ダンジョンで美醜逆転は間違っているだろうか? (夜と月と星を愛する者)
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本来の主人公がTSは間違っている

……思いつきで書いてしまった…

暖かい目で見守ってください!!


いつもニコニコ、貴方の背後に這い寄る混沌

 

ニャルラトホテp

 

 

 

 

すいません。ブラウザバックしないでください!

 

え?メタイって?……気にするな!

 

「お主は一体何を言っておるんじゃ…」(_ _;)

 

神(作者)から叩かれそうな事を口走っているところに突然、まるで最初からいたかのように肩まである白髪、これまた立派な髭、そして白いローブを纏ったお爺さんがいた

 

ッ!!誰だお前は!

 

「地獄からの使者!スパイダーm…って何を言わせるんじゃ!」

 

おや、ノリツッコミがいいですねぇ

 

「……お主、死んだというのにお気楽すぎやせんか?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

え?

 

「じゃから…死んだんじゃよ。お主は」

 

は?え?ん?………はぁぁぁぁぁ!!?

 

「まぁ、そんな反応をするよな普通」

 

え?え?え?な、なんで!?

 

「少し待て……えっとな…」

 

お爺さんが、何処からともなく一つの紙を取り出すと、何かを確認するように紙に書かれてある内容を見た

 

「死因は……走っている最中にアキレス腱が裂傷をしその拍子に地面に転がっていたバナナを踏んで滑り道路に飛び出してトラックに轢かれたと………なんというか…不運な男よな」

 

は?アキレス腱が裂傷してバナナを踏んで滑って轢かれた?…マジで?

 

「マジじゃ」

 

マジかよぉ〜死因が恥ずかしい……ん?そういや、俺喋ってないよな?

 

「そうじゃ、今のお主は魂だけじゃからの」

 

……やっぱ死んだんだな俺……ん?てかあんた誰だ?

 

「今頃か……儂はまぁ、お主らで言う神じゃ」

 

紙?髪?……GOD?

 

「そう、GODつまり神じゃ」

 

………………………そんなことよりおうd

 

「受け入れろ」

 

いや無理だろ

 

「まぁ、そうじゃろうな……とと、話が脱線したが、お主をここに呼んだのは此方の不手際だからじゃ」

 

ん?不手際?何があったし

 

「儂の部下が間違ってお主の全てが詰まった書類を燃やしてしまったのじゃ…(本当は寒いからと言う理由で燃やしたのじゃが……あの駄目神…どうお灸を添えてやろうか)」

 

えぇ…書類を燃やされたから死んだって…とほほぉ

 

「…本当にすまんかった、代わりと言ってはなんじゃが、転生させるぞ?」

 

……え?転生?あの有名な転生?チート貰ってヒャッハーするあれ?

 

「チートとは特典の事かの?そしてお主の考えておる転生であっておるぞ」

 

やったぜ!!

 

「まぁ、お主が特典を決めることは出来んがな。転生先も」

 

……つまり…

 

「特典はお主がおみくじで、転生先は完全ランダムじゃ」

 

これは俺の運が試される!←幸運C

 

「まぁ、お主がどんな特典を得るのかは儂も楽しみなんじゃがの」

 

すると、神様が指を鳴らすと、神様の横に神社によくあるおみくじがあった……クソでかいが…一体何個のくじがあるんだ?

 

「……あ、そういやお主…手がないの」

 

……あ……どうしよう?

 

「…しょうがない。儂が引くとしよう」

 

お願いします!神様仏様幸運の女神様!

 

「儂は神なのじゃが……それと特典は3つじゃ……それでは行くぞ」

 

神様が一つ目のくじを引くとそこには

 

【Fateアキレウスの肉体】

 

……え?

 

「ほうほう、あの英雄の肉体ということは不死性とアキレウスの全ての技術を得ることができるというわけか…ここでは運が良いのぉ…死因はあれじゃが(ボソッ)」

 

おい、聞こえてんぞ……てか、魂だけなのに聞くとはこれいかに…耳って何処にあるんだ?

 

「さて、次に行くぞ」

 

そしてまた引くとそこには

 

我が手に(アポーツ)

 

……ちゅ、厨二くせぇ

 

「…まぁ、便利と考えれば良いな……次で最後じゃ」

 

そして、最後のくじには

 

【英雄威光】

 

……いや、最後が一番わからないんですが?英雄はわかる…だが、威光ってことはあれだろ?威厳的なやつだろ?……てことは英雄としての威厳ってことでいいのか?…英雄の威厳ってなに?

 

「そうじゃのぉ…英雄威光とはいわば英雄の中の英雄みたいなもんじゃな…英雄としての雰囲気、格、魂、言動、行動とかの色々じゃな」

 

……えぇ〜…正直、田舎とかでのんびりしたかったんだが、英雄ってことはあれだろ?困難に立ち向かったり、常人では出来ないことを成したり、人々の為に戦ったりとか……早死にしそう

 

「まぁ、こればっかりはすまんのぉ…まぁ、アキレウスの肉体を得ておるから神の武器と神性が高くない限りお主に傷を付けるのは困難じゃから問題ないじゃろうて」

 

でもそれって俺がいた世界のように平和だったら完全に異常者や解剖待った無しですよね?

 

「………お主の運を信じれ」

 

おいこら

 

「では、行って来るが良い」

 

あれ……意識……が……

 

俺は意識が薄れる中、確かに聞いた

 

「…さて、あの駄目神アクアにお灸を添えねば」

 

あの駄目神のせいかぁ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

森にある湖にて

 

「ふんふんふふーん♪」

 

白髪赤眼でどこか小動物でウサギを思わせる少女が鼻歌を歌いながら湖に着いた、少女は目的の場所に行く途中にあるこの湖で水浴びをしようとしているだ

 

「さてと……ん?」

 

その時、女の子の視界に緑色が映った

 

「…え?…人!?ど、どうして!?もしかして、魔物に…だ、大丈夫?!」

 

女の子が視界に映った人影に近寄ると

 

「…ほえ?…男?…男ぉぉぉぉぉぉ!!?」

 

何故か大声を出すと、大声で目を覚ましたのか緑色の髪をした男が起き上がった

 

「…こ、ここは何処だ?」

 

「あわわわわわ!!男の人だ、お爺ちゃん以外で初めて見た!」

 

「ん?……」

 

男……転生者…アキレウスは隣で慌てている白髪の女の子を見やった

 

(可愛いな。ウサギみたいだ……とと、違う。まずはここが何処だが聞かねぇと)

 

「なぁ」

 

「ひゃ、ひゃい!?」

 

「………」

 

「ッ〜〜〜〜!」

 

顔を真っ赤にして恥ずかしがっているが、まずは現状だ

 

「…聞いていいかな?」

 

「あ、はい!」

 

「ここは一体どこだ?」

 

「え?ここはオラリオの近くにある森でその森にある湖に今僕達はいます……えっと、知らないんですか?」

 

異世界から来たからなぁ……誤魔化すか

 

「すまない。記憶が混濁してるんだ、時間が経てば治ると思う。何故ここにいたのかも」

 

「なら、良かった」ホッ

 

それなりにある胸を撫で下ろしながら白髪の女の子は安堵した

 

(……煩悩退散煩悩退散煩悩退散!)

 

悲しきかな元は高校生であるから異性に飢えてる。つまり彼は彼女のいない悲しき男だ、だが、今の容姿は誰もが認めるイケメンのアキレウスなので問題はないだろう(あります)

 

「…そうだった、起こしてくれてありがとう(大声で起きたが)、あのままだったら何が起きたかわからんかった」

 

アキレウスは本音を言った。野盗やスリにでもあったら貯まったものではないからだ

 

「う、うん。あのままだったら魔物に襲われてたかもしれないからね」

 

(…なに?魔物?)

 

「魔物ってなんだ?」

 

「え?…あ、そうでしたね記憶がまだ……魔物って言うのはダンジョンで湧いて人を襲うのが魔物です。今僕達がいる地上では昔の魔物が地上に出てきた魔物たちなんです。ダンジョンから出てきた魔物は弱くなりますので地上にいる魔物はそこまで危険じゃないんです。そしてダンジョンがあるのが迷宮都市『オラリオ』なんです」

 

男は少女から出た単語に反応した

 

(オラリオ?……てことは、ここはダンまちの世界か!?そういえば、スルーしてたが、さっきもこの子普通にオラリオって言ってたし……うわぁ、面倒くさい事沢山あるじゃん。主にフレイヤとかフレイヤとか主人公関連で)

 

「教えてくれてありがとな」

 

「ひう!?」

 

少女は突然、顔を赤くして胸を押さえ出した

 

「ど、どうした!?」

 

「あ、ま、待って」

 

少女が静止をかけた時は時すでに遅しアキレウスとの距離が密着するほど近づいていた

 

「あ、あ、…きゅぅ〜……」

 

少女は目をぐるぐるとして、とうとう気絶してしまった

 

「え?……もしかして、アキレウスの顔って彼女にとって駄目だったのか?」

 

アキレウスは方向違いの勘違いをしていた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「は!……あれ?男の人は?」

 

少女が辺りを見回すとそこには男の影はなく少女は落ち込んだ

 

「うぅ、折角男の人と出会えたのにぃ……それとも、夢だったのかな?」

 

「夢じゃないぜ」

 

少女の呟きに返答が来た、恐る恐る少女は声の方向を向くと

 

「いやぁ、魔物ってこいつらのことなんだろ?初めて戦ったが案外いけるな」

 

少女が視線を男の後ろに向けるとそこにはまだ灰になっていないダンジョンの中層に出てくるミノタウロスがいくつもの打撃の跡が残って絶命していた

 

「み、ミノタウロス!?だ、大丈夫だったんですか!?」

 

少女はアキレウスに詰め寄ると

 

「おう、これでも格闘戦はできるぞ(アキレウスの肉体だからのと、格闘戦で次はどう動けばいいのか、弱点などが瞬時に頭の中に浮かんだから)」

 

少女が一通りアキレウスの体をペタペタと触れて傷が無いことを確認するとまた安堵した、そして疑問に思った

 

「(ミノタウロスを倒したってことはこの人は恩恵刻んでいるのかな?だったらこの人と同じファミリアに入りたいなぁ)」

 

少女は完全に恋する女の子の妄想を繰り広げて、アキレウスは少女に質問を出した

 

(ここがダンまちの世界だっていうんなら白髪赤眼のキャラなんぞ、1人しかいないぞ、だが、原作とズレて妹という可能性も)

 

「なぁ」

 

「なんですか?」

 

「君の名前は?…あ、俺から名乗った方がいいな。俺はアキレウスただの旅人だ」

 

嘘ハッタリだが、少女はその言葉を信じたようだ

 

「アキレウスさん……あ、僕は

 

 

 

 

 

ベル・クラネルと言います!」

 

 

 

 

憐れ、現実はそう簡単にうまくいかないと

 

(主人公本人かよぉぉぉぉぉ!!?しかも女になってるし!?原作どこいった!!?)

 

その時、少女は思い出したようにアキレウスから距離をとった

 

「す、すいません!僕みたいなのがアキレウスさんに触れちゃって、お喋りして……すいません…」

 

(ん?どういう事だ?こんな可愛い子から話しかけられて嬉しくないなんてことはないだろう)

 

「どういう事だ?ベルみたいな可愛い子に触れてもらえて喋って嬉しく無いなんてことはないはずだぞ?」

 

「……え?」

 

「ん?俺なんか変なこと言ったか?」

 

「え?ぼ、僕の顔を見てそんなこと言えるんですか!?」

 

男はベルの発言に頭が追いつかず、疑問符が回り続けていた

 

「だ、だって僕…醜いし…」

 

「は?」

 

アキレウスの口から素っ頓狂な言葉が出た、それはそうだろうウサギを連想させ行動もどことなく小動物を思わせる少女は誰もが可愛いと答えるだろう。なのに醜いといった

 

「醜いんですよ。僕、村でも僕に優しくしてくれたのはお爺ちゃんと近所のご老人な人ばっかりで、村では美しい女の人から舌打ちや醜いって罵倒されて……」

 

(……いや、まさかとは思うが……もしかしてこの世界…)

 

「だから僕みたいな醜い子は男の人から嫌われる。アキレウスさんから嫌われるって思って」

 

(美醜逆転の世界かよぉぉぉ!!?そういうのはアイマスと東方だけでいいんだよ!女が多い世界にしろよ!)

 

「それに、男の人も数が少なくて、男の人は全員美人といて」

 

(しかも男性が少ないぃぃぃ!!?)

 

「だから、アキレウスさんとは……距離を…」

 

アキレウスはそんなベルの呟きを聞くと

 

「馬鹿だな君は」

 

「ッ…」

 

「俺は君の事は可愛いと思う。誰がなんと言おうが俺は君の事を可愛いと断言する」

 

「…え?」

 

アキレウスはベルに近づいて、目線を合わせると

 

「そんな、暗い顔をするな。可愛い顔が台無しだぜ」

 

ベルの肩より少し長い絹のように柔らかくフワフワしており風になびく頭を撫でた

 

「う……うぅ…」

 

突然、ベルは目に涙を貯めて

 

「え!?ど、どうした!?もしかして、触られるの嫌だったか!そ、それなら離れるから!」

 

「ち、違う!……ただ、嬉しくて男の人から初めて褒められて、可愛いって言ってもらえたのが嬉しくて……」

 

「……そうか」

 

アキレウスは会ったばかりの子にかける言葉が見つからなかったのでとにかくベルの頭を撫でることにした、これがハーレム系の主人公なら優しい言葉をかけて相手をキュンとさせるのだが、この世界は男性が少ない。そして、ベルのような可愛い子(この世界では醜い子)が初めて褒められたので、必然的に惚れさせてしまうのだ

 

「…あ、あの…会ったばかりの人に頼む事じゃないんですが」

 

「俺で良かったら出来る事ならやるぞ」

 

「ありがとうございます!だ、だったら…その……抱きしめてもらって…良いですか?」

 

「それくらいだったらお安い御用だ」

 

そして、アキレウスがベルを抱きしめて、ベルは最初身を固くしていたが、だんだんと力を抜き、今はアキレウスの胸にしなだれかかっていた

 

そして、10分ほど経つと、満足したのかベルは離れた

 

「ありがとうございました!アキレウスさん!」ニコッ

 

(…可愛い)

 

「……あぁ、いつでも言ってくれこれくらいだったらしてやるから……それとだなベル」

 

「はい?」

 

「すまないが俺は今は身寄りがないんだ、だからここら辺にある程度お金を稼げてどっかに居を構えたいんだが、こっからオラリオはどれくらいかかる?」

 

「そうですね…だいたいあと半日程ですね」

 

既にベルはアキレウスとは自然と話せておりアキレウスもベルに対して自然と話している。出会いは1時間くらいだが、それでも2人の距離は友人並みに進んでいた

 

「そうか、もうすぐに日が暮れるから今夜はここで野宿か?」

 

「は、はい…そうです」

 

「……あぁ、もしかして寝床がたんねぇか?」

 

アキレウスはベルが少し言い淀んだ原因を直ぐに察して質問をした

 

「はい……だ、だったら!2人で一緒に使いませんか?!」

 

「いや、だがなぁ。会ったばかりの奴と一緒に寝て良いのか?」

 

「だ、大丈夫です!……アキレウスさんならむしろ襲ってくれても(ボソッ)」

 

無駄に高性能な体はベルの小さな言葉もしっかりと拾った

 

(これはスルーしたほうがいいな)

 

「なら、ただ焚き火用の枝を取ってくるわ。ベルは火を起こすように石で囲っといてくれ」.

 

何気に初めて来て、初めての野宿なのに以外と様になってる。これはアキレウスが前世でキャンプに参加してそこで身につけたのだ

 

「わかりました」

 

 

 

 

 

 

 

無事に火をつけ、アキレウスが途中で食べられそうな木の実とベルが持っていた干し肉と乾パンを食べて2人は一つの寝床で就寝をしようとした……しかし、意外にも寝床は小さくベルはともかくアキレウスの肉体ではかなり窮屈になり必然的にアキレウスとベルはかなり密着する状況になった

 

「す、すまんなベル…やっぱり俺は地面で大丈夫だから」

 

「だ、駄目!…僕は大丈夫。アキレウスさんの体温を感じながらだから…安心出来るし……そ、それよりアキレウスさんの方は大丈夫?」

 

「俺も問題ない」

 

(嘘です。ベルの胸がさっきから俺のお腹にムニュムニュと当たって悶々としてます……煩悩退散煩悩退散!!)

 

「なら良かった…おやすみ。アキレウスさん」

 

ベルは目を瞑って寝始めた

 

「あぁ、お休みベル。初対面の俺を信用してくれてありがとな」

 

アキレウスは無意識にベルの頭を撫でながら本人も目を瞑り微睡みの中に入っていった……ベルは頭を撫でられて嬉しそうにしながら

 

 

 




うん。6000文字くらい。読者を選ぶ作品だけど、後悔はしていない。低評価はしないでほしいなぁ


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出会って次の日で付き合うのは間違っている

昨日……ん?1時に上げたから今日か、一日に2つも上げるとか、疲れるな

そいと、補足

アキレウスは第二再臨の見た目だが、武器もないし盾もなければ宝具もない。あるのはその身ひとつだけ(その体も宝具だが)


チュンチュン

 

湖の近場にある寝床から1人の男が出てきた

 

「んーー!……朝か…夢じゃ……ないんだな。……はぁー…」

 

昨日の事が鮮明すぎて現実味を帯びず……いや、もともと転生してる時点で現実味もへったくれもないが

 

「さて、まだ、早いし……この体のスペックを確かめるか」

 

アキレウスの肉体と言っても中身は異世界から来た普通の男なのでまずは体を慣らさなくてはいけない

 

「昨日のミノタウロスでわかったが、脳が肉体に追いついてない。1日2日で大きな成果は出ないと思うが……まずは走るか」

 

そう言って、クラウチングスタートの構えをして…踏み込む

 

ピシュン!!

 

「はぁ!?…やべ!」

 

予想外の速さに驚き目の前にあった岩に激突した

 

ドゴーン!

 

「イタ……くはないな。蚊に刺されたみたいな感じだ……本当にこの体は凄いな。よし!足の速さはFateのアキレウスと同等だが、体に脳が追いつかねぇ…練習あるのみ!」

 

時には木にあたり

 

バギッ!

 

また岩にあたり

 

ドゴーン!

 

魔物をひいて

 

グギャ!?

 

時間にして大体1時間

 

「ふぅ、スタミナもあるし文句なしの高スペック。速さも慣れたな。もともと肉体はアキレウスだからいわば数日筋トレしてなかった人程度しか落ちていなかったのか…」

 

そう、ボディビルダーでも数日筋トレしないでいると筋肉は落ちる。この場合は転生したのもあるが、中身が高校生なので、少しこの体に追いつかなかっただけなのだ

 

「それじゃあ…次は…英雄威光はいいな。それならアポーツの方を練習するか……」

 

アキレウスは目の前にある木の枝に手を向けて

 

「アポーツ!」

 

 

 

 

シーーーーン

 

「って!出来ないんかい!……ん?」

 

僅かだが、アポーツと唱えた途端体から何かが抜けるようなのを感じた

 

「てことは、間違ってはいないが、何か条件があるのか……今の体から抜けていった何かか?……だが、一体その何かはなんだ?………」

 

(何かとはなんだ?…このスキルを満足に操作できるはずの何か………いや、待てよ?アポーツってのは一種の念能力みたいなものだったはずだ、だったらこれはスキルというより…“魔法”?……じゃあ、何かはもしかして魔力か?……だが、どうやって物を取り寄せる。魔力だとして、魔力を操作できないといけないのか?……わからん!)

 

流石に昨日から異世界に来たばかりの人間にはなかなか難しいようだ

 

(ん?)

 

その時、天から神託がくだった

 

『逆に考えるんだ、魔力を操作しなくていいじゃないかと』

 

(あ、安○先生!……そうか、魔力を操作しないんじゃなくて、魔力を込めればいい!)

 

神託(w)の言葉により逆転の発想をすることにより。魔力を操作するんじゃなくて、取り寄せるものに魔力を込めればいいという考えが浮かんだ…アキレウスは早速木の枝を掴むと

 

「……あれ?魔力ってどう込めるんだ?」

 

今この場に誰かいたのならズコーー!っといった感じで頭から地面を滑っただろう

 

「…あ、アポーツを唱えた時に抜ける感覚がしたが、それをどうにか上手く扱えれば……『アポーツ』!」

 

(よし、魔力が抜ける感覚がした、これをどうにか体の中で……ん?やり方がわかる。これもアキレウスが体そのものに身につけたからか、ありがとうアキレウス)

 

英雄アキレウスのお陰で、なんとか魔力を掌に集めて木の枝に練ることとに成功した。そして距離をとって

 

「…よし……『アポーツ』!」

 

パシ!

 

見事、木の枝はアキレウスの腕に収まった

 

「よっしゃ!成功した!……あ」

 

喜ぶのも束の間、アキレウスは大切な事を忘れていた

 

「やべ!ベルのとこに戻らねぇと!」

 

流石に時間も時間なので、ベルは既に起きているだろう。そしてアキレウスは来た道をアキレウスの俊足を持って駆けた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ヒッグ…うぅ…アキレウスさん〜……」

 

戻るとそこには膝に頭を埋めて泣いているベルがいた

 

「す、すまねぇ!」

 

と、そこに物凄い速さで戻ってきたアキレウスが、謝った

 

「うあ…アキレウスさんー!!」

 

声を聞いて顔を上げるとそこには昨日と同じ姿をした、アキレウスがいた、そして感極まってアキレウスの胸にベルは飛び込んだ

 

「すまなかった、ちょいと鍛錬してたら遅くなっちまった」

 

「ううん…ちゃんと戻って来てくれたから嬉しい……でも…寂しかった…また、1人になるんじゃないかって、心配で…」

 

(そうだったな。ベルの爺さんはベルを置いて何処かに行っちまったんだったな…)

 

「大丈夫だ、昨日今日の付き合いだが、お前とは仲良くなったからな。お前を1人にはさせないさ」

 

アキレウスはベルの頭を撫でながら囁いた

 

「ッ……それって……告白?」

 

「……んん〜……そう…だな…」

 

ベルの上目遣いに根負けしてアキレウスは肯定した

 

「え!?そ、それって、つ、つまり!ぼ、僕とアキレウスさんが、つ、付き合うってことだよね!?」

 

行程を飛ばしながらいつのまにか恋人まで進んでるが、アキレウスは彼女が出来たことがない。こんな可愛い子と付き合えるならいいやと思い

 

「まぁ、昨日会ったばかりの男と付き合うってのもどうかと思うが、まぁベルがそれが本望だったらそれでいいぞ」

 

「〜〜!!や、やった!僕にも彼氏ができた!……あ、えっと、それと、昨日会ったばかりの人と付き合うっていっても僕の村に商隊の人たちが来てそのら中に男の人がいて、あって1時間も経たずに僕の村の女の人と付き合って、家の中に入っていったよ?」

 

 

 

(えぇ〜〜……そんなの出会い系サイトでも起きねぇぞ、しかも家の中に入っていったって……一体ナニをしたんですかねぇ?)

 

「そ、そうか、さて、それじゃあオラリオに行くとするか、まずは片付けないとな」

 

「う、うん……えへへ」

 

ベルは流れるような動作で俺の横に並び恐る恐る俺の手を握ると、そのまま腕を抱きしめた

 

(……柔らかいものが俺の腕に!)

 

アキレウスが煩悩に悩まされながら片付けをするといつもより少し遅いくらいで準備が整った

 

「さて、それじゃあ行くか!」

 

「う、うん!」

 

森を抜け、歩道を歩くこと1時間

 

「スーリスーリ……えへへ〜」

 

ベルはアキレウスの腕を離さずずっと抱きしめたまま歩いていた、流石にこんな嬉しそうにしているベルに辞めろとは言えず、こんな状態が1時間も続いていたのだが、流石に歩くペースが遅いと感じだアキレウスは

 

「なぁ、ベル」

 

「ん?なに?」

 

「オラリオに早く着きたいからお前を抱っこしていいか?」

 

「え?え!?だ、抱っこ!?てことはお、お姫様抱っこ?」

 

アキレウスはおんぶの事を考えていたのだが、ベルがキラキラした目で此方を見てくるので今更違うとは言えずまた肯定してしまった

 

「えへへ、僕一度でいいから男の人にお姫様抱っこして欲しかったんだ」

 

ベルの見た目も相まって、その2人は姫を抱っこする騎士に見えなくもない

 

「そうか……かなり早いが問題ないよな?」

 

「早いってどれくらい?」

 

「馬車の全速力の数十倍」

 

「え?」

 

ベルが疑問を投げかける前にアキレウスは地面を蹴った

 

「うわぁぁ!!は、速い!速すぎるよ!アキレウスさん!」

 

「そういえば、せっかく俺たちは付き合ってるんだ、さんなんて堅苦しいことは言わずアキや、レウスって呼んでくれ」

 

「え?じゃ、じゃあ……れ、レウス?……〜〜〜!!!は、恥ずかしい!」

 

「今の可愛いかったぞ、それと何回も呼んでたらいずれ慣れる」

 

「そ、そんなー!?」

 

少女を抱っこして歩道を駆けていく1人の戦士にして英雄はオラリオに向けて駆ける。誰よりも。何よりも速く駆ける

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はぁ、はぁ、はぁ……は、速すぎるよレウスぅ…」

 

ベルは息を切らせオラリオの城壁が見えるところまで走ってくると、流石にベルの体力が持たなかったので、近くの草原に腰を下ろしていた、因みに膝枕…膝枕!←ここ重要

 

「と言っても俺がベルを膝枕してるんだがな」

 

「え?」

 

「いや、なんでもない。さて、ベルも大丈夫そうだし行くとするか、最初は宿をとらねぇとな……と、そういえば昨日倒したミノタウロスからドロップしてたミノタウロスの角を売らねぇと、流石にベルにいつまでも助けれもらってばっかじゃ悪いしな」

 

「ぼ、僕は大丈夫だよ?むしろ、レウスと一緒にいれるなら僕はなんだってするし」

 

「コラ、女の子がなんでもなんて事は言っちゃダメだ……まぁ、その気持ちは嬉しいがな」

 

アキレウス改めレウスは頰をぽりぽりと掻きながら気持ちを伝えた

 

「さて、それじゃあまずはオラリオでミノタウロスの角を売って、宿をとって、それから所属するファミリアを探すとするか」

 

「うん」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、2人がオラリオに入ると奇異の視線とリア充へ向ける視線、そしてアキレウスを情熱的に見つめるこの世界では美しい女性たち

 

「うぅ」

 

「大丈夫だって、周りの事なんて気にするな。ベルがしたいようにすればいいさ」

 

「…そ、そう?…だったら…えい!」

 

ベルは意を決してアキレウスに抱きついた

 

「いや、まぁ、したいようにすれば良いとは言ったが、これじゃあ逆効果……いや、むしろ女たちが寄ってこなくなるからむしろ好都合…」

 

「え、えっと…迷惑だった?」

 

「……いや、むしろこれで良い」

 

周りの視線を気にする事なくレウス達はオラリオを散策し、途中に寄った武器屋でミノタウロスの角を売ると12000ヴァリスとそれなりの収入になったので、それなりに良い宿に泊まることができた、そしてなんやかんやで夜になり宿のご飯を断ると散策中に見つけた良い店に向けてレウス達は足を進めた

 

「えっと、どこに向かってるの?」

 

「豊饒の女主人」

 

「え?豊饒の女主人って人々から不人気だけど、僕みたいな人や神々からは人気のあの店?」

 

そう、本来だったら美少女達が接待をしてくれることで人気の店なのだが、この世界では美醜逆転しているので、人々からは不人気なのだ、だが、神々は人間とは違い美醜逆転をしていない。つまり美少女は美少女という考えなので、男神達はよく通っている

 

「…お?着いたぞ」

 

「ここが、豊饒の女主人」

 

「さて、それじゃあ入るか」

 

カランカラン

 

「いらっしゃいませにゃ……にゃ?……お、おおおお男にゃぁぁぁ!!?」

 

店員の茶髪の猫人のアーニャは大声を出して驚愕した、男神ならともかく、この店に男の人が来るのは久しい。そしてそれがイケメンだったら尚更

 

「…2名なんだが……いいかい?」

 

店中の人達の視線を浴びながらレウスは質問する。ベルは既に視線に耐えられずレウスの服を摘んで後ろに隠れてる

 

「にゃ!?…ど、どうぞにゃ!カウンターでいいかにゃ?!」

 

どこか興奮しているこのウェイトレスはレウスに詰め寄った、いつも男からは舌打ちされたり目を背けられたりしたが、レウスはジッとアーニャを見つめているからもしかしたらワンチャン?と思っているのだ……しかし、レウスの後ろにいる女の子を見てそれは確信に変わった

 

「(このイケメン。もしかしてミャー達のような子が好きなのかにゃ?後ろにミャー達並みに醜い子を連れてるし。触られているのに嫌な顔ひとつしないにゃ……とうとつミャーにも春が来たにゃ!?)」

 

アーニャが頭の中で妄想をしているので、レウスはどうしたものかと迷っていると

 

「そ、それでは私が席にご案内しますね」

 

銀髪のヒューマン。シル・フローヴァがレウス達を席に案内した

 

「…にゃ!?イケメンはどこ行ったにゃ!?……あぁ!シル狡いにゃ!ミャーが席に案内するにゃ!」

 

「いいえ、アーニャはお客を放置していたので、私が席に案内するんです!」

 

アーニャが左手、シルが右手を引っ張り。ベルがお腹に抱きつくという他の人がみたら修羅場だなと思う光景だが、その中心にいるレウスからすると

 

(修羅場って見てるぶんには楽しいが、その中心にいるとこれはなんとも言えない気分になるな)

 

「コラ!あんたら何してるんだい!さっさと客を席に案内しな!」

 

その時、厨房から背の高い人が怒声を浴びせると

 

「「は、はい(にゃ)!!」」

 

なんとか修羅場は収まり2人で席に案内をしてくれたのでレウスとベルは席に着くと

 

「それじゃあ俺はこれを頼む」

 

「あ、僕はこれをお願いします」

 

レウスはステーキをベルはパスタを頼んだ

 

そして、10分も経たずに料理がテーブルに置かれた、酒もあった

 

「ん?この酒は?」

 

「ミアお母さんが迷惑をかけたお詫びだと」

 

いつのまにかレウスの隣の席に座っていたシルが説明をした

 

「俺、酒飲んだこと無いんだがなぁ……まぁ、ものは試しだ」

 

ベルがパスタを口に運ぶのと同時にレウスは酒を飲んだ

 

「プハァ!初めて飲んだが上手いなこれは」

 

「そうかい?だったらジャンジャン頼みなよ!」

 

レウスの賞賛にミアは嬉しそうにしながら豪快に笑った

 

そして、2人が料理を口に運び、シルとアーニャ、偶にエルフの人からの質問を返していると

 

「ミアー!来たでー!」

 

赤い髪をして狐目の女……たぶん女が複数の女性を連れて店に入店したそして、エルフの人が席に案内して

 

「それじゃあ!乾杯!……っかぁ!やっぱ酒は美味いでー!」

 

レウスが入店した人たちを眺めていると

 

「あの人たちはロキ・ファミリアの人達なんですよ。このオラリオの最強の一角であの席についている人たちが主神ロキ、団長のフィン……」

 

シルが説明をしている中でレウスは驚愕していた

 

(なんで、なんで……なんでフィン・ディムナが女なんだよ!?しかもよく見たらガレス以外全員女じゃねぇか!あの弱者を虐げるベートも女になってるし!?クール系の美女だし!?本当どうなってんだこの世界!?)

 

すると、レウスの視線に気づいたのか、腰まで伸ばした金髪の子が此方を振り向いた

 

「……え?」

 

金髪の子が声を上げると他の人たちも不思議に思って、その視線を追うと

 

「…ん?」

 

男がいた……そう、男がイケメンがいた、この店に

 

「「「「「え?」」」」」

 

「……なんだよ…」

 

レウスは流石にロキファミリアの人達から一斉に視線を向けられいつものお気楽な事はできず、疑問を投げかけることしかできなかった

 

「「「「「「えぇぇぇぇ!!?男の人ぉぉぉぉぉぉ!!?」」」」」」

 

まだ、夜は始まったばかり

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ところで豊饒の女主人で僕一切喋ってないんですけど?」

 

気にしたら負けだよベルきゅん

 

「ベルきゅんって何ですか!?」




5600文字……う、うーん…このままだと男性キャラがほとんど女体化する事になりそう(;´・ω・)


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正体(半分)を明かすのは間違っている

あべこべ、美醜逆転、貞操観念逆転の作品増えろ増えろ

はたらく細胞面白いです。白血球のテンションが面白い。しかも所々でギャグが入って面白いのでマジオススメ。マジオスです

殺戮の天使のレイチェル可愛いです…リアルで「ふぉぉぉぉぉ!!!」ってなりました…あ、ロリ○ンじゃないです


「なるほど、ガレスも大変だったんだな〜」グビ

 

「全くじゃわい。儂のファミリアのもんも狙って来るし……儂はもう年なんじゃからそういうのは勘弁してほしいもんじゃ」

 

やぁ、毎度お馴染みアキレウスだ、今はロキ・ファミリアのガレスと酒を飲んでる……ちなみに最初はさんを付けてたが本人から付けんでいいと言われたので呼び捨てにしてる

 

あれはほんの数十分前

 

 

 

 

 

 

 

 

「「「「「「男の人ぉぉぉぉぉ!!??」」」」」

 

「うお!?なんだよ…」

 

いきなり叫ばれては流石に驚くぞ

 

「え?え?なんで男の人が?」

 

……えーと、胸部装甲が薄いからティオナだな!

 

「…なんか凄い馬鹿にされた気がする」

 

なに!?貴様エスパーか!?

 

「…なぁ、ミア…」

 

紅い髪やからロキだな

 

「なんだい…」

 

「なんでこの店に男がいるんや?」

 

「なんだい?うちの店には絶対男が来ないとでも?」

 

「いや、それやったら他の神々の男共が入っておるやん…そうじゃなくて、なんで子どもがあるんやってことや?流石に本人が自ら入って来たとは思えんしな」

 

失敬な。こんな美少女ばかりいる店には行きたいと思うのは男なら当たり前だろ……あ、この世界美醜逆転してるんだった

 

「残念だったね。そこのイケメンは自ら入って来たよ。そこの白髪の子と一緒にね」

 

「白髪?……お?…ぉぉぉぉぉ!!?な、なんやあの可愛い子は!?ぜひうちが欲しいで!!」

 

やったねベル。家族が増えるよ

 

「やめてください!」

 

…女は全員エスパーかな?俺心でしか思ってないのにツッコミをして来やがった、ベルもエスパーはっきりわかんだね

 

「なぁなぁ、君ぃ。うちのファミリアに入らへん?」

 

いつのまにかすぐ近くにに来てやがった……おや?本来だったらヘスティアファミリアに入るのにこの流れはロキファミリアに加入かな?

 

「え、えっと……ど、どうしようレウス」

 

そんな困った目で見んといて、俺に視線が集中するやん

 

「……激流に身を任せろ」

 

「……つまり入れってことだね?じゃあレウスも来るよね?」

 

ええよ〜。彼女ほっぽりだした俺だけ別のファミリアに入るわけないじゃん……

 

「もちのろんだぜ……なんだよ…神ロキ」

 

「あ、あんたうちのファミリアに入りたいんか?」

 

イエスイエス

 

「ベルが入るんやったらな」

 

……なんだよ。鳩が豆鉄砲食らったような顔をして…おや、よく見ると店内全員の人がそんな顔をしてた

 

「え、えっとアキレウスさん?ロキ・ファミリアのこと知ってて言ってるんですか?」

 

ん?ロキファミリアの現状?

 

「……最強の一角だということと、でっかいホームだということ、ダンジョンの奥まで遠征していること、主神が無乳だということ、美女、美少女がたくさんいること……それくらいか?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「は?……って誰が無乳だおらぁ!」

 

野生の無乳神が襲ってきた

 

「行け!ベル!」

 

「え?えぇぇ!?」

 

「うがぁぁぁ!」

 

無乳神の【飛びつく】

 

「避けろベル!」

 

「なんなの!?うわぁ!」

 

残念!ベルは攻撃を避けることができなかった

 

「ん!これは!……グヘヘへ、柔らかいオパーイやでぇ!」

 

流石にそれはダメですねぇベルの体は余すことなく俺のだ

 

「いい加減にせろ」

 

ゴツン!

 

「ああぁぁぁ!!!?いたいぃぃ!!!?」

 

効果は抜群だ!無乳神は倒れた!

 

114514の経験値を手に入れた

 

「…あのぉ…アキレウスさん?さっき、ロキファミリアの人達の事を美女、美少女って言いました?」

 

ん?なに当たり前の事を言ってるんだシルは……あ、シルの事も呼び捨てにしてと言われたのでしてます

 

「そうだが?」

 

「え!?だ、だってロキファミリアの人達ですよ!?」

 

知らん!美醜逆転だがなんだが知らんが可愛い人は可愛い!綺麗な人は綺麗!画面の向こうの人達だってそう思ってるはずだ!

 

つまり!ベルきゅん可愛いやったー!

 

さぁ!ご一緒に!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おや?なんか飛ばされた気がする。おのれ作者め!

 

「まぁ、他の人たちからするとそうだろうが、俺からすると全員魅力的なんだがなぁ…」

 

「…わ、私も?」

 

「おう……え!?ど、どうした!?」

 

なんだ!?やべぇよやべぇよ!シルがいきなり泣き出したよ!シルさんファンから叩かれかねん!

 

「い、いえ…わ、私…初めてそんな…事言われたので…嬉しくて…」

 

ど、どうすれば!?……は!ベルの時と同じことをすればいいんだ!(焦ってまともな思考をしてない)

 

「よしよし?」

 

………は!?撫でたらあかんだろ!?初対面の人に!!……ん?よく考えればベルも会った日に撫でてたな…今更か(遠い目)

 

「……あ、あの…恥ずかしい…です」

 

「お、おう。すまんかった」

 

「…でも、ありがとうございます」

 

……よし!なんとか不快には思われては無さそうだ

 

「むぅ……うみゅ!」

 

あ、ベルが頬を膨らませてる。可愛い……つい、頬をつついた俺は悪くない……プニプニしてました…女の子ってなんであんなに柔らかいんだろうね?

 

「レウスが他の女を口説いてる」

 

「いやいや、口説いてないから!」

 

「…本当?」

 

「本当」

 

俺の後ろで頬を赤く染めてるシルは俺のせいじゃない俺のせいじゃない(自己暗示)

 

「………なら良かった…ところで、そこで頭にタンコブが出来て床にうつ伏せになってるその人はどうするの?」

 

「人じゃなくて神だがな…まぁ、あそこのロキファミリアの人達のところに渡せばいいだろう…よっこらせ」

 

俺はベルの言葉を指摘すると、ロキファミリアがいるところまでロキを抱っこして運んだ

 

「すまんが、この神をどうすればいい?」

 

「…え?あ、あぁ…その椅子に座らせてくれ」

 

「了解」

 

緑髪のエルフ…ロキファミリア副団長のリヴェリア・リヨス・アールヴさんに尋ねるとおそらくロキが座ってたであろう椅子に座らせた

 

「…これでよし…あぁ、ところでロキファミリアに入団したいんだが…どうすればいい?」

 

「え!?ほ、本当に入るのかい?」

 

金髪の小人族…ロキファミリア団長フィン・ディムナ(♀)が驚いたように尋ねた

 

「おう!ベルが神ロキに勧誘されたからな。ベルを置いて別のところに行くわけねぇだろ」

 

「……てめぇは…あの白髪女とどういう関係なんだ?」

 

およ…原作と変わらない口調ですね…ベート(♀)さん

 

「ベルの…まぁ…彼氏だな」

 

流石に他人に俺たちの関係を教えるのは恥ずかしくて頬を掻いた

 

「っ!……そ、そうか…」

 

おや?なんか元気がない…しかも尻尾も垂れてるし耳も垂れて、誰がどう見てもシュンとしてます

 

「彼氏って…あの子と?」

 

「そうだぞ、どうだ?自慢の彼女だ…と言っても今日から付き合い始めたんだがな」

 

「…へぇ…ふぅん……」

 

……あのティオナさん?俺の勘違いでなければ目がやばいんですけど?例えるなら野獣の目

 

「ガハハハ!お主面白いやつじゃの!」

 

ま、そりゃそうか、この世界の人からすると俺は醜いつまりブサイクな女の子と付き合ってるように見えるんだからな

 

「俺の女の悪口を言うなよ?言ったら…流石に俺は我慢できん…」

 

「ッ!…おう、肝に命じておくわ……さて、ここで会ったのも何かの縁。どうじゃ?ドワーフの火酒じゃ…ほれ、一杯!」

 

確かかなり度数の高い酒だったな…まぁ、物は試しだ

 

「おう、それならありがたく……かぁ!かなり強い酒だが、味は悪くないな」

 

酒を今日初めて飲んだ者が言うセリフじゃないが、苦い不味いって言う人は多くいるが俺は特にそうは思わん

 

「…ほう?…お主、それはかなり強い酒で、大抵なもんは倒れたり吐き出すのじゃがのぉ」

 

「勿体ねぇな……まぁ、確かにこりゃあ並大抵のもんじゃ飲めんわな」

 

「そうじゃろう…どうじゃ儂の隣に来てボーイズトークといかんかの?」

 

この世界ではガールズトークがなくなってボーイズトークになってるんですね

 

「…ベルも一緒でいいか?」

 

「構わん」

 

それなら

 

「ベル!こっちに来いよ」

 

「あ、う、うん!」

 

 

 

 

 

とまぁ冒頭に至るわけです

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「それで、本当にお主は儂らのファミリアの入るのかの?」

 

「あぁ、ベルをほっとけねぇしな……まぁ、やっぱ入るなら綺麗な女たちがいるところってのもあるがな」

 

中身は高校生ですからね。欲に忠実なんです

 

「…本当お主は神々と同じ視点を持つんじゃな」

 

「俺から言わせればなんでこんなに綺麗な人たちがいるのになんで罵倒を浴びせたりするのかがわからんがな」

 

……隣のベルから凄い負のオーラが出て、ロキファミリアの方々が頬を染めてる気がするが……俺はタラシではない!トラブルな主人公や某ロボットの機体通称ISに乗って戦うハーレム王や不幸な幻想殺しの男みたいにはならんぞ!(もう手遅れ)

 

「…ま、お主がそうなら別に良いがの……あぁ、それと入団するならそこの白髪の子はロキが直々勧誘したから入団試験はないが、おそらくお主にはあるぞ」

 

ん?入団試験?

 

「入団試験というのは、まぁ…儂ら幹部か団長と戦ってお主の実力を見せればいい」

 

「…ほう?……そりゃいい!ミノタウロスじゃ面白くなかったからな。レベル5や6と戦えるんなら俺は嬉しいぞ!」

 

「「「「「は?」」」」」」

 

……ん?俺なんか変なこと言ったか?

 

「君は…ミノタウロスを倒したの?…恩恵も刻んでないのに」

 

ん?アイズが質問してきたが……あぁ、そうだった、恩恵刻んでないと人間は弱いんだったな

 

「と言っても地上のミノタウロスだがな。武器もなかったから殴って殺したが」

 

「な、殴って?」

 

「YES…走って背後に回って頭殴って脳を揺らして、その後はただ殴りまくっただけ……普通に弱かったんだが、まぁ地上の魔物やからあんなもんだろなとは思う」

 

「「「「「………」」」」」

 

……あれ?変な事言った?

 

「いや、いやいやいや…普通そんな事無理だからね?」

 

いや、うんまぁ普通の人だと無理だろうな。俺の体って不死性あるから死なないんだよなぁ…弱点のアキレス腱の事は誰も知らないだろうしな

 

「ま、俺が普通じゃなかったという事で」

 

事実だしな。うん、嘘は言ってない

 

「……なんというか、凄い人が入ってくるんだね」

 

「ん?まだ絶対に入れるとは決まってないだろ?」

 

「いや、君だったら僕でも苦戦しそうだ」

 

お?団長自ら相手してくれるのか、確かフィンも得物は槍だったから……ふむ。これはいい経験になりそうだ

 

あれ?今更だが、俺ってこんな性格だったっけ?……もしかして精神が肉体に引っ張られてる?……やだ、最後は『アタランテェェェェェ!!!!』って言って死んじゃう?…それだけは阻止しなくては!

 

「おいおい、俺はただの恩恵刻んでないと一般人(逸般人)だぜ?」

 

「嘘は良くないよ?…さっきガレスに向けて少しだけ敵意を向けたけど…それだけでほら…僕の指が」

 

フィンがそう言って指を見せると親指が青く変色してプルプルと震えていた

 

「僕も初めてだよ。こんなに僕の指が反応するなんて……君は一体…何者かな?」

 

「……ただの人間だ」

 

 

 

 

 

 

 

「嘘は良くないで?」

 

 

 

 

「!!?」

 

「…ロキ、起きていたのか」

 

あちゃ〜…そうだった、神は嘘が見抜けるんだったな…このタイミングでロキが起きたのは完全に不味いな

 

「さっき起きたんや……で、本当はあんた…何もんなんや?」

 

はぁ…どうやら他の客はミアさんが気を使って追い出したようだ、今店にいるのは俺、ベル、ロキファミリア豊饒の女主人の人たち……全員が俺に向けて視線を向けている……だが、転生者である事は隠さないとな

 

「……しょうがねぇな……俺はアキレウス…これでも英雄と呼ばれてる」

 

俺がそう発言すると、全員が目を見開いた

 

「英…雄?」

 

「あぁ、『駿足』のアキレウスって言ってな。これでも誰よりも何よりも疾いと自負してるぜ……ま、戦車も槍も盾もないから幾分か弱くなってるがな」

 

「「「「「「…………………」」」」」」

 

「…嘘は…言ってないな」

 

「そういう事だから、ロキファミリアに入った時はベル共々よろしく!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これが、未来のロキファミリア所属の『英雄』とロキファミリアの者たちの邂逅だった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……僕も…レウスと同じくらい…横に並ぶくらい…強くならなくちゃ」

 




4700文字だぜ!

……あ、これハーレムタグつけないと


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女だらけのファミリアに入るのは間違っている

夏休みなのに俺は夏休みじゃない
なんなの?俺の学校、下手したら冬休みより休みの日が少ない

あ、それとダンメモの方なんですけど……今復刻してる水着イベント…なんだあのベルのハーレム具合は!?全くもって裏山しい……やっぱ笑顔のアイズって可愛いよな。クソそこに春姫の水着があれば!!


ロキファミリアの者たちと豊饒の女主人で飲んだ翌日

 

「よし、これでいいな」

 

毎日の日課(昨日から)を終わらせ宿に入るとベルは準備ができており

 

「それじゃあレウス。行こうか?」

 

「おう…さて、ロキファミリア団長がどれほど強いのかねぇ…」

 

宿を後にし、黄昏の館に向けて歩き出した

そういえば戦闘関連とかになると精神が体に引っ張られてる。まぁ戦うの楽しいからいいんだけどね(←末期間近)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《黄昏の館》

 

……館とか言いながらもはや城なんだよなぁ…でも黄昏の城って某クラフターのゲームの黄昏の世界のあの城を思い浮かべるんだよなぁ……なんだっけ?盾持ってて球飛ばしてくる骨野郎……まぁいいや

 

「…大っきい…」

 

「あぁ、本当でけぇ」

 

「あ、あのぉ?」

 

ん?…あ、門番か…やだこの子も美少女やん。おのれロキ!浦山けしからん!!

 

「えっとだな…今日入団試験を受けに来たもんだが…」

 

「え!?男の人だったんですか!?」

 

ま、この世界のロキファミリアに入るのは大概が(俺からしたら)美女美少女ばっかりだからな。つまり男は寄ってこない

 

「そうだぜ…で、入れんのか?」

 

「あ、はい!大丈夫です!」

 

門番の許可をもらい中に入ると、既に俺が来ているのがわかっていたのか、昨日会った面々とロキファミリアの団員達が見物しに来ていた

 

「やぁ、よく来たね……それじゃあ、早速だけど…やろうか?」

 

そういいながらフィンは訓練用の槍を回転させて両手で持って構えた

 

「…俺、武器ねぇんだが?」

 

「あ、そうだったね。それじゃあそこの樽に入ってる訓練用の武器を使って」

 

「了解」

 

樽の中には槍、斧、剣、ナイフなど様々な武器が入っていた、俺はその中から2本の槍とを取り気づかれない程度に魔力を僅かに込めた後、近場に1つを地面に突き刺した

 

「ん?2つも武器を使うのかい?」

 

「ま、これは予備みたいなもんだ…この槍がどこまでもつかわからねぇからな」

 

「なるほど……さて…行くよ!」

 

「おう!立ち塞がってみろ!」

 

まずは小手調べだ

 

「せりゃあ!!」

 

fgoのQuickモーションと同じ突きを放つ

 

「ッ!?はぁ!」

 

ガキン!!

 

「いいねぇ!それじゃあこれはどうだ!」

 

駿足を生かしフィンの真上に来ると、踵落としをする

 

「速い!?」

 

ドゴーン!!

 

踵落としで地盤が壊れ小さなクレーターができる

 

「やられてばかりじゃないよ!せい!」

 

フィンがLevel6の身体能力を生かし、レウスに素早い突きを放つ

 

「遅いんだよ!!」

 

難なくレウスは全てを躱し、蹴りを放つ

 

「ガハ!?」

 

蹴られたフィンは空中を舞うが体制を立て直す

 

「どりゃあ!」

 

空中ということは無防備だということ、そんな隙を見逃さずレウスは槍を投擲する

 

「んな!?はぁぁ!」

 

無理矢理体を動かし得物でなんとか投擲された槍を受け流す。そして武器を持っていないレウスにフィンは突撃する

 

「槍を投げるなんて、隙を晒すにも程があるんじゃないか?」

 

あと少しで槍がレウスに届くというところに

 

「レウス!?」

 

ベルが悲痛な声を上げる

 

「…誰が隙を晒しただって?(アポーツ)」

 

地面に突き刺していた槍が勝手に動きレウスの腕に収まった

 

「なっ!?」

 

流石のフィンも予想外だった、いや誰でも予想外だろう。恩恵を刻まないと魔法は発現しない。なのにレウスはできた

 

「魔法名を唱えない魔法だと!?」

 

魔法に一番精通しているリヴェリアでもっても無詠唱どころか魔法名を唱えない魔法は知らない

 

「隙だらけだぜ!」

 

レウスは体に刻み込まれた槍術でフィンの槍を弾いた後、突きと槍の先で斬るように槍を操り腕の筋肉の繊維を斬る

 

「グッ!……はぁ…降参だ」

 

レウスの間合から後退して避けたフィンは手を挙げた

 

「あ?おいおい、まだ始まったばかりだぞ?もっとやろうぜ」

 

本人は気づいてないが、完全に戦闘狂になっている。流石の人生の半分を戦いに明け暮れた英雄の肉体

 

「いや、流石にこれ以上は僕も辛い…それにさっき斬られたところのせいで槍を持つのがかなりきつい……本当に恩恵を刻んでないのか疑問に思って来たよ…流石は英雄といったところかな」

 

「(本人ではないがな)…いや、あんたこそかなり強かったな。いい経験になった、また相手してくれ」

 

「やれやれ、しょうがない。…さて、それじゃあ結果を発表するよ」

 

「………」

 

「「「「「………」」」」」

 

「……合格」

 

ワァァァァァァァ!!!!!

 

突如、見物していた者たちが歓声を上げた

 

「ふぅ、良かったぜ」

 

「おめでとうレウス!」

 

物思いにふけているとベルが飛び込んで来た

 

「おっと、どうだ?ちゃんと合格しただろ?」

 

「うん!」

 

抱きついたベルを俺が軽く抱きしめていると、ロキファミリアの幹部とポーションを飲み傷を治した団長達が来た

 

「合格したのぉレウス」

 

先ずはガレスからお祝いの言葉いただき、他の幹部達からもお祝いの言葉をいただいた、ベートがそっぽを向きながら祝ってきたが、耳はせわしなく動き、尻尾は左右に揺れていた

 

「……レウス」

 

「ん?アイズか…しかもその呼び名」

 

「あ…えっと、ダメ…だった?」

 

いや、そんな暗くならんくても

 

「いや、呼び名は別にいいさ、好きに呼んでくれ…それでなんか用があったんじゃないのか?」

 

今更だが、ここまで原作キャラと関わっていいのだろうか?……いや、そもそも原作が既に破壊してたわ

 

「良かった……その…なんで、そんなに強いの?」

 

……あ、やべ…原作でもアイズって強さを求めてるじゃん…まずくね?目を付けられたじゃん…しかも強いっていってもそれはこの肉体と肉体に刻み込まれた知識と技術だしなぁ。肉体に刻み込むって変な話だけど、アキレウスのケイローンからの訓練内容があれだから頭で考えるより体をすぐに動かせるようにしたんだろうなぁ

 

「……まぁ…地獄(訓練)を潜り抜けてきたから?」

 

「「「地獄?」」」

 

「あぁ、あれは地獄だった」

 

いやだってこの体が震えてるもん…一体どんな訓練をしたんだケイローン先生!

 

しんみりしている俺を見てこれ以上は藪だと思ったのかこれ以上は追求してこなかった

 

「…んん!さて、それじゃあロキのところに行こうか」

 

「おう」

 

そのままベルと幹部達と何故かついてきた団員達を連れてロキの部屋に向かった

 

「ロキ?」

 

「開いとるで〜」

 

「それじゃあ行こうか…君たちはダメだよ?」

 

えぇぇぇ〜〜。ブゥゥゥゥ〜

 

そのままフィンやガレス達を連れてロキの部屋に入った

 

「準備はできとるで、ほなやろうか」

 

「ん?恩恵を刻む時は誰にも見せてはいけないんじゃないのか?」

 

「んな固いこと言うなや。これから家族になるんやから」

 

「まぁ、いいか……やばいもん恐らくあるけどな」

 

「え?どう言うことですか?」

 

レフィーヤが質問してきた……あれ?君って幹部じゃないよね?なんでいるの?

 

「ま、それは恩恵刻めばわかるだろ…さて、刻んでくれ」

 

俺はロキに促されベッドにうつ伏せになった

 

「うわ、凄い」//

 

「どんな訓練したらあんな体に」//

 

「「「「ッ〜!」」」」//

 

……すんごい気まずい…

 

「…んん…ほな刻みで」

 

俺の背中にロキが自身の血を垂らし俺の背中が光り輝いて恩恵が刻まれた

 

「うん。刻めた…………は?…はぁぁぁぁぁぁ!!!?」

 

「ど、どうしたロキ?」

 

「なんやこれ!?なんなんやこれ!?あんた凄すぎにも程があるで!?」

 

全員が不審に思い。レウスの背中を除くとそこには

 

 

アキレウス

Lv.1(+?)

力:0

耐久:0

器用:0

敏捷:0

魔力:0

《発展アビリティ》

駿足:S

英雄:B

槍兵:B

騎乗:A+

神性:C

対魔力:C

 

《魔法》

我が手に(アポーツ)

・魔力を込めた物を自身の手に引き寄せる

・魔力を込めた量により物の硬さに補正がかかる

・無詠唱、魔法名を唱えなくて良い

【】

【】

《スキル》

【勇猛】

・精神干渉を全て防ぐ

・戦闘時にステータス補正

【戦闘続行】

・致命傷を受けても一度だけ耐える

彗星走法(ドロメウス・コメーテース)

・何よりも誰よりも疾い

・敏捷に超高補正

・弱点を露出してしまう《デメリット》

勇者の不凋花(アンドレアス・アマラントス)

・不死の肉体

・一部の行為には発動しない《デメリット)

・弱点を貫かれると上のスキルと共にこのスキルは消失する《デメリット》

英雄威光(イロアス)

・英雄の中の英雄

・全ステータスに高補正

 

「「「「「「な!!?」」」」」」

 

 

 

 

「やっぱ出るよなぁ」

 

「…本当に英雄やったんやな。しかもこの不死の肉体って」

 

「文字通りだ、俺の弱点を貫かないと俺にダメージを与える方法は少ない」

 

「少ないって言うことは他にもあるんやな?」

 

「おう、相手が神性を持っているか、神が造った武器でしか俺に傷をつけることはできない」

 

「……はぁ…規格外にも程があるで」

 

「ま、それが俺だからな。ということで、これからよろしく」

 

ロキファミリアに加入

 

あ、ベルは物の見事に何もなかった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

レウス達がロキの部屋を後にした後、ロキは

 

「レウスもレウスでベルもベルやな」

 

情景英雄(リアリス・フレーゼ)

・早熟する

・想いが続く限り効果は持続

・想いの丈により効果上昇

・英雄からの情愛によりステータス高補正

 

英雄の隣に立つ為に(アルゴノゥト)

・早熟する

・英雄と同等の強さになった時このスキルは消失する

 

流石にまずいと思ったロキは急いでベルのスキルを写した紙からこの2つを消した

 

「……荒れるで…世界が」

 

 

 

 

英雄が現れたことにより世界は激震する

 

 

さぁ、ピースは揃った

 

新しい時代の幕開けだ

 

新しい世代の物語の始まりだ

 

新しい神話の

 

 

開幕だ




アキレウスの宝具ってデメリット多くね?
あ、レウスのスキルの神性ですけど……

一応、神々との子供ができます(ニヤァ)


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幕間1

やばい…気づいたらUA20000超えててお気に入りが400超えてた
ありがとうございます!!

この作品を気に入ってくれたってことは貴方はあべこべ、美醜逆転が好きなフレンズ…つまり同士ですな。デュフフフフ

ところでですね…最近やっと第7特異点が終わったんですけど……

ティアマトって…弱いの?いや、人型の時は綺麗で可愛い人で、ラスボス戦の時、1ターン目でエレシュキガルの宝具とスキルでバフかけて、2ターン目でマーリンと孔明のスキルでバフかけたジャンヌオルタの宝具とバスターで終わった……いやですね…俺てっきり10ターンはかかるなぁと動画見て思ってたのに…何というか…拍子抜けしました






ファム・ファタール美しい……ソロモン以上にサーヴァント化してほしいと思った……したらしたでやばいですけど

あ、ワルキューレ当たったから衝動的にこの話を書きました、アタランテも当たって最終再臨したし…後はバサランテ!そして当たってください山の翁様!…というか、運営…とうとう面倒くさい手段に出たな……できることならアサシンクラスとキャスタークラスとエクストラクラスが混ざったガチャにして欲しかった



どうも皆さんこんにちは、最近気づいたんだが…俺6アキレウス4の割合って感じになってるアキレウスだよ!

 

いやぁ、おかげで美女を見るとつい反応して目で追ってしまう…そういえば英雄のアキレウスも好きなものの中に美女ってあったもんな……英雄色を好む……いや、なんか違うな

 

しかもだ!フィンの時に気づいたが、戦闘になると完全に英雄アキレウスみたいになる……まぁ、これはこれでいいんだけどね。逆に考えればそう簡単には死なないし

 

で、今俺がなにしてるかと言うと

 

「そ、それで!龍になった人はどうなったんですか?!」

 

「うんうん!英雄の力を受け継いで、英雄達を倒して、大聖杯っていう魔道具を誰の手にも届かないところまで運んだ後はどうなったんの?!」

 

「…竜殺しの英雄……バルムンク…」

 

「槍使い……君と施しの英雄…」

 

「一体どんな魔法を使ったんだ、その女帝は…要塞を浮かばせるなど、そんな魔法を知らないぞ私は…」

 

「ガハハハ!そんな英雄がおったのか、レウスがいたところは」

 

「俊足の乙女……そいつと同じくらいに強くなれば…俺は…」

 

ロキ・ファミリアの奴らに英雄譚を話してた、正確には聖杯大戦だが

 

「うちもそんな英雄がいたとは知らんかったは……それ以上に……」

 

「「「「「………」」」」」

 

そう、俺は言ってしまったんだ、家族になってくれたんなら秘密は無しだと思い

 

「レウスが別の世界の人間だったとはな…そして、そんな英雄達の殺し合いをしていたなんて」

 

魂は俺だが肉体はアキレウス冒頭でも話したように4割はアキレウス……ほらな嘘はついてない(暴論)

 

「まぁな……まぁ、色々あったが、今この時が幸せだから気にしてないぜ」

 

色々と原作崩壊してるから原作と同じ事が起きるかはわからんが、ベルという可愛い彼女もいるロキファミリアの者達家族がいる。ロキという母がいる……これ以上望むのは天罰が下りそうだ

 

「……そうか……」

 

「「「「「…………」」」」」

 

……あぁもう!んなしみったれた雰囲気は嫌いなんだよ!

 

「思い詰めんなよ。確かに俺はあの時死んだ、だからこそここに俺がいる。お前達に会えた、お前達の家族になれた、それでいいじゃねぇか」

 

「…そうだね。当人がそう言ってるんだ、僕たちが思いつめたところで何か変わるというわけじゃない。それに彼が言ったように僕たちは家族だ、家族なら励まし、助け合い、愛情を…それが僕たちだ」

 

「そうじゃな……それじゃあレウス!酒を飲むぞ!儂の秘蔵の酒を出してやるぞ!」

 

これだ、家族ならこんな風に暖かく、楽しい空間こそが…1番の家族としての理想だ

 

「おう!」

 

「んな!?ガレス!そんな酒あったんならなんでうちに出さんのや!」

 

「ロキに出したら全部飲まれるからの」

 

「ひどい!」

 

「ガレス、ロキも入れようぜ」

 

「あぁ…神や…神がおる…」

 

半分神ですけど

 

「なんでじゃ?」

 

「飯や酒はみんなと飲むと美味いぞ、1人で飲むよりみんなと飲んだ方が絶対美味い」

 

「……それもそうじゃの…じゃが!ロキはちゃんと飲む量を抑えてもらうぞ」

 

「わかっとる…ありがとなレウス」

 

「気にすんな母さん」

 

「「「「「!!?」」」」」

 

「グハァ!?……も、もう一度」

 

「?……母さん」

 

「…うち、もう死んでもええわ…」

 

ハァァ!!?なんかロキが天に浮かび上がっていく!?

 

「待て!?どこ行く気だ母さん!」

 

うぉぉぉ!!!?なんか更に天に浮かび上がっていく力が強くなったぞ!?

 

「レウス!ロキに天に行くならもう二度と呼ばないぞと言うんだ!」

 

フィン!…

 

「行くならもう二度と母さんと呼ばねぇぞ!」

 

スタ←ロキが地に足をつけた音

 

「はい!どこにも行かんで!だからワンモアプリーズ!」

 

以下、同じ下りが何度も続いた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ハァァーーー……」

 

俺は今、とても疲れてる…ロキが天に還る件の翌日からリヴェリアが俺にダンジョンの知識を教えてくれた…だが…

 

「内容がスパルタすぎる…ケイローン先生とまではいかないが、同じ人種の匂いがする」

 

とにかくきつい…間違えればあの杖で叩かれ、正解すれば休憩無しに次の問題と知識を叩き込む……

 

「だが、昨日!とうとう終わった!明日から本格的にダンジョンに潜るぞ!」

 

時は満ちた

 

我!ダンジョンに突入せん!

 

大和魂を見せてやる!行くぞぉ!おおおぉぉおぉ!!

 

 

 

 

 

 

「さて、この問題が全て解ければダンジョンに潜る許可を出す」

 

そう言って積み重なれた紙、紙、紙、紙、神、紙、紙、紙

 

ん?なんか、積み重なれた紙の山の中に一緒に朱い髪と手が見えたが…気のせいだなうん!何処かの神が酒でも飲んでて倒れてるんだろ!うん!俺は知らん!

 

だが!!そんなことより!!これだけ言わせろ!!

 

「…ガッデム!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ソロモンよ!私は帰ってきたぁぁ!!(勉強から)

 

「あ、レウス!終わったの?」

 

あぁ^〜俺のマイエンジェルが俺に前にいるんじゃぁ〜

 

「……おう、終わったぜ、ベルはもう登録してきたのか?」

 

「ううん、レウスが終わるまで待ってたんだ」

 

これが!できる女!前世ではこんな女性画面の中にしかいなかったぞ!

 

「本当…俺には勿体無いほどいい子だなベルは」

 

そう言って俺たちは門の前で待っているリヴェリアの元に歩いた

 

 

 

 

 

「うん…絶対に僕は離れないからねレウス…僕だけの英雄さん」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「テヘ!ダンジョンのこと教えるついでにこの世界の男性の希少性と女の狂暴性をおしえちゃった!そしたらレウスには絶対に手を出させないっていう考えになっちゃった」

 

「なにやってんだティオナァァァァ!!!?」

 

 

悲報!ベルきゅんヤンデレ属性(微)取得!

 

俺の彼女がヤンデレとか……まぁ、きよひーほどじゃなければいいか

 

 




うん、描いてたらシリアスから急にギャグになってた

3周年記念の福袋皆さんはどんな鯖が当たりました?作者はアサシンかエクストラのどっちを引こうか迷ってます…じぃじとジャンヌオルタ欲しいんですよねぇ


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視線が野獣の目なのは間違っている

はい、勘違いしてる人が多数いたので補足しますが、ベルのヤンデレは幕間でしか出ません。FGOでも幕間はストーリー上には何の関係もなかったでしょう?だからストーリー上ではベルのヤンデレはありません。もしベルのヤンデレが見たいという人がいたら次の幕間で出すかも


ところで今更ですが、今年は例年の如く猛暑ですね。体調は問題ないですか?水分はこまめに摂って熱中症にならないように気をつけてください


はーい、皆さーん。私は今どこにいるでしょーか?!

 

 

 

 

こっこでーす!こっこここ!私は今、冒険者ギルドに来ています。

 

え?ベルがヤンデレ化してた?な、何を言ってるんだ!俺のマイエンジェルベルがヤンデレになるわけないだろぉ!!?

 

……うん、でも、ベルのヤンデレを見てみたいという俺もいるが…

 

まぁ、ここは気を取り直して……

 

 

 

 

 

 

 

たちけて……(泣)

 

 

 

 

 

 

視線が!視線がぁ!見ろ!…あ、画面の前のみんなは見えないね。説明すると……皆さんは何日も食べていない肉食獣の目を見たことあるかい?俺はある。凄いんだぜ?肉を少し出したら突撃して来やがったんだ、生きた心地がしなかったぜ……おっと、ズレた、で周りの目がそれなんですよ!怖い!寒気が!これに耐えらるのはただの馬鹿か、ハーレム願望の男だけだね!しかも聞いて!このセリフ!

 

「男よ!しかもイケメン!」

「いいなぁ。私もあんな人と付き合いたい」

「無理でしょ……でも、あの人リヴェリア様と白髪の子を連れてるし……」

 

と、ここまでいい。少し気分が良くなった途端に……

 

「ウホ!あのイケメンの息子♂で貫かれたい!」

「いいや!私はあの人をprprしたい!」

「馬鹿!抱きつかれるのがいいんでしょう!」

 

なんだ、少しはマシな人いるじゃn

 

「その後、お持ち帰りしてくんずほぐれつするのよ!」

 

ブルータス!お前もか!?

 

とまぁ、こんな感じで酷いので、その場で俺をお持ち帰ろうとしていたこの世界では美しい人もいました

 

いや、あれは恐怖だ……前世の記憶がある分、油まみれで涎垂らしながら俺に迫ってくるのは恐怖でしかない!!!!!てか、本当この世界の男の感性がわからん!!あんなん耐えられんわ!!

 

まぁ、何故かいつのまにかいたアイズの魔法で吹っ飛ばされたが……うん、本当感謝してます。ベルが天使なら貴方は戦乙女ですね!

え?リヴェリア?……ママでしょ?レフィーヤ?妹ですね

ロキ?お母さん…あ、母が2人いる…リヴェリアは聖母で!

ベート?……頼りになる姉御的な?口悪いけど…

フィン?……年齢的にはお母さんでもおかしくn…ッ!?殺気が!

ガレスさんは親方だ!異論は認めん!

 

いや…本当…俺、この世界で無事に生きていけるかなぁ?ダンジョンの魔物じゃなくて女に殺されそう……

 

あ、ベルが頭を撫でようと背伸びして手を伸ばしてる…可愛い…少しかがんで……うん、ありがとう

 

とまぁ、なんだかんだでギルドに到着…うむ。アニメでも見たがやっぱりデカイ…

 

そして、入った瞬間俺に向けられる視線……喋るときはアキレウスのような口調になって俺の言葉を発するけど、中身は俺だからこういうのは無理!例えるなら小学生が転校して来た子を見るような目……より酷いなうん

 

そして、リヴェリアとアイズに連れられてギルドのカウンターに

 

「すまないがエイナはいるか?」

 

…あ、そういえば原作でもリヴェリアとエイナは知人だったっけ?……この世界だと苦労してるんだろうなぁエイナさん

 

「あ、はい!ただいま!…で、ですのでこれで失礼します!神ーーー!」

 

あーうん…苦労してたね神々で。容姿関連のことじゃなくて…いや、まぁ言いよってた神々も容姿に惹かれたんだろうけど……ふむ。今度男神達で話し合うとしようか…あ、羨ましがられて呪われそう

 

「えっと、リヴェリア様?どう言ったご用件でしょうか?」

 

「エイナ。様はいらないと言ってるだろう。私はもうエルフの王族ではないのだ…」

 

「そ、そんな畏れ多いことは流石に……ん?」

 

ん?なんか見られてる…手を振って見るか…ノシ

 

「え?…男?……り、リヴェリア様?この方は?」

 

「最近、ファミリアに加入したアキレウスだ、そして同じく加入したベル…この2人を冒険者登録しに来たのだ」

 

「え?ほ、本当ですか?!リヴェリア様のファミリアに!?」

 

そうだ!ロキファミリアの2番目の男だぞ!なのでそんなに視線を集めるような大声を出さないでください。さっきより視線が凄いです。職員までも俺に視線向けてるし……俺ナルシストじゃないので、こんなの無理です。胃がキリキリしてきた……

 

「あ、えっと…ゴホン!…ではこの紙にお名前と所属ファミリアを記入してください」

 

さすが出来る女!一瞬で平常心になり義務を始める!そこに痺れる憧れるぅ!全く!街で出会った人達もエイナさんを見ならないなさい!

 

「……はい、アキレウスさんにベルさんですね……アキレウスっと…」

 

んん〜〜?変だなぁ?突然手帳を出して何か記入したぞぉ?…ま、まぁあれだな!仕事だからこう、なんか記入するのがあったんだよ!うん!きっとそうだ!

 

「では、ギルドから支給する武器があるのですが、なんにしますか?」

 

「あ、それはいい。この後、ヘファイストスファミリアに出向くのでな」

 

「そうですか…ダンジョンの知識も…リヴェリア様が教えるはずでしたね」

 

「うむ…あぁそうだアイズ。レウス達をヘファイストスファミリアに連れて行っておいてくれ。私はエイナと話すことがあるのでな」

 

「うん、わかった…行こう?」

 

あ、ちょ!手引っ張らないで、自分で歩けるから!

 

「あ、待ってよ〜!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヘファイストスファミリアに行く途中、アイズが絶賛するジャガ丸くんを食べながら向かう…視線は気にしなければどうということはない……というのは流石に無理だったので、ベルが気を遣って腕を抱きしめてくれました…うむ。視線が多少減ったぞ、ベルへの嫉妬と殺意があったので、俺からも少し殺気を放ったら離れていったが…………いや、あの…なんでアイズも手を組むの?…え?2人ですれば倍になる?…なる…のかなぁ?…まぁ、いいや、嫌な気持ちじゃないし

 

「…あ、そうだった、金はどうするんだ?俺たちはそこまで金は持ってないぞ?」

 

「それなら大丈夫。フィンから幾らか貰ってる。足りなくなったら私が払うから」

 

むぅ…そのセリフは男である俺が言いたかった…いつか言ってやる

 

「そうか…ありがとな」

 

「…大丈夫…私もレウスと一緒だから嬉しい」

 

「むぅーー」プクー

 

ベルって怒ると頬を膨らませるんだね……まぁ、そこがまた可愛いんだけど……頭を撫でると顔をにへら〜って感じな顔をして、アイズもして欲しそうにジーっと見てたんでアイズも撫でた

 

それでまぁアイズが街並みを説明しながらヘファイストスファミリアに到着したんだが

 

「そこに兄ちゃん私の武器買ってかない!」

「何言ってんだ!そこのあんちゃんはうちのもんを買うんだよ!」

 

ただ今なぜか俺に武器を買わせようとする人が多発してます。

やめて!俺にお金はないの!アイズが買ってくれるんだよ!ヒモじゃん!?

 

「…あー、すまんな。俺は自身の目で武器を見たいんだ、また後にしてくれ」

 

すると、渋々だが、引き下がっていったが、今度は誰が武器が並べられてるとこまで連れて行くかで口論になった

 

「レウスは私が連れて行くから問題ない」

 

アイズが少し不機嫌そうに言うと、アイズに少し敵意を向けたが、敵わないと悟ったのか店の中に入っていった

 

……ねぇ…もしかして外に出る度にこんなのが起きるの?……胃がぁぁぁぁ!!!胃薬をくれぇ!ミアハファミリアに後で行こう…ミアハ様は女になってないよな!?名前的に女でもおかしくない名前だし……いや、なってるわけないかぁ。あははは(フラグ)

 

それで、一階づつ見て回ったわけだが

 

「……はぁ」

 

コレ!といったものがなかった……いい武器はあったんだが、なんか足りない気がしたんだよ

 

「大丈夫?」

 

「あぁ、すまんな。わざわざ一緒に見てくれたのに」

 

「ううん。自分に合う武器を見つけるのは難しいから…私もゴブニュに頼んで、やっと見つけたのがこれだから」

 

そう言ってアイズは腰にあるデスペレートを指した

 

「そうか……ベルはいいのは見つけたか?」

 

「うん…これなんだけど」

 

そう言ってベルは手に持った白いライトアーマーと刃渡り30cmのナイフを見せた

 

……待って、そのライトアーマーどう見てもピョン吉だよな!?ナイフの名前は?…ヘビチン!?流石ヴェルフ…すごい名前だ…でも…そこらの武具より良いってのはわかる。これが魂を込めた武具か、他の武具にはない何かがある

 

「良いんじゃないか?名前はあれだが、他の武具より性能は良い」

 

「うん。私もそう思う」

 

ベルは速さが売りだからな……あ、俺もそうか……さて

 

「そこに隠れてる神…出てきな」

 

「ッ!?」

 

ベルとアイズが不思議そうに首を傾げた後、部屋の入り口から紅い神で眼帯をした女神ヘファイストスが入ってきた

 

「驚いたわ。まさか私に気付くなんて」

 

「さっきから俺にずっと視線を向けられてたら嫌でも気付く…それで、なんか用か?」

 

「えぇ…貴方に見てもらいたいものがあるのよ」

 

ヘファイストスが自ら出向いて冒険者になったばかりの俺に見せたいもの?

 

「あぁ、いいぜ」

 

そのまんま俺たちはバベルの塔を出て、ヘファイストスファミリアのホームに入りヘファイストスの部屋らしきところに入った

 

「で?何を見せたいんだ?」

 

「少し待ってて」

 

そう言ってヘファイストスは奥の部屋に入って行った

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「待たせたわね…貴方に見せたいものはこれよ」

 

「な!?それは!」

 

あり得ない!それがあるのはあり得ない!だってそれは!

 

 

 

 

 

 

 

宙駆ける星の穂先(ディアトレコーン・アステール・ロンケーイ)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大英雄アキレウスの愛用の槍なんだから

 

 

 

 

 

 

 

 




3700文字っす…出しちゃいましたあの槍

能力は本来のと変わらず、しかし持ち主に戻ってくる能力のみ消えています…(ヘファイストスは一対一の空間を作り出す能力は知らない模様)

ヘファイストスはこの武器は治癒不可能な槍としか思っていません


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鍛治神を専属鍛治師にするのは間違っているだろうか

(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾聞いてくださいよ皆さん!
\( 'ω')/ヤンデレって良い文明ということがわかりました!
(´ω`)ハーメルンで書いてる方で、名前は言えませんが…とにかく……素晴らしかった(語彙力喪失)

(*´ω`*)いやぁ……やっぱり恋愛(重い)は見てるに限りますなぁ

俺?……………年齢イコール彼女いない歴だぞ( ᐛ)

あ、話は変わりますけど、読者さんの中でドールズフロントラインしている方でTMPの事に詳しい人います?キャラ情報はあるのにいないんですよね。ドロップでも建造にもいなくて……どうやったら仲間にできるんですか?



「そうなのよー!神界じゃその子はいっつもダラダラとして!仕事を私に押し付けるのよ!だから!私は降りてきて、あの子に仕事の辛さを教えるためにあの子の側から離れたの!」」

「そんな神もいるのか…名前は?」

「ヘスティアよ」

 

あ、ヘスティアって降りてきてないのね

 

……ん?おや…どうも諸君!毎度お馴染みアキレウスだ!

え?槍の件はどうしたって?貰いましたよ。え?なんで貰ったかだって?いや、なんでもあの槍なんですけど、作ったはいいけど誰にも扱えないらしいんですよ。正確には人には使えない…俺はほら半分神じゃん?だから使えたということです

 

え?じゃあなんでヘファイストスがわざわざお前の前に現れたかだって?なんでも気が向いてバベルの塔に行っていたら俺を見かけて、神の直感的なものでこの槍を俺にくれたらしい。まぁもちろんお金は払ったけどね(俺が払ったとは言ってない)

 

金額にして5000万ヴァリス

 

ヘスティアナイフが2億にしたら随分安いもんだ

 

まぁそんな金額をアイズが持っているわけ無く、交渉の末分割払いになりました

 

……アイズには本当…世話になってばかりだな……なにか俺にできることがあるならしたいんだが……え?鍛えて欲しい?ん〜……俺が使うの槍なんだが…まぁ、できる限りやってみるよ

待って、頰を染めながら「2人きり……」とか言わないで!緊張しちゃうでしょ!!

 

「あ、それならレウス」

 

おっと、アイズと話していたらヘファイストスが話しかけてきたぞ

 

「どうした?」

「その槍と一緒にこれもあげる」

 

そう言って渡してきたのは銀色で装甲が薄く、肩にも装甲がある鎧と、二の腕から掌まで螺旋を刻むような形をした防具…というほど守る部分は少ないが……うん…てかどう見てもアキレウスが着ていた鎧だね!FGO民的に言うなら第二再臨の姿

 

「いいのか?金はねぇぞ?」

「いいのよ。その槍を使える人に一緒に渡す予定だったものだし」

「いや、だが…」

「……そうね…なら、たまにでいいからここに来て私の話し相手になってくれないかしら?」

「そんなことでいいのか?」

「ええ…実はやることなくて暇なのよね。バベルの塔にいたのは暇だったから子供達がどんな武具を打ったのか見たいってのもあったけど……それに…貴方みたいな色男とお話しするだけで私は満足よ」

「……なぁ、ヘファイストス」

「なにかしら?」

 

この世界だど美しいものは醜いものに醜いものは美しいものに……つまり人々からしたらヘファイストスの右眼は何よりも美しいものに見えるはずだ

 

「気になったんだが…ヘファイストスは右眼を……どう思ってるんだ?」

「ッ……そうね……子供たちからはとても美しいって言われるけど、私からしたらこれはとても…悲しくて辛くて…醜いわ…」

「そうか…あんたの右眼が醜いだとか美しいだとか俺はそんなありきたりのことは言わねぇ……」

「………」

「ただ、これだけは言わせてもらう……あんたはあんただ」

「……」

「その右眼もあんたの体の一部だ、それを本人が憎もうが嘆こうが俺は知ったことじゃない……俺だって体の一部が憎い…それが無ければ俺はあの戦いで姉貴をもっとマシな救い方があったかもしれない……だがな…俺はその一部が憎いと同時にとても素晴らしいものに思える」

 

……なんか、俺が考えてることとは少し違う言葉が出てくる……もしかして、アキレウス本人の思いと俺の考えが混ざったのか?……ま、今は俺の肉体と同時にアキレウスの肉体だ、有効利用させてもらうぜ、それが1人の女性の悩みを少しは救う事が出来るならな…

 

「この世に完璧なものはない。万能の人だって、ただそこらの奴らよりできることが多いだけ、天才と呼ばれるやつでも何かしらの欠点はある。欠点がないと言われる人でもただ人々が気づいていないだけで何かしらある……俺にだって俺の体を傷つけるやつはほとんどいない。だが俺はそれがとても好ましい。いつか俺を傷を与えることのできる奴。俺の体の特性を打ち消す事ができる奴を俺は会って来た……つまりそれを発見、見抜き、打ち勝つものは必ず現れるようにあんたの右眼が醜かろうが、美しかろうがあんたの全てを愛してくれるやつは必ず現れる。俺を愛してくれる人もいるんだからな」

 

そう言って俺は部屋にある武具をアイズと一緒に眺めてるベルを見つめる

 

「………貴方は…違うの?」

「会ったばかりの人を愛するほど人に飢えてないんでな……だが…あんたと話していく中で、あんたを愛するかもな」

「……」

「だが、今は俺からしたらあんたのことはとても好ましい。この槍にしっかりとした信念、情熱、魂、熱心、愛情、色々な想いを込めながら打ち、自身の眷属を心から愛してるあんたのことはとても魅力的だ」

「ッ……そう…面と向かってそんなこと言われたのは初めてだわ…」

 

……だいぶ熱くなって言っちまったな。初対面の人にこんな事言ったら嫌われるな…せめて今の言葉を頭の片隅にでも置いてくれればいいが

 

「……気が変わったわ」

 

ほら、もう二度と私の前に合わないでって言われるんだろうなぁ

 

「たまにじゃなくて、頻繁に来て」

 

ほら、来ないd……ん?

 

「……は?」

「あら?聞こえなかった?たまにじゃなくて、頻繁に来て欲しいのよ。私の初めてを奪ったんだからこれぐらいしてもらわなきゃ」

 

やだ、女性の口から初めてと言うと、意味深に聞こえる俺は腐ってますね

 

「わかんねぇな。俺はあんたを侮辱するような事も言ったぞ?なぜあんたはそんな俺と頻繁に会いたいなんて言う?」

「あら?例えば?」

「醜いだとか美しいだとかのありきたりな事は言わねぇってことつまり慰めもしなかった」

「むしろ私はそれが嬉しかったわ。美しいって言われたらこの右眼があるから心を痛めるし、醜いって言われたら私も女だから泣きそうになる…だけどレウスはそんな事言わなかった、私はそれがとても嬉しい」

「……あんたが嫌っている右眼を体の一部だとか」

「ええそうよ。私のこの右眼は私の一部……でも、貴方から言われるととても良いものに思えたの。それに貴方も体の一部に思うところがあるのでしょう?同じね、フフ」

「………会ったばかりの人を愛するほど人に飢えてないとか」

「むしろ普通でしょう?一目惚れなんてあるけど、相手がどんな人かもわからないのに愛するなんて私からしたら可笑しいわ……でも貴方は私と話して私の事を好ましい、魅力的って言ってくれた……とても嬉しかったわ」

 

……なるほど、そこらの人と同じと考えていたけど、相手はコンプレックスを抱えた女性…そんな人が他の人たちと同じ事を言って嬉しいなんて言うわけもなく、かといって逆の事を言ったら思う事があるってわけか

 

「だから私は貴方と話がしたい…色々と…ね」微笑み

 

……あ、これ…やばい奴だ…2日目のベルと似た顔してる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「で?言いたいことはあるかい?」

 

はい、ただいまヘファイストスのとこからベル達と一緒に帰ってきて、夕食を食べたら部屋にフィンが入ってきて説教されてます

理由はやっぱりあの槍でした、まぁ公には俺はLevel1…そんな俺にヘファイストスが直々に打った槍と防具…どう考えても宝の持ち腐れとと考えるのが普通ですよね

 

「いや、そのだな…あの槍はとても馴染むというかなんというか……」

「ん〜?」

「すまんかった」

「…はぁ…まぁ確かに自分に手に合う武器を使うのが普通だけど、だからといってまさかヘファイストス製の武具なんて」

「大丈夫だ、自分の武具だから自分で払う」

「違う…そうじゃないんだよ。重要なのは」

 

…ん?……あ、もしかして、ヘファイストスを

 

「神ヘファイストスを専属鍛治師にしたことなんだよ」

 

はい、おそらく俺が初めてであろう偉業。鍛治神を専属鍛治師にする。…いや、こんな重大なことだから公にはしませんよ?恐らくアイズかベルの口から漏れたんだろう。ロキや他の幹部達にも伝わってるかもな

 

「はぁ…胃が痛い」

 

良い胃薬を提供してくれそうな人紹介しましょうか?

 

「……君のせいなのに……じゃあ明日にでもそこに行こうか」

 

ウィッス

 

 




朗報:鍛治神を専属鍛治師にする大英雄……これもうわっかんねぇな

3200文字っす


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相手が硬いならぶっ壊れるまで殴って倒せばいいと考えるのは間違っている

活動報告でヒロインを決めて行きますので、気になったらおすすめのキャラをあげてください
*ベルはメインヒロインです

それと、毎回新しい話を上げたらお疲れ様というコメントが来てくれて嬉しいです!それ見ると書こうって意欲が湧きます

それと評価がなんかいい具合にバランスを保ってる。高すぎると緊張するし低すぎると落ち込む。今のこの良い、悪いがいい具合にバランスを保ってるこの状態が俺的にはいい

それと、とうとうお気に入り600人行きました!ありがとうごさいます!


「オラァァァァァ!!!!!」

 

 

『ゴガァァァ!!!!』

 

 

 

大きな空間を縦横無尽に駆け回り時には槍で斬りつけ、壁を走って跳躍して敵の顔の横っ面をぶん殴り、敵も負けじと大きな豪腕で殴るが避けられその隙に腕を駆け上って槍で目を貫く

 

 

 

「うおぉぉぉおおぉぉぉ!!!!」

 

 

 

 

こうなったのもほんの数時間前

 

 

 

 

 

 

《数時間前》

 

「さて、初めてのダンジョンだ」

 

慢心はしねぇ。細心の注意を払い、常に最悪を想定して行動する

 

「にしても…ベルは…あれはドンマイとしか言えねぇな」

 

 

 

 

 

『いやだぁぁ!!僕もレウスと一緒にダンジョン行くぅ!!!』

 

ロキファミリアの敷地内で俺にしがみつくベルとベルを引っ張るティオナとティオネ。そしてそれを眺めるアイズとレフィーヤとリヴェリア

 

『だぁめ!ベルは私たちと一緒に服を買いに行くの!』

『そうよ!私たちが可愛くコーディネートしてあげるから!』

『いやだ!前にティオナさん僕に布の薄い服を無理矢理着せたじゃないですか!』

 

ベルが言ってる布の薄い服とはアマゾネスが着るような大事なところだけを隠した服……服?…である

 

『ベルに似合うと思ったから着せたの!いいから早く行こ!』

『助けてレウス!』

 

……ティオナがコーディネートした服を着たベル

 

アマゾネス風の服

『うぅぅ〜…恥ずかしいよぉ〜…』

モジモジして頰を赤らめながらこちらを見るベル

 

バニーガール風の服

『こ、これ服じゃないじゃん!』

そう言って胸を右手で、下を左手で隠すベル

 

メイド服

『お、おかえり…なさいませ。ご主人様…』

火が出そうなほど顔を赤くしたベル

 

水着

『こ、これ大丈夫?おかしくない?』

白を基調とした水着を着たベル

 

 

 

おっと、作者と俺の欲望が混じった妄想をしてしまった

 

 

『…頑張れ』

『そんなぁ!?』

 

そう言って連れて行かれるベル

 

『レウスぅ!楽しみにしててね!ベルを可愛くするから!』

『おう』

 

 

 

 

 

 

 

「ま、今は目の前の敵に集中するか」

 

そう言って現れたミノタウロス

 

「ダンジョン内でのミノタウロスはどれほど強いのか、お手並み拝見といくぜ!」

 

ブモォォォ!!

 

「パクリだが……

 

 

その心臓(魔石)貰い受ける!」

 

 

 

 

そんなこんなで、一応保険としてアイズとレフィーヤを連れて、どんどん奥に行くことにした、道中ゴブリン、コボルト、フロッグシューター、ウォーシャドウ、キラーアント、オーク、インファイトドラゴン、ミノタウロス、ライガーファングと前世で画面の中で見た魔物達を倒していく

 

「こんなあっさりと17階層に来たの初めてです」

 

正直俺もこんなすぐにここまで来れるとは思ってなかった、大英雄アキレウスの肉体と技術やばすぎぃ、そしてヘファイストス様が作ったこの槍も手に馴染んで、扱いやすい

 

「うん…凄いね。私はLevel1の時、ここまで強くなかった……ねぇ…いつ鍛えてくれる?」

「え?鍛えてくれるってどういう事ですか?」

「あぁ、それはなアイズが昨日、鍛え欲しいって言ったから鍛えてやるんだよ」

「そうなんですか…」

 

……あれ?レフィーヤってアイズloveの百合っ子のはずだが…男と2人っきりになったらめっちゃ怒りそうなんだが……あれぇ?

 

「それじゃあ、階層主がいる部屋まで行こ」

 

アイズに促されゴライアスがいるところまで行く

 

 

 

 

 

 

「それじゃあ、手出しは無しで頼むぜ…俺はタイマンでやりたいからな」

 

壁に亀裂が入り、そこから黒いゴライアスが出てくる

 

「え?黒い…ゴライアス?」

「まさか、強化種!?」

 

……ちょいと俺、不幸すぎやしやせんかね?アキレウスって幸運Dで、ちょいと悪い程度だよ?いきなり階層主の強化種とかわろえん

 

「レウス、私も一緒に「いらねぇ」…え?」

「この戦いは俺の戦争だ、手出しは無しって言ったろ?」

 

正直、怖い。不死身だけど、何かしらの不運でアキレス腱を攻撃されて不死性が無くなる可能性だってある…それでもな俺は大英雄アキレウスの肉体を得た人間なんだ、大英雄と同じ偉業くらい成したっていいだろ…槍でタイマンの空間を作るのもいいが、これは切り札だ、まだこの階層主で使うほどでもないし、敵が英雄ヘクトールのように逃げる訳じゃない……正面から戦って勝利する。それが大英雄アキレウスの戦い方だ…全てをアキレウス本人と同じ行動はしねぇがな。俺は俺だ、なら俺のやりたいようにやる。今回は正面から戦いたいだけだ

 

「…わかった……負けないでね?」

「勝ってくださいよ?」

「おう!俺は負けねぇよ」

 

ゴォアアアァァ!!!

 

そして、此方を敵と判断した黒いゴライアスが向かってくる

 

「行くゾォォォ!!!!」

 

 

 

 

 

冒頭に戻る

 

 

 

 

 

 

硬い…原作ではベルの【英雄願望(アルゴノゥト)】で、体を吹き飛ばしていたが、今の俺にそんな高火力のスキルはない……だったら…

 

 

 

 

「硬いんだったら、壊れるまで攻撃するだけだ!」

 

 

 

ゴガァァァ!!!

 

 

 

 

片目を失い、痛みと怒りで我武者羅に攻撃してくるが、でかい図体のせいで動きが幾分か遅い、そして俺は駿足のアキレウスと呼ばれるほど速い大英雄の能力を持ってるんだ、その程度じゃ俺を攻撃することはできねぇよ!

 

「せりゃぁぁぁ!!!」

 

残った片目も貫こうとしたら、ゴライアスはその巨体を横に転がして避けた、これは流石に予想外で、空中で無防備になったところを豪腕が飛んで来たが、なんとか体を捻ってゴライアスの腕に着地し、腕を駆け上がって行く

 

ゴォアアアァ!!

 

「こんなところで、足を止められるかぁ!!!」

 

まだだ、この程度の相手に手こずるほどアキレウスは弱くない!

 

駿足を生かして、貫通力を上げる!

 

ゴァ!?

 

もっと、もっと速く!

 

 

 

 

 

 

「速い…目で追えない…」

 

ただ、緑色の光のようなのが、糸を引くように動き回ってる。レウスは見えない……

 

「なんで…そんなに速いの…なんで、そんなに強いの?」

 

知りたい、レウスがどうやって力を身につけたか、なんでそんなに強くなれたのか

 

隣にいるレフィーヤもジッと魅入るように見てる。目で追えないだろうけど、見逃すまいと、ジッと……

 

そして、緑色の光がゴライアスに突き進む

 

 

 

 

 

 

「オラァアァァァァァ!!!!」

 

 

 

 

ゴォガァァァ!!?

 

 

 

 

硬い体に槍を突き刺し、少しずつ槍が食い込む……そして

 

 

「これで!終わりだぁぁ!!!」

 

 

 

 

まるで、エメラルド色に輝く槍が黒いゴライアスの硬い皮膚を貫いた

 

 

 

 

ゴォア……ァァ……

 

 

灰となった黒いゴライアス、魔石が砕けた拍子に出た、紫色の粉末がその下にいるアキレウスの身に降りかかる

 

 

そして、アキレウスはアイズ達の方を向き

 

 

「な?…勝てただろ?」

 

ニッと笑った

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「君は!どうしてそう無茶をするのかなぁ?!!」

 

昨日と同じように普通の人がやらないような事をした、レウスがロキの部屋で正座をさせられフィンに叱られていた、今回はそれを止めなかったアイズとレフィーヤも軽くリヴェリアに叱られ、今この部屋では主神、団長、副団長、幹部、ベルが揃っている

 

「はい、本当にすまんかった、自分がどれだけできるか確かめたかった、反省はしてる。後悔はしていない」

 

ゴツン!

 

流石に起こったフィンがレウスの頭に拳を落とした

 

「うぐぁ!?」

 

流石Level6、くそいてぇ

 

「僕たちも心配したんだよ?…それに…」

 

フィンはベルの方を見ると

 

「………」

 

目に涙を溜めて、レウスを見つめるベル

 

「ほら、僕たちよりあの子に言うことがあるんじゃないかな?」

「…あぁ」

 

 

 

 

 

「……」

「その…だな……すまなかった」

 

俺にはわからねぇが、大事な人が亡くなるかもしれなかったんだから、かなり辛かったんだよな…

 

「…もう二度と…こんな無茶はしないで」

「わかった……本当にすまなかった」

「うん…置いていかれるのはもう…嫌だから」

「あぁ、置いていかねぇよ…ずっと一緒だ」

「なら…許す……勝手に行かないでよ?」

「あぁ」

 

 

 

 

「おほん!」

 

「「!?…」

 

此方をジッと見つめる人、羨ましそうに見つめる人、ニヤニヤする神……羞恥で死ねるぜ!

 

「ごちそうさんや。こんな甘いもん初めてや」

「いいなぁ。私もそんなの言われたみたい〜」

「………」

「若いもんはえぇのぉ」

「はぁ」

 

 

 

暫くはこれをネタにからかわれました

 

ちゃんちゃん!

 




3200文字っす

戦闘模写をもっと上手く書けたらなぁ……ていうか、元はギャグ風に書くつもりがいつのまにか、こんなになってた……暫くは日常風景とギャグが続くかも


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複数の女性と買い物に行くのは間違ってる:服屋編

爆死しました……BBちゃん欲しいなぁ

(#`皿´)ブルァァァァ!!

あ、今回は短いです。分けますので


ここはレウスの自室

 

「僕とデートするって言ったじゃん!」

「レウスは私を鍛えるの」

「レウス。君は僕と一緒に薬買いに行くって言ったよね?」

「ダーメ!レウスは私と服を買いに行くの!」

「ダメです!レウスさんは…わ、私と一緒に買い物に行くんです!」

 

拝啓、読者様…お元気でしょうか?私は元気じゃありません

何故なら…ベル、アイズ、フィン、ティオナ、レフィーヤ達から迫られているからです

何故レフィーヤはいるんだい?君だったらセリフ的にアイズが関係するよね?なんでアイズのアの字も出ないんだい?

ティオナ、私はいつ貴方と一緒に買い物に行くと言ったでしょうか?

他はわかる。自分から言ったことだもん

 

おぉ、神よ。願わくばこの状況をどうにかしてください

 

「断る。どうにかして欲しかったらウチをお母さんと呼びぃ」

「ヘルプ!!お母さん!」

「よっしゃ任しとき!」

 

「「「「「ジー(無表情+無言の視線)」」」」」

 

「無理やわ」

 

神は死んだ!

 

「おぉレウス」

 

ガレスさん!来た!これでかつる!!

 

「どうじゃ?この後、一杯酒でm…」

「「「「「………」」」」」

 

ガレスさん!この状況をどうにかしてくれ!!

 

「…は、また今度でもええの。それじゃあの」

 

そんなぁぁぁ……えぇい!腹をくくれ俺!自分で蒔いた種だ!2人ほど違うが…まぁ、いいか

 

「じゃあ全員で行くじゃダメか?」

 

…なに俺鈍感主人公みたいな事言ってんの!?下手したら修羅場待ってるじゃん!?

 

「…わかった、今回はそれでいいよ」

「私は鍛えてくれるならいつでもいい」

「まぁ、アイズ以外は買い物だから僕もそれでいいよ」

 

よっしゃ、回避成功!

 

「それじゃあ行こうぜ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、まずは服屋に行くことにした、道中ジロジロ見られて、店に入っても見られてる。店の外に人だかりができていたが、俺は知らん……いや、やっぱ気にする。はぁはぁすんな。涎垂らすな。

 

「ねぇねぇ!これなんてどうかな!」

「おい!なんだこの布の薄い服は!」

 

そうだった、この世界では男女逆転してるから元の世界ではそういう店の女性が着そうな服は男性が着るのか……やだ、痴女ならぬ痴男ね!……あ、それなら強姦とかって強漢になるんじゃ……言葉って難しいね!

 

「ねぇ、これなんて…どうかな?」

「いいねいいね!最っ高だねぇ!!」

「れ、レウス?」

「すまん。変な電波受信してた」

 

想像したまえ、諸君!前髪を右に寄せてそこを百合の花に似た花のヘアピンをし、服はなんの装飾もないシンプルな白のワンピース、そこに水玉模様のシュシュを腕につけ、靴は水色のスニッポン

 

どうだ諸君、想像できたかい?……え?出来ない?……すまない。これでも頑張って教えたんだ、不甲斐なくてすまない

 

「ジャジャーン!どうかな?」

「赤いな」

「ぶぅ、ならこれにしよっと」

 

カーテンから出てきたティオナはなぜこの世界にあるというようなチャイナ服。赤の服で、模様はよくわからないが、おそらくこの世界にあるであろう花の形をしていた……いや、もしかしたら俺が知らない花なだけかもしれない

その後、もう一つ着た服はアマゾネスらしく露出が高い服だった…え?もうちょい詳しく?…いや、ティオナがいつも着ているのと大差なかったから別にいいかなって

 

「…なんで水着?」

「似合ってるからいいんじゃないか?」

「…それならいいけど」

 

シンプルに水着…夏だからかな?説明?ダンメモの今のイベントのアイズの水着姿です

 

「僕にこういうのは似合わないと思うんだけど」

「人形みたいで可愛いな」

「………あ、ありがと」

 

あ、やべ…つい本音が

 

「あの、なんですかこれ?」ピ、ピカ

「何故に着ぐるみ?」

「似合うかなって」

 

ティオナがレフィーヤに着せたのは某黄色い電気ネズミに似た着ぐるみ

下手したらこれアウトじゃね?

 

その後も楽しい着せ替えは続いた

 

 

 

 

 

 

 

尚、外にいた人たちはレウスが着たタキシード姿に見惚れて意識が飛んでいたとか

この世界の女性、耐性なさ過ぎじゃね?

 




1500文字



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ナマモノ「いらっしゃいませにゃ〜」

カーニバルファンタズム見てたらいれてみたくなった
今回だけの出演かもしれないしまた出るかもしれない

あ、それと皆さんは1500万DLの星4サバ何にしました?

私?……ログイン間に合わなくて貰えませんでした(泣)しかも連続ログインボーナスも切れて呼符10枚も貰えませんでした…萎える
まぁ、なんとなしにアビーの方で10連したらアビーが出てくれて宝具レベル2になってくれたしエレシュキガルも当たったので、まぁ良かったんですけどね……オルトリンデ……ほちかった



ところで、話は変わるんですけど…男が好きな女の子の幸せの為に手を引くって話、切なくて胸がキュッてなるんですけどそう言う話が好きな自分がいる(最後は女の子がそれに気づいてhappy endだとなおよし)……そういう話をこのサイトでおすすめのってない?


みんな楽しく服を着て気に入った服を買った後、追いかけてくる女たちから逃げ切ったら大通りに出て小物、果実など色々なものを売っている店を見ながらいい時間になったので飲食店を探しているとある店が目に入った

 

『アーネンエルベ』

 

 

 

 

 

 

 

(;´・ω・)

 

 

 

 

 

 

( ゚Д゚ )

 

 

 

 

 

 

 

待て待て待て待て待て!!!!!?なんでこの店がある!?この店TYPEMOONの作品の殆どに出てくる店じゃねぇか!?なんで!?いやガチでなんで!?

やべぇよ!TYPEMOON関連の店とか嫌な予感しかしない!……でもなぁ…気になる。めちゃくちゃ気になる。中にどんなのがいるのかとかどうゆう料理を出すのか……よし!

 

「なぁあの店はどうだ?」

「『アーネンエルベ』?どんな店なんですか?」

「やべぇ店」

「え?」

「とにかく退屈はさせない店だって事は言える」

「…そうなんですか、いいですよ行きましょう」

「うん、私達も賛成」

「レウスが一目置く店か……なんだろう。何故か親指が震えてきたよ?」

 

………フィンの親指が震えるってやばくね?

 

マジやばくね?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

はい、知ってましたよこんちくしょう!!フィンの親指が震えて、TYPEMOONの店って時点でやばいって事は薄々わかってたけど!

こいつらが居るとか普通考えるなんて無理だろ!!!?

 

「いらっしゃいませにゃー。何名様でしょうか?」

 

だって、こいつが出る作品って、月姫とカーニバルファンタズムくらいだもん……え?それだけじゃわからない?

 

……二足歩行で目が赤くて身長が30cmくらいでネコ精霊で目からビームを出すネコってなーんだ?

 

 

 

 

 

 

 

 

答えは〜〜

 

「あちしはネコアルクにゃー。あ、魔物じゃにゃいから安心してにぁ。それと、これメニュー表にゃ。それじゃあごゆっくりしたいってくださいにゃ〜」

 

(((((ゆ、ゆっくりできない!!)))))

 

「レ、レウス!あれ何?!」

「確か、精霊の一種で総じてナマモノって呼ばれてる。あ、それとあんま喧嘩売らねぇ方がいいぞ?俺でも勝てるかわかんねぇしな」

「レウスがそこまで言うほどとはね……って精霊!?」

「ま、そこらへんは考えねぇようにしようや。今は飯だ飯……お?『店長オリジナル料理Ver.5.2β』…なんかすげぇ名前の料理だな。俺はこれにすっか…お前たちはどれにするんだ?」

「私はこの『○ッキースペシャル』!」

「わ、私は『BOSS料理』です」

「…私は『心が叫びたがるほどの料理』」

「そうだね…僕は『ボルシチ』にしようかな」

「僕はレウスと同じのにしようかな」

 

変だな…まともな料理名がフィンしか言ってないぞ?他のはやばい。

しかぁし!!夢の国のネズミだろうが!ダンボール被るBIGな方の名前が入っていようが!俺は逃げも隠れもしない!どんどこいやぁ!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

「はい、私お手製オリジナル料理にゃ。感想後で聞かせて欲しいにゃ」

 

なんという事でしょう…先ほどまで楽しく会話していたと言うのに机に置かれた料理?が来た瞬間全員の顔が引き攣るほど空気が変わりました。

 

そこには皿に乗せられた黄色い肉と、肉に乗せられた虹色のソース?とマグマのようにぶくぶくと空気が漏れ出てる紅いスープ、別の皿に入っている野菜は触れてみるとグチャと効果音がしそうなほど柔らかく禍々しい色……目がおかしくなければ全ての料理から紫色のオーラのようなやべぇものが見える……これを食えと?

 

 

「次は○ッキースペシャルにぁ〜」

 

変だなティオナの前に置かれた料理は見た目はまともなネズミの形をしたパンケーキのようにも見えるが、来た瞬間「ハハッ」って甲高い声がした気がするが…うん気のせいにしよう。

 

「まだまだにゃ〜」

 

レフィーヤの前に来たのは……うん…蛇の丸焼き?…BOSSだからスネークってか?アッハッハ……全国のメタルギアファンに作者が殺されそう。

 

「ほいほいにぁー」

 

アイズの前に置かれたのはコロッケ?…あ、アイズの目が輝いた

お?アイズが食べた……うん?なんで口抑えたの?…え?口を抑えてないと叫びたくなる?……まぁ、あの映画に関係はないのか…コロッケの中身にヒゲのようなものが書かれた卵が見えた気がしたが、俺は何も見ていない。

 

フィンのはどこからどう見てもボルシチだ

 

 

 

さぁ、ベルよ…新たな世界が開くかもしれんが…いざ!南無三!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カランカラーン

「またのお越しをお待ちしていますにゃー」

 

は!?あれ?なんで俺は今店の前にいるんだ?

 

「…あれ?僕なんで店の前に?」

「だ、大丈夫?君たちアレを口に入れた瞬間無表情で次々と口に入れていくし話しかけても何の反応もしなかったら心配したんだけど…」

 

……っ!?…思い出そうとすると口と胃と脳が全力で拒否する。まるでパンドラの箱だと言うように。

 

 

そういえば次はミアハファミリアに行くんだったな……この世界でのミアハ様って普通に男なのだろうか?……会ってみればわかるか

 

女だったらナァーザと百合百合しい展開になりそうで私は大変満足です。

 

 




レウス「おいこら作者、何でこんなに遅れた?」
作者「試験と体育祭と文化祭と資格取得とモンハンワールドとdbdをしていたからです」
レウス「前半はまぁいい。だが後の2つはダメだ…覚悟は?」
作者「……なんでさ」
レウス「容赦無くお前を轢き潰す!」




作者「ハッ!……なんだ夢か」


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