提督はレベルを上げたい (Z旗)
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強制着任Admiral

 どうも!Z旗ですっ!

初投稿ですのでかなりグダグダかなぁ…?
未定期更新で頑張っていきたいと思っております!




 江ノ島にある小さな小さな鎮守府

 

ここに今日、俺、神谷旭は着任する

 

意味が分かんない?そりゃあそうだろうよ

 

何せまだ俺にも理解できてないんだからな…

 

 

少し前…一か月前のことだった

 

 

 

ピンポ~ンっていうむかつくような音色が部屋に響く。

「んだよ…こんな夜中に人の家を訪ねるとか常識がなってないな!」

そういいつつ時計を見る。うむ、午前35時か。

「は~い」

そういいつつ俺はドアを少し開ける

そこには美人さんが立っていた。

 

「は、ハイッ!?どうしましたか!?」

 

やべぇ…声が裏返っちまった…童貞だってバレちまう

美人さんはニッコリ微笑んでる

そして美人さんは口を開く

 

「ちょっと来てほしい場所があるのですが…」

 

 

場所はなんか大きいビル

俺はここを知っている

多分みんな知ってる

 

「か、海軍基地…だと?」

 

 

なんかでっかい部屋に通された

その部屋には簡素なつくりの机と椅子、そして20人ほどの多分俺と同じ年齢くらいの男たちがいた。

 

「ここに座ってください」

 

言われた俺は渋々座る。

暫くしてなんか偉そうなオッサンが入ってきた

誰だよこのオッサン…

オッサンがしゃべり始めた。

深海棲艦と艦娘のことを話し始めた

 

今やだれでも知ってること

 

「突如として現れた深海棲艦は、我々人間に襲い掛かってきた。

我々はこれに対抗するために艦娘を制作した。」

 

知ってることを二度聞かされるって退屈だと思わない?

なんとなく偉そうに脚なんか組みながら聞いていたら

「君たちには一週間後に提督として鎮守府に着任してもらう。これは理解しているかな?」

 

 

「ファッ!?」

 

 

【悲報】オッサン、くるっていたww

 

理解しているわけねーだろうがオラァン!

びっくりしすぎて変な声が出ちゃっただろ!

つーかなんでみんなさも当然のような顔してんだよお!

「あとは一か月前に配った手紙に書いてある通りだ。みな荷物をまとめ、備えてほしい。以上ッ!」

みんなが席を立って帰路に就く。

手紙?そんなものはない

つーか郵便受けとか最後に開けたのいつだったかなぁ…

帰宅した俺はさっそく郵便受けを開ける。

中には幾つもの手紙が入っていた。

なんかよくわかんない風俗のチラシや風俗のチラシや風俗のチラシが入っていた

その中の一通の手紙を取り出す

 

文面はこうだ

 

----------------------------------

            

      神谷旭様

 

 

 

今回あなたは国により提督に任命されました。

 

この手紙が通達されて一か月と一週間後に

 

【江ノ島】鎮守府に着任を命じます。

 

なお、この任命に拒否は不可能です。

 

 

              日本海軍

 

-----------------------------------

 

そんなことがあったからこんなことになりました。

 

果たして俺の人生はどうなっちまうのか…

 

 

 

 




いかかだったでしょうか…?

艦これのミニイベ…辛い
まだ着任半年程度の未熟者ですが頑張ります!


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鎮守府侵入Admiral?

 どーも、Z旗です!

続き、書いてみました!
相変わらずグダグダで拙い文章ですが読んでいただけると幸いですっ!


 俺は現在、江ノ島にある鎮守府の前にいる。

 

え?そもそも国が急に着任させるとかって設定に無理があるって?

おまえは意味わかんない命令出されたらキチッと本質を調べてから従うだろう?

誰だってそーする 俺もそーする

要するにあの偉そうな人に帰宅する前に質問したわけだ。

 

 

俺氏「そもそもぉ~、きゅーに着任とかなんでそんなことする必要があんの?」

 

偉い人「今のご時世いくら深海棲艦が攻撃している、と言っても人々の多くは自覚が持てていないだろう。提督は大変貴重な戦力だ。しかし戦争をしているという自覚が薄れている以上危険な仕事には着きたくない、という人が多いだろう。なので抽選形式にして強制的に着任させることにしたのだよ。」

 

俺氏「でもさぁ、こっちにもいろいろ事情があんじゃん?」

 

偉い人「致し方ないのだ。一人の人間の事情とこの国の人間の命を天秤にかけると、どう

しても、後者に傾いてしまう。本当に済まないと思っている。しかしこの国の命運は君た

ちにかかっていると言ってもいいような状況なのだ…。」

 

 

 …だとよ。まぁ俺はおっそうだなって言ってかこの後何食わぬ顔で帰宅したけど…

まぁ仕方ないか。ずーと愚痴ってても童貞卒業できないもんな!

キャリーバックを片手で持って、ショルダーバックを肩に引っ提げて鎮守府の門を開く。

玄関には…誰もいないな…

お、お出迎えなんて必要ないんだから!

 

さぁて…可愛い艦娘をハンティングしましょうか…ッ!

 

コソコソ廊下を歩く不審者…そう、俺です。

あの手紙に鎮守府の地図も入ってたから迷うことはない…と思う

だけど如何せんここ広すぎんよぉ…

 

 

 

…おっ?

 

 

 

ここは食堂かな?

 

室内から内容はよく聞こえないがしゃべり声が聞こえる。

 

…ほーん、この旭様が推測するに奴ら俺の着任の時間を間違えて把握していたんだなぁ?

だからお迎えがいなかったんだな!…そうに違いない

きっと今頃室内では

 

「新しい提督かっこいい人かな?」

 

みたいな議論が始まっているんだよ。

 

 

そしてそこに突入する俺ッ!

 

「お邪魔しまーーーーす!」

 

 

 

 ばたーーん

 

 

騒然とする室内

 

驚愕する艦娘たち

 

そして…投げられる食器ッ!

それは一言で表すなら地獄だった

 

「痛い痛い、痛いっつってんだよッ!皿を投げるなっ!」

くっそぉ…お気に入り服だったのに…カレーは落ちないのよ…

 

「不審者が侵入しマシター!撃ちマースッ!」

 

ルー語でしゃべる奴が主砲向けてきやがった。

 

「今日からこの鎮守府に着任するものだぁあ!不審者チガウッ!」

 

俺がそういうとみんなは

 

「は?(何言ってんのこいつ頭おかしいの?)」

 

って顔向けてきやがった

 

「…え?誰も知らないの?」

 

 

 

 

「知りまセーン」

 

「知らないな」

 

「聞いてないぞ!」

 

「知らなかったっぽい!」

 

おいおいおい、おれ死ぬわ

こんな所で生きていけるかなぁ…?

 

 

 

 

 

 




まさか誰も知らなかったとはね…!
さて次回はどうなってしまうのやら…

ビス子ほしい(切実)


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本日着任Admiral!

 どうも、Z旗です!
続き、書きました!
キャラ崩壊してるかもなので苦手な方はブラウザバックを推奨します!




お昼の江ノ島、天気は晴れ

 

鎮守府内の食堂に響く声

 

 

「…そもそもあなたが本当に提督だとしたら大本営から連絡が届くはずでは?」

 

それは一人の女の子が発した言葉だった

 

「それが無かったからこんなことになってんだろぉ!?」

 

これに逆ギレしているのは、国から突然

『君一週間後江ノ島で提督やってね~』

と言われた不幸な男

 

 

「あなたが提督だと証明できない限りこの装備は解けまセーン!」

「解けよ!んな物騒なもんコッチに向けんなッ!」

こいつらやべぇよ…

俺が提督だと証明できなかったらここで撃つッ!とか言ってる

そもそも証明ったって…

 

…お?

 

「ここってさぁ…電話ある?」

「あるよ」

白い髪の少女が答えてくれた

「電話かして?連絡したいんだけど…」

「どこに?」

少女が訪ねてくる

 

「大本営…?だっけ?」

 

 

「…そうか、すまなかったな…こちらの不手際だ。」

「ふざけんなー!オキニの服返せやゴラァ!?」

「この埋めあわせはいつか必ずしよう…約束する」

「ほう…俺は安い男じゃねぇんだぞ…?」

「ふむ、こちらは国の機関なのだぞ…?」

「じゃ、交渉成立な!」

 

ブツン

 

「だ、そうだ…。だから主砲下げてもらうぞ?」

みんなが次々に主砲を下ろしていく

ふぅ…危機は去った!

大本営のやつがこの鎮守府に連絡するのを忘れてたらしい。

「で、何しに食堂に来たんデスカ?」

「あー、艦娘が一人もいなかったもんだから鎮守府内をうろついてたんだよ。」

「不審者と間違われても仕方ないネ」

否定はしない。つーかできない…痛いところをついてくるな…

「わかったわかった!もう不審者って呼んでもらって構わないから俺の部屋に案内してくれ!」

するとルー語の娘、金剛は渋々…といった感じで言いやがった

「わかったヨ、早く来なヨ不審者!」

「まて、前言撤回。結構傷つくから提督って呼んでくれ…」

 

 

ここが俺の部屋か…なんか広いなぁ

「ふーん、トリマ来てみたけど俺は…何すればいいの?」

「私が説明しましょう」

「ほう…そなた、名を名乗れ」

「軽巡洋艦 大淀です」

…大淀ね…覚えたぜ

 

「まずあなたには仕事の内容を説明します」

「へーい」

「提督には日々の出撃の指示、大本営への戦果報告などをしてもらいます」

「えーと、質問質問」

「何でしょうか?」

首をかしげる大淀

前々から気になってたんだよなぁ…

「俺が来る前はここに提督っていなかったのか?」

「はい、というかそもそもこの鎮守府自体が最近創設されたものなんですよ」

あっそうなの?てっきり結構前からあるもんだと思ってたんだけど…

「じゃあいままで執務は誰がしてたの?」

「…私ですが」

うっそだろおい!?こいつ有能だ!ちょっと尊敬するわぁ…

「ほかに質問はありませんか?」

「ハイっ!」

「では次は建造をしてみましょうか」

 

…建造ってどうやるんだろう、私、気になります!

 




 次は工廠回…!?
工廠といえばあの艦娘!
近いうちには投稿できると思うのですが…
それでは、また会いましょう!


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建造開始Admiral!?

 どもーZ旗でっす!

続き書いてみましたのでよかったら見てやっててください!


※キャラ崩壊してるかもなんで苦手な方はブラウザバックを推奨します

2月28日 申し訳ございません、一部変更させていただきました…



 艦娘の建造とは…いまだに世界で解明できていない事象である。

各鎮守府の「妖精さん」と呼ばれる人型のちっこい生き物に頼むと時間の表示された薄いタブレットが渡される。

表示されている時間は刻々と減少していく。

そしてそこに書いてある時間こそが艦娘の建造時間だ。

それから妖精さんたちは提督から預かった資材と資源を大きなバケツのようなものに投入し始める。

そして建造時間が00:00:00になった時に艦娘は完成する。

ただし、誰が建造されるかは妖精さんにもわからないらしいのだ。

従って、お目当ての艦娘を建造させることは至難の業なのだ。

そして今日も又、一人の挑戦者が現れるたうだ…

 

 

艦娘の大淀と一緒に工廠へと続く道を歩く。

「工廠ってどんなとこなの?」

「そうですねぇ…。とても大きなお鍋のようなものがありますよ」

鍋?その中になんかをぶち込んでまぜまぜするわけね!

「えーっと…、建造するには何か必要なの?」

「はい。一般的に開発資材と呼ばれる消耗品と、鎮守府に備蓄されている資源を使用します」

ふーん、消耗品かぁ…やっぱこれから集めていくんだろうなぁ

「因みに提督はどの娘を狙っているのですか?」

なんかニヤニヤしながら大淀が聞いてきた

「うーん、艦娘のことはあんま知らんけど、飛龍あたりを狙いたいかなぁ」

「なら空母レシピですね!」

大淀…お前建造大好きだろ?

だってめっちゃ楽しそうにしゃべってるもん。

たしか建造できる艦娘ってランダムだったよな?

後でソシャゲのガチャを教えてやろっと

 

 

「さて、着きました!ここが工廠ですっ!」

うわぁ、ほこりっぽいなぁ…後で掃除しなくちゃ(使命感)

そこには鍋…というよりは巨大なバケツのようなものがあった。

それに目を奪われていると、奥のほうから人が出てきた

「珍しいわねぇ…あんたからここに来るなん…て?」

その人の視線が俺に注がれがる

そして俺たちは同時に口を開いた

「君の…名は…?」

ふむ、こいつ…出来るッ…!

 

 

俺たちはゆる~く自己紹介した

「妖精さんたちー!お願いしまーす!」

さっきの人…明石が突然叫ぶ

その声に反応して突如現れる小人たち

うぎゃああ!虫みたいに湧いてくるんじゃねぇよ!

「けんぞうですか?」

「かいはつですか?」

妖精さんたちが俺に話しかけてきた。

おお…俺今妖精としゃべってるのか…

後で友達に自慢しよ

「建造で頼む」

「「りょうかいしました!」」

返事をする妖精さんたち

「レシピはどうしますか?」

エッ?レシピ?ナニソレ

そういやぁさっき大淀がそんなこと言ってたような…

キュー〇ー三分クッキングてきな?まったくわからん

「…明石、どうすればいいの?」

コソコソ尋ねる俺ッ!

だってなんも知らない奴だとばれたら妖精さんになめられそうじゃん?

「300/300/600/600/がいいかと思いますよ?」

なるほど…じゃあそれでいいか!

「300/300/600/600/でたのむ」

そう俺が言うと早速作業に取り掛かる妖精さん

 

 

一人の妖精さんがタブレットみたいなものを俺に差し出してきた

「ナニコレオイシイノ?」

「食べられるわけないじゃないですか!?バカなんですか!?」

大淀…さすがにジョーダンだって…半分くらいはな…

「これに時間が表示されてますよね?」

タブレットを指差しながら明石が言う

ふーむ、06:00:00か

「この時間が00:00:00になれば建造完了になるんですよ!」

大淀がやや興奮しながらそんなことを言ってきた。

六時間待つのかぁ…暇だ

「その間に鎮守府を回ってみてはいかがですか?」

うーん、やることもないしな!

さて、ここからは艦娘とのふれあいの時間…

 

「俺のターンだ」

 

俺は不敵な笑みを浮かべてそう告げた

 

…じょ、女子二人が俺のこと見てクスクス言ってるけど気にしない!!

 

 

 

 




いかかだったでしょうか…?

今回は建造回でした!さて六時間の艦娘、誰だっけ…?

お米しか落ちない(涙目)

次回は少し多くの艦娘が登場する予定です!

拙い文章ですが面白いと思ってもらえれば幸いです!


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標的発見Admiral!

窓から柔らかな日差しが差し込んでいる。そしてその窓の縁に腕を置き、キメ顔をかます俺ッ!

俺は只今暇人と化している。まぁいつもだがなぁ!

まて、無言で去っていくのはやめてほしい。その行動は俺に効く

なぜ暇かって?艦娘の建造完了を待ってる間この鎮守府の艦娘と戯れようと思ったわけよ。

そしたらさぁ?みんな俺のこと避けるんだよねぇ?いやまぁわかるよ?俺がかっこよすぎて下手に声をかけられないんだろ?でもさぁ、告白する勇気を持てばいいじゃん!

因みに大淀は部屋に自分の部屋に戻った。説明することは説明したとのことなのでありがとうの意味を込めて「少し休め」と言っておいた。俺氏優男だなぁ!

「さぁて、誰に話しかけるかなぁ…」

そんなこと考えてると目の前を4人の少女が横切る。あれっ?たしか今の娘って…よし、標的ロックオン完了!

 

「ヘイ!ねーちゃんたちぃ?これからどこ行くの?」

俺は華麗に声をかけたッ!

 

 

 

「司令官、大丈夫かい?」

「大丈夫じゃない、主にお前のせいで」

結論から言うと、俺の顔面という尊い犠牲を出すことで彼女たちと話をすることができた。急にドロップキックが飛んでくるとか常人は予測しないっての…

「それで、私たちに何の用かな?」

「いやぁな?俺ここに着任仕立てだからね?まだ何にも知らないわけよ?ここに所属してる艦娘の顔と名前もわからないの。だから少しでも覚えられるように声かけたんだよ」

「そうか、それはすまないことをしたね」

「すまないと思ってんのなら自己紹介を頼む」

「了解した」

すると隣で震えていた紫っぽい髪の毛の娘が勢い良く立つ。

「あ、暁よ!一人前のレディーとして扱ってよね!」

ふむ、暁ね。可愛いじゃないか!やっぱり駆逐艦はたまんねぇな…

「響だよ」

「偉く簡素だなおい」

すると響は若干いやそうな顔で

「…不死鳥の通りなもあるよ」

と、付け足した。オイオイ不死鳥ってかっけぇなおい。

「お前あれだよな、電話あるかどうか聞いたときに答えてくれた娘だよな?」

「そうだよ」

やっぱりか、人の名前と顔を覚えるのは俺の数少ない特技のうちの一つなんだよ。さすおれ

「雷よ!かみなりじゃないわ!そこんとこもよろしく頼むわねっ!」

ふむ、可愛いじゃないか!やっぱり駆逐艦は最高だな!(大事なことだから二回言った)

「電です。どうか、よろしくお願いします。」

「ほいよ~、こちらこそよろしく頼みますぜ。お前らさぁこの後なんか予定とかある?」

「ないわよっ!」

「ないね」

「ないわ!」

「ないのです」

ないのねぇ、まだまだ知りたいことが山積みだから…

「ふむ、この後僕とお茶でもいかがかな?レディさんたち?」

 

俺の顔面は再度犠牲になった。

 

 

 




 ひえー、今回文字数少ないよぉ…
暁型ってかわいいよなぁ?
駆逐艦もセーフだろぉ?
次回は建造してた娘が登場予定ですっ!誰だか予想はつきましたかね?
次回も気合、いれて、書きますっ!のでどうか気長に待ってやってください。


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建造完了Admiral?

※第4話の建造時間を変更させていいただきました…申し訳ございません
むっちゃんだと思って期待してた人ごめんなさい!


 水平線から登ったお日様がまた水平線に沈む時刻

男は艦娘にジュースを奢ることと引き換えに自分の鎮守府のこれまでの戦果と戦況、そして所属している艦娘の名前と人数を教えてもらっていた。

 

「な~るほど、つまり現在11人の艦娘がこの鎮守府に所属してるわけね?」

「そーいうことよ」

そう答える彼女の名前は特Ⅲ型駆逐艦一番艦の暁ちゃん。

ふむ、現在この鎮守府には、

金剛、大淀、明石、暁、響、雷、電のほかに、天龍、龍田、夕立、那智が所属しているそうな。後半組は顔はわからんがな。

「さてと、いろいろ聞かせてもらえて助かったよ。」

「大丈夫よ司令官!困ったときはもっと頼ってもいいのよ?」

「困ったときはお互い様なのですっ」

「おお、これが艦娘との絆…なんかあったら俺にも言うんだぞ!俺の子供たちよ!」

「私たちが司令官の子供なら司令官はいつでもジュースをおごってくれるね」

「残念ながらそうはいかないッ!俺も金欠なのだよ響君。それじゃ、またな」

「До свидания(また会いましょう)」

…いまこいつなんて言ったの?あれか、アラビア語的なやつだろ?俺は詳しいんだ。まぁこれで時間は埋まったかな?

俺はポケットからタブレットを出す。ふむ、あと4分ね。さてと、それじゃあ12人目に会いに行きますか!

 

「よーぅ明石!建造できてるぅ?」

俺の声が工廠に響く。俺結構イケボなんじゃねぇかな、そんなバカなことを考えながら歩く。

「あー提督ですか?こっちはばっちり終わったみたいですよー?」

うわぁ…妖精さんがめっちゃドヤってる…殴りたい、この笑顔。

「ていとくさん、おわりました!」

「ほめてください」

「はいはい、ありがと」

お礼を言ったらなんかキャーキャー言いながら飛び回ってる。…ねぇ、俺そんなにキモイ?

そんな妖精さんたちを放っておいて

「明石、これどうやって艦娘をここから出すの?」

と、俺は聞く。

「ああ、それは…ここを開けるんですよ~」

なんかバケツの隣に筒状の機械がある。そうだなぁ…例えるなら、ドラ〇ンボールに出てくるなんか入るとケガが治るやつみたいな感じの

「ではでは、奇跡の扉を開こうじゃないか!オラワクワクすっぞォ!」

ガチャリ

扉を開けるとそこには!

 

「翔鶴型航空母艦2番艦、妹の瑞鶴です」

「瑞鶴ね…よし覚えた。俺はこの鎮守府の提督だ。これからよろしくな!」

「よろしくね!」

ふーむ、ツインテールでかわいい娘じゃないか!これで鎮守府の艦娘は12人になった!そろそろ出撃してもいいんじゃない?どうなのさ大淀?

 

「よしっ!艦娘も増えたことだし次にやることっつったら出撃だろォ!」

当然俺は今まで艦隊の指揮を執ったことはない。ゆえに初めての艦隊の指揮を執る、でも不思議と不安はない…俺は自分が天才だと知っているからなぁ!

 

周りの者の気持ちも知らぬおめでたい頭の持ち主は高笑いをするのであった。

 

だからそんな提督を見て若干引いていた瑞鶴は何も悪くない




 第6話目の投稿ですね!ロシア語ってかっこいいと思いません?日本語も満足に使えない私には覚えるの大変そうです…
次回は出撃するようですね(出撃するとは言っていない)この話が面白いと思ってくださった方は次回の投稿も気長に待ってもらえれば幸いでございますっ!


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出撃準備Admiral!

 お日様が沈み世界が闇に包まれる時刻

一人の男がそっと呟く

 

「ぬわああん疲れたもおおおおおおん」

慣れない事をしたからかもしれないけど非常に疲れた。

みんなに皿は投げられるし金剛には不審者呼ばわりされるしおまけにドロップキックを二度もお見舞いされた…

しかし俺の気分はアゲアゲだ!なぜかというと…

「やっと一日が終了した。そしてついに唯一の我が癒しの時間がやってくーる!」

そう、深夜アニメの時間である。やったぜ。テレビは小さいのが備え付けでついているからな。ありがたい。

「さてと、今日は何をみようかな~…デュフフフ…」

「何一人でブツブツいって気持ち悪い笑い方してるデース?」

 

 

「…金剛、貴様がなぜ我が聖域に脚を踏み入れ生きていられるのか疑問なのだがノック位しような…」

「oh,Sorry.それで、何してたデスカ?」

「そんなことよりも明日の出撃の話をしようっ!?金剛君!?」

やべぇよおい…深夜アニメ見てるとか知られたら信用っつーか威厳とかその他もろもろ大切なものが失われてしまう…もとから信頼とかなかったとは思うけど!

「明日はついに出撃するのデスカ!?腕がなるネー!」

「ん?なんだお前、いまの感じだと出撃したことなかったのか?」

「この辺はあんまり深海棲艦がこないから出撃したことはないのデース」

うーん、比較的安全地帯ってことかな?そうするとほかのメンバーも出撃したことはないってことか。そもそも出来立てほやほやの鎮守府だから仕方ないな。

「ふーむ、じゃあ明日が俺にとってもお前たちにとっても初陣なわけか」

「そういうことデース!」

 

こいつって確か戦艦だったよな?ならちょうどいいか!

「ちょっと明日の作戦会議しようか」

 

 

「…じゃあこの海域を開放できればその奥まで行けるのか!」

「ただ厄介なのが海域の最深部にいる敵はとにかく強いってことネー」

難しい顔しながら金剛が呟いた。

「まぁその辺は明日の敵さんの気分だからなぁ~その時判断するしかないんだけど」

「じゃあこの作戦で明日出撃するってことでいいデスカ?」

「おけ、メンバーはこんな感じかな」

旗艦:金剛 瑞鶴 那智 暁 響 夕立

「わっかりマシター!旗艦は任せるネ!」

「ほいほい、早く寝ろよぉ~」

金剛退出、ふぅ…これで落ち着いてアニメが見られるぜ!

 

 

水平線からこんにちは!朝日だよ!っとかいって太陽が昇る時刻

静かな朝の鎮守府に機械音が響き渡る

ピロピロピロピロピロ

「ああああああ、うっせえなぁああ!」

俺はガシャンッと乱雑に目覚まし時計を止める

昨日は全然寝れなかった…やっぱり慣れないところで寝るのは難しいね。…決して徹夜でアニメを見ちゃったとかそういうのでは断じてない。…たぶん

コンコン

ノックの音が聞こえた。

「入っていいよ~」

「失礼します、提督」

「ああ、大淀か…」

なんでこんなに朝早くから俺の部屋に来たんだろ?…あれか!やっぱりみんな俺に惚れてんのか!それで夜這い賭けに来たんだろ、そうに違いない!

「提督、今日は出撃をなさるようですね」

あぁ、なんだそのことか…?まてまて、なんでこいつが知ってんの?もしかしてこの部屋盗聴器とかついてんの?コワイ

「…何で知ってんの?」

「金剛さんから聞きましたよ?」

なるほ~ど。アイツ何気にいい娘だよなぁ…

「うん、今日は絶好の出撃日和だからね!」

「何ですか出撃日和って…」

「まぁそういうことだから。あ、あとできれば出撃するメンバーを呼び出してくれると助かるんだけど…」

「わかりました、では私はこれで…」

「おう、達者でな…」

「…提督もお元気で」

ノリいいなこいつ

さてと、いよいよ出撃かぁ

 

「俺の時代の幕開けだ…!」

 

かっこつけてそうつぶやく提督であったが、ドア越しに大淀がこれを聞いて笑いをこらえていることなんていまは知る由もないのであった…。

 

 




 金剛っていい子だよねぇ…そこがやっぱり人気の秘訣なのかな…?まぁ艦娘はみんないい子だけどな!
さて、次は戦闘シーンか…?どうなるのでしょうか!

…お米ェ俺は貴様を許さんぞ!


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絶対絶命Admiral

 今回はなんかシリアス…かも?


 スーパーシリアスな雰囲気に包まれている俺の部屋に凛とした声が響く。

 

「提督、皆さんをお連れしました。」

「うむ、ご苦労。」

 

現在俺は今日出撃する予定の艦娘を自分の部屋で待っているのであった。今日はこの鎮守府にとっても俺にとっても、そしてここの艦娘たちのにとっても初めての出撃。さすがに気分が高揚します。

 

「よぉーしっ!みんな揃ったかー!」

うん、六人ちゃんとそろってるな!

「今日の出撃の説明始めるぞ!まず、今回みんなには正面海域に出撃してもらう!」

最初だしね、みんな戦闘したことないって言ってたしここがちょうどいいんじゃない?と昨夜金剛と話し合って決めたのだ。

「メンバーはここにいる六人、旗艦は金剛。」

「私たちの出番ネ!Follow me! 皆さん、ついて来て下さいネー!」

「司令官」

すると一人の艦娘がすっと手を挙げた。こいつはたしか…那智だったかな?

クールな雰囲気をまとった艦娘…那智は口を開く。

 

「他のみんなは知らんが、私はまだ貴様を司令官とは認めていない。」

 

…おーーとっ!ここで俺に一撃ッ!いやぁ、いまの攻撃には、こう…こみ上げてくるものがありますねぇ…。

俺が辛辣な言葉に脚をガクガクさせながら頬を引きつらせていると、

 

「だから、この出撃で貴様を見定めさせてもらうぞ…!」

 

 

みんなが出撃してから15分ほどたった時、俺に報告が届く。

ふむ、敵駆逐艦ト遭遇セリ…か。駆逐艦だからと侮ってはいけないぞ、と返答した。

 

 

私…妙高型重巡洋艦那智は暁が発見した敵駆逐艦と現在交戦中だ。

 

「撃ちます! Fire~!」

金剛がその艤装から体の芯まで響くかのような衝撃と共に砲弾を打ち出す。そして

 

「ギャア!?」

敵駆逐艦に命中した。敵はブクブクと音を立てながら声にならぬような断末魔を上げ、水面に消えてゆく。

「Congratulations!」

 

金剛が喜びの声を上げているうちにアイツへ…司令官へと通信を繋ぐ。

 

「司令官、私だ」

『私じゃわかんねぇよ、私私詐欺か?』

 

こいつの返答へ軽く怒りを覚えるが気にせずに続ける、

「敵駆逐艦との交戦を経て、これを撃沈した。」

「ふーむ、ご苦労。引き続き作戦通りに頼むぞ!」

私は通信を切ると暁のほうへと進む。

 

「よくやった、暁のおかげで敵を沈められたぞ!」

「と、当然よ!暁はもう一人前のレディなんだからっ!」

「ハラショー」

「暁、すごいっぽいっ!夕立も負けてらていれないっぽいっ!」

そんな駆逐艦たちを微笑ましく見守っていると轟音が響く。

 

振り返るとそこには敵戦艦…それもeliteと呼ばれる従来の戦艦を上回る能力を持っている深海棲艦が砲撃を終えたところだった。

 

再度轟音が響く。…誰だ…誰が被弾したんだ!?

私はまさか…と思い暁たちのほうに振り返る…何ともない、全員が無傷だった。ほっと胸をなでおろすが様子がおかしい。なぜかみんなが目をはち切れんばかりに見開き私を見ていた。

ああ、そうか…

そう思うと同時に足元が揺らぐ

 

 

…被弾したのは私だったのか…

 

 

 

俺に再び通信が繋がった。いよいよbossを倒したか?と思ったがどうも変だ。通信機の向こう側が騒がしい。どうしたんだ、と俺が尋ねるよりも先に瑞鶴が叫んだ。

 

「那智さんがっ!那智さんが敵戦艦の砲撃により大破…ッ!」

 

…え?…おい、ちょっと待て。俺は金剛に叫ぶ

 

「金剛ッ!この海域には軽巡と駆逐しか出ないんじゃないのかッ!?」

「そ、そのはずデスッ!こんなの計算外デスヨッ!」

 

声色から察するにひどく金剛は焦っているようだ。それもそのはず、初めての出撃で予想外の出来事に鉢合わせてしまったのだから。

 

俺は叫ぶ。俺にはここで叫ぶことしかできないのだから…

 

 

「敵戦艦は放置しておいて構わん!…全艦全速力で鎮守府まで帰ってこいッ!」

 

『了解ッ!』

 

俺は自分のできることを探す。これだけじゃないはずだ…ほかに何か…

「…工廠」

 

工廠へと走る。くそぉ!想定外が初出撃で起きるなんて…!

そして工廠の扉を勢いよく、かつ乱雑に開く。

 

「妖精さぁん!頼む、力を貸してくれぇ!」

 

 

 

「ごめんなさい…私の索敵に穴があったから那智さんが…」

 

瑞鶴さんが謝る。その言葉に金剛さんが返す

 

「仕方ない事デース、むしろ謝らなくっちゃならないのは私デース…」

現在、金剛さんは那智さんを抱えながら全速力で鎮守府を目指している。

 

「私が旗艦としてしっかりした指示を出せていれば…」

金剛さんは悔しそうにそう呟いた。

 

私はそんな二人に言う。

 

「そんなことを言ってないで早く鎮守府に帰還しよう。那智さんを入渠させてからあの戦艦を片付けなくちゃ。反省会はそのあとだね。」

金剛さんと瑞鶴さんは互いに顔を見合わせると言った

 

「そうデスネ!響ちゃんの言う通りデス!早く帰って那智さんを入渠させるデース!」

「ここで言い合っていても仕方ないかぁ…そうね、早く帰りましょう!」

そうだ、早く帰ろう。私たちの鎮守府に…

「見えてきたっぽいっ!」

前方に鎮守府が見えてきた。よし、

「金剛さんッ!?敵の戦艦が来ているわっ!」

暁が叫ぶ。く、敵戦艦もそうやすやすと見逃してはくれないか…!

「shitッ!あと少し、あと少しなんデス…ッ!邪魔はさせまセーーンッ!」

金剛さんが後ろに向かい砲撃を始める。敵の速度が落ちた、でも…

 

「これじゃあ鎮守府にたどり着けてもその前に鎮守府がやられてしまう…!」

 

そう思っているとふと、提督の声が聞こえたような気がした。

 

 

 

「よしッ!見えたぞ!」

俺は今鎮守府の正面の港にいる。みんなが帰ってくるのを待つためだ。そして今見えた。必死に鎮守府に帰ってくる俺の艦娘たちが…!

しかしあのままでは敵に追いつかれるだろう。だから俺は思いっきり空気を吸って叫んだ。

 

 

 

「今だッ!殺れぇえええ!」

 

俺の叫び声は見事の轟音にかき消された

それはある『戦艦』の放った砲弾

 

その砲弾は見事に命中し敵の片腕を吹き飛ばした

 

「もう一度だ!艦娘たちに奴を近づけるなァ!」

 

『戦艦』は高らかに、澄んだ声で言う

 

 

 

「了解しました!戦艦大和、推してまいりますっ!」

 

 




 今回は長ーくなってしまいました。すみません…
なんかシリアスなことになっていますが次回は最後に出てきた艦娘の話になるのかなぁ?と思います。…多分
誤字脱字等がございましたら報告いただけると幸いです。


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