怪奇 ハタ人間VS配管工兄弟 (ガリュウ432)
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1話 恐怖の離島

前にあげていたものですが、誤字が酷かったので上げ直しとさせていただきました。評価をつけていただいた方、感想をつけていただい方、誠に申し訳ありませんでした。


「・・・ねえ兄さん。その力・・・。何に使うの?」

 

「・・・分からない。正直使い道がわからん。」

 

マリオがある日、ひょんなことから新しく手に入れた力。それはとても不可解なものだった。

掌から黄色の衝撃波を出す謎の攻撃。不思議なことにクリボーにも全く効かなかった。

 

「うーむ。謎は深まるな。・・・ちょっと、ワープ土管の整備でもするか。暇つぶしに。ルイージ、道具とってくるから土管の周り整備しといてくれ。」

 

「わかったよ兄さん。」

 

ードカン整備中・・・ー

 

「・・・特に問題は無い・・・が、・・・ルイージ、この行き先のボタン。見覚えあるか?」

 

ワープ土管は、ワープの横についている、ボタンを押して指定する。

のだが・・・。

 

「この旗のマーク。・・・僕は知らないよ。」

 

「でもまあ、このボタンがあるということはこの行先に土管があるという事だ。回収しにいこうか。」

 

「そうだね。」

 

ーパライソタウンー

 

「オチタ君。この辺で探索できてない所はあるかな?」

 

「いや、特にないでやんすけど・・・。でも鷹森君。今は夜でやんす。・・・『彼女達』がいる可能性が高いでやんすねぇ・・・。」

 

「ああ・・・。でも、アイツらを戻せる方法は必ずあるはず。絶対に戻してやらないと。『ハタ人間』から。」

 

ーー怪奇 ハタ人間編ーー

 

ドゥンドゥンドゥンッ

 

「・・・あれ?日本だな。」

 

「日本の離島みたいだよ兄さん。」

 

ー土管回収中ー

 

「さ、そろそろ帰るか。」

 

「・・・ねえ兄さん。そこに人がいない?」

 

「・・・ん?本当だな・・・。頭に旗を刺してやがる。変な奴だな。」

 

だが、すぐに異変に気付く。

 

「兄さん!ここいる周りの人間、全員頭に旗を刺してるよ!」

 

「・・・しかも全員こっちに来てやがる!」

 

「・・・!」

 

「来るぞ!構えろ!」

 

ーVS ハタ人間ー

 

ハタ人間達はマリオたちに向かって旗を構え、刺そうとしてくる。

 

「甘い!」

 

マリオはカウンターをみぞおちに入れ、すぐに相手を掴み、ぶん回して周りにもダメージを与えた。

だがーー。

 

「・・・まるで効いてねぇ・・・!」

 

「兄さん!こっちもだ!ダメージは入ってるはずなのに効いてる感じが全くない!」

 

ここでマリオが思い付く。

あの能力の使い時じゃないかと。

 

「まさか・・・、こいつらに効くのか?」

 

マリオは掌に力を込め、思い切り衝撃波をぶち当てる。

すると、ヒットした男を中心に周りのハタ人間も倒れていった。

一方、ルイージは、

 

「・・・!ええいダメ元だ!兄さんから借りてたポンプの水をくらえ!」

 

バッシャァ!!!

 

バタバタ・・・

 

「・・・あれ?効いてる?」

 

ー勝利! 経験値139取得!ー

ーマリオ Lv.1→Lv.2 ルイージLv.1→Lv.2ー

ーマリオは「フラグクラッシュ」を習得!ー

ールイージは「ポンプ」を習得!ー

 

「ふう。落ち着いたな。」

 

「・・・でも兄さん。さっき攻撃に兄さんから借りたポンプを使ったせいで、リターン土管壊れたよ・・・。」

 

「・・・。戻れないじゃん・・・。」

 

「ひ、ひとまず人を探さない?旗が刺さってない人!事情を聞こう!」

 

「そうだな、」

 

ー1日目ー

 

10:30

 

何処へ向かおうか。

 

A、橋 ☜

B、学校

C、ショッピングモール

 

 

「・・・。橋にしようか。あそこはパッと見た感じ見晴らしもいいしな。待機場所ならいいところじゃないか?」

 

「そうだね。」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

時間が10分進みました。

 

「お!誰かいるぞ!」

 

「ッ!?そこで止まりなさい!」

 

そこに居たのはおそらく中学生か高校生の女子。

委員長みたいなグルメガネを掛けた・・・。

 

「旗は刺さってませんよね?」

 

「ああ。刺さってない。」

 

「・・・分かりました。こちらに来てください。」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

「驚かせて悪かったね。俺はマリオという。」

 

「僕はその弟のルイージだよ。」

 

ひとまず女子に自己紹介を済ませる。

 

「ええ。私は神条紫杏です。この先にある中学校の生徒です。」

 

「紫杏か。・・・早速本題に入るが、あの旗を指していた人間達はなんなんだ?」

 

「・・・。分かりません。一週間前、突然旗を指した人間、「ハタ人間」になってしまった島の人々が続出したんです。」

 

「原因は分かってるのかい?」

 

「・・・ええ。宇宙人・・・と。」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

「あら?驚かれないのですか?」

 

「いや・・・、慣れっこというか。」

 

「やっぱり?って感じかな?」

 

「すごい修羅場を通り抜けてきたことだけは分かりました・・・。」

 

「ところで・・・」

 

A.君はなんでここに?☜

B.どうしてそこまで詳しく知ってるのかな?

 

「君はなんでここに?」

 

「逃げていたらここに来ていたんです。それで一人でどうしようって時にあなた方が来てくださって・・・。」

 

「じゃあ丁度いいね。僕達に同行できないかな?」

 

「その方がいい。正直、この橋も今こそ奴らはいないが、もう時期来るだろう。同行した方がいい。」

 

「・・・。分かりました。そうさせていただきます。」

 

「あ、あとタメ口でいいぞ。敬語はなんか、他人行儀で嫌いだからな。」

 

「あ・・・、そ、そうですか。」

 

「さ、それでは出発しようか。」

 

「はっ、はいっ。」(ガチャッ

 

「「待った。」」

 

「え?」

 

「なんで紫杏ちゃん、ライフル持ってるの・・・?」

 

「さっき拾ったんです。自衛隊の方々も来たんですが・・・、尽くやられちゃってて・・・。」

 

「なるほどな。」

 

「で、では気を取り直して出発しましょう!」

 

「あ!僕のセリフ!」

 

ー紫杏(委員長)が仲間になりました!ー

 

to be continued…



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2話 異世界の姫?

あ・・・。

 

「あれ・・・?」

 

ふと、彼女はそこで目を覚ます。

彼女は白いドレスを身にまとい、正直、現代には合わない格好をしていた。だが、ここはパライソタウン。容赦なく突如として現れた彼女に、ハタ人間が襲いかかる。

だが・・・。

 

「い、いや・・・!来ないでぇッ!!!」

 

パキパキパキイッ!

カキインッ

 

絶対零度とも呼べる空間が、そこに現れたのだ。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

午前10:30 現在地:橋

 

どこに行こうか。

 

A、ショッピングモール

B、学校

C、自由に探索する☜

 

「少し危険かもしれないが、この辺りをうろついてみようか。」

 

「いいね。紫杏ちゃんもあまり離れないようにね。」

 

「わかりました。」

 

敬語は抜けないか・・・。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

ー島の内陸ー

 

この辺は内陸か。心なしかハタ人間が少ない気もする。

 

「・・・なんか・・・、少し体が凍える気も・・・。」

 

「紫杏ちゃんも?僕も実はさっきから・・・。」

 

「ああ。なんか、この辺りは寒い。今はそんな時期じゃない。」

 

夏だからな。

・・・でもこの辺りだけ寒いのも事実だ。

 

「あっ!兄さん!紫杏ちゃん!あそこ!」

 

「ん?・・・なっ!?」

 

「なんですか・・・これ!?」

 

ルイージが指さしたのは洞窟。だが明らかにおかしいところがあった。

凍っていたのだ。氷の洞窟。壁も床も天井も全てが凍結している。

 

「中は真っ暗だな・・・。・・・ん?」

 

洞窟の中にほんのりと薄い青の光が。

そこを頼りに手元で火を付け、洞窟を降りる。

 

「・・・今どうやって火を?」

 

「手からこう。(ボッ」

 

「あなた達も普通じゃないですね・・・。」

 

「まあね。」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

最下層についた。

降りてくる途中でわかったが、凍っていたのは全てハタ人間。

ま、溶けても結局やられるだろうけど。

 

「・・・っ!?あ、あなた達は・・・!誰ですか・・・!?」

 

「ああ、僕達はこの島の人だよ。(厳密には違うけど。)安心して。」

 

「そ、そう・・・ですか・・・。・・・ですが、私には近づかないほうが身のためです。ここはお引き取り下さい。私なら大丈夫ですから・・・。」

 

「いや、そういうわけにも行かないんでな。」

 

お、敬語が。

 

「ここら一体は非常に危険だ。このあたりの氷が君の仕業だとしてもキリがない。私たちと同行しないか?」

 

「いや・・・、そんなわけ・・・には・・・ぐっ!?」

 

ドサッ

 

「ちょ、君!」

 

トトトトッ

 

「ルイージ!行くな!」

 

クルッ

 

「え?」

 

カキイッ

 

俺達の前に氷の壁が!?

くそ!ルイージがあいつのそばに!なにかやばい気がする!

 

「構えろ!ルイージ」

 

「う、うん。」

 

ムクリ・・・

 

「ヤレヤレ・・・。ジクウノハザマニノミコマレタセイデ、『マサカイチジテキニオモテニデルトハナ・・・。』ダガ・・・、ドンナケイイデアレコノコノネムリヲサマタゲルモノヲイカスワケニハナラン・・・。」

 

グアアアッ

 

「・・・な、何だ・・・!?この凄まじい負のパワー・・・。いや・・・、『負』というよりは『孤独』・・・『寂しい』・・・?」

 

「コノコニコドクヲアタエルモノヨ!ホロビルガイイ!」

 

「くそ・・・!ここからじゃ助けにも行けねぇ!」

 

「・・・マリオさん。ルイージさんを信じましょう!」

 

「紫杏・・・。・・・・・・。ああ!」

 

ーVS 謎の姫ー

 

ヒュオオオオオオ・・・

 

「か、彼女の身の回りに氷が!?」

 

ー『アイスアロー』ー

 

シュシュシュッ!

 

頭上から氷の矢!?

 

「甘いよ!」

 

ー『サンダーシールド』ー

 

バリバリバリィッ!

 

パシュンッ

 

電気の力を利用し、アイスアローを跳ね返す。

 

ザンッ!

 

「クッ!ヤルデハナイカ・・・!」

 

(・・・この子・・・。本当に人間なのかな・・・?)

 

ー謎の姫は大きく力を貯めたー

 

「ッ!!!マズイ!」

 

「そんなこと!させないよ!」

 

ーブレイジングサンダーー

 

ズッドォッ

 

バリバリバリィッ

 

ドッガアアアアンッ

 

「アアアアアアアア!!!!!!」

 

ー勝利!ー

ー120の経験値を取得ー

ールイージ Lv.3に上がった!ー

 

「ふう・・・。なんとか勝てたけど・・・。」

 

「アアアアアアアア!メザメテシマウ!!コノコガ!コノコガメザメテシマウ!」

 

「!?」

 

「ニンゲンヨ・・・。ワタシハコノコノチカラトキオクヲモチサル・・・。ソレガコノコノタメダカラ・・・。」

 

「な、なにを・・・。」

 

ズゴゴゴゴ・・・!

 

「くっ!?なんだ、このパワー!?」

 

「マリオさん・・・。なんか、アタシ・・・、悲しくて、・・・寂しくて・・・。」

 

「紫杏・・・!?なるほど・・・、ある意味負のパワーって奴か・・・!」

 

「な、なにこれ・・・?」

 

「ニンゲンヨ・・・。セキニンヲトッテモラウゾ・・・。」

 

「せ、責任だって・・・?」

 

「・・・コノコヲ・・・、私の妹を・・・、よろしく・・・」

 

ドサッ

 

最後だけ・・・、はっきりとした口調だった。

この子の中には別の人格がいるのか・・・?

 

ムクリ

 

「あ。」

 

「え・・・。あ・・・。イヤアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!」

 

「!?ちょっちょちょ・・・、ええーとさてえーと、落ち着いて落ちいて」

 

「お前が落ち着けルイージ。」

 

「うん。」

 

「あ、あなたは・・・?」

 

「ああ、僕はルイージだよ。あそこにいるのが僕の兄さんのマリオと、訳あって一緒に行動してる紫杏ちゃん。」

 

「あ、あなたが・・・。私を救ってくれたんですか・・・?」

 

「ま、まあそういうことになるのかな?」

 

「あ、ありがとうございます。私、サラっていいます!」

 

その子はさっきまでとは全然違う態度で少し、照れ臭そうに話す。

だが、

 

「・・・、あ、あれ?な、名前以外思い出せない・・・!?私なんでこんな所に・・・!?」

 

「お、落ち着いて。ひとまず、この洞窟から出ようか。」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

「つまり自分のこと以外思い出せないと・・・。」

 

「ええ、気づいたらここにいて・・・。私、一応魔族なんですけど・・・。」

 

「まあその類じゃなきゃあんな氷の攻撃出せんわな。」

 

「ただ、旗は刺さってないしハタ人間という訳でもなさそうだな。」

 

紫杏が話す。

 

「ハタ人間・・・、というんですね、あの人間たちは。」

 

「・・・どうだいサラちゃん。一人でいるより、僕達と行動しないかい?そっちの方が安全だと思うよ。」

 

「(戦いたくないけど・・・。でも・・・、救ってくれたルイージさんのためにも・・・!)はい!宜しくお願いします・・・//」

 

この子・・・。ルイージと話す時だけ顔を俯かせて赤らめてるなぁ。

 

ーサラが仲間になりました。ー

 

「でも・・・、あれだね。このままずっとサラちゃんが氷の力を使える魔族っていうだけの記憶しかなかったら不便じゃないかな?」

 

「そう・・・なんです。私も、絶対に忘れてはいけない何かを忘れている気がして・・・。」

 

それを聞き、しばし考えつつ歩く。

すると紫杏が、

 

「ひとまず落ち着ける拠点を見つけましょう。そこからまた、あの洞窟に行ってみませんか?」

 

「そうだな。洞窟になにかサラに関する情報があるかもしれないな。そういう感じでいいか?」

 

「僕は構わないよ。サラちゃんは?」

 

「私も大丈夫です。」

 

ーーーーーーーーーー

 

午前11:30

 

どこに向かおうか

 

A.街を探索☜

B.学校

C.自由に探索

 

「拠点になる所を探すために街を探索しよう。」

 

「でも少し危険じゃない?」

 

「だから、まあ危険時は救いに行くが、基本的には自分の身は自分で守る。これでお願いね?」

 

「はい。」

 

「分かりました。」

 

サラと紫杏が答える。

 

(※アドバイス!※)

しっかりと仲間編成をしておきましょう!

注意点として、マリオとルイージはパーティから外せません。

残り3人の枠を考えましょう。

 

「じゃ、出発しようか。」

 

ぐぅ〜・・・。

 

「今の・・・、サラちゃん?いや、紫杏ちゃんも・・・?」

 

二人共顔を赤らめている。

 

「ふむ。仕方ない。腹の足しになるかはわからんが、これでも食べておきな。」

 

マリオは食料を手渡す。

 

「・・・、あの、マリオさん。」

 

「ん?なんだ?」

 

「これ・・・、キノコ・・・ですよね。」

 

紫杏が困惑。

 

「キノコを生食は・・・、不味いのでは・・・。」

 

「サラちゃんは躊躇せずに食べてるけど・・・。」

 

「魔物なので多少は・・・。」

 

そういう問題か?

 

「ま、それは生食しても大丈夫な奴だ。腹持ちもいいから、食べときな。」

 

「わ、分かりました・・・。むむ・・・。えい!なるようになれ!」

 

パクッ!

 

「・・・美味しいですねコレ。」

 

「うちの地域の特産品だからね。気に入ってもらえるとありがたい。」

 

(※アドバイス!※)

食料の量には気を付けましょう!最初の内はマリオの持つスーパーキノコで何とかなりますが、だんだんと賄えなくなります。

ショッピングモールなどを探索すると食料が手に入るかも知れません。食料ゲージが少なくなると、味方の能力が半減したり、拠点で休んでも体力が回復しなくなります。

 

(※アドバイス!※)

ステータスについて

敵との戦闘中はHPに特に気を使いましょう。0になるとそのキャラはダウンします。気付け薬で目覚めさせることもできますが現時点でレアアイテムなので使い所を狙いましょう。SPはシロップで回復させることもできますが、通常攻撃をするだけでもたまります。

なお、マリオにはクラッシュ属性、サラとルイージには水、氷属性の技があるので、ハタ人間には使っていきましょう。

キャラには装備があります。武器、防具、アクセサリー二つの計四つで装備します。キャラには固定武器があり、その武器は外せません。サブウェポンを自由に設定可能です。なお、キャラ専用武器もあり、その武器は固定武器の強化材料にするか、サブウェポンにするかは自由です。

 

【現在のパーティ】

マリオ Lv.2 HP 180/180 SP 39/40

スキル:フラグクラッシュ

ルイージ Lv.3 HP 200/200 SP 36/38

スキル:スプラッシュポンプ

紫杏 Lv.2 HP 160/160 SP 30/30

スキル:ダブルショット

サラ Lv.2 HP 140/140 SP 45/45

スキル:アイスブラスト

 

食料ゲージ 500/500

 

「さあ、探索を開始しようか。」

 

「ひとまず、現時点で持ってるアイテムはこれくらいだね。」

 

「大切にしなければならないな。」

 

「そうですね、紫杏さん。」

 

回復薬×5手に入れた!

シロップ×3手に入れた!

気付け薬×2を手に入れた!

 

「じゃあ、西から順に進んで行こうか。」

 

「ええ。」

 

トットットッ・・・

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

「あれ?おい、鷹森。」

 

「なんだよ越後。さっきみたいに先生を見つけるのはやめてくれよ。」

 

「そうじゃねえよ。アレ。委員長じゃね?」

 

「鷹森君!あれは確かに委員長でやんす!声をかけるでやんす!」

 

さっきちらっと人が見えたな・・・。

旗は刺さってないようだし・・・。

 

どうする?

 

A.声をかけよう!

B.今はやめておこう。☜

 

「どうしてでやんすか?」

 

「さっき委員長の近くに人が数人いたんだ。ハタ人間じゃないやつな。あっちもあっちで安全そうだし、わざわざ声をかける必要は無さそうだからね。」

 

「そうでやんすか。」

 

「ま、確かに周りにいた奴らも強そうだったしな。特に緑の服の人が背負っていたやつはおそらくポンプだぜ。」

 

「どうした越後。推理なんて珍しい。」

 

「珍しいは余計だろ!」

 

ハハハハハハハハハハハ!

 

「・・・この2人見てると平和になるでやんす。」

 

to be continued…



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3話 道場へ

「そういえば紫杏。拠点のあてになりそうな所はあるのか?」

 

マリオが紫杏に聞く。

 

「・・・うーん、1箇所だけありますが、そこの人がハタ人間化してる可能性も否めませんし、可能性に賭けるしかありませんね。」

 

「そこはどういう所なんですか・・・?」

 

「まあ、漢方薬屋さんだな。『漢方 武美屋』っていう所だ。」

 

話変わるけど、紫杏はサラとなら話しやすそうだな。

 

「同じ女子だし、歳も近いからじゃない?」

 

「だろうな。」

 

「そのお店の店主さんなら拠点にさせてくれそうだし、薬も作ってくれそうだが・・・、マリオさん。どうしますか?向かいますか?そうなら案内しますが・・・。」

 

どうする?

 

A.武美屋に向かう☜

B.いや、いいや

 

「そうだな。行くあてもない今あまり適当に動くと命取りになりそうだ。紫杏、道案内頼むよ。」

 

「分かりました。」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

ー漢方薬 武美屋ー

 

「ここです。」

 

「綺麗な外見のお店ですね。」

 

「そうだね。もう少しみずぼらしい外見の店かと思ったんだけど」

 

「ルイージ。怒られるぞ。」

 

紫杏が店の入口の前に立つ。

 

コンコンッ

 

「武美さん!神条です!」

 

「あれ?いないのk」

 

キャアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!

 

「い、いまの・・・。」

 

「武美さんの声です!」

 

「っ!マリオさん!ルイージさん!急ぎましょう!」

 

トトトトトトト・・・

 

「おいサラ!」

 

ーーーーーーーーーー

 

「こ、来ないで・・・!」

 

「武美さん!」

 

「紫杏ちゃん!?ダメ!来ちゃダメ!」

 

「安心してください!助けに来ました!」

 

武美は目を丸くする。

 

「あ、あなた達は!?」

 

「紫杏の仲間みたいなものだ!」

 

「取り敢えず・・・!」

 

ガシッ

 

ルイージとマリオは、武美の周りを囲んでいたハタ人間を掴み、店の外に投げ出す。

だが、すぐに起き上がり、こちらに向かってくる。

 

「旗を・・・、お前らも旗を・・・!」

 

「武美さん。離れないでくださいね。」

 

「紫杏ちゃん・・・。」

 

武美を庇うように四人は構える。

 

「来い!」

 

ーVS ハタ人間ー

 

「数が多いな・・・。そうだ!(advance!)紫杏!!」

 

「はい!」

 

「出来るだけライフルで足止めをしてくれ!俺とルイージに構わずに!サラは遠くから氷で攻撃してくれ!」

 

(※アドバイス!)

戦闘中、ふとした時に味方、もしくは本人が、そのスキルを活かした新たなスキルや、アドバンススキルを思いつくことがあります。同じスキルを使うと閃きやすいかも知れません。

アドバンススキルは一定の確率で特定のスキルを選んだ時に発生する、強力スキルです。

 

「構いませんが・・・。流れ弾に気を付けてくださいね。」

 

「あたぼーよ!」

 

「よし兄さん!行くよ!」

 

ー紫杏 乱射ー

 

ダンッダンッダダダンッ

 

「それ、ほんとにライフルなの?」

 

武美が聞いてくる。

 

「分かりません。まあ、二丁持ってますし。」

 

「いや、ライフルを片手でバンバン撃ってる紫杏ちゃんも怖いよ?」

 

ーサラ アイスクレイモアー

 

「通しません!」

 

パキパキパキッ・・・

ズドンッ!!!!!!!!!!

 

辺り一面を凍らせ、ハタ人間に向け、氷の棘をぶち当てた!

 

「あの子も何者・・・?」

 

「ハタ人間より化物で、ハタ人間より話が通じる味方です。」

 

「紫杏ちゃんなにげに酷いね。」

 

「行くよ!兄さん直伝!」

 

ールイージ スピニングポンプー

 

ルイージサイクロンに合わせ、ポンプの水を四方八方に飛び散らせる。与えるダメージは少ないが、それでも効果は抜群だろう。

 

バタバタッ・・・

 

「よし、何人か片付いたね。兄さん!仕上げ頼むよ!」

 

「おう!行くぜ・・・!!!!!!」

 

マリオはフラグクラッシュの力を拳にタメ、思い切り地面を叩いた!

 

ーマリオ ライジングブレイカーー

 

キイイイイイイ・・・

ドッガアアアアンッ!!!!!!!!!!

 

ハタ人間は思い切り吹き飛ぶ。

 

「ナイス連携だな。」

 

「そうですね。」

 

(※アドバイス!)

技と技の相性がいい時は連携となります。連携で攻撃した場合、与えるダメージが増加し、更に、取得経験値も増えます!

今回のこの四つは特に使い勝手のいい連携なので、手ごわい相手にも使っていきましょう。

 

ー勝利!ー

マリオ Lv.2→Lv.3 新スキル『ライジングブレイカー』

ルイージ 後少し アドバンススキル『スピニングポンプ』

紫杏 Lv.2→Lv.3 新スキル『乱射』

サラ Lv.2→Lv.3 新スキル『アイスクレイモア』

 

 

 

「・・・大丈夫か?」

 

「う、うん。ありがとう。紫杏ちゃんのお友達?」

 

「親父に見えるか?」

 

「そういう事じゃないの。」

 

「OK。紫杏。分かったから銃口を下げろ。俺は死ぬ時はひまわり畑と決めてるんだ。」

 

死ねないけどね。

 

「ひとまず自己紹介だな。俺はマリオ。まあ、ひょんな事から弟とこの島に来て、紫杏とサラと行動してたんだ。」

 

「僕はルイージだよ。兄さんの弟さ。」

 

「あ、あの・・・、サラと言います。御三方の友人です。」

 

「紫杏ちゃんの友人・・・。ま、さっきは助けてくれてありがとね。・・・その様子だとあいつらのせいで静かに落ち着ける場所を見つけれてないんでしょ?」

 

「鋭いな。その通りだ。」

 

「いいよ。私もひとり暮らしでこの家の部屋を幾つか持て余してたとこなんだ。」

 

「そうか、助かるよ。」

 

「ありがとう、武美さん。」

 

「紫杏ちゃんもありがとね。」

 

ー武美の家が拠点になりました!ー

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

「そういえば、生存者を助ける為に今からでも動くの?」

 

「ああ。少し手荷物を整理したらまた4人で出るつもりだ。」

 

「それならさ、マリオ。私も連れてってくんないかな?」

 

「え?構わんが・・・、君は武器を持ってるのか?」

 

「全然ダメだよ?なんなら紫杏ちゃんより弱いと思う。」

 

「・・・?」

 

「だからさ、私これでも薬屋さんだよ?材料さえ揃ってればその場で回復薬も作れるんだよね。機械にも自信あるし、家でなら貴方達の武器を作ったり強化も出来るんだよね。」

 

「サポートに回ってくれるということ?」

 

「まあそうだね。ルイージさんのポンプを今からでも改造することも出来るよ。」

 

「ほんとに?」

 

「うん。ちょっと貸してくれるかな?」

 

「う、うん。」

 

ルイージはそう言って武美に手渡す。

それ、俺のなんだけどなぁ・・・。

 

『マリオさん。大丈夫でしょうか。』

 

ポンプが俺に語りかける。

 

「悪いやつじゃないし、大丈夫だろ。」

 

「喋るんだね。この子。」

 

「ああ。高性能だろ。」

 

『マリオさんの扱い方もルイージさんの扱い方もどちらも丁寧ですね。たまに荒っぽいですが。』

 

言わなくていいんだよそんなこと。

 

「ま、メンテナンスは私にまかせてよ。私は広川武美。宜しくね。」

 

『(ピピピピ・・・。)ーおや、貴方は・・・。イエ、なんでもアリマセン。ヨロシクお願いします。』

 

今変な反応してたな。武美に対して?いや、何も変な発言はしていなかった。・・・不具合かな?

 

「ま、ちょっとだけ待っててよ。すぐに、メンテと強化を終わらせるから。」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

「はい、終わったよ。」

 

「わあ、ツヤツヤ。新品みたいだね。」

 

『心機一転、気分爽快デス!』

 

サラが気付く。

 

「なんか・・・、もう一つノズルが増えてますね。」

 

「ウォーターガンだよ。いつもの水圧よりも十、二十倍の水圧がかかるよ。1回人のいない方向に出してみ?」

 

ガシャッ

 

「背負い心地は変わらないね。」

 

そういい、ルイージは放水レバーを引く。

 

ズビュンッ!!!!!!!!!!

 

「・・・え?何今の。」

 

「今のがウォーターガンだよ!」

 

「ハタ人間じゃなくても効果バツグンだわ!」

 

(※アドバイス!)

武美は戦闘キャラではなく、サポートキャラとして戦闘に参加します。サポートキャラはひとりしか設定できませんが、武美の場合、戦闘不能者が出たり弱った仲間がいた場合自動的に回復してくれたり、材料さえ揃っていれば、その場で回復アイテムを作ることも可能です。

 

(※アドバイス!)

マップ探索中や、敵を倒した後に敵が武器材料をドロップすることがあります。これを武美のところへ持っていき、材料が揃っていれば、新しい武器を作ったり、固定武器を強化したりできます。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

現在時刻 午前11:50

 

どこに向かおうか。

 

A、てきとうにうろつく

B、サラのいた洞窟に向かう

C、意見を聞く☜

D、しばらく休む(二時間進みます)

 

「特に紫杏と武美に聞きたいんだが、ここだけは向かってほしいってところはあるか?例えば、同期がいそうなところとか・・・。」

 

「私は特にないかなぁ・・・。友達みんなハタ人間なっちゃってたし。」

 

「私は、ここから少し行ったところにある道場に行ってほしいです。」

 

道場?

 

「なんでまた?」

 

ルイージが聞く。

 

「そこに私の友達がいるんです。今日は休日だから、道場にこもっていると思います。特徴は青髪で身長がルイージさんよりも高いですね。」

 

「それはまた高いお方ですね・・・。」

 

「サラもそう思うだろう?私も初めてあった時は流石にたじろいだよ。」

 

「ああ、カズちゃんね。あの子は高いよね。」

 

「そんなにでかい人なのか・・・。」

 

ー時間が10分進みました。ー

 

現在時刻 正午

 

A.道場へ☜

B.サラのいた洞窟へ

C.うろつく

D.しばらく休む(二時間進みます)

 

「そんじゃ、道場に向かうか。道案内頼むよ。」

 

「はい。」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

ー道場前ー

 

「・・・万が一のことも考えておけよ。あまり考えたくねぇかもしれねぇが。」

 

「いえ・・・。覚悟は出来ています。」

 

ガラッ

 

「お邪魔しますー。」

 

「人いないってわかってるのに礼儀正しいねルイージ。」

 

「くせかな・・・。」

 

「礼儀がいい人って・・・、いいとおもいます・・・。」

 

「ありがとうサラちゃん。」

 

「・・・あ。いた・・・。」

 

「おぉ紫杏!来たんかいな!」

 

「ああ、無事で何よりだ。そっちの様子はどうだ。」

 

「どうもこうも無い。てか、無事って何のことや?無事もなんもあらへん。うちは変わっとらんよ。」

 

「・・・?」

 

「ああ、そうか。安心し」

 

「離れろ紫杏ッ!!!!!!!!!!」

 

「え・・・?」

 

ズドォッ!!!

 

ズザアッ

 

「へっ!?マリオさん・・・!?ちょ、この持ち方は・・・ちょっと・・・!!」

 

マリオは紫杏を間一髪で助け出した。お姫様抱っこで。

 

「ふぅっ。やっぱあいつもハタ人間だったか。ハタ人間が小さすぎてアイツの身体のでかさで目立たなかったぜ。」

 

「・・・よけられてしもたわ。・・・なあ紫杏。ウチら友達やろ?友達なんやったら・・・一緒に旗を刺そや・・・?」

 

「耳を貸すな。」

 

「無視すんなや・・・。友達やろ?」

 

虚ろな目でこちらに近づいてくる。

 

「紫杏さんに近づかないで!『アイスウォール』!!!!!!!!!!」

 

「サラ!?」

 

「私が足止めしている間に、紫杏さんをこちらに!」

 

「ああ!」

 

ダッ

 

「こんな氷・・・。あたしの前には無意味やッ!!!!!!!!!!」

 

バキィインッ

 

「・・・槍でぶち壊しやがった・・・!」

 

「彼女は槍の使い手です。・・・実力はかなりのものです。」

 

「ああ。オーラで分かる。」

 

「・・・すみません・・・、私、ちょっと腰が抜けちゃって・・・。」

 

「ああ。ここで座っとけ。ルイージ行くぞ。」

 

「うん。」

 

「わ、私も戦います!」

 

サラも加勢しようとする。

 

「・・・サラちゃん。・・・無理はしないでね。」

 

「勿論です。お二方の役に立てるよう、頑張ります。」

 

「なんやアンタら・・・。邪魔する言うんか?・・・ククク・・・。アッハハハハハハハ!!おもろいなぁ!あんたらがあたしを止める言うんかいな!!・・・なら、やってみぃ!!!!」

 

to be continued…



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4話 真の効果

強敵、大江和那との対決。
そして、マリオの新たな能力の本当の効果の判明。
ここで序章終了って感じですかね。


ー紫杏がパーティから一時脱退しましたー

 

ー戦闘開始!ー

 

「お二人共!私は、氷で足止めをしますが、彼女の持っている槍はかなり強靭なものです!それに加え、彼女の槍の技術からして、あの槍の威力はとんでもないものと思ってもいいと思います。」

 

「だろうな。サラの氷は相当な硬さなのにいとも容易く槍でぶち壊しやがったからな。」

 

マリオは苦笑しつつ頷く。

 

「・・・どうした?来やんのか?・・・なら、ウチから行ったろうやないけ。」

 

グァッ!!

 

ー急所突きー

 

「・・・っ!甘い!」

 

マリオは真っ直ぐに突き出された槍を掴み後ろに流す。

 

(・・・っぐっ!やはりこいつの力・・・、尋常じゃねぇっ!?)

 

ズゴァッ

 

マリオは距離を取るべく、蹴りを食らわせる。

 

「・・・そんな蹴り、痛くも痒くもないわ。もっと殺す気でこんかい!」

 

そう叫ぶと大江は槍を思い切り横に振る。

 

「速っ・・・!?(やべ・・・!見切れねっ!?」

 

ーアイスウォールー

 

パキィンッ

カキィッ

 

すると間一髪マリオの横に氷の壁が貼られる。その氷の壁は槍を防いだ。

 

「サラ!」

 

「ふう、間に合って良かったです。」

 

「サンキュー!しかし・・・、思ったよりも手こずるみてぇだな。こりゃぁ・・・、ルイージ!本気を出すしかねえな!」

 

マリオは両手から炎を出し、拳を構える。

 

「ああ!そうみたいだね、兄さん!」

 

ルイージは拳に雷を帯電させ、構える。

 

「・・・さぁ・・・、行くぜ!」

 

「ほぉ・・・、やぁっと本気出したみたいやな・・・。」

 

「ああ、だからそっちも、さっきまでのように殺す気で来な。」

 

「威勢のいいやっちゃな。・・・その『虚勢』・・・、いつまで続くやろなぁ!!?」

 

大江が槍を構え、こちらに向かってくる。

 

「せぁっ!!」

 

ルイージに狙いをつけ、槍をまっすぐ前に突き出す。

 

「甘いよ!」

 

ルイージはその槍を下から蹴り上げる。

 

「ぬあ・・・っ!?」

 

「スキあり!」

 

ー雷通しー

 

ルイージは自分の帯電させた左手の甲の下をみぞおちに当て、さらに右手を左手に当て、爆発力を直接みぞおちに通した!

 

「がぁっ・・・!?」

 

大江の巨体が後ろに吹っ飛ぶほどの衝撃が走る。

 

「終わりじゃねえぜ!」

 

飛んだ先にはすでに力を溜めた状態のマリオが待ち構えていた!

 

「・・・じゃかあしぃわァっ!!!」

 

ー窮地回避ー

 

だが大江はその不安定な身体を立て直し、槍を横振りでマリオにぶち当てようとする!

 

「ぬおっ!?」

 

急なことに即座に対応したため、マリオの上体が崩れる。

 

「もういっぱつやっ・・・!!」

 

さらに大江はその避けられた槍を突き立て、マリオに刺そうと振りかぶった!

 

「っ!《advance!!》スキアリッ!」

 

そのがら空きになった上半身にマリオは身体を持ちこたえながら回転し、回転の勢いをそのまま拳に載せた!

 

ーアドバンススキル トルネードインパクトー

 

そして、強烈な拳を当て、炎を爆発させた!

 

ドッゴオオオオンッ!!

 

「がああああっ!?」

 

ドサァッ・・・

 

「・・・へ・・・、へへ・・・。やるや、ないけ・・・。」

 

ニヤァッ・・・

 

『さぁ・・・、第2ラウンドにいこか・・・!!』

 

「おいおい嘘だろ・・・!」

 

「あんなにまでボロボロなのに・・・!まだ戦おうとしているのですか・・・!?」

 

「ハタ人間・・・、侮れません・・・。」

 

「だが、そろそろ通用する頃かもな。」

 

「うん。あそこまで弱らせたら、多分水もフラグクラッシュも効くだろうね。」

 

・・・そういえば、フラグクラッシュを『直接旗に当てた』らどうなるんだろうか。俺の予想が正しければ・・・。《元に戻せる》かもしれないな。

 

ーワンポイントアドバイス!ー

特定の敵が相手だと、マリオの行動に《元に戻す》が増加します。

この行動は使ってみてからのお楽しみですが、大きな戦力になること間違いなしです。この行動は『相手の体力が少ない』時にのみ発動可能です。発動させたいなら、倒してしまわないように気をつけて行動しましょう。

 

「ルイージ!サラ!アイツを『俺の方に誘き寄せてくれ!』」

 

「っ!?兄さん!?」

 

「どういうことですか!?」

 

「俺がトドメを・・・、いや、あいつを元に戻せるかもしれねぇんだ!」

 

「!!」

 

「!!!」

 

「なっ!?」

 

「マリオさん!!そんなことが出来るというのですか!?」

 

紫杏からの声。

 

「ああ!俺はこの『フラグクラッシュ』の使い方を今まで『間違えていた』かもしれねんだ。俺の考えが合っていれば・・・。」

 

「合っていれば・・・?」

 

『確実に大江を正気に戻すことが出来る。』

 

「・・・ほぉ。面白い事言うなぁ。正気のワタシを正気にするやて?・・・ヤッテミンカイッ!!!!!!!!」

 

「・・・やってみるじゃなくて、『出来るから行動を開始したんだよ?』」

 

大江の後には既にルイージが電撃を溜めた状態で回り込んでいた!!

 

「なぁっ・・・!?」

 

ーサンダーロックー

 

「帯電力を増した雷はどう?すごく痺れるでしょ?」

 

「がっ・・・、かはっ・・・!」

 

「まだまだここからです!」

 

「行くよ!サラちゃん!」

 

「はい!」

 

ーデュアルスキル アイスサンダー ー

 

ーワンポイントアドバイス!ー

仲間の親愛度が一定数以上あると、デュアルスキルを発動することができます。非常に強力なスキルが多いので、余裕や、相手が隙を見せたら使っていきましょう。該当キャラのスキル表に表示されますが、『ターン消費するのは選択したキャラ』のみなので、選択をしていないパートナーキャラはまた別に動くことができます。

 

パキパキパキ・・・

 

カキィンッ!!

 

ドンッ

 

「がぁっ!?」

 

大江の下から突き出た氷柱は雷を帯びており、さらに大江の帯電を長引かせながら大江を前方に吹っ飛ばした!

 

「さぁ・・・!最後だ!」

 

がしっ

 

マリオはフラグクラッシュをため、大江の旗を思い切り掴んだ!!

 

「があああっ!!!?やめろっ!このアホっ!!」

 

「これで終わりだあっ!!」

 

ーリザレクションー

 

ドオオオォンッ!!!

 

ー勝利!!ー

200の経験値と500ペラを獲得!

マリオLv.3→4 New『トルネードインパクト』『リザレクション』

ルイージLv.3→4 New『雷通し』『サンダーロック』《アイスサンダー》

サラLv.3→4New『アイスウォール』 《アイスサンダー》

 

ー紫杏がパーティに復帰しましたー

 

キイイイイ・・・

パアンッ!!

 

「あっ!旗が・・・!!」

 

「消えた・・・!!」

 

「カズ・・・!!」(ダッ

 

我慢ならず、紫杏が飛び込んできた。

 

「カズ!息はあるか!?カズ!!」

 

「んんぅー・・・。なんや、紫杏・・・。やかましいなぁ・・・。今日休みやで・・・?」

 

「・・・馬鹿者・・・!今日は金曜だ・・・!」

 

ゴンッ

 

「あだァーー!?何すんねや紫杏!」

 

「・・・あの様子じゃ、戻ったみたいだね。」

 

「ああ。」

 

「良かったですね!紫杏さん!」

 

「ああ。ありがとうサラ。それに・・・マリオさん、ルイージさん。」

 

「なに、気にすんな。仲間の友人がピンチなんだ。助けてやるのは当然さ。」

 

「・・・そうか。ウチ、ハタ人間になってたみたいやな。アンタらが助けてくれたんか?」

 

「ああ、まあそんなところだな。・・・ただ、お前も含め、さっきの戦いでみんなボロボロだ。ここで休憩しても構わないか?」

 

大江は大きく頷く。

 

「勿論や。それに、ウチもアンタらにえらい迷惑をかけてしもた。これから、アンタらに協力させて欲しいんやけど・・・、ええやろか?」

 

嬉しい提案だ。もちろん俺たちは頷く。

 

「ああ。勿論だ。」

 

「私も、大江が来てくれるととても嬉しいさ。」

 

「紫杏・・・!ありがとうやでー!!」抱きっ

 

「ちょっ・・・!抱きつくなぁー!」

 

「なんや照れてんのかー?可愛いなぁー!!」

 

ぐるぐる目を回し、紫杏が焦る。

慣れてない距離感なのか・・・。

 

「でも紫杏さん、すごく嬉しそう。」

 

「・・・うん、そうだね。」

 

「ああ。・・・あいつの友達を救えてよかった。」

 

「・・・ええ。ほかの困ってる人たちもどんどん助けましょう。」

 

「・・・そうだな。」

 

ー大江和那が仲間になりました。ー

基本武器:槍

スキル:『窮地回避』、『急所突き』、『柄殴り』

 

「ただいまー。」

 

「武美、悪いな。薬を取りに戻ってもらって。」

 

「いいよいいよ。ルイージも護衛についてくれてたしね。」

 

傷ついた身体を癒すべく、質の高い薬を作ろうということでルイージと武美にいちど武美屋に戻ってもらっていた。

あとさっき、道場にある食料も追加された。

 

ー高級回復薬×5、回復スプレー×5を貰ったー

ー食料が増えました。ー

ー時間が1時間進みましたー

 

さて、どうしようか。《現在時刻 13:00》

A:武美屋に戻る

B:休憩する《30分進みます》

C:意見を聞く《数分進みます》◀︎

D:散策する

 

「そういえば大江は、行っておきたい場所とかはあるか?」

 

「せやなぁ・・・。」

 

すると大江は少し悩み、

 

「さらなる食料確保、しときたいなぁ。」

 

食料確保・・・。・・・危険度は増すが・・・、『デパート』に向かうか。

 

to be continued…




スキルの後の数字はSP消費量。頭文字にAdv.が付いているとアドバンススキル。
【現在のパーティ】
マリオ Lv.4HP 250/250 SP 50
基本武器:グローブ
所持スキル:フラグクラッシュ:5、ライジングブレイカー:7、Adv.トルネードインパクト(ライジングブレイカーを選んだ時、一定確率で追加発動)、リザレクション:5
《パートナー.ルイージ》スイングブロス:10

ルイージ Lv.4 HP 290/290 SP 48
基本武器:グローブ
所持スキル:Adv.スプラッシュポンプ(通常攻撃の際、一定確率で追加攻撃)、雷通し:5、サンダーロック:7、
《パートナー.マリオ》スイングブロス:10
《パートナー.サラ》アイスサンダー:10

紫杏 Lv.3 HP 190/190 SP 43
基本武器:ショットガン
所持スキル:ダブルショット:3、乱射:6

サラ Lv.4 HP 165/165 SP 59
基本武器:氷剣
所持スキル:アイスブラスト:6、Adv.アイスウォール(味方が攻撃されたとき、一定確率で発動。)アイスクレイモア:8
《パートナー.ルイージ》アイスサンダー:10

カズ Lv.3 HP 200/200 SP 35
基本武器:槍
所持スキル:急所突き:3、Adv.柄殴り(通常、急所突きで一定確率で発動。)Adv.窮地回避(状態異常、致命傷を食らった時に自動発動。)

残り食料 150

現在の陣形
《前衛》マリオ、ルイージ、大江
《後衛》サラ、紫杏

《仲間人数》(マリオ、ルイージ除く)
3 / 10
サラ
紫杏
カズ
???
???
???
???
???
???
???


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