SND STAR WARS (和泉向慶)
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第1章 A Tatooine of the Hope(タトゥイーンの希望)
【キャラクター他紹介】A Tatooine of the Hope(タトゥイーンの希望)編


SND STAR WARS第1章の今現在登場しているキャラクターの名前と情報や物語に出てきたスターウォーズ単語の意味や紹介をしています。また、新話が投稿されるとこの文章も更新されます。
※作品をお読みになる前か、同時並行でご覧いただくことをおすすめします。


ここから話別説明に飛ぶことができます

〜Episode I Boy in Tatooine(エピソードI タトゥイーンの少年)編〜

〜Episode II Road to the Knight(エピソードII ナイトへの道)編〜

〜Episode III Rescue of the Sith(エピソードIII シスの救出)編〜

〜番外編 Tatooine of the Hopes(タトゥイーンの希望)編〜


〜Episode I Boy in Tatooine(エピソードI タトゥイーンの少年)編〜

 

標準年

時間の単位。惑星コルサントでは1年が12月からなり、日数は365日で、1日は24標準時間だった。また、うるう年はなかった。銀河系社会では首都惑星であるコルサントをベースにした暦法が使われていた。通常、生き物の年齢は年数を使って表現された。また100年は標準世紀、1,000年は千年紀という単位で表現されることもあった。(WOOKIEEPEDIA参照)

 

統一連合国

本部は噂によれば闇の惑星、セト=アトンナクにある。共和国末期、共和国の各地で出現情報が相次いだ過激派集団。その集団の象徴とも言えるタリセ・ドロイドは銀河系の各地でテロや殺人、事件を起こしていた。例を挙げると、コルサントでN111ビルを襲撃した事件や長老保護委員会会長のタリセ・ラクスを誘拐したこともあった。また共和国に所属しない惑星を占領したりするなど、帝国を築き上げるような行為も行なっていた。

 

銀河共和国

銀河帝国が誕生するまでの1,000年間にわたって銀河系を統治した民主主義国家である。単に共和国とも呼ばれ、後の時代には旧共和国(Old Republic)としても知られた。平和と正義の守護者であるジェダイ・オーダーに助けられ、共和国は1,000年以上ものあいだ全面戦争を経験することなく運営された。(WOOKIEEPEDIA参照)

 

銀河元老院

銀河共和国の行政組織である。銀河系各地の星々を代表する数百名の元老院議員によって構成され、代表者の中から選挙で選びだされた最高議長が指導者を務めた。元老院の会議は、共和国の首都惑星コルサントにある元老院ロタンダで行われた。最高議長や元老院の護衛者であるセネト・ガードは青いローブに身を包み、共和国の公式の場の環境に溶け込んでいた。彼らは代表議員のプラットフォームの入り口や、元老院ロタンダの入り口でも警備を行っていた。(WOOKIEEPEDIA参照)

 

最高議長

銀河共和国の統治機構である銀河元老院の指導者。稀に国家元首(Chief of state)とも呼ばれる。銀河系各地の星々の代表者として元老院に参加している議員の中から、多数決の選挙で選び出された。共和国時代の末期、最高議長のオフィスは共和国の首都惑星であるコルサントの元老院地区、元老院オフィス・ビルに設置されていた。(WOOKIEEPEDIA参照)

 

カルパナ

銀河共和国後期の政治家。フィニス・ヴァローラムの前に銀河元老院の最高議長を務めた。ナブー代表の元老院議員だった頃、シーヴ・パルパティーンはカルパナ議長の党派に属していた。また、ヴァローラムは当時カルパナの党派の行政官だった。(WOOKIEEPEDIA参照)

 

ジェダイ

神秘的なエネルギーであるフォース(特にフォースのライトサイド)を学び、仕え、使用したフォース感応者である。そのほとんどがジェダイ・オーダーのメンバーだったが、オーダー崩壊後も一部の生存者が活動し、ルーク・スカイウォーカーのような新世代のジェダイも生まれた。ジェダイの武器は、純粋なエネルギーの刃を持つライトセーバーだった。ジェダイは正義と平和の守護者として銀河共和国に奉仕し、フォースのダークサイドを学ぶシスとの間には長い対立の歴史があった。(WOOKIEEPEDIA参照)

 

ジェダイ評議会

ジェダイ・オーダーの統治機構で、4つある評議会の総称である。最高評議会をはじめとする4つの評議会は、ジェダイ・テンプルの“評議会の塔”の最上階にそれぞれ会議室を持っていた(WOOKIEEPEDIA参照)

 

ジェダイ・マスター

ジェダイ・オーダーの階級のひとつで、強い力を持つジェダイに与えられた。彼らの多くは、ジェダイ・オーダーの指導者として活動した。(WOOKIEEPEDIA参照)

 

ドロイド

稀にロボット(Robot)やオートマトン(Automaton)と呼ばれることもある、人工頭能を備えた自律機械である。ドロイドは単純労働や医療、修理、通訳、戦闘など、銀河系社会において幅広い役割を果たした。有機的生物が親から生まれ、怪我からゆっくりと回復するのに対し、ドロイドは製造され、破損個所は容易に修理することができた。ドロイドは必要な知識や技術をあらかじめプログラムされるため、物事を学習する必要がなかった。多くのドロイドは始めから計算能力をインストールされていた。大部分のドロイドは自己を認識しており、存在を失うことに対する恐怖のような感情すらあった。また、ドロイドはフォースを感じることができなかった。ドロイドは生き物のように睡眠をとる必要が無いが、睡眠に似た機能停止状態になることもでき、必要に応じてメンテナンスを受けた。(WOOKIEEPEDIA参照)

 

タトゥイーン

アウター・リム・テリトリーのアケニス宙域、タトゥ星系に属した砂漠の惑星。ギャラクティック・コアから遠く離れた辺境の星で、双子の太陽の軌道を周回していたため焼けつくような乾燥した気候だった。(WOOKIEEPEDIA参照)

 

ジーモン

銀河各地に分布しているヒューマノイド型知覚種族。非常に数の少ない種族で惑星キャッシーク発祥の種族と言われているが、キャッシークには数えるほどの数しかいないと言われている。ウーキーが奴隷に使われ始めるずっと前、キャッシークではウーキーとジーモンが助け合い、共生していた。しかし二種には大きな違いがあった。声帯の多様さだ。ウーキーはウーキー語しか話すことができないのに対し、ジーモンは銀河標準語など多様な言語を学び、話すことができた。それを理由にジーモンはコルサントやオルデランなどに出世して政治家になったり、ウーキーと同じくらいの力を持っている上に話が通じるので効率が良いと来訪してきた人間などの知覚種族に奴隷にされて銀河の各地へ送られたりし続け、徐々に個体数が減った。しかしジーモンはウーキーと遺伝子が似ているため、子供を儲けられる。そのため、一部のウーキーの遺伝子にはジーモンがまだ存在している。

体には家系によって違うが、様々な色の毛が生えている。

 

ジャワ

アウター・リム・テリトリーの砂漠の惑星タトゥイーンに住むヒューマノイド型知覚種族。身長約1メートルと小柄で、手織りの外套にすっぽりと身を包んでいた。ジャワは廃品回収業者として知られ、サンドクローラーに乗って砂漠を徘徊し、うち捨てられた部品やドロイドを収集した。ジャワの商品は雑な補修しかされていないガラクタばかりだったが、辺境地域に住む水分農夫は機械類を購入できるチャンスが少なかったため、止むを得ずジャワの顧客になった。(WOOKIEEPEDIA参照)

 

スピーダー

スピードに特化したリパルサーリフト・ビークルの総称。スピーダー・バイク、エアスピーダー、ランドスピーダーといった種類があった。(WOOKIEEPEDIA参照)

 

サンドクローラー

砂漠の惑星タトゥイーンに住むジャワが使用した巨大輸送車。ジャワの住居であると同時に、作業場やシェルターとしての役目も果たす移動拠点だった。ジャワの廃品回収業者は砂漠でドロイドやスクラップを回収し、磁力チューブを使ってサンドクローラーに積み込んだ。サンドクローラーはジャワの部族を丸ごと収容することができ、1,500体のドロイドを積載することが可能だった。(WOOKIEEPEDIA参照)

 

アストロメク・ドロイド

アストロ・ドロイドやメクとも呼ばれた多用途の修理および整備用ドロイドである。主にスターシップの副操縦士やメカニック、ナビゲーターとして活躍したが、コンパートメントに収納した多彩なツールやアタッチメントによってほとんどあらゆる仕事をこなすことができた。スターファイター部隊に属すアストロメク・ドロイドは機体に設けられた専用のソケットに収まり、戦闘時の操縦補佐やハイパースペース・ジャンプの計算、簡単な修理をこなした(WOOKIEEPEDIA参照)

 

労働ドロイド

輸送船からの貨物の積み下ろしや廃品になった金属の集積といった作業仕事に従事するために設計されたドロイドの総称である。労働ドロイドは特定の作業にのみ特化するため単純化されており、危険な環境における重労働から、作業現場全体の運営効率維持にいたるまで、それぞれの専門に応じてさまざまな役割を果たした。(WOOKIEEPEDIA参照)

 

KS-9

様々な経験をしているmushroomtypeドロイド(キノコ型ドロイド)。製作元はドゥクトーク社。元はヒユが主人だったがヒユが遠回しに売ったことによりセンのものとなった。隠し持っている武器はチェーンソー、ドリル、ライトセーバー、ブラスター等(全ては不明、全て小型)で、足元のタイヤの部分をロケットに変えて飛ぶこともできる。長年マニジメント・ドロイドのST-MYと共に行動した。センの行方不明後の主人はヒユに戻る。

 

KH-TT

ジャワのドロイド市で売られていたboxtypeドロイド(箱型ドロイド)。製作元はドゥクトーク社。性能はKSと非常に似ているが、腕はKSの4本と比べ1本と3本少なく、アンテナが付いているために少し劣化版と見られる。

 

TENA-GARA

ジャワのドロイド市で売られていたWED-2セプトイド・トレッドウェル・ドロイド。製作元はサイボット・ギャラクティカ社。他のWEDトレッドウェル・ドロイド同様、宇宙船や機械、他のドロイドの修理に使用された。しかし本編エピソード4等で登場したWED-15セプトイド・トレッドウェル・ドロイドよりかなり劣化版な為、性能や頑丈さは圧倒的に低い。

 

ジュカジュカ

ジャワのドロイド市で売られていたanimaltypeドロイド(動物型ドロイド)。製作元はエン・ドロイド社。87BBYに登場した新型のドロイド。その動物のような動きと外装、多様性は当時としてはとても有り得ないものだった。しかし、外装が破れやすいゆえに、手入れが難しい(めんどくさい)などの短所があったためにブームはあっという間に去ってしまった。

 

R3-YY

ジャワのドロイド市で売られていたR3シリーズ・アストロメク・ドロイド。製作元はインダストリアル・オートマトン社。このR3-YYは新たな新作、R3シリーズの第1テスト用に作られた、言わば銀河で初めてのR3シリーズである。その為、完全体のR3-S6(クローン・ウォーズ登場)などのような高性能ではなく、短所も多いが、旧型のR2シリーズと比べると確実に性能は上がっている。

 

ジャワイーズ語

惑星タトゥイーンに住むジャワ種族の本来の言語である。この言語では声だけでなく臭いが重要な要素になるため、非ジャワ種族が習得するのはほとんど不可能であり、ジャワは他種族と交渉する際には独自の貿易言語を使用した。(WOOKIEEPEDIA参照)

 

イト・フロリン

砂漠の惑星タトゥイーンのモス・エスパ出身のジーモンの男性。21歳の時、3歳年下のワン・チーノと出会う。66BBY、セン・コミを養子として引き取る。その後、立派な11歳まで育て上げるが、謎のジェダイによって連れて行かれてしまう。またフロリン家は小さなバンサの牧場を持っており、センに継がせる予定だった。

 

ワン・フロリン

砂漠の惑星ジャクーのニーマ・アウトポスト出身のジーモンの女性。彼女の父は飛行機の新作提案、製作者であった。その才能が認めれ、ジャクーのニーマ・アウトポストと比べると明らかに都会なタトゥイーンのモス・エスパに転勤し、家族全員で移り住んだ。(のちにそこでイトと出会う。)また、センの義母であり、イトの妻である。

 

セン・コミ

エピソード1以前のジェダイ・ナイト。砂漠の惑星タトゥイーンのモス・エスパの外れ育ちのジーモンの男性。ヒユの弟子でKSの主人。父(タユ・コミ)はジェダイだったがダース・ボーラとの激戦により死去。センは父のライトセーバーを引き継いで使っている。目の色は茶色。41BBYの何物かによるジェダイ殺害事件にてセンは行方不明となる。

 

バンサ

砂漠の惑星タトゥイーンに棲息した巨大な哺乳類クリーチャーである。全身が深い毛に覆われ、オスは丸い2本の角を生やしていた。タトゥイーンの原住民であるタスケン・レイダーはバンサを騎乗用に飼いならした。タスケンとバンサのあいだには神秘的とも言える深い絆があった。また、バンサの乳はブルー・ミルクと呼ばれ、飲み物としてタトゥイーン以外の惑星でも親しまれていた。(WOOKIEEPEDIA参照)

 

ホログラム

主に通信や娯楽目的で使われる、人や物、風景などを写した三次元映像である。ホログラムは基本的に青単色で、かすかに他の色味が含まれることもあった。しかしフルカラーのホログラムも存在し、クローン戦争期にはホログラフィック偽造マトリックスと呼ばれる装置で肉眼でも電子センサーでも本物と見分けがつかないほどリアルな立体映像を生成することができた。ホログラム投射装置(ホロプロジェクター)の形や投影される映像の規模も機種によってさまざまで、小型の携帯用装置もあれば、使用者よりもはるかに大きな映像を投射する装置もあった。(WOOKIEEPEDIA参照)

 

外套

ローブなどとも呼ばれる首から下を覆うゆったりとした衣類である。ジェダイは伝統的にフード付きのローブやクローク、チュニックを着用した。また、シスの暗黒卿ダース・シディアスもゼイド布の黒いローブを身に着けた。ヒユが着ていたのも、後にセンが着るのもこれである。(WOOKIEEPEDIA参照)

 

ブラスター

銀河系で使用されていた強力な光線エネルギーを発する長距離用武器。ブラスター・ピストルや重ブラスター・ピストル、ブラスター・ライフル等、様々な規模や形のものが存在した。ブラスター砲はドロイドや乗り物に搭載されることもあった。(WOOKIEEPEDIA参照)

 

テグホン

惑星ラーフの先住民。惑星ラーフには多くの種族が移り住んでいるが、まだ6割以上がテグホンである。鼻と頭が長く脳が2つある為、とても頭のいいテグホンが多い。また、歳を重ねると頭が伸びる。テグホンは90BBYの『ラーフの戦い』によって大減少している。

 

ラーフ

アウター・リム・テリトリーのラー星系に属した元 水と緑の惑星。昔は大量に生い茂った木々と水の楽園だったが、原住民のテグホンによる開発や、他種族の移住、ラーフの戦いなどで温暖化/環境破壊され、砂漠化や荒れ地化、水質汚染などが発生し、テグホンラーフ保存委員会などが対策をとっている。主な都市はラーフD.C、エブルスなどがある。

 

ライトセーバー

しばしばレーザー・ソード(Laser sword)とも呼ばれたジェダイやシスの武器である。金属の柄の中にフォースと共鳴するカイバー・クリスタルが内蔵され、プラズマのブレードが放出された。ライトセーバーを使うには訓練と技術が必要で、フォースと合わせて使うことで大幅に能力が高まった。銀河系の住民の中には、ライトセーバーを使うのはジェダイだけだと思い込んでいる者もいた。(WOOKIEEPEDIA参照)

 

タユ・コミ

出身地は不明だが本人はコルサントと語っている。ジーモンの男性。ヒユの知り合いでセンの父親。優秀なジェダイだったが、ダース・ボーラに不意を突かれ殺されたと言われていたが、実際はダース・サタンとなり生きていた。タユが最後に使っていたライトセーバーはセンが使用する。

 

ダース・ボーラ

ダークサイドに満ちた星、惑星イラワ=ミキブ出身のイラワ=ミアンの男性。ダークサイダー。体は黒い外套に包まれていて、所持物は主に2本の赤い刃のライトセーバー。師は不明。セン達と闘った時には統一連邦軍の軍船B-R ship(ビーアールシップ)に乗っていた。お気に入りの戦闘機はBr-r wing(ブルールウィング)。また、センの父親、タユ・コミを倒したシスでもある。41BBY、STに刺され死去。

 

シス

正式にはシス・オーダー(Sith Order)として知られた、フォースのダークサイドを使うフォース感応者のオーダー(騎士団)である。銀河系の覇権を狙っていたシスは、ジェダイ・オーダーとの間に1,000年以上に及ぶ長い確執の歴史を持ち、幾度も戦争で対立していた。(WOOKIEEPEDIA参照)

 

ミディ=クロリアン

あらゆる生命体の細胞内に生息していた、知的な共生微生物である。充分な数のミディ=クロリアンの持ち主は、フォースと呼ばれるエネルギー場の感知能力に恵まれた。ミディ=クロリアン値はフォースの潜在能力に関連しており、標準的な人間の場合、ひとつの細胞に生息するミディ=クロリアンは2,500体未満だった。(WOOKIEEPEDIA参照)

 

ジェダイ・オーダー

フォースを信奉し、フォースの意志を遵守するジェダイによって構成されていた、古代から続く禁欲的な平和維持組織である。彼らはフォースのライトサイドと呼ばれる側面を特に信奉していた。クローン戦争以前の数千年、ジェダイは平和と正義の守護者として銀河共和国に仕えた。彼らは調停者として知られ、オーダーを象徴する武器ライトセーバーを携帯した。ジェダイ最高評議会の指導のもと、ジェダイ・マスターは若きパダワンたちにフォースの教義やジェダイの規範を教え、彼らを一人前のジェダイ・ナイトになるまで訓練した。オーダーは惑星コルサントのジェダイ・テンプルに本拠地を置き、そこから銀河系各地の任務へジェダイを派遣したり、テンプルにある大規模な公文書館で研究や学問に励んだ。(WOOKIEEPEDIA参照)

 

ヒユ

旧共和国時代後半のジェダイマスター。惑星ラーフの田舎町、メタファー生まれのテグホンの男性。センの師であり、STの主人。ライトセーバーは緑の刃のものを使っている。ヒユは小さい頃に両親が亡くなり、奴隷として働かされていた為、自分の本当の名前は覚えていなくて、ヒユという名前は所持物のペンダントに書かれていた名前。ちなみにそのペンダントは90BBYのラーフの戦いで失くしている。

 

プロトコル・ドロイド

銀河系の知覚種族間のエチケットや関係を取り持つことを専門とするドロイドである。プロトコル・ドロイドの身長は一般的に1.7メートルで、様々な形やサイズが存在したが、最も一般的なのはヒューマノイド型だった。サイボット・ギャラクティカ社が製造した3POユニットが有名。操縦プロトコル・ドロイドはこれに加え、操縦も行う。(WOOKIEEPEDIA参照)

 

ST-MY

統一連邦軍のタリセドロイドと同じ種のドロイド、マニジメント・ドロイド。製作元はサイボット・ギャラクティカ社。持ち主はヒユ。ドロイドだが感情を持ち、さらにはライトセーバーを使用する。

 

 

 

〜Episode II Road to the Knight(エピソードII ナイトへの道)編〜

 

ジェダイナイト

ジェダイ・オーダーの階級のひとつで、訓練修了後にジェダイ・トライアルに合格し、一人前のメンバーとなったジェダイを指す。ジェダイ・ナイトは銀河共和国の正義と平和の守護者を務め、クローン戦争では軍隊の指揮官として活動した。(WOOKIEEPEDIA参照)

 

統一連邦

共和国はこの集団を統一連合国と呼んでいたが集団内では自分たちのことを統一連邦と呼んでいた。

 

trs・スターファイター

統一連邦軍の戦闘機の一つ。製造元はユニファケーション=サポート社。Commonwealth Cooperation社の最強レーザー砲と呼ばれるtr3 レーザー砲を搭載しており、小型なため、倒すのが難しい。そのため連邦軍に逆らえなくなる。それを利用して連邦軍は勢力を広めようとしている。

 

Roitsu fighter(ロウイツファイター)

ヒユの戦闘機。製造元はスペース・ザ・オズボット社だが、ヒユが時々少し改造している。製品はRoシリーズ。中は2畳くらいのスペースがあり、スピードもハイパースペース時に光の1.0倍(光と同じ速度)の速さが出る。

 

ヨーダ

銀河史上最も有名かつ強力なジェダイ・マスターのひとりである。謎に包まれた小柄な長寿種族のメンバーだった。ジェダイの間で計り知れない影響力を持ち、銀河共和国の衰退期にグランド・マスターとしてジェダイ・オーダーを導いた。彼はジェダイ最高評議会の長老的存在で、伝説的な叡智を備え、フォースの扱いとライトセーバーの戦闘技術に長けていた。ヨーダはドゥークーを始めとするジェダイをパダワンとして訓練し、約800年に渡って訓練生たちを鍛え上げた。(WOOKIEEPEDIA参照)

 

ローツ・エブン

B-R ship(ビーアールシップ)に乗っていた連邦軍の大佐。惑星コレリア出身の人間の男性。17歳の時、宇宙に行ってみたかった彼は友人と共にコレリアの連邦軍新兵募集所へ足を運ぶ。そしてヤヴィン第3衛星の連邦軍訓練場で訓練を積み、友人とは分かれるも大佐の位まで昇りつめ、B-R ship(ビーアールシップ)に派遣された。最期は44BBYのセルバリス上空の戦いにおいてボーラの部屋に向かうヒユにセイバーで刺され死去。

 

ネハリ・ラキア

B-R ship(ビーアールシップ)に乗っていた連邦軍の中佐。惑星アイエゴ出身のクオレンの男性。23歳でアイエゴのスパイス業が嫌になり、輸出船にこっそり乗り込み、アイエゴから脱出。脱出先で数年間過ごしたが職業に上手く就けず、食糧不足になりつつあった時、銀河連邦軍に申請し、上手く入れた。数年後、ネハリの努力は見事に報われ、中佐まで地位が上がった。だが、44BBYのセルバリス上空の戦いにおいてB-R shipと共に宇宙の塵となった。

 

B-R ship(ビーアールシップ)

統一連合軍の司令船(軍艦)である。ホーシュ=ケッセル・ドライブ社とユニファケーション=サポート社の共同開発製品。この軍艦は、ホーシュ=ケッセル・ドライブ社とユニファケーション=サポート社が連邦軍の為に特別共同開発したものである。この軍艦があれば惑星で戦争が起きた時に惑星全体に信号を送れると期待されていたが、44BBYのセルバリス上空の戦いでジェダイ軍によりシールドを破られ爆破された。

 

Br-r wing(ブルールウィング)

ダース・ボーラの愛機。製品はインコム社とサブプロ社のコラボレーション製品(Br wing)に複数回ボーラ他の連邦軍が手を加えたものである。スピードはとても速く、ハイパースペース時に光の1.2倍の速さになる。さらにミサイルやホーミングミサイルも装備しており、戦闘能力も高くなっている。

 

モールス・セム

44BBYのセルバリス上空の戦いに参加したエピソード1以前のジェダイ。惑星コルサント出身の人間の男性。彼が3歳の頃、親の元からジェダイに連れて行かれる。その後競技大会でジェダイマスターステブン・ブレスに才能を見出される。そこから24年の修行を積み、ジェダイマスターになった。得意分野はライトセーバーだったが、他の仕事もこなせたため、様々な分野の任務を受けていた。そんな彼にある日重大任務が出された。マスターヒユの援護だ。彼は知り合いのジェダイの援護を喜んで受け入れた。そして彼はセルバリスの上空で愛機デルタ7・イーサスプライト・インターセプター(Delta-7 Aethersprite Interceptor)とともに「マスターヒユ!ここの敵は私たちにお任せください!」という言葉を最後にtrs・スターファイターに不意を突かれ宇宙の灰となった。

 

トルマック・シマ

44BBYのセルバリス上空の戦いに参加したジェダイマスター。惑星アベドネド出身のアベドネドの男性。4歳の時にジェダイに連れて行かれた彼はジェダイオーダーで分かっている範囲では5人目のアベドネドのジェダイとなった。彼は弟子のナヒ・チョリスキーと共に大いにジェダイオーダーに貢献した。次々と任務をこなす中、初めて失敗したのがセルバリス上空の戦いにてヒユを援護する作戦だった。マスターヒユは生き延びたものの失敗したことを大変悔やんだ。また、B-R shipの破壊命令、「発射!」という言葉を発したのもトルマック・シマである。

 

ナヒ・チョリスキー

44BBYのセルバリス上空の戦いに参加したジェダイナイト。惑星オルデラン出身の人間の男性。少し遅めの5歳の時にジェダイに連れて行かれた彼は入ってすぐの競技大会でジェダイマスターのトルマック・シマに才能を見出される。そこからトルマックとの名コンビの歴史が始まる。2人は与えられた任務を着々とこなし、セルバリス上空の戦いに参加するまで一度も失敗したことはなかった。その後ジェダイマスターになった彼は元師のトルマック・シマがシスに殺されたことを知り、倒すことを試みる。

 

アス・ナサ

B-R ship(ビーアールシップ)に乗っていた連邦軍の大佐。惑星アンデルムIV出身のトワイレックの男性。彼はギャングスターによる惑星の統治が気に食わず、反乱を図ろうとした。が、見事に失敗。ジオノーシスに連れて行かれることになった。そこで彼は再び計画を練る。今度の計画は成功し、なんとかジオノーシスの処刑から逃れることができた。そこで彼はコモン・ギャラックという男性に出会い、銀河連邦軍を紹介される。コモンの説明にアスは心を惹かれ、銀河連邦軍に入る。

44BBY、中佐まで位を上げた彼にシス卿のダース・ボーラから直々に大佐になることを指定された。ボーラはローツ・エブンが殺されることを予測し、代わりの大佐を先に準備していたのだ。

しかしアスの苦労は虚しく、44BBYのセルバリス上空の戦いにおいてB-R shipと共に宇宙の塵となった。

 

タリセ・ドロイド

統一連邦軍が大量に使用するマニジメント・ドロイド。製造元はサイボット・ギャラクティカ社。統一連邦軍の目的の一つ、共和国のジェダイ軍よりも多く、通商連合のバトル・ドロイドよりも強くというものに沿って造られたものである。その為生物よりも手間が省けて、がっしりとした形になった。武器は主に普通のブラスター、trd-1ブラスターだが、一部の珍種を除くものとする。今あげたようにタリセ・ドロイドには複数の種が存在する。まずは大きく2種に分かれる。タリセ・ドロイドとスーパータリセ・ドロイドだ。スーパータリセ・ドロイドはタリセ・ドロイドと比べて高額なものになるが、万能性、強力性、頑丈性とどこから見てもタリセ・ドロイドを上回っている。そのため数は少ないが、敵は苦戦する。タリセ・ドロイドはバトル・ドロイドより少し高くなっており、比較的頑丈になっている。しかし連邦軍は気付いていないが、共和国はタリセ・ドロイドが手と足が弱いということに気付いている。ちなみに第1章のエピソード1まではbタリセ・ドロイド。エピソード3まではnタリセ・ドロイドが使われている。

 

フォース

銀河系のあらゆる生命を繋ぐエネルギー場である。フォースの感応能力を持つ者はフォースの力を使うことが出来た。フォースの力は、細胞内に共生する微生物ミディ=クロリアンを通して引き出された。(WOOKIEEPEDIA参照)

 

フォース・ジャンプ

フォースの力を使い、地面から自信を押して飛ぶ技のことである。

 

ジェダイ聖堂

惑星コルサントのギャラクティック・シティ、元老院地区、テンプル管区にそびえ立っていたジェダイ・オーダーの寺院である。銀河系各地に築かれたジェダイ寺院のひとつで、旧共和国および銀河共和国の時代にジェダイの本拠地として機能していた。ジェダイ・オーダーが崩壊して銀河帝国が誕生した後、インペリアル・パレス(Imperial Palace)として改築され、シスの暗黒卿ダース・シディアスの玉座が置かれた。(WOOKIEEPEDIA参照)

 

コルサント

銀河帝国時代にはインペリアル・センター(Imperial Center)という呼び名で知られた、銀河共和国及び帝国政府の首都惑星である。銀河系社会の中心地だったコルサントは、惑星全体がギャラクティック・シティと呼ばれる都市によって覆われ、そのスカイレーンではエアスピーダーやスターシップの往来が絶えなかった。(WOOKIEEPEDIA参照)

 

メイス・ウィンドゥ

惑星ハルウン・コル出身の人間の男性で、銀河共和国衰退期のジェダイ・マスターである。マスター・シスリン・マーのパダワンとして修行を積んだウィンドゥは、その技と知恵を認められ、ジェダイ最高評議会でグランド・マスター・ヨーダに次ぐ地位を勝ち得ていた。彼はデパ・ビラバをパダワンとして訓練した。(WOOKIEEPEDIA参照)

 

 

 

〜Episode III Rescue of the Sith(エピソードIII シスの救出)編〜

 

長老保護委員会

エピソード1の30標準年前の61BBY頃、共和国の複数の惑星では21世紀の地球のように高齢化が進んでいる惑星があった。そのような星の高齢者を保護する委員会が元老院の指示により臨時編成された。会長は完成から41BBYまでの20年間、タリセ・ラクスが務めた後、解散の33BBYまでハナテット=ザズ・テルーマンが務めた。

 

ハイパースペース

光速もしくはそれ以上の速さで移動することでのみ到達できる別の時空。ハイパースペースに突入した宇宙船はリアルスペースの歪みを利用して特定の一点から別の一点へと、実際に航行することなく大幅な距離を“ジャンプ”することができた。しかし、リアルスペースに存在する巨大な物質がハイパースペースに“マス・シャドウ(質量の影)”を落としていたため、ハイパースペース・ジャンプには精密な計算が必要だった。正確な計算をせずにジャンプすると、恒星やその他の天体を突き抜けてしまう危険があった。無用な危険を回避するため、恒星間旅行者は既に開拓済みのハイパースペース・ルートを利用した。戦時には、宇宙軍を敵に気付かれることなく移動させるため、安全な新規ハイパースペース・ルートの発見が重要な役割を果たした。銀河帝国は重力井戸発生装置を備えたインターディクター・クルーザーで他の船をハイパースペースからリアルスペースへ引き戻したり、再ジャンプを妨害した。(WOOKIEEPEDIA参照)

 

エレクトロスタッフ

別名エレクトロポール(Electropole)は銀河共和国の滅亡前にホロワン・メカニカルズ社が製造した棒状の接近戦武器である。銀河共和国滅亡前には統一連邦のスーパータリセ・ドロイドが、クローン戦争中には独立星系連合のIG-100マグナガードが使用し、銀河内戦時代には銀河帝国の暴動鎮圧トルーパーや重装トルーパーも携帯していた。(WOOKIEEPEDIA参照)

 

長老保護委員会会長

長老保護委員会の一番上の位。予算や今後の展開、管理などすべての会に出席し、多くのことを決める。長老保護委員会完成の61BBYから解散の33BBYまで、2代の会長が存在した。完成当時の初代会長、ジーモンのタリセ・ラクスは共和国の評議会の意見により決められた。2代目会長、人間のハナテット=ザズ・テルーマンは長老保護委員会のメンバーで可決され選ばれた。

 

タリセ・ラクス

初代長老保護委員会会長で知られる。出身地は不明である。種族はジーモンで性別は男性である。彼の若い頃については誰も知らず、中年時代を知っている者しかいない。彼が政界に姿を現し始めた時に当時の元老院最高議長のラフレル・ドロッズにその真剣さを評価される。しかし、地位が上がり始めて間もない頃に謎の組織、統一連邦軍のタリセドロイドと名前が似ていると騒ぎになる。が、ラクスとドロイドが関係する証拠が見つからなかったためにこの騒ぎは収まる。その後も政治家として活躍したが63BBYに引退。政界から姿を消したかと思われたが、1標準年後の62BBYに評議会から長老保護委員会の会長にならないかと誘われ、翌年の61BBYから41BBYまでの20標準年間長老保護委員会会長として活躍する。正体はセンの父ダース・サタン。

また41BBYに姿を消したのは、センの訓練に力を入れるためと、ジェダイにばれるのを恐れたからである。

 

ハッシュ98コムリンク

ナブー危機以前にソロスーブ社が製造した携帯式コムリンクである。コミュニケーションの他にデータの送受信や盗聴防止機能を持ち、ジェダイ・オーダーのメンバーの多くがこのタイプのコムリンクを携帯していた。(WOOKIEEPEDIA参照)

 

ローディアン

惑星ローディアに起源を持つ緑色の肌のヒューマノイド型知覚種族。大きな丸い目と突き出した口、頭頂部から生えたアンテナのような器官が特徴的だった。(WOOKIEEPEDIA参照)

 

オブラ=ノット・ゴージャン

生涯にわたって機械の修理を続けてきた惑星ラーフ出身のローディアンの男性。その修理において彼は才能があり、各地で『修理上手』の名で知られていた。

だが、あまりにも金持ちでビルも複数所持していたため、他の修理人からは羨ましい、ズルをしているなどと言う声が上がっていた。

彼は小さい頃からヒユの友人で、度々会っていたという。

 

ジェットパック

個人用の背負い式飛行装置。マンダロリアン・アーマーにはジェットパックが取り付けられていた。デス・ウォッチのメンバーや、賞金稼ぎのジャンゴ、ボバ・フェットはミトリノモン・トランスポート社製のZ-6ジェットパックを使用した。ストームトルーパーの一種であるジャンプトルーパーはジェットパックで飛行しながら戦う訓練を受けていた。(WOOKIEEPEDIA参照)

 

ブラッタリセ・ドロイド(BR2-2)

41BBYにコルサントに現れ、ジェダイ他を襲撃した統一連邦の特殊タリセドロイド。

製造元はサイボット・ギャラクティカ社。そのスピードはとても速く、有名狙撃手でも当てるのに苦労するほどだという。

このドロイドはタリセドロイドを特殊改造されて生まれたものであり、連邦軍ではBR2-2と呼ばれ、共和国ではブラックと呼ばれていた。

 

2-1B外科医ドロイド

インダストリアル・オートマトン社が製造した医療ドロイドの機種である。百科事典のような知識を備えた医療ユニットで、クローン戦争や銀河内戦の時代に銀河系各地で使用されていた。(WOOKIEEPEDIA参照)

 

N111ビル(Bビル/オブラノット博物館)

ヒユ達をBR2-2が襲ったビル。実はこのビルはオブラノットが所有している二つ目のビルで、50階建てになっており、そのほとんどの階が博物館となっていてオブラノット博物館とも呼ばれている。ちなみにヒユ達が戦ったのは屋上で治療室は49階、センが待っていた部屋は50階にある。なお、移動はターボリフトで行える。

 

フォース・ダッシュ(フォース・スピード)

目にも止まらぬほど高速で疾走するフォース感知者の技。(Wikipedia参照)

 

瞑想

生き物が心を落ち着かせるために行う精神的な技法である。フォース=センシティブは瞑想によって深い平静状態に達し、精神を研ぎ澄ますことでフォースとの繋がりを得やすくすることができた。また、瞑想はフォースのヴィジョンのきっかけになることもあった。フォースに心を開く瞑想の技術は、最長老のジェダイ・マスターですら生涯かけて学び得るものだった。ジェダイの瞑想技術が心を落ち着かせてフォースと繋がりを得るものであるのに対し、シス卿は瞑想によって自らの心の中にある怒り、恐怖、憎しみを冷酷なパワーの純粋な一点に集中させた。(WOOKIEEPEDIA参照)

 

フォース・ヴィジョン

フォースを通して未来を見る能力である。ジェダイやシスといったフォース感知者に備わっていた。未来は絶えず揺れ動いていたため、ヴィジョンの内容は必ずしも実現するとは限らなかった。(WOOKIEEPEDIA参照)

 

スド・ジェッカー

共和国末期のジェダイ・マスター。ラーフ出身のレヴー・テグホンの男性。ジェダイ・マスター ヒユの元マスターである。彼は3歳の時にジェダイ・マスターのトセ・ミコイに親元から連れて行かれる。その後訓練を積み、ジェダイ・マスターになった彼は故郷のラーフでヒユと出会う。2人はその後、ラーフの戦いを経験し、師弟となった。2人はとても息があっており、様々なジェダイに知られる、有名なジェダイとなった。が、ジェダイの掟を頻繁に破るためにスドが評議会入りすることはなかった。彼はヒユがジェダイ・マスターになった後も、彼を応援し続けた。ヒユの弟子であるセン・コミには暗黒面に心を委ねないことを教えたが、その直後にセンは暗黒面に堕ち、スドはダース・サタンと協力して殺された。また修理ドロイドのKDS-Jを気に入っていた。

 

ダークサイド

フォースの側面のひとつ。ダークサイドの使用者は、恐れや怒り、憎しみ、攻撃性といった暗い感情から力を引き出した。ダークサイドの主な信奉者として知られるシスは、フォースのライトサイドを信奉するジェダイ・オーダーと敵対関係にあった。銀河帝国に仕えた尋問官たちも、シスではなかったがダークサイドの使い手だった。

 

ユーティル313

別名ジェダイ・シャトル・バスはクローン戦争期に惑星コルサントで使われていたリパルサークラフトのモデルである。ジェダイ・オーダーや銀河元老院、共和国軍のメンバーの輸送手段として用いられていた。(WOOKIEEPEDIA参照)

 

長老保護委員会総合ビル

長老保護委員会の会議や打ち合わせなどを行う、言わば幹部。60BBYに完成した。建物は93階建てで1階はエントランス、2〜91階までは様々な部屋があった。93階は会長室で、1代目のタリセ・ラクス時代はとても豪華な内装だったが、長老保護委員会総合ビルジェダイ殺害事件をきっかけに最低限の豪華さに抑えられた。93階には長老保護委員会の大切な資料などが保管されている。また屋上は広く、少々大きめの輸送船などでも離着陸できた。

 

ターボリフト

別名エレベーターは、リフトという通称でも知られた輸送用の装置。宇宙船や宇宙ステーション、高層都市のビルなどに設けられ、垂直なシャフトを上下に移動することで、人や品物を別の階へ運んだ。ターボリフトは建物の内部に造られることもあったが、建物の外壁に張り出す形で設置され、外の景色を眺めることができるものもあった。分離主義勢力ドレッドノートの艦内では、ブレーキ機構を備えたケーブル吊り下げ式のターボリフトが利用されていた。(WOOKIEEPEDIA参照)

 

トレード・フェデレーション

通商連合は銀河共和国の衰退期に活動した星間貿易及び運送を行う複合企業である。ニモーディアンによって運営され、惑星ケイト・ニモーディアに本拠地を置いていた。彼らは大きな権力を持ち、共和国の銀河元老院に議席を持っていた。(WOOKIEEPEDIA参照)

 

B1バトルドロイド

しばしば標準型バトル・ドロイドとも呼ばれた、バクトイド・コンバット・オートマタ社製のバトル・ドロイド。トレード・フェデレーションはB1バトル・ドロイドを大々的に使用しており、ナブーを侵略した際にもこのドロイドから成る占領部隊を配備した。その後、フェデレーションは独立星系連合のドロイド軍にB1バトル・ドロイドを提供し、銀河共和国のクローン軍と争った。銀河帝国の時代、このドロイドは非合法化された。(WOOKIEEPEDIA参照)

 

バトル・ドロイド

戦闘用に設計されたドロイドである。トレード・フェデレーションや独立星系連合は大規模なバトル・ドロイド軍を保持し、クローン戦争で銀河共和国のクローン・トルーパーに対抗する戦力となった。戦争終結後、連合軍のドロイドの一部は海賊や犯罪シンジケートの手にわたった。(WOOKIEEPEDIA参照)

 

ジェダイ・コード

ジェダイ・オーダーのメンバーの行動規範となる教義である。ジェダイ・コードは他者に怒りを向けることを禁じており、フォースのダークサイドへ至る感情を捨てるよう説いていた。ジェダイと対立関係にあったシス・オーダーにも、シス・コードという独自の戒律があった。ジェダイ・コード以外にも、ジェダイにはマスターやナイトがパダワンを2人以上とってはならないという掟が存在した。また、執着心は放棄すべきという信念から、ジェダイは誰かに愛情を抱いたり結婚して家族を持つことを禁じられていた。しかし、執着を否定しているからといってジェダイが憐れみの心を持っていないわけではなく、実際のところ彼らは生きとし生けるものはすべてかけがえのない存在だと信じていた。また、ジェダイの掟は丸腰の相手を殺すことや、復讐のための戦いを禁じていた。

-文句-

感情はなく、平和がある。

無知はなく、知識がある。

熱情はなく、平静がある。

混沌はなく、調和がある。

死はなく、フォースがある。

(WOOKIEEPEDIA参照)

 

ドゥークー

別名ダース・タイラナスは惑星セレノー出身の人間の男性で、フォースのダークサイドに転向してシスの暗黒卿となった元ジェダイ・マスター。独立星系連合の政治的指導者を務めた。ドゥークーはヨーダのパダワンとして修行を積み、一人前のジェダイになった後はクワイ=ガン・ジンを弟子にとった。しかし、彼は銀河共和国政府にはびこる汚職に幻滅し、ジェダイ・オーダーを脱退した。ドゥークーはシス卿ダース・シディアスの弟子になり、ダース・タイラナスという名を与えられた。故郷で富と伯爵の称号を相続したドゥークーは、表向きにはシーヴ・パルパティーン最高議長という名で知られるシディアスと共に、クローン戦争を引き起こすために策謀を巡らした。彼はマスター・サイフォ=ディアスの暗殺とクローン軍団の製造に関与し、クローン・プロトコル66を内蔵したバイオ=チップをカミーノアンに提供した。(WOOKIEEPEDIA参照)

 

シス・ライトニング

別名フォース・ライトニング、フォースの稲妻は主にシスを始めとするフォースのダークサイドの従事者が使った、有名なフォースの能力である。(WOOKIEEPEDIA参照)

 

アーヤ

ジェダイ・マスターのスド・ジェッカーが独自に生み出した独特なライトセーバーのフォームである。しかし、このフォームは多数のフォームを尊重したがために生まれた、いわば応用的なものなので、フォームと呼ぶにふさわしいかは不明瞭である。彼以外このフォームを使うことができるのは弟子のヒユしかおらず、ヒユからは誰にも伝えられなかったため、最終的には忘れ去られた。(尚、ヒユはこのフォームを多用しなかった。)

 

ジャーカイ

ヨヴシンの剣士が発達させた、2本の刃を使う剣術である。また、カシ・マー王朝のロワイヤル・マチェテロが開発した同様の剣技は、ニマンと呼ばれた。第一の大分裂のさなか、ダークサイドを信奉するレットウ軍団がニマンの剣術を使うようになり、やがてはジェダイ・オーダーでも採用された。ジェダイのフォームVIの戦闘型はニマンをもとに発展し、この剣術の名前で呼ばれるようになった。(WOOKIEEPEDIA参照)

 

タント

惑星カイマヤ出身のトルボの男性。彼はヒユと共に長老保護委員会総合ビルに調査に行ったジェダイ・マスターである。弟子はK・リトゥーン。彼の防御の固さは弟子にも受け継がれた。

 

K・リトゥーン

惑星ライロス出身のトワイレックの女性。彼女はヒユや師のタントと共に長老保護委員会総合ビルに調査に行ったパダワンである。彼女は師の防御の固さが移ったためにブラスターなどの弾を跳ね返すのが得意だった。

 

カウンセラー級スペース・クルーザー

銀河共和国の時代にコレリアン・エンジニアリング社が製造したスペース・クルーザー。リパブリック・クルーザー、共和国クルーザーとして知られた。銀河系の紛争地域に外交官やジェダイを運ぶため、共和国によって使用されていた。(WOOKIEEPEDIA参照)

 

ドクドー・ムーン

種族不明の男性のジェダイ・ナイト。彼は交渉や外交を得意としており、またコミュニケーションも得意としていた。最期は41BBYに行方不明になり、見つからなかった。

 

 

 

〜番外編 Tatooine of the Hopes(タトゥイーンの希望)編〜

 

ハイパードライブ

スターシップを超光速へ移行させ、ハイパースペースと呼ばれる別次元へ突入させる推進システムである。ハイパースペースを利用して渡航するとリアルスペース上の膨大な距離を短時間で移動することができた。そのためハイパードライブは銀河系の社会、交易、戦争に欠かせない重要なテクノロジーだった。(WOOKIEEPEDIA参照)

 

コレリアン・ラン

銀河系の主要なハイパースペース・ルートである。始点はコルサント、惑星はコルサント - イクストラー - コレリア - ティネルIV - ロロナー - ビブロス - イセノ - デノン - スピラナ - ロマムール - アランティーン - ガモール - バクラナ - ミラグロ - ニュー・コヴ - ドラックンウェル - モン・ガザ - ハーデッサ - ラドノア - クリストフシス - ライロス - スマグラーズ・ラン、終点はスマグラーズ・ランの先(WOOKIEEPEDIA参照)

 

アケニス宙域

銀河系のアウター・リム・テリトリーに存在した宙域である。惑星アケニスのほかに、ジオノーシス星系やタトゥ星系を擁した。また、銀河帝国のセンチネル基地はこの宙域にあった。(WOOKIEEPEDIA参照)

 

スナイパー・ライフル

狙撃用に特化した小銃。一般には、高倍率の光学照準器(スコープ)を取り付けて遠距離射撃に適した小銃を指す。(Wikipedia参照)

 

タスケン・サイクラー・ライフル

惑星タトゥイーンのタスケン・レイダーが使用したサイクラー・ライフル。盗品やゴミ漁りで集めた部品から組み立てられたスラグスローアーで、エネルギーに包まれた固形の弾丸を発射した。(WOOKIEEPEDIA参照)

 

タスケン・レイダー

砂漠の惑星タトゥイーンに住む原始的な知覚種族。ヒューマノイド型の体格で、全身を何枚もの衣服で覆い、呼吸フィルター付きのマスクを身に着けていた。彼らはジャンドランド荒野で遊牧民的な生活を送り、バンサに乗って砂漠を移動した。よそ者嫌いで極めて縄張り意識が強いタスケン・レイダーはしばしばタトゥイーンの入植者や水分農夫を襲撃した。タスケンはコンピューター・テクノロジーを持たない未開の民族だったが、ガダッフィ・スティックやサイクラー・ライフルで武装しており、アンカーヘッドのような小さな街を襲うのに充分な戦力を備えていた。(WOOKIEEPEDIA参照)

 

ソレス

ソレスとして知られるフォーム3は、銀河系で発達したブラスター技術への対抗策として編み出された偉大な剣術である。ブラスターが悪党たちの手に広く行き渡ったため、ジェダイは自衛の手段として独自の手法の開発を強いられた。フォーム3はこのような「レーザー弾」を偏向させる訓練のなかで編み出されたものである。何世紀にもわたって洗練されたこの高度な技法は、非戦闘的なジェダイ哲学を強く表現している。フォーム3は防御を最大限に考慮した戦闘スタイルであり、比較的オープンなスタイルである他のフォームと比べると堅牢で効率的な動きを基本とし、隙を最小限に抑えている。そのため、フォーム3を真に極めた達人は無敵であるとも言われていた(スターウォーズの鉄人参照)

 

クレイト・ドラゴン

惑星タトゥイーンに生息した大型の肉食爬虫類クリーチャー。死ぬまで成長をつづけ、年老いてもその体力が衰えることはなかった。キャニオン・クレイト・ドラゴンと、より巨大なグレーター・クレイト・ドラゴンという亜種に分かれた。(WOOKIEEPEDIA参照)

 

ミユ・ハリ

オルデラン出身のジーモンの女性。センの妻で元ジェダイ。彼女は幼年期、親元からジェダイの才能を導き出され、オーダーに連れて行かれる。その後師のユーラ・マウと共に数々の任務を遂行、ジェダイ・ナイトとなるも自己流を通しすぎたことによりオーダーから追放された。その後 彼女は賞金稼ぎとなり、様々なミッションをこなしていく。しかしある時ナイジェダに仕事に行く際に密かに貴重なピンク色のガイバー・クリスタルを入手。その後オブラ=ノット・ゴージャンに柄を作るよう依頼、ライトセーバーを完成させる。

しばらくして統一連合国がオルデランを攻撃する準備をしているという噂を聞いた彼女は危機を感じ、雇用者を殺害。そこに発生した金でオルデランまで帰還し、選挙に挑戦。元老院議員になり、(旧)軍隊創設法案を提出するも元老院議員にだけでなく、オルデランの多くの民衆に反対され、僅か1年で辞職。しかしその間にセン・コミと出会い結婚。子供を2人授かるもセン・コミの死去により1人は預け、1人は育てることとなった。また彼女はセンの死後統一連邦に復讐すべく連邦破壊運動に参加する。

 

ブルー・ミルク

雌のバンサの青い乳汁である。人間をはじめとする知覚種族は濃密なブルー・ミルクを飲み物にし、アイスクリームやヨーグルト、バター、ブルー・ミルク・カスタードの食材としても用いた。ブルー・ミルクはタトゥイーンやロザルといった惑星で親しまれ、チャルマンのカンティーナの人気ドリンクの1つだった。(WOOKIEEPEDIA参照)

 

ジャスティン・ビャク

ラーフ出身のジーモンの男性。ナノム・ビャクの夫。実は古くからのヒユの友人。41BBYにはヒユにセンの子供を預からないかと相談され、預かることを決意。

 

ナノム・ビャク

タトゥイーン出身のジーモンの女性。ジャスティン・ビャクの妻。




〜お願い〜
この物語の原稿は第1話投稿の約1年と2ヶ月前に作られたもので、詳しい設定や情報はメモしていませんでした。その為、今はもう作者本人が忘れている裏設定や面白設定があるかもしれません。気づいた方はコメントしてください。

〜引用元一覧〜

WOOKIEEPEDIA

Wikipedia

スターウォーズの鉄人


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Episode I Boy in Tatooine(エピソードI タトゥイーンの少年)


遠い昔、はるか彼方の銀河系で…





SND STAR WARS
第1章 タトゥイーンの希望
エピソードI タトゥイーンの少年


それは、長らくの間宇宙各地で平和だと思われていた本編エピソードIの
約24標準年前の55BBY。共和国民の知り得ない世界では、統一連合国と
いう謎のテロリズム集団が銀河各地で暴れていた。しかしこの事実は共
和国民達に伝えられることはなかった。銀河元老院での話し合いの結果、
共和国の混乱を防ぐ為にこの情報を国民に流すことを禁じたのだ。その
後の調査により、砂漠の惑星タトゥイーンに統一連合の主要人物がいる
と言う情報を掴んだ評議会は優秀なジェダイマスターに偵察に行かせた…



小型飛行船がタトゥイーンに近づいていた。と、その飛行船から、小さな脱出ポッドのようなものが勢いよく飛び出した…

 

 

「今日はついにドロイドを買う時が来た! 良いドロイドさがすぞ!」

このタトゥイーンに住む、ジーモンの少年に今日、夢にも見たドロイドを買う日が来た。彼は朝早く起きて早くから月に一度程来るジャワたちが営むドロイド市へ向かう準備をしていた。

「息子よ、気をつけていくんだぞ」

イトが叫ぶ。

「分かってるよおじさん」

少年は玄関でワンが見守る中、小型スピーダーに跨り、サンドクローラーに向かい飛ばした。

 

どのドロイドがいいか…ドロイド市では、ジャワたちが拾ったり、買ったりしたボロボロから新しいものまで色々なドロイドが並んでいる。その中でも、少年が目をつけたのは、アストロメク・ドロイドなどの労働可能ドロイド。共に暮らし、また、働いてくれるよう、万能で、新しいほうのを選ぶことにした。すると5つ候補が出た。ひとつめが、万能性キノコ型ドロイドのKS-9、ふたつめが、万能型箱型ドロイドのKH-TT、みっつめが、WED-2セプトイド・トレッドウェル・ドロイドのTENA-GARA、よっつめが、動物型ドロイドのジュカジュカ、いつつめが、R3シリーズのアストロメク・ドロイドのR3-YYだった。KSが腕を抱えて悩んでいると、頭がキノコ型で身体が四角形の万能性キノコ型ドロイドのKS-9が、近くにあった金属製のものを身体から出したチェーンソーで切るところを見せつけた。それを見た少年は、

「すごい!そんな機能があるんだ!他にもあるなら見せてくれ!」

KSは嬉しそうに答える。「ケスケス〜」

 

その後、KSは、様々な機能を少年に見せた。

ドリルで穴を掘ったり、映像を目から出す光で映し出したり、そして空を飛んだり。

少年は迷わず、そのドロイドを選んだ。

少年はKSを連れてジャワの方へと向かった。

本当の父ではないイトおじさんとワンおばさんから毎月もらう少しのお金を貯め続けたもので買うとなると少し緊張した。

が、思い切ってジャワにクレジットを渡そうと、ジャワ貿易言語で値段を尋ねながら財布に手をやった。

しかし

「UTTNI UTTN」

【ん?なんて言ってるんだ?】

聞き慣れない言葉に戸惑っているとKSが腹部の正方形の部分に翻訳を映し出した。

そこに書いてあったのは“お金はいらない”の文字だ。

「嘘だろ KS ジョーク機能まであるのはわかったからちゃんと翻訳してくれよ」

しかしKSは首を左右に必死に振った。

「ほ、本当なのか?」

KSはジャワにジャワイーズ語で書かれた画面を見せるとジャワは大きく頷いた。

「嘘だろ…」

少年は少し不安になった。

が、どうでもいいやとKSをスピーダーの方へ導いた。

 

少年はKSと共にスピーダーに跨り、家へと走らせた。

 

家に帰るとワンおばさんが迎えてくれた。

「どんなドロイドを買ってきたんだい?」おばさんは興味津々のようだ。

するとKSは少年の足から顔をのぞかせた。

「あら可愛い子ね」ワンおばさんは微笑んでKSを出迎えた。

「さあ、部屋で少し遊んできたら?」

そう言ってワンおばさんは台所に去っていった。

 

少年は自分の部屋に戻るとKSに自己紹介した。

「KS、僕の名前はセン・コミだ。これからよろしくね」

「ケスケス〜」

 

 

 

 

【何かがなっている…うるさい…

痛い。何かに叩かれた。】

センは飛び起きた。

「誰だ!」

そこにいたのは…KSだった。

「KS、起こしてくれたのか、ありがとう」

「ケースー」

今日のセンの予定はしばらくKSのことを調べ、その後今日もバンサの牧場に行く、というものだった。

 

朝ご飯を食べ終わったセンはKSの機能を見ることにした。

「さてKS!もう少し機能を教えてくれ!」

「ケス!」

KSはまず身体の左から腕を出し、その腕の先からドリルを出した。

そしてそのドリルを回転させ、近くにあった砂の塊に穴を開けて見せた。

次に右から腕を出し、その先から今度はノコギリを出した。

そして近くの砂の塊を真っ二つに切った。

更にKSは生物で言うお腹にあたる部分のスクリーンに映像を映した。

それはよくわからない、戦争のような映像だった。

「KSこれはなんだ?」

KSは何も言わずに次の機能を見せ始めた。

次は目の部分からホログラムを映し出した。そこには謎の人物が立っており、

「今からそちらへ向かう」

という言葉を話して消えた。

「誰なんだ?」

「ケス」

今更センはKSの言葉がわからないことに気づいた。

【とりあえず待つとするか…】

 

 

出かける準備をしている間にその謎の外套を身に纏い、フードを被り腰には謎の棒を付け、革のブーツを履いた男は本当にセンの家にやってきた。

「すまない セン・コミという人物はいるか?」

「はい僕ですが?」

「他の人物はこの建物内にはいないのか?」

「イトおじさんとワンおばさんなら出かけていますけど…なにかご用ですか?」

「君に用があるんだ。KSのホログラムを見ただろ?」

「やはり…あなたは何者ですか?」

「その話は中でしよう。家に入れてくれないか?」

「…怪しいことをしたらすぐに出て行ってもらいますよ」

センは家に入りたがる謎の男を仕方なく家に入れた。センは怪しいことをしたらいつでも殺せるよう、ブラスターを腰につけていた。

家に入って来たその男を、センはソファーへ導いた。

 

「それで、あなたは何者なのですか?」

男はフードを取った。そこには頭と鼻が長く、目が鋭い惑星ラーフの原住民、テグホンの顔があった。

「なぜラーフの原住民がタトゥイーンにいるのですか?あの星からここまでは50パーセク以上の距離がありますよ?」

「その話よりも私が何者かを告げようではないか…」

「はい」センは唾を飲み込んだ。

「私はジェダイだ」

センは疑った。あの、銀河の平和を維持しているジェダイが、コルサントから遠く離れたセンの家までわざわざ来るはずがない。

「証拠は?」

「これさ」

男はセンに腰に付けていた短い棒を渡した。

「これは…もしかして?」

「ああ、ライトセーバーだ。」

これでも怪しかったセンは、ライトセーバーと思われるものについていたボタンをスライドした。すると その柄の部分から光の刃が飛び出し、ブォーンという音をたてた。

センはもう一度、今度は反対向きにボタンをスライドし、男に丁寧に返した。

「申し訳ございませんでした。ジェダイに対して、このような態度を…」

センは頭を下げた。

「もう良い、顔を上げろ。ジェダイは神ではない、そのようなことは望まんよ。」

「ありがとうございます。ところでなのですが、私の父親はどこにいるのですか?」

「ああ、タユ・コミのことか」

この時センは初めて父の名前がタユ・コミである事を知った。父がジェダイである事は、おじさんもおばさんも教えてくれなかったが何となく分かったが名前まではわからなかったのだ。

「はい。」

「そうか、知っていたのか…君の父がジェダイである事を…なら仕方がない とても言いにくい事なのだが…君の父は何年も前に死んでしまった。ダース・ボーラというシスに殺されてしまったんだ…そして私は彼のライトセーバーを拾った。そのライトセーバーがさっきのものだ。だからあれは君のものなんだ。」

「そんなバカな!シスは1000年も前に滅んだんじゃ?…」

センはジェダイとシスの歴史について、詳しくは知らなかったが、少しなら知っていた。

「あぁ、評議会ではそのように世間に伝えるように言われたが実際は世間の混乱を防ぐために隠しているのだ…」

「そんな…ジェダイがそんなことを…」

「ああ、それよりも君に言いたいことがある。私の弟子にはならないか。」

センは驚き、喜んだが、冷静に疑問に思うことを問いかける。

「な、なぜですか?僕はもう11歳ですよ?修行をするには遅すぎます。」

「ああ、しかし私がなんとか交渉する。私のミディ・クロリアンが君を呼んでいるのだ。」

センは子供の頃からジェダイに憧れていたためにものすごく修行を受けたかったが、おじさんとおばさんに許可を得ないといけないことに気づいた。

 

「しばらく、待ってもらえますか?」

センは家から飛び出しスピーダーに乗り込んだ。そして一度家の方を向いた。するとKSが心配そうに覗いていた。

 

「セン・コミ!危ない!」

その瞬間、ジェダイから投げ渡されたライトセーバーを受け取って起動した。

なんのことかわからなかったが飛んできていたブラスターの弾を跳ね返した。

「スピーダーから離れるんだ。」

ジェダイの視線の先には見たこともないドロイドがブラスターを構えていた。

「タリセ・ドロイド。統一連合国というテロ集団の危険なドロイドだ。」

話の途中など関係なく撃ってくる弾をセンは避けた。

「そのライトセーバーで倒してみろ!」

センはもう一度手の中にあるライトセーバーを見直してから、ドロイドに向かって走り始めた。

「希望は、無限大だ!」

そう言ってセンはドロイドを1体、刺し倒した。

「もう行け、あとは任せろ」

残ったドロイドをみてジェダイはそう言った。

 

センはスピーダーを出発させた。ものすごい勢いで飛ばし、バンサの牧場へ向かう。

 

牧場に到着したセンはおじさんとおばさんのところへ急いだ。

 

「イトおじさん!ワンおばさん!」

「どうしたんだいいきなり」

センは呼吸を落ち着かせ、話しだす。

「ジェダイの修行を受けてもいいですか?」

「ジェダイだと…?嫌な予感がする」

イトとワンは急いで自分たちのスピーダーに乗り込み、出発させた。

センもスピーダーで追いかける。

 

その頃スピーダー内ではこんな会話が行われていた。

「まさかあのジェダイが帰ってきたなんて事はないよな」

「わかりません。もし帰ってきたのなら、私は彼にあの子を預けます。」

「なんてことを言うんだワン、俺たちが必死に育てた息子だぞ。」

「しかし、元々センは私たちの子ではありません。彼がやってきたということは、私たちの役目は終わったんです」

 

家に着いたイトとワンは家の中へ急いだ。

 

しばらくして、センも追いつき、家の中へ入った。

 

「なぜ帰ってきたのですか?あの子は私たちに預けると言ったではないですか」

「はい、しかしあの子がジェダイオーダーに必要となったのです」

センはこっそりと家に入り、端の方に座った。

「お父さん、嫌な気持ちは分かりますが、これは仕方のないことです。」

「俺は納得いかん」

 

 

しばらく話し合いは続き、イトおじさんはあまり納得がいっていなかったが、センは修行を受けに行くことになった。

 

イトおじさんとワンおばさんは悲しそうな顔をしながらこちらを眺めていた。

センはおじさんとおばさんに別れを告げ、ジェダイの飛行船に向かった。

タトゥイーンの何もない砂漠をしばらく歩くと、そこにはここらでは滅多に見かけないような立派な飛行船が停まっていた。

 

「誰が操縦するのですか?」

「こいつだ」

飛行船の扉が開き、中から操縦プロトコルドロイドが出てきた。

「名前はなんて言うんですか?ジェダイさん」

「ST-MYだ。あとマスターと呼んでくれ。ちなみに私の名前はヒユだ」

「分かりましたマスター」

センとヒユとKSとSTは飛行船の中に入った。

 

「すごい!こんな立派な船初めてです!」

「君にとっては立派かもしれないが、私達共和国民にとっては小さいものだ。船かどうかも曖昧なくらいだ。」

センは初めて見る飛行船に興味津々だった。

 

「そういえばマスター、これありがとうございました。」

センはライトセーバーを差し出した。

「これは受け取れない。君の父親のライトセーバーだ。」




次回へ続く
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
-あとがき-
今回はお読み頂き誠にありがとうございました。
面白いと思ってくださった方は、全作をご覧になってから、全作品への評価とよろしければコメントもよろしくお願いします。
では最後にあとがきを書かせていただきます。
まさかの展開でKSがジェダイ、ヒユのものだったことが明らかになりました。
そしてセンが弟子になります。この後、描かれてはいませんが恐らくヒユが必死に評議会に交渉したと思われます。

続いてセンの父親について。
センの父、タユ・コミはこの物語でヒユの知り合いだったことがわかります。(ちなみにクワイガンもヒユと仲が良いです。)まだタユに関する詳しい情報は公開できませんのでご了承ください。
では最後まで読んでいただきありがとうございました!それではまた次回のお話でお会いしましょう!
UTNNI!!
dy ずみっちー


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Episode II Road to the Knight(エピソードII ナイトへの道)


遠い昔、はるか彼方の銀河系で…





SND STAR WARS
第1章 タトゥイーンの希望
エピソードII ナイトへの道


あれから数年の月日は流れ、タトゥイーンの少年セン・コミは師、ヒユの元で
沢山の訓練を積み、ジェダイ・ナイトになるのもそう遠くない状況だった。
そしてある日、再び統一連合の主要人物の居場所を特定したジェダイ評議会は、
ある2人の師弟を送ることにした。
だがそれはそう簡単な話ではなかった。
戦闘機が次々と近づいた飛行船に襲いかかり、たとえ一機倒したところでなんの
変化もないようなそんな場所であった。



「マスター!耐えれますか?」

「なんとか頑張るんだ

KS、あそこを直してきてくれ」

「ケス!」

「ST、もっとスピードを上げられないか?」

「燃料が持ちません。帰りの分がいらないなら別ですが…」

「なら仕方がない、そのまま行こう」

センはシューター、STは操縦、KSは修理、ヒユは命令とそれぞれの手伝いとそれぞれ役目を分別していたが、それでも全員が猫の手も借りたいくらいに忙しかった。なぜならそのRoitsu fighter(ロウイツファイター)の周りに10機以上の敵機が飛んでいるのだ。

「こんなに近づかせないのも明らかに主要人物がいる印ですね…」

「ああ、確実にいる。」

〔無線〕「マスターヒユよ、聞こえるかね」

「はい マスターヨーダなんでしょう?」

〔無線〕「そちらの調子はどうじゃ?ジェダイの援軍を送った方が良いかね?」

「送ってもらえるようでしたら、お願いします。ロウイツ号が持ちそうにありません…」

〔無線〕「了解じゃ。援軍を送る。しばらくの辛抱じゃ、頑張ってくれ」

「了解です」

ヒユは無線を切った。

「セン、援軍のジェダイ達が来るみたいだ。もう少し頑張るぞ」

「了解ですマスター」

 

その時、施設内では…

何者かとの会話を終えた高位高官に向かい、将軍がセン達が接近していることを報告していた。

 

「失礼します 閣下 少々よろしいですか?」

「なんだ大佐」

「すばしっこい何者かがこのB-R ship(ビーアールシップ)に接近しております。」

「やはり…何かを感じていたのだ…おそらくジェダイに見つかったのだろう…とにかく全軍使ってでも撃ち落とせ、そして私も行こう。ルウィングを用意しろ」

「了解です閣下」

 

 

その頃、ジェダイの援軍がやってきた。

〔無線〕「マスターヒユ!ここの敵は私たちにお任せください!」そう言うと援軍は周りの敵の気を引きつけた。

「了解だ!行くぞST!」

「分かりました。帰りの分を残す程度に加速します。」

 

ジェダイの援軍たちは次々と敵を倒した。

「マスターシマ、こちらナヒですが…敵機が出てこなくなりました。嫌な予感がしませんか?」

「それはお前だけだ。今いる敵機を全部落としたらマスターヒユに報告して帰ろう。」

 

 

その頃施設では…

「閣下、お待ちしておりました。Br-r wing(ブルールウィング)は発進準備万端です。」

「よろしい。 ローツ大佐にこの船を出来るだけ戦いの場から離れさせるように伝えろ。」

「了解しました閣下」

「閣下!緊急事態です!」

「今話している途中だ!割り込みはやめたらどうだ?ネハリ中佐。ところで何の用だ」

「申し訳ございません。ジェダイの軍が参戦し、敵機を援護しています。

「ジェダイの軍だと?すぐにブルウィングを出発させる。とにかくこの施設を離すんだ分かったな?」

「はい!閣下」

 

 

〔無線〕「マスターヒユ聞こえますか?こちらシマです。敵機が引いたので私たちは戻ります」

「了解マスターシマ、お疲れ様。」

 

しかしその時、ジェダイ軍の背後からボーラとその手下たちが迫ってきていた。

 

「マスターシマ?まだたくさん敵機が見えるのは気のせい?」

 

 

「うそだろ?」

もうその時には遅かった。

軍の4分の1が落とされていた。

「シマから全軍へ、敵機が不意打ちしてきている。油断せずに落とすんだ!」

〔無線〕「了解」

〔無線〕「了解」

〔無線〕「了解」

しかしそう簡単には落とせず、軍の3分の1ほどを失ってしまった。

〔無線〕「すまない、マスターヒユ、全機を落とすことができなかったが一度退散する。」

「了解」

 

「こちらシマ、全軍に告ぐ!退散!退散だ!」

 

STが問いかける。

「マスターヒユ、どうやって着陸するのですか?」

「ST、まずは本部と繋いでくれ、」

「了解」

プーーーーーーーー

「えーこちら2187、通過許可を願います。」

〔無線〕「コードは?」

「SEITORNDANです」

〔無線〕「 SEITORNDAN?すぐに調べる」

〔無線〕「 随分昔のコードだが…通過を許可する」

 

「よしいくぞ」

 

 

着陸したロウイツファイターから誰も出てこなくて怪しんだ近くのタリセドロイドは、

「中の者、出てきなさい」と叫んでいたが、その隣に閣下のブルールウィングが着陸したのを見て、そちらへ向かった。

その隙を見て、センとヒユとKSは施設の奥へと向かい、STはロウイツファイターに残った。

 

 

その頃ブルールウィングを降り、自分の部屋に向かう高位高官は…

「閣下、ジェダイ軍はどうなったのですか?」

「心配するなナサ大佐、気弱いジェダイ軍は逃げていった。」

すると別の中佐が飛び込んできた。

「閣下!何も…「知っておる。ジェダイが侵入した。とにかくドロイドは送らないで良い。」

「了解です。」

 

 

「セン、違う!向こうだ」

「ですがあっちには見張りが2体いますよ?」

「君にはフォースが付いている。倒せるだろう?」

「はいマスター。」

センはこっそりと見張りのドロイドに近寄った。

「聞いたか?この施設にジェダイが侵入したらしいぞ?そんなのに襲いかかられたら、俺たちは木っ端微塵(こっぱみじん)だな…」

「そうだな…それはさておき仕事に集中しよう、私はダースボーラ閣下に殺されたくないんだ。」

ライトセーバーの起動音と共に一体のドロイドが切り裂かれ、気づいたドロイドも一瞬の間に切り裂かれた。

「よし、進むぞ。」

セン達がドロイドと遭遇したのはこれっきりでこれ以降なかった。

「マスター、警備が寛大過ぎませんか?」

「確かにな…もしかすると、侵入がバレてるのかもしれない。」

「ケ…」

 

「セン、あそこから強いフォースを感じる…嫌な予感がする…」

「僕が先に行きます。」

「だめだ。合図するまでそこにいろ。KSもだ」

「ケケス〜」

ヒユはゆっくりと扉の方へと向かった。すると5体ほどのタリセドロイドが登場し、ブラスターでヒユを射撃し始めた。ヒユは腰のベルトに手をやり、手に柄を持って緑色の光の刃を起動させた。そしてブラスターの光線を跳ね返しながらセンに向かってこう叫んだ。

「急げセン・コミ!先に行け!」

センとKSは扉に向かって走った。途中、ドロイドに打たれた時には、ライトセーバーで華麗に跳ね返した。

扉に着いたセンが扉にライトセーバーを刺そうとすると扉が無音で開いた。

すると部屋の奥に黒いものが見える。センはその黒いものへとゆっくりと近づいた。そして小声で一言、KSに呟いた。

「KS、端で見ておいてくれ。」

「ノ〜」

 

センはその黒い外套の者に向かい、ライトセーバーを起動し、飛びかかった。

しかし赤色の光の刃で青の刃から身を守られた。

「貴方はわかりやすいですね…」

「なにがだ!」

「考えていることですよ」

「なに…」

その瞬間にセンは吹っ飛ばされ、壁に当たった。

「こんなところで負けられない…僕は父の仇を討つんだ…」

「ジェダイなのに仇ですか?あなた名前はなんと?」

「セン・コミだ…」

「…⁉︎私はダース・ボーラ。」そう言ってボーラは、近くの花瓶をフォースで持ち上げ、センの上から落とした。

「ボーラ…まさかお前が…許さない…」

センは起き上がろうとした。しかしその瞬間にボーラは近くに貼ってあった大きな鉄板をフォースで剥がし、またセンの上から落とした。

「フハハハ、ジェダイよ、終わりです…「終わりはそっちだ!」

そこにはヒユがいた。

「まだジェダイがいたですか。また同じような目にあいますよ?いいのですか?」

「ジェダイを見くびるな!」

「なら見せてもらいましょう、そなたの力を」そう言ってボーラはフォース・ジャンプでヒユのいる場所に飛びかかった。しかし先程のボーラのようにヒユは、赤い刃を緑の刃で防いだ。

何度も刃同士がぶつかる音が部屋中に響き渡った。

戦いが続く中、センはこっそりと立ち上がり、ボーラの背後に近づいていた。

そしてライトセーバーがジリジリと重なっている時、ヒユは叫んだ。

「いまだセン!」その瞬間にセンが背後からボーラに斬りかかった。しかしボーラはそれを瞬時に察知し、ベルトに付けていたもう一つのライトセーバーを手に取り、またも赤い刃でセンの青い刃から身を守った。

「なにっ⁉︎」

「何度も言わせないでください。貴方はわかりやすいのです。」そう言ってボーラは油断していたヒユの隙を突き、フォースで吹っ飛ばした。

「マスター!」

センは感情を操作できなくなり、我武者羅にボーラをライトセーバーで殴った。しかしボーラは反対にその怒りを利用してセンに攻撃した。

「ジェダイは怒りを利用しないはずです。あなたはシスなのですか?」

センは怒りを上手く利用され、押されて、力尽きるのも時間の問題となっていた。

そしてついにセンはバランスを崩し、倒れた。

しかしその時、ヒユが横から突撃し、なんとかセンの危機を救った。

更にその反動でバランスを失ったボーラにヒユは巧みな剣さばきでライトセーバーを飛ばし、腹のあたりをセーバーで突き刺した…

ボーラは一瞬笑みを浮かべて壁にもたれかかった。

センが駆けつけ、もたれかかっているボーラにライトセーバーの先を向けながら尋ねた。

「なぜ 父を殺した?」

しかしヒユがライトセーバーを無理やり下ろした。

「武器の持たない者に対して武器を向けるのは正しくない」

 

「貴方の父は…まだ生きていますよ…」それだけ言ってボーラは眼を瞑った。

「どういうことだ?」しかしボーラは眼を瞑ったまま何も答えない。

ヒユとKSがロウイツファイターを停めている方へと歩き始めた。

「セン、行くぞ!早く行かないとこの施設と共に私達もドッカーンだ」

「いや…でも…はい…」

センはまだ沢山聞きたいことがあったが、仕方なく行くことにした。

途中、何度かタリセドロイドや職員と戦うこともあったが、難なくロウイツファイターに辿り着いた。

 

施設から出るとジェダイの艦隊が待っていた。

「発射!」という無線声と共に何十発ものミサイルとレーザーが発射された。

そうしてB-R ship(ビーアールシップ)は爆破されたのであった…

 

 

コルサントに戻った4人は、センとヒユはジェダイ評議会に、KSとSTは、また別の場所へ向かった。

 

「それで、マスターヒユ、あの件はどうなったんじゃ?」

「事実、主要人物とみられる者があの施設に存在していました。彼は赤いライトセーバーを使っており、彼からは強力な暗黒面のフォースを感じました。」

「そんなはずはない、シスはもう何年も前に滅んだ」評議会入りして間もないジェダイマスター、メイス・ウィンドゥが答えた。

「決めつけるのはよくないぞ、マスターウィンドゥ。奴らは見えにくい。マスターヒユ、逮捕はできんかったのか?」

「行動を誤り、腹の辺りを刺してしまいました。」

「ふむ…お前さんの弟子はどうじゃ?ワシが感じるには感情に左右されているような気がするんじゃが?」

「そんなことは…」ヒユが止めた。

「ジェダイナイトにはまだ早いでしょうか?」

「それを決めるのはお主らではなく評議会じゃ。」

「わかりました。マスターヨーダ」

「うむ」

 

センは共に歩いていたヒユに話しかけた。

「マスターヨーダは僕のことが気に入らないのでしょうか…」

「そんなことはない。お前はまだ若いんだ、焦ってはだめだ」

 

 

「KS-9!心配しましたよ。私はロウイツファイターの中でずっと待たされて…ドロイドも襲ってくるし大変でした。まぁ、ライトセーバーで全員斬り刻みましたけどね」

「ケス!ケロルケー!」

「ん?俺もだって?貴方もライトセーバーを持ってるの?」

KSはSTから見て右上から手を伸ばし、ライトセーバーを出して赤い刃を起動させた…




次回へ続く
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-あとがき-
今回はお読み頂き誠にありがとうございました。
面白いと思ってくださった方は、全作をご覧になってから、全作品への評価とよろしければコメントもよろしくお願いします。
では最後にあとがきを書かせていただきます。
この物語で登場するシス卿ダース・ボーラらはダース・シディアスらと同じようにジェダイから身を隠して行動し、密かに銀河連邦完成へ向けて準備をしていました。(共和国にはバレていない)しかしもうこの時点でボーラは銀河帝国建設を目指しているダース・シディアスの存在に気づいていました。

続いて、センについて。
この物語でセンがアナキンのように短気で怒りっぽいことがわかります。これに気づいたヨーダはマスターになるにはまだ早いと決断します。それが逆効果になり、センは評議会への怒りを表し始めます。センの将来が不安です…では最後まで読んでいただきありがとうございました!それではまた次回のお話でお会いしましょう!
UTNNI!!
dy ずみっちー


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Episode III Rescue of the Sith(エピソードIII シスの救出)


遠い昔、はるか彼方の銀河系で…





SND STAR WARS
第1章 タトゥイーンの希望

エピソードIII シスの救出

時は本編エピソード1の約20標準年前、ついにタトゥイーンの少年は修行を終え、
ジェダイ・ナイトになっていた。一方その頃共和国では高齢化問題が過酷化して
いる惑星が多数あった。
その大きな問題に、またジェダイも協力しなければならなかった。例えば、
高齢化対策の為元老院により臨時編成された長老保護委員会会長と度々会議を
行っていた。そのため、この長老保護委員会会長誘拐事件は、無視のできない
事件であった。長老保護委員会会長を救出すべく評議会は、ジェダイ2人を派遣した…



〔無線〕「セン、そういえば少し前までは同じRoitsu fighter(ロウイツファイター)に一緒に乗って任務先へ飛んでいたな」

「その話は後でしましょう!とにかく敵が多すぎます。気をつけてください!」

〔無線〕「人のこと言う前に自分に言ったらどうだ?」

ヒユがそう言った瞬間、目の前を戦闘機が横切った。

「すみません」

〔無線〕「いいんだ分かれば。ところで、あそこに隙間が見えるか?」

「見えます」

〔無線〕「あそこからあの船に侵入しよう。」

「了解ですマスターヒユ! KS!もう少し速度を上げてくれ!」

「ケレケレ!」

ヒユとセンは何かにぶつかったら一瞬で爆破するようなスピードで船の隙間へと飛ばす。

「こんな飛ばしたのは初めてです!」

〔無線〕「嘘をつけ、いつもハイパースペースに入っているだろう?」

「あぁ、ハイパースペース抜きでですよ!」

そう言っている間に隙間が近づいていた。

「KS、上手く入ってくれよ…」

「ケ!」

 

センとヒユは、本当にギリギリのところで上手い具合に入った。イータ2アクティス級軽インターセプターが羽の畳める物でなければ入れなかっただろう。

イータ2によって中にいた数体のタリセドロイドが潰され、残ったタリセドロイドがセンたちを撃ち始めた。

「セン、上手く跳ね返せ!STとKSはロウイツファイターの中にいるんだ!」

しかしKSとSTはヒユの言うことを聞かず、ライトセーバーを起動し、ブラスターの弾を跳ね返した。

ライトセーバーの音とブラスターの音が鳴り響いていた。

 

どんどんとブラスター音が少なくなっていき、やがて途絶えた。残されたドロイドはただ一体。

しかし、その一体が持っていたのはブラスターではなく、ライトセーバーであった。

「私はお前達と互角だ…」

「そうだな。」センはそのタリセドロイドに向かい、走り出した。ドロイドは受けの体制をとる。

刃同士がぶつかり、もう一度ぶつかった直後にはドロイドの右腕はなかった。

そしてまたセンはドロイドに向かって走り、今度は首を飛ばし、そして胴体を斬った。

「よし、行こう。STはロウイツファイターで待っていてくれ」

「わかりました」

「KS、セン行くぞ」

KSは登場したタリセドロイドをブラスターで倒してからうなづいた。

 

センは歩いている途中、KSに尋ねた。

「お前もライトセーバーを持っていたのか?」

「ケ(うん)」

センはどこでライトセーバーを手に入れたのか、とても聞きたかったが、今はそんなことをしている暇はないのでやめた。

 

しばらく歩いていると数体のドロイドが堂々と歩いてきた。

それぞれブラスター、ライトセーバー、チェーンソー、ドリル、グレネード、エレクトロスタッフ、強力ブラスターを持って肩にはなにかを掛けている、ほかのタリセドロイドとはなにかが違うドロイドだった。

「手を上げろ、今なら許してやる」

しかしセン達は言うことを聞かずにライトセーバーを起動した。

言うことを聞かなかったセン達にドロイド達は一斉に襲いかかった。

 

そのドロイド達はセン達の思っていた以上に強かった。

ライトセーバーを持っていたにも関わらず、攻撃に何度も当たりそうになった。

「セン、KSこいつらは手強い、向こうのあの部屋の扉に向かって走るぞ!」

センとKSとヒユは扉に向い走りだした。

 

扉の前に着き、セン達は後ろを振り返った。

しかし誰もいない。

「なんとか逃れましたね…」

「それは良かった」

そしてまた扉の方へ目をやると扉が開いた。

その扉の向こうには、椅子に縛り付けられた長老保護委員会会長のタリセ・ラクスと(ちなみにタリセドロイドと名前が似ているのはたまたまであると元老院では確認されている。)その左右後ろに三体のそれぞれライトセーバー、チェーンソーを持ったタリセドロイドが立っていた。

「今行きます」

センとヒユがそれぞれ青い刃と緑の刃を起動させると、赤い刃を起動させたタリセドロイドがそれぞれに襲いかかった。

またKSにはチェーンソーのドロイドが襲いかかった。

センは華麗にかわし、ヒユはセイバーで受ける。

各3人がそれぞれの相手をしているところにタリセドロイドが新たに五体入ってきた。

「今日はお客さんが多いですね」

「ああ」

その5体の内2体をKSが、また2体をヒユが、残る1体をセンが相手をした。

少しずつ倒されてゆくタリセドロイドを見てタリセは「いいぞ、その調子だ」と密かに笑みを浮かべていた。

 

敵はそれぞれ一体ずつまでに減少した。

「良いぞ勇敢なジェダイたちよ、そのままやってしまえ!」

 

そして3人はそれぞれの敵を倒した。

「よくやった。早く解放してくれ、私もやることが山々なんだ…」

「はい、今行きます。」

「待てセン!」センがラクスの方へ身体を向けた時、センに向かってブラスターの弾がどこからか放たれた。

しかし瞬時的にそれを感知したヒユがライトセーバーを投げて防いだ。

「なんだ?」

センが弾が飛んできた方へ目をやるとそこにはあの倒したはずのダース・ボーラと複数のタリセドロイドの姿があった。

「お前は!」

「お久しぶりですね、セン・コミ」

「お前、なぜ僕の名前を…」

「行け!タリセドロイド、お前達の力を見せてやれ!」

ボーラそう言うと後ろにいた数十のドロイド達がセン達に襲い…かからなかった。

「ん?どうしたんだ?」

ボーラが後ろを向くと青いライトセーバーを持ったドロイドがセーバーを突き刺してきた。

「なぜだ…?私がなぜこんなタリセドロイドに…?」

「私はST-MYです。いくらシスやジェダイだろうとドロイドの感情や気配や思想は読み取れませんからね」

ボーラは笑みを浮かべ、膝をついて前に倒れた。

「ST!よくやった!」

「ケーレーケレー」

 

しかし長老保護委員会会長救出はこんな簡易なものではなかった。

セン達が喜んでいる隙を突いて何者かが上からブラスターを撃ってきたのだ。

4人共が即座に気づいてセーバーで跳ね返そうとした。

しかし連射型ブラスターでも持っているのか、雨のように弾が降ってくる。

STは対応しきれなくなり、跳ね返せなかった弾が身体に当たり始める。

「まだ…こんなものでは終わりませ…」ゥウィーィィィン.ついには倒れてしまった。

また、KSも同じ状況に陥り、電源が切れた。

センは跳ね返せていたものの圧倒的な数の弾に押され、だんだんと体制が崩れてきていた。

しかしこの3人とは違いヒユはこの数の弾を華麗に跳ね返していた。

ついにセンの体制が完全に崩れてしまい、跳ばされた。

弾は当たらなかったものの壁に当たって倒れた。

「そこにいるのは誰なんだ。タリセドロイドか?」

華麗に跳ね返しながらヒユが言うと何者かは

「くそ!」

と言って去っていった。

「大丈夫か?セン」

「はい、なんともありません…ですが彼らが…」そう言ってセンはKSとSTの方を向いた。

「大丈夫だセン、私の友人にドロイド修理がとても上手な奴がいるんだ。そいつに任せるのはどうだ?」

「そうしましょうマスターヒユ」

「なんでもいいからわしを助けてくれ!」

「はい!」

 

そうして救出作戦は無事終了した。

 

 

 

 

コルサントにある船が近づいていた…

「マスターヒユ、オブラノット様がコルサントに参られました。」

「わかった、すぐ行こう。セン、頼むぞ」

センは頷く。

「はい、マスター。」

船はビルの着陸場に降りた。

その中からは、豪華な外套を纏ったローディアンが現れた。

「やぁ、マスターヒユ、久しぶりではないか。今回はどんな用で私を呼んだんだ?」

「実は、大事なドロイドが2体、壊れてしまったんだ。そこで修理上手の古き友人に頼もうと思ったんだ。」

「わざわざ私なんかを呼び出さないでもコルサントには修理上手はいっぱい居るぞ?まあ、丁度コルサントに来ていたから良いんだが…ところで新しい弟子ができたと聞いたんだが、その弟子を是非見せて欲しいのだが…」

「中にいる。取り敢えず入ってくれ。」

ヒユは建物の中へとオブラノットを誘った…

 

ヒユたちが気付かず進む中、背後に何者かが後をつけていた。その事に気付いたビルの管理人がブラスターで撃つ。

しかしその弾はその者には当たらず、そのまま延長線上のヒユの方へ走った。管理人がまずいと思ったその隙に、上からその者が管理人に襲いかかり、ジェダイのライトセーバーの様なもので刺されてしまった。たったその、0.1秒ほどの間に…

一方でヒユは飛んできた弾をセーバーで跳ね返し、壁に当てた。そして背後についてきていたその存在にようやく気付く。

「嫌な予感がする。」

その者はヒユの方へ振り返った。その顔は黒く、悉く無表情であった。そう、黒いのタリセドロイドだったのだ。

ヒユはライトセーバーを起動し、オブラノットとその他の管理人たちはブラスターを構えた。

黒いタリセドロイドは目を赤く光らせ、シスの赤いライトセーバーを持ってヒユの方を見た。その直後ブラックタリセドロイドはジェットパックで空に飛び上がって目に見えぬスピードでビルの管理人たちに斬り込んだ。管理人たちは必死になって撃つが、全く当たらない。ヒユも速すぎて手が出せなかった。

その場にいた全ての管理人を一瞬で斬り刻んだブラックはセイバーを終い、今度はブラスターを持った。狙う先はオブラノットだった。

ヒユは咄嗟にライトセーバーを投げた。セイバーは見事にブラスターに命中する。

ブラックは奇妙な音声を鳴らしてまたセイバーに持ち替えた。ヒユも投げたセイバーをフォースで引き寄せて起動する。両者激しい睨み合いが数秒続いたが、ついにブラックは襲いかかった。

ヒユはブラックの攻撃をしばらくセイバーで受けたが、あまりのスピードに耐えれなくなり、セイバーが飛んで行ってしまった。

ヒユはすぐにフォースで引き寄せようとしたが、ブラックがもうセイバーを振り下ろそうとしていた。

ヒユがダメかと思ったその時、オブラノットの撃った弾がブラックに命中した。

ブラックがオブラノットに気をとられているその隙にヒユはセイバーを引き寄せ、腕を切り落とした。ブラックは反射的にヒユの腹を殴り、その場を飛び去っていった…

ヒユは倒れた管理人をオブラノットと治療室まで運びながら会話した。

「オブラノット、すまない。君には借りができたな」

「もうこれで借りは100だな」

「少々はあるかもしれないが、それは言い過ぎだ」

「それはさておき、私も助けられた。そのお礼にドロイドを治そうではないか」

「ああ、頼む。それよりも今はこの怪我人達が無事かどうかが心配だ。」

 

無言の時間が続いた。

 

しばらく経って2-1B外科医ドロイドから現状が伝えられる。

「皆さんご無事でした。擦り傷と少々の火傷だけでしたのですが…あれはどうなったのですか?」

「ああ、少し紛争があってな…」

「最近そういう話をよく聞きます。銀河が安定してないように思えるのですが…」

 

ヒユは立ち上がり、ドロイドに一言、あとは頼むと伝え、センが待機する部屋へと向かった。

もちろん、オブラも付いてきている。

「あいつらは本当にビルの管理人なのか?」ヒユが尋ねる

「いや、私の部下だ。」

「やはりそうか…」

と言いながらヒユはハッシュ98コムリンク(Hush-98 comlink)を手に持ち、ヨーダと通信を繋げる。

「マスターヨーダ、コルサントのN111 ビルにて赤いライトセーバーを持ったドロイドが出現し、逃してしまいました。」

〔無線〕「了解じゃ。そちらもそのドロイドを追ってくれんか?」

「はい。」

コムリンクを切ったヒユはオブラに向かって苦笑いをした。

「すまない、急いで見てくれないか?」

「わかった。」

オブラはヒユに掴まった。ヒユはフォース・ダッシュでセンがいる部屋へ跳んだ。

 

「お待ちしておりました、オブラノットさん。」

「ヒユ、すぐに出発だ。ドロイドを追う。」

「わかりました。オブラノットさん、ドロイドはこちらです。」

オブラは頷き、センに真剣な眼差しで言った。

「さあ、あとは私に任せて、仕事を果たしなさい。」

センは真剣な顔をして頷き、ヒユと共に飛行場へフォース・ダッシュで向かう。

 

「セン、黒いドロイドだ。自分のスピーダーで行ってくれ。」

センは分かっていると言うような鬱陶しい顔でスピーダーに乗り込んだ。

「フォースと共にあれ」とヒユが告げ、センとヒユはそれぞれ違う方向へとスピーダーを飛ばした。

 

 

たった数分でヒユよりもミディ=クロリアンが多いセンがドロイドに追いつく。

それに気づいたドロイドはブラスターを乱射した。

【このブラスターの弾が市民に当たるとまずい…】

そう悟ったセンは自分のスピーダーの上に飛び乗り、フォースで操縦しながらセイバーを起動し、スピーダーの飛んでいない空へと跳ね返す。

そしてセンはフォースジャンプでブラックに飛び付いた。センとブラックは落下していく…

暴れているブラックに対し、センは冷静に対応してブラックの腕部を斬り落とし、頭を飛ばす。

さらにジェットパックを取り外し、着けて飛びながらブラックを下に落とした。

その時、ヒユがようやくやってきた。

「よくやった」

センは呆れた顔をしてヒユのスピーダーに飛び乗る。

「遅いですよ、マスターヒユ。」

コルサントの空は夕暮れを迎えていた。

その夕焼けにいくつものスピーダーの影が被さっている。

そこに、スピーダーに乗った2人のジェダイの影が濃く映し出されていた…

片方はとても明るく、もう片方は暗く…

 

 

 

 

〈舞台はタトゥイーン。そこにはごく普通の生活をしている夫妻がいた。夫婦は心配と悲しみに心が埋め尽くされていた。ある日、2人にシスか、ジェダイか分からない数人が近づく。必死に抵抗する夫婦に対し数人はライトセーバーを持ち上げ、悲鳴と共に光が視界を埋め尽くした。〉

「ふっ…はー、はー、はー」

瞑想から覚めたセンは悪いものでも見たのか、息を切らしている。

「君はフォース・ヴィジョンでいったい何を見たんだ?」

センが振り返るとそこにはヒユの元師でジェダイ評議会のメンバーであるスド・ジェッカーがいた。

「マスタージェッカー!僕はなにも…」

「嘘はつかなくていい。何か悪いものを見たんだろう?さぁ、話してみてはどうかね?」

スドはテンプル内の通路へ向かい歩き始めた。

センも立ち上がりついて行く。

 

センはスドに追いつき、尋ねた。

「マスター・ジェッカー、僕はいつになったらジェダイ・マスターになれるのでしょうか?」

「マスターコミ、君はそうやって感情に左右されやすい。つまり…」

「暗黒面に引き込まれやすい。何度もヒユに教わりました。」

「焦るな。良いか?弟子を持ちたいのはよく分かる。私もそうであった。しかし弟子ができると忙しくなる。今のうちにフォースとの繋がりを深めるんだ…」

しかしセンは納得がいかない。

「マスタースド、こう言うのもなんですが僕をジェダイ・マスターにしたくない言い訳にしか聞こえません。」

スドは呆れたような顔をしてセンに話しかける。

「もし私達が君のことをそう思っていると感じているならばそう思われないように行動をするべきだ。もう一つ、これだけは言っておこう、我々は君のことを嫌ったりはしていない。物事を好き嫌いで判断するのは間違っている」

そう言ってスドは階段を降り始めた。

センも付いて行こうとしたが、スドは掌をセンに見せて一言告げた。

「セン・コミ、フォースと共にあらんことを」

そういってスドは階段を降りていった。

 

丁度その時ハッシュ98コムリンクからヒユの声が聞こえた。

〔無線〕「セン?聞こえるか?今丁度STとKSの修理が終わって帰ろうとしたんだがどうやらあの長老保護委員会のタリセ・ラクス会長がお前のことを呼んでいるそうだ。すまないが向かってくれないか?」

センはため息をついた。

「分かりましたマスターヒユ、すぐ向かいます。」

センはゆっくりと階段を降り始めた…

 

ジェダイ聖堂から出たセンはユーティル313に乗り込み、長老保護委員会総合ビルへ向かった。

 

 

その頃ヒユはN111ビルにてオブラノットに別れを告げようとしていた。

「オブラノット、感謝するよ。」

「礼はいらない、私も君に助けてもらったんだから。また用があったらいつでも来てくれ。」

「また文句を言うくせによく言えるな」

ヒユは微笑しながら歩きだした。

「ではまた会おう、フォースと共にあらんことを」

「フォースと共に」

ヒユはターボリフトに乗り込み、オブラノットに向かって別れの合図をとった。

 

 

一方のセンはビルに到着し、ターボリフトに乗っているところであった。

リフトの窓から見るコルサントの景色は素晴らしかった。

「タトゥイーンにいる時はこんな景色を見ることができるなんて想像もしていなかった…イトおじさんとワンおばさんは元気にしているだろうか…」

 

そうしている間にタリセが待つ階に着いた。

ドアが開くと、長い廊下が真っ直ぐと進んでいた。

センは緊張しながら奥まで伸びる赤いマットに足を踏み入れる。

そして深呼吸しながら心を落ち着かせた。

 

センは両壁に謎の絵画が並ぶ、長い廊下を歩いていく。

絵画はネガティブさを醸し出しており、より一層場の臨場感を感じさせるような、そんなものばかりだった。「嫌な予感がする」

 

リフトを降りた時には長く感じた廊下は、実際はそう長くなかった。

廊下の向こうには広いエントランスのような部屋が広がっていた。

その部屋からはまた通路がのびており、その向こうには会長らしき人物の影が見えている。

センはゆっくりとその部屋へと歩いた。

 

するとタリセは振り向き、センを歓迎した。

「やあ、セン・コミ!よくぞ来てくれた。」

しかしタリセの顔は以前とは何かが違っていた。不敵な笑みを浮かべ、目には黄色い影がかかっているように見えた。

「こんにちは会長。突然ですが目の色がおかしいようですが大丈夫ですか?」

タリセは驚いた顔をしたが、すぐに目の色が茶色に戻った。

「すまない。しばらく寝不足が続いていたんだ…」

そう言うとまたタリセは不敵な笑みを浮かべながら話し出す。

「本題に入るがマスター・コミ、君の活躍にはとても感動している。様々な任務を難なくこなすところは素晴らしい。」

「ありがとうございます。」

センは頭を下げた。

 

「ところで君はトレード・フェデレーションの存在には気づいてるのか?」

センは疑問に思った。

「はい、かの有名な銀河貿易及び運送を行う複合企業ですよね?」

「ああ、あやつらはドロイドを使って仕事を効率化しているように見える。だがそのためにB1バトル・ドロイドを使っているんじゃあない。あの名前の通り戦争に使われるのだ。」

センは突然の警告で絶句してしまった。

「実はジェダイ評議会もこのことを知っている。だが、バトル・ドロイドの数はジェダイとは比にならないほど多い。だから評議会は世間に明かさない。そう、怖いのだ。」

タリセは眉を顰めながらそう言った。

「いくら長老保護委員会会長の発言だろうとそんなこじつけは聞き入れられませんよ。」

センも顔をしかめて、強気で言い返した。

タリセはため息をついた。

「ジェダイは銀河の平和と秩序を守るのが使命ではないのか?これでは銀河を混乱へ導く。それでも君はジェダイ評議会を信用するというのか?」

その発言はセンの心に刺さった。

なぜならジェダイコードの一文、『混乱はない、調和がある。』に反していることに気づいたからだ。

センは心の中で葛藤した。

「ですが、ジェダイのほとんどは評議会の決断により動いています。そして逆に私達ジェダイも評議会が無ければ自分勝手行動をする者が現れたりして崩壊します…」

【ん?】センは圧倒的な強さの暗黒面のフォースを感じた。

もしやと思いタリセを見ると再び眼の色を変えてこちらを睨んでいた。

タリセは少し笑みを浮かべ、両手を前に突き出した。

センは異変を感じ、セイバーを起動する。

予想通りだった。タリセは指の先から稲妻を放ったのだ。

センは両手で持ったライト・セーバーで稲妻を跳ね返す。その稲妻は扉に当たり続けた。

いつまで経っても出し続けるので、遂に耐えきれなくなったセンはタリセの上を飛び越え、背後に回った。

すると稲妻を放つのをやめ、振り向き、赤いセイバーを起動させた。

「私を怒らせてタダで済むとは思うなよ?セン・コミ」

「まさかあなたがシスだったとは思わなかった。目の色が黄色だった訳もこれで分かりました。今ならまだ罪は軽いですが私にセイバーを振るとあなたは重い犯罪者になり、いずれ捕まります。さあ、セイバーを下ろしなさい」

「残念ながら私はもう数え切れないほどの者を殺してきた…つまりいくら殺したところで罪は変わらないのだよ」

そう言ってタリセは不気味な笑みを浮かべてセンに襲いかかった。センはセイバーを躱してコムリンクを手にし、適当にかけた。

「誰でも構いません、長老保護委員会総合ビルの92階にシスが!…」センはぎりぎりのところで避けた。

センはコムリンクを捨て、両手でセイバーをしっかりと握った。

「さてセン・コミ、話を続けよう…」センはセイバーを叩きつけるが、見事な受けでまた元の体制に戻される。

「トレード・フェデレーションは危険な組織だ。共和国を滅ぼしかねない。君に大切な人がいるのならば、その人も殺されることだろう。」

「!」センはフォースで押してみるが通用しない。

「そこで私は君にダークサイドの力を使うことを勧める。」

「使うものか!」

センは近くの花瓶をフォースを使い、投げてみるが跳ね返された。

「ダークサイドのフォースはジェダイのフォースの何倍も強い。その力さえあれば君も銀河を救うことができるだろう。」

センはもう一度フォースでタリセを押した。しかしその数倍の力で押し返されてセンは押し飛ばされ、壁に背中をぶつけて屈んだ。

「私たちは銀河に平和をもたらすためにダークサイドのフォースを使っているのだ」

「私たち だと?」

「ああ、他にもいるとも。例えばあのマスター・ヨーダのアプランティス、ドゥークーなんかがそうだ」

「マスター・ドゥークーが!?」

「ああ、彼も銀河を救う為にダークサイドのフォースを使うことを決めたのだ」

タリセはしゃがみこむセンに再び稲妻(シス・ライトニング)を放った。

センはもがき苦しんだ。

「君がのらないと言うならば死んでもらうしかない。君がこのことを漏らすと真の悪であるジェダイが私たちシスを殺しにくるからな…私たちが死んではこの銀河の平和は守られない。」

「やめろ、タリセ会長。痛い目にあうぞ」その声と共にタリセは放つのをやめた。

扉の方を見るとスドが立っていた。

「これはこれはマスター・ジェッカーではないか」

スドは紫色のセイバーを起動して独自のフォーム、『アーヤ』の構えをした。

「タリセ・ラクス会長、あなたを逮捕する」

一方のタリセも2本目のセイバーを起動し、『ジャーカイ』の構えをする。

両者の戦いはすぐに始まった。

二人の戦いはヒユやセン、ボーラとは比にならない激しさだ。

センは立ち上がり、少し距離を置いてその戦いを眺めていた。

 

セイバーが交わされ、押し合い状態の時、タリセは口を開いた。

「セン・コミよ、君の助けがあれば私たちはきっと銀河を救うことができる。君の愛する人も助けることができるのだ」

センは心の中で再び葛藤を始めた。

【タリセ会長はシスだ。信用してはならない。しかし、彼の言っていることはものすごく現実味がある。僕は子供の頃から銀河を守るためにジェダイになりたかった。一方のマスター・ジェッカーは元師、ヒユのマスターであり、マスター・クワイガンと同じく、ジェダイの掟を破ることが多々あるため、評議会入りを逃しているがとても優秀なジェダイ・マスターだ。】

「待ってください!マスター・ジェッカー。彼は私たちジェダイに警告をしているのです。彼は銀河を救うためにダークサイドのフォースを使っているんです。」

スドは一歩下がって応えた。

「ダークサイドのフォースを使うものが果たして銀河に平和をもたらすことが可能だろうか?」

「マスター・ジェダイ。君たちはなぜ自分たちが教えあってきた偏見を完全に信じ込んでいる?」

スドはセイバーを巧みに操り、タリセの手からセイバーを一本飛ばした。

「そうです、マスター・ジェッカー。一度彼を信じてみてはどうでしょうか?」

「こいつはシスだ。フォースのダークサイドを操る。君を暗黒面へ引き摺り込もうとしているのだ。耳を貸すんじゃない」

 

 

そのころ評議会では一向に戻らないスドとセンの様子を伺わすためにジェダイ・マスターのヒユ、タントとその弟子であるK・リトゥーンを派遣した。

また、今コルサントに近づいている、統一連邦国のものと思われる船の監視には複数のジェダイに担当させた。

 

 

スドは更にタリセを追い込み、タリセが負けるのも時間の問題だった。

「センよ、君は正しい道を選ぶべきだ。こいつは私を殺す気だ。裁判などかけない。ここで私が死んだら銀河は平和とはかけ離れた場所になってしまう…さあ、私と共に銀河を護ろうではないか…」

スドはまた華麗な剣さばきでタリセのセイバーを飛ばした。

タリセは最後の力を振り絞り、シス・ライトニングを放った。

しかしスドは左の掌で跳ね返しながらタリセに近づいた。

ライトニングは壁に当たり続け、壁は焦げ始めいた。

「待ってください、マスター・ジェッカー。裁判にかけて彼の意見も聞いてみるべきです」

「こいつは元老院議員時代に沢山の議員から信頼を受けている。更にいまや長老保護会長だ。依怙贔屓で軽罪や無罪になるかもしれない。」

そう言ってスドは左手でライトニングを跳ね返しながら右手でセイバーを再び起動した。

「だめです。ジェダイの掟に反します。ここで会長を殺したら、あなたのこれまでの功績も崩れることになりますよ?」

スドはセイバーを持ち上げ、振り下ろそうとした。しかし、センが瞬時にセイバーを起動し、紫の刃からタリセを護った。

「なにをしている?今すぐそのセイバーをしまえ!」スドは厳つい顔でセンを見た。

「相手が間違っているかということもわからないのに殺そうとするあなたの方が悪だ。」

「目を覚ませセン・コミ!」

その時、タリセが再びシス・ライトニングを放った。

必死にセイバーで跳ね返すスドを見てセンは嘆いた。

「僕はジェダイは銀河の平和と秩序を守る存在だと思っていた。しかしそうではなかった。評議会は僕を嫌い、一向にジェダイ・マスターにせず、さらにはこの有様だ。こんなことになるなら一層の事初めからダークサイドに入ればよかった」

センはセイバーを構えた。

「やめろ!後悔することになる!」

センはセイバーを持ったスドの両手をセイバーで切り落とした。

「うぅ…」

そしてひざまづくと長い頭を切った。

 

センは横たわるジェダイ・マスターを見て自分を悔やんだ。

「そんな…殺すつもりなんて…」

「君の判断は正しい。決して悔やむ必要はない。」

センはそれを信じることしかできなかった。

だがあることに気づいてしまった。

「僕の父はジェダイだ…せめて父の行方は知りたかった…」

するとタリセはセンに近づき、そっと囁いた。

「君の父親はジェダイではない。この私だ」

センは目を丸くし、ゆっくりと呟いた。

「父親…タユ・コミなのですか?」

タリセは呆れたような顔をする。

「タユ・コミは死んだ。君の父はタユ・コミではなくこの私、ダース・サタンだ」

「お父さん…?」

「これからは君は私のアプランティスだ…マスターと呼ぶがいい」

センは跪き、頭を下げてこう言った。

「仰せの通りに、マスター。」

 

 

フォースが乱れを起こした。

この乱れは各地のジェダイだけでなく、さまざまなフォース感知者に伝わった。

 

 

ヒユ達もビルの前にいる時にその異変に気付いた。屋上から音が聞こえたため、ビルをフォースジャンプで飛び渡り、屋上に着いた。

 

そこには大きな船が停まっており、何者かわからない2人が中へ入っていくところだった。

「待て!」

そう言うと、周りにいたタリセ・ドロイド達が一斉に3人のジェダイを撃ち始めた。

3人はライトセーバーを起動し、跳ね返す。

そうこうしている間に船は出発し、コルサントの空に消えかかろうとしていた。

 

ようやくタリセ・ドロイドを倒した3人はその船を見つめることしかできなかった。

 

「マスター・タント、一緒に来てくれ。K・リトゥーンは見張りを頼む。」

「わかりました」

2人は92階の会長室へ向かった。

 

92階に着いた2人は会長部屋に向かう。

 

「なんてことだ」

ヒユは驚きを隠せなかった。自分の元師であるジェダイ・マスターが倒れていたのだから。

「誰がこんなことを…」

ヒユは頭を抱えた。

「マスター・ヒユ、セン・コミは?」

「そうだ、センはどこなんだ?」

 

その後も2人はいろんな部屋を見回ったが、センは見当たらなかった。

 

後日、銀河元老院議会にてこのことが報告されたが、元老院は拡散を禁じた。

理由としては現在、分離主義者の登場や、統一連合国の誕生のあやふやな情報が出回り、ただでさえ共和国の信用が薄れつつある中、またもこのようなあやふやな情報を流すと、共和国を脱退する惑星が増えるということを元老院が恐れたためである。

 

またヒユは弟子と元師匠をなくしたことを大変悔やんだ。

元老院では最終的に、セン・コミは殺されたということに決定したが、ヒユはまだセンは生きていると信じていた。

 

後日、スドの肉体とセンの魂は葬られた。式にはオブラノットや最高議長のカルパナ、KSやST、ヒユなど沢山の人々が集まって皆別れを惜しんだ。

 

薄暗い夜のコルサントに聳え立つジェダイ聖堂内は哀しさに満ちていた。

 

銀河の至る所に存在するフォースが乱れれば、またその銀河も乱れる。この事件はそれを彼らに教えてくれた。




-報告-
話の整理やおかしい点の修正をかけましたのでもう一度読んでみるのもありかと思います。
-あとがき-
今回はお読み頂き誠にありがとうございました。
面白いと思ってくださった方は、全作をご覧になってから、全作品への評価とよろしければコメントもよろしくお願いします。
では最後にあとがきを書かせていただきます。
みなさん、あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
バレンタインはいくつチョコを貰えましたか?僕は2個でしたwそれはさて置き、本題に入ります。
この、episode III Rescue of Sith(エピソードIII シスの救出)を読んで分かったと思いますが、統一連邦(タリセドロイドやボーラの軍名)のタリセドロイドには沢山の種類が存在しており、その中でも皆さん驚いたと思いますのはライトセーバーを持ったタリセドロイドだと思います。「貴重な資源が足りないのでは?フォースがないと使えない!」などと思う方もいらっしゃると思いますが、しっかりと洗練されたスーパータリセドロイド(途中で出てきた強いドロイド達)以外は持っているとはいえ弱く、数も少ないです。(全体のタリセドロイドの1割も締めていません。)ですがこれでも多くのクリスタル等の資源が必要となります。そこで連邦軍はクリスタルは人工のものを使い、その他はジェダイから隠れて入手し、足りない時は裏て高額で購入していたのです。
そして後半、予想もせぬことがたくさん起こったのではないでしょうか。
アナキンのパクリやんって言う人もいるかと思いますがそれはすみません。これの原作を書いた当時の僕が頭悪かったんです…そしてまさかの人物が殺され…とりあえず衝撃作でした。あとヨーダ達評議会は最終的にシスは存在しないと見たためにこの事件はあやふやなまま終わりました。そしてクローンウォーズのようにエピソード1.2間の物語はまた書こうと思っています。また、まだこれは第1章なので他の章にもご期待ください。
そして過去3作に登場したキャラクターや単語はエピソード3(この話)の後ろにある、〜Seitorndan STAR WARS登場人物他一覧〜にて詳細を書かれていますのでそちらもよろしくお願いします。それでは7月からの8ヶ月間、第1章のご愛読、誠にありがとうございました!

【追記2020.8.5】オープニングクロールがスターウォーズ 風に流れるようにしました!そして、題名が流れてきたとき、文字を押してみてください!(笑) 面白いことが起きますよ!

では最後まで読んでいただきありがとうございました!それではまた次回のお話でお会いしましょう!
UTNNI!!
dy ずみっちー

Seitorndan STAR WARS 第1章 Tatooine of the hope(タトゥイーンの希望)
関係者の方々
元となった作品 STAR WARS™ (Lucasfilm Ltd. LLC、The Walt Disney Studios)
文章改善協力 ダース・サールン https://twitter.com/BLACKNINJA831?s=17
アドバイス他 タッツー
なめにし https://www.youtube.com/channel/UCUJx...
ちゃわん https://twitter.com/HOf2YRTbcFjhDoo?s=17
shiA https://chiebukuro.yahoo.co.jp/my/darkjedi0666
kmj******** https://chiebukuro.yahoo.co.jp/my/kmj00jp
マグロ
Dオースト https://twitter.com/oost_darkness?s=17
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キャプテン・レックス https://twitter.com/REXwookiee?s=17
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チューバッカに捧げられたポーグだったmizu https://twitter.com/YgFN9hPwy9H9K3F?s=17
参考 Wookieepedia https://starwars.fandom.com/ja/wiki/%E3%83%A1%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%82%B8
スター・ウォーズの鉄人! http://www.starwars.jp/wiki/
キャプテン・レックスのまとめ https://captainrex.hatenablog.jp/archive/category/%E3%81%BE%E3%81%A8%E3%82%81
Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%82%B8
原作 みんなの!seitorn団 STAR WARSファン新聞 漫画、seitorn団 STAR WARS
主催 Seitorndan https://seitorndan.jimdofree.com/
作者 ずみっちー https://twitter.com/seitorndan1?s=17
May the Force be with you. フォースと共にあらんことを。


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第1章 番外編
Tatooine of the Hopes(タトゥイーンの希望)


ロウイツファイターがコルサントから飛び出した。

「ST、ハイパー・スペースに入る準備を」

STはハイパードライブのレバーを引くーーー

その瞬間ロウイツファイターは異次元空間に突入した。

 

「コレリアン・ランに異常は?」

「ありません」

 

ただただ水色の空間が続くハイパー・スペース内を1人のテグホンと2体のドロイドを積んだ戦闘機が進む。

 

 

「間もなくアケニス宙域です」

「わかった。降りてくれ」

 

ロウイツファイターはタトゥイーンの見えるところで異空間から戻った。

「よし、そのままタトゥイーンへ向おう」

「了解。」

 

 

ファイターはタトゥイーンの砂漠に着陸した。

「マスター・ヒユ、私たちはどうすれば?」

KSも近寄ってくる。

「すまない、待っててくれないか?すぐに戻る」

STとKSは悲しそうな仕草をした。

「マスターヒユ、どうかご無事で…フォースが共にあらんことを」

「ありがとう、何かあったらコムリンクに連絡してくれ。」

そう言ってヒユはロウイツファイターに背を向け、歩きだした。

 

ファイターの中ではドロイド同士の会話が行われていた。

「KS、知っているか?セン様が行方不明になったそうだ…」

「ケ…ム…」

「そろそろヒユ様の信頼が不安になる…」

 

 

一方のヒユは何もない砂漠をただひたすら歩いていた。

 

「ん?」何かスナイパー・ライフルの弾のようなものがヒユの横を通った。

そしてヒユはもう一弾来ていた弾をフォースで跳ね返した。

弾が飛んできた方を見るとそこにはタスケン・サイクラー・ライフルを構えたタスケンがいた。

「ウーウォッ!ウォッ!ウォッ!」

ヒユはタスケンに背を向け、再び歩き始めた。

だがそちらにもタスケンが。挟まれたのだ。ヒユはセイバーを起動して『ソレス』の構えをした。

今にも争いが始まるような雰囲気が漂う。

 

 

しかしそれを邪魔するかのようにクレイト・ドラゴンの鳴き声が聞こえた。

「ウォッ!?ウォーーー」タスケンはドラゴンの声に怯え、逃げていった。

しかしヒユは油断できない。近くにクレイト・ドラゴンがいるかもしれないのだ。

 

ヒユは鳴き声が聞こえた方へ慎重に忍ぶ。

 

【砂の山の先にいるのだろうか…何か物音が聞こえる。】

その歩くような音はだんだんとヒユに近づき、そしてだんだん速くなった。

【まずい】

ヒユはセイバーを起動して襲いかかる何者かの攻撃をかわす。

しかしその後も何度もショッキングピンクのライトセイバーを叩きつけてきた。ヒユは相手を倒そうとはせず、全てをセイバーで弾いた。

 

「待ってください!」ヒユは何度も叫んだが相手は止まらず、セイバーを叩きつけてくる。

ヒユはタイミングを計ってセイバーを振り、相手のセイバーを落とした。

相手はすぐにフォースで引き寄せようとしたが、ヒユがそれを止めた。

「私です、ミユ・ハリ。あなたは私をご存知のはず。」

「マスター・ヒユ?」

ミユはヒユを見た。

「はい、センの元マスターです。」

そしてセイバーを下ろした。

「ご用件は?」

「とても大切な話があります。できれば室内で行いたいのですが…」

ミユはライトセーバーをフォースで引き寄せ、ヒユを自分の家へと招いた。

 

そしてヒユは見覚えのある家の階段を降りた。

 

「そこに座ってください」

ミユはヒユをダイニングへ誘った。

「ブルー・ミルクはいかがですか?」

ミユは青い液体の入った容器を持って尋ねた。

「お言葉に甘えて。」

ミユは机上にコップを置き、ミルクを注いだ。

「それで、どうしてここへ?」

ヒユは真剣な表情で、ミユに話し始めた。

「あなたもフォース=センシティブなら感じたはずです。フォースの乱れを。そしてその乱れを起こした者も。」

「…まさか…そんな…」ミユは跪いた。

途端に違う部屋に居たのであろう2人の赤ん坊の泣き声が聞こえた。

「彼らは?」

「センの息子です…」

「ここにいては危険です。私の親しい知り合いに預けましょう。」

「そんな…」

「気持ちはよく分かりますがシスがあなた達を狙いに来るかもしれません。」

ミユは頭を抱え、しばらく悩んだ末、決断した。

「わかりました。しかし預けるのは1人だけにしてください。何かあった時に救いの存在となるように…」

 

ミユとヒユはかつてイトとワンが使っていたスピーダーに乗り込んだ。

 

養子として受け取る者の家に着くと家主が出迎えた。

「彼はジャスティン・ビャク。そして彼女はナノム・ビャク。あなた達と同じジーモンです。」

「こんにちはコミさん。はじめまして。」

「あなた達が私の子を預かってくれるのね。」

「ええ、大切に育てるわ。約束する。」

それを聞いたミユは涙目になりながら、そっと愛する第二子を渡した。

「希望は、無限大です」

そう言って仲良く並ぶ双子の太陽に背を向けて、スピーダーに向かい歩きはじめた…



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