東方剣刃録 (たっぽん1000)
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第1話

たっぽんと申します、宜しくお願いします!
駄文ですが構わないかは読んでください。
誤字やキャラに関しての口調など間違ったところがあればご指摘願います!

では、東方剣刃録ゆっくり読んでいってね!




「暇ぁ…。」

 

俺はそんなどうでもいいことを呟いていた、休日の商店街ここには多くの人が行き交う。

買い物を済ませた俺はゆっくり歩きながら自分の家に向かっていた、どうでもいいことだが俺は一人暮らしをしている、両親は外国のほうで働いて帰ってくることはほとんどない、だからこうして商店街までわざわざ足を運んで買い出しにきているわけだ。

 

「おーい」

 

俺を呼びかける声がした、向こうでパタパタと手を振る俺の友達がいた、俺は手を振り返し小走りで駆け寄っていく。

 

「よっ、こんなところで何してんだ?」

 

と俺は問いかける。

 

「いやさ、折角の休日なのにすることがなくてさ、商店街に来ればなんかあるかなー?って思ってて歩いてたらお前を見かけたからさ、声をかけたわけ」

 

「確かに休日はすることがないもんなー、だから俺もここにちょっと買い物でもね」

 

「なるほど」

 

と少し話しつつ、商店街の出口までやってきた。

 

「なぁ、今からどっかいかね?」

 

「あぁいいよ、でもちょっと待って荷物だけ家に持って帰っておきたいんだ」

 

「おっけーい、ていうかお前は一人暮らしなんだっけか?」

 

「そそ、案外楽しかったりするもんだぜ?一人暮らし」

 

コイツは一人暮らしするのが夢?というか一人暮らししてる俺が羨ましいみたい、学校でもそんなことを言ってた気がするし。

 

「いいよなー一人暮らし!でも家事とか全て一人でやるんだろ?大変じゃないか?」

 

「まぁ慣れるまではね、慣れたら充実するっていうかワクワクすんだよなぁ不思議な感じ」

 

そんな会話をして10分くらいが経ち俺の家の近くまでやってきた。

 

「ちょい、荷物置いてくるわ」

 

「あいよっ」

 

俺は買ってきたものを台所にあるテーブルに置き食材を冷蔵庫にしまい全てをしまい終わると友達が待つ玄関まで行った。

 

「おまたせー」

 

「案外、はやかったなもう少し時間かかると思ってたぜ」

 

「人を待たせるのは嫌いなもんでね、いつもそういうのには気をかけてるんだ」

 

友達は「ふーん」と言い家を出て歩き始めた。

 

「そんでさ、今から何処行く?」

 

「んー、そうだなぁゲーセンはどうよ」

 

「おっ、いいねー!っじゃゲーセンへGO!」

 

「ゲーセン行ったら何する?やっぱ対戦が出来るやつがいいよなー」

 

「お前が苦手なやつでもどーよ!」

 

とニヤニヤ笑いつつ俺に問いかけてくる、そういう悪巧みっつか、本気か冗談か分からないことを言ってくるがその人懐っこい笑みをみてるとなんだか許せてくるんだな、これが。

 

「またそういうことを言う、そー言っといていつも俺もまだ出来るゲーム選んでくれるよな」

 

「まぁねん♪お前さRPGくらいしか得意なゲームないじゃんか」

 

「RPGだけじゃないよ、STGだって出来る」

 

「結局、一人でしかできないやつじゃん!」

 

「まぁ、そう言うなってwなんか、大人数で出来るゲームはあんまやったことがなくてさ一人で楽しめるRPGやSTGしかやったことがないだけ」

 

「そんなもんか、でも一人でゲームってなんか寂しくないか?」

 

「まぁたまに思うけど、でも自分がやってるゲームで十分満足してっからいいんだよ」

 

「そっか、お前がそこまで言うなら無理矢理進めはしないけど、ゲームなんて楽しみ方は人それぞれだかんな」

 

そんなことを喋りつつ横断歩道の前で止まった信号が赤だったからだ、友達はさっきの会話の後から何か考えいるのか上を向きながら何か呟いていた、俺が止まったのをみてか友達も立ち止まった。

 

「なぁ、そろそろゲーセンつくんじゃないか?」

 

「ん?あぁもうそんなに歩いてたのか、やっぱ話してると早いな」

 

「うん、そうだね」

 

友達は何を考えていたのか知らんが俺の問いかけに反応するのに少し遅れた気がした、まぁ俺がそんなことを考えていてもどうにもならんのだが。

 

「お、青になったぜ」

 

「よっし、行くか」

 

「そういえばもうすぐ夏休みじゃん?なんか予定とかあんの?」

 

「んー特にはないかな、この前親に連絡取ったけど帰ってこれそうにないみたいだし」

 

「そっかぁ、俺も特にないんだが皆で集まってどっか行きたいんだよなー」

 

「いいねそれ適当に人呼んで海でもどう?」

 

「あー海か、その発想はなかった」

 

確かに、俺も最初は海なんて単語は出てこなかった、だが夏について考えてるとパッと出てくるのが海だっただけだ、海=泳ぐみたいな?因みに自分でいうのもあれなんだがスポーツというか俺は剣道をやっていた、海には関係ないが…。

 

「お、ついたついた」

 

「そういえば俺、結構久々かもゲーセン」

 

「マジで?!お前これまでの休み何してたんだよww」

 

「本…かな?暑かったから家からでるの嫌だったし」

 

と話しつつ中に入っていく、中はかなり人で賑わっている、俺は知らないが俺が通っている学校の制服を着ているやつが少しみられた、というか休日なのになんで制服なんだよ!と心の中だけでつっこんだ。

 

「うわぁ、かなり人いるなぁ」

 

「まぁね、ここのゲーセンうちの生徒も結構集まるから」

 

「そうなのか、まぁそれはいいとして何する?」

 

「何か競えるもんがいいな」

 

「ふむ、じゃあこれにしよう」

 

と俺は目の前にあったゲームを指差し、俺と俺の友達はゲームをやり結果は俺の勝ちとなった、ゲームをして一段落ついた頃には外はすっかり日が暮れていた。

 

「お?もおこんな時間か」

 

「だなー、今日は楽しかったぜ!」

 

「俺もだよ」

 

と話した後、ゲーセンを出て友達と別れた。

 

「さっさと家に帰るかー」

 

俺はそう呟きつつ、歩き始める、自分でもよく分からないんだがこのときは周りをキョロキョロしながら歩いていた、なぜ?分からん新発見でもあるんじゃないかという興味を示していたのだろう。

 

 

歩いてから少し時間が経ち、まだキョロキョロしていると右のほうに何かあるのに気づいた。

俺は無理矢理その方向に視線を戻す、そこには神社らしき建物が建っていた、「こんなところに神社なんてあったっけか?まぁ、気に留めなかったら気づいてなかっただけだろう」などと思いつつ階段をのぼり始める。

 

「しっかし、無駄に長い階段だなぁ学校にいくより疲れるわ、こりゃ」

 

と愚痴なのかなんなのか分からんことを言いつつ登っていく。

 

「うわぁ、なんともボロいことで」

 

俺がみたのはボロボロになっている神社だった、鳥居を潜ろうと思い歩き出そうとしたら何かが当たった、そこにはひとつの札があったそれを持ち上げて板に書かれた文字を読む。

 

「博…神社?2文字目がかすれていて読めん、まぁ入ってみるけども」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そうして俺は鳥居を潜った瞬間、なんか強烈な光みたいなものに襲われすぐに目を閉じその光が収まるまで思いきり目を瞑り手を前に出してなるべく眩しくないようにしていた。

 

「…っ!!」

 

 

そして光が収まり、恐る恐る目を開けてみるとなんとそこには圧倒的な存在感を誇る神社と思われるものが建っていた。

 

「…へ?ここ何処?」




初めての作品で緊張していますが、どうでしたか?
主人公の見た目は特に考えていませんでした、考えておきます。
この作品で楽しんでくれるなら嬉しい限りです!


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第2話「ここは幻想郷よ」

第2話です!
色々事情があり遅れてしまいましたが

今回もゆっくりしていってね!


「…へ?ここ何処?」

 

うん、目の前にあったのは神社だった。

え?俺、さっきまでボロボロになった神社か分からんところにいたんだが…訳が分からん。

とにかく適当に人探すか、神社だろ?一人、二人はいてもいい気がするんだが…人の気配が全くしない。

 

 

 

参道を歩いてたら、真正面に賽銭箱が一つ。

 

「ほぉ、賽銭箱か初詣以来だな、もっかいお願いしとくか」

 

100円をポイッ!と。

パンパン!「今年もなんとか過ごせますように…!いやもう訳が分からんことになっているのだが」

 

お参り?も済んだことなのでもう1回人を探s…ん?

ハイ、裏に気配を感じます。

俺はゆっくりと顔を気配する方向に向けた。

 

紅白のここの神社の巫女?女性っぽいし。

 

「あなた、誰?」

 

巫女さんが話しかけてきた。

 

「ん?俺か、尾神隼(おがみはやと)だ、あなたは?」

 

「私は、ここの神社の巫女をやってる博麗霊夢(はくれいれいむ)よ」

 

「あと、あなたみたところここの人間じゃないわね?外来人?」

 

ここの人間?外来人?なんだそりゃ、というかここは日本じゃないのか?まぁ、俺も初めてくるところだし

 

「えっと、どういうことだ?ここの人間ってなんだ、それと外来人って」

 

「あぁちゃんと話すわ、ここは見ての通りあなたがいた世界じゃないわ、多分何らかの理由でここに連れてこられたと思うんだけど…」

 

「んーよくまだ分からんな、俺はボロボロになってた神社の鳥居を潜ったらここにいただけだ」

 

「え?あなた外の博麗神社が見えてたわけ?」

 

「博麗神社?ここの神社の名前か?あぁ、なんかそんな札らしきものがあったな、ホレ」

 

とボロボロだった神社に落ちていた札をみせた。

 

「確かに、これに書いてあるのはここの神社の名前ね、でも何故あなたが?」

 

「分からん、俺は家に帰る時にたまたまあった神社に立ち寄っただけだ」

 

「へぇ、不思議なこともあるものね」

 

「なぁひとつ聞いていいか?ここはどこなんだ?」

 

「ここは幻想郷よ」

 

「幻想郷?なんだそりゃ」

 

「幻想郷はあなたが住んでいた世界から陸続きにある世界なんだけど結界で隔離されているから外部からは見えないの、そしてここからもあなたのいた世界からも行き来は不可能になっている」

 

「はぁ、まだよく分からんが一つだけは理解できた、つまり俺は俺がいた世界に帰ることは出来ないんだな?」

 

「まぁ、簡単に言うとそうなるわね、あとは隙間の妖怪なんだけど…」

 

「隙間の妖怪?なんだそれは」

 

「私のことよ、隼」

 

ん?俺の名前を呼んだか、ていうかなんで知っているあなた様は…。

 

「あんたが霊夢の言っていた隙間の妖怪さん?」

 

「ええ、私は八雲紫。みての通り隙間に住んでる妖怪よ」

 

「で?紫、隼はどうするの?ここに置いておくの?」

 

「まぁ、ここに来たからといって絶対帰れないという訳ではないんだけど、あなたにはここにいてもらうことにするわ外の奴とは思えないほど霊力があるみたいだし?」

 

と俺はここ幻想郷に住むことになった俺は別にいいのだが、新しい発見とかもありそうだし

 

「なぁ、紫。俺はここにいるのは別にいいんだが外の世界にいた俺の友人やらは俺が突然消えたら大変なことにならないか?」

 

「あぁ、そのことならこっちでやっとくわ気にしないでね」

 

「ん?あぁ、分かった」

 

「というわけだこれからもよろしくな!霊夢」

 

「ええ、こちらこそ」

 

と霊夢。

 

「じゃあ、私は帰るわね、では隼、楽しい幻想郷の生活を」

 

「あぁ、じゃあな」

 

「そうそう、隼。住むところないでしょ?この神社住んでるの私だけだし他の部屋貸してあげるわ」

 

「おお、さんきゅ」

 

紫が去って行ったあと、縁側で話していた。

 

 

 

 

 

そして、数十分後。

 

「なぁ、霊夢向こうからこっちに何かが飛んでくるんだが…」

 

「え?あ、あれは~…魔理沙ね」

 

「魔理沙?誰なんだその人は」

 

「あなたと同じで人間の霧雨魔理沙、白黒の魔法使いよ」

 

と話していたら参道でその魔法使いさんが降り立った。

 

「よっ!霊夢遊びにきたぜ!」

 

「魔理沙いらっしゃい、なんかいいネタでもあった?」

 

「あぁ、あったぜ!」

 

魔理沙が小声で「今、見つけたんだけどな」と呟いた。

 

「へぇ、それは何かしら」

 

「ズバリ!麗夢、お前の横に座ってる奴だ!」

 

と魔理沙が俺に向かって指をさす。

 

「え?俺か、俺は尾神隼、霊夢から聞いたぜ、人間であり魔法使いの霧雨魔理沙だろ?」

 

「ああ、そうだぜ!これから宜しくなんだぜ」

 

「こちらこそ、宜しくな」

 

「さぁて、もう夕暮れだし帰るとするか」

 

と魔理沙。

 

「そうね、隼いきましょ」

 

「おお、魔理沙また明日なー」

 

「おう!隼もな~」

 

と言っていた気がするが箒に乗りながら言っていたので風で最後はよく聞こえなかった。

 

「さぁて、晩飯の準備だが俺がやろうか?」

 

「隼、料理できるの?意外ね」

 

「以外とはなんだ、俺は一人暮らししてたから一人で家事をこなすくらい出来るさ」

 

「へぇ、なら手伝ってもらおうかしら」

 

「あいよ」

 

俺と霊夢は料理をし始めた、霊夢も料理の腕はなかなかのもんだなぁと感心しつつ手を動かしていた。

 

 

 

 

「ふぅ、こんなもんか」

 

「隼が手際よくて助かったわ、私だけじゃいつももう少し時間かかっちゃうから」

 

「へぇ、まっ食べよっか」

 

 

 

 

 

 

 

数十分後。

 

「はぁ、美味しかった~、ごちそうさま」

 

「隼の料理なかなかのものだったわ、生活楽になりそう」

 

「生活?なんでだ」

 

「紫が去った後、かなりの時間話してたけど参拝客なんて一人も来なかったでしょ?だからよ」

 

「あぁ、なんか変な事聞いちまったな、悪い」

 

とペコリと一礼する。

 

「いいのよ、謝らなくてこれが事実なんだから」

 

「あ、ひとつ聞きたいんだが外の世界の金ってここでも使えるのか?」

 

「ええ、元々は隔離なんてされてなかったんだからね」

 

「そうなのか、なあ幻想郷には人が住んでるところがあるんだろ?そこに俺を連れて行ってくれよ、明日」

 

「いいわよ、人里の見学みたいな感じでね」

 

「俺が話したいことは終わったし、風呂にいきたいな」

 

「なら、この部屋をでて突き当りを右ね」

 

「あいよ~色々世話になるね、ありがと」

 

「全然いいわよ、これくらい苦労じゃないし」

 

 

 

 

 

 

 

 

隼が風呂にいってから30分経過。

 

「はぁー気持ちよかった、霊夢次いっていいz…ってん?」

 

 

霊夢は寝息をかきながら気持ちよさそうに寝ていた。

 

「おいおい、こんなところで寝てたら風邪引いちまうぜ?」

 

声をかけても起きなかったので、布団まで連れて行ってやり寝かせてやった。

俺も押入れに入ってた布団を敷き、眠った。

 

こうして、隼の幻想郷での生活が始まったのであった。




第2話でございます、お待たせいたしました!

主人公の名前が明かされましたね、自分は少し気に入っております(*´∀`*)
次の3話までもうしばしお待ちください。



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第3話「人里へいこう」

第3話でございます。4,5回くらい操作ミスで書き直しております、そしてマリオ64のTAしてて遅れました、申し訳ございません。


では、第3話ゆっくりみていってね!


「朝か…」

 

現在朝の4時半我ながら早い起床である、俺は少し背伸びをして霊夢が横で寝ているのを確認する。

昨日は布団に霊夢を運んでやったあと横に俺も布団を敷いて寝てしまったのだ。

 

「昨日は眠たかったから全然なんともなかったけど、今更考えてると変だな…俺」

 

洗面台に向かいつつ、そんなことを呟いてみる。

顔を洗い、寝癖の酷さに呆れながら身支度をしていた。

 

「朝飯を作っといてやるか」

 

何故そう思ったかは個人的な詫びである、自分でも横でなぜ寝てしまったか分からないので、償いにでもなればいいなと思ったからである。

 

 

 

 

 

 

「できたな」

 

そう一言いい、自分の分をさっさと食って、霊夢の分を置いといてやった。

そして縁側に出て日向ぼっこ?をすることにした。

 

 

 

 

 

 

日向ぼっこ?をし始めて30分は経過しただろうか、裏からゴソッという音がしたので霊夢が起きたのだろうと俺は思い、戸を開ける。

 

「あら隼早いのね」

 

「まぁな、それと朝飯作っといたからちゃんと食べとけよ」

 

「ありがと」

 

といって奥へいってしまった。

 

「さて、霊夢の準備が整うまで何するっかなー」

 

と考えつつ、歩きだす。

 

 

ウロチョロしていたら倉をみつけた、位置的には鳥居からみて左奥側ら辺である。

 

「倉か、最初来たときは気づかなかったがこんなものがあるとは」

 

と言って中に入ってく、運よく鍵が開いていたので。

 

 

 

中を探り始めて10分が経過。

 

「しっかし何もないなー刀1本もないな」

 

仕方ないので俺は出ることにした、その時俺は何かに躓き裏の棚に背中をぶつけてしまった。

 

「いってぇー!」

 

俺は思いっきり叫ぶ。

その時また棚の上から何かが降ってきて俺の頭に直撃した。

 

「いってぇー!今度は何だよ!」

 

落ちたもののほうをみると1本の錆びきった刀があった。

 

「なんだこれ、刀か?ていうか錆びてるし…」

 

そんなことを言っていたら外から声が聞こえてくる、たぶん霊夢だろう。

 

「隼ー!どこにいったのー?」

 

霊夢が心配そうにしているので俺はさっきの刀を持ち倉を出た。

 

「あ、いた倉にいってたの?」

 

「まぁちょっと気になったもんで、それよりこんな刀があったんだが」

 

「それね魔理沙が持ってきたものなんだけど、私刀なんて使わないし放置してたの」

 

「あのさこの刀人里にいって鍛冶屋で鍛えなおしてほしいんだけど…」

 

「んー、確かに加治屋はあるけど何で?」

 

「身を守るためのお守りみたいな感じで持っときたいんだ駄目かな?」

 

「隼がそこまでいうなら、しょうがないわね」

 

「ありがと!霊夢」

 

 

こうして俺と霊夢は人里へ向かう。

 

「その人里まで何分くらいかかるんだ?」

 

「まぁ、事故がなければすぐ…かな?」

 

 

そんな会話をしつつ人里に向かいにいった、俺たちはその事故とやらにも会わず無事に人里にはついた。

 

「加治屋に先にいって後で色々周りましょっか」

 

「そうだな、そういえば鍛冶屋はどこにあるんだ?それらしきものが見当たらないんだが」

 

「人里にはちゃんとあるんだけど、少し奥だわ」

 

 

着くまでキンクリ。

 

 

「へぇ、ここが加治屋か」

 

「まぁ、ほとんど人なんてこないけどね、知る人ぞ知るって感じ」

 

そういいながら中に入ってく。

 

「こんにちわ、私だけどいるー?」

 

霊夢がそう大きな声で言う。

奥の方から人がでてきた。

 

「おうおう、久々の客だと思えば博麗の巫女じゃねえか今日は何の用だ?」

 

「ちょっとこの刀を鍛えなおしてもらいたくてね」

 

「どれちょっと見せてみ」

 

そう加治屋がいい、霊夢が刀を渡す。

加治屋が刀をじっくりみているといきなり表情が変わった何かあったのかと俺は思う。

 

「どうかしたの?」

 

と霊夢が問いかける。

 

「博麗の巫女これをどこで?」

 

「えっと魔理沙がなんかその刀を私に持ってきて仕方なく受け取ったの」

 

「ほぉ、霧雨道具屋のところのか」

 

「で、この刀は何なの?」

 

「この刀は【霊刀カグツチ】だ、かなり古くから伝わる刀だがまだ残っているなんて俺も思わなんだ」

 

「私は聞いたことないわねそんな刀」

 

「無理もねぇな、この刀の存在は本当に極一部の者しか知らなかったんだからな」

 

「そう、それで鍛えなおしてほしいんだけど、料金はいくら?」

 

「こんな珍しい刀を博麗の巫女に持ってきてもらったんだ料金なんざとらねぇぜ」

 

「感謝するわ、でもその刀を掘り出したのは隼なの」

 

「フム、そこのあんちゃんがか、中々霊力もあるみたいだしおまけでこの刀に霊力を込めといてやるよ」

 

「ありがと、それで時間はどれくらいかかるかしら?」

 

「人里をぐるっと周って帰ってくる頃には終わってるぜ」

 

「そう、じゃあ頼むわね」

 

「おうよ、任せときな!」

 

力強い返事だった、こうして俺と霊夢は加治屋を後にした。

 

 

「あの鍛冶屋の人はどんな関係なんだ?」

 

「ちょっと昔にね」

 

「そっか、俺が思うに刀を鍛えなおすのはかなり時間がいると思うんだが」

 

「彼はねこれまでかなりの刀を鍛えてきたの、そう時間はかからないはずだわ」

 

「へぇ、そんなに凄い人なのか」

 

 

そんなことを話しつつ、俺と霊夢は人里を2時間以上かけてゆっくり周った。

そして加治屋まで戻ってきた。

 

「出来てるかしら?」

 

「勿論だ、これが本来の姿に加え霊力を加えた霊刀カグツチだ」

 

「これが本来の姿ね、ありがとまた来るわ」

 

「あいよ、そこのあんちゃんもこの刀大事にしなよ」

 

「はい、ありがとうございます」

 

といってから一礼し加治屋をでた。

 

「なぁ、霊夢この刀常に持ち歩くには大変だから何処かにしまっときたいんだが」

 

「そうね、じゃあこうすればいいわ」

 

と言い、目を閉じて何やらし始めた、俺はそれが終わるのをじっと待つ。

 

「あ、あれ?刀は?」

 

「あなたの中だけに閉じ込めておいたわ、必要な時だけに使いなさい翳せば刀が出てくるはずだから」

 

「そっか、ありがとな霊夢!」

 

「どういたしまして、それじゃ帰りましょうか」

 

「だな、帰るか」

 

俺と霊夢はゆっくり神社まで帰って行った。




※人里には加治屋なんてもんはありません、この作品の中だけのオリジナル設定ということで。

次回は、ついにスペカ戦もとい、弾幕ごっこを霊夢&魔理沙から教わります、ついでに一人の女性とも出会います。


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第4話「弾幕ごっこ!」

第4話でございます、どうでもいいですがこれ書いてるとき腹が痛すぎて地団駄踏んでました、ハイどうでもいいですねw

では、ゆっくりみていってね!


人里から戻り、一息ついていると魔理沙がやってきた。

 

「よっ、隼!何してたんだ?」

 

「魔理沙か、いや人里にいってたんだ」

 

「何をしに?」

 

「何故そこまで聞きたがる」

 

「面白いことがありそうだから?かな」

 

と言ってからニヒッと笑っていたので、仕方なく刀を見せたやることにした。

 

「この刀を鍛えなおしてもらってたんだ」

 

といい俺は手を伸ばし胸の前あたりで翳したら刀がでてきた。

 

「何が起こったんだ?」

 

「霊夢にちょっと細工してもらった、いつでも出せるように」

 

「なるほど…ってその刀よくみれば私があげたやつじゃないか」

 

「そうだよ、なんか鍛冶屋の人に聞いたらかなり珍しい刀だったみたい、だからお守り代わりにでも…と」

 

「へー、そんなことなら霊夢にあげるんじゃなかったぜ」

 

とブツブツとなんか魔理沙は言っている。

 

「そういや、霊夢は?」

 

「畳の上で寝てるんじゃないか?朝から出掛けてたし」

 

「そっか、ならちょっと顔みせてくるか」

 

寝てるのにかよ…と俺は思いながらも止めはしなかった、というかついて行ってた。

 

「お邪魔しまーす」

 

と小声で魔理沙が言う。

 

「お、いたいた。霊夢ー昼間から寝てると妖怪になっちまうぞー」

 

魔理沙が声をかける。

 

「…っ、魔理沙…?」

 

「おー気づいた、おはようさん」

 

「人が寝てる時に起こさないでよね」

 

「いいじゃないか、それより弾幕ごっこやろーぜー」

 

「…気乗りしないけどいいわ、やりましょ」

 

「決まりだな!」

 

と言ってからニヒッと笑い、外へ飛び出して行った。

 

「なあ、霊夢?弾幕ごっこってなんだんだ?」

 

「隼いたのね、まあ今やるからみてれば分かるわ」

 

「あいよ。あ、それと前々から気になってたんだが霊力って何だ?俺にはそんなものがあるのか?」

 

「んーそんなこと聞かれたことないから簡単に言うならばコレね」

 

といって手を出すとひとつの青白っぽい玉が出てきた

 

「なんだこりゃ?!」

 

「これはね、霊力弾といってね弾幕ごっこに必要とされるものなの」

 

「へー、まあ見学してるわ」

 

 

 

 

俺は縁側で正座して見学しているである。

 

「魔理沙準備はいい?」

 

「いいぜ、どこからでもかかってこい!!!」

 

魔理沙は気合十分だなぁと俺は口をポカーンと開けてみてた。

そう眺めていると両者のまわりにいっきにさっきの玉がいっきに現れた、弾幕ごっこってそのまんまだな…。

 

 

 

 

 

 

弾幕ごっこが開始してから3分が経った。

 

「そろそろいくぜ!」

 

と魔理沙がいい何かを宣言する。

 

「恋符『マスタースパーク』!」

 

なんかでっかい光の束が霊夢に向かっていく。

 

「そんな一直線のやつじゃ私には当たらないわよー魔理沙」

 

「くっそー!流石霊夢だぜ」

 

 

 

 

 

 

何分経ったかは知らんが魔理沙が負けたようだ。

それにしても、綺麗だったなーやる側じゃなくて観戦専門でもいい気がする、と俺は思っていた。

 

 

「すげーなぁ、俺もできるようになるのか?」

 

と聞いてみる。

 

「ええ、できるわよ。隼はセンスありそうだしすぐに出来るわよでもまずは霊力弾を出す練習ね」

 

「分かった!やってみる」

 

 

 

 

 

 

 

 

……それから1週間ずっと霊力弾を出す練習をしていた。

最初は出すのに時間がかかったが慣れていくうちに量は多くなり

撃てるようになったが途中に霊夢から「隼は弾幕をはるんじゃなくて刀を活用すればいいのよ」

と言われその通りにやるとかなりうまくいった、俺のスタイルはこれだ!と決めた瞬間でもあった。

 

 

 

 

 

 

それからまた1週間が経ち、刀の扱いにも慣れ弾幕ごっこを一通りやれるくらいにはなった。

 

 

 

「ふう、こんなもんかな?」

 

「やっぱ隼は上達が早いわね、もう慣れ切ってるもの」

 

「そんなことはないよ、まだまだ未熟だよ」

 

「そう?でも十分に私は強いと思うけどね」

 

「そいつはさんきゅ」

 

俺も早く弾幕ごっこやってみたいなーなんて心の中で思っていた…。




今回は少々短いです!
ん?紫の出番が少ないってか?気のせいだ


感想待ってます!


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第5話「深く考え過ぎ…か」

いや、本当にごめんなさい。全然書けてなかった…なので今回は少し長めでお送りします!!!

では、ゆっくりみていってね!


弾幕ごっこのことを知ってから1ヵ月は経っただろうか、俺は現在寝っ転がりながらスペカの考案をしている、因みに夕方。霊夢に「弾幕ごっこするならスペルカードは必須だから!」と言われたので考えてる最中なのだ。

 

「あー、思い浮かばねぇ…」

 

俺は思いつけばそれを実行しやってみるのだがどうも気にくわないものばかりでまだ試行錯誤段階ということである。

 

「どーしたの?まだ考えてるの?スペカ」

 

「霊夢か、そーだよ?全く浮かばないからな」

 

「攻撃することばかり考えてない?自己強化というか、刀に霊力を込める形にすればいいんじゃないかしら?」

 

「そう簡単にいうけどさ、中々難しいんだよ」

 

「そうかしら?隼なら思いつけばすぐに出来るわよ」

 

『隼なら』という言葉に疑問を抱いたがそこは聞かなかった、そして俺はまた考え始めた。

考えているだけで時間はすぐに過ぎ去っていく…。

 

 

 

 

また30分が過ぎ…。

 

「あー!なんも思いつかねぇ…駄目だ、もぅ」

 

「まだ考えてたの?焦りすぎじゃない?」

 

「焦ってなんかないさ、ただ…」

 

「ただ?」

 

「いや、なんでもない。すまん」

 

「別にいいわよ、けど隼がそんな悩んでるのって1ヵ月の間になかったからね」

 

「そうかなー?俺って考えなしに見えんのか…w」

 

「そうは言ってないわよただ単に深く考え過ぎなの」

 

「深く考え過ぎか…」

 

「じゃ、私はいくわ夕飯の支度があるから」

 

「あいよ」

 

くっそー…、どうしたらいいかな?

誰かに知恵を借りるか?

 

いや、誰も思い浮かばん…、いやこの刀を使うんだから鍛冶屋のおっちゃんか?

 

「よし!そうなれば明日はまた人里に行くぞっ!!!」

 

と大きな声で叫ぶ。

 

「とりあえず今日は終了か…また明日」

 

 

霊夢の声が聞こえる

 

「隼ー!出来たわよー」

 

早いな、おい…w

 

「はいよー今行くわ」

 

と返事する。

 

「深く考え過ぎ…ね」

 

と呟き中に入っていく。

 

そして今日が終わった…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次の日。

 

 

「よっし、行くか」

 

「隼?今日は何処へ」

 

「ちょっと里にな」

 

「分かったわ、いってらっしゃい」

 

「あと魔理沙来るから相手してあげて帰ってきてからでいいから」

 

「いや、でも俺はまだスペカが…」

 

「大丈夫、帰ってくる頃には」

 

「?どういう意味だ?」

 

「まぁ、帰ってくれば分かるわ」

 

「そうか、じゃあいってくる!」

 

「ええ、いってらっしゃい」

 

 

また気になるな、帰ってくる頃には…。

まぁ、分かるって言ってたし深くは考えないでおこう。

 

 

「ていうか、前回は霊夢たちが一緒だったけど、一人だから妖怪とかに出会ったら俺どーすんだ?」

 

「それは流石に困るな…普通に抜けられたらいいんだが、少しくらい戦闘練習はしてたから軽いのなら大丈夫なんだが」

 

そんなことを言いつつ、歩いていく。

 

「心配だな、情けないことだが抜けるまでならついてきてもらえば良かった…」<後悔

 

 

 

そんなこんな言いつつ、歩き始めてからまだ5分しないうちに恐れていたことが来てしまった…!!

 

「おお?こんなところに人間がいるとはなぁ食っちまおうかなー」

 

え…?あ、これまさか遭遇しちゃったパターンですか?

ヤバいヤバい心の準備出来てないよ(汗

冷静に対処とか出来ねえわ、とりあえずスルーする訳にもいかなさそうだし話してみる?

 

「あの…食われたら困るんですが?」

 

「グハハハ!面白いことをいう人間だなぁ霊力もそこそこあるじゃねえか食う価値はあるな」

 

笑い方気持ち悪いな、オイ。

 

「自分、里にいきたいだけなんで食うならその後にしてくださいな?」

 

「そりゃ無理な要件だなぁ、折角出会った人間だぁ食わなきゃ損だろぉがぁ!!!」

 

「こっちも損するから止めてください」

 

いやぁ、しっかし本当に出くわすとはな、まぁ闘う状況になったら刀は抜こう。

 

「お前は損していいんだよ、人間風情がよぉ!」

 

「じゃあ、貴方も私を食い損ねて損してください」

 

と微笑んだ

 

「うるせぇ!人間如きが調子に乗ってじゃねぇよ!!!」

 

と襲いかかってくる

 

やっぱりこうなるかこんな挑発に乗るとか無能すぎる…。

某ステルスゲーの敵兵さんだな、こりゃ。

 

「はぁ…こうもなんで血が頭に昇りやすいかなぁ…」

 

と言いつつ、胸の前で手を翳す。

 

「?!」

 

妖怪はビックリしているようだね、いきなり刀なんか出たら…自分でもビックリしたもん最初。

 

「グヘヘヘ、てめぇは一味違う人間みてぇだなぁ」

 

「それは褒め言葉として受け止めていいのかな?妖怪さんよぉ」

 

「グヘヘ、そう思えるのも今のうちだぜぇ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

といきなり戦闘が開始した。

 

今更だが、俺は機動力には自信がある、だから並の攻撃。いやそれ以上の攻撃は避けれるかは知らないがそれ以下は簡単に避けれる、1ヵ月の間で機動力を高める練習的なのもしていた。

頭に血が昇ってる妖怪なんざ相手じゃない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……ふう、こんなもんか?」

 

「たかが、人間如きに……グハッ」

 

妖怪は気を失ったようだ。

 

刀使っといて殺さないのかって?そんな残酷な事は考えん、みねうちといったところかな?

 

「人間という言葉で舐めてもらっては困るな強い奴だっていることだ、じゃあな」

 

と一言だけ気を失った妖怪に言いすぐ歩き始める。

 

「初めての実戦だったが中々思うように使えたんじゃないかな?正直自分でもビックリだけど」

 

のほほんとしながら里に向かった。

 

 

流石に里につくまでもう1度妖怪に出会うなんてことはない。

 

「やっとか、戦ってたから時間かかったな。まっ鍛冶屋に向かいますか」

 

歩いてると、魔理沙を発見した。

 

「おっ、魔理沙じゃんどうしたんだ?こんなところで」

 

「隼じゃないか、ん?いやちょっとな」

 

と笑ってみせた。

 

「そっか…、あっそうだちょっとあそこ寄っていいか?」

 

あそこと指を指したのはつい最近いった団子屋であった。

 

「え?なんで団子屋?」

 

「この前行ったときに気に入ってな、魔理沙に奢ってやろうと」

 

「ありがとなっ!隼」

 

「いや、いいんだ別に。気が向いたっつーか気分だよ、気分」

 

「気分かよっ!」

 

といった後に小さな声で「友達という仲でかと思ったぜ…」と呟いた。

 

いきなり下を向いた魔理沙に俺は少々心配したが、すぐ前を向いたので大丈夫だなと思った。

 

「行こうぜ、隼」

 

「ん?ああ、いこっか」

 

 

といって中に入っていく。

 

 

「いらっしゃーい……あらこの間の」

 

と目を丸くし驚いている。

 

「あ、覚えてくれてたんですか?嬉しいな」

 

「そりゃついこの間じゃない忘れる方が可笑しいわよ」

 

と笑いながら言う。

 

俺はついこの間は1ヵ月でもなんだ…と思いつつ椅子に腰をかける

 

「何にする?食べれるだけで食べいってね」

 

かなり親しい関係みたいになってるなw2回目なのに、まぁ新境地で知り合いを増やすのは損ではないがな。

 

「じゃあ、みたらし団子と三色団子で。魔理沙は?」

 

「んー、隼と同じものでっ!」

 

「みたらしと三色2つずつね、ちょっとお茶でも飲んで待っててね」

 

「そういえば隼は今日なんで里に来たんだ?用事か?」

 

「鍛冶屋にちょっとな」

 

「へぇ…あっ!分かったぜ、スペカの事でまだ悩んでるんだろ?」

 

見事に言い当てられたので俯くしかない。

 

「図星だな、隼は分かりやすいな」

 

「しょうがないだろ、何も思い浮かばないんだよ…」

 

「深く考え過ぎなんだよ、隼は」

 

「皆同じことを言うんだな」

 

「そうしか言いようないじゃないか、スペカなんて挑戦してみてなんぼなんだぜ?」

 

「?魔理沙もそうだったのか?」

 

「あまり人には言わないがずっと魔法の事毎日のように調べてたんだ」

 

「魔理沙らしいな」

 

「私らしい?何処が」

 

「なんかそう前に突っ走ってる感じっていうかチャレンジ精神が凄いよ」

 

 

と話してると注文したものが来た。

 

「はい、みたらしと三色2つずつ!」

 

「ありがと、おばちゃん」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そうして、団子を食べ終わり…。

 

「美味しかったよ、おばちゃん!また来るね」

 

「うん、こっちこそありがとうね!隼くん」

 

と挨拶を交わし、店を出る。

 

「あ、隼。私やることあるから一足先に帰らせてもらうぜ」

 

「ああ付き合ってくれてありがとな、また今度奢ってやるよ友達としての仲でな!」

 

魔理沙は先程思ってたことが的中してたので、何も言わずすぐに去って行った。

 

「最後の一言は余計だったかな?まっいいかなー」

 

 

 

_________________________

 

その頃空を飛んでる魔理沙はというと。

 

「くそっ、隼のくせに…」

 

と顔を赤くしながら呟いていた。

 

 

_________________________

 

里の奥のほうまで歩き、ようやくついた。

 

 

「1ヵ月ぶり…か」

 

と中に足を踏み入れていく。

 

「こんにちわー、誰かいますかー?」

 

と大きな声で言う。

 

そしたら奥のほうから人がでてきた

 

「お久しぶりです」

 

と一礼。

 

「ん?あんたはこの前博麗の巫女と一緒にいた…」

 

「覚えててくれるなんて嬉しいですね、それで今日は相談がありまして」

 

と単刀直入に話を本題にきりだす。

 

「相談?刀の事か?戦闘に関しての事か?スペカの事か?」

 

「最後のスペカについてです」

 

「そうか、なら何故俺に聞く?」

 

「あなたがこの刀を鍛え直した本人だからですね」

 

「だから来たのか、まぁ博麗の巫女はなんでも叩けるみたいな口ぶりで言ったらしいが

 俺は叩けるものしか叩けない、意味は分かるな?」

 

「はい、分かってます。でもヒントがあるんじゃないかなと思い…」

 

「……じゃあな、俺は1度しか言わん、ようく聞いとけよ。

 お前は刀を使って戦うんだ刀を使えば全ては分かる」

 

「…?それはヒントなんですか?」

 

「その刀を使ってるお前なら分かる、絶対にな…納得したなら行け

 お前が求めているものが必ず見つかるはずだ、これ以上のヒントは与えられんからな

 あとは自分を信じて進むしかない、分かったな?」

 

「ありがとうございます、じゃ俺行きますね」

 

「また困ったら来い、俺が出来ることなら手伝ってやる、じゃあな隼」

 

最後は名前で呼んでくれたので嬉しかった、そして俺は急いで博麗神社まで向った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

森を抜ける、途中妖怪と出会ったが一斬りで済ませた、何度も言うが殺しはしない残酷すぎるのでな、まあ甘く見過ぎと言われそうだがそれでいいんだそれが俺のやり方だからな。

 

神社まである長い石階段を2段飛ばしで勢いに任せ上っていく。

 

 

「あら、隼?どうしたのそんな苦しい顔をして」

 

「いや、ここまで全力で走ってきたからな少し汗搔いただけさ

 それより、魔理沙を呼んでくれないか?話したい事があるんだ、勿論霊夢にもな」

 

「分かったわ、それじゃあ少し待ってて」

 

「ああ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それから10分後くらいに霊夢が帰ってきた。

 

「はい、連れて来たわよ」

 

「なんだ、話って?」

 

「俺と弾幕ごっこしてくれ!頼む!」

 

「え?隼と?でもlまだスペカが完成してないんじゃ…?」

 

と魔理沙は言いながら霊夢の方を見た、だが霊夢は賛成してるようで口には出さず片目を瞑って魔理沙にみせた。

 

「分かったぜ!隼!やるからには私も全力で行くぜっ!」

 

「当たり前だ、本気じゃない勝負なんて面白みがない行くぞ!魔理沙っ」

 

 

 

 

こうして隼と魔理沙の対決が始まった。




かなり遅くなってしまった…、申し訳ない。

あ、あとタグに今後何か追加するかもしれませんがご了承くだしあ。


では、次話までもうしばしお待ちください!


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第6話「VS魔理沙」

6話ですね。
特に面白みがありません、ただ弾幕ごっこをするだけなので^^;

では、ゆっくりみていってね!


「隼ってそういえば実戦って初めてなのよね?」

 

と戦ってる俺に声をかけてくる、返す余裕ないのに話しかけてくるとはけしからん!

 

「ああ、そーだy…ってあぶねっ!」

 

弾幕が飛び交う…。

俺は刀から弾幕をだしている、張るのとは少し違うかな、隙を窺って攻撃してんだ

 

「隼!どうしたんだ?もっと楽しもうぜ」

 

相変わらず魔理沙はハイテンションだ。

 

「分かってんよ、そろそろいくかな…」

 

「光剣『雷光一閃斬』!」

 

俺は思いっきり加速し、魔理沙の目の前まで一瞬にして近づく、刀を振る。

そして光のような一杯でてきた弾幕が魔理沙に向って飛び交う。

 

「光?!私と似てるなっ」

 

といいつつ避けてくる。

 

(流石にこれだけでは終わらんか…分かってた事だけど正直辛いな)

 

「光ねぇ、このスペカだけだよ俺はもっと他にもある」

 

「へぇ、それは面白いな!今度は私の番だ」

 

「恋符『マスタースパーク』」

 

魔理沙のスペカ宣言がされた。

 

(1回やってみたかったんだよなぁ!この技)

 

「幻影『影の2刀流(シャドーデュアル)』」

 

影が実体となりもう1つの刀がでてきた。

 

「?!なんだそれ、ずるくないか?」

 

「ずるかねーよ、おらっ!」

 

とあのでっかい光の束を斬った。

 

「斬れんのかよ、マスタースパークって…」

 

と魔理沙は驚いている。

 

「みてーだな、斬れなかったら終わってたけど」

 

とまた弾幕を放ち始める。

 

 

 

 

 

 

 

 

あれからずっと戦ってるが決着がつかない、霊夢は欠伸をしてつまんなさそうに見ている。

 

「そろそろ、決着つけたいな、魔理沙!」

 

「そうだな、隼!じゃあ私からいくぜっ」

 

「魔符『スターダストレヴァリエ』!!!」

 

「影技『幻の世界』」

 

魔理沙は弾幕を飛ばしてきたが、俺は違う。相手の視界を一瞬奪うだけで十分だ。

 

「終わりにしようか」

 

「剣技『疾風の刃』!」

 

刀をおもい斬り振り風を纏った弾幕を飛ばす。

魔理沙は声のするほうを向いたがもう遅い、弾幕は魔理沙にあたり落ちていった。

 

「っててて…まさか初めてやる相手に負けるとは思わなかったぜ。

 ていうか、あの『幻の世界』ってなんだ?使えるのは刀を使ったことしかないと思ってたのに」

 

「ああ、あれか森をみてたら思いついたんだ」

 

「森?それだけかよ」

 

「ああ、そうだけど?」

 

「まさか隼が勝つなんて思わなかったわ」

 

と霊夢が寄ってくる。

 

「期待されてなかったのかよ…」

 

「嘘よ、嘘。でも魔理沙も強いんだけどね」

 

「まぁ、いいじゃないか霊夢、私が負けただけだ」

 

「魔理沙の割には素直に負けを認めるじゃない」

 

「隼だからなっ、霊夢だと気にくわないっていうか負けたくないんだよ」

 

「へえ、魔理沙にも対抗心あんだな!」

 

と俺がいうと

 

「私は戦うのは好きだぜ、特に強い奴はなっ!」

 

「魔理沙は負けず嫌いだからねー」

 

「うるさいぞ、霊夢!」

 

「はいはい、分かったわよ」

 

と会話を聞いていて、俺は思った。「やっぱ二人は仲いいんだな」と

あえて口には出さなかった。

 

「はぁ、面白かった!またやろうぜ隼、んじゃ私は魔法の森に帰るぜ」

 

「ああ、またな魔理沙」

 

とピューンとすぐに飛び去って行った。

俺は行ったのをみて縁側に置いてある新聞を手に取った

 

「そういえば、隼。あなた最近よく新聞呼んでるけどどうかしたの?」

 

「ん?いや内容よりこの新聞書いてるのって誰かなーって思っててさ」

 

「ああ、それならたまにだけどここに来るわよ」

 

「え?まじで?超会いたいんだけど!!」

 

「え…ええ、明日くらいに来るんじゃないかしら?知らないけど」

 

「おー、そうかそうか、楽しみだなその新聞を書いてる人ってどんな人なんだ?」

 

「人…ねぇ、隼が想像してる『人』とは全然違うかもねー」

 

と苦笑しつついった。

 

「なんで「人」を強調してんだよ、もったいぶらないで教えてくれよ」

 

「明日、会えると思うからそれまでの我慢ね」

 

霊夢の意地悪と思ったが、明日会えるならそれでいいやと思い、問うのを諦めた。

 

「あとあなたが魔理沙と戦ってるときに思ったんだけど、どうやってあんな短時間で

 3つも考えたの?」

 

「ん?自分を信じた結果…かな?」

 

「自分を信じる?何それ」

 

「鍛冶屋のおっちゃんがね、ヒントくれたんだよ。自分を信じろってね」

 

「それがヒント?ヒントには見えないんだけど」

 

「言い換えれば、自分がやれることだけやれってこと」

 

「それじゃあ、もっと分かんないわよ」

 

「えー、まぁこの考え方は自分を信じた人にしか分かんねえかもな!」

 

と笑いながら言った。

 

「ほら、遅いけど昼飯の準備だぞ」

 

「なんか気に食わないけどしょうがないわね」

 

 

と中に入っていった。




今回は、魔理沙と戦うのとあとはざっつだ~んなので短いです。

スペカには突っ込まないでね、自分が頭を絞り切って考えてだした案なのです。


では、感想を待ってます^^


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第7話「どうも、文屋です!」

本編までネタが持たないかも…、まぁ頑張りますけどもw

では、ゆっくりみていってね!


俺は現在、昼飯の準備をしているところだ。

魔理沙と弾幕ごっこをしていたからもうすぐ13時を回る。

 

「おーい、霊夢そろそろ出来るぞー」

 

と俺が霊夢に声をかける。

 

「よっと、こんなもんか」

 

「あら、随分早いわね」

 

「冷蔵庫に全然ものないんだ、しょうがないね」

 

「ああ、そこら辺は隼に任せてたつもりだから」

 

「…え?そうなの?あ、いただきます」

 

「そうよ?」

 

口を動かしながら食べている。

 

「食べるか喋るかどっちかにしろよな」

 

「まぁ、家事は隼に任せるから宜しく」

 

と片手を挙げてパタパタと手を振る。

 

「はぁ…これはバイトみたいのしなきゃ駄目だろうな」

 

「いいじゃない、生活費余ったら自由に使ったらいいじゃない」

 

「どうも、文屋です」

 

と違う声が聞こえてきた

 

「ふぇっ、なんだ文か…もうビックリさせないでよ」

 

「ん?霊夢さん、こちらの方は?」

 

「え?文の事なら知ってると思ってたのにだからあえて教えなかったんだけど」

 

「全然、知りませんでしたよ最近神社に来なかった罰かな…」

 

と言ってうんうん唸りだした。

 

「あの…どなたですか?」

 

「おっと失礼、私はこの新聞を書いてる射命丸文です」

 

「え?マジで、俺は尾神隼よろしくな」

 

「隼さんですか、よろしくおねがいします」

 

といったらカメラを取り出しシャッターを押しだした。

 

「よしこれはBIGニュースですね、ではさようなら!」

 

といって一瞬で消え去ってしまった。

 

(ポカーン…。)

 

「ああ、気にしないであれが文だから」

 

「お、おう…」

 

「それにしても昼から暇ねー」

 

といつの間にか食事を終わっていた霊夢が言う。

 

「ああ、そうだな何かすることがあればいいんだけど」

 

「そうね、そうだ私と弾幕ごっこしてみない?」

 

「霊夢と?んーあーいいけど勝てる自信ないわ…」

 

「いいじゃない、3時くらいでいいかしら?」

 

「ああ、いいよ」

 

といって俺は外に出ていこうとする。

 

「何処行くの?3時なんてすぐよ?」

 

「大丈夫すぐ戻ってくるから」

 

 

(…なんだなんか分からんけど里が危ない?)

 

俺は全力で里まで走り出した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして俺はようやく里についた。

 

「なんだこれ…なんで妖怪が暴れてんだよ、里では暴れてはいけないルールがあったはずだが

 なんで暴走している」

 

 

俺は妖怪に近づいていく。

 

「おい、何やってんだよお前らが暴れる場所はここじゃねえだろ」

 

「あぁ?うるせえよ人間が!!!」

 

こいつ…自分をコントロール出来てねぇ占い師じゃない俺でも分かる。

 

「おいおい暴れるなら俺が相手になるだからもう里では暴れないでくれ」

 

「人間が調子に乗ってんじゃねえよ!!」

 

と飛びかかってきた。

それを俺は軽く避ける。

 

「ほら、どうしたそんな攻撃じゃ俺には当たらないぞ」

 

と俺はあえて挑発する。

 

「てめえ本当に殺られたいようだな…このまま地獄送りにしてやるぜ!」

 

「はぁ…しょうがねえホラついてこい、いくぞ!!」

 

と俺は森のほうへ誘導する。

里でこのまま戦ったらひとたまりもねえからな。

 

 

 

 

 

 

森のほうに誘導したら俺は刀を取り出した。

 

(サクッと終わらせるか…)

 

「影技『幻の世界』」

 

あたりが一瞬にして何もみえなくなる、その間にいっきに加速し妖怪の裏まで寄っていく。

 

「光剣『雷光一閃斬』!!」

 

と裏ではなった弾幕が妖怪に向かって飛んでいく。

 

(終わりだな…)

 

と思っていたら妖怪は手でその弾幕を斬り裂いた。

 

「なっ?!」

 

「俺様がこのまま終わると思ったかよ人間がぁぁ!!」

 

と俺の近くまで一瞬にして寄り腹を殴りつけられた。

 

「っっ!カハッ…」

 

俺は飛ばされ木に叩きつけられた。

 

「ククク、たかが人間これで終わっただろう…」

 

「はぁ…?まだ終わっちゃいねえよ!」

 

(なんだこいつ…、遥かに俺より強いこれはヤバい)

 

「まだ刃向うか人間!これで終わりにしてやるぜ!」

 

やべぇ足が動かねぇ…さっきの衝撃でかなり痛みが…

 

「俺様に関わったことを後悔させてやるよ!」

 

と加速し拳を構え殴りかかってきた。

 

このままじゃ俺がやられる…くっそ!

 

「おしまいだぜ人間!」

 

「くっ…これは使いたくなかったんだがな」

 

霊夢に初めて使うつもりだったがこればかりはしょうがない…。

 

「いくぜ!妖怪さんよぉ」




今回は文だけしかいれないつもりだったけど案外短くなったのでとあるオリストいれてみました。

次回は対怒り狂った妖怪編の続きです。


では次もゆっくりみていってね!


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第8話「VS霊夢」

第8話でございます。

VS狂った妖怪編とVS霊夢編ですね。

では、ゆっくりみていってね!


「越技『獄焔の斬裂(ごくえんのざんれつ)』」

 

とてつもなく多い炎の弾幕が俺と妖怪の周りに張られる。

その弾幕からまた一つの弾幕がでてきて異常な数の弾幕が出来あがった。

 

「本当は殺したくはないんだがな…こればかりはしょうがない、じゃあな妖怪さんよ」

 

このスペカを使った理由は相手の行動を制限するためだけに使った。

今回ばかりはみねうちなんては言ってられないからな。

 

俺は炎の一部を刀に纏わせ、そして一気に加速し一斬りで決めた。

 

妖怪は完全に焼け死んでいる。

 

「あーあ、だから使いたくなかったんだよ…全く」

 

みると俺がいる位置から半径10mだろうかそれくらいは軽く燃えていた。

 

「こりゃ後でお説教か…」

 

この森どうなんだろ、修復出来んのかな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺は反省しつつ神社に帰った。

 

「ちょっと隼!これはどういうことなの?なんで森が燃えてるの!」

 

やっぱ流石妖怪退治を専門とするだけあってこういうことに関しては耳に入るの早いな。

 

俺が正座しながら頭をペコペコ下げていると魔理沙がやってきた。

 

「おーい霊夢、なんかあったのか?」

 

「何かあったのか?じゃないレベルよ!隼?どうやったらこんなことになるわけ?!

 ちゃんと説明してくれるんでしょうね」

 

と真剣に霊夢は怒っている、少し殺気も混じっていた…(汗

 

「え…いや…その…」

 

俺は萎むしかない。

 

「おい隼、こればっかりは説明してくれよ里の奴らが大混乱してんだ」

 

「昼飯が終わった後に俺出掛けたじゃん?なんか嫌な感じがしてさ

 それで里にいったらその予感が当たってて、妖怪が暴れてたもんでそれを止めようと

 森までおびき寄せて、戦ってて相手は完全に自分をコントロール出来ない暴走状態で

 一回、やられかけてそんで俺がスペカ使ったの(弾幕ごっこようじゃありません)そしたら

 森がかなり焼けてて…すみませんでした」

 

「はぁ…どんなの使ったの?焼けるんだから炎系の技?」

 

「ハイ…ソウデス」

 

俺は悲しそうにうずうず小さくなった。

 

「ちょっと紫、でてきなさい境界貸してもらうわ」

 

「あら、久々の登場にしては扱いが酷くない?」

 

おい、そこメタいぞ!

 

「?そんなことはいいからちょっと貸しなさいよ」

 

「はいはい、分かったわ。あ、因みにあの技使うとき私みてたけどかなりのものだったわよ」

 

と言って俺達を境界に落とした。

 

「隼、どんなんなんだ?私ワクワクするぜ!」

 

「魔理沙、今はそういうときじゃないの分かってるの?」

 

「分かってるぜ?でも隼がそんな技使えるなんて凄いじゃないかよ!」

 

「隼、やってみて」

 

「うぅ…ハイ」

 

「越技『獄焔の斬裂』!」

 

としょぼくれながらもめい一杯言った。

 

すると俺たちの周りに

 

 

「なんだこれ?!そりゃあ森を焼けちまうぜ」

 

「隼…ここまでしてやるなんてちょっと行き過ぎよ」

 

「その技使ってるときの隼、もの凄い殺気立ってたわよ」

 

といきなり紫がでてくて面白そうに言った。

 

「あんたは黙ってて」

 

「はいはい、それじゃあ返してあげるわ」

 

と神社に戻った。

 

「いやぁ、凄かったぜ!まぁ弾幕ごっこには使えないな紫が準備してくれるなら別だけどー」

 

魔理沙はニヤニヤと笑いながら言った。

 

「はぁ…しょうがないわね今回の件に関しては許してあげるわ、ただし今後一切絶対に使わないこと!分かったわね?」

 

「はい…」

 

「許してあげるから気を取り直しなさい、そんな弱気じゃ私には勝てないわよ?」

 

「え…?俺と弾幕ごっこしてくれるの?」

 

「当たり前じゃない、約束だからね。その前にその服どうにかしなさいよね」

 

「え…あ、うん」

 

良かった、許してくれるみたい。っつ顔に出しちゃ駄目だ…危ない(汗

 

本堂の中に入っていき、俺の部屋にいき服を着替える。

 

「うわ、傷ついてんじゃん全然気付かなかった…かなりヤバかったんだな」

 

 

俺はさっさと服を着替え、外に出る。

 

「来たわね、それじゃやりましょうか」

 

「折角だから私も観戦していくぜ」

 

「お手柔らかに」

 

 

いつもの顔つきに戻ったわねと霊夢は少し笑みを浮かべこう言った

 

「それじゃあ見せてもらうわよ、本当の実力」

 

「じゃあ俺からいくぜ、本当に実力をみせてやるよ」

 

「幻影『影の2刀流』」

 

「でたわね、2刀流…魔理沙との戦いでみてたけど中々厄介そうね」

 

「いきますかー」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

やっぱ中々決着がつかなく時間がそれなりに経ち始めた。

 

「やっぱ隼は強いわね、でもそろそろ勝負に終わりを着けないとね」

 

「ああ、そうだな」

 

「霊符『夢想封印』!」

 

 

結界が俺の周りに張り巡らされる。

 

「なあ、霊夢この技には致命的な弱点がある…囲んだと思ってないか?」

 

「?どういう意味それは」

 

「まぁ、みてれば分かるわ俺の番だな、いくぞ!」

 

「神技『ファスト・ライジング』」

 

普通にいつも通り加速するより何倍も速い、誰も一瞬にして裏をとったなんて気付かないだろう。

 

「決めるか…楽しかったぜ霊夢!」

 

「奥義『ギリースカイ』!!」

 

これまた無駄に弾幕が多くて速いのが霊夢に向かって飛んでいく。

見事に霊夢に命中した。

 

「いたた…」

 

「わりぃ霊夢、大丈夫か?」

 

と俺は手を貸す。

 

「負けたわ、隼。本当の実力を見せてもらったわ」

 

「そりゃ、どーも」

 

「隼!凄いな、あれ全然見えなかったぜ」

 

「そうね、どうやってあの結界を避けたのかしら」

 

「んー、速く動いた。それだけだ」

 

「あのときスペカ宣言したよな?どうやったらあんな速く移動できるんだよ」

 

「さあ、俺にも原理は分からん。足に霊力を溜めるっつーか、放つんだよね、うん」

 

「へえ、そんな使い方もあるのね」

 

「はぁ、とにかく今日は楽しかったぜ!じゃあな」

 

「ああ、じゃあな」

 

「ええ、またね魔理沙」

 

挨拶を交わすと安定の箒でピューンと帰っていった。

 

 

ああ、今日はすげえ楽しかったなずっとこんな生活でいい、このままの暮らしがしたいな。

 

「どうしたの?そんなボーっとして」

 

「あ、いやなんでもない」

 

 

今日は楽しかった、色んなこともあったけどずっとこのままでいい。




はぁい、疲れました。1日2本とか鬼畜っすわw

狂った妖怪編のときに使ったあのスペカ?弾幕ごっこようじゃないとは書いたが
幻想郷では使わないだけです、危ないので。


では、感想待ってます!


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第9話「魔法の森」

今回は魔理沙の家がある魔法の森へいっきまーす。

では、ゆっくりみていってね!


霊夢との初めての弾幕ごっこをした次の日。

 

「いててて…まだ傷が痛むな、診療所って幻想郷にあるのかな?」

 

とあの騒動のときの傷に悩ませながらも起きる。

 

「あ、霊夢おはよう」

 

「隼おはよう、昨日はすぐ寝たから記憶ないでしょ」

 

と笑いつつ言った。

 

「え、俺ってそんなすぐに寝たの?本当に記憶ないわ」

 

「相当疲れてたんでしょうね、寝顔面白かったわよ」

 

「……え?ちょっ霊夢なんで人の部屋に入ったんだよ!」

 

「隼が私の部屋で倒れこむように寝たからじゃない、部屋まで連れて行ってあげたのに、酷い」

 

本当になんにも思い出せないので顔だけが赤くなってテーブルに頭を打ちつける。

 

「いたっ…」

 

「朝食置いといたからちゃんと食べなさいよ」

 

「あ、うん」

 

朝食を食べてるときにも寝顔の事を思い出し恥ずかしくなってくる。

俺の寝顔ってどんなんだろ…気になる。

 

顔を無駄にグリグリして触ったりして変なことを考えてしまう…。

 

「あー!もぅ気になるー!」

 

「何がですか?隼さん?」

 

「え…?うおっ、文かビックリさせんなよ…まったく」

 

「いえ、ちょっと隼さんのことで今日は取材しにきました」

 

「へぇ…なんで俺に?」

 

「昨日の森の火事に決まってるじゃないですか」

 

流石新聞を書いてるだけあってお耳が早い事で。

 

「あぁ…そのことかあんまいい思い出じゃないんだが折角の取材なんだ断りはしない」

 

「ありがとうございます、では早速取材を」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あれから色んな質問をされ1つ1つちゃんと返してあげた。

「これで隼さんの記事が2連続ですよ~♪」とご機嫌に帰って行った。

 

「正直、疲れたな答えるの…まぁいいや光を浴びたいから外にいこ」

 

 

そとに出ると丁度魔理沙がやってきた。

 

「よっ隼!霊夢みてないか?」

 

「いや、朝食置いておいてくれたきり見てないけど里にでもいったんじゃないか?」

 

「あの霊夢がそうそう里に何回も下りるかよいつ参拝客が来るかも分かんないのに」

 

「魔理沙さんソレハサスガニナイデスヨ」

 

「ですね、隼さん」

 

ふたりでおおいに笑っていると殺気を込めた霊夢の声が聞こえてきた

 

「いつ参拝客が来ないって決まったのかしら?隼に魔理沙…?」

 

つい喉の奥から「ひぃっ」という声が漏れてしまった。

 

「霊夢今日は天気がいいな!こんな日にはきっと参拝客も…」

 

「「すみませんでしたっ!」」

 

と勢いに任せて俺と魔理沙はその場で土下座して謝った。

 

「分かればいいのよ、分かればいいこれからはそんなことを…」(ry

 

と長々話している霊夢に対し俺と魔理沙は

 

(な、魔理沙お前ってどんなところに住んでるんだ?)

 

(魔法の森だぜ!)

 

(へぇ…何があるの?)

 

(茸…かな?)

 

(茸かよしいこうぜ魔理沙!霊夢の説教聞くのは飽きたんだこっそり行っちゃおう)

 

(分かったぜ隼、じゃあ私の箒に乗ってしっかりつかまっとけよ?)

 

(ああ、っじゃ行くぞ)

 

 

といって強行突破を試みた。

 

「ね?ここの神社は段々参拝客も人気もでてくるの!分かった?…ってあれ?隼と魔理沙は?」

 

 

やっと俺と魔理沙がいないのに気付いて霊夢は大きな声で

 

「隼ー!魔理沙―!後で覚えておきなさいよー!!絶対に許さないんだからー!!」

 

 

 

 

その頃俺と魔理沙はというと…。

 

「いやー冷や冷やしたけどなんとか脱出成功だぜ」

 

「だな、魔法の森かー楽しみだなー」

 

「ああ楽しいところだぜ?色んなものがあるしな」

 

「例えば?」

 

「茸だぜ」

 

「それさっきも聞いたよ…」

 

そうだっけ?と舌をペロッと出し謝った。

 

魔理沙がやると微妙だn…なんでもないです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

箒の上で揺らされやっと魔法の森についた。

 

「よっと、到着」

 

「へーここが魔法の森ねー」

 

里や神社とは全然違った場所で俺は周りをキョロキョロ窺っている。

 

「そんなに珍しいのか?魔法の森って」

 

「魔理沙はここに住んでるからいいけどよ、俺は初めて来たんだいいじゃないか」

 

「まぁそんなものなのかとりあえず私の家に入れよ」

 

「あぁ、うん」

 

中に入ったら本がいっぱい散らばっていた。

 

「なんだこれ?本か?」

 

ぶっといなこの本…魔理沙ってこんなの読むんだ。

 

「本というか魔道書?かな」

 

「へえ、買ったの?」

 

「いや、私が作った」

 

飲み物をだしてくれた

 

「お、さんきゅ。自分で作ったって?」

 

「んーなんというか色々研究して失敗しても成功してもそこに書き込んだだけどな」

 

魔理沙ってそんなことするんだー。

俺は普段神社でひなたぼっこするか霊夢と話すか里に下りるかだけの生活だったから

新しいことを知れたのかもしれない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それから色んなところを回ってみた。楽しい1日であった。

 

 

「今日は楽しかったぜ、魔理沙」

 

「おう、それはいいけど。道分かるのか?」

 

「分からないけど?」

 

と自信満々にいう。

 

「それは張るところじゃないぜ隼」

 

流石の魔理沙も苦笑する。

 

「じゃあ送っていくぜ」

 

「ありがと」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

出口まで連れて行ってもらった、あと帰り道を教えてもらって無事に帰った。




そろそろ本編に入りたいと思うこの頃。

因みに最後神社に戻ったあとは書きませんでしたが、たっぷりと叱られておりますw

感想待ってます^^


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第10話「霧の湖」

やっと二桁か…長かった。(大嘘

では、ゆっくりみていってね!


魔理沙と魔法の森にいってからまた1ヵ月が経った。

 

今は、神社の縁側で霊夢と会話している。

 

「なあ、やけに暑くないか?」

 

「そう?私はそう暑くは感じないけど」

 

「霊夢は服装的に暑くなさそうじゃん」

 

「隼…その服装はね」

 

と霊夢も苦笑するしかない。

 

なぜなら、俺は大半が長袖と七分ズボンという格好をしているからだ、理由?気分かな

 

「んーそう言われてもなぁ…半袖あったっけか」

 

俺がうんうん唸りながら考えていると魔理沙がやってきた。

 

「よっ、霊夢。相変わらず夏は暑いねぇ」

 

「あら、魔理沙いらっしゃい。そうね夏は特にね」

 

そういいつつも霊夢は涼しげにしている。

 

「いいよな、その巫女の服。涼しそうだぜ」

 

魔理沙はなんか目をキラキラ輝かせて霊夢をみている。

 

「はぁ魔理沙ってそういうときだけ人を敬う目でみるわね」

 

「いいじゃないか、別に。なあ?隼」

 

「ん?ああ、そうだな」

 

「隼の服装見てたらこっちが暑くなりそうだぜ」

 

「そうか?ちょい服探してこようかな、やっぱり衣替えってやつか」

 

といい俺は中に入っていく。

 

「なあ、霊夢。暇なんだし弾幕ごっこしようぜ」

 

「嫌よ、こんな炎天下にでるなんて」

 

「はあ?なんだそれ。っじゃ隼に相手してもらおうかな?」

 

「隼も嫌がるんじゃない?」

 

「流石にそれはないぜ!今日こそリベンジするんだからな」

 

「へぇ、応援してるわ魔理沙」

 

期待してないけどね←といった顔で台詞を言う。

 

「おう、今日こそは隼に勝つ」

 

魔理沙はグッと手に力を込め気合いばっちりなようだ

 

「俺がなんだって?魔理沙」

 

「ん?おおなんか涼しそうになったな隼」

 

「ああ、なんとかね」

 

俺はそういってまた座る。

 

「魔理沙がね、隼と戦いたいっていうのよ、やるの?」

 

「ああ、別にいいけど新しいスペカ使いたかったからな丁度やられせもらおう」

 

「じゃあ、私が勝ったらなんか隼奢れよな!」

 

「はぁ?なんでそうなんだよ、まあいいけど

 じゃあ俺が勝ったら涼しい場所紹介しろよ」

 

「じゃあ交渉成立だな。じゃいくぜ」

 

といって箒に跨り空に飛び始める。

 

「じゃあ、いっちょやりますか」

 

といって俺は刀を取り出し戦闘態勢に入る。

 

それを窺った魔理沙は弾幕を放ち始める、前より弾幕が厚くなってる気がするんだが、気のせいだろう。

 

「隼!もっとガッツリ攻めてもいいんだぜ?」

 

「言われなくてもそうするよ」

 

「幻影『影の2刀流』」

 

「またそれかよ、正直それ辛いんだぜ」

 

「じゃあ、いきますか」

 

「神技『神剣一閃』!」

 

この技は雷光一閃斬りの弾幕を更に厚くしたもので更に避けにくく考えたスペカである。

 

「くっ、流石に辛いぜ」

 

「恋符『マスタースパーク』!」

 

弾幕に弾幕をあてる気か、そうはさせぬ。

 

「神技『ファスト・ライジング』」

 

俺はマスパ目掛けて突っ込んで、それを斬る。

 

いやぁ、弾幕斬る時って超楽しいんだけど!!他の人には味わえない楽しみ方だね、これ。

 

「?!また斬られちまったぜ、だが今回の私はそれじゃあ終わらないぜ」

 

「?まだなんかあるのか」

 

「まっ見てろって」

 

といってまた弾幕を放ち始める。

 

俺はそれを避けつつ、魔理沙との距離を測る。因みに、俺は飛べないので大体の移動が脚になる。

勿論弾幕ごっこのときもこっちは地上で応戦している

攻撃するときは魔理沙までカクカクシカジカで近くまでいき攻撃する。

 

「んー、あの技避けられるとは思わなかったな、まぁファイクもなしに入れたらそんなものか」

 

「じゃあ、こっちからいくぜ」

 

魔理沙は宝物?の八卦炉を後ろにかざし八卦炉に溜まっていたやつを発射し、箒と魔理沙ごと突進してきた。

 

「?!猪かっつーの!当たって砕けろってやつか」

 

いきなりこられたので避ける大勢には入っていなかったので、危ないかと思ったがまだ余裕を持っている。

 

「影技『幻の世界』」

 

「っ!!のわっ」

 

魔理沙は不意をついて突進したから必ず当たると思ってたのか知らんがなんか大勢を崩したようだ

 

「不意をつかれてもスペカ宣言くらい出来るっつーの」

 

「じゃあ、これはお土産な」

 

「氷技『アイス・エッジ』!」

 

俺は氷を纏った刀を振るう、弾幕の数は多く、しかもブーメランのように1回当たってもまた戻ってきてあたるという仕様です。

 

「うわぁ…!」

 

ドサンという音とともに魔理沙が落ちてきた。

 

「俺の勝ちだな、魔理沙」

 

「いててて…また負けたよ、畜生」

 

「じゃあ、約束通りお願いね」

 

「うう、しょうがないぜ」

 

「じゃあ、ちょっと魔理沙に案内してもらってくるから」

 

「分かったわ、いってらっしゃい隼。魔理沙もまたね」

 

「ああ、またなんだぜ」

 

 

なあ、よく思うんだが箒に一緒に乗るってかなり抵抗あるっつーか、恥ずかしい…。

いや2回目なんだけどね?どうも慣れない。

 

「そんで魔理沙、何処にいくんだ?」

 

「魔法の森より少し奥くらいなんだぜ、というか私の家からすぐ後ろぐらい」

 

「へぇ、そうなのか」

 

「そういえば、前から聞きたかったんだが隼のあの神技ってなんだ?

 神の力借りてるわけじゃないだろ?」

 

「ん?ああただの3種の神器ってやつだよ、俺が持つスペカで最強の3種類を考えてるんだ」

 

「じゃあ後1つは?」

 

「考え中」

 

と素直にまだ決まってないことを言う。

 

「じゃあ出来たら私に一番最初お披露目ってことでいいよな?」

 

「んー、どうだろう。まぁ出来たらな」

 

「楽しみにしてるぜ」

 

とニコニコ笑って返してくれた。

 

やっぱ普通にかわi…ゲフンゲフン

 

「お、着いたぜ」

 

「なんだここ、湖?」

 

「湖以外に何だと思ったんだ?」

 

と話していると氷塊がいきなり飛んできた。




というか、新技を避けられるってなんか悲しい…。
いいもん、いいもん今度は避けられないように隼くんは頑張るもん!

あと1つの神技はもう考えております。

あと次回で本編突入!!!


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第11話「私のナイフを受け止められる?」

お久しぶりです!

では、第11話ゆっくりみていってね!


「お、着いたぜ」

 

「なんだここ、湖?」

 

「湖以外に何だと思ったんだ?」

 

と話していると氷塊がいきなり飛んできた!

 

「ちょっ魔理沙!前、前!」

 

「ん?えっ、なにあれ。」

 

ああ、もうどうすればいい

と、とりあえず刀を!

でも、魔理沙が前にいるから振れねえ、糞!頼む。俺たちを守ってくれ

 

するといきなり刀が光りだし、そして閃光を放った。

 

「のわっ、なんだいきなり」

 

光が収まり目を開けると飛んできていた氷塊が俺たちの方ではなく来た方に帰っている。

 

「は…?何が起こったんだ」

 

「隼なんだアレ!凄かったぞ、よく見えなかったけど!」

 

俺はポカーンと口を開けたまま、氷塊が飛んでいくのを見ている。

 

すると遠くの方から「いたっ」という声が聞こえて俺はハッとする。

 

「やべ、誰かに当たった?」

 

俺は魔理沙に声がしたところにいくように言うと、すぐに向った。

 

湖の近くに降りると声がしたところを探した。

 

「おーい、大丈夫かー?」

 

歩いてると何かに当たった気がする。

 

「ん?なんだ…、え何こいつ?」

 

「ああこいつか自称天才の妖精さんだよ」

 

「へー、自称…ね」

 

俺はクスッと笑った、すると

 

「誰だ、今笑ったやつ!あたいは本当に天才なんだぞ!」

 

「え?こいつ喋れんの?」

 

「そりゃ、喋れるだろ」

 

魔理沙とそんなことを話していた。

この妖精さんは無視している、「あたいの話を聞けー!」とかなんとか言っているが気にしない。

 

「チルノちゃーん、何処ー?」

 

とまたなんか新たな声が聞こえてきた。

 

「んぁ?あ君は?」

 

「あ、私ですか?私は大妖精と言います、チルノちゃんがまた迷惑をかけてしまいましたね」

 

「いや、いいよ全然気にしてないし」

 

こっちの妖精はいい子だな。

それにしてもこっちの氷の妖精は天才という名のバカだな、これは

 

「あ、俺は尾神隼。よろしくな」

 

「はい、宜しくお願いします」

 

「そういや、魔理沙はさっきから何みてんだ?」

 

「ん?ああ、いやちょっとあの紅い館が気になってな」

 

「ああ、あれか。俺も正直気になってたんだ」

 

「いってみるか?」

 

「いいんじゃない?いってみようぜ」

 

また箒に跨ると大妖精とチルノに挨拶を済ませて出発した。

 

「珍しい建造物が建ってるとなんかワクワクすんだよな」

 

「俺もそうだよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「よっし、ついた。んじゃま探索しますか」

 

「だな、ていうか近くでみるともの凄くでかいよな、これ」

 

「まあ入ってみようや」

 

大きな扉を開け、中に入ってく。

 

「お邪魔しまーすって流石に廊下には誰もいないか」

 

「隼!何処行く?真っ直ぐ進む?」

 

「まあ、それでいいだろ」

 

廊下を歩いていく、ていうか本当に赤いものだからけだ。

でも内装はしっかりしてるなあ。

 

とか思いつつ歩いていく。

 

「うわぁ、でっかいな扉。神社にもこれくらいな派手さあってもいいのかな?」

 

「だな、よし行くか」

 

ゆっくり扉を開ける。

すると中にはメイド1匹、羽生えた奴が1匹、中国?が1匹、魔法使いが1匹。

 

「ん?貴方は誰?この紅魔館に何の用かしら」

 

とメイド服を着たのが聞いてくる。

 

「用はないね、ただの暇つぶし」

 

「なら帰って頂戴、今は忙しいの」

 

「おいおい来客に対して随分冷たいじゃないか」

 

「そうかしら?客に対してのおもてなしくらい出来るわよ?」

 

「そうかい、じゃあここの主は?」

 

「私だけど?」

 

と小さい羽が生えたお子様?が言った。

 

「え?お前?嘘、お子様じゃん」

 

「お子様じゃない、吸血鬼だ」

 

「へー。吸血鬼なのは分かったから次の質問」

 

「あの地下に続く道は何?」

 

全員の顔つきが変わったな、やっぱり何かあるのか

 

「…!あなた気付いてたのね、でも貴方が行ってどうかなる問題じゃないから」

 

「へえ、じゃあ何がいる?お前みたいな吸血鬼?人間?それとも物か?」

 

「それを聞いてどうするの?」

 

「行ってみる、駄目か?」

 

んー、やっぱり相当ななんかがあるんだろうな。

まあ拘るけどね。

 

「じゃあ、こうしよう誰か代表で出てきて弾幕ごっこしようよ

 これで俺が勝ったら地下に行く、俺が負けたら素直に帰るさ。これでどうよ?」

 

「………分かったわ、咲夜貴方が行きなさい」

 

ん?あのメイドか。

主は出てこないんだな、まぁいっか。

 

「御意」

 

「さて、貴方は私のナイフを受け止められる?」

 

「じゃあ、お前は俺の刀を受け止められるかな?」

 

俺は刀を取り出し、メイド服のやつと視線が絡み合う。

 

「じゃあ、始めようか」

 

「そうね、始めましょう」

 

といったそばからナイフが投げてきた。

 

「え?嘘、あれって実物?当たったら痛いよね?ね?」

 

といいつつも避ける。

 

そういや相手の能力ってなんだろう。

ていうか、ナイフの量が半端じゃないんだが、どこに隠し持ってんだ。

 

正直、当たると痛そうだから頑張って避けてるけど攻撃スピードが尋常じゃなく速い…。

 

「奇術『ミスディレクション』」

 

おお、なんかナイフが飛んできたと思ったら今度は相手が後ろに回ってナイフが飛んでくる。

瞬間移動か…?そんなの人間業じゃねえだろ、まぁ幻想郷の民は皆そうだが。

 

「…っぶね、当たったら死んじゃうぞ?俺」

 

「知らないわよ、そんなの運のないやつがそうなるの」

 

「そうかい、そうかい」

 

相手の能力が分かんないからこっちから攻撃のしようがないじゃないか。

んでもまあ、瞬間移動的なことしてるんだしまあそういう能力だったら攻撃の方法はある。

 

 

「んじゃまあ、ちょっくら仕掛けてみますか」




んーっ。後々考えると紅魔館入ってから、魔理沙が完全に空気だな。
まぁ、気にしないがなアッハッハ。

あ、あと次回異変の途中だけどオリキャラぶっこみます。
だって寂しいんだもの。

予定的には赤髪の女の子キャラをっ


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第12話「…え?」

前回予告しましたが、もうオリキャラをぶっこみます。
しょうがないね、もう我慢できん!(後にタグに追加しときます。

では、第12話ゆっくりみていってね!


「ちょっくら仕掛けてみますか」

 

俺は霊力弾を放ち始める、勿論当たらない。

ていうか、動きが速すぎる。

 

「これならどうだ?影技『幻の世界』!」

 

一瞬にして視界が暗くなるが暗くなるのは相手だけだ。

 

あ、使ったのはいいけど後のこと考えてなかったわ…。

まぁ、いいけど。これで当たらなかったらほぼ能力確定だな。

 

「神技『神剣一閃』!」

 

2枚目のスペカを宣言をした。

 

「そんなほうからっ?!でも当たらないわよ」

 

やっぱり当たらないか、でも確定したな。

 

「なあ、瞬間移動出来るんだろ?お前」

 

「…ええ、そうね。瞬間移動のイリュージョン」

 

 

?さっきの間はなんだ、やっぱり瞬間移動じゃなくて時…とかか?

結局は人間業じゃないけどな…。

 

んー。あのスペカ以外相手に勝つ方法なさそうだなぁ。

じゃあちょっくら移動してもらいますか。

 

「ちょっとここで使うとアレなんで移動してもらうわ」

 

「移動?」

 

「ああ、移動」

 

紫直伝60秒しかもたない無限空間方法♪

といっても霊力が多い奴はもっと時間保てるんだろうけど俺の霊力じゃ60秒が限界みたい。

 

「よっし、やるか」

 

俺は目を閉じて霊力を込める。

すると、何もない空間が生まれた。

 

「…これは?」

 

「俺が霊力で作った空間60秒しか保てないからさっさと終わらせたいんだ」

 

「私も舐められたものね」

 

「舐めてなんかないさ、さっさと地下の謎が知りたいだけ」

 

「そんなに知りたいの?」

 

「ああ、知りたいな1回気になったら分かるまで引かないんで」

 

「あら、そう。なら私も容赦しないわ」

 

「メイド秘技『殺人ドール』」

 

またもの凄い量のナイフだな。

でもま、この空間で出来るんだし、関係ないか。

 

「越技『獄焔の斬裂』!!」

 

俺の周りから炎が飛び散る、飛んできたナイフを全て溶かす。

 

そして相手ごと飲み込む。

 

「終わりだな」

 

「ええ、そうね。完全に私の負けだわ」

 

空間が元に戻る。

 

「ふう、疲れた」

 

「隼…!どうだった?勝負は?」

 

と魔理沙が駆け寄ってくる

 

「ああ、勝ったよ」

 

 

「すみません、お嬢様負けてしまいました」

 

「しょうがないわね、貴方隼とかいったっけ?地下にいくのは許す」

 

「ありがと、で地下には何がいるの?」

 

「私の妹…フラン。フランドール・スカーレットがいる」

 

「で?何、俺はどうすればいいわけ?」

 

「出来れば、助けてほしい…。あの子を」

 

「ふーん、まあ出来ればやるけど無理だったらどうなる?」

 

「さぁ、そこまでは分からないけど十中八九死ぬわ」

 

「あら?死ぬのは嫌だな。まぁやってみるよ」

 

そう言ってから部屋から出ていこうとする。

 

「あ、そうだ。お前ら名前は?」

 

「私はレミリア、こっちのメイドが十六夜咲夜、そしてパチェ、最後に中g…紅美鈴」

 

「ありがと、じゃあ行ってくるわ」

 

「魔理沙はここで待ってて、すぐ戻るから」

 

「ああ、分かったぜ絶対戻って来いよ…隼!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

魔理沙たちと別れて廊下を歩いてる。

 

「ていうか、湖の時のこの刀の光はなんだったんだ…?」

 

そう考えてるとまた刀が光りだした。

 

「のわっ!なんだ?」

 

そして更に刀が光りパッとその光が解き放たれる。

 

「…!!」

 

強い光が襲いしばらく目を閉じるしかなかった。

光が納まり、目を開ける。

 

するとそこには一人の赤髪の女の子が立っていた。

 

「…え?君……誰?」

 

「会うのは初めてだね、私はこの刀に宿る魂…なんだけど今はこの通り人間なの、宜しくね」

 

と笑って返してくれた。いや普通に可愛いな…おい

 

「うん…宜しく。それは分かったけどなんでうちの制服?」

 

出てきたときから気になってたが、赤いプリーツスカートにセーラー服。

 

「これ?一番親近感沸くのはこの格好だったんだけど…似合ってる?

 言い忘れてたけど普段はこの姿でずっといるから宜しく」

 

普通に似合ってて困る。うん、普通にタイプだわ…

ってさっきなんつった?普段はこの姿ってことは人間として横にいてくれんの?

やったね、俺の人生神懸かってるわ。

 

「あ、そういえば湖で起きたあれってなんなの?」

 

「ん?あれね、私の能力!というかこの刀のね」

 

「へぇ、どんなのなの?」

 

「相手が放った非殺傷弾、殺傷弾、物理攻撃でもなんでも相手にお返し出来るの」

 

とニコニコしながら説明してくれた。

 

「お返しってその弾幕ごと?一部じゃなくて?」

 

「弾幕ごとだよ?因みにお返し出来るのは2倍か4倍か8倍でランダムなの」

 

2か4か8倍?え…とんでもない子なんじゃない?可愛くて強いとか…

頼りになりそうだな♪こりゃ

 

「でも私にも霊力の限界があるから使う回数は限られてるよ?」

 

「え?それもそうか。俺に使いこなせんのそんなの」

 

「大丈夫だよ、隼なら」

 

と励ましてくれる。

 

俺もう負けるしないっすわ、というわけで勝利への方程式を組み立ててくだしあ。

 

(だが断る!というのは嘘で主人公補正で勝てるよん)

 

「あ、カグツチ…でいいんだよね?これから何処にいくか分かってる?」

 

「分かってるよ、あの地下でしょ?話は全部聞いてたもん」

 

「じゃあ、いこっか」

 

「うん!」

 

「それより戦闘のときはどうすんの?」

 

「ちゃんと刀に戻るよ?じゃないと隼戦えないじゃん」

 

名前の呼び捨て具合がまたi…じゃなくてやっぱ戻るのね

 

「じゃあ、ちょっともう戻っていきなり襲われたりしたら困るから」

 

「分かった、じゃあまた後でね」

 

うんと返事したらすぐに入って行った。

 

「よっし、入るか」

 

とゆっくり扉を開ける。

すると一人の少女が立っていた。

 

「君がフランドール・スカーレット?」

 

「あなたは?」

 

「俺か?俺は尾神隼よろしくな」

 

「うん、よろしくね!」

 

 

出ていくときに咲夜に言われたがどういうことだ?狂気って…。

まぁ、深くは考えないでおこう。




なんか、どっちかというと剣の能力のほうが強いんだが…。
相手の弾幕をそのまま相手に返してくれるなんて便利すぎるわ。

決して「倍返しだ!」とか流行りに乗ったわけではない、これだけは信じて…w

あとカグツチの特徴は。
赤髪のミディアムの深紅の瞳でスタイル抜群という設定でお願いね。

赤髪といっても真っ赤っかじゃないけどねん


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第13話「祓剣」

フランちゃんとの弾幕ごっこでぇす。


第13話ゆっくりみていってね!


「君がフランドール・スカーレット?」

 

「あなたは?」

 

「俺か?俺は尾神隼よろしくな」

 

「うん、よろしくね!」

 

普通の子だな…狂気か、まだ引っかかるけどとりあえず話してたら分かるかな?

 

「君は一人なの?」

 

「うん……ここから出してもらえないの」

 

「なんで?」

 

「壊しちゃうから…全部」

 

壊す…?狂気のことを言ってんのか?

前にも森で暴れてた妖怪がいたけど、自分でコントロール出来なくなるのか?

 

「じゃあ、俺と遊ぼうよ。これ知ってる?」

 

と1つの霊力弾を見せた。

 

「隼、それで遊んでくれるの?私やりたい!」

 

「ああ、いくらでも遊んでやる!来い」

 

「じゃあ、行くよ?壊シテアゲル」

 

といったと同時に大量の弾幕が部屋中に覆っていた。

 

「おいおい…マジかよ、冗談きついぜ」

 

「アハハ、隼は壊レル?壊レナイ?」

 

「イクヨ?禁忌「恋ノ迷路」!」

 

 

途切れ途切れになった弾幕その通り迷路の弾幕だはられる

 

「くっそ、俺じゃあ避けるので精一杯で攻撃出来ねえ」

 

いきなりカグツチの力借りて後半に響くようなことはしたくないしな。

 

「アレ?避ケラレチャッタ」

 

「今度は俺の番だ」

 

「幻影『影の2刀流』!」

 

といって影が実体となった刀を持つ。

 

「アハハ面白イ技ダネ、デモソレデドースルノ?」

 

「禁忌「フォーオブアカインド」!」

 

フランが4体になった?!でもカグツチの力借りればどうにかなるかな。

と考えている間にも弾幕を放ってくる。

 

1体でも密度濃いのに4体となると避けようがないな。

 

「カグツチ力借りるぜ」

 

といって刀に力を込めると光を放ち、フランが放っていた弾幕がすべて消えた。

 

「隼、全然攻撃シナイ面白クナイ!」

 

「じゃあ、攻撃しようかな?」

 

といった後にぼそっと「リバース開始」と呟いた。

 

フランが放っていた弾幕が2倍の数で俺の裏からフランに向かって放たれる。

 

「エ?」

 

完全に不意をつかれたフランは動けないでいる。

 

「ア、危ナイ」

 

羽に弾幕が当たる。

 

「凄イ!凄イ!隼トヤルト本当ニ楽シイヨ!」

 

「そうか、それは良かった。」

 

「デモ私負ナイヨ?禁忌「レーヴァテイン」!!」

 

フランがもの凄く大きい大剣を持っている。

 

「アハハハ!壊レチャエ!」

 

「じゃあ俺も…剣技『慈悲の剣(クルターナ)

 

蒼く光大きな大剣を俺は持つ。

 

レーヴァテインと慈悲の剣がぶつかりあう。

 

「ヤバい力負けする………うおっ」

 

と俺はふっ飛ばされ壁にぶつかる。

 

「かはっ……」

 

「アレ?モウ壊レタノ?マアイイヤ」

 

と言ってレーヴァテイン振り下ろす。

 

ヤバい動けねぇ、衝撃が強すぎる…。意識がもうもたない。

くそ、約束したのに絶対戻るって。フランの正気も取り戻して助けるって…言ったのに。

 

(…と!…やと!…隼!)

 

この声…カグツチ?

 

(聞こえる?貴方なら出来る、私がレーヴァテインを能力で抑え込むから隼はフランちゃんを正気に戻して)

 

俺がフランを救う。

 

「封禁『祓剣』」

 

そうハッキリというそして慈悲の剣は消え、代わりに細長い剣を左手に持つ。

 

レーヴァテインは襲ってこない、多分右手に持ってる刀…カグツチが抑えてくれたんだろう。

 

そして俺は気力を振り絞って立つ

 

「アレ、マタ消エチャッタ」

 

「デモQED『495年の波紋』!」

 

「遅い…な、神技『ファスト・ライジング』」

 

「はあっ」

 

と思いきり祓剣をフランの体目掛けて刺す。

 

「あッ……」

 

という言葉を発して倒れた。

そして

 

「隼…あり…が、とう…」

 

「ああ、こちらこそ」

 

糞、ぶっ倒れそうだけど報告しなきゃな…。

 

フランを抱っこして扉を開ける。

 

「隼!勝ったね!」

 

いつの間に出てきたのか人間姿のカグツチがいた。

 

「ああ、多分目が覚める頃には狂気はなくなってると思うんだけど…」

 

と廊下に戻り歩いていく。

 

「大丈夫?隼、私が持とうか?」

 

とカグツチが心配してくれる。

 

「んぁ、大丈夫だよ」

 

とやっとレミリアたちのいる部屋に戻ってきた。

そしてゆっくりフランを抱えながら扉を開ける。

 

部屋の中には、霊夢と魔理沙、そして紅魔館の人たち全員集まっていた。

 

「やっと戻ってきたわね」

 

と霊夢が声をかけてくれる。

 

「ああ」

 

「フラン…フランはっ?!」

 

とレミリアが声を荒げて駆け寄ってくる。

 

「ん?ああ、はい」

 

といってレミリアに渡してあげる

 

「今は眠ってるけど起きたらもう狂気は出てこないはずだ、この剣に封じ込めたからな」

 

「そう…ありがとう、感謝するわ」

 

「…んっ、ううん」

 

「お?妹様がお目覚めのようだぞ」

 

「ええ、分かってる」

 

「…?お姉様?」

 

「ああ、フラン!」

 

「お姉様!」

 

良かったな、じゃあ俺らはさっさと去りますか。

 

「霊夢」

 

「分かってる、帰りましょうか。どうせ宴会開くことになるんだろうし」

 

「お、宴会か久しぶりな気もするな!」

 

と魔理沙が言う。

 

俺らが去ろうとすると、フランが

 

「隼!ありがとう、また来てくれるよね?」

 

「正気には戻ったな?勿論また遊びに来る、じゃあな」

 

「うん!またね」

 

と手を振ってくれた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺達は紅魔館を出て博麗神社へと戻ってきた。

 

「いやぁ、疲れたぜ!久しぶりの異変だったからな」

 

「魔理沙は何もやってないじゃない」

 

「まぁ、いいじゃんか異変解決したんだし」

 

「まぁ、そうね」

 

「そうだな」

 

「なぁ、隼さっきから気になってたんだがその子誰?」

 

「ん?カグツチのことか?」

 

「カグツチって刀の名前じゃ…?」

 

「えっとね、その刀に宿る精霊…的な?」

 

「隼、精霊的って酷くない?」

 

とカグツチが頬を膨らませ怒る。

 

「ああ、すまんすまん。そういうことだから普段はこの姿でいるだとさ」

 

「ていうかカグツチその服装からなんか替えようよ」

 

「えー?まぁ、いいけど。隼女の子の服なんて持ってるの?」

 

「うん、あるよこの異変が始まるちょっと前に紫がきて置いていったんだ」

 

本当についこの前のことだ、俺が部屋でちょっと新聞読んでたらいきなり紫が来て

「私出番少ないからこれからのためにコレあげる!」といって服を置いて去って行ったのだ。

俺はこれからのため?出番?とか思っていたんだが服をそのままタンスに入れたんだ。

 

「ふーん、じゃあそれにしよっと隼の部屋にあるんだよね?」

 

「そうだけど」

 

「じゃあ着替えてくる!」

 

といって中に入って行った。

 

「なあ、霊夢。あの調子だとカグツチもこの神社で寝泊まりしそうなんだが部屋…ある?」

 

「そんなのないわよ、だから隼と同じ部屋でいいんじゃない?」

 

「私もそれがいいと思うぜ」

 

「え…?」

 

「いや、え…?じゃなくて。同じ部屋でいいんじゃない?」

 

「ええええ、なんでそうなんの?普通に考えたら霊夢の部屋じゃないの?女子同士」

 

「私の部屋、隼の部屋より小さいのに2人もいれるわけないじゃない

 隼の部屋なら広いしまだスペースあるでしょ?全然余裕じゃない?」

 

「あーもう分かったよ!そうしますよ、でも一応カグツチに聞いてからな!」

 

「んーでも聞いたところで結果は変わらないと思うけどなぁ」

 

なんでこうなるんだ…いや、確かにあんな可愛い子と一緒にいられるのは勿論嬉しい。

でもな、女子と相部屋とか初めてだよ?妹とかいない俺には初めての経験なんだよ。

そこら辺を理解してもらいたいけど、霊夢にそれ以上言ったって通じないから諦めるけどさ

 

「ほら帰って来たわよ」

 

「隼!どうこれ?似合ってる?」

 

緑色のパーカーにデニムのショートパンツの格好だった。

 

「ああ、うん」

 

ヤバいヤバい普通に可愛い、いやぁ本当にこんな子がいてくれてよかった。

もう相部屋のほうがむしろいいよ。

 

「なあカグツチ普段その格好でいるってことはこの神社で過ごすんだよね?

 俺もここに泊めてもらってるし」

 

「うん、そうだよ」

 

「それは分かった、んで次、空いてる部屋ないんだよここの神社どこの部屋に泊まる」

 

「隼の部屋に決まってるじゃん?」

 

何が決まってんだよ…。

 

「ほら、結果は変わんないって」

 

「あーはいはい、分かりましたよーだ。ていうかもう今夜宴会だろ?準備は?」

 

「ああっ!!忘れてた!隼これ買ってきて」

 

え?なにそのメモいつ書いたんだよ。

 

「ああ、宴会すっかり忘れてたぜ。じゃあ私は準備が…」

 

「魔理沙?今回はあんたも手伝いなさい」

 

「ひっ、は…はい」

 

「じゃあ、里までいってくるよ。カグツチも来る?」

 

「もち!」

 

「そういえば、宴会のことは皆に伝えなくていいのか?」

 

「文が新聞配ってると思うから大丈夫だと思うけど、結局は片づけは私だから嫌なのよね」

 

「霊夢、まさかそんなんで異変解決嫌とか言ったりしないよな?」

 

「大丈夫よ、異変解決くらいちゃんとやるわよ」

 

 

 

 

無事、異変を解決した隼たちは夜の宴会に向けて準備するのであった。




慈悲の剣はイギリス王家に伝わる聖剣だそうで名前だけお借りしました。
呼び方はカータナやクルタナやコルタナ等と音写されることもあるそうです。

本編には書きませんでしたが霊夢たちが裏でレミリアたちとどんぱちやって無事霊夢たちの勝利で
異変解決という形にしときます。

次回は宴会です!


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第14話「やっぱ宴会っていいものだな」

今日2回目の登場です。
折角の休日2本くらいあげてもいいかなと。

宴会編です。
第14話ゆっくりみていってね!


 

俺は今、宴会に向けての買い出しを霊夢に頼まれ、カグツチと一緒に里まで来ている。

 

「ねえ、隼!何買うの?」

 

「んぁ?ええっとね、酒…かな?」

 

「酒?お酒かー飲めるの?」

 

「そりゃ飲めるだろ、宴会なんだし」

 

「へぇ、私は宴会出来るだけで十分だけどね」

 

「俺もだよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

買い物が一通り終わり、神社に戻ると霊夢と魔理沙が急いで準備していた。

 

「おーい、戻ったぜ」

 

「あ、隼おかえり」

 

「頼まれたもん買ってきたけど、どうすればいい?」

 

「隼の腕に任せるわ、隼はその食材で何かを作って」

 

「……うーん、何かこれで?」

 

食材をみて考えるしかない。

 

「なあ、カグツチ?」

 

「何?料理なら手伝うよ?」

 

「マジで?つか出来んのか」

 

「料理くらい出来るよ、そりゃ」

 

「じゃあ手伝って、この大量の食材を使って料理作るから」

 

「分かった、じゃあ中に入って作ろ」

 

 

といって俺たちは中に入っていく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そしてたくさんの料理を作り、並べる。

 

「こんなもんかな?」

 

「うん、そうだね!じゃあ持っていこっか」

 

「ああ、だな。カグツチありがとうな」

 

「うん!隼を手伝えることならするよ」

 

と笑っていってくれた。

 

 

 

そして、料理を持って行く。

 

 

「おーい、霊夢出来たぞー」

 

「随分、かかったわね…って多いわね」

 

「お前があんなに材料買って来いって言うからだろ?」

 

「でも、私そんなに…まぁ、いいわ並べて」

 

「もうそろそろ始まるんだろ?」

 

「ああ、そうだぜ」

 

いつの間に来たのか魔理沙がいた。

 

「はぁ、宴会の準備面倒だったが始まったらそんなのすぐに忘れちゃうぜ」

 

「魔理沙はサボってた罰よ」

 

「うるさいなあ、しょうがないだろ」

 

「まぁまぁそろそろ始まるから人来るのかどれくらい来るの?」

 

「大勢来るわ」

 

大勢って大雑把過ぎるだろ。

まぁ、それほどの人数が来るってことだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

時間が経ち、人がぞろぞろとやってきた。

 

「おお、こりゃ盛り上がるな」

 

「なあ隼、紅魔館の連中もお見えだぜ、挨拶でもしてきたらどうだ?」

 

「ああ、そうだな行ってくる」

 

 

俺はレミリア達のほうに歩いていく。

 

「よっ、レミリア全員揃ってきたのか?」

 

「隼か、ええそうよ。それもあなたのおかげね」

 

「隼!こんばんわ」

 

「お、フランか相変わらず元気だな」

 

「うん!隼のおかげ全部!」

 

「ありがとな、じゃあ宴会楽しんでくれ」

 

「うん!バイバイ隼」

 

 

 

 

 

 

 

お、あそこには紫か。誰と話してるんだ?

 

「おーい、紫。何してんだ?」

 

「あら隼、いえちょっとね話してただけよ」

 

「誰と?」

 

「私だ、八雲藍という。尾神隼だな?紫様が世話になってるな」

 

「ん?ああ。じゃあ俺はいくぜ?楽しんで行けよ」

 

「ええ、そうさせてもらうわ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次は大妖精とチルノか相変わらずハチャメチャにしてんな。

 

「よっ楽しんでるか?」

 

「あ、隼さん。私達まで招待させてもらってありがとうございます」

 

「いやいいよ、楽しんでいけよな」

 

「はい、ありがとうございます」

 

チルノはなんか言ってるけど安定の無視。

 

 

 

 

 

一通り回ったし、俺も一緒に混ざるか。

 

「あら隼、挨拶はしてきたの?」

 

「ああ、これで俺もゆっくり出来るかな」

 

「そうね、隼も楽しんでいってよね」

 

「そうだね、隼!宴会は楽しくやらなきゃ駄目だぜ」

 

「分かってるよ。でも皆が楽しそうだから十分かなぁ」

 

 

 

皆はお酒飲んだり、はしゃいだりと楽しそうにしてる。

 

ていうか、俺も酒って飲んでいいのかな?ちょいと一口。

 

「あら隼、未成年はお酒飲んだらいけないのよ?」

 

といきなり紫が話しかけてきた。

 

「のわっ、紫かよ。てかなんで外のルール知ってんだ」

 

「ふふ、まぁいいんだけどねここは幻想郷だから」

 

「じゃあ、そういうこと言うなよな」

 

「いいじゃない、からかうくらい」

 

「ほんと趣味悪いわ」

 

「そうでもないわよ?じゃあ行くわよ」

 

「ん?もう帰るのか?もっと楽しんで行けよな」

 

「疲れたし、もういいのよ」

 

「そうか、じゃあまたな」

 

「ええ」

 

 

 

 

 

 

そういやカグツチは何処にいったかな。

一応、顔みせといたほうがいいよな

 

その前に何処だろ。

 

 

 

 

と歩きながら探す。

 

「あ…こんなところにいたのか」

 

カグツチは寝ていた、ていうか寝顔可愛いなぁ。

 

はぁ…しょうがねえな部屋に連れていってやろ。

 

と俺はカグツチを抱っこする。

 

 

「やべ、俺まで眠たくなってきた」

 

 

部屋まで歩いていきと俺はカグツチを布団の中に入れてあげる。

寝転がっとこうと思い、カグツチの横で腕枕をする。

 

「本当に眠たくなってきた、俺も寝ようかな」

 

と一人で呟く。

 

もういいや、寝ちゃおう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして夜が明けた。




暇だったんで2本目あげちゃいました。

翌日の事は皆大体予想つくはず!

妖々夢いつ始めようかな。
とりあえず適当に日常挟んで、気分で妖々夢始めますか。





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第15話「でも私、隼のこと」

宴会終わって翌日の話です。
特に面白みもなく日常をのほほ~んと描いていきます、これから

では第14話ゆっくりみていってね!


宴会が終わり、朝を迎えた。

 

 

「ん…。んぁ…朝か」

 

俺は目を開けて横をみると

カグツチが俺の腕を持って寝ていた。

 

ええええええええええええええ!!!

いやいやなんでえええええええ??!!

俺そういうの耐性無いから!!止めて、死ぬ!死ぬ!

 

しかもなんか…柔らかいものがかすかに触れているような気が…。

駄目だ!考えるな気にしたら理性吹っ飛びそうだから!

 

 

「おーい、ラブラブバカップルさん早く起きてよね」

 

と霊夢の声が聞こえる。

 

「誰がラブラブバカップルだ!こっちは被害者だぞ!!」

 

「知らないわよ、一緒にくっついて寝てるんだから」

 

「くっついてきたのはカグツチだぜ?なんで俺に言うんだよ」

 

「あれ?隼くんは女の子に責任を押し付けるのー?最低ね」

 

え…。何あのキャラとても複雑な心境。

 

「おーいカグツチいい加減起きろよ朝なんだけど」

 

と俺は肩を揺する。

 

「ん…ん、ふああ…あ、おはよう隼」

 

「うん、おはようなんだけど。なんでくっついてるの?」

 

「え?駄目?」

 

「いや、駄目とかそういんじゃないけど。俺らそういう関係?」

 

「そういう関係って?」

 

あー察しの悪い子キター!でもそれがいい(キリッ

って何言ってんだか。

 

「だからさ?俺とカグツチ付き合ってる訳じゃないんだからさ?」

 

「じゃあ付き合ってればいいの?」

 

「んーそういう問題じゃないかな?」

 

「でも私、隼のこと好きだよ?」

 

「…え?」

 

告白…だよね、これ。

 

「ん?聞こえなかった?もう1回言ってあげようか?」

 

「いや!聞こえてた、聞こえてたから!俺のこと好きなんだよね?」

 

「うん、そうだよ!」

 

「んーいきなり言われてもなぁ…」

 

「隼は私のこと嫌いなの?」

 

「うーん、確かに可愛いし嫌いじゃないけどさ」

 

「なら付き合って?」

 

「分かったよ、もう。どうせ嫌って言ったって引かないだろうから」

 

「やったぁ!隼大好き!」

 

と言って抱きついてくる。

 

「のわっ、そういうのいきなりは止めようよ」

 

「止めない!」

 

ちょっ、止め…ああ。吹っ飛ぶ!

耐えれねぇよおおお!!

 

 

 

「ちょっと、人様の家でイチャイチャしないでよね」

 

とまた霊夢が来た。

 

「いや、あのその…これは…」

 

「いいじゃん別に!私達付き合ってるんだよ?」

 

「へぇ…そうなんだ、隼」

 

「えっと、あの…その」

 

「さっさと朝食食いなさいよラブラブバカップルさん」

 

「うっせえよ」

 

「じゃ、ごゆっくり」

 

はぁ…結局こうなるのね、いやま予想してたけど。

 

「ねねね、隼!今日の朝食は?」

 

「霊夢が作ってくれてるんじゃない?」

 

「そっかあ、一緒に食べよっか」

 

「ああ、うん」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺たちが台所に向かうと、朝食と何かが書かれた紙があった。

 

 

「あ、朝食は流石に普通だったか…良かった」

 

「ねえ、この手紙何?」

 

「ん?これか?ええと、なになに」

 

ラブバカップル隼へ。

 

里まで降りて、買い物宜しく。

私は用事があるから今日1日いません。

 

隼ご自慢の彼女さんでも連れていってきなさい。

 

霊夢

 

 

「んだ、この文。嫌がらせかよ」

 

「ん?これって隼とデートってこと?やったー!」

 

何をどうやったらその解釈に繋がるんだよ…。

 

「んまぁ、そういうことにしとこうか」

 

「さっさと食って里にいこっか」

 

「うん、そうだね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

朝食を食べ終え、霊夢に言われた通り里まで買い物に出かけることにした。

 

「はぁ、正直面倒だなこれ」

 

「えーいいじゃん、デートだよデート」

 

「違うでしょこれは」

 

「違うのー?」

 

と頬を膨らませ言ってくるのでその頬を突っついてやった。

 

「あ、そうそうカグツチ?ちょっと寄りたいところあるんだけどいい?」

 

「別にいいよ、急ぐことじゃないし」

 

「ありがと、っじゃいこっか」

 

「うん!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

神社を出てやっと里についた。

 

「ふう、やっとか結構道長いんだよな」

 

「ねえ、隼さっき言ってた寄りたいところって何処?」

 

「ああ、ついてきて」

 

カグツチと一緒に並んで歩いてると里の人たちに変な目でみられるんだが、怖い…。

 

カグツチ普通に可愛いからなぁ、こんな平々凡々な奴と一緒にいたら

そう思われるのもしょうがないかな。

 

「ここだよ」

 

「何ここ、団子屋?」

 

「そだね、この店の人とちょっと仲が良くてね里に来るときはいっつも挨拶してるんだ」

 

「へぇ」

 

「まぁついでに団子食ってくか」

 

「うん」

 

「こんにちわー」

 

「いらっしゃーい、って隼くんかいらっしゃい」

 

「ども、今日もいつものお願いします」

 

「はいよ、ちょっと待っててね」

 

「仲良いってあの人?」

 

「そうだけど、どうかしたの?」

 

「ううん、なんでもない」

 

「あ、隠し事するんだ」

 

「違うよ、気になっただけ」

 

「ふーん、まっいいけどねーん」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しばらく待つと…。

 

「はい、どうぞ」

 

「あ、ありがとうございます」

 

「ところで隼くん、その子誰だい?見かけない子だけど」

 

「ふぁ?んとね、俺の…「隼の彼女です!」

 

といきなりカグツチが言いだす。

 

「へぇ、隼くんもこんな可愛い子見つけたねぇ、若い子っていいわね」

 

「んーそうかな?あはは、おばさんも若い頃はそうだったでしょ?」

 

「あたしはそんな彼氏なんていたもんじゃないよ」

 

「本当ですか?」

 

「本当だよ、でも隼くんはモテそうだからねえ」

 

「ははは、それこそないですよ」

 

とそんなことを楽しく話す。

 

「あ、そうそう。おばさん俺をここで雇ってほしいんだけど駄目かな?」

 

「駄目なんかじゃないよ、大歓迎だよ。隼くんいれば百人力だからね」

 

「ありがとうございます、次いつ来たらいいですかね?」

 

「隼くんが時間空いてるときで全然いいよ」

 

「ありがとうございます、じゃあ俺まだ予定あるんでいきますね」

 

「分かったよ、また来てね」

 

「はい、っじゃカグツチいこっか」

 

「あ、うん」

 

 

 

 

 

と俺たちは店を出る。

 

「あの人優しかったね」

 

「うん、まあね」

 

「あ、怒ってる?」

 

「怒ってなんかないよ、でも仲良いな…って」

 

「俺たちは仲良くないの?」

 

「仲良いと思う」

 

「大丈夫だって俺はカグツチのこと好きだよ?」

 

「本当?」

 

「本当だよ、だから心配するなって」

 

と頭を撫でてやる。

 

「えへへ、嬉しい」

 

 

なんかやっと俺の素直な気持ち伝えられたと思う。

分かってくれたかな…?

 

「じゃあ、さっさと買い物して帰るか」

 

「うん!」

 

いつもの元気取り戻したかな?

絶対、泣いてる顔とかみたくないもんな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後買い物を終えた俺たちは神社に帰った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「霊夢がいない1日って案外暇だな…」

 




正直、自分も書き終わってみて見直したらなんだろうねこれw
痛い…痛いよ。

付き合わせるのは考えてたからいいんだけども。
自分の中の黒歴史描写だね。(いやまだ10数話しか書いてないけども

そこ!急展開すぎるとか言わない。



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第16話「嫌だ」

霊夢がいない日の午後編です。

最近、曲聞きながらやってるけど集中してなかったら歌詞書いてるという事件が
起こったりしないでもない。

では第16話ゆっくりみていってね!




 

「あーなんもすることねえ…いつもなら霊夢と話してるんだけどなぁ」

 

と縁側で寝転がりながらそう呟く。

 

「どしたの?隼」

 

とカグツチが聞いてくる。

 

「いやさ、なんか暇だなぁって思ってさ」

 

「うーん、そだね。何かやることあればいいんだけど」

 

「よっと、じゃあ出掛けようかなー?」

 

「ん?何処に?」

 

「森…かな?」

 

茸しかなかったら驚くかな?

俺も実際驚いたしね、茸しかないんだもの

 

「森?私が知ってるところ?」

 

「さぁ、俺も分かんないかなカグツチが知ってるかは」

 

「そなの?」

 

「いや、知らんよ。まぁいこっか」

 

「うん!」

 

と歩き始める。

毎回思うのだがここの階段長すぎる…。

飛べると楽なんだろうけどなぁ

 

と思っていたらいきなりカグツチが腕をとってくっつき始めた。

 

「ちょっ、何すんの」

 

「いいじゃん、二人きりなんだし」

 

「そういう問題じゃなくないか?」

 

「隼…暖かい」

 

はっ?えっ、ちょっいきなりそんなこと言われたら俺の理性がもたないからマジで。

でも、可愛いから許す!

 

「カグツチって甘えん坊か?」

 

「えっ?ち、違うもん!隼が好きなだけ」

 

「ほんとか?いやだってさ告白してから一気に甘え始めたからさ」

 

「そ…そう?そんなことないよ?」

 

「ま、いいけどねん。可愛い妹だと思えばそれくらい普通だもんね」

 

「私が、隼の妹?」

 

「そそ、でもカグツチが付き合ってる人っていう見方でいたいんならそれでもいいけど」

 

「私は、隼がそばにいてくれるだけで十分…だから何処にも行かないでよ?」

 

「大丈夫だよ、心配するなっていつまでもそばにいてあげるし守ってあげる」

 

「本当?」

 

「ほんとだよ、俺は何処にも行かないしカグツチのそばにいる」

 

「隼大好き!!」

 

とまた抱きついてくる。

いきなりこられたので体勢を崩してしまう。

 

「だからいきなりは止めよ、離れて?」

 

「嫌だ」

 

「分かった、離れなくていいから起きあがらせて」

 

と起きあがる。

 

「ねえね、隼まだまだ先なの?」

 

「……………」

 

「隼?」

 

「しっ、誰か居る」

 

「え?妖怪?」

 

「分かんない、そこにいるのは確かなんだけど」

 

「なんでそんなの分かるの?」

 

「勘って言ったら?」

 

「信じる!」

 

「あ、信じちゃうのね。まぁいいか」

 

と頬をポリポリかく。

 

「ちょっとカグツチいい?」

 

「何が?」

 

「ちょっとこうさせてもらう!」

 

といって無理矢理抱っこする。

 

「え?ちょっと隼?」

 

「妖怪だったら襲われそうだからカグツチを抱っこしてるんだけど、恥ずかしい?」

 

「ううん、嬉しい」

 

「言うと思った」

 

といって笑ってみせる。

いつみても可愛いなぁ…っと今はそんな場合じゃなかった。

 

「誰だ!なんで隠れてる、出て来いよ」

 

「ああ、なんだばれてたのか…つまんね。まぁ、顔見られたら殺すしかないだろ!」

 

は?人間?いや違う、妖怪か?

これってまた理性コントロール出来ないタイプの子ですか。

最近、増えてるよなぁそういうの

 

「ねえ、あいつ…この前のフランちゃんに似てる」

 

「そうなんだよ、最近増えててね困ってるの。原因も分からんし」

 

「隼なら勝てるよね?」

 

「もち」

 

前でもかなりヤバかったんだけどね。

でも今回の俺は一味違うんだな、これが

 

「ねえ、君の目的は?」

 

「目的?すまんが俺はそういうの考えない主義でね、生憎」

 

「そーかい、なら邪魔しないでくれるか?俺ら行きたいところあるんでね」

 

「いいや、そうはいかねえ。でもその娘寄こしたらお前に傷つけはしねえ

 だが寄こさない場合は力ずくで奪う!」

 

といきなり襲いかかってきた。

 

はぁ、結局これか…まぁカグツチは渡さないけどねん。

でも前の奴より一段と動きが速い、妖怪も成長するんだね

 

「私、刀に戻ろうか?あいつ危険そうだし…」

 

「あれ?俺、守るって言ってなかったっけ?こんな奴相手にカグツチの力借りてるようじゃ

 情けないからね」

 

「分かった、頑張ってね隼」

 

「ああ」

 

「さっきからゴチャゴチャとうっせえな!殺すぞ!」

 

「そういうのいいわ、こい封禁『祓剣』」

 

そういうと細長く光る剣を持った。

そしてそのまま突っ込んできたからそれを避け、一回距離をとった。

 

「神技『ファスト・ライジング』」

 

とすぐに距離をつめる。

 

「…なっ!!人間如きg…」

 

だが最後まで言わせず、わざと被らせて

 

「消えろ」

 

と呟いた。

その瞬間、その妖怪は音もなく消え去った

 

「ふう、中々扱いやすいなこの剣も」

 

「一瞬すぎて面白くないよー、もっとドンパチやんないとー」

 

「そう言うなってこの剣なかったらかなり危ない相手なんだからむしろ一瞬で終わった事に

 感謝してるわ」

 

「そうかなぁ?今のだったらもうちょっと焦らしても面白いと思うんだけどな」

 

「無茶言うなよな、まあ終わったしさっさといこっか」

 

と抱っこしていたカグツチを降ろそうとするとそれを拒むようにくっついてくる。

 

「腕つかんでていいからさ、降りよ?ね?」

 

と言ったら素直に降りてくれたが、やっぱり腕をつかまれた。

まあ俺が言ったんだが…。

 

「そういえばさ、なんでカグツチって俺が刀とったときからなんで出てこなかったわけ?」

 

「んとね、分かんない」

 

「分かんないってどゆことよ?」

 

「んー、多分霊力の問題なのかな?分からないけど」

 

「そんなものなのか」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

と色々な話をして魔法の森まで歩いた。

 

「やっとついたかー、歩いていくの初めてだから中々遠かったな」

 

「茸ばっかりだけど…ここ」

 

「そだね、魔法の森ってとこなの茸しかないのにね」

 

「なんでここに来ようと思ったの?」

 

「暇だったから…かな?面白い奴がここの森に住んでてさいいことないか聞きに来たんだ」

 

「へぇ…じゃあそこ行こうよ!」

 

「今から行くんだけど何も言ってなかったから居るかな?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

少し歩くと家が見えてきた。

 

「お、着いた着いたここだよ」

 

「なんか…ううん、なんでもない」

 

やっぱそういう反応になるよな…。

あえて最初は突っ込まなかったが、何度みても思っちゃうわ、うん。

 

何が?って聞かれても言わないけどね。

 

「おーい、魔理沙いるかー?」

 

………………

 

「んーいないのかな?せっかく人が遊びに来るときはいないんだもんなー」

 

「しょうがないよ、誰にだって予定はあるもんね」

 

「まぁ、そうだな。無駄足になっちゃうけど帰るか」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後また歩いて神社まで帰った。

だが、まだ霊夢は帰っていなく二人で晩飯も食べた、霊夢の分も置いといてやった

 

そして時間も11時を回り…。

 

「まだ霊夢帰ってこないのかよ」

 

「みたいだね、じゃあもう先に寝ちゃう?」

 

「そうだな、じゃおやすみ」

 

「うん、おやすみ」

 

と電気を消し、布団に入る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……深夜1時頃。

 

「ただいまー」

 

と小さい声で言う。

 

「おかえり、随分遅いおかえりじゃねえか」

 

「隼…まだ起きてたのね、カグツチを一人にしとくなんて酷いんじゃない?」

 

「ちゃんと寝かせといたからいいさ」

 

「でなに?用があるの?」

 

「いいや、別にない。ただ心配になっただけさ」

 

「そう…、それは感謝するわ」

 

「んで、何で紅魔館にいた?それもこんな時間まで」

 

「あーあ、やっぱりバレてたのね。隼に隠し事が通じないことは知ってたつもりなんだけど」

 

「ごめんね生憎そういうのには鋭いんで、んで?」

 

「ただレミリアに呼ばれたから行ってただけよ、それだけ」

 

「嘘だな」

 

「嘘じゃないわよ、話をしていただけ」

 

「そっか、別に話したくないなら無理には聞かない。飯置いといたから食っとけよ」

 

「……ありがと」

 

「おやすみ」

 

「おやすみ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

はぁ、なんか最近ため息増えたかなぁ…幸せが逃げる逃げるっと。

 

さっさと寝るかぁ




カグツチちゃんいるとこの調子で書いちゃいそうな自分が怖い(ガクブル
まぁ、そんなことは全然気にしてないしむしろ煽ってくだしあw
と魔法の森にいくついでにまた狂った妖怪さん事件。
特に意味もなく入れるのが我流でしてね、単に尺稼ぎとでも思ってて下さい。

最後の霊夢との会話は後々というか結構後に分かります。

では、感想待ってます


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第17話「私からの話は終わった」

日常編でぇす。

紅魔館へ歩いてお出掛け!

では、第17話ゆっくりみていってね!


カグツチと二人きりの1日を過ごした次の日。

 

「うーん、結局やることないと暇になるのか」

 

「あら?そのいい方だと今までが暇じゃなかったみたいないい方ね」

 

「だってそうだろ?異変とか疲れることやってたし、縁側でずっと光浴びてること出来なかったし」

 

「いつも思うけど隼って植物よね」

 

「へ?何故に」

 

「だって光を浴びるって完全に光合成じゃない」

 

と笑いながらいう。

 

「うーん、そうかな?」

 

「そうよ」

 

まぁ、確かにな…授業サボって屋上でずっと寝てるっていうのが

俺の普段の生活だったからな…。

今では全然違う生活を過ごしてるわけだが、でもここに来てまだ1年も経ってないからな

 

「植物呼ばわりされたからな、木になって二酸化炭素じゃなくて酸素出しなさいってか?」

 

「そうそう、環境にいいじゃない?」

 

「あはは、バカにされてるようにしか思えねえ…」

 

とまあ、こんな感じでこっちに来てからやることなかったら霊夢と縁側で話してるわけだが

魔理沙がたまぁに来てなんかしていく、というパターンしかないのね。

 

「ほんと、何かすることないかな?」

 

「紅魔館にでもいって本でも読んでこれば?」

 

「あそこって本あんの?」

 

「あるわよ?なんかパチュリーっていたでしょ?そいつが図書館みたいにいっぱい本がある

 場所があってね、魔理沙が目を輝かせてキョロキョロしてたのよ」

 

「へぇ、いってみるか。じゃあこれいいこと教えてくれたお礼」

 

と五千円札をひらひらみせると一瞬にして奪われてしまった。

 

「おおっありがとう隼!もうあなた神様だわ」

 

「お…おう?じゃあ行ってくるぜ」

 

「いってらっしゃいって言いたいけどカグツチは連れて行かないの?」

 

「あ…忘れてた、ていうかカグツチ何してんだろ。俺の部屋にいるみたいなんだけど」

 

「呼んでこようか?」

 

「あ、ありがと」

 

と霊夢が中に入って行ってすぐに戻ってきた。

 

「え?早くね?」

 

「いやそれがね、全部言いきる前に先に答えられちゃった」

 

「…それはしょうがないね」

 

といってたら早速、カグツチが出てきた。

 

「隼、どっかいくの?」

 

「うん、そうだけど」

 

「行く!」

 

「言うと思ったけど、出掛ける時の服装考えてよ?」

 

「あ…着替えてくる!」

 

といったらまた中に入って行った。

 

「なんかあの子ってちょっとおっちょこちょいなところあるわね」

 

「まぁな」

 

そういうのがいいんだよ!とか言ったら霊夢に痛い眼でみられるから言わないけど

普通に可愛いじゃん?そういうの

でもやっぱ俺の人生ってこっちに来てから開花したよね、実際恵まれてると思うし。

 

「隼ってなんであんなにカグツチと仲いいの?この前じゃない出会ったの」

 

「うーん、なんでだろうね俺にも分かんないや」

 

「刀としてだったら5ヶ月とか前じゃない、でもそれまでは出てこなかったんでしょ?」

 

「そうだけど、話してるうちに勝手に仲が良くなった…のかな?というか霊夢とだってそうだよ?」

 

「そうだったかしら?覚えてないわそんなこと」

 

「またまたぁ、いい方が白々しいんだよん」

 

「あ、バレた?でもほんとよねえ話してると勝手に友達くらいの関係になってるんだもの

 不思議だわ、それこそ」

 

「そうだね、俺でも不思議だよっと?そろそろ来そう」

 

「なんで分かるの?」

 

「勘って言ったら?」

 

「信じるかもね、隼の場合」

 

「皆そう言うんだね」

 

と話していると予想通り出てきた。

俺があげたパーカーとショートパンツ…やっぱり可愛いな。うんうん

 

「よし、じゃあ行ってくるわ」

 

「いってらっしゃい」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

神社を出て紅魔館にたどり着いた。

 

 

「結構長かったなー」

 

「そうだね、でもなんでここに来たの?」

 

「本…かな?あとここの主に話しておきたい事がある」

 

「へぇ、隼いこ?」

 

「あ、うん」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

廊下を歩いてレミリアがいるところについた。

門番にはちゃんと承諾いただきましたよ

 

 

「よっと、どーも」

 

「…ん?ああ、隼か今日はどういった用で?」

 

「話したい事がある、フランを除く全員を集めてくれ」

 

「フランだけ?何故」

 

「いいから、はやく」

 

「分かった、咲夜?」

 

「御意」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

数分後紅魔館の全員が集められた。

 

「よし、揃ったな。じゃあ本題に入ろうか」

 

「ええ、話してちょうだい?」

 

「その前に、フランだけ除いたってことは大体分かってるだろ?」

 

「まぁ、でも聞かなくちゃいけないでしょ?」

 

「まぁな、でその本題なんだがこの剣」

 

と祓剣をとりだす。

 

「この剣はフランの狂気を閉じ込めてあるんだ、んで壊れたりしたら勿論狂気がまた戻っちまう

 でもこの剣を使わないと乗り越えれない場合もあると思うんだ、だからわざわざ頼みに来たんだ」

 

「ふぅん、ならパチェに頼んだらどうにかなるんじゃない?」

 

「そうか、なら頼む。これはお前らにとっても大事なことだろ?」

 

「そうね、じゃあパチェよろしく」

 

「分かったわ、レミィ。じゃあその剣を貸してくれる?」

 

「どうぞ、話がさくさく進んで助かるぜ、じゃあ後は任せた」

 

 

といったら何も言わずにパチェリーは部屋をでていった。

 

 

「じゃあ、わざわざ来てくれたお礼にいいことを教えてあげる

 でもこっちも条件、そこのカグツチって子はちょっと出てくれる?」

 

「私?なんで?」

 

「まぁ、カグツチちょっと出てくれ、先に咲夜に頼んで図書館の方行ってて?」

 

「隼がそこまでいうなら分かった、はやく来てね?」

 

「ああ、分かった。んじゃ咲夜よろしく」

 

「しょうがないわね、まぁいいわ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そしてまた部屋から咲夜とカグツチがいなくなった。

 

「それじゃあ話しましょうか、あ美鈴あなたはまた見張りしてて」

 

「はい、分かりました」

 

 

といってまた出ていく。

 

「んで?話というのは?」

 

「さっきのカグツチって子のことで」

 

「やっぱりか」

 

大体、予想してたけどやっぱりかぁ…どんな内容なんだろ

カグツチのことについてだからデカい話になるのかな?

 

「霊夢にも一応話したんだけど、霊夢は言ってくれなかったみたいだから私から言うわ」

 

「ふむ、昨日霊夢がここに来てたのはそれが理由か」

 

「そう、であなたは分からないと思うけどあの子かなりの霊力を持ってるの」

 

「え?それだけ?」

 

「いえ、まさか。その量がね霊夢の霊力とは比べ物にならないほど多いのよ」

 

「は?それってどういうこt…」

 

「それだけじゃない、普通じゃありえないと思うのだけれど同時に魔力も持ち合わせてるの」

 

「…は?霊力と魔力どっちも持ってるってこと?」

 

「そうなるわね、量的には霊力のほうが多いのだけれど

 魔力も可笑しいくらい持ち合わせてるらしいの」

 

「…それで?」

 

「それで昨日、私とパチェと霊夢で話してたのよ、何か奥にとんでもないものが

 眠ってるんじゃないか?って多分霊夢はそれを言ったらあなたが傷つくって考えたんでしょうね

 だから…」

 

「言ってくれなかったと?」

 

「そう、まぁあんまり気にしてないようで」

 

「まぁな、大体こんなことだろうとは予想していたからな」

 

「…もし暴れられたらどうするの?」

 

「止めるだけだけど?」

 

「どうやって?」

 

「どうやってって…普通に祓剣を使って」

 

「ふぅん、まぁいいわ私からの話は終わった。ここから出る前にその祓剣とあの子を連れて帰ってよ」

 

「分かってるよ、じゃあな」

 

糞…霊力と魔力を持ち合わせてるのは分かった、だがなんだ最後の暴れたらどうするって

ああ、気になるじゃねえか!!結局はレミリアに聞いてもその答えは教えてくんないだろうけど…

 

とりあえず、カグツチのところいくか…。




今回の話、カグツチちゃんのことについてもっと入れてくつもりなんだけど
やっぱりタグに追加しといたほうがいいかな?

っと感想お待ちしております!


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第18話「不思議なことって?」

遅れてしまった…。
pcの不具合で土日中に投稿できませんでした。

では、第18話ゆっくりみていってね!


…カグツチのところいくのはいいんだけど、場所分かんねえ。

レミリアに聞く?いや、それは恥ずかしいから止めよう。

 

「ああ、くそっ!!」

 

「どうしたの?いきなり叫んで」

 

と裏から声が聞こえる、声的に咲夜だろう。

 

「んぁ?ああ、なんだ咲夜か」

 

「で?どうしたの?」

 

「いやさ、さっきカグツチ連れて行ってもらったじゃん?これから帰ろうと思ってるんだけど

 場所が分かんなくてさ」

 

「…ふふ、ついてきて」

 

「?あ、ああ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

図書館に移動する。

 

「はい、着いたわよ」

 

「おお、本当に本だけだなぁ…いくつか借りてこうかな?」

 

「本だけって失礼ね、ちゃんとテーブルとかもあるわよ」

 

「…それだけだろ?というかカグツチは?」

 

「そんなにあの子のことが心配?私が閉じ込めたって言ったら?」

 

「……変な冗談言うなよな」

 

「あはは、悪かったわ。多分妹様と遊んでると思うんだけど?」

 

「探すの面倒だな…おーい、カグツチー帰るぞー」

 

「あ、隼!来てたんだ、帰るの?」

 

「うん、そうだけど。フランは?」

 

「んっとね、疲れたみたいだから部屋に連れて行ってあげた」

 

「そっか、でも帰るつってもパチェリー次第なんだけど…まだかな?」

 

「それなら、みてきたら?奥の部屋にいるから」

 

「そっか、じゃあ行ってこようかな」

 

「何処に行くの?」

 

とまた違う声が聞こえてきた。

 

ていうか、さっきからなんだ咲夜といいカグツチといい裏から声かけるの流行ってんの?

まぁ、流行らないし流行らせない。

 

「んぉ?パチェリーか、終わった?」

 

「ええ、ちゃんとお返しするわ、はいコレ」

 

と祓剣を渡された。

 

「さんきゅ、じゃあ帰るわ。世話になったな」

 

「あ、ちょっと待って。これ渡しとく」

 

と渡されたのが勾玉だった。

 

「?これ勾玉だよね、何故に」

 

「それは魔力の代わりに霊力を込めることによってちょっと不思議なことが起きるの」

 

「不思議なことって?」

 

「使ってからのお楽しみってやつよ」

 

「そーですか、ありがとな」

 

と受け取ったら2つあった。

 

「ん?二つあるんだけど」

 

「勿論、その子にもね」

 

とパチェリーの目が向いてるのはカグツチだった。

 

「カグツチに?」

 

「ええ、そうよ」

 

「ふーん、じゃあカグツチ。はい、これ」

 

「あ、ありがと。早速つけていい?」

 

「うん、いいんじゃない?」

 

といったらカグツチは勾玉をつけはじめた。

言い忘れてたが、紐がつけられており首にかけれるようになっている。

 

「よし、じゃあ今度こそ帰るわ」

 

「分かったわ、またいつでも来てね」

 

「ああ、じゃあ」

 

と挨拶を交わしてから紅魔館をでた。

 

「これ隼とお揃いなんだよね?」

 

「そうだけど?それがどうしたの?」

 

「ううん、隼と一緒のものがつけれて嬉しいなって思って」

 

「そっか、良かったな」

 

「うん!」

 

といったらまた抱きついてくる。

 

「うおわっ、だからいきなりは止めてって」

 

「いいのー!」

 

はぁ…しょうがないな、帰るまで離してくれそうにないし、さっさと帰るか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして博麗神社(笑)へと帰っていった。

 

(ちょっと、後でたっぽん神社裏来いよ)

 

(この後予定あるんでご遠慮させていただきまーす!)




今回は短いな…。
しょうがないんだよ!間違えて×←押して振りだしに戻るよりいいでしょう?

自動保存?ナニソレ美味しいの?


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第19話「急ぐと禿げるわよ?」

更新速度不安定すぎるけど、気にしない。

では、第19話ゆっくりみていってね!


紅魔館へ行き、パチェリーから不思議な勾玉を貰った次の日。

 

 

「うーん、これってどんな効果あるんだろ、気になるなぁ…」

 

「じゃあ、試してみればいいんじゃない?」

 

と横にいた霊夢に言われる。

 

「まぁそれが一番いいんだけども、ここぞっていう時に使ったほうが面白みがあるじゃん?」

 

「隼らしいわね、確かにそのほうが面白いかもね」

 

「だよね、ところでさっきからカグツチ何食ってんだ?」

 

「ん?境界の妖怪がくれたパン」

 

とカグツチが口に頬張ってるのは本当に普通のパンだった。

 

「何故に…」

 

「紫のことだから中になんか入ってたりしてねー」

 

と霊夢が言ってくる。

 

「バカ言うなよな、何も入ってないだろ多分」

 

「ふぅ、美味しかったー!隼にもあげればよかった」

 

「なあ、何も入ってなかったよな?」

 

「んー、チョコ…かな?分からないけどとても甘かったよ?」

 

「チョコか、紫にしては普通だったな」

 

「にしては余計よ、隼」

 

と何処からともなく声が聞こえてきた。

噂をすればなんとやらですわ

 

「紫か、盗み聞きとは感心しないな」

 

「ちょっとぉ、隼が大好きなカグツチちゃんに食べ物あげたのに、感謝しなさいよね」

 

「隼が大好きなは余計だ」

 

「え?好きじゃないの?カグツチのこと」

 

「ぐっ…」

 

くそぉ、いきなり変なこと言いだしやがって…。

ムカつく!

 

「完全論破ね、まぁ今日はそんなこと話に来たんじゃなくて」

 

「へ?じゃあさっさと本題に入れよ」

 

「急ぐと禿げるわよ?」

 

……ああ、こいつまともに話すと疲れるわやっぱ。

 

「はいはい、急がないから話してね紫さん」

 

「んーでも色々話すことあるのよね、何から話そうかしら」

 

「じゃあ一番重要そうな話から」

 

「うん、じゃあ隼。あなたは今日里の鍛冶屋にいきなさい」

 

「え?鍛冶屋に?」

 

「そうそう、何でも隼に話があるらしいからね」

 

「ふうん、んじゃま行ってみますか」

 

「勿論、隼が大好きカグツチちゃんもね」

 

「あーはいはい」

 

ていうか最近色々出掛けすぎだよな

1日、2日ずっと休ませてくれてもいいんじゃない?

 

「じゃあそのほかの話は里から帰ってからね」

 

「あいよ、じゃあ行ってくるわ」

 

「ええ、行ってらっしゃい」

 

 

と挨拶を交わし里へ向う。

 

「それより話ってなんなんだろう、気になるな」

 

「やっぱり刀に関する事なんじゃないの?それ以外に話なんて」

 

「だよね、やっぱり刀のことか、まぁ悪い話じゃなかったらいいかな?」

 

「うーん、でもなんだろうね本当に」

 

「それも行ってみないと分からないからなあ、飛べれたらもっと早くいけるんだろうけど」

 

「そっか、隼って飛べないんだっけ。だからいつも徒歩なんだ」

 

「今更言うことか、俺は普通の人間だぜ?飛べるわけねえっつーの」

 

飛べたら昨日の紅魔館行くときだって飛んでるよ…。

霊夢とか魔理沙は自由に飛べるからさいいよな、正直羨ましい

 

「この世界にいる時点で普通じゃない気がするんだけど…」

 

「それ言ったら駄目だよ、でも普通に死ねるかも知れないのに」

 

「そうだね、でもちょっとした怪我なら私治せるけどね」

 

「え?マジで」

 

「うん、まぁ骨とかは無理だけどね。そこは素直に病院なり行ってもらわないと」

 

「だよね、切り傷くらいなら簡単に出来るんでしょ?」

 

「うん、10秒もかからないんじゃないかな」

 

「へぇ、何それすっげえ便利じゃん」

 

何か関係ないんだけど、普通に真面目な話してるとカグツチってあんまり甘えてこないのか

面白いねやっぱり、可愛いのは変わりないけど!

 

「じゃあ、さっさと里に行きますか!」

 

「うん、だね!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

と二人は里にある鍛冶屋まで向うのであった。




冬になると手が悴んで文字がまともに打てなくなるという不具合が発生。
こたつでは手は温めれんからねぇ。

とそんなことはどうでもいい、またまた短いですなw
今後はこれくらいになりそう。


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第20話「ああ、そのことだが

20話到達!!!
さぁて金土日と祝日合わせて正月までに何話投稿できるか…。

では、第20話ゆっくりみていってね!



 

「…………」

 

「用件は伝えましたよ、それでは」

 

「…………」

 

 

_________________________

 

 

俺は今鍛冶屋に向かっている。

何故?紫に言われたからだ、そしてなんでか知らんがカグツチも同行するように言われた。

理由は知らんがな、とりあえず刀に関してのことだろうと予想はしている。

 

「ねえ、隼ー。まだつかないの?」

 

「ん?もうそろそろだけど」

 

紅魔館行くときはこんな文句は言わなかったんだけど…行く場所によるのか?

 

 

「よし、ついた」

 

「なんか古臭いね、ここ」

 

「そういうこと言うなって、じゃ入るぞ?」

 

「うん」

 

 

と入ろうとすると一人の男性が鍛冶屋の中から出てきた。

 

「…おっと、失礼」

 

「あ、すみません」

 

とすれちがうときにその男性がぼそっと呟いた。

 

(彼女には気をつけたほうがいいですよ…なんせ危険ですから)

 

「…?!」

 

「では、またいつか」

 

「何さっきの人、隼の知り合い?」

 

「いいや、知らないよ」

 

「そっか、それよりもさっさと用件済まして帰ろうよー!」

 

「分かった、分かった。じゃ今度こそ入ろうか」

 

_________________________

 

 

「…ふふ、彼が尾神隼くんですか、面白そうな子ですね…ちょっと様子見しますか」

 

「どうした?いいことでもあったか?」

 

「いいや、何も…」

 

とその男はいいつつも口元が緩む。

 

「なーんか、そういうところがお前よく分かんねえわ、やっぱり」

 

「そうですか?そのうち分かりますよ」

 

「へーへー、そうかよ」

 

_________________________

 

「どーも、またまたお久しぶりです」

 

「お、やっと来たか。久しぶりだな」

 

「そういえば、さっき出てった人、知り合いですか?」

 

「会ったのか、まぁちょっとな」

 

 

あんな表情読めない人と知り合いなのか…面白いな。

 

「それで、紫を跨いで俺に用ってのはなんですか?」

 

「ああ、そのことだがどうせ暇だろう?この際だ剣術でも叩きこんでやろうか?」

 

「んー、剣術つっても俺は弾幕ごっこしかやらないしな」

 

「それはそうなんだが、俺も暇してるんでな」

 

「いいんじゃない?隼!やろうよそれ」

 

「えー?本当に言ってんの?まぁいいけどさ」

 

「おっと忘れるところだった、ちょいと刀見せてくれ」

 

「え?あ、はい」

 

といって俺は手を前に出し、刀をとりだす。

 

「どうぞ」

 

と俺が刀を渡すと下を向き考え始めた。

 

「…何故、この刀の霊力とその子の霊力で反応し合ってる」

 

「え?その子ってカグツチのことっすか?」

 

「ほう…カグツチというのか、理由を聞かせてもらおうか?」

 

「まぁ、後々話そうとは思ったんですけどね」

 

「…立ち話もなんだから奥に行って座って話そうか」

 

「はい、お邪魔します」

 

と奥に行く。

 

 

 

 

「…んで、さっきの話だが」

 

「分かっています。カグツチがでてきたのは紅魔館に行ってその途中に出てきたんです」

 

「ふむ、でもいきなり何故」

 

「それは俺にも分かりません……カグツチはその時のこと分かるか?」

 

「んーでも私もよく分からなかったんだよね、その時は危なかったから勝手に隼を守らなきゃって

 思って」

 

「だそうですよ」

 

「…それは多分、霊力の問題じゃなくてその子の意思が強くなりすぎたんだな」

 

意思って…そんなにか。カグツチは霊力だって言ってたけど。

やっぱり何か隠してんのかな?

そこを深く追い求めてもまだ無駄だからな

 

「なるほど、だから人間の姿と行き来出来るわけだ…」

 

「行き来まで出来るのか?」

 

「まぁ、はい。これは俺がどうとかじゃなくて彼女自身で」

 

「そうか、じゃあ尚更だな。この話はもう終わりだ、ついて来い」

 

「?さっきの剣術のことですか?」

 

「まぁな、じゃあ早速行きたいんだが、その子はどうするんだ?」

 

「カグツチどうする?神社まで帰るか?」

 

「ううん、ここにいる」

 

「そっか、なら待っててくれ」

 

「いいだろう、どうせ3,4時間程度で終わる」

 

「え?そんなに短くていいんすか?」

 

「それは1日やる分の時間に決まってるだろう」

 

で、ですよね~。甘く考えた俺がバカだった。

相当ハードだよな…絶対。

普段はおっちゃん結構冷静そうに話してるけど、戦うことに関連する事は結構五月蝿そう。

なんつーか、ギャップ?ちょっと違うかな?

 

「それじゃ、行くぞ」

 

「はい、じゃあちょっとの間だけの辛抱だカグツチ」

 

「うん、いってらっしゃい」

 

 

と言ったら、おっちゃんが何やら剣を持ち、力を込め始めた。

少し、すると変な空間が出来た。

 

「うおっ、すっげなんだここ」

 

「…ただの空間だよ、これから毎日ここで鍛えてやる」

 

今思ったけど、動けんの…?おっちゃんって

こんなところ用意するってことは結構派手にやるよな…絶対。

 

「へぇ…大変なことになりそう」

 

「まぁ、そうだな」

 

 

 

 

 

と言って中に入って行ったので、俺はその後を追いかけていった。




謎の男が二人登場!
ここから頑張って展開させていこうか!!
一つの異変終わるごとにその話が進むという形でいいかな?

あともうすぐ新年ですね!さぁて新年一発目が何話になるのか。
皆さんもあと少しの2013年を精一杯楽しく過ごしましょう!


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第21話「霊夢、朝食二人分宜しくね」

修行(?)の途中経過あたりまで飛ばしました。
理由ですか…めんd…ゲフンゲフン

では、第21話ゆっくりみていってね!


剣術を教わり始めてから、約2ヶ月が経ったある日…。

 

「うーん…これって本当に身についたと言えるのだろうか?」

 

「ふぁにがー?」

 

霊夢だ、俺が作った団子を頬張りながら言ってきた。

 

「喋るか食うかどっちかにしろよな、下品だ」

 

「……あー美味しかった、それで何が?」

 

「剣術のことだよ、あれから2ヶ月くらい経ったっけ?おっちゃんに聞いてもなーんも

 教えてくれないからさ」

 

「んーそう言われてもねぇ…他に言われたことはないのー?」

 

「えとね、この剣術を使いこなすには特別な剣が必要って言われたような気がしなくもない」

 

「何その曖昧な感じは…もうちょっとハッキリしないの?」

 

「ていうか、霊夢はおっちゃんと昔からの仲なんだろ?なんか言ってくれよ」

 

「それは無理なお願いね、あの人は絶対に教えてくれない時は教えてくれないから」

 

「えー…俺これからどうすりゃいいの?また明日行かんなんのだが…」

 

「とりあえず終わるまでの辛抱ね、じゃないと何も分かりやしないわよ?」

 

本当にそんなものか…ていうか、いつまで剣術習い続ければいいんだろ

終わりが見えないって言ったら大きくなりすぎだけど…いや予想外に辛いからなぁ。

どうなんだろ、この先心配だな

 

「そうだなぁ、じゃあそろそろ寝るかな」

 

「そうそう寝なさいさっさと、愛しい彼女さんが待ってるわよ?」

 

「それ前々から思ってたんだが、嫌がらせか?」

 

「別に~?そんなことは一切思ってませんが」

 

「あーそうかよ、じゃおやすみ」

 

「おやすみ」

 

と挨拶を交わし、隼は自分の部屋まで戻って行った。

 

「はぁ…相変わらず人のところに入り込んでくるんだな、困ったな起こすのも失礼だしな」

 

んーどうする…選択肢はいくつかあるんだが実行するには勇気がいる。

でもな自分の布団に返してあげるのが一番いい考えだと思うんだが

 

「よし、自分の布団にちゃんと入ってもらおう」

 

今、思ったけど…あっちにいた頃そんな女の子と関わりを持っていなかった印象が強く

とても女の子と話したりするのは抵抗あるんだけど意識しなければそうでもないという不思議人間

 

 

「よし、これでいいか。もう疲れた寝よう…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日。

 

「ふぁぁ…もう朝か」

 

最近、寝るのが遅くてやばいな。今日も行かなきゃならんのに…

ん?そういえばカグツチは今日いかないのかな?

 

「あ、いない…どこいったし」

 

とりあえず、朝飯を食わなければいけんな。

誰かいるかな?

 

 

 

 

 

「あら、隼おはよう」

 

「ん?おはようだけど、カグツチは?」

 

「え?いないけど、一緒に寝てたんじゃないの?」

 

「いや、起きたらいなくてさ何処いったんだろ」

 

「そうね、どうしようかしら」

 

「俺、探してこようかな」

 

「朝食はどうするの?」

 

「後で食う」

 

 

んー勢いのまま飛び出てきたけど、行きそうな場所がないな…。

 

「あ、隼!おはよう」

 

と何処からか声が聞こえる。

 

「え?カグツチ?何処よ」

 

「上だよ、上」

 

上?まさか屋根にでも登ってるわけではなかろうに

 

「…?」

 

と90度グルっと方向を変えると予想的中というか屋根にいるカグツチを見つけた。

 

「え、なんでそんなところいるの?」

 

「んとね、ちょっと今日早く起きちゃってさ、隼起こすわけにもいかないし

 暇だったからここに登って時間潰してたの」

 

…、どうやって登ったんだそこ。

でもいいかもそこ、縁側に続く新たな日向ぼっこする場所2号

 

「うん、それは分かったから朝食食べよ?」

 

「うん!今行く!」

 

「んっどうやって降りんだ?」

 

「え?こうやって」

 

へ、飛んでる…あ俺ずっと飛べない子だと思ってた。

飛べない勢一人になりました、わーパチパチ

 

「カグツチって飛べるっけ?」

 

「言ってなかったっけ?」

 

と首を傾げる。

 

 

皆飛べちゃうなんてずるいよ、俺も飛びたい!

誰か俺に飛べる何かを用意してください。

 

「まぁ、いいや。中に入ろっか」

 

「うん、そだね」

 

 

 

なんか今日はいつも以上にニコニコしてんな…気のせいか?

まぁ、楽しそうなのはいいんだけど…

 

 

 

中に入る。

 

 

「霊夢、朝食二人分宜しくね」

 

と俺が声をかけてから気の無い返事が返ってきた。

 

「はぁ…なんでこの家の主がこき使われてんのよ、普通立場的には反対なんだけど」

 

「五月蝿くしない、文句を言わない、さっさとやる。これこれからの3ヶ条ね」

 

「何その嫌な3ヶ条絶対に守りたくないんだけど」

 

「いいんじゃない?それ面白そうじゃない」

 

「カグツチねー意味分かってそれ言ってるなら本気で殴りたい」

 

「分かってなかったら言ってませんよ、霊夢さん」

 

とニコニコしながら言っている。

案外、Sキャr…いや流石にねぇアハハハ

 

「よし、ちょっと一回表に出なさい」

 

「私に勝てると思ってるんですか?」

 

「「え…?」」

 

と霊夢と隼の声が綺麗に重なり合った。

 

「なーんてね、冗談、冗談♪」

 

…いや、今のは本気か冗談か分からなかった。恐ろしや

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

朝飯モグモグなう。

 

 

 

 

「ふぅ、ごちそうさまでした。じゃあまた今日もいってくっから」

 

「分かったわ、いってらっしゃい隼」

 

「おう、行ってきます」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

とまた剣術を習う日々が続くのであった。




あ、ギリギリ2000文字いってねえ…。
1997ってこういう中途半端な数字って自分嫌いなんですよね、歯切れ悪い感じがして。

そんな話はどうでもいい、土曜日のうちにギリギリ間に合った…(ホッ


では、次回第22話もみてください!感想待ってます


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第22話「じゃあ隣にいてあげる」

よぉしよしよし、最近頑張ってる気がする俺!と思っておきたい。

では、第22話ゆっくりみていってね!


 

「こんちわー」

 

「ん?お、やっと来たか。じゃあ早速やるか」

 

「はい、お願いします」

 

 

といつも通りの空間に行く。

 

「今日は実戦形式でやるか」

 

「分かりました」

 

「今日はいないみたいだな、何を使うんだ?」

 

「そうですね…じゃあこうします」

 

といって俺は左手をかざす

 

「『慈悲の剣』…短く鋭い短剣となれ」

 

慈悲の剣は元々大剣だけどこれは自分で作ったものコントロールすることで形を変えてみたり。

 

「ふむ、大分上手く使いこなせるようになったみたいだな」

 

「はい、おかげさまで。自分は持つなら軽いものがいいですからね」

 

「じゃあいくぞ」

 

と言ったと同時に踏み込んで隼のほうに向かってくる。

 

「…よっと」

 

とそれを受け流す。

すると、すぐに後方に下がった。

 

「中々やるようになったな…でもまだまだだな」

 

「へっへ、これだけだと思われちゃ困りますね。今度はこちらから行きますよ?」

 

すぐに空いた距離を縮め斬りかかる。

 

「はぁっ!」

 

力を込め全力で振るう。

 

「…無駄な動作が多い、これでは俺に勝てんぞ、はっ!」

 

攻撃を受け止めたら、刀に霊力を込める。

 

(何をする気だ…?油断はしちゃいけないけどまともに戦うのは初めてだからな)

 

「この刀を受け止められるか?」

 

霊力が込められた紅く煌めく刀が振り落とされる。

 

「…くっ、ぐぁっ!」

 

慈悲の剣で受け止めにかかったが軽く飛ばされる。

 

「はぁ…はぁ……え?嘘だろ」

 

剣を持っていた血が真っ赤に染まっていた

 

「ほお、まさか血を流すだけで済むとはな…だがこれ以上やると危険だぞ、まだやるか?」

 

「いえ…まだやります」

 

「左手は使えるのか?」

 

「はい、まだなんとか出来ます」

 

「なら容赦はせんぞ…早く立て」

 

ゆっくりと立ちあがるとまた戦闘態勢に入る。

 

「じゃあいきますよ?」

 

「ふん、どこからでも来い」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…またやり始めてから10分程経過し決着がついた。

 

「はぁ…はぁ…も、う…駄目…だ」

 

とそこで意識が途絶えた。

 

「よくあれから30分もよく耐え抜いたな…もう既に超えてるかも知れないな…

 あの刀が託せそうだ……じゃあ、神社まで送っといてやるか」

 

と隼を抱え、神社までの空間を繋げた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…博麗神社…

 

 

「ちょっと…これどういうこと?」

 

「お、丁度いいところに来た。ちょっと隼寝かせてやってくれ、心配しなくていいからな

 ただ気を失ってるだけだ」

 

「え…?それは分かったけど何してたの?」

 

「何って…実戦形式でちょっとやってたんだそれがどうかしたか?」

 

「まさか本気で戦ってないでしょうね?」

 

「当たり前だろう、本気でやってたら今頃あいつは生きていない」

 

「どこまで力使ったの?」

 

「霊力込めるとこr…「やりすぎ」」

 

「まぁ、いいだろ。とりあえず隼に落ちついたらまた来いって伝えといてくれ話がある…とな」

 

「あれ…渡すの?」

 

「まぁな、もうあいつは十分戦えるし霊力も使いこなせる…俺から教えることもない」

 

「そうね。あなたも越えてるんじゃない?」

 

「それならば負けてられんな…」

 

「若者に対抗心張ったら駄目でしょ」

 

と苦笑する。

 

「それよりも早く布団まで運んでやったらどうだ?風邪引いたらいけないからな

 いい姉になりたいんだろ?」

 

「そうね…なれたら、ね」

 

「頑張れよ、じゃまた」

 

「ええ、さよなら」

 

 

と挨拶を交わすと鍛冶屋まで帰って行った。

 

「誰か来てたの?」

 

「カグツチ…どうしたの?」

 

「ううん、誰か来たみたいだったから」

 

「なんでもない、さっ早く入りましょ寒いでしょ?」

 

「うん、それはいいけど隼どうかしたの?」

 

「大丈夫、疲れてるだけよ。昼食済ませちゃいましょ」

 

「うん、今日はもう隼どこかに行かない?」

 

「ええ」

 

「じゃあ隣にいてあげる」

 

「それだったら隼も安心して寝てられるわね」

 

「うん、そうだね!でも霊夢さんも一緒にいたげて?」

 

「そうね…今日くらいはそばにいてあげようかな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(ちょっとの時間だけどこれで恩返し出来たらいいかな…?)




あ、今更誰得情報だけど隼くんは中の人にあわせて左利きです。

なんか妙に鍛冶屋のおっちゃんの強さを可笑しめにした気がする…ような気がしないでもない。
まぁいいでしょう。若干強いくらいが丁度いい

では、次回23話もみてください!感想待ってます


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第23話「もう笑っちゃうでしょ」

隼くんが目を覚ますところからです。

では、第23話ゆっくりみていってね!


「…ふぁぁ、朝か」

 

「朝かじゃないわよ、あんた丸二日眠りっぱなしだったんだから」

 

「え…?嘘」

 

「まぁ寝てる側としては信じられないわよね、それに飲まず食わずじゃ死んじゃうわよ?」

 

「そうだったんだ…」

 

「最初はカグツチがずっとそばにいたんだけど途中で一緒に寝だしてね、もう笑っちゃうでしょ」

 

と笑いながら言う。

 

「…そうだね」

 

と横で寝ているカグツチの頭を撫でてやる。

 

「とりあえずなんか食わなきゃ死にそう…」

 

「じゃあ、ちょっと用意するから待ってて」

 

「お、珍しく優しいじゃん。ちょっとは心配してくれるんだ」

 

「そうかもね」

 

と言い部屋を出ていった。

 

「うーん、動いてなかったから体固くなったかな?無理に動かすのもあれだしな…」

 

「…すぅ、…すぅ」

 

しっかし、本当に気持ちよさそうに寝てるな。

用意してくれるまで横にいようかな?

 

そういえば、前にもこんなのあったっけ?

こんなことしてたらまた霊夢に言われそうだけど…まぁいいや

 

 

 

 

「まーた変態染みたことしてるし…あほ?」

 

「誰があほだ!」

 

「五月蝿くしない、これ3ヶ条でしょ?」

 

「ぐっ…」

 

「あはは、やっぱ隼って面白いわね。まぁ用意出来たから行きましょ」

 

「へいへい」

 

 

 

 

 

 

「あ、そういえば鍛冶屋のが落ちついたら来いってさ渡したいものがあるだとか」

 

「ふーん、じゃあ行ってみますか」

 

渡したいもの…?なんだろ、この前言ってたアレかなぁ?

 

「すぐに行けってことじゃないわよ?疲れくらいとらないと」

 

「そうなんだけど、渡すもの気になるしな」

 

「それよりも二日ぶりの朝食はどうかしら?」

 

「あー、うん。普通に美味しいよ、ありがと」

 

「どういたしまして」

 

「んー、でもやっぱ鍛冶屋に今日行こうかな?」

 

「本当に大丈夫?」

 

「…心配症かっつーの、お母さんか」

 

「あーあ、じゃあ心配して損した。もう好き勝手にしなさいよ」

 

「ごめんね、言い出したら途中で止めたくないんで」

 

「でも無茶はだめよ?」

 

「分かってるって、それとカグツチは連れてかないからそのままにしといてあげて」

 

「了解、じゃさっさと食って行ってきなさい」

 

「ほいほーい」

 

それにしても今日の飯ほんとに美味いな…。

二日間の間に上達したか…ってなわけないか、元々普通に上手だったしね

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「よし、ごちそうさまでした。じゃいってきます」

 

「はいはい、ほんと落ちつかないわね。いってらっしゃい」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…移動中…

 

 

よし、着いた。

霊夢いわく二日寝てたんだから二日ぶり?いや、3日ぶりか?分からん。

 

「こんちわー」

 

 

………シーン………

 

「ん?もしかしていないのかな、じゃお邪魔しまーす」

 

 

ほんとにいないのか?じゃあ出直そうかな。

あー、気になる!!けどいないならしょうがないもんな

 

 

「また明日になるか…帰ろっと」

 

なんで今日ほんとにいないんだろ、いつもならそこに座ってるんだけど…。

 

 

 

 

 

 

一応、このことも霊夢に伝えといた方がよさそうかな?




今回は少し…いや、かなり短めです!

うん、しょうがないね。
平日より休日のほうがあまり時間ないのって俺だけではないだろうか?
でも毎日更新出来てたからいいかな

では、次回24話もみてください!感想待ってます


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第24話「どこかのサンタさんのおかげでね」

今日はクリスマスということで
本編から離脱し特別編という形でおおくりしまーす!

では、第24話ゆっくりみていってね!


「……よっと」

 

ん。今日何日だっけ…?

23か、ということはアレがあるな。明日

 

「じゃあちゃんと用意してあげなくちゃな…でも何だったら気に入ってくれるかな?」

 

霊夢とカグツチに似合いそうなもの…あ、魔理沙もか。

んー、分かんないなあ。誰かに女子が好みそうなもの聞くか…?

 

と考えつつ、部屋を出る。

 

 

 

「あ…、おはよう」

 

「おはよう」

 

「相変わらず早起きだな…たまには朝食作るの代わろうか?」

 

「いいのいいの、朝食くらい私に任せて」

 

「…?大丈夫だったらいいんだけど無理するなよ?」

 

「分かったわ」

 

「あ、そうだった。今日里に買い物しにいくんだけど」

 

「へぇ…珍しいわね。いつもなら団子屋か鍛冶屋なのに」

 

俺ってそのどちらかのイメージだったんだ…、確かにいくけども。

 

「そーゆーことだから」

 

「昼から?」

 

「そうだよん」

 

「なんか今日はずいぶん機嫌いいんじゃない?」

 

「え?何それ。俺っていっつも機嫌悪そうにしてるか?」

 

「さあね」

 

「どっちだよ!」

 

「そういえば、カグツチは起こさなくていいの?」

 

あ、こいつ無視しやがった。

くそぉ~なんか最近、霊夢のペースに合わさせられてる気がする

 

「うん、別に好きな時に起きればいいかなーって思ってさ」

 

「ならいいんだけど…」

 

「心配なのか?カグツチのこと」

 

「なーに?心配してほしいの?」

 

「はは、出来ればね。じゃ、いってこようかな?」

 

「いってらっしゃい」

 

「あ、カグツチ起きたら出掛けてるって伝えといて」

 

「はいはい」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…里…

 

うーん、何がいいかなぁ。気に入りそうなもの

首飾りはもう貰ったでしょ?何がいいかなー

 

「指輪?ピアス?それとももっと冬らしいものか?」

 

そう考え込みながら歩いてると団子屋の近くまで来た、すると…

 

「あら、隼くんどうしたの?そんなに唸っちゃって」

 

と声をかけてきたのは団子屋のおばちゃんだった

 

「ん…?ああ、おばちゃんかおはようございます」

 

「おはよう。それでどうかしたの?」

 

「いえ、少しクリスマスプレゼントで何あげようか迷ってて」

 

「カグツチちゃんに?」

 

「はい、それと霊夢にもあげようと思いましてね」

 

「へぇ博麗のところにもねえ…やっぱり冬なんだしマフラーや手袋とかでいいんじゃない?」

 

「マフラー、手袋…。ありがとうございます

 ちょっとやりたいことあるんで店の奥貸してもらっていいですか?」

 

「いいわよ、自由に使ってね」

 

「ありがとうございます」

 

…じゃあ、とりあえず必要な物買ってきますか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…久しぶりだな、作るの出来るかなぁ?

手編みとか自分でも思ったけどガチすぎでしょ。

 

「でも案外、気に入ってくれたりしてね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…はぁ、やっと完成した―!やっぱり時間かかちゃったな」

 

 

朝に出たのに、もう昼だよ。おばちゃんに頼んだら団子出してくれっかな?

 

「おばちゃーん、いるー?」

 

「お?あまりにも集中してたから声かけなかったけど食べ物欲しいんでしょ?」

 

「よくお分かりで」

 

と席に座る。

 

「ちょっと、今更こんな話するけど隼くんがここに来てくれてからお客の入りがよくなってね

 本当に感謝してるのよ」

 

「いえいえ、こっちは雇ってもらってる身なんですから精一杯働かないと失礼ですからね」

 

「隼くんは人を呼び寄せる効果でもあったりするのかもね」

 

「褒めても何も出ませんよ?」

 

 

とそんな会話をしていると誰かが店に入ってきた。

 

「こんにちわー」

 

「はい、いらっしゃい。適当に座ってください」

 

「親切にどうも」

 

「何食べます?」

 

「じゃあ、3色団子を1つ」

 

「はいよ、ちょっと待ってね」

 

 

 

ふうん…初めてみる顔だな。いや、俺が覚えてないだけかな?

ま、さっさとカグツチへのプレゼント決めて帰るとしますか

 

「…よっと、おばちゃんここに代金置いとくね」

 

「あ、もう帰るのね。分かったわまた来てね」

 

「はい、ありがとうございます」

 

 

といって店を出る。

 

「さて、霊夢へのプレゼントは決めれたし後はカグツチか…」

 

なんかやっぱりアクセサリー系統しか思いつかないな…。

ブレスレットとかよさそうだよね、そうしようかな?

 

 

「じゃあ、どんなのがいいかな?色々あるんだけども…ちゃちゃっと決めますか」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…博麗神社…

 

 

「…ただいま~」

 

「おかえり…だけど、ずいぶん長い買い物ね」

 

「ちょっと途中で厄介事に巻き込まれましてね…あはは」

 

「ふうん、朝に出かけたのに全然帰ってこないからカグツチ心配してたわよ?」

 

「あら。それはちょっと不味いかなぁ…?」

 

「様子見に行ってきなよ、隼の部屋にいるだろうし」

 

「りょーかい」

 

といって部屋まで向い戸をあける。

 

「カグツチ…いる?」

 

「隼のバカ!何処行ってたの!」

 

といっていきなり抱きついてきたので体勢を崩しその場に尻もちをつく。

 

「ごめんごめん、ちょっと急な用事でさ…」

 

「いいけど…そんなに急ぎの用だったの?」

 

「明日になれば分かるよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そしてその夜…。

 

「寝てるかな…?」

 

とカグツチが寝ているのを確認し布団から出る。

そして綺麗に箱に包んであるのをそっと置いといてやる。

 

「次は霊夢のとこか…」

 

「すぅ…すぅ…」

 

ちゃんと寝てるな…。じゃ、置いといてやるか。

手編みのマフラー&手袋を置いといてやった。

 

「おやすみ…」

 

といって部屋を出た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…次の日の朝。

 

「朝か……ん?」

 

とふと横をみるとカグツチがいなかった。

不思議に思いながら部屋を出る。

 

「おはよう、カグツチは?」

 

「カグツチなら屋根にいるんじゃない?箱を持ってなんか飛び出していったから」

 

「ふうん、喜んでた?」

 

「もの凄くね、どこかのサンタさんのおかげでね」

 

「へぇ。サンタねえ…霊夢にも届いてたか?プレゼントは」

 

と白々しく言ってやった。

 

「そうね届いてたわよ」

 

「良かったじゃん、日頃の行いが良かったってことだな」

 

「一言多い。でも、ありがとね」

 

「え?」

 

「なんでもない、カグツチ呼んできなさい。朝食にするわよ」

 

「ほいほーい」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こうして無事、プレゼントを渡せた隼は心の中でホッとしていた。




……プレゼント逆のほうが良かったのかな?と少し後悔している。
そしてまた無駄に遅くなってしまたああ!!

と同時に明日から冬休み♪楽しく過ごしたいものです^^

では、次回25話もみてください!感想待ってます


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第25話「凄く似合ってるよ」

お正月のお話も書きたいなーと考えているである。
冬は行事が一杯ですね!自分も楽しみです^^…

では、第25話ゆっくりみていってね!


「………」

 

冬だなぁ…そろそろ1年目が終わるのか…。

長いようで短かったな。

 

「どうしたの?」

 

「ん?ああ、カグツチか…そういえば、昨日のプレゼント何が入ってた?」

 

「綺麗なブレスレットが入ってたよ!」

 

「そっか、良かったな」

 

「うん!それでつけてみたんだけど似合ってる?」

 

とそれを見せる。

 

「凄く似合ってるよ、カグツチにピッタリ」

 

「ほんと?ありがと隼!」

 

とまた抱きついてくる。

 

「うおっ…ほんと抱きつくの好きだよね」

 

「好きだから…隼のこと」

 

「うへっ、そういうこと言われるの慣れないなぁ…でも俺も好きだよ?」

 

「うん、ありがと…嬉しい」

 

と笑ってみせてくれた。

 

「さてと、今日はすることもないからどうしよっかな?」

 

正直、俺の体力が持たんからなこんな空気だと…。

 

「私は隼がいればいいかなー」

 

「あはは、そうだね。今日くらいはゆっくり過ごそうか」

 

とそんな話をしていると霊夢が入ってきた。

 

「…まーたいちゃついてるのね。あ、これみかん置いとくから」

 

「ん?ああ、了解。またどっか行くの?」

 

「ちょっと鍛冶屋に…彼と話あるから」

 

「はいよー、いってらっしゃい」

 

とだけ言い残して部屋を出ていった。

 

「よく寒いのに外に出ようなんて思うよね」

 

「まぁ色々事情あるんだろ?それよりもみかんだけ置いてかれてもねぇなんか面白いものないのか」

 

「そうだねー、隙間のにでも頼めば適当になんか出してくれるんじゃない?」

 

「そうだn…「呼んだ―?」」

 

「お、紫か。暇なんだけどさ何かないかな?」

 

「そうね…表に連れて行きたいんだけどこっちの都合でね生憎無理でして」

 

「そっか、ならカードでもなんでもいいや」

 

「じゃあ、これね…」

 

といってなんかゴソゴソとしだした。

 

「あったあった…これよ、これ」

 

「へ?カードか、じゃ真剣衰弱程度ならいけるかな?」

 

「じゃ、私は帰るわね。二人きりの時間を邪魔して悪かったわ」

 

「…でも、助かったよ。ありがと」

 

「ええ、さよなら」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それから俺は1からルールを教え、それからずっと楽しんだ。

一緒に笑い、時間を過ごした。

 

 

 

 

 

「うーん!楽しかったー!ちょうどいい時間帯だし飯にすっか」

 

「そうだね、じゃ私待ってるよ」

 

「うん分かった」

 

俺は部屋を出て台所まで行く。

 

 

 

 

「さて…と、作りますか」

 

カグツチ何が食べたいだろ、まぁ食材が限られてくるがな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

料理中…。

 

 

「よし、出来た!呼んでくるか」

 

とカグツチがいる部屋に向かっていく。

 

「おーい、カグツチできt…って寝てるし」

 

「すぅ…すぅ…」

 

こんな短時間でよく寝れたな。折角作ったんだけど、霊夢に置いといてやろうかな?

 

「布団まで連れていこっと…」

 

とカグツチを抱っこして連れていく。

 

「じゃ、あとは作ったやつか…紙にでも書いとくか」

 

と一旦部屋を出て、紙に書いてまた戻ってくる。

 

 

 

「どうしよ、霊夢が帰ってくるまで起きとこうかな?いやいっか」

 

と隼も布団についたのだった。




まだまだ日常編が続きそうな予感…。
もうちょっと早く異変入るつもりだったんですけども、もう少しお付き合い願います。

では次回26話もみてください!感想待ってます


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第26話「やっぱりカグツチちゃんって」

年越す前に30話いったらいいなー?

では、第26話ゆっくりみていってね!


「…ん、ん?」

 

なんか動きづらい…、背中がもの凄く温かい気がする。

 

「すぅ…すぅ…」

 

かすかに首に吐息がかかりくすぐったい。

 

まさか…カグツチか?とりあえずこの状況から脱出せねば…

 

そして動こうとすると、手をもたれ立ち上がれない。

 

「ちょカグツチ?朝だって離れよ?ね?」

 

と声をかけるが全く反応しない。

 

体の向きもかえれないし手ももたれているので自分から離すことも出来なかった。

 

 

「隼ー、今日団子屋にいかなきゃいけないn…って何してるの?」

 

「いや、動けなくてさ…あははは…は」

 

「はぁ…何やってんだか、まぁ好きな時に行きなさいよ」

 

「え?ちょっと待って!助けてくんないの?!」

 

「助けてほしいの?」

 

「当たり前だよ!!こっちもう本当にやばいから!」

 

「えー、折角カグツチがくっついてくれてるのに?嬉しくないの?隼は」

 

「んーまぁ嬉しいちゃ嬉しいけど…って何言わせてんの!」

 

「自分で言ったんでしょ…じゃあ頑張ってね」

 

と笑って部屋をでていった。

 

「すぅ…すぅ…」

 

「おーい、カグツチー起きようぜ朝だって」

 

「…ふぁぁ…はや、と?」

 

「やっと起きた、そろそろ離れてくんない?」

 

「え?あ…」

 

と離れてはくれたが下を向き顔を赤くしていた。

 

 

流石に無意識でやったことは恥ずかしいか…。

 

「ほら、行こ?朝食食わないと腹へるだろ?」

 

「うん」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

朝食を済ませる。

 

「よし、じゃちょっと遅れたけどさっさと行きますか」

 

「え?どこか行くの?」

 

「うん?そうだけど…あ、寂しいんでしょ」

 

「うん…」

 

「あら?やけに素直だなあ…一緒に行く?」

 

「え、いいの?」

 

「いいよ勿論。だって団子屋にいって仕事するだけだし、おばちゃんも歓迎してくれるだろ」

 

「やったー!隼ありがと!」

 

「あははほんと素直でいいよねーカグツチは」

 

「え?」

 

「いや、なんでもない。じゃ行こっか」

 

素直なのはいいんだけど、明るいときと暗いときがハッキリしてるな今思えば

でもそこがいいのかな?それが可愛いっていうか、なんというか…好きなんだよね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…里…

 

「どーも、おばちゃん」

 

「あら隼くん、そうか今日は来るんだったかしら」

 

「ですね、それと今日カグツチもいるんで俺の分終わるまで、奥貸してくんないすか?」

 

と横にいたカグツチの頭を撫でながら言う。

 

「全然いいわよ、隼くんの大事な子だもの歓迎するわ」

 

「ありがとうございます、じゃカグツチまた後でな。昼には行くから」

 

「うん、また後でね」

 

そして奥に入っていった。

 

 

「よし、じゃあ始めますか」

 

とりかかり始める。

 

 

「やっぱりカグツチちゃんって可愛いわよね」

 

「ん?おばちゃんいたんすか…それよりいきなり何故それを」

 

「いやね、初めてカグツチちゃんここに連れて来たとき思ったのよ」

 

「何がっすか?」

 

「これが隼くんの将来のお嫁さんかーってね」

 

「……へ?いやいやいや流石に…ねぇ?」

 

「でも分からないわよ?」

 

「そうかなぁ…」

 

「私は信じてるわよ?」

 

「ははは、期待されてもなあ。まぁ頑張りますよなんつってね」

 

 

と会話しつつも着々と手を動かす。

すると、戸が開く音がした。

 

「ん?あ、いらっしゃい…っておっちゃん?!どうしたんすか」

 

「ああ、隼か。お前がここで働いてるって博麗の巫女に聞いてな…。この前来てくれた

 らしいが」

 

「はい、霊夢からなんか渡したいものがあるって言ってたんで」

 

「…それはまた今度だ、今日は息抜きに来ただけだからな」

 

「そっすか、じゃ何がいいすか?」

 

「…3色団子で」

 

「了解です」

 

 

わざわざこんなところに来るなんて珍しいな…。

話がないのは嘘じゃないのかな?

知らんけどね




前書きのこと日付的に無理でしたわw
うん、前言撤回というやつだね

では、次回27話もみてください!感想待ってます


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第27話「寝ながら出来る芸当じゃないだろ、これ」

前回の続きです。

では、第27話ゆっくりみていってね!


「…3色団子で」

 

「了解です、おばちゃん3色団子1つー」

 

「隼くん」

 

「はい?どうかしたんですか」

 

「折角のお客だし隼くんが作ってみない?」

 

「え?…でも」

 

「いいのいいの、隼くんなら出来るって」

 

「んーじゃあやってみます」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「よっし、出来た」

 

今まで、なんとなく作るのは避けてたから心配だったけど

なんとか出来たな…。

 

「うん。いい出来だよ、さぁ早く持って行ってあげて」

 

「はい」

 

と作られた団子を持ちそれを持って行く。

 

「どうぞ、3色団子です」

 

「ほお…これ作ったのか」

 

「まぁ、一応…味は知りませんがね」

 

「俺が頼んだんだ勿論食う…」

 

「ありがとうございます」

 

 

それから頑張って仕事をやりそして昼を迎えた。

 

 

「はぁぁ…やっと昼だー!疲れたなー」

 

「お疲れ、隼くん。今日はもう終わりでいいよ」

 

「え?でも、まだ午後から」

 

「大丈夫よ、大丈夫」

 

「本当に大丈夫ですか?」

 

「心配しないで、大丈夫だから」

 

「んーじゃあ、お言葉に甘えさせていただきます。じゃとりあえず奥行きますね」

 

「はいはい、いってらっしゃい」

 

 

カグツチ何してっかな…とりあえず顔みせとかないとな。

 

「おーい、カグツチ。いるー?」

 

「んにゃ?あ、隼…おかえり」

 

「この様子だとまた寝てたよね?」

 

「えへへ、そうみたい」

 

「よく寝れるよね、いつも思うけど」

 

「隼は眠たくないの?」

 

「んー眠たいけど、結構生活変わったからなぁ…今は思わなくなったかな?」

 

「そっか、元々ここの人じゃないもんね」

 

「そうだね、じゃ帰りますか」

 

「え?もう帰るの?午後からはないの?」

 

「うん、なんかおばちゃんが今日は上がっていいって言われたから」

 

「へぇー、珍しいね午前中だけで終わるなんて」

 

「今まではずっと1日だったからね。よし、帰ろっか」

 

「うん!」

 

と奥の部屋から出る。

 

 

「じゃ、おばちゃん帰るね」

 

「はいはい。あ、後言い忘れてたけどもうすぐお正月でしょ?だから一旦お店閉じるから

 明日からは来なくても大丈夫よ」

 

「了解です、お疲れした」

 

「じゃあね、隼くんとカグツチちゃん」

 

 

と挨拶を交わし店を出る。

 

「ふう、寄り道なしの一直線で帰りますか」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…博麗神社…

 

 

「たっだいまー」

 

「ん?隼じゃない、早いお帰りで」

 

「色々ありましてね」

 

「うん、今も色々あるわよね?」

 

「え?あ…このこと?」

 

とカグツチを指し示す。

 

「当たり前じゃない、それ以外に何があるっていうのよ」

 

「んーどう説明すればいいのかな?じゃあ簡潔にカグツチが腕もってきた?終わり」

 

「そうなんだろうけど、見てるこっち側としてはとても不愉快ったらありゃしない」

 

えぇ…何それ知らないよ。その言い振りだと羨ましいって言ってるようなもんだぞ

んーこのまま霊夢が不機嫌なのも嫌だし離れてもらおうかな?

 

「カグツチ?もう着いたんだし離れよっか」

 

というと何も言わずに更にくっついてくる…

 

うん?俺が言ったことと全く反対の行動をしているのだが。

 

「ごめん霊夢、無理みたい」

 

「はぁぁ…しょうがないわね」

 

「ほんとごめんね、じゃさっさと部屋行くからさ」

 

そう言って部屋に向かう。

 

 

「ふぅ…やっぱりここがなんか落ち着くな。なぁカグツチ?」

 

と横をみると寝ているカグツチがいた。

 

「えぇ…いつの間に寝てんの…っておわっ」

 

いきなり畳についていた手を引っ張られ体勢を崩す。

 

「ちょ、カグツチ?いきなりは止めようよ」

 

だが返事はない。

 

「寝ながら出来る芸当じゃないだろ、これ」

 

そして起きあがり、敷いてあった布団に入れてあげる。

 

「一段落したし、風呂行こうかな…昼に入るのは久しぶりだなぁ」

 

 

部屋を出て廊下を歩いてると霊夢に会った。

 

「ん?隼じゃないどうしたの?こんなところで」

 

「いや、風呂にいこうと思ってさ」

 

「そう…カグツチは寝てるのね」

 

「よくお分かりで、じゃ」

 

「どうぞごゆっくり」

 

「どうも」

 

と風呂まで歩いていく。

 

 

寒いなぁ…ここ。

冬とかなったら1時間とか平気で入るけど、流石にそんなことはしないわ。

 

「さっさと温まって上がろう…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

入り始めてから30分が経過した。

 

「…………」

 

そろそろ上がろうかな?

なーんか全然体の疲れとれないし…。最悪だなぁ

いいけどさ、どうせ何もすることないし

 

 

と風呂から上がり服を着る。

 

「さっさと寝ようっと」

 

 

自分の部屋まで戻る。

 

 

「まだカグツチ寝てんのね…寝る前に霊夢に一回言っとくか…」

 

一回部屋を出て霊夢がいるところまで行く。

 

 

「霊夢、俺疲れたから一回寝るね。時間になったら起こしてよ?」

 

「あーはいはい、どうぞご勝手に」

 

「どうも」

 

 

また自分の部屋に戻る。

 

「おやすみ…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それから4時間後…。

 

 

「……と、………やと!」

 

「…ふぁぁ」

 

とゆっくり体を起こす。

 

「どんだけ寝てんのよ、あなたよ時間になったら起こせって言ったのカグウチはもう起きてるわよ」

 

「あれ?俺ってばそんなに寝てたかな…」

 

「そうよ、いい加減にしてよねほんとに」

 

「あはは、ごめんごめん」

 

 

 

と部屋を出て食卓へと足を運ぶ。

 

「ほんっと、苦労するわね。隼起こすだけで」

 

「へへっ苦労してなんぼだろ」

 

「五月蝿い、今度から絶対に起こしたげない」

 

「うへぇ…それは勘弁」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こうしてまだ平和な日々が続いてるのであった。




やっぱ、1日1話の場合いけそうですね、30話。
もうどっちか分かんねぇww

では、次回28話もみてください!感想待ってます


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第28話「そんな軽々しく言えるねぇほんと」

最近、小説買いすぎて軍資金がなくなるという始末。
いや!そんなことはどうでもいい!

では、第28話ゆっくりみていってね!


 

「はぁ、なんでこうなるかなぁ…」

 

俺が起きたらまたカグツチが抱きついてるという変な状況。

最近これが定着してるんじゃないか?っていうくらい毎朝これが続いている。

 

「誰もみてないからいいんだけど恥ずかしいんだよな、これ。だから止めようよカグツチ?」

 

「うん?隼が起きないから…」

 

「俺が起きないからくっついてんの?意味分かんねー」

 

「うーんじゃあ、隼が好きだから?」

 

「うへっ、そんな軽々しく言えるねぇほんと」

 

と腕を掴まれたまま立ち上がり部屋を出る。

 

「おはよ、霊夢」

 

「……ああ、隼ね。おはよ」

 

となんか機嫌悪そうに言う。

 

「あらら?またこのこと言ってんの?」

 

「今日は違う」

 

『は』ってなんだ。

やっぱりいつもくっついているという解釈に繋がりそうなんだが…その発言

 

「ふうん、それでどうかしたの?」

 

「魔理沙のやつがね、いきなり来たと思ったら…」

 

「なんだ、そんなことか聞いて損した」

 

「そんなことって酷い!ていうか最後まで話聞いてないでしょ」

 

「魔理沙のことだ盗まれたら一生帰ってこないぞ?」

 

「そうだけど…なんか悔しいわね」

 

「じゃ、取り返せばいいじゃん」

 

「そう言ってもねぇ簡単に上手く出来ないから困ってんの」

 

「困ってないじゃん、怒ってんじゃん。カルシウム不足か?」

 

と笑って言う。

 

「もうしょうがないから魔理沙追いかけてくる」

 

「おおお疲れ様、冬なのによく働くね褒め称えるよ」

 

「私が帰るまでに昼食の用意よろしく」

 

「はいはい、いってらっしゃい」

 

とニコニコしながら言うと何も言わず出ていった。

 

 

「霊夢行っちゃったけど、なんか取り返せずに戻ってきそうだよね」

 

「あ、隼も思ってたの?私も考えてたんだー無駄なんじゃないかって」

 

カグツチも思ってたのね…。

 

「結局、二人だけになるんだね。暇だなぁ他に行くところもないし」

 

「そうだねぇどうする?」

 

「俺、もっかい寝ようかな」

 

「昼食どうするの?」

 

「昼までに起きれば大丈夫っしょ」

 

「大丈夫かな?心配なんだけど…」

 

「平気、平気」

 

 

といって部屋まで向う。

 

「じゃ、おやすみ」

 

「おやすみ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして12時前…。

 

 

 

「ん…ふぁぁ。もう時間かな…?」

 

「すぅ…すぅ…」

 

カグツチはまだ寝てるのか……寝顔可愛いな。

 

「じゃなくって!飯作らなきゃいけないんだっけ」

 

と部屋を出る。

 

「というかなんで霊夢いないんだっけ…」

 

と思いつつ、適当に作り始める。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

10分後…。

 

「よぉし、出来た。テーブルに置いとけば分かるだろ。一回部屋戻ろっと」

 

 

とまた部屋に戻る。

 

「おっと、まだ寝てんのか。起こさないようにしないとな…」

 

静かに横に座り新聞を手に取る。

 

 

『冬の特大号!!』

 

と大きく書かれたのを見る。

 

「やっぱり文の新聞みてると色々ツッコミたくなるんだが」

 

と一人で笑う。

 

 

それから新聞を見ていると…。

 

 

「んぅ…ふぁぁ」

 

「お、やっと起きたか。おはよ」

 

「うん、おはよう」

 

「結局、カグツチのほうが長く寝てるんだよねぇ」

 

「えへへ」

 

と少し頬を赤くする。

 

「いいけどさ、昼食作ったけど言った本人は帰ってこないし…何やってんだか」

 

「それはいいけど、私まだ眠たいかも…」

 

「どんだけ寝たら気が済むの…流石に寝すぎだね」

 

「んーじゃあ、隼も寝ようよー」

 

「流石にそれはちょっと…っておわっ」

 

といきなり抱きついてきた。

顔を上げるとかなり顔が近かった。

 

「…っ」

 

「顔赤いよ?」

 

と言われつい顔を隠してしまう。

 

「あはは、恥ずかしいの?」

 

「そりゃ、あんなに顔が近いんだもん…恥ずかしいよ」

 

「そういう隼も好きだよ!」

 

と更に抱きついてくる。

 

 

「おいおい、霊夢が帰ってきてこんなん見られたらまた大変なことになるって…」

 

「大丈夫だよ」

 

と話していると戸が開く音がした。

 

「あーほら、一回離れよ?ね?」

 

しかしカグツチは離れてくれない。

 

「はぁ…仕方ない。いこっと」

 

といって部屋を出る。

 

 

「おかえり、霊夢。奪われた物はとり返した?」

 

「くぅ~!魔理沙め!絶対に許さないんだから!!」

 

「あらら、この様子だと取り返せなかったようで。昼飯作っといたから食べて落ちつきなよ」

 

「そんな格好で言われてもねぇ…」

 

「あはは、まぁ気取り直せって」

 

「なんか悔しいけどそうするわ」

 

「じゃ、ごゆっくり」

 

といって部屋を出ていった。




あははは、書いてみたけどなんだこれw
でもちゃんと更新出来たから満足^^

では、次回29話もみてください!感想待ってます


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第29話「何その高校生が言いそうなセリフ…」

はいさい!(自分近畿出身ですが…使ってみたかった。
朝、雪が降ってたんで外に走って飛び出たら案の定滑ってこけました。
ダサいとか思っちゃアカンからな!

では、第29話ゆっくりみていってね!


「ふぁぁ…眠たいな」

 

と鏡の前で欠伸をしながら言う。

 

「もう少しで一年の締めくくりなんだけど、もうちょっとそのだらしない格好どうにかしてくれないかしら?」

 

「そうだったねぇすっかり忘れてたわ…」

 

「別にいいんだけど…隼ってなんかどっかのネジが緩い気がする…」

 

「そうかな?いいじゃんのんびり暮せてるんだし」

 

「それはそうね、でも異変とかあったりしたら体鈍ってそうよね全然弾幕ごっこしてないから」

 

「あはは、じゃ今からやる?」

 

「勘弁してよね、こんな寒い中絶対にやりたくないわよ」

 

「俺もだけどねん」

 

 

と朝食を食べるために移動する。

 

「そういえば、カグツチは?」

 

「寒いからまだ寝るだとさ」

 

「そっちはそっちでマイペースねぇ」

 

「そだね、別に早起きを強制してるわけじゃないんだから寝ててもいいんだけど」

 

「いや、あれは寝すぎよね…」

 

「寝る子は育つってね、いい言葉だわ」

 

「そのまんまね…」

 

「俺に言葉を求めてはいけない」

 

理由?詳しいことはよく分からないからだ。

勉強が出来ないわけではない、しないだけなのだ

 

 

「朝食食うのはいいんだけど、カグツチは寝させたままでいいの?」

 

「心配なら起こしてきてね、貴方の彼女さんを」

 

「何その言い方、嫌みか」

 

といって俺の部屋で寝ているカグツチを起こしに行く。

 

「おーいいい加減起きようぜ」

 

「うーん、あとちょっと…」

 

「何その高校生が言いそうなセリフ…」

 

と言いながら近くにしゃがみ込む。

 

「布団にちゃんと入れないから寒いだろ。起きてたほうが温かいって」

 

「…………」

 

「無視かよ、それに臍出てんぞかっこ悪いぞ」

 

「えっ…?」

 

といって起きあがる。

 

「お、起きた起きた。ほらいくぞ」

 

「うぅ…」

 

と頬が赤くなっている。

 

「見られたくなかったら起きろよな…」

 

「流石に隼でも恥ずかしいよぅ…」

 

「あはは、見られるの嫌なんだ。俺も見る趣味なんてないけどな」

 

といって部屋を出る。

 

 

 

 

「起してきたよ」

 

「案外早かったわね。てっきりもうちょっとかかるかと思ったんだけど」

 

「そう思うんだったら霊夢が起こしにいけよ」

 

「嫌よ」

 

「うっわ、最低だ。こっちは苦労してんのに」

 

「はいはいそうですか」

 

と簡単に流される。

 

「はぁ…なんかため息多くなった気がするんだけど」

 

「気のせいじゃない?」

 

「そうかなぁ…」

 

と話しているとカグツチが来た。

 

「やっと来た、さっさと食べようぜ」

 

「うん」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして朝食を済ませる。

 

「「「ごちそうさまでした」」」

 

 

と俺はその場から立つ。

 

「さて、と…今日はどうすっかな」

 

「何もすることないわね…掃除でもするかしら」

 

「ん?頑張るじゃん」

 

「何言ってるの?隼もよ」

 

「え……マジ?」

 

「当たり前よ、一人でするわけないじゃない」

 

「ですよねぇ…」

 

「じゃあ、隼とカグツチは倉庫の整理よろしく」

 

「了解。じゃ、行こうぜ」

 

「うん」

 

 

外に出て倉庫まで移動する。

 

 

「久しぶりだな、ここに入ったの。ここでこいつと出会ったんだぜ?」

 

といって刀を取り出す。

 

「そうだったんだ…」

 

「まぁね、さっさと片付けて終わりにしよう」

 

「うん。そうだね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それから4時間後…。

 

「はぁ…?!どんだけだよ、物多すぎだろ!殺す気か」

 

「そうだね、でも後ちょっとだよ頑張ろ?」

 

「終わりがやっと見えてきた感じだな…年末の掃除ってこんな忙しかったっけ」

 

そう話しつつも手を動かす。

 

「ていうか、カグツチ何もしてなくない?」

 

「私、重いもの持つの苦手だから」

 

「お嬢様か?!」

 

「えへへ、頑張ってね隼。応援してるよ」

 

くそぅ…結局俺一人でやってるじゃんかよ、いいけどさ。

女子に任せるとか男として最低だろう?そこらへんの常識くらい備わってるよ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「や、やった…終わった!」

 

あれから30分経ちやっと終わることが出来た。

 

「お疲れ隼。結構時間かかっちゃったね」

 

「そ、そうだね…」

 

普通に昼越えちゃったよ、さっさと中に入って温まろう。

 

 

「おーい、霊夢ー。終わったぞー」

 

「あ…隼の存在完全に忘れてた、昼食作ってないや」

 

え?あれ、耳おかしくなったかな?もう一回聞こう

 

「え、え…?ん?ちょっとよく聞こえなかったもう一回」

 

「だから、隼の存在を完全に忘れていた、昼食を作っておりません」

 

「はぁあああああぁああああああ?!」

 

「ちょっといきなり大声あげないでよ耳痛い…」

 

「いやいやいや、俺頑張ったのに忘れてたって…嘘だろ」

 

「ごめんね、カグツチは自分から来て作ってって言ってきたから作ったんだけど」

 

「カグツチ何1つ手伝ってないですけど…?」

 

「女子にもの持たせるのは…ねぇ?」

 

と霊夢は横目でカグツチを見る。

するとカグツチは首だけ縦に振って頷く。

 

「いや、そりゃそうだけどさ…流石n…」

 

「いつまでも終わったことを引きずってるんじゃないわよ」

 

あ…なんか怒られた。意味分からん

いいけどさああ!腹減った…。

 

「もういい、俺が作るから…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あーあ、折角頑張ったのに忘れてたって…マジ酷いわ…。

と一日中呟き続ける隼であった。




いややああああああっ!本当に寒い。凍え死ぬぜい…マジで。
湯たんぽが必要になってきますね。

では、次回30話もみてください!感想待ってます。んじちゃーびら!


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第30話「どんなに強力なデコピンだよ」

第30話です、第30話です。 大事なことなので(ry

では、第30話ゆっくりみていってね!


 

12月30日午後6時…。

 

 

「こたつって最高だわ」

 

「そだね」

 

とこたつの中に潜っていたカグツチが顔を出す。

 

「もう俺ここで寝ていいかも…」

 

「駄目に決まってるでしょ」

 

と鍋を持った霊夢が入ってきた。

 

「おお、鍋ですか。冬にはピッタリだね。早速いただくとしよう」

 

と箸を持ち具をとろうとすると箸を箸でもたれた。

 

「ちょいまち」

 

「うお、箸使いうまいねー」

 

「それはいいとして、食べる前に言っとくけど食べ終わった後に寝ないでよね?ここで」

 

「心配しなくてもいいって大丈夫だから」

 

「その大丈夫が不安なんだけど…」

 

「じゃっいっただっきまーす」

 

「聞いてないし…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「「ごちそうさまでした」」」

 

「あー美味しかった。もう寝れそう」

 

「絶対にここで寝ないでね?」

 

「はいはい、大丈夫ですよーっと」

 

「じゃ、片づけてくるからちょっと待ってて」

 

「うぃー」

 

と霊夢が部屋から出て行った直後、倒れこむ。

 

「なーんか、やっぱり眠たくなってきた…少しだけ横になろっと…」

 

「えー隼寝るの?」

 

「ん?ちょっとだけだって」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それから10分後…。

 

「はーやっと終わったわ、これでやっと休める…ってあれ?」

 

と違和感を感じ下を見る。

 

「結局、寝てるじゃないの…お仕置きね。ふふ」

 

とちょっとした悪意を持った笑い声が聞こえるが、勿論隼には聞こえない。

 

「zzz………zz」

 

 

ズビシッ

 

「おはようございます、尾神隼くん?」

 

「つぅぅぅ……どんなに強力なデコピンだよ」

 

とまた寝ようとするが…

 

「あら、またくらいたいの?とんだMね」

 

「うう…じゃ寝ないからこたつに入らせて」

 

「懲りないわね、いいけどね」

 

「というかカグツチだけ寝させるってずるくない?」

 

「隼が寝るときに連れていってあげれば?」

 

「いや、そういうことじゃなくてだな…」

 

「うん?」

 

「駄目だ、通じてない…」

 

「そういえば、彼の渡し物って受け取った?」

 

「ん?ああ、まだ貰ってないね」

 

なんかさり気なく話題変えられた。

 

「そう。新年にいってこれば?挨拶ついでに」

 

「いい考えだね、そうしようかな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それから3時間ほど雑談した。

 

 

「ふぁぁ……ああ、眠たいな。なんでだろまだ9時なのに…」

 

と大きな欠伸をしてから言う。

 

「そんなに眠たいなら寝ればいいのに…」

 

「霊夢が起こしたんだろ?」

 

「そうだったかしら?」

 

と白々しく誤魔化す。

 

「はぁ、別にいいけどさ。それよりさっきから気になってるのこっちなんだけど…」

 

と自分の太ももあたりを示す。

 

「なんで枕代わりにされてんの?これ」

 

「いいんじゃない?気持ちよさそうに寝てるし」

 

「そんなんだったら俺も寝させてよ…ほんとに」

 

「だから自分の部屋にいって寝てきなさいよ」

 

「あー、じゃあそうしようかな?」

 

「おやすみ」

 

「うん、おやすみ」

 

とカグツチを抱き部屋まで戻る。

 

「うわ、さむっ。やっぱこたつに戻ろうかな…?」

 

…でもまたなんか霊夢にギャーギャー言われるだけだしな、素直に寝よう。

 

「おやすみ、カグツチ…」




今年最後の投稿でしたが、何の面白みもない描写に出来あがってたw
まぁよかろうなのだ。

では、皆さんよいお年をっ!!また来年よろしくおねがいします^^


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第31話「「新年あけましておめでとうございます」」

キノコかタケノコどっち派?と聞かれたら断然タケノコ。
どうも、皆さんあけましておめでとうございます^^
今年、2014年も頑張っていきます!

では、新年一発目第31話ゆっくりみていってね!


「「新年明けましておめでとうございます」」

 

「どうしたの?いきなりそんな改まって…」

 

「変だったかな?折角の新年だったからちょっとは…ねぇ?」

 

「うん、そうだね」

 

とカグツチと顔を合わせそう言う。

 

「どう考えても変よ…あんたたち起きるの遅くてもう皆いるわよ?」

 

「え?マジで。つか、正月って皆集まってやるもんなの?」

 

確かにもう時刻的には昼を過ぎていた。

 

「魔理沙と文がね……色々あったのよ」

 

「あ~…それはしょうがないね。ちょっと皆に挨拶済ませてこようかな?」

 

といって皆のいるところに行く。

 

「なんかちょっとうるさかったのはそれか…」

 

「ねえねえ、誰が来てるの?」

 

「ん?ああ、さぁね。見てみないと分かんないや」

 

 

と皆がいる部屋につき戸をあける。

 

「お?隼か、あけおめなんだぜ!」

 

「魔理沙か久しぶり。相変わらずテンション高いねぇ」

 

「おう!紅魔館の連中もいるぜ?」

 

「レミリアにフランに咲夜…それにパチェリーもいるのか」

 

「明けましておめでとう。夏には世話になったわ」

 

と咲夜が代表として言う。

 

「ん?ああ、別に構わないよ。楽しかったしな」

 

「隼!久しぶり!元気にしてた?」

 

手を振り、フランがそう言う。

 

「フランも元気そうだな、俺は勿論元気だよ」

 

「どうも!文屋です」

 

「ん?今度は文か、やけに今日は人多くないか?」

 

「私の新聞効果は絶大だったようですね」

 

と一人で変な笑みを浮かべている。

 

「あ~…はいはい、そうですねー」

 

と適当に流しておく。

 

「ねぇ、隼ー。まだなのー?」

 

「え?ああ、霊夢まだ来ないな」

 

そういいながらとりあえず席につく。

皆はなんか話したりしてワイワイやってる。

 

しばらくすると霊夢が来た。

 

「出来たわよー」

 

「お、待ってました。いただきましょうか」

 

「皆席についたわね」

 

「そうだぜ、さっさと食おうぜ霊夢」

 

「魔理沙はいちいちうるさいわね待つってことg…」

 

「いただきまーす!」

 

「聞いてないし…いいけど。じゃ私達もいただきましょ?」

 

「そうだな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それから皆でワイワイガヤガヤと話しあったり笑ったりして楽しんだ。

 

そして5時間程が経った。

 

 

「はー楽しかったー!こんなに食べたりしたのって宴会以来じゃないかな?」

 

「だね、私も凄く楽しかった!」

 

「ほんと、正月とは思えないほどの騒ぎっぷりよね」

 

「たまにはこういうのもいいんじゃない?」

 

「そうね」

 

と周りをみながら言う。

 

「片づけが大変ねこんなにあったら」

 

「それくらい手伝ってやるよ」

 

「あ、珍しい。自分から言うなんて」

 

「そうか?まぁ気にするなってそんなこと」

 

そう言って立ち上がる。

 

「そういえば、魔理沙ってば潰れてるけどどうするの?」

 

「置いとけばその内目覚ますだろ」

 

「それもそうね」

 

 

 

 

 

 

 

 

また新しい年か…。

今年も平和な生活が送れますように。




新年一発目いかがでしたか?
活動報告でも申しましたが今年もよろしくお願いします!

では、次回32話もみてください!感想待ってます


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第32話「これ大事にするね」

2作品目あげてしまった…。
まぁみてくださいと読者様へ。頑張るぜと自分へ。

では、第32話ゆっくりみていってね!


…里…

 

今日は新年の挨拶で鍛冶屋へ行く。

そしてそのついでに前々から言われてた渡したいものを受け取りに行く。

 

「…あーそうだ。帰りに団子屋いって挨拶済ませとくか、ねぇカグツチ?ってあれ?いない…」

 

さっきまで横にいたはずのカグツチを探す。

 

「何処いったし…」

 

と通ってきた道を引き返すとカグツチがいた。

 

「あーいたいた、何やってんの?」

 

そう言って頭に手を乗せる。

 

「あ、隼」

 

「あ。じゃないよ、もう。何見てたの?」

 

「この髪留め綺麗だなって思ってさ」

 

「そんなことか…。おっちゃんこれ1つ頂戴」

 

と言って金を置く。

 

「毎度あり~。優しいねぇ彼女さんのために買ってあげるなんて」

 

「ははは、そうですか?」

 

「そうだよ。はい、どうぞ」

 

「ありがと」

 

といって髪留めを受け取る。

 

「カグツチいこ」

 

「うん、ありがとね。隼」

 

「これくらい買ってやるって。俺のこと信じてくれてるんでしょ?俺もカグツチのこと信じてるから」

 

「うん、ありがと…これ大事にするね」

 

「ああ」

 

そう言ってまた歩きだした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…鍛冶屋…

 

「こんちわー」

 

「ん?お、隼か。おめでとさん」

 

「あ、おめでとうございます」

 

「わざわざ来てくれたんか」

 

「ええ、ちょっとね。挨拶ついでに渡したいものを…ね」

 

「ああ。そのことか…前に俺の教えた剣術には特別な剣が必要って言っただろ?それを渡そうと思ってな…」

 

「渡したいものってそれっすか?」

 

「まぁな…。しかし使うかどうかはお前次第だ。弾幕ごっこに取り入れるのも1つだからな」

 

「それは面白そうっすね」

 

「じゃあ、ちょっと待ってろ」

 

「あ、はい」

 

返事すると奥に入っていった。

 

「剣ってどんなのだろ…」

 

「でっかい大剣だったりしてね?」

 

「何それ…変なこと言わないで」

 

「あはは、冗談だよ」

 

「いやでも本当にそうだったら嫌だなぁ…」

 

と話していると戻ってきた。

 

「ほれ、これだ」

 

といって差し出した。

 

「これって剣というより刀っすよね?また持つんすか」

 

「まぁいいから、持ってみろ」

 

といって渡されたので持ってみる。

 

「へぇ…結構思ってたより軽いですね、振りやすい」

 

と軽く振るう。

 

「その刀はお前の空間に入れておくんじゃなくて、腰のあたりにでもぶら下げてろ」

 

「なんでですか?」

 

「最大限生かすためだ…」

 

「へぇ、じゃあそうしようかな?といってもどうぶら下げるの…これ」

 

「こいつをやる肌身離さず持っとけ」

 

「はい、分かりました」

 

といって受け取り早速つけてみる。

 

「横だとなんか違和感あるから裏にしよ…っと」

 

「ふん、大分似合ってるぞ」

 

「そすか?でもこれで里歩くのはなんか抵抗あんな」

 

「大丈夫だ」

 

「おっちゃんがそういうならいっか…」

 

「じゃあ、俺からの渡すものは終わりだ」

 

「はい。ありがとうございました…では」

 

といって鍛冶屋をあとにした……。




おっちゃんから貰った刀ですが鞘に不思議な紋章が刻まれてます。
それが後々どう影響するかは秘密。

では次回33話もみてください!感想待ってます


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第33話「嘘つくの下手くそだよね」

こっちはお久しぶりでございます。
ずっと汐夜録書いてましたがやっとこっちも書き終えました。

では第33話ゆっくりみていってね!


現在5月。

 

「うぅ…寒いね。もう5月だよ?」

 

「んぁ?そだね…これって異変なんじゃねえの?」

 

「そんな訳ないわよ…今年は春が遅いだけ」

 

「いやいやいや!どう考えても遅すぎるでしょ!今までそれを聞いて従ってたけどさぁ!」

 

「…五月蝿い」

 

「はぁ、駄目だ。もういいほらこたつ大好き巫女いくぞ」

 

といって襟を掴んでこたつから引っ張り出す。

 

「止めてー!私は自分が好きな時に動く主義なの!!」

 

「黙れ!お前の言うことを聞いてたら絶対に損するからな!」

 

「…損なんてしないわよ!たくさんいいことあるわよ?」

 

「じゃあ例として歩きながら言えよ?」

 

「なんでそうなるのよ!こたつでいいじゃない!」

 

「絶対にその要求は吞まん!あ、ちょっとカグツチ霊夢の左腕持って」

 

「うん。分かった!」

 

「ちょ、なんでカグツチ言うこと聞いてるの?!」

 

「だって隼がいった事だし」

 

「そういうことだ!いくぞ!」

 

と戸をあけようとしたら勝手に戸が開いたと思ったら咲夜が立っていた。

 

「ん?紅魔館の…どうした?今から訪ねようと思ってたところなんだ」

 

「そう、今回の異変のことで?」

 

「ああそうだ、何かあの図書館の管理人に聞いたら分かるかも知れないと思ったからな」

 

「それは分かったけど…どうしたの?ヘタレ巫女も一緒に連れてくんだ」

 

「誰がヘタレ巫女よ!」

 

「だって…ねぇ?」

 

と目線を咲夜に振る。

 

「なんで私に振るの?」

 

「いんや、なんでもない。よしいざ紅魔館へ!」

 

 

…移動中…

 

「よし。じゃあさっさと聞きだしますか」

 

「それはいいんだけど…簡単に教えてくれるのかしら?」

 

「おいおい、こちとらここの主の妹様を救い出した奴だぞ?

 なんで今回の異変についての質問を拒まれなきゃいけないのかな?」

 

「まぁ、それはそうだけど…。好きにすればいいわ」

 

「どうも」

 

そう言って中に歩いていく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…図書館…

 

「…ここに何の用かしら」

 

「あはは、嘘が下手くそだよね。分かってる癖して」

 

「はぁ…今回の件についてでしょ?」

 

「やっぱ分かってるんだね、まぁ話しが早くていいけど」

 

「あなたと話してると疲れるわね」

 

「酷いなぁ…」

 

「あっそ。で?何が聞きたいの」

 

「何処にいけばいい?」

 

と素直に聞きたい事を聞く。

 

「ほんといきなりね…まぁ教えないつもりはないけどね」

 

「出来れば早く教えてほしいんだけどなぁ」

 

「急ぐと禿げるわよ?」

 

あ…いつぞかのネタだ…。

 

「……使い回しはいいよ」

 

「はいはい。じゃああなたの勾玉に聞きなさい」

 

「は?それがこの能力?」

 

「違うわよ、能力は他にある」

 

「じゃあ、どうしろと?」

 

「ちょっと待ってて…光が指し示す方向へ向かえばいいわ、これの。でも今回限定だけどね」

 

「ほぅ…っじゃありがと、話はこれだけ。じゃあ行くわ情報提供感謝するよ」

 

「急ぎすぎ…」

 

「ほんっとありがと!じゃあ」

 

と言ってすぐに紅魔館を飛び出した。




さぁなんかいきなり春雪異変入ったけど…まぁ、大丈夫でしょう。
そろそろ日常編だとネタがないんだよ!う、裏でキャラは知っておく設定に…
一番の理由はめんどいから!

では次回もみてください!感想待ってます


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第34話「全てを貫き無に帰せ」 +キャラ紹介

こっちは1ヵ月のお久しぶりです。
異変回です!ちゃっちゃと進めよう!
なのでバトル全部入れちゃうよ
それとタイトル通り、最後の方に汐夜録と同じくキャラ紹介を入れています。

では、第34話ゆっくりみていってね!


パチェリーからヒントを得て紅魔館を出た直後…。

 

「そういえば、この勾玉が道示してくれるんだっけ?」

 

勾玉を見つめる。

すると、1本の淡い光が直線に伸びる

 

「へぇ、これが…ってこの光完璧に空に向かって伸びてね?」

 

「そうみたいだね、じゃあ私に任せて」

 

そうカグツチが言う。

 

「ん?どうすんの?」

 

と俺が問うと何も答えずにカグツチは手を掴んだ。

 

「ちょっ…いきなりどうしたの」

 

「飛ぶ方法がこれしかないけど、別にいいよね」

 

笑顔でこちらに言ってくる。

 

飛べるのはいいが、もう少しマシな手段はなかったんだろうか…と考えていると

いきなり体が軽くなった感じがした。

 

「うおっ、何これ浮いてんの?」

 

「浮いてるんじゃないよ、もう隼は自由に飛べるよ。まぁ、限界はあるけどね」

 

「へぇ…。じゃあこれでやっと向える訳ですか。サクッと終わりにしたいな」

 

と俺が行こうとすると、呼びとめられた。

 

「あ、隼?霊夢さんは?」

 

「へ?あ、忘れてた!んーどうしよう探すのが面倒だし先に行くか」

 

「いいの?放っといて」

 

「あいつって何だかんだいって最終的に来るからいいんだよ、さっ行こうぜ」

 

と言うと今度こそ飛び出し、光の線がある方向に進んでいく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…ずっと光の線に沿って進んでからしばらく経った。

 

「まだ続いてんのか?これ、いい加減飽きたな…っと?そうでもないな」

 

と少し笑いながら言う。

すると、前方に見えるかなり不気味な所まで来た。

 

「ここがやっと門だね、今回も頑張ろっか!」

 

カグツチがこっちを向いて笑顔で言ってくれた。

 

やっぱり可愛いよな…普通に、やべぇテンション上がってきた。

 

「だな、サクッとやってこの異変も終了させようか」

 

そう意気込み、不気味で気持ち悪そうなところに入っていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……冗談きついぜ、まじ。こんな長い階段があってたまるかよ。

神社の階段より数倍長いな、絶対これ

ため息しか出ない…な、こりゃ。

 

そう心の中で愚痴をこぼしつつ、階段を上っていくのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…階段を上り終え、前をみると2本の刀を背負った子から声をかけられた。

 

「…人間が何故ここに来るのですか?」

 

「んー…興味が30%、異変解決40%、寒いから30%…かな?」

 

「……………」

 

目の前にいる子は何も話さない。

 

「あー嘘だって、嘘。異変解決90%、寒いから10%だって」

 

「……………」

 

何も話さない。

 

(あれ?あの子、最初の一言以外何も喋らないんだけど…カグツチ?)

 

(呆れてるんじゃない?私には関係ないけど~)

 

(…嘘だっつってんのに)

 

とカグツチと小さな声で話しているとやっと目の前の子が口を開いた。

 

「異変解決は博麗の巫女が来ると聞いていますが」

 

「あいつはいいとこどりしかしないから、先鋒には興味がないんだよ、大将にしか目がないから」

 

「…じゃあ、まずはあなたからやるとしましょう」

 

そう言うと刀をとりだした。

 

「いいね、でも俺もそんな簡単にやられる訳にはいかないんだな」

 

俺も刀をとりだす。

 

「カグツチ?頑張ろうぜ」

 

「うん!」

 

とカグツチは返事すると中に入っていった。

 

 

 

 

「では、魂魄妖夢いきます」

 

「俺は尾神隼!よろしくな」

 

と俺が名乗り終わると妖夢は弾幕を放ってきた。

 

…へぇ、俺と同じスタイルか…面白れぇ

 

弾幕を避けつつ、距離を縮め斬りかかる。

 

「あなたは弾幕は使わないのですか?」

 

「いいや、使うよ?折角の刀を使うもの同士だ、剣術だけで戦うってのも面白いとは思わないか?」

 

「ほう…それはいい提案ですねっ!」

 

返事を貰うと、妖夢が今度は斬りかかってきた。

俺はそれを刀で受け止め、受け流し距離をとる…が妖夢は追い打ちをかけるように更に斬りかかる。

 

「うお…っと、あぶねぇ。つーか速いな、じゃあ俺も早くなろうかな…?」

 

「?どういう意味ですかそれは、自分の意思で速くなるということですか?」

 

「まぁ、正解っちゃあ正解。でも不正解」

 

と妖夢の問いに答え、一回また距離をとる。

 

「実戦では使うのは初めてだけど、一回こっそり使ったんだよね」

 

そう言い勾玉を握り、霊力を込める。

 

「なんですか?それは…」

 

「この勾玉は例えば速くなりたいと思い、霊力を込めると速くなるような仕組み。因みに生命力でも力でもなんでも強化できる優れもんだ」

 

「でも、それくらいでは負けませんよ!」

 

「はっ!それはどうかな?」

 

妖夢はこちらに突っ込んでくる…が俺は一気に加速し裏に回り込みそして斬りかかる。

体感的には今までの3倍以上は早く感じるのではないだろうか…?

だが妖夢はそれを受け止めはじき返す。

 

「おいおい、まじかよ…」

 

「言いましたよね、そう簡単には負けないと」

 

「そうこなくっちゃ」

 

今度は両方一気に距離を縮め、刀同士でぶつかり合う。

 

「幻想郷に来てから一番楽しいわ、この戦い!やっぱ同じ武器を使うもの同士全力でやらなくちゃな!」

 

「そうですね!」

 

と妖夢は一気に力を込め、斬りにかかる。

俺はそれを刀で受け止めたが、押し負け刀を手放してしまった。

 

「やべっ…!」

 

ちょっと焦りを隠せなく刀をとりにいこうとしたがそれより先に妖夢が刀の元に行き

更に奥にやり、取りにいけなくする。

 

「さぁどうあなたはここから戦いますか?それとも戦わずに降参しますか?」

 

「降参する訳ねえだろ…!」

 

と言いきり、腰にかけてあるもう1つの刀に触れる。

すると、触れた瞬間自然と言葉が出てきた。

 

「『零式』よ、全てを貫き無に帰せ」

 

そう言うと『零式』が取りだされる。

 

「そうですね、じゃあ私も本気で行きますよ!あなたがまだ本気じゃなかったのは分かってるんです!」

 

そう言うとまた斬りかかるため距離を詰めてくる。

…が、俺は少し力を入れ刀を振るう

すると地面は一直線に砕け散り周りに破片が飛ぶ

妖夢は横に避ける…が呆気にとられてすぐには攻撃はしてこなかった。

 

「なんだ、こないのか?じゃあ俺からいくぞ!」

 

俺は一気に加速し妖夢との距離を縮め上から全力で振り下ろす。

妖夢はそれを刀で受け止めようとするがその刀ごと斬った

 

「きゃぁっ!」

 

妖夢は吹っ飛び壁に激突する。

 

「この勝負俺の勝利だな、面白かったぜ」

 

「私の完全に負けです…隼さんと言いましたね、ありがとうございました」

 

「あぁ、こちらこそありがとう」

 

 

と妖夢を起こし、握手を交わした…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本編をみてくださりありがとうございました!

ここからはキャラ紹介になります。興味がある方は是非みていってね!

大雑把にしか書いてないけど…ではどうぞ!

 

 

 

 

 

 

 

 

名前:尾神隼(おがみはやと)

 

剣刃録の主人公!

 

元々は元の世界で普通に日常を送っていた高校生。

訳あり幻想郷に来た。

 

身長:174cm

 

体重:60kg

 

好きな物:飴(特にリンゴ飴は大好物)

 

嫌いな物:虫全般

 

特技:剣道

 

能力:剣や刀を自由自在に操れる程度の能力

 

性格:基本的にマイペースで、でもやることはしっかりこなす。

 

 

容姿

 

黒髪でショートカット、黒目で普通な感じ。

口や鼻の形は普通。

 

パチェリーから貰った勾玉やその他諸々色々身につけている。

 

 

能力の細かい説明。

 

『剣や刀を自由自在に操れる程度の能力』は基本的に剣や刀なら扱えないものはない。

 

なのでチート武器とか持たせたら可笑しい強さになる気がする…。

まぁでもカグツチ一筋ですし、おすし。

 

 

 

 

 

 

 

さぁさぁでは、次。

 

 

 

 

 

 

名前:カグツチ

 

隼くんと大概一緒にいる子。

オリキャラです^^

 

 

身長:159cm

 

体重:???

 

好きな物:甘いもの

 

嫌いな物:なし

 

特技:???

 

能力:不明

 

性格:結構のんびりした感じ。

 

 

容姿

 

髪型はミディアムで赤い髪。瞳も紅。

少し身長は小さいがスタイルはOK

凄くなんか穏やかで優しそうな目をしている。

 

カグツチも隼から貰った物を色々身につけている。

 




さぁさぁ一気に妖夢戦まで終わらせました!!
途中から使った『零式』ですが…ご覧の通り少し力を入れて振るだけでも地面くらい粉砕します。
全力で振ると1つ、2つの山くらい真っ二つですね^^今回はかなり下のほうまで行ったようですが…w
弾幕ごっこしなかったけど別にいいよね!
妖夢乗ってくれたし…!

では次回もみてください!感想待ってます


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第35話「……1枚目」

んースケジュールがヤバい!!バレンタイン企画に間に合わない!!

では、第35話ゆっくりみていってね!


俺は妖夢と握手を交わした後、自分の刀カグツチに近づいて地面に刺さっているのを抜く。

 

「よっと…まさか力負けするとはなぁ…ちょっと甘く見過ぎかな?」

 

そう独り言をしているとカグツチが出てきた。

 

「はぁ~ビックリしたよ、ほんと」

 

「ん?ああ、ごめんごめん。俺も正直ビックリしてたからさ」

 

などと言っておく。

 

「まぁ、いいけど。次はいよいよボスだね!」

 

「なぁカグツチ?ボスって言葉誰から聞いた?」

 

「あのスキマの妖怪から」

 

よぅし、この異変終わってから覚悟しろよ、紫!

最近、無駄にカグツチに入れ知恵してるらしいからな…

 

 

「まぁいいや、さっさと倒して帰る」

 

「だね!次も頑張ってね隼!」

 

「当たり前だろ?」

 

「そうだね、じゃまた後でね」

 

「ああ」

 

短いやり取りをしたらカグツチはまた戻っていった。

 

「さぁて、行きますか」

 

「そうね、行きますか」

 

と意気込んでいたら裏から声がしたので振りかえると霊夢がいた。

 

「なんだ、ヒーローは遅れてやってくるってか?」

 

「そうよ?私だって春が来なくて辛い思いしてるのよ!」

 

「ただ寒いのが嫌なんだろーが」

 

とハッキリというと霊夢はギクッとした。

完全に図星である

 

「まぁ寒いのは俺もだけど」

 

「そう…じゃあささっと終わらせましょ」

 

霊夢はそう一言いうと歩きだす、俺はその後をついていく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しばらく歩いていると前方に大きな桜が見えてきた。

 

「へぇ、これが妖夢の言ってた奴ね」

 

「これが春が来ない原因ね、じゃあさっさと散らせちゃいましょ」

 

「その前に邪魔する輩がいるんだけど…」

 

と空中にいる奴をみて言う。

 

「邪魔する輩って失礼ね」

 

「そんなことよりお前も半人半霊か?それとも亡霊?」

 

「後者でいいわ」

 

「じゃあ亡霊さんお名前は?」

 

「私は西行寺幽々子よ。散らす前にまず私をとめることね!行くわよ?」

 

そう言うといきなり弾幕を放ち始めた。

 

「うお…っと、いきなり放ってくんなよな」

 

愚痴を言っているが確実に避けていく。

 

「じゃあ、こっちも!霊夢合わせろよ!影技『幻の世界』!」

 

「分かってるわ!霊符『夢想封印 集』!!」

 

幻の世界で一瞬視界を惑わせ、霊夢の夢想封印 集で攻撃する。

 

「えっ?!なんでこんなところに!でも、当たらないわよ」

 

そう幽々子は断言し、全部避けていく。

 

「くっ、流石にこれじゃあ勝てないわよね」

 

「まぁ予想を超えてる訳じゃないし?全然余裕でしょ」

 

「…来ないなら私から行くわよ亡舞『生者必滅の理 -死蝶-』」

 

「……1枚目」

 

と幽々子がスペカ宣言した後に俺は『1枚目』と少し笑みを交えて小さく呟いた。

それに霊夢は聞こえていない、勿論対峙している幽々子も聞こえていない

その後に霊夢に近づきこう言った。

 

(なるべく相手にスペカ使わせろ、4回攻撃系統が来ればいい)

 

「??どういうことそれ」

 

「いいから、まずは目の前の弾幕を利用する。…カグツチいける?」

 

返事は返ってこないが刀が光り目の前が弾幕が全て消え幽々子はそれに驚いているようだった。

これをみて霊夢は察したのかこっちをみて頷いた。

 

「じゃあドンドン攻めていいわけね?」

 

「そういうこと、理解するのが早くて助かるよ」

 

「霊符『夢想封印 散』!!」

 

と霊夢が2枚目を使う。

 

「言ってるでしょう?それくらいでは当たらないって」

 

「まぁそうだよな…でもお前の弾幕も俺らには当たらない」

 

「それはどうかしら?亡舞『生者必滅の理 -毒蛾-』」

 

「……2枚目」

 

「私は何もしないから隼任せたわよ」

 

「あいよ。カグツチ2個目だ、まだまだいけるよな?」

 

そういうともう1度刀が光り、その光が消えた時には同時に弾幕もなくなっていた。

2回も弾幕が全て消え幽々子は戸惑っている。

 

「どうなってるのよ、それ…なんで私の弾幕が消えるの?」

 

「さぁね。じゃあ今度はこっちが行くぜ幻影『影の2刀流』」

 

刀がもう1本出てきて2刀流になる。

 

「神技『ファスト・ライジング』!」

 

そう言うともの凄いスピードで距離を詰める。

 

「次!神技『神剣一閃』!!」

 

近づいて、放ったのだが見事にそれは避けられてしまった。

 

「くっ、大分厚くしたほうなんだけどなぁ…まぁ今は関係ないか」

 

「そんなちっぽけな弾幕で勝とうなんて大したことね。華霊『ゴーストバタフライ』」

 

「……3枚目」

 

とまたボソッと呟く。こんなに密度の高い弾幕を何個も放ってくれるんだ

こっちにとっては好都合すぎて顔が少しにやけてしまう。

 

 

「隼?私も攻撃していいかしら?」

 

「全然いいよ、どう考えてもこっちが優勢だろ?」

 

「そうね、次のスペカまでずっと私がやっていい?」

 

「お好きにどうぞ。……カグツチこれ入れて後2枚だ我慢してくれっ」

 

そう呼びかける。

するとまた刀が光る、そして光が明けるとまた弾幕は全て消えていた。

 

「俺もこの量の弾幕保っているの正直きついんだって、もっとポンポン撃ってくれた方が楽」

 

「そういうところ隼らしいわね、そろそろ私も使おうかしら?霊符『夢想封印』!!」

 

「今日は夢想封印だらけだな…」

 

「うるさい。細かいこと気にしないの」

 

「あーはいはい、続けて下さい」

 

と適当に流しておいた。

 

 

 

 

 

 

あれから霊夢と幽々子は未だに弾幕を撃ちあっている。

お互い凄まじい集中力で戦っている

 

「あー隼、私そろそろ限界。代わって」

 

「はいはいっと。じゃあ早速剣技『慈悲の剣』ッ!!」

 

と宣言すると蒼く輝く大剣が出てきた。

 

「行くぞっ!」

 

そう言うと首にかけている勾玉に霊力を込め足を強化する。

 

「無謀に突っ込んでくるのね。いいわ亡郷『亡我郷 -さまよえる魂-』!」

 

「あーなんだよ!素直に撃ってくれんじゃんか!さぁラストだカグツチ!!」

 

そう大声で言い、刀に力を込める。

込めたと同時に光がまた弾幕を全て消す。

 

「よし、これくらいしないと当たらないんじゃないかと思って溜めさせてもらった!リバース開始!」

 

高らかに宣言した。

すると自分の背後から今まで幽々子が放ってきた弾幕が全て4倍になって帰っていく。

 

「ふぅ…やっと終りね。長かったわ…」

 

「そうだな」

 

 

「あーあ、負けちゃったか。でもいいかな?」

 

そう幽々子は最後に言い光りに包まれた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

幽々子に勝利してからしばらくして帰ろうとすると…

 

「ちょっと待って、この白玉楼は死を齎すのよ?このまま放置してていいの?」

 

「んぁ?あーそんなことがあるんだっけ?じゃあ2種類の内1種類どっちか選ばせてやる。

 1つ目、ここごと吹っ飛ばす。2つ目、この白玉楼を封印し俺に負担をかけさせるか…選べ」

 

幽々子は迷った末答えを出した。

 

「……………後者で」

 

「まぁそっちのほうがお前らにとっては安全かもな。別に俺に負担がかかったって知ったことじゃねえもんね」

 

「そうね」

 

と短く答えた。

 

「まぁいいや。霊夢?どうせ宴会だろうし、先に準備してこいよ。カグツチもいいか?」

 

「別に私は構わないよ、隼もすぐ来てね!」

 

「分かってる、じゃあ霊夢宜しく」

 

「了解。色んな事で準備長引くかもしれないから勘弁してね」

 

霊夢の顔は笑顔だったが言葉ではもの凄く怒っていた。

何があった…あ、魔理沙か。なるほど

 

「じゃあ幽々子さっさと行こうぜ、俺疲れてっから」

 

「それはお互い様でしょ?」

 

 




無事vs幽々子様終わりました!
隼くんは能力を最大限生かして勝負してるんです、決してせこくはない!絶対。
そして幽々子様は隼くんに負担をかかるほうを選ぶという…

では次回もみてください!感想待ってます


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第36話 「後でかまってくれるって言ったよね?」

白桜楼の封印と宴会編です。

では第36話ゆっくりみていってね!


「…改めてこの大きさだと俺の身が持たないんだけど…」

 

改めて白桜楼を見つめるが正直な話こんな大きさだと面倒なんだけど…

 

「何、ぶつぶつ言ってんの?早くしなさいよ」

 

「あのなぁ、お前がこれやっといて何その無責任な発言」

 

「うるさい。さっさと早くやるの!分かった?」

 

「あー、分かりましたよ。でも本当に封印出来る量じゃないから吹き飛ばす」

 

「ええ!なんでそうなるのよ。一回やってみなさいよ」

 

「俺、死ぬぞ」

 

「知ったこっちゃないわ、でもその勾玉で強化出来るんじゃないの?」

 

「んー確かにそうなんだけど…流石にそれやったら人間じゃないというか…」

 

「気づくの遅いわね」

 

「うるせぇ、っじゃ始めるから離れてろよ」

 

「はいはい」

 

封印することに納得したのか機嫌良さそうに離れていく。

あいつ、もうちょっとコテンパンにしてやれば良かった

4枚じゃなくて全部スペカで返してやっても良かったぞ

 

隼は幽々子への怒りが段々MAXに近づいていた…

 

「封禁『祓剣』」

 

そう呟くと1本の鋭く細い刀身の剣が出てきた。

 

「何ソレ、そんなちっぽけな刃物で封印する気?バカバカしい」

 

「こっち封印する前にお前を封印してやろうか?おい」

 

顔は笑顔だったが言葉は完全に怒りに満ちていた。

 

「あーごめんなさい、ごめんなさい。早く封印してください!お願いします」

 

「分かればよろしい」

 

白桜楼の方に体をクルリと回し向きなおし、剣を構えた。

 

「ふぅ…祓剣よ悪とするものを全て封じ消せ」

 

そう言い、白桜楼に祓剣を刺し込む。

だが、隼は一瞬で察知した、霊力が持たない。この量を全部封じるには霊力が足りないと

 

「ああ、くそっ!だから壊す方が楽だっつってんのに!霊力の増幅…っと」

 

勾玉にそう意思を込め、霊力を増加させた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……はぁっ、はぁっ…やっと、終わった…かな?戦い以上に苦戦したんだけど…」

 

「やっと終わったのね、退屈だったから寝ちゃってた、ふあぁ」

 

「よぉし、目閉じて歯喰いしばって正座しろ!俺が1発殴ってやる」

 

「べ、別に寝るくらいいいじゃない!貴方が封印するのに手間かけるからでしょ!」

 

「……………」

 

隼は呆れて何も言わなかった。

すれ違い様に頭をグーで思いっきり殴ってから帰っていった。

 

「乙女を殴るなんて最低!!」

 

幽々子はそう叫ぶが隼は聞いていない。

だが、自分のことを乙女というのには無理があるんじゃないか?と本音を漏らしていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…博麗神社

 

 

「おっ、すっかり春になってんじゃん。戻るの速いのな」

 

 

そう言いながら中に上がっていくと、カグツチに霊夢、魔理沙はせっせと準備をしていた。

 

「隼!おかえり!」

 

いち早く隼に気付き、飛びついてくる。

 

「ああ、ただいま。っと霊夢、俺何すればいい?」

 

「ん?ああ、じゃあそこに並べてある奴全部運んでいって」

 

「了解。ってカグツチ?離れてくんないと運べないんだけど」

 

隼がそう言ったがカグツチは笑顔で返すだけで動こうとしない。

 

「分かった、後でかまってあげるから!今は準備に集中しよ?ね?」

 

「うん!」

 

カグツチを動かすのって一番苦労すんな…。

可愛い子が近くにいてくれるのは嬉しいことなんだけどね。

それと俺は今の服装にツッコミを入れるべきなんだろうか…?

 

ダボッダボの長袖Tシャツにいつも通りのショートパンツ…

これはカグツチなりのボケなのか?素なのか?…ああ、分かんね!!!

 

「止めだ、止め。考えるのは止め。さっさと準備しよう」

 

考えるのは諦めさっさと準備を進めた。

 

そして…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「「「できたー!!」」」」

 

「後は文次第なんだけど…まぁそれに関しての心配は無用か」

 

「ひやぁ~もう私動くの無理だぜ…なんか食べ物くれよ」

 

「魔理沙?っじゃあ、私がいい物あげるわ。ちょっと待っててね」

 

と霊夢はニコニコしながら台所へ戻っていった。

 

「なんか、もの凄い嫌な感じがするぜ…ってあれ?体が動かないんだぜ」

 

そう言って足元をみると、お札で足がキッチリとガードされていた。

モタモタしていると霊夢が何かを持って帰ってきた。

 

「あ、隼とカグツチ?ちょっと外に出てくれない?危険だから」

 

「「りょ、了解」」

 

そう言うと隼とカグツチは部屋から出ていく。

 

 

「霊夢の持ってた奴ってなんだったんだ?」

 

「さぁ?」

 

 

外に出てしばらくしてから叫び声が聞こえてきた。

 

「いぎゃああああああああああああああああぁあぁぁぁぁぁあっ!!!」

 

ピチューン

 

「うおっ、なんだ今の。魔理沙の悲鳴が聞こえたんだけど…」

 

「これって気にしたら負け…だよね?」

 

「うん」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なんやかんやありながらも段々人が集まってきており

大分賑やかになってきた。

 

「そういえばさ、前の宴会で思ったんだけどなんでここの宴会は主犯も来るの?」

 

「知らないわよ、文が勝手に配るからでしょ」

 

「そんなことはどうでもいいぜ!花見だー花見だー!」

 

いつの間にか復活した魔理沙がギャーギャー騒いでる。

 

 

 

 

それからまた時間が経ち、更に人数が多くなってきた。

 

「そろそろいい頃合いじゃない?隼が開始の音頭とってこれば?」

 

「あいよ」

 

そう言うと隼はガヤガヤしている皆の前に立った。

 

「えーと、今回も無事異変解決しまして、俺たちの春が帰ってきました!今日は存分に楽しんでください!」

 

宴会開始の合図を送ると更にガヤガヤし始め、楽しくなってきた。

 

 

「あら、隼じゃない。今回もお疲れ様、2回異変解決ということでご褒美を用意したわ!」

 

そう言って勝手に話を進めているのは紫だった。

 

「…竹刀?あ、そうか。お前ってドMだったのか、よぉし。最近お前やたらカグツチに入れ知恵してるらしいからな、3発で済ませてやる」

 

「えっ?違う!違う!誤解だってば、隼!!」

 

「何が違うんだよ!!無駄な事教えんなっつの!」

 

そう言って紫の頭を竹刀で思いきり叩いた。

流石にそれは横にいた藍も

 

「紫様、それは流石に自業自得ですね」

 

と言っていた。

 

 

 

 

 

次に発見したのが半人半霊に亡霊。妖夢と幽々子だ

 

「やぁ、主犯」

 

「何その言い方。私だってやりたくてやってるんじゃないわよ」

 

「なぁ、妖夢?あいつっていっつもあんな感じなのか?」

 

「え?あ、まぁそうですね…」

 

「ねぇ!無視?!」

 

「あ、そうだ。隼さん、紫様から聞きましたが『けんどう』というものやっていたらしいですね。出来れば私にも教えてくださいませんか?」

 

「え?は?剣道?いやいや、俺そんな上手くないし」

 

隼は自分自身ではそういってるが、外の世界にいた時には大会で全国を経験している

 

「お願いします!」

 

頭を深く下げ必死にお願いしている妖夢をみていると断りきれなくなった。

 

「分かった、分かったから!」

 

「ありがとうございます!」

 

「んじゃ、まぁ好きな時に来てくれたらいいよ」

 

「はい!」

 

「じゃあな、ゆっくりしていけよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

宴会が始ってから1時間程経過したが皆は飽きずにガヤガヤしている。

それもその筈、また大量すぎる料理を作ってしまったから全然減っていない。

 

そんな中、隼は縁側で一人座っていた。

 

「…幸せそうだね」

 

「はーやと!」

 

といきなり裏からカグツチに抱きつかれる。

 

「うおっ、カグツチか。どうした?」

 

するとカグツチは何も言わずに押し倒してきた。

そして馬乗り状態になる

 

「ちょ、何してんの?こんなん見られたら無事じゃ済まんって」

 

「後でかまってくれるって言ったよね?」

 

後でかまうってそういう意味ちゃう!ちゃうよ!

 

「…隼やっぱり温かい」

 

な、何い言ってるのこの子はっ?!

 

そして段々カグツチの顔が近くなってくる。

 

「今、隼ドキドキしてるでしょ」

 

そう言われ頬を赤らめてしまう。

 

しばらくその状態が続いてついに…

 

キスをされた。

 

「…!んん」

 

 

 

 

パシャッ。

 

突然、カメラのシャッター音が鳴り響いた。

 

「これは幻想郷の民歓喜のネタですね、失礼します!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、このことは後日、文々。新聞で晒されたという…。




隼くんの構ってあげる←はフラグです^^
こういう展開マジうまうまですわww

フラグ回収率98%を誇るだけはあるな…(`・ω・´)キリッ

次回から日常編にまた入りますがちょっとやってみたかった話があるので次はそれを書こうと思います。

では次回もみてください!感想待ってます


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第37話 「おーやってる、やってる。さて何から見ていこうか」

wiiのオンラインサービスが終了ですね。5月だけど…
MKWとか出来なくなるということですね。残念っ

では、ゆっくりみていってね!


ある夏の日の夜……。

 

隼は縁側で霊夢とカグツチの準備が終わるのを待っていた。

何の準備ってか?今日はなんか夏祭りがあるというので浴衣に着替えて待っている

 

「まだかな?結構待たされてるんだけど…」

 

二人も浴衣に着替えているのでそれなりの時間は要する。

と思っていたのだが、予想以上に早く出てきた

 

「お待たせ、じゃ行きましょ」

 

先に出てきたのいつもの巫女服ではなく浴衣姿の霊夢だった。

 

「巫女服じゃないと新鮮味があっていいな、いっそ巫女服止めれば?」

 

「ダメに決まってるじゃない」

 

「まぁ、それは分かりきってるけど」

 

「分かってるなら、聞くな」

 

そう話しているとカグツチが出てきた。

赤色の浴衣に花の模様が散りばめられている、それに手には巾着を持っていた。

 

「どう?隼、似合ってる?」

 

クルッと1回転して見せアピールをした。

 

「うん、似合ってるよ」

 

「そう?ありがと!」

 

「…っじゃ、早く行きましょ?もう始まってる筈よ」

 

「そっか、カグツチ行こ」

 

「うん!」

 

カグツチは草履を履くと隼の腕を掴んできた。

 

「ちょ、ちょい。今日、浴衣だし動きにくいから止めよ?」

 

「嫌だ?」

 

なっ…動きづらいのは確かだけど…嫌じゃないんだけど…ああっ!どうしたらいいんだよっ!

これはいつも通り諦めるしかないのか?

 

「ああ、しょうがねぇ…分かったよ。そうやってていいから」

 

「ん。嬉しい癖に?」

 

うっ……。そりゃこんな可愛い子が一緒に居てくれる訳だ

嬉しくない奴なんて絶対にいないだろ?

 

「………別に」

 

「あ、怒った?」

 

「んな訳あるか」

 

そう言って空いてる右手で頬を突っついてやった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…人里

 

ここ人里ではかなり賑やかになっていた。

夜店もかなり並んでおり、皆楽しげだった

 

「おーやってる、やってる。さて何から見ていこうか」

 

「ふぅん、結構前からやってたらしいけど来るのは初めてなのよね」

 

「恥ずかしかったから?」

 

「んー、そうそう…。ってなんでよ!!」

 

「自分で言ったんだろ…」

 

霊夢の綺麗なノリツッコミが炸裂した瞬間だった。

 

「ねぇねぇ、隼。あれ何?」

 

とカグツチが指差したのはわたあめだった。

 

「あれか?食べる?」

 

「うん!」

 

 

わたあめを売ってる所へ行く。

 

「わたあめ1つ」

 

「はいよ」

 

そう頼むとわたあめを作り始めた。

 

幻想郷になんでわたあめ作る機械とか置いてんの…

いや、ここの事についてはツッコんだら負けだし、気にしない。

 

「はい、お待たせ」

 

「ありがとう…ってなんで2つ?」

 

「こういう年頃だと青春って奴だろう?大事にしてあげなよ」

 

「は…はぁ」

 

そうわたあめ屋を後にした。

 

 

「隼、これ美味しいね」

 

カグツチがわたあめを頬張りながらそう言う。

 

「そうだね。ていうか、カグツチちょっとわたあめついてるし」

 

「ん?あ、ほんとだ」

 

少し恥ずかしそうに言った。

 

 

 

先に進んだら的当てがあり、霊夢がそこで暴れていた?

 

「おいおい、霊夢。何やってんだ?」

 

「見ての通りよ」

 

「ふむ、苦戦していると…ちょい貸してみ」

 

「出来るわけないでしょ、全然当たらないもの」

 

「まぁまぁ見ててみ」

 

そう言って霊夢が持っていた銃を借りる。

 

「あとこれ、何発入ってんの?」

 

「2発…かな?」

 

「カグツチ何か欲しいものある?」

 

そうカグツチに尋ねると…

 

「あのお面がいい」

 

あのお面と言って指差したのは気味の悪いお面だった。

 

「ほんとにあれでいいの?」

 

「うん」

 

カグツチが良いっていうなら別に文句は言わんが…

 

「じゃあ、俺はどれにしようかな~?」

 

「え、そこは私が選んでくれるんじゃないの?」

 

「な訳あるか」

 

「それこそな訳あるか!!」

 

「あはは、嘘だって。じゃあ霊夢、どれがいい?」

 

「んーじゃあ…木刀かな?」

 

「へ?木刀?」

 

木刀?んなもん置いてあんの?!ここの的当て。

 

「そうそう、奥にあるじゃない?よく寝坊する誰かさんを叩き起こすのには丁度いいかなーって」

 

「お、おう…気を付ける」

 

「あら?隼とは言ってないけど?」

 

「うぃうぃ、とりあえず取ればいいんだろ?」

 

「理解が早くて助かるわ」

 

どうしよう、木刀なんて絶対に霊夢に持たせたら危険だろ…

わざと外すか?いや、外しても怒鳴られる運命か。

 

と長考していると…

 

「ちょっと早くしてくれない?」

 

「お前は祭りくらい楽しめないのかよ」

 

霊夢が少し怒っている感じがした。

 

「うるさいわね、ちょっとくらい楽しんでるわよ」

 

「あー、そうですか」

 

隼はそう言ってから、集中して的を狙う。

因みに銃を持っている手は利き手の逆、右手で構えている。

 

「あれ?隼って左利きじゃなかったっけ?」

 

「これくらい右でも行けるよ」

 

そう言ってから、カグツチと霊夢が行ってた奴を狙い連続で当てた。

 

「よし、こんなもんだろ」

 

「なんでアレ当たるのよ、絶対おかしいわ」

 

「おかしくないだろ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後、3人で他にも色々な所を回り楽しんだ。

途中で、魔理沙に出会い、一緒に行動した、魔理沙はこの祭りがある場合は絶対に来るようだった

 

夜遅くまで楽しんでいたので帰り道でカグツチが寝る始末。

霊夢に言われ、おぶってやることに…どうしてこうなった




Q.やりたかった企画ってコレ?

A.そうです。

Q.夏祭りだったら、夏(リアルの時期)にやるべき(投稿)では?

A.私が夏まで待てるとでも?


ジャスト2000文字ッ
では、次回もみてください!感想待ってます


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第38話 「いや、知らん」

どうも、遊戯王についてまた学び始めた私です。
遊戯王って案外知らないこと多いんだよね^^;ルールミスとか多発するし自分w
ディフォーマーとか使っといてサイコロの使いどころ忘れるって異常だよねww

そんな話はどうでもいい!また日常編だよ~
では、ゆっくりみていってね!


「はぁっ!」

 

「おっと?」

 

刀をギリギリの所で受け流しその勢いのまま相手の首に短刀をつきつける。

 

 

「はい、今日も妖夢の負けー」

 

霊夢がそう言う。

 

今は妖夢と隼で剣1本で組み手をしていた。

 

「んー…悔しいです。でも最後、短刀で流されるとは思いませんでした」

 

「いやぁ妖夢もかなり腕上がってるよ?正直、相手するのはしんどいし…」

 

「剣使っておいて短刀に負けるのは悔しいです…」

 

妖夢はかなり悔しがっている。

カグツチ使うのはアレだし、零式は論外だし何使おうかと考えたら

霊力を込めずに作った慈悲の剣を短くしたものしか思いつかなかった。

 

「あー疲れた。まぁゆっくりでいいから剣道も頑張れば?剣1本での組み手はもうパス」

 

隼はそう言って、縁側に座り込む。

 

「練習してまた隼さんに挑みたいと思います」

 

妖夢は一礼する。

 

「あ、あと。この前折っちゃった刀は直しとくから安心して」

 

「分かりました。お願いします」

 

「はいはい、任せとけ」

 

妖夢はそのまま去っていった。

 

「はぁ。隼が直す訳でもないのに」

 

「いやいや流石に自分で壊したものくらい自分で直すよ」

 

「彼頼らずしてそんな刀直せるとは思わないんだけど?」

 

霊夢は呆れたように隼をみてくる。

 

「んー自分で直せるとか言ったら驚くかと思ったのに、つまんないなー」

 

「うるさいわね、隼にそんな技術あったら驚くどころの話じゃないわよ?」

 

「じゃあ俺もそういうの専門で生きていけばいいかな?」

 

「隼には他の仕事があるでしょ」

 

「そうでした」

 

納得したような声でそう言った。

 

「その刀はさっさと持って行きなさい」

 

「いや丁度明日里に行く用事あるしその時にしようかな?」

 

「そう」

 

「…結局暇になるんだなよなぁ魔理沙とか来ないのかなー」

 

「魔理沙来たら来たで面倒なんだけど…私にとっては」

 

霊夢はつい嫌そうな顔をしている。

 

「久々に弾幕ごっことかしたいなって思ってさ」

 

「なら私がいるじゃない」

 

「ん?やってくれんの?いっつも面倒そうにしてるのに?」

 

「…それは気分が乗らないだけ。今日こそ勝つんだから」

 

「あっそ。じゃあ俺もいいもん見せてやる」

 

最近の決まりごと的なのは、暇になったら弾幕ごっこ。

疲れるけど暇つぶしには最適。だけど隼に負けなし

 

 

「先手必勝よ!神技『八方鬼縛陣』!」

 

霊夢は始まった早々にスペルカードを発動してきた。

それもかなり密度の濃いもので、当然避けづらい

 

「…くっそ。いきなりかよ。剣技『慈悲の剣』!」

 

隼は左手に蒼き輝く大剣を持つ。

 

「更に!神技『狐黒・不滅ノ霊(こくろ・ふめつのりょう)』!」

 

持っている慈悲の剣が3又に分かれ、更に大量の霊力が溢れてくる。

隼はそれで薙ぎ払い、弾幕を全て消し去る。

 

「いっつも刀の能力に頼ってばっかだと思うなよ?」

 

「…やってくれるわね!」

 

霊夢はやる気だが、いきなり霊力の消費が多いものを使ったので

多少だが息が整っている様子はない。

 

「来ないのか?なら俺から行くぞ!幻影『影の2刀流』」

 

慈悲の剣をもう1本作りだし、2刀流になる。

 

「そんな大きい剣持ってたら動きが鈍くなるわよ!神霊『夢想封印 瞬』!」

 

目で捉えきれなくなる程の速度で移動し弾幕を放ってくる。

 

「関係ないね!影技『幻の世界』」

 

一瞬辺りが暗闇に包まれる。

霊夢の視界が明るくなった頃には隼は元いた場所にはいない。

 

「毎回、毎回。卑怯なのよ!」

 

霊夢は何処にいるか分からない隼に向って叫ぶ。

 

「神技『神剣一閃』」

 

そう隼が言うと、何故か霊夢を囲うように弾幕が飛んでくる。

 

「…ッ!でも当たらないわよ!」

 

霊夢は弾幕を避けていく。

 

「やっと姿見せたわね。次は私の番よ!散霊『夢想封印 寂』!!」

 

「霊力なくなんじゃねえの?そんな使っていいのかよ!」

 

隼はそう言いつつ、避けていく。

 

「うるさいわね、次で決めるわよ!神技『八方龍殺陣』!!」

 

「また似たようなやつを…!まぁ俺の勝ちかな?」

 

隼がそう言うと霊夢の背後に1本のレーザーが迫り当たった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…実物の方手放してたとか気付かないわよ」

 

「まぁもっと周り見ろって、観察眼だ観察眼」

 

「何ソレ」

 

霊夢は不貞腐れたように言う。

 

「まぁ視野を広げればいいだけ」

 

「だからどうやってやるのよ!!!」

 

「いや、知らん」

 

博麗神社に住むものの日常は安定した平和さだった。

 




最近、コラボっていいなーと思う。
でも私が他の投稿者様の主人公を扱うと壊れると思うから申し出なんかに言ったりはしない
応募とかしてたら積極的に絡みますけどねw
まぁ理由としては他の投稿者様がうちの主人公を扱ったらどうなるかを2828しながら眺めたいからです。←本音(ワラ

では次回もいつになるか分かりませんが見てくれるなら嬉しいなと思ってる。アデュー(イケボ


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