特急白鳥北陸路殺人事件  (新庄雄太郎)
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登場人物

どうも RAILWARS!~日本國有鉄道公安隊~の最新作を書いてみました

北陸本線の長編サスペンスを書いてみようかなと私は考えました

是非、ご覧ください


登場人物

 

南 達仁 

 

主人公・東京公安室・公安特捜班・公安主任

 

小学生の頃から列車が好きのため、非番や休みの日に列車に乗るのが楽しみにである

 

公安特捜班の新設により、警乗2班から異動 後に公安主任に昇進した

 

 

高山直人

 

東京公安室・公安特捜班・公安官

 

彼も同じく鉄オタである 乗り鉄なのか撮り鉄なのかは不明

 

 

桜井あおい

 

東京公安室・公安特捜班・公安官

 

岩泉翔

 

東京公安室・公安特捜班・公安官

 

 

小海春香

 

東京公安室・公安特捜班・公安官

 

 

小泉陽一

 

東京公安室・公安特捜班・公安官

 

大宮公安室から異動

 

今野良太

 

東京公安室・公安特捜班・公安官

 

新人公安官 沼津出身 しかも女性には弱いが道が強く怪力漢 父親も鉄道公安隊に所属している。

 

香川 輝明

 

東京公安室・公安特捜班・公安官

 

特捜班に来る前は九州の門司港で公安機動隊や小倉中央鉄道公安室で私服公安として勤務していた

 

水野 凌平

 

東京公安室・公安特捜班・公安官

 

高杉陽一郎

 

東京公安室・公安特捜班・公安班長

 

公安特捜班の班長

 

 

プロローグ

 

ブルマは、大阪駅の北陸線ホームで金沢行のL特急「雷鳥」を待っていた。

 

「ヤムチャさーん。」

 

彼の名前は飲茶、ブルマの恋人で後に夫となる。

 

「ブルマ、待たせたな。」

 

「いえいえ、俺も今着た所っす。」

 

「まぁ、そうなの。」

 

ブルマとヤムチャは、海の見える名所、東尋坊へ行った。

 

「ブルマ、少し怖いだろ。」

 

「まるで、サスペンスドラマみたいじゃない。」

 

「そんか、でも俺はこんなの好きなんでね。」

 

「もう、ヤムチャさんたらっ。」

 

「俺はお前を一生離さないよ。」

 

「ヤムチャさん。」

 

 ブルマは、その後飲茶と結婚しトランクスを出産し、日々幸せを送っていた ブルマと飲茶の出会いは北陸へ旅行した時に知り合いから告白まで能登で幸せを祈った、彼女は以前ベジータと結婚していたが婦女暴行及びDVで離婚していたのだ、ヤムチャは富山市出身で現在は関戸興産で勤務している。

 

ブルマは、能登へ行ったときのヤムチャとトランクスが小学生の時の写真を見ていた。

 

「トランクスも大きくなって、今は高校生になったんだね。」

 

ブルマは今とても幸せでした、トランクスは今、富山市の高校で空手をやっている。現在、ヤムチャは大阪へ単身赴任で職場を転勤する事になったのです。

 

大阪市

 

「い、いいいい、。」

 

ある男は、復讐の鬼になっていた。

 

「くそーっ、なんでブルマと離婚なんだよ、必ずあいつを殺してやる。」

 

ベジータは、1人の医師を殺害を考えた、ベジータは旅行バックを持って、明日10時ごろに大阪駅へ向かった。

 

大阪駅

 

ベジータは10時12分発の青森行特急「白鳥」の10番ホームへ向かった

 

「まもなくー、10時12分発湖西線経由特急「白鳥」青森行が発車します、お乗りの方はお急ぎください、まもなくー、10時12分発湖西線経由特急「白鳥」青森行が発車します、お乗りの方はお急ぎください。」とアナウンスが流れた。

 

ベジータは、そう言ってグリーン車の窓側に座った。

 

ジリリリリリリ—ッ。と発車ベルが鳴った。

 

10時12分、特急「白鳥」は大阪駅を発車した。

 

 

 

 

 

 

 

 




いかがてしたか、次回は、いよいよ特急白鳥の登場です

どうぞ、ご期待ください

又、ご意見・ご感想もお待ちしています


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第1章 列車の死

土曜日の日に私は図書館で草川 隆の小説で参考にして書いてみました

しかし、猛暑も熱かったり、頭痛もしました。小説を書くときは熱中症には注意しましょう


登場する列車

特急「白鳥」(上沼垂色)485系

特急白鳥は、東海道本線・湖西線・北陸本線・信越本線・白新線・羽越本線・奥羽本線
を日本海縦貫して長い距離を走る特急電車です 役12時間をかけて走る



大阪、青森を結ぶ特急「白鳥」は大阪を10時10分にに発車し、新大阪、京都に止まり列車は湖西線に入り、窓の外に琵琶湖を眺めながら近江塩津駅に通過すると右手から北陸本線の線路が近づいてくる、やがて合体し特急「白鳥」は湖西線から北陸本線に入る、北陸本線に入ると敦賀、福井、金沢、富山、魚津、糸魚川、直江津、長岡、新潟、酒田、羽後本荘、秋田、弘前、終着青森には22時47分に到着する約12時間の旅である。

 

プァーン!、ピィーッ!。と白鳥は警笛を鳴らした。

 

「約12時間走るのか。」とべジータは時刻表を見ながら車窓を見ていた。

 

♪~。と鉄道唱歌の発車メロディーが流れた。

 

「ご利用いただきましてありがとうございます、特別急行「白鳥」号青森行です、車掌は新潟車掌の津幡です

途中新潟までご案内させていただいております、新大阪、京都、敦賀の順に止まってまいります一番前の車9号車

後より1号車です、自由席は前より3両です、禁煙車は9号車、8号車、7号車は自由席です、停車駅と到着時刻につきましては次の新大阪発車後にご案内します、特急「白鳥」号をご利用いただきまして真にありがとうございます。」と車内放送が流れた。

 

10時39分、京都駅到着。

 

京都駅に到着した特急「白鳥」は、多くの人が北陸や東北へ行かれる人も多くいた、京都駅では団体客が多くなった、この日京都駅では修学旅行に来ていた花咲川女子学園の高校生がたくさん乗って来た。特急「白鳥」に乗って

楽しい修学旅行、ゆったりしたグリーン車は、1両連結している。

 

「りみりんの番よ。」

 

「うん。」

 

「わっ、又勝っちゃった。」

 

「ハハハ、りみってトランプ強いな。」

 

「それほどでもないけどね。」

 

香澄はりみと沙綾とたえと同じ席だった、トランプでババ抜きをしていたのだ。

 

加賀温泉駅 12時28分

 

12時28分、特急「白鳥」は加賀温泉に到着した。永平寺や東尋坊と山代温泉と書かれた土産袋を手にした

年配や若者のグループが乗って来た。さっきまで静かだった車内はたちまち宴会場になっていた。

男たちは、缶ビールのプルトップを開け、女たちは甲高い声で談笑を始めた。

 

金沢駅 12時57分

 

12時57分、金沢に到着。

能登から新潟へ帰る佐渡酒造は、帰りに特急「白鳥」に乗り新潟へ向かった。

 

「青森行きか、これに乗ればいいのか、すいません、この列車は新潟行きます。」

 

「ええ、新潟へは行きますよ。」

 

「そうか、どうもありがとう。」

 

佐渡は、特急「白鳥」に乗り、新潟へ向かった。

 

佐渡は、トイレに行こうとしたら1人の男の人に遭遇した。

 

「あのーっ、あなたはどちらでお会いしませんでしたか。」

 

「ん、何だ貴様。」

 

「あなたは、もしかして。」

 

男は、佐渡をトイレに連れ込み、襲ったのだ。

 

高岡を発車した特急「白鳥」は越中大門、小杉を通り抜けていた、その頃花咲川女子学園の牛込りみはトイレに行こうとしたら、トイレの中で佐渡先生がナイフで切り殺されていたのだ、りみは叫んだ。

 

「キャーッ!」

 

「どうしたの、りみりん。」

 

「香澄ちゃん、トイレの中でおじさんが死んでるよ。」

 

「ええ、何だって。」

 

「沙綾、車掌さんを呼んできて。」

 

「わかったわ。」

 

そこへ、香澄の担任の先生が心配で見に来ていた。

 

「どうしたのですか。」

 

「先生、人がトイレで死んでるんです、今花園さんが車掌さんを呼びに行ってるんです。」

 

「こっちです。」

 

たえは車掌を読んで連れてきた。

 

「あっ、これは酷い。」

 

富山 13時38分。

 

特急「白鳥」は13時38分に富山駅に到着した。

 

そこへ、駅員と鉄道公安隊が跨線橋を通ってホームに降りてきた。

 

「どこだ、死体が見つかったのは!。」

 

「38分に着いた青森行の特急「白鳥」の車内のトイレに。」

 

「死んでるのは医者のようです。」

 

それを見ていた古代と島は、ホームへ行って見た。

 

「まさか、列車の中に。」

 

「現地解散だったからな、「白鳥」に乗った人がいるかもしれない、行って見るか。」

 

「うん。」

 

ホームには、公安官が規制線を張っていた。

 

「あっ、佐渡先生だ。」

 

「間違いない。」

 

まもなく、富山県警捜査一課の竹中警部と鑑識を連れて「白鳥」の車内に入った、捜査を開始していた。

 

「ああ、派手にやったな。」

 

「警部、被害者の身元が割れました、亡くなったのは佐渡酒造さん57歳です。」

 

「被害者は病院の医師か、どこで勤務してるのかね。」

 

「えーと、乃木坂総合病院だそうです。」

 

「なるほど、車内で殺されたって事かよしっ、白鳥の車内とホームに不審者はいなかったか聞き込みだ。」

 

「了解。」

 

富山駅内のホームに聞き込みをしたのだが、不審者は見つからなかった。犯人はどうやって「白鳥」で殺害したのか、乗客の中に入るのかそれとも、どうやって列車に乗り換えたのか。白鳥の車内で起きたのは殺人事件と断定し富山警察署に特別捜査本部を設けました

 

 

 

 

 




登場人物

古代 進  (橋本企画・企画主任)  ブルマ (ヤムチャの妻)

島 大介  (台場港湾運送業)   ベジータ (元ブルマの夫・4年前に離婚)

佐渡酒造  (乃木坂病院医師)  トランクス (ブルマの息子)

森 雪   (海山商事・会社員)    竹中 (富山県警捜査一課・警部)

鮎川刑事  (富山県警捜査一課・刑事) 楠木(富山県警捜査一課・刑事)

的場    (富山警察署・刑事)    内海(富山県警捜査一課・部長刑事)


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第2章 乃木坂病院

特急「白鳥」の車内のトイレでナイフに刺されて佐渡先生が死んでいた、南と香川と高山は乃木坂病院へ向かい、佐渡先生の事件について事情聴取を行った



公安特捜班の南は、今年4月付で公安主任に昇進した、

そして新たに特捜班に新人が着任しました。高杉班長は新人の紹介をした。

 

「今日から、名古屋公安から移動してきた今野良太公安官だ。」

 

「今野良太です、よろしくお願いします。」

 

「どうも、高山です。」

 

「桜井あおいです。」

 

「私は小海はるか。」

 

「俺は岩泉。」

 

「水野 凌平。」

 

「私は、香川 輝幸です。」

 

「小泉陽一です。」

 

「私は捜査主任の南です。」

 

「今野はOJTを受けた後、長野の公安室で勤務し、その後静岡で警戒班で勤務し名古屋で公安室でスリやキセル

乗車の警戒に当たっていたと言うことで、家の班でも捜査できると異動してきたそうだ」

 

着任早々、仕事にかかった。

 

「水野と桜井と岩泉は山手線の痴漢を捜査に当たってくれ。」

 

「了解。」

 

プルルルルルル、と1本の電話が鳴った。

 

「はいっ公安特捜班、えっ、車内で死体、うん、特急「白鳥」青森行、佐渡酒造、了解。」

 

と電話を切ると、南と香川に捜査の指示をした。

 

「おいっ、特急「白鳥」の車内で男性の死体だ、身元を調べてくれと富山県警から協力要請だ、捜査してくれ。」

 

「わかりました。」

 

南と香川と高山は、佐渡先生の勤務先の乃木坂病院へ向かった。

 

「どうもすいません、鉄道公安隊の南です、こちらは高山公安官と香川公安官。」

 

「どうも。」

 

「医師の相原です、佐渡先生のことはニュースで。」

 

「そうですか。」

 

「二週間前に休暇届を出して、能登へ行くと言って夜行快速に乗って新潟から「北越2号」に乗って金沢で乗り換えて七尾線に乗って輪島温泉に行くって言ってました。」

 

「確か、ここへ来る前は能登で町医者をやってたって。」

 

「なるほど、帰りは特急「白鳥」に乗って東京へ帰ると言ってたんですね。」

 

「はいっ、明日には帰るって電話があったので。」

 

「佐渡先生が最後に会ったのはいつです。」

 

「休暇の前日に、内科で診察している時に会ったのが最後でした。」

 

「そうか、じゃあ内科の診察で佐渡先生で最後だったと。」

 

そう言って、南と香川と高山は特捜班に戻り、現場の報告をした。

 

「そうか、休暇で能登へ行ってたと。」

 

「ええ、行くときは夜行快速に乗って新潟へ行ったと。」

 

「ええ、新潟から金沢行の特急「北越2号」に乗って金沢へ行ったと。」

 

「なるほど、新潟からは「北越」に乗ることはできるが、上野からは寝台特急「北陸」で金沢へ行けることは可能だからな、あるいは急行「能登」で行く事は可能だ。」

 

「それは可能ですね。」

 

「そこでだ、南と香川と高山はすぐに富山へ向かってくれ。」

 

「了解。」

 

 

 




次回は、南と高山と香川は富山へ向かう事になった。

ご意見・ご感想をお待ちしています どうぞご期待ください


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第3章 富山県警合同捜査

南達は、白鳥の事件の捜査本部が設置している富山警察署へ向かう

犯人は、どうやって乗り返したのか、そして凶器は。

段々、謎が増えてきた そして、高岡駅で不審な男がホームへ慌てて走り去っていた




次の日、南と高山と香川は上越新幹線で富山へ向かった。

 

「南主任、ここからはどうするんですか。」

 

「長岡から富山までは特急スーパーかがやき4号乗れば富山には13時頃に着く。」

 

「なるほど。」

 

まもなく、和倉温泉行の特急「スーパーかがやき4号」が入線してきた。

 

「和倉温泉行かこれに乗ればいいんだな。」

 

11時48分、南達が乗った特急「スーパーかがやき4号」は長岡を発車した。

 

 スーパーかがやきは、東京から富山を3時間で行けれるビジネス特急である、長岡を11時48分に発車した特急「スーパーかがやき4号」は直江津、富山、高岡、金沢、七尾、終着和倉温泉には15時23分に着く。ダイヤ改正でスーパーかがやきは福井まで延長した。

 

13時ごろ、南と高山と香川は富山で下車した。南達は所轄の富山警察署に到着した。

 

「どうもご苦労様です、富山県警の竹中です。」

 

「公安特捜班の南です。」

 

「香川です。」

 

「同じく高山です。」

 

「それでは、会議室に。」

 

南達は、富山警察署の第2会議室に来た、捜査会議が行われた。

 

「殺害されたのは乃木坂病院の医師佐渡酒造さん52歳です。」

 

「うん、で死因は。」

 

「凶器はナイフによる首を切られる出血多量によるショック死です。」

 

「なるほど、で何か情報は。」

 

「実は、「白鳥」の車内の洗面所に不審な女性を目撃していると情報がありました。」

 

「不審な女性?」

 

「ええ、洗面所で見かけたと言って、そのまま走り去ってしまったと。」

 

「なるほど。」

 

「では、どうやって殺害したのかだ。」

 

「白鳥の編成はどうなってるんだ。」

 

と竹中警部は公安官に質問する。

 

「白鳥の車両は485系で、編成は9両です。」

 

「9両編成か。」

 

「目撃者の話では、青色の髪長の女性を目撃したと言っていますが。」

 

高山は、特急「白鳥」の路線を説明した。

 

「特急白鳥は、東海道本線・湖西線・北陸本線・信越本線・白新線・羽越本線・奥羽本線を通って青森へ行く長距離特急です。」

 

「ほう。」

 

高山は、富山県警捜査一課の刑事にわかりやすく説明した。

 

「警部、今高岡駅で特急に乗り換えた男を見かけたと目撃がありました。」と鮎川刑事の報告があった。

 

「えっ、高岡駅で特急に乗り換えた男を見たって。」

 

「はい、下校中の女子高生がが「どけっ!。」と言われ、慌てて走って行くのを見たと。」

 

「高岡駅で特急に乗り換えた男。」と香川は言う。

 

「すいませんがどの特急に乗り換えたかわかる?。」

 

「ええ、新潟発の「雷鳥」か富山発の「しらさぎ」のどちらかと。」

 

「うーむ、犯人はそれに乗り換えた可能性もある、そして洗面所にいた女性も気になるな、よしっ、犯人は高岡駅で特急に乗り換えた人と洗面所に居た女性の捜索だ、不審者を見た人はいなかったか聞き込み開始だ。」

 

「了解!。」

 

捜査会議が終わると俺たちは高岡駅で不審者はいなかったか聞き込みを開始した。しかし、有力な情報は見つからなかった。

 

高岡駅

 

「あっ、この男を見ませんでしたか。」

 

「さあね、見かけないね、何か事件ですか。」

 

「実は、富山駅で特急「白鳥」の車内で殺人事件があったんです。」

 

「殺人事件、これは大変ですね。」

 

南と高山は、高岡駅内を聞き込みしたが不審な男はいなかった。

 

一方、香川は富山駅の事件の状況を確認したが、不審な男はいなかった。

 

南は、高杉班長に富山の白鳥事件のことを報告した。

 

「そうか、じゃあ富山県警と協力して引き続き捜査をしてくれ、ああご苦労さん。」と電話を切った。

 

「班長、スリを逮捕しました。」と今野と桜井はスリを連行した。

 

「おお、ご苦労さん、今、南と高山と香川は富山で「白鳥」の捜査をしてるそうだ。」

 

「何か分かったんですか。」

 

「実はな、高岡駅で「雷鳥」か「しらさぎ」に乗り換えた男を見たと報告があった。」

 

「高岡で乗り換えた。」

 

「ええ、帰宅する女子高生が見たと言ってるんだが。」

 

「犯行は可能なんですかね。」

 

小泉と桜井は、洗面所の女性について、調べることにした。

 

「じゃあ、今野と桜井はその女性を調べてくれ。」

 

「わかりました。」

 

「俺も手伝うよ。」

 

「ありがとう、水野さん。」

 

「よしっ、早速当たってくれ。」

 

桜井と小泉と水野は、不審な女性を捜査する事にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




登場人物

ヤムチャ (ブルマの夫)

ランチ  (ベジータの浮気相手)

注意 劇中に登場した富山警察署は富山県警察本部の警察署再編により富山中央警察署に改称されました

次回もご期待ください ご意見・ご感想をお待ちしています


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第4章 ブルマの過去

南と高山は、富山市に住むブルマのマンションへ向かって、ブルマの過去を話し、事件の内容を話した。 実はブルマは前の夫ベジータと結婚していたが、4年前に離婚していたのだ、ブルマの過去が今明らかになる。


南と高山は、ヤムチャの妻ブルマのマンションへ向かった。

 

ピンポーン!

 

「ごめんくださーい。」

 

「あのーっ、どちら様ですか。」

 

「ブルマさんですか。」

 

「はい、あなたは。」

 

「鉄道公安隊の南です。」

 

「同じく高山です。」

 

と、警察手帳を見せる南と高山。

 

「あの、鉄道公安隊が何か用ですか。」

 

「実はですね、特急「白鳥」の車内で殺人事件があったんです、その事件の捜査してるんです。」

 

ブルマは、南と高山に部屋を案内する。

 

「それで、私に何か用。」

 

「実はですね、高岡駅でこの男の行方を追っているんですが、この男性に心当たりはありませんか。」

 

「あれっ、この人は私の前の夫にそっくりだわ。」

 

「何か知ってるんですか、ブルマさん。」

 

「実は、4年前に離婚したんですベジータと。」

 

「ベジータ。」

 

「私はベジータに金銭トラブルに会ってたんです。」

 

「何だって。」

 

「なるほど、それで4年前に離婚したんですね。」

 

「ええ、私に暴力したこともあったんです。」

 

「その事、警察には相談しました。」

 

「相談しました、もうベジータと別れるって弁護士にも。」

 

「なるほど。」

 

ブルマは、4年前にベジータに金銭トラブルやDVに会っていたことが判明した。

 

南と高山は、富山警察署の特別捜査本部戻り竹中警部に報告した。

 

「何、ブルマはベジータにDVを受けていた。」

 

「ええ、ベジータは4年前に離婚していたことが判明しました。」

 

「そうか。」

 

「現在消息はわかりません。」

 

「例の洗面所の女性の方は。」

 

「それが、富山駅で下車したらしいんです。」

 

「そうか、手がかりはなしか。」

 

「よしっ、高山と香川は引き続き行方を追ってくれ。」

 

「わかりました。」

 

高山と香川は、富山駅内で聞き込みを開始した。

 

「この女性は見かけませんでしたか。」

 

「さぁね、見かけなかったよ。」

 

「いやー、見かけないね。」

 

「知らないなぁ。」

 

その時だった、富山駅で大阪発のL特急「雷鳥1号」が到着、小海が富山駅に下車した。

 

「おっ、小海か今着たのか。」

 

「ええ、班長から富山へ向かえと。」

 

「なるほど。」

 

「高山君、「白鳥」に乗ってた女性を追ってるのね。」

 

「ええ、その女性は富山駅に下車したらしいんだ。」

 

「あるいは、どこかで乗り換えたんじゃ。」

 

「その可能性もあるな。」

 

南と高山は、小海と共に捜査本部の富山警察署に向かった。

 

「何、現場でその場を消したのか。」

 

「はいっ。」

 

「奴は、どこへ逃げたのか。」

 

高山は、東京の高杉班長に連絡した。

 

「何、富山駅に姿を消した。」

 

「ええ、事件当日にその場を離れたらしいんです。」

 

「よしっ、その女性の行方を追ってくれ。」

 

「わかりました。」

 

 




次回もご期待ください

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第5章 高山・金沢へ

途中で小海はるかが富山に上陸。

高山と小海は、佐渡先生の聞き込みに行くため金沢へ向かった、4年前前の夫ベジータの娘に何があったのか 4年前の過去が今、明らかになる。


南達は、特急白鳥殺人事件捜査本部は富山警察署設けられ、第2回の捜査会議が開かれた。

 

「所見によると、凶器の特定はできないがその刺し傷からバタフライナイフであると可能性が高いです。死亡時刻は、かなりの精度で午後1時から1時半までの間だと推定される」

 

富山県警・捜査一課の内海俊夫巡査部長は。

 

「被害者の佐渡酒造は、金沢で昔の同僚に会いに行き、その帰途、犯人に襲われたわけだ。犯行は津幡から高岡の約18分の間に行われたと思われるが、犯人は目撃されていない。だが、その時間帯には6号車にいた挙動不審な30前後の男が目撃されている。」

 

「なるほど、犯行場所は津幡から高岡で起きたと。」

 

「はいっ、可能性があります。」

 

「警部、高岡駅周辺を聞き込みしてみましたが、男が金沢方面のホームに降りてくのを目撃してたと。」

 

「本当か内海。」

 

「ええ、帰宅途中の女子高校生が見たと。」

 

「うん、それも引っかかるな。」

 

「よしっ、富山駅と高岡駅に不審者と目撃者はいなかったか聞き込みを。」

 

「了解。」

 

「抜かるなよ、犯人を絶対に捕まえるんだ。」

 

「わかりました。」

 

捜査会議が終わり、聞き込みが始まった。

 

竹中警部は、公安隊に次の捜査に指示をした。

 

「では公安隊については、2人には金沢へ行ってくれ、南と香川は不倫の女性を聞き込みをしてくれ。」

 

「わかりました。」

 

「いいな、高山と小海は金沢へ行けれて。」

 

「では南主任、俺と小海は金沢へ行って佐渡先生について聞き込みに行ってきます。」

 

「後、恨みはなかったか聞いてみてくれ。」

 

「わかりました。」

 

高山と小海は、富山発の11時42分発大阪行の特急「スーパー雷鳥4号」に乗って金沢へ向かった。

 

「まあ、乗りごこちがいい列車ね。」

 

「スーパー雷鳥、平成元年に大阪から富山まで結ぶスーパー特急列車だ、1往復は神戸まで運転されてるんだよ、

北陸や関西へ旅行へ行くなら、一番頼りになる特急なんだよ、中にはパノラマ型のグリーン車があって、後ロビーで売店もあるんだよ。」

 

「高山君って何でも知ってるんだね。」

 

「うん、今度小海さんもどうですか。」

 

「いいわね。」

 

かなざわーっ、かなざわーっ、ご乗車有難うございました、かなざわです。と駅アナウンスが流れた。

 

12時20分、高山と小海が乗った「スーパー雷鳥4号」は金沢に到着し、金沢へ下車した。

 

高山と小海は、金沢中署に北条刑事が迎えてくれた。

 

「どうも、金沢中署の北条です。」

 

「鉄道公安隊の高山です。」

 

「同じく小海です。」

 

「早速ですが、佐渡先生のことで調べているんですが何か分かりましたか。」

 

「実はですね、4年までは金沢で内科をやっていたことが分かりました。」

 

「そうですか、ではさっそくその病院に当たってみます。」

 

高山と小海は、金沢市の泉野にある瀬戸医院に当たってみた。

 

「どうも、鉄道公安隊の高山です。」

 

「小海です。」

 

「鉄道公安の方ですか。」

 

「はい。」

 

「さぁどうぞ中へ。」

 

「ええ、佐渡先生のことはニュースで知りました、かわいそうでしたよ。」

 

「佐渡先生に恨まれることってありますか。」

 

「そうだ、去年にベジータが3歳か6歳ぐらいの女の子を連れてきたのを覚えているんですが、しかし、その女の子は救急車で運ばれたんですが、3日後に息を引き取ったんです。」

 

「なるほど、じゃあ娘さんが医院に来たときはかなりの危険の状態でした。40度の熱で診察したんですが、受け入れが難しかったのですぐに救急車で金沢市内の病院に搬送したんです。」

 

「なるほど、それで4年前に医院を受け入れが困難になり、その娘さんを死なせた恨みもあったと。」

 

「ええ、多分そういうですよ。」

 

「わかりました、どうもありがとうございました。」

 




登場人物

塚本兵助 富山県警捜査一課長

中野先生 瀬戸医院


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第6章 直江津

今回は、今野達が富山へ向かって信越本線と北陸本線の特急で乗り継いで富山へ向かいます 直江津駅で2人の女性の聞き込みをした、だが、その2人の内1人が男性の可能性が高いと睨んだ、そこへ1人の女子高生が犯人らしきの女性を目撃した。


高山と小海は、金沢で佐渡先生の聞き込みを南主任に報告した。

 

「うん、そうか、わかった、すぐに竹中警部に報告するんだぞ。ご苦労さん。」

 

「主任。」

 

「あっ香川、今高山が佐渡先生の事を聞いたら、佐渡先生は3年前に金沢で勤務していたことが分かった。」

 

「そうか、こっちはヤムチャの事を調べて見ましたが、ヤムチャは去年の4月付で単身赴任していたことがわかりました。」

 

「特急「白鳥」に洗面所にいた女性は、本当は男性だったりするのでしょうか。」

 

「うーん、女性に似てて実は男性だった可能性もある。」

 

「犯人は二人の可能性もあるな。」

 

「今、今野と水野と小泉が捜査するから明日には富山に来るそうだ。」

 

「明日はあさまに乗って、直江津から富山行の列車でくるそうだ。」

 

次の日、午前7時00分発直江津行L特急「あさま1号」に乗って富山へ向かった。

 

「うわーすげぇっ!、俺一度は信越本線に乗って見たかったんだよ。」

 

「今野、捜査で富山に行く事を忘れんなよ。」

 

「この2人か、うち1人が男性か。」

 

「よく似た人もいますからね。」

 

今野達が乗った「あさま1号」は直江津に11時04分に到着した。今野達は直江津駅で聞き込みをした。

 

今野達は、北陸線ホームで聞き込みをした。

 

「あのーっ、すみません鉄道公安隊のものですが、この2人の人は見ませんでしたか。」

 

小泉は、売店の人に聞き込みをした。

 

「さあね、この髪長の人は知らないけど、あっ、この女性は大阪行の特急「雷鳥32号」に直江津駅の売店で雑誌と缶コーヒーを買いに来たのを覚えているわ。」

 

「あの、おばさん他には誰か見ませんでしたか。」

 

「あ、はいっ、あのー高校生をね。」

 

「高校生!。」

 

「ええ、この辺りで。」

 

小泉と水野は北陸線のホームへ走り回った。

 

「高校生がこの先に。」と今野が言う。

 

「ええ、1年生か2年生ぐらいのね、うち1人は女の子だけど。」

 

「列車の写真を撮るために来たんじゃないでしょうか。」

 

「ああ、可能性もあるな。」

 

「どうもありがとうございました。」

 

直江津駅で新潟発の越後線がホームに入って来た。

 

「飯田君、この辺りが信越本線の撮影スポットだって。」

 

「デク、この辺りか。」

 

「違うよ、青海川辺りだよ。」

 

「ちょっといいかな、君たち。」

 

「何なんですか、あなたは。」

 

「鉄道公安隊の者だけど。」と手帳見せる。

 

緑谷は、今野公安官に事件について聞いた。

 

「何があったんですか。」と穂乃果は言う

 

「実はね、富山駅で特急「白鳥」の車内で殺人事件があってね、その2人の女性を捜してるんだよ。」

 

「さぁ、この黒髪の人は女性に見えるけど、女の人ではないね。」

 

「あっ、この女性私見たよ。」

 

「えっ、本当か。」

 

「昨日私が、L特急「雷鳥32号」に乗ってた人にそっくりなの。」

 

「えっ本当か。」

 

「ここのホームで雷鳥の後部のボンネットを撮ったの。」

 

「その時に、この女性を見たと。」

 

「うん、間違いないわよ。」

 

「そうか、どうもありがとう。」

 

「それで、どうして直江津駅に行ってたの、私は甲信越の電車乗り継ぎの旅をしてたの、飯山線と次の日に越後線に乗って乗り鉄と撮り鉄してたの、そしたらその鉄道仲間と知り合って乗り継ぎの旅をしてたの。」

 

「それで、その飯山線と越後線に乗り継ぎしたの、今日は北陸本線の特急に乗って大阪で新幹線で帰るの。」

 

「そうだったのか、どうもありがとう、じゃあ気を付けて帰るんだよ。」

 

「はい。」

 

そして、しばらくしてると11時48分長岡発特急「スーパーかがやき4号」が直江津駅に到着した。

 

「おっ、これがかがやきか。」

 

「うん、485系の最新型だ。」

 

「席も座りごちがいいな。」

 

「今野、駅弁買ったのか。」

 

「富山までは、13時頃だから昼飯を済ませておこうッて。」

 

今野達が乗った、特急「スーパーかがやき4号」は北陸本線を通り、富山へ向かった。

 

カシャッ!

 

穂乃果は、「スーパーかがやき」の後部車両の写真を撮って、大阪行の特急で帰りました。

 




登場人物

緑谷出久 雄英高校1年

飯田天哉 雄英高校1年

高坂 穂乃果 音ノ木坂学院2年


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第7章 国道8号線・カーチェイス

「雷鳥34号」に髪長の女性と思ったら、男だった。犯人はベジータと共謀してたのか

さて、今回初となる、公安特捜班にカーチェイスが登場します


午後1時頃、今野と小泉が富山署にやって来て、直江津で「雷鳥34号」に乗っていた人が女性ではなく、男性だと判明しました。

 

「主任、直江津駅で撮り鉄していた高校生に聞いてみたら、「雷鳥」に乗っていた人が髪長の人は男性だと言ってました、髪長の人は女性に見えるが実は男性だったと。」

 

「何っ、それ本当か。」

 

「はいっ、間違いありません。」

 

「じゃあ、洗面所にいた人がその女性か。」

 

「ええ、可能性があります。」

 

「よしっ、その男の緊急手配だ。」

 

国道8号線 滑川・魚津方面

 

国道8号線を交通指導中の交通指導課のパトカーが警ら中、手配中の青のトヨタ・サイノスを発見した。

 

「おいっ、あの車手配中の車に似てないか。」

 

「これ違う?。」

 

「ナンバー確認したら。」

 

「富山55のさの14-28、あった。」

 

「間違いない。」

 

ファンファンファンファンとパトカーのサイレンを鳴らし、サイノスを追った。

 

「こちら指導20、手配中のサイノスを発見。これにより追跡します。」

 

ピピピピピピっと、高山と小海の日産・セフィーロの無線が鳴った。

 

「こちら小海です、どうぞ。」

 

「こちら水野、手配中のサイノス発見追跡中。」

 

「よしっ出ました、場所は。」

 

「富山市内から水橋方面に追跡中です。」

 

「了解、高山君今、小泉と水野が手配中のサイノスが水橋・魚津方面に追跡中だって。」

 

「よしっ、小海さんしっかり捕まってよ、俺だってやるぞ。」

 

高山と小海が乗った日産・セフィーロは右折する際はドリフトし、水橋方面に向かった。

 

やがて、3台のパトカーと2台の覆面パトカーでサイノスを追跡した。

 

「くそっ、捕まってたまるか。」

 

ラピスは、ハンドル操作を誤り、交差点で左にに入っていた乗用車と衝突し、サイノスは横転した。

 

「く、くくく、くそーっ、捕まってたまるか。」

 

「もう逃げられねぇぞ、ラピス。」

 

「俺は、頼まれたんだよ、ベジータに10万払うと言われたんだ。」

 

「誰に頼まれたんだ。」

 

「ランチって言う女に頼まれたんだよ。」

 

「ランチに頼まれた。」

 

「ええ、ランチは今頃ベジータと一緒に逃げるってよ。」

 

「どこへ逃げるんだ。」

 

「そこまでは知らねぇよ。」

 

「じゃあ、あなたはL特急「雷鳥34号」に乗ってたのか。」

 

「ああ、そうだよ、雷鳥に乗ったのはこの俺だ、新潟から乗ってたんだよ。」

 

「それ本当なのか。」

 

「ああね間違いないよ、自由席でベジータと一緒だったんだからな。」

 

「あの女の事は、富山へ下車したんだからな。」

 

「じゃあ、どの列車で乗り換えた。」

 

「多分、名古屋行の特急だったぜ。」

 

ラピスは、ベジータと一緒に「雷鳥34号」に乗ったと自供した。

 




登場人物

ラピス 元暴走族




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第8章 解かれた謎

高杉と桜井は、さっそく特急「白鳥」に乗ってみた 犯行は可能なのか

そして、佐渡先生の殺害はどこで。


べジータの浮気相手のランチは、金沢駅で待っていた、彼女は富山発13時51分発L特急「しらさぎ10号」

に乗って、名古屋へ向かった。

 

「待たせたな、ランチ。」

 

「私も今、富山から乗ったとこよ。」

 

「どうやら、ラピスも捕まったらしいよ。」

 

「えっ、ラピスが捕まった。」

 

「良く、しらさぎに乗り換えたな。」

 

「乗り換え時間を利用してアリバイ工作したのね。」

 

「ああ、誰も気づいていないようだな。」

 

べジータとランチが乗ったL特急「しらさぎ10号」は17時25分名古屋に到着し、東京行の新幹線「のぞみ」に乗り換えて、東京へ向かった。

 

その頃、高山は高杉班長にラピスを確保したことを報告した。

 

「ええ、ラピスはすべて自供しました、べジータと一緒に犯行を企てたと。」

 

「そうか、例の洗面所の女のはどうなった。」

 

「その女性は、事件当日富山駅で下車したと、目撃証言しています。」

 

「そうか、じゃあ目を離さないようにね。」

 

「わかりました。」

 

高山は、竹中警部に報告した。

 

「何、雷鳥に乗ってたのは男だって。」

 

「ええ、直江津の撮り鉄高校生が目撃されています、恐らく犯人は。」

 

「なるほど、じゃあわかったすぐに富山県警と新潟県警にも協力要請しよう。」

 

高山と小海は、南達に知らせ捜査に当たった。

 

「南主任、その女性は富山で乗り換えて名古屋行の特急「しらさぎ」に乗ったと見て間違いないよ。」

 

「しらさぎ。」

 

「ええ、僕は乗ったことはないが、北陸へ行く人には名古屋からはしらさぎと見て間違いない。」

 

「そうか、その女と犯人と会うわけだ。」

 

「よしっ、捜索に当たれ。」

 

「了解。」

 

南と高山たちは、犯人はべジータと確信し足取りを追った、だがベジータの行方は未だに見つからない。

 

公安特捜班

 

「南と高山が言うなら、犯行は可能かどうか、桜井我々も特急「白鳥」に乗ってみようじゃないか。」

 

「班長、乗りましょう。」

 

高杉と桜井は、博多行「のぞみ301号」に乗り、新大阪へ向かった。

 

「次の湖西線・北陸本線の「白鳥」は10時15分か。」

 

「本当に犯行は可能なんでしょうか。」

 

「とにかく、乗ってみないと。」

 

10時15分、新大阪駅に青森行の特急「白鳥」が入線してきた。

 

「よしっ、乗るぞ桜井。」

 

「あ、はい。」

 

高杉と桜井が乗った「白鳥」は新大阪を発車し、京都を過ぎ、湖西線に入り、近江塩津で北陸本線に入る。

敦賀を過ぎ、武生、福井、芦原温泉、加賀温泉を通り過ぎていく。

 

「もうすぐ金沢だって。」

 

「被害者は、ここから白鳥に乗ったのか。」

 

津幡と倶利伽羅と石動を過ぎ、高岡へ近づいた。

 

「ええ、犯行は津幡から高岡で犯行は可能ですね。」

 

「うん、犯人はどこで殺害したのか。」

 

「ねぇ、ここじゃないか。」

 

「そうか、犯人はこのトイレで殺害したんだ。」

 

「これで、犯行は可能ですね。」

 

「目撃者の女子高生は、洗面所でサングラスの女性を目撃したと。」

 

「ええ。」

 

桜井は、謎を解いてみた。

 

「そうか、犯人のベジータは高岡からL特急「雷鳥34号」に乗り換えて逃げたんだわ。」

 

「うん、これは犯行は可能だぞ。」

 

そこへ、車掌がやって来た。

 

「あのー、富山には何時に着きますか。」

 

「13時36分ですけど。」

 

「どうもありがとう、桜井富山で降りるぞ。」

 

「はいっ。」

 

高杉と桜井は、富山で下車し、捜査本部の富山警察署に向かった。




さて、2回にわかって投稿しましたが 犯人は誰なのでしょうか 次回もご期待ください ご意見・ご感想もお待ちしています

なお、新幹線「のぞみ301号」の時刻は、平成4年の時刻を使用しています


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第9章 親不知逃避行

事件はいよいよ、終結を迎えようとしています 犯人は一体誰なのか


次の日、南と香川高山と小海達は覆面パトカーに乗って国道8号線を爆走し、魚津へ向かった。

 

魚津市・蜃気楼ロードの海岸沿いに到着した特捜班はすでに現場保存されていた。

 

「おい、この人は確か、古代 進じゃないのか。」

 

「ええ、古代に似てますね。」

 

「恐らく、ベジータが口封じで殺したんだ。」

 

「間違いない、古代 進だ。」と小泉は言う。

 

「古代君、古代君。」と森 雪は古代の遺体の前で泣き崩れていた。

 

鮎川刑事は、パトカーの無線でベジータの車を発見したと無線が入った。

 

「了解、南主任。」

 

「はいっ。」

 

「ベジータとランチが乗った赤のフェアレディZが発見されました。」

 

「何、場所はどこだ。」

 

「ヒスイ海岸です。」

 

「ヒスイ海岸。」

 

南と高山と小海は、覆面パトカーでヒスイ海岸へ向かった。

 

「ご苦労様です。」

 

「公安隊の高山です。」

 

南と高山が、フェアレディZの中身を調べてみた。

 

「ナンバーを照会した結果、ランチさんのものでした。」

 

「ランチとベジータは、恐らく。」

 

「よしっ、班長に報告だ。」

 

高山は、富山署に高杉公安班長に報告した。

 

「何、ヒスイ海岸で車が発見した。」

 

「ええ、ランチはベジータと一緒に逃亡するつもりです。」

 

「そうか、じゃあわかった、ランチを手配する。」

 

高山と小海と小泉と今野は、ランチを重要参考人として確保に向かうため、富山駅の6番ホームへに向かった。

 

「ランチは、犯人に接触しますかね。」

 

「可能性があるわね。」

 

「小泉の方は。」

 

「いいえ、まだ。」

 

「よしっ、ランチが発見次第、確保に当たれ。」

 

「待ってください。」

 

「どうした、小海。」

 

「今、客に紛れ込んでいます。」

 

「よしっ、雷鳥かしらさぎが到着したら、合図しろ。」

 

「主任、ただいま「雷鳥23号」が到着しました。」

 

「どうだ、ランチはいたか。」

 

「それが、ランチは乗ってないみたいです。」

 

「そうか、乗ってないか。」

 

「あれっ、ちょっと似てないランチに。」

 

「あの女だ。」

 

高山は、ランチに職務質問をした。

 

「すいません、鉄道公安隊の者ですが。」

 

「何でしょうか、私に。」

 

「すいませんが、特急「白鳥」の殺人事件のことでちょっとよろしいでしょうか。」

 

「えっ、白鳥のことですか。」

 

ランチは、駅のホームへ駆け上り、駅内に逃走した。

 

「待てッ。」

 

「待ちなさい!。」

 

南と水野は、ランチの腕を捕まり、確保した。

 

「私が何をしたって言うのよ。」

 

「ベジータは、何処へ逃げた!。」

 

「知らないわ、私が「雷鳥23号」に乗った時はベジータは、高岡へ降りたわ、その後はしらないわ。」

 

そこへ、竹中警部が到着し、所轄の富山署へ連行した。

 

「何で、警察に取り調べを受けなきゃなんないのよ。」

 

「あなたは、この2人をご存知ですか?。」

 

「この人は知らないけど、このメガネのおやっさんは「白鳥」で見たわ。」

 

「じゃあ、佐渡先生を殺してないんだな。」

 

「ええ、私は京都から乗ってそのグリーン車でベジータと一緒だったわ。」

 

「じゃあ、あなたは佐渡先生と古代を殺害してないんだな。」

 

「ええ、でもベジータの居場所は知ってるわ、宮崎海岸よ。」

 

一方、ベジータはマークⅡに乗って国道8号線を飛ばし、富山市から宮崎海岸へ向かって逃走した。

 

「何っ、ラピスが捕まった、チクショー!」

 

ラジオニュースを聞いていたベジータは、怒りを立てながら、スピードを上げた。

 

一方、富山署に来ていた南達は。

 

「班長、今国道8号線でベジータらしき男を発見、糸魚川方面へ逃走中です。」

 

「そうか、よしっ、我々も行くぞ宮崎海岸へ。」

 

南達は、ベジータを逮捕へ向かった。

 

その時、ブルマはトランクスを捜すために、宮崎海岸に来た。

 

「トランクス、トランクスどこにいるの。」

 

「ブルマっ、もう一度やり直せよ。」

 

「お願い、トランクスを放して。」

 

「フン、お前がヤムチャと再婚しなければね。」

 

「何ですって、アンタ、ランチと浮気したでしょ。」

 

「よくも見破ってくれたな、貴様を海に落ちてピラニアの餌にしてやるぜ。」

 

「酷い、あんたは人間の屑だわ。」

 

「クズはお前の方だろ、さぁ、車に乗りな。」

 

ベジータは、ブルマとトランクスをマークⅡに乗せ、糸魚川へ逃走した。

 

「これで、俺は捕まれないだろう。」

 

 

 



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エピローグ 

いよいよ、最終回を迎えました

さて、犯人は誰なのか、この事件の黒幕は一体、誰なのか。


南と高山達が乗ったパトカーは、国道8号線を爆走し親不知へ向かった。

 

「やはり、犯人はベジータだったのか。」

 

「ええ、高山と南と香川の言う通りでしたね。」

 

「ベジータは恐らく、ブルマを狙うはずだ。」

 

「ああ、ブルマが危ない。」

 

ベジータが乗ったマークⅡは、親不知へ向かった。

 

「ねぇ、何処へ行くのよ。」

 

「うるせぇ、黙ってろ!」

 

「こんな事しても逃げられないわよ。」

 

ベジータは、朝日から泊へ過ぎると新潟県に入った。

 

「やっと新潟か、ここなら見つからないだろう。」

 

ベジータはマークⅡを海岸に止め、ブルマとトランクスを降ろした。

 

「降りろ、ここからは地獄だぞ。」

 

「なんでこんな事を。」

 

「もう一度やり直そうよブルマ。」

 

「私には、夫がいるのよ。」

 

「何、冗談だろう。」

 

「本当よ。」

 

「誰だよ。」

 

「ヤムチャよ。」

 

「何、あのキザの男か。」

 

そこへ、ラディッツとランチが乗った赤のBMWがやって来た。

 

「良くやったな、ベジータ。」

 

「ふっ、貴様に言われなくても俺はやりますよ。」

 

「そうか、約束通り金は用意したか。」

 

「ほらよ。」

 

「15万か。」

 

「よしっ、ランチはお前にくれてやる。」

 

「じゃあ、あなたは。」

 

「悪いが、ブルマとはお別れだ、お前とは離婚したんだからな。」

 

「許せない、ベジータ。」

 

ブルマはベジータにひっぱたこうとしたが、ラディッツに捕まり、コルト・ガバメントを突き付けた。

 

「おっと、そこまでだな。」

 

「放して、放してよ。」

 

「母さーん!。」とトランクスは叫んだ。

 

ラディッツはトランクスを掴み、ブルマと共に人質になっていた。

 

「お前も、人質だ。」

 

「ちくしょー、放せーっ!。」

 

やがて、南達が乗った覆面パトカーのY33セドリックとU13ブルーバードとR30スカイラインとY31セドリックのパトカーが到着し、ベジータが乗った80マークⅡを発見した。

 

「あれっ、いないぞ。」

 

「犯人はそこだ。」と内海部長刑事は警官隊と共に親不知海岸へ向かった。

 

ベジータはブルマとトランクスに散弾銃を突き付けていた。

 

「お前は、あんな奴と付き合ってたのか。」

 

「やめてっ、放して。」

 

と、その時だった。

 

「ベジータ!、やめろっ、」

 

「何だ、貴様は、警察か。」

 

「半分当たり。」

 

「動くな、鉄道公安隊だ。」

 

「何で、列車の警察がここに、貴様は殺してやるっ。」

 

と、ベジータは散弾銃を2発撃った。

 

ドゴーン、ドゴーン 

 

そこへ、桜井が拳銃でベジータの肩に1発発砲した。

 

バキューン

 

「ぐっ。」

 

そこへ、ラディッツはガバメントを3発を打った。

 

ガーン、ガーン

 

ラディッツはランチを人質を取った。

 

「動くな、こいつがどうなってもいいのか。」

 

「女の敵めっ、観念しなさい。」

 

桜井は、ラディッツを蹴りを一発やった。

 

「ぐわわっ。」

 

南と香川は、ベジータに手錠をかけた。

 

「ベジータ、佐渡酒造及び古代 進殺害容疑で逮捕する。」

 

高山と水野と小泉はラディッツを確保し、今野はランチを保護をした。

 

小海はブルマとトランクスを保護し、南に行った。

 

「ありがとうございました。」とブルマは言った。

 

ベジータは妹の病死によって佐渡先生を恨み、特急「白鳥」のトイレでナイフで殺害したと自供した、そして、ラディッツがこの事件の計画しベジータと共謀したと自供した、ランチはベジータに利用されていただけだったので不起訴処分となった。

 

「これで、事件は解決だな。」

 

と、南と高山は親不知の海を眺めた。

 

 

 




登場人物 ラディッツ 特急「白鳥」殺人事件の黒幕

ご意見・ご感想をお待ちしています

劇中の特急「白鳥」と特急「かがやき」と特急「スーパー雷鳥」のダイヤは平成6年のダイヤを使用しています 


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