ビルドファイターズ トライ〈Vs.〉 (X君Vs.)
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1話

1話。物語はは11話、ニールセン・ラボから始まります。(尚、続くかどうかは不明な模様)


-ニールセン・ラボ-

 

ニールセン・ラボのバトルルーム。そこでは【チーム・トライファイターズ】のコウサカ・ユウマと【私立ガンプラ学園】のアドウ・サガのガンプラバトルが繰り広げられていた。

 

「この2年間、お前の攻撃の対応策を頭の中で何万回と繰り返してきた!」

 

「ご苦労なこって!」

ライトニングのビームライフルで複数のファングをまとめて吹き飛ばす。

 

「なっ!?」

爆煙の中から現れるファング。

 

「馬鹿な!ファングがなんであんなに持つんだ!?」

ライフルと頭部のバルカンで応戦するが、ファングがその攻撃を()()()()()接近してくる。

 

「特別性なんだよぉ!」

 

ファングがライトニングを貫く。

 

「そ、そんな!?」

ファングが爆発し、ライトニング・ガンダムが墜ちていく。

 

「僕の…ライトニングが…」

呆然とするユウマ。

 

「渾身の…ガンプラが…」

思い浮かぶのは2年間の努力。2年間、アドウ・サガに勝つためのガンプラを作り続けてきた日々。

 

「2年間の…思いが…」

その2年間がライトニングが地面に墜落すると同時に砕け散るような気がした。

 

「これでも…届かないというのか…!」

諦めるユウマ。動かないライトニングの眼前にはアドウ・サガのガンダム・ジエンド。

 

ガンダム・ジエンドがゆっくりとショット・ジエンドを構える。

 

ガンダム・ジエンドがその引き金を引いた瞬間───

 

「プロテクト・ビット!!」

その弾丸が、弾かれる。

 

「な、何が…?」

レーダーには自分の頭上に機体反応。

自分を救ったのは誰なのか、メインカメラを動かし探すユウマ。

 

「あの機体は…!!!」

好戦的で獰猛な笑を浮かべるアドウ。

 

空からゆっくりと下降してくる機体が一機。

 

「ちょっとやりすぎじゃないか?アドウ」

 

その機体が翼を、拡げた。

 

「レオス…!」

 

「久しぶりだな、アドウ。そして、一旦引いてくれないか…?」

通信越しに苦笑いを浮かべるレオスと呼ばれた青年。

 

そして、構えたショット・ジエンドを謎のガンプラに向けるアドウ。

 

「残念だが、それは無理な話しだな!ここでお前と1戦やらせてもらうぜ!お前の…!」

言いながら発砲するアドウのガンダム・ジエンド。

 

ライトニングの前にあったはずのシールドが謎のガンプラの前に現れ、弾く。

 

「エクストリームガンダムと!!!」

 

「そうだよなぁ…。なら…!!!」

レオスのエクストリームガンダムのバックパックが一瞬煌めいた、その瞬間──

 

「全感応ファンネル・アイオス!!!」

ファンネルがジエンドを取り囲み、撃ち抜いた。

 

「何…っ!?」

ジエンドはギリギリで動くが、右のフィストジエンドと左腕、左足が爆散する。

 

「ちぃっ!!!行けよっ!ファング!」

残った左のフィストジエンドからファングを放出する。

 

「ヴァリアント・ライフル!」

上空に飛び上がりながら、手にしたライフルで次々とファングを撃ち落としていく。

 

「これでどうだよ!」

通常のものよりも強化されたファングがエクストリームガンダムを襲う…が、

 

「高純化兵装・エクリプス!」

腰部に備え付けられたビーム砲から高出力なビームが放たれ、強化されたファングを容易く打ち砕いていく。

その射線にはファングだけでは無くジエンドもが含まれていた。

 

「クソがっ!!」

堪らず、上空へと飛び上がりエクリプスを避ける。

 

「仕留めきれなかったか…、なら!!!」

ヴァリアント・ライフルを構えると、ファンネル2機と翼の1部が合体する。

 

「ディバイン・ブラスター!!!」

銃身内で圧縮されたビームがファンネルや翼のパーツのアシストにより高速で射出される。

圧縮され、出力の上昇したビームはその速度も上昇し、ジエンドに迫る。

 

「本気で行かせて貰うぜ…!」

ウイングを大きく展開し、腹部の口でディバインブラスターを吸収する。

 

「アブソーブシステムか!?ならば!」

エクストリームガンダムのバックパックパーツから2本のブレイドを展開、合体させる。

 

「ブレイド・ビット!!!」

合体させたブレイド・ビットをジエンドに投げ付ける。

 

「舐めんなぁ!」

左に避けつつフィストジエンドからビームを放つ。

 

「プロテクト・ビット!」

エクストリームガンダムは前方に手を突き出すとプロテクト・ビットが作動し、

 

「なんだとっ!?」

ガンダム・ジエンドの()()()()()()()()()()()()()()

 

「【Battle Ended】」

 

「これで満足か?アドウ」

静まり返った会場にレオスの呆れたような声が響いた。

 

会場の誰もが、レオスとエクストリームガンダムの一方的な勝利に、驚愕していた。




ゴメンよ、セカイ、フミナ先輩。あとメイジン・カワグチ。
続くかなぁ…?続いて欲しいなぁ…なんて人事で言ってますが恐らく続くはず…です。
エクストリームガンダムカッコイイよね…。


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2話

遥か昔に投稿されたこのビルドファイターズ トライ〈Vs.〉。遂に次の話に進みます。いや遅ぇな。うん。未だに待ってくれている人がいるかどうかは別として、元々自己満で始めた作品なので、生き恥を晒していこうかと思います。
本当にお待たせしました。


「何でだ!!!なんでジ・エンドがやられた!?一体何をしやがったぁっ!レオス!!」

 

バトルルームの静寂を切り裂くような叫び声が響く。

誰もが思った。何故?あの瞬間、謎のガンプラはシールドを構えていたはず…。

 

 

 

 

「何をって…言っただろ???ブレイド・"ビット"だって」

 

「そういう事かよ…!わざわざ自分で投げつけて、ビットであることを悟られないようにしてやがったてのか…!」

 

「いやっ、そんなつもりは…。そもそも俺は言ったし…」

何だか微妙に会話が噛み合わない2人だが、相手の意表をつき、騙す技術としては良い手であることは間違いない。

 

「っと!そんな事よりだ!前から言ってるだろ?確かにお前は強い。が!幾ら相手の実力が君より下でも、相手を見下すような真似をするとお前の格が下がるんだ!そんなのもったいないだろ?」

 

「あぁ!?弱ぇえ奴に弱いと言って何が悪い!?」

 

そもそもお前はうるせぇんだ! 俺がうるさいのはお前がいつになっても人の話を────

 

レオスとアドウの言葉にユウマの肩が震えた。

そうだ、自分がどれだけ頑張っても、走り続けてもガンプラの出来も、バトルの腕前もあの男には届かなかった。

 

嗚呼…僕が頑張ってきたこの2年間に、やはり意味など無かったのだろうか。

仮に僕がバトルから身を置いていた間を全て使ってもアイツには敵わないのだろう…。やっぱり僕には…才能が…!!!

 

このままこの場にいたら立ち直れなくなりそうで…。大切なモノが僕から、無くなってしまいそうで…!

 

「くっ…!!!」

 

気づいたらその場から、逃げ出してしまっていた。自分の"相棒"を置き去りにして…。

 

 

 

走って、走って、走り続けた。

さっきのバトルが、頭から離れない。過去の敗戦が頭をよぎる。さっきのバトルと被っていく。アイツを倒す事だけを考え、培ってきたガンプラ制作技術の全てを注ぎ込んだライトニングガンダムが…撃ち堕とされた…ッ!

 

「はぁっ!はぁっ!はぁっ!はぁっ!」

クソっ!クソっ!クソッ!クソっ!ちくしょうっ…!!!

負けたっ…!またっ、負けたっ…!負けて、しまったッ…!

 

大切な人との約束が…!あの男の…!呪いの言葉(あの一言が)が…!

 

「何が、約束を守るだっ…!」

僕はあの頃から何も変われてない…

 

「失ったものを、取り戻すだ…!」

何一つ学んでない…

 

「僕は…僕は何一つ…、何も…!」

僕は…もう…っ!

 

「コウサカ君…だよな?」

 

「貴方は…」

この人は…ガンプラ学園の…?

 

「レオス。レオス・アロイだ。それよりこれ、君のガンプラだろ?」

 

「自分のガンプラを置き去りにする…っていうのはビルダーとしては赤点じゃないか…?」

苦笑いを浮かべながら言う彼の手には

 

「あっ…」

僕の相棒(ライトニングガンダム)が握られていた。




お久しぶりでした。投稿は勿論の事ながら、下書きもなにもやらずに読むことしかしていなかったのでただでさえなかった文章力が更に低下して酷いことになっているとは思いますが御容赦を。

最近鬼滅の刃が面白すぎて困ってます。なんなら新しい作品を鬼滅で描きたいんですが…。どうせまた失踪するしなぁ…と悩み中です。

さて、今回は1000文字ギリギリとだいぶ短くなってしまって申し訳ないです。次回、また早めに投稿出来ればなぁと思ってますのでよろしくお願いします。それでは。


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