・・」

 

多分、小学生の時に自殺しなかったのは親父たちのおかげだろう。

だからこんなことは予想外だった。

 

「親父、あんたも結局!!!

結局最後にはオレを否定するのか!!!」

 

「否定なんかしていない!!!」

 

「しているさ!!オレから見たらしているも同然だ!!!」

 

親父が殴りかかってくるが、それをいなしてその腕をつかみ後方に投げ飛ばす。

しかし投げ飛ばされても空中で体勢を整えてなんのダメージもなしに着地する。

着地した瞬間を狙って飛び上がり、そのまま体重を乗せて上からのかかと落とし。

親父はそれを紙一重で躱し、隙だらけの腹を殴りつける。

 

「うぐっ・・・・・・・!」

 

命中。

この戦いにおいて、先ほどから角都しかダメージを負っていない。

この二人は頭に血が上りすぎて個性の存在を失念してしまっているのだが、それを踏まえても角都がここまでやられているのはおかしい。

オクトパスという人物がどれほど戦闘に長けているのかがよくわかるだろう。

だが、さすがにここまでされてただでやられているほど角都は利口じゃなかった。

 

「!?」

 

殴ってきた腕に足を回して固定。

そのまま体を回転させて捻り上げ、折る。

親父の腕からだんだんと心地のいい音が響いてきて、大きな音が響くと、親父の顔は苦痛に歪んでいた。

 

「脱臼しただけ・・・・・・・・多分。」

 

「・・・・・・・・神経に影響はなさそうだ。

一体どこをどうしたらこんふぼげっ!!!」

 

「ファ!!?」

 

と、突然地面から土が舞い上がって親父が吹っ飛ばされた!!?

・・・・・・・・・ん?

あの地面から生えているやけにぶっといマドハンドは・・・・・・・・・

 

「え・・・・・・・まさか、動力?」

 

「そうとも。

昨日の敵は今日の友、助太刀するぞ!」

 

な、なんだ突然!!?

 

「グフッ、何だこの明らかに強力チームか残虐チームにいそうな見た目の奴・・・・・・・・・」

 

親父、そいつ知性チームです。

ただ、一つ言えることがある。

 

「シリアスが死んだ!!

しかも今回はオレが手を下したわけでもないのに!!!

ていうか空気読めよ!!!

どう考えてもシリアス壊すの今じゃないだろ!!?

折角このあと言い争いが激化すると思ったのに!!!

もしかしたらベストバウトも夢じゃない戦いになったかもなのに!!!」

 

「いや、その様子からしてとっくに冷静さは取り戻してたんだろう?」

 

「・・・・・・・・うん、まあそうだけどさ。」

 

「・・・・・・・・・・え?」

 

「大方、言葉巧みにあの人の激昂させ、動きが大雑把になった所を仕留めようとでもしてたんだろ?」

 

「うん」

 

「え、ちょっと・・・・・・・・・」

 

「しかも地面の下に数体化け物が潜り込んでる・・・・・・・・用意周到なのはいい事だが、戦闘中にこんな用意するか普通?」

 

「(∀`*ゞ)テヘッ」

 

「ん、ん~?」

 

「・・・・・・・・・・・一杯食わされたな、オクトパス。」

 

「う、うるせえ!」

 

・・・・・・・・・よし、同様してる今がチャンス!!

 

「いくぞー動力!アレやるぞアレ!!」

 

「え、まさか・・・・・・・・・」

 

有無を言わさず背中合わせになるように動力を背負う。

そして尾獣化を発動させて身体能力の向上。

 

「マンモス・タスク・トレイン!!!!」

 

「あーんやっぱりー!!!」

 

「ちょ、それはさすがにやば「逃げるぞ。」

 

アザゼルさんが親父に触れて、テレポートする。

 

「ハッハー!逃がすか!!」

 

「ちょっと待ってさすがにそれはやば」

 

大体この会場の地理は把握している。

そして、今回は緊急事態であるためそんな手の込んだ場所にテレポートしないだろう。

一歩間違えば岩の中にテレポートする恐れがあるしな。

そうすればある程度場所は搾れる。

強靭な脚力でジャンプ、目星のつけてたところに人っとびである。

 

「ぎゃあああああああああ!!!!???」

 

「アーイキャーンフラーイ!!!」

 

ええと、親父たちは・・・・・・・・・

 

「ふう、何だあの技・・・・・・・・絶対当たったら死ぬって。」

 

「あ」

 

「ん?どうしたアザゼ「死ねー!!!」ファッ!!?」

 

油断していたところに空中から突進じゃー!!!

 

「アザゼ「無理、間に合わん」\(^o^)/オワうごおおおおおおおお!!!!????」

 

二人ともに命中、受け身はとれたかなあれ・・・・・・・・・・

 

「まあ、何はともあれ勝った!!」

 

「こんなの絶対おかしいよ・・・・・・・・・」

 

この後、オクトパスはキン〇マンを読み返す尾が恐くなったという。

 

「しかし、親父・・・・・・・・」

 

・・・・・・・うん、こんなの面と向かって言えないし、気絶してる今がチャンスか。

 

「実は、親父がどう考えているのか、なんでキレたのか、わかってたよ。

あの場に、ヒーローなんて関係なくて、ただ、親としてオレの事を大切に思っていただけだって。

・・・・・・・せめて、これからは最低限生き残れるように努めるか。

もう自分ひとりだけの命じゃないしな・・・・・・・・・

・・・・・・・・あ、ありが・・・・・・・・・やめとこ。これは(*ノωノ)恥ずかしい。」

 

 

 

 

 

 

 

 

「慈恩赤奈の!背水の陣RADIO!!

こ、このコーナーでは基本的にオリキャラについての解説です!

今日呼ぶオリキャラの人はママ!」

 

「どうも~、角都ママで~す!

今回は私の解説でーす!」

 

「そ、それじゃあ、どうぞ」

 

「あ、私が自分で解説するのね。

私の名前は旧姓で五面、今は慈恩よ。

個性は角都の五個の属性の部分よ。

ただ、私に触手なんてないから相手に背中向けないと攻撃できないから背中からの攻撃に強くて前からの攻撃に弱いっていうよくわかんない感じね。

一応ヒーロー免許は持ってるけど、結婚退職しちゃったからもう身分証明ぐらいにしか使い道がないわね。

パパとは雄英の学生の時に出会ったわ。

エンデヴァーさんとはパパ経由でそこそこ仲良かったけど、DVまがいの事してるって知った時はびっくりしたわ。

でもあの人が異常なくらい不器用なのは知ってるからあんまり強く言えなくて・・・・・・・・焦凍君やエンデヴァーさんのお嫁さんには悪いことしちゃったかな・・・・・・・・

因みに私のことを大蛇丸のイメージで見てるって人がいたから、ちょっと髪型とか肌の色とか大蛇丸っぽいけど、本当にそれだけしか似てないわよ?本当よ?」

 

「ものすごい語りますね・・・・・・・・

あ、そういえばパパとママの下の名前ってまだ知らないんだけど、なんで教えてくれないの?」

 

「フフフ、教えやったら作中で描写されちゃって読者さんにバレちゃうじゃない?

私たち夫婦は名前がわかんないタイプのキャラにしようっていう作者の考えのせいで教えられないのよ。」

 

「角都兄ちゃん同様メタい・・・・・・・・

この親合ってこの子ありってやつですか。」

 

「まぁー!

赤奈ちゃん、まだ小さいのにそんな言葉覚えてるのー?

賢いわー、昔の角都を思い出しちゃう!」



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心臓八十個目 もうすっかりこの作品も長寿に

そういやあとちょっとでこの作品、一周年じゃん。


「ふぅ~、何とかなったな!」

 

「これは酷い・・・・・・・」

 

おっす!オラ角都!

シリアスが前回死んじまってな!オラわくわくすっぞ!

 

『えー、ただ今をもちまして配置されたHUCが危険区域より救助されました』

 

「し、試験が終わったか・・・・・・・」

 

「アザゼルさん無理すんな!

重傷じゃんあんた!いや、オレが言うのもなんだが!」

 

さすがベテランヒーロー。タフすぎる・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

「おいクソ触手!

テメェから呼んどいて切島が案内した場所にいないってどういうことだコラ!!」

 

「ギブ・・・・・・ギブ・・・・・・・ネックハンギングツリーはアカン・・・・・・・・」

 

「ま、まあ爆豪!着いてすぐに試験終わったんだしいいじゃねぇか!なっ?」

 

呼吸が・・・・・・・頸動脈が圧迫されて・・・・・・・・

死ぬ・・・・・・大体あと一、二分ぐらいで・・・・・・

 

「そいやっ!!」

 

膝を爆豪の顎へシュート!

これで脱出!

 

「テメェよくも・・・・・・・」

 

「うるせえ!ネックハンギングツリーするそっちが悪い!!」

 

「まあまあ二人とも落ち着いて・・・・・・・・」

 

「うっせえ黒目!つーかいつからいたんだテメェ!」

 

「酷い!!」

 

ああ、懐かしい・・・・・・作品内じゃあこんな感じで騒ぐのはあんま懐かしくないけど、リアルの時間では懐かしい・・・・・・

 

「皆さん長いことお疲れ様でした・・・・・・・・

これより結果発表を行いますが・・・・・・・・

その前に一言、採点方式についてですが我々ヒーロー公安委員会とHUCの皆さんによる二重の減点方式であなた方を見させてもらいました」

 

おっと、合格発表だ。

採点方式・・・・・・・二重だったのか。

まあ妥当といったところだ。

じゃあヴィラン役なんて出す必要ないからな。

 

「とりあえず合格点の方は五十音順で名前が載っています。

今の言葉を踏まえた上でご確認ください」

 

「みみみみみみみ・・・・・!」

 

「みみみみみみみ・・・・・!」

 

エロブドウと緑谷君怖いな・・・・・・・・

 

「え~と、オレは・・・・・・・・か、か、か~・・・・・・・ん?

あっれれ~?お、おかしいな・・・・・・・・ないぞオレの名前・・・・・・・」

 

か、か、か、か、かかかかかかかか・・・・・・・・・・や、やはり無い!

 

「な、なぜだ!?別にこれといってやばいことしまくったはずはない!

いや、一瞬キレたけどあれ演技だから!ちょっとマジ入ってるけど演技だから!!

うぼあああああああああ!!!!」

 

「角都・・・・・・・・」

 

「いや!いいんだ芦戸さん!

慰めなんて・・・・・・・いややっぱ慰めて!!」

 

「いや、角都ってさ・・・・・・・」

 

「ん?」

 

「苗字、慈恩(じおん)だからあるとしたらさ行の所に名前載ってるんじゃ・・・・・・?」

 

「・・・・・・・・・・」

 

さ行・・・・・・・じ~、じ~、

 

「あ!あった!!」

 

「うん、まあそらね?か行探してたらそら見つからないわ。」

 

失念してた!

そういや皆名字で呼ばれてるけどオレだけ下の名前で呼ばれてたから勘違いしてた!

な、なんという・・・・・・・

 

「( ゚д゚)ハッ!これが自己暗示ってやつか!」

 

「違う。」

 

・・・・・・・そういや爆豪轟は落ちちゃったんだっけ。

・・・・・・・うん。

 

「なあ爆豪」

 

「・・・・・・・・・なんだ」

 

「試験、落ちたんだってな。」

 

「・・・・・・・チッ!だからなんだ、バカにでもしに来たか?」

 

「( ^ω^)うん!

プークスクス!いつもみんなの事見下してたくせに落ちてやんのプゲラプゲラ!

ねぇ今どんな気持ち?ねぇねぇ今どんな気持ち?NDKNDK?」

 

「テ、テメェ・・・・・・・!!!」

 

「いやーまさかね!あの爆豪さんがね!

体育大会三位でA組トップクラスの実力を持つあの爆豪さんがね!

いや~驚きですわ!wwマジ驚きですわ!ww」

 

「えー・・・・・全員ご確認いただけましたでしょうか?続きまして採点内容が詳しく記載されてるプリントを渡します、しっかり目を通しておいてください」

 

「あ、ども」

 

「後で覚えとけよクソ触手・・・・・・・!!!!」

 

爆豪はこれで追試やる気だすじゃろ。

こんなんで心折れるほどメンタル弱くないからなこいつ。

さ~てオレの点数は・・・・・・・・

 

『氏名:慈恩角都

 点数:70点

 減点:意識不明者に対する配慮 -5

    試験中のマジギレ -25』

 

マジギレ減点多すぎワロタwww

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・・・・・へぇ、意外な客人だ。」

 

凶悪なヴィランを収容する施設、タルタロス。

そこの一室に閉じ込められていた一人の男が口を開いた。

オールフォーワン。恐らくは本名ではないのだろう。

しかしそう呼ばれている。

オールマイトを引退に追いやり、長いときを裏社会の王として君臨していた男だ。

そんな男に相対するのは―――――――

 

「意外ってなんだ、意外ッて。

予想はできたろ。」

 

ヴィラン連合に拉致された経験もあり、その際に右腕と両目を失い、代わりといわんばかりに凶悪な個性を植え付けられた男、慈恩角都。

散々ヴィランに勧誘されてきた、これほどよくよく見れば普通の人なら死んでるってぐらい不運な男だ。

 

「で?今日はどうしたんだい?」

 

「まあ・・・・・・なんというか、進路相談?」

 

「へぇ・・・・・・・」

 

「あ、別にヴィランになるってわけじゃない。

ただヒーロー免許の仮免受かったよ、てだけだ。」

 

「そうか、それは残念だ。」

 

軽く談笑を交わす二人。

ヒーローの卵とヴィランの親玉、という視線で見れば、二人の距離感は非常に近いように感じる。

 

「そういえば、君は進路相談と言ったね。

他にも聞きたいことがあるんじゃないか?」

 

「バレてたか。

なあ、先生(・・)・・・・・・・なんでオレをヴィランに勧誘したんだ?

一応、あんたの口から答えを聞きたい。」

 

その問いにオールフォーワンは口角を釣り上げた。

さぞうれしそうに。

 

「それは簡単な話さ。

トゥワイスのような歪な精神、トガヒミコのような残虐性、荼毘のように信念の為には殺人を厭わず、死柄木ほどではないが悪のカリスマまで。

君はこれらをすべて併せ持っている。」

 

「・・・・・・・トゥワイスみたいな精神ってのは理解してる。

だが他は知らんぞ。」

 

「いいや、持っているさ。

今はただ他の物に隠れてるだけで、いつかきっと露わになる。

いや、もしかしたらもう片鱗は見えてるかもね。」

 

「いいや、そんなもん無いね。

断言しよう。

そんな凶悪ヴィランをあべこべに混ぜ合わせたような奴だったらあんたらの勧誘を受け入れてる。」

 

「そんなことは無い。

なぜなら、君は様々なヒーローを混ぜ合わせたような奴でもあるからさ。

君のお父さんのようにユーモアは忘れずに、ベストジーニストのように努力し、エンデヴァーのように徹底的に、オールマイトのように絶対的な力と自己犠牲の精神。

それとまあ、育った環境がヒーロー側だったというのもあるだろう。

だから今はヒーロー側に傾いてるだけさ。」

 

「・・・・・・・・」

 

「君も薄々感づいてたんじゃないのか?

自分がなぜこうもしつこく勧誘されるのか、自分の内にあるドロリとした部分は何か、とかね。」

 

「フゥー・・・・・・・その通りだ。

だから今日、ここに来た。」

 

「「答え合わせをしに」」

 

不自然なほどに、まるで打ち合わせでもしていたかのように発現がぴったり重なる。

そのことに対し、オールフォーワンは嬉しそうに、角都も少々ほほ笑んでいた。

 

「それじゃあな。

そろそろ時間だ。

もしかしたらだけどお世話になる時が来るかもしれない。

・・・・・・・・その時は頼むよ、先生。」

 

「ああ、任せてくれ。」

 

椅子から立ち上がり、外への扉へ向かう角都。

ふと立ち止まり、オールフォーワンの方へ振り向いた。

 

「そういや聞いてくれよ!

仮免の免許証に書かれたヒーローネームがクラーケンじゃなくて角都だったんだよ!!

酷くね!?」

 

これにはさすがのオールフォーワンも苦笑した。

そして、クラーケンは時代によって伝承が異なり、悪い人間が乗る船しか襲わないという話と船は無差別に襲うという話があり、彼にピッタリな名前だったのに、と思ったそうだ。



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心臓八十一個目 一周年!一周年!

 

「イエアアアアアア!!一周年だあああああ!!!」

 

正確には4月10日が一周年です。

でも仕方ねぇんだ!今年の4月10日は日曜日じゃないから・・・・・・・・

さて、一周年記念で何かやるか。

そうだ、ヴィランルートの角都を見てみよう!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~角都ヴィラン 夜の森林でドキッ!作戦~

 

「お!ターゲット見つけた!

あの爆発頭の方が今回のターゲットだぞミミちゃん!」

 

「誰が爆発頭じゃボケ!!」

 

目が死んでる男、角都。

肌が青白く、顔にやけどのある少女、ミミ。

この二人は爆豪という人物の拉致のために行動している。

 

「えー、自己紹介が遅れたね。

オレはヴィラン連合幹部の一人、角都です。

USJの企画、実はあれオレが案出したんだよねー」

 

「・・・・・・・・・・・」

 

「つーことはテメェ、クソ共の中では偉い方なんだな?」

 

「ああ、まあな。

今回の襲撃もオレが考案したわけだしな。

まあということで素直にお縄にアブナッ!?」

 

突如としてオレの目の前を鋭い板状のものが突き刺さる。

 

「あ、ごめん幹部さん」

 

「何しやがるムーンフィッシュ!!

危ないじゃねーか!

まあいいや!とりあえず爆豪君の拉致は任せたぞ!

オレはちょっと別のメンバーの様子を見てくる!」

 

「行ってらっしゃーい」

 

さらばだ!グライダーモードに変化、ミミちゃんを抱えて飛ぶ!

 

 

 

 

 

 

 

 

~角都ヴィラン 大物臭にドキッ!~

 

「マスキュラーがやられたか。

奴はヴィラン連合でもそこそこの強さ。

ヴィラン連合の恥さらしよ」

 

「!?」

 

「やあ、雄英の・・・・・・そう!緑谷君。

オレの名は角都、そしてこっちのおねむが来てんのがミミちゃん。」

 

「寝てませ・・・・・・・zzz」

 

「ヴィラン・・・・・・・!」

 

さぞかし驚いただろう。

一難去ってまた一難、新しいヴィランが出てきたんだから。

しかも、片方は寝かかってるが2人である。

一歩間違えばそこで死ぬこととなる。

 

「ちょっとマスキュラー、回収してもいいかな?」

 

「・・・・・・・いいわけないじゃないですか。」

 

「ま、だろうな。

でもまあ、一つ教えてやるよ金の卵。

ヴィランとのお話し中は後方を注意しようね?」

 

「!?」

 

慌てて振り返る。

するとぐったりとした洸汰君を支える仮面の着いた触手の塊があった。

 

「所詮はまだ金の卵か。

やれやれ、もっと相手が何してくるか考えてみな?

特に相手の個性がわからないときはな。」

 

「洸汰君を離せ・・・・・・・・・!!!」

 

「それはできないな。

正直なところ、マスキュラーを倒して負傷しているとはいえお前を相手にしてる時は人質が欲しい。

月までぶっとばされないようにな」

 

緑谷は悔しそうな表情を浮かべている。

そのほかに怒りだとかそういう感情も渦巻いてるのが見て取れる。

こいつは中々、将来いいヒーローになるかもな。

 

「・・・・・・・・よし!

取引と行こうか!この少年は開放するからオレの事を見なかったことにしてくれないかな?」

 

「・・・・・・・・そんなの、こっそり先生に言えばいいじゃないか。

取引になってないぞ。何かあるんじゃないのか?」

 

「ハッハッハ!い~や、君はオレの事を話せない!

何故かって?約束を破ったらそこの少年を殺すからだよ!

地の果てまで追いかけてね!」

 

その発言はやけに軽い調子で言われたが、嘘には見えなかった。

そう、例えるなら修学旅行の時、金忘れても先生貸さないからなーという教師のように。

冗談ではあるが真実でもある、そんな感じだった。

この男は邪悪なのではない、狂ってるのだ。

そう確信させられた。

 

「じゃ、オレの事は他言無用でな!

ミミちゃんだけ先に送り返しに行くわ!」

 

 

 

 

 

 

 

~角都ヴィラン 君と砂糖にドキッ!~

 

「さて爆豪君!べっこう飴いる?」

 

「なんでべっこう飴なんだカス!!」

 

べっこう飴は嫌いか・・・・・・・

折角誘拐してアジトに連れてきたってのにな。

 

「じゃあ金平糖は?カルメ焼きもあるぞ?角砂糖の方が好みか?」

 

「なんで砂糖の塊しかねぇんだボケ!」

 

わがままだなぁ。

電子タバコを吸って気分を落ち着ける。

 

「じゃあ「もういいわボケ!どうせ今度は餡子の塊でも出す気だろ!?」(スッと出そうとしたものをしまう)」

 

「あたりかよ!!」

 

「どうも、ピザーラ神野店で「今取り込み中なんで帰って」いやです」

 

壁がドゴン!と破壊されてシンリンカムイに捕らえられた。

 

「即落ち二コマ!」

 

「そんなこと言ってる場合か角都!」

 

「知らん」

 

 

 

 

 

 

 

 

~角都ヴィラン ネタギレにドキッ!~

 

「ネタギレなんでそろそろ締めくくっていいっすか」

 

「自分で始めといて勝手だな・・・・・・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

~百太郎 続きにドキッ!~

 

「(おい言いやがったぞ!あの鶴野郎言いやがったぞ!)」

 

「(お前だって鶴野郎じゃねーか!最初っからこうなるかなとは思ってたわ!!)」

 

「(orz)」

 

「(マズイ轟が諦めかけてる!)」

 

「(いやもうこれダメだろ!)」

 

「・・・・・・そう、でしたか」

 

『!?』

 

やばい反応した!何言われるかわからん!

とかそんなことを思っているお供三匹。

 

「相当なご心配をおかけしていたようですわ・・・・・・・・・

ずっと不安でしたの・・・・・・・自分から鬼退治に誘っておいて自分は何もしない、いえ何もできないほど弱くて。

なのに私ばかり崇められて、もしかして嫌われてるんじゃないかと心配になって引きこもっていましたの」

 

「(そうだったのか・・・・・・・)」

 

「でも、こうしてお供の方々が私のためにわざわざ商人の方をお呼びしてまでなんとかしようとしてくれて・・・・・・・・すごく嬉しいですわ。

もう仲間だなんて思われてないのかと思ってましたので。」

 

「(百太郎・・・・・・・)」

 

「よし!決めましたわ!

折角皆さんがお呼びしてくださってのです、私、商人になりますわ!」

 

「(・・・・・・・・・)」

 

「(角都、オレ達の出番はもう無いようだぞ。)」

 

「(わかってる・・・・・・わかってるさ)」

 

「(・・・・・・・そんじゃあそれぞれ、百太郎に挨拶して帰るぞ)」

 

「(みんな、これからどうする?まずは轟!)」

 

「(そうだな・・・・・・まだちょっと心配だしオレは百太郎についていこうと思う。)」

 

「(心配性だな。爆豪は?)」

 

「(・・・・・・・別に。住処に帰るだけだ。)」

 

「(じゃあオレも昔みたいにいろんなところ飛び回るか)」

 

・百太郎

 あの後、お供達の別れの言葉を聞いたのちに商人に弟子入りする。

 そして個性のおかげもありすぐに大商人の仲間入りを果たした。

 多額の資金を元に、ついてきた轟以外のお供にまた会おうとしているようだ。

 

・犬

 あの後、住処に帰った。

 鬼を退治したという噂はすぐさま広まり、彼はのちに犬神としてあがめられたそうな。

 時々山の中で唐辛子をかじっているのを見かける

 

・猿

 百太郎についていき、彼女の手助けをした。

 一生涯、鬼退治の功績について語ることは無かった。

 一部では百太郎との婚約説が流れているが別にそんなことは無い(はず)

 

・雉

 色んな所を飛び回っては友と会ったり猟師の鉄砲を躱したりしてる。

 ある時に伴侶ができたそうだが相手を知る者はいない。

 ていうか場所もわからない。

 恐らく百太郎と再会するのはずっと後だろう




はい、一周年記念にも関わらず色々お粗末な出来について。
実は最初、角都が別漫画の世界に行く、というものを考えていました。
しかしそれってヒロアカ二次創作の一周年としてどうなんだ?
と踏みとどまった次第です。
しかし一周年だしなんかしたいし、でもネタが・・・・・・・
って感じで作成された苦肉の策です。
もはや策にすらなってません。
\(^o^)/オワタ


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心臓八十二個目 物間未来の大物説

ぎゃあああああああああ!!!
ごめんなさい!
投稿遅れましたああああああああああ!!!!


オレはその日、びっくりした。

なんか緑谷君と爆豪がボロボロで掃除機かけてたから。

なんでもオレがオールフォーワンとの面会に行った後量についたときに丁度殴り合ってたらしい。

因みに帰ってきたときは夜だった。

まあ仮免試験の後にオールマイトに結構無理逝って面会させてもらったからな・・・・・・・

そしてオレは思った。

そういやこんなイベントあったな・・・・・・・・と。

 

「しかしなんで喧嘩なんか・・・・・・・いや、やっぱ思いつくからいいや。」

 

「いや、オレらから見たら角都の方が意味不明だぞ・・・・・・・・・

何だよオールフォーワンと面会って。

相手ヴィランだぞ?」

 

「ヴィランだが、その戦闘技術は高く評価できる。

それに短期間であれだけの少数精鋭の組織を創れたんだ、彼自身が根回しして無いにしても間違いなく人を見る目は凄くある。

学ぶことも沢山あると思ってな。

それと愚痴を言いに。」

 

『・・・・・・・・・・』

 

・・・・・・・・どうした?

 

「いや・・・・・・・・・角都がヴィランに勧誘される理由が垣間見えたのと、あんなやばいヴィラン相手に愚痴を聞いてもらおうとするとか凄いなぁ、って。」

 

HAHAHA!そんなに褒めるなよ芦戸さん!

照れるZE!!

 

「あの・・・・・・・・緑谷さん、爆豪さん、何か手伝いましょうか・・・・・・・?」

 

「赤奈ちゃん・・・・・・・その気持ちがすごく嬉しい・・・・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今現在、出席番号順に並んで体育館に向かっている。

始業式だァァーーーーーー!!!

 

「き、ききききき聞いたよ、A組ィ・・・・・・・・・

そちちちちちら、仮免落ちが、ふ、二人出たんだ、だそうだなですね!?」

 

「落ち着け、角都にトラウマが阿武はわかるから落ち着け。」

 

「フゥーッ、フゥーッ、落ち着け僕・・・・・・・・」

 

靴箱にひじを置いていた物間が生まれたての小鹿のような足を奮い立たせて無理矢理地面に立ち、こちらを煽ってくる。

その様子にB組はおろかA組の面々すら心の中で応援していた。

やっていることはダメなことだが、その勇気に敬意を抱いているのである。

 

「こ、こちとら全員・・・・・・・ハァーッ、ハァーッ、合格・・・・・・・・・

み・・・・・水・・・・・・・水が空いた・・・・・・・・ガクッ」

 

あまりの緊張と過呼吸により、ついに物間は倒れ伏した。

最後まで相手に恐れながらも煽っていくその様に、その勇気に誰もが感銘を受けた。

後にこの出来事を『弱きもののささやかな下克上』という名で語り継がれたという。

 

「物間クン・・・・・・・君はガンバタデース。」

 

「もう・・・・・・・もう休め・・・・・・・お前は勇者だ・・・・・・・」

 

「ア、それと、A組のミナサーン、ブラドティーチャーによるゥと、後期ィはクラストゥゲザージュギョーあるデスミタイ」

 

「?????」

 

「ええと、多分だが角取さんによると後期カリキュラムには合同授業が予定されてるらしい。」

 

「そうなんだ!それは楽しみ!」

 

しかし・・・・・・・あれだな。

こう、角取さんとオレが並んでみると・・・・・・・

 

「アメコミとかでよくある特殊能力を持った民間人を人質にしたヴィラン・・・・・・・?」

 

「それっぽい!」

 

「じゃあそろそろ行こうか、後ろ詰まってるし。」

 

「おう!」

 

「・・・・・・・・・・」←機会をうかがっていたが結局話に入れなかった心操君。

 

 

 

 

 

 

 

 

始業式?

ああ、安定の長い話のせいで途中聞いてなかった。

HAHAHAHA!!

 

「じゃあまァ・・・・・・・・今日からまた通常通り授業を続けていく。

かつてない程、かつてない程、かつてない程!色々あったが上手く切り替えて、学生の本分を全うするように。今日は座学のみ。だが後期はより厳しい訓練になっていくからな」

 

かつてない程って言った時にオレの方を見るのはやめてほしい。

オレちゃん傷ついちゃう。

 

「あの~、相澤先生・・・・・・・・」

 

「ん?赤奈から質問とは珍しいな。なんだ?」

 

「始業式で言ってたヒーローインターンって?」

 

「ああ、それについてか。後日やるつもりだったが・・・・・・・そうだな、先に言っておく方が合理的か」

 

まあオレは知ってるんですけどねー!

 

「平たく言うと校外でのヒーロー活動。

以前行ったプロヒーローの下での職場体験、その本格版だ」

 

「なるほど、じゃあ職場体験で出来たコネクションを・・・・・・・」

 

「察しがいいな。

基本的にその時に得たコネを利用する。

そして仮免を取得したことで、より本格的に、長期的に活動へ加担できる。

ただ1年生での仮免取得はあまり例がないこと。

敵の活性化(と角都の件)も相まって、おまえらの参加は慎重に考えているのが現状だ。

まァ、体験談なども含め、後日ちゃんとした説明と今後の方針を話す。こっちも都合があるんでな。

じゃ・・・・・・待たせて悪かった、マイク」

 

「Year!こっからは「カット」

 

 

 

 

 

 

 

次の日!

 

「じゃ、緑谷も戻ったところで、本格的にインターンの話をしていこう。入っておいで」

 

数は三人、扉を開けて入ってくる。

金髪のやや長身の男、黒髪の腹の読めない男、青っぽい髪の、なんかフワフワした印象を受ける女性。

 

「職場体験とどういう違いがあるのか。直に経験している人間から話してもらう。多忙な中都合を合わせてくれたんだ。心して聞くように。現雄英生の中でもトップに君臨する3年生3名、ビッグ3の皆だ」

 

「ここでメタ話!実は当初飛段さんはビッグ3に改めビッグ4としてこの三人の輪に加わる予定でした!

しかもその後、実はマジでただの快楽殺人鬼の設定でしたが、原作で角都とコンビ組んでたのに角都の敵ってのはおかしいだろうと思いスパイ活動中のヒーローということになりました!」

 

「怒涛のメタ発言だな。お前ちょっと自重しろ。」

 

「ねぇねぇ!」

 

「ウワッ!?」

 

突然青髪のフワフワ女性こと波動ねじれさんが話しかけてきた。

ていうか顔が近い・・・・・・・・

 

「メタ発言って何?

君、両目にかけて傷が走ってるけど目は見えてるの?

右手は切り落とされてなかった?まさかきのこみたいに生えてきたの?

どうして口がそんなに裂けてるの?」

 

「え、え~と・・・・・・・」

 

「・・・・・・・・・」

 

「芦戸ー、顔怖いぞー」

 

「あ!君何その角?

それで攻撃できたりするの?

切り落とされたらまた生えてくる?」

 

今度は芦戸さんに話しかけに行った・・・・・・・・

どういうこっちゃねん。

 

「あれー!なんでここに子供が?」

 

やっべ、赤奈ちゃんがここにいる理由(国家機密)にまで手を出そうとしてきやがった。

 

「どうしよう・・・・・・・じゃがいもだと思っても体ががぜん人間だからマタンゴとかの類に見えてならない・・・・・・・・」

 

「そこの黒髪の人ある意味すごいっすね!?」

 

じゃがいもでマタンゴ・・・・・・・?

 

「合理性に欠くね・・・・・・・・?」

 

「イレイザーヘッド、安心してください!!

大トリは俺なんだよね!!」

 

おっと、ここで金髪の男が動いた!

 

「前途―――!!?」

 

「・・・・・・・・無効?」

 

「違う!前途無効じゃなくて前途多難!

よォし、掴みは大失敗だ!」

 

周りからひそひそ声が聞こえる。

オレの鋭い聴覚はそれをすべて拾った。

 

『(あの人達、角都と同類だ・・・・・・・!)』

 

ん・・・・・・?ビッグ3と同類扱いされたのを喜ぶべきか罵倒ととるべきか?

 

「まあ口で説明するより実際に見た方が速いと思うので、君たちまとめて、俺と戦ってみようよ!!」

 

リ~リカル~トカレ~フ~、キルゼムオ~ル~。

極楽浄土に、連れてって上げる~

リ~リカル~トカレ~フ~、キルゼムオ~ル~。

生き残るすべはただ一つ~、肉体言語~

 

「あ、オレちょっとトイレ。

相澤先生赤奈ちゃん預かっといて。」

 

「わかった。」

 

 

 

 

 

 

 

 

「慈恩角都の苦肉の策RADIO!

まあ、今回のは番外編的な?」

 

~インターン先~

 

「あ、もしもしエンデヴァーさん?

インターンって『ブツ!』・・・・・・・・・・」

 

                 ~完~





エンデヴァーさんの相棒「(スマン角都君・・・・・・君からインターンの話来たら電話切るようにエンデヴァーさんに言われてるんだ・・・・・・・・)」


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心臓八十三個目 便秘と下痢のコンボには作者もよく被害を被っています

そういえばこの作品も大分長い事続いてるなー。
結構長寿な方の作品なんじゃないのかな?
まあ他の作品がいつ投稿され始めたとか見てないからよくわからないんだけどな!


 

「クソ!なんてことだ!」

 

まさかここまでの苦戦を強いられるとは正直予想外だった・・・・・・・・

敵はオレが思っていたよりもはるかに強大で凶悪!

オレは第二陣を警戒して身構える。

 

・・・・・・・・・来た。

第二陣は比喩ではなく滝のような量と勢いを持っていた。

第一陣がどれほど平和だったのか思い知らされる。

不思議な不快感に襲われ、ビチャビチャという音が合わさりなおさら不快だ。

今度こそすべて押し出してやろうと踏ん張る。

しかしそれをあざ笑うかのように、先ほどまでの勢いはどこへやら、第二陣は止まってしまった。

 

だが、感覚でわかる。

次も来る。

その次もきっと来るだろう。

予想外の長期戦のせいで疲労はあるが、まだいける。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・・・・・・・まさかこんな時に便秘と下痢が来るとは・・・・・・・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ふぅ~、出し切ったぜ。

これでしばらくは出てこない。

体力も充分残ってる。

確かこの後BIG3のミリオ先輩と戦うんだっけ、原作では。

まあ結果は忘れたが芦戸さんと切島君はオレの訓練(魔改造)おかげ(せい)で非常に高い身体能力を持っている。

そうやすやすとやられたりは

 

「してたー!!?」

 

なんか皆ぶっ倒れてる!?

何故!?どうして!?ガオガ〇、ブー!

とか言ってる場合か!!

 

「な、なんぞこれ・・・・・・・・」

 

「ん、やっと来たか角都。

お前何してた?」

 

「えっと、便秘と下痢が同時に来まして・・・・・・・・・・・

そ、それよりこれは一体?」

 

「インターンの重要性を教えるためにミリオとA組の摸擬戦をやった結果だ。」

 

え、全員一人で倒したの?

何このリアルチート?(お前が言うな)

ルーデル大佐かな?(お前の方がそれっぽい)

ルーデル大佐に関して知らない人は検索検索ゥ!

どこのサイトにも嘘は書かれてないよ!

 

「お!君が角都君か!」

 

「どうもっすミリオさん。

オレの事知ってるんすね?」

 

「HAHAHA!むしろ雄英で知らないって言う人の方が少ないよ!」

 

触手製の義手で正拳突きを放つ。

しかし、まるで切を殴ったのようにミリオ先輩の体をすり抜けた。

ついでに体も地面にすり抜けていった。

 

「君、不意打ちの才能あるよ!

いや、マジで危なかった!」

 

躱されたんですがそれは・・・・・・・・

 

「会話で意識をそらしてその隙に攻撃。

普通気絶とまではいかなくとも一発いいのが入ると思ったんだけどなぁ・・・・・・・・・」

 

「相当強いって聞いたからそういうことはしないタイプかと!」

 

バリバリします。

女性にも普通に腹パンするくらいには。

 

しかし、ミリオ先輩の個性『透過』、思ったよりも厄介だ。

これじゃあ

 

『打撃系など花拳繍腿!関節技こそ王者の技よ!!』

 

『アダダダダダ!』

 

ってできないじゃないか。

どうやって倒そうか・・・・・・・・・・

尾獣化はできるだけ見せない方がいいだろう。

どうしたものか・・・・・・・・・・

 

おっと、考え込んでいる暇はないようだ。

いつの間にかミリオさんがいない。

地面に潜ったか。

・・・・・・・・・・ん?

 

「フンッ!」

 

「うおっ!?」

 

出てきたところに合わせて蹴りを放つ。

間一髪で避けられたが、やはり。

 

「心眼なら地面に潜ってても位置やポーズがわかる。

そこからどこに出てくるかの予想は特段難しくもなんともないな。」

 

しかし、予想ができたからと言っても、どうしろというのか。

触手で捕まえればすり抜け、恐らく炎とかもすり抜ける。

尾獣化だってそうだろう。

・・・・・・・・・あ!そうだ!

 

「触手ロープ!」

 

触手でロープを編んで対象を捕らえようと蛇行しながら襲わせる。

いや、襲うっていう表現の方が正しいか。

当然のことながら避けられるが、それは大した問題ではない。

ロープは寸分狂わずに目標の元へ。

そして自分は襲われないだろうという油断からか、目標はすんなり捕縛できた。

 

「キャーーーーーーー!!?」

 

そう・・・・・・・・BIG3の一人、波動ねじれを。

そのまま彼女を自分の肩の上に相手を仰向けに乗せ、あごと腿をつかむ。

自分の首を支点として、背中を弓なりに反らせることによって背骨を痛めつける。

これがかの有名な技、アルゼンチン・バックブリーカーと呼ばれる技である。

 

「打撃系など花拳繍腿!関節技こそ王者の技よ!!」

 

「アダダダダダ!」

 

うん、想定していた構図とはちょっと違うが、してやったり!

ん?アルゼンチンバックブリーカーは関節技じゃない?

背骨にも関節はあるからノーカンノーカン。

 

「フハハハハハ!!ミリオ先輩!

彼女の背骨の心配をするなら個性を使わないことだな!

ちょっとでも使うそぶりを見せたならこいつの背骨をへし折る、とまではいかないがしばらくは痛みが残るぐらいに痛めつけるぞー!」

 

『(うわぁ・・・・・・・・・・)』

 

一同、唖然である。

ヒーロー志望がまさかの人質をとったのだ、無理もない。

しかも対戦相手はBIG3,人質もBIG3。

先輩である。

これは酷い。

 

「グッ・・・・・・・・!」

 

こうかは バツグンだ

 

「トウッ!そしてくらえ!!」

 

高くジャンプし、そのまま横に回転しながら体重を乗せての超滞空式のミサイルキックである。

今ここで避けた場合、当然両手はねじれ先輩を抱えているため受け身なんぞとれるわけがない。

ミリオは受けるしかなかった。

大切な友人のために。

 

「オラアアアアアアアアア!!!」

 

命中した。

 

のちに角都がちゃんとダメージが残らないようにキックしたことが明かされた。

また波動ねじれ先輩は角都に『ここで痛がる演技してくれたら何かしら好きな物あげる』という誘い文句によって演技をしていただけであった。

全然痛くなかったし、最後のは絶叫マシンのようで楽しかったというのは本人の談。

なんやかんやの配慮のおかげでBIG3との関係が悪化すると言ったことは無かった。

めでたしめでたし。




角都の容赦の無さ、手段を択ばないなどの事が実は角都の強さの秘訣なんではと思ったが、こいつ素で強かったのを思い出しこの世はやっぱ才能なんだなという悲しい現実に気付いたと思ったら角都が超努力家で戦闘に関する修行も人一倍やってるという裏設定を思い出しやっぱ努力は報われるんやなって思いました。


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心臓八十四個目 宗教勧誘の人が来たら、自分キリスト教なんでって言った後聖書の内容を見ずにいいきれたらきっと帰ってくれるよ。

「ハハッ!ギリギリチンチン見えないように務めたけど!!

すみませんね!女性陣!!」

 

あの後事情説明も終わり、いわゆる反省会のような何かの時間。

 

「先輩!あんたの個性ってなんすか!?」

 

「俺の個性は透過!全身個性が発動すると俺の体はありとあらゆるものをすり抜ける!すなわち地面もさ!」

 

「あっ、じゃああれ落っこちたってこと…?」

 

「そう!地中に落ちる!そして落下中に個性を解除すると瞬時に地上にはじき出されるのさ!なんではじき出されるかというと、質量があるから!

質量があるものが重なることはできないから俺は地中にはじき出される、これがワープの原理さ!」

 

「フンッ!オレだってそのくらいならできる!」

 

スケボーを取り出す。

そしてそれに乗った状態でジャンプ、地面に着地する瞬間を狙ってスケボーを手に取り足を延ばす。

 

「アフンッ!」

 

一瞬だけ地面に埋まったが、すぐにはじき出されてしまった。

頭から地面にダイブ!

いてぇ!

 

「頭が!血が!」

 

「ちょっと待って。

何今の、そんな透過の仕方初めて見るんだけど・・・・・・・・・え?」

 

「先輩、角都のアレはヌケボーなんで気にしたら負けです。」

 

「え、うん、え?」

 

ミリオ先輩がマジ困惑してる。

まったく何がおかしいというのか。

 

「そういえば先輩、個性の発動中って呼吸できてます?」

 

「そうさ、呼吸だけに限らず目や耳も聞こえないよ」

 

全員が驚いた様子でミリオ先輩を見た後、あれ、それって大した問題じゃないんじゃ・・・・・・・・

的な顔になってるが恐らく原因はオレ。

 

「壁を1つ抜けるにも片足以外発動してもう片方の足を解除して接地、そして残った足を発動させすり抜ける。

簡単な動作にもたくさんの工程が必要なんだよね」

 

「いや・・・・・・・角都に毒されてるだけで凄いのか。

急いでる時ほどミスるな、俺だったら」

 

「心眼教えましょうか?」

 

「それをものにしたのか・・・・・・・・ミリオ先輩は」

 

「俺はこの力を強くしたのはインターンで得た経験!!どんなに怖くても辛くても!それは必ず自分の力になる!だからインターンはやったほうがいいよ!1年生!!」

 

 

 

 

 

 

 

「・・・・・・・・で、インターンやろうと思います。

さらなる高みへ行きたいっすオレ。」

 

寮にて、切島君、芦戸さんと会議ナウ。

赤奈ちゃんはすっかりおねむが来たので横で寝ている。

監視の人の視線が痛いぜ。

 

「うんうん。」

 

「で・・・・・・・・だ。

エンデヴァーさんのとこに電話してみたら無言で切られました。

間違い電話でもしたかなと思ってもう一回かけてみても切られました。」

 

「つまり、インターン先どうしようってことだな?」

 

「その通りだ切島君。

ひとまずオレが考えている候補を教えよう。

まずは親父のとこ。

親父自体にはもう教わることはヒーローとしてのキャリアからくる勘ぐらいだがアザゼルさん辺りなら色々教われることもある。」

 

「パパ、何気に強いんだよねー。

自立してたらオクトパスさんの順位ぐらいには追い付けたかもしれないのに。」

 

「で、次に飛段さん。

飛段さんの強さなら切島君も知っているだろう。

オレ、切島君、プロのボブさんの三人がかりで負けたんだ。

もしかしたら対人戦闘ならヒーロー界トップかもしれない。」

 

「え、そんなに強かったの?」

 

「・・・・・・・・・なあ角都。

オレ達ってあの人にダメージ負わせられたっけ?」

 

「いや、一発も攻撃が入んなかった。

個性がスプラッタ必須じゃなかったら最低NO.10、いや7ぐらいにはいけただろう。」

 

「もう全部その人だけでいいんじゃないかな。」

 

「それで最後の候補、鮮烈ヒーローのバオーさん。

職場体験の指名来てたし、何気に個性が牛鬼と似ているから結構アリなのでは?

と考えたわけだ。」

 

「確か特殊な個性で個性が発動するとびっくりするぐらい身体機能が変化するから異形型扱いでもあり発動型扱いの個性・・・・・・・・なんだっけ?」

 

「よく覚えてたね芦戸さん。

だから彼の名前が出た時に感想欄で異形型じゃ無くね?っていう質問が多く来た。」

 

今日のメメタァ。

バオー来訪者の単行本、絶賛発売中!

映画もあるよ!

因みに作者は単行本持ってます。

ジョジョのキャラと共通点が結構多くてびっくりした。

 

「で、この三人の中から一人選ぼうと思う。

誰がいいと思う?」

 

「んー・・・・・・・牛鬼の都合で飛段さんかオクトパスさんじゃないとインターン許してくれないと思う。

飛段さんは個性や単純な戦闘能力が高いのは恐らく政府側も知ってるだろうし、オクトパスさんたちは実際に角都の暴走を止めた実績があるし。

バオーさんが弱いって言うわけじゃないけど政府が認めてくれるかどうかって感じじゃね?」

 

「切島が頭よさそうなこと言ってる・・・・・・・・」

 

「ひでぇ!」

 

「とりあえず二人に絞れた。

親父か飛段さんか・・・・・・・・

いや、後は二択だし自分で決めるわ。」

 

そうして夜は更けていく・・・・・・・・・

一方そのころ、オクトパスは。

 

「仏説摩訶般若波羅蜜多心経観自在菩薩行深般若波羅蜜多時照見五蘊皆空度一切苦厄舎利子色不異空空不異色色即是空空即是色受想行識亦復如是舎利子是諸法空相不生不滅不垢不浄不増不減是故空中無色無受想行識無眼耳鼻舌身意無色声香味触法無眼界乃至無意識界無無明亦無無明尽乃至無老死亦無老死尽無苦集滅道無智亦無得以無所得故菩提薩埵依般若波羅蜜多故心無罜礙無罜礙故無有恐怖遠離一切顛倒夢想究竟涅槃三世諸仏依般若波羅蜜多故得阿耨多羅三藐三菩提故知般若波羅蜜多是大神呪是大明呪是無上呪是無等等呪能除一切苦真実不虚故説般若波羅蜜多呪即説呪曰羯諦羯諦波羅羯諦波羅僧羯諦菩提薩婆訶般若心経!!

願わくば角都がうちの事務所にインターンするよう奉らん!!!」

 

「怖いぞオクトパス。他のサイドキックが引いてる。」

 

「仏説摩訶般若波羅蜜多心経観自在菩薩行深般若波羅蜜多時照見五蘊皆空度一切苦厄舎利子色不異空空不異色色即是空空即是色受想行識亦復如是舎利子是諸法空相不生不滅不垢不浄不増不減」

 

「またやる気か」




オクトパス仏教徒説


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心臓八十五個目 何も言うまい

ヒーローインターンの許可が下りた。

ただ、案の定国の方でこのヒーローで大丈夫か、もっと別にふさわしいところはないか、などと議論はあったっぽいが。

う~む、作者曰く最初は強いけどチートじゃないキャラを目指したらしいがどうしてこうなった・・・・・・・・・

なんでこんな段々と意味の分からないキャラに仕上がっていったんだ?

やっぱプロット書かなきゃダメかな・・・・・・・・・

さすがに行き当たりばったりで書くだけというのも何かな。

 

_人人人人人人_

> 閑話休題 <

 ̄Y^Y^Y^Y^Y ̄

 

さて、オレのインターンに行くところなんですが!

ダン!ダララララララララララララララララダン!

飛段さんの所!

ええ、親父のとこじゃないとも。

理由としてはいくつかあって、まずは牛鬼の暴走。

これはぶっちゃけオレの血を飛段さんに渡していれば何とかなるだろう。

次に、普通に学ぶことが多そうだってことかな。

親父の所に行っても学ぶこと無さそうなんだもん。

 

と、いうわけで飛段さんの事務所にきたわけですよ。

なんか、漫画とかで見る売れない私立探偵の事務所並みにぱっと見狭そうな外見だ。

まあ飛段さんはヴィラン逮捕などの功績以外で給料が入らないから人件費とかを考えて事務所に金をかけられないのだろう。

仕方ないね。

 

「んじゃま、失礼しまーす。」

 

「失礼すんなら帰れ!」

 

扉を開けてみると、ここってどこの世紀末ですか?ってぐらい荒れた面子が目に入った。

塩くれそうな赤い軍服の人、近くにいたお前が悪いとか言って味方盾にしそうな人、筋肉操作しかできなさそうなシュワちゃんもどき、A級喧嘩師、去年映画化されて有名になったアメコミの寄生生物、打撃系など花拳繍腿!関節技こそ王者の技よ!!の本家、ファイティングコンピューター、カレー〇ン、あとただのヒャッハー数名。

 

「貴様、何者だ?アポもなしにヒーロー事務所に来て、なおかつそのヴィラン顔ときた。」

 

「いや、お前らが言うな。」

 

「フッ!ここは貴様のような青二才が来るところではないわ!」

 

はい、こんな時に舐められないようにするための手段を皆さんに教えます。

 

「F〇CK YOU!!!」

 

煽りかえそう!

 

 

 

 

 

 

 

 

その後、飛段ヒーロー事務所は阿鼻感嘆の地獄絵図と化した。

そこかしこが血みどろとなり、ただ一人を除いて立っている者はいなかった。

 

「ゼェ、ハァ、死ぬかと思った・・・・・・・・・」

 

あの後襲い掛かられるのは予想外だった。

全員同時じゃなくて一人ずつ来てトトカルチョしてくれて助かった。

それと、大体最初は油断してくれたからな・・・・・・・・・

全員同時に、いや3人同時でもやられてたかも・・・・・・・・・

一人一人が油断ならない相手だった・・・・・・・・

 

「いい加減諦めなさいよダーリン。

ほら、私と結婚すればこの頭おかしい(愛おしい)ならず者たちにもっといい事務所を・・・・・・・・・・」

 

「だから言ってるだろピクシーボブさん、結婚するつもりは・・・・・・・・・・・」

 

あ、ボブさんと飛段さんだ。

 

「どうも、インターンお世話になります。」

 

「あ、角都君か。

よくウチのサイドキック全員倒せたね?」

 

「え?」

 

「一人一人が尋常じゃなく強くて・・・・・・・・正直立ってるのもきついですよ。」

 

「ハッハッハ!ウチのサイドキックは強いやつが多いが気象が皆荒いからな!

いやー悪いことをした!」

 

「ん?」

 

お互い壊れた椅子だったものを椅子代わりにして、そこに座り談笑をしている。

その様子にピクシーボブはん?とかえ?としか言えなかったという。

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・・・・・・・で、なんで荒くれ物しかいないんですかこの事務所?

正直これは意図的に集めたとしか言いようがないっすよ。」

 

自分とサイドキックの手当をしながら飛段さんに問う。

飛段さんはお茶を淹れながら答えてくれる。

 

「ここにいるサイドキック達は色々と訳があってサイドキックとして雇ってもらえなかった奴らさ。

過去にチンピラ相手に襲われそうになった奴を助けたら傷害罪だとかで前科つけられた奴もいる。

過去に信じてた奴に裏切られて人間不信だった奴もいる。

慢心が祟って、気が付いたら孤独になってた奴もいる。

確か、もうサイドキックやめて独立したやつでヴィラン上がりのヒーローもいたな。」

 

ヴィラン上がりのヒーロー。

ヴィランになった理由に対し国がやむを得ないと判断した者には名目上は前科が付くが、それが無いものとして扱われる。

それゆえにヴィラン上がりのヒーローもいるっちゃいるのだ。

社会的地位は最悪だけど、少なくともそういう人が問題を起こしたってのは聞いたことが無い。

 

「オレは昔に個性の影響でどこのサイドキックにもなれなかったところを親父さんに拾ってもらったからな。

それで昔の自分と重ねた奴を見境なく拾ってったら気が付いたらこんなザマさ。

頭おかしい連中ばかりだが、全員間違いなくヒーローなんだぜ。」

 

「・・・・・・・・・・なるほど」

 

「まあ、荒くれ物ばかりのせいで今日みたいなこともしょっちゅうあってさ。

実はこれが原因で中々事務所改装できないんだ・・・・・・・・・」

 

あ(察し)



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心臓八十六個目 野生の オーバーホールが 現れた !

復ッッッ活!!!


 

「あれ、角都は?」

 

「ああ、あいつなら公休だ。

まあ元々学問に関しては特に問題は無かったから容認してるんだ。」

 

ここのところ、角都はインターンでの公休が多い。

普通はこれだけ多いと本人の学業に支障が出るから学校側から減らすよう事務所に要請するのだが、角都は諸々の事情でその辺は大丈夫らしい。

しかし、いつも帰ってくるのは夜遅く、しかも毎回疲れ果てているのだ。

酷いときは手足に一度とれたかのような傷があることもあったし、生傷なんてざらだ。

飛段さんは凶悪犯罪などを対処する武闘派ヒーロー、特に危険な個性を持つヴィランには優先的にあたっているらしい。

ただ、よく大金も一緒に持ち帰っているのが非常に気になるが。

 

「む~・・・・・・・・」

 

「・・・・・・・・・お兄ちゃん」

 

赤奈ちゃんも不満がっている。

しかし、よくこの短期間で兄妹として馴染めたものだ。

角都のお兄ちゃん力はすごい。

 

「まあ、角都の事だ。

死ぬことはないっしょ!

・・・・・・・・・ていうか、あいつが死んだら神野区以上の大惨事が起こるだろ。

最悪世界滅びるわ。」

 

切島がいう死ぬは、完全に生命活動を停止することである。

その言葉にクラス中があーと肯定の意を示し、爆豪も同じく負けることはあるかもしれないがあの男が死ぬことはなさそうだ。

あいつのタフさと痛覚に対する耐性はもはや狂気的だ、強いけどああはなりたくないと思うほどに。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「プリンセス・パロスペシャル!!」

 

「うぐおっ!?どうせならそこの本家の人にかけてもらいたかった!!」

 

「コーホー」

 

飛段ヒーロー事務所の朝は早い。

まずサイドキックとの摸擬戦という名の実戦をする。

一区切りついたらパトロールに出かける。

晴れてワイプシの一員になった飛段さんは時に山の中を、他のワイプシメンバーが時に街をパトロールしている。

・・・・・・・・まあ、街に関しては飛段ヒーロー事務所のサイドキックのおかげで犯罪率が大分低下しているらしいが。

 

まあ、ここまではいい。

公休が多いとはいえ、多いだけ。

ちゃんと日曜日は休みだし平日も一日は休みがある。

おっと、休みじゃなくて学校だった。

ハッハッハ・・・・・・・・・

で、問題は午後。

午後には飛段さんは地下闘技場へと降りる。

地下闘技場は個性アリの違法な施設だ。

そんなところで何をしているのかというと、まあスパイ活動である。

知ってるか・・・・・・・この人、この前腹に自分の鎌で切りつけた後なんだぜ・・・・・・・・・

閑話休題。

スパイ活動というのが、その地下闘技場をつぶすことである。

しかし地下闘技場にはそこらの一般ヒーローより強いものが沢山いる。

下手に手を出すとヒーローが全滅する恐れがあるのだ。

ゆえに戦力を把握して、時には対戦相手を捕らえて闘技場の戦力を減らす。

人殺しもそこではOKだし相手が賞金首なら警察に突き出すことも許されている。

また、それぞれの選手の過去を探ることはタブー視されている。

最悪こちらが殺されるからだ。

飛段さん曰く非常に潜入がやりやすいそうだ。

・・・・・・・・・実は、そこにオレは毎日連れて行かされている。

時々大金を持って帰るのは毎回対戦相手を負かして警察に突き出すのだが、まれ~に凄い金額の賞金首だったりする。

飛段さんにこのお金って合法?って聞いてみたが、ヒーロー活動の一環で稼いだ扱いで合法らしい。

 

『さぁ~今日もやってまいりました地下闘技場!

不死身のゾンビファイター飛段が連れてきたこの男、今の所全戦無敗であります!

この前、塩漬けにされていた原始人に足を食われながらも勝利!

どうやらもう足がつながっている模様です!』

 

会場内にアナウンスが鳴り響く。

飛段さんは危なくなったら助けに入ると言われている。

顔は包帯でグルグル巻きにしている。

個性は身元バレが恐いので右腕の義手にしか使っていない。

縛りプレイですなww

まあ、我が身一つで戦っております。

 

『一部では飛段の息子説が流れておりますが、この期待の超新星を相手取るのは、まさかのこの人!

かつて地下闘技場最強の名をほしいままにしていた乱波肩動を一瞬にして負かしたこの男!!』

 

・・・・・・・・・ん?

赤いペストマスクと黒いファー付きの緑色パーカー、黒シャツに白ネクタイと白手袋を身に着けるこの男。

オレはこいつを知っているっていうか一回勧誘された。

 

『いつ帰ってきたんだ!オーバーホールだあああああああ!!!!』

 

「ファッ!!?」

 

え、バッ!?

死穢八斎會の若頭さんがなぜここに!?

花山薫かなんかかあんた!?

ツー化本当に何しに来た!!?

 

「・・・・・・・・・・お前、死穢八斎會に入れ。」

 

「え?」

 

「調べによると、戦闘スタイルは個性無しの喧嘩スタイル、高い身体能力やタフさから増強型だと思われているが、お前がこの場で個性を使ったことなどただの一度もない。」

 

「え、あ、う、うんそうだね?」

 

「・・・・・・・・・お前、無個性だな?」

 

「え?」

 

無個性?

・・・・・・・・ああ、頑なに個性使ってないのがバレてて、なおかつ使わないんじゃなくて使えないんだと推測したわけか。

いや、ここで一番まずいのは正体がバレること。

正体バレる→ここにいるってことはグレた?→無理矢理勧誘しちゃってもいいよね!→誘拐

この方程式が成り立つ!

なんとかしなくては・・・・・・・・・

 

「・・・・・・・・・個性とは、この世にはびこる病気だ。

病気は治さねばならない。

お前も、周りに個性なんてものがあるから無個性ゆえに苦労したんじゃないのか?」

 

いや、まあ確かに個性で苦労はしたけども。

 

「死穢八斎會に来い。

死穢八斎會には個性をこのよから消すことができる。

いや、いますぐではないが、いずれできる。」

 

まあ、オレがマジモンの無個性でヒーロー志してなかったとしたらいい勧誘だよね、うん。

 

「答えは、そうだな・・・・・・・・悪いが、この勝負の行方次第だ。

そのうえで飛段さんと相談して決めるとしよう。」

 

「その飛段も、できればうちに引き込んでやりたいがな。」

 

おお、怖い怖い。

とりあえず勝負の行方次第とは言ったものの、これオレ一人で何とかしていい問題じゃないよなぁ・・・・・・・・

とりあえず、勝とう。

上手くやればこいつを警察に突き出せる。

原作はもうほとんどうろ覚えだが、こいつによっておこる悲劇は止められるはずだ。

 

そういつも通り、いつも通り・・・・・・・・

 

『さあ、今始まりのゴングが』

 

いつも通りゴングが鳴る前の不意打ち!

すぐさま駆け出し、地面をけり上げ顔面に砂をぶつける!

 

『おぉ~っと!まだゴングなってないぞ~?

早速この男の残虐ファイトだ!!』

 

その砂を頭を下げて避ける。

しかし服に軽く砂が付いてしまい、不機嫌気味である。

だが、しかし、

 

「ボディーが甘いぜ!」

 

その曲げられた腹に向かい右腕でのボディーブロー。

渾身の一撃が入り、オーバーホールの口から空気のもれる音が聞こえる。

 

「ヤロウオブクラッシャー!!」

 

『おお!言葉の意味はよくわからないがすごいやる気だ!』





飛段「う~ん、実戦経験詰ませられればなって思ってたが、そろそろやめさせるべきか・・・・・・・」

『オーバーホールだあああああああ!!!!』

飛段「よし!これが終わったら即刻やめさせよう!!
むしろ今すぐやめさせたい!!」


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心臓八十七個目 角都「リアルのプロレスでも地獄の断頭台ってあるらしいよ」

うわああああああああああああああああああテストが近いいいいいいいいいいいい!!!!
結局今月中も別の小説含めもう投稿できそうにないいいいいいいいいいやああああああああああ!!!


体がくの字に曲そ、首が付きだされている。

その首に脛を押し当てて重力に身を任せた落下する。

 

「地獄の断頭台!」

 

しかし、地面に激突する前にオーバーホールの腕がオレを掴もうと伸びてきた。

すぐさまオーバーホールの体を蹴り飛ばして距離をとる。

こいつの個性、うろおぼえだが手に関するものだったはず。

ていうか掴もうとしてきたときの勝ちを確信していた目からして一撃必殺の物で間違いない。

手に触れただけで負けとか、何そのオワタ式。

 

「・・・・・・・・・・・」

 

『おや~?オーバーホールに地獄の断頭台を決めなかったぞ~?

これはあれか?お前程度にこの技を使うまでもないってか~!?』

 

周りの歓声も、実況の声も聞こえていない。

視線は服を払っているオーバーホールに注がれていた。

いつもならこの隙に殴りかかった所だが・・・・・・・・・

 

(怖いよ!正確とかうろ覚えなだけ逆に!)

 

まさかここにきてわからないことが恐いとは・・・・・・・・・・

死柄木とかは個性とかも覚えてたからまだいい。

でもこいつの個性忘れちゃった☆

触られたら終わりなのは確定、でも何をしでかすかわからないドラゲナイ。

個性使いて~・・・・・・・・・・

つーかシリアスがつれーよ!

いまだかつてこんなにシリアスしたことがあっただろうか!?

 

「・・・・・・・・・・」

 

ん・・・・・・・・?オーバーホールは地面に手をついた。

こう、しゃがんだ感じで。

一体何をしようというのか・・・・・・・・・?

 

そんな事を思っていた矢先、地面が一瞬にして破裂した。

 

「うお!!?」

 

だがしかし、それはまるで嘘だったかのように、地面はちゃんとある。

そして、オレに向かっている数十本もの、地面の素材で作られたトゲだ。

 

「あー・・・・・・・・・・・」

 

「詰み、だ。」

 

どう頑張っても、ここから抜け出すことは叶わないだろう。

生身ならば無理に飛び越えようとしたならば足が穴だらけだ。

まあ、生身ならな?

 

普通に飛び越えて、トゲの上に降り立つ。

自身の重みで芦にとげが刺さることは無い。

地味に凄いバランス感覚である。

 

「おっとと・・・・・・・」

 

『おおっと!?なぜかトゲの上に平然と立っているぞ!?』

 

「・・・・・・・・・・なるほど。」

 

なるほど?

 

「さては貴様、この一瞬で見抜いた・・・・・・・・?」

 

オーバーホールは黙っているが、絶対気付いている。

 

突然だが、ここで一つ解説をば。

個性の発見以降、科学力はめまぐるしく発展した。

個性の使用を法律で禁じているが、ぶっちゃけ最初の方は守ってる企業なんてなかったからこその発展なのかもしれない。

そしてモース硬度というものを知っているだろうか。

あの悪魔将軍で有名な、1~10まである鉱石の方さの尺度だ。

硬度10が確かダイヤモンドだ。

15段階に分けられるものもあるが割愛する。

で、このモース硬度は硬度10のダイヤモンドが一番硬いものだ。

だが、この世にはダイヤよりも(・・・)固い硬度11の物質が存在する。

その物質はカルビン、もしくはカーバインと呼ばれるものだ。

これを靴の中に、正確にはズボンのすそで隠れているが、ひざの少し下あたりまでのブーツ状に加工して仕込んでいる。

まあそんなもの、加工が尋常じゃなく難しい。

個性黎明期からの発展でだいぶましになったが、自分でできるわけもなく依頼するしかない。

まあそれを闘技場で稼いだ金でなんとかしたんですけどねー!

いや、手に入ったのがつい昨日なんだ。

危なかった・・・・・・・・・・

 

まあ、靴に何か仕込んでるのはバレたな。

普通は個性だとか考えそうだが、オレの事を無個性だと思っている故にバレたか。

・・・・・・・・・・この加工したカルビン、高かったから壊されないようにしないと・・・・・・・・

恐らく学生の内にはもう二度と買えない・・・・・・・・

防具なのに壊されないようにしないといけないこの矛盾!

 

だがしかし!向こうが推測したならこっちも推測しちゃったもんねー!

何故この場にオーバーホールがいたのか!?

何故事前に声をかけず試合の勝敗に勧誘を織り込んだのか!?

その理由はただ一つ!

 

「乱波ー!!!喧嘩しようぜー!!!お前対戦相手な!!!」

 

「いいぜ!!!!」

 

トゲを粉砕しながら死穢八斎會が一人、乱波肩動が姿を現す。

そう、本来オレの勧誘は予定になかったのだ。

だから別に戦闘狂でもないオレに事前に声をかけなかった。

そして本当の予定とは、乱波肩動のいわばガス抜きのようなもの!

 

「あいつ・・・・・・・・」

 

「喧嘩だ!殺し合いだ!」

 

「いくぞヤクザどもおおおおおおおおおおおおお!!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

「し、死ぬかと思った・・・・・・・・・・」

 

「なんだよ!誰も死ななかったじゃねぇか!

これじゃあドローだ、今度もっかいこのメンツで喧嘩しようぜ!!」

 

「そんなゲーム感覚で人を喧嘩に誘うな・・・・・・・・・」

 

結局三人ともただの怪我じゃすまないくらいの大怪我をしてしまった。

丁度会場に治療系の個性の人がいなければ救急搬送されるとこだった、ヤクザ事務所に。

今は飛段さんとオーバーホールでなんか超シリアスな会話してるので乱波とお話し中である。

 

「喧嘩に混ぜてくれたときはうれしかったぜ!いいやつじゃねぇか!!」

 

「ハッハッハ!お安い御用よ!

なあ、お前って賞金かかってたりする?

かかってたら警察に突き出したいんだけど。」

 

「お前こそいいパンチしてたじゃねぇか!

今度再死合しようぜ!」

 

「「(なんで打ち解けてんだあいつら)」」




やっぱ角都はヴィランサイドの方が友達出来そう


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心臓八十八個目 シリアス?いや、微妙に違うか

地下闘技場の上に建設されているホテル、今はそこで二人のヤべーやつが対面していた。

1人は潔癖症のヤべーやつ。

もう一人は不死身の(戦闘力が)ヤべーやつ。

冷静に今までのことを思い出してみたら飛段さんがこの作品中屈指の実力を持っていることに気が付いた。

 

閑話休題

 

この二人はこれから、非常に重要なことを話すことになる。

 

飛段←さすがにこれ以上角都をスパイ活動に参加させたら重傷を負う気がするのでやめさせたい

 

オバホ←素直に戦力増強をしておきたい

 

平たく言えば角都をどうするか、である。

オバホはこの包帯マンが角都ということは知らないが・・・・・・・・・

オーバーホールが口を開いた。

 

「不死身系呪殺ヒーロー飛段、その名は知っている。

だが、逆にその名しか知らない。

何故そんなやつが地下闘技場にいたのか、そして何故連れがいるのか。

そのすべてがわからない。」

 

「・・・・・・・・・・素直にさっさと本題に入れ、ヤクザの若頭さんよ。

あんたはオレの事を知らないらしいが、オレはあんたの事を知っている。

あんたが接触してきた理由もな。」

 

「それなら話が早いな。

あの顔に包帯を巻いた男、名前が無いならジャックとでも呼ばせてもらおう。

ジャックを我々の仲間に引き入れたい」

 

飛段は悩む・・・・・・・・・・ふりをして普通に引き渡す気はなかった。

しいて言えばどうこいつらを引き下がらせるかが悩みどころだった。

変装している角都の偽名なんて無い。

角都はあのオクトパスさんの息子、うっかりボロが出てしまうことを恐れたためだ。

オクトパスさん、すぐ調子乗るからな・・・・・・・・・・

偽名が無いということは向こうからすれば名前が無い、つまり無個性ゆえに捨てられた孤児をオレが拾ったと思っているはずだ。

そして向こうからすればオレは違法な闘技場を荒らしている汚職ヒーロー。

普通に断ったとして、なぜ断ったのか疑問に思われそうだ。

 

何かしら理由を考えておかなければ。

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

 

思いつかないや\(^o^)/オワタ

実は心の中では大切に思ってるツンデレパターン?

じゃあ名前つけるやろ。

これはまだ利用価値がある、渡すわけにはいかないパターン?

ただ闘技場でバトってただけなのに利用価値とかそこまでのはあるわけないか・・・・・・・・

実はこいつはオレの弟で・・・・・・・・・いや、これも名前が無いのはおかしい。

これ、断る際の理由付けができない。

・・・・・・・・・・・・仕方がない。

 

「ジャックを仲間に、か。

いいだろう、くれてやるよ。」

 

「そうか。」

 

「ただし、条件がある。

―――――――――オレも仲間に入れてもらおうか。」

 

「・・・・・・・・・・なぜそんなことをする必要がある?」

 

「ああ、そんなことする必要も理由もお前らにはない。

しかし、死穢八斎會の若頭さんよ、近々何かしらデケェ事をしでかす気だろ?

ただのヤクザにしちゃ過剰なまでの戦力増強、それと同時に最近出回っている個性を一日だけ消すという前代未聞の薬品、ここまで盛大なことをやらかしてりゃいやでも気が付く。」

 

「目的は?」

 

「・・・・・・・・・・・・・」

 

・・・・・・・・・・あ、やべ、考えてなかった。

あーと・・・・・・・えーと・・・・・・・・・・

 

「オレは・・・・・・・その、なんだ(超小声)、そう、個性というものが憎い。

個性のせいでオレは不死身の化け物となった。

オレはこれからも死ぬことは無い、いやできない。

・・・・・・・・・たとえ、愛する人間が死のうと後を追う事も出来ない、地獄を味わったとして楽にはなれない。」

 

・・・・・・・・・・何言ってんだろオレ。

やべ、恥ずかしくなってきた・・・・・・・・・・ついついうつむいたオレは悪くない。

 

 

 

 

 

 

 

 

~久しぶりのsideチェンジ オバホ~

 

「不死身系呪殺ヒーロー飛段、その名は知っている。

だが、逆にその名しか知らない。

何故そんなやつが地下闘技場にいたのか、そして何故連れがいるのか。

そのすべてがわからない。」

 

「・・・・・・・・・・素直にさっさと本題に入れ、ヤクザの若頭さんよ。

あんたはオレの事を知らないらしいが、オレはあんたの事を知っている。

あんたが接触してきた理由もな。」

 

遠まわしに話しても無駄、か。

まあ、好奇心から聞いたというのもあるがな。

 

「それなら話が早いな。

あの顔に包帯を巻いた男、名前が無いならジャックとでも呼ばせてもらおう。

ジャックを我々の仲間に引き入れたい」

 

「・・・・・・・・・・・・」

 

悩む素振りをする飛段。

何だ?それほどあいつに愛着がわいている、ということだろうか。

ならば名前は付けそうなものだが。

 

「ジャックを仲間に、か。

いいだろう、くれてやるよ。」

 

「そうか。」

 

くれてやる、か。

まるで物を扱うような言い草だ。

ジャックは乱波ともすぐ打ち解けていた。

そして孤独すぎる境遇にたっている奴は人を妄信しやすい。

上手くやれば絶対に我々を裏切らない、それどころか疑うこともしなくなるかもしれない。

 

「ただし、条件がある。

―――――――――オレも仲間に入れてもらおうか。」

 

「・・・・・・・・・・なぜそんなことをする必要がある?」

 

「ああ、そんなことする必要も理由もお前らにはない。

しかし、死穢八斎會の若頭さんよ、近々何かしらデケェ事をしでかす気だろ?

ただのヤクザにしちゃ過剰なまでの戦力増強、それと同時に最近出回っている個性を一日だけ消すという前代未聞の薬品、ここまで盛大なことをやらかしてりゃいやでも気が付く。」

 

だから、なんだというのか。

こいつは何がしたいのかまるでわからない。

 

「目的は?」

 

「・・・・・・・・・・・・・」

 

素直に聞いてみたが、飛段は悩みだした。

 

「オレは・・・・・・・そう、個性というものが憎い。

個性のせいでオレは不死身の化け物となった。

オレはこれからも死ぬことは無い、いやできない。

・・・・・・・・・たとえ、愛する人間が死のうと後を追う事も出来やしない、地獄を味わったとして楽にはなれない。」

 

・・・・・・・・・・なるほどな。

こいつもこいつで、相当悲惨な過去を持っているらしい。

それで個性を恨み、この世から無くそうとしている。

世界中の人間から、自分も含めて。

個性を消して、どうするのか。

決まっている。

こいつは死ぬつもりだ。

愛人の後を追うために、これ以上自分が苦しまないために。

 

「・・・・・・・・・いいだろう、気に入った。」

 

「は?え、あ、そう・・・・・・・・・」

 

幸運なことに、実力者を二人も仲間に引き込めた。

こいつらが裏切らないようにするためにも、いい上司を演じてみるか・・・・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はい、お久しぶりの、慈恩角都の苦肉の策RADIO!

まあぶっちゃけ、ただ雑談するだけなんだがね。

さて、何について雑談しようか・・・・・・・・・・・

よし、じゃあヒロアカ世界にモンスターファームのワームの見た目と能力(種族はちゃんと人間)を持って転生したっていう話をこの前思いついたしそのことについて。」

 

注、少なくともこの作品が完結するまでは書かないし多分一生書かない。だから誰か書いてくれても、いいのよ?

 

「通常種ワームとしてヒロアカ世界に生を受けた主人公。

見た目巨大なイモムシゆえに、梅雨ちゃんからは食物連鎖的な目線を送られ轟や口田君からは昆虫ゼリーを貰い、プレゼント・マイクからあからさまに避けられていた。

なんとか普通の人と同じように接してもらおうとするがその努力は虚しく、挙句の果てに雄英が飼ってるペット扱いされる始末。

改善しようとしてはいるが、実は本人は(ネタになるため)満更じゃなかったりする。

しかし芦戸さん(ヤオモモでも可)は持ち前の天然さで普通に接しているため好感を持たれたり。

そして事前にアンケートをとって羽化するか、しないか、するとしたら何の種に羽化するかを決めて、林間合宿編で羽化します。

果たしてこのイモムシがどんな種になるのか、決めるのは君だ!!

的な作品を思いつきました。

誰か書いてもいいのよ~?д゚)チラッ」

 

ていうか|こいつ(ベニヤ板)、毎回主人公が異形型だな。

 

「いや~、モンファ知らない人から見ればわけわからん話でしたね。

あ、それともう一つ思いついた話が」

 

長くなりそうなんで終わり☆




・ジャック 英語圏、フランス語圏で最もポピュラーな名前。これはトランプにおいては従僕の意味もあり、かの有名な切り裂きジャックと同じ名である。

オバホさん、このこと全部知ってたとしたらどこでそんな情報仕入れたんだろ


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