鳴神 ソラの予告集・短編集置き場 (鳴神 ソラ)
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予告
コンパチヒーローズ・ザ・グランドオーダー外伝 ソウル・トゥ・リゲイン・アドベンチャー


ゆっくり霊夢「はい、作者が久々に見たあるゲームとコンパチヒーローズ・ザ・グランドオーダーの外伝予告だよ」

ゆっくり魔理沙「どういう作品かはあとがきで紹介するんだぜ」

カズマ「それではゆっくりして行ってね~」

士「…ホントお前、それ板についたな…」


 

 

 

声がしたんだ…

 

ー助けて…助けてください…-

 

助けを呼ぶ声が…

 

必死に誰かへと呼びかける声が…

 

だから…

 

僕はその声に導かれて出会った…

 

その世界の神様、メローラ姫に…

 

「あなたは…光の巨人…ウルトラマンティガ?」

 

 

 

ウルトラマンティガとなったアステリオスが舞い降りたのは謎の黒い霧に覆われ、人々が意識不明になったどんぶり島

 

導かれたアステリオスは助けを求めていたメローラ姫の願いを聞き、彼女の体を借りて異変解決に乗り出す。

 

「…………女の人の姿と視線のに違和感が…」

 

若干違和感発生してたりしてるが…

 

「ビビッ!?君は誰だビ!?」

 

道中でツインビーと出会い、彼と…ついでに様子を見に行ってついて行くと言ったマドカと共に調査するアステリオスの前に現れたのは…

 

「あれ…同じ大きさだけど…怪獣…!?」

 

謎のモンスターと共に現れた怪獣達にアステリオスも変身する。

 

「シェア!」

 

「おお!?」

 

「あ、アステリオスちゃんの姿が変わった!?」

 

なぜ怪獣がいるのか、なぜ人々は倒れたのか…

 

ツインビー達と共にアステリオスはどんぶり島の平和を取り戻す為に戦う。

 

「なんでいるかは分からないけど…傷つけるなら僕は絶対に止める!」

 

「その通りだビ!絶対にさせないビ!」

 

「それは私達も同じだよアステリオス!」

 

「行きましょうパステル!」

 

「ばぶばぶ~!」

 

「一緒に頑張ろうと言ってるビー!」

 

「わ、私も頑張るんだから!」

 

光りを纏いて、悪意ある者の野望を打ち砕け

 

「ウルトラマン…ウルトラマンエックス…ウルトラマンオーブ…絆の力、借りるよ!」

 

 

 

コンパチヒーローズ・ザ・グランドオーダー外伝

 

ソウル・トゥ・リゲイン・アドベンチャー

 

 

 

「「「「いっけぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」」」」

 

「デヤッ!!!!!!!」

 

魂を取り戻す旅が今、始まる。

 

 

「え、男の子なの!?外見女の人なのに?」

 

「そこは…事情が…」

 

「こんなに綺麗なのに不思議だね」

 

「ばぶばぶぅ…」

 

「気になる所はそこなのかと言ってるビー」

 

「なんと言うか詐欺だビー」

 

 

 

ウルトラマンティガ(アステリオス)

概要

この外伝での主人公。

元々はアステリオスとして召喚されていたが第3特異点での戦いで消えかける直前、持っていた石化したスパークレンスとクレナイガイのティガとウルトラマンとオーブオリジンのフュージョンカード、大空大地のティガとウルトラマンとエクシードXのサイバーカードに仲間たちの光りを受ける事でウルトラマンティガとして再誕する。

誕生の経緯が違う事からウルトラマンガイアやウルトラマンアグルの様に活動制限時間はなく、エネルギーが少なくなると点滅する仕様になっている。

現界していた際のクラスがバーサーカーだったからなのかなぜか掛け声しか出せず、テレパシーも使えない。

ただ、大体の言いたい事は分かるのと食べる事は普通に出来る様だ。

どんぶり島に来た際はメローラ姫からその姿では目立つと言われて彼女の体をそのまま借りて一体化してしまったので戸惑ったりしたが久々に喋れて喜んでたりしている。

 

 

 

 




ゆっくり霊夢「はい、今ではマイナーなツインビーRPGです」

ゆっくり魔理沙「作者はプレイしてないがプレイ動画を見て面白そうだったから選んだんだぜ」

士「まぁ、原作と違うのは主人公がティガもといアステリオスでしかも姿がそのまんまメローラ姫だけどな」

カズマ「掲載するのは色々と首を長くしてになるかもね~」


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神姫エグゼイドスプラトゥーン

ゆっくり霊夢「今回は作者がDMMでやってるゲームとあの有名ゲームのクロスオーバー~」

ゆっくり魔理沙「まぁ、グランドオーダーの奴も入ってるけどな」

カズマ「見たい人はゆっくり見て行ってね~」

士「色々とタイトルは作者も悩んだと言って行く」


 

 

世界の終末、ラグナロクの再来

 

それを防ぐ為に…

 

ゴーグル「いっくよ~」

 

大ボケのインクリングもとい…

 

マイティアクションX!!!

 

ゴーグル「大変身!!」

 

ゲーマー仮面ライダーと仲間達が立ち向かう!

 

ライダー「たくっ、滾らせるんじゃねえぞ」

 

パーフェクトパズル!!!

 

ノックアウトファイター!!!

 

メガネ「仲間が、友達が戦ってるのを見てるだけは出来ない!」

 

ハリケーンニンジャ!!!

 

ヘッドホン「ゴーグル君!一緒に戦うわ!」

 

シャカリキスポーツ!!!

 

ニットキャップ「うぇ~い!」

 

ときめきクライシス!!!

 

スカル「ふっ!」

 

ギリギリチャンバラ!!!

 

アーミー「吾輩の戦術マニュアルを甘く見るな!」

 

ジェットコンバット!!!

 

アロハ「ノリに乗って行きますか♪」

 

ドレミファビート!!!

 

マスク「デュフ、ぶっ飛ばしてやりますか」

 

ゲキトツロボッツ!!!

 

サイクルメット「兄弟には手を出させん!!」

 

ナイトオブサファリ!!!

 

グローブ「クールに行こうじゃないか」

 

仮面ライダークロニクル!!!

 

エンペラー「貴様らの勝手にはさせん」

 

タドルレガシー!!!

 

プリンツ「僕も戦う。守る為に」

 

ドラゴナイトハンターZ!!!

 

それぞれの思いを持って神の姫と幻の獣達と共に駆け抜ける。

 

ゴーグル「ハイパー~大変身!」

 

 

神姫エグゼイドスプラトゥーン

 

 

NEXT ステージ!

 

 

ゴーグル「ライダーウェ~イ!」

 

ズボッ!

 

ライダー「ふん!」

 

ガン!!

 

メガネ&ヘッドホン「予告でもやるの!?」

 

このインクリング、アホであり、仮面ライダー

 

グローブ「ちなみにキュウレンジャーもあるよ」

 

マスク「メタイ話、タイトルが長くなりすぎるなと考えて入れてないと言う」

 

アロハ「もし良いタイトル案あったら書いてくれると嬉しいぜ」

 

スカル「色々と、バランスが大事と言う事だな」

 

 

 

ゴーグル(スプラトゥーン)

作品:スプラトゥーン(漫画)

概要

ご存知、コロコロコミックのスプラトゥーンの主人公!

人理修復のに巻き込まれた際に仮面ライダーエグゼイドとシシレッドの受け継ぎし者になる。

大アホで変わらないが悪い事は絶対に止めさせると言う強い意志を持ち、優しい心の持ち主でもある。

どこでも変わらないアホとボケである。

神の能力を受け付けず無効にする体質の持ち主で他に…

 

 

ライダー(スプラトゥーン)

作品:スプラトゥーン(漫画)

概要

ゴーグルの友達兼ライバルでイエローグリーンチームのリーダー

同じ様に人理修復のに巻き込まれた際に仮面ライダーパラドクスとオウシブラックの受け継ぎし者になる。

ツッコミ役で良くゴーグルの保護者的立場になっている。

ローラーの使い手だが練習熱心で様々なブキを取り扱うオールラウンダーでもある。

それを元にエナジーアイテムの選択も得意。

 

 

 



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戦姫絶唱シンフォギアZX

ゆっくり霊夢「作者がふと思いついた奴だよ~」

ゆっくり魔理沙「ある意味こういう組み合わせってないよな」

カズマ「見たい人はゆっくりして行ってね…」

士「あえて言う。これは絶対にツッコミを入れられる」


 

「さて、転生特典は何を望むの?」

 

少女の運命は…

 

「それなら…」

 

ある望みにより…

 

「ライブメタルを聖遺物として転生するシンフォギアの世界に出してほしい」

 

再び動き出した。

 

 

戦姫絶唱シンフォギアZX(ゼクス)

 

 

並行世界の陽だまりによって助けられた少女、立花響

 

再会した自分の方の陽だまりと共に過ごす中で現れるノイズとは違う存在、イレギュラー

 

「せめてこいつ等を使える奴がいれば…」

 

イレギュラーから逃げる際中に出会った少女、キャロル

 

「なんで、なんで奏者に…ロックマンになれないんだ!?俺が望んだ!俺の聖遺物だろ!?」

 

「そいつ等が認めなきゃあギアを纏えない」

 

陽だまりに危機迫る時、少女はまた力を望む。

 

「失いたくない。私の、私の陽だまりを守りたい!」

 

復讐ではなく、今度は守る為に!

 

「見つけた。大切な人を守りたいと言う強い思いを!」

 

そして少女は…再び歌を纏う。

 

「ライブメタルを纏った…こいつが…!」

 

「響…」

 

異世界の英雄の力を手に、少女は駆ける。

 

「これが私のシンフォギアだ!!」

 

10つの力が少女の運命を変える。

 

 

 

立花響(グレ響)

概要

シンフォギアXDであった1つの世界に住んでる少女

別の世界の未来の手によりガングニールを消して貰った後は自分の世界の未来と平和に過ごしていた。

だが、イレギュラーの登場で未来を守る為に願った思いがライブメタル達に認められて再び奏者となる。

性格はクールな感じのになっている。

 

 

キャロル・マールス・ディーンハイム

概要

GXでのラスボスである少女

グレ響の世界では神の手により迷い込まされたロックマンゼロのお蔭で父イザークを助けられている。

ライブメタルを持って長い旅をしていて、認められた響を見守る立場となる。

ちなみに見た目はダウルダブラを使用した際の体系である。

 

 

ライブメタル

概要

キャロルが持っていた意思を持つ聖遺物。

損壊してないから完全聖遺物でもあるが、適合者にしか使えない事から聖遺物に分類されている。

グレ響の世界ではキャロルの父であるイザーク・マールス・ディーンハイムが敬意の証として作り上げた。

神が転生者に望まれた時に自らの手で作り上げた際のデメリットを考えた結果、ロックマンゼロ3のラストで消息不明になりかけていたロックマンゼロを無理やり他の記憶(ロックマンXコマンドミッション持のゼロ)を持たせてシンフォギア世界の過去に転移させてフィーネの手で彼を元に作り上げさせようとしたが、ミスによりイザークの所に送られ、彼を助ける結果となった。

原作にあったX、Z、H、L、F、P、Aの7つ以外にコマンドミッションでロックマンエックス、ゼロ、アクセルと共に戦ったマッシモ、マリノ、シナモンを元にしたM、K、Cの3つのライブメタルが追加されている。

ちなみにマリノがKなのはマッシモと頭文字が被るのでクノイチのKになったと言う作者のおつむからの苦肉の策である

また、モデルAの性格と一人称が原作と違い、外見元のアクセルと同じになっている。

聖唱はそれぞれのパスコードの後に使うライブメタルの名前で最後にロックオンと言う事で纏える。

それらがないモデルAや新しい3つのライブメタルや複数使用のは以下の様になっている。

 

トランスフメィシャン・メモリア(変身と記憶)アクセル A

 

フェッロ・コルディス(鋼鉄と心)マッシモ M

 

ピィリフィング・キャプトゥム(忍びと奪取)マリノ K

 

サニタテム・マンスエテドゥ(治癒と優しさ)シナモン C

 

クルーチス・ヒーロー(交差する英雄)

 

 

なお、これらは作者が3人とアクセルに当て嵌まるのからググれさんでラテン語に翻訳して必死に聞いた奴である。

 

 

イレギュラー

概要

突如グレ響の世界に現れたノイズとは異なる存在

その姿はロックマンZXシリーズに出た人間以外のボスキャラをメカではなく生物に変えた感じ

ノイズと違い通常兵器は当たるが生半可なのでは歯が立たない。

ちなみにもしも書くとしたらグレ響が最初に対峙したのはプロテクタス・ザ・ゴアロイドの予定

 

 

 



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スマハツinマリオオデッセイ

ゆっくり霊夢「今執筆中のが展開での文章で悩んでる中での息抜きに書いたのです」

ゆっくり魔理沙「良かったら見てくれなんだぜ」



ある日、それは起こった。

 

 

キノピオ「た、大変です!ピーチ姫がクッパに攫われました!?」

 

マリオ&ルイージ&マロ&ジーノ&ヨッシー&クッパ「な、なんだってぇぇぇぇぇ!?」

 

クッパ「って吾輩ここにいるぞ!?」

 

キノピオにより伝えられる攫われるピーチ姫。

 

そんなピーチを攫い、クッパを騙った者……それは……

 

「我が名はバウゼット姫!ピーチ姫は余が頂いた!!」

 

4人&2匹「クッパ姫だこれぇぇぇぇぇぇぇ!?」

 

バウゼットに遠慮なく挑むマリオだが……

 

???「隙ありです!!」

 

ルイージ「ああ!?兄さんの帽子が!?」

 

マリオ「し、しまった……帽子が脱げて力が出ない……」

 

バウゼット「何そのアンパンマンみたいな感じ!?」

 

あと一歩と言う所で彼女の部下であるカメチェリーの不意打ちで帽子が脱げてしまい、力を出せずに敗退してしまう。

 

バウゼットの飛行船から落ちたマリオと追いついた仲間達が着いたのは帽子の国・カブロン。

 

そこで出会うは新たな仲間キャッピー

 

キャッピー「僕がマリオの新たな帽子になるよ!!」

 

マリオ「力をくれるのかジャッピーおじさん」

 

ルイージ「兄さんそろそろアンパンマンから離れよう!」

 

クッパ「混ざってるのだ!!」

 

攫われたピーチ姫を助ける為、マリオと仲間達のドタバタ冒険活劇が始まる!

 

マリオ「行くぞ皆!旅行しながらピーチ姫とティアラ助けの旅へ出発だぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

 

ルイージ&マロ&ジーノ&ヨッシー&クッパ&キャッピー「おーーー!!」

 

目指すはバウゼットに攫われたピーチ姫達。

 

マリオ「返して貰うぜ。ピーチ姫を!」

 

バウゼット「ふふ、あの時の様に負かしてやろうではないか!」

 

 

 

スマハツinマリオオデッセイ

 

 

マリオ「皆のお土産買うぞ~」

 

キャッピー「そんなに多いと飛べないよ!?どれだけいるの友達!?」

 

今マリオ達のピーチ姫達を救う為の世界を巡る旅が始まる。

 

 

 

 

字数稼ぎの設定

 

 

バウゼット

外見:クッパ姫そのまんま

概要

突然現れた謎の女性。

ピーチ姫を誘拐して行く。

誘拐の目的は不明

口調はFateのネロの様な感じだが驚くと普通の女口調になる。

 

 

カメチェリー

外見:腰まで来る金髪に一番上と袖の縁が白く縁どられた水色のマーメイドドレスにトンガリ帽を被ってその右側にスーパークラウンに似た王冠を付けている巨乳の女性。

概要

バウゼットの側近。

カメックと同じ様に魔法を使って来る。

マリオ達の行く先々に現れて邪魔をする。

基本的に敬語で喋る。

名前の由来はカメ+ウィチェリー(日本語で魔法、うっとりさせる)



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短編
神姫エグゼイドスプラトゥーン×戦姫絶唱シンフォギア~未来へと響くは始まりの音楽~ キャンプ前編:出会いし、平行世界の奏者達


とあるゲートを通り、ゴーグル達が出会ったのは平行世界の響達であった。

彼女達は山でキャンプしに来たとの事でそれに御随伴させて貰う。



ゆっくり霊夢「Dr.クロさんの『戦姫絶唱シンフォギア~未来へと響くは始まりの音楽~』とのコラボだよ~」

ゆっくり魔理沙「タイトルのを見て貰えば分かる通り、前後編なんだぜ」

士「注意する所はどっちともまだ出てないネタバレな奴が出て来るからそう言うのは嫌いな奴はブラウザバックしてくれ」

カズマ「それでもいい人はゆっくりして行ってね~」




 

ゴーグル「新しい遺跡だー!」

 

ニットキャップ「ウェーイ♪」

 

今日も元気にはしゃぐ2人にアリサは全く…と呆れた後にゲートのを見ているアモンやディアボロスとセイに話しかける。

 

アリサ「それで、そっちはどう?」

 

アモン「見てましたがどこも壊れてなく、何時でもデバイスを使えば行ける状態ですね」

 

ディアボロス「どういう世界かは行ってからのお楽しみになるのう」

 

セイ「それじゃあ開けるぞ」

 

そう言ってセイがデバイスを翳すとゲートは稼働する。

 

ライダー「おい、お前等行くぞ」

 

ヘッドホン「ゴーグルくん、ニットキャップちゃん。早く行くわよ」

 

ゴーグル&ニットキャップ「おー!」

 

メガネ「一体どういう世界なんだろうな…」

 

そう会話しながら一同はゲートを通って行く。

 

 

 

 

一方のとある世界の山

 

そこでは立花響は元気に歩いていた。

 

響「山だー!」

 

未来「もー、響ハシャギ過ぎ」

 

わはは~と笑う響に未来は苦笑する。

 

同じ様に歩く切歌もはしゃいでいて調が落ち着かせていている。

 

それを保護者なミセスSが微笑ましく見ていて、マリアはセレナと並行世界のFセレナと歩いていた。

 

セレナ「キャンプ、楽しみだねマリア姉さん」

 

Fセレナ「誘ってくれてありがとうね姉さん」

 

マリア「い、良いのよ2人とも(あー2人の妹に挟まれて幸せ~)」

 

素晴らしく輝いてる笑顔で2人のセレナに挟まれてる事に幸福を感じてるマリアに翼は少し不満そうであった。

 

奏「不満そうだな翼」

 

翼「べ、別に不満な訳ではないぞ。と、特にマリアが現を抜かしてるのを気にしてる訳じゃないぞ」

 

弓美「おおう、見事なツンデレ」

 

顔を逸らして言う翼のに弓美はそう漏らす。

 

ファナ「大丈夫っすか?エルフナイン」

 

エルフナイン「は、はい。大丈夫です」

 

声をかけるファナにエルフナインは笑って返す。

 

それをキャロルはやれやれと見ていたがふと、茂みが揺れるのに気づく。

 

キャロル「なんだ…?」

 

クリス「ん?どうした?」

 

訝しむキャロルに気づいてクリスが声をかけた所…

 

ガサっ…

 

茂みから何かが出て来る。

 

それはデカい狼で…人が顔を咥えられていた。

 

思わず気づいた響達も含めて誰もが固まった直後…

 

???「こんちわ~」

 

咥えられてる人物が手を上げて呑気に挨拶した。

 

響&未来「ええええええええええええええええ!?」

 

切歌「ひ、人が大きい狼に食べられているデェス!?!?!」

 

誰もが後ずさり、奏や翼、マリアが前に出てシンフォギアを纏おうとして…

 

メガネ「何やってるんだゴーグル!?」

 

ヘッドホン「だからその移動方法は駄目って言ってるでしょ!?」

 

ライダー「普通にいけねぇのかお前は!!」

 

続けざまに3人が出て来て咥えられてる人物に叫ぶ。

 

良く見るとデカい狼、ロボの背にニットキャップが乗っている。

 

ゴーグル「は~い、ロボ~おろして」

 

ロボ「ウォン」

 

パッと放されて着地したゴーグルは3人が出て来た事で戸惑っている響達に気づく。

 

ゴーグル「あ、響さん達だ~」

 

響「えっ?」

 

ファナ「響さん達のことを知ってる?」

 

未来「あのどちら様ですか?」

 

突然名前を呼ばれて戸惑う響の後に未来が聞く。

 

メガネ「僕達を知らない?」

 

ライダー「ああ、分かった。これはあれだ…平行世界だ」

 

ヘッドホン「それって前にあった別の歴史の響さんとはまた別の?」

 

同じ様に戸惑うメガネの隣で察してそう言うライダーはヘッドホンのにそういう事だと頷く。

 

アロハ「おーい、どうした…ってありゃあ?」

 

マスク「デュフ。また来ちまったのか?」

 

その後に続々と他の面々も来る。

 

 

 

 

しばらくして、広い河原に場所を変えて、ライダーがメインに事情を説明していた。

 

ライダー「………と言う訳で俺達はお前等とは違うお前等と知り合ってる訳だ…一部知らねえ奴がいるけど」

 

ミセスS「ああ、わしじゃな」

 

キャロル「まあ平行世界の中にはそう言うのもあるのも納得だな。現にそう言う奴とも出会ってるからな」

 

締め括るライダーのを聞いて頷くミセスSにキャロルもそう言ってから話の間に響達と共にキャンプの準備を手伝っているゴーグル達を見る。

 

バアル「ようし、こんな感じで良いか?」

 

響「テント完成!」

 

キュベレー「きゅ~良かったの~」

 

ワイワイ話し合う面々にあいつ等は…とライダーは呆れ、マリアは苦笑する。

 

マリア「まあ此処であったのも何かの縁だと思って今日は楽しみましょ」

 

ミセスS「マリアちゃんの言う通りじゃ。と言うかお主の仲間達は楽しむ気満々じゃしな」

 

ライダー「たくっ…おい、お前等、楽しむのは良いが、昼の奴はちゃんと用意しねえと俺らの分はないと思うぞ」

 

頭をガシガシ掻いてからライダーはそう言う。

 

ゴーグル「あ、確かに!」

 

ファナ「そう言えばこのままだと足りないっすね」

 

エンペラー「ふむ、ならばオレが買って来てやろう」

 

気づいて声をあげるゴーグルのにファナも同意した所でエンペラーがゲーマドライバーを装着しながらそう言う。

 

アロハ「いや、別に良いけどさ、なんでドライバー装着してるん;」

 

切歌「まさか変身して行くつもりデスか?」

 

昆虫大戦争カブト!!

 

エンペラー「変身」

 

それにアロハはツッコミ、切歌が目を輝かせる中でエンペラーはガシャットを起動させて差し込む。

 

ガシャット!

 

レッツライド!メッチャライド!ムッチャライド!ワッチャライド!?

 

音声が鳴り響いて現れたパネルをエンペラーは1つ蹴り飛ばし…

 

アイム ア レジェンドライダー!

 

蹴り飛ばしたパネルが戻ってエンペラーと重なるとエンペラーの姿は仮面ライダートゥルーブレイブレベル1 カブトゲーマーになり…

 

エンペラー「術式レジェンド2」

 

ガシャーン!

 

レベルアップ!!

 

カブトにクワガタ!ハチ・トンボ!サソリ!バッタ!昆虫大戦争!

 

続け様にレベル2になる。

 

弓美「おおおおおおおおお!」

 

ファナ「変身したっす!」

 

未来「カブトムシ?」

 

トゥルーブレイブKG「クロックアップ」

 

ヒュン!

 

それに特撮好きの弓美や切歌は目を輝かせた後にトゥルーブレイブKGは呟いた後に姿が消える。

 

20分後

 

ヒュン!

 

トゥルーブレイブKG「戻ったぞ」

 

しばらくして大量の買い物袋を持って現れる。

 

メガネ「いや能力の無駄遣い!!?」

 

ヘッドホン「そこは数人で買いに行くとかで良かったんじゃない!?」

 

トゥルーブレイブKG「ちなみに買ってきた奴は普通に無事だ」

 

マスク「そこじゃねえと思うぞ」

 

翼「店の人、驚いているのではないか…?」

 

クリス「つかこの世界のお金持ってるのかよ」

 

ツッコミを入れる2人にそう返しながら変身を解くトゥルーブレイブKGへ翼とクリスはそういう。

 

エンペラー「ふん。そんなの変身を解いて買いに行くのは当然であろう」

 

プリンス「ちなみにお金も大丈夫だよ。ちゃんと買える様に持ってたもんね」

 

その通りだとエンペラーが返すのを見ながらアーミーは買われて来たのを見る。

 

アーミー「ふむ、カレーの材料にバーベキュー用の肉や野菜か」

 

エンペラー「キャンプならばそれで良いであろう」

 

切歌「キャンプにそれらは定番デスしね!」

 

調「たっぷり出来るね」

 

ニットキャップ「大盛りだ~」

 

確認したアーミーにエンペラーはそう返す中で切歌ははしゃぎ、調も笑う。

 

ニケ「頑張って作りましょうね~」

 

アーミー「いやいやいや、吾輩が作るからニケ殿は遊んでてくれ」

 

アリサ「そそそ、そうよニケ~こういうのはアーミーが作るのが良いのよ;」

 

ディアボロス「そそそそうじゃぞ」

 

奏「(どうやらニケは料理が下手なようだな…)」

 

響「(凄い慌てようですし分かりますね)」

 

慌てた様子でニケを遠ざけるアリサ達や頷いてるセイ達を見て響達はあーとなる。

 

ティアマト「(じーーーーーーーー)」

 

ミューチェ「なんかこっちを見られてる…」

 

その中でティアマトが一部の面々にしか見えないミューチェをじーと見ていて、ミューチェはえ、見えてるのと思っていると…

 

ティアマト「Aaaaaaaaa」

 

ゴーグル「ん?どうしたのティアマト」

 

ゴーグルの方へと行き、ゲーマドライバーを装着させた後に3本のガシャットを取り出す。

 

ティアマト「Aaaaaaaaa」

 

ゴーグル「誰か呼んで欲しいの?」

 

弓美「おお、また変身!」

 

ファナ「誰かを呼ぶって…?」

 

マイティアクションX!

 

神姫プロジェクト!

 

ゴーグル「超大変身!!」

 

響達が興味津々でゴーグルはゲーマードライバーにガシャットを2本刺してレバーを引く。

 

ガシャーン!

 

レベルアップ!

 

マイティジャンプ!マイティキック!マイティマイティアクション!エックス!!

 

アガッチャ!終末防げ!神姫!神姫プロジェクト~!!

 

最初にエグゼイドに変身した後にロボッツゲーマーを青くしたのを装着した仮面ライダーエグゼイドレベル50 プロジェクトアクションゲーマーになる。

 

ミセスS「ほー、オリジナル形態か」

 

切歌「どんな力を持ってるんデスか!」

 

ガシャコンライザー!

 

フェイト!グランドオーダー!

 

その後に左腕にバグヴァイザーを白く染めた様ガシャコンウェポン、ガシャコンライザーを装着してからティアマトが取り出したガシャットをセットする。

 

ティアマト「Aaaaaaa」

 

エグゼイドPAG「えっと…ソロモンを呼んで欲しいんだね」

 

クリス「ソロモン!?」

 

翼「ソロモンだと!?」

 

出て来た名前に驚く翼達にあ、やっぱこっちでも驚くか…とライダー達は思う中でエグゼイドPAGは操作すると…

 

ソロモン「あ、ああああああああ///」

 

光りの後から水着エプロンのソロモンが出て来た(爆)

 

ポクポクポク………………………Ω\ζ°)チーン

 

メガネ&ヘッドホン「とんでもない状況にされてる中で呼んじゃったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」

 

ニットキャップ「大胆だ~」

 

アロハ「まーた奥さんに弄られてたのか…」

 

ライダー「……………はぁ…」

 

グローブ「クールな見た目にされてるね~」

 

マスク「クールとかけ離れてるんじゃね?」

 

それにはメガネとヘッドホンは絶叫し、それぞれが呆れたり、同情の目を向けられる。

 

ソロモン「止めて!色々と本当に恥ずかしいから見ないで!!///」

 

響「えっと…この人がソロモンさん?」

 

未来「なんかイメージと違うけど…」

 

ファナ「普通に恥ずかしがり屋な女の人っス;」

 

体を抱き締めて座り込むソロモンに響達は唖然とする中でまた光りが現れ…

 

ティテュバ「も~旦那様ったら急にいなくならないで欲しいですよ~」

 

ニコニコ顔でティテュバが現れる。

 

ソロモン「止めてよ!ホント恥ずかしいんだよ!!」

 

ティテュバ「なんでですか~こう可愛い可愛い旦那様を見ておきたいんですし~」

 

奏「旦那様って…」

 

マリア「女の人よね」

 

ライダー「言っておくとソロモンは元々は男だったんだよ…事情があって女になったがな」

 

顔を真っ赤にするソロモンに抱き着くティテュバの言葉に首を傾げる奏とマリア達にライダーはため息を吐いて答える。

 

切歌「そうなんデスか」

 

調「それで何で呼んだの?」

 

ティアマト「Aaaaaaa」

 

ソロモン「ん?ああ、そういう事ね」

 

グイグイっとミューチェを指すティアマトにソロモンはミューチェの方を見て指をパチンと鳴らす。

 

するとポンと言う音に…

 

ドシーン!

 

ミューチェ「きゃっ!?」

 

響&未来「えっ!?」

 

突然の浮遊感の消失の後にお尻に痛みが走った後にミューチェはいつつ~と思った後に2人の驚きの声にえ?となった後…

 

メガネ「い、いきなり女の人が出て来た!?」

 

サイクルメット「ま、マジックか!?」

 

エグゼイドPAG「あ、さっきまでなんか浮いてた人だ~」

 

ヘッドホン「なんか見えてたのゴーグル君!?」

 

切歌「見えてたんデスか!?」

 

Fセレナ「な、何をしたんですか?」

 

ソロモン「んー、僕がいるまでの間だけ実体化させてあげたんだよ」

 

驚く面々の中でFセレナの問いにソロモンはあっけらかんに返す。

 

ライダー「ホント、グランドキャスターの飾りじゃねえと言うのしてくれるな」

 

ミセスS「まあそれ利用されてあの事件起きたんじゃけどな」

 

その言葉にライダーは鋭い目をミセスSに向ける。

 

ライダー「あんた…俺とゴーグルが体験した事を知ってる口ぶりだな…」

 

ミセスS「さて、何の事じゃが…」

 

とぼけるミセスSにライダーはくえねぇ奴だと抱く。

 

ライダー「ふん。隠し事とか得意そうだなあんた」

 

ミセスS「まあそんなのはどうでもいいじゃろ。今はキャンプを楽しまないとのう」

 

そう返すミセスSによめねえ奴だな…とライダーは思っていると…

 

エグゼイドPAG「何怖い顔してるのライダー~」

 

ぬぎっ!

 

エグゼイドPAGが何時の間にか来ていてライダーのズボンをずらす。

 

ノックアウトファイター!!

 

パラドクス「ふん!」

 

エグゼイドPAG「ぐふー!?」

 

瞬時にライダーはパラドクスファイターゲーマーに変身して殴る。

 

詩織「今、全然見えませんでしたね動きが…」

 

クリス「つか今、危ない事しようとしてなかったか…;」

 

ミセスS「あー確かにこの状況でのアレはマズいのう;」

 

倒れたエグゼイドPAGを見ながらミセスSも思わず冷や汗を流す。

 

ソロモン「……あれ?君の声…」

 

クリス「ん?」

 

あたしがどうしたと見るクリスにソロモンは唸りながら顎に手を当てる。

 

ソロモン「別の世界の君とも出会って感じた事でもあるんだけど…どうもどこかで聞いた気がするんだ君の声を」

 

クリス「あーそう言えば前に叫んだかもしれないな。アンタの名前」

 

響「あの時だね。けどまさかそのソロモンさんに会えるなんて普通に凄いよね」

 

キャロル「流石に人違いだと思うがな」

 

エルフナイン「ですね。ソロモンは紀元前における古代イスラエルの王ですからね。普通には生きてませんからね」

 

アリサ「んー、あんた達が言えるのかとツッコミたくなるわね」

 

ティテュバ「まぁ、私と旦那様は英霊ですからね~」

 

そう言ったソロモンのにクリスは思い出して言い、響のにキャロルとエルフナインはそう言い、アリサは呆れた顔でツッコミ、ティテュバがそう言う。

 

翼「英霊…?」

 

ファナ「英雄の幽霊って事っスか?」

 

ソロモン「そうだね。ただまぁ、僕の場合は英霊の座を返した筈なんだけどね…」

 

首を傾げる翼やファナにソロモンはそう答える。

 

マリア「色々とあるのね…」

 

奏「ホントだな」

 

ミセスS「まぁ、ミューチェちゃんも一緒にやれる様になったのだから楽しもうではないか」

 

ゴーグル&ニットキャップ「おー♪」

 

そんな訳で響達は水着に着替えてゴーグル達は泳げないが少し離れた場所で釣りを開始した。

 

ちなみにアリサ達もティテュバがこんな事もあろうかと…と言って取り出した水着に着替えている。

 

キュベレー「それなの~♪」

 

響「えーい!」

 

ニケ「あ、やりましたね~それ~!」

 

ファナ「お返しっす!」

 

ワイワイと水をかけあう響やニケ達をセイは微笑ましく見てると水をかけられる。

 

アリサ「こらこら~今は女とはいえエロオヤジみたいな感じで見てるんじゃないわよセイ~」

 

セイ「み、見てないよそんな風に!」

 

奏「ん?なんだ気になるのかい?」

 

クリス「と言うかお前も元男なんだな」

 

バアル「そうらしいぜ。なんかニケと初めて会った時になってたんだってよ」

 

茶化すアリサに慌てて誤魔化すセイを見て奏は笑い、クリスは呆れる中でバアルがセイをギュっと抱き締める。

 

アリサ「って、だからってさり気無く抱き着いてるんじゃないわよ!!」

 

バアル「良いじゃねえか~」

 

ぎゃあぎゃあ言い争う中で翼は自分のを見てからセイを見る。

 

セイ「え、何;」どたぷーん

 

翼「……何でもない、気にするな」

 

ちょっとしり込みするセイに翼はそう返してから歩く。

 

翼「(ギュっ)」

 

マリア「あら?どうしたの翼」

 

ディアボロス「ああ…分かるぞその気持ち」

 

アモン「(そんなお嬢様も大人の姿だと魅力的になるのは黙っておきましょう)」

 

無言で料理を見ていたマリアに抱き着く翼にマリアは戸惑い、察したディアボロスは同情する中でアモンはそう心の中で呟く。

 

翼「何故だ…何故私のは成長しないのだ…」

 

マリア「あーうん…きっと大丈夫よ翼;」

 

ううーと泣いて自分の胸に顔を埋める翼にマリアは頭を撫でてあげる。

 

翼「マリアぁ…」

 

マリア「それに大きくても肩が、あ、待って翼、胸はその方向には伸びないぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!?」

 

涙目で見上げた翼にフォローしようとして自爆して胸を鷲掴みされて引っ張られるのに絶叫する。

 

ヘッドホン「うわぁ…」

 

ニットキャップ「自爆だ~」

 

切歌「マリアァ;」

 

ミューチェ「あらあら;」

 

そんなマリアのにヘッドホンや女性陣達はなんとも言えない顔でお仕置きを受けているマリアを見るのであった。

 

しばらくして、胸を押さえて泣くマリアと翼を慰める奏とWセレナの姿があった。

 

セレナ「翼さん、いつかきっと翼さんも大きくなると思います。だから頑張ってください」

 

Fセレナ「姉さんもあんな言い方したらされるの分かってたでしょ;」

 

マリア「うぅ…」

 

翼「奏~」

 

奏「お~よしよし、大丈夫さ、ちゃんと大きくなるって」

 

慰められてる歌姫ズを見ながらライダーは呆れた感じに息を吐く。

 

ライダー「おい、ここでも惚けがあるのかこの2人は…」

 

未来「えっと別世界は分からないですけどこっちではいつもこうですね」

 

響「そうだね。マリアさんと翼さんって仲が良いし…後、良くマリアさんが翼さんの部屋を掃除してると言う」

 

アロハ&マスク「こっちでも変わんねえなおい;」

 

聞くライダーに答えた2人のにアロハとマスクは釣りをしながらツッコミを入れる。

 

調「翼さんの気持ち、凄く分かる」

 

切歌「し、調、目が怖いのデス;」

 

ティテュバ「最近の女の子は気にしてますもんね旦那様♪」

 

ソロモン「ごめん今の僕だと不用意な発言はマリアちゃんの二の舞になりそうだから変に声をかけないで;」

 

プリンス「確かになりそう;」

 

ファナ「あ、もしかしてソロモンさんも…」

 

ミューチェ「ファナ、それ以上は地獄よ」

 

翼にうんうんと頷いている調に切歌が慄くのを見ながら言うティテュバにソロモンはそう返すのを聞いてプリンスは同意し、その様子にファナは言おうとしてミューチェは遮る。

 

ニットキャップ「男だったそうだけどボン・キュ・ボンだよね~」

 

メガネ&ヘッドホン「ニットキャップちゃぁぁぁぁぁぁぁん!?」

 

ミューチェ「ちょおおおおおおおお!?」

 

だがニットキャップの発言にメガネとヘッドホンとミューチェは折角誤魔化したのにと絶叫する中で翼はさらに落ち込む。

 

ゴーグル「皆~大量にカツオが釣れたよ~」

 

メガネ「いや、空気読もうよゴーグル、と言うかこんな所でカツオが連れる訳…」

 

そんな所にゴーグルがそう言ってメガネは向き…大量のカツラをバケツにいれたゴーグルの姿があった。

 

メガネ「それカツオじゃなくてカツラ!?」

 

ナイトビジョン「と言うかどれ位あったのカツラ!?」

 

翼「と言うか何故カツラが釣れる!?」

 

クリス「意味不明だろ!?」

 

まさかの光景に思わず翼も落ち込みから飛び出してツッコミを入れる。

 

アーミー「おおーい。吾輩特性カレーの完成したぞ~」

 

ゴーグル「わーいカレーだ!」

 

響「いっぱい食べるよー!」

 

切歌「いっぱい食べるデス!」

 

そこにアーミーの呼びかけでゴーグルや響と切歌がわーと駆け出す。

 

ライダー「反応するのはえぇよ」

 

未来「響は食べるの大好きだから…」

 

調「切ちゃん…」

 

それに保護者3名は思わず呆れ、ミセスSは元気で良いなと笑う。

 

とにかくお昼と言う事でそれぞれ並べられたのを前にする。

 

アーミー「ちなみにカレー以外にお吸い物としてほむ姉から教えて貰ったドボン鍋もあるから欲しい人は自分で取るのだ」

 

ゴーグル&切歌&響&弓美「いただきま~す!!」

 

クリス「お、うめぇ!」

 

詩織「ホント、このドボン鍋と言うのも美味しいですわ!」

 

付け加えるアーミーのを聞きながら食べ始め、クリスと詩織はカレーとドボン鍋を食べて目を丸くする。

 

スカル「お代わりだ」

 

創世「え、早!?」

 

弓美「い、一瞬だったけど、なんか手とスカーフがぶれたと思ったらカレーや鍋からよそった分が消えてた;」

 

ミューチェ「早すぎるっす!」

 

ミセスS「おおう、食事で素早いのを見るのはなかなかないのう;」

 

すぐさま皿を突き出すスカルに響達は驚く。

 

ライダー「ちなみに俺も出来るぞ」

 

ゴーグル「俺も~」

 

響「二人もできるんだ!」

 

切歌「凄いデス!」

 

調「真似しちゃ駄目な気もするけどね;」

 

それにライダーとゴーグルもやって目を輝かせる響と切歌に調はそう言う。

 

創世「それにしてもアーミーくんって料理が上手いね」

 

アーミー「いやいや、ホントに上手い者達がいるからな。吾輩はまだまだである」

 

アリサ「まぁ、結構ゴーグル達って料理が普通に出来るわよね」

 

セイ「だね」

 

マリア「あら、そうなの」

 

奏「へぇ~料理出来るって凄いな」

 

マスク「(こっちでも料理できないんだな翼は)」

 

アリサやセイのを聞いてそう言った2人のにマスクは素顔を見られない様に食べる。

 

クリス「ん?なんでそんな風に食ってんだ?」

 

切歌「クリス先輩、カレーが口に;」

 

そんなマスクに口にカレーを付けたままクリスは声をかけて、切歌の指摘にあ、サンキューと慌てて拭う。

 

マスク「別に、俺はあんま見られんの好きじゃないのと、後花粉症だから外したくねえの」

 

響「花粉症なんだ」

 

キャロル「いや、花粉症で完全防御なのはおかしいと思うぞ;」

 

返された事に響はへぇとなってキャロルがツッコミを入れる。

 

アロハ「まぁ、そこらへんはファッションって事で1つ♪後は名前の矛盾を出さねえ為に」

 

メガネ「いやメタイメタイ!!;」

 

ミセスS「メタいのう」

 

ミューチェ「けどホント、貴方達は服や色んなアクセサリーの名前なのね」

 

笑顔で言うアロハのにメガネは叫び、苦笑するミセスSの後にミューチェが言う。

 

グローブ「クールで良いじゃないか」

 

ライダー「まぁ、クールかどうかはともかく、俺は俺で結構ある時にいちいち俺だって言わなきゃいけない時があったがな」

 

ソロモン「あー、あったね確かに」

 

そう言うグローブのにツッコミを入れてからそう呟くライダーのにカレーを食べていたソロモンは思い出してうんうん頷く。

 

響「ん?どういう事?」

 

ソロモン「英霊には召喚される時にクラスと言うのがあってね。その中の1つに騎手…ライダーがあるんだよ」

 

ミセスS「知っとるぞ。わしもランサー持っておるし」

 

出て来たのにゴーグルはポンと手を叩く。

 

ゴーグル「あ、そっか、ヒロが言ってたミセスSってお姉さんだったんだ~」

 

ライダー「そういや…どうりで頭に引っかかる訳だ…」

 

メガネ「え、どういう事?」

 

切歌「どういう事デース?」

 

納得がいったなばかりのライダーやゴーグルのに言われた本人を除いて首を傾げる。

 

ライダー「ああ、とある時、メガネたちに言うなら行方不明だった時に出会った奴らと一緒に行動してた時に話す機会があった時にそのヒロって奴から聞いたんだよ…月の中にある電脳世界での話をよ」

 

スゲ「そうなの!?」

 

翼「月の中にある電脳世界!?」

 

誰もがライダーの口から出て来た言葉に驚く。

 

アーミー「うむ、話に花が咲くのは良いが…冷めん内に食べるのだぞ。特にドボン鍋」

 

ヘッドホン「そこなの言うの!?」

 

ミセスS「おっと、それもそうじゃな」

 

もったないからのうと言うミセスSのに誰もが止めていた食事の手を動かす。

 

アーミー「ちなみに特製ダレを使ったバーベキューを夜にするから楽しみにしておいて欲しいのだ」

 

響「バーベキュー!」

 

切歌「それは楽しみデェス!!」

 

そう言ったアーミーに響と切歌は目を輝かせてはしゃぐ。

 

ライダー「………別世界でも相方が軽いのは大変だな保護者組」

 

未来&調「うんうん」

 

そんな2人の反応に呆れた顔で声をかけるライダーに調と未来は心底同意と頷くのであった。

 

お昼を食べ終えてそれぞれ再び水遊びなどをし始める。

 

ゴーグル「水切りしよ~」

 

弓美「お、良いねそれ!」

 

奏「水切りか。いいね!」

 

提案するゴーグルに誰もが賛同する。

 

ゴーグル「いっくぞ~!そりゃあ!」

 

まずはゴーグルで綺麗なフォームで石は3回跳ねる。

 

響「やるね!でも負けないよ!えい!」

 

未来「頑張って響」

 

それに響も気合を入れて投げると石は4回も跳ねる。

 

ゴーグル「おーこっちより1回行かれた~」

 

ニットキャップ「逆転された~」

 

響「やった!」

 

ロボ「ウォウ」

 

喜ぶ響やゴーグル達の所に寝そべっていたロボが来る。

 

ゴーグル「あれ、ロボもやりたいの?」

 

ロボ「ウゥ~」

 

聞くゴーグルにロボは首を横に振る。

 

ヘッドホン「違うっぽいわね」

 

翼「何したいのだ?」

 

誰もが首を傾げてるとロボの背にヘシアンが現れる。

 

切歌&クリス「」

 

弓美「うわ、いきなり首なしな人が出たぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」

 

ゴーグル「あ、ヘシアンがやりたいんだね」

 

ヘシアン「b」

 

アリサ「いや呑気に会話しちゃあかんでしょ!」

 

ディアボロス「そうじゃぞ!そこの金髪と銀髪が普通に白目剥いとるぞ!」

 

響「クリスちゃん!?切歌ちゃん!?」

 

いきなり現れたので声を出す間もなく気絶する2人に響と調は慌てて揺する。

 

ヘシアン「π」落ち込んでいる

 

ゴーグル「ドンマイ」

 

ライダー「いや、いきなり現れたらそうなるだろ」

 

それに体育座りして落ち込むヘシアンをゴーグルが励ます隣でライダーは呆れた顔をする。

 

ミセスS「おーい、大丈夫か?」

 

ファナ「しっかりするっす!!」

 

揺すられた2人はハッとなる。

 

クリス「綺麗な川を渡るところだったぜ…」

 

切歌「危なかったデェス…」

 

メガネ「そこまで行くほど!?」

 

ヘッドホン「それはヤバすぎ!?」

 

サイクルメット「(この世界でも怖いのは変わんないんだな…)」

 

ふうと息を吐いた2人の言葉にメガネとヘッドホンはツッコミ、サイクルメットはそう思った。

 

ゴーグル「これなら大丈夫?」

 

パトヘルヘシアン「b」

 

ライダー「いや変わんねえだろ」

 

ミセスS「どっから出したんじゃそれは…」

 

ミューチェ「と言うか映画館で見た事ある様な姿になっているわね;」

 

パトランプ型のを頭部分に装着したヘシアンにライダーはツッコミを入れて、ミセスSは思わず驚き、ミューチェはそう呟く。

 

その間にヘシアンは石を持って投げる。

 

ポチャーン…

 

ヘシアン「orz」

 

ゴーグル「ドンマイ」

 

グローブ「まぁまぁ、何回もやれば行けるって」

 

響「そうだよ!できるよへシアンさん!」

 

未来「あはは(なんだろう、凄くシュールな絵面;)」

 

上手く跳ねなかったので落ち込むヘシアンをゴーグルとグローブ、響が慰めてる様子に未来は思わずそう思った。

 

ライダー「ちなみに、あいつ、あれでもアヴェンジャーの片割れだからな」

 

ミセスS「ほー、そうなのか」

 

マリア「アヴェンジャー?」

 

ソロモン「エクストラクラスと呼ばれる特殊なクラスの1つで、復讐者だよ」

 

呆れた感じで呟くライダーのにミセスSは感嘆する隣で首を傾げるマリアにライダーは答える。

 

詩織「復讐者…ですか?」

 

ファナ「全然見えないっすね」

 

翼「確かにアインツベルンの言う通り、そう見えないな」

 

ライダー「そりゃああれだ」

 

スカル「普通に分かるな」

 

アロハ「確かに」

 

マスク「簡単だよな」

 

首を傾げる翼にライダー達はそう言ってから…

 

ブルーチーム除いたインクリング一同「復讐とか考えてないアホがマスターだからな/ね」

 

ニットキャップ「大アホ~」

 

ゴーグル「いや~」

 

メガネ「いや褒めてない褒めてない!!」

 

ニットキャップ「褒められてないからねゴーグル君!!」

 

響「色んな意味で凄いねゴーグル君…」

 

未来「うん…」

 

異口同音で答えられた事に照れるゴーグルにメガネとニットキャップは叫び、響達はそう述べる。

 

ライダー「実際こいつ、寂しそうだったからで人類悪とかを自分のサーヴァントに変えるアホだぞ」

 

ティアマト「Aaaaaaa」すりすり

 

ミセスS「ほー、それはすごいのう」

 

切歌「人類悪…ですか?」

 

ソロモン「クラスで言うとビーストで、簡単に言うと止めないと世界が簡単に滅ぼせちゃう存在」

 

ブー!

 

出て来た単語を答えたソロモンのに聞いていた響達は思わず噴いてしまう。

 

クリス「世界を簡単に滅ぼせる!?」

 

マリア「そ、そんな存在なの?話からして今ゴーグルにスリスリしてる人は!?」

 

ライダー「まぁ、今は大半を無くなってるから一般人よりとんでもなく体が頑丈って事だけ覚えてれば良いぞ」

 

代表で言うクリスとマリアにライダーはそう返す。

 

ティアマト「Aaaaaaa」

 

ゴーグル「ん?今度はプラスターワールドの?分かった」

 

ガシャコンライザー!

 

プラスターワールド!

 

ガシャット!

 

するとティアマトがガシャットをもう1本ゴーグルの懐から取り出してお願いするのでゴーグルはガシャコンライザーに装填して操作する。

 

???『プラストオン♪』

 

その後に黄色と紫の光りが飛び出してティアマトの周囲を飛び回った後に光りで包まれて行き…光りが消えるとティアマトの姿がハチをイメージしたワンピースドレスで身を包んだのに変わる。

 

ティアマト「合体完了♪」

 

弓美「普通に喋れてる!?」

 

ミセスS「ほー、そんなこともできるのか」

 

ファナ「と言うかハチみたいっす!」

 

笑顔で言うティアマトのに響達は呆気に取られる中でゴーグルがガシャットを見せながら説明する。

 

ゴーグル「このプラスターワールドガシャットにいるプラスター達と一体化する事でティアマトはそのプラスターの口調で喋れる様になるんだ~」

 

ティアマト「さらに言えば…」

 

そう言ってハチの羽を背中から展開して浮かぶ。

 

ティアマト「こうやって合体した子の力も使えるの~」

 

響「おー!」

 

未来「凄く可愛いね」

 

ふわふわと飛ぶティアマトに響や未来は目を輝かせる。

 

弓美「ねえねえ、私達もああいう感じに出来るの?」

 

ゴーグル「出来るよ~」

 

ファナ「できるんっすか!?」

 

クリス「マジかよ…」

 

ライダー「まぁ、普通はできねぇけどゲームだからな」

 

興味本位で聞く弓美のに答えたゴーグルのにファナやクリスは驚く。

 

響「そっちの世界のゲーム凄いね…」

 

切歌「凄すぎデス!私も作ってみたいデス!」

 

ライダー「正確に言うならさらに別の世界であったゲームをガシャットにした感じだからな…」

 

感嘆する響と目を輝かせる切歌にライダーはそう返す。

 

キュベレー「ホント面白いの~空を飛べたり、水の中を自由に動き回れるの~」

 

バアル「初めて見た時は驚きだよな~火を吹いたり、竜巻を起こしたりもしてたな」

 

調「凄い…まるで完全聖遺物みたい」

 

ゴーグル「違うよ。皆、俺の仲間で物じゃないよ」

 

そう言ったキュベレーとバアルのに呟いた調に対しゴーグルが訂正する。

 

???『その通りだ。俺達は物じゃねえぞ調』

 

???2『そうだそうだ~オイラ達は物じゃなくてプラスター!』

 

???3『いや、確かにそうだけど微妙にズレてるぞ;』

 

切歌「デェス!?」

 

突如響いた声に切歌や響達が驚いた後にゴーグルがまだ装着してたガシャコンライザーから3つの光りが飛び出した後に地面に降り立つ。

 

その後に二息歩行の青と白のカブトムシ、緑と白の竜、マゼンタ色のモグラな生物たちとなる。

 

クリス「なんだぁ!?」

 

ゴーグル「ビートマにワイバースト、モーリィ、今回は元の姿なんだね」

 

ビートマ「ああ、こっちもなってると楽でもあるからな」

 

驚くクリスの後にゴーグルが話しかけて、カブトムシ、ビートマがそう返す。

 

ビートマ「改めて初めましてだな。俺はビートマ。プラスターワールドのキャラの1人だ」

 

響「はじめまして!私は立花響、好きなものはごはん&ごはん!」

 

ワイバースト「この世界でも変わんないな;」

 

モーリィ「オイラはモーリィ!宜しく!」

 

元気に挨拶するビートマに帰す響にワイバーストは苦笑し、モーリィも挨拶する。

 

ゴーグル「プラスターワールドは様々なプラスターと状況に合わせて合体して冒険するゲームなんだ」

 

ファナ「それは面白そうなゲームっすね」

 

翼「様々なと言う事は刀を使うのもいるのか?」

 

ビートマ「刀じゃなくて剣だが俺はパワーアップして合体する事で使える様になるぜ」

 

簡単に説明するゴーグルのにファナは感嘆して翼の問いにビートマが答える。

 

ライダー「クリスと切歌が見たら気絶しそうな奴もいるよな」

 

クリス「おい、それってまさか…」

 

切歌「お、お化けみたいなプラスターと言うのがいるのですか?」

 

釣りをしながらそう言うライダーのにクリスと切歌は震える。

 

モーリィ「怖いの?」

 

切歌「べ、別に怖くなんか…!」

 

クリス「そそそ、そうだぜ。と言うかお前等のビジュアル的に怖いのなんて…」

 

軽く聞くモーリィに切歌とクリスは強がっていると肩をちょんちょんされる。

 

そして振り返ると…

 

ウォリアム「……」

 

プラストウォリアムが立っていた。

 

そんなウォリアムの姿を見た2人は…後ろに倒れ掛かる。

 

響「クリスちゃん!?」

 

調「切ちゃん!」

 

慌てて倒れそうになる2人を響と調は支える。

 

クリス「い、いきなりあれはねえだろ…」

 

切歌「ぴ、ビックリしたデェス……」

 

ワイバースト「珍しいなウォリアムが乗るって」

 

ウォリアム「ふん…」

 

疲れた顔で言うクリスと胸を抑えながら呟く切歌を後目に言われたウォリアムは顔を逸らす。

 

弓美「ちなみに他にもいるの?」

 

ビートマ「ああ、俺達以外にも色々といるぜ。見た目が動物以外にも植物や無機物な奴らもいるし」

 

ミセスS「それは凄いのう」

 

ファナ「凄いっす!他にも召喚出来る人はいるんっすか?」

 

アロハ「俺も出来るよ。ちなみにアーミーもそうだし」

 

マスク「デュフ、俺も召喚出来るぜ~ロボットだけど」

 

サイクルメット「俺も出来るぞ!」

 

ニットキャップ「あたしも~」

 

ヘッドホン「私も一応かな?」

 

質問に対して答えたビートマのにミセスSが感心する中で試しに聞くファナにそれぞれ答える。

 

ファナ「沢山居るっすね!?そう言えばクリスさんも海賊さん召喚できるっすね」

 

メガネ「クリスさん、海賊を出せるんですか?」

 

驚いてからそう言うファナのにメガネは驚いた顔で聞く。

 

クリス「まあ一応召喚できるというかなんというか…」

 

ファナ「自由奔放過ぎるっす」

 

メガネ「苦労してるんですね;」

 

ヘッドホン「大変ですね;」

 

困った顔をするクリスとファナにメガネとヘッドホンは冷や汗を掻く。

 

切歌「前に私と翼さん、手下にされそうになったデェス…」

 

翼「ああ、あれは強かった…」

 

ライダー「成程な…」

 

アリサ「それは大変だったわね」

 

心底安堵したな2人の様子にアリサはそう言う。

 

ミセスS「まあクリスちゃんのおかげでなんとかなったんじゃけどな」

 

ファナ「っすね」

 

ティアマト「凄いわね~クリスちゃん」

 

アロハ「と言う事はこっちでもギアの変化が出来るのか…」

 

そういうミセスSのファナの後にアロハはそう呟く。

 

響「はい出来ますよ!私もメイドとかになれますし!」

 

未来「私もそうだね」

 

アロハ「な~るほどな。こっちでも海賊のは聞いた事無いけど、メイドとかは聞いてるよ」

 

ライダー「ってか、色々となんでメイドとかになれるってそこだけ聞いたらコスプレだな;」

 

ディアボロス「確かに、能力付与とかを聞いてなければそう思えんな;」

 

ミセスS「まあそうじゃな;」

 

呆れた感じに言うライダーとディアボロスにミセスSも思っていたのか同意し、ミューチェもうんうんと頷く。

 

ミューチェ「何でもありよねシンフォギアって」

 

マリア「そう言われると初めてやった私的に困るんだけど」

 

纏めて言うミューチェのにマリアはそういう。

 

実際、休みとか色々と考えてたら水着型のが出来ちゃったもんである。

 

そうやってたわいのない会話をしていく。

 

 




ゴーグル「後編に続く!」


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神姫エグゼイドスプラトゥーン×戦姫絶唱シンフォギア~未来へと響くは始まりの音楽~ キャンプ後編:ワイワイ話、事件の前触れ

色々と話し、ゴーグル達が帰ろうとした直後、事件は起こる。



ゆっくり霊夢「Dr.クロさんの『戦姫絶唱シンフォギア~未来へと響くは始まりの音楽~』とのコラボの後編だよ~」

ゆっくり魔理沙「前編を先に見て貰えると助かるんだぜ~」

士「前編と同じ様にどっちともまだ出てないネタバレな奴が出て来るからそう言うのは嫌いな奴はブラウザバックしてくれ」

カズマ「それでもいい人はゆっくりして行ってね~」



 

ゴーグル「そう言えばさ、セレナがもう1人いるけど、そっちの子はなんだか不思議な感じがするね」

 

Fセレナ「えっとそれは…」

 

響「ちょっと事情があって…」

 

ライダー「まぁ、平行世界だろうけどな…」

 

ソロモン「と言うかもう1人は幽霊さんだね。特殊な奴で実体化してるみたいだね」

 

メガネ&ヘッドホン「そうだったの!?」

 

するとそう聞くゴーグルにFセレナと響は困った感じになった所でソロモンが指摘し、メガネとヘッドホンは驚く。

 

セレナ「あ、はい。数年前から姉さんの守護霊してます」

 

未来「良く分かりましたね」

 

ソロモン「伊達に魔術王と呼ばれたりしてないからね」

 

肯定するセレナの後に感心する未来へとソロモンはそう返す。

 

アリサ「数年前からって…良い妹さんね」

 

マリア「ええ、自慢の妹よ」

 

クリス「(まぁ、それで暴走したりするけどな…)」

 

そう述べるアリサに胸を張るマリアにクリスは心の中で呟く。

 

バアル「妹か…羨ましい限りだな」

 

切歌「そうなんデスか?」

 

そう呟いたバアルに切歌は聞く。

 

バアル「ああ、私も妹がいてね。今はどこにいるか分からないんだよな」

 

調「そうなんだ…」

 

響「再会できると良いですね!妹さんと!」

 

ありがとなと響の言葉にバアルは笑う。

 

それを後目にセイはファナに話しかける。

 

セイ「えっと、聞きたい事があるんだけど、もしかしてファナは転生者?」

 

ファナ「あ、はい。そうっす」

 

いきなり言われて戸惑うファナにセイは言う。

 

セイ「実は俺もさ転生者なんだ」

 

ファナ「そうなんっすか!?」

 

告げられた事にファナは思わず声を出してしまい、シーとされる、

 

セイ「声が大きいよ;」

 

ファナ「ご、ごめんなさいっす」

 

謝罪するファナに他の人に聞こえて鳴ければ良いからと周りの様子を見てから言う。

 

セイ「病気で終わったと思ったら何時の間にか赤ちゃんになってるのに驚いてからしばらくして自分の知るゲームだとホント気づいた時は驚いたもんでね。だけど、まさかニケと出会う時に体が女のに変わっていたんだよな…」

 

ファナ「そうなんっすか…自分は巻き込まれてで転生っす」

 

巻き込まれてと言うのにセイは察して苦労してるねと言う。

 

セイ「色々と苦労するよ。胸の洗い方とか髪の洗い方とかね…」

 

ファナ「あ、自分は転生前から女性っす」

 

そうしみじみと言うセイへとファナはそう言う。

 

セイ「そうか…なんと言うかごめん」

 

ファナ「セイさん、色々と性別変わって大変なんっすね;」

 

チラッとある部分を見てからそう謝罪するセイにファナはさっき言ってたのからそう言う。

 

セイ「うん。時たま他の皆がベッドに入り込んで来たりして襲われたり…キュベレーとかから母性的なので…胸を///」

 

ファナ「あー大変っすね;」

 

顔を赤くするセイにファナはなんとも言えない顔をする。

 

セイ「ホント、防音仕様の寮型建物を作り上げてくれたほむ姉さん達には足を向けて寝られないよな(遠い目)」

 

ファナ「眼が遠くに…;」

 

そしてすぐさま黄昏るセイにファナはホントに苦労してるんだなと冷や汗を掻く。

 

響「ファナちゃん、セイちゃんとなに話しているの?」

 

未来「なんだかセイさんが遠い目をしてる様だけど;」

 

そこに響と未来が近寄る。

 

セイ「え、ちゃん付け?;」

 

響「あれ?駄目だった?」

 

未来「響、セイさんは元々男の人だったんだから流石にちゃんはどうかと思うよ」

 

目をパチクリさせるセイの反応に首を傾げていた響は未来の指摘にあ、そっかと思い出す。

 

響「んじゃあセイさん!セイさんも英霊がいるんですか?」

 

セイ「え、あー…いるのはいるね…沢山」

 

アリサ「まぁ、沢山いるわね。ゴーグルやライダーが言う人には及ばないけど」

 

質問された事にセイはそう返して来たアリサが付け加える。

 

ファナ「どんな人が居るんですか?」

 

セイ「色々いるよ。礼儀正しい人や子供らしさのある子とかまぁ、一部物騒な人もいるけど;」

 

アリサ「確かにそうね」

 

響「色んな人が居るんですね」

 

そう答えたセイに響は感心する。

 

アリサ「と言うかこいつが契約する英霊って全員女性なのよね…」

 

クリス「全員!?」

 

ソロモン「ああ、僕も驚いたね。知ってる英霊であのベオウルフやスパルタクスもそうだし、日本の英霊ならあの有名な武将、伊達政宗や真田幸村、武田信玄も女性だからね…」

 

切歌「それ全員女性デスか!?」

 

調「女だらけの歴史だねその世界…」

 

告げられた事に響達は驚く。

 

メガネ「やっぱり女な事は驚きなんだね」

 

ヘッドホン「こっちの知ってる響さん達はホントに驚いてたもんね」

 

ニットキャップ「驚き~」

 

翼「誰だって驚くぞそれは…」

 

ライダー「まっ、俺らのいた世界じゃあ人間はもういないからインクリングが人間の英雄を知らないのは当然だけどな」

 

そんな響達の様子にそういうメガネ達に言う翼へとライダーは釣り竿を弄りながらそう返す。

 

ゴーグル「ようし!アーチャーさんの様に釣るぞ~」

 

ライダー「あんなに釣れるかこの川で」

 

創世「アーチャーさん?」

 

ミセスS「ああ、あやつか」

 

元気よく言うゴーグルのに首を傾げる響達だがミセスSだけ理解して納得する。

 

詩織「あら、分かるのですか?」

 

ミセスS「オカン系色黒のツッコミに長けて料理が得意な弓兵さんじゃ」

 

メガネ&ヘッドホン「ホントどういう人!?」

 

ライダー「大体合ってるな」

 

響「合ってるの!?」

 

未来「そ、想像しにくいね;」

 

応えられた事にメガネとヘッドホンは叫んで肯定したのに響は驚いて未来は冷や汗を掻く。

 

ソロモン「まぁ、彼は近代と言うか未来の英霊でもあるからね…後は剣も多少だけど使うし」

 

翼「ほぅ、剣も使うのか…」

 

クリス「あ、早速食いついたか…と言うか博士と一緒にいるエリザベートの様に名前あるのか?さっきまでのを聞く限りクラス名だけだからよ」

 

そう答えたソロモンのに翼が早速反応したのにクリスは呆れた後に聞く。

 

ソロモン「まぁ、あるのはあるけど、本人的にクラス名の方が良いらしいから僕達はクラス名で呼んでるんだ」

 

切歌「そうなんデスか」

 

調「でも同じクラスの人が居たらややこしくない?」

 

ライダー「まぁ、そうだが、他は本人の名前で呼んでたからそこまで困ってなかったがな」

 

続けて答えられたのに調はそう聞いてライダーが魚を釣りながら代わりに答える。

 

セレナ「そうなんですか…あ、釣れた!」

 

ティシュバ「まぁ、私も本名をあんまり明かしたくないから偽名で通してますし、あ、こっちも」

 

魚を釣り上げながらティシュバはセレナにそう言う。

 

クリス「お、こっちもきた」

 

ファナ「ここ結構釣れるっす」

 

ゴーグル「俺も~」

 

そう言って次々と釣り上げる中でゴーグルはカツラを見せる。

 

ライダー「もうカツラは良いだろ!!?」

 

ヘッドホン「と言うかなんでカツラが釣れるの!?」

 

メガネ「お前のだけおかしいだろ!!」

 

ニットキャップ「ヅラ祭りだ~」

 

マリア「捨てる人が多いのかしら…?」

 

セイ「試しに覗いたけどカツラは全然見当たらないな;」

 

アリサ「ホントあんた。不思議な事を起こすわね」

 

早速3人がツッコミを入れて、思わずマリアは首を傾げるがセイは否定してアリサは呆れる。

 

ヘシアン「!」

 

ゴーグル「あ、ヘシアンも魚釣ったんだね」

 

弓美「うーん、なんと言うか首なしさんと釣りをするってなんとも凄い体験よね」

 

詩織「確かにそうですわね;」

 

キャロル「普通ならありえない体験だしな」

 

エルフナイン「そうですね。英霊とも普通では会えないですし」

 

その一方でヘシアンも釣り上げるのを見て言う弓美のに各々に言う。

 

ライダー「まぁ、ロボと一体化もするしな」

 

ミセスS「あー確かにロボットの英霊も居るのう」

 

切歌「ええ、ロボットもいるんデスか!?」

 

呆れた感じに言うライダーにミセスS思い出して言って切歌は驚くが…

 

ライダー「………言っとくが俺が言うロボはこのロボだからな」

 

ロボ「ウォウ」

 

ミセスS「あーそっちか。でもまあ合ってはいるじゃろ?」

 

奏「いやいやいや、狼がどうやって…」

 

そう言った奏のに答える様にヘシアンはロボに跨ると左腕にセイザブラスターを装着してその中央部に青く輝くキュータマ、オオカミキュータマをセットする。

 

オオカミキュータマ!

 

セイザチェンジ!

 

ロボ「ウォォォォォォォォォ!!」

 

ファナがええっ!?と驚く中でロボが咆哮する中でヘシアンは篭手にある銃把を倒して安全装置を解除してから腕を大きく回してポーズを取り、地面に向かってトリガーを弾く。

 

その後に星型のエネルギーフィールドが展開されてからロボの前に狼座が現れてヘシアンとロボが通り抜けると1匹と1人は一体化して胸の星型のマークがある青いスーツにV字の狼型のバイザーが刻まれたマスクを装着した戦士の姿となる。

 

ロボ→オオカミブルー「アオォォォォォォォォォン!!!」

 

弓美「なんかヒーローになった!!!」

 

ファナ「えっ!?ちょっとこれって……!?」

 

ミセスS「これはまた…」

 

吠えるオオカミブルーに弓美は目を輝かせてファナは驚き、ミセスも驚きの顔を見せる。

 

ファナ「キュウレンジャー!?まさかのキュウレンジャーっすか!」

 

ミューチェ「スーパー戦隊になれるのね…」

 

創世「スーパー…戦隊?キュウレンジャー?」

 

興奮するファナの隣で言ったミューチェのに響達は首を傾げる。

 

ファナ「ようするに戦隊ヒーローのことっす」

 

ゴーグル「ちなみに俺がシシレッドだよ~」

 

簡単に答えたファナの後にゴーグルが言う。

 

ミセスS「ライダーと戦隊両方変身できるのか」

 

ライダー「まあな、ちなみに俺がオウシブラックだ」

 

ほぉと感嘆するミセスSにライダーはそう言う。

 

ファナ「キュウレンジャーっすか……自分的に戦隊は最初は五人以外の方が良いと思うんっすよね」

 

メガネ「そうなんですか?」

 

ヘッドホン「私達キューレンジャー以外は話でしか聞いてないので」

 

そう呟いたファナのにメガネ達は感心する。

 

響「そうなのファナちゃん?」

 

ファナ「はいっす。キュウレンジャーが初めて最初から9人と決められてて、全員が初回に登場するんじゃなくて進むに連れて集まって行くんっす!んで、途中でリュウコマンダー、コグマスカイブルー、ホウオウソルジャーが加わるんっす!」

 

グローブ「ちなみに俺がホウオウソルジャーで」

 

サイクルメット「ブラスター兄弟長男が俺がコグマスカイブルー!」

 

スカル「俺がリュウコマンダーだ」

 

説明するファナに上記の3人がキュータマを見せる。

 

切歌「って事は合計で12人デスか!?」

 

調「それ、多すぎない…?」

 

プリンス「あー、その、僕と兄さんも変身するんだ。僕はオルトロスナイト、兄さんがケルベロスカイザーと言うキュウレンジャーに」

 

エンペラー「ふっ、だから今ここにいるのは14人だな」

 

驚く切歌や調の後にプリンスがオルトロスキュータマを見せながら言い、エンペラーがケルベロスキュータマを見せながら続く。

 

ファナ「多すぎるっす!?」

 

ミセスS「多すぎじゃね…」

 

自分の知ってるのより増えてるのに驚くファナの隣でミセスSもこれまた予想外と呟く。

 

アロハ「まぁ、結構色々と動けるから良いんじゃねえと思うけどね俺的に」

 

マスク「デュフ、色々と苦労するけどな…主にツッコミ的な意味で」

 

響「あー確かに大変そう;」

 

クリス「ってか苦労するのそこかよ」

 

そう言うマスクのに言う響にクリスは呆れて言うが…

 

マスク「大アホとアホと天然複数とかがいる中で苦労しないと思うか?」

 

ゴーグル&ニットキャップ「ウェーイ」大アホ&アホ

 

エンペラー「誰の事を言ってるのだろうな?」天然その1

 

スカル「分からん」天然その2

 

グローブ「そうだね」天然その3

 

アーミー「む?」天然その4

 

サイクルメット「なんだ?」兄弟代表

 

ファナ「これは物凄く大変っすね;」

 

クリス「ああ、うん。あたしが悪かった」

 

心から籠った言葉にクリスは謝罪する。

 

マスク「ちなみに俺はヘビツカイシルバー、アロハがテンビンゴールド、メガネがカジキイエロー、ヘラヘラ笑いのがカメレオングリーン、ヘッドホンがワシピンク、アーミーがサソリオレンジな」

 

ファナ「色々と居るっすね」

 

アリサ「ヘッドホンたちがキュウレンジャーになった時はホントに衝撃だったわ」

 

キュベレー「凄かったのー!夜空になったと思ったら星座が沢山出て来てびかーと光ったら皆が変身してたの~」

 

切歌「おー!それは凄かったんデスね!」

 

調「綺麗だろうね」

 

目を輝かせて言うキュベレーのに切歌は感嘆し、調も想像しながらそう言う。

 

セイ「少し質問良いかな?こっちのマリアやクリスに未来は少し目つきが鋭い響と出会った事がある?」

 

未来「あ、はいあります!」

 

唐突にそう聞くセイに未来が代表で頷く。

 

アリサ「そうなんだ。あの子には助けられた事あるのよ」

 

クリス「マジでか!?」

 

マリア「助けられたって…あの子、聖遺物を手に入れたの?」

 

ライダー「聞いた話じゃあ偶然らしいがな…ただまぁ…その聖遺物って言うのがまた異世界の英雄を元にしたのだがな」

 

ふうと息を吐いて出て来たライダーの言葉に響達が驚く。

 

響「異世界の英雄!?」

 

未来「それって一体…!?」

 

ライダー「ロックマンってこの世界とかであるか?」

 

ミューチェ「ゲームでならあるわね」

 

ミセスS「うむ、そうじゃのう」

 

弓美「凄く有名だもんね~…ってえ?もしかして…」

 

驚いて聞く響と未来に聞き返すライダーのにミューチェやミセスSは肯定して弓美も言いかけてる途中で驚いた顔でライダーを見る。

 

ライダー「ああ、その聖遺物はこのロックマン達を元にしてる」

 

こいつ等のをな…とダイヤルにロックマンXとロックマンゼロが背中合わせで描かれたガシャットギアZXを取り出して見せながらライダーは答える。

 

弓美「ちょちょちょ、その組み合わせで異世界の響のって…ライブメタル!?」

 

響「ライブメダル?」

 

ファナ「そう言うのあったっすか?」

 

あるんだよとファナのに頷いてから弓美は説明する。

 

弓美「ライブメタルって言うのはロックマンZXって言うゲームに出る生きた金属だよ。それを使う事でロックマンになれるんだ」

 

マリア「詳しいのね」

 

クリス「けどよ。なんかそれを聞くと聖遺物じゃなくて完全聖遺物の方じゃないか?分類的に考えてよ」

 

そう言ったクリスに所がどっこいと前置きしてから続ける。

 

弓美「ライブメタルはライブメタル自身が選んだ適合者じゃないと使えないし、ロックマンになれないんだ。だから誰にも使えると言うのじゃないんだよね」

 

翼「ふむ、確かにそれなら聖遺物の方に近いな」

 

奏「けど、なんでそんなのがあるんだ?お前等が会ったもう1人の響の世界は…」

 

ライダー「俺もまた聞きだからハッキリしたのじゃないが…どうやら昔、このガシャットに描かれてる片割れ、ロックマンゼロが何の因果か迷い込んだらしくてな…その際にある人物が傷ついたゼロを助け、介抱した時に偶然にも様々な記憶を見て、敬意の証としてライブメタルを聖遺物として作り上げて残したそうだ…んでそれを作った人物の名は…イザーク・マールス・ディーンハイム」

 

キャロル&エルフナイン「パパ!?」

 

出て来た名前にキャロルたちは勿論、響達も驚く。

 

ファナ「マジっすか!?」

 

響「キャロルちゃんとエルフナインちゃんのお父さんが…」

 

ゴーグル「凄かったよ~空を飛んだり、海の中をスイスイ進んだり、殴り飛ばしたりね~」

 

驚く響達にゴーグルはそう言う。

 

未来「ひとつおかしな混じってないですか?」

 

響「あははははは;」

 

述べられた中(特に最後)にツッコミを入れる未来に響は苦笑いする。

 

弓美「あー、きっと最後のモデルFを使った奴かもね。あれは火力メインで殴る技あるし」

 

創世「そうなんだ;」

 

クリス「んなのもあるのか;」

 

殴るの部分で理解して簡単に答える弓美のにクリスは呆れた感じで言う。

 

とにかく魚を沢山釣り、バーベキューを楽しんでからそれぞれテントに入った。

 

 

 

 

ティテュバ「と言う訳で…ドキ!女性陣での恋バナタイム♪」

 

ヘッドホン&スゲ「唐突!!!?」

 

笑顔で言うティテュバの宣言にヘッドホンとスゲが叫ぶ。

 

響「恋バナかー。私は未来が大好きだよ!勿論クリスちゃんとキャロルちゃんもだけど一番はやっぱり未来!」

 

未来「もう、響ったら…」

 

ブレザー「(あれ、凄くさらりと惚けられた!?)」

 

さくら「(凄いねお姉ちゃん)」

 

ストライプ「(うん。しかも言われた人達もまんざらでもない感じだし)」

 

それにいの一番に乗った響に未来は言い方は呆れてる感じだが頬を赤らめていて、クリスとキャロルも恥ずかしそうだが同じ様にまんざらでもない感じで傍にいる。

 

ティテュバ「ええなええな~そう言う青春真っ盛りはええですな~♪」

 

奏「私はファナだな。可愛い子だぜ」

 

ファナ「か、奏さん///」

 

目を輝かせて言うティテュバに奏はファナを抱き寄せて言う。

 

アリサ「な、なんて男らしい発言」

 

キュベレー「キューは継承者さんが大好きなの~」

 

ニケ「私もです~」

 

クリス「モテモテだなセイ」

 

そんな奏のにアリサは思わず戦慄する中でキュベレーとニケがそう言い、クリスがそう言う。

 

ちなみにそのセイは別のテントに入ってたりする。

 

ディアボロス「まぁ、アリサもアリサであやつの事好きじゃがツンデレでな」

 

アリサ「ちょ、ちょっと!」

 

マリア「あらそうなの」

 

セレナ「確かに言われてみるとセイさんを見る感じがそうでしたね」

 

いや、あのその…と顔を赤くするアリサにアモンは言う。

 

アモン「だからアリサ様はまだ過ごしておられてないのですよね」

 

アリサ「ちょっと!!」

 

翼「過ごしてないという…いやいい。大体は分かった」

 

顔を赤くするアリサのに翼は聞こうとしてすぐさま察して顔を赤くする。

 

ファナ「(あーアレっすか///)」

 

話をしていた際に聞いていたのだと察したファナは顔を赤くする。

 

響「そ、そうなんだ///」

 

未来「あ、アリサさん。大変だね」

 

アリサ「だ、だって…あいつは元々男だったのに今は女になってるのよ…戸惑うじゃない」

 

ミセスS「確かにそれは戸惑うのう」

 

ミューチェ「確かに一緒にいた異性が同性になったらね…」

 

ニケ「私があった時から女性になってましたもんね」

 

そう弁解するアリサにミセスSとミューチェは納得してニケがそう言う。

 

アリサ「とにかく私弄りはともかく!セレナちゃんとかはどうなのさ」

 

セレナ「わ、私ですか?」

 

マリア「セレナにはまだ早いわ!!」

 

スゲ「(こっちでも変わらないシスコン;)」

 

話題を変えようとそう切り出したアリサのにマリアがすぐさま食いついて誰もが冷や汗を掻く。

 

ディアボロス「と言うかそやつ、幽霊であろう…いやまぁ、今はこうやって実体化してるから半人半霊な状態ではあるか?」

 

クリス「と言うか反応はえぇよマリア;」

 

ヘッドホン「確かに言い切るか言い切らない前に喋ったもんね;」

 

ニットキャップ「超シスコ~ン」

 

Fセレナ「マリア姉さん。心配してくれるのは嬉しいけど、マリア姉さんも幸せを掴まないとだめだよ」

 

呆れて言うディアボロスにミセスSが肯定した後にクリスはマリアの反応に呆れ、Fセレナがそう言う。

 

マリア「え?私?」

 

翼「マリアは大丈夫だ。私が居るからな」

 

目を丸くするマリアに翼は寄り添ってそう言う。

 

アリサ「え、何、凄く男らしいんだけど…」

 

バアル「継承者より勇ましいな」

 

翼「ん?そうか?」

 

思わず頬を赤らめるアリサの後にバアルは笑って言い、翼は首を傾げる。

 

ヘッドホン「いや、普通に凄い殺し文句でしたよ」

 

スゲ「いちころな告白だった」

 

ファナ「あ、マリアさん顔真っ赤っす」

 

響「ホントだね~」

 

キュベレー「まっかっか~なの~」

 

手を振りながら言うヘッドホンにスゲも同意してファナはマリアの顔を見て言い、響とキュベレーも続く。

 

アリサ「ホント、そっちも大変ね」

 

マリア「え、ええ…」

 

ティテュバ「いや~初々しくてええですな~」

 

ティアマト「A~♪」

 

同情する感じで言うアリサとマリアにティテュバとティアマトは微笑ましそうに見る。

 

ミセスS「そうじゃのう」

 

さくら「そう言えば…切ちゃんはミセスSさんと凄く仲がいいね」

 

切歌「はいデス!Sちゃんは私の師匠なんデス!」

 

むふんと胸を張って言う切歌にヘッドホンたちは目を見開く。

 

ヘッドホン「え、そっちだと切ちゃん。普通に頭良いの」

 

スゲ「良くはしゃいだり、天然な所もあるからそんなに変わんない感じに見えるけど」

 

ティテュバ「それだけミセスS博士は凄いって事なんですな~」

 

切歌「Sちゃんのおかげで理系では成績良いんデスよ私達!ね、調」

 

調「うん」

 

クリス「でも文系がダメダメなんだよな。お前ら」

 

驚くヘッドホンたちにさらに胸を張ろうとした切歌だったがクリスのにおよよとよろける。

 

切歌「うぅ、そこは言わないで欲しかったデス」

 

クリス「言われたくなかったら勉強しろ。ゴーグルの様な感じに見られてもいいのか?」

 

呻く切歌にクリスはそう言う。

 

スゲ「いや流石にそれは失礼だと思うよ。切ちゃんに」

 

ブレザー「流石にゴーグル君と同じにしたらかわいそうだよ切ちゃんが」

 

ヘッドホン「うん、チームメイトだけにフォロー出来ない」

 

調「誰もゴーグルさんのフォローしてない…」

 

翼「しかもそのチームメイトさえもフォローしないのか;」

 

ズバズバ言うスゲを筆頭に言った事に対象に出したクリスさえも冷や汗を流す。

 

アリサ「まぁ、実際ゴーグル以上に良い意味でのアホは見た事ないわね」

 

バアル「あー、確かにゴーグルのアホっぷりは見てて飽きないよな」

 

キュベレー「なんかの拍子で服がスポーンと抜けるのは凄いの~」

 

クリス「それはおかしいだろ;」

 

響「と言うか服がスポーンって抜けるの!?」

 

続けて言うアリサ達の、特にキュベレーのにクリスはツッコミ、響は驚く。

 

スゲ「確かローリングしてて何かに服をひっかけたと思ったら脱げてて」

 

ヘッドホン「イカ状態で移動中に服がなんでか脱げてる;」

 

ブレザー「後は服だけを囮にして高く飛んだり」

 

ニットキャップ「爆風で吹っ飛んでる時に服が脱げた~」

 

ミセスS「脱ぎすぎじゃろそれ;」

 

ミューチェ「脱ぎすぎよね…」

 

どんな感じかを説明されて大抵の事は笑うミセスSもツッコミを入れ、ミューチェも呆れる。

 

奏「大変だなそっちも;」

 

セレナ「ですね;」

 

ヘッドホン「まぁ、色々と言ってるけど…ゴーグルくんは誰かの為に頑張れる優しい子だね」

 

ディアボロス「その言葉は分かる。あやつのお蔭でワシとアモンの大切な人を助けてくれたしな」

 

アリサ「そうね…ゴーグルは悪さをする奴は止める奴だし」

 

響「凄いんだねゴーグル君って」

 

未来「まるで響みたいだね」

 

そう言った奏とセレナにヘッドホンはそう言い、ディアボロスとアリサも同意して、響は感嘆する隣で未来がそう言う。

 

ディボロス「まぁ、それ以上に敵泣かせな所もあるがな」

 

アリサ「確かにそこもあるわよね」

 

クリス「敵泣かせな所?」

 

ミセスS「確か彼はエグゼイドに変身するから…ああ、あれじゃろうか」

 

呆れた顔で言うディアボロスのにミセスSは自らの知識からそう呟く。

 

切歌「あれってなんデスか?」

 

ミセスS「ハイパームテキじゃよ。ゲームで言う無敵状態の形態じゃ」

 

バアル「(まぁ、それ以外もあるっぽいけどな…ライダーからはあんまり口外するなって言われてるから言えねぇけど)それで色々と助けられたもんだよな」

 

首をかしげて聞く切歌にミセスSが答えるのを見ながらバアルはそう返す。

 

キュベレー「ゴーグルさんは凄いの~大きくなった響さんや化け物になったアダムをぼっこぼっこにしたの~」

 

キャロル「大きくなった響にアダムだと…!?」

 

エルフナイン「と言うか大きくなった響さんってどういう状況なんですか!?」

 

ヘッドホン「うんまぁ、微妙に違うけど大体は合ってるからね…そんな相手を普通に受け止めていたけど」

 

キュベレーの言葉に響達は驚き、ヘッドホンのにさらに驚く。

 

ミセスS「まあ詳しいことは秘密で頼む。こっちではまだ起きてないことじゃからのう」

 

ミューチェ「確かにキャロルがアダムって名前に反応してたから知ってるぽいけど」

 

しーとするミセスSの後にミューチェはキャロルを見て、キャロルは頬をポリポリ掻く。

 

スゲ「そこだけを答えるなら外道」

 

ブレザー「女の敵」

 

ニットキャップ「素っ裸」

 

さくら「自己中」

 

ストライプ「仲間を仲間だと思ってない」

 

クリス「とんでもない奴だな;」

 

奏「屑としか言いようがないな;」

 

アリサ「実際許せない奴よ。あんた達も出会ったら気を付けた方が良いわ」

 

ディアボロス「まぁ、この世界でもそうなのかは分からんけどな」

 

印象のを聞いて冷や汗を流すクリスと奏にアリサはそう言い、ディアボロスが付け加える。

 

キャロル「ふむ、まあ気をつけておこう」

 

響「うん!分かった!」

 

頷く響にアリサは大丈夫かしらと苦笑する。

 

ミセスS「まあ大丈夫じゃろ」

 

そうやってワイワイと話して行く。

 

 

 

 

翌日

 

アリサ「あー、良い朝ね」

 

キュベレー「昨日は楽しかったの~」

 

響「うん、とっても楽しかったね」

 

朝日が浴びる中でキュベレーと響に弓美はんーーーと背伸びする。

 

翼「お、起きたか」

 

そんなメンバーに早めに起きていたのだろう翼が出迎える…その隣に大量の魚を入ってるバケツを置いて

 

メガネ「またたっぷり釣りましたね;」

 

キュベレー「大量なの~」

 

翼「塩焼きにすると上手いぞ」

 

マリア「確かにしたら美味しそうね」

 

ゴーグル「おお!塩焼き!!」

 

アーミー「うむ!焼くのなら任せるがよい!」

 

冷や汗を掻くメガネの後にそう言う翼とマリアにゴーグルははしゃぎ、アーミーがそう言う。

 

それが良いなと誰もが頷くのを見て翼は不満そうに言う。

 

翼「私が串で刺して焼こうと思っていたんだが…」

 

奏「まぁ、そうだなそれ位は翼だって出来るもんな」

 

奏~!!と茶化す感じに苦笑して言う相方のに翼はぽかぽかと叩く。

 

ライダー「ホント、奏の前だと子供だな」

 

マリア「まあそこも良いんだけど」

 

冗談だよ冗談と宥める奏を見ながら準備を始める。

 

アーミー「ちなみにご飯も入れるか?」

 

響「お願いします!」

 

未来「ひ、響;」

 

飯盒の準備をしながら聞くアーミーにすぐさまお願いした響に未来はもーと呆れる。

 

グローブ「反応するの早いね~」

 

クリス「ご飯好きだからな響は」

 

呆れるグローブにクリスもやれやれと肩を竦める。

 

響「大盛りでお願いします!」

 

ファナ「早速っす!」

 

創世「ビッキー、他の人のも考えようね;」

 

元気よく言う響に創世はそう言う。

 

アーミー「安心しろ。立花響専用マニュアルからお米と飯盒は多めに用意してある」

 

弓美「響専用マニュアルって、普通に笑いが…w」

 

奏「そんなのがあるのかw」

 

調「他にはどんなことが書いてあるの?」

 

そう言ったアーミーのに思わずぷくくっと笑う弓美と奏の隣で調が聞く。

 

アーミー「人助けして遅刻して叱られる。ご飯は大盛りじゃないと落ち着かない。未来殿に世話されがち、課題を忘れがちなどなど」

 

クリス「おお、合っているな」

 

切歌「こっちでは響さんと未来さんを離れさせようとしてはいけないが足されるデスね」

 

次々と述べた事にクリスは感嘆し、切歌がそう言う。

 

アロハ「ん?離れさせようとしたらどうなるの?」

 

クリス・マリア・切歌・調「…………」

 

そんな切歌のにアロハが代表で聞くと上記の4人は目を逸らし、翼はクールな感じをかなぐり捨ててマリアに抱き着いて震えていて、奏やファナに創世、弓美、詩織、ミューチェはあははと苦笑する。

 

ヘッドホン&メガネ「(あ、これ普通にあかん状態になるんだな;)」

 

アリサ「色々とそっちも大変なのね」

 

響&未来「そう?」

 

その様子から察した面々は冷や汗を流し、話を振られてた2人は首を傾げる。

 

ゴーグル「それだけ仲良しなんだね~」

 

ニットキャップ「大仲良し~」

 

響「うん!そうだよ!」

 

未来「だね」

 

笑い合う様子に仲良いなと誰もが思った。

 

ライダー「さて、朝飯食べたら戻るとするか」

 

切歌「え、帰っちゃうんデスか?」

 

クリス「まだいても良いんじゃないか?」

 

ディアボロス「のんびりしたい気持ちがあるが…色々とやらなきゃならない事もあるからな」

 

バアル「だな」

 

そう言う切歌とクリスにディアボロスとバアルはそう言う。

 

ファナ「そうなんっすか…それは残念っす」

 

奏「でもまた会えるよな」

 

そうだね…と誰もが頷いた。

 

こうして装者たちとゴーグル達のキャンプは終わったのであ…

 

と思ったら突如辺りが暗くなる。

 

アーミー「む?なんだ?」

 

響「暗くなった……?」

 

誰もが見上げてその光景にあっと誰かが声を漏らす。

 

目に入ったのはそれだけ驚きの物であった。

 

円盤状に浮かぶ存在で響はそれに当て嵌まるのを呟く。

 

響「UFO…?」

 

続く…?




ゆっくり霊夢「これのDr.クロさんの方で投稿されるからお楽しみに~」

ゆっくり魔理沙「首を長くして待ってるんだぜ~」


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話題のクッパ姫についてうちのキャラ達で話してみた。

ゆっくり霊夢「タイトル通りでセリフ文だけのだよ~」

ゆっくり魔理沙「知り合いに教えられて作者も知ったんだぜ」

カズマ「わぁ、凄い;」

士「……ある意味二次創作はマジすげぇなと思う」


喋る人達:マリオ、ルイージ、クッパ、グロッケン(ウルトラシリーズ)、ゼフィランサス(SDフルカラー劇場)、サイサリス(SDフルカラー劇場)

 

 

 

クッパ「おい、なんなのだこのタイトル!?」

 

ゼフィランサス「最近話題のに作者も見て俺達が駄弁ると言うね」

 

サイサリス「すげぇな考えて描いた奴…と言うかこれ、使ってるスーパークラウンって言うアイテムの詳細もまだキノピコが使う以外は詳しくない状態で描かれたんだろう;」

 

ルイージ「ホント凄いね…ピーチ姫に近い感じだし」

 

マリオ「と言うか誰でも使えたら誰もがピーチ姫に近い姿になるんじゃないかこれ;」

 

クッパ「普通に公式でもなったら吾輩は凄く複雑だぞ;」

 

グロッケン「確かに、ウチだと王者の中の王者を受け継いでるしな」

 

サイサリス「いや、それは関係なくないか;」

 

マリオ「んでまぁ、姿のに触れるとピーチ姫以外の所だとクッパの角があって、話題となった絵だと見えづらいが八重歯もあるんだな」

 

ゼフィランサス「服のメインカラーは緑じゃなくて黒と言うのも明るめのピンクが主体なピーチ姫と反対な感じの出してるよね」

 

ルイージ「背中のトゲトゲな甲羅も残ってるし、棘の付いたアクセサリーが首と腕上腕、手首に付けてるね。オマケで胸の中央に青色のブローチあるし」

 

サイサリス「服自体は肩や胸元を露出したドレスっぽいが、なんと言うかスカート部分が外せそうな感じに見えるからレオタードっぽくも見えるな」

 

グロッケン「話題となった絵を見ると若干ピーチ姫より背が高く、スタイルも少し上な感じか?」

 

クッパ「尻尾は見えんが…そこらへんどうなのだろうな…」

 

マリオ「と言うかこの状態で口からファイヤーしたら普通に今どきの龍娘な感じにも見えるよな」

 

ルイージ「あー…確かにそうだね;」

 

サイサリス「背中の部分とかそう言うの知らない奴が見たら確かに龍娘と思われても仕方ないか?」

 

ゼフィランサス「まぁ、クッパは有名だから知らない人なんてあんまりいないでしょ」

 

グロッケン「しかし色々と有名な投稿サイトを見るとセクシーな感じで描かれてるよな…普通に大人気だな」

 

クッパ「吾輩としてはホントに複雑だがな…」

 

マリオ「そりゃあ誰が予想出来たかだよな」

 

ルイージ「しかもこれを書いてる合間も増えてると言うね;」

 

ゼフィランサス「いやーホント人のイマジネーションは世界共通で凄いよね~」

 

サイサリス「凄すぎるのもそれはそれで大変だけどな;」

 

グロッケン「マジそれな、だな…もしも本家でも出されたら…使いまくる奴らいるんだろうな」

 

クッパ「人の業は人間同士であろうと分からなくなるものだな;」

 

マリオ「それが人じゃね?」

 

ルイージ「けど、豪快に動きまくりそうだよねクッパだし」

 

ゼフィランサス「ホントにレオタードだったら普通にジャンプしたり、大きく蹴りを入れても恥ずかしがらなさそうだもんね」

 

サイサリス「……だが、思ったがスーパークラウン外れたら元に戻るだろこれ…」

 

グロッケン「だな…まぁ、外れても元に戻らねえとかなパターンを考えるのもまた人だよな…」

 

クッパ「それ、作者も考えてるパターンなのだ;」

 

 



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続・話題のクッパ姫についてうちのキャラ達で話してみた。

ゆっくり霊夢「衝撃的なのあったので続きました」

ゆっくり魔理沙「マジで驚きだったからな」

士「イマジネーション強すぎだろ」

カズマ「パネェだねチーズ!」

士「チーフだ!」


 

喋る人達:マリオ、ルイージ、クッパ、グロッケン(ウルトラシリーズ)、ゼフィランサス(SDフルカラー劇場)、サイサリス(SDフルカラー劇場)

 

 

 

 

 

 

クッパ「公式化して欲しい署名活動が始まってるだと!?」

 

グロッケン「ホント大人気だなおい;」

 

サイサリス「そんだけドストライクだったんだろうな」

 

マリオ「と言うか公式化されたらされたらで別キャラ扱いになるんじゃねえ?」

 

ルイージ「まぁ、そうだよね;」

 

ゼフィランサス「実際にクッパ自身がなるか、それとも別世界のクッパ的な存在的にもなりそうだもんね~」

 

グロッケン「まぁ、そうだよな…」

 

クッパ「その場合はプレイアブルか敵のどっちかになりそうな気がするのだが;」

 

マリオ「人気的に考えてプレイアブルじゃないか?動かしたいとかそう言う的な感じで」

 

サイサリス「ってかよ。作者が見たのだとスプラトゥーンでもクッパ姫描かれてるのを見かけたぜ」

 

ルイージ「と言うか絵が投稿されるスピードも速いよね;」

 

ゼフィランサス「だよね~1分~10分の間に約3枚~30枚位に増えたりしてたもんね」

 

ルイージ「ツイッターでも1位をキープし続けて除外されたりしてたもんね;」

 

マリオ「んでクッパ姫が誕生する切っ掛けとなったスーパークラウンので色々と派生キャラが増えてると言うな…その中に俺やルイージに挙句の果てにヨッシーや別ゲーの奴らもなってたりしてるよな…」

 

クッパ「気になって作者が調べた事だが…本来の使用者であるキノピコのキノピーチはpixivだと今の会話を書いてる現在の所、絵が100枚未満所か50枚未満だったのだ;」

 

グロッケン「うわぁ……」

 

サイサリス「そんだけクッパ姫の衝撃が大きかったわけだな;」

 

ゼフィランサス「いやー、この大波はどれ位続くんだろうね~」

 

マリオ「世の中、ホント何が切っ掛けで大きくなるか分からないよなホント…」

 

ルイージ「しかもこの調子だとクッパ姫の絵は増え続けて、さらには色んなキャラがスーパークラウンを使用した絵がでまくるだろうね;」

 

クッパ「吾輩としては絵がどこまでで続けるか気になるのだ;」

 

グロッケン「意外とこのペースじゃあ1万とは行かなくても6000枚は軽く超えるんじゃね?」

 

マリオ「本家の方も凄く頭を抱えそうだよなホント」

 

ルイージ「確かに、まさか自分達の知らない所でデカくなった奴だもんね」

 

ゼフィランサス「ちなみに投稿された画像の一部に作者が読んでる漫画の作者さん達もいると言う」

 

サイサリス「心つかみ取り過ぎだろ;」



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新作スマブラについて語ってみた

ゆっくり霊夢「タイトル通りの語りだよ~」

ゆっくり魔理沙「衝撃的だったから走ったんだぜ」

士「他のを書けよ;」

カズマ「仕方ないよチーズ。作者だし」

士「チーフだ!新しく発表された映像のに関するネタバレ…で良いのか?とにかくそれらについてをメインに語ってるからな」


 

 

喋る人達:マリオ、ルイージ、クッパ、グロッケン(ウルトラシリーズ)、ゼフィランサス(SDフルカラー劇場)、サイサリス(SDフルカラー劇場)、フォックス、ピット、マルス、ゼルダ

 

 

 

グロッケン「パックンが参戦…だと……!?」

 

サイサリス「誰が予想出来たと言えるよな;」

 

ゼフィランサス「だよね~作者もホントビックリ」

 

マリオ「しかもDLCで早期購入すれば使えるらしいな」

 

ルイージ「ケンさんやガオガエンの参戦より度肝を抜かれる発表であったよね;」

 

マルス「それでなんで僕達がここに?;」

 

ゼルダ「ですよね;」

 

ピット「ああ、発表の最後に流れた映像で喋ってたのが僕達だからなのと字数稼ぎ」

 

フォックス「メタイな;」

 

マリオ「けど実際作者がお前等が喋ってたのにビックリしてたぜ。しかも流れていた映像の…どこにストーリーがないんだ桜井さんって作者はマジで思ってたな」

 

ルイージ「だよねー(汗)あれ、新作の新要素のスピリッツがどうして出来たかの為のだけど普通にストーリーだもんね;」

 

サイサリス「沢山のマスターハンドorクレイジーハンド達が出て来たのにも驚きだよな」

 

ゼフィランサス「そんな沢山の手達を従えている感じで現れたアドベンチャーのラスボス的な感じの光の化身“キーラ”」

 

グロッケン「手達が光りとなって吸収されてからのキーラが放出された光りで消えていくファイターたちには驚きを隠せなかったよな…」

 

クッパ「流れた歌が凄く良かったのとタイトルの灯火の星が反対から読むと星のカービィとなるのが凄いのだ」

 

ゼルダ「カービィが主人公な流れに見えましたもんね」

 

フォックス「しかし、流れた映像の中でツッコミ所あったよな;」

 

ピット「ああ、スネークさんがダンボールに隠れた状態で飲み込まれたりとか、逃げるそぶりせずに体操をするフィットトレーナーさんとか;」

 

グロッケン「他の奴ら逃げてる中でマジで逃げるそぶりしとけよとツッコミたくなったな;」

 

ルイージ「ソニックはソニックで逃げ切りそうだけどあくまでフィギュアの存在だから速さが制限されてなかったらカービィと一緒に逃げ切ってそうだったね…」

 

マリオ「ホントプレイするのが楽しみになるよな」

 

ゼフィランサス「楽しみと言えばDLCの含まれてるパックン以外のファイター4人が気になるね~」

 

マルス「確かにどういう人達が来るかは分からない状態ですしね」

 

マリオ「作者的にこれぞ次元を超えたクロスオーバーなキャラが出て来て欲しいなだってさ」

 

クッパ「言いたい事は分かるのだ」

 

ルイージ「スマブラSP、ホントどうなるんだろうね…」

 

 



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エトワリアでのかおすの誕生日

ゆっくり霊夢「きららファンタジアでこみっくがーるずのかおす先生こそ萌田薫子の誕生日話をやるよ~」

ゆっくり魔理沙「ゆっくり見て行ってね~なんだぜ☆」


4月1日のエトワリアの里

 

きらら「今日もいい天気だね」

 

ランプ「そうですね。そろそろ翼様たちの取りに行かないと」

 

歩きながらそう言うきららにランプも同意しながらこの後の予定を呟く。

 

きらら「ああ、新刊のだね」

 

ランプ「はい!かおす先生には別の場所でカンヅメして貰ってますが翼先生達は一緒の所でやって貰ってるので同時に受け取れるからチェックも早く出来ます」

 

ふんすと気合を入れるランプに成程と言ってる間に目的の翼達がやってる建物に着く。

 

マッチ「ここだね。翼達がやってるのは」

 

ランプ「先生方!原稿を取りに来ました!」

 

一言言ってからランプを先頭に中に入る。

 

翼「あ、ランプ。ちょうど良かった。原稿今できたところだ」

 

琉姫「こっちも今できたわ」

 

そんなランプへと翼達は早速原稿を差し出す。

 

見せてくださいとランプは原稿を受け取ってチェックをし始める。

 

ランプ「ふむふむ……OKです!ありがとうございました!」

 

小夢「良かった~」

 

すず「後はかおすちゃんのだけね」

 

OKが出て誰もが笑っているとこんにちわ~とシュガーとソルトが入って来る。

 

きらら「ソルトにシュガー?何しに来たんですか?」

 

ソルト「かおすの誕生日祝いに来たのです。聖典で今日が誕生日って書いてあったので」

 

シュガー「あれ?かおすは?」

 

美姫「え、かおす先輩今日誕生日だったんですか!?」

 

すず「それはお祝いしないとね~」

 

翼・小夢・琉姫「誕生日……あーーーーーーーーーーー!!!」

 

話しかけるきららにソルトは来た理由を述べてシュガーがかおすを探す中で3人が声をあげる。

 

誰もが何事!?と思っているとランプが膝を付いて項垂れる。

 

ランプ「そうでした……!今日4/1はかおす先生のお誕生日でした……!

 

一生の不覚!と落ち込んでいるランプに後目にきららは聞く。

 

きらら「さ、三人も忘れていたんですか?」

 

琉姫「原稿に忙しくてすっかり忘れていたわ……!」

 

翼「ま、前の様に日付変わる前でなくて良かったと考えるべき;」

 

小夢「そ、そうですね;」

 

冷や汗をかきまくる3人にすずはあらあらと呟き、美姫はえーとなる。

 

美姫「前の様にって同じことが前にもあったの!?」

 

シュガー「聖典でねかおすの誕生日が嘘を言っても良い日だったから、皆嘘かなって思っちゃって本当だって事を犬が迷い込んでそっちに夢中になって、そのまま夜に本当の事を知って、慌てて祝いの言葉を送ったんだよね?」

 

その言葉に翼と琉姫と小夢はうぐぅと呻く。

 

特に小夢が真っ先に嘘だと思ったのでダメージが大きい。

 

ランプ「確かその時次は盛大に祝うと言ってましたよね」

 

きらら「それを忘れていたのはちょっと……」

 

思い出して言うランプのにきららはなんとも言えない顔をする。

 

※なお、こみっくがーるず原作七巻にてちゃんと祝っておりました

 

翼「と、とにかく、急いで準備をしよう」

 

琉姫「私、ライネさんに食堂借りれるか聞いてくる!」

 

美姫「あ、私も行くよお姉ちゃん!」

 

小夢「私は手作りケーキを準備します!」

 

それぞれ大慌てでかおすの誕生日パーティの準備に動く。

 

ランプ「はわわ!わ、私も準備しなければ!ソルト!すいませんがかおす先生の足止めをお願いしても良いでしょうか!!」

 

シュガー「それはいいんだけどかおす今何処に居るの?」

 

ソルト「そうじゃないと足止めのしようがないです」

 

ああ、そうでした!と言ってからランプはここにいますと地図で場所を示してからバビュンと飛び出して行く。

 

ソルト「ここにかおすが居るんですね」

 

シュガー「じゃあ早速いこー!」

 

元気よく言うシュガーに自分だけと思ったがかおすがもしも遅れていたら原稿描くのに時間を取られてパーティが出来ない可能性もあるので足止め兼手伝いをするのもいいかもしれないと考えてかおすが仕事してる部屋の前に着く。

 

ソルト「ここですね。シュガー、もしもかおすの仕事が終わってなかったら出来る範囲ので手伝いをしましょう」

 

シュガー「うん。前みたいに手伝ってあげよ!」

 

元気よく言うシュガーにですねと頷いてソルトはノックする。

 

ソルト「失礼します。かおすいますか?」

 

かおす『その声はソルトさん!どうぞ入ってください!』

 

おじゃましま~す!と元気よくシュガーが入った後にソルトも続く。

 

かおす「二人ともどうして此処に?」

 

ソルト「かおすの手伝いをしに来ました」

 

疲れた顔で出迎えたかおすにソルトがそう言う。

 

その言葉に助かります!とかおすは喜ぶ。

 

かおす「猫の手も借りたいところだったんです!今日中に終わらせたかったんですけどこのままじゃ無理そうだったので」

 

シュガー「じゃあ手伝うね。シュガーは何すればいい?」

 

ソルト「私は何をすれば良いでしょうか?」

 

これをお願いと渡されてからどうすれば良いかを聞いた2人は早速作業を開始する。

 

ソルト「(これぐらいの量ならシュガーとソルトが手伝えばパーティーまでには終われるでしょう。かおすの為にも頑張ってしあげましょう)」

 

ふんすと気合を入れてソルトはシュガーと共に仕上げて行く。

 

数時間後

 

かおす「で、できた~~~~」

 

シュガー「つ、疲れた~」

 

ソルト「お疲れ様ですかおすさん。シュガーも頑張りましたね」

 

ぐでーとなる2人にソルトも疲れた顔で労いの言葉をかける。

 

かおす「ホント助かったよ~2人ともありがとう」

 

シュガー「ううん。かおすのた、もが!?」

 

ソルト「いえいえ。これぐらい七賢者として当然のことをしたまでです」

 

ばらしそうになったシュガーの口を塞ぎながらソルトは誤魔化す。

 

なぜ口を塞いだかに首を傾げるかおすだったがとにかくと出来上がった原稿を持つ。

 

かおす「それじゃあこれをランプさんに渡してきます!」

 

ソルト「一緒に行きますよ。ソルト達もランプに用があるので」

 

シュガー「そうそう!」

 

んじゃあ行きましょうとかおすと共に2人は出て歩き出す。

 

そこにマッチが来る。

 

マッチ「あ、かおす、丁度良かった」

 

かおす「マッチさん!ランプさんは一緒じゃないんですか?」

 

声をかけるマッチにかおすは問う。

 

マッチ「ああ、今は翼達のを見てるから僕はかおすが出来ていたら連れてくるようにお願いされたんだよ」

 

かおす「え、翼さんたち修羅場なんですか!?手伝いに行かないと!」

 

あばば!と驚いて走るかおすに慌ててシュガーたちも続く中でマッチは尻尾で〇を作る。

 

マッチ「かおす~皆はライネの食堂にいるからね!」

 

間に合ったんだと2人は納得した後にマッチが修正する。

 

かおす「食堂ですね!」

 

急がないと!!走るかおすに慌てなくても良いんだよと声をかけながらマッチとシュガーとソルトも続く。

 

かおす「いつも皆さんには助けてもらっているのでこういう時こそ助け合わないと!」

 

気合を入れてかおすはライネ食堂の扉を開け……

 

パパン!!

 

「「「「誕生日おめでとう!!」」」」

 

かおす「……ふぇ?」

 

響き渡る音とお祝いの声にかおすは呆気に取られる。

 

そんなかおすへと美姫が近寄る。

 

美姫「かおす先輩!お誕生日おめでとうございます!」

 

かおす「み、美姫ちゃん。皆さんも修羅場だったのでは……?」

 

マッチ「かおす、僕は()()()()()()()とは言ったけど、()稿()()とは一言も言ってないよ」

 

戸惑うかおすにマッチが指摘する。

 

思い返したかおすはそう言えば……と呟いた後にようやく今の状況を読み込めたのか、かおすはメンバーを見る。

 

かおす「えっともしかしてこれって私の……」

 

翼「そう。前に祝い忘れてしまったのを改めて祝おうとね」

 

琉姫「今回もギリギリ忘れそうになっちゃったんだけど頑張って準備したわ」

 

小夢「ごめんね。忘れそうになって」

 

ランプ「私もシュガーが言うまで忘れてしまいまして申し訳ありません!!」

 

謝るランプにき、気にしてませんからとかおすは返す。

 

シュガー「ってことではいかおす。プレゼント!」

 

ソルト「ソルトからもどうぞ」

 

そう言って2人はかおすに自分達が用意した誕生日プレゼントを手渡す。

 

かおす「あ、ありがとうございます二人とも!原稿を手伝ってくれた上にプレゼントまで……本当に嬉しいです!」

 

笑顔でお礼を述べるかおすにシュガーとソルトも嬉しそうに笑う。

 

ライネ「さあ、たっぷり用意したからいっぱい食べてね」

 

シュガー「わーい、一緒に甘いの沢山食べようかおす!」

 

ソルト「いえ、ソルトと一緒にしょっぱいの食べましょうかおす」

 

かおす「あ、あばば!?」

 

2人に引っ張られて慌てるかおすにきらら達はおかしそうに笑う。

 

こうしてかおすは楽しい誕生日をおくったのであった。

 



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ゾンビパニック!A・Yの襲来 前編

ゆっくり霊夢「きららファンタジアに神姫エグゼイドで出るキャラを加えたのだよ」

ゆっくり魔理沙「そっち全然進んでねえけどな」

カズマ「忙しいからねホント」

士「なかなか執筆に出来てないとも言うがな」


とある建物。

 

そこで1人の女性が笑っていた。

 

女性「ようやく準備ができた。これで試したかったあの術が使えるぜ」

 

そう呟いてから腰に差していた剣を手に取り、力を籠めると魔法陣が出現する。

 

女性「行くぜ、アナザーコール!」

 

咆哮と共に暗い黄色の魔法陣が出現する。

 

女性「お、来た来た!どんなクリエメイトが来るかな~」

 

んふふ~と笑って待っているとやがて魔法陣から人影が現れる。

 

その人影を見て……女性は眼を見開く。

 

女性「…おい、嘘だろ…!?」

 

現れた人影に女性は慌てて手当の準備を始める。

 

……それが1つの事件の始まりであった。

 

 

 

 

里にて、きららは朝日にんーと背伸びする。

 

きらら「今日もいい天気だねランプ」

 

ランプ「そうですねきららさん。今日も一日、クリエメイトの皆さんと楽しい一日にしますよ!」

 

同じ様に背伸びしたランプにきららはふふと笑うと慌てた様子のマッチが飛んで来る。

 

マッチ「た、大変だ、きらら!ランプ!」

 

ランプ「あ、マッチ」

 

きらら「ど、どうしたの?そんなに慌てて…」

 

驚いて聞くきららに慌てるのは当然だよ!と叫び……

 

マッチ「沙英や乃莉が襲われたんだ!」

 

ランプ&きらら「ええッ!?」

 

告げられた事にランプときららは驚く。

 

???「朝から騒がしい奴らだ」

 

横からの声に3人は顔を向けるとヴィンテージがいた。

 

マッチ「ヴィンテージ!」

 

ヴィンテージ「また一大事らしいな。俺達にも聞かせろ」

 

俺達?と言う言葉にもしかしてときらら達は建物の屋根を見て……

 

スカル「ここはどこだ」

 

マッチ「また君迷ってたの!?」

 

ぽつんと立っているスカルにきららとランプは冷や汗を掻く。

 

 

 

 

医療所へと着いたきらら達とスカルとヴィンテージはすぐさま部屋に案内される。

 

きらら「沙英さん!乃莉さん!」

 

ランプ「大丈夫ですかお二人とも…!!」

 

ヘッドホン「あ、きららさん達」

 

すぐさま声をかけた2人に来ていただろうヘッドホンが気づいて声をかける。

 

部屋の中には2人を見ていたヒロとなずながおり、ベッドには魘される様に呻いている紗英と乃莉が寝かされていた。

 

ヒロ「きららさんにランプちゃん」

 

ランプ「ヒロ様!い、一体何があったんですか!?」

 

涙目なヒロにランプは慌てて聞く。

 

なずな「は、話しながら歩いていたらフラフラしてる人を見つけて、声をかけたら突然襲い掛かって来て」

 

ヒロ「突然だったから私達、動けなくて、紗英と乃莉ちゃんが庇って腕を引っかかれて」

 

ヘッドホン「その時に私が通りかかって宮子さんと一緒に迎撃して倒したら襲い掛かって来た人は消えて、何だったのかと思ったら乃莉さんと紗英さんが突然苦しみだしたの」

 

段々と泣き出す2人に代わって最後にヘッドホンが答える。

 

スカル「突然襲い掛かって倒したら消えるか……」

 

きらら「まるでゾンビのような魔物ですね……」

 

ケロちゃん「そやなゾンビみたいな魔物と言う解釈は合っとるぜ」

 

きららの呟きにヘッドホンにより呼び出されていたのか、ケロちゃんがそう言って話に加わって来る。

 

ケロちゃん「この2人が苦しんどる理由はその魔物から受けた傷から魔力が侵食して2人を苦しめてるんや。この魔力の発端をどうにかせんとこの2人ともう1人は直接的に死ぬ事はないとはいえ、いずれ生きとるけど行動がゾンビの様になってまう可能性があり得るんや」

 

ランプ「そ、そんな!?」

 

きらら「ま、待ってください。もう1人って言うのは…?」

 

腕を組んで言ったケロちゃんのにランプが驚く中できららが気になった事を聞く。

 

ケロちゃん「ああ……隣や隣」

 

呆れた顔で言われてきらら達は覗き込むとソーニャとあぎりに見られてオーバー気味に悶え苦しんでいるやすなの姿があった。

 

やすな「ぐおーしぬぅぅぅぅ!!」

 

ソーニャ「一応しなないって言われたろ」

 

あぎり「すいませんね~煩くて~」

 

ランプ「や、やすな様も!?」

 

ヘッドホン「なんでも、凄くゾンビだって分かってたのにやすなさんが無抵抗に近づいてソーニャさんが止めたけど能天気に返して頭を齧られたんだって;」

 

マッチ「それ、やすなじゃなかったら死んでたよね;」

 

呆れた顔で言うソーニャやニコニコ顔のあぎりに代わって理由を述べたヘッドホンにマッチはツッコミを入れる。

 

ヴィンテージ「分かってるのは事件が起きたと言う事だな」

 

きらら「はい。早く解決して三人を助けないと…」

 

シャミ子「き、きららさん!居ますか!?」

 

紗英と乃莉を見てきららが言った瞬間、慌てた様子のシャミ子が来る。

 

マッチ「ど、どうしたんだいシャミ子」

 

スカル「敵襲か?」

 

シャミ子「はあ、はあ……さ、里の近くでゾンビのような皆さんを連れた変な人とコウさんたちが戦ってます!」

 

戦っていると言うのに案内してくださいときららがお願いすると共にシャミ子の先導で向かう。

 

 

 

 

コウ「おっと!」

 

うみこ「はっ!」

 

桃「とりゃ!」

 

戦闘場所で、攻撃を避けたコウの後にうみこと桃が斬りかかるが防がされた後に弾き飛ばされる。

 

コウ「大丈夫かアハゴンに桃ちゃん!」

 

桃「こっちは大丈夫」

 

うみこ「こちらもです。あとアハゴンって呼ばないでください」

 

安否を聞くコウに2人はそれぞれ返す中でトオルと宮子が斬りかかっていた。

 

宮子「おりゃあ!」

 

トオル「!」

 

???「っ……」

 

先程のうみこと桃とは別に前後から攻撃を仕掛けるがその人物の持っていたスコップと後ろから出たのに防がれる。

 

トオル「し、しっぽ?」

 

宮子「かなり頑丈なようですなー」

 

ほへーと呟いた後に蹴りのを避けた後に横から来た魔物を斬る。

 

コウ「親玉はともかく、他はそこまで強くないけど数が多いね」

 

うみこ「そうですね。これなら…」

 

背中合わせになって呟くコウに同意しながらうみこは来たのを横切りで両断する。

 

???「…よし、あの二人から…」

 

そう呟いた後にコウとうみこを回復するりんとそんな彼女を守るねねが目に入る。

 

りん「コウちゃん、大丈夫?」

 

コウ「お、りんナイスアシスト!」

 

うみこ「桜さん、しっかり遠山さんを守ってくださいね」

 

ねね「は、はい!頑張ります!」

 

そのやり取りを聞いた瞬間、襲撃者は無意識に唇を噛んだ後……1本と思われていた尻尾をバラけさせて、りんとねねを狙う。

 

桃「尻尾がバラけた!?」

 

宮子「複数の尻尾をまとめて一本にしていたんだ!」

 

驚いている間、()()()()()はりんとねねに迫る。

 

コウ「危ないりん!」

 

うみこ「桜さん!」

 

りん・ねね「!」

 

それにコウとうみこは2人を庇うと共にお互いの肩に尻尾が突き刺さる。

 

りん・ねね「コウちゃん!/うみこさん!」

 

コウ・うみこ「っう!」

 

顔を歪める2人の肩から尻尾が抜けた後にコウとうみこは構えようとして、顔を歪めて、剣を落として苦しみだす。

 

コウ「う、が……」

 

うみこ「何、が……」

 

りん「コウちゃん、大丈…!?」

 

ねね「う、うみこさん。肩がなんか変になってますよ…!?」

 

呻く2人にりんとねねは慌てて近寄って異変に気付く。

 

尻尾が刺さった所から変質しているのだ。

 

それに襲撃者はもう一度しようとして……後ろに飛び退ると襲撃者のいた地点を何かが通り過ぎる。

 

スカル「避けられたか」

 

きらら「皆さん、大丈夫ですか!?」

 

そこに4Kスコープを構えたスカルときらら達が来る。

 

ねね「きららちゃん!うみこさんと八神さんが…!」

 

涙目のねねの言葉に誰もが襲撃者を見る。

 

???「………」

 

きらら「あなたが二人を……え?」

 

襲撃者を見た瞬間、きららは驚いた顔をする。

 

そんなきらら達に対して襲撃者は攻撃しようと構え……

 

ゆき「皆大丈夫~!?」

 

くるみ「そいつが襲撃者か!?」

 

???「!!」

 

続けてゆき達が駆け付けると襲撃者は動きを止める。

 

ゆうり「早く二人を運ばないと…!」

 

みき「くるみ先輩と私で奴を!」

 

コウとうみこを見て顔色を変えるゆうりの後に邪魔をされない様にみきがそう言ってくるみもおう!と返して迎え撃とうとして……

 

???「………」

 

襲撃者はクルリと向きを変えてその場から立ち去って行く。

 

ヴィンテージ「何?」

 

ランプ「ま、待ちなさい!クリエメイトの皆さんを元に…」

 

呼び止めようとするランプだが襲撃者の姿はもうなかった。

 

ヘッドホン「と、とにかく今はコウさんとうみこさんを運ばないと!」

 

きらら「は、はい!」

 

今も苦しんでいるコウとうみこへ駆け寄るヘッドホンにきららも我に返って慌てて続き、コウの名前を漏らして泣き続けてるりんを他の場所の対処に動いていた青葉とひふみが落ち着かせながら、ねねはほたるが一緒に付き添いながらうみこを運ぶ。

 

 

 

 

トモカネ「くっそ!ひでぇしやがって!」

 

ライネの食堂を緊急会議場所にしてから集まった中でトモカネが憤慨してテーブルを叩く。

 

それをナミコが宥める。

 

ナミコ「落ち着けトモカネ。お前が荒れた所で状況は変わんないぞ」

 

トモカネ「そうだけどさナミコさん……」

 

苛立った顔をするトモカネにナミコははぁと息を吐く。

 

ケロちゃん「コウとアハゴンの2人を見たけど、3人とちごうて影響が大きい。もしも悪化すればバイオハザードで言うタイラントみたいな感じのレベルになるな……」

 

ユー子「ちょっ!?それマジでヤバない!?」

 

律「だがなんで二人の方が影響大きいんだ?魔物にやられたわけじゃないんだろ?」

 

腕を組んで深刻に言うケロちゃんのに知ってるユー子が顔を青ざめる隣で律が質問する。

 

ケロちゃん「あの3人はかすり傷だったからそこまで影響はでんかったんや。だけど2人は様子を見るからに魔物を生み出してるもんに攻撃を受け、突き刺されて侵食した魔力もその分多く入った。あれで苦しんでいるのは奇跡に近い。もしかするとクリエメイトだったのが不幸中の幸いだったかもしれへんな……きららやランプだったらゾンビの様な状態になっていた可能性大や」

 

ランプ「はひ!?」

 

薫子「あばばばばばばばば!?」

 

千明「一歩間違えばもっとヤベーことになってたのか…」

 

くるみ「そんなことができるあの襲撃者、一体何者なんだ?」

 

続けられた事にランプと薫子はお互いに抱き合って震え、一部と共に冷や汗を流す千明の隣でくるみが襲った相手について言った事で誰もが確かにとざわめく。

 

スカル「……きらら。お前は奴を見て驚いていたが……まさかクリエメイトか?」

 

そんな中でスカルの問いに誰もが驚く中できららは渋い顔で頷く。

 

きらら「……はい。あの襲撃者の人からクリエメイトのパスを感じました」

 

ランプ「あ、あの襲撃者がクリエメイト!?」

 

誰もがきららの口から出たのに驚いて、嘘、そんなとざわめく。

 

きらら「でも変な感じ方をしたんです。確かにクリエメイトって感じるのに皆さんとはどこか違うような…そんな感じ方をしたんです」

 

その後にきららは困った顔をする。

 

ヴィンテージ「……いずれにせよ。単独で動くのは止めといた方が良いと言う事だな」

 

葉月「私も同意だね。最低でも3人で実力のある物とカバーできる人と言う感じとあんまり戦闘が得意じゃない人と護衛の人と言う組み合わせで行った方が良いだろうね」

 

佐久「こちらも同意だ。奴は相当強い。下手に挑めばコウとうみこの二の舞だ」

 

ヴィンテージのにそう言う葉月と肯定して釘を差す様に念押しする佐久に誰もがゴクリと息をのむ。

 

くるみ「……」

 

みき「くるみ先輩?」

 

その中で考え込んでいるくるみにみきは肩をゆする。

 

くるみ「あ、ああ。なんだ?」

 

ゆうり「何か考えてたの?」

 

慌てて返事をするくるみにくるみの様子に気づいたゆうりは心配そうに声をかける。

 

それにくるみは困った様に頬を掻く。

 

くるみ「あの襲撃者…もしかして昨日見た夢が関係しているのかなーって思ってさ」

 

みき「夢ですか?」

 

夢と言う言葉に首を傾げる2人にくるみは自分が見た夢を語りだす。

 

 

 

 

目覚めとは違う感覚を感じた時、くるみは教室にいた。

 

ただ、その教室はモノクロでどことなく暗い雰囲気なのに嫌な感じだなとくるみは感じていた時に後ろからの気配に振り返る。

 

そこにあったのは影だった。

 

それが人だと認識出来るが輪郭が激しくぼやけていて、誰なのかと言う認識ができなかった。

 

くるみ「…誰だ?」

 

問うくるみだが影から返事が来ない。

 

一体なんだよとくるみは警戒してると……

 

ー……た…………む……

 

くるみ「ん?」

 

頭にノイズ交じりに何かが聞こえる。

 

なんだとくるみはそれを聞き逃さない様に集中する。

 

ー……あ……………………を…………す…………て…………れ……

 

くるみ「おい、もう少しはっきりと言ってくれ…!」

 

叫ぶくるみだったが視界が黒くなっていく。

 

そして意識がなくなる寸前、最後を除いてノイズのない状態で聞こえた

 

ーわたしたちの世界の…………を……

 

 

 

 

くるみ「ってな感じの夢をな」

 

語り終えたくるみはみきとゆうりがお互いに驚いた顔をしているのに気づく。

 

ゆうり「…くるみもそんな夢見たの?」

 

みき「え、もしかしてりーさんも?」

 

くるみ「もしかして2人も見たのか?」

 

驚いて聞く2人にくるみが問うと頷かれる。

 

みき「はい。内容もほとんど同じで」

 

くるみ「もしかして2人も見たのか?」

 

驚いて聞く2人にくるみが問うと頷かれる。

 

みき「はい。内容もほとんど同じで」

 

ゆうり「偶然…にしてはおかしいわよね」

 

うーんと3人が唸ってる間に話は襲撃者が誰の関係者についてになっていた。

 

トモカネ「襲撃者って確かスコップ使っていたんだよな?」

 

千明「スコップかー…そう言えばくるみもスコップ使っているよな?」

 

ソーニャ「そうなるとくるみ達の世界か魔力関連でのシャミ子達の世界のどっちかの可能性もあるって事か」

 

どうなんだとトモカネと千明のを聞いて推測を立てたソーニャが話を振る。

 

シャミ子「そうですね…私たちの世界であんな感じな人は見たことないですね」

 

ミカン「私も戦ったまぞくの中にも似たのは居たけどシャベル使うのは初めて見たわ」

 

ゆうり「私たちの方もくるみ以外にシャベル使って戦うのってくるみ以外に見たことないわ」

 

くるみ「あたし以外にシャベル使ったのってみきぐらいだもんな」

 

各々に述べた事を聞いたケロちゃんはほんで?と今まで黙って聞いていたリリスに話を振る。

 

ケロちゃん「魔力ならあんさんが詳しいやろうけど、どうなんや?」

 

リリス「分かる範囲で言うならあの魔力は余達の世界のではないとしか言えんな……あれはこの世界で得たと考えるべきじゃな」

 

ランプ「そんな……確かに元の世界の本来の身体の状態によってエトワリアでのクリエメイトの皆さんの身体が一部魔族みたいな感じになるのはありますが、それを他のクリエメイトに感染させるなんてありえません!」

 

否定するランプのにじゃあどういう事だろうと誰もが唸る中でジンジャーとフェンネルを連れたアルシーヴがドアを開けて来る。

 

アルシーヴ「遅れてすまない」

 

きらら「アルシーヴさん!」

 

スカル「遅かったな。あんたならすぐに来そうだと思ったんだがな」

 

声をかけるアルシーヴにスカルがそう言う。

 

アルシーヴ「話を聞いて、ある事を思い出してそれを調べていたのだ。途中までだがドア越しに話は聞こえていたのだが、もしかしたら本当にただのクリエメイトではないのかもしれないぞランプ」

 

ランプ「どういう事ですかアルシーヴ先生!」

 

きらら「ただのクリエメイトじゃないって…」

 

出てきた言葉に誰もがアルシーヴを見る。

 

アルシーヴ「……かつて神殿の書物に書いてあったのを見たことがある。原典とは違うもしもの世界のクリエメイトを召喚する術……名をアナザーコールと言う」

 

ナミコ「アナザーコール?」

 

シャミ子「もしもの世界ですか?」

 

ああとはてなマークを浮かべている面々にアルシーヴは頷く。

 

アルシーヴ「もしもの世界はクリエメイトの方が詳しいと思うのだが……分かるだろうか?」

 

ゆずこ「もしもの世界…つまりパラレルワールド的なやつ?」

 

縁「傘が沢山ある世界?」

 

唯「それはパラソルワールドだろ!」

 

首を傾げて言うゆずこに続いた縁のに唯はツッコミを入れる。

 

K唯「あ、知ってる!確かパラパラ踊る世界だっけ?」

 

梓「それじゃあパラパラワールドですよ唯先輩!?」

 

ココア「チノちゃんが本当に私の妹な感じだったりの!」

 

チノ「それはパラレル…ってあってますね」

 

続けざまにボケるK唯に梓がツッコミ、目を輝かせて乗ったココアにチノはツッコミを入れようとして合ってたのでなんとも言えない顔をする。

 

んん!と咳払いして注目を集めてからアルシーヴは話を戻す。

 

アルシーヴ「アナザーコールと言うの先ほど言った様に我々が言う聖典に描かれてるのとはまた別の可能性のクリエメイト…アナザークリエメイトを召喚する術だ。コールと違うのはその危険性だ」

 

キサラギ「き、危険性ですか?」

 

ノダミキ「あ、もしかして今回のってそれ?」

 

その通りだとノダミキのにアルシーヴは肯定する。

 

アルシーヴ「コールと言うのは言うなれば分かっている者を召喚する術だ。だが、アナザーコールは分かってない者を呼び出せてしまう。その性格が悪い方に歪んでいたりする者でもたやすく呼び寄せてしまう」

 

青葉「な、なるほど…」

 

ゆうり「…と言う事はあのフードの人物はもしかして…」

 

くるみ「…別世界のあたしかもしれないってことか」

 

チンプンカンプンな面々に分かり易く伝えるアルシーヴのを聞いてからくるみの言葉に全員がくるみを見る。

 

宮子「おお、くるみ殿。断言しますな」

 

桃「でもまだ別世界のくるみって決まった訳じゃ…」

 

くるみ「だけど可能性は高いだろ?スコップ使っているし、2人に起きた異変だって……皆はスカルの持ってるガシャットで強化された私のあの姿を見ただろ?」

 

誰もがそう言われて唸る。

 

スカルの持つあるガシャット、きららファンタジアは自分達を強化、アルシーヴ達からすれば進化は服装が変わるがくるみの場合は魔族の様な変化も起きるので否定出来ないと言うのが誰もが思った。

 

ヴィンテージ「……仮にそのアナザーコールで呼ばれたにしても、誰がそれを使ったによるんじゃないか?」

 

アルシーヴ「……アナザーコールは先ほども言った危険性があるので禁忌とされ、誰にも見られない様に神殿に厳重に保管されて知る者は少ない」

 

澪「それじゃあ神殿の人がアナザーコールを使ったって事になりませんか?保管されていたのなら限られますよね」

 

ヴィンテージの言葉に返したアルシーヴに澪が代表で問う。

 

アルシーヴ「いや、アナザーコールを知っていて、それに興味を持っていた人物を私は一人知っている……かくいう私もアナザーコールを知ったのはその人物に教えられてだからな……」

 

ランプ「ほ、ホントですか先生!」

 

きらら「それは一体誰なんですか?」

 

詰め寄るきららとランプにアルシーヴは凄く言い辛そうに顔を歪めていたが意を決したのか歪んだ顔で言う。

 

アルシーヴ「…そいつはかつて神殿で私と同じぐらいの実力を持ち、武装神官の中では最強とまで言われていた人物…武装神官長候補ナイエールだ」

 

ゆうり「武装神官長候補…ナイエール…」

 

ゆき「…武装神官長ってなに?」

 

告げられた名前についていた職業のに誰もが顔を見合わせる。

 

アルシーヴ「…ランプ。武装神官長って言うのは知っているか?」

 

ランプ「武装神官長って言うと確か筆頭神官である先生と同じ地位を持つ役職の人のことですよね?でも就任した人は誰も居ない幻の役職とか……」

 

確認するアルシーヴにランプは思い出して返す。

 

アルシーヴ「……その役職に就くはずだったのがナイエールだ……だが、あいつは……」

 

 

 

 

アルシーヴ『辞めるだと!?本気かナイエール!?』

 

目の前を進む人物にアルシーヴは同じ様に歩きながら問う。

 

ナイエールと呼ばれた緑髪の肩までのショートで、豊満な胸を包むビキニアーマーとパレオスカートにマント付きの肩パッドを付けている女性はそうだよと返して顔を向ける。

 

ナイエール『ああ。そうだ。やりたいことを見つけたからな』

 

アルシーヴ『なぜだ!ソラ様だってお前に相応しい役職を用意すると言ってるんだぞ!私を気にしてるのなら大丈夫だ!』

 

行かないで欲しいと叫ぶアルシーヴにナイエールは困った様に笑ってから無理だなと返す。

 

ナイエール『だって神殿に居たら出来ねぇことだしそれに神殿の真面目な仕事はオレなんかよりお前の方がピッタリだろアルシーヴ』

 

だからなと笑って近寄ってから肩を叩くナイエールにアルシーヴは寂しそうに顔を歪める。

 

ナイエール『なーに、たまに隠れて会いに来たりするからそんな顔するなよアルシーヴ』

 

アルシーヴ『ホントか?』

 

問いに対して勿論と返してからナイエールはマントを翻してアルシーヴに背を向ける。

 

ナイエール『んじゃ、またなアルシーヴ』

 

アルシーヴ『…ああ、元気でなナイエール』

 

名残惜しそうに見送るアルシーヴに後から来たソラが励ます様に肩に手を置く。

 

 

 

 

ヘッドホン「アルシーヴさん?」

 

アルシーヴ「!あ、ああ、すまない」

 

物思いに老けてしまっていたのにヘッドホンに声をかけられてアルシーヴは我に返る。

 

するとドンドンとドアが激しく叩かれ、フェンネルがドアを開けると……ボロボロのカルダモンとハッカが倒れて入って来る。

 

きらら「か、カルダモンさん!?」

 

ランプ「ハッカもどうしたんですかその怪我は!?」

 

慌ててきららと共に回復が使えるそうりょの面々が傷ついた2人に治療魔法をかけて行く。

 

意識があったカルダモンがアルシーヴに向けて報告する。

 

カルダモン「アルシーヴ様…あのフードの人物をつけていた先に謎の建物を見つけた…」

 

アルシーヴ「建物…そこが奴のアジトか」

 

はい……と頷いてからカルダモンは続ける。

 

カルダモン「そしてそこで……ナイエールと出会ったよ」

 

アルシーヴ「っ!?……そうか……」

 

くるみ「ってことはやっぱりそいつがあのフードのやつをアナザーコールしたのか」

 

宮子「ん~でもなんでアナザーコールを使ったのかな?」

 

リン「確かに、ヤバさを知らないバカなのか?」

 

顔を歪めるアルシーヴの後にくるみが手の骨を鳴らした後になぜ使ったかを指摘する宮子にリンも同意する。

 

スカル「そこらへん。知ってるだろうあんたにしたらどうなんだ?」

 

アルシーヴ「…昔からの夢だったからだ」

 

夢?と言う言葉に目を丸くするきらら達にアルシーヴは続ける。

 

アルシーヴ「あいつもランプやソラ様のようにクリエメイトが好きでな。いつか実際会いたいと言っていたのだ。アナザーコールの書物を見つけた時も……」

 

そう言ってその時のを思い返す。

 

 

 

 

ナイエール『見ろよアルシーヴ!これスゲェぞ!』

 

アルシーヴ『これは……アナザーコール?原典とは違うクリエメイトを召喚する術か……ってこれ禁書のではないか!また勝手に……』

 

持ってきて見せられたのに呆れるアルシーヴにナイエールは気にするなと笑う。

 

ナイエール『いいじゃねぇか。あとで戻しておくからよ。それよりこの術、召喚師じゃないオレらでもクリエメイトを……しかもそのクリエイトのもしもの姿を召喚できるスゲェ術みたいだぜ』

 

アルシーヴ『確かに凄い術だが危険な力を持ったクリエメイトを召喚してしまうかもしれなって書いてあるし、そもそも今の私たちじゃこんな高等な術を使えないだろう』

 

止めといた方が良いと思うがと思っているアルシーヴにナイエールは頬を掻く。

 

ナイエール『まあそうだけどよ……でもいつの日かオレはこの術を習得してクリエメイトを召喚してみせるぜ!』

 

気合を入れて宣言するナイエールにアルシーヴはやれやれと困った様に顔を振った。

 

 

 

 

アルシーヴ「いつかこの術でクリエメイトを召喚してみせると言っていたしな」

 

聞いたきらら達は会いたいと言う思いだったのにどう言えば良いか黙ってしまう。

 

カレン「ん?ナイエール……んー?」

 

アリス「どうしたのカレン?」

 

そんな中で名前を聞いて首を傾げるカレンにアリスが聞く。

 

カレン「いえ、ナイエールと言う名前を何処かで見た気がするんデス。えっと確か……」

 

トントンしてからピコーン!と口で言ってカレンは手をポンとさせる。

 

カレン「思い出したデス!前にリンと賞金稼ぎしてた時、指名手配書にその名前があったデス!」

 

アリス「し、指名手配書に!?」

 

そう言えばあったな……とリンもカレンの言葉で思い出してからアルシーヴにどういう事と目で問う。

 

アルシーヴ「……奴は神殿を辞めたあと、各地で神殿も見つけていない禁書や禁術と言ったものを集めていてな。その際色々と問題を起こして指名手配されているのだ。全くあのバカは……」

 

キサラギ「そ、そうなんですか…」

 

ヘッドホン「なんでそんな事を;」

 

肩を落としてため息をつくアルシーヴにキサラギは何とも言えない顔をしてヘッドホンが問う。

 

アルシーヴ「ナイエールは昔からそういったものに興味を持っていてな。奴が言うには……」

 

ナイエール『こういう禁じられたものってなんかカッコよくね!?』

 

アルシーヴ「だそうだ」

 

トモカネ「あー、確かにそういうのってカッコいいよなー」

 

アルシーヴから告げられた事にトモカネはうんうんと頷き、カッコいいじゃないだろとナミコにチョップを入れられる。

 

ナミコ「なんていうか聞いた感じだとトモカネに似ているなそのナイエールって人」

 

ノダミキ「似ているって言えばアルシーヴさんの声も似ているよね」

 

言われてみればと納得するGA組にアルシーヴは複雑な顔をする。

 

アルシーヴ「…そう言えばキサラギの声もナイエールと似ているな」

 

キサラギ「え、わ、私の声ですか!?」

 

いきなり言われて驚くキサラギにノダミキは面白そうに笑う。

 

ノダミキ「ほほう。それはまた変わってますな~」

 

ナミコ「つまり真面目なトモカネとトモカネみたいないキサラギってことか…」

 

トモカネ「…なんだ?聞いてるだけで凄い違和感が…」

 

想像してみて違和感あるなと本人含めて思う中でヴィンテージが進める。

 

ヴィンテージ「とにかく、今は英気を養って、明日の夜明けと共にそいつらのアジトに向かうぞ」

 

宮子「んじゃ今日は早めに寝て明日に備えないとね」

 

桃「シャミ子、明日のために今から特訓を…」

 

ヴィンテージのに誰もが賛成でそれを元に解散する中でアルシーヴは天井をみつえる。

 

アルシーヴ「(お前は一体何を考えているんだ……ナイエール)」

 

 




ゆっくり霊夢「中編に続く~」


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ゾンビパニック!A・Yの襲来 中編

ゆっくり霊夢「中編だよ~」

ゆっくり魔理沙「だぜ~」


夜、くるみだけは寝れずに外を歩いていた。

 

ゆうり「あらくるみ」

 

みき「くるみ先輩」

 

くるみ「りーさん。みき。ゆきの奴は寝たか?」

 

そこにゆうりとみきも来て、くるみの問いに頷いて肯定する。

 

ゆうり「ぐっすりとね……くるみは……やっぱり夢のよね」

 

くるみ「ああ。……もしかしたらあの夢は別世界のゆきたちからのメッセージだったのかもしれないな」

 

みき「メッセージですか?」

 

だと思うとくるみは苦い顔をする。

 

アナザーコールの事を聞いて考えていたのだ。

 

もしもの展開を……

 

くるみ「おそらくだけどあいつは侵食が進んでみんなを殺してしまったあたしなのかもしれない…」

 

みき「くるみ先輩…」

 

ゆうり「……改めて考えると、私達はホントこの世界に来て良かったとも言えるわね」

 

出てきた言葉で周りの空気が重くなるのを分かっているがゆうりはそう呟く。

 

ゆうり「…必ず止めてあげましょう彼女を」

 

みき「そうですね。他の世界の私達の為に」

 

ああ……とくるみが頷いた時、2人の姿が消えたと思ったら、音が2つ響く。

 

それは暗闇から現れたのにゆうりとみきが襲われて地面に倒れた音であった。

 

ゆうり「かはっ!?」

 

みき「ごほっ?!」

 

くるみ「りーさん!みき!」

 

慌てて後ろを振り返ると襲撃者が立っていた。

 

くるみ「お前!いつの間に二人を…!」

 

問おうとして自分に迫り、スコップを振るおうとしてるのに気づいて慌てて自分のスコップで受け止める。

 

その際に、伸びている2本の尻尾に気づき、2人を襲撃したのはこれかと思いながら鍔迫り合いから距離を取る。

 

くるみ「おらぁ!」

 

ガキィン!

 

???「!」

 

と見せかけて瞬時に近づいて振るうがギリギリ防がれる。

 

くるみ「こいつ、強い…!(流石は別世界のあたしって事か…)」

 

???「………」

 

目の前の襲撃者を見ながらくるみは気を引き締めてスコップを構える。

 

くるみ「けど悪いが別世界のあたしだろうが負けるわけには……」

 

「■■■■■■」

 

くるみ「……え?」

 

その時、襲撃者が言った台詞にくるみは驚く。

それはくるみがよく聞くあの呼び方だったのだから…

 

くるみ「おい…嘘だろ?まさか、お前……」

 

嘘だ、信じられないとばかりに問うくるみに襲撃者はこれが正解だとばかりにフードを脱ぐ。

 

くるみ「!!」

 

そして、現れた顔に自分の最初にしていた予想は裏切られ、先ほど出来た信じたくなかった予想が当たった事にくるみは眼を見開く。

 

くるみ「なんで…なんでだよっ!なんでお前がそんな姿になっているんだ…!?」

 

怒鳴る様に叫ぶくるみだが襲撃者は無言で迫る。

 

くるみ「くっ…!」

 

やらなければやられると迫ってくる襲撃者にくるみは攻撃しようとするが……

 

??『■■■■■■!』

 

くるみ「!」

 

その顔を見ると共にある人物の幻を見てしまって手を止めてしまい……

 

ブンッ

 

くるみ「っあ!?」

 

襲撃者の一撃をマトモに受けて吹き飛んだ後にくるみは呻き声をあげてから意識を失う。

 

倒れたくるみとみきとゆうりの意識がない事を確認し、襲撃者は尻尾で3人を持ち上げる。

 

???「これでやっと……再結成できる……」

 

フードを被り直してそう呟いた後にその場から飛び退るとエネルギー弾が着弾する。

 

飛んで来た方を見るとスカルが変身したリュウコマンダーがリュウツエーダーライフルモードを構えていた。

 

リュウコマンダー「その3人を放して貰おうか?」

 

???「………」

 

銃口を向けられても襲撃者は怯えずにそのままスコップで地面を強く殴り、土煙を起こすと共にリュウコマンダーは再び銃撃するが土煙が晴れた後には誰もいなかった。

 

リュウコマンダー「…………逃げられたか」

 

 

 

 

一方、眠りに付いていたゆきは魘されていた。

 

夢の中で必死に走っているゆきを置いてくるみ達が離れて行くのだ。

 

ゆき「待って…みんな!何処に行くの…置いていかないで!」

 

必死に呼び止めるが3人との距離は縮まらず、逆に遠ざかって行く。

 

???「お前のせいだ」

 

ゆき「え?」

 

どうして?と思っていると声が響く。

 

誰?とゆきは戸惑っていると再び声が響く。

 

???「現実を見ないお前のせいで…みんないなくなった」

 

その言葉の後にゆきの前に倒れたくるみたちが現れる。

 

ゆき「ひっ…!」

 

悲鳴を漏らすゆきは嘘だと呟いて頭を抱える。

 

???「そんな弱いお前のせいでこうなった…だから私が…新しいお前(私)になる」

 

ゆき「あなたは…誰?」

 

出てきた言葉にゆきは問う。

 

それに対して答えられる前に意識が浮上する。

 

ー起きろ、起きろゆき

 

ゆき「え…?」

 

目を開けるとスカルの姿が目に入る。

 

スカル「起きたか」

 

ゆき「す、スカルさん…」

 

どうしてと思った後に周りを見て、くるみ達がいない事に気づくと共にスカルが口(マスクで見えないが)を開く。

 

スカル「単刀直入で言う。今日襲撃して来た奴に3人は攫われた」

 

ゆき「………え?」

 

告げられた事にゆきは頭が真っ白になる。

 

そんなゆきへとスカルは言う。

 

スカル「今から全員を集める。時間が早いが3人の安全を考えて突入を前倒しする」

 

ついてこいと言うスカルの言葉にゆきは慌てて服を整えて後に続く。

 

ゆき「(…正夢にならないよね……)」

 

続きながらゆきは先ほど見た夢から不安がよぎるのであった。

 

 

 

 

誰もが寝ぼけ眼だったり、寝たりしていたがスカルからの報告に眠気が吹っ飛んで真剣な顔をしていた。

 

アルシーヴ「まさかくるみたちが攫われるとは…。これは早急にアジトに行かないとな」

 

ヴィンテージ「奴らのアジトはどこにあるんだ?」

 

カルダモン「アジトがあるのはあの山を越えた先にある森の中だよ」

 

険しい顔をして言うアルシーヴの後にヴィンテージが問い、カルダモンは答えてから、地図だとここだねと置かれていた地図に位置を描く。

 

カンナ「ん~?森の中?変だな…この前私、用事でそこに行ったけどおかしな建物なんてなかったぞ?」

 

きらら「え?ほんとですかカンナさん」

 

ライネ「森の中に用事って何しに行ったのよカンナ」

 

そんなカルダモンの付けた位置にカンナが不思議そうに呟き、きららとライネが問う。

 

カンナ「この前酒飲み友達になった奴に頼まれてな、ちょっと建築仕事をしに行ったんだよ」

 

きらら「け、建築仕事ってもしかして…」

 

カンナ以外全員「…………」

 

笑って言うカンナのに誰もがまさかな顔でカンナを見る。

 

カンナ「ん?どうした?」

 

アルシーヴ「…一応聞きたいのだが、その酒飲み友達になった奴と言うのは緑色の髪でスタイルの良いマント付きのビキニアーマーを着た者ではないか…?」

 

はてなマークを浮かべているカンナにアルシーヴは確認を取る。

 

カンナ「お、よく分かったな。そいつだけどそれが……あ」

 

アルシーヴ「……その者がナイエールだ」

 

なぜ聞いたを聞こうとしてまさかと青い顔になるカンナにアルシーヴは溜息を吐いて肯定する。

 

ライネ「カ~ン~ナ~~#」

 

カンナ「す、すまん。報酬に珍しい良い酒くれる良い奴だったからつい…」

 

だからと言ってちゃんと確認取るべきでしょうが!!!とカンナの頬を引っ張って説教をし始めるライネを後目にスカルが言う。

 

スカル「とにかく、相手が誰のアナザークリエイトだろうと油断はするな」

 

宮子「うん。わかったー!」

 

桃「そらじゃあシャミ子。これ、出発前に栄養付けようと作ったスペシャル栄養ドリンクマーク2」

 

そう言って出されたのシャミ子はうげー!?となる。

 

シャミ子「まだ作ってたんですかそれ!?またしおんさんと作ったんでしょう!!」

 

桃「大丈夫。これは前に作った奴の改良版。今度は美味しく飲めるから。きららも良かったら…」

 

シャミ子「だからきららさん巻き込むなって言ってるでしょこらー!それは私が全部飲むから渡しなさい!」

 

うがーと吠えるシャミ子と桃のやり取りにきららはあれ?と首を傾げる。

 

きらら「前に作ったのってもしかしてアレですか?ゲートに入ってしまった…」

 

ヘッドホン「ゲートに入ったって何かあったの?」

 

はいときららは思い出しながらヘッドホンのに答える。

 

きらら「召喚途中で桃とシャミ子さんが来てしまって、シャミ子さんが転んでしまい、それを桃さんが止めようとしたとき、もっていたドリンク入りボトルをゲートに落としてしまって…」

 

シャミ子「あの時は普通のだったからきららさんにも飲ませて上げようと思って持って行ったんですよね……」

 

最近はこっちで効果が凄いけど味も不味い方向で凄いとか言うのを混ぜたりするからちゃんと確認しないと……とシャミ子がぼやいてる間にアルシーヴは進める。

 

アルシーヴ「では出発する前にまず行くメンバーを決めるぞ」

 

ランプ「はいです!とにかく相手は接近のくるみ様だと思われるので同じ接近戦を得意とする人たちにジンジャーやフェンネルがいた方が良いと私は思います」

 

ケロちゃん「後はシャミ子達やな。確実にな」

 

推薦するランプの後のケロちゃんのにシャミ子はぶーと噴き出す。

 

シャミ子「な、なんで私もなんですか!?私、最弱なそうりょまぞくですよ!?」

 

桃「大丈夫。シャミ子は私が守るから」

 

必死にアピールするシャミ子に桃は綺麗な顔で言う。

 

スカル「…………運動会だとせんしだっただろお前」

 

ミカン「そこはツッコんじゃ駄目だと思うわ;」

 

シャミ子「で、でも…皆さんを助けるために私、頑張ります!」

 

これ、使ってときららファンタジアガシャットを見せつつ指摘するスカルのをミカンは冷や汗掻きながらツッコミを入れる中でシャミ子はふんす!と気合を入れる。

 

宮子「ようし!紗英さんと乃莉っぺの弔い合戦だ」

 

ゆの「まだ死んでないからね宮ちゃん!?」

 

るん「頑張ってきてねトオル」

 

トオル「…うん、頑張ってくるよるんちゃん」

 

おー!と気合を入れる宮子にゆのがツッコミを入れる隣でるんの応援でトオルはやる気満々になる。

 

アルシーヴ「では出発するぞ!」

 

号令に誰もがはいと答えた後に外に出て……

 

セイザーゴー!

 

スカルもといリュウコマンダーが呼び出したリュウボイジャーの上に乗って安全運転の為少し遅めのスピードでアジトに向かう。

 

マッチ「うん。ホント急ぎの時の移動に彼らがいて良かったね」

 

ランプ「ですね。これなら間に合うかもしれない…!」

 

誰もが緊張する中で宮子だけうーんと唸っていた。

 

ゆの「どうしたの宮ちゃん?」

 

宮子「いやぁ~どうしてアナザークリエイトの子はこんな事したのかな~と思って」

 

シャミ子「え?」

 

ミカン「確かに最初は魔物と一緒に里を襲撃して、次はくるみたちを誘拐して…一体何が目的なのかしら?」

 

桃「最初のはくるみたちが里にいるのかどうか確認するために襲撃したってのは分かるけどなんでくるみたちを連れ去ったのかが分からないよね」

 

出てきた言葉にミカンや桃も加わる。

 

宮子「それ言ったらなんでゆきちゃんも連れて行かなかったののも気になるんだよね~里の中だったから無理だった可能性もあるけど」

 

シャミ子「…元々目的はくるみさんたち三人だったのでは?」

 

ゆの「でもそうなるとなんで三人だけって話になっちゃうよね?」

 

トオル「だけどもしもくるみのアナザーならなんでくるみを連れて行ったのかな?」

 

誰もが唸る中でミカンがゆきに話を振る。

 

ミカン「ねえ、ゆき。あなたなら分かる…」

 

ゆき「………」

 

声をかけたが心あらずな感じで思いつめた顔をしているゆきに気が付き、同じ様に気づいたキサラギが肩に触れる。

 

キサラギ「だ、大丈夫ですかゆきさん?」

 

ゆき「…あ、うん!大丈夫!」

 

呼びかけられたのと肩を揺すられたので慌てて返事をするゆきに誰もが心配する。

 

キョージュ「何か気になる事があるのかゆき殿」

 

ゆき「……実は昨日、変な夢見ちゃって…」

 

ナミコ「変な夢?」

 

どんな夢なの?とゆのが聞いて、ゆきが内容を話すと誰もが悲痛な顔になる。

 

きらら「くるみさんたちが倒れている夢…」

 

ランプ「その夢の人物、酷い事言いますね!ゆき様は誰にも優しくて気遣える人だから酷い事を言われる筋合いはないですよ!!」

 

ぷんすか怒るランプに落ち着いてとヘッドホンが宥める。

 

宮子「でも気になるよね~。その夢の人物の言葉」

 

ゆの「気になるって新しいお前(私)になるってとこ?」

 

そうそれ~と言う宮子のにそう言われると……考える。

 

シャミ子「ま、まさか今いるくるみさんを倒してアナザーのくるみさんが新しいくるみさんになったりとか…」

 

リリス「確かにそう言うありがちかもしれんが、それをやって意味を有るかと言うのが気になるのう……こうやって我々が分かってる時点で認知を変えるのとかをやらなければ意味がないし、ランプや女神ソラと同じ位にクリエメイトが好きなナイエールと言う奴はそんな消す事を許すと思うかのう?」

 

あわわとなるシャミ子にリリスがそう指摘する。

 

桃「確かにそのナイエールが二人ぐらいクリエメイト好きなら手伝うよりは止めますよね…」

 

トオル「じゃあ一体どういう…」

 

宮子「あ、建物が見えてきたよ!」

 

話してる途中で宮子が声をあげ、誰もが見ると……どことなく見覚えのある建物が目に入った。

 

ヘッドホン「あれ?なんかどことなく見た様な……」

 

きらら「あ、あれって…」

 

ランプ「学園生活部出張所じゃないですか!?」

 

見えて来た建物に誰もがああ!となる。

 

ゆき「ホントだ、そっくり!」

 

アルシーヴ「あれがアジトか…」

 

リュウコマンダー『少し離れた場所に着地させるぞ』

 

その言葉と共にリュウボイジャーは少し離れた地点に降下していく。

 

着陸した後に地面に降りて、見えるアジトと思われる建物を見る。

 

ゆき「やっぱり近くから見ても私たちの学園生活部出張所そっくりだ…」

 

宮子「いやー、カンナさん。良い仕事してますなー」

 

ゆの「褒めている場合じゃないよ宮ちゃん;」

 

驚いているゆきの隣で感嘆の声を漏らす宮子にゆのはツッコミを入れる。

 

ちなみに来ているメンバーは以下の通りだ。

 

インクリング組:ヘッドホン、スカル、ヴィンテージ

 

きらら組:きらら、ランプ、マッチ、アルシーヴ、ジンジャー、フェンネル、カンナ

 

GA組:キサラギ、ノダミキ、トモカネ、ナミコ、キョージュ

 

まちカドまぞく組:シャミ子、桃、ミカン、リリス

 

ひだまり&Aチャンネル&がっこうぐらし組:宮子、ゆの、トオル、ユー子、ゆき

 

カンナがいるのは作った本人としての案内役をライネに言われたからである。

 

スカル「行くぞ」

 

ムソウチャンバラ!!

 

きららファンタジア!!

 

2本のガシャットを取り出してスイッチを押す。

 

スカル「変身!」

 

その後に装着していたゲーマドライバーにセットする。

 

ガシャット!

 

レベルアップ!!

 

戦国激闘無双の闘い!ムソウチャンバラ~!!

 

アガッチャ♪

 

きらめく乙女のファンタジー♪きららファンタジア~~♪

 

パネルを潜り抜け、レーザーXの全体の青緑色の所をメタリックパープルに変え、額のフロントブレードを消した鎧武極アームズの顔にレーザーXのアイライトスコープとリミッターブレードを混ぜた感じの仮面ライダーザムライムソウに変身してから青色の部分の色を黄色、紫色の所を金色にし、きららのマントが付いたファンタジーゲーマが装着されてレベルアップが完了する。

 

ガシャコンキーロッド!

 

続けざまにガシャコンキースラッシャーの剣の部分を杖の様にし、キーの部分を3つの平たい〇のキーをオミットして、新たに四角いキーを3つ増やし、縦の方向で左上から右の順番で赤、青、オレンジ、緑、黄色、紫、ピンク(剣)、ピンク(盾)、ピンク(杖)、ピンク(クリスタル)、ピンク(フラスコ)になっているガシャコンキーロッドを取り出してグリップにあるトリガーを引く。

 

レベルアップ♪

 

音声の後に魔法陣が現れてきらら達を含めたクリエメイト全員を上から通過すると服装が変わる。

 

ちなみにリリスも像の姿から本来の姿に変わる。

 

マッチ「ホント、凄いね君のガシャットは」

 

宮子「あっという間に別のクラスにお着換えできちゃうから凄いよね~」

 

シャミ子「良かった。クラスは変えられてない」

 

自分の服を見ながら言う宮子の隣でシャミ子はホッとする。

 

ザムライムソウ「したいなら変えるが?」

 

シャミ子「勘弁してください!?」

 

リリス「やれやれ」

 

ヘッドホン「それじゃあ私も変身!」

 

シャカリキスポーツ!

 

カードキャプターさくら!

 

ガシャット!

 

ガチャーン!

 

レベルアップ!

 

シャカリキ!シャカリキ!ウッハ!シャカリキ!シャカリキ!スポーツ!!

 

アガッチャ!

 

流れる星!舞う桜!カードキャプターさくら~!

 

続けてヘッドホンもファンタジーゲーマーを鳥の様な感じにし、頭に鳥の羽を模したヘッドギアを装着したサイクルサクラスポーツゲーマーに変身し……

 

ユニコーンキュータマ!

 

セイザ・チェンジ!

 

ヴィンテージ「イッカクホウコウ!」

 

クーゲルユニコーンにユニコーンキュータマをセットしたヴィンテージも持ち手のトリガーを引く事でマスクがユニコーン型のバイザーでスーツの色はディープブルーのキュウレンジャーに変身する。

 

ヴィンテージ→ユニコーンアパタイト「スピアスター、ユニコーンアパタイト」

 

ミカン「これで突入開始ね」

 

アルシーヴ「カンナ、何処から侵入できる?」

 

誰もが準備完了を確認して問うアルシーヴにカンナは申し訳なさそうに頭を掻く。

 

カンナ「いやぁ、ゆき達のを元にしたから門からしか入れないんだよ;」

 

ザムライムソウ「つまり正面突破か」

 

宮子「それじゃあ門にレッツゴー!」

 

桃「おー」

 

シャミ子「お、おー!」

 

宮子の号令に桃が低いテンションで返す隣でシャミ子が慌てて続く。

 

キョージュ「む?誰かいるぞ」

 

進もうとしてキョージュが待ったをかけて言う。

 

良く見ると確かに門の前に1人の女性がいた。

 

ノダミキ「え?あ、ホントだ!」

 

トモカネ「門番か?よし、オレが軽くこのハンマーでぶっ飛ばして…」

 

アルシーヴ「いや、待て!あいつは…!」

 

それにトモカネが飛び出そうとしてアルシーヴが止める。

 

相手も気づいたのか楽しそうに笑って手を振る。

 

???「やっぱり来ると思ってたぜアルシーヴ」

 

アルシーヴ「お前が門番だったのか…ナイエール」

 

カンナ「間違いない。私の酒飲み仲間だ」

 

アルシーヴとカンナの口から出て来たのに誰もが驚く。

 

きらら「あの人がナイエール…!」

 

宮子「いきなり強敵とご対面とは…」

 

ゆき「くるみちゃんたちを返して!」

 

誰もが緊張する中でゆきが前に出て言う。

 

ナイエール「悪いがかえしてはやれねぇな。あいつがくるみたちを欲しているからな」

 

アルシーヴ「ナイエール。お前、一体何を考えているんだ。こんな事をして、お前やアナザークリエメイトに何の得があるんだ?」

 

問うアルシーヴにナイエールは少し困った顔をしてから剣を構える。

 

ナイエール「悪いがそれはまだ教えられねぇな。知りたかったらオレを倒してアイツから直接聞くんだな」

 

アルシーヴ「そうか。お前がそう言うなら仕方がない……全力で倒させてもらうぞナイエール」

 

そう言ったナイエールにアルシーヴは前に出ながら魔力を放出する。

 

ナイエール「おう。来いよアルシーヴ」

 

その言葉と共にアルシーヴが放った魔力弾をナイエールが受け止めるのを合図にぶつかり合う。

 

ナミコ「なんだろう。すっげぇ声だけ聞くと違和感しか覚えない」

 

ノダミキ「まるで入れ替わったキサラギちゃんとトモカネがバトルするように聞こえるよね」

 

キサラギ「そ、そうなるのでしょうか?」

 

そんな2人のやり取りを見てそう述べる2人にキサラギは冷や汗を掻く。

 

トモカネ「アルシーヴ、俺も参戦する…」

 

ぜ……と言う前に衝撃波で突っ込んで行ったトモカネは吹っ飛ばされて戻って来る。

 

キョージュ「戻って来たな」

 

ナミコ「瞬殺だったな。トモカネ」

 

きらら「ふ、二人とも凄い…」

 

きゅ~と目を回すトモカネを持ち上げながら距離を取るナミコとキョージュの隣できららはぶつかり合うアルシーヴとナイエールに驚愕する。

 

ザムライムソウ「……どうやら奴はアルシーヴとは正反対の陽属性みたいだな」

 

ランプ「陽属性!それならせんしカレン様の出番ですねきららさん!」

 

きらら「うん!」

 

きららガシャットの力で調べたザムライムソウのにランプはすぐさまそう言い、きららも杖を掲げて魔法陣を展開する。

 

きらら「せんし・カレンさん!力を貸してください!」

 

カレン「せんしカレン!ここに参上デース!」

 

レベルアップ!!

 

コールと共にカレンが飛び出し、ザムライムソウからの支援で服が変化する。

 

きらら「カレンさん。必殺エターナル波動剣発動後。ナイエールさんに攻撃でお願いします!」

 

カレン「了解デース!私の一撃でやっつけてやるデス!」

 

その言葉と共にカレンは剣に力を集中させてから飛び上がり……

 

カレン「そぉい!!」

 

勢い良く振るって斬撃を飛ばす。

 

アルシーヴ「!」

 

ナイエール「うおっ!?新禁術・鉄壁起動!」

 

それにアルシーヴがすぐさま下がった直後にナイエールに斬撃が炸裂する。

 

ドカーーーーン!!

 

宮子&トモカネ&ノダミキ「やったか!?」

 

ナミコ「おい、バカ!?それフラグ!」

 

ゆの「それ言ったら駄目だよ宮ちゃん!?」

 

その光景に叫んだ3人にナミコとゆのがツッコミを入れてる間に煙が晴れると光る盾に守られたナイエールが現れる。

 

ナイエール「ふぅ、ギリギリ防げたか…」

 

カレン「む、無傷デスか!?」

 

驚いているカレンに悪戯っけに笑う。

 

ナイエール「御返しだ。新禁術・防護&攻勢起動!」

 

その言葉と共に体が一瞬光ってからナイエールは剣を構える。

 

ザムライムソウ「!カレン避けろ!」

 

カレン「え?」

 

先程のナイエールがやったのが身体強化と気づいて叫ぶザムライムソウにカレンは慌ててしまい……

 

ナイエール「ちょっと痛いが…ぶっ飛びな!」

 

回避行動に移る前にナイエールが降りぬいた剣による衝撃波で吹き飛ばされる。

 

カレン「ノー――――オ!?」

 

それによりカレンは吹っ飛び、途中で里に送還される。

 

ユー子「カレンがやられてもうた!?」

 

シャミ子「なんですかあの攻撃力は!?」

 

ナイエール「どうだ。オレの考案した新禁術の性能は」

 

驚く面々へとナイエールは自慢げに言う。

 

アルシーヴ「新禁術だと?」

 

ナイエール「オレが集めた色んな禁術を元に新しく考えた禁術で体力を消費して強力な色んな効果を発動することができる術だ」

 

体力を消耗と言う言葉にアルシーヴは眉を顰め、ユニコーンアパタイトとザムライムソウも仮面の中で同じ反応をする。

 

ザムライムソウ「アルシーヴ、ここは任せて良いか?」

 

きらら「スカルさん!?」

 

ランプ「…きららさん。ここはスカル様の言う通り、先生に任せましょう」

 

出てきた言葉にきららは驚いて一人では無謀だと言おうとしてランプにも止められる。

 

ランプ自身、アルシーヴのいつにも増して真剣な表情に邪魔をしたらいけないと察したのだ。

 

ジンジャーとフェンネルも同じでご武運をと声をかける。

 

入らせないよと向かおうとしたナイエールにアルシーヴは魔力弾で牽制してきらら達の突入を邪魔させないようにし、ナイエールはヒューと口笛を吹く中できらら達の姿は建物の中へと消えて行く。

 

見送ってからアルシーヴは向かって来たナイエールのを斬撃を横に飛んで避けつつ魔力弾を放ち、ナイエールは斬り払いしながら距離を取る。

 

アルシーヴ「…強くなったようだなナイエール」

 

ナイエール「まあな。色んなとこ旅して色んなやつと戦ったからか?そう言うお前はどうなんだアルシーヴ?」

 

そう呟いたアルシーヴに剣を構えながらナイエールはそう問いながら駆ける。

 

ナイエール「はぁッ!」

 

アルシーヴ「ふッ…!」

 

ガキィン!

 

ナイエールの振るった剣を自身の魔道具で防いだアルシーヴはそのまま魔力弾を放ってナイエールを吹き飛ばす。

 

追撃しようとするアルシーヴだが、自分の胸元が斬られて素肌が見えてるのに気づく。

 

アルシーヴ「っ!」

 

ナイエール「ほらほら、もっと行くぜ!」

 

思わず抑えたアルシーヴにナイエールは攻め続ける。

 

合間合間に服だけを斬ると言う事をやって来る。

 

ナイエール「どうした?防戦一方だぜアルシーヴ」

 

アルシーヴ「…お前こそ、何のつもりだ。服だけ斬るとは」

 

恥ずかしそうに服を抑えるアルシーヴにナイエールは悪戯っけのある笑みを浮かべる。

 

ナイエール「仕事勤めで肌が荒れてないかのチェックとかと言ったらどうする?」

 

アルシーヴ「ば、バカかお前は!?」

 

その言葉にアルシーヴは顔を真っ赤にしながら魔力弾を放つ。

 

おおっとと呟きながらナイエールは避けて行く。

 

ナイエール「風のウワサでは死にかけたって聞いたが、その様子なら大丈夫そうだな……っ!」

 

笑って言っていたナイエールは突如包帯している右腕を押さえる。

 

アルシーヴ「! お前、その腕はどうした?」

 

ナイエール「あーちょっと怪我してな」

 

それに気づいたアルシーヴの問いにナイエールは我慢する様な笑みを浮かばせながら返す。

 

アルシーヴ「…まさか、お前」

 

ナイエール「…確認したかったらオレに勝ってからにしろ!」

 

遮る様に斬りかかるナイエールにアルシーヴは防ぐ。

 

 

 

 

一方突入したきらら達は襲い掛かるゾンビ魔物を撃破しながら進んでいた。

 

ユー子「く、来るな~!」

 

トオル「はあッ!」

 

向かって来るゾンビを悲鳴をあげながらユー子が魔法で倒してるのを後ろで不意打ちしようとしたゾンビをトオルが両断する。

 

ゆき「わわわ!」

 

ゆの「ゆきちゃん、こっちに!」

 

宮子「とりゃああ!」

 

ズバン!

 

逃げるゆきにゆのが呼びかけて、宮子がゆきを追いかけていたゾンビを切り裂く。

 

それをゾンビを倒していたザムライムソウはガシャコンキーロッドのボタンを押す。

 

魔法使い!

 

その後にゆのに狙いを定めてトリガーを2回引く。

 

クラスチェ~ンジ♪

 

音声の後に飛び出した魔法陣を潜り抜けたゆのはクリスマスの時に着ていた服に代わり、武器も専用のオーナメントに代わる。

 

ゆの「はわ!?」

 

風!

 

アルケミスト!

 

クラスチェ~ンジ♪

 

続けざまに今度はゆきに向けて、トリガーを引き、ゆきはアルケミストとしての服装に代わる。

 

ゆき「アルケミストにへんしーん完了!」

 

宮子「あ、いーな。こっちもお願いしまーす!」

 

ナイト!

 

クラスチェ~ンジ!!

 

それそれ!とお返しとゾンビを攻撃するゆきとゆのを見て手を上げてお願いする宮子にザムライムソウは無言で向けてからボタンを押してトリガーを2回押す。

 

それにより宮子はゆのと同じ様にクリスマス衣装になってから盾と槍を構える。

 

宮子「お着替え完了!さあ、いっくよー!」

 

掛け声と共に盾でゾンビを押し出した後に槍で貫いてそのまま振り回して周りのゾンビも蹴散らして行く。

 

ノダミキ「あーもう、多すぎでしょこれ!」

 

トモカネ「一体何体居るんだこいつら!?」

 

魔力弾で吹き飛ばしながらぼやくノダミキにトモカネも顔を歪めながらハンマーで叩き潰す。

 

キョージュ「…………ふむ」

 

ナミコ「ん?どうした雅。なんか気づいたのか?」

 

するとゾンビを見ていて何かに気づいたキョージュにナミコは話しかける。

 

キョージュ「ナミコ殿。ゾンビたちが一斉に来ている方向がある事に気づいてな」

 

ナミコ「え?……あ!確かにこいつら全員あっちから来てるぞ!?」

 

言われてゾンビを追い払いながらキョージュが見ている方を見てナミコは叫ぶ。

 

ユニコーンアパタイト「そういう事ならアナザークリエメイトはあの先にいるかもしれないな」

 

ゆき「じゃあくるみちゃんたちもこの先に!」

 

ゆの「あ、ゆきちゃん!」

 

すぐさまその方向に走るゆきにゆのと宮子、ユニコーンアパタイトが続く。

 

ジンジャー「あ、待て!」

 

フェンネル「待ちなさいジンジャー。私たちは別の方に行きましょう」

 

きらら「あ、一緒の場所にいないかもしれないからですか?」

 

慌てて追いかけようとしたジンジャーをフェンネルが止めたのにきららはそう聞く。

 

フェンネル「もしかしたら罠かもしれないけど、あっちにはヴィンテージとスカルもおりますし、大丈夫でしょう」

 

ジンジャー「まぁ、確かにそうだな。実力と言う意味でも頼りになるしな」

 

カンナ「ならここの地図を渡しておくよ」」

 

分かりましたと言うきららのを聞きながらカンナから地図を貰ったジンジャーとフェンネルは別ルートを走る。

 

マッチ「きらら!早くゆき達を追おう」

 

ランプ「急ぎましょうきららさん!」

 

きらら「う、うん!」

 

急かされてきららはゆき達の後を追う。

 

キサラギ「わ、私達はどうします?」

 

トモカネ「オレ達は別のところ探してみようぜ。隠されたものとかあるかもしれねぇし」

 

慌てるキサラギにトモカネはそう提案する。

 

ナミコ「そうだな。何か手掛かりあるかもしれない探してみるか」

 

ノダミキ「じゃあ色んなところを探索してみよー!」

 

レッツゴーと駆け出すノダミキとトモカネにキサラギは引っ張られて行く。

 

キョージュ「我々も行こうナミコ殿」

 

ナミコ「そうだね。おい、走るな二人とも!」

 

カンナ「あ、ちょ、きらら、こっちは私が行くからゆき達を宜しく!」

 

慌てて追いかけるキョージュとナミコに続いてカンナも慌てて追いかける。

 

きらら「わ、わかりました!」

 

遅れないようにときらら達は走る。

 

 

 

 

くるみ「う…ここは…巡ヶ丘学院高校か…?」

 

一方、意識が戻ったくるみは呻きながら起き上がり、どこにいるのかを確認してかつての母校である事に驚く。

 

くるみ「(どうしてここに?あたしは気を失って、それで……)」

 

がしゃーん!

 

気絶する前のを思い出そうとして響いたガラスが割れる様な音にくるみは咄嗟に音がした方へと走る。

 

くるみ「(まさか…まさかこれってアイツの…!)」

 

走る間にここは襲撃者に関わる夢の中で自分はどうしてかそれを見れてるみたいだと考える。

 

くるみ「! あれって…!」

 

走っていると先の廊下で倒れているゆうりを発見する。

 

くるみ「りーさん!」

 

慌てて駆け寄って見るが死んでいる事にマジかよと声が漏れる。

 

ドシュ

 

くるみ「!」

 

その後に何かが刺さる音に慌てて音がした方を見る。

 

くるみ「あ………」

 

見えた光景にくるみは言葉を無くした。

 

「■■■……」

 

???「…死んでも一緒に……ね。■■■……」

 

相打ちになるようにスコップで噛まれながら噛んでいる相手を殺した襲撃者の姿があった。

 

そのまま両者は崩れ落ちる様に倒れる。

 

くるみ「嘘だろ…そんな…」

 

アナザーとは聞いていた。

 

だけど、だけどここまで悲劇だと想像できなかった。

 

いや、薄々感じていたが彼女にとっては残酷過ぎる光景だ。

 

残酷過ぎる光景に言葉を無くしていたくるみは我に返って気づく。

 

気づいた事、それはある矛盾だ。

 

くるみ「(けどそれじゃあアイツはもう死んでいる筈。それなのにアナザーコールで召喚されたんなら生きてたって事なのか?)」

 

知る為にもくるみは気をしっかり持って様子を伺う。

 

見続けて数時間経ったのをくるみは感じてた。

 

何も変化がない事からまさか幽霊なのかと思い始めた時……

 

???「う……あ、れ?」

 

くるみ「……!」

 

倒れていた襲撃者が呻きながら起き上がる。

 

???「なんで…なんで私死んで……」

 

くるみ「(やっぱり生きて…でもなんで…?)」

 

戸惑ってる襲撃者にくるみも戸惑う。

 

なぜなら先ほど見たが彼女が受けたのは紛れもなく致命傷であった。

 

なのに今は怪我が無かった様に痛がってる様子がない。

 

「ウゥ……」

 

「アァ……」

 

???・くるみ「!」

 

その後、響いた声にくるみは襲撃者ともども驚く。

 

くるみ「(そんな…嘘だろ…!)」

 

???「あ…ああ…!なんで…なんで私だけ…!」

 

頭を抑えて呻く襲撃者にくるみも信じられなかった。

 

くるみ「(くそっ、やつらに襲われたらこうなるとはわかっていたけど…けど、それならなんで…!これじゃあこの世界のあたしらは…あいつを…あいつを…!)」

 

顔を歪め呻いていると意識が薄れだす。

 

くるみ「(なんだ?意識が…薄れ…る…)」

 

夢から覚めると言うのにまだ知る事があると意識を強く持とうとするがどう思おうとくるみの視界は真っ黒になった。

 

 

 

 

くるみ「はっ!」

 

???「…目が覚めた?」

 

目が覚めたくるみの目に入ったのは襲撃者で、慌てて起き上がろうとして痛みに呻く。

 

???「動いちゃだめ。怪我してるんだから」

 

そんなくるみへと襲撃者は注意してじっとしててと言う。

 

くるみは見渡すと寝かされているゆうりとみきが目に入る。

 

???「大丈夫。二人とも寝ているだけだから」

 

寝ているだけと聞いてそうか……とくるみは安堵する。

 

くるみ「…なあ」

 

???「ん?」

 

声をかけられたので顔をあげる襲撃者にくるみは少し言葉が詰まったが意を決して問う。

 

くるみ「……お前は…本当にアイツなのか…?」

 

???「…うん。そう。私だけ残っちゃったの」

 

肯定する襲撃者にくるみは腕を握り締める。

 

くるみ「なんで……」

 

???「…わかんない。なんで私だけ大丈夫だったの…なんで私一人だけ……」

 

悲し気に言葉を漏らす襲撃者にくるみは言い難かったがそれでも言わなければと意を決して問う。

 

くるみ「なあ、どうしてこんなことをするんだ?」

 

???「……取り戻すためだよ。私たちの日常を。今度は壊れないようにしてね」

 

取り戻すと言う言葉にくるみは眉を顰める。

 

くるみ「取り戻すってどういうことだ…?」

 

襲撃者「そこはまだ秘密。でも壊れない方法だけ教えてあげる。それはね…」

 

そう言ってくるみの瞳を覗き見る様に見た襲撃者の目にくるみはゾッとする。

 

その目には光りがなかったからだ。

 

「この世界の人たちを皆、私と同じにするの!」

 

くるみ「なっ…!?」

 

続けざまに告げられた事にくるみは眼を見開いて絶句する。

 

くるみ「な、なんでそんなことを…!」

 

???「だって人って異質な者を嫌っちゃうじゃん。だったら皆同じにすれば仲間外れはいなくなるよね?」

 

なんとか口を開いて質問したくるみは襲撃者の言葉にどれだけ辛い事があったのか理解する。

 

???「そしたら襲われることも壊されることもない日常ができる。これって凄いことだよね」

 

くるみ「だからって、この世界の人達に迷惑かけて良い訳ないだろ!」

 

叫んだくるみに襲撃者は見続けた後にゆうりとみきを見る。

 

???「だからまずは二人も同じにしないとね…」

 

くるみ「!おいバカ。やめろッ!」

 

そう言って2人に尻尾を向ける襲撃者にくるみは停止しようとするがその目は本気だと分かって無茶してでもと置かれていたスコップを取ろうとし……襲撃者は別の方を見て尻尾を向けるのを止める。

 

???「来たみたい。邪魔はさせないよ」

 

くるみ「来たってまさか…!」

 

そう言って出て行く襲撃者を見送った後にくるみはなんとか這ってゆうりとみきに近づく。

 

くるみ「りーさん。みき。おい、しっかりしろ」

 

ゆうり「う…くるみ…?」

 

みき「くるみ先輩…?」

 

揺すられた事で2人は意識を取り戻して体を起こす。

 

その後にくるみの状態に驚く。

 

ゆうり「く、くるみ!?」

 

みき「先輩、その怪我は…!?」

 

くるみ「油断してな」

 

驚く2人にくるみは苦笑して返す。

 

みき「それじゃあアナザークリエメイトにやられたんですか?」

 

ゆうり「別世界のくるみ…そんなに強いのね」

 

くるみ「…違う。アイツは別世界のあたしじゃないんだ二人とも」

 

え?と否定された事にゆうりとみきは驚く。

 

ゆうり「違う?」

 

みき「もしかして誰か知っているんですかくるみ先輩」

 

くるみ「…あいつは……アイツの正体は…」

 

 

戸惑う2人にくるみはその名を言う。

 

 

 

 

一方別行動に出たトモカネ達は何時の間にか屋上に辿り着いていた。

 

トモカネ「お、屋上に来ちまったか」

 

ノダミキ「ここにも屋上庭園があるね」

 

カンナ「ああ、そこも同じように作ってくれって頼まれたからな」

 

見渡して言うノダミキにカンナが答える。

 

トモカネ「へー……ん?なんだあれ?」

 

興味深そうに見ていたトモカネはその近くに作られていた四つの墓を見つける

 

キサラギ「お墓でしょうか…あ、名前が書いてありますね。えっと…めぐねぇ?」

 

ナミコ「めぐねぇって言うと確かゆきたちの先生だった人か…」

 

それにキサラギは近寄って刻まれていた名前を読んでナミコは思い出して呟く。

 

キョージュ「こちらのにはりーさん…ゆうり殿の名前が書いてあるな」

 

キサラギ「別世界のくるみさんが作ったんでしょうか…?」

 

ノダミキ「じゃあこっちのは美紀ちゃんのかな?……あれ?」

 

続けて3つ目の墓に書いてある文字を見たノダミキは疑問を抱く。

 

トモカネ「ん?どうしたノダ」

 

ノダミキ「ね、ねぇみんな。この名前って…」

 

名前と言われてノダミキの上からキサラギ達も墓の名前見る

 

そして刻まれていたのに誰もが驚く。

 

ナミコ「え?これって…」

 

トモカネ「ど、どういうことだよ!?この名前ってか呼び方する奴って…!」

 

キョージュ「……これは残った一つの墓の名前も見る必要があるな」

 

誰もが戸惑う中でキョージュの言葉に誰もが最後の1つを見る。

 

キサラギ「こ、これは!?」

 

ナミコ「ちょ、ちょっと、この名前が刻まれてるって事は!?」

 

ノダミキ「じゃああの襲撃者の正体ってもしかして…」

 

キョージュ「…うむ。これで確定したな」

 

トモカネ「嘘だろオイ!?少し違うだけであんなに変わっちまうのかよ!?」

 

カンナ「私も驚きだね……こりゃあきらら達に早く伝えるべきだね」

 

キョージュを除いてキサラギ達がパニくる中でカンナの言葉に確かにそうだと慌ててその場から離れる。

 

 

 



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ゾンビパニック!A・Yの襲来 後編

一方のきらら達はきららが3人のパスを頼りに進んでいた。

 

きらら「この先から3人のパスを感じます!」

 

ゆき「くるみちゃん!りーさん!みーくん!」

 

ザムライムソウ「!止まれ!!」

 

進もうとしていた面々はザムライムソウの制止に慌てて止まる。

 

ゆの「ど、どうしたの?」

 

桃「! この気配は…!」

 

突然のに戸惑うゆのだが桃はすぐさま制止の理由に気づいて前に出て、それに宮子とトオルも構える。

 

???「………」

 

直後に襲撃者が立ち塞がる。

 

ユー子&シャミ子「で、出たぁァァァァ!?」

 

ミカン「い、いきなり現れたわ!どうしましょう!」

 

桃「ミカン。落ち着いて。じゃないと呪いが…」

 

リリス「ぬぉぉぉぉぉぉ!!!どこからともなくゾンビが!!!」

 

驚いて抱き着きあうユー子とシャミ子の隣で慌てるミカンを桃が宥めてる後ろでリリスが襲い掛かって来るゾンビを撃ち抜く。

 

ザムライムソウ「現れたか」

 

ゆき「襲撃者さん!みんなを返して…」

 

襲撃者「…返さないよ。みんなは」

 

そう言って殺気を放つ襲撃者にゆきはビクッとしたがザムライムソウが肩に手を置いてから宮子と桃、トオルと共に前に出る。

 

ザムライムソウ「ならやる事は1つだ」

 

宮子「あなたを倒してくるみちゃん達を救出する!」

 

トオル「今度は負けない…!」

 

桃「私も本気で行かせてもらうよ」

 

その言葉と共に4人は駆け出す。

 

まずはザムライムソウがガシャコンキーロッドを後ろのサイクルに放り渡してから刀を手に持って斬りかかると襲撃者は尻尾で防いでからそのまま尻尾で攻撃し、ザムライムソウはギリギリ避ける。

 

宮子「おりゃあ~」

 

桃「はあッ!」

 

尻尾を向けていた襲撃者へと宮子と桃が横から斬りかかると尻尾がぶれたと思ったら宮子の槍と桃の剣を受け止める。

 

トオル「!」

 

その後ろからトオルが斬りかかるがさらに尻尾はぶれて、トオルを剣ごと吹っ飛ばす。

 

サイクル「尻尾が四本!?」

 

ランプ「二本じゃなかったんですか!?」

 

ユニコーンアパタイト「退け」

 

揺らめく4本の尻尾に誰もが驚く中でユニコーンアパタイトがガトリングモードにしたクーゲルユニコーンで銃撃する。

 

襲撃者は飛んで来た銃弾をスコップで弾いて行くが、弾けなかった内の1つの銃弾がフードを打ち抜くとその勢いで襲撃者のフードが外れる。

 

 

 

 

一方、里の方で……

 

コウ「う……此処は…」

 

りん「! コウちゃん!目が覚めたのね!身体は大丈夫!?」

 

呻きながら目を開けたコウにりんは涙を流しながら抱き着いて問う。

 

コウ「りん…うん。大丈夫」

 

抱き着いたりんにコウはその頭を撫でながら安心させる。

 

その後にうみこも目覚めた後に自分の変貌してる腕を見る。

 

うみこ「おおう…ほんとに魔族みたいな腕になってますねこれは…」

 

ねね「う、うみこさん平気なんですか?」

 

興味深そうに見るうみこにねねは戸惑いながら聞く。

 

うみこ「ええ。腕はこうなってますが気分は悪くないんですよねこれ」

 

そう返してると紗英と乃莉にやすなも目覚め、やすな以外は良かったと安堵され、心配されなかったやすなはあれ!?私は!?と叫ぶがスルーされる。

 

コウ「あれ?きららたちは?」

 

りん「きららちゃんたちはコウちゃんたちを元に戻す種にあのフードの人物……別世界のくるみちゃんを倒しに行ったわ」

 

感染組「…え!?」

 

その後に周りを見たコウに返したりんのに感染していたメンバーは驚く。

 

やすな「ちょ、ちょっと待って!?今、別世界のくるみちゃんって言った!?」

 

ソーニャ「ああ、そうだ。お前は知らないだろうがあいつはアナザーコールって言う術で召喚された……」

 

代表で確認するやすなにソーニャは言おうとするが遮られる。

 

やすな「違うよソーニャちゃん!重要なのはそこじゃなくて!」

 

ソーニャ「は?」

 

紗英「そうだよ。やすなの言う通り、重要なのは召喚した術じゃない」

 

ヒロ「紗英?」

 

コウ「違うんだよりん。あのフードの人物は…()()()()()()()()()()!!」

 

続けて言う紗英とコウのに誰もが驚く。

 

りん「ど、どういうことコウちゃん!?」

 

コウ「あのフードの人物の正体は……」

 

 

 

戻ってきらら達。

 

フードから現れた顔にザムライムソウとユニコーンアパタイトを除いて驚愕する。

 

ゆの「ふええ!?」

 

シャミ子「ええ!?」

 

ユー子「マジかいな!?」

 

ゆき「……私…?」

 

襲撃者「…そうだよ。私は丈槍 由紀。別の世界のあなただよ。ゆき()

 

そう言って、襲撃者……いや、もう1人のゆきはそう返す。

 

ケルベロス「嘘やろ……」

 

リリス「確かにビックリであるな」

 

シャミ子「ってか、こっちのゆきさんと全然姿違いますよね!?」

 

誰もが驚きの声をあげる中でもう1人のゆきはフードを脱ぎ捨てて全身を曝け出す。

 

くるみのように上に真っ直ぐ伸びた角が生え、両腕と両足が半分魔物化し、腰に細くて黒い尻尾が4本生えており、上の服が胡桃が付けているビスチェで、下はランクが上がり、進化したゆうりのスカートみたいな感じのを履き、ハイライトなしの深紅の瞳に髪がロングストレートに伸びていて、頭にゆうりの髪飾り、右腕にみきが付けていたサスペンダーの一部を巻き付けていて首にめぐねぇのネックレスを付けていた。

 

だが、ケルベロスとリリスの驚きは別であった。

 

ケルベロス「あほう!驚くのはそこもやけど!魔力がおんどらのもんやと気づけ!!」

 

リリス「そこのヌイグルミモドキの言う通りだ!こやつ、余達の方の魔力を持っておる!!」

 

ミカン「わ、私たちの世界の魔力!?」

 

桃「なんで別世界のゆきが私たちの世界の魔力を…?」

 

アナザーゆき「…?あなた達の世界の魔力?なにそれ?」

 

首を傾げるアナザーゆきにザムライムソウは問う。

 

ザムライムソウ「1つ問う。お前は()()()()()()()()()()?」

 

ゆの「え!?」

 

きらら「生き延びたって……」

 

出てきた言葉に誰もが驚く中でアナザーゆきは感心した様にザムライムソウを見る。

 

アナザーゆき「…そっか。あなたは分かるんだね。わたしがわたし以外の学園生活部のメンバーが死んだ世界から来たって」

 

シャミ子「く、くるみさん達が死んだ世界!?」

 

頷いたアナザーゆきはそのまま自分の首を撫でる。

 

アナザーゆき「でもね。残念だけど生き延びた理由はわたしにもわからない。死んだと思ったのに何故か蘇って、それで一人ぼっちになって…」

 

リリス「蘇っただと!?」

 

出てきた言葉に誰もが驚く中でアナザーゆきは胸の前で手を握り締める。

 

アナザーゆき「一人ぼっちになるぐらいだったら生き残りたくなかった…!みんなと一緒に安らかに眠りたかった…!」

 

悲痛な叫びに誰もが胸を痛める。

 

それだけ長い間、一人寂しく生きてしまったと言う事だ。

 

ユニコーンアパタイト「心当たりはないのか?」

 

アナザーゆき「…心当たりがないってわけじゃないよ。あるとしたら……突然上から降ってきた虹色のドリンクを飲んだことぐらいかな」

 

桃「………え?」

 

シャミ子「虹色の……ドリンク?」

 

その言葉に桃とシャミ子は反応する。

 

その後にきららがアッと声を漏らす。

 

きらら「ま、まさかそれって…桃さん特製ドリンクじゃ……」

 

あのゲートに入ったと言うのにケルベロスはそれが原因やと指摘する。

 

ケルベロス「きっとゲートを通って偶然にもあの嬢ちゃんの世界に跳んでしまったんやな」

 

ゆの「そしてそれが偶然その世界のゆきちゃんの口に入り、飲んでしまったと…」

 

ミカン「……ね、ねぇ。それ、今ここで言わなかった方が良かったんじゃ…」

 

きらら「え?」

 

アナザーゆき「………」

 

ほえーとなるゆのの後に恐る恐る言うミカンに誰もがアナザーゆきを見る。

 

宮子「物凄く静かになりましたな」

 

ユー子「静かは静かでもこれって…」

 

トオル「ヤバイオーラを感じるよ…;」

 

そう述べる宮子の隣でユー子は顔を青ざめ、トオルは冷や汗を掻く。

 

アナザーゆき「………そっか。あなた達のせいだったんだね

 

そう呟いた直後、オーラが迸る。

 

皆!とそこにキサラギ達が合流し、アナザーゆきの後ろで見つけられて一緒に来たのかジンジャーとフェンネルに抱えられたくるみと共にゆうりとみきが来て、起きてる現象にギョッとなる。

 

トモカネ「なんじゃこりゃあ!?」

 

ノダミキ「なんか凄いことになってる!?」

 

教えようと急いでいたが今起きてるのにトモカネとノダミキが絶叫する中でくるみが恐る恐る声をかける。

 

くるみ「ゆ、ゆき…?なんだかヤバいオーラ出てるぞ?」

 

アナザーゆき「大丈夫だよくるみちゃん…ねぇ、斬られて倒されるのと殴られて倒されるのどっちがいい?

 

自分に起こりし現象の犯人であるシャミ子達へアナザーゆきはハイライトの無い目で問う。

 

シャミ子「あばばばばばばばば!?」

 

リリス「おいこら、お前たちのせいみたいじゃぞ!責任とらんかい!」

 

桃「せ、責任って…」

 

ミカン「か、かんきつ類セットじゃ駄目かしら?」

 

サイクル「ダメだと思うな;」

 

桃に抱き着いて震えるシャミ子の後のミカンのに対してサイクルはそう返す。

 

 

 

 

一方、外で戦っていたアルシーヴは中からの音に気づき、ナイエールも始まったかと呟く。

 

ナイエール「しかもこのオーラ…ゆきの奴、一体何怒ったんだ?」

 

アルシーヴ「…待て。今ゆきって言ったのか…?!」

 

呟かれた言葉にアルシーヴは驚き、ナイエールも一旦構えを解いてそうだと返す。

 

アルシーヴ「一体彼女に何があった…?」

 

ナイエール「オレも詳しく知らねぇよ。けどな、あいつには成し遂げたい事があるからオレはそれを手伝っている」

 

そう言った真剣なナイエールにアルシーヴは叫ぶ。

 

アルシーヴ「だからと言って、この世界もそうだが他の世界のクリエメイトを巻き込んで良い理由にはならないだろナイエール!!」

 

ナイエール「オレが召喚したアイツを救うためにオレは今回の事件を手伝った。それで被害が出てしまってもそれは召喚したオレの責任。為すべきことを為す…お前が言ったことだろ?アルシーヴ」

 

そう返され、アルシーヴは否定できなかった。

 

それ処か実際に自分もソラを救う為にクリエメイト達に迷惑をかけてしまったからブーメランになってしまっている。

 

ナイエール「でもオレも被害が出るのは困るから最小限にできるよう頑張ってんだぜ。今もな」

 

アルシーヴ「今も…?」

 

どういう事だとアルシーヴは思っていると……

 

アルシーヴ「……!まさか!」

 

ナイエール「…さあアルシーヴ。そろそろ決着つけようぜ」

 

気づいたアルシーヴにナイエールはそう言って剣を構える。

 

アルシーヴ「(この考えが正しければ早く決着をつけないとマズイことになる!)ああ、次で決めるぞナイエール!」

 

魔力を収束させるアルシーヴにナイエールは駆け出す。

 

2人の距離が近くなった所で……

 

ガクン!!

 

ナイエール「っ!!?」

 

途中で膝から崩れ落ちる様にナイエールは態勢を崩す。

 

アルシーヴ「なっ!?」

 

剣も手から離れてしまったナイエールを慌てて支えたアルシーヴは顔を近くで見て気づく。

 

彼女の顔は青ざめていて、息も絶え絶えであった。

 

ナイエール「はぁ…はぁ…」

 

アルシーヴ「ナイエール、この状態はまさか…!包帯、外すぞ!」

 

確認の為にナイエールの包帯の下を確認すると魔族化をした腕が現れる。

 

アルシーヴ「やはり…。お前、バカか!浸食されたこの状態でクリエを消費してたのか!」

 

ナイエール「はぁ…バレちま…ったか…。魔物の制御に……クリエと魔力注ぎ込んでるときについ噛まれてなて…」

 

怒鳴るアルシーヴにナイエールは苦しい顔で苦笑する。

 

アルシーヴ「魔物の制御だと…?」

 

その言葉にアルシーヴは眼を見開く。

 

クリエを消費していたと言うのは分かっていたがそれが何に使われていたのかは気づいてなかったのだ。

 

アルシーヴ「…まさか魔物たちが人を襲わないようクリエと魔力で制御していたのか!」

 

ナイエール「ああ…そうだ。あの魔物は制御してないと…とんでもなく凶暴になる…からな。被害を大きく…しないように…制御していた…ごふっ!」

 

咳き込んで血を吐きだしたのにアルシーヴは慌てる。

 

アルシーヴ「ナイエール!」

 

ナイエール「ああ、やべぇ…そろそろマジで死ぬかも」

 

目が閉じかけているナイエールにアルシーヴはしっかりしろ!と叫んだ時……

 

???「アルシーヴ!!」

 

聞き覚えのある声にアルシーヴは驚いていると空から翼を生やしたソラが降りて来る。

 

アルシーヴ「ソラ様!?どうしてここに?」

 

ソラ「スカル君が万が一をクリエが必要になるかもしれないって考えてこの子に手紙を持たせて私を呼んで、それを承諾して来たのよ」

 

戸惑うアルシーヴにソラがそう返して着地すると翼が消えて、ソラの隣に鳥が現れる。

 

ソラ「ありがとうねフライちゃん♪」

 

フライ「♪」

 

お礼を述べた後にフライはカードに戻り、ソラはそれを大切に仕舞う。

 

アルシーヴ「ソラ様!お願いですナイエールを…」

 

ソラ「ええ、分かってるわ!」

 

頷いてソラはナイエールの手を取る。

 

ナイエール「ソラ…様…?」

 

ソラ「ナイエール。聖典を持ってきたわ。これでクリエを…」

 

聖典をナイエールの手に握らせて見せる。

 

書かれてる内容にナイエールはははっと笑った後に聖典は輝いてクリエがナイエールに入って行く。

 

ナイエール「やっぱり面白いなぁ…クリエメイトたちの日々は……」

 

アルシーヴ「ナイエール…!」

 

少しずつだが元気になって行くがソラは厳しい顔をする。

 

ソラ「駄目。供給するクリエに対して消耗が激しい。このままじゃ……」

 

アルシーヴ「そんな…!」

 

告げられた事に顔を青くするアルシーヴからソラはナイエールに話しかける。

 

ソラ「教えてナイエール。あなたは自分のクリエを何に使っているの!?」

 

ナイエール「…魔物たちの制御です。これを止めたら魔物たちが暴れだしてしまう…」

 

答えたナイエールのにアルシーヴは先ほど言ってた事か……と呟く。

 

アルシーヴ「今すぐそれを止めろ。暴走した位で彼女達に止められないと言うのは舐めるな!」

 

ソラ「ええ、彼女達ならやってくれるわ」

 

強いですね……と2人の言葉にナイエールは苦笑する。

 

ナイエール「…わかりました。それじゃあ解除するぜ」

 

その言葉と共にナイエールは少し光らせた後に解除したぜと呟く。

 

 

 

 

里の方で

 

ソーニャ「あぶなっ!?」

 

防衛に当たっていたソーニャは動きが変わったゾンビに慌てて避ける。

 

K唯「あずにゃ~ん!なんか動きが変わりだしたよ!!」

 

梓「なんだか凶暴になってませんかこれ!?」

 

剣で応戦しながら叫ぶK唯に梓も襲い掛かるゾンビたちの動きに戸惑う。

 

唯「あぶなっ!?本能丸だしな感じになってないかこれ!?」

 

ゆずこ「まるでリミッターが解除された感じじゃない?」

 

緑「あ、確かに言われればそうだね~」

 

振るわれたのを防ぐ唯の後に攻撃して来たゾンビを倒しながら呟くゆずこのに緑は同意する。

 

アリス「もしかしてきららちゃん達の方でなにかあったのかな?」

 

忍「おそらくそうでしょうね。とりあえず今はこいつらを片付けましょ」

 

不安そうなアリスに忍がそう言う。

 

律「しかし……」

 

戦いながら律はある方を見る。

 

それは感染していて寝ていた面々が元気に動いてゾンビ達を倒している所であった。

 

ココア「コウさん達すご~い」

 

リゼ「完全に無双状態だなあれ。さっきまで動けなかった筈なのに…」

 

おおと感嘆するココアの隣でリゼは驚いた顔で呟く。

 

りん「こ、コウちゃん?大丈夫なの?」

 

コウ「あ、りん。いやー、さっきまでは全然駄目だったんだけど今はもう絶好調!なんか魔族化したおかげか凄いパワーアップしてるんだよ」

 

不安そうに聞くりんにコウはそう返しながらゾンビを両断していく。

 

うみこ「そこッ!」

 

ねね「おおっ、纏めて一刀両断!凄いですうみこさん!」

 

ヒロ「紗英、無理はしないでね」

 

紗英「うん、わかってるよヒロ」

 

感染した面々が奮闘する中で同じ様に感染したやすなもひゃっほーと無双している。

 

 

 

 

戻ってきらら達はオーラを出し始めたアナザーゆきに警戒していた。

 

アナザーゆき「行くよ…はぁッ!」

 

その言葉と共に4本の尻尾が向かって来る……シャミ子に向けて!!

 

シャミ子「うえぇ!?」

 

桃「シャミ子!」

 

慌てて桃とミカンがフォローに周り、リリスがアナザーゆきへと攻撃を仕掛ける。

 

アナザーゆき「効かないよッ!」

 

そんなリリスの放った魔力弾はスコップで防がれてしまう。

 

ケロちゃん「普通に負けとるな」

 

リリス「ええいうるさいわい!」

 

宮子「おりゃあ!」

 

トオル「たあっ!」

 

続けざまに宮子とトオルが連続攻撃を仕掛けるがアナザーゆきは邪魔だと弾き飛ばす。

 

アナザーゆき「邪魔しないでよ!私を歪ませてくれた事を許さない!!」

 

その言葉と共にアナザーゆきの体が光る。

 

光りが収まるとアナザーゆきの角と4本の尻尾は大きくなり、彼女の周囲にスコップが4本出現して浮いていた。

 

ザムライムソウ「進化しただと?」

 

???「あのさぁ、あまりウチのゆきをどんどん人間離れにするのはやめてくれないか;」

 

きらら「す、すみません…ってえ?」

 

驚く声を漏らすザムライムソウの後になぜか謝ったきららは後ろを思わず振り返るが誰もいなかった。

 

ランプ「きららさん?どうしたんですか?」

 

きらら「今、後ろから声が…」

 

アナザーゆき「よそ見なんてしている暇あるの!」

 

そんなきららに声をかけるランプにアナザーゆきの5つのスコップが斬撃を放って襲い掛かる。

 

ザムライムソウ「むん!」

 

トオル「とっ!」

 

ユニコーンアパタイト「ふん」

 

宮子「おおっと!」

 

桃「くっ!」

 

それに上記の5人が対応して防いで行く。

 

アナザーゆき「っ…邪魔ぁ!」

 

そんな5人へと太くなった尻尾で追撃し、ユニコーンアパタイトとザムライムソウはギリギリ避けるが他3人は吹き飛ばされてしまう。

 

ゆの「宮ちゃん!?」

 

シャミ子「桃!」

 

ユーコ「トオル!」

 

倒れた3人へとスコップで攻撃しようしたアナザーゆきへフラスコが炸裂する。

 

ゆき「そっちの私、もうやめて!」

 

アナザーゆき「うるさい!」

 

呼びかけるゆきにアナザーゆきは尻尾を振るう。

 

ゆき「わわわ!こんな事を止めて、皆にした魔族化を治して!」

 

アナザーゆき「え?治し方?……知らないよ私」

 

出てきた言葉にえ?とユニコーンアパタイトとザムライムソウを除いて誰もが驚く。

 

アナザーゆき「だ、だって私がエトワリアに召喚されて使えるようになったのって相手に魔力を流し込むことと、あの魔物作り出すことだけだし…操るのも実はナイエールさんにしてもらっていたし…」

 

ゆき「ええ!?」

 

きらら「そうだったんですか!?」

 

続けて告げられた事に驚愕する。

 

アナザーゆき「だから治すことはできないよ」

 

くるみ「ま、マジかよ……」

 

トモカネ「おいおい、それってヤバいだろ!?」

 

ナミコ「感染させた本人なら治す方法知ってると思ってたからな…」

 

ユニコーンアパタイト「ならば、奴を魔力切れにすると言うのはどうだ?」

 

どうすればと誰もが思っているとユニコーンアパタイトがそう提案する。

 

ユニコーンアパタイト「もし奴を呼んだアナザーコールがオーダーに近い性質だと仮定して、魔力の大本であるアナザークリエイトであるもう1人のゆきに宿った魔力を0にすれば……」

 

マッチ「魔族化は治るかもしれない……」

 

ケロちゃん「ホントになるかどうか分からんけど、試す価値はあると思うぜ」

 

リリス「確かにそうじゃな」

 

宮子「ナイスアイデア!」

 

ミカン「ならこのまま戦い続けて魔力を空にさせればいいのね」

 

その案を採用して、メンバーは改めて構える。

 

アナザーゆき「…いいよ。その前にみんな、私の仲間にするから!」

 

その言葉と共に尻尾やスコップが襲い掛かって来る。

 

トモカネ「宮さん行くぜ!」

 

宮子「うん!トモカネ殿!」

 

言葉を交わしてトモカネと宮子は飛び出し、トモカネが尻尾の1つをハンマーで叩き伏せ、そんなトモカネを狙っていたスコップを宮子が防ぐ。

 

ノダミキ「おお!ナイスコンビネーション!」

 

ナミコ「息ピッタリだなあの二人」

 

キョージュ「ヘッドホン殿。私もクラスチェンジを」

 

サイクル「分かった!キョージュさんはこうだったわね」

 

土!

 

剣士!

 

クラスチェ~ンジ!!

 

お願いするキョージュにサイクルは思い出しながらガシャコンキーロッドを操作してからトリガーを2回引くとキョージュの姿は七夕での服装に代わる。

 

キョージュ「では参る」

 

トオル「連携するよ」

 

駆け出すキョージュにトオルも続いて連続斬撃で尻尾を弾き飛ばして行く。

 

ユー子「援護するで!」

 

ノダミキ「私も!」

 

桃「お願いね」

 

魔力弾を放って尻尾やスコップを防いで行くユー子とノダミキの援護を受けて桃はアナザーゆきへと攻撃する。

 

アナザーゆき「っうう…!」

 

桃の連撃を防いでる所にリリスとゆのの魔力弾が炸裂する。

 

アナザーゆき「くっ…まだまだ…!」

 

ゆき「えーい!」

 

まだやろうとするアナザーゆきにゆきがフラスコを投げつけて怯ませた所をジンジャーが接近してパンチを叩き込んで吹き飛ばす。

 

そのままフェンネルはくるみを抱えてゆうりとみきと共にきらら達の方へ近寄る。

 

きらら「三人とも大丈夫ですか!?」

 

ゆうり「私とみきちゃんは大丈夫だけどくるみが…」

 

みき「あのゆき先輩と戦って怪我していたみたいで…」

 

まだ苦しそうなくるみに治療しますときららと共にシャミ子とキサラギがくるみに回復魔法をかける。

 

キサラギ「大丈夫ですか?」

 

くるみ「あ、ああ……だいぶ楽になった」

 

確認するキサラギにくるみは頷いてからスコップを手に取る。

 

みき「くるみ先輩、まさか…!」

 

ゆうり「駄目よ。まだ直った直後でしょ!?」

 

くるみ「止めないでくれ二人とも。あたしはあいつを…平行世界のゆきを助けたいんだ。アイツはあたしたちに置いて行かれ一人ぼっちになってしまった……そんなあいつの世界のあたし達の為にも……!」

 

止めようとする2人にくるみは立ち上がる。

 

ユニコーンアパタイト「ふん」

 

レベルアッ~プ!!

 

するとユニコーンアパタイトはサイクルの手からガシャコンキーロッドを取ると操作してくるみを魔族のが混ざった姿へと進化させる。

 

ゆうり「ヴィンテージ!」

 

ユニコーンアパタイト「言うからには足を引っ張るな」

 

くるみ「…ああ!」

 

頷いてくるみはスコップを握り締めて駆け出す。

 

アナザーゆき「くるみちゃんも邪魔するの…なんで!?なんで邪魔するの!」

 

くるみ「お前がやろうとしていることはとんでもない迷惑だ。この世界の人達を巻き込んで良い訳じゃないんだよ!」

 

その言葉と共にアナザーゆきを吹き飛ばす。

 

転がった後にアナザーゆきはゆらりと立ち上がる。

 

アナザーゆき「なんで…なんで…私はただ取り戻したいだけ…取り戻したいだけなのに!あの平和だった生活を…!」

 

ザムライムソウ「……それで死んでいったお前の仲間は喜ぶのか?」

 

叫んだアナザーゆきにザムライムソウは静かに問う。

 

アナザーゆき「……え?」

 

ゆの「そうだよ!そんなこと、そっちの世界のくるみちゃんたちが喜ぶとは思えないよ!」

 

シャミ子「そちらの世界のくるみさん達が誰かを傷付けて喜ぶ人に思えますか!」

 

キサラギ「誰かを苦しめるのを皆さんは容認してたんですか?」

 

続けてのゆの達の言葉にアナザーゆきは頭を抱える。

 

ゆき「やめようよ私。みんなが言うようにこんなのくるみちゃんたちが喜ぶ筈無いよ。逆に哀しませるだけだよ……」

 

諭す様に説得をしようとするゆきにアナザーゆきはだらりと手を下げる、

 

アナザーゆき「……そっか。そうだね。この世界の人達に迷惑だよねこれは……」

 

ゆき「! じゃあ…!」

 

そう言ったアナザーゆきの言葉にゆきは顔を明るくする。

 

アナザーゆき「うん、いいよ。《この世界の人達を感染させる》のはやめるよ(もともとついでの計画だったしね……)」」

 

くるみ「ほっ、よかった、やめてくれたか…」

 

ナミコ「(なんだ?今の言い方なんか変な感じが……?)」

 

安堵するくるみだがナミコは言い方に引っかかった。

 

直後、ザムライムソウに懐からの音にその音源である通信魔法が入った通信機を取り出す。

 

ザムライムソウ「こちらザムライ」

 

アルシーヴ『聞こえるかスカル!』

 

出るとアルシーヴが焦った様子で出て来る。

 

アルシーヴ『アナザーのゆきにオリジナルのゆきを近づけては駄目だ!ナイエールの予想では奴の目的はおそらく…!』

 

ザムライムソウ「!」

 

その言葉にザムライムソウはゆきを見るとゆきはアナザーゆきに近づいていた。

 

ザムライムソウ「!離れろゆき!」

 

ゆき「え?」

 

ガシッ

 

すぐさま指示するがそれより早く、アナザーゆきがゆきの腕をつかむ。

 

アナザーゆき「でもね…本来の目的であるあなただけは諦めないよッ!」

 

その言葉と共にアナザーゆきの体が輝く。

 

きらら「な、なんですか!?」

 

アルシーヴ『アナザークリエメイトは本来の世界のクリエメイトを取り込むことでクリエメイトになる。その状態のアナザークリエメイトがエトワリアから原点世界に帰ると元の世界の本体がアナザークリエメイトに上書きされてしまう!』

 

サイクル「つまり今のゆきちゃんが消えちゃうって事!?」

 

ノダミキ「ええ!?」

 

トモカネ「あ、もしかしてゆきの夢のってまさかそれか!?」

 

続けて告げられた事に誰もが驚く中で光が強くなっていく。

 

アナザーゆき「あなたを取り込めば私はアイツらから皆を守れる!くるみちゃんを!りーさんを!みーくんを!」

 

ゆき「や、やだよ!!」

 

嫌がるゆきだがアナザーゆきは離さないと力を強める。

 

きららはどうすればと焦っていると……パスを感じた。

 

それも今この場にいる誰でもない2つのパスを……

 

きらら「(今はこのパスに賭けるしかない!)」

 

ゆきを助ける為に、アナザーゆきに過ちを犯させない為にもきららは呼ぶ。

 

きらら「コール!!!!」

 

呼びかけと共に魔法陣が展開され、2つの影が出ると共にユニコーンアパタイトはガシャコンキーロッドのトリガーを三回引く。

 

とっておき!!

 

音声と共に飛び出した2人はそれぞれ持っていた武器を構えると水流と竜巻が放たれて、アナザーゆきへと炸裂する。

 

アナザーゆき「っああああ!?」

 

ゆき「これって…!?」

 

アナザーゆきが吹き飛ばされた事で解放されたゆきは誰かに抱き締められる。

 

振り返ってみた顔に涙を流す。

 

???「大丈夫?ゆきさん?」

 

ゆき「めぐ…ねぇ…!」

 

角が生えてたりしているが優し気に微笑むその顔は自分の知るめぐみだとゆきは抱き返す。

 

もう1人はみきの方へと顔を向ける。

 

???「助けに来たよみき」

 

みき「圭…!」

 

口を押えるみきにホント久しぶりと笑ってからアナザーゆきを見る。

 

アナザーゆき「めぐねぇ……!?それと…誰?」

 

出てきた言葉に圭は思わずよろける。

 

トモカネ「いやホント誰だよ」

 

キョージュ「様子から見てみき殿の親友だろうか?」

 

みき「はい。私の親友のけいです」

 

圭「祠堂圭です。よろしくお願いします」

 

挨拶する圭に誰もが宜しくと言った後にアナザーゆきを見る。

 

めぐみ「あなたの世界の私に頼まれてあなたを止めに来たのよ」

 

アナザーゆき「私の世界のめぐねぇに…?」

 

出てきた言葉にアナザーゆきが驚く中でめぐみは続ける。

 

めぐみ「彼女は泣いていたわ。自分のせいで壊れてしまったあなたが苦しむのを……ある事が切っ掛けで召喚される事が出来た私に語ってくれたわ」

 

アナザーゆき「っう…!」

 

近づいためぐみはアナザーゆきを優しく抱きしめる。

 

めぐみ「だからこっちのゆきさんを取り込むなんて事は止めましょう。そうやって強く見せるのも良いのよ」

 

アナザーゆき「めぐねぇ……っ!やめてッ!」

 

声をかけるめぐみにアナザーゆきは強引に振りほどいて離れる

 

アナザーゆき「お願い…私を弱くしないで…止めないで…!これは思ってもなかったチャンスなの…ここで私、止まったら…またあの世界で一人ぼっちになっちゃう…そんなのもういや……一人になってから私はくるみちゃんのように戦えるぐらい強くなった…でも一人ぼっちのままは嫌なの!だから…だからぁ!」

 

その言葉と共にアナザーゆきから光が放出されて空間が変わる。

 

その後に沢山のゾンビが出現する。

 

ケロちゃん「とっておきをする気かいな!?」

 

シャミ子「なんかぞろぞろ出てきました!?」

 

ミカン「ちょちょちょヤバいでしょこれ!」

 

リリス「お前も落ち着けい!被害がこっちに来るんじゃぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

慌てるミカンたちをアナザーゆきはみつえる。

 

アナザーゆき「私は勝つ!勝つしか道はないの…!」

 

だからこそ……と手に握りしめたスコップに魔力を注ぎ込み……

 

アナザーゆき「邪魔をするなぁぁあああ!!」

 

咆哮と共に振るわれて出た魔力の波がゾンビ達を薙ぎ払いながら迫る。

 

トモカネ「来たぁ!?」

 

ゆの「ふ、防がないと!」

 

きらら「は、はい!」

 

するとその前にゆきが前に立つ。

 

ゆき「私がやるよ!」

 

くるみ「ゆき!」

 

ゆうり「ゆきちゃん!?」

 

ザムライムソウ「なら任せた」

 

とっておき!!

 

構えるゆきにザムライムソウはガシャコンキーロッドを再び手にしてトリガーを3回引いてゆきのとっておきを発動する。

 

みき「やるからには決めてくださいねゆき先輩!」

 

圭「頑張って!」

 

めぐみ「お願い…あの子を助けてあげて…ゆきさん!」

 

激励を受けてゆきはアナザーゆきをみつえる。

 

アナザーゆき「ああああああああッ!!」

 

ゆき「今、助けるよ…私!」

 

その言葉と共にゆきを中心に空間が変わり、アナザーゆきのとぶつかり合った後に鳩が飛んで来ると共に強烈な風がアナザーゆきの起こした魔力の波とぶつかり合う。

 

ゆき「っ…いっけぇええええ!!」

 

力を籠めると共にアナザーゆきの魔力の波を押して行く。

 

ゆうり「ゆきちゃんが押してる…!」

 

みき「もう少しですゆき先輩!」

 

めぐみ「頑張ってゆきさん!」

 

圭「ゆき先輩、ファイトです!」

 

くるみ「行け…ゆき!!」

 

応援と激励にゆきはもっと力を込めりと共に完全に魔力の波を押し返し、アナザーゆきへと向かって行く。

 

アナザーゆき「…やっぱり、みんなが一緒だとなんでもできるよね…私」

 

迫るのを見ながらそう呟いた後にアナザーゆきは吹っ飛ばされて床に倒れる。

 

ゆき「はぁ…はぁ……や、やった!」

 

トモカネ「ゆきの勝ちだ!」

 

宮子「やりましたな~」

 

それに誰もがゆきに駆け寄る。

 

アナザーゆき「…やっぱり負けたか…強くなったと思ったけどやっぱり私…一人になったから弱くなっちゃったんだなぁ」

 

倒れ伏した状態のアナザーゆきにめぐみは近づく。

 

めぐみ「ううん。平行世界のゆきさん。あなたは一人じゃないわ」

 

手を差し伸べるめぐみにアナザーゆきは戸惑う。

 

アナザーゆき「え?」

 

めぐみ「だってゆきさんが付けているそれ、私のペンダントでしょ?」

 

ゆき「あ、そっか!髪飾りはりーさんの、腕のはみーくんの、そしてスコップはくるみちゃんの!めぐねぇの言う通りもう1人の私は1人じゃないね!!」

 

同じ様に気づいたゆきのにアナザーゆきは付けている者に目を向ける。

 

ケロちゃん「ヘッドホン、ごにょごにょ」

 

サイクル「え、わ、分かった……ゆうりさん、みきさん、くるみさん、めぐねぇさん。すいませんがそこに立ってくれませんか」

 

するとケロちゃんに何か耳打ちされて、サイクルは戸惑ったが上記の4人を呼ぶ。

 

呼ばれた4人はなんだろうとサイクルから指定された位置に立つ。

 

そんな4人へとサイクルはあるカードを取り出す。

 

サイクル「行くよ。クロウを継ぎし少女により生まれ変わりし双子よ!我の前にいる者達を増やせ!ツイン!!」

 

翳されたカードが輝くとピエロのような服装の双子の子供が現れ、4人を挟む様に対峙すると体を光らせる。

 

光りが収まると、くるみ、めぐみ、ゆうり、みきの4人の隣にそれぞれ同じ姿の自分がいる状態になる。

 

ケロちゃん「と言う訳で!話がしたいんならさっさと増えた方に憑りつかんかい!!」

 

ナミコ「はい!?」

 

ユー子「憑りつくってどういう事かいな!?」

 

キョージュ「ああ、そういう事か」

 

トモカネ「あーもしかして…」

 

ケロちゃんの言った事にビクッとなってトオルに抱き着くユー子の後にキョージュの反応からトモカネは薄々察した後に戸惑っていた4人の片方がガクンと顔を落とす。

 

何事!?とくるみ達は驚いている間にゆっくりと顔をあげた後に体の調子を見る様に手を動かした後にアナザーゆきに向く。

 

くるみ2「…久しぶりだなゆき」

 

ゆうり2「久しぶりねゆきちゃん」

 

みき2「ずっと見てましたよゆき先輩」

 

めぐみ2「ごめんなさいね。1人にして」

 

その言葉にアナザーゆきは眼を見開いた後に嘘……と呟いたのに今は嘘じゃねえよともう1人のくるみは笑う。

 

くるみ2「見てるだけだったのがこうやって話せてるんだからな」

 

アナザーゆき「…ずっと見てくれていたの?」

 

ああ、ずっとな……と目を細めてもう1人のくるみは頭を撫で、もう1人のみきともう1人のゆうりはアナザーゆきを両側から抱きしめる。

 

ゆうり2「ごめんなさいね。突然一人ぼっちにさせちゃって」

 

みき2「一人ぼっちになって旅をし続ける先輩の姿…見ててずっと辛かったです」

 

アナザーゆき「う、あ……あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!」

 

謝罪の言葉にアナザーゆきの目から涙が溢れ出し、アナザーゆきは泣いた。

 

今まで溜まっていたのを出す様に3人とめぐみを尻尾で自分ごと纏めて抱きしめる。

 

そこにナイエールを支えたアルシーヴとソラが来る。

 

ナイエール「…どうやら解決したようだな」

 

アルシーヴ「ああ、そうだな…」

 

苦笑するナイエールにアルシーヴは頷く。

 

これで誰もが終わったな……と思った瞬間……

 

ドゴーーーーーーン!!!

 

爆発音が響き渡る。

 

リリス「な、なんじゃあ!?」

 

ノダミキ「なに今の音!?」

 

ミカン「ちょ、なになに!?何が起こったの!?」

 

桃「落ち着いてミカン、あぶなっ!?」

 

突然の爆発音に誰もが驚く中で、桃は飛んで来た炎を慌てて避ける。

 

誰もが飛んで来た方を見ると空中にコンロが浮かんでいた

 

ゆき「コンロが浮いてる!?」

 

カンナ「あれって私があげたクリスタルコンロじゃねぇか。なんで浮いてるんだ?」

 

ユニコーンアパタイト「なんだあれは?」

 

まさかの物に驚く中でカンナが不思議そうに呟いたのでユニコーンアパタイトが問う。

 

カンナ「内部に組み込んだクリスタルに魔力を注けば火が出るコンロだ。新築祝いにあげたんだが…」

 

ジンジャー「おい、あのコンロから禍々しい魔力を感じるぞ」

 

アナザーゆき「これって…私の魔力?」

 

どうしてと呟く中でケロちゃんが頬を抑える。

 

ケロちゃん「しもうた!?きっとさっきのとっておき同士のぶつかり合いで弾け飛んだ魔力を吸収して暴走してるんや!!」

 

マッチ「さっきの爆発音はそういう事か!?」

 

ランプ「あわわ!?火が燃え広がってますよ!?」

 

きらら「早く消さないと!」

 

ボオオオオッ!

 

アナザーゆき「あぶない!」

 

消火しようとする面々に再び炎が迫り、ザムライムソウが斬撃で切り払う。

 

ザムライムソウ「とにかく、あれをなんとかするぞ」

 

アルシーヴ「そうだな。速攻で倒すぞ」

 

きらら「はい!」

 

誰もが頷いた後にザムライムソウはゆきに向かってガシャコンキーロッドを操作してトリガーを2回引く。

 

水!

 

魔法使い!

 

クラスチェ~ンジ!!

 

それによりゆきは水着の格好になる。

 

ゆき「ようしやるよ!」

 

くるみ2「待て待て待て!?」

 

ゆうり2「なんで水着!?」

 

ザムライムソウ「仕様だ」

 

みき2「仕様!?」

 

めぐみ2「水着が仕様って凄いわね;」

 

驚いている間にゆきはコンロに向けて水の魔力弾を放つ。

 

じゅぅ……

 

ゆき「消えちゃった!?」

 

だが、あっさりとコンロの放った炎に蒸発されたのに驚く。

 

アルシーヴ「凄い火力だ。さっきのでは足りなかったのだろう」

 

トオル「じゃあ私ので…」

 

宮子「あー、皆さん。外ヤバいことになってるよー」

 

それにトオルが出ようとして宮子のに誰もが外を見るとゾンビがあふれて、森が燃えていた。

 

トモカネ「やべぇ事になってる!?」

 

キョージュ「此処の火が燃え移ったようだな」

 

ナミコ「ゾンビもいるし、このままだと大変なことになるぞ!?」

 

シャミ子「は、早く消さないと!」

 

アナザーゆき「…みんな、外のことお願いできる?」

 

誰もが慌てる中でアナザーゆきがそう言う。

 

ザムライムソウ「……やれるのか?」

 

ゆき「大丈夫?」

 

アナザーゆき「うん。私のせいだし、私が決着つけないとね」

 

確認するゆきにアナザーゆきは頷く。

 

ザムライムソウ「なら行くぞ。サイクル、お前はレインとウォーティで消火活動をしてくれ」

 

サイクル「わ、分かったわ!」

 

きらら「アナザーゆきさん、よろしくお願いします!」

 

アナザーゆき「うん、任せて」

 

頷いたアナザーゆきのにきらら達は外に向かう。

 

残ったのはアナザーゆき以外にツインで増えた方に入ったアナザー組とユニコーンアパタイトであった。

 

くるみ2「行かねえのか?」

 

ユニコーンアパタイト「……見届け人はいた方が良いだろう。このまま行くのだろう?」

 

アナザーゆき「…あ、気づいちゃった?」

 

その言葉にアナザーゆきが困った様に笑う。

 

ユニコーンアパタイト「ふん。一部の奴らも感じ取っていたが言わないでおいたんだ……援護はしてやる。決めろ」

 

アナザーゆき「うん、分かった」

 

頷いてアナザーゆきはコンロへ向けて走る。

 

アナザーゆき「(これは私の最後の怨念が宿った存在。だから…私の手で終わらせる!)」

 

飛んで来る炎をユニコーンアパタイトが撃ち抜いて行き、その間をアナザーゆきは駆け抜ける。

 

くるみ2「やっちまえ、ゆき!」

 

ゆうり2「頑張って、ゆきちゃん!」

 

みき2「そのまま駆け抜けて…」

 

めぐみ2「決めて!ゆきさん!」

 

4人の声援を受け、アナザーゆきは自身の持つのと周囲に浮かぶスコップを輝かせる。

 

アナザーゆき「はぁああああああッ!!」

 

咆哮と共に連続で放たれる5本のスコップの斬撃がコンロを切り裂いていく。

 

ドカァァァァァァン!!!

 

着地したアナザーゆきの後ろでコンロは爆発四散する。

 

アナザーゆき「はぁ…はぁ…」

 

やった……とやり切ったアナザーゆきは倒れかける。

 

倒れかけた所をユニコーンアパタイトが支える。

 

ユニコーンアパタイト「どこに連れて行けば良い?限界なんだろう」

 

アナザーゆき「……屋上に……お願い…」

 

静かに聞いたユニコーンアパタイトは言われた通りに屋上へと向かう。

 

しばらくして屋上に辿り着き、ユニコーンアパタイトは墓の前にアナザーゆきを連れて行く。

 

連れて来られたアナザーゆきの体は光り輝いていた。

 

アナザーゆき「…あっちの私に伝えて。あなたのくるみちゃんたちを取ろうとしてごめんねって…」

 

ユニコーンアパタイト「ああ……」

 

頷いたユニコーンアパタイトに満足そうに頷いてから空を見上げ……

 

アナザーゆき「ありがとね…別世界の学園生活部のみんな…ありがとね私…」

 

一筋の涙を流しながら消える。

 

見送るユニコーンアパタイトの後ろでアナザーゆきに釣られてかアナザーくるみ達の体も輝いていた。

 

くるみ2「じゃあそっちのあたしたちによろしく頼むぜ」

 

ゆうり2「こっちのゆきちゃんのことは……」

 

ユニコーンアパタイト「言わなくて奴らは分かってる……それに……」

 

悲しそうに複雑な顔をしていたくるみ達はその後に続いた言葉に驚いた後に微笑んで消える。

 

その後に変身を解いたヴィンテージは歩き出す。

 

 



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ゾンビパニック!A・Yの襲来 エピローグ

アナザーゆき「ん…此処は…?」

 

何もないような空間、そこで目覚めたアナザーゆきは全てを悟る。

 

アナザーゆき「(ああ、そうだ。私、消えちゃったんだ…これで半ゾンビにしてしまった皆、元に戻るといいんだけど……)」

 

そう思いながら前を見ると都会と思われる光景が見える入り口の様なのが見えた。

 

アナザーゆき「…あっちが私の世界へ続く道かな?」

 

その入り口にアナザーゆきはゆっくりと近づく。

 

アナザーゆき「(あっちに戻ったらエトワリアでの記憶は消えて、私はまた一人で旅をする…でも)」

 

ゆき『あ、そっか!髪飾りはりーさんの、腕のはみーくんの、そしてスコップはくるみちゃんの!めぐねぇの言う通りもう1人の私は1人じゃないね!!』

 

もう1人の自分の言葉を思い返しながらアナザーゆきは口元を緩ませる。

 

アナザーゆき「私は覚えてなくてもみんな傍に居るのは変わらない。だから…頑張るねみんな」

 

そう言って自分の世界の方へ歩こうとする……

 

???「おい、お前が行くのはそっちじゃねぇぞ由紀」

 

アナザーゆき「!」

 

後ろからの声にアナザーゆきは慌てて振り返る。

 

そこにいたのは半透明のくるみ、ゆうり、みき、めぐみであった。

 

4人が自分の方の皆だと気づいて慌てて近寄る。

 

アナザーゆき「みんな、どうしてここに?」

 

アナザーくるみ「見送りに来たんだよ」

 

見送りと聞いてアナザーゆきは顔を伏せる。

 

アナザーゆき「そっか…。ちょっと悲しいけど仕方ないよね。私、元の世界でも頑張…」

 

アナザーゆうり「ううん、そうじゃないわよゆきちゃん」

 

アナザーみき「ゆき先輩。あっち見てみてください」

 

その言葉と共にアナザーゆきはアナザーみきの指す方を見るとある光景が目に入る。

 

くるみ『おい!そっちにはあったか!』

 

みき『いいえ。ありませんでした!』

 

ゆき『こっち、探してみよう!』

 

ゆうり『ええ、そうね』

 

シャミ子『きららさん!アルシーヴさん!この辺の本はどうですか?』

 

それはきらら達が何かを探してる光景であった。

 

アナザーくるみ「あいつら、お前を再召喚するためにアナザーコールの資料探しているんだぜ」

 

アナザーめぐみ「だからあなたが帰る場所はエトワリアよ」

 

その言葉にアナザーゆきは涙を流す。

 

アナザーゆき「私、あんなことをしたのに……!」

 

アナザーゆうり「優しい子達よね」

 

アナザーみき「エトワリアは本当に良い世界ですね」

 

嗚咽を鳴らすアナザーゆきを4人は撫でる。

 

アナザーくるみ「だからゆき。あっちの世界で思う存分楽しんで来い」

 

アナザーめぐみ「2年間、苦しんだ分。あっちで楽しく生きてね」

 

アナザーゆき「でも…みんなは?」

 

そう言うアナザーくるみとアナザーめぐみにアナザーゆきは不安そうに聞く。

 

アナザーくるみ「あたしたちは平気だ。だってお前はずっと形見を持ってくれるだろ?それがある限り、あたしたちは一緒だ」

 

だからな……と言うアナザーくるみにアナザーゆきは涙を拭う。

 

直後にアナザーゆきの前に魔法陣が現れる。

 

さ……とアナザーゆうりに背中を押され、アナザーゆきは進む。

 

そして振り返る。

 

これから言うのは決まっている。

 

アナザーゆき「行ってきます」

 

4人「行ってらっしゃい」

 

笑顔で見送られ、アナザーゆきは魔法陣を通る。

 

 

 

 

少し時間を戻す。

 

きらら達はアナザーコールを使用し、アナザーゆきを再び呼び戻そうと書物を探していた。

 

ただ、アナザーコール以外の書物もある他、事態ので本がごちゃ混ぜ状態になったので補助の為にクレアを呼びに行ったヘッドホンを除いて捜索していた。

 

宮子「見つけた~」

 

ゆの「あったの宮ちゃん!」

 

アルシーヴ「そうか、あったのか………」

 

アナザーコールが記されてると思われる書物を掲げる宮子に誰もが駆け寄る中でアルシーヴは複雑そうに呟く。

 

彼女自身、アナザーコールを使う事に悩んでいる。

 

今回はなんとか収まったがもしも召喚されるであろう人物が今回のアナザーゆきの様に暗い過去の人物であったのなら危険過ぎるのもあるからだ。

 

そんな不安そうなアルシーヴにソラが優しく肩に手を置く。

 

ソラ「大丈夫よアルシーヴ。皆を信じましょう」

 

アルシーヴ「ソラ様…」

 

ナイエール「それにもしもの時でもアイツらなら止めれるだろ?お前を倒したアイツらだし」

 

横に来てあれで合ってるよ言うナイエールにアルシーヴはデコピンをする。

 

ナイエール「イテッ」

 

アルシーヴ「今回の不安になるのを起こした原因が言うな。全くお前と言うのは……」

 

ジト目で見るアルシーヴにナイエールはあははと笑う。

 

ソラ「それでナイエール。あなたはこれからどうするの?」

 

ナイエール「そうですね…ソラ様。司法取引ってどうでしょうか?」

 

提案したナイエールにその提案を待っていたかのようにソラはニヤーリと笑う。

 

ソラ「そう、ならなんでも聞いてくれるのね☆」

 

ナイエール「(なんでもか…。大変なことだと思うがまあ仕方ないか)」

 

出てきた言葉にナイエールは困った顔をする。

 

ソラ「では、ナイエール。あなたには武装神官長として神殿に再び務めなさい。もちろんしばらくはアルシーヴに四六中付いて貰って監視して貰うから」

 

そんなナイエールへとソラは笑顔で言う。

 

ナイエール「あー…だそうだ。アルシーヴ、またよろしくな」

 

アルシーヴ「…今まで好き勝手やってた分、たっぷり働くんだな」

 

苦笑するナイエールにアルシーヴはプイッと顔を背ける。

 

ありゃりゃご機嫌斜めとナイエールは苦笑する。

 

きらら「アルシーヴさん!そろそろ始めましょうか」

 

アルシーヴ「あ、ああ。そうだなきらら」

 

そこにきららがアルシーヴを呼び、本人が慌てて返事を返した所でクレアを連れたヘッドホンが戻って来る。

 

ヘッドホン「クレアさん連れて来ました」

 

クレア「事情は聞きました~頑張ります!」

 

ふんす!とやる気を出すクレアにきららとアルシーヴは頷いた後に準備にかかる。

 

きらら「ではアルシーヴさん」

 

アルシーヴ「うむ……アナザーコール!」

 

アルシーヴが呪文を唱えると魔法陣が展開される。

 

きらら「…見つけました!このパスです!」

 

クレア「開きますよ!」

 

集中して彼女のパスをきららが感じ取った後にクレアが召喚の補佐をする。

 

それにより魔法陣から金色の輝きが発される。

 

光りが収まり……立っていた人物にゆきは声をかける。

 

ゆき「エトワリアにようこそ!私!」

 

アナザーゆき「うん、よろしくね私」

 

笑顔で歓迎するゆきにアナザーゆきも笑顔で返す。

 

 

 

 

それからしばらくして里にて……

 

ゆき「えー!?ここには住まないの!?」

 

アナザーゆき「だってここって私(あなた)の学園生活部じゃん。私がいたらダメだよ」

 

落ち着いた所で一緒に住まないかを持ち掛けて断られたゆきはアナザーゆきは理由を述べる。

 

ゆき「でもでも~一緒の方が楽しいよ」

 

めぐみ「えっとそれでねゆきさん」

 

圭「実は私とめぐみ先生。彼女と一緒に住もうと思ってるんだ。もちろんカンナさんに話してその為の住居も作って貰ってるんだ」

 

まだ諦めないゆきに声をかけためぐみの後に圭がそう言う。

 

みき「え、そうなの!?」

 

ゆうり「初めて聞いたわそれ!?」

 

聞いていなかったのかみきとゆうりも驚き、くるみも驚いて問う。

 

くるみ「なんで二人がアナザーのゆきと一緒に!?」

 

めぐみ「同じだから、かな?ほら、私達は一度死んでこうやって生き返ってエトワリアにいるから、同じ境遇のこの子の傍にいてあげたいのよ」

 

ね?とアナザーゆきを抱きしめて言うめぐみに圭も頷く。

 

ゆき「あー、そっか…それなら仕方ないね」

 

圭「ってことでアナザーゆき先輩、どうぞ」

 

アナザーゆき「うん。ってことで私たち三人、第二学園生活部をここに結成します!」

 

ドドン!と言う音が聞こえそうな感じにアナザーゆきは自信満々に宣言する。

 

ゆき「なんと!?」

 

みき「第二学園生活部!?」

 

ゆうり「あらあら…」

 

誰もが驚く様子にアナザーゆきは笑う。

 

アナザーゆき「サプライズ成功だね」

 

めぐみ「ふふっ、そうね。(良い笑顔。これからもそんな笑顔でいてね。アナザーゆきさん)」

 

笑顔で言うアナザーゆきにめぐみは心底安心する。

 

ゆき「それにしてもめぐねぇの服装、大胆だね」

 

アナザーゆき「あ、確かに!」

 

めぐみ「ふえ!?」

 

すると話がめぐみが今着ている服のに代わる。

 

くるみ「確かに色っぽいよな。その衣装」

 

めぐみ「そ、そう言う恵飛須沢さんだって」

 

ゆき「くるみちゃんはくるみちゃんで違和感ない格好でワイルドな感じだよね~んでめぐねぇは大胆でセクシーって言うんだよね」

 

慌てて話を自分からくるみの方に振り向かせようとして再び帰って来たのにはうーとなる。

 

圭「普段もあんな感じのだったんですか?」

 

ゆうり「ふふ。そうね。これが私たちのめぐねぇなのよ」

 

雰囲気と性格的な意味でねと笑うゆうりに圭もそうですかとほくそ笑む。

 

ワイワイしあうゆき達。

 

そこにはもう、悲しさも憎しみもなかった。

 

 

 

 

 

 

 




アナザー由紀
外見:きららファンタジアのめぐねえや圭、くるみのように上に真っ直ぐ伸びた角が生え、両腕と両足が半分魔物化し、腰に細くて黒い尻尾が4本生えている。上の服が☆4の胡桃の様なビスチェで、下は☆5のりーさんのスカートみたいな感じになり、ハイライトなしの深紅の瞳に髪がロングストレートになった由紀。頭にりーさんの髪飾りを、右腕にみーくんが付けていたサスペンダーの一部を巻き付けている
概要
他のメンバーが全滅し、自分も感染したが半ゾンビとして生き残ってしまった世界から召喚された由紀
性格も大人っぽく、クールな感じの性格に変わっており、子供っぽい自分を見ると苛立ってしまう
謎の魔術師のアナザーコールという術で召喚される。
魔術師からエトワリアのことを聞いて、自分がオリジナルの由紀になるため、そして学園生活部を取り戻すために事件を起こす。
クラスはせんし、ぶきはくるみの形見のスコップ。属性は月
半ゾンビ化した身体なので人間とゾンビ、両方と戦っていたため、実力は強く。桃や宮子、トオル三人相手に無双できるほど
尻尾は纏めて1本の尻尾の様に見せている。
再召喚されたあと学園生活部に誘われるけど断って自分で新しい学園生活部作る。
終わった者たちの新しい生活の場所
アナザー由紀、再召喚後は地下でめぐねぇと圭と三人で第二学園生活部作る


アナザーコール
概要
コールとは違う召喚術。
違いとしてはあり得たかもしれない世界と言うIFの時間からクリエメイトを召喚する。
だが、コールとは違い、IFなので原典とは違って危険に歪んでいる者が召喚される可能性もある。
それ故に禁忌とも言われ、知る者は少ない。


元武装神官長候補・ナイエール
外見:緑髪の肩までのショートで、ビキニアーマーとパレオスカートにマント付きの肩パッドを付けている。
概要
トラブルメーカーでいろんな禁忌魔法を習得しているトンでも女魔剣士。
アルシーヴとは子供の頃からの幼馴染み兼悪友でお互いに悪く言うが内心認め合っていて、最強のアルナイコンビとも呼ばれていたとか
その強さからアルシーヴと同等の地位の武装神官長になるはずだったけど神殿勤めがイヤで逃げだし、禁忌の魔法の面白さに気づき、各地で禁忌の魔法集めるために色々やっていて指名手配を受けている。
性格は真面目なアルシーヴとは逆に不真面目でGAの友兼妹の様な感じ
ソラとランプと同じ様に聖典とクリエメイトが大好きだが二人ほど熱くない。
アルシーヴからはトラブルメイカーでランプの教育に悪いが真正面から言い合える悪友でナイエールのアルシーヴの位置づけは真面目過ぎな委員長で説教臭いが信頼出来る悪友
武器が剣で属性は陽
アナザーコール後は武装神官長として神殿に勤め、アルシーヴの監視の元、働く事になる。
実はアルシーヴとは恋人同士で、それに至った経緯は逃げ出す前にお酒の飲み過ぎでうっかりヤってそのまま付き合うことになった。
デートするときはお互いに変装しており、アルシーヴは纏めている髪を降ろして可愛い服着てどこにでもいる女性な感じ、ナイエールの方は男装している。


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海賊大決戦!新カレン海賊団VSランプ海賊団! 前編

アナザーゆきの事件から暫くして、新たなアナザークリエメイトによる事件が起ころうとしていた。


 

 

とある日

 

きらら「う~ん、眠い……」

 

クレア「が、頑張ってください……きらら…さん!」

 

召喚の館にて、きららとクレアはアナザーコールの特訓をしていた。

 

ただ、長くやっていたから2人とも凄く眠そうであった。

 

クレア「つ、次で最後にしません…か?」

 

きらら「そ、そうだね……」

 

提案するクレアにきららも同意して早速集中する。

 

きらら「……見つけた!」

 

クレア「開きます!」

 

可能性のパスを見つけ、その為のゲートを開こうとするがここで2人は長時間の特訓が祟って意識が強制的に眠りに入ってしまう。

 

クレア「あ、ダメ……」

 

きらら「意識が……」

 

バタン

 

そのまま2人は倒れて寝息を立てる。

 

2人が眠ってしまった事で召喚の陣は消えるかと思われたが、そのまま存在し続け、金色に輝いた後に1人の影が出て来る。

 

???「……何処デスかここ?」

 

その人物は周りをキョロキョロ見渡した後にきららとクレアに気づく。

 

???「……もしかしてこの二人、誘拐犯デース?」

 

そんな2人を見てその人物は自分の今の状況からそう解釈した後に少し思案し……

 

???「……そう言えば前に遊びで覚えたあれを使って……この二人を自分の仲間にしてあげるデース」

 

ニヤっと笑ってそう言う。

 

 

翌日の訓練場

 

そこでは陽子が吹っ飛び、そんな彼女をカバーする様に久世橋が追撃しようした相手のパンチによる攻撃を防ぐ。

 

そのまま攻撃を受け止めた後に久世橋と陽子は距離を取る。

 

攻撃したのは体は金色の所を黒色に、赤と銀色の所を深青色に、胸の部分のセレクテッドモニターをエクスコントローラーとライダーゲージに変えてマテリアライズスマッシャーを外し、頭のPDヘッド-FTG50をエグゼイドのEXヘッド-ACT2に変えて目の色を黄色にしたパラドクスノックアウトゲーマーな仮面ライダーであった。

 

そんな3人の特訓をスカルとヘッドホンにカレンと綾、鳥丸が見ていた。

 

スカル「ヴィンテージの奴、自分の仮面ライダーのを早速使いこなしているな」

 

さくら「ゴーグル君の使うマイティアクションXを元にしたゲームだけに格闘戦が主なんだね」

 

カレン「確かにさっきからそんな感じの技ばかり出してマスね」

 

パンチやキックを素早く繰り出している仮面ライダーのを見てカレンはおぉと感嘆の声を漏らしながらそう述べる。

 

仮面ライダー→ゼノ「ゼノの調子は良いな。まだまだいけるか?」

 

久世橋「勿論です!ですよね、猪熊さん!」

 

陽子「おお!熱くなってきたんだ、もっとやろうぜ!」

 

グッパしてから構えるゼノに久世橋は気合を入れて答え、陽子も同じく返す。

 

鳥丸「お二人とも~ファイト~」

 

綾「頑張りなさい陽子!」

 

応援する2人と見ているスカルとヘッドホン、カレンだったがそこに大変大変!!とアリスとランプが慌てた様子で来る。

 

アリス「大変!シノが居なくなっちゃった!」

 

ランプ「きららさんが行方不明です!」

 

ヘッドホン「ええ!?」

 

スカル「行方不明だと?」

 

告げられた事に綾が大変と言うと様子に気づいた3人が訓練を止めて来る。

 

鳥丸「アリスさん。大宮さんが居なくなったってどういうことですか?」

 

アリス「朝、シノを起こしに向かったらシノがもういなかったんです!それでホノカの所にも行ったけどシノどころかホノカもいなくって!イサミも見てないって言うんです!」

 

カレン「ホノカもデスか!?」

 

久世橋「それできららさんの方は朝起きたら居なくなってたんですね」

 

そうなんですとランプは頷き、後から来たマッチもどこにもいなかったよと付け加える。

 

ヘッドホン「確か昨日は偶然あった時にクレアちゃんと一緒にアナザーコールの練習をするって言うのを聞いたよ」

 

陽子「アナザーコールの練習!?」

 

ええ!?と驚いているとランプちゃーんとゆのが来る。

 

ゆの「きららちゃんどこに居るのか知らない?宮ちゃんコールしたから何かあったのかなと思って……」

 

ランプ「宮子様をコール!?」

 

驚くランプにランプちゃーんと今度はやすなと青葉、ニナが来る。

 

やすな「きららちゃん知らない?ソーニャちゃんコールしたから何かなと思って」

 

青葉「きららさんどこに居るか知りませんか?八神さんをいきなりコールしたからどうしたのかなと思って」

 

ニナ「きららちゃん、何処に居るのか知らない?ノノをこーるしちゃったみたいで」

 

次々と自分に矢継ぎ早に話しかける3人にランプはえ?え?となる。

 

スカル「お前達の方も呼ばれた感じか?」

 

陽子「どういうこっちゃ?」

 

ガ・シューン!

 

ゼノ→ヴィンテージ「きららが理由もなくコールをする訳がないと思うが……」

 

首を傾げる陽子の後にヴィンテージが変身を解きながら呟く。

 

誰もが唸っていると遥とかなた、珠輝、こはね、はなこ、葉子と双葉、苺香、リゼと千夜、シャミ子と桃、なるも来て口々にランプに各々の知り合いの名を上げてきららがどこにいるかを聞くのでヘッドホンが待ったをかけてからスカルがあげられた名を言う。

 

スカル「宇希、トーマス姉妹、椿、照、夏帆、リリス、ハナ、シャロ、歌夜が宮子、ノノ、ソーニャ、コウの様にきららにコールされたか……」

 

綾「ずいぶんと大人数ね……」

 

陽子「あれ?……なぁ、コールされたメンバーって皆金髪じゃね?」

 

そんな大事なのだろうかと心配する綾の隣で陽子が指摘する。

 

言われてみれば……と誰もが気づく。

 

ヴィンテージ「呼ばれた奴らの共通点がそうなると……いない忍と穂乃花の2人を考えると……」

 

アリス「きっとシノの仕業だよ。きららちゃんにお願いして金髪の人たちだけを集めてお茶会しようとしているんだ……!」

 

シノ~~~とアリスは黒いオーラを発するとダークアリスに変わる。

 

カレン「アリスがダークアリスになっちゃったデス!?」

 

陽子「シノのやつ、やると思ってたけどついにやっちまったのか!?」

 

それにカレンと陽子、綾は戦慄してると探しに行って来ると言ってダークアリスは訓練場を出て行く。

 

スカル「俺達も探すぞ。お茶会じゃなかった場合も考えて、早めに見つけた方が良いからな」

 

久世橋「は、はい!」

 

鳥丸「みんなで手分けして探しましょう!」

 

はいとその場にいたメンバーが答えた後にそれぞれ別れて探しに行く。

 

お茶会が出来る場所をランプ達が探しに行き、ライネから大事になりそうな所などをヴィンテージやスカルと言ったバトルで大いに力を発揮するメンバーが探した。

 

だが、どっちとも空振りに終わり、時間が無駄に過ぎて行き、きらら達が消えてから3日経ってしまう。

 

Dアリス「シノー……」

 

カレン「ホノカー……」

 

ランプ「きららさん……」

 

食堂でDアリスや落ち込んでいる面々にこりゃあ重症だと陽子は唸る。

 

ヘッドホン「しかもニナさんまでコールで呼ばれちゃったみたい」

 

青葉「情報が少なすぎですね……きららさんやクレアさんもそうだし、皆さんどこに行ったんでしょうかね?」

 

思い出して言うヘッドホンのに青葉もうーんと唸る。

 

誰もが手詰まりになったと思っていると……

 

バン!!!

 

???「カレンはここかー!」

 

勢い良く扉が開くと共に響く怒声に誰もが何事!?と思っているとロッテが立っていた。

 

ただ、その顔は怒っていた。

 

遥「ロッテさん!?」

 

かなた「どうして此処に!?」

 

知り合ってる2人が声をかけるがロッテは怒り顔でカレンに近づいてガシッと肩を掴んで目線を合わせる。

 

ロッテ「今すぐ連れ去った人たちを返せ!お前の海賊行為のせいで、こっちは本業に影響が出てるんだぞ!!」

 

カレン「な、なんのことデース!?」

 

こはね「ろ、ロッテさん!いきなりどうしたの!?カレンちゃんは何も悪い事してないよ!」

 

スカル「カレンは俺達と一緒にいたんだ。何かしたと言うのは無理があるぞ」

 

怒鳴るロッテに涙目になるカレンを庇うこはねの後にスカルもフォローに入る。

 

ヘッドホン「一体何があったんですか?」

 

ロッテ「新カレン海賊団ってのがあちこちで金髪少女たちを攫っているんだよ!それでいろんな所が困ってるんだよ」

 

椅子にどっかり座り、苛立った顔で答えたロッテに誰もが戸惑う中で腕を組んで目を閉じていたヴィンテージが目を開く。

 

ヴィンテージ「話が読めた。どうやらきららとクレアの特訓は成功していた様だな」

 

青葉「え?……あ!」

 

やすな「ど、どういうこと?」

 

察した青葉の隣でハテナマークを浮かべるやすなにヴィンテージは溜息を吐いて答える。

 

ヴィンテージ「きららとクレアが訓練していたのはアナザーコールだ。そうなると考えられるのは1つ、もう1人のカレンが呼ばれたと言う事だ」

 

その言葉に誰もがああっ!?となり……

 

「「「「「IFのカレンちゃん(さん)!?」」」」」

 

カレン「ワタシのアナザーデスか!?」

 

ええ!?と驚くカレンだが陽子と綾はすぐさまありえる!と叫ぶ。

 

陽子「確か前に作り話で海賊なカレンを出してたな忍の奴!」

 

綾「もしかしてそれが本当にあったもしもの世界のカレンがアナザーコールで!」

 

葉子「ですが、どうしてアナザーの九条さんは金髪の人達を集めておられるのでしょうか?」

 

2人の言葉に葉子が代表で呟く。

 

その言葉に誰もが疑問に思う中で陽子は疲れた顔で思い出しながら推測を述べる。

 

陽子「確か、宝物と聞かれた時にお話しの忍が金髪と言ってその後にお話しのアリスが忍と言って、その際お話の忍は金髪だったから……」

 

桃「金髪少女をお宝と思って集めている……?」

 

珠輝「あ、もしかして皆がコールされたのも!」

 

ヘッドホン「アナザーのカレンちゃんがきららちゃんとクレアちゃんを利用したって考えられる!」

 

誰もがそう行き付く中で話についていけてないロッテは目をパチクリさせる。

 

ロッテ「あ、アナザーってどういうことだ?」

 

ゆの「あ、えっとですね……」

 

置いてけぼりにしてすいませんと謝罪してからロッテに経緯を話す。

 

そういう事か……とロッテは納得してからカレンに頭を下げる。

 

ロッテ「勘違いしてすまなかった」

 

カレン「いえ、大丈夫デース!それに元々悪いのはもう一人のワタシデスし!」

 

ふんす!と鼻息を荒くするカレンにそうだねとDアリスがゆらりと立ち上がる。

 

Dアリス「……つまりそのカレンをとっちめればシノは帰ってくるんだね」

 

綾「あ、アリス?」

 

陽子「そうだった!?ダークのままだった!!」

 

オーラを噴出するDアリスに誰もが引く中で大変だ!とポルカが慌てた様子で来る。

 

ポルカ「誰かコルクを見てないか!?」

 

双葉「え?コルクさんですか?」

 

千夜「お店に臨時出張中って張り紙してあったから出張しているかと思ったんだけど……」

 

そうなんだよ……とポルカは困った顔をする。

 

ポルカ「昨日の夜に帰るって言ってたんだけどさ、覗いたらまだ帰って来てなかったんだよ……船に乗って遠くに行くって聞いてたからここ最近、海で荒らしをやってる奴がいるって聞いたから気になってさ……」

 

なる「船に乗って遠くに……」

 

苺香「あ、あの。それって今の話と繋げるとマズいんじゃ……」

 

出てきた言葉に誰もが顔を見合わせて冷や汗を流す。

 

スカル「行先が決まったな」

 

ランプ「ロッテさん!海賊が出た場所に連れてってください!」

 

ロッテ「え、ああ、良いよ」

 

勢い良く頼み込むランプにロッテは少したじろきながら返す。

 

マッチ「大丈夫かな……普通に不安だ;」

 

陽子「まあなにもしないよりはいいんじゃね?」

 

綾「そうね……アリスも元に戻さないと……」

 

不安そうに言うマッチに陽子はそう返し、オーラを増してるDアリスを横目に綾は呟く。

 

その後はお昼を食べてからコルクが心配だからと同行するポルカとノノとニナを助けに行くぞと聞きつけた佐久と彼女に引っ張られてきた千矢も加わって里を発った。

 

なお、青葉は出発前にりんに念入りにコウ救出を頼まれたのであった。

 

 

 

 

海を進むロッテの船、動く船員達を横目に久世橋は海を見渡す。

 

久世橋「良い景色ですね」

 

烏丸「そうですね~。アリスちゃんとランプちゃんが黒い以外は」

 

あらあらと困った顔でずもももと黒いオーラをまだ放ってるアリスと放ち始めたランプを見る。

 

ヴィンテージ「影響受けてるな」

 

カレン「まさにダークランプデース;」

 

陽子「黒に染まっちまったかランプも……」

 

服も変わり始めてるし……とどことなく彼女の先生のアルシーヴのに近い感じの衣装になってるランプもといDランプに陽子は冷や汗を流す。

 

船員A「船長!目標と思われる船発見!!」

 

ロッテ「見つけたぞ!」

 

その言葉と共にDアリスとDランプは真っ先にその方向に向かう。

 

マッチ「はやっ!?」

 

陽子「あの船か!」

 

誰もが改めて目視する。

 

その船は全体的に黒く、マストが翼の様な形をしており、先端は海賊帽をかぶったスライムが飾られていた。

 

ロッテ「あれが新カレン海賊団の船だ!」

 

青葉「ん~~?なんかカレンさんのイメージとは違う船ですね」

 

千矢「なんだろうあのスライム?」

 

船に誰もが不思議そうに見る中でポルカはんん?と首を傾げる。

 

ポルカ「あのスライム……どっかでみた様な……」

 

やすな「あ、ソーニャちゃんだ!ニナさんたちも居るよ!?」

 

佐久「なに!?」

 

首を傾げるポルカの隣で双眼鏡で船を見て言ったやすなに貸せ!と佐久は止める間もなく見て……顔を真っ赤にして倒れた。

 

何が見えたの!?と誰もが驚いている間にヘッドホンも見てあー……と何とも言えない顔をする。

 

ヘッドホン「皆、凄く肌の露出多めの格好をしてる。ニナさんもまた大胆な感じの格好をしてて佐久さんには目に毒ね;」

 

Dランプ「シノは居る?!」

 

Dアリス「きららさんは!?」

 

そんなヘッドホンへと2人は詰め寄り、ほれとスカルが持ってきていた双眼鏡2つを差し出して、2人は早速見る。

 

Dアリス「居たシノだ!」

 

Dランプ「きららさん!……ってなんか指示役になってませんかあれ!?」

 

見つけて言うDアリスの後のDランプの声にええ!?と誰もが驚いた後……

 

ドーン!ドーン!

 

ロッテの船近くに水柱が起こる。

 

船員「砲撃確認!攻撃されています!!」

 

ロッテ「なんだと!?」

 

報告にロッテが驚いているとなっはっなっはっ!と言うカレンの笑い声が響く。

 

陽子「何こんな時に笑ってんのさカレン!!」

 

カレン「笑ってないデス!」

 

久世橋「あ、見てください!」

 

縁にしがみ付きながら叫ぶ陽子にカレンが返した後に久世橋が先ほどの船を指す。

 

先端にとある人物がいた。

 

それが……海賊姿のカレンであった。

 

アナザーカレン「海賊カレン参上デース!ワタシのナワバリに侵入するトハ!命知らずデスね!!」

 

自分を見るメンバーへとアナザーカレンは自信満々に言う。

 

綾「あれがアナザーのカレン……!まさしく海賊の船長な姿ね」

 

Dランプ「こらー!海賊のカレン様!きららさんとクレアさんを返しなさーい!」

 

叫ぶDランプにそれは無理デースと返される。

 

アナザーカレン「今二人はこの海賊団の優秀な副船長なんデス!返すわけにはいきまセーン!」

 

ヘッドホン「副船長!?」

 

告げられた事にヘッドホンが驚いていると意識を取り戻した佐久が叫ぶ……目隠しながら

 

佐久「き、貴様!に、ニナにいかがわしい格好をさせおって!!」

 

千矢「ニナ先生とノノを返して!」

 

リゼ「シャロを返せ!」

 

海賊きらら「それは駄目です。皆さんは私たちが集めた大事な船員です」

 

海賊クレア「ですです!」

 

叫んだ2人のに海賊の服を着たきららとクレアが返す。

 

マッチ「きらら!クレア!」

 

かなた「なんで二人ともアナザーのカレンに協力しているの!?」

 

驚く一動に海賊きららと海賊クレアは言う。

 

海賊きらら「だって私たちは昔から海賊ですからね!」

 

海賊クレア「そうです!海賊一派です!」

 

んん?と誰もが2人の口から出た言葉にはてなマークを浮かべる。

 

スカル「洗脳させられてるな」

 

やすな「洗脳!?」

 

珠輝「やったのってもしかして……アナザーのカレンちゃん!?」

 

それを見てスカルはすぐさまそう言い、誰もがアナザーカレンを見る。

 

アナザーカレン「ち、違うデース!私がやったのは催眠術デース!」

 

ヘッドホン「いやほとんど同じ!!?」

 

陽子「それで二人がおかしくなったのか!?」

 

綾「じゃあ他のみんなも!?」

 

アナザーカレン「いや、二人にしかしてないデス」

 

返された言葉に誰もがまたもんん?となる。

 

綾「じゃあなんで海賊になってるの?」

 

リゼ「……まさか召喚した二人がおかしくなってるからか?」

 

スカル「ありえるな……後、一部はノリと勢いだろう」

 

呟いた綾のにリゼが推測を立ててスカルがそう付け加える。

 

桃「じゃあおかしくなってるきららとクレアを元に戻さないとね」

 

かなた「と言うか一部はノリと勢いって言われてるのがなんとも言えないんだけど;」

 

そう言ってシャミ子を見るかなたになぜこっちを見てるんですか!?とシャミ子は驚く。

 

スカル「お前のご先祖はこの状況を楽しまないと思うか?」

 

シャミ子「……ノリノリでやりそうです;」

 

ゆの「宮ちゃんもやりそうだね;」

 

代わりに返したスカルのにシャミ子はぐうの音も出ず、ゆのや心当たりのある面々はあーとなる。

 

ヴィンテージ「ま、やる事は変わりない……そうだろう船長?」

 

ロッテ「勿論だ!海賊の評判を落とさないためにもここで倒させてもらう!」

 

海賊カレン「ふっ!ワタシを甘く見ないでクダサーイ!これでも七つの海を制覇した大海賊デース!」

 

砲雷撃戦用意!!と叫ぶ海賊カレンの言葉と共に砲門が動く。

 

ロッテ「こっちも砲台用意!」

 

その言葉と共にロッテの船も戦闘態勢に入る。

 

ロッテ&海賊カレン「砲撃、開始!」

 

同時に砲弾が放たれて、海戦が始まる。

 

 

 






仮面ライダーゼノ バトラーゲーマーレベル50
外見:体は金色の所を黒色に、赤と銀色の所を深青色に、胸の部分のセレクテッドモニターをエクスコントローラーとライダーゲージに変えてマテリアライズスマッシャーを外し、頭のPDヘッド-FTG50をエグゼイドのEXヘッド-ACT2に変えた目が黄色のパラドクスノックアウトゲーマー
変身者:ヴィンテージ
概要
ヴィンテージがゲーマドライバーとマイティバトラーX(クロス)ガシャットを使って変身した仮面ライダー
瞬発力とスピードに特化しており、変身者のテクニックでパワーも上がる。
必殺技はキメワザスロットにマイティバトラーXガシャットを装填し、連続蹴りを浴びせてからのアッパーで打ち上げる『マイティ・クリティカルストライク』

マイティファイト!マイティフィニッシュ!マイティ・マイティ・バトラー!X!!

マイティバトラーX(クロス)ガシャット
外見:様々な色のマイティ達が戦いあうラベルが張られたディープブルーのガシャット
概要
ゼノが使うライダーガシャット
アクションゲームのマイティアクションXを元に様々なバトルゲームを組み込んだゲーム『マイティバトラー』が内包されている。
1対1からバトルロワイアルにチーム戦など、様々な対戦形式のが入っている。
プレイヤーのプレイスタイルによってパワー特化や防御特化など様々なステータスに出来る。



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