転生爛輝龍、神を喰らう (滅爛ねぎ)
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オリキャラ(アラガミ含め)紹介 ※ネタバレ注意※

金輝 龍華(きんき りゅうか)〜16歳〜

 

たまに男口調になるくらいで、それ以外は普通の女子高生だった人。

両親は中学生の頃に、母は病気で亡くして父は今まで行方知れずだったそう。

GOD EATERの世界に、突然爛輝龍マム・タロトとして転生(?)してしまう。

だからなのか、家事はほぼ全てこなすことができる。

かなりの男勝りで、どんな人にも弱点を見せなかったらしい。

最近擬人化ができて、とても喜んでいる様子。勉強はそこそこだが、考えることが苦手らしい。

とてもゲームが大好きで、特にモンスターハンターをしていたようだ。

GOD EATERは好きだったが、することは無かったらしい。

セルブローを自分の相棒と決めており、とても可愛がっている。

 

「とりあえず、この姿でこの世界を楽しもうと思っているよ!あと、セルちゃん可愛い!」

 

 

 

 

セルブロー 〜172歳〜

 

突然龍華の元にやってきた鷲のような生物。翼を広げると5、6mはある巨体とは裏腹に、小鳥のような高い鳴き声で鳴く。

本名は、「銀爛鷲(ぎんらんしゅう) セルビ・グリファー」でモンスターハンターの世界では、絶滅種として扱われている。背中側と顔全体は鈍く輝く少し暗めの銀色で、腹側に行くにつれ明るい銀色になる。翼と脚が発達していて、空だけでなく地上も普通に走ることができる。翼には、特別に発達した三枚の「羽根爪」が両翼にそれぞれある。これは、爪のように一枚一枚別々に動かすことが可能で、可動範囲も広い。もちろん、畳んで翼の一部としても使える。

また、ちゃんとした少し幅が広い「尾」があり、これが上空では体のバランスを崩すことなく高速で飛べる役に立っているらしい。

強力な雷を操ることが可能で、ブレスとして主に使っているようだ。

こっちの世界では、細々とアラガミを捕食して暮らしていたようだ。

何故か龍華にとても懐いている。

『キュァァッ、キュアッキュゥゥッキュァァァァッ!(この龍人様と一緒に楽しく暮らしていくよ!)』

 

 

 

ヴァジュラ堕天種

 

ヴァジュラの堕天種。どうやら、炎を操ることができるようになったようだ。

龍華曰く、「ササミ見たいな味」らしい。なぜヴァジュラがササミなのか、あんな虎見たいな奴が。大概6〜7匹の群れでいるらしい。龍華が食った奴は、運悪く群れから離れてしまっていたようだ。よっぽど美味しかったのか、これから少しの間龍華たちの主食になるようだ。ドンマイ、ヴァジュラ。

[グァァァァァッ。(解せぬ)]



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転生爛輝龍、目覚める

どうも。爛輝龍カッコいいです。初の小説投稿なので、誤字などがあるかもしれません。多くの人が、楽しく読んで頂けるととても嬉しいです。これからよろしくお願いします。


突然の冷たさで私は目を覚ました。

当然だと思うけど、私はホームレスではない。

普通の生活を送っていた普通の女子高生だ。…たまに男口調になるけど…

このままじゃダメだと思い、私はゆっくりと体を起こした

 

 

………はずだった。

 

 

なぜか4足から起き上がれない。

私は嫌な予感がした。それだけなら、まだ起き上がれていないと思うだろう。

だけど、この状態で結構目線が高い。おかしい。4足なのにだ。

急いで後ろを向く。目に入ってきたのは、コートのように大きな金色の物体。

自分の手を見てみると、黒に近い色の脚に金色の爪。

急いで近くにあった水溜りに駆け寄り、顔を覗いてみる。

映ったのは、狐のような顔つきに金色の羊のような角が付いたとても見覚えのある顔だった。

これって…

 

 

『グォォォォァァァァァァン!(マム・タロトじゃあああん!)』

 

どうやら私はマム・タロトになってしまったようです。

 

 

 

 

 

 

とととととりあえず周りを確認してみようか、

ここ、マムがいるステージにしては妙に明るいんだよね。

周りを確認。うん、ぼろぼろのビルやら瓦礫やらがある所。

ここ、GOD EATEAの序盤ステージじゃない?だとしたらかなりヤバい。

私アラガミに速攻喰われるじゃん!私普通のモンスターだよ!

無理ゲーじゃん!

モンハンに例えると、裸に序盤の慣れてない武器でミラルーツ0分針で討伐しろって言われてるようなものだから!

 

 

 

 

 

 

 

あれっ?あの影はなんだか見覚えがある…ゾ……………

 

 

 

 

 

 

 

アッオウガテイル=サン、ゼッサンコンランチュウノ、マム・タロトデス。

 

 

 

ヤバいヤバいヤバいヤバい!アラガミ早速きたじゃん!アカン喰われる!

私は来たる痛みに備えて、体を丸めてじっと待っていた。

 

 

……………………しかし、いくら待っても痛みは来ない。

恐る恐る目を開けてみると、私の足の爪を、オウガテイルがめっちゃかじっていた。あれっ?なんで?

私はしばらくめっちゃ混乱していたが、急な空腹のせいでまともに考えれなかった。

そういえば、目が覚めてから、5〜6時間何も食べてなかったなぁ…

 

 

あれっ?これ、オウガテイル倒せるかもしれなくね?という謎思考が働いて

オウガテイルを踏み潰そうと足をあげる。

オウガテイルはぶら下がっている。

慈悲無し!おりゃああ!と振り下ろすとオウガテイルは頭が潰れて動かなくなった。

よし、食べよう。

とそのオウガテイルだったモノを咥えてから、よく咀嚼する。

結構美味しいじゃん。ポテチ食べてる感覚。でも、まだ足りない。

よし!探索ついでに探そう!いい寝床も見つけたいし

人間のときと同じ感覚で歩き出したマム・タロトであった。




こんな感じで結構フリーダムに投稿しますが、楽しんでいただけると 嬉しいです。


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転生爛輝龍、ゴッドイーターに会う

どうも。またまた書いちゃいました!こういう風に、間隔が短い時と、長い時がありますが、失踪はしないと思うので、安心して下さい!


あれから、どれだけ歩いただろう?少なくとも1週間は歩きまわったと思う。

 

えっ?進展?あるわけないじゃないか!…自分でも悲しいくらい何もなかったよ!何故かオウガテイル以外アラガミ1匹いやしない!何でなん!

 

……………うん?

何だありゃ?ヴァジュラ……っぽいなぁ。

 

マヨッタラクッテミロ!というわけでェ、突撃ぃ!『グォォォォァァァァァァ!』

 

 

 

 

 

 

 

結論から言おう!あれはヴァジュラの堕天種だった!何か近づいたら、マントから火の玉出してきたんだよ!まぁ、私の熱ブレスで持ち主の方に返してやったら「上手に焼けましたぁ!」ってなったけど。

あれめっちゃ美味しかった!ササミ見たいだった!

 

で…

[[[ガアアアア]]]

今、私はピター3体に囲まれています。

いやぁ。ご飯が自分から来てくれるのは嬉しいんだよ。とっても嬉しいんだよ。だけどもねぇ。

「何だありゃあ、ピター3体に謎のアラガミかぁ。」

 

何でリンドウさんいるの?めっちゃ怖いんだけど。

とりあえず、ピター吹っ飛ばす。

マム・シッポ入りまあす!

 

ゴリィッ[ガアッ!?]

鈍い音と一緒にピター3体がリンドウさんのいる所まで飛ばされた。

 

……………こんな強かったっけ?…まぁいい!寝床探しに再出発ぅ!

 

これが、マム・タロトとゴッドイーターの初体面だった。

 

 

 

 

さあ、ここらあたりまででいいかな?久しぶりにゆっくり散策出来るよ…

とりあえず寝床を探そう、めっちゃねむい!

 

〜爛輝龍寝床探し中〜

 

 

あの大きい穴が空いた建物なんかいいんじゃない?

 

〜爛輝龍物色中〜

 

うん!広さもとてもいい!1週間探してやっと寝床を確保出来たよ…というわけで、私は寝る!おやすみィzzzz

 

 

 

 

 

 

 

 

 

うう、イライラするよ。オウガテイル15体ヴァジュラ5体コンゴウ9体からの目覚まし戦闘音コールだよ。うるさいったらありゃしない!

 

…えっ?何と戦ってるって?

ゴッドイーター4人パーティだよ!しかもリンドウさんいるし!

サクヤさんもいるじゃん!あとは、モブ!とりあえずここで様子を見てみよう

 

オウガテイルもう全滅してんじゃん早くない?

 

あっ、リンドウさんが最後のヴァジュラ倒して終わった。

 

チラッ

 

 

 

 

 

 

……………えっ?

 

 

 

 

 

 

クルッ トットットッ……

 

 

 

……………ハァァァァッ。マジでヒヤヒヤしたよ!いきなりリンドウさんとサクヤさんがこっち向いたもん!今日はもう寝ます!二度寝だけどね!

おやすみィzzzzz

 

「あれが黄金のアラガミか。案外大人しかったじゃない。」

「どうした?」

「いいえ、何でもないわ。」

「? そうか。」

 

「あれは本当にアラガミなのかしら?」

 

 

そのつぶやきは廃墟と化した街に響いていった。




サクヤさんの口調がわからない!


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転生爛輝龍、相棒を見つけ人になる

どうも。最近時間が空いているので、結構投稿出来ています!相変わらずフリーダムですが、よろしくお願いします!


あれから、2日がたちました。

どうも。マム・タロトです。私は今、少し混乱しています。だって、私の背中にでっかい鷲みたいな奴が止まっているんだもん。ザッと2、3mはあるよ!でも、少し鷲とは違うところがあるの。

まず、両翼(翼を広げると5、6mはある。)の中間ぐらいに爪みたいに鋭くなったそれぞれ三枚ずつ長い羽根みたいな奴がある。

どうやら、個々で動かすことができるらしい。

そして、尻尾がある。普通鳥は、尻尾じゃなくて「尾羽」という羽根が生えていて、しっかりと骨が通った尾は持っていないはずなの。

でも、この鷲みたいな奴は、しっかりと骨が通った「尾」を持っているんだよ。

不思議な奴だね。

今はおとなしく、私の背中の上で羽繕いをしてる。

そう言えば、この子普段何食べてるんだろう?猛禽みたいな見た目だから、肉とか?でも、まともな肉と言えば、私がめっちゃ食べてるアラガミぐらいなんだよなぁ。

 

 

 

 

 

……………もしかして、この子もアラガミ食べてる?

それぐらいしか思いつかないんだけど。

 

 

 

…よし!この子を相棒にしよう!そうと決まれば、

名前何にしよう?

銀色だから、セルブローにしよう。意味は、ロシア語で「銀」。

ネーミングセンスなさすぎだなぁ…私……

 

さぁっ!私はずっと試して見たかったことがあるんだよね。

それは

 

 

 

 

 

 

 

やっぱ擬人化!人になるのはロマンだよ!でも、どうやったらいいんだろう?

色んな小説とかでは念じたりしてたけど、まず転生したかどうかもわからないから出来るかめっちゃ心配なんだよね。

でもここは勢いでなんとかなるでしょ!

 

あっ、セルブローはちょっと降りてて。

 

『キュアッ!』

 

初めて鳴いたけど、以外と声高いんだね。

 

『キュゥゥゥゥッ…』

 

…自覚してたんだ。

まぁいいや。とりあえず念じてみようか。人になれぇ!

すると、突然私の体が光って、その光が収まった頃にはなんだかとても懐かしい目線の高さになっていた。

 

『⁉︎⁉︎⁉︎⁉︎⁉︎』

 

シルブローめっちゃ混乱してるじゃん。目の前でめっちゃオロオロしてるんだけど。めっちゃ可愛い。

とりあえず人になれたんだよね。

 

 

 

…やったぁぁぁ!

ロマンだよ!めっちゃロマンだよ!自分でもめっちゃ意味わからんこと言ってるけど!

とりあえずこの子がアラガミを食べれるのかと、ゴッドイーターの本拠地乗り込んでみたいからそこ目指そう!

まずは、どんな姿になっているかを確認。

まず、身長は157cmぐらい。金色の薄いコートを羽織ってる。下は少し黒っぽい金色の半袖シャツを着てる。髪は肩にかかるぐらいのロングのストレートヘア。色は少し黒い金色。下は、大部分は金色で膝下から少しずつ黒くなっている。黒いシューズに、灰色の長めの靴下を履いている。そこら辺の水溜まりを覗き込んでみる。顔はびっくりするくらい整っていて、髪の色とほぼ同じの眉毛と目の色。でも、瞳の周りに赤色の縁取りがある。口は少し小さめ。ちなみに少しつり目。

めっちゃ可愛いんだけど。いやまじめに。

まぁいいや。行くよ!シルブロー!

 

『キュアァァァン!』

 

そうして、私達は歩いていった。




次は人物(オリキャラ)紹介になると思います。では、またいつか!


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転生爛輝龍、極東支部に着く

ども。マムを狩りまくっている爛輝龍カッコいいです。
マムゥゥッ、戻ってきてくれよな(泣
さぁっ、こっちのマム・タロトはこれからも健在ですからね!


どうも。マム・タロトです。

今は、セルブローと「極東支部」っていうところに行っているよ。

どうやらそこに沢山人がいるらしい。

 

えっ?誰から聞いたかって?

 

もちろん、ゴッドイーターから。いや、正確に言うと、「盗み聞きした」って言った方が早いかな。

 

 

 

 

……………いや、そんな犯罪者見たみたいな目で見ないで!偶然聞いちゃっただけだから!

いやね、セルブローと一緒に歩いていたら偶然クエスト終わりのゴッドイーターたちを見つけたんだよね、

見つからないようにと思ってそこらへんの建物の中に隠れてたら偶然耳に入ってきたってわけ。

 

だからそこを目指そうっていうわけ。

で、今はセルブローの背中に乗って空飛んでいる。

いや〜最初からこうしとけば良かった。

なんでしなかったんだろう?

まぁ、見える位置まで来たら降りるんだけどね。

騒がれてまず入れなくなるなんて嫌だし、入れたとしても、ほぼ確実に質問攻めにあうのは目に見えている。

多少はいい。

だから、セルブローと一緒にいる。

多分すぐわかると思う。壊れてなかったらそれがほぼ確定だもん。

とりあえずは、その建物を探してみる。行くよ!セルブロー!

『キュアァァァァァァ!』

セルブローは物凄いスピードで、(大まか)東の方角に飛んでいった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……………今はセルブローがヴァジュラ堕天種を狩っている。

そう、「狩っている」なんだよね。やっぱり、アラガミを捕食して暮らしていたみたい。そして、新たに知ったことが

「ヴァジュラ堕天種は主に群れでいる」っていうことなんだよね。

私が狩った奴は、群れからはぐれたか、ゴッドイーターに狩られたかした個体だと思う。多分、前者の方だと思うけど。

さぁ、いまの状況を確認しようか。いま、2体ほど倒してまだ戦ってる。

 

『キュアァァァッ!』

[[[グァァァァァァッ!]]]

 

『キュアッ!』

バチバチィッ!バリバリバリィ!

[[[グァァァ⁉︎]]]

 

……………えっ?

セルブロー雷属性なの? しかもヴァジュラ堕天まとめて葬ったし。

確か、ヴァジュラ堕天の弱点属性は氷で 雷はほぼ無効といっていいほど効かないはずなのに。(盗み聞きした情報)

これ、私が食らったら確実にやばめの奴やん。雷弱点だし。

よかった、味方で。

さぁっ、それ食べたらまた出発しようか!

『キュアッ!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここ……………で合ってるはず。この建物だけ綺麗に残っているもん。

とりあえずここは一緒に行こう。行くよ、セルブロー。

 

『…キュッ!』

 

いつもは結構私と同じような感じだったけど、今は緊張している。

まぁ、私もなんだけどね。

 

 

さぁ、 行くよ。

 

『………ッ!』コクッ

 

私はそれから門を3回ノックした。




また今度、会いましょう!それでは。


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転生爛輝龍、住む場所を見つける

どうも。思った以上にネタが湧き出てきたので、書いちゃいました。それでは、どうぞ!


いま、私は壁の前でめっちゃ顔を赤くしている。だって、壁にノックしたんだよ!誰もいなかったからよかったけど。

……とりあえず、ここをどうやって乗り越えようかなぁ。

セルブローの背中に乗ってもいいんだけど、なんか頼り過ぎだと思うんだよね。

そう言えば、マム・タロトって金属を操れるんだったっけ?それ違う奴だった気がするけど…

私が試したいことは、金属を操って翼みたいな奴を作ること。出来るかはわからんけど。まぁ、擬人化出来たからこれも出来るかな。

とりあえず、背中に金属を集めるイメージで集中して

そのあと、翼をイメージする。

そしたら、背中に少し違和感を感じたから振り返って見たんだよね。見事なほどの金色の翼が出来てたよ。まぁあんまり驚かなかったけどね。

とりあえずそれを広げて羽ばたかせたら、見事空に舞い上がった。やった!私飛べた!とりあえずセルブローと一緒に壁を越えて中に入った。

そして翼はとりあえず崩して、セルブローと一緒に軽く散策したところ、案外すぐに見つかった。

 

よし、改めて行こう。

私とセルブローは、ひときわ大きな建物の中に入っていった。

 

 

〜リンドウside〜

よう、リンドウだ。

とりあえず今起こっている状態を説明する。

俺はヴァジュラ堕天の討伐を終え、なんとなくそこらへんを散歩してたんだ。

そしたら、入り口のところに目をキラキラさせて辺りを見渡している16〜7歳くらいの女の子と、まるで少し呆れているような目でその子を見ているでかい鳥のような生物がいた。

とりあえず俺はどうすれば良いのか全く分からなかったから、その子に声をかけてみたんだ。

「どうした、ここに来たのは初めてか?」

「あっはい、そうです。…邪魔でしたか?それなら立ち去りますが。」

「いや、良いよ。俺はリンドウ。お前の名前は?」

「龍華、金輝龍華です。」

「そうか、良い名前だ。(今頃日本のような名前は珍しいな…)」

「あっ、ありがとうございます!」

「(笑顔が似合う子だな)そう言えば、後ろの鳥の名前はなんだ?」

「この子はセルブローっていいます!鷲みたいな見た目ですが、とても大人しい良い子なんです!」

『キュアッ!』

「そうか、良い名前だな。ほら、よしよし。」ナデナデ

『キュゥゥッ』トロ〜ン

「もし良かったら、ここに住まわせてもらえますか?セルブローは私がなんとかしますので。」

「俺は良いが、上がどうか分からんなぁ。特にセルブローは。」

「そうですか…」シュン…

「(その顔はダメだ、俺の理性が飛んでしまう。)とりあえず俺が上と話してくるから、そう落ち込むな。」

「あっ、ありがとうございます!」ウルウル

「(やめろ!このままだと俺が大変なことになる!)とりあえずそこで待ってろ。話してくる。」

「はい!わかりました!」ビシッ!

「それじゃ後でな。」トットットッ

「はい!」

 

…危なかった。危うく理性が飛ぶところだった。とりあえず、博士に相談してみるか。

 

コンコン

「…どうぞ。」

「失礼します。」

「どうした?こんな時に。」

「ここに住まわせて欲しいと言っている人を入り口で見つけたがその子がちょっとワケありで、どうしようかと思ってここに来ました。」

「それはさっき入り口で君と楽しそうに話してたあの大きな鷲を連れた女の子かい?それから、そのワケありがあの鷲だと言うなら少し研究用のサンプルを採取してからなら、フェンリルの庭にでも連れて行けば良いのでは?」

「ですが、その子はどこに?」

「それなら君の部屋に…」

「⁉︎」

「…冗談だよ。しばらくここにいてもらうことにするよ。」

「…そうですか。」

「さぁ、わたしも後からその子の所に行こうかな。リンドウくん、先に行ってて欲しいのだが。」

「わかりました。」

「よろしく。…あぁそうそう、この部屋にとりあえず入ってもらうが。外ではリンドウくんに頼むことになるからね。」

「ハァ⁉︎」

「よろしく。」

「…わかりました。」トットットッ

「…これからなんだか面白そうになりそうだね。」

 

 

なんでこんなことに…とりあえずあの子の所に行くか。

 

〜リンドウside end〜

 

 

〜龍華side〜

とりあえず勢いでリンドウさんに頼んでみたけど、大丈夫かな…

正直セルブローがめっちゃ心配。

…あっ、リンドウさん来た。

「どうでした?」

「とりあえず許可は取れたよ。後から博士がくるみたいたけど。」

博士って、サカキさんのことかな?とりあえず良かった。

「いつぐらいに来るんですか?」

「後からとは言ったけれど、正直分からん。あの博士何考えてるかわからないからな…」

「そうですか。」

「あらリンドウくん、どうしたのそんな可愛い子と楽しそうに。ナンパなんて珍しいわね。」

「ちがっ、そんな訳じゃ…」

「えっ?」

私が、リンドウさんに?…←前世ではリンドウファン

「…///」カァァァ

「顔を赤くするな!勘違いされるだろ!」

「その子の反応からして図星ね、それじゃ、頑張ってねー。」トットッ

「おい待て!だから違うって!…行っちまった。これからどうすれば…」

『⁉︎⁉︎⁉︎』

「///…ふぅ。なんとか落ち着いた。」

「…どうやら大変なことになってしまったようだね。」

「合わせる顔がないぜ…。」

「さてと、わたしはペイラー・サカキ。サカキとでも呼んでくれ。それでさっそくだが、君は何処から来たのかね?」

「私は金輝龍華です。何処かと言われても、廃墟となった街からとしか…。」

「アラガミがはびこる所から生き伸びたか。その要因は、後ろの鷲にあるみたいだね。」

「この鷲は、セルブローっていいます。たしかにセルブローは、襲い掛かって来たアラガミから私を守ってくれました。セルブローがいるから、今ここに私がいるわけです。」

『キュアッ!』

「そうか。さっそくですまないが、セルブローくんの羽根か何かがあれば欲しいのだが。いいかな?」

「はい。さっき抜けた羽根があるので、一枚あげますよ。ハイコレ。」

「ありがとう。…これは⁉︎」

「?どうかしましたか?」

「リンドウくん!これは世紀の大発見だよ!今わたし達の前にいる鷲は、唯一アラガミを捕食することができる伝説の鷲、《銀爛鷲,セルビ・グリファー》なんだから!」

「何⁉︎御伽話にしかでてこない、あの伝説の鷲ですか⁉︎」

『「?」』

セルビ・グリファー?セルブローの本名なのかな?

「いいかい龍華くん、今まで君のことを守ってくれたその鷲は、御伽話にしか出ていない伝説の鷲、《銀爛鷲,セルビ・グリファー》って言う鷲なんだ。つまりセルブローくんは、存在するだけでとても凄い鷲なんだ。」

「えっ?」

セルブローってそんな凄い奴だったの?

『キュアッ?』

「この羽根を見てみて。とても硬くて柔軟、それに加えてとても大きいでしょ。」

「たしかに…」

ペ「これは、《羽根爪》って言う特殊な羽根なんだ。そして、さっきまでの話が本当なら…」

『キュッ?』

「…やっぱりだよリンドウくん、セルブローくんはしっかり《尾》がある、ほぼ確定だね。」

「そうですね。しかしまさか本当にいるなんて…」

「そんな凄い奴だったんだね。セルブロー!」

『キュアッ!』ドャッ

「とりあえず、私の研究所に行こうか。セルブローくんはここの庭を使ってくれて構わない。」

『キュアァァッ!』

「さぁ龍華くん、わたしについてきてくれ。リンドウくんは、セルブローくんを庭に案内してくれ。」

「「わかりました。」」

『キュアッ。』

これからなんだか凄いことになりそうだよ。




リンドウファンの方たちには申し訳ないです。
リンドウさんは、まだしばらく苦労します。
まだネタが残っているので、また近いうちに投稿します。
それではまた!


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転生爛輝龍、自分の秘密を知る

どうも。
今回は、龍華ちゃんの凄い所が分かります。
それではどうぞ!


こんにちは。龍華です。

さて、今私は何故かゴットイーター適性試験の所に来ている。何故ここに来ているかと言うと、それは2時間ほど前に遡る。

 

 

〜2時間ほど前〜

「さて、龍華くん。君はしばらくここで暮らしてもらう。いいかな?」

「はい、構いませんけど。」

ほえー、ここってサカキさんの部屋か。原作では行ってないけど、結構普通の部屋なんだ。

「そうそう、君は《アラガミ》は知っているよね。」

「もちろんです。」

「君は《ゴットイーター》も知っているよね。」

「はい、それがどうかしましたか?」

実況見てたからね。

「じゃあ、君は《どうやって人がゴットイーターになるか》は、知らないよね。」

「(知ってるけど、知らないふりした方が自然だよね)はい。」

「ゴットイーターになるには、《適性試験》を受けないといけないんだ。」

「へぇ。(知ってるけど)」

「リンドウくんも、その適性試験に成功したから今ゴットイーターとしているんだ。」

「はえー。あっでも、もし適性試験に失敗したらどうなるんですか?」

「良い質問だね。もしも適性試験に失敗してしまったら、神機に喰われて、アラガミ化してしまうんだ。」

「ほえー…えっ?それって…」

「うん、神器に殺されてしまうんだ。」

「はぁ。」

「その適性試験を何故君に説明したかというと、君にそれを受けて欲しいんだ。」

「……………えっ?」

さらっとヤバい事言ったよこの博士。

「じつはセルブローくんが出てくる御伽話なんだけど、セルビ・グリファーはある人物…その話の主人公と仲良くなるんだ。その主人公が適性試験を受けた所、適合率が1200%というにわかに信じられない数字だった、と描かれているんだよね。でも、それよりも信じられないセルビ・グリファーが存在している。ということは、それは事実なんじゃないかと思ってね。良いかな?」

「…はぁ。」

でも、私って普通にアラガミ食べて暮らしてたんだよね。まず適合云々の話じゃなくなるんじゃないかなぁ。

「別にいいですよ。私は。」

「ありがとう龍華くん!感謝するよ!」

「……………どうなるかな?」ボソッ

 

 

 

 

っていうことがあったんだよね。まさか本当にするとは思わなかったけど。

で、今の状況はと言うと…

「龍華になんてことさせるんですか!もし失敗してアラガミ化してしまったら、どう責任とるんですか!」

「あらリンドウ、どうしてそんな必死になってるの?もしやあの子に惚れちゃったとか?」

「ッ!そんな訳じゃ…」

「まぁ、リンドウが惚れるほどだと言うことは認める。」

「ソーマまで!」

「まぁまぁリンドウくん落ち着いて、きっと大丈夫だから。」

「……はい。」

なんであんなことになってるの。全部筒抜けだから…

…そだ!これが終わったら少しリンドウさんからかっちゃお!さて、どうなるかなw

 

「…さて、準備はいいかい?龍華くん。」

「はい。いつでもokですよ。」

「じゃあ、中央のケースに腕を置いてくれ。」

「…こうですか?」

「そう、それで良いよ。」

「無事成功してくれればいいが…。」

「じゃあ、今から始めるよ。心の準備はいいかい?」

「…はい。」

「それじゃ…」

 

…ガシャン!

「ッ!」

確か結構痛いはず!

…………………………

 

「……」

「……」

「……」

「…ッ!」

 

……………?

 

シュゥゥッ ガシャッ

 

「……神器を持って見てくれ。」

「…こうですか?」スッ

カシャッ

 

「成功d…!待て。」

「えっ?」

 

……パキッ …カシャ…

 

「あっ…」

 

「嘘…」

「腕輪が…壊れた?」

「何故だ?」

「龍華!」ダッ

サ 「ちょっと!リンドウ!」

 

 

……………えっ?どう言うこと?失敗?いや、感じるはずの痛みが全くなかった。じゃあ、これは一体……………

 

「龍華!大丈夫か!」

「あっ、リンドウs…ひゃっ!ちょっと、どうしたんですか?」

ちょっと、リンドウさん!いくらよくわからん状況とはいえ、急に腕やら肩やら触らないでよ!

「…異常は無いようだな。」

「ちょっと、リンドウさん。いくらよくわからない状況とはいえそれは…」

「…!すまない…」

「あっいえ、私は大丈夫ですが、リンドウさんがちょっと…」

「?」

「ちょっとリンドウ!どうしてそんな必死になってるの?」

「……………やはり惚れたか。」

「!だから違…」

「でもさっきのリンドウくんの必死さと表情は、まるで危険な目にあった想い人を見るような感じだったよ?」

「……///」

 

だから言ったのに…とりあえず私はジト目でも向けておきますか。

…っとそうだ。

 

「サカキさん、さっきのは一体どういうことがあったんですか?」

「あぁあれはね、成功でも失敗でも無い、《神器が捕食を拒否した》という特殊な状況だと言う訳なんだ。どういう訳かはわからないけれど、君の身体には何か不思議な部質があるというわけで。それが神器、正確に言うと《オラクル因子が自分の生命の危機を感じとり、対象の捕食を拒否した》という仮説を立ててみた。にわかに信じられないけれど、そうとしか思えないんだ。」

 

……………多分〈あれ〉だと思う。なんとなくだけど。

 

「すまないけれど、君の細胞組織の一部や血液などを少し採取させてもらうけど、いいかい?」

「別にいいですよ。」

「ありがとう。では、後からわたしのところに来てくれるか?」

「はい。」

「ありがとう。」

 

さて、私はしばらくヒマになったなぁ。セルブローの所にでも行こうか。

リンドウさんへのイタズラは後からしよう。

 

 

 

 

さて、私は衝撃(笑)の事実をサカキ博士から知らされたわけだけど、結論から言うと〈さっきの博士の仮説はほぼ合っていた〉なんだけどもね。

さて、私は転生者だ。しかし、人ではない。じゃあ何か。

 

 

 

 

私はマム・タロトに転生した。それがどうしたって?まだわからんの?これは、GEの話しではなくMHの話し。MHの中でも、かなり強い存在。それは、

〈古龍〉

ちなみに、マム・タロトも、古龍。…もうMHを結構やりこんでる人ならわかるはず。やりこんでない人のために行っちゃおう。古龍はだいたいが固有の素材を落とす。それが

〈古龍の血〉

…もう分かったね。つまるところ、オラクル因子が捕食を拒否した理由が、その古龍の血っていうわけ。古龍の血は、特殊な固有の成分を含んでいる。それが、古龍の血かどうか さらには、その持ち主が古龍かどうかをも見分ける基準になっているくらいだ。そして、その部質が、〈オラクル因子を破壊していき、コアですらも死滅してしまう〉というヤバい部質らしい。どうやら、擬人化したときにほぼ全ての部質を人に近い奴に変えたけど、それだけは健在だった。っていうのが、私の推測。

つまり私は、古龍になったおかげで助かったらしい。

サカキ博士から聞いた情報。まぁ、私が言っていた古龍の血を、未知の物質って言ってたけど。あと、擬人化云々もなかった。まず知るはずないもんね!

 

そして、私はほぼ全ての神機を扱えるというチートじみた特製を利用して、リンドウさん・サクヤさん・ソーマさんのメンバーで私が目覚めた場所周辺に立っている。どうやら私の初任務らしい。

4人揃ってる。これはイタズラするチャンスだ!

「初めての任務か…」

「緊張しなくていいからね。」

「はいっ!」

「……………よろしく頼む。」

「はいっ、よろしくお願いします♪」

さて、どんなイタズラしようかなぁ♪




リンドウさんは、もうサカキさんとソーマさんとサクヤさんには確信に近い疑いの目を向けられています。
それはどうしようもない!
そして、龍華ちゃんは古龍の血のせいでオラクルから拒否されるという嬉しいような悲しいような凄いことが発覚しました。
ちなみに、セルブローも古龍の血を持っています。
そして、龍華だけは他人の神器を使えます。普通に神器無しでも倒せるけど。
それではまたいつか!


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転生爛輝龍、初めての任務

どうも、マムのクエが終了してかなり萎えている爛輝龍カッコいいです。
質問などは、私が答えられる範囲では答えようと思うのでどしどしコメントしてください。
それでは、どうぞ!


今、私は初任務を遂行している。

ターゲットは、オウガテイル5体の討伐。まぁ、無難だわな。ちなみに3人は、私のサポートに回るらしい。さあ、一狩行こうぜ!

 

 

 

 

いた。3体。あとコクーンメイデン7体だね。さっさと終わらせますか。

私は物陰から一気に飛び出す。

[ガァァァッ]

1体気づいたけど、もう遅い!私は気づいた1体に素早く詰め寄り、首の辺りを大剣で切りあげる。

擬人化したと言っても私は古龍。

オウガテイルは古龍の力で切られたから、深く切られてあっさり死んだ。

のこりの2体も気づいて、私に尾の針を飛ばしてきた。

残念、当たるわけないよ。私は横に回避して、そのままガラ空きの横っ腹を切る。これで3体討伐完了。3人は周りのコクーンメイデンを掃除してた。

さあて、残りの2体を片付けますかね。

 

 

 

 

 

いたね。でも、少しカオスな状況になってる。まず、オウガテイル2体。その周りに、コンゴウ1体・グボロ2体・シユウ1体いる。

まさかの乱入だよ。結構ヤバくない、人としての戦闘はこれが初めてなのに。

龍の姿では、全員まとめて葬ったことあるけど。

とりあえず、

「サクヤさん、これどうすれば良いですか?」

「とりあえず、私はシユウを引きつけるから リンドウはグボロ・グボロ、ソーマはコンゴウをお願い。」

「わかった。」

「じゃあ、俺からか。」

「お願いします。」

とりあえずはどうにかなりそう。

そして、3人がそれぞれ引きつけてオウガテイル2体だけになったから、さっさと終わらせますか。

私はそんなことを考えながら、後ろから来た噛みつきを避ける。そして、大剣で首を切り落とす。まぁ、死ぬわな。

そして切った隙を突いて突進してきたオウガテイルを、熱のブレスで焼き殺す。この姿になっても、能力は健在だね。

大剣に捕食させてから私は大剣の整備を軽くしてると、ちょうど終わったのか3人揃って帰ってきた。

「おっ、そっちも終わったか。」

「おつかれさま。」

「ご苦労だった。」

「ありがとうございます。みなさんのおかげで、無事に終わりました。」

あっ、忘れてた。リンドウさんへのイタズラ。今執行しよ♪

「リンドウさ〜ん♪」ギュー

「り、龍華!急にどうした!」

「あらあら。」

「仲がいいな。」

龍「リンドウさ〜ん♪」スリスリ

「全く…」

「あらリンドウ、まんざらでもなさそうね。」

「違っ!そんな訳じゃ…とにかく、早く帰るぞ!龍華も離れろ!」

「え〜、なんでですか?いいじゃないですか。」

「お前が良くても俺がダメなんだ!早く離れろ!」

「はーい。」

「作戦成功ね。龍華ちゃん。」ボソッ

「はいっ上手くいきました。」ニコッ

やっと出来てスッキリしたよ。とりあえず、帰ったらセルブローにご飯あげよ。

私の初任務は、無事終了した。




龍華ちゃんの正体は、多分次にはメンバーにバレると思います。
龍華ちゃんドジっ子ですから。
それではまた!


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転生爛輝龍、正体がバレ原作に入る

どうも。
この話を原作に沿わせる為に、GEリザレクションを買うかどうか迷っている爛輝龍カッコいいです。最近、お気に入り登録やコメントをたくさんしてくれているので、とても嬉しいし励みになっています。それではどうぞ!


私だ、転生爛輝龍だ。(キリッ)

今私は、リンドウさんの部屋の前にいる。

えっ?なぜかって?…もちろんまたイタズラするためさ!なんかリンドウさんの反応がとても面白いんだよね。で今回の作戦は

〔リンドウさんの部屋の中に押し入り、しばらくはしゃぎ回る。しばらくしてからベッドの上でコートを脱ぎ、シャツをずらして肩を見せて寝転がる〕

って言う、少しイケナイ匂いがする作戦。

もちろん、その後すぐにネタバラシするから大丈夫…だと思う。

正直少し心配だから、少し離れたところにサクヤさんに待機してもらっている。

さぁ、準備は整った。いざ、出陣!やぁぁぁぁ!

 

ガチャ

 

「リンドウさ〜ん!遊びに来ましたぁ!」

「いやっ待て、お前が来たら大変なことに…」

「ダ〜イブ!」もふぅ

「…はぁ、仕方ないな。少しなら居てもいいぞ。」

「やったぁ!」

「…はぁ。」

 

 

 

 

 

あ〜楽しかった!いやぁ、純粋に楽しんじゃったよ。

さぁっ、作戦執行!

「リンドウさん…疲れちゃいました…」

「そうか、なら俺のベッドで…ってなんだその格好!」

「リンドウさん…」

「全く………!」

「?」

「……………お前、人じゃないだろ。」

「…えっ?」

まさか、バレた?

「その首筋の金色のやつ、逆鱗だろ。」

「えっ?首筋のって…あっ。」

首筋辺りを鏡で見てみると、一枚の金色の鱗〈逆鱗〉が生えていた。

やっちまった!忘れてた!私、首筋辺りに逆鱗があるからずっとコート着てたんだった!どうしよう!

「あわわわ……」

「全く…まさかあの黄金の龍がお前だったとはな…それ、俺たちだけの秘密だぞ。」

「えっ、あっはい。」

「もし、他の人に見られたら【ペイントです。】とでも言っとけ。」

「あっはい。」

「…さぁ、帰った帰った。」

「は〜い。」

よかったぁ、追い出されなくて。とりあえず、部屋に戻ろう。

 

 

 

 

あれから数週間後…

 

 

 

 

どうやら、〈新型〉の適合試験があるらしい。私は、とりあえず形だけの腕輪をつけているから、スルーできた。

…ついに原作かぁ。さて、私というイレギュラーがいる中でどのように物語が進むか、楽しみだ!まぁ、あんまり原作知らないけどね!

私は今、ヨハンさんと新型適合候補者の適合試験を見学に来ている。

あれが主人公だね。あの見た目だと、ユウくんかな?わからんけど。

おっ、試験が始まった。

やっぱり、あんな反応が普通だよね。少し痛そう。

あっ、終わったみたい。後から挨拶に行こうかな。さて、セルブローの所に行くか。セルブロー、なぜかここでめっちゃ厳重に守られてるんだよね。まるで、とても大切なものを守るみたいに。私は普通に入れるけど、他は検査かなんかしなきゃいけないらしい。ってリンドウさんが言ってた。とりあえず、セルブローの所に行こうかな。

そう思い、私は歩き出した。




セルブローは、龍華ちゃん以外は何かしらの検査を受けないと会うことすら出来ず、さらには3時間だけという結構厳しく取り締まりされています。もちろん、龍華ちゃん以外はガラス越しにしかだめという。
ついに原作に入ってしまいました。私は原作クラッシャーなので、結構原作崩壊すると思います。出来るだけ原作に沿わせるつもりですが…
それではまた!


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転生爛輝龍、改めて自分の凄さを感じる

どうも。
少し投稿ペースが落ちると思います。
それではどうぞ!


やっほ〜。龍華だよー。

今私は、ユウくんたちに軽く挨拶に行っている所。で、途中にツバキさんに会ったから軽く話をしてる所。

「やっぱりお前は中々面白い奴だな。さて、私は新人達に用があるから挨拶ならその後にしてくれ。」

「はい。ではまた。」

あれか。結構厳しく言ってヤバみィの奴だ。

 

あっ、どうやら終わったみたい。結構早く終わった。じゃ、私も行こうかな。

「どうも、期待の新人さん。」

「こっ、こんにちは!先輩!」

あらあら、すっかり怯えちゃってるじゃん。

「そんな硬くならない。ほら、リラックスリラックス。」

「ありがとうございます。」

「まだ少し硬いけどいっか。私は龍華。君達はなんて呼べばいいの?」

「俺はコウタでいいですよ。」

「俺はユウと呼んでください。」

「了解。後、私敬語で話されるの嫌いだし年的には私の方が下だから、普通に話していいよ。」

「…コウタも見習わなくちゃな。」

「うっ、うるさいな!」

「…クスッ。」

「はははははは…」

「さて、私はセルブローの所に行くから、挨拶回りぐらいしなさいよ〜。」

「わかったよ!龍華!」

「合格。それじゃ、後でね。」

「はーい!」

じゃ、任務まで待機かな。

 

 

どうやらもうすぐらしいから、私はホールに待機している。あっリンドウさんだ!

「あっ、リンドウさん。支部長が見かけたら、顔を見せに来いと言っていましたよ。」

「オーケー。見かけなかったことにしてくれ。」

それで良いのかリンドウさん。

「よぉ新入り。俺は雨宮リンドウ。形式上、お前の上官に当たる。…が、まぁめんどくさい話は省略する。」

「とりあえず、あのおてんば娘ほど背中を預けられるぐらいに育ってくれ、な?」

「?わかりました。」

えっ、私そんな印象だったの?

「あ、もしかして新しい人?」

「あー今厳しい規律を叩き込んでるんだから、あっち行ってなさい サクヤ君。」

「わかりました、上官殿。」

サクヤさんドンマイ!

「とまぁ、そういう訳で…だ。さっそくお前は実戦に出てもらうが、今回の諸戦の任務は俺とおてんば娘が同行する。…っと時間だ、そろそろ行くか。おい、早く来ないと置いてくぞ。」

「私はそんなおてんばじゃないですよ、リンドウさん!」

「あなたは…」

「さっ、行きましょ。リンドウさんも早く行きますよ!」

「お前が一番遅かったくせに…」

そんなことはどうでもいい!

 

 

 

ここは懐かしいなぁ。ずっと他の所に行ってて、来てなかったからなぁ。

「ここもずいぶん荒れちまったなぁ。おい新入り、実地演習を始めるぞ。命令は3つ。死ぬな。死にそうになったら逃げろ。そんで隠れろ。運が良ければ不意を突いてぶっ殺せ。あ、これじゃ4つか?ま、とにかく生き延びろ、それさえ守れば 万事どうにでなる。」

「はい。」

「さぁっ、始めましょ。」

「今回の任務はオウガテイルの討伐だ。ま、気楽に行こうや。」

「はい。」

「私はいつでも気楽だけどね。」

「お前は気楽すぎる。全く…」

「そうなんですか…」

「さっ、終わらせましょ。」

「了解です。」

「私は別で動くから。リンドウさんよろしくお願いします☆」

「はいはい…」

さあ、なんか気になる気配がするからそっち行くか。

 

〜龍華side end〜

 

〜ユウside〜

こんにちは。神薙ユウです。今、リンドウさんと一緒にオウガテイルの討伐に来てましす。…正確に言うと後一人来てるけど、別行動している人がいるんですけど。

なんか不思議な人なんですよね。龍華さん。ふらっと現れては場の雰囲気を良くして消えていく。良い人なことには変わらないんですけど。あっそうだ。

「リンドウさん。」

「なんだ?」

「龍華さんと仲良くしてましたが、龍華さんってリンドウさんの恋人か何かですか?」

「ッ!…………別にそんなんじゃない。ただ、世話の焼ける妹みたいな感じだ。後、それ誰情報だ。」

「いや、ただ自分がそう思っただけです。」

「そうか…」

…後でサクヤさんにも聞いてみようかな。

 

〜ユウside end〜

 

〜龍華side〜

 

ヤッホー。龍華だよー。あれっ?こんな挨拶さっきした気が…

まあとにかく、今私は別行動をしてるんだよね。そしたら。

[グァァ]

なんかグボロ堕天(氷)がいるんですけど。向こうに行かないように、ここで倒してしまおうか。

相手は既に気づいているから、とりあえず側面に回る。

グボロが前に大砲撃った反動で動けない隙に、鰭に大剣を振り下ろす。すんでの所でグボロに避けられた。けれど、私はそのまま大剣を横に振り抜く。流石に避けきれずに掠り、少し傷がついた。結構早いな、グボロ。

そんなことを考えていたら、グボロの突進をまともに受けてしまった。

「痛っ!」

この世界に来てから初めての痛み。そんなに大したことじゃないけど。

「そりゃっ!」

突進の勢いで、私を見失ったグボロにおもいっきり叩き込む。

[グォォォ⁉︎]

突然の不意打ちで、グボロが大きく怯む。流石に怒り、私に向かって大砲を撃つ。

甘いね。

私は金属の板を作り、大砲を防ぐ。そのまま金属を針状にして、グボロの鰭に刺す。後は動けないグボロをタコ殴りにするだけ。

そして、私は少し油断した。私が前にいる時に、グボロが大砲を撃った。やばい。避けられない。私は大砲をもろに受けて地面を転がる。なんとか立って、まだ動けないグボロに油断せずにトドメを差す。グボロはなんとか倒せたけど、結構ボロボロになった私。どうしよう。服は元々鱗とか纏ってた黄金だから、壊れてはいない。だけど、左腕多分打撲してるし全身が痛い。絶対リンドウさんに怒られる。うわぁ。どうしよう。私はそう思いながら、2人と合流するために歩き出した。

 

 

 

 

「ただ今戻りました〜…」

「おう、ずいぶん遅かったn…ってどうしたその怪我!」

「だっ、大丈夫ですか⁉︎龍華さん!」

「ちょっと油断しちゃってこのとうりですよ…イテテテ。」

「とりあえず、本部に戻ったら医師に診て貰おう。歩けるか?」

「ちょっときついかもしれません。」

「じゃあ、俺がおぶってやるから とりあえず本部に戻ろう。いいな。」

「えっ、でも…」

「遠慮するな。ほらっ。」

「…ありがとうございます。」

それで良いのかリンドウさん。後で大変なことになっても知らないからね。

 

 

 

 

で、結論から言うと私は別になんでもなかった。一番の重症で、軽い打撲。まあ、予想通りだったわな。グボロを許すな。で、一番驚いたのは医師から〈グボロの大砲を直で受けると、普通なら良くても骨折はする。〉っていうことを言われたことかな。私めっちゃ頑丈だった。やっぱ龍の体は凄いや!

で、こっちの方が問題で…

「だから違うと何回言えば分かるんだ!」

「リンドウ、そろそろ自覚しなさい。貴方なんでそんなに龍華ちゃんに執着してるの?」

「それは…」

「リンドウさん…やっぱり…」

「ユウ、違うからな。」

こうなるから遠慮したのに…全く…

こうして、また何気ない一日が終わった。




主人公くんは、大人しめで冷静な人にしました。
まぁ、龍華ちゃんがあれだから。うん。
後、龍華ちゃんが怪我した理由は、弱点の攻撃を耐久が低い人の体に直で受けたことが原因です。
それではまた!


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転生爛輝龍、新たな「龍」を見つける

どうも、欄輝龍カッコいいです。
今回は、新たな古龍が登場します!あと、活動報告で出して欲しい古龍を募集中なので そちらも目を通していただけたら嬉しいです。
それではどうぞ!


こんにちは。龍華こと、マム・タロトです。

今、私とサクヤさんとユウくんで、コクーンメイデンの討伐に行っています。

でも、数が少々多い。大体5〜6体。確か、原作では2体だったはず。私がいるから、少し多いのかな?まぁ、あんまり変わんないけど。さあっ、さっさと終わらせますかね。

 

 

 

 

相手は所詮固定大砲。思ったよりも早く終わった。さて、

「私は用事があるから、頑張って。ユウくん。」

「わかりました。龍華さん。」

アラガミがはびこる街の方に、巨大な生物反応があったんだって。

多分古龍だと思うけど、私とリンドウさんで調査に行くことになった。

 

 

「あっ、リンドウさん。」

「来たな。どうやらその巨大な生物反応は、ここら辺で反応したらしい。ここでしばらく張り込もう。」

「はい。」

さて、鬼が出るか蛇が出るか。何が出るかな?

 

 

 

「…!何か来るぞ。準備しておけ。」

「!はい。」

さあ、ついに御対面だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[[[[[ガァッ]]]]]

[[ガァッガァッ!]]

[[[…ガァッ!]]]

 

あれは……………ヴァジュラテイル?

 

[[[[[[[[[[[[[[[ガァァァァァァァ!]]]]]]]]]]]]]]]

 

 

 

 

 

 

……!……何か来る!

 

………………………………………

 

 

『ゴガァァァァァン!』

 

 

 

…こいつかぁ。

今ヴァジュラテイル30体を相手にして暴れ回っているのは、まるで悪魔のような顔で巨大な翼、強靭そうな四肢、長い尾、そして何より目を引くのは 背中と翼や前脚、尾の先端にびっしり生えている短い棘。

滅尽龍「ネルギガンテ」だった。

「龍華、あれがお前と同じ存在か?お前が属するグループは相当やばい奴らの集まりなんだな…」

「褒めても出てくるのは黄金と同じ価値の鱗だけですよぉ。」

「……それって、かなり嬉しいことじゃないか?」

「さあ、目の前の龍に集中集中。でも、あいつか…」

「おい。」

今はちょうどヴァジュラテイルを全て狩り終わって、獲物の味をしかと味わって(見えるだけ)喰べている。

…早すぎない?あんだけいたヴァジュラテイルが数分で奴の腹に収まったよ。

やっぱり古龍は、全般的にアラガミを喰えるみたいだね。〈古龍の血〉のおかげだと思う。

まだ私以外の古龍を1体しか確認してないから、確信は持てないけど。

「なぁ龍華。」

「どうしました?」

「…あいつは〈討伐〉しないでいいのか?あの暴れっぷりを見せられた後じゃ、どうも不安で…」

確かにあれを間近で見たら、そりゃあ不安になるわな。でも…

「あいつは大丈夫ですよ。〔龍〕っていうのは、自らを傷つけた相手か、獲物しか襲わないんで。でも、中には凶暴なやつもいることがあるから 〔龍〕全部とは言えませんけど。あいつも空腹だったら私達を容赦なく殺しにかかると思います。後…」

「後?」

「一部の〔龍〕は、存在するだけで災害級の被害をもたらすほどの力を持っています。そういう奴がアナグラに近づいてきたら、全力で〈撃退〉しないといけません。」

「?なぜ〈撃退〉なんだ?〈討伐〉しなくていいのか?」

「〔龍〕は基本的にとても頭が良く、無駄な戦いは出来るだけ避けようとします。たとえそこら辺に行こうと思っても、〔そこを通ったらめんどくさいことになる〕とその個体だけではなく、その種全体に行き渡るようです。だから、よほどのことがない限りは〈撃退〉の方が良いのです。」

「なるほど。やはり〔龍〕のことに関しては、龍華に聞くのが一番いいな。無駄に戦って、こっちが消耗してしまった所をアラガミに突かれてしまったら、元も子もないからな。」

「そう言われていただければ嬉しいです。さっ、戻りましょ。」

「そうだな。奴を下手に刺激してしまったら不味いもんな。」

そうして、私達の生物(龍)調査は無事終わった。




今回は、初のマムちゃん以外の古龍を出しちゃいました!
今回はネギちゃんを出現させました。ヴァジュラテイルは犠牲になったのだ。
活動報告の方では古龍募集のアンケートをしていますので、是非「こいつを出して欲しい!」とコメントしてみてください!待ってます!


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転生爛輝龍、《悲劇の接触禁忌種》と出会う

どうも。欄輝龍カッコいいです。
今回は、やっとオリジナルアラガミを出します。このままじゃタグの意味が無くなってしまいますから(汗
それではどうぞ!


どうも〜、金輝龍華です!

今回は、一人でアラガミ討伐ナウだよ。

対象は、マータ四体・セクメト三体・ハガン五体と、スサノオ。

場所は、…なんだっけ? 鎮魂の……なんとか。

前世では漢字読めなかったし、うっかり聞いてきてないからわからん!

でも、ついに接触禁忌種と御対面かぁ。スサノオはまだこっちには来てない見たいだから、先に周りの奴をやっとくか。

 

 

 

 

 

 

 

 

あっ、セクメト発見。

 

 

 

 

 

 

 

 

マータがいない。マータどこ?

 

 

 

 

 

 

 

 

マータぁ!見つけたぞ!三体まとめてかかってこい!

 

 

 

 

 

 

あっ待って、ハガンはらめぇ。クルナァ!クルナァァァァァァァァァ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

終わりました。いやぁ、かなり辛かった。何がって、他の奴と戦ってたらまとめてハガンが登場。そっから揉みくちゃ状態だったよ。

結論:コンゴウ系はやばい。

まぁそれは置いといて。目の前にはスサノオ。ちょうど捕食中なのか、後ろを向いている。

私に後ろを見せるとは!後悔させてやる。奇襲攻撃ダァ!

私は、そのガラ空きの背中に大剣を振り下ろす。見事スサノオの剣に命中し、こちらの存在に気づいて威嚇する。

[キシャァァァァッ!]

キモいんじゃあ!そりゃあ!

剣を受け止めながら、私はそう思う。相手の方は、流石に自分の自慢の剣を受け止められて少し動揺している様子。

しかし、敵もさるもの。剣を犠牲に、私の神機を食べようとする。多分、神機を食べて私を何も出来ないようにしようっていう考えだと思う。

まぁ、神機が無くても大丈夫なんだけど。私龍だし。

…まぁ、帰ってからみんなに怒られるのは勘弁だから、私は神機を引いて攻撃を避ける。そして、私とスサノオはお互いの次の行動を警戒して動かない。つまり、お互い様子を見ているっていうわけ。

さぁっ、次はどうしようか。相手はかなり警戒しているから、迂闊に動いたら攻撃を避けられるなぁ。

うーん。どうしよう。

 

 

 

 

 

【オォォォォォォァァァァァァン!】

 

[ッ!]

 

「?」

 

 

 

えっ、誰?

その姿は、全体的にはスサノオぐらい大きくなって水色っぽくなったオウガテイルだけど、違うところもある。まず、尻尾の先の平たくなったところ。そこが結構大きい。そして、針があるはずのところが針じゃなくてただの棘見たいになってる。そこから尻尾に向かって、8本の筋見たいのが走っている。棘一本につき一本。尻尾はそこそこ長い。

そして、前足がある。そこそこはっきり分かる三本の指に、すこし厚くなった水かき見たいな奴が指の間にある。腕は地面についてこそいないけど、伸ばしたら結構長いと思う。

一番違うところが頭。

目を入れて口をしっかり閉じ、先を鮫みたいに少しシャープにしたスサノオのハサミみたいになってる。

首は短くしたオロチの背中に生えてる奴みたい。短い棘が、首から尻尾にかけて少し間隔を空けて生えている。

ちゃんと筋にも棘が先に向かって短くなって生えてる。

 

 

あっ、脚の指が一本増えてる。

 

 

 

 

【オォォォォォォァァァァァァ!】

 

[キシャアァァァッ!]

 

 

 

 

スサノオが、そいつに向かって剣を振り下ろした。そいつは尻尾の平たいところで剣を受け止める。そして、そのままスサノオの剣を喰いちぎった。

 

 

 

[シャアッ⁉︎]

 

 

 

体の一部が喰われて自分の身の危険を感じたのか、スサノオは大きく後退する。

 

 

…というか、私一切攻撃されてないんだけど。

 

 

スサノオは自慢の剣を喰った奴に怒ったのか、怒り状態になって活性化する。

そのまま、そいつに向かって突進をした。しかし、そいつは軽々攻撃を避けて、神属性のブレスをスサノオに放つ。モロに食らったスサノオは、大きく吹き飛び壁にぶつかる。なんとか立ってるけど、もう満身創痍っていう状態っぽいね。すると、そいつがスサノオの尾に噛み付いて振り回し始めた。

もうやめて!スサノオのライフはゼロよ!

そう思ってみたが、そいつには届かず。そいつはスサノオを叩きつけた。

スサノオは全身ボロボロになり、ハサミは両方とも外れ、いかにもオーバーキルしましたっていう状態になってた。

 

 

 

【オォォォァァァ!】

 

 

 

さながら勝利の咆哮っていうような雄叫びをあげて、スサノオを食い始めた。

私は今の今まで一切隠れてない。今もまだだ。だから…

 

 

 

【オォォォォ?】

 

 

 

気づかれるわなぁ。とりあえず、いつでも動けるようにしよう。

 

 

 

「…」

 

【…?】スンスン

 

 

 

…いくらアラガミだからといっても、そんな探りを入れなくていいんじゃないかなぁ。

 

 

 

【オォォン…】 ドスッ ドスッ

 

「…」

 

 

 

とりあえずは、スサノオのとこにいったね。スサノオの素材回収できなかったけど、まぁいっか。

私はそう思って歩き出そうとする。すると、目の前にスサノオが降ってくる。

…えっ?

 

 

 

【……………】

 

 

 

あいつ、私に獲物を譲ってくれるのかな?じゃあ遠慮なく。

私はスサノオの素材回収をさっさと終わらせる。あっ、コア出た。

私、神機が自分の一部みたいなものじゃないから、少しみんなより捕食とか形態変化とか時間がかかるんだよね。それでもあいつから攻撃は受けなかった。

温厚な性格のアラガミもいるんだね。リンドウさんに聞いてみよ。

私はそのアラガミに軽く手を振ってから、アナグラに戻った。




今回出てきたアラガミは、後々かなり重要になります。
奴の名前は、次回で判明します。次回も楽しみにしていてください!
それではまた!


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転生爛輝龍、皆に正体を明かす

お久しぶりです。欄輝龍カッコいいです。
学校の体育大会やらなんやらあって少し遅れました。
そして久しぶりにログインしてみたら、お気に入り登録者数が60を超えていたという。
登録者さんのみなさん、ありがとうございます!そしてこれからも、欄輝龍カッコいいをよろしくお願いします!
それではどうぞ!


やっほう!龍華だよー。

あれから数日が過ぎて、あのアラガミについて分かってきたことがあるよ!

まず、奴の名前が「ニニギ・オロチ」って言うらしい。

あと分かっていることは、オウガテイルの接触禁忌種って言うこと(オウガテイルの原型ほぼ留めてなかったけど……)主に他の接触禁忌種を捕食してること、アラガミの中では極めて温厚で数が少ないって言うこと。

禁忌種を主に捕食してるから《禁忌喰らいの禁忌》だったり言われてるらしい。

あと、こいつアラガミなのに無機物と人を喰ったっていう報告が今までで10回もないらしい。

むしろ討伐数の方がかなり多いらしいよ。禁忌種なのに攻撃しない限り襲ってこないから、大抵数で押し負けるらしい。

だから、ニニギ・オロチの性質を知っている一部の人からは《悲劇の接触禁忌種》なんて言われてるらしいよ。

アラガミにしては珍しく個体ごとに広い縄張りを持っていて、人がいるところには滅多に姿を現さないらしいんだよ。

でも最近ではかなり頻繁に姿を見せるようになって、サカキさんとかが原因を調べているらしい。

個人的には、まず古龍の線は薄いと思うね。

たしかに古龍はかなり強い力を持っているし、十分可能だと思う。

だけど、もし古龍が原因だったら、力が強すぎて追い立てられる前に食われ尽くしてすでに絶滅してると思う。

だから私は古龍は線から除外する。

…なんかこういうのモンハンで見たことがある気がする。

たしか、極限化してしまったレギオスが他の個体を全部本来の生息地から追い出して、同じような状況になったんだよね。

…嫌な予感がする。

シャガルいたら十分有り得る話だから余計。

…?待てよ、そしたらこれ古龍の仕業ってことになるじゃん。

…やっぱ前言撤回。古龍の仕業の可能性が高くなった。

やばい、自分の思考回路が可笑しくなってる。とりあえずセルブローのところに行こう。こう言うときは、セルブロー!

なんかやばいな、私。

 

 

 

 

 

私だ (キリッ)

今は、みんなとは別にニニギ・オロチの生息域調査に行ってます!

本当はみんなと同じ任務に行きたかったけど、サカキさんが

「頼むよ。」

って怖くなるほど良い笑顔で言ってきたから、渋々別行動をしたって感じ。

形だけで言えば、リンドウさん・アリサさん・私の三人なんだけど。

今のところは、成果なしって感じかなぁ。

成果なしが一番いいんだけどね。ここ、本来の生息地からめっちゃ遠いらしいから。とりあえず、リンドウさんたちに合r……………ッ!

今、そこそこ近い所で神機を撃つ音と瓦礫が崩れる音が聞こえた!

急ごう!

 

 

 

 

何これ…一体これは……

今、マータ4〜5体を相手にソーマさんが戦ってる。

中には、なんて言っているかはわからないけど、声からしてリンドウさん・サクヤさん・ユウくん・アリサちゃん・コウタくんがいる。

とりあえずソーマさんたちの支援を!

「大丈夫ですか⁉︎これは一体…」

「龍華!考えている暇はない!こいつらは俺たちが食い止める!お前は中を!」

「わかりました!」

 

 

 

 

中に入ってみて、状況が理解できた。

へたれこんで俯いてるアリサちゃんをなんとかなだめてるユウくん。

サクヤさんが瓦礫の向こうに必死に行こうとして、コウタくんに止められている。どうやら、リンドウさんが瓦礫の向こうにいるらしい。

 

 

………………………ここは私も腹を決めますか。出来るだけこれはしたくないけど、今は緊急事態。やるしかない。

……………よし!

「大丈夫ですよ、サクヤさん。」

 

〜龍華side end〜

 

 

 

 

〜ユウside〜

「大丈夫ですよ、サクヤさん。」

 

「えっ?」

「龍華…ちゃん…?…どうして…ここに…?」

「…なるほど、龍華が合流したか…」

なんで龍華さんが…

「状況はソーマさんから聞いています。私に任せて下さい。」

「龍華…お前まさか!」

「あらあら、リンドウさんには勘付かれてしまいましたか。まぁ、大丈夫ですよ。《アレ》になるのは少し負担がかかりますが。」

?…《アレ》?…一体なんでしょうか?

「サクヤさん、これ、持っていてください。」バッ

「あぁ、うん。」

あれは、龍華さんがいつも身につけているコート…一体何が…

「では……………」

「やめろ!《アレ》にだけはなるな!」

「………もう遅いですよ、リンドウさん……………」

そう言った瞬間、龍華さんが強く発光し始めた。

「うわっ⁉︎」

「うおっ⁉︎急に眩しく…」

眩しさに少しの間目の前が真っ白になった。そして、光が収まると…

〔ゴオォォォ〕

龍華さんは、長く太い尾・狐の顔に羊の角を生やしたような頭部・がっしりとした四肢・47mはあろう巨体・そして、背に輝く金色の甲殻をつけたまさしく名前の通りの姿の「龍」になった。

『ゴオォォォォァァァァァァン!』

ッ!なんて声なんだ、まさしく咆哮だよ。

『ゴオォッ!』

瓦礫にブレスを⁉︎みるみる瓦礫が溶けていく、これなら!

「サクヤさん!」

「えぇ!わかってるわ!」

龍華さんが瓦礫を溶かし終えて冷え固まってから、サクヤさんがリンドウさんの救出に向かった。

とりあえずリンドウさんが無事で良かったけど…龍華さん…貴方は一体…

『ゴオォッ「よかった…」』

そう呟くように吠えると、まるで糸が切れた人形のように人間に戻りながら倒れた。

「龍華さん⁉︎」

「そいつなら大丈夫だ。じきに目を覚ます。…目を覚ましたら説教だな…」

「とりあえず今は、アナグラに戻りましょ。詳しいことはそれからよ。」

サクヤさん、落ち着きを取り戻してる。

……………僕もいろいろ質問しよう。

そう思いながらアナグラへと少し急ぎ足で帰ったのであった…




はいっ、龍華ちゃんやっとマムに戻れました。
一応設定では、人間から直接パージマムになるのはかなりの負担がかかる設定にしています。(逆の方が負担が大きいが…)
あと、活動報告で、アンケートを実施しています。ぜひ見てみてください!
それではまた!


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転生爛輝龍、古龍の王に会い「古龍撃退班」の隊長になる

どうも、欄輝龍カッコいいです。
更新が遅くなってしまいました。
なかなかネタが思いつかなかったもので…
これからゆっくり更新していきますので、気長にお待ちください。
それではどうぞ!


「うぅ…」

…此処は…?

確か私は…リンドウさんを助けようと…結構無理して元に戻ったんだっけ。

だけど、此処明らかにアナグラじゃないよね。

ましてや室内でもない。

周りを見渡してみると、一面に巨大な結晶がある。

でも、それ以外はなんの変哲も無いだだっ広い空間だなぁ。

一体此処はどこなんだろ?

 

…………ドスッ…………

「?」

何か近づいてきてる。足音からして、結構大きい奴が。

 

………ドスッ………ドスッ………

 

奥からゆっくりきてるね。

 

……ドスッ……ドスッ……ドスッ……

『……………』

「ッ!」

すごい威圧感。

その巨大な身体は透き通った青っぽい色をしている。胸の辺りにぼんやり赤いやつがある。その頭から伸びた二本の大きな角には、四つずつオレンジ色の光っているやつがある。どうやら、一番手前の一際光っているやつが眼らしい。

巨大な翼は、まるでローブだ。

 

“…人の魂を持った絢輝龍よ。”

「…えっ、アッハイ」

 

今喋った?

 

“我の名は冥灯龍。して、そなたは何故此処にいる。”

「何故って言われても、気がついたら此処にいたとしか…」

“…そうか。”

「ところで、此処は何処ですか?」

“此処はそなたの夢の中。しかし、この地と我は実際におるぞ。”

「さいですか…」

 

古龍がいる時点でかなりやばい世界だったけど、まさかゼノ・ジーヴァまでいるなんて…

 

“しかしながら、今はこの地で眠りについている。我を狙った愚かな獣がたまに来ておるが、大抵は我の周りを住処にしている龍たちに喰われておる。”

「はぁ、」

“其奴らのお陰で、我はゆっくり眠りにつけているよ。”

「しかし、何故私を此処に…」

“理由は……まぁ、【警告】とでも言っておくか。”

 

警告?

 

“勘違いするな、そなたではない。そなたと親密な関係のものが、死の窮地に立たされる。そう視えたのだ。”

「えっ…」

“我が視えた時にはその者は死なずに助かりはしたが、現実ではどうなるかは分からん。出来るだけ気をつけてくれ。我も出来るだけ協力する。”

「わかりました。」

“おっと、そろそろ時間のようだ。この出来事はあくまで夢であるから、そなたは殆ど忘れてしまうかもしれん。だが、我はしっかりこの脳に刻み込んだからな。必ず助力する。”

「わかりました。必ずですよ。」

“ああ、ではさらばだ。”

「また現実で。」

 

ゼノ・ジーヴァが飛び立つのと同時に、私の視界が暗転した。

 

 

 

 

 

目が覚めると、そこはアナグラの病室だった。

「…あっ!目が覚めた!大丈夫でしたか?」

「うん、なんとか。」

「私、リンドウ呼んでくるから、ゆっくり休んでて。」

「ありがとうございます、サクヤさん。」

…ゼノ・ジーヴァが言ってたこと、しっかり覚えておかないと。

その後、リンドウさんやら榊博士やらが飛んできて、説教と質問攻めにあった。(リンドウさんの説教がやたら長くて女性陣に少し引かれてたのは心の中で合掌した。)

その時に「私は人ではなく、龍です。」っていった時には、少しの間みんなが嫌な空気になったけど、コウタくんが「龍がいる部隊なんてどんなアラガミが来ても負ける気がしないね!」って言ってくれたお陰でみんな笑った。コウタくん、君には感謝しかないよ。

そして今は、榊博士の部屋にいる。

何故かというと、

「龍華くん、君にもしアナグラに古龍が来た時に動く「古龍撃退班」の隊長になって欲しいんだ。」

「何故急に?私が隊長になるのは大体予想出来ますが、まずもってそんな部隊を作らなくても、第一部隊が行けばいいじゃないですか。」

「そうしたら、君を隊長に置けなくなってしまってねぇ。かと言って、今更隊長を変えるとなると、少々ややこしい事になってしまうからね。新たに部隊を設立すると、スムーズに事が進むんだ。」

「そういう事ですか。それなら最初から言ってくださいよ。」

「すまないね。じゃあ、頼んでいいかな?」

「わかりました。榊さん。」

「頼むよ。」

「任せてください!」

さて、第一部隊だけならセルブローの背中に乗っても大丈夫だね。

セルブロー連れて行けたら、色々便利なんだよね。

という事で、「古龍撃退班」設立!隊長、金輝龍華!

なんて。まぁ、殆ど出番はないと思うけどね。

 

 

 

 

なんて言っていた時期が私にもありました。

早速来たよ、古龍。しかも二体。

幸い二体の距離は離れてるから、一体ずつだね。

「と、いうことで。詳しくは現地で話すとするから、各自準備が整い次第セルブローの背中に乗るように。」

「「「了解しました。隊長!」」」

「あなたよりよっぽど隊長らしいわよ。」

「うるさい。俺は俺なりのやり方があるんだ。」

「基本は見習った方がいいと思うぞ。」

「それに関しては言い返せないぜ。」

さぁっ、どんな古龍が来るかな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

所変わって、此処は草原地帯。

いつもはアラガミが闊歩しているが、今日は様子が違う。アラガミは一体もいない上、いつもは穏やかな草原が大嵐になっていた。

そこにいたのは、クアドリガ堕天(氷)を喰らう一体の龍。

その体は鋼で出来ており、巨大な翼を持っている。どうやらこの龍が、この嵐を引き起こしているらしい。

その龍の名は「鋼龍 クシャルダオラ」

不意に頭を挙げたクシャルダオラは、翼を広げアナグラに向かって飛んでいった…その後を「嵐の化身」が追っていることを知らずに…




いかがでしたでしょうか?
私が今執筆中の別の小説や、アンケートに答えて頂けると嬉しいです。
それではまた!


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転生爛輝龍、古と対峙する

どうも。リアルが忙し過ぎて、かなり遅れてしまった絢輝龍カッコいいです。
受験生は辛いよ‥‥
これから、他の作品もゆっくりと更新していくつもりです。
それではどうぞ!


やっほう。久々の龍華だよー。

今私は、自ら設計した「対古龍用撃退施設」の待機場所に、第一部隊のみんなと一緒にいるよ。

施設の感じは、撃龍槍やらが無くなった戦闘街をイメージするといいかな。まぁぶっちゃけ言って、色々変わっている所があるけど。

撃龍槍やらが無い理由は言わずもがな。そんなものあっても、どうせアラガミに喰われるし。あれ、当てるの結構難しいんだよね。だから無い。

「そういえば龍華」

「どうした?」

「こんなガチガチに固めてる上に、俺たち第一部隊が揃って対処しないといけないって、そんなに強い奴なのか?古龍と言っても、アラガミと違ってちゃんとした生き物なんだろ?」

「そのアラガミすら食べてしまうくらいの生き物って言えば、どれだけの奴か分かるかな?」

「まじかよ……」

まじなんだよ、コウタくん。……っと、そろそろここに来るね。

「みんな、気を引き締めていこう。」

「「「「「「了解!」」」」」」

私達は、待機キャンプから、ゆっくりと外に出た。

 

 

 

 

 

 

 

 

「うおっ、凄い風だな。」

「本当ね。今までで一番強いかも。」

私、今リンドウさんとサクヤさんが言ったことと、今の状況であらかた予想がついたよ……………嫌だなぁ。私が知ってる限り、片方は世間から糞モンスって言われてるからなぁ。

さぁっ、どっちd……………まじか。

まさしくザ・ドラゴンって感じの体つきに、蒼い瞳、鋼で出来た甲殻を身に纏う嵐の龍。

「鋼龍……クシャルダオラ……」

『コォアァァァァァァァ!』

私のつぶやきに応えるように咆哮をかますクシャル。流石看板古龍。伊達にパッケージ飾ってないね!

「みんな、出来るだけ固まらないように!相手の注意を分散させて、確実に体力を削って!」

「「「「「「了解!」」」」」」

みんなが一斉に飛び出す。敢えてみんなの姿を見せて、一気に散らばって攻撃対象を分散させるっていう作戦。

クシャルは見事はまって、中々攻撃対象を決めきれない模様。……やっぱり鋼の甲殻は結構硬い。アラガミはいくら硬いと言っても、あくまで細胞結合。でもこっちは、その体で一つの個体として成り立っているから、純粋に硬い。

そんなことを考えながら半ば一方的に攻撃を続けていると、流石に癪に触ったのか、怒り状態に移行した。……そう、「怒り状態に移行」した。この意味が分かるかな?

「うおぁっ⁉︎」

「ソーマ!」

移行直後に突っ込んだソーマさんが、見事龍風圧で飛ばされた。なんとか空中で体制を整えて、追撃は当たらなかったけど。 ……やっぱり、向こうでの能力は健在ってわけか。それじゃあ遠距離からも攻撃が難しくなるのも健在っぽいなぁ。

「みんな!出来るだけ無理に攻撃はしないこと!サクヤさんは、頭部や翼とかを狙って!」

「わかったわ!」

とりあえず、これで相手が疲れるのを待つって感じかな。

クシャルは、さっきまでタコ殴りにされながらも周りをよく観察していたみたい。あまり動けない遠距離の担当者を中心に狙ってる。

サクヤさんに突進するクシャル。でもそんなことはさせないと言わんばかりにアリサちゃんが頭に一撃。一瞬視界がブレたクシャルは、空へ飛んで転倒を回避する。そこへユウくんと私で背中に一撃。怯んでよろけたクシャルにサクヤさんが頭に正確に当てた。たまらず地上に降りたクシャルにリンドウさんが突っ込む。狙いは尻尾。

『キィィィィ⁉︎』

見事命中し、尻尾切断成功!クシャルは大きく怯みながらも素早く振り返って、ブレスを放つ。そのブレスを真っ二つに切った私は、かなり驚いた。私が剣を振り抜いた直後、クシャルの最大規模の技である大竜巻ブレスを放つ。結構厳しいと判断した私は、回避は諦めて盾を展開した。……それでも結構ギリだったけど。

そんなことをまた続けていると、不意にクシャルが頭を挙げた。それだけなら、最大の攻撃チャンスだ。でも、違った。嵐がかなり強くなっていた。………………かなり不味い状況になってきた。

嵐の中からまるで泳ぐように姿を現したもう一体の古龍。嵐の化身とか、水餃子とか言われてた奴が、合流してしまった。

「嵐龍…アマツマガヅチ…」

『オォォォォァァァァァァン!』

その咆哮は、まさしく災害のようだった。




やっと終わったぁ!
残っている小説達も、すぐに書き上げます!待っていてください!
待たせてしまい、申し訳ありませんでした!
それではまた!


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古の武闘会にて、黄金の地母神は舞い踊る

はい、久々の欄輝龍です。
半年以上遅れてしまい、誠にすいませんでした。これから投稿ペースを上げていきたいなぁ(白目)
相変わらずの駄文で読みにくい部分もあるかもしれませんが、どうか生暖かい目で見守ってくださいお願いしますなんでも(ry
はい、それではどうぞ!


『オォォォォァァァァァァン!』

『コォォォォアァァァァン!』

 

嵐龍と鋼龍の咆哮

 

それは、古から続く龍の戦いの火蓋が切って落とされた瞬間だった。

先制と言わんばかりにアマツマガツチが放つ水弾。それをクシャルダオラは大きく飛び上がることで回避する。

お返しと言った意味なのか、クシャルダオラは得意の風ブレスをアマツマガツチへ放つ。しかしそれは、アマツマガツチが纏う風に混ざり本体に届くことは無かった。それどころか、むしろ纏う風の強度を上げるだけであった。

そこでクシャルダオラは、物理ならと言わんばかりにアマツマガツチへ突進。しかし風によりそれすら妨害されてしまい、今までにない暴風によりクシャルダオラは少しよろけてしまう。

その隙を見逃すはずもなく、アマツマガツチがクシャルダオラに巻き付きそのまま地面へ急降下し始めた。

抜け出そうと必死にもがくクシャルダオラ。しかし抵抗も虚しく、地面へと叩きつけられた。

しかしそこは古龍。叩きつけられる直前に体制を立て直し、渾身の力でアマツマガツチの首へと牙を立てる。急降下をするために纏う風を弱めていたアマツマガツチはその攻撃を許してしまい、逆に地面へと叩きつけられた。

《地に堕ちた嵐龍は大幅に弱体化する》

そのことをクシャルダオラは知っていたのだ。しかし、またブレスを放つと奴の装甲を固めてしまう。そこでクシャルダオラは、今度こそはとアマツマガツチへ駆け出していった。

アマツマガツチはなんとかかんとか体制を立て直し、風を使い空中へ戻ろうとする。しかしクシャルダオラが許すはずもなく、もう一度その牙を左膜へと突き立てた。皮膜は、アマツマガツチにとっては命の次に大事な部位。これを破られると、上手く風に乗れずに飛行速度が落ちるのだ。

もちろんそれだけは阻止したいアマツマガツチ。クシャルダオラに向け必死にブレスを撃つ。しかし、一歩遅かったらしい。

 

『コァァァン!』

『オォァァン!?』

 

空に舞い散る真白い破片。アマツマガツチの皮膜だ。幾ら皮膜とはいえ古龍の一部。それを喰い千切るクシャルダオラは流石同じ古龍といったところだろうか。

 

……えっ?じゃあハンターはどうなるのかって?奴らは{モンスターなハンター}だから出来るんだよ(暴論)

 

さて、戦況はというと、アマツマガツチがようやく空中へと舞い上がり、互いに睨みをきかせ火花を散らしている所だ。今はどちらとも仕掛ける様子はないが、いつまたぶつかり合ってもおかしくない状況だ。

 

 

………少し実況風に目の前のことを話して見たけど、正直こちら側は手も足も出せない状態。

ハンターとかいう人間辞めたナニカじゃあるまいし、………まぁこちらも物理的にみんな人間辞めてるが。

攻めたいけど迂闊に攻められない、なんとも歯痒い状況。せめて二体ともどっかいって欲しいのだけど………

 

『『グルルルルル‥‥‥』』

 

………うん、お互い一歩も引きそうにないや(諦め)

みんなも同じ考えらしく、流れ弾が来たら最悪防御出来るよう身構えていた。

まさか、更に面倒なことになるとはつゆ知らず……。

 

 

【龍華さん!また新たに生体反応を2つ検知しました!そちらに急接近しています!】

「えぇ!?それマジ!?」

「ん?どうした龍華?」

 

驚く私が叫び、横にいたコウタくんが訳を聞こうと私に話しかけたとほぼ同時に、黒い影が舞い降りた

 

『グゴォォォォァァァン!』

『『!?』』

「うおぁ!?」

「おいおい……」

 

嵐龍と鋼龍含めた皆が驚くのも無理はない。だって降りてきたのは‥‥

 

「滅尽龍…ネルギガンテ…」

『グゴォォォォァァァン!』

 

まぁ、手負いの古龍が二体もいるここに、古龍を捕食するネルギガンテが来るのも無理はないか。そう半ばヤケになりながらもうカオスと化した戦場を見つめていると……

 

『キィィィィィン!』

『!?』

「………ハァ……」

 

思わずため息が漏れてしまった。だって、立て続けに二体乱入なんてそれなんて無理ゲー?

 

『グゴォォォォァァァン!』

『キィィィィィン!』

 

ストレスでどうにかなりそうな私を尻目に、ぶつかり合うネルギガンテとバルファルク。

だが、流石古龍を喰らう古龍といったところか、ネルギガンテがバルファルクの頭を鷲掴みにして地面に叩きつけ、投げ飛ばした!

そして投げ飛ばされたバルファルクは………私たちの所に来た!?

 

「おぁぁ!助けて龍華ぁ!」

「任せんしゃい!あんなジェット機受け止めてみせるわぁ!」

 

コウタくんの叫び声を合図に、元に戻る私。40m以上の私に対しバルファルクは20mぐらい。余裕で受け止めることは可能なのだ!

 

『キィィィィィ!?』

『グォォァァン!』

 

邪魔じゃ!どけ!っていう勢いでアマツとクシャの所にバルくんを投げ飛ばす。そして………

 

『グルゥゥ……』

『グォッ!?』

 

黙って見てみれば好き勝手暴れやがって………テメェの血は何色だぁ!ネルギガンテェェ!

 

『グォォォォァァァン!』

『グルルル………グゴォォォォァァァン!』

 

どっかで[怒り荒ぶる状態へ移行]とか聞こえたけど、きっと空耳だ!多分!

私の頭へ向かって飛びかかるネルギガンテ。だが、クシャやテオの二倍はある上に全身に金属を纏っているマム・タロトをそう簡単に投げ飛ばせるわけない。

おいこら、誰だ「体重が重い」とかいった奴。

逆に地面に叩きつけ、角破壊してやったぜ。やはり私相手に分が悪いと思ったのだろう、今度はクシャに狙いを定めたネルギガンテ。しかし………

 

『キィィィィィン!』

『グゴァァァァ!?』

 

ちょうどクシャを狙ったバルファルクの龍氣弾が偶然直撃。驚いた表情を浮かべながら吹き飛ばされるネルギガンテを見て、少し笑ってしまったのはしょうがないよね。

 

『グゴァァッ……』バサァ

 

散々な目にあったネルギガンテは空中へ舞い上がりこのカオスな戦場から離脱を試みる。というか正直早くどっかいけ。

しかし………

 

『コオォォアァァン!』

『オォォァァァン!』

『グゴァァァ!?』

 

離脱計画虚しく、アマツとクシャが起こした突風により再び地面と衝突した。更にアマツが放ったブレスをクシャが避け、それも直撃。流石にここまで来るとネギが哀れに見えてきた。

 

『グゴォォォォァァァン(泣)』

 

飛ぶのは諦め走って離脱するネギ。あれっ?ネギがいた場所に竜の涙が………

さて、やっと一体どっかいってくれたわけだけど……………

 

『キィィィィン!』

『コオォォォアァァァン!」

『オォォォォァァァン!』

 

ネギ見たいに潔く離脱してくれる雰囲気無しの古龍達。みんなにはクシャを相手してもらって、私が後の二体を相手しようかな。そう思いながらみんなの方を向くと………

 

「「「「「「………」」」」」」コクッ

 

どうやら伝わったようで、みんな同意してくれた。さぁ、ここからはさっきまで暴れられなかった分全力を尽くすぞ!

 

『グォォォォァァァン!』

 

私の咆哮を合図に一斉に駆け出す私達。古龍達は新たに加わったライバル(最初からいたけれど)を睨みつけて威嚇の意味を込めてブレスを放つ。

 

『グォォァァ!』

 

しかし私の熱波により全て打ち消された。そのままアマツを咥えバルくんに投げ飛ばす。

 

『キィィィィィ!?』

 

驚いたバルくんはその場からバックステップで離脱。よし、作戦成功。とりあえず分断できた。

続けざまに二連熱ブレスを浴びせる。回避が遅れたバルくんには命中したものの、アマツには不発に終わった。

得意のジェット突撃で私に肉薄するバルク。でもまぁ、余裕で受け切れるんですわなぁ(ねっとり)そのままブレスを放ったアマツにまたまた投げ飛ばす。するとどうなる?答えは簡単。

 

『キィィァァッ!?』

 

はい、バルクに直撃。バルクは龍属性以外の全ての属性が弱点だからこれは大ダメージなはず。たまらず空中で体制を立て直してそのまま龍氣を噴射し離脱。まずは一体。

 

『コォォォォァァァン!』

 

アマツは竜巻を展開してそれに乗り勢いで激突というベリオ亜種見たいな動きを見せた。………が、正直避けやすかった。そしてアマツは地面にダイナミック着地をかまし頭を回している。

正直ちょっと可愛く見えたのは内緒。

その時にちらっとみんなの方を向いたら、ちょうどクシャを撃退したところらしい。

アマツは混乱から復活すると、私に軽くブレスを浴びせそのまま嵐と共に去っていった。おそらく最後のブレスは目眩しが目的だろう、と思うくらい弱かった。

 

「みんなお疲れ〜」

「お疲れ様でした。龍華さん」

「いや〜、最後はみんな息ピッタリの綺麗な連携プレーだったよ!龍華にも見せたかったなぁ」

「コウタさん、そんなに活躍してましたっけ?」

「えっ!?」

「なるほど、そんな活躍してなかったと………これは博士に報告かなぁ?」

「いやいやいや!ちょっと待て!」

「ふふっ、冗談冗談。安心しな」

「よかったぁぁ」

 

あんな激闘を繰り広げたにもかかわらず、私達は平常運転。まぁ、普段からこんな過激ではないとはいえ戦闘続きだもんね。

この後、みんなであの戦いを振り返りながら帰路についたのであった。




いかがだったでしょう。
活動報告にて、アンケートも実施中です!本当にひまな時間があれば目を通して頂けると血涙を出して喜びます。
それではまた次回で!


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