俺の家にテイルズキャラがやって来たのだが・・・ (ホタル火)
しおりを挟む

唐突な始まり、

一度書いてみたかったので書いてみました、

更新は超不定期更新です、


ゲーム、

 

仮想の世界を舞台に、

 

又は現実では起こりえない事が起きる娯楽、

 

一度は遊んだ事があるだろう、

 

そして、

 

あることを思った事がある人もいるであろう、

 

ゲームの中の人が出てこないか、

 

ゲームのように魔法ができたら、

 

一度は考えた事があるだろう、

 

俺、

 

葉杉洋介(ハスギヨウスケ)もまた一度は考えた事がある、

 

25歳社会人、

 

高校卒業、

 

成績中の中、

 

卒業後はあるゲーム会社の雑務として働いている、

 

実際にゲームのキャラクターデザインやシナリオを手がけているわけでは無いが書類整理や売り上げなどを確認する仕事をしている、

 

なお、

 

ゲームの試作品のプレイも行なっている、

 

これでもゲーマーなため細かいところまでやりこみ、

 

例えばドラゴンクエスト、

 

物語の途中で現れるボスに対して武器をこれまでの町やドロップで出てくる武器で一回一回戦いどれだけの時間がかかるか、

 

あるいは呪文だけで倒すなど、

 

倒してはリセット、

 

倒してはリセット、

 

それを繰り返してクリアをしていた、

 

それを友達に言ったらドン引きされた、

 

さっさとクリアしろとかお前はマゾか!とか言われまくった、

 

ただ、

 

唯一そんなことをせずに普通にクリアしたのち何度もするゲームがある、

 

テイルズシリーズ、

 

スーパーファミコンからプレステーション4まで揃えて初代ファンタジアから最新作ベルセリアまで、

 

何度もやり返した、

 

なぜかって?

 

好きだからだ、

 

レベルMAX、

 

技使用回数999、

 

エンカウント数カンスト、

 

限定イベントや選択肢を全て見るたり選んだりと時間がかかることをしまくった、

 

更に初期装備クリアや1人でクリアなどもやりこんで見た、

 

それを聞いた友達にはドM野郎!バンダイナムコもびっくりの男、開発者より知識がありそうなバカ、などと呼ばれていた、

 

好きだからしょうがない、

 

一度自分で考えたテイルズを原稿で書いたこともあった、

 

駄作だが、

 

テイルズの中で好きなキャラもいる、

 

コハク・ハーツ、

 

テイルズオブハーツのヒロイン、

 

ハーツ自体は任天堂のDSでテンペスト、イノセンスに続いて発売されたゲームだ、

 

そしてプレステーションVitaにてリメイクされている、

 

個人的だがあの綺麗な黒髪を撫でたいと思っている、

 

そして着物も着せてみたいとも思っている、

 

似合っていそうだからだ、

 

俺は黒髪で着物や浴衣が似合いそうな人が好みらしい、

 

そのせいか知らないがヴィスペリアのユーリ・ローウェルも個人的には好きなキャラクターだ、

 

理由は綺麗な黒髪で着物が似合いそうだからだ、

 

さて、

 

無駄に前置きが長くなったが俺は今は自宅にいる、

 

まず俺の家族構成と生活だが俺は一人暮らしをしている、

 

父はある大手企業の社長、

 

母は人気雑誌の出版社、

 

はっきり言って父の会社も母の出版社も継ぐ気は無い、

 

2人からしたら後を継いで欲しいのだろうが俺が2人の元を離れた時にはっきりとそう言ったため他の後継者を探して育成しているようだとこの前電話があった、

 

家は父の父、

 

つまり祖父が亡くなった際遺言でこの家をもらった、

 

父母両方の親もバカみたいな経歴の持ち主だ、

 

父の父は元自衛官であり今の大佐クラスの人達からは鬼軍曹と言われて暴れん坊だったらしい、

 

俺の前では孫バカなおじさんだったけど俺が悪をすると鬼のような顔で叱り付けていた、

 

思い出しただけでも震えてきた、

 

父の母は今の父の会社の前の社長、

 

今はゆっくりと余生を過ごしているが昔は女社長だということで風評被害や差別的な事が多々あったらしい、

 

それでも負けずに会社の仕事をして自分の足で営業に行くなどして大きくしていった、

 

母の父は父の父と同じ自衛官だったが別の基地だった、

 

演習などでよくあい酒を飲み交わしていたらしい、

 

意気投合した上に自分の子供を引っ付けようと企てたりとしていたらしい、

 

母の父は参謀的ポジションだったらしく訓練の内容が鬼畜過ぎると有名だったらしい、

 

訓練量じゃなくて訓練内容が鬼畜だったとのこと、

 

事前に翌日訓練があると伝えると日付が変わった瞬間に全員を叩き起こしてすぐに訓練を開始した、

 

明日と言っただけで時間まで言わなかった、

 

だから皆がいつもの時間だと勘違いしてしまった、

 

着替えを許さずに召集したため下着だけとかパンイチとかシャツイチとかいたらしい、

 

そこから走り込みだがいつのまにか準備していたのかわからないが平均台にローションを塗りたくったりあみ潜りの網を微弱の電流が流れる対野生動物用の網だったり足裏のツボが押されてしまうくらいの量の丸石が敷かれた床やどこからガスを引いているのかわからないが巨大コンロの上の鉄板を渡らせられたり、

 

数えたらきりがないほどのどこぞのテレビ番組のような障害だったらしい、

 

俺もその訓練内容を見て思わずドン引きしてしまった、

 

靴どころか靴下すらも履かずに召集させられてご愁傷様と思わず手を合わせた、

 

母の母は料理研究家でいくつもの書籍やレシピ本を売り出していた、

 

出版先は父の母の出版社だ、

 

ちなみに母の母はガチのドMのようで母の父の攻めに発情してしまうと俺に言っていた、

 

俺をそっちに引き込まないで欲しい、

 

そんな異彩を放っている両親とその家族の間にできた俺は普通、

 

ルックスは普通だと思う、

 

友達から眼鏡を外すと化けると言われたがきっとブサイクだという意味だろう、

 

鏡を見てもわからない、

 

自分はめちゃくちゃかっこいいなんて思ったらただのナルシストだろう、

 

体系は多少に筋肉が付いている、

 

自衛官の2人に鍛えられたからな、

 

料理は意外とできると思っている、

 

掃除も出来る方かな?

 

そんな俺の家だが父の父がくれた家、

 

いや、

 

豪邸だった、

 

監視カメラや防犯設備もバッチリ、

 

月に一回信頼出来る警備会社の社員が来て点検をしてくれている、

 

どれだけ稼いだのかわからないが馬鹿みたいにでかい、

 

一人で掃除が大変なくらいに、

 

例えるなら10階建てのビルを階層ごとに切って床に綺麗に正方形に敷き詰めたような広さ、

 

例えがわかりずらいな、

 

だが東京ドームより小さいのはわかるんだが、

 

更に土地も継いだため困った、

 

家の横はクレーン射撃から狙撃の練習までできるほどの広さがあり、

 

更に家の後ろに見えている山も一応は俺の土地になっている、

 

もらいすぎだった、

 

たまに野生動物が出てくる、

 

うさぎや狐はまだ可愛いが熊やイノシシは怖い、

 

税金や管理費は俺が暇でやってみた株でぼろ儲けしてしまい10年間は贅沢しなければ仕事しなくても生きていけれるくらいだ、

 

さて、

 

そんな家の中にいるのだが、

 

俺は固まっていた、

 

なぜなら、

 

「ここどこ?」

 

コハク・ハーツのコスプレと髪型をしたコハク・ハーツそっくりの人が家にいたのだから、




自分は全シリーズをプレイしたことありません、

なら書くなと言われるかもしれませんが書きます、

追伸

大卒から高卒に変更しました、

物語を書いているとどうもおかしくなってきたからです、

その他にも年齢をあげようか考えましたがこちらを変更しました、

勝手ながらすいません、

20193月12日


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

コスプレイヤー?本物?

コハク?「どこだろう?ここ」

 

俺に気づいていないのかコハク似の女性は周りを見渡している、

 

すごく似ている、

 

服装も細かいところまで作りこまれている、

 

足も綺麗だな、

 

今時のコスプレイヤーはここまでするのか?

 

声まで似ている、

 

声優さんもびっくりだな、

 

俺自身コハクというキャラが好きだから目の前にコハクがいると思いすごく幸せだが、

 

そろそろこの幸せとおさらばしないとな、

 

洋介「おい、」

 

俺が声をかけると、

 

コハク?「きゃっ!?」

 

驚かれた、

 

そして俺の方に振り返る、

 

洋介「どこから入ってきたか知らないがここは俺の家だ、今なら警察に言わないから早く出て行くんだ、」

 

コハクのコスプレを見せてくれたお礼だ、

 

このまま帰れば警察だけは勘弁してやる、

 

だが、

 

コハク?「あの・・・ここはどこですか?」

 

コスプレイヤーのその言葉を聞いて俺は思わず、

 

洋介「は?」

 

と言ってしまった、

 

ここどこって俺の家なんですけど、

 

コハク?「私はお兄ちゃんと一緒にゼクス・メテオライトさんの所に行こうとしている最中なんです、」

 

突然自分の目的を話し出すコスプレイヤー、

 

しかもハーツの最初の最初、

 

オープニングくらいのところだ、

 

コハク・ハーツは兄のヒスイ・ハーツと一緒に主人公のシング・メテオライトの祖父のゼクス・メテオライトの住む漁村に向かっていたところ謎の魔女ことインカローズに襲われてヒスイと一緒に海に飛び飲んだ、

 

そして流れ着いたのは主人公のシングのいる村、

 

このコスプレイヤーの言っていることはインカローズに襲われる前の事を言っている、

 

どこまでキャラになりきっているのかわからないが流石に現実に戻ってもらおう、

 

洋介「ゲームのコハク・ハーツの設定はいいから早く帰れ、」

 

正直現実とゲームをごっちゃにされたら困る、

 

そんな歳で将来が思いやられる、

 

俺もそんな事を何度も考えたことがあるが大人になるにつれてそんなことは薄れていった、

 

まぁ俺はゲーム自体好きだから今のゲーム会社に入社したんだがな、

 

コハク?「なんで私に名前を知ってるの?それにげーむって何?」

 

コスプレイヤーは警戒したような顔をする、

 

正直警戒したいのは俺の方だ、

 

このコスプレイヤーは不法侵入したのに状況理解できていないんか、

 

それにここの警報装置もどうなっているんだ?

 

侵入されても俺のスマホに侵入された通知すらないのか?

 

俺はスマホをいじりこの部屋の監視カメラの映像を見ることにした、

 

この家の警備システムは不法侵入から器物破損、

 

更には一定の敷地内に入るとすかさず俺のスマホに通知が来る、

 

それと同時に警備会社に連絡が行き警察が来る、

 

俺が連絡しなくていいっていいね、

 

そしてそこの警備会社のスマホのアプリで自分の家の監視カメラの番号を入れることでスマホでもこの家の監視カメラの映像をチェックできる、

 

だがLive映像じゃなく録画映像だがな、

 

俺はスマホにこの部屋の映像を見た、

 

だいたい俺がこの家に着く直前までこのコスプレイヤーは現れなかった、

 

俺が敷地内に入ると突然コスプレイヤーが現れた、

 

監視カメラの視界外からではなく監視カメラの視界内に、

 

少し宙に浮いていたらしくお尻を地面に打ち付けて痛そうにさすっている、

 

そして辺りを見渡しているところに俺が入って来た、

 

目の前の映像に俺は自分の目がおかしくなったのかと思った、

 

もう一度戻り再生するも変わらない、

 

何もないところから当然現れている、

 

一瞬エドワード・D・モリスンの時間を遡る魔術を思い出すがそんなものはない、

 

あったら今頃この世界はメルヘンな世界に変わってしまう、

 

それにいきなり室内に現れたら警報も通知もこないわな、

 

今度警備会社に行ったら室内で怪しい人物がいたら作動するようにしてもらうか、

 

どれくらい金がかかるかな・・・

 

そう思っていると、

 

コハク?「どうしたの?」

 

コスプレイヤーが黙っている俺に声をかけてきた、

 

洋介「いや、ちょっと考え事だ、まずそこのソファーに座ってくれ、飲み物を持ってくる、」

 

先ほどとはうってかわっての対応に少し困ったような顔をするコスプレイヤー、

 

俺はまず自室に荷物を置いた後DS用ソフトのテイルズオブハーツのソフトが入っているケースを探した、

 

今ではVitaのハーツRをしているからな、

 

念のためにRの方も持って行くか、

 

俺は棚の中を探すと見つけた、

 

少し埃が被っているが大丈夫だろう、

 

その後机の上に置きっぱなしのRの方の持って行く、

 

そしてキッチンの冷蔵庫から適当にジュースと茶をペットボトルごと持っていきグラスを2つ盆に載せて持って行く、

 

洋介「待たせた、探し物もしていた、」

 

コハク?「いえ、その・・・すいません、」

 

洋介「何に対しての謝罪だ?」

 

俺は盆をテーブルに置く、

 

コハク?「私、あなたのお家に勝手に入り込んだことになっているんだよね、でもあなたは初めは出て行くように行ったけど今はこうして飲み物まで持ってきたの、悪いのは私なのに、」

 

意外と冷静になれたようだな、

 

少しだけ離れていて正解だな、

 

俺はジュースのペットボトルをコスプレイヤーに渡す、

 

コスプレイヤーは受け取ったはいいがナニコレといったような顔でペットボトルをまじまじと見る、

 

洋介「初めて見るのか?」

 

コハク?「うん、これ何?」

 

自販機やコンビニがない国は余程の秘境の地か電柱の通っていない場所だ、

 

そんなところにコスプレイヤーはいない、

 

第1コハクのコスプレをするのなら最低限その絵を見ないといけない、

 

そうなると一度はそんな秘境をでないといけない、

 

そしたらペットボトルくらい見たことがあるはず、

 

そうなると・・・考えられることは一つ、

 

信じたくない、

 

でも正直嬉しい、

 

このコスプレイヤーは本物のコハク・ハーツだ、

 

念のためだ、

 

俺はハーツのソフトケースを見せた、

 

洋介「これに見覚えは?」

 

コハク?「なにこれ?すごく綺麗な絵だね、あれ?私が書かれてる、」

 

洋介「周りに人に見覚えは?」

 

コハク?「えっと、お兄ちゃんだけかな、後の人達はわからない、」

 

もしコスプレイヤーならコハクとヒスイだけでなく主人公であるシングの事は知っているはずだ、

 

なにせオープニング後にシングを操作して戦闘の練習もするんだからな、

 

俺はコスプレイヤーからケースを返してもらうと、

 

洋介「わかった、最後に、ゼクス・メテオライトの所に行くのはソーマを手に入れるためか?」

 

コハク?「なんでわかったの!?」

 

驚いているコスプレイヤー、

 

いや、

 

コハクと呼ぶか、

 

コハクは俺を完全に警戒した、

 

洋介「コハク・ハーツ、アイオラ・ハーツの娘、ヒスイ・ハーツの妹、今はシーラ・ハーツが保護者か、隠れ里ノークインから兄妹で出て行きゼクス・メテオライトに会いに行こうとしていた、好きな食べ物はイカと味噌、味噌に関してはマイ味噌を持っている程の好物、また極寒の地で育ったせいかモモヒキを愛用している、自室にはサンドバックなどのトレーニング器具があり、殺劇舞荒拳は通信教育で覚えた、」

 

コハクの顔は恐怖の顔になっている、

 

はい、

 

コハクというキャラが好きすぎてここまで覚えてました、

 

それを本人の前で言うとストーカーにしか思われていないわな、

 

まさか本人を前にこんなことを言うなんて思わなかったわ、

 

洋介「どうして知っているのか、それを説明する前に自己紹介がまだだったな、俺は葉杉洋介、ヨウスケ・ハスギと覚えて置いて欲しい、」

 

恐怖と警戒の顔をするコハク、

 

俺は続ける、

 

洋介「なぜあんたの事を知っているのか、俺はあんたのこれからに事を見てきたからな、」

 

コハク「私のこれから・・・どう言う事?」

 

洋介「ここはあんたの育った原界(セルランド)ではない、地球という星だ、」

 

コハク「セルランド・・・じゃない・・・」

 

洋介「そうだ、地球では魔物がいないしソーマもない、そしてコハク・ハーツ、お前はこの世界に何かしらの事情でこっちにやってきた、」

 

俺はグラスを2つ並べる、

 

洋介「どういうわけか知らないがお前はここにきた、コハク・ハーツは俺が知っている人物なら物語の中の人だ、」

 

俺は茶をグラスに注ぎコハクに渡す、

 

コハク「物語?」

 

洋介「さっき見せた絵だ、あれはこれからお前に起きようとしていた物語の一部だ、」

 

俺はもう1つのグラスに茶を注いで少し飲む、

 

話しすぎて喉が渇いた、

 

コハク「それ本当なの?」

 

洋介「そうだ、だったら見て見るか?とは言っても最後の方だがな、」

 

コハク「最後?」

 

洋介「物語には終わりがある、お前の旅の最後のところだ、待っていろ、」

 

俺は再び自室に戻りDSを探す、

 

最後に起動したのはいつだ?

 

起動できなかったら3DSで試して見るか、

 

俺はDSと充電器を探し出して戻る、

 

充電器をコンセントに差し込みDSの充電を行う、

 

少し充電を行わないとゲームはできない、

 

俺はハーツのソフトを差し込んだ後キッチンに向かった、

 

洋介「何か食うか?」

 

コハク「へ?」

 

間抜けな返事が返ってくる、

 

洋介「飯を作るんだ、食べるか?」

 

俺がそう聞くとギュル〜〜〜〜〜と更に間の抜けた音が響く、

 

コハクは恥ずかしそうに腹を押さえている、

 

洋介「決定だな、適当に作るから待っていろ、食ってから見せるからな、」

 

コハク「うん、あの・・・」

 

コハクが何か言おうとしている、

 

コハク「ありがとう、」

 

その言葉だけで俺は腹がいっぱいです、

 

俺はキッチンに向かった、



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

番外編 七夕 ロングスキット

唐突な外伝、2話しか投稿してないのに!

簡単な説明、

アルファベットは名前のことじゃないよ、

タイトルのことだよ、

例えばアビスならAみたいな、

ネタバレに近いけど今日は七夕だから投稿しました、


洋介「おっ、今日は七夕か、」

 

コハク「タナバタ?」

 

S「何それ?」

 

洋介「昔の話でな、織姫と彦星がいてな、2人とも愛し合っていたんだ、」

 

コハク「いきなりラブラブな展開だね、」

 

洋介「でも2人がラブラブすぎて仕事が疎かになっていてな、」

 

A「それはいけませんね、私の所でも恋愛はしてもいいと伝えていますがそれで自分の仕事を疎かになるのはいけませんね、」

 

洋介「それを見かねた神様が2人の住むところの間に川を作って離れ離れにしたんだ、」

 

S「そんな!?」

 

コハク「ひどい・・・」

 

洋介「離れ離れになった2人は落ち込んでしまい余計に仕事が出来なくなったんだ、」

 

A「ですが自業自得だと思いますね、」

 

洋介「それを見てやりすぎたと思った神様は年に1回だけ川に星の橋をかけて2人を引き合わせるようにしたんだと、それが7月7日の七夕の日なんだ、この日は竹を突き立てて短冊という紙に願い事を書けば叶うかもしれないと」

 

A「非科学的ですね、ですがそんな願掛けもいいかもしれませんね、」

 

コハク「ロマンチックだね、」

 

S「うんうん、2人ともちゃんと出会えていいね、」

 

洋介「今日は七夕素麺にするか、ちょっと買い出しに行くわ、ついでに短冊と竹も取って来るわ、」トタトタ

 

HR「願い事か、俺はカミさんと娘に会いたいぐらいだな、」

 

A「私は切実に元の世界に帰りたいと言うことですかね、」

 

S「私はみんなが幸せになりますようにかな?」

 

コハク「私は・・・どうしようかな?」

 

HR「どうした?願掛けみたいなものだから深く悩まなくていいんだぞ、」

 

コハク「そうだね、じゃあ、もう少しだけこの日々が続きますようにかな、」

 

S「どうして?」

 

コハク「私達の出会いが奇跡みたいなものだから、世界を超えて出会えることなんて出来ないから、もし帰るともう二度と会えないから、だからもう少しだけみんなと一緒にいたい、」

 

S「コハク、そうだね、こうやってお友達になれたもんね、この出会いに感謝しないとね、」

 

A「おや?私もお友達ですかな?光栄ですね、」

 

HR「俺はコハクとは会えるがお前らとは会えないな、コハクに言う通りだな、」

 

コハク「だから私のお願いはもう少し今の日々を過ごしたいだよ、」

 

バタン、

 

洋介「ただいまー、」

 

コハク「お帰り洋介、」

 

HR「酒も買って来たか?」

 

洋介「速攻で言う言葉は酒か、」

 

S「洋介、お素麺作って、」

 

洋介「お前もか、」

 

A「それ以外に何を言うと言うのですか?」

 

洋介「もういい、準備するから待っててくれ、」

 

S「はーい!」

 

 

 

 

洋介「出来たぞ、七夕素麺だ、」

 

S「わぁ、人参で星を作ってる、」

 

HR「また器用な事しているな、」

 

コハク「食べるのが勿体無いよ、」

 

洋介「食べてくれよ、せっかく作ったんだから、」

 

A「それではいただくとしますか、」

 

HR「そうだな、腹が減ったからな、」

 

コハク・S「「いただきまーす!」」

 

洋介「どうぞどうぞ、」

 

コハク「するする口に入って行くから美味しい、」

 

S「暑いから冷たくてさっぱりしてるね、」

 

A「あの細い棒がお湯でこんな風になるとは思いもしませんでした、量産すれば携行食になるかもしれませんね、」

 

HR「ついでに冷酒もうまいな、」

 

洋介「口にあってよかったよ、」

 

 

 

 

 

洋介「よし、竹を飾ったから短冊に願い事を書いてくれ、」

 

A「やっぱりやらないといけないのですか?」

 

洋介「別にいいだろ、こういうのは俺が好きなんだ、」

 

コハク「洋介、書けたよ、」

 

洋介「もらうよ、あとは糸でくくって吊るすだけだ、」

 

S「洋介、はいこれ、」

 

洋介「サンキュー、」

 

HR「俺も書けたぞ、」

 

洋介「OK、」

 

A「仕方ありませんね、私のも渡しましょう、」

 

洋介「書いていたのか、もらうよ、」

 

コハク「願い事、叶えばいいね、」

 

洋介「そうだな、」

 

S「みんな!見てみて!星が綺麗だよ!」

 

A「そうですね、こうやって星を見るのもいいものですね、」

 

HR「星を見ながらの酒はうまいな、」

 

コハク「向こうでの見れるかな、この星、」

 

洋介「見れるさ、絶対に、たとえ世界が違っても星は全て一緒だ、」



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

これからのこと、

ごちゃごちゃしていたらすいません、


台所に立った俺は簡単に料理を作った、

 

パスタ、

 

サラダ、

 

スープ、

 

本物のコハクとわかったから向こうでも食べれる物の方がいいだろう、

 

ついでだ、

 

胡瓜と味噌も持って行くか、

 

白味噌と赤味噌の両方も、

 

ゲームでは味噌と言うだけで何味噌か書かれてなかった気がする、

 

どんな反応するか楽しみだ、

 

ドレッシングの容器も持って行くか、

 

俺はお盆に2人分の料理を持ってコハクの元に向かう、

 

洋介「おまたせ、口に合うかわからんが作って来たぞ、」

 

コハク「ありがとう、」

 

俺はコハクと俺の前にパスタを置いた、

 

次にフォークも置く、

 

箸なんて藤林すずか藤林しいなくらいだろう使えるのは、

 

洋介「先に食べててくれ、俺は残りのものを取ってくる、」

 

コハク「うん、」

 

俺は再び台所に向かいサラダとスープ、

 

ドレッシングを持って行く、

 

ついでに胡瓜と味噌も、

 

持って行くとコハクはまだ待っていた、

 

洋介「先に食べていても良かったんだが、」

 

コハク「その、先に食べるのは失礼かと、」

 

洋介「俺がいいと言ったから食べればいいのに、」

 

律儀だな、

 

まぁ今は俺に食事を貰う立場だからだろう、

 

俺はサラダとスープ、

 

そして赤味噌と白味噌を盛った皿と胡瓜をコハクの前に差し出す、

 

味噌を見た瞬間コハクの目が変わった、

 

コハク「味噌!」

 

食いついた、

 

洋介「味噌好きだろ?持って来たぞ、白味噌と赤味噌があるから気に入った味噌を食べればいい、」

 

コハク「アカ味噌?シロ味噌?」

 

やはり味噌の種類はなかったか、

 

洋介「ここでは味噌と言っても作り方や材料で何種類の味噌ができるんだ、白味噌は大豆を煮て作る、赤味噌は大豆を蒸して作っている、味も変わっているから試食すればいい、」

 

コハク「そうなんだ、作り方でいろんな味噌が出来るんだ、」

 

嬉しそうなコハク、

 

味噌好きだと知っているが実際に見るとその嬉しさが伝わってくる、

 

洋介「それじゃ、食うか、いただきます、」

 

コハク「いただきます、」

 

俺がそう言うとコハクも手を合わせて言う、

 

俺はフォークでパスタを巻いて食う、

 

我ながら短時間でよくこれくらいの味に出来たな、

 

レトルトのミートソースに湯で戻して柔らかくしたパスタ、

 

一緒に茹でたゆで卵を切って盛り付けて上から粉チーズを振りまいただけのパスタ、

 

別名ミートソーススパゲッティ、

 

サラダは冷蔵庫から適当に切ったりして盛り付けた、

 

スープはこれこそ粉状のやつにお湯を入れて出来るやつ、

 

正直作ったというより元から半分はできているやつを仕上げて提供しているわけだ、

 

せいぜい茹で時間にこだわったくらいだろう、

 

コハクもフォークでパスタを巻いて口に運ぶ、

 

コハク「美味しい!」

 

どうやら口に合ったようだ、

 

レトルトでもいけたな、

 

不味いと言われるのは嫌だったな、

 

コハクは一生懸命パスタを食べる、

 

そんなに急いで食べるとミートソースが飛び散って服についてしまうぞ、

 

それほどお腹空いていたのか、

 

そう思っているとコハクはサラダに手を伸ばした、

 

洋介「はいこれ、」

 

俺はドレッシングを渡した、

 

コハク「これ何?」

 

洋介「ドレッシングをといってな、サラダにかけて食べるやつだ、野菜に味がないときはこれをかければ味があって食べやすくなる、」

 

野菜嫌いな子供もこれがあると食べてくれる場合がある便利道具、

 

コハクはドレッシングを受け取るがどうやって使うかわからないようだ、

 

洋介「上の白いところを回せばいい、回らんだら反対に回してくれ、」

 

俺がそういうとコハクは蓋を回した、

 

うまく開いたようだ、

 

洋介「それを適当な量をかければいい、」

 

コハクはドレッシングを逆さにしてドレッシングをかけ始めた、

 

ドバドバと、

 

洋介「かけすぎ、」

 

俺がそう言うとコハクは慌てて元に戻す、

 

面白い反応に俺は思わず笑ってしまった、

 

それをコハクがみて少しむくれる、

 

しょうがないだろ、

 

あんな風に慌てるから、

 

コハク「意地悪、」

 

完全に拗ねた、

 

洋介「すまんすまん、面白くてな、」

 

俺はパスタを全部食べた、

 

コハクはスネながらサラダを食べている、

 

ゲームでは見られない光景だな、

 

コハクは胡瓜と味噌に手を伸ばした、

 

どんな反応を見せるか、

 

コハクは白味噌に胡瓜をつけた、

 

そして食べた、

 

先程スネていたとは思えないくらい幸せそうな顔をした、

 

コハク「シロ味噌!いつも食べている味噌より優しい味!しょっぱい中に微かな甘みがある!」

 

なぜ片言!?

 

コハクは次に赤味噌に胡瓜をつけて食べる、

 

コハク「アカ味噌!こっちは辛味がある!でも美味しい!」

 

コハクがすごくキラキラしている、

 

味噌好きに日本各種の味噌を渡したら発狂するのか?

 

暇があったら試して見るか、

 

それにしても、

 

コハク「美味しい!」

 

さっきまでスネていたのに味噌だけでこんなにも機嫌が良くなるのか、

 

俺はスープを飲んで食事を終了する、

 

コハクはまだモグモグしている、

 

俺は食器を片付けに向かう、

 

洗っているとコハクが食器を持って来た、

 

コハク「ありがとう、」

 

洋介「そこに置いておいてくれ、」

 

コハクが食器を置いた、

 

そしたら俺の横に立って手元を見始めた、

 

コハク「不思議だね、私は井戸から水を汲んでそれでお皿を洗っていたの、ここではそこから水が出るんだね、」

 

蛇口か、

 

向こうではこんな便利道具ないからな、

 

洋介「昔はここでも井戸から汲んでいた、時代が進めばこんな便利道具ができてしまったんだ、」

 

俺は蛇口を締めて水を止める、

 

洋介「そろそろいいかな、向こうに戻るか、」

 

DSの充電が終わった頃だろう、

 

最低限半分充電できていればいいか、

 

俺は戻るとコハクも付いてくる、

 

ドラクエのパーティーか、

 

俺はDSを開き電源を入れる、

 

起動音が懐かしい、

 

そのままソフトにタッチ、

 

バンダイナムコのマークの後OPが流れる、

 

DEENの永遠の明日が流れ始める、

 

コハク「なにこれ、音楽が流れてる、それに絵が動いてる、えっ!?私とお兄ちゃん!?なんでこの中にいるの!?」

 

うん、

 

懐かしさが台無しだ、

 

だが反応が面白いからあえてなにも言わない、

 

そしてタイトル画面、

 

ロードを選びセーブデータを選ぶ画面に出る、

 

全員レベルがMAX、

 

難易度マニア、

 

ロードする、

 

やっぱり操作キャラはコハクか、

 

技確認、

 

Rと違って3人での戦闘だってことを忘れてはいけない、

 

そしてガラドがいない、

 

俺の第2の操作キャラ、

 

ぶっちゃけシングよりコハクとガラドの操作率がめちゃくちゃ高い、

 

だがこの時はガラドがいない、

 

操作確認しないとな、

 

エアリアル・チェイス-リニアバトルモーションシステムのようにチェイスがない、

 

俺は雑魚敵を相手に操作確認する、

 

問題なく格闘技が繰り出される、

 

ぶっちゃけマニアでも雑魚ならコハクで無双できそうだ、

 

コハク「これが私?こんな踊るように戦えるの?」

 

まぁ、

 

宙に浮いたり空飛んだり鳳凰天駆で駆け降りたり、

 

他から見たら踊っている・・・いや舞っているように見えるはず、

 

いずれ出来るようになるぞ、

 

そんなこんなで雑魚撃破、

 

クリード戦に向けて回復した後

 

マニアで倒せるか?

 

いや、

 

倒す、

 

俺は長い会話をAボタンで右から左に聞き流す、

 

Rで聞き飽きた、

 

そしてクリード戦、

 

俺は先制してラッシュする、

 

詠唱?

 

俺の育てたコハクは武闘派ですが?

 

たまにヒールを詠唱するくらいだ、

 

そんな時クリードが秘奥義を発動しやがった、

 

コハクは耐えて・・・くれない!

 

やばい!

 

俺はシングとイネスの脳筋パーティーだった!

 

急いでシングにライフボトルを使ってもらうように指示する、

 

コハク「わたし・・・死んじゃったの?」

 

そんな悲しい目で見ないでくれ、

 

ちゃんと戦闘復帰する!

 

仕返しだ!

 

ゲーム内のコハクが、

 

「桜花戦乱の花吹雪!彼岸!霞!八重!枝垂!これが私の!殺劇舞荒けーん!」

 

バトンと蹴りの連撃がクリードを襲う、

 

あぁ懐かしいな、

 

決める前にクルクル回るのはレイディアントマイソロジー3までだったからな、

 

Rでは回らないしグレイセスではスターライトに変わっているんだよな、

 

ついでにクリードも倒れた、

 

そしてEDになる、

 

見せていいのか?

 

シングとのキスシーン、

 

そう思っているとコハクは嫌悪感を出しながら見ていた、

 

仕方ない、

 

自分の知らない人と自分がキスしているからな、

 

それが女性として当たり前だ、

 

これで終わったためセーブしてDSを閉じた、

 

洋介「食事前に言ったがこれがこれから起きる事の最後だ、」

 

DSをテーブルに置いて俺はコハクを見てそう言う、

 

物語は最後の方だからわからないかもしれないが自分の体にリチアがいることはこれで証明された、

 

コハク「私はあのクリードって人と戦うんだよね、」

 

洋介「そうだ、だがそれまでにいろんなことが起きる、知り合いが死んだりする、誘拐される、仲間が傷つく、どれも経験する、経験したのちあいつと戦うんだ、」

 

今思うとコハクは心が壊れたり誘拐されて拷問されたりと結構な経験を積んでいるな、

 

コハク「私がゼクスさんのところに行くとそうなるの?」

 

洋介「いや、おそらく行こうとしなくても道中2人して襲われるんだ、クリードの手下の奴に、そして2人で海に飛んで逃げるけど泳げない兄と高いところの嫌いなあんたはよく決断したと思う、そのまま流されてゼクス・メテオライトのところにたどり着くんだ、」

 

インカローズ、

 

しつこかったな、

 

ストーカー並みに、

 

さて、

 

本題に入るか、

 

洋介「あんたはこれからどうする、」

 

コハク「どうって?」

 

洋介「帰り方は互いにわからない、そしてあんたはここの地理に詳しくないしお金も無い、住む家も無い、正直絶望的じゃないか?」

 

コハクはあまりよくわかっていないような顔をする、

 

洋介「ここの世界は簡単に家に泊めてくれるほど優しい世界じゃ無い、もし泊めてくれるところあるなら下心ある奴だ、あんたみたいに可愛い奴が男の家に泊まるものならそれなりの見返りが必要だ、」

 

なぜか顔を赤くするコハク、

 

なぜに?

 

あぁ可愛いと言ったからか、

 

事実だし、

 

足綺麗だし、

 

まぁそんなことより、

 

洋介「あまりわかっていないな、まぁ後で教えよう、そこで提案だがここで住まないか?」

 

コハク「えっ?」

 

洋介「ここなら部屋が沢山ある、お金も1人くらい増えても大丈夫だ、帰る方法も一人で探すより二人で探した方がいいだろう、そして1番重要な事だがこの世界の常識を教えられる、それが無いとこの世では生きていけない、」

 

コハクの状態は大人の赤ちゃん、

 

アビスのルークみたいなものだ、

 

違う点はなまじ知識があるためその知識が邪魔をしないかだ、

 

コハク「いいの?」

 

乗る気だな、

 

いきなり出て行ってもどこかわからない、

 

だったらこの世界で初めて会った俺に頼った方がいいという事だな、

 

だが疑うことは大事だぞ、

 

洋介「俺でいいのなら、」

 

コハク「あなたがいい、」

 

今のセリフはできれば好意的な意味で聴きたかった、

 

洋介「わかった、だったら俺のことを洋介と呼んでくれ、あなたとかあんたとか今から一時的とはいえ一緒に住むんだ、名前の方がいい、俺はハーツと呼ぶ、」

 

コハク「私もコハクでいいよ、洋介だけ名前だと変だよ、」

 

よし、

 

名前を堂々と呼べる、

 

洋介「わかった、コハク、どれくらいかわからないがよろしく、」

 

俺は右手を差し出す、

 

コハク「こちらこそ、よろしくね、洋介、」

 

コハクは俺の右手を右手で握り返す、

 

手が柔らかかった、

 

 



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

コハク、初めての〇〇、

翌日、

 

俺は仕事を休んだ、

 

えっ?

 

仕事はいきなり休めるものなのかって?

 

いきなり休んでいない、

 

ちゃんと上司に連絡はした、

 

昨日の夜、

 

洋介「長谷川課長、夜遅くに突然のお電話申し訳ありません、」

 

長谷川「どうした葉杉、お前が連絡してくるなんて珍しいな、」

 

電話の人は長谷川雄一(ハセガワ・ユウイチ)課長、

 

俺の上司になる人、

 

一応は眼鏡をかけたぽっちゃり体型の人、

 

俺と同じテイルズシリーズが好きで主に胸の大きなキャラが好きだそうだ、

 

ヴィスペリアのジュディスやシンフォニアのしいな、

 

ファンタジアのミントといった巨乳キャラを愛している、

 

聞いた時は結構引いた、

 

洋介「急で申し訳ありませんが明日お休みを頂きたくて連絡致しました、」

 

長谷川「休みか、いいぞ、」

 

洋介「・・・聞いておいてなんですがそんなに軽くていいんですか?」

 

長谷川「葉杉、お前が会社に入社してから一度も有給使っていないだろ、社長も気にしていたからな、」

 

洋介「そうでしたっけ?」

 

長谷川「そうだ、だから明日ゆっくりしてこい、」

 

そう言われて電話が切られた、

 

俺の思っている職場はこんなにも自由じゃないと思っているんだが、

 

そんなこんなで休みがもらえた、

 

 

朝食を作りコハクを泊めた部屋に向かう、

 

部屋は何もないけど来客用の布団を引きずり出して敷いた状態だ、

 

一応は今後のコハクの部屋になる、

 

広い屋敷のような家でよかった、

 

俺は部屋の扉をノックする、

 

コハク「はい?洋介?」

 

洋介「おはようコハク、朝飯できたから呼びにきた」

 

コハク「ありがとう、今行くね、」

 

俺はその場から離れた、

 

 

 

リビングに戻りしばらくするとコハクがやってきた、

 

コハク「あのお部屋すごいね、」

 

洋介「すごい?」

 

コハク「うん、暖炉もないのに温かいもん、」

 

空調のことか、

 

洋介「ここでは暖炉は使う人いないから、」

 

コハク「全然違うところに来たんだなぁ、」

 

しみじみと言うコハク、

 

朝食はご飯と味噌汁と目玉焼き、

 

それと適当に切ったりんご、

 

コハク「いただきまーす♪」

 

席に着いたコハクは語尾におそらく♪マークをつけてスプーンでご飯を食べた、

 

美味しそうに食べている姿は可愛い、

 

俺も飯を食べるか、

 

俺は箸で食べる、

 

コハク「洋介、なんで細い棒で食べているの?」

 

細い棒・・・

 

洋介「箸といってな、まぁコハクは使わなくていい、」

 

コハク「洋介って無理に冷たく当たってない?」

 

何か誤解されているようだな、

 

洋介「冷たいわけじゃないが、昨日だってコハクの失敗に笑ったりしただろ、」

 

心の中ではハッチャケているがな、

 

コハク「あれは忘れて、」

 

絶対に忘れません、

 

洋介「コハク、今日の予定だが日用品を買いに行くぞ、服などを買う、」

 

コハク「服?」

 

洋介「流石にその服だけだと汚れたり破れたりしたら替えがない、」

 

コハク「でも洋介のお金が、」

 

洋介「今は甘えろ、一時的だが家族になったんだ、家族が安心して生活できるようにするのも俺の仕事だ、」

 

コハク「うん、ありがとう、」

 

やっと笑った、

 

流石にスピルーンが砕け散った時の表情ではないが暗かったからな、

 

俺はあるところに携帯で電話をかけた、

 

洋介「もしもし、薫か?洋介だ、」

 

薫「あらぁ〜洋ちゃん?」

 

電話越しから聞こえてくる声はオネエのような口調の声、

 

薫「洋ちゃんからかけてくるのは珍しいわねぇ、どうしたの?」

 

洋介「今日店に行くから、」

 

薫「わざわざ電話なんてかけなくても洋ちゃんならいつでもウェルカムよ!なんなら今日の夜に私の部屋に来てもいいわよ、」

 

洋介「あいにく俺はノーマルだ、」

 

こいつは郷田薫(ゴウダ・カオル)、

 

昔ちょっとしたことで仲良くなった、

 

ゴツイ体のくせに女のような仕草をしている、

 

更に薫は個人の店、

 

レディース用の服屋を開いている、

 

薫のコーデで芸能界にスカウトされた奴もちらほらと、

 

そのため薫のオススメコーデをしてもらうために店に来る若い女性が多い、

 

だが言っておく、

 

薫は男だ、

 

そんな男の前に平気で服を脱ぐ女性に思わず恐怖を感じた、

 

薫も女に興味なし、

 

どうやら若い男の筋肉にベタ惚れであるからだ、

 

俺もその標的だが、

 

それを除けば信頼のできる男だが、

 

薫「もう、い・け・ず❤️」

 

洋介「やめろ、寒気がする、」

 

思わずさむけをさぶけと言いかけるくらい薫の言葉に震え上がる、

 

薫「わかったわ、10時からオープンしてるからお気にのワンピを着て待ってるわ、」

 

洋介「普通の格好で待ってろ、」

 

薫「ワンピが私のいつもの格好よ、」

 

そう言われて電話を切られた、

 

コハク「洋介、何独り言話してるの?」

 

コハクが俺にそう聞いて来た、

 

そうか、

 

コハクは電話を知らない、

 

イネスなら通信機で通じるかもしれないがコハクは通信機も知らない、

 

だったら実演するか、

 

洋介「コハク、来てくれ、」

 

コハクは首を傾げながら食事の手を止めて立ち上がる、

 

食事中に悪いことをしたな、

 

俺はリビングの固定電話の前に来た、

 

洋介「これは電話といってな、これ同士で遠くの人と会話ができるんだ、」

 

コハク「どうやって?」

 

洋介「やってみるか、」

 

俺は自分の携帯で固定電話の番号に電話をかけた、

 

そして数コールで固定電話からエリーゼのためにが流れる、

 

コハク「きゃっ!?」

 

コハクが驚いて俺の後ろに隠れる、

 

可愛い反応ありがとうございます、

 

コハク「洋介!なんか音なってるよ!」

 

名曲が音呼ばわりとは異世界人にはベートーヴェンも形無しだな、

 

俺は固定電話の受話器を取ると曲が止んだ、

 

コハクはそっと固定電話を覗く、

 

俺は受話器をコハクに見せて、

 

洋介「受話器をこうやって耳と口元に当てるんだ、」

 

俺は受話器を耳に当てる仕草をした後コハクに受話器を渡す、

 

コハクが受話器を持って恐る恐る俺の真似をする、

 

俺は携帯を耳と口元に当てて、

 

洋介「聞こえるか?」

 

そういうと、

 

コハク「みゃっ!?」

 

先ほどとは違う驚き方で驚くコハク、

 

今の録画しておけばよかった、

 

コハク「なんで洋介の声が耳元から!?」

 

洋介「特定の番号を押せばこれ同士で会話ができるんだ、お金がその分かかるけど、」

 

コハクはまじまじと受話器を見る、

 

そしてもう一度受話器を耳元に当てて、

 

コハク「よ、洋介、聞こえる?」

 

洋介「バッチリ聞こえるぞコハク、」

 

コハク「なんか不思議、耳元と隣から洋介の声が聞こえる、」

 

洋介「本当は遠くの人と話すためのものだから隣同士でするものじゃない、」

 

俺は携帯を切った、

 

コハク「あれ?なんか音が聞こえなくなった、

 

洋介「話が終わったって意味だ、」

 

俺はコハクから受話器を取り固定電話に戻す、

 

洋介「次にコハクからやってみるか、」

 

コハク「えっ?」

 

洋介「明日から俺は仕事に行って家にいないからな、コハクも今はあまり外に出したくない、外は向こうの世界と違って広すぎて複雑だ、それに魔物とは違う危険な物もある、」

 

車がその代表的なものだ、

 

馬車の代わりに普及されている、

 

洋介「だから連絡手段としてこれの使い方を教える、だからやってほしい、」

 

コハクは俺の真面目な顔に気圧されている、

 

コハク「わかったよ、」

 

洋介「よし、まずはこの受話器を持ち上げてほしい、」

 

俺の言葉にコハクは恐る恐る受話器に手を近づけていき受話器に触る、

 

そしてそっと持ち上げる、

 

洋介「次に番号を入れるんだが数字は読めるか?」

 

コハク「うん、」

 

よかった、

 

テイルズの世界とこっちでは文字が違うからもしかしたら数字も違うかと思った、

 

洋介「俺の言う番号を押してほしい、まずは・・・」

 

俺は携帯の電話番号をコハクに1つずつ伝える、

 

コハクはボタンを押しが初めは押した時の機械音でびっくりする、

 

だが慣れたようで後半は戸惑いもなく押す、

 

そして11桁の番号を入れる、

 

洋介「そしたら受話器をさっきと同じように耳元に近づけるんだ、」

 

コハクは頷いて受話器を耳に当てる、

 

そしたら俺の携帯の着信音がなる、

 

着メロはシンフォニアのstarry Heavens、

 

残念ながら永遠の明日ではない、

 

他にもテンペストのVSやアビスのカルマなどが着メロである、

 

コハクは着メロを聞いてビクッとなって可愛い、

 

俺は携帯を取り出して、

 

洋介「もしもし、」

 

コハク「よ、洋介・・・」

 

そんな心配そうな顔をするな、

 

洋介「電話がかかって来たらもしもしと聞くんだ、その後家名を言えばいい、ここの場合は葉杉ですと言えばいい、」

 

コハク「う、うん、は、葉杉です、」

 

洋介「そうそう、大体は上出来だ、受話器を元に戻していいぞ、」

 

コハクが受話器を元に戻した、

 

俺も携帯をしまった、

 

洋介「ここに俺の番号を書いて置いておくから明日から何かあったらこれで連絡をほしい、」

 

コハク「うん、わかったよ、」

 

洋介「どうした?元気ないが、」

 

コハク「本当に私の知らない世界なんだなって、」

 

洋介「不安か?」

 

コハク「うん、いつ帰れるのか、それに洋介にいっぱい迷惑かけてるし、」

 

ここまで思いつめていたのか、

 

ゲームと違って感情や思考がすごく多彩になってる、

 

ゲームのような選択肢なんてない、

 

俺に気の利いたことは言えるのか?

 

洋介「迷惑だと思うならこの家の掃除を手伝ったり一緒に飯を食べてくれないか、俺は一人暮らしだし、」

 

コハク「洋介のお母さんは?」

 

洋介「別のところで親父と一緒に過ごしてる、この家は死んだ祖父の家だ、」

 

コハク「喧嘩でもしたの?」

 

洋介「いや、俺が勝手に出て行っただけだから、たまに顔を見せに行くしここにもたまに来るから、」

 

俺は時計を見る、

 

9時を示していた、

 

少し時間をかけすぎたな、

 

洋介「俺は出かける準備をするからコハクは残りを食べてくれ、」

 

俺はそういい自室に向かった、



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

ショッピングタイム

俺が自室からマイカーの鍵と財布を持ってリビングに戻るとコハクは食事を終えていた、

 

俺は食器を台所に持って行き食器を洗う、

 

コハク「私も手伝うよ、」

 

洋介「いや、大丈夫だ、」

 

そこまで多くないし洗面台は1つしかない、

 

食器乾燥機に入れればあとはOK、

 

文明って便利だね、

 

つくづく思う、

 

食器を洗い終えて手を拭き、

 

洋介「コハク、外の出るから玄関に行くぞ、」

 

コハク「うん、」

 

俺らは玄関に向かう、

 

昨日は大変だったな、

 

靴のままリビングにコハクがいたから床が土で汚れた、

 

ここでは靴は脱いで入ること伝えると驚かれた、

 

アメリカとかでは靴のまま入るところもあるがここは日本だ、

 

日本の常識でいかせてもらう、

 

玄関の来て靴を履く俺とコハク、

 

足綺麗だな、

 

足フェチではないが思わず見てしまう、

 

コハク「どうしたの?」

 

コハクが不思議そうに聞いて来た、

 

俺は正直に答える、

 

洋介「足が綺麗だなって、」

 

するとコハクはみるみると顔を赤くする、

 

コハク「恥ずかしいからあまり言わないで、」

 

ゲーム内ではシングが可愛いとか綺麗とか言いまくっていたな、

 

今ならその気持ちはわかる、

 

それに恥じらう姿が可愛いな、

 

洋介「さてと、外に出るぞ、」

 

コハクは小さく頷く、

 

まだ顔が赤いな、

 

まぁばかすかと綺麗だの可愛いだの言うと女慣れしていると思われるな、

 

一応は彼女はいたけど別れたからな、

 

俺は2つあるうちの車庫に行きシャッターを1つ開ける、

 

コハクは初めての外のせいなのか周りをキョロキョロと見渡している、

 

そして俺のマイカーを見て、

 

コハク「なにこれ?」

 

そう言う、

 

ただの軽自動車、

 

燃費はまぁまぁいい方、

 

もう1人の方はマイクロバスである、

 

だいたい25人は乗れるかな?

 

乗せたことないからわからない、

 

洋介「車という奴だ、この世界での移動手段の1つだ、」

 

コハク「クルマ・・・」

 

コハクが車をまじまじと見る、

 

俺は車の鍵を開ける、

 

そして先に助手席の扉を開ける、

 

洋介「コハク、こっちに乗ってくれ、」

 

コハク「私が先に乗るの?」

 

戸惑うコハクだが素直に乗る、

 

俺はシートベルトを伸ばして、

 

洋介「この金具をお尻の横にある赤色の隙間に入れてくれ、」

 

コハクに渡すがコハクはワタワタしている、

 

どこになにがあるかわかっていないようだ、

 

仕方ない、

 

洋介「失礼、」

 

俺は身を乗り出した、

 

コハク「よ、洋介!?」

 

驚くコハクだが俺は気にせずシートベルトを伸ばして止める、

 

洋介「ここにこうすればいい、」

 

終わった後に言うが驚きのあまり放心状態である、

 

まぁいいか、

 

俺は反対側の運転席に入りシートベルトを止める、

 

そして鍵を差し込みエンジンをかける、

 

エンジン音と少しの揺れがコハクを心配にさせる、

 

コハク「洋介!揺れたよ!揺れたよ!」

 

俺の服の裾を引っ張るコハク、

 

洋介「大丈夫だ、車は初めはこうやって音を立てて揺れるものだ、」

 

俺は車をゆっくりと動かす、

 

コハク「動いた!」

 

まるで子供のように言う、

 

車庫から出ると一度車を止めて外に出る、

 

車庫を閉めないとな、

 

車庫を閉めてからもう一度車に乗り再び動かす、

 

コハク「馬車と違う、あまり揺れてない、」

 

道路が舗装されているからな、

 

向こうでは舗装されているのは街くらいだろう、

 

俺は少しずつスピードを上げる、

 

コハク「洋介!速いよ!」

 

洋介「怖いか?」

 

コハク「うん!」

 

俺はスピードを緩める、

 

車を怖がられたら今後の移動が難しくなる、

 

洋介「これくらいでいいか?」

 

コハク「うん、ありがとう、ごめんね、」

 

洋介「いいんだ、初めて見たし初めて乗ったからな、初めは慣れてもらうよ、」

 

俺はCDプレイヤーのボタンを押す、

 

今入っているのは名探偵コナンのCDか、

 

倉木麻衣とかgarnet crowとかZARDとかいい歌あるからな、

 

コハクが車内を見渡す、

 

コハク「どこからか歌が聞こえる、」

 

なにも知らないで聞いたら怖いことだが理由はわかる、

 

洋介「音楽や歌を聴く道具だ、」

 

コハク「そんなものまであるんだ、」

 

コハクは曲に耳を傾けた、

 

今思うとゲームでは街に入ると音楽が流れるけど本当は人の話す声や物音だけなんだよな、

 

珍しいんだな、

 

街に近づくにつれて車が増えてくる、

 

と言っても平日の出勤時間が終わった後だからそこまで多くない、

 

コハク「洋介!おっきい壁がいっぱいあるよ!」

 

洋介「ビルと言ってな、あそこの中に人が入って仕事をするんだ、」

 

コハク「お仕事する場所なんだ、魔物がいないからどんなお仕事があるの?」

 

洋介「この中ではほとんどが書類を片付けるデスクワーク、そして清掃員といってビルの中を掃除する人、別のところではこのビルを建てたりビルの設計をしたりビルの材料を作ったりと色々な仕事がある、」

 

コハク「すごい、」

 

コハクは外を見渡す、

 

しばらく走る、

 

その間にコハクのあれなにこれなにが止まらなかった、

 

 

 

目的の場所についた俺ら、

 

駐車場に止めてコハクに降りるように促す、

 

洋介「ここが服屋だ、」

 

レディースの服を扱う薫の店、

 

マッチョパピヨン、

 

正直薫のネーミングセンスはどうかと思う、

 

入るのに戸惑う、

 

その時、

 

「洋ちゃ〜ん!」

 

俺はゾッとした、

 

店の入り口からゴツイ体でワンピースを着た男がやってきた、

 

「待ってたわよ!」

 

コハク「ヒッ!」

 

コハクが俺の後ろに隠れる、

 

正直俺が隠れたい、

 

洋介「薫、頼むから普通の服を着てくれ、」

 

薫「あら〜、これが私の普段着だって電話でいったじゃない〜い、そ・れ・に・下着も気合入れたのよ、見たい?」

 

洋介「見ない、」

 

薫「それは残念ね、またの機会でいいわね、」

 

もう一度ないこと祈る、

 

コハク「洋介!この人変だよ!男の人なのに女の人の服着てる!筋肉むきむきなのにワンピース着てる!」

 

薫「あら失礼ね、筋肉があっても可愛い服着るわよ、」

 

コハク「男の人は着ないよ!」

 

薫「男でも心は乙女なのよ、」

 

ほのぼのする会話だな、

 

洋介「コハク、彼がさっき電話で話した剛田薫、薫、コハクに服を新調してほしい、」

 

薫「いいわよ、他ならぬ洋ちゃんの頼みだからね〜、コハクちゃん、洋ちゃんと一緒に入ってきて、」

 

薫は店に戻っていった、

 

コハク「大丈夫なの?」

 

洋介「薫はあんなんだけど信用できる人だ、入るぞ、」

 

俺はコハクの手を引いて店に入った、

 

 

 

コハク「これが全部洋服・・・」

 

コハクは店の中の服の量に圧倒している、

 

まぁ俺も初めは圧倒したけどな、

 

レディースの量が半端ないくらい多い、

 

スカートからズボン、

 

ハーフパンツからタートルネック、

 

ブラからパンツまで、

 

男には縁のない空間、

 

完全に女性一色の場所、

 

薫「さぁコハクちゃん、まずはこれを着てみて、」

 

薫が唐突に洋服を渡してきた、

 

夏が近いためのせいか渡したのはホットパンツとタンクトップ、

 

ただ肌を出しすぎだ、

 

買ってもいいけどこの組み合わせは無いと思う、

 

コハクは受け取るも俺と薫を交互に見る、

 

洋介「試着室はあっちだ、あのカーテンの中で着てくれ、着たら一度俺と薫に見せてくれないか、」

 

コハクは頷くと試着室に走っていった、

 

それを見届ける俺ら、

 

薫「さて、洋ちゃん、説明してくれるかしら、なんでコハク・ハーツちゃんがいるのかしら?」

 

バレてたか、

 

洋介「コスプレイヤーだと思わなかったのか?」

 

薫「その可能性を考えたわ、でもそれは無いとわかったわ、完璧すぎるのよ、声から仕草、髪の長さから服まで、コスプレイヤーはどれか抜けているものよ、絶対に本人になれないわ、それに私を見てもあの反応よ、普通ならコーデしてくださいと頭を下げるのに久しぶりだったわ、あんな反応するのは、」

 

洋介「探偵にでもなれば、」

 

薫「いやよ、私は女よ、」

 

探偵に男も女も無いがな、

 

洋介「そうだ、あの子はコハク・ハーツ、テイルズオブハーツのヒロインだ、」

 

俺は昨日の監視カメラの映像を薫に見せる、

 

薫「小説やアニメの中だけかと思っていたわこんなこと、」

 

それが当たり前の反応だわな、

 

薫「でもよかったわね、大好きなコハクちゃんが来て、」

 

洋介「薫、確かに好きだけどそれはキャラとしてだ、」

 

薫「でも満更じゃ無いわよね、」

 

ぐうの音もない、

 

確かに俺はコハクが好きだがそれはゲームのキャラとしてだ、

 

実際に出会うと恋愛感情なのかそれともお気に入りという意味なのかわからない、

 

薫「もしかしたら他にも来るかもね、もしユーリ・ローウェルが来たら紹介して、あの胸板に抱きしめられたいわ、」

 

洋介「できれば厄介ごとは来て欲しくないな、」

 

そんな会話をしていると、

 

コハク「お、お待たせ、」

 

コハクが戻ってきた、

 

俺はコハクを見ると直ぐに目をそらした、

 

ホットパンツの所為で太ももが眩しい、

 

俺は足フェチじゃないはず、

 

なのに視線が太ももに行く、

 

更に上は体を隠しているだけだが薄着のせいでラインがわかってしまう、

 

薫、

 

これを狙っていたのか?

 

まさか俺のツボに入るとは思わなかった、

 

流石コーデのオトメ、

 

薫「似合っているわよ、洋ちゃんもちゃんとコハクちゃんを見てあげないと、」

 

薫、

 

絶対に楽しんでいるだろ、

 

コハク「似合っていないかな?洋介?」

 

なぜに俺に聞く!?

 

俺はコハクを見る、

 

うん、

 

妙にエロさがある、

 

洋介「似合っている、」

 

コハク「よかった、」

 

コハクが安心した、

 

薫「次はこれよ、」

 

次はプルオーバーとあまり長くないスカート、

 

コハクは着替えに向かった、

 

洋介「薫、ワザとか?」

 

薫「私のお仕事は女を綺麗にさせる事よ、悪いことはしていないわ、」

 

そう言われるとなにも言い返せない、

 

コハクが帰ってくる、

 

ダボっとしていて可愛いな、

 

足は・・・少し出ているな、

 

だがほんの少し脛あたりが見る程度なのに、

 

薫が俺の耳元で、

 

薫「焦ったさを感じるでしょう?美脚の人じゃないとできない技なのよ、」

 

やられた、

 

薫の策略だったのか、

 

確かに足をもっと見たいという気持ちにかられる、

 

 

 

その後も薫の服を着ていくコハク、

 

あいつのコーデは完璧すぎる、

 

コハクも最後は少しノリノリだった、

 

薫「洋ちゃん、たくさん買ってありがとうね❤️」

 

薫が投げキッスをしてきた、

 

洋介「こっちもすまんな突然、」

 

薫「いいのよ、持つべきは親友よ、」

 

そう言って薫は接客に向かった、

 

コハクはなぜかベアトップにデニムパンツ、

 

露出高いって、

 

コハク「動きやすいよ、」

 

俺はそんな格好で動き回られたくない、

 

周りの男どもがコハクを凝視しているじゃないか!

 

俺はコハクの手を繋いで急いで車に乗った、

 

コハク「洋介?どうしたの?」

 

洋介「急がないと昼食に間に合わないからな、」

 

嘘です、

 

周りの男にこの姿のコハクを見せたくないだけです、

 

すいません、

 

俺は車を走らせた、

 

次は雑貨屋だな、

 

 

 

 

 

 

 

雑貨屋ではスムーズに買い物が終えた、

 

真昼間からたむろっている人なんていないからな、

 

店員がコハクをチラチラ見ていたくらいかな、

 

俺?

 

もちろんチラチラと見ていた、

 

 

 

昼食はファーストフード店、

 

マクドナルドにお世話になった、

 

注文するときなにがいいかわからないから俺におススメ聞いてきたな、

 

残念ながら俺はよく来るわけじゃないから分からないしか言えなかった、

 

店員にオススメを聞いたらビッグマックのセットと言われた、

 

とりあえずそれを頼む、

 

セットが2つ店員が持ってきたためそれを持って席に着く、

 

コハクは具沢山のビッグマックを頑張ってかぶりついている、

 

テイルズの世界にハンバーガーってあったっけ?

 

だから躊躇なく食べれるのか、

 

口元をソースで汚しながら食べるコハクに思わず笑みがこぼれる、

 

俺はおしぼりを渡して口を拭くようにいうと恥ずかしそうに拭いた、

 

真っ赤にしながら、

 

 

 

 

帰宅したら一気に疲れが襲ってきた、

 

だがまだ教えることがある、

 

俺はコハクに風呂の使い方を教えた、

 

蛇口をすでに見ているため覚えるのは簡単だった、

 

 

 

 

夜、

 

コハクは入浴後パジャマに着替えていた、

 

なぜキャミソールをパジャマに?

 

今度の休みはパジャマを買うか、

 

そう決心した、




女性の服なんてわかんないよ、

調べていたけど職場の休憩中だったため隠しながら調べたよ、

コーデ?

とりあえず合いそうなので選んだよ、

実際に合わなかったらすいません、


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

また面倒ごとか、

翌日俺は職場に来た、

 

コハクにはまた夜に出歩くこと伝える、

 

昼間1人で出たらなにが起きるかわからない、

 

更に戸籍もない、

 

保険証もない、

 

病気にはなれない、

 

コハクは素直に頷いてくれたがこれじゃあ監禁していることになる、

 

だからって長い間休暇なんて貰えない、

 

ただでさえ昨日急に休んだのに、

 

洋介「おはようございます、」

 

俺が挨拶して入ると、

 

「洋介先輩おはようございます!」

 

元気な奴の声が聞こえた、

 

俺はそっちの方を見る、

 

俺より背の低い女性が俺の所に来た、

 

髪は肩まで伸ばされておりなぜか服には世界征服と書かれている服を着ている、

 

洋介「雛鳥、おはよう、」

 

彼女は雛鳥飛鳥(ヒナドリ・アスカ)、

 

俺以外の皆はヒナと呼んでいる、

 

この会社のマスコットみたいなポジション、

 

ただ、

 

本人は頭がいい、

 

良い意味で、

 

そのせいでいじめがあった、

 

その時俺がお節介を働かせたためいじめはなくなり懐かれた、

 

今では後輩だがゲームのシナリオ制作を担当するという俺より出世した、

 

洋介「元気だな雛鳥、」

 

飛鳥「先輩は少し嬉しそうですね!何かいいことあったんですか!?」

 

図星を突かれた、

 

顔に出ていたのか?

 

洋介「まぁ色々とな、」

 

飛鳥「もしかして昨日のお休みでですか?」

 

鋭いな、

 

洋介「そんな所だ、」

 

俺は自分のデスクに座る、

 

「葉杉、」

 

次は男の声、

 

洋介「長谷川課長、昨日はありがとうございます、」

 

長谷川「いやいいってことよ、それよりこれを見ろ、」

 

課長は俺にスマホを見せてきた、

 

俺はそれを覗くと、

 

固まった、

 

昨日の買い物姿が撮影されていた、

 

謎の美少女現る、

 

見出しは最悪だな、

 

美少女があのコーデのオトメの剛田薫の元に男と一緒に入る、

 

男は不細工である、

 

余計なお世話だ!

 

メガネは瓶底眼鏡のキモオタ!

 

絶対に俺を貶したいだけだろ!?

 

それよりなぜオタクと断定した!?

 

嫉妬か!?

 

これを書いた人は嫉妬しているのか!?

 

美少女を追いかける、

 

わざわざ言わなくてもいい、

 

雑貨店にマック、

 

まるでデートである、

 

リア充死ね、

 

私情挟みすぎだろ、

 

この美少女はゲームのキャラクターに似ているのは気のせいか?

 

できれば一生気がつかないでくれ、

 

コハク・ハーツであることを、

 

長谷川「この男はお前だな?」

 

洋介「はい、」

 

長谷川「あまりプライベートの事は聞かないつもりだがお前の恋人か何かか?」

 

洋介「違います、」

 

長谷川「そうか、わかった、」

 

そう言って戻っていった、

 

飛鳥「先輩恋人できたんですか!?」

 

次は雛鳥だ、

 

洋介「いないって、」

 

飛鳥「どんな人ですか!可愛いですか!?綺麗ですか!?おっぱい大きいですか!?」

 

なぜにイニシャルDのイツキの言葉のまくし立て方、

 

洋介「可愛いな、脚も綺麗だったし、胸はほどほどかな、」

 

なぜかショックを受けている雛鳥、

 

飛鳥「先輩が人をベタ褒め、私もされたことないのに、」

 

洋介「何言っている、雛鳥は可愛いだろ?」

 

飛鳥「本当ですか!?」

 

洋介「嘘ついて何になる?」

 

飛鳥「えへへ、」

 

なんか立ち直った、

 

そんなこんなで仕事を始めた、

 

 

 

 

夜、

 

家に帰る、

 

洋介「ただいま、」

 

コハク「お帰り、」

 

なんかいいな、

 

ただいまって言うとおかえりって言ってくれるって、

 

コハクは今日どんなことがあったか話し出した、

 

食事は俺が作って置いておいたチャーハンと野菜サラダを食べた、

 

それ以外は家の裏の無駄に広い庭に出て森の入り口まで歩いた事、

 

それは楽しそうに話している、

 

食後俺とコハクは夜の街に出た、

 

コハク「昼間と違って眩しいね、」

 

洋介「そうだな、」

 

俺らは夜の街を走った、

 

 

 

簡単なドライブの後俺は風呂に入った、

 

コハクが来て3日、

 

特に激変したわけじゃない、

 

でも楽しくなった、

 

たった1人増えただけでここまで変わるのか、

 

風呂から出る眼鏡をリビングに置きっぱだったな、

 

家の間取りが把握しているから眼鏡なしで歩けるが外はきけんだ、

 

服を着てリビングに向かう、

 

コハク「洋介、お風呂おわっ・・・」

 

コハクの言葉が途中で切れる、

 

俺は眼鏡を探してかける、

 

机の上から移動してなくてよかった、

 

洋介「コハク、風呂は終わったから入ればいい、」

 

コハクを見るが顔を真っ赤にさせている、

 

風呂に入ったわけじゃないのに、

 

コハク「洋介ってカッコいい?」

 

洋介「自分の顔は自分がよくわかっている、俺がかっこいいわけないだろ、」

 

嬉しいことを言われているがもし言われてもお世辞と流している、

 

コハクが近づいてくる、

 

そして眼鏡を外される、

 

洋介「コハク?」

 

コハク「やっぱりかっこいいよ、洋介はかっこいい、」

 

視界がぼやけているがコハクがいることは間違いない、

 

コハクが眼鏡をかけてくる、

 

顔が近い、

 

コハク「自身を持って、」

 

洋介「・・・わかった、」

 

コハクの言葉に有無を言わさない迫力がある気がする、

 

俺はそう返事をしなければならなかった、

 

 

 

 

 

そんな生活を始めて4日後、

 

コハクには特に変化はない、

 

戻る気配もない、

 

この前の休みはまた街に出て歩き回った、

 

今度はパジャマを買った、

 

可愛らしいピンクのパジャマ、

 

その日の夜にそれを着た、

 

可愛かった、

 

そして今日も俺は玄関の扉を開ける、

 

洋介「ただいま、」

 

今では日課になったただいまを言う、

 

だが今回は返事がなかった、

 

外に出ているのか?

 

そう思ったら、

 

コハクが走って来た、

 

慌てているな、

 

コハク「洋介大変!」

 

洋介「どうした?」

 

コハク本人は特に外傷はないな、

 

コハク「急いで来て!」

 

コハクがリビングに走っていった、

 

俺も靴を脱いでリビングに小走りで向かう、

 

リビングに入ると、

 

穴、

 

穴、

 

穴、

 

上手に型取りしたかのように人型の穴が壁に空いている、

 

修理費、

 

いくらかかるんだろうか、

 

それ以前どうやったらこんな穴が空くのか尋ねられたら説明できない、

 

そして、

 

「いてててて、」

 

おそらく穴を空けた本人は床に座り込んで頭をかいている、

 

うん、

 

この人型の穴でわかっていたけど、

 

洋介「コレット・ブルーネル、」

 

シンフォニアのヒロイン、

 

神に愛されたドジbyしいな、

 

コレットがいた、

 

コハク「洋介、やっぱり・・・」

 

洋介「コハクの思っている通りコハクと同じようにゲームから来たみたいだ、」

 

また面倒ごとか、

 

もし神がいるのなら俺になにして欲しいんだ?

 

コレット「あっ、ごめんなさい、壁に穴開けちゃって、」

 

洋介「気にするな、もう空けなければいい、」

 

向こうで神に愛されたドジだろうけどここではそれは日常生活に支障があるぞ、

 

まぁ、記念に残して置くか、

 

洋介「コレット・ブルーネルで合っているか?」

 

コレット「うん、あれ?私お名前言ったっけ?」

 

洋介「その事で説明するけどその前に飯にするか、すまないが2人はそこに座ってくれないか、」

 

今は頭の整理がしたい、

 

コハク「洋介、手伝うよ、」

 

洋介「コハクはブルーネルの話し相手になって欲しい、1人知らない場所に来たから心細いだろう、コハクも最初はそうだっただろ?」

 

コレット「私のお名前コレットでいいよ、」

 

ゲームと同じマイペースぶりだな、

 

コハク「うん、わかった、」

 

コハクがそう返事をしたので俺は台所に向かう、

 

 

 

 

 

 

コハクに最初に出したミートソースパスタでいいか、

 

サラダとスープもつけて、

 

コハクには味噌キュウもつけるか、

 

それにしてもコハクが来て1週間後にコレット、

 

まさかまた来週来るのか?

 

今日は月曜日

 

何か特別な日か?

 

俺は料理をリビングに持っていくと、

 

コレット「それでね、ロイドはいつも私が転びそうになると助けてくれるんだ、」

 

コハク「コレットにとってロイドさんは王子様なんだね、」

 

コレット「そ、そうかな、」

 

コハク「そうだよ、コレットはロイドさんのこと好きなんだね、」

 

コレット「う・・・うん、」

 

コハク「私、応援するよ、」

 

すごく仲良くなってる、

 

さすがガールズトーク、

 

洋介「持って来たぞ、」

 

コハク「洋介、ありがとう、」

 

コレット「洋介さん、ありがとう、」

 

コハクに名前を教えてもらったのか?

 

洋介「コレット、さんはいらない、」

 

コレット「じゃあ洋介、」

 

俺は料理を置く、

 

洋介「コレット、食いながら簡単に説明するぞ、」

 

俺は説明をした、

 

理解してくれるか心配だ、

 

俺はここがシルヴァラントではない事、

 

そしてコレットはゲームという作り物の中の事、

 

難しく説明してもわからないからどう説明していいのやら、

 

そして、

 

コレット「それじゃあ私は帰れないの?」

 

洋介「帰り方がわからないと言ってくれ、もしわかったらすぐに帰したい、俺からも1ついいか?」

 

コレット「なぁに?」

 

洋介「神子の信託は来たか?」

 

俺は重要な事を聞く、

 

コレット「あっ、私が神子だって知ってるんだね、でもまだ来てないよ、」

 

まさかコハクと同じ本編前のコレットか、

 

洋介「コハク、コレットに旅の終わりを見せてもいいと思うか?」

 

コハク「私はいいと思うけどなんで私に聞くの?」

 

シンフォニアは世界を救う話なのだがコレットにとって過酷な旅だった、

 

誘拐、自称父に裏切られる、味覚感触熱そして言葉が失う、感情も失う、謎の病気で結晶化しかける、そして世界再生に失敗扱いされてシルヴァラント中の人に非難される、

 

ピーチ姫も真っ青だな、

 

それを見せるのか?

 

確かユニゾナントパックがあったな、

 

PS3を取り出さないとな、

 

俺は食事を急いで食べ終わらせて自室に戻った、

 

先に、

 

俺はあるところに電話をかけた、

 

薫「もしもし洋ちゃん?」

 

洋介「薫、すまないが明日俺の家に来てくれ、」

 

薫「どうしたの?」

 

洋介「コレット・ブルーネルが来た、」

 

薫「あら、シンフォニアのヒロインちゃん?洋ちゃんモテモテね、」

 

洋介「それでコレットの服を見繕って欲しい、」

 

薫「OKよ、お題はお金かベットで・・・」

 

洋介「金で払う、」

 

薫「もぉ〜行けず、」

 

そう言ってきられた、

 

俺はPS3を取り出してシンフォニアユニゾナントパックを持ってリビングに戻る、

 

コハク「なんかすごいもの持って来たね、」

 

コレット「それ何?」

 

コハクは俺の自室に入らせていないから知らないわな、

 

洋介「これもゲーム機だ、」

 

俺は配線を繋いでいく、

 

そしてTVをつける、

 

コレット「わっ!?何か動く絵が出てきた、」

 

洋介「まず向こうと違ってこっちはこういった機械が普及されている、」

 

コハク「すごいよね、遠くの事まで映されるんだよ、」

 

俺はPS3の電源を入れる、

 

最後にやっていたゲームってなんだろうか?

 

サイコブレイク・・・

 

ナイトメアは死んだ、

 

役2撃で死ぬ、

 

悪夢モードなんてマゾの極みだろ、

 

コハク「洋介、何か怖いよ、これ、」

 

コレット「この人痛そう、」

 

セバスチャンが有刺鉄線で顔を巻かれている姿にそれぞれの反応を見せている、

 

俺はディスクを取り出してシンフォニアを入れる、

 

どこまで進めていたのか、

 

・・・うん、

 

最終バトル前だ、

 

ユグドラシルと戦う前、

 

そこでセーブしたんか、

 

PS2ならあるかな?

 

まぁいいか、

 

コレット「ロイドだ!」

 

コハク「すごく赤いね、」

 

パーティーはロイド、リフィル、ジーニアス、ゼロス、

 

コレットを入れたいけど光属性効果ないんだよな、

 

難易度はノーマルでいいか、

 

俺は戦いに向かった、

 

あっという間だった、

 

レベル全員カンストしている、

 

これで負けるやつはいないだろう、

 

確かもう一戦あったな、

 

まぁ簡単に倒したが、

 

コレット「みんなすごい!ロイドすごく強くなってる!」

 

当たり前だろ、

 

物語の終盤だからな、

 

序盤のままここに来ても意味がない、

 

そしてエンディング、

 

ロイドの天使化、

 

そしてロイドの母のアンナのエクスフィア・・・いや、

 

クルシスの輝石か、

 

そしてマーテルの元に向かい世界樹の名前を言おうとして終わった、

 

コハク「コレットは天使なんだ、」

 

洋介「元は今と同じ人間だがクルシスに輝石を持って生まれてそれを埋め込み特別な事をするとああなる、ちなみにコレットの胸あたりにあるのがクルシスの輝石、」

 

俺はコレットを見る、

 

見事に埋め込まれている、

 

コハク「痛そう、」

 

コレット「痛くないよ、」

 

まぁそのかわり珍しい病気にかかるんだよな、

 

コレット「世界は救われるの?」

 

洋介「そうだな、コレットゲームやってみるか?どんな旅をするかわかるから、」

 

コハク「洋介、いいの?」

 

洋介「壊さなければ大丈夫だろう、」

 

コレット「いいのかな?」

 

洋介「いいぞ、」

 

コレット「ありがと、」

 

洋介「コハク、明日仕事に行くけど明日薫が来てコレットの服を持ってくる、」

 

コハク「あの人が・・・」

 

何か不安そうな顔だな、

 

洋介「代金は後で払うから、コハクは薫の対応とコレットの側にいて欲しい、」

 

コハク「いいよ、洋介、私もして見たい、」

 

洋介「ゲームか?」

 

コハク「うん、私もどんな旅をするのか気になるの、」

 

コレットにゲームをしてもいいと言った手前断れないな、

 

それに暇つぶしになるからな、

 

洋介「わかった、明日渡しておくよ、でもあまり長くゲームするなよ、目を悪くする、」

 

コレット「目が悪くなるの?」

 

洋介「そうだ、だからほどほどにな、」

 

コレット「わかった、」

 

こうして家族が増えた、




やっとコレットが出せた!

長かった、

説明が変だったら報告お願いします、


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

番外編 夏祭りロングスキット

また番外編、


洋介「明日は夏祭りか、」

 

コハク「お祭り?」

 

洋介「そうだ、屋台が出て食べてよし、遊んでよしのところだ、」

 

コレット「面白そう!」

 

洋介「行くつもりだしみんなで行くか?」

 

コハク「うんうん!行こう!」

 

A「どうやら私達のいない間に勝手に決まりましたね、」

 

HR「まぁ祭りってことはうまいもんや酒も出るんだろ?」

 

A「あなたはそれが楽しみのようですね、」

 

HR「まぁな、戦いから身を引いたら残るのはただのオヤジなだけだ、だから今は楽しまないとな、」

 

洋介「老けるなよ、」

 

 

 

翌日、

 

洋介「そいつはどこから見つけてきた?」

 

コレット「薫さんがどうぞってくれたの、」黄色浴衣

 

洋介「薫、浴衣なんて持ってたのか?」

 

A「あの人もなかなかいい趣味しているではないですか、女の人しか興味ないと思っていました、」黒い浴衣

 

コハク「それは薫さんに失礼ですよ、」桃色浴衣、

 

HR「いやいや、俺に抱きついてくるようなやつだぞ、」灰色浴衣

 

コレット「愛情表現だよ、」

 

HR「そんな愛情はいらん、」

 

 

 

 

夏祭り会場、

 

コレット「洋介!あれ何!?」

 

洋介「りんご飴だ、おじさんりんご飴1本、」

 

HR「あれは焼きそばか?」

 

洋介「そうだ、家で食べるのとでは違うからな、」

 

A「あの雲みたいなのはなんですか?」

 

洋介「綿菓子と言って原理は知らないがザラメでできている、」

 

コハク「あのお魚何?食べられるの?」

 

洋介「金魚だ、あれは金魚掬いといって金魚をあの丸い物で掬う遊びだ、」

 

コハク「金魚救い?」

 

洋介「なんか漢字が違う気がする言い方だな、」

 

A「あれは銃ですか?」

 

洋介「射的だな、おもちゃの銃で景品に球を当てて景品をゲットするんだ、やってみるか?」

 

A「是非とも、」

 

 

 

 

A「いやー簡単に取れましたねー?」大量、

 

洋介「店員さん泣いてたぞ、」

 

コレット「洋介!あれって輪投げ!?」

 

洋介「そうだ、輪を投げて景品に入れたらゲットだ、」

 

コレット「やりたい!」

 

 

 

 

コレット「いっぱいだよー!」大量

 

洋介「コレット、どんな変化球を、なんで曲がるの?輪が?」

 

HR「これはフランクフルトか?1本くれ、」

 

洋介「こっちはどれだけ食べるんだ?」

 

 

 

 

コハク「洋介!花火だよ!」

 

洋介「もうそんな時間か、」

 

コレット「綺麗だね、」

 

A「これが風流というものですか、」

 

HR「酒がうまいな、」月桂冠

 

洋介「あんた呑んでばっかりだな、」

 

HR「向こうでは旅していたからな、こうやって一箇所にとどまっていることは無かったからな、」

 

洋介「そうか、ほどほどのな、車の中でゲロルなよ、」

 

HR「おう、」

 

 

 

コハク「花火、終わっちゃったね、」

 

洋介「そうだな、」

 

コハク「来年、」

 

洋介「ん?」

 

コハク「来年もまたみんなで来ようね、」

 

洋介「そうだな、また来年、みんなで、」




ほのぼのですね、

戦いから離れるとこんな感じですかね、


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

洋介の過去1

あれ?

まだ10話も行ってないのにお気に入りが28?

バイオブレイクは40話こえてやっと40なのに、

なんでだろう?


コハクside

 

朝目が覚めると横にはコレットが寝ていた、

 

そっか、

 

昨日コレットが私と同じくやってきて一緒に寝たんだ、

 

プラチナブロンドの綺麗な長い髪の女の子、

 

洋介はもう起きてるかな?

 

私は私服に着替えて部屋を出た、

 

時間は7時、

 

明るいから朝の7時だね、

 

洋介は台所だね、

 

私は台所に向かう、

 

台所では洋介が料理を作っている、

 

朝から頑張っているね、

 

私もお料理はできるけどまだ洋介が危ないからとさせてくれない、

 

あのこんろっていうのは火の調節ができるんだよね、

 

村では竃で作ってたから火が調節出来るのってすごいよね、

 

コハク「洋介、おはよう、」

 

私が挨拶をすると洋介が手を止めて私の方を見て、

 

洋介「おはようコハク、まだかかるから待っててくれ、」

 

ぶっきらぼうに言うけど優しさが滲み出ている、

 

でも今回は引けない、

 

毎日私の料理を出してくれている、

 

今日はコレットの分も作っている、

 

私が手伝わないと洋介が大変になっちゃう!

 

コハク「私も手伝う!洋介が大変だもん!」

 

洋介「気持ちだけ受け取るよ、」

 

むむ!

 

ここで引かないもん!

 

コハク「家族は助け合うものだよ!洋介だけが負担したらダメだよ!」

 

お願い!

 

これで折れて!

 

洋介「そこまで言われたら手伝ってもらうか、包丁は使えるな、」

 

コハク「うん、」

 

洋介「火の担当は俺がするからコハクは野菜などを切ってくれ、」

 

やった!

 

洋介からお仕事貰えた!

 

私は目の前にある包丁と野菜達を見る、

 

包丁は私の家で使っている包丁より斬れ味ありそう、

 

私は包丁を持ち野菜を切った、

 

 

 

 

料理の盛り付けも終えて改めて見ると結構な量になってる、

 

3人前だもんね、

 

これからは私も手伝わないと!

 

洋介「ありがとう、少し時間ができたから仕事の準備をしてくる、」

 

洋介が自室に向かっていった、

 

まだこれから仕事をするんだ、

 

忙しいね、

 

それなのに私を毎晩車に乗せて街に出ているんだよね、

 

洋介のお休みっていつなんだろう、

 

私は料理をリビングに持って行った、

 

 

 

私はコレットを起こしに行った、

 

まだ寝てる、

 

気持ちよさそうに、

 

でもこのベットすごくフカフカで私もずっと寝ていたくなる、

 

コハク「コレット、朝だよ、」

 

私はコレットを揺さぶる、

 

コレットは少しモゾモゾ動いてゆっくりと身体を起こす、

 

コレット「おはようコハク、」

 

コハク「おはようコレット、ご飯できているよ、」

 

コレットは頷いた、

 

まだ眠たいのかな?

 

目がお船を漕いでいる、

 

私はコレットをゆっくりとベットから下ろして手を繋いで洗面台に連れて行った、

 

つい1週間前は私が洋介に教えてもらってたね、

 

蛇口を捻って冷水が出てきた、

 

少し冷たいからお湯を少し出してちょうどいい温度になった、

 

私がタオルを持って濡らしてコレットの顔を拭いた、

 

私がコレットの顔を拭く理由、

 

コレットが夜遅くに泣いていたから、

 

私も泣いていたからわかる、

 

その時は洋介が朝早くに温かいタオルを渡してくれた、

 

洋介「俺なりに帰れる方法を探すから我慢してほしい、」

 

そう言ってくれて私は前を向けた、

 

コレット「コハク、ありがとう、」

 

コレットが私を見てそう言ってくれた、

 

コレット「私、泣いてたの知ってたんだよね、ごめんね、心配かけて、」

 

コハク「大丈夫だよ、1週間前の私も泣いてたから、その時は洋介がタオルを渡してくれたの、」

 

コレット「洋介が?」

 

コハク「洋介ってああ見えてすごく優しいから、」

 

ぶっきらぼうだけど優しい、

 

それが洋介だもん、

 

 

 

 

リビングに行って少し冷めた朝食を私とコレットは食べた、

 

洋介はまだ準備しているのかな?

 

そう考えていると、

 

思い出した、

 

私とコレットのお昼の分がまだだった、

 

洋介は毎日作り置きしてくれた、

 

そんな時、

 

洋介「コハク、コレット、昼食を冷蔵庫に入れておいた、コハクがわかっているからコハクに聞いて一緒に食べてくれ、」

 

遅かった、

 

いつのまにか洋介が作っていた、

 

洋介「すまんが今から仕事だからもう出る、」

 

コハク「いってらっしゃい、」

 

コレット「お仕事頑張ってね、」

 

洋介は私らに見送られながら出ていった、

 

コレット「洋介頑張ってるね、」

 

コハク「うん、」

 

洋介すごいな、

 

なんでもそつなくこなしてる、

 

 

 

 

 

時計が10時を指した時に、

 

ピンポンと音がなった、

 

私は玄関の扉を開けると、

 

薫「はあ〜い、コハクちゃんおはよう、」

 

薫さんだ、

 

ちょっと苦手だな、

 

薫「洋ちゃんからコレットちゃんのお洋服を持ってきたわよ〜ん、」

 

そう言って大きなカバンを軽々と持ちながら入ってくる、

 

リビングに連れてくるとコレットが、

 

コレット「わぁ〜大きな人、」

 

薫「初めましてコレットちゃん、私は剛田薫、薫ちゃんと呼んでちょうだい、」

 

コレット「うん!薫ちゃん!」

 

薫「いい子ね、」

 

コレットはすぐに仲良くなった、

 

 

 

 

コレット用の服はすごく似合ってた、

 

スカートから短いズボン、

 

下着も可愛い、

 

薫さん男の人なのになんでこんなにも女の子の服に詳しいのかな?

 

薫「知りたいからよコハクちゃん、」

 

私の心を読んだかのように返事が返ってきた、

 

薫「私ね、洋ちゃんと出会う前は普通に男の服を着て普通にお仕事してたの、私ね、昔から女の子になりたかったの、可愛い服を着てメイクをして綺麗になりたかったの、でもね、成長するに連れてこんなに男らしくなっちゃって、」

 

そんな人いるんだ、

 

お兄ちゃんがもし女になりたいと言ったら私蹴り上げちゃうな、

 

薫「でも我慢できなくなっちゃってワンピース着てお化粧してみたの、結果はこうよ、私でもわかるくらい女の子らしくないでしょ、コハクちゃんもドン引きしてるのわかるわよ、」

 

コハク「うぅ、ごめんなさい、」

 

気付いてたの、

 

薫「いいのよ、それでそれを私に親に見つかってね、そしたら言われたの、気持ち悪い事するな、そんなことをさせるために育てていない、って、私はその格好のまま家を飛び出しちゃって公園で泣いてたの、女の子のように、」

 

真剣に話す薫さんはいつもと違う、

 

薫「前を通る人は汚物を見るような目で私を見て行ったわ、中には男の面汚しって言われたわ、柄の悪い男に絡まれて服もメイクもボロボロになった時に洋ちゃんが来たの、」

 

ここで洋介が登場したんだ、

 

薫「洋ちゃんね、柄の悪い人を投げ飛ばして追い払って私に向かって大丈夫と言ってきたの、こんな人を心配してくれてた、思いっきり泣いちゃった、」

 

洋介は昔も優しかったんだね、

 

薫「そして私は洋ちゃんに悩みを打ち明けたの、そしたら洋ちゃんね、こんなこと言ったの、女の子のことを知ればいいって、はじめはどういう意味かわからなかったけどね、説明してくれたの、女の子の好きな服から流行りの服、メイクの仕方、なんでも知ればいいって、誰にも負けず誰にも反論なんて言わせないくらい、そして認めてもらい絶対に口出しできないくらいに知ればいいって、その言葉で私は勉強したわ、周りは白い目で見てきたけど洋ちゃんが何度も助けてくれた、そして誰も文句言わせないくらい知識をつけたの、自分でお店を開いてお洋服も買い揃えたの、はじめはお客さんは来なかったわ、でも洋ちゃんが洋ちゃんのお母さんに頼んで私のお店を雑誌に掲載してくれたの、はじめは小さい記事だったけどそれが良かったのよ、少しずつお客さんが来て実績を積んで今があるの、洋ちゃんに出会わなかったら私はいなかったわ、」

 

洋介すごい、

 

薫「洋ちゃんは私の恩人なのよ、だから洋ちゃんの頼み事は断れないの、それに洋ちゃんの周りには楽しいことがいっぱいだから、」

 

薫さんは私を見てそんなことを言ってきた、

 

コハク「洋介はその時からあの眼鏡をつけてたの?」

 

薫「洋ちゃんの眼鏡?そうね、つけてたわよ、瓶底眼鏡、」

 

コハク「洋介はカッコいいですよね、」

 

薫「あらコハクちゃん、洋ちゃんの眼鏡なしの顔みたの?超激レアよそれ、」

 

激レアはよくわからないけどかなり珍しいんだね、

 

薫「洋ちゃんすごくイケメンだけどその代わりあの眼鏡を掛けないと私生活に影響を及ぼすほど目が悪いのよ、アラレちゃん並みなのよ、」

 

コハク「アラレちゃん?」

 

誰だろう?

 

薫「気にしないで、それで本人は眼鏡を外して鏡の前で見ても見えないから自分の顔がどれだけイケメンなのかわかっていないのよ、」

 

それだとあれだけカッコいいと言ってもいい返事がないわけだ、

 

薫「それにね、洋ちゃん17歳の時に恋人がいたのよ、」

 

私は驚いた、

 

それは初耳だった、

 

薫「でも洋ちゃんが言ってたけど嬉しくなかったって、」

 

コハク「なんで?」

 

少なからず私は嬉しい、

 

薫「その女はね、」

 

薫さんが女の子じゃなくて女って言った、

 

それほど憎いんだ、

 

薫「女同士の集まりをしてある遊びをしたんだって、そして負けたら洋ちゃんに告白するってやつ、当時の洋ちゃん学校ではキモいやつと煙たがられていたから、男友達はいたけどそれほど多くないんだって、」

 

あの洋介が、

 

信じられない、

 

薫「洋ちゃんはその女同士の会話を聞いていたから嬉しくなかったって、」

 

私も嬉しくないよ、

 

そんな遊び感覚で告白するなんて、

 

薫「洋ちゃんその女の告白はOKしたけど入れ込まなかったの、だって好きじゃなく遊びで告白されたもの、少しして女の方から一方的に別れたって、あなたみたいな気持ち悪い男に夢を見させてあげたんだから感謝しなさい、少しくらい貢ぎなさいって逆ギレされながら別れたの、洋ちゃんはわかりきっていたからなんとも思ってないけどそれが原因みたいでかっこいいと言われてもお世辞としか思えなくなったって、」

 

コハク「酷いよ、洋介をそんなに、」

 

薫「コハクちゃんの所はどうかわからないけどここではそれが当たり前なのよ、覚えておいたほうがいいわ、」

 

洋介、

 

薫「コハクちゃん、洋ちゃんをお願いね、コハクちゃんになら洋ちゃんを任せられるわ、洋ちゃんのために悩んでくれているんですもの、」

 

薫がそう言ってくれるけど私はできるかな?

 

コレット「おまたせ、これどう?」

 

コレットが着替えてやって来た、結構かかったね、」

 

薫「似合っているわよ、でもコレットちゃん、盗み聞きは感心しないわね、私が持って来ているお洋服はどれも着やすい物よ、初心者でも簡単に着れるものなのよ、」

 

えっ?

 

コレット盗み聞きしてたの、

 

コレット「えへへ、ごめんね、2人ともすごく真剣に話し込んでたから出るに出れなかったの、」

 

薫「もう〜、許しちゃう、」

 

コレット「やった〜、」

 

この会話絶対に盗み聞きした人の会話じゃないよね、

 

私は時間を確認した、

 

11時、

 

私はお昼の準備、

 

と言っても洋介の作った料理を温めるだけだけどね、

 

薫「コハクちゃん、洋ちゃんってお弁当派なのよ、」

 

突然薫さんがそんなことを言ってきた、

 

薫「私達でお弁当作ってみない?」

 

コハク「私達?」

 

薫「そうよ、コハクちゃんは洋ちゃんの役に立ちたい、コレットちゃんもそう思っているわよ、」

 

でも洋介はまだ私に火の使い方を教えてもらってない、

 

薫「火は私が一緒に見るわ、洋ちゃんの事だもん、危ないと言って火の周りの事はまだ教えていないわよね、」

 

コハク「うん、なんでわかったの?」

 

薫「洋ちゃんの事だもん、」

 

薫さん、

 

洋介の事すごく知ってる、

 

もしかして薫さん、

 

洋介の事好きなのかな?

 

薫「先に言っておくわよ、コハクちゃん、」

 

薫さんが真剣な顔をして私に声をかけた、

 

薫「私、結婚しているわよ、」

 

・・・

 

・・・

 

・・・

 

コハク「えっ?」

 

私はへんな声を出しちゃった、

 

コレット「薫ちゃん結婚してるの?」

 

薫「そうよ、これが私のマイハニーよ、」

 

薫さんが結婚している、

 

私は薫さんの携帯を見せてもらった、

 

すごく綺麗な女性が薫さんと一緒に写っている、

 

それに赤ちゃんも、

 

薫「3年前に結婚して去年子供が産まれたのよね、マイハニーの名前はアケミ、マイサンは男の子でヨウタロウよ、」

 

コハク「ヨウタロウ?」

 

薫「そうよ、洋ちゃんから貰ったのよ、本当は洋ちゃんに名付け親になって欲しかったのよね、でも洋ちゃんがはじめての子供にはちゃんと2人で考えなさいって怒られちゃったのよ、」

 

薫さんがあははと笑っている、

 

私は洋介から貰った名前より結婚していることが驚きであまり頭が追いついていない、

 

薫「さぁ、お料理するわよ、」

 

コレット「おー!」

 

私をよそに2人はキッチンに向かった、



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

職場に突撃しよう!

いつのまにかお気に入り30超えてる、

少し怖いです、

自分でもあまり面白くないと思っているのに、

なんでだろう、


コハクside

 

時間は11時30分、

 

洋介のお弁当が出来た、

 

中身はお楽しみだよ、

 

薫「それじゃあ洋ちゃんの職場に行きましょうか、」

 

コハク「突然行って大丈夫かな?」

 

洋介、

 

向こうにあまり迷惑かけないように事前に連絡しているもん、

 

薫さんの時もそうだよ、

 

薫「大丈夫よ、洋ちゃんは自分に迷惑がかかるのはあまり気にしないのよ、もし迷惑だと思っているのならあなた達をこの家に住まわせないわよ、」

 

たしかに、

 

薫「それじゃあ私の車に乗って、」

 

コレット「車?」

 

薫「馬のない馬車と思えばいいわ、」

 

コレット「そんなのがあるんだ!すごいね!」

 

薫「さぁ、行くわよ、」

 

薫さんが玄関に向かった、

 

コレットもノリノリについて行く、

 

私は洋介に渡すお弁当を持って2人の後について行った、

 

 

 

薫さんの車は洋介のと違って四角い形に近い、

 

洋介曰く車にはいろんな種類があるんだって、

 

洋介も全部は知らないって言ってた、

 

薫「この車の方がいろんなものがいっぱい入るのよね、」

 

薫さんの言う通り、

 

洋介の物よりいっぱい入る、

 

薫さんが扉を開けてくれた、

 

私とコレットは順番に中に入って行く、

 

中は物凄い量の服、

 

薫「出張サービスはたまにしかしないのよ、洋ちゃんはと・く・べ・つ❤️」

 

コレット「これが全部お洋服なんだ!」

 

コレットは洋服を見てキラキラしている、

 

薫さんが洋介と同じところに座り、

 

薫「ゆっくりと行くわよ、」

 

車を動かした、

 

コレット「わわっ!?動いた!」

 

あぁ、

 

私も初めはこんな反応だったなー、

 

薫さんが車の速さを早くして行く、

 

コレット「すごーい!」

 

コレットは窓の外を見ている、

 

私と違って速くても大丈夫みたい、

 

私は慣れるまで4日かかったよ、

 

薫さんは鼻歌交じりで動かしている、

 

しばらくして、

 

薫「着いたわよ、ここが洋ちゃんの職場、」

 

私は窓の外を見た、

 

小さいビル、

 

薫「小さいけどそこそこの会社よ、コハクちゃんとコレットちゃんのやってたゲームを作っているのよ、」

 

初めて知った、

 

洋介ゲーム作ってるんだ、

 

薫さんが中に入って行く、

 

私らもその後に付いて行く、

 

中に入ると薫さんが女の人と話している、

 

薫「葉杉洋介さんに面会に来たのだけど、」

 

女性は顔を引きつっている、

 

私もそうだった、

 

薫「あぁ、紹介がまだだったわね、私はマッチョパピヨンの店長の剛田薫よ、」

 

薫はなにかを渡した、

 

そしたら女性は顔色を変えて、

 

「あのコーデのオトメの薫様ですか!?」

 

薫様!?

 

コレット「薫ちゃんってすごい人?」

 

コハク「洋介曰く有名な人みたい、」

 

そう話していると、

 

薫「そうよ、葉杉洋介さんとは友達なのよ、今日はちょっと用があってここに来たのよ、それで、彼に会えるかしら?」

 

「はい!ただいま案内します!」

 

女性は立ち上がり歩いて行った、

 

 

 

 

階段を上がり2階に上がる、

 

中は涼しくて、

 

そしていっぱい机があった、

 

女性の案内で部屋の中に入ると一斉に視線がこっちの来た、

 

思わず薫さんの後ろに隠れた、

 

「誰だよ、カマなんて連れてくるなんて、」

 

誰かがそんなことを言ったけど、

 

「もしかして・・・薫様?」

 

薫「そうよ、マッチョパピヨンの薫よ、」

 

その瞬間、

 

『キャァァァァァァァ!!!!』

 

黄色い声が室内に響いた、

 

コレット「女の人ってすごい声出せるんだね、」

 

コレットだけ平常運転だね、

 

「薫様よ!」

 

「お願いします!私をコーデしてください!」

 

「ずるい!私もしてもらいたい!」

 

すごい人気、

 

「みんな!薫様は葉杉さんに用があるんです!邪魔したらダメですよ!」

 

案内してくれた女性がそう言うと、

 

「葉杉だって、あいつオタクのくせにカマと知り合いかよ、」

 

「それにしても後ろも女はレベル高いな、」

 

「後で声をかけようぜ、」

 

何か男の人が変な事言ってる、

 

「葉杉さんならそこにいます、」

 

女性の1人が指差した、

 

そこには耳の何かを入れながら四角い何かの前で指を動かしている洋介がいた、

 

すごく集中している、

 

私達に気がついていない、

 

薫「イヤホンしながらパソコンなんて器用ね、コハクちゃん、洋ちゃんにお弁当渡して来て、」

 

薫さんは私にそう言ってくるけど視線が私達に来ていてなかなか動く度胸が無い、

 

薫「女は度胸よ、」

 

そう言うと薫さんは私を前に出した、

 

うわー、

 

視線が痛い、

 

私はゆっくりと歩く、

 

コレット「コハク!頑張ってね!」

 

コレット〜、

 

他人事だと思って〜、

 

私を見てくる視線が怖い、

 

「あの子スゲー可愛いな、」

 

「だがなぜ葉杉に?」

 

「そう言えば先週SNSで葉杉と美少女が一緒にいたと書いてあったな、まさかあの子か?」

 

「葉杉先輩のお知り合いでしょうか?」

 

私は洋介の席まで来た、

 

洋介は私に気付いていない、

 

どうしようかな〜、

 

そうだ、

 

私は後ろからそっと洋介のメガネを外した、

 

洋介は驚いて耳にしているものを外して、

 

洋介「誰だ、いたずらする奴は、」

 

そう言って振り返った、

 

もう一回見てもすごくカッコいい、

 

でも洋介は私が見えていないんだよね、

 

洋介「悪いけどメガネを返してくれないか?」

 

コハク「洋介、私だよ、」

 

洋介「コハク!?」

 

私は洋介にメガネを返した、

 

洋介はメガネをかけて、

 

洋介「なんでいるの!?」

 

コハク「お弁当届けに来たよ、」

 

私は弁当箱を洋介に渡す、

 

洋介「弁当?火は?」

 

薫「洋ちゃ〜ん、」

 

洋介がすぐに薫さんの所を向く、

 

洋介「薫!なんで連れて来た!」

 

コレット「私もいるよ洋介!」

 

薫「何よ、嬉しくないの?コハクちゃんとコレットちゃんの手作りのお弁当、」

 

洋介は言葉を詰まらせる、

 

薫「洋ちゃん、私に文句を言う前にコハクちゃんとコレットちゃんに言うことがあるでしょ?」

 

薫さんが洋介を笑顔で見る、

 

洋介は私とコレットを見て、

 

洋介「ありがとう、コハク、コレット、」

 

私とコレットにそう言った、

 

コレット「コハクが張り切ってたよ、洋介の好きなの何かな〜って言ってたよ、」

 

コハク「コレット!それは言わないで!」

 

恥ずかしいよ、

 

洋介「俺は基本嫌いなものないから、」

 

あれ!?私の恥ずかしいことスルーですか?

 

「葉杉、お前恋人いたのか?」

 

こ、恋人!?

 

洋介「いや、いないけど、」

 

「だったらその可愛い子は誰なんだ!キモオタのお前に女の子がいるのはおかしい、」

 

洋介「別にキモオタでも仲のいい人ならいてもいいだろう、」

 

「生意気を言うな!」

 

洋介「だいたいなんで絡んでくるんだ?それが不思議でならないんだが?」

 

「お前がいつもヒナちゃんとイチャイチャしているからだろう!」

 

洋介「していないから、ただの後輩と先輩の会話だろ?俺より目が悪いのか?」

 

「その澄ました顔が腹たつんだ!」

 

男の人が洋介の頬を叩いた、

 

洋介のメガネが吹き飛ぶ、

 

「葉杉先輩に何するんですか!」

 

「うるせえ!だいたいヒナちゃんもそうだ!こんなキモオタに媚び売りやがって!」

 

「媚びなんて売ってません!先輩のこと尊敬しているんです!」

 

許せない、

 

洋介「雛鳥、いいんだ、」

 

洋介が男の人の前に出る、

 

洋介「俺のことをどれだけ罵ろうが構わないが関係ない雛鳥のことまで何か言おうとするのなら許さない、」

 

洋介が怒ってる、

 

初めてだ、

 

「気取るんじゃねぇ!お前がいなけれ・・・お前誰だ!」

 

洋介「はっ?本当に目が悪いのか?さっきまで罵っていた葉杉だ、」

 

「先輩・・・すごくカッコいい、」

 

コレット「うわ〜、洋介かっこいいね、」

 

薫「そうなのよ、メガネが邪魔であの顔を見られないのよね、」

 

「葉杉さんってあんなにイケメンなんだ、」

 

「私、オタクって言ってバカにしてた、」

 

「今度食事に誘ってみようかな?」

 

それぞれがそんな反応を見せる、

 

「ふざけるな!何がかっこいいだ!所詮キモオタだろうが!」

 

また殴る男の人、

 

洋介はそれを片手で受け止めて膝裏を蹴りバランスを崩させて一気に男の人の体を地面に倒す、

 

「ガッ!?」

 

綺麗な一連の動作に思わず見とれてしまった、

 

洋介って格闘できるんだ、

 

薫「相手が悪かったのよ、洋ちゃんのおじいちゃん自衛隊員なのよね、その2人から子供の頃から手ほどきされていたのよ、こう言っちゃ悪いけど素人相手にどうにかできるもんじゃないのよ、ついでにこの情報は酔った洋ちゃんが言ったのよ、」

 

洋介「あの時のことよく覚えていたな薫、」

 

コレット「自衛隊って何?」

 

薫「地震とかで怪我した人々を助ける人達の事よ、」

 

コレット「そうなんだ、」

 

私はそれより洋介が強くてびっくりだよ、

 

そんな時、

 

「なんだこの状況は!」

 

ちょっとぽっちゃりした人が薫さんの後ろに来ていた、

 

洋介はメガネをかけていた、

 

薫「ごめんなさいね、葉杉さんにお弁当を持ってきたら男性社員の人が羨ましがって葉杉さんを殴っちゃって、もう1発殴ろうとしたところ葉杉さんに抑えられたのよ、ちなみに私の名前は剛田薫って言うのよ、」

 

「説明感謝する、俺は長谷川雄一、ここの課長だ、それで、そこで伸びているバカが原因か、みんなすまない、作業に戻ってくれ、」

 

そう言うとみんなは机に座ったけどこちらを見ている、

 

洋介「ご迷惑をかけてすいません、」

 

長谷川「気にするな、こちらのコーデのオトメが言うにはこいつが悪い、暴行で警察に来てもらう、それより葉杉、そちらの3人もこちらに来てくれないか、」

 

私達も?

 

洋介は黙ってついて行っちゃった、

 

薫「コハクちゃん、行くわよ、」

 

薫さんが私を呼ぶ、

 

私はついて行った、

 

 

 

どこかの個室に入った、

 

長谷川「さて、葉杉、なんでコレットとコハクのコスプレイヤーがいるんだ?しかも私服で、」

 

コスプレイヤー?

 

なにそれ?

 

コレット「コスプレイヤーって何?」

 

薫「ゲームで主人公が着ている服を作って着る事よ、コレットちゃんの場合はロイドくんの服を着てロイドくんの髪を真似した人と思った方がいいかな?」

 

コレット「なるほど〜、」

 

そう言う意味なんだ、

 

でも私とコレットのこと知ってたんだ、

 

コハク「私とコレットのこと知っているんですか?」

 

長谷川「あぁ、あんたはコハク・ハーツ、ハーツのヒロイン、そっちはコレット・ブルーネル、シンフォニアのヒロインだ、」

 

洋介は頭を抑えている、

 

悩んでいるんだ、

 

薫「洋ちゃん、洋ちゃんの好きなように説明すればいいわよ、」

 

洋介「いいのか?それが2人を苦しめたりしたら、」

 

薫「洋ちゃん、2人に洋ちゃんの過去を話したわ、私との出会いもね、あの時の洋ちゃんが私の手を取ってくれたように今度は私が洋ちゃんの力になるわ、」

 

コハク「洋介、私は大丈夫だよ、洋介の好きなようにして、」

 

コレット「そうだよ、洋介、」

 

洋介「・・・ありがとう、わかりました、」

 

洋介は長谷川さんに説明した、

 

長谷川「にわかに信じられないが先ほどの映像を見たら信じざるおえないわけだな、まさかテイルズのキャラが来るなんて、」

 

薫「私もよ、でも来たところが洋ちゃんの家で良かったと私は思うわ、」

 

長谷川「全くだ、他の男なら危ないところだったな、」

 

なんの話をしてるんだろう?

 

洋介「課長、出来れば他言は無用でお願いします、」

 

長谷川「言えるわけないだろ、ゲームの世界から来ましたなんて言ったら俺の頭がおかしくなったと思われる、」

 

洋介「そうですね、」

 

長谷川「それで、帰る方法は見つかったのか?」

 

洋介「まだです、手がかりは何もなくて困っています、」

 

長谷川「まだ1週間だ、焦らなくてもいい、」

 

薫「そうよ、私もお洋服を用意しておくわよ、」

 

洋介「ありがとうございます、」

 

薫「さぁ、ついでに休憩にしちゃいなさいよ、2人のお弁当を食べてあげなさい、」

 

長谷川「葉杉、もしあの人達がきたら合わせてくれないか?」

 

洋介「・・・あぁ、わかりました、」

 

なんの会話だろう?

 

長谷川さんは部屋を出て行って残ったのは私達、

 

洋介がお弁当を開ける、

 

洋介「・・・味噌?」

 

コレット「うん、コハクが頑張って作ったんだよ、私は少しお手伝いしただけだよ、」

 

私が作ったのは味噌かけご飯に味噌きゅうに味噌の豚肉炒めに味噌唐揚げに味噌の野菜炒め、

 

洋介「味噌・・・」

 

薫「洋ちゃん、ちゃんと食べないとダメよ、」

 

洋介「わかっている、いただきます、」

 

洋介が箸を持って私とコレットの2人で作ったお弁当を食べた、

 

ドキドキする、

 

洋介の口にあったかな?

 

洋介「・・・美味しいよ、2人とも、」

 

やったー!

 

コレット「良かったねコハク!」

 

コハク「うん!」

 

思わず手を繋いで喜んじゃった!

 

薫「良かったわね、2人とも、」

 

コハク「はい!」

 

洋介は黙々と食べている、

 

少しして洋介はご飯を全部食べた、

 

洋介「ご馳走さま、美味しかった、」

 

洋介がお弁当箱を私に渡した、

 

洋介「帰ったら洗っておいてくれるか?」

 

まともにお願いされたの初めてだ、

 

コハク「うん!いいよ!」

 

 

 

薫さんとコレットと一緒に洋介と別れると、

 

「あの!」

 

女の子から声をかけられた、

 

「私!雛鳥飛鳥と言います!コハクさん!」

 

えっ?

 

私?

 

雛鳥「私、負けませんから!」

 

そう言い残して行っちゃった、

 

薫「あらあら、コハクちゃんにライバル出現かしら?」

 

コハク「えっ?ライバル?」

 

薫「わからなくてもいいわよ、洋ちゃんはモテモテね、」

 

コハク「?」

 

結局最後までわからなかった、



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

変わった日常、

コハクとコレットが職場に来て4日が立った、

 

なぜか女性職員から食事に誘われてしまう、

 

だがコハクとコレットの食事の用意をしないと行けないから断っている、

 

コハクは火の扱いができるようになったけどまだ1人で外出は危ない、

 

コレットはコハクと一緒にならまだ大丈夫だ、

 

夜の外出ではコレットも参加している、

 

慣れるためだからな、

 

そして今日は土曜日、

 

仕事は休み、

 

街に出るか、

 

ガソリン代が高くなるが街に出ないと生活が難しい、

 

ついでに2人も連れて行くか、

 

洋介「2人とも、街に行くけど行くか?」

 

コハク「行くよ、」

 

コレット「私も〜、」

 

どうやら行くようだ、

 

俺は車の準備をした、

 

 

 

 

 

 

街に着いた俺たち、

 

今日はスーパーで食材を買い溜めしないといけない、

 

今日はセールの為人も多い、

 

俺はまず卵を3パックをカゴに入れる、

 

次に鶏モモを6パック、

 

人参を3パック、

 

ついでにピーマンを入れるとコレットがう〜と唸った、

 

ピーマン嫌いだったな、

 

ついでだし好き嫌いを治すか、

 

原作では味覚無くなったから食べていたけどそれ無しで食べてもらうか、

 

カレー粉と牛乳、

 

烏龍茶2Lを数本、

 

茶葉、

 

粉コーヒー、

 

お菓子とアイスもいるな、

 

そっちは最後にするか、

 

アイスは溶けてしまう、

 

最低限5日は保ってもらわないといけない、

 

りんごとかも買うか、

 

洋介「2人も欲しいものあったら入れていいぞ、」

 

そう言うとコハクは真っ先に味噌売り場に行った、

 

コレットは俺について来て俺の行き先にあるものを見ている、

 

そういえばフルーツポンチとか作るの上手だったよな、

 

洋介「コレットはフルーツポンチとか作れるか?」

 

コレット「うん作れるよ、」

 

洋介「作ってみるか?」

 

コレット「うん!」

 

決まりだ、

 

俺はりんご以外にもバナナやキウイ、

 

メロンは高い為避けたがいつのまにかコレットに1つ入れられていた、

 

マンゴーやパイナップル、

 

炭酸水も買っておこう、

 

コレット「いっぱいあるね、」

 

洋介「そう言う店だからな、」

 

苺と桃を入れて俺らは次に向かおうとすると、

 

「あの!」

 

誰かに声をかけられた気がする、

 

俺は周りを見渡すと2人の女性が立っていた、

 

俺らを見ているのか?

 

「こちらの方は有名人ですか?」

 

1人がコレットを見て言う、

 

あぁ、

 

コレットを有名人と間違えたか、

 

洋介「いや、違う、」

 

「でもすごく可愛いですよね!写真を1枚いいですか!?」

 

コレット「洋介、写真って何?」

 

洋介「これに関してはやって見せたほうがいいな、1枚だけならいいですよ、」

 

女性は喜んだ、

 

女性はスマホを操作してカメラモードにしようとしている、

 

洋介「俺が撮りますから2人はあの子の隣に立って下さい、」

 

「いいんですか!」

 

洋介「悪用しないなら、」

 

SNSにだけはあげないで欲しい、

 

女性はカメラを渡してくる、

 

ちゃんとカメラモードだ、

 

コレットの左右に女性が来てピースサインを取る、

 

コレットはオロオロする、

 

洋介「コレット、そこはVサインをしておけばいい、」

 

俺はVサインを作りコレットに見せる、

 

コレットは真似してVサインを作る、

 

洋介「はい、笑って笑ってー、」

 

女性2人は笑う、

 

コレットは少し硬い笑顔、

 

洋介「ハイチーズ、」

 

カシャと機械音が聞こえて終わる、

 

洋介「こんな感じで?」

 

3人に写真を見せる、

 

コレット「うわー、私達がいるよ、」

 

「大丈夫です!私、シンフォニアのコレットちゃんが大好きなんです!それで思わずこんな事を頼んでしまいました!」

 

うん、

 

目の前にいるのはコレット本人です、

 

口が裂けても言えない、

 

洋介「よかったですね、」

 

「はい!一生の宝物にします!」

 

女性2人はお礼を言って去っていった、

 

コレット「写真って便利な絵だね、」

 

洋介「絵ではないがそれと同じだな、今度コハクと一緒に写真を撮るか?」

 

コレット「うん!」

 

俺らは買い物の続きをした、

 

 

 

 

 

コハクと合流して会計を済ませる、

 

コハクは味噌売り場で真剣に頭を悩ませていた、

 

味噌の種類から会社まで数種類、

 

味噌マニアのコハクにとって悩むもの、

 

俺は1つを手に取り、

 

洋介「全国の味噌を食べてみたいか?」

 

と悪魔の提案をコハクに言うと目を輝かせて食べると言う、

 

通販をするか、

 

もし食べれないものは休みを利用して買いに行くか、

 

行ければだけど、

 

車に買ったもの全部乗せて家に戻る、

 

 

 

 

 

 

家に着いて2人には荷物を台所に運んでもらう、

 

俺はその間に車を片付ける、

 

コレットは転んでないよな、

 

卵だけはやめてくれよ、

 

俺の願いは叶った、

 

コレットは転んだ、

 

でも持っていたのは缶詰だった為無事だった、

 

買ったものを片付けると次は部屋に掃除に入った、

 

掃除機を片手に俺はリビングに入る、

 

散らかってはいないが少し汚れている、

 

掃除機を起動させる、

 

機械音がうるさい、

 

だが今更箒を使うのはめんどくさい、

 

科学の力ってすげー、

 

2人にはテーブルの水拭きを依頼、

 

テーブル以外にも棚の上なども拭いてもらっている、

 

転ぶなよ、

 

フラグだったか?

 

そう考えているとバシャーと言う音とコレットとコハクの小さい悲鳴が聞こえた、

 

フラグだったか!

 

俺は2人の元に行くと漫画のように頭から水をかぶった2人がいる、

 

まさか小さい桶に入れて掃除していたのか、

 

蛇口を使えばいいのに、

 

家電は・・・無事のようだ、

 

2人は結構濡れている、

 

服が2人の肌に張り付いているから少しエロい、

 

洋介「風呂に入ってこい、ここは片付けておくから、」

 

コハク・コレット「ごめんなさい、」

 

素直でよろしい、

 

2人は風呂に向かった、

 

俺は・・・床を雑巾で拭いた、

 

 

 

 

 

 

2人の着替えを持って脱衣場に持って行く、

 

下着は流石に持っていけない、

 

服だけ来てもらって後は2人の部屋でつけてもらう、

 

俺は台所でカレーを作る、

 

しばらくして2人は台所にやってきて料理の手伝いを行った、

 

こいやって誰かと料理っていいものだな、

 

 

 

 

食後にはコレットのゲームの手伝いをコハクと一緒にした、

 

シンフォニアでコレットがメインで操作、

 

コレットはコレットを操作、

 

離脱しているときはロイドを操作、

 

コハクはロイドかクラトス、

 

俺はジーニアスかリフィルを今は操作している、

 

今は旧トリエットに入るところだ、

 

2人が突っ込んで俺が援護、

 

リフィルの回復が追いつかない事しばしば、

 

コレットに粋護陣のやり方を教えてもタイミングが合わない事しばしば、

 

何回ゲームオーバーになったか、

 

だが2人は以外にも負けず嫌い、

 

すぐに覚えていく、

 

死に覚えだな、

 

戦いも様になっている、

 

よしよし、

 

俺もアクアエッジを覚えた、

 

セーブしてもらいボス戦へ、

 

クトゥグハ、

 

コレットは真っ先に突っ込んで行く、

 

待て待て、

 

俺は急いでアクアエッジを詠唱する、

 

コハクは周りのクトゥグハ・ボーンを相手している、

 

だがTPがすぐに切れてしまう、

 

先に周りを倒すか、

 

俺はロックオンをボーンに変えてアクアエッジを放つ、

 

コハクと協力して倒す、

 

コレットはうまくバックステップを使って攻撃を避けている、

 

ただ突っ込んだだけじゃないのか、

 

自分に攻撃をするように仕向けたのか、

 

いつのまにかそんな技術を、

 

リフィルはコレットを回復している、

 

俺とコハクはボーンを倒し切ってからメインを相手にする、

 

さすがにアクアエッジは効くな、

 

コハクは魔神剣と散沙雨を上手く使って削っている、

 

コレットは密かにアイテムスティールをしている、

 

俺はTPが切れたため接近戦をしてチミチミTPを増やしている、

 

リフィルも無謀にも接近戦をしている、

 

リフィル!

 

後方で回復してよ!

 

俺も人のこと言えないけど!

 

横の2人は、

 

コレット「えい!この!」

 

コハク「全然倒れないよ〜!」

 

コレット「そこだよ!レイトラスト!」

 

コハク「きゃっ!やったなー!」

 

コレット「リフィル先生!回復をお願いします!」

 

コハク「もう技が出ないよ〜!」

 

コレット「リフィル先生!前に出たらダメだよ〜!」

 

こんな感じで騒いでいる、

 

平和だな、

 

 

 

 

ボスを倒してコレットが天使化する、

 

コレット「こうやって私は天使になるんだね、」

 

コハク「でもあの天使ってコレットのお父さん?」

 

コレットは俺に視線を向けて来た、

 

知りたいのか?

 

洋介「教えてもいいのか?」

 

コレット「うーん、やめておく、このゲームで私の目で知りたい、」

 

自分で知りたいってことか、

 

洋介「わかった、俺は協力する、」

 

コハク「私も、一緒に頑張ろう!」

 

コレット「2人とも、ありがとう!」

 

その真実はコレットにとって辛いけどこの子なら頑張れるだろう、

 

俺はそう思う、



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

このおじさんの相手はしたくなかった、

「ぶらああああああああああああああああああああ!!!!!」

 

洋介「ブフッ!?」

 

「ここはぁどこだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」

 

洋介「ば、バルバトス・ゲーティア!?1番来て欲しくない奴が来た!」

 

バルバトス「お前はぁ英雄かぁ?」

 

洋介「違うから!」

 

バルバトス「だったらぁ死ねぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!ジェノサイドブレイバーぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

 

コハク「洋介危ない!」

 

コハクは俺を担いで避けた、

 

コハク「行くよ!桜花戦乱の花吹雪!」

 

洋介「やめろ!それを使ったら!」

 

コハク「彼岸!霞!八重!枝垂!これが私の・・・殺劇舞攻拳!」

 

バルバトス「ぐはぁぁぁぁ!!!貴様に俺と戦う資格なんざねぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」チープエリミネイト

 

コハク「キャァァァァァァァ!!!!!」

 

洋介「コハクゥゥゥゥ!!!」

 

バルバトス「こんな軟弱者しかいないところなんぞ消し飛べい!ワールド・・・」

 

洋介「やめろぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!」

 

バルバトス「デストロイヤー!!!!!!!」

 

洋介「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

 

 

※BGM 夢であるように

 

 

テイルズオブバルバトス、

 

12月中旬

 

 

 

 

 

 

 

 

 

洋介「発売するか!!!」

 

俺は夢から覚めた、

 

洋介「なんて言う嫌な夢!」

 

絶対にバルバトスだけは来て欲しくない!

 

しかし、

 

今日は月曜日、

 

もしかしたら今日は来るかもしれない、

 

楽しみ半分不安が半分、

 

洋介「マジで来るなよ、バルバトス、」

 

この世界を守る力はありません、

 

朝から嫌な夢を見た、

 

 

 

 

職場ではいつものようにゲームシナリオの原稿を読みながら声優による会話を聴いている、

 

台本に間違いが無いかもなぜか俺の仕事になっている、

 

意外と楽しい、

 

発売前のゲームの台本って楽しい、

 

ただ・・・

 

全く外の声は聞こえない、

 

だからこの前コハク達が来ても気がつかなかった、

 

さてと、

 

少し目が疲れたから休憩、

 

その時、

 

雛鳥「葉杉先輩!」

 

雛鳥がやって来た、

 

雛鳥「シナリオはどうでしたか!?」

 

シナリオが心配か、

 

そういえばこれは雛鳥が書いたんだったな、

 

ファンタジーゲーム、

 

魔物が蔓延る世界で主人公は学生、

 

その主人公には恋人がいたが殺されてその罪が主人公に来ている、

 

その世界には昔天使と悪魔が争っておりこの世界を取り合っていた、

 

だがこの世界はその門を壊す事で天使と悪魔の脅威は去った、

 

主人公は他の学生と一緒になぜ恋人が殺されたのか、

 

なぜ2つの世界は消えたのか、

 

それを探るために学園を出たと言う意外にも盛大なストーリーである、

 

洋介「シナリオ内容はいいと思う、ただ学生だということは年齢的に12歳から18歳の間、名前は俺らと一緒の日本語の名前、受けるかわからないぞ、」

 

雛鳥「学生にしたのは今までの作品は大体の年齢が16歳から28歳が多かったからです、しかも学生はいないで冒険者が多かったです、新しい事に挑戦したいと思ったからです、名前に関してはそっちの方が受けるかなって思ったからです、」

 

洋介「いい心構えだが一つ一つの作品が俺たちの会社を左右することを忘れないでくれ、」

 

ゲームが売れなければ会社的には赤字、

 

社員のモチベーションも下がる、

 

洋介「ストーリーはいい方だ、この子達の行動で世界の命運が変わるからな、」

 

仲間を増やして行く、

 

騎士から科学者、

 

パン屋の娘から野生児まで、

 

意外な展開までもある、

 

雛鳥「よかったです、先輩にストーリーを褒めてもらえて、よくあるストーリーなので先輩からしたら面白くないと思っていました、」

 

洋介「そんな事ない、ありがちなストーリーだがそれをどう面白くするかは雛鳥の仕事だ、それに生徒一人一人にも目標や夢などがある、この子は元忍びで村が滅ぼされて目の前の奴がその村を滅ぼした本人、この子は魔物と調和を取れる調教師の娘、でもその両親は殺されて言葉を話せない、一人一人いい話だ、」

 

雛鳥「ありがとうございます!」

 

素直に感想を言っただけだがそんなにも良かったか?

 

まぁ雛鳥が喜んでくれたならいいか、

 

俺は休むために社内コーヒーを買いに行った、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

仕事が終わり自宅に戻る、

 

すげー不安なんだが、

 

マジで来るなよ、

 

バルバトス、

 

朝にも言ったな、

 

だがめんどくさい奴だけは来て欲しくない、

 

俺は家のドアを開ける、

 

うん、

 

静かだ、

 

コレットの時と同じだな、

 

俺はリビングに行くと、

 

「おや?人が来る気配が来ていましたが男の人でしたか、」

 

うん、

 

聞き覚えのある声、

 

否、

 

聞きたくない声、

 

洋介「ジェイド・カーティス、」

 

ジェイド「おやまぁ、私はあなたのことなんて知らないのになんであなたは私のことを知っているのでしょうか?」

 

この重圧、

 

間違いない、

 

死霊使い、

 

ネクロマンサー、

 

ジェイド・カーティス大佐、

 

会いたくなかった、

 

どうしようか、

 

コハク達は隅で警戒をしている、

 

2人にも感じているようだ、

 

このプレッシャーを、

 

ジェイド「だんまりですか、致し方ありません、少し強引に口を割ってもらうしかありませんね、」

 

洋介「待ってくれ、もし俺を殺すなら1つ聞かせてくれないか?」

 

コハク「洋介!?」

 

俺はコハクに待てと言わんばかりに手を伸ばしてコハクの動きを制する、

 

ジェイド「おや?私があなたを殺す決定ですか?嫌ですね、私はあなたを殺す気なんてありませんよ、」

 

洋介「それで、いいのか?」

 

ジェイド「いいですよ、1つだけなら、」

 

洋介「ゲルダ・ネビリムを死なせてしまいレプリカを作ったのは今でも後悔しているか?」

 

それを言った瞬間ジェイドの手には槍が握られていて俺の喉にあてがわれてた、

 

コレット「洋介!」

 

洋介「コレット!来るな!」

 

ジェイド「どうしてあなたがその事を知っているのですか?」

 

洋介「あんたの口から聞いた・・・それしか言えない、それで、俺の質問の答えは?」

 

ジェイドは冷めた目で俺を見ている、

 

そして、

 

ジェイド「後悔しています、それでいいでしょうか?」

 

洋介「いいぜ、サフィールの幼馴染、」

 

ジェイド「ディストのことまで知っているのですか?」

 

洋介「俺だけ質問に答えるのは卑怯じゃない?」

 

ジェイド「この状況でそんな事を言えるのですね、」

 

洋介「この中で1番俺は弱いからな、少しでも強気でいない漏らしそうでな、それにあの子らの前で漏らしたくないからだ、」

 

正直すげ〜ビビってる、

 

しばらく睨み合って、

 

ジェイドが槍を下ろした、

 

ジェイド「どうやらあなたは色々知っているようですね、あなたから情報を貰わないといけないようですね、」

 

洋介「それから俺を殺すのか?」

 

ジェイド「状況次第では・・・ですかね、」

 

とりあえず俺は生きているみたいだ、

 

心臓に悪い、

 

とりあえず説明をした、

 

ジェイド「信じられませんね、」

 

洋介「だろうな、実際にやるか?」

 

ジェイド「そのゲームをですか?」

 

洋介「そうだ、取って来るけど待てるか?」

 

ジェイド「私がそれを許すと思いますか?これでも軍人ですよ?」

 

そうだよな、

 

知り合いでもないやつが席を立ったら警戒するわな、

 

それが軍人なら尚更、

 

しかもジェイドは俺を何一つ信用していない、

 

現段階でジェイドがゲームから来た事を示すことはできない、

 

コハク「それじゃあどうすればいいの?このままだったら証明することできないよ、」

 

ジェイド「そうですね〜、でしたらこの世界の技術やこちらにしか無いものを見せればいいのでは?」

 

洋介「文化の差、科学力の差、ついでに利用できそうなら利用する気だな、」

 

ジェイド「そうですね、利用できるものは利用するだけですよ?」

 

軍人だな、

 

俺はテレビをつけた、

 

いきなりのことにジェイドは警戒したが俺は気にしなかった、

 

今は天気予報か、

 

もうそろそろ夏だからな、

 

暑い暑い、

 

気温が29度か、

 

ジェイド「これは・・・雲の動き・・・ですか?」

 

洋介「今の技術では遥かに遠い空から雲の動きを見ることができる、そこから雲はどのように動いて雨が降るのか気温が上がるのかわかるんだ、」

 

ジェイド「・・・これはすごい技術ですね、それに地形が違いますね、」

 

洋介「気がついたか、地形が違うことが別の世界だという証明なんだが、」

 

正直不安だな、

 

作り物と言われたらそれまでだ、

 

俺の首が飛ぶ、

 

ジェイド「いいでしょう、あなたの言葉を信じましょう、」

 

洋介「いいのか?軍人として俺の言葉を簡単に信じることは・・・」

 

ジェイド「私の感でしょうか?貴方なら信じてみようと思います、」

 

洋介「ジェイドが感なんて言葉を使うなんて思わなかった、」

 

ジェイド「私は軍人ですが人間ですよ、感を信じることはあります、それと今は軍人ではなくただのジェイド・カーティスとして接してください、」

 

洋介「わかった、俺は葉杉洋介、洋介と呼んでくれ、」

 

ジェイド「いいでしょう、洋介、しばらくの間よろしくお願いします、」

 

こうして同居人が増えた、



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

腹を割って、

ジェイドが来た翌日、

 

俺は自分の私服をジェイドに渡した、

 

理由は目立つからだ、

 

ジェイド「あなたの服が私に合えばいいですね、」

 

皮肉たっぷりに言われる、

 

俺に服のセンスなんて無いがな、

 

着れればいい、

 

夏だから短パンだがな、

 

無駄に似合ってやがる、

 

この男、

 

とりあえずジェイドに今日は家にいてもらうように説得する、

 

正直コハクとコレットをジェイドと一緒にいさせたく無いが仕方ない、

 

薫に迷惑をかけられない、

 

帰って来てからドライブに行こう、

 

俺は会社に向かった、

 

 

 

 

洋介「おはようございます、」

 

出社した俺は真っ先に自分のデスクに向かいパソコンを立ち上げる、

 

早く出社したため勤務時間外を利用して男性向けの服屋を探す、

 

無いものだな、

 

そう思っていると、

 

長谷川「おはよう、葉杉、早いな、」

 

洋介「課長おはようございます、」

 

俺は席を立ちお辞儀をする、

 

長谷川「今は誰もいない、かしこまるな、」

 

課長は自分のデスクに向かい荷物を置いた、

 

長谷川「葉杉はどうした、こんな早くに、」

 

洋介「昨日ジェイド・カーティスが来ました、」

 

課長は驚いた、

 

長谷川「ジェイド・・・ネクロマンサーか、大丈夫だったか?」

 

洋介「下手したら首が飛んでました、物理的に、」

 

思い出しただけでも冷や汗が出る、

 

課長も心なしか冷や汗をかいている、

 

長谷川「そうか、無事でよかった、」

 

洋介「バルバトスよりかマシです、」

 

長谷川「一体何があったんだ?」

 

洋介「昨日ジェイドが来る前に夢でバルバトスが来る夢を見ました、それよりかマシです、」

 

ワールドデストロイヤーは軽くトラウマだわ、

 

ディスティニー2でポコメキョにしようかな?

 

ストレス溜まったし、

 

長谷川「ご愁傷様、」

 

洋介「ありがとうございます、所で課長、男性向けの服屋知っていますか?ジェイドに買ってやらないといけないので、」

 

長谷川「それならいいところがある、」

 

俺は課長から課長オススメのメンズ洋服店を聞いた、

 

 

 

 

業務中俺のスマホに連絡が来た、

 

自宅からだ、

 

コハクか?

 

俺は電話に出る、

 

洋介「コハクか?」

 

コハク「洋介、今薫さんが来てるんだけど洋介は何か聞いてないかな?」

 

薫が?

 

聞いていないな、

 

洋介「コハク、薫はどこにいる?」

 

コハク「玄関だよ、」

 

洋介「家に上げて電話に出させてくれないか?」

 

コハク「わかった、」

 

コハクが受話器を置いた音が聞こえる、

 

それと同時に、

 

ジェイド「いや〜、この世界の科学力は凄いですね〜、こんな小型通信機を開発しているなんて、」

 

電話越しからジェイドの声が聞こえた、

 

洋介「何してるんだ?」

 

ジェイド「いやいや、好奇心というものですよ、」

 

洋介「好奇心猫も殺すということわざがあること知っているか?」

 

FAの紅瀬桐葉が言った言葉だ、

 

猫に九生あり、

 

猫に9つの命あり、

 

猫は簡単にしなない、

 

そんな猫でも持ち前の好奇心で命を落とすことがある、

 

つまり過剰な好奇心は身を滅ぼすという意味だ、

 

ジェイド「知っていますよ、ですがこの場所は好奇心をくすぐられますので、」

 

さらりと言いやがった、

 

ジェイド「それに私は猫のように9つの命はありませんが簡単に死ぬようなことはいたしません、」

 

たしかに殺しても死なない奴だからな、

 

薫「洋ちゃん、勝手に上がらせてもらうわよ、」

 

洋介「俺が入ってくれ行ったから勝手では無い、」

 

ジェイド「それもそうですね、」

 

薫「あら、ゲームで見るよりダンディ〜、」

 

ジェイド「それは光栄ですね〜、あなたも奇抜な格好ですがなかなかの身のこなしですね〜、元は何か戦闘の経験でもあるのでしょうか?」

 

薫「あら?乙女の秘密を知りたければ身も心も私に捧げないといけないわよ?その覚悟あるかしら?」

 

ジェイド「これは失礼、どうやら私にはその覚悟がなかったようですレディ、」

 

薫「うふふ、わかればいいのよ、」

 

なんかめちゃくちゃ気が合ってる、

 

薫の前の職業は知らないけどスーツは着たことがあると言ってたな、

 

まぁ俺は薫に全てを捧げることなんて出来ない、

 

だから聞かないでおこう、

 

それより受話器越しで謎の会話をやめてくれ、

 

洋介「薫、今日何かあったのか?」

 

薫「もしかしたら今日も誰か来ると思ったから来て見たのよ、コハクちゃんの時もコレットちゃんの時も火曜日に私が呼ばれたもん、」

 

勘が鋭い、

 

薫「でも男性だったのね、ごめんね洋ちゃん男性用のお洋服はお店には無いのよ、」

 

洋介「大丈夫だ、それに店は課長に聞いたから帰ったらみんなを連れてそこに向かうつもりだ、」

 

薫「だったら私が連れて行ってあげようかしら?」

 

洋介「店はどうしたんだ?」

 

薫「休みにしたのよ、」

 

洋介「そんなに休んで大丈夫なのか?」

 

薫「大丈夫よ、私1人しか働いていないもの、それに定休日を来月から火曜日と日曜日に変える予定よ、」

 

洋介「もしかして俺のせいか?」

 

薫「洋ちゃんのせいじゃ無いわよ、私が好きでやっているのよ、」

 

洋介「ありがとう、」

 

薫「どういたしまして、それじゃあみんなを連れて行くわね、ついでにジェイドさんに色々と教えて行くわ、」

 

洋介「変なことを教えるなよ、それと代金は後日支払いに行くから、」

 

薫「わかったわ、それじゃあきるわね、」

 

そう言って電話がきられた、

 

なんだかんだで薫には世話になり続けているな、

 

今度家に行って何かお礼の品を持って行くか、

 

俺はそう考えながら俺はPCに視線を向けた、

 

 

 

 

 

 

家に戻るとコハクが出迎えてくれる、

 

すごく嬉しいな、

 

ジェイドは新しい服を着ている、

 

机にはレシートが置いてある、

 

レシートを見ると・・・

 

今は現実逃避をしよう、

 

また株でもしようかな?

 

そうじゃないと今の仕事の給料じゃ5年は生活できない、

 

かったるい、

 

思わずD.C.の朝倉純一の口癖を言ってしまいそうだ、

 

Ⅱでは朝倉由夢か、

 

なんでそこだけ遺伝子が受け継いだんだろう、

 

猫かぶりも一応は朝倉音夢から来ているからな、

 

2人の遺伝子が合わさっての由夢か、

 

いらん遺伝子だな、

 

まぁその分デレたらすごく甘いが、

 

そのおかげでファンもいたからな、

 

今でもいるだろうか?

 

ヤバイヤバイ、

 

今は株の話だ、

 

俺は夕食の準備をしながらそう考えた、

 

 

 

 

夕食後は恒例のコレットのシンフォニアを進める、

 

今はルインの人を人間牧場から助け出すところだ、

 

回復役がいないと辛かった、

 

いい思い出だ、

 

ジェイド「面白そうな事をしますね、私も混ぜてくれませんか?」

 

そう言ってジェイドが加わった、

 

さて、

 

ここからだが二手に分かれる、

 

解除班と侵入班、

 

ロイドを操作するコハクとコレットを操作するコレット、

 

そしてクラトスはNPC、

 

俺はジーニアスと行きたいところだがジーニアスはジェイドに任せた、

 

ジェイドの方が何かといいからだ、

 

俺はしいなを操作する、

 

能力を下げることできるが俺はうまくそれができない、

 

リフィルはNPCに任せる、

 

まずは侵入班、

 

敵との戦いはお手の物だがジェイドはどうやって操作するか2人の手元を見て確認しているようだ、

 

続いては解除班、

 

操作はコレットをしているが戦闘は俺とジェイドが行う、

 

まずはメニューでセットしている技術を見る、

 

カタカナが読めないジェイドの為に簡単に伝える、

 

俺は炸力符などをセット、

 

コリン召喚は役に立たない、

 

というより詠唱中に殺される、

 

今回はユニゾン・アタックを使わないと倒されてしまいそうな敵だ、

 

戦闘開始だ、

 

ジェイドはまず操作のやり方を確認する為に簡単に動かしたり⭕️ボタンで攻撃したりしている、

 

俺はとりあえず一体を残してサクッと倒した、

 

ジェイドは大体慣れたことで次は術の詠唱を始めた、

 

ジェイド「長いですね〜、」

 

装備とかで詠唱を短くできたはず、

 

そして放ったイラプション、

 

敵は倒れる、

 

ジェイド「魔術の詠唱はこれくらいかかるのですか?」

 

洋介「あんたと一緒にするな、それにこれはゲームだからな、そんなサクッと詠唱してサクッと敵が倒れたら面白くないという意味だ、」

 

ジェイド「それはわかっていますがコレットが向こうに戻って戦うことになりますと数字とかが見えなくて困るのでは?」

 

ダメージの数字か、

 

洋介「流石にそれはないと思うが心配だな、」

 

たまにいるからな、

 

ゲームと現実をごっちゃにするやつ、

 

コレットはしないだろうけど、

 

ジェイド「ですが世界は広いですね、譜術ではなく魔術なんですね、」

 

洋介「そうだな、もともとテイルズオブシリーズでは世界観が全て違う、魔術、譜術、フォルス、聖隷術、いろんな術があるんだ、それ以外にコレットは天使族が使える魔術に似たものを使える、俺が操作しているしいなは符術といった召喚術が今後使える、」

 

ジェイド「召喚術ですか、見て見たいですね、」

 

そう言いながら画面に視線を移す、

 

そういえば今更だがゲームと小説版ではディストの生死が違うんだよな、

 

ゲームでは生きてるけど小説ではグラビティを受けて機体ごと潰されたのち爆破スイッチを最後に押そうとしたがジェイドに手首を切断されて死んだんだよな、

 

なんで変えたんだ?

 

次は侵入班になりコハクとコレットがメインで戦っている、

 

クヴァル戦ではコハクはクラトスと一緒に突っ込んでいるが周りの雑魚が邪魔だとすぐに察知した、

 

クラトスはクヴァル、

 

コハクはエナジーストーン、

 

コレットはエンジェルフェザーを詠唱している、

 

クヴァルは雷が効かない、

 

だがこのメンバーで雷属性を使えるのはクラトスの雷神剣くらいだ、

 

コハクのロイドは散沙雨からの秋沙雨のコンボを繰り返す、

 

コレットはエンジェルフェザーの詠唱が終えて周りの雑魚を倒す、

 

クヴァルはクラトスが抑えているが劣勢、

 

そこにコハクが参戦して加勢、

 

先ほどと同じように散沙雨からの秋沙雨のコンボでクヴァルを仰け反らせる、

 

クラトスは魔神剣や閃空裂破を繰り出している、

 

時折ファイアボールを放っている、

 

そしてユニゾン・アタックのゲージが溜まりコレットがクヴァルに近づいてユニゾン・アタックを行う、

 

コレットはエンジェルフェザーの詠唱、

 

コハクは瞬迅剣、

 

クラトスも瞬迅剣を行う、

 

終わった頃にコレットは詠唱を終わらせて攻撃、

 

そしてユニゾン・アタック成功、

 

衝破十文字が発生、

 

クヴァルは倒れる、

 

見事な手際だ、

 

ゲームにも慣れたな、

 

その後脱出してセーブする、

 

洋介「今日はここまでにするか、」

 

コハク「そうだね、疲れちゃった、」

 

コレット「うん、村の外ってこんなに広いんだね、」

 

コハク「そっか、コレットはまだ旅に出ていないんだね、」

 

コレット「うん、だからこんなにも広くて怖い所で、そして暖かい所なんだね、しいなだって悪い人じゃないもん、」

 

コハク「はじめはコレット達を襲ってたけどルインの街の人を守る為にボロボロになったりといい人みたいだね、」

 

横ではガールズトークをしている、

 

ジェイド「女性陣の話からすると洋介が操っていた人は暗殺者みたいなものですか?簡単に信用していいものですかね?」

 

洋介「いいんじゃない?それにこれはコレット達の旅だから俺ら部外者は口出しはしないほうがいいよ、」

 

ジェイド「それもそうですね、所で洋介、私の旅もあるのですか?」

 

洋介「あるけど見るか?最後の戦いの方しか見せれないけど、」

 

ジェイド「いいえ、はじめから見たいですね、おそらく私もあなたのいう旅をする前の人かもしれません、」

 

洋介「かもな、タルタロスは六神将のラルゴとアリエッタに奪われたか?」

 

ジェイド「いいえ、奪われていませんね、」

 

洋介「ライガクイーンを倒した?」

 

ジェイド「倒していませんね、」

 

洋介「ならスタート前だな、」

 

なぜスタート前のキャラが来るんだ?

 

考えても仕方がないな、

 

俺はゲーム機を片付けた、

 

 

 

 

 

 

 

 

夜間、

 

俺は物音で目が覚めた、

 

ジェイド「おや?起こしてしまいましたか?」

 

ジェイドが俺の部屋の扉の前にいた、

 

洋介「男に夜這いされて喜ぶ趣味はないんだが、

 

ジェイド「生憎私も男の人に夜這いをする趣味はございませんね、」

 

ならなぜ来た?

 

ジェイド「少し話しませんか?お嬢さん方がおられると腹の中を話せませんからね、」

 

洋介「できれば遠慮したいがいいだろう、場所はどこにする?」

 

ジェイド「外に行きましょう、」

 

ジェイドは外に出た、

 

俺はジェイドの後に続いた、

 

 

外は少し冷えている、

 

洋介「それで、どうした?」

 

ジェイドは俺を見る、

 

ジェイド「そうですね、あなたは何で私達を受け入れたのですか?」

 

洋介「ただの好意じゃダメなのか?」

 

ジェイド「まぁそれで済ませてもいいでしょうけど生憎私は疑り深い性格です、何を私達に求めているのですか?」

 

求めているものか・・・

 

洋介「俺は・・・何を求めているんだろうな、ここでは魔物はいない、魔法も譜術もない、天使も想像上の生き物、だからそんな非現実に行きたいから俺はゲームをするのだろう、そんな時に俺の好きなキャラのコハクが来た、正直すごく嬉しくてな、舞い上がりそうだった、だがそれと同時に元の世界に帰す為に協力しようと思った、そこには下心はなかったと言ったら嘘だろうな、だが好きと言っても登場人物として好きなんだ、」

 

ジェイド「そこに恋愛感情は無いのですか?」

 

洋介「どうだろうか?昔はそう言った妄想をした事は多々あるが結局は仮想の中の女性と現実の俺では結ばれる事は無いとわかっていたからな、さっきも言ったが本物が来て舞い上がっただけだったな、」

 

ジェイド「そうですか、」

 

洋介「もしみんなに求めるならこのままここにいる間は俺の家族でいて欲しいことかな?こんなでかい家で一人暮らしだったからな、家族はたまに来るけど一緒には住んでいないから、」

 

ジェイド「意外と可愛い事言うじゃ無いですか、家族ですか、」

 

洋介「そうだ、これがジェイド達に求める事だ、」

 

ジェイドは考える、

 

何を考えているか俺にはわからない、

 

ジェイド「わかりました、洋介、あなたの言葉に嘘はないのはわかりました、私に敵対しないとわかりました、ですが先ほども言っていましたが元の世界に戻る方法に心当たりはあるのですか?」

 

洋介「ないな、ここには魔術のような類はない、魔物のいない世界だ、もし魔術的なものが必要なら俺は協力できない、」

 

よく魔方陣が出てきて異世界に行く事は小説ではよくあるがその逆は知らない、

 

ジェイド「そうですか、洋介、こんな夜中にすいませんでした、」

 

ジェイドが頭を下げた!?

 

まさか頭を下げた!

 

洋介「ジェイド!?」

 

ジェイド「こうやってこの家の主人に無礼を働いているのです、無一文で追い出されてもおかしくないのです、」

 

洋介「追い出さないって、」

 

ジェイド「そう言いますが私からしたらあなたの機嫌を損ねるような事は嫌なのですよ、」

 

洋介「そんな心境なのか?」

 

ジェイド「お嬢さん方はあまり気にしていませんがタダ飯を食べているのです、服だってあなたの懐から出ています、」

 

そんな気持ちになっているのか、

 

ジェイド「何か危ない事させるために無償で住ませていると考えていましたがあなたは口は悪いですがかなりのお人好しだとわかりました、」

 

洋介「うるせぇ、」

 

恥ずかしい事言うんじゃねえ、

 

ジェイド「今夜はありがとうございます、」

 

洋介「気にするな、それにこうやって腹を割って話さないと信用できない時だってあるだろう?」

 

ジェイド「そうですね、特にこんなことが起きた場合ですかね、」

 

ジェイドはそう言いながら家に入って行った、

 

そうか、

 

今思うとコハクもコレットも軍人じゃない、

 

ジェイドは軍人だからそんな考えにいったのか、

 

参考になった、

 

俺は夜空を見た、

 

こうやって外に出たのはいつ以来だろうか?

 

星ってこんなに綺麗だったのか、

 

いつからこの星を見なくなったのか?

 

俺は気がすむまで星を見上げた、




FA、

FORTUNE ARTERIALの略、

キリキリのあの名言が今も残っていたため思わず書きました、

D.C.

ダ・カーポと言う音楽用語、

曲の始めに戻ると言う意味、

今回は恋愛ゲームからです、


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

洋介の交友関係は異常かも・・・

ジェイドが来て4日目、

 

特に問題ない、

 

問題は起きて欲しくない、

 

そう思っていました、

 

はい、

 

でも問題は起きます、

 

特に職場で、

 

いつものようにパソコンと睨み合ってゲームの売り上げを確認している、

 

するといきなり、

 

「葉杉、お前はいいよな、こんな文章を見るだけで1日が終わるんだからな、」

 

あの時俺を殴った職場の人が俺にいちゃもんをつけて来た、

 

いいけどこの仕事あんたの給料にも響くんだけど、

 

売り上げの確認を間違えるとあんたの給料も下がる場合があるんだが、

 

「俺は毎日雑用とイラストの確認、一度でいいからそんな楽な仕事をしたいな〜、」

 

わざとか、

 

課長がいないからってそれはわざとなのか?

 

俺はそれ以外にもシナリオの確認からゲームのテストプレイ、

 

売り上げの帳簿作り、

 

次のゲームの企画など以外にもやることあるんだが、

 

あれ?

 

雑務書類仕事から地味に昇格していない?

 

「そんな仕事して家に帰るとあの可愛い子と一緒なんだろ、社会を舐めてるだろ?」

 

あんたが舐めてるだろ、

 

イラストの確認は絵のタッチや配色ミス、

 

そのほかにもどの場面に使われるか確認するためにするんだろ、

 

それに雑用をしてくれるからみんなは他の事に気を取られないで仕事ができる、

 

地味に見えて実は縁の下の力持ち的な仕事だ、

 

それを嫌そうにされると雑務を任せられない、

 

その前に俺の仕事を楽そうに見えるやつはいるのだろうか?

 

なぜか課長もまだ半人前の俺にゲームの企画など持ちかけるけどそんなに楽そうな仕事に見えるのか?

 

「俺も楽な仕事がしたいな〜、」

 

完全に無視しよう、

 

一応は課長に報告しておくか、

 

「シカトかよ、テメェなんかクビにできるんだぜ!?」

 

あんた何様?

 

少々学生気分抜けていないのでは?

 

何俺の親は偉いんだって感じの顔は、

 

あんたの親が総理大臣とかでもあんたは偉くないだろ、

 

親の偉大だからってお前は偉大ではないだろう、

 

それ以前にあんたの親はどれだけすごいか知らないんだけど、

 

「俺の親はな〇〇っていう大手企業の副社長なんだぜ、」

 

だから・・・ん?

 

〇〇って確か、

 

俺はスマホをとって電話帳を確認、

 

「その会社の子会社がここなんだ!だからお前なんて俺の一言でクビに出来るんだ!」

 

えーと、

 

あったあった、

 

俺はそこに電話をかけた、

 

数コールで、

 

洋介「突然のお電話すいません、わたくし〇〇社の葉杉と言います、アポイントは無いのですがそちらの香原(コウハラ)社長をお願いしてもよろしいでしょうか?」

 

突然の俺の電話にみんなが俺を見る、

 

「おい!人の話を聞いているのか!?」

 

無視無視、

 

すると、

 

香原「葉杉くん!すまないね遅くなって、それでどうしたのかい?」

 

社長登場、

 

俺はスマホのスピーカー機能をオンにした、

 

洋介「お忙しい中すいません、大切な会議とかあったのでは無いでしょうか?」

 

香原「いやいや、葉杉くんを待たせる訳にはいかないからね、それでどうされたのかね?」

 

皆が少し驚いている、

 

俺が大手企業の社長と面識があることに、

 

俺は何回かあって仕事の話をしている、

 

しかも社長もゲーム好き、

 

アーケードのインベーダーが日本に来てから自分もゲームを作ろうという夢を持っている、

 

香原さんの企業は雑貨とおもちゃが主流になっている、

 

このゲーム会社は香原さんが唯一ひとつだけ立ち上げたゲーム会社、

 

課長と香原さんは親戚同士のため課長は今の課長になった、

 

俺は祖父の知り合いだったため何回か会う機会があって更にこの会社の株主でもある、

 

久しぶりに確認したら株価が凄いことに、

 

更に言うならゲームの企画も俺を含めた課長と香原さんと数名で話している、

 

未だに右肩上がりのこの会社、

 

赤字というものをまだ知らない、

 

別に隠しているわけでは無かったし自慢できるものでも無い、

 

俺からしたら香原さんはゲーム友達だから、

 

あれ?

 

俺も学生気分が抜けていないのか?

 

洋介「そちらに〇〇副社長は今出社されておりますか?」

 

香原「えぇおりますよ、」

 

洋介「実はお話したい事がございます、もしかしたらわたくしのクビが飛ぶかもしれないので、」

 

香原「それは物騒な話だね、わかった、私としては有能な部下が居なくなるのは心許ない、すぐに呼んでこよう、」

 

香原さんが内線電話をかけている声が聞こえる、

 

俺を罵っていた男は震え上がっている、

 

そして、

 

「失礼します、社長、お呼びでしょうか?」

 

香原「うむ、実は貴方と話がしたいというものがいてね、電話越しだが私の友人でゲーム友達の葉杉くんと話をして欲しい、」

 

「社長がよく言っていらっしゃる葉杉洋介さんですね、確か彼のおじいさまが社長と親しい仲だと聞いていますが、」

 

香原「あやつは死んだのだよ、あいつとは今だにドンキーコングで勝ったことはない、勝ち逃げされたんだよ、」

 

初めて知った、

 

俺は今だに香原さんにインベーダーやメビウス、

 

ドンキーコングで勝てたことはない、

 

そんな香原さんが俺の祖父に負けたとは・・・

 

香原「そんな昔話はプライベートの時にしよう、いいかね、」

 

「はい、もしもし、〇〇です、」

 

洋介「お忙しい中突然のお電話申し訳ありません、葉杉と言います、」

 

「それで本日はそのような事で?」

 

洋介「実は〇〇様の息子様は〇〇会社にお勤めしていますが自分もその〇〇会社に勤めております、」

 

「ほうほう、息子が世話になっております、」

 

洋介「いえいえ、それで息子様が先程わたくしに俺の親はここの親会社の副社長だからお前なんてクビにできるんだと言われまして、自分はそのような大きなミスをしたわけではないので不思議と思いまして香原社長に突然のお電話をさせていただきました、」

 

「なんと!こちらこそ不出来な息子がそのような事を・・・」

 

洋介「それで副社長様、わたくしは息子様の言う通りクビでしょうか?」

 

「いえ、葉杉さんが会社を辞めなくても大丈夫です、私の息子を辞めさせて一から教育をさせていただきます、」

 

「と、父さん!?」

 

「今からそちらの向かいます、そこでまた正式な謝罪をさせてください、」

 

洋介「わかりました、」

 

香原「葉杉くん、災難だったね、」

 

洋介「香原さん、この際ですからひとつ言ってもいいでしょうか?」

 

香原「何かね、」

 

洋介「もしわたくしが香原さんの会社に不利益な事を起こしたりしたらすぐに切ってください、そこには友達というものではなく部下と上司としてお願いします、」

 

香原「そのつもりだ、君と私はゲーム友達だがそれを会社にまでは持ち込まないよ、だが職探しは手伝おう、」

 

洋介「ありがとうございます、」

 

香原「今副社長が向かっているから後の事は大丈夫だね、」

 

洋介「大丈夫です、」

 

香原「それとだが久しぶりに今晩食べに行かないかね、君と長谷川くんと私で、」

 

久しぶりにそのお誘いがきたな、

 

だがコハク達を残してはおけないな、

 

洋介「お誘いありがとうございます、ですが失礼ながら辞退させていただきます、家で待っている人がいますので、」

 

香原「連れて来ればいい、今回は私が払おう、副社長の息子が迷惑をかけたお詫びとしてな、」

 

すごく有難いがいいのか?

 

でもここまでご好意を頂いているんだ、

 

洋介「わかりました、では場所はどちらに?」

 

香原「そうだな、如月堂は知っているか?」

 

洋介「はい、和食を出しているお店だと記憶しています、」

 

かなり有名でテレビや雑誌に取り上げられているほどの名店、

 

たまに課長と香原さんと食べに行くとこの店が多い、

 

香原「そうだ、そこに19時集合でいいだろう、長谷川くんには私から連絡しておこう、」

 

洋介「わかりました、」

 

そう言って電話終了、

 

後は仕事をしながら副社長を待つか、

 

副社長が来る間男は青い顔をしながら震えていた、

 

雛鳥「葉杉先輩・・・交友関係広いです、」

 

洋介「たまたまだ、それにプライベートでは香原さんはただのレトロゲームマニアだから、」

 

雛鳥「社長をさん付けできる時点で凄いです、」

 

なぜか尊敬の眼差しを向ける雛鳥であった、

 

 

 

 

副社長が来て俺に土下座の謝罪、

 

流石に気が引けた、

 

悪いのはあっちの息子なのにそこまでしなくても、

 

俺は顔を上げてもらうように説得するのが大変だった、

 

そして男は今回の件と前回の暴行事件で見事にクビになった、

 

前回厳重注意をされたはずなのに、

 

俺はそう思いながら仕事を行った、

 

 

 

 

 

 

家に帰りコハク達に外食に行く事を伝える、

 

そういえばあの店ってフォークあったっけ?

 

ナイフやスプーンも・・・

 

無いな、

 

俺はナイフとスプーンとフォークを3セット入れ物に入れてカバンに入れる、

 

箸はコハクが練習しているがまだ上手く使えていない、

 

3人は既に行く準備を終えている、

 

車を用意して3人が乗った事確認すると如月堂に向かった、

 

 

 

 

 

街で唯一罵詈雑言が聞こえない一角、

 

そこに如月堂があった、

 

静かでゆっくりと食事を楽しむことができる、

 

それがこの場所だ、

 

車を駐車場に止めて俺らは降りる、

 

時間は18時半、

 

大丈夫だな、

 

コレット「静かだね、夜の街は行くけどここまで静かじゃ無いもん、」

 

ジェイド「えぇ、ここだけ別の世界に来たようです、」

 

そう言われてもおかしく無いくらい静かだからな、

 

俺はそう思いながら如月堂に向かう、

 

如月堂の入り口を潜ると竹で作られた鳴子がなる、

 

そして定員の女性がやって来る、

 

まぁこういった店は大抵着物を着つけている、

 

「ご来店ありがとうございます、」

 

そう言いお辞儀、

 

洋介「香原さんに呼ばれて来ました、」

 

「香原様のお連れ様ですね、香原様は先に来ております、」

 

俺は靴を脱いで靴下で歩く、

 

コハク達もそれに見習い靴を脱ぐ、

 

「こちらです、」

 

女性が先導を行う、

 

俺達はその後に続く、

 

少し歩きある襖の所まで来た、

 

「香原様、お連れ様方がお着きになられました、」

 

香原「そうか、入って来てもらいなさい、」

 

「失礼します、」

 

女性が襖を開ける、

 

中には香原さんと課長がいた、

 

洋介「失礼します、」

 

俺が先に入る、

 

コハク「し、失礼します、」

 

コレット「失礼します、」

 

ジェイド「失礼します、」

 

俺に習って3人が真似をする、

 

香原さんと課長の向かい側に俺、コハク、コレット、ジェイドの順に座る、

 

「お料理を順番に持って来ます、その間にお飲物をお伺いします、」

 

香原「生で、」

 

長谷川「ノンアルコールカクテル、」

 

2人はすぐに決めた、

 

俺はメニュー表を見ながら何があるか3人に言う、

 

洋介「オレンジジュース2つとノンアルコールレモンサワー1つ、カクテル1つお願いします、」

 

俺が運転しないといけないからノンアルで、

 

コハクとコレットは未成年、

 

ジェイドは珍しいからという理由で頼んだ、

 

香原さん、

 

もしかして課長と一緒に来たのか?

 

女性はお辞儀をして退室、

 

香原「ふむ、君らが葉杉くんの親しい人だね、名前を教えて来れないか?」

 

香原さんの言葉に1番初めに反応したのはコハクだった、

 

コハク「はい!コハク・ハーツです!」

 

コレット「コレット・ブルーネルです、」

 

ジェイド「ジェイド・カーティスと言います、」

 

香原さんは3人の名前を聞いて何かを考えている、

 

香原「・・・コスプレイヤーではなさそうだね、」

 

バレてら、

 

香原「声に体型、髪の色までそっくりとは、葉杉くん、何があったか聞いてもいいかね?」

 

俺は今までのことを説明してコハクが来た時の映像を見せた、

 

香原「まさかゲームのキャラクターが現実世界に来るとは、」

 

長谷川「私も見て驚きました、それと同時に表沙汰にはできないとわかりました、」

 

香原「当たり前だ、そんなことをしたらただの妄言者、もし信じられたらこの子達は実験材料になってしまう、」

 

ジェイド「やはりですか、この世界の音素が感じられません、譜術の発動は簡単に出来ないと思いますがもし時間があるのでしたら譜術は使えるでしょう、」

 

ぶっ放すなよ、

 

ジェイド「ですがここでは使いません、使ってもろくな結末じゃないでしょう、」

 

香原「そうだな、ジェイドさんが生きているかわかりませんね、最悪兵器として扱われる可能性もあります、」

 

ジェイド「軍人として生きていくと決めてから兵器扱いは慣れています、」

 

長谷川「流石ネクロマンサー、」

 

そう口々に話している年長者達、

 

俺とコハクとコレットは聞いているだけ、

 

特に2人はあまり会話がわかっていないようだ、

 

そう話していると飲み物と前菜が来た、

 

香原「難しい話は終わりにしよう、今日は私の奢りだ、飲んで食べてくれ、乾杯しよう!」

 

香原さんがジョッキを持つ、

 

俺らはグラスやワイングラスを片手に持ち、

 

香原「奇跡の出会いと今後の生活を祝ってかんぱーい!」

 

「「「「「乾杯!」」」」」

 

皆がそれぞれ食事を始めた、

 

次々に運ばれて来る料理、

 

俺はコハク達にスプーンとかが入っている入れ物を渡す、

 

コレットは香原さんと話しながら食事をしている、

 

香原さんからしたら孫みたいなものか、

 

コレットも頼れるおじいちゃん的な香原さんに笑顔で話している、

 

課長とジェイドは何やら真剣な表情で話している、

 

初対面だよな?

 

どんな話か気になるんだが、

 

コハク「こんなお店があるなんて知らなかったよ、」

 

洋介「ここ値段が高いからな、俺自身誘われないと来ないからな、」

 

コハク「そうなんだ、お金大丈夫?」

 

洋介「香原さんが奢ってくれるから大丈夫だろう、」

 

香原さんの懐が心配だけど、

 

コハク「洋介のそれはお酒なの?」

 

洋介「その分類になるな、俺は車を運転しないといけないから飲めなくてな、お酒飲むとすごくフラフラになるだろう、その状態で車に乗るとダメなんだ、牢屋に入れられる、」

 

コハク「洋介、飲んで大丈夫なの?」

 

洋介「フラフラになる理由はアルコールという奴が原因でなこいつにはそれが入っていない、だが飲みすぎるといけないからこの1杯だけ飲んで後はジュースにするつもりだ、」

 

家で少し飲み直すか、

 

コハク「どんな味?」

 

洋介「飲んでみるか?」

 

コハクが頷くと俺はレモンサワーをコハクに渡した、

 

コハクはそれを少し飲んでみた、

 

苦い顔をしている、

 

洋介「酒の美味しさはまだ知らなくていいよ、」

 

コハクは自分のジュースを飲んで口直しをしている、

 

俺はレモンサワーを返してもらい少し飲む,

 

ん?

 

これってコハクとのかんせ・・・

 

気にしないでおこう、

 

幸いコハクは料理に舌鼓している、

 

もし知ったら俺に蹴りが来るかもしれない、

 

俺はそう思いながらレモンサワーを飲んだ、

 

 

 

 

 

 

食事は深夜まで行われた、

 

コハクとコレットは椅子の上で肩を寄せ合いながら寝ている、

 

香原「さて、そろそろお開きにしますかな、」

 

長谷川「そうですね、明日休みなのが幸いですね、」

 

ジェイド「そうしますか、香原さん、本日はありがとうございます、」

 

香原「いやいや、こちらも貴重な体験させてもらって感謝するよ、」

 

ジェイド「そう言っていただけると光栄です、」

 

ジェイドが礼をしている、

 

上下関係はっきりしている軍人だからな、

 

そうなるか、

 

ジェイド「洋介、私はコレットを運びます、洋介はコハクをお願いします、」

 

洋介「わかった、」

 

俺はコハクをおんぶする、

 

ジェイドは軽々とお姫様抱っこ、

 

課長と香原さんは入り口を開けてくれる、

 

ありがたいです、

 

車のキーは課長に渡してあるから車の鍵を外してくれる、

 

俺とジェイドはコハクとコレットを後部座席に座らせてシートベルトをする、

 

洋介「香原さん、ありがとうございます、」

 

香原「こちらこそ葉杉くん、いい経験をさせてもらったよ、また飲みに行こう、」

 

長谷川「俺もだ、ジェイドとはいい話ができた、」

 

俺的にはどんな話をしたのか気になるんだが、

 

ジェイド「もしよければ個人的に今後ともお付き合いをお願いします、元の世界に帰れるまでは、」

 

マジで気になるんですが!?

 

俺とジェイドも車に乗り自宅に向かった、



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

意外と酒飲みな親父

月曜日、

 

今回はバルバトスの夢を見なかった、

 

それだけですごい清々しい、

 

マジで悪夢だぞ、

 

ワールドデストロイヤーを放たれた時は、

 

今回は誰がくるのやら、

 

今では期待が大きいが不安も少なからずある、

 

すごく暴れるやつ、

 

コングマンやラタトクス、

 

更には種族差別をするわけではないがガシュマのユージーンが出てきたらフォローのしようがない、

 

エルフなら帽子で隠せるが・・・

 

無理か?

 

夏だからな、

 

帽子はきついな、

 

それよりもなぜエルフが来る予定になっている、

 

アーチェか?

 

ジーニアスか?

 

リフィルか?

 

あっ、

 

全員ハーフエルフじゃん、

 

エルフってブラムバルド・ミレネーだな、

 

知らない人がいるかもしれないけどファンタジアに出てきたエルフの森の長だな、

 

それ以外では印象的な名前がない、

 

あとはアーチェの母のルーチェだな、

 

それくらいか、

 

俺はそう思いながらキッチンに向かった、

 

 

 

 

朝食を作りながら今日の仕事内容を思い出す、

 

今日は書類仕事、

 

経費や売れたゲームの数を確認する、

 

その後パソコンとにらめっこ、

 

コハク「洋介、準備できたよ、」

 

コレット「こっちも準備できたよ、」

 

コハクとコレットは食器を出してくれたりご飯をよそったりしている、

 

馴染んだな、

 

この光景、

 

今ではコハクはコンロやら電化製品やら使える、

 

平仮名も覚えている、

 

漢字とローマ字はまだ覚えていないが数漢字は覚えた、

 

今では家事を手伝ってもらっている、

 

コレットはコンロと電子レンジの使い方を覚えたけど卵をはじめに入れて爆発させた、

 

俺に泣いて謝って来たから何事かと思った、

 

ジェイドは卵を見て兵器として使えないかと考えやがった、

 

コレットはそれ以降電子レンジの使用を控えている、

 

トラウマなんだな、

 

卵を爆発させたことが、

 

 

 

コレット、

 

卵を爆発させた少女の称号を得た、

 

不名誉な称号だな、

 

 

仕事をしているが身に入らない、

 

やばいな、

 

もしかしたらこれからもまだ来るかもしれないのにこの調子だとダメだな、

 

少し休憩するか、

 

俺は一度席を立って自販機でGeorgiaの無糖コーヒーを飲んだ、

 

飛鳥「葉杉先輩、休憩ですか?」

 

飛鳥がやってきた、

 

洋介「休憩か?」

 

飛鳥「はい!」

 

そう言って飛鳥は自販機でQooのオレンジを買って飲んだ、

 

飛鳥「クー!」

 

まさかcmのように言う奴を始めて見た、

 

とりあえず、

 

洋介「クーと美味しいQoo、」

 

のりにのってcmを口にした、

 

飛鳥は笑った、

 

飛鳥「先輩!ノリがいいですね!」

 

洋介「たまにはいいだろ?」

 

飛鳥「先輩の新しい一面を見ました!」

 

それはそうだな、

 

いつもはこんなこと言わないからな、

 

コハク達の影響か?

 

飛鳥「先輩は今も一緒に住んでいるんですか?」

 

コハク達のことか?

 

洋介「そうだ、」

 

飛鳥「ホームステイか民宿でもしているんですか?」

 

洋介「そのようなものかな?」

 

本当のことなんて言えない、

 

だからこうやってごまかすしかない、

 

飛鳥「先輩の家に泊まりに行ってもいいですか?」

 

洋介「なぜに?」

 

飛鳥「私も先輩の家にホームステイしたいです!」

 

困った、

 

ホームステイとか民宿の話をしたせいで行く気満々じゃないか、

 

だが断るにはどうすればいい、

 

下手なことを言うと勘ぐられる、

 

俺が無言になっていると、

 

飛鳥「先輩、困ってます?でしたらやめておきます、」

 

向こうからキャンセルが入った、

 

飛鳥「私は先輩を困らせたくないです、」

 

いい子だな、

 

そんな子があの時虐められていたなんてな、

 

洋介「ありがとう、」

 

飛鳥「なんの感謝なのかわかりませんが受け取っておきます、」

 

飛鳥はそう言いながら鼻歌交じりでペットボトルを捨てて歩いて行った、

 

俺は無糖コーヒーを飲み干して自分のデスクに戻った、

 

なんとなく酒を飲みたくなった、

 

帰りに買うか、

 

そう考えた、

 

 

 

 

 

 

 

コンビニで缶のカクテルを数本買って帰宅した俺、

 

洋介「ただいま、」

 

バルバトスは来るなよ、

 

マジで、

 

そう思いながら扉をくぐると、

 

コレット「洋介〜〜!」

 

コレットがパタパタとやってきた、

 

洋介「ただいま、コレット、今回も来たのか?」

 

コレット「お帰り、うん、おじさんだったよ、」

 

おじさん?

 

クラースか?

 

ウッドロウ・・・はおじさんじゃないな、

 

フォッグ?

 

まさかクラトス?

 

だがそれだとコレットがクラトスさんと言うはず、

 

あとはアルヴィンかローウェン、

 

ロクロウ・・・いや、

 

アルヴィンとロクロウはおじさんと言う歳ではない、

 

誰だ?

 

俺は中に入りリビングに向かうと、

 

ジェイド「それにしてもよく食べますね、」

 

「仕方ないだろ、次の街に行く途中にここに来たんだ、食料は干し肉と水だけなんだ、ここでこれだけに物を食えて幸運だ、」

 

コハク「とりあえず食べれないものはなかったですか?」

 

「いや大丈夫だ、ありがとなお嬢さん、」

 

うん、

 

おじさんだ、

 

外見年齢、

 

髭を生やしている、

 

渋いメガネをかけている、

 

おじさんだ、

 

洋介「ガラド・グリナスだったか、」

 

ハーツRの新キャラで俺がシンクやコハクよりも操作したキャラ、

 

彼を忘れていたなんて・・・一生の不覚!

 

ガラド「ほー、俺の名前を知っているなんてな、まだ自己紹介をしていないんだが・・・ここの家主のようだな、」

 

洋介「そうだ、葉杉洋介って言う、洋介が名前だ、」

 

ガラド「苗字が先なのか、本当に別世界に来たようだな、」

 

洋介「トライバースの住民が何を言ってやがる、」

 

ガラドは実はコハクの住む世界とは違う世界の住民、

 

それはハーツRのもう一つのエンディングを見たらわかることだ、

 

ガラド「これは驚いたな、まさか1発でバレるなんてな、」

 

初めから知っていました、

 

ズルしてすいません!

 

ガラド「今はセルランドで旅をしている、」

 

コハク「私と同じ世界から来たの?」

 

ガラド「お嬢さんはセルランドの住人か?」

 

コハク「私、コハク・ハーツ、でもガラドさんは私知らないよ、」

 

だろうな、

 

コハクのやっているゲームはDS版のハーツ、

 

だがガラドはPSVita版のハーツRの新キャラ、

 

知らないのはしょうがない、

 

ガラド「ガラドでいいぜ、俺もコハクと呼ばせてもらう、」

 

意外と冷静だな、

 

まぁ自分自身異世界人だからなのだからまた別世界に来てもあまり驚かないのだな、

 

ジェイド「私はジェイドと言います、意外と冷静なのですね、」

 

ガラド「まぁな、無駄に歳を取ると余程のことでも驚かんよ、」

 

洋介「さすが45歳、」

 

ジェイド「私より年上ですか、」

 

今回最年長がやってきた、

 

コレット「コレット・ブルーネルだよ、」

 

ガラド「洋介、可愛い子を侍らせてモテ男だな、」

 

洋介「言い方やめろ、」

 

女をナンパしているような言い方だな、

 

ガラド「さて、洋介、なんで俺がここに来たのか説明してくれないか、」

 

洋介「わかった、」

 

俺はこれまでのことを説明した、

 

 

 

 

 

ガラド「信じられんな、そのげえむという物語の登場人物だなんてな、」

 

俺の家に置いてあった新潟産の荷札酒をショートグラスで飲みながらそんなことを言うガラド、

 

いつのまに見つけて来た、

 

もともと俺は焼酎とか日本酒とか飲まないから貰い物の焼酎などは台所の隅に数本置いてある、

 

理由?

 

苦いから、

 

まだ味覚が子供なんだよな、

 

ジュース割にしたら飲めるのだが、

 

ジェイドしか消費していないからあまり減っていないんだよな、

 

そんなジェイドはワイン派はなんだよな、

 

洋介「だったら今やってみるか?」

 

幸いVitaは他のゲームでやっているから充電はしている、

 

ガラド「いや、大丈夫だ、ただあまり信じられないからな、洋介、何か俺に言ってくれないか?」

 

何かか・・・

 

ガラドしか知らないことか、

 

洋介「奥さんと娘さんをデスピル病で無くしたことですね、」

 

ガラドの表情を一瞬強張らせる、

 

ガラド「まさかそいつを言うとわな、」

 

コレット「デスピル病って何?」

 

ジェイド「私も聞いてもよろしいでしょうか?軍人として知らない病名があったらその対処法とか聞いておきたいので、」

 

コレットとジェイドは知らないわな、

 

洋介「デスピル病は己の感情が暴走する病気だ、原因はゼロムという魔物がスピリアという心、あるいは感情に入り貪り食うことだ、」

 

ガラド「ゼロム自信はおとぎ話と言われているがそれはソーマ使いしかわからないからだ、実際にそいつのスピリアに入るまでは、」

 

洋介「ゼロムを倒して心に直接語りかけないとデスピル病は治らない、だから治療できるやつはガラドのようなソーマ使いなんだ、それとコハクも後々ソーマを使うことになる、」

 

ジェイド「だったら私の世界にデスピル病は来ることはないようですね、」

 

だろうな、

 

ガラド「それにしてもこの酒は美味いな、」

 

ガラドは酒を飲む、

 

ゲームでは酒の種類なんて存在していないからな、

 

洋介「地域限定の酒だ、」

 

ガラド「ほぉ、そんな酒があるのか、どうせなら全ての酒を飲んで見たいものだ、」

 

そう言ってもう一口飲むガラド、

 

コハクの夢は世界の味噌を食べること、

 

今は2個目の味噌を食中、

 

まぁそんな楽しみを持たないとやっていけないからな、

 

洋介「だったらやってみるか?文字とこの世界の常識を覚えるついでに、」

 

ガラド「いいのか、はっきりいうが俺は何も返すことができないぞ、」

 

洋介「そんなもんいらん、ジェイド達にも言ったが俺はそんなもんいらん、」

 

ガラド「今時そんな善人のような考え方だと損するぞ、」

 

洋介「コハクに出会った瞬間損しているよ、だったらとことん損し続けるさ、」

 

ガラド「そうか、だったら甘えさせてもらう、よろしく頼む、」

 

すごくいいところなんだが、

 

片手に酒の一升瓶を持っていなければすごくいいところなのだろう、

 

こうしてガラドが家族になった、




称号(今更)

コハク

異世界から来た少女、

ゲームから飛び出して来たキャラ、こうやって物語が始まる、


コスプレイヤー?

初見ではすごくそっくりなコスプレイヤーだよね、


ファッションショー

薫のコーデで着せ替え人形に!洋介の財布が軽くなる、


世界を超えた友達

世界が違えど友情は生まれる!


一度は経験したよね

泣いてもいいよ、私も泣いたから、


世界の味噌をこの手に!

日本中の味噌を食してみせる!




コレット、

泣いてもいいよね

みんなにまた逢えるよね?


薫ちゃん!

薫ちゃんとお友達だよ!


初めての写真

ピースの顔が硬いよコレット、


卵を爆発させた少女

不名誉だな、この称号、by洋介



ジェイド

見破る男

その服の下の筋肉はどうやって鍛えたのでしょうか?


好奇心死霊使いを殺す?

好奇心は必要ですよ、


新兵器?

卵とは爆発するのですね、



ガラド

のんべえ

どれだけ飲んでも酔わないぞ


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

トラブルとは自分の知らないところで起きるものです、

少し遅れました、


翌日、

 

とりあえずガラドには俺の服を着てもらう、

 

そして朝食を作る、

 

コハクにガラドの身の回りのことを任せた、

 

仕事は休めないからな、

 

ジェイド「洋介、今日はガラドと一緒に外に出ても大丈夫でしょうか?」

 

いきなりジェイドが言いだしてきた、

 

洋介「唐突だな、どうしたんだ?」

 

ガラド「俺が頼んだんだ、この世界がどんなところなのか見ておきたくてな、」

 

好奇心旺盛だな、

 

洋介「コハクとコレットも一緒ならいいぞ、コハクは結構文字とかお金とか覚えているからな、一応は昼食は作っておくが外食するならその分のお金を渡すけど、」

 

ジェイド「そうですね、一度外食を私たちだけでするのもいいですね、ですがそれはまだ難しいと思うので今回は無しで、」

 

洋介「わかった、昼食を作って置いておくから、」

 

俺は朝食作りを再開した、

 

 

俺が職場に向かうために外に出ようとするとコハクが呼び止めてきた、

 

コハク「洋介、ジェイドがコレットと一緒に外に出ようって言ってきたけど、」

 

洋介「ガラドに外を見せたいみたいだ、コハクは文字を読んだり買い物の際に会計をして欲しいんだ、」

 

コハクなら多少はできるはず、

 

洋介「それと何かあったらこの番号に連絡してほしい、もし街中ならこの色の電話を探して欲しい、」

 

俺は事前に自分のスマホの電話番号の番号を紙に書いておいた、

 

コハクなら使い方を教えているから大丈夫だろう、

 

それとスマホで公衆電話の画像を見せる、

 

洋介「10円を入れて番号を押すと電話がかかるから、ただし、1分しか電話かけれないから長くなりそうなら10円を入れ続けないとダメだからな、」

 

コハク「わかった、洋介、いってらっしゃい、」

 

誰かにそういってもらえるのは嬉しい、

 

洋介「行ってきます、」

 

俺は職場に向かった、

 

 

 

 

コハクside

 

洋介を見送って私は自室に戻った、

 

ジェイドが私を連れて外に出ると言われて内心びっくりしたの、

 

だって洋介のいない時に外出するなんて思わなかった、

 

それもあのジェイドが言うんだから驚いたな、

 

コレット「コハク、準備できた?」

 

コレットは行く気満々だね、

 

白いワンピースに麦わら帽子帽子、

 

すごく可愛い格好だね、

 

コハク「大丈夫だよ、」

 

私は短パンと袖の短い服を着てカバンを持って返事をした、

 

2人でリビングに向かうとジェイドとガラドが既にいた、

 

ジェイドは夏にもかかわらず長袖長ズボン、

 

ガラドは半袖で短パン、

 

ジェイド「2人とも可愛い姿で来ましたね、」

 

ジェイドは真っ先にそんな事を言ってきました、

 

ガラド「しかしこんな格好でいいのかねぇ、魔物がいなくてももう少しちゃんとした格好があると思うんだが、」

 

そうだね、

 

私も初めはそう思った、

 

でも洋介からしたらこっちがちゃんとした格好らしい、

 

ジェイド「コハク、今日はありがとうございます、」

 

コハク「私はいいよ、それに私も洋介なしで外に出るのは初めてだから上手くできるかわからないよ、」

 

洋介の行動を横で見ているだけだから、

 

ジェイド「コハク、何事にも初めてはあるものです、」

 

それもそうか、

 

なんとなく納得しちゃう、

 

コレット「コハク、私も初めてだから大丈夫だよ!」

 

ジェイド「私も初めてですね、お揃いですね、」

 

ガラド「俺は昨日来たばかりだ、頼りにしている、」

 

そうだよね、

 

みんな初めてだよね、

 

コハク「わかった、行こ!」

 

私達は玄関に向かった、

 

ある意味旅立ちみたい、

 

玄関で靴を履いて私は玄関の扉を開ける、

 

いつもと同じ光景だけど何か違うように見える、

 

洋介がいないだけでこんなに変わるんだ、

 

コレット「車無いけど大丈夫だよね?」

 

そういえばそうだね、

 

いつも洋介が車を運転して移動してるもんね、

 

ガラド「くるま?」

 

ジェイド「馬のいない馬車だと思った方が想像出来やすいですね、」

 

ガラド「そいつは見てみたいな、」

 

そうガラドが言うと私達の前の道路を車が通って行った、

 

ジェイド「あれが車です、」

 

ガラド「なるほど、たしかに馬のいない馬車だ、」

 

すぐに見れてよかったね、

 

ガラド「乗ることはできないのか?」

 

コハク「洋介が言うには乗る場合は勉強してテストに合格した上に実際に横に先生を乗せて一緒に走ってもらい指導を受けて始めて一人で乗ることができるって言ってたよ、半年以上かかったって言ってた、」

 

私はちょっと無理かな、

 

ガラド「そうか、だがそれだけの事をしたからこそあの乗り物に乗れるんだな、一度洋介に頼んでみるか、」

 

ガラド、

 

やる気満々だよ、

 

コレット「みんな〜、早く行こうよ、」

 

コレットは少し先に進んだところで手を振っている、

 

少し話しすぎたかな?

 

ジェイド「では行きましょうか、コレットも待ちきれないようです、」

 

ジェイドは歩き出した、

 

ガラド「そうだな、コハク、行くか、」

 

コハク「うん、」

 

私達は歩き出した、

 

 

 

 

 

 

結構歩いて街に到着した、

 

車がないとこんなに遠いんだね、

 

ジェイド「結構距離がありましたね、予想外です、」

 

ガラド「お前らはこんな距離を歩いているのか?」

 

コハク「いつもは洋介が車で移動してるけど歩きは初めてだから、」

 

ガラド「だから予想外という顔をしたのか、だがコレットは気にしないで前を歩いてるぞ、」

 

コレットのあの元気はどこから来るんだろう、

 

それにしても視線がチクチクと感じる、

 

コレット「置いて行くよ〜!」

 

コレットは気にしていないみたい、

 

私達はコレットを追いかけるように歩いた、

 

 

 

 

こんびにっていうお店に入った私達、

 

ガラド「ここはなんだ?本とか飯とか置いてあるが、」

 

コハク「洋介はこんびにって言ってる、お弁当やパン、お菓子、書き物や紙を売ってるって言ってた、」

 

ガラド「なんでもあるのか、便利な店だな、」

 

ガラドはお弁当を手に取った、

 

ジェイド「ですがある意味では効率的ですね、反面専門店では無いので種類は少ないですね、」

 

コレット「ガラド、ここにお酒あるよ、」

 

ガラド「おっ、コレット、ナイスだ、」

 

籠の中にお酒を入れるガラド、

 

お財布大丈夫かな?

 

ジェイドは何かペンみたいなものを見てじっくりと考えてる、

 

ジェイド「墨をつけずにそのままかけるペンですか、更に赤色と青色まであります、墨入れや拭き物もいらない、画期的ですね、」

 

独り言呟いていて怖い、

 

コレットはお菓子をみて目を輝かせている、

 

コレットを見るとなんか安心する、

 

結果お酒とペンを大量にカゴの入れてお金を払う、

 

初めて自分で払ったけど自分の住んでいたところと変わらないね、

 

でも1万もかかっちゃった、

 

ガラドに荷物を持ってもらおう、

 

お酒重いもん、

 

 

 

 

次は服屋に着いた、

 

ジェイド「服は着れればいいのですが、」

 

コハク「そんなこと言わずに入ろうよ、」

 

そう言って入った、

 

中は男性用と女性用が半々にあるみたい、

 

ガラドは服を見て、

 

ガラド「鎧とか無いのか?」

 

コハク「洋介曰く無いみたい、一応はあるみたいだけど値段が10万から100万いくみたい、」

 

ガラドが驚きの顔をした、

 

私もそれを聞いた時は驚いたな〜、

 

それが鑑賞用だと思わないよ、

 

コレットは服を鏡の前で合わせている、

 

なんでだろう、

 

すごく和む、

 

結果、

 

コレットが数着洋服を買って終わった、

 

 

 

 

お昼時なので昼食を食べにレストランを探す私達、

 

コレット「どこにしようかな〜?」

 

私もレストランは知らない、

 

どこにあるか聞いておけばよかった、

 

ジェイド「あそこに食べ物の絵が書いてあります、あそこにしましょう、」

 

ジェイドが指差した先に確かに食べ物の絵があるね、

 

コハク「ここでいいかな?」

 

ガラド「構わん、食べれればそれでいい、」

 

コレット「美味しそうだから私もいいよ、」

 

ジェイド「では入りますか、」

 

私達はレストランに入った、

 

扉を開けるとカランカランと音がなり、

 

「いらっしゃいませ!」

 

声が響いた、

 

ジェイド「なるほど、扉に鳴子をつけているのですね、扉を開けると音がなる、」

 

ジェイドが何か独り言言ってる、

 

店員さんがやってきた、

 

「4名様でしょうか?」

 

コハク「はい、」

 

「おタバコはお吸いになられますか?」

 

コハク「ガラドはタバコ吸う?」

 

ジェイドはタバコ知っているところ見たことないから吸わないとわかるけど、

 

ガラド「俺か?吸わないな、」

 

コハク「わかった、ありがとう、」

 

私は店員さんに、

 

コハク「誰も吸いません、」

 

そう伝える、

 

「では禁煙席をご自由に座って待ってください、」

 

店員さんがいっぱいの席を指差してそういうと戻っていった、

 

えっとー、

 

ジェイド「自由に座ればいいのですね、」

 

コレット「どこに座ろうかな?」

 

ガラド「窓の近くでいいんじゃねーか?」

 

コレット「そこでいいよ、」

 

私達は窓側の席に移動した、

 

窓の外はクルマが走っている、

 

店員さんがやってきてスプーンとフォークの入ったカゴを置いて、

 

「ご注文が決まりましたらそこのボタンを押してください、」

 

一礼をして戻っていった、

 

どこにメニューあるの?

 

壁に書かれていないからどこかにあると思うけど、

 

ガラド「これがメニューみたいだな、」

 

ガラドが突然そう言いだした、

 

私が振り向くとガラドは何か開いて読んでいた、

 

絵には美味しそうな料理が描かれている、

 

ジェイド「絵を載せるには嬉しいですね、字の読めない私達には絵は貴重ですね、」

 

コレット「美味しそー、コハクはどれにする?」

 

コハク「どうしようかな、このハンバーグにしようかな?」

 

コレット「それじゃあ私もコハクと同じので、」

 

ジェイド「私は・・・そうですね、このカレーにしますか、」

 

ガラド「俺はこのドリアにしようか、」

 

コハク「それじゃあボタンを押すね、」

 

私はボタンを押した、

 

しばらくして店員さんが来た、

 

私は絵を指差しながら注文を行った、

 

店員さんが一礼して戻っていった、

 

ジェイド「さて、美味しそうだったが味はどうでしょうか?」

 

ガラド「美味しんじゃないか?」

 

コレット「きっと美味しいよ、」

 

そんな話をするとお腹が空くよ、

 

コレット「コハクはどう思う?」

 

コハク「私?おいしいと思うよ、」

 

コレット「だよね〜、」

 

お腹空いたな、

 

そう思っていると視線を感じる、

 

周りを見るとお客さんが何人も私達を見ている、

 

ジェイド「気がつきましたか?皆さん私達が入って来てから見ておりました、」

 

ジェイドは気がついていたみたい、

 

ガラド「お前たちは有名なのか?」

 

コハク「昨日洋介が言ってたけどあの人たちからしたら私達は物語の中の人なの、」

 

ガラド「だからって納得いかねぇな、ジロジロと見られると気になって仕方がねぇ、」

 

そうだね、

 

ガラドの言う通りだね、

 

そんな中、

 

「あの!」

 

お客さんの1人が声をかけて来た、

 

男の人、

 

「もしかしてシンフォニアのコレットさんとアビスのジェイドさんのコスプレイヤーですか?」

 

ガラド「こ、コスプ?」

 

「もしよければ写真を一枚撮ってもいいですか!」

 

写真?

 

確か洋介が私とコレットをカメラで写したって言ってたことがあった、

 

それかな?

 

コレット「私はいいよ、ジェイドはどうする?」

 

ジェイド「ふむ、興味がありますので、よろしいですよ、」

 

「声まで一緒なんてすごいです!」

 

男の人がカメラを私に差し出した、

 

私に撮ってほしいってこと?

 

男の人はジェイドとコレットの間に入ってVサインを作った、

 

私はおそらくこのボタンを押せばいいと思う場所を押した、

 

カシャッと音がした、

 

「ありがとうございます!」

 

男の人が戻っていった、

 

ジェイド「なんだったんでしょう?」

 

コレット「写真だよ、」

 

それじゃあわからないよ、

 

その時料理が運ばれて来た、

 

美味しそう、

 

ガラド「うまそうだな、」

 

ガラドが食べ始めた、

 

お腹空いてたんだね、

 

私はハンバーグを口に入れた、

 

おいしい、

 

ジェイド「普通ですね、」

 

ジェイドは辛口だった、

 

コレット「おいしいね、コハク、」

 

コレットは美味しいみたい、

 

それぞれの感想を言いながら食事は終わった、

 

 

 

 

 

 

4人で歩いているとどうしても視線が気になってくる、

 

ガラド「少し鬱陶しいな、」

 

ガラドの言う通りだねだね、

 

ジェイド「洋介が私達を外に出したくない気持ちがすごくわかりますね、」

 

ガラド「俺はその気持ちはわからないがお前さんがそう言うならそうなんだろうな、」

 

そう話していると、

 

「ねぇねぇ、君ら可愛いね、」

 

いきなりへんな男の人2人に声をかけられた、

 

すごくニヤニヤしている、

 

コレット「私とコハクのこと?」

 

「そうそう君とコハクちゃんのこと〜、」

 

私の名前を言うけどすごく寒気がする、

 

嫌な予感しかない、

 

「今暇だよね、向こうで一緒に遊ばない?」

 

ジェイド「失礼ですが彼女らは私らの連れでして、あなた方と一緒に遊ぶことはできないので他を当たってください、」

 

ジェイドが私らと男の人の間に入った、

 

「おっさんは引っ込んでな、それにそんなおっさんより俺らと遊んだ方が100倍楽しいって、」

 

私はムッとした、

 

ジェイドと一緒の方がずっと楽しい!

 

コハク「ジェイドを馬鹿にしないで!あなた達よりずっと安心だしずっと楽しいよ!」

 

ジェイド「コハク、ありがとうございます、」

 

「調子に乗ってんじゃねーぞアマが!」

 

いきなり怒り出した!

 

「お前らは黙って俺らについてくればいいんだよ!」

 

そう言って私に手を伸ばして来たけど男の人の頭になにかが当たって倒れた、

 

「グハッ!?」

 

その何かが宙を舞いコレットの手に戻った、

 

チャクラム?

 

どこから出したの!?

 

コレット「コハクに酷いことさせないよ!」

 

「クソが!」

 

もう1人がコレットに向かう、

 

だけど、

 

ガラド「相手の実力も分からん小僧はねんねしな、」

 

ガラドが男の人のお腹を殴って男の人を気絶させた、

 

いきなり私の身体を後ろから羽交い締めにされた、

 

コレットがチャクラムを当てた男の人だ、

 

「動くな!大人しくしてろ!」

 

男の人がナイフを出して私の首に当ててくる、

 

私は気持ち悪さを我慢して男のつま先を踵で思いっきり踏んだ、

 

「イテッ!」

 

腕の力が緩んだ、

 

私はナイフを持った腕を掴み捻りながら拘束から抜け出す、

 

「イテテテテテテテ!!!」

 

私は構わず男の人を蹴る、

 

男の人が仰向けに倒れる、

 

私は最後の男の人の股付近の地面を思いっきりかかと落としをする、

 

乾いた音と共に周囲が静かになる、

 

男の人が私の足を見て鼻水を流しながら震えた、

 

ジェイド「金輪際私達には近寄らないでください、そうすればあなたの大事なものが亡くならずにすみますよ、」

 

ジェイドがそんなことを言う、

 

何か字が違う気がするけど気のせいだよね、

 

男の人は何度も頷いて走って逃げちゃった、

 

その瞬間周りから拍手が響いた、

 

「かっこよかったぞー!」

 

「おじさま素敵よー!」

 

「コレットちゃんマジ天使!」

 

「ジェイドの鬼畜ぶりいただきましたー!」

 

私はオロオロしちゃった、

 

ジェイド「どうやら今日はここまでですね、」

 

ガラド「そうだな、帰るか、」

 

ジェイド「そうですね、コハク、コレット、帰りましょう、」

 

コレット「うん、」

 

3人が移動する、

 

私もその後に続いた、

 

ジェイド「コハク、先程はありがとうございます、」

 

コハク「いいよ、それに私はあの人らよりジェイドといた方がいいもの、」

 

コレット「私も、ジェイドとコハクと一緒の方がいい、」

 

ガラド「俺は仲間ハズレか?」

 

コレット「ガラドも一緒だよ、」

 

微笑ましいな〜、

 

コハク「コレット、どこからチャクラム出したの?」

 

コレット「ここだよ〜、」

 

そう言ってワンピースのスカートの裾を盛り上げるとワンピーススカートの裏側にチャクラムが引っ付いてる、

 

コレット「薫ちゃんが作ってくれたの、」

 

薫さん、

 

おそるべし!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夜、

 

洋介「ただいま〜、」

 

洋介が帰ってきた、

 

洋介がリビングに来た、

 

洋介「今日はどうだった?」

 

コレット「何もなかったよ、」

 

ジェイド「特には、満足な1日でした、」

 

ガラド「この世界がよくわかった、」

 

みんなが思い思いの感想を言う、

 

洋介は最後に私を見た、

 

コハク「いい1日だったよ、」

 

私はそう答えた、




突然ですが少しご協力お願いします、

ネタバレになりますが8人目をD2のキャラにするのですが候補が2人おりまして悩んでおります、

1人目はハロルド、

2人目はジューダス、

ジューダスはあるお方の希望ですが2人はとてもいいキャラなので悩んでいます、

とりあえず結構先のことですが今のうちに皆様にどちらがいいのか聞いておきたいので感想などで選んでいただけると嬉しいです、

もし決まらないようでしたら自分の方で考えさせていただきます、

ご協力お願いします、


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

まさかの戦闘訓練

ガラドが来て初めての土曜日、

 

コハク達は庭に出ていた、

 

理由は経験者の戦闘レクチャー、

 

コレットとコハクが自分の旅を見て今のままではダメだと知ってジェイドとガラドに戦闘訓練を依頼した、

 

俺には関係ないが興味はある、

 

もしかしたら原作を壊すかもしれないな、

 

コハクはOPでインカローズを倒したり、

 

コレットはイセリアの襲撃を止めに入ったり、

 

やりそうだ、

 

ジェイドはアンチフォンスロット回避しそう、

 

まぁ軍人でイオンの護衛だから守らないといけないからな、

 

ガラドは・・・どうだろうか?

 

コハク「砕心脚!」

 

俺が飲み物持ってくるとコハクはガラドに向けて技を使っていた、

 

ガラドはそれを避けて、

 

ガラド「瞬迅拳!」

 

コハクを殴った、

 

コハクは腕で防いだが痛いようだ、

 

コハク「疾風脚!」

 

コハクはガラドに蹴りを行う、

 

ガラドはそれを全て防いで、

 

ガラド「双牙断!」

 

木製の斧と剣で切りつけるガラド、

 

コハク「キャァァァ!」

 

コハク、

 

KO、

 

ガラド「戦闘経験はないのはわかる、だがこの戦い方はそこらへんの不良と喧嘩するための戦いだ、それをいざ魔物と戦うと倒しきれずにコハクがやられるぞ、」

 

長年旅をしていたガラドの言葉に重みがある、

 

だけど、

 

コハクを切るんじゃねーー!!

 

後で手当てするか、

 

一方コレットとジェイドは、

 

コレット「レイトラスト!」

 

コレットがチャクラムを直線上に投げた、

 

ジェイドは軽々と避ける、

 

だがチャクラムは戻ってくる、

 

ジェイドはチャクラムを見ずに木製の槍でチャクラムを弾いた、

 

ジェイド「今度はこちらから行きます、アイシクルレイン!」

 

ちょっ!?

 

譜術使えたのか!?

 

と言うより使えるようになったのか!?

 

そしてなんでFOF変化技を打てるの!?

 

ツッコミが追いつかん!

 

コレットの頭上から氷の塊が降ってくる、

 

一応は小さくて当たっても痛い程度だと思われるが加減はしているようだ、

 

コレットは何個か氷の塊が当たるがそれを避けてジェイドに近づく、

 

コレット「ピコハン!」

 

コレットはピコハンを空高くに投げた、

 

ジェイドはその隙を見逃さない、

 

ジェイド「瞬迅槍!」

 

ジェイドは槍をコレットに向けて突き出す、

 

コレットはうまく紙一重に避けて上空にチャクラムを投げる、

 

ジェイド「どこに投げているのですか?天雷槍!」

 

コレットにジェイドは槍を突き刺そうとする、

 

コレットはそれを腕で受け止めるが電撃がコレットを襲う、

 

コレット「キャァ!?」

 

コレットは膝をつく、

 

ジェイドはコレットにとどめ?を刺そうとしたがコレットは根性で前に転がりジェイドの背後に落ちている自分のチャクラムを拾う、

 

ジェイドは冷静に後ろを振り向くが、

 

上空からピコハンを穴に入れて捕らえたチャクラムが戻ってくる、

 

コレットはそれを狙っていた、

 

ジェイドは軍人だと知っているコレット、

 

その為生半可な攻撃は簡単に避けられる、

 

だったら奇抜な考えで戦う、

 

コレットは頭は良くないが悪くもない、

 

それと自分の特技のチャクラムを有効活用したこの技、

 

ただフリスビーだと穴がないからこの技は出来ない、

 

ジェイドの頭にピコハンが当たる、

 

ジェイド「グッ!?」

 

ジェイドがピヨる、

 

何故だろう、

 

ひよこがジェイドの頭を回っている錯覚が見える、

 

コレットはその隙に、

 

コレット「レイトラスト!」

 

チャクラムを投げた、

 

だが傷を負ったコレットのチャクラムの威力はかなり落ちている、

 

ゲームではそんなの関係ないがこうやって見るとリアルだな、

 

ジェイドのひよこがチャクラムが当たった瞬間消えた気がする、

 

ジェイドは槍を構えて、

 

ジェイド「大人げなく行かせていただきましょう!雷神旋風槍!」

 

コレットに槍を突き立てて多数の雷撃をコレットが襲う、

 

コレット、

 

KO、

 

コレットは地面に倒れた、

 

ガラド「ジェイド、少しやりすぎだ、」

 

ジェイド「いやぁ、まさかあのような奇抜な方法で戦われますとついムキになりました〜、もしコレットが私と同等の力でしたら私が負けていました、」

 

そうだ、

 

ジェイド加入時って確かレベル45だったはず、

 

それを加入時2〜3レベルのコレットがあそこまで前線したから凄いと思う、

 

コレット「うーん、」

 

コレットが目を覚ました、

 

早いな、

 

コレット「私・・・負けちゃった、」

 

ジェイド「ですがあなたのあの戦い方は私を驚かせました、経験の差を埋めるような奇抜な戦法です、将来が楽しみです、」

 

コレットは褒められて嬉しそうだ、

 

ジェイド「洋介、一度休憩しますので今持っている飲み物を持ってきてください、」

 

気付いてたか、

 

洋介「すまんな、戦いに集中していたから邪魔したらダメだと思ってな、」

 

俺は飲み物を渡していく、

 

ガラド「それで、俺らの戦いはどうだった?」

 

ジェイド「私達の戦いをゲームですが見ているのです、何かアドバイスはありますかな?」

 

コレット「洋介、教えて、」

 

コハク「洋介、」

 

何故俺にそんなこと聞く!?

 

だいたいゲームと現実では全然違うんだけど!

 

そんな期待したような目で見ないで!

 

洋介「すまないがゲームと現実の戦いでは差がありすぎる、コレットのあの戦法はゲームでは出来ない、俺はお前らの戦いはゲームでしか知らない、現実で、更に命のやり取りをしているみんなの戦いに素人の俺が何かを言えることはない、」

 

ここで変なアドバイスを言うと戻った時に大怪我をするかもしれない、

 

ガラド「そうか、すまないな、」

 

コハク「でもありがとう、真剣に考えてくれて、」

 

ジェイド「では洋介の戦いを見て見たいものですね、」

 

はっ?

 

コハク「うん!洋介簡単に男の人を倒すもん!絶対に強いよ!」

 

えっ?

 

コレット「凄かったね〜、簡単に投げ飛ばしたもん!」

 

なっ?

 

ガラド「ほぉ〜そいつは見て見たいな、」

 

えぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!

 

洋介「無理無理無理無理!!」

 

ジェイド「やってみないとわかりませんよ、ガラド、お相手をしてあげてください、」

 

ガラド「俺か、いいだろう、」

 

はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!

 

洋介「勝負にならないって!俺はそんな技とか無いし!」

 

コレット「そんなの関係ないよ、頑張れ!」

 

んな無茶な!

 

コハク「洋介、ファイト!」

 

チクショーーーーーー!

 

洋介「やればいいんだろやれば!俺の無様な敗北をその目で焼き付けておけ!」

 

コハク「洋介が壊れた!?」

 

壊したのはお前らだ!

 

ガラドが斧と剣を持って定位置に着いた、

 

覚悟を決めるか!

 

洋介「改めて!葉杉流自衛格闘術見習い!葉杉洋介!お願いします!」

 

ガラド「威勢がいいが空回りするなよ、」

 

ジェイド「では私が審判をさせていただきます、」

 

ジェイドが俺とガラドの間に来る、

 

ジェイド「では・・・」

 

ガラドが武器を構える、

 

俺は動く準備をする、

 

ジェイド「はじめ!」

 

ジェイドの声と共に俺は真っ直ぐ走る、

 

ガラド「スラッシュ・ジャガー!」

 

ガラドが斧を投げてきた、

 

この戦いの俺の唯一の強みはガラドの技を知っていることだ、

 

俺はそれを横に避けてガラドに近づく、

 

ガラド「瞬迅拳!」

 

ガラドが殴りかかってくるが俺はそれをしゃがみこみ避ける、

 

ゲームより拳が速い!

 

ギリギリだ!

 

俺はガラドにアッパーをしようとしたがすぐにそれをやめて横に飛ぶように避ける、

 

斧が戻ってきた、

 

ガラドの技で投げ斧技は戻ってくる、

 

危ない危ない、

 

ガラド「視滅衝!」

 

ガラドが蹴りで土を蹴り目潰しをしてきた、

 

俺は目を防ごうとしたが遅く目に土が入った、

 

その隙に、

 

ガラド「瞬迅拳!」

 

腹に拳が入り俺はKOした、

 

 

 

 

 

 

どれくらい気絶したのだろうか、

 

気がつくとリビングに横になっていた、

 

誰かが運んでくれたようだ、

 

コハク「気がついた?」

 

洋介「どれくらい寝てた?」

 

コハク「3時間くらいかな?」

 

意外と短時間だな、

 

ガラド「目が覚めたか?」

 

ガラドがやってきた、

 

ガラド「すまないな、腹は大丈夫か?」

 

洋介「死んでなきゃ大丈夫、」

 

痛みは無いが水以外何も口に入れたく無い、

 

食べても戻しそう、

 

コハク「ごめんね、私達が見てみたいって後押ししたから、」

 

洋介「もう言わないって言うなら許す、」

 

リアルにあれを喰らうとあんなに痛いんだな、

 

絶対に戦おうと思わない、

 

コハク「もう言わないよ、ごめんなさい、」

 

洋介「じゃあ許す、」

 

俺は再び目を閉じた、

 

絶対に戦おうと思わない、

 

俺は心にそう決めた、




洋介の強さは

洋介=コハクの技無しの強さ、

くらいです、

技を使われるとぼろ負けです、

称号、

コレット

ワンピースとチャクラム、

スカートの中にはチャクラムでいっぱい、タマ切れは無いね、



ガラド、

ハラパンオヤジ

ファミパンじゃねーぞ、ハラパンだぞ、




現在8人目のキャラをD2のキャラにするのですがジューダスとハロルドで迷っています、

とりあえず7人目登場までに決めたいのでどちらがいいか教えてください、

また、

活動報告でキャラ未定の作品を書いていますので候補がいましたら教えてください、

それと最後に、

X2のミラはの分史世界のミラか正史世界のミラ、どちらがいいでしょうか?


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

コハクとコレットは敗北したようです、

話がごちゃごちゃかもしれません、

改善点がありましたらお知らせください、


月曜日、

 

また運命の時が来た、

 

暑い夏と次は誰がくるのかわからないという緊張で少しストレスを感じる、

 

コハク「洋介、朝だよ、」

 

でもコハクの声で癒されている、

 

改めて俺はコハクというキャラが好きなんだな、

 

洋介「今起きる、」

 

まぁ本人にそのこと言えないけど、

 

俺は仕事着・・・といっても普段着だがそれに着替える、

 

 

 

下に降りるとコハクが台所に立っている、

 

エプロン姿が似合っている、

 

火の扱いが心配だが見た感じは大丈夫そうだ、

 

それよりも俺は寝坊したみたいだ、

 

いつもより30分遅く起きた、

 

洋介「すまない、手伝う、」

 

コハク「洋介は座ってて、今日は私が作るよ、」

 

フライパンとおたまを持って笑顔で言うが・・・その構えは死者の目覚めの構えなんだが、

 

ディスティニーをコハクの前でプレイしてないよな?

 

偶然か?

 

コハク「それとも私の料理食べたく無いの?」

 

涙目で訴えてくるコハク、

 

いつのまにそんな技を覚えた!

 

それに俺はコハクに手料理を食べたい!

 

洋介「わかった、そこまで言うなら頼んだ、」

 

コハク「任せて!」

 

そうしてキッチンに向かい合ったコハク、

 

洋介「エプロンなんてこの家にあったか?」

 

コハク「薫さんがくれたの、」

 

薫、

 

いつのまに、

 

俺はテーブルに座って待った、

 

 

料理を待っている間にコレットがやってきてコハクの手伝いに入った、

 

ジェイドがやってきて俺と同じように座った、

 

ジェイド「男子厨房入らず、今はそのような状態ですね、」

 

洋介「あんた男子って歳でもないだろう、」

 

ジェイド「おや〜これは一本取られましたね、」

 

何故朝から漫才をしないといけない?

 

ガラド「おや?俺が最後のようだな、」

 

ガラドがリビングに入ってきた、

 

昨日遅くまで日本酒を飲んでいたからな、

 

今回は北海道産の男山(オトコヤマ)を取り寄せた、

 

辛口淡麗らしい、

 

とりあえず北から攻めていこうと思って取り寄せた、

 

側から見ると酒呑みオヤジなんだよな、

 

ジェイド「ガラド、昨日は飲み過ぎですよ、」

 

ガラド「酒がうまいのが悪い、」

 

責任を酒に押し付けた、

 

だがそれは酒がうまいことを言っている、

 

作った人が聴くと嬉しいだろうな、

 

だが責任を押し付けられたく無いだろうが、

 

コハク「みんな、出来たよ!」

 

コハクとコレットが料理を運んできた、

 

まぁ予想通り味噌料理、

 

味噌の焼きなす、

 

味噌の焼きおにぎり、

 

鯖の味噌焼き、

 

味噌汁、

 

コレットの作ったのはベーコンエッグとフルーツポンチの2品だろう、

 

量が多い、

 

ガラド「美味そうだが味噌?」

 

ジェイド「味噌ですね、」

 

コレット「味噌だよ〜、」

 

コハク「みっそみそだよ!」

 

それを言いたいだけだろうか?

 

仲がいいな、

 

洋介「いただきます、」

 

俺は味噌の焼きおにぎりを手に取り食べた、

 

コハクが祈るように手を組み俺を見つめる、

 

すごく食べにくい、

 

味噌も味付けがいいな、

 

洋介「美味しいよコハク、」

 

その言葉にコハクは笑顔になる、

 

ガラド「俺も食べるとするか、」

 

ガラドが食べ出す、

 

コレット「いただきま〜す、」

 

ジェイド「それではいただくとしましょうか、」

 

続けてジェイドとコレットも食べ出す、

 

コハクは上機嫌に食べ始めた、

 

うまい、

 

うまいけど・・・

 

何故かコハクの作った料理がほとんど俺とコハクが食べたのは俺の気のせいか?

 

コレットのベーコンエッグとフルーツポンチを一口も食べてないのだが、

 

口に中が味噌の味しか無いのだが、

 

俺はそう思いながら職場に向かった、

 

 

 

 

 

洋介「おはようございます、」

 

雛鳥「葉杉先輩!おはようございます!」

 

いつもより遅く来たため他の社員が数名出勤していた、

 

洋介「おはよう雛鳥、」

 

おっ、

 

久しぶりに文字入り洋服、

 

なになに、

 

 

 

悪即斬・・・

 

 

 

雛鳥はどのような悪を斬るのだろうか・・・

 

雛鳥「先輩?どうしました?」

 

洋介「なんでもない、」

 

そう言って俺は席に着いた、

 

 

 

昼休み、

 

雛鳥「葉杉先輩!一緒にお昼いいですか!」

 

雛鳥が誘いに来た、

 

断る理由はない、

 

洋介「いいよ、どこで食べる?」

 

雛鳥「ここでいいです!」

 

雛鳥はそう言って近くのデスクの椅子を持ってきた、

 

俺は書類などを片付ける、

 

家を出る前にコハクが弁当を渡して来た、

 

久しぶりのコハクの弁当に内心ヒャッハーしていた、

 

雛鳥も弁当、

 

俺は弁当を開けた、

 

予想通り味噌づくし、

 

雛鳥「先輩・・・味噌味噌ですね、」

 

雛鳥が苦笑いしている、

 

コハクだからね、

 

雛鳥の弁当は色とりどりのおかずの料理、

 

女子力高いな、

 

洋介「この前来た子が味噌好きだから、」

 

雛鳥「女の子の手作りのお弁当ですか!?」

 

雛鳥が食いついて来た、

 

なんだろうか、

 

鬼気迫る表情なんだが、

 

雛鳥「先輩!おひとつもらってもいいですか!そのかわり私のおかずもおひとつあげますので!」

 

洋介「お、おう、」

 

雛鳥の気迫に負けて思わず頷いてしまう、

 

雛鳥は俺の弁当から味噌のなにかを箸でつまんだ、

 

味噌キュウだ、

 

夏に生野菜はいただけない、

 

帰ったら注意しておくか、

 

見た感じ傷んではない、

 

雛鳥「味噌キュウリ・・・」

 

雛鳥は味噌キュウを口に入れた、

 

そして目を見開き、

 

雛鳥「キュウリに味噌の味が染み込むように細かい切れ込みがしてある、そして味噌は味が薄い白味噌、キュウリの味を殺していない、シャキシャキの食感を残している・・・敵は強敵のようです!」

 

何かブツブツと呟いていて俺は椅子ごと後方に下がってしまった、

 

こんな雛鳥は見たことない、

 

心なしか悪即斬の文字が赤く光っているような気がする、

 

雛鳥「わかりました、先輩!私のおかずを食べてください!」

 

なにがわかったのか知らないが雛鳥は俺に自分の弁当を差し出して来た、

 

俺は箸で玉子焼きを一つ取り食べる、

 

砂糖ではなく鰹出汁で作った玉子焼き、

 

卵自体に数グラムの塩分が入っているため下手に醤油とかかけないほうがいいとTVで言ってたな、

 

洋介「うまい、」

 

雛鳥「本当ですか!?」

 

洋介「嘘ついてどうする、本当だ、」

 

雛鳥がすごく嬉しそうな表情で自分の弁当を食べ始めた、

 

俺も食べるか、

 

俺は味噌味噌弁当を食べた、

 

うまい、

 

 

 

 

 

仕事が終わり家に着いた、

 

さて、

 

誰が来たのやら、

 

洋介「ただいま、」

 

返事がない、

 

ジェイド以来だな、

 

このパターン、

 

だが本当に誰が来たんだ?

 

そう思いながらリビングに向かう、

 

そこには、

 

ジェイド「おかえりなさい、お出迎えできなくてすいませんね、」

 

「この人がこの家の家主?」

 

ガラド「そうだ、お嬢さん、」

 

「やめてよ、わたしにはベルベット・クラウって言う名前があるのよ、」

 

ベルベットの姐さんキターーーー!

 

シリーズの最新作、

 

ベルセリアの主人公、

 

また初の女性主人公、

 

エクシリアのミラは恐らくダブル主人公の1人だから初ではないと思われている、

 

服装的にはまだ喰魔になる前の村人衣装、

 

間違いなく本編前から来たようだ、

 

ベルベット「それで、あなたの名前を教えて、」

 

洋介「葉杉洋介、洋介と呼んでくれ、」

 

ベルベット「変わった名前ね、それで洋介、ここはどこなの?」

 

今のベルベットは16歳、

 

それから喰魔になり3年監禁される、

 

16歳の少女にどう伝えればいい、

 

それにしてもコハクとコレットが静かすぎる、

 

洋介「説明の前にジェイド、コハクとコレットは?」

 

ジェイド「あそこで敗北を味わっています、」

 

俺は首を傾げてジェイドの指差した場所を見る、

 

ソファで落ち込んでいる、

 

あの明るい2人が、

 

敗北と言っていたが戦いでもしたのか?

 

ガラド「洋介、2人にはないものがベルベットの嬢ちゃんが持っていたんだ、察してやれ、」

 

あっ、

 

察した、

 

胸だな、

 

ベルベットは結構な大きさを持っている、

 

それに比べてあの2人は・・・

 

俺がその事に口を出したら絶対に怒られる、

 

心の中で言えることは、

 

コレット、

 

ロイドはそんなこと気にしないぞ、

 

コハクも、

 

シングはそんなこと絶対に気にしない、

 

コハク「洋介何か勘違いしてる気がする、」

 

ギロリと視線を向けるコハク、

 

怖い怖い!

 

ベルベット「えっと、いいかな?」

 

忘れてた、

 

洋介「わかった、クラウさん、取り敢えずご飯食べながら説明するな、」

 

ベルベット「ベルベットでいいわよ、なんかよそよそしいから、」

 

洋介「わかったベルベット、ジェイドとガラドも席についていてくれ、コハクとコレットも立ち直ったらテーブルに集合、」

 

俺はそう伝えてキッチンに向かった、

 

さてどうしよう、

 

今のベルベットの性格は明るい性格、

 

その本人に旅をしていると言ったら絶対になんでという言葉が来る、

 

そしてライフィセットが殺されて復讐のために旅をしていると答えられるわけがない、

 

本編前にベルベットの心を壊す事になる、

 

辛いな、

 

もし戻ったら速攻アルトリウスを殺しに向かいそうで尚更怖い、

 

俺はパスタを煮込みながら考えていると、

 

コハク「洋介、」

 

立ち直ったらしいコハクがこっちに来た、

 

コハク「悩んでいるの?」

 

洋介「よくわかったな、」

 

コハク「洋介のこと見ているから、」

 

何故だ、

 

何故そんなドキッとするような事を言うのかなコハクさん?

 

洋介「ベルベットにこの世界のことと自分が旅をする話を必ず話さないといけない、嘘を付くという手段もあるけどそれだと今後来るであろうみんなにも嘘をつかないといけなくなる、」

 

コハク「話したくないの?」

 

洋介「ベルベットはかなり特別な事情で旅をするんだ、」

 

復讐のために旅をするならテンペストのルビアなどの例があるがベルベットは復讐した上で本人が死ぬと言うこと、

 

それを俺が知っているため恐らく最後まで聞くだろう、

 

もし聞かなくてもゲームに興味を持ってプレイして自分の結末を知るだろう、

 

コハク「洋介、わたしは洋介のしたいようにすればいいよ、」

 

コハクがそう言う、

 

コハク「今までそうやって説明して来たんだよ、今回も今までのように説明すればいいよ、」

 

洋介「今まで通りにか?」

 

コハク「そうだよ、もしうまくいかなかったら私達も手伝うよ、今の洋介は1人じゃないよ、私やコレット、ジェイドにガラドがいるよ、」

 

あぁそうか、

 

コハク「だから洋介のしたいようにして、」

 

俺は今は1人じゃないんだ、

 

コハク達がいる、

 

そうだったな、

 

洋介「ありがとう、コハク、」

 

俺はコハクの頭を撫でた、

 

こうやって撫でるの初めてだな、

 

コハクは俺のされるがままになっている、

 

決心がついた、

 

俺はコハクにリビングに戻ってもらい6人分のミートパスタを持っていった、

 

洋介「ベルベット、説明するぞ、」

 

俺らはパスタを食べながら話をする、

 

ここはベルベットのいる世界ではなく別の世界である事、

 

ベルベットはゲームという作られた物語の主人公である事、

 

ベルベット「信じられないわね、でもあなた達も私と同じ状況なのよね、」

 

ガラド「そうだ、文化も文字も何もかもが違う世界だ、」

 

ベルベット「でも私の物語って事は何か私の身に起きるの?」

 

きた、

 

ここからが辛い、

 

俺にとっても、

 

ベルベットにとっても、

 

洋介「開門の日にベルベットの弟のライフィセット、」

 

ベルベット「なんでラフィーが出てくるの?」

 

言わないと、

 

洋介「ライフィセットがアーサーに殺されるんだ、」

 

その瞬間ベルベットが目を見開き時が止まったかのように動かなくなる、

 

受け入れられない事実、

 

だが言わないとな、

 

洋介「それを見たベルベットはアーサーに復讐するために冒険する、」

 

ベルベット「嘘・・・よ、」

 

ようやく呟くベルベット、

 

ベルベット「嘘よ、嘘よ嘘よ!そんな言葉に騙されない!アーサー兄さんがラフィーを殺すなんて!」

 

テーブルに手を叩きつけて怒るベルベット、

 

気持ちはわかる、

 

自分の姉の旦那で自分の剣の師匠でもあるアルトリウス、

 

そんな彼が自分の弟を殺したと信じられないわな、

 

周りは黙って俺らの様子を見ている、

 

俺とベルベットの出方を伺っているようだ、

 

洋介「嘘じゃない、アーサーの本名はアルトリウス・コールブランド、ある目的のために大穴のある祠でライフィセットを殺した、」

 

ベルベット「その目的って何よ!」

 

洋介「穢れのない世界、負の感情を出さないために人々から感情を奪い取るためだ、」

 

ベルベット「何よそれ、意味わかんない、」

 

洋介「お前の姉のセリカと子供が死んだ理由は村人がアーサーを陥れるために業魔化した盗賊と鉢合わせにさせた、その時にお前の姉が死んだんだ、そこでアーサーは絶望した、そして決心した、この世を穢れのない世界にすると、」

 

ベルベット「嘘・・・」

 

洋介「何度も言うが本当のことだ、」

 

ベルベット「嘘よ!!」

 

ベルベットは立ち上がり俺に刺突刃を出して斬りかかってくる、

 

周りは反応するが俺は予想通りと思いその刺突刃をフォーク2本で挟む、

 

流石主人公、

 

かなりの力だ、

 

俺はそのまま椅子ごと後方に倒れる、

 

頭に血が上っている相手はまだ楽だ、

 

ベルベットが俺の方に向かって勢いよく倒れてくる、

 

俺はフォークを外す、

 

刺突刃が床に刺さる、、

 

俺の目の前にベルベットの顔が至近距離で見える、

 

その顔は苛立ち、

 

そして憎しみの表情、

 

洋介「信じろとは言わない、俺に出来るのはお前が元の世界に帰れるまでの間の衣食住を提供することだけだ、」

 

ベルベット「私はどうすればいいの!あなたの言う通りならラフィーが死ぬのよ!後1週間で!どうすればいいのよ!ねぇ!」

 

涙、

 

本編ではあまり見ることの出来なかった涙、

 

洋介「それは自分で考えるんだ、ここにはベルベットより強い人がいる、その人に鍛えてもらうもいい、自分の旅がどのようになるのか確認するのもいい、だが最終的には自分で決めるんだ、」

 

涙が俺の顔に落ちる、

 

洋介「ここにいる4人は自分の旅を見て今のままではダメだと思い戦闘の訓練をしている、それに参加するのもいいだろう、」

 

ベルベット「戦わないと・・・ダメなの・・・アーサー兄さんと・・・」

 

戦いたくない、

 

そう聞こえる、

 

洋介「それを決めるのもベルベットだ、」

 

16歳で難しい選択をさせないといけない、

 

エグいな、

 

バンダイナムコさん、

 

しばらく俺とベルベットの睨み合いが続き、

 

そして、

 

ベルベット「ごめんなさい、少し・・・考えさせて、」

 

洋介「ゆっくり考えればいいさ、辛いのは俺らではなくお前なんだから、」

 

ベルベット「うん、それと・・・さっきに話、信じたわけじゃないけど・・・ここが私の住んでいる所とは違う事は確かみたいだから、しばらく厄介になるね、」

 

まだ憎しみに飲み込まれていない、

 

そのため結構素直だな、

 

洋介「さっきも言ったけど、俺が出来るのは帰るまでの衣食住の提供だけだから、気にするな、さて、ご飯を食べよう、」

 

ベルベット「ごめんなさい、私のせいで、」

 

調子が狂う、

 

本編のベルベットはもっと上から目線なのにこうも何度も謝られるとすごく変な感じだ、

 

洋介「また作ればいい、みんなで食べよう、それと、退いてくれないか?」

 

ベルベット「ご、ごめんなさい!」

 

ベルベットはすぐに立ち上がり俺から退いた、

 

柔らかかったです、

 

はい、

 

洋介「コハク、ベルベットのそばにいてほしい、」

 

コハク「わかった、でも洋介、もうこんな無茶はやめて、」

 

心配してくれるのは嬉しいが難しい相談だ、

 

俺は頷くことをしないでキッチンに向かった、

 

 

 

 

 

パスタをもう一度作り直して持っていく、

 

コレット「ベルベットって胸大きいよね、」

 

何聞いているんだコレット、

 

ベルベット「邪魔なだけよ、大きくても、」

 

コハク「それは持っているものの悩みよね、」

 

だから何を聞いているんだ、

 

ジェイドとガラドはとなりの部屋でテレビを見ている、

 

ガールズトークから逃げたな、

 

コレット「ベルベットって何歳なの?」

 

ベルベット「16よ、」

 

コハク「私より年下なのにその大きさ、」

 

再び敗北を味わうコハクとコレットであった、




称号、

ベルベット、

ボインちゃん、

16歳なのに私らより大きい・・・


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

薫とベルベットが交われば色々と崩壊した、

注意、

ベルベットが少し壊れます、

それ以前にカオスな状態です、

すいません、


ベルベットが来た翌日、

 

今日は早く起きた、

 

部屋を出るとコハクと鉢合わせになった、

 

手にはタオル、

 

コハク「ベルベットが夜中に・・・」

 

洋介「言わなくていい、俺は朝食を準備するから落ち着いたら一緒に降りてきてくれ、」

 

コハク「わかった、」

 

コハクは部屋に戻った、

 

やっぱり不安だよな、

 

弟やアーサーに会えないことが、

 

だがあれだけ俺はアーサーが弟を殺したと言ったから結構恨まれそうだ、

 

俺は朝食の準備に取り掛かった、

 

 

 

しばらくしてジェイドがやってきた、

 

ジェイド「おはようございます、」

 

洋介「おはよう、」

 

ジェイド「ベルベットはまだ部屋ですか?」

 

洋介「コハクとコレットがいるから大丈夫だと思うが・・・」

 

ジェイド「あれだけ取り乱したのです、心の整理が必要です、」

 

そうだな、

 

家主の俺を襲ったりしたからな、

 

ジェイド「しかし他に方法はなかったものでしょうか?」

 

洋介「俺は頭がいいわけじゃないんだ、あれ以外の方法は思いつかなかった、」

 

ジェイド「私はあなたの頭の良さは期待しておりません、」

 

ヒドッ!

 

そう言っているとガラドが来た、

 

ガラド「おはよう、相変わらず眩しい朝だ、」

 

洋介「なんで清々しい朝と言えないんだガラド?」

 

ガラド「夜遅くまで起きていたらそう言ってしまうんでな、」

 

それはただの夜更かしと飲み過ぎなだけだろ、

 

それでも二日酔いの様子はない、

 

相変わらず酒に強いな、

 

よし、

 

料理ができた、

 

俺はテーブルに持って行く、

 

ジェイドとガラドは先に食べ始めた、

 

俺は自分の弁当と昼食を作る頃にコハク達が降りてきた、

 

コレット「おはよ〜、」

 

ガラド「おう、おはようさん、」

 

コハク「洋介手伝うよ、ベルベットは席に着いて食べてて、」

 

ベルベット「わかったわ、」

 

ベルベットは少しスッキリしている、

 

昨日よりいい顔をしている、

 

その時外から車のエンジン音が聞こえて来た、

 

誰だ?

 

こんな朝に、

 

洋介「コレット、外を見て来てくれ、」

 

俺の言葉にコレットは玄関に向かった、

 

そして戻ってきて、

 

コレット「洋介、薫ちゃんが来たよ、」

 

洋介「薫が?」

 

朝っぱらからどうしたんだ?

 

ガラド「なんだ?洋介のこれか?」

 

小指を立てるガラド、

 

ジジくさいぞ、

 

ベルベット「恋人いたの?」

 

純粋に聞いてくるベルベット、

 

コハクがすごく複雑な顔をして苦笑いしている、

 

洋介「コハク、コレット、ちょっと行ってくるから作って待っててくれ、」

 

コレット「オッケ〜だよ、」

 

コハク「行ってらっしゃい、」

 

俺は玄関に向かった、

 

扉を開けるとワンピース姿の薫がいた、

 

薫「洋ちゃんおひさ、」

 

投げキッスとウィンクの組み合わせ、

 

俺以外なら扉を閉めているだろう、

 

まぁ先週会ってないから2週間ぶりだな、

 

洋介「どうしたんだ、朝早くに?」

 

薫「やぁねぇ忘れたの?火曜日をお休みにするって私言ったじゃない、先週は色々とやっていてこれなかったけど今日は色々な服を持って来たわよ、」

 

そう言えば休みを変えるって言っていたな、

 

好きでやっているって言っているけど俺のためなんだよな、

 

頭が上がらないな、

 

だが、

 

洋介「この2週間で来たのはガラドとベルベットだ、」

 

薫「あら、おじさまがいるのね、」

 

ガラドを知っているんか、

 

結構知られていないんだがな、

 

薫「それにベルベットちゃんまで、洋ちゃんはモテモテね、」

 

洋介「それをモテモテだなんて言わないんだがな、」

 

厄介ごとしか来ないんだが、

 

薫「家に入ってもいいかしら?」

 

洋介「いいぞ、」

 

薫「お邪魔しま〜す、」

 

薫をリビングに連れて行く、

 

ガラド「うぉ!?男が女物の服を着ている!?」

 

ベルベット「この世界はそんな人もいるの?」

 

驚く2人、

 

俺は簡単に説明する、

 

洋介「2人は初めてだな、薫だ、女性の服屋を営んでいるんだ、」

 

薫「はじめましてガラドおじさま、ベルベットちゃん、」

 

ガラド「俺らの事も知っているのか?」

 

ベルベット「初対面なのに向こうは知っているのね、不思議な感じね、」

 

まぁ初対面に名前で呼ばれたら誰だってそうだろう、

 

洋介「それで、なんで来たんだ?」

 

薫「何ってベルベットちゃんのお洋服を持って来たのよ、特注品よ、サイズが合う服少ないのよね、」

 

薫の言葉にコハクとコレットが石化したように固まった、

 

薫「まぁベルベットちゃんじゃなくても女性のお洋服は洋ちゃんじゃ役に立たないからよ、」

 

まぁそうだな、

 

薫「おじさまは先週洋ちゃんが洋服を買ったと思うけどベルベットちゃんは買えないでしょ、だから私が来たのよ、すぐに必要、いつまでも着た切り雀は女としてどうかと思うわ、」

 

ベルベット「私は気にしないわよ、」

 

薫「そんなわけには行かないわよ、そういうことで洋ちゃん、領収書は置いておくからね♩」

 

薫はベルベットの腕を掴んで外に向かった、

 

あぁ、

 

今回はベルベットが着せ替え人形か、

 

テイルズにヒロインが薫の着せ替え人形にされて行く、

 

まぁ本人達も喜んでいるし、

 

ガラド「それで、洋介、あいつはお前のこれなのか?」

 

そう言って小指を立てるガラド、

 

洋介「違うからな、」

 

そう言ってキッチンに戻った、

 

 

 

食後直ぐに会社に向かった、

 

後は薫に任せておくか、

 

会社に向かうと課長以外出勤していない、

 

長谷川「よぉ、おはよう、」

 

洋介「おはようございます、」

 

親しげに声をかけられても相手は俺の上司、

 

ちゃんと敬語で話さないといけない、

 

長谷川「今回は誰が来たんだ?」

 

真っ先に聞いてくるにはそれかい!

 

課長も内心楽しみにしているんだな、

 

洋介「課長の好みの人ですよ、」

 

長谷川「でかいのか!?」

 

めっちゃ食いついて来た!

 

いつもの課長じゃない!

 

長谷川「誰が来たんだ!教えてくれ!」

 

鼻息荒いんですけど!

 

暑い夏にぽっちゃり体型が迫ってくると暑いんですけど!

 

洋介「ベルベットです!ベルセリアの主人公のベルベット・クラウです!」

 

すまんベルベット、

 

お前を売るわ、

 

課長は見るからに喜んでいるし、

 

今にも勝利の舞みたいなものを踊りそうなんだけど、

 

あっ、

 

どこからかつけ髭を出してヒゲダンスしてる、

 

古っ!

 

そんなに嬉しいのか!

 

長谷川「近々会わせてくれ!」

 

つけ髭した課長が再び迫ってくる!

 

ダンス後だから余計に暑い!

 

洋介「わかりました、いつ頃会いますか?」

 

長谷川「いつでもいい!」

 

洋介「では明日外食しませんか?コハク達も誘って、」

 

長谷川「わかった!代金は俺が奢る!約束だ!」

 

めちゃくちゃ興奮してる、

 

教えなきゃよかったかも、

 

すまんベルベット、

 

最低限汗だくの手の握手だけは我慢してくれ、

 

それ以上するようなら沈めるから、

 

意識を、

 

その後他の社員も出勤して来た、

 

雛鳥「葉杉先輩、課長、すごく機嫌いいですね、」

 

まぁ、

 

巨乳キャラに明日会えるからな、

 

まぁ俺の仲介がなければ危ない事をする中年男性になってしまう、

 

それくらいのテンションだからな、

 

洋介「いい事あったんだよ、」

 

とりあえず誤魔化した、

 

ただ・・・

 

課長、

 

髭は外してください、

 

見ていて面白いから何も言わないけど、

 

 

 

 

 

家に帰ると薫の車がまだあった、

 

まさか一日中ファッションショーもとい着せ替え人形をしていたのか?

 

洋介「ただいま、」

 

俺が玄関の扉を開けると出迎えて来たのはガラドだった、

 

ガラド「お帰り、とりあえずベルベットが疲れ切っているから助けてやってくれ、」

 

何があった!?

 

薫!

 

何をした!?

 

俺は早足でリビングに向かうと、

 

ベルベットがソファでグッタリしている、

 

マジではじめて見たぞ、

 

あんなベルベット、

 

髪型が三つ編みからツインテールになっているんだが、

 

服が村人衣装からあれは・・・ホットパンツとタンクトップ、

 

似合って・・・いるのか?

 

ベルベット「もう勘弁して、疲れた、」

 

薫「ダメよ、もっと着替えてもらうわよ、」

 

ベルベットが涙目で薫から逃げている、

 

こんなベルベットはじめてだ、

 

あのまま何もなく過ごせばこんな風になるのか?

 

そしてコハクとコレットはなんであんなに沈んでいるんだ?

 

コハク「コレット、揺れたよね、たゆんって、」

 

コレット「うん、私らはあんなにないから揺れないよね・・・」

 

いつまで引きずっているんだ?

 

ジェイドは隣の部屋で3DSのアビスをやっている、

 

ガラドもいつのまにかVitaのハーツRをしている、

 

逃げたな、

 

俺に全部押し付けたな、

 

こんちくしょう!

 

洋介「薫、そこまでにしておけ、」

 

ベルベット「洋介〜!」

 

ベルベットが涙目で俺のところまで逃げてくる、

 

あぁ、

 

ベルベット姐さんのイメージが壊れる、

 

原作では「他人の不幸は蜜の味」とニヤリと笑ったクールな姐さんが目の前では涙目でゴリマッチョでワンピースを来た男に着せ替え人形にされている、

 

ベルベット「助けて〜!」

 

なぜ俺の後ろに回る!

 

コハクの視線が怖い!

 

なんでそんなに睨むの!

 

ジェイド「いや〜朴念仁はこれだから嫌ですね〜、」

 

ガラド「全くだな、」

 

何言ってるのそこ!

 

ジェイドも久し振りに話しているのに何言ってるの!

 

薫「洋ちゃん!ベルベットちゃんをそのままでお願い!」

 

薫!

 

なぜそんなに必死なんだ!

 

洋介「やめておけ、本人が嫌がることをするな、無理矢理服を着せてもいい思い出にならないだろ、」

 

薫「でも〜、」

 

洋介「でももへったくれもない、薫、親にもし今無理矢理男性服を着せられたら嫌だろ?」

 

薫「・・・そうね、ごめんなさい、目の前にスタイルのいい子がいると綺麗にしたくなるのよ、私の悪い癖ね、」

 

薫は大きなため息を吐いた、

 

薫「ベルベットちゃん、ごめんなさいね、もうしないわ、」

 

ベルベット「本当?」

 

俺の背後から顔を覗かせるベルベット、

 

薫「本当よ、お詫びに数着タダであげるわ、迷惑料として今後も着てね、」

 

かなり反省しているようだな、

 

今回の出来事はいい薬のようだ、

 

薫「それにベルベットちゃんならいい宣伝になるもの、」

 

ちゃっかり宣伝にしてやがる、

 

ガラド「終わったようだな、」

 

ジェイド「いや〜やっと終わりましたか〜、」

 

逃げた奴らが何を言ってやがる、

 

コハクは・・・なぜかまだ睨んでる、

 

マジで怖い、

 

洋介「薫、飯食ってけ、こんな時間までありがとな、」

 

薫「もぉ、気にしないで、私と洋ちゃんの中なのよ、どうしてもって言うなら今晩ベッドで・・・」

 

コハク「ダメーーーーーー!!!」

 

まさかのコハクがこっちに走って来て俺と薫の間に入った、

 

コハク「洋介にへんな事しないで!」

 

薫「あら、私は洋ちゃんのマッサージをしてもらおうと思ったのよ、前にも言ったけど私にはマイハニーとマイサンがいるから浮気は洋ちゃん以外とはしないわよ、」

 

俺とはするのか!?

 

ガラド「結婚してたのか!」

 

ジェイド「気がつかなかったのですか?左手の薬指に指輪をはめていますのでガラドは気がついているものかと、」

 

薫「洋ちゃんのマッサージ軍医直伝のマッサージだから結構効くのよね〜、コハクちゃん、あなたも受けてみたら?その夜は熱い夜になるわよ〜、」

 

コハクは顔を真っ赤にさせている、

 

からかいすぎだ、

 

コレット「洋介〜、私にマッサージして〜、」

 

いつのまにか復帰しているコレットが俺にマッサージの依頼をして来た、

 

洋介「いいけど俺の部屋でするか?それともコレットのベッドでするか?」

 

コレット「私のベッドでいいよ、」

 

洋介「なら風呂上がって服を着たら俺を呼んでくれ、」

 

コハクはムーーーと言いながら俺を見る、

 

膨れっ面が可愛い、

 

洋介「コハクもするか?」

 

コハク「いいの?」

 

洋介「コハクがしたいなら、」

 

コハク「じゃあして、」

 

洋介「わかった、コレットが終わったらな、」

 

ジェイド「おや、私も参加しましょうか、部屋で待ってますよ、洋介、」

 

ガラド「最近腰が痛いからな、洋介、頼むは、」

 

薫「あら〜、私が初めに言い出したのに〜、洋ちゃん、お願いね、」

 

1人が言い出すと全員がせがんできた、

 

ベルベットは出遅れたみたいだ、

 

俺は今晩何時に寝れるのか、

 

俺はそう思いながら食事の準備を始めた、




洋介のスペックが無駄にいいんだが、

お金持ち、

自衛隊の格闘術できる、

料理洗濯掃除できる、

コンピューターに少し強い、

メガネを外せばイケメン、

メガネをかければキモオタ化、

クールな皮を被っている、

中身はハッチャケている、

交友関係がゲーム関係で意外と広い、

更にマッサージまで、

当初はここまで無駄スペックにする予定ではないのだが、

少しスペック落とそうかな?





称号

ジェイド

他人任せ、

に〜げ〜た〜な〜、



ガラド

マッサージの虜、

翌日スキップしながら階段を降りていた、



ベルベット

薫が天敵、

猫に引き続き薫も天敵になりました、


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

課長は少し壊れたようです

遅れてすいません、


翌日、

 

俺は寝不足だった、

 

原因はマッサージだ、

 

深夜を回るとは思わなかった、

 

薫がまさか泊まるとは思わなかった、

 

だがよく起きれたな俺、

 

そのまま朝食の準備をするか、

 

俺は寝不足の頭を無理矢理働かせて動く、

 

 

 

準備をしている最中薫が降りてきた、

 

薫「おはよう洋ちゃん、」

 

洋介「おはよう、先に聞くは嫁さんは大丈夫なのか?」

 

薫「あとでフォローしないと怖いわね、」

 

恐妻家ではないだろう、

 

俺もあとでフォローしておくか、

 

洋介「食って行くか?」

 

薫「お願いするわ、私も一度帰ってお店の準備をしないといけないのよ、」

 

だったら泊まって行くなよ、

 

俺は料理を作った、

 

 

 

薫が朝食を食べるとすぐに帰って行った、

 

嵐のような奴だな、

 

それからガラド以外はリビングにやってきた、

 

ガラドは未だに寝ている、

 

大丈夫なのか?

 

向こうに戻ったら旅は出来るのか?

 

ベルベットが俺の後ろから台所を覗き込んでいたが料理は出来るんだったな、

 

教えてみるか、

 

俺は料理を運んで、

 

洋介「コハク、今日の夜は外食するから他のみんなにも伝えておいて、」

 

コハク「珍しいね、洋介が外食なんて、」

 

洋介「長谷川さん覚えてるか?会社で出会ったあのぽっちゃり体型の男性、」

 

コハク「覚えてるよ、」

 

洋介「その人に誘われた、だからみんなも一緒に食べないかと思ってな、」

 

コハク「私はいいよ、でもみんなはどうかわからないよ、」

 

洋介「聞いておいて、俺は作ったらすぐに会社に行かないといけないから、」

 

コハク「わかった、でも長谷川さんと外食なんだ、突然だね、」

 

言えない、

 

ベルベットに会いたいからだと言えない、

 

俺は朝食を作って会社に向かった、

 

 

 

出社すると課長だけがいた、

 

まぁ早く来ているから他は誰も来ていないわな、

 

洋介「おはようございます、」

 

長谷川「葉杉、おはよう、今晩楽しみにしているぞ、」

 

すげー目を輝かせているんだが、

 

はっきり言おう怖い!

 

そんな俺の思いを知らずに課長は鼻歌を歌いながらノートパソコンを弄りだした、

 

しばらくすると他の社員が出社して来た、

 

全員が課長の機嫌の良さに驚いている、

 

雛鳥「先輩、課長、どうしたんですか?」

 

雛鳥に心配されるくらい上機嫌な課長、

 

洋介「俺が知っていたらいいんだが知らん、」

 

俺はそう言う、

 

あっ、

 

課長が机の下でタップをやり始めた、

 

でも下手だ、

 

貧乏ゆすりのうるさい版にしか見えない、

 

周りがドン引きしている、

 

雛鳥「課長、怖いです、」

 

どちらかと言うと雛鳥、

 

今日のお前の文字入り服が俺的に怖い、

 

呪怨の伽倻子の絵とロゴなんだがどこをどうしたらお前さんは伽倻子の服を着るんだ?

 

背中はリングの貞子、

 

サダカヤか、

 

やばい、

 

久しぶりに見たくなった、

 

明日レンタルするか、

 

 

 

 

夕方、

 

長谷川「葉杉、もう時間だ、帰れ、」

 

課長がそう言うが時計は時間の10分前、

 

洋介「まだ時間がありますが、」

 

長谷川「今日だけだ、それと場所は会社近くのファミレスでいいか?」

 

そういえば場所を聞いてなかったな、

 

洋介「大丈夫です、」

 

長谷川「時間は今から1時間後だ、他のみんなももう上がってくれ、」

 

流石に俺1人だけ先に帰らすのは問題のようだ、

 

全員が帰宅準備を始める、

 

雛鳥「先輩、今日の課長は変ですね?」

 

洋介「そんな日もあるだろう、変といえば俺的には雛鳥のサダカヤが変なんだが、」

 

俺は服を指差す、

 

雛鳥「ホラー映画好きなんです!」

 

まさかの発言、

 

雛鳥はホラー映画が好きなようだ、

 

雛鳥「それとホラーゲームも好きですよ、バイオハザード、サイレントヒル、零、サイレン、サイコブレイク、クロックタワー、デッドライジング、デッドバイデイライト、鬼武者、仁王、デビルメイクライ、デメント、アウトラスト、アンティル・ドーン、ラスト・オブ・アス、ウォーキング・デッド、結構やってますよ、」

 

結構ガチだ、

 

俺もホラーゲームをするけどその量は・・・

 

雛鳥「先輩はホラーゲームしてますか?」

 

洋介「バイオとサイコブレイク、鬼武者と仁王、サイレンとサイレントヒル、零とデッドライジングくらいかな、」

 

雛鳥「先輩も結構やってますよ!」

 

洋介「なんで雛鳥はホラーが好きなんだ?」

 

雛鳥「だって私結構残酷描写とか断面図とかグチャグチャのゲロゲロなものが結構好きなんです、SAWの殺される所とかムカデ人間とかも見ますよ、」

 

雛鳥の言葉に俺は思考がフリーズしてしまった、

 

SAW?

 

ムカデ人間?

 

あれってかなりグロいのでは?

 

ムカデ人間はまだ見たことないがSAWはあれはエゲツない、

 

それを好きだって?

 

雛鳥「前まではモータルコンバットという海外の格闘ゲームをプレイしていましたが一度非公式の大会に出て上位に入ってやめました、新作が出るまで封印します、」

 

モータルコンバット・・・あのゲーム、

 

殺し方が残酷なゲーム、

 

雛鳥「零は初代がいいですね、日本独特の音と突然の脅かし、更に簡単に成仏できない霊たち、ヘッドホンをつけてやると更に恐怖が増すんです!今ではセクシー路線に行ってますのが残念です、完全に男向けになっています、」

 

長々と続く雛鳥のホラー講座?っぽいもの、

 

課長が睨んでいるんだが!

 

洋介「雛鳥、課長が早く帰れと言わんばかりに睨んでいるから帰るぞ、」

 

雛鳥「そうでした!先輩!機会がありましたらバイオ6を協力プレイしましょう!」

 

そう言って帰って行った、

 

あれ?

 

後ろの貞子の顔が少し上に上がっていた気がする、

 

気のせいか?

 

俺はそう考えながら帰宅した、

 

 

 

 

家に帰るとすぐにリビングに向かった、

 

洋介「コハク、」

 

コハク「お帰り、みんな行くって、」

 

予想通りだな、

 

ただ俺のあの車じゃ全員乗れない、

 

だからってバスを使って行くほどの人数じゃない、

 

洋介「コハク、コレットとジェイドに玄関に来て欲しいと伝えてくれ、」

 

先に課長と面識がある人から行くか、

 

コハクは2人を呼びに行った、

 

少ししてコハクは2人を連れてきた、

 

洋介「先に3人を目的の場所に連れて行こうと思う、それに課長と面識あるのはコハクらしかいないからな、」

 

ジェイド「なるほど、いきなり面識のない人が行くと緊張してしまう、更に知り合い、この場合は洋介が一度帰る、その方がいいですね、」

 

ジェイドの言う通り、

 

実はもう一つある、

 

ベルベットを先に連れて行くと課長が暴走する可能性があるから、

 

巨乳好きだから、

 

何をしでかすかわからない、

 

コレット「カチョーさんと会うの久しぶりだねー、」

 

コレットは嬉しそうだ、

 

俺はガラドとベルベットに事情を説明しに向かった、

 

 

 

説明を終えて先にコハクら3人を連れて出る、

 

コハク「今日はどこに行くの?」

 

洋介「ファミリーレストラン、家族向けのレストランだな、」

 

コハク「家族向けのレストラン、いい響きだね、」

 

ジェイド「レストランと言うと貴族だけが来るイメージですが家族向けですか、」

 

洋介「まぁレストランほど静かではないな、家族だけじゃなくて友達や仕事仲間と気軽に来ることができるんだ、」

 

平日でも結構人が多いんだよな、

 

そして目的地に着いた、

 

洋介「悪い、まだ中に入らずにまっててくれるか?」

 

コレット「いいよ、」

 

コハク「わかった、」

 

ジェイド「早く戻ってきてください、周りの視線が気になって仕方がないのです、」

 

それぞれがそう言う、

 

俺は引き返してガラドとベルベットを連れに向かった、

 

 

 

 

少し時間が経ったがガラドとベルベットを連れてきた、

 

コハク達はいない、

 

先に課長が来たのか?

 

ガラド「ジェイド達はいないようだが中に入ったのか?」

 

洋介「多分な、ベルベット、大丈夫か?」

 

ベルベット「車って怖いよ、速くて怖い、」

 

初めて乗るからな、

 

飛ばしてないが周りの車が飛ばすから恐怖を感じたんだろう、

 

洋介「安心しろ、慣れるまで速く走らん、コハクも初めは怖がっていたからな、」

 

ガラド「ベルベット、安心しろ、洋介はそこらへんは嘘つかないからな、」

 

ガラド、

 

ナイスフォロー!

 

ベルベット「うん、ありがとう、」

 

これで不安がなくなっただろう、

 

俺らはファミレスに入った、

 

「いらっしゃいませ、3名様ですか?」

 

洋介「連れが先に入っていると思われます、」

 

定員にそう言うと、

 

コレット「よ〜すけ〜、」

 

コレットの声が聞こえる、

 

俺は声の方向を見るとコハク達と課長が来ていた、

 

俺は定員に一言言ってコハクらのいる所に向かう、

 

洋介「おまたせしました、」

 

長谷川「大丈夫だ、すまないな、少し考慮しておくべきだった、後でガソリン代も出しておこう、」

 

洋介「そこまでしていただく訳には行きません、お気持ちだけで、」

 

俺は席につこうとしたが狭い、

 

流石に7人は無理だ、

 

洋介「俺と課長とベルベットとガラドはこっちの席で、コハクとコレットとジェイドはそっちの席でいいか?」

 

ジェイド「私はいいのですがコハク達にも聞かないといけませんね、」

 

コハク「私は大丈夫だよ、」

 

コレット「私も〜、」

 

ガラド「洋介の指示に従おう、」

 

ベルベット「どこでもいいわ、」

 

特に問題なさそうだ、

 

洋介「なら席に着くか、」

 

俺達は改めて席に着いた、

 

長谷川「改めて長谷川雄一と言います、」

 

ガラド「知っていると思うがガラドだ、」

 

ベルベット「ベルベットよ、よろしく、」

 

ふと机から微かに音が聞こえた、

 

チラリと見ると微かに足音を立てないようにタップしている、

 

嬉しいんだな、

 

長谷川「まずはなにかを食べましょう、」

 

課長はメニューを手に取り広げた、

 

洋介「コハク、そこに立てかかっている物がメニュー表だ、」

 

向こうも広げ始めた、

 

とりあえず俺はカツカレーとサラダ、

 

課長とガラドはハンバーグとパフェ、

 

コハクとジェイドはピザと野菜サラダ、

 

コレットとベルベットはハンバーグセット、

 

それぞれを注文した、

 

長谷川「皆さんすいません、今回の外食は私が言い出したものです、」

 

ガラド「誰も気にしていないと思うぜ、それにちゃんと謝ったんだ、誰も悪いことなんて言わんよ、」

 

ジェイド「そうですよ、それにこうやって外食もできます、あまり外に出ないのでこういったことにはみなさんは歓迎しますよ、」

 

確かにそうだ、

 

こうやって外出できるのは少ない、

 

課長の申し出はありがたいことだ、

 

長谷川「ベルベットさん、突然の申し出だが握手をさせてくれませんか?」

 

課長が攻めている!

 

ベルベット「本当に突然ね、私でよければ、」

 

そう言ってベルベットは手を差し出した、

 

それを握る課長、

 

机に下でもう片方の手でガッツポーズしている、

 

それだけ嬉しいのか、

 

まぁわかるよ、

 

俺もコハクと握手した時すごく感動した、

 

舞い上がった、

 

寝る前に宇宙キターーーーのポーズした、

 

長谷川「ありがとうございます、」

 

課長は礼を言うがかなり興奮しているだろう、

 

ベルベット「ただ握手しただけだよ、」

 

長谷川「それでもです、」

 

とりあえず暴走はしていないな、

 

そう思っていると料理が運ばれてきた、

 

長谷川「では食べましょうか、」

 

課長の言葉に皆が食べ始める、

 

 

 

目の前で食べていたベルベットが首を何度も傾げる、

 

洋介「どうした?」

 

ベルベット「えっと、美味しいけど洋介が作った料理の方がすごく美味しいからどうも・・・」

 

あぁ〜、

 

そう言うこと、

 

洋介「ファミレスは家族向けだからだよ、素材に大きなお金をかけずできるだけ安く提供している、味は家庭料理より衰えてしまうのも仕方がない、それに本格的に素材を厳選していると値段が高くなって家族では入れなくなってしまう、」

 

ジェイド「なるほど、庶民向けのレストランですね、」

 

洋介「代表的なのはコハクとコレットとジェイドで行ったあの静かな場所の店だな、あそこはかなり厳選した食材で料理を提供している、値段も高いがその分美味しい、」

 

コハク「うん、うん、あそこの料理は美味しかったね、」

 

ガラド「ほう、今度連れて行ってくれ、お前らだけで美味そうなものを食うなんてずるいぞ、」

 

洋介「機会があったらな、本当に値段が高いから、」

 

そんなこんなで料理を舌鼓してあっという間に時間が過ぎた、

 

 

 

 

長谷川「今日はありがとうな、」

 

洋介「こちらこそ代金ありがとうございます、」

 

食後駐車場でそう言い合う俺ら、

 

課長「家とここの往復は大変だろう、何人か俺の車に乗ってくれ、」

 

ここは素直に甘えるか、

 

洋介「ありがとうございます、ジェイドとベルベットは課長の車でいいか?」

 

ジェイド「私は問題ありません、むしろ彼と走りながらゆっくりと話をしたいものです、」

 

本当にこの2人妙に仲がいいな、

 

何故だ?

 

ベルベット「私もいいわよ、」

 

ベルベットは課長に不快感は無いみたいだ、

 

まぁなにかやらかした訳では無いからな、

 

課長の車に2人が乗り込み走っていく、

 

コレット「私達も行こう、」

 

コレットは俺の車に向かって歩いて行く、

 

ガラド「そうだな、洋介、安全運転で頼むぞ、」

 

どこで覚えたのか安全運転なんて言葉を言うガラド、

 

コハク「行こ、洋介、」

 

洋介「そうだな、」

 

俺は自分の車に向かった、

 

 

 

 

 

余談だが、

 

後日サダカヤを借りようとしたが全部借りられたため呪怨ファイナルを借りて見たが、

 

コハクとコレットとベルベットが恐怖のあまり悲鳴をあげまくって泣きまくってと地獄絵図だった、

 

ジェイドとガラドは平気そうに見ていたため大丈夫だったか聞くと、

 

ジェイド「所詮作り物ですから、」

 

まぁそうだな、

 

そう言われると怖く無いな、

 

ガラド「あんなものより怖い女2人を俺は知っているからな、」

 

遠い目で語るガラド、

 

奥さんと娘さんか、

 

その後コハク達は俺から全然離れないため涙と鼻水で濡れてしまった、

 

 




称号、

ジェイド

所詮は・・・

どこが怖いのでしょうか?



ガラド

本当に怖いものは・・・

カミさんと娘以上に怖いものなんてない、




報告、

次の話を投稿しましたらしばらくこちらの投稿をお休みします、

理由?

バイオブレイクが全然執筆できていないからです、

今の章を書き終えるまでなのでそこまでかからない予定です、

もしかしたら執筆できずにこっちに戻ってくる可能性もあります、

読んでくださる皆様、

申し訳ございません、

とりあえずは11月から12月までの間なのでしばらく待っていてください、


追記、

最後の方で伽倻子ファイナルと書きましたが正しくは呪怨ファイナルです、

伽倻子ファイナルってなんだよ、

すいませんでした、


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

王族まで来やがった

無駄に長く、

そしてごちゃごちゃしているかも、

していたらすいません、


月曜日、

 

また運命の日がやってきた、

 

俺は起きながら次は誰が来るのか考えた、

 

予想がつかない、

 

シリーズが多々ありキャラが100名以上、

 

考えたくないが敵キャラまで来るのなら150名はくだらない、

 

もし全員来るならこの家だけじゃ住めない、

 

この家は最大何名住めるのか?

 

考えたことないな、

 

未だに使っていない部屋もある、

 

ざっと10階建てのビルほどの広さ、

 

50名は簡単に入るな、

 

もしかしたらギリ100名は・・・行けるか?

 

行けても次は食費とかが問題になる、

 

株を再びやり始めたがまだ様子見、

 

早まったり遅かったりしたらダメ、

 

難しい、

 

あの時の俺はよくできたなこんなこと、

 

とりあえずキッチンに向かう、

 

 

 

朝食の準備が終えて俺は弁当を作っていると、

 

ガラド「洋介、すまないが絵本を買って来てくれないか?」

 

洋介「はっ?」

 

間抜けな声が出た、

 

だって絵本、

 

親父が絵本、

 

ミスマッチすぎだろ、

 

ガラド「字を覚えたい、だったら絵本が最適だろう、」

 

・・・あぁ、

 

そうか、

 

そうだよな、

 

何で忘れていたんだ、

 

絵本は平仮名だけで構成された本、

 

更に絵が全ページに付いている、

 

これほど文字の勉強に適した物はない、

 

ガラド「先に言っておくが俺の趣味じゃない、」

 

洋介「すまん、一瞬疑った、」

 

ガラドが溜息を吐いた、

 

ガラド「この考えにはジェイドも賛成している、コハクとコレットが努力して覚えているからな、俺も他人任せにしないようにしたいからな、」

 

知らなかった、

 

俺の知らないところでそんなこと話し合っているのか、

 

洋介「わかった、数冊買って来る、」

 

ガラド「頼んだ、」

 

会話が終わり全員がリビングに来て食事を始めた、

 

ジェイド「洋介、この前見たあの円盤の物を買って来てくれませんか?」

 

この前見た円盤?

 

DVDか?

 

洋介「いいけどなに見る?この前のように怖いのでもいいか?」

 

コハク「絶対ダメ!」

 

コレット「ダメだよ!」

 

ベルベット「絶対にやめて!」

 

女性陣が一斉に否定した、

 

トラウマになったんだな、

 

呪怨は怖いからな、

 

洋介「怖いもの以外にも恋愛や冒険物もあるからその辺りでいいか?怖いのは・・・ジェイドだけで見てくれ、」

 

次は貞子でも借りて来るか、

 

ジェイドを怖がらせて見たいな、

 

 

 

食事中に、

 

ベルベット「洋介、料理の本を買って来てくれない?」

 

洋介「料理作るのか?」

 

ベルベット「そう、いつまでもただお世話になっていたくないの、だったら私の得意な料理でお返ししたいから 、」

 

料理本か、

 

ならいいか、

 

洋介「わかった、何冊か買って来る、」

 

ベルベット「ありがとう、お返しに美味しい料理を作るから、」

 

やる気満々なところ悪いがベルベット、

 

字がまだ読めないだろ、

 

 

 

食器を洗っていると、

 

コレット「洋介、今度ワンちゃん見にいこう、」

 

横で食器を洗っているコレットがそう言って来た、

 

犬好きだからな、

 

見に行きたいんだろう、

 

洋介「次の休みでいいか?」

 

コレット「いいよ!」

 

交渉成立、

 

コレットだけ連れて行くべきか?

 

今度聞いて見るか、

 

 

 

会社に行く前に、

 

コハク「洋介、味噌買って来て、」

 

洋介「先週買ったよな、マイ味噌、」

 

コハク「食べちゃった、」

 

茶目っ気たっぷりに舌を出して片目を瞑る、

 

可愛いじゃねぇか!

 

抱きしめたい!

 

だがそれしたら変質者だ、

 

洋介「食べるの早くない?」

 

コハク「あの量なら本当は2日で食べきれるよ、」

 

まじかよ!?

 

舐めていた!

 

コハクの味噌好き!

 

洋介「わかった、ただ1つ聞かせてくれ、何個めだっけ?味噌、」

 

コハク「7個目だよ、」

 

めっちゃ喰ってんじゃん!

 

俺は苦笑しながら出勤した、

 

 

 

 

 

会社での昼休み、

 

長谷川「葉杉、今日だな、」

 

課長がニヤニヤしている、

 

楽しんでいるな、

 

洋介「そうですね、」

 

長谷川「明日教えてくれ、」

 

洋介「期待しねいでください、毎回大きい人じゃないはず、」

 

でも来る可能性もある、

 

だからはずでいいか、

 

雛鳥「なにが期待ですか?」

 

雛鳥がやってきた、

 

あれ?

 

このメンツ初めてじゃない?

 

長谷川「いや、俺と葉杉はゲーム友達でもあるんだ、」

 

雛鳥「へ〜、そうなんですか?」

 

友達というより同じゲームが好きなだけで1回も一緒にゲームしたことないけど、

 

今は話を合わせるか、

 

洋介「そうだ、でも会社では公私混同は避けている、」

 

雛鳥「そうですよね、会社で仕事中にゲームの話はしないですよね、ここはゲーム会社ですけど、」

 

長谷川「ゲームの話をするなら今作っているゲームの話だ、葉杉にテストプレイしてもらっているのは知っているだろう、バグや誤字脱字の確認を頼んでいる、」

 

雛鳥「はい、シナリオの原稿を渡して読みながら会話の確認とゲーム確認をしているんですよね、」

 

長谷川「そうだ、バグ1つでも見つかるとゲームの信用失うからな、アップデートは極力少なく、これがこの会社のモットーだ、」

 

雛鳥「そうですね、ここの会社のゲームでアップデートは基本的に1回ですよね、」

 

長谷川「それがモットーだ、」

 

大事なことなので2回言いました、

 

それより俺は会話に入る隙がないな、

 

黙っておくか、

 

 

 

 

 

 

 

夕方、

 

みんなから頼まれていたものを買うか、

 

絵本と料理本は本屋、

 

DVDは安いの買うか、

 

何度もレンタルするのはめんどくさい、

 

味噌は・・・今回は市販でいいか、

 

後で地方の味噌を調べて注文するか、

 

本屋で絵本を買うときに定員に、

 

「お子さん何歳ですか?」

 

と聞かれた、

 

いないから、

 

洋介「外国の人がホームステイに来ているけど字がまだ読めないのあるから絵本で覚えてもらおうと思って、」

 

「そうなの、ごめんなさいね、」

 

なにに対してごめんなさい?

 

DVDショップでは、

 

「ゲームなら他所で買ってくれ、」

 

と厳つい定員に言われた、

 

キモオタだからってそれはないだろうと思い数十枚大人買いした、

 

定員は目をすごく開けて驚いている、

 

諭吉が10枚ほど飛んだけど、

 

スーパーでは味噌以外にも明日までの食料、

 

荷物が多くて辛い、

 

人数が増えると買い物も大変だな、

 

諭吉が5枚ほど消えた、

 

 

 

 

 

家に着く、

 

さて、

 

誰が来たのやら、

 

俺は車から荷物を降ろしながら考える、

 

何回か往復しないといけないな、

 

野菜から缶詰、

 

肉に味噌、

 

先にナマモノを入れておかないと傷んでしまう、

 

数個の荷物を持って玄関に向かい扉を開ける、

 

洋介「ただいま、」

 

返事がない、

 

俺は玄関に荷物を置いてもう一度車に戻る、

 

それを数回、

 

玄関が荷物で歩くスペースが無くなった、

 

またこれを台所やリビングに持って行くのか、

 

疲れるな、

 

誰か助っ人が欲しい、

 

その時、

 

コレット「洋介〜、」

 

コレットがやってきた、

 

これで荷物持ちが来た、

 

これぞまさしく神さま仏さまコレットさまってやつか、

 

コレット「お帰り、今回も来てるよ、」

 

洋介「ただいま、どんな人が来ているんだ?」

 

コレット「お喋りする剣と一緒だよ〜、」

 

なんだって?

 

お喋りする剣?

 

一瞬何を言っているのかわからなかったが1つ当てはまるものがある、

 

ソーディアン、

 

ディスティニーの主人公達が装備している武器、

 

元々あれは本編の1000年前にハロルド・ベルセリオスが作った武器、

 

そこに当時の地上軍のディムロス達の意識が入った武器、

 

まさか次はソーディアン・マスターが来るなんてな、

 

だが誰だ、

 

洋介「わかった、ついでだしこの荷物を運ぶの手伝ってくれないか、」

 

コレット「いいよ〜、」

 

コレットは荷物を持って歩き出した、

 

俺も荷物を持って歩こうとしたら、

 

コレット「キャッ!」

 

忘れていた、

 

神に愛されたドジbyしいなの言葉を、

 

しかもコレットが持って行ったのは卵関係!

 

やばい!

 

俺は急いでリビングに向かった、

 

そこには、

 

「大丈夫かな?」

 

コレット「えへへ、ありがとう、」

 

美青年に抱きとめられるコレット、

 

褐色肌、

 

原作と同じくらいの青い鎧、

 

そして紳士的、

 

洋介「ウッドロウ・ケルヴィン、まさか王族まで、それにソーディアンはイクティノス、」

 

雪国、

 

ファンダリアの王子、

 

プレイヤーからは一時期空気王と不遇されたキャラ、

 

ウッドロウ・ケルヴィンがいた、

 

ウッドロウ「はじめまして、洋介さん、先程言われた通り私はウッドロウ・ケルヴィンです、」

 

うわー、

 

こんな丁重に挨拶されたの初めてだ、

 

俺は次に腰の剣に目を向ける、

 

イクティノス「何を見ている、」

 

洋介「視線に敏感だな、元地上軍情報将校のイクティノス・マイナード少将、」

 

イクティノス「声まで聞こえるなんてな、何者だ?」

 

ウッドロウ「イクティノス、少し言い過ぎです、」

 

洋介「大丈夫だ、それより荷物を運び入れてもいいか、食料が傷んでしまう、話はそれからでもいいだろう、」

 

ウッドロウ「構わないよ、」

 

俺は一度玄関に向かった、

 

ジェイド「不思議なものですね、武器が話すとは、」

 

ジェイドが付いて来た、

 

洋介「その事も話すよ、些細なことでも気になってしまうからな、ジェイドは、」

 

ジェイド「いや〜確かにそうですね、気になったら知りたいのが私でしょうか、」

 

お前は右京さんか!

 

ジェイドの手伝い(コレットは退場)により早く終わった荷物運び、

 

俺とコハクは簡単にスパゲティを作る、

 

ウッドロウとイクティノスの相手は年長者のガラドとジェイド、

 

そして天然担当のコレットと姉御のベルベットに任せよう、

 

それにしても、

 

なんでイクティノスの声が聞こえたんだ?

 

ソーディアンの声はソーディアン・マスターにしか聞こえないはず、

 

何故だ?

 

それにコレットやジェイドにも聞こえている、

 

何故だ?

 

コハク「洋介、こんな感じ?」

 

コハクは俺にパスタを見せてくる、

 

洋介「そうだな、そんな感じでいい、ミートソースももう少しでできるから皿に盛り付けてくれ、」

 

コハク「わかった、盛り付けたらサラダの準備をするね、」

 

あぁ、

 

ほのぼのするな〜、

 

でも向こうに戻ると重苦しい説明をしないといけない、

 

そういえばなんで俺に名前を?

 

洋介「コハク、ウッドロウが来た時俺の事説明したん?」

 

コハク「うん、ガラドが詳しいことはここの家主の洋介に聞けと、」

 

まぁ家主だからあんなに丁重に話していたのかもしれないな、

 

下手をすると事情を説明されないまま外に放り出されるかもしれないからな、

 

無事にパスタが完成、

 

今思うと、

 

俺の家は月曜日がパスタになっていってるな、

 

海軍の金曜日はカレーのように、

 

料理を持って行くか、

 

 

俺とコハクはミートソーススパゲティを持って行く、

 

洋介「おまたせ、食べるか、」

 

俺とコハクはテーブルに料理を並べる、

 

コレット「お腹ペコペコだよ〜、」

 

イクティノス「毒は入ってないよな?」

 

ベルベット「そんな料理を冒涜するようなことはしないわよ、心配性ね、」

 

洋介「第1ウッドロウに毒を盛ってどうするというんだ?あいにくこの世にはファンダリア国はない、」

 

ウッドロウ「どういう事です?ファンダリア国がないとは?」

 

洋介「その事は食べながら説明する、」

 

俺はウッドロウとイクティノスに説明しながら食事をする、

 

 

 

ウッドロウ「なるほど、別世界、そして私は物語の中の登場人物と言うことですか、」

 

イクティノス「はっきり言おう、それを信じろと言うのか?」

 

洋介「信じろなんて言わない、俺だって毎回説明しているけど信じてもらえるなんて思っていない、それにウッドロウは王子だから余計に警戒しているだろうし、」

 

ガラド「そういえば王族と言っていたが本当なのか?」

 

洋介「そうだ、ウッドロウはファンダリア国の王位第1継承権を持つ男だ、だが本人は自分に王が務まるのか不安で仕方ない状態なんだ、ついでに弓と剣を扱えることができて弓の師匠はアルバ師匠、アルバ師匠の孫にチェルシーと言う孫娘がいる、放浪癖があるのが玉に瑕、」

 

ウッドロウが驚きの顔をする、

 

ウッドロウ「まさか師匠の事まで言われるなんて、そして私の今の悩みも、」

 

洋介「俺は王族じゃないからウッドロウの悩みはわからない、俺ができるのは衣食住の提供とこの世界を見せる事だ、」

 

ジェイド「王族としてはこんな貧相な家に住み込むのは嫌だと思いますがあなたは行くあてが無いはずです、私達も彼に頼って生活の場を設けてもらっています、今では文字やこの世界の生活のやり方を教えてもらっています、それに彼の安全と性格は私たちが保証します、」

 

ジェイドがここまでフォローに入るなんて思わなかった、

 

少し嬉しい、

 

ウッドロウ「流石に今のままでは私もイクティノスと同じでまだ信じられません、」

 

洋介「だろうな、今日は1人用の客室を貸すよ、一晩イクティノスと一緒に考えてくれ、」

 

ウッドロウ「感謝します、」

 

俺は食べ終えた食器を片付けに向かう、

 

ベルベットが片付けに付いてきた、

 

ベルベット「初めて見たよ、王子様、」

 

洋介「でもウッドロウはさっきも言った通り悩んでいる、あいつの父は優秀でな、だが次はウッドロウがその地位を受け継ぐ、民を導くことができるのか不安でならない、そのため自分の父にコンプレックスを抱いている、真面目すぎなんだよ、彼は、」

 

ベルベット「私はラフィと一緒にいろんな本を読んだけどどの本にも王子様は自信を持って王になって顎で部下を使ったりあるいは自らの足で現場を赴いたりと色々あったな〜、」

 

洋介「小説は現実より奇なり、」

 

ベルベットは頭にハテナマークを浮かべた気がする、

 

洋介「現実は小説よりも摩訶不思議なことが起きるから面白い、そう言う意味だ、現在のベルベットと同じだな、」

 

ベルベット「なるほど、でもちょっと不謹慎ね、今のあの王子様は真剣に悩んでいるのよ、それなのに面白いって、」

 

洋介「少し不謹慎だったな、だがこれから彼がどのように王になって行くのかは彼しか知らないからな、それが俺の知っている通りなのかそれとも違うのかもうわからない、」

 

あえて続編のディスティニー2の話はやめておこう、

 

いずれ知ることになるんだろうな、

 

食器を洗った後、

 

俺はウッドロウを客室に案内した、

 

洋介「ここを使ってくれ、今は夏だから空調は涼しくしている、」

 

イクティノス「技術力が高いな、」

 

洋介「今彼女の事考えた?生憎彼女より高い技術力を持った人はこの世界ない、けど暖炉で薪を焚べる事はしなくていい時代になったからな、」

 

ウッドロウ「人々は凍える事は無くなったのですね、」

 

洋介「残念ながら、今もどこかで飢えに苦しみ死んでいる人や子供もいる、病気で苦しむ人もいる、凍えて死ぬ人もいる、全員が全員善人じゃない、俺もそうだ、善人じゃない、」

 

ウッドロウは険しい顔になった、

 

ウッドロウ「だったらなぜ、」

 

洋介「コハク、ここに初めて別の世界から来たあの子、あの子を受け入れたからだ、もし受け入れなかったら俺はウッドロウだけでなくジェイドやコレット、全員受け入れなかった、それに一度片足を突っ込んだんだ、途中で抜け出す事は出来ない、だったら最後まで両足を突っ込もうと思った、それは善人だからじゃなくやらないといけない事だと思っているから、」

 

コハクが来てから俺は少し変わって来た、

 

何となくだけどな、

 

ウッドロウ「そうですか、やらないといけない事・・・ですか・・・」

 

ウッドロウはそう呟いてベッドに腰掛ける、

 

俺はそっと扉を閉じた、

 

 

 

 

 

夜中、

 

俺はリビングでPS2の動作確認をした、

 

10年程前のPS2、

 

動作するかわからない、

 

そして、

 

起動した、

 

次はディスティニーが起動するか、

 

俺はディスクを入れた、

 

その時、

 

ウッドロウ「洋介さん?」

 

背後からウッドロウに声をかけられた、

 

洋介「眠れないのか?」

 

ウッドロウ「そのようなところです、」

 

ウッドロウが俺の横に来た、

 

洋介「警戒しないのか?」

 

イクティノス「お前はあのメンバーの中で1番戦力が低いと見たからだ、」

 

洋介「よくわかったな、」

 

イクティノス「体の動きは何か武術を習っていただろうと思われる動き、だが今は何1つない鍛えていない、だからお前は危険が低いとわかった、」

 

よくお分かりで、

 

ウッドロウ「それは何ですか?」

 

洋介「さっき言った物語だ、数年ぶりにやるから腕が鈍っていないか心配でな、」

 

イクティノス「映像映写レンズを使用してか?」

 

洋介「レンズじゃない、まぁそれはおいおい説明するよ、」

 

そう言っているとOPが流れる、

 

ウッドロウ「綺麗ですね、それに彼らは、」

 

洋介「これから旅をする仲間だ、」

 

ウッドロウ「彼らが・・・」

 

ウッドロウはスタンやルーティ達を見続ける、

 

そして、

 

セーブデータを確認、

 

あった、

 

ロード、

 

まずは装備確認、

 

ウッドロウ「文字が違います、やはり別世界なのですね、」

 

装備OK、

 

次は戦闘だ、

 

雑魚敵と戦おうとした、

 

そしたら出て来たのは、

 

洋介「げっ!?」

 

バルバトス「さぁて、貴様は俺の渇きを潤してくれるのか試させてもらおう!」

 

久しぶりの初戦がバルバトス!

 

イクティノス「バルバトス・ゲーティア!」

 

ウッドロウ「何者ですか?」

 

イクティノス「元地上軍の兵だが裏切って天上軍に寝返った男だ、」

 

仕方ない、

 

やるか!

 

俺は技確認、

 

OK、

 

後は間違えて秘奥義を発動させないようにしないと、

 

メンバーは後の4英雄、

 

スタン、

 

ルーティ、

 

フィリア、

 

ウッドロウの4名、

 

行けるか?

 

いや、

 

行ける!

 

洋介「バルバトス、テメェが夢に出て来てからいつかポコメキョにしようとしていた、今がその時だ!」

 

バルバトスと戦闘開始、

 

うまく連携を取り行きすぎず去りすぎず、

 

相手に攻撃の余裕を与えない、

 

ワールドデストロイヤー?

 

そんなの相手の反対に逃げるから、

 

ジェノサイドブレイバー?

 

対空から空中技に繋げて避けるから、

 

だいたいかなり削れたところで俺は決めにかかった、

 

スタンの秘奥義、

 

業魔灰燼剣、

 

ウッドロウ「これは・・・」

 

イクティノス「彼が持っているにはディムロス、まさか彼もソーディアン・マスター、」

 

こいつで倒れてくれよ、

 

よし!

 

撃破!

 

疲れた、

 

ウッドロウ「これが戦いなのですか?」

 

洋介「実際にこんな動き出来ないだろ?」

 

ゲームだからできる事だ、

 

洋介「やってみるか?」

 

ウッドロウ「私がですか?」

 

洋介「簡単に教えていくから、操作キャラをウッドロウにするから待ってくれ、」

 

コントローラーを操作する俺、

 

そして先頭キャラがウッドロウに変わった、

 

ウッドロウ「これが私、」

 

画面上のウッドロウを見てウッドロウはそう呟く、

 

洋介「まずは移動だ、そこの黒い出っ張りを上に倒してみてくれ、」

 

俺はコントローラーを渡してウッドロウにそう伝える、

 

ウッドロウは左手をコントローラーの下に添えて右手で左スティックを動かす、

 

ウッドロウ「おぉ!」

 

子供のように驚くウッドロウ、

 

画面上のウッドロウは上の方を走る、

 

イクティノス「まさか映像がこんな小さい操縦桿で動くなんて、」

 

ウッドロウが上下左右斜めと動かしていると戦闘が始まった、

 

ウッドロウ「洋介さん、どうすれば、」

 

若干慌てているウッドロウ、

 

俺は△ボタンを押してメニューを開く、

 

洋介「まず持ち方からだ、こう持つ、」

 

俺は操作の仕方を教えた、

 

 

 

 

 

 

 

しばらくしてウッドロウは俺のアドバイスを貰いながら戦闘をしている、

 

飲み込みは悪くない、

 

ウッドロウ「不思議ですね、私自身とあっちの私、同じ私でもこうも差があるのですね、」

 

洋介「そうだな、何だったらジェイド達の戦闘訓練に参加したら?みんなこうやってゲームやっててな、自分の力不足を感じたらしくてな、戦闘訓練を始めたんだ、助けられる人を助けるために、自分が足手纏いにならないために、」

 

ウッドロウは俺の話だけを聞いているようだ、

 

洋介「ウッドロウ、初めからやるか?主人公はウッドロウじゃないけどどうやって主人公はウッドロウと出会い旅をしたのか、そしてこの先何が待ち受けているのか、それがこれでわかるから、」

 

ウッドロウはただ画面を見ながらゲームをしている、

 

しばらくして、

 

ウッドロウ「わかりました、洋介さん、これをやらせてください、」

 

イクティノス「いいのか?ウッドロウ、」

 

ウッドロウ「イクティノス、これをする事で私の求めているものがわかるかもしれません、ですから、」

 

イクティノス「仕方がない、俺はウッドロウに従うまでだ、洋介といったな、ウッドロウ共々しばらく厄介になる、」

 

洋介「わかった、さて、今日はここまでだ、俺は明日仕事をしないといけない、だからこれを片付けるぞ、」

 

ウッドロウ「わかりました、」

 

洋介「後、できれば他人行儀の喋り方なんとか出来ないか?すごくむず痒い、」

 

ウッドロウ「・・・善処しましょう、」

 

こうしてウッドロウとイクティノスが家族になった、




称号

ウッドロウ

初!ゲーマー!

ゲームをした王子様、のめり込むのか?




今回はウッドロウさんとイクティノスさんがやってきました、

そこで8人目がジューダスかハロルドで悩んでいるとこの前報告しましたがここでほんの少しだけ登場時の会話を入れたいと思います、



ジューダス


洋介「ただいま、」

コハク「洋介、ごめん急いで来て、」

洋介「何かあったのか?」



「答えろ、ここはどこだ!」

ガラド「だから家主が帰ってくるまで待ってろというのに、」

「だったら今すぐ呼ぶんだ!」

ジェイド「まぁまぁ少し落ち着きませんか、」

ウッドロウ「・・・君はリオンくんかい?」

「っ!?ウッドロウ!なぜ貴様が!」

イクティノス「シャルティエ、久しぶりだな、」

「イクティノス!?なんで!?あなたは神の目を破壊するために突き立てたはず・・・」

洋介「まさか・・・ジューダス、」

コハク「さっきからあの調子だから、」

洋介「俺が来ないと困るわな、」


「貴様が家主か?」

洋介「はじめまして、リオン・マグナス、それともエミリオ・カトレット?いや、死んだ自分に名前なんてない、そういうつもりか?」

「貴様、エルレインの仲間か?」

洋介「あんな聖女と一緒にするな、勝手に過去を変えるクソ女と一緒にするな、」

「・・・どうやらエルレインの仲間ではないな、だったら何者だ、それになぜウッドロウとイクティノスがいる、」

洋介「そうだな、まずは話し合うか、コハク、ちょっとパスタを作って来てくれ、」




ハロルド

洋介「ただい「ダメー!」なんだ?」

コハク「これは洋介の大切な物なの!分解したらダメ!」

「いいじゃない、それにちょちょいといじって元に戻しておくわよ、」

イクティノス「お前の性格は相変わらずだな、」

「あんたこそソーディアンになってもその言い草は相変わらずよね、」

洋介「この声・・・ハロルドか?」



ハロルド「そゆことで、ほらほら〜早くそれを私に渡してちょうだい!」

コレット「洋介に物を勝手にいじったらダメだよ〜!」

ハロルド「いいのいいの、持ち主がいないからちょっとぐらい、」

洋介「帰ってきたんだけど、」

ハロルド「あら、あんたが持ち主?だったらアレを分解させて、いいわよね、首を縦に振りなさい、」

洋介「ダメ、新品買って渡すからそれで我慢しろ、」

ハロルド「あら、市場に出回るくらいの物なの?」

ベルベット「そんな話よりよくこの状況を驚かないわね、」

ハロルド「だってここ異世界なんでしょ?」

コレット「どうしてわかったの〜!?」

洋介「1番可能性のないこと言ったんだろ?」

ハロルド「正解よ、あなた心でも読めるの?読めるならちょっと頭の中見させて、」

洋介「死ぬからやめろ、ハロルド・ベルセリオス、」

ハロルド「すごいわね、自己紹介してないのに私の名前を言い当てるなんて、やっぱり頭の中見せて、」

ウッドロウ「ハロルド・ベルセリオス!?だって彼は男だと、」

洋介「それはこいつが男の名前だとハロルドは男だろうと思われるためにそうしたんだ、」

ハロルド「よくわかったわね、その通りよ、私の思った通り男として思われているのね、でもなんでイクティノスの意思がソーディアンに?その研究はまだ出来ていないのに、」

洋介「それをこれから話そう、」



こんな感じです、

なお、

この会話は変更すると思います、

ですがこんな感じですので、

それと活動報告に3名の方から今後登場して欲しいテイルズキャラのコメントをいただきました、

それを表にして活動報告に貼っています、

コメントや感想で出てきて欲しいキャラは逐一メモしていきます、

気軽に書いてください、

それと前回の投稿で伝えましたが12月のはじめまでもう1つの投稿小説、

バイオブレイクの投稿に専念したいと思います、

楽しみにしているみなさまに迷惑をかけてしまい申し訳ありません、

ですが12月からはこちらにまた集中していきます、

寒くなってきていますのでお体に十分気をつけてください、


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

番外編 ハロウィン ロングスキット

おやすみする前に投稿したかったけど1ヶ月遅れました、

番外編です!

12月1日にも予約投稿したので読んでください、

こっちは本編です!


ガラド「洋介、ハロウィンとはなんだ?」

 

洋介「一言で言うなら仮装だ、」

 

ガラド「仮装?」

 

洋介「そう、もともとは別の地域のお祭りでな、子供が怖いお化けの格好や今ではゲームの中の人物の衣装を着てな、家を一軒一軒子供が周りトリックオアトリートと言うんだ、意味はお菓子をくれないとイタズラするぞ、家の人はお菓子をあげてな、お菓子がなかったらイタズラ、家に生卵を投げたり落書きしたりとするんだ、」

 

ガラド「それは面白そうだな、それは大人もしてもいいのか?」

 

洋介「やってもいいけどここではお菓子を貰うんじゃなくてただただ集まってどんちゃん騒ぎをするだけだ、人様に迷惑をかけなければしてもいいぞ、」

 

ガラド「よし、みんなに伝えるか、」

 

 

 

 

ジェイド「面白そうですね、」

 

コレット「私はワンちゃんの服を着たーい、」

 

ウッドロウ「民衆全員が楽しめるお祭りですか、いいですね、帰ったら取り入れましょう、」

 

ベルベット「でも少し恥ずかしいかな?変な格好はちょっと、」

 

コハク「でもきっと楽しいよ、しようよ、」

 

ジェイド「多数決でハロウィンを行うことが決定しました、コハク、薫さんに連絡を、彼女の力を借りて衣装を作りましょう、ガラドと私とウッドロウは薫さんから指定されたものを買いましょう、コレットとベルベットは薫さんと共に衣装作りです、それはコハクや我々も行います、あまり時間はありませんが皆さん協力しましょう、」

 

「「「「「はい!」」」」」

 

洋介「あれ?俺、いらなくない?」イラナイコ ショボーン

 

 

 

 

 

薫「あら〜、面白い事するわね、いいわ、おじさま方!これを買ってきてちょうだい!足は洋ちゃんを使って!コハクちゃん達はまずサイズを計らせてね、」メジャー シャーーーー キラン

 

ジェイド「わかりました、洋介、車を出してください、」

 

洋介「俺は足なんだ、」トボトボ

 

ガラド「いいじゃないか、ついでに荷物持ちも頼む、」

 

ウッドロウ「よろしくお願いしますね、洋介さん、」

 

洋介「は〜い、」

 

ゾロゾロゾロゾロ

 

薫「さーて、男達はいなくなったから洗いざらい調べさせてもらうわよ!」コーデのオトメ降臨

 

ベルベット「ひー!?」トラウマ再臨

 

コハク「ほ、ほどほどでお願いします、」

 

コレット「わーい!」

 

 

 

 

 

 

洋介「ただいま〜」荷物ドッサリ、

 

コハク「・・・」体育座りイジイジ

 

コレット「・・・」体育座りで(ry

 

ベルベット「なんで落ち込むのよ、」

 

薫「2人には無いものが貴方にはある事を再び知ったからよ、」

 

ガラド「買ってきたぞ、」

 

薫「あらありがと〜、後でキスしてあげるわ、」

 

ガラド「そんなもんいらん、キスは死んだ妻以外しないからな、」

 

薫「あぁ〜んいけず、いいわ、材料を貰うわね、女性の採寸は任せてちょうだい、」

 

洋介「今思うと薫の店で買えばいいんじゃ?」

 

薫「洋ちゃん、コハクちゃんにFGOのマシュちゃんのデンジャラスビーストコス着させたいかしら?」

 

洋介「全力で作らせていただきます!」

 

薫「うふふ、いいわよ、ついでにそのコスは夫婦にマンネリ解消のために売れているわよ、他にも色々とね、」

 

ガラド「一体どんな服なんだ?」

 

洋介「これ、」スマホ 画像

 

ガラド「あ〜、却下だ、作ったやつは何を考えているんだ?」

 

洋介「知らん、」

 

 

 

 

 

ハロウィン当日、

 

ジェイド「ようやくできましたね、」デビルメイクライ ダンテ衣装

 

コレット「みんなすごく似合ってるよ、」リリカルなのは フェイト変身衣装+犬耳+尻尾

 

ウッドロウ「印象がこうも変わるなんて面白いですね、」無難にドラキュラ伯爵、

 

ベルベット「ね、ねぇ、これ少し露出がありすぎない?」FGO 玉藻の前衣装+狐耳+狐尻尾

 

ガラド「お前らはまだいいぜ、俺なんかこの仮面とボロ衣装だぞ、」13日の金曜日 ジェイソン衣装+ホッケーマスク 斧と剣装備

 

コハク「ガラド、結構怖いよ、大丈夫、」ワルキューレの伝説 ワルキューレ衣装

 

薫「みんな似合っているわよ、」ヴァンパイア デミトリ衣装

 

洋介「薫、デミデミ衣装、すげー似合ってるぞ、ていうかお化けガラドとウッドロウしかいないじゃん、」ストリートファイター リュウ衣装

 

薫「細かいことは気にしないの、」

 

ジェイド「そうですね、細かいことは気にしないでいましょう、では街に出ますか、」

 

 

 

 

 

 

街中、

 

コハク「みんな変わった衣装してるね、」

 

ベルベット「視線がすごくこっちに来るんだけど!?」

 

薫「あそこの人はフレディね、あそこはスパイダーマン、あれはアイアンマン?プラスチックとスチールで加工したのね、今度ワンダーウーマンの衣装やブラックキャットの衣装作ろうかしら?」

 

コレット「見て見て、あそこで撮影会やってるよ、」

 

ウッドロウ「すごい数ですね、」

 

洋介「密かに俺らも撮影されてるぞ、」パシャパシャ

 

ガラド「このマスクのお陰で顔を隠せる、」

 

雛鳥「あれ?センパーイ!」

 

洋介「雛鳥?なんだその衣装?」

 

雛鳥「チャッキーです!」

 

洋介「さすがホラー好き、チャイルド・プレイの人形か、」

 

雛鳥「先輩は皆さんと仮装散歩ですか?」

 

洋介「そうだ、」

 

雛鳥「このジェイソンは誰ですか?抱きついていいですか!?迫力あってすごいです!」

 

ガラド「いいがほどほどでな、」

 

雛鳥「やったー!」抱きつき

 

コハク「洋介!向こうで撮影会あるからみんなで撮ろうよ!」

 

洋介「わかった、ガラド、先に向かってるから、」

 

ガラド「お、おい!?置いていくな!」

 

雛鳥「もう少しだけ!」更に抱きつき

 

 

 

 

「あの子達を見ろよ!完成度高いぞ!」

 

「コレットちゃんのフェイトちゃん衣装!猫耳じゃ無いけどこれはこれでいい!」

 

「ジェイドのダンテ衣装も凄いぞ!」

 

「あのジェイソンすごい迫力だ、」

 

「ウッドロウのドラキュラ衣装、私、血を吸われてみたい!」

 

「ゲームでは見られない感じの衣装だから新鮮だな、」

 

「写真お願いしま〜す!」

 

「ベルベットの玉藻衣装いい!」

 

洋介「なんつー反応、」

 

コハク「洋介、えいっ!」メガネ奪取

 

洋介「コハク!?」

 

「ねぇ見て!あのリュウの胴着を着た子、イケメンよね、」

 

「本当!カッコイイ!」

 

コハク「今だけメガネなしだよ、」

 

洋介「わかったよ、」ため息

 

コレット「ブイッ!だね、」

 

「コレットちゃーん!イイよー!」

 

ベルベット「こ、こうでいいの?」胸寄せ

 

「「「ぶはーーーーーー!!!」」」鼻血ブー

 

「首筋に噛み付く真似を後ろからお願いします!」

 

ウッドロウ「えっとこうかな?」噛みつき

 

「はふぅ、」気絶

 

ガラド「・・・」無言で斧を振り上げる

 

「すごい迫力だ!一枚お願いします!」

 

薫「すごい人気ね、よかったわ、」

 

「あの、これ差し入れです!」

 

ジェイド「おや、ありがとうございます、」受け取り

 

薫「中身は・・・お酒ね、コハクちゃん達には飲ませられないわね、飲ますならこっちの小さい紙パックか甘酒ね、」

 

ジェイド「そうですね、後でひっそりと渡しておきます、」

 

 

 

 

 

自宅

 

洋介「終わったな、」

 

コハク「楽しかったね、ねぇ洋介、」

 

洋介「なんだ?」

 

コハク「トリックオアトリート、」

 

洋介「えっ?」

 

コハク「トリックオアトリート、」

 

洋介「お菓子無いんだよな、」

 

コハク「じゃあ悪戯だね、」ほっぺにチュー

 

洋介「ふぁ!?」

 

コハク「えへへ、」顔が赤い

 

洋介「・・・酔っ払ってる、いつのまにか酒飲んだ、」

 

コハク「呑んで無いよ〜、」

 

洋介「酒臭さ醸し出して何言ってる、部屋まで送るぞ、」

 

コハク「えへへ、ありがと〜、」

 

洋介「誰だ・・・まてよ、コレット達もか?」

 

コハク「よ〜すけ〜、らい・・・ねん・・・も・・・」

 

洋介「お休みだ、コハク、」




最後はもうあまあまですね、

コレット達?

ちゃんとジェイド達が部屋に送っています、

書いた次の日にもう一度読み返したらコレットとフェイトって同じ声優なんだよな、

狙った訳じゃないぞ!

たまたまだぞ!

コレットの候補にセイバーさんとかシリカとかいたぞ!

リーファ?

胸の関係上やめました、


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

王子の社会科見学

お待たせしました!

ですがグダグダかもしれません!


ウッドロウがやってきた翌日、

 

俺は何回キッチンで眠りかけたのやら、

 

コハクに心配されてキッチンから追い出されて今はコレットとベルベットが占領している、

 

ガラド「洋介、眠いのか?」

 

洋介「包丁で俺の指を切りかけた、」

 

いつの間にか日付が変わってた、

 

その為眠い、

 

そして包丁で指を切りかけた、

 

ガラド「それは危ないな、コハクらに任せて正解だろう、」

 

俺は机に突っ伏して目を瞑った、

 

少しでも寝たい、

 

そこに、

 

ウッドロウ「おはようございます、」

 

俺を夜中まで起きさせた張本人がやってきた、

 

声的には眠たそうな声ではない、

 

ガラド「何か吹っ切れた顔だな、」

 

ウッドロウ「えぇ、先日はすいませんでした、」

 

ガラド「気にするな、みんながここに来た時は簡単に受け入れられなかったみたいだからな、ジェイドは洋介に槍を当てたとコハクから聞いたしベルベットなんか洋介に斬りかかったんだぜ、」

 

ウッドロウ「それは・・・凄い状況ですね、」

 

ガラド「だが今ではこうやって食卓を囲んでいるんだ、全員知らない人がだ、人生面白いものだな、」

 

イクティノス「それで、そいつに何があった?」

 

ガラド「眠いようだ、」

 

イクティノス「貧弱だな、」

 

ほっとけ!

 

コハク「ご飯できたよ、」

 

コレット「洋介〜、起きて〜、」

 

コハクの声とコレットのポエポエボイスが俺の耳に入ってくる、

 

眠たくなる、

 

ベルベット「コレット、余計に寝るからここは私に任せて、」

 

ベルベットが何か言ってるけど意識がシャットダウンしかけている、

 

しばらくして、

 

ベルベット「行くわよ!」

 

 

ガンガンガンガン

 

 

 

洋介「なんだ!?」

 

俺は飛び起きた、

 

そして周りを見渡すと、

 

洋介「・・・何やっているんだ?ベルベット?」

 

そこにはフライパンとおたまを持ったベルベットがいた、

 

ベルベット「薫から聞いたのよ、もし洋介が起きなかったり眠たそうだったらこうやって起こせばいいって、」

 

だからって何で、

 

洋介「何で死者の目覚め?」

 

リリス・エルロンの十八番の死者の目覚めを?

 

薫の考えている事がわからない、

 

というより薫から見たら俺ってスタン・エルロン並みの低血圧!?

 

コハク「洋介、ご飯できたよ、」

 

洋介「おう、ありがとう、」

 

俺はコハクらのご飯を食べた、

 

美味しかった、

 

ベルベット「コハクに頼んで洋介に買ってもらった料理本を読んでもらって作ったのよ、」

 

ガラド「ほぉ、だから見たことない料理だったのか、」

 

ウッドロウは黙々食べている、

 

ベルベット「ウッドロウさんはお口に合わなかった?」

 

ウッドロウ「いや、そうじゃないですよ、王族は暗殺阻止の為冷めた料理を食べる事が多いからね、こうやって温かい料理を舌鼓するのは久しぶりなんだ、」

 

ウッドロウは王族だからな、

 

毒味係もいるだろうし、

 

こいやって食卓を囲み温かい料理を食べるなんてなかなか無いのだろう、

 

ベルベット「暗殺って私からしたら本の中の出来事ね、」

 

ベルベットが食事をする、

 

そういえばジェイドはどうしたんだ?

 

洋介「ガラド、ジェイドは?」

 

ガラド「寝ている、昨日洋介に買ってもらったあの円盤を見ていたぞ、俺も一緒に見ていたが面白いな、なんだあの黒い巨大な怪物は、ゴジラと話していたがあんな怪物相手に俺ら人間が立ち向かうのも面白い、」

 

ゴジラ見ていたのか、

 

ガラド「他には空より更に高い、ウチュウと言う場所から巨大なへんな乗り物で来た奴、終わり辺りのおっさんが空飛ぶ乗り物で特攻したあのシーンに俺は思わず泣いてしまった、」

 

インデペンデンス・デイだな、

 

俺もあのシーンは泣いた、

 

リサージェンスはちょっと残念だけど、

 

ガラド「途中で俺は寝たがあの様子だと朝方まで見ていたんだろうな、」

 

ジェイドがDVDにハマった!

 

作り物なのに!

 

呪怨見て所詮は作り物と言ってたのに!

 

イクティノス「面白そうだな、俺も一度見せてもらおう、」

 

イクティノスまで!?

 

ガラド「俺も今晩また見るか、」

 

イクティノス「俺も共に見させてもらう、」

 

もう嫌だ、

 

イクティノスのイメージが壊れる、

 

俺は食べ終わった食器を洗い場に持って行った、

 

 

ウッドロウ「洋介さん、1つお願いがあります、」

 

出勤する俺をウッドロウが呼び止めた、

 

洋介「なんだ?」

 

ウッドロウ「あなたの仕事場を見学させてください、」

 

洋介「はっ?」

 

思わずはっ?て言ってしまったよ、

 

何唐突にそんな事を言うのかなこの放浪王子は?

 

ウッドロウ「突然で申し訳ないと思っています、この世界の仕事風景に興味があるのです、」

 

イクティノス「俺も少し気になる、」

 

ウッドロウ「お願いします、」

 

ウッドロウが頭を下げた!?

 

王子に頭を下げさせた!?

 

やばいやばい!

 

平民に頭を下げる王子なんて一生見ることできない!

 

スッゲー興奮して来た!

 

洋介「わかった、だが俺の上司の許可を貰ってからでいいか?そうじゃないと連れていけない、」

 

ウッドロウ「感謝します、」

 

俺は一度外に出てスマホで課長に連絡を入れた、

 

数コールして、

 

長谷川「はい長谷川です、」

 

洋介「朝早く突然のお電話申し訳ありません、葉杉です、」

 

長谷川「いや大丈夫だ、それでどうした?」

 

洋介「昨日ウッドロウが来ました、」

 

電話越しで課長がブッと何かを吐き出した音がした、

 

長谷川「王子様が来たか、」

 

洋介「はい、それでウッドロウが俺の会社を見学したと言われまして、」

 

更に電話越しから何かを落とす音がして、

 

長谷川「アッツ!?」

 

課長は熱い何かを落としたようだ、

 

しばらくして、

 

長谷川「・・・すまない、それで、冗談だよな?」

 

洋介「いえ、俺に頭を下げてまで頼んで来たので本気のようです、」

 

長谷川「・・・わかった、連れて来い、少し遅れてもいい、ウッドロウ王の弁当の準備とかいるだろう、みんなには葉杉の家にホームステイに来た外国人と事前に伝えておく、服装は葉杉の持っているスーツを貸してやれ、サイズが合わないようなら私服を貸してやれ、」

 

洋介「わかりました、」

 

課長が電話を切る、

 

俺は戻り、

 

洋介「ウッドロウ、着替えるぞ、」

 

ウッドロウ「正装ですね、」

 

洋介「俺の服を貸す、サイズが合うかわからないが、」

 

ウッドロウ「構いません、ありがとうございます、」

 

洋介「イクティノス、すまないが人前では話さないでくれるか?」

 

イクティノス「よかろう、だが周りに声が聞こえるとは思わない、」

 

洋介「俺らは声を聞こえている、念のためだ、」

 

もし話せるとバレたらイクティノスがどうなるかわからない、

 

俺はウッドロウを客室に連れて行き一旦自分の部屋に戻る、

 

スーツなんて最後に着用したのは成人式の時だな、

 

俺はスーツを探した、

 

防虫用の袋に入っているはず・・・あった、

 

ネクタイもある、

 

俺はスーツを持っていく、

 

洋介「ウッドロウ、こいつを着てくれ、」

 

ウッドロウ「真っ黒ですね、」

 

洋介「見学する立場としてこういった服装に方がいい、」

 

内心喪服と間違えてないか心配だが、

 

洋介「着方を教える、脱いでくれ、」

 

ウッドロウ「人前で脱ぐのは気恥ずかしいですね、」

 

そう言って脱ぐウッドロウ、

 

スゲー筋肉、

 

この肉体美は女性を落とすのに使えるだろうな、

 

俺はスーツの着方を教える、

 

そして、

 

ウッドロウ「これでいいかな?」

 

身長高いウッドロウに俺のスーツが着れてよかったんだが、

 

似合いすぎだ、

 

ウッドロウ「動きにくい、いざ動こうと思ったら動けませんね、」

 

洋介「ここは魔物がいないから戦わなくていい、それに今から行くのは職場だ、いきなりウッドロウが来ることになる、それなりの服装じゃないとただの世間知らずな男になってしまう、」

 

事前に連絡もせずに会社に行くからな、

 

常識知らずのお坊ちゃんと思わせたくない、

 

ウッドロウ「そうなると私の申し出は迷惑だったのですね、」

 

洋介「俺の上司はそこらへんは大丈夫だが他ではするな、絶対に、」

 

ウッドロウ「心得ました、」

 

ウッドロウと共に外に出ようとすると、

 

ジェイド「おや、おはようございます、」

 

ジェイドが起きて来た、

 

洋介「おはよう、面白かったか?」

 

ジェイド「人の想像力に驚いただけです、あの映像を作るのにはかなり細かい所までチェックされています、更に人もいりますね、あの人数を揃えるには骨がいると思います、」

 

まぁそうだな、

 

通行人もキャストなわけだ、

 

それなりの人数がいるわけだし、

 

洋介「気に入ってくれたならなりよりだ、だがあまり夜更かしするなよ、だいたい見終わったらまた買っておく、」

 

ジェイド「よろしくお願いします、さて、食事に行きますか、」

 

ジェイドはリビングに向かった、

 

ウッドロウの格好はノーコメントで、

 

何か言ってやれよ、

 

外に出る前にコハクにウッドロウを連れて出ること伝える、

 

洋介「薫が来たらウッドロウが来た事伝えてくれ、」

 

コハク「うん、ウッドロウさん、いってらっしゃい、」

 

ウッドロウは少し目を丸くして、

 

ウッドロウ「はい、行ってきます、これを言うのは久しぶりですが良いものですね、」

 

そう言った、

 

 

 

 

ウッドロウを車に乗せて俺は会社に向かう、

 

ウッドロウ「この乗り物は速いですね、動力はなんですか?」

 

洋介「なんだろうな、俺も車の事はわからないからな、」

 

イクティノス「わからないものに乗っているのか、」

 

洋介「専門家ではないから、」

 

俺は前を向いて車を走らせる、

 

 

 

 

会社に着いた、

 

洋介「ここが俺の職場だ、」

 

ウッドロウ「周りの建物は何ですか?城ほどはなくとも巨大な建築物が至る所に、」

 

洋介「ビルという建物だ、」

 

ウッドロウ「ビル・・・」

 

イクティノス「崩れたら大惨事だな、」

 

イクティノスの厳しいお言葉をいただく、

 

アメリカのあの大事件を思い出す、

 

洋介「さて入るか、イクティノスはなるべく小声で頼む、いや、むしろこれに巻かれておいてくれ、」

 

俺は布を渡す、

 

洋介「この世界は帯刀をしてはいけないんだ、そうしないと牢屋行きだ、」

 

ウッドロウ「厳しいですね、」

 

洋介「平和な分危ない物を持っていたらいけないんだ、」

 

イクティノス「魔物がいない世界か、俺らのようなソーディアンも必要ないのだろうな、」

 

洋介「そうだな、」

 

ウッドロウ「イクティノス、すまないがいいかな?」

 

イクティノス「そうしないといけないんだろう、それなら仕方がない、」

 

ウッドロウはイクティノスを布で巻いて隠す、

 

俺らは会社に入った、

 

 

 

受付に向かい、

 

洋介「葉杉洋介です、ただ今出社しました、」

 

「お話は伺っております、こちらに記名をお願いします、」

 

さすが課長、

 

根回しが早い、

 

受付嬢はウッドロウをチラチラと見ている、

 

顔が赤い、

 

まぁウッドロウはイケメンだからな、

 

原作でもモテモテだし、

 

でも続編ではまだ独身なんだよな、

 

俺はウッドロウと名前を入れた、

 

家名は入れない、

 

「あの、あの布は?」

 

受付嬢が布に巻かれたイクティノスに視線を向けた、

 

洋介「彼の国は防犯のため帯刀許可を得ているんだ、その名残なんだ、そしてそれを慣れてしまったからどうも愛刀を近くに置いておかないと落ち着かないようでな、だから布で巻かせてもらった、」

 

ウッドロウ「迷惑をかけて申し訳ありません、」

 

ウッドロウが頭を下げる、

 

「いえ!そう言った理由でしたらしょうがありません!」

 

咄嗟の嘘を信じてくれてありがとう、

 

受付嬢さん、

 

俺はウッドロウを連れて自分のオフィスに向かった、

 

 

 

自分のオフィスに着いて、

 

洋介「おはようございます、」

 

俺の声に全員が俺に視線を向けた、

 

怖っ!?

 

長谷川「葉杉、待っていた、」

 

課長が俺の所にやってくる、

 

洋介「課長、見学以来をされたウッドロウさんです、」

 

ウッドロウ「突然の申し出ありがとうございます、ウッドロウです、」

 

ウッドロウが頭を下げる、

 

長谷川「課長の長谷川です、」

 

課長も頭を下げる、

 

長谷川「ウッドロウさん、ここの仕事を見学に来たとの事ですが葉杉に付いていますか?」

 

ウッドロウ「そうですね、信頼をしている彼の側の方が自分としては色々気兼ねなく尋ねることができますので、」

 

長谷川「わかりました、葉杉、ウッドロウさんに粗相の無いように、」

 

洋介「わかりました、」

 

さすが王族、

 

こう言った会話はお手の物みたいだな、

 

俺は自分のデスクでウッドロウを待ってもらい予備の椅子を持ってくる、

 

まずは俺の仕事を見てもらう、

 

周りの好奇心の視線が痛い、

 

洋介「ウッドロウさん、まず自分の仕事ですがまずこの会社は昨日ウッドロウさんがやってたゲームの開発です、」

 

ウッドロウ「昨日のアレですか、」

 

洋介「はい、自分の仕事は会話する場面で誤字脱字がないか確認する事です、それと書類整理ですが見られたらいけない書類がありますので今回は無しで、少ししたら他の人の仕事を見てみましょう、」

 

ウッドロウ「洋介さんにその辺りはお任せします、」

 

まず俺は自分のパソコンを立ち上げた、

 

ウッドロウはパソコンに興味を示している、

 

俺は音声ファイルを開いて台本を取り出してイヤホンを片方だけする、

 

洋介「ウッドロウさん、こちらを耳に入れてください、」

 

俺はウッドロウにイヤホンを渡す、

 

ウッドロウはイヤホンを耳につける、

 

俺は音声ファイルを再生する、

 

イヤホンから流れる声、

 

ウッドロウは静かに聞いている、

 

洋介「台本を見ながら確認するんです、」

 

俺はペンを持ち台本を睨みつける、

 

何度でも聴くと時間がかかる、

 

集中して数回で終わらせる、

 

俺はイヤホンに集中した、

 

 

 

台本には赤文字で訂正が数箇所できた、

 

だいたい30分、

 

5分ほどのイベントシーンの会話で結構な誤字があったな、

 

洋介「ウッドロウさん、次の仕事を見ますか、」

 

ウッドロウ「もういいのかい?」

 

気遣いされているな、

 

洋介「自分の仕事だけでなく他の人の仕事も見ておかないと見学の意味がありません、」

 

ウッドロウ「そうだね、案内を頼むよ、」

 

俺はパソコンをシャットダウンして席を立つ、

 

 

 

次は雛鳥の所に行くか、

 

シナリオ担当だし、

 

俺は雛鳥の席に向かった、

 

雛鳥「葉杉先輩!?」

 

まぁ次に自分の所に来るなんて思いもしなかっただろう、

 

洋介「彼女の担当は台本を書く事です、先ほどの会話は彼女が1人で考えています、」

 

ウッドロウ「それはすごいですね、台本はたしかに1人で考えるものですがまさかあなたのような若い女性がアレを書いているとは、」

 

雛鳥「いいいいえいえ!!アレくらいなら色々な人が書けます!」

 

ウッドロウ「ご謙遜を、私はアレほどのものは書けません、あなたの実力です、」

 

雛鳥が真っ赤だ、

 

服には豚も煽てりゃ木に登ると書かれている、

 

なぜにこの言葉?

 

ウッドロウは雛鳥の仕事をまじまじと見学していった、

 

1時間以上雛鳥にプレッシャーを与えたところで昼になった、

 

俺は人目のつかない所に向かい弁当を食べることにした、

 

雛鳥はいつにもなく疲れきっていて机に突っ伏している、

 

ウッドロウ「このような仕事があるのですね、」

 

イクティノス「視線が痛かったがな、」

 

ウッドロウは俺が渡した弁当を食べている、

 

そこに、

 

長谷川「失礼する、」

 

課長が入ってきた、

 

洋介「課長、お疲れ様です、」

 

長谷川「葉杉、お前もお疲れだな、」

 

課長も弁当をここで広げ始めた、

 

長谷川「ウッドロウ王子でよろしいでしょうか?」

 

ウッドロウ「あなたも私の事を知っているのですね、」

 

長谷川「はい、それで、なぜ本日はこのような事を?」

 

いきなり核心をついて来た、

 

ウッドロウ「私は未だに悩んでいます、王になる事で本当に皆がついて来てくれるのか、私が本当に王としてやっていけるのかを、ここに来ると何か分かると思いまして、」

 

長谷川「なるほど、」

 

課長は何かを考えている、

 

長谷川「上に立つ者なら誰しも同じ考えをします、ウッドロウ王子、私もこの小さな会社の皆を導く役目を補っています、ですが人は皆同じ事を考えません、何を考えているかなんて誰もわかりません、ですが私はそんなバラバラの考えを持つみんなをまとめないといけません、それが上に立つものとしての使命と言うのでしょう、」

 

上に立つも者の使命か、

 

課長はいつもそうやって考えているのか、

 

長谷川「簡単ではありません、やはり考えが違う人はいます、意見が合わずに言い合いになったりします、その矛先が葉杉になるのか私になるのか他の人になるかです、」

 

そうだよな、

 

同じ考えを持つ人なんて少ないからな、

 

俺はあまり関係ないがたまに意見の食い違いで衝突する人いるからな、

 

長谷川「ウッドロウ王子、あなたは大臣から兵士、市民まで性格も考えも全く違う人々を導かないといけません、うまく導く答えなんてないんです、それが一番いいと思うものが答えなのです、」

 

ウッドロウ「それが一番いい・・・ですか?」

 

長谷川「そうです、あなたの悩みに答えはありません、人間問題は1つ解決するとまた問題が出ます、全て同じ答えではありません、」

 

確かに、

 

人々が同じ悩みを抱えているわけではないからな、

 

長谷川「王子のあなたに生意気な事を言いますがあなたはお父上のようになりたいとお考えだと思いますがあなたはお父上にはなれません、あなたは誰ですか?ウッドロウ・ケルヴィンでしょう、あなたはお父上と同じやり方なんて出来ません、あなたはあなたのやり方で国を導いてください、」

 

ウッドロウはしかめっ面をする、

 

ウッドロウ「私のやり方ですか、」

 

長谷川「そうです、あなたはお父上ではない、ウッドロウという男です、それを覚えておいてください、」

 

何かかっこいいんだが、

 

課長、

 

無駄に歳をとっていないわけだ、

 

長谷川「王子にこんな事を言ってすいません、」

 

ウッドロウ「いえ、こうやって言ってくれる方はいなかったので言っていただけてありがたいです、それにあなたの言った自分のやり方、そうですね、私は父上では無いのです、私のやり方で国を導いていきます、」

 

長谷川「その方がよろしいです、ウッドロウ王子、」

 

ウッドロウ「私の事はウッドロウでいいですよ、あなたの方が歳上ですから、」

 

長谷川「わかりました、ウッドロウ、こんなおじさんでよければ相談に乗ります、」

 

ウッドロウ「ありがとうございます、」

 

なんか向こうで盛り上がって解決したんですけど、

 

俺っていらない子?

 

そのあと向こうで盛り上がったため俺は1人で弁当を食べた、

 

寂しいぜ!

 

午後からはイラストとゲームの動作確認などを見学した、

 

ウッドロウはそれをまじまじと見て頷いたりして本人的には有意義な時を過ごせたと思われる、

 

また、

 

課長もウッドロウを気に入ったのかいつでも連絡をくれと言った、

 

連絡するの俺なんだがね、

 

そんなこんなで見学会が終わった、




書きだめを投稿していきます、

そこまで多くはないです、


称号、

ウッドロウ、

スーツを着る王子、

流石王族、似合いすぎる、

褐色の肉体美、

あの筋肉はすごい、薫なら惚れ込んでる、


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

コレットと香原と犬

ちょっとごちゃごちゃしてるかな?


俺はコレットのお願いを叶えるために犬と触れ合えるワンワンフェスティバルみたいな所を探した、

 

結果は見つかった、

 

車で片道30分の所だった、

 

結構近場だな、

 

あとは流石にコレットと2人っきりなんて寂しいから誰か巻き込むか、

 

とりあえず全員に声をかけたけどコハク以外誰も乗ってくれなかった、

 

ベルベットさん、

 

あなた犬派ですよね?

 

えっ?

 

今回は遠慮しておく?

 

いやいや寂しいって、

 

次誘ってくれればいいと、

 

わかりました、

 

ちくしょう!

 

俺って意思弱い!

 

ジェイドとガラドはウッドロウに文字を教えている、

 

つまり俺はコレットとコハクの3人で行かないといけない、

 

男が俺だけなんて寂しい、

 

まぁベルベットが参加したら周りからハーレム野郎と言われてしまう、

 

そんな時に香原さんから連絡が来た、

 

久しぶりに会えないかとの事、

 

それで思いついた、

 

香原さんを巻き込もう!

 

幸い男1人じゃ寂しい、

 

この話を香原さんにしたら潔き承諾を得た、

 

マジで歓喜の舞を踊りそうだった、

 

これで寂しく無い!

 

俺は日曜日を待った、

 

 

 

 

日曜日、

 

俺はコレットとコハクを乗せて香原さんの家に向かう、

 

場所は知っている、

 

死んだ祖父が何度も連れて行ってくれた、

 

俺は香原さんの家のインターホンを鳴らす、

 

香原「おはよう、葉杉くん、」

 

洋介「本日はありがとうございます、」

 

香原「こちらこそ、ではいきますか、」

 

香原さんが俺の助手席に座る、

 

香原「コレットさん、コハクさん、久しぶりだね、」

 

コレット「うん、お久しぶりだね、」

 

コハク「お久しぶりです、香原さん、」

 

俺は車を走らせる、

 

香原「2人は今の生活に慣れたかな?」

 

コレット「うん、みんな仲良く過ごしてるよ、」

 

香原「それは良かった、」

 

なんだろう、

 

香原さん何か変、

 

そわそわしているような・・・

 

コハク「香原さんは体調大丈夫でしたか?」

 

香原「大丈夫さ、私は健康に気を遣っているからね、」

 

コレット「ケンコーが第一だよね、」

 

俺はチラリと香原さんを見る、

 

香原さんはコレットを見ている、

 

コレットに何か用なのか?

 

そう考えているうちにワンワンフェスティバルっぽい所に着いた、

 

 

 

コレット「ワンちゃん達がいっぱい!」

 

コレットが目を輝かせている、

 

まぁ目の前には大型犬から小型犬、

 

仔犬までいるからな、

 

俺は料金を払い中に入る、

 

コレットは真っ先に犬達の中に突撃して戯れ始めた、

 

コハク「いっぱい犬がいるね、」

 

コレットは犬に舐められて舐められてなぜかワンピースの中にまで顔を突っ込まれている、

 

側から見たら犬が羨ましい光景だな、

 

コレットは犬を撫でたりキスしたりと家族のようにコミュニケーションをとっている、

 

コレットファンが犬に嫉妬するだろうな、

 

っていうかここにいる全種の犬がコレットに群がっているんだけど!

 

他のお客さんも唖然としてるんだけど!?

 

ほら!

 

あそこの子供が腕に抱えていた仔犬がコレットの方に行ったから悲しい顔をしてる!

 

あの子の夫婦のリードに繋がっている犬も今にも行きたそうにコレットの方にピョンピョン跳ねてる!

 

コハク「びっくりだね、コレット犬にも人気なんだね、」

 

香原「微笑ましい光景だね、」

 

いや止めようよ!?

 

店員も止めなさいよ!?

 

「あの凶暴なドーベルマンがあんなにも甘えて・・・あの子を雇いたいわ!」

 

「臆病なダックスフンドが自分から駆け出して・・・初めて見たわ、」

 

ダメだー!

 

ここには味方がいない!

 

俺はコレットの方に近づくと犬達が一斉に威嚇し始めた、

 

コレット「ダメだよ、メッ!だよ、」

 

コレットがそう言うと犬達が大人しくなった、

 

俺は唖然としてしまった、

 

コレット、

 

お前はムツゴロウさんか!?

 

香原「これは驚いた、犬達があそこまでコレットさんに慕うなんて、」

 

コハク「コレットが犬好きなのは知っていましたが・・・」

 

俺も驚きなんだが!?

 

ゲームでも犬好きだとしか知らなかったんだけど!

 

洋介「大丈夫か?」

 

コレット「何が?」

 

可愛らしく首を傾げるコレット、

 

流石の犬も噛み付いたり引っ掻いたりしないだろうな、

 

洋介「いや、大丈夫ならいい、それとフリスビーで犬と遊んでやってくれ、こいつらも喜ぶと思うから、」

 

コレット「うん!みんな、行くよ!」

 

コレットはワンピースのスカートの中からフリスビーを出した、

 

まず、

 

どこに入れてるの!?

 

パンツ見えそうで焦ったぞ!

 

コレット「コハク〜一緒にやろうよ〜!」

 

コハク「わかった!」

 

コハクがコレットと合流、

 

そしてフリスビーをやり始めた、

 

俺は香原さんの元に戻った、

 

香原「コレットさん生き生きしてますね、」

 

洋介「そうですね、」

 

コレットのフリスビーは遠くまで飛んではそれを犬達が一斉に追いかける、

 

コハクの投げたフリスビーには誰も目をくれなかった、

 

コハクがいじけてる、

 

洋介「それで、香原さん、何か言いたいことがあるんじゃないんですか?」

 

香原「気がついていたんだね、わかりやすかったか?」

 

洋介「車の中でコレットを何度も見ていたら気が付きます、」

 

香原さんがはははと笑う、

 

香原「そうだね、なら単刀直入に言おうかな、」

 

香原さんが俺を見て、

 

香原「コレットさんを養子として私の孫にしたいんだ、」

 

養子、

 

孤児院などの場所から子供をもらい家族として一緒に過ごすこと、

 

だがまさか香原さんが、

 

香原「あの子を見ていると孫と一緒にいるように感じてね、」

 

香原さんの娘さんは生きているがお孫さんが事故で亡くなったと聞いたことがある、

 

香原「もう一度おじいちゃんと呼んでもらいたいと私は願っているんだよ、」

 

一度娘さん夫婦と会ったことがあったが旦那さんが金髪のイケメンだった、

 

お孫さんの写真も持っていたが見たことは無い、

 

香原「どうかな?」

 

香原さんはお孫さんを亡くした傷をコレットで埋めたいわけか、

 

洋介「香原さんにとってコレットは自分の傷を埋めるための人形ですか?」

 

俺はコレットを見る、

 

犬と一緒に走っている、

 

その顔は満面の笑顔、

 

香原「そうじゃないよ葉杉くん、」

 

洋介「香原さんも少しはわかっているはずです、コレットはお孫さんじゃないこと、そしてお孫さんにはなれないこと、」

 

香原「わかっているよ、だけど私は人形とは思っていないよ、ちゃんと家族として迎え入れるつもりだよ、」

 

洋介「香原さん、家族として迎え入れると言いましたが親族や娘さん夫婦にはなんと言うつもりですか?ハッキリいますがそのまま家族として迎え入れるとコレットが香原さんの孫として見られるより愛人として見られます、それも財産目当ての、」

 

俺の死んだ祖父と同じ歳の香原、

 

だからそう考えてしまう、

 

香原「葉杉くん!いくらなんでも失礼だ!」

 

洋介「認識が甘すぎます!香原さん!あなたは俺の勤めている会社の親会社の社長!そんな社長がいきなり見たことのない女の子を家族として迎え入れたら誰だってそう考えてしまいます!コレットに辛い目を合わせるつもりですか!?香原さんがいないところで陰口叩かれます!いじめにも合います!香原さん以外に話す相手もいなくなります!あの子を孤独にさせるつもりですか!俺はそんな未来しかない所にコレットを養子に送り出したくありません!例えこれから金銭的に厳しくなろうと俺はコレットを、いえ、みんなを離しません!」

 

こうやって歳上、

 

それも社長に怒ることがあるなんて思いもしなかった、

 

でも俺は一度コハク達に手を伸ばした、

 

この件に片脚を突っ込んだ、

 

だから最後まで突っ込むつもりだ、

 

香原さんは悲痛の顔をする、

 

香原「そうだね、私は社長だったね、親戚の皆がお金を借りに来る、私のやる事は浅はかだったのだね、」

 

洋介「まずはコレットを自分の家に招待してからにしてください、まずは家族にあの子のことを知ってもらってください、それから家族と話して承諾を得てからコレットと俺を交えて話し合いをしてください、お孫さんの代わりではなく本当に家族として迎え入れたいのであれば後は本人の意思で行きたいといえば俺は文句は言いません、これがあの子達に手を伸ばしてしまった俺の覚悟であり責任なんです、」

 

香原「覚悟と責任か、そうだね、もし無理やりあの子を連れて行ったらきっと葉杉くんの言うように孤独になってしまうんだろうね、責任を果たせなくなるね、」

 

洋介「覚悟とか責任とか仰々しく言っていますが俺はただみんなが笑顔で居てくれるだけでいいと思っています、向こうに戻ったら待っているには戦いの毎日、だからみんなには笑顔でいて欲しいんです、」

 

香原さんが俺を見る、

 

香原「立派になったね、あの男の孫だよ、あいつも同じ事を言うだろう、」

 

洋介「祖父に似ていると言われると嬉しいです、」

 

香原さんがコレットを見る、

 

コレットは犬達と一緒に眠っている、

 

その姿を周りの客が写メに撮ったり店員がカメラで撮影している、

 

香原「もし孫娘が成長していたらあの子と同じ歳なんだよ、だからだろうね、あの子を養子にしたかったんだよ、」

 

初耳だ、

 

コレットと同じ歳か、

 

確か本編中に誕生日来るから17歳、

 

ロイドと同じ歳だな、

 

香原「ああやって犬が好きでね、本当に、」

 

香原さんの声が震えている、

 

泣いていることがわかる、

 

失ったモノは戻らない、

 

別のモノでその傷は埋まらない、

 

それでも無意識に別のモノにすがってしまう、

 

どこかのゲームのような事を言ったけど今の香原さんを見るとそう思えてならない、

 

洋介「コレットに今度香原さんの家に行かないか聞いてみる、コレットも香原さんをおじいちゃんと思っているみたいだから、あの子はゲームでは両親がいないんだ、祖父母に育てられているんだ、」

 

香原「娘夫婦とは逆だね、」

 

そう、

 

真逆、

 

娘がいない夫婦と両親がいない娘、

 

香原「葉杉くん、ありがとう、本当に、」

 

洋介「何もしていません、ただ、家族を守っただけです、」

 

気持ち良さそうに眠っているコレットを俺と香原さんは見つめ続けた、

 

 

 

 

 

コハクは犬一匹にも相手にされずに俺と香原さんの話が終わった頃に落ち込みながら帰ってきた、

 

コレットが起きてワンワンフェスティバルを後にする際コレットが耳元で、

 

コレット「洋介、ありがと〜、」

 

と言ってきた、

 

何に対して?

 

俺は分からず終いだった、

 

 

 

後日、

 

ワンワンフェスティバルの定員からコレットを雇いたいと手紙が来た、

 

本人はやってもいいと言っていたが送り迎えが出来ないため保留にした、




称号

コレット

ワンワンワン!

犬に好かれてる犬を愛した人に送られるステキな称号です、


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

ゲーム中のサブイベントでこの親父によくやったと思う奴やつは何人いた?

このタイトルどう思います?

正直後で改名しようか考えています、

それと書き溜めした分はこれで終わりです、

またゆっくり書いていきます、


月曜日、

 

最近1週間が早く来る気がするのは気のせいか?

 

ウッドロウは今の生活に慣れたようだ、

 

ガラドとコレットと一緒によく外の街に出ているみたいだ、

 

ジェイドはイクティノスと一緒にDVDに熱中している、

 

ジェイドはSFとファンタジー系、

 

イクティノスは邦画とミュージカルと推理物、

 

そして意外な事に恋愛ものを見る、

 

いや、

 

意外すぎる!

 

ギャップがありすぎる!

 

イクティノスが恋愛もの!?

 

あの金髪冷静熱血男が!?

 

びっくりだわ、

 

コハクとベルベットは家事と掃除をしてくれている、

 

ただ広いから自室とリビングとキッチンだけでいいと伝えている、

 

ただ、

 

男物の下着は俺が洗濯しよう、

 

逆に女物の下着はあの2人に頼む、

 

 

 

 

 

 

洋介「おはようございます、」

 

会社に出社した俺を出迎えたのは課長、

 

長谷川「おはよう、」

 

今回は言わないんだな、

 

俺は席について仕事を始める、

 

無言が続く、

 

長谷川「葉杉、社長に啖呵を切ったみたいだな、」

 

洋介「香原さんから聞いたんですか?」

 

長谷川「昨日の夜にな、コレットを養子にしたいけど葉杉に怒られたうえ自分の都合でコレットを傷つけるところだったと、鼻声でお前に感謝していたぞ、」

 

香原さんそんな事を課長に言ってたのか、

 

それにしてもあの時の俺はよく香原さん相手にあぁ言えたな、

 

下手すればクビになってた、

 

長谷川「だが聞いてる俺の心情は穏やかじゃ無かったぞ、今すぐお前に説教をしたくなった、お前がクビになると同時に多数の仕事ができる奴がいなくなる、新しく雇用してもおそらくすぐには戦力にならないうえ複数雇う事になる、ハッキリ言うが今からだと役に立たないうえにゲームの販売も遅れる、俺らのゲームを期待している客の信頼を失う、それだけは避けたい、面白くて次の作品もやりたいと思われるゲームを俺らは作っている、」

 

それは知ってる、

 

宴会などの席でよく言ってた、

 

長谷川「俺らにはお前が必要だ、クビにだけはしたくない、だからこんなことは2度としないでくれ、」

 

課長が感動的な事を言ってきた!

 

まさか課長が俺の事をそんなにかってくれたなんて、

 

洋介「課長、ありがとうございます、ですが今回は香原さんに言わないといけなかったからです、そんな簡単に自分より立場が上の人に説教なんてしません、」

 

あの時は特別だ、

 

コレットの未来にも関わる事だからだ、

 

長谷川「そうだな、しかしお前はよく啖呵が切れたな、社長相手に、」

 

洋介「あの時はコレットの未来に関わることだからです、」

 

長谷川「そうだな、」

 

それから他の社員も出社して普通に仕事をした、

 

 

 

 

 

 

夕方、

 

俺は玄関前で意気消沈していた、

 

帰宅前に鯛でも買って刺身か煮付けにするか、

 

そう会社から帰るときに考えた、

 

その時の俺は今日誰かが来ることを忘れていたのだ、

 

だって忘れてなきゃ鯛なんて買わないだろ、

 

しかも4匹!

 

高かったんだぞ!

 

みんなに食わせてやりたいだろ!

 

なんて叫びたい、

 

なぜ鯛だったのか俺もわからない、

 

ぶっちゃけ新しく来る人が鯛を食べれるかわからない、

 

俺は玄関の扉を開けた、

 

洋介「ただいま、」

 

俺は鯛の入った発砲スチロールを置いた、

 

ガラド「お帰り、今日は鯛か?」

 

洋介「勢いで買ってしまった、衝動買いだな、」

 

本当になんで買ったのかわからない、

 

ガラド「それと、お客さんだ、」

 

ガラドは鯛を持ってリビングに向かった、

 

リビングには、

 

「ほぉ、いい鯛だ、」

 

ガラド「そうだな、新鮮だ、」

 

ベルベット「4匹も!腕がなるわね、」

 

マリク!

 

教官!

 

マリク・シザース、

 

アスベルの教官、

 

ナイスオヤジ!

 

マジでこの人のやる事にナイスと言ってしまった、

 

洋介「マリク・シザース教官、」

 

マリク「ほぉ、本当に俺の名前を言いやがった、ガラドの言ったことは本当だったんだな、」

 

いやいやいや!

 

マジであなたのキャラ好きですから!

 

あのシェリ雪姫の最期の足蹴はさすがと言っていいほどのものだった!

 

洋介「ガラドはどこまで話したんだ?」

 

ガラド「そうだな、ここがマリクの住んでいる世界ではない事位だ、下手に説明すると間違った事を教えてしまいそうだからな、」

 

洋介「ありがとう、気遣いしてくれて、」

 

ガラド「これも年長者の務めだ、」

 

そう言って鯛をキッチンに持って行った、

 

洋介「マリク、鯛茶漬け食うか?」

 

マリク「いただこう、」

 

鯛茶漬け好きだからな、

 

マリク教官、

 

 

 

 

 

俺とベルベットは鯛を捌いて煮付けや刺身を作っていく、

 

コハクとコレットは俺らの背後からその光景を見ている、

 

コハク「2人とも手際いいね、私はイカしかさばいた事ないよ、」

 

コレット「私はお魚さんは切った事ないよ、」

 

コレットは近くに海あったよな、

 

俺的にはコハク、

 

あんな秘境で海の幸が手に入れてたな、

 

通販みたいなもので買ったのか?

 

だけどあんな所まで来る配達員はいるのか?

 

謎だ、

 

俺は鯛茶漬けを作っていると、

 

ジェイド「洋介、マリクに家の中を見せたいのですけどいいですか?」

 

洋介「俺の許可はいらないぞ、」

 

ジェイド「私達もこの広い家の中を全部見たわけではありません、今までは洋介が簡単に教えていましたが今回は私です、入ってはいけない部屋もあるでしょう、」

 

そうだな、

 

ジェイド達はこの家に来て結構経ったけど全部知っている訳ではない、

 

開かずの間見たいな物があると思ったんだな、

 

洋介「俺の部屋以外ならいいぞ、俺の部屋は仕事道具とか見られたらヤバイものがあるから、」

 

6割仕事道具、

 

3割趣味、

 

1割エロです、

 

男ですから、

 

エロゲーとか漫画とかあります、

 

コハクが来てからプレイしていないな、

 

まぁ見られたらヤバイものだからな、

 

趣味はゲームにラノベに漫画にフィギュア、

 

コハクのフィギュアとかあるから見せれない、

 

絶対ドン引きですbyアリサ風に言われそう、

 

ガンプラもあるからな、

 

壊されそう、

 

独り暮らしだったから真面目に仕事して休日は趣味に没頭していたからな、

 

体はちゃんと鍛えているけど、

 

ジェイドに入られた時は内心焦ったな、

 

マジで、

 

一応は片付けはした、

 

主にエロ方面、

 

フィギュアも何個か見えない所に移動したりしまったりした、

 

抱き枕とかはカバーを変えた、

 

一応はフェイト・テスタロッサの制服&水着カバーだから大丈夫だと思いたい、

 

ジェイド「わかりました、マリク、許可を貰いましたので案内します、」

 

マリク「感謝する、ジェイド、」

 

すぐに仲良くなったな、

 

軍人と元軍人だからか?

 

まぁ喧嘩するよりマシか、

 

俺は料理の続きをした、

 

 

 

 

 

リビングに料理を並べる、

 

人数が多くなったため倉庫から机を1つ出してきた、

 

まだやって来るかもしれない、

 

あまり多くなるとリビングに入りきらなくなる、

 

どうしようかな?

 

並べ終えるとジェイドとマリクが帰ってきた、

 

ジェイド「これは豪華ですね、」

 

洋介「勢いで鯛買ってしまったから、」

 

マリク「俺からしたら感謝でしかない、」

 

別にマリク教官のために買った訳ではない、

 

偶然だ、

 

たまたまだ、

 

ウッドロウとガラドも食卓に来て食事を開始する、

 

その間にもマリクに今の現状を説明する、

 

 

 

 

 

マリク「にわかに信じがたいが家の中を見せてもらった、俺らの住んでいる所の技術では追いつかない物が何個かあった、それなら説明がつく、」

 

パスカルなら簡単に作れそうなんだが、

 

洋介「マリク、確認したいことがあるけどいいか?」

 

マリク「何だ?」

 

洋介「アスベルって何歳になった?」

 

グレイセスは少年期と青年期の2つに分かれている、

 

少年期はソフィとの出会いとヒューバートとの別れ、

 

青年期が本編、

 

そのどちらにもマリクが出て来るからな、

 

マリク「アスベルか、確か、18になったか?そのアスベルと任務に向かっている途中でここに来た、」

 

なるほど、

 

青年期前か、

 

マリク「あんたの言う物語の主人公はアスベルか?」

 

洋介「よくわかったな、」

 

マリク「ここでアスベルの名前を言うからには何かしらあいつは重要な事に巻き込まれるんだろう、あいつは言ってたからな、守りたいものがあると、」

 

ソフィの事だな、

 

少年期の最後にあいつの目の前で消えたからな、

 

マリク「ここにいるみんなも物語の登場人物なのか?」

 

ウッドロウ「そうです、もっとも、主人公は1人しかいませんが、」

 

ベルベット「わ、私は自分が主人公だと思ったことはないわよ、未だに実感湧かないし、」

 

ベルベットはベルセリアをプレイして一応は監獄島を脱出したところまではプレイしている、

 

マジで初めは取り乱しかけたけどそこは自分で押さえ込んだ、

 

その夜ライフィセットが死んだことで泣いていた、

 

コハクとコレットが夜遅くまで付き合い慰めていたようだ、

 

それからジェイド達と戦闘訓練をやり始めた、

 

まだ冷たい感情は見られないがこれから先どうなることやら、

 

マリク「なるほど、洋介さん、物語はまだ何作品もあるのか?」

 

洋介「洋介でいいマリク、そうだな・・・」

 

俺は指で数えた、

 

洋介「メインは18作品、でもリメイクや番外編など合わせるとかなりの数になる、」

 

レディマイシリーズから移植作品、

 

なりダン、

 

VSにスマホゲーム、

 

数えたらきりがない、

 

マリク「意外と多いな、だが少なくとも後11人は俺らと同じような奴が来るのか、」

 

マジ?

 

いや、

 

可能性としては充分にある、

 

ガラドのようにリメイクの追加キャラも来るから少なくとも後13人、

 

イノセンスRとヴェスペリアPS3、

 

もしかしたらなりダンXからも、

 

食費が・・・

 

俺が白くなりつつあるとコハクが何か話題を変え始めた、

 

コハク「マリクさんは向こうでは何をしていたんですか?」

 

マリク「マリクでいいぞコハク、騎士団の教官をしている、さっき言ってたアスベルは俺の教え子だ、」

 

ジェイド「おや?騎士団でしたか、私はてっきり軍人かと、」

 

マリク「まぁ洋介の前で隠し事は出来ない気がするから先に言っておこう、俺は元軍人だが訳あってやめて騎士団に入った、訳については聞かないでくれ、」

 

思い人が目の前で死んで意気消沈して軍を脱退して放浪して流れ着いたのが騎士団だからな、

 

元フェンデル軍さん、

 

そこはあえて自分から話すかゲームで皆に知ってもらうかのどちらかにするか、

 

俺の口からは変に言わないでおこう、

 

マリク「洋介は知っているようだな、」

 

洋介「理由はな、でも俺は言わないから自分で言いたくなったら言ってくれ、誰も無理やり聞かないだろうし、」

 

マリク「そうだな、皆も何か思うところがあると思うがそれは俺の口で話すまでは聞かないでほしい、」

 

コレット「私はダイジョブだよ、マリクの話したい時に話して、」

 

ガラド「人には何かしら言えないことがあるからな、無理やり聞くことはないから安心しろ、」

 

ジェイド「私も言えないことは沢山ありますし沢山やってきました、マリク、あなたに好きな時に言えばいいです、」

 

マリク「みんな、ありがとう、」

 

これが友情というやつなのか、

 

ガラド「マリク、こいつはいける口か?」

 

そう言ってガラドが取り出したのは酒、

 

北海道産の雪氷室一夜雫(ユキヒムロ・イチヤシズク)

 

口コミでは癖がなく飲みやすいと書かれていた、

 

マリク「酒か?いけるぞ、」

 

ガラド「なら一緒に飲もう、」

 

そう言ってどこからか取り出したグラスをマリクに渡すガラド、

 

ガラドの酒は俺とジェイドとウッドロウでよく相手をしていたが俺とウッドロウは飲み慣れていないしジェイドはワインやカクテル派、

 

だからマリクに期待をしているのだろう、

 

グラスに注がれた酒をマリクは飲む、

 

マリク「うまいな、」

 

ガラド「そうだろ、」

 

ガラドに酒飲み仲間ができた、

 

今思うとハーツRでも酒飲み仲間はイネスぐらいか?

 

クンツァイトは機械兵士だし残りは全員未成年、

 

可哀想に、

 

俺は食事を終えてキッチンに向かいつまみを作る、

 

あれは遅くまで起きているだろう、

 

適当に作って渡しておくか、

 

コハク「手伝うね、」

 

コハクがやってきて一緒につまみを作る、

 

こうしてマリクが家族になった、




称号、

コハク

イカは捌けるよ

あの秘境でどうやってイカを調達できたのか


ウッドロウ

相棒はDVD好き

最近イクティノスがあの円盤に興味を示してしまったのだが・・・







マリク教官登場!

これで7人目!

本編中にも言っていましたが大体後13人以上はキャラが登場します、

何を基準にしているかですが無印(リメイク前・移植前)から1名、

リメイク・移植から1名という形です、

ただし、

まずファンタジアはリメイク移植が多く更になりダンもあります、

そこでファンタジアは無印からリメイクまでで1名、

なりダンで1名とします、

次にディスティニーとディスティニー2

これは続編と言うことと無印とリメイク移植もあります、

この場合はディスティニーが1名、

ディスティニー2は2名登場させます、

それはシンフォニアも同じです、

どちらかが2名登場していただきます、

エクシリアとエクシリア2はまだリメイクがないので1名ずつです、

つまり一度出た作品でももう1人出ることもあります、

ただ多すぎるとレディマイと同じになってしまうのでほどほどにします、

本編では見られないほのぼのストーリーをしたいからです、

それと忘れていると思いますが8人目はディスティニー2のキャラ、

ジューダスかハロルドで悩んでいます、

どちらがいいか感想でいいので教えてください、

もうそろそろ締め切りです、


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

コハクと歩く現代ツアー1

ツアーじゃなくてショッピングにしようかな?


コハクside

 

ガラドが来た翌日、

 

リビングは汚かったです、

 

理由はガラドとマリクがいっぱいお酒を飲んだからです、

 

せめて片付けをしてほしい、

 

洋介もそう思ってるはず、

 

その2人はソファで寝てる、

 

よっぽど美味しかったのかな?

 

私はゴミ袋を広げて散らかったゴミを入れていった、

 

燃えるゴミ燃えないゴミと分けるの初めは面倒だったけど今ではちゃんと分別できるようになった、

 

もう少しで2ヶ月経つかな?

 

ゲームの中の私はイネスが仲間になったところまでは行ったけど全然進まないな、

 

コレットのお手伝いしかしてない、

 

コレットはテセアラという場所でヴォルトを倒したところ、

 

ベルベットはライフィセットを仲間にしたところ、

 

ジェイドとガラドは一緒にゲームできないからどこまで行ってるかわからない、

 

ウッドロウさんは外出しかしてないから全然進めてないと言ってた、

 

一番頑張ってるのコレットだね、

 

2つのゴミ袋が半分ほど膨らんでゴミがなくなった、

 

ベルベット「コハク、おはよう、」

 

ベルベットが起きてきた、

 

コハク「おはよう、」

 

ベルベット「今から朝食作るの?」

 

今では日課となっている朝食作り、

 

洋介が早起きしない時は特に作ってる、

 

昨日の宴会で少し遅くまでいっしょにいたから眠たいよね、

 

コハク「うん、でももう少し片付けしてからかな?」

 

ベルベット「あの2人は何時まで飲んでたんだろう?テーブルは私が拭いておくからコハクは朝食を作って、」

 

コハク「うん、ありがとう、」

 

私はキッチンに向かった、

 

今日は何を作ろうかな?

 

味噌焼きおにぎり、

 

味噌の焼き魚、

 

お味噌汁、

 

ベルベット「コハク、味噌づくしは洋介以外食べないからダメだよ、」

 

ベルベットから釘を刺された、

 

味噌・・・

 

私は普通に朝食を作った、

 

 

 

 

洋介達が起きてきた、

 

洋介は眠たそうに顔を洗いに行った、

 

マリク「遅くまでつまみとか作らせてしまったからな、」

 

マリクは眠たそうに欠伸をした、

 

ガラドは元気そう、

 

何で遅くまで起きていて起きていられるんだろう?

 

ジェイドとイクティノスはまだ来ていない、

 

ウッドロウ曰くジェイドの部屋で遅くまでDVDを見ていたと言ってた、

 

イクティノスはジェイドに付き合って見ていると、

 

私はすごく確か・・・らっしゅあわーっていうDVDを見てすごく戦いに役に立った、

 

近くにある道具も武器になってる、

 

今度ガラドに試さないと、

 

未だにガラドにかけないもん!

 

ウッドロウ「今日はどうしますか?」

 

コレット「私は今日はお散歩かな?ウッドロウも来る?」

 

ウッドロウ「ではうまくエスコート出来るように努力しましょう、」

 

コレット「よろしく〜、」

 

コレットとウッドロウは散歩に行くみたい、

 

洋介「薫が今日来るから誰か家に残ってもらっていいか?」

 

ベルベット「ジェイドが残っていると思うからジェイドでいいと思うよ、」

 

たしかに、

 

未だに起きてこない、

 

イクティノスも来てない、

 

起こしてこようかな?

 

ガラド「まぁ寝かせておけ、どうせ今夜もDVDを見るためにずっと起きてるだろうから、」

 

ウッドロウ「そうですね、コレットくん、出発はいつ頃にしますか?」

 

コレット「9時でいい?」

 

ウッドロウ「構いませんよ、」

 

コレット「決まりだね!」

 

悩むことのないコレット、

 

マリク「俺も外に出たいがこの辺りの地理に詳しくないんだが、」

 

ガラド「だったらコハクに案内してもらったらどうだ?一番この辺りの地理に詳しいのは洋介を抜いてコハクだからな、」

 

コハク「私?」

 

いきなり名前を呼ばれて驚いちゃう私、

 

ベルベット「そうだね、洋介以外じゃ一番詳しいのはコハクだもんね、」

 

マリク「コハク、いいか?」

 

コハク「断る理由はないよ、9時でいい?」

 

マリク「感謝する、」

 

洋介「俺忘れられてる?」

 

 

 

 

 

洋介が仕事に行って私とベルベットは食器を洗う、

 

ベルベット「本当に便利だよね、井戸から水を持ってこなくて済むし、」

 

コハク「でも戻ったらまた井戸から水を汲まないといけないよ、」

 

ベルベット「うぅ、ラフィの事も気になるけどこんな便利なの覚えたら向こうで生活戻れないね、」

 

私もあの井戸から重い水を汲むんだね、

 

戻りたくないな、

 

でもお兄ちゃん達に会いたいな、

 

でも洋介忙しい中必死で私達を帰す方法を見つけてるんだよね、

 

申し訳ないな、

 

 

 

 

9時、

 

私はマリクとベルベット、

 

そしてガラドと一緒に玄関に来た、

 

コレットとウッドロウは先に出たみたい、

 

コハク「街中はすごく人が多いから私達から離れたらダメだよ、」

 

マリク「そんなにか、わかった、」

 

コハク「それと早く動く乗り物がいっぱいだから近づいたらダメだからね、」

 

マリク「馬車よりもか?」

 

コハク「そう、洋介曰く当たったら大怪我を負うって、」

 

マリク「なるほど、たしかにものすごく早く投げた石は凶器になる、それと同じようなものか、」

 

例えがすごいね、

 

ベルベット「コハク、今日は外で食べるの?」

 

コハク「そうだね、洋介からお金預かってるしそうしようかな?」

 

マリク「外食まで、高いだろ?」

 

ガラド「まぁ安くないな、だがそこまで高いと言うほどではない、」

 

コハク「洋介曰くまだ良心的な値段だって、」

 

ベルベット「高いところは高いって言ったから、1皿1万越えのところもあるって、」

 

マリク「まじか!」

 

香原さんと行ったお店がそうなんだよね、

 

コハク「そろそろ行こう、」

 

ガラド「そうだな、」

 

私達は外に出た、

 

 

 

 

マリク「・・・これは・・・絶景だな、」

 

マリクは外の景色に驚きを隠せていない、

 

私もそうだったな〜、

 

マリク「向こうに見えているのが街か?」

 

ガラド「そうだ、俺たちの知っている街より大きく広い、人口も比べ物にならないくらいにな、」

 

マリク「魔物がいないと増えるのは人口か、」

 

ガラド「そうだな、だが洋介曰く、戦争は無くなっていなようだ、」

 

マリク「戦争はどこの世界に行ってもあるんだな、」

 

元軍人だからかな、

 

マリクの目は悲しそうな目をしていた、

 

ベルベット「出発しようか、ここにいても街の凄さなんてわからないから、」

 

ガラド「そうだな、コハク、案内を頼んだぞ、」

 

コハク「うん!任せてよ!」

 

私達は歩き出した、

 

 

 

 

 

 

街まで歩いた私達、

 

マリク「建物・・・であっているのか?」

 

マリクはビルを見て驚いてる、

 

私もこれは壁だと思ってたから、

 

コハク「そうだよ、ビルって言ってこの中でお仕事してるんだって、」

 

マリク「興味深いな、中に入ってみたい、」

 

コハク「勝手に入ると怒られるからダメ、」

 

マリクが落ち込んだ、

 

入りたかったんだ、

 

ベルベット「それにしても暑いわね〜、」

 

ベルベットが服の胸元をパタパタとした、

 

コハク「ベルベット!女の子なんだからそんなことしたらダメだよ!」

 

ただでさえ大きな胸が見えそうだよ!

 

ベルベット「仕方ないじゃない、暑いもん、」

 

洋介も暑くなってくるって言ってた、

 

マリク「ここは気候がこんなに暑いところなのか?」

 

コハク「季節があるみたい、今の時期は暑いんだって、」

 

ガラド「季節なんて俺らにはあまり関係ないからな、」

 

私もそうだな〜、

 

1年のほとんど雪が降ってるから、

 

そんなお話をしながら歩いていると初めの目的地が見えてきた、

 

コハク「マリク、ここはコンビニ、」

 

マリク「こんびに?」

 

ガラド「何でも屋みたいなところだ、」

 

ベルベット「でも専門的な物無いのよね、私はフライパンみたいな調理器具がみたいのに、」

 

ガラド「酒もあるけど味は落ちるんだよな、」

 

マリク「入ってもいいのか?」

 

コハク「そのつもりで来たんだよ、」

 

私を先頭にコンビニに入った、

 

「いらっしゃいませ、」

 

店員さんの挨拶がくる、

 

ベルベット「生き返る〜、」

 

ベルベットがだらしない声をあげてる、

 

ガラド「涼しいな、」

 

マリク「この棚の中の奴全部商品なのか?」

 

コハク「そうだよ、ゆっくり見て行こうか、」

 

みんながそれぞれの場所に向かった、

 

ベルベットは調味料のところ、

 

ガラドはお酒、

 

マリクは私と一緒に色々見て回っている、

 

マリク「これはペンか?」

 

コハク「そうだよ、インクが最初から入ってるからつけずに書けるんだよ、」

 

マリク「持ち運びもできる、見たところ他の色もある、画期的だ、」

 

ジェイドもそう言ってたね、

 

マリク「これはなんだ?」

 

コハク「お酒のおつまみ、」

 

マリク「なるほど、簡単な物なら作らずに買えばいい言い訳だ、」

 

コハク「私も少し食べたけど美味しかったよ、」

 

マリク「そうか、ならこれを買っていいか?」

 

コハク「いいよ、」

 

私はおつまみを1つ手に取った、

 

それから、

 

ガラドはお酒を2本だけ持ってきた、

 

ガラド「ここの奴は大体飲み干してしまった、」

 

いつのまに!?

 

私もまだ味噌13個目だよ!

 

それなのにコンビニのあの量のお酒を全部飲んでいたなんて!

 

ガラド「っ!?なんだ!?殺気を感じる!?」

 

ガラドが辺りを見渡した、

 

私はそんなガラドをよそに会計に向かった、

 

お金を払う際、

 

「あの、いつもの子は今日は来ていないんですか?」

 

コハク「いつもの子?」

 

「ほら、金髪の可愛い子、」

 

コハク「コレット?」

 

「そうそう、あの子に会ったら新作にアイスが届いたから買いに来てって伝えてくれるかな?あの子のアイスを食べる顔が可愛くて、このコンビニ店員皆が密かに楽しみにしてるんだよ、」

 

コレット、

 

常連さんなんだ、

 

店員にまで顔を覚えられて、

 

それよりいつのまにアイスクリームを制覇しようとしてるのかな?

 

私はお金を払ってみんなと一緒にコンビニを出た、

 

 

 

 

次に来た場所はコンビニより大きな場所、

 

コハク「ここはショッピングモール、コンビニより大きな買い物する場所、」

 

マリク「コンビニの上位互換か?」

 

ガラド「そうだな、」

 

私達は中に入った、

 

大勢の人と音楽が私達を出迎えてくれた、

 

マリク「圧巻だな、本当に人でいっぱいだな、」

 

私もそう思う、

 

何度来てもこの人混みにはなれないな、

 

コハク「色々見て回ろう、めぼしいものあると思うから、」

 

私も洋介と一緒に来ることはあったけど中をそこまで見たことないから、

 

歩いていると、

 

ベルベット「これ調理器具?」

 

ベルベットが色々と手にとって見比べ始めた、

 

ベルベット「これは何?」

 

ベルベットの視線の先の箱を見た、

 

えっと、

 

ミキサー?

 

私は箱を手に取って箱を見回した、

 

コハク「これは中に食べ物入れてスイッチを押すと粉々になる調理器具見たい、」

 

ベルベット「へぇ、便利だね〜、こっちは?」

 

ベルベットが次の箱を手に取った、

 

コハク「絵を見た感じかき氷を作る機械だね、」

 

ベルベット「かき氷?」

 

コハク「洋介と一回だけ食べたことあるから、氷を粉状まで砕いてその上に果物の味のするシロップをかけて食べるの、」

 

ベルベット「美味しそう、」

 

ガラド「聞いてた俺らも食いたくなって来たな、」

 

マリク「特に今日みたいに暑い日はなおさらな、」

 

コハク「洋介の家にあるかな?」

 

ベルベット「無いと思うよ、台所はひと通り見たけど無かったから、」

 

流石料理上手のベルベット、

 

抜かりないね、

 

ベルベットがいると私って何が取り柄だろう?

 

料理も洗濯も掃除もベルベットに負けてる、

 

自分で思ってて悲しくなってきた、

 

ガラド「コハク、何考えてるかわからないがそんな顔するな、今は楽しく買い物をしようぜ、」

 

ベルベット「そうだよ、コハクがそんな顔したらダメだよ、」

 

私そんな顔してたの?

 

マリク「そうだな、コハク、続きを頼んでいいか?」

 

そうだよね、

 

今は楽しいお買い物だよね、

 

コハク「うん!次行こう!」

 

 

 

 

食品売り場に来た私達、

 

マリク「ふと思ったんだが洋介の好物ってなんだ?」

 

マリクの一言に私は固まった、

 

洋介の好み?

 

そういえば洋介、

 

何が好きなんだろう?

 

聞いてみようかな?

 

コハク「ちょっと待ってて今聞いてくる、」

 

ベルベット「聞いてくるって洋介の仕事場まで行くの?」

 

そうか、

 

ベルベットにまだ教えてなかった、

 

ガラド「あぁあれか、何だったっけ?デンワ?」

 

コハク「そうそう、電話、ここにあると思うし探してくる、」

 

マリク「だったら俺らも行った方がいいだろう、そのデンワとやらも気になる、」

 

どうしよう、

 

でも教えておいた方がいいよね、

 

コハク「わかった、少し歩くね、」

 

私達は電話を探すために歩いた、

 

 

 

 

少し歩いて、

 

見つけた、

 

コハク「これだよ、」

 

私は電話の方に向かって歩いた、

 

ベルベット「これがデンワ?」

 

ベルベットが電話を触る、

 

コハク「えっと、お金を入れて特定の番号を押せば電話同士で会話ができるんだって、」

 

マリク「それはかなりの距離離れていてもか?」

 

コハク「今のところどこでも洋介には繋がったよ、」

 

マリク「便利だな、」

 

私は10円玉を数枚出した、

 

ベルベット「確か10円玉だよね?」

 

コハク「うん、1枚1分くらい話せるよ、」

 

ガラド「安いのか高いのか分からないな、」

 

私は安いと思うよ、

 

私は10円玉を電話に入れて受話器を取って番号の書いてある紙を出して番号を押す、

 

マリク「押す番号が多いな、覚えていないと不便だ、」

 

番号を全て押して少し待つ、

 

「はい、葉杉です、」

 

繋がった、

 

コハク「洋介、私、」

 

「・・・一応は名前を言ってくれるか?」

 

むっ、

 

最近テレビで言ってたオレオレサギって奴に警戒してる、

 

コハク「コハク、これでいい?」

 

洋介「合格、いきなり私と言われたら誰としか思えない、コハクは声でわかったからいいけど、」

 

それは少し嬉しい、

 

私は10円玉を1枚入れた、

 

洋介「それで、どうした?」

 

コハク「洋介って食べ物何が好きなの?」

 

洋介「炒飯、」

 

コハク「えっ?」

 

ちゃーはん?

 

カーチャン?

 

お母さん?

 

洋介「炒飯、ちゃ・あ・は・ん、」

 

よかった、

 

でもちゃーはんってなんだろう?

 

洋介「焼き飯だな、肉と野菜と卵とお米に塩胡椒を少し入れて炒めたご飯だ、死んだ祖父がよく作ってくれてな、」

 

10円玉をもう1枚入れた、

 

洋介「祖父曰く白ごはんに山や川や海で取れた適当な物で作る焼き飯をよく遠征で食ったって言ってた、俺も夏休みと冬休みの時に2週間その遠征について行ってその時山で採れた山菜を適当に入れて食べた炒飯が美味かった、後で毒キノコ入っていて隊員全員腹痛で次の日死にかけてたが、」

 

毒キノコ食べてよく平気だったね、

 

洋介「まぁそれが軍隊式の炒飯だ、その場で取れた物で作ること、家庭用では冷蔵庫の中身で決めるんだ、肉も豚肉からハム、ソーセージでもいい、野菜も白菜でも大根でももやしでも人参でも相性が良さそうなものを入れればいい、そこに卵を溶いて入れて炒めれば出来上がり、注意点は水分多いとシャバシャバしていてまずい、それだけ、」

 

私は10円玉を1枚入れる、

 

洋介「何でそんなこと聞いた?」

 

コハク「私達って洋介の好きな物知らないからつい、」

 

洋介「そうか、コハク、今日は楽しみにしてるから、」

 

えっ?

 

そう言って電話が切られた、

 

楽しみって・・・もしかして、

 

ベルベット「コハク、私は手伝わないから、」

 

ガラド「まぁ頑張れ、コハクならできる、」

 

マリク「一度こいつをバラしていいか?」

 

そういうことだよね、

 

自然と顔が熱くなってきた、

 

帰ったら作ろう、

 

後ろからニヤニヤとした視線が私に突き刺さる、

 

材料どうしよう、

 

 

 

 

 

その夜、

 

味噌たっぷりの味噌炒飯を作って洋介が食べた、

 

一言、

 

味噌が多くてしょっぱいと言われた、

 

次も頑張ろう!




称号

コレット

アイスマスター

目指せ!全てのコンビニアイス!



ガラド

お酒を飲み尽くした者

コンビニの次はスーパーに行こう




追伸、

キャラクターのセリフの違和感指摘ありました、

報告ありがとうございます、

改善前
ベルベット「へぇ、便利だな〜、

改善後
ベルベット「へぇ、便利だね〜、

変更しました、


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

洋介の友達

グダグダになってるかも、


土曜日、

 

仕事が無いため朝食を作った後久し振りにゲームをする、

 

デス・エンド・リクエスト、

 

コンパイルハートが作ったゲームだが珍しくミステリー要素と暴力表現が強いゲーム、

 

ネプテューヌみたいなギャグ要素もなくホラー要素が強くなっている、

 

まだクリアがしていないからピコピコやっている、

 

吹き飛ばしが気持ちいいがうまく敵を巻き込んだり味方に接触させたりするのが難しい、

 

ジェイド「珍しいですね、洋介がゲームをするとは、」

 

洋介「俺もゲームはするぞ、仕事は粗方片付いているからゆっくりできる、」

 

ジェイド「しかし、可愛い子ですね、しかも女の子だけですね、」

 

洋介「このゲーム自体女性がメインキャラクターのゲームなんだ、」

 

ジェイド「しかし、吹き飛ばしていますね、」

 

洋介「意外と戦略がいるんだよな、」

 

ジェイド「コハクとコレットが見たら泣きますね、」

 

なぜに?

 

なぜ泣く要素がある?

 

ジェイド「大半の女性が大きいのですよ、」

 

あぁ、

 

胸ね、

 

確かに6人中4人は巨乳だからな、

 

たまに揺れてる、

 

ジェイド「他にどのようなゲームがあるんですか?」

 

洋介「こんなの、」

 

俺はソフトの入った入れ物を渡した、

 

地球防衛軍5、

 

龍が如く6、

 

バイオハザード7、

 

サイコブレイク2、

 

モンスターハンターワールド、

 

仁王、

 

テイルズオブベルセリア、

 

メタルギアソリッドⅤ、

 

ジェイド「これはこれは、」

 

洋介「俺がやりたいと思ったゲームしかしないからな、ジャンルも偏りがちなんだよ、」

 

俺はゲームをセーブして一度アプリケーションを終了する、

 

ジェイド「やめてしまうのですか?」

 

洋介「ジェイドは何かして見たいのだろうと思ったから、どれかやってみるか?」

 

ジェイド「でしたらこちらを、」

 

ジェイドが手に取ったのはメタルギア、

 

俺はディスクを交換してプレイする、

 

久しぶりだな、

 

まずはマザーベースで操作確認だな、

 

CQCは問題なくできる、

 

射撃もできる、

 

あとはジェイドに教えるだけだ、

 

俺はジェイドに操作方法を教える、

 

洋介「このゲームは潜入が目的なゲームなんだ、銃は不意な戦闘や邪魔になったら撃てばいい、それと気絶した敵は仲間にできるから確保してもいい、無益な殺生は無用だから、」

 

ジェイド「建物が見当たりませんが、」

 

洋介「残念ながら舞台は砂漠だからな、馬を利用して移動するんだ、」

 

ジェイド「ですが馬ですとバレるのでは?」

 

洋介「それ用にカモフラージュ方法あるから大丈夫だ、」

 

よくそんな方法を思いつくなと思ったわ、

 

小島監督バンザーイ!

 

ジェイド「難しいですが映像がきれいですね、」

 

洋介「そうだろ、」

 

俺が作ったわけじゃ無いけど、

 

その時玄関のチャイムがなった、

 

俺は立ち上がり玄関に向かう、

 

洋介「どちら様ですか?」

 

「洋介、俺だ、陸斗だ、」

 

リクト?

 

あぁ、

 

今橋陸斗(イマバシ・リクト)

 

高校の時の同級生、

 

俺と同じオタク仲間、

 

数少ない友達みたいな関係、

 

俺は扉を開けた、

 

洋介「久しぶりだな、最後にあったのは成人式の時か?」

 

陸斗「そうだな、めっちゃ久しぶり!」

 

陸斗は高校の時より背は伸びている、

 

多分、

 

俺も背が伸びたからあまり変わらないような気がする、

 

爽やかスポーツ男子のようなイケメンのくせにオタク路線に入るとは思わなかった、

 

原因は俺だが、

 

高1の時に灼眼のシャナを読んでたら陸斗が俺をバカにしてきてこんな本のどこが面白いんだと読ませたらどハマりした、

 

以降オタクになりオタク仲間になった、

 

原因は俺か、

 

洋介「確か県外のコンピューターの会社に行ったと聞いたんだが、」

 

陸斗「今日は仕事でこっちに3日ほど滞在しに来たんだ、今日がその初日でな、取引先には夕方と指定されたからそれまでの暇つぶしにお前の家に来たんだ、」

 

俺ん家は暇つぶし用の喫茶店か、

 

陸斗「入っていいか?」

 

どうする、

 

確実にコハク達の事聞かれる、

 

どうする、

 

頭の中にカードが3枚出てきた、

 

入れる、

 

断る、

 

玄関で主婦のように話をし続ける、

 

どうする俺!

 

ライ・・・

 

cmのパクリはそれくらいにしておこう、

 

その時、

 

コレット「よーすけー、お客さん?」

 

コレットがなぜかエプロン姿で登場してきた、

 

何作ってるんだ?

 

そういえば朝からコハクとベルベットの3人でキッチンを独占してたな、

 

陸斗「・・・はっ!?金髪のおにゃのこ!?」

 

黙れ!

 

俺は陸斗の鳩尾に拳を入れる、

 

陸斗が鳩尾を抑えながらうずくまる、

 

洋介「大丈夫だ、コレット達は何を作ってるか知らないがそっちに集中してくれ、」

 

コレット「うん、わかった〜、」

 

そう言って戻っていった、

 

バレてしまった、

 

陸斗「よーうーすーけー!」

 

陸斗復活、

 

陸斗「今の子はあれか!小指の関係か!?」

 

洋介「なぜに恋人関係とストレートに言わないんだ?なぜ遠回し?」

 

陸斗「そんな事はどうでもいいんだよ!答えろ!吐け!吐け!吐くんだーーーーーーー!」

 

陸斗が壊れた!

 

洋介「陸斗、そんなに叫ばなくてもお前なら恋人できるだろ、俺よりイケメンなんだから、」

 

陸斗「イケメンだからって簡単に彼女出来るか!何人か彼女は出来たけど俺の家の部屋に連れて行くとドン引きされて次の日に別れることになるんだ!」

 

洋介「一体何を部屋に置いているんだ?」

 

陸斗「等身大キングコングのフィギュア、」

 

俺は陸斗の腹に思いっきりグーパンした、

 

通販サイトを見てたら見つけたけどあれは2mくらいの大きさで値段が99万円の奴だろ?

 

しかも購入者は1名となっていてその時は思わずこんな物を買う物好きいたんだなと思っていたがまさかこいつとは、

 

知りたく無い事を知ってしまった、

 

彼女はキングコングの大きさと顔のグラフィックの怖さにドン引きしたんだろうな、

 

陸斗「何をする!」

 

再び復活の陸斗、

 

洋介「それはドン引きするわな、なぜにキングコング?」

 

陸斗「かっこいいだろ!」

 

洋介「分からん、大怪獣の馬鹿でかいフィギュアを買うなら俺はガメラを買うね、」

 

子供の頃からゴジラよりガメラを見てたからか特撮はガメラの方が好きになってしまった、

 

陸斗「ガメラなんて子供が見る特撮だろうが!」

 

洋介「ガメラを馬鹿にするな!ガメラはまだ人間の味方だ!無差別に街を破壊して人を襲うゴリラと一緒にするな!」

 

陸斗「ゴリラじゃ無い!キングコングだ!」

 

洋介「キングゴリラ!」

 

陸斗「キングコング!」

 

似たようなものだろう、

 

やばい、

 

熱くなりすぎた、

 

だがこれで話題を変えれる、

 

陸斗「それであの金髪の子は誰だ!」

 

わけがなかった、

 

もう一度はぐらかすか、

 

洋介「俺なんて遊ばれて一方的に別れられたのにまじめに付き合えただけありがたいと思え、」

 

陸斗「うっ、そ、それは悪かった、あのクソ女のせいでお前は・・・だがこれだけは言える!お前は眼鏡からコンタクトに変えれば確実にモテモテになる!」

 

洋介「無い無い、」

 

なんで眼鏡を外せと言うんだ?

 

コンタクトにこれと同じ度数のやつ無いだろうに、

 

陸斗「だったらあの子を彼女にしなさい!お前なら眼鏡外して迫ってブチューとすればイチコロだぜ!」

 

洋介「あの子好きな子がいるから嫌、」

 

ロイド一筋だもんな、

 

コレット、

 

陸斗「とりあえず家に上げろ!俺が女の子のノウハウを教えてやるって、」

 

洋介「断る、」

 

陸斗「今のノリで断るなんて馬鹿だろ!?」

 

洋介「馬鹿で結構、帰れ、」

 

陸斗「そう言って後でさっきの子とイチャイチャするつもりだろ!」

 

洋介「お前の記憶力は鳩並みか?あの子に好きな奴いるって言っただろ?」

 

陸斗「寝取りは最近流行っているんだぜ?」

 

洋介「エロゲのしすぎ、」

 

なんでこいつとこんな話をしているんだろう?

 

次はどうやって追い返そうか考えていると、

 

ウッドロウ「洋介さん、どうされました?」

 

外からウッドロウが帰ってきた、

 

最近では近場なら1人で出歩いている、

 

やばい、

 

陸斗「・・・ウッドロウ?」

 

ウッドロウ「ん?どちら様でしょうか?」

 

陸斗「あっ、いえ、洋介の友達です、」

 

ウッドロウ「そうですか、はじめまして、ウッドロウと言います、訳あって洋介さんの家に居候になっています、」

 

フルネームを言わない分大丈夫だと思うが陸斗気づいているぞ、

 

ディスティニーやってたからな、

 

誰だったっけ、

 

あぁ、

 

リリスたんは俺の嫁と言ってたな、

 

ロリコン、

 

陸斗「おおおお俺は今橋陸斗と言います、」

 

ウッドロウ「よろしく、陸斗さん、」

 

そう言って手を差し出すウッドロウ、

 

陸斗は手を取り握手をする、

 

ん?

 

ガチガチじゃないか、

 

緊張しているんだな、

 

ウッドロウ「外は暑いですから中で話をしませんか?」

 

陸斗「そうですね、ではお言葉に甘えて、」

 

ウッドロウ「洋介さんもそれでいいかい?」

 

洋介「・・・仕方ない、陸斗、中で見たものは他言は無用だ、もしバラしたらお前を地獄の果てまで追いかけてタコ殴りにする、」

 

陸斗「お、おう!親友の頼みだ!墓場まで持って行ってやる!」

 

俺は負けてしまい陸斗を家に入れた、

 

 

 

 

リビングで俺と陸斗は向き合っている、

 

陸斗はというと、

 

陸斗「あそこにいるのはジェイド・カーティス・・・さっきの子ってコレット・ブルーネル、どういうことなんだ、なんでコスプレした子達が?」

 

洋介「実はな・・・」

 

俺は説明した、

 

とりあえずコハクが来た時の映像を見せるか、

 

陸斗「転移?しかもテイルズからか、まさか友達の1人がそんなことになっているなんて思っても見なかった、」

 

洋介「信じるのか?こんな突拍子の無い事を、」

 

陸斗「信じるに決まってるだろ、俺らはオタクだぜ、いつかはこんな事があると信じていたんだぜ、」

 

コハク「麦茶持ってきたよ、」

 

絶妙なところでコハクが麦茶を持って来た、

 

洋介「ありがとう、」

 

陸斗「おぉ、コハク・ハーツ、かわいいな、」

 

洋介「ナンパしたらシメルから、」

 

陸斗「しないから!お前の好みの綺麗な黒髪の着物が似合いそうな子に手を出さないから!」

 

洋介「他の奴にも手を出したらシメル、」

 

陸斗「俺をどこまで節操なしの種馬にしたいんだ!」

 

コハク「えっと、洋介の友達?」

 

陸斗「今橋陸斗っす、そちらから言えば陸斗・今橋ですかね、」

 

コハク「よろしくね、陸斗、洋介、もう少しでお昼ご飯出来るからね、」

 

洋介「昼飯作ってたんか、わかった、楽しみにしてる、」

 

コハク「うん!」

 

コハクは台所に戻った、

 

陸斗「いい子じゃ無いか、告白したか?」

 

洋介「出来るか、最終的にはコハクだけじゃなくみんな元の世界に帰るんだ、俺が告白しても離れ離れになってしまう、悲しいだけだろ、」

 

陸斗「相変わらず現実主義だな、いや、あの女がそうさせたんか、」

 

あの女、

 

一応は俺の元カノに当たる奴だな、

 

陸斗「くそったれだな、あの女につるむ奴もくそったれだ!洋介を弄びやがって!」

 

洋介「陸斗が気にすることはない、それに、もう終わった事だ、」

 

陸斗「それはそうだが・・・まぁ当の本人が気にしないなら俺も気にしない、」

 

あまり思い出したくないんでな、

 

あいつの事は、

 

陸斗「そんな事よりお前の所にこいつ届いたか?」

 

陸斗は1枚のハガキを取り出した、

 

洋介「あいつが来ないなら行くけど、」

 

陸斗「そう言って成人式の二次会来なかっただろ、幹事があいつにだけ届かないようにしたらしい、これで心置きなく同窓会に来れるぞ、」

 

そう、

 

同窓会、

 

あれは同窓会の傘下のハガキ、

 

高校の時のクラスメイトが集まる、

 

でもあいつがいるのだけはどうも嫌でな、

 

陸斗「あいつの腰巾着にこの前偶然会ったけどな、金持ちの男を引っ掛けて貢がせて金がなくなったら捨ててるらしいぜ、それを3回、」

 

洋介「最悪だな、」

 

陸斗「だな、お前の対応は神がかっているよな、お前はどれだけあいつのために金を払った?」

 

洋介「映画代だけ、後は割り勘にさせた、」

 

陸斗「最高だぜ!あいつが生きていた中で自分で払った金はお前の時のデートくらいだろ!」

 

遊びだと初めっから知ってたからな、

 

洋介「これはいつまでだっけ?」

 

陸斗「今年中に出せばいいぜ、参加待ってるからな、」

 

洋介「あいつらも連れて行っていいかな?」

 

陸斗「コハクちゃん達か?そういえばお前の車庫にマイクロバスがあるって言ってたな、いいんじゃないか?どれだけ増えるか知らないけど、人数も書いておけば大丈夫だろう、」

 

洋介「そうか、ついでに聞くが二次会の時にあいつ来てたか?」

 

陸斗「来てたぞ、派手な化粧して露出の多い服着て、いかにも男に買ってもらいましたという感じのアクセサリーを身につけて、男女共に嫌な顔してしまった、」

 

わかるわー、

 

あいつ俺が高校卒業した時には確かイケメンの後輩と付き合っていたみたい、

 

しかも金持ちの両親を持つ、

 

陸斗「しかもだぜ、金を持ってそうな男に絶対手術したであろう巨乳を押し当てて貢いでアピールしてるんだぜ!見てて吐き気してきた!」

 

あいつ胸は小さかった筈だ、

 

失礼だけど、

 

それが2年で大きくならないはず、

 

貢がせて手術したな、

 

あの女、

 

陸斗「この話はこれで終わり!せっかく会えたのにあの女のせいで吐き気がしてきた!」

 

洋介「そうだな、陸斗、これから何する?」

 

陸斗「何か新刊か新作ない?仕事が忙しいからなかなかゲームや漫画に時間を費やせなくてな、」

 

洋介「だったら漫画にするか、ゲームだと夕方に支障が出る、貸し出しもする、帰る時に返してくれればいい、」

 

陸斗「恩にきるぜ!何を読もうかな〜?」

 

洋介「イセスマ読むか?」

 

陸斗「おう!」

 

俺は部屋から漫画を持ってきた、

 

 

 

 

 

コハク達が作った昼飯は美味しかった、

 

陸斗が毎日可愛い子達の手料理食えて羨ましい奴だなと言ってきたため腹パンした、

 

 

 

夕方、

 

陸斗「それじゃあ俺は仕事に向かうな!」

 

洋介「行ってこい、漫画は車に積んでおくんだぞ、」

 

陸斗「わかってら!ちゃんと返すからな!」

 

洋介「漫画のことで頭いっぱいになって商談失敗するなよ、」

 

陸斗「そ、それは・・・なんとかする、」

 

不安だ、

 

陸斗は帰って行った、

 

久しぶりに会うと懐かしいな、

 

ウッドロウ「行きましたか、」

 

ウッドロウがやってきた、

 

イクティノス「騒がしい奴だな、」

 

洋介「俺の友達だからな、」

 

ウッドロウ「話をしていると楽しいですね、私のゲームを手伝ってくれました、」

 

ディスティニーをウッドロウがやってたら2Pで一緒にやってたな、

 

一緒にゲームをするとすぐに仲良くなるならな、

 

ウッドロウ「また彼と一緒に旅をしたいです、」

 

ゲームの旅・・・でいいんだよな?

 

まぁあいつは悪い奴じゃないからな、

 

俺も久しぶりに会えて色々話したからな、

 

ウッドロウと特に気があってた気がする、

 

性格は全然違うけど、

 

俺らは家に戻った、




称号

ウッドロウ

異世界交友

ゲームを一緒にすれば初めてあった人でもすぐに戦友に!




次回、

あのキャラにしました、

お楽しみに!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

仮面は無いけど大丈夫だよな

遅れました、

書いては消しての繰り返しでした、

遅れてすいません、


月曜日、

 

朝から陸斗がやって来て漫画を返しにきてくれた、

 

陸斗「ウッドロウにまた今度来るからなって伝えてくれ!」

 

何が原因で仲良くなった?

 

ウッドロウもイクティノスも陸斗を認めたような感じをしている、

 

原因はゲーム・・・だけだよな、

 

さっぱり分からん、

 

陸斗を見送るとその事をウッドロウに伝えると、

 

ウッドロウ「彼が、そうですか、私らもまた会いたいものですね、」

 

イクティノス「あいつはお前とは違う知識がある、それは俺らにとって特になるものだったからな、」

 

コンピューター関係以外の知識か?

 

この2人を認めさせる知識ってなんだ?

 

俺はそう考えながら職場に向かった、

 

 

 

 

職場に着いて提出する書類を課長の机に置いた、

 

ゲームバグがいくつか見つかったためその報告、

 

物語の中盤辺りだったかな、

 

主人公の故郷で人殺しの罵声を浴びせられるうえに殺された恋人の妹に刺されるシーン、

 

幸い友人や学友が助けに入るところだがしばらくの間主人公が戦闘不参加になる、

 

その部分でセリフのバグやムービーのバグ、

 

ステータスの数値がおかしくなるなどのバグが見つかった、

 

提出した後俺は自分の席に戻り自分の仕事を始めた、

 

物語自体面白んだがどうも名前が違和感あるな、

 

日本人の名前ばかりだと違和感がある、

 

だけど課長クラスの人達は特に何も言わない、

 

俺もそれ以外は完璧だと思っている、

 

雛鳥「先輩、こちら原稿です、」

 

洋介「あぁ、ありがとう、」

 

雛鳥「やっぱり名前が気に入らないんですか?」

 

顔に出てた?

 

洋介「顔に出てたか?」

 

雛鳥「先輩だけですから、名前の指摘をした人は、」

 

課長達は特に指摘しなかったんだ、

 

課長もこのファンタジーな世界観に日本人名が来たら違和感を感じるはずなんだが、

 

どうしたんだ?

 

洋介「正直に言うとな、物語と世界観はここまでは完璧なんだ、だけどその完璧な物にどうも名前が邪魔をしている気がする、だけどここまで完成しているのに名前だけ直すのはちょっとと思ってな、」

 

雛鳥「新しくやってみたのが仇になったんですね、」

 

洋介「今のは俺個人の感想だ、他は知らない、だけどやるなら最後までやった方がいい、」

 

雛鳥「でも・・・」

 

もしかして雛鳥、

 

失敗を恐れているのか?

 

洋介「雛鳥の書いたシナリオは今まで完璧だった、レビューを見ても不評はなかった、でも今回の事は冒険してしまって怖いんだろ?」

 

雛鳥「はい、今まで通りに書いた方が良かったんでしょうか?」

 

もしかして課長達が何も言わなかったのは雛鳥に一度失敗させるためか?

 

まだ若いうちに失敗を学ばせるために、

 

俺の死んだ祖父も若いうちに失敗を何度も学ばないと歳を重ねるごとに天狗になってしまい自分が正しいと勘違いしたり対処方法を間違えてしまうと言ってたな、

 

俺も今も間違いを犯すし失敗もする、

 

洋介「今のうちに失敗すればいいだろう、失敗を次の糧にすればいい、」

 

雛鳥「それですと先輩達に迷惑をかけてしまいます、」

 

洋介「かければいいだろう、俺だって失敗する、課長には未だに迷惑をかけてる、」

 

主にコハク達関連で、

 

洋介「仕事ってのは失敗することもあるだろ、完璧な人なんていない、今のこのご時世は他人を蹴落として自分が上に行く人が多いからな、でもここはそんなところじゃないだろ?一部そんな人はいたけど他のみんなは協力的だろ?もちろん俺も協力する、」

 

一部っていうのは会社を辞めたあの男の事、

 

マジであいつは何がしたかったん?

 

洋介「それに一度した失敗を次はしないって意気込みがあってもいいんじゃないか?」

 

雛鳥「2度としないですか?」

 

洋介「そうだ、それに人気の作品でも売れない時もあるだろ?バイオハザードも6は不評も多かっただろ?テイルズシリーズもゼスティリアも酷く不評だった、でもベルセリアで挽回しただろ?しかも世界観はゼスティリアの前の世界観で、」

 

雛鳥「私はテイルズシリーズしていないんですけど意味はわかります、バイオハザードは4から一気に世界観が変わりました、初めはこんなのバイオじゃないと思いましたけどプレイするとすごくハマりました、それに7もFPSだったのでこれで大丈夫なのか心配でしたけど名作にまで行きました、」

 

洋介「だろ?バイオ7なんて雛鳥の今やっている冒険をしているだろ?もしかしたら失敗だったかもしれないだろ?それに今は2のリメイク開発中だろ?リメイクも失敗するとリメイク前より駄作になるのに今の段階ではすごい期待できるだろ?」

 

雛鳥「はい!マップも新しい物になっていました!ゾンビもグロさもアップしてます!」

 

洋介「だろ?どこの会社も一度失敗しているんだよ、それを糧にして名作を生んでいるんだ、もし今作が失敗したら次の作品の布石にすればいいじゃないか、」

 

雛鳥「はい!先輩!ありがとうございます!」

 

雛鳥は自分の席に戻った、

 

これでいいよな?

 

正直俺がこんな偉そうな事言える立場じゃない、

 

不安だな、

 

長谷川「辛気臭い顔するな、」

 

課長が俺の席にやってきた、

 

俺は雛鳥に聞こえないように課長に言う、

 

洋介「雛鳥に失敗させるためにわざと何も言わないようにしているんですか?」

 

長谷川「そうだ、お前のお陰でその作戦はパーだがな、今までうまく行きすぎていたからな、若いうちは失敗しておかないといけない、」

 

洋介「俺と同じこと考えてますね、ですが良かったんですか?俺があんなアドバイスを言った事、」

 

長谷川「何も間違っていないだろ?適当に言っていないんだ、それでいい、それに今回の件は社長も知っている、新人教育の一環だ、失敗を一度させていかないと今のこのご時世ではやっていけないことを、」

 

香原さんも参加していたのか、

 

長谷川「ウッドロウ王子の時も言ったが俺たちは会社の皆を導く役目をしている、それとは別にそいつを社会でも使えるようにしているんだ、この中にはいずれは独立して会社を立ち上げる奴もいるだろう、そいつらが無事に独立できるようにするのも俺たちの役目だ、」

 

洋介「立派な考えですね、」

 

長谷川「社長の考えだ、社長はこう言っていた、これからは若い者達がこの日本を引っ張るんだ、私たち老いぼれは身を引かないといけないと、その先行投資みたいなものだと、」

 

香原さんらしい考えだな、

 

長谷川「俺は社長の考えに同意見だ、俺の役目も持って後20数年だ、それまでにお前らをできる限り育てる、」

 

洋介「ありがとうございます、」

 

長谷川「しかし雛鳥をよくあんな風に立ち直らせたな、ゲームの話題で例えるのもいいのか、参考になった、」

 

課長は戻って行った、

 

俺はデスクに向き直って雛鳥の原稿を読みながらマウスを押した、

 

 

 

 

 

 

 

夕方、

 

会社を出た俺はスーパーによって食材を買い求めた、

 

冷蔵庫に保存できる量は限られている、

 

もう一台買うかな?

 

いくらだっけ?

 

電気代バカにならないくらい取られそうだな、

 

一応は9人分、

 

今日来るか分からないからな、

 

ショッピングカートを2台使うなんて思ってもなかった、

 

周りから白い目で見られてた、

 

 

 

大量の荷物を車に乗せて帰宅する、

 

量が多すぎてつらい、

 

誰か助けてくれ、

 

家の扉を開けて中に荷物を入れて行く、

 

何往復もしてやっと全部入れることができた、

 

洋介「ただいま、」

 

返事がない、

 

今回も誰か来たのか?

 

ウッドロウ「洋介さん、お帰り、」

 

俺の後ろからウッドロウが声をかけてきた、

 

外出してたのか?

 

洋介「出歩いてたんか?」

 

ウッドロウ「少しイクティノスと一緒に素振りをしていました、自己鍛錬を怠ると戻った時に戦うことできませんから、」

 

イクティノス「平和過ぎる、」

 

俺は戦争したくないぞ!

 

ウッドロウ「今回も誰か来ているのですか?」

 

洋介「返事が無いからそうだと思う、この場合は大抵警戒されている状態だわ、」

 

ウッドロウ「警戒ですか?」

 

洋介「そう、ジェイドの時は初めからジェイドが敵対心を剥き出しだったからな、コハクとコレットが出迎えに来れずにいたんだ、そのため警戒されていた、」

 

イクティノス「なるほど、ではジェイドが警戒するほどの力の持ち主という訳か、」

 

洋介「今回は・・・いきなり斬りかかる人では無いようだ、剣撃の音が聞こえない、」

 

ウッドロウ「洋介さんはいつもこんな気持ちで家に帰宅しているのですね、」

 

洋介「ウッドロウの時もそうだったぞ、」

 

ウッドロウ「その節はすいませんでした、」

 

洋介「気にして無いよ、では行くか、ついでだし荷物も少し持ってくれるか?」

 

ウッドロウ「わかりました、ですが先に手を洗ってきても?」

 

洋介「いいよ、先に行ってる、」

 

俺はレジ袋を2個持ちリビングに向かう、

 

リビングのドアを開けると、

 

「いつまで待たせるつもりだ、」

 

この声って、

 

マリク「今この家の家主が帰ってきた、お帰り、洋介、」

 

衣装はディスティニー2の衣装だな、

 

洋介「ただいま、無理に言わなくていいぞ、互いに警戒していたら疲れるだろし、そんな時にお帰り言われたら申し訳ない、」

 

「貴様がこの家の主人か?」

 

洋介「そうだ、洋介って言うんだ、リオン・マグナス、いや、エミリオ・カトレット、」

 

「っ!?貴様・・・何者だ、」

 

ディスティニー2からジューダスがやってきた、

 

だけど仮面はまだしていないようだ、

 

洋介「それについてはまずは飯にしないか?みんな腹減ってるからな、」

 

「敵かもしれない奴の前で食事なんてよく出来るな、」

 

確かにリオンの言う通りだ、

 

洋介「あんたなら俺を斬りつけて逃げる事は出来るだろ?でもしないって事は情報が欲しいって事、違うか?」

 

「そうだ、僕には今は情報が欲しい、」

 

洋介「だったらまずは飯にしようぜ、それからだ、会話中に俺の腹の虫が鳴り続けていたら嫌だろ?シャルティエもそう思うだろ?」

 

「シャルの事まで、」

 

シャルティエ「坊ちゃん、どうやら彼から話を聞かないといけないようです、」

 

洋介「シャルティエの言う通りだ、」

 

「シャルの声が聞こえるのか!?」

 

マリク「俺らも聞こえている、おそらくここにいる全員がな、」

 

これが一番の不思議なんだよな、

 

なんでイクティノスとシャルティエの声が聞こえるんだ?

 

ウッドロウ「お待たせしました、」

 

ウッドロウが荷物を持ってやってきた、

 

「ウッドロウ!?」

 

シャルティエ「なんで彼がここに!?」

 

イクティノス「この声はシャルティエか?久しいな?」

 

シャルティエ「い、イクティノス!?なんであなたがここに!?あなたは神の眼に・・・」

 

ウッドロウ「どうやら私を知っているようですね、失礼ですがあなたは?」

 

「ふざけているのか!ウッドロウ!」

 

ジェイド「ここで剣を抜くのはやめてくださいね、」

 

ガラド「俺らも気絶させるの辛いからな、」

 

ナイスファインプレイ、

 

「くっ!?話してもらうぞ、」

 

洋介「大丈夫だ、嘘偽りなく全部話してやるから、その前に飯だ、」

 

シャルティエ「どれだけお腹を空かしているんですか?」

 

イクティノス「こいつはこんな奴だ、諦めろシャルティエ、」

 

やかましいぞソーディアンズ!

 

俺は再び玄関に向かった、

 

なんでって?

 

まだ荷物が残っているから、

 

 

 

 

 

キッチンに立ちとりあえずパスタを作る、

 

9人分だからパスタを茹でる時大鍋を使う、

 

コハク「あの人ちょっと怖いね、」

 

コハクが横でミートソースを横で作っている、

 

洋介「まぁその経緯についても話すよ、」

 

コハク「でもウッドロウとおんなじソーディアンを持ってるね、ソーディアンマスターなんだ、」

 

洋介「訳ありなんだけどな、」

 

ディスティニー2はディスティニーから18年後の話、

 

その世界ではリオン・マグナスは裏切り者とされている、

 

理由?

 

敵に寝返ったから、

 

だけど彼にも理由があった、

 

大切な人、

 

マリアンが実の父のヒューゴに人質にされたからだ、

 

彼の覚悟は凄いと思っている、

 

世界の破滅より大切な人の命を優先することに、

 

それで仲間だったスタン達と戦う事に、

 

敗れたリオンはゾンビ状態になって再び戦わせられるか海水に飲まれて死ぬかだった、

 

なんで無印とリメイクでは展開が違うんだろう?

 

それに裏切り者として歴史に残されたがウッドロウが一言、

 

マリアンが人質のされたためと言ったら裏切り者という汚名を晴らせるがそうはしなかった、

 

そこはどこにも書かれていないため色んな人の推測ではあるがその理由はマリアンだ、

 

仮にリオンがマリアンを助けるために裏切ったと説明しよう、

 

そうなるとマリアンは自分を責める、

 

更にマリアンの周りに視線が同情などの目で見られる、

 

いたたまれなくなるな、

 

だからあえて裏切り者として歴史に残したと何人かは思っている、

 

コレット「よーすけ、お皿の準備できたよ、」

 

洋介「わかった、パスタも茹で上がったから乗っけていくぞ、」

 

俺は更にパスタを乗せる、

 

腹減るな、

 

最後にコハクが作ったミートソースをかけて出来上がりだ、

 

俺らは料理を持っていく、

 

コレットが転ばないか心配だったけど大丈夫だった、

 

「パスタ、毒は入っていないようだな、」

 

洋介「料理にそんなことをするか、料理に対する冒涜だ、」

 

ベルベットが頷いた、

 

料理をする人にとってそんな事をする奴はいないと思う、

 

ドラマやアニメとかでたまにいるから、

 

俺はとりあえずリオンと向かい合って座る、

 

洋介「食べながら話そう、聞きたい事を聞いてくれ、」

 

「ならここはどこだ?」

 

俺はリオンの質問を答えていった、

 

 

 

 

「大体の話はわかった、次だがウッドロウはなぜ僕の事を覚えていない、」

 

そこか、

 

ウッドロウにも言わないといけない事だからな、

 

伝えるか、

 

洋介「その事についてだ、これに関してはウッドロウにも言わないといけないことがある、」

 

ウッドロウ「私にもですか?」

 

洋介「そう、まずリオン、なんでウッドロウがリオンの事を知らないかというとだ、まだ出会っていないからだ、」

 

「何?」

 

洋介「ウッドロウはまだリオンどころかスタンやルーティに出会っていない、神の眼を破壊するずっと前、そんな時代からやってきた、」

 

「つまりこのウッドロウはまだ放浪している時のウッドロウということか?」

 

言い方ひどいな、

 

ウッドロウ「返す言葉もありませんね、」

 

洋介「まずリオンの疑問は解消した、次にウッドロウに伝えたいことだ、実はウッドロウがやっているゲームに続きがある、」

 

イクティノス「続きだと?」

 

洋介「そう、舞台は18年後、主人公はスタンとルーティの息子、カイルが冒険に出る、」

 

ウッドロウ「18年後ですか、それはまた、」

 

「だがなぜそんな事を言う?ウッドロウとは関係ない事だ、」

 

洋介「そうだな、ウッドロウには言いたくなかった、なんせ18年後を見せる事になるからだ、未来なんて知らない方がいいだろうから、だけどリオン、あんたが来た、」

 

「僕が?」

 

洋介「あんたはエルレインによって蘇った、そこまではいいな、」

 

「・・・あぁ、」

 

洋介「その後あんたは旅をするんだ、スタンとルーティの息子と一緒に、」

 

「なんだと?」

 

洋介「そう、リオンお前は名前を変えて再び旅をする事になる、それが最後の旅だ、」

 

「ありえない、僕は今ヒューゴ邸の地下で・・・」

 

洋介「不貞腐れているだろうな、そこに来るんだよ、スタンの息子が、」

 

「・・・そうか、来るのか、」

 

洋介「とりあえず衣食住は保証する、それ以外は好きな事をすれば良い、」

 

「お前・・・スタンに似ているな、」

 

洋介「残念なだが俺は能天気で図々しくて馴れ馴れしい奴じゃないけどな、だけど俺たちはリオンの味方だ、もう一人で抱え込まなくて良い、」

 

「そうか・・・1つ聞かせろ、僕は・・・18年後はなんて名乗っているんだ?」

 

洋介「カイルがつけた名前だ、ジューダス、」

 

ジューダス「ジューダス・・・か、あいつの息子らしいな、リオンはあの時死んだ、今日からジューダスと名乗る、」

 

洋介「わかった、ジューダス、よろしくな、」

 

ジューダスが仲間になった、




本編に出てきたゲームの台本は昔自分が書いたテイルズの台本ですね、

駄作すぎたため中途半端に終えました、

グダグダでしたらすいません、

また行間を何度も開けない方がいいと感想にありました、

ですが数年前に別の小説で行間開けないで書いていたら読みにくと指摘がありましたゆえ今の書き方になりました、

貴重な感想でしたがすいませんがこのスタイルで行かせていただきます、


称号

ジューダス

仮面が無くても

実際仮面があってもバレバレだと思うよ、


過去と未来

過去の仲間との再会、複雑な心境だね、



追記

誤字の報告ありました、

ジューダスの1人称が俺になっていたところあったため僕に訂正しました、

報告ありがとうございます、


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

番外編 クリスマス ロングスキット

これでいいかな?

これでいいかな?


コハク「洋介!今日はクリスマスだよ!」

 

洋介「そうだな、」

 

コハク「反応薄いよ、」

 

洋介「独り身にとってクリスマスはただのイベントだよ、」ため息

 

ベルベット「楽しもうと思わないわけ?」

 

洋介「いや、雰囲気だけでも味わうか、今晩はケーキでも作ってみんなで食うか、」

 

コレット「さんせー!」

 

マリク「面白そうだな、俺も混ぜてもらう、」

 

ジェイド「私も独り身ですが楽しくやらせていただきましょう、」

 

ウッドロウ「今思うと全員独り身では?」

 

ガラド「俺は結婚していたからそっちには入れなさそうだな、」元妻子持ち

 

ジューダス「何が面白くてここまで盛り上がれる?」

 

洋介「雰囲気の問題だ、ジューダス、飾りつけは手伝ってくれ、」

 

ジューダス「仕方がない、僕も手伝おう、」

 

 

 

飾りつけ班

 

コレット、ジェイド、ウッドロウ、ジューダス

 

ジェイド「さて、リビングを飾りつけするのですがとりあえずテレビとかお店の飾りつけを真似てみましょう、」

 

ウッドロウ「そうですね、しかし飾りつけですか、私は城の兵士を使ってやらせていましたので自分でやるのは初めてです、」

 

ジューダス「そうだろうな、そもそも王子である貴様がやると色々と問題になる、」

 

ジェイド「では初体験と言うことでウッドロウには頑張っていただきましょう、」

 

ウッドロウ「ははは、お手柔らかにお願いします、」

 

コレット「それじゃやってみよ〜!」

 

 

 

ウッドロウ「ジェイドさん、このような感じで?」梯子に登って

 

ジェイド「そうですね、後かたずけしやすいようにテープで止めちゃいましょう、」

 

ウッドロウ「はい、」

 

 

コレット「壁に模様をつけたほうがいいかな?」手にペンキとハケ

 

ジューダス「やめておけ、洋介が叫ぶ、」

 

コレット「それじゃあこれ、」シール

 

ジューダス「それならいいだろう、何枚か貸してくれ、」

 

コレット「いいよ〜、」数枚渡す、

 

 

ウッドロウ「これは必要でしょうか?」ミラーボール

 

ジューダス「いらん、第1どうやって天井に取り付ける、」

 

ウッドロウ「ではこれは?」鯉のぼり

 

ジューダス「ウッドロウ、本気で言っているのか?」

 

ウッドロウ「何がですか?」鏡餅を持って

 

 

コレット「ジェイド、重くない?」ジェイドに肩車

 

ジェイド「いえいえ、重くありませんよ、それにこれくらいで根を上げるほどヤワではありません、」

 

コレット「ありがと、それじゃ、飾りつけするね!」

 

 

 

 

買い出し班

 

ガラド、マリク、

 

ガラド「さて、買い出しだが洋介からメモを貰った、代金もだ、」

 

マリク「コンビニで済ませるか?」

 

ガラド「そうだな、多いと帰りが大変になる、」

 

マリク「それじゃあ行くか、」

 

道中

 

長谷川「そこにいるのはガラドとマリクか?」車の中から

 

ガラド「長谷川、久しぶりだな、」

 

長谷川「そうだな、2人は買い物か?」

 

マリク「クリスマスのための買い出しだ、」

 

ガラド「近場のコンビニで済ませようと思ってな、」

 

長谷川「なるほどな、だったら乗って行くか、コンビニ品じゃ寂しいだろうからショッピングモールまで行くぞ、」

 

ガラド「いいのか?」

 

長谷川「なにかの縁だ、乗ってくれ、」

 

マリク「恩にきる、」

 

 

大型ショッピングモール

 

ガラド「さて、まずは食材だな、」

 

長谷川「いや、先に飾りつけ用品から行くぞ、食材は後に方がいい、」

 

マリク「長谷川が言うならそれを信じよう、」

 

ガラド「わかった、どっちだ?」

 

長谷川「こっちだ、」

 

 

マリク「ありすぎだろ、」

 

長谷川「クリスマスだからな、」

 

ガラド「何を買えばいいんだ?」

 

マリク「簡単な飾りつけはジェイド達がやっているから俺たちは置物を買えばいいだろう、」

 

長谷川「だったら小さいこれはどうだ?」ミニチュアのツリー

 

ガラド「こいつはどうだ?」ミニチュアサンタクロース

 

マリク「これもいけそうだ、」ミニチュアトナカイ

 

長谷川「こいつもいるだろう、」ベル

 

ガラド「これも買っておくか、」ミニチュアのカーネルサンダース

 

マリク「こいつも入れておくか、」ミニサイズのシャアザク

 

長谷川「お前ら、」呆れ

 

 

 

ガラド「次は食材だな、」

 

長谷川「どれを買うと書いてある、」

 

ガラド「オードブル4つ、」

 

長谷川「ならこっちだ、」

 

マリク「長谷川はよく利用するのか?」

 

長谷川「自炊をするからな、」

 

ガラド「奥さんはいないのか?」

 

長谷川「いたら今頃2人と一緒におらんさ、」遠い目

 

ガラド「それは済まない、」

 

長谷川「いいさ、さぁ、買いに行くぞ、」死んだ目

 

マリク「大丈夫なのか?」

 

ガラド「どうやら聞いてはいけない事を聞いたようだ、」

 

 

 

 

長谷川「これで全部か?」

 

ガラド「最後に酒を買っていいとお許しが出ている、」

 

マリク「それがメインだな、」

 

長谷川「オードブルはメインじゃないんだな、」

 

ガラド「そうだ、俺たちは酒がメインだ、」

 

マリク「ガラド、行くぞ、」

 

ガラド「あぁ、1人瓶で5本だ、」

 

長谷川「1人5本!?しかも瓶!?」

 

マリク「わかっている、」

 

長谷川「葉杉の苦労が分かる気がする、」

 

 

 

調理班

 

洋介、コハク、ベルベット、

 

洋介「とりあえず今あるやつで何か作るか、」

 

コハク「ガラドとマリクは何を買ってくるかな?」

 

洋介「多分コンビニ品で済ますと思うから期待しない方がいい、」

 

ベルベット「車で遠くまで行けないからね、それじゃあケーキでも作る?」

 

洋介「おう、とりあえずケーキの材料はあるから2ホールくらい作るつもりだ、」

 

コハク「それじゃあ始めよう!」

 

 

ベルベット「果物は適当でいいかな?」

 

コハク「いいと思うけどまずはスポンジを作らないと、」

 

洋介「生地は作っておくからそっちはクリームを作ってくれないか?」

 

ベルベット「オッケー、任せてよ、」

 

コハク「私はどうしよう?」

 

洋介「果物を一口くらいに切ってくれ、それとチーズケーキも作るからクリームチーズの準備も、」

 

コハク「わかった!」

 

 

 

ベルベット「ちょっと疲れたかな、」手を休ませる

 

洋介「今からスポンジの生地を焼くからその間にチーズケーキを作る準備をする、」

 

コハク「クリームチーズ以外何いるの?」

 

洋介「確かお菓子にビスケットがあるから箱ごと持ってきて、チョコレートとか入っていないやつ、」

 

コハク「うん、」取りに行く

 

ベルベット「クリームはこんな感じ?」

 

洋介「大丈夫だ、レモンを絞ってくれるか?」

 

ベルベット「レモン?」

 

洋介「レモンの絞り汁が必要だからだ、」

 

ベルベット「了解、今作るね、」

 

コハク「ビスケット持ってきたよ、」

 

洋介「それを砕いてくれ、そこに溶かしたバターを入れて揉めば土台ができる、」

 

コハク「わかった、」

 

 

 

洋介「スポンジできたし上と下に分けて切ってそこに果物を挟む、」

 

ベルベット「それで一つは完成だね、」

 

洋介「まだだ、最後にクリームを塗って完成、ベルベット、頼んだ、」

 

ベルベット「わかった、」

 

洋介「コハクは俺とチーズケーキ作りの続きをするぞ、」

 

コハク「うん!」

 

 

 

 

ガラド「洋介、今帰ったぞ、」

 

長谷川「葉杉、入るぞ、」

 

洋介「課長?どうして?」

 

長谷川「たまたま出くわしただけだ、」

 

マリク「独り身同士楽しくやろうぜ、」

 

洋介「虚しい、この虚しさ料理で紛らわす!」

 

ガラド「俺らは飾りつけに参加するか、」

 

マリク「そうだな、料理はプロに任せようか、」

 

長谷川「俺は待たせてもらう、」

 

 

 

コレット「カチョーさん、いらっしゃい!」

 

長谷川「お邪魔するよコレット、」

 

ウッドロウ「長谷川さん、お久しぶりです、」鏡餅を持って

 

長谷川「・・・正月は早いんだが、」

 

ジューダス「戦力外だったから席を外させてもらった、」

 

ウッドロウ「申し訳ありません、」

 

ベルベット「先にオードブルを置いておくね、洋介が変な気合を入れて料理作ってるから、」

 

ジェイド「放っておいていいでしょう、私はお皿を並べますね、」

 

コレット「私はケーキ持ってくるね、」

 

ジューダス「転ぶなよ、」

 

コレット「だいじょぶだよ〜、」

 

マリク「飾りつけも終わってるから先に飲んでおくか?」ビール&グラス

 

ガラド「いいね〜、」グラス

 

ベルベット「大人ってすぐにお酒に走るのよね、」ジュースを持ってくる、

 

コレット「おまた ガッ あっ!?」フライングケーキ

 

ウッドロウ「危ないですよ、」支える&キャッチ

 

コレット「えへへ、ありがと〜、」

 

ジューダス「こういったときだけ速い、」

 

コハク「みんな、もう少しで料理できるよ、運ぶの手伝って、」

 

ウッドロウ「私が行きます、」

 

ジューダス「僕も行こう、」

 

コハク「お願い、」

 

 

 

洋介「準備終わった、」げんなり

 

コハク「洋介が燃え尽きている、」

 

長谷川「よくやった、お前はよくやった、」

 

ガラド「それより早く食べようか、」

 

長谷川「無慈悲な一言、」

 

洋介「そうだな、それじゃあ食うか、」

 

コレット「やった〜!」

 

ベルベット「いただきまーす!」

 

マリク「うまいな、」

 

ウッドロウ「そうですね、こうやってみんなで食べるのはいいですね、」

 

長谷川「ガラド、ビールを頼む、」

 

洋介「課長、今日泊まります?」

 

長谷川「お言葉に甘えて、」ビールを一気飲み

 

コハク「ジューダス、取ってあげる、」

 

ジューダス「これくらい自分で取れる、」

 

マリク「だったら俺の食いさしやるぜ、」食いかけのフライドチキン

 

ジューダス「・・・コハク、すまないがそれを取ってくれないか、」

 

コハク「はーい、」

 

マリク「素直が一番だ、」もぐもぐ

 

コレット「よーすけ、食べてる?」

 

洋介「食べてるぞ、」

 

コレット「はい、あーん、」プチトマト

 

洋介「はっ?」

 

コレット「えいっ!」口にIN

 

洋介「むぐっ!?」

 

コハク「・・・」無言の圧力

 

洋介「コレット、ロイドにしてあげてくれ、ロイドトマト嫌いだったはずだし、」

 

コレット「えへへ、そーする、」

 

コハク「洋介、」

 

洋介「ん!?」

 

コハク「えい!」海老フライを無理矢理口にIN

 

洋介「もがっ!?」衣のザラザラで口にダメージ

 

コハク「美味しい?」

 

洋介「美味しいの前に痛い、」

 

コハク「・・・」涙目

 

洋介「・・・美味しいよ、」

 

コハク「えへへ、」

 

マリク「ベルベット、塩をくれ、後酒、口の中が甘い、」

 

ベルベット「うん、私も塩をかけたくなってきた、」

 

ジェイド「若いっていいですね、」

 

ジューダス「ケーキのクリーム少ないな、」

 

ベルベット「クリーム少なくしないと周りの味を殺しちゃうから、」

 

ジューダス「そうか、」

 

 

 

洋介「さて、クリスマスと言ったらプレゼント!」

 

ジューダス「元から準備してたんだろ、」

 

洋介「それを言っちゃダメや!」

 

長谷川「なぜに関西弁?」

 

洋介「まずはジューダスから、」プレゼント

 

ジューダス「僕に?」

 

洋介「開けてみてくれ、」

 

ジューダス「・・・」ガサゴソ

 

ジューダス「これは、」シルバーリング

 

洋介「どれがいいかわからなかったから似合いそうなものを選んだ、」

 

ジューダス「・・・ありがとう、」小声

 

洋介「ん?何か言った?」

 

ジューダス「仕方ないからつけてやると言っただけだ、」

 

洋介「おう、つけてくれ、次はマリク、」プレゼント

 

マリク「俺は何だ?」ガサゴソ

 

マリク「香水か?」

 

洋介「男性用の香水だ、探すの大変だった、」

 

マリク「ありがたく受け取ろう、」

 

洋介「次はウッドロウ、」プレゼント

 

ウッドロウ「私ですか、」ガサゴソ

 

ウッドロウ「これは、スカーフ、」

 

洋介「大人しめなやつ選んだんだがどうかな?」

 

ウッドロウ「大丈夫です、それに自分のために選んでくれたプレゼントを無碍にしません、着用させていただきます、」

 

洋介「ありがとう、次はベルベット、」プレゼント

 

ベルベット「嬉しいな、何かな?」ガサゴソ

 

ベルベット「これって料理本?」

 

洋介「節約料理から地方料理、各国の料理すべて書いてあるから練習してくれ、」

 

ベルベット「覚えきれるかな、でも練習するね、」

 

洋介「頑張れ、次はガラド、」プレゼント

 

ガラド「俺か?だけど形的にはあれか?」ガサゴソ

 

ガラド「やっぱり、酒か、」

 

洋介「ただの酒ではない!ある所にあった幻の地酒と呼ばれている酒だ!出費も一番高かった!」胸張り

 

長谷川「1本が馬鹿みたいな値段だな、味わって飲むんだぞ、」スマホ検索

 

ガラド「まじかよ!?怖くて飲まれない!」

 

洋介「飲んでくれよ、せっかく買ったんだから、次はジェイド、」プレゼント

 

ジェイド「期待してますよ、」ガサゴソ

 

ジェイド「DVDですか、シリーズものですね、」

 

洋介「ジェイドが昼間に見ていた物のシリーズ全部だ、揃えるの大変だった、」

 

ジェイド「これはまたイクティノスとシャルティエを巻き込んで見るしかありませんね、」

 

洋介「夜更かしコース真っ只中だな、」

 

ジェイド「そうですね、ありがとうございます、」

 

洋介「どういたしまして、次はコレット、」プレゼント

 

コレット「ありがと〜、何かな〜、」ガサゴソ

 

コレット「これって図鑑?」

 

洋介「世界中の犬を集めた犬図鑑、他にも躾方からコミュニケーションの取り方までなんでも書いてある犬好きによる犬好きが作った犬好きだけの図鑑、」

 

コレット「おぉ〜!よーし!世界じゅーのワンちゃんに名前をつけるよ〜!」

 

洋介「コレットが燃えている!」

 

コレット「よーすけ、ありがと!」

 

洋介「明日から犬に名前をつけていそう、リアル101ワンちゃんも、でも喜んでくれてよかった、最後にコハク、」プレゼント

 

コハク「ありがとう、何かな?」ガサゴソ

 

コハク「膝掛け?でも不格好だね?」

 

洋介「裁縫は久しぶりだったからな、」

 

コハク「えっ?洋介の手編み?」

 

洋介「そう、不格好なのは許してくれ、」

 

コハク「あ、ありがとう、大事に使うね、」

 

 

 

 

シャルティエ「僕らの出番はここだけですね、」

 

イクティノス「仕方あるまい、俺たちは何一つ準備に参加をしていない、」

 

洋介「さて、ジェイドがDVD鑑賞のために2人を連れ出す前に、2人には申し訳ないけどこの2つな、」研ぎ石とグリップテープ

 

イクティノス「これは?」

 

洋介「ソーディアンの2人は何を渡せばいいかわからないから研ぎ石と柄の太さを調整するテープ、この2つで済まない、」

 

シャルティエ「いえいえ!むしろこんな僕達にもプレゼントなんてこちらの方こそありがとうございます!」

 

イクティノス「・・・ありがとう、」小声

 

洋介「よかった、それじゃ、メリークリスマス!」




今年中にもう一回投稿できるかな?



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

イケメンとオタクが歩くとこうなる、

今年最後の投稿です、


翌日、

 

俺はいつも通りに起きた、

 

コハクが来た当初は興奮で眠れなかった俺がガラドが来たあたりから慣れ始めて来た、

 

今ではどうやって説明しようかなと考える方が大変だ、

 

俺が着替えて部屋を出るとジューダスが立っていた、

 

洋介「おはよう、眠れたか、」

 

ジューダス「あぁ、久しぶりにベッドで眠った、」

 

シャルティエ「坊ちゃんはベッドに横になるとすぐに眠りましたからね、」

 

ジューダス「シャル、おしゃべりが過ぎるぞ、」

 

この平凡とした会話はいいな、

 

原作ではどちらかというとカイルとロニとハロルドに振り回されて苦労しているところがよくみられる、

 

洋介「俺は今から朝食作って仕事に行く準備をしないといけないからリビングで待っていてくれ、」

 

ジューダス「今は洋介に用があって来た、」

 

俺に用?

 

何だ?

 

ジューダス「外を案内して欲しい、」

 

洋介「外?だったらコハク達と一緒に昼間歩いたらどうだ?コハクは一番はじめにこの世界に来たから街のことからショッピングセンターの事まで大抵は覚えてるぞ、」

 

ジューダス「昼間はそうするつもりだ、夜に一緒に出て欲しい、」

 

夜に?

 

黒服、

 

黒髪、

 

夜、

 

ユーリ・ローウェル(唐突に浮かんだ)

 

この組み合わせなら確実に人を殺す組み合わせだな、

 

闇討ちか?

 

砂地獄に沈めるか?

 

洋介「いいけどそれだったら後2人一緒でいいか?」

 

流石に出会った翌日から2人っきりで行動できるほどの許容はないんだが、

 

コハクの時は2人っきりだったって?

 

あの時はテンション上がっていたからあまり気にしなかった、

 

ジューダス「構わない、僕は誰とでもいい、」

 

よし、

 

言質とった、

 

コハクとベルベットあたりでいいか、

 

最近コハクと出歩くこと無いしベルベットも夜の街は見せたことあまり無いからな、

 

久しぶりにいい機会が巡って来た、

 

洋介「ならまた夜な、今から朝食作らないといけないから、」

 

ジューダス「わかった、」

 

シャルティエ「洋介、イクティノスは知りませんか?」

 

洋介「イクティノスはジェイドの部屋にいると思うぞ、」

 

DVDを2人?で徹夜で鑑賞していた事だろう、

 

シャルティエ「ジェイドの所ですか?」

 

洋介「今晩あたり誘われるんじゃ無いか?」

 

ソーディアンズがDVDにハマる未来しかないんだが、

 

俺は朝食の準備に向かった、

 

 

 

コレット「薫ちゃんが今日来るから説明しておくね、」

 

何でだろう、

 

コレットに説明を任せると不安なんだが、

 

でも本人はやる気だ、

 

洋介「そうか、ジューダスの説明頼んだぞ、」

 

断れません!

 

俺は会社に向かった、

 

 

 

会社に着いた俺はデスクに向かい仕事を始める、

 

雛鳥の原稿を読みながらイヤホンをする、

 

内容は本当に面白い、

 

新作ゲームをするようにワクワクしながら会話を聞いていられる、

 

後は名前が受け入れられるかだな、

 

俺が発破をかけてしまったからそれを見届けるしかないか、

 

俺はそのまま仕事を始めた、

 

 

 

 

 

 

特に問題なく1日の仕事が終わり自分の家に帰宅する、

 

洋介「ただいま、」

 

扉を開けるとそこにいたのはジューダスだった、

 

なぜかげっそりしている、

 

洋介「何があったん?」

 

ジューダス「洋介、あの怪物は何だ?」

 

怪物?

 

そんなUMAなんて近所にいたか?

 

そこにやってきたのはベルベット、

 

ベルベット「薫よ、ジューダスを見た瞬間もう着せ替え人形だったわ、」

 

ジューダスが嫌な事を思い出したかのような顔をする、

 

そんなに激しかったん?

 

ジューダス「やめろ、思い出す、」

 

ん?

 

薫って女性物しか置いてなかったはず、

 

まさか・・・

 

想像したくない、

 

ジューダスがじょ・・・

 

その時俺の顔の横から風切り音が聞こえた、

 

ジューダス「洋介、もしもう一度そう思ったら斬る、」

 

俺の横にはシャルティエがある、

 

ジューダスの目はまじだ、

 

ベルベット「私も今回はジューダスに同情する、」

 

同じ着せ替え人形だったからか、

 

洋介「わかった、悪かった、」

 

俺は両手を上げてそう言うとジューダスがシャルティエを下ろす、

 

俺は靴を脱いで家に入る、

 

洋介「ジューダス、夕食食べたら外に出るぞ、」

 

ジューダス「わかった、」

 

洋介「ベルベット、悪いが一緒に来てくれるか?コハクも一緒だ、」

 

ベルベット「いいけどなんで私?」

 

洋介「夜の街なんて基本的には俺とじゃないと出ないからな、そしたらベルベットがまだ出たことないと思い出してな、」

 

ベルベット「そういえばそうだったね、」

 

洋介「それで誘ってみたんだがどうだ?」

 

ベルベット「そうね、行くわ、昼間とは違う街を見ておきたいから、」

 

洋介「よし、コハクにも声をかけておいてくれるか?」

 

ベルベット「いいわ、」

 

ベルベットがリビングに向かった、

 

ジューダス「同行者はコハクとベルベットか?」

 

洋介「誰でもいいって言ったのはジューダスだろ?」

 

その言葉を言うとジューダスは何も言わずに奥に向かった、

 

何だ?

 

 

 

 

夕食後、

 

俺は車の準備をしている、

 

汚いわけじゃないが久しぶりに後部座席に人を乗せるから、

 

コハク「洋介、準備できた?」

 

コハクが先に来たようだ、

 

洋介「一応は、綺麗にしてただけだ、いつでも行ける、」

 

コハク「それじゃあ2人を呼んで来るね、」

 

コハクが戻って行った、

 

ぶっちゃけると可愛い、

 

だけどなんだろうか、

 

今の気持ちは憧れの芸能人と一緒に住んでいて始めは緊張していたが今は慣れて家族の一員みたいな感じだな、

 

始めは興奮してまじでヒャッハー!していたけど今では可愛い同居人に家族になってる、

 

だんだん増えていくと慣れてしまった、

 

慣れって怖いね!

 

車のエンジンをかけて冷房をつけていると、

 

コハク「連れて来たよー、」

 

コハクがジューダスとベルベットを連れてきた、

 

ジューダス「これは・・・自動走行車みたいなものか?」

 

洋介「自動車、燃料を入れればその分走る機械だな、飛空挺より性能は低いがな、」

 

ジューダス「ハロルド・ベルセリオスが作った飛空挺より高性能なものなんてないだろう、」

 

ごもっともです、

 

ハロルドの作った発明品に対抗できるのはリタぐらいか?

 

洋介「ジューダス、俺の隣に座ってくれ、コハクとベルベットは後ろで頼む、」

 

コハク「いいよ、ベルベット、いこ、」

 

ベルベット「わかった、洋介、先に乗ってるから、」

 

2人は先に後部座席に座った、

 

ジューダス「僕も乗ればいいのか?」

 

洋介「そうだな、とりあえず行きたい場所はあるのか?」

 

ジューダス「適当に見て回りたい、どこかに止まって降りて軽く歩ければいい、」

 

洋介「わかった、先に乗ってくれ、こっちだ、」

 

俺は助手席の扉を開けた、

 

ジューダスは戸惑いもなく乗る、

 

コハクの初めての時が懐かしい、

 

何事にもビクビクして可愛かったけど今では普通になんでもするから・・・慣れてしまったね〜、

 

洋介「こいつを右腰あたりにある穴に差し込んで、」

 

俺はシートベルトの金具を渡して引っ張って見せる、

 

それをジューダスに渡すと差込口を探して取り付ける、

 

洋介「大丈夫だ、ここではこれをしないと怒られてしまうからな、」

 

今では後部座席に座る人もしないといけないからな、

 

でも安全のためだから、

 

それにコハク達を怪我させないようにしないといけないから、

 

俺は運転席に座りシートベルトをつける、

 

洋介「それじゃあ人が多いところに行くから、」

 

コハク「いいよ、ゴー!」

 

癒されるね〜、

 

俺は車を走らせた、

 

 

 

 

 

 

向かう場所は人通りの多い場所、

 

ジューダス「灯りが眩しいな、昼間とは大違いだ、」

 

コハク「私とおんなじこと言ってるね、」

 

ジューダス「それと人が昼間より多い気がする、」

 

洋介「ほとんどが若者だからな、ここには夏休みがあってな、1ヶ月教育機関が休みを生徒に与えるんだ、生徒はその間出された課題をやって休みを過ごす、そんな人達は夜更かししたり普段いけないところを行くからな、だから多いんだ、」

 

そろそろお盆も迎えるしな、

 

線香の準備するか、

 

ベルベット「学校あるんだ・・・ラフィーを連れて行かせたかったな、」

 

やば!?

 

ベルベットの地雷みたいなのを踏んだ!

 

話題を変えないと!

 

洋介「それと中旬にお盆といって先祖の霊を祀る風習があってな、その際遠くに行った家族も一度は故郷に戻ってくる事もある、」

 

コハク「家族・・・お兄ちゃんとおばさん、元気かな・・・」

 

今度はコハクが!?

 

どうすればいいんだ!?

 

ジューダス「だったら洋介は家族の元に一度帰るのか?」

 

・・・

 

・・・・・・

 

・・・・・・・・・

 

いや・・・帰るんじゃなくて・・・来るんだよ、

 

父と母と父の母と母の母と母の父、

 

更に父の弟とその奥さんに子供、

 

来るんだよ、

 

俺のあの家に、

 

お墓は別の所にあるけど・・・集まる場所が俺の家って、

 

しかも片付けは全部俺、

 

子供は高校生、

 

俺の影響でかゲーム好きになってしまった、

 

だけど俺とは違うところはあいつは戦争ゲーム、

 

バトルフィールドやコールオブビューティをメインにやっている、

 

俺も一緒にやってたまに一緒に、

 

「援護射撃!」

 

「死ねや雑魚どもが!」

 

「えーせーへー!」

 

「爆発はゲージュツだー!」

 

「味方まで巻き込むなや!」

 

「サーチアンドデストロイ!サーチアンドデストロイ!」

 

「ヘルシング!?」

 

「貴様らの血は何色だーーーーーーーー!!!」

 

父「貴様らうるさいぞ!」

 

 

 

 

思い出したくない、

 

普段は俺とは違いイケメン、

 

成績もいい、

 

それなのに・・・

 

なんでゲームをすると人が変わるんだ?

 

誰だよあいつ・・・

 

洋介「う・・・うぅ・・・」

 

なぜか涙が!

 

ジューダス「今度はお前か・・・」

 

そんなこんなで目的地についた、

 

 

 

 

有料駐車場に車を止めて俺らは車を出た、

 

ジューダス「ここからどこに行く?」

 

洋介「そこらへんをブラブラと歩く、目的なんてないから、気になる店に入って物色して帰ろうと思う、」

 

コハク「いろんなお店があって楽しいよ、」

 

洋介「コハクが来た頃はこの辺りも歩いたからな、」

 

ベルベット「へぇ、そうなんだ、」

 

ベルベット、

 

少しくらい女の子らしくはしゃごうよ、

 

ベルベット「でも美味しそうな匂い、この近くに何あるの?」

 

コハク「小さいお店がいっぱいだよ、」

 

正確には居酒屋が多いな、

 

それと今週は屋台も数店舗出ている、

 

夏祭り中だからな、

 

洋介「少し歩こう、」

 

ジューダス「そうだな、歩いた先に食べ物があるならそれを食べればいい、」

 

ベルベット「買い食いだね!」

 

まさかの食事に走るベルベット、

 

赤城さんにならんといてや、

 

そうして歩く俺ら、

 

真っ先に見つけた小さい屋台に走るコハクとベルベット、

 

俺とジューダスは歩きながら後を追いかける、

 

ただ、

 

「あの子かっこいいわね、」

 

「誰か声かけてよ、一緒に声かけるから、」

 

「それにしても横の男邪魔ね〜、」

 

「あの子も友達を選ぶべきよね〜、」

 

「あれよ、舎弟よ、」

 

ヤクザじゃねーよ!

 

俺をディスられるの慣れてるけど舎弟じゃねーよ!

 

ジューダス「気にするな、所詮外野からの声だ、」

 

すげーなジューダスさん、

 

慣れてらっしゃる、

 

尊敬しますぜ、

 

コハクとベルベットは屋台を見ている、

 

目立つな、

 

可愛い子が屋台にいると男どもがジロジロ見るわな、

 

ジューダス「あれを買うのか?」

 

洋介「そうだな、買いたいなら買ってやるか、ジューダスは食べるか?」

 

ジューダス「・・・1つ貰おう、」

 

洋介「了解、」

 

俺は屋台に向かいたい焼きを3つ買った、

 

「やだ、たい焼きを食べるイケメン・・・ギャップ萌えっていうのね!」

 

「片手でクールに食べてるわね、」

 

「さすが舎弟、ちゃんとパシリしてるわね、」

 

コハク「・・・えいっ!」

 

コハクが唐突に俺のメガネを外した、

 

洋介「コハク、」

 

俺はコハクからメガネを取り返そうとしたけど、

 

コハク「洋介、私がエスコートするからそのままで、」

 

どうやらこのまま歩けと、

 

まじか、

 

実際視界がぼやけて何があるかわからない、

 

人がいることしか認識できない

 

看板の文字も見えない、

 

その時手を握られた、

 

コハク「私と一緒に歩こうよ、」

 

まじですか、

 

俺の心臓が保たないんですけど、

 

ベルベット「うわー、コハク大胆、こんな所本でしか見たことないよ、」小声

 

ジューダス「あの2人は恋人ではないのか?」小声

 

ちょちょちょちょちょっと何言ってるんですかジューダスさん!?

 

コハクには聞こえていないけど俺らそんな関係じゃないからな!

 

ベルベット「残念ながら違うのよね、コハクが初めにここに来たからその分息が合ってるみたいなのよ、」

 

ジューダス「まじか、」

 

何が残念だ!

 

確かにコハクと恋人になれないしなれたとしても帰ってしまうから悲しくなるだけだけどそこまでいう必要無いんじゃないかな!?

 

コハク「2人とも行くよ!」

 

コハクが俺を引っ張る、

 

ちょ!?

 

怖い!

 

視界がぼやけていて怖い!

 

「やだ!あの子メガネないとあんなにカッコイイなんて・・・不覚!」

 

「でも恋人いるんだ、だったらあっちのクール系男子にロックオンね、」

 

ジューダス「ベルベット、僕らも行くか、」

 

ベルベット「そうね、でもあの2人より少し後ろを歩こうか?」

 

ジューダス「そうだな、他人のふりをするか、」

 

コハクがどんどん俺を引っ張る、

 

俺はただコハクに引っ張られるまま夜の街を散策した、




称号

コハク

ゴーインガール

洋介の悪口は言われたくないかな、



ジューダス

夜の帝王

仮面がなければイケメン!女性たちの視線を釘付けに!




今年最後の投稿です、

ぶっちゃけますとバイオブレイクの投稿全然できていません、

なぜかこっちの方が書いてて楽しい、

この後登場してほしいキャラ一覧を活動コメントに載せておきます、

それでは皆様、

良いお年を、

明日から数日仕事なので投稿は遅れます、

すいません、


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

番外編 年越し ロングスキット

新年あけましておめでとうございます、

とりあえず新年初はこれで、


洋介「大掃除をする!」

 

ジューダス「いきなりだな、」

 

洋介「今年は今日で終わりだ、だから掃除をする、」

 

E「バイバー!掃除、するかね?」

 

コハク「えっと、最近テレビで言ってたけど1年の汚れを綺麗にして新年を迎えようって言ってた、」

 

E「1年の汚れ?」

 

ガラド「確かに、汚れた物をそのままにして新年迎えるのは嫌だな、」

 

洋介「だから掃除をする!」

 

ジューダス「理由はわかったがなぜいきなり今日なんだ、前もってちまちまと掃除をしておけば良かっただろうに、」

 

洋介「・・・明日俺の親が来る、しかも急に連絡が来て[明後日行くからよろしくね❤️]とメールでしかも祖母が語尾に❤️をつけて送ってきた、」

 

R「お婆ちゃんが❤️を付けるにはちょっと抵抗あるネ、」

 

洋介「そういうわけだ、手伝ってくれ!」

 

ジューダス「仕方がない、手伝おう、」

 

マリク「任せろ、すぐに終わらせる、」

 

コハク「コレット達にも声かけてきたよ、」

 

洋介「ありがとう!」涙目

 

 

 

洋介「まずはリビングからだ、俺とガラドとウッドロウで家具を退かすから他のメンバーはそこの誇りを取ってくれ、」

 

E「クィッキーが埃まみだよう!」

 

「クィッキー!」

 

洋介「・・・お風呂場に行って洗ってきなさい、」

 

ベルベット「埃いっぱいね、コレット、窓を開けて、ジューダス、水拭き用の雑巾とぬるま湯を持ってきて、ジェイドは冷蔵庫と暖房器具以外のコンセントを抜いておいて、」テキパキ

 

洋介「姉さんイキイキしてる、」

 

R「ボクは何をすればいいの?」

 

洋介「そうだな、廊下をモップがけしてくれるか?」

 

R「オッケーだヨ!」

 

ベルベット「洋介!サボってないで手伝う!」鬼姉さん

 

洋介「ひっ!は、はい!姉さん!」

 

ジューダス「ベルベット、これでいいか?」

 

ベルベット「大丈夫だよ、よし、やりますか!」メラメラ

 

コレット「ベルベット!燃えてるよ!」リアルに

 

 

 

 

ウッドロウ「意外とゴミが溜まっていますね、」

 

ガラド「ほとんどが俺の酒瓶と缶だ、」

 

R「原因はガラドか〜、」ケラケラ

 

ジェイド「ここで眺めていても終わりませんのでやりましょう、ガラドは自分の分をお願いします、」

 

ガラド「いや、このゴミのほとんどが俺の・・・」

 

ジェイド「自分のでしたら自分で片付けた方がいいでしょう、」

 

ガラド「この酒瓶の山を?」

 

ジェイド「えぇ、自分で出したのでしょう?」

 

ガラド「・・・そうだな、」折れた

 

R「ジェイドと口で争っても勝てそうにないネ、」

 

ウッドロウ「そうですね、彼のような大臣は味方なら心強いですが敵なら厄介ですね、」

 

 

 

 

コレット「クィッキーの毛でいっぱいだね、」

 

E「ごめんよ、」

 

マリク「気にしてないがこれは・・・」毛だらけの部屋を見て

 

コレット「こういう時はこれだよ!」テッテレテー、コロコロ〜

 

マリク「なんだこれ?」

 

コレット「コロコロ、コロコロするだけでゴミが取れるの、他にも毛取りブラシもあるよ、」

 

E「バイバー!コレットなんでも持てるね!」

 

マリク「流石犬好き、」

 

コレット「よーし、お掃除開始〜!」

 

 

 

ベルベット「ふぅ、終わった、」

 

ジューダス「ベルベット、こっちも終わった、」

 

コハク「ゴミはまとめたよ、」

 

洋介「これで終わった、」

 

ベルベット「次は洋介の部屋ね、」

 

洋介「それはいい、むしろ俺1人でやらせてください!」土下座

 

ジューダス「・・・あぁ、ベルベット、洋介の言う通りに自分の部屋は自分でした方がいい、ベルベットも他人に自分の部屋を勝手に探られたくはないだろう?」

 

ベルベット「そうね、わかった、洋介に任せる、」

 

洋介「ありがとう、」ジューダスにグッドする

 

コハク「私はゴミを外に出して来るね、」

 

ベルベット「お願い、私らは手を洗ってご飯を作るから、」

 

ジューダス「僕もか?」

 

ベルベット「そうよ、手伝いなさい、」

 

ジューダス「仕方がない、」

 

洋介「今のうちに俺の部屋を片付けるか、」いそいそ

 

 

 

 

 

R「今日はお肉だネ、」

 

ベルベット「すき焼きよ、洋介が事前に買ってたみたい、」

 

ガラド「腹減った、早く食わせてくれ、」アツカン片手に

 

コハク「もう飲んでる、」呆れ

 

ジューダス「これで全部だ、」

 

E「早くゴハン食べたいよ、」

 

マリク「洋介はまだか?」

 

コレット「お部屋のお片づけしてるよ、」

 

ウッドロウ「まだかかるのですね、」

 

ジェイド「仕方ありません、私達だけで始めましょう、」

 

ベルベット「そうね、それじゃ、いただきます!」

 

『いただきます!』

 

 

 

 

 

 

洋介「部屋の片付け終わった、飯にするか、」

 

 

 

 

洋介「みんな、おまた・・・」

 

ベルベット「遅い、もう食べ始めたよ、」

 

洋介「なんですと!?すき焼きの肉がもうない!」

 

ガラド「人生、弱肉強食なのさ、」

 

R「ほとんどはガラドの胃の中だヨ、」

 

ガラド「うまい肉なのが悪い、」

 

R「決して自分が悪いと言わないのがガラドらしいネ、」

 

洋介「まっ、いいか、肉はまだある、」

 

ベルベット「冷蔵庫には無かったわよ、」

 

洋介「こんな事もあろうかと冷凍庫に凍らせていたんだ、解凍するからそこに居ってくれ、」

 

マリク「まさか追加で肉が当たるとは、やるな、」

 

E「お腹いっぱいね、」

 

ウッドロウ「私ももう入りません、」

 

コレット「私も〜、」

 

ベルベット「それじゃあまだ食べる人は残って他はもう部屋に戻ろうよ、」

 

ジューダス「そうしよう、僕は先に戻る、」

 

E「またね、」

 

コレット「先にお部屋に戻ってるね、」

 

ウッドロウ「お先に失礼します、」

 

洋介「お待たせ、追加入れるぞ、」

 

ガラド「よっしゃー!」

 

R「まだ食べるんだ、それと酔ってるよネ?」

 

 

 

 

洋介「食べた食べた、」

 

マリク「もう食えん、」

 

R「もう限界・・・」

 

ベルベット「それじゃあ片付けるよ、」

 

洋介「ベルベット、捨てるの勿体無いから明日の夜にうどん入れてまた食うから、」

 

コハク「明日はすき焼きうどんだね、」

 

ジェイド「そろそろ日付けが変わります、」

 

洋介「平成最後の年越しだな、」

 

5

 

4

 

3

 

2

 

1

 

洋介「あけましておめでとう、」

 

コハク「あけましておめでとう、今年もよろしくね、」

 

ガラド「年越しの熱かんはうまいな、」

 

R「まだ飲んでたんだ、」



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

コレットと香原と娘夫婦

遅れてすいません!


それはジューダスが来て3日後に来た、

 

香原さんから連絡が来て日曜日にコレットを家に連れてきて食事でもと言われた、

 

内心はついに来たと思っている、

 

俺自身はコレットが行ってもいいのなら連れて行くつもりでいる、

 

初めは顔合わせだけだと思う、

 

俺は香原さんの娘さん夫婦とは一度会っている、

 

初めて会った時は好印象だった記憶はある、

 

悪い夫婦ではない、

 

まだコレットには言っていない、

 

今晩言うつもりでいる、

 

ワンワンフェスティバルっぽい所でも言ったが本人が養子になりたいと言ったら俺は引きとめない、

 

コレットがそう決めたなら俺は止めない、

 

だけどよく考えるように言うつもりだ、

 

 

 

 

夜、

 

俺はコレットとコハクの共同部屋に来た、

 

夜に女性の部屋に行くのはあまり関心しないが来ないといけない要件だから来た、

 

俺は扉をノックする、

 

コハク「はい?」

 

洋介「コハク、俺だ、入っていいか?」

 

コハク「洋介?いいよ、」

 

返事をもらい俺は部屋に入った、

 

中にはコハクとコレットがパジャマに着替えていた、

 

食後は食器を洗って風呂に入った後は基本は部屋から出ない、

 

コハクとコレットのパジャマなんてここ来た時以来だ、

 

それと女性の部屋に入るのも久しぶりだった、

 

コハクが来た頃は何度も入って機械の説明をした、

 

それ以降扉の前の会話で終わっている気がする、

 

シャンプーの香りが部屋中に・・・何考えてんだ、

 

洋介「コレットはいるな、コレットに伝えたいことある、」

 

コレット「何〜?」

 

洋介「日曜日に香原さんの家で食事をしないかと香原さんから連絡が来たけど行くか?」

 

コレット「うん、行くよ〜、」

 

すぐに返事が来た、

 

考える事なし、

 

香原さんを信頼しているんだな、

 

コレット「2人ともちょっとだけお部屋から出るね、」

 

そう言って出て行くコレット、

 

トイレか?

 

本人の前では言わないが、

 

コハク「コレットだけ誘われたの?」

 

洋介「それと俺だな、すまないな、今回は連れていけない、」

 

コハク「いいよ、香原さん、洋介がいない時によく家に来てたから大抵の人は知ってるよ、」

 

まじ?

 

知らなかった、

 

それって平日?

 

香原さんも仕事のはず、

 

サボり?

 

コハク「コレットがお気に入りみたい、でもちゃんとみんなにも愛想良いから、」

 

俺の知らない所で交友を深める香原さん、

 

なんか侵略されている感じだな、

 

洋介「コレット遅いな、」

 

コハク「女の子には色々あるんだよ、男の人とは違うよ、」

 

当たり前だがそうだ、

 

歯磨きからトイレに要する時間は男女違う、

 

洋介「もしだけださ、」

 

コハク「何?」

 

洋介「コハクを家族にしたいと言う人が来たらコハクはそこに行く?」

 

何聞いてんだろうな、

 

そんなのコハクの自由なのにな、

 

コハク「行かないよ、」

 

洋介「行かない?」

 

コハク「うん、行かない、だって洋介と一緒の方がいいから、」

 

スゲー嬉しいセリフだな、

 

コハク「洋介は私に行って欲しいのかな?」

 

洋介「行って欲しくないな、みんなには、」

 

コハク個人の名前は出せなかった、

 

だけどこれも本心、

 

みんなには、

 

そしてこれから来る人は俺が受け入れる、

 

コハク「洋介ならそう行ってくれると思った、」

 

コハクは笑顔でそう言ってくれた、

 

コハクの笑顔は最高だぜ、

 

そして、

 

コレット「ただいま〜、」

 

コレットが帰ってきた、

 

洋介「コレットが帰ってきたし俺は戻るな、」

 

コハク「うん、また明日ね、」

 

コレット「もう行っちゃうの?」

 

洋介「すまんな、それじゃあコレット、また明日な、」

 

コレット「またね〜、」

 

そう言って彼女達の部屋を出た、

 

 

 

 

 

 

日曜日

 

俺とコレットは車で香原さんの家に向かった、

 

何回か行ったことあるから場所はわかる、

 

俺の祖父の残した家よりか小さいがそれでも社長だからか大きい、

 

そう思うと俺の祖父は軍でどれだけ功績をあげてきたのかわかる、

 

家は関係ないか、

 

コレット「香原さんのお家どんなんかな?」

 

洋介「大きいぞ、お金をいっぱい稼ぐから、」

 

俺の年収より多い量を香原さんは月収で稼いでいる、

 

それだけ香原さんの商業能力がいいと言うことだ、

 

俺は今月株でギリ億単位で稼いだけどこれで数ヶ月持つかだ、

 

更に増えるとなると億単位でも不安になる、

 

思わずため息を吐いてしまう、

 

コレット「ため息すると幸せが逃げるよ、」

 

洋介「そうだな、」

 

コレット「だったら逃げた幸せ分また入れないと、吸って吸って!」

 

えっ?

 

吸えと?

 

本人は至って真面目だ、

 

まじか、

 

仕方ない、

 

俺は深呼吸をした、

 

運転中だから大きくできないけど、

 

そして少し息を吐いて、

 

洋介「これでいいか?」

 

コレット「グー、だよ、」

 

今のでいいみたいだ、

 

コレット「よーすけには幸せでいて欲しいから、」

 

洋介「なんで?」

 

今でも幸せだけど、

 

コハクがいてコレットがいてジェイドにガラド、

 

ベルベット、ウッドロウ、マリク、ジューダス、

 

みんなが来て今の生活がすごく充実してる、

 

コレット「さっき難しい顔をしてたよ、洋介は私達を見返りなしで受け入れてくれたんだよ、優しい洋介がそんな顔してるのやだな、」

 

そんな顔してたのか?

 

まぁお金の関係だから頭悩ませたけど、

 

コレット「他の人に任せることできたのにあの時の香原さんの申し出にもすぐに行かなかったもんね、」

 

洋介「聞いてたのか?」

 

犬に埋もれながらよく聞こえたな、

 

コレット「私達のことよく考えてくれて嬉しかった、だからよーすけには幸せになって欲しいな、」

 

嬉しいこと言ってくれますね、

 

俺はコレットの頭を撫でた、

 

洋介「ありがとな、」

 

コレット「どういたしまして、」

 

コレットの髪はサラサラで気持ちよかった、

 

 

 

 

香原さんの家に着いた、

 

敷地内の駐車場に止めて俺はコレットと玄関に向かった、

 

コレット「ほえ〜、」

 

カードキャプチャーさくらのような驚き方だな、

 

可愛いからいいか、

 

俺はケロちゃんが可愛いと思うが、

 

ほにゃにゃちわ〜が俺の中のマイブームに一時期なってた、

 

玄関について俺はチャイムを鳴らす、

 

「はい?」

 

洋介「香原さんからご招待されました葉杉洋介とコレットです、」

 

「少しお待ちください、」

 

そう言われて1分程で、

 

「お待たせしました、洋介さん、コレットさん、」

 

家政婦さんが扉を開けてくれた、

 

新人さんかな?

 

この前はもっとおばあちゃんだったから引き継いだのかな?

 

洋介「お邪魔します、」

 

コレット「お邪魔します、」

 

流石のコレットも真面目に挨拶するか、

 

家政婦に連れられてリビングに来る、

 

「旦那様方をお連れします、それまで座ってお待ちください、」

 

そう言ってどこかに行く家政婦、

 

名前はなんて言うんかな?

 

流石に家政婦のミタさんではないだろうけど、

 

すると、

 

「申し遅れました私は家政婦のミタヨです、どうかお見知り置きを、」

 

顔を壁から出して言う家政婦、

 

ミタヨさん・・・怖いんですけど、

 

そして顔を引っ込めるミタヨさん、

 

エスパーか!?

 

コレット「不思議な人だね、」

 

その感想だけで終わらせるコレットは大物だと思う、

 

 

 

しばらくして、

 

香原「待たせたね、葉杉くん、コレットさん、」

 

香原さんがやってきた、

 

洋介「本日はお誘いいただきありがとうございます、」

 

一礼をする、

 

コレット「あ、ありがとうございます、」

 

コレットは俺の真似をして一礼する、

 

香原「こちらこそありがとう、今娘夫婦も来るからミタヨさんに昼食を持って来させよう、ミタヨさん、」

 

ミタヨ「はい旦那様、準備を行います、」

 

ミタヨさんは一礼してどこかに向かった、

 

洋介「前の家政婦さんはやめたんですね、」

 

香原「この広さの家をお婆さん一人で管理させるのは酷だからね、それでお婆さんの紹介であの子を雇ったんだよ、それでお婆さんに退職金と私の家の離れを与えて今ではそこでゆっくりと過ごしているよ、もともと家が無いから住み込みで雇ってたからね、」

 

家無しだったんだ、

 

訳ありの人だったんだ、

 

「おまたせ、久しぶりだね洋介くん、」

 

「洋介くん、久しぶり、」

 

娘さん夫婦がやってきた、

 

香原美智流(コウハラミチル)さん、

 

香原さんの娘さん、

 

その旦那さんがベン・香原さん、

 

40代なのに若々しい、

 

洋介「お久しぶりです、」

 

俺は一礼する、

 

コレットも慌てて一礼する、

 

美智流「お父さん、あの子がお父さんの言ってた子?」

 

香原「そうだよ、素直で可愛い子だよ、」

 

美智流「本当に、ねぇ、あなたのお名前は?」

 

美智流さんがコレットに聞いてきた、

 

コレット「えっと、コレットです、」

 

ベン「初めまして、ベンと言う、」

 

美智流「私は美智流よ、よろしくねコレットちゃん、」

 

コレット「はい!よろしく!」

 

タメはダメだろ、

 

生憎気にしていないからいいけど、

 

ミタヨ「お食事を持ってきました、」

 

ミタヨさんが食事を台車で持ってきた、

 

湯気が出ているから作ったんだろう、

 

5人分、

 

この短時間で、

 

伝説の家政婦並み、

 

コレット「うわぁー!」

 

美味そうな匂いが漂う、

 

でもこれは庶民料理、

 

匂いだけでこんなに期待できることなんて思わなかった、

 

ミタヨ「今並べます、」

 

腹が減る匂い、

 

ミタヨさんはちゃくちゃくと並べる、

 

ベン「ミタヨのご飯は美味しいから少し太るんだよ、」

 

そう言って腹部を見せるがその腹部はどう見ても脂肪ではなく筋肉である、

 

ミタヨ「終わりました、それでは私は、」

 

ミタヨさんは一礼してどこかに行った、

 

完璧家政婦だ、

 

香原「それでは食べますか、」

 

ベン「そうですね、いただきます、」

 

美智流「いただきます、」

 

コレット「いただきます〜す!」

 

洋介「俺も言わないといけないようだし、いただきます、」

 

俺は取り敢えず食べる、

 

一口食べただけで一言、

 

洋介「うまい!」

 

コレット「おいし〜!」

 

何これ!

 

どこでも作れるはずの家庭料理なのにスゲーうまい!

 

ベルベットと勝負したらダントツでこっちだ、

 

俺もこんなに美味しいと言える味付けはできない!

 

香原「どうやらミタヨさんの料理を気に入ったようだね、」

 

俺は勢いよく頷く、

 

コレットは美味しそうに、

 

本当に美味しそうに食べている、

 

笑顔で食べてるからなぜかほっこりする、

 

美智流「女性として負けてるのよね、ミタヨさんが来てから料理を作っても夫に美味しいと言われたこと無いのよね、」

 

ベン「うっ!そ、それはだな、美智流の料理もうまいがミタヨの料理も美味しいんだ!」

 

それはフォローになってないから、

 

美智流「でも愛情では私は負けてないわ!」

 

いきなり惚気だした!?

 

これが夫婦!?

 

コレット「ラブラブだね、」

 

コレットは平常運転だね、

 

しばらく談笑しながら食事をして、

 

香原「コレットさん、食事は美味しいかな?」

 

コレット「うん!美味しいよ!ありがとう!」

 

満面の笑顔で答えるコレット、

 

香原「それは良かった、ミタヨさんも喜ぶよ、」

 

一体何者だ、

 

ミタヨさんは、

 

娘さん夫婦は微笑ましくコレットを見ている、

 

コレット「ちょっとお腹いっぱいかな、」

 

香原「でしたら一緒に外を歩きませんか?葉杉くん程では無いけどここも広いですよ、」

 

見計らったかのようにそう言う香原さん、

 

このタイミングを狙っていたんだな、

 

コレット「香原さん、ありがとう!」

 

香原さんとコレットは席を立って歩いて行った、

 

2人が見えなくなって俺は娘さん夫婦に聞いた、

 

洋介「少し回りくどいのでは?それともコレットに聞かせれない話でしょうか?」

 

ベン「相変わらず鋭いね洋介くん、お義父さんが気に入りわけだ、」

 

美智流「元々はお父さんがコレットちゃんを紹介するためにお食事に誘ったのは洋介くんも気がついているわよね、まさかあそこまでいい子だと思わなかった、あの子の成長した姿に思えたわ、」

 

洋介「コレットのことは香原さんはなんと言っていましたか?」

 

美智流「洋介くんの所に保護している子としか聞いていないわ、」

 

流石にゲームの世界から来ましたとは言えないか、

 

だけど保護は少し違う気がする、

 

せめて壊された孤児院の子供を預かっているとか・・・無理か、

 

ジェイドとかマリクとかのこと考えると孤児院じゃ難しい、

 

職員という顔でも無い、

 

ホームステイが妥当か?

 

ベン「お義父さんが社長だと知っているはずだけど気にせずにいる、お金に目を眩んだ訳じゃ無い、俺らからしたらすごくいい子だ、」

 

コレットは社長と聞いても全然ピンときません、

 

リーガルが社長と知ってもシャチョーって何みたいな感じだし、

 

だからコレットは香原さんを優しいお爺さんポジションなままなんだろうな、

 

美智流「洋介くん、ありがとう、お父さんがコレットちゃんを養子にしたいって言った時にちゃんと注意してくれて、」

 

洋介「自分はコレットの将来を考えて言っただけです、」

 

美智流「それでもよ、社長に真正面から言える平社員はいないからね、でも最後の壁は洋介くんか、難しいね、」

 

最後の壁?

 

ベン「そうだね、君の説得が一番の難関かな?」

 

難関?

 

なんの話?

 

洋介「話が見えないのですが、」

 

美智流「洋介くんの説得よ、お父さんから他にも保護した子がいて全員家族のように大切にしているって聞いたからね、コレットちゃんが来てもいいって言っても洋介くんがダメって言ったらダメだからね、」

 

洋介「俺は本人がいいって言ったらそれでいいと思っています、」

 

ベン「意外と壁は高くないんだな、」

 

美智流「そうね、でも今すぐじゃないから大丈夫よ、次は親戚を説得しないといけないから、」

 

洋介「そうですよね・・・1つ聞きたいのですが、娘さんはどうしてお亡くなりに?」

 

俺は一番聞きたいことを聞いてみる、

 

ベン「・・・洋介くんには話していいかな、轢き逃げだよ、」

 

轢き逃げ?

 

ベン「犯人はまだ捕まっていないんだ、俺ら3人轢かれて・・・奈々(ナナ)だけ死んだんだ、」

 

奈々、

 

娘さんの名前か、

 

不謹慎だけど水樹奈々を思い出した、

 

コレットの声優だし、

 

ベン「だからコレットさんを見た時あの子が生きていたと思ったんだよ、」

 

美智流「コレットちゃんには悪いと思っているわ、だって私達の傷を埋めるために引き取るからね、」

 

洋介「そうですね、でも結局はコレットと奈々ちゃんは似ているだけで違うんです、」

 

美智流「うん、お父さんも言われたって、あの子を見ているとそんなこと関係なく家族にしたいって思えちゃう、」

 

コレットはどんなに地位が偉くても関係ないからな、

 

誰とでも仲良くしたい子だからな、

 

コレット「ただいま〜、」

 

香原「戻ったよ、」

 

コレットと香原さんが戻ってきた、

 

なぜかコレットは泥だらけだ、

 

コレット「お花がいっぱいで綺麗だった!」

 

美智流「私が育ててるの、気に入ってくれて嬉しいわ、」

 

洋介「香原さん、コレットは失礼な事はしていませんか?」

 

香原「大丈夫だよ、ただ何もないところで転んで泥だらけになってね、」

 

相変わらずのドジは日常生活壊滅レベル、

 

香原「美智流、コレットさんをお風呂に入れてあげなさい、」

 

美智流「はい、コレットちゃん、こっちに来て、」

 

コレット「は〜い、」

 

コレットは美智流さんに連れられて奥に行った、

 

 

 

 

 

お風呂から帰ってきた2人だが美智流さんの目は赤かった、

 

風呂で泣いたんだな、

 

娘さんと重ねて、

 

娘さんを久し振りに洗えて、

 

 

 

洋介「今日はありがとうございます、」

 

俺はお礼を言う、

 

唐突?

 

だって結構時間経ってたぞ、

 

コレットの入浴の時に大体4時くらいだったぞ、

 

今から帰って料理を作らないとダメだ、

 

ベルベットがいる?

 

あの料理を食べた後だと俺が作らないと気が済まない!

 

コレット「ありがとうございました!」

 

コレットの元気な挨拶に微笑む香原さん一家、

 

俺らは車に向かおうとするとコレットは動き出さなかった、

 

そして香原さんの元に近づいて何か言った、

 

香原さんは固まる、

 

コレット「洋介、行こ!」

 

洋介「お、おう、」

 

コレットは先に外に出た、

 

俺は扉を閉めた際に見た、

 

香原さんの涙を、

 

俺は何も言わずに車に向かった、

 

 

 

 

車の中でコレットに香原さんに何を言ったのか聞いてみた、

 

そしたら、

 

コレット「えっと、ありがとう、おじいちゃんって言っただけだよ、」

 

・・・

 

それは泣きますわな、

 

よかったですね、

 

香原さん、




次回投稿までかなりかかります!

理由?

次回のサブタイトルを見て察してください!

次回サブタイトル予定『言葉の壁はあまりにも大きかった』です、

サブタイトルはいきなり変わる可能性あります


称号

コレット

もう1人のおじいちゃん

私には私を育ててくれたおじいちゃんの他にも異世界にもおじいちゃんがいるの!



ベルベット

まだ見ぬライバル

むむっ!?私にライバルが!?


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

言葉の壁はあまりにも大きかった

お先に一言、

読んだ後修正依頼の感想をお待ちしています、

多分みんな疑問に思うと思うからです、


月曜日、

 

慣れた月曜日、

 

出会いの月曜日、

 

今日は誰が来るのかわからない月曜日、

 

月曜日月曜日ってしつこいな、

 

とりあえず月曜日がやってきた、

 

俺はベッドから起きて着替える、

 

ベッドの抱き枕はいつ洗濯しようかな、

 

流石にカバーは無理だな(フェイトちゃんの制服or水着カバー)、

 

部屋を出てすぐに台所に行く、

 

ミタヨさんの料理を追い越すためにあの日から毎回台所に立っている、

 

あの味はまじで忘れられない、

 

俺は台所に立った、

 

 

 

 

朝食はいつも通りの味、

 

何が足りない?

 

俺が唸っていると、

 

コハク「洋介、何怖い顔してるの?」

 

コハクが声をかけてきた、

 

洋介「いや、香原さんの家の家政婦さんの料理が上手すぎてなんか対抗心を燃やしてしまってな、ベルベット以上だった、」

 

その言葉はいけなかった、

 

ベルベット「私以上、そんなに美味しかった?」

 

リビングの気温が一気に2〜3度下がった気がする、

 

夏の朝はそこまで暑くないが寒くもない、

 

それなのに鳥肌が立ってしまった、

 

ベルベット「一度食べてみたいわね、」

 

目が燃えている、

 

気温が下がっているのに目が燃えている、

 

矛盾している、

 

言わなきゃよかった、

 

後悔してももう遅い、

 

俺は小さなため息を吐いて朝食を食べた、

 

 

 

 

会社に来てすぐに自分の席に座る、

 

雛鳥「先輩、おはようございます!」

 

文字入りの服を着た雛鳥が出社してきた、

 

今回の文字は・・・金をくれ・・・

 

洋介「雛鳥、後ろを向いてくれ、」

 

雛鳥「?わかりました、」

 

雛鳥は後ろを向いた、

 

同情するなら・・・

 

ドラマのセリフだ、

 

洋介「ありがとう、」

 

雛鳥「よくわかりませんが役に立てたなら嬉しいです!」

 

雛鳥が席に着いた、

 

あの服どこで売ってるんだろうか?

 

 

 

 

 

昼食時、

 

俺は弁当を広げた、

 

雛鳥「先輩、一緒に食べませんか?」

 

雛鳥が弁当箱を持ってやってきた、

 

断る理由はない、

 

洋介「いいけど他の女性達と食べないのか?」

 

雛鳥「先輩がいいんです!」

 

俺でいいのか?

 

雛鳥は俺の横に椅子を持ってきて弁当を広げる、

 

俺の料理は俺とベルベットが作った手料理、

 

雛鳥「今日は味噌味噌じゃないんですね、」

 

洋介「今日は俺と別の人が作った弁当だ、」

 

雛鳥「1つもらっていいですか?」

 

洋介「いいけどそのかわり1つもらうぞ、」

 

雛鳥「わかりました!」

 

そう言って雛鳥は俺の弁当の中を見る、

 

雛鳥「先輩の手作り先輩の手作り先輩の手作り!」

 

なんか怖いんですけど!?

 

そして、

 

雛鳥「これです!」

 

雛鳥が箸で摘んだのは肉団子、

 

ついでに俺の手作りではない、

 

ベルベットがわざわざ牛肉をミートハンマーで叩いて伸ばした後すり鉢で擦ってネギや生姜を少し入れて丸めたベルベットの手作り肉団子、

 

姉さんの愛情がたっぷりです、

 

売ったら絶対に売れるな、

 

雛鳥は肉団子を食べた、

 

そして目を見開いて、

 

雛鳥「美味しい!何これ美味しい!何か感じる!これは・・・愛!?」

 

大げさだな、

 

姉さんにそんな感情は無いだろう、

 

姉さんの好みの男性って誰だろうな、

 

洋介「それは俺の作った肉団子じゃ無いよ、」

 

雛鳥「やっぱり!味噌味噌の子もそうだけどこの子も侮れない!ていうかこっちの子が強敵!」

 

何か燃え出した雛鳥、

 

俺は雛鳥の弁当を見てアスパラのベーコン巻きをとって食べた、

 

うまいな、

 

雛鳥は普通に美味しい、

 

洋介「美味しいよ、雛鳥、」

 

雛鳥「やっぱり愛情が必要なのね!そうなのね!」

 

聞いちゃいない、

 

俺は雛鳥をほっといて弁当を食べた、

 

 

 

 

 

夕方、

 

雛鳥「先輩!今日は一緒に帰りませんか?」

 

「飛鳥が葉杉をデートに誘ってる、」

 

「葉杉さんイケメンだからね、でもその前から葉杉さんに懐いていたよね、」

 

「貴方知らないのね、飛鳥、この会社でちょっと、」

 

不味いな、

 

雛鳥はあまり思い出したく無いことのはずだ、

 

洋介「雛鳥、行くぞ、」

 

俺は雛鳥の手を引いて会社を出る、

 

 

会社を出て俺の車の前に来た、

 

雛鳥「先輩、別に私は気にしていませんよ、もう過去のことですから、」

 

洋介「俺が嫌なんだ、」

 

あれは雛鳥がここに入社して少ししてからだったな、

 

雛鳥は背が低くて可愛い事で社内で噂になっていた、

 

だけど当初はこんなに人懐っこくなくどちらかというと他者から数歩離れて接していた気がする、

 

初めは新人だから緊張していると思ってた、

 

他の社員は小動物みたいで可愛いと思っていて可愛がった、

 

だけどそれをよく思っていない人もいた、

 

同期の新人女性、

 

同期なのに可愛がられる雛鳥が疎ましく思ったらしくいじめを始めた、

 

その方法は流石つい先日まで学生だったというくらいのやり方、

 

小物を隠したりしていた、

 

書類を隠したり、

 

仕事を押し付けたり、

 

セコかった、

 

俺はその時の雛鳥の仕事を手伝ったりとしていたくらいだった、

 

全員帰っているのに1人だけ残っているのはおかしいからな、

 

その時だろうな、

 

始めて話したのは、

 

だけど新人女性達のいじめはエスカレートして、

 

やってはいけないことまでやりやがった、

 

俺と長谷川課長が頑張って作った書類をシュレッダーにかけやがった、

 

事前に課長に話して隠しカメラを仕掛けていたからすぐに犯人は見つかった、

 

だけどまさか早朝に来て課長の机の書類に真っ先に手を伸ばしてシュレッダーにかけるなんて思わなかった、

 

お陰で企画していたゲームに販売が2ヶ月延期になった、

 

そいつらは初めは雛鳥の仕業と言ったが隠しカメラの映像を見せると青ざめていった、

 

その事を課長から香原さんに伝えてもらいクビにしてもらった、

 

こんな新人にこの会社の将来を任せることはできないと、

 

次は雛鳥のメンタルケアの方に移った、

 

主に俺がそれをやった、

 

素人がメンタルケアをできるのかというとそんな大層なものじゃ無い、

 

誰でも出来ることだ、

 

一緒に仕事して教えて注意してと常に一緒に行動しただけだ、

 

依存するのではと思っていたけどその心配はなかった、

 

こうして今の雛鳥がいる、

 

更に俺より出世した、

 

頭の回転が早く創造力もあり学業もいい成績だったためシナリオ担当に抜擢された、

 

その時の雛鳥に感謝されたな、

 

葉杉先輩のおかげで私は頑張れました!ありがとうございます!と、

 

俺何かしたっけと思うくらいだった、

 

大体は課長と香原さんの2人が頑張ったんだけどなと思っていた、

 

そっから雛鳥は明るくなり更にマスコット化したんだったな、

 

雛鳥「私は本当に気にしてませんよ、それにあのことがきっかけで先輩と仲良くできたんです、それにあの後課長から先輩があの人達の摘発の計画をしたと聞いたのです、先輩が私と一緒に仕事をしてくれたおかげで今の私がいるんです、全部先輩のおかげなんです!」

 

雛鳥の力説に俺はタジタジになった、

 

そんな風に見えていたんか、

 

美化しすぎじゃない?

 

雛鳥「先輩、多分ホームステイしているあの人達も先輩の事をそう思っていますよ、」

 

コハク達が?

 

雛鳥「ホームステイなんて簡単にはできませんよ、資金から衣食住、一番の問題は文化の違いです、それを複数人いると喧嘩が絶対に起きます、でも先輩を見ているとそんなこと起きている気がしません、それは凄いことです、」

 

それは本当のホームステイのことだよな、

 

俺のは異世界から来た人だから訳が違う、

 

文化の違いが大きすぎる、

 

雛鳥「先輩、そんな先輩だから私は尊敬しているんです、」

 

雛鳥の本心を始めて聞いた、

 

自分自身じゃよくわからないんだよな、

 

長谷川「・・・お前ら、ラブコメは他所でやってくれ、駐車場でされるとただでさえ暑い外が更に暑くなる、」

 

課長がいつのまにかいた、

 

洋介「課長、今帰りですか?」

 

長谷川「そうだ、だが駐車場でラブコメしていて邪魔だった、だからって変なところで出るとKYになってしまう、」

 

気にしすぎだろう、

 

雛鳥「課長、お疲れ様です、」

 

長谷川「お疲れさんだ、とりあえず駐車場は邪魔だから退いてくれ、それと葉杉、今日は早く帰らないといけないんじゃないのか?」

 

そうだった!

 

課長ナイス!

 

洋介「雛鳥!すまん!また今度誘ってくれ!」

 

雛鳥「先輩?何か用事ですか?」

 

洋介「ちょっと急いで帰らないといけない用事だ!」

 

雛鳥「でしたら土曜日一緒にショッピングしてください!それと映画も一緒にお願いします!ジュラシック・ワールドです!」

 

ジュラシック・ワールド?

 

炎の王国か?

 

洋介「わかった、それじゃあ俺はこれで!」

 

俺は車に乗って急いで家に帰った、

 

 

 

 

 

俺は急いで買い物を済ませて家に帰る、

 

今日は誰が来るのか、

 

洋介「ただいま〜、」

 

俺は家に入ると慌てる足音が聞こえた、

 

コハク「洋介!すぐに来て!」

 

コハクが慌ててる、

 

やばい人でも来たのか?

 

俺は急いで靴を脱いでリビングに向かった、

 

そこにはみんなに囲まれた1人の少女、

 

ジューダス「ガラド、どうだ?」

 

ガラド「わからない、そもそも言語が違うからな、俺の知らない言葉だ、」

 

ウッドロウと同じ褐色肌で肩に青い生物を乗せている、

 

その生物は威嚇している、

 

そう、

 

洋介「メルディ、」

 

みんな大好きメルディさんが来た、

 

クィッキー付きで、

 

そして本編前だから、

 

メルディ「エルシィ、ワエツン、スィツンイムン、」(また誰か来た、)

 

メルクニス語ですよね〜、

 

洋介「この子はメルディ、セレスティア人とインフェリア人のハーフ、この子の話している言葉はメルニクス語でな、正直俺もわからない、」

 

俺は急いでスマホでメルニクス語について調べた、

 

メルディ「ウス、アン、ムイティ、エム、アンディンウエムス、グオヤ?」(彼はセレスティアの人じゃないのか?)

 

メルディがウッドロウを見てそんな事を言ったが何を言っているかわからない、

 

ウッドロウ「彼女は何を言っているのかわかればコミュニケーションを取れるのですが・・・」

 

俺は他の人が作ったメルニクス語の表を見つけた、

 

洋介「一度部屋に戻るな、今必要な物を持ってくる、」

 

ジェイド「急いでください、言葉がわからない事は心細い事です、」

 

俺は急いで部屋に戻った、

 

パソコンを立ち上げて急いでメルニクス語の表があるサイトに行き表を拡大コピーした、

 

これを製作してくれた人に感謝!

 

コピーした紙を手に取り急いでリビングに向かう、

 

メルディ「ユス、ティアンディン、エムヤィムン、アンディン、バァイ、ワェム、スプンエク、ムエルニクス?」(ここにメルニクス語を話せる人いないですか?)

 

洋介「ただいま、今解読と意思疎通をするから、」

 

俺はスマホで英文を出して紙に書きながらメルニクス語の発音を書く、

 

英会話を弄ったのがメルニクス語だからな、

 

まずは自己紹介からだ、

 

メルディ「バァエティ、バディティ、ティアエティ?」(何書いてるの?)

 

ベルベット「うわぁ、日本語とは違う文字だ、」

 

ジューダス「文化の違う国があると聞いたが文字も違うのか、」

 

洋介「そうだ、こいつはローマ字といってな、ひらがなカタカナとは違い26文字で言葉を作っているんだ、でもまずみんなはひらがなカタカナを覚えような、」

 

俺はスマホでメルニクス語と英文を検索してなんとかメルニクス語みたいなものを書いた、

 

通じてくれよ、

 

洋介「これでよし、ムーワン、ティー、ツイーティ、ヤイオ、」(はじめまして、)

 

メルディ「ヤオイ、クムィバ、イフ、ムエルニクス?」(メルニクス語わかるのか?)

 

やばい、

 

メルディの言っている言葉はわからない、

 

これはピンチだ、

 

俺は急いで英文を調べてメルニクス語を調べて単語を作る、

 

洋介「プルンエスン、スプンエク、スルィバルヤ、」(ゆっくり話してください、)

 

メルディ「スィツンティアウムグ、スティディエムグン、ルンエヅ、ブォティ、エール、ディウグァティ!」(なんか変、でも通じる、わかった!」

 

何か言ってるけどわかりません!

 

するとメルディが話しはじめた、

 

メルディ「ヤオイ、クムィバ、イフ、ムエルニクス?」

 

今度はゆっくりだ、

 

ヤオイ・・・クムィ・・・ムエル・・・

 

ガラド「わかりそうか?」

 

これをローマ字に置き換えるとYUO・・・Yuo

 

そうなると・・・

 

わかるか、ムエルニクス?

 

確かサイトにはメルニクスをムエルニクスというみたいだな、

 

だからわかるか?メルニクス?

 

メルニクスがわかるか?

 

メルニクス語がわかるのか?でいいのか?

 

とりあえず言わないと、

 

俺は頑張ってまたメルニクス語を書いて読んだ、

 

洋介「ウヅ、スイディーヤ、ウ、ドゥ、ムイティ、クムィバ、」(すみませんがわかりません、)

 

メルディが目にわかるくらい落ち込んだ、

 

仕方ないだろう、

 

メルニクス語を使う人なんてこのご時世いないんだから、

 

メルディ「ウス、ティアウス、エ、フェディ?」(ここはインフェリアですか?)

 

なんて?

 

ティアウ・・・フェディ・・・

 

フェディはFAR・・・調べるとインフェリアという意味だ、

 

となるとおそらくだがここはインフェリアか聞いている、

 

洋介「バディームグ、アンディン、ウス、ンアディティア、」(違う、ここは地球、)

 

地球はこれであってるか不安だな、

 

メルニクス語を覚えるのは無理だ、

 

メルディ「ンアディティア?ムイティ、ティアエ、オムウティング、スティエティンス、イフ、フェディ、」(地球?インフェリアじゃない、)

 

エターニアではセレスティアからインフェリアに行って大精霊を探す役目があるからな、

 

落ち込むわな、

 

それからは俺は根性でセレスティア語を書いて意思疎通を始めた、

 

まずは自分がゲームの登場人物である事、

 

それについてはガラドがやっているVitaにエターニアをすでにダウンロードしてあるからそれを見せる、

 

クィッキーはオープニング曲を聴いて嬉しそうにクィッキーと言ってる、

 

とりあえず俺は操作する、

 

エターニアは少し苦手だ、

 

ただのボタン連打で倒せる敵ではない、

 

それと今までレベルアップで覚えていた技もこの作品は斬り突き拳蹴りの熟練度をあげないと技が覚えない、

 

更に技を使わないと命中率が悪い、

 

技も特技から奥義と繋げるのにタイミングがいる、

 

初めはそれに苦戦した、

 

いい思い出だ、

 

メルディ「ティアン、ヌウヅンイ?ブディウグァティ、エムグ、ブンエオティンフォル、」(映像?鮮やかで綺麗、)

 

メルディが食い入るように見ている、

 

とりあえず操作操作、

 

ガラド「お前のゲーム機にどれだけゲームが入っているんだ?ジューダスに俺にメルディの奴まで入ってるだろ?」

 

洋介「どれだけだろうな?結構入るぞ、」

 

あとはリバースを入れればいいかな?

 

技は大丈夫だな、

 

パーティはリッドにファラ、

 

キールにメルディの4人、

 

やべえ、

 

やっぱり技が出しにくい、

 

だけど諦めない、

 

メルディとキールの支援があって敵は倒れる、

 

するとメルディが手を出してきた、

 

なんだこの手?

 

メルディを見るとキラキラしている、

 

まさか、

 

ジェイド「言葉はわからなくてもわかりますよね、洋介、」

 

わかるけど・・・やりたいんだな、

 

俺はとりあえずメルディに渡してみた、

 

するとメルディはいとも簡単に操作し始めた、

 

記憶力いいんだっけ?

 

戦闘はリッドの攻撃は空振りが多いがコツを掴んだのかすぐに命中するようになる、

 

また技の連携のタイミングは俺のプレイを見て学んだようだ、

 

俺より上手い、

 

メルディ「バイバ!」

 

クィッキー「クィッキー!クィッキー!」

 

まぁ楽しそうだからいいか、

 

コハク「夢中になったね、」

 

洋介「だな、とりあえず俺がなんとか俺らの言葉を教えるから、」

 

骨が折れそうだな、

 

メルディ「バイババイバー!ティンワァムィルイグヤ、エツェツウムグ!」(すごいすごい!技術力すごい!)

 

ウッドロウ「こうして見ますと普通の女の子ですね、」

 

ベルベット「言葉が違うだけだからね、でもゲームであそこまで嬉しそうになるなんて思わなかったわ、」

 

どちらかというと技術力に興奮してると思う、

 

こうして言葉の壁という大きな壁を背負ったメルディがやってきた、

 

 

 

とりあえずメルディを部屋に連れて行くか、

 

クィッキーの毛でコンセントとか燃えんよな、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日

 

メルディ「オハヨー!昨日はありがとな!メルディうれしかったよ!」

 

洋介「・・・」

 

コハク「・・・」

 

ジューダス「・・・」

 

ガラド「・・・」

 

マリク「・・・」

 

ベルベット「・・・」

 

ジェイド「・・・」

 

ウッドロウ「・・・」

 

コレット「わぁ!話してる!メルディ言葉覚えるの早いね!」

 

コレット以外『はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?』

 

なぜか話せるようになってる!?

 

俺の努力がーーーーーーー!!!!

 

ピアスは!?

 

オージュのピアスはつけてないよな!?

 

メルディ「ハイな!朝起きたらみなの言葉、わかるようになたよ!」

 

なぜだ!?

 

なにその転移特典は!?

 

それなら昨日のうちに話せるようになってろよ!

 

メルディ「それとクィッキーの近くにこんな紙があたよ、読めないから読んで、」

 

そう言って紙を渡すメルディ、

 

メルディでも読めないって何語だ?

 

・・・・・・日本語と漢字だ、

 

なになに、

 

『いや〜ごめんね、彼女をそちらに送った時に通訳と翻訳の力を与えるの忘れてたよ⭐️でも頑張る君の姿を見てやっぱり君に任せて正解だったよ、それにみんなも元気そうだからね、お詫びに翻訳と通訳の力と君の口座にお金を入れておいたよ、これからも頑張ってね⭐︎』

 

誰!?

 

なぜに⭐️をつける!?

 

名前は書いていない、

 

そうなると、

 

ジューダス「僕達をここに送ってきた張本人からのようだな、」

 

コハク「でも悪意は無いみたいだよ、ちゃんと謝ってるし、」

 

ジェイド「ですがようやく尻尾を見せましたね、洋介、一応は確認しますが私達のゲームでこのような置き手紙を書く人に心当たりはありますか?」

 

洋介「残念ながら、こんな神がかった力を持っているやつなんて俺の記憶ではエルレイン、ジューダスの所の奴とダオス・・・オリジンとクロノス・・・だけどその全員はこんな茶目っ気のある手紙を書くやつはいない、」

 

マリク「結局は分からず仕舞いか、」

 

メルディ「メルディ、この人に感謝ね!だってみなとお話できるね!」

 

いい子だ〜!

 

自分をこんな知らない場所に連れてきた奴を怒る前に感謝するなんて、

 

洋介「それじゃあ改めて、洋介だ、しばらくの間よろしくな、」

 

メルディ「よーすけ!よろしくね!」

 

コハク「私はコハクだよ、よろしくね、」

 

コレット「コレットだよ、メルディ、よろしく、」

 

ベルベット「ベルベットよ、メルディ、これからよろしく、」

 

マリク「マリクだ、よろしく、」

 

ガラド「ガラドだ、改めてよろしくな、」

 

ジェイド「私はジェイドです、よろしくお願いします、」

 

ジューダス「・・・ジューダスだ、」

 

ウッドロウ「私はウッドロウです、」

 

メルディ「ウッドロウ、セレスティア人じゃ無いんだね、」

 

ウッドロウ「残念ながら違います、申し訳ありません、」

 

メルディ「うんん、ウッドロウ悪くない、悪いのは勘違いしたメルディだよ、」

 

もしかしてあの時ウッドロウに話しかけたのはセレスティア人と勘違いしたからか?

 

まあいっか、

 

俺は薫に連絡をした、

 

今日は休みだから来ると思うけどメルディは背が低いからな、

 

メルディの背丈にあった服を用意してもらおう、

 

コハク「洋介、仕事は?」

 

コハクの言葉に俺の時が止まった、

 

スマホ時計を見ると時間はいつもの出勤時間から30分も時間が過ぎている、

 

やばい!

 

洋介「すまん!俺はもう行くからそっちで朝食作っておいて!」

 

俺は慌てて家を出た、




称号

ウッドロウ

勘違いされた王子

セレスティア人じゃないの?そう言われて謝るしかなかった、



メルディ

ここはどこ?

インフェリアじゃ無いんだね、地球ってどこ?


勘違い少女

ウッドロウはセレスティア人じゃないんだ、




今回はメルディさんが出てきましたがセレスティア語は難しいです、

まずセレスティア語で検索した後とあるサイトでセレスティア語の表を見ながら英文を調べました、

作者は英語が大っ嫌いです!

ですが頑張って英訳で検索しながら書きました、

それと単語と単語の間に「、」をつけて見ました、

例えば「また誰か来た、」は、

Also came someoneです、それをセレスティア語に変えますと

エルシィ、ワエツン、スィツンイムン、となります、

「、」をいらないと言われたら後ほど外します、

またメルニクス語もこれであっているのか分かりませんので訂正がありましたらお伝えください、

最後のあれは作者がメルニクス語と英文を見比べることに断念したからです、

勝手ですが申し訳ありません、

それとついに黒幕の尻尾が出ました!

誰でしょうかね!?


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

ヤクザと葉杉流

少しだけ戦闘描写があります、

ほんの少しだけです、


いつもより遅く出社した俺は急いでデスクに座った、

 

何人か出社している、

 

長谷川「葉杉、お前が珍しいな、」

 

洋介「少々色々とありました、」

 

人が多いから今は誤魔化そう、

 

俺はパソコンを立ち上げた、

 

遅れたけど仕事はしていかないとな、

 

 

 

昼休み、

 

俺は課長に呼ばれて会議室で食事をすることになった、

 

長谷川「今回はメルディか、お前もメルニクス語は習得してなかっただろう、」

 

洋介「この日本で誰がメルニクス語を話す人がいますか?」

 

メルニクス語で話す人は余程物好きかエターニア好きだろう、

 

長谷川「それにしてもお前が気になっているのは今朝の手紙の事だろう、」

 

洋介「はい、みんなを俺の家に呼んだ人物が気になっています、」

 

長谷川「相手は神だろうな、正直俺らじゃ解決できない案件だな、」

 

そうだ、

 

この事は向こうが姿を見せて来ない限り手出しができない、

 

長谷川「それと口座の確認をしておいたほうがいいな、どれだけ金が振り込まれているか見ておいたほうがいい、」

 

それも忘れてた、

 

流石のこの人物もガルドで口座に入れる事はないだろうが、

 

今思うとゲームでもリアルでもガルド硬貨見た事ないな、

 

どんなんだろう?

 

洋介「そうします、」

 

長谷川「それとだがお前の事だから大丈夫だと思うがもし自分の手に負えないことがあったら俺に迷わず相談してくれ、できる限り力を貸す、」

 

洋介「ありがとうございます、」

 

そんな大ごとは無いと思うけど、

 

だけど課長の気遣いは嬉しい、

 

俺は弁当を食べた、

 

コンビニ弁当だけど、

 

 

 

 

夕方、

 

俺は会社を出た、

 

速攻で向かった場所はATM、

 

通帳の中を確認した、

 

びっくりして通帳を落としかけた、

 

0の数が9個ある、

 

株でもこんなに儲けたことない、

 

当分は株しなくていいか、

 

でも何があるかわからない、

 

やっておくか、

 

俺は金を少し引き落として買い物に向かった、

 

「おいキモオタ!」

 

前言撤回、

 

向かおうとした、

 

「さっき金を引き下ろしただろう!?俺にも分けてくれや!」

 

何この龍が如くみたいな絡まれ方、

 

俺は桐生一馬じゃねえぞ、

 

周りは数人の通行人か、

 

マジで戦うの?

 

いや戦えるけど、

 

加減できないんだよな、

 

俺は小さくため息を吐いて構える、

 

「あぁん?やる気か?だったら痛い目にあってもらうぜ!」

 

VSチンピラ?

 

いやいや!?

 

そこまで真似しなくていいって、

 

しかも何!?

 

チンピラ?って!?

 

こいつチンピラじゃないの!?

 

チンピラ?「死ねや!?」

 

いきなり殴りかかって来た!?

 

俺はかがんで避ける、

 

しかし次は膝が来る、

 

やり手ではなさそうだな、

 

俺は膝を受け止めてそのまま足を掴み前に押す、

 

チンピラ?「おぉ!?」

 

男は後方に倒れる、

 

そのまま俺は寝技に入り関節を痛めさせる、

 

チンピラ?「いたたたたたたた!?」

 

痛いだろうな、

 

さて、

 

どうしようかな?

 

チンピラ?「ギブギブギブギブ!?」

 

俺は考えながら力を入れる、

 

チンピラ?「ぎゃーーーーーーーーー!!!!」

 

俺が考えていると、

 

「そこまでにしてくれねぇか?」

 

突然声がかかった、

 

俺は声の方向を見る、

 

黒いスーツにサングラス、

 

ヤクザか?

 

チンピラ?「あ兄貴ーーー!」

 

兄貴?

 

兄弟か?

 

「何があったか見当は付いている、そこの馬鹿が金をたかったんだろう、こいつの自業自得だが一応は可愛い舎弟だ、許してやってくれねえか?」

 

兄貴と呼ばれた男は頭を下げた、

 

そこまでされたら俺は離すしか無いだろう、

 

俺はチンピラ?の拘束を解いた、

 

チンピラ?「兄貴ーーー!」

 

チンピラ?は男の元に素早く向かった、

 

「お前は馬鹿か、こっちに道に入ってまだたってないだろ?最近思われがちなのはヤクザは誰これ構わず金を取り女を侍らせているといったことだ、そのせいで事務所にとばっちりが来る、次やったら詰めてもらうぞ、」

 

チンピラ?「ひぃぃーーーーすいません!」

 

チンピラ?は頭を下げた、

 

「謝る相手が違うだろうが、そこのにいちゃんに謝りな、それと相手を選べや、そこのにいちゃんは武術の心得あるんや、お前は手加減されて負けたんや、」

 

まぁ俺って結構手加減できないからな、

 

葉杉流は2個流派あるからな、

 

1つはいつかのガラドに腹パンで負けた時の自衛格闘術、

 

今回はそれを使った、

 

祖父が生前自衛官だった時に作り出した格闘術、

 

主に1対1〜3人が相手出来る格闘術、

 

殴りで急所を確実に狙い気絶させる技、

 

それと掴みからの寝技、

 

その2つを重点においた格闘術、

 

もう1つは葉杉流格闘術、

 

自衛が抜けただけだがな、

 

だがこっちの方がやばい、

 

なぜ自衛が抜けたか、

 

自衛格闘術は制圧および確保の格闘術、

 

それに対してただの格闘術は生死を問わず、

 

デッドオアアライブな格闘技、

 

そのため目潰しから玉潰し、

 

関節技からの骨折り技まである、

 

一応は俺はこっちの免許皆伝者、

 

しかし危ないから使用禁止している、

 

一度祖父の骨を折ったからな、

 

当時中学生の俺はマジで泣いた、

 

俺のせいで祖父が死んでしまうと思ったからな、

 

祖父はピンピンしながら電話で救急車を呼んだな、

 

後で聞いたが祖父はわざと俺に骨を折らせたって言ってた、

 

理由は一度は味合わないとこの流派を多用してしまうだろうって、

 

でもやり方があるでしょう、

 

祖父は全治半年の大怪我、

 

医者はまたですかと呆れてたぞ、

 

家族は何も言わなかった、

 

いや一度通った道だって言ってた、

 

父さんも母さんも祖父から一応は格闘術を習っては祖父の骨を折ったそうだ、

 

俺ら家族は一回は祖父の骨を折っているようだなと思った、

 

マジでなんなんだろうな、

 

ついでに自衛格闘術見習いなのは祖父が俺の免許皆伝する前に死んだからだ、

 

父さんも母さんも自衛格闘術を教えてくれないため未だに見習いを名乗っている、

 

舎弟「すいませんでしたーーーー!」

 

チンピラ?もとい舎弟は俺に頭を下げた、

 

洋介「もうしないでください、それさえ守ってくれれば俺は何も言いません、」

 

「すまない、俺からもよく言っておく、にいちゃん、ここであったが何かの縁だ、名前を聞いてもいいか?」

 

洋介「葉杉洋介、そちらは?」

 

「俺は雪原公明(ユキハラ・コウメイ)って名前だ、一応はヤクザをやっている、と言っても俺とこいつともう1人の3人だけだがな、」

 

洋介「でっかい組織の小分け事務所みたいな事?」

 

雪原「そうじゃ無いな、本当に立ち上げたばかりの事務所だ、今は金貸しから始めるつもりだ、利子は少し高いがな、」

 

そう言って名刺を渡してきた、

 

なになに、雪原組?

 

雪原さんの名前そのまんまだな、

 

雪原「葉杉さんに迷惑をかけたお詫びに初回は利子なしの上限100万まで返済期間無期限で金を貸したる、」

 

洋介「それって返さなくていいから今回のことの口止め料って訳か?」

 

雪原「そう捉えても構わんさ、それに今の時代ゲームのようにわんさか金が手に入るわけじゃ無い、信用第一や、信用を得てやっと俺らに金が入るんや、」

 

まぁ確かに、

 

信用されない金貸しの所に人なんて行かないからな、

 

それにこの強面の人もゲームするんだ、

 

雪原「源(ミナモト)、事務所に戻っておけや、今回の罰で玄関から1階の掃除や、」

 

源「はい!」

 

舎弟改めて源さんが走っていった、

 

雪原「さて、お金を借りますか?」

 

洋介「あいにくお金に困ってないし大丈夫だ、」

 

あの通帳を見ると100万が小さく見えてしまう、

 

やばい、

 

金銭感覚が狂っている、

 

雪原「そうか、話は変わるが葉杉さんゲームするか?」

 

いきなり話題が180度変わってしまいフリーズしかける、

 

洋介「するけど何か?」

 

雪原「テイルズってゲームを俺はしててな、それの攻略本か何か持ってないか?」

 

まさかのテイルズをしているとは思わなかった、

 

洋介「一応は全作品の攻略本を持っています、」

 

雪原「失礼承知で頼む、貸してくれ!」

 

雪原さんが頭を下げた、

 

洋介「いいけどどの作品?」

 

雪原「ヴェスペリアだ、今あれが俺の中でハマっててな!リタっちがめっちゃ可愛いんや!」

 

大のおっさんがリタっちって、

 

そういやこの人何才?

 

レイヴンか、

 

洋介「わかりました、明日どこに持っていけばいいですか?」

 

雪原「ここの近くに喫茶店があるんや、だいたいこの時間におるからその時に持ってきてくれ、一応は名詞に俺のケー番書いてあるから何かあったらそこにかけてくれ、」

 

洋介「わかった、それじゃあ俺は行くわ、」

 

雪原「おう、今日はすまなかったな、」

 

そう言って別れた、

 

ヤクザでもまともな人だな、

 

ゲームでしかあったことないけど、

 

俺は買い物も向かった、

 

 

 

 

家に帰ると薫がいた、

 

いや、

 

まだいたと言うべきか、

 

メルディ「カオル、服のセンスいいな!」

 

薫「ありがとうメルディちゃん、次はこれはどう?」

 

メルディ「おぉ!これもいい!」

 

なんだ?

 

マジでなんだ?

 

コハク「お帰り、薫さんが来てからずっとあんな感じなの、」

 

そうなのか、

 

メルディがなぜあんなに懐いたかわからない、

 

コハク「薫さん、メルニクス語を話したら一気に仲良くなったの、」

 

はぁ!?

 

薫がメルニクス語を話したのか!?

 

それより覚えたのか!?

 

洋介「マジで?」

 

コハク「うん、薫さん曰く覚えておいて損はないからって、それもお客さんで悪ふざけでゲームの言葉を言う人がいるかもしれないからって、」

 

そんな客はおらんだろ、

 

まさかアルベド語話せるのか?

 

ロンダウ語・・・は調べたらメルニクス語だから関係ないか、

 

マジで薫は何者?

 

課長すいません、

 

みじかにいました、

 

メルニクス語が話せる人、

 

ベルベット「うわ、まだやってるよ、洋介、レシートを見る時気をしっかり持っておいてね、」

 

ベルベットが帰ってきた、

 

後ろにはウッドロウもいる、

 

コハク「お帰り、」

 

洋介「お帰り、どこか2人で言ってたんか?」

 

ウッドロウ「裏庭で剣の稽古をしていました、ベルベットさんは呑み込みが早いですね、毎日3時間続けていけば近いうちに今の私と並ぶでしょう、」

 

ベルベット「それでも未だに私はウッドロウに一撃を与えられないから、お陰で私はボロボロよ、」

 

至る所に擦り傷があるな、

 

風呂の時はしみるだろう、

 

ベルベット「それにしても服って着れればなんでもいいでしょうになんであそこまで熱くなれるのかしら?」

 

いやいやベルベットが興味無さ過ぎなだけでしょうが、

 

オシャレに興味持ったら?

 

俺も人の事言えないけど、

 

薫「あら洋ちゃん、お帰り、」

 

メルディ「ヨースケ!お帰り!薫すごくいい人ね!」

 

洋介「まぁ薫は悪い人じゃないけど、それで買えた?」

 

メルディ「うん!いっぱい買った!」

 

薫「これレシートね❤️」

 

レシートを渡す薫、

 

レシートにはキスをしたのか口紅が唇の形で押されている、

 

確かに気を失いそう、

 

値段が10万越えって・・・

 

いいけど、

 

後でメルディにお金の事伝えるか、

 

加減をして欲しいって、

 

向こうに帰ったら爆買いしたら困るだろうし、

 

リッドが、

 

 

 

薫が帰って行き夕食を食べてその日は終わった、

 

 

 

 

 

 

次の日の夕方、

 

俺は喫茶店で雪原さんにヴェスペリアの攻略本を渡した、

 

雪原「すまんな、一度クリアして2周目なんだよ、サブイベントの発生条件とかわからなくてな、」

 

洋介「そうですか、終わったら返してくださいね、これは俺の電話番号です、」

 

雪原「サンキュー!それで葉杉さん、あんたはどのキャラが好きなんや?」

 

洋介「俺ですか?ユーリですね、今までになかったダークヒーローでありクールで料理上手、それに綺麗な黒髪だからかな、」

 

雪原「お前は髪フェチか、俺はやっぱりリタっちだな、ツンツンしていて可愛いじゃないか、」

 

グラサンのおっさんがリタっちだの可愛いだのギャップがありすぎだろ、

 

雪原「もし現実におったら俺は誘拐するかもな!」

 

洋介「やめなさい、」

 

もしリタが来たら合わせない方がいいだろう、

 

帰る頃にいつのまにか結婚されとりそうだ、

 

リタが望んだならなんとも言えんがな、

 

絶対にないか、

 

俺と雪原さんは少しの間テイルズについて語り合った、




キムタクが如くが終わらない!

ちまちまやっていて終わらない!

もうそろそろバイオ2リメイクが出るのに!



称号

メルディ

メルニクス語の交友

こっちでもメルニクス語話せる人いたよ!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

雛鳥とショッピング

遅れてすいません、


土曜日

 

俺は雛鳥とショッピングに行くために待ち合わせに向かう、

 

デート?

 

そんなわけないだろ、

 

場所はわかりやすく会社の前にした、

 

雛鳥の車を駐車場において出かける手筈になっている、

 

駐車場についた俺は車から降りる、

 

まだ来ていないようだ、

 

待つか、

 

 

 

結構待ったな、

 

約束の時間を30分オーバー、

 

何かあったのか?

 

俺は駐車場から出ると、

 

雛鳥「先輩!すいません!遅れました!」

 

雛鳥が走って来た、

 

車で来る雛鳥が珍しい、

 

雛鳥「早く家を出たんですが車がパンクしましてガソスタに連絡してレッカー車を呼んだら時間が過ぎてまして慌てて走って来ました!」

 

洋介「だったら俺に連絡してくれればよかったのに、車でそっちまで迎えに行ったのに、」

 

炎天下の中走って来た雛鳥が可哀想になってくる、

 

本当は俺が気を利かせて連絡すればよかったのかもしれない、

 

雛鳥「先輩には迷惑をかけられません!」

 

洋介「迷惑じゃないって、雛鳥が倒れられるのが困る、」

 

偉そうに言えた義理ではない、

 

俺は車のロックを外した、

 

洋介「乗ってくれ、今冷房をかける、」

 

俺は雛鳥を車に乗るように言う、

 

目の前の汗だくの人を炎天下の元に居させたくない、

 

雛鳥「ではお言葉に甘えて、」

 

雛鳥は車に乗る、

 

俺は運転席に座りエンジンをかける、

 

冷房の風が心地いい、

 

雛鳥「生き返ります!」

 

その気持ちはわかる、

 

洋介「それじゃあどこ行こうか?」

 

雛鳥「ジュラシックワールドの上映はまだ時間がありますので先にショッピングでお願いします!」

 

洋介「わかった、それじゃあ車走らせるから行きたい所あった言ってくれ、」

 

雛鳥「了解です!」

 

俺は車を走らせた、

 

 

 

 

しばらく走っていると雛鳥が止めて欲しいと言われて小さな雑貨屋の駐車場に止まった、

 

あまりこんな所に来ないな、

 

来るとしたらゲームショップかスーパーか本屋だからな、

 

男の俺には無縁な場所だ、

 

俺らは中に入る、

 

雛鳥は小物を見て回っている、

 

俺も小物を見て回る、

 

動物をビーズで作っていたり刺繍で動物を描いていたり、

 

雛鳥「ここの店長の手作りみたいですよ、」

 

まじか、

 

器用だな、

 

俺にはすぐに出来ない、

 

練習すればなんとか出来ると思う、

 

雛鳥はビーズで出来た小さな鳩のキーホルダーを手に取った、

 

雛鳥「これにしよ!」

 

雛鳥は会計に向かった、

 

俺もその後を追う、

 

雛鳥「すいません、これをください、」

 

「300円です、」

 

雛鳥が財布を出したが俺が先に財布を出して300円払う、

 

雛鳥「先輩?」

 

洋介「俺が払う、」

 

店員の目が俺が払えと訴えかけていた、

 

まぁバカみたいな値段じゃない限り俺が払うけど、

 

雛鳥「いいんですか?」

 

洋介「記念だ、雛鳥と始めて買い物に来た、」

 

雛鳥「ずるいです、そう言われると何も言い返せなくなります、」

 

ずるくて結構、

 

店員は満足そうな顔でお金を受け取る、

 

雛鳥「ありがとうございます!」

 

店を出た俺らは車に向かう、

 

洋介「次はどこに行こうか?」

 

雛鳥「ゲーセン行きませんか?」

 

ゲーセンか、

 

俺はここ最近行ってないな、

 

洋介「わかった、行くか、」

 

俺は車を走らせた、

 

 

 

 

 

ゲームセンターについて雛鳥が真っ先に向かった先は・・・ダークエスケープ、

 

一度プレイしたことがある、

 

難しかった、

 

雛鳥「1人じゃクリアできないので協力してください!」

 

まじか、

 

洋介「わかった、だけど期待するなよ、」

 

雛鳥「期待してますよ!」

 

だから期待するなよ、

 

俺らは200円入れてプレイした、

 

 

 

 

 

 

 

結果だけど辛うじてクリアした、

 

1ステージ、

 

雛鳥ホラーゲームしているとあんなに性格変わるのか、

 

回想、

 

雛鳥「さぁきやがれデス!」

 

雛鳥「弾丸の嵐を食らいやがれデス!」

 

雛鳥「そっちに行きました先輩!」

 

雛鳥「回復はそちらにあげます!」

 

雛鳥「フルボッコデス!」

 

回想終了

 

どこぞの小説のウサ耳のチート娘を思い出した、

 

まさかデスを言うと思わなかった、

 

雛鳥「はぁー、スッキリしました!」

 

俺は驚きでスッキリしなかった、

 

雛鳥「もうそろそろ映画館に行きましょう!」

 

洋介「もうそんな時間か、わかった、」

 

俺らは映画館に向かった、

 

 

 

 

映画館は夏休みの学生で人が多い、

 

雛鳥「それじゃあジュラシックワールドのチケットを買いましょう!」

 

洋介「そうだな、」

 

俺もこの映画は楽しみだ、

 

チケットを買いポップコーンと飲み物を買って中に入る、

 

そして映画を見る、

 

 

 

 

 

 

 

結論は結構良かった、

 

雛鳥「あれは続きますね、」

 

洋介「そうだな、あの終わり方じゃ続くな、」

 

俺らは映画館を出ると、

 

コハク「あれ?洋介?」

 

メルディ「ほんとだ!ヨースケだ!」

 

ジェイド「どうやらお邪魔なようですね、」

 

なぜにコハク達がいる?

 

ここって結構遠い場所なんだが、

 

雛鳥「あの人ってコハクさん?」

 

洋介「知っているのか?」

 

やばいよやばいよ!

 

確か一度俺の会社に来たことがあった筈だ、

 

だから顔を覚えたのか?

 

でも名前まで言ってないはず、

 

なぜ?

 

コハク「飛鳥さん、こんにちわ、」

 

雛鳥「こんにちわ、お久しぶりです、」

 

あれ?

 

この2人知り合い?

 

いつの間に、

 

だけどなぜか2人の間に火花が散っている錯覚がするんだが、

 

メルディ「ジェイド!2人から火花ちてるよ!」

 

どうやらメルディにも見えているようだ、

 

俺の目の錯覚ではないみたいだ、

 

コハク「洋介が出かけると言ってたけど飛鳥さんと一緒だったんですね、」

 

雛鳥「はい、一緒にお買い物をしていました、」

 

ちらりと俺を見るコハク、

 

なぜか目が怖い!

 

メルディ「ジェイド!あれが修羅場ってやつだね!」

 

ジェイド「えぇそうです、ですので私達は暖かく見守っていましょう、」

 

見守らないで助けてくれ!

 

ジェイド絶対に遊んでるだろ!

 

雛鳥「コハクさんは葉杉先輩の家にホームステイしているのですよね、先輩とは仲がいいんですか?」

 

コハク「洋介とは仲はいい方だと思うよ、それに洋介優しいから、」

 

雛鳥「それはわかります!でも先輩自分は優しくないって言うんです!」

 

コハク「あれは照れ隠しだよ、」

 

やめてくれ!

 

俺の私生活暴露しないでくれ!

 

コハク「でも所構わず優しいからちょっと・・・」

 

雛鳥「わかります!その気持ち!」

 

2人は見つめ合い、

 

無言で手をにぎり合う、

 

女って分かんねぇ!

 

コハク「飛鳥さん、今日は洋介をお願いします、」

 

雛鳥「任せてください、」

 

なにあの友情!?

 

さっきまで火花が散らしていた2人とは思えないんだけど!?

 

ジェイド「どうやら終わりましたね、」

 

あんたは面白がってただけだろ!

 

コハク「洋介、またね、」

 

メルディ「バイバー、昨日の敵は今日の友てやつね、」

 

ジェイド「もう少し面白くなると思ったのですが、」

 

ならねぇよ!

 

3人は歩いて行った、

 

なんだったんだ?

 

雛鳥「先輩、お昼食べに行きましょう!」

 

洋介「わかった、それじゃあ近くのレストランに入るか、」

 

俺らは駐車場に向かい車に乗って移動した、

 

 

 

 

 

夕方、

 

俺は会社の前の駐車場に車を止めた、

 

雛鳥「今日はありがとうございます!」

 

洋介「こっちこそありがとな、」

 

結構楽しめたからな、

 

洋介「家まで送るけど、」

 

雛鳥「大丈夫です!お迎えを呼んでいます、」

 

雛鳥は車から降りる、

 

俺も車から降りる、

 

そしたら、

 

「お嬢!」

 

あれ?

 

最近聞いたような声が・・・

 

1人の男がこっちに走ってくる、

 

雛鳥「源さん!こっちです!」

 

源・・・

 

マジで聞き覚えが・・・

 

その男が雛鳥の所に来て、

 

源「あっ!?あんたは!」

 

思い出した!

 

チンピラ?で俺に喧嘩を売って来た男!

 

でもお嬢?

 

雛鳥「あれ?先輩源さんと知り合い?」

 

洋介「雪原さんと知り合いになった時に一緒にいたから、」

 

会えて喧嘩を売って来たとは言わない、

 

洋介「それでお嬢ってなに?」

 

雛鳥「私のお父さん雪原組で働いてるの、よくそこに行くからいつのまにかお嬢って呼ばれるようになったの、」

 

まさか3人目は雛鳥のお父さんだったか、

 

世間は狭いな〜、

 

雛鳥「先輩、今日はありがとうございます、」

 

洋介「それはさっきも聞いたぞ、」

 

雛鳥「何回も言いたい気分なんです、」

 

なら素直に受け取るか、

 

洋介「こっちこそ楽しかったぞ、」

 

雛鳥「それじゃあまた月曜日です!」

 

雛鳥は源さんの車に向かった、

 

源「お嬢の先輩はあんただったか、さっきはありがとな、この前の事を言わないでくれて、」

 

洋介「なんとなく言いたくなかっただけだし気にしないでくれ、」

 

源「もし何か相談があるなら事務所に来てくれ、兄貴ほどじゃないが力になってやるよ、」

 

ヤクザに何か頼る時ってないだろ?

 

洋介「その時になったらな、」

 

俺はそう言って車に戻った、

 

源さんが自分の車に戻った、

 

源さんの車が走って行くのを見送ると俺は車を走らせて自宅に向かった、




称号

コハク

ライバル、

飛鳥さんとはいいお友達でいられるね、



突然ですが、

以前感想でコハク達にも仕事をさせてはという感想が来ました、

仕事については考えていましたが3人が未だに決まりません、

とりあえずはコハクとジェイドとウッドロウです、

メルディはまだ文字を覚えている段階のためまた今度としています、

そのほかは決まっています、

候補の1つが薫の服屋の店員があるのですがそれ以外思い浮かばないためみなさまにもお手伝いお願いします、

コレットとガラドペアはペットショップ、

ベルベットとジューダスのペアは香原さんの家の家政婦みたいな感じ、

マリクは1人でバーのマスター的な感じです、

お手伝いお願いします、

また決まっている5人ももし候補がありましたら言ってください、


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

しゅっ、しゅっ、しゅ〜てぃんぐすた〜、

タイトル変えようかな?

個人的には気に入ってるんだけど、


月曜日、

 

来週お盆なのにまだ来るのかと思ってしまう、

 

俺は寝起きの体を動かしてベッドから起き上がる、

 

俺の横にあるフェイトちゃん抱き枕は優しく微笑んでいる、

 

暑いから抱きつかないけど、

 

着替えを行い台所に向かう、

 

 

 

台所には誰もいなかった、

 

俺はとりあえず料理をする、

 

作らないと食えないし食えなかったら腹が減る、

 

火を使っているとベルベットがやってきた、

 

ベルベット「おはよう、洋介、」

 

洋介「おはよう、」

 

俺は野菜を切る、

 

ベルベット「手伝うよ、」

 

洋介「なら目玉焼きを作ってくれ、俺はこれを切り終わったらトーストを焼く、」

 

最近の朝食は作る人の気分で決まって来ている、

 

文句を言う人はいない、

 

美味しいから、

 

今日は朝から白米という気分になれなかった、

 

なんでだろうか?

 

俺はトースターで食パンを焼く、

 

ベルベット「・・・洋介、何か機嫌が悪い?」

 

洋介「そう見えるか?」

 

ベルベット「口数がいつも以上に少ないから、」

 

マジか、

 

俺はいつも通りだと思っていたんだが、

 

もしかしてあれか、

 

昨日先月の光熱費の請求が来た時の金額で頭を悩ませたことか、

 

共同で使用しているとはいえ今まで使っていなかった部屋の冷房を使っているし日中も家に誰かいるから横のリビングの冷房もつける、

 

結果数部屋の冷房がほぼ毎日つけっぱなしだったため光熱費が過去最高に達していた、

 

まさか数十万越えだと思わなかった、

 

やばい、

 

このまま人が増えると食費と光熱費が上がっていく、

 

だからってみんなが悪いわけじゃない、

 

教えていなかったからな、

 

どうしようかな?

 

洋介「少し考え事してた、その時になったら相談するから大丈夫だ、」

 

ベルベット「そう?あんまり悩まないでね、力になれることがあったらなんでも言ってね、」

 

頼もしいな姉さん、

 

俺はトーストを焼き続けた、

 

 

 

 

朝食を食べ終えて会社に向かった、

 

とりあえず来週お盆に入るから休日出勤はしたくない、

 

まずは先月の売り上げを確認しておかないと、

 

長谷川「おはよう葉杉、」

 

洋介「おはようございます、課長、」

 

課長がやってきた、

 

長谷川「どうした?今日は覇気がないぞ、」

 

課長にまで心配される、

 

正直に言うか、

 

洋介「実は・・・」

 

 

 

 

長谷川「なるほどな 、たしかにあの人達には光熱費という言葉を知らないな、」

 

洋介「はい、それを知ったらまずは働きたいと言うと思います、それはいいんですが働き先が思い浮かばないんです、あいつらの出自が特殊なためそこらへんの店に働かせるわけにはいかないんです、」

 

もしゲームから来たと分かったら周りが何をするか分からない、

 

そしたら働きにくくなる、

 

長谷川「俺の方で働き先を探してみよう、今いるメンバーを教えてくれ、」

 

洋介「いいんですか?」

 

長谷川「お前には色々と頑張ってもらっているんだ、この会社の方針を忘れたか?将来有望な若者の支援をすることだ、社長もこの話を聞いたら一緒に考えてくれるだろう、」

 

マジでこの会社のすげー、

 

ここまで社員部下の事を考える人なんていない、

 

やばい、

 

目に熱いものが込み上げてくる、

 

長谷川「泣くんじゃない、無表情で涙流されたらどう反応すればいいのかわからんだろ、」

 

泣いてたのか!?

 

俺!?

 

洋介「ないでまじぇん!」

 

長谷川「涙声だ、全く、これじゃあ俺がいじめたようじゃないか、」

 

鼻水まで出てきた!

 

長谷川「少し会議室で休んでこい、こんな顔で仕事するな、」

 

洋介「はい・・・」

 

お言葉に甘えて俺は会議室で休んだ、

 

いい上司を持ったと改めてわかった、

 

 

 

 

 

 

 

しばらく俺は会議室で涙が引くまで待った、

 

泣いたの久しぶりだな、

 

俺はオフィスに戻った、

 

雛鳥「先輩!おはようございます!」

 

いつのまにか雛鳥とその他の社員が出社していた、

 

洋介「おはよう、」

 

雛鳥「土曜日楽しかったです!また今度一緒に行きましょう!」

 

「飛鳥が積極的にデートに誘ってる!」

 

「そのまま2人がくっついちゃうのかな!?」

 

なにやら外野がうるさい、

 

洋介「そうだな、また機会があったらでいいか?」

 

雛鳥「はい!」

 

元気だな〜、

 

長谷川「葉杉、資料をしまってくれたか?」

 

課長がよくわからないこと言った、

 

まぁ意図はわかる、

 

俺が会議室で泣いていたことを隠すためなのは、

 

どうやって会話を乗り切ろうか、

 

洋介「はい、今年度の棚にしまいました、」

 

長谷川「ありがとう、仕事に戻ってくれ、」

 

俺はデスクに座り仕事の続きを開始した、

 

 

 

 

 

 

 

 

夕方、

 

俺はスーパーで食料を買って車を走らせる、

 

車の中でみんなの職について考えた、

 

一番厳しいのは最近来たメルディだな、

 

まだ文字を覚えている最中だ、

 

でも他のみんなに比べて勉強熱心だ、

 

1週間で中学生の漢字まで行ったぞ、

 

今のところ文字が最低限の読めて書ける人はコハクとジェイドとジューダスとウッドロウだ、

 

だけど複雑な漢字はまだ読めない、

 

例えば小鳥遊、

 

読み方はタカナシだけど絶対にコトリユウとかオチョウアソとか言いそうだ、

 

流石にカタナシとは言わないと思うが、

 

どこぞの北海道の17歳低身長のファミレス店員ではないか、

 

あれは面白かったな、

 

WORKING!!

 

あとは五月雨、

 

サミダレをゴツキアメと言うかな、

 

藤林すずの声優さんも初めは漢字が読めなくてゴツキアメと呼んだってビバ!テイルズオブのアップルグミ編で言ってたな、

 

まぁあまりそんな名前や言葉は言わないと思う・・・いた、

 

俺の元カノのあいつ、

 

小鳥遊由花(タカナシ・ユイカ)

 

思い出しただけで吐きそう、

 

今頃化粧けばけばで胸を大きくする手術をして男に言い寄って金づるを探しているだろう、

 

俺には関係ないか、

 

話が一気にずれた、

 

職の話だ、

 

他のメンバーは平仮名を覚え終えたばかりだ、

 

コレットとベルベットはかなり時間かかった、

 

そうなるとこの2人は文字を書かない職の方が今はいいだろう、

 

あまりそんな都合のいい職なんてないだろうけど、

 

考えていると家に着いた、

 

さて、

 

今日は誰がくるかな?

 

俺は車を止めて荷物を下ろす、

 

多い、

 

節約考えようかな、

 

といっても俺やベルベットは結構節約しているんだよな、

 

捨てるところは無いようにしているし、

 

コレットとウッドロウは今月入って庭で野菜を作り出した、

 

まだ芽が出たばかりだが将来的には俺の家計を助けてくれるだろう、

 

ついでに作っているのは秋頃収穫できるな人参とジャガイモ、

 

後は適当に株とほうれん草を買った、

 

うまく育てばいいんだが、

 

俺は荷物を持ちながら扉を開ける、

 

洋介「ただいま〜、」

 

俺の声に、

 

コハク「お帰り、今回も来てるよ、」

 

洋介「どんな人だ?」

 

一番はそこだけどコハクの今の状態を見る限り無害そうだな、

 

コハク「マオだよ、」

 

自己紹介済みなのか、

 

いつもは俺が来て名前を言ってから今回はかなり友好的だな、

 

そういえば10回目で今更だがいつ頃来ているんだろう?

 

洋介「コハク、コレット達が来る時間って何時だった?」

 

コハクは荷物を持ちながら俺の方を向いた、

 

コハク「どういう意味?」

 

言い方が悪かったか、

 

洋介「すまん、言い方が悪かった、みんなが俺の家に来た時の時間帯って何時くらいだった?」

 

コハク「そうだね・・・だいたい洋介が来る少し前かな、今では誰かが来た時はその少し後に洋介が帰って来るかなって考えになったかな、」

 

俺が帰ってくる少し前?

 

時間まちまちだな、

 

俺は寄り道もするからな、

 

まぁ月曜日はすぐに帰ってくるけど、

 

俺は車の荷物を玄関に移して車を車庫に入れた、

 

荷物をリビングに持っていくと、

 

マオ「ジューダスってなんでそんなに無愛想なの?」

 

ジューダス「別に無愛想ではない、笑う時に笑うし泣く時に泣く、」

 

マオ「それって普段は笑わないし泣かないと言ってるようなものだヨ、」

 

ジューダス「そう言っているんだ、」

 

マオ「それって寂しくない?」

 

ジューダス「余計なお世話だ、」

 

なにこのヘビーな話!

 

今頃マオ流の即曲を歌っていると思っていたんだけど!

 

マオ「コレットって太陽って感じだよネ、」

 

話題が180度変わった!

 

ベルベット「それ言えてる、いつも笑顔だからね、」

 

ウッドロウ「それにコレットさんには人を惹きつける不思議な感覚がありますからね、」

 

コレット「えへへ、ありがと、」

 

マオ「そんなコレットの歌を考えました!」

 

コレット「どんなの?聞かせて聞かせて!」

 

マオ「でわでわ〜、」

 

あれ?

 

俺登場できない雰囲気!?

 

今ここで声かけたらKY!?

 

マオ「いつもニコニコ〜、それは〜ポ〜カポカの〜たい〜よ〜、」

 

コレット「すごいすごい!」

 

マオ「君の〜え〜がお〜が〜まぶしいよ〜、」

 

ガラド「コレットのイメージにぴったりじゃないか、」

 

クィッキー「クィッキー!クィッキー!」

 

流石に即曲の天才、

 

ヒルダも天才と称した即曲を生で聴けるなんて思わなかった、

 

コレット「マオ!ありがと!」

 

マオ「これくらいお安い御用だヨ!」

 

親指を立ててサムズアップするマオ、

 

流石に物語の序盤のムードメーカー、

 

ティトレイが来てから更に騒がしくなるけど、

 

メルディ「ヨースケ!お帰り!」

 

やっと声がかかった、

 

洋介「ただいま、なんか楽しそうだったから静かにしてた、」

 

マオ「こんばんは!僕はマオだヨ!」

 

洋介「どうも記憶喪失の元王の盾さん、俺は洋介、今はスールズに行く途中か?」

 

マオ「わぉ!本当になんでも知ってる!」

 

猫猫(マオマオ)・・・間違えた、

 

マオと言うと猫猫言いたくなる、

 

薬屋のひとり言の主人公の名前だけど全然性格真逆だし、

 

洋介「口笛は吹けるか?」

 

マオ「僕?残念ながら吹けないヨ!」

 

まさかここまで・・・声優さんが吹けないからゲームでは吹いていないけど声優関係ない現実でも吹けないなんて・・・

 

マオ「それでここはどこ?みんなからはヨースケが来るまで待っていて欲しいって言われたけど、」

 

自己紹介だけは終わっているんだな、

 

なら説明するか、

 

洋介「わかった、だけど夕食作ってからでいいか?食べながら説明しよう、」

 

マオ「いいよ、僕はどうすればいいかな?」

 

洋介「ここで待っていてくれ、できたら持っていく、」

 

俺はそう言って料理の準備を始めた、

 

 

 

 

 

 

料理が出来て持っていき俺らは食べながら説明を行った、

 

マオ「へ〜、みんな別々の世界から来たんだ、そんなことあるんだね、」

 

洋介「そうだな、それでマオ、一回ゲームしてみる?」

 

マオ「その僕達のこれからを物語にしたものだよね、ヨースケは全部終わっているんだよね、」

 

洋介「ゲームか?そうだな、あの時のラドラスの落日の真実からマオの正体、そしてユージーンがなんで王の盾を追放されたのか、」

 

マオ「僕の正体まで知ってるんだ、」

 

洋介「気になるか?」

 

意味のない聞き方だな、

 

マオなら絶対にあぁ言うのにな、

 

マオ「気にならないよ、僕は僕だよ、例え記憶が戻っても僕は僕!」

 

ほらね、

 

前向きだからな、

 

マオ「それにそのげえむをするなら初めからしたいな、終わりだけ知っていてもつまらないよ、」

 

その気持ち分かるわ〜、

 

終わりだやっても面白くないし、

 

ゲームはやっぱり最初からプレイしないと、

 

コレット「マオ、一緒にゲームしよ、」

 

マオ「うんいいよ!」

 

コレットは即曲が嬉しかったんだな、

 

もう遊びに誘ってる、

 

マオとコレットは一緒にシンフォニアをやり始めた、

 

一番進んでいるような気がする、

 

だってアリシアのエクスフィアを砕いた所だぞ、

 

サブイベントを回収していきながらだから進みは悪いけどこのメンバーで一番進んでいるのはコレットのシンフォニアだ、

 

ジェイド「洋介、マオが向こうに行ったから聞きますがマオの正体はなんですか?」

 

イクティノス「気になるな、教えてくれるか?」

 

洋介「本人には言うなよ、マオの本当の名前はオルセルグ、マオの世界の聖獣が人の世界を観察するために産み出した存在なんだ、記憶喪失じゃないくて元々記憶がない状態なんだ、ジェイド、レプリカも記憶を持たないで作られるだろ?それと似たようなものだ、」

 

ジェイド「そうですか、まさか作られた命ですか?」

 

洋介「マオとレプリカの唯一の違いはマオを産み出した聖獣はマオの事を愛していることだ、マオは捨てられた訳じゃない、」

 

マリク「なるほどな、だがゲームをさせると自分の存在に気付くだろう、いいのかそれで、」

 

洋介「その時はその時だろう、それにマオなら問題ないだろうから、あの顔を見ろよ、」

 

俺はコレットと一緒にゲームをしているマオを見る、

 

一緒に笑って驚いてムキになって勝利を喜んでいる、

 

洋介「今が幸せならなんでもいいんだよ、たとえ自分が誰であってもマオはマオだ、」

 

マリク「・・・だな、」

 

こうしてマオが家族になった、




称号

コレット

太陽のような笑顔

マオだけじゃないよ、みんながそう思っているんだよ、


マオ

歌は世界を超える!

目指せ!銀河の歌君!(即曲の)

変わらないよ、

僕は僕だよ!記憶が戻っても僕は僕だよ!



マオの即曲で1時間使った、

意外と難しい、

ついでにYouTubeでマオ 歌で調べるとリバースのマオの歌が検索で出ます、

次回、就職orアルバイトになります、

一応はまだ受け付けていますので、

コハクとジェイドとウッドロウの就職先、アルバイト先がまだ本決まりではないので何かありましたら教えてください、


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

番外編 バレンタインデー ロングスキット

バレンタインデーなのでこれを投稿!


「明日はバレンタインです!好意を持つ男性に思いを伝えましょう!」テレビのアナウンサー

 

コハク「バレンタイン?」

 

ベルベット「思いを伝えるってプロポーズ?テレビでこんな事を言って思いを伝える人いるんかな?」

 

コレット「チョコレートどうやって作るんだろう?」ロイドにチョコレートを渡す姿を想像しながら、

 

ベルベット「コレットは作るつもり?」

 

コレット「うん!元の世界に戻ったら渡すから!」

 

「今では友達同士で贈る友チョコや男性が女性に贈る逆チョコもあるんですよね!」女性アナウンサーが言う!

 

ベルベット「へぇ〜、だったら友チョコをみんなにあげようかな?」

 

メルディ「なになに?何面白そうな事してるの?」

 

コレット「バレンタインだって、好きな人や友達にチョコレートをあげるんだって、」

 

メルディ「バイバー、メルディ、作るね!薫やジェイドやヨースケにあげるね!」

 

ベルベット「それじゃあ決まりだね、コハクはどうする?」

 

コハク「もちろん作るよ、」洋介に渡す姿を思い浮かべて、

 

 

 

マオ「・・・僕大人だから聞かなかった事にしよう、」物陰からミタ状態

 

 

 

 

スーパーマーケット

 

ベルベット「まずはチョコレートを買うよ!それを溶かしてから好きな形にして固める!」総監督です!

 

メルディ「わかたよ!買いあさってくるね!」カゴを片手に

 

コレット「ゴーだね!」カゴを片手に

 

コハク「ほどほどにね、」カゴを(ry

 

 

 

メルディ「これ美味しそう!」チョコボールピーナッツ

 

コレット「私はこっちかな?」チョコボールキャラメル

 

メルディ「これは美味しいのか?」マーブル

 

コレット「こっちが私好きかな、」アポロ

 

メルディ「メルディはこれ!」ブラックサンダー

 

コレット「私はこっち!」メルティーキッス

 

ベルベット「目的が違うわよ、今回は私達は食べないわよ、溶かしやすいチョコレートを選ばないと、」板チョコ

 

コレット「は〜い、」

 

メルディ「オッケーだよ!」

 

ベルベット「だったらこの板チョコを買うよ、」爆買い気味、

 

コハク「ベルベット、気合いが入りすぎ、」若干引き気味

 

 

 

 

 

ベルベット「次は溶かすよ、お湯を入れた容器の上にボールを入れてその熱で溶かすよ、火傷に気をつけて、」

 

コレット「手が疲れるね、」ヘトヘト〜

 

メルディ「クィッキー!危ないよ!」

 

クィッキー「クィー・・・」美味しそうな匂いなのに・・・

 

コレット「結構溶けたかな?」

 

ベルベット「溶けたら型に流して、その後1日冷蔵庫に入れて固めるから、私は・・・真ん中にチョコボールでも入れようかな?」

 

メルディ「それいいアイディアだよ!メルディはブラックサンダー入れてみよ!」ブラックサンダー投入!

 

コレット「それじゃあ私はこれ〜、」メルティーキッスを投入!

 

コハク「もう好き放題してるね、」律儀に何も手を加えず、

 

 

 

マリク「・・・物音がすると思ったら・・・見なかった事にしよう、」物陰からミタ状態

 

 

 

 

翌日

 

ベルベット「固まったわね、これをラッピングして包装すれば完成ね、」

 

メルディ「出来た!早速渡してくる!」トタトタ

 

コレット「私も〜、」トタトタ

 

コハク「・・・」

 

ベルベット「コハクは洋介が帰ってくるまでこれをみんなに渡したら?」チロルチョコを渡す

 

コハク「でもこれってベルベットが買った物じゃ、」

 

ベルベット「いいのよ、昨日作った後人数分また作ったから、これをみんなに渡して本命は洋介に渡すんだよ、」姉さん感MAX

 

コハク「ベルベット、ありがとう!」チロルチョコ受け取り走り出す、

 

ベルベット「さぁ〜て、出来てるかな〜?」チョコレート確認、

 

 

 

 

メルディ「ジェイド!チョコレートあげる!」

 

ジェイド「おやおや〜、ありがとうございます、」

 

コレット「マオ、ど〜ぞ、」

 

マオ「わーい、僕チョコレート好きなんだヨ!」棒読み

 

メルディ「ジューダスにも!」

 

ジューダス「・・・ありがとう、」小声

 

コレット「ガラド、はい、」

 

ガラド「おう、サンキュー、」

 

コハク「マリク、これ、」

 

マリク「小さいな、だがありがとう、それとコハク、」指でクイクイと呼ぶ、

 

コハク「?」

 

マリク「洋介が帰ってきたら俺が外に連れ出す、その時にあれを渡すんだ、」小声

 

コハク「っ!?」顔真っ赤

 

メルディ「ウッドロウ!はい!」

 

ウッドロウ「ありがとうございます、大切に食べさせていただきます、」

 

メルディ「クィッキー、クィッキーにも作ったよ、」

 

クィッキー「クィッキー!クィッキークィッキー!」めちゃくちゃ飛び跳ねる、

 

コレット「イクティノスとシャルティエは食べれないけど置いておくね、」

 

シャルティエ「コレットさん!気持ちだけ受け取ります!」

 

イクティノス「・・・後でウッドロウに食べてもらうか、」

 

 

 

その頃の洋介は

 

 

雛鳥「先輩!今日はバレンタインなのでどうぞ!」

 

洋介「チョコレートか・・・ありがとう、ホワイトデーは3倍返しだな、」

 

雛鳥「半沢直樹じゃないので普通でいいですよ、」

 

「葉杉くん!これどうぞ!」

 

「葉杉!これ置いとくから!」

 

洋介「お、おう、ありがとう、」焦り

 

長谷川「・・・ここで口出ししたらKYなんだろうな、だが仕事しろよ、」チョコレート1個(雛鳥から)

 

 

 

 

 

薫「はぁ〜い、今日は私から男達にチョコレートを持ってきたわよ〜、」

 

メルディ「カオル!はいチョコレート!」

 

薫「あら〜メルディちゃんありがとう、ハニー以外からもらうの久しぶりね、」

 

メルディ「カオルにはお世話なってる!」

 

薫「うふふ、私こそ、そ〜ら、ゴディバのチョコレートよ!」

 

コハク「薫さん、社名言ったら台無し・・・」呆れ気味

 

 

 

 

洋介「ただいま〜、」

 

薫「洋ちゃんお帰り、はい、チョコレート❤️」

 

洋介「おう、サンキュー、ゴディバか、高くなかったか?」

 

薫「1番のお得意様の洋ちゃんの家だからよ、」

 

洋介「そうか、ありがとう、」

 

マリク「洋介、おかえり、すまないが大切な話がある、ここで話せないから外でいいか?」めちゃくちゃ真剣な顔で迫る

 

洋介「わかった、荷物を置いてきていいか?」真剣な顔に驚く

 

マリク「それでいい、先に待っている、」洋介が歩く、

 

薫「あらあら、策士ね、」

 

マリク「見ていて面白いからな、さて、呼んでくるか、」

 

 

 

 

洋介「マリク、話ってなんだろうな?」外に出る、

 

コハク「洋介?」コハクがいた、

 

洋介「コハク?あれ?マリクじゃないのか?」

 

コハク「マリクはやっぱり明日にするって言って戻っていったよ、」嘘だよ

 

洋介「そうか、伝言すまんな、」戻ろうとする洋介

 

コハク「洋介!」大声

 

洋介「ん?どうした?」

 

コハク「これ!受け取って!」チョコレートを渡す

 

洋介「チョコレートか・・・ありがとう、」受け取る

 

コハク「私!戻るね!」

 

洋介「コハク、俺からもだ、」チョコレートを渡す、

 

コハク「え?」

 

洋介「なんていうかな・・・まぁありがとうって意味でだ、」照れ臭そうに、

 

コハク「くすっ、なにそれ?意味わからないよ、」

 

洋介「笑うことないだろ?」

 

コハク「でも・・・ありがとう、」受け取る

 

洋介「あっ、そうだ、」チョコレートを引っ込めて封を開けてチョコレートを取り出す、

 

洋介「コハク、口開けて、」

 

コハク「えっ?えっえっえっ?」戸惑う、

 

洋介「恥ずかしいから早くしてくれ、」意地悪そうな笑顔

 

コハク「う、うん・・・あーん、」口を開ける

 

洋介「ほい、」口に入れる、

 

コハク「・・・美味しい、」

 

洋介「そうか、よかった、」

 

コハク「むー、洋介も口開けて!」包装破ってチョコを取り出す

 

洋介「俺もやるのか?」

 

コハク「わたしだけずるいよ!はいあーん!」

 

洋介「わかったよ、」口を開ける、

 

コハク「えいっ!」口に入れる、

 

洋介「・・・美味しい、多分今まで食べたチョコレートの中で一番、」

 

コハク「大げさだよ、」

 

洋介「ほらお返しだ、口開けろ、」

 

コハク「まだやるの?」

 

洋介「なんとなくだ、」

 

コハク「仕方ないな、」チョコレートが無くなるまで続いた、

 

 

 

 

後日

 

コレット「おじいちゃん、ど〜ぞ、」

 

香原「ありがとう、コレットちゃん、」




甘いような甘くないような・・・

ついでに今年は0個の予定です!

まだもらってないけど絶対に0個!

悲しい!



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

仕事探しは楽じゃないはず!

遅くなってすいません、

職場で人が辞めてその受け継ぎとかしていたら書く暇が取れませんでした!


コハクside

 

ジェイド「これより第1回洋介抜きの家族会議を始めます、」

 

ジェイドの言葉に息を飲む私達、

 

唐突ですがなぜこの様な事になったのかと言うとマオが来た翌日にマオが言った一言が原因だから、

 

 

 

いつも通り洋介を見送った私はリビングに戻ると、

 

マオ「ヨースケ、仕事に行ったんだよね?」

 

コハク「うん、そうだよ、」

 

マオ「それじゃあコハク達は仕事しないの?流石にずっと家にいるわけにはいかないよネ?」

 

その言葉に私とそこにいた皆に衝撃が走った、

 

仕事、

 

今までの事を思い出す、

 

料理に使う材料も服も日常品も全部洋介が買ってくれたもの、

 

つまり洋介のお金、

 

洋介が働いて得たお金・・・

 

私達は・・・全く働いていない、

 

その上使う側・・・

 

マオ「文字を教わったら僕にできるお仕事ヨースケに探してもらおうと思うんだ、」

 

メルディ「メルディはカオルのお店に雇ってもらう予定ね!カオルに頼んだら大丈夫いってた!」

 

マオ「いいな〜、でもカオルって誰?」

 

メルディまでもそこまで考えてるんだ、

 

それに比べて私は・・・

 

唐突にジェイドが立ち上がる、

 

冒頭に戻る、

 

 

 

 

 

ジェイド「マオの言葉で目が覚めました、私達は洋介に甘えすぎました、」

 

ベルベット「そうだね、でも当てはあるの?仕事先?」

 

そうだよね、

 

そこが重要だよね、

 

コレット「私はここかな?」

 

コレットが唐突に話に入って来て紙を見せて来た、

 

ジェイドはそれを読んで一言、

 

ジェイド「コレットはここで働くつもりですね、」

 

コレット「うん!今度ヨースケに連れて行って貰おうかなって、」

 

私は紙をジェイドから受け取って読んだ、

 

場所はずっと前に私とコレットと洋介と香原さんで行った犬のいたお店、

 

そこでコレットに仕事しませんかと言った内容、

 

確か洋介が保留にしてたはず、

 

コレット、

 

犬にすごく懐かれてたからね、

 

コレット「それでガラドも一緒に来てもらいたいなって、」

 

ガラド「俺もか?なぜだ?」

 

コレット「ワンちゃんのご飯って大きな袋に入っていることがあるんだよ、それを持つのちょっと大変かなって、」

 

ガラド「それで俺か、いいぞ、俺も職を探す手間が省けた、」

 

ガラドとコレット決定、

 

後日洋介と一緒に行くみたい、

 

コレットは似合ってるけどガラドは・・・ちょっと想像できないかな、

 

ジェイド「はやくも1組出来ましたね〜、」

 

ジューダス「そうだな、だがどうする、僕たちには働けるツテがない、」

 

ジェイド「そこは洋介にやって貰おうと思います、」

 

そう言い合いをしていると玄関のチャイムが鳴った、

 

薫さんが来たんだ、

 

私は玄関に向かい扉を開けた、

 

薫「ハロ〜、元気?」

 

コハク「おはよう薫さん、」

 

薫「コハクちゃんは今日も元気ね、入ってもいい?」

 

コハク「いいよ、どうぞ、」

 

薫「お邪魔しま〜す、」

 

薫さんを中に入れた、

 

マオ「わぁ!?何この人!男なのに女の人の服着てるよ!?」

 

メルディ「カオル!おはよ!」

 

薫「メルディちゃんおはよ、今回はマオが来たのね、初めまして、薫よ、」

 

薫さんが投げキスをマオに向けてした、

 

マオは鳥肌を立てた様で腕をさすっている、

 

誰しも通る道だよ、

 

薫「何か物々しい雰囲気ね、何かあったの?」

 

ジェイド「薫にも聞いてもらった方がいいですね、実は職を探しているんです、」

 

薫「あらお仕事?でも伝手と住民票のないあなた達だと難しいんじゃないかしら?」

 

ジェイド「それで相談をしているんです、まだ1組しか決まっていません、」

 

薫「それはこの紙ね、ペットショップ・・・コレットちゃんあたりね、」

 

コレット「そうだよ〜、それとガラドも一緒に手伝ってもらうんだ、」

 

ガラド「無職よりかはマシだと思ってな、それにいつまでも洋介の脛をかじっているわけにはいかないからな、」

 

薫「偉いわね、それじゃあわたしの伝手で1つだけ紹介してあげるわ、」

 

薫さんの伝ってどんなんだろう?」

 

薫さんのような人がもう1人いるのかな?

 

薫「コハクちゃん、紹介する人はノーマルよ、場所はバーよ、マリクおじさまにはぴったりかもね、」

 

マリク「バー・・・カクテルを作ればいいのか?」

 

薫「初めは雑用よ、たまにカクテルを作ってもらい判定してもらうの、お客様もはじめて見る人のカクテルなんて飲まないのよ、」

 

マリク「そうだな、俺の行くバーも店長の腕がわかるまでカクテルは頼まなかった、」

 

意外、

 

私はお酒を飲まないからそんな事を考えた事ないや、

 

薫「あら?これって先月の光熱費ね、ここに置きっ放しは不用心ね、洋ちゃん、」

 

薫さんが紙をめくり見る、

 

すると顔色がだんだんと変わっていった、

 

薫「・・・みんな、昨日か一昨日洋ちゃん険しい顔してなかったかしら?」

 

いきなりのことにすぐに返事が出来ない私、

 

ベルベット「昨日の朝はすごく機嫌が悪そうだったよ、口数もいつもより少なかった、」

 

薫「そうでしょうね、私もこの数字を見ると不機嫌になるわよ、」

 

薫さんが紙を見せてきた、

 

ジューダス「この数字はなんだ?」

 

薫「光熱費っていうの、この家の水道、ガス、電気の消費量に合わせて値段が変わるの、それでね、一番多いのが電気代、初めて見たわよ、数十万もかかっているなんて、私だったら今頃ハニーと喧嘩してるわね、もっと節約しなさいって、洋ちゃんのお給料だとひと月どころか1週間も持たないわよ、」

 

ジューダス「・・・そんなにかかっているのか?」

 

薫「多分だけどね、洋ちゃんはこんなにも人が来るなんて思っていなかったのよ、この様子だともっと来るわね、その度にお金がかかる、お仕事してもお給料が増えるわけじゃないのよ、向こうと違って魔物はいないからお金の確保はお仕事しかないのよ、」

 

ジェイド「分かっています、私達は彼1人にどれだけ負担を抱えさせていたのかあなたの言葉でわかります、」

 

洋介、

 

私達のために頑張っていたんだね、

 

それに比べて私は全く知ろうとしなかった、

 

ずっと甘えてた、

 

薫「洋ちゃんが帰ってきたら相談しなさい、洋ちゃんなら変なお仕事を紹介しないわ、それと冷房は必要ないところは消しなさい、そうする事で節約にもなるし洋ちゃんの負担も減るわよ、」

 

メルディ「メルディ消してくるね!」

 

メルディが走っていった、

 

薫「冷房だけじゃないわよ、電気も必要ないところは消した方がいいわよ、テレビもそうよ、見ない時には消すのよ、」

 

ベルベット「そうだね、私達は共同で1つの家に住んでいるんだよね、こういった事を1つづつ協力し合わないと、」

 

ベルベットがテレビを消す、

 

私も玄関の電気を消しに行った、

 

戻ってくるとメルディも戻ってきた、

 

薫「そうそう、こうやって協力しなさい、お仕事できなくてもこうする事で洋ちゃんに協力が出来るのよ、今日は戻るわね、可愛い女の子が来てなかったからね、」

 

そう言って薫さんは投げキスをして去って行った、

 

ウッドロウ「あの人の言葉は私たちを成長させたと思いませんか?」

 

コレット「そーだね、私達はずっとお家にいたからその分だけヨースケを苦しめていたんだね、」

 

コレットってたまに凄いことに言うよね、

 

でもその通りだよ、

 

ジェイド「とりあえず洋介が戻ってくるまで待ちましょう、その間に自分がやりたい職を決めましょう、私は何かを教える職がいいですね、」

 

ベルベット「私はそうね・・・戦い以外じゃあ料理かな?」

 

ウッドロウ「私は弓でしょうか、学問もそれなりにと言いたいところですがこの世界の知識と私のいた所の知識は違いすぎますので、」

 

ジューダス「僕はこれといった特技はない、魔物のいない世界では僕のような客員剣士は役立たずだ、」

 

コハク「でもジューダスって礼儀正しいよね、それだったら接客業にあってると思うよ、」

 

無愛想だけどすごく礼儀正しいよね、

 

初対面の相手には敬語を話して一礼を忘れない姿勢、

 

ジューダス「そうか、コハクが言うならそのような仕事があったらやってみよう、」

 

はじめにあった時より丸くなったよね、

 

ジェイド「後はコハクだけですよ、何がしたいですか?」

 

私のしたい事?

 

なんだろう?

 

料理?

 

接客?

 

掃除?

 

味噌の販売?

 

マリク「農業でもしたらどうだ?この家の裏は無駄に広いだろ?俺たちの戦闘訓練以外に使い道ないだろう、その一角で野菜を育てればいいんじゃないか?コレットとウッドロウの植えた奴の他にも育てればいい、その片手間家の掃除や洗濯をしていればいいだろうし、それにこの家にマオとメルディ以外誰か居なくなるのは得策じゃないからな、だったらこの中で一番この家について詳しいコハクならいいだろうと考えた、」

 

マリクの言うことは正しいと思う、

 

野菜を育てるとその分材料費がかからなくなる、

 

マオとメルディだけだとちょっと怖いかな?

 

マオ「確かに誰か居ないと不安だヨネ、」

 

メルディ「コハクならメルディ達安心!」

 

コハク「それなら農業してみようかな?」

 

本格的にするのは初めてかな?

 

種とかは洋介が帰ってきたら一緒に何植えるか決めよ、

 

 

 

 

 

 

 

夕方、

 

洋介は帰ってきた、

 

洋介「ただいま、」

 

メルディ「ヨースケお帰り!」

 

メルディがお出迎えに向かった、

 

私の仕事取られた、

 

洋介はすぐにリビングに来た、

 

ジェイド「洋介、お話があります、」

 

洋介「どうした?改まって、」

 

ジェイドは朝に話した事を洋介に伝えた、

 

洋介「仕事するん?」

 

ジェイド「はい、いつまでも洋介のお世話になりたくないからです、」

 

洋介「あては?」

 

ジェイド「薫が1人分紹介してくれました、コレットとガラドはペットショップで働く見たいです、後は洋介のお力を借りたいと思いました、」

 

洋介は少し考えてからおもむろに何かを取り出した、

 

1冊の本、

 

洋介「求人雑誌、後期からでも就職できる場所が書かれている、でもみんなの都合上はアルバイトの方がいいと思う、」

 

ジューダス「アルバイトか、洋介、何か伝手はあるのか?」

 

洋介「香原さんの家に使用人を雇えないか聞いてみる、それ以外は俺の母校に外部教師を雇えるか聞いてみる予定だ、」

 

ジェイド「もしかして私たちに仕事をさせようとしていたんでしょうか?」

 

洋介「薫から電話が来た、それで長谷川課長に相談したら求人雑誌をくれた、」

 

薫さん用意周到過ぎ、

 

洋介「自分が何をしたいか決まっていると思う、聞かせてほしい、それにあった職を調べる、」

 

ジェイド「私は何かを教える職をしたいですね、」

 

洋介「教師みたいなものか?」

 

ジェイド「できれば、」

 

洋介は雑誌をめくり始めた、

 

洋介「教員免許が無いから学校の教師は無理、できるとしたら家庭教師か臨時教師、しかし実績のない人が行っても雇ってくれない、誰か子持ちの友人を探すしかないか・・・1人いた、」

 

洋介はおもむろに携帯電話を取り出した、

 

洋介「・・・もしもし?葉杉洋介です、正月以来だな、君に面白い家庭教師をつけたいけどいいか?俺の家にホームステイしているからお盆の時に会える、それで家庭教師してもらうか考えてくれ、」

 

誰だろう?

 

洋介「父の弟夫婦の息子に電話した、年齢は17歳だ、まず何を教えるか考えておいてくれ、」

 

ジェイド「意外とトントン拍子で決まりますね、」

 

洋介「口で言うのは簡単だ、仕事できるかは別だ、ウッドロウは何したいんだ?」

 

ウッドロウ「私は弓を教えたいですね、私自身はまだまだですが他に特技はありませんので、」

 

洋介「・・・弓か・・・弓道でもいいかな・・・ウッドロウ、ちょっとその件はまた後日でもいいか?明日連絡したいところある、」

 

ウッドロウ「わかりました、ですが無理でしたら伝えてください、」

 

洋介「わかった、ジューダスとベルベットは決まっているのか?」

 

ベルベット「私は料理かな、ジューダスは接客をしたいって言ってた、」

 

ジューダス「僕が言ったわけではない、」

 

私が言ったからね、

 

洋介「なら香原さんの家の執事と料理人の枠が空いていないか聞いてみる、」

 

ジューダス「香原・・・あの人か,わかった、」

 

家に来るからね、

 

洋介「コハクは何がしたい?」

 

私、

 

マリクにも言われたけど農業した方がいいのかな?

 

コハク「マリクから農業したらって言われたの、その方が家にいるしマオとメルディも安心するし、野菜を作ると節約できる、ダメかな?」

 

洋介「いいと思う、種は俺が買ってくる、頼んでいいか?」

 

コハク「任せて!」

 

洋介の役に立てるのは嬉しいから、

 

洋介「それじゃあこれで終わりでいいか?」

 

マオ「ちょっとまって!僕は!?」

 

マオが慌てたように声をあげた、

 

洋介「あ〜、マオ、重大な事だがマオは13歳だよな?」

 

マオ「そうだヨ!」

 

洋介「ここは18歳からじゃないと働けない、例外でも15歳からだ、」

 

その瞬間マオの顔が真っ白になった、

 

向こうでは当たり前に子供でも仕事はしてたけどここではダメなんだ、

 

洋介「マオは家でコハクの手伝いをしてくれ、」

 

マオにこの声が聞こえてるかわからないけど大丈夫かな?



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

とりあえず挨拶に回らないといけないな、

遅くなってすいません、


コハク達が働きたいと言い出した翌日、

 

職場の昼休みを利用して俺はあるところに電話連絡した、

 

洋介「・・・突然のお電話申し訳ありません、わたくし、葉杉洋介と言います、本日は横河(ヨコガワ)先生にお話ししたい事がありましてお電話させていただきました、横河先生は本日は出勤されておりますか?」

 

電話口から待つよう言われる、

 

俺が電話をかけた場所は俺の母校の高校、

 

ウッドロウに弓道の外部講師をしてもらう予定、

 

横河先生は俺のクラスの元担任の先生、

 

卒業してからは全く面識はない、

 

それに先生は卒業前と変わっていなければ弓道の顧問をしているはず、

 

その前に異動していないか心配だが、

 

卒業して8年、

 

異動している可能性があるな、

 

居なかったら一応はさっき電話に出た人に頼んでみるか、

 

考え事をしていると電話から声がした、

 

「もしもし、横河です、」

 

洋介「卒業生の葉杉洋介です、突然のお電話申し訳ありません、」

 

横河「やっぱり葉杉か、8年ぶりに声を聞いたぞ、」

 

どうやら覚えているようだ、

 

洋介「先生こそお久しぶりです、」

 

横河「それで要件は?まさか思い出話しにふけるために電話をかけてきたわけじゃないだろ?」

 

それもそうだな、

 

洋介「要件の前に先生は今も弓道部の顧問をされておりますか?」

 

横河「しているがそれがどうした?」

 

よし、

 

なら直接頼むか、

 

洋介「実は自分は今ホームステイのための民宿をしていましてその1人が働きたいと言いまして、特技が弓のため先生の弓道部に外部講師として雇えないか聞いてみました、」

 

多少の嘘は仕方がない、

 

横河「外部講師か、まずは直接会ってみないとわからないな、一度高校に連れてきてくれないか?できれば今週中にな、来週から盆になるから警備員しかいなくなるからな、」

 

それもそうだな、

 

俺も盆は休みだから、

 

土曜日から来週の日曜日まで、

 

9日もか、

 

長いな、

 

だがやる事はある、

 

墓参りから掃除、

 

家族親戚一同集まってワイワイする、

 

そして掃除、

 

掃除がなぜ二回なのか?

 

ワイワイする前に綺麗にしておいてみんなを出迎える、

 

ワイワイした後の後かたずけの掃除、

 

その頃に全員帰るからな、

 

毎回思うことは1つ、

 

テメェらも片付けていけ!

 

洋介「わかりました、夕方お連れします、場所は高校でいいでしょうか?」

 

横河「あぁそうだな、職員玄関に連れて来てくれ、受付には話を通しておく、俺の名前を出せばいい、」

 

洋介「ありがとうございます、」

 

そう言うと向こうは電話を切った、

 

会える目処は立った、

 

次は香原さんの家に連絡をしないとな、

 

俺は香原さんの家に連絡をした、

 

数回のコールで電話が繋がった、

 

「はい、香原です、」

 

出たのはミタヨさんだな、

 

洋介「突然のお電話申し訳ありません、葉杉です、」

 

ミタヨ「葉杉様?ご無沙汰です、」

 

洋介「実は香原さんに伝えたい事がありまして、伝言をお願いしたいのですが大丈夫ですか?」

 

ミタヨ「大丈夫です、一字一句間違えずに伝えます、」

 

機械的だな、

 

だが仕事は出来るから何とも言えない、

 

洋介「そちらで使用人と料理人を雇って欲しいのですが大丈夫ですかとお伝えください、」

 

ミタヨ「かしこまりました、何名の予定でしょうか?」

 

洋介「男女2人です、明日のこの時間帯にもう一度かけます、」

 

ミタヨ「かしこまりました、葉杉様、1つお聞きしたい事がございます、」

 

ミタヨさんが?

 

なんだ?

 

洋介「何でしょうか?」

 

ミタヨ「大旦那様から葉杉様はゲームにお詳しいとお聞きしました、」

 

洋介「詳しいと言うわけじゃないんだがな、まぁそれなりに、」

 

ミタヨさんの口からゲームという単語が聞けてビビるんですけど、

 

あの家政婦のミタのような感じの人がゲーム?

 

ミタヨ「葉杉様はテイルズオブエクシリアというゲームをご存知で?」

 

まさかのテイルズですか、

 

ご存知も何もバリバリプレイしてました、

 

結構面白かったな、

 

ジュードきゅんと何回か悪ふざけで言いまくったな、

 

ただ、

 

俺の操作キャラはジュードやミラよりレイアを好んで操作してたな、

 

エクシリア2から斬撃属性打撃属性射撃属性が出来てからルドガーしか操作しなかったけど、

 

洋介「プレイしてました、」

 

ミタヨ「流石葉杉様、」

 

何が流石なのかわからない、

 

ミタヨ「私はエクシリアを現在遊んでおります、ジュード編ミラ編をクリアされました、このままエクシリア2を遊ぶのもいいのですがサブイベントを全て見ていないため次には進めません、」

 

ミタヨさんってやりこみ派か、

 

ミタヨ「ローエン様をお強くするためにも、そして次の作品でローエン様の活躍を見るためにも悔いの残らないようにしたいのです、」

 

ローエン様?

 

今ローエン様って言ったな、

 

ミタヨさんってジジイ派?

 

おじコン?

 

洋介「ローエンがお気に入りで?」

 

ミタヨ「尊敬をしております、使用人の鏡です、あのお方のような使用人を私は目指しております、」

 

そっち、

 

頭の中でローエン×ミタヨが展開されてたんだけど、

 

俺がどれだけ腐っているかよくわかった、

 

洋介「ローエンをどれだけ尊敬しておりますかわかりました、それで何を聞こうとしていたのですか?」

 

ミタヨ「エクシリアの攻略本をお借りしたいのです、」

 

最近テイルズの攻略本を貸すこと多いな、

 

えっとヤクザの雪原さんに家政婦のミタヨさん、

 

まだ2人だけか、

 

洋介「大丈夫です、いつ頃お貸しすればいいですか?」

 

ミタヨ「いつでも大丈夫です、こちらに来られたときにでも、」

 

そう言って電話が切られた、

 

テイルズ好きがここにもいた、

 

俺は昼食を急いで食べて仕事に戻った、

 

 

 

夕方、

 

家に帰りウッドロウに昼間の事を伝える、

 

ウッドロウ「わかりました、弓を持っていきますので少しお待ちください、」

 

ウッドロウは部屋に向かった、

 

イクティノス「ウッドロウが人に弓を教えるか・・・そんな事もあるんだな、」

 

イクティノスがボソリと呟く、

 

本人はまだまだと言っているが結構腕はいいんだがな、

 

洋介「上手くいくかわからない、仕事できなかったら別の仕事を探すさ、」

 

イクティノス「世話をかけるな、」

 

いつものイクティノスじゃ無い気がする、

 

なぜだ?

 

洋介「イクティノスなんか変なんだけど?」

 

イクティノス「自分自身の無力さに腹が立っているだけだ、ここは魔物がいない、そして働く事ができない、俺とシャルティエが一番足を引っ張っている、」

 

いやあんたらは食費はかからないでしょ、

 

せいぜい研ぎ石代くらいだって、

 

洋介「難しいな、変に言葉をかけられない、」

 

イクティノス「いらん、慰めの言葉は余計に惨めにさせる、」

 

そうだな、

 

そんな話をしているとウッドロウが弓を持って来た、

 

俺はイクティノスを布で巻いてウッドロウに渡す、

 

ウッドロウ「それでは行きましょう、」

 

洋介「そうだな、あまり待たせるとダメだな、」

 

俺とウッドロウは車庫に向かい車に乗って移動する、

 

ウッドロウ「今から行く場所はどこですか?」

 

洋介「学校は知ってるだろ?俺が通っていた学校に弓を教えるところがあってな、そこでウッドロウは弓を教えるようにお願いするだけだ、」

 

ウッドロウ「緊張しますね、自分自身弓を教えられるほどの実力はありませんから、」

 

洋介「チェルシーはどうなんだ?」

 

ウッドロウ「チェルシーですか、彼女は師のお孫さんですから私より腕はいいです、私は弓以外にも剣術もしています、純粋に弓だけをして来た彼女と半端に弓をしていた私では彼女の足元にも及びません、」

 

やっぱりそう思っていたのか?

 

初めは弓と剣両方使える万能型かな〜と思ってたけどどうも中途半端感あったから、

 

ウッドロウ「正直弓を教えるのは初めてです、上手くできるか心配です、」

 

洋介「今からそんな心配するなよ、それに教わる側が真剣に弓をするかによって成長も違うからな、だけど今はそこで働けるかの心配したほうがいいだろ?」

 

まず働けるようにならないといけない、

 

ウッドロウ「そうですね、すいません、」

 

俺は車を走らせた、

 

 

 

 

俺の母校に着いた、

 

懐かしさを感じる、

 

ここで3年間勉強をしていたのか、

 

ウッドロウ「ここが洋介さんの通っていた学校ですか?」

 

ウッドロウが高校を見てそう言ってきた、

 

洋介「そうだ、思い出は・・・いいものはないな、」

 

元カノと付き合って別れた校舎、

 

オタクと影で言われ続けた校舎、

 

友達は陸斗とほんの数名しかいなかった校舎、

 

悲しいな、

 

実際に下校する生徒が俺を見てオタクと言っている、

 

ただ、

 

女子生徒はウッドロウを見てキャーキャー言ってる、

 

洋介「ここにいても始まらないから行くか、ウッドロウ、付いてきてくれ、」

 

ウッドロウ「わかりました、洋介に従います、」

 

俺らは来客玄関に向かった、

 

その際俺らは好機の視線を向けられ続けた、

 

受付に着いた俺は、

 

洋介「こんにちわ、横河さんにアポを取った葉杉です、」

 

と伝える、

 

受付はお待ちくださいと言い内線をかけた、

 

「横河はすぐに来ますのでこちらでお待ちください、」

 

横河「ありがとうございます、ウッドロウ、ここで待ってようか、」

 

ウッドロウは玄関の横にあるトロフィーを見ていた、

 

サッカーや野球に柔道のトロフィーは俺が在学中にはあったな、

 

でも弓道はなかった気がする、

 

ウッドロウ「闘技場か何かがあるんですか?」

 

洋介「試合だな、この学校の代表が他の学校の代表と戦って最後まで勝ち残った学校にこのトロフィーが当たるんだ、」

 

ウッドロウ「なるほど、これは名誉あるものですね、ですがここでは帯刀は禁止されているはず、」

 

そっちの試合を想像したな、

 

殺し合いじゃないぞ、

 

洋介「スポーツあるだろ?そうだな、弓を遠く離れた的に当てて点数を競うものもある、このご時世は血を流して頂点に立つことはもうしないんだ、」

 

戦争で優劣をつけないでスポーツで優劣を競うオリンピックは平和的だと思う、

 

各国が代表を出して無数ある国から世界一を決める、

 

戦争よりずっといい、

 

洋介「ウッドロウの国は雪が多いだろ?こっちでは積もった雪で大きな雪像を作ったり積もった雪の上で時間内にどれだけ深い穴を掘れるか競う大会があるんだ、帰ったらそんな企画をしてみたら?優勝者には賞金か物を上げれば次回の参加者も増えるだろうし旅人も参加すればそれが他の村や国に広まりいろんな人がやってくる、」

 

ウッドロウ「・・・それは考えたことありませんでした、なるほど、血を流す必要はありませんね、それにそれは子供も参加できます、帰ったらやらせていただきます、」

 

どんなんやるんかな?

 

俺も行ってみたいな、

 

・・・北海道行けばいいじゃん、

 

雪祭りあるじゃん、

 

そう考えていると足音が聞こえてきた、

 

「葉杉、待たせたな、」

 

このセリフは大塚さんが言ってたら興奮するんだが、

 

洋介「本日はありがとうございます、横河さん、」

 

横河先生だった、

 

でももう生徒じゃないからさんでいいか、

 

横河「それでそちらが例の、」

 

洋介「はい、ウッドロウです、」

 

ウッドロウ「ウッドロウ・ケルヴィンです、本日は私のために時間を作っていただきありがとうございます、」

 

ウッドロウがお辞儀をする、

 

流石に自分のために時間を作ってくれた人にはそう言わないとな、

 

横河「お、おう、葉杉、外人なのに日本語うまいな、」

 

洋介「でも文字はまだ勉強中です、それで、ウッドロウの腕を見るんですよね、」

 

横河「そうだったな、それじゃあウッドロウさん、付いてきてくれ、」

 

そう言って歩き出す、

 

俺とウッドロウは付いていく、

 

イクティノスは静かにしている、

 

離した瞬間俺は事情を説明しないといけない、

 

それにしても懐かしいな、

 

ここは職員室で隣が校長室、

 

あっちが実験室、

 

この通路が体育館につながる道、

 

懐かしい、

 

そう考えて歩いていると目的地に着いた、

 

横河「ここだ、入ってくれ、」

 

扉を開ける横河さん、

 

中に入るとそこは弓道の練習場だった、

 

ウッドロウ「ここがですか、」

 

ウッドロウはそう言いながら入る、

 

そしたら先客がいた、

 

女子生徒?

 

「あれ?先生?それに・・・ウッドロウ?」

 

ん?何か嫌な予感が・・・

 

横河「釘宮か、お前は熱心だな、夏休みの課題は終わったのか?」

 

釘宮って俺は声優の方をすぐに考えるんだけど、

 

釘宮「初日に全部終わらせました、それで後ろの方々はお客様ですか?」

 

横河「そうだ、数年前の卒業生だ、こちらはちょっと試験を受けにきた外国人だ、」

 

洋介「練習中にすまないな、」

 

釘宮「いえいえ、ちょうど休憩していたところです、私は釘宮麻里(クギミヤ・マリ))と言います、」

 

洋介「葉杉だ、こっちはウッドロウ、」

 

ウッドロウ「ウッドロウです、」

 

釘宮「やっぱりウッドロウ・ケルヴィンだ、」

 

テイルズ経験者だったか、

 

横河「知っているのか?そんなに有名人だったら俺も知っているんだが、」

 

釘宮「いえいえ!私が一方的に知っているだけです!」

 

ヤバイよヤバイよ!

 

横河「そうか、それじゃあウッドロウさん、早速で申し訳ないがあの的に向けて射手くれないか、」

 

そう言って指差したのは大体28メートル離れた場所にある的、

 

ウッドロウ「わかりました、」

 

ウッドロウは自分の愛用の弓を持ち俺にイクティノスを預けて立ち位置に着いた、

 

矢を持ち構える、

 

生憎弓道の専門用語は知らないから実況はできない、

 

弦を引きそして射る、

 

的に当たる音が届く、

 

横河「なかなかだな、」

 

釘宮「全く手元がブレていません、」

 

イクティノス「当たり前だ、あの程度当てられなかったら魔物にすら当てられない、」

 

イクティノスが小声で言う、

 

そうだな、

 

あの弓は魔物を倒すための武器だからな、

 

そう考えていると再び矢が放たれる、

 

横河「すごい集中力だな、全て真ん中だぞ、」

 

ウッドロウは矢を構えた、

 

そして射る、

 

横河「・・・合格だ、」

 

横河さんの一言でウッドロウの働く場所が決まった、

 

矢は全て的の真ん中にある、

 

流石ウッドロウ、

 

釘宮「ウッドロウさんすごい、」

 

ウッドロウは一礼をしてこちらに戻ってくる、

 

ウッドロウ「どうでしょうか?」

 

横河「あれでダメだと言う訳にはいかない、今書類を持ってくる・・・文字はまだ書けないんだったな、葉杉が代筆してくれ、」

 

そう言って出て行く横河さん、

 

釘宮「あの!」

 

釘宮が何か言いたそうだ、

 

絶対核心を言いにくるだろう、

 

釘宮「ウッドロウさんってテイルズオブディスティニーのウッドロウ王子ですか!」

 

普通なら何言ってんだこいつと言えるけどほんとうの事だから否定が出来にくい、

 

ウッドロウ「どうしますか洋介さん、」

 

洋介「どうしようかな?」

 

俺が考えていると、

 

イクティノス「ここまでバレたんだ、そいつにだけ話せばいいだろう、」

 

イクティノスが普通の声量で会話に参加してきた、

 

釘宮「今のってイクティノスですよね!?ソーディアンの!やっぱりウッドロウさんだ!」

 

まさかイクティノスがこんな事をするなんて、

 

イクティノス「それに弓を教えるのならここにいる間協力者が必要だ、それならウッドロウを知っている奴の方が安心できる、」

 

それはそうだが学生だぞ、

 

本当なら教師の方がいいだろうに、

 

ウッドロウ「イクティノスがそこまで言うのは珍しいですね、」

 

イクティノス「そうだな、危険は取り除くべきだがこいつなら安心できる気がする、」

 

洋介「なんで?」

 

イクティノス「あいつはチェルシーと同じ気配を感じる、」

 

なるほど、

 

納得できる、

 

たしかに似ている、

 

イクティノスがそう言うなら仕方ない、

 

洋介「釘宮って言ったっけ?」

 

釘宮「はい!」

 

洋介「これから話すことは先生にも友達にも家族にも絶対に話したらダメだ、話しても頭おかしいんじゃないのかって思われるような事だ、いいな?」

 

釘宮「大丈夫です!お墓まで秘密を持っていきます!」

 

殺されるような事じゃないんだが、

 

俺は事情を説明した、

 

 

 

釘宮「なるほど、葉杉さんの家にテイルズのキャラが来るんですね、」

 

洋介「そうだ、ウッドロウもイクティノスと一緒に来たんだ、」

 

ウッドロウ「迷惑になると思いますがよろしくお願いします、」

 

釘宮「そそそそんなウッドロウさん!迷惑だなんて思っていません!それにウッドロウさんに弓を教えていただけるなんて光栄です!」

 

マジでチェルシーにそっくりだ、

 

イクティノス「ウッドロウを頼んだ、」

 

釘宮「はい!何が何でもウッドロウさんと葉杉さんの秘密は話しません!」

 

これで協力者が増えた、

 

 

 

 

横河さんが戻ってきて俺は書類に目を通した、

 

書類に不備がない事確認して給料は俺の口座に行くようにして書類にサインした、

 

横河「それじゃあお盆明けの月曜日から週に3日間できれば土曜日にも来ていただきたい、」

 

葉杉「でしたらまずは月曜日、木曜日、土曜日でいいですか?それと土曜日は休みですからほぼ1日練習ですか?」

 

横河「そうだ、何か不都合でもあるか?」

 

葉杉「大丈夫です、」

 

足はどうしよう?

 

ここまできて車の運転ができませんと言えない、

 

薫に頼むか?

 

だがあいつにも仕事はある、

 

どうする・・・

 

課長に相談して一時退社の許可をもらうか、

 

横河「ならお盆明けから頼んだぞ、今日は釘宮と交流を深めてくれ、」

 

葉杉「部員は何人いるんですか?」

 

横河「そういえば行ってなかったな、釘宮を含めて6人だ、」

 

少ない、

 

実績がないからな、

 

横河さんは部室を出て行った、

 

顧問だよな?

 

自由過ぎない?

 

ウッドロウ「早速ですが麻里さんの弓を見せていただいても?」

 

釘宮「はい!」

 

めちゃくちゃ仲良くなってる、

 

ウッドロウの就職先が決まった、

 

 

 

 

 

 

 

翌日、

 

昼休みに俺は香原さんの家に連絡をした、

 

昨日の事で連絡すると伝えたからだ、

 

ミタヨさんが再び電話の対応をした、

 

結果は土曜日に面接をすることになった、

 

その時にエクシリアの攻略本を持って行くか、

 

今日はコレットとガラドをペットショップに連れて行くか、

 

マリクはこの前薫が連れて行ってOKもらってきたと言ってた、

 

行動早いよな、

 

 

 

夕方、

 

俺はコレットとガラドを連れてペットショップに来た、

 

客自体ほとんどいない、

 

店に入ると犬達が一斉にコレットに向かって吠え出した、

 

マジで怖い、

 

コレットは1匹1匹撫でていく、

 

ガラド「マジか、コレットに無条件で懐いてやがる、」

 

たしかに尻尾を激しく振っている、

 

この光景を店員は目を丸くして見ている、

 

俺は今のうちに店員に以前届いた手紙を見せる、

 

するとすぐに店長が来てすぐに採用された、

 

理由は見ての通り、

 

ガラドもすぐに合格をもらい晴れてここで働くことになったが、

 

「お盆の間この子達の相手をお願いしていいですか?朝早くから夜遅くまでかかるけど、」

 

意外と無茶振りを言ってくれる、

 

話に聞くと今までお盆の間は店長が住み込みで犬達の餌やりから散歩まで全てやっていたとのこと、

 

ずっとケージに入れておくことできないからな、

 

掃除もやってたみたいだな、

 

その事を2人に伝えると、

 

コレット「だいじょぶだよ〜、」

 

ガラド「仕事だろ?ならやるしかないだろ?」

 

潔くOKをもらった、

 

結構ハードだぞって言いたいけど旅をするならこれくらいはしないといけないか、

 

最後に給料は俺の口座に振り込むようにした、

 

そう言う事で俺はお盆に来る事を伝えて帰った、

 

帰り際に犬達が悲しそうに泣いた時には罪悪感を感じた、

 

 

 

 

 

土曜日の昼、

 

俺とジューダスとベルベットは香原さんの家に向かった、

 

もちろん面接のためだ、

 

それとミタヨさんに攻略本を渡すため、

 

香原さんの家に着いた俺らはインターホンを鳴らす、

 

ミタヨさんが出てきて案内された、

 

客間に通された俺たち、

 

その際にミタヨさんに攻略本を渡す、

 

ミタヨさんは一礼をして退室した、

 

しばらくして香原さんが来た、

 

面接だが簡単に仕事内容を話しただけであった、

 

それと給料の受け取り方だがそれは月一で給料を手渡しするとのこと、

 

呆気なく終わったと思ったらミタヨさんがベルベットの腕を見たいとのことで昼食を作ることになった、

 

それと同時にミタヨさんも一品だけ作ることになった、

 

ベルベットは簡単な和食を作った、

 

ミタヨさんも一品、

 

卵焼きを作った、

 

俺とジューダス、

 

香原さんと娘さん夫婦、

 

そしてベルベットとミタヨさん、

 

7人分作った、

 

香原さんと娘さん夫婦はベルベットの料理を美味しいと言った、

 

ミタヨさんは無言で食べている、

 

さて、

 

問題はミタヨさんの卵焼き、

 

正直めちゃくちゃうまいミタヨさんの料理だ、

 

不味いことは無い、

 

俺は食べた、

 

口に入れた瞬間ベルベットの味が霞んでしまうくらい美味しかった、

 

ジューダスが珍しく目を見開いている、

 

ベルベットは驚きながら食べている、

 

ミタヨ「ベルベット様のお料理は美味しいです、このまま腕を磨けば私を超えます、」

 

ベン「ミタヨがそういうことは彼女はそれほどの腕の持ち主なんだな、期待しているよベルベットさん、」

 

ベルベット「いいんですか?だってミタヨさんの料理の方が美味しいのに、」

 

香原「たしかに美味しいですよ、ミタヨさんの料理は、ですがあなたはミタヨさんと競うためにここで働くわけでは無いはずです、葉杉くんの負担を減らすためにここで働くはずです、働きながらでも料理の腕を上げることはできるはずです、ベルベットさん、」

 

ベルベット「はい!よろしくお願いします!」

 

無事に就職できた、

 

お盆明けから土日以外働くことになった、

 

帰り道、

 

ベルベット「洋介、ありがとう、もっと美味しいご飯作れるようになるから!」

 

いや、

 

嬉しいけど仕事もちゃんとしてや、

 

そう思いながら帰宅した、




称号

コレット

ベストブリーダー初級

わんちゃん達に無条件で懐かれています、


ガラド

働くおじさま

旅よりは楽だろうな、


ベルベット

運命のライバル

いつかはミタヨさんを超える!


ジューダス

美形の使用人、

香原家の美形の使用人の伝説が始まるかも、


ウッドロウ

イケメン現る!

高校にイケメン現るとSNSに拡散されました、


初の弟子、

どことなくチェルシーに似ているんですが・・・


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

お盆初日、本当に15歳か?

無駄に長いです、

グダグダでしたらすいません、

それとお盆なので7日分続きます、

多分、


月曜日、

 

お盆初日、

 

そして休み、

 

俺はベッドから起きた、

 

やる事が沢山ある、

 

だがまずは・・・大掃除だ、

 

俺は着替えて部屋から出た、

 

 

 

朝食後コレットとガラドをペットショップに連れて行ってから帰る、

 

ちゃんと弁当を作って渡してあるから大丈夫、

 

2人にとって初の出勤だ、

 

少し緊張していた、

 

 

 

 

洋介「これから大掃除を行う!」

 

ジェイド「唐突ですね、」

 

洋介「仕方ないだろ、明日俺の家族が来るからな、」

 

絶対に火曜日に来るんだよな、

 

だから今日掃除するしか無いんだ、

 

コハク「どこから掃除するの?」

 

洋介「玄関からリビングを重点的にな、それとついでだし各部屋のゴミも出してくれ、」

 

メルディ「了解ね!」

 

洋介「それとキッチンも一度綺麗にしておきたい、」

 

ベルベット「私がやるわ、」

 

洋介「よし、始めるか、」

 

大掃除が始まった、

 

 

 

 

俺は廊下を掃除している、

 

クィッキーの毛が所々落ちてる、

 

そのクィッキーは俺の頭に乗って上機嫌だ、

 

クィッキー「クィッキー!クィッキー!クィッッッキー!」

 

何を叫んでいるんだ?

 

とりあえず壁も拭かないとな、

 

マオ「洋介!ゴミはどこに置いておく?」

 

洋介「玄関に置いといてくれ、」

 

マオ「わかったヨ!」

 

そう言って走るマオ、

 

俺はコロコロを使って床にあるクィッキーの毛を取っている、

 

よく取れるな、

 

コロコロが青くなっていくぞ、

 

廊下長いし半分でいいか、

 

ベルベット「洋介、キッチン掃除終わったよ、」

 

洋介「わかった、次だが買い出しを後で一緒に来て欲しい、今日はまた誰か来る日の筈だから、それに明日は一度出かけてから買い出しにはいかないからな、今日中に買い溜めしておかないといけない、」

 

主に酒とつまみ、

 

明日は料理なんて作る気がしない、

 

スーパーやコンビニ品で済ます、

 

ベルベット「わかった、カップラーメンはやめてね、」

 

それは最終手段だ、

 

次は外も少し掃除するか、

 

それと

 

雑草も伸びているからな、

 

車も洗うか、

 

クィッキー「クィ?クィー!」

 

マジで何を叫んでいるんだ?

 

外に出た俺はまずは雑草を刈るか、

 

伸びているところと斬られているところの両方に分かれている、

 

模擬戦で刃物を使うと切れるからな、

 

それとこの焦げ跡は何か炎の技か術を使ったか?

 

とりあえず刈るか、

 

 

 

 

マリク「洋介、手伝おう、」

 

洋介「サンキュー、とりあえず全部やらなくていいから、」

 

マリク「わかった、」

 

そう言っていきなり、

 

マリク「落凰破(コラプション)!」

 

技を出してきた、

 

しかも雑草が一気に切れている、

 

マリク「疾風怒濤(ソニックバスター)!」

 

どこに行くー!

 

剣に乗っていくなー!

 

刈れているけど技はやり過ぎだ!

 

それよりもいつのまにその技覚えた!?

 

いつのまにか草刈りが終わった、

 

マリク「ふぅ、これでいいか?」

 

洋介「・・・上出来だ、」

 

もうさっぱりしてる、

 

文句のつけようが無い、

 

マリクはいい仕事をしたと言った顔で戻っていった、

 

俺の仕事の意味、

 

とりあえず車を洗うか、

 

クィッキーも水浴びしたら喜ぶだろうし、

 

俺は洗車した、

 

 

 

綺麗になった、

 

ついでにクィッキーと水浴びした、

 

お陰で俺の服も濡れた、

 

風呂の掃除をした時にさっぱりするか、

 

俺はクィッキーを連れて風呂に向かった、

 

服を脱いでパンイチで風呂に入りお湯を出しながら掃除をする、

 

クィッキーは嬉しそうにお湯を浴びている、

 

床や壁、

 

浴槽を洗う、

 

とりあえず掃除を終わったし体を洗うか、

 

ついでにクィッキーも洗うか、

 

俺はパンツを脱いでクィッキーを抱えて洗う、

 

クィッキーは嬉しそうにクィクィ言っている、

 

俺は頭を洗う、

 

そしたらクィッキーがタオルを咥えて俺の背中に回った、

 

そして頑張って俺の背中を拭いた、

 

気持ちは嬉しいが無理じゃないかな?

 

そう思っているとクィッキーが器用に浴室のドアを開けてどこかに行った、

 

器用すぎません?

 

クィッキーさん、

 

俺はタオルを腰に巻いて扉を閉める、

 

そして頭を洗う、

 

 

 

頭を洗い終えて体を洗おうとすると、

 

「どうしたのクィッキー?お風呂に読んで?」

 

クィッキー「クィッキー!」

 

この声ってまさか!?

 

「誰かお風呂入ってるの?」

 

扉を開けてきた!?

 

コハク「えっ?洋介?」

 

コハクだった!

 

クィッキーはコハクの肩でタオルを咥えている、

 

何故に呼んだ!?

 

クィッキーは何かコハクに訴えている、

 

コハク「洋介を洗えって事?」

 

はぁ!?

 

何を言ってますかコハクさん!?

 

クィッキーは嬉しそうにクィッキーと鳴いている、

 

当たってるのか!?

 

コハクは俺とクィッキーを交互に見る、

 

洋介「いや、無理しなくていいから、」

 

コハク「無理じゃないよ、」

 

そう言ってコハクが入ってきた!

 

手にはクィッキーから渡されたであろうタオル!

 

コハク「初めてだから上手くできるかわからないけど、頑張るね!」

 

頑張らなくていい!

 

でもここで断ったら不機嫌になる、

 

洋介「お手柔らかに、」

 

コハク「うん、」

 

コハクは石鹸をつけて俺の背中を洗い出した、

 

子供の時以来だろうな、

 

こうやって洗ってもらったのは、

 

コハク「どう?痛くない?」

 

洋介「大丈夫だ、」

 

気持ちいいです!

 

コハクにやって貰っていると思うとすごく嬉しいです!

 

コハク「洋介、背中広いね、」

 

唐突に何を言っているんですかコハクさん、

 

コハク「触ってて大きいなってわかるの、」

 

洋介「まぁ25歳だからな、」

 

コハク「洋介、ありがとう、」

 

洋介「何がだ?」

 

コハク「私達をここに住まわせてくれて、」

 

洋介「その事?」

 

コハク「私達を追い出すこともできたんだよ、」

 

まぁできたな、

 

洋介「今更そんなことしない、」

 

コハク「うん、だからありがとう、」

 

コハクは俺の背中を洗う、

 

少し痛くなってきたな、

 

洋介「コハク、後ろはもういい、ありがとう、」

 

コハク「次は前だね、」

 

はい?

 

コハク「前に行くね、」

 

洋介「ちょっと待て!」

 

俺はコハクの腕を掴んだ、

 

洋介「前は俺が出来る!だからやらなくて大丈夫だ!」

 

コハク「そう?わかった、」

 

そう言ってタオルを渡してきたコハク、

 

洋介「ありがとな、」

 

コハク「どういたしまして、クィッキーはちゃんと体を拭いておくね、」

 

洋介「頼んだ、」

 

コハクは出て行った、

 

危なかった、

 

でも少し勿体無いような・・・何考えているんだ俺は、

 

俺は体を洗った、

 

 

 

風呂から上がると、

 

マリク「クィッキー、ちゃんとコハクに渡してきたか?」

 

クィッキー「クィッキー!」

 

マリク「そうかそうか、よくやった、」

 

あんたの差し金でしたか、

 

ナイスだマリク!

 

俺はマリクに見られないように親指を立てた、

 

 

 

 

昼はベルベットと一緒にスーパーに来ていた、

 

このスーパーも明日から金曜日まで盆休みに入る、

 

だからだろうな、

 

人が多い、

 

俺はカートにカゴを入れて歩き出す、

 

俺と考えることが同じな人が何人もいる、

 

作るのめんどくさいからな、

 

とりあえずオードブルを何個も買っておくか、

 

次はお米も数キロ、

 

この時点でカートが重みで動きにくくなった、

 

ベルベット「まだ買うの?」

 

洋介「明日からここは休みになるからな、金はかかるが多く買っておかないと途中で補充ができない、」

 

コンビニも品薄になる可能性がある、

 

そのために俺とベルベットだけで来たんだ、

 

後部座席に大量に入れる、

 

次は日常品も買うか、

 

そんなこんなで諭吉札が何枚も消えて行った、

 

 

 

 

家に帰り急いで荷物をリビングに持っていく、

 

マオとジェイドに仕分けを依頼した、

 

マリクは使っていない食器を洗っていた、

 

気が利いてて助かる、

 

次は明日行く墓参りの線香と花を買わないと、

 

流石にこれは俺1人で行くか、

 

洋介「コハク、ちょっとまた出かけてくるから、」

 

コハク「私もついていってもいい?」

 

洋介「いいけどただ墓参りの道具を買うだけだ、」

 

コハク「それでも行きたい、」

 

洋介「わかった、それじゃあ行くか、」

 

俺とコハクは車で出かけた、

 

 

 

場所は再びスーパー、

 

先ほどの買い物で買ってくればよかったんじゃ無いのかって?

 

忘れてた、

 

とりあえず線香を手に取りレジに向かうと、

 

陸斗「洋介!」

 

陸斗がいた、

 

久しぶりにあったな、

 

洋介「いつからこっちに?」

 

陸斗「昨日からだ、明日か明後日に墓参りをしようと思ってな、洋介は見た感じ線香を買いにきたのか?」

 

洋介「そうだ、明日の午前中に行く予定だ、午後は家族が来るからな、」

 

陸斗「家族って、お前コハクちゃん達のこと言うのか?」

 

洋介「そのつもり、」

 

親達の反応が怖いな、

 

陸斗「そうか、そうだ、明後日お前の家に行っていいか?久しぶりにウッドロウに会いたくてな!」

 

本当にウッドロウと仲良いよな、

 

何故だろうか?

 

洋介「いいぞ、それにウッドロウも仕事をするからあってやってくれ、」

 

陸斗「なんだと?ウッドロウ働くのか?」

 

洋介「そうだ、他にもこの前面接に行って合格貰ってきたから、」

 

陸斗「なんでまた、」

 

洋介「俺に負担させたくないんだって、みんな優しいよ、」

 

陸斗「コハクちゃんもか?」

 

コハク「私は家で畑をしようかなって、新しく来た人を家で1人にさせたくないから、それに野菜を作って少しでも節約したいから、」

 

陸斗「立派な考えだな、それでウッドロウはどこで働くんだ?」

 

洋介「俺らの通っていた高校の弓道部の外部顧問、」

 

陸斗「まじ!?こりゃあ今年度の大会高成績を叩き出しそうだな!」

 

俺もそう思う、

 

後は生徒がどう覚えるかだな、

 

だいたい話し終えて陸斗と別れた、

 

明後日来るのか、

 

午前中に片付け終わるかな?

 

コハク「洋介の友達っていい人ばっかりだね、」

 

洋介「オタクに悪い奴はいないからな、」

 

俺らは花を探して手に取りレジに向かい線香と花を買った、

 

 

 

「おう葉杉さんじゃねーか、」

 

スーパーを出るといきなり声をかけられた、

 

声の方向を見ると雪原さんがいた、

 

今日はいろんな人に会うな、

 

洋介「どうも、」

 

雪原「今日はデートなんか?かわええ子連れて羨ましいやないか、」

 

コハクの顔が赤くなっている、

 

俺的にも恋人として見られて嬉しい、

 

洋介「残念ながら恋人じゃないです、」

 

コハクがジト目で見てきた、

 

仕方ないだろ、

 

事実だし、

 

雪原「そなんか?まぁ挨拶せなならんな、俺は雪原公明って言うんや、よろしくな、」

 

コハク「コハクです、よろしく雪原さん、」

 

雪原「コハクちゃんか、ええ名前やな、葉杉さん、少し時間あるかいな?この前の攻略本を返したいんや、」

 

洋介「役に立ちました?」

 

雪原「役に立ったわー!お陰で完全クリアや!サンキューな!」

 

それは良かった、

 

貸したかいがある、

 

なんか周りが俺らを避けているんだけど、

 

ヤクザと関わり合いになりたくないようだからな、

 

洋介「コハク、すまんけど付き合ってくれるか?」

 

コハク「いいよ、」

 

雪原「ほんじゃ車で向かうで、俺が先導するさかいついてきてくれや、」

 

そう言って駐車場に向かった、

 

俺らも駐車場に向かった、

 

コハク「雪原さんって見た目怖そうだけど話してみると全然怖くないね、」

 

洋介「そうだろ、親しみやすい人だからな、」

 

なんでヤクザになろうと思ったんだ?

 

謎だ、

 

俺は雪原さんの車が動いたのを確認して車を動かす、

 

 

 

 

少し車を走らせて着いた場所は小さなオフィス、

 

そこの駐車場に車を止める俺、

 

雪原「ここや、ここが雪原組の拠点や、」

 

そう言って中に入っていく雪原さん、

 

俺とコハクも一緒に中に入る、

 

雪原「今帰ったでー!」

 

洋介「お邪魔します、」

 

コハク「お邪魔します、」

 

中は机が3つで他は棚の中に書類と刀、

 

それ以外は花瓶や壺がある、

 

「お帰り、それといらっしゃい、」

 

男性が俺らに声をかけてきた、

 

源さんではない、

 

だから、

 

洋介「雛鳥さんですか?」

 

「ほぉ、よくお分かりで、私は雛鳥朱雀(ヒナドリ・スザク)と言います、」

 

洋介「葉杉洋介です、雛鳥飛鳥さんと同じ会社で働いています、」

 

朱雀「なんと、でしたらあなたが飛鳥の言っていた先輩ですか、その節はどうもありがとうございます、」

 

その節ってあの事だよな、

 

それと雛鳥、

 

お前は何をお父さんに言っているんだ?

 

朱雀「仕事を始めた頃は人見知りで内気なあの子がいつのまにか明るくなって、その頃から先輩先輩と目を輝かせながら話し始めたんだよ、話を聞くと君に助けられたって聞いてね、本当にありがとう、」

 

いやいや、

 

その件は課長と社長がやった事だから、

 

洋介「俺は何もやっていません、」

 

朱雀「それでも君が飛鳥を変えたんだ、ありがとう、」

 

雪原「なんや、お嬢の先輩やったんか?そりゃあお嬢も惚れるわな、腕っ節も強いし甲斐性もある、おまけに恋人もいない、優良物件やな朱雀!」

 

朱雀「そうですね、今度飛鳥とお見合いでもどうですか?」

 

いやいや!

 

急すぎだって、

 

コハクさん!?

 

腕を離してください!

 

強く締め付けていて痛いんですが!?

 

洋介「自分のようなものに雛鳥は勿体ないです、」

 

雛鳥さんは俺とコハクを見て、

 

朱雀「残念です、ですがそれ以上言うと隣のお嬢さんが怒りそうなのでこれくらいにしましょう、」

 

すでに怒っているんですけど!?

 

 

 

 

 

俺とコハクはソファに座りお茶を飲んでいた、

 

朱雀「公明さんがこのようにお客を連れてくるのは珍しいですね、」

 

雪原「いや何、源が葉杉さんにたかったらしくてな、それで葉杉さんが反撃して綺麗に寝技をしていた所俺が来たんや、今では反省しているで、源は、その後はゲームの攻略本を借りてな、今日は返すために呼んだんや、」

 

朱雀「道理で事務所でゲームをしている訳ですか、」

 

公明「基本暇やからな、それに客来ても朱雀が対応するやろ?俺はただ座っているだけや、」

 

仕事しなさいよ、

 

朱雀「全く、まぁ今のところ黒字なので文句は言いません、」

 

黒字かよ、

 

すげーな、

 

雪原「それとほら、あんがとな、」

 

そう言って差し出してきたのは貸していた攻略本、

 

洋介「どういたしまして、」

 

朱雀「私は仕事に戻ります、葉杉さん、飛鳥の事よろしくお願いします、」

 

洋介「はい、」

 

朱雀「そちらのお嬢さんも、飛鳥は一途だから油断すると取られるからね、」

 

コハク「わかっています、」

 

なんの話?

 

そう言って雛鳥さんは自分のデスクに座った、

 

雪原「若いってええな〜、俺もリタッちがいたら!」

 

やめてくれ、

 

それはフラグって奴だ!

 

リタが来るかもしれん!

 

 

 

 

 

 

雪原組を出て家に帰る俺とコハク、

 

そこから夕方に俺はコレットとガラドを迎えに行った、

 

夜遅くって言ってたけどどれくらいかわからないためこの時間でいいか、

 

ペットショップに行くと目に映った光景は・・・

 

コレット「みんな〜ご飯だよ〜!」

 

コレットの掛け声に犬達が通路に横一列で並んだ、

 

コレットが器を1つずつ置いている、

 

そこにガラドが餌を入れていく、

 

犬は待て状態、

 

ガラドが餌を入れ終えると、

 

コレット「みんな〜、待てだよ〜!」

 

間の抜けた声で言うコレットだけどちゃんと言うことを聞いている犬達、

 

コレットは一番端の犬の所に行って、

 

コレット「よし!」

 

そう言うと端っこの犬が食べ始めた、

 

コレットが次々とよしと言って行くと順番に犬が食べ始めた、

 

途中コレットが言葉を止めるとまだ食べていない犬がよだれを垂らしながらコレットを見る、

 

コレットはニコリと笑い、

 

コレット「よし!」

 

そう言うと食べ始めて行く、

 

犬達全員が食べるとコレットとガラドはケージの掃除をした、

 

めっちゃ真面目に働いてる、

 

さっきの事以外は、

 

「あなたはコレットさんとガラドさんの、」

 

店長が俺に声をかけてきた、

 

洋介「どうも、迎えに来ました、」

 

店長「そうですか、コレットさん凄いですよ、初日からあんな感じです、餌やりも散歩もあの子がやってくれたおかげで私とガラドさんは掃除に専念できました、ケージの掃除をしていると犬達が駆け寄ったり遊んでと吠えたりするので、あの子のお陰で楽でした、」

 

洋介「そうですか、」

 

すげーなおい、

 

コレットはここが天職なんだな、

 

店長「ガラドさんも力があって重い餌袋を持っていただいて助かっています、」

 

コレットより言うことが少ないくない?

 

かわいそうだよ、

 

店長「後30分で仕事は終わります、明日もこんな感じでお願いします、」

 

洋介「わかりました、時間まで店内にいさせていただきます、」

 

だいたい俺の仕事が終わる時間と一緒だな、

 

少し待ってもらえばこっちに寄ることができる、

 

俺は椅子に腰掛けて仕事が終わるのを待った、

 

 

 

30分後、

 

コレットとガラドの仕事は終わった、

 

コレット「よーすけ!いたの!」

 

洋介「お疲れ、どうだった?初めての仕事は?」

 

コレット「楽しかったよ〜、」

 

ガラド「まぁ旅よりかは遥かに楽だった、」

 

そうだろうな、

 

コレットを見ていると本当に楽しそうだ、

 

犬達も嬉しそうだし、

 

ガラドは旅に慣れているからか知らないが疲れは見られていない、

 

洋介「それは良かった、帰るか、」

 

コレット「うん!」

 

ガラド「明日の弁当はもう少し多くしてくれ、」

 

洋介「はいはい、」

 

俺らは車で家に向かった、

 

今日は車をよく走らせるな、

 

 

 

 

 

家について中に入る、

 

洋介「ただいま、」

 

コレット「ただいま〜!」

 

ガラド「ただいま、」

 

靴を脱いでいるとパタパタとメルディがやってきた、

 

メルディ「ヨースケ!来たよ!」

 

何が来たかは言わずともわかる、

 

ガラド「今回は誰だ?」

 

メルディ「優等生!」

 

優等生?

 

キールでも来たのか?

 

だけどメルディの場合はキールと言うだろうし、

 

・・・待てよ、

 

1人いるじゃないか、

 

優等生が、

 

主人公で優等生のあいつが、

 

リビングに向かうといた、

 

「あ、すいません、勝手にお邪魔しまして、」

 

黒髪の少年、

 

いかにも優等生ですといった立ち振る舞い、

 

洋介「ジュード・マティス、」

 

エクシリアの主人公の1人、

 

ジュードくんがいた、

 

とりあえず雪原さんのフラグは回収されなかった、

 

ジュード「僕の名前を知っているんですね、皆さんの言った通りですね、」

 

お人好しさんでかなり頭の回転が速い、

 

衣装は旅立ち前に来ていた医学生の白服だな、

 

洋介「意外と驚かないんだな、普通なら不安がるはずだし、」

 

ジュード「あなたが来る前に皆さんから簡単に事情を教えてくれました、驚きましたが嘘は言ってないと思いますから、」

 

周りの反応で判断したんだな、

 

洋介「ご飯作るから食べながら説明する、」

 

ジュード「わかりました、」

 

敬語がなれん、

 

洋介「敬語使わなくていいぞ、なんかそう話されると変な感じがする、」

 

ジュード「ですがあなたは僕より年上ですから、」

 

洋介「いいんだ、この中で一番年下のマオですら呼び捨てなんだがら、それと俺の名前は葉杉洋介だ、洋介と呼んでくれ、」

 

ジュード「わかり・・・わかったよ、洋介、」

 

なんとなくまだ一皮向けていない感じだな、

 

アルヴィンに馬乗りになって殴るまでこんな感じか?

 

いや、

 

父親に反抗した時か?

 

俺は料理を作るためにキッチンに向かった、

 

 

 

 

パスタでいいよな、

 

最近パスタ以外にも鯛茶漬けなんかも作っているからな、

 

マリクの時だけか、

 

コハク「手伝うよ、」

 

ベルベット「あの人数だからね、」

 

コハクとベルベットが加勢に来てくれた、

 

コハク「ジュードってどんな人?」

 

洋介「両親が仕事人間だから孤独を恐れていて無意識に他人にお節介を焼く少年、頭はキレるから正直15歳には見えないんだよな、」

 

頭がキレるのは精霊術がほかの人より劣っているためこれもまた無意識にそれを補うためにそうなった、

 

まじで15歳なん?

 

まぁ理由が理由だからな、

 

リーゼ・マクシア人とエレンピオス人の間に生まれた子供だから、

 

エクシリアをプレイするとき基本的にはジュードきゅん・・・ジュードくんをはじめに操作すると思う、

 

ジュードきゅ・・・ジュードくん編とミラ編ではミラ編が難しいからね、

 

パスタが出来てリビングに持って行く、

 

洋介「ジュード、それじゃあ説明するな、」

 

ジュード「お願いします、」

 

 

 

 

 

 

 

洋介「・・・そんな訳だ、ジュードの育ってきたリーゼ・マクシアじゃない、」

 

ジュードは少し考えている、

 

何を考えている、

 

俺の予想を斜めに上に考えていそうだ、

 

ジュード「洋介は僕たちをここに送ってきた人物・・・この場合は神様かな、心当たりあるのかな?」

 

洋介「何人か候補はいたけどどれも違うから困ってる、」

 

あんな茶目っ気のあるメモを書く神様なんて知らんがな、

 

ジュードくんはまた考え出した、

 

俺はパスタを啜っていると、

 

ジュード「なんで僕たちをここに送ってくるのかな?」

 

唐突に言い出した、

 

ジューダス「どういう事だ?ジュード、」

 

ジュード「神様が物語の主人公や登場人物を別の世界に送るならその世界が危ないって意味だよね、でも今回の場合はあまりにもおかしすぎるから、まず洋介の世界は魔物のいない世界だから戦いはない、人同士の戦争はあるみたいだけどそれをこの少人数で止める事は不可能だよ、」

 

そりゃあそうだ、

 

10人そこらで更に魔法ありだからと言っても戦争が終息するわけがない、

 

ソレスタルビーングの武力による戦争根絶じゃあるまい、

 

まぁ魔法がある時点で圧倒的な戦力だな、

 

ジュード「それになんで物語の始まる前なのかな?普通なら物語が終わった戦いを経験した後に呼び出すものだと思うの、」

 

洋介「それはここが平和だからじゃないのか?」

 

ジュード「そもそもなんで神様は洋介の世界が平和な事を知っているのかな?」

 

・・・あっ、

 

ジェイド「盲点でしたね、ジュードの言う通りです、なぜ私達を呼んだ方この世界が平和なことを知っているのでしょう?」

 

メルディ「この世界のカミサマだからじゃないかな?」

 

マリク「可能性はなくは無いが世界を超えて呼ぶことが出来るものなのか?」

 

出来ない出来ない、

 

そんなファンタジー小説のような事はない、

 

サモンナイトのように召喚しているわけじゃない、

 

ジュード「まず神様はなんで僕たちを呼んだのか、それが一番知りたい、」

 

本当に15歳なのか?

 

まじでジュードくんすげー、

 

ジュード「洋介、迷惑かけると思うけどしばらく厄介になるね、」

 

洋介「あぁ、よろしくな、」

 

こうして食事が再開した、

 

 

 

 

みんなが食べ終わり食器の片付けをコレットとベルベットに任せて俺はPS3を持ってきた、

 

エクシリアの動作確認のために、

 

ジュード「これがゲーム?」

 

コハク「初めは驚くよね、こんな大きな黒い箱みたいなものだから、」

 

ディスクを入れて配線を確認、

 

起動!

 

まぁコレットにシンフォニアやらせているから使えるけど、

 

OPの曲が浜崎あゆみが歌っているからな、

 

今では俺のカラオケの持ち歌の1つ、

 

ジュード「僕と・・・一緒に旅する仲間ですか?あっ、レイアいた、」

 

とりあえず俺は初めからプレイ、

 

懐かしい、

 

ジュードがミラの後を追いかけてウンディーネに水の中に閉じ込められてしまう所だよな、

 

ジュード「彼女は?」

 

洋介「ミラ、この研究所に用があって来たんだ、」

 

クルスニクの槍を壊すためだけど、

 

 

 

 

 

とりあえずアルヴィンと合流した所で終わった、

 

ジュード「僕亡命する形になるのかな?」

 

そうだろうな、

 

クルスニクの槍を見られたからな、

 

洋介「やる?」

 

ジュード「いいの?」

 

洋介「やってみたいって顔してる、」

 

ジュードくんは自分の顔を触りだした、

 

まじで信じたよ、

 

洋介「冗談だ、ほら、」

 

俺はコントローラーを渡す、

 

ジュードくんは何かムッとしている、

 

からかわれた事に怒ってる?

 

いい反応するのが悪い、

 

そんなこんなでジュードくんが家族になった、




称号

コハク

背中を洗うね、

なんで前を洗ったらダメなのかな(真剣)



コレット

ベストブリーダー中級

躾もちゃんとやるよ!



ガラド

ペット屋のオヤジ

意外と簡単だな、



マリク

ナイスオヤジ

クィッキーに今後も頼むか、



ジュード

年齢詐称疑惑

頭がキレすぎ、本当に15さry



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

お盆2日目、洋介の家族達

遅くなってすいません、

ごちゃごちゃしています、

書き直しありましたら教えてください、


ジュードくんが来た翌日、

 

コレットとガラドをペットショップに送ってきて戻る、

 

洋介「今日なんだけど俺は今から行くところあるから午前中は自由にしててほしい、薫が来ると思うから対応を頼んだ、午後は俺の家族と親戚が来るから、」

 

ジェイド「私たちの事はその時に話すのですね、」

 

洋介「言わないといけないだろうな、下手するとみんながこの家を追い出されてしまう、」

 

マリク「ぞっとしないな、金が無いからそれだけは避けたい、」

 

俺もそんなことさせたくない、

 

この件に足を突っ込んだんだ、

 

最後まで面倒を見るさ、

 

ジュード「洋介の家族ってどんな人なの?」

 

洋介「一応は仕事人間だが休みは俺が家にいた時は俺と一緒にゲームしたり外出したりしてたな、」

 

ジュード「そっか、」

 

あぁジュードくん、

 

今自分の両親と比較したな、

 

まず職種自体違うからな、

 

ジュードくんの所は医者だから急患や入院患者がいるとそっちにつきっきりになってしまう、

 

俺のところは大手企業の社長と人気雑誌出版社の社長、

 

日曜日は会社自体が休みだしちゃんと家族と一緒に過ごせる時間がある、

 

洋介「そんな訳だ、追い出されないように説得はする、」

 

メルディ「メルディ!みんなと離れたくないヨ!」

 

ウッドロウ「私もです、洋介さんが頑張ってくれると言ってくれているのです、期待しましょう、」

 

まぁ最悪に結果だけは起こさないようにするさ、

 

洋介「それじゃあ俺は今から出るな、」

 

俺は玄関に向かった、

 

 

 

線香と花を持って車に向かうと、

 

コハク「洋介、」

 

コハクが来た、

 

洋介「どうした?」

 

コハク「一緒に行きたい、」

 

なんで?

 

昨日墓参りに行くと言ったんだが、

 

面白くもないのに、

 

洋介「面白くないぞ、」

 

コハク「それでも一緒に行きたい、」

 

そこまで言われたら止める事はないか、

 

洋介「わかった、乗ってくれ、」

 

コハクは助手席に乗る、

 

俺は後部座席に荷物を置いて車を走らせる、

 

 

 

コハク「今日はお墓参りだよね、」

 

洋介「そうだ、」

 

それ以外何もしない、

 

終わったら急いで帰るから、

 

コハク「洋介は毎年お墓参りしてるの?」

 

洋介「俺を可愛がってくれた祖父だから、俺が悪いことしたらこの世の物とは思えないくらいの顔で俺を叱って、それでいいことしたら頭を撫でてくれた、」

 

コハク「洋介の頭を撫でる癖はおじいさん譲りなんだね、」

 

洋介「そうだな、」

 

じいちゃん子だったのか俺って、

 

自分でも気がつかなかった、

 

 

 

 

 

墓場に着いた俺とコハク、

 

来るのはちょうど1年ぶりだな、

 

俺は花と線香を持って自分の先祖が眠る墓の前に来た、

 

葉杉家、

 

俺が知っている先祖は祖父しか知らないがその前に何人もの先祖がこの下に眠っている、

 

水持って来ればよかったな、

 

少し苔がついてる、

 

俺は線香に火をつけて枯れた花を新しい花に変える、

 

そして数珠と一緒に手を合わせる、

 

今年はまだ半分だというのに色々なことあったな、

 

異世界からコハク達が来て俺の家に住んで、

 

黙祷を捧げて俺はコハクに数珠を渡す、

 

コハク「え?」

 

洋介「あの家は死んだ祖父の家だからな、コハクはお礼を言ってやってくれ、あの家を建ててありがとうって、俺は枯れた花を処分してくる、」

 

コハク「うん、わかったよ、」

 

コハクは数珠を受け取る、

 

 

 

 

 

コハクside

 

私は洋介から丸い物がいっぱいついた腕輪を受け取った、

 

洋介のように手を合わせればいいかな?

 

洋介は枯れたお花を捨てに行ったから聞けないや、

 

私は手を合わせた、

 

コハク「洋介のお爺さん、初めまして、コハク・ハーツです、洋介と一緒に住んでいます、あっ、私以外にもコレットやジェイドといったいろんな人と一緒に住んでいます!」

 

何いってるんだろう、

 

でも言わないといけない気がする、

 

だって、

 

コハク「お爺さんのお家のお陰で私は洋介に会えて洋介と一緒に暮らすことができています、ありがとうございます、それと伝えたいことがあります、」

 

誰もいないからいいよね、

 

コハク「私はよ・・・」

 

洋介「コハク、終わったか?」

 

洋介が帰ってきた、

 

言えなかった、

 

私は洋介を睨んだ、

 

洋介「えっ?な、何?」

 

コハク「なんでもないよ、」

 

私は洋介に丸い腕輪を返して車に向かった、

 

洋介のバーカ!

 

 

 

 

お家に着くと薫さんがいた、

 

ジュードが着せ替え人形になってる、

 

なんでか女装をされている、

 

ジューダスを思い出す、

 

洋介「薫、何やってんの?」

 

薫「洋ちゃん、お帰り❤️ジュードくんのお着替えをしてるの、」

 

ジュード「よ、洋介!お願い!止めて!」

 

ワンピース姿のジュード、

 

ごめんジュード、

 

似合ってるよ、

 

洋介「薫、もうやめてやれ、落ち着いたら俺がジュードを連れて男性用の服を買いに行くから、」

 

薫「もぉ〜、可愛い男の子を見るとやりたくなる私の性は知っているでしょう?」

 

いえ、

 

そんな性は今すぐやめるべきだと思います、

 

でもこれは薫さんの個性だからなんとも言えないです、

 

洋介もそんな薫さんと仲がいいし、

 

ちょっと妬いちゃうな〜、

 

洋介「薫、ちょっと墓場に戻る、墓の掃除をしたいから、」

 

薫「その間みんなを見ていればいいのね、でもお父様とお母様達が来たらなんて言えばいいの?」

 

洋介「俺が帰ったら説明するって伝えてくれ、そして無理やり追い出そうとしたら出来る限り止めてくれ、」

 

薫「結構責任重大な事私にさせるのね、わかったわ、洋ちゃんが戻ってきたら私は帰るわね、」

 

洋介「出来る限り急いで帰る、」

 

洋介はそう言って出て行った、

 

薫「えらいわよね〜、今時線香供えるだけで終わる人もいるのにね〜、」

 

コハク「薫さんはお墓参りしないの?」

 

薫「明日行くのよ、それとハニーの家族に会いに行くの、」

 

コハク「薫さんの両親は?」

 

薫さんが苦笑いした、

 

薫「絶賛絶縁中よ、コレットちゃんが来た次の日に話したわよね、私がなんでこの道を進んでいるのか、その後から一度も会ってないのよ、まぁ私が勝手に絶縁しただけだけどね、向こうはきっと帰ってきてほしいと思っているのよね、でも今の私を見ると両親はまた説教すると思うのよ、」

 

コハク「だから帰れないんだ、」

 

薫「コハクちゃん達の前でこんな事言ったら怒られるけど私は家に帰りたくないわ、この話はおしまいね、」

 

帰りたくない・・・か、

 

私はどうなんだろう、

 

帰ってお兄ちゃんや叔母さんに会いたい、

 

でも洋介と別れたくない、

 

わがままだね、

 

私、

 

薫「メルディちゃん、お勉強は進んでる?」

 

メルディ「ハイな!漢字も少し覚えた!」

 

メルディ早いよ覚えるの、

 

私よりも勉強進んでる、

 

薫「もうそろそろ私のお店で働かない?」

 

メルディ「いいの!?働きたい!」

 

薫「それじゃあお盆開けたら迎えに来るわね、後で洋ちゃんの許可をもらわないと、」

 

メルディのお仕事が簡単に決まっちゃった、

 

ジェイド「薫、洋介のご家族について聞きたい事があるのですがいいでしょうか?」

 

薫「いいわよ、なんでも聞いてちょうだい、」

 

ジェイドは何を聞くんだろう、

 

ジェイド「洋介のお父上とお母上はどのような人でしょうか?」

 

薫「そうね〜、お父さんはどちらかというと武闘派ね、洋ちゃんが体術を習っているようにお父さんも体術を習っているの、頭はいい方だけど今の役職で体が動かせないと言っているわ、お母さんはのほほんとしているわよ、料理も上手だし、でもお仕事のことになると目の色を変えるわね、そうやって社長の座を維持しているのよ、」

 

なんでそんなに詳しいのかな?

 

薫「先週お母さんが私に電話かけてきたのよ、私達お友達なの、結構旦那さんの愚痴と洋ちゃんの愚痴を言うのよ、洋ちゃんに関してはお見合いをさせようかしらと言うくらいよ、」

 

コハク「えっ?」

 

洋介がお見合い?

 

お見合いってあれだよね、

 

結婚前提のお付き合いだよね!

 

嘘!

 

薫「今の話は洋ちゃんに内緒ね、それにもしお見合いのお話になっても洋ちゃん断るから、」

 

ジェイド「わかりました、今の話は私達の胸の内にしまっておきましょう、」

 

洋介断るんだ、

 

そうだよね、

 

安心した、

 

薫「それとお婆ちゃん2人とおじいちゃん1人もいるわよ、このお家が死んだおじいちゃんのお家だって知っているわよね、」

 

ジェイド「はい、このような大きな家を建てることができるのは余程お金があるお方だったと思います、」

 

薫「私は会ったことないけどいいおじいちゃん見たいよ、それとお婆ちゃん2人も良い人よ、おじいちゃんの方はすごく面白い人よ、」

 

薫さんがそこまでいうなんてどんな人だろう?

 

薫「あとは親戚の人が来るみたいだけどその人達は知らないわね、会ったことないけど、洋ちゃんは親戚の子供と仲良いくらいかしら、」

 

ジェイド「ありがとうございます、今から来られるのが洋介のご家族だと思うと緊張をしますので、」

 

ジェイドが緊張?

 

ジェイド「コハク、私も緊張はするんですよ、」

 

心読まれた!?

 

ジェイド「顔に出ていますよ、」

 

薫「コハクちゃん顔に出やすいもん、洋ちゃんのお見合いのお話になると心配そうな顔をして、」

 

私は顔を真っ赤にしたと思う、

 

顔が熱いから、

 

ジュード「コハクさんは洋介の事が好きなのですね、」

 

ジュード!

 

なんで直球に聞くの!?

 

ジェイド「ジュード、そのような事はストレートに聞く事ではありません、聞くのでしたら遠回しに聞かないと、」

 

ジュード「えっ?そうなの?ごめん、」

 

謝っても遅いよ、

 

薫「もう洋ちゃんくらいかしら、気がついていないの、いいえ、洋ちゃんは女性からの好意を向けられるのは嫌なのよ、元カノの事を思い出してしまうから気がつかないフリをしてるって、一応はあの眼鏡のお陰でそんな好意を向けられていないのが幸いね、」

 

でも飛鳥さんは洋介に好意を向けているよね、

 

それを無視しているって事よね、

 

それは女性にひどいと思うよ、

 

薫「そんなわけでコハクちゃん、洋ちゃんの事をお願いね、」

 

ずっと前に同じこと言われた記憶があるんですが、

 

 

 

洋介が出て行ってみんながリビングに集まって話し合いをしてしばらくすると玄関のチャイムが鳴った、

 

きっと洋介の家族だね、

 

薫「私が行くわ、みんなはここで待ってて、」

 

ウッドロウ「そうですね、洋介さんの家に見知らぬ私達が扉を開けると不審者と間違われます、」

 

薫「察しがいい男は素敵よ、それじゃあ行ってくるわね、」

 

薫さんがそう言って玄関に向かった、

 

マオ「キンチョーするネ〜、」

 

ジューダス「お前のその言動は緊張しているように見えん、」

 

私は緊張で落ち着かない、

 

薫「あら〜おひさ、」

 

「薫ちゃん!?久しぶり!」

 

「なんだ、洋介はいないのか?」

 

薫「洋ちゃんはお墓をお掃除しているわよ、それで私がお留守番しているのよ、」

 

「そうか、あいつに迷惑かけているな、」

 

「本当にできた息子よ、誇らしいわ、」

 

薫「そんな洋ちゃんを育てたのはお2人ですよ、」

 

「もう薫ちゃんったら、」

 

「所でこの靴の数はなんだ?あいつは靴集めにでも目覚めたか?それに何足か女性用だ、」

 

その声に私は思わず背筋を伸ばした、

 

「まさか薫さん、息子をそっちの道に・・・」

 

薫「私はいつでもOKなのよ、でも洋ちゃんはまだ入っていないわよ、」

 

まだって入れる気なの!?

 

薫さん!?

 

薫「この靴の事は洋ちゃんが帰ってきてから洋ちゃんの口から伝えるわ、だから家に入ったら驚かないで洋ちゃんを待って欲しいの、」

 

「薫ちゃんがそこまで言うなら、」

 

「貴方達、いつまで年寄りを待たせるつもりですか?」

 

「お義父さん、お母さん、それに母さん、」

 

薫「いらっしゃ〜い、」

 

「薫さん、先に入っていいかしら?」

 

入ってくる、

 

マリク「お年寄りが来るから椅子を開けるぞ、」

 

ベルベット「お茶の準備してくるね!」

 

マオ「ここにいないコレットとガラドが羨ましいヨ、」

 

私は机の上を綺麗にしないと、

 

薫「いいですよおば様、おじ様達もどうぞ、」

 

入ってきた!

 

薫さんが先にこっちに来た!

 

次に男の人と女の人、

 

多分洋介のお父さんとお母さんだと思う、

 

次はお婆さん2人とお爺さん、

 

「誰だ?洋介の知り合いか?」

 

男の人が私達を見てそう言う、

 

正直不安、

 

ジェイド「初めまして洋介さんのお父様とお母様、私はジェイドと申します、訳あって私達は洋介さんの家に居候させていただいています、」

 

「ジェイド?アメリカか他国の人か?あいつ民宿でも始めたか?それもこんなに何人も、」

 

薫「その辺りは洋ちゃんが帰ってきたら言ってくれるからそれまで我慢よ、」

 

「そうね、でも一言言って欲しかったわね、」

 

「こら、洋介はもう立派な社会人ですよ、いちいちやることに親の許可は要らないよ、」

 

「そうね、もう子供じゃないもんね、」

 

言えない、

 

別世界から来ましたって言えない、

 

洋介はどうやって説得するんだろう?

 

お父さん達が椅子に座るとちょうどよくベルベットがお茶を入れてきた、

 

ベルベット「お茶をお持ちしました、」

 

「ありがとう、だけど夏に熱い緑茶はダメだよ、麦茶を持ってきてくれないか、」

 

ベルベット「は、はい!」

 

ベルベットはお茶を置いてすぐにキッチンに戻った、

 

ベルベットも緊張してる、

 

「そういえば自己紹介がまだだったな、俺は洋介の父の葉杉浩介(ハスギ・コウスケ)だ、」

 

「私は洋介の母の紫(ユカリ)です、」

 

「祖父の城介(ジョウノスケ)だ、」

 

「城介の妻の緑(ミドリ)と言います、」

 

「藤子(フジコ)です、」

 

ジェイド「自己紹介ありがとうございます、改めまして、ジェイド・カーティスです、」

 

浩介「ほぉ、ゲームキャラと同じ名前か、そんな偶然あるんだな、」

 

えっと、

 

ゲームキャラです、

 

城介「お主、軍人か?」

 

ジェイド「はい、こう見えても軍で働いていました、」

 

城介「なるほど、道理で隙がない、」

 

浩介「お義父さん、自己紹介がまだです、そう言った話はまた後で、」

 

城介「いや、わしと同じ雰囲気を出しておったからな、」

 

どんな雰囲気だろう?

 

ジェイドは結構毒舌だからお爺さんもそんな感じかな?

 

マリク「始めまして、マリク・シザースです、」

 

城介「お主も軍人か?」

 

浩介「お義父さん、そう言った質問は後から、」

 

マリク「いえ、大丈夫です、俺は元軍人だ、」

 

紫「その歳で軍を辞めるなんて、何かあったのですね、」

 

マリク「少々嫌気がさしまして、」

 

ジューダス「次いいか?」

 

浩介「あぁすまない、妻が失礼した、」

 

ジューダス「構いません、ジューダスと言います、」

 

浩介「ジューダス?貴方もゲームの登場人物と同じ名前ですね、」

 

メルディ「メルディだよ!よろしくね!」

 

マオ「僕はマオ!よろしく!」

 

浩介「・・・どういう事だ、なぜこんなにも名前が一緒な奴がいる、それに服は違うが顔と声がゲームの登場人物そのままだ!」

 

緑「浩介さん、そんなに珍しい事ですか?」

 

浩介「あり得ないんだ!コスプレイヤーでもこんなに似せる事は出来ない!」

 

薫「ふふ、私とおんなじ事を言ってるわね、」

 

紫「薫ちゃんは何か知ってるの?」

 

薫「私の口からは言えないわ、洋ちゃんが説明するもの、」

 

紫「そう、なら洋介が帰ってくるのを待つしか無いわね、」

 

ジュード「僕はジュード・マティスです、」

 

ウッドロウ「ウッドロウ・ケルヴィンです、」

 

ベルベット「私はベルベット・クラウ、よろしく、」

 

ベルベットは麦茶を置いていった、

 

最後は私だよね、

 

コハク「コハク・ハーツです、」

 

私が挨拶をすると浩介さんが私をまじまじと観察し始めた、

 

私何かしたのかな、

 

浩介「息子のもろタイプじゃ無いか、」

 

紫「よかったわ、お見合いのお話を持ってきたけど必要無いみたいね、」

 

お見合いの話持ってきてたの!?

 

無くなってよかった、

 

城介「わしらの孫だぞ、見合いなんぞしなくても女なんざ選び放題じゃろうに、」

 

藤子「それもそうですね、」

 

言い方が孫バカのような言い方ですよ、

 

浩介「しかし、次は親戚が来るというのに、あいつはまだ帰って来ないのか?」

 

城介「バカ息子!お前が墓の掃除を怠るから孫がわざわざ掃除しているんだ!」

 

そう言って絞め技をするお爺ちゃん、

 

首に入っているんだ、

 

腕を勢いよく何度も叩いてる、

 

顔も真っ青、

 

そんな時にまたインターホンがなった、

 

藤子「親戚が来たみたいだね、私が出るよ、」

 

そう言って立ち上がる藤子さん、

 

紫「お母さん、私が行きますよ、」

 

藤子さんを止めて紫さんが立ち上がり玄関に向かった、

 

紫「いらっしゃい、」

 

「洋にぃはいる!?」

 

「洋にぃちゃんは!?」

 

子供?

 

洋にぃって事は弟?

 

でも親戚だから違うか、

 

「こら、まずは挨拶だろ?」

 

「わかったよ、紫叔母さん、こんにちわ、」

 

「こんにちわ!」

 

紫「こんにちわ、相変わらず洋介が好きね、」

 

「今日は洋にぃが紹介したい人が居るって言ってたから、」

 

「にぃちゃんばっかりずるい!わたしにも紹介してほしい!」

 

「喧嘩をしない!」

 

洋介人気だね、

 

ジェイド「どうやら私の生徒になる子供のようですね、」

 

ウッドロウ「ジェイドは何かを教えると言っていましたが何を教えるつもりで?」

 

私も気になる、

 

何を教えるんだろう?

 

ジェイド「そうですね〜、思い切って唱術を教えようかと思いまして、」

 

マリク「面白そうだな、俺も1枚噛ませてくれ、」

 

コハク「ダメだよね!」

 

真面目にしようよ!

 

マリクも悪ノリしたらダメだよ!

 

「紫さん、お久しぶりです、」

 

紫「そうね、子供達が洋介に会いたそうだから中に入って頂戴、」

 

「お邪魔しま〜す!」

 

「にぃちゃん靴揃えて!」

 

「あっ!いっけねぇ、洋にぃに殺される、」

 

「洋にぃちゃんその辺り厳しいの忘れてないでしょ!?」

 

「悪い悪い、」

 

厳しいのかな?

 

マリク「あぁいう時から礼儀とか教えておかないと将来まともな大人にならないからな、」

 

城介「そうだ、まぁ無駄に厳しいのはあいつのせいだがな、」

 

浩介さん青い顔で気絶してるよ、

 

藤子「そうですね、今では立派になって、」

 

ジェイド「亡くなった洋介のお爺様ですね、」

 

藤子「はい、私の夫でした、」

 

城介「洋介はあいつに似たからな、あいつにべったりだったからな、俺の方に一度も来たことない、」

 

緑「それはあなた、中学生の時に寝起きで縄で縛ってロウソクのロウを垂らしたら私以外喜びませんよ、」

 

今何か暴露した!

 

縛る!?

 

ロウソク!?

 

何の話!?

 

何の話!?

 

メルディ「縛って遊ぶの楽しい?」

 

緑「人にも寄りますね、縛り方がなっていないとただ痛いだけですから、ロウソクも垂らす場所によって痛みと心地よさが全然違います、」

 

体験談話し出した!?

 

想像しただけでも痛いよ!

 

それに心地いいって何!?

 

メルディ「わかった!今度ヨースケに試してみる!」

 

メルディ!?

 

城介「やる時は油断している時にやりなさい、風呂上がりとかトイレから出た時にな、」

 

メルディ「ハイな!」

 

メルディ!

 

そこはしたらダメだよ!

 

でも本人やる気だ、

 

洋介、

 

ごめん、

 

見守るしか出来ないよ、

 

廊下から足音が聞こえてきて、

 

「洋にぃ!ゲームしようぜ!」

 

「洋にぃちゃん!ゲーム!」

 

リビングに勢いよく入ってきたのは眼鏡を掛けた背の高い男の人と可愛い女の子だった、

 

歳は2人とも私と同じくらいかな?

 

城介「こら、幹彦(ミキヒコ)!繭(マユ)!お客様の前ではしたない!」

 

幹彦「わわ!ごめんなさい!」

 

繭「ごめんなさーい!」

 

2人は謝ったけど私達を見て固まった、

 

幹彦「嘘、ベルベットだ!ベルベット姐さんだ!」

 

繭「ジェイド・カーティス大佐!ネクロマンサーのジェイドだ!イケメンだー!」

 

マリク「お前そんな二つ名あるんか?」

 

ジェイド「私は意外と気に入っていますよ、」

 

ベルベット「姐さんってここでも言われるなんて、」

 

幹彦「声までそっくりだ!すげー!最近のコスプレすげー!

 

繭「絶対本物だよ!あれだよ!最近流行りの異世界転移!」

 

幹彦「流石洋にぃ!摩訶不思議なこと起こす男!」

 

「いい加減にしろ馬鹿ども!」

 

2人の頭に拳骨が落ちる、

 

2人は頭を抑えてうずくまる、

 

痛そう、

 

「すいません、この馬鹿には言い聞かせておきますので、」

 

マオ「ユージーンの拳骨より痛そう、」

 

幹彦「でも父さん!どう見てもジュードくんとかベルベットの姐さんとかマリク教官とかメルディとかウッドロウとかどう見てもコスプレイヤーじゃん!」

 

「それでも迷惑をかけるんじゃない!」

 

城介「洋介はまだ帰ってきてない、ここで伸びている馬鹿が墓掃除を怠ったから孫が掃除しに行ったんだ、」

 

「そうか、兄さんが、」

 

城介「お前も後で洋介に礼を言っておくんだ、」

 

幹彦「洋にぃいないのか〜、」

 

繭「げーむ〜、」

 

ゲーム目的なんだ、

 

「自己紹介がまでした、俺は久瀬新一(クゼ・シンイチ)だ、この2人は息子と娘の幹彦と繭だ、」

 

幹彦「どうも、」

 

繭「はじめまして!」

 

「私は久瀬百合子(クゼ・ユリコ)です、」

 

繭「もしかして薫様?」

 

薫「そうよ、はじめまして、」

 

繭「本物の薫様だ!洋にぃちゃんの知り合いなの?」

 

薫「そうよ、洋ちゃんとお知り合いなの、」

 

繭「洋にぃちゃん薫様と友達なんて凄い!」

 

薫さんってそんなに女性に人気なんだ、

 

幹彦「それにしても何でコスプレイヤーが居るんだ?」

 

紫「それに関しては洋介が帰ってくるまで待っててほしいな、」

 

幹彦「はーい、」

 

繭「絶対に異世界転移だよ!異世スマだよ!転スラだよ!」

 

幹彦「いや転スラは違うから、」

 

仲のいい兄妹だね、

 

私もお兄ちゃんを思い出すな、

 

そんな時に、

 

洋介「ただいま〜、」

 

洋介が帰ってきた!

 

私は玄関まで行く、

 

コハク「お帰り!洋介!」

 

洋介「ただいま、父さん達や親戚におじさん達が来てるかな?」

 

コハク「うん、みんな私達の事を知りたいみたい、」

 

洋介「そうか、なら説明するか、」

 

洋介と私は一緒にリビングに戻る、

 

城介「あやつは洋介のこれじゃないのか?」

 

ジェイド「そうなんですよ、本人は意外にも鈍感なんです、」

 

マリク「俺らがどれだけあの2人をくっつけようとしていても最後の一押しが足りない、」

 

何やってるのこの人たち?

 

繭「洋にぃちゃんの彼女さんなんだあのコスプレの人、」

 

幹彦「そうじゃないと洋にぃの声に反応して出迎えに行かないだろう?」

 

ジュード「でも2人はまだ付き合ってないよ、」

 

「「えっ?嘘?」」

 

洋介「何を聞いているんだミキ、マユ、」

 

幹彦「洋にぃお帰り!」

 

繭「洋にぃちゃんお帰り!」

 

洋介「ただいま、ゲームの前に父さん達にコハク達を紹介したいからまた後でな、・・・何で父さん気絶してるんだ?」

 

城介「俺が沈めた、」

 

洋介「じいちゃん、何か馬鹿な事やらかしたんか?」

 

城介「こいつが洋介の帰りが遅いと言い出しやがったからお前のかわりに墓掃除しているんだと言って絞め技をしてやったんだ、そしたらこのざまだ、」

 

洋介「父さん、ご愁傷様、」

 

紫「洋介、説明して頂戴、薫ちゃんは洋介が帰ってくるまで待って欲しいって言われたのよ、」

 

薫「洋ちゃんお帰り、」

 

洋介「薫、ありがとな、」

 

薫「洋ちゃんの為ならなんだってするわよ、お礼はベッドでね、」

 

洋介「今度店で服を買うからその時に、」

 

薫「あーん、いけずね、まぁいいわ、私は帰るわね、バイバァイ、」

 

そう言って薫さんは帰って行った、

 

洋介「薫に感謝だな、それじゃあ説明するか、」

 

洋介は私達の事をみんなに説明した、

 

 

 

 

 

 

洋介「まぁそんな訳だ、」

 

紫「信じられないわ、ゲームの世界から来るなんて、」

 

新一「だがあの映像は本物だ、俺の親戚がこんな変な事に巻き込まれるなんて、」

 

ジェイド「私達もです、ですが来る場所が洋介のいる場所で良かったと思っています、他の人でしたら今頃はこうやって過ごしてはいないと思います、」

 

城介「洋介は優しいからな、」

 

メルディ「ヨースケすごく優しい!」

 

城介「そうだろ、だが洋介、お前は今後もそれでいいのか?こんな案件は警察にも相談できんだろうがお前は今後も自己犠牲をしてこやつらを助けるのか?」

 

洋介「わかりきったこと聞くなよじいちゃん、俺はコハクが来た時点でこの摩訶不思議な事に片足を突っ込んだんだ、だったら最後までどっぷりと両足まで浸かるさ、」

 

城介「決めた事は最後までやり通すか、あいつの孫だな、」

 

洋介「じいちゃんの孫でもあるんだぞ、」

 

城介「そうだったな、だがそんな精神論じゃやっていけんぞ、金の問題もそうだが1番の問題はこやつらを元の世界に戻す方法がわかっておるのか?」

 

洋介「まだわからんよ、だけどいずれは向こうから接触してくると思う、」

 

紫「それまでずっとみんなの面倒を見るの?」

 

洋介「仕事したいってこの前言われた、だから職場の人と顔合わせはしてあるしお盆明けから仕事ができる、それで金銭面は改善できる、」

 

紫「だけど・・・」

 

浩介「紫、見苦しいぞ、」

 

浩介さん、

 

起きてたんだ、

 

浩介「洋介が決めた事だ、それにお前ならいい案があるのか?」

 

紫「それは・・・」

 

浩介「無いだろう?だったら俺らが洋介のやる事に文句は言えない、」

 

城介「起きておったのか、なら会話に参加せんか、」

 

浩介「俺を沈めた奴が何を言う、」

 

城介「沈むお前が悪い、それじゃあ宴会と行くか、」

 

浩介「このまま宴会に持ち込むのか?」

 

城介「いいじゃないか、人数が多い方が宴会も楽しいだろう、」

 

洋介「そうだな、それじゃあオードブルを出していくから、ベルベット、手伝ってくれ、」

 

ベルベット「わかったわ、」

 

洋介とベルベットはキッチンに向かって、

 

繭「にぃちゃん!やっぱり異世界転生だったよ!」

 

幹彦「すげー!洋にぃすげー!もしかして紹介したい人ってみんなのことだったのかな!?」

 

ジェイド「それだけでは無いですよ、あなたの家庭教師として私を雇ってくれませんか?」

 

幹彦「嘘!ジェイドを家庭教師に!?まじ!?」

 

ジェイド「はい、洋介があなたの家庭教師をお願いしたいと言われたので、」

 

幹彦「よっしゃあああああああ!!!!」

 

繭「にぃちゃんだけずるい!」

 

新一「なんか親の知らない所で家庭教師が雇われているんだが、」

 

洋介「おじさん、ジェイドを雇ってくれないんですか?」

 

新一「ジェイドさんが何を教えるかにもよるがな、まずは盆明けに家で教えてもらいますか、」

 

洋介「ついでに給料は一般の家庭教師の半額でいいですよ、そこから少しずつ増やしていただければ、」

 

新一「そうだな、」

 

幹彦「ジェイドさん!よろしくお願いします!」

 

ジェイド「私のことはジェイドで構いませんよ、」

 

幹彦「よっしゃああああ!!!」

 

ジェイド「繭さんも一緒に勉強を見ますか?」

 

繭「いいの!?」

 

ジェイド「はい、一緒に教えた方が親御さんも喜ぶと思いますから、」

 

繭「やったあああああああ!!!!」

 

百合子「いつのまにか繭まで、」

 

洋介「2人か、なら先ほどの倍の給料で、」

 

新一「商売上手だな、だが成績が良くなっていればの話だ、」

 

洋介「交渉成立だ、今は夏休みだから盆明けに一度そちらに連れて行きます、」

 

新一「わかった、俺は仕事だから百合子に話を通してくれ、」

 

城介「お前ら!難しい話は後だ!食うぞ!」

 

洋介「俺は今日は酒は飲めないからおじさん任せた、」

 

新一「何!?待て洋介!」

 

城介「こら!新一!俺の酒が飲めんと言うのか!」

 

新一さんが捕まった、

 

洋介「コレットとガラドをむかえに行かないといけないからな、」

 

浩介「迎えに?」

 

洋介「コレットとガラドはペットショップで働いてるから、店長も気に入ってる、」

 

浩介「そうか、心配はいらないな、洋介、全員を送り迎えするのか?」

 

洋介「そこはまだ決まってない、」

 

浩介「なら俺が何人か送り迎えしてやる、」

 

洋介「いいんか?」

 

浩介「いいに決まっているだろ?少しは親を頼れ、」

 

洋介「ありがとう、なら香原さんの家の送り迎えを頼む、」

 

浩介「わかった、」

 

こうして無事に私たちは家に居られるようになりました、

 

 

 

 

メルディは後日洋介を縛ってロウソクを垂らしたのはまた別のお話、




オリキャラが大量に出てきたからそろそろ登場人物集でも作ろうかな?

今回は称号は無しにします、



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

お盆3日目 戦闘訓練見学再び

遅れてすいません、




お盆3日目、

 

俺は起きた瞬間真っ先にリビングに向かった、

 

そこで見た光景は、

 

酒瓶、

 

青森産の明ケ烏に安東水軍、

 

陸奥男山、

 

岩手産のいわて桜顔、

 

ガラドとじいちゃんと親父と新一さんが飲み明かしたみたいだ、

 

その証拠にガラド以外は床で嘔吐しながら寝てる、

 

ガラド、

 

酒に強いな、

 

今頃部屋で寝ているのか、

 

俺は倒れている男どもを転がして部屋の隅に追いやる、

 

その際にゲロ踏んでしまったけど、

 

足を拭いて雑巾とバケツとゴム手袋とこの日以外使い所がないハイターを持ってリビングと言う名の戦場に赴く、

 

ぬるま湯を貯めてそこにハイターをキャップ2杯入れる、

 

ゲロが乾いている場合があるから注意が必要だ、

 

窓を開けていざ水拭き!

 

俺は床を水拭きする、

 

カーペットとかは丸めて外に出す、

 

後で子供用のプールを膨らませて水張ってハイターぶちまけて消毒する、

 

ベルベット「うわっ!?これは酷い、」

 

ベルベットが起きてきた、

 

洋介「おはよう、ベルベット、キッチンにある洗い物を頼む、俺はここの掃除をする、」

 

ベルベット「わかったわ、私の方が終わったらここを手伝うから、」

 

嬉しいことを言ってくれる、

 

ベルベットがキッチンに向かう、

 

俺は次はテーブルを拭いていると、

 

ガラド「朝から性が出ますな、」

 

寝ていると思っていたガラドがやってきた、

 

意外だ、

 

俺が起こしに来るまで寝ていると思った、

 

洋介「おはよう、二日酔いは大丈夫か?」

 

ガラド「大丈夫だ、あの後明日も仕事だから抜け出してたんだ、」

 

だから酔っ払っていないんか、

 

ガラド「時間まで手伝おう、」

 

洋介「助かる、」

 

あいつらもガラドを見習ってほしい、

 

そう思いながら寝ている大の大人を見た、

 

 

 

 

掃除の途中でコレット達も起きて掃除を手伝ってくれた、

 

俺は掃除を中断してガラドとコレットを連れてペットショップに向かう、

 

その時に帰りは歩いて帰ると言いだしてきた、

 

なんでもいつまでも送り迎えをしていたら俺の仕事に支障をきたすんじゃないかと話し合ったとのこと、

 

マジで嬉しい、

 

嬉しい心配りに内心感激している俺、

 

内心ルンルン気分で俺は車を走らせた、

 

 

 

 

2人を送って俺は家に帰ると母さんや叔母さん達も掃除に勤しんでいた、

 

毎年父さんや叔父さんが復活したら帰るのに、

 

藤子「洋介、毎年ごめんね、この馬鹿達は復活するとすぐに帰るから手伝ってやれなくて、」

 

紫「えぇ、この人達はただただめんどくさがり屋なのよ、、」

 

緑「本当、この血筋なのになんでこんな真面目な孫ができるのかしら?」

 

それは知らない、

 

もしかしたら死んだじいちゃんが父さん達があんなんだから俺を真面目に育てたのかもな、

 

今年は早く掃除が終わりそうだ、

 

 

 

 

 

 

酔いつぶれていた男性陣が目を覚ました頃には掃除が終わった、

 

そして皆が帰って俺はソファで倒れ込んだ、

 

今から自由時間だ、

 

何をしようか、

 

そういえば今日陸斗が来るって言ってたな、

 

コハク「洋介、今日は陸斗さんが来るんだよね、」

 

洋介「そうだ、だけど特におもてなししなくていい、」

 

おもてなしで思い出したが後2年でオリンピックか?

 

コハク達が参加したら絶対に好成績残すだろうな、

 

問題は何に参加するんだろうか?

 

それ以前オリンピック前に帰るかな?

 

コハク「洋介?」

 

洋介「どうした?」

 

コハク「洋介こそどうしたの?ボーっとして、」

 

あぁボーっとしてたのか、

 

洋介「なんでもない、大丈夫だ、」

 

疲れいるみたいだな、

 

コハク「それならいいけど、私はみんなと一緒に訓練してくるね、」

 

そう言って外に向かった、

 

暑い中よくやる、

 

俺には無理だ、

 

だけどみんなは砂漠やら雪山とかで戦うからな、

 

弱音は吐けないか、

 

俺ができることは冷たい茶の準備かな、

 

俺はキッチンに行きペットボトルの麦茶を数本取り出す、

 

その時玄関からチャイムが鳴った、

 

陸斗かな?

 

俺は玄関に向かった、

 

玄関を開けると、

 

陸斗「よっ!来たぜ!」

 

汗を掻きながら爽やかな笑顔を見せる陸斗がいた、

 

殴りたい、

 

あの笑顔を、

 

洋介「いらっしゃい、」

 

俺はとりあえず挨拶だけした、

 

陸斗「コハクちゃん達は出かけているんか?」

 

洋介「戦闘訓練してる、」

 

陸斗「まじ!?見学させてくれ!」

 

こんな暑い中よく言えるよな、

 

地球温暖化のせいだ!

 

洋介「麦茶運ぶの手伝って、」

 

陸斗「おう!」

 

人手確保、

 

チョロい、

 

俺はほとんどのペットボトルを陸斗に押し付けた、

 

陸斗「なんか俺だけこんなに持って理不尽じゃないか?」

 

洋介「気のせいだ、」

 

俺はそういい外に向かう、

 

 

 

 

俺と陸斗が庭に出ると、

 

コハク「ジュード強いね!」

 

ジュード「一応は護身術程度なら、」

 

コハクとジュードが組手をしていた、

 

蹴りをメインとしたコハクと拳と蹴りを均等に使い分けるジュード、

 

ジュード「散三華!」

 

コハク「散三華!」

 

2人の技がうまい具合にあたりはたき落した、

 

ジュード「魔神拳!」

 

コハク「天楼脚!」

 

ジュードの魔神拳をコハクがサマーソルトをしながら避けてジュードを宙に浮かす、

 

コハク「疾風脚!」

 

コハクが空中で蹴りを3連撃して最後に地面に叩きつけ落とした、

 

ジュード「がはっ!」

 

ジュードくん、

 

戦闘不能、

 

コハク「ジュード!大丈夫?」

 

ジュード「大丈夫だよ、これでも頑丈だからね、治癒功、」

 

ジュードくんが治癒功を行い傷を治している、

 

コハク「治癒功便利だよね、」

 

ジェイド「はい、ジュードのお陰で怪我をしてもすぐに治せます、」

 

そうだな、

 

ジュードの治癒功は序盤から終盤まで重宝したからな、

 

多分主人公で初の回復要員じゃないかな?

 

その後ルドガーのサイカトリスが地味に回復要員になったな、

 

だけど集気功も回復できるけど自分自身だからな、

 

だからジュードが主人公初の回復要員か、

 

ジューダス「ベルベット、行くぞ、」

 

ベルベット「いいわよ、」

 

次はジューダスとベルベットか、

 

ジューダスはスタン達と旅をした経験があるから善戦するだろうな、

 

ベルベットは我流ならではの攻撃をすれば勝てる見込みはあるかも、

 

ベルベットが先に仕掛けた、

 

初期技に設定されている鋭武からの円抉、

 

次は説破かな、

 

だけどジューダスはそれを剣で捌く、

 

靴の仕込み刃をよく捌けるな、

 

ジューダス「双連撃、」

 

ジューダスがベルベットの懐に入り連撃を叩き込む、

 

ベルベット「くっ!」

 

技を中断して防御に徹するベルベット、

 

ジューダス「幻影刃、」

 

斬りつけると共に敵の背後に周る技、

 

だけどゲームでは変に相手の背後に周ると死にかけるからオススメしない、

 

幻影回帰で戻ればいいけど、

 

ジューダスはベルベットの背後に周る、

 

ベルベットは振り返ろうとするが、

 

ジューダス「千裂虚光閃、」

 

背後から斬り突く、

 

ベルベット、

 

戦闘不能、

 

ベルベット「ジューダス強いね、」

 

ジューダス「経験の差だ、ゲームでは弱いがこれでも戦いの経験はしている、ベルベット、いきなり突っ込んでくるな、お前は蹴り技からの刺突刃での攻撃がメインだ、お前の技はよく見れば初見でも見切られる、まずは目くらましに何か技を飛ばすんだ、」

 

ジューダスってディスティニー2から保護者っぽくなったからな、

 

柔らかくなったんだよな、

 

死んだからか?

 

ベルベット「飛ばす技・・・紅火刃!」

 

ベルベットが刺突刃から火の塊を出して投げつけて、

 

ジューダス「そうだ、それをすれば目くらましにもなり攻撃が当たりやすくなる、お前の技は教えてもらった技に蹴りを加えたものだって言っていたな、エッジを入れた靴は斬るだけでなく剣を弾くためにも使える、脚は手の倍以上の力が出る、そうすることで力強く攻撃が弾かれて相手がバランスを崩す、その隙に攻撃を仕掛ければいい、突っ込むだけでなく受けの姿勢も大切だ、わかったか?」

 

脚力についてはトリコでも言われていたな、

 

確か約3倍だっけ、

 

ベルベット「わかった、今度別の人と試してみるね、ジューダスって教えるの上手だよね、」

 

ジューダス「これくらい誰でも出来ることだ、」

 

照れてるよジューダスさん、

 

マオ「ねえねえジェイド、試したいことがあるんだ、」

 

ジェイド「試したい事ですか?」

 

何をするつもりだマオ?

 

マオ「ボクってゲームでユージーンと一緒に秘奥義するよネ、同じ槍使いのジェイドとなら出来るかなって、」

 

ジェイド「槍使いではなくて死霊使いなのですが面白そうですね、ではやってみますか、」

 

マジで何するつもりなんだ!

 

マオ「深紅の爆炎、かの者を焼き尽くせ!」

 

なんか暑くなってきたんだけど!?

 

ジェイド「これが全てを焼き尽くす剛爆の魔槍です!」墜牙爆炎槍

 

マオ・ジェイド「秘奥義!インフェルノドライブ!!」

 

マオはトンファーと突き出して突進してジェイドは槍を投げた、

 

まさかインフェルノドライブをこの2人で再現しやがった、

 

マオ「ジェイド!一緒に交差しないとダメだヨ!」

 

ジェイド「いやあ、投げた方が速いと思いまして、ですがこれは使えますね、今度ガイと試してみましょう、」

 

ガイと?

 

俺は想像してみた、

 

 

 

 

ガイ「気高き紅蓮の炎よ!焼き払え!」

 

ジェイド「これが全てを焼き尽くす剛爆の魔槍です!」

 

ガイ・ジェイド「秘奥義!インフェルノドライブ!!」

 

ガイが突っ込んでジェイドが槍を投げる、

 

 

 

絶対にジェイドは槍を投げているイメージしかないな、

 

陸斗は静かだな、

 

俺は陸斗を見ると口を開けて惚けている、

 

久しぶりに見たこいつの馬鹿面、

 

それより庭が一部焼け野原になってしまったな、

 

どうしようかな、

 

メルディ「ウッドロウ!マリクと戦うか!?」

 

ウッドロウ「そうですね、メルディは見学にしますか?」

 

メルディ「ハイな!」

 

マリク「それならやるか、ウッドロウ、準備をしてくれ、」

 

ウッドロウ「こちらはいつでも大丈夫です、」

 

次はウッドロウとマリクか、

 

どちらも近距離から遠距離や魔法と使える、

 

あとは実践経験の差で決まるかな、

 

マリクが先に動いた、

 

投刃を投げる、

 

あれは壱心か、

 

そこから弍律参界四紋と繋げるかな?

 

ウッドロウはそれを弾く、

 

マリクは次は旋の炎を繰り出す、

 

また庭が焼かれる、

 

ウッドロウは避けて弓を構える、

 

ウッドロウ「豪烈!」

 

矢を放つ、

 

マリクは軽々と避ける、

 

投刃が戻ってきて再び投げる、

 

そして詠唱を行った、

 

ウッドロウは投刃を弾いたが、

 

マリク「ロックランス!」

 

ウッドロウの足元から岩の槍が出て来た、

 

ウッドロウは慌てて宙に飛ぶが投刃が追撃をする、

 

ウッドロウは投刃にあたり落ちる、

 

マリクはウッドロウに近寄り投刃を首筋に当てる、

 

ウッドロウ「参りました、」

 

マリク「まだまだだな、だが伸びしろはある、精進するんだ、」

 

ウッドロウ「はい、」

 

マリクが手を差し伸べてウッドロウはそれを掴む、

 

なんか友情ができたぞあの2人、

 

陸斗「洋介!お前はいつもあんなすげーもん見ているんか!?」

 

陸斗が馬鹿面から回復した、

 

洋介「いつもじゃないな、休みの日はよくやってるの見てるから、俺は飲み物持ってくるくらいしかしてないな、」

 

あの時のガラドとの戦いがトラウマになりかけそう、

 

ワンパンで沈められるなんて思わなかった、

 

ジューダス「洋介、いつまでそこにいるんだ、」

 

ジューダスが声をかけて来た、

 

気づかれてたんか、

 

洋介「飲み物持ってくたけど真剣に訓練しているみんなを見ていると入りにくくなった、」

 

メルディ「もう1人は誰?」

 

そういえばジューダスとメルディとマオとジュードは初めてだったな、

 

洋介「俺の友達の陸斗、今日来る予定だったし飲み物運んでもらってる、」

 

陸斗「今橋陸斗って言うんだ、よろしくな!」

 

マオ「ボクはマオだヨ!」

 

メルディ「私、メルディ!」

 

ジューダス「ジューダスだ、」

 

ジュード「ジュード・マティスです、」

 

陸斗「よろしくな!」

 

簡単な挨拶を終えたところで俺はペットボトルを渡していく、

 

マリク「暑い日にはこういった冷たいのはいいな、」

 

よかった、

 

少し時間が経ったからぬるくなっていないか気になっていた、

 

今度はクーラーボックスで持ってくるか、

 

陸斗「みんなすげーな、向こうでもそうやって戦っているのか?」

 

ウッドロウ「そうですね、魔物でも人でもこういった戦いをしますね、そうでないと生きていけないので、」

 

ジューダス「ウッドロウにはまだ強くなってもらわないといけない、」

 

まぁ今のままじゃヒューゴを倒すことできないだろうし、

 

でも地味に技も覚えて来てるな、

 

帰るまでに序盤は無双できるくらいに強くなってるかな?

 

マオ「陸斗、一度誰かと戦って見てよ、」

 

マオがそんな事を言い出した、

 

陸斗「俺か!?俺は弱いからやめておくぜ!」

 

洋介「そう言わずにジュードの組手の相手になったら?」

 

ガラドじゃないが一度キャラのワンパンを喰らっておけ!

 

俺の痛みを知っておけ!

 

陸斗「俺に死ねと言うのか!?」

 

コハク「でも洋介ってガラドと戦ったよ、」

 

ナイスアシストだコハク、

 

陸斗「マジで?」

 

洋介「マジだ、手も足も出なかった、」

 

ワンパンだったからな、

 

俺の中でガラド=ワンパンマンになっている、

 

陸斗「・・・仕方ない!ジュード!1回戦ってくれ!」

 

かかったな馬鹿めが、

 

ジュード「いいのかな?」

 

洋介「いいんじゃない?本人はやる気だし、それに殺し合いじゃないんだから、気絶させたらそこで終了でいいよ、」

 

陸斗「洋介!俺は簡単にやられる男じゃないぞ!」

 

陸斗ってスポーツはできていたけど戦いは・・・学生の時に無理やりナンパしていたチャラ男を俺と一緒にボコった事あったな、

 

一応は喧嘩はできるはず、

 

陸斗は軽くストレッチをした、

 

やる気あるな、

 

ジュードは困惑しながら陸斗と向かい合う、

 

少し距離を開けて2人は睨み合う、

 

洋介「俺が合図するから、準備はいいか?」

 

ジュード「僕はいつでもいいです、」

 

陸斗「俺もだ!」

 

いいみたいだな、

 

洋介「それじゃあ、今から陸斗VSジュードの試合を行います、」

 

俺は手を前に出して、

 

洋介「レディー・・・」

 

2人が走るために脚を微かに動かす、

 

洋介「ファイト!」

 

俺が手を挙げると共に陸斗とジュードが走り出す、

 

陸斗「おら!」

 

陸斗が殴りかかるがジュードくんが集中回避で避けて後方に回り込んだ、

 

陸斗が驚き顔をするがジュードくんの手は止まらない、

 

ジュード「三散華!」

 

後方からの3連撃、

 

更にそこに、

 

ジュード「魔神拳!」

 

魔神拳の追撃で陸斗はダウン、

 

気絶した、

 

俺より耐久力あるな、

 

見直したぞ、

 

洋介「勝者、ジュード、」

 

ジュード「えっと、これでよかったのかな?」

 

洋介「ジュード達の世界と違ってここは魔物がいないからな、戦いなんてしないからこんなもんだよ、」

 

まぁ空手家や八極拳などの使い手ならわからないけど俺は葉杉流しか知らないから、

 

マオ「陸斗はどうするの?」

 

洋介「俺が運ぶ、リビングで転がしておく、」

 

幸い血は出ていないからよかった、

 

また掃除する羽目になるところだった、

 

コハク「私達はもうちょっと訓練するね、飲み物ありがとう、洋介、」

 

コハクは笑顔でそう言うから俺のテンションが上がってしまう、

 

あの笑顔は好きだわ、

 

俺は陸斗を背負って家に入った、

 

 

 

 

その後、

 

エアコンをつけたリビングで陸斗は夕方まで気絶していた、

 

本人はもう二度と戦わないと言う、

 

俺と一緒な事言ってるよ、

 

その後は夕食を一緒に作って一緒に食べて帰っていった、

 

その入れ違いにコレットとガラドが帰ってきた、

 

距離が結構あったけど無事に帰ってこれて安心した、

 

明日からは歩いて行くとのことだから明日からもっと早起きをしないといけないようだ、

 

 




称号

ジェイド

インフェルノドライブ

この称号を装備している状態でオーバーリミット状態になりガイが戦闘メンバーかつ生存している状態で墜牙爆炎槍を行うと秘奥義インフェルノドライブが発動します



ジューダス

教え上手、

今後もジューダスに教わる人が増えるだろう、




ちょっと称号を考えるに苦手になってきたな、

更新遅れて本当にすいません、

仕事の他に今やっているゲームが終わらないため遅れました、

隻狼とスパロボTがなかなか終わらない、

EDFもやりたいけど今はこの2つが終わるまで買いません、


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

お盆4日目 ゴロゴロするのも悪くない、

遅れてすいません、

最近書こうと思ったら思うように指が進まなくなりました、

とりあえず平成最後の投稿になるかな?

自分の中では中途半端な状態で平成が終わると思っています、

皆さんはどんな感じかな?


4時ごろに目を覚ました俺、

 

まだ外は完全に明るくない、

 

フェイトちゃん抱き枕を撫でてベットから起き上がり私服に着替える、

 

俺はガラドとコレットの弁当を作るために下に降りた、

 

 

 

冷蔵庫からアイスコーヒーを1杯飲んで適当に材料を出す、

 

今日あたり一度買い物に行くか、

 

2日目の宴会でかなり材料を使ってしまったからな、

 

それ以外は・・・何もないな、

 

一日中ゴロゴロするのもいいな、

 

見ていないDVDを消費するのもいい、

 

まぁそれは午後からだな、

 

俺はフライパンをIHに乗せて温める、

 

ベーコンとブロッコリーの炒め物と焼き鮭でいいか、

 

白米とふりかけをかけておこう、

 

おかずが少ないな、

 

歩いて行くから生物は入れれない、

 

パスタでも入れるか、

 

暇だ、

 

何かテレビやってるかな?

 

俺はテレビをつけるがやっているのはテレビショッピングくらいだな、

 

スマホで曲でも聴くか、

 

何を聞こうかな、

 

fripsideの何を聞こう、

 

適当にsister'snoiseでいいか、

 

ベーコンを炒めてからブロッコリーを炒める、

 

胡椒と塩を少しかければできる、

 

焼き鮭はこのフライパンで焼くか、

 

その間に弁当箱にご飯を入れるか、

 

その隙間にブロッコリーとベーコンの炒め物を入れて焼き鮭を入れる、

 

パスタを茹でて完成した、

 

これがコレットとガラドの弁当か、

 

腹減ってきた、

 

次は朝食だな、

 

次はHurting Heartか、

 

俺はこの曲の場合は前のボーカルのNaoさんがいいな、

 

今のボーカルの人もいいけどこの曲だけは前のボーカルじゃないとしっくりこない、

 

神曲奏界ポリフォニカTHE BLACKのOP、

 

マジで俺の中の神曲になってしまった、

 

frip side最高、

 

洋介「折れそうな心は〜、」

 

俺は歌い出す、

 

この曲は歌いたい、

 

音痴でも歌いたくなる、

 

朝食を作りながら歌う俺、

 

リズムよく動いたり包丁を動かしたりと、

 

テンションは上がる、

 

あっという間に全員の朝食が出来た、

 

時間は6時か、

 

テレビはニュース番組で夏休み企画のものをやっている、

 

面白くないな、

 

そう思っているとコレットとガラドがやってきた、

 

コレット「ヨースケおはよ〜、」

 

ガラド「朝早くご苦労だな、」

 

洋介「おはよう、朝食は出来てるから食べてくれ、」

 

ガラド、

 

いつも思うが朝に何か恨みあるのか?

 

それでも仕事をするようになってからはちゃんと起きるようになった、

 

それは嬉しい、

 

洋介「今回からは歩いて行くんだよな、」

 

ガラド「そうだ、毎回送り迎えをしてもらうわけにはいかないからな、それに旅をするんだ、これくらいの距離を歩けないでどうするんだ、」

 

たしかに、

 

納得だ、

 

軟弱な身体じゃ旅なんて出来ない、

 

コレット「何かあったら電話するね、」

 

何もない事祈るよ、

 

俺はそう思いながらテレビを見た、

 

 

 

 

 

ガラドとコレットが食べて仕事に向かった時にちょうどある有名漫画作家の死去報道が流れて俺のテンションは落ちた、

 

子供の頃から見ていたのに、

 

今までありがとうございました、

 

俺はそっと心の中でそう言った、

 

 

 

 

7時頃にはみんなが降りてきて朝食を食べ始めた、

 

コハク「洋介は今日はどうするの?」

 

洋介「買い出ししたら一日中ゴロゴロする、」

 

何見ようかな〜、

 

ジオストームとアナベルと陸斗に薦められたダークナイトと〜、

 

数えたらきりが無いな、

 

それに半日で全部は無理だな

 

マオ「洋介がゴロゴロって想像出来ないんですけど、」

 

ジェイド「いつも仕事しているイメージしか無いですからね、」

 

失礼な、

 

みんなが来る前までは何もなければ結構ゴロゴロしているぞ、

 

自慢じゃ無いけど、

 

ベルベット「それじゃあ買い出しは洋介に任せて私は掃除とかしておくから、午後からは十分にゴロゴロしてて、」

 

ベルベットの言葉に俺は感動した!

 

神様ベルベット様災禍の化身様!!

 

めちゃくちゃその言葉嬉しいっす!

 

ジューダス「いい大人がそれでいいのか?」

 

ジェイド「いいじゃ無いですか、今まであの身1つで私達を養ってくれていたのです、今日くらいは休ませてあげませんと、ついでに映画を見るのでしたらお付き合いいたします、」

 

よし!

 

仲間ゲットだぜ!

 

マリク「俺も一緒にいいか?ついでにイクティノスのシャルティエもだ、」

 

洋介「大丈夫だ、」

 

1人で観るのとみんなで観るのは違うからな、

 

意見が言い合ったり出来るし、

 

メルディ「メルディも一緒に見る!」

 

また1人増えた、

 

 

 

 

 

買い出しが終えた後リビングでどのDVDを見るか決めていた、

 

ジオストームにするか、

 

テーブルにはお茶とお菓子を置いて俺はDVDを入れた、

 

 

 

結構面白いな、

 

ジェイド「気象を操ってテロを起こすのですか、しかも空高くあるのですから対処の仕様がありませんね、」

 

シャルティエ「空中都市を思い出しますね、」

 

天上人はいないけどな、

 

イクティノス「シャルティエ、俺たちは神の眼を壊す事が出来たのか?」

 

シャルティエ「ゲームで続編が出ている事で察してくださいイクティノス、無事に壊すことが出来たんですよ、」

 

実は壊せてないんだなこれが、

 

ディズニー2でジューダスが神の眼にシャルティエを突き刺してそれでやっと破壊できるんだよ、

 

その事は言わないでおこう、

 

ジューダスがゲームしていたらいずれ気づくだろうし、

 

次は何見ようかな、

 

イコライザーを見るか、

 

10月に2が映画館で上映されるから一度見直すか、

 

俺はDVDを入れ替えた、

 

 

 

 

 

何度見てもデンゼル・ワシントンは渋くてカッコいいな、

 

マリク「全く音が無かった、無音で人を殺していく、手練れだな、」

 

マリクがそんな風に人殺していったら怖いぞ、

 

次は何を見ようかな、

 

今は4時くらいか、

 

俺はDVDを漁っているとふと目に入ったのは、

 

トップをねらえ、

 

懐かしいな〜、

 

学生の時に見て衝撃を受けたな〜、

 

そして燃え上がったな、

 

一度ノリでイナズマキックをしたことあったな、

 

滑り台から飛び降りて足を捻挫した記憶しかないが、

 

これを見るか、

 

見終わった頃にはちょうどいい時間だろうし、

 

今のアニメは萌えの要素が多いけどトップをねらえは完全に燃えだから熱くなった!

 

見るか!

 

俺はDVDを入れた、

 

 

 

 

 

泣いた!

 

懐かしさと作品の素晴らしさに泣いた!

 

やっぱりトップをねらえと言えばこの熱い展開だよな〜!

 

ジェイド「・・・」

 

マリク「・・・」

 

ベルベット「・・・」

 

メルディ「・・・」

 

ジュード「・・・」

 

コハク「・・・」

 

マオ「わーお!ティトレイとヒルダで試させてみよう!」

 

マオ!

 

やめて!

 

イナズマキックはノリコとカズミ以外は認めない!

 

ジュード「でも何だろう、この内側から込み上げてくる熱いものは、」

 

ジュードくんがアニメに感化されてる!?

 

ジェイド「そうですね、初めは少々馬鹿にしていましたが実際に最後まで観ますとこれはありですね、」

 

ジェイドが認めた!

 

やっぱり伝説にアニメなんだ!

 

ベルベット「私にも出来るかな?イナズマキック、」

 

やめなさい、

 

足首捻挫するぞ、

 

経験済みの俺が言うんだ、

 

間違いない、

 

コハク「殺劇舞攻拳からイナズマキックって改名しようかな?」

 

こらーーーーーー!!!

 

いくら最後に蹴りでとどめを刺すんだろうけどそれはやっちゃいけない!

 

マリク「ソフィに覚えさせるか、」

 

だからやめなさい!

 

ソフィの場合絶対に覚えるから!

 

ウッドロウ「ここはコングマンさんに・・・」

 

洋介「ウッドロウ、もしコングマンに教えたら許さないから、」

 

あの筋肉ダルマにこの技は勿体ない!

 

絶対に更に改名してイナズマヒップって技名に変えるだろうが!

 

そんな事になったら俺は後悔してしまう!

 

名作を穢されてしまう!

 

死んでしまった太田コーチに顔向けできない!

 

ウッドロウ「あ、あぁわかったよ、」

 

わかればよろしい、

 

もういい時間だしDVDを取り出して片付けるか、

 

だがその時は知らなかった、

 

一部でイナズマキックが流行りだしてしまったことに、




称号

コハク

イナズマキック!

私だって出来ると思う!イ・ナ・ズ・マ・キーーーーーーーーーック!!


ジェイド

映画評論

暇を持て余すにはちょうどいいんですよ、




トップをねらえは名作ですよね〜、

スパロボTで仲間になって真っ先に改造を最大まで上げて能力の格闘を上げまくったな〜、

では皆さん、

令和でまた会いましょう!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

お盆明け ツンデレ発明家がやってきた、

1ヶ月更新できなくてすいません、

5月の間執筆しようとしたら指が動かなくなってしまいました、

6月に入ってやっと動くようになりました、

本当にすいません、


お盆が終わった月曜日、

 

えっ?

 

いきなりお盆を終わらせるなって?

 

だって残りは特に何も無かったからな〜、

 

掃除して、

 

洗濯して、

 

布団を干して、

 

ご飯作って、

 

それを毎日しただけだから、

 

俺は着替えて降りる、

 

ベルベットが既に台所に立っている、

 

洋介「おはようベルベット、」

 

ベルベット「洋介、おはよう、コレットとガラドはもう仕事に行ったよ、」

 

洋介「弁当はベルベットが作ったのか、今日からお前も仕事なのに、」

 

ベルベット「いいのよ、それにこうでもしていないと少し不安なのよ、どんな仕事かは聞いているけどうまく出来るかわからないから、」

 

その気持ちはよくわかる、

 

俺も今の会社に行く時すごく緊張したから、

 

不安もあったな、

 

この職場に馴染めるのかって、

 

洋介「そうだな、俺もそんな時はあった、」

 

ベルベット「洋介もなんだ、不安だった?」

 

洋介「すごくな、だけど仕事してたらそんな事気にする余裕はなくなった、忙しいからな、」

 

身体動かしていたりデスクワークしてたりしてたら緊張なんてなくなった、

 

ベルベット「そっか、私は旅をしている時はすごく残酷なんだ、何度も本当に私なのかなって思ったことはある、ロクロウやマギルゥ、アイゼンやエレノア、そしてライフィセット、みんなと出会っても私は復讐しか考えてない、こんな緊張なんてしないんだろうね、」

 

緊張か、

 

ゲーム中はベルベットは姉さんと言われているからな、

 

緊張している場面はなかったな、

 

あのパーティメンバーだからだろうな、

 

戦闘狂夜叉に死神

 

壊れた魔術師に真面目な対魔士、

 

そして姉の子供になる予定だった聖隷、

 

なんとも言えないパーティだな、

 

そんなメンバーじゃ緊張している暇はないか、

 

ベルベット「今だけなんだよね、こうやって緊張できるのは、戻ったら私は喰魔になって復讐の旅、」

 

ベルベットは何か寂しそうにそう言う、

 

人間としていられるのはここにいる間だけか、

 

洋介「だったら今のうちになんでも経験しないとな、」

 

ベルベット「そうだね、」

 

洋介「俺にできる事なら言ってくれ、出来る限りの事なら手伝う、」

 

ベルベット「なら遊びに行きたい、みんなで、テレビでやっているあの大きくて広い場所に、」

 

テレビでやっている場所?

 

ユニバーサルスタジオジャパンかディズニーランドか?

 

まぁバスあるからみんなで行けるな、

 

洋介「わかった、だけど今すぐに行けないから、お金やホテルの予約などしないと行けないから、」

 

ベルベット「大丈夫よ、焦ってないわ、」

 

どれだけかかるんだろうか?

 

お金?

 

 

 

 

朝食が出来てジェイドやジューダスが降りてきた、

 

ベルベットとジューダスは父さんが送り迎えするんだったな、

 

俺はジェイドを送って仕事に行くか、

 

ウッドロウとマリクはお盆中何度も自分の職場に向かっているみたいだったから大丈夫か、

 

その時玄関にインターホンが鳴った、

 

父さんかな?

 

俺が扉を開けると案の定父さんだった、

 

浩介「洋介、来たぞ、」

 

洋介「まだ食事中だから中で入って待ってて、」

 

浩介「そうだな、なら茶をくれないか、朝から暑いんでな、」

 

最近暑いからな、

 

父さんを家に上げて麦茶を出す、

 

父さんは麦茶を一気に飲み干した、

 

そんなに喉が渇いていたのか?

 

それとも外が暑いのか?

 

家にいる俺にはまだわからない、

 

熱中症と脱水には気をつけておかないと、

 

テイルズでも変な病気はあるけど熱中症や脱水症状はあまり聞かない、

 

パスカルは暑いの苦手でアニーは地下水路で変な病気をもらって、

 

前者はともかく後者は関係ないな、

 

みんなに水筒を持たせるかな?

 

 

 

 

父さんがベルベットとジューダスを送って行った頃俺はジェイドを車に乗せて移動していた、

 

叔父さんの家は遠からず近からずな距離、

 

帰りは俺が迎えに行く方針、

 

ジェイド「楽しみですね〜、あの子らに勉強を教えるのは、」

 

意外とルンルン気分なジェイド、

 

洋介「何を教えるんだ?」

 

ジェイド「数学と生物と化学ですね、歴史は教えることはできませんから、現文と古文というものは私は勉強中です、英語も現文と同じく勉強をしています、」

 

数学とかは向こうでもあったんだろうな?

 

レプリカを作れるくらいだからな、

 

洋介「それが妥当だと思う、でもその言い方だといずれは現文や英語も教えるのか?」

 

ジェイド「そうですね、漢字が複雑で多すぎますのでそれに苦戦をしています、英語はまだ単語だけですね、文章になりますと読めません、」

 

俺の知らないところで勉強しているんか、

 

少し見直した、

 

ジェイド「ついでですし唱術を1つか2つ教えてみようと思います、」

 

前言撤回、

 

洋介「やめろ、」

 

ジェイドに任せて大丈夫なのか心配だ、

 

 

 

 

叔父さんの家に着いた俺とジェイド、

 

普通の2階建ての一軒家、

 

まぁ俺の家が屋敷みたいだから思わず普通と思ってしまう、

 

昔はこのような一軒家が良かったけど今はあれで良かったと思っている、

 

この家だと全員寝泊まりできないから、

 

俺は叔父さんの家のインターホンを鳴らす、

 

百合子「は〜い、どなたですか?」

 

扉の向こうから叔母さんの声がして、

 

洋介「早朝すいません、葉杉です、」

 

まだ8時前だからな、

 

百合子「洋介くん?今開けるね、」

 

扉が開いて叔母さんが出てきた、

 

洋介「おはようございます、ジェイドを連れてきました、」

 

ジェイド「おはようございます、本日はよろしくお願いします、」

 

新一「来たか、」

 

叔父さんが出てきた、

 

今日はこの時間帯にいるってことは有給でも取ったのか?

 

洋介「おはようございます、お休みですか?」

 

新一「ジェイド・カーティスの勉強の仕方を見るために今日は無理言って休ませてもらった、」

 

なるほど、

 

まぁ俺もどんな風に教えるのか気になっていたところだし、

 

仕事終わったらおじさんに聞くか、

 

幹彦「ジェイドだ!」

 

繭「ネクロマンサーキターーーー!!」

 

ミキとマユがやってきた、

 

ミキはこんなにいいテンションしているのにバトルフィールドをさせるとキャラが豹変するんだよな〜、

 

マユもミキに負けないくらいバトルフィールドしているからな

 

それで将来は2人とも会社員になって2年後のオリンピックでeスポーツの選手になるって言っているからな、

 

その時は思わずストリートファイターの全国大会で優勝してから言いなさいと言った、

 

そしたらミキはストリートファイターを買ってマユと一緒にオンラインで練習し始めた、

 

結果は俺の個人的な意見だが大会に参加できるほどの腕はあるが1回戦で敗退するというレベルまで来ている、

 

叔父さんに言われたぜ、

 

余計なこと言わないでくれって、

 

ジェイド「おやおや、熱烈な歓迎ですね、教育係というものは嫌われ者だと思っていたのですが、」

 

洋介「お前だからじゃないか?」

 

あの2人のことだ、

 

ジェイドに教えてもらえると思うと嬉しいんだろうな、

 

洋介「叔父さん、仕事が終わったら迎えに来ますのでジェイドを頼みます、」

 

新一「あぁ、任せておけ、」

 

ジェイド「洋介、とりあえず今日1日は彼らがどこまで出来るか確認したいと思います、」

 

洋介「ついでに夏季休暇の課題も見てもらえ、夏季休暇はもう半月も無いんだから、」

 

幹彦「もう終わってるよ、」

 

繭「初日に全部終わらせて残りの夏休み全部遊びに使うもん!」

 

さすが久瀬家の子供たち、

 

俺は午前宿題午後遊びと分けていた派だからな、

 

そうやって夏季休暇の半分を使って終わらせていたな、

 

俺は苦笑いをしながら車に戻った、

 

 

 

 

 

会社に着いてすぐに自分のデスクに座る、

 

とりあえず雛鳥のシナリオを読むか、

 

こいつの発売日は10月、

 

物語も終盤に来ている、

 

俺はPCを立ち上げて物語を読んだ、

 

主人公は天界の天使の生き残りの子孫

 

ヒロインは魔界の悪魔の生き残りの子孫だとわかり困惑する中天界と魔界を行き来する扉を破壊した神が現れて今度は天界と魔界を完全に破壊しようと動き出した、

 

結構ありきたりな設定なんだよな、

 

まあ敵は魔王じゃなくて神なのはあまり無い展開か、

 

ディスティニー2は神がラスボスなんだよな、

 

それで主人公たちは神に立ち向かうが道中現れたのは主人公の死んだはずの恋人、

 

神の駒になり主人公達に襲いかかると、

 

これもありきたりな設定だな、

 

元恋人の圧倒的な力に主人公達はやられる、

 

更に主人公は元恋人に連れさらわれる、

 

普通だったらヒロインが男の敵に連れさらわれる展開だけど今回のは男が女の敵に連れさらわれる訳か、

 

これはあまり無い展開だな、

 

ここまで読み進めると何人か出社してきた、

 

俺は挨拶をして再び原稿に目を通そうとしたら、

 

雛鳥「葉杉先輩!おはようございます!」

 

この物語の創造神がやってきた、

 

洋介「おはよう、」

 

雛鳥「お盆中にお父さんにあったんだよね!変なこと言われなかった!?」

 

洋介「雛鳥とお見合いしないかって、」

 

そう言った瞬間雛鳥が真っ赤になった、

 

雛鳥「もうっ!お父さんったら!」

 

真っ赤な顔のまま自分のデスクに向かった、

 

そのまま仕事するつもりか?

 

俺はPCを再び見た、

 

 

 

 

 

休憩になり会議室で弁当を広げる、

 

雛鳥「先輩!一緒にお弁当いいですか!?」

 

わざわざここまで来ていいですかと聞くには愚問なんだが、

 

断りにくだろ、

 

洋介「大丈夫だ、」

 

雛鳥「ありがとうございます!」

 

そう言って近くの椅子に座り弁当を広げた、

 

俺は黙々と食べる、

 

雛鳥「先輩!来月のはじめのお休みの日に映画いきませんか!?」

 

洋介「何見に行くんだ?」

 

雛鳥「アントマン&ワスプ!」

 

まさかのマーベル、

 

雛鳥の事だしホラー映画見に行くと思った、

 

来月なら死霊館のシスターかクワイエット・プレイスをやるのに、

 

でもマーベルは俺も結構見るんだよな、

 

雛鳥「それで後半にもう一回いいですか!?」

 

洋介「そっちは何を見るんだ?」

 

雛鳥「ザ・プレデターです!」

 

洋介「わかった、いいぞ、」

 

ザ・プレデターは俺も気になるからな、

 

シリーズは全部見ているし、

 

雛鳥は小さくガッツポーズした、

 

1人で見に行くよりかはマシだしな、

 

俺は弁当を全て食べ終えた、

 

 

 

 

 

 

夕方、

 

退社後俺は叔父さんの家に向かった、

 

ジェイドが何をどうしているのか気になる、

 

家に着いてインターホンを鳴らす、

 

出てきたのは叔母さんだった、

 

百合子「洋介くん、いらっしゃい、ジェイドさんは今子供達と一緒に遊んでいますよ、」

 

遊んでいるんか、

 

まぁ勉強づくしだと気が滅入るからな、

 

百合子「よかったら中に入りませんか?」

 

洋介「それではお言葉に甘えて、」

 

俺は家に上がった、

 

リビングでジェイドはミキとゲームをしている、

 

バトルフィールドか、

 

幹彦「ジェイド!そっちに行った!」

 

ジェイド「叫ばなくても見えていますよ、それにどうやら物陰に2人隠れているようですのでグレネードを投げますね、」

 

幹彦「やったれ!汚物は消毒だー!」

 

繭「にいちゃんやられてるよ!?」

 

ジェイド「仕方ありませんね、仇は打たせていただきましょう、」

 

めっちゃ意気投合してんだけど!?

 

それよりジェイドはバトルフィールド始めてだよな!?

 

俺は一度もやらせた記憶がないんだけど!?

 

まさかここで始めてプレイしてあそこまでやったのか!?

 

すげーな、

 

新一「幹彦!繭!洋介が来たぞ!」

 

幹彦「洋にぃ!」

 

繭「洋にぃちゃん!」

 

ジェイド「おやおや、意外と早かったですね洋介、」

 

お前の様子が気になったから少し飛ばしてきたんだ、

 

洋介「迎えに来たけどいいところなら少し待つぞ、」

 

ジェイド「ではあと少し待っていてください、急いで全滅させてきます、」

 

幹彦「ジェイド!仇を討ってくれ!」

 

ミキ、

 

なぜ戦争ゲームになるとそんなにも性格変わるのさ、

 

久瀬家最大の謎だわ、

 

叔父さんにジェイドの様子を聞かないと、

 

洋介「叔父さん、ジェイドの様子はどうでしたか?」

 

新一「2人の宿題と教科書を真剣に読んでいたよ、」

 

教科書と課題を?

 

考えられることは2人がどこまで習ったのか、

 

どこまで勉強ができるのか、

 

それを確認していたのか?

 

本格的に教えるためにか、

 

新一「まだ教える段階ではないには分かっている、だがそのような姿勢を見ると子供らのためにしてくれていると思うと嬉しかった、」

 

洋介「ジェイドが、」

 

そんなジェイドは想像できないんだけど、

 

その時、

 

ジェイド「お待たせしました、洋介、」

 

ゲームを終えたジェイドがやってきた、

 

向こうでは幹彦と繭が協力プレイで敵を全滅させていた、

 

洋介「では自分たちは行きます、明日も今日と同じ時間に来ます、」

 

新一「あぁ、気をつけて帰るんだぞ、」

 

そう言って俺とジェイドは家を出た、

 

 

 

 

 

 

家に帰る途中の俺とジェイド、

 

ジェイド「何も聞かないのですね、」

 

洋介「ジェイドの事だから大丈夫だと思ってな、何も聞かないでおいた、」

 

ジェイド「買いかぶりすぎですよ、私だって失敗をします、あの時のように、」

 

ネビリムの事か、

 

それをだされると何も言えないんだけど、

 

でもレプリカのネビリムは生きているんだよな、

 

まぁジェイド自身が気づかないとダメだから教えるのはゲームがクリア後になるな、

 

その後は無言で車を走らせる、

 

 

 

 

家に着いて俺は車庫に車を入れる、

 

ジェイド「中が騒がしいですね、」

 

洋介「今日は月曜日だからな、来たんだろうな、」

 

今回は誰だろうか、

 

できれば平穏な人がいいな、

 

クレスやミント、

 

リフィルかジーニアス、

 

アニーかセネル、

 

まともな人がいいな〜、

 

家に入ると、

 

マオ「これは壊しちゃダメだヨ!」

 

「壊すじゃ無いわよ、ちょっと分解するだけよ、」

 

メルディ「それをやっちゃダメ!」

 

「いいじゃない、減るもんじゃないんだし、」

 

さて、

 

今の会話だけで俺の頭の中に3人の人物が思い浮かんだ、

 

1人はハロルド・ベルセリオス、

 

1人はリタ・モルディオ、

 

最後の1人はパスカル、

 

だけど声を聞いてわかった、

 

ツンデレが来たのか、

 

洋介「リタか、」

 

ジェイド「洋介の事ですから知っているのですね、」

 

ヴェスペリアの天才科学者、

 

14歳、

 

初めはブラスティアしか興味を示さない少女、

 

だけど旅をしているうちにエステルに感化されたのか知らないけど周りにも興味を持つ、

 

ただ・・・

 

今の現状って何か機械を分解しようとしているんだろうな、

 

止めるか、

 

洋介「ゲーム機とか分解されそうだから阻止してくる、」

 

俺の人生の半分はゲームで出来ている、

 

そんなゲーム機が分解されるのだけは阻止したい!

 

俺は靴を脱いで急いでリビングに向かう、

 

扉を開けると案の定テレビの裏側を除いて何やらドライバーらしき物を持っているリタとそれを阻止するマオとメルディ、

 

他のメンバーは苦笑いをしている、

 

俺は無言でリタに近づいて両脇を持って持ち上げる、

 

リタ「わっ!?ちょっと!何するのよ!」

 

バタバタするリタっち、

 

この状態で術は使うなよ、

 

テレビが壊れる、

 

洋介「こいつを分解するのはやめてくれ、お前もブラスティア壊されたら怒るだろう?それとおんなじ感情に俺はなるんだ、」

 

リタ「そんなの私には関係無いわよ、」

 

洋介「残念ながら関係あるんだな、こいつは俺のものだ、だから分解したらキレるぞ、」

 

マジでキレるぞ、

 

リタ「ふーん、」

 

洋介「でもこいつの何代も前の奴ならあるからそれを分解するならいいぞ、後で持ってきてやる、」

 

ブラウン管テレビだけど、

 

埃を落とせばまだ観れる、

 

リタの表情が変わった、

 

リタ「ま、まぁいいわ、それで手を打ってあげる、」

 

ジュード「結構ひねくれているね、君、」

 

そういうなジュード君、

 

リタ「うるさいわね、あんたこそ優柔不断そうな顔しているじゃ無い、人の事言えないわよ、」

 

ジュード「ゆ、優柔・・・」

 

流石リタ、

 

ズケズケと言うな、

 

リタ「そこのメガネ、いつまで私を持ち上げているのよ?」

 

おう、

 

まだキモいと言われないだけマシだ、

 

俺はリタを降ろす、

 

リタ「さぁ早くあんたの言っていた物を渡しなさい!」

 

洋介「その前に飯な、それと説明もしないといけないからな、」

 

リタ「そんなことよりも、」

 

リタが俺に食ってかかってきたが、

 

リタから腹の虫の音が聞こえた、

 

リタは顔を赤くして、

 

リタ「あ、あんたの飯をた、食べてあげてもいいわよ、」

 

ガラド「これがツンデレって奴か、」

 

正解だガラド、

 

俺はキッチンに向かった、

 

 

 

 

 

リタにスパゲッティを出して俺は説明する、

 

リタ「ふーん、はた迷惑な奴ね、」

 

口にケチャップがついてる、

 

俺はおしぼりで口を拭く、

 

リタ「ちょ!?余計な事しないで!」

 

コハク「リタ、そんなこと言ったらダメだよ、」

 

洋介「いいんだコハク、さてリタ、一応は保護するけど何か要件はあるか?」

 

リタ「部屋に入らないで、私に必要以上に接しないで、めんどくさいから、」

 

予想通りの反応で助かった、

 

だけど不安だな、

 

だったら、

 

洋介「ブラスティアを持ちいらない技術に興味あるならジェイドやガラド、マリクやマオと話してみたら?」

 

リタ「別世界から来たのはさっきの話で知っているわ、世界が違うならそんなの見ても意味がないわよ、」

 

洋介「俺はリタの世界の未来を知っているんだ、ブラスティアが使えなくなる未来だった、」

 

そう言った瞬間リタの手が止まった、

 

エンディングで背中に背負う形のジェット機を作る奴だから魔術や技術を教えてそれの役に立ちたい、

 

リタ「それほんと?」

 

洋介「嘘は言わんよ、ある理由でブラスティアが使えなくなる、」

 

リタは考える、

 

悩め悩め、

 

そして、

 

リタ「いいわ、でもくだらない物だったらそれっきりよ、」

 

よし、

 

これでみんなと最低限のコミュニケーションを取ってくれるはず、

 

こうしてリタが家族になった、




リタってこんな感じだっけ?

ツンツンって書きにくい、

ヴェスペリアを最後のプレイしたのって7年前だしな〜、




称号

ベルベット

人であるうちに

ここにいる間は人であり続けられるね、



ジェイド

家庭教師

まずはどれを教えるかですね



リタ

異世界技術

この後少しだけみんなと打ち解けた気がする、







目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

リタ+雪原+猫カフェ=???

リタが来た翌日、

 

俺は起きて朝食を作ったら真っ先にリタの部屋に来た、

 

プライバシーやらマナーやらで怒られるかもしれないがノック無しで扉を開ける、

 

リタ「この配線がここに来ているから映像が移るわけでこのよく見ると小さくて無数に並んでいるのは・・・」

 

昨日渡したブラウン管テレビを分解している、

 

徹夜で調べていたのか、

 

びっくりだよ、

 

好奇心旺盛なのはいいけど徹夜はお肌の敵だと薫が言ってたはず、

 

だけど入ると絶対に魔法で吹き飛ばそうとするだろうし、

 

今は様子を見るか、

 

リビングに降りると、

 

コハク「リタはどうだったの?」

 

コハクが聞いてきた、

 

洋介「徹夜でテレビを分解してた、」

 

ジェイド「根っからの科学者なんですね〜、」

 

ゲーム中でも結構徹夜していた記憶があるな、

 

初めは自分の発明のため、

 

後半はエステルのために、

 

ウッドロウ「ですがこのまま誰とも交流しないのはいけないと思います、」

 

マリク「だが昨日の反応を見ていると人間を拒絶しているようだぞ、」

 

そう、

 

リタは人間が嫌い、

 

裏切るからだ、

 

だがブラスティアは裏切らない、

 

だからあいつはブラスティアの研究をしている、

 

猫カフェに連れて行こうかな?

 

だけど俺とリタだけで行くとどう見てもやばい構図なんだよな、

 

キモオタと少女、

 

どう見ても合わん、

 

ベルベットは連れていけないしな〜、

 

猫アレルギーだし、

 

ジェイド「洋介は何か手はありますか?」

 

洋介「そうだな〜、あいつ猫好きだし猫カフェかペットショップに連れて行こうかなって、」

 

お得意の猫語を見せてもらおうかな、

 

メルディ「リタって猫好きなんだ、だから猫みたいに気まぐれなんだね、」

 

そうそう、

 

猫みたいにツンツンしているんだよ、

 

ジェイド「ではリタの件はまずは洋介に任せましょう、そのあと私達も色々と交流を深めていきましょう、」

 

まずは俺に全部任せるんだな、

 

でもジェイドも少し変わったな、

 

前までは絶対に全部俺に任せるのに今では自分も考えているようだ、

 

でも今のジェイドは家庭教師の事だけ集中してほしいな、

 

俺はそう思いながら朝食をとった、

 

 

 

 

ジェイドを送ってから会社に出社してパソコンを立ち上げる、

 

最終チェックをするために、

 

そこに課長が出社してきた、

 

長谷川「葉杉、おはよう、」

 

洋介「おはようございます、」

 

長谷川「今回は誰が来たんだ?」

 

洋介「リタです、」

 

長谷川「リタ・・・ヴェスペリアのリタか?」

 

洋介「はい、」

 

長谷川「・・・確か物語が始まる前のキャラが来ると言ってたな、だったらリタは・・・」

 

洋介「お察しの通りです、ツンツンしています、」

 

課長が納得するかのように頷く、

 

長谷川「リタか・・・今は何をしているんだ?」

 

洋介「徹夜で俺のあげたブラウン管テレビを分解していました、」

 

課長が変顔をする、

 

驚いたからって変顔しないでください、

 

長谷川「ブラウン管テレビってお前まだ家にあったのか?」

 

洋介「はい、車庫の一角に埃が積もっていました、」

 

長谷川「それを分解しているのか?」

 

洋介「はい、細かい部品も工具で律儀に全部、」

 

長谷川「そうか・・・頑張ってくれ、」

 

何を?

 

そう言って自分のデスクに戻った課長、

 

なんだったんだ?

 

俺はパソコンに視線を向けた、

 

 

 

 

しばらくして次々と出社してくる社員、

 

そして朝のミーティングが始まる、

 

長谷川「かったるい挨拶は何しにて重要な案件だけ伝える、今日から土曜日まで午前業務だけでいい、理由は毎回恒例の次のゲームの企画会議だ、俺は遅くまで残るがお前らは午前中で業務を終えて退社しろ、」

 

珍しい会社だけど理由がある、

 

企画の情報が外部に漏れないために午前で仕事を終えて社員が全員いなくなったところで午後から会議、

 

出席者は課長クラス数名と香原さんが出席、

 

大変だよな〜、

 

だけど給料は変わらないから良心的なんだよなこの会社、

 

長谷川「以上だ、仕事に戻ってくれ、」

 

課長の一言で解散となる、

 

 

 

 

 

 

昼になり弁当を持ってきてしまったため俺は会議室で食べる、

 

会議の時間はおそらく13時だろうし、

 

早く食べて帰ろう、

 

薫はどうしているか気になるし、

 

長谷川「なんだ葉杉、帰らないのか?」

 

課長が入ってきた、

 

洋介「弁当を持ってきてしまったのでここで食べて帰ろうかと、」

 

長谷川「それは悪いことしたな、なんせ社長が昨日の夜に突然電話してきたからな、内容は今週みっちり会議だ、」

 

愚痴りながら菓子パンを食べる課長、

 

まぁ急なら仕方ないよな、

 

長谷川「所で葉杉、チェックは大丈夫か?」

 

洋介「今のところは大丈夫です、一応は情報が漏れないように家での仕事は控えています、」

 

俺の誤字脱字のチェックの仕事は家でも出来るが発売2ヶ月くらい前からだと情報漏洩を防ぐためにデータを会社から出さないようにしている、

 

そのため仕事のスピードは遅くなるが問題はない、

 

特に俺と雛鳥はシナリオを作るのとゲームのバグと誤字脱字の修正だから原稿やゲーム画面を見ないといけない、

 

物語の初めは外に漏れても問題はないが中盤から終盤は絶対に漏れてはいけない、

 

長谷川「苦労をかける、」

 

洋介「その言葉は俺だけでなくみんなに言ってあげてください、」

 

みんな苦労していますよ、

 

課長も香原さんも雛鳥も他の社員も、

 

みんな苦労している、

 

長谷川「そうだな、」

 

課長がケラケラ笑いながらパンを頬張る、

 

俺は弁当を食べ進めた、

 

 

 

 

 

 

退社したがまだ昼過ぎ、

 

一度家に帰ったらどこか出るか、

 

リタを抱え上げながらでも、

 

やっぱ猫カフェかな?

 

そう考えながら家に帰ると、

 

薫「さぁリタちゃん!次はこのスカートを履きなさい!」

 

リタ「いやぁぁぁぁぁ!この変態筋肉男!何脱がしているのよ!」

 

薫「見た目は男でも中身が乙女なら問題ないわよ!」

 

リタ「問題大有りよ!誰でもいいからこの変態止めなさいよ!」

 

メルディ「メルディは薫のお店の店員だから無理ネ!」

 

マオ「止めれる勇気は僕には無いよ、」

 

ジュード「女装は嫌だ女装は嫌だ女装は嫌だ・・・・」

 

コハク「大丈夫だよ、リタは可愛いから何着ても似合うよ、」

 

リタ「ぜんっぜん大丈夫じゃなーーーーーーい!!!!」

 

あぁ、

 

今週も波乱な状況に、

 

うん、

 

リタは服を脱がされて薫に拉致られてる、

 

大丈夫、

 

下着姿は見ていない、

 

・・・

 

ごめん、

 

少し見た、

 

でも感じ的には風呂が嫌いな子供が父親に連行される様子かな、

 

リタって誰かに風呂に入れられるイメージしかない、

 

ユーリかエステル辺りに、

 

レイブンはリタが殴って消えるだろうしカロルはナン以外は嫌だと言うだろうしジュディスは面白がって入れてリタが敗北するだろうし・・・フレンは真面目だから入らないって言うだろうしパティは風呂より海に入りそうだな・・・ラピードは・・・意外と相性良さそう、

 

薫「これなんかどうかしら?」

 

コハク「すごく似合ってるよ、リタ可愛いよ!」

 

メルディ「おぉ!薫センスいい!」

 

マオ「これはいいネ!」

 

ジュード「えっと・・・可愛いよ、」

 

リタ「うっ・・・あ、ありがと・・・」

 

薫「もう、素直じゃ無いわね〜、次はメルディちゃんが選んで見て、」

 

メルディ「ラジャー!」

 

リタ「ちょっ!?もう引っ張らないで〜!!!」

 

おぉ、

 

メルディが店員をしている、

 

今まで嫁さん以外店員は要らないと言っていた薫の店に店員が出来た、

 

そしてリタを引っ張って行った、

 

黙って見ているのもなんだし行くか、

 

洋介「ただいま、」

 

コハク「洋介!お帰り、今日は早かったね、」

 

洋介「今週はこんな感じで早く帰ってくるわ、弁当もいらない、」

 

コハク「そうなんだ、それじゃあ一緒に食べられるね、」

 

嬉しいこと言ってくれまして、

 

洋介「そうだな、今日はもう食べたから明日からになるが、」

 

薫「あら洋ちゃん、お帰り、」

 

洋介「薫、メルディはちゃんと働いてるか?」

 

薫「メルディちゃんは仕事熱心よ、でも一部の女性のお客様からちょっと妬まれちゃって、」

 

やっぱり、

 

薫の店で働きたいって女性は何人もいるからな、

 

そんな中でメルディが突然現れたら誰こいつみたいなことになる訳で、

 

薫「でもメルディちゃんのセンスを見せられたら何も言えなくなっちゃった見たいなのよ、」

 

洋介「実力を示して文句を言う奴はいないと思うけどもしものことがあるからその時は頼んだぞ薫、」

 

薫「任せてちょうだい、大事な店員よ、」

 

まぁ薫なら大丈夫か、

 

そこでメルディがリタを連れて戻ってきた、

 

可愛いじゃん、

 

メルディ「おまた!」

 

薫「あらいいじゃない!メルディちゃんやっぱりセンスあるわね!」

 

メルディ「ハイな!」

 

マオ「すごいネ、もう始めて出会った時の印象はどこにもないヨ、」

 

薫「オシャレは女の子を変えるからね、」

 

コーデの乙女が言う決めセリフだからなそれ、

 

そうだ、

 

コハクとジュードとリタを連れて行くか、

 

マオも行くと言ったらちょっときついけど乗れるし、

 

行き先は猫カフェで、

 

洋介「コハク、ジュード、マオ、リタを連れて猫カフェに行こう、」

 

ジュード「猫カフェ?」

 

マオ「猫が接客するの?それとも着ぐるみ?」

 

ジュード「接客しにくそうだね、」

 

それはねこにんだ!?

 

まだネコミミと尻尾は需要あるけど全身着ぐるみは需要ない!

 

肉球もあればなお良いけど着ぐるみはない!

 

ねこにんより甘城ブリリアントパークのあの着ぐるみの方が可愛いと思うぞ!

 

・・・着ぐるみじゃないけど・・・

 

ゴッドイーターの着ぐるみもいいかも・・・

 

キグルミ・・・

 

いや着ぐるみの話じゃない!

 

猫カフェだ!

 

洋介「猫カフェは猫がいるカフェでな、猫を見て癒されながら食事をする場所だ、」

 

コハク「それいいね!猫見て食事できるなんて!」

 

マオ「でも猫に食べられないかな〜?」

 

洋介「飼い猫だし大丈夫だ、それに猫に餌をあげれるから取る猫なんていない、」

 

そんな躾のなっていない猫はいないと思う、

 

コハク「それじゃあ着替えてくるね、」

 

洋介「薫、領収書を、その服のまま連れて行く、」

 

薫「OKよ、後数着置いて行くからね、領収書は机に置いておくから行ってらっしゃい、」

 

メルディ「気いつけてナ!」

 

言葉使い!

 

その言葉使い違う!

 

薫!

 

新人教育しなさい!

 

 

 

 

 

その後、

 

嫌がる引きこもりのリタを強引に車の後部座席に乗せてその左右をコハクとマオが座り逃げれないようにした、

 

ジュードは助手席に座る、

 

そして俺はダッシュで猫カフェに向かう、

 

リタは初めは暴れていたが車や街中に入ると大人しくなった、

 

それどころか目を輝かせていた、

 

科学者的に何かくるものあったのか?

 

有料駐車場に入る俺、

 

全員が車から降りるとリタが、

 

リタ「あれに行くわよ!」

 

そう言ってビルの1つに指差した、

 

好奇心旺盛だな〜、

 

洋介「それはまた今度で、」

 

俺はリタの手を掴んで目的地に向かう、

 

リタ「離せ〜!あれが私を呼んでいる〜!」

 

お前そんなキャラだっけ!?

 

マオ「リタを見てると僕より子供に見えてくるヨ、」

 

洋介「マオ、リタはお前の1つ上だ、」

 

マオ「そうなの?僕より子供っぽいネ、」

 

リタ「ガキンチョのあんたにそれ言われると終わりだわ、」

 

マオ「ちょっ!?それは酷いよ!」

 

その言い合いが子供っぽいと思わないのか?

 

そう考えていると、

 

雪原「おう葉杉さん、コハクさん、今日は団体でお出掛けなんか?」

 

雪原さんが歩いてきた、

 

あれ?

 

何か忘れているような・・・

 

雪原さんの顔を見て何か思い出しそうな・・・

 

洋介「はい、雪原さんは・・・サボり?」

 

雪原「ちゃうわ、外回りや・・・建前上わな、」

 

コハク「サボりなんだね、」

 

サボりだな、

 

でもなんだろうか?

 

何か出てきそうなのに・・・

 

雪原「しっかしなんや?コスプレか?そこのコハクちゃんもそうやけどマオにジュードにほんまお前はテイルズ好きやな〜、」

 

本人です、

 

テイルズ?

 

テイルズテイルズ・・・ヴェスペリア・・・

 

雪原「そっちの子はお前さんの子供か?それとも・・・」

 

雪原さんが固まった、

 

そういえば雪原さんヴェスペリアのあるキャラが好きだと言ってたな、

 

雪原「・・・お前さん・・・」

 

リタ「何よ、人の顔ジロジロ見て?」

 

あっ、

 

思い出した、

 

雪原さんはリタに近づいてリタに両手を握り、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

雪原「俺と結婚してくれ、」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リタ「寝言は寝て言え、」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

雪原「リタっちやーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

 

雪原さんが人目をはばからず大声をあげた!

 

リタっち大好きお兄さんだった!

 

リタ「うわっ!?な、なんなの!?」

 

雪原「これぞ運命の出会いっちゅうわけやな!愛してるでーーーー!リタっちーーーーーーー!!!!!!!」

 

ヤクザが壊れた!?

 

コハク達も唖然としているやん!

 

リタ「キモっ!キモいから手を離して!」

 

雪原「いいや手は離さん!このまま婚姻届出しに行くんや!一緒にしあわせな家庭を築くんやーーーーーーーー!!!!!」

 

リタ「言っていることが意味不明よ!?」

 

それ以前リタは14歳だぞ、

 

結婚できんぞ、

 

雪原「そして子供はサッカーチーム出来るくらい作るんやーーーーーーーーー!!!!」

 

リタ「あんたの妄想に私を巻き込まないで!!!」

 

リタを14歳の母にする気か?

 

あかん、

 

とりあえず事情を説明するか、

 

俺は雪原さんの肩に手を置いた、

 

洋介「雪原さん、事情を説明するのでそこの猫カフェに行きませんか?」

 

雪原「は、葉杉さん?ちょっと手に力を込めすぎでは?」

 

それくらいしないと止まらないでしょうが、

 

 

 

 

 

 

 

 

猫カフェに入った俺達、

 

店員が雪原さんを見て、

 

「いつもご贔屓してくださりありがとうございます、」

 

そう言った、

 

まさかの常連だったとは・・・

 

席に着いた俺は説明をした、

 

 

 

 

 

雪原「はー、ゲームキャラが現実に来るなんてな〜、世の中よーわからんわ、」

 

そう言いながらストロベリーサンデーを食べる雪原さん、

 

ヤクザがストロベリーサンデーって、

 

リタは早速猫と触れ合いに行った、

 

リタ「あんたはいないお腹空いてるのね、だったら私の知り合いに買ってきてもらうから待ってて、そっちは・・・えっ?交尾がしたい?それはダメでしょう、したらここの店員に怒られるよ、」

 

あんた誰?

 

それくらいの変わりよう、

 

流石猫語をマスターした少女、

 

ついでに犬語もわかる奴、

 

軌跡シリーズに出てきたクローゼも動物の言葉がわかるみたいだしな、

 

レイブンは犬語?を習得していたような・・・

 

雪原「しかしえらい変わりようやな〜、それもかわええけど、」

 

ジュード「家で過ごしている時より生き生きしているよ、」

 

猫カフェは猫好きの溜まり場だしな、

 

リタがこっちにきて、

 

リタ「あの子にご飯代頂戴、」

 

たかりに来た、

 

猫と対応が変わりすぎだ、

 

雪原「葉杉さん、今日は俺が奢るわ、リアルリタっちを見れて嬉しいからな、リタっち、猫のご飯はここの店員に頼むんや、」

 

リタ「ちょっ!私に触らないで変態!」

 

雪原「このツンツンがえぇ!」

 

雪原さんってマゾ?

 

マオはメロンソーダを飲みながら、

 

マオ「猫って色んな種類がいるね、向こうでは種類なんて考えたことないけど、」

 

コハク「そうだね、猫は猫って考えてたからね、」

 

マオ「それにしても、リタは元気だね〜、」

 

その頃リタと雪原さんは、

 

雪原「この子はどうやら色んな客に撫でられすぎて疲れているようやな、」

 

リタ「あんたも猫語を習得しているの?」

 

雪原「フッ、リタっちが習得できたんや、俺かて習得できるんや!」

 

リタ「意味不明だし、」

 

雪原「店員さん、この子を休ませて、」

 

「はい、ただいま、」

 

猫語って習得できるんだ、

 

コハク「洋介、これって何?」

 

コハクが声をかけてきた、

 

コハクの手には・・・ネコミミ?

 

どこでそんなものが・・・

 

コハク「猫の耳みたいだけどなんでこんなものがあるの?」

 

テイルズでおなじみのネコミミのアタッチメントだけど実際にはないからな、

 

洋介「それはネコミミ、頭につける奴だ、」

 

コハク「こう?」

 

そうしてつけるコハク、

 

・・・

 

むっっっっっっっっちゃ可愛い!!!!!!!

 

今すぐ抱きしめて撫で回したい!!!

 

マオ「洋介、鼻血出てるよ、」

 

コハク「大丈夫!?」

 

めっちゃ幸せや・・・

 

雪原「リタっちといるだけで幸せや・・・」

 

リタ「バカっぽい、」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

とりあえず俺の鼻血が止まった頃に猫カフェから出た、

 

リタがゴネたが雪原さんが抱え上げて店から出た、

 

雪原「いや〜、今日は楽しかったわ、あんがとな、サボったかいがあったわ〜、」

 

ジュード「サボりって・・・」

 

雪原「リタっち、またな、ついでに葉杉さんらも、」

 

俺らはついでかい、

 

リタ「もう会いたくない、」

 

雪原さんは歩いて行った、

 

俺らも帰るか、

 

俺らは駐車場に向かった、




称号

リタ

猫語マスター

実際はにゃにゃにゃで終わっている、

猫カフェの虜

後日お小遣いを持って毎日猫カフェでくつろぐことに、




これでいいかな〜、


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

様子観察をしたようです、

なかなか話がかけない、


翌日、

 

午前中で仕事が終わると分かっているから弁当はコレットとガラド達の分しか作らなかった、

 

ベルベット「おは・・・ヘクチッ!」

 

洋介「ベルベット、まだ猫の毛が落ちてたか?」

 

ベルベット「そう、ヘクチッ!みたい、ヘクチッ!」

 

重症だ、

 

昨日猫カフェから帰ってきた後、

 

ベルベットとジューダスが戻ってきた際ベルベットが盛大にくしゃみをしまくった、

 

原因は猫の毛、

 

ベルベットは猫アレルギーだ、

 

その事を忘れていた俺は急いでコロコロを持ってきてコハクとジュードとマオとリタの服の猫の毛を取った、

 

だがそれでも全部取りきれなかった、

 

洋介「マスクするか、調理担当がくしゃみしてたら風邪と思われる、」

 

ベルベット「おねが・・・ハクシュッ!」

 

大きのが出たな、

 

俺は仕舞ってあったマスクを探してベルベットに渡した、

 

 

 

 

父さんがベルベットとジューダスを連れて行き俺はジェイドを連れて行った、

 

ジェイドを送り職場に移動した、

 

そして何事もなく半日の仕事が終わった、

 

早いな、

 

雛鳥「先輩、今日はお暇ですか?」

 

雛鳥がやってきた、

 

洋介「そうだな、今日は予定がないから早く帰るって言ってしまったからな、明日でいいか?」

 

雛鳥「いいですよ!先輩と一緒に外食したいと思っていたので!明日楽しみにしていますね!」

 

そう言って早足で帰って行った、

 

元気っ子だよな〜、

 

俺は帰った、

 

 

 

 

 

家に帰ってもやる事がない、

 

洗濯はコハクがやり終えたあとだった、

 

コハク達を連れてどこか行くか?

 

いや、

 

リタを拉致って行くか、

 

そう考えたら有言実行!

 

コハク達に車で出かける事を伝えて引きこもりのリタの部屋を蹴破って(文字通り)俵のように抱えて車まで向かう、

 

途中β×ψ=√(ルドルフ)をされかけたため上に盛り上げてクルクル回した、

 

軽いから出来る芸当だ、

 

リタの悲鳴が俺の家の中に広がりスプラッターハウスのような感じになったな、

 

そうして俺らは車で出かけた、

 

 

 

 

 

 

 

目的地を考えてなかった、

 

どうしようか、

 

コハク「洋介、もしかして無計画?」

 

洋介「そうだな、何も考えてなかった、」

 

リタ「はぁ!?あんた!そんなんで私を部屋から出したの!?」

 

リタは激怒した(メロス風)、

 

そして本の角で殴ってくる、

 

めちゃくちゃ痛い、

 

ジュード「僕はこうやって外に出るのは好きだよ、」

 

リタ「暇人のあんたと天才の私では時間の重要性が違うのよ!」

 

ジュード「暇人って・・・」

 

否定ができないジュード、

 

ついでに俺も否定しにくい、

 

現在暇だからリタ達を連れ出したわけだし、

 

よし、

 

まずは薫の店に行くか、

 

メルディの仕事ぶりを見たいし、

 

 

 

 

 

着いた場所はマッチョパピヨン、

 

名前変えないのかなと思いつつ入る、

 

中には女性客でいっぱいだった、

 

ここの店の服は全部薫が仕入れたりしている、

 

更にたまに薫が作っている、

 

値段ははるが更にオーダーメイドだと0が1つ増えるくらいの値段になる場合がある、

 

更に薫が作ったというだけでオークションでは1着100万円以上いった時もある、

 

それだけ薫は世界に認められた男ということだ、

 

薫「いらっしゃいませ〜って洋ちゃん、いらっしゃい、」

 

語尾に❤️が付くくらいの声で話す薫、

 

女性客からはヒソヒソと話し声が聞こえる、

 

「あの男の人は薫様のアレかしら?」

 

「でも薫様はご結婚されていますよ、あの新しく入った店員さんも気に入ったからって理由で入れたのですからきっとおそらくあのお方も気に入ったという理由で交友があるのですよ、」

 

聞こえてるぞ〜、

 

俺と薫は友達だからな〜、

 

薫「今日はどうしたの?みんなを連れて、」

 

洋介「仕事が午前中に終わったからみんなでメルディの様子を見に来た、それとあの時の服代、」

 

俺はリタの服代を渡す、

 

薫「毎度あり〜、メルディちゃんは向こうでやってるわよ、」

 

メルディ「お客さん!お客さんにはこれが似合っている!」

 

「意外と地味ね、」

 

メルディ「お客さん!おそらく次のお休みにデートに行くネ!デートは派手な服だけじゃないよ!女は男を立てる!その逆も然り!これは薫の受け売り!」

 

「薫様の!?じゃあ買うわ!」

 

メルディ「毎度あり〜!」

 

言葉使い大丈夫か?

 

薫「でもまだまだね、私の受け売りの言葉を言わないと買ってくれないなんてまだまだよ、」

 

言いたいことわかる、

 

有名人が買った物だから買う、

 

薫が言った言葉だから間に受けて買う、

 

薫「服選びのセンスはいいのよ、後は話術ね、どうやってお客様に買ってもらえるようにするかね、」

 

薫の話術は俺と出会った後に必死に身につけたものだ、

 

言っちゃ悪いがメルディには酷だと思う、

 

薫「まぁゆっくりとやって行ってもらうわよ、それにクイッキィーちゃんも商売のお手伝いしてくれているからね、」

 

クイッキィーが?

 

周りを見ると向こうの女性客がきゃあきゃあ言ってる、

 

「この子賢いわね、じゃあ私が今着たい服を持ってきて、」

 

クイッキィーが悩むそぶりをしているとおもむろに走り出した、

 

そして自分の何倍の大きさの服を頑張って持ってきた、

 

「すごい、買うわ、薫様!これをください!」

 

薫「多分メルディちゃんよりか話術は上手ね、」

 

あれは話術じゃねーぞ、

 

愛嬌だぞ、

 

薫はお客さんの所に向かった、

 

コハクはリタを巻き込んで服を見てマオとジュードはお姉様的な人に絡まれてしどろもどろになっている、

 

 

 

 

 

 

 

次に来たのは俺の母校に向かった、

 

アポ無しで行けるのか?

 

ダメだよな、

 

俺はどこかの駐車場に止まって連絡を入れる、

 

連絡を終えてからまた向かう、

 

 

 

 

学校に着いた俺らは受付に向かって行った、

 

一応は横川先生が来るはずだけど、

 

横河「葉杉、久しぶりだね、」

 

洋介「突然の訪問申し訳ございません、」

 

横河「それは大丈夫だよ、まずは要件を聞こうか?」

 

洋介「ウッドロウがどんな仕事をしているのか気になっただけなんですが、」

 

横河「ウッドロウさんですか、あの人は教えるのが上手いですね、それに女性部員には人気ですよ、」

 

イケメンだからな、

 

横河「後ろの人達もホームステイの人ですか?」

 

洋介「はい、そうです、」

 

はい嘘です、

 

横河「君の周りにはいろんな人を惹きつけるからね、昔も今も、」

 

昔って数年前の事ですよね?

 

一体どんな目で見られていたんだ?

 

横河「それでは行きましょう、」

 

横河先生はそう言って歩き出した、

 

俺はどこかにふらふらと行こうとするリタを抱きかかえて歩き出す、

 

リタの抵抗はすごく痛かった、

 

 

 

着いた場所は言わずとながら弓道場、

 

横河先生がゆっくりと扉を開けると、

 

ウッドロウ「君はそうだね、見た限りでは立ち方が乱れているね、長時間、ゆっくりと狙う競技だからずっと同じ姿勢は辛いかもしれないけどそれを直せば伸びしろはあるよ、」

 

「やっぱそうなんだ、ありがとうございます!」

 

ウッドロウ「あなたは矢を持つ手が震えているね、弦が硬いのかな?少し緩めてみるといいよ、手が震えると狙いが狂うからね、」

 

「弦が原因だったのか、ありがとうございます!ウッドロウさん!」

 

ちゃんと指導してんじゃん、

 

釘宮「ウッドロウさん!矢を持ってきました!」

 

ウッドロウ「ありがとう麻里くん、」

 

「いいな〜麻里は、ウッドロウさんに名前で呼んでもらえて、」

 

釘宮「いやいや!ただ呼ばれているだけですよ!」

 

ウッドロウ「皆さん、一度私が矢を射てみますね、」

 

ウッドロウが弓を構えて矢を射る、

 

「ウッドロウさんすごく綺麗、」

 

「惚れ惚れしてまうやろ〜、」

 

「俺、男なのになぜかときめいてしまった・・・」

 

最後の男!

 

今すぐウッドロウから離れろ!

 

洋介「ウッドロウ、おつかれ、」

 

「誰あの男?」

 

「ウッドロウさんに馴れ馴れしく話して、」

 

釘宮「葉杉さん、こんにちわ、」

 

洋介「こんにちわ、確か釘宮さんだっけ?」

 

釘宮「はい、ウッドロウさんを紹介していただきありがとうございます!」

 

「嘘!あの人がウッドロウさんを!」

 

「やばっ!私めっちゃ嫌な目で見てた!」

 

聞こえてるって、

 

最近の女性は人の目の前で陰口を言うのが好きなのか?

 

ウッドロウ「洋介さん、今日はどうしたんだい?」

 

洋介「ウッドロウがどんな感じで仕事してるか確認しに来た、でも大丈夫そうだな、」

 

ウッドロウ「みなさんがまじめに覚えるからこちらもつい色々と教えてしまいます、師もこのような感じで私はチェルシーに教えていたのですね、」

 

どうだろうな?

 

そこは分からん、

 

「後ろの子って可愛い子だな、」

 

「あの赤い髪の子可愛い!持って帰りたい!」

 

ここにもマダム風の女性がいるのか?

 

長居は無用だな、

 

洋介「横河先生、あまりいると練習の邪魔になるので帰ります、」

 

横河「いやいや、別に邪魔では無いよ、」

 

洋介「ですが素人がここにいると気が散ると思われますので帰ります、コハク、リタはどこ?」

 

いつの間にか行方不明になっているリタの所在を聞いた、

 

コハク「え?さっきまでここにいたよ?」

 

遠くに行って無いな、

 

俺はコハク達に車に戻るように伝えてリタを探しに行った、

 

なぜかボイラー室の中にいたため抱え上げて戻った、

 

その際に本の角で殴られまくって体の一部が赤くなった、

 

 

 

 

次に向かった先は香原家、

 

アポを取ったら来ても大丈夫だと言われた、

 

香原家に向かい中に入ると、

 

ジューダス「いらっしゃいませ、」

 

ジューダスのお出迎えがあった、

 

しかも執事服見たいな服着て、

 

リタ「何してるのよ、」

 

ジューダス「仕事だ、」

 

似合いすぎて驚いている俺、

 

ジューダス「応接間に案内します、」

 

ジューダスのデスマス調に慣れない俺、

 

コハク「ジューダスすごいね、私はこんな風に綺麗なお辞儀や挨拶出来ないよ、」

 

ジューダス「お褒めのお言葉ありがとうございます、」

 

そう言って退室した、

 

ジュード「家で見るのとお仕事で会うのと違うね、」

 

洋介「そうだろうな、家ならともかくここはジューダスの仕事場で雇い主の家だからな、接客が悪ければそれは雇い主である香原さんの評価が下がる、それを知っているからなジューダスは、」

 

ミタヨ「その通りでございます、」

 

いつのまにかパーフェクト家政婦のミタヨさんとその横にメイド服見たいな服を着ているベルベットがいた、

 

まだマスクしてるんだ、

 

ベルベット「冷たい麦茶をお持ちしました、」

 

コハク「ベルベットも敬語なんだね、」

 

ミタヨ「私達使用人の1人1人の行動は旦那様や大旦那様の評判に繋がります、例え親しいご友人でもここではお客様として最上級のおもてなしをさせていただきます、」

 

そう言って一礼をするミタヨ、

 

ベルベットも麦茶を出し終えると一礼をして退室した、

 

ミタヨ「・・・」

 

ジュード「えっと・・・どうしましたか?」

 

ミタヨさんがジュードを見て固まっている、

 

エクシリアのローエンファンのミタヨさんが、

 

ミタヨ「失礼ですがあなたのお名前を伺ってもよろしいでしょうか?」

 

ジュード「僕ですか?ジュード・マティスです、」

 

ミタヨ「ジュード・・・様・・・葉杉様・・・いえ、余計な詮索はしないでおきます、」

 

きっと気づいたな、

 

ジュードがエクシリアの世界から来たことは、

 

もしローエンが来たらミタヨさんに紹介しようか、

 

来たらだけど、

 

香原「おまたせ葉杉くん、それと皆様も、いらっしゃい、」

 

洋介「突然のご訪問申し訳ありません、」

 

香原「これくらいで怒ることはないよ、それにしてもジュードくんとリタくんか、また家族が増えていくね、」

 

リタ「別に、私は家族だと思ってないから、」

 

香原「はははっ、まぁ、葉杉くんが勝手に思っているだけだと思うよ、」

 

香原さん的には孫が増えた感じか?

 

香原「コレットさんは元気かな?」

 

洋介「はい、アルバイト先のペットショップで楽しそうに仕事をしています、」

 

香原「そうか、もしよければまたここで夕食を共にしたいのだがコレットさんの都合を聞いてくれないか?」

 

洋介「わかりました、聞いておきます、」

 

コレット的にも嬉しいだろし、

 

その後は少し話をして俺たちは香原家を出た、

 

 

 

 

次に来たのはペットショップ、

 

コレットとガラドの様子を見に来た、

 

店に入るとコレットが数匹の犬をリードに繋いでいた、

 

コレット「いらっしゃいませ〜、あ、ヨースケ!コハク達も!」

 

洋介「よう、今から散歩か?」

 

コレット「うん!お外の公園でワンちゃん達と一緒に遊んでくるんだ〜、」

 

リタ「ふんふん、あの子が来てから快適な生活が出来ていると、へぇいつもど天然だけどここでは本領発揮って事ね、」

 

リタが犬と会話してる、

 

ラピードの言葉を通訳するくらいだからな、

 

レイヴンもできていたな、

 

コレット「リタってワンちゃんとおはなしできるの?」

 

リタ「これくらい簡単よ、」

 

コレット「今度教えて〜!」

 

コレットの真剣な顔にリタがたじろぐ、

 

犬達もリタの方を向いてじっと見る、

 

リタ「うっ、わ、わかったわよ、今日帰ってきたら教えるから、」

 

コレット「うん!ありがとー、それじゃあ行ってくるね、」

 

コレットは笑顔で犬の散歩に行った、

 

それと入れ違いにガラドがやってきた、

 

ガラド「洋介か?どうした?」

 

洋介「ちょっと様子を見に来ただけ、」

 

ガラド「そうか、」

 

リタ「あんた、あそこの犬がご飯足りないって言ってる、」

 

ガラド「えっ?あぁあそこか、わかった、あんがとなリタ、」

 

ガラドもちゃんと働いているようだな、

 

邪魔したら悪いな、

 

俺らは車に乗って次に向かった、

 

 

 

 

マリクの働いている場所はバーだったな、

 

流石に未成年のこの子達を連れていけないな、

 

一度家に戻ってコハク達を下ろした、

 

コハク「遅くなるの?」

 

洋介「時間的にマリクの様子を見に行ってからジェイドを迎えに行くから、」

 

コハク「わかった、気をつけてね、」

 

コハクにそう言われると気をつけて運転しないとな、

 

俺は車を走らせた、

 

 

 

 

マリクの働いているバーは小さいバーだった、

 

薫の知り合いって誰だろうな、

 

そう思いながら入る、

 

「いらっしゃいませ、お客様、本日はまだ開店はされておりません、」

 

洋介「突然入りまして申し訳ございません、こちらにマリクが働いていると思うのですが、」

 

「マリクの知り合いで?」

 

洋介「マリクを家に居候させているので、今日は仕事の様子を伺いに来ました、」

 

「なるほど、申し遅れました、私はここのバーのマスターです、もしやあなた様は薫の言っていました洋ちゃんさんですか?」

 

薫、

 

俺の事をマスターの前で洋ちゃんと言ったのか?

 

洋介「はい、葉杉洋介です、」

 

マスター「そうでしたか、薫によくしてくれてありがとうございます、」

 

洋介「マスターは薫のご友人で?」

 

マスター「はい、彼とは前の職場まで一緒にいました、薫が前の職場を辞めるまでは一緒にいました、」

 

そう言えば薫の前の仕事は知らない、

 

聞いてみるか?

 

洋介「薫の前の職場ってどこですか?」

 

マスター「薫から何も聞いていないのであれば私から言うことは何もございません、ただ一言だけ言うのであれば墓場まで秘密にしなければいけない仕事です、」

 

あー、

 

はいはい、

 

そう言うことね、

 

薫そんなすごい職を辞めてまであの店を構えたのか?

 

そういえばあいつの携帯に奥さんと子供との2ショット写真なんかなかったな、

 

家族を守るためみたいだしな、

 

マリク「マスター、掃除が終わりました、洋介か?」

 

洋介「マリク、様子を見に来た、」

 

マリク「参ったな、まだ開店前だ、」

 

マスター「マリク、次はグラスを10個冷やしてください、ロックで注文されるお客様もいますので、」

 

マリク「わかりました、じゃあな洋介、」

 

マリクはカウンターに向かった、

 

仕事しているな〜、

 

マスター「マリクはよくしていますよ、私が保証します、」

 

洋介「そうですか、マリクのことお願いします、」

 

マスター「えぇ、」

 

俺は店を出た、

 

 

 

 

 

夜、

 

コレットに予定を聞いたら来週の水曜日なら空いていると言われたためその事を香原さんに伝えた、




称号

ベルベット

猫アレルギー

マスクをしてもなかなかくしゃみが止まらない、



マリク

見習いに戻って

まさか昔のように指示されるなんて思っていなかった、



ウッドロウ

外部講師

男女ともに人気なようです、


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

医学と精霊術、

グダグダしています、


翌日、

 

会社に出社して仕事して退社する、

 

だが今日は簡単に帰れない、

 

雛鳥「先輩!ご飯行きましょう!」

 

昨日雛鳥と約束したからな、

 

洋介「わかった、どこに行く?」

 

雛鳥「先輩とならどこでも!って言いたいんですけどちょっと気になるお店があるんです!」

 

洋介「ならそこにするか、」

 

雛鳥「はい!」

 

どんな店なんだろうか?

 

 

 

 

雛鳥を助手席に乗せて雛鳥の気になる店に向けて出発した、

 

最近はジェイドやコハクを乗せることの多い助手席だったからか雛鳥が乗っていると新鮮に感じる、

 

雛鳥「先輩、次のゲームの企画はどんなんですかね?」

 

洋介「わからんよ、俺は結構下っ端だから、」

 

雛鳥「でも課長が今度先輩も会議に出席させないといけないかもって言ってましたよ、」

 

マジかよ、

 

できれば事前連絡をしてくれよー、

 

雛鳥「あそこです、あの店です!」

 

意外と近かったな、

 

俺は駐車場に車を止めた、

 

洋食のレストランか?

 

雛鳥「休みに日に行ってもよく満席だったから今日みたいな日じゃないと食べれないって思ったの、」

 

洋介「そんなに人気のあるレストランか?」

 

雛鳥「そう見たいですよ、一応はテレビの取材も来てたみたいです、」

 

結構有名なんだな、

 

テレビはマオがゲームをしているからなかなか見れない、

 

フォルスの訓練大丈夫か?

 

帰ったらユージーンの拳骨が待っているんじゃないか?

 

俺と雛鳥は店に入ると店員がやってきて人数確認と席の誘導をされた、

 

メニューを見ると絵は美味しそうだ、

 

まぁ不味そうな絵を出されると誰も食いたくないしな、

 

ただエスカルゴの丸焼きは載せない方がいいぞ、

 

見ただけでも食欲が落ちる、

 

雛鳥「先輩は決まりました?」

 

雛鳥がメニューから目を離して俺に聞いてくる、

 

ここはパスタでいいか、

 

洋介「ペペロンチーノと野菜サラダにするわ、」

 

雛鳥「私はエスカルゴの丸焼きとイカスミパスタにします、」

 

思わず目を見開いた、

 

ここに勇者がいた、

 

驚いている間に雛鳥はベルを鳴らした、

 

店員が来て俺と雛鳥は料理を言うと店員が目を見開いて雛鳥を見た、

 

俺と同じ反応だ、

 

俺と一緒なこと考えてる、

 

少しホッとした、

 

店員は注文の確認をしたがやはり間違っていないとわかり苦笑いをしながら奥に戻った、

 

雛鳥「美味しいんですよ!エスカルゴ!昔お父さんが買ってきた事があって初めはすごく!すごーーーーく抵抗があったけどいざ食べてみたら意外と美味しかったんです!」

 

原因は朱雀さんか、

 

洋介「まぁ食用のエスカルゴだから大丈夫だけど野生の奴は食うなよ、」

 

雛鳥「食べませんよ!」

 

そんな会話をしてくると先にエスカルゴの丸焼きが来た、

 

見てて食欲無くしてきた、

 

俺は見ないようにしていたが雛鳥が笑顔でエスカルゴの丸焼きを食べまくってる、

 

だめだ、

 

とりあえず俺はペペロンチーノが来るまで俺は外を見ていた、

 

 

 

 

 

昼食を食べ終えて俺は会社の駐車場に戻った、

 

雛鳥「先輩!今日はありがとうございます!」

 

洋介「気にするな、俺もあの店を知れてよかった、」

 

雛鳥「それじゃあまた明日です!」

 

暑い中走って自分の車に向かった、

 

元気だな〜、

 

エスカルゴパワーか?

 

目の前で美味しそうに食べていてもやっぱり無理だ、

 

喰わず嫌いと言われてもいい、

 

エスカルゴは無理、

 

そう思いながら車を発進させた、

 

 

 

DVDショップに立ち寄り何か借りるか考えているとジェイドはまだ見ていないような物を探す、

 

俺の好みになるがターミネーターにするか、

 

一応は1か2のどちらにするかあるいは両方か、

 

2から見ても問題はない、

 

やっぱり1と2を借りるか、

 

ついでにマーベルのマイティーソーも、

 

他は・・・ジェイソンか・・・

 

暑いしみんなで涼しくなるか、

 

ブラックパンサーが毎回レンタル中になっていて見れない、

 

早く見たいんだけど、

 

誰か知らない人に悪態をつけながら俺はレンタルして帰宅した、

 

 

 

家に帰る俺、

 

車を車庫に入れて家に入る、

 

洋介「ただいま〜、」

 

コハク「お帰り!」

 

コハクが出迎えてくれた、

 

習慣になっているな〜、

 

嬉しいから何も言わない、

 

洋介「特に何もなかった?」

 

コハク「うん、ジュードがちょっと分からない事があるって言ってくらいかな、」

 

ジュードが?

 

俺はジュードの元に向かった、

 

洋介「ジュード、コハクが何かわからない事があるって言ってたけど、」

 

ジュード「洋介、実はさっきのテレビで医学の話を聞いたけど向こうとは全然違うから・・・父さんのような治療の仕方に似てて、」

 

医学か・・・

 

ジュードのいる世界のリーゼ・マクシアは精霊術によって傷の手当てをしている、

 

だがエレンピオスにはそれがない、

 

そのかわりジンを使った治療を行う、

 

だがジュードの父親はおそらく切開手術などもしているんだろうな、

 

俺の住んでいる世界はおそらくエレンピオスの技術に近いな・・・多分、

 

洋介「医学は俺は知らないからなんとも言えないけどここはリーゼ・マクシアじゃない、精霊術もない、だからここの人たちは医学の発展を常に行なっている、遠い未来に精霊術に近い飲むとすぐに治る薬などが開発されると思う、」

 

思うだけで本当かどうかわからない、

 

バイオのように初めは治療薬のような物を作るが結局はゾンビになるウイルスだったってオチもある、

 

そんな未来は俺にはわからない、

 

ジュード「医学の発展・・・精霊術が無いんだよね、もし精霊術が無くなったら僕はこの治療法をしないといけないんだよね?」

 

洋介「そうだな、抵抗あるか?」

 

ジュード「うん、だって切って中を見るんだよね?」

 

洋介「だな、俺も手術シーンを見て血がダバダバ出ているとゾッとしてしまうからな、」

 

内臓とかはモザイク処理はされているけど血の流れる所まではモザイク処理はされていない、

 

意外とゾッとする、

 

それでもジェイソンやフレディなど見るけどな、

 

ジュードも少し青ざめているような気がする、

 

洋介「失敗して死ぬこともある、成功しても副作用や後遺症で歩けなくなったり声が出せなくなったりする場合がある、」

 

ミラが動けなくなった時に医療ジンテクスをつけたときにかなりの痛みがあったはず、

 

痛みがあるがそのおかげで歩けるようになった、

 

その後は定期的にジュードがメンテしていたけど、

 

ジュード「怖いね、」

 

洋介「怖いさ、手術する人はどれだけ最善を尽くしても救えない命がある、それを治すためにまた研究をする、それの繰り返しだ、」

 

いろんな犠牲があって今の医学の進歩がある、

 

洋介「ジュード、ディラック・マティスだって毎回手術が成功しているわけじゃない、どれだけ天才的と呼ばれようとディラック・マティスの原点はただの医学生だ、そこからいろんな失敗をしてきた、多分助けることのできなかった命だってある、その度に更に研究をしたんだと思い、」

 

そんな描写なかったからな、

 

俺の想像だ、

 

洋介「ジュード、完璧な人間なんていない、完璧に近づくだけしかできない、この話を聞いてお前から見てディラック・マティスはどんな人間だ?」

 

ジュード「・・・ちょっと言葉にできないかな?だっていつも患者さんのことしか考えていない父さんが本当は失敗をしていたなんて、でもそう考えると父さんも完璧な人間じゃないってわかった、」

 

洋介「そうだな、それとジュード、行動には責任がつきものだ、よく言われていなかったか?」

 

ジュード「うん、父さんがそれに近い言葉をよく言ってた、」

 

洋介「ジュードの行動一つ一つに意味はないかもそれない、まだそんな大きなことをするような冒険をしていないからな、だけどディラック・マティスはどうだ?あの人は人の命を助けるという大きなことをしている、その分大きな責任が伴う、失敗したら家族に恨まれる、患者に恨まれる、医者をやめないといけない、もしかしたら親族に殺されるかもしれない、そんな責任を背負いながらあの人は毎日患者を見ている、あの人が医者だからだ、」

 

ジュード「・・・」

 

考えろジュード、

 

考えて自分なりの答えを出せ、

 

ジュード「父さんはそれが言いたかったんかな?ずっと分からなかった、医学を学べば父さんに認めてもらえると勘違いしてたかもしれない、本当は父さん、責任が取れるようになって欲しかったんかな?」

 

洋介「そんなの本人に聞くんだ、」

 

ジュード「少しわかった気がする、ありがとう洋介、」

 

本当は原作で自分で気づくものだが・・・俺がそれを教えていいのか?

 

まっ、

 

いいか、

 

ジュードに医療関係の本でも渡すか?

 

少しでも父親がどんなことをするのか教えるために、

 

 

 

 

 

ジェイドが帰ってきた後ジェイソンをみんなで鑑賞した、

 

案の定コハクとコレットとベルベットとリタが俺に泣きながら抱きついてきた、

 

メルディは、

 

メルディ「おぉ!ボウガンが目玉にグサーってなった!」

 

マオは、

 

マオ「こんだけ攻撃されても死なないなんて怖いネ、」

 

ジューダスは、

 

ジューダス「こんな化け物いるわけがない、」

 

ウッドロウは、

 

ウッドロウ「少々露出が激しいのでは?年頃の女性としては破廉恥すぎる、」

 

マリクは、

 

マリク「いい感じに殺してくれてこれはこれで面白いな、」

 

ジュードは、

 

ジュード「内臓はこんな感じなんだ、流石にこれだと死んじゃうよね、でもあれをこうすれば・・・」

 

ジェイドは、

 

ジェイド「いやー、こんな作り物に皆さんなんで怖がるのでしょうかー、」

 

とさまざまな反応をしていた、

 

ターミネーターは次でいいか、

 

 

 

 

 

夜、

 

パソコンを終えて寝ようと思った時にドアがノックされた、

 

コハク「洋介?起きてる?」

 

少し震えているような声、

 

俺が扉を開けると枕を持ったコハクがいた、

 

洋介「・・・一応は聞くがどうした?」

 

コハク「怖くて眠れない、」

 

子供か!

 

洋介「コレット達は?」

 

コハク「この前はコレットとベルベットと3人で抱き合って寝てたけど今回はリタが2人の間に入ったから・・・」

 

俺の想像ではリタがベルベットの胸に埋もれて青い顔をしている気がする、

 

更に後ろからコレットがベルベットと抱き合うからサンドイッチ状態、

 

俺からしたら羨ましいが女性の胸で死にたくない、

 

コハク「それで1人だと・・・来そうだから・・・」

 

洋介「ジェイソンが?」

 

コハクが頷く、

 

来ないから、

 

あんな奴が現代日本にいてたまるか、

 

来るなら貞子か伽倻子だろ?

 

だけど本人はマジだ、

 

仕方ない、

 

洋介「少し待ってろ、」

 

俺は部屋に戻って片付けをした、

 

特にエッチな本をしまうために、

 

読まないけど出しっぱだから、

 

そしてコハクを招き入れる、

 

洋介「ベッドを使え、俺は床で寝る、」

 

コハク「洋介、一緒に寝てくれないの?」

 

なんで涙目で上目遣い!?

 

洋介「俺は男、コハクは女だからだ、」

 

コハク「私とじゃいや?」

 

わざとか?

 

わざとなんだな!

 

俺が手を出さなければいいんだけど、

 

10%くらい自分の理性が信用できない、

 

仕方ない、

 

洋介「わかった、だけど俺は向こう向いてるから、それがダメなら一緒に寝ない、」

 

コハク「それでいいよ、ありがとう、」

 

礼をいうのは俺なんだが、

 

コハクが先に俺の布団に潜る、

 

俺はベッドの端ギリギリの所に潜る、

 

寝相はいい方じゃないから多分落ちるな、

 

コハク「えへへ、洋介と一緒のベッド、」

 

ちょ!

 

コハクさん!

 

心臓がすげー高鳴るからやめて!

 

寝れるか?

 

俺?

 

そう思っていると後ろから寝息が聞こえてきた、

 

寝たのか?

 

寝顔を見たいが我慢だ、

 

俺も寝るか、

 

俺は目を瞑って寝ようとしたら、

 

コハク「えへへ〜、よーすけー、」

 

後ろから抱きついてきた!

 

ちょっ!?

 

胸が当たってる!

 

夏用にパジャマだから薄いんだって!

 

コハク「好き〜、」

 

・・・

 

その好きはどういう意味かは分かってる、

 

鈍感主人公じゃないんだから、

 

正直すごく嬉しいしこのまま抱きしめてキスをしたい、

 

だけどダメだ、

 

コハク達は元の世界に帰る、

 

そうなると二度と会えない、

 

最後に絶対別れるのに付き合うなんてできない、

 

意外と辛いな、

 

全く、

 

なんで俺なんかを好きになったんだか、

 

洋介「好きと言えないのは辛いな、」

 

ラブコメ漫画や映画の主人公ヒロインの気持ちが少しわかるよ、

 

俺に出来ることはこの気持ちをひたすら隠して最後に笑顔で見送る事、

 

俺は主人公じゃない、

 

たまたま俺の家にコハク達が来るだけであってそれ以外はただの会社員だ、

 

そう考えながら頑張って眠りについた、

 

 

 

 

「言ってもいいよ、」

 

 

 

 

意識が無くなる前にそう聞こえた気がした、




称号

ジュード

父の背中を見て、

僕は父さんの気持ちを知れるかな?



異世界医療術

切ったり縫ったりとやる事多いね、



次回グレイセスのキャラを出そうと思いますが現在シェリア2票、パスカル1票となっています、

どちらが来ても物語を書くことに支障が無いため皆様に決めていただきたいです、

とりあえず1週間くらい待ってみます、

感想に書いていただけると嬉しいです、

追記、

アンケートにも書きました、

気軽に投票してください、


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

女は黙って焼き鳥丼って・・・言わない気がする、

夏風邪がひどい・・・

後グダグダでしたらすいません。


コハクside

 

今日は月曜日、

 

洋介的にはまた来たって言う月曜日だね、

 

私的にはワクワクするかな、

 

今回は誰が来るのかな〜?

 

洋介「コハク、どうした?」

 

洋介がいつも通り声をかけてきた、

 

あの夜、

 

少しだけおきていた私は洋介の独り言を聞いた、

 

すごく嬉しかった、

 

洋介も私の事好きみたいだから、

 

でも言えない見たい、

 

マリクに少し相談したら理由がわかった、

 

私が元の世界に帰ると二度と洋介に会えなくなる、

 

洋介はそれに気づいているから言えないって、

 

マリクに相談してよかったと思う、

 

でもそれだと私もこの気持ち言えない、

 

あの時言っていいよなんて言わなきゃよかった、

 

洋介の迷惑になるから、

 

それに二度と会えないなんて辛いよ、

 

コハク「何でも無いよ、今日は誰が来るかなって思ってただけ」

 

だから私もいつも通りに洋介と過ごす、

 

それしかできないから、

 

ベルベット「コハク、私とジューダスはもう行くね」

 

コハク「お弁当と着替えは持った?」

 

ジューダス「大丈夫だ、それに今日は来る日なんだろう、ご主人が今日は早く上がってもいいと言われている」

 

今日は早く帰ってくるんだ、

 

ベルベット「コハク、行ってくるね」

 

コハク「行ってらっしゃい!」

 

ベルベットとジューダスが行っちゃった、

 

洋介「俺も行く準備するか」

 

洋介が鞄を持って玄関に向かった、

 

コハク「洋介、行ってらっしゃい」

 

洋介「あぁ、行ってくる、今日は焼き鳥でも買って帰るよ」

 

焼き鳥?

 

なんでまた急に?

 

洋介「急に食べたくなってきた、焼き鳥丼にするなりなんなりしてみんなで食うか」

 

焼き鳥丼って何?

 

聞いたことないよ、

 

コハク「えっと、焼き鳥丼って何かな?」

 

洋介「あぁ、焼き鳥をご飯の上に乗せて食うんだ、カツ丼とかそんなやつ」

 

そんな料理あるんだ、

 

コハク「わかった、行ってらっしゃい」

 

洋介「あぁ、行ってくる」

 

洋介が外に行った、

 

さみしいな、

 

初めは私1人だけだったけど今じゃマオやリタ、

 

ジュードがいる、

 

ジェイド「コハク?洋介のお見送りですか?」

 

ジェイドが後ろから声をかけてきた、

 

コハク「うん、ジェイドは今から家庭教師のお仕事?」

 

ジェイド「そうですよ、今日から本格的に教え行こうと思いまして、来週からあの子らは学校に行くようです、ですので試験対策も含めて教えようと思います」

 

コハク「ジェイドって教えるの上手そうだよね」

 

ジェイドは眼鏡のズレを直して、

 

ジェイド「コハク、上手そうではなく上手です、そこは間違えないで下さい」

 

目が本気だ・・・

 

私は頷くことしかできない、

 

ジェイド「それでは私は行きますね、今日は早めに帰ってきます、では」

 

コハク「う、うん、行ってらっしゃい・・・」

 

ちょっと怖かった・・・

 

メルディ「ジェイド!メルディも行くー!」

 

唖然としている私の横をメルディが走っていった、

 

クィッキーも走ってついて行ってる。

 

メルディ「コハク!言ってくるネ!」

 

コハク「うん、行ってらっしゃい」

 

メルディとジェイドが行った、

 

マリク「コハク、そこで突っ立ってどうした?」

 

次はマリクが声をかけてきた、

 

コハク「お見送りだよ」

 

マリク「そうか、今日がまた新しいやつが来るんだよな?」

 

コハク「そうだよ」

 

マリクは少し考えてから言う。

 

マリク「今日は早く帰ってくる、コハク達だけじゃ説明しにくいところがあえるだろう」

 

たしかに私はうまく説明できるかわからないけど・・・

 

マリク「それに大人がいた方が何かと都合がいいはずだ、それじゃあ行ってくる」

 

コハク「うん、行ってらっしゃい」

 

マリクが仕事に向かった。

 

次は誰が私に声をかけるのかな?

 

ウッドロウ「コハクさん?お見送りですか?」

 

後ろからウッドロウに声をかけられた。

 

コハク「ウッドロウも行くの?」

 

ウッドロウ「はい、ですが午前中で終わるとのことなので早く帰ってきます」

 

コハク「気をつけてね、行ってらっしゃい」

 

ウッドロウが微笑んで、

 

ウッドロウ「行ってらっしゃいと言われると嬉しいですね、行ってきます」

 

ウッドロウが仕事に向かった。

 

コレット「コハク!お見送り?」

 

ガラド「マメだな」

 

最後にコレットとガラドがやってきた。

 

コハク「今から行くんだね?」

 

コレット「うん!今日は暑くなる気がするからワンちゃん達にはお散歩じゃなくて水遊びしてもらおうかなって」

 

コレットがお仕事の話をしてる。

 

ここに来た時より成長してる。

 

ガラド「俺はいつも通り力仕事だな」

 

コハク「いつも通りだね」

 

ガラド「俺が犬と戯れているところなんて見たいか?」

 

見たくないかな?

 

私は苦笑いをしてごまかした、

 

コレット「ガラド、行こ」

 

ガラド「そうだな、コハク、留守番頼んだ、お前がここにいるから洋介や俺たちが安心できるんだ」

 

そうなの?

 

洋介ってそこら辺言ってくれないから分からなかった。

 

コレット「そうだよ、コハクがお家に居てくれるから安心してお仕事に行けるんだよ!」

 

嬉しい。

 

私、役に立ってるんだ。

 

お仕事とかしてないのに・・・

 

コレット「洋介もこの前言ってたけどコハクがお家に居てくれるから毎日楽しいって」

 

コレットの言葉に顔が赤くなる。

 

嬉しいんだ・・・

 

ガラド「それじゃあコレット、行くか?」

 

コレット「うん!言ってくるね!コハク!」

 

コハク「行ってらっしゃい!コレット!ガラド!」

 

私はコレットとガラドを見送った。

 

よし!

 

まずは食器を洗わないと!

 

私は台所に向かった。

 

 

 

 

食器を洗っている最中にジュードが起きて来た。

 

ジュード「コハク、おはよう」

 

コハク「おはようジュード、今簡単なの作るね」

 

ジュード「手伝うよ」

 

ジュードは私の隣に来て一緒に料理を作る。

 

私は食べたから1人分。

 

テーブルに朝食を持って行ってジュードがそれを食べる。

 

私は残りの食器を洗う。

 

ジュード「コハク、ちょっといいかな?」

 

食事中のジュードが声をかけてきた。

 

何かな?

 

コハク「どうしたの?」

 

ジュード「僕のなにか仕事がしたいんだけどなにかないかな?」

 

お仕事か〜、

 

私はお仕事に詳しくないから紹介出来ないかな。

 

コハク「ごめんジュード、洋介が帰って来ないとわからないから」

 

ジュード「あっ、いいよ、僕こそごめん、でもここに来て2週間経ったけどずっと勉強しかしてないから・・・仕事して少しでも洋介の役に立ちたいから・・・」

 

その気持ちわかるよ。

 

私は初めは洋介に甘えっぱなしだったけど今は洋介のために何かしてあげたいって気持ちがある。

 

それにみんなお仕事しているのに私だけ家で掃除とかしかしてないから少し劣等感を感じる。

 

でもコレットに私がいるから安心してお仕事できるって言われて嬉しかった!

 

コハク「焦らなくてもいいと思うよ、お仕事しないからって洋介は追い出さないよ、もし追い出されるのならマオとリタが先に追い出されてるよ」

 

マオは年齢的に無理だって洋介が言ってたしリタはほとんど部屋から出て来ないから。

 

ジュード「そうだね、ありがとう、コハク」

 

コハク「どういたしまして」

 

私は食器洗いの続きをした。

 

 

 

 

 

 

ジュードがお風呂掃除をして私は庭に植えている野菜に水をあげている。

 

結構育ってるけどこの暑さだからすぐに土が乾いちゃう。

 

頭から水を浴びたい気分だよ・・・

 

とりあえずこれくらいかな?

 

午後にももう一回水を上げよ。

 

家に戻ると涼しい風が吹いた。

 

えあこんのおかげで家の中は涼しい。

 

マオ「コハク?どうしたの?」

 

マオが声をかけてきた。

 

いつのまにか起きたんだろう?

 

コハク「畑の水やりだよ、でもこの暑さだと午後にももう一度水をあげないと枯れちゃうかも」

 

マオ「あーわかるよ、テレビでも暑い暑いって言ってたヨ」

 

コハク「その割にはマオって暑そうに見えないね?」

 

マオ「一応は火のフォルス使いだから多少は暑さに強いからネ」

 

いいな〜。

 

私は雪国育ちだからあんまり暑いのは苦手だから・・・

 

マオ「でもこの暑さは答えるヨ・・・」

 

あっ、

 

マオでもダメなんだ。

 

マオ「コハクは今からなにするの?」

 

コハク「イクティノスとシャルティエを錆びないように研ごうかなって」

 

ウッドロウとジューダスが毎日やっていると思うけど私暇だからね。

 

マオ「ユージーンも毎日槍の矛を研いでた、毎日研がないとすぐにダメになるみたいだヨ」

 

マオの物語を見せてもらったけどユージーンさんって黒い猫?の人だよね?

 

マオがそれを言ったら怒られるヨって言ってた。

 

セルランドにはユージーンさんみたいな人はいないからついそう言っちゃう。

 

コハク「私は蹴りがあるから武器を使う事は無いかな」

 

でも戻ったらバトンを持って戦うんだよね?

 

今から練習しないといけないかな?

 

マオ「コハクとティトレイってどっちが強いんだろう?」

 

コハク「ティトレイさんだよ、私は蹴りばっかり練習してるけどティトレイさんは確か拳も鍛えてるんだよね?だったら私は負けるよ」

 

マオ「それもそうか」

 

それからマオと別れて私はイクティノスとシャルティエを研ぎに向かった。

 

 

 

 

イクティノスとシャルティエを担いでリビングに向かった。

 

イクティノス「昨晩ウッドロウにやってもらったばかりだ、やる必要はない」

 

シャルティエ「私もですよコハクさん」

 

コハク「でも・・・」

 

イクティノス「第1お前は剣を研ぐことができるのか?」

 

うぐっ!

 

痛いところをつかれた・・・

 

コハク「・・・やったことないです・・・」

 

イクティノス「それで良くやるなんて言えたな」

 

コハク「ごめんなさい」

 

イクティノス「・・・やり方を教えてやる、研ぎ石を持ってこい」

 

コハク「えっ?いいの?」

 

予想外です!

 

シャルティエ「イクティノスは素直じゃないな〜」

 

イクティノス「シャルティエ、言葉がすぎるぞ」

 

私はイクティノスから剣の研ぎ方を教わった。

 

 

 

 

イクティノスとシャルティエを研いだ後お昼ご飯を持ってリタの部屋に来た。

 

朝からこの時間までリタに会ってないから。

 

私は扉を開けて中に入る。

 

リタは寝てた。

 

いくら涼しいからって寝すぎだよ。

 

クスリと笑顔が溢れる。

 

料理を置いてリタの頭を撫でて私は部屋を出た。

 

 

 

 

夜になってジェイドとマリクが帰ってきた。

 

もうそろそろ洋介が帰ってくるかな?

 

ジェイド「まだ来てないようですね?」

 

コハク「うん、だいたい洋介が帰ってくる10分前に来るから」

 

時間的にもうそろそろ来ると思うんだけど・・・

 

それから更にウッドロウとベルベットとジューダス、

 

メルディとコレットとガラドが帰ってきた。

 

ジューダス「・・・まだきてないみたいだな?」

 

コハク「うん」

 

今日は遅いほうかな?

 

そう考えていると。

 

ボフッっという音と同時に女の子が宙から落ちてきた。

 

「キャッ!?」

 

ドスって音が部屋に響いた。

 

痛そう・・・

 

でももうそろそろ洋介が帰ってくるんだ。

 

赤いような少しピンクの入った髪。

 

可愛らしい服。

 

マリク「シェリア?」

 

ウッドロウ「お知り合いで?」

 

マリク「まだ俺はゲームでしか見たことがないが俺の部下の幼馴染みたいな奴だ、まさか俺の世界の奴が来るなんてな」

 

たしかに、

 

マリクのしていたゲームでいた。

 

コレット「可愛い服だね!」

 

コレットは平常運転だ。

 

少しホッとしたよ。

 

シェリア「教官!?」

 

シェリアさんはマリクを見てそう言う。

 

マリクの事を知ってるの?

 

マオ「なんかマリクの事を知ってるっぽいヨ?」

 

マリク「・・・聞きたいことがあるがお前はシェリア・バーンズで合っているか?」

 

シェリア「なにをふざけた事を言っているんですか!?こんな時にそんなふざけた事を言わないで下さい!」

 

怒った顔がすごく怖い!!

 

マリク「お前は俺に会ったことがあるのか?」

 

そんな事は気にしていないように聞くマリク。

 

シェリア「教官!会ったもなにも一緒に旅をしたじゃありませんか!悪ふざけが過ぎます!」

 

あれ?

 

このパターンはウッドロウとジューダスに似てる。

 

マリクの物語に続編があるのかな?

 

シェリア「それにここはどこですか!?それにこの人達も!一から説明して下さい!」

 

鬼気迫る表情のシェリアさん!

 

メルディなんてガラドの後ろに隠れてるよ!

 

マオもベルベットの後ろに隠れてる!

 

ジューダス「落ち着け、そんなに怒鳴っていても疲れるだけだ。」

 

ウッドロウ「そうですね、一度落ち着いたらどうですか?」

 

ガラド「マリクに色々聞きたいだろうがそんなんじゃ聞こえてくるものが聞こえてこないぞ」

 

すごい・・・

 

鬼の形相のシェリアさんに正論を言った・・・

 

年長者や王族はこういうことに慣れているのかな?

 

シェリア「・・・わかりました、まずは話を聞きます、それからです」

 

よかった、

 

落ち着いた。

 

ベルベット「えっと、私はお茶を持ってくるね、多分話が長くなりと思うし」

 

ベルベットが急いで台所に向かった。

 

私も準備してこよう。

 

私が移動しようとすると、

 

マリク「コハク、お前は俺と一緒にシェリアに状況を説明するぞ」

 

マリクに引き止められた。

 

私はシェリアさんを見る。

 

すごく不機嫌そうな顔でみんなを見てる。

 

怖いよ!

 

洋介!

 

早く帰ってきて!

 

マリク「この中でコハクが1番長くこの家にいるんだ、説明もコハクの方がわかりやすい、頼む」

 

マリクが私に頭を下げてきた!

 

うぅ・・・

 

コハク「が、頑張る・・・」

 

うまく説明できるかな・・・

 

 

 

 

シェリアさんにテーブルに座ってもらい私は頑張って説明をする。

 

でも説明の前に簡単な自己紹介だね。

 

まずは私たちがゲームの世界の人だって事は伏せて。

 

ベルベットの持ってきたお茶が全然減らない。

 

シェリア「それじゃあみんな別々の世界から来たって事よね、でも私と教官は同じ世界から来てるわよ」

 

マリク「その事についてだが推測がある、ここにいるウッドロウとジューダスだがこの2人は同じ世界だが時間軸が違うんだ」

 

マリクがウッドロウとジューダスを見てそう言う。

 

シェリア「時間軸?」

 

マリク「そうだ、ジューダスとウッドロウは同じ世界の出身だが時間軸が18年もの間がある、ジューダスはウッドロウと共に旅をした経験と記憶があるがウッドロウの方はジューダスと出会う前だからジューダスを知らない、ここに来た時ジューダスはその事を食ってかかってきた」

 

シェリア「それじゃあ教官は私と出会う前の教官というわけですか?」

 

マリク「そうだ、おそらくシェリアは旅が終わった数年後から来たと思う。」

 

シェリア「数年後って私達の旅は数ヶ月前に終わりました!それになんですか?数年後とか冒険物の本を読み終えてその後日談のような言い方は?」

 

いきなり核心をついてきた!

 

マリクも渋い顔をしてる。

 

マオ「マリク、もう言わないと、いつまでもズルズルと引き延ばしていると言えなくなるヨ」

 

マリク「そうだな、1番重要な事を言わないといけない、シェリア」

 

シェリア「な、なんですか?急に改まって・・・」

 

言わないといけないよね。

 

コハク「シェリアさん、すごく重要な事です」

 

シェリア「コハクまで、大事な事なのね」

 

すごく怖い。

 

でも今の私にはみんながいるから!

 

コハク「シェリアさん、私達は・・・いいえ、シェリアさんを含めた私たちは物語の中の人なの」

 

私が言い切った後長い長い間が空いた。

 

シェリア「はい?」

 

コハク「混乱するのもわかるよ、でも本当なの」

 

シェリア「からかって・・・いるわけじゃないのよね?」

 

メルディ「うん、コハクは嘘言ってない!」

 

コハク「ゲームっていって遊び道具の中の物語なの」

 

シェリア「遊びって私達のあの旅は遊びじゃないわ!辛くて!悲しくて!それでやっと終わった旅なの!物語でも遊びでもないわ!」

 

シェリアさんが机を叩きつけた!

 

私の言い方がダメだったのかな?

 

シェリア「ソフィが死んで!アスベルのお父さんが死んで!アスベルがラントを追放されて!リチャードがラムダに乗っ取られて!フォドラまで行ってリチャードを救う方法を探して!ソフィを救う方法を探して!最後にアスベルがラムダと共に生きる道を選んだ!この旅の道中にいろんな人が死んだわ!教官の友達のカーツさんも!」

 

マリク「カーツが!?」

 

マリクの友達が死んだ・・・

 

シェリア「こんなに大切なモノを失った旅なのにそれが物語なんて信じたくないよ・・・」

 

シェリアさんが泣いてる・・・

 

そうだよね。

 

辛い思いをして成し遂げた旅を物語で済ますのは嫌だよね。

 

マリク「すまない、俺が軽率だった。」

 

コハク「マリクのせいじゃないよ、私が上手いこと言えばよかったんだから」

 

洋介のようにうまく伝えられない。

 

やっぱり私にはできないのかな・・・

 

コレット「・・・ねぇシェリア、マリクにシェリアの旅のお話をしてあげてよ」

 

コレットの不意な発言にしばらく誰もなにも言えなかった。

 

シェリア「・・・私の・・・旅の・・・お話?」

 

コレット「そうだよ、マリクは旅をする前だからもしかしたら助けられなかった人達が助けられると思うよ!」

 

マリク「助けられなかった人・・・カーツの事か・・・」

 

コレット「私もね、私がこれからする旅を遊んでいるの、その中でいろんな人が死んでるから・・・元の世界に帰ったら助けられる人は助けようって決めたんだ!」

 

コレットは世界を救うために旅をする。

 

私も一緒にコレットの旅を見てたけどいっぱい人が死んでた。

 

ベルベット「私は元の世界に戻ったら復讐の旅になるから、しかも人間じゃなくて魔物に近い存在になるのよ、でも無駄な犠牲を出さないようにしたいと思ってる、出来るかわからないけど私はそうしたい。」

 

ベルベットは信頼していたお兄さんに裏切られて復讐の旅に行くんだよね。

 

そこでもいろんな人が死んでいった。

 

メルディ「メルディは言葉を覚えたい!言葉を覚えておくと旅がスムーズになる!」

 

メルディ世界の危機を伝えるために世界の壁を超えて移動したんだよね。

 

でも言葉が通じないから始めは苦労してたんだよね。

 

マリク「シェリア、手伝ってくれないか?カーツだけじゃない、死んだらいけない人達を救うために」

 

シェリア「・・・そうね、なんで私がここに来たのか分からないけどこんな所で泣いていられないわね!女は度胸よ!」

 

シェリアさんが復活した!

 

よかった〜。

 

コハク「コレット、ありがとう」

 

コレット「えへへ」

 

それにしても洋介遅いな〜。

 

そんな時テーブルにいつに間にか紙が置かれていることに気がついた。

 

私はそれを手にとって読んでみた。

 

 

 

 

[いや〜ごめんね⭐︎

葉杉くんが帰ってくる10分前にシェリアさんを呼んだんだけど彼が「焼き鳥足りないかもな、追加で買ってくるか」って言って引き返しちゃった!

ごめんね!

今度から注意するから!]

 

 

 

・・・

 

コハク「はぁ!?」

 

思わず大きな声が出ちゃった!

 

でも大きな声が出ちゃうよ!

 

この紙を送った人はずっと監視してるの!?

 

ジュード「どうしたの?」

 

ジュードが私に近寄ってきた。

 

私はジュードに紙を見せると険しい顔になった。

 

ジュード「僕たちを見てるね」

 

コハク「うん、一体誰だろう」

 

ジェイド「おやおや、2人で何悩んでいるのですか?」

 

ジェイドまでやってきたよ。

 

とりあえずみんなにこの紙を見せないとね。

 

 

 

 

 

紙を見せた後みんなはそれぞれ難しい顔をした。

 

ベルベット「監視されているってなんか気分が悪いわね」

 

ウッドロウ「ですが悪意は無いようです、それどころか律儀な性格なようです、文章はあれですが・・・」

 

ウッドロウが苦笑いをした。

 

シェリア「そうね、でも焼き鳥か〜、焼き鳥丼食べたい」

 

焼き鳥丼って朝洋介が言ってたやつだ。

 

コハク「焼き鳥丼って美味しいの?」

 

シェリア「美味しいわ、それに女は黙って焼き鳥丼って言うじゃない?」

 

えぇ・・・

 

コレット「言わないよ」

 

ベルベット「言わないわね」

 

メルディ「言わない!」

 

みんなが一斉に言わないって言った!

 

シェリア「おかしいわね〜」

 

シェリアさんが首をかしげると、

 

リタ「ちょっと!静かにできないの!?落ち落ち研究ができないじゃない!」

 

リタが廊下からの扉を蹴り破って入ってきた。

 

ずっと上で何か作ってたんだ。

 

シェリア「この子も物語の中から来た子なの?」

 

ジュード「うん、リタ・モルディオって言うんだ」

 

ジェイド「自称天才らしいですよ」

 

リタ「自称じゃないわ天才よ」

 

胸を張って言うリタが可愛く思える。

 

シェリア「私はシェリア・バーンズ、よろしくねリタ」

 

リタ「べ、別によろしくしないわよ」

 

そしてそっぽを向くリタがやっぱり可愛いと思える。

 

シェリア「ん?」

 

シェリアさんがリタに近づいて臭いを嗅いだ。

 

リタ「何してんのよ?前世は犬だったの?」

 

シェリア「リタ、最後にお風呂に入ったのはいつ?」

 

あれ?

 

シェリアさんから変なオーラが見える?

 

リタ「風呂?そんなものここに来てから入ってないわよ」

 

衝撃の一言に私は後ずさりをした。

 

ここに来てからって事は1週間・・・

 

シェリア「しんっじられない!今すぐ入るわよ!」

 

リタ「ちょちょっと!別に風呂に入らなくても死ぬ訳じゃ・・・」

 

シェリア「死にます!全く!どうして私の会う天才たちはお風呂を入らないのよ!コハク!お風呂に案内して!ベルベット!着替えをよろしく!」

 

リタ「ちょっと!私は行かないって!」

 

シェリア「つべこべ言わず入るの!」

 

シェリア結構力持ち・・・

 

リタの襟を掴んで引っ張って行っちゃった・・・

 

ジェイド「お節介焼きが来ましたねぇ」

 

ベルベット「そうね、コハク、シェリアをお風呂まで連れて行って、私は着替えを用意するね、シェリアには私の服を貸せば良いよね?」

 

ベルベットの服?

 

私はベルベットの胸を見る。

 

ここに来てから少し大きくなった気がする・・・

 

シェリアさんもこれくらいあったよね・・・

 

・・・

 

うん!

 

考えないでおこう!

 

私はシェリアさんの後を追った!

 

 

 

 

 

私とリタとシェリアさんはお風呂に入った。

 

シェリア「こーら!暴れない!」

 

リタ「離せー!」

 

裸になっても暴れるリタ。

 

シェリア「うわぁ!結構広いね」

 

裸でリタを抱き上げるシェリア。

 

コハク「ここをひねるとお湯が出るよ」

 

私は蛇口をひねる。

 

シャワーノズルからお湯が出てくる。

 

シェリア「わぁ!すごい!パスカルのこんなのを作れば良いのに・・・ってお風呂嫌いだから作らないか、さぁリタ!観念しなさい!」

 

シェリアさんはリタを自分に前に座らせてお湯をかける。

 

疲れたのかリタは抵抗をしなくなった。

 

コハク「今お風呂にお湯を貯めるね、時間かかるから待ってて」

 

シェリア「大丈夫よ!石鹸あるかな?髪を洗うんだけど・・・」

 

コハク「髪を洗う用のシャンプーはこれだよ」

 

シェリア「シャンプー?」

 

私はシャンプーノズルを1回押す。

 

シェリア「何か出てきた」

 

コハク「手でこすって泡立てるんだよ」

 

シェリアさんは手を合わせて擦り出した。

 

だんだん泡立っていく。

 

シェリア「すごい!液体が泡になってる!」

 

そのままリタに頭を洗い出した。

 

私はお湯を溜めている間2人を見る。

 

・・・

 

揺れてる・・・

 

・・・

 

手が動くたびに上下に・・・

 

・・・

 

たまにリタに背中にのしかかるから潰れる・・・

 

シェリア「?コハク、どうしたの?」

 

じっと見ている私が気になったみたいでシェリアさんが声をかけてきた。

 

コハク「シェリアさんって・・・」

 

シェリア「さんはいらないわ、多分歳が近いし」

 

コハク「それじゃあシェリア」

 

シェリア「なぁに?」

 

コハク「胸、大きいね」

 

シェリア「えっ?」

 

リタ「もげればいいのに」

 

リタが何かボソッと言った。

 

シャワーの音で聞こえなかったけど。

 

シェリア「そうかな?」

 

コハク「そうだよ!どうやってそんなに大きくなったの!?」

 

シェリア「どうやってって・・・わ、わからないわよ」

 

教えてくれなかった。

 

その後お風呂にお湯が溜まったので3人でお風呂に浸かった。

 

・・・

 

次は浮かんだ・・・

 

 

 

 

 

脱衣場にベルベットの用意してくれた服があった。

 

それに着替えてリビングに戻る。

 

洋介が帰って来てた。

 

洋介「コハク、すまんな、みんなから事情は聞いた」

 

コハク「もう、連絡ぐらいしてほしい!」

 

洋介「すまんすまん」

 

シェリア「えっと・・・どちら様?」

 

そういえばまだ言ってなかった。

 

コハク「シェリア、この人は洋介だよ」

 

洋介「葉杉洋介だ、事情はマリク達に聞いている、その事で説明したいし焼き鳥食いながら話そうと思う」

 

そういって見せて来たのは大量の焼き鳥。

 

どれくらい買ったんだろう?

 

シェリアは焼き鳥から目が離せていない。

 

洋介はシェリアに近づく。

 

そして、

 

洋介「女は黙って!」

 

シェリア「焼き鳥丼!」

 

そう言い合うとお互い握手し始めた。

 

なにこれ?

 

意味がわからない。

 

 

 

 

 

その後洋介がマリクとシェリアと話し合った。

 

少し聞き耳をたてるとシェリアはおそらく後日談のお話前から来たと推測がされた。

 

洋介「未来への系譜編、アスベルがソフィと共にアストンの墓参りから始まる後日談だ」

 

シェリア「洋介はそれを見たの?」

 

洋介「見た、だけど教える気は無い、特にシェリアには」

 

シェリア「私も聞きたく無い、元の世界に戻ったら私の目で見るから!」

 

洋介「それでいいよ」

 

なんか気になる。

 

後でこっそり聞いてみよう。

 

ちなみに洋介とシェリア以外は普通に焼き鳥を食べてたけど2人は焼き鳥丼を食べてた。

 

美味しいのかな?




アンケートの結果シェリアさんがダントツでした。

またあるのでその時にはまたアンケートをさせていただきます。

ご協力ありがとうございます。


称号

コハク

研ぎ師

イクティノスの教え方だいいからだよ!


マリク

知ってしまった未来

いずれは知ることになるんだ、気にするな。



リタ

風呂嫌い

嫌いじゃない!入りたく無いだけ!



シェリア

男も黙って焼き鳥丼!

その後洋介と焼き鳥丼仲間になった。


風呂好き

やっぱりパスカルに作ってもらおうかな?


知られなかった未来

これは言えないんだよな〜by洋介


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

番外編 七夕2 ロングスキット

とりあえず結構集まってきたので番外編の七夕を再びやりたいと思います。

連続であげていますので前の話を読んでいない方はそちらをお願いします。


洋介「そういえば今日は七夕だったな。」

 

コハク「七夕って去年のあれ?」

 

ガラド「確か短冊って紙に願い事を書くあれだよな?」

 

ジュード「へぇ、ここではそんな風習あるんだ。」

 

リタ「アホらしい、私はパス。」

 

シェリア「ダメよ、こういうのはみんなで楽しまないと。」

 

リタ「ちょっ!抱きつくな!」

 

洋介「俺は素麺買ってくるわ。」

 

ガラド「ついでに酒も頼む。」

 

シェリア「私は焼き鳥〜。」

 

洋介「俺はパシリか!」

 

 

ドタドタ

 

 

コレット「行っちゃったね。」

 

ウッドロウ「まぁ買い物は彼に任せましょう、私達はこの紙に願い事を書きましょう。」

 

マリク「願い事ねえ、それじゃあ俺はアスベルとシェリアが早くくっついてくださいでいいか。」

 

シェリア「ちょ教官!余計なお世話です!」

 

マオ「でも進展がなかったって愚痴ってるよネ?」

 

シェリア「マオまで!もぉ!それじゃあ私の願い事はこの家のみんなが優しくなりますようにで!」

 

メルディ「みんな優しいよ!ついでにメルディはもっとみんなと居たい!」

 

マオ「あー!それ僕も書いた!」

 

メルディ「マオと一緒だね!」

 

ジュード「それじゃあ僕は立派な医者になる事かな?」

 

ガラド「そうか、お前はまだ研修生だったな、俺は去年と同じ嫁さんと娘に会いたいだ。」

 

ベルベット「重いよガラド、私は・・・どうしよう。」

 

ジェイド「深く考えなくていいですよ、ついでに私は去年とおんなじ早く元の世界に帰れますようにですかねぇ。」

 

ジューダス「それなら僕もそれにしよう。」

 

ベルベット「そうだね、それじゃあ私は美味しい料理が出来ますようにでいいかな?」

 

ウッドロウ「私は立派な王になれるようにしたいと思います。」

 

リタ「なんで私まで・・・もうこれでいいや。」

 

マリク「なになに、猫と仲良くなりたい!」

 

リタ「わーー!なに勝手に読んでんのよ!」

 

マリク「減るもんじゃ無いだろう。」

 

コレット「私はみんなが幸せになりますようにかな?」

 

コハク「それ去年も書いてたよね?」

 

コレット「私にはこのお願い事が1番大切だからね、コハクはなにを書いたの?去年とおんなじお願い事はマオとメルディが書いちゃったよ。」

 

コハク「ん〜、秘密。」

 

コレット「あーずるーい!教えてよ〜!」

 

コハク「もー、ちょっとだけだよ。」

 

マリク「なになに、洋介ともう少しだけ一緒に入られましように。」

 

コハク「きゃーーー!マリク!なんで読むの!」

 

マリク「減るもんじゃ無いからいいだろ?」

 

コハク「それでも読まないでよ!」

 

洋介「ただいま〜、みんな、かけたか?」

 

マリク「おう、俺が後であの竹に吊るしておくから洋介は素麺を作ってくれ。」

 

洋介「おうすまんな。」

 

 

 

 

 

 

 

コレット「素麺美味しいね。」

 

リタ「悪く無いわね。」

 

メルディ「今度流しそうめんしたい!」

 

ベルベット「わざわざ人参を星の形に切るなんて手間をかけてるわね。」

 

ガラド「やっぱり星を見ながらの酒は美味いな!」

 

ジェイド「去年も一緒な事言ってましたね。」

 

ジューダス「こんな日も悪く無いな。」

 

ジュード「ジューダス、今笑った?」

 

ジューダス「・・・気のせいだ。」

 

シェリア「照れてるのよ、ジューダスは。」

 

ウッドロウ「彼の意外な一面が見られました。」

 

マオ「見てみて!流れ星だよ!」

 

洋介「珍しいな、七夕の日に流れ星なんて、いいことがありそうだ。」

 

コハク「そういえば洋介はどんな願い事を書いたの?」

 

洋介「秘密だ。」

 

コハク「え〜。」

 

洋介「コハクも願い事教えてくれないだろう?」

 

コハク「そうだけど〜。」

 

 

 

 

 

マリク「・・・洋介のは・・・コハクともう少しいられますようにか・・・あの2人は似た者同士だな。」




ほのぼのですね〜。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

香原の策、コレットの決意。

遅れてすいません。

それとグダグダでしたら余計にすいません!


水曜日。

 

今日はコレットと共に香原さんの所に行く事になっている。

 

まぁ俺は仕事だから夜からになるけどな。

 

朝食を作っているとベルベットとジューダスがやってきた。

 

ベルベット「おはよう洋介。」

 

洋介「おはよう、」

 

ジューダス「主人から今日の事は聞いている、だいたい何時頃に来る予定だ?」

 

ジューダスが使用人のように答えてくる。

 

使用人か。

 

洋介「そうだな・・・だいたい19時までには向かえるようにする。」

 

ジューダス「わかった、その時間に出迎えよう。」

 

仕事しているな。

 

ジューダスのことだ。

 

やるからには完璧に近い対応を心がけているんだろう。

 

ベルベット「私も美味しい料理を作って待ってるよ。」

 

洋介「美味しい料理ってミタヨさんはOK出したん?」

 

ベルベットは明後日の方向を見た。

 

ノリと勢いで言ったんだな。

 

洋介「ベルベットの手料理は美味しい、ミタヨさんの手料理も美味しいけどベルベットはベルベットにしか出せない味があるんだ、自分を卑下にしたらダメだ。」

 

ベルベット「自分にしか出せない味・・・そういえばミタヨさんの料理を食べてから忘れてたな・・・故郷の味・・・何か掴めたかも!洋介!ありがとう!」

 

何やら自己完結したな。

 

洋介「俺は何もしてない、ただベルベットが自分で気づいただけだ。」

 

本当に俺は何もしてないぞ!

 

ベルベットが自分で気づいたんだから!

 

ジューダス「ベルベット、行くぞ。」

 

ベルベット「うん、それじゃあ待ってるからね。」

 

ベルベットとジューダスは仕事に向かった。

 

朝ごはんは?

 

食べないん?

 

少し悲しいよ・・・

 

次に来たのはシェリアとリタだ。

 

初日の事は聞いたけどシェリアがリタをパスカルの様に引きずって風呂に入れて以降世話を焼き始めた。

 

更にレベル的にシェリアは50越えのレベルであろう。

 

ジェイドを凌いで我が家ダントツの実力者であるはず。

 

そんなシェリアにレベル1桁台のリタが叶うはずがない。

 

シェリア「リタ、逃げないの。」

 

リタ「離せー!」

 

朝から和む光景だな。

 

洋介「おはよう2人とも。」

 

シェリア「おはよう洋介、朝ごはんありがとう。」

 

洋介「気にするな、コハクが来る前は1人で作って食ってたからな、みんなが来てからこうやって料理をするの楽しくてな。」

 

シェリア「それわかる!みんなが美味しいって言ってくれると作りがいがあるから!」

 

洋介「まさにその通りだ、コハクが来た時は美味しい美味しいって言ってくれてすげー幸せだった。」

 

なぜか息が合う俺とシェリア。

 

まさかこうやって本人と話すと合うものがあるもんだな。

 

リタ「アホらしい、食事なんて栄養補給と空腹を満たすものでしょ?わざわざおいしいと言わせる料理を作るなんて非効率よ。」

 

リタっちよ。

 

それを言ったら食事の楽しみがなくなるぜよ。

 

シェリア「リタ、確かにリタの言う通り食事はその日の大切な栄養とお腹を満たすために食べるの、でもリタ、栄養満点だけど不味い料理は食べれるの?一応は作れるわよ、栄養豊富で食べれば満腹になる激マズ料理。」

 

シェリア。

 

俺それに興味あるんだけど。

 

でもシェリアの言いたい事はもっともだ。

 

カロリーメイトも飲むタイプは不味いと言われていたがそのかわり栄養価は高い。

 

今では美味しいからいいけど。

 

リタ「ぐっ!そ、それは・・・」

 

洋介「どれだけ腹が膨れようが不味かったら誰も食べようと思わない、リタだって美味しいから食べるだろ?」

 

リタが悔しそうな顔で黙る。

 

正論を言われたからな。

 

シェリア「そう言うわけで洋介、私も手伝うわ。」

 

洋介「おう、とりあえず火の取り扱いは後日教える、皿を出して盛り付けを手伝ってくれ。」

 

シェリア「わかったわ!リタは座って待ってて。」

 

リタは逃げても無駄だと思い椅子に座る。

 

シェリアの手伝いもあって少し早く終わった食事の準備。

 

洋介「シェリア、さっき言ってた激マズ料理って誰かに食べさせたか?」

 

シェリア「無いわよ、一応は自分で食べてみたけど3日間は口に味と匂いが残ったわ。」

 

かなりやばい料理の様だ。

 

リタはもぐもぐと食べている。

 

シェリア「美味しい?」

 

シェリアがリタに聞いてきた。

 

作ったの俺なんだが。

 

リタ「普通よ。」

 

そう言いながらも食べる手を止めないリタ。

 

ツンデレは健在の様だな。

 

シェリアはまるで子供を見る母親の様な笑顔を見せる。

 

母性本能全開やな。

 

俺は席に着いて食事をした。

 

 

 

 

会社に行って俺は自分の仕事を行う。

 

といってもこの前までやってたバグ確認や誤字脱字はもう終わった。

 

今回は別の仕事だ。

 

と言っても資料整理とお茶汲みだな。

 

最近自分の仕事がわからなくなりんだよな〜。

 

ゲームの開発がなければこうやって資料整理とお茶汲み。

 

ゲームの開発があればテストプレイとバグの発見誤字脱字の確認とあるのに・・・

 

この差は何だ?

 

まぁ仕事の話は今は置いておこう。

 

課長は昨日はシェリアが来てヒゲダンス再びと言った感じで踊り出してつけ髭をつけたまま仕事したし・・・

 

今日は平和な方だな。

 

香原さんの家に行く以外は。

 

そう思いながら俺は仕事を終わらせていった。

 

 

 

 

夜、

 

俺はコレットを連れて香原さんの家に向かう。

 

コレット「久しぶりだからワクワクするね〜。」

 

洋介「そうだな、ベンさんや美智流さんに会うのも久し振りだし。」

 

俺自身最後に会ったのはかなり前な気がする。

 

コレット「美智流さんはたまに来てるよ。」

 

洋介「家にか?」

 

コレット「うん。」

 

親子揃って何してんの?

 

美智流さんの職業は知らないけどちょくちょく俺の家に来れるような仕事なのか?

 

コレットやほかのみんなの好感度上げたいのか?

 

コレット「美智流さん、お店にも来るんだ〜。」

 

マジで?

 

コレットの爆弾発言を聴きながら俺は香原家に向かった。

 

 

 

 

 

香原家についた俺とコレット。

 

ジューダス「いらっしゃいませ、葉杉様、ブルーネル様。

 

・・・

 

慣れねぇ〜。

 

ミタヨさんのような家政婦が言うのはいいんだがジューダスが俺に向かってこんな風に言うのは慣れねぇ!

 

コレット「こんばんわ!」

 

コレットは平常運転だよな〜。

 

ジューダス「こちらへ。」

 

ジューダスの案内で俺らは中に入る。

 

リビングに案内された俺ら。

 

誰もいない。

 

コレットは席に着いても周りを見渡している。

 

落ち着かないのか?

 

香原「やぁ、待たせたね。」

 

ベン「久しぶりだね、葉杉くん、コレットさん。」

 

美智流「今日はありがとね。」

 

少しして3人はやってきた。

 

その後ろにミタヨさんとベルベットがいた。

 

3人が席に着くと同時にミタヨさんとベルベットが料理を並べる。

 

ミタヨ「今日はベルベット様がメインで作られました。」

 

へぇ、

 

ベルベットが・・・

 

朝の事のあの出来事がベルベットを覚醒させたのか?

 

ミタヨ「たった1日で何が会ったのでしょう、私の舌をうならせました。」

 

ベルベット「私の故郷の料理に近い味付けです、日本の料理を私の故郷の味付けにしてみたのです、癖があるので好みが分かれると思いますが・・・」

 

ミタヨ「少なくとも私は美味しかったです、一度レシピを教えていただきたと思います。」

 

おぉ!

 

ミタヨさんが褒めてる!

 

ベン「ミタヨが褒めるなんて初めて見たよ、ベルベットさんの料理は期待できるね。」

 

香原「そうだね、では、頂こうかな。」

 

コレット「いただきまーす!」

 

洋介「いただきます。」

 

俺たちは食事を始めた。

 

結論を言うとすごく美味しかった。

 

ベルベット「初めは新しい料理を作っていて満足だったけどそれと同時に私は故郷の味を忘れてたみたいなの、それで今回故郷の味付けで日本の料理を作ってみたの。」

 

なるほど。

 

俺が朝に言った言葉を実行したわけか。

 

まさかここまで美味しくなるなんて思ってもなかった。

 

ベン「ミタヨとタメが張れる料理を食べれるなんて思ってもなかったよ。」

 

確かにタメを張っているな。

 

美味しい。

 

それから俺らはベルベットの料理を全て平らげた。

 

美智流さんはコレットを連れて風呂に向かった。

 

なぜ人様の家に来てまで風呂に入らないといけないのか?

 

まぁ俺にとっては都合がいいがな。

 

本来の目的を聞くか。

 

洋介「香原さん、要件はなんですか?」

 

香原「葉杉くんは鋭いね、では要件を言おうじゃないか。」

 

ここにベンさんとジューダス、

 

ミタヨさんにベルベットがいる。

 

他の人に聞かれてもいいような内容なのか?

 

香原「今年のクリスマスにここで身内だけの宴会があるんだ、そこにコレットさんを出席させたい。」

 

洋介「目的は?」

 

身内だけと言った。

 

それなのに赤の他人のコレットを出席させる。

 

目的があるはず。

 

香原「前にも言ったようだけど美智流とベンの娘の奈々が轢き逃げで死んだと言ったのは覚えているかな?」

 

覚えている。

 

不謹慎にもコレットの声優の水樹奈々を思い出した時だ。

 

香原「犯人が特定できたんだ。」

 

洋介「特定出来たのなら捕まえればいいのでは?」

 

香原「あいにく10年も前の事だ、覚えていないと言われたらそれまでだ。」

 

ヤベェ・・・

 

俺の中で嫌な予感がするんだが・・・

 

ベン「無理を承知でお願いするよ葉杉くん、コレットちゃんを犯人の前に連れて行ってそいつの反応を見たいんだ。」

 

嫌な予感的中・・・

 

洋介「コレットにあたかも娘が生きているかのように振舞ってもらうのか?」

 

無茶苦茶だ。

 

ベン「だけどこれしか方法がないんだ、わかって欲しい。」

 

洋介「わかってますか?今回はコレットの保護者として言いますけど1番危険なのはコレットなんです、香原さんでもベンさんでも美智流さんでもなく赤の他人のコレットが1番危険なんです、相手がコレットを見て何をするかわかりません、この作戦はどれだけ自分勝手な作戦だかわかってますか?」

 

香原「勿論だ、私だってこんなことはしたくない、だけど死んだ孫娘の事を思うと・・・」

 

洋介「俺はこの作戦に反対です、反対ですが・・・」

 

ベン「葉杉くん?」

 

洋介「コレットがやりたいって言うなら止めません。」

 

最終判断はコレットに任せようと思う。

 

洋介「コレットには両親がいません、叔父さんと叔母さんに育てられました、俺が保護して香原さんと出会いコレットは香原さんの事をもう1人のお爺ちゃんと思っています、きっとコレットは協力します、この事を包み隠さずコレットに伝えてください、それでコレットがやりたいって言うのでしたら俺は何も言いません、ですが条件を出します、コレットだけでなく俺とジューダス、ベルベットもその宴会に参加させる事、もしかしたら増えるかもしれないけど最低限俺らは参加させてもらう。」

 

もしコレットが襲われたら戦える人が欲しい。

 

だが見ず知らずの人がいたらおかしいからあともう1人くらいが限界だ。

 

香原「そうだね・・・1番肝心なのは本人の意思だからね・・・わかった、それと葉杉くん達もその場に居られるように手配しよう。」

 

洋介「ありがとうございます、後はコレットが来てたら・・・」

 

コレット「もう決まってるよ。」

 

扉が開いたと同時にコレットと美智流さんがやって来た。

 

コレット「美智流さんが話してくれたの、私も協力する!」

 

真剣な目のコレット。

 

風呂で話したのか?

 

美智流「ごめんなさい、でも我慢できなかったの、関係のないコレットちゃんを危険な事に巻き込んじゃうから・・・」

 

罪悪感から言ったんだな。

 

ベン「構わないよ、コレットちゃんが戻ってきたら話すつもりだったから。」

 

洋介「香原さん、コレット達の事、話してないんですよね?」

 

香原「あぁ、言ってないよ、コレットさん達の事はおいそれと家族とはいえ話せないからね。」

 

ベン「お義父さん、一体何の話ですか?」

 

洋介「コレット、ジューダス、ベルベット、話していいか?」

 

コレット「ダイジョーブだよ。」

 

ジューダス「問題はない、洋介のやりたいようにやってくれ。」

 

ベルベット「私も大丈夫だよ。」

 

洋介「ありがとう。」

 

俺はコレット達の事を説明した。

 

 

 

説明を終えるとベンさんと美智流さんはなんとも言えない表情になった。

 

ミタヨさんはいたって冷静だった。

 

前回ジュードが来たからな。

 

察したんだろうな。

 

ベン「嘘では・・・無いんだよね?」

 

洋介「本当です、疑うようでしたら家の監視カメラの映像を見せますか?まぁそれを加工だと言われたらそれまでですけど。」

 

美智流「お父さんは知ってたんですよね?」

 

香原「あぁ、すまない、黙っていて。」

 

美智流「怒ってるわけじゃ無いけど・・・でも嘘だったらお父さんもグルだなんて考えられないから・・・」

 

ベン「ミタヨさんはどう思う?」

 

まさかの使用人にまで声をかけた。

 

ミタヨ「本当のことです、以前来ていただいた中に私が現在プレイしていますエクシリアの主人公のジュード・マティス様がおられました、コスプレイヤーにしては出来が良すぎでした、ですが本物と思いましたら私の頭がおかしくなったと思われるのであの時ジュード様の反応を見させていただきました、反応から嘘を言っておられる様子もなく自然と名前を言いました、いきなり言われたためでしょうか名前を言う前に余計な一言を言われました、そのあとの葉杉様の反応を伺いましたが堂々としておられました、ご友人が嘘を言うと周りの人は何かしらの表情になります、ですが葉杉様は眉1つ動かす事はありませんでした、そうなりますと結論ですがご本人だとお気づきになりました。」

 

名探偵ミタヨかよ!

 

見た目はメイド!

 

頭脳はホームズか!

 

たった少しに会話でそこまで気づくのか!?

 

ベン「相変わらずミタヨはすごい観察力だね、ミタヨがそこまで言うのだったら信じよう。」

 

ミタヨさんすごいな!

 

ミタヨ「私見ですがジューダス様とベルベット様もおられましたら宴会の方は護衛いらずかと。」

 

ジューダス「それは買いかぶりすぎだ、常に側に要られるわけでは無い、おそらく僕とベルベットは使用人として参加する事になる、ずっとコレットの側に要られる訳ではない。」

 

その通りだな。

 

執事やメイドが特定の人の側にいたらおかしいからな。

 

ていうかジューダス。

 

正体を明かしたらいつもの口調に戻るなよ。

 

ベン「さっきの葉杉くんの条件の意味がわかったよ、一度お義父さんと美智流と作戦を練り直すよ。」

 

美智流「初めは私がコレットちゃんの側にいる予定だったの、そうすれば犯人がコレットちゃんを襲っても私が守るからね。」

 

自己犠牲はやめてくれよ!

 

ベン「でもそれなら葉杉くんが横にいて貰えばいいかな?その方がコレットちゃんも安全だから。」

 

俺が居れば安心だなんて言わないでください!

 

俺は少し格闘ができる男です!

 

香原「葉杉くん、ありがとう、作戦が決まり次第追って連絡をするよ、すまないが今日は帰って貰えないか?美智流もベンも少し気持ちの整理が必要だからね。」

 

洋介「わかりました、それと・・・参加者の追加ですがいつまでに言ったらいいでしょうか?」

 

料理とかの手配とかいるだろうし。

 

香原「10月の終わりまでに言ってくれればいいよ。」

 

洋介「わかりました、本日はありがとうございます。」

 

俺たちは解散した。




称号

ベルベット

異世界の味付け

後日ミタヨが必死に覚えました。



ジューダス

パーフェクト執事

最近ではベンの予定管理や来客者の管理などやっています。




次回オリキャラが出ます!

メタルリンクさん!

リクエストありがとうございます!

一応オリキャラのリクエストがありましたら名前、設定、簡単な詳細など書いてメッセージで送ってください。

あんまりオリキャラを出しまくるとたった数回しか登場しない場合があるので後3〜4人くらいです。

それと15人目にシンフォニアRのキャラを出したいと思います。

活動報告で書かれましたキャラを出します。

またアンケートをつけますのでご協力お願いします。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

洋介の友達その2

リクエストオリキャラが出ます!

ちゃんと書けているかな?

不安だ・・・


日曜日。

 

今月が始まって2日目の日曜日。

 

俺は寝っ転がりながらゲームをしていた。

 

最近できなかったけどデス・エンド・リクエストをプレイ中。

 

発売してから数ヶ月経ったのに未だにクリアしていないってダメだよな?

 

そして、

 

コハク「洋介、どう?」

 

洋介「あぁ、いいぞ、もう少し強くても大丈夫だ。」

 

今現在ゲームに集中できていない。

 

コハク「ここ固いね。」

 

洋介「だからもう少し強くしてほしい。」

 

コハク「こんな感じ?」

 

洋介「そうそう、結構いいぞ。」

 

コハク「洋介気持ち良さそうな顔してる。」

 

洋介「気持ちいいからな。」

 

少し勘違いされそうだから先に言おう。

 

現在俺は寝っ転がってゲームをしているがコハクに腰を踏んでマッサージをしてもらっている。

 

マオやリタに頼もうと思ったけど2人は嫌って言うから。

 

ジュードは僕にそんな趣味ないよ!と真顔で言われたため引き下がった。

 

シェリアに頼むと術でどうにかしそうだったから頼まなかった。

 

そうなるとコハクしかいない。

 

そして現在、

 

何か目覚めそうなくらい気持ちがいい!

 

コハクに踏まれるのがこんなに気持ちいいのか!

 

コハク「ちょっと楽しくなってきたかも・・・」

 

コハクさん?

 

なにやら不穏な言葉を言いませんでしたか?

 

でも気持ちいい・・・

 

美脚に踏まれるのがこんなにいいなんて・・・

 

マオ「うわぁ〜、洋介のだらけきったあの顔初めて見たヨ。」

 

シェリア「でも気持ち良さそうね、アスベルにやってみようかしら?」

 

マオ「そのアスベルさんもきっとあんな顔すると思うヨ。」

 

あぁ〜、

 

動きたくない〜。

 

そんな時玄関のインターホンが鳴った。

 

動きたくない〜。

 

洋介「マオ〜、代わりに出て〜。」

 

マオ「やれやれ、行ってくるヨ。」

 

シェリア「私はお茶を持ってくるね、多分だけどマオは家にあげると思うし。」

 

申し訳ないけどこの気持ち良さに負ける。

 

しばらくして、

 

マオ「連れてきたヨ。」

 

誰か知り合いか?

 

それ以前に知り合いでも簡単にあげたらダメだろ?

 

「おぉ〜、本当にだらけきっているな。」

 

この声は陸斗か?

 

陸斗「よっ!いつのまにかドMになったんだ?」

 

洋介「この気持ち良さと天秤にかけたらドMにでもなってやる〜。」

 

「だからってこんなにだらけているのはどうかと思うぞ洋介。」

 

ん?第3の声?

 

コハク「うわー、大きい・・・」

 

何か聞き覚えがある声だな。

 

「せっかく映画を3人で見ようと思ったのに、いつのまにこの家はコスプレイヤーとドMしかいなくなったんだ?」

 

あぁ、

 

思い出した。

 

洋介「久しぶりだな、優希。」

 

優希「あぁ、同窓会以来か。」

 

巨人事松永優希(マツナガ・ユウキ)がいた。

 

陸斗と同様俺の友人。

 

何故いるのか陸斗に肉体言語で語るとしよう。

 

優希は背が俺や陸斗より背が高い高校に時は198はあったが成長したらしく更に大きくなっていた。

 

優希とは高校入学してしばらくしてから仲良くなったような感じだ。

 

確か・・・陸斗とウルトラマンについてお互いに語っていた時だな。

 

食堂で語っていると隣に座っていた優希が話に参加して仲良くなった。

 

その時だな。

 

背がでかくてびびったのは。

 

更にテイルズについても互いに語ったから更に仲良くなった。

 

3人でテイルズのキャラは誰が1番いいかなどで俺はコハク、

 

陸斗はリリス、

 

優希はシェリアと語り合った。

 

洋介「どうしたんだ?陸斗も一緒に?」

 

優希「陸斗から電話があってな、久しぶりに洋介の家に行かないかと誘われた。」

 

陸斗「久しぶりに会いたくなったんだ、だったら洋介も加えて何か楽しいことしようぜと思ってな。」

 

なるほど。

 

それで映画?

 

洋介「わかった、今ゲーム終わるから。」

 

陸斗「デスリクを未だにやっている奴がいるなんて思わなかった。」

 

仕方がないだろう、

 

やる暇ないし最近マオがここを占領しているし。

 

マオって訓練してるよな?

 

俺は寝っ転がりながらゲームを終了した。

 

もちろんコハクに踏まれながら。

 

洋介「優希は今なにしてるんだ?確か冒険家になるって高校の時言ってたけど。」

 

俺が何気なく聞くと優希の顔に影がさした。

 

優希「今はセールスマンの仕事をしている、本当は冒険家として日本だけでなく世界を見て回りたかったけどな、祖父が体調を崩したから、祖父は気にするなと言うが弱々しい姿を見ているだけで放って置けなかった。」

 

まじか、

 

だけどそうだろうな。

 

俺のじいちゃんやばあちゃんが病気になったら心配で仕方がない。

 

陸斗「だけどお前のその背丈で訪問したら驚かれないか?」

 

優希「初めは驚かれるな、自分でもわかっているがこんな背丈だ、だからって背を低くできるわけじゃないからな、それに自分で言うのもなんだが成績はいいんだ、お客からの評判もいいからな。」

 

まぁまず優希はイケメンだからな〜。

 

だけど背が高くて無意識に威圧感みたいなの放ってるから怖がられていたからな。

 

お客と同じ視線になるとイケメン顔がお目にかかれるわけだ。

 

陸斗「洋介、いつまでコハクちゃんに踏んで貰っているんだ?」

 

洋介「気持ちいいからやめられないんだ〜。」

 

優希「キャラ崩壊しかけているぞお前。」

 

洋介「この気持ち良さの前ならキャラ崩壊してもいい〜。」

 

陸斗「ダメだこいつ。」

 

うるせ〜。

 

コハク「洋介、えっとこの大きい人は?」

 

洋介「松永優希、陸斗と同じく友人だ。」

 

コハク「そうなんだ、私はコハク、よろしくね優希、それといつまで踏んでいればいいの?」

 

洋介「ずっと〜。」

 

優希「コハク?ゲームと同じキャラの彼女でも見つけたのか?」

 

コハク「か、彼女って私と洋介はそんな関係じゃないよ!」

 

コハクの足の力が上がった!

 

いいところを踏むからいい感じに気持ちいい!

 

その時、

 

シェリア「お待たせ、お茶を持ってきたよ。」

 

シェリアが戻ってきた。

 

優希「えっ?シェリア?」

 

陸斗「おぉ!シェリアが来たのか!?」

 

テンションの違う驚きの声。

 

シェリア「コハク、もうそろそろその辺にしておいた方がいいわよ、洋介が堕落しちゃうから。」

 

コハク「う、うん・・・」

 

シェリア「どうしたの?顔を赤くして?」

 

陸斗「さっき洋介の彼女って言われて照れているんですよ!」

 

シェリア「そうなんだ〜、後でゆっくり聞かせてね、それで貴方方は?」

 

陸斗「俺は陸斗って名前だ!こっちの巨人は優希だ!」

 

シェリア「私はシェリア・バーンズ、よろしくね、陸斗、優希。」

 

優希「シェリア?なぁ洋介、コスプレだよ・・・な?」

 

優希が聞いてくるが俺はうつ伏せで気持ち良さの余韻で動けない。

 

陸斗「その事は俺が話すぜ優希!」

 

 

 

 

陸斗、説明中

 

 

 

 

 

 

優希「信じられないな、俺を騙していないか?」

 

陸斗「誰が親友を騙して得するんだ?」

 

優希「だよな〜。」

 

陸斗「まじでこいつどうする?」

 

陸斗が俺を指差す。

 

人に指差したらダメって教わっただろ?

 

優希「この場合は放っておくか、えっとコハクさん?」

 

コハク「コハクでいいよ、優希。」

 

優希「やべっ、名前を呼ばれるのってこんなに嬉しいのか。」

 

陸斗「その気持ちはわかるぞ!コレットに名前で呼ばれた時すげー感動したんだからな!」

 

シェリア「2人も洋介のやっているげえむって物をやってるの?」

 

陸斗「おう、ただ仕事をしていると毎日出来るわけじゃないからな。」

 

優希「洋介のように毎日は出来ないな。」

 

何か俺が特別だからって感じに言い出しているんだけど?

 

陸斗「俺らだけで映画見るか、優希、何持ってきたんだ?」

 

優希「う、ウルトラマンだ。」

 

何か恥ずかしそうに言う優希。

 

コハクやシェリアの前でウルトラマンの単語を話すのが抵抗あるみたいだな。

 

シェリア「ウルトラマン?」

 

洋介「ヒューバートの好きそうなものだな、人類のために巨人に変身して怪獣と戦う物語だ。」

 

俺、

 

復活!

 

陸斗「やっと復活したか?」

 

洋介「あぁ、コハクの足、おそるべし。」

 

コハク「私のせい!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

約1時間後

 

俺らはジュードとマオを巻き込んでウルトラマンギンガS決戦!ウルトラ10勇士!!を見た。

 

久しぶりだぞ見たの。

 

陸斗はマオと盛り上がって俺と優希はあまり展開に追いついていないコハクとシェリアとジュードにどうなっているのか説明をしながら鑑賞。

 

他にもXの劇場版も持ってきていたみたいなので鑑賞。

 

その際リタがうるさーい!と言いながらやってきたため巻き込む。

 

 

 

 

 

約1時間後。

 

マオ「陸斗!僕らもユナイトだ!」

 

陸斗「よしきた!優希!借りるぜ!」

 

優希「出してから言うなよ、それ以前何故俺今エクスデバイザーを持っているってわかったんだ?」

 

陸斗「DVD取り出した時に見えた!よしマオ!ユナイトだ!」

 

マオ「エックスー!」

 

先に言っておく。

 

いくら異世界人だあるマオでも変身は出来ない。

 

まじで変身したらBANDAI商品すげーって言ってやる。

 

陸斗「おぉ様になってるじゃないか!」

 

リタ「バカっぽい。」

 

シェリア「それでもがっつり見てた子はどこの子かな〜?」

 

リタ「うぅっ。」

 

確かに無言でがっつり見てたな。

 

シェリアはリタの保護者決定だな。

 

シェリア「・・・」

 

シェリアが優希の顔をじっと見る。

 

なになに?

 

優希の顔に何か付いているんか?

 

優希「な、なんだ?」

 

シェリア「優希って瞳の色が左右違うね。」

 

あぁ瞳の色か。

 

赤と緑って初めて見た時は珍しいって思ったな。

 

だけど綺麗だと思った。

 

透き通る赤と緑って俺的には厨二的ななにかが疼くじゃん。

 

アスベルのラムダが宿ったあの瞳も厨二精神をくすぐったな〜。

 

優希「あぁこれか、赤色は母親譲り瞳でな、緑だけは分からなくておそらく母の先祖に緑色の瞳がいてそれが先祖返りって形で出てきたんだろうって思ってる。」

 

シェリア「そうなんだ、綺麗だね。」

 

おぉ、

 

シェリアもそう思うか。

 

SHUFFLE!の麻弓=タイムのようにいじめがあったかは知らないが俺は素直に綺麗だと思う。

 

優希「・・・」

 

優希の顔が真っ赤だな。

 

優希を観察していると、

 

コハク「ねえ洋介、優希ってもしかして・・・」

 

コハクが俺の耳元で声をかけてきた。

 

息が耳にかかってゾクゾクする。

 

洋介「コハクの想像している通りだ、優希はシェリアが好きだ、だけどそれはキャラとしてのはずなんだが・・・」

 

俺と同じで現実に現れて憧れの好きからほんとうの好きに変わることなんてありえるからな〜。

 

だけどいくら好きでも最後には別れることになる。

 

コハク「洋介はどうなの?好きなキャラクターっているの?」

 

何故俺の話になるんだ?

 

洋介「俺?話した事・・・なかったな、俺が好きなキャラはコハクだな。」

 

コハク「えっ?」

 

真っ赤になるコハク。

 

そりゃあ赤くなるわな。

 

目の前で俺が好きって言ったからな。

 

洋介「後はユーリ・ローウェルってキャラだ、長い黒髪で着物や浴衣が似合うキャラが好きでな、ベルベットはボサボサになるから除外したしな〜。」

 

その瞬間コハクはすごく怖い目で俺を見てきた。

 

コハク「・・・そう・・・」

 

嘘言ってない。

 

1つだけ言ってないだけだ。

 

コハクが1番好きだって事を。

 

陸斗「なぁに言ってんだよ!コハクが1番好きだって高校時代に豪語してたくせに!」

 

陸斗・・・

 

コハク「えっ!?」

 

再び真っ赤にするコハク。

 

陸斗・・・

 

肉体言語を執行する。

 

俺はふらりと立ち上がり陸斗の前に出て・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここから先は放送できません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ふぅ。

 

スッキリした。

 

俺は汗を拭う。

 

床には白目向いて倒れている陸斗がいる。

 

葉杉流自衛格闘術をもろに食らったからな。

 

シェリア「口は災いの元ね・・・」

 

優希「あれは陸斗が悪い。」

 

そうそう。

 

陸斗が悪い。

 

コハクは顔を真っ赤にしたまま固まっていた。

 

 

 

 

それからみんなが帰ってきて優希を紹介する。

 

陸斗を放置していたがウッドロウとコレットが心配して起こしてしまった。

 

それから夕食を食べてから2人は帰ることになったが・・・

 

何故か優希に呼び出された。

 

陸斗はウッドロウとなにやら話し込んでいる。

 

まじであの2人は仲がいいよな。

 

洋介「それで、俺に話ってなんだ?」

 

車の前で立っている優希。

 

なんの話だ?

 

優希「すまんな、陸斗に話すとちゃかされたりしそうだから・・・」

 

洋介「まぁあいつだからな、それで、要件は?」

 

俺を見る優希。

 

その目は真剣そのもの。

 

かなり重要な事だろうな。

 

優希「実は・・・シェリアに告白しようと思う。」

 

・・・

 

まじか・・・

 

洋介「まじなのか?」

 

優希「まじだ。」

 

真剣だな。

 

洋介「シェリアにはアスベルがいるんだぞ。」

 

優希「知ってる。」

 

洋介「仮に告白に成功しても最後は元の世界に戻ってしまうんだぞ。」

 

優希「わかってる。」

 

洋介「そうか、なら何も言わない。」

 

優希「止めないのか?」

 

洋介「止める義理も権利もないからな、それに止めても告白はするだろうからな。」

 

優希「そうか、たまに来るからな。」

 

洋介「いいぜ、だけど急ぐなよ、出会ったばかりの奴に告白されても戸惑うだけだからな。」

 

優希「わかっている、洋介はしないのか?コハクに?」

 

洋介「しても結局別れてしまうからな、それも永遠に、辛いから今のままの関係で十分だ、コハクはシングと結ばれた方がいいだろうし。」

 

優希「そうか、それなら何も言うまい。」

 

優希、

 

本当は言いたいんだぜ。

 

でもな、

 

最後には別れてしまうんだ。

 

織姫と彦星のように年に1回会えるわけじゃない。

 

永遠に会えないんだ。

 

互いに悲しいだろ?

 

そう思っていると、

 

陸斗「話は終わったか?」

 

陸斗がやってきた。

 

タイミングを見計らったな。

 

優希「あぁ、今終わった。」

 

陸斗「そうか、なら帰ろうぜ!それと洋介!次の日曜日にウッドロウの仕事場に行こうぜ!」

 

一体2人でなんの話をしていたんだ?

 

どういう話をしていたら母校まで行くことになるんだ?

 

しかももう夏休みは終わったんだぞ。

 

洋介「なんでそんな話になったんだ?」

 

陸斗「俺がウッドロウの練習風景を見たいからだ!」

 

そうかいそうかい、

 

洋介「わかった、それじゃあ日曜日にな。」

 

陸斗「おう!」

 

優希「それじゃあな、今日は貴重な体験をさせてもらった。」

 

洋介「優希、わかってると思うが他人に言うなよ、本当は知っている人は少ない方がいいんだが・・・」

 

優希「陸斗が俺を呼んだからな・・・大丈夫だ、誰にも言わない、言ったら頭がおかしい奴だと思われる。」

 

だろうな。

 

あるいは厨二病だと思われる。

 

洋介「サンキュー、気をつけてな。」

 

優希「おう。」

 

2人は帰って行った。

 

シェリア、

 

優希は本気だぞ、

 

言い出したら最後までやる男だ、

 

覚悟しておけ。




称号

コハク

足踏みマッサージ

骨抜きにされました。


マオ

ユナイトしよう!

エクスデバイザーを片手にエックスー!と叫ぶと変身・・・しません。



次は14人目です!

次回タイトルは多分これ!

洋介!空から氷漬けの女性が!

まぁタイトルで察する人がいるかと・・・

それと執筆が遅くてすいません!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

洋介!空から氷漬けの女性が!

すっごいグダグダです!

本当にすいません!

追記

ジェイドファイアボール使えませんでした!

一部言葉を変更します!

ご迷惑をおかけしてすいません!

それと感想で教えてくれたnamcoさん、

ありがとうございます!



洋介「これより第1回葉杉家家族会議を開く!」

 

リビングの机にマオ以外の全員が座っている。

 

他にも課長や香原さん。

 

薫に雪原さん。

 

更に父さん達までいる。

 

マオは床で正座をしながら首には大きいプラカードで僕は修行を怠りました、と書かれている。

 

そして外の庭には氷漬けの女性。

 

事の発端は1時間くらい前に遡る

 

 

 

 

 

月曜日だから今日もだれか来るんだろうなって思いながら仕事に行き今週の雛鳥との映画の予定を日曜日から土曜日に変更してもらった。

 

陸斗め。

 

俺の都合を聞かないで・・・

 

それに高校にアポ取るのも俺だ。

 

そんなこんなで仕事が終わり家に帰るとコハクが、

 

コハク「洋介!空から氷漬けの女性が!」

 

どこぞのパズーのような言い方をしているんだって思った。

 

コハクの案内で庭を見ると巨大な氷の塊が落ちていた。

 

そして氷の中には女性・・・

 

クレア・ベネットだ。

 

まさか原作前から来るからってこれはないだろう?

 

しかも扱い雑!

 

なんで空から落として庭に突き立てているんだよ!

 

近所迷惑だろ!

 

家の周りにご近所は無いけど・・・

 

約30メートルくらい離れたところから住宅地がある・・・

 

今思うとじいちゃんの家って・・・孤立してるな・・・

 

だからか近所迷惑にならない。

 

さて、

 

本来ならここでマオに氷を溶かしてくれと依頼して一件落着なんだろう。

 

そして依頼をしていざ解凍・・・のはずが・・・

 

洋介「はっ?」

 

マオ「えっ?」

 

コハク「えっと・・・失敗?」

 

ジューダス「なぜ失敗した?」

 

その質問に2つ答え候補がある。

 

1つは送り届けた人物が氷を強化した。

 

もう1つはマオが修行をサボっていたかだ。

 

それを言ったらマオは汗をダラダラ流して横を向いた。

 

その反応から見ておそらく後者だろう。

 

正直言うと別に戦闘訓練や修行をサボろうがどうしようが俺は口を出さないがこれはあんまりだろ?

 

クレアが可哀想だ。

 

1年氷漬けになった挙句マオが氷を溶かせなかったなんて最悪だろ。

 

俺はマオを正座させてガミガミと30分説教をした。

 

やれこの状況をどうするだの帰る前にせめて原作開始時と同じくらいの力でいろと・・・

 

マオは反省をして涙目で正座をしている。

 

追い討ちをかけるようにプラカードに僕は修行を怠りましたと書いて首にぶら下げる。

 

だがマオを泣かせても状況が変わるわけじゃない。

 

とりあえずジェイドに頼んでって思ったけどよく考えた。

 

ヴェイグの暴走したフォルスの氷の耐久力はどれだけなのか?

 

マオが来る1年間何が何でも助け出そうとしたはず。

 

だけどできなかったってことはただの炎じゃ意味がない気がする。

 

ジェイドじゃ出来ない可能性がある。

 

あるいはやりすぎてクレアを燃やす場合がある。

 

最悪一気に熱して氷にヒビが入りクレアごと砕ける可能性もある。

 

トラウマになってしまう。

 

変にアクションを起こさずに誰か助けを呼ぶか。

 

だけど誰に?

 

課長?

 

香原さん?

 

薫?

 

父さん達?

 

悩むくらいなら全員でいいか?

 

陸斗と優希も考えたが昨日来たばかりだし・・・優希はともかく陸斗は茶化しそうだし・・・

 

ダメ元で全員の連絡してみるか?

 

そして冒頭に戻る。

 

 

 

 

 

 

まさか呼んだ全員が来たよ。

 

長谷川「はじめまして、長谷川雄一と言います。」

 

浩介「これはご丁寧に、私は葉杉浩介と言います、いつも息子がご迷惑をおかけします。」

 

出会ってそうそう名刺交換をしたよ。

 

薫「あらぁ?」

 

薫は香原さんの付き添いのミタヨさんを見て一言つぶやいた。

 

ミタヨ「薫、まさかこんな形で再会するとは思いませんでした。」

 

えっ?

 

知り合い?

 

薫「私もよ、今はなんと名乗っているのかしら?」

 

ミタヨ「ミタヨと言います。」

 

薫「そうなのね、でも少しは捻りを加えたらどうかしら?家政婦のミタみたいな名前は偽名と言ってるような物よ。」

 

ミタヨ「・・・善処します。」

 

あっ、

 

あれって家政婦のミタから来たんだ。

 

香原「剛田さん?ミタヨさんとはお知り合いで?」

 

俺も気になった。

 

誰もがオカマとメイドが知り合いだなんて思わないだろうし。

 

薫「前の職場が一緒だったのよ、私が辞めてから会えるなんて思わなかったのよ。」

 

ミタヨ「はい、私は新聞の記事にあなたが出ていたのを見て思わず吹き出しました。」

 

吹き出した!?

 

ミタヨさんが!?

 

みてみ・・・

 

ミタヨ(ギロッ)怖い顔で睨む攻撃。

 

俺は恐怖で動けなくなった・・・

 

なんでもないです・・・

 

すいません・・・

 

香原「そうか、薫さん、ミタヨさんの雇い主の香原と言うものだ。」

 

薫「初めまして、マッチョパピヨンの店長の剛田薫よ、女性物の服を購入したいときは私のお店に来てね。」

 

そして名刺を渡す薫。

 

長谷川「葉杉、事情はウッドロウとジェイドに聞いた、クレア・ベネットの救出に出来る限り知恵を貸す。」

 

課長、

 

美人相手になるとやる気になってるぞ。

 

浩介「だけどどうするつもりだ?さっきあの氷にライターの火を押し付けたけど溶ける事がなかったぞ。」

 

いつの間にそんなことしたんだ父さん。

 

ジェイド「洋介に私の術でと言ったのですが止められました。」

 

洋介「ジェイドはレベル的にこのメンバーの中で1、2を争う実力者だからな、手加減は出来るだろうがこの氷が思ったよりも脆かったら中にいるクレアが燃えてしまう、それは避けたい。」

 

マリク「確か暴走させた力で凍ったんだよな?」

 

洋介「そう、突然主人公にフォルスが宿って戸惑う内にあんな感じになった。」

 

メルディ「突然なら仕方ない!」

 

メルディよ、

 

胸を張って言う言葉じゃないだろう?

 

メルディ「だったらマオの炎の火力を上げればいいよ!」

 

シェリア「メルディ、簡単に言うけどそれができないから困ってるんだよ。」

 

メルディ「マオの炎だけじゃない!メルディのファイアーボールもつける!ジェイドも手加減したファイアーボールを撃つ!マオのやってたゲームを見てたけど最後は砕いてた!だからベルベットやガラドの攻撃で最後に砕く!みんなで力を合わせる!」

 

みんなで・・・できるか?

 

いや、

 

できる出来ないじゃない!

 

やるんだ!

 

洋介「メルディ、ナイスだ。」

 

薫「いいわねぇ、協力しあって女の子を助けるって胸熱展開じゃな〜い!」

 

浩介「リスクがあるな、少しでも火力があると黒焦げ、それにひび割れて砕けてもクレアさん自身が無事とは限らない。」

 

リタ「・・・なんでそんなに楽観的なのよ。」

 

リタの言う事はもっともだな。

 

下手をしたらクレアが死んでしまうからだ。

 

コハク「お互いに信じてるからだよ、こうやって一緒に過ごしてこの人ならこんなことができるって分かるようになるの。」

 

リタ「非科学的な・・・」

 

そんな非科学的なファンタジーの世界からリタは来たんだぞ。

 

香原「どうするかね?」

 

洋介「マオの火のフォルスで氷を覆うんですがそこにジェイドとメルディとリタが火の魔術譜術でマオの火力を上げる!少しでもひび割れたらコレットとシェリアとガラドとマリクでひびを投てきしてひびを広げる!最後にジューダスとベルベッドとウッドロウとコハクとジュードで接近して叩いて砕く!俺も鉄パイプで応戦する!」

 

浩介「息子がやるんなら俺もやらないとな、洋介、鉄パイプをもう1本追加だ。」

 

薫「洋ちゃん、更にもう1本、私もやるわよ。」

 

洋介「わかった、マオ、やるぞ。」

 

俺はマオに声をかけるが表情は暗い。」

 

マオ「でももし失敗したら・・・」

 

洋介「マオ、確かにマオの修行不足でクレアを助けることができなかった、でもそれでもマオの力が必要なんだ、それに次はたった1人じゃない、俺やコハク達がいる、そうだろ?」

 

俺はみんなを見渡す。

 

状況がどこかの魔王を倒しに行くような状況だけど・・・

 

みんなが頷く。

 

ジューダス「マオ、今ここで立ち上がらないとお前は一生立ち上がれない。」

 

ジェイド「そうですね、それに先ほどもマオに全て押し付けすぎましたね。」

 

メルディ「マオ!メルディも頑張るから!」

 

リタ「仕方ないから手伝ってあげるわよ・・・」

 

ウッドロウ「共にやりましょう、マオ。」

 

マオ「みんな・・・わかったよ!」

 

よし、

 

本当にゲーム的に立ち上がって・・・

 

俺たちは準備に取り掛か・・・

 

ジェイド「洋介、盛り上がっている所申し訳ありませんが1つお伝えしたいことがあります。」

 

ろうとしたらジェイドに呼び止められた。

 

ジェイド「私はファイアボールは使えません。」

 

・・・

 

・・・

 

・・・

 

そうだったーーー!!!!

 

初歩的魔法だから忘れてた!

 

ジェイド使えなかったーーーーー!!!!!

 

どうする・・・

 

どうする俺!

 

他に使えそうな術は何だ・・・

 

今のレベルは封印される前だから・・・

 

イラプション?

 

溶岩を出してどうする?

 

すぐに溶けてクレアも死ぬぞ。

 

フレイムバースト?

 

いや爆発させてどうする。

 

粉々だぞ。

 

エクスプロードも爆発起きるからダメ。

 

そうなると・・・フレアトーネードか。

 

洋介「ジェイド、フレアトーネードを頼む、マオと一緒に最小限の力で頼む。」

 

ジェイド「わかりまし、敵を倒す譜術が誰かを助けるために使うなんて思っても見ませんでした。」

 

確かに、

 

ゲームでも敵を燃やして倒していたから普通は人助けに使えないからな。

 

氷に閉じ込められる状態なんてまずないだろうけど。

 

俺らは今度こそ準備に取り掛かった。

 

 

 

 

全員外に出て氷の前に出た。

 

鉄パイプは俺と父さんが持った。

 

洋介「よし、準備はいいか?」

 

俺の言葉に全員が頷く。

 

洋介「よし、マオ、ジェイド、頼んだ。」

 

マオ「うん。」

 

ジェイド「マオ、肩の力を抜いてください、気を張ってもいい結果になりませんよ。」

 

マオ「ありがとうジェイド。」

 

マオとジェイドが集中する。

 

マオ「行くよ!ジェイド!」

 

ジェイド「いつでもいいですよマオ!」

 

その言葉と同時に氷の周りに炎が出てくる。

 

香原「おぉ、これがフォルスの力か。」

 

感心している香原さん。

 

ジェイド「フレアトーネード!」

 

ジェイドも続いて術を発動する。

 

2つに炎の渦が氷を包む。

 

メルディ「リタ!準備いい!?」

 

リタ「大丈夫よ、めんどくさいけど。」

 

2人は詠唱を行う。

 

そして、

 

メルディ「ファイアーボール!」

 

リタ「ファイアーボール!」

 

火球が氷に向けて飛びマオとジェイドの炎に飲み込まれる。

 

2人は更にファイアーボールを撃ち込んで行く。

 

夏に残暑が暑い中更に目の前でキャンプファイア並みの火柱を見るなんて思わなかった。

 

そして、

 

ひびが入った。

 

洋介「マリク!ガラド!シェリア!コレット!あのひびに向かって攻撃!」

 

俺の掛け声と共に4人が攻撃を行う。

 

だがひびに攻撃しても簡単にひびが広がらない。

 

何度も何度も攻撃を行う。

 

マオ達もまだ炎で燃やしている。

 

マオとジェイドに一旦攻撃をやめてもらい俺らで氷を攻撃する。

 

鉄パイプで殴るが硬すぎて腕が痺れる!

 

ジュードは構わず殴っているがその手から血が出ている!

 

くそっ!

 

父さんは一撃目の攻撃で予想以上に硬くて衝撃が返ってきたのか殴ることをやめた。

 

俺は負けじと叩く!

 

鉄パイプが曲がっても叩く。

 

何度も何度も叩く!

 

そして!

 

ひびが広がっていく!

 

最後にジュードが血塗れの拳で氷を殴り砕いた!

 

砕けた氷が周りに広がる。

 

肝心のクレアは最悪に展開にならずにいたが前に倒れそうだった。

 

マオ「クレアさん!」

 

マオが倒れそうなクレアに走って駆け寄り小さい体で受け止めた。

 

クレア「あれ・・・私・・・」

 

マオ「クレアさん!大丈夫!?変なところはない!?」

 

クレア「あの・・・あなたは・・・それにここは・・・」

 

洋介「混乱していると思うけど一旦家に入りませんか?香原さん、ミタヨさんをお借りしても?」

 

香原「あぁいいよ、ミタヨさん、お願いします。」

 

ミタヨ「はい大旦那様、葉杉様、どうされました?」

 

洋介「薫と一緒にクレアの私服とパジャマを見繕ってくれないか?」

 

ミタヨ「承知いたしました、薫、案内をお願いします。」

 

薫「いいわよ、可愛くするわね。」

 

何だかんだあの2人って知り合いだからか息は合いそうだな。

 

クレアはマオとコハクに任せようか。

 

洋介「コハク、クレアをマオと家の中のソファーに移動させてくれ。」

 

コハク「わかった。」

 

コハクはクレアとマオの所に行って肩を担いで移動した。

 

折れた鉄パイプどうしよう?

 

俺はそう考えながら父さんを肩貸しして家に戻った。

 

 

 

 

 

 

数分後。

 

クレアはミタヨさんの用意したホットミルクを飲んで俺の話を真面目に聞いていた。

 

クレア「それでは私は帰れないということですか?」

 

洋介「現段階ではまったく帰る方法が分からない、それで提案なんだけどここに住まないか?」

 

もう慣れた言葉で俺はクレアを誘う。

 

クレア「ですが迷惑では?」

 

洋介「迷惑なら10人以上も受け入れれない。」

 

クレア「そうですか、ですがただお世話になるのはダメなので家事洗濯掃除を手伝わせてください。」

 

コハク「それなら私が教えるよ、よろしくねクレアさん、私はコハクだよ。」

 

クレア「コハクさん、私のことはクレアでいいです。」

 

コハク「私もコハクでいいよ!」

 

その後自己紹介が終わり服の支払いをしようとしたら父さんが実費で払い懐が寂しくなりベルベットとミタヨさんの料理を食べてこの日は解散となった。




称号

マオ

サボリ魔

この事件の後ものすごく修行を行った。


クレア

異世界家政婦

後日コハクより働いているような・・・



何回も書き直したんですが上手く書けてなくてすいません。

追記

ジェイドがファイアーボールを使えないこと忘れていました!

ご迷惑をかけて本当にすいませんでした!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

コハクと歩く現代ツアー2

遅くなってすいません!


コハクサイド

 

クレアが来た次の日。

 

洋介「外出したい?」

 

コハク「うん、ジュード達と一緒にまた街に行きたいんだ。」

 

この前はずっと前にガラド達と一緒に行ったけどそれから洋介の車でしか外出していない。

 

自分の足で歩きたくなった。

 

洋介「いいぞ、一応はお金を渡しておくけど無駄遣いはするなよ。」

 

洋介は一度部屋に戻ってお金を持ってきた。

 

洋介「コハク用の財布に入れておくから、余ったらそのままコハクの小遣いにすればいいから。」

 

コハク「・・・今思うと洋介、私に甘いね。」

 

こんな簡単にお金をポンポンと渡したらダメだと思う。

 

洋介「別に俺の全財産をあげたわけじゃない、給料がこの前入ったし他の人にも仕事した分の給料を渡さないといけない、全部俺の通帳に入ってきているから仕分けしないといけないのが大変だ。」

 

お給料ってコレット達の分?

 

でも私は・・・

 

洋介「今渡したのはここの家事や洗濯をしてくれているから、その分の代金だ。」

 

今もらったのは私のお給料?

 

洋介「少ないけど貰ってくれないか?」

 

コハク「でも少し多くないかな?」

 

10枚くらいだよ。

 

洋介「これでも少ないんだがな。」

 

そうなの?

 

洋介「それじゃあ行ってくるから、車とかには気をつけるんだぞ。」

 

コハク「うん、行ってらっしゃい。」

 

洋介は仕事に向かった。

 

 

 

 

朝食とみんなが仕事に行って残ったのは私とクレアとシェリア。

 

ジュードとマオとリタ。

 

どこに連れて行こうかな?

 

猫カフェはベルベットが猫の毛でクシャミをしちゃうしいけないから・・・デパートに行こうかな?

 

シェリア「コハクはどこに連れて行くの?」

 

外に出ながらシェリアが聞いてきた。

 

コハク「えっとデパートって言って大きくていっぱいお買い物ができるお店だよ。」

 

ジュード「そんな大きなお店があるんだ。」

 

マオ「まぁボク達の知ってるお店って小さかったり屋台みたいなのだからネ。」

 

ジュードって洋介と一緒の時以外の外出ってしてないよね?

 

だったら今日はいい経験できるかな?

 

リタ「私はパス。」

 

シェリア「ダメよ、一緒に行くのよ。」

 

シェリアは踵に返すリタを抱きかかえて外に出た。

 

リタは猫のごとく暴れてるけどシェリアには敵わないみたい。

 

クレア「シェリアさんって見た目と違って強引ですね。」

 

マオ「でもアスベルさんとの恋の進展は遅いよ。」

 

マオがそう言った瞬間マオの横の壁になにかが刺さった。

 

焼き鳥?

 

私はシェリアを見ると片手にリタを、

 

片手に焼き鳥を持っている。

 

シェリア「マオ、お口が軽いわよ。」

 

マオは冷や汗ダラダラ流してる。

 

マオ「う、うん、ごめん。」

 

シェリア「わかればよろしい。」

 

そう言ってニッコリと笑顔になるシェリア。

 

うん、

 

シェリアを怒らせたらダメだね。

 

すごく怖い。

 

ジュード「えっと・・・コハク、案内お願い。」

 

コハク「うん、とりあえず歩こう。」

 

初めから不安な案内が始まった。

 

 

 

 

私は以前にも行ったデパートに来た。

 

クレア「こ、ここ全部がお買い物をする場所ですか?」

 

シェリア「ビックリよ、まるでお城ね。」

 

ジュード「どこもかしこも人でいっぱい・・・」

 

私もこんな反応だったな〜。

 

リタは照明やエスカレーターに興味深々みたい。

 

コハク「日用品を買って行こうと思うけど何か欲しいものあったら言ってね。」

 

買い物カゴを持ちカートを押しながらお買い物準備をする。

 

シェリア「手慣れてるね。」

 

コハク「慣れちゃった。」

 

前まではカートを押してお買い物なんてしたことない。

 

ここに来てからお買い物はこうやってやってる。

 

洋介の真似をして覚えた。

 

洋介の事を考えるとやっぱり熱くなる。

 

好きなんだな・・・私。

 

やっぱり洋介の事・・・

 

でも迷惑だから・・・

 

直接は言えない気持ち。

 

1回だけ言った気持ち。

 

好きだから・・・やっぱり言いたいな・・・

 

マオ「コハクは今洋介の事考えてるよ、好きなら言えばいいのに。」

 

クレア「洋介さんをですか?」

 

マオ「それで洋介もコハクの事好きなんだけど全然進展なしだから。」

 

クレア「少し初々しいですね。」

 

マオ「見てるこっちがいじっかしいヨ!」

 

大きなお世話よ!

 

私は買い物に動いた。

 

 

 

 

クレア「これは・・・泡立て器ですか?」

 

シェリア「みきさー?パスカルが簡単に作れそうね。」

 

マオ「これ見てよ!何このマグカップ!変な絵が書いてあるヨ

!」

 

ジュード「本がこんなにあるよ、すごいね。」

 

リタ「へぇ、これは画期的ね。」

 

やっぱりこうなるよね。

 

みんながそれぞれ違う反応をしているから一緒に来て良かったけど・・・なんでみんな変な方向に行くのかな!?

 

お願いだから団体行動してよ!

 

ここ広いから迷子になるんだよ!

 

一度洋介とはぐれた経験あるから!

 

私は買い物をしながらなんとかみんなとはぐれる事を免れた。

 

味噌?

 

ちゃんと買ったよ。

 

 

 

 

デパートを出た私達。

 

荷物を手分けして持って次に向かう。

 

クレア「次はどこに行くのですか?」

 

コハク「ご飯にしようかなって思ってるけど・・・まずは荷物を置いて行こうかなって。」

 

荷物が重いから。

 

ジュード「それじゃあ一旦帰ろうか。」

 

ジュードの言葉に私たちは帰ろうとすると。

 

「コハク?」

 

聞き覚えのある声。

 

私は声の方向を見ると洋介の友達の優希がいた。

 

スーツ姿だったから少しわからなかった。

 

コハク「優希、こんにちわ。」

 

優希「あぁこんにちわ、今買い物帰りか?」

 

コハク「うん、荷物を置いた後お昼にしようかなって。」

 

優希「だったら俺の車に置けばいい、ちょうど近くに置いてある。」

 

コハク「いいの?」

 

申し訳ないよ。

 

優希「あぁ、もし申し訳ないと思うならみんなで一緒に昼飯を食べないか?1人で食べるのは寂しいからな。」

 

シェリア「いいんじゃないかな?一度帰るよりかはいいと思うよ。」

 

コハク「それじゃあお言葉に甘えて。」

 

優希「おう、こっちだ。」

 

私達は優希について行った。

 

優希「初めての人もいるな、俺は松永優希だ、よろしく。」

 

クレア「私はクレア・ベネットです、よろしくお願いします。」

 

優希「クレア・ベネット・・・リバースからか。」

 

マオ「そうだヨ。」

 

優希の車に着いた私達は車に荷物を置いた。

 

生物は最後に買おうと思ってたから大丈夫だよね。

 

優希「店はこの近くだから、俺の行きつけだ。」

 

シェリア「どんな料理があるの?」

 

優希「焼き鳥丼だ。」

 

シェリア「行く!」

 

シェリアが食いついた!?

 

シェリアは焼き鳥と焼き鳥丼が好きなのは知ってるけど即答するなんて・・・

 

優希「焼き鳥を出す店があっても焼き鳥丼を出す店はそこにしか無いからな、味は保証する。」

 

優希のオススメなら大丈夫だよね。

 

マオ「焼き鳥丼って美味しそう。」

 

リタ「なんで私まで・・・」

 

私達はリタを抱えて優希の後について行った。

 

 

 

ついた場所は小さなお店。

 

優希「ここだ、それじゃあ入るか。」

 

優希がお店の扉を開けて入る。

 

私達はその後に続いた。

 

「いらっしゃい!って優希か、いつものカウンター席でいいか?」

 

おじいちゃんが声をかけてきた。

 

優希の知り合いかな?

 

優希「大将、今日は友人達と来たから大きいテーブル席で。」

 

「優希が友達と来るなんて久しぶりだな、入り口近くの大テーブルに座ってくれ、注文は優希は焼き鳥丼でいいか?」

 

優希「いや、焼き鳥丼を2つ、後はまた注文する。」

 

「あいよ!」

 

優希「それじゃあ座るか。」

 

ジュード「手慣れてるね。」

 

優希「この店に常連だからな、顔を覚えてもらった。」

 

なるほど。

 

私は優希の後を追ってテーブルに座った。

 

優希「だいたい焼き鳥があるけど他にも焼きそばやお好み焼きとかある。」

 

クレア「おこのみやき?」

 

クレアが首をかしげる。

 

私もわからない。

 

優希「お好み焼きは・・・なんていうか・・・頼めばわかる。」

 

クレア「それでしたら頼んでみます。」

 

クレアって勇気あるね。

 

わからないものはあまり食べたくないよ。

 

「お好み焼きっちゅうのはな、肉や野菜を生地と一緒に混ぜて鉄板で焼いた料理や。」

 

またもや聞き覚えのある声。

 

「お久しぶりやな、コハクちゃん。」

 

コハク「雪原さん、お久しぶりです。」

 

ヤクザの雪原さんがいた。

 

今日は知り合いと出会う日なのかな?

 

優希「知り合い?」

 

コハク「洋介の知り合い。」

 

優希「あいつに交友関係に口は出したくないがヤクザと知り合いはいただけないんだがな。」

 

雪原「なんや?あんさんヤクザ嫌いか?」

 

優希「ヤクザのイメージは金を巻き上げるイメージしかなくてな。」

 

優希が喧嘩腰なんだけど。

 

雪原「龍が如くのやりすぎや、あんなしょっちゅう元締め料を頂いてる訳やない、それに俺はただの金貸しや、無期限で2ヶ月で1割利息が増えるくらいやし他の組のヤクザよりか良心的や。」

 

優希「それを信じろと?」

 

雪原「別に信じろと言わへんよ、それと相席勝手にさせてもらうで。」

 

そう言って座る雪原さん。

 

雪原「大将、俺もお好み焼きを。」

 

「あいよ。」

 

雪原「初めて見る顔がおるな、俺は雪原公明や、よろしくな。」

 

シェリア「私はシェリア・バーンズよ。」

 

クレア「クレア・ベネットです。」

 

雪原「シェリアちゃんにクレアちゃんやな、よろしゅうな。」

 

優希「それで、みんなに近づいてどうするつもりだ?」

 

雪原「さっきの話し聞いてなかったんか?葉杉さんの知り合いや、そのついでにコハクちゃん達と出会ったんや、なぁリタっち。」

 

リタ「うざいから離れて。」

 

雪原「あいかわらずえぇ感じで言ってくれるな〜。」

 

コハク「本当だよ優希。」

 

私はフォローに入る。

 

優希「そうか、ならいい。」

 

雪原「結構警戒しているところ悪いけどあんさんも自己紹介したらどうや?」

 

優希「松永優希、セールスマンをしています。」

 

そう言って紙を渡す優希。

 

雪原「おおきに、一応名刺渡しておくわ、金が必要になったら連絡してや。」

 

優希「そんなこと絶対にない。」

 

なんか修羅場になってるんだけど。

 

「へい!焼き鳥丼2丁!お好み焼き以外注文はありますかね?」

 

マオ「僕焼き鳥と焼きそば!」

 

クレア「お好み焼きをお願いします。」

 

ジュード「えっと焼きおにぎりと焼き鳥で。」

 

みんなこんな修羅場の中決めてたの!?

 

シェリアに関しては焼き鳥丼食べ始めてる。

 

雪原「リタっちは俺と一緒にお好み焼きや。」

 

リタ「勝手に決めるな変態。」

 

でも何も決めてないから仕方ないよね。

 

コハク「焼き鳥とこのイカ飯でお願いします。」

 

「わかりました、しばらくお待ちください。」

 

雪原「松永さん、あんさんの推しキャラはどの子や?」

 

優希「お推しキャラとは?」

 

雪原「テイルズのキャラや、俺はリタっちを推しているんや、このツンツンなところが可愛くてたまらんのや、あんさんは?」

 

優希はシェリアをチラリと見た後に口を開く。

 

優希「シェリアだ。」

 

焼き鳥丼を食べていたシェリアがキョトンとした顔で優希を見た。

 

いきなり名前を呼ばれたからだよね。

 

焼き鳥丼おいしそう。

 

雪原「ほぉ、よかったやんか、推しキャラが目の前に来てくれて。」

 

優希「そうだな。」

 

顔が赤いよ優希。

 

優希は黙々と焼き鳥丼を食べる。

 

その後雪原さんがお好み焼きを鉄板の上で焼いた。

 

初めはあのぐちゃぐちゃした物を見てクレアが少し顔を引きつらせたけど雪原さんが焼き始めるといい匂いと音が店内に伝わる。

 

焼きあがったお好み焼きを食べさせてもらったけど美味しかった。

 

シェリア「・・・コハク。」

 

コハク「何?」

 

シェリアが焼き鳥丼を食べる手を止めて私に聞いてきた。

 

シェリア「私、ここで働きたいんだどどうすればいい?」

 

思わずえっ?と思った。

 

ここで?

 

シェリア「優希、ここで働きたいんだけどどうしたらいい?」

 

優希「大将に頼むしかない、食べ終わったら聞いてみるか。」

 

そんなんでいいの?

 

食後、優希がおじいさんにシェリアが働きたいって事を伝えるとすぐにOK出した。

 

こんな簡単でいいの?

 

優希「毎日食べに行ける。」

 

優希がボソリと何か言った気がした。

 

 

 

 

お昼を食べ終わった後。

 

私達は優希の車から荷物を出して優希と別れた。

 

優希「雪原さん、この人達に何かあったら許しませんから。」

 

雪原「安心せい、葉杉さんの大切な家族を傷物にせんよ、俺かて葉杉さんのお陰でリタっちに出会えたんや、恩を仇で返す気はあらへん。」

 

なんでこの2人は喧嘩するのかな?

 

優希「それじゃあ俺は行くから。」

 

コハク「うん、優希、ありがとう。」

 

リタ「優希、またね。」

 

シェリア「また一緒に焼き鳥丼食べよ!」

 

優希は車に乗って走っていった。

 

 

 

雪原「ほな俺も行くか、今日は楽しかったで。」

 

クレア「雪原さん、ありがとうございます。」

 

雪原「気にせんでええよ、俺が勝手に割り込んで勝手に相席しただけや、それにリタっちを撫で回したからな。」

 

うん。

 

リタが疲れたみたいでシェリアに抱えられてる。

 

雪原「それじゃあまた会おうな。」

 

リタ「もう会いたくない。」

 

リタが何か呟いた。

 

雪原さんは歩いて行った。

 

私達は荷物を持って大通りに出て家に戻った。

 

 

夕方

 

 

洋介が帰ってきた。

 

洋介「特に問題は無かった?」

 

コハク「シェリアが働くことになって。」

 

洋介「何があったの!?」




称号

シェリア

焼き鳥アルバイター

後に看板娘になりました。


クレア

初めてのデパート

以降コハクより買い物上手になりました。



雪原と別れた後ヤクザに絡まれた雪原を助けるためにジュードとシェリアが助けるシーンを何回も書いてみたのですがしっくりこないのでやめました、

別の機会でやりたいと思います。

アンケートは次の話を投稿するまでやっています。

経過を見てみるとマルタとしいなが1、2位を争っていたのに気がついたらプレセアが追い越していてびっくりしました。

どのキャラが来ても頑張って書きます。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

文化祭とコハクと・・・

グダグダかな。
それと文間を開けると読みにくいと感想ありましたので間を開けずに書いてみました。
もし読みにくいのでありましたら元に戻したいと思います。
またダラダラと書いていますがだいたい物語でコハクが来てから1年くらいの物語です。
いつ終わるんだろうと思っている方がいると思いますので伝えておきます。


それを知ったのは雛鳥との映画が観終わってから知った。

雛鳥「先輩、明日〇〇高校の文化祭みたいですよ。」

〇〇高校。

俺の母校だ。

ウッドロウもそこで外部顧問として弓道部の顧問をしている。

明日陸斗と一緒にウッドロウの様子を見に行くことになっているけど・・・あいつのことだ、

文化祭の事を知っていただろう。

はぁ。

男と見て回るのは嫌だな。

雛鳥は・・・多分大丈夫と言うだろうけど流石にいきなり言うのはダメだろうし誘えないな。

そうなるとコハク達だな。

シェリアは焼き鳥屋でアルバイトを始めたけど大丈夫か?

一体あの時何があったんだ?

今度その焼き鳥屋を見に行くか。

そう思いながら日曜日になった。

俺はコハクとマオとクレアとジュードを連れて高校に向かった。

リタ?

連れ出そうとしたがダメだった。

シェリアはどうやってリタを連れ出しているのか聞いてみるか。

だけど家に一人で居させると何かと危ない気がするから無理やり抱き上げてクルクル回しながら外に連れて行った。

リタっち軽いから。

初めはわーきゃーしていたけど目を回したのか諦めたのか借りてきた猫のように大人しくなった。

それじゃあレッツゴー。

 

 

〇〇高校

 

 

高校に着いたら奴がいた。

陸斗「よっ!」

何がよっだ!

文化祭の事黙ってた奴が!

洋介「素直に文化祭に行こうとか言えないのか?」

陸斗「俺らの母校だぜ、なぜ大事なイベントを忘れているんだ?」

洋介「文化祭の日にあのクソ女に告白されたんだ。」

俺の元カノは高2の文化祭で告白して来た。

まぁゲーム感覚で告白されたしそんな女に貢ぐ気も無いし。

OKはしたけどあの女の買ったものは全部自分で払わせた。

結構貧相な胸を俺の腕に押し付けて来たけどせめてコハクくらいの大きさじゃ無いと俺はなびかないぞ。

だいたい2週間か。

向こうから一方的に別れて俺を罵倒しまくったな。

俺は右から左だったけど。

陸斗「あ〜・・・すまん。」

洋介「謝るな。」

陸斗「少し金出すから。」

洋介「いらん。」

陸斗「だったらハッチャケようぜ!嫌な思い出を忘れるくらい!」

それもそうだな。

洋介「それじゃあ3人頼めるか?団体で回るとへんな視線を集めると思うし。」

陸斗「OK!誰を俺の方に回す?」

言い方がゲームっぽいな。

コハク「ねぇ、おはなし終わった?」

コハクが心配そうな視線を俺に向けて来た。

クレア「いつもの洋介さんではなかったので・・・」

クレアにまで心配されたか。

洋介「俺の元カノが今日のような祭りの日に告白してきたから・・・嫌な思い出だ。」

マオ「えっ?告白されて嫌な思い出?」

洋介「別れた時の言葉はあんたみたいな気持ち悪い男にいい夢見せてあげたんだからもう少しくらい貢ぎなさいよ!あんたなんか罰ゲームじゃなきゃ付き合わないわよ!だ、まぁゲーム感覚で付き合っていたのは知っていたから入れ込まなかったけど。」

ジュード「ひどい、洋介を弄ぶなんて。」

ジュードがキレた。

目でわかるくらいの闘志が溢れてる。

マオ「コハクは知ってた?」

コハク「うん、薫さんのから聞いたの。」

薫。

おしゃべりだな。

別に知られてもいい事だけど。

陸斗「それじゃあマオとジュードとリタを連れて行く、そっちの子は洋介と回った方がいいだろうし。」

クレアの事か。

確かに知らない男より俺に方がいいだろうけど。

洋介「リタは大丈夫なのか?」

陸斗「問題ないだろう?多分だけどな!」

ものすごく不安だ。

そんなこんなで俺とコハクとクレアで文化祭を回ることになった。

 

 

入り口

 

 

入り口で物を購入するための券を数枚買った。

1枚千円か。

だけどフライドポテトや焼き鳥まである。

現金で直接買う物がないか聞いてみるとたこ焼きやドッグショーなどらしい。

それにしてもさっきから背中から視線がチクチク感じるな〜。

振り返ると男子学生達がすごく睨んでる。

まぁ美人2人を侍らしている感じだからな。

女子学生からも軽蔑の視線を感じる。

「なんであんな不男がいるのよ。」

「多分ここの学生だったんだろう。」

「あの2人って絶対無理矢理従わさせられてるよな」

「サイテーだな。」

言いたい放題だよな〜。

まぁここでへんに何か言ったらあらぬ誤解を与えそうだから何も言わないでおくか。

さっさと離れるか。

コハク「なんでみんな洋介を酷く言うのかな?」

洋介「だいたいの人達は顔で第一印象を与えているからな。」

クレア「そんなの間違っています、醜い醜くないでこのような批判なんて。」

クレアの育った村は差別が無かったからな。

ヒューマとガジュマの差別がない事はいい事だ。

だけどここは村じゃない。

洋介「この世界はみんなでワイワイしながらピーチパイをたべれる所じゃないんだ、綺麗醜いで差別がある、男女で差別がある、肌の色、髪の色で差別がある、それが戦争に発展したりする世界だ、クレアの考えは立派な事だけどこの世界では通用しない、だけどその立派な考えと思いは捨てるな。」

クレア「はい、世知辛いですね。」

洋介「そうだな。」

辛気臭くなったな。

さっさと回るか。

俺はコハクとクレアを連れて高校の敷地に入っていった。

 

 

 

手始めに焼きそばか何かを食うか。

軽く食えるフランクフルトか焼き鳥でいいか。

そう思い焼き鳥屋に行くと。

シェリア「いらっしゃいませー!」

シェリアが焼き鳥焼きながら声を上げて売っていた。

何故いる?

しかも男性客が多い。

コハク「シェリア・・・?」

クレア「なんでここに?」

2人も俺と同じ疑問を感じている。

仕方ない。

並んで買うか。

シェリア「いらっしゃいま・・・洋介!?それにコハクにクレアも!いらっしゃい。」

焼き鳥のいい匂いが広がっていく。

コハク「シェリア、お仕事に行ったんじゃないの?」

シェリア「今日はブンカサイでここで焼き鳥や焼きそばを売ることになったの、そしたらこんなにもお客さんが来てね。」

なるほど。

美人が焼く焼き鳥だからな。

そりゃあ売れるわ。

洋介「焼き鳥この分だけ。」

俺はチケットを渡す。

シェリア「了解!」

そう言って据え置きと焼き立てを数個受け取る。

洋介「焼き鳥屋の店主は今どこにいるんだ?一度挨拶をしておきたい。」

シェリア「大将なら焼きそばの所にいるよ。」

焼きそばか。

それなら後で食べるか。

それにまたもや後ろから嫉妬みたいな視線をチクチク感じる。

ただ話してただけだろ?

洋介「焼き鳥買ったしどこかで食べようか。」

視線がウザい。

クレア「そうですね、向こうにベンチがあったのでそこで食べませんか?」

クレアよ。

いつのまに見つけた?

前々から思っていたけど家事洗濯掃除完璧だし。

優秀過ぎません?

ヴェイグいらなくない?

誘拐されたら1人で脱出できるんじゃない?

俺らはベンチに座り焼き鳥を食べた。

美味い。

流石シェリア。

いい焼き加減だ。

クレア「美味しいです。」

コハク「シェリアの焼き鳥おいしいね。」

流石女は黙って焼き鳥丼と言うだけある。

焼き鳥を食べながらふと思った事がある。

シェリアは塩派かタレ派、

どっちだろう?

帰ってきたら聞くか。

俺らは焼き鳥を平らげた。

 

 

 

次は焼きそば屋に向かった。

シェリアの言う大将に会うために。

焼きそば屋は人がまばらだった。

そしてそこには見知った巨人がいた。

洋介「優希。」

優希の手には焼き鳥が大量にあった。

優希「洋介?来てたのか?」

コハク「優希、こんにちわ。」

クレア「優希さん、こんにちわ。」

優希「コハクにクレア、こんにちわ、驚いた、洋介が文化祭に来るなんて。」

優希も文化祭での出来事を知っている。

だから来ないと思っていたのだろう。

洋介「陸斗にはめられた。」

優希「ご愁傷様。」

「優希、知り合いか?」

シェリアの言っていた大将が優希に声をかけてきた。

優希「大将、彼は俺の親友でシェリアの住んでいるところの家主だ。」

洋介「葉杉洋介です、シェリアを働かせていただきありがとうございます。」

「いやいやいいて事よ、それにあの子が来てから売り上げが上がって嬉しいんだよ。」

だろうな。

主に優希が毎日来るだろうし。

それにシェリア目当てに来るだろうしな。

洋介「シェリアはよく働いてますか?」

「焼き鳥は俺よりかうまく焼いてるよ、それにもともと料理上手だっただろうな、掃除の他に洗濯物までやってくれて助かっているんだ、いずれはあの店を継がせようか考えたくらいだ。」

それはやめたほうがいい。

いずれは元の世界に帰るから。

継がせたら店を閉めないといけない。

優希「大将、シェリアは外国人だ、いずれ自分の国に帰ることになる、継がせたら今の店を閉めることになる、俺は大将の焼き鳥丼を食えなくなるのは嫌だぞ。」

ナイスフォローだ優希。

クレア「そうです、私も大将さんのお好み焼きをもう一度食べたいです。」

コハク「イカ飯美味しかったです。」

コハクもクレアもナイスフォローだ。

「優希、そうだな、それにまだまだ小娘には負けてられん!だがのれんわけくらいなら・・・」

シェリアをそこまで買ってくれているのか。

洋介「外国でも大将の味を伝えれるように育ててあげてください。」

海外じゃなくて異世界だけどな。

「そうだな!俺の味が海外まで広がるのか・・・いいねぇ!」

洋介「大将、焼きそばを3人前、お願いします。」

「あいよ!飛びっきり美味いやつを準備してやる!」

大将がやる気を出した。

ソースのいい匂いが辺りを漂わせる。

優希「そういえば陸斗は?」

洋介「マオとジュードとリタを引き連れて貰ってる、俺の嫌な思い出を思い出させてしまったからせめて引率をさせてくれと。」

今頃なにやってんだろうな?

後で使った分だけ金を払っておくか。

優希「あいつ・・・なにも問題起こしてないよな。」

起こさないだろう。

俺がオタクの世界に引き込む前はマジで優等生だったんだし。

流石に分別弁えてるはず。

焼きそばができて俺たちは食べた。

ソース味が口の中に広がって美味しかった。

 

 

 

優希と別れて次はどこに行こうかなとパンフレットを見ていると弓道部で弓道体験をしていると書かれていた。

面白そうだしウッドロウも居る気がするから行ってみるか。

俺は2人を引き連れて弓道部の場所に向かった。

 

 

そこには先客がいた。

洋介「陸斗、お前らも来てたのか?」

陸斗達がいた。

陸斗「洋介、お前もウッドロウの弓道を見に来たのか?」

洋介「気になったからな。」

陸斗「俺もだ。」

なぜか同じ考えに至ってる。

不本意ながら。

俺らは弓道場に入ると。

ウッドロウ「ここはこう持ってから構えてください。」

「は、はい!」

ウッドロウ「そうです、そしてゆっくりと引いてください、力を込めずにゆっくりとです。」

ウッドロウさん。

弓を教えているのはわかりますが女性客の方は全く聞いていませんよ。

顔を真っ赤にして手が震えてますよ。

ウッドロウ「手が震えていますよ。」

ウッドロウが女性客の手に触れると女性客はアニメのように頭から煙を吹いて気絶した。

ウッドロウの腕の中に。

部員と思われる女子生徒はカメラを密かに構えて撮る。

「よし!ウッドロウ様の写真ゲット!」

なにしてんだ?

「後であの女性に1000円で売ろう!」

やったらあかん!

陸斗「こらこら、ウッドロウで金儲けするなよ。」

陸斗が女子生徒を注意する。

「何よ!私がウッドロウ様の写真を撮ったらダメだと言うの!?」

ウッドロウ「陸斗さん、いらしてたんですか。」

陸斗「よっ、洋介達と一緒に来たぞ。」

「嘘!こんなチャラ男とキモオタ見たいな人らとウッドロウ様がお知り合い!?」

ウッドロウ「すいませんが彼らを悪く言うのはよしてください、彼らのおかげで私はこうして働けております、私は彼らに感謝しきれない恩があります。」

「はい!すいませんでした!」

なにこの宗教みたいな状況。

ジュード「なんか・・・ウッドロウのカリスマ性を見たような・・・」

これカリスマ関係無い。

ただの宗教だ。

釘宮「あっ!葉杉さん!来てたんですね!」

そう言えば協力者の女子学生がいた事忘れてた。

それによく名前を覚えていたな。

陸斗が釘宮さんを凝視している。

釘宮さんも陸斗を凝視している。

そして、

陸斗「は、初めまして!俺は今橋陸斗だ!」

釘宮「私は釘宮麻里です!」

なんだこの自己紹介。

あぁ、こいつら一目惚れってやつか。

顔真っ赤にしながら話して。

陸斗にも春が来たか・・・

あいつの趣味を暴露して引かれない事祈っているぞ。

クレア「あの、こうすればいいですか?」

ウッドロウ「そうです、そのまま・・・」

マオ「大きくて持てないよヨ。」

リタ「ちょっと!もっと小さいの無いの!」

あいつらいつに間に?

俺は男子生徒に弓のやり方を教えてもらった。

 

 

陸斗達と別れた後適当に歩いているとワンちゃんと触れ合おうコーナーがあった。

コハクとクレアが入りたいとの事で入るとそこには。

コレット「いくよ!いっせーのーで!」

コレットが複数の犬で芸を披露していた。

その上観客も多い。

犬が順番にジャンプしたりコレットの投げた輪っかをくぐったり。

ガラド「よぉ洋介、それにコハクにクレアも、見に来たのか?」

大荷物を持ったガラドがやってきた。

クレア「ガラドさん、これは一体・・・」

ガラド「店長がな、犬達がコレットに懐いているから芸を披露したらって言ってな、それでこの有様だ、コレットは気にしていない様子だがな。」

あの店長がね〜。

ガラド「店長はコレットの事を大層気にいていてな、次期店長にしようか悩んでいたぞ。」

はぁ!?

コレットが店長!?

絶対出来ないだろう。

コハク「えっと・・・ちょっと無理じゃ無いかな。」

コハクもコレットの神に愛されしドジを目撃しているから苦笑いしている。

クレア「どうしてですか?」

クレアは事情を知らないから首を傾げる。

ガラド「仕事中も時々転んだりしているから店長もかなりドジな子だと知っているのだが・・・」

洋介「それ以上に犬を手懐ける手際が良すぎてドジがあまり気にしない様子なんだな。」

ガラド「そうだ、それにコレットがしつけた犬は行儀がいいからお客さんも買っていくんだ、評判がいいし売上も上がっていてな。」

あぁ・・・流石コレット。

犬に愛された神子よ。

洋介「今度そっちに行った時に俺が店長と話してみる。」

ガラド「すまない。」

ガラドは去っていった。

コレットが店長ねぇ。

ステージで無邪気に笑って犬達と芸をするコレット。

何もなければいいけど。

 

 

コレットのステージを見終えて時間を見ると大体14時。

もう1ー2時間で文化祭が終わる頃にあるイベントがあった。

なにこれ?

カップルフェスティバル?

誰だよこのネーミング。

内容はベストカップルは誰だ!

学生、一般の方誰でもOK!

見事上位に入った方には素敵な贈り物が!

誰がやるか!

そう思っていると。

マリク「洋介か?」

なんで今日は知り合いに会うのかな?

なんの縁だよ。

マリクがいた。

マジでなんでいるんだ?

洋介「マリク、なんでいるんだ?」

マリク「マスターがここのお偉いさんと話があるから俺は祭りを楽しんでこいと言われてな。」

薫の知り合いなだけに謎が多い人だな。

マリクはカップルフェスティバルの看板を見てから俺を見る。

マリク「出るのか?」

洋介「でねぇよ。」

馬鹿なの?

俺に恋人はいない。

そんな時。

「そこの人達!もしかして恋人ですか?」

男子学生らがやってきた。

マリク「いや、俺とこの子は親子だ、そっちの2人が恋人だ。」

マリクはそう言ってクレアを引き寄せた。

クレアは訳がわからない様子で俺とマリクを交互に見る。

コハク「マリク!?」

戸惑うわな。

1番戸惑っているには俺だ。

それと無理があるんじゃ無いか?

マリクとクレアって全然似てない。

「・・・うーん彼女さんはともかく彼氏さんは・・・まっ、背に腹は変えられないな!こっちです!」

なんか失礼だな最近の学生は。

しかも囲まれて動けない。

コハク「洋介・・・どうしよう。」

洋介「こうなったらさっさと行って終わらせてくるか。」

コハク「でも私と恋人なんて嫌じゃ無いの?」

なんでそんな事聞くんだ?

ばっちこいに決まってるだろ。

洋介「嫌じゃ無い。」

多分俺は顔が赤いだろう。

顔が熱い。

コハクは顔が赤くなっている。

俺らは学生に誘導された。

 

 

なんかステージの裏側に来た。

「もう!なんでこんな人を連れてきたの!?」

女子生徒が半ギレ気味なんだけど?

「仕方ないだろ!誰も恥ずかしがって出てくれないんだぜ!まだ5組しかやってないんだぞ!」

「だから嫌だったの!この企画!」

「生徒会長がこれをしようって言ったんだから仕方ないだろ!」

「あの無能!」

生徒会長無能説が上がったんだけど。

「すいませんが眼鏡を外しても、髪を簡単にセットしますので。」

別の女子生徒が俺に声をかけてきた。

あきらかに嫌な顔をして。

俺は眼鏡を外す。

「えっ?」

やっぱり視界がぼやけてる。

目の前の女子生徒の輪郭すらぼやけて目鼻口もわからない。

コハク「はぁ。」

なぜかコハクのため息。

洋介「あの、髪のセットは?」

「あっ、すいません、ただいまします、それとすいませんが後で写真を一緒に撮ってもらっても?」

洋介「悪用しないのであれば。」

「ありがとうございます!」

そう言われ髪をセットされる。

全然簡単じゃなく念入りに。

少しして髪のセットが終わると。

「先輩!写真を撮ってください!」

「なに言ってんの?しゃし・・・誰そのイケメン!」

一体誰のことだ?

「いつのまに!?」

「なに言ってるんですか!先輩方が連れてきたカップルじゃ無いですか!」

「えっ!?眼鏡外すとこんなに違うのか!」

「これは当たりです!」

「そんなことよりも写真をお願いします!」

「わかったわ!そのかわり私もお願い!」

「はい!」

なぜ俺の写真を?

校内新聞に掲載するのか?

コハクは無言だがおそらく睨まれているであろう。

俺は女子生徒に写真を撮られた。

なぜか2ショットで。

「眼鏡をかけない方がいいです!」

洋介「眼鏡ないと全く見えないんだ、勘弁してくれ。」

俺と男子生徒は言い合っているが。

コハク「私がエスコートするから大丈夫だよ。」

洋介「コハク?」

まさかコハクがそんな事を言うなんて。

「決まり!では準備してください!」

俺とコハクはステージへの階段まで案内された。

コハク「洋介、手を繋ご。」

洋介「わかった、エスコート頼む。」

コハク「うん。」

コハクは俺の手を繋ぐ。

「続いては最後のカップル!えーと、美女とオタクの珍しい恋人が登場します!ではどうぞ!」

司会者。

絶対に外見だけで判断してるだろ?

コハクがゆっくりと歩いてくれて助かる。

俺らはステージに上がった。

「・・・はっ?誰このイケメン?」

司会者困惑。

洋介「あんたがさっき説明したオタクだけど。」

「えぇ!?」

なぜ驚いてる。

俺は眼鏡を一度かけると。

「マジか!」

「あの人って受付にいた・・・」

「私、キモオタって言っちゃった。」

「ウッドロウ様のお知り合いらしいですよ。」

「嘘!私、後でウッドロウ様に怒られる!」

何やら客席がうるさいな。

俺は眼鏡を外して。

洋介「司会者、進行を頼む。」

「は、はい!それでは行ってみましょう!」

とりあえず始まったな。

質問は名前とかどこの高校出身でどこで働いているのか。

馴れ初めを言う時は大変だった。

何せ恋人じゃないんだから。

上手いことごまかした。

趣味なども聞かれたし答える。

だいたい10分。

「それでは最後にお互いに口づけをお願いします!」

はっ?

コハク「えっ?」

聞いてないぞ!

洋介「・・・頬じゃダメなのか?かなり恥ずかしいんだけど。」

「いえいえ、それでも大丈夫です!」

よかった。

コハク「洋介、お願い。」

俺からするのか。

まぁいいか。

コハクと向かい合う。

ヤバイ。

全然見えない。

顔を近づける。

ここでいいよな?

マリク「洋介、もう少し左だ。」

マリク?

違う場所なのか?

俺はマリクの言う通りにすると。

コハク「えっ?ようす・・・」

コハクが何か言おうとしたが最後まで言わなかった。

ん?

頬ってこんな感触なのか?

観客から一気に黄色い悲鳴が上がった。

なぜ?

 

 

カップルフェスティバルはなぜか優勝した。

1位賞品は少し高めの腕輪2つ。

よく予算が降りたな。

洋介「眼鏡があると安心する。」

眼鏡をかけるとコハクの顔が真っ赤だった。

何があった?

陸斗「マリク、ナイスだ!」

マオ「流石マリク!」

マリク「なに、大した事をしていない。」

なにしたんだ?

それより陸斗達もいたのか?

洋介「コハク、大丈夫か?顔が赤いけど。」

コハク「・・・」

ダメだ。

上の空だ。

今度は俺がコハクの手を取りクレアと合流して文化祭の残りを見て回った。




称号

コハク

ベストカップル?
キス・・・されちゃった・・・


コレット

ベストブリーダー中級

お店をコレットさんにお任せしようかしら?by店長

ドジっ子店長?

まだ未定だからな。byガラド


マリク

擬似親子(親)

陸斗から無理があると言われたんだが・・・

空気を読む男

コハクに後日蹴られたけどいい仕事をして。



クレア

擬似親子(娘)

陸斗さんに無理があると言われました。


アンケートはここで終了します。
予想外の結果でしたが頑張って書きます。
ご協力ありがとうございます。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

見た目は子供、中身は大人、その名は・・・

更新遅れて申し訳ございません。

それと行間をやっぱり開けました。

自分的にこっちの方が合っているので戻します。

見にくいと言ってくれた方々には申し訳ございません。

それでも読んでいただけると嬉しいです。

また今回のお話に台風の話題が出ます。

被害にあった方々には辛いかもしれません。

台風の話題を変えた方がいいと思う方々がいましたら感想でお伝えください。

急いで内容の変更をします。


月曜日。

 

コハクから避けられている気がする。

 

朝は挨拶をすると顔を真っ赤にして逃げられた。

 

文化祭が終わってからこんな感じだ。

 

マリク「やり過ぎたようだな、だが後悔はない。」

 

意味が分からんぞマリクよ。

 

俺は天気予報を確認。

 

台風が近づいて来ているからだ。

 

俺が帰る頃に大雨だな。

 

ジェイドとコレットとウッドロウとガラドを回収するか。

 

シェリアとマリクはどうしよう。

 

俺がもう一度車を走らせるか?

 

メルディは薫に任せるか。

 

ジューダスとベルベットは父さんに迎えに行ってもらうか。

 

後で連絡しよ。

 

洋介「コレット、ガラド、帰り迎えに行くから、今日は大雨が降るみたいだから。」

 

コレット「テレビでやってたね、台風が来るんだよね。」

 

コレットも今では現代っ子になってしまったな。

 

洋介「そうだ、ずぶ濡れになってしまうから俺が迎えに行く、ジェイドとウッドロウ、それにマリクにシェリアも迎えに行くから何回かに分けていこうと思う、はじめはコレットとガラドとウッドロウとジェイドを迎えに行く。」

 

ガラド「俺は構わない、正直どうやって帰ろうかコレットとさっきまで話してたからな。」

 

それは俺の申し出はちょうどよかったんだな。

 

洋介「ほかの人達にも伝えておいて欲しい、メルディとベルベットとジューダスは父さんや薫に頼む。」

 

ガラド「そうか、わかった、仕事に向かう前に伝えておこう。」

 

これで問題なし。

 

朝食を食べ終えた俺は仕事に向かった。

 

 

 

車の運転中に風が強くなった。

 

午前中から荒れるなこれは。

 

みんな職場に着いたのか?

 

そう思いながら車を走らせた。

 

 

 

 

 

会社では特に変わりなく時間が過ぎる。

 

途中雛鳥が話しかけてくるくらいだが特に問題は無い。

 

雛鳥「先輩!次はプレデターですよ!」

 

洋介「プレデターか、面白そうだな。」

 

気になっているからな。

 

雛鳥「今週の日曜日にまた行きましょう!」

 

洋介「わかった、今回は特に予定変更する事ないと思うから大丈夫だ。」

 

なんだかんだ映画は好きだからな。

 

外を見ると雨が窓を叩きつけている。

 

雛鳥「本格的に降って来ましたね、お父さん大丈夫かな。」

 

なんで朱雀さん?

 

雛鳥「お父さん車を使わないで職場に行くから。」

 

そう言うことか。

 

今時珍しいな。

 

いや、コレット達を見ているとそう思わんか。

 

あいつらも歩いて職場に行ってるから。

 

流石に車をホイホイ買うわけにもいかないし免許証を取得させても元の世界に戻ったら意味ないしな。

 

そもそもそんな金はない。

 

いや1人分の講習代と新車を買う金はあるけど買う気は無い。

 

洋介「仕事終わりに迎えに行くのか?」

 

雛鳥「お父さん今日は泊まりだって言ってた。」

 

聞いたことある。

 

ヤクザの事務所には結構な大金がある場合があるって。

 

それを取られないようにするために1人は泊まりで残っていないといけないって。

 

たった3人でそれをやってるから大変だよな〜。

 

そもそもなんで朱雀さんはヤクザの事務所に?

 

まぁその人がどんな職に就くかなんてその人次第だしな。

 

深く考えんとこ。

 

俺は雨が降る外を眺めながら雛鳥と会話をしていた。

 

 

 

仕事が終わりまずはジェイドとウッドロウを回収するか。

 

外に出るとかなりやばいことになってる。

 

突風吹き荒れていて横殴りの雨が降っている。

 

さっさと回収しないとやばいな。

 

俺は走って車に乗って車を走らせた。

 

 

 

ジェイドのいる久瀬家に着いた。

 

インターホンを鳴らすと百合子さんが出迎えてくれた。

 

百合子「洋介さん、お話は聞いてますよ。」

 

洋介「ジェイドは帰る準備中ですか?」

 

百合子「今テストの反省をしています。」

 

テスト?

 

もしかして夏休みや夏季休暇明けのテストか?

 

百合子「あの子らの成績が上がりました、次は全教科満点を取るために反省をしているそうです。」

 

おぉ成績が上がったのか!

 

それはよかった!

 

ジェイドを家庭教師にした甲斐があった。

 

だけどどれくらい上がってんだ?

 

百合子「いつも70点前後の子達が一気に95点以上になるなんて思いませんでした。」

 

予想以上に点数アップしてる!

 

それ以前に2人とも元から勉強出来てんじゃん。

 

百合子「学年順位も上がって夫と共に喜ばせてもらっています。」

 

めっちゃ感謝されてるけど俺何もしてないんだが。

 

俺はただ紹介しただけだぞ。

 

俺は百合子さんの了承を得て中に入る。

 

リビングに向かうと。

 

ジェイド「幹彦はこの生物が苦手ですね、点数は上がっていますがこの元素記号を間違えるミスを犯しています、それさえなければ満点でしたでしょう、繭は数学が惜しいですね、計算式は合っています、ですがこの計算ミスさえなければ同じく満点でしょう。」

 

会話を聞いているだけで分かることだがこの2人本当に元から勉強出来るからな。

 

更にそこにジェイドの家庭教師ってそりゃあいい点取るわな。

 

ジェイドすげー。

 

幹彦「くそ〜!まさかの初歩的なミス!」

 

繭「数学が苦手だったけどこんなにいい点数だよ!友達からカンニングしたんじゃ無いかって言われた。」

 

ジェイド「どんな人間にも初歩的なミスはあります、私だってありましたから、それにミスをするもしないも最終的には自分自身の判断ですよ幹彦、それと繭、言わせておけばいいのですよ、その点数は正真正銘自分の力で手に入れた点数です、不正なんてしていないのですから堂々と胸を張りなさい。」

 

幹彦「おぉ、ジェイドが言うと説得力がある。」

 

繭「そうだね、堂々としていればいいよね!ありがとうジェイド!」

 

真面目にアドバイスもしてる。

 

幹彦「でも惜しかったな〜、満点だったらジェイドから術を教えてもらえたのに〜。」

 

ん?

 

繭「うんうん、最高のご褒美だもんね〜。」

 

おいおい。

 

まさか術を教えてもらうために気合入っていたのかこの馬鹿ども。

 

ジェイドもなぜ教えようとしているんだ?

 

ジェイド「約束は約束ですよ2人とも、次のテストを頑張ってください。」

 

繭「うぅ、でもお父さんからお小遣いアップしてもらえるからそれでガマンする。」

 

幹彦「でも次こそ絶対に満点を取ってやる!」

 

変なところで気合を入れるな。

 

洋介「ジェイド、そろそろいいか?」

 

ジェイド「洋介、来ているなら声をかけたらどうですか?」

 

洋介「真面目に話しているのに声をかけたら無粋だろ?」

 

ジェイド「まっ、そう言うことにしておきましょうか。」

 

立ち聞きしていたこと気付いてるなこいつ。

 

幹彦「洋にぃ!ジェイドを迎えに来たの!?」

 

洋介「そうだな、こんな天気だから流石に歩いて帰らせるわけにはいかない。」

 

そんな鬼畜な事をさせない。

 

ジェイド「次回からはそうですね・・・次の勉強範囲をやっていきましょう。」

 

繭「よろしくお願いします!」

 

幹彦「ありがとうジェイド!」

 

家庭教師をさせて正解だったな。

 

ジェイドが俺のところに来て。

 

ジェイド「さて洋介、帰りますか。」

 

洋介「そうだな、百合子さん、お邪魔しました。」

 

百合子「風が酷いから気を付けるのよ。」

 

そう言われて俺らは車に向かった。

 

 

 

 

次に向かったのはウッドロウのいる高校。

 

流石にこの嵐の中ジェイドを車の中に待たせるのは嫌なので連れて行く。

 

休校じゃ無いけど部活動はやっているところは全くない。

 

生徒もそこまでいない。

 

ジェイド「ここが洋介の通っていた学校ですか。」

 

洋介「そうだけど珍しいか?」

 

ジェイド「私からすれば建物など全て同じに見えますので珍しい訳ではありません、城のような大きさのものがあれば別ですけど・・・」

 

ディズニーランドにでも連れて行こうか?

 

以前ベルベットにUSJに連れて行って欲しいと言われたけどディズニーランドでもいいな。

 

でもジェイドが夢に国に入ると・・・ミッキーとかディスりまくる気がする。

 

まだUSJの方がいいや。

 

俺は弓道部の部室に入るとウッドロウと釘宮さんがいた。

 

他には部員がいない。

 

洋介「ウッドロウ、迎えに来た。」

 

ウッドロウ「洋介さん、それにジェイドさんも、ありがとうございます。」

 

釘宮「わわ!?生ジェイドだ!」

 

やっぱりジェイドを知ってるんだ。

 

ジェイド「洋介、ウッドロウ、彼女は?」

 

洋介「ずっと前に言った事があると思うけどこの高校の協力者。」

 

釘宮「はじめまして!釘宮麻里です!」

 

ジェイド「彼女がそうでしたか、はじめまして、ジェイド・カーティスです。」

 

ジェイドが握手を求めると釘宮さんも恐る恐る握手をした。

 

洋介「釘宮さんは部活?」

 

こんな台風の来た日に?

 

釘宮「いえ、実は親に連絡をしたんですけど家に運悪く近所の家の瓦が飛んできて窓ガラスを割ってしまったらしく・・・今ダンボールを貼り付けて作業をしていると言われました。」

 

運悪いな。

 

ウッドロウ「洋介さん、できれば麻里くんを送ってもらいたいのだができるかな?」

 

俺は構わないけどジェイドは大丈夫なのか?

 

ジェイド「私もいいと思いますよ、ましてや協力してくれていますレディを1人にさせるわけにはいきません。」

 

それもそうだな。

 

それに協力もしてくれているし。

 

洋介「今の話を聞いていたと思うけど釘宮さんはそれでいい?」

 

釘宮「私としては嬉しいんですけど大丈夫なんですか?」

 

洋介「俺は大丈夫だ、2人も大丈夫みたいだ。」

 

釘宮「それじゃあお願いします!」

 

こうして釘宮さんが増えた。

 

家の場所を聞いていたらシェリアの働いている焼き鳥屋を通るためシェリアを拾って行こうか。

 

 

 

 

釘宮さんに事前に1人拾って行くと伝えた。

 

ついでに陸斗の事を聞いてみるとLINEの交換をして次の日曜日に会えないかと連絡が来たらしい。

 

手と行動が早い奴だな。

 

まぁあいつは悪い奴じゃ無いから大丈夫だけど家にある等身大キングコングのフィギュアがあるため家に呼んだらそれに気をもってほしい。

 

そんなこんなで焼き鳥屋に着いた。

 

俺は車を止めて店に入る。

 

「いらっしゃい・・・おぉシェリアちゃんの所の!」

 

大将がそう言うと一斉に店にいた男性客が俺を睨んできた。

 

言い方悪いぞ。

 

あいつには心に決めた奴が居るんだから。

 

洋介「大将すいません、シェリアを迎えに来たのですが。」

 

「話は聞いているよ、こんな嵐だからな、連れて帰ってくれや、おーーーーい!シェリアちゃーーーーん!迎えが来たぞーーーーー!」

 

大将声デカイ。

 

大将の声にシェリアがやってきた。

 

シェリア「洋介、迎えに来てくれてありがとう、でも少し待ってて。」

 

うん。

 

割烹着姿がミスマッチすぎだよシェリア。

 

優希は多分良いって言うだろうけど。

 

割烹着から私服に着替えたシェリアを車に乗せると案の定釘宮さんが反応した。

 

釘宮「シェリアだ!」

 

シェリア「あれ?洋介?この子は?」

 

洋介「ウッドロウの仕事先の協力者の釘宮さん、台風のせいで迎えが遅くなるから家まで送ってる。」

 

釘宮「はじめまして!釘宮麻里です!」

 

シェリア「くすっ、私はシェリア・バーンズよ、いつもウッドロウをありがとね。」

 

それ俺のセリフ。

 

釘宮「いえいえ!私こそウッドロウさんのおかげで弓が格段と上手になりました!」

 

ウッドロウ「そう言っていただけると嬉しいですよ。」

 

俺もウッドロウを紹介して良かったと思ってる。

 

釘宮「葉杉さん、もしよかったら11月に弓道の大会がありますのでウッドロウさんと一緒に来てください!詳しい日程は1週間前にウッドロウさんにお伝えします!」

 

大会か。

 

素人の俺が見てもいいのか?

 

葉杉「俺はともかくウッドロウは連れて行く、正直素人の俺が弓道を見てもわからないし。」

 

釘宮「大丈夫です、矢を射た後解説も入りますし素人でも見やすいはずです。」

 

解説なんてするのか?

 

弓道素人だから知らんしいいか。

 

俺は車を走らせた。

 

 

 

 

釘宮さんの家に着いた。

 

道中、釘宮さんとシェリアが恋話に花を咲かせてはシェリアに相手はアスベルなのかと聞いたりとしていた。

 

釘宮「葉杉さん!ありがとうございます!」

 

洋介「ウッドロウがいつのお世話になっているからこれくらい大丈夫だ、それじゃあ俺は行くからな。」

 

釘宮「はい!本当にありがとうございました!」

 

釘宮さんが車から降りて家に入るところを見届けると俺は車を走らせた。

 

マリクを迎えに行かないとな。

 

 

 

 

マリクを迎えに行って一度帰宅をする。

 

コハクのお出迎えはなく代わりにメルディのお出迎えがあった。

 

メルディ「おかえり!」

 

この感じだとまだ来ていないようだな。

 

洋介「ただいま、だけど今からコレットとガラドを迎えに行くから。」

 

シェリア「洋介、気をつけてね。」

 

いつもはコハクが言ってくれるセリフなんだがな。

 

やばい。

 

コハクの声を一日中聞いてないとこんなにも変な感じになるのか?

 

コハク依存症?

 

マジで俺コハクの嫌がる事したのか?

 

モヤモヤしたままコレットとガラドを迎えに行った。

 

 

 

 

コレットとガラドを迎えに行き家に戻る。

 

コレット「風が強いね〜。」

 

全くだ。

 

釘宮さんの家のように瓦が飛んでこない事祈っているぞ。

 

そう言うと釘宮さんに申し訳ないがな。

 

さて、今回は誰が来るかな?

 

ガラド「しかし便利な世の中だな、俺らのいた所は台風が来る情報なんざ事前に習得できないんだ、それなのにここでは数日後にはその辺りに台風が来るのか分かる、それがどれだけ便利なのか。」

 

そうだよな。

 

そっちでは宇宙に衛星が浮いてないしな。

 

どちらかと言うと別世界が浮いているよな。

 

シンフォニアではテセアラ。

 

エクシリアではエレンピオスが浮いてる。

 

本当にこのご時世は便利なご時世だよな。

 

そう思いながら車を走らせた。

 

 

 

 

家に着いてコレットとガラドを家に入れた。

 

俺は車を車庫に入れる。

 

車庫の中に強風が入ってくるから急いで閉めないと。

 

車庫のシャッターを急いで閉めて家に戻る。

 

洋介「ただいま。」

 

誰も返事はない。

 

ヤバいやつでも来たのか?

 

バルバトス?

 

コングマン?

 

レイヴン?

 

クラース・・・はヤバいやつじゃないか・・・

 

あるいは風の音で俺の声が聞こえてないのか?

 

多分そうだ。

 

決して忘れられてるわけじゃない。

 

なんか泣きたくなったけど。

 

靴を脱いでその足でリビングに向かう。

 

洋介「ただいま〜。」

 

俺の声を聞くなりコハクが脱兎の如く立ち去っていった。

 

悲しいな・・・

 

コレット「よーすけ、おかえり!」

 

コレットがピンク色の髪の女の子と共に俺の方を向く。

 

さっき一緒に帰ってきただろ。

 

ボケたか?

 

「お邪魔しています。」

 

うん。

 

さっきから視界に入ってたから気付いていたけどあの子・・・あの人の方がいいか。

 

洋介「いらっしゃいませ、プレセア・コンバティールさん。」

 

合法ロリさんのプレセアさんがいました。

 

合法ロリと言ったら殺されるから心の中だけにしておこう。

 

虚な瞳じゃないな。

 

要の紋を嵌めた後だろうな。

 

それで原作開始前だからラタトスクなんだな。

 

プレセア「本当にコレットさんの言った通りです。」

 

コレット「そうでしょ!洋介は色々知ってるんだよ!」

 

コレットよ。

 

あんたゲームを除けば初対面だよな。

 

めっちゃ仲良いな。

 

ベルベット「コレットのやってるゲームで見たけどこんな子供も旅をするんだね、ラフィーと変わらない。」

 

子供ってベルベットよ。

 

あんたより年上だぞ。

 

俺よりも年上だし。

 

そのこと言った方がいいのか?

 

プレセア「お話はコレットさん達から聞きました、しばらくの間よろしくお願いします。」

 

めっちゃ話がトントンと進んでる。

 

洋介「一応聞いておくが突拍子のない話を信じているのか?ここがプレセアさんの住んでいるテセアラでもシルヴァラントでもない世界で更にコレットがプレセアさんと出会う前の天使になる前のコレットだって事を。」

 

プレセア「正直信じられません、ですがコレットさんはそんな嘘を言いません、例え私と出会う前のコレットさんであっても。」

 

コレットの信頼度すげーな。

 

一応は言っておくがコレットも嘘は言うからな。

 

ロイドに旅立つ日を誤魔化したり味覚感じてないのに美味しいふりしたりと・・・

 

まぁ心配されたりロイドを危険な旅に連れて行きたくないといった優しさで嘘を言ってるから。

 

洋介「そうか、なら歓迎するよプレセアさん。」

 

メルディ「ヨースケ、なんでプレセアをさん付けしてる?」

 

ガラド「そうだ、なんか違和感あると思ったらなんでこんな子供にさんをつけるんだ?」

 

えぇ・・・

 

言わないとダメ?

 

レディの年齢を言わないとダメ?

 

洋介「えっと・・・プレセアさん、年齢言ってもいい?」

 

プレセア「?、はい、大丈夫です、それと洋介さん、無理にさんをつけなくてもいいですよ。」

 

それはあなたが年上だからですよ。

 

無理にじゃなくてつけないといけないの。

 

えっ?

 

ジェイドとかにはさんをつけてないって?

 

・・・まぁ大丈夫だろ。

 

洋介「本人の許可もらったし言うけどプレセアは俺より年上だぞ。」

 

マオ「えっ?」

 

ベルベット「嘘!?」

 

ジュード「えぇ!?」

 

メルディ「バイバー!」

 

まぁ俺も初見はジーニアスくらいの年齢かと思ってた。

 

まぁ合法ロリだけど可愛いから許す。

 

ジェイド「やっぱりですか、上下関係厳しい所で育った洋介が子供をさん付けするのは年上かかなりの身分の人物だと思ってました。」

 

なんかトゲのある言い方。

 

初対面で呼び捨てにしたのを根に持っているのか?

 

洋介「自己紹介がまだだったな、俺は葉杉洋介、しいなと同じ葉杉が名字で洋介が名前だ。」

 

プレセア「しいなさんと同じと言うことは忍びですか?」

 

洋介「違うからな!」

 

そこまで同じじゃない!

 

そんなこんなでプレセアが家族になった。

 

嬉しいはずだけど少し寂しさがある。

 

いつものあの子が居ないから。

 

 

 

 

 

 

夕食後食器を洗っているとプレセアがやってきた。

 

プレセア「洋介さん。」

 

洋介「どうしたプレセア?」

 

プレセア「コハクさんと何かあったんですか?」

 

いきなり核心を突いてきたよこの子。

 

洋介「なんでそう思ったんだ?」

 

プレセア「洋介さんが来る前に私はコハクさんともお話をしました、その時ここに家主さんの洋介さんの事もお伺いしました、すごく嬉しそうに自分の事のようにお話ししてました、ですが洋介さんの声を聞いただけであのように逃げました、仮に洋介さんがコハクさんに酷いことをしたと言うのでしたら洋介さんの事を嬉しそうにお話ししません、更に洋介さんとお話しした所私は好印象でした。」

 

めっちゃ話すやん。

 

つーかコハクが俺の事を嬉しそうに話していたって・・・マジ。

 

いやコハクに好意を知っているけどなんで避けられてるんだ?

 

プレセア「そうなりますと洋介さんが知らぬうちにコハクさんに何かしたと結論が出ました。」

 

初対面なのにそんな分析しないでください。

 

もしかしたら文化祭で俺何かやらかしたんだろうな。

 

プレセア「一度コハクさんとお話しした方がいいです。」

 

一度話すって・・・どうやって?

 

連れ出す?

 

逃げられるのに?

 

だけどいつまでもこんな感じは嫌だな。

 

思い切って明日夜にドライブに誘うか。

 

洋介「わかった、明日ちょっと話してみる。」

 

プレセア「はい、健闘を祈っています。」

 

戦いに行くわけじゃないんだが。

 

プレセアはトタトタと戻っていったのを見送って俺は明日コハクをどう誘うか考えながら食器を洗った。




称号

コハク

恋する乙女

顔が見れないよ・・・



ウッドロウ

優しき講師

教え子が困っていますので。


ジェイド

家庭教師はパートナー

何か目標を立てますと効率がいいのですよ。



プレセア

初対面でも。

例え出会っていなくてもコレットさんはコレットさんです。



早速ですが17人目はアビスから登場してもらおうと思います。

またアンケートを出しますのでよかったらお願いします。

以前いただいた意見ではティアとナタリアしか候補がありませんでしたので作者からガイを候補にあげたいと思います。

その他の欄も作りますので気軽にボタンを押してください。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

話し合いをするために・・・

あけおめです!

それと遅れてすいません!

本当は16人目のキャラの話を書くまでため込んでおこうと思っていましたが新年が来たので投稿します!

長らくおまたせしました!




プレセアが来た翌日。

 

俺は起きてすぐにコハクを探した。

 

探すと言っても部屋に行くだけなんだけどな。

 

迷惑だと思われるが朝早くに逃げ道のない個室で会うのが1番だろう。

 

俺はコハク達の部屋の前に行き扉をノックする。

 

コレット「は〜い。」

 

洋介「コレット、すまない洋介だ。コハクはいるか?」

 

コレット「いるよ〜。」

 

中から物音がする。

 

どうやらコハクが慌てているような気がする。

 

そしてコハクが出てきたけど目を合わせない。

 

コハク「おはよう、洋介。」

 

洋介「あぁおはよう。朝早くにすまないな。要件だが今日の夕方空いているか?」

 

コハクは少し体を震わせた。

 

コレット「特に予定は無いよ〜。」

 

コハク「コレット!?」

 

なんでコレットが返事するんだ?

 

コレット「昨日プレセアが今日の予定聞いてきた時何も無いって言ってたよ。」

 

ほぉ、それはいい情報だな。

 

昨日の今日でナイスファインプレーだな。

 

洋介「それでどうなんだ?空いてるか?」

 

コハク「うっ・・・空いてる・・・」

 

よし!

 

俺は心の中でガッツポーズをした。

 

コハクは俯いたまま俺の横を小走りで走り抜けて行った。

 

コレット「洋介。」

 

コレットが俺の名を呼ぶ。

 

コレット「コハクを、私のお友達をよろしくね。」

 

洋介「あぁ。」

 

俺はリビングに向かった。

 

 

 

そのあと特にコハクと会話をすることなく俺は会社に向かった。

 

洋介「おはようございます。」

 

長谷川「葉杉、おはよう。」

 

課長が来ていた。

 

長谷川「今回は誰が来たんだ?」

 

あって二言目にはそれですか?

 

洋介「プレセアです。」

 

長谷川「プレセア・・・シンフォニアのプレセアか?」

 

残念ながらラタトスクの騎士からですよ。

 

洋介「本人はどうやら次の作品のラタトスクの騎士から来ています。その証拠に感情が芽生えていました。」

 

長谷川「なるほど、ガラド、シェリア、そして今回のプレセアを見るとどうやらリメイク作品や続編作品も出てくるようだな。」

 

洋介「はい。そうなるとまだまだテイルズキャラがやってくると思います。」

 

後何人来るんだ?

 

レディアントマイソロジーかよ!

 

人数によってちょっと考えないと行けないんだけど!

 

長谷川「金銭的な支援はできないが俺の家に泊めてやる事なら出来る。いざとなったら頼ってくれ。」

 

課長の気遣いが身に染みる。

 

洋介「ありがとうございます。」

 

俺は礼を言い自分のデスクに座る。

 

新作ゲームが発売するまで1ヶ月過ぎたし今は雑用をやりますか。

 

 

 

昼休憩になり俺は弁当を食べていると、

 

雛鳥「先輩!相席いいですか?」

 

雛鳥がやってきた。

 

洋介「いいぞ。」

 

雛鳥「やったー!」

 

そんなに嬉しいことか?

 

いや俺に好意を向けてくれる事は嬉しいんだが・・・

 

俺は考えようと思ったが今はコハクの事を考えようと。

 

雛鳥は隣のデスクから椅子を持ってきて俺の隣に座った。

 

雛鳥「次はザ・プレデターですね先輩!」

 

洋介「そうだな、でも今回の奴はどうだろうな前の作品のプレデターズのような惑星の話なのか?」

 

雛鳥「違うみたいですよ?今回は地球が舞台ですよ。プレデター1、2以来ですね。」

 

確かに。

 

初代はシュワちゃんが最後になんとか勝った。

 

2はまさかのロサンゼルスデビュー。

 

そこで1人の刑事がターミネーターの如くプレデターを追いかけて戦う話。

 

だけどその後の続編にはここで渡された銃の意味なんて書かれていないし前作のつながりもない。

 

唯一プレデター1の話がプレデターズに少しだけ出てきたような出てきてないような感じだったな。

 

プレデターズはなんか軍人やらマフィアやらと数名集められてサバイバルゲームみたいな事されてる。

 

おもしろいからいいけど2はちょっとと思ってる。

 

雛鳥「もうホラーじゃなくてアクション要素強すぎですよね。」

 

ケラケラ笑う雛鳥。

 

俺はつられて笑顔になる。

 

洋介「プレデターはかっこいいけどなんかシリーズごとにだんだんと味がなくなっているような・・・」

 

雛鳥「でも発想はいいですよ。脊髄引き抜いたり頭を粉砕したり首を斬ったりとジェイソンを彷彿させますよ。」

 

そういやあ雛鳥はホラーマニアだった。

 

そのあとも俺と雛鳥でプレデターの話題で盛り上がった。

 

 

 

退社後俺は速攻で家に帰った。

 

コハクを捕まえるために。

 

洋介「ただいま。」

 

薫「洋ちゃん。お帰り。早く中に入って。」

 

薫が俺を出迎えてきた。

 

なんで薫が俺を出迎えるんだ?

 

そう思い中に入りリビングに向かうと、

 

コハク「・・・」

 

コハクが立っていた。

 

やけにおしゃれな服を着て。

 

クレア「ふぅ、これでいいですよ。コハクさん。」

 

プレセア「はい。これで洋介さんのデートも完璧です。」

 

俺とのデート?

 

いや確かに周りから見たらデートかもしれないけど・・・こんな台風が過ぎ去っても風が強い日にデートなんて行かないんだが・・・

 

今のコハクの服装を確認しよう。

 

白Tシャツにイエロースカート。

 

似合ってんじゃん。

 

可愛いしヒスイじゃ無いけどもう絶賛するわ。

 

コハク「プレセア、私と洋介はそんな関係じゃないよ。」

 

プレセア「ですがお2人は満更ではないのでは?」

 

コハク「そうだけど・・・」

 

そうだな、

 

俺はコハクが好きだけどまだ迷っているんだよな。

 

薫「洋ちゃん、みんな洋ちゃんとコハクちゃんのことわかっているんだからいつまでも待たせたらダメよ。」

 

洋介「簡単に言うなよ。」

 

薫「あら簡単じゃないの?好きと伝えるだけよ。それとも洋ちゃんはいずれ元の世界に帰るから自分の恋愛感情なんて邪魔にしかならないと思っているのかしら?そんな事したらお互い辛いだけよ。洋ちゃんはコハクちゃんがシングちゃんと結婚してもいいって言うの?」

 

シングか・・・

 

初めは天然の女タラシ感あったけど真っ直ぐな性格は俺的は好印象だった。

 

そんなシングと今のコハクが・・・嫌だな。

 

薫「ほら、顔に出てるわよ。そうやって我慢しないでさっさと言っちゃいなさいよ。」

 

コハクが赤い顔で俺を見ている。

 

マジか。

 

クレアもプレセアも俺を見てくる。

 

洋介「・・・コハク、ここで話したくないから車に行くぞ。」

 

俺がコハクに向かってそう言うとコハクはゆっくりとうなずくだけだった。

 

俺はコハクの手を取って外に出る。

 

風が強いからコハクのスカートが目切りあがりそうだ。

 

急いで車に入る必要があるな。

 

車の助手席を開けてコハクを乗せて運転席に座り車を走らせる。

 

特に行くところはないがこんな風の強い日は外で話すなんてできない。

 

ふと思いついたのは猫カフェだった。

 

ベルベットには悪いが猫カフェを利用させてもらう。

 

俺は猫カフェまで車を走らせた。

 

 

 

 

猫カフェに着いて店員に奥の席を依頼する。

 

その際リタが雪原さんを殴っている瞬間を目撃する。

 

気づかれないようにするか。

 

それよりリタ一人でここに来たのか?

 

まぁ引きこもるよりかはマシか。

 

俺とコハクは奥に席に移動する。

 

とりあえずお互い適当に飲み物を頼んで俺はコハクに向き合う。

 

コハクは俯いたままだった。

 

洋介「コハク、一応なんで俺がここに連れてきたのかわかっているな?」

 

コハクは頷いた。

 

洋介「俺ってコハクに嫌われてる訳じゃ無いんだろ?」

 

コハク「うん。」

 

洋介「それじゃあ昨日俺を避けてたのってなんだったん?てっきり嫌われてたかと思った。」

 

プレセアがコハクが俺のこと嫌っていないと教えてくれたからそうじゃないとわかった。

 

コハク「・・・洋介、覚えてないの?」

 

洋介「何が?」

 

コハクは少しだけ間を置いてから言う。

 

コハク「文化祭の時に洋介、私にキスした事。」

 

文化祭の時って言ったらあの最後のベストカップルコンサートみたいなあれか?

 

だけどあれって頬に口づけをしたはず・・・

 

コハク「あの時マリクに言われたあと洋介、私の口に・・・」

 

・・・マジか・・・

 

それじゃあ頬にしては変な感触だと思ったらまさかの・・・

 

マリクめ・・・

 

あの紙装甲に葉杉流を叩き込んでやる。

 

だけどどうする。

 

謝る?

 

いやそれじゃあダメだ。

 

何か気の利いた言葉は・・・ないな。

 

空気が重い。

 

洋介「・・・あ〜・・・その・・・ご馳走さま?」

 

いや違うだろ!

 

コハク「えっ?あ・・・その・・・お、お粗末様でした?」

 

何やってんだ俺ら。

 

側から見たら初々しいカップルじゃないか。

 

洋介「嫌だったか?俺と・・・その・・・キスは?」

 

コハク「嫌じゃないよ!ドキドキしてフワフワしてそして・・・嬉しかった。」

 

コハクが真っ赤になりながら言うから俺も顔が熱くなる。

 

コハク「洋介は・・・嫌だった?」

 

洋介「嫌じゃない。頬にするのですら嬉しかったんだから・・・でもな・・・こんな形でコハクの初めてを・・・」

 

女性にとってファーストキスって大切にするものだろうし。

 

コハク「わ、私は気にしてないよ!好きな人とのキスだもん!」

 

嬉しい事言ってくれるな。

 

俺も初めてだけどな。

 

だけど問題がある。

 

俺らは恋人じゃない。

 

ただお互いが好き合っているだけ。

 

なんで避けられていたのか分かったけど今度は別の事でモヤモヤする。

 

俺から言うか。

 

洋介「コハク。コハクは俺の事好きなんだよな?」

 

コハク「う、うん。」

 

洋介「俺もコハクの事が好きだ。」

 

薫の言っていた事は本当だな。

 

口にするのは簡単だ

 

俺の顔が赤くなっているのがわかる。

 

コハクの真っ赤だ。

 

洋介「本当はなこの気持ちは言わないでおこうと思ってた。いずれコハクは元の世界に戻るからこの事コハクに言うと邪魔になるんじゃないかなって思っていた。」

 

織姫と彦星が真っ青になるくらいの遠距離恋愛になるだろう。

 

一生会えないと言うおまけ付きだ。

 

洋介「だけど・・・その・・・なんて言うかな。こんな事初めてだから何を言えばいいか分からないな。」

 

元カノは遊びだったしその後は誰とも付き合っていないし。

 

えっ?雛鳥?

 

あの子はただの会社の先輩後輩だ。

 

コハクは黙って俺の話を聞いている。

 

洋介「だから・・・こんな俺で良ければ俺と付き合わないか?恋人として・・・」

 

コハク「いいの?」

 

洋介「俺はコハクがいい。」

 

もうこれ以上に無いくらい頑張って言葉にした。

 

もう誰かと付き合うなんてしないと思ってた。

 

コハクも初めは好きなゲームキャラクターってだけだった。

 

だけど一緒に暮らしていてゲームでは見られない一面や言葉、仕草が見られて目の前にいるのはただのゲームキャラじゃ無くてちゃんと生きている女の子なんだなってわかった。

 

その頃から少しずつ惹かれていたんだな。

 

まぁ予想外なのはコハクも俺の事好きになったことかな。

 

嬉しいけど。

 

コハク「私も洋介がいい。」

 

すまんなシング。

 

俺はコハクを見つめる。

 

コハクは顔を真っ赤にしながら俺を見る。

 

そして目を瞑った。

 

そう言う事だよな。

 

俺はコハクに顔を近づける。

 

ヤッベー。

 

手が震える。

 

それでも少しずつ近づいていき・・・

 

「にゃ〜。」

 

猫の声で邪魔された。

 

俺は猫の声のする方向を見ると机の下に猫が来ていた。

 

俺は猫を抱き上げる。

 

こいつ、邪魔しやがって。

 

俺は猫の鼻を軽く突くと嫌がるように鼻に前足をやって払い除けるような仕草をする。

 

コハク「洋介。」

 

コハクが俺を呼ぶ。

 

俺はコハクの方を見ると不意に口を塞がれた。

 

目の前にコハクの顔がある。

 

あぁキスされてる。

 

ただ押し当てるだけのキスだけど幸せだ。

 

暫くしてコハクの顔が離れる。

 

コハク「・・・今度は私から・・・だよ。」

 

真っ赤にしながら言うコハクは可愛かった。

 

 

 

 

 

店を出た後俺らは家に戻った。

 

店を出る時リタと雪原さんがいなかったから帰ったのか?

 

ヤクザを弄ぶ少女だよな。

 

車内では何一つ言葉を交わさない。

 

会話の一つ一つで顔を真っ赤にさせる自信がある。

 

あぁこれが恋ってやつか。

 

家に帰ると薫が出迎えてくれた。

 

薫「あらあら。」

 

こいつ分かっているって顔だな。

 

他のメンバーからは特に何も言われなかったが女性陣からは生暖かいような優しい視線がくる。

 

ベルベットはくしゃみの連発だけど。

 

男性陣は何かを察しているような顔。

 

まぁ顔が真っ赤な2人を見ると察するのが当たり前か。

 

ジュードですらも察しているよ。

 

そうして俺とコハクは付き合いだした。




称号

コハク

結ばれる想い

ちょっと照れ臭いよ・・・



マリク

紙装甲

防御力ないから少しは手加減しろ!




洋介とコハクをここでくっつけるかもう少し後にするか悩みましたが自分の文章の才能は皆無なので勿体ぶらずにくっつけてみました。

もう一つの案はコハクが想いをぶつけるも洋介は待ってくれと言って先延ばしになる。

次の話でコハクがアビスのルークに断髪式のように髪を切りこの髪が伸びるまで待ってあげるといったようにしようと思いましたがグダグダが更にグダグダになるのでやめました。

今年も不定期更新ですがよろしくお願いします!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

コハクと歩く現代ツアー3

なんとかかけました。

親がインフルになったり職場でインフルが出て勤務変更とかで忙しかったです。


コハクside

 

私はベッドの上で悶えてる。

 

昨日洋介と・・・こ、恋人同士になったんだよね。

 

昨日コレットやシェリアから色々聞かれたな〜。

 

マリクは洋介になんか格闘技かけられて息絶え絶えだったね。

 

き・・・昨日・・・キス・・・したん・・・だよね・・・

 

ふと思い出す昨日のこと。

 

しかも私から・・・

 

私は枕に顔を押し当ててゴロゴロと回る。

 

嬉しいような・・・恥ずかしいような・・・

 

更にゴロゴロ。

 

顔合わすの恥ずかしいな・・・

 

ゴロゴロ。

 

ゴロゴロ、

 

ゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロ。

 

コレット「コハク、ご飯の準備しなくていいの?」

 

コレットの声に私は慌ててベッドから体をあげる。

 

いけない!

 

今何時だろ!?

 

時計は6時半を回ってた。

 

いけない!

 

急いでみんなのご飯の準備と洋介達のお弁当の準備しないと!

 

私はパジャマから私服に着替えて急いでキッチンに向かう。

 

キッチンに向かうとベルベットとシェリアとクレアが既に朝食の準備をしていた。

 

マオとプレセアが皿を並べている。

 

そんな中に洋介の姿はなかった。

 

ベルベット「コハク、おはよう。」

 

コハク「おはようベルベット。洋介は?」

 

私はベルベットにそう聞くとなぜかクスクスと笑いだす。

 

ベルベット「朝早くに起きて真先に聞く事は洋介の事なのね。」

 

あっ・・・

 

私はベルベットに言われるまで気が付かなかった。

 

クレアとシェリアがすっごくいい笑顔なんだけど!?

 

マオ「甘いヨネ〜。」

 

プレセア「そうですね。」

 

マオは暑そうに手で自分の顔を仰いでいる。

 

マオは火のフォルス使いだから暑さに強いよね?

 

プレセアは相変わらず表情を変えない。

 

クレア「皆さんのお弁当は私達が作っておきました。」

 

コハク「ご、ごめんなさい!」

 

ベルベット「今日くらい、いいわよ。明日から寝坊すると怒るけどね。」

 

怒ったベルベットは怖いもん。

 

寝坊した日には刺突剣で魚の首を落としてたんだから!

 

その首を突き刺したまま私に向かって笑顔で「寝坊よ。」って言うもん!

 

それから毎日目覚ましして起きてる。

 

ジューダス「おはよう。」

 

クレア「おはようございます、ジューダスさん。」

 

ジューダス「・・・なんだこの桃色の空間は?」

 

何その桃色の空間って?

 

マオ「仕方ないヨ。ここに付き合いたてのカップルの1人がいると女の人は恋話に夢中になったりするからね。」

 

ジューダス「そうか。」

 

ジューダスは相変わらず興味がないって感じ。

 

ジューダス「コハク。」

 

いきなりジューダスが私に声をかけてきた。

 

コハク「何?」

 

ジューダス「・・・幸せになれ。」

 

えっ?

 

今ジューダスらしかぬ言葉が聞こえたような気がしたんだけど。

 

私・・・祝福されてる?

 

ジューダス「・・・僕のようになるなよ・・・洋介・・・」

 

ん?ジューダス何か言った?

 

小声で聞こえなかったよ。

 

ジューダスはテーブルについてコーヒーを飲んだけど苦かったのかそのあと砂糖を大漁に入れていた。

 

その後もジュードやコレット達もやってきたけど洋介が来ていない。

 

マリク「洋介は寝坊か?」

 

ジュード「部屋の前を通った時に何か独り言言ってたよ。」

 

独り言って・・・

 

ガラド「コハクと結ばれて頭がおかしくなったのか?」

 

ガラド、その言い方はないよ。

 

でも起きてるなら大丈夫だよね。

 

プレセア「コハクさん。」

 

プレセアが私の元にやってきた。

 

本当に歳上なのかな?

 

プレセア「本日お時間ありますか?」

 

コハク「どうしたの?」

 

プレセア「外を見て回りたいからです。」

 

あぁ〜昨日私のせいでプレセアは外に出れなかったんだ。

 

悪いことしたな〜。

 

コハク「いいよ。でも歩きだといける場所限られるから少ないよ。」

 

プレセア「大丈夫です。」

 

プレセアってこう見えても長い旅をしていたみたいだからこれくらいはへっちゃらみたいだね。

 

そうこうしていると洋介が降りてきた。

 

顔が熱くなる。

 

洋介「遅れてすまん。」

 

ベルベット「大丈夫よ。今日くらいは遅れても。」

 

洋介「すまん。」

 

洋介はテーブルに座って食事をした。

 

あれ?

 

至って普通だ。

 

ぶつぶつと喋っていると聞いたけど至って普通。

 

私と付き合う前のように普通。

 

私は不安になった。

 

もしかして昨日の事は夢?

 

私は洋介を見つめる。

 

私と洋介は恋人だよね?

 

いつも通りに食事を終えてリビングから出て行こうとする洋介。

 

コレットとクレアが不安そうに私を見ている。

 

2人だけじゃない。

 

他のみんなもそう。

 

洋介「コハク。」

 

コハク「はい!?」

 

いきなり名前を呼ばれて変に大きな声を出しちゃった。

 

洋介「あ〜・・・玄関までいいか?」

 

コハク「う、うん。」

 

洋介の言われるがままに私はついて行く。

 

洋介は靴を履いている。

 

なんで私を呼んだの?

 

洋介「あ〜・・・コハク。その・・・初めてなんだ。こんな風に人を好きになるなんて。どう接したらいいのかわからないから・・・いつも通りにしようと思ったけど・・・コハクの顔を見ると頭の中真っ白になってな。」

 

洋介も私と一緒なんだ。

 

洋介は私の顔を見る。

 

洋介「俺はコハクが好きだ。不器用で喧嘩とかすると思うけどそれでも俺を好きでいてくれないか?」

 

コハク「こっちだってこれからもいっぱい迷惑をかけるよ!だから!それでも私の事好きでいてくれる?」

 

お互い自信のない言い方に笑いが込み上げてきた。

 

そして、

 

「「もちろん。」」

 

一緒の答え。

 

洋介「行ってくる。」

 

コハク「行ってらっしゃい。」

 

洋介が私の頬に軽くキスをしてくれた。

 

嬉しい!

 

洋介は仕事に行った。

 

しばらく幸せを身に感じていると後ろから視線を感じた。

 

マリクやガラド達の戦闘訓練をしているとちょっとした視線も気付くようになった。

 

私は視線の方向を見るとコレットとメルディとシェリアとクレアがリビングの入り口付近で私をジッと見ていた。

 

しかもによによしてる!

 

シェリア「あぁ〜いいわね〜。やっぱり恋愛はこうでないとね。」

 

メルディ「メルディ知ってる!バカップルって言う!」

 

クレア「微笑ましいですね。」

 

コレット「コハク、よかったね。」

 

今の全部見られてた?

 

すごく恥ずかしい!

 

ジューダス「終わったか?それじゃあ僕らは仕事に行かせてもらう。」

 

ジューダスとベルベットがこっちにきた。

 

もうそんな時間?

 

コハク「一言言ってくれればよかったのに。」

 

ジューダス「お前らのあの空気の中を通る気はない。」

 

ベルベット「変に通ったら空気読めない人になるからね。」

 

みんなに気を使われてた。

 

申し訳ないな。

 

コハク「いってらっしゃい!ジューダス!ベルベット!」

 

ジューダス「あぁ。」

 

ベルベット「行ってくるね。」

 

うん。いつも通りの光景に戻った!

 

その後コレット達も仕事に向かって残ったのは私とジュードとマオとクレア、それとリタとプレセア。

 

クレア「さてと。食器を片付けないといけませんね。」

 

プレセア「はい。私はテーブルを拭きますのでクレアさんは洗い物をお願いします。」

 

コハク「私は洗濯物を洗濯するね。」

 

ジュード「僕に手伝うよ。」

 

プレセア「ジュードさん、女性の下着も入っていますのでマオさんと一緒に床掃除をお願いします。私も机が終わりましたらそちらのお手伝いをします。」

 

女性の下着と聞いた瞬間ジュードの顔が真っ赤になった。

 

ジュードの世界にはミラって女性と一緒に旅をするんだよね?

 

大丈夫なのかな?

 

マオ「ジュード、男の僕らはみんなの仕事の邪魔にならないようにしないとダメだよネ。」

 

ジュードから哀愁が漏れてきた!

 

洋介にジュードでもできる仕事紹介してもらったほうがいいかな?

 

でも年齢が・・・

 

そう考えながら洗濯物を洗いに向かった。

 

 

 

 

洗濯が終わってプレセアを連れて外に出る事になった。

 

私とプレセアとマオとジュード。

 

クレアは今回はお留守番をするみたい。

 

リタが部屋から出てきたら食事を一緒にするみたい。

 

最近のリタは部屋で何かしているかリビングでご飯を食べるか猫カフェに行くかのどれかだよね。

 

雪原さんがたまにきてリタを連れ出しているし・・・雪原さんってリタの事好きなんだよね?

 

リタにプロポーズするくらいだしね。

 

マオ「今日はどこまで行くの?」

 

コハク「プレセアに街を見せるだけだから遠くまでは行かないかな?」

 

プレセア「私もその方が嬉しいです。それと気をつけることがありましたら教えてください。」

 

信号機とか車の事を教えた方がいいかな?

 

それは歩きながら教えよ。

 

私達は歩き出した。

 

 

 

 

プレセア「コハクさん、あれはなんですか?」

 

さっそくきた。

 

プレセアが車を見て言ってきた。

 

コハク「あれは車って言うんだ。洋介も持っていて馬のいらない馬車だと思えばいいよ。」

 

プレセア「動力源はなんでしょうか?」

 

動力源?

 

えっと・・・ガソリン・・・だったかな?

 

テレビで言ってた奴だけど・・・

 

コハク「ガソリンっていう液体の燃料が動力源かな・・・?」

 

合ってるよね?

 

プレセア「ガソリンとはなんですか?」

 

えっ?

 

ガソリン?

 

ガソリンはガソリン・・・どうしようそれ以外わからないよ!

 

ジュード「無色透明の液体で燃えやすい水の事だよ。飲めないし触ったらすぐに手を洗わないといけない水だよ。」

 

ジュードからの助け舟がきた。

 

でもなんで知ってるの?

 

ジュード「僕も前に洋介に同じ質問をしたからね。その時すぐに調べてくれたよ。」

 

洋介から聞いたんだ。

 

プレセア「そうなんですか。」

 

プレセアはそう言ったきり特に何も表情を表さず歩いている。

 

マオ「プレセアはこの風景は珍しくないの?」

 

プレセア「私の仲間がこの街に近い街を作っていましたので。」

 

それってリーガルさん?

 

マオ「リーガルさんだネ。」

 

マオもおんなじ事考えてたんだ。

 

プレセア「知っていましたか。」

 

コハク「コレットがゲームでそこまで進んでるから。」

 

洋介曰くもう少しでクリアするんだって。

 

プレセア「そうですか。」

 

反応が薄い!

 

どうしよう。

 

どうしよう!

 

ジュード「お店に入って見ようよ。」

 

プレセア「そうですね。」

 

ジュードナイス!

 

入る場所はコンビニだけど。

 

 

 

 

中でアイスを買って歩き出す私達。

 

コレットが近場のコンビニのアイスを制覇したからどのアイスが美味しいか教えてくれる。

 

ガリガリくんのコンポタージュ味は食べない方がいいと言われたけど売ってなかった。

 

次に向かった場所はデパート。

 

そこでプレセアが買ったのはノミとノコギリなどの大工道具。

 

なんで?

 

プレセア「これで木彫りや彫刻ができます。」

 

流石木こり。

 

でもあの森の木を切って大丈夫なのかな?

 

洋介と相談だね。

 

 

 

 

デパートを出てお昼になったから猫カフェで昼食にする事になった。

 

相変わらずの猫の量だね。

 

プレセアは・・・

 

プレセア「・・・」

 

プニプニ

 

プレセア「・・・」

 

プニプニプニプニ

 

プレセア「・・・」

 

プニプニプニプニプニプニ

 

プレセア「にくきゅ〜・・・です。」

 

誰!?

 

頬を少し染めていつになくとろけた表情で猫の肉球をプニプニしてる!

 

ジュード「猫、可愛いもんね。」

 

プレセア「癒しです。」

 

「そうか、そんならよかったわ。」

 

いきなり声をかけられた。

 

この声は雪原さん。

 

声の方向を見ると案の定雪原さんがいた。

 

ジュード「こんにちわ。」

 

マオ「今日はリタの所に行かないの?」

 

雪原「行こう思ってたらコハクちゃん達が居たからもしかしたらリタっちおるかな〜と思うたんやけどその感じやとおらんようやな。」

 

この人ちゃんと仕事してるのかな?

 

雪原「そっちの肉球プニプニしてる子が新しく来た子かいな?」

 

コハク「うん。プレセア・コンバティール。」

 

雪原「プレセア・・・」

 

雪原さんがプレセアに近づいてプレセアと同じ高さの視線になるように座り込んだ。

 

どうしたんだろう?

 

雪原「なぁプレセアちゃん。」

 

プレセア「はい?」

 

返事をするもプニプニを辞めないプレセア。

 

雪原「ナデシコの秘密兵器が牙を剥く時と言ってみ。」

 

プレセア「ナデシコの秘密兵器が牙を剥く時。」

 

何言ってんの?

 

雪原「感情こもっとらんなぁ。」

 

プレセア「いきなり言えと言われたので言っただけです。」

 

雪原「そらそうやな、いやぁちょっと声優ネタをしてみたかっただけなんや。俺は雪原公明ってもんだ、葉杉さんの・・・友人だ。」

 

プレセア「なんですか、その間は?」

 

雪原「葉杉さんはどう思っているかわからないから一方的な友人って事や。」

 

確かに洋介から雪原さんのこと友人とか友達とか聞いたことないや。

 

どうなんだろう?

 

雪原「ついでだしファイナル断空砲と言ってくれるか?」

 

プレセア「ファイナル断空砲。」

 

雪原「あははははははは!!!こんなユリカやくららはおらんは!面白いもん見れた!!!あんがとな!」

 

誰?

 

ユリカにくららって。

 

プレセア「雪原さん、このお店の人と仲がよろしいですか?」

 

雪原「ん?あぁそうや。」

 

プレセアが爽快に話してる。

 

プレセア「ここで働かせてください。」

 

えっ?

 

プレセア?

 

雪原「・・・ほぉ・・・先に言っておくが猫が可愛いからと言う理由でやるのならここの店長に話をつけん。」

 

プレセア「そのような不純な動機で仕事をしたいと言いません。私はこの体型です。できる仕事は限られています。もしダメでしたら木彫りを掘って路肩で販売をします。」

 

ふ、不純って・・・

 

プレセア「これから私は元の世界に帰れるまで洋介さんの家に居候する事になります。そうなりますと洋介さんの金銭的負担が増えます。皆様も仕事をしていると聞きました。ですのでこんびにというお店とでぱあとというお店を見せてもらいましたが私のような無愛想な人が接客を出来るとは思いません。ですがこの猫カフェですが主役は猫ちゃんです。私のような無愛想な店員さんが対応しても猫ちゃんで気にしないと思います。」

 

すごく考えてたんだ。

 

コンビニとデパートを行っただけこんなにも考えられるんだ。

 

雪原「ほぉわかっとるなぁ。それならここの店長に口添えをしてやる。だけど店長には使い物にならないならすぐに辞めてもらうよぉ頼んどくから。」

 

プレセア「その覚悟は出来ています。」

 

プレセアが雪原さんの顔をじっと見ている。

 

肉球をプニプニしながら。

 

しばらくして、

 

雪原「よし!プレセアちゃんの覚悟はわかった!今から店長の所に行くで!」

 

プレセア「はい。」

 

2人はそう言って奥に消えて行った。

 

ジュード「大丈夫かな?」

 

マオ「大丈夫だヨ。プレセアはしっかりしてるし雪原さんも柄は悪いけどいい人だヨ。」

 

そうだね。

 

プレセアはああ見えて私より年上だし。

 

私達は待っている間に料理を頼んだ。

 

そして、

 

プレセアと雪原さんが戻ってきた。

 

プレセア「無事働かせていただけるようになりました。」

 

雪原「はじめのひと月は様子見や。それで使えるようならそのまま働いてもらうつもりや。」

 

よかった。

 

無事働けるようになったんだ。

 

マオ「おめでとー。」

 

ジュード「おめでとう、プレセア。」

 

コハク「頑張ってねプレセア。」

 

プレセア「はい、皆様のご迷惑にならないようにします。」

 

こうしてプレセアはお仕事をするようになりました。

 

夕方、洋介にこの事を話すと前回と同じ「どうしてそうなった!?」と驚いていた。




称号

コハク

バカップル

洋介といると周りが桃色になる。


ジューダス

KY

空気読めないじゃない。空気読むだ。


ジュード

無職医学生

プレセアが仕事をしだして少し焦っています。


プレセア

にくきゅ〜

プニプニプニプニプニプニプニプニプニプニプニプニ以外略



次回は16人目のキャラです!

長らくおまたせしました。

駄文ですがよろしくお願いします。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

番外編 バレンタインデー2 ロングスキット

本編が書けない。

とりあえず息抜きに番外編を久しぶりに書きます。


バレンタインデー前日

 

シェリア「さぁ!この日が来たわよ!」燃えている!

 

クレア「シェリアが燃えています。」ややドン引き

 

シェリア「何を言ってるのクレア!今日はバレンタインデーよ!テレビで言ってたけど好きな人や親友にチョコレートを渡す日よ!」クレアに近づく

 

クレア「は、はぁ・・・」後退り

 

プレセア「シェリアさんは恋愛に飢えているようです。」冷静に分析

 

シェリア「素敵じゃない!女の子が好きな男の子に想いを乗せてチョコレートを渡すのよ!」鬼気迫る表情

 

プレセア「しれっと親友のことを無視しています。」呆れ

 

コハク「シェリアが壊れた・・・」ドン引き

 

シェリア「コハク達は去年渡したんだよね?」

 

コレット「うん!おじいちゃん喜んでたよ!」

 

メルディ「薫も喜んでた!」

 

ベルベット「変な物入れなければね・・・」遠い目

 

コハク「あはは・・・」

 

クレア「な、何を入れたのですか?」ちょっとの好奇心

 

コハク「変な物じゃないから大丈夫だったよ。」多分

 

シェリア「そんな訳で!今からチョコレートを買い占めるわよ!」背後に龍が!

 

メルディ「おー!」

 

コレット「ゴーだね!」

 

ベルベット「去年と一緒ね。」呆れ

 

コハク「去年のベルベットもこんな感じだったよ。」

 

ベルベット「嘘!?」

 

プレセア「同類・・・」小声

 

 

 

 

P「おっ?なんか集まってるな?俺も混ぜてもらうか。」空気読まず

 

マオ「はいはい、男は邪魔しない。」

 

マリク「そうだ、ほら、行くぞ。」

 

P「ちょっ!?マオ!マリク!離せ!」2人に引きずられる〜

 

 

 

 

 

スーパー到着

 

シェリア「みんな!籠を持った!?」籠を片手に

 

メルディ「バッチリ!」籠を片手に

 

コレット「ばっちグーだよ!」籠をry

 

リタ「何で私まで・・・」ブツブツ

 

プレセア「女の宿命です。」

 

シェリア「それじゃあ行くわよ!」

 

コレット・メルディ「おー!」走り出す3人

 

クレア「・・・去年のこのような感じでしたか?」

 

コハク「うん、その時はベルベットが先導してたよ。」暴露

 

ベルベット「それ以上言わないで!」

 

プレセア「・・・」黙々とチョコレートと何かを籠に入れてる

 

 

 

シェリア「クルミとかナッツとか入れても美味しいわよ。」クルミ&ナッツ

 

コレット「ドライフルーツでもいいかな?」ドライフルーツ全種

 

メルディ「お酒も!」アルコール度数60%

 

クレア「お酒も大丈夫なんですか?でしたらピーチパイをチョコレートでコーティングしてもいいかもしれませんね。」真剣

 

ベルベット「メルディ、度数確認。それはやりすぎだよ。せめて軽くほろ酔いできる程度のにしないと。」アルコール度数20%

 

メルディ「ハイな!」

 

リタ「こんなの適当でいいじゃない。」青汁

 

クレア「リタさん、それはちょっと・・・」

 

リタ「それとこれよ。猫用。」キャットフード

 

コハク「リタ、洋介が言ってたけど猫にチョコレートを渡すと体調崩すみたいだよ。猫が好きなリタは猫に辛い想いをさせるの?」

 

リタ「うっ・・・分かったわよ。」戻す

 

プレセア「・・・」レジで会計を済ませる。

 

 

 

 

家にて

 

シェリア「さぁ!作るわよ!」エプロン装着

 

コレット・メルディ「おー!」エプロン装着

 

リタ「馬鹿らしい。」キッパリ

 

クレア「そう言わずにリタさん。」エプロンry

 

ベルベット「コハク、今年も彼に渡すのよね?」

 

コハク「うん。」恥ずかしげに

 

ベルベット「今年もチロルチョコ買っておいたし後で渡しておくわね。」姐御感

 

コハク「ありがとうベルベット。」

 

プレセア「・・・」黙々と買ったチョコレートを溶かしてる

 

 

 

 

 

シェリア「クレア、服の袖に火が移ると危ないからまくったほうがいいわよ。」

 

クレア「あっ、気づきませんでした。」

 

クィッキー「クィキ?」今年も美味しそうな匂い

 

メルディ「クィッキー、後でクィッキー用のチョコレートあげるから我慢してて。」お酒片手に

 

クィッキー「クィキー!」やったー!

 

コレット「おいしそー。」つまみ食い

 

ベルベット「今年は大丈夫・・・リタ?」チョコケーキ製作中

 

リタ「何よ?」緑と茶色の物体

 

ベルベット「何それ?」

 

リタ「青汁チョコよ。」ドヤ

 

ベルベット「・・・リタ、自分で食べてみた?」

 

リタ「まだよ・・・っ!?」食べて悶絶

 

コハク「去年と似たような感じだね。」シンプルなチョコレート

 

プレセア「・・・」長方形の四角い器に溶かしたチョコを入れて冷凍庫で冷やす

 

 

 

 

 

 

シェリア「あとは冷やして完成!」

 

コレット「明日が楽しみだね!」

 

ベルベット「リタ?あれどうしたの?」

 

リタ「一応は冷やしてみたわ。」

 

ベルベット「・・・誰に渡すのかしら?」

 

プレセア「・・・」長方形のチョコの塊をノミで削る

 

 

 

ジェイド「今年に女性陣は張り切っていますね〜。」

 

ウッドロウ「はい、少し楽しみになっています。」

 

 

 

当日

 

シェリア「洋介!はいチョコレート!」

 

洋介「おぉありがとうシェリア。」受け取る

 

シェリア「あとこっちは陸斗に渡しておいて。」

 

洋介「優希には渡さないんか?」

 

シェリア「お店に来るからその時に渡すわ。」

 

洋介「店の客に嫉妬の視線を受けるだろうな・・・」強く生きろよ優希

 

クレア「あの、ウッドロウさん。チョコレートです。」

 

ウッドロウ「ありがとうクレアさん。」

 

ベルベット「ジェイドとガラドとマリクにはお酒入りのチョコレートよ。」

 

マリク「これは楽しみだ。ありがとうベルベット。」

 

ガラド「おぉありがとよ。」

 

ジェイド「これはこれは、ありがとうございます。」

 

メルディ「クィッキー!チョコレート!」

 

クィッキー「クィキー!」わーい!

 

コレット「2人とも、はいどーぞ。」

 

ジューダス「あぁ、すまない。」

 

P「こいつは楽しみだ。向こうに戻ったら妹に作ってもらうか。」

 

コハク「ジュード、マオ、はいこれ。」

 

ジュード「ありがとうコハク。」

 

マオ「大事に食べるヨ。でも洋介にいつ渡すの?」

 

コハク「後で渡すつもり。」

 

ベルベット「・・・リタはそれをどうするつもり?」

 

リタ「・・・ちょっと渡してくる。」外出

 

ベルベット「ふふ、素直じゃ無いわね。」

 

 

 

その日、優希はシェリアからチョコレートを貰い顔を真っ赤にさせ、

 

雪原はリタの手作りチョコを受け取り抱きついた挙句リタに殴られチョコレートを食べて失神仕掛ける。

 

プレセアは器用にノイシュの形のチョコを彫りイクティノスとシャルティエに渡した(ノイシュチョコは後でジューダスとウッドロウが食べました)

 

洋介自室

 

コハク「洋介。はいチョコレート!」

 

洋介「ありがとうコハク。」

 

 

 

 

 

後日

 

コレット「おじいちゃん。チョコレート!」

 

香原「ありがとうコレットちゃん。」




本編はまだかかりそうです。

皆様にご迷惑をおかけします。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

初代スケベ大魔王が現れた

遅れてすいません

序盤はグダグダしています。


月曜日。

 

俺はベッドから起きた。

 

昨日雛鳥と一緒にザ・プレデターを観に行った。

 

結論から言ったら最後以外かなりよかったと思う。

 

最後のあのシーンはインディペンデンスデイ リサージェンスの終わり方に似ていて好きになれない。

 

まぁ俺個人の感想だし他にこの感想を押し付ける気はない。

 

それに雛鳥に言わないとな。

 

俺とコハクが付き合い出した事を。

 

ついでにコハクは俺と雛鳥が映画に行った事で少し拗ねている。

 

可愛い嫉妬だ。

 

今度の日曜日に一緒に映画見に行こうかな?

 

この時期は・・・プーと大人になった僕かな?

 

まぁ恋人で見る映画かわからんけど。

 

だからって変な恋愛映画を見るよりかいいと思う。

 

着替えが終わったあと俺は1階のリビングに降りる。

 

クィッキー「クィキ?クィッキー!!」

 

なんかクィッキーを久しぶりに見た気がする。

 

いやちゃんと毎日メルディと一緒にいるときに撫でたりしてるけど・・・

 

俺はクィッキーの頭を撫でるとクィッキーは俺の肩によじ登る。

 

そして俺の髪の毛を引っ張っている。

 

なぜ引っ張る?

 

そう思いながら席についた。

 

メルディ「洋介・・・」

 

メルディが声をかけてきた。

 

いつもより落ち込んでいるようだ。

 

何か仕事でトラブルでもあったか?

 

洋介「どうした?」

 

メルディ「ちょっと相談に乗って欲しい・・・」

 

こんなに落ち込んでいるメルディは初めてだ。

 

俺はリビングの椅子に座る。

 

メルディは俺の隣に座る。

 

洋介「どうしたんだ?」

 

俺が聞くもメルディはなかなか話さない。

 

無理やり聞く気ないからゆっくり待つ。

 

そして、

 

メルディ「洋介、薫に言われた。」

 

薫に?何を?

 

メルディ「私の名前を使ってもいいけどもうそろそろ自分で売り文句考えろって。」

 

あぁ、以前薫の店に行った時にメルディが服を売る時に薫の名を言ってたからな。

 

この地域では服を売るとき薫の名を出すとめっちゃ売れるからな。

 

あいつが午前中に他の服屋に行って服のコーデを行いそれを女性店員が来て薫が写真に収めてSNSに載せる。

 

午後から夕方にはその服は完売する、会社の女性社員がその次の日買えなかった〜と泣いてた。

 

だから薫の名を出すと服は売れる。

 

洋介「薫は有名人だからな。メルディもわかってるだろ?店に来るお客は薫にコーデしてもらいたいって。」

 

メルディ「うん、いつも薫は?って聞かれる。」

 

洋介「あの店に行くと全員が薫にコーデしてもらいたいと思ってる。メルディはただの店員としか思っていないわけだ。でも毎日薫が居るわけじゃない。そうなると店員のメルディがコーデをしないといけない。前に薫の店に行った時にメルディのコーデを見たけどあれはよかった。でもその後薫の名前を出した。それだとメルディがコーデしたのではなく薫がコーデしたものだと思われる。」

 

メルディ「うん・・・」

 

メルディの美的センスは良い方だ。

 

エターニアの初めの方でファラの服を田舎っぽいと言うくらいだ。

 

まぁそれは関係ないけどな。

 

洋介「薫はなあの店を開いた時周りから何て言われていたかわかるか?」

 

会話が180度変えた。

 

メルディがえっ?て顔してる。

 

洋介「変態筋肉ダルマとかセクハラ店主、気持ち悪い男女・・・数えたらキリがないくらい多かった。」

 

まぁゴリマッチョのオカマが女性用の服を着て女性の服を着てたらそう言われても仕方ない。

 

その他、店の前にゴミを散らかしたりいわれのない罪をでっち上げられたりと口から言えないようなこともされていたな。

 

洋介「色々あいつはした、俺の母さんに新聞で小さな記事に載せたり母さんを着飾って広告にしたり流行を先取りしたり、そしてたった1人の女性客が来て薫はコーデした。そしたら大成功。一気に薫の店がここらに知れ渡り有名になった。」

 

そう思うと人って簡単に掌返しをするよな〜

 

俺も人のこと言えないけど。

 

洋介「有名になってもあいつは己を高めている。少しでも怠けると自分にコーデしてもらいたい女性達に失礼だからだ。だけどメルディ、メルディのコーデが薫のコーデだと言われるのも嫌なんだ。薫のコーデとメルディのコーデは全く違う。別の人のコーデが自分のコーデだと言われると薫のプライドが許さないんだ。だからメルディには売り文句を考えて欲しいんだ。」

 

一度儲けのために勝手に薫の名前を使ったお馬鹿さんがいた。

 

だけど薫がSNSでそのようなコーデをしてないこと伝えてその上でお馬鹿さんより上のコーデをした。

 

そのお馬鹿さんの店では服が売れなくなった上に訴えられた。

 

洋介「俺の感だけどメルディは薫に初めてできたライバルなんだ。だから薫の名前を使って欲しくないんだと思う。」

 

本人から直接聞いたわけじゃないし感だけど薫はメルディをそういう風に見ているはずだ。

 

メルディ「メルディが薫のライバル?」

 

洋介「そうだ、だからメルディは薫の名前を出さないでコーデをしてくれないか?それができることでメルディは本当の意味で薫のライバルになれるから。」

 

メルディは目を丸くしている。

 

無理もないか。

 

いきなり薫のライバルと言われたらどう反応すれば良いか分からないからな。

 

メルディ「・・・わかった。」

 

メルディが覚悟を決めたような真剣な顔をする。

 

メルディ「メルディ!薫のライバルになる!そして薫に勝つ!」

 

ポケモンの主人公のライバル位置だなメルディは。

 

クィッキーも喜んでいる。

 

ご主人思いだな。

 

メルディ「洋介!ありがとう!」

 

クィッキーが敬礼した。

 

クィッキーって動物だよな?

 

タイミングを見計らったようにベルベットらが朝食を持ってきた。

 

今日も頑張れそうな気がする。

 

 

 

会社に出社をしてPCを立ち上げる。

 

ファミ通や電撃PlayStationに載せる記事の確認をする。

 

ゲームの魅力を文章で表すのは難しい。

 

だから俺はバグ確認の際面白さを確認する。

 

雑誌を見て面白そう、やってみたい、そう思わせるために上手いこと文章と写真を載せる。

 

学生の頃はそのような記事一つ作るのに数時間かかる。

 

しかも一月前にそれを公表するんだ。

 

普通は最低3ヶ月前に情報を公開するけどここの会社は本当にギリギリに情報を公開する

 

ゲームの売り上げの少しがこの記事にかかっている。

 

公開しても問題無い画像とバトルシステム。

 

キャラクター情報なども最低限しか開示しない。

 

ついでにDLCの情報も少し。

 

まぁこの記事を先鋒に送ったらどこかダメだしされるだろうけど。

 

とりあえず見本を仕上げるか。

 

雛鳥「先輩!おはようございます!」

 

雛鳥が出社してきた。

 

ちょうどいい時に来たから雑誌に載せる記事について確認するか。

 

洋介「雛鳥、ファミ通と電撃PlayStationに載せる記事だがこんな感じでいいか?」

 

雛鳥「んー・・・キャラクターを2人ほど発売直前まで隠しましょう。それとストーリーに関してもギリギリで、発売直前までどのような物語か読んでくれている方々に妄想を膨らませましょう。今回載せるのは戦闘システムとキャラデザインの紹介でいいと思います。」

 

なるほど。

 

読者のワクワク感を与える訳か。

 

だがストーリーで決める人には今回の情報だけでは不満足だろうな。

 

洋介「ありがとう、今から手直ししてから課長に渡すわ。」

 

雛鳥「いえいえ!」

 

雛鳥は自分の机に向かった。

 

文字入りTシャツには二股野郎と書かれていた。

 

・・・俺の事か?

 

しっかり言わないとな。

 

雛鳥に・・・

 

 

 

 

昼休み。

 

雛鳥「先輩!お弁当を一緒に食べましょう!」

 

雛鳥が弁当を持ってきた。

 

洋介「あぁ、いいぞ。」

 

雛鳥は近くの机から椅子を持ってきて俺の隣のデスクに座り弁当箱を広げた。

 

俺も弁当を取り出して広げる。

 

雛鳥「先輩!今度死霊館のシスターを観にいきましょう!」

 

今回も映画のお誘い。

 

だけど言わないとな。

 

洋介「雛鳥。」

 

雛鳥「どうしました先輩?」

 

どう伝える?

 

ストレートに行くか?

 

・・・

 

そうだな。

 

回りくどい事を言うよりいいはず。

 

洋介「恋人ができた。」

 

雛鳥「えっ?」

 

固まる雛鳥。

 

そうなるよな。

 

雛鳥「えっと・・・誰にですか?」

 

洋介「俺にだ。」

 

雛鳥「・・・そう・・・ですか。」

 

すごい落ち込みようだ。

 

ものすごく悪いことをしているようだ。

 

いや悪い事してるか。

 

雛鳥「お相手はコハクさんですか?」

 

洋介「そうだ。」

 

雛鳥「やっぱり・・・悔しいな・・・」

 

洋介「雛鳥、すまない。」

 

雛鳥「謝らないでくださいよ。悔しいですけどそれ以上に先輩の事を好きでいてくれる人ができて嬉しいんです。」

 

雛鳥は自分の弁当を食べながら坦々と話す。

 

雛鳥「でも先輩!映画にはたまに付き合ってください!私に恋人ができるまで!ホラー映画好きが現れるまで!もしコハクさんに申し訳ないと思うのでしたら一緒に観にいきましょう!」

 

洋介「そうする、でも今週は無理だから来週でいいか?」

 

雛鳥「でも先輩。ご両親にご挨拶をしないといけませんよ。いつ頃海外に行くんですか?」

 

・・・あー・・・

 

異世界に行かないとダメ?

 

そしてヒスイに言わないとダメ?

 

殺されるぞ俺。

 

洋介「・・・コハクに兄がいて・・・極度のシスコンで・・・多分・・・あったら矢を飛ばしてくる。」

 

雛鳥「アーチェリーですか?バイオ4のクラウザー見たいですね!」

 

左腕が変形しないけどな。

 

なんだかんだ雛鳥に祝福された気がする。

 

そんな昼だった。

 

 

 

 

 

夕方。

 

俺は急いで家に戻った。

 

別に急ぐ理由は無いんだがなんとなく急いだ。

 

そして家に入ると、

 

コハク「洋介!お帰り!」

 

洋介「ただいまコハク。」

 

コハクが出迎えてくれた。

 

たったこれだけで嬉しく感じる。

 

コハクが俺の鞄を持つ。

 

洋介「もう来てるのか?」

 

コハク「うん、今ジェイドと話してるよ。」

 

今回は誰が来たんだろうな。

 

俺とコハクがリビングに向かうとそこには、

 

ジェイド「それでコハクとここの家主の洋介は現在お付き合いをしていますのでコハクがあのように出迎えに行くのです。」

 

シェリア「あれは愛の力よ。」

 

「いやいや普通帰ってきたのわからんだろ。」

 

うん、あの青い髪とこの話し方。

 

マオ「さっき外で変な音がしたのが洋介が帰ってきた合図だヨ。」

 

「あんたらこっちの生活に慣れたんだな。」

 

コレット「コハクが1番慣れてるよ〜。」

 

食卓を囲みながらワイワイ話してるよ。

 

「それに愛の力って言うけど側から見たらただにバカップルじゃないか?」

 

洋介「うるさいよチェスター・バークライト。」

 

チェスター「うお!?」

 

初代スケベ大魔王であり主人公のクレス・アルベインの親友。

 

またテイルズシリーズの原点であるファンタジアのキャラクター。

 

弓の名手でエルヴンボウのイベントを終わらせた後装備させると100発100中のキャラになる。

 

TPに余裕があるなら疾風と屠龍を連打してたな。

 

チェスター「居たのかよ。」

 

洋介「一応ここの家主なんだけど。」

 

ガラド「チェスター、これが洋介だ。」

 

俺は物じゃないぞガラド。

 

とりあえずどっちのチェスターか確認しないとな。

 

洋介「妹さんは元気か?」

 

チェスター「アミィか?そりゃあ元気だぞ。なんでアミィが出てくるんだ?」

 

あぁ・・・ファンタジアの方か・・・なりダンXかと思ったけど・・・

 

洋介「それを踏まえて説明する。だけど絶対に落ち着いて話を聞いてくれるか?ベルベットのような事をしたくないから。」

 

その言葉にベルベットは何かを察した。

 

チェスター「ベルベットの様にって・・・なんだ?」

 

ジェイド「なるほど・・・そう言う事ですか。でしたら私はチェスターの横に居ましょう。」

 

ガラド「俺もチェスターの横に居よう。」

 

あの時一緒に居たメンバーは察した様だ。

 

クレア「あの・・・お食事を持ってきますね。」

 

コレット「ご飯はもう少し待って居ようよ。」

 

ひっくり返るからな。

 

チェスター「な、なんだ?なんでそんなにピリピリしているんだ?」

 

コハク「机がひっくり返るかもしれないからよ。」

 

俺はチェスターと向かい合う様に座る。

 

洋介「まず周りから聞いていると思うけどチェスターはこれから旅に出ることになる。」

 

チェスター「なんか物語の登場人物なんだろ?あんまり実感無いけど。」

 

洋介「主人公はクレス・アルベイン。チェスターの親友だ。」

 

チェスター「クレスが!?マジかよ・・・だがなんで旅をしようとしたんだ?」

 

ここからが正念場だ。

 

妹思いのチェスターが荒れるか混乱するか。

 

洋介「クレスと近日中に森で狩りをする約束してないか?」

 

チェスター「あぁしたぞ。だいたい5日後だな。それがどうした?」

 

洋介「・・・その日2人が森に行った時に町が襲われる。」

 

チェスター「・・・冗談だろ?」

 

洋介「本当だ。狙いはクレスの母が持っていたネックレスだ。だけどそのネックレスは狩りの日当日、クレスの誕生日にとクレスに渡ったんだ。」

 

チェスター「アミィは?」

 

洋介「・・・死んだ。」

 

チェスターが机を叩いた。

 

チェスター「なんでだ!なんでアミィが!」

 

洋介「あの村の住人を皆殺しにしろと言われたんだろう。」

 

ドラクエ11の主人公に村の様に・・・

 

チェスター「奴らの目的は本当にネックレスだけなのか!?」

 

洋介「そいつらの最終目的は封印された魔王の復活。クレスの先祖は魔王を封印した1人なんだ。その時にネックレスを使って封印した。」

 

マオ「そんな家系なんだね、クレスさんって。」

 

誰しも自分の先祖が魔王を倒した家系だなんて思わないだろう。

 

チェスター「おい!元の世界に戻る方法はないのか!?」

 

ジューダス「もしあったのなら僕たちはもう戻っている。今のところこの家に厄介になるくらいしかない。」

 

チェスター「くそっ!」

 

ベルベット「私も同じ気持ちよチェスター。私も後数日で弟が殺されるわ。私ができることは働きながら強くなる事だけなの。」

 

弟が殺されるベルベットと妹が殺されるチェスター。

 

同じ気持ちになれるんだな。

 

チェスター「強くなる・・・か・・・そうだな。ベルベット・・・だったな。ありがとう。」

 

ベルベット「いいのよ。私なんて洋介に切り掛かったんだから。」

 

メルディ「バイバ!ベルベットやんちゃ!」

 

ベルベット「思い出させないでよ!ものすごく反省してるんだから!」

 

チェスター「ベルベットに言われなかったら俺はきっとこいつを殴ってた。ありがとう。」

 

チェスターの拳痛いだろうな。

 

ウッドロウ「どうなるかと思いましたがなんとかなりましたね。」

 

シェリア「そうね、さてと、ご飯にしましょうか。」

 

コレット「そーだ!よーすけ!ゲームクリアしたよ!」

 

洋介「おぉそうか、お疲れさん。どうだった?」

 

コレット「ロイドが天使になったよ〜!」

 

プレセア「横で見ていましたがロイドさんが天使になるにはもう一度観ても驚きです。」

 

洋介「そうだな。それでユグドラシルの名前を言うんだけどそれはプレセア達の秘密だ。コレットは向こうに戻って旅を終わらせた時に教えてもらってくれ。」

 

コレット「うん、そうするね。」

 

コレットがついにクリアしてしまったか・・・コレットって今どれくらい強くなったんだ?

 

そう考えながら夕食になった。

 

 

 

翌日。

 

リビングのテーブルに1枚の紙が置かれてた。

 

そこには・・・

 

[やぁ洋介くん(唐突だよ)チェスターが来たかな?彼でだいたい半分君の家に連れて来たよ♩

それとコレットちゃんゲームクリアおめでとう⭐️

実はゲームのクリアがみんなを元に戻すための鍵なんだよ 

コハクちゃんならハーツ、ジェイドならアビスをクリアしないと条件クリアにならないからね。

それとストーリーは洋介くんは手伝ったらダメだよ ‍♂️

戦闘ならいいけど攻略に口出ししたらもう1週してもらうからね。

それと1人クリアしたら戻るのではなくて全員クリアしたら戻ること出来るからね。

クリアしたけど戻れない!って洋介くんを怒らないでね(≧∀≦)

それと近くにもう一枚紙を用意しておいたし1つだけ僕に質問してもいいよ。 

名前意外なら1つだけ答えてあげる☆彡

でも洋介くんが書かないと答えないから注意してね!

みんなでじっくり考えてね。

 

 

 

洋介「・・・」

 

俺は紙を読んで思わず一言。

 

洋介「後16人くらい来るのか。」

 

そう呟くのであった。




称号

コレット

ゲームクリア(シンフォニア)

私はシルヴァランドだけじゃなくテセアラも救いたい!


ベルベット

わかる気持ち

あなたの気持ちはわかるわよチェスター


メルディ

薫のライバル

私も気が抜けないわねby薫


チェスター

アベンジャー

アミィの仇を討つ(まだ死んで無い)


アベンジャーズ

ベルベットも似たような事が起きるんだな。




目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

悩むみんな

遅れてすいません!

それとタイトルが執筆終わるまで思いつかなかったので半分以上適当です!

本当にすいませんでした!

それとアンケートは次の話を投稿したら終了します!

最後まで分からないので誰になるか楽しみです!

コロナが爆発的に増えていますが皆様も気をつけてください!


火曜日。

 

コハク達を俺の家に送ってきた本人から手紙が届いた。

 

相変わらずに茶目っ気たっぷりの手紙だ。

 

とりあえず俺はキッチンに立っていた。

 

ジェイド「聞きたい事ですか・・・やはり目的を聞くべきでしょう。幸い私たちが帰る方法を教えてくれました。それ以外で何か聞くことはありますか?」

 

魚をさばきながら俺は歌う。

 

洋介「ささーげろ、ささーげろ、しーんぞうをささーげろ。」

 

難しい話は今は向こうに任せておこう。

 

コレット「夜空をかける流れ星を今・・・」

 

同じく難しい話から避難してきたコレットが歌いながらトーストを焼いている。

 

シンフォニアのひとつ目のOPか。

 

俺は2つ目のOPから聞いたからな〜。

 

イクティノス「ジェイドの言う通りだ。なぜ俺たちが集められたのか聞くべきだ。」

 

シャルティエ「私はなんで洋介の家なのかを聞きたいですね。この人物は実は洋介を知っているのではないのか気になります。」

 

俺を知っている神様並みの力を持っている人物に心当たりは無いんだがな。

 

マオ「もう1度遠くへ行け遠くへ行けと僕の中で誰かが歌う・・・」

 

クレア「どうしようもないほど熱烈に・・・」

 

マオもクレアも歌いながら料理の準備をしている。

 

なんで米津玄師?

 

マオの音程少しズレてるし。

 

クレアもノリノリで歌ってるし。

 

米津玄師恐るべし。

 

ジュード「シャルティエさんの言う事も一理あると思うよ。他の人でもよかったはずなのになんで洋介を選んだのか気になるよ。」

 

ウッドロウ「それこそ気まぐれと考えるべきでは無いでしょうか?」

 

クレア「いーま君の目にいっぱいの未来、言葉は永遠のシグナルー・・・」

 

クレアがナディア歌ってる。

 

ジェイド「気まぐれですか。それも一理ありますね。」

 

チェスター「な、なぁ。あまり話についていけないけどとりあえずこのごちゃごちゃの子供の落書きみたいなのは手紙でその手紙の送り主が俺たちをここに連れてきた奴なんだよな?」

 

シャルティエ「それであってますよチェスター。」

 

チェスター「ならなんで当本人である洋介が向こうで歌いながら料理しているんだ?」

 

あぁついに話を振られた。

 

コレット「青く澄んだ目に〜かぶ、名前もないほーしぞーらに・・・」

 

コレットよ、歌でも『う』だけ発音出来てないな。

 

しかも映画版リリなのの歌かよ。

 

本人が目の前で歌っている感じがするな。

 

洋介「ささーげろ!ささーげろ!しーんぞうをささーげろ!」

 

チェスター「しかも歌が物騒だな!?」

 

アニメもグロいぞ!

 

プレセア「・・・凍えそうなカモメ煮詰め焼いていました。」

 

津軽海峡冬景色なのに何煮詰めて何焼いてんのプレセア。

 

それになんで肉焼いたり何煮詰めてんだよ。

 

なんの料理出来るんだ?

 

コハク「きっと全員がここで話してると誰も食事を用意しないから準備しようと思ったみたい。」

 

マリク「さすが洋介の彼女だな。」

 

コハク「それは関係ないよ!」

 

顔を真っ赤にして否定しても説得力無いんだけど。

 

チェスター「俺ここでやって行けるか?」

 

ジューダス「全て気にしたら負けだ。」

 

コレット「メルディ〜お皿取って〜。」

 

メルディ「ハイな!」

 

チェスター「ダメだ、無理だ。」

 

チェスターは何か敗北したようだ。

 

洋介「料理できたな。それじゃあ運ぶか。」

 

朝飯は大事だからな。

 

シェリア「私はリタを連れてくるね。」

 

シェリアはもうリタの保護者だな。

 

チェスター「誰だリタって?」

 

ウッドロウ「リタさんもここにやってきた女の子です。研究者気質なので食事と入浴以外ほとんど自室に閉じこもっています。」

 

チェスター「引きこもりかよ。」

 

ニート舐めるなよ!

 

特等乗務員αの主人公もニートだったんだからな!

 

料理を並び終えた時にシェリアがリタを抱えてやってきた。

 

何度見ても主人に抱えられる猫だな。

 

おもしろいし写メ撮っとこ。

 

俺はスマホでシェリアに抱き抱えられるリタを激写した。

 

後で優希にLINEで送って雪原さんには後日印刷して渡そ。

 

ん?リタの手に何か持ってる。

 

洋介「リタ、何それ?」

 

リタ「アンタが将来ブラスティアが使えなくなるって言ったから無くても簡単な術が発動する道具を作ったのよ。」

 

まさかこの家にある物だけでか!?

 

やっぱ天才だなこいつ。

 

リタ「ブラスティアが使えなくなるけどエアルが無くなるわけじゃないはずだからエアルを自然的に吸収してファイアーボールくらいの術をだせるようにしたのよ。」

 

ブラスティアでは無いブラスティアのような物を作ったのか。

 

凄いな。

 

リタ「1度試してみたけど安心して発動したわよ。」

 

マオ「ボクも使える?」

 

リタ「誰でも使えるわ。でも1度使うとエアルが溜まるまで時間がかかるのよ。そこを次は改善するわ。」

 

どれくらい改善するんだ?

 

まぁ俺がそんな事気にしないでいいか。

 

洋介「それで相談は終わったのか?」

 

チェスター「さっきまで物騒な歌を歌ってた奴が普通に聞くなよ。」

 

物騒とはなんだ!

 

有名で伝説的な歌だ!(個人的に)

 

ジェイド「今の所はなぜ私たちを連れてきたのかですかね。他にはなぜ洋介の家なのかや無事に帰れる保証があるのかですかね?」

 

まぁそれくらいが妥当なんだろう。

 

ベルベット「洋介からは何も無いの?」

 

洋介「無いわけじゃないけど一番の被害者って俺じゃなくてみんなじゃ無いか?いきなり理由の分からず連れてこられて見知らぬ人達と同居することになったんだから。だからみんなで決めてくれないか。」

 

確かに俺も被害者かもしれないけど俺からみたらみんなは拉致られて見知らぬ土地に来て見知らぬ人達と過ごすことになっているからな。

 

だからみんなが決めたならそれでいいと思う。

 

洋介「仕事から帰ってきたらみんなが考えた事をその紙に書くから。後悔の無い様にしてほしい。」

 

俺はそれだけ言うと朝食を食べた。

 

 

 

 

出社をしてデスクに座り今日提出する書類をまとめた。

 

昨日の雑誌に載せる記事に1度目を通して課長のいない課長のデスクに提出する。

 

それで今日の俺の仕事はほぼ終了。

 

次のゲームの企画が出るまでデスクの整理しようか。

 

それと予約特典の確認。

 

限定コスチュームがなんで前に出たゲームの登場キャラの衣装なんだ?

 

しかも今回操作キャラが16名と多いんだけど。

 

何?敵キャラの衣装もか?

 

だったら過去作品に登場したキャラの衣装で良く無いか?

 

長谷川「おはよう。」

 

そう思っていたら課長が来た。

 

洋介「おはようございます課長。」

 

長谷川「今回は誰が来たんだ?」

 

洋介「チェスターです。ファンタジアの登場キャラです。」

 

長谷川「なるほど、あの兄貴分か。」

 

頼れる兄貴だけどここだとどうなんだろうか?

 

俺の家に兄貴と姉さんいるわけだ。

 

洋介「それとみんなを送ってきた送り主から手紙が来ましてどうやらみんながそれぞれの作品のゲームをクリアする事で帰れるみたいです。」

 

長谷川「ついに帰る方法が分かったんだな。それだけでも朗報だろうに。」

 

それはそうなんですけど今はそれとは違う事で揉めています。

 

洋介「それと主犯格が1つだけ質問を紙に書いてくれと手紙に書かれてたから朝からほとんどの人がそっちに頭がいってるわ。」

 

長谷川「そうなのか?」

 

洋介「はい、名前以外ならなんでも聞いてくれだって。」

 

俺はPCに視線を向ける。

 

最近課長とフレンドリーになってる気がする。

 

そう思いながらPCのキーボードを動かした。

 

 

 

 

夕方、

 

特に職場で何もなかった。

 

雛鳥が相変わらず俺に話しかけてくる。

 

近々父さんたちにコハクと付き合いだした事伝えないとな。

 

そう思いながら家に帰ると・・・

 

チェスター「よっ、洋介。」

 

チェスターがイノシシの毛皮を干していた。

 

結構大きいんだが・・・

 

チェスター「裏の山を散歩してたら襲って来たから狩っといたぞ

。」

 

・・・はっ!?あかん!思考が停止してた!

 

チェスターって狩人だからな。

 

ちなみに“かりゅうど”と書いて狩人だから。

 

俺なんて高校に入るまで“かりゅうど”を“かりびと”と読んでたからな。

 

どれだけ馬鹿だったんだろう。

 

俺の馬鹿話は横に置いておいて俺はイノシシの毛皮を見た。

 

どうしよう・・・

 

猟友会に渡す?

 

俺に猟友会の知り合い居ないんだが・・・

 

待てよ。

 

毛皮があるってことは肉もあるんだよな?

 

洋介「チェスター。肉は?」

 

チェスター「肉と内臓はお前の親父さんがさっきジェイドを送りに来た時に買い取っていったぞ。それとこの毛皮もお前のじーさんの知り合いに売るって言ってたぞ。」

 

父さんよ・・・猪肉食うのか?

 

しかもじーさんってじいちゃんだよな?

 

猟友会に知り合いでもいたのか?

 

チェスター「金はジェイドに渡してあるから後で受け取ってくれ。」

 

洋介「だけどイノシシを狩ったのはチェスターだろ?」

 

チェスター「俺からしたらここに住まわせてくれて衣食住も保証してくれたんだぞお前は。俺が出来るのは狩りだけだからな。だからその金を宿泊代にしてほしい。」

 

流石義理人情が熱い男だ。

 

洋介「いくらくらいか知らないけどそうだな・・・それじゃあ半分貰う。残り半分はチェスターの分だ。毎回俺から小遣い渡されるの嫌だろうし。」

 

チェスター「それも・・・そうだな。」

 

小遣い渡す側から渡されるの側になるのは抵抗あるのだろう。

 

じいちゃんに猟友会でも紹介してもらうか。

 

そう思いながら家に入った。

 

 

 

家ではリビングにほぼ全員が揃っていた。

 

テーブルには例の紙。

 

チェスターは今は外、リタは引きこもっている。

 

ジェイド「おかえり洋介、まず結論が出ました。」

 

朝のアレだよな。

 

ジェイド「目的を書いていただいてもよろしいでしょうか?」

 

洋介「いいんだな?」

 

その言葉に全員がうなずいた。

 

良いみたいだな。

 

俺は紙に書いた。

 

みんなをここに呼んだ目的を教えてくれ。

 

 

 

 

 

 

何も起きない。

 

明日にならないとダメなのか?

 

そう考えていたらいきなり紙が白紙になり文字が出て来た。

 

ハリーポッターでこんなシーン見たな。

 

周りは紙を凝視している。

 

そこに書いてあったのは・・・

 

『返答ありがと( ^ω^ )

予想通りの返答で安心したよ(キャピ!)

目的だけどまずみんなのこれからを体験して元の世界に帰った時にどのような行動を起こすのか気になったから。

助けれない人を助けるのかそれともシナリオ通り進むのか。

事前に知っていることでどう変わるのか気になったかな?

もう一つは戦いから離れたらみんなはどんな生活を送るか?

見知らぬ世界の人達が一つの世界に来たらどんな生活をするのか気になったんだ。

幸い葉杉くんなら良いかなって。

君の事は事前に聞いてたからね。

結果は君を選んで正解だったよ。

それじゃあ頑張ってね❤️』

 

 

 

マジか・・・

 

読んでいてなんだか頭が痛くなった。

 

一時期変な流行り方をした頭痛が痛いと言いたくなった。

 

マリク「・・・俺たちは実験体か何かか?」

 

ジュード「僕もそう思います、ですが悪意を感じる気はしません。この人は結末を知った僕達が元の世界でどのような行動をするのか気になると言ってる。それは良い方で捉えると助けることのできない人を助けてほしいや歴史をもう少し変えてほしいと言っているようなものかと・・・」

 

ガラド「悪い方で捉えるとただの興味本意か?」

 

ジューダス「そうとしか考えられん。だがこの文章に何か違和感がある。」

 

あぁ俺もある。

 

最後あたりの文にこう書いてある。

 

『君の事は事前に聞いていたからね』

 

俺の事を知っていた?

 

俺の知り合いに異世界から人を連れてくる奴は居ないんだがな。

 

メルディ「ヨースケ!心当たりあるか?!」

 

洋介「無い。」

 

即答できるほど無い。

 

この世界がホグワーツとかある世界ならもう少し考えるが生憎ファンタジーな世界じゃない。

 

ジューダス「・・・この世界を全て見たわけでは無いがこの世界に魔法と呼べるものが無い。洋介がどれだけ思い出そうとしても意味がないだろう。」

 

プレセア「そうですね。ですが戦闘訓練をした際技や術は使えます。そう思いますとこの世界にマナやそれに似たエネルギーがあると思います。」

 

それ初めて戦闘訓練を見たとき思ったわ。

 

そう思っていると・・・

 

紙に何か書かれた。

 

『追伸

みんなを連れてくる時に僕の力でマナやフォニム、エアルなどのエネルギーを送っておいたからね。

みんなが帰る頃にこの世界からそれらを消すけどね。』

 

犯人はお前か!

 

シェリア「なんか・・・都合がいいような気がするわ。最後にみんなでこの人を倒すのかしら?」

 

何その胸熱的な展開!?

 

それ見学させて!

 

マオ「なんか倒せる気がしないヨ。」

 

まぁ相手は神だからな。

 

でも大抵の人達は神並みの力を持つ奴と戦うんだがな。

 

チェスター「難しい話は終わったか?」

 

チェスターが毛皮を持ってやって来た。

 

洋介「虫とかついてないよな?」

 

チェスター「コハクにめちゃくちゃ言われてるからちゃんと外で洗って出来る限り落として来た。」

 

なら許す。

 

ノミとかダニとか居たらやだからな。

 

コレット「でも私はこの人にありがと〜って言いたいよ〜。」

 

シャルティエ「それはどうしてですか?」

 

コレット「いろんな人を助けることができるかもしれないからだよ。ゲームをクリアしてどんなことがあるのかわかるから。そして自分の世界だけじゃ無い。プレセアのいる世界も救う方法も分かったから。」

 

プレセア「コレットさん・・・」

 

コレットの言葉でピリピリとした空気が無くなった。

 

ポジティブ思考のコレットだからそのような考えが来るんだな。

 

ジェイド「やれやれ。コレットの一言で考えるのをやめたくなりました。実験体とか関係なく素直に最悪の結末を回避できる方法を考えましょうか。」

 

ベルベット「そうね。それが良いことなのか悪いことなのか分からないけどね。」

 

イクティノス「ベルベット、そう考えていても分からないだろう。俺から言える事は身体があるうちにやれる事はやっておく事だ。」

 

ベルベット「元人だった剣がそういうと説得力あるわね。」

 

コレットってシリアスブレイカーだっけ?

 

さっきまでの空気が無くなったぞ。

 

まぁいっか。

 

俺は夕食の準備を始めた。

 

 

 

 

夜。

 

自室でPCゲームしていると扉をノックされた。

 

片耳イヤホンだったからノックの音は聞こえた。

 

洋介「はい?」

 

コハク「洋介。」

 

意外にもコハクだった。

 

洋介「どうした?」

 

コハク「入っていい?」

 

俺は無言でゲームをセーブして終了した。

 

やってたのエロゲだし。

 

突発的にshuffle essence+やりたくなったから。

 

俺はPCをシャットアウトして、

 

洋介「どうぞ。」

 

コハクに返事をする。

 

コハクが恐る恐る入ってくる。

 

なんで怖がるんだ?

 

別にとって食うわけじゃ無いんだがなぁ。

 

コハクはパジャマを着ている、当たり前だが。

 

コハクはそっと俺の隣に座る。

 

・・・やべ・・・どうして欲しいんだ?

 

恋愛初心者にとってこれはどうすれば良いのか分からん。

 

肩を組むのか?

 

それとも膝枕してもらうか?

 

そんな妄想を繰り広げながら悶々としているとコハクから声がかかった。

 

コハク「・・・一緒に寝てもいいかな?」

 

まさかの言葉に俺は内心抱きしめてやりたくなったが我慢した。

 

洋介「いいぞ。」

 

コハク「ありがとう。」

 

・・・やべぇ・・・さっきまで麻弓ルート攻略してたからなんか悶々としてる。

 

まだ途中だけど。

 

洋介「それじゃあ電気消すからコハクは先にベッドに行ってて。」

 

コハク「う・・・うん・・・」

 

先に言っておくがヤル訳じゃ無いから。

 

ただ寝るだけだから。

 

俺は電気を消すまでの間それを何度も言い聞かせる。

 

恋人とはいえ今はそのステップに行きたくない。

 

電気を消すと真っ暗になる・・・当たり前だがなんでこんな事考えているんだ俺?

 

緊張しているんだきっと。

 

ベッドまで戻るとコハクはベッドの縁に座っている。

 

あぁコハクも緊張しているんだな。

 

少し安心する。

 

洋介「寝るか。」

 

コハク「うん。」

 

俺らはベッドに潜る。

 

お互い顔を見ながら寝る事になった。

 

コハク「・・・洋介。」

 

洋介「どうした?」

 

コハク「洋介は私に帰って欲しい?」

 

何を突然言い出しますかこの子は?

 

洋介「いやだな。ずっと一緒にいて欲しい。」

 

コハク「即答だね。」

 

洋介「当たり前だろ?今更コハクのいない生活なんて無理だわ。」

 

コハク「私も・・・洋介のいない生活はやだ。」

 

その言葉だけで嬉しいです。

 

コハクは俺の体に腕を伸ばして抱きついた。

 

コハク「好きだよ。」

 

洋介「俺もだコハク。」

 

口先だけが触れる口付けをして抱きしめ合いながらゆっくりと眠りについた。

 

 

「クリア・・・出来なくなるよ・・・」

 

そんな声が聞こえた気がする。




称号

コハク

悩める心

どうしよう・・・


コレット

しりあすぶれいか〜?

しりあすぶれいか〜?何それ〜?


チェスター

猟友会加入寸前

城介が裏で動いています。



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

秘密を共有する人達

遅れてすいません!


日曜日。

 

俺はコハクと映画を観に行った。

 

プーと大人になった僕なのだがはじめは子供向けかなと思いコハクと気軽に観に行った。

 

コハクには事前にクマのプーさんのアニメを一緒に観ておいた。

 

結果だが侮っていた。

 

自分が成長していくクリストファー・ロビンのようなつまらない生き方をしていたのかと思うと何故か悲しくなる。

 

コハク「洋介、どうしたの。」

 

必死で泣く事を我慢していた俺にコハクが心配そうに声をかける。

 

洋介「いや、あの映画を見てなんか自分自身流されるように生きて来たなって。そう思うとなんか悲しくて。」

 

コハク「私は面白かったよ。でもやっぱり子供の頃の考えと大人になってからの考えって変わるんだね。」

 

そうだ。それが成長という奴だ。

 

そう言い合いながら映画館から出ると、

 

ヤンキー1「おうおう!オタクが美人連れて堂々と歩いてんじゃねーぞ!」

 

なんか3人のヤンキーみたいなのに絡まれた。

 

鼻ピアスしてる、痛そうだな(棒読み)

 

そう考えられるほど俺の頭は今は悲しみで溢れている。

 

ヤンキー2「そこのねーちゃんそんなネクラキモオタクより俺らと遊ばないか?」

 

ヤンキー3「そそっ、いい思いさせるぜ〜?」

 

コハク「いやよ。」

 

コハクは俺の腕にしがみつく。

 

めちゃくちゃ嬉しくて悲しみから喜びになった。

 

元気な頭だな。

 

それとトイレ行きたい。

 

Lサイズのドリンクを毎回映画観るたびに頼むから観終わった後トイレ行きたくなるんだよな。

 

ヤンキー1「おうにーちゃん!痛い目あいたくなかったらそのねーちゃん置いて消えな!?」

 

今時そんな言葉いう奴が居るなんて思わなかった。

 

洋介「俺の恋人だし置いて行きたく無い。」

 

コハクが頬を赤くしているのがわかった。

 

ヤンキー1が俺の顔を殴って来た。

 

眼鏡に当たって無いから良かったけど意外と痛くない。

 

コハク「洋介!?」

 

コハクが支えてくれたから倒れなかった。

 

ヤンキー2「これはちゅう・・・」

 

ヤンキー2が言う前に俺が動いた。

 

これで一応は正当防衛になるからな。

 

俺はコハクから離れてヤンキー2の腕を掴みコハクの方に投げ飛ばす!

 

洋介「コハク!」

 

コハク「うん!砕心脚!」

 

コハクの兄貴直伝ヤクザキックがヤンキー2の腹に食い込む!

 

ヤンキー2「ぐえっ!?」

 

汚い声と共に俺は続けて背後からヤクザキック!

 

ヤンキー2「グエッ!?」

 

さぁそこで手加減してユニゾンアタック!

 

洋介・コハク「双心脚!」

 

コハクは腹部に俺は背中にヤクザキックだ炸裂!

 

ヤンキー2は口から泡みたいなのを拭いて倒れた。

 

双心脚、

 

コレットがマオとジェイドのインフェルノドライブを作り上げた事で私もやりたいと言い出して俺まで巻き込まれてたまたまコハクと蹴り技をしていたら息が合ってできた技。

 

まぁ誰でも出来る前後からのヤクザキックだけどな。

 

龍が如くならありそうな技だな。

 

俺はコハクの手を握り俺の背中に誘導する。

 

まだ敵がいるからな。

 

ヤンキー1「コノヤロウ!やりやがったな!男を殺して女を・・・」

 

ヤンキーが何か言おうとしたが、

 

「その辺でやめとけ。」

 

「そうそう、さっきの暴行を動画で撮っておいたし出るとこ出したらそっちが暴行罪で逮捕されるぞ。」

 

残ったヤンキーの腕が誰かに掴まれた。

 

それによく知ってる声だ。

 

洋介「陸斗、優希、なんでいんの?」

 

「密かに言うなら俺も居るで葉杉さん。」

 

うわ〜なんでいんの。

 

洋介「雪原さんまでなんで?」

 

俺の知ってる人達がなんで映画館に勢揃いしてんだよ。

 

どこのゲームイベントだ?

 

雪原さんがヤンキーらに近寄ってグラサンを少し下げて、

 

雪原「おうそこのガキンチョ。俺はこの辺りでヤクザをやっているんだがあいつは俺のダチでな、そいつが殴られたのを見てしもうたんや。意味わかるか?今からお前らを拉致って口で言えないような事をしてもええんやよ?」

 

うん現役のヤクザの言葉は怖いな〜。

 

ヤンキーがガタガタ震えてるよ。

 

雪原「でも俺のダチはめっちゃ優しいんや。次からダチらの前に出てこなかったら今回は見逃してやるがどうや?」

 

ヤンキーが頭をカクカクと上下させる。

 

雪原「そならそこで泡吹いてる兄ちゃんも連れてはよ消えや。」

 

ヤンキー達は涙と鼻水を垂らしながら俺とコハクが気絶させたヤンキーを抱えて逃げていった。

 

流石ヤクザ。

 

陸斗「デート中に災難だったな洋介。」

 

本当のことだが茶化すな陸斗。

 

図星突かれてコハクの顔が赤くなってるし。

 

洋介「そうだな。それよりありがとうな。雪原さんも変なのに巻き込ん・・・で?」

 

どちらかと言うと雪原さんって首を突っ込んだ方だよな?

 

雪原「いや〜、クマぷ〜を観に来たら見知った人らがヤンキーに絡まれておったからな。それでついな。」

 

ヤクザがプーさんって・・・いや猫カフェに入り浸るくらいやしもしかしたら無類の可愛いもの好きか?

 

リタも可愛い分類に入るからな。

 

陸斗「洋介、そこのヤクザと知り合いなんか?」

 

雪原「俺は雪原って言ってな、雪原組の頭やってるんや。金貸しの用があるんやったら相談に乗るで。」

 

そう言って雪原さんは陸斗に名刺を渡す。

 

陸斗は受け取り代わりに自分の名刺を渡した。

 

陸斗「今橋陸斗だ。コンピューターの仕事をしている。」

 

そういやぁ俺、陸斗がコンピューターの仕事してるって言ってるけど細かい所まで知らないんだよな。

 

名刺貰ったことないし。

 

雪原さんは名刺を見て目を見開いた。

 

雪原「ほぉ・・・狭山薫の男版か?よくその若さで国家資格手に入れたなぁ。」

 

誰?国家資格?

 

陸斗「努力したから。実績は低いし仕事少ないから上司に頼んでコンピューター関係の仕事も副業にさせてもらっています。ついでにこちらも。」

 

そう言ってもう一つ名刺を渡した。

 

何?あいつ職を2つ兼業しているんか?

 

初耳だけど。

 

最近俺の周りの人達謎が多すぎるんだけど?

 

薫とミタヨさんの関係もそうだけどまた新たに陸斗に対する疑問が増えたんだけど。

 

まぁいずれ話すだろう。

 

優希「洋介、デート中なのはわかっているが5人で飯でもどうだ?」

 

洋介「先に言っておくが空気読めと言っておくぞ。俺とコハクはこういう関係だし。」

 

俺は握った手を3人に見せる。

 

コハクは顔が真っ赤だ。

 

3人が驚きの顔をする。

 

優希「まじか。」

 

雪原「ほぉ・・・それやったら俺にもチャンスが!」

 

陸斗「うっそーーーーーーー!」

 

うるさい。

 

俺は陸斗にボディブローをして黙らせた。

 

 

 

 

 

近くのカフェに入り男4人と女の子1人といった周りからおかしな目で見られている。

 

雪原「いやぁまさか葉杉さんとコハクちゃんがお付き合いを〜。」

 

優希「そうだな。だが不思議とおかしいと思わない。」

 

陸斗「そうだよな〜。洋介高校の時からコハクの髪が綺麗だのコハクの笑顔が可愛いだのゲームのキャラに対してベタ褒めでコハクのような髪の綺麗で可愛い子がタイプだって言ってたからな。その時は1度将来が不安になった。」

 

うるさいな。

 

ゲームキャラでも可愛い人は可愛いし綺麗な人は綺麗だろ。

 

コハクも顔を赤くさせない。

 

洋介「それとみんなが帰る方法もわかった。」

 

雪原「なんやと!?」

 

優希「っ!?」

 

陸斗「おぉ!そいつは朗報だな!」

 

何この三者三様の反応は。

 

雪原「なんやその方法は!?」

 

洋介「ゲームクリア。だけど後16人くらい俺の家に来るから30人以上のキャラが全員クリアしないと帰れないって言ってた。」

 

なぜかホッとする雪原さんと優希。

 

ヤバイ、さっきから膀胱が・・・

 

洋介「悪い。さっきからトイレ我慢してるから一回行ってくるわ。」

 

陸斗「おう行ってこい。ゆっくりして来い。」

 

なんでゆっくり?

 

そう思いながらトイレに向かうと何故か少し列が出来ていた。

 

まじか・・・

 

俺は列の最後尾に並んだ。

 

 

 

 

コハクside

 

洋介がトイレに向かった。

 

Lサイズ飲むからだよ。

 

優希「・・・向かったか?」

 

陸斗「おう、だいたい5分くらいかかるか?大便だったらプラス3〜4分か。」

 

優希と陸斗が何か話してる。

 

優希「コハク。確認させてくれ。」

 

優希が怖い顔で私にそう言って来た。

 

陸斗もいつものおちゃらけた感じじゃ無い。

 

真剣な話なんだ。

 

コハク「うん。」

 

優希「洋介とは遊びで付き合ったんじゃ無いんだろうな?」

 

コハク「私は本気だよ。」

 

陸斗「悪いけどあいつが1度遊ばれていたからな。あいつが本気で好きになったと分かっているけどコハクがどれくらい本気か俺らはわからないんでな。」

 

あぁなんとなくわかった。

 

2人は洋介の事が大切なんだ。

 

そして前に彼女さんの事があるから。

 

雪原「なんや?葉杉さん元カノにこっ酷く振られたんか?」

 

陸斗「洋介は気付いてたけど罰ゲームで洋介に告白して最後に何もしていない洋介に悪態ついて一方的に別れた。」

 

雪原「うわ〜、最低やな。」

 

うん、聞いてて最低な人だとわかったよ。

 

コハク「私も洋介を裏切ると思っているんだよね?」

 

優希「そうだ、そしてコハク達が帰る方法を知った。」

 

陸斗「必然的に洋介と別れる事になるからな。あいつがどれだけ傷つくかコハクはわかるだろ?」

 

うん、分かるよ。

 

だって私も洋介と別れるの辛いから。

 

コハク「うん、たくさん傷つくと思う。」

 

優希「あいつはどう思ってコハクと付き合いだしたか分からないがコハク、お前は本当に洋介の事思って付き合っているのか?」

 

ここではっきり言わないといけない。

 

そうじゃ無いときっと2人に認められない。

 

洋介の親友2人に。

 

コハク「私は絶対に洋介を傷つけない。私も洋介と別れると悲しい。洋介が悲しいと私も悲しいから。洋介の涙を私は絶対に見たくない。」

 

雪原「なんだか熱血系主人公がライバルキャラに好きな子を泣かせないアピールしているシーン見たいやな。」

 

雪原さんが茶化してくるけどこの思いに嘘はないよ。

 

陸斗「・・・ふぅ、本気みたいだな。」

 

張り詰めていた空気がなくなった。

 

優希「洋介を頼んだぞコハク。」

 

コハク「うん!」

 

認めてくれたんだ。

 

よかったー。

 

陸斗「それで2人はどこまで関係を進めたんだ!?キスとかしたのか!?」

 

えぇ!?

 

陸斗がいきなりはっちゃけちゃったよ!?

 

コハク「う、うん。」

 

雪原「えぇな〜。俺もリタっちといずれは・・・」

 

優希「・・・」

 

陸斗「文化祭以降会って無かったけどもうそこまで・・・まさかその次も行ったのか!?」

 

その次って・・・まさか!

 

洋介と・・・

 

陸斗「その反応はまさか!」

 

洋介「その辺にしておけ。」

 

多分真っ赤にしている私に助け舟が来た。

 

コハク「洋介。」

 

洋介「よっ。お待たせ。」

 

陸斗「洋介!答えろ!エッチな事までやったのか!?」

 

ひぇ!?

 

ええええええっちって!

 

顔を真っ赤にして手で顔を押さえている私。

 

洋介「陸斗・・・」

 

陸斗「えっ?洋介?なんで肩に手を置くのかな?なんか痛いんだけど。」

 

優希「とりあえず屍は拾っておいてやるから逝ってこい。」

 

雪原「入院した時金を貸してやるよ。利子は友達価格という事にしといてやるから逝って来いや。」

 

陸斗「ちょっ!?2人とも!?なんか漢字がちがっ!洋介!引っ張るな!外にあぁぁぁぁぁぁぁ・・・」

 

陸斗が外に引っ張られた。

 

えーと、こういう時は・・・皆さましばらくお待ち下さい?

 

 

 

 

 

その後洋介が戻って来たけど陸斗は外のベンチで真っ白になってた。

 

ご愁傷様。

 

雪原「相変わらず手際のいい締め方やな〜。一体どんな格闘技習ってたんや?」

 

洋介「葉杉流って言って死んだ祖父が作り出した技。祖父のいた自衛隊はこの葉杉流を習ってた。」

 

雪原「へ〜。そりゃあそこら辺のヤンキーが来ても涼しい顔してるわけや。」

 

でもガラドに負けてるよね。

 

雪原「それで、結局2人の関係はどこまでいったんや?」

 

結局それ聞くの!?

 

洋介「あー・・・たまに一緒に布団で寝るくらいかな。」

 

そこ言っちゃうの!?

 

思わず洋介に蹴りを入れてしまった。

 

洋介「グハァ!?」

 

洋介はそのまま地面に倒れてしまった。

 

自業自得!

 

優希「どちらも口よりか先に手を出す方だな。お似合いだ。」

 

雪原「せやな。」

 

もう!2人とも!

 

その後カフェで楽しく談笑して陸斗を置いて帰って行った。




今回は特に称号はありませんでした。

それとアンケートは今回で終了とします。

次のアンケートは次の投稿時に張り出します!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

再びコハクとコレットは敗北したようです。

遅くなってすいません。

それとかなりグダグダしていると思います。

それと一部キャラ崩壊ぎみですので注意してください。

追記

誤字報告ありがとうございます。


月曜日。

 

また誰か来るのかと思いつつ少し期待している俺がいる。

 

マオ「おはよーよーすけ。」

 

洋介「おはようマオ。」

 

部屋を出るとマオと遭遇した。

 

なぜか眠たそうだ。

 

洋介「夜更かしでもしてたのか?」

 

マオ「フォルスの訓練を少しだけ。」

 

クレアの件から本当に変わったよな。

 

洋介「無理はするなよ。マオが倒れたらその倒れた理由をみんなに言わないといけない。そうなるとクレアが1番辛いぞ。いくら訓練を怠けていたからと言ってもクレアは少し自分を責めてしまう。」

 

マオ「うぅ、それはやだヨ。」

 

洋介「訓練は遅くまでしないで9時で終わりにして後は寝たほうがいい。もし戦闘訓練が必要ならジェイドかシェリアが1番適任だと思うし。」

 

シェリアは喜んで引き受けると思うけどジェイドはどうだろうか?

 

ドS全開でいじり倒しそうだな。

 

マオ「そうする。ありがとう。」

 

マオはリビングにむかって。

 

これで無茶な訓練はしないと思うんだが・・・

 

そう思いながら俺もリビングに降りた。

 

 

 

食後、俺は会社に向かった。

 

今日から次に開発するゲームの企画話になる。

 

俺は関係ないから別の仕事するけど。

 

雛鳥「先輩。おはようございます!」

 

雛鳥が出社して来た。

 

今日は早いな。

 

洋介「おはよう雛鳥。今日は早いな。」

 

雛鳥「次のゲームの企画に私も参加するように言われましたので。」

 

おぉ雛鳥が参加するのか。

 

シナリオが良かったからな。

 

雛鳥は冒険さえしなければ優秀なシナリオライターだ。

 

ただ冒険しても売れる時は売れるが今作は失敗に終わる可能性がある。

 

それも課長と香原さんの狙いだけど・・・まぁ失敗したら一つ成長するし成功したら俺らの給料が上がるだけだしな。

 

洋介「出世したな。もう先輩と呼ばれることはないだろうな。」

 

少し寂しいけどな。

 

雛鳥「もう、私がどれだけ出世しても葉杉先輩はずっと私の先輩です!私の大好きな先輩です!」

 

洋介「最後のやつは余計な一言では?」

 

俺恋人いるし。

 

雛鳥「フレンドという意味で大好きなんです!」

 

それはありがたいな。

 

そう思いながら雛鳥と時間まで話をしていた。

 

 

 

課長達が出社して来て雑務を行なっていると突然課長が俺に一言言ってきた。

 

長谷川「葉杉、お前も企画の会議に参加してくれ。」

 

俺フリーズ。

 

他社員の数名もフリーズ。

 

企画って次回作のゲームの?

 

なんで俺?

 

洋介「課長、すいませんが自分はまだ会議に参加できるほどの役職ではないのですが・・・」

 

長谷川「先方からの依頼だ。」

 

誰だよ?

 

マジで誰だよ。

 

その会ったことのない先方は・・・

 

最低でも1回はあったことある人じゃないとそんな依頼無いはず。

 

長谷川「それじゃあ頼んだぞ。」

 

なんか数人の社員から変な視線を感じたんだけど・・・

 

「葉杉が次のゲームの企画に参加って・・・」

 

「課長と葉杉は仲がいいからな・・・葉杉がコネを使った・・・ようではないな。葉杉が1番驚いていた。」

 

「そもそも先方って誰だ?」

 

俺もその先方が気になってる。

 

誰だ?

 

そう考えながら仕事に身が入らないまま午前を過ごした。

 

 

 

 

午後から会議室に向かった。

 

雛鳥「驚きましたよ。課長が先輩に企画に参加するように伝えるなんて。」

 

洋介「そうだな。まさか俺がゲーム開発の1人になるなんて・・・ただの高卒の男なのに・・・」

 

特に資格なんて取ってないんだがな。

 

雛鳥「今回ばかりは私もなんで先輩が呼ばれたのか分かりません。」

 

売り上げ貢献をした程度なんだがな。

 

会議室にノックして入るとそこには課長と香原さんがいた。

 

他の人は?

 

俺ら含めて4人だけだった。

 

会議ってこんなに少ないもんなん?

 

雛鳥に視線を向けるとかなり困惑している。

 

どうやら会議に見えないみたいだ。

 

香原「すまないね、今回は簡単な設定だけで済ますつもりだよ。」

 

それだけでも俺が呼ばれる理由がわからない。

 

それに俺を指名した先方って・・・まさか。

 

長谷川「社長が葉杉を直々に指名した。まぁ初期設定だけだからそう固くなるな。」

 

固くなるよ!

 

初期設定の会議とはいえはじめてのゲーム企画会議だからな!

 

香原「まぁお二方。そこの席に座ってくださいな。」

 

香原さんに座るように勧められた。

 

俺は手足が左右同時に出ると言った奇行に走ってしまう。

 

雛鳥は俺の後ろからついてくる形だったためか俺のような奇行をすることなく席についた。

 

長谷川「さて雛鳥はともかくなぜ葉杉を呼んだかと言うとだが、一番の理由はゲームをどれだけプレイしているかと言うことだ。」

 

俺は一瞬課長はなにを言っているんだと思った。

 

長谷川「俺らのような頭の固い人達がゲーム設定を考えるとどうも続編になってしまうんだ。次回作のテーマは今回発売するゲームとは関係のない世界観にしたい。だから今回は色々なゲームをプレイしている葉杉に協力をしてほしいと思ってな。社長も葉杉の事を知っているから是非とのことだ。」

 

ゲーム好きが功を奏した瞬間なんだが俺にやってるゲームってかなりの偏りがあるんだが。

 

雛鳥「課長、今回のジャンルもRPGですか?」

 

長谷川「そうする予定だ。」

 

ロープレか〜・・・

 

テイルズのような話でもいいな〜。

 

あまりないような感じでいいかな。

 

俺は体は固まっているが頭の中では世界観を構築していた。

 

物語の主人公って基本的には勇者になるぞ!とか英雄になるぞ!って感じよりいつも通りの生活をしていてそこで何か出来事があってそのまま冒険して英雄や勇者になるって感じだしな〜。

 

とりあえず簡単な世界観は100年前に人間と魔族が争っていて人間が魔王を倒して平和になった・・・まではいいか。

 

主人公設定どうしようかな〜

 

イノセンスのような将軍であり魔王であるアスラの魂を持つルカのような前世持ちかあるいはデスティニー2のような英雄の息子設定・・・どうせなら2つ合わせて魔王の息子設定でいいか?

 

それだけだと面白くないな。

 

敵対していた人間かその他種族と禁断の関係になった魔王の子供・・・息子か娘・・・あるいは子供が逃げ延びてその孫が主人公でもいいな。

 

子孫だとイノセンスにかぶるし息子だとデスティニー2とかぶる。

 

息子は人間、あるいは他種族の特徴が色濃く出たから魔王の息子とわからなかったが孫が先祖返りみたいな感じで色濃く出て村から追放されて物語が・・・村から追放ってシンフォニアじゃん。

 

どうもパクリ疑惑が出てしまうな。

 

雛鳥「先輩?無言ですけどもしかして考えているんですか?」

 

雛鳥の言葉に我に帰る。

 

やばいやばい、トリップしてた。

 

洋介「すいません、少し世界観など考えていました。」

 

香原「ほぉ、聞かせてもらってもいいかな?」

 

えっ?即興で考えついた世界観や序盤のこと?

 

恥ずかしいんだけど。

 

まぁ採用されるわけじゃないしいいか。

 

俺は即興で考えた世界観を3人に伝えた。

 

うまく説明できているかわからないが出来る限り説明する。

 

長谷川「ふむ・・・魔王の孫が主人公か。あまりないパターンか。」

 

洋介「簡単な世界観だけです、しかし旅立つ理由がいまいち思い浮かばないんです。追放や魔王の幹部による村のみんなの皆殺し、街に行ったら巻き込まれたなんてありきたりと思います。」

 

香原「ありきたりでもいいと思うよ。ファミコンのドラゴンクエストは王様に少量のお金で駆り出されるし、最新作のイレブンでも自分に勇者の血が流れている事に気づいたから冒険に出たからね。」

 

香原さんドラクエイレブンプレイしたんだ。

 

おじいちゃんが最新のドラクエ・・・

 

流石ゲーム会社の社長。

 

先に言っておくけど前にも言ったと思うけど親会社はゲーム開発がメインじゃないぞ。

 

複数の子会社の1つがゲーム会社なんだ。

 

ありきたりなやつでもいいんだ。

 

雛鳥「もし新しい展開が欲しいのでしたら一層の事異世界転移させちゃってもいいと思います。」

 

思わず驚いてしまった。

 

長谷川「い、異世界転移か・・・」

 

課長も少し顔が引きつっている。

 

身近に異世界からゲームキャラがやって来てるからな。

 

雛鳥「はい、或いは過去に向かう事もいいと思います。過去に行った主人公が魔王である祖父と共に人間との戦争に勝利、そしたら未来が変わっていたけどその未来が魔族が世界中に蔓延り人間達が反乱の機会を窺っている状態です。それを見た主人公が間違っている!と思い自分の祖父である魔王を倒すシナリオですが・・・どうですか?」

 

すげーな。

 

俺の適当に作った即興の世界観と物語の序盤だけを伝えただけで一気にそんな物語を構築したのか?

 

流石シナリオライター。

 

雛鳥「恋愛要素を入れますか?」

 

洋介「あ〜・・・入れてもややこしくなるから入れないでいいかも。」

 

こういったゲームって変な恋愛要素入れると駄作になるからな。

 

雛鳥「先輩なら色々経験していてネタに困らないと思いましたのに。」

 

否定できない。

 

俺って一応ネタの宝庫みたいな感じだよな。

 

長谷川「なんだ?葉杉ついに恋人出来たのか?」

 

そう言えば報告したのこの中では雛鳥だけだったな。

 

雛鳥「課長、以前お弁当を持ってきたコハクさんが先輩の恋人ですよ。」

 

後輩が俺の恋愛事情を暴露しやがった。

 

別に話すななんて言ってないから責めることはしないが。

 

長谷川「な・・・なんだと・・・」

 

香原「ほぉ、コハクさんと・・・」

 

事情を知っているお2人はなんとも言えないような微妙な表情を浮かべている。

 

雛鳥は首を傾げている。

 

私何か変なこと言ったかな的な感じだ。

 

それから初期設定会議が終了した際に課長に呼び止められた。

 

長谷川「葉杉、すまないが少しだけ話がある。」

 

洋介「わかりました。」

 

雛鳥「それでは先輩、課長、社長、お先に失礼します。」

 

雛鳥が出て行き残ったのは俺ら3人。

 

長谷川「さて、説明をしてもらおうと。」

 

うん、俺とコハクの事か。

 

俺は経緯と更に帰る方法が分かった事を簡単に説明する。

 

 

 

 

説明を終えた後香原さんが腕組みをしながらうなずいた。

 

香原「葉杉くん。まずはおめでとうと言わせてもらいます。しかし剛田さんの後押しがあったにせよ軽率と思わないかな?」

 

そこだよな。

 

以前コレットの事を豪語した手前なんとも言えない。

 

洋介「言葉もありません。」

 

長谷川「葉杉、最後には別れる事になるんだ。それを分かった上で2人は付き合ったのか?」

 

洋介「俺はそのつもりです。」

 

香原「・・・正直私が葉杉くんの親なら2人の交際を認めるわけにはいかないが君は親友の孫だ。それに1人の責任の取れる成人だよ。何があっても君が責任を取るんだ。その選択が正しかろうと間違っておろうと全て君の責任だ。後悔しないようにしなさい。」

 

香原さんの言葉は正しい。

 

俺とコハクが決めた事だ。

 

それに関して誰もこれ以上は言われないし言わない。

 

そして最後に別れる事になっても俺は受け入れる。

 

だけどもしわがままを言えるのならコハク達を俺の家に連れてきた人物に俺はコハクとずっと一緒に居たいと伝える。

 

長谷川「社長に先に言われたから俺からは何も言うことはない。所で恋人ができた感想はどうだ?」

 

はい?

 

長谷川「やっぱり雰囲気が変わるのか!?胸が高鳴るか!?ドキドキなことが起きるのか!?」

 

40代前半のおっさんがドキドキなんて言わないでくれ。

 

気色悪い。

 

香原「若いですね〜」

 

香原さん助けてください!

 

長谷川「俺よりも彼女作りやがって!巨乳が来たら俺に紹介しやがれ!」

 

巨乳のキャラの大半思い人いますよ!?

 

それ以前全世界の女性の半数以上敵に回したぞ!

 

長谷川「コンチクショーーーーーー!!!」

 

長谷川雄一課長、この瞬間壊れた気がする。

 

 

 

 

 

 

 

それから1時間ずっと課長の愚痴と妬みに言葉を聞いていて香原さんはニコニコと笑っていた。

 

そして夕方。

 

家に帰るときにはかなり疲れた。

 

課長の壊れ具合がかなり怖かった。

 

家のドアを開ける。

 

いつもやってくるコハクが来ない。

 

どうしたんだ?

 

この場合はやって来た人が敵対している時が多いな。

 

ジェイドやジューダスが警戒してると思うんだが・・・

 

とりあえず中に入るか。

 

俺は靴を脱いで中に入りリビングに向かうと・・・

 

「あ、あのその落ち込まないで。」

 

クレア「あなたがそれを言いますと火に油では・・・」

 

メルディ「もげばいい!」

 

チェスター「いや!もいじゃダメだろ!?」

 

なんだこのカオス?

 

コハクとコレットは部屋の隅で座り込んでの文字を書いてる。

 

前にも見た気が・・・ベルベットが来た時だな。

 

そしてあいつは・・・

 

洋介「ティア・グランツ。」

 

アビスのお色気担当でありヒロイン。

 

男ならまず目が行く胸。

 

そして声優がギアスのC.Cと同じ声優のゆかなさんです。

 

神託の盾騎士団所属の女性。

 

側から見たら冷静沈着そうで冷たそうな印象を持つけど実は可愛いもの好きでチーグルであるミュウに心の中で可愛いなど褒め称えたりレディマイではユージーンの毛を赤い顔して触ったりクィッキーから逃げられたりモフモフ族に対して熱烈な視線を送ったりとしている。

 

課長好みの体だからな・・・

 

今度紹介できそう。

 

それと第七音譜術師(セブンスフォニマー)であり序盤から終盤までほぼパーティーに入れるほどの回復使い。

 

料理はできるが見た目が豪快らしい。

 

本名メシュティアリカ・アウラ・フェンデ。

 

生まれる前に父を亡くしホドが魔界に落ちたときに生まれた女性。

 

その際母も死亡、兄のヴァンと共にユリアシティのグランツ家に引き取られる。

 

ジェイド「おや洋介、おかえりなさい。」

 

洋介「ただいまジェイド、とりあえず見た感じだがコハクとコレットはティアの胸を見て・・・」

 

ジェイド「はい、ショックを受けています。」

 

あっさりと言うジェイド。

 

どうしようか。

 

とりあえず2人を励ましてくるか。

 

俺はコハクとコレットの元に向かう。

 

洋介「すまないがティア、退いてくれ。」

 

ティア「あ、あなたは?それになんで私の名前を?」

 

洋介「それは後から言う。今はこの2人を立ち直らせないと。」

 

ウッドロウ「今は彼にお任せください。」

 

ウッドロウが上手いことティアを引き離してもらう。

 

さて、どうしたもんかな?

 

洋介「あ〜コレット、ロイドは胸のことなんて気にしないぞ。」

 

コレット「でも、ロイド、スケベ大魔王の称号貰っちゃうよね?」

 

温泉イベント見たのか!?

 

コレット「ロイドはきっとリフィル先生やしいなのようなおっきなおっぱいがいいんだよ。」

 

あ〜、コレットはロイドを更に変態大魔王まで格上げさせるつもりか?

 

洋介「いやいや、ロイドはそんな所で好き嫌いを決めるわけじゃないぞ。ロイドはコレットのために旅について行って世界再生を成し遂げただろう?」

 

プレセア「そうです。ロイドさんがそのような事でコレットさんを嫌いになることはありません。」

 

プレセア、ナイスフォローだ。

 

洋介「そうだぞ、それにティアも2年前まであそこまで大きくなかったって本人言ってた。もしかしたらコレットだって2年後「それはありません。」・・・」

 

プレセアにバッサリ言い捨てられた。

 

おいいいいいい!!!

 

上げて落とすなよ!

 

プレセア「私はあの旅から2年後の世界から来ていますがコレットさんのお胸の大きさはほとんど変わっておりません。」

 

プレセアの無慈悲な言葉に更に落ち込む。

 

コレットは今にも泣きそうだ。

 

プレセア「そして私も何一つ成長しておりません。」

 

コレット「プレセア・・・」

 

そうだな。

 

プレセアは何一つ成長しない。

 

身長も・・・

 

あの日から何一つ成長しなくなったプレセアが1番酷だろうに。

 

コレット「プレセアーーーー!!!」

 

コレットはプレセアに抱きついた。

 

コレットはまだ成長の見込みはあるがプレセアはもう成長しない。

 

コレット「ごめんね!ごめんねプレセア!こんな事で落ち込んでごめんね!」

 

プレセア「大丈夫です。2年後は変わらなくてもその後から成長すると思います。ですので落ち込まないでください。」

 

コレット「ブレゼアーーーー!!!」

 

大泣きのコレット。

 

キャラ崩壊寸前じゃない?

 

いや一件落着かな?

 

しばらくプレセアにはコレットのハンカチ&抱き枕になってもらおう。

 

周りは少しホッとしている。

 

次はコハクだ。

 

どうしようかな〜。

 

洋介「コハク、俺は胸の大きさなんて気にしないぞ。」

 

以前はシングの名前を出したけど今回は俺でいいよな?

 

コハク「・・・」

 

コハクは少しだけ俺を見た。

 

洋介「俺が胸を気にした事あるか?」

 

コハク「ない。」

 

即答してくれて嬉しいな。

 

洋介「それにな、確かに女性の胸が大きいことは憧れかもしれないけど大きいと肩が凝ったりうつ伏せで寝ることもできないし動いていると揺れて動きにくいらしい。」

 

それが男の目の保養だけどな。

 

洋介「それとも俺が胸の大きい人に浮気すると思ってるか?」

 

コハク「ない。」

 

これも即答してくれた。

 

嬉しいな。

 

洋介「なら問題ないだろ?コハクは今のままで十分だよ。」

 

コハク「ほんと?」

 

こっちを向いて聞くコハク。

 

洋介「本当だ。」

 

俺はコハクの頭を撫でる。

 

コハク「えへへ、ごめんね、洋介。」

 

俺に笑ってみせるコハクが可愛すぎ。

 

とりあえず機嫌が治ったな。

 

ティア「えっと・・・どう言う事?」

 

ジューダス「気にするな。ただの茶番だ。」

 

何気に失礼な事言うなよジューダス。

 

 

 

 

 

あれからコレットとコハクが元に戻りとりあえずティアをリビングに座っていただく。

 

その間ジェイドには黙っていてもらう。

 

もしジェイドの正体をバラすとティアは警戒する可能性あるためだ。

 

ティア「信じられないわね。ここが別世界だって言われてもピンとこないわ。」

 

まぁ当たり前の反応だな。

 

洋介「まぁそれが当たり前な反応だしいきなり信じろと言わない。それに兄を止めるためにファブレ家に乗り込むんだしここで鍛えてもいいんじゃないか?」

 

序盤の出来事のひとつ、主人公ルークの住むファブレ家にティアが乗り込んできてヴァンを殺そうとするも失敗。

 

争いに首突っ込んで来たルークを巻き込む形で術を使用してまさかの擬似超振動を起こしそのせいでめっちゃ遠い所に飛んだ。

 

ルークを巻き込んでしまったため責任を感じたティアはルークを家に返すために一緒に旅をするようになるのが序盤。

 

中盤からはやらかしたルークを辛い言葉を投げかけたりもしたがなんだかんだ見守っていき最終的には認める事になる。

 

あの作品は主人公のルークが成長する話だよな。

 

文字通り生まれた意味を知るRPGだよな。

 

俺の言葉にティアは瞬時に投げナイフを取り出したがジェイドとマリクに阻まれた。

 

ジェイド「おやおや、私と同じ事をしようとするのはどこの誰でしょうか?」

 

マリク「悪いけどあんた以外に軍人や元軍人がいるんでな。変なことは起こさないことだ。」

 

ジェイドは槍をティアの喉に、マリクは投刃をティアの目の前のテーブルに突き立てた。

 

家具壊すなよ。

 

そこまで高くないけど壊されたくないな。

 

チェスター「ジェイドも洋介に何かしたのか?」

 

コレット「槍を突きつけたよ。」

 

チェスター「おぉ!?怒らせるとヤバいやつだと思っていたがそれ程・・・」

 

ジェイド「チェスター。口は災いの元ですよ。」

 

ジェイドの鋭い視線がチェスターを射抜く。

 

チェスターは青ざめてガラドの後ろに隠れた。

 

流石このメンバー1、2位を争うレベルのキャラ。

 

マリク「ジェイド、この子とは同郷だろ?」

 

ティア「えっ?」

 

驚いたようだ。

 

まさか同郷の人がここにいるなんて思っていなかったんだろう。

 

ジェイド「えぇそうです、ですが現在の立場上彼女は中立国なのでどうしようか考えていまして。」

 

ティア「その言い方・・・キムラスカ!?マルクト!?」

 

ジェイド「初めましてティア・グランツさん。私はマルクト帝国軍第三師団団長のジェイド・カーティスと言います。階級は大佐、以後お見知り置きお。」

 

ティア「っ!?死霊使いジェイド!」

 

ジェイド「おやぁ、ローレライ教団でも私の2つ名をご存知とは光栄ですね〜。サフィールが教えたのですか?ですがこの世界では死霊使いもヴァン総長の妹という肩書は意味がありません。」

 

ティア「・・・どう意味?」

 

何この一触即発な雰囲気?

 

ジェイド「ここは平和な国です。争いはなく私達のような人間が邪魔な世界です。ここでは教団や軍関係なく仲良くしませんか?」

 

あのジェイドの口から仲良くって言葉が飛んできた!?

 

あのジェイドが!あのジェイドが!

 

ジェイド「洋介、真夜中に耳元で呪咀を言われたくなければその思考を止めなさい。」

 

思考を読まれた!

 

子安さんの声を耳元で聞けるなら呪咀を言われてもいいかも・・・

 

ジェイド「それに私たちは彼の家に住ませていただいています。ここには王族や罪人、元軍人や子供、学生など身分性別関係なく集められています。そんな中で元の世界の国のいざこざなど持ち込むには野暮だと思いませんか?」

 

まぁ持ち込まれても迷惑なだけだし。

 

個人的ないざこざなら何回かあったけど。

 

ジェイド「ついでに言いますが私は家庭教師をしています。少しでも彼の金銭面を楽にさせたいからです。」

 

コレット「私とガラドはペットショップで働いてるよ。」

 

ベルベット「私とジューダスは使用人よ。」

 

マリク「俺はバーで働いている。」

 

シェリア「私は焼き鳥屋で働かせてもらってるわ。」

 

プレセア「私は猫カフェです。」

 

メルディ「メルディとクィッキーは服屋!」

 

クィッキー「クィキー!」

 

チェスター「えぇっと俺は猟友会に誘われてな。そこで狩りをした獲物を金に変えてもらう。」

 

ウッドロウ「私は学校で弓を教えています。」

 

コハク「えっと、私とクレアとマオとジュードとここにいないけどリタって子は家の掃除などしてるよ。」

 

リタは基本的に引きこもりだけど。

 

ジェイド「全員別々の世界から来てこうやって仕事を紹介していただいています。身分が無くなればただの男女です。ここは一旦お互い矛を収めませんか?」

 

ティアはナイフから手を離さず当たりを見渡す。

 

まぁいきなりじゃ無理だろうし俺とコハクでなんとか馴染むまで話し合うと言う手段もあるんだが・・・

 

ティア「・・・ふぅ、死霊使いがそこまで言うのならいいわ。」

 

ティアはナイフをテーブルに置いた。

 

ティア「ごめんなさい。これでも軍人だからいきなり信用しろなんて言われても無理なの。」

 

ガラド「それくらいわかっているさ。それにお嬢さんと同じ反応をした奴なんて何人もいるからな。」

 

そうだな。ジューダスとシェリアとジェイド、それとコハクだな。

 

ティア「ティアでいいわ。それと慣れるまで時間かかると思うけどしばらく厄介になるわ。」

 

ジェイド「私に言うのではなくここの家主の洋介に言ってください。もし慣れてきて仕事をしたくなったら彼に仕事を紹介して貰ってください。」

 

実は候補がひとつあるんだよな。

 

それはまた今度。

 

洋介「まぁなんだ。よろしくな。とりあえずここにいる人達と戦って強くなってもいいし仕事してもいいし好きにしてくれ。」

 

ティア「それって私にとって好待遇だけど・・・」

 

洋介「いきなり仕事探して来いって言われても無理だろ?言葉も文化も違うから。だったら慣れるまでここで過ごしてみんなと仲良くなってから仕事してゲームして強くなって行けばいい。」

 

俺は頭にクィッキーを乗せたメルディを手招きした。

 

メルディは首を傾げながら俺の元にやって来た。

 

ティアは真顔で俺に顔を向けているがしょっちゅうクィッキーに視線がいっている。

 

事情を知っているジェイドは俺の行動に呆れている。

 

可愛い物好きだからな。

 

後で部屋にピカチュウとかケロちゃんとかにゃんこ先生とかのぬいぐるみを持って行って見るか。

 

こうしてティアがやって来た。




称号

コハク

愛さえあれば胸なんて気にしない!

この後コハクは洋介の布団に潜り込んできた。


コレット

愛さえあれば小さくても気にしない!

ロイドを振り向かせるために女を磨く!



ジェイド

読心術?

皆さん顔に出やすいですよ。



プレセア

変わらないもの

私は変わりません・・・成長的に・・・



ティア

可愛いものマスター初級

洋介の部屋に置いてあったぬいぐるみに埋れてデレデレの顔に!?


逃げられる!?

後日クィッキーをモフモフしすぎて2度とティアに近づかなくなった。


それでは次のアンケートですが・・・19人目はゼスティリアにします!

キャラは以前感想でいただきましたアリーシャとエドナ+2名にします。

残り2人を作者が勝手に決めるとろくなことがないので一度感想でいいので残り2人のゼスティリアキャラをお願いします。

その中で多く名前を挙げられたキャラ2名をアンケートに加えます。

期間は次に投稿までにします。

ご迷惑だと思いますがご協力お願いします。

ダメな作者ですが今後ともよろしくお願いします。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

番外編 精霊装 ロングスキット

番外編です!

本編とは関係ありません!


洋介「レイズがアップデートするみたいだな。」スマホ確認

 

メルディ「レイズ?」首傾げ

 

洋介「レイズって言うのはテイルズオブザレイズの事だ。スマホゲームでテイルズに出てきた操作キャラに加えて印象深いキャラが出てくるゲームでな。原作では無かった話やもしものストーリーを見ることができるんだ。」

 

マオ「おぉ〜!それじゃあボクやユージーンも出てるの?」

 

洋介「出てきてるぞ。だいたい敵キャラも合わせて150人くらいかな。」

 

メルディ「バイバ!」

 

マオ「へぇ、それでアップデートって?」

 

洋介「なんて言えばいいんかな?このゲームの新しい情報を入れて・・・新しいキャラなどが増える事・・・でいいのか?わかりやすく説明するのは難しいな。」四苦八苦

 

マオ「それじゃあ今回は何が増えたの?」

 

洋介「精霊装って言う特殊な技を使えるキャラが増えたんだよ。ロイドにコレットに・・・コハク!?」急に立ち上がる

 

マオ「わっ!?どうしたの洋介?」

 

洋介「・・・ちょっとコンビニ行ってくる。」財布とキーを持って家を出る

 

マオ「え?それじゃあガリガリ君ソーダ味を買ってきて。」

 

メルディ「メルディは猫缶!」

 

クィッキー「クィッキー!クィッキー!」猫缶は美味しいよ!

 

 

 

 

数分後

 

洋介「ただいま。」洋介帰宅

 

マオ「おかえり。」お出迎えし隊レッド

 

メルディ「おかえり!」お出迎えし隊パープル

 

洋介「ただいま2人とも。とりあえずガリガリ君と猫缶。」

 

マオ「ありがとう!」ガーリガリくーん

 

クィッキー「クィッキー!」ボクに頂戴!ボクに頂戴!

 

メルディ「洋介!ありがとう!」

 

洋介「どういたしまして。」颯爽とリビングに向かう

 

マオ「それでなんでコンビニに?」

 

洋介「ちょっと2万円ほど課金してきた。」

 

マオ「2万円も?洋介にしては珍しいネ?さっきの精霊装ってのに関係あるんだよネ?」

 

洋介「その精霊装にコハクがいたからちょっと爆死してくる。」アプリ起動中

 

コハク「私がどうしたの?」噂をしたら〜

 

クィッキー「クィッキー!」猫缶美味しい!

 

洋介「ちょうどゲームでコハクの新しい技が出てたから見てみようと思ってな。」

 

コハク「私の新しい技?見てみたい!」

 

洋介「それならコレットも呼んできて。コレットも新しい技が出てるから。」

 

コハク「うん!わかった!」コレットを呼びに

 

洋介「さてと、さっさと2万円分ショップで買うか。」まいどあり〜

 

マオ「コハクとコレットの新しい技気になるネ〜。洋介はコハクのことが気になるんだよネ?」ニタニタ顔

 

洋介「そうだな〜。まぁ好きな子の事だから気になるんだよ。」真顔

 

マオ「うっ、そんな真顔で返されるとこっちが恥ずかしいヨ。」

 

メルディ「うんうん!それも本人いる!」指差しの先にコハクとコレット

 

コレット「えっと・・・洋介が呼んでるってコハクが来たんだけど・・・惚気?」

 

洋介「惚気ていいのなら今すぐにでもコハクに愛を囁いて真っ赤にさせるけど。」

 

マオ「それは勘弁だヨ、ブラックコーヒーが飲みたくなるヨ。」思い出しただけで口から砂糖ドバー

 

コハク「もう!恥ずかしいこと言わないでよ!」顔真っ赤

 

洋介「俺も恥ずかしいんだけど。」

 

マオ「洋介!後でイチャイチャすればいいから早く話を進めてヨ!」

 

洋介「そうだった。さてコレット。コレットとコハクに新しい技が覚えるかもしれない。」

 

コレット「新しい技?どんなの〜?」興味深々

 

洋介「まぁ待て、今からガチャるしもしかしたら爆死するかもしれないけど・・・祈ってて欲しい。」

 

コハク「爆死って何?」

 

洋介「爆死・・・あー全く特賞が当たらず金をドブに捨てる事。」何回か経験済み

 

マオ「いるよネ〜。クジを当てるまでお金払い続ける人。」ケラケラ笑う

 

洋介「・・・そうだな。」クジは幼少期に経験済み

 

コレット「よーすけ!早く早く!」

 

洋介「そうだな、それじゃあガチャ1回目いくぞ!」鏡晶石2000 10連をタップ

 

早速虹出現!

 

コレット「なんか虹色が出てきたよ!?」

 

洋介「よし!ロイドかコレット、コハクのどれか確定だ!」

 

クィッキー「クィキ?」誰かな?

 

出てきたのは・・・

 

 

これがわたしたちの炎舞!舞い上がれ!イフリート!

 

 

洋介「コハクキターーーー!!!!」思わずコハクに抱きつく

 

コハク「きゃっ!?」真っ赤になりながら抱きしめられている

 

洋介「愛してるぞ!コハク!」レイヴン風

 

コレット「おめでとコハク。」

 

マオ「カッコイイヨ、コハク。」精霊装を見ながら

 

メルディ「コハク!強くなった!」

 

洋介「メルディ、ゲームの中のコハクは強くなったけど俺の腕の中のコハクが強くなったわけじゃ無いぞ。」

 

マオ「しれっと恥ずかしいセリフを言ってる。」

 

洋介「よーし!この調子で残り5回ガチャるぞ!」爆死開始

 

マオ「次ボク押したい!」

 

洋介「いいぞ!タップしたれマオ!」キャラ崩壊気味

 

マオ「ポチッとネ。」

 

 

金止まり。

 

 

マオ「悔しい・・・」

 

洋介「大丈夫だよ。ガチャなんて出る出ると思っていると出ないから基本的に出ないと思いながらガチャら無いと精神的に来るぞ。」経験済み

 

メルディ「次メルディ!」

 

洋介「メルディ、外しても落ち込むなよ。」

 

メルディ「りょーかい!」タップ

 

 

鏡技

 

 

メルディ「虹じゃない。」しょんぼり

 

洋介「いやいや、鏡技っていってこれの結構珍しい奴だから出してくれて嬉しいよ。ありがとうメルディ。」

 

メルディ「洋介・・・うん!」

 

コレット「よーすけ、私もやっていい?」

 

洋介「いいよ、ここを押してくれ。」

 

コレット「えい!」タップ

 

 

虹確定!

 

 

洋介「おぉ!精霊装確定だ。流石ドジっ子神子。」

 

コレット「やったー!」

 

マオ「それ関係なよね?」ツッコミ

 

メルディ「誰かな?」

 

 

世界に光を・・・・・・アスカ、希望の輝きを、今ここに!

 

 

コレット「私だー!」ぴょんぴょんはねる

 

洋介「まさかのミニスカ・・・ロイドとコレットファンには大喜びだな。」

 

コレット「えへへー。」

 

メルディ「コレットカワイイ!」

 

コレット「ありがとメルディ!」

 

クィッキー「クィッキー!」ボクもするー!

 

メルディ「クィッキーもやりたいって!」

 

洋介「クィッキーが?いいけど押せるか?」

 

クィッキー「クィキ!クィキ!」押せる押せる!タップ

 

洋介「押せたよ。」びっくり

 

 

鏡技確定

 

 

クィッキー「クィキ〜。」しょんぼり

 

メルディ「クィッキー、落ち込まないで。」

 

コレット「そーだよ。元気出して!」

 

クィッキー「クィキ・・・クィキー!」みんな・・・そうだね!

 

コハク「洋介、最後に私やっていい?」

 

洋介「いいぞ。最後に爆死してこい!」

 

コハク「爆死確定なんだ。」タップ

 

 

虹色登場!

 

 

メルディ「おぉー!」

 

マオ「虹色来たヨ!?」

 

コハク「洋介!やったよ!」

 

洋介「おめでとうコハク。」

 

クィッキー「クィッキー!!!」歓喜の舞

 

コレット「ロイドかな?」

 

洋介「何かな?」

 

 

世界に光を・・・・・・アスカ、希望の輝きを、今ここに!

 

 

コレット「また私だよ?」

 

洋介「ガチャ特有の被りだな。それがガチャの醍醐味だ。それに精霊装が2種増えて更にコレットの精霊装が強化出来るし万々歳だ。」

 

コレット「ロイドがかわいそうだよ〜。」涙目+上目遣い

 

メルディ「よーすけ・・・」涙目+(ry

 

マオ「洋介。」な(ry

 

洋介「マオよ、お前の涙目はあまりグッとこないぞ。」呆れ

 

コハク「でもここまで揃えたらロイドの精霊装も揃えたらいいと思うよ。」

 

洋介「ダイヤ稼いだらまたガチャるよ。」

 

コレット「絶対だよ!」

 

その後ダイヤを稼いでも全て爆死だった。




一応本文の結果は作者の爆死の結果です。

ロイドはそのうち精霊片が貯まると思う。

それと前回の最後にゼスティリアのキャラについて特に追加してほしいキャラがいなかったので作者が勝手に残り2人を加えてアンケートを貼り出します。

ご協力ありがとうございます。

追記

アンケートなんか5名入ったしもう1人加えておきます。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

なんか思っていた展開と違うんだけど・・・

遅れてすいません!

思うように執筆できなくなってきました!

皆様にご迷惑をかけて申し訳ございません!

あとごちゃごちゃしてたらすいません!


洋介「ジューダス、香原さんにアポを取って欲しい。」

 

ティアが来た翌日の朝。俺はジューダスに香原さんと会うためにアポを取ってもらえるように頼んだ。

 

ジューダス「わかった、いつ、それと何人来る予定だ?」

 

洋介「俺とコレット、それとガラドとプレセアだ。訪問予定日は明日だ。」

 

ジューダス「わかった。」

 

ジューダスはそう言うとベルベットと共に家を出た。

 

なんていうか仕事しーの人だよな。

 

とりあえず今後の予定では10月にゲーム発売で11月にウッドロウの教え子達の大会を観に行って12月は香原さんの所のパーティーに参加。

 

1月は同窓会にコハク達全員参加させてからはその後の予定は無し。

 

今回は12月のパーティーの参加者を伝えに行く。

 

予定では俺とコレット、そこにガラドとプレセアの予定だ。

 

ガラド「俺を呼ぶのか?」

 

洋介「ガラドはプレセアと親子で俺ははコレットの友達といった設定で行こうと思う。」

 

かなり穴が空いていて無理のある設定だがな。

 

ガラド「・・・外見上なら可能だがプレセアはそれを承諾しているのか?」

 

洋介「まだ。」

 

ガラド「せめてプレセアに伝えてからにしろよ。」

 

ガラドが呆れ始めた。

 

それはわかっているんだがなかなか言い出せないんだよな。

 

俺はキッチンで冷蔵庫からアイスコーヒーのペットボトルを取り出してコップに注ぐ。

 

洋介「ガラドも飲む?シロップ多めで。」

 

ガラド「いただこう。」

 

俺とガラドはアイスコーヒーを飲んでから仕事に出た。

 

 

 

 

 

その日は特に何もなく帰宅。

 

ティアは薫の着せ替え人形にされて何があったのか知らないがツインテールにされていて恥ずかしがっていた。

 

ジュードに聞くと聞かない方がいいと言われる。

 

心なしか瞳のハイライトが消えている。

 

同じくチェスターに聞くと俺的には眼福だったなとスケベ大魔王丸出し発言をする。

 

鼻から血がツーと出てる。

 

今思うとティアにリタって紹介したっけ?

 

そう思いティアに聞くとリタ外に出るときに出会ってその時に簡単に挨拶したらしい。

 

外に出る理由ってネコカフェか。

 

雪原さんめちゃくちゃ誘ってるな。

 

向こうの懐大丈夫か?

 

ティアは薫恐怖症になった。

 

ベルベットに引き続きティアまで・・・恐るべし薫。

 

プレセアが帰って来たためガラドに言われた事を伝えると潔く承諾を得た。

 

そのプレセアの手に大量のDVDが入った袋だった。

 

チラッとタイトルを見たらハエ男の恐怖や怪獣王ゴジラ・・・パラメディックやん!

 

誰からもらったか聞いたら雪原さんだった。

 

プレセアにそっちネタを走らせないでくれ!

 

リーガルに「リーガルさん、大アマゾンの半魚人を知っていますか?」

 

「いや、知らないな。」という会話が来たら雪原さんのせいだぞ。

 

ちょうどよくジェイドも帰ってきてプレセアとイクティノスとシャルティエを持っていって映画鑑賞に入っていった。

 

コレットとガラドとシェリアが帰ってきた・・・シェリアが紙袋持ってる。

 

思わずナニコレと聞くとコレットがラブレターだってと言った。

 

流石シェリア。

 

モテモテガール。

 

優希が嫉妬するな〜。

 

好奇心でそれをどうするのか聞いてみると1枚ずつ読んで返事を書いた紙を添えて返すらしい。

 

律儀すぎるだろ。

 

それがモテるポイントだろうけど。

 

でも側から見たらラブレターを次の日に返す人にしか見えないんだよな〜。

 

なんて酷い事を考えていると更にマリクとウッドロウが帰ってきた。

 

ウッドロウの方は生徒達の最終調整に入ったと言われたけど何のことやら分からない。

 

それと大会の日にちも教えてもらった。

 

2ヶ月後の第一日曜日か。

 

それを横で聞いていたチェスターが行きたいと言い出したため関係者家族枠が無いか聞いてみるか。

 

ついでに陸斗にも行くか聞いてみるか。

 

クレアって今どこにいるんだ?

 

そう思っているとリビングの窓からクレアが何故か血塗れでやってきた。

 

ホラー展開に驚いているとチェスターが狩ってきた猪の解体をしていたようだ。

 

チェスターが猟友会で貰ったであろうつなぎと短刀とナタを持って・・・マジでホラーやん!

 

ホッケーマスクか人の皮のマスクを被ったら完全にホラー映画の殺人鬼やん!

 

それより美少女に何をさせてんねんスケベ大王!

 

思わずそう言うとクレアが自分がやりたいと言い出したからだそうだ。

 

強く言えない。

 

それにスケベ大王に反応してしまう始末。

 

そこでメルディが一言。

 

メルディ「スケベはダメ!鼻の下伸ばしてる!」

 

とチェスターを指差ししてそう言う。

 

クィッキーも一緒にチェスターを指差ししてる。

 

ついでに俺にも言われてる気がするんだが・・・まぁ男がスケベなのは仕方ない。

 

開き直っておくか。

 

チェスターは必死にメルディを説得しているがメルディは顔を背ける。

 

その後ジューダスとベルベットが帰ってきた。

 

ジューダスに朝の件を聞くと大丈夫と言われる。

 

だけど香原さんが会議で遅くなるとのことでベンさんと美智流さんが話を聞いてくれるみたい。

 

これで作戦が説明できる。

 

なお、チェスターはこの後女性陣から避けられたのは言うまでもない。

 

 

 

 

翌日の夕方。

 

コレット「楽しみだね〜。」

 

俺の助手席でコレットがワクワクしてる。

 

だけど俺は楽しみじゃない。

 

コレット囮作戦についてだから面白くもない。

 

ガラド「コレットから話は聞いているが結構大きい屋敷なんだろ?俺は洋介の人間関係が1番驚きなんだが。」

 

そうか?

 

親会社の社長とその娘さん夫婦、ヤクザ、オネエ、セールスマンにコンピューター社員、女子高生に学校の先生・・・変則的な交友関係だな。

 

一番の驚きはヤクザと仲良くなることだな。

 

まぁヤクザ=悪という方程式は無いし雪原さんも朱雀さんもいい人だし・・・源さん?俺のイメージはイキリヤクザっぽい。

 

コレット「ベンさんも美智流さんもおじいちゃんもいい人だよ。」

 

うんコレットはいつも通りだな。

 

そんなこんなで車を走らせた。

 

 

 

 

香原さんの屋敷に着いた。

 

ガラド「おぉここが噂の豪邸か。」

 

どんな噂だよ。

 

誰がそんな噂してたんだ?

 

プレセア「・・・レザレノカンパニーより小さいです。」

 

当たり前だ!

 

あの大きさの屋敷なんてなろう系に出てくる異世界の貴族の屋敷だろう。

 

俺はインターホンを押した。

 

「どちら様でしょうか?」

 

ミタヨさんの声だ。

 

洋介「葉杉です。」

 

ミタヨ「少々お待ち下さい。」

 

そう言われて数秒後、

 

ミタヨ「葉杉様、それと皆様、お待ちしておりました。」

 

ミタヨさんが扉を開けた。

 

コレット「お邪魔しま〜す!」

 

ガラド「おいコレット、先に行くな。」

 

何度もここにきているコレットにとって第3の家みたいな場所だから迷いもなく豪邸に入って行く。

 

洋介「俺らも中に入るか?」

 

プレセア「はい。」

 

俺とプレセアはコレットとガラドの後を追うように豪邸に入った。

 

ジューダス「いらっしゃいませ。葉杉様。コンバティール様。ブルーネル様とグリナス様が先に応接間に向かいました。ご案内します。」

 

・・・慣れないな〜ジューダスの丁寧語。

 

プレセア「・・・」

 

プレセアは特にコメントはない。

 

さっさと移動しよう。

 

俺らはジューダスの案内で応接間に移動した。

 

応接間ではコレットがお菓子を食べながら美智流さんと話していてガラドはベンさんと何か話してる。

 

ベン「ようこそ洋介くん。」

 

ガラドとの会話を一度中断して俺の方を向くベンさん。

 

洋介「突然のアポすいません。」

 

美智流「大丈夫よ。そちらの子もこっちにきて座って。」

 

俺とプレセアは美智流さんの言われるがままソファに座る。

 

ミタヨ「ただいまお茶をお持ちします。」

 

ミタヨさんがどこからか声をかけて退散する。

 

もう驚かないぞ。

 

ベン「それであの事で何か相談があるのかな?」

 

ベンさん直球で来たね。

 

洋介「はい、パーティー参加者の追加と役回りについてです。やるからにはコレットの安全第一で行きます。」

 

俺は頭の中にあった作戦をベンさんと美智流さんに伝える。

 

洋介「まずガラドとプレセアは親子関係でベンさんの知り合いという設定で会場に入ります。俺はコレット・・・この場合ベンさんと美智流さんの娘さんの奈々さんの友達として招待される。ジューダスとベルベットはこのまま使用人として働いていただきます。基本的に俺はコレットの近くにいます。ガラドとプレセアはベンさんか美智流さんの近くに居てもらいます。相手がどのような対応と反応するかわかりませんのでコレットとベンさん達の安全を確保するためです。おそらく相手は真っ先にコレットの所に来ると思います。轢き殺した相手を問い詰める、偽物と凶弾すると俺は読んでいます。もし見当違いな事を言ってくる・・・何事もなく接してきた場合コレットは事故の衝撃でいくつかに記憶が抜けてしまい今の今まで入院していた事にします。そうする事で知らない人から声をかけられても記憶に無いと言えばギリギリはぐらかす事ができると思います。そして犯人が分かったところで俺とガラドとジューダスで周りを囲みコレットに掴みかかるか危害を加えようとしたときに取り押さえます。」

 

我ながらかなりのマシンガントークをした物だ。

 

よく息継ぎなしでできた物だ。

 

会話中にミタヨさんが置いて行ったであろう飲み物を飲んで俺は一息ついた。

 

穴だらけの俺の作戦だが受け入れてくれるのだろうか?

 

ベン「洋介くん、その作戦は俺らも考えていた事でもあるんだよ。ただしコレットちゃんの隣は美智流がやってもらって何かあったら俺が動くつもりだった。だけどその役目を洋介くんがしてくれるのかい?」

 

ベンさんが俺に問いかけてくるように見る。

 

答えは決まっている。

 

洋介「はい、美智流さんまで何かあったら香原さんが悲しみます。お孫さんの次は娘さんがいなくなるかもしれないからです。」

 

親より先に子供と孫が死ぬのは耐えがたい苦痛のはず。

 

洋介「だから俺がコレットの隣にいます。」

 

俺の発言の後に長い長い沈黙が入る。

 

先の沈黙を破ったのは美智流さんだった。

 

美智流「・・・私・・・考えた事なかった。私らと同じようにお父さんも苦しかったはずなのに・・・お父さんを悲しませるところだった。ずっと奈々を殺した犯人を捕まえる事ばかり考えてた・・・私が死んだら・・・お父さんも私らと同じ気持ちになっちゃう・・・」

 

ベン「そうだな・・・洋介くんと話してるとまるで俺と同年代の男と話しているような感じだ。」

 

いや・・・ドラマやアニメのセリフを適当に合わせただけなんですけど・・・

 

そんな深い考えはなかったんだが・・・まぁいっか。

 

それを口にしたらこのシリアスな雰囲気が台無しになりそう。

 

それに適当なセリフを言ったけどコレットの安全第一なのは変わりない。

 

家族の安全を第一にしたい。

 

ガラド「感動したぞ洋介!まさかお前がそんなことまで考えていたなんて!」

 

プレセア「同感です。コレットさんだけでなく美智流さんの事まで考えていたとはお見それしました。」

 

コレット「よーすけ!すごいね!」

 

なぜか3人からの好感度みたいなのが上がったんだけど?

 

ベン「お義父さんにその事を伝えてみようと思う。洋介くんの思いもちゃんと伝えるよ!」

 

美智流「ありがとう洋介くん!本当にありがとう!」

 

いや・・・すいません。あの言葉であそこまで泣き出すなんて思わなかった。

 

本当にそんなつもりじゃなかったんです!

 

ただコレットの安全のために力説しただけです!

 

そのあと何故か涙目になっているベルベットと無表情のジューダスが入ってきてどうやら立ち聞きしていたらしく俺のマシンガントークの説明に賛成だそうだ。

 

後はベンさんと香原さんで俺の作戦の開いた穴を埋めるようだ。

 

そして香原家で食事をすることになった。

 

この食事でガラドとプレセアはベンさんと美智流さんと仲良くなった。

 

俺は食べながらこう思った。

 

なんか思ったこととは違う展開になった。

 

コレット「それでね!よーすけとコハクが恋人同士になったんだよ!」

 

ベン「へぇ・・・」

 

ちょっとコレットさん?

 

それを今暴露しちゃう?

 

ベンさんの目がすごく怖いんだけど?

 

ベン「俺たちには軽率な行動をとるなと言っているのに君は何コハクちゃんと恋人同士になっているのかな?」

 

なんでだろう・・・ベンさんの筋肉がアニメのように膨らんでいるような・・・あっ少し服に縦線が・・・

 

ベン「少しお話ししようか?」

 

静かなる圧力に俺は、

 

洋介「お手柔らかにお願いします。」

 

そう言わざる得なかった。




称号

メルディ

えっちなのはダメ!

スケベはいけない事!


シェリア

モテモテガール

手紙はちゃんと読んで返事を書いて次の日手渡しで返事をするそうです。


クレア

13日の・・・

マスク?ガラドさんに借りればいいんですか?(ハロウィンネタ)


チェスター

スケベがバレた日に・・・

女性陣から白い目で見られるんだが・・・


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

女性の水着って見る価値あるよね?

今回早く書けた!

内容が面白くなかったらすいません。

それと今回あるサイトで水着(女性限定)を調べてみました。

こそこそ隠れて調べるのつらい。

似合ってなかったらすいません。

男性の水着?

俺の中でマリクとガラドがブーメランパンツでそれ以外はトランクスタイプの水着かなって思っています。


それはメルディから言い出してきた。

 

メルディ「ヨースケ!日曜日にプール行きたい!」

 

季節はもうそろそろ初秋が終わる頃。

 

プールってやってんの?

 

しかもこの人数分の水着なんて・・・

 

メルディ「水着は薫と準備した!」

 

どこからともなく持ってきたトランクを開けて中から男女の水着が・・・なんであんの?

 

メルディ「メルディと薫で目測で測ってメルディのお給料を天引きしてもらって買った!」

 

まさかの自分の給料を犠牲にして買ったなんて思わなかった。

 

そこまで言われたら行かないといけないな。

 

俺は乗る気しないけど。

 

でもメルディのこの期待の眼差しをされたら行かないといけないよな。

 

バスが動くか確認するか。

 

ついでに誰か巻き込むか。

 

 

 

そんなこんなで日曜日。

 

その間にこの時期でも開いている市民プールを探してマイクロバスを運転できるか確認して各自水着が着れるか確認していた。

 

コハクの水着姿見たかったけど我慢した。

 

そして市民プールに着いた。

 

リタ「なんで私が・・・」

 

シェリアに俵持ちされながらバスから降りたリタがぶつくさ言っている。

 

シェリア「ほらリタ、諦めなさい。せっかくメルディが私達の為に水着を選んでくれたのよ。」

 

リタ「私は頼んでない!」

 

シェリア「諦めて一緒に泳ぐわよ!」

 

ジタバタしているリタをお構い無しに連れて行くシェリア。

 

ジューダス「・・・水泳なんていつぶりだろうか?」

 

シャルティエ「坊ちゃんは水にあまりいい思い出がありませんからね。」

 

海水に呑まれて死んだからな。

 

マオ「ジューダスって泳げないの?」

 

怖いもの知らずな質問をするマオ。

 

ジューダス「大丈夫だ。マオはどうなんだ?」

 

マオ「ボク?ボクはちゃんと泳げるヨ!」

 

サムズアップするマオ。

 

ジューダスは軽く笑うとさっさと降りて行った。

 

マオ「ジューダス!待ってよー!」

 

マオとジューダスは降りた。

 

メルディ「ジュード!早く早く!」

 

ジュード「メルディ、そんなに引っ張らなくても。」

 

メルディ「メルディは早く泳ぎたい!」

 

クィッキー「クィキ!」

 

そんなに楽しみだったのかメルディは?

 

ジュード「僕も楽しみだよ。でも引っ張らないでね。プールは逃げて行かないよ。」

 

メルディ「ハイナ!」

 

メルディとジュードは降りて行った。

 

ベルベット「ティア、置いていくわよ。」

 

ティア「やっぱり人前で水着になるのは・・・」

 

コレット「ティアは私たちと泳ぐの嫌?」

 

コレットの上目遣いにティアはたじろぐ。

 

ティア「い、嫌じゃないわ。」

 

コレット「それじゃ、行こうよ!」

 

コレットはティアの手を引いた。

 

ティアはコレットに引っ張られるままバスを降りて行った。

 

ベルベット「私だって恥ずかしいわよ。」

 

何か言ってベルベットも降りて行った。

 

プレセア「・・・私は砂遊びしかした記憶がありません。」

 

チェスター「だったら俺と一緒に泳ぐか?」

 

プレセアがジト目でチェスターを見て。

 

プレセア「えっちぃ事はいけない事です。」

 

チェスター「ちょっと待て!あれは誤解だ!」

 

プレセアがスタスタと降りてその後をチェスターが追いかけた。

 

ウッドロウ「クレアさん。段差がありますので気をつけてください。」

 

ここでも紳士を発動するウッドロウ。

 

クレア「ありがとうございますウッドロウさん。」

 

イクティノス「ウッドロウ、あまり他の女性にやるなよ。ただでさえ目立つメンバーなのだから。」

 

イクティノスの言う通りだ。

 

マジでやったら一般人女性の目をハートにさせてしまう。

 

少女から熟女、人妻から彼氏持ちまで・・・恐るべしイケメン紳士。

 

ウッドロウ「流石に私でも所構わず行いませんよ。」

 

女性に優しいウッドロウのことだからその言葉が信用できない。

 

ウッドロウとクレアが降りた。

 

ガラド「しかし今日の暑いなー。」

 

マリク「仕方ないだろ。テレビではかなりの暑さだと言ってたぞ。」

 

ジェイド「それよりここで男3人話していては余計に暑苦しくありませんか?」

 

ジェイドの言葉に俺はサンセー。

 

早く降りて欲しい。

 

ジェイドの言葉に親父共は無言でバスから降りた。

 

コハク「よ、洋介、その・・・」

 

洋介「セクハラになるかもしれないけど水着姿、楽しみだぞ。」

 

コハク「・・・う、うん。」

 

顔を真っ赤にさせたコハクはダッシュでバスから降りた。

 

全員降りたしバスを止めに行くか。

 

 

 

バスを止めて外に出た。

 

暑い。

 

さっさと中に入って木陰で休むか。

 

そう思っていると見慣れた人がいた。

 

陸斗「洋介、来たぞ。」

 

優希「待たせた。」

 

我が親友の陸斗と優希。

 

洋介「来てくれてありがと。」

 

陸斗「お前がプールなんて来ると思わなかったぞ。」

 

優希「あぁ、洋介、泳げないだろ?」

 

そう、俺は泳げないのだ。

 

まぁ完全に泳げない訳じゃ無いんだが水に入るとあるトラウマが蘇ってしまう。

 

そのせいでプチパニックになって泳いでいたら手足がまばらになってうまく泳げず溺れかけてしまう事が多々あった。

 

トラウマ?

 

高校1年の時、まだ優希と仲良くなってなくて陸斗と一緒にオタク議論で花咲かせていた頃。

 

クラス中からキモオタキモオタと呼ばれていた俺はプールの授業の時にプールサイドで眼鏡をかけて座っていた時だ。

 

先生に事情を説明していたが眼鏡がないと日常生活出来ないほど目が悪い。

 

先生はそれならプールサイドで見学しててもいいって言ってたから座ってた。

 

そしたらクラスの男5人くらいが来てサボりサボりとうるさく来た。

 

無視してたら強引に両腕を引っ張られてプールに無理やり落とされる。

 

眼鏡が外れて俺は急いでプールから上がろうとしたら男が俺に向かって蹴りながら飛び込んできた。

 

周りが見えてない俺は肩に蹴りをくらい更に踏みつけられる形でプールの底で足蹴にされる。

 

水中だから勢いよく頭を床に打ち付ける事はなかったが鼻と口から水が入るわむせこむと同時に酸素が出て行くわ足を退かしてくれないわで命の危機にあった。

 

その頃に陸斗が俺を助けに来ていたらしいが他の男が邪魔してすぐに駆けつけられなかったらしい。

 

更に先生は職員室に向かっていたから教員からの助けもない。

 

そうと知らない俺は男の足を掴んで自分の体を1回転させた。

 

水中だから大きく力を入れれば男の足が少し浮いたから簡単に抜け出した。

 

男が水の中に倒れ込んだ隙に俺は急いでプールサイドに上がった。

 

その後先生が来て遊び半分ふざけ半分とはいえ人を殺しかけたため男5人は退学となり俺は見事泳げなくなった。

 

その際俺の家族全員が来て学校に猛抗議して以降俺にちょっかい出す生徒は激減した。

 

陸斗「そんなお前がプールなんて・・・しかも男3人で。」

 

洋介「実はコハク達も来ているんだ。」

 

俺がそれを言うと2人の目の色が変わった。

 

優希「本当か?」

 

洋介「マジだ。それで頼みだが・・・ナンパ野郎が絶対いると思うし俺や他男性陣だけじゃ守りきれない可能性あるから2人の他もう1人呼んだから守って欲しい。報酬は・・・女性陣の水着姿でいいか?」

 

ゲスい取引である。

 

だけど2人にとって目の前で美少女達の水着姿はご褒美になるはず。

 

俺は眼鏡外すからその楽しみは無いけど。

 

陸斗「引き受けたーーーーーー!!!!」

 

陸斗はダッシュで建物内に入って行った。

 

単純な奴で助かった。

 

優希「あいつは単純だな。」

 

洋介「それでも俺の親友だぞ。あのプール事件で唯一助けに来てくれたのがあいつだからな。」

 

あの事件で俺と陸斗の友情が深まった気がするからな。

 

優希「洋介、シェリアと写真を撮ってもいいか?」

 

洋介「それは直接本人に聞いてくれ。」

 

優希「了解だ。」

 

そう言って優希も中に入って行った。

 

その後もう1人、雪原さんが来て事情を説明したら、

 

雪原「リタッちの水着姿が生で見れるんや!引き受けたるでーーーーー!!!!」

 

陸斗と同じように走って建物の中に入って行った。

 

俺も入って着替えるか。

 

俺は1人寂しく建物内に入って行った。

 

 

 

 

俺はさっさと着替えた。

 

男の着替えシーンなんて腐女子以外需要ないだろ?

 

特に俺みたいなブ男の着替えなんて。

 

最後に入ったはずなのに俺が1番乗りのようだ。

 

お客は少なくは無いが多くはない。

 

早速パラソルのある場所に行って眼鏡を外して日陰の場所で座る。

 

後は待つか。

 

ジェイド「おや?最後に来たはずなのに真っ先に着替えるなんて余程泳ぐのが待ちきれなかった様ですね。」

 

俺は眼鏡をかけて声の方向を向く。

 

男性陣がやって来た。

 

洋介「遅かったな?」

 

ウッドロウ「すいません。ここに来る途中色々な女性からお声がかかりまして。」

 

マジか。

 

迂闊だった。何もナンパは野郎だけの特権じゃ無い。

 

女性も逆ナンするんだよな。イケメンを見たら。

 

優希「まさか俺が逆ナンされる日が来るなんて・・・」

 

シェリア一筋の優希は変な顔をしてる。

 

陸斗「いや〜女性の水着はいいね〜。」

 

陸斗・・・遊んでもナンパしてもいいけど目的忘れるなよ。

 

忘れたら腹パンするぞ。

 

ていうか釘宮さんとの関係どうなっているんだ?

 

あんな可愛い子泣かせたら承知しないぞ。

 

俺の考えが分かったのか陸斗が両腕を抱えて腕を摩っている。

 

俺は眼鏡を外そうとした瞬間プールから喧騒が消えた。

 

なんだ?

 

俺は周りを見渡すと男共が全員入り口を見ていた。

 

俺は視線を入り口に移すと・・・うん女性陣が来た。

 

めちゃくちゃ似合ってるな、さすがメルディ。

 

簡単に説明していくとコレットはブルーの生地に花柄が入ったオフショルダービキニ、ちょっと背伸びしてる気がするんだが・・・

 

マオとマリクを引き連れてプールに入って行った。

 

クレアはバストが首まで白い布で覆われたハイネックビキニ、そこにパレオを装着している、控えめだけど美しく見える。

 

ウッドロウが紳士的にエスコートしてプールに入って行った。

 

シェリアはオレンジ生地のクロスビキニと呼ばれているトップスと花柄のショーツを着用、スタイルいいし男の視線が釘付けだな。

 

優希にボディガードになってもらおう。

 

リタは青いタンキニ、肩とお腹と腰からスカート状になっているシースルーは少し透けている、メルディが言ってたけどドットチュールとフリルパフスリーブって言ってた。

 

雪原さんがブツクサ言っていたリタをお姫様抱っこで抱え上げていきなりプールに飛び込んだ。

 

リタの可愛い悲鳴が市民プールに広がる。

 

メルディは真っ白なエプロンの様なワンピース水着だ。

 

褐色肌とは対照的な水着が眩しい。

 

背中が空いていて少しセクシーに感じる。

 

ジュードを引っ張ってプールに入って行った。

 

ティアはレッドリボンバンドゥビキニと呼ばれている商品だ。

 

胸の谷間の部分で紐が結ばれている様にデザインされている水着。

 

胸でかいからなティアは。

 

ジェイドがプールサイドに誘ってパラソルの下に誘導した。

 

恥ずかしがっているみたいだ。

 

ベルベットは白い生地に青いハイビスカスを描いたチューブブラの水着。

 

肩紐じゃなくて二の腕で留めるタイプだからなんかエロく見える。

 

なぜかチェスターをプールに蹴り落としていた。

 

アニメでもないのに怒りマークが頭の部分に見える気がする。

 

プレセアは控えめな黒のワンピース型の水着だ。

 

スカートの下は動きやすいショートパンツらしい。

 

ガラドが浮き輪をつけさせて一緒にプールに入って行った。

 

コハク「洋介・・・どう?」

 

コハクがこっちに来た。

 

白のビキニにパーカーを着ている。

 

ヤベェ、眩しすぎる。

 

胸や太腿に視線がいってしまう。

 

あっちの男性陣は陸斗以外よく平気だな・・・チェスターは別か。

 

コハク「似合ってない?」

 

俺の返事がない為心配になっているコハク。

 

洋介「すまん、似合いすぎて綺麗で眩しくて直視できない。」

 

俺は眼鏡を外してコハクにそう言う。

 

コハク「そっか・・・ありがと。」

 

コハクは俺の隣に座る。

 

コハク「洋介は泳がないの?」

 

洋介「泳げないんだ。」

 

泳げないんじゃなくて泳がないんだと言うつもりはない。

 

コハク「えっ?洋介泳げないの?お兄ちゃんみたいに?」

 

洋介「ヒスイよりかマシな方だ。俺の場合泳ごうとすると昔のトラウマが思い出されて泳げなくなるんだ。」

 

水に入ることは出来る。

 

そうじゃないと風呂に入れない。

 

コハク「うーん、一緒に泳ぎたかった。」

 

そいつはすまんな。

 

俺もコハクと一緒に泳ぎたい。

 

まぁこうやってコハクと一緒に居られるだけで俺は幸せだけどな。

 

そう思っていると、

 

コレット「よーすけ!一緒に遊ぼ!」

 

なぜビーチボール?

 

洋介「すまんな、俺泳げないんだよ。」

 

ジュード「洋介泳げないの?」

 

洋介「意外か?」

 

メルディ「ヨースケ、なんでもできそう!」

 

そんなイメージだったのか?

 

洋介「そんななんでも出来るわけじゃないよ。とりあえず遊んでおいで。」

 

コレット「は〜い。」

 

3人は歩いて遊びに向かった。

 

陸斗と優希は何人かに俺が泳げないこと伝えてるのかな?

 

洋介「コハクも遊びに行けばいいぞ。」

 

コハク「私は洋介と一緒に居たいよ。」

 

すっごく嬉しいことを言ってくれる。

 

そう思っていると、

 

「ねぇ彼女!一緒に遊ばない?」

 

なんのテンプレなんだろうか。

 

ナンパ4人やって来た。

 

周りが屈強な男やなんかヤバそうな男がいるからオタクな俺に来たんだな。

 

賢明な判断だけど俺はすっごく不機嫌になる。

 

洋介「すいませんが彼女は俺の連れですので他を当たってください。」

 

俺は立ち上がり男の前に出る。

 

ナンパ1「あぁ!?キモオタは引っ込んでろ!」

 

ナンパ1が俺にガンつけてくる。

 

コハクが立ち上がって俺の後ろに周る。

 

ナンパ2「おい、こいつを痛い目に合わせればいいんじゃね?」

 

なんで最近のナンパ共が実力行使してくるんだ?

 

ナンパ3が俺に殴りかかってきた。

 

とりあえず手をつかんで遠心力の要領で振り回してプールに突き落とす。

 

ナンパ3「ぎゃーーーー!!」

 

いやプールに落としただけだけど?

 

そんな谷に落とされる人の様な声を出さなくていい。

 

ナンパ1「こいつ!」

 

次は3人一斉に来た。

 

とりあえずあしらっておくか。

 

変に殴ると警察来た時説明が面倒だ。

 

更に男の叫び声でジェイドがやってきた。

 

ジェイド「おやおや、どうやら男にモテるようですね。」

 

洋介「いや助けてよ。」

 

それと男にモテてないから。

 

ジェイド「もちろんそのつもりです。ティアには助けを呼んでもらっていますので少しの辛抱ですよ。」

 

そいつは助かるがこのナンパ共俺らの会話を聞いていても逃げようと思わないのか?

 

俺は的確に移動しながら、そして俺から手を出さないようにあしらっていると、

 

ナンパ3「かかったな!」

 

いつのまにかプールの淵付近まで移動していたらしく投げ飛ばしていたナンパ3が俺の足を掴んでプールに引っ張った!

 

プールサイドのタイルで頭打つと死ぬ!

 

しかも顔面!

 

俺は顔を腕で覆いかろうじて顔面強打を免れるが腕が強打!

 

いってーーー!

 

そのまま俺はプールに引き摺り込まれた。

 

陸斗「洋介!?」

 

水の中からかろうじて陸斗の声が聞こえた。

 

俺は上がろうとするとナンパの誰かの足が俺の体を踏む!

 

あの時の二の舞かよ!?

 

やばい・・・息が・・・

 

俺は意識を失った。

 

 

 

 

 

 

 

 

息苦しさと体内から口にかけて何か出てくる感覚で強制的に目を覚ました。

 

洋介「ゲホッ!?ゴホッ!?」

 

コハク「洋介!?」

 

優希「洋介が覚めたか!?」

 

俺はむせこみながら周りを見るとコハク達みんなが俺を取り囲むかのように見ている。

 

俺って・・・死にかけたんだよな?

 

コハク「洋介!ようすけーーー!!」

 

コハクが俺の体に抱きつくようにして泣き始めた。

 

優希「そのままでいいから聞いてくれ。まずお前はあの男達に踏まれてプールの底で溺れた。そこまでいいな?」

 

俺はコハクの頭を撫でながらうなずく。

 

優希「そのあと陸斗とコハクが男達を蹴散らして俺やジュードがお前を引き揚げた。意識がないお前をジュードの指示で人命救助を行い今に至る。ついでに男共は陸斗と雪原さん、それにジェイドとマリクが囲んで尋問している。」

 

陸斗はともかくあの3人が尋問していたなら怖いな。

 

洋介「そうか、すまんな。」

 

優希「お前が謝ることはない。悪いのはあの男共だ。陸斗曰く殺人未遂と傷害、もしかしたら叩いたら大量の埃が落ちてくるだろうって言ってた。」

 

叩けばってあいつ警察じゃないだろ?

 

洋介「そっか・・・ありがとう。」

 

優希「後から警察来るみたいだ。陸斗が対応するって言ってるから大丈夫だと思う。しばらく2人でゆっくりしていてくれ。」

 

コレット「ヨースケ、もーむちゃしないでね。」

 

ジューダス「僕らも気付くのが遅かったのも行けなかったがなんでも1人で解決するな。」

 

ウッドロウ「あなたの身に何かあったら私達みんなが心配します。」

 

皆が真剣な目で俺を見る。

 

心配されるってこんなに嬉しいんだな。

 

不謹慎だけど笑みが出てくる。

 

洋介「わかった、すまん。」

 

シェリア「本人も反省したと思うし私達も行きましょうか?」

 

シェリアの言葉にゾロゾロと全員部屋から出て行った。

 

残された俺とコハク。

 

いまだに泣いているコハクを俺は撫でて落ち着かせる。

 

1番悲しませてしまったな。

 

洋介「コハクも・・・すまん。」

 

コハク「許さない!守ってくれて嬉しいけどそれで洋介が傷つくのはもっといや!」

 

はぁ、この前ベンさんに言った言葉をそのまま俺に言われてる気分だ。

 

俺は起き上がりコハクを抱きしめる。

 

洋介「悪かった。」

 

コハク「許さない。」

 

洋介「どうしたらいい?」

 

コハク「自分で考えて。」

 

俺はコハクをゆっくりと離して、

 

洋介「ん。」

 

コハク「んっ。」

 

口づけをした。

 

その時扉が開いて、

 

陸斗「洋介!あのバカ・・・わぁお!?」

 

陸斗が空気読めずに入ってきた。

 

コハクと俺はお互い離れたが遅かった。

 

陸斗「いまキスしてただろ!チューしてただろ!」

 

・・・沈める。

 

俺は立ち上がり・・・

 

 

 

お見せすることができませんので皆様の脳内でコレットとメルディとマオとマリクの恋ダンスを再生していてお待ち下さい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

部屋の隅で倒れている陸斗を放置して俺はコハクとイチャイチャした。

 

 

 

 

後日陸斗から聞いた話だがあのナンパ4人は色々前科や犯罪を犯していたらしく当分は塀の外に出れないとのこと。

 

自業自得だ。




次回は18人目のキャラが来ます。

称号は今回書きません。

次回更新遅れましたらすいません。

それと水着に関しては本来サイトを教えたいところですが無断でサイトを載せるのはダメだった気がしますのですいませんが自分で検索して探してください。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

ル〜カ〜ル〜カ〜ナイト・・・すいません。

1年以上お待たせして申し訳ありません。


月曜日。

 

まさかコハクがあそこまで離してくれないなんて思わなかった。

 

一緒のベッドで眠りにつくまで俺から離れなかった。

 

目を覚ますと目の前にコハクの顔があり可愛い寝顔を拝見した。

 

俺はコハクの頭を撫でて布団から出る。

 

ここで着替えをする気ないから脱衣場に行くか。

 

俺は着替えを持って脱衣場に向かった。

 

 

 

脱衣場には先客達がいた。

 

チェスター「なんだ洋介、お前も汗を流しに来たのか?」

 

マリク「それは無いな。コハクが洋介の部屋から出てきてないところを見るとコハクはまだ寝ていると思われる。恋人とはいえ女性の前で下着姿になるのが恥ずかしいからここで着替えをしに来たのだろう。」

 

ウッドロウ「確かに淑女のいる部屋で着替えはできませんね。」

 

チェスター「そうか?俺はアミィが居ても着替えが出来るぞ。アミィはその度に部屋から出ていくが・・・」

 

上半身の服を脱いでいた。

 

全員いい筋肉しているな。

 

俺も服を脱ぐ。

 

贅肉はついてないが筋肉は少し付いているくらいか?

 

チェスター「洋介ってなんだかんだいい体してるよな?」

 

ちょっ!?それは思っていても口には出さないだろ普通!?

 

ウッドロウ「そうですね、ただ戦士としてはまだ鍛えないといけませんね。」

 

そういって俺の腕を触るな!

 

俺はそっと後方に下がる。

 

そっちの趣味はない!

 

チェスターの手が迫ってきている。

 

そんな時脱衣場の扉が開いた。

 

クレア「あ・・・」

 

クレアは固まった。

 

目の前には半裸の男性4人のうち2人が俺の体を触っている。

 

そしてクレアは、

 

クレア「・・・」

 

何を妄想しているのか顔が真っ赤にさせていく。

 

できればBLはやめてや。

 

ウッドロウ「クレアさん。申し訳ないが扉を閉めていただいてもよろしいでしょうか?」

 

ウッドロウが紳士的にクレアに伝えた。

 

クレアはハッとなり、

 

クレア「す、すいません!すぐに扉を閉めます!」

 

そう言って慌てて扉を閉めた。

 

マリク「あれは間違いなく勘違いしたな。」

 

マリクが腕組みをしながらうんうんと首を動かした。

 

めっちゃ気まずいんだけど。

 

 

そのあとクレアと出会ったらめちゃくちゃ顔を真っ赤にして俺を避け始めた。

 

そして小声で、

 

クレア「洋介さんとチェスターさんが・・・それにウッドロウさんと・・・あんなことやこんな・・・男同士なんていけないことです・・・だけど・・・いいです・・・」

 

呪文の如く勘違いを呟いている。

 

俺は至ってノーマルなんだがな。

 

そう思いながらクレアが戦力にならなくなった台所に向かった。

 

ベルベットからは事情を聞かれたが分からないと伝えておいた。

 

 

 

 

クレアが腐女子化していたが非情にも時は待ってくれない。

 

俺は職場に向かった。

 

 

 

職場はゲーム発売数日前の慌ただしさを醸し出している。

 

いつもは出勤時間ギリギリの人達も今日からゲーム発売日まで全員こんな感じで出勤するだろう。

 

俺は発売後の売上集計などの雑務だからどうでもいいか。

 

雛鳥「せんぱ〜い、おはようございま〜す。」

 

席に座っていると疲れ顔の雛鳥がやってきた。

 

洋介「おはよう雛鳥。どうした?そんなやつれ顔?」

 

雛鳥「久しぶりにバイオ7をしたらノーダメージクリア目指してたら午前4時になってました。」

 

まさかのノーダメクリアってかなりキツくないか?

 

洋介「もしかしてダメージ食らったら即リセットみたいな事してたんか?」

 

雛鳥「はい!更にマッドハウスでしていたので・・・3回やり直しました。」

 

3回でノーダメクリアすごいな。

 

俺はマッドハウス何回も死んでやっとクリアしたのに。

 

洋介「まぁ出勤出来たんだし昼食時に少し寝ておけ。」

 

雛鳥「はい〜。」

 

そう言って雛鳥は自分のデスクに向かった。

 

そのまま寝るなよ?

 

俺はゲームショップや通販サイトなどでどれほどゲームを下すか確認をしている。

 

日本全国のゲームショップでまず予約してくれているお客様と当日予約無しで買いに来る人用に100個くらい。

 

ただ今回の予約者は前回に比べて2割程少ないな。

 

それでも10万人も予約してくれているから会社的には嬉しいな。

 

そう思いながらパソコンをいじり続けた。

 

 

 

仕事から帰る際に買い物もしておく。

 

何か料理をしたいし適当に爆買いするか・・・適当に爆買いってなんか変だな?

 

だけど17人分の5日分の食料を買うから爆買いで間違い無いか。

 

だけど今日もう1人来るから更に買うか。

 

カートを2台押しですらも足りなくなってくる量だがなんとかなるだろう。

 

そう思いながら買い物を続けた。

 

 

 

結果もう一度スーパーに入る羽目になり店員にまた買うんですか?と言うような顔をされた。

 

まぁ仕方ないだろ?家族が10人以上いるんだから。

 

大家族もビックリだろ?

 

家に帰り車から大量のレジ袋を持ち家に入る。

 

洋介「ただいま〜。」

 

コハク「おかえり!」

 

コハクが出迎えてきてくれた。

 

俺は荷物を下ろしてコハクの頭を撫でる。

 

コハクは嬉しそうに抱きついてきた。

 

コハク「体調はどう?体は?」

 

洋介「問題ないぞ。心配してくれてありがとな。」

 

コハク「当たり前だよ!わ、私は洋介の彼女だもん。」

 

恥ずかしながら言うコハク。

 

何回も言うが可愛いな。

 

洋介「今回も来たのか?」

 

コハク「うん、ルカが来たよ。」

 

ルカ?

 

ルカってあのルカ・ミルダ?

 

前世が魔王アスラであり将軍アスラのあのルカ?

 

気弱でいじられキャラにあのルカ?

 

将来医者になりたいと言ってるあの・・・もういじるのやめようか。

 

とりあえずルカって名前のキャラはルカ・ミルダだけだ。

 

洋介「わかった、すまんが荷物を運ぶしこれを台所に持っていってくれるか?」

 

コハク「うん!」

 

コハクは置いた荷物と俺の手に持っている荷物を受け取り台所に歩いて行った。

 

俺はもう一度車に戻り残りの荷物を玄関に置いていった。

 

全ての荷物を玄関に運んだ後車を車庫に入れて家に入る。

 

リビングの扉を開けると椅子に座ってカチコチに固まっているルカがいた。

 

周りをジェイドとチェスターが腕を組んで見ている。

 

ルカ「あ、あの・・・この家の人はいつ来るのでしょうか?」

 

めっちゃ涙目だぞルカ。

 

声も震えてるし。

 

何?ジェイドに尋問でもされたか?

 

それともチェスターにカツアゲでもされたか?

 

ジェイド「すでにあなたの後ろにいますよ。」

 

あえて教えなかったなジェイド。

 

ルカが振り返り俺と目が合う。

 

ルカ「は、始めまして!ルカ・ミルダです!」

 

洋介「どうも、葉杉洋介だ。」

 

挨拶をするが何故か怯えられてる。

 

ジェイド「洋介の表情筋が死んでいるからですよ。無表情は相手によって恐怖を与えますので。」

 

言いたいことはわかった、ありがとうジェイド。

 

だけど基本ずっと笑顔のあなたに言われたくない。

 

その笑顔が時に恐怖を感じる。

 

メルディ「ルカ!洋介はいい人!」

 

マオ「うんうん!ボク達をこうやって家に住まわせてくれて仕事も探してくれるヨ!」

 

おぉ、メルディとマオがフォローしてくれた。

 

コハク「そうだよ!洋介は今では私達の生活で無くてはならない存在だよ!」

 

コハクが嬉しい事を言ってくれるがおそらくそれはコハクだけだと思う。

 

シェリア「まずはここで生活してみて私達の事を知っていってほしいかな?」

 

ウッドロウ「そうですね。それにこの世界の事も知っておかないといけません。」

 

ルカが俺やシェリア、ウッドロウ達を何度も見る。

 

ルカ「あの・・・僕がいても邪魔にならないようでしたら、しばらくの間よろしくお願いします。」

 

そして俺に向かってそう言うのであった。

 

洋介「あぁよろしく、ルカ。その前に晩飯にするからここで待っていてくれ。食事をしながら事情を説明するから。」

 

ルカが頷いた事を確認して俺はキッチンに向かった

 

 

 

 

 

 

洋介「ル〜カ〜ル〜カ〜ナイトフィーバー」

 

巡音ルカのルカルカナイトフィーバーを思わず口ずさみながら料理をしていると後ろでベルベットが少し顔を引き攣らせていた。

 

ベルベット「洋介。何その歌?」

 

洋介「ルカルカナイトフィーバーって歌だ。ルカが来たから思わず歌ってしまった。」

 

包丁で野菜を切るテンポがナイトフィーバーのテンポになってしまう。

 

チェスター「なんだ?洋介、何気持ち悪い声を出してるんだ?」

 

思わず包丁を動かす手が止まった。

 

洋介「え?」

 

チェスター「歌唄ってる時の声が裏声で気持ち悪い声だったぞ。」

 

俺、いつのまにか裏声で歌ってたのか?

 

恥ずいな。

 

洋介「すまん、いつのまにか裏声が出てた。」

 

ベルベット「歌うのはいいけど裏声はちょっと・・・今度から気を付けて欲しいわ。」

 

ベルベットが頬を引き攣らせていたのは俺のせいか。

 

以後気を付けようか。

 

そんなこんなで料理を作り終えて持っていく。

 

流石に1人で全部持って行くのが大変なためマオやクレア達に手伝ってもらう。

 

そして食事を食べながら事情説明に入る。

 

 

 

 

 

一通り話したとルカの食事の手が止まった。

 

ルカ「僕が物語の主人公・・・」

 

まぁあなたは主人公ですと言われてそうなんですかと納得する人はいないだろう。

 

ベルベットがいい例だ。

 

ルカ「他の人が主人公にすることは出来ないんでしょうか?」

 

洋介「出来る訳ないだろ。」

 

ルカ「そ、そうですよね。ごめんなさい。」

 

なぜそこで縮こまる。

 

ベルベット「気持ちは分かるわよ。私も物語の主人公だって言われてもピンと来なかったもの。私は今はただの村娘よ。」

 

ルカ「ベルベットさんも主人公なんですか?」

 

ベルベット「さんは要らないわ。そうよ、色々あって旅をする事になるの。ぶっちゃけ主人公なら今後仲間になるエレノアってすごく生真面目で冗談の通じない騎士道を歩んでいる様な人がお似合いよ。」

 

ベルベットの言いたいことすごく分かる。

 

キャラクターが復讐のために仲間になる事はあるけど主人公が復讐する旅はなかなかない。

 

それなら主人公っぽいエレノアか世界をまたにかけるアイゼンあたりが主人公って言われるとしっくりする。

 

イノセンスなら・・・スパーダかな?

 

マオ「それを言うならヴェイグが全然主人公って感じしないヨ!無口だし!ティトレイの方が主人公っぽく見えるヨ!」

 

リバースに関してはテイルズ知らない人がどっちが主人公ですかとヴェイグとティトレイのスキットシーンを見せると大半がティトレイと言うだろうな。

 

洋介「まぁ主人公ぽくないとかそんな話してるとキリないぞ。それくらいにしておけ。」

 

マオ「はぁ〜い。」

 

クレア「ヴェイグとティトレイ・・・ヴェイティト・・・いいですわね。」

 

クレアは末期の様だ。

 

クレア「ユジヴェイも・・・」

 

異種BLって腐女子も受け入れるのか?

 

洋介「ルカ、こんな色とりどりの場所だが大丈夫そうか?」

 

ルカ「えっと・・・頑張ってみるよ。」

 

なんともルカらしい受け答えだな。

 

クレア「洋介さんとルカさん・・・」

 

誰かクレアの暴走を止めてくれ!

 

 

 

 

自室にて俺はPCゲームをしていた。

 

久しぶりに大図書館の羊飼いをプレイすると懐かしいな〜と思ってしまう。

 

そう思いながら画面を見ていると扉がノックされた。

 

コハク「洋介?入っていい?」

 

コハクだ。

 

俺は急いでセーブしてゲームを切る。

 

洋介「いいぞ。」

 

俺は平然とPC作業をしています風に装う。

 

扉が開きパジャマ姿のコハクが入ってきた。

 

コハク「こんな時間までお仕事?」

 

洋介「仕事じゃないぞ。ちょっとゲームしてた。」

 

エロゲとは言わない。

 

コハク「そっか・・・今日もここで寝てもいい?」

 

断る理由がない。

 

洋介「いいぞ。もう寝るか?」

 

俺はPCのシャットダウン作業を行う。

 

コハク「少しだけお話ししよ。」

 

そう言って俺のベッドに腰掛けるコハク。

 

俺はPCの電源が切れるところを確認してコハクの隣に座る。

 

コハクが嬉しそうに俺に体を預ける様に体をくっつける。

 

付き合いだしてもうひと月か・・・

 

コハク「ルカ、ちょっと自信が無さそうな子だよね。」

 

洋介「そうだな。」

 

そんなルカの前世が魔王アスラだと普通は思わないだろうな。

 

そしてその他特に他愛もない話をして2人してベッドで眠るについた。

 

明日父さんに休みの日の予定を聞かないとな。

 

そう思いながらコハクを抱きしめて眠りについた。




称号

クレア

腐女子の道へ

その後薫からその手の本を受け取り更に深みへと・・・



ルカ

戸惑う前世魔王

ぼ、僕はどうなっちゃうの?


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

優希の決意、雪原の過去

なんとかかけた。

グダグダでしたらすいません


翌日、

 

俺は父さんに土日の予定を聞いた。

 

一応は両日大丈夫とのことだったため日曜日に行くこと伝えた。

 

父さんは俺を見て何かを悟った様だ。

 

 

 

会社に向かった俺は途中でコンビニに寄った。

 

そこに見知った巨体がいた。

 

洋介「優希、今から仕事か?」

 

優希「洋介、そうだ。」

 

優希は手に何やら持っていた。

 

ボールペンとメモ帳か。

 

仕事で使うのか?

 

セールスマンはどんな仕事かわからないがきっと仕事用だろう。

 

優希「洋介、今回は誰が来たんだ?」

 

洋介「ルカ。」

 

優希「ルカ?イノセンスのルカか?」

 

洋介「そのルカだ。」

 

俺は缶コーヒーを手に持つ。

 

洋介「優希はシェリアにいつ頃アタックするんだ?」

 

俺が思わず気になっている事を聞くと優希は若干顔を赤くしながらしばらく沈黙した。

 

そして話す。

 

優希「一応は来年・・・帰る方法がゲームを全員クリアする事なら今年はまだ言わなくていいだろうと思ってな。」

 

洋介「あの時も聞いたがそれが振られるとわかってもか?」

 

あの時、優希が陸斗に連れられて俺の家に来てシェリアと出会いそして俺の家にテイルズのキャラが来る事を伝えた日。

 

優希は俺にシェリアに告白する事を言った。

 

その時俺は振られると分かっていても言うのかと聞いた。

 

優希「あぁ、答えは一緒だ。」

 

決意は固い様だ。

 

洋介「そっか、俺とコハクが付き合ったから余計に拍車がかかったのか?」

 

優希「まぁそうだな、俺の親友がゲームキャラと恋人になった。それだけで俺にも可能性があると分かったんだ。可能性は絶望的だがな。」

 

なんだ?この俺だけ彼女ができてしまって親友を悲しませた様な罪悪感。

 

実際に俺に恋人が出来て優希はまだ独り身・・・逆なら俺は寂しい思いをするな。

 

洋介「そっか・・・告白後陸斗と一緒に飲みに行くぞ。俺と陸斗が代金を持つ。」

 

優希「・・・その時はありがたく行かせてもらおう。」

 

本当ならお付き合いおめでとうで酒を飲みにいくのだが今回のは振られて残念のヤケ酒になるから正直辛いな。

 

俺とコハクも最後に別れる・・・その時は2人と一緒に酒を飲むか。

 

優希「それじゃ俺は行く。またどっかで会おうな。」

 

洋介「おぉ、またな。」

 

優希がコンビニから出て行った。

 

俺はレジでコーヒーを清算した後車に乗り職場に向かった。

 

 

 

職場に着いた俺は真っ先に自分のデスクでPCを立ち上げた。

 

先週よりゲームの予約数が増えている。

 

会社的に嬉しいな。

 

長谷川「おはよう葉杉。」

 

課長が出勤してきた。

 

長谷川「それで今回は誰が来たんだ?」

 

俺は挨拶を言う前に課長がそう言ってきた。

 

洋介「おはようございます課長、今回はルカが来ました。」

 

長谷川「ルカ?・・・確か・・・イノセンスの主人公のルカか?」

 

課長はイノセンスをあまり知らないのか?

 

まぁ俺の様に全シリーズをしている人は極少人数・・・ほどじゃないが少ない人数だろうな。

 

それにイノセンスはDSだからPSじゃ無くなったからプレイしなくなった可能性あるからな。

 

その後PSVitaでリメイク発売したからな。

 

いずれテンペストもリメイク出るかな〜って思っていたら全然出ないしな。

 

洋介「そのルカです。」

 

今朝は慣れない場所だからか起きてきてなかった。

 

帰ったら外に連れ出してどこか行くか。

 

課長は少し残念そうだ。

 

巨乳キャラが来ないからか?

 

洋介「課長、今月発売のゲームの予約数が先週より増えています。各店舗に卸す量の調整をしないといけません。」

 

長谷川「ん?あぁ、そうだな。後で両数をまとめて渡してくれ。」

 

やっぱり巨乳キャラが来ないからかそっけない課長。

 

俺は缶コーヒーを開けてPC作業を行った。

 

 

 

 

仕事が終わり少し材料を買って家に帰る。

 

洋介「ただいま〜。」

 

返事がない。

 

薫がルカを人形にしているのか?

 

俺は荷物を持ってリビングに向かうと、

 

ルカ「洋介さん!助けて!」

 

目の前にスカートを穿かされたルカがいた。

 

男の娘?になるのか?

 

ジュードがまたハイライトの消えた瞳でぶつぶつ何か言ってる。

 

よほどトラウマな様だな。

 

メルディ「ルカ!次これ!」

 

そう言ってやってきたメルディの手に控えめな女性ものの服。

 

ルカ「うぅ、嫌だよ〜!」

 

うん、ここにきてもいじられキャラだなルカは。

 

面白いけど止めてやらないとな。

 

洋介「メルディ、そろそろやめないとルカが泣くからやめてやれ。薫も微笑んでいないで止めろ。」

 

薫「いやぁねぇ洋ちゃん、可愛い男の子を変身させる事も私のお・し・ご・と❤️」

 

そう言って投げキスする薫。

 

俺は変な悪寒が走り鳥肌が立った。

 

クレア「洋介さん✖️薫さん・・・どちらが攻めでしょうか?」

 

クレアが変な本を持ちながら禁断の呟きを放った。

 

薫「私は基本攻めだけど洋ちゃんになら受けになってもいいわよ。」

 

やめろ!

 

俺はそんな趣味は断じてない!

 

クレアは更に妄想に走る。

 

クレア「洋介さんは攻め・・・お互いの筋肉が汗を垂らしながら打ちつけ合う所・・・いいですわ・・・」

 

・・・気持ち悪くなってきた。

 

やるならコハクとイチャイチャしながら・・・そこまでにしよう。

 

今のコハクをそんな汚い妄想で穢したくない。

 

綺麗なまま元の世界に帰さないと。

 

俺はクレアの元に向かい肩を軽く揺さぶる。

 

洋介「クレア、頼むから落ち着け。俺は至ってノーマルだ。」

 

クレア「分かっています。洋介さんにはコハクさんがいます。」

 

おっ?元に戻った?

 

クレア「薫さんはマリクさんかウッドロウさん・・・ジェイドさんもいいですね・・・」

 

全言撤回、戻ってない。

 

帰る時は問題ないよな?

 

不安だ。

 

 

 

薫が帰り俺はルカに外を出る提案をした。

 

ルカは嫌だと言うがそこは少し強引に行こうか。

 

ついでにあまり連れて行けないティアやクレア、マオを巻き込もう。

 

俺はコハクに留守番を頼んで外出した。

 

少しむくれたコハクだが頭を撫でると笑顔で見送ってくれた。

 

惚れて付き合っているがチョロすぎませんかコハクさん?

 

ジュードは最近は誰からかに貰った分厚い本を読んでいる。

 

あの本はこの家に無いし誰かが持ってきたんだろう。

 

表紙を見ると人体解剖と書かれていた。

 

医者を目指すジュードにとって読んでおきたいのだろう。

 

帰ったら誰に貰ったか聞いてみるか。

 

 

 

 

車にルカ達を乗せて走るとルカは怯えて震えだした。

 

まぁ馬の全力疾走しか知らないと車の速度は未知の体験だろうしな。

 

マオ「ルカ、大丈夫だヨ。よく事故はあるけど洋介は事故をおこさないヨ。」

 

ルカ「事故!?これはそんなに危険な物なんですか!?」

 

マオ「いや、安全運転すれば危険は無いヨ。」

 

ルカ「でも事故は起きるんですよね?」

 

めちゃくちゃ用心深いな。

 

そんなに俺の運転が信用出来ないのか?

 

クレア「それは危ない運転をしたり人様に迷惑をかける人が事故を起こすにです。洋介さんはそんな事をしませんので大丈夫ですよ。」

 

そうだな。

 

最近煽り運転する馬鹿者が増えたからな。

 

俺はまだそんな事をされた事ないけどかなり怖いみたいだな。

 

ドラレコ付いてないから助手席に座っているマオにスマホで証拠動画撮ってもらおう。

 

ティア「でもルカの気持ちは分からなくないわ。こんなにこの乗り物が多いのに事故が起きてもおかしくないもの。」

 

洋介「だからこれを買う前に試験を行うんだ。全員同じ試験を受けて知識を身につけてから運転する。車を持っている全員がその知識を持っている。そうする事で事故が起きる確率が下がるんだ。」

 

それでも事故は起きるんだから本末転倒な気がする。

 

だけどそれを口にするとルカが更に怖がるからやめておくか。

 

俺はそう思いながら車を走らせた。

 

 

 

行き着いた先は猫カフェ。

 

ティアが目を輝かせている。

 

家でたまにクイッキィーを撫で回そうとして逃げられていることは知っている。

 

更に俺が渡したぬいぐるみを抱きしめながらニヤニヤしていることは知っている。

 

そうなると猫だらけの猫カフェはティアにとって天国なんだろうな。

 

ベルベットには地獄だがな。

 

マオ「洋介って最近よくここに来るよネ?」

 

ただ単に行く場所が少ないだけです。

 

それにティアにこの様な天国的な場所があることを教えておきたかっただけです。

 

ルカ「ここはどんなお店なの?」

 

なぜ猫カフェで怯えるんだルカ?

 

まぁ初めての場所は緊張するのか?

 

洋介「はいはい、話してないで入るぞ。」

 

俺は先に店に入る。

 

クレアがそんな光景を観てクスリと笑っている。

 

 

 

店員に席まで案内をして貰うと案の定近くにリタとヤクザこと雪原さんがいた。

 

雪原「よぉ葉杉さん。」

 

ルカ「ヒィ!?」

 

ルカが雪原さんを見て俺の後ろに隠れた。

 

クレア「こんにちわ雪原さん。」

 

マオ「今日もリタを連れてここにいるんだネ?仕事は大丈夫?」

 

クレアは腐女子を発動させずに普通に挨拶している。

 

流石にここで発動させたら俺は全力で止めるからな。

 

マオは少し呆れ気味に雪原さんを見た。

 

ティアはリタ(ネコミミ着用)とリタが抱えている猫を見てそれはもうどこぞのアークロリコンさんの様な顔を仕掛けている。

 

雪原「おうこんちわ。それと葉杉さんの後ろに隠れているのは昨日来た人かい?」

 

洋介「はい、ルカ・ミルダです。」

 

ルカは自分の名前を言われた瞬間ビクッと震えた。

 

雪原「ルカ?イノセンスか?」

 

洋介「そうです。」

 

雪原さんはルカを見ようと立ち上がるがルカは恐怖のあまり俺に抱きついた。

 

まぁ雪原さんはグラサンと指抜き手袋、更に黒スーツで猫カフェにいるため俺ら以外で雪原さんに話しかけているのは店員だけしかいない。

 

それ以前見知らぬ人に話しかける勇気はないな。

 

そう思うとテイルズやドラクエ、FFなどのゲームで主人公達はよく普通に街の人達と話しかけることできるな。

 

俺はルカを引きずる様に移動して店員に勧められた席に座る。

 

ルカは俺の隣に座らせて対面にクレアとマオが座る。

 

ティアはいつのまにかすり寄っていた猫を抱えて目を輝かせている。

 

「ご注文をお伺いします。」

 

聴き慣れた声がしたため声の方向を向くとここのウェイトレスの服を着たプレセアがメニュー表を持ってやって来ていた。

 

マオ「プレセア!服似合ってるヨ!」

 

マオがプレセアに向かってそう言うがプレセアは特に反応を見せず、

 

プレセア「ありがとうございます。それではご注文をお伺いします。」

 

そう言う。

 

だけど微かに頬を赤くしているため少し嬉しいのだろう。

 

俺らは注文を行うとプレセアはお辞儀をして厨房に向かった。

 

ティアの分はパンケーキでいいだろう。

 

雪原「なぁ葉杉さん、ちょっと相談があるんやがいいか?」

 

雪原さんの相談?

 

またテイルズの攻略本を貸して欲しいのか?

 

洋介「なんですか?」

 

雪原「実はウチの事務所で泊まり込みできる人を探してるんやがいい人紹介してくれへんか?」

 

洋介「は?」

 

思わず素でそう言ってしまった。

 

雪原さんの事務所はヤクザの事務所、その泊まり込みは事務所内のお金を見張るため。

 

つまりもしものために他のヤクザと戦うことになっても問題ない人を紹介しないといけない。

 

まずヤクザと言った瞬間絶対に断られる。

 

雪原「今の事務所は自分と源と朱雀さんの3人で交代で泊まり込んでいるんやけど朱雀さんがちょっと泊まり込みがキツくてな。それで葉杉さんは誰か信用出来る人おらんかと思うてな。」

 

洋介「俺の交友関係かなり狭いんですが。」

 

自慢じゃないが親友と呼べる人物は陸斗と優希と他に片手で呼べるくらいしか居ない。

 

雪原「そんなん見た目で分かるわ。」

 

殴るよ雪原さん。

 

雪原「それにそこら辺の一般人やと腕っ節が足りへん。ちょっと怖い顔の兄ちゃんの顔を見たら事務所の金を無条件に渡して命乞いするわ。」

 

洋介「それではなんで俺にそんな事を?」

 

意味が分からん。

 

雪原「居るやろ?そこら辺の一般人より強い人達が。」

 

・・・まさか!?

 

俺は無意識に驚いた顔をしたのか雪原さんはニヤリと笑った。

 

雪原「そや。彼らの誰かを泊まり込みで仕事させへんか?」

 

俺はすぐに返事をする事はできなかった。

 

マオ「洋介?雪原さんの話はそんなに難しいこと?」

 

マオはヤクザをあまり知らないから俺の難しい顔の理由がわからない様だ。

 

雪原「俺の仕事はな、金貸しをしてるんや。ただ貸してたら俺らに利益は無いんやけど・・・マオの世界では100ガルド俺から借りたとしようか。それで返す時に1割増の110ガルドで返してもらうんや。それでひと月過ぎたら2割、ふた月過ぎたら3割と増やしていき多額になったら取立てに家に押しかけて金返せと言うんや。」

 

マオ「うーん、それだけ聞いたら洋介が頭を悩ませる様な事は無いよネ?」

 

ティア「でもお金を借りる理由は自分のお店を持つ時や多額な物を買う時が多いわ。マオ、貴方がお店を開く為にお金を借りたとしましょう。」

 

ティアがまさかの会話に参加してきた。

 

膝に猫を2匹乗せて撫でている。

 

ティア「でもお店にお客さんが来ないでお金も入って来ない。お金が返せない。そしてこの男の人が取立てに来る。マオは自分の家にこの人が来ると怖いでしょ?それもお金を返せと言いに。」

 

マオが顔を引き攣る。

 

マオ「う、うん。怖いヨ。」

 

ティア「それが続くと・・・100ガルドが1年で220ガルド。もし100万ガルドだと1年で220万ガルド。マオは返せる?」

 

マオは勢いよく首を横に振った。

 

ティア「借金は自己責任よ。この人の仕事はただ利子をつけてお金を返して貰う為に行っていることよ。でもこの仕事を知らない人からしたらお金のない人にお金を奪う悪い人に見えるの。」

 

雪原「ティアちゃん分かりやすい説明あんがと。俺らの仕事は世間じゃいいものじゃ無い。葉杉さんらの様に話しかけてくる人はおらん。周りは俺と同じ金貸しと思われてしまうんや。そしたらその人から友人などが消える。だから葉杉さんは頭を悩ませているんや。」

 

現在進行形で頭を悩ませているぞ。

 

クレア「そのお仕事は危険なんですか?」

 

雪原「まぁ危険やな。事務所の金庫に馬鹿みたいに金がある。それを俺の同業者が時折奪いに来るんや。時に殴り合い時にナイフで刺しに来る。だから危険なんや。」

 

クレア「・・・怖いですね。」

 

雪原「怖いで、俺もいつ死ぬか分からへんからな。そやけど俺はこの道を選んだんや。」

 

ルカ「あの・・・なんでですか?」

 

ルカが俺の背後から雪原さんにそう聞いてきた。

 

雪原「俺の両親はな、俺と同じ仕事をしている奴らから金を借りてな。その利子が馬鹿げていてな。月5増し・・・ひと月5割増しの契約で金を借りたんや。」

 

はっ?

 

月5割って・・・法外じゃ無いか?

 

俺は金貸しの仕事は分からんがそれは無いと思う。

 

雪原「すぐに金が返せなくなってな。金貸しが来て両親の体を売ったんや。」

 

臓器売買!?

 

マオ達はわかっていない様だがまさかハヤテのごとくの綾崎ハヤテの様な状況になっていたなんて思わなかった。

 

ティア「体を売る?いかがわしいお店の様な感じ?」

 

ティアは一応そっちの知識はあるのか?

 

軍所属だから最低限はリグレット教官が教えたのか?

 

雪原「それならまだ良かった・・・体を切り裂いてな、心臓や肝臓、胃などの臓器を体から取り出して違法で売るんや。」

 

急に青くなるマオ達。

 

ルカはしがみつく力が強くなりクレアは俺のマオを抱きしめる。

 

ティアは驚愕の顔をしている。

 

ティア「それは・・・ごめんなさい。」

 

雪原「謝らへんでいい。臓器を売られた両親はあの世に行ってな。俺は金貸しが許せんで金貸しになったんや。」

 

マオ「復讐するために?」

 

雪原「まぁ・・・復讐かな?俺は他の金貸しより低い利子で金を貸すことによりあいつらから顧客を奪う。客を奪えば向こうに金は入って来ないしいずれは金貸しが廃業になる。ヤクザになったのはその延長や。」

 

血生臭い復讐劇をするかと思った。

 

雪原「まぁ辛気臭い話はやめや。それで葉杉さん。ヤクザの抗争に彼らを巻き込ませへん。あくまで泊まり込みのみの契約や。」

 

さっきの話を聞いて雪原さんがそんな事をしない事はわかった。

 

だけど唯一の高レベルのジェイドは家庭教師をしているしシェリアは焼き鳥屋で看板娘してる。

 

その上で戦い慣れている奴は・・・ルカとマオは却下、クレアは非戦闘員、リタは雪原さんがダメだと言う・・・多分。チェスターは俺のじいちゃんに連れられて猟友会に行っている。

 

後は・・・コハクは俺が嫌だ。

 

その時思い出した。

 

現在解体新書を読んでいる護身術を身につけている優等生が。

 

そして目の前に軍所属の女性が。

 

俺はティアを見る。

 

ティア「・・・何かしら洋介?何か嫌な予感がするけど。」

 

洋介「ティアは金貸しの職場の泊まり込みに興味は?」

 

ティア「無いわ。」

 

バッサリ切り捨てられた。

 

洋介「ちなみにこの店で働く事は?」

 

その言葉に揺れ動くティア。

 

目が泳いでいる。

 

洋介「雪原さん。ティアを今後この店で働かせる事は?」

 

雪原「可能や。まずは見習いから始めていかなあかん。それと文字を覚えないとあかんな。」

 

ティアはまだ文字を覚えきれていない。

 

しばらくは勉強に集中するかな?

 

洋介「雪原さん、今度もう1人候補が居ますので事務所に連れて行きます。」

 

雪原「そうか?ついでに腕っ節は?」

 

洋介「そこら辺のチンピラよりか強いと思います。」

 

陸斗に勝ったからな。

 

雪原「そうか、せやったら来る前に一本連絡を入れてくれ。」

 

雪原さんがそう言った時にプレセアが料理を持ってやって来た。

 

プレセア「お待たせしました。」

 

洋介「ありがとうプレセア。それじゃあ食べるか。」

 

俺は会話を終わらせて食事をした。

 

 

 

 

余談だがジュードは家で寒気を感じたと言ったが冬になっているからそのせいだと伝えておいた。




称号

コハク

チョロイン

洋介限定チョロイヒロイン化している。



ジュード

警備員?ボディガード?

僕の知らない間になんか重要な話があったような・・・


クレア

腐化味へ

ふかみへはまっていく、矯正せな!by洋介



ティア

ようこそ猫カフェへ(客として)

ここは天国かしら?



ルカ

女装は似合う!byメルディ

僕は女装なんて嫌だよ〜!




お知らせです。

次の話でアンケートを終了します。

誰になるか分かりませんが自分は楽しみです!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

息子さんを私にくださいって使うことある?

久しぶりに投稿。

それとアンケート終了なんだけど・・・あれってみんな狙ったのかな?

作者を試しているのかな!?

どうしよう・・・





あとごちゃごちゃしています。


日曜日、

 

俺にとってかなり緊張する日が来た。

 

俺はコハクを車に乗せて実家に向かう。

 

事前にコハクに今回の事を伝えていた為コハクも緊張している。

 

秋なのに冷や汗を掻いている姿を見ると申し訳なく思う。

 

車の中で会話が何もないなんて初めてだ。

 

 

そして実家に着く。

 

俺の住んでいるじいちゃんの家より小さいが俺の実家だ。

 

コハク「・・・緊張する・・・」

 

コハクが俺の手を握る。

 

俺もコハクの手を握り返す。

 

実家の玄関の扉が大きく見えるなんてきっと錯覚だ。

 

俺は一歩前へ歩くと声をかけられた。

 

「洋介?それにコハクも?」

 

声の方向を見ると何故かチェスターがいた。

 

洋介「チェスター?なんでいんの?」

 

チェスター「この前鹿を狩ってな。それで洋介の爺さんに鹿をここまで運んで貰ってここで解体しているんだ。血抜きはお前の家のあの広い庭でやっておいた。」

 

・・・熊来ないよな?

 

鹿の血の匂いで熊が来ない事祈ろう。

 

それにしても臓器とか骨とか・・・気持ち悪いな。

 

洋介「そっか、それじゃあ俺は家に用があるから行くわ。帰りに一緒に帰るか?」

 

チェスター「そうしてくれると助かる。」

 

そう言って解体に戻るチェスター。

 

さすが狩人、毛皮と肉をうまく分けてる。

 

コハクは慣れているのか青い顔をしていない。

 

少し緊張が無くなった。

 

俺は再び家に向かって歩き出した。

 

 

 

 

洋介「ただいま。」

 

コハク「お、お邪魔します。」

 

玄関を潜ると特に出迎えも無い。

 

まぁ来る事を伝えてあるから問題はないと思う。

 

靴を脱いで俺らは家に上がる。

 

リビングに居るのか?

 

コハクの手を引いて俺はリビングに向かい出す。

 

そしてリビングの扉を開ける。

 

「洋介、おかえり。」

 

出迎えたのは母さんだった。

 

紫「お父さんから今日来るって聞いてたわ。」

 

洋介「ただいま、母さん。」

 

コハク「お、お邪魔します!お母様!」

 

コハクがガクガクに緊張しているため俺は平常心で居られる。

 

紫「コハクちゃん、そんなに緊張しなくてもいいのよ。」

 

母さん、そんな事言われても無理だろ?

 

俺ももしコハクの実家に行ったら緊張するしヒスイに殺されるだろうな。

 

洋介「父さんは?」

 

紫「すぐに帰ってくるわ。」

 

そう言って俺と台所に向かう母さん。

 

少しして俺とコハクの前にグラスに入れた麦茶を置いた。

 

紫「コハクちゃん、洋介は変な事してない?」

 

その言葉に俺はグラスに伸ばそうとした手を止めた。

 

思い当たる節が幾つかあるからだ。

 

コハクは顔を赤くした。

 

何かありましたってバレバレなんだが。

 

紫「あらあら!」

 

なぜ母さんは嬉しそうなんだ?

 

俺は再び手を伸ばしてグラスの麦茶を飲んだ。

 

 

 

 

少しして玄関が開いた音がした。

 

帰って来たか・・・

 

浩介「帰ったぞ・・・洋介は来てるか?」

 

紫「お帰りなさい、洋介はコハクちゃんと一緒に来てるわよ。」

 

藤子「そうなのかい?」

 

父さん、ばあちゃんとどこかに出かけてたのか?

 

もしかしてじいちゃんの墓参りか?

 

俺も今度コハクと一緒にまた行くか。

 

コハクはもうコップを持ってガチガチに固まっているんだが・・・

 

そう思っていると父さんとばあちゃんが入ってきた。

 

浩介「洋介、待たせたな。」

 

洋介「いや、そんなに待ってないが・・・緑ばあちゃんは?」

 

城介じいちゃんはチェスターの所だろう。

 

浩介「今散歩してるよ。今頃城介さんのところだろう。」

 

相変わらず仲がいいな。

 

俺も将来はじいちゃんらの様な夫婦になりたいな。

 

母さんは父さんとばあちゃんの前に麦茶を出した。

 

父さんは麦茶を一口飲むと俺の方を見る。

 

浩介「それで?コハクちゃんを連れて今日はどうしたんだ?」

 

真剣な父さんの目に俺は一瞬目を背けたくなった。

 

だけど言うと決めたから覚悟を決める。

 

チラリとコハクを見ると俺の手を握ろうとしている。

 

顔には少し汗が掻いている。

 

俺がしっかりしないとな。

 

俺はひと呼吸置いて口を開く。

 

洋介「実は・・・俺とコハク・・・付き合い始めたんだ。」

 

俺はそう言ってコハクの手を握る。

 

父さんは特に何も言わない。

 

母さんは口元に手を当ててあらあらとマジで嬉しそうな顔をしている。

 

ばあちゃんは顔に「若いわね〜」と書いてある。

 

父さんの無言が恐怖に思える。

 

浩介「・・・遊びじゃないんだろうな?」

 

洋介「遊びで付き合うクズではない。」

 

心臓がバクバクうるさい。

 

浩介「そうか・・・まぁ・・・なんだ・・・お盆の時にも言ったがお前はもう社会人だ。いちいち親に報告する義務は無い。自分で考えて自分で責任が取れる立派な社会人だ。報告してくれる事は嬉しいがそんなに身構える様な事じゃ無い。」

 

父さんは話しにくそうにそう言う。

 

その言葉は優しかった。

 

紫「コハクちゃん!洋介をもらってくれてありがとう!」

 

母さんはもうテンション爆上げなんだが・・・

 

コハクの手を取ってブンブンと振っている。

 

コハク「あの!ありがとうございます!」

 

藤子「コハクちゃん、ちょっと私達と一緒に少しだけお話ししないかい?女性同士で話したい事があるからね。」

 

紫「そうね!それじゃああっちでお話ししましょ!」

 

母さんはそのままコハクを連れてばあちゃんと一緒に別室に向かった。

 

残された俺と父さん。

 

浩介「あいつは娘が出来ると思って機嫌がいいな。」

 

父さんは麦茶を一気に飲み干した。

 

浩介「さて、母さんが気をきかせて俺らを2人っきりにさせたんだ。何か言う事があるんだろ?」

 

そう、言う事がある。

 

俺は麦茶を少し飲んで口の渇きを潤して話す。

 

洋介「実は・・・コハク達の帰る方法がわかった。」

 

浩介「そうか、それは嬉しい事だな。その方法は?」

 

洋介「ゲームのクリア、ただし、コハクならハーツ、外にいるチェスターならファンタジアといった本人のいる作品を本人が自力でクリアしないといけないらしい。」

 

浩介「なんだ・・・条件が緩いな。」

 

洋介「それともう10人ほどテイルズキャラが来るみたいだ。」

 

浩介「マジか・・・今年中に全員来るのか?」

 

洋介「さぁ?」

 

そんな話がしたい訳じゃ無い。

 

俺はもう一度麦茶を飲んだ。

 

洋介「・・・全員がゲームクリアしたら・・・コハクも帰ると思う。」

 

浩介「そうだな。仕方ない事だ。」

 

多くは何も言わない父さん。

 

洋介「もし・・・別れることがあったら・・・愚痴を聞いてくれないか?」

 

浩介「息子の頼みだからな。ついでにその時は酒も飲め。言いたい事は全部吐き出した方がいいぞ。」

 

洋介「ここに来る時実は反対されるかと思ってた。俺とコハクが付き合う事。そしてこの事説明したら別れさせられるんじゃ無いかって。」

 

浩介「まぁゲームキャラと付き合うって最近のアキバのオタクでも言わないからな。なんちゃらは俺の嫁って。だがリアルにコハクちゃん達が来てコハクちゃんが息子を選んでくれた。親としてこんなに嬉しいことはないんだよ洋介。親が子供に対して願うことは元気に成長して大人になって出来れば俺らが生きてる間に結婚して幸せな家庭を築いてくれることだ。今回は・・・悲恋になるだろう。洋介は心に傷を負うだろう。そしてコハクちゃんも洋介と同じ心に傷を負うはずだ。好きな者同士を別れさせる事は辛いことだからな。」

 

父さんの言葉が優しかった。

 

浩介「だから洋介、今はいっぱいコハクちゃんを愛してやりなさい。後悔しない様にな。」

 

無意識に涙が出た。

 

俺は目頭を抑えた。

 

父さんは何も言わずにただ座っている。

 

部屋に俺の鼻のすする音だけが響いた。

 

 

 

 

 

 

俺が泣き止んだ後コハク達が戻ってきて女子会は終わった様だった。

 

外は夕日が沈んでいた。

 

洋介「それじゃあ帰るわ。」

 

コハク「お邪魔しました。」

 

浩介「おう、また来いよ。」

 

紫「コハクちゃん!今度また遊びにきてね。」

 

藤子「今度は洋介の昔話でもしようかね。」

 

それはやめい!

 

ある意味黒歴史だ!

 

俺はコハクの手を引いて実家を出た。

 

 

 

 

車の中でコハクは大きなため息を吐いた。

 

コハク「よかった〜。洋介のご両親が交際を認めてくれて。もしちょっと雲行きが怪しかったら土下座して息子さんを私にくださいって言わないといけないかと思ったよ。」

 

洋介「・・・それ俺がコハクの両親に言う言葉なんだが・・・」

 

なんだかんだ受け入れてくれた両親に感謝だな。

 

それと・・・コハクが帰る日まで俺の出来る限りでコハクを愛し続けよう。

 

そう思いながら車を飛ばした。




今回は称号はありません。

次のアンケートは次回の投稿時にお伝えします


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

姫とドSと小さなオマケ

お久しぶりです。

大事なことをおひとつだけ。

今回だけですよ!

この特別な処置は今回だけですよ!

次あったら作者が決めます!

後ごちゃごちゃしてたらすいません!

(話を考えるの疲れた)


コハクside

 

今日は月曜日。

 

私は寝ているコレット達を起こさない様にベッドから抜けると台所に向かった。

 

台所には先にベルベットが来ていた。

 

コハク「ベルベット、おはよう。」

 

ベルベットは持っている包丁を一旦置いて私の方を向いて、

 

ベルベット「おはようコハク。悪いんだけど料理手伝ってくれる?」

 

コンロの上の鍋を指差した。

 

コハク「わかった。」

 

私はコンロの上の鍋を見た。

 

ポトフかな?

 

じゃがいもやにんじん、玉ねぎにソーセージ・・・後これ何?

 

私はお玉を持って鍋をかき回す。

 

ベルベット「ポトフにちょっと私の世界の物に近い材料を入れたオリジナルよ。たまたまお店で見つけたから勢いで買ってみたの。」

 

コハク「それじゃあこのポトフはこの世界とベルベットの世界が合わさったポトフなんだね。」

 

すごいなー。

 

私はそこまで出来ないな。

 

クレア「おはようございます。」

 

クレアがキッチンにやってきた。

 

クレア「お手伝いしますよ。お皿出しますね。」

 

ベルベット「うん、お願い。」

 

私はポトフの鍋を回した。

 

その後シェリアが来て次々とテーブルに人数分の料理が並んでいく。

 

洋介が冷蔵庫を1個増やそうかなって言ってた。

 

シェリア「今日の朝も無事乗りきれたわね。」

 

クレア「はい、今日は新しい方が来るみたいですので・・・どのような方が来るのでしょうか?」

 

それは不安だよね。

 

最後に箸やスプーンをテーブルに置いた。

 

少ししてジューダスがやって来た。

 

クレア「ジューダスさん、おはようございます。」

 

ジューダス「おはよう。」

 

ジューダスはその一言言うとご飯を食べ始めた。

 

ベルベット「私も食べるね。」

 

ベルベットもジューダスの隣でご飯を食べ始めた。

 

私も食べようかな?

 

コレット「おはよ〜!」

 

ガラド「おはようさん。今日も朝食ありがとな。」

 

コレットとガラドがやって来てご飯を食べ始めた。

 

クレア「コハクさん、私らも食べませんか?」

 

コハク「そうだね。いただきます。」

 

私は席に着いて朝ごはんを食べた。

 

今日も味噌が美味しい!

 

ガラド「コハクは今日も味噌かけご飯か?」

 

ガラドがげんなりとした顔で私のご飯を見た。

 

私のご飯は味噌かけご飯に味噌汁、それに魚の味噌焼きに味噌ドレッシングのサラダ。

 

ベルベット「味噌づくしなのよね。」

 

クレア「味噌・・・ですね。」

 

コレット「みっそみそだね〜。」

 

コレットのそれは言いたいだけだよね?

 

そんな目で見られても私は味噌が好きだもん。

 

シェリア「健康的じゃ無いのよね。どうしたら味噌好きが落ち着くのかしら?」

 

コハク「味噌は体に悪く無いよ。」

 

味噌を悪く言われるのは嫌だな。

 

シェリア「取りすぎがいけないのよ。味噌は体にいいけど食べ過ぎは体に毒なの。塩分の摂りすぎで高血圧になって大変な目にあうのよ。」

 

シャルティエ「シェリアさんがアトワイトに似ている・・・」

 

ジューダス「ソーディアンの時でもあんな感じだったな。」

 

シェリアのありがたいお話が他のみんなが来ても続き・・・

 

洋介「おはよう・・・なんだシェリア?コハクと喧嘩か?」

 

洋介が来た。

 

いつも以上に眠たそうな顔の洋介。

 

やっぱり洋介を見ていると顔が熱くなるよ。

 

シェリア「洋介、コハクに言ってちょうだい!味噌ばっかり食べていると体に悪いって!」

 

シェ、シェリア!?洋介に言うに反則だよ!

 

洋介「・・・俺はコハクが美味しそうに味噌を食べる姿が好きなんだ。」

 

この言葉に私の体の体温が急激に上がった。

 

何恥ずかしいこと言うのかな!?

 

嬉しいけど!

 

シェリア「洋介!コハクを甘やかしたらダメよ!病気になったら手遅れなのよ!」

 

ジュード「シェリアの言う通りだよ。高血圧は頭痛、めまい、鼻血になりやすく長い間続くと脳卒中になったりするんだ。だから長生きしたかったら塩分を控えた方がいいよ。」

 

うぅ、ジュードからも言われた。

 

医学生のジュードに言われるとなんかこう・・・グサッと刺さるものがあるよ。

 

コハク「・・・今度から気をつけるよ。」

 

ジュード「そうして、コハクが病気になるとみんな心配するから。」

 

ジュードの言葉にこの場にいる全員が頷いた。

 

洋介は・・・難しそうな顔をしている?

 

洋介「病気になったら回復魔法で治るのか?もし治らんだら医者に見せればいいんだが・・・保険証とかコハク達持ってないんだが・・・最悪かなりの値段を払って診察してもらわないといけないな。」

 

本当に難しいこと考えてる。

 

そして私を見て、

 

洋介「コハク、病気にはなるべくかからないでほしい。」

 

悲しそうな目で言われた!?

 

うぅ・・・私の味噌〜・・・

 

私は味噌かけご飯をゆっくりと食べた。

 

洋介「コハク、明日から帰りが遅くなるから。」

 

洋介が食事をしながら私にそう言って来た。

 

コハク「えっと・・・新作ゲームが今日から発売だよね?今日からじゃ無いの?」

 

洋介「あの会社じゃ新作を出した翌日から翌週までが地獄の様に忙しくなるんだ。売上確認に無いと思いたいがバグ発生の報告整理。更に店の在庫状態の確認などをしないといけない。その為少し遅くまで残る。」

 

聞いてるだけで何が何だか分からないけど遅くなるんだよね?

 

洋介「それで今日は帰ったらジュードを雪原さんの所に連れて行きたいから。」

 

ジュード「僕を?」

 

ティア「もしかして洋介、この前の話かしら?」

 

洋介「そうだ、この前の話だ。」

 

むぅ・・・洋介とティアがなんだか分からないけど分かり合ってる感がある。

 

私の知らない洋介の事をティアが知っているってなんかやだな。

 

マオ「おはよ〜。」

 

メルディ「ハロー!」

 

クィッキー「クィキ〜。」

 

マオとメルディが起きて来た・・・なんでマオは眠たそうなんだろう?

 

クィッキーもなんだか元気無いよね。

 

何してたんだろ?

 

シェリア「おはよう2人とも。眠たそうだけどどうしたの?」

 

マオ「フォルスの訓練をした後メルディと一緒にホラー映画見てたヨ。」

 

メルディ「血がドバッと出て!ユーレイがビックリさせて来た!」

 

思わず洋介に抱きついた。

 

聞いただけで怖いもん!

 

コレットもガラドに抱きついてるし!

 

クレア「・・・食欲が・・・」

 

ガラド「俺もだ、流石にちょっと想像したら一気に食べる気失せた。」

 

シャルティエ「僕も食べれないですが食欲が無くなる感覚があります。」

 

ソーディアンでもそんな感覚あるんだ。

 

ジューダスは何事もなく食べてるよね?

 

なんでもそつなくこなしてるけどこう言った事にも動じないんだね。

 

洋介「ついでに何見たんだ?」

 

メルディ「ブラッディ・バレンタインと死霊館!」

 

洋介「そんな円盤あったか?」

 

洋介も動じずに食べてる・・・

 

そのあとリタ以外のみんなが来て食事をしたけどメルディ達の会話を聞いた人達は食事が進まず後から来たみんなに心配された。

 

 

 

 

洋介達がお仕事に行った後私はクレアと一緒に食器を洗う。

 

クレア「少し水が冷たくなって来ましたね。」

 

コハク「そうかな?私はこれくらいなんとも無いよ。」

 

雪国育ちだからね。

 

冬の日の井戸水汲みは大変だよ。

 

ジュード「クレア、コハク、僕も手伝うよ。」

 

ジュードが食器を棚に戻そうとしているけどクレアがそれを止めた。

 

クレア「ジュードさん、今日は大丈夫ですわ。洋介さんが帰ってきたらジュードさんは少し忙しくなりますので。」

 

クレアも何か知ってるんだ。

 

私だけ除け者みたいだよ。

 

ジュード「そ、そう?でも洋介は僕になんの用だろう?」

 

クレア「それは・・・私の口からなんとも・・・洋介さんとジュードさん・・・お互い受けでしょうか?」

 

クレアの目がおかしくなった!

 

時々こんな顔をするけどなんだろう?

 

洋介はクレアを見て元に戻さないとって言ってる。

 

私はクレアを無視して食器を全部洗って拭いた。

 

 

 

 

今では日課になっているイクティノスとシャルティエの研ぎを行う。

 

シャルティエ「上手になりましたねコハクさん。」

 

コハク「そうかな?ジューダスやウッドロウの方が上手だよね。」

 

シャルティエ「それはお二人が剣士で常に剣を研いでいますから。」

 

本職の人と比べたらいけないよね。

 

イクティノスは無言で私に研がれている。

 

初めは色々指摘されたけど今は何も言わなくなった。

 

ちょっと嬉しいかな。

 

 

 

 

全員の武器を研いでお昼ごはんの準備をしてたら雪原さんが来てリタを誘拐していった。

 

もうリタの部屋に一直線に向かっていつのまにか起きていたリタを抱き上げて優々と外に出ていった。

 

毎日来ているから止める気も無いし洋介も雪原さんなら大丈夫と言ってた。

 

雪原さんがリタを連れて行く際に、

 

雪原「葉杉さんにいつもの猫カフェで待ってると伝えてくれんか?」

 

そう言われた。

 

ジュードの件かな?

 

そう思いながらお昼ご飯の残りを作った。

 

 

 

 

洋介が帰ってきた。

 

私はお出迎えするとそっと頬にキスしてくれた。

 

恥ずかしいけど嬉しいな。

 

洋介に雪原さんの伝言を伝えるとわかったと言ってジュードを連れて行った。

 

 

 

ティア「コハク、この文字って毒林檎を食べた白雪姫は倒れたで合ってるかしら?」

 

コハク「合ってるよ。すごいねティアは、私でもこんな短時間でここまで流暢に文字を覚えられなかったよ。」

 

私は今ティアとルカに文字を教えている。

 

ルカ「コハク、これはなんて文字?」

 

コハク「これは・・・スンバラリア星人による地球侵略・・・なにこれ?」

 

マオ「インディペンデンスデイだ!」

 

クレア「ですがあの映画は地球外生命体による地球侵略の映画のはずですよマオ。この文字は誰から貰ったのですか?」

 

ルカ「この前洋介さんと行った場所にいた男の人です・・・」

 

マオ「雪原さんだネ。」

 

あの人はなにがしたいんだろ?

 

私はルカの読んでた紙をどこか隅に置いて童話の絵本を取り出した。

 

桃太郎だね。

 

その後も私達の文字のお勉強を続けた。

 

 

 

 

 

クレアが夕食の材料の買い出しに出かけた。

 

1人で大丈夫かな?

 

それと入れ違いでチェスターが帰ってきた。

 

洋介のお父さんが送ってきてくれた。

 

チェスター「ただいま。」

 

浩介「邪魔するぞ。」

 

コハク「おかえりチェスター。いらっしゃいませ浩介さん。」

 

浩介「おいおいコハクちゃん、俺のことはお義父さんって呼んでいいだぞ?」

 

そんな事言われたけど恥ずかしいよ。

 

浩介「あ〜・・・なんだこの初々しい子は?」

 

マオ「コハクはいつもこんな感じだヨ!」

 

マオの言葉に思わずマオの頭を軽く小突いた。

 

マオは軽く痛って言うけど変な事を言うマオが悪いんだからね!

 

コハク「浩介さん!少し休んで行きますか!?」

 

浩介「あ〜そうだな。なら茶を1杯貰おう。」

 

これ以上マオと話すとなにを言うか分からないから話を変えた。

 

浩介さんをリビングに連れて行って私はお茶を準備する。

 

ベルベット「ただいま。」

 

マリク「今戻った。」

 

ベルベットとマリクの声が玄関から聞こえた。

 

帰ってきたのかな?

 

声が聞こえなかったけどジューダスも帰ってきてるかな?

 

私は浩介さんにお茶を渡して玄関に向かった。

 

コハク「おかえり。」

 

ちゃんと3人だね。

 

マリク「誰か来てるのか?」

 

コハク「浩介さんがチェスターを送ってきてくれたから今お茶を飲んでもらってる。」

 

ジューダス「それで、今回はまだ来ていないのか?」

 

コハク「うん、まだ誰も・・・」

 

来ていないと続けようとしたらリビングから、

 

浩介「ごはっ!?」

 

マオ「浩介さん!?」

 

チェスター「大丈夫か!?」

 

なんか落ちてきた音と浩介さんの変な声、それとマオとチェスターの浩介さんを心配する声。

 

ジューダス「・・・どうやら来たようだな。」

 

こんな時でも冷静なジューダスが羨ましいよ。

 

私は急いでリビングに向かった。

 

そこには・・・

 

浩介「こ、腰が・・・」

 

「だ、大丈夫か?す、すまない、私の鎧は重かっただろう。」

 

ティア「ちょっとそこを退いて。今治療をするわ。」

 

マオ「浩介さん!死んじゃいやだヨ!」

 

チェスター「いや元気そうだから死なんだろ。」

 

「美女と美少女のお尻を堪能したんだから本望じゃないかしら?」

 

ルカ「いや、そんなんで死にたく無いよ。」

 

少しカオスだった。

 

なんか見知らぬ女性と女の子が居るんだけど・・・

 

ジューダス「今回は・・・2人か・・・」

 

私の後ろでジューダスがつぶやいて自分に部屋に向かった。

 

この少しカオスな状態に色々持っていかれてたけど1番重要な事実が、

 

コハク「今回は2人!?」

 

そう2人!

 

今まで1人ずつだったのに!

 

ティアが浩介さんを治療している間に私は2人に近寄った。

 

コハク「えっと・・・こんにちわ。」

 

予想外のアクシデントに頭の中真っ白だけど声はかけることはできる。

 

「こんにちわ、あなた、私の事見えてるのね。」

 

えっ?

 

見えているって・・・

 

コハク「幽霊?」

 

「そんな低俗な者と一緒にしないで。天族よ。」

 

テンゾク?

 

「なにそれって顔をしてるわね。簡単に言うと人々に信仰される存在よ。」

 

神様みたいなものかな?

 

「私からも質問。ここどこ?誰の家?」

 

うん、私達と一緒の事思っているわね。

 

「先に言っておくけどあなた達が誘拐犯なら私は全力で抵抗するわよ。」

 

そう言って傘を広げる女の子。

 

日傘?

 

それになんかぬいぐるみがついてる。

 

コハク「えっと大丈夫だよ。私も周りの人達もみんな貴方らと一緒な事情でここにいるから。」

 

「みんな・・・貴方も?」

 

コハク「うん、それにこの家の持ち主の人も優しい人だから。」

 

説明していると女の子の視線が厳しくなった気がする。

 

ベルベット「コハク、今から夕食の準備をするけどパスタに方が良い?」

 

ベルベットが後ろから声をかけてきた。

 

「むっ?貴様は!」

 

えっ?誰の声?

 

私は周りを見渡すと女の子の傘のぬいぐるみが突然、

 

「とぉ!」

 

動いた!?

 

地面に着地したぬいぐるみ?が私・・・後ろにいるベルベットを睨みつけた。

 

「我の正体をこんな時にバラすなんてな。」

 

「最初っから気づいてたわよ。」

 

なんか会話が噛み合ってないよね?

 

あれ?このぬいぐるみ、なんか燃えてない?燃えてるよね。マオの炎より燃えてる!

 

私は以前洋介に置き場を教えてもらった消火器を持ってきた。

 

ティア「コハク!この人は大丈夫よ!」

 

マリク「おいおいなんか燃えてるぞ!」

 

私は大急ぎで消火器を放水する準備をして、

 

「我が名はノルミン!」

 

更に燃えた!確か火の元・・・あのぬいぐるみだね!放水!

 

「フェニぶはっ!?なんだこの白い粉は!?」

 

マオ「この家を燃やそうとしているからだヨ!」

 

ルカ「あわわわわ!?」

 

「あの粉で火が消えるのか?」

 

ジューダス「シャル、何か雲行きが怪しい。構えるぞ。」

 

シャルティエ「ぼっちゃん、特にあの女の子に注意してください。」

 

ぬいぐるみから火が出なくなったのを確認して私は消火を一旦止める。

 

真っ白になったぬいぐるみがゲホゲホ言いながら私を睨みつけた。

 

「なにをする!我の名前を名乗っている時にこんな物をかけよって!」

 

コハク「貴方のやってる事はこの家を燃やす行為だよ!」

 

ぬいぐるみがぐぬぬと言う、反論出来ないのかな?

 

「・・・貴方、後ろの人を見て何か言おうとしたけどどうしたの?」

 

女の子がぬいぐるみに話しかける。

 

「うむ、おいそこの黒髪!」

 

思わず私かなって思ったけどぬいぐるみが指差している人はベルベットだった。

 

ベルベット「私?」

 

「貴様、ベルベットだな!アイゼンと共に旅をしていた!」

 

驚いた、ぬいぐるみはベルベットの事を知ってるんだ。

 

これって・・・ジューダスとウッドロウの時に似てる。

 

マリクがいつの間にか投刃を持っていた。

 

ジューダスもシャルティエを構えてる。

 

チェスターは浩介さんのそばで弓を持ち出した。

 

ティアもチェスターの隣でナイフを出していた。

 

女性はオロオロしている。

 

でも女性の手には槍がある。

 

私は消火器を構えながらぬいぐるみに言う。

 

コハク「ベルベットを知ってるの?」

 

「当たり前だ!我は知っている!アイゼンと共に旅をしていた事を!」

 

女の子の視線がベルベットに向いている。

 

あの眼は・・・多分憎しみ・・・

 

そう思った瞬間、

 

女の子の傘がベルベットに向けたと思うと傘の先端から何か出てきた!?

 

ベルベットは反応に遅れたけどジューダスがその何かを斬った!

 

ジューダス「なんのつもりだ?」

 

「邪魔よ。そっちの人に用があるの。」

 

ジューダス「悪いがベルベットは何も悪い事をしていない。」

 

ジューダスが言った瞬間女の子から何か重圧が!?

 

「悪い事?その女はお兄ちゃんをドラゴンに変えたかもしれない、そうでしょ?災禍の顕主さん?」

 

ベルベット「なにそれ?」

 

さいかのけんしゅ?

 

聞いたことも無いよ。

 

帰ってきたら洋介に聞こうかな。

 

「なに!?災禍の顕主だと!」

 

女性が急に槍を構えようとしたけど床にティアのナイフが刺さって構えられなかった。

 

ここ洋介の家だよ!?

 

コレットのドジで壁に穴が空いたけどそれ以降今日まで無傷だったんだよ!

 

「邪魔よ!」

 

女の子が傘の先端から更に何か出してジューダスとベルベットに襲い掛かる!

 

ジューダスはそれを斬ってマリクは投刃を女の子に投げた!

 

「させぬわ!」

 

ぬいぐるみが投刃を掴んで窓に向かって投げ捨てた!?

 

窓割れちゃった!!

 

洋介に怒られる!

 

私はぬいぐるみに消火器を向けてかける!

 

「ぬわーーーー!だからそれはやめろ!」

 

嫌だよ!

 

やめたら家が無くなっちゃう!

 

「はっ!」

 

女性がティアに向かって槍で攻撃してるけど次はチェスターの矢が女性の槍を弾いた!

 

チェスター「次は外さないからな。」

 

いつのまにか次の矢を携えたの?

 

ジューダス「ベルベット!外に出るぞ!ここにいるとこの場が破壊される!」

 

マリク「ロックランス!」

 

マリクが呪文を唱えたけど床が壊れた!

 

女の子は床から出た岩の槍を避けた。

 

マリク「ベルベット!外に出るんだ!」

 

ベルベット「わかった!」

 

「逃がさない!」

 

女の子がベルベットに傘を向けたけど私はちょうど消火器がからになったため床に置いて女の子に蹴りを入れた。

 

洋介!ごめん!

 

女の子は窓ガラスに向かって吹き飛んだ。

 

マリク「ナイスだコハク!」

 

マリクとジューダスは割れた窓から外に出た。

 

私はぬいぐるみを摘んで外に投げた!

 

「ぬわーーーーー!我の扱いが酷いではないか!」

 

家を燃やす人の扱いなんてこれで十分!

 

ジェイド「おやおや、これは見事に壊れていますね。」

 

ティア「ジェイド!」

 

ジェイド「どうやら外のお嬢さんが暴走しているようですね。」

 

ジェイドは軍人だからこういった状態は慣れているんだね。

 

ジェイド「ティア、チェスター、そこの槍を持った女性を解放してください。」

 

チェスター「なんでだ?」

 

ジェイド「私が相手をします。お二人は外の方々をお願いします。」

 

ジェイドの言葉に2人は女性から離れて浩介さんを引きずってそばから離れた。

 

ジェイド「コハクはベルベットの刺突剣を部屋から取ってきてください。」

 

ベルベットって今武器無いもんね。

 

私は頷いてベルベットの部屋に急いで向かった。

 

「なんのつもりだ?」

 

ジェイド「できれば降参してくれませんか?流石に実力差が分からないほどの武人では無いでしょう?」

 

「・・・」

 

ジェイド「それとも・・・ここで無様に倒れますか?」

 

なんか聞こえたけど怖いよジェイド。

 

ベルベットの部屋に来た私は机の上に置いてある刺突剣を持って急いでベルベットの元に向かった。

 

途中リビングに視線を向けるとジェイドが自分の槍を女性に向けて睨み合っているところを見た。

 

大丈夫だよね?

 

そう思いながらベルベットの元に向かった。

 

 

外でジューダスとマリクが膝をついていた。

 

マリク「なんだよあの人形は、尋常じゃない強さだぞ。」

 

えぇ!?

 

あの人形にやられてるの!?

 

「我は人形ではない!我が名はノルミン!フェニックス!」

 

変なポーズと共に背後に爆炎が登った!

 

ノルミンって何?

 

コハク「ベルベット!これ!」

 

ベルベット「ありがとうコハク!こっからは私も相手よ!」

 

ベルベットは刺突剣を装備した。

 

私も参戦よ!

 

「私が相手よ、災禍の顕主。」

 

ベルベット「私にはベルベット・クラウって言う名前があるのよ!紅火刃!」

 

ベルベットが女の子に向けて火を放った!

 

女の子は傘を開いてそれを防いだけどベルベットが女の子に近づいて、

 

ベルベット「水蛇葬!」

 

初めて見る技だね!

 

水飛沫を上げながらスライディングする技!

 

私も真似しようかな?

 

フェニックス「さぁ!貴様らの相手は我だ!」

 

シャルティエ「コハクさん気をつけてください!奴の突撃は当たると一撃で瀕死になります!」

 

チェスター「だったら遠くから狙うだけだ!凍牙!」

 

チェスターの氷の矢がフェニックスに向かうけど、

 

フェニックス「なんだその礫は?我を舐めているのか!?」

 

一瞬で燃やされ溶かされた!?

 

驚いている隙にフェニックスが近づいてきて、

 

フェニックス「喝ッ!」

 

急に大声と一緒に顔が大きくなった!

 

チェスター「ぐっ!?」

 

マリク「ガハッ!?」

 

チェスターとマリクが吹き飛ばされた!

 

私はフェニックスに向かって、

 

コハク「天楼脚!」

 

サマーソルトをするけどフェニックスに避けられた!

 

フェニックス「隙あり!」

 

ダメ!避けられない!

 

ルカ「魔神剣!」

 

フェニックス「ぬっ!?」

 

フェニックスの攻撃が何かによって中断した?

 

私は着地して声の方向を見るとルカとマオが立っていた。

 

マオが何か詠唱している。

 

フェニックス「小僧!邪魔をするな!」

 

フェニックスがルカに向かって行った!

 

チェスターとマリクはティアの治療中!

 

ジューダスはまだふらついてる。

 

私はフェニックスに向かって駆け出す!

 

コハク「ルカ!逃げて!」

 

ルカ「逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ、」

 

フェニックス「はぁ!」

 

フェニックスがルカに体当たりする。

 

ダメ!

 

ルカ「逃げちゃダメ!」

 

ルカが大剣を構えた、ルカの周りに炎が渦巻いた。

 

ルカ「烈火爆炎走!」

 

炎を纏う大剣を突き出し滑るように前に出た!

 

フェニックス「はぁ!」

 

ルカ「やぁ!」

 

炎同士がぶつかり合う。

 

ルカの炎がなんかすごく燃え上がってない?

 

なんか更に燃え上がってるよね?

 

フェニックス「ふははははははは!やるではないか小僧!我の炎と同等の炎を出すとわな!だが甘い!」

 

フェニックスも更に燃え出した!

 

だけど、

 

マオ「ガスティーネイル!」

 

マオの詠唱が終わり風がフェニックスを襲う!

 

フェニックス「のわっ!」

 

フェニックスが横に吹き飛んだ。

 

そこに私は、

 

コハク「三散華!」

 

技を放ってフェニックスに追い討ちをかけた。

 

ルカ「うぅ・・・」

 

ルカが倒れた!?

 

私は急いでルカに駆け寄る!

 

よかった、気絶してるみたい。

 

マオ「コハク!まだ来るみたいだヨ!」

 

マオの言葉に私はフェニックスを見る!

 

フェニックス「まだだ!」

 

しつこい!

 

私がそう思っていると、

 

ジューダス「塵も残さん!」

 

ジューダスがいつのまにかフェニックスの後ろに立っていて、

 

ジューダス「浄破滅衝闇!」

 

黒い炎がフェニックスを襲った!

 

フェニックス「のわーーーーー!!!」

 

ついにフェニックスが倒れた!

 

やっとだよ。

 

ジューダス「闇の炎に抱かれて消えろ!」

 

決め台詞まで決めちゃったよ。

 

私はその場に座りそうになったけどベルベットがまだ戦ってる。

 

コハク「マオ!ルカをお願い!」

 

マオ「ラジャー!」

 

ルカをマオに任せて私とジューダスはベルベットの元に向かった。

 

辿り着いた時にはベルベットも女の子もボロボロだった。

 

ベルベット「どうして私にそんな憎悪を抱いてるんだ!?」

 

「分からないの?貴方がお兄ちゃんをあんな風にしたんだ!」

 

ベルベット「私は貴方のお兄さんも貴方自身の事を知らないわ!」

 

「今更!そんなこと言って!」

 

・・・うーん、なんかお昼のドラマのような会話が・・・

 

「だから・・・死んでお兄ちゃんに詫びなさい!」

 

ベルベット「私はまだ死ねない!弟を救うまで!」

 

ベルベットが走り出して女の子が傘の先端をベルベットに向けた!

 

私達は急いで駆け出そうとしたが、

 

洋介「そこまでだ!ベルベット!一旦刺突剣をしまえ!」

 

洋介が帰ってきた!

 

洋介が帰ってきたよ〜!

 

洋介が2人の間に入って2人を止めた。

 

洋介「全く!父さんに早く帰ってきてくれと言われた時はなんかと思ったけど家に帰れば床に穴は空いているし窓ガラスは割れてるしなんか焦げてるし。ジェイドはアリーシャに槍を向けてるし、しかも消火剤が撒き散らかされてるし。でも理由はなんとなくわかった。」

 

ベルベット「洋介!どいて!その子を倒せない!」

 

「そこのお兄さん。邪魔よ。」

 

洋介「倒すな!2人は話し合いと言う言葉は知らないのか!?」

 

ベルベット「その子から仕掛けてきたのよ!」

 

「貴方がお兄ちゃんをあんな風にしたからよ!」

 

洋介「あぁ・・・やっぱり・・・その理由か・・・どうしよ・・・」

 

洋介が悩んでる?

 

洋介「ジュード!ベルベットの治療!ベルベット!そこから絶対に動くな。コハク!絶対に俺のやる事に手を出すな!」

 

えっ?えっ?何するの洋介?

 

洋介が女の子と向き合った。

 

洋介「悪いけど、ベルベットはやらせない。」

 

「そう・・・なら貴方は私の敵ね!」

 

そう言って女の子が洋介に向けて傘の先端を向けた!

 

そして何かが出される。

 

洋介はそれを避ける。

 

洋介「やっぱりゲームと違う弾速だよな・・・少しでも狂うと俺1発KOなんだよな。」

 

なんかブツブツ言ってる。

 

しかもゆっくりと女の子に近寄っているよ。

 

「くっ!」

 

女の子は次は詠唱を始めてる!

 

洋介「やり〜・・・」

 

「ロックランス!」

 

洋介「そこだな。」

 

更に楽々と避ける洋介。

 

もしかしてゲームの知識を使ってあの子の攻撃を避けてるの?

 

結構凄いことしてる。

 

「このっ!」

 

洋介「3連弾・・・」

 

女の子の攻撃を全部避けて女の子に近寄り、

 

洋介「よし捕まえた。」

 

洋介が女の子の傘を掴んで取り上げた。

 

ベルベットとの戦いで疲れてたからもう体力が無かったと思う。

 

洋介「自称傘より重い物を持てない体が激しい運動したらそうなるんだ。」

 

「うるさい!私もドラゴンにするのね!お兄ちゃんのように!」

 

洋介「できるか。そもそもあいつは・・・いや、それは自分とベルベットの目で見てもらおうか。」

 

「何をブツブツと!」

 

洋介「あんたのその聖隷術は兄から教わったんだろ?」

 

「えっ?」

 

洋介「まっ、誤字が多かったらしいけど。それにあのノルミンフェニックスは兄から贈られたんだろ?別に可愛く無いけど少し気に入ってるんだろ?」

 

「あっ・・・あぁ・・・」

 

洋介「山の上で海にいる兄を思いながら無事を祈っているんだろ?だけど勝手に居なくなって勝手にドラゴンになって帰ってきたから悲しくて怒って、それでも大好きな兄をあの山から守ってるんだろ?」

 

「なんで・・・なんで知ってるのよ・・・それは・・・お兄ちゃんとの・・・やっと届いた手紙の返事・・・」

 

洋介「まぁ・・・ちょっとな・・・その手袋も靴も兄の物だろ?俺に兄弟は居ないから羨ましいな。だけど君の兄のように変なものは要らないな。」

 

「うん・・・いつも変な物を送って来てくれて・・・でも嬉しくて・・・私の事大切にしてくれてるってわかって・・・」

 

あれ?すごくいい話になってる?

 

さっきまで戦ってたのに。

 

洋介「それが羨ましいんだよ。エドナ・・・相変わらずいい名前だな。」

 

「当たり前でしょ。アイゼンお兄ちゃんがつけてくれた名前だから。」

 

洋介「だな。」

 

そう言って洋介は女の子・・・エドナちゃんの頭を撫で出した。

 

洋介「しばらくベルベット・・・エドナ的には兄の仇かもしれないけど狙うのやめてくれないか?事情は後で話すから。」

 

エドナ「・・・信用出来ないわ。」

 

洋介「人間が嫌いだから?信仰を忘れてピンチになったら勝手に救いを求めるから。」

 

エドナ「あら?わかってるじゃない。だけど・・・少しだけなら貴方を信じてもいいわよ。だけど、少しだけよ。」

 

洋介「そこから信用されるか失望されるか俺次第か?」

 

エドナ「そうよ。せいぜい失望させないでね。」

 

洋介「了解。」

 

洋介はエドナちゃんに傘を返した。

 

洋介「さて、これはこれとして・・・フェニックスと窓ガラス割った奴。出てこい。」

 

あれ?洋介の背後に般若が・・・

 

エドナ「あぁ、それならフェニックスがあのおじさまの物を投げて割ってたわよ。」

 

エドナがマリクを指差した。

 

洋介「へぇ・・・全部フェニックスの仕業か・・・」

 

洋介が怖い・・・

 

洋介は倒れてるフェニックスを摘んで裏庭の方に歩いて行った。

 

ベルベット「・・・えっと・・・一件落着?」

 

未だに刺突剣を構えてるベルベットが私に聞いて来た。

 

コハク「そう・・・かな?」

 

エドナ「そうしときなさい。」

 

エドナちゃんが私達に近づいて来た。

 

エドナ「そこの貴方。」

 

ベルベット「何よ。」

 

未だに睨み合う2人。

 

大丈夫だよね?

 

エドナ「あのお兄さんに免じてしばらく争わないわ。だけど私は許さないから。」

 

ベルベット「さっきの話が聞こえてたけど貴方・・・アイゼンの妹?」

 

エドナ「・・・そうよ。正直忘れてることに腹が立つわ。」

 

ベルベット「生憎私はまだアイゼンにあっていないわ。」

 

エドナ「どういう意味?」

 

コハク「その事は後で洋介から説明があるよ。その・・・家に入る?もう1人来た人が気になるから。」

 

エドナ「・・・そうね。そうするわ。」

 

一件落着落着かな?

 

私達は怪我人を抱き抱えながら家に入って行った。

 

その後シェリアが帰ってきて惨状に悲鳴を上げてクレアが雪原さんとリタと共に帰ってきて色々あって他のメンバーが帰ってきてお祭り騒ぎになって・・・後裏庭の

からのフェニックスの、

 

「なぜ我だけがぬわーーーーー!!!」

 

「や!やめろ!その白い粉だけは!どばーーーーー!!!」

 

「お前と戦うと最低でも3乙するんだ!なんであんなに強いんだこのノルミンがーーーー!!!」

 

と悲鳴と叫び声が響き渡った。




称号

コハク

ファイアーレスキュー?

消火器片手に火を消す女の子。



ジューダス

不死鳥を燃やす闇の炎

ノルミン・フェニックスを浄破滅衝闇で撃破すると貰える称号
闇の炎に抱かれて消えろ



ティア

ナイチンゲールの卵

傷ついた者達を癒す者に贈られる称号



ルカ

魔王の片鱗

時々体の中から変な力が出るんだよね





まさかのエドナとアリーシャがどう投票になると思いませんでした。

少し悩みましたが今回だけ2人に登場してもらいました。

次からは前書きでも話しましたが同じ票を集めた場合作者が同じ票のキャラから1人を選びます。

ご了承をお願いします。

またエドナとベルベットの関係はアイゼンからの手紙で多少は知っていると思われます、またエドナ自身手紙でアイゼンからの手紙の内容は周りには言わないと言っていたためアイゼンのドラゴン化を隠していたがベルベットが災禍の顕主と呼ばれるようになった事は手紙で書いたと思われます。(勘)

フェニックスはサブイベで遭遇しておりアイゼンと共にいた仲間業魔と認識しており数百年経っても覚えていると思われる。その為アイゼンの手紙をぶら下がりながら読んでいたフェニックスは災禍の顕主がベルベットであると知る。(更に勘)

今回の話のアリーシャの扱いが雑なのはメインはエドナとベルベットの為変にしゃしゃりでると余計にごちゃごちゃになると思ったからです。(後作者の文章力の無さ)

次回はエターニアから1人をまたアンケートで決めます。

これからもよろしくお願いします。

また新作アライズのキャラは本編に登場させません。

番外編かロングスキット編で入れようと思います。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

番外編バレンタイン3 ロングスキット

すいません、書けないので番外編のみあげます。

本当にすいません。


ベルベット「今年もバレンタインが来たわよ!」使命感

 

クレア「今年はベルベットさんが燃えています。」若干引き

 

プレセア「・・・どうして今年は燃えているのですか?」

 

ベルベット「毎年毎年一部の人が変な物を混ぜるから今年こそは止めてみせる!それと作者が全然執筆しないからその苛立ちを爆発するため!」

 

クレア「後半はメタいですよ。」完全にドン引き。

 

リタ「アホらし。」読書中

 

シェリア「でも今年も雪原さんにチョコを渡すのよね?」

 

リタ「うっ・・・か、考え中よ!」顔を本で隠す。

 

アリーシャ「ばれんたいんとは何でしょうか?」

 

メルディ「好きな奴にチョコを渡す儀式!メルディは薫と洋介に渡す!」

 

クィッキー「クィキ!クィッキー!」今年はブランデーを入れる予定だよ!

 

ティア「好きな人って・・・」困惑

 

ベルベット「他にも日頃の感謝を込めて贈ったり友達として送ってもいいのよ。私はこの家の人全員に渡すつもり。」

 

コレット「私はおじいちゃんとベンさんとガラドに渡すんだ〜」

 

クレア「私はお世話になっています洋介さんや陸斗さんに渡そうかと思います。」

 

プレセア「・・・」無言でノミを取り出した。

 

アリーシャ「私は・・・どうしましょうか?」

 

シェリア「とりあえずまずは洋介や優希、陸斗のために作ったら?でも洋介の本命はコハクだけよ。」

 

アリーシャ「ホンメイ?」

 

コレット「コハクはよーすけの事大好きだから本気のチョコを作るの。」

 

コハク「こ、コレット!」真っ赤

 

アリーシャ「なるほど、理解した。」

 

エドナ「本当に理解したのかしら?」

 

ベルベット「それじゃあスーパーに行くわよ!」

 

コレット・メルディ「おー!」

 

マオ「・・・僕は何も見なかった、聞かなかったヨ。」知らんぷり

 

ジュード「マオ?何してるの?」疑問

 

 

 

ベルベット「今年も来たわよ女達の戦さ場!」ヤケクソ

 

メルディ「おー!」ノリノリ

 

ベルベット「さぁ買うわよ!」

 

コレット「お〜!」よく分かってないけど取り合えず合わせておく

 

ベルベット「変な物を買わないように!」

 

エドナ「お〜」やる気なし

 

シェリア「メルディ、こっちがブランデーでこっちがウォッカよ。」

 

メルディ「おぉ!」スピリタスを眺めて

 

クレア「それは買ったらダメですよ!」急いで止める

 

アリーシャ「なるほど、あんな物でも入れればいいのか。では私はこれを、」梅干し

 

ベルベット「そこのグループ!変な物を買わない!」

 

エドナ「ならこれはいいかしら?」柿の種

 

ベルベット「それのチョコバージョンは既に商品化されてるからダメ!」

 

アリーシャ「ならこれだ!」キムチ

 

エドナ「これよ。」スルメ

 

ベルベット「貴方達・・・何遊んでいるのよ!」マジギレ

 

シェリア「私は無難に果物で・・・」いちご

 

クレア「・・・ぶどうもいいですね。」ぶどう

 

ティア「これって入れてもいいのかしら?」

 

クレア「大丈夫ですよ。」

 

リタ「・・・」コソコソとキャットフードをカゴに入れる

 

コハク「どうしようこの空気の温度差。」

 

アリーシャ「な、ならこれはどうだ!」ウニ

 

ベルベット「入れたらダメ!」怒涛のベルベット

 

エドナ「・・・」ツナ缶をそっとカゴに入れる

 

プレセア「・・・」無言でチョコをカゴに入れる

 

 

 

 

 

ベルベット「はぁはぁ、やっと帰って来れた。」疲れ

 

コレット「よーし!れっつくっきんぐ!」チョコを片手に

 

アリーシャ「最初は溶かしやすいようにチョコを切るんだったな。」槍を片手に

 

クレア「槍は使いません。」包丁を片手に

 

メルディ「溶かしたらお酒を入れる!」スピリタスドバドバ

 

ベルベット「それは入れたらダメ!」メルディを止める

 

アリーシャ「よし!私も入れよう!」ウニを取り出して

 

ベルベット「いつのまに買ったの!?」抑制

 

エドナ「面白そうね。」ツナ缶

 

ベルベット「おにぎり感覚で入れたらダメ!」

 

ティア「アーモンドは砕くべきかしら?」アーモンド

 

アリーシャ「この後型に入れて固めるのか?」ウニの殻にイン

 

エドナ「なるほど。」ツナ缶にイン

 

ベルベット「もうやだー!!」魂の叫び

 

シェリア「あっちはあっちでベルベットに任せましょ。」

 

コハク「そうだね。」

 

リタ「今年はこいつよ!」キャットフードイン

 

プレセア「・・・」黙々と大きな長方形の型に溶かしたらチョコレートを入れる。

 

 

 

 

シェリア「出来た!」チョコレート完成

 

メルディ「バイバー!」スピリタスのチョコ

 

アリーシャ「うむ!これが手作りチョコレートか。」ウニチョコ

 

エドナ「思ったより面白かったわ。」ツナチョコ

 

リタ「これであいつは喜ぶはず・・・」ネコチョコ

 

ベルベット「来年は・・・もう嫌・・・」普通のチョコ

 

クレア「疲れました。」ハートのチョコ

 

ティア「完成よ。」アーモンドチョコ

 

コレット「みんなおつかれ〜」

 

コハク「これを後で洋介に渡さないと。」普通のチョコ

 

プレセア「・・・」淡々とノミと金槌で固まったチョコを彫る

 

 

 

 

コレット「ガラド!おじいちゃん!ベンさん!はいコレ!」

 

ガラド「おっ!今年も悪いな。」

 

香原「毎年ありがとうな。」

 

ベン「コレット。ありがとう。」

 

シェリア「はい優希。」

 

優希「ありがとうシェリア。」

 

ティア「私からもどうぞ。」

 

優希「あぁ、ティアもありがとな。」

 

メルディ「薫!コレ!」

 

薫「あらメルディちゃんありがと〜。」

 

リタ「ほら!あんたにあげるわ。」

 

雪原「り、リタっち・・・今すぐ結婚してくれーーーーーー!」

 

リタ「こ、こら離せバカ!」

 

クレア「ウッドロウさん、ジューダスさん、どうぞ。」

 

ウッドロウ「ありがとうクレアさん。」

 

ジューダス「・・・ありがとう。」

 

アリーシャ「よし!これが私のチョコだ!受け取ってくれ!」

 

ジュード「えっと・・・ありがとう。でもどうやって食べるのコレ?」

 

エドナ「コレもあげるわ。」

 

ジュード「・・・何でツナ缶?」

 

陸斗「美女と美少女からのチョコは絶対に美味いはずだってジュード。」

 

ジュード「でもツナ缶だよ。」

 

ベルベット「ジェイド、マリク、はいコレ。」

 

ジェイド「おやおや、何やら疲れた顔でどうされたのですかベルベット?」

 

マリク「まるで戦場から帰ってきたようだ。」

 

ベルベット「えぇ・・・クッキングというなの戦場から帰ってきたわ。」

 

チェスター「あれ?俺の分は?」

 

ベルベット「ちゃんとあるわよ、はい。」

 

マオ「ルカ、胃薬持ってきて。ジュードが死ぬかも。」

 

ルカ「う、うん。」

 

コハク「洋介!コレ!」

 

洋介「ありがとうコハク。」

 

 

 

 

プレセア「こちらはどうですか?」ノイシュとクィッキー、ルルの戯れあっているチョコレート

 

イクティノス「ふむ、また腕を上げたな。」

 

シャルティエ「イクティノスってそんなキャラだっけ?」

 

フェニックス「なぜ我を入れない!?」怒りの炎

 

プレセア「あっ・・・」溶けるチョコ

 

プレセア「・・・」無言でイクティノスとシャルティエを持ちフェニックスの前に立つ。

 

フェニックス「ま、待て!わざとでは!わざとでは無い!」

 

プレセア「・・・問答無用。」

 

フェニックス「ぎゃーーーーーーー」



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

美少女の寝顔はいつでも絵になる(相手次第)

遅れて申し訳ございません。

中身がなにもない日常みたいな話です。


火曜日。

 

昨日は疲れた。

 

ジュードを雪原さんの所に連れて行き夜間限定のヤクザ事務所のバイトになった。

 

まさか源さんとジュードが軽く戦うことになるなんて思わなかった。

 

ジュードは集中回避をして源さんを地面に押し倒して制圧した。

 

クレアが見たら喜びの発狂をしそうだったな。

 

その後に父さんから連絡があって家で戦いが始まっていると言われた。

 

耳を疑ったがジュードを連れて急いで戻るとリビングではジェイドがアリーシャに槍を突き付けているわ裏庭ではノルミン・フェニックスが転がっていてベルベットとエドナが戦っているわよくわからん状況だった。

 

とりあえず間に入ったけど俺はガラドの腹パンでワンパンされたくらい弱い。

 

話を聞いたけどもしかしたらと思って攻撃を躱してエドナを捕まえて話した。

 

どうやってベルベットがアイゼンと旅をしていた事を知ったのか・・・あのフェニックスか・・・

 

まぁ知った訳だから兄をドラゴンにした奴みたいな感じで詰め寄ったのか?

 

フェニックスめ・・・余計な事をしやがって・・・

 

その後はベルベットとエドナの間はギスギスしているしアリーシャとジェイドの間もギスギスしているし・・・幸先不安だ。

 

今日から忙しくなるのに・・・もう一度言うが不安だ。

 

そして寝起きに俺の部屋に知らない手紙が1通・・・後で読もう。

 

手紙の横にブルーレイディスク、パッケージは・・・次の休みに優希に連絡を入れるか。

 

俺は部屋から出てキッチンに立った。

 

冷蔵庫を開けて材料を見て適当に料理を作る。

 

材料を焼いていると背後から扉を開ける音が聞こえた。

 

メルディ「オッハー!」

 

クィッキー「クィキッ!」

 

メルディが元気よく来た。

 

その後ろにはアリーシャ・・・流石に槍は持ってないよな?

 

アリーシャ「おはようございます。洋介殿。」

 

殿って言ったよこの人。

 

洋介「洋介でいいぞ、俺もアリーシャって言うから。それとも王族だからアリーシャ様って言った方がいいか?」

 

冗談っぽく言うと肩をすくめて苦笑する。

 

アリーシャ「アリーシャで構わない。私も洋介と呼ぼう。」

 

ウッドロウに続いての2人目の王族、この場で無礼で打首にするほどやばい奴じゃなくてよかった。

 

だけどアリーシャか・・・ゼスティリアはクリアも後日談の瞳にうつるものもプレイしたけどどうしよう・・・プレイさせる?ゲーム?

 

やばい・・・めっちゃさせずらい。

 

それと同じくらいにエドナにゲームをやらせずらい。

 

俺エドナに殺されるんじゃないか?

 

やばい、めっちゃやばい・・・

 

メルディ「洋介!手、震えてる!」

 

クィッキー「クィキ!」

 

いつのまにか手が震えてた。

 

包丁が小刻みに揺れている。

 

洋介「大丈夫だ、問題ない。」

 

やばっ!エルシャダイのイーノックのいろんな意味での名台詞が口に出た!

 

アリーシャ「私も手伝おう。」

 

メルディ「アリーシャはまずはお皿を並べて!」

 

アリーシャ「あぁ、わかった。」

 

抑えろ!俺の手!

 

震える手で包丁を扱う。

 

 

しばらくしてコレットとクレア、ウッドロウがやって来て朝食の準備を手伝って貰う。

 

コレットが鼻歌を歌いながら野菜を切っている。

 

アレは・・・ブレンパワードのOP曲か。

 

洋介「In My Dream 赤い薔薇の花。」

 

俺は口ずさむとコレットが気づいてくれて、

 

コレット「部屋中にいっぱい敷き詰めて。」

 

洋介・コレット「シルクのベットで愛し合おう朝までI can’t get enough your love 」

 

ノリノリで歌い合いいつのまにかマオまで参加していた。

 

歌い終えて俺とコレットはハイタッチをする。

 

料理中に歌を歌う事はマナー違反だけどしょっちゅう歌ってるし今更だな。

 

コハク「楽しそうだね2人とも。」

 

いつのまにかいたコハクが不機嫌そうな顔で俺とコレットを見ている。

 

コレット「コハクおはよ〜」

 

コハク「おはようコレット、朝から仲がいいね?」

 

コレット「コハクとよーすけほどじゃないよ?いつも2人はラブラブだよね〜」

 

マリク「そうだぞ、洋介とコレットが仲がいいならお前と洋介はそれを通り越したラブラブカップルではないか?」

 

シェリア「見てて微笑ましいわ。」

 

クレア「私は洋介さんとウッドロウさんの方が・・・いえ、なんでもありません。」

 

メルディ「アツアツラブラブ!」

 

それ以上言うな!

 

俺の顔が絶対に真っ赤だ!

 

コハクを見ろ!

 

もう耳まで真っ赤じゃないか!

 

それとクレア!俺はノーマルだ!

 

俺は逃げるように朝食の準備を続けた。

 

 

 

朝食中にアリーシャがジェイドに、

 

アリーシャ「あなたのあの槍捌きはどこで?」

 

ジェイド「私は軍所属ですからねぇ、槍の得意な軍人に教わったりしました。後は我流でしょうか?そもそも私は譜術が得意なのですよ。槍は二の次ですかね。」

 

アリーシャ「あの身のこなしで二の次・・・恐ろしいお人だ。」

 

うん恐ろしいね、そんざ・・・

 

ジェイド「洋介、くだらない事を考えないでください。」

 

キリッとした視線が俺を突き刺す。

 

怖っ!

 

ジェイド怖っ!

 

洋介「あ〜みんな。ちょっと話があってな。また例の人から手紙が来た。」

 

俺がそう言った瞬間事情を知っている人達の雰囲気が変わった。

 

ガラド「ほぉ。内容はなんだ?」

 

洋介「まだ読んでないから今読む。」

 

アリーシャ「例の人とは?」

 

ウッドロウ「私達を洋介さんの家に連れてきた人物?でしょうか?」

 

クレア「名前もわからずもしかしたら神様かもしれません。」

 

アリーシャ「か、神?」

 

アリーシャはピンと来ていないようだな。

 

俺は手紙を読み始めた。

 

『ヤッホー!✌︎('ω')✌︎葉杉くん!元気にしてる〜?( ̄Д ̄)ノ今回は君に謝らないといけないんだ!実は今回も1人君の所に1人行ってもらう予定が僕のミスで2人行っちゃった(*´Д`*)ごめんねごめんね〜(>人<;)でも君なら問題ないね。それと君の口座に迷惑料として少しお金を入れておいたよo(^o^)oそれじゃあまた来週ね!』

 

相変わらずの謎の顔文字とふざけた口調の手紙だ。

 

めちゃくちゃ場の空気が白けたぞ。

 

チェスター「洋介、マジでそれが手紙の内容なのか?」

 

洋介「マジだ。以前来た手紙もこんなノリの手紙だ」

 

ティア「手紙の送り主に心当たりは?」

 

洋介「前にも聞かれたがない。」

 

全員黙ったよ。

 

ジェイド「まぁ考えたところでこのお方の目的はわかりませんのでもうしばらく様子を見ましょう。」

 

ジェイドはそう言って仕事に向かった。

 

コハク「洋介も今日から遅くなるんだよね?」

 

洋介「あぁ、すまないが飯は外食になる。」

 

コハクの手料理が食べれない苦痛・・・

 

はぁ、仕事行こ。

 

俺は玄関に向かうとコハクが後ろから小走りでやって来た。

 

コハク「道中気をつけてね。」

 

洋介「わかってる。」

 

そう言った後軽い口付けをして家を出た。

 

 

 

 

 

車走行中に事件が起きた。

 

洋介「はぁ。コハクの手料理。」

 

「そんなに食べたいの?」

 

洋介「そりゃあ好きな人の手料理・・・はっ?」

 

俺はバックミラーで後部座席を確認した。

 

ミラーに映ったのはジト目のエドナがいた。

 

俺は近くのコンビニの駐車場に入り止まる。

 

心臓に悪いぞ。

 

洋介「・・・何故いる?」

 

おかしい。

 

確か部屋に居たはずだが・・・

 

エドナ「ひっそりと窓から出たのよ。そしたらちょうど貴方がこの鉄の塊に乗ったからバレないように乗ったの。」

 

確かエドナの部屋って2階に設けたはずなんだが・・・どうやって降りた?

 

まさか傘を使って降りた?

 

メリーポピンズか!?

 

そしてよく気づかなかったな俺。

 

扉の開け閉めで気づかないなんて・・・そんなにコハクの手料理が食べれなくてショックだったのか?

 

気をつけないと。

 

洋介「よく訳のわからない物を乗ろうと思ったな。」

 

エドナ「貴方が乗るのだから害はないでしょ?」

 

まぁ搭乗者に害があったら車に乗れないんだがな。

 

はぁ、今から家に戻ると遅刻するから諦めて一緒に行くか。

 

俺はまず家に電話した。

 

今頃家でエドナがおらず慌てている様な気がする。

 

 

 

 

 

 

 

 

コハクに連絡を入れた後課長に連絡を行う。

 

課長は仕方ないといった感じで連れてこいの言葉だけで終わった。

 

職場に着いた俺を待っていたのは受付嬢の冷たい視線だった。

 

フロアに向かった俺はとりあえずエドナをどこに待機してもらうか考えていると、

 

エドナ「貴方がどんな仕事をしているか興味あるわ。」

 

といい仕事中の俺の膝の上に乗ってしまった。

 

せめて別の椅子を持ってこようとするも、

 

エドナ「これが見えないから貴方の膝が丁度いいのよ。」

 

と押し切られる。

 

周りの視線が痛い。

 

俺は無心で仕事をした。

 

エドナ「ねぇ、この仕事楽しい?私からしたら何か文字を確認している様なことしてるけど何してるか分からないわ。」

 

向こうから来た人からするとPCで売上数とDL数と金額確認は訳のわからない事なんだな。

 

洋介「これは売上表だな。所々数字があるだろ?売られた本数とその売った物の合計金額だ。」

 

特に企業機密では無いため答える。

 

別世界のエドナに機密を言ったところで何も打撃は無いけどな。

 

エドナ「ふぅん・・・」

 

いかにも興味ないですって返事はやめい。

 

エドナ「暇。」

 

洋介「音楽でも聴きながら寝てろ。」

 

俺はデスクの引き出しからイヤホンを取り出してPCに取り付ける。

 

PC内に入っているテイルズの曲を流してエドナの耳に取り付ける。

 

エドナ「あら?歌と音楽が聞こえるわね?」

 

両耳につけたから俺の声は聞こえないだろうし返事はしない。

 

しかし目が疲れるな。

 

俺は缶コーヒーを飲むと再びPCに視線を向けた。

 

 

 

 

 

 

昼休みになり俺はトイレのために席を立とうとすると、

 

エドナ「・・・」

 

エドナが寝ていた。

 

まぁ寝ろと言ったから寝てるわな。

 

だけどどうやって動こうか?

 

とりあえずイヤホン外して抱き上げてどかすか?

 

俺はエドナのイヤホンを外して持ち上げる。

 

軽いな。

 

俺自身は退いてエドナを椅子に座らせる。

 

そしてトイレに。

 

 

 

 

トイレ後はコンビニに行ってエドナの分の食事を買って戻る。

 

適当にパンとサラダとフルーツを買ったけど口に合うのか?

 

そう思い戻るもまだ寝てる。

 

仕方なく俺は椅子をもう一つ持ってきて座りパンを齧りながら作業をする。

 

エドナ「ん・・・」

 

エドナが目を覚ました。

 

洋介「おはよう。」

 

エドナ「えぇ・・・寝てたの?」

 

寝ぼけ眼なエドナ。

 

俺はペットボトルのお茶を開けて渡す。

 

洋介「飲んでから食事するんだ。適当に買っておいたからな。」

 

エドナ「悪いわね。」

 

そう言いペットボトルを受け取り飲んだ。

 

それを見た俺はコンビニの袋を渡した。

 

エドナ「なにこれ?」

 

洋介「飯だ。」

 

エドナ「どうやって食べるの?」

 

俺は袋を破いて食べたり蓋を開けたりすることを教えた。

 

エドナ「そう、ありがとう。」

 

エドナは袋を破ってパンを齧り出した。

 

仕事がやりにくい。

 

主に周りがエドナに興味津々だったからだ。

 

隠し子でも恋人でも何でもないんだがすんごく見られて仕事がしにくい。

 

エドナがそんな俺の気持ちを知らずにサラダを食べている。

 

まぁ忙しい中俺に突っかかる人はおらんだろうからほっとこう。

 

エドナ「相変わらず変な文字を見ているのね?」

 

洋介「これが仕事だからな。」

 

缶コーヒーを飲みながら売上を確認する俺。

 

更に追加発注かけられているゲームショップへのメールを確認してPCに書き加える。

 

疲れる・・・

 

 

 

 

 

エドナはずっと座っているけど疲れないのか?

 

そう思って隣を見ると寝ている事を確認。

 

寝る子は育つ・・・子って歳じゃないんだけどな。

 

それに寝顔はまぁ可愛い。

 

コハクには負けるが可愛い。

 

今は夕方。

 

まだ帰れそうにない。

 

今頃フェニックスが暴れていないか不安だ。

 

 

 

 

そして夜の8時過ぎ、仕事の終了時間になった。

 

各自帰宅していく中。

 

長谷川「葉杉、お疲れ。」

 

洋介「課長も初日はお疲れ様です。こちらは発注依頼のあったゲームショップ一覧です。」

 

長谷川「わかった。明日以降も増える可能性があるから確認を頼む。」

 

洋介「わかりました。」

 

長谷川「それと・・・エドナか・・・」

 

洋介「あとアリーシャも来ました。神がミスって2人呼んだようです。」

 

長谷川「神・・・」

 

お互いため息を吐いてしまった。

 

 

 

 

エドナをかけて車まで移動して帰宅した。

 

コハクはエドナを心配していたが当の本人は寝ているから部屋に連れて行った。

 

フェニックスはとりあえず消化器で大人しくなったぽい。



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

親友の家でのDVD鑑賞は色々あって面白い。

遅れてすいません。

それと以前(3年ほど前)からいただいていましたリクエスト会です!

覚えているかわかりませんがやっと書けました!

長らくお待たせしまして申し訳ございませんでした!


早速だが俺は優希に呼ばれた。

 

久しぶりにDVDを観ようぜとのことだった。

 

どうせならコハクやマオや休みであろうシェリアとティア、リタとエドナにアリーシャにクレアに仕事が夜のジュードを連れて行こう!

 

チェスターは猟友会の所に行って害獣がこれから出る時期だから罠を仕掛ける場所の確認をするって言ってた。

 

ぜひ我が家の庭にもしか・・・けなくていいや。

 

罠の場所わからなくなって俺が罠にかかりそう。

 

ルカはフェニックスと一緒に家でお留守番するって言ったけど燃やすなよ。

 

特にフェニックス!消火器の刑にするからな!

 

陸斗も暇だろうし呼ぶか!

 

勝手に決めつけて申し訳ないと思わないのかって?

 

大丈夫だ!

 

あいつは基本的に楽しいことがあるとそっちの方を優先するだろう!

 

俺は陸斗に連絡を入れるとOKと一言。

 

よし!下準備は整った!

 

日曜日が楽しみだ!

 

 

 

日曜日。

 

俺と陸斗の車で先ほど言ったメンバーを乗せて優希の住む家に向かった。

 

久しぶりに行った優希の家。

 

優希のじいちゃんは元気にしてるかな?

 

優希曰く容態は良くなっていないけど激しい運動さえしなければ大丈夫らしい。

 

陸斗「いやーあいつの家って何年振りだ?」

 

洋介「少なくとも成人式は優希の家で二十歳だーーー!と俺と陸斗がテンションを上げて俺の持ってきた一升瓶を2人で飲んで勝手にゲロって泥酔した日以来じゃないか?」

 

あれは俺の黒歴史だ。

 

後日菓子折りを持って謝罪しに行った。

 

成人したからって羽目を外しすぎた。

 

陸斗「あったな〜。俺はあの後酔いを覚ました後菓子折り持って謝りに行ったな〜。」

 

洋介「俺もだ。」

 

マオ「なにやってるの2人とも?」

 

マオに呆れられたよ。

 

まぁそのせいでまともに酒を飲む気無くなった。

 

あれぞまさに酒を飲んでも飲まれるなってヤツだな。

 

コハク「こんなにも一斉に行って迷惑じゃないかな?」

 

陸斗「大丈夫だよコハクちゃん。優希に確認したらじいちゃんが賑やかになるって言って喜んでた。」

 

その壮大な心の広さを持つ優希のじいちゃんのおかげで大目玉にならなかった。

 

厳しかったらあの頃はくどくどと正座していただろうな。

 

ティア「意外ね、洋介がそんな事をするなんて。」

 

洋介「俺も色々やらかす人間って事だ。」

 

陸斗「ティアちゃん?地味に俺はやらかす男って言ってないか?」

 

ティアは見事にスルーした。

 

俺はクール振りながら優希の家のインターホンを鳴らす。

 

インターホンを鳴らして数秒で玄関が開いた。

 

優希「よう。」

 

玄関の扉の上の方に当たりそうだったが何とか身体をかがめて優希は俺らを見た。

 

エドナ「巨人ね。」

 

進撃では無いけどやっぱ巨人だな。

 

陸斗「玄関の高さ少し高くしたら?」

 

優希「そんな金は無いしそれほど不便じゃ無い。」

 

まぁ初めはうざったいって思うかもしれないけど慣れたら生活の一部になるんだろうな。

 

優希「入ってくれ。」

 

そう言って巨人は中に戻って行った。

 

俺らは中に入っていく。

 

 

 

 

 

部屋に通された俺ら。

 

シェリア「男の人の部屋って汚いイメージがまだあるけど洋介や優希の部屋を見るとそうでも無いんだね。」

 

シェリアって俺の部屋に入った事あったっけ?

 

俺が職場に行っている間に入ったのか?

 

やばいもの置いてないよな?

 

強いて言うならフェイトちゃん抱き枕制服or水着verしかないよな?

 

エロはコハク達が来たと同時に目につかない場所に移動させたし。

 

陸斗「俺の部屋だってキングコングの置物がある位だ!」

 

なに競ってんだ?

 

クレア「どれくらいの大きさですか?」

 

陸斗「優希よりか大きい!」

 

以前何かで見たけど100万円越えだった気がする。

 

そんなもの買ったん?

 

むしろよく部屋に入ったな?

 

優希「待たせた。それで一緒に見たいのは・・・これだ!」

 

悠々と持ってきたのはウルトラマンだ。

 

知ってた。

 

だけどこいつは新作じゃないか?

 

リタ「なにそれ?」

 

洋介「ウルトラマンだな。子供から大人まで見れる特撮アニメだ。」

 

大人と言ったけど全ての大人が見るわけじゃ無い。

 

一部子供の見るものとバカにする人も居るけど体を張って撮影するスタッフさんの魂が籠っている作品だから俺はバカにしない。

 

陸斗「タイトルは?」

 

優希「ウルトラギャラクシーファイトニュージェネレーションヒーローズ!」

 

タイトル長!?

 

リタ「長いわよ!」

 

俺と同じ事考えてたんだリタっち!

 

しかも本当に新作じゃないか!

 

洋介「よく手に入ったな。」

 

優希「営業マンをしていると色んな人脈が出来るんだよ。」

 

人と人との繋がりは大切だからな。

 

それは俺の仕事にも必要なことだ。

 

マオ「早速見よう!」

 

マオの一言で映画鑑賞が始まった。

 

ペットボトルのジュースにコンビニで売っているポップコーンやポテチ、その他のお菓子を手元に持って見る!

 

 

 

 

途中まで見て思わず懐かしい!と思った。

 

うわー、グレート懐かしい!ネオスもセブン21も!

 

昔VHSで見たきりだ!

 

マオもアリーシャもワクワクしながら見てるじゃん!

 

てかアリーシャってこういったジャンルいけるんだ?

 

今のウルトラマンってこうなってんだ。

 

俺はゼロなどはスーパーヒーロージェネレーションをプレイして知ったからそれ以降のウルトラマンは全くわからん!

 

陸斗「へぇ、今のウルトラマンってウルトラマン同士戦っているのか?俺の知っているのってティガの映画のあの敵対している3体のウルトラマンしか知らないぞ。」

 

優希「ウルトラマンティガ・ザ・ファイナルオデッセイだな。その3体は愛憎戦士カミーラ、剛力戦士ダーラム、俊敏戦士ヒュドラだな。」

 

陸斗「さすが優希だな、速攻で映画のタイトルが出て来たな。」

 

リタ「こっちはこっちで盛り上がってるし。」

 

そう言うなや、リタッち。

 

優希は周りに同じ趣味の人が居ないからこうやって話のわかる俺らを呼んだんだ。

 

それにマオは目を輝かせているしクレアとジュードも見ている。

 

アリーシャ「これはこういった人種なのですか?」

 

エドナ「銀色の人?」

 

あー・・・この作品って今見ている感じ人が出て来てないんだよな。

 

ウルトラの国や他の惑星でのいざこざだからウルトラマンしか居ないから。

 

俺はスマホを操作して、

 

洋介「本当は人がこうやって変身して怪獣と戦うんだよ。」

 

2人にティガの変身シーンを見せた。

 

アリーシャ「なるほど、強大な敵に立ち向かうために力を貸しているようなものだな。」

 

エドナ「変身ね、ロマンってものかしら?」

 

エドナよ、あんたスレイに神依して変身するんだけど。

 

シェリア「ヒューバートが好きそうね。」

 

ヒュー君、あんたの趣味バレてたらしいぞ。

 

ティア「・・・」

 

おっ?ティアが真剣に見入っている。

 

何か可愛いものでも居たか?

 

コハク「もしウルトラマンがこの星に来た時はこの星の危機かな?」

 

洋介「そうだな、まぁどんなにやばい敵でも決して諦めずに戦えば絶対に勝てる。子供や大人に諦めない心を教えてくれるんだよ。」

 

コハク「なるほど。私達の冒険と一緒だね。」

 

そうだな。

 

俺はコハクの頭を撫でた。

 

 

 

 

 

物語も終盤になり、マオは更に目を輝かせており食い入る様に見ている。

 

ジュード「この戦い方は参考になるね。」

 

どんな参考になるんだ?

 

空飛べないだろ?

 

クレアはウルトラ戦士が負けそうになるたびに口元を手で押さえている。

 

ヴェイグとティトレイはあんな感じで殴り合うけどな。

 

リタはもう俺の肩を枕に寝ているんだが。

 

よだれが俺の肩を汚してるし。

 

エドナ「熱い展開ね。」

 

意外な意見がエドナの口から出て来た。

 

コハクもまじで真剣に見ているけどジュードと同じで戦いの参考になったなんて言わないよな?

 

アリーシャ「なるほど。闇に堕ちた者とそれに賛同する者。未来で因縁の相手に倒される者。なかなか業が深い。」

 

一応子供から大人まで見れる作品だがそこまで深くないはずだぞ?俺も初見で見るからなんとも言えないけど。

 

俺はティアをチラッと見たらまさかの展開だった!

 

ティアが優希の手を握ってる!?

 

いや握っているというより優希の手の甲に手を置いて一方的に握っている感じだな。

 

この展開に息を呑んでいるのか!?

 

あの冷静沈着で可愛い者に目がないティアがこの熱い展開に息を呑むだと!

 

このレアシーンの写真を撮りたい!

 

陸斗はマオと一緒にはしゃいでるし放っておくか。

 

あれ?

 

シェリアが優希とティアを見て少し口をへの字にしてる?

 

あれ?

 

あれれ?

 

いやいやシェリアにはアスベルが居るから!

 

サブイベでキスしてるから!(マリク教官グッジョブのあのシーン!)

 

でもなんだあの表情?嫉妬?

 

アスベルが女性相手にデレデレすると嫉妬していたけど優希とティアで嫉妬?

 

なぜに?

 

まさかアスベルから優希に乗り換えるのか?

 

親友として嬉しいけどテイルズファンとしては複雑なんだけど!?

 

それに来年あたり優希がシェリアに告白するけど・・・玉砕する予定が一筋の望みが出来たか?

 

2次創作でオリ主とシェリア、あるいはオリキャラとアスベルといった感じのカップリングがあるけど・・・そう言ったら俺とコハクのカップリングもオリキャラとコハクのカップリングだよな。

 

人の事言えないな。

 

 

 

 

 

映画を終えた後、マオは優希に突撃して他の作品も見たいと言ってきた。

 

俺はもう数本映画を見ると確信したためお菓子の買い足しと優希のじいちゃんに迷惑をかけているから何かじいちゃんのために買おうと思った。

 

優希にその事を伝えるとその気持ちだけで十分と言われた。

 

近くのコンビニに行こうとすると優希のじいちゃんとばったり会った。

 

トイレから戻って来た様で俺はその時優希と同じ質問をじいちゃんに聞いてみたら全く同じ事を言って来た。

 

親と子は似ると言うが孫と祖父も似ると言うものなのか?

 

俺はコンビニに向かった。

 

 

 

 

 

お菓子を多めに買ってみんなが見ている映画に途中参加した。

 

エドナは買って来たクッキーを食べながら映画を見る。

 

アリーシャもティアと一緒なくらいのめり込んでいる。

 

ジュードは・・・何やってんだ?

 

なんで優希のじいちゃんの肩を揉んでいるんだ?

 

「すまないねぇ、おぉそこだよ。」

 

ジュード「ここ・・・ですか?」

 

「そうそう、いやぁひ孫ができた気分だよ。ありがとうね。」

 

ひ孫って・・・童顔のジュード君なら優希の息子でも通じるか?

 

ジュード君に童顔言ったら絶対に嫌な顔するだろうな。

 

アリーシャはクレアと一緒に話し合っているけどアリーシャをそっちの道に歩ませるなよ?

 

マオは陸斗と一緒に目を輝かせているな。

 

まぁやっぱり男の子の憧れだよなウルトラマンって。

 

シェリアはと言うと・・・おぉ!

 

優希の手の甲にそっと手を置いていた!

 

流石に握りはしないがティアに対抗意識を?

 

後でシェリアに聞いてみるか?

 

優希は両手に花状態のせいなのかシェリアの手が自分の手に乗っているからなのか知らないが緊張していて汗をかいてる!

 

顔がおもろい。

 

これはこれでレアシーンだ。

 

まじで写メ撮りたい。

 

 

 

 

 

 

 

 

その後2本見た後マオはDVDとBlu-rayを借りてた。

 

俺が返さないといけないけどな。

 

俺の物と混ざらない様に分けて置いておくようにしておかないと後から返すの忘れたなんて言いたくない。

 

シェリアはじいちゃんに回復魔法を密かに唱えたらしくじいちゃんめちゃくちゃ元気になってたよ。

 

親友のじいちゃんやからとやかく言わないけど俺のじいちゃんなら大人しくしてくれと言うやろうな。

 

ジュードをめちゃくちゃ気に入ってしまって優希にひ孫はこんな感じの優しい子に育てるんだぞと言っていた。

 

こうして優希の家での映画鑑賞会は終わった。

 

 

 

 

 

家でシェリアになんで優希の手の甲に自分の手を置いたのか聞いてみると、

 

シェリア「見てたの?ん〜、なんでだろうちょっと見ててモヤモヤしたから少し真似してみただけなんだけど。」

 

そのモヤモヤがどのモヤモヤか聞いてみたいな。

 

 

なおフェニックスがキッチンを燃やしたためもれなく消火器の刑になりました。




駄文ですが読んでいただきありがとうございます。

次回21人目!(20回目)エターニアから誰が来るんでしょうか!(アンケート次第)

アンケートは1週間後に締め切ります!



目次 感想へのリンク しおりを挟む




評価する
一言
0文字 50~500文字
※目安 0:10の真逆 5:普通 10:(このサイトで)これ以上素晴らしい作品とは出会えない。
※評価値0,10は一言の入力が必須です。また、それぞれ11個以上は投票できません。
評価する前に
評価する際のガイドライン
に違反していないか確認して下さい。