ウルトラリリカルキュアファイト (JINISH)
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プロローグ

デバイスの言葉は読者にも分かるように日本語でやらせてもらいます。


管理世界デント、この世界は管理外世界地球によく似た世界で、自然豊かな緑や岩山、湖や川などたくさんある。

その世界にある鉱山の中で未知の神殿が発見されたと聞き、発掘調査に乗り出した。

発掘現場に乗り出したのはツインテールの髪型をした白い衣装を纏った女性と、考古学者の格好をしていた金髪の青年青年である。

まず、前者の女性から紹介しよう。

彼女の名前は高町なのは。

管理外世界地球の出身で、PT事件や闇の書事件、レリック事件やJS事件を解決した時空管理局の戦技教導官である。

最初はどこにでもいる普通の女の子だったが、ユーノとの出会いでレイジングハートを手に、それからして様々な事件を解決していっている。

後者の青年は、先程名前を上げたなのはの親友、ユーノ・スクライアである。

遺跡の発掘が生業とするスクライア一族の魔導士である。

先程述べていたが、なのはと出会い、レイジングハートをなのはに託し、共にジュエルシードを集める等の働きをしていた。

今は無限書庫の司書長を務めている。

 

「この鉱山の中だよね?見たことがない神殿が見つかったって所の・・・」

「うん。何が起こるのか分からないし、十分気を付けた方がいいね・・・」

 

なのはとユーノは発掘現場である鉱山の中へと入って行った。

なのははバトン状の杖を持って、ユーノと同行している。

 

「こうやって一緒に調査をしていくの、久しぶりだね?」

「うん。お互い忙しかったから、会うのも滅多にない事だしね。」

 

なのはとユーノは現場調査中に楽しそうに語り合っている。

その内にようやく未知の神殿の所まで辿り着いた。

2人はその神殿に入ると、石碑のような物体と巨人の像が目の前に建っていた。

 

「あっ!?」

「あれは!?」

 

なのはとユーノは巨人像を見て驚きを隠せなかった。

なのはとユーノが見た巨人像は特徴からして背中に翼のような突起があり、胸に赤いライン上のクリスタルのような物体がある。

その巨人像はウルトラマンノアの巨像である。

ウルトラマンノアは太古から全宇宙の平和を守り続けてきたノアの神と呼ばれた巨人である。

ダークザギとの死闘で次元の彼方へと姿を消した。

それから、ウルトラマンの事も説明しよう。

ウルトラマンはそれぞれの宇宙で怪獣や侵略宇宙人、そして侵略ロボットと死闘を繰り広げられた光の巨人である。

遠い惑星からやって来たウルトラマンや、地球で誕生したウルトラマン、そしてはるかな時間から存在したウルトラマンや、遠い未来から来たウルトラマンもいる。

 

「ユーノ君!これって!?」

「うん。僕達の知っているウルトラマンとは違うけど、ここにもウルトラマンが現れたんだね・・・」

 

なのはとユーノはノアを見て不思議そうに見る。

その後、近くにあった石碑を調べるが、変わったところはなかった。

 

「ユーノ君、また会えるかな?ウルトラマンに。」

「う~ん・・・僕もウルトラマンに会いたいかな・・・」

 

なのはとユーノはノアの巨人像を見たのが理由か、そう言う。

その時、なのはとユーノの周りに時空が歪み始めた。

 

「えっ!?」

「なになに!?」

 

なのはとユーノは突然の事で周囲を見渡す。

この瞬間、空間の歪みが強くなり、しばらく経った後、なのはとユーノが消えた。

 

 

 

 

 

 

 

場所が変わり、やや古ぼけた城や、その周りに広がっている廃墟と化した町並みが建っている。

ここはバラージ王国。

数年前、魔王獣と呼ばれた7体の怪獣によって滅ぼされたが、ウルトラマンノアによって城は残されていた。

しかし現在は、とある国の制圧のためにある組織によってアジトとして巣食われてしまったが、ある戦士達によってその組織は壊滅した。

その国の外れにある森の上空より、小さな空間の捻じれが発生し、その捻じれからなのはとユーノが姿を現し、落下していった。

 

「ふぇぇぇぇぇぇぇっ!!?」

「お、落ちてるぅ!?」

「れ、レイジングハート!浮遊制御!ユーノ君の分も!」

〈了解しました。〉

 

なのははバトン状の杖に命令すると、その杖が英語で返事する。

その杖が先程説明したレイジングハートである。

なのはがユーノと協力してジュエルシードを集める時に使用した魔導杖であり、この杖を使うと魔法を使うことができる。

元々はビー玉のような姿だったが、なのはがバリアジャケットを纏う時に杖の姿になれる。

レイジングハートはなのはの命令で、なのはとユーノをピンクの光を纏わせ、浮遊させ、落下を防ぐ。

 

「あ、危なかった~・・・」

「びっくりした・・・」

 

なのはとユーノは一先ず安心する。

 

「何でこんな所にいるんだろう?確か、管理世界のデントで発掘調査をしたはずだよね?」

「うん。鉱山の奥まで行ってみたら見たことない神殿が見つけたと思ったら、急に空間が歪んで、気付いたらここに・・・」

 

なのはとユーノはデントで起こった事態から今までの経緯を整理する。

その時、なのはは気付いた。

ユーノの姿が民族衣装のような格好になっていたことを。

 

「・・・って、ユーノ君!?なんで小っちゃくなってるの!?」

「え?ん?えぇぇっ!?」

 

ユーノはなのはに言われて、自分の手を見たり、服装を見たりすると驚く。

 

「なんで子供の姿に!?・・・ってなのは!?君まで!?」

「へ?え?ふぇ、ふぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!??」

 

なのははユーノに言われて、同じように見渡すと、ユーノ以上の大声で驚きの声を上げる。




ついに始まりました、『ウルトラマンゼロ&プリキュアオールスターズ』の続編。
相変わらずの文章力ですが、期待しないでお楽しみください。


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別次元から来た魔導士

オリキャラの登場人物紹介はいくつか話を済ませた後、投稿しようと思います。


トランプ共和国。

その国は元々、トランプ王国が本来の名前だが、ジコチューによって滅ぼされた。

しかし、ドキドキ!プリキュアの活躍でトランプ共和国へと生まれ変わり、平和を取り戻した。

この国は、ジコチューの襲撃の時に生き延びたトランプ王国の戦士デニーズ・ポーカー率いる革命軍ユグドラシルに侵攻されたが、プリキュア達と、そしてこの世界に訪れたウルトラマン達によって、ユグドラシルの侵攻を阻止し、ユグドラシルを壊滅した。

せっかくなので、プリキュアについても説明しよう。

プリキュアとは、妖精の世界や人間の世界に危機が訪れた時に現れる伝説の戦士。

その正体は普通の小学生、中学生、高校生の女の子である。

彼女達はどれほどの窮地に陥れても、世界が滅ぼされそうになっても諦めずに最後まで戦い続けてきた。

ユグドラシルを壊滅した功績に称えて、プリキュア達とウルトラマン達は祝勝パーティを開いた。

今はパーティを終え、このトランプ共和国で寝泊まることにした。

そのバルコニーで1人の青年が城下町の夜景を見ていた。

青年の名はモロボシ・シン。

時空移動をする際に時空の歪みによってプリキュアの世界に放り込まれた男である。

その正体はウルトラマンゼロ。

彼は幾多の宇宙に飛び回り、平和を取り戻した希望の戦士である。

プリキュアの世界に飛ばされた後、多くのプリキュアと出会い、共に戦ってきた。

 

(邪神が消え、ユグドラシルは壊滅し、地球も妖精の世界も平和が取り戻した。だが、時空の歪みから現れる怪獣は今も現れ続けている。この世界は一体、何が起きたんだ・・・?)

 

シンはユグドラシルが壊滅し、ガタノゾーアを倒して一先ずは落ち着いたが、まだ謎に包まれている時空の歪みについて悩んでいた。

先程説明した時空の歪みはウルトラマンだけでなく、世界中の人達を苦しめる怪獣達も出現しているのだ。

その謎は未だ分かっていない。

その時、トランプ共和国の城上空より時空の歪みが発生する。

シンはそれに気づいた。

 

「あれは!」

 

シンは時空の歪みをしばらく見る。

その歪みから両腕に鋏が加え、鳥のような赤い体をした怪獣が現れた。

その怪獣の名は超古代竜メルバ。

イースター島の地底から現れた『空を切り裂く怪獣』と呼ばれた古代怪獣である。

ゴルザと共に光のピラミッドに隠されているティガを含む3体の巨人像を破壊し始めるが、破壊を免れたティガによって倒された。

 

「また怪獣が出やがったか!?」

「ゼロ!」

 

シンは背後から声を聞き、振り向くと2人の男がいた。

ハヤタ・シンとモロボシ・ダンである。

その正体は初代ウルトラマンとウルトラセブンである。

彼らはM78星雲・光の国からやって来た宇宙人である。

地球に訪れては、多くの怪獣達と戦っている。

 

「親父!」

「先程、バラージ王国の近くで時空の歪みが発生した。」

「今の怪獣もそこに向かっている。」

「なんだと!?」

 

シンはメルバの事もそうだが、バラージ王国の方にも時空の歪みが発生した事も驚く。

 

「急ぐぞ!」

「あぁ!」

 

シンはウルトラゼロアイを、ハヤタはベーターカプセルを、ダンはウルトラアイを構える。

ハヤタはベーターカプセルのボタンを押すとフラッシュビームがハヤタを纏わせ、初代ウルトラマンに変身する。

ダンはウルトラアイを両目に嵌めると、ウルトラセブンに変身する。

シンはダンと同じように、ウルトラゼロアイを両目に嵌めると、ウルトラマンゼロに変身する。

ゼロと初代ウルトラマンとセブンはバラージ王国へと向かう。

 

 

 

 

 

 

その頃、なのはとユーノは自身が子供の姿になって混乱するものの、とりあえず地上に降りて、今後の事を話し合う。

 

「ユーノ君、これからどうしよう?」

「う~ん・・・見た感じ、見たことない場所だし、管理局に連絡しても何の応答もないし、流石に困ったところだね・・・」

 

なのはとユーノが見知らぬ世界に放り込まれてからしばらく経ち、時空管理局に連絡するなりしたが、誰からも連絡が来た様子はなかった。

 

「フェイトちゃんとヴィヴィオ、心配してるだろうな・・・」

「何とかしてミッドチルダに戻らないとね・・・」

 

2人は非常に悩んだ。

その時、どこかから獣の咆哮が響き渡る。

 

「な、なに!?」

「どこから鳴き声が・・・!なのは!」

 

ユーノはなのはを呼んで、上空に指を指す。

なのははユーノが指した先に目を見る。

上空に巨大な時空の歪みが発生している。

そして、その歪みから頑丈な鎧のような体格の怪獣が現れる。

その怪獣の名は超古代怪獣ガルラ。

ネオフロンティアスペースのメトロポリス地下より現れた古代怪獣である。

ガルラの体は非常に硬く、ティガでも苦戦させるほどの実力を持っている。

 

「なっ!?」

「怪獣!?」

 

なのはとユーノはガルラの登場に驚く。

その時、別の方向から怪獣の咆哮を聞く。

なのはとユーノはすぐに振り向くと、メルバが飛翔してきた。

 

「ふぇぇっ!?」

「また!?」

 

メルバは地上に降りた後、なのはとユーノに目から光線を放つ。

 

「くっ!」

 

ユーノは即座に手を翳し、魔法陣を展開した。

よってメルバの攻撃は防がれる。

ガルラは頭部から熱線を発射する。

 

「レイジングハート!」

〈ラウンドシールド!〉

 

なのははラウンドシールドを展開し、ガルラの攻撃を防ぐ。

 

「怪獣が2体同時に出てくるなんて・・・!」

「しかも強い!一筋縄じゃいかない!」

 

なのはとユーノは今の戦況に苦心する。

その時、再び別の獣の咆哮が響き渡る。

なのはとユーノは辺りを見渡すと、メルバの横に時空の歪みが発生する。

 

「また歪みが!?」

「まさか!?」

 

なのはとユーノはガルラが現れた時の事を思い出す。

ガルラが現れた時、時空の歪みから現れた。

それを考えると冷や汗が滲み出る。

予想通り、時空の歪みから鎧のような皮膚を持つ怪獣が現れる。

その怪獣の名は超古代怪獣ゴルザ。

モンゴル平原地底から現れた『大地を揺るがす怪獣』と呼ばれた古代怪獣である。

メルバ同様、光のピラミッドに隠されているティガを含む3体の巨人像を破壊し始めるが、破壊を免れたティガに返り討ちに遭われ、退けられる。

 

「ふぇぇっ!?」

「次から次へと!」

 

なのはとユーノはゴルザの登場により、窮地に陥れる。

メルバやガルラだけでも苦しんでるのに、更にゴルザまで加わったら一溜りもない。

ゴルザはなのはとユーノを叩き潰そうと右腕を振り下ろす。

なのはとユーノはゴルザの攻撃を躱す。

 

〈ディバインバスター!〉

「ディバイン・・・バスター!」

 

なのははゴルザに向けて、ディバインバスターを放つ。

しかし、ゴルザはディバインバスターを吸収する。

 

「そんな!?」

 

ゴルザはなのはに超音波光線を放つ。

なのはの前にユーノが出て、シールドを展開する。

なのはもラウンドシールドで二重に防ぐ。

よってゴルザの超音波光線は防がれたが、攻撃を止む様子はない。

その後、メルバは目から光線を放ち、ガルラは頭部から熱線を放つ。

なのはとユーノの防御壁はもう持たず、破られる。

 

「きゃあぁぁぁぁぁっ!!!」

「うわあぁぁぁぁぁっ!!!」

 

なのはとユーノはゴルザとメルバとガルラの同時攻撃により、地に伏せられる。

ゴルザはなのはとユーノを踏み潰そうと足を上げる。

なのはとユーノはもうダメだと思い、目を瞑る。

その時・・・

 

「うぉおらあぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!」

 

なのはとユーノを踏み潰そうとしたゴルザが突然吹き飛ばされて、ガルラに衝突する。

よってゴルザはガルラと共に倒れる。

 

「・・・ふぇ?」

「・・・一体・・・何が・・・?」

 

なのはとユーノは見上げると、3体の巨人の後ろ姿を目に捉える。

 

「危なかったな?お前ら。」

 

ゼロはなのはとユーノの方に振り向き、無事を確認した。

なのはとユーノは右から順番にセブン、ゼロ、初代ウルトラマンへと見渡す。

その後、最後に目に映った初代ウルトラマンを見て驚く。

 

なのは「ユーノ君!」

ユーノ「もしかして!?」

 

初代ウルトラマンはなのはとユーノの様子を見て、重々しく頷いた。

 

「なんだ?知り合いかよ?」

「別の宇宙の地球でな。その話は後にする。」

「あぁ。今は・・・」

 

ゼロと初代ウルトラマンとセブンは3体の怪獣の方に振り向く。

ゴルザとガルラは起き上がり、メルバもゴルザとガルラと合流する。

 

「こいつらだ!」

「あぁ!」

「うむ!」

 

ゼロと初代ウルトラマンとセブンはゴルザとメルバとガルラとの戦闘のために身構える。

ゴルザとメルバとガルラはゼロ達が構えるのを見て、即座に襲い掛かる。

 

「いくぞ!セブン!ゼロ!」

「あぁ!」

「ブラックホールが吹き荒れるぜ!」

 

ゼロと初代ウルトラマンとセブンもゴルザたちが走り出すと、迎え撃つように走り出す。




『ウルトラマンゼロ&プリキュアオールスターズ』の時もそうだけど、ゴルザの出現率高いな、自分で執筆しといて・・・
・・・まぁ、それは兎も角、次回は早速ですがゴルザたちとの決着をつけようと思います。


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超古代怪獣との決戦

伝え忘れましたが、プリキュアやウルトラマンが多いので、何人かだけ登場します。


管理世界・デントで謎の神殿を発見したなのはとユーノ。

その突如、時空の歪みが発生し、プリキュアの世界のバラージ王国に放り込まれてしまう。

ミッドチルダへ帰る方法を模索するが、その時にゴルザ、メルバ、ガルラが現れる。

絶体絶命の危機に陥ったなのはとユーノだが、ゼロ、初代ウルトラマン、セブンが現れ、危機一髪助かった。

ゼロと初代ウルトラマンとセブンはゴルザとメルバとガルラに立ち向かう。

その頃、トランプ共和国で時空の歪みから怪獣、つまり、メルバが現れた事を知り、城内は騒然としていた。

 

「ほのか、シンさん見つけた?」

「ううん。会ってないよ。もしかしたら、すでに怪獣を追っていたかも。」

「恐らくそうですね。」

 

城内でシンを探している女の子が3人。

 

彼女達はふたりはプリキュアMAX HEARTのキュアブラックこと美墨なぎさ、キュアホワイトこと雪城ほのか、シャイニールミナスこと九条ひかりである。

彼女達はドツクゾーンとの激闘を繰り広げ、その主であるジャアクキングとの死闘の末、勝利したプリキュアの一組である。

他にもふたりはプリキュアSPLASH STARのキュアブルームこと日向咲、キュアイーグレットこと美翔舞。

YES!プリキュア5GOGOのキュアドリームこと夢原のぞみ、キュアルージュこと夏木りん、キュアレモネードこと春日野うらら、キュアミントこと秋元こまち、キュアアクアこと水無月かれん、美々野くるみ。

フレッシュプリキュアのキュアピーチこと桃園ラブ、キュアベリーこと蒼乃美希、キュアパインこと山吹祈里、キュアパッションこと東せつな。

ハートキャッチプリキュアのキュアブロッサムこと花咲つぼみ、キュアマリンこと来海えりか、キュアサンシャインこと明堂院いつき、キュアムーンライトこと月影ゆり。

スイートプリキュアのキュアメロディこと北条響、キュアリズムこと南野奏、キュアビートこと黒川エレン、キュアミューズこと調辺アコ。

スマイルプリキュアのキュアハッピーこと星空みゆき、キュアサニーこと日野あかね、キュアピースこと黄瀬やよい、キュアマーチこと緑川なお、キュアビューティこと青木れいか。

ドキドキ!プリキュアことキュアハートこと相田マナ、キュアダイヤモンドこと菱川六花、キュアロゼッタこと四葉ありす、キュアソードこと剣崎真琴、キュアエースこと円亜久里。

ハピネスチャージプリキュアのキュアラブリーこと愛乃めぐみ、キュアプリンセスこと白雪ひめ、キュアハニーこと大森ゆうこ、キュアフォーチュンこと氷川いおな。

Go!プリンセスプリキュアのキュアフローラこと春野はるか、キュアマーメイドこと海藤みなみ、キュアトゥインクルこと天ノ川きらら、キュアスカーレットこと紅城トワ。

魔法つかいプリキュアのキュアミラクルこと朝比奈みらい、キュアマジカルこと十六夜リコ、キュアフェリーチェこと花海ことは。

キラキラ☆プリキュアアラモードのキュアホイップこと宇佐美いちか、キュアカスタードこと有栖川ひまり、キュアジェラートこと立神あおい、キュアマカロンこと琴爪ゆかり、キュアショコラこと剣城あきら、キュアパルフェことキラ星シエル。

そして、忘れてはならない幻の戦士キュアエコーこと坂上あゆみがいる。

彼女達もどんな困難も諦めずに恐ろしい敵に立ち向かってきた伝説の戦士である。

 

「全く!恋する乙女6人を置いてくなんて!帰ってきたらとっちめてやるっしゅ!」

「うんうん!異議なしナリ!」

 

えりかは頬を膨れながら言う。

咲も同意する。

 

「ふぇぇっ!?(////)」

「さ、咲さん!?えりかさん!?(////)」

「恋する乙女って何言ってるのよ!?(////)」

 

ほのか達は顔が赤くなり、リコは代表して文句を言う。

 

「やれやれ・・・散々からかわれてるわ・・・」

「あ、あははは・・・」

 

そんな光景を黒のショートヘアーの少女は呆れた表情で見て、もう1人の黒髪のポニーテールの少女は苦笑いしながら見る。

前者の少女の名前は新真理奈。

ベローネ学院中等部2年桃組の生徒で、科学者志望。

河童山でゼロ、ふたりはプリキュアMAX HEART、ハピネスチャージプリキュアと遭遇した時、ウルトラマンティガとなって共闘したが、ルルイエでの戦いで変身する力を失う。

後者の少女は新まのん。

今説明した真理奈の妹で、ベローネ学院中等部1年桃組。

剣崎真琴を憧れており、アイドルを目指す。

開拓島・ノルンでティガとなった真理奈を助ける為、パートナーであるクルルの力によってキュアエレメントに変身する。

 

「それにしても、せつな。結局時空の歪みの原因は分からないままなの?」

「えぇ。ウエスターとサウラーが全力で調べてるけど、まだ原因がつかめてないの。」

 

真理奈はせつなに時空の歪みの原因について聞いてみるが、まだ分からない状態だった。

 

(トランプ共和国から帰った後、ダニエルに相談するかね・・・)

 

真理奈は今後の事を考える。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ゼロはゴルザを、初代ウルトラマンはガルラを、セブンはメルバを交戦する。

ゴルザは自分の体を球体状にして、ゼロに体当たりする。

 

「同じ手が通用するかよ!」

 

ゼロはゴルザの体が宙に浮いているタイミングを見計らって、頭上に蹴り飛ばす。

ゼロはゴルザの元へ飛び、ゴルザを追い越して、オーバーヘッドキックの要領で地上に叩き落す。

地上に叩き落されたゴルザはよろよろとよろめきながら立ち上がる。

ゼロは着地し、ゴルザの元へ走り出す。

ゴルザは超音波光線を発射するが、ゼロはゴルザの攻撃を躱し、頭部に跳び蹴りする。

ゴルザはゼロの攻撃に怯む。

初代ウルトラマンはガルラの尻尾攻撃を躱し、ガルラの腹部に跳び蹴りする。

ガルラは初代ウルトラマンの攻撃により、後退る。

ガルラは初代ウルトラマンに熱線を放つ。

初代ウルトラマンはガルラの熱線を躱し、八つ裂き光輪を放つ。

しかし、初代ウルトラマンの八つ裂き光輪はガルラの体が真っ二つになることなく、粉々になる。

初代ウルトラマンは続けてスぺシウム光線を放つ。

だが、ガルラは初代ウルトラマンのスぺシウム光線を受けても平然としている。

 

「この硬さ、Q星で戦ったキーラを上回るか・・!」

 

ガルラは初代ウルトラマンに尻尾で攻撃する。

初代ウルトラマンはガルラの尻尾を受け止め、その尻尾でガルラを叩き付ける。

それでも、ガルラ自身は平然としたままである。

セブンはメルバにエメリウム光線を放つ。

メルバはセブンの攻撃に対し、上空に飛んで躱す。

セブンはメルバの追い、飛翔する。

メルバは急旋回して、セブンに光線を放つ。

セブンはメルバの光線を躱し、アイスラッガーを手に持ち、構える。

メルバも腕の鋏を構える。

セブンとメルバはぶつかり合うが、メルバの腕が斬り落とされる。

セブンはメルバにアイスラッガーを投げる。

メルバはこのまま飛翔し続け、アイスラッガーを避ける。

 

セブン「逃がさん!」

 

セブンはウルトラ念力でアイスラッガーをコントロールし、メルバを追う。

メルバはセブンのアイスラッガーから逃げ続けるが、どんどん追い詰められ、ついにメルバの翼が切断され、そのまま地上に墜落する。

セブンも地上に降り立ち、メルバの方に振り向く。

メルバは覚束ない足取りで立ち上がる。

セブンはメルバにワイドショットを放つ。

メルバはセブンの光線を受け、爆散される。

ガルラは額から熱線を放つ。

初代ウルトラマンは八つ裂き光輪で熱線を防ぎ、そのままガルラに飛ばすが、ガルラのパンチによって砕け散る。

 

「ユーノ君!」

「うん。分かってる!」

 

ユーノはなのはの背後に回り、足元に緑の魔法陣を出す。

そして、なのははレイジングハートをガルラに向けた後、ピンクの魔法陣を出し、ブラスタービットを召喚する。

レイジングハートとブラスタービットの先端にピンクの光が収束し始める。

 

〈スターライトブレイカー!〉

「ユーノ君のブースト魔法を加えて、周囲の魔力を収束・・・」

 

レイジングハートとブラスタービットの先端のピンクの光が強く大きくなる。

 

「全力・・・全開!スターライト・・・ブレイカー!!」

 

なのははレイジングハートを頭上に挙げた後、ガルラに向けて振り下ろす。

すると、レイジングハートとブラスタービットの先端のピンクの光が某ロボットアニメの巨大砲のような光線を放つ。

ガルラはなのはの攻撃により、くの字のように吹き飛ばされる。

ガルラ自身はダメージがないものの、背中から倒れる。

初代ウルトラマンはなのはとユーノの方に振り向き、重々しく首を縦に振る。

 

「ウルトラマンさん!」

「今です!」

 

初代ウルトラマンはガルラの方に振り向く。

ガルラは立ち上がり、初代ウルトラマンを襲う。

初代ウルトラマンはガルラにウルトラアタック光線を放つ。

ガルラは初代ウルトラマンの光線を受け、動きが止まる。

初代ウルトラマンは腕を×の字にした後、ガルラが木っ端微塵になる。

 

「やったぁー!」

「よし!」

 

なのはとユーノは初代ウルトラマンの勝利に喜ぶ。

初代ウルトラマンはなのはとユーノに振り向き、人差し指と中指を立てた敬礼で応える。

なのはとユーノも初代ウルトラマンに応えるように敬礼する。

 

「あのガキどももやるな?こっちも負けてられねぇぜ!」

 

ゼロはなのはとユーノを見た後、すぐにゴルザの方に振り向き、走り出す。

ゴルザは超音波光線を発射する。

ゼロは光線を擦り抜け様に躱し、ゼロスラッガーをゼロツインソードに変形させる。

 

「俺のビッグバンは・・・もう、止められないぜ!」

 

ゼロは地面を蹴り、ゴルザに向かって飛翔する。

そしてゼロツインソードでゴルザを切り裂く。

よってゴルザは真っ二つに切り裂かれ、そのまま爆散される。

 

「へへっ!決まったぜ!」

 

ゼロはゴルザが爆散した所に振り向き、指を指して決める。

戦いを終えた後、ゼロと初代ウルトラマンとセブンは人間の姿に戻り、なのはとユーノの元に着く。

 

「ハヤタさん!会いたかったです!」

「なのはちゃん、久しぶりだな。ユーノ君も。」

「またお会いできてよかったです。」

 

なのははハヤタと対面した後、ハヤタに抱きつく。

ハヤタはなのはの頭を優しく撫でる。

ユーノはハヤタとの対面に喜びの表情を浮かべる。

その後、ハヤタはシンとダンになのはとユーノを紹介する。

そして、なのはとユーノがプリキュアの世界に来た経緯と、今のプリキュアの世界で起こった事象を説明した。

 

「じゃあ、僕達がいる場所はプリキュアっていう女の子達がいる世界に来て、その世界で次々と怪獣達が現れ、そして、今の僕達はミッドチルダに帰りたくても時空の歪みが原因で帰れなくなってしまったってことですね・・・?」

「あぁ。ゼロの力を持ってしても元の世界に戻れなくなったんだ。」

「どうしよう・・・私達の知ってる地球じゃなかったら、アリサちゃんやすずかちゃんが作ってくれた転送装置もないよ・・・」

 

ユーノとなのははシン達から状況を聞いて、大いに悩む。

今いる妖精の世界は真理奈の母、新真奈美が作った『ディメンジョンゲート』によって地球、曰く、人間の世界と繋がっているが、そこにはなのはとユーノが知る地球ではないし、海鳴市という町も存在しない。

しかも2人がいるのは別の地球なら時空管理局に連絡が取れないのも納得する他ないのだ。

 

「とりあえず、仲間のトコに行こうぜ。考えるのはそれからでいいだろ?」

 

シンはなのはとユーノにそう言う。

なのはとユーノはシンの言う通りにし、トランプ共和国へ向かうことになった。

尚、シンとハヤタとダンは予めシンが持っていた魔法の手紙の力で魔法の絨毯となり、それに乗って戻ることにした。

 

「ところでよ、お前らウルトラマンの事、知ってるみてぇだが、どこで会ったんだ?」

 

シンはなのはとユーノにハヤタと出会った経緯について聞いた。

 

「あ、はい。実は・・・」

 

なのははシンとダンにハヤタと、つまり初代ウルトラマンと会った経緯を説明する。




次回は回想シーンですが、宇宙人が出ます。


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初代ウルトラマンとの邂逅

長い回想ですが、ご拝見を。


バラージ王国にゴルザとメルバとガルラが現れ、なのはとユーノは窮地に追い込まれる。

その時、なのはとユーノのピンチから救ったのはゼロと初代ウルトラマンとセブンだった。

ゼロはゴルザを、初代ウルトラマンはガルラを、セブンはメルバを対峙する。

ゴルザとメルバとガルラを討伐した後、なのはとユーノとコンタクトする。

トランプ共和国に向かっている最中、シンとダンはなのはとユーノから初代ウルトラマンとの邂逅について聞いた。

 

~~~~~回想~~~~~

 

なのはとユーノがハヤタ、つまり初代ウルトラマンと邂逅したのはPT事件が解決してから1ヶ月経った頃、つまり、なのはとユーノが時空の歪みによって幼くなった時と同じ姿だった時の事である。

なのはがある少女との再会を信じて、ユーノによるコーチで魔法の練習をした時、謎の光に包まれ、何処かへ消えてしまった。

なのはが目を覚ました時はどことも知れない怪しい部屋だった。

 

「ここは・・・どこ・・・?」

 

なのはは周囲を見渡すが、誰もおらず、何かの装置のようなものがポツリと置いてあるだけだった。

この時になのははユーノがいないことに気付く。

 

「ユーノ君?ユーノ君、どこ?」

「ユーノ君の事は心配いらない。」

 

なのははどこからか声が聞こえ、もう一度周囲を見渡す。

すると装置の近くに黒くずんぐりとした体と耳の尖った悪魔のような顔をした何者かが現れた。

その正体は悪質宇宙人メフィラス星人である。

フジ・アキコ隊員の弟サトルに『地球人の心への挑戦』と称して地球を売り渡す要求を行なった宇宙人である。

要求を断られた挙句、初代ウルトラマンと戦うも、地球人の心に負け、退散される。

なの、このメフィラス星人はその時のメフィラス星人とは別人である。

 

「あっ!?」

「驚かしてすまなかったね?私はメフィラス星人フェレス。ここは私の円盤の中だ。ユーノ君はこことは別の部屋に居座ってもらってるよ。」

 

なのははレイジングハートの力でセットアップしようとするが、何の反応もなかった。

 

「私は暴力は嫌いでね。君のデバイスの機能を停止させてもらったよ。」

「そんな・・・」

 

なのははレイジングハートがフェレスによって機能を停止されたことを知ってショックを受ける。

なのははフェレスに対する警戒心を強くした。

 

「落ち着きたまえ。先も言ったように危害を加えるつもりはないのだ。ただ、君に話がしたいだけでね。」

 

フェレスはなのはを宥めた後、なのはにこの部屋に連れてきた理由を話す。

 

「私は数多くの宇宙に渡り、君達が住んでいる地球で次元を揺るがす程の事件が起きているのを知った。そして、君のお友達と共にその事件を解決したことも知った。その功績は称えるべきだろう。しかし、今の君は地球には存在しない力を持っている。そんな君を時空管理局が放っておくはずがない。場合によっては君のお友達のように犯罪者になってしまうだろう。」

 

フェレスの言う通り、なのはが持つ魔力は地球にはない力だ。何時までも地球にいさせるわけにはいかないだろう。

 

「そこでだ。私は君をそうならないように、地球とは別の世界で活動できるよう導こう。別の部屋にいるユーノ君も話しておく。」

 

なのははフェレスの言ったことに驚く。

フェレスが言うには地球から離れろと言っているのだ。

 

「どうだね?私と共に別の世界で数多くの事件を解決してみないかな?」

「そんなの嫌です!」

 

なのははフェレスの要求を拒否する。

 

「そうだろうね?君が生まれ育った星を見捨てるはずがない。しかし、これをご覧?」

 

フェレスはなのはが自分の要求を拒否することをお見通しだったのか、装置を操作し、周囲の空間を変える。

なのはが見たのは地球人が火星へと移り、新たな基地を建て、防衛チームの活動を行なっている光景、そして、広大な宇宙に進出し、資源の輸送や惑星開拓を行なっている光景である。

 

「宇宙は無限に広く、しかも素晴らしい。今見せた映像の他にも怪獣と一緒に暮らしている惑星もあり、地球と他の惑星と平和条約を結んだ惑星もある。君は魔導士だ。私と共に大宇宙に進出すれば、君の才能を人間の何倍、何百倍も引き延ばすこともできる。他の望みも思うがままだ。私にはそれを実現できるだけの力がある。どうだね?この星から離れて、全宇宙の救世主にならないかね?」

 

フェレスはなのはにそう言う。

 

「お断りします!」

 

なのははフェレスの申し出を断る。

フェレスは不機嫌の表情になりながら、元の空間に戻し、なのはに尋ねる。

 

「聞き分けのない子だね?何故私と共に宇宙に出ると言えんのだ?私と共に宇宙に出れば、望みさえすれば罪無き者たちを救えるのだぞ?さらに言えば罪を犯した馬鹿どもを裁き、平和な世界に成り立つこともできるのだぞ?それでも断るというのか?」

「私とユーノ君だけ地球から離れて強くなったって、誰よりも長生きしたって、全然嬉しくもありません!それに私は、私が住んでいる地球は大切なお友達が帰ってくるのを待ってるんです!その子を裏切るようなことなんてできません!それだけじゃありません!地球には私の友達がいるし、家族もいるんです!私がその人達から離れ離れになってから心配してくれました!そんな人たちを見捨てるなんて絶対に嫌です!」

 

なのははフェレスの申し出を断る理由を述べる。

 

「・・・ほざくな!」

 

フェレスは逆上し、なのはを一瞬に消し去った。

なのはは無重力空間の部屋に移動されている。

 

「なのは!」

 

なのはは近くに声が聞こえ、そちらに振り向くと、ユーノがいた。

そのユーノは人間の姿になっていた。

 

「ユーノ君!」

 

なのははユーノがいたことに喜びの表情に変わる。

その時、無重力空間の部屋の窓の向こうからフェレスの声が聞こえる。

 

「私を怒らせたな!?私はあらゆる手で欲しいものを手に入れてきた!見るがいい!」

 

フェレスは装置を操作し、なのはとユーノに映像を見せる。

なのはとユーノが見たのは何もない月の上である。

その月面に両手に鋏を持ち、セミのような顔をした宇宙人がいた。

その正体は宇宙忍者バルタン星人である。

分身能力や脱皮による復活等、忍者のような多彩な能力を持つ宇宙人である。

20億3000万の仲間と共に地球を侵略しようとした。

 

「なにあれ!?」

「あれも宇宙人なのか!?」

「彼はバルタン星人。何度か地球侵略を行なってきた宇宙人だ。私が命令するだけで地球を制圧することも可能だ。君が住んでいる地球は君の返事にかかっている。なのは君、今からでも遅くはない。隣にいるユーノ君と共に地球から離れ、殺戮や略奪を行なう愚か者どもを制裁すると言うんだ!」

 

フェレスはなのはに要求を申し続ける。

 

「いやです!私の大切な場所を離れるわけにはいきません!それに、仲間の宇宙人を利用して地球を侵略する、そんな脅迫をするあなたを許すことなんてできません!」

 

フェレスはなのはの返答に増々不機嫌になる。

その時、円盤内が揺れ始めた。

 

「ふぇっ!?」

「なに!?」

「な、何事だ!?」

 

フェレスは装置を操作し円盤の外の映像を流す。

なのはとユーノ、そしてフェレスが見たのはバルタン星人の前に怪光を放った赤い球体がゆっくりと下りていく所である。

そして、その赤い球体が眩しいぐらいの光を放つ。

すると、その光から初代ウルトラマンが現れた。

 

「な、なにぃっ!?ウルトラマン!?この宇宙に来ていたとは!?」

「ウルトラマン?」

 

なのはとユーノはフェレスの口から発した言葉に首を傾ける。

初代ウルトラマンはバルタン星人に対して身を構え、その直後に走り出す。

バルタン星人は忽ちのうちに分身を作る。

 

「フアッハッハッハッハッ!いくらウルトラマンと言えども、これだけの数では太刀打ちできまい!」

 

フェレスは今の戦況を見て、勝ち誇っている。

初代ウルトラマンは一体のバルタン星人に八つ裂き光輪を放ち、そのバルタン星人を爆散させる。

しかし、バルタン星人は数え切れないほど多く、しかも分身を繰り返している。

 

「頑張って!ウルトラマン!」

 

なのはは無数のバルタン星人を前に劣勢に追い詰められているように見える初代ウルトラマンに感情の迸るままに叫ぶ。

すると初代ウルトラマンはなのはの声が聞こえたのか、一層力が漲ったみたいに胸を張った。

バルタン星人は鋏から光弾を放つが、初代ウルトラマンはウルトラバリヤーで防ぐ。

接近してくる他のバルタン星人をチョップ、キックをお見舞いする。

その後、初代ウルトラマンはスぺシウム光線で周囲のバルタン星人を一人残らず全滅させる。

初代ウルトラマンがスぺシウム光線の発射を終えた時はもうバルタン星人はいなくなった。

 

「バ、バカな!?あれだけのバルタンを全滅させただと!?」

 

フェレスは今の光景に驚きを隠せなかった。

 

「す、すごい・・・」

「あれだけの数を・・・」

 

なのはとユーノも開いた口が塞がらなかった。

 

「メフィラス星人フェレス。これ以上の申し出は無意味だ。お前は負けたのだ。彼女の強い心に。」

 

初代ウルトラマンはフェレスにそう言う。

フェレスはしばらく沈黙し、無重力空間の部屋にいるなのはの方に振り向く。

なのはの目は誰にも屈することない眼差しをしていた。

フェレスは初代ウルトラマンへの映像の方に振り向く。

 

「フフフ、どうやらそのようだね。地球人以上の力を見せても彼女は断固拒否し続けました。なのは君が何故、次元を揺るがす程の事件を解決できたのか、たった今、それが分かった気がする。2人を元の場所に戻そう。」

 

なのはとユーノはフェレスの言葉を聞いて、喜びの表情に変わる。

 

「なのは君。ユーノ君。一つだけ忠告します。君達が住んでいる地球に大いなる闇が潜んでいます。その闇は滅亡は決して避けられぬ運命。ですが、君達のその諦めない精神が運命を覆すことができるかどうか、宇宙の果てから見守らせてもらうよ・・・さらばだ。」

 

フェレスは装置を操作する。

すると無重力空間の部屋にいたなのはとユーノが消え去った。

なのはとユーノが目を開いた時は、元居た公園だった。

ユーノの姿はフェレットになっていた。

 

「私達、助かったの?」

「そうみたいだね・・・」

 

なのはとユーノは互いに見つめ合う。

 

「二人とも、よく頑張ったな。」

 

なのはとユーノは声がした方に振り向く。

そこにはハヤタ・シンがいた。

 

「あなたは?」

 

なのははハヤタに尋ねる。

 

「ウルトラマン。地球での名はハヤタだ。」

 

その後、なのはとユーノはハヤタの地球での活動と、M78星雲・光の国について聞き、しばらく経った後、ハヤタは地球から離れようとしていた。

 

「ハヤタさん。もう行っちゃうんですか?」

「我々、ウルトラ一族の使命は宇宙のバランスを保つことだ。どこかでバランスが崩れれば、この地球も影響を及ぼす。」

 

なのはとユーノはハヤタとの別れに落ち込む。

 

「心配することはない。そばにいなくても、姿が見えなくても、私達は繋がっている。」

 

ハヤタはポケットから赤い石を出し、なのはに渡す。

なのはとユーノはその石を眺める。

 

「これは?」

「ウルトラの星だ。私と君達の絆の証だよ。」

 

ハヤタはなのはに渡した赤い石をウルトラの星だと教える。

 

「また会おう。なのはちゃん。ユーノ君。」

 

ハヤタはベーターカプセルを頭上に掲げボタンを押す。

よってハヤタは初代ウルトラマンに変身し、宇宙の彼方へと去って行った。

 

「ウルトラマーン!さようならー!」

 

なのはは宇宙の彼方へ去った初代ウルトラマンに別れの言葉を言う。

 

~~~~~回想終了~~~~~

 

なのはとユーノはシンとダンに初代ウルトラマン基いハヤタとの出会いを語った。

 

「そんなことがあったのか・・・」

「よく信念を曲げなかったな。よく頑張ったぞ。」

「あ、いえ・・・」

 

なのははダンに褒められ、照れる。

 

〈マスター。20km先に時空エネルギーを感知しました。〉

「えっ!?もしかしてさっきのような時空の歪みが!?」

「とにかく行ってみようぜ。」

 

シン達はトランプ共和国へ直行する。




次回はなのはシリーズの2つの作品のあの4人が出ます。


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二つの力を一つに

今回はあの4人だけでなく、あのウルトラマンも登場します。


なのはとユーノとハヤタとの出会い、それはPT事件解決後、メフィラス星人フェレスの対面がきっかけだった。

フェレスはなのはとユーノを地球から離れ、フェレスと共に宇宙へ出ようと誘う。

なのははフェレスの誘いを断り、その直後、月面で待機させたバルタン星人の前に初代ウルトラマンが現れる。

初代ウルトラマンは単身、バルタン星人を薙ぎ倒し、フェレスに説得する。

フェレスはなのはの心に負け、なのはとユーノを地球に帰した。

その地球でハヤタと出会う。

これがなのはとユーノが語った邂逅である。

なのはとユーノが初代ウルトラマンとのファーストコンタクトを話した頃、トランプ共和国郊外で時空の歪みが生じている。

規模は小さいが、2ヵ所捻じれ始めた。

その2ヵ所の捻じれから緑と赤のオッドアイをした金髪の少女と、青と紺のオッドアイをした碧銀のツインテールの少女と、1本のアホ毛が伸びている茶髪のショートヘアーの少年と、白の衣服に青のスカートを着ているロングヘアーの少女、それからペンダントのような物体が現れた。

まず一番最初の少女は高町ヴィヴィオ。

ジェイル・スカリエッティの手で生まれた先代の聖王オリヴィエ・ゼーゲブレヒトのクローンである。

JS事件解決後、なのはの養子として迎えられた。

次なる少女はアインハルト・ストラトス。

シュトゥラ王国の国王である覇王イングヴァルトの末裔でDSAA格闘競技・U15のチャンピオンである。

先祖の想いに縛られていたが、ヴィヴィオとの模擬戦で吹っ切れた。

そして、次の少年はトーマ・アヴェニール。

ヴァイゼンの鉱山町の事件により、天涯孤独になった少年である。

ECウイルスによりエクリプスドライバーとなる。

続いての少女はリリィ・シュトロゼック。

ルヴェラ鉱山遺跡の研究施設で実験台にされた生命体型リアクトプラグである。

トーマと初めて会った時は言葉を発することができなかったが、トーマを助ける際に言葉を発することができるようになった。

最後はスティード。

旅のサポートを担っていたトーマのインテリジェントデバイスである。

人格型AIの中で自律性が高く、撮影と観測ができる。

 

「うぅ・・・アインハルトさん、大丈夫ですか?」

「はい。大丈夫です。」

〈トーマ、リリィ。大丈夫ですか?〉

「あ、あぁ。」

「大丈夫。」

 

ヴィヴィオはアインハルトを、スティードはトーマとリリィを心配する。

アインハルトとリリィは大丈夫だと告げる。

宙に浮いているウサギのぬいぐるみやアインハルトの肩に乗っている子猫もヴィヴィオとアインハルトの事を心配しているが、ヴィヴィオ達は大丈夫だと告げる。

ただし、そのぬいぐるみと子猫は、玩具でも生き物でもなく、元々はデバイスである。

ウサギのぬいぐるみのようなデバイスはクリスことセイクリッドハート。

子猫のようなデバイスはティオことアスティオンである。

その時、ヴィヴィオとアインハルトはトーマとリリィが、トーマとリリィがヴィヴィオとアインハルトがいることに気付く。

 

「あっ!トーマ!リリィ!」

「ヴィヴィオ!アインハルト!」

 

ヴィヴィオとアインハルトはトーマとリリィの元に駆け付ける。

 

「2人とも、どうしてここに!?」

「こっちが聞きたいよ~!」

 

ヴィヴィオ達とトーマ達が突然現れたことに戸惑いを隠せなかった。

 

「確か、私とヴィヴィオさんは来年のインターミドルに備えて、ナカジマジムから帰る途中・・・」

「そしたら、いきなり目の前がぐにゃぐにゃして、いつの間にかここに・・・」

 

ヴィヴィオとアインハルトはプリキュアの世界に来るまでの経緯を話す。

 

「俺もリリィと一緒に別の管理世界に旅をして・・・」

「もうすぐ町に着くと思ったら、急に目の前が歪んで・・・」

 

トーマとリリィもプリキュアの世界に来るまでの経緯を話す。

 

「あ~ん!やっぱり、さっぱり分かんな~い!」

 

ヴィヴィオは混乱する。

その時、トーマとリリィの目の前に突然、黒い本が現れる。

黒い本の正体は銀十字の書。

リアクターであるシュトロゼックとセットになっているストレージデバイスである。

古代ベルカの魔導書をベースに作られており、誓約者の守護と敵性対象を排除するための武器管制システムを司っている。

 

「おわっ!?銀十字!?」

「どうしたの?」

〈付近に巨大生物の接近を確認。〉

 

銀十字の書がそう告げると、近くの海に巨大な影が現れる。

海が水しぶきをあげた直後、鋭利な爪と角と棘が先端の瘤に生えた尻尾を備えた怪獣が現れた。

その怪獣の名が宇宙凶険怪獣ケルビム。

日本海に潜伏した別個体が産み落とした卵から生まれた宇宙怪獣である。

遠距離では火球、中距離では尻尾攻撃、近距離では爪と角による攻撃でメビウスを苦しめる。

 

「えぇ~っ!?」

「でかっ!?」

 

ヴィヴィオ達はケルビムの登場に驚く。

ケルビムはヴィヴィオ達に向けて弾道エクスクルーシブスピットを放つ。

 

「キャアァァァァァァッ!!!!」

「うわあぁぁぁぁぁぁっ!!!!」

 

ヴィヴィオ達はケルビムの攻撃により爆風で飛ばされる。

 

「セ、セイクリッドハート!セットアップ!」

「アスティオン!セットアップ!」

「リアクト!」

「オン!」

 

4人はケルビムの攻撃で吹き飛ばされながらも、それぞれのデバイスで変身する。

ヴィヴィオの体型が大人になり、私服も白と紺を基調としたジャケットへと変わる。

アインハルトもヴィヴィオのように体型が大人になり、薄い緑を基調としたジャケットを纏う。

リリィは私服から白を基調とした女性魔導士のような衣装へと変わり、トーマは全身がタトゥーだらけになり、黒い鎧のようなジャケットを纏う。

リリィはトーマと寄せ合うと、トーマの中に入っていった。

3人は見事に着地し、ケルビムの方に見る。

 

「大丈夫か、みんな!?」

「うん、平気!」

「大丈夫です!」

『!来るよ!』

 

ケルビムはトーマ達に尻尾で攻撃する。

トーマ達はケルビムの攻撃に対し、回避する。

 

「ソニックシューター!」

〈シルバースターズ、ハンドレッドミリオン〉

 

ヴィヴィオは虹色の魔力弾を発射し、トーマは銀十字の書の無数のページからエネルギー弾を発射する。

2人の攻撃がケルビムに命中し、怯ませる。

ケルビムは尻尾でアインハルトに攻撃する。

 

「覇王空破断!」

 

アインハルトはケルビムの尻尾に拳で弾き飛ばす。

ケルビムはその時の衝撃で自身の尻尾がケルビムを巻き付いてしまう。

ケルビムはそれによって身動きが取れなくなった。

 

「ナイスです!アインハルトさん!」

「ありがとうございます。」

「よし、このままいくぞ!」

 

トーマ達は勢いをつける。

ケルビムは自身の尻尾に巻き付かれながらも弾道エクスクルーシブスピットを放つ。

アインハルトはケルビムの火球を受け止める。

 

「覇王流・・・旋衝破!」

 

そして、アインハルトは受け止めた火球をそのままケルビムに投げ返す。

火球はケルビムの口に命中する。

ケルビムはそのまま倒れる。

 

「トーマ!」

「あぁ!」

 

ヴィヴィオは虹色の光を集約し、トーマは銃と剣が一つになった武器を構える。

 

「ディバインバスター!」

「シルバーハンマー!」

 

ヴィヴィオは虹色の魔力砲を放ち、トーマはエネルギー砲を放つ。

2人の攻撃がケルビムに命中し、ケルビムは爆散される。

 

「よし!」

『やった!』

 

トーマ達はケルビムを倒して勝利を収め、グッとガッツポーズをとる。

 

「でも、この世界はあのような生き物がいたなんて・・・」

「キャロさんのヴォルテールより大きかったよ・・・」

〈4時の方向に空間の乱れを感知。〉

 

ヴィヴィオ達は銀十字の書の知らせに驚く。

ヴィヴィオ達は銀十字の書が言った方向に振り向く。

そこには巨大な時空の歪みが発生していた。

その歪みから王冠のような角と巨大な鎌状の腕を持つ怪獣が現れた。

その怪獣の名は宇宙戦闘獣コッヴ。

根源的破滅招来体が地球に送り込んだ宇宙怪獣である。

ワームホールで池袋に降り立ち、大暴れしていた。

 

「えぇぇぇぇぇっ!!?」

「また怪獣が!?」

「今の歪みから出てきたという事は!?」

『さっきの怪獣も!?』

 

ヴィヴィオ達はコッヴの登場に驚く。

コッヴは頭部から光弾を発射する。

 

「下がって!」

 

トーマはヴィヴィオとアインハルトを下げらせ、銀十字の書のページで盾を作る。

よってコッヴの光弾はトーマの防御によって防がれる。

しかし、コッヴは攻撃を止める様子はなかった。

その時、ヴィヴィオ達の背後に空間の歪みが発生した。

 

〈後方より空間の乱れを感知。〉

「!?」

 

トーマはコッヴの攻撃を防ぎながら、ヴィヴィオとアインハルトは銀十字の書に言われて後ろに振り向く。

空間の歪みから山羊のような角をした怪獣が現れた。

その怪獣の名は宇宙雷獣パズズ。

コッヴ同様、根源的破滅招来体に送り込まれた宇宙怪獣である。

体から放つ電波で地球上の機械を狂わせたことがある。

 

「また怪獣が!?」

「そんな!?」

 

ヴィヴィオ達はパズズの登場に驚く。

パズズは角から電撃を発射する。

ヴィヴィオ達はパズズの攻撃に怯み、トーマの守りが薄くなってしまい、ついにコッヴの攻撃が炸裂される。

よってトーマはリリィとのリアクトが解除され、リリィは気絶してしまう。

 

「リリィ!?」

 

トーマはリリィを抱きかかえて呼びかけるが、目が覚める様子がなかった。

 

「アインハルトさん!大丈夫ですか!?」

「え、えぇ・・・グッ!?」

「アインハルトさん!?」

 

アインハルトは足を押さえながら痛がる。

ヴィヴィオはそんなアインハルトを見て、コッヴとパズズの同時攻撃を受けた時に捻挫したのだと気付いた。

トーマもアインハルト程、怪我はしてないが、ダメージは相当なものである。

コッヴはヴィヴィオ達に鎌を振りかぶる。

ヴィヴィオは即座に魔法陣でコッヴの鎌を防ぐ。

 

「ヴィヴィオ!?」

「無茶です!」

 

トーマとアインハルトはヴィヴィオの行動を止めようとするが、ヴィヴィオは気にする余裕もなく、守り続けている。

 

(昔の私はママを殺そうとしてた・・・でも、今の私は違う。私の拳は大切な人を守るための拳!だから、誰にも死なせはしない!)

 

ヴィヴィオは聖王のゆりかごでの戦いを思い出し、自分自身の決心を告げる。

パズズはヴィヴィオ達の背後から踏み潰そうとした。

その時、ヴィヴィオの周囲の時間が止まる。

 

「え?」

 

ヴィヴィオは今の状況に困惑する。

その瞬間、ヴィヴィオの前に光のリングが現れる。

 

「うわっ!?な、なになに!?」

 

ヴィヴィオは突然の事に動揺を隠せなかった。

 

 

 

 

 

光のリングがヴィヴィオの前に現れたと同時に、ハヤタの変身アイテムであるベーターカプセルが光り出す。

 

「!これは!?」

「ベーターカプセルが!?」

 

ハヤタのベーターカプセルから光の球が現れ、流星のごとく飛んでいった。

その現象が起きたのはハヤタのベーターカプセルだけではなかった。

トランプ共和国にいる真理奈の方も、石のままになったスパークレンスから光の球が現れ、城外から飛んでいく。

 

「お姉ちゃん、今のは!?」

「知らないよ!こんなの初めてだったのよ!」

 

真理奈はまのんにそう言いながら、バルコニーに顔を出す。

尚、とっくに見えなくなってしまったが・・・

 

 

 

 

 

その光はヴィヴィオがいた場所に向かっていった。

ヴィヴィオはその光に気付き、両腕で顔を覆う。

2つの光の球が光のリングに入り、光が強くなってヴィヴィオを包み込む。

その現象で周囲の時間が再び動き出し、それと同時にコッヴとパズズが吹き飛ばされる。

トーマとアインハルトは突然の光に顔を隠す。

光が治まって、二人は顔を隠した手を下ろす。

そして、二人が見上げると、初代ウルトラマンとウルトラマンティガが混ぜたような姿をしたウルトラマンを目視する。

その名はウルトラマンオーブ。

惑星O-50の出身であるクレナイ・ガイが変身するウルトラ戦士である。

オーブリングで2人のウルトラマンをフュージョンアップさせることで変身できる。

今のオーブの姿はスぺシウムゼぺリオンと呼ばれる形態で、初代ウルトラマンとティガの力をフュージョンアップさせることで、その姿になる。

 

「巨人!?」

「もしかして、ヴィヴィオさん!?」

 

トーマ達はオーブの登場に驚くが、アインハルトはオーブを見て、ヴィヴィオだと気付く。

驚いているのはヴィヴィオも同じである。

 

「え、えぇっ!?ど、どういうこと!?」

 

ヴィヴィオは何が何だかさっぱり分からない状態である。

コッヴとパズズはオーブを挟み撃ちするように襲い掛かる。




次回はゼロも参戦します。


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VSコッヴ&パズズ

このウルトラリリカルキュアファイトのオーブはオリジナル設定でヴィヴィオの技も加えられております。


トランプ共和国郊外で時空の歪みが発生し、その歪みから高町ヴィヴィオ、アインハルト・ストラトス、トーマ・アヴェニール、リリィ・シュトロゼックが現れる。

その直後、ヴィヴィオ達の前にケルビムが出現。

ヴィヴィオとアインハルトはバリアジャケットにセットアップし、トーマとリリィは戦闘防護服を装備してリアクトし、宇宙凶険怪獣ケルビムと対峙し、勝利する。

しかし、その束の間、宇宙戦闘獣コッヴと宇宙雷獣パズズが現れる。

コッヴとパズズに追い詰められて、絶体絶命の危機に遭うヴィヴィオ達。

そんな時、ヴィヴィオの前に光のリングが現れ、そのリングの力でヴィヴィオがウルトラマンオーブへと変わった。

コッヴとパズズはオーブを挟み撃ちにするように襲い掛かる。

コッヴは腕の鎌で斬りかかる。

オーブはこれを避けるが、パズズの突進により吹き飛ばされる。

 

「キャアッ!」

 

オーブはパズズの攻撃により、倒れる。

コッヴは頭部から光弾を、パズズは角から電撃を放つ。

 

「ヴィヴィオ!」

「ヴィヴィオさん!」

 

オーブはトーマとアインハルトの声を聞いて、コッヴとパズズの攻撃を後転で躱して起き上がる。

 

「負けられない!大好きな人達を守りたいんだ!」

 

パズズはオーブに電撃を放つ。

オーブはパズズの攻撃を躱し、回し蹴りでパズズの顔を蹴り飛ばす。

パズズはオーブの攻撃で怯む。

コッヴは腕の鎌でオーブを攻撃するが、オーブは悉く躱し、コッヴの腹に10発パンチを喰らわせる。

コッヴは負けずに再び鎌で攻撃する。

オーブは蹴りでコッヴの鎌攻撃を躱し、最後にコッヴの腹に蹴りを入れる。

コッヴはオーブの攻撃に怯みながらも、頭部の光弾で反撃する。

オーブはスペリオンシールドでコッヴの光弾を跳ね返す。

よってその光弾はコッヴ自身に受けられる。

パズズは角から電撃を放つ。

オーブは電撃を避け、オーブ水流をパズズに浴びせる。

すると、パズズの体に電流が走り、痺れ出した。

 

「凄い。まるで自分の技を知ってるみたいに・・・」

 

オーブは自分の手を見ながら、今までの戦いぶりに壮快する。

コッヴはオーブの背後を取り、鎌を振り被る。

 

(この姿なら、出来るかな?)

 

コッヴはオーブに鎌を振り下ろす。

 

「アクセル・・・スマッシュ!」

 

オーブはコッヴの攻撃に対し、振り向け様でヴィヴィオお馴染みの格闘技で受け止めた。

コッヴの腕の鎌は弾かれ、オーブはその隙を突いて懐に入り、コッヴの腹に連続パンチを繰り出し、最後に蹴り飛ばした。

コッヴはそのまま倒れる。

 

「イケる!」

 

ヴィヴィオは得意のストライクアーツがオーブの姿でも使えることに喜ぶ。

パズズはようやく痺れが治り、オーブを襲い掛かろうとする。

その時・・・

 

「うぉおぉぉぉぉらぁぁぁぁぁっ!!!!」

 

上空からゼロがウルトラゼロキックでパズズを蹴り飛ばした。

そして、ゼロは着地する。

 

「な、なんだ!?」

「巨人がもう一人!?」

 

トーマとアインハルトはゼロの登場に驚く。

それはヴィヴィオが変身したオーブも同じである。

 

「えぇっ!?誰!?」

「ん?見たことないウルトラマンがいるな?初めて見るタイプだぜ。」

 

ゼロはオーブを見て物珍しそうな事を言う。

 

「もう・・・いきなり飛び出さないでよ~・・・」

 

ゼロの前になのはが駆けつけてフゥっと溜息を吐く。

オーブとなったヴィヴィオとトーマとアインハルトは幼くなったなのはを見て驚く。

 

「えぇ~~~~~っ!!?」

「え、えぇっ!?なのはさん!?」

「ど、どうしてそんなに小っちゃく・・・!?」

「あーっ!トーマ!リリィ!アインハルトちゃん!それと・・・ゼロ、あのウルトラマンは?」

 

なのははトーマとリリィとアインハルトを見つけ、驚くものの、オーブがヴィヴィオであることを知らないなのははゼロにオーブの事を聞く。

 

「話は後だ。まずはこいつらからだ!行くぜ、そこのウルトラマン!」

「(ウルトラマン・・・?今なってる巨人さんの事かな?)う、うん。分かった!」

 

ゼロとオーブはコッヴとパズズに対して身を構える。

コッヴとパズズはゼロとオーブを襲い掛かる。

ゼロはパズズを、オーブはコッヴを相手にする。

パズズは電撃を放つが、ゼロはパズズの電撃を避け、腹に一蹴りし、ゼロスラッガーでパズズの角を斬り落とす。

パズズは角を失われたが、それでもめげずに尻尾で攻撃する。

 

「おぉっとぉっ!」

 

ゼロはパズズの尻尾を受け止め、そのまま振り回す。

オーブはコッヴの鎌攻撃を躱し、カウンターヒッターで反撃する。

コッヴはオーブの攻撃に怯むが、即座に頭部の光弾を放つ。

オーブはコッヴの攻撃に対し、ジャンプで躱して、コッヴの尻尾を掴み、振り回す。

オーブはそのままコッヴを放り投げる。

コッヴは地面に叩きつけられる。

ゼロもパズズを放り投げる。

パズズは地面に叩きつけられ、立ち上がったコッヴはパズズに躓いて倒れる。

 

「そろそろ決めるとすっか!」

 

ゼロはパズズにワイドゼロショットを放つ。

パズズはゼロの光線によって爆散される。

コッヴはオーブに頭部から光弾を放つ。

オーブは腕で光弾を次々と防ぐ。

 

「よーし!私も!」

 

オーブもコッヴの光弾を全て防いだ後、スペリオン光線を放つ。

オーブのスペリオン光線を受けたコッヴは爆散される。

 

「やった!」

 

なのははゼロとオーブがコッヴとパズズを倒した所を見て喜ぶ。

 

「なのは!」

「ユーノ君!」

 

なのはの元にユーノとハヤタとダンが駆けつけてきた。

オーブとアインハルトとトーマはユーノがなのは同様体が小さくなってるのを気付き、驚く。

 

「えぇっ!?ユーノ司書長まで!?」

「これってどういう!?」

「も、もう追いつけない・・・!」

「とりあえずお前、そろそろ元に戻ろうぜ。」

 

ゼロはオーブにそう言う。

ゼロは腕をクロスして、体全体を光に包まれるとシンの姿に戻る。

 

「人になった!てことは私も?」

 

オーブはゼロを真似して、そのままヴィヴィオの姿に戻る。

 

「ふぇっ!?」

「ヴィヴィオ!?」

「よかった~。あのままだったらどうしようかと思った~。」

 

なのはとユーノはオーブがヴィヴィオだったことを知り、驚く。

特になのはは・・・

 

「ふぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!??」

 

驚きを隠せなかった。

 

「ど、ど、ど、どうしてヴィヴィオが!えっと、その・・・ふぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!??」

「いや、落ち着けよ・・・」

 

シンはなのはのリアクションにツッコむ。

その後、ヴィヴィオ達はオーブの事を含めて、プリキュアの世界に来た事情を説明する。

そして、なのはとユーノもプリキュアの世界に来た経緯を話す。

 

「そうだったんだ・・・」

「それにしても、しばらく見ない間大きくなって・・・」

「えぇ!?まだ中等科2年だよ!?」

(ユーノから聞いたが、時空の歪みで小っちゃくなったとは言え、とても親子には見えねぇな・・・)

 

シンはなのはとヴィヴィオが親子だと知るが、今の2人を見ると親子には見えなかった。

 

「俺達が飛ばされた世界は管理外世界の地球とは違う地球で、そこに繋がっている妖精の世界。」

「しかもこの妖精の世界と地球にはプリキュアという女の子が守っているのですね。」

「あぁ。我々ウルトラマンもここに飛ばされたんだ。」

「とりあえず王宮に向かおう。皆が待ってる。」

 

シン達はトランプ共和国の王宮に向かう。

 

 

 

 

 

 

その頃、場所が変わり、北欧のツンドラ森林地帯ツングースカにスパイクの付いた尻尾を持ち、鉱物のような体をした怪獣とシュモクザメのような外観をした怪獣が取っ組み合っていた。

前者の怪獣は溶岩怪獣グランゴン。

龍厳岳の火山活動によって出現した怪獣である。

一度防衛チームDASHによって倒されたが、龍厳岳の溶岩によって再生された。

後者の怪獣は冷凍怪獣ラゴラス。

伊豆半島沖から出現して、グランゴンと対峙した怪獣である。

グランゴンとの共闘でウルトラマンマックスと戦ったことがある。

その様子を10機の黒いガッツウイングの中で乗組員が伺っていた。

 

「イリス・レイブラッド女史。2体の怪獣が確認されました。」

 

10機の内先頭の1機のパイロットは後部座席にいるピンクのリボンで纏めたピンクの髪型をした白衣の少女、イリス・レイブラッドに報告する。

 

「あの2体から離れた場所に降ろして。実験や捕獲にはちょうどいいわ。」

 

パイロットはイリスの指示でグランゴンとラゴラスが対峙している地点から離れた場所に降下する。

黒いガッツウイングが着地した後、イリスはコックピットから降り、白衣のポケットから3つの画面が付いているリモコンのような青と白のカラーリングをした機械を取り出し、グランゴンとラゴラスに向ける。

すると、その機会から金色の光が現れ、その光から腹部の無数の牙が出て、背中に隙間がある翼を持ち、3つの目をした怪獣が現れた。

その怪獣の名は最強合体獣キングオブモンス。

ウルトラマンが空想の産物と扱われていた世界に現れた怪獣である。

ウルトラマンガイアでも苦戦させた強力な怪獣である。

グランゴンとラゴラスはキングオブモンスが現れたことに気付き、ラゴラスはキングオブモンスに突撃する。

キングオブモンスはそんなラゴラスに対し、尻尾で薙ぎ払う。

グランゴンもキングオブモンスに攻撃を仕掛けるも、キングオブモンスに踏み潰された挙句、蹴り飛ばされてしまう。

グランゴンは火炎弾を放ち、ラゴラスは冷凍光線を放つ。

しかし、キングオブモンスはボーンウイングでボーンシールドを展開し、グランゴンとラゴラスの攻撃を防ぐ。

その後、キングオブモンスはクレメイトビームを一直線に放射する。

すると、グランゴンとラゴラスに向かって火柱が次々と発声し、終いにはその火柱がグランゴンとラゴラスまでもが巻き込まれる。

グランゴンとラゴラスはキングオブモンスの攻撃によって倒れる。

イリスはそれを確認した後、キングオブモンスを金色の光と化し、機械の中に入れる。

 

「怪獣の召喚、その怪獣の操作・・・ま、結果は悪くないわね。あなた達、あの2体を捕獲しなさい。」

 

上空で待機している黒いガッツウイングの内2機から金色の光を放ち、その光がグランゴンとラゴラスを包み込み、2つの金色の光となって、そのまま2機の黒いガッツウイングに入っていく。

 

「イリス女史、いかがですか?バトルナイザーの出来は?」

「悪くないわ。自分が作った物にしては上出来よ。」

 

イリスは地上にいた黒いガッツウイングのパイロットにそう言う。

彼女が使っていた機械はバトルナイザーと呼んでいる。

バトルナイザーはレイブラッド星人の遺伝子を持つレイオニクスが怪獣を操るために使っているアイテムである。

レイオニクスはその怪獣でレイブラッド星人の後継者になるためにレイオニクスバトルを繰り広げた。

 

「ここはもう用はないわ。引き上げるわよ。」

 

イリスは黒いガッツウイングに戻ってツングースカを後にする。




次回はようやく、なのは達がプリキュア達と対面します。
あと忘れてましたが、なのは達は無印・A’sの姿ですが、ヴィヴィオ達はFORTHの容姿と変わってません。


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プリキュアとの邂逅

サブタイトルにそう打ってますが、一人も変身していません。
早くプリキュアの活躍が見れるようにしたいと思ってます。


宇宙戦闘獣コッヴと宇宙雷獣パズズに追い詰められるヴィヴィオ達。

その時、ヴィヴィオが光に包まれ、ウルトラマンオーブとなり、コッヴとパズズと相手をする。

その最中、ゼロが乱入し、オーブと共にコッヴとパズズを倒した。

後になのは達と合流し、トランプ共和国へと向かう。

トランプ共和国に到着した後、シン達はハヤタとダンと一旦分かれ、プリキュアがいる宮殿に向かう。

ちなみになのは達はトランプ共和国に来る前、すでに変身を解いたので悪しからず。

アインハルトの足の捻挫はシンのウルティメイトブレスレットの力ですでに治っていた。

 

「なんだか魔法の国って感じだね~。」

「人の手がいらない動くモップってミッドチルダでも見ないよ・・・」

 

ヴィヴィオ達はトランプ共和国の生活を見てそれぞれの感想を言う。

 

「どんな技術を使ってあのように動くのでしょう?」

「俺もそれ思った。」

「思ってたんだ・・・」

 

なのはとユーノはシンが言ったことに苦笑いする。

 

「あっ!シン兄さん!」

「シンさん!」

 

シンの前に真理奈とまのんがやって来た。

 

「いきなりウルトラマンになってどこかに行ったからびっくりしましたよ。」

「悪ぃ。バラージ王国で時空の歪みが出てきてよ。こいつらを連れてきたんだ。」

 

シンは真理奈とまのんに後ろにいるなのは達を親指で指す。

 

「なに?バラージ王国の生き残りなの?」

「いや、こいつらは別の世界から来たんだ。」

「えーっ!?」

「マジ!?」

 

シンは真理奈とまのんになのは達の事情を伝えた。

 

「なるほどね・・・」

「シンさんと同じように時空の歪みでこの世界に・・・」

 

真理奈とまのんはシンからなのは達がプリキュアの世界に来た経緯を聞いて、納得する。

 

「とりあえず、ひかりちゃんや真琴さんの所へ行きましょうか。」

「えぇ。そこの女の子を寝かせとかなきゃだし。ほのかや真琴達がシン兄さんがいきなりいなくなって焦ってるわけだしね。」

 

真理奈達はなのは達をなぎさ達の元へ連れて行こうとするが、真理奈のポケットから着信音が鳴り出す。

真理奈はポケットからiPhoneを出し、連絡先を確認する。

 

「キャスからか。まのん、先に行ってて。」

 

真理奈はまのんに一足先になのは達を連れて行くように言った後、この場から去って行く。

 

「どうしたんだろ?」

「電話くらいで別に人前に気にすることじゃないと思うけど・・・」

 

なのはとユーノは真理奈の行動に変に思う。

 

「あ~、いつもの事です・・・とりあえず、皆の所へ行きましょう。」

 

まのんはシンとなのは達をプリキュア達がいる所に連れて行く。

 

 

 

 

 

その頃・・・

 

「あーっ!もう!一体どこで道草食ってんのよ!シンさんったら!」

 

えりかはシンがまだ帰ってこないことにイライラしている。

 

「仕方ありませんよ。闇の支配者は倒しましたけど、怪獣被害が治まったわけじゃありませんから。」

「ていうか、なんでえりかがイラついてんの?」

 

つぼみは帰ってきてないシンに代わり代弁し、あおいはえりかがイライラしている理由を聞く。

 

「なんとなく!」

「もう、えりか・・・」

 

変顔で胸を張って言うえりかをつぼみが呆れる。

 

「胸張って言えることじゃないでしょ・・・」

 

茶髪のロングヘアーの少女もそんなえりかを見て呆れる。

彼女は前に紹介した皆と同じ、プリキュアである。

彼女はキュアイージスことマヤ。

彼女はジコチュー襲撃に遭われたトランプ王国の生き残りである。

ユグドラシルと手を組み、消えていったマリー・アンジュ王女を蘇らせるため、プリカードを集めるべく、キュアイージスとして活動していた。

しかし、マリー・アンジュ王女が蘇った後、改心してプリキュアオールスターズと共に戦うことを決心した。

 

「クルル、リュイル。シン達はまだ戻ってこないポポ?」

 

ポルンはそれぞれ額の宝石を付いた緑の体のカーバンクルと黄色い体のカーバンクルに聞いてみる。

まず、緑の体をしたカーバンクルはクルルと呼んでいる。

クルルはまのんのパートナーであり、まのんが変身するキュアエレメントをサポートしている。

過去に真理奈に治療されたことがきっかけで真理奈の家に暮らしている。

そして、黄色い体のカーバンクルがリュイルである。

元々は1万年前に活躍していた先代のキュアエレメントことユザレのパートナーだったが、闇の支配者の力によって超古代変身怪獣イビロンとなったカーバンクルである。

現代で新たなキュアエレメントによって闇の支配者の呪縛から解き放たれた。

 

「キュッ!」

『大丈夫だ。すでに戻ってきてる。彼の父親とその親友はここに戻った後、他の場所へ行ったが、問題はない。』

 

リュイルはテレパシーでシン達の事を教える。

 

『ただ、他にも客がいるようだ。』

「お客さんポポ?」

『あぁ。しかも、この世界の住人じゃない。』

 

リュイルは視線をポルンとは違う所に向く。

その先にはシン、まのん、なのは、ユーノ、ヴィヴィオ、アインハルト、トーマ、リリィがいた。

 

「あーっ!帰ってきた!」

 

マナはシンが入ってきたことに気付き、声を上げる。

 

「ただいま。」

「ただいまじゃないわよ!急にいなくなって!」

 

真琴はシンに怒鳴る。

 

「心配したんだよ?シンさん。」

 

みゆきは心配そうにシンに言う。

 

「あ、悪ぃ。」

 

シンはみゆきと真琴に謝る。

 

「あ、悪ぃって・・・」

「もう、シンさんったら・・・」

「でも、無事でよかったです。」

 

なおはシンの返事に苦笑いし、ほのかは溜息を吐きながら安心し、つぼみはシンが無事であるのを知り、安心する。

 

「シンさん、この子達は?」

 

あゆみはなのは達を見て、シンに質問する。

 

「バラージ王国で会ったんだ。俺達ウルトラ一族と同じように、時空の歪みで別の世界から来たらしい。」

「えっ!?」

「時空の歪みで!?」

「本当なのですか!?」

 

シエルといおなと亜久里はシンの話を聞いて驚く。

 

(ヴィヴィオさん、皆さんの声を聞いてコロナさんとフーカに似ているような感じがするのですが・・・)

(はい、それにアインハルトさんの声とそっくりな人も・・・)

 

ヴィヴィオとアインハルトはみゆきとシエルとあゆみの声を聞いて、知り合いを思い出す。

 

(な、なんかリリィと同じ声が聞こえたような・・・)

 

トーマはいおなの声を聞いた後、リリィの方に振り向く。

 

(今、フェイトちゃんとアリサちゃんの声が・・・)

(偶然だね。それにリインとエリオの声も・・・)

 

なのはとユーノはつぼみと亜久里とほのかとなおの声を聞いて、知り合いの姿を思い浮かべる。

 

「あの・・・皆さん?」

 

まのんはそんななのは達の様子が変だったのに気付いたのか、恐る恐ると尋ねる。

一同は「なんでもない」と答えた。

その後、ようやくリリィが目を覚まし、彼女を椅子に座らせ、お互いに自己紹介をした。

尚、人数が多かったため、自己紹介を終えるのに時間がかかった。

 

「自己紹介するだけでも時間かかっちゃったね・・・」

「改めて見るとプリキュアって何人いるんだよ・・・」

 

ヴィヴィオとトーマは時間が時間なだけにだらけるなり、苦笑いするなりしていた。

 

「すみません・・・自分でもびっくりです・・・」

 

まのんはそんなヴィヴィオ達に謝る。

 

「それにしても、時空の歪みによってこの世界に来たという事は、余程深刻な事態になってるみたいね?」

 

ゆりはなのは達の話を聞いて深刻な状況になっていると改めて知る。

 

「このままやとどうなってまうんや・・・」

 

タルトは時空の歪みについて悩んだ。

 

「う~ん・・・ってこのフェレットさん、喋ってる!?」

「そっちかいな!?っていうか、ワイはフェレットちゃうわい!ワイは可愛い可愛い妖精さんや!」

 

タルトはヴィヴィオに言われて怒り、訂正させる。

 

「自分で言ってるよ・・・」

「ユーノ君のフェレットモードと比べると全然可愛くないの・・・」

「ガ~ン!!」

 

なのははユーノとタルトを見て、そう言うと、タルトはショックを受けて落ち込む。

その光景を見たラブ達は苦笑いした。

 

「とにかく、原因が分かるまで地球にいた方がいいわね・・・」

 

せつなは時空の歪みの原因が分かるまで地球、つまり人間界に暮らした方がいいと提案する。

 

「でも、住まいはどうしましょう・・・」

「お姉ちゃんに相談すれば部屋に案内できるけど、許してくれるか・・・」

 

ひかりとまのんはなのは達の住む場所について悩んだ。

 

「私がどうしたって?」

「お、お姉ちゃん!?」

 

まのんは真理奈の介入に驚く。

 

「何よ?幽霊でも見たようなリアクション取って?」

「お姉ちゃんがいきなり割り込むからでしょ?」

「?ま、いいや。皆には事情を説明したの?」

 

真理奈はまのんに質問する。

 

「うん。でもなのはさん達の住まいはどうするか悩んでて。私達の家でもいいかな?」

「孤児院か、私達の家は・・・まぁ、別にいいけどさ・・・」

「!住まわせてくれるの?」

 

まのんは真理奈の言葉を聞いて更に質問する。

 

「えぇ。キャスから連絡が入ったけど、最近怪獣が次々と出てきたからスーパーGUTSが設立されたのは知っての通り。でも、怪獣が現れた原因は時空の歪みのせいだから、プロノーン・カラモスの科学力や情報収集能力が必要になったので人材が欲しいってヒビキおじさんが言ってたから、母さんの弟子の殆どがプロノーン・カラモスのサポートに行かせる代わりにアルケミー・スターズの何人かをスーパーGUTSに行かせるって話になったのよ。私も明日、プロノーン・カラモスに行って人材の選抜を手伝うことになったのよ。」

 

真理奈はまのんにキャスからの連絡内容を伝えた。

 

「そうだったんだ。」

「んなもんで、母さん達の許可にもよるけど、私達の家に住まわせようって考えてんの。」

 

まのんは真理奈の言葉を聞いて表情が明るくなり、真理奈に抱きつく。

 

「メルシー!お姉ちゃん!」

「ちょっ!?」

 

真理奈はまのんに抱きつかれたことに驚く。

 

「フフッ♪みんな揃って楽しそうだね~?」

 

真理奈は背後から声をかけられたことに驚いて、まのんを庇うように抱き寄せながら距離を取る。

当然、まのんも突然の登場に驚いた。

真理奈の後ろにいたのは、薄紫色の髪型をした女性だった。

その女性はクリシス。

四葉スタジアムでシンと出会った謎多き女だが、ウルトラマンネクサスに変身して、シン達と共に戦っている。

ガタノゾーアとの戦いの時、ネクサスに変身することがなくなった。

 

「クリシス姉さん!?いつの間に!?」

「全然、気付かなかった・・・」

「ついさっきだよ。で、どうしたの~?」

「実はですね・・・」

 

まのんはクリシスに事情を話した。

 

「なのは達がこの世界に来てるってことは、フェイトとはやても来てるのかな?」

「フェイトとはやてって誰よ?」

「それに、なんでなのはさん達の事を?」

 

まのんはクリシスに質問する。

 

「秋葉原でなのは達の事を知ったの。ほら、『魔法少女リリカルなのはDetonation』第1巻。昨日発売したの。」

 

クリシスはどこからか、なのはのイラストが描かれていたコミック本を取り出して言う。

 

「そ、そうなんですか・・・」

「そう言や、こいつ・・・オタクだったわね・・・」

「とりあえず、私も挨拶しに行こっかな♪」

 

クリシスはコミック本をしまい、なのは達の所に行く。

 

「お姉ちゃん、さっきはごめんね?」

「今更気にしないでよ。けど、まのんは大丈夫なの?」

「え?」

 

まのんは真理奈の言葉に首を傾ける。

 

「イビロンの事も、ルルイエで戦った闇の支配者ももういない。それでもプリキュアとして戦うの?もう、戦いを続ける理由はないはずよ?」

 

まのんは真理奈が言っていたことに理解した。

イビロンは浄化され、リュイルとして蘇り、ガタノゾーアはゼロの手によって倒された。

キュアエレメントの役目も終えたような物だろう。

しかし・・・

 

「理由はあるよ。」

「え?」

「ひかりちゃんと真琴さんと同じ理由だよ。大切なものを守りたいからってね。だから心配しないで。」

「・・・まのん・・・」

 

まのんはプリキュアとして戦う理由を告げ、大丈夫だと真理奈に言う。

真理奈は溜息吐きながら、「心配した私が馬鹿だった」と思いながら苦笑いする。

一方のなのは達はクリシスに挨拶されながら抱きつかれたので疲弊していた。

その光景を見たなぎさ達は苦笑いするしかなかった。




次回ですが、登場人物・・・というか、オリキャラの設定を投稿してから、次の話を投稿しようと思ってます。


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登場人物

一応、今まで出てきたオリキャラを紹介します。


登場人物

 

モロボシ・シン/ウルトラマンゼロ

ウルティメイトフォースゼロの1人、ウルトラマンゼロが地球で活動する時に人間の姿になった。

謎の時空の歪みによって、プリキュアの世界に飛ばされる。

現在は相田マナが暮らしている洋食店『ぶたのしっぽ亭』で居候しており、剣崎真琴を助けた礼として、彼女の付き人をしている。

雪城ほのか、美翔舞、花咲つぼみ、星空みゆき、剣崎真琴、十六夜リコに好意を持たれるが、本人は自覚がない。

モチーフは『ソードアート・オンライン』のキリト/桐ケ谷和人。

 

新真理奈/ウルトラマンティガ

超古代人・アムイの遺伝子を持つベローネ学院中等部2年生の女の子。

母と同じ科学者になって、人間と妖精を共存できる世界を夢見る。

ウルトラマンティガに変身するが、ルルイエでの戦いで力を使い果たし、変身できなくなった。

恋愛に関してはぶっきら棒で、空気を読まない所もしばしば。

モチーフは『バトルスピリッツブレイヴ』の紫乃宮まゐをショートヘアーにアレンジしたもの。

 

新まのん/キュアエレメント

新真理奈の妹でベローネ学院中等部1年生の女の子。

剣崎真琴に憧れてアイドルを目指している。

クルルと合体することでキュアエレメントに変身する。

フランス語を口にすることもたまにある。

モチーフは『怪盗セイントテール』の羽丘芽美。

 

クルル

ジュエル鉱国に住むカーバンクルで、まのんのパートナー。

真理奈に助けられたことがきっかけで、真理奈の家に住んでいる。

まのんをキュアエレメントに変身する役目を持ち、まのんと力を貸している。

ちょっと目を離すとどこかへ行ってしまう悪い癖を持つ。

モチーフは『ファイナルファンタジーⅨ』のカーバンクル。

 

リュイル

1万年前に活躍していたキュアエレメントのパートナー。

闇の支配者クトゥルフの闇の呪縛により超古代変身怪獣イビロンに変えられてしまうが、現代のキュアエレメントにより、闇の呪縛から解放され、元に戻る。

変身する力を与える能力は失ったが、テレパシーで話すことができる。

モチーフはオフィシャルカードゲーム『バトルスピリッツ』の宝石の獣カーバルク。

 

マヤ/キュアイージス

トランプ王国がジコチューに襲撃された際に逃げ延びた女の子。

プロトジコチューとの戦いを終えた後に消えたマリー・アンジュ王女を蘇らせるために革命軍ユグドラシルに加入したが、真理奈達の説得により改心し、プリカードファイルの力でマリー・アンジュ王女を蘇らせ、ユグドラシルを裏切る。

プリチェンミラーとプリカードでキュアイージスに変身する。

モチーフは『聖闘士星矢Ω』のアクィラのユナ。

 

クリシス

謎の多い女性だが、ウルトラマンネクサスに変身することができる。

アニメ・ゲームオタクで、シン達には頭を抱えている。

時々頭痛が起きることがあるが、彼女は平気にしている。

モチーフは『ソードアート・オンライン インフィニティモーメント』のストレア。

 

イリス・レイブラッド

バトルナイザーを開発した女の子で、ゴンドウ・キハチが結成した特殊部隊ブラックバスター隊の協力者である。

3年前にフランスで起きた爆発事故で大切なものを亡くし、それ以来、真理奈とその家族を忌み嫌っている。

科学力は優れているが、プロノーン・カラモスに非難される。

モチーフは『魔法少女リリカルなのはReflection』のイリス。



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スーパーGUTSの人材選抜

サブタイトルはイマイチですが、ご視聴お願いします。


バラージ王国でなのはとユーノと出会い、トランプ共和国郊外でヴィヴィオ、アインハルト、トーマ、リリィと出会ったシン。

その後、トランプ共和国でプリキュアオールスターズとその仲間である真理奈とまのん、クリシスとマヤと邂逅させる。

スーパーGUTSからの要請でプロノーン・カラモスから人員を割くことになり、真理奈の家から母の弟子を何人かをプロノーン・カラモスにサポートを回す代わり、なのは達を真理奈の家に住まわせることになった。

次の日、ウルトラ戦士は引き続き、世界中に出現した怪獣達との戦闘を行ない、プリキュア達は夏休みの宿題を終わらせるべく、家で勉強に励んだ。

尚、すでに夏休みの宿題を終えたのは新姉妹とふたりはプリキュアMAX HEART、ドキドキ!プリキュアとハピネスチャージプリキュアだけである。

さて、前回真理奈が話したプロノーン・カラモスについて話そう。

プロノーン・カラモスは世界中に極稀に誕生した科学力や情報収集能力に長けた天才児達が集まっている施設である。

その天才児の事をアルケミー・スターズと呼び、プロトジコチューが消えた後、地球と妖精の世界にサポートをしている。

真理奈もアルケミー・スターズに対し、協力関係になっている。

 

「う~ん・・・この子もいいけど・・・この子も見込みあるよな・・・」

 

真理奈はプロノーン・カラモスの副リーダーを務めるキャスことキャサリン・ライアンからの呼び出しでスーパーGUTSに入隊させるアルケミー・スターズの選抜をしている。

真理奈が見ているのはそのアルケミー・スターズのプロフィール資料である。

尚、人材選抜をやっているのは真理奈だけではない。

プロノーン・カラモスのリーダーを務めるダニエル・マクフィーと、スーパーGUTSの隊長を務めるユミムラ・リョウと副隊長を務めるカリヤ・コウヘイ、そしてスーパーGUTSの隊員中島ぎんがも行なっている。

 

(しかし、リョウ姉さんがスーパーGUTSの隊長をやって、コウヘイ兄さんが副隊長をやってるなんて・・・)

 

真理奈はリョウとカリヤにそう言う。

真理奈がプロノーン・カラモスに訪れた頃・・・

 

~~~~~回想~~~~~

 

「ダニエル、キャス。待たせたわね?」

 

真理奈はなのはとユーノを連れて、ダニエルとキャサリンに元に来た。

 

「よく来たわね。真理奈。」

「その子達が例の?」

「えぇ。時空の歪みで妖精の世界に迷い込んだ子達よ。」

 

真理奈はなのはとユーノに目を向けながらダニエルとキャスに言う。

 

「初めまして、高町なのはです。」

「ユーノ・スクライア。」

 

なのはとユーノはダニエルとキャスに自己紹介する。

 

「君たちの事は真理奈から聞いている。元の姿に戻す方法も見つけるし、君達のバックアップもスーパーGUTS同様協力する。」

「スーパーGUTS同様?」

 

真理奈はダニエルが最後に言った言葉に首を傾ける。

ダニエルは真理奈にそちらの方に向けと言うように視線を逸らす。

真理奈はダニエルが向いた方向に振り向く。

そこにはリョウ、カリヤ、ぎんががいた。

 

「ふぇっ!?」

「リョウ姉さん、コウヘイ兄さん、ぎんが!?」

「やっと気付いたか、真理奈ちゃん。」

 

真理奈はリョウとカリヤとぎんががいることに驚く。

 

「いつこっちに!?っていうかぎんが、スーパーGUTSに入ってたの!?」

「えぇ。ヒビキ総監に武術の腕を買われて入隊することになったの。ところで、すばるは元気?」

「あ、うん。チンクとディエチ、ノーヴェとウェンディも元気よ?」

 

真理奈とぎんがは雑談し始める。

 

(僕達の知ってるぎんがじゃないみたいだね?)

(うん。でも自然に反応しちゃったの・・・)

 

なのはとユーノもぎんががいることに驚いたが、別人だという事に気付いた。

なのはとユーノが知るぎんがは、時空管理局・陸士108部隊所属捜査官ギンガ・ナカジマである。

目の前にいるぎんがは先程前述したようにスーパーGUTSの隊員である。

 

「ぎんが?真理奈ちゃんと会うの久しぶりだからっていきなり雑談に入らないでくれる?」

 

リョウはぎんがの耳を抓りながら叱る。

 

「いたたた!す、すみません!」

 

真理奈はその様子を見て苦笑いする。

 

「けど、意外ね。リョウ姉さんは兎も角、コウヘイ兄さんも来るなんて。てっきりヒュウガおじさんと一緒かと思ったけど・・・」

「ヒュウガ隊長とハルナ副隊長はクマノ隊員とオキ隊員、それからミクラ隊員で別の防衛チームとして活動して、今は私が隊長として怪獣の対処をしてるのよ。カリヤが副隊長に任命してね。」

「要するにヒュウガおじさん達は異動して、リョウ姉さんとコウヘイ兄さんは出世したってことね?」

 

真理奈はリョウの言葉に納得した。

 

「ユミムラ隊長とカリヤ副隊長も、人材選別を協力してくれるそうよ。」

 

キャサリンは真理奈にリョウとカリヤとぎんががプロノーン・カラモスに来た理由を教えた。

 

「へぇ。ま、多い方がいいよ。キャス、その間、この子達を中に案内してくれる?」

「えぇ。」

「それから・・・」

 

真理奈はキャサリンになのはとユーノをプロノーン・カラモスの中を案内するよう頼んだ後、ポケットから石の状態のままのスパークレンスを出す。

 

「あの時は結果が分からずじまいだったから、代わりにこれで調べてよ。」

 

真理奈はそう言ってキャサリンにスパークレンスを渡す。

 

「・・・えぇ。夕方ぐらいまで待っててくれる?」

「いつでもいいわ。」

 

キャサリンは真理奈の言う通り、なのはとユーノをプロノーン・カラモスの内部の案内とスパークレンスを調べることにした。

 

~~~~~回想終了~~~~~

 

(あの時、アートデッセイ号のモニター越しで見たけど、あのデカブツのおかげで、本当に上手くいったのか分からなかった。プロノーン・カラモスには光遺伝子コンバーターがある。そいつの光でスパークレンスに力が戻り、もう一度プリキュアの皆と戦えるんだけど、上手くいくんだろうか・・・)

 

真理奈はルルイエでの戦いでアートデッセイ号のモニターを見たゼロ救出作戦を思い出す。

作戦実行中、ガタノゾーアの妨害により、ドルファー202から照射した光遺伝子コンバーターによるゼロの復活が失敗に終わり、結局ウルトラマンネクサスの力で復活したため、その実験の結果は分からないままだった。

だから、真理奈はティガの力が使い果たし、石となったスパークレンスを光遺伝子コンバーターの光でスパークレンスが力を取り戻し、ティガを蘇らせようと思ったが、未だ不安が残る。

 

「真理奈ちゃん?」

「え?」

「手が止まってるわよ?」

「あぁ、ごめん。思わず考え事してた。」

 

真理奈はリョウに言われて続きを始める。

 

「ぎんががスーパーGUTSに入隊する際にこうやって選別してたの?」

「いいえ。ぎんがは入隊試験に合格してスーパーGUTSの隊員になったのよ。別に今みたいにプロフィール資料を見て選別したわけじゃないの。ぎんがの努力で入隊できたの。ルルイエの事件にも活躍してたしね。」

 

リョウは真理奈の質問に答える。

 

「そっか。ぎんがもあの時、ルルイエに。」

「えぇ。その時は予備隊員だったけど、ダニエルリーダーから真理奈がティガだって話を聞いてヒュウガ隊長に出動命令を貰ったの。無茶をしない程度でウルトラマンを援護しろ、とね。」

「予備隊員が一気に本隊の前衛に昇格って・・・随分早い出世ね・・・」

 

真理奈はぎんががルルイエで活躍していた顛末を聞いて苦笑いする。

 

「しかも、ぎんがは結婚することになったしね。」

「フ~ン、ぎんががね・・・結婚!?」

 

真理奈はリョウから発した言葉に驚く。

 

「あぁ。スーパーGUTSの科学班主任のナカジマ・ツトムと付き合うことになったんだ。」

「なにぃ!?あのドジなおデブのツトム兄さんと!?」

 

真理奈はカリヤからぎんがの結婚相手を聞いて、更に驚くと、隣にいたリョウに拳骨喰らわされた。

 

「んぎゃん!?」

「人の悪口を言わない!」

「真理奈のそういう所、変わっていないな・・・」

 

ダニエルは真理奈の悪口の言う所を見て呆れる。

 

「ウフフ♪4年前にいろいろあってね。8月の下旬辺りにハワイで式を挙げることになったの。その時に招待させてあげる。」

「招待させるのは構わないけど、そのいろいろが気になるんだけど・・・ま、いいわ。家に帰ったらこの事を母さんと父さんに話すし、現在旅行中の妹にも伝えるから。」

 

真理奈はぎんがとナカジマの結婚式について、家族に伝えると言い出す。

 

「ありがと。」

(・・・とは言ったものの、怪獣が出てきたらどうすんのよ?その場合・・・)

 

真理奈は結婚式に出ると言ったものの、その最中に怪獣が現れないか心配になる。

 

「ダニエルリーダー!大変です!」

 

突然、思い切りドアを開けて入ってくるショートヘアーの少女。

 

「あんたは確か、ミドリカワ・マイ?」

「あっ!真理奈!来てたんだ!」

「マイ、どうしたんだ?」

 

ダニエルはマイが慌てている様子を見て質問する。

 

「クローバータワーで宇宙人が現れたと言う情報が入りました!」

「宇宙人?怪獣じゃなくて?」

 

真理奈はマイの言葉に「はっ?」と疑うような口振をする。

 

「何よ!?その目は!?」

「それで、特徴は?」

 

リョウはマイに宇宙人の特徴を聞く。

 

「口がとても大きくて、カタツムリのような突き出た両目をしてました!」

「えっ!?」

 

真理奈達はマイから宇宙人の特徴を聞いた途端、別の声が聞こえる。

その声はマイの後ろから聞こえていた。

その声の主は大空大地である。

 

「大地兄さん!」

「俺、その宇宙人知ってる気がします!」

「えぇっ!?」

 

真理奈は大地の発言に驚く。

 

「まさか博士も・・・すぐにクローバータワーに行きます!」

 

大地は即座に部屋から去って行った。

 

「えっ!?あっ!ちょっと!」

「私達も行きましょう!ダニエルリーダーと真理奈ちゃんはここで待ってて!」

 

リョウとカリヤとぎんがはマイの報告にあった宇宙人の所へ向かうべく、東京クローバータワーへ向かった。




次回はあの宇宙人が登場します。


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地底の襲撃者と植物の捕食者

今回はウルトラマンエックスに出て来る宇宙人が登場します。


プロノーン・カラモスでダニエル・マクフィーとキャサリン・ライアン、そして、スーパーGUTSのユミムラ・リョウとカリヤ・コウヘイと中島ぎんがと一緒にスーパーGUTSに入隊するアルケミー・スターズからの人材選抜を始まった。

そんな時、ミドリカワ・マイから東京クローバータワーに宇宙人が現れたと言う報告を聞く。

その報告を聞いた大空大地はその宇宙人の元へ向かい、リョウとカリヤとぎんがも東京クローバータワーへ急行した。

 

「すみません、通してください!」

 

大地達はタワー内にいた観光客を掻い潜り、現場へ向かう。

大地はそこに着いて例の宇宙人を目撃した。

その宇宙人はマイが言っていた通り、カタツムリのような顔をした口の大きい姿をしている。

その宇宙人の名は健啖宇宙人ファントン星人。

食糧危機に陥っている母星を救うため、シーピン929を開発した宇宙人である。

インペライザーの破片を潰し、GUYSの危機を救ったことがある。

しかも・・・

 

「やっぱり!グルマン博士!」

「おぉ!大地!どうやら無事だったようだな!」

 

大地はそのファントン星人の事をグルマン博士と呼ぶ。

彼はウルトラマンエックスの世界で防衛組織XIOのラボチーム特別顧問を役職している。

モンスアーマーの一つであるゴモラアーマーやウルティメイトゼロをベースにしたウルトラマンゼロアーマーを作ったのも彼である。

 

「知り合いなの?」

 

リョウは大地にグルマン博士との関係を聞く。

 

「はい。俺がいた世界で世話になっています。グルマン博士も時空の歪みで?」

「あぁ。大地とエックスが行方不明になってしばらく経った後にな。」

「とりあえず、タワーから下りましょう。知り合いとは言え、周りの人達がいるから余計目立ちます。」

「ムゥ・・・やっぱりそうなるか・・・」

 

大地とグルマン博士はリョウに言われて頷く。

 

「皆さん、安心してください!彼は敵ではありません!一緒に戦ってくれる心強い宇宙人なんです!」

 

大地は東京クローバータワー内にいる観光客にそう伝える。

観光客たちの殆どはホッとしたりしていた。

その後、大地達はこのままグルマン博士をプロノーン・カラモスへ連れて行き、プリキュアの事や、妖精の世界の事、この世界で起きた事、ティガの事、そして、ウルトラマンの他になのは達も時空の歪みによってプリキュアの世界に飛ばされた事を説明した。

 

「うむ。他の平行宇宙の住人まで巻き込むほどの時空の歪みが生じていたとは・・・」

「しかもその歪みで次々と怪獣が現れたんです。」

「その歪みの発生源を突き止める必要があるな。よし!私も全力で協力するぞ!」

 

グルマン博士は大地の話を聞いて意気込む。

 

「いいの?得体の知れない宇宙人をここに連れてきて。」

 

真理奈は隣にいたぎんがに耳打ちする。

 

「クローバータワーに現れて危害を加えるようなことがあったら、周りの人達はいないわ。大地君が信頼を寄せている仲間なら協力するに越したことはないわ。」

「見た目からして変なことしそうな感じにしか見えないんだけど・・・」

 

真理奈はグルマン博士を見て自分の感想を言う。

 

「とりあえず、持ち場に戻ろう・・・」

 

真理奈はダニエルのいる部屋に戻る。

 

 

 

 

 

 

その頃、ゼロは人気のいない妖精の世界の峡谷でオーブとなったヴィヴィオと模擬戦を始めている。

オーブは自らのストライクアーツを駆使して、ゼロを追い詰めようとするが、ゼロ相手に一筋縄にはいかず、有効打に与えられなかった。

ゼロはオーブに一撃を与え、ノックダウンする。

ゼロとオーブの模擬戦が終わり、二人の変身を解いて、シンとヴィヴィオに戻る。

 

「うぅ~・・・やっぱ手も足も出ないや・・・」

 

ヴィヴィオはだらりとしながら言う。

 

「へへっ。俺に勝とうなんざ二万年早いぜ。だが、筋はいい。防御力も攻撃力もイマイチだが、視野の広さで距離を掴むのが上手いし、反応も動作も悪くない。よく鍛えられたもんだな?」

「ありがとうございます。」

「しかもカウンターヒッターって奴か?相手の攻撃を躱して懐に入って一撃と喰らわす。その戦い方なら手強い怪獣に対応できるかもな?」

「ホントですか!?」

「あぁ。」

 

シンとヴィヴィオは和気藹々と話している。

 

「すごい戦いだったな。」

「うん。壮観だったね。」

「そうですね。」

 

シンとヴィヴィオ、いや、ゼロとオーブとの戦いを見たトーマとリリィとアインハルトは感激する。

 

「さてと・・・」

 

シンは再びウルトラゼロアイを装着し、ゼロに変身し、トーマとリリィとアインハルトの方に振り向く。

尚、その時にゼロはトーマ達に合わせて人間大の大きさにしていた。

 

「次はお前らだ。3人がかりでもいいぜ?」

「いぃっ!?」

 

トーマはゼロにそう言われて驚く。

ヴィヴィオを除くトーマ達は変身し、ゼロと模擬戦を行うが、手も足も出ず、疲労困憊の状態であった。

 

「無茶苦茶だろ・・・」

「視界設定を変えても手も足も出ないなんて・・・」

「この実力、ジークさんどころか、ヴィヴィオさんのお母様より強い・・・」

 

トーマ達は息を切らしながらもゼロの戦いぶりにそれぞれの感想を言う。

それと同時にトーマ達の数メートル離れた所に赤い光が現れ、その光からラブ、美希、祈里、せつな、つぼみ、えりか、いつき、ゆりとタルト、シフォン、シプレ、コフレ、ポプリが現れる。

 

「あれ?もう終わっちゃった?」

「みたいですね。」

「おぉ。遅かったな?」

 

ゼロはシンに戻り、つぼみとえりかにそう言う。

 

「なんや、3人共えらいお疲れでんな?」

「プリップ~♪」

「あ、うん・・・」

 

トーマはタルトに対して、生返事するしかなかった。

 

「あたし達もアスカさん達がこの世界に来てからこんな風に稽古付けられたから気持ち分かるよ・・・」

「その時のシンさん、おっかなかったよね?」

 

ラブとえりかは苦笑いしながら話す。

 

「で、どうだったですぅ?」

「あぁ。ヴィヴィオもそうだが、トーマ達も筋がいい。伊達になのはに扱かれた訳じゃないみてぇだ。」

「それはよかったぁ。」

 

シンはシプレの問いに答え、祈里はそれを聞いて安心した。

 

「えりかもヴィヴィオ達に見習ってほしいものですっ。」

「なんですって~っ!?」

 

えりかはコフレに言われ、怒り出す。

その時、地面が突然揺れ始める。

 

「わわわっ!」

「なんだ!?」

「まさか・・・」

 

ヴィヴィオ達は周囲を見渡すと、地中から巨大な角を生えた恐竜のような黒い怪獣が現れた。

その怪獣の名は凶暴怪獣アーストロン。

朝霧山に出現して村を焼き尽くした怪獣である。

ウルトラマンジャックに角をへし折られ、スぺシウム光線で爆死された。

 

「怪獣だ!」

「アーストロンか!」

 

トーマ達はアーストロンの登場に驚くが、その途端、別の方向から獣の咆哮が響き渡る。

ヴィヴィオ達はその方向に振り向くと、腹部に巨大な花を持つ右手に鞭を左手に鎌を兼ね備えた怪獣が降下してきた。

その怪獣の名は宇宙大怪獣アストロモンス。

腹部の巨大な花・チグリスフラワーでオイルドリンカーを丸呑みにした怪獣である。

ウルトラマンタロウに奮戦するが、最期にストリウム光線で倒された。

 

「また怪獣!?」

「今度はアストロモンスか!?」

「もう!何の番組のそっくりさんなのよ!?」

 

リリィ達はアストロモンスの登場に驚き、えりかはアーストロンとアストロモンスを見て、某ものまねバラエティ番組を連想する。

 

(いや、どこが似てるんだ?)

 

シンはえりかの言ってることに心の中でツッコむ。

 

「そんなことよりあの怪獣を!」

 

トーマ達はそれぞれのデバイスを構える。

 

「ちょっと待った!」

「ここは私達とシンさんに任せてください!」

 

ラブとつぼみはトーマ達にアーストロンとアストロモンスの相手をシンとラブ達に任せるよう言い出す。

 

「えっ!?でも・・・」

「大丈夫ですよ。私達だって今までウルトラマンと一緒に戦って、強くなったんです。」

「それに4人共バテバテで完璧じゃないでしょ?」

「私達は怪獣に負けませんから。私たちの事、信じてください。」

 

いつき達はトーマ達に微笑みながら言う。

トーマ達は頷くしかなかった。

 

「変身よ!」

「はい!」

「やるっしゅ!」

 

ラブ達とつぼみ達はそれぞれの変身アイテムを構える。

ラブ、美希、祈里、せつなはピックルンをリンクルンにセットし、ローラーを回すと、画面から光を発生する。

 

「チェインジ・プリキュア・ビートアップ!」

 

ラブはピンクのコスチュームを、美希は青いコスチュームを、祈里は黄色いコスチュームを、せつなは赤いコスチュームを纏う。

よってラブ達は、キュアピーチ、キュアベリー、キュアパイン、キュアパッションに変身した。

 

「ピンクのハートは愛あるしるし!もぎたてフレッシュ!キュアピーチ!」

「ブルーのハートは希望のしるし!つみたてフレッシュ!キュアベリー!」

「イエローハートは祈りのしるし!とれたてフレッシュ!キュアパイン!」

「真っ赤なハートは幸せの証!うれたてフレッシュ!キュアパッション!」

「レッツ、プリキュア!」

 

シプレとコフレとポプリは「プリキュアの種、いくですぅ!」と言った後、シプレ達のブローチからプリキュアの種が現れ、つぼみ達はそれを受け取る。

 

「プリキュア・オープンマイハート!」

 

つぼみとえりかはココロパフュームに、いつきはシャイニーパフュームに、ゆりはココロポットにプリキュアの種をセットする。

つぼみとえりかはココロパフュームを、いつきはシャイニーパフュームを吹きかけた時、ピンク、青、金のコスチュームを纏い、ゆりも銀と紫のコスチュームを纏う。

よってつぼみ達はキュアブロッサム、キュアマリン、キュアサンシャイン、キュアムーンライトに変身した。

 

「大地に咲く一輪の花!キュアブロッサム!」

「海風に揺れる一輪の花!キュアマリン!」

「陽の光浴びる一輪の花!キュアサンシャイン!」

「月光に冴える一輪の花!キュアムーンライト!」

「ハートキャッチプリキュア!」

 

変身を終えたピーチ達とブロッサム達はアーストロンとアストロモンスの前に立ち塞がる。

 

「おぉ~!」

「かわいい!」

「あれがプリキュアとしての姿。」

「アイシスがいたら羨ましがるだろうな・・・」

 

ヴィヴィオ達はそれぞれの感想を述べる。

 

「さてと、3度目になるが、俺もおっぱじめるか!」

 

シンはウルティメイトブレスレットからウルトラゼロアイを出し、目に装着する。

よってシンはウルトラマンゼロに変身した。

当然アーストロンとアストロモンスと同じサイズになっている。

アーストロンとアストロモンスはゼロ達を襲い掛かる。

ゼロ達もアーストロンとアストロモンスを迎え撃つ。




ようやくプリキュアの出番です。


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VSアストロモンス

前の話のあとがきにもありましたが、ようやくフレッシュプリキュアとハートキャッチプリキュアの参戦です。


東京クローバータワーでファントン星人グルマン博士と再会する大地。

グルマン博士はプリキュアの世界に迷い込んだウルトラ戦士となのは達を元の世界に帰すために時空の歪みの発生源を突き止める決心をする。

その頃、シンはヴィヴィオ、アインハルト、トーマ、リリィと模擬戦した後、凶暴怪獣アーストロンと宇宙大怪獣アストロモンスが現れる。

ラブ達とつぼみ達はフレッシュプリキュアとハートキャッチプリキュアに変身し、シンもウルトラマンゼロに変身し、アーストロンとアストロモンスに立ち向かう。

アーストロンはプリキュア達にマグマ光線を放つ。

 

「サンフラワー・イージス!」

 

サンシャインはアーストロンの攻撃に対し、サンフラワー・イージスで防ぐ。

 

「プリキュア・フローラルパワー・フォルテッシモ!」

 

ムーンライトはプリキュア・フローラルパワー・フォルテッシモでアーストロンに突進する。

アーストロンはムーンライトの攻撃に怯む。

 

「いくっしゅ!マリンダイブ!」

 

マリンはアーストロンの頭上から急降下して飛び蹴りする。

しかし、アーストロンはマリンの攻撃を避ける。

 

「ありっ?」

 

マリンはアーストロンに避けられ、そのまま地面に急降下し、生き埋め状態になる。

 

「んぬぬぬぬ・・・抜けないっしゅ・・・!」

 

生き埋め状態になったマリンは必死に脱出しようとするが、出られなかった。

マリンは目を開けると、アーストロンがマリンを踏み潰そうと足を上げていた。

 

「おわあぁ~~~~~っ!!?」

「ブロッサム・スクリューパンチ!」

 

ブロッサムはアーストロンの顎を目掛けてブロッサム・スクリューパンチを放つ。

よってアーストロンは仰向けに倒れ、マリンは踏み潰されずに済んだ。

パッションはアカルンの力で生き埋めになったマリンをテレポートで助ける。

 

「大丈夫?マリン。」

「あ、ありがと・・・」

「来るよ!」

 

ピーチの声で見上げるパッションとマリン。

アーストロンはマグマ光線を放つ。

ピーチとパッションとマリンはアーストロンの攻撃を避ける。

 

「プリキュア・エスポワールシャワー!」

「プリキュア・ヒーリングプレアー!」

 

ベリーとパインはそれぞれの技をアーストロンに命中させる。

アーストロンはベリーとパインの技に怯む。

 

「いくよ、ブロッサム!」

「はい!」

「プリキュア・大爆発!」

 

ブロッサムとマリンはアーストロンの目の前でプリキュア・大爆発を発動する。

アーストロンはその爆発で高く吹き飛ばされる。

 

「プリキュア・ハピネス・ハリケーン!」

 

パッションは吹き飛ばされたアーストロンにプリキュア・ハピネス・ハリケーンを放つ。

アーストロンはその技によって地面に叩き落される。

アストロモンスは右手の鞭でゼロを襲う。

ゼロはアストロモンスの鞭を避け、顔面に蹴り飛ばす。

アストロモンスはゼロの猛攻に怯むが、即座にチグリスフラワーから溶解液を発射する。

 

「おっとぉ!」

 

ゼロはウルトラゼロディフェンサーで溶解液を防ぐ。

ゼロはアストロモンスの攻撃が終わった後、ジャンプし、アストロモンスの頭部に飛び蹴りを喰らわす。

アストロモンスはゼロの攻撃に吹き飛ばされる。

ゼロはアストロモンスの元へ行き、アストロモンスの胴体を抱え、逆さまにし、飛び上がってその直後に地面に垂直に急降下する。

よってアストロモンスの頭は地面に刺さり、あたふたしていた。

 

「うわっ!決まった!」

「インターミドル選手も驚きだな・・・」

 

ヴィヴィオとトーマはゼロのゼロドライバーを見て、それぞれの感想を述べる。

 

「いきますよ!マリン!サンシャイン!」

「うん!」

「やるっしゅ!」

 

ブロッサムはブロッサムタクトを、マリンはマリンタクトを、サンシャインはシャイニータンバリンを構える。

 

「花よ、舞い踊れ!プリキュア・ゴールドフォルテバースト!」

 

サンシャインはプリキュア・ゴールドフォルテバーストを発動する。

 

「集まれ、二つの花の力よ!プリキュア・フローラルパワー・フォルティシモ!」

 

ブロッサムとマリンはプリキュア・フローラルパワー・フォルティシモを発動し、サンシャインが発動したプリキュア・ゴールドフォルテバーストに突入する。

 

「プリキュア!シャイニング・・・!」

「フォルティシモ!」

 

すると、ブロッサムとマリンは黄金に輝き、アーストロンに突進する。

アーストロンは3人の合体技で吹き飛ばされ、地面に首が埋められたアストロモンスにぶつかる。

よってアストロモンスは地面から頭が抜け出せたが、アーストロンに下敷きにされる。

アストロモンスはアーストロンを退かし、起き上がると、いきなりアーストロンに鞭や鎌で攻撃をし始める。

 

「喧嘩した!?」

「事故だろ?あれ?」

 

リリィとトーマはアストロモンスとアーストロンのやりとり(?)を見てそう言う。

アーストロンはアストロモンスに対し、怒って突進する。

その時、アーストロンがアストロモンスの腹部のチグリスフラワーに頭を突っ込み、次第に飲み込まれていく。

 

「えぇっ!?」

「アストロモンスだっけ!?アーストロンって怪獣を食べてる!?」

 

ブロッサムとピーチはアストロモンスがやっている事に驚く。

そう言っている内にアストロモンスはアーストロンを飲み込んだ。

 

「アーストロン、相変わらずひでぇ扱いだな・・・」

 

ゼロはその光景を見て、引き気味になりながらアーストロンに同情する。

アストロモンスはアーストロンを飲み干した後、再びゼロに襲い掛かる。

ゼロはアストロモンスの攻撃を躱し、アストロモンスの腹部にパンチを繰り出す。

当然、アストロモンスの腹部にはチグリスフラワーがあるが、ゼロのパンチを喰らったアストロモンスは苦しんでいた。

 

「俺を貪り食おうなんざ・・・2万年早いぜ!」

 

ゼロはストロングコロナゼロにタイプチェンジする。

 

「姿が変わった!?」

「ウルトラマンってそんなことができるのですか!?」

 

ヴィヴィオとアインハルトはゼロがタイプチェンジするところを見て驚く。

ゼロはアストロモンスにパンチのラッシュを繰り出す。

 

「これで・・・止めだ!」

 

ゼロは最後にアストロモンスの顔面に一発殴り飛ばす。

アストロモンスはゼロの攻撃により吹き飛ばされ、山の断層にぶつかり、埋め込まれる。

ゼロはウルティメイトブレスレットを叩くと、炎のエネルギーを纏わせる。

 

「ガルネイトバスター!」

 

ゼロはアストロモンスにガルネイトバスターを放つ。

ゼロの技はアストロモンスに命中し、アストロモンスはそのまま爆散された。

 

「へへっ!呆気なかったぜ!」

 

ゼロはアストロモンスが爆散された場所に振り向いてそう言う。

ゼロはシンの姿に戻り、フレッシュプリキュアとハートキャッチプリキュアも変身を解く。

 

「すげぇ・・・」

「ゼロもすごいけど、プリキュアもあんなに大きいのを追い詰めるなんて。」

 

トーマとリリィは今の戦いぶりを見て感想を述べる。

 

「いやぁ♪あたし達にかかれば、これくらいお茶の子さいさいですよ!」

「怪獣に踏み潰されそうになっておいてよく言うですっ。」

「あんですって~!?」

 

えりかはコフレの両頬を抓りながら怒る。

ゆりを除くプリキュア一同やヴィヴィオ達は苦笑いしていた。

ただ、シンは何かを感じたのか、つぼみ達がいる方向とは別方向に振り向く。

 

「シンさん、どうかしましたか?」

 

アインハルトはシンのその様子に気付き、尋ねてみた。

 

「いや、なんでもねぇよ。」

 

シンはアインハルトに「なんでもない」と答える。

シン達の様子を伺っていたのは黒いコートを纏った人物である。

アストロモンスが倒された際に崩れ落ちた瓦礫の陰に隠れていた。

 

(別次元の住人がこの世界に迷い込んだか・・・急いで手を打たねばな・・・)

 

黒コートの人物はシン達がせつなのアカルンの力でテレポートしていったのを見送った後、瓦礫の陰から去って行った。

 

 

 

 

 

 

その頃、真理奈はダニエル達の協力で人材選抜をしていたが、それはもう終わり、プロノーン・カラモスにいるアルケミー・スターズを食堂に集められた。

 

「みんなも知っての通り、世界中に空間が歪み、そこから怪獣達が次々と出現した。それと同時に別の世界から来た巨人ウルトラマンと、幻影帝国に立ち向かった伝説の戦士プリキュアが怪獣達と戦っている。しかし、先程言ったように空間の歪みが世界中に発生している限り、この世界も、妖精の世界も次々と怪獣が現れる。その発生源を突き止める為、我々はスーパーGUTSをバックアップすることを決定した。」

 

ダニエルは食堂に集められたアルケミー・スターズにプロノーン・カラモスとスーパーGUTSの決定を話す。

 

「今から名前を上げた者はスーパーGUTSの元でサポートに徹してもらう。呼ばれた人は前に出るように。真理奈。」

「はいはい。(私はダニエル達と違って民間人だから私に発表させなくてもいいでしょうに・・・)」

 

真理奈はダニエルに言われ、ぶつぶつ言いながらもダニエルから渡された名簿を受け取る。

 

「あ、初めに言わせてもらうけど、サポートって言っても戦場に行く必要ないから。」

 

真理奈はアルケミー・スターズの一同に念を押す。

真理奈はその後、咳払いしながら改めて選抜したアルケミー・スターズを発表する。

 

「まず、ミドリカワ・マイ。」

「やった!」

 

呼ばれたマイはダニエル達の元に行く。

 

「いやじゃないのね?」

「元々スーパーGUTSに入りたいなって思ってたんだ!」

「そ、そうだったんだ・・・」

 

真理奈はマイの発言を聞いて苦笑いする。

 

「続けて言うわよ。モリモト・アヤノ。」

「はい。」

「三日月マモル。髙田ルイ。」

「はいっス。」

「はーい。」

「続いて、一条寺友也。佐々木敦子。ジョジー・リーランド。」

「はい。」

「任せて。」

「ハ~イ。」

 

真理奈に呼ばれた数人の人達も次々とダニエルの元に行く。

 

「最後に、七瀬リサ。」

「はい。」

 

最後に呼ばれた七瀬リサもダニエルの元に行く。

 

「以上。」

 

真理奈はそう言って、名簿をダニエルに渡す。

名前を上げた8人はスーパーGUTSへの異動が決まったため、各自部屋に戻り、異動の準備を始まった。

真理奈はキャサリンの元へ行き、スパークレンスの事を聞きに行った。

この時、なのはとユーノも一緒である。

 

「どうなの?キャス。」

「これからよ。」

 

キャサリンはスパークレンスをガラスケースの中の台に設置する。

 

「科学班が作った光遺伝子コンバーターは真理奈が所持していたスパークレンスを覆っていたアークの砂から抽出した光エネルギーを元にプログラムを組み込んで、完成した光エネルギー発生装置。ルルイエで起きた闇の支配者の戦いで力を失ったゼロにその光で蘇らせようとした。」

 

キャサリンは真理奈達に光遺伝子コンバーターを説明し、ルルイエで起きたガタノゾーアの戦いをモニターで見せる。

真理奈達が見たのは石像になったゼロにドルファー202に搭載した光遺伝子コンバーターで蘇らせようとしたところである。

しかし、ガタノゾーアによる妨害で失敗に終わってしまった。

 

「シン君ってそんなことがあったんだね・・・」

「それにこの世界ではそんな出来事があったなんて・・・」

 

なのはとユーノはモニターを見て、この世界で起きた出来事を改めて痛感する。

 

「まぁ、この時の事は一旦置いといて、作戦が失敗したから結果的にどうなったのか、結局分からなかったのよ。そこで、ルルイエの戦いで力を失ったスパークレンスに光遺伝子コンバーターで元の姿にならないか、キャスに頼んで試してみることにしたのよ。キャス、頼んだわよ。」

「えぇ。」

 

キャスは真理奈の言う通りに、光遺伝子コンバーターを作動する。

よって光遺伝子コンバーターから光線が発射し、スパークレンスに照射する。

しかし、しばらく経った後、光遺伝子コンバーターに火花が散らし始める。

この状況に真理奈達は慌てるしかなかった

 

「うわっ!?」

「マズい!?」

 

キャスはすぐに光遺伝子コンバーターを停止する。

そのおかげで大事にならなかった。

 

「ふえぇ~・・・」

「びっくりした・・・」

「あのまま続けていたら光遺伝子コンバーターが壊れる所だったわ・・・」

「でも、逆に言えば失敗したってことになるわね・・・」

 

真理奈達は光遺伝子コンバーターが爆発しなかったのが不幸中の幸いなのかホッとするが、同時に光遺伝子コンバーターによる実験が失敗し、スパークレンスが力を取り戻せなかったことに真理奈は少しショックを受けていた。

 

(この方法がダメなら別の手を考える必要があるけど、どうすればいいのやら・・・)

 

真理奈はスパークレンスに力を取り戻し、再びウルトラマンティガを蘇らせる方法を考え、悩んだ。



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アメリカ・テキサスでの戦い

スーパーGUTSの隊員である中島ぎんがとウルトラマンギンガが被ってるので、分かりやすいように、ひらがなとカタカナに分けております。


妖精の世界でアストロモンスとアーストロンが現れ、シン達を襲う。

しかし、シンはウルトラマンゼロに変身し、ラブ達とつぼみ達もフレッシュプリキュアとハートキャッチプリキュアに変身し、アストロモンスとアーストロンを打ち倒した。

一方、真理奈はプロノーン・カラモスでスーパーGUTSに異動するアルケミー・スターズを選抜し終え、石になったスパークレンスに光を取り戻させ、ウルトラマンティガを蘇らせる為、光遺伝子コンバーターを使用するが、そのマシン自体が壊れてしまう可能性が出る程ショートし、ティガの復活は失敗に終わってしまう。

夕刻、スーパーGUTSに選ばれた8人は異動の準備を終え、リョウとカリヤが所有するゼレットとボッパーでスーパーGUTS基地に行った。

尚、ぎんがは自分の家族と再会するため、休暇を取ることになっていた。

今はプロノーン・カラモスの前にいる。

 

「じゃ、高町とスクライアの事は頼んだわよ。」

「えぇ。真理奈も早く帰ってくるようにね。」

「分かってるって。」

 

ぎんがはそう言ってなのはとユーノを乗せたスバル・インプレッサで一足先に帰宅した。

真理奈はぎんがの車が見えなくなった後、プロノーン・カラモスに入っていった。

そして、ダニエルの部屋に入る真理奈。

 

「お待たせ。ダニエル、キャス。」

「あのままお家に帰ってればいいのに。話なら電話越しでもできるわ。」

 

キャサリンは真理奈にそう言う。

 

「ぎんがとはゆっくり話したいモンだけど、それどころじゃないからね。怪獣が出てきたら休暇どころじゃないし、高町やスクライアのように別の世界から来た奴がこの世界に来てるかもしれないしさ。」

 

真理奈は空いている椅子に座る。

 

「それよりさ、フランスで起きた例の事件の事、シルバーウィークの時に調べようと思ってる。夏休みはできればゆっくりしたいし、スーパーGUTSの人材集めの時にぎんがの結婚式があるわけだし、来月は学校が2学期に入るとはいえ、連休があれば調べる余裕がある。ありすにもこの事を伝えてほしいのよ。」

 

真理奈はダニエルとキャサリンにそう要求する。

 

「確かに5日間もあれば調べる余裕はあるわね。」

「だが、いいのか?今の君はウルトラマンに変身できない。それに、友達の事は兎も角、君の家族が心配するぞ。」

 

ダニエルは真理奈にそう言って心配する。

 

「分かってる。だからシルバーウィークの時にスーパーGUTSにボディーガードをお願いするよう説得してほしいのよ。流石に1人で行こうなんて思ってないわ。頼んでくれる?」

 

真理奈はダニエルにそのように要求する。

ダニエルは真理奈の言葉に悩まされるが・・・

 

「わかった。シルバーウィークの事をスーパーGUTSに伝える。」

「悪いね。」

 

真理奈の要求に承諾するダニエル。

そのダニエルに謝る真理奈。

 

(1ヶ月後にフランス行き・・・か・・・まのんはどこにいるのかな?クルルの奴、また勝手に離れたりしないよね?)

 

真理奈はまのんとクルルの事を思い出し、天井に見上げながら思いを馳せる。

 

 

 

 

 

 

その頃、まのんとマヤ、ドキドキ!プリキュアはアメリカのテキサスでプリキュアに変身して、ウルトラマンギンガと一緒に植物のような無数の触手を持つ怪獣と戦っていた。

まず、怪獣の方を説明しよう。

ギンガが戦っている怪獣は植物怪獣グリンショックス。

惑星ソーキンの隕石に乗って地球に飛来したソーキンモンスターである。

自己修復能力や無数の触手でウルトラウーマンベスを苦戦させた。

そして、ドキドキ!プリキュアとウルトラマンギンガと一緒に戦っているまのんとマヤが変身したプリキュアがキュアエレメントとキュアイージスだ。

まのんが変身したキュアエレメントはカーバンクルのクルルと合体することで変身したプリキュアである。

妖精の世界に現れたゲスラに苦しめられたティガを助けたことがある。

1万年前ではユザレという人物が変身し、当時のティガと共にイビロンと戦ったことがあった。

そして、マヤが変身したキュアイージスの方はハピネスチャージプリキュアと同じ変身アイテム・プリチェンミラーで変身する。

ユグドラシルのトップであるデニーズ・ポーカーからプリチェンミラーとプリカードを貰い、トランプ共和国襲撃を始めたが、キュアソード達による活躍で失敗した。

その後、真理奈達の説得でマリー・アンジュ王女を蘇らせ、プリキュアオールスターズと一緒に戦うことに決めた。

 

「ギンガセイバー!」

 

ギンガはギンガセイバーでグリンショックスの触手を斬り落とすが、グリンショックスの触手は再生し始めた。

 

「再生した!?」

 

ダイヤモンドはグリンショックスの再生能力に驚く。

グリンショックスは触手でギンガを捕らえる。

 

「イージス・ジャスティスソード!」

 

イージスはラブプリブレスから光剣を生み出し、ギンガを捕らえたグリンショックスの触手を切り裂く。

よってギンガは助かったが、グリンショックスの触手が再び再生する。

 

「なんて怪獣なの!?」

「これじゃ、キリがない!」

 

ソードとハートはグリンショックスに苦しむ。

 

「キュゥ!」

「え?この怪獣を海に連れて行けって?」

「キュッ!」

 

エレメントは自身の中にいるクルルの提案に首を傾げる。

 

「そっか!あの怪獣は植物!塩分が含まれている海に放り込めば枯れるから、あの怪獣にとっては弱点だよ!」

 

ハートはクルルの提案に理解する。

 

「よし!俺がこいつを海に放り込む。あとは任せるぜ!」

「私とイージスが決めるわ!」

「よろしくね!ソード!」

 

グリンショックスは触手でギンガを再び捕らえる。

 

「ヒカルさん!」

「大丈夫だ!このまま連れて行く!」

 

ギンガはグリンショックスの触手を掴み、そのまま飛び上がる。

ギンガはヒューストン港まで行くと、グリンショックスを海に叩き落す。

グリンショックスは海に叩きつけられ、もがき苦しみ、ギンガを捕らえた触手を放してしまう。

 

「いくわよ!イージス!」

「わかった!」

 

ソードはラブリーコミューンにキュアラビーズをセットし、画面にハートを描く。

イージスはラブプリブレスのダイヤルを回す。

 

「閃け!ホーリーソード!」

「裁け!ジャッジメントソード!」

 

ソードとイージスは無数の剣状の光弾をグリンショックスに放つ。

グリンショックスはソードとイージスの攻撃でダメージを負い、海水によって徐々に溶けていき、消滅する。

 

「やったーっ!」

 

プリキュア達はグリンショックスが消滅したのを見て喜ぶ。

 

「まだだろ?」

 

ギンガは喜んでいるプリキュア達にそう言う。

 

「ラブリー達の所に行こうぜ。」

「あっ!そうだった!もう1体怪獣いたっけ!?」

「では、急ぎましょうか。」

 

ギンガとドキドキ!プリキュアとエレメントとイージスはハピネスチャージプリキュアの元へ合流する。

 

 

 

 

 

 

一方、ハピネスチャージプリキュアはケンタウロスのような見た目をして、鞭のような尻尾を持つ怪獣と戦っている。

いや、正確には怪獣ではなく、超獣である。

その名は変身超獣ブロッケン。

人間に憑依する能力を持っていることから、TACの隊員・小山隊員を乗り移り、TAC基地を壊滅しようしたヤプール人が作った超獣である。

ウルトラマンAを敗北寸前まで追い詰めるが、ウルトラギロチンで倒された。

今、ハピネスチャージプリキュアはオースティン郊外にいる。

 

「全然効かないよ!」

「弱音を吐かない!ヒカルさんが来るまで持ち堪えるのよ!」

 

プリンセスは弱音を吐くが、フォーチュンに叱咤される。

 

「見て!ハート達とギンガが来るよ!」

『思ったより早かったな。』

 

ラブリーはギンガとドキドキ!プリキュアが来るのを気付き、指を指す。

リュイルも予想より早く駆けつけてきたギンガ達に驚く。

 

「形勢逆転だね!」

 

ラブリー達はギンガ達が来るのを知り、活気がわいてくる。

その時、ブロッケンが金色の光に包まれ、何処かへ飛んで行ってしまう。

 

「えっ!?」

「なになに!?」

 

ラブリー達は拍子抜けしたように驚く。

ギンガ達は降り立ち、変身を解く。

ラブリー達も変身を解いた。

 

「何があったんだ?」

「分かんない。怪獣が光に包まれたと思ったら、どこかへ消えちゃった。」

 

ヒカルはブロッケンの事を尋ねるが、ひめは何が何だか分からない状況である。

 

「ロシアのツンドラにあるツングースカにも同じように光に包まれて消えたという話も聞きましたけど・・・」

「四葉財閥の情報網でも分からなかったよね。」

 

ありすとマナはひめの話を聞いて、ブロッケンのように、ツングースカの出来事を言う。

 

「どういうことなんだ・・・」

 

ヒカルは今の話に悩まれる。

 

『!』

「キュッ!?」

「どうしたの?」

 

六花はリュイルに尋ねる。

 

『クルル、お前も気付いたか?』

「キュッ!」

 

クルルは突然走り出す。

 

「あっ!クルル!また勝手に!」

 

まのんはクルルを追いかける。

ヒカル達もまのんの後を追う。

彼らが向かっている先にはマッキンニーフォールズ州立公園である。




次回はあの4人チームとギンガには欠かせないあのウルトラマンが出ます。


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なのはの教え子と地底の戦士

これと言ったサブタイトルが浮かばず、この通りになりましたが、サブタイトルの通り彼女達とあのウルトラマンが登場します。


真理奈とダニエル達、そしてスーパーGUTSの選抜でプロノーン・カラモスから異動することになった8人のアルケミー・スターズ達。

そんな頃、アメリカでグリンショックスと対峙するウルトラマンギンガとドキドキ!プリキュア、そしてキュアエレメントとキュアイージス。

グリンショックスを倒した後、ブロッケンと対峙しているハピネスチャージプリキュアの元に駆け付けるが、そのブロッケンが光に包まれて消えてしまう。

それからしばらくして、マッキンニーフォールズ州立公園に何かを感づいて駆けつけるクルルをヒカルとプリキュア達が追いかけていった。

その州立公園で、3人の少女と1人の少年、そして10mを超える白い竜が魚人のような怪人と戦っている。

まず、その魚人のような怪人を紹介しよう。

名は半魚人兵士ディゴン。

水棲生命体スヒュームがスーパーGUTSの母艦クラーコフを襲わせた怪人である。

スーパーGUTSの隊員とウルトラマンダイナと攻防戦を繰り広げられた。

そして、そのディゴンと対峙している4人の少年少女と白い竜だが、1人はローラースケートのような物を着用した青いショートヘアーの少女、1人は拳銃のような物を所持しているオレンジのツインテールの少女、1人は槍のような物を所持している赤髪の少年、そして1人は宝石の付いたグローブのような物を嵌めているピンクの髪の少女である。

まず、一番最初に挙げた少女から紹介しよう。

名前はスバル・ナカジマ。

姉のギンガ・ナカジマを救い、聖王のゆりかごでなのはとはやてを救出した経歴を持つ少女である。

戦闘機人というサイボーグであるが、JS事件をきっかけにレスキュー隊員となった。

次に、ティアナ・ランスター。

機動六課のフォワードチームのリーダーを務める少女。

ジェイル・スカリエッティを率いる戦闘機人の3人・ノーヴェ、ウェンディ、ディードを勝利し、スバルと共になのはとはやてを救出した。

そして、エリオ・モンディアル。

ジェイル・スカリエッティ達に利用されたルーテシアを救い出した少年である。

プロジェクトFによって生み出されたクローン人間だが、フェイトの保護により立ち直った。

続いて、キャロ・ル・ルシエ。

エリオ同様、スカリエッティ達に利用されたルーテシアを救い出した少女である。

彼女の能力に危惧され、故郷から追放されたが、フェイトに保護される。

最後に、フリードリヒ。

キャロが使役する飛竜である。

本来の姿はクルルと同じくらいの大きさだが、キャロとエリオが任務を遂行する時、今の大きさになれる。

ちなみに、それぞれが所持している物は、なのはが持っているレイジングハートと同じデバイスである。

スバルが着用しているローラースケート・マッハキャリバー、ティアナが所持している拳銃・クロスミラージュ、エリオが所持している槍・ストラーダ、キャロが嵌めているグローブ・ケリュケイオン。

4人はそのデバイスで変身し、現在ディゴンと戦っている。

 

「次から次へと!しつこいわね!」

「あ~ん!もう!どんだけいるの!?」

 

ティアナはクロスミラージュの射撃で、スバルはシューティングアーツを駆使してディゴンを倒しまくるが、次々と湧いてくるのでキリがなかった。

 

「エリオ君、大丈夫!?」

「うん、平気だよ!」

 

エリオはディゴンの軍団を相手に苦戦するが、キャロが乗っているフリードの火炎により助かった。

高い岩の上からクルルが姿を現し、スバル達がディゴンの集団と戦っているのを見る。

そのクルルの後ろにヒカルとまのんとマヤ、そしてマナ達とめぐみ達が駆けつける。

 

「もう・・・クルルったら・・・」

「見て!あそこ!」

 

まのんは先走ったクルルに息を切らしながらも叱る一方、ひめはディゴンの集団と交戦しているスバル達を見つける。

 

「あの子らもプリキュアなの?」

 

マヤはスバル達を見てプリキュアだと思っている。

 

「多分、違うと思う。男の子もいるし。」

『今の気配はあの者達か。なのは達と同じ外の世界の住人のようだ。』

 

六花は違うと判断し、更にスバル達はなのは達と同じ世界から来た人間であることをリュイルは気付く。

 

「えっ!?あそこにいる人って・・・すばるさん!?」

「なになに!?知り合いなの!?」

「はい!すばるさんは・・・」

「話は後だ!来るぞ!」

 

まのんはひめにスバルの事を話そうとすると、ヒカルに止められる。

ディゴンの集団が岩によじ登って、ヒカル達に向かって走り出す。

それだけでなく、すぐ近くに空間の歪みが生じ、その歪みからエビやカニのような外見をした怪獣が現れた。

その怪獣の名は宇宙海獣レイキュバス。

水棲生命体スヒュームが送り込んだ火炎弾や冷凍ガスを繰り出すことができる宇宙怪獣である。

その冷凍ガスでウルトラマンダイナを氷漬けにしたことがある。

 

「また怪獣が!?」

「あいつは俺に任せろ!」

 

ヒカルはギンガスパークを取り出し、レイキュバスの方に走っていく。

 

「みんな!」

「いくよ!」

 

マナ達はラブリーコミューンを、亜久里はラブアイズパレットを、めぐみ達とマヤはプリチェンミラーを、いおなはフォーチュンピアノを構え、まのんはクルルを抱きかかえる。

まず、マナ達はラブリーコミューンにキュアラビーズを嵌め込む。

 

「プリキュア・ラブリンク!」

「プリキュア・ドレスアップ!」

 

亜久里はキュアラビーズをラブアイズパレットに嵌め込む。

マナ達はラブリーコミューンの画面にL、O、V、Eとなぞり、亜久里はチップペンで5色のロイヤルクリスタルに触れる。

 

「かわルンルン!」

 

プリチェンミラーとフォーチュンピアノから音声を流し、めぐみ達はプリカードをそれぞれの変身アイテムに挿入する。

 

「プリキュア・くるりんミラーチェンジ!」

「プリキュア・きらりんスターシンフォニー!」

 

めぐみ達とマヤはプリチェンミラーのミラーボールを回し、いおなはフォーチュンピアノの鍵盤を鳴らす。

そして、まのんはクルルを抱き寄せると、クルルがまのんの中に入っていく。

 

「えっ!?」

「なにっ!?」

「この光は!?」

「強いけど、暖かい?」

 

スバル達はマナ達が変身する時に発した光に気付き、そちらの方に振り向く。

マナはピンクのコスチュームを、六花は青いコスチュームを、ありすは黄色いコスチュームを、真琴は紫のコスチュームを、亜久里は赤いコスチュームを身に纏う。

よってマナはキュアハートに、六花はキュアダイヤモンドに、ありすはキュアロゼッタに、真琴はキュアソードに、亜久里はキュアエースに変身する。

更にめぐみはピンクのコスチュームを、ひめは青いコスチュームを、ゆうこは黄色いコスチュームを、いおなは紫のコスチュームを身に纏う。

よってめぐみはキュアラブリーに、ひめはキュアプリンセスに、ゆうこはキュアハニーに、いおなはキュアフォーチュンに変身する。

そして、マヤは銀色の光に包まれ、その光から聖騎士のようなコスチュームを身に纏い、キュアイージスに変身する。

最後にまのんは七色の光に包まれ、白と緑のコスチュームを身に纏い、キュアエレメントに変身する。

 

「繋ぎ合う七つの光!キュアエレメント!」

「正義の盾!キュアイージス!」

「みなぎる愛!キュアハート!」

「英知の光!キュアダイヤモンド!」

「ひだまりポカポカ!キュアロゼッタ!」

「勇気の刃!キュアソード!」

「愛の切り札!キュアエース!」

「響け!愛の鼓動!ドキドキ!プリキュア!」

「世界に広がるビッグな愛!キュアラブリー!」

「天空に舞う蒼き風!キュアプリンセス!」

「大地に実る命の光!キュアハニー!」

「夜空にきらめく希望の星!キュアフォーチュン!」

「ハピネス注入!」

「幸せチャージ!」

「ハピネスチャージプリキュア!」

「愛を無くした悲しい魚人さん!このキュアハートがあなた達のドキドキ取り戻してみせる!」

 

変身を終えた後、ハートはディゴンの集団に向けてそう言う。

ディゴンの集団はハート達を襲い掛かる。

 

「ハァァァァァァァァッ!!!」

 

ドキドキ!プリキュアとハピネスチャージプリキュアも向かってくるディゴンの集団を次々と薙ぎ払う。

スバル達はプリキュア達の戦いに度肝を抜く。

 

「すっご・・・」

「インターミドルの選手といい勝負だわ・・・」

「なのはさんとフェイトさんとは別の意味で強い・・・」

「魔法の類じゃないです・・・」

 

スバルとティアナとエリオとキャロはプリキュアの戦いぶりを見て、呆気をとる。

その時、スバル達の背後にディゴンの集団が迫ってきた。

スバル達はそれに気づき、ディゴンから離れる。

 

「プリキュア・ファイヤーボール!」

「裁け!ジャッジメントソード!」

 

スバル達、ディゴンの集団の間に火の玉が着弾し、ディゴンの集団を怯ませ、無数の白い光剣がディゴンの集団に命中し、倒れ伏す。

 

「二人とも、大丈夫ですか!?」

「危なかったわね。」

 

エレメントとイージスはスバル達の前に降り立つ。

 

「え、えぇ。」

「大丈夫だよ!」

「助かったよ!」

「ありがとう!」

 

スバルとティアナとエリオとキャロはエレメントとイージスに礼を言う。

しかしその間、スバルとティアナとエリオとキャロ、エレメントとイージスの周りにディゴンの集団が囲っている。

 

「誰なのかは気になるけど、今はこいつらを!」

「分かったわ!みんな、こいつらを倒して、あの怪獣を倒すわよ!」

「うん!」

「はい!」

 

イージスは話を後にして、ディゴンの集団を何とかしようとティアナに言う。

ティアナはイージスの言う通りにし、スバル達とエレメントに指示を与え、ディゴンの集団に挑む。

一方、ヒカルはレイキュバスの前に立ち、ギンガスパークからウルトラマンギンガのスパークドールズが現れる。

ヒカルはそれを掴み、8の字を描くように振ってからギンガスパークに読み込ませると、「ウルトライブ!ウルトラマンギンガ!」と音声が流れる。

 

「ギンガー!」

 

ヒカルは叫び声をあげながら、ギンガスパークを頭上に挙げる。

よってヒカルはウルトラマンギンガに変身した。

ギンガはレイキュバスの前に身構える。

その時、ギンガの背後に空間が捻じれ始める。

ギンガはそれに気づき、振り向くと、その空間の捻じれから口の部分に巨大な鋏をし、長い尻尾を持つ怪獣が現れた。

いや、それは怪獣ではなく、超獣である。

名は大蟹超獣キングクラブ。

瀬戸内海に現れたカブトガニと宇宙怪獣が合成した超獣である。

その長い尻尾でウルトラマンAを苦しませるが、逆転され、倒される。

 

「またか!?」

 

レイキュバスの目が青から赤に変わり、ギンガに火炎弾を放つ。

 

「ビクトリウムバーン!」

 

その時、空から光線が放たれ、レイキュバスの火炎弾を相殺する。

それと同時にギンガの前に全身がVの字のクリスタルが備わった赤と黒を基調とした巨人が降り立った。

その巨人の名はウルトラマンビクトリー。

地底の民・ビクトリアンの青年ショウがビクトリーランサーで変身するウルトラマンである。

ギンガと共闘し、ビクトルギエルやエタルガーと戦ったことがある。

 

「うわぁっ!また何か出た!?」

「もう一人のウルトラマン!?」

 

スバルとハートはビクトリーの登場に驚く。

 

「ショウ!」

「久しぶりだな!心配したぞ!」

「悪ぃ!心配かけたな!」

 

ギンガはビクトリーとの再会に胸が熱くなる。

しかし、それどころではなかった。

レイキュバスとキングクラブの咆哮で、ギンガとビクトリーは気付き、身構える。

 

「まずはこいつらだな!」

「あぁ!行くぞ!」

 

ギンガはキングクラブを、ビクトリーはレイキュバスを対峙する。

ラブリー達とスバル達もディゴンの集団の戦いに集中する。



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VSキングクラブ&レイキュバス

久々の投稿ですが、3ヶ月もかかったんですね・・・(汗)


アメリカにあるマッキンニーフォールズ州立公園で半魚人兵士ディゴンの集団と戦っている少年少女。

その正体は過去に時空管理局・機動六課に配属し、JS事件をなのは達と共に解決した、スバル・ナカジマ、ティアナ・ランスター、エリオ・モンディアル、キャロ・ル・ルシエだった。

ドキドキ!プリキュアとハピネスチャージプリキュア、そしてヒカルとエレメントとイージスは彼女達の戦いを目の当たりにしながらも、共闘することになった。

そんな時、宇宙海獣レイキュバスが現れ、ヒカルはウルトラマンギンガに変身するが、その直後に大蟹超獣キングクラブが現れる。

その時、レイキュバスの攻撃を相殺し、ギンガの前に現れたのは、かつてギンガと共に同じ世界で地球を守ってきたもう1人の戦士、ウルトラマンビクトリーが現れる。

ギンガとビクトリーはキングクラブとレイキュバスと対峙する。

キングクラブは尻尾でギンガを攻撃する。

ギンガはキングクラブの攻撃をジャンプで躱し、そのまま脳天に殴りこむ。

キングクラブはギンガの攻撃に怯むが、立て直してクラブ光線を放つ。

ギンガはキングクラブの攻撃を躱す。

 

「ギンガファイヤーボール!」

 

ギンガはギンガファイヤーボールでキングクラブに反撃する。

キングクラブはギンガの技に怯む。

ギンガはこの隙にキングクラブに駆け付け、脳天にチョップを下す。

キングクラブはギンガの格闘に負けず、尻尾で攻撃する。

ギンガはキングクラブの尻尾を掴み、ハンマー投げの如く振り回し、投げ飛ばす。

キングクラブはギンガに投げ飛ばされて、そのまま叩き落される。

 

「ギンガサンダーボルト!」

 

ギンガは頭上に雷の渦を発生し、それをキングクラブに投げつける。

キングクラブは立ち上がった瞬間、ギンガの技を受けて怯む。

一方、レイキュバスはビクトリーに向かって走り出す。

 

〈ウルトランス!ハイパーゼットンシザース!〉

 

ビクトリーの右腕に突起状の腕が現れる。

これがビクトリーの得意技の1つ、ウルトランスである。

ウルトランスはショウが所有するビクトリーランサーに怪獣のスパークドールズをリードすることで、様々な怪獣の力を武器に使用することができる。

今、ビクトリーが使ったのは、ハイパーゼットンのスパークドールズをリードすることで装備したハイパーゼットンシザースである。

ビクトリーは向かってくるレイキュバスの腹部に、ハイパーゼットンシザースで突き刺した後、暗黒火球を放つ。

よってレイキュバスはその衝撃により後ろに吹き飛ばされる。

レイキュバスはすぐに起き上がり、目が赤から青に変わり、冷凍ガスを放つ。

 

〈ウルトランス!EXレッドキングナックル!〉

 

ビクトリーはすぐにハイパーゼットンシザースからEXレッドキングナックルに変更させる。

ビクトリーはEXレッドキングナックルで地面に叩きつけると、炎を走らせ、レイキュバスの冷凍ガスを掻き消しながら、そのままレイキュバスに命中する。

レイキュバスはビクトリーの攻撃に怯む。

 

「プリキュア・ロイヤルラブリーストレートフラッシュ!」

「プリキュア・イノセントプリフィケーション!」

 

一方、ドキドキ!プリキュア、ハピネスチャージプリキュア、エレメント、イージス、そして、スバル、ティアナ、エリオ、キャロは互いに連携してディゴンの群れを次々と薙ぎ倒していく。

 

「プリキュア・ハリケーンダンス!」

「イージス・ソードトルネード!」

 

エレメントは緑色の竜巻を発生し、イージスは光剣の竜巻を発生させ、ディゴンの群れを飲み込んでいく。

 

「今よ!」

「OK!」

 

イージスはティアナに止めを刺すよう伝える。

ティアナは無数のオレンジ色の光球を形成し、竜巻に飲まれていたディゴンにクロスミラージュを向ける。

 

「クロスファイヤー・フルバースト!」

 

ティアナはクロスミラージュの引き金を引くと同時にオレンジ色の光球が竜巻に向かって飛翔していく。

その光球は竜巻の中にいるディゴンの集団に次々と命中し、爆散させる。

竜巻が消えた後、スバル達は周囲を見渡すが、もうディゴンの群れはいないことを知り、一先ず安心をする。

ただ、スバルとティアナとエリオとキャロはディゴンの群れとの連戦で披露がピークに達しているのか、その場で座り込んでいた。

 

「大丈夫ですか?」

 

エレメントはスバル達の元に駆け付け、心配かける。

 

「だ、大丈夫だよ。」

 

スバルは息を切らしながらエレメントに言う。

 

「エレメント、イージス。あなた達はこの人達をお願い。」

「あたし達はヒカルさん達を援護するから。」

「は、はい。」

「頼んだわよ。」

 

ドキドキ!プリキュアとハピネスチャージプリキュアはエレメントとイージスにスバル達を守っておくよう頼み、ギンガとビクトリーを援護するべく、駆けつけていった。

 

〈ウルトランス!シェパードンセイバー!〉

 

ビクトリーはシェパードンセイバーを召喚し、レイキュバスを叩き斬る。

レイキュバスはビクトリーの攻撃に怯む。

ギンガもギンガスパークランスを出し、キングクラブを斬りつける。

キングクラブはギンガの攻撃に手も足も出なかった。

ギンガとビクトリーの猛攻に後退るレイキュバスとキングクラブはそれぞれ火炎と冷凍ガスを吐き出す。

 

「ハニー・テレポート!」

 

その時、ギンガとビクトリーが突然消え、レイキュバスとキングクラブの攻撃が躱される。

レイキュバスとキングクラブはギンガとビクトリーを探すが、見当たらなかった。

 

「煌めきなさい!トゥインクルダイヤモンド!」

「ときめきなさい!エースショット!ばきゅ~ん!」

「プリンセス・トルネード!」

「フォーチュン・タンバリンリング!」

 

レイキュバスが氷の結晶を纏った竜巻に飲まれ、全体に氷漬けにされる。

一方のキングクラブは光のロープとリング状のエネルギーにより、身動きが取れない状態になる。

その直後、レイキュバスとキングクラブの背後にギンガとビクトリーが現れる。

 

「フヒィ~・・・あたしまで氷漬けにされるトコだった~・・・」

「あぁ・・・ごめんね、プリンセス。」

「アイちゃんがいなかったら巻き込まれたわね・・・」

「無事でよかったですわ。」

「きゅぴ!」

 

レイキュバスとキングクラブの付近に飛んでいるのは、ダイヤモンドとプリンセス、エースとフォーチュンである。

レイキュバスとキングクラブの動きを封じたのはこの4人だったのだ。

 

「ヒカル、あの女の子たちは?」

「伝説の戦士プリキュア。俺達ウルトラマンと一緒に戦う仲間だ!」

 

ギンガはビクトリーにプリキュアの事を教えた。

キングクラブはダイヤモンド達に気づき、尻尾で薙ぎ払おうとした。

 

「ラブリー・ライジングソード!」

「煌け!アルティマソード!」

 

しかし、キングクラブの尻尾は、ラブリーとソードの技によって切断され、空振りになる。

キングクラブは尻尾が使えなくなったので、クラブ光線でラブリーとソードに放つ。

 

「プリキュア・ロゼッタリフレクション!」

 

ロゼッタはプリキュア・ロゼッタリフレクションでキングクラブの攻撃を防ぐ。

 

「プリキュア・ハートシュート!」

 

ハートはプリキュア・ハートシュートを放ち、キングクラブに命中する。

よってキングクラブは攻撃を中止した。

 

「今だよ!」

 

ハートはギンガとビクトリーに止めを刺すよう伝える。

 

「あぁ!」

 

ギンガとビクトリーはハートの言う通りにキングクラブとレイキュバスにギンガクロスシュートとシェパードンセイバーフラッシュを放つ。

ギンガの光線はキングクラブに、ビクトリーのV字型の刃はレイキュバスに命中する。

よってキングクラブとレイキュバスは同時に爆散された。

 

「よし!」

「やったーっ!」

 

ハート達とスバル達はギンガとビクトリーが勝利した所を見て、大喜びする。

ギンガとビクトリーはキングクラブとレイキュバスとの戦いを終えた後、変身を解き、プリキュア達の元に来る。

プリキュア達とスバル達も変身を解き、互いに自己紹介をした。

 

「じゃぁ、ギンガビクトリーにはなれないという事か?」

「あぁ。けど、いつか力を取り戻せるぜ。あの子達がついてるからな。」

 

ヒカルはショウにウルトラフュージョンブレスが失われたことを伝えるが、力を取り戻せるチャンスがあるとショウに言う。

 

「しかし、ウルトラマンの他に時空の歪みでこの世界に飛ばされた奴もいるとはな。」

 

ショウはスバル、ティアナ、エリオ、キャロの方に振り向く。

 

「すばるさん・・・あ、いや。ナカジマさん。人違いしてすみませんでした。」

「あぁ、気にしない、気にしない。それにスバルでいいから。」

 

まのんは人違いをしていたスバルに謝るが、気にするな、と言われる。

 

「でも、この世界にスバルと同じ名前の女の子がいるなんてね。」

「会ってみたいよー!」

 

スバルはまのんからすばるの事を聞いて興奮していた。

 

「私も会いたいです!」

「いや、会ったらややこしくなるんじゃ?」

 

エリオはスバルとキャロの言葉にツッコミを入れる。

 

「こっちの世界にもあたしがいるってことは、ギン姉やノーヴェもいるのかな?」

「はい。チンクさんやディエチさん、それからウェンディさんもいます。」

 

まのんはキャロにすばるの家族の事を言う。

 

「やっぱりチンク達もいるのね・・・」

 

ティアナはまのんからすばるの家族の事を聞いて苦笑いする。

それを他所に、クルルとフリードは鬼ごっこしてるかのように遊んでいた。

クルルとフリードだけじゃない、シャルルとラケルとランスも追いかけっこしていた。

 

「あ、そうだ。クルル、勝手にどこかへ行っちゃダメでしょ?」

「キュ?」

 

まのんはクルルに叱り、そのクルルはフリードを追うのをやめ、まのんに振り向くと、能天気に首を傾げる。

その途端、シャルルとラケルとランスはクルルにぶつかり、地面に転がった。

まのんはクルルのそんな様子に溜息を吐くしかなかった。

 

「もう、クルルったら・・・」

「まぁまぁ、クルルがここに連れて来なかったらティアナ達が無事で済まなかっただろうし・・・」

 

マヤはまのんをそう言って宥める。

その時、どこからか腹の虫が響き渡る。

 

「え?」

「ちょっと、マナ?」

「あ、あたしじゃないよ!?」

「じゃ、ゆうこなの?」

「フフッ、私ならありそうだけど、違うよ?」

 

まのんは今の腹の虫を聞いて目が点となり、六花はマナの方に睨みつけるが、マナは否定し、ひめはゆうこにジト目で見るが、ゆうこは違うと言い出す。

 

「ごめん、あたし・・・(////)」

 

スバルは照れながら手を挙げて言う。

そう、腹の虫の張本人はスバルだった。

 

「全くあんたは・・・」

 

ティアナはそんなスバルに対し、ジト目で呆れる。

 

「それでは、私の別荘に戻りましょうか。ティアナさん達が住んでいるミッドチルダの事を知りたいですし。」

 

ありすはまのん達をスバル達と一緒に別荘に戻るように提案する。

 

『それに別行動をしている誠司とまりあも怪獣と戦っているはずだ。急いで合流した方がいいだろう。』

 

リュイルはまのん達にそう言う。

 

「それじゃ、行こっか。」

「誠司君達と手伝うために。そして・・・」

「テキサス名物ステーキを食べるために!」

「そっちが本命じゃん!」

 

めぐみとゆうこが意気込むが、ひめは2人の最後の意気込みにツッコミを入れる。

 

「よーし、そうと決まればしゅっぱーつ!」

「あんたねぇ・・・」

 

スバルはめぐみとゆうこの意気込みに乗り、ティアナはそんなスバルに呆れる。

エリオ達は苦笑いするしかなかった。

それはさておき、まのん達はスバル達とショウと一緒に誠司達と合流するべく、クルルとリュイルの力でテレポートして、マッキンニーフォールズ州立公園から去って行った。




次回はギンガをサポートしたあのウルトラマンが登場します。


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暗躍する革命

不定期投稿とはいえ、こんなペースで大丈夫なんかな・・・


アメリカのマッキンニーフォールズ州立公園でスバル、ティアナ、エリオ、キャロと出会い、空間の歪みから現れたレイキュバスとキングクラブを新たに現れたウルトラ戦士・ウルトラマンビクトリーと連携して戦うギンガとドキドキ!プリキュアとハピネスチャージプリキュアとエレメントとイージス。

それぞれの得意技を駆使してレイキュバスとキングクラブを撃破する。

2体の怪獣との戦いの後、別の場所で戦っている仲間と合流するマナ達。

その仲間とは・・・

 

「ストリウム光線!」

 

2本の角を生やした赤い体の巨人・ウルトラマンタロウである。

タロウはウルトラ六兄弟の末っ子で、東光太郎が変身するウルトラ戦士である。

今では宇宙警備隊の筆頭教官を務めており、ウルトラマンメビウスを教導したのも彼である。

そしてそのタロウに変身した今の変身者は相良誠司である。

彼はハピネスチャージプリキュアのキュアラブリーこと愛乃めぐみの幼馴染。

めぐみがラブリーだったことがバレたことがきっかけでサポートすることになった。

そして、今はウルトラマンタロウの変身者として戦っている。

そのタロウがストリウム光線を放った件だが、タロウは今、目の前にいる怪獣と戦っている。

その怪獣は背中に鰭が生え、二本の角を持つ首長竜のような怪獣である。

その怪獣の名は古代怪獣キングザウルス三世。

角からバリヤーを張って光線を防ぐ強力な怪獣である。

ウルトラマンジャックのスぺシウム光線や八つ裂き光輪をも防ぎ、ジャックを窮地に追い詰めた。

そのキングザウルス三世はバリヤーでタロウのストリウム光線を防いでしまう。

 

「くそっ!光線技が効かない!」

『落ち着け、誠司。キングザウルス三世はバリヤーで光線技を防ぐが、それは横方向だけ。真上から攻撃して角を破壊すればバリヤーは張れない。』

「真上から?」

『あぁ。ジャック兄さんはその方法でキングザウルス三世を倒したのだ。』

 

タロウは誠司にキングザウルス三世の倒し方を教えた。

キングザウルス三世は口から放射能光線を放つ。

タロウはキングザウルス三世の光線をジャンプで躱す。

タロウは上空からスワローキックでキングザウルス三世をお見舞いする。

しかも、タロウの攻撃は見事にキングザウルス三世の角を蹴り折らせた。

 

「よし!」

『上手いぞ、誠司!』

 

タロウの助言を受けて、スワローキックでキングザウルス三世の角を蹴り折らせることに成功した誠司は心の中でガッツポーズする。

キングザウルス三世は自身の角が折らされたことに焦りを隠せなかった。

タロウはキングザウルス三世に反撃を行なう。

タロウはキングザウルス三世を殴ったり蹴ったりした後、背中を掴んで持ち上げ、地面に放り投げる。

地面に叩きつけられたキングザウルス三世はタロウに背中を向け、逃げようとする。

しかし、タロウはそれを見逃すはずはなく、ストリウム光線を放つ。

タロウの光線はキングザウルス三世の背中に命中。

キングザウルス三世はタロウのストリウム光線を受け、力尽きる。

 

「やあっ!!」

 

タロウとは別に戦闘を繰り広げられていた。

そこでは、キュアフォーチュンによく似たコスチュームだが、フォーチュンと違い、長いフレアスカートをし、大人っぽい雰囲気をしたプリキュアと、カウガールのようなコスチュームをしたプリキュア達がディゴンの群れと戦っていた。

前者のプリキュアはキュアテンダー。

ハピネスチャージプリキュアのキュアフォーチュンの姉であり、氷川まりあが変身するプリキュアである。

プリキュアハンター・ファントムとの戦いで、エターナルケージに封印された挙句、クイーンミラージュに操られたが、ハピネスチャージプリキュアに救われた。

後者のプリキュア達はボンバーガールズプリキュアである。

彼女達はアメリカ西部で幻影帝国の魔の手から守り続けたプリキュアチームである。

テンダーはディゴンの群れを一ヵ所に集めるように薙ぎ倒していく。

 

「シェリフ、ポニー、インディ、今よ!」

 

テンダーはボンバーガールズプリキュアにディゴンの群れに止めを刺すよう伝える。

ちなみにテンダーが呼んでいるシェリフとポニーとインディというのは、保安官風のプリキュアがキュアシェリフ、金髪ポニーテールのプリキュアがキュアポニーで、インディアン風のプリキュアがキュアインディである。

 

「サンキューな!」

「ミー達に!」

「任せてくだサーイ!」

 

ボンバーガールズプリキュアは頷き、右肩から星を出す。

 

「スターブーメラン!」

 

3人同時に星を投げ飛ばす。

その星はディゴンの群れに命中し、1体残らず消滅させた。

テンダーとボンバーガールズプリキュアはディゴンの群れを倒して、安堵する。

テンダーは変身を解き、まりあに戻る。

その直後、めぐみ達が駆けつけてきた。

 

「お姉ちゃん!」

「いおな!」

 

いおなはまりあの元に駆け付け、抱きつく。

 

「シェリフ、ポニー、インディ。」

「そっちも終わったの?」

「あぁ。たった今な。」

「ミス・マリアのおかげで助かったワ。」

「ウルトラマンも怪獣をやっつけてくれて感謝デース。」

 

ゆうことひめはシェリフ、ポニー、インディと話し合う。

 

「誠司、お疲れ様!」

「めぐみもお疲れだな!」

 

めぐみと誠司は互いにハイタッチする。

 

「すごぉい、あの有名なボンバーガールズプリキュアをこの目で見られるなんて・・・」

「・・・」

 

まのんはシェリフ達を見て、両手を組んで目を光らせるが、マヤの方はバツが悪そうにシェリフ達から視線を逸らした。

 

「?マヤ?」

「どうした?」

 

ティアナとショウはそんなマヤに気付き、尋ねる。

 

「マヤ、まだ気にしてるの?」

「・・・えぇ・・・」

 

真琴はマヤがシェリフ達から視線を逸らした理由を察しながら尋ねると、マヤは俯きながら頷く。

 

「あの子達に何かしたの?」

 

スバルはマヤにそう聞く。

 

「・・・後で話すわ・・・」

 

マヤはスバルの質問に対し、そう答えるしかなかった。 

 

「ドキドキ!プリキュアとハピネスチャージプリキュアもかっこいいけど、ウルトラマンも強くてかっこいいね。なんだか興奮しそうだよ。」

 

その状況を遠くから、赤いバンダナをした黒のロングヘアーの少女は見ていた。

いや、彼女だけではなかった。

 

「レン、遊びに来たんじゃないのですよ?わたくし達の目的は、例の女の追跡です。人間界にいるとフラムからの情報で知ったんですから、少しは集中を・・・」

 

レンと呼ばれた少女の隣に、金色の鎧を纏った金髪の少女もいたのだ。

 

「ぶぅ~。頭固いんだから、セレナは・・・」

 

レンはセレナと呼ばれた少女に頬を膨らませながらジト目で睨む。

 

「君だって、ユグドラシルの女騎士さんに興味持ったんでしょ?」

「キュアイージスの事ですか。確かに戦士としての腕は興味を持ちますが、罪を犯した者に気にする道理はないでしょう。それよりも行きますよ、レン。」

「ほい、了解。」

 

セレナはレンにそう言い、首に掛けているメダリオンを握ると、セレナの足元に金色の三角形の魔法陣が現れる。

その後、セレナが光に包み込まれ、消えていった。

 

「う~ん、ボクはあのカーバンクルの女の子が気に入ったんだよな~?」

 

レンはまのんの事を言っているのか、口を尖がらせながら不貞腐れる。

 

「ま、いいや。クレインやフラムに無理言って、お姉さんを探すついでにお話すればいっか。だったら、その子が日本に帰って来た時に会っとこう。」

 

レンはそう言いながら、ポケットからメダリオンを出し、指パッチンをした後、足元に黒い三角形の魔法陣が現れ、光に包み込まれた後、消えていった。

 

 

 

 

 

 

その頃、真理奈はプロノーン・カラモスでの用事を済ませた後、小泉学園に戻り、そして、自宅の近くまで帰ってきた。

 

「ふぅ・・・すっかり遅くなったわね・・・でも、夕飯まで間に合うかな。」

 

真理奈はアタッシュケースを手に、そのまま真っ直ぐ帰宅する。

そして、家のドアの前に来て、ドアの取っ手を握って開ける。

その途端、真理奈は土間に立ち止まり、そこら中に置いてある靴の数を眺める。

 

「やれやれ・・・居候がこんなにいると苦労するわね・・・しかも来客は中島ファミリーの7人もここに来てるから大変だわ・・・母さんの部下達は裏口の玄関を使ってたから問題ないけど。」

 

真理奈はその辺の靴を見て、やれやれとジェスチャーをする。

その居候というのは、なのは、ユーノ、ヴィヴィオ、アインハルト、トーマ、リリィの事である。

真理奈はそう愚痴りながらも、靴を脱いでダイニングルームへ行く。

 

「ただいま~。」

 

真理奈はダイニングルームに通じるドアを開ける。

 

「真理奈ーっ!おかえりっスーっ!」

「うおぉあぁっ!?」

 

真理奈は突然、何かにぶつかって後ろに倒れる。

いや、ぶつかると言うより、押し倒されたと言った方が正解だった。

犯人は赤髪を後頭部にまとめた少女・ウェンディである。

 

「ウェンディ、いい加減にそうやって突進する癖やめないか?」

 

黒い眼帯をつけた銀髪の少女・チンクはそんなウェンディを呆れながら注意する。

 

「ウェンディったら相変わらずだね?」

「・・・ったく、このバカは・・・」

 

長い茶髪を薄黄色のリボンで結んでいる少女・ディエチと少年的な雰囲気を纏った赤髪の少女・ノーヴェもウェンディに対して呆れていた。

この4人は、ミッドチルダではJS事件を勃発した違法研究者・ジェイル・スカリエッティの手によって生み出された戦闘機人である。

事件解決後、更生プログラムを受け、ナカジマ家の養子として迎えられた。

プリキュアの世界では、その4人とは別人である。

 

「ええい!どきなさい!」

「おわぁっ!?」

 

真理奈は両手でウェンディを少しずつ話した後、その時に空いた所に自分の足でウェンディの腹に置いて、突き飛ばす感じに足を延ばした。

よってウェンディは思い切り吹っ飛ばされた。

真理奈はその後に上体を起こす。

 

「あいててて・・・真理奈、蹴り飛ばすなんて酷いっスー!」

「あんたがいきなり抱きついて来るからでしょうがよ!」

 

ウェンディは頭のたんこぶを抑えながら真理奈にそう言うが、逆に文句を言われる。

 

「それより、高町とスクライアは兎も角、他の4人は帰って来たの?」

「あぁ。ヴィヴィオ達はね・・・」

「お待たせしました!」

 

真理奈はヴィヴィオ達の事をディエチに聞くと、別のドアからヴィヴィオ、アインハルト、トーマ、リリィが入ってきた。

4人共、すでにパジャマ姿である。

 

「あ。真理奈、お帰り~。」

「あぁ、ただいま。」

 

ヴィヴィオは真理奈が帰って来たのを気付いて、挨拶する。

 

「シン兄さんと相手してどうだったの?」

「正直きつかった・・・」

「うぅ~、リアクト状態でも敵わなかった・・・」

 

真理奈はシンとの模擬戦についてヴィヴィオ達に聞くと、トーマとリリィは疲れ切った表情でそう答える。

 

「手加減してもらったとはいえ、次元が違いました・・・」

「私なんかウルトラマンになっても手も足も出なかったよ・・・」

 

アインハルトとヴィヴィオも苦笑いしながら、そう答える。

 

「まぁ、シン兄さんの戦闘スタイルは人間の常識超えてるから・・・」

 

真理奈はそんなヴィヴィオ達を見て、苦笑いしながらそう言う。

 

「真理奈ーっ!おかえりーっ!」

「ほげぇっ!?」

 

真理奈は突然、機動六課時代のスバル・ナカジマとそっくりな少女に押し倒される。

その少女とは中島すばるである。

 

「真理奈、会いたかったよーっ!」

「ええい!お黙り!」

「うわあぁっ!?」

 

真理奈はそんなすばるに対し、巴投げをする。

 

「いった~い・・・こんなのあんまりだよ~・・・」

「いきなり抱きついてきて、なに言ってんのよ!?」

 

真理奈は痛がっているすばるに怒鳴る。

ヴィヴィオ達はその光景を見て笑い出す。

 

「え?何で笑ってんの?」

「あぁ、ごめん。このやりとり、スゥちゃんとティア姉の事を思い出して・・・」

(スゥちゃんとティア姉って誰よ?)

 

真理奈はヴィヴィオ達が突然笑い出した理由を聞くと、トーマがスバルとティアナのやりとりを思い出したと言い出し、真理奈は「なんだそりゃ・・・」と言いたげな表情で呆れる。

 

「さ、思い出話は後にして、晩御飯を食べようか。」

 

ディエチは一回手を叩いて夕飯を食べるよう勧める。

 

「はーい!」

「今日は餃子っスー!」

 

すばる達はテーブルの方に向かう。

真理奈はダイニングにいないなのはとユーノを呼びに行った。

 

 

 

 

 

ちょうどその頃、大貝町の四葉ターミナルのコンテナの傍に白衣を纏った2人の青年が集まっていた。

その2人の内1人は髪型がツンツンした茶髪をしており、もう1人は眼帯をつけた黒い髪型をしていた。

 

「遅い・・・」

 

眼帯の男は腕時計を見ながらも、キョロキョロしている。

 

「・・・!来たぞ!」

 

ツンツン頭の男は何かを発見したのか、眼帯の男に声をかける。

ツンツン頭の男が発見したのは、翼と両腕の生えた蛇である。

蛇の腕に紫の水晶が付いた杖を持っている。

その蛇はヨロヨロと降り、その時に持っていた杖を落としてしまう。

眼帯の男はその杖を拾う。

その時、翼の生えた蛇が突然姿が変わり、紫色のウェーブヘアーの少女となる。

 

「よく見つけたよ、蛇。軟禁したお前を行かせて正解だったよ。」

「!このぉ・・・」

 

紫ウェーブの少女は眼帯の男に言われて、睨みつける。

その時、ツンツン頭の男はポケットからリモコンのような機械を取り出し、スイッチを押す。

すると、紫ウェーブの少女の首に掛けている首輪から電流が走り出す。

 

「!アァァァァァァァァッ!!!」

 

紫ウェーブの少女はその電流に耐えられず、突っ伏してしまう。

その後、ツンツン頭の男は彼女の脇腹を狙って蹴り飛ばす。

 

「バケモノが。逆らおうとしてんじゃねぇよ。」

 

紫ウェーブの少女はツンツン頭の男に蹴り飛ばされ、咳き込みながら脇腹を抑える。

 

「おい、例のサンプルは持って来たのか?」

「問題ないよ。ちゃんと持って来てる。」

 

ツンツン頭の男は眼帯の男に聞く。

眼帯の男は内ポケットから血液が入った試験管を出す。

 

「こいつをあの怪獣に入れておけば、プリキュアなんてイチコロさ。」

「よし、急いで計画を始めるぞ。我々ユグドラシルに革命を!」

 

ツンツン頭の男は眼帯の男にそう言って、紫ウェーブの少女を引き摺って、どこかへと立ち去る。



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変異されし少女の虚ろ

戦闘シーンありませんが、もう少し待っててください。


ドキドキ!プリキュアとハピネスチャージプリキュア、そして、ウルトラマンギンガとキュアエレメントとキュアイージスはスバル・ナカジマ、ティアナ・ランスター、エリオ・モンディアル、キャロ・ル・ルシエとウルトラマンビクトリーと共にレイキュバスとキングクラブ、そしてディゴンの群れを退治した一方、キングザウルス3世と対峙していたウルトラマンタロウは苦戦するものの、キングザウルス3世に打ち勝つ。

アメリカで活躍していたボンバーガールズプリキュアとの協力で、怪獣を倒した彼女達は一時の休息をとっていたその頃、真理奈は実家で中島ぎんがの休暇により、中島家と一緒に団欒している。

 

「しっかし、今でも信じらんないわね。まさかぎんがが結婚することになるなんて・・・」

 

真理奈は箸でぎんがに向けて言う。

 

「もう、真理奈。お行儀が悪いわよ?」

 

ぎんがは真理奈の行為を見て、注意する。

 

「そうだよ?お箸で人を指しちゃダメだよ。」

 

なのはもぎんがと同じように真理奈に注意する。

 

「ム・・・わ、悪かったわね・・・」

 

真理奈はなのはとぎんがに指摘され、箸を下ろす。

 

「やれやれ、お前さん達の娘は礼儀がなってねぇな?」

「すみません。妹の方はしっかりしているんですけど・・・」

「結婚式当日が心配だな。」

 

真理奈の両親である母の真奈美と父のカズマは、すばるの父親・中島げんやと真理奈の事を話している。

 

「密かにディスらないでくれる?」

 

真理奈は真奈美とカズマ、げんやの方に睨む。

 

「いや、実際そうっスし・・・」

「頭いい癖にこの態度だもんな・・・」

「少しはぎん姉に見習ってほしいよね・・・」

「品行方正を心掛けて貰いたいものだ・・・」

「あんたらまで・・・」

 

真理奈はウェンディ、ノーヴェ、ディエチ、チンクに言われ、肩をすくむ。

 

「自業自得です。」

「流石に今のはどうかなと思う・・・」

「まだ局員見習いだった時の俺達に比べたら、そっちの方がマシだったな・・・」

「もう、社会人になったら恥ずかしい事だよ。」

「うわぁ・・・散々な言われ様・・・」

 

アインハルト、リリィ、トーマ、ヴィヴィオにも言われた真理奈は流石にゲッソリする。

 

「こんな風に言われたくないなら気持ちを切り替えるんだね?」

「クッ・・・あんたもかよ・・・もう、落ち込むしかないわ・・・」

 

ユーノにまで言われた真理奈は落ち込むしかなかった。

すばるはそんな真理奈を見て苦笑いする。

 

「ね、ぎん姉。ツトムさんとの結婚式、ハワイでやるんだよね?ダイゴさんとレナさんも来てくれるかな?」

「えぇ。ダイゴさんとレナ先輩にはすでに連絡とってあるわ。」

 

すばるはぎんがに結婚の事を話した。

ぎんがとツトムの結婚式はハワイ・ホノルルのキャルバリー・バイ・ザ・シー教会で挙げることになり、二次会はカハラホテルで行なうことになり、更に、真理奈の姉と義兄であるレナとダイゴも結婚式に招待されていたのだった。

 

「姉さんと義兄さんもか・・・私としては2人の結婚より姉さん達の再会が楽しみだけどね。」

「また~!」

 

すばるは真理奈の本音を聞いて頬を膨らませる。

 

「薄情っスよ、真理奈。」

「ホント、デリカシーねぇな?」

「いや、関係ないでしょ!?」

 

真理奈はまたウェンディとノーヴェにディスられる。

 

「あぁ。真理奈はまのんちゃんにこの事を伝えたの?」

「えぇ。プロノーン・カラモスから出た後にメール送っといた。受信が大分遅くなるけどね。」

 

ぎんがは真理奈にまのんに結婚の事を教えたのか尋ね、真理奈はすでに伝えたと言う。

 

「まのんは今、お友達と一緒に旅行中だけど、そんなに長くあっちこっち飛び回ったりしないはずよ?精々3日か5日で戻ってくるんじゃない?」

 

真理奈は明後日の方向にまのんの事を思い浮かべながら言う。

 

 

 

 

 

 

その頃、ログハウスに立て籠っている白衣の2人組は荷物をまとめる。

ちなみに紫ウェーブの少女は、外で鎖で繋がれており、逃げられない状態にある。

 

「君、うっかりして逃がさないでよ?」

「当たり前だ。そんなヘマすると思ってんのか?」

「だよね。問題は外にいる蛇か。」

 

眼帯の男とツンツン頭の男はドアの向こうに向いた。

 

「いずれにせよ、プリキュアとウルトラマンがジョナサンと組んだ挙句、我々の計画を水の泡にしたんだ。その報いを受けてもらわないとな。」

「そうだね。噂では、ある国の技術によく似た魔法を使える何者かが姿を現しているみたいだ。これ以上面倒にならないように手を打たないとね。」

「あぁ。ヤマザキさんとドクトル・ゴースができなかった目的を達成するために。」

「そして、トランプ王国を手に入れるためにね。」

 

2人はそう話し合う。

一方、外にいる紫ウェーブの少女は乾パンを食べているが、二人の白衣の男に散々な仕打ちを受けてきたせいか、気分が悪くなり、嘔吐した。

 

「げほっ!えほっ!」

 

少女は「ハァッ!ハァッ!」と息を切らした後、右腕で口を拭う。

 

「はぁ、はぁ・・・くっそぉ・・・」

 

少女は右手を見つめながら、過去の事を脳裏に思い浮かべる。

 

~~~~~回想~~~~~

 

「被験体No.08・伊佐薙シオン。5歳の時に両親、兄妹を失い、天涯孤独の身になった。8歳に蛇の細胞を移植し、突然変異に成功。10歳の時、変化が始め、翼と腕が成長する・・・か。とんでもないバケモノだな、この女。度が過ぎた突然変異だな・・・」

 

ツンツン頭の男は手に持っているレポートを見ながら、ドアの窓から覗き込む。

そのドアの向こうの部屋には紫ウェーブの少女がベッドの上で寝転がっていた。

その少女こそが、伊佐薙シオンである。

シオンの部屋には吐瀉物があちこち吐き出されており、息を切らしている。

 

「いつまで・・・こんな所にいなきゃいけないんだよ・・・」

 

シオンは吐き出した時に口についていた吐瀉物を右腕で拭い取る。

当時のシオンは、彼女以外の家族はおらず、友達も移植手術を強引に受けられて以来、会うこともしなかった。

ツンツン頭の男が言ったように、シオンは天涯孤独の身である。

そこに眼帯の男がやってくる。

 

「シオン、生きてるよね?」

 

眼帯の男はシオンを呼び掛ける。

シオンはその男に対し、鋭い目つきで睨みつける。

 

「この施設に残っている君に仕事をやる。僕達と一緒に来るんだ。」

 

眼帯の男はシオンについて来いと告げる。

その時、シオンは蛇の姿となり、眼帯の男に食って掛かる。

しかし、シオンは当然閉じ込められた状態にあり、抗おうにもこじ開けることもできないのだ。

眼帯の男はポケットからリモコンのような機械を取り出し、スイッチを押す。

その時、シオンの首輪から電流が流れる。

 

「!?アァァァァァァァッ!!!!」

 

電流を受けたシオンは、抵抗も空しく、地に蹲る。

 

「このスイッチ、倉庫で見つけたものでね。君の首輪と同じ番号が書かれていた。その首輪、決まった奴を大人しくするために掛けていたんだろうね。その方が移植手術をするのに手間が掛からないから。そしてこのスイッチは決まった奴の首輪と連動しているそうだ。そうすれば、首輪から電流が流れることができる。つまり、僕達に逆らうのは無理だってことさ。」

 

眼帯の男はシオンに嘲笑いながらそう言う。

 

「クゥゥゥ・・・・」

 

シオンは悔しそうに眼帯の男に睨みつける。

 

「話を戻すとしようか。仕事の内容はここから出した後に教える。僕達は一足先に外に出るから、自力で来るんだ。」

 

眼帯の男はシオンにそう告げ、ドアのロックを解除し、ツンツン頭の男と一緒にこの場から去って行く。

シオンは嘔吐や、先程の電流によるダメージに苦しみながらも、覚束ない足取りで2人を追うように、部屋から出る。

今のシオンは首輪が付けられており、その首輪から電流が発せられ、更に最悪なことにそれを起動するスイッチは2人の白衣の男が持っている以上、彼らに従うしかなかった。

 

~~~~~回想終了~~~~~

 

「いつまでこんな風にいなきゃなんないんだよ・・・」

 

シオンは仰向けになって夜空を見上げながらそう俯く。

 

 

 

 

 

翌日、真理奈とぎんがは町外れの墓場で墓参りをしていた。

と言っても、真理奈とぎんがはそれぞれ違う墓碑の前で供養している。

 

(祖父ちゃん、あのまのんがプリキュアになったのよ?信じられないでしょ?とはいえ、今のあの子は危なっかしい状況になるかもだし、天国で見守っててよ。)

 

真理奈は墓碑の前で黙祷する。

それを終えた後、つい先程墓参りを終えたぎんがと合流する。

 

「あ、ぎんが。クイントおばさんの墓参り終わったの?」

「えぇ。すばる達がすでに供養してたみたいだけど、久しぶりにお母さんに会うんだから、私もしておかないと。」

「そりゃそうよね。」

「光太郎さん、お孫さんにお参りされてうれしいでしょうね。」

「・・・そうだといいけど・・・」

 

真理奈は少し俯きながらも、笑みを浮かべる。

 

「んじゃ、私、ダニエルに呼ばれたから先に帰ってて。どうせ、明日出勤でしょ?」

「それは隊長の判断次第だけどね。でも、またプロノーン・カラモスに行くなんて。昨日あそこに行ったばかりでしょう?」

「えぇ、今日は別件で呼ばれたみたい。一応、プリキュアの皆には伝えるけどね。」

 

真理奈は今日、ダニエルに呼ばれ、プロノーン・カラモスに行くことをぎんがに伝える。

 

「なのはちゃん達も?」

「高町達には教えないつもりだけど、まあ、あの子等の事だから、そっちはそっちで何とかするでしょ?」

 

真理奈はぎんがにそう言う。

 

「んじゃ、また後で。」

 

真理奈はぎんがと別れる。

その後、歩きながらiPhoneのメールの内容を見る。

差出人はまのんである。

内容は二つある。

一つはハワイで行う、ぎんがの結婚式について了承した事、もう一つは海外出張中になのはと同じ世界、つまり、プリキュアの世界とは別の世界から来たスバル、ティアナ、エリオ、キャロと出会ったことである。

 

(まのんからの返事はOKだとして、問題はもう1人のすばるとその仲間達・・・か・・・いい加減にシン兄さん達と高町達を元の世界に帰す方法を探さないとな・・・)

 

真理奈はiPhoneをしまい、これまでの問題を頭にしまい込みながら、プロノーン・カラモスに向かった。




次回なんですが、前作の『ウルトラマンゼロ&プリキュアオールスターズ』の出来事を纏めた話を執筆しようと思います。


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煌く未来は君の瞳の中

今回は前作の『ウルトラマンゼロ&プリキュアオールスターズ』の総集編(?)になります。
もっと知りたいと思う方は、前作の方をご拝見していただけると。


俺の名はウルトラマンゼロ。

地球ではモロボシ・シンで名乗ってる。

俺は突然起こった時空の歪みの影響で別の宇宙の地球に流れ着いた。

その地球は俺達のように、あらゆるワルと戦い、平和を齎している伝説の戦士・プリキュアと出会ったんだ。

その時に最初に出会ったのは、津成木町の魔法つかいプリキュアであるキュアミラクルの朝比奈みらい、キュアマジカルの十六夜リコ、キュアフェリーチェの花見ことは。

そして、幻のプリキュアと言われているキュアエコーの坂上あゆみの4人だ。

時空の歪みで漂流された時、みらい達に助けられたんだ。

だが、その時に怪獣が現れた。

津成木町に現れたのは超古代怪獣ゴルザ。

みらい達はプリキュアに変身して、ゴルザに立ち向かったが、歯が立たなかった。

マジカルがゴルザに捕まえられ、絶体絶命になった時、俺はゼロに変身して、マジカルを助けたんだ。

その後、ミラクル達と一緒にゴルザを倒したんだ。

それはいいんだが、みらい達と別れた後、時空の歪みが起きてから別の宇宙に行けなくなったせいか、イージスの力を使っても他の宇宙に行けなくなっちまったんだ。

 

次の日、俺はサンクルミエール学園がある町に行ったんだが、そこに七色ヶ丘市から来たスマイルプリキュア、キュアハッピーの星空みゆき、キュアサニーの日野あかね、キュアピースの黄瀬やよい、キュアマーチの緑川なお、キュアビューティの青木れいかと出会ったんだ。

だがそこに、ブロブタイプビースト・ペドレオンが現れた。

あいつがみゆきを食おうとしたところを、俺がゼロに変身し、みゆきを助けた。

あの時にペドレオンに捕まってひっでぇ目に遭ったが、プリキュアに変身したみゆき達が助太刀してくれたおかげであいつを倒すことができたんだぜ。

だがその後だ。

また新しい怪獣が現れたんだ。

その怪獣は超合成獣ネオガイガレード。

あいつはスマイルプリキュアとは別のプリキュアの所に現れたんだ。

ナッツハウスを拠点にしているYES!プリキュア5GOGO、キュアドリームの夢原のぞみ、キュアルージュの夏木りん、キュアレモネードの春日野うらら、キュアミントの秋元こまち、キュアアクアの水無月かれん、ミルキィローズの美々野くるみがプリキュアに変身してネオガイガレードに立ち向かった。

だが、他にもネオガイガレードに立ち向かう心強い奴がいるんだぜ。

そいつは原始怪鳥リトラ。

これはうららから聞いた話だが、少し前に古代怪獣ゴメスが現れて、そいつと戦っている時にリトラが現れて、一緒に戦ったようだぜ。

それでも、ドリーム達とリトラはネオガイガレードに苦戦したが、その最中、俺とハッピー達も入れさせてもらったぜ。

俺とプリキュア5、そしてスマイルプリキュアと一緒にネオガイガレードを追い詰めて、止めにゼロツインソードで決めようとしたが、奴はハッピーを人質にして、形勢逆転させられた。

その時、リトラはシトロネラアシッドをネオガイガレードにぶっかけて、ハッピーを助けたんだ。

そのリトラを、ネオガイガレードは止めを刺しやがった。

卑怯者め・・・このウルトラマンゼロが許さないぜ!

俺はネオガイガレードを倒し、リトラの仇を取ったんだ。

その後、リトラの墓を建てて、ナッツハウスを後にした。

 

次に訪れたのは四ツ葉町だ。

俺はそこでフレッシュプリキュアのメンバー、キュアピーチの桃園ラブ、キュアベリーの蒼井美希、キュアパインの山吹祈里、キュアパッションの東せつなと、もう一組のプリキュアチーム、希望ヶ花市で活動しているハートキャッチプリキュアのメンバー、キュアブロッサムの花咲つぼみ、キュアマリンの来海えりか、キュアサンシャインの明堂院いつき、キュアムーンライトの月影ゆりと出会ったんだ。

そして、四ツ葉町に新たな怪獣達が現れた。

月の輪怪獣クレッセントと満月超獣ルナチクス。

ラブ達とつぼみ達はプリキュアに変身して、クレッセントとルナチクスに立ち向かったが、やはり苦戦はしていた。

ちょうどその時に、皆の人気者、ウルトラマンゼロが駆け付けてきたんだぜ。

クレッセントは俺が引き受け、ルナチクスはピーチ達とブロッサム達に任せた。

ピーチ達とブロッサム達はちょいと手古摺ったが、ルナチクスを倒すことができた。

勿論、俺もクレッセントに手古摺ったが、何の問題もなく倒してやったぜ。

 

日が変わって、他の場所にも怪獣が現れた。

河童山ってトコにある池の近くで宇宙恐竜ヤナカーギーが現れたんだ。

そのヤナカーギーに立ち向かったのは、小泉学園に住む、ふたりはプリキュアMAX HEARTのメンバー、キュアブラックこと美墨なぎさ、キュアホワイトこと雪城ほのか、シャイニールミナスこと九条ひかり、そして、ぴかりが丘に住む、ハピネスチャージプリキュアのメンバー、キュアラブリーこと愛乃めぐみ、キュアプリンセスこと白雪ひめ、キュアハニーこと大森ゆうこ、キュアフォーチュンこと氷川いおなだ。

だが、ヤナカーギーは宇宙一の暴れん坊と呼ばれている怪獣、ブラック達の力じゃビクともしなかった。

しかも、そこにいた怪獣はヤナカーギーだけじゃなかった。

近くにあった池の中に宇宙海獣べムラーが潜んでいたんだ。

ホワイトはヤナカーギーの一撃でべムラーが潜んでいる池に落ちちまった。

ブラック達はホワイトを助けようとしたが、ヤナカーギーに邪魔された。

だが、そんな時に俺以外のウルトラマンが現れたんだ。

そいつは、ウルトラマンティガ。

ティガが現れたことで、ヤナカーギーが邪魔することはなくなった。

おかげで、俺は池に飛び込み、ホワイトを助けたんだ。

そこでようやくこの俺、ウルトラマンゼロの登場だぜ!

俺もティガもべムラーとヤナカーギーに苦しめられたが、ブラック達とラブリー達のおかげで、奴らを倒すことができたぜ。

あいつらの戦いを終えた後、ティガの正体が分かった。

ティガに変身したのは、なぎさ達と同じ町に住んでいる新真理奈って女の子だった。

そいつの祖父さんは人間の世界と妖精の世界に繋ぐプリズムフラワーを研究し、フェアリーゲートを完成させた。

だが、祖父さんは過去に現れた悪党共がプリズムフラワーを狙うことを恐れ、プリズムフラワーの力に頼らない別の世界へ渡ることができるディメンジョンゲートを真理奈の両親に託した。

祖父さんはパリで起きた爆発事故によって死んじまったらしい。

その孫である真理奈はディメンジョンゲートを通じて足を踏み入れた無人島・ノルンでジュエル鉱国で暮らしているカーバンクルのクルルと出会い、一緒に人間の世界で暮らしてたみたいだぜ。

真理奈がティガになれた訳は後で説明するけどな。

 

んで、小泉学園を後にしてた訳だが、夢ヶ浜でまた新たな怪獣が2体も現れたんだ。

そいつらは、催眠魔獣ラグストーンと夢幻魔獣インキュラス。

その町にも、ラグストーンとインキュラスに立ち向かったプリキュアがいるんだぜ。

その町に住んでいる、Go!プリンセスプリキュアのメンバー、キュアフローラこと春野はるか、キュアマーメイドこと海藤みなみ、キュアトゥインクルこと天ノ川きらら、キュアスカーレットこと紅城トワだ。

いや、そいつらだけじゃねぇな。

夕凪町に住んでいるふたりはプリキュアSPLASH STARのメンバー、キュアブルームこと日向咲とキュアイーグレットこと美翔舞も2体の怪獣に立ち向かったんだぜ。

ちょうどそこにこの俺も参戦して、ラグストーンに立ち向かった訳だが、ブルームとイーグレットはインキュラスの能力で2人を夢の世界に閉じ込めやがった。

そんな時、ティガが現れてラグストーンの相手を引き受けてくれたんだ。

んで、俺は夢の世界に入って、ブルームとイーグレットと一緒にインキュラスを倒したってわけだ。

リアルでも、ティガはラグストーンに苦戦したが、フローラ達の力を借りて、逆転してやったぜ。

 

その後、俺は大貝町っていう、ドキドキ!プリキュアが活動しているキュアハートこと相田マナ、キュアダイヤモンドこと菱川六花、キュアロゼッタこと四葉ありす、キュアソードこと剣崎真琴、キュアエースこと円亜久里が住んでいる町に来たんだ。

だが、怪獣は現れてなかったが、事件が起きたみたいだぜ。

ヤマザキっていうマッドサイエンティストと手引きしていた誘拐犯が真琴を攫いやがったんだ。

ま、その誘拐犯は俺がフルボッコにしてやったし、奴らが使ったホシイナーやナケワメーケも、ハート達と加音町で活動していたスイートプリキュアのメンバー、キュアメロディこと北条響、キュアリズムこと南野奏、キュアビートこと黒川エレン、キュアミューズこと調辺アコが浄化してやったから真琴は無事で済んだけどな。

誘拐犯は逮捕され、一先ず安心・・・と言いたいトコだが、また新たな怪獣が現れたんだぜ。

しかも、3体もな。

大貝町に現れたのは、剛力怪獣シルバゴン、超力怪獣ゴルドラス、ハイパークローン怪獣ネオザルス。

その時に大貝町にいた真理奈は合流してきた俺達と一緒にネオザルス達と戦ったが、流石にキツい戦いだった。

だが、メロディ達がピンチの時、新たなウルトラマンが助太刀に来たんだぜ。

そいつは、ウルトラマンネクサス。

ネクサスはメタフィールドを展開して、3体の怪獣を異空間に引きずり込んでくれた。

これで町の被害の心配はいらなくなったぜ。

俺はティガとネクサス、ドキドキ!プリキュアとスイートプリキュアと連携して、シルバゴンとゴルドラス、ネオザルスを倒した。

 

プリキュアの世界に俺とティガ、ネクサスが現れて、怪獣達と立ち向かったが、この世界に現れたのはそいつらだけじゃねぇ。

俺のように時空の歪みが影響して、姿を現すことになったんだ。

ゾフィーと初代ウルトラマン、俺の親父であるウルトラセブン、そしてウルトラマンジャックとウルトラマンA、ウルトラマンタロウで結成したウルトラ6兄弟や、俺と一緒に戦ってくれたウルトラ10勇士の中の6人、ウルトラマンダイナ、ウルトラマンガイア、ウルトラマンコスモス、ウルトラマンマックス、ウルトラマンメビウス、ウルトラマンギンガ、そして、俺の後輩とも言えるウルトラマンエックスもプリキュアの世界に現れたんだ。

親父達と再会した時にも、強力な怪獣と戦っていた。

6兄弟の前に現れたのは、超合体怪獣グランドキング。

そして、10勇士の前に現れたのは、根源破滅天使ゾグ。

いずれも苦戦する程の強敵だったが、プリキュア達の連携には助かってる。

おかげで、グランドキングもゾグも倒すことができた。

プリキュアの皆に改めて感謝しねぇとな。

 

だが、心強い先輩後輩が来てくれたからと言って、安心はしなかった。

このプリキュアの世界に見たことがない怪獣が現れたんだ。

そいつは、超古代変身怪獣イビロン。

こいつがまた厄介でな。

自分自身の姿を変えることができるし、怪獣を操る能力も持っていやがる。

更に最悪なことに、そいつは元々カーバンクルだったわけだから、クルルのパートナーであるキュアエレメントの能力も使える。

このイビロンは1万年前のキュアエレメントをパートナーにしていた・・・確か、リュイルだったっけ?

そいつが闇の支配者・クトゥルフの呪いによってイビロンへと変貌してしまった。

そして、1万年もの時を超え、あらゆる怪獣を操るモンスターズルーラーを持つ、生物工学を専行しているヤマザキ・ヒロユキの手で復活した。

そのヤマザキはトランプ共和国の革新を狙っているユグドラシルのトップ・デニーズ・ポーカーと手を組み、イビロンを利用しようとしていたわけだが、イビロンの方が一枚上手だったみてぇだ。

イビロンは操った怪獣達を集めて、太平洋にルルイエって島を隆起し、俺達ウルトラマンとプリキュアとの戦いに備えた。

だが、俺達にも心強い仲間がいる。

おっと、肝心なことを忘れていたぜ。

真理奈がティガになった事や、ネクサスの正体も触れてなかったな。

新人達の事も含めて教えてやるぜ。

まず、ティガに変身する新真理奈だが、あいつは超古代人の遺伝子を持っている。

ティガので世界で活躍していたGUTSのメンバー・マドカ・ダイゴも同じ遺伝子を持っていた。

おまけにジュエル鉱国の王女ディアーナからもらった闇薙の剣も持っていて、怪獣との戦いにも役に立っている。

特にプリキュアの力を無力化するイヴィルアイの破壊にはプリキュアの皆には助かってるぜ。

そして、ネクサスの変身者クリシス。

この女は未だ何者なのかは知らねぇが、一緒に戦ってくれている。

時々頭痛が起きることもあったが、それでも戦いに身を投じている。

ネクサスは自らデュナミストって奴を選んで、一体化することによって変身ができるようになるが、クリシスもその1人なのかは分からねぇ。

まぁ、クリシスの正体は後で考えるとして、次は新しいプリキュアだ。

真理奈の妹であるキュアエレメントこと新まのん。

クルルと一体化することで変身することができるプリキュアだ。

1万年前のノルンでイビロンと戦っていた時、自らを犠牲にして封印したことがあった。

と言っても、勿論まのんじゃなく、先代のキュアエレメントだけどな。

エレメントは炎、水、風、土、雷、闇、光の7つの力を操ることができる。

他にもエレメントには隠された力を持っているが、それは後で話すぜ。

もう一人の新しいプリキュア、キュアイージスことマヤ。

マヤはトランプ王国の王女マリー・アンジュを蘇らせるため、ユグドラシルと手を組み、各国のプリキュアからプリカードを奪い取った上で、アンジュを蘇らせる願いを叶えようとしたが、ヤマザキとデニーズの計画のため、

それをしようとしなかった。

だが、ソードとの一騎打ちや、精神体となったアンジュの説得で立ち直り、アンジュを蘇らせた。

イージスは攻撃は勿論、防御も硬いプリキュアだ。

ハピネスチャージプリキュアもイージスの守りに苦戦していた。

おっと、新しいプリキュアと言えば、プリンセスプリキュアと魔法つかいプリキュアも後輩ができたんだぜ。

そいつらは、苺坂町で活躍している、キラキラ☆プリキュアアラモードのメンバー、キュアホイップこと宇佐美いちか、キュアカスタードこと有栖川ひまり、キュアジェラートこと立神あおい、キュアマカロンこと琴爪ゆかり、キュアショコラこと剣城あきら、キュアパルフェことキラ星シエルだ。

ユグドラシル壊滅もこいつらの協力で解決したんだぜ。

 

だが、さっきも言ったように、イビロンは自分が操った怪獣達を親父達に差し向けた。

それぞれの所で、苦戦はしていたが、プリキュア達の協力で全滅することができた。

イビロンもエレメントの諦めない気持ちや仲間との絆によって、イビロン・・・いや、リュイルをクトゥルフの呪いから解き放ったんだ。

1万年前のエレメントはイビロンを封印するために力を使ったんじゃない。

リュイルを救うために使ったんだ。

だが、まだ終わりじゃない。

クトゥルフの闇の力でイビロンがパワーアップしやがった。

それだけじゃねぇ。

そのイビロンは自らの闇の力で、邪神ガタノゾーアを蘇らせたんだ。

ティガはプリキュア達と共にイビロンに立ち向かい、俺達ウルトラマンはガタノゾーアを倒しに行った。

ティガはプリキュアの助けで、イビロンと戦ったが、苦戦していた。

だが、闇薙の剣がティガに力を貸して、イビロンと牽制していた。

そして、ティガは全ての力を振り絞ってイビロンに止めを刺したんだ。

これで後はガタノゾーアだけだぜ。

だが、俺はそのガタノゾーアに一撃喰らわれて、石像に変えられ、海の底に沈められちまった。

助っ人に来てくれたスーパーGUTSが立てた作戦も奴に阻止された。

だが、クリシスはネクサスに変身できなくなる代りに、石像になった俺を蘇らせた。

シャイニングウルトラマンゼロとして!

親父達はもう戦えないほどエネルギーを使い果たしちまったが、親父達の分まで戦うぜ!

俺は奴を追い詰めたつもりだが、再生能力を持っていたから苦戦してたんだ。

そんな時、俺とプリキュア達を応援する声が聞こえた。

ミラクルライトの力によってパワーアップして、いよいよケリをつける時が来たぜ。

俺とプリキュアの力を奴にぶつけ、戦いを終わらせることができた。

 

それでも、時空の歪みが消えたわけでもない。

そうである以上、俺達は元の世界に戻ることができない。

世界中に怪獣が現れ続けているし、真理奈とクリシスも戦う力を失った。

おまけにこのプリキュアの世界に妙な動きがしてきたぜ。

だが、この世界に俺達ウルトラマンとプリキュアがいる限り、どんな困難も立ち向かってみせるぜ!

それに、幸か不幸か新たな仲間も来たわけだしな。

皆の応援がある限り、俺達は諦めない。

ある男は言った。

地球は我々人類、自らの手で守り抜かなければならない。

俺達が大切な存在を守るために戦い続けているように、皆も守るべきものを守り続けてきた俺達を励まし、支え続けているんだ。

皆で力を合わせて、目の前の壁をぶち抜いて行こうぜ!




今回はすごく長かったです・・・(汗)
それは兎も角、次回はスイートプリキュアとスマイルプリキュアを出したいと思います。


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ティガの末路

今回の話ですが、ミッドチルダの現在も書いております。


第一管理世界ミッドチルダ。

そこはリンカーコアを持つ魔力保持者及び魔導士が多く存在している世界であり、なのはやスバル達が活動している時空管理局の本拠地とも言える世界である。

この世界にはJS事件やマリアージュ事件等、数々の事件をなのはやスバル達によって解決した。

しかし、今回の事件はそれ以上に深刻な状況だった。

 

「そうか・・・ヴィヴィオとアインハルトも見つからなかったんだな・・・」

「あぁ。管理世界や無人世界だけでなく、管理外世界にも手を広げて探しているんだが、どの世界にも確認されていなかった。」

 

通信画面で連絡を取り合っている眼帯の女と赤髪の女。

眼帯の女はチンク・ナカジマで、赤髪の女はノーヴェ・ナカジマである。

この2人はジェイル・スカリエッティによって作られた戦闘機人である。

この2人の他にもウェンディ、ディエチ、セイン、オットー、ディードもJS事件で暗躍していたが、更生プログラムによって心を入れ替えている。

セイン、オットー、ディードは聖王教会のシスター及び騎士として働いており、ノーヴェ、チンク、ウェンディ、ディエチはナカジマ家の養子として普通に暮らしている。

ノーヴェは今、ナカジマジムの会長室でチンクとの連絡で、ヴィヴィオ達の行方を尋ねるが、手掛かりは掴めず、管理局内にも何人か行方不明になっているという報告を受け取った。

 

「ハラオウン執務官、八神指令も行方不明。報告によると、原因不明の空間の歪み。その正体が分からない以上、手の打ちようがないな・・・ノーヴェ、トーマ達との連絡は?」

「何度も連絡したけど、繋がらねぇんだよ。アイシスもな・・・」

「そうか・・・」

 

チンクはノーヴェにトーマ達の事を聞いてみるが、通信途絶だと言う。

 

「とにかく、その歪みがどこに発生するか分からない。そっちの方にも十分気を付けるんだぞ?」

「あぁ。分かってるよ、チンク姉。」

 

 

ノーヴェはチンクからの忠告を聞いた後、連絡を切った。

その後、ノーヴェは右手で頭を抱え、溜息を吐く。

 

「くそ・・・何がどうなってんだよ・・・ヴィヴィオ達もそうだけど、トーマ達は無事なのか・・・」

 

ノーヴェはヴィヴィオ達やトーマ達の事が心配で仕方なかった。

ヴィヴィオとアインハルトはノーヴェの教え子だし、トーマとリリィは弟と妹のような存在だから、心配なのも無理もない。

その時、ノーヴェがいる会長室に黒髪のロングヘアーの少女、ボーイッシュな外見の少女、茶髪のポニーテールの少女3人の少女が入ってきた。

最初に紹介すると、まずロングヘアーの少女はユミナ・アンクレイヴ。

アインハルトの同級生で、ナカジマジムのバイトリーダー。

整体二級の資格を持っており、マッサージが得意である。

次にボーイッシュの少女はミウラ・リナルディ。

DSAA格闘競技部門のU-15ワールドランキング5位の実績を持つ抜剣の使い手である。

戦技披露会でヴィヴィオとの再戦後、正式にナカジマジムの同門となった。

最後にポニーテールの少女はフーカ・レヴェントン。

ウィンターカップで決勝まで上り詰める実力を持つ格闘技選手である。

孤児院の出身だが、アインハルトの紹介でナカジマジムに入り、住み込みでアルバイトをし、競技選手として対戦をしている。

 

「会長!大変です!」

「どうした!?」

「リオさんとコロナさんが消えました!」

「なにぃっ!?」

 

ノーヴェはユミナとミウラからの報告を聞いて、驚きを隠せなかった。

 

「ワシらがスパーリングしょーる時におチビさん達がぐにゃぐにゃした思たら、二人が消えてもーたんです!」

「リオとコロナまで・・・!?」

 

フーカが付け加えるように報告すると、ノーヴェは机に拳を叩きつけて、動揺を隠しきれない様子になった。

 

 

 

 

 

 

 

その頃、プリキュアの世界ではオーブが体色が赤く、メカニカルな姿をした怪獣と交戦している。

その怪獣の名は円盤生物ロベルガー。

エンペラ星人の命令で地球に襲撃した怪獣である。

両手から放つ光弾や格闘戦でウルトラマンメビウスを苦しめたことがある。

そのロベルガーと戦っているのはオーブだけではなかった。

他にもスイートプリキュアとスマイルプリキュアもロベルガーと戦っていた。

ちなみにオーブ達が戦っている場所は秋葉原である。

 

「プリキュア・ミュージックロンド!」

「プリキュア・ハッピーシャワー!」

 

メロディとハッピーはロベルガーが放ってきた光弾を自分の技で相殺した。

 

「プリキュア・スパークリングシャワー!」

「プリキュア・ビューティブリザード!」

 

ミューズはプリキュア・スパークリングシャワーでロベルガーの動きを止め、ビューティはプリキュア・ビューティブリザードでロベルガーを包んだシャボンごと凍らせた。

 

「今よ!ヴィヴィオ!」

「うん!タロウさん!メビウスさん!熱い奴、頼みます!」

 

ヴィヴィオはオーブリングにタロウのカードとメビウスのカードを通し、オーブの姿が変わる。

その姿はタロウとメビウスの姿が混ぜたような容姿となっている。

この姿をバーンマイトと呼ぶ。

 

「ストビュームバースト!」

 

オーブは氷漬けにされたロベルガーにストビュームバーストを放つ。

よってロベルガーは氷漬けから解放されたが、オーブの技による衝撃で吹き飛ばされる。

ロベルガーは立ち上がるが、フラフラの状態である。

 

「ジャックさん!ゼロさん!キレのいい奴、頼みます!」

 

ヴィヴィオはジャックのカードとゼロのカードをオーブリングに通す。

よってオーブはジャックとゼロの姿が混ぜたような容姿になる。

この姿はハリケーンスラッシュと呼ぶ。

オーブはオーブスラッガーランスを出し、レバーを2回操作する。

 

「ビッグバンスラスト!」

 

オーブはオーブスラッガーランスをロベルガーに突き刺し、ビッグバンスラストを繰り出す。

ロベルガーはオーブの攻撃に苦しみ、そのまま爆散される。

 

「やったー!」

 

ハッピーはオーブがロベルガーを倒した所を見て喜ぶ。

オーブはロベルガーに破壊された建物を自身のエネルギーで修復する。

その後、オーブ、スイートプリキュア、スマイルプリキュアは変身を解き、アインハルト、トーマ、リリィと合流する。

 

「ヴィヴィオさん!大丈夫ですか?」

「はい!ちょっと危ないトコでしたけど、響達とみゆき達のおかげで助かりました!」

 

アインハルトはヴィヴィオの事を心配したが、ヴィヴィオは大丈夫だと答える。

 

「町も元に戻ったし、町の人達もトーマ達のおかげで無事なんだし。」

 

エレンは周囲を見渡してそう言う。

ロベルガーを倒してしばらく経った後、すでに町はオーブの力で修復されており、町の人達も何事もなく歩いている。

 

「ねぇ、ヴィヴィオ。ミッドチルダってどんな世界なの?」

 

奏はヴィヴィオにミッドチルダの事を聞く。

 

「地球と同じ平和な世界だよ。昔はテロ事件とかで大変な日々が続いてたけど、ママ達が無事事件を解決して、平和を取り戻したんだ。」

「スケール違いすぎやろ・・・」

 

ヴィヴィオはミッドチルダの事を話した。

あかねはテロ事件を解決したと聞いて、スケールの違いに思わずツッコミを入れる。

 

「それを言うんなら、ピエーロと戦った時の方がもっとスケールが違うんじゃない?」

「それ、言わんといて~・・・」

 

なおはあかねにバッドエンド王国の皇帝・ピエーロの話を持ち出す。

 

「他にも地球の危機が何度かあったけど、一緒に頑張れたからここにいるもんね。」

「えぇ。」

 

やよいとれいかもハートキャッチプリキュアやハピネスチャージプリキュアのように世界の危機から救い出した経歴を話す。

 

「この世界にも凄いことになってるね。」

「ミッドチルダで起きた事件がスケールが小さく思える・・・」

 

トーマとリリィは今の話を聞いて苦笑いする。

 

「みんな~。終わったみたいだね?」

 

みゆき達は振り向くと、クリシスがやってきた。

 

「クリシス。」

「町の人達の誘導、お疲れ様。」

「うん。ありがと♪」

 

クリシスはリリィとトーマに言われ、お礼を言う。

 

「これで落ち着いて話せるね。もうすぐお昼だし、食べながらお話ししようか。付いて来て~♪」

 

クリシスはアインハルトとトーマの腕を引っ張って行く。

その時のアインハルトとトーマは若干慌てていた。

ヴィヴィオ達はその様子に苦笑いしながらもクリシスの後をついて行った。

 

 

 

 

 

その頃、なのはとユーノは、先日プロノーン・カラモスで真理奈とキャサリンが行なった光遺伝子コンバーターの実験で、スパークレンスが力を取り戻せず、石器のままだった件について、真理奈は「ノルンの地下に住んでいるディアーナなら知ってるんじゃないか。」と言い出し、ディメンジョンゲートを開けさせ、二人をノルンに行かせた。

ちなみに真理奈からは「ディメンジョンゲートの事は秘密よ?前に悪党に悪用されたから。」と念を押された。

なのはとユーノはアタッシュケースに入っているスパークレンスを手に、ディアーナがいるジュエル鉱国に訪れ、そのディアーナに会った。

ちなみにそのアタッシュケースは真理奈が用意したものである。

 

「成程、ルルイエでの戦いの時、そんなことが・・・」

 

ツインテールの髪型のようなダイヤモンドをした妖精はなのはとユーノから真理奈の事を聞き、深刻な表情になった。

その妖精こそ、先程話したディアーナである。

ジュエル鉱国の王女でカーバンクルと共にこの国を守り続けている。

他にもティガやエレメントに関わる歴史の事も話してくれて、プリキュア達の手助けをしてくれた。

 

「うん。真理奈がもう一度ウルトラマンになれる方法、ディアーナなら知ってるんじゃないかなって・・・」

「・・・お気持ちは分かるのですが、真理奈はもう二度とティガに変身することができません。」

 

ディアーナは、真理奈はもうティガに変身することはできないと言い出す。

 

「どういうこと?」

 

ユーノはディアーナに詳しく聞いた。

 

「真理奈はルルイエでイビロンを倒す時、黄金のオーラを纏っていた。それはティガの最後の力なのです。本来、ティガに変身できるのは、超古代人の遺伝子が必要でした。ですが真理奈は、イビロンと戦う際、超古代人の遺伝子を活性化させ、そのエネルギーを使い、イビロンを倒したのです。その時に真理奈に宿してある超古代人の遺伝子が消え、どこにでもいる普通の女の子になってしまったのです。」

 

ディアーナは真理奈がティガに変身できない理由を伝えた。

 

「つまり、真理奈がティガとしてイビロンを倒す時、その遺伝子を力に変えて光線を放ったからティガとして戦う力を失ってしまったってことなんだね。」

「はい。もう一度ティガを蘇らせるには、真理奈と同じ超古代人の遺伝子を宿した人間が必要です。ただ、現代にその人間がいるのか、私にも見当がつかないのです。」

 

ディアーナは付け足すようにティガを蘇らせる方法を教える。

しかし、真理奈と同じ遺伝子を持つ人間が他にもいるのか、いや、そもそも生き残っているかも怪しい所である。

実際、妹のまのんはプリキュアとして戦っているわけだから、ティガに変身できるかどうかと言えば、その可能性は低いだろう。

いずれにせよ、ティガに変身できる者を探すのは、無理難題である。

 

「う~ん、ミッドでは古代人の末裔が存在していたけど、巨人が出てきたって伝説は聞いたことないな・・・」

「そうだね、無限書庫でもそんな話なかったよ・・・」

 

なのはとユーノはディアーナから聞いた話とは無縁とはいえ、古代ベルカの事を頭に浮かぶ。

その時代とプリキュアの世界の超古代文明とは時代が大きく離れており、古代ベルカでも巨人の話はなかった。

 

「考えても仕方ない。この事を真理奈に伝えよう。」

「そうだね。」

 

なのはとユーノは超古代人の末裔の事は一旦置いておいて、ティガの事を真理奈に伝えようと新邸に戻ろうとする。

 

「あ、それなら、ヴァベルの騎士を気を付けてください。」

 

ディアーナはなのはとユーノに伝言を伝えようとする。

 

「ヴァベルの騎士?」

「えぇ。ユグドラシルが壊滅された後、活動を始めたようです。目的は分かりませんが、なんでも、メダリオンの力で魔法を使うことができるそうです。」

 

ディアーナはユグドラシルとは別の勢力について、なのはとユーノに忠告する。

 

「魔法?」

「えぇ。魔法界の物とは違う強力な魔法です。」

 

ディアーナは付け足すように言う。

 

「分かったよ。真理奈達にもそう伝えるね。」

「どうかお気をつけて。」

 

なのはとユーノはジュエル鉱国を後にするように洞窟から出ていった。

ディアーナが言っていたヴァベルの騎士とは何なのか、真理奈以外の超古代人の遺伝子を持つ者はどこにいるのかを頭の片隅にしまい込みながら。




次回はあのロボットを出したいと思います。


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侵略ロボット、現る!

ジュエル鉱国の姫君・ディアーナから、ティガのことを聞いたなのはとユーノ。

それは真理奈がティガとしてイビロンを倒した時、超古代人の遺伝子を活性化させ、グリッターティガとなった時に、すでに力を使い果たしてしまった事だった。

それによって真理奈は二度とティガに変身することができなくなった。

ティガを蘇らせる方法は真理奈と同じ超古代人の遺伝子を持つ人間だけ。

一方、秋葉原で円盤生物ロベルガーが現れ、ヴィヴィオが変身するオーブとスイートプリキュアとスマイルプリキュアが立ち向かう。

オーブとプリキュアとの連携でロベルガーを倒すことに成功した。

その後、ヴィヴィオ達はクリシスの引率でランチタイムを楽しんでいた。

 

「ご主人様~。お待たせ致しました~。オムライスでございます~。」

「うん。ありがと♪」

 

クリシスはメイド服の店員に礼を言う。

 

「お昼ってメイド喫茶でかいな・・・?」

「なんでメイド喫茶なのよ・・・?」

 

あかねとアコはクリシスが昼食の時間にしようと案内されたのは、メイド喫茶の為、ツッコミを入れる。

 

「ご主人様~?今からあなたのオムライスにこのケチャップで愛情をたっぷりかけますね♡」

「えぇ!?いや!?俺は別に・・・」

 

トーマはメイド服の店員に言われ、慌てふためく。

 

「いいじゃん、別に。君の為にオムライスを作ったんだから。メイドさん、遠慮なく愛情をかけてて♪」

「はい♡」

(うぅ・・・スゥちゃんか八神指令にこの事を知れたら、俺、立ち直れないよ・・・)

 

クリシスは割り込むように声をかけた後、メイド服の店員にトーマのオムライスにケチャップをかけるように言った。

トーマはこのやりとりを見た後、顔を突っ伏してしまう。

 

「あららら・・・」

「見事に撃沈されたわね・・・」

 

奏とエレンはトーマの今の様子を見て苦笑いする。

 

「クリシスさんはいつもここに寄ってるんですか?」

「ううん。皆と合流する時、たまたま見つけて、ここ行ってみようかな~って思っただけ。」

「適当やな・・・」

 

アインハルトはクリシスにいつもメイド喫茶に寄っているのか聞くと、クリシスは偶然見つけたから寄っただけと言い出し、あかねは苦笑いする。

 

「こんな所じゃ落ち着けないんだけど・・・」

「なんで~?自分の家だと思ってゆっくりしてきなよ。」

「だからそれが無理なんだよ!」

 

トーマはクリシスに言われ、文句を言う。

この場にいる一同はクリシスに「自分の家だと思ってゆっくりしろ」と言われても、雰囲気的に落ち着けるわけがなく、早い所昼食を平らげることになった。

 

 

 

 

 

 

その頃、真理奈は墓参りを終えた後、ダニエルからの呼び出しでプロノーン・カラモスに訪れた。

真理奈は局長室にいるダニエルから話を聞く。

その話とは・・・

 

「ヴァベルの騎士?」

「あぁ。その騎士が持つメダリオンには、なのはが持つ宝玉と似たようなエネルギー。つまり魔法と科学を絡み合った魔力を備わっている。」

「人工的に作られたってこと?」

「あぁ。」

「みらいやリコが使った魔法じゃなく?」

「あぁ。全く比べ物にならない技術だ。」

 

ミッドチルダの魔導士が魔法を使う際に使用したデバイスと同じ技術を持つヴァベルの騎士についての事だった。

 

「その組織は、前にトランプ共和国に侵攻してきた革命軍・ユグドラシルが壊滅したと同時に活動を始めたと聞く。」

「そんな技術、地球上のどこ探しても見つからないわね。妖精の世界の由来の技術かな?」

「恐らく。」

 

真理奈はダニエルの話を聞いて、ヴァベルの騎士が持つ魔導技術は妖精の世界の物であることを推理する。

 

「そういや、バラージ王国でヤマザキと会った時、怪獣を操る技術を欲しがっている奴がいるって言ってたわね・・・そいつがヴァベルの騎士の1人だってことなのかな・・・」

 

真理奈はバラージ王国で会ったヤマザキ・ヒロユキの言葉を思い出す。

ヤマザキが怪獣を操る際に使用した闇の神器と呼ばれるモンスターズルーラーの技術を何者かに渡したと言っていた。

真理奈はその人物がヴァベルの騎士の1人なのではと思い始める。

 

「その話が本当だとすると、ユグドラシルが立てたトランプ共和国侵攻は、ただの前座。つまり、ユグドラシルはヴァベルの騎士の掌の上に踊らされただけに過ぎないのかもしれない。」

 

ダニエルはユグドラシルが行なった行為を、ヴァベルの騎士の思惑ではないかと推測する。

 

「モンスターズルーラーが持つ怪獣を操る力を手に入れるために・・・」

「あぁ。実はこの話、ツンドラ森林地帯のツングースカで、それらしい動きを判明したんだ。」

「え?怪獣を操ってるかもしれない状況を?しかもツンドラ森林地帯のツングースカって、ロシアに流れている川の事よね?」

「あぁ。そこに怪獣が現れたんだ。昨晩に映像記録が届けられた。」

 

ダニエルは真理奈にロシアのツングースカの映像を見せる。

その映像にはキングオブモンスがグランゴンとラゴラスと戦っている所を映っている。

 

「うわぁ・・・なんかヤバそうなの出てきたよ・・・」

 

真理奈はキングオブモンスを見て引き気味になる。

キングオブモンスがグランゴンとラゴラスを圧倒した後、キングオブモンスが光となって消え、更にその後にグランゴンとラゴラスがしばらく経った後に光となって消えた。

 

「・・・」

「このような様子が撮ったんだが、気付いたね?」

「えぇ。」

 

真理奈はダニエルの端末をいじり、キングオブモンスが消えた所まで巻き戻し、一時停止する。

 

「あのヤバい怪獣に肝抜かれたから気付かなかったけど、薄っすらだけど、黒い機影が見えた。」

 

真理奈は一時停止した場面を見直す。

 

「黒いガッツウイング。その近くに私と同い年くらいの女の子か・・・」

 

真理奈はキングオブモンスの付近にいる黒い機影と女の子を見つける。

その機影と女の子は黒いガッツウイングとイリスを指している。

 

「名前を考えるなら、ガッツシャドーと言ったところか。スーパーGUTSとは別のチームらしいけど・・・ダニエル、女の子の方は何者なのか分かるの?」

「いや、僕の方にも分からない。プロノーン・カラモスの研究者リストにも載っていなかったし、旧GUTSのリストにも入っていない。関連性も不明だ。」

 

真理奈はイリスの事をダニエルに聞いてみるが、ダニエルも知らないと言う。

 

「いずれにせよ、モンスターズルーラーのデータを持っているのはあの子である可能性は高い。気になるのは、あの子がヴァベルの騎士かどうかよね。」

「ガッツシャドーで行動しているとしたら、スーパーGUTS本部に行けば分かるかも知れない。女の子の正体も分かるだろうしね。」

「ったく、昨日人選したばっかりなのにこんなことになるなんてさ・・・」

 

真理奈は今後の方針について溜息を吐く。

 

「そういやさ、ヴァベルの騎士の事で目撃情報とかあったりするの?そうじゃないと、こんな話題出さないし。」

「あぁ。君が作ったクリアープローブのおかげで、それらしい姿を撮ることができた。その画像が記録されている。」

 

ダニエルは真理奈にヴァベルの騎士の画像を見せる。

映ったのは男女5人の画像である。

右から順番に特徴を上げると、まず、金色の鎧を纏う金髪の少女、その次に金色の変わった剣を腰に挿している銀髪の青年、真ん中に赤い鎧を纏った天使のような女騎士、続いてはサングラスをかけた大柄な男、最後に一番左の画像に映っているのは、緑色の髪をした細身の男である。

最初に出てきた少女はセレナの事だろうが・・・

 

「こいつらがそうか・・・首に掛けてるメダリオンも同じ物ばっかり・・・」

 

真理奈は5人の騎士の画像を眺める。

 

「現在確認されているのはこの5人だけだ。目的は不明だが、用心はした方がいい。」

「了解。」

 

真理奈はダニエルに忠告され、そろそろ帰ろうとする。

 

「情報サンキュ。」

 

真理奈は荷物を纏めて、プロノーン・カラモスを後にする。

 

 

 

 

 

 

その頃、ヴィヴィオ達はメイド喫茶でオムライスをご馳走になり、秋葉原の街中に歩き回った。

ただ、その道中、トーマは疲れ切った表情をしていた。

 

「トーマ、大丈夫?」

 

リリィはトーマが心配し、声をかけるが、返事はしなかった。

 

「あれれ~?トーマ、お昼の時から元気がないね?」

「いや、理由はアンタやん!」

「メイド喫茶に連れ込むし、アニメの女性キャラのコスプレを着させるし・・・」

「確かにイケメンだけど、程々にしてほしいわ。」

 

クリシスはトーマの様子に首を傾げる様子に、あかねとなおと奏が言い出す。

 

「でも、その時のトーマさん、可愛かったね。」

「うん。特に八神はやてセットアップコスの時の。」

「勘弁してくれ・・・」

 

みゆきとやよいの会話を耳に入ったトーマは沈んだままで俯く。

 

「今のトーマ、今回の事で黒歴史になっちゃいそう・・・」

「ご愁傷さまです、トーマさん・・・」

 

ヴィヴィオとアインハルトはトーマに掛ける言葉が思いつかず、苦笑いするしかなかった。

 

「全く、いい歳してこんな子供染みた事を・・・」

「アニメとゲームに歳なんて関係ないもん♪」

 

アコはクリシスにそう呟くが、彼女は全く懲りなかった。

 

「あ、そうだ。クリシスさんは普段どこに住んでるの?」

「あぁ。まだ言ってなかったね。」

 

響はクリシスにどこに住んでいるのか聞いてみる。

 

「私がウルトラマンとして戦った頃は住む場所がなく、あっちこっち飛び回ってたけど、今は安いアパートに暮らしてるの。若葉台駅の近くのね。」

「そうだったんだ・・・」

 

クリシスは今住んでいる所を伝えた。

 

「お金の方もバイト見つけたから問題ないよ。」

「そのバイトって・・・」

「うん。秋葉のコスプレショップでバイトを始めたの♪」

「やっぱり・・・」

 

響達はクリシスのバイト先を聞いて、「クリシスさんらしいよ・・・」と呟く。

一人を除いては・・・

 

「へぇ~!クリシスさん、いい所で働いてるね!」

「よかったら遊びに来てくれる?」

「モチのロン!」

 

やよいは目をキラキラしながらクリシスに言う。

やよいは特撮ヒーローやロボットアニメが好きなので、クリシスに食いつく。

 

「やっぱこうなるんかい・・・」

「相変わらずだね・・・」

 

あかねとなおはそんなやよいにドン引きする。

 

「!グッ!アァ・・・!」

 

その時、クリシスは頭を抱えて苦しみ出す。

 

「あっ!」

「クリシスさん!?」

「どうしたんですか!?」

 

みゆきと響はそんなクリシスを支える。

ヴィヴィオ達はクリシスが突然苦しみ出したことに心配する。

その時、どこからか電子和音が聞こえる。

ヴィヴィオ達は周囲を見渡すと、空中に空間の歪みが発生し、その歪みから人型のロボットが現れる。

その正体は宇宙ロボット・キングジョー。

ペダン星人の科学力によって生み出され、地球に送り込んだ侵略ロボットである。

ウルトラセブンのエメリウム光線やアイスラッガーでも傷つけられないほどの装甲を持っている。

 

「ひえぇ~っ!おっきいロボットが出た!?」

 

みゆきはキングジョーを見て、一歩後退る。

 

「ふわぁ~っ!かっこいい~!!」

「喜んどる場合か!?」

 

やよいはキングジョーを見て目を輝かせる。

あかねはそんなやよいにツッコミを入れる。

 

「みんな!プリキュアに変身クル!」

 

キャンディはみゆき達にプリキュアに変身するよう急かす。

 

「みんな、行くよ!」

 

みゆき達はスマイルパクトを構える。

 

「私達も!」

 

響達もキュアモジューレを構える。

みゆき達はスマイルパクトにキュアデコルをセットする。

 

〈レディ?〉

「プリキュア・スマイルチャージ!」

〈ゴー!ゴーゴー!レッツゴー!〉

 

みゆきは体にパフをタッチし、あかねは指パッチンして着火したパフを胸に当て、やよいはパフを5回打って、なおはパフで前方に三角形を描き、れいかはパフに息を吹きかける。

よってみゆき達はピンク、赤、黄色、緑、青の衣装を纏い、キュアハッピー、キュアサニー、キュアピース、キュアマーチ、キュアビューティに変身する。

 

「キラキラ輝く未来の光!キュアハッピー!」

「太陽サンサン熱血パワー!キュアサニー!」

「ピカピカぴかりんじゃんけんポン!キュアピース!」

「勇気リンリン直球勝負!キュアマーチ!」

「しんしんと降り積もる清き心!キュアビューティ!」

「5つの光が導く未来!輝け!スマイルプリキュア!」

 

ドリーとレリーとラリーとドドリーは響達のキュアモジューレに装着する。

 

「レッツプレイ!プリキュア・モジュレーション!」

 

響達はキュアモジューレをト音記号を描いた後、スイッチを押す。

すると、キュアモジューレから金色のト音記号が現れる。

響と奏とエレンとアコにピンク、白、青、黄色のリボン状の光を纏う。

その光が衣装に変わり、響達はキュアメロディ、キュアリズム、キュアビート、キュアミューズに変身する。

 

「爪弾くは荒ぶる調べ!キュアメロディ!」

「爪弾くはたおやかな調べ!キュアリズム!」

「爪弾くは魂の調べ!キュアビート!」

「爪弾くは女神の調べ!キュアミューズ!」

「届け、4人の組曲!スイートプリキュア!」

 

ハッピー達とメロディ達は変身完了する。

 

「みんな~!頑張るニャ~!」

 

ハミィはメロディ達を応援する。

ハッピー達はキングジョーに立ち向かう。

 

「よし!私も!」

 

ヴィヴィオはすでにセットアップし、オーブリングを構える。

 

「ウルトラマンさん!ティガさん!光の力、お借りします!」

 

ヴィヴィオは初代ウルトラマンとティガのカードをロードし、ウルトラマンオーブに変身する。

オーブはキングジョーの前に立ち、身を構える。




こうして執筆してみると、アインハルトとトーマとリリィの存在感が薄く感じるな・・・(汗)


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VSキングジョー

秋葉原の街並みの中、クリシスと一緒に楽しむヴィヴィオ達。

そんな時、空間の歪みから宇宙ロボット・キングジョーが現れた。

キングジョーに立ち向かうため、響達はスイートプリキュアに、みゆき達はスマイルプリキュアに、ヴィヴィオはウルトラマンオーブに変身する。

オーブはメロディ達とハッピー達の援護でキングジョーを攻めるが、キングジョーの攻撃力や防御力に苦戦を強いられる。

 

「プリキュア・シャイニングサークル!」

 

ミューズはプリキュア・シャイニングサークルでキングジョーの動きを止める。

 

「ビートソニック!」

「プリキュア・ビューティブリザードアロー!」

 

ビートとビューティはキングジョーに技を放つが、効果がなかった。

 

「プリキュア・ミラクルハート・アルペジオ!」

「プリキュア・ファンタスティック・ピアチェーレ!」

「プリキュア・サニーファイヤーバーニング!」

 

メロディとリズムとサニーもそれぞれの技を放つが、キングジョーは倒れる様子もなかった。

 

「はぁ、はぁ・・・つ、強い・・・!」

「あれだけ攻撃しても、傷一つつかないなんて・・・」

 

オーブはキングジョーの防御力の前に手も足も出なかった。

メロディ達やハッピー達もそれぞれの技を繰り出すが、効いた感じはしなかった。

キングジョーはミューズが形成したサークルを破り、目からデスト・レイを放つ。

ビートはビートバリアで、ミューズは虹色の鍵盤でシールドを形成するが、防ぎ切れず、破られてしまう。

オーブはスペリオン光輪でキングジョーを真っ二つにしようとするが、そのキングジョーは4機の円盤に分離し、オーブの技を躱す。

 

「えぇぇっ!?」

 

ヴィヴィオはキングジョーの意外な避け方に驚く。

4機の円盤に分離したキングジョーは、再び合体し、ロボット形態になった。

 

「あんな方法で躱すなんて・・・」

「やっぱりロボットはいいなぁ~♪」

「いつまで感動しとんねん!」

 

ビートはキングジョーの避け方を見て、困惑する。

一方、ピースはそんなキングジョーに感動し、サニーはそれにツッコむ。

 

「でも、どうしよう・・・?」

「パワーもすごいし、守りも堅いし・・・」

「しかも、あんな風に避けられちゃ、歯が立たないよ・・・」

 

メロディとリズムとマーチはキングジョーを見て、どうすればいいか分からなくなる。

その時、ハッピーはキングジョーの後ろに何かが近づいて来るのを気付く。

 

「みんな、見て!」

 

ハッピーはキングジョーの後ろに指を指して、メロディ達に言う。

ハッピー達が見たのは、先頭に飛翔している赤、青、黄色のカラーリングをしていた戦闘機と、黄色一色でカラーリングされていた戦闘機9機がキングジョーに向かっている所である。

まず、先頭に飛んでいる戦闘機はガッツイーグルである。

スーパーGUTSの隊員が出動する時に使用した主力戦闘機である。

分離することができ、赤の配色をしたα号、青の配色をしたβ号、黄色の配色をしたγ機で怪獣や敵宇宙人のような脅威に立ち向かう。

そして、ガッツイーグルの後ろについて来るように飛翔している戦闘機はガッツウイング1号である。

GUTSの隊員が出動する際に使用した戦闘機である。

ネオフロンティア時代にも活躍されており、以前にルルイエで起こったイビロンとガタノゾーアとの戦いにも活躍されていた。

 

「ガッツイーグルにガッツウイング!」

「おぉ~っ!来ちゃったよ~!!」

「もうええっちゅうねん!!」

 

メロディはガッツイーグルとガッツウイング1号が来たことに安心する。

ピースはガッツイーグルとガッツウイング1号を見て、またまた興奮して、サニーはそんなピースに再びツッコミを入れる。

ガッツイーグルはα、β、γに分離し、ガッツウイング1号と共に一斉にレーザーを発射し、キングジョーに命中させる。

それでもキングジョーには効果がなかった。

キングジョーはデスト・レイを放つ。

しかし、ガッツイーグルとガッツウイング1号は難なく躱す。

 

「なんて頑丈なロボットだ・・・」

「弱音を吐かないの。この街が危ないってのに、引き下がるわけにはいかないでしょ?」

 

ガッツイーグルβに搭乗しているリョウはカリヤにそう言う。

 

「チームライトニング、チームファルコン、チームクロウ。あのロボットが分離した時に、撃ち落とされないように気を付けて。」

 

リョウは9機のガッツウイング1号のパイロットにそう言う。

 

「了解。北田、大河原、今言った通りだ。撃墜されないようにな?」

「了解。ライトニングの名に懸けて。」

「梶尾リーダー程、操縦の腕はイマイチだけど、頑張りまっせ。」

「林、塚森。背後から攻めるぞ。」

「了解。米田リーダー。」

「ファルコンの初陣、必ずやり遂げます。」

「さて、三島、多田野。心の準備はよろしいでしょうね?」

「オッケーです、稲城リーダー。」

「いつでも。」

 

リョウの命令を受けた梶尾、北田、大河原、米田、林、塚森、稲城、三島、多田野の9名のパイロットは散開してキングジョーを攻める。

 

「シンジョウ、ヘタこいて落とされんなや?」

「うるせぇよ、ホリイ!そう簡単にやられるかよ!」

 

ホリイとシンジョウは言い合いながらガッツイーグルαとγを飛翔させる。

ちなみにαはホリイが乗っており、γはシンジョウが乗っている。

 

「シンジョウ先輩、ホリイさん。態々ご協力、ありがとうございます。」

 

リョウはシンジョウとホリイに、一緒に戦ってくれたことを礼を言う。

 

「気にすんな。そっちこそ、足引っ張るなよ?」

「シンジョウ、お前が言うな。」

 

ホリイはシンジョウの言葉にツッコミを入れる。

オーブとメロディ達とハッピー達はスーパーGUTSの連携を見て、感動を覚える。

 

「すごい・・・」

「あのロボットを撹乱させるなんて・・・」

 

ハッピーとメロディは思わず声が出る。

無理もない。

キングジョーはガッツイーグルとガッツウイングに対し、デスト・レイを放つが、全機撃墜されず、一方のスーパーGUTSはレーザーを撃っても、効果はないものの、キングジョーに撃墜されることはなかった。

 

「えへへ・・・あれを見てると、なんだかやる気が出てきた。」

 

オーブは武者震いをしたかのように拳を握りしめる。

 

「高町ヴィヴィオ、ううん、ウルトラマンオーブ、頑張ります!」

 

ヴィヴィオはオーブの中でオーブリングを前に出し、光を放出させる。

 

「タロウさん!メビウスさん!熱い奴、頼みます!」

 

ヴィヴィオはオーブリングにタロウとメビウスのカードをスキャンして、頭上に掲げる。

よってオーブはスぺシウムゼぺリオンからバーンマイトにタイプチェンジする。

 

「クリス!全力全開で行くよ!」

 

ヴィヴィオは中にいるクリスにそう言うと、クリスは「押忍!」と言っているみたいにジェスチャーする。

オーブは拳に炎を纏わせ、キングジョーに勢いよくパンチする。

すると、今までスぺシウムゼぺリオンの姿だったオーブの攻撃も、プリキュアによる援護も、スーパーGUTSによる援護も歯が立たなかったキングジョーが今の一撃で後退する。

 

「!効いてる!」

 

オーブはそんなキングジョーを見て、「これはイケる!」と言わんばかりに追い打ちをかける。

キングジョーはオーブの追い打ちに怯むものの、態勢を立て直してデスト・レイを放つ。

 

「プリキュア・サニーファイヤー!」

「プリキュア・マーチシュート!」

 

サニーとマーチはオーブを守るように、キングジョーの攻撃を各々の技で相殺させる。

 

「オーブ!」

「今や!」

 

サニーとマーチはオーブに止めを刺すよう伝える。

 

「はい!」

 

オーブはサニーとマーチに頷く。

 

「ストビュームバースト!」

 

オーブはキングジョーにストビュームバーストを放つ。

それを受けたキングジョーは火達磨の状態になりながら、気を付けの状態になって後ろに倒れ、その直後に爆散される。

 

「やったーっ!」

「オーブが勝ったーっ!」

 

メロディとハッピーはオーブがキングジョーを倒したところを見て喜ぶ。

 

「でも、もうちょっと見たかったよ・・・」

「どっちの味方やねん・・・」

 

ピースはキングジョーが爆散した所を見て口惜しがるところをサニーがツッコむ。

スーパーGUTSの全クルーはオーブに敬礼をする。

オーブはそれに応えるように敬礼で返す。

ガッツイーグルとガッツウイングは秋葉原を後にし、オーブはヴィヴィオに戻ってアインハルト達と合流する。

メロディ達も変身を解き、ヴィヴィオの元に合流した。

幸い、町の被害はなかった。

 

「今回はスーパーGUTSに助けられちゃったね。」

 

クリシスは頭痛薬を飲んだ後、先程の戦闘に感服する。

 

「それより、大丈夫なんですか?一度病院に診てもらった方が・・・」

 

アインハルトはクリシスにそう言う。

 

「だいじょぶ、だいじょぶ。もう頭痛しなくなったし、前にありすが紹介したクリニックに診てもらったけど異状はなかったって言ってたよ。」

 

クリシスはアインハルトに大丈夫だと伝える。

 

「本当なのか?れいか。」

「えぇ。以前連絡を貰ったのですが、本当です。」

「でも、ずっと前から頭痛が起きるなんて、どう考えても異状だよね?」

 

トーマはれいかに本当かどうか聞く。

れいかはトーマの質問に頷く。

リリィはクリシスの頭痛の事を聞いて、疑問を持つ。

 

「あ、さっきの頭痛で思い出したけど、ルルイエで変な夢を見たことがあって・・・」

「夢?どんな夢ですか?」

 

ヴィヴィオはクリシスが見た夢について聞いた。

 

「私の夢なのに私の姿がないんだよね。どういうわけか、白い服を着た人が何人かいたけど、確か光太郎って名前を聞いてたような・・・」

「えっ!?」

「光太郎って真理奈ちゃんのお祖父さんの!?」

「うん。」

 

みゆき達は光太郎という名前を聞いて驚く。

 

「真理奈さんにお爺様がいらしたのですか?」

「はい、3年前の爆発事故で亡くなったと聞いております。」

 

アインハルトは光太郎の事を聞くと、れいかから、その光太郎は既に死んだと聞き、沈んだ表情になる。

 

「光太郎博士は人間の世界と妖精の世界を守ろうとして研究を重ねたと聞いています。」

「そのようだね、夢でもそう言ってた。あと、MHCP・Ⅹ・KIKIとかも言ってたような・・・」

 

クリシスはれいかの話に上乗せしつつ、話を続ける。

 

「MHCP・・・?」

「KIKI・・・?」

 

響と奏は訳わからない状態になった。

 

「白い服の人達の様子がおかしいと思ったら、目の前の風景が変わって、前にシンが話したウルトラマンノアが出てきたんだ。」

「ノア!?」

「それってバラージ王国で見たって言う・・・」

 

響達はウルトラマンノアの名前を聞いて驚く。

 

「うん。あぁ、ヴィヴィオ達は知らないんだっけ?これなんだけど。」

 

クリシスはスマートフォンの画像を見せる。

しかもノアの石像の画像を。

 

「あっ!ママとユーノ司書長が見せたウルトラマンだよ!」

「この巨人像のウルトラマンがクリシスさんの夢に?」

「うん。そのノアが光を放ったと思ったら、夢から覚めちゃったけどね。」

 

クリシスの夢の話はそこで終わった。

 

「MHCPとかKIKIとか何のことなんだろう?」

「もしかして、お祖父ちゃんが言ってた光太郎博士の計画と何か関係が?」

 

響は聞きなれない単語にハテナを浮かべる。

アコは祖父の音吉から聞いた光太郎の計画の事を思い出す。

 

「真理奈か真奈美さんに聞いてみようか。研究者の方が詳しそうだし。」

「じゃ、後で真理奈ちゃんの家に行こう。」

 

響とみゆきはMHCPの事を真理奈に聞こうと、真理奈の家に訪れることに決めた。

 

「今日はありがとね。私が働いてるコスプレショップに案内できなかったのは残念だけど。」

「大丈夫!また来るからね!」

「ありがと。その時はよろしくね♪」

 

やよいはクリシスにそのように約束する。

 

「ホンマブレへんな・・・」

「やよいちゃんらしいよ・・・」

 

あかねとなおはそんなやよいに呆れる。

 

 

 

 

 

 

その頃、土星周辺に獅子の鬣のような頭をした巨人と、腹部に菱型のバックルが付いている巨人が辺りを見渡している。

前者の巨人はウルトラマンレオ。

獅子座L77星から来たウルトラ兄弟の1人である。

マグマ星人に故郷を滅ぼされた後、ウルトラセブンに変わり、地球を守る戦いに身を投じた。

後者の巨人はウルトラマン80。

M78星雲から怪獣復活の調査に派遣されたウルトラマンである。

マイナスエネルギーから生まれた怪獣を次々と戦ってきた。

 

「どうだ、80。セブン達は見つけたか?」

「いいえ。そっちも?」

「あぁ。ウルティメイトフォースゼロも協力してくれたが、見つからなかったようだ。」

「私も太陽系の方に探しましたが、やはりいないようです。」

 

レオと80はゼロやウルトラ兄弟が消えたと聞き、捜索を始めたが、発見しなかった。

 

「別の宇宙に飛ばされたのでしょうか?」

「間違いはないだろうが、マルチバース全体に探し回ることは不可能だ。」

 

レオと80はゼロ達は別の宇宙に飛ばされたと推測するが、ゼロのように別の宇宙に渡る手段がないため、どうすることもできなかった。

その時、レオと80は何かに気付いたのか、周辺を見渡した。

そして、レオと80は瞬時に回避するように飛翔する。

何故なら、レオと80を横切るように赤、青、黄色が混ざった光線が放って来たからである。

 

「今の光線はA兄さん!?」

「いや!」

 

80は今の光線をAのメタリウム光線だと気付くが、レオは放射した方向に振り向くと、右手のナイフと左手の鉤爪を持つ巨人がいた。

いや、巨人ではなく、ロボットと言った方が正解か。

その正体は異次元超人エースキラー。

ヤプール人がAを抹殺するために作られたロボットである。

初代ウルトラマン、セブン、ジャック、ゾフィーからエネルギーを奪い、Aを追い詰めた。

 

「エースキラー!」

「まさか、ヤプールが!?」

「その通りだ!」

 

エースキラーの隣の空間が割れ始め、そこから鎌状の右手を持つ赤い体をした異形の物が現れた。

その正体は異次元超人ヤプール。

超獣を作って地球に送り込ませた生命体である。

空間を捻じ曲げる能力を持ち、それでAやメビウスを苦しめた。

 

「ウルトラ兄弟がこの宇宙から消えたのは気になるが、お前達がいるとは好都合。ここでやつざきにしてくれるわ!」

 

ヤプールとエースキラーはレオと80に対し、身構える。

 

「80!気をつけろ!強敵だぞ!」

「はい!」

 

レオと80もヤプールとエースキラーに対し、構えをとる。




レオと80がいよいよ登場しましたが、彼らの活躍はしばらくお預けになります。


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焼き払われし山

今回はようやくあの2人が登場します。


秋葉原に現れた宇宙ロボット・キングジョー。

その侵攻を阻止すべく、ヴィヴィオはウルトラマンオーブに変身し、響達はスイートプリキュアに変身し、みゆき達はスマイルプリキュアに変身して、キングジョーに立ち向かう。

しかし、キングジョーの強さに苦戦を強いられるオーブ。

その時、スーパーGUTSのガッツイーグルとガッツウイング1号が助太刀に来てくれたことで、オーブはキングジョーを倒すことに成功する。

その後、ヴィヴィオ達はクリシスの口から、真理奈の祖父・新光太郎の事を聞き、新邸に戻って真理奈に会いに行った。

その真理奈はすでにプロノーン・カラモスから帰宅している。

今はダイニングルームで話を伺っている。

 

「MHCP・・・それはメンタルヘルスカウンセリングプログラムの略称ね。」

「メンタル・・・ヘルス・・・?」

 

みゆきは真理奈から聞いたMHCPについて聞くが、チンプンカンプンだった。

 

「AIって言った方が通りがいいわね。メンタルヘルスカウンセリングプログラムは精神的健康に悩む人に相談援助するAI。つまり、ストレスや悩みを抱えている人間が精神障害でパニックにならないように心のケアを行なう手助けをAIが担っているのよ。」

 

真理奈はヴィヴィオ達にMHCP(メンタルヘルスカウンセリングプログラム)の事を詳しく説明する。

 

「心の悩みを相談する役目を持つAIか・・・」

「えぇ。そのAIは全部で10体。全部祖父ちゃんが構築したんだ。それを頼りにしている国はいくつかあってね。日本を入れた首都にメンタルヘルス対策を貢献してきたんだ。・・・と言っても、10体の内8体だけどね?」

 

真理奈は付け足すように言う。

 

「残りの2体は?」

「あぁ、それがね?1番目から8番目までのMHCPは対面したことあるけど、9番目と10番目は会ったことないのよ。祖父ちゃんから何も聞いてなかったし、資料にも載ってないのよね。まぁ、そのMHCPに自立行動性構築プログラムで人間と同じ肉体を構築したわけだから、区別がつかないけど。」

 

真理奈はリリィの質問に対し、そのように答え、MHCPの構造を伝える。

 

(プログラムで肉体を・・・ザフィーラやヴィータさんと同じってことかな?)

 

ヴィヴィオはMHCPの構造を聞いて、とある人物の事を思い浮かべる。

 

「でも、なんでその話を?突然帰って来たかと思えば、響とみゆき達を連れてきて、いきなりMHCPって何って・・・」

「クリシスさんが夢の中でその話をしてたの。」

「クリシス姉さんが?」

 

真理奈はヴィヴィオがMHCPの事を聞いてきた理由を聞いて、首を傾ける。

ヴィヴィオは、クリシスから聞いた話を詳しく真理奈に伝えた。

 

「う~ん・・・」

「どう?真理奈ちゃん。」

「・・・あくまでクリシス姉さんの夢の話だから、夢の中で祖父ちゃんを見たって言っても、何の証拠にもならないわ。あいつの頭痛の原因も分からないし、ネクサスに変身するのに必要なエボルトラスターを持っている経緯も分からない。クリシス姉さんとKIKIとの関連性も不明よ。」

「真理奈ちゃんでも分からないのか・・・」

「多分、母さんもね・・・」

 

真理奈はみゆきに聞かれるも、クリシスが言っていた話が真実か否か分からない様子である。

 

(・・・よくよく考えてみれば、クリシス姉さんは何者なのか、それすらも分からないのよね。本人も過去の記憶がないわけだし・・・)

 

真理奈はMHCPの事からクリシスの事に話が変わり、深刻に考える。

 

(そっち方面にも調べたいけど、明日はぎんがと一緒にグランドームに行く予定になってるし、夏休みの最後の週にハワイに行くことになってるし、さらにシルバーウィークには、あの事故が起きたフランスの研究所に行かなきゃいけない。全く、暇もないわね・・・)

 

真理奈は今後の予定が山積みで、クリシスの事を調べる余裕がない様子だった。

 

(それに、一昨日にニュースで噂された蛇の事もあるし・・・)

 

真理奈は更に付け加えて、先日に知った蛇の事も考える。

響達とみゆき達はMHCPやクリシスの話を聞いた後、すでに夕方になったので、お暇することにした。

 

 

 

 

 

 

深夜2時頃・・・

 

「こんな山ん中で計画を進めんのかよ?ライトリー、レフティー。」

 

シオンは白衣の男2人組と鉤爪の付いた手甲を装備した忍装束を纏う兵士16人と一緒に河童山の瓢箪池の近くに来ていた。

ちなみにライトリーは眼帯の男で、レフティーはツンツン頭の男である。

 

「あぁ。流石に市街地に攻め込むと面倒だからね。」

「これはあいつの実験だ。本格的に入るのはそれからだ。」

「この森を焼き払ったら、プリキュア達も黙っていられないぞ?」

 

シオンはライトリーとレフティーにそう言う。

 

「だからだよ。ここを荒らせば、プリキュアは奴と戦わざるを得ない。君はプリキュア以外の人間を妨害すればいい。」

「空間の歪みで新たな敵が現れたからな。お前はそいつらを叩くんだ。」

「プリキュア以外の敵?」

 

シオンはライトリーとレフティーの言っていることが分かっていなかった。

ライトリーは内ポケットから10枚の写真を取り出して、シオンに渡す。

シオンに手渡した写真には、なのは、ユーノ、ヴィヴィオ、アインハルト、トーマ、リリィ、スバル、ティアナ、エリオ、キャロが写っていた。

 

「その写真に写っているのが、君のターゲットさ。その内4人は今、ハピネスチャージプリキュアとドキドキ!プリキュア、そしてキュアエレメントと裏切り者のキュアイージスと共にスペインに滞在している。その為、君が気にすることではないが、その4人と、ここ日本にいる6人と合流したら面倒なことになる。そうならないように始末するんだ。」

 

ライトリーはシオンにそのように命令する。

 

「ふざけんなよ?どう見てもプリキュアのような実力があるような人間じゃねぇだろ?」

 

シオンはライトリーに反論する。

 

「やれやれ・・・まだ反抗するのかな?」

 

ライトリーはポケットからリモコンを取り出し、スイッチを押す。

 

「!ギャアァァァァァァァァッ!!!!」

 

シオンの首輪から電流が流れ出し、シオンは苦しみ出す。

 

「プリキュアのような実力がなかったら、その写真渡さねぇっての。」

「それに、ルルイエの件を考えれば、君が蛇の姿になっても、プリキュアやウルトラマンに勝てない。だから始末し易いその子供達の事を君に頼んでいる。これも渡しておくからしっかりやるんだ。」

 

レフティーはシオンの頭を踏ん付けながら言い、ライトリーは白衣のポケットからダイヤ状のシンボルを取り出し、シオンの前に放り投げる。

その光景を木の陰から見届けている人物がいた。

その人物とは、レンである。

 

(ふぅん?まだ残党がいたんだ?しかも、アダマンとグリアナ達の他にいたんだね。)

 

レンはシオンとライトリーとレフティーのやり取りを見て、それぞれの感想を述べる。

 

(助けに行ってもいいけど、流石にあの人数は無理か。あの2人も隠し札を持ってるだろうし、あの子と協力してから助けに行こうかな。彼の濡れ衣を晴らす口実もできるかもだしね。ま、せめて山火事にならないように配慮しようかな。)

 

レンはその場から離れるように瓢箪池を後にする。

 

「さて、そろそろ始めるよ、レフティー。」

「あぁ、実験が終わり次第、作戦を検討するぜ。」

 

レフティーはライトリーの指示でアタッシュケースを開ける。

シオンは苦しみながらも起き上がろうとする。

その時、周囲が影で覆われ、月の光も射さなくなった。

シオンは見上げると、その理由が判明する。

 

「なっ!?こいつは!?」

 

シオンは目の前の存在を見て驚愕する。

それから数分後、シオンとライトリーとレフティー、及び16人の忍装束の兵士はすでにいなくなり、瓢箪池の周囲の森は炎に焼かれていた。

そんな中、瓢箪池から去って行ったはずのレンが戻って来た。

 

「ふぅ、行ったか。それにしても、あの小っちゃいのが彼になるなんてね・・・ま、とにかく、急いで消化しとこ。」

 

レンは周囲の焼かれた森を見渡した後、首に下げているメダリオンを掴む。

すると、レンの足元に黒い三角形の魔法陣が現れる。

 

「風よ、霧を呼べ。地獄の炎を鎮める幕となれ。ミストカーテン。」

 

レンは呪文を唱えると、周囲が濃霧で覆われ、森の炎が徐々に消えていった。

 

 

 

 

 

 

翌日・・・

 

「スーパーGUTSの基地に?」

「えぇ。前にトランプ共和国でユグドラシルの事を聞いたと思うけど、そのユグドラシルの研究者が怪しい取引をしたみたいでね。その件について、リョウ姉さん達は知らないのか、聞きに行こうと思ってさ。」

 

真理奈はなのはとユーノにスーパーGUTSに行くことを教える。

 

「まのん達はアンタの部下と一緒だったから予定より早く帰れそうなんだ。帰ってきたら、夕方までに帰ってくるって伝えてよ。」

 

真理奈はなのはにそのように伝える。

 

「気を付けてね。どこかで怪獣が現れるかも知れないから。最近じゃ、ヴァベルの騎士っていう組織が潜んでいるって聞いたから。」

「!分かってる。どうせ戦う力がないし。危ないと思ったら逃げるわよ。」

 

真理奈はヴァベルの騎士の事を聞いて、「ディアーナから聞いたのか。」と思いながらも、何事もないようにアタッシュケースを手に取る。

 

「尤も、アンタ等のように戦いたいってわけじゃないけどね。」

 

真理奈はドアを開けた直後、なのはとユーノに付け加えるように言った後、家から出ていく。

なのはは真理奈の言葉を聞いて、少し俯く。

 

「なのは?」

「あ、ううん。昔の事を思い出しただけ。」

 

ユーノはそんななのはの様子を見て、心配かけるが、なのははなんでもないと言うように応える。

その時・・・

 

『深夜2時頃に河童山瓢箪池付近で山火事が起きた模様。詳細は不明ですが、大きな被害はなく、霧が発生したためか、しばらく経った後、火は鎮火されたようです。詳しい状況を調べる為、現在、スーパーGUTSが調査を始めています。』

 

深夜に起こった山火事の事件を聞くなのはとユーノ。

 

「あの被害、普通の山火事じゃないね。」

「うん。それに霧で消火するなんて、普通は出来ないはずだけど・・・」

 

なのはとユーノは今のニュースを見て、不自然な出来事であると思い始める。

 

「ユーノ君、調べてみよう。」

「そうだね。」

 

なのははテレビを消して、ユーノと一緒に河童山へ向かう。

 

 

 

 

 

その頃、日本アルプスの飛騨山脈に2人の少女が合流するかのように、飛翔していた。

その内1人は黒い水着のような着衣と黒いマントを羽織り、斧のような杖を所持している金髪の少女、もう1人は黒のインナー及びスカートの上に白いジャケットを羽織り、白い帽子を被り、剣十字の杖を所持する茶髪の少女である。

まず、前者の少女はフェイト・T・ハラオウン。

時空管理局にて執務官を務めているなのはの幼馴染である。

JS事件ではジェイル・スカリエッティの拘束を果たした。

後者の少女は八神はやて。

レリック事件当時、機動六課の部隊長を務めているなのはとフェイトの幼馴染。

エクリプス関連事件では、特務六課として再結成し、フッケバイン一家と対峙していた。

 

「フェイトちゃん、見つけたん?」

「ううん、相手は魔導師と違って、正体の分からない巨人。その反応を探るのは無理みたい。」

 

フェイトは手を前に翳すと、何もない所から四角い光が現れ、その光の内側に山火事が発生した光景が映し出される。

しかも、その炎の向こうにゼロの姿が映っていた。

 

「この巨人が山火事を起こしたのなら、急いでなのは達を探さないと・・・」

「そやな。地球に戻って来た事や、なんで私らがこんなに縮んだんかは後にして、今はなのはちゃんと合流して対策を取らなアカン。ヴィータやシグナム達も戻って来たんかは分からへんから何とも言えれへんけど・・・」

「そうだね。地球に戻ってから念話も通信も出来なくなってる。その原因は分からないけど、今まで起きた事件に関わりがあるなら、なのはとヴィヴィオもこの地球にいるはず。」

「とにかく、海鳴市へ行こ。ようやく長野県入りしたから、早よ東京に戻らな。」

 

フェイトとはやては、今いる地球がプリキュアの世界の地球であることを知らずに、この世界には存在しない海鳴市に向かった。

その様子を木の陰から窺っている人物がいた。

 

「なのはのダチだったか・・・遠目で覗かせてもらったが、面倒なことになって来たぜ・・・」

 

その人物とはシンである。

フェイトが山火事が起きた時の映像を出した時に見たのか、状況は理解したものの、気まずい感じになる。




う~ん・・・こんな調子で大丈夫なんやろか・・・(汗)


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ノアの神と魔王獣

クリシスから口にしていたMHCP。

それはストレスや悩みを持つ人間の心のケアを手助けするAI、メンタルヘルスカウンセリングプログラムの略称だった。

真理奈の話によれば、新光太郎が世界主要国の首都からの要望で構築した10体の内8体のMHCPを貢献し、残りの2体は行方知らずとなった。

ただ、ヴィヴィオ達の話によると、クリシスの夢でMHCP・Ⅹ・KIKIについて話した事を真理奈に話すものの、関連性は不明との事だった。

次の日、フェイト・T・ハラオウンと八神はやてが飛騨山脈で昨夜に河童山の瓢箪池の周囲に火事が起きたことを知る。

そしてその火事を起こした張本人がモロボシ・シンが変身するウルトラマンゼロだった。

それを知ったフェイトとはやてはゼロの対策を整えるべく、なのはを探すことにした。

そのなのはとユーノは深夜で起こった河童山の火事を調べる為、スーパーGUTSの隊員に見つからないように、瓢箪池付近に降り立つ。

 

「ここで起きたんだよね?」

「うん。スーパーGUTSが巡回してるから動けないけど、この有様・・・」

 

なのはとユーノは木の陰に隠れて、周辺を調べる。

火事の影響で倒れた木、焼け焦がれた草原、焦げ落ちた葉が浮かぶ池、一見それだけにしか見えなかった。

 

〈マスター。この一帯の大気成分を分析しました。人体に害はありませんが、僅かながら魔力反応が確認されました。〉

「本当に?もしかして、はやてちゃんかな?前に空港で火災が起きた時、はやてちゃんが消火してくれたから。」

「その可能性は低いね。当時、はやてが消火に使った魔法は広域凍結魔法。この山の火災を消したのは霧。今回の一件ははやてが消火したわけじゃないようだね。」

 

なのははレイジングハートの報告を聞いて、深夜の山火事を消火したのははやてじゃないかと思い込んでいたが、ユーノは違うと言い出す。

 

「いずれにしても、ニュースで発表したように、スーパーGUTSが調査している以上、これ以上は調べられないね。」

「うん。夜中に気付いて、ここに来るべきだったかな。」

 

なのはとユーノは現状を見て、事件の調査は出来ない事を悟った。

 

「管理局の人なら調査しやすいけど、違う人じゃあ・・・」

 

確かに現場に調査している人達は時空管理局の局員なら調査は捗るが、スーパーGUTSの隊員では無理な話だろう。

なのは達が住んでいる次元とは違うし、今のなのは達は空間の歪みによって幼児化されたので、相手になれない。

 

「仕方ないね、真理奈はスーパーGUTSの基地に行ってるから、あの子から情報を貰えばいいしね。」

「うん、一旦家に戻ろう。」

 

なのはとユーノは河童山の調査を断念せざるを得なくなり、一先ず真理奈の家に戻ることになった。

 

 

 

 

 

 

その頃、真理奈はダニエルからの情報でツンドラ森林地帯で怪獣を操っているという少女について聞くべく、ぎんがの運転でスーパーGUTSの基地・グランドームへ移動中である。

 

「しっかし、研究チームとして設立していたGUTSが、スーパーGUTSって言う戦闘部隊として各地の怪獣と対応していたなんてね。イルマ財閥が防衛省とのコネで防衛チームを立ち上げたって聞いたけど。」

「えぇ。各国の防衛隊、自衛隊の少数がそこに異動することになって、怪獣との戦闘を繰り広げられているわ。今のこの世界はもう、プリキュアだけの問題じゃなくなってきているし、ユグドラシルのように怪獣を利用しているものも僅かながらいるから。」

「まぁ、実際そうだしね。ヤマザキがクローン怪獣を作っていた辺り、現実問題だし・・・」

 

真理奈とぎんがはスーパーGUTSの設立の事、現在起きていた世界の現状の事、ユグドラシルの事を話していた。

 

「ねぇ、ダニエルから聞いたけど、ヴァベルの騎士って連中が動き出してるって噂なんだけど、スーパーGUTSからはそんな情報を聞いた?」

 

真理奈はぎんがにヴァベルの騎士について聞いてみた。

 

「えぇ。世界各地で不審な動きをしている人物をあちこち目撃されていたと聞いてたわ。しかもその人物には首に下げている共通のメダリオンを所持している。真理奈達がトランプ共和国で祝勝会をやっていた頃、北方領土で建てた研究施設が放火された件も彼等の仕業であることも判明したわ。」

「!本当に!?」

 

真理奈はぎんがの話を聞いて驚く。

 

「ヒビキ総監からの連絡で知ったけど、その放火は引火物も爆薬も使われていなかったという報告も聞いたわ。」

(となると、ダニエルが言ってた高町と同じように魔法って奴で放火させたってことか・・・)

 

真理奈はぎんがが言っていた研究施設の放火は魔法による行使だと推測した。

 

「そういえば、河童山で山火事が起きた時、突如発生した霧で消火されたってニュースで聞いてたわね。それと関係があるのかもしれない。」

「確かに、水噴霧消火設備は水蒸気による窒息作用で燃焼を抑えることができるけど、河童山にはそんな消火器はないし、それ以前に人が行くような場所じゃない。あの霧が発生させたのはヴァベルの騎士って事になるわね。」

 

真理奈とぎんがは今日のニュースで聞いてた河童山の山火事について話し出す。

 

「いずれにせよ、スーパーGUTSの基地に行って、大まかな情報を得る方がいいわね・・・っと、話している内に見えてきた。」

 

真理奈は助手席側の窓から目を向けると、広大な設備が広げられており、その中心にキノコのような外観のタワーが建てられていた。

そのタワーこそ、スーパーGUTSの本部基地・グランドームである。

ガッツウイングやガッツイーグルのようなライドメカの格納庫、巨大シェルター、開発・整備工場などが配備されいる。

アスカ・シンが元居た世界・ネオフロンティアスペースにも存在していた。

 

「へぇ!これはまたすごいな!?驚いたよ!」

「ウフフ。私も最初は圧巻されたけどね。」

 

真理奈はグランドームや下の設備を見て圧巻させられた。

 

(あの基地の中にユグドラシルと取引してた奴が・・・)

 

真理奈はグランドームを見て、ツンドラ森林地帯に現れたガッツシャドーと怪獣を操るアイテムを所持している少女・イリスを頭に思い浮かべる。

 

「もしかしたら、なのはさんやユーノさんのように別の世界から来た魔導士がいるかもしれないわね。」

「え?あぁ、そうね。それも含めて聞いてもらわないとね。」

 

真理奈はぎんがにそう言われ、改めて真剣な表情になる。

 

 

 

 

 

 

その頃、ヴィヴィオ達は、かつてユグドラシルがアジトとして身を潜めていたというバラージ王国に足を踏み入れた。

管理世界デントの鉱山で発見されたウルトラマンノアの石像がこのバラージ王国の地下にも発見された事を知り、メイド服を着た茶髪のロングヘアーの少女と黒髪のショートヘアーの少女の案内でノアの石像の元へ案内された。

前者の少女はアリアで、後者の少女はライラ。

ユグドラシルのリーダー・デニーズ・ポーカーの召使いとして働いていた剣崎真琴の古い友人である。

今はトランプ共和国の大統領ジョナサン・クロンダイクと王女のマリー・アンジュのお世話役をやっている。

バラージ王国の地下は怪獣も徘徊できるほどの空間になっているため、とても広く、ユグドラシル事件解決の後、調査のために彼方此方照明が設置しているが、地形の問題で移動が困難。

しかし、元々バラージ王国の生まれであるアリアとライラのおかげで、無事ノアの石像の所まで辿り着いた。

 

「うわぁ・・・なんていうか・・・」

「今までのウルトラマンと桁違いだね・・・」

 

トーマとリリィはノアの石像を見て圧巻する。

 

「なのはママとユーノ司書長もデントで同じ石像を見たけど、実際見てみるとすごいですね・・・」

「えぇ。シンさんから聞きましたけど、ネクサスは元々、このノアと同じなんですよね・・・」

 

ヴィヴィオとアインハルトもそれぞれの感想を述べる。

 

「はい、10年前、このバラージ王国が平和で豊かな国でした。ですが、この国の近郊に魔王獣と呼ばれる7体の魔物が現れ、この国は滅亡されました。魔王獣はあらゆる自然災害を引き起こし、あらゆる文明を滅ぼしたのです。闇を齎す魔王獣は狂信教によって人の心を蝕み、光を齎す魔王獣は太陽の力で眠りについた獣を呼び覚まし、風を齎す魔王獣は暴風を引き起こし、土を齎す魔王獣は地上の全てを沈め、水を齎す魔王獣は一面の水を汚し、火を齎す魔王獣は熱で自然を干ばつに見舞われました。それらの魔王獣は1体の魔王獣によって生み出されたのです。」

 

アリアはヴィヴィオ達にバラージ王国に纏わる魔王獣の事を語り始める。

 

「その魔王獣って奴、生き物って言うより災害そのものだな・・・」

「そうです。これらの事を考えると、それぞれの魔王獣を生み出した存在は、あらゆる災害を引き起こすことができるという事です。しかし、その魔王獣の前に光の巨人が舞い降りました。その巨人こそがノアの神様なのです。ノアの神様は魔王獣の猛攻にも関わらず、自身の光の力で全ての魔王獣をジュラン諸島に封印したのです。」

 

トーマの言葉にライラは肯定し、更に続けるようにノアについて語る。

 

「想像を絶しますね・・・」

「なんだか古代ベルカ戦争の方が可愛く思えちゃうかも・・・」

 

アインハルトとヴィヴィオは今の話を聞いて言葉を濁したように言う。

 

「?何の話か分かりませんが、ノアの神様のおかげで、今のバラージ王国は復興し始めていましたし、元の豊かな国に戻りかけて来てます。」

「ユグドラシルが壊滅されたことで平和になりましたし、空間の歪みで怪獣が現れる点を除けば魔王獣の脅威はないでしょうから。」

 

アリアとライラは苦笑い気味にそう言い出す。

その時、台座の窪みとその付近に光が放出する。

 

「わわぁっ!?」

「な、なんだ!?」

 

ヴィヴィオ達はあまりの眩しさに両腕で顔を覆う。

光が治まったと思い、両腕を下ろすと、台座に短剣のようなアイテムが置かれ、台座の後ろに石造りの翼とも言える石碑が置かれていた。

まず、短剣のようなアイテムの名前はエボルトラスター。

ウルトラマンネクサスに変身する時に必要な変身アイテムである。

デュナミストのみが使え、それで変身してスペースビーストと戦っていた。

そして石碑の方はストーンフリューゲルである。

ネクサスに変身するデュナミストが召喚する石棺である。

デュナミストの傷やダメージを回復させることができる。

 

「えぇっ!?」

「これは一体!?」

 

ヴィヴィオとアインハルトはストーンフリューゲルを見て驚きを隠せなかった。

 

「エボルトラスター!?」

「邪神が消えた後、行方知らずになった物が何故!?」

 

アリアとライラもエボルトラスターの出現に驚く。

 

「あれが10年前に魔王獣を封印した巨人の石像か。」

 

突然、どこからか声が聞こえ、ヴィヴィオ達は周囲を見渡す。

その時、ヴィヴィオ達の背後に茶色の三角形の魔法陣が二ヵ所展開される。

しかも、その内一つは一回り大きかった。

 

「なっ!?魔法陣!?」

「でも、私達が使ったものとは違う!」

 

アリアとライラは出現した魔法陣に驚く。

 

「ベルカ式の魔法陣!?」

 

ヴィヴィオは今見た魔法陣にそう言う。

その魔法陣から金色のショートヘアーをし、黒い貴族風な服装を着た男が現れた。

そして、それに続けるかのように巨大な魔法陣からは頭部に赤い水晶が付いた怪獣の石像が現れる。

 

「しかし、我々としては世界を破滅に追いやるこの厄介者を封印というイカサマではなく、本当に倒して欲しいものだな。ポーカーというトランプゲームで優れた手札を競い合うように。」

 

貴族風な男は怪獣の石像を見上げながら言う。

 

「その石像は・・・まさか・・・」

 

アリアは怪獣の石像を見て、恐怖を感じ取る。

その時、怪獣の石像の頭部にある赤い水晶が発光し始めた後、石像にヒビが入り、崩れ落ちていく。

石像の内側から青みがかった機械のような怪獣が露わになる。

その怪獣の正体は土ノ魔王獣マガグランドキングだ。

ジャグラス・ジャグラーのダークリングの力によって復活した土を司る魔王獣である。

ウルトラマンオーブの攻撃が一切通用せず、スペリオン光線も効かなかった。

 

「ふ、ふぇえぇ~っ!?」

「な・・・なっ・・・!」

「土ノ・・・魔王獣・・・ッ!」

 

ヴィヴィオ達はマガグランドキングの前に圧巻する。

 

「驚くのも無理はないが、このままでは城ごと崩壊される。早く奴を倒さないと、生き埋めになってしまうぞ。」

 

貴族風な男はヴィヴィオ達にマガグランドキングを倒せと促す。

 

「自分から怪獣を連れてきて何言ってるんだよ!?」

 

トーマは貴族風な男にそうツッコむ。

 

「アインハルトさん、トーマ、リリィ!ここは私が!アリアさんとライラさんもあの人を捕まえてください!」

 

ヴィヴィオはオーブリングを取り出し、アインハルト達に貴族風な男を捕らえるよう伝える。

 

「はい!」

「気を付けてください!魔王獣は並の怪獣とは違います!」

 

アインハルトはヴィヴィオの言う通りにし、アリアはヴィヴィオに忠告する。

 

「大丈夫です!任せてください!」

 

ヴィヴィオはアリアの忠告を聞き入れる。

 

「タロウさん!メビウスさん!熱い奴、頼みます!」

 

ヴィヴィオはタロウとメビウスのカードをオーブリングに通し、そのオーブリングを頭上に掲げる。

よってヴィヴィオはオーブ・バーンマイトに変身する。

アインハルト達は突如現れた謎の貴族風な男と対峙し、オーブは封印が解かれたマガグランドキングに立ち向かう。




ついに、オーブに出て来る怪獣が登場です。


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ネクサスの帰還

今回は、あのウルトラマンが帰ってきます。


ヴィヴィオ達が訪れたノアの石像が建てられているバラージ王国の地下で、ネクサスの変身に必要なエボルトラスターと、ルルイエでのガタノゾーアとの戦いの後、行方知らずになっていたストーンフリューゲルが現れた。

その直後に貴族風な謎の男と土ノ魔王獣・マガグランドキングの石像がヴィヴィオ達の前に現れる。

マガグランドキングが長年の眠りから覚めたように封印が解かれ、ヴィヴィオの前に立ちはだかる。

ヴィヴィオは謎の男をアインハルト達に任せ、オーブに変身し、マガグランドキングを相手にした。

 

「やれやれ・・・私に構っている場合ではないと言うのに・・・」

 

その謎の男はアインハルト達に追いかけられ、地上への出入り口の手前の広場に足止めされていた。

ちなみにアインハルトは既にセットアップし、トーマもリアクト状態になり、リリィもトーマの中にいる。

 

「どなたかは存じませんが、あの怪獣を連れて、この城を壊そうとしているあなたを見過ごせはしません。」

「誤解しているようだが、あれは私が起こしたのではない。私が何もしていなくてもいつ封印が解かれてもおかしくない所まで来たのだ。大きな事態が起こらないよう、多くの怪獣を倒してきた巨人に倒させてもらおうと態々ご足労しただけだ。」

 

アインハルトは貴族風な男を引き留めるが、貴族風な男はアインハルト達に誤解だと告げ、マガグランドキングを連れ出した理由を教える。

 

「お話はあの怪獣を撃退後に聞かせてもらう。それまで大人しくさせてもらおうか。」

 

トーマは貴族風な男の言い訳を流しながら、投降を呼びかける。

 

「聞く耳持たないとは、無粋だな。これでは管理局の『海』と『陸』の二の舞だな。」

 

貴族風な男はやれやれとジェスチャーする。

アインハルトとトーマとリリィは管理局の『海』と『陸』を聞いて、警戒を強める。

 

「まぁ、いい。せっかくここまで来たんだ。3人にも付き合ってもらおう。」

 

貴族風な男は2枚のカードを出し、アリアとライラに向けて投げた。

そのカードはアリアとライラの前に止まる。

 

「え?」

「白紙のカード?」

 

アリアとライラが見たのは何も描かれていない白紙のカードである。

2人は拍子抜けになったと思った瞬間、カードが怪しく光り出す。

 

「なっ!?なに!?」

「す、吸い込まれる!?」

 

アリアとライラは2枚のカードに吸い込まれていき、白紙だったカードはアリアとライラの姿が描かれていた。

 

「アリアさん!ライラさん!」

「心配するな。ゲームに巻き込まれないように安全な所に招待したまで。ゲームが終わったら解放するぞ。」

 

アインハルトは今の光景を見て心配かけるが、貴族風な男は後で解放するから心配するなと言い出す。

貴族風な男は51枚のトランプのカードをバラ撒く。

すると、51枚のカードが人間大まで巨大化し、ドーム状に取り囲む。

 

「ルールを説明しよう。52枚のカードの中から♠の『10』、『J』、『Q』、『K』、『A』の組み合わせを揃えれば君達の勝ちだ。但し、組み合わせが間違えればペナルティを与える。タイムリミットは5分だ。」

 

貴族風な男はアインハルトに曰くゲームの説明をした後、自身を巨大な♠の『A』のカードに変わり、51枚のカードのドームに紛れ込む。

 

「おい!誰もゲームをやるなんて言ってないぞ!?」

 

トーマはカードのドームに紛れている貴族風な男にそう言う。

 

『フフフ、君達の実力を見てもらう、と言う解釈にしておいてくれたまえ。』

 

貴族風な男はアインハルト、トーマ、リリィにそう言った直後、トランプのドームの周りに茶色の魔法陣を囲う。

 

『これで君達はゲームを断ることはできない。召使い達、そして彼女を助けたければ、このゲームに参加するがいい。』

 

貴族風な男は飄々とした態度でそのように諭す。

 

「トーマさん、どうやら拒否権はないようです!」

「あぁ、もう!分かったよ!やればいいんだろ!?やれば!?」

 

トーマはイライラした口調でそう言う。

 

『やる気になってくれて何よりだ。では、ゲームスタート!』

 

貴族風な男はゲーム開始を宣言する。

 

「銀十字、トランプの絵柄やあいつの居所を特定できるか?」

〈分析不能。敵性存在の確認不可。このカードには魔力を遮断する効能を確認しました。〉

「トランプの絵柄さえも特定できないのか・・・」

 

トーマはこのゲームを早く終わらせるため、銀十字の書を頼りに分析しようと思ったが、貴族風な男を見つけ出すこともトランプの絵柄を割り出すこともできないことを知った。

 

『それはそうとも。透視などというものはイカサマだからね。だから真剣に探してもらわないと。』

 

貴族風な男はトーマと銀十字の書の会話を聞き、そのように言う。

 

「仕方ない、こうなったら破れかぶれだ!」

 

トーマは銀十字の書のページを5枚出し、そのページからエネルギー弾を放つ。

そのエネルギー弾は5枚のカードに命中する。

すると、トーマが命中させた5枚のカードが瞬間的にトーマの目の前に現れる。

 

「うわっ!?びっくりした!」

 

トーマは突然目の前に現れた5枚のカードに驚くも、カードの絵柄を見る。

しかし、トーマが選んだカードの組み合わせは♠の『8』と『10』、♣の『7』、♢の『10』、♡の『7』のツーペアだった。

その時、目の前のカードがトーマの前で爆発を起こす。

 

「どわあぁっ!?」

「トーマさん!?」

 

トーマは爆発の衝撃によってアインハルトの元へ吹き飛ばされ、アインハルトはトーマに心配をかける。

 

「大丈夫ですか!?」

「あ、あぁ・・・」

『カードがいきなり爆発するなんて・・・』

 

トーマは頭を抑えながら大丈夫だと答える。

リリィはトーマが選んだカードが爆発することに驚く。

 

『だから言っただろう。組み合わせを間違えればペナルティを与えると。あと4分20秒。見つけられるかな?』

 

貴族風な男は楽しそうに言う。

 

 

 

 

 

 

その頃、オーブはトーマ達が謎の男を追っている間、マガグランドキングと対峙していた。

 

「アクセルスマッシュ!」

 

オーブはマガグランドキングにアクセルスマッシュを繰り出した。

マガグランドキングはバーンマイトのオーブのアクセルスマッシュを受け、後退る。

しかし、マガグランドキングはお構いなしにオーブにマガ一閃を繰り出す。

 

「うわっ!あぅっ!」

 

オーブはマガグランドキングのマガ一閃に怯む。

マガグランドキングは右腕の大鋏でオーブに一撃を与える。

マガグランドキングの強烈な一撃により、オーブは吹き飛ばされる。

マガグランドキングは続けて、胸部からマガ穿孔を発射する。

オーブはマガグランドキングの攻撃により大ダメージを負う。

 

「ストビュームバースト!」

 

オーブはマガグランドキングにストビュームバーストを放つ。

マガグランドキングはオーブの技を受けるが、大したダメージとは言わなかった。

 

(防御が固い!)

 

オーブはマガグランドキングの防御力に苦戦する。

その時、オーブの周囲の地面から3体の怪獣が現れる。

その内1体はゴルザで、他の2体はドリルのような口先をした怪獣と鋸状の角を持つ昆虫のような怪獣もいる。

前者の怪獣は地底怪獣テレスドン。

地底人が地上制服の為に送り込んだ尖兵である。

ウルトラマンエックスの世界で局地的な地震を発生させたこともある。

後者の怪獣は磁力怪獣アントラー。

隕石が落下した直後にバラージの街に現れた宇宙怪獣である。

初代ウルトラマンのスぺシウム光線を耐えられるほどの頑丈な体の持ち主である。

 

「ええぇっ!?増えちゃった!?」

 

オーブはゴルザ、テレスドン、アントラーの参戦により、焦り出す。

ただでさえ、マガグランドキングだけでも苦戦しているのに、更に3体の怪獣まで現れては余計に苦戦してしまう。

オーブは目の前にいるマガグランドキングや背後に近づいて来るゴルザ、テレスドン、アントラーに警戒するように目を配る。

 

 

 

 

 

 

その様子を貴族風な男はカードの中から見ていた。

 

『おやおや。乱入とは空気の読めない・・・』

 

貴族風な男はゴルザ、テレスドン、アントラーを見て呆れた表情をする。

トーマとアインハルトは次々とカードを選ぶが、いずれも違う組み合わせで、爆発によるダメージを受ける。

 

「ハァ、ハァ・・・クッソ・・・!」

「思うようにいきません・・・!」

 

トーマとアインハルトは爆発によるダメージで息が乱れる。

 

『あと20秒。それまで♠のロイヤルストレートフラッシュ、完成できるかな?』

 

貴族風な男はトーマとアインハルトの様子を見て、楽しそうに言う。

 

(ヴィヴィオが危ないんだ・・・!こんな所で倒れるわけにはいかない!)

 

トーマはフラフラになりながらも立ち上がり、シルバーハンマーを5回発射する。

5枚のカードが命中され、その5枚のカードがトーマの前に現れる。

トーマが選んだのは♠の『10』、『J』、『Q』、『K』、そして♡の『A』だった。

よってトーマの目の前のカードが爆発される。

 

「ぐあっ!」

『トーマ!』

 

爆発のダメージを受けたトーマを、中で心配かけるリリィ。

 

『タイムオーバー。』

 

貴族風な男はそう言うと、アインハルト達の周囲のトランプカードが消え、残り一枚となったカードがゆっくりと下りて、そのカードが高速で回転した直後、貴族風な男が姿を現す。

 

「今のはいい引きだったよ。もし最後に選んだカードが♠の『A』だったら私の負けだった。」

 

貴族風な男はトーマに褒める。

トーマとアインハルトはそんなことをお構いなしに貴族風な男を睨みつける。

 

「そんなに睨まなくても解放するつもりだ。」

 

貴族風な男は指を鳴らした後、2枚のカードが怪しく光り出し、その光からアリアとライラが現れる。

 

「うぅ・・・いったい何が・・・」

「助かったのでしょうか?」

 

アリアとライラはゆっくりと目を開け、周囲を見渡す。

 

「アリアさん!ライラさん!」

「!アインハルト様!トーマ様!」

 

アインハルトに声をかけられたアリアとライラはアインハルト達の元に駆け付ける。

 

「大丈夫ですか!?」

「えぇ。大丈夫です。」

「俺も大丈夫。」

 

アインハルトとトーマはアリアに心配掛けられるが、大丈夫だと答える。

 

「それにしても、人質をこんな簡単に解放するなんて・・・」

 

アインハルトは貴族風な男を見てそう言う。

 

「?何を言ってるんだね?私はあの時、ゲームが終わったら解放すると言った。私に勝てたら解放するとは言っていない。」

「・・・は?」

 

トーマは貴族風な男が言ってることに頭を傾げる。

 

「私が2人をカードに入れたのは、今やっていたゲームでカンニングするようなルール違反をさせないようにしたからだ。カードの絵柄を覗かれたらゲームにならないだろう?」

 

貴族風な男はアリアとライラをカードに閉じ込めた理由を言い出す。

 

「そんな理由で?」

「あぁ。私はルールを守る主義でね。」

 

貴族風な男はアインハルトの質問に答える。

その後、メダリオンを出して指パッチンする。

すると、貴族風な男の足元に茶色の魔法陣が現れる。

 

「あっ!待て!」

「私はこう見えて忙しいのでね。君達は魔王獣を何とかするがいい。」

 

貴族風な男はトーマに飄々とした態度で流す。

 

「ま、ゲームを楽しませてもらった褒美だ。自己紹介はしておこう。私はヴェント。ヴェント・フォルクスワーゲン。ヴァベルの騎士の一人だ。また会おう。」

 

貴族風な男は自らの名前をヴェント・フォルクスワーゲンと名乗り、更に自分がヴァベルの騎士の一人だとトーマ達に告げ、光に包まれた後、姿を消した。

 

「逃げられたか・・・」

「ヴァベルの騎士、ヴィヴィオさんのお母様が仰っていた組織・・・」

 

トーマとアインハルトはヴェントが消えた場所を見つめる。

しかし、地響きと衝撃音を聞いて我に返る。

先の衝撃音を聞いたアインハルト達はその方角に振り向くと、オーブがマガグランドキング達に苦戦している状況を目の当たりにする。

 

「ヴィヴィオ!」

「ヴィヴィオさん!」

 

アインハルトとトーマは今の状況を見て危機感を感じる。

 

「トーマさんは休んでてください!行きますよ、ティオ!」

『にゃぁん!』

 

アインハルトは中にいるティオに語り掛け、オーブの元へ飛翔する。

トーマはアインハルトに休むよう言われたが、黙っているわけにもいかず、アインハルトの後を追いかけようとする。

 

(ヴィヴィオが危ないのに、自分だけ休んでいられるか!)

 

トーマはディバイダー996を杖代わりにして立ち上がる。

その時、トーマの目の前にストーンフリューゲルが現れる。

 

「なっ!?」

『さっきの石が!?』

 

トーマとリリィは、突然目の前にストーンフリューゲルが現れて驚く。

その直後、ストーンフリューゲルがトーマを覆い尽くすように光を放つ。

 

「うわぁっ!?」

 

トーマはストーンフリューゲルから発した光に目を瞑る。

しばらくの後、トーマは目を開けると、地下の洞窟の中ではなく、何もない異空間にいた。

 

「うわっ!?何だここ!?」

「虚数空間とは違うみたい・・・」

「リリィ!?いつの間にリアクト・オフを!?」

「え!?ホントだ!」

 

トーマとリリィは今いる空間に驚き、更にトーマはリリィが外に出ていることに驚く。

リリィも驚きを隠せなかった。

その時、トーマとリリィの前に赤い発光体が現れ、闇から現れるように姿を現した。

その姿は胸にY字型の発光体を備わり、両腕に刃のような物がある銀色の巨人である。

その巨人の名はウルトラマンネクサス。

姫矢准、千樹憐、弧門一輝等のデュナミストが変身するスペースビーストを次々と倒してきた光の巨人である。

闇の巨人であるダークメフィストや、あらゆるスペースビーストが合体したイズマエルを倒した経歴を持つ。

 

「ウルトラマン!」

「この巨人がクリシスが変身したっていう・・・」

 

トーマとリリィはネクサスの出現に驚く。

ネクサスはトーマとリリィに手を翳すと、小さな光が現れ、トーマの元に飛んでいく。

トーマはその光を受け取ると、光がエボルトラスターとなる。

 

「これは!?」

「あの台座に現れた!?」

 

トーマとリリィはそれに驚く。

その時、怪獣の咆哮が耳にし、振り向くトーマとリリィ。

そこにはオーブがマガグランドキングとゴルザ、テレスドン、アントラーの連携に苦しんでいる状況が映っている。

 

「ヴィヴィオ!」

「トーマ、このままじゃ!」

 

トーマは今の光景を見た後、手に持っているエボルトラスターを見る。

 

「やるしかない!行くぞ、リリィ!」

「うん!」

 

トーマはエボルトラスターを引き抜く。

それによって、エボルトラスターから光が発し、トーマとリリィを包み込む。

一方、オーブはマガグランドキング達に追い詰められる。

テレスドンはオーブの背後からデプス火炎を放とうとする。

 

「ヴィヴィオさん!後ろ!」

 

駆け付けたアインハルトはオーブにテレスドンが攻撃してくることを伝えるが、時すでに遅し、たった今テレスドンがオーブにデプス火炎を放つ。

その時、テレスドンの火炎が突如、発射された光線によって打ち破られ、そのままテレスドンに命中される。

テレスドンは今の光線を受け、爆散される。

 

「えっ!?」

 

アインハルトはテレスドンが倒されたことに驚く。

 

「今のは?!」

 

ヴィヴィオは振り向くと、マガグランドキングの背後にネクサスがいた。

 

「あれは!」

 

ネクサスはエナジーコアの前に腕を掲げると、体の色が赤くなり、ジュネッスへとタイプチェンジした。

 

「ヴィヴィオ、大丈夫か!?」

「えぇっ!?もしかして、トーマなの!?」

 

オーブはネクサスの変身者がトーマであることに驚く。

 

「トーマさんが、ウルトラマンに!?」

 

アインハルトもオーブ同様驚愕する。

 

「とにかく、話は後にしよう!今は!」

「う、うん!」

 

オーブとネクサスは囲まれているマガグランドキング、ゴルザ、アントラーを前に身構える。

ネクサスは戦闘に入る前にフェーズシフトウェーブを放つ。

それによって、オーブ、ネクサス、マガグランドキング、ゴルザ、アントラーは光のドームに包まれ、消えていった。

 

「ヴィヴィオさん、トーマさん・・・」

 

オーブ達が消えた場所を見つめるアインハルト。

オーブ達の戦いはある空間にいる者しか分からない。

メタフィールドという空間にいる者しか・・・




ようやく投稿できたけど、今まで投稿した中で文章が最長だと思う・・・


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VSマガグランドキング

アインハルト、トーマ、リリィが相手をした謎の男、その正体はヴァベルの騎士の一人、ヴェント・フォルクスワーゲンだった。

ヴェントのトランプを駆使した戦術に苦戦されるアインハルト達。

ヴェントが言うゲームにアインハルト達は敗北するが、閉じ込めていたアリアとライラは解放される。

その一方、オーブはマガグランドキングに苦戦し、ゴルザ、アントラー、テレスドンが乱入し、窮地に追い込まれる。

そんな時、ルルイエの決戦の後、姿を消したはずの光の巨人、ウルトラマンネクサスがトーマに変身する力を与える。

トーマはネクサスに変身して、テレスドンを倒し、オーブと助太刀する。

そのオーブとネクサスはメタフィールドでマガグランドキング、ゴルザ、アントラーと交戦していた。

 

「ハァッ!タァッ!」

「クッ!デヤッ!」

 

オーブはゴルザを、ネクサスはアントラーを対峙している。

オーブはゴルザの尻尾攻撃を避け、脳天にチョップし、ゴルザの首を抱えて、立て続けにチョップを繰り出す。

ゴルザはオーブの捕縛から脱出し、オーブに向けて超音波光線を発射するが、オーブはゴルザの光線を避ける。

オーブは拳に炎を纏い、ゴルザにお見舞いする。

オーブは立て続けにゴルザに蹴りを入れる。

ゴルザは体を丸めて、オーブに突進する。

オーブはゴルザの攻撃を受け止め、アクセルスマッシュで殴り飛ばす。

ゴルザはオーブの攻撃により、地面に叩き落される。

ネクサスはアントラーの大顎を避け、腹に蹴りを入れる。

アントラーはネクサスの反撃に怯むが、磁力光線を放射する。

ネクサスはアントラーの磁力光線によって、少しずつアントラーに引き寄せられる。

アントラーは大顎を広げて、ネクサスを鋏もうとするが、ネクサスは危機一髪の状態でアントラーの大顎を躱し、腹に蹴りを入れる。

アントラーはネクサスの反撃に怯む。

ネクサスは怯んだアントラーの大顎を掴み、腹に再び蹴りを入れた後、拳で大顎を圧し折る。

アントラーは自分の大顎が折られ、後退する。

その最中、アントラーは地面に倒れたゴルザに躓き、仰向けに倒れる。

 

「よし!」

「イケるぞ!」

 

オーブとネクサスはゴルザとアントラーに光線技を使おうとする。

しかし、オーブとネクサスは背後から強大な力を感じ取り、咄嗟に横跳びする。

オーブとネクサスの間にレーザー光線が通り抜き、そのままゴルザとアントラーに命中する。

それによって、ゴルザとアントラーは呆気なく爆散される。

オーブとネクサスは振り向くと、マガグランドキングが立っている。

そう、先程のレーザー光線はマガグランドキングのマガ穿孔だったのだ。

 

『トーマ、ヴィヴィオ、大丈夫!?』

 

トーマとリアクト・エンゲージしていたリリィはトーマとヴィヴィオを気に掛ける。

 

「あぁ、危なかった・・・」

「すごい破壊力だったよ・・・」

 

オーブとネクサスはゴルザとアントラーが倒された場所を見て、一瞬恐怖を覚える。

しかし、オーブとネクサスはそうは言ってられず、マガグランドキングに反撃を行なう。

ネクサスはマガグランドキングの腹に蹴りを入れ、頭部にパンチを繰り出すが、逆にネクサスの方が痛がり、一方のマガグランドキングはダメージはなかった。

マガグランドキングは痛がっているネクサスに左腕の鉤爪で一撃を見舞う。

オーブは拳に炎を纏わせ、マガグランドキングの頭部に一撃を与える。

マガグランドキングはオーブの攻撃に怯むものの、右腕の大鋏でオーブを薙ぎ払う。

マガグランドキングは今度は外さないと言わんばかりに、マガ穿孔を連射する。

オーブとネクサスは喰らってたまるかと思い、マガグランドキングのマガ穿孔の連射を避け続ける。

 

「あんなのを諸に喰らったら一溜りもないぞ!?」

「でも、この怪獣の身体固いし、光線技も効かないし・・・」

 

オーブとネクサスはマガグランドキングを見て、苦悩する。

マガグランドキングは再びマガ穿孔を放つ。

オーブとネクサスはマガグランドキングの攻撃を躱す。

その直後、オーブのカラータイマーとネクサスのエナジーコアに点滅を始めた。

 

「あっ!?」

「エネルギーが!?」

 

オーブとネクサスは自身のカラータイマーとエナジーコアの点滅に少々焦る。

マガグランドキングはオーブとネクサスに再びマガ穿孔を放つ。

ネクサスはオーブを庇うようにサークルシールドで防ぐ。

すると、マガグランドキングが放ったマガ穿孔がネクサスのサークルシールドに反射され、地面に弾かれた。

 

「えっ!?」

 

ネクサスは今の状況を見て唖然とする。

 

『あんなに強力なのに弾かれた!?』

 

リリィもマガグランドキングの攻撃が容易く防がれたことに驚く。

マガグランドキングはお構いなしにマガ穿孔を再び発射する。

ネクサスはもう一度サークルシールドを展開し、マガグランドキングの攻撃を防ぐ。

今度の攻撃はまだ継続しているものの、マガ穿孔がまるでレーザーポインターの光が鏡に反射されたように曲がっている。

 

「そうか!トーマ、そのままシールドをあの怪獣に向けて!」

「えっ!?あぁ!」

 

オーブはマガグランドキングの攻撃が弾いた訳を察し、ネクサスに指示する。

ネクサスはゆっくりだが、サークルシールドの鏡面をマガグランドキングに向ける。

よって、マガグランドキングが発射したマガ穿孔がマガグランドキングに直撃し、直撃された箇所に風穴が空けられる。

 

『あんなにぶつかっても傷一つつかなかったのに・・・』

「自分の技じゃ防げないのか・・・」

 

リリィとネクサスはこの状況に呆然とする。

 

「最強のレーザーと最強の装甲は両立できないんだね・・・」

 

オーブも今のマガグランドキングを見てそう言う。

 

「とにかく今だ!」

「うん!」

 

オーブとネクサスはこの機を逃さず、反撃を行なう。

オーブはストビューム光線を、ネクサスはオーバーレイ・シュトロームをマガグランドキングの開けられた穴に放つ。

マガグランドキングはオーブとネクサスの光線技を受け、内側から膨れ上がり、最期は爆散された。

 

「やったーっ!」

「手強かったな・・・」

 

オーブとネクサスはマガグランドキングに勝てて嬉しくなる。

その直後、ネクサスが展開していたメタフィールドが消滅し始める。

オーブとネクサスはメタフィールド消失と同時に変身を解き、ヴィヴィオとトーマの姿に戻る。

リリィもトーマとのリアクトを解除し、トーマの隣に立つ。

その後、アインハルト、アリア、ライラと合流した。

 

「お二人とも、無事でよかったです。」

 

アインハルトはヴィヴィオとトーマとリリィが無事で安心する。

 

「本当に危ない所でした~・・・」

「本当にギリギリだったよ・・・」

 

ヴィヴィオとトーマはマガグランドキングとの戦いでヘトヘトになっている。

 

「だ、大丈夫ですか!?」

「少々お待ちください!今、回復させていただきます!」

 

アリアとライラは呪文を唱え始める。

すると、ヴィヴィオとトーマの足元に魔法陣が展開される。

その魔法陣は円型で白く光り出している。

魔法陣の中にいるヴィヴィオとトーマは次第に体が軽くなってきた。

 

「おぉ~!なんだかラクになってきた~!」

「あいつとの戦いの時の痛みが消えていく感じだよ!」

 

ヴィヴィオとトーマは、アリアとライラの魔法で回復させてもらって感謝する。

その様子を遠くから窺っていた者がいた。

 

「ヴェントの奴、遊びにしては派手なことをしてくれるな。」

「私の住む世界に余計な戯れをしないでほしいですわね。」

 

ヴィヴィオ達の様子を見ていたのは、金色の剣を所持している銀髪の青年と、赤い鎧を身に着けている女性である。

 

「それにしても、あの子達は何者なのかしら?先程、ヴェントとの戦いを見届けさせて貰いましたが、プリキュアではないですわね。」

「ミスティの話によれば、異世界から迷い込んだらしい。ユグドラシル事件に現れたウルトラマンという巨人は元々別の世界から来た。最近起こった空間の歪みによって。奴らも同じ事情だろうな。ヴェントは奴らが住む世界に縁があるようなことを言っていたが・・・」

 

赤い鎧の女はヴィヴィオ達は何者なのか気になり、銀髪の青年は別の世界から来た者だと予想し、ヴェントとトーマ達のやり取りについて気になり始める。

 

「それを言ったら、ヴェントは何者なのかという話になりますわね・・・ま、あんなフザけた遊び人など、このヘルヴィムにとってどうでもいいものですわ。ライガー、もう長居は無用ですわ。そろそろ任務に戻りませんと。」

 

赤い鎧の女・ヘルヴィムは銀髪の青年・ライガーにそう言った後、メダリオンを取り出し、目を瞑ると、赤い魔法陣が現れ、光に包まれ、消えていった。

 

「フッ、確かにヴェントは食えない男だが、10年前の悲劇を思えば、感謝しなければならないな・・・」

 

ライガーは小言でそう言い、首に下げているメダリオンを握ると、銀色の魔法陣が現れ、光に包まれながら消えていった。

ヴィヴィオ達はその事に気付くことはなかった。

ヴィヴィオ達はアリアとライラと別れ、人間の世界に戻って行った。

 

 

 

 

 

その頃、まのんは『マヤの全国謝罪巡礼ツアー&海外プリキュア共同作業』を終え、日本に戻った後、ドキドキ!プリキュア、ハピネスチャージプリキュア、マヤ、スバル、ティアナ、エリオ、キャロと別れ、家に帰ることにした。

ちなみにスバルとティアナ、エリオとキャロはブルースカイ王国大使館で厄介になり、マヤは当分の間、真琴が暮らしているマンションの一室に泊まることになった。

ヒカルとショウはプリキュアの世界に迷い込んだ時に失われたウルトラフュージョンブレスの力を取り戻すため、何処かへ行った。

今夕方、まのんは小泉学園駅から下りて、徒歩で自宅に向かっている。

 

「いい感じに楽しめたね。スバルさん達も手伝ってくれたし。」

「キュゥ!」

 

まのんはトートバッグに隠れているクルルとリュイルにそう言うと、クルルは楽しそうに鳴く。

 

『クルルはもう少し我慢してほしかったのだがな。』

 

リュイルはそんなクルルを見て、呆れたかのように溜息を吐く。

 

『それより、光の巨人とは別の異世界の住人がこの世界に迷い込むとは・・・状況が厳しくなっているのは間違いない。』

「うん、オーストラリアではルルイエで戦った闇の支配者と似たような怪獣と遭ったし、シベリアでは色違いのゼットンも遭ったし、どれも手強い怪獣だったね・・・」

 

まのんはリュイルに言われてゲッソリしていた。

まのんが言うガタノゾーアと似ている怪獣とゼットンの色違いの怪獣とは、闇ノ魔王獣マガタノゾーアと光ノ魔王獣マガゼットンの事である。

まず、マガタノゾーアは紀元前1800年のイシュタール文明でオーブと死闘を繰り広げられた魔王獣である。

文明一つを滅ぼす事ができ、謎のオーロラ現象や干ばつなどの災いを引き起こすことができる。

そして、マガゼットンはツンドラ地帯の森・ルサールカでオーブと対峙していた魔王獣である。

周辺一帯を破壊し尽くす大爆発を起こすことができ、ルサールカ大爆発を引き起こした。

マガタノゾーアはオーストラリアで遭遇した時にダイナとコスモスが加わって、共に退治し、マガゼットンはシベリアで遭遇した時に初代ウルトラマンとジャックが加わって激闘を制した。

強敵ではあるものの、なんとか倒すことができ、無事帰国することができた。

 

「あれ?」

 

まのんは目の前の方に目を向けると、真理奈がゼレットに乗っているぎんがに別れを告げている所を見ていた。

 

「お姉ちゃん!」

「ん?あっ!まのん!元気そうで何よりね。」

「ごめ~ん、1週間御留守させて。」

 

まのんは真理奈と一緒に自宅まで歩いて行った。

 

「やれやれ、私より早く帰ったのかと思ったわ。」

「またカラモスに行ったの?」

「カラモスだけじゃないけどね。ま、いいや。もうすぐ日が暮れるし、早めに帰ろ。」

「うん。」

 

真理奈はあまり遅くなると悪いので、これ以上話を聞かずにそのまままのんと帰宅する。

まのんは気付いていないが、真理奈の表情は張り詰めていた。

 

(シン兄さんが逮捕された今、なんとか無実を晴らさないと・・・)

 

真理奈は強張った表情で心の中で思いつめる。

シンが逮捕されたとはどういうことなのか。

それは真理奈がグランドームに訪れた時だった。




マガゼットンとマガタノゾーアは原作では出番がなかったので、2体の登場は省かせていただきました。


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イリスの素性とシンの犯行疑惑

戦闘シーンはありませんので、ご了承ください。


ヴィヴィオが変身するオーブとトーマが変身するネクサスはメタフィールド内でマガグランドキングとゴルザとアントラーと対峙する。

オーブとネクサスはゴルザとアントラーを地に伏せるが、マガグランドキングの圧倒的なパワーに苦戦し、そのパワーでゴルザとアントラーが死滅される。

マガグランドキングの防御力に手も足も出ず、窮地に追いやられたが、シールドによる反射で隙を作り、二人の光線技でマガグランドキングを討伐することができた。

しかし、その間にグランドームで不測の事態が起きた。

 

~~~~~回想~~~~~

 

それは、真理奈がイリスとコンタクトを取る為、スーパーGUTS基地・グランドームに訪れた頃・・・

 

「ここが司令室・・・」

 

真理奈は、まずリョウに会って、ツンドラ森林地帯での出来事を話し、イリスの事やバトルナイザーの事を知る為、ぎんがの案内で指令室の前に歩み寄った。

ぎんがはゲートの横に設置してある装置のスイッチを押す。

 

「ユミムラ隊長、ただいま戻りました。真理奈も連れて来てます。」

『おかえり。入ってきて。』

 

ぎんがはリョウからの通信を受け、別のスイッチを押し、ゲートを開ける。

指令室の中にはリョウ以外にカリヤ、ミドリカワ・マイもいた。

 

「へぇ~、広いな・・・」

 

真理奈は指令室の中を入った後、チラホラ目移りしていた。

 

「真理奈!しばらくぶり~!」

 

真理奈はマイに声をかけられ、振り向くと、マイの格好はスーパーGUTS隊員が着こなしているガッツアーマーである。

 

「マイ!?何でスーパーGUTSの隊員服着てんの!?」

 

真理奈はマイの隊員服姿に驚く。

 

「スーパーGUTS入隊試験を首席で合格して、正式に入隊することになったの。」

「え゛ぇぇぇっ!?経った数日で!?」

 

真理奈はマイがほんの数日でスーパーGUTS入隊試験に首席で合格し、入隊した事を聞いて驚きを隠せなかった。

 

「いやいやいや!?ありえないでしょ!?だって、ここのバックアップを選抜してから五日経つのよ!?そんな短期間で首席で合格!?私でもそんなにいかないわよ!?」

「もう、なに言ってるの?スーパーGUTSが発足してから一生懸命勉強したから、こうして正式にスーパーGUTSの隊員として活動してるだけです。」

「え?あっ!急場しのぎで試験を受けたわけじゃないんだ?」

「そりゃ、そうでしょ。入隊試験はそんな簡単に受かるものじゃないわ。マイを選抜したのも、試験前日を考慮しての事なの。」

 

真理奈はリョウとマイの話を聞いて納得した。

それと同時に何故マイがスーパーGUTSに入隊しようとしたのか疑問を持ったが、聞かないことにした。

 

「ところで、どうしたの?用があってここに来たんでしょ?」

「あぁ、実は・・・」

 

真理奈はリョウに用件を聞かれ、ツングースカの出来事やイリスについて話をした。

 

「そんなことが・・・」

「えぇ。ヤマザキが言ってたことが本当なら、ツングースカで行なった怪獣の捕獲や操作も辻褄が合う。だから、その女がユグドラシルと繋がりがあるんじゃないかと思って、わざわざここに来たのよ。プロノーン・カラモスから映像記録も持って来たわ。」

 

真理奈はポケットからUSBを取り出し、差込口に挿してツングースカの映像を出す。(詳しくは『侵略ロボット、現る!』で。)

 

「すごく強そうな怪獣ですね・・・」

「ガッツシャドー、新型の戦闘機ね。」

「そして、近くに映ってるのが例の少女か・・・」

 

マイとぎんがとカリヤは映像を見てそう言う。

 

「彼女が持っているあの機械が?」

「えぇ。この女はあの機械を使って、怪獣を操ってるんじゃないかって思ってるのよ。」

 

リョウはイリスが持っているバトルナイザーを見て、真理奈に聞くと、真理奈は肯定を取る。

 

「その機械というのは、このイリス・レイブラッド女史が開発した怪獣を封印し、使役をすることができるバトルナイザーと言う。」

 

真理奈達はモニターとは反対側の方から声が聞こえ、後ろに振り向くと、高圧的な面構えをした男とイリスが入って来た。

 

「ゴンドウ参謀。」

「リョウ姉さん。あのおじさん、誰?」

「ゴンドウ・キハチ参謀。スーパーGUTS警務局所属。最近発足したブラックバスター部隊の司令官よ。」

「ガッツシャドーの事?」

「えぇ、私達の部隊とは別に機密保持を優先しているわ。」

 

カリヤはその男の事をゴンドウ参謀と呼び、リョウは真理奈にゴンドウの事を教えた。

 

(?レイブラッド?どこかで聞いたような名前ね・・・)

 

真理奈はゴンドウが言うイリスの名字を聞いて、首を傾げる。

 

「初めまして、と言わせておこうかな?新真理奈君。新光太郎博士の事はイルマ会長から聞いたよ。」

 

ゴンドウは真理奈に改めて挨拶する。

 

「イルマさんから・・・お初にお目にかかるわ、ゴンドウさん。で、そこにいるのが、さっき怪獣を操るマシンを作ったっていう?」

「あぁ。紹介しよう。イリス・レイブラッド女史。ブラックバスター部隊所属開発担当者であり、怪獣コントロールマシン・バトルナイザーの設計者だ。」

 

真理奈もゴンドウに挨拶し、対するゴンドウはイリスを紹介する。

その後、真理奈はグランドームに来た理由をゴンドウとイリスに伝え、イリスは真理奈が持って来たツングースカの記録映像の事も含めて説明した。

 

「あなたの言う通り、ユグドラシル事件で使われたモンスターズルーラーの力、あらゆる生き物を操る力をヤマザキ・ヒロユキに調べさせ、それをデータとして貰い受けたわ。でも、誤解しないで頂戴?私がその力を手に入れたのは、今まで起きた怪獣頻出に対抗するため。ユグドラシルともヴァベルの騎士とも関係ないわ。」

 

イリスはバトルナイザーについて詳しく説明した。

 

「とにかく、このバトルナイザーを量産すれば、ユグドラシルのような反政府組織や、ルルイエに現れた邪神が現れても、対処できるようになるわ。ウルトラマンの力に頼らずにね。」

「!」

 

真理奈はイリスが言っていたことに、心外だと言わんばかりの表情を表れる。

 

「ちょ、ちょっと待ってよ!ウルトラマンの事が信用できないって言うの!?」

「そうは言ってないわ。確かにウルトラマンは地球のあちこちに頻出している怪獣を倒してきた。それは認めるべき点よ。でも、その分負担が抱えている。その負担を軽くする意味合いでもスーパーGUTSの戦力をあげておかないといけないわ。」

 

マイはイリスの発言に反論するが、ウルトラマンの負担を軽くするためにスーパーGUTSの戦力を強める必要があると解釈する。

 

「随分勝手な気遣いね?ヒビキおじさんやイルマさんにはこの事を伝えたの?」

 

真理奈はゴンドウの方に振り向き、バトルナイザーの事をヒビキやイルマには報告したのかを確認の質問をする。

 

「いや、伝えていない。ユミムラ隊長が言ったように、ブラックバスター部隊は機密保持を優先する。世界各地で目撃している不審者集団が出没しているからな。」

 

真理奈はゴンドウの話を聞いて、納得できない表情が現れると同時に、最後に言っていた不審者集団の事をヴァベルの騎士だと推測していた。

 

「でも、それ以前に今まで各地に出没して、人々を脅かしてきた怪獣をそのバトルナイザーで操るなんて、それはあまりにも・・・」

「パリ上空に現れた謎の生命体の事を考えれば、バトルナイザーは必要不可欠だと思いますけど?」

 

カリヤはゴンドウとイリスに抗議するが、イリスはバトルナイザーは今後の為に必要だと言う。

真理奈はイリスが言っていた謎の生命体の事を聞き、プロノーン・カラモスでダニエルと一緒に映像記録を見ていたのを思い出す。

ダニエルの話ではパリにある新光太郎の研究所の上空で、紫の体色をして、翼や4本の腕を持ち、下半身の代りに水晶玉のような物体が特徴の異形の生命体が現れたと聞いていた。

それ以来、姿を現していないが、ルルイエに現れたガタノゾーアより脅威になるかも知れない。

 

「どこでその情報を手に入れたのかは知らないけど、だからと言って、世界中の人々に混乱を招くようなことをするなんて、正直気が引ける話ね。レイブラッドはそういう事態を予想できないほど世間知らずなのかしら?」

 

真理奈はイリスの会話に嘲笑しながらそのように言う。

すると、イリスは憎悪に満ちた目で、真理奈を睨む。

 

「世間知らずはアンタよ!」

「!?」

 

イリスは真理奈に激昂し、一方の真理奈は訳が分からない様子だが、イリスの激昂に驚く。

ちょうどその時、イリスのW.I.Tから通信音が鳴り響き、イリスはすぐに冷静さを取り戻し、W.I.Tを取り出して、通信に出る。

 

「はい・・・分かりました。すぐに戻ります。」

 

イリスは内容を聞いた後、通信を切る。

 

「ゴンドウ参謀、お先に失礼します。」

 

ゴンドウはイリスの了承を得て、イリスは指令室から出ていく。

 

「何よ、あいつ・・・」

 

真理奈はイリスにいきなり激昂され、こっちが怒りたくなる気分になった。

 

「彼女は数年前、祖父のノート・レイブラッド教授が、新光太郎博士の実験中の事故で亡くなられてね。それ以来、彼女は新家を恨んでいるんだ。」

 

ゴンドウはイリスの過去を暴露し、真理奈達はそれに驚く。

 

「なんですって・・・!?」

「実験中の事故って、パリで起きた爆発事故の!?」

 

ぎんがは光太郎の実験中の事故の事をパリでの爆発事故を解釈する。

ゴンドウはぎんがの言葉に肯定する。

 

(ノート・レイブラッド・・・祖父ちゃんと同じ、妖精の世界の研究をしているもう一人の科学者・・・当時祖父ちゃんと一緒にパリで研究をしてたって聞いたけど、あいつもあの事故の犠牲者の身内だって言うの?でも、ノート・レイブラッドに孫がいるって話聞いたことないわ・・・)

 

真理奈はイリスの素性やノート・レイブラッドに孫がいることが初耳のため驚く。

そんな時、司令室のゲートが開き、紺色の隊員服を着た男が入って来た。

 

「ゴンドウ参謀、例の山火事を起こした犯人が判明しました!すでに拘束されております!」

「本当か!?で、その犯人は?」

 

ゴンドウは男性隊員に河童山の放火犯について問う。

 

「ウルトラマンゼロ、モロボシ・シンです。」

「!?」

 

真理奈達は河童山で山火事が発生した犯人がシンだと聞き、信じられないと言わんばかりの表情を表れる。

 

「シン兄さんが!?」

「そんな!?何かの間違いじゃ!?」

 

真理奈達は放火犯がシンだと知り、混乱している。

 

「まず、これを見てください。偶然ですが、ガッツシャドーで撮影した映像です。」

 

男性隊員はゴンドウ達に記録映像を見せる。

瓢箪池付近にゼロが映っており、そのゼロがエメリウムスラッシュやワイドゼロショットで山の木々を焼き払っているのが分かる。

この映像で、シンが河童山の放火を行なったのが決定的になった。

 

「シン兄さんに会わせて!今の話は本当なのか、本人に聞きたいのよ!」

「ダメだ。民間人が首を突っ込むことではない。」

 

真理奈は納得できず、男性隊員に詰め寄るが、断られる。

 

「真理奈!落ち着いて!」

「でも、ぎんが・・・」

「彼の事は任せて!私にも、ウルトラマンがこのようなことをするなんて思わない。いろいろ調べるから安心して。」

「・・・えぇ、分かった。こっちもこっちで何とかする。」

 

ぎんがに静止させられた真理奈は冷静になって、シンの事はぎんがに任せる。

その後、真理奈はぎんがが運転するゼレットでプロノーン・カラモスに到着した後、ダニエルにイリスの事やブラックバスター部隊の事、そしてシンの放火容疑の事を伝えた。

それからしばらくして、小泉学園でぎんがと別れた。

 

~~~~~回想終了~~~~~

 

真理奈は帰宅後、夕食を摂り、地下の研究室に入り、パソコンを入力し始めた。

 

「あぁは言ってたけど、今の私には手掛かりがない・・・まずは高町とスクライアに新たな戦力を立てておかないと・・・」

 

真理奈はグランドームでシンが逮捕されたことを知るが、これと言った手がかりはなく、今は自分にできることをやるしかなかった。

真理奈が入力したパソコンの画面に『Link Of Bond』と記され、その下には発行回転するような装置の設計図が描かれていた。

それだけではなく、『Link Of Bond』の設計図の横に、六角形の緑の宝石とそれを先端にした杖の設計図が描かれ、その上に『Strong Will』と記されていた。

 

「高町から聞いた『カートリッジシステム』、それを代用できるシステムを完成させないとね・・・」

 

真理奈はパソコンとにらめっこしながら作業に取り掛かる。

 

 

 

 

 

 

その頃・・・

 

(母さんやエイミィさんが住んでいるマンションどころか、海鳴市そのものがない・・・この地球はどうなってるの・・・?)

 

フェイトは周囲を見渡しながら、心の中でそう呟く。

状況からして、はやてと共に海鳴市に向かったが、その海鳴市がない事を知る。

かつて、フェイトが暮らしていた地球は、なのはの家族が営業している喫茶店・翠屋やスバル達が初めて地球に訪れた時に使っていたスーパー銭湯・海鳴スパラクーア、更に彼女の友達である月村すずかの家には、ミッドチルダ直通の転送ポートがある。

だが、フェイトが今いる地球は、それらの場所や物は存在しなかった。

 

「フェイトちゃん!」

「はやて、なのはは見つかった?」

 

フェイトははやてが来てすぐになのはの居場所を聞く。

 

「見つかってへんよ。桃子さんが営んでる翠屋もすずかちゃん家もアリサちゃん家もあらへん。私ん家も見当たらへんわ。」

「そうなんだ・・・」

 

フェイトはなのはどころか、知り合いの家すらない事を聞いて、少しばかりショックを受けた。

 

「ウチらが今おる地球、まるで別の世界やね・・・」

「そうだね、昨日は巨人が出てきたし・・・」

 

フェイトとはやては、今いる地球は違う世界だと感じ取る。

 

「今もなのはと連絡を取れない。何も起こらなきゃいいけど・・・」

「今は探すしかないみたいやね。」

 

フェイトとはやてはまだ明るくならない内に、行方不明になったなのは達を捜す為、別の町へ移動した。



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