東方零無対 ~All Dimension of Opposite (zakky)
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第1章 黒霧異変
第1話 ドッペルゲンガー


初投稿により
テストがてらの投稿です


-博麗神社/境内-

 

 

「よお霊夢!」

 

魔理沙はいつも通り霊夢に声をかけた

 

「あれ?

イメチェンでもしたか?

服の色も目の色も違うし...」

 

霊夢は色の反転した不気味な服を着ていて

赤いはずの目は青色だった

 

「少しはしゃべったらどうだ?」

 

霊夢はニコッと微笑んだ

 

「なにやってんの?魔理沙」

 

後ろから霊夢の声がした

 

「!?」

 

振り返るとそこにはいつもの霊夢がいた

 

「あれ...今...ここに...」

 

元の位置を見るとそこには誰もいなかった

 

「どうしたの?」

 

「いや...お前がここに居たんだが...」

 

「寝ぼけてるの?私はここにいるわよ

それとも毒キノコでも食べた?」

 

「おかしいなー新手の妖怪によるいたずらか?

それともドッペルゲンガーか...」

 

「ドッペルゲンガーって

見たら私死ぬじゃない!

まあ、とにかく上がりなさい

お茶でも出してあげるから」

 

「お饅頭か何か出してくれていいぜ」

 

「全く...」

 

2人は室内に入っていった

 

 

 

-博麗神社/縁側-

 

「ズズ...」

 

「ふぅ...」

 

「やっぱりお茶を飲むと落ち着くぜ」

 

そういうと魔理沙は霊夢の持ってきた饅頭を口に運んだ

 

「あ、」

 

「どうした 霊夢」

 

「そう言えばたしか

里でアリスを見かけたわ」

 

「人形劇でもしに来たんじゃないか?」

 

「それがおかしいのよ」

 

「まさか色が反転した服を着てたとか?」

 

「よくわかったわね、」

 

「まじか」

 

2個目の饅頭を取ろうとしていた魔理沙の手が止まった

そして霊夢を見つめた

 

「え? 何かあったの?」

 

「さっき同じようなことがあったんだ」

 

「でもドッペルゲンガーを出す妖怪なんていたかしら?」

 

「鈴仙ならありえるぜ」

 

「確かにそうだけど

あの子がそんなことするかしら?」

 

「じゃあ新手の妖怪が化けているとか」

 

「まあなんだっていいじゃない

今のところ被害は出て無いし」

 

「そうだな」

 

そういうと魔理沙は3つ目の饅頭にかじりついた

 

「ところでその饅頭4つしか用意してないんだけど」

 

霊夢の表情が少し雲った

 

「早い者勝ちだぜー♪」

 

「そして私は1つも食べていない」

 

霊夢の表情がさらに雲った

 

「いただきまーす」

 

「させるかー!!」

 

霊夢が魔理沙に向かってる饅頭を食べさせまいと突っ込んで行った

 

「ぐふっ!」

 

霊夢は魔理沙を張り倒し

無事に饅頭を頬ばった

 

「私は無事じゃないぜ...」

 

「誰に言ってるのかしら?」

 

「なんでもないぜ」

 

 

-謎の場所-

 

夕方近く、謎の場所である男が何か企んでいた

 

[???]

「あの娘が博麗の巫女か...

やることやったら挨拶でもしておくか...

さて、八雲 紫はどこにるやら...」



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第2話 手紙

-地霊殿/廊下-

 

「さとり様ー!」

 

「どうしたのお空

そんなに慌てて」

 

「お燐!さとり様はどこ?」

 

「確か、さとり様のお部屋にいると思うよ」

 

「分かった! ありがとー」

 

「ところで、なにかあったのかい?」

 

「いとこから手紙がとどいたんだよ」

 

「いとこって?」

「うつつちゃんのことだよ!」

 

「あー、思い出した」

 

「それじゃ」

 

空は走っていった

 

「まったく,お空は騒がしいなー...

後でさとり様から内容を聞いておこう」

 

 

 

-地霊殿/さとりの部屋-

 

「さとり様!!」

 

「どうしたの そんなに慌てて」

 

「それが いとこのうつつから連絡があって」

 

「確か 地獄鴉と地上の鴉のハーフで能力は...

「道具を扱う程度の能力」をもってたわよね?」

 

「そうです!その子です!その子から」

 

空は手紙をさとりに見せた

 

「お空へ

面白い人が居たからその人の式神になって見るわ

夜羽 うつつ」

 

「なるほど,

結婚の知らせではなさそうね」

 

「読めば分かりますよ,そんなこと

それより主は一体誰だと思いますか?」

 

「残念ながらわからないわ

でもあの子が決めたならいいんじゃないかしら」

 

「そうですね

今度また会いに行って見ます」

 

さとりは机の上に置いてあった紅茶を1口飲んだ

 

「所で、あの子は人型になったり

話したりすることはできるのかしら?」

 

「確か、人型にはなれなかったと思います

人の言葉も理解こそ出来ますが話すことはできなかったはずです」

 

「確か式神になると

元々話したり変身出来なくても人型になることと

人の言葉が話せるようになるらしい

というような事を聞いたことがあるけど

あの子が人型になったらどんな姿になるのかしら...」

 

「確かにそれは気になりますね」

 

「お空に似た感じになると思うんだけど」

 

「流石に羽はこんなに大きくはないはずですよ」

 

「なにー?

どーしたの?」

 

突然 さとりの後ろにこいしが現れたが

 

「こいし、居たのね」

 

「いとこのうつつちゃんから手紙があって」

 

2人とも特に驚くことなく話を進めていった

 

「うつつちゃん?

聞いたことないなー」

 

「それはこいしは会ったことがないから」

 

「確かにこいし様は会ったことがないですからね」

 

 

-謎の場所-

 

 

[???]「手紙は届けられたか?」

 

「はい」

 

「こっちも八雲 紫の居場所が特定できた

あとは接触するだけだ

用事が終わったら

博麗の巫女達に挨拶でもしにいくか」

 

「そうですね,

私もお空やさとりさんに会いたいですし」

 

「ところで八雲 紫に何をする気ですか?」

 

「ちょっとした思いつきで、

妖怪賢者にして貰おうかな...と」

 

「そう簡単に行きますかね」

 

「無理なら力ずくだ」

 

「やれやれ、

もっと平和的にできないかしら...」



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第3話 異変の始まり

警告
今回かなりのメタ発言が有ります


-幻想郷上空-

 

[???]

「さあ,始めようか」

 

謎の人物が右手を上げた

その手から真っ黒な霧が発生し

たちまち幻想郷全体に広がっていった

 

「誰が来るでしょうか?」

 

「博麗の巫女と白黒の魔法使いが来てくれれば

いいんだがな、まあ

のんびり待つとするか」

 

 

-博麗神社/縁側-

 

里の収穫祭も終わり

紅葉が地面を紅く染める頃

博麗神社では魔理沙が日向ぼっこしていた

 

「いやー,最近肌寒いし

こういう日は日向ぼっこに限るぜ」

 

「ちょっと魔理沙!

こたつを出すのを手伝いなさいよ」

 

「いやー,ちょっと今無理だわ」

 

霊夢は蔵からこたつを出して運んでいた

 

「まったく,もう」

 

そんな会話をしていると

空に黒い霧が発生し始めた

5分たつ頃には幻想郷中の空が

薄暗い闇に飲み込まれた

 

「異変か?

一気にさむくなったな...」

 

そう言うと魔理沙は霊夢の持ってきたこたつに

潜り込んだ

 

「春雪異変の時よりはマシでしょ」

 

黒い霧は降下して行き

博麗神社は既に薄暗くなってしまった

 

「やっぱり冬はこたつに限るぜ」

 

「まだ秋でしょ

ところで誰がこんなことしてるのかしら?」

 

「レミリアがまた起こしたんじゃないか?」

 

「まあ行ってみる価値はあるわね」

 

「じゃあ行ってみるか!」

 

「まったく,この魔理沙様の日向ぼっこを邪魔するとは,痛い目にあってもらおうかな!」

 

そう言って2人は博麗神社を出発した

 

 

-博麗神社周辺の森-

 

 

「まさか異変解決の為に

もう一度ここを通るとは思わなかったぜ」

 

「私も同感だわ

あの時は夏だったけどね」

 

「確かここら辺であの変な奴

にあった気がするぜ」

 

「変な奴って誰のことよ

ルーミアっていう名前があるから...」

 

「噂をすればなんとやら...」

 

そこには黒い服に白い袖、赤いネクタイ

黒のスカートの金髪の少女が出てきた

 

「そう言えば、あんたの能力って」

 

「闇を操る程度の能力のこと?」

 

「まさかあんたがこの異変を?」

 

「そんなことしないわ

そもそもできないしね」

 

「そーなのかー?」

 

「確かに闇を操ることは出来るけど

効果範囲は全然狭いし

でも封印を解いてくれたら起こせるわよ」

 

「そーなのかー!」

 

「断固拒否するわ」

 

「そーなのだー!」

 

「魔理沙...あんた...狙ってる?」

 

「ルーミアって言ったらこれだろ?」

 

「違うわよ!

原作でも1回しか言ってないし!」

 

(出たぜメタ発言...)

 

「あのー、

ところで今のは誰のセリフだ?」

 

「ルーミアのよ」

 

「分かりずらいから

名前をつけてくれ」

 

[霊夢]

「誰に言ってるのかしら?」

 

[魔理沙]

「作者」

 

[霊夢]

「だれそれ」

 

[ルーミア]

「お前もメタいな」

 

[霊夢]

「とりあえず元凶はあんたじゃないのね」

 

[ルーミア]

「そういうことよ」

 

[魔理沙]

「それじゃあ行くか」

 

[ルーミア]

「じゃあねー

今度異変を起こしてあげるわー」

 

[霊夢]

「起こすな!!」

 

そう言うと2人は紅魔館に向かって

再び飛び始めた




口調の似たキャラが同時にいる場合に
セリフに名前をつけるつもりです


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第4話 元凶を探って

-紅魔館/門の前-

 

「ようやく着いたぜ」

 

「あの氷精には会わなかったな」

 

「多分カエルを凍らせて遊んでるんでしょ」

 

「あの、2人ともこんな時に

どうかされましたか?」

 

声のするほうを見るとそこには

魔館の門番 美鈴が立っていた

 

「お 珍しく起きてるじゃないか」

 

「やめてくださいよ!

私がいつも寝ているみたいなこといって!

たまにしか寝てませんよ!」

 

「すまんすまん

って居眠りは認めるんかい!」

 

「で,また何か企んでいるのかしら?」

 

「今回,この異変と私たちは無関係です

なんならお嬢様にあって聞いたらどうです?

門も開けますよ」

 

「じゃあお願いするわ」

 

美鈴は門を開けて2人を中に招き入れた

 

 

-紅魔館/廊下-

 

「しっかし,いつ来てもここの廊下は長いぜ...」

 

「悪かったわね、侵入者さん」

 

突如,魔理沙の後に咲夜が現れた

 

「!?...心臓に悪いぜ」

 

「で,なんの用?

まさか、またパチュリー様の本を盗みに?」

 

「違うぜ!

レミリアに聞きたいことがあるんだ」

 

「異変のことかしら?それならお嬢様は無関係よ」

 

「とにかく会わせて,少しでも情報が欲しいのよ」

 

「仕方ないわね,お嬢様には私から言っておくわ」

 

そう言って咲夜は姿を消した

 

 

-紅魔館/玉座の間-

 

[レミリア]

「あら,霊夢に魔理沙,久しぶりね

話は咲夜から聞いてるわ、どうやらこの霧を

出している奴は幻想郷の上空

調度里の真上あたりにるいるみたいだわ

ところで外は寒いでしょうし

紅茶でもいかが?」

 

[霊夢]

「いいえ、結構よ

それより情報をありがとね

ところでどうしてばしょがわかるのかしら?」

 

[レミリア]

「私の出した霧も

私を中心に発生して言ったもの

霧を発生させた人の貴重な実体験よ?」

 

[魔理沙]

「経験者だからこそわかることも有るんだな」

 

[霊夢]

「だれにでも分かるでしょ

こんなこと」

 

[レミリア]

「とりあえず、またいらっしゃい

武運を祈るわ」

 

霊夢と魔理沙は紅魔館を出て

霊夢の感を頼りに上空へとのぼっていった

 

[レミリア]

「あの2人から勝利の運命を見つけられなかった

あの二人に勝利の運命は無いのね...

可哀想に...」

 

 

-霧の湖-

 

レミリアが2人の運命を知ったころ、その2人は

 

「元凶がレミリアでないとなると

一体誰が...」

 

「やっぱり新手の妖怪じゃないのか?

聖みたく封印されてたとか」

 

「とりあえず霧の発生源に行ってみましょ」

 

「だな」

 

 

-幻想郷上空-

「あの2人がこちらに向かって来ています」

 

「そうか,なら先にやっててくれ」

 

「了解しました

ところで何か用事でもあるのですか?」

 

「大抵の異変は

部下達が先に戦うことが多いからね」

 

「じゃあ私は5ボスですね」

 

「6中ボスじゃあないのか?」

 

「その程度でいいんですね...」

 

「そもそも1~4ボスがいないから

その言い方もおかしい気がするがな」



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最終話 元凶

-幻想郷上空-

 

「だいぶ上の方まで来たわね」

 

「本当にここで合っているのか?」

 

「レミリアの情報と

私の博麗の巫女の感で行ってるんだから大丈夫よ」

 

そんな話をしていると遠くから

何か飛んで来るのが見えた

 

[???]

「やはり来たか」

 

「あんた,見ない顔ね

名前なんていうの」

 

[???]

「私の名前は「夜羽うつつ」

我が主の所へは行かせない!」

 

「上等だぜ!その勝負受けて立つ」

 

「まったく,しょうがないわね」

 

そう言うと3人は戦いを始めた

 

 

恋符「マスタースパーク」!!

 

魔理沙の持つミニ八卦炉から7色の光線が放たれた

それと同時に

 

霊符「夢想封印」

 

霊夢がスペルカードを宣言した

しかしそれらは相手に当たることなく

避けられてしまった

 

「それでは,私も行かせていただきます」

突符「バードストライク」

 

うつつは鴉に変化すると

弾幕をばら撒きながら魔理沙に突っ込んでいった

 

「あぶね!」

 

魔理沙はギリギリのところで避けた

 

「あぶなかったぜ」

 

「あいつ、どんだげ速度出すのよ」

 

「まったくだぜ、文といい勝負じゃないか?

動きが速すぎて弾が当たらないぜ」

 

2人が弾幕を当てれず苦戦していると

どこからか声がした

 

[???]

「おやおや,苦戦しているみたいだね」

 

「「!?」」

 

そこにはあの時魔理沙が見た偽者の霊夢がいた

 

「お前はあの時の!」

 

[???]

「久しぶりだね、霧雨魔理沙

僕の名前は「ルナク・トワイダウン」

残念だけど君たちにはここで負けてもらう

異変の目的は達成したから霧は消す

だから安心して」

 

「お前、なんで私の名前を...

目的って一体なんな...」

 

[魔理沙]

(あれ?声が出ない...

身体も...)

 

突如身体が動かなくなった

どうやら霊夢もおなじらしい

 

[魔理沙]

(これは術か?いや違う,これは)

 

[霊夢]

(まさに蛇に睨まれた蛙のような状態だわ

まさか、こんなことになるなんて)

 

2人はルナクの放つ理屈離れした量の妖力と殺気に圧倒され、

金縛りにあっていた

 

[魔理沙]

(くそ,気を抜くと意識を持ってかれそうだぜ...)

 

 

「それでは,また今度

そうだ!

紫によろしくいっといてくれ」

 

そう言うとルナクは紅い結晶のような物を

何処からか出現させても前に静止させた

そして2人に手を向け

スペルカードを宣言した

 

炎龍「ギガプロミネンス」

 

紅い結晶から燃え盛る炎の龍が出現した

 

[魔理沙]

(やばい、あんなのくらったら)

 

[霊夢]

(無事じゃ済まない)

 

霊夢達の焦りも虚しく

炎の龍は大口を開けて突っ込んでいき

霊夢と魔理沙を飲み込んだ

 

 

[うつつ]

「もうちょっと手加減したらどうですか?」

 

[ルナク]

「初対面のインパクトは大きい方がいいと思うがな」

 

 

第1章 黒霧異変 END




第1章最終話でようやく主人公登場
(おそくね?)


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第2章 新たなる妖怪賢者
第1話 博麗神社にて


第2章幕開けです


-博麗神社/寝室-

 

「ううん...はっ!」

 

魔理沙は布団から飛び起きた

 

「ここは...博麗神社か」

 

「魔理沙ー起きたー?」

 

「私はどうしてここに居るんだ...異変は?」

 

「とりあえず落ち着きなさい

紫が助けてくれたみたいよ

何故かボロボロだったけどね

異変は見ればわかるわ」

 

そう言うと2人は今へと移動した

 

-博麗神社/居間-

 

「霧が無くなってる...

異変の目的はなんだったんだ...」

 

「私達に会う為らしいわ」

 

霊夢はこたつに入って

ちょっとこたつを出すには早かったか?

と思いながらお茶をすすっていた

 

「そんだけかよ

あとそのらしいってのはどういうことだよ」

 

「紫から聞いたのよ」

 

「ふーん」

 

「起きたかしら?」

 

紫がスキマの中から身を乗り出してきた

 

「お、紫だ

ちょうど聞きたいことがある」

 

[紫]

「何かしら?」

 

[魔理沙]

「なぜお前はあいつの目的をしっている?」

 

[紫]

「あいつにやられる寸前に言われたのよ」

 

[魔理沙]

「やられたのに私達を助けることが

できたのか?」

 

[紫]

「私の意識が戻った瞬間に貴女達が

やられたのよ」

 

[霊夢]

「紫がやられるって

あいつどんだげ強いのよ」

 

[紫]

「ちなみにあいつは妖怪賢者になったわよ」

 

[霊夢&魔理沙]

「「まじか」」

 

[紫]

「ところで、少しだけど

あいつのことについて

少し分析してみたわ」

 

[霊夢]

「で、どうだったの?」

 

[紫]

「能力は、今のところ

「相手に変身する程度の能力」

「炎を操る程度の能力」

「妖力が尽きない程度の能力」

そして

「能力を無効化する程度の能力」

を持っているように見えるわ」

 

[霊夢]

「能力を無効化ってのは厄介ね」

 

[魔理沙]

「やばくないか」

 

[紫]

「あとあいつの式神である

夜羽うつつだけれども

能力は

「ありとあらゆるものを使いこなす程度の能力」

だと思うわ」

 

[霊夢]

「あまり強くなさそうね」

 

[紫]

「そうでもないわよ」

 

[霊夢]

「え?」

 

[紫]

「あの式は私が展開した結界を利用してきたわ」

 

[魔理沙]

「まじか」

 

[霊夢]

「そう言えば炎を出す時

紅い結晶の様な物を使ってわ」

 

[紫]

「確かにそうだったわね」

 

[魔理沙]

「そうなると...

操るのは炎だけではないんじゃあないか?」

 

[紫]

「そう言えば

あいつには効きやすい攻撃と

効きにくい攻撃があるみたいだわ」

 

[魔理沙]

「そうなのか?」

 

[紫]

「同じ弾幕でも

光弾は効きやすかったわ

炎の弾は普通だったけどね」

 

[霊夢]

「あいつには属性の概念があるってこと?

なら光弾だけでいけばいいじゃない」

 

[紫]

「そんなにうまい話はないわ

あいつの攻撃にもその概念が適応されている

実際に物理攻撃はいつも以上に痛かったし」

 

[魔理沙]

「てことは、あいつの能力は

「炎を操る程度の能力」

じゃなくて

「属性を扱う程度の能力」

てことか?」

 

[紫]

「そうことになるかもね」

 

[ルナク]

「良いとこ突いてるんだけどねー

惜しい」

 

[魔理沙]

「そうかー

惜しかったかー...

ってどうしてここに!」

 

そこには色の反転した服を着た魔理沙が立って居た



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第2話 明かされる能力と種族

-博麗神社/居間-

 

[霊夢]

「惜しいってどういう事よ」

 

[ルナク]

「そのままの意味さ

「属性を扱う程度の能力」

では無いってことさ」

 

[紫]

「じゃあどういう能力なのかしら?」

 

[ルナク]

「正しくは

「クリスタルを生成し扱う程度の能力」

どんな能力かと言うと

属性の力が結晶化した

「アトリビュートクリスタル」

を使い、属性攻撃をしたりする」

 

[魔理沙]

「じゃあ属性は幾つあるのか?」

 

[ルナク]

「属性は全部で

無炎水雷樹氷闘毒地風魔幻虫岩霊神鋼然闇光影

の21種類があり

それぞれが得意不得意な属性が有る

そしてそれぞれにアトリビュートクリスタル

が存在する

この世界の全てのものはこの中から1つの属性に

属している

生き物の場合はその個体毎の特徴によって

与えられる属性がかわる

そして、強い者には2つ目の属性を持っている」

 

[魔理沙]

「じゃあ紫に物理攻撃がよく効いたのも

その属性とやらが関係しているのか?」

 

[ルナク]

「そういうことだ

あとひとつ、僕の能力について話しておくよ

僕の持つ能力は1つの能力の応用なんだ」

 

[霊夢]

「つまり持っている能力は実際は1つなわけね」

 

[ルナク]

「まあそういうことだ」

 

[魔理沙]

「じゃあその能力のなまえは?」

 

[ルナク]

「「有と無を操る程度の能力」

この世界に有るものと存在しないものを操る

有るものを無に帰したり

無いものを生成したりする事が出来る

その代償に

僕は自分の姿を持たない

それ故、ほかの人から姿を借りている」

 

[魔理沙]

「だから私に化けているのか

じゃあなんで服の色と目の色がかおかしいんだ?」

 

[ルナク]

「質問が多いな...

色が変わるのはわざとだ

だって同じやつが2人も居たら

わけわからんだろ?」

 

[魔理沙]

「確かにそれは言えてるぜ」

 

[紫]

「つまり私の考察した能力はと違う点は

「妖力が尽きない程度の能力」

ではなく

妖力の底を無にした

 

「能力を無効化する程度の能力」

ではなく

相手の能力を無にした

ってことでいいのね」

 

[ルナク]

「有と無を操る程度の能力を

使用したってことで合ってるぞ」

 

[魔理沙]

「いわゆるチート能力って事だな」

 

[ルナク]

「チートなのは能力だけじゃないぞ

能力の話はここで割愛して

俺の種族のことについて話そうか

俺の種族は「ワーキメラ」だ」

 

[霊夢]

「ワーキメラ?

狼人間はワーウルフってよく聞くけど」

 

[ルナク]

「そういうことだ

満月の光でキメラになる

まあ能力でいつでも成れるし

満月の光にあたっても

変身しないようにも出来る」

 

[魔理沙]

「キメラってなんかすごい雑種

みたいなのじゃなかったか?」

 

[ルナク]

「実際、僕はベースの人間に

魔法使い、亡霊、吸血鬼、妖精

の血が流れている

しかもそれぞれが能力を持っているという

チートぶりさ」

 

[紫]

「結果的に6つ能力を持ってるじゃない」

 

[ルナク]

「そう言われるとそうだな

ちなみに血統と能力の関係だけど

人間は

「クリスタルを生成し操る程度の能力」

魔法使いは

「魔法(主に鏡)を扱う程度の能力」

亡霊は

「音楽や歌の力を操る程度の能力」

吸血鬼は

「吸血した相手を分析する程度の能力」

妖精は影の妖精だから

「影を操る程度の能力」

を持っている

そしてその血統が発現するとその能力も

使用可能になる」

 

[霊夢]

「色々とおかしいわね...あんた」

 

[ルナク]

「だって名前の語源が

狂人って意味のLunaticだから...」

 

[魔理沙]

「そう言うことじゃねーよ!

ていうか初めてしったよ!」

 

 

 




早くも何をしようか案がなくなってしまった..,
相変わらずセリフばっかだ.,,


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第3話 妖怪賢者

-博麗神社/居間-

 

[霊夢]

「それで

なんで妖怪賢者になろう思ったのよ」

 

[ルナク]

「思いつきで」

 

[魔理沙]

「なんじゃそりゃ」

 

[霊夢]

「紫!

なんでこんな奴を妖怪賢者にしたのよ!」

 

[紫]

「しょうがないじゃない

弾幕勝負で負けたんだもの...」

 

[魔理沙]

「舐めてたのか?」

 

[紫]

「最初はね...

でも途中から私達は本気を出した

なのに圧倒的な火力によって負けた」

 

[霊夢]

「本気まで出したのに負けたと...」

 

[魔理沙]

「紫がズタズタになるところ

見てみたかったぜ」

 

[ルナク]

「なんなら見せてやろうか?」

 

[魔理沙]

「お前そんなこともできるのかよ」

 

[ルナク]

「想帰「リグレッションビジョン」」

 

4人を囲む結界が展開された

そして4人の意識が過去へと飛ばされた

 

 

-過去/何処の草原-

 

気づくと草原の上にいた

よく見ると自分の身体が透けていた

 

[ルナク]

「着いたようだな

因みに過去の人物へは

話しかけることが出来ないし

あっちからはこちらの事は見えていない

弾幕も当たらないから安心してくれ

ちなみに暑い寒いはかんじるぞ」

 

[魔理沙]

「いきなり長い説明だな」

 

[霊夢]

「来たみたいよ」

 

 

[過去の紫](以降[紫])

「誰かしら?

私をこんな所に呼び出したのは」

 

[過去のルナク](以降[ルナク])

「こんな所に呼び出してすまない」

 

そこには色のおかしい紫がいた

 

[ルナク]

「用件は1つだけ

私を妖怪賢者の一員に入れろ

それだ」

 

 

[紫]

「随分と舐められたものね

あんたみたいな相手に化けれる程度の者が

妖怪賢者になんかなる資格なんて無いわ」

 

[ルナク]

「なら、お前に勝ったら

妖怪賢者の一員にしろ」

 

[紫]

「しょうがないわね

やるだけ無駄だとおもうけど」

 

[ルナク]

「そうほざいていられるのも

今のうちだけだ」

 

ルナクが話し終えたのを合図に

紫はスペルカードを宣言した

 

境符「波と粒の境界」

 

紫を中心に一直線に弾幕が発射された

そしてその発射点は速度を変えながら

回転している

 

ルナクは最小限の動きで交わしていく

 

[ルナク]

「次はこっちの番だ」

 

陰乱「影の反乱」

 

スペルカードを宣言した瞬間

紫の影が紫に襲いかかった

 

[紫]

「ぐっ...」

 

紫は背中を影に数発殴られた

 

幻巣「飛光虫ネスト」

 

いろんなところから

蝶弾やレーザーが発射された

 

ルナクはそれに対抗するように

スペルカードを宣言した

 

結界「属性結界・炎」

 

ルナクうぃ包むように展開された

炎の結界は紫の弾幕を焼き焦がした

 

[紫]

「これなら」

 

式神「八雲藍&橙」

 

紫が開いたスキマから藍と橙が

回転しながら飛んできた

 

式神「夜羽うつつ」

 

待機して居ていたのか

うつつが近くの木から飛んできた

 

[紫]

「あんたも式神が居るんだ」

 

[ルナク]

「いいや」

 

解消「ディスエイブルサージ」

 

ルナクは波動を放った

その波動は藍と橙に当たると

2人の式を剥がした

 

[ルナク]

「持っているのは俺だけだ」

 

藍と橙は九尾と黒猫となり

近く茂みに落ちていった

 

[紫]

「あの式たちに何をした!」

 

[ルナク]

「ちょっと式を剥がさしてもらっただけだ」




戦闘は難しいです...


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最終話 決着

-過去/何処かの草原-

 

[紫]

「式を...剥がした...」

 

紫が唖然としている所に

うつつが突っ込んでいった

 

[紫]

「くっ...」

 

紫は反射的に自分を囲うように結界を展開した

しかし展開が間に合わずうつつが

結界の中にはいって来て来てしまった

 

[うつつ]

「もらった!」

 

うつつは反射する弾幕を結界の中にばらまいた

案の定紫は大量の弾幕を食らい

ボロボロになってしまった

 

紫は地面に降りて

四つん這いの形になっている

 

[紫]

「とっさのことで反応出来なかった...」

 

[ルナク]

「そろそろ終わらせようか

ちなみに、この異変を起こした理由だが

博麗の巫女と白黒の魔法使いに会うためさ

あいつらを殺すことはしないから

安心しな」

 

そう言うとルナクは

紅い結晶を生成し、妖力を込めた

 

核熱「テラケルビン」

 

結晶から発射された

超高温の光線が紫をかすめて行った

光線が直撃した場所は跡形もなく蒸発してゆき

周りの草木を灰にしていった

 

直撃を免れた紫だったが

浴びた熱は火傷を起こす

温度を超えていたため

全身に大火傷をおってしまった

 

[ルナク]

「決着はついたな

では、また今度」

 

そう言うとルナクは何処に消えてしまった

 

 

[魔理沙]

「なんなんだ...あの魔砲は...」

 

気づいた時には4人は博麗神社に戻っていた

 

-博麗神社/居間-

 

[ルナク]

「2人の使った

炎龍「ギガプロミネンス」

の完全上位互換だ」

 

[霊夢]

「あんたは一体何者なの」

 

[ルナク]

「詳しい話は長くなる

まあ最強の雑種ってとこかな」

 

[紫]

「あんたのせいで藍と橙を探すの大変だったんだから

ところで

その腕に巻いているリボンの様な物は何かしら?」

 

ルナクの腕には

ルーミアのリボンと同じ柄の

リボンが結ばれていた

 

[霊夢]

「ルーミアのリボンと同じ様な柄ね...

何か隠してることがあるんじゃないの?」

 

[ルナク]

「...

君たちが知るような事じゃ無い

妖怪賢者も含めて」

 

そう言って

鏡の中へと入っていった

 

[魔理沙]

「さっき言っていた鏡の魔法って奴か」

 

[霊夢]

「あいつとルーミアの間に

何か深い関係を感じるわ...」

 

[紫]

「闇を操る者と影を操る者

何かしらあるわね」

 

[魔理沙]

「明日、ルーミアに聞いてみるか」

 

 

次の日

-博麗神社周辺の森-

 

[ルーミア]

「つまり

私のリボンと同じ様な柄の物を

つけている人がいるけど

そいつのことを知らないか?

てことね」

 

[魔理沙]

「そう言う事だぜ」

 

ルーミアはさっきまでの陽気な顔とは違い

真剣な顔になった

 

[ルーミア]

「って事はあいつが幻想郷に来たってことね」

 

[霊夢]

「知ってるの?」

 

[ルーミア]

「君たちが知るような事じゃ無いわ

妖怪賢者も含めて」

 

そう言うとルーミアはどこかに

飛んで言ってしまった

 

[ルーミア]

(あいつとは久々に会うな...

どんな感じになってるのかしら)

 

ルーミアはそんなことを思っていた



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第3章 反転郷と天邪鬼
第1話 天邪鬼、捕まる


ようやく10話目です
記念?
ナニソレオイシイノ?


-妖怪の山/麓-

 

ルナクが起こした異変から

時が経ち季節は完全に冬へと変わった

その頃、妖怪の山の麓では

 

[藍]

「出てこい天邪鬼!

紫様のお煎餅と橙のししゃもを返せー!!」

 

[正邪]

「やなこった

コレは私が食ってやる

ありがたく思え!」

 

[藍]

「誰がお前なんかに感謝するかー!!」

 

正邪が藍の買い物袋を奪い

絶賛逃走中であった

 

[藍]

「くそー

後で覚えとけよー!」

 

[正邪]

「...

まいたようだな」

 

上手く逃げ切ったようだ

 

「もう夕方か...

そろそろ寝床でも探すか」

 

[???]

「おい!

そこの天邪鬼!」

 

[正邪]

「誰だ

私の名前を呼ぶのは

まさか追っ手か?」

 

[???]

「追っ手じゃねー

俺も天邪鬼だ!」

 

その者は小さな小屋にいた

 

正邪と同じ小さな角と

白髪混じりの黒い髪

前髪の一部が赤い髪といった

特徴がその者にはあった

 

[正邪]

「まさか私以外の天邪鬼が幻想郷に居たとわな」

 

[???]

「とりあえず中に入れ」

 

[正邪]

「しょうがない

お邪魔しようじゃないか」

 

 

-妖怪の山/麓の小屋-

 

[正邪]

「ふー

食った食った

にしてもあの九尾はどんだけ

油揚げ買ってるんだよ」

 

[???]

「冬は食べれるだけでも有難いがな

特に野菜は貴重だ」

 

[正邪]

「確かにそうだな

ところでお前、名前なんてんだ」

 

[???]

「俺か?俺の名前は

黄昏 暁 だ

お前は?」

 

[正邪]

「私か?私は

鬼人 正邪だ」

 

[暁]

「じゃあ下剋上をしようとしていると噂の」

 

[正邪]

「そうだ

その正邪様だ」

 

正邪は腰に手を当て

ドヤ顔とポーズを決めた

 

[暁]

「そうか、鬼人正邪は君か」

 

[正邪]

「どうした?」

 

暁は立ち上がり

魔法陣を展開し始めた

 

[正邪]

「!?」

 

[暁]

「うつつ、鬼人 正邪を確認

捕獲を開始する」

 

[正邪]

「くそ

裏切ったな!?暁!!」

 

[暁]

「俺の名前は暁じゃない

本当の名前は

ルナク・トワイダウン」

 

そう言うと

暁の姿は正邪ルナクVer(服の色反転目の色変化)の姿に変わった

[正邪]

「ルナクって

新しい妖怪賢者じゃないか!

くそー!!...」

 

そう叫びながら

正邪は魔法陣に飲み込まれて行った

 

[ルナク]

「鬼人 正邪の捕獲を完了した

テレポート先で確認してお終わり次第

紫に正邪を捕らえた事を伝えておけ」

 

ルナクは小さな水色の結晶に

そう話した

 

[通信/うつつ]

「了解しました」

 

どうやらトランシーバーの様な物のようだ

 

[ルナク]

「さてと、

謝っとかなきゃな」

 

 

翌日

-博麗神社/縁側-

 

[針妙丸]

「正邪がつかまった!?」

 

博麗神社に住んでいる針妙丸が

大声を上げた

 

[紫]

「今朝連絡があってね」

 

[霊夢]

「誰が捕まえたの?」

 

[紫]

「ルナク

あと、ほかにも有るわよ」

 

[針妙丸]

「まさか、身代金?」

 

[紫]

「違うわ

1,後の処分は任せろ

2,殺したり拷問したりはしない

3,今の所針妙丸のみの面会を許す

だってさ」

 

[霊夢]

「なんか企んでるわね...」

 

[針妙丸]

「一体何処にいるんだろう...」

 

[紫]

「反転郷、つまり

鏡の世界の幻想郷にいるらしいわ」



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第2話 天邪鬼、捕まった

タイトルが思いつきませんでした


-[反転郷]紅魔館/地下牢-

 

[正邪]

「ううん....ここは...」

 

気付いたら薄暗い所のベッドで寝ていた

どうやら地下牢に入れられているようだ

 

[ルナク]

「起きたか」

 

[正邪]

「お前は!

よくも裏切ったな!」

 

鉄格子を思いっきりつかみ

ガン!という音が響き渡る

 

[ルナク]

「悪いな、無傷で捕獲しようとしてな」

 

[正邪]

「で、私をどうする気だ

紫にでも引き渡す気か?」

 

[ルナク]

「お前が望むならそうしてやる

あいつの所に行ったら

ほぼ奴隷見たく扱われて

苦しみ続けるだろうけどね」

 

[正邪]

「じゃあお前はどうするんだ」

 

[ルナク]

「何もひどいことはしない

下刻上をするなとも言わない

泥棒とかをしないように矯正するだけだ

あとは一時的に配下になってもらう

そうすれば

暖かい布団と飯3食は保証する」

 

[正邪]

「なんか企んでんのか?」

 

[ルナク]

「気に食わんか?」

 

[正邪]

「あんまり信じれんな...」

 

[ルナク]

「しょうがない...

おーいうつつ!

ムチでも持ってきてくれー」

 

[正邪]

「わかりました!しんじますよ!

おい!本当にムチをもってくるな!!」

 

うつつが本気でムチを持ってきたから

相当あせっているようだ

 

[ルナク]

「冗談はさておいて

そんなに信じれんなら

誰も知らない俺の秘密を教えてやる」

 

 

-[反転郷]博麗神社/居間-

 

[霊夢]

「本当に鏡の中ね」

 

[魔理沙]

「文字が読みにくいぜ」

 

[針妙丸]

「正邪はどこにいるのかな?」

 

[紫]

「能力は使えるのね」

 

紫はスキマを開いて試していた

 

[うつつ]

「もちろん能力は使えますよ」

 

[魔理沙]

「びっくりしたぜ...」

 

自然な流れでうつつが4人にまじっていた

 

[うつつ]

「とりあえず紅魔館まで案内します」

 

 

-[反転郷]紅魔館/エントランス-

[うつつ]

「皆様は館内で待っていてください

針妙丸様はこちらへ」

 

うつつは針妙丸を連れて

地下牢へ行った

 

[魔理沙]

「図書館に行ってくるぜ!」

 

魔理沙は走って行った

 

[霊夢]

「多分全部鏡文字だと思うわよー」

 

霊夢と紫はしぶしぶ感を出しながら

図書館へとついて行った

 

 

-[反転郷]紅魔館/地下牢-

 

[うつつ]

「針妙丸様をお連れしました」

 

[ルナク]

「ご苦労さま...と言いたいんだが

客を棒を握る様に持つな」

 

針妙丸はうつつに鷲掴みされていた

 

[針妙丸]

「危うく窒息するところだった...」

 

[うつつ]

「これは、すみません」

 

[正邪]

「おお

チビじゃないか!」

 

[針妙丸]

「やたら元気そうね」

 

[正邪]

「そりゃ

うまい飯と安心して

眠れる布団があるからな!

あとここからも今日中に出れるし」

 

正邪は満面の笑みを見せた

 

「あとこいつの生まれた時の秘密を知ったしな」

 

今度は悪巧みしたような笑みを見せた

 

[ルナク]

「なんでこんなに受け入れるのが早いんだ?

っていうか無闇に話すなよ

俺だけの話じゃ無いんだし」

 

[正邪]

「分かってる!」

 

[針妙丸]

「それで、貴方が正邪を捕まえた人?」

 

[ルナク]

「ああ、そうだが?

懸賞金は要らんぞ

そんなものあっても使わんしな」

 

[針妙丸]

「ならいいか

正邪もこれで観念しなさいよ?」

 

[正邪]

「やなこった!そんな事したら

レジスタンスが廃るんす!」

 

[一同]

「(´・ω・`)」

 



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第3話 強固な図書室

-[反転郷]紅魔館/地下図書館(正式名称不明)の前-

 

針妙丸が正邪と面会をしている頃

魔理沙達は

 

[魔理沙]

「遅いぜ霊夢!」

 

[霊夢]

「この階段長くない?」

 

[魔理沙]

「本家の紅魔館と比べたら

確かに長いな」

 

[正邪]

「.....か...ました!しん..ますよ!

おい!本........をもってく..な!!」

 

うえの階からから正邪の声が響いてきた

 

[紫]

「何やら楽しそうね」

 

[霊夢]

「あれで拷問とかはしない

って言ってるんでしょ?」

 

[魔理沙]

「そんな事より先に入ってるぜ」

 

そう言うと魔理沙は図書館へと

入ってゆき、それを追いかけるように

2人も入っていった

 

 

-[反転郷]紅魔館/地下図書館(正式名称不明)-

 

3人が図書館へと入ると

10メートル先に青白い結界が張られていて

その前には本を置くことの出来る

程度の祭壇(楽譜立てみたいな物)

があった

 

[紫]

「随分と強力な結界ね」

 

[魔理沙]

「この扉開かないな...」

 

魔理沙は祭壇の横にある扉を

開けようとしていた

 

[霊夢]

「そこにも結界が張ってあるみたいね」

 

[魔理沙]

「こんなもん」

 

魔理沙はミニ八卦炉を取り出し

扉へと向けた

 

「マスタースパーク!!」

 

魔理沙の放った光線は結界にぶつかり

凄まじい爆破音と共に

大量の煙が発生させた

 

[魔理沙]

「流石に開いたろ

ゼロ距離マスタースパーク」

 

扉を確認してみると

壊れていないどころか傷1つ

ついていなかった

 

[魔理沙]

「どんだけ頑丈なんだよこの結界...」

 

[紫]

「どうやら能力も無効化されるわ

スキマを向こうに開けないし」

 

[霊夢]

「一体何を入れているのかしらね」

 

[ルナク]

「ここに居たか」

 

[正邪]

「お!隙間妖怪

げんきしてるか?」

 

[紫]

「誰かと思ったらルナクと

天邪鬼じゃない

せっかく天邪鬼を捕まえたら

ここつかってやろうと思ってたのに...」

 

[正邪]

「残念だったな!」

 

正邪は舌を出して紫を煽っていた

 

[魔理沙]

「所でここはなんだ」

 

[ルナク]

「僕の知識と経験、過去などが

納められている場所

次元の書庫(ディメンショナルアーカイブ)

さ」

 

[霊夢]

「なんでこんな強固な結界を張ってるの?」

 

[ルナク]

「勝手に

一生借りとくぜ!

って持ってかれないように」

 

全員魔理沙を見つめた

しかし、魔理沙は構うことなく

 

[魔理沙]

「一体どんな事が納まってるんだ?」

 

 

[ルナク]

「簡単な第1類なら

美味しいパンの焼き方のコツとか

最重要秘密の第6類なら

僕とルーミアの過去の秘密とか

そんなのが書籍になって納められている

ちなみにマスパは第3類だったかな?

魔理沙の家出物語は第1類」

 

[魔理沙]

「なんでそんなのもあるんだよ」

 

[紫]

「第6類が非常に気になるわね」

 

[霊夢]

「さっさと見せるか教えなさい」

 

[ルナク]

「見せねーよ!

その内容を知ってるのは

幻想郷の中を探しても

ルーミア、俺、うつつ、正邪だけ

魔理沙の家出物語ならいいぞ」

 

[霊夢]

「そこの天邪鬼...

ちょっといいかしら?」

 

[ルナク]

「こいつから聞き出そうとするな!」

 

[魔理沙]

「そこの雑種...

ちょっといいか?」

 

[ルナク]

「ダメか?

なら霊夢と魔理沙の黒歴史は?」

 

[霊夢&魔理沙]

「やめろー!!」




ルナクの秘密
なんでしょうね...


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第4話 黒歴史

-[反転郷]紅魔館/次元の書庫(ディメンショナルアーカイブ)-

 

[ルナク]

「ダメか?

なら霊夢と魔理沙の黒歴史は?」

 

[霊夢&魔理沙]

「やめろー!!」

 

さけぶ2人を無視してルナクは祭壇へと行き

現れた画面を操作し始めた

 

[紫]

「河童のホログラムみたいね」

 

[ルナク]

「あっちは科学的なものだが

コレは魔法でつくっている

だからといって科学もあなどれないけどな」

 

そんな会話をしているうちに

操作を終えたらしく

結界の奥の方から2つの本が飛んできて

結界をすり抜け祭壇の上で静止した

 

[ルナク]

「ほいよ」

 

ルナクが手にしたほんの名前には

「博麗霊夢 過去編」

「霧雨魔理沙 過去編」

という題名が書いてある

 

[霊夢&魔理沙]

「わーーーーー!!!!!!!」

 

2人は顔の色を真っ青にして叫んだ

 

 

[ルナク]

「お前ら大分かわったなー」

 

ルナクは2人に霊夢が

博麗靈夢

と名乗っていた時の写真を見せた

 

[紫]

「懐かしいわねー」

 

紫は懐かしそうに

 

[正邪&うつつ&針妙丸]

「だいぶ変わったな(わね)(ね)」

 

正邪は笑いながら

うつつは驚き気味に写真を見ていた

 

一方霊夢と魔理沙は

白目むいて座り込んでいた

 

[霊夢]

「...ちょ....」

 

[魔理沙]

「やめ...て........くれ...」

 

[ルナク]

「紫!

この2人を連れて帰ってくれ

あと針妙丸も」

 

[紫]

「いいもの見れたわー」

 

[針妙丸]

「じゃーねー!」

 

そう言って白目の2人を連れて紫と針妙丸は

元の世界に帰っていった

 

[ルナク]

「そろそろ夕ご飯でも食べるか」

 

[正邪]

「あんたは食わなくても死なんのに

なんで食うんだ?」

 

[ルナク]

「だってさ、周りが食べてるのに

1人だけ食わんてのもあれだし

食えばそれだけ霊力とかになる」

 

[正邪]

「確かに食べてるところをじーっと

見られてもあれだしな

ところでうつつ

今日の献立は?」

 

[うつつ]

「白ご飯に味噌汁、きんぴらごぼうに

鮭の塩焼きですね」

 

 

翌日

-[反転郷]紅魔館/居間的な部屋-

 

[正邪]

「おい!」

 

[ルナク]

「よくねむれたか?」

 

[正邪]

「よくねむれたか?じゃねよ

なんで私のベッドが廊下にあるんだよ」

 

[ルナク]

「まだ部屋を与えてないから

野宿よりはましだろ?」

 

[正邪]

「確かに野宿よりはましだ

それより部屋をくれ」

 

[ルナク]

「じゃあ仕事を出すからそれをこなせ

そうしたら上手くやれる毎に

何かしらやる」

 

[正邪]

「ゲームのクエストみたいだな」

 

[ルナク]

「要はそんなところさ」

 

[正邪]

「で、何をさせる気だ?

さっさと片付けて部屋を手に入れたいんだが」

 

[ルナク]

「じゃあ

1週間、人里でアルバイトしてこい

妖怪がやってる店があるから」

 

[正邪]

「はい!?」




ちなみに夕ご飯の献立は作者の和食の中でも好きなものです


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第5話 団子屋

-博麗神社/居間-

 

鏡の世界に行った日から5日がたった

霊夢はコタツに入り、みかんを食べながら

お茶をすするといった生活をしていた

 

[魔理沙]

「霊夢ーいるかー?」

 

魔理沙が障子を開けて入ってきた

 

[霊夢]

「寒いから早く閉めて」

 

[魔理沙]

「わりぃわりぃ」

 

そう言うと魔理沙は障子を閉めて

コタツの中に入った

 

[霊夢]

「冬はレミリアのとこみたいな

洋風の家に憧れるわね

気密性が高いし」

 

[魔理沙]

「確かにこの神社は

障子を開ければすぐに縁側

しかも扉と違って紙1枚だしな」

 

[霊夢]

「夏は涼しいけどね」

 

[魔理沙]

「ところで霊夢

まさかずっとこんな生活をしてたのか?」

 

[霊夢]

「流石に...そんなこと...ないわよ...」

 

[魔理沙]

「嘘つけ

これはなんだ」

 

魔理沙が指さしたところには

空っぽのみかんのダンボール2つと

未開封のみかんのダンボールが3つ

霊夢の隣には、半分減ったダンボールがあった

 

[魔理沙]

「どんだけ食うんだよ」

 

[霊夢]

「暇だからついつい

でもそれ以外の食費は0よ!」

 

[魔理沙]

「そういうことじゃねー!

お前は貧乏巫女じゃねーだろ」

 

こんな感じのやり取りが数分続き

(決して作者が場面転換に困ったわけでは...ない...)

 

[霊夢]

「で、何しに来たの?」

 

霊夢は湯のみにお茶を入れ

魔理沙に渡した

 

[魔理沙]

「どうせ寒いからって引き込もってる

と思うから里の団子屋に行かないか?

って誘いに来た」

 

[霊夢]

「嫌よ!

こんなに寒いのになんで里なんかにいk」

 

 

-人里/団子屋玉兎-

 

[霊夢]

「乱暴ね」

 

[魔理沙]

「しょうがない

作者が上手く話をもって行けてないから」

 

[霊夢]

(メタい)

 

[魔理沙]

「お、この店だ」

 

[霊夢]

「団子屋玉兎?」

 

[魔理沙]

「最近できた店だぜ

ちなみにあの兎達が経営してる」

 

[霊夢]

「鈴瑚と清蘭ね」

 

[鈴瑚]

「いらっしゃいませー

っと見覚えがあると思ったら君たちか

で、注文はなんだい?」

 

[霊夢]

「みたらし団子3本」

 

[魔理沙]

「じゃあ同じのを5本」

 

[鈴瑚]

「了解!

ちょっと待っててねー

清蘭!みたらし8本お願いー」

 

[霊夢]

「意外と人気ね」

 

[魔理沙]

「玉兎は珍しいしな」

 

[???]

「お待ちどうさん

みたらし団子8本だな」

 

[魔理沙]

「おーきたきたって

正邪お前なんでここに!」

 

団子を運んで来たのは鈴瑚や清蘭では無く

正邪だった

 

[正邪]

「しょうがないだろ!部屋が欲しけりゃ

バイトして来いってあいつが」

 

[霊夢]

「まさか廊下で寝てる?」

 

霊夢は軽く笑いながら聞いた

 

[正邪]

「廊下にベッドだけ置いてある状態だ」

 

[霊夢&魔理沙]

「まじかーwwww」




団子屋玉兎はオリジナルのお店です
鈴瑚と清蘭は紺珠伝以降地上に住んでいるらしいので


清蘭の文字が間違っていました
×清藍
〇青蘭


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最終話 天邪鬼、バイトする

-人里/団子屋玉兎-

 

[霊夢&魔理沙]

「まじかーwwww」

 

[正邪]

「でもあと2日でバイトが終わるから

それで廊下で寝るのともおさらばだ

ところでなんで警戒態勢を取ってるんだ?」

 

霊夢はお祓い棒を

魔理沙はミニ八卦炉を握っていた

 

[霊夢]

「そりゃ元指名手配犯が

なんの拘束もされずにいるんだもの」

 

[魔理沙]

「反則アイテムは取り上げられてると思うがな」

 

[正邪]

「反則アイテムならあるぞ」

 

そう言うと正邪はひらり布を取り出した

 

[霊夢]

アイツ(ルナク)は何やってるの」

 

[正邪]

「何かしらやらかしかけたら

それに合わせた対処をとる

って言ってたぞ」

 

[魔理沙]

「一応監視はされてるんだな」

 

[正邪]

「多分そういう事だな

とりあえず団子代2500円な」

 

そう言った途端、正邪を強烈な電撃が襲った

 

[正邪]

「ギャーッ!!!」

 

[霊夢]

「まさか...」

 

霊夢は黒焦げの正邪を見ながら言った

 

[正邪]

「うそうそ....500円...

こんなに..威力が...高いとは

想定外だっ...た...」ガク

 

[魔理沙]

「自業自得...ってやつだな」

 

2人は倒れている正邪の手のひらに

500円をのせて帰っていった

 

[正邪]

「まい...どあ...り」

 

 

[霊夢]

(たかがネコババにあの威力とは

容赦無いわね)

 

と霊夢は呆れていた

 

 

2日後の夜

-[反転郷]紅魔館/居間的な部屋-

 

[正邪]

「約束通り部屋をよこせ」

 

[ルナク]

「しょうがない好きな部屋を選べ

あとバイト代はやる」

 

[正邪]

「金もくれるんか

じゃあ部屋を選んでくる」

 

[うつつ]

「お金まで渡してしまっていいんですか?」

 

[ルナク]

「バイトしたのはあいつだしな

部屋は更正の為のご褒美」

 

[うつつ]

「なるほど」

 

 

-[反転郷]紅魔館/正邪の部屋-

 

正邪は南にある部屋を選んでいた

 

[正邪]

「なんでもらった鍵が私の選んだ部屋の

鍵だったんだ?まあいいや

しかもベッドもこの部屋に移動されてたし

まるで未来を見たかのようだな」

 

そう言うと正邪はクローゼットに

反則アイテムを置き

もらったバイト代を財布に入れた

 

[正邪]

「にしても殺風景な部屋だな

家具がなんにも無い」

 

床には紅のカーペット

模様付きの壁に

部屋には3つの窓があり

それぞれに赤いカーテンがかかっていて

ベッドが端の窓のところにあるだけで

それ以外には何も無かった

 

[正邪]

「紅魔館ってだけあって壁からカーテンまで

真っ赤だな、目に悪そう

景色はいいけど

こんな屋敷にあのコウモリ(レミリア)達は住んでるのか、

絶対にアイツらから下克上してやる」




ネタ切れ...どうしよう...


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第4章 秘密の作戦
第1話 何属性?


-人里/夜雀庵-

 

日が暮れ、人里に晩御飯の匂いが漂う頃

霊夢と魔理沙は夜雀庵でヤツメウナギ

を食べながら話をしていた

 

[魔理沙]

「霊夢はやっぱり<霊/風>属性だと思うぜ」

 

[霊夢]

「なんで霊属性なのよ

死んでないわよ」

 

[ミスティア]

「名前に霊がはいってますしね」

 

[霊夢]

「魔理沙は<魔/光>で確定ね」

 

[魔理沙]

「それは納得だぜ」

 

[ミスティア]

「なら私はどうですかね」

 

[霊夢]

「<闇/風>当たりじゃない?」

 

[ミスティア]

「魔理沙さんと相性が悪そうですね」

 

[魔理沙]

「今の服装的に<炎/水>な気もするぜ」

 

[霊夢]

「あいつなら知ってるんじゃない?」

 

 

-[反転郷]紅魔館/居間-

 

[霊夢&魔理沙]

「って事で教えなさい!」

 

2人はルナクの座っているデスクを叩き

質問した

 

[正邪]

「こんな遅くに何の用だ?

というか説明なしにそういう事でって

どういう事だよ!」

 

[ルナク]

「なるほどね」

 

[正邪]

「なんで分かるんだよ!」

 

[うつつ]

「いつもの事です」

 

[正邪]

「軽いな!おい!

あとどうやって鏡をくぐったんだよ」

 

[紫]

「私よ

寝てるところを起こされたの」

 

紫はうとうとしながらねむそうに答えた

 

[ルナク]

「隣の部屋に布団があるから寝ていいぞ...」

 

[紫]

「どうも...」

 

紫はフラフラしながら部屋を出た

 

[ルナク]

「で、自分の属性を知りたいのか?」

 

[霊夢]

「出来れば他人のも」

 

[ルナク]

「それなら属性を識別する絵の具ならあるぞ」

 

[魔理沙]

「あるんかい!」

 

[ルナク]

「それで塗ったり染めたりしたものを

身につけると属性毎の色に発光する絵の具だ

油性と水性どっちがいい?」

 

[霊夢]

「なにげに水性・油性あるのね...」

 

[ルナク]

「ほいよ」

 

ルナクは霊夢に2つの歯磨き粉ぐらいの

大きさのチューブを渡した

 

[霊夢]

「あれ?

こっちは?」

 

[ルナク]

「副属性の方

さっきのは主属性しか識別できないからな

因みに濃縮してないから薄めずに使えよ」

 

[霊夢]

「わかったわ、ありがとう」

 

そう言うと2人は部屋を後にした

 

[正邪]

(あの絵の具使えそうだな)

「あの絵の具私にもくれ」

 

[ルナク]

「しょうがないなー

夜雀庵に連絡しておこう」

 

[正邪]

「またバイトか」

 

[ルナク]

今度はネコババするなよ

したらやらんからな」

 

[正邪]

ギクリ

「な...なんのことかな...?」

 

 

-[反転郷]紅魔館/次元の書庫(ディメンショナルアーカイブ)

 

[霊夢]

「こちら霊夢 応答せよ」

 

霊夢は陰陽玉に話しかけた

 

[通信機/紫]

「こちら紫 ルナク達に動きは無い」

 

陰陽玉には通信機能が搭載されていて

会話ができるようだ

そして霊夢達3人はルナクの秘密を知るべく

書庫に忍び込んでいた

 

[通信機/魔理沙]

「こちら魔理沙

館内に部外者はいない事を確認した」

 

[霊夢]

「了解

このまま作戦を開始する」

 

霊夢は手をポキポキ鳴らした

 

「さて、これをやるのも久々ね」

 

「無想転生」

 

霊夢は全ての理屈から浮き出した



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第2話 潜入

-[反転郷]紅魔館/次元の書庫(ディメンショナルアーカイブ)-

 

「無想転生」

 

霊夢は全ての理屈から浮き出した

 

[霊夢]

(これで結界と能力遮断効果を攻略)

 

霊夢は結界を難無くすり抜けて行った

 

 

-[反転郷]紅魔館/紫が寝ている部屋-

 

[正邪]

「ところでその絵の具の原料ってなんだ?」

 

[ルナク]

「玉兎の目玉、鬼の心臓、天邪鬼の血液(大量)」

 

[正邪]

「う...嘘だろ?」

 

[ルナク]

「嘘」

 

そんな話し声が壁越しに聞こえてくるのを紫は

ベッドの中で聞いていた

 

[紫]

「今のところバレてる感じは無いわね

このまま上手く行くといいのだけれども」

 

[ルナク]

「そういえば正邪

1回この書物を読んどけ」

 

[正邪]

「第4類の書物じゃねーか」

 

[ルナク]

「閲覧制限のホワイトリストに設定しといたから

閲覧出来るはずだ」

 

[正邪]

「しょうがない

暇だし行ってくる」

 

そのあと扉が開いて閉まる音が聞こえ

足音が部屋の前を通過して行った

 

[紫]

「霊夢!

正邪がそっちに向かってるわ!」

 

 

-[反転郷]紅魔館/次元の書庫(ディメンショナルアーカイブ)-

 

[霊夢]

「了解」

 

霊夢は今第4類と第5類の間の結界を

通過した所にいた

 

「他に来るやつは?」

 

[通信機/紫]

「多分いないわ」

 

[通信機/魔理沙]

「正邪が書庫に着いたぞ」

 

[霊夢]

「双方了解

あとすこしで第6類のところにつくわ」

 

 

-入口付近-

 

[正邪]

「さてと

書物の名前は...」

 

正邪が祭壇にたつと画面が現れた

正邪は画面を操作し書物を選択した

すると書物が祭壇へ飛んできた

 

[正邪]

「相変わらずすげー便利だな

さてと、確か53ページだったな」

 

正邪はそのページを開いた

----------

「能力と封印」

 

能力を保持するものが力を封印された場合

能力は退化する

ただし、それ以上の退化が不可能な場合

能力は完全に封印され、使用出来なくなる

そして封印が重ねられた場合

能力はその分退化する

----------

 

次のページを開こうとしたが

何故か開くことが出来なかった

 

[正邪]

「なんでこんな物を読ませるんだ?

待てよ...確かアイツ...」

 

 

-第6類エリア-

 

[霊夢]

「ようやく見つけた」

 

霊夢の持つ書物の表紙には

「ルナク・トワイダウン」

と書かれていた

霊夢はその本を開きルナクの秘密を

探そうとしたが開いたページには

----------

残念

これは偽物です

対策しといて良かったー

(・ω<) テヘペロ

----------

と書かれていた

 

[霊夢]

「なにが(・ω<) テヘペロよ、腹がたつわ...」

 

[ルナク]

「悪かったなうざくて」

 

[霊夢]

「!?」

 

霊夢が振り返るとそこにはルナクがいた

 

 

 

 

 



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第3話 排除

夏休みが終わってしまうので
投稿が更に遅れるかも知れませんが
失踪だけはしません


-[反転郷]紅魔館/次元の書庫(ディメンショナルアーカイブ)-

 

[霊夢]

「なんでここにあんたが居るのよ」

 

[ルナク]

「それはこっちのセリフだ

なぜ第6類エリアにいる」

 

そう言いながらルナクは霊夢へと変身した

 

[霊夢]

「あんたが秘密を教えてくれないから

自分で調べようとしたまでよ」

 

ルナクは呆れた様な顔で言った

 

[ルナク]

「しょうがない」

 

[霊夢]

「ようやく教える気になったの?」

 

[ルナク]

「いや、今から()()を排除する」

 

そう言うとルナクは手のひらにを

霊夢に向け閃光を放った

 

[霊夢]

「うっ!」

 

やがて光が収まり周りが見えるようになると

霊夢は自分が舘の外にいる事が分かった

 

 

-[反転郷]紅魔館/庭-

 

[魔理沙]

「誰かと思ったら霊夢か

いきなり閃光が発生したからビックリしたぜ」

 

[紫]

「それで作戦はどうだったかしら?」

 

どうやら2人も舘の外に出されていた様だ

 

[霊夢]

「作戦は失敗したわ

けど今はそれどころじゃない

今から私達は排除されるみたいよ」

 

[魔理沙]

「まじかよ

あんなんに勝てるわけがねえ」

 

[ルナク]

「安心しろ

相手は俺では無くこいつらだ」

 

そう言うとルナクは左右に魔法で鏡を生成した

するとその鏡から正邪とルーミアが出てきた

 

[紫]

「相手はルーミアとうつつと正邪って事ね」

 

[魔理沙]

「うつつ以外は簡単だな」

 

[ルナク]

「それはどうかな?」

 

そう言うとルナクはうつつに向けてスペカを

発動した

 

能力付与「有と無を操る程度の能力」

 

ルナクはうつつに向かって7色に輝く

エネルギー弾を打った

うつつが弾が当たると光の玉に包まれた

 

[霊夢]

「あんた味方に攻撃するってどういう事よ」

 

[ルナク]

「攻撃では無い

能力を与えただけだ」

 

やがて光の玉は消え中からうつつが出てきた

 

[うつつ]

「さて、私の相手は誰かしら?」

 

[ルナク]

「うつつ

付与能力に加え既存能力の使用を許可する

ターゲットは魔理沙だ

合図を出すまで待機しろ」

 

[うつつ]

「了解しました」

 

[ルナク]

「次はルーミアだな

ターゲットは紫だ」

 

[ルーミア]

「分かった」

 

そう言うとルナクはルーミアのリボンを触った

 

「封印解放」

 

ルナクがそう囁くとルーミアのリボンの模様が

1部抜け、ルナクの腕のリボンと同じ柄になった

 

ルナクが離れるとルーミアは闇の玉に包まれた

 

[霊夢]

「まさかルーミアの封印を解いたの」

 

[ルナク]

「ああそうさ

今、宵闇の女帝は復活する」

 

[魔理沙]

「宵闇の女帝ってなんだ」

 

[霊夢]

「数代前の博麗の巫女が自分の命と引き換えに

封印した大妖怪よ

それでも封印しきれなかったって聞いてたけど

まさかルーミアだったなんて」

 

闇の玉は徐々に大きくなり

1.5倍の大きさになったところで

消滅した

 

そこには170cmぐらいの長い金髪の女性が居た

 

[ルーミア]

「この体も久々だわ

少しは楽しませてよね、隙間妖怪さん」

 




スペルカードは原作とは違い技名です
それ故味方強化等もスペカです
その点をご了承くださいm(_ _)m


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第4話 憑依

-[反転郷]紅魔館/庭-

 

[ルナク]

「さて、霊夢の相手は正邪だが」

 

[霊夢]

「正邪にはどんな能力を付与するの」

 

[ルナク]

「能力では無く俺が憑依する」

 

[霊夢]

「はい!?」

 

[正邪]

「おい!

そんなこと聞いてないぞ」

 

驚く2人を無視してルナクは体を半霊に変えた

そして正邪の胸の中へ入っていった

 

[正邪]

「おいおいおいおいおいおいおい

まじでやる気...うぐ」

 

正邪はその場で倒れ唸りながら

苦しそうにしている

 

[霊夢]

「あんた大丈夫なの?」

 

数秒経つと正邪から唸り声が聞こえなくなった

 

[正邪]

「うう...

なんなんだ今の...」

 

正邪は何気なく立ち上がったが

その背中には紅青緑白黒灰色の結晶が

チルノの羽のようについていた

 

[正邪]

「上手く行ったんだな?...

確かに力が湧いてくる...

へー要するに拒絶反応って事だな

ところでお前のスペカも使えるのか?...

じゃあ使ってみるか」

 

[霊夢]

「誰と話してるの?」

 

[魔理沙]

「まさか狂っちまったか?」

 

[正邪]

「いやいや聞こえるだろ、ルナクの声」

 

[霊夢&魔理沙&紫]

「聞こえるか!」

 

[正邪]

「まじか...くしゅん!」

 

正邪がくしゃみをすると鼻から半霊が出てきた

 

[半霊]

「わるいわるいwww

こうしないと聞こえんかったわ」

 

[紫]

「正邪にだけ聞こえてたのね

ルナクの声が」

 

[ルナク]

「さっそくだけど始めようか」

 

その言葉と同時に戦闘が始まった

 

霊夢と正邪は霧の湖の方へ

魔理沙とうつつは魔法の森上空

紫とルーミアはその場に残った

 

 

-[反転郷]魔法の森/上空-魔理沙side

 

魔理沙は速度を活かすため

他の2グループから離れていた

 

[魔理沙]

「これだけ離れればぶつからんだろう」

 

[うつつ]

「では始めさせて頂きます」

 

そう言うとうつつは魔理沙に向けて

黒いカラーボールを2つ投げつけた

1球目はスカートに当たり赤紫色に

2球目は左の横腹に当たり白く発光しだした

 

[魔理沙]

「服が台無しだぜ...ん?

これってルナクからもらった...」

 

[うつつ]

「ご名答、属性判別塗料よ」

 

[魔理沙]

「つまり私の苦手属性とやらで攻めてくると」

 

[うつつ]

「そういう事です」

「アトリビュートシフト」

 

うつつのスカートの灰色と薄水色の模様のうち

灰色の模様が黒に変わった

 

[うつつ]

「光と魔は闇に弱い」

 

[魔理沙]

(あいつはあの絵の具を使った服を着てるんだな)

「つまり私が魔/光属性だから

自分の属性を闇に変えたと闇属性にしたと」

 

[うつつ]

「流石は魔法使ですね」

 

[魔理沙]

「けど闇って光と相互的に

強いイメージがあるぜ!」

恋符「マスタースパーク」

 

魔理沙は不意打ちにマスタースパークを打った

光線はうつつに直撃し大爆発を起こした

 

[魔理沙]

(どうだ、直撃あたえたぞ)

 

[うつつ]

「残念ね、風属性は光属性の攻撃を喰らっても

一切怪我を負わない」

 

大量の煙の中から出てきたのは

全くもって無傷のうつつだった




夏休みが終わっちまったー(ᇂ_ᇂ|||)


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第5話 対反転郷勢力-pawerful-

-[反転郷]魔法の森/上空-

 

[うつつ]

「残念ね、風属性は光属性の攻撃を喰らっても

一切怪我を負わない」

 

大量の煙の中から出てきたのは

全くもって無傷のうつつだった

 

[魔理沙]

「じゃあ勝ち目ないじゃんか!」

 

[うつつ]

「確かに光の魔法を使うあなたには

勝ち目が無いですね」

 

[魔理沙]

(攻撃は通らなくても衝撃なら!)

「行くぜ!!」

 

彗星「ブレイジングスター」

 

魔理沙は光を纏い

うつつに向けて突っ込んで行った

 

[うつつ]

「まさかここまで学習能力が無いとこは...」

 

うつつは呆れながらスペカを発動させた

 

突符「バードストライク」

 

うつつは翼を大きく羽ばたかせ加速した

 

2人は並行して飛び魔理沙がうつつに向けて

横から体当たりをするが

一向にダメージを与えられない

 

[うつつ]

「痛くも痒くもありませんね」

 

[魔理沙]

「くそ、」

 

魔理沙はうつつの挑発に乗ってしまった

 

魔理沙は大きく旋回し正面から

突っ込みにいった

 

[魔理沙]

「いっけーーーーー!!」

 

[うつつ]

(あらら、死に急いじゃって)

 

2人はそのままの速度で衝突し

魔理沙はそのまま落ちて行った

 

[うつつ]

「死んでないよね

人間は脆いって言うけど」

 

うつつは速度を落とし魔理沙が落ちていった

所へと向かった

 

 

-[反転郷]魔法の森-

 

[うつつ]

「ここに落ちた筈だけど...いた」

 

魔理沙は頭から血を流して倒れていた

 

[うつつ]

「あらら、ご冥福をお祈りします」

 

[魔理沙]

「人を勝手に殺すな」

 

[うつつ]

「活きのいい亡霊ね」

 

[魔理沙]

「だから死んでねー!!

痛た..こりゃ完全に折れたな」

 

魔理沙は左腕をおさえていた

 

[うつつ]

「勝負ついたわね」

 

[魔理沙]

「いや、まだだ」

 

魔理沙はフラフラと立ち上がり

最後の力でスペカを発動した

 

星符「オールトクラウド」

 

魔理沙を中心に無数の魔法陣が円状に並び

そこから中心に向けてと

外に向けての弾幕を発射した

 

[うつつ]

「岩属性スペルですか、これは厄介ですね」

 

そう言いつつ

うつつは魔法陣の球の中へ入っていった

 

[魔理沙]

「このままじゃあ...」

 

魔理沙は弾幕を濃くするが

うつつはお構い無しに魔理沙を中心に周り

高速の弾幕を当てていく

 

[うつつ]

「あとどれだけ持つかしら?」

 

魔理沙は全方位から弾幕を受け続け

結局1発も当てれずに倒れてしまった

 

[うつつ]

「人間は脆いと聞くけど

あなたは頑丈な人間ですね」

 

そう言うとポケットから小さな石を取り出した

 

[うつつ]

「魔理沙を倒しました」

 

[ルナク/通信機]

「ご苦労、魔理沙を紅魔館で治療しろ」

 

[うつつ]

「了解しました」



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第6話 対反転郷勢力-uncanny-

-[反転郷]霧の湖-霊夢side

 

[正邪]

「この前の仕返しをたっぷりとしてやろう」

 

[霊夢]

「いくらルナクがアシストしてると言っても

所詮は弱小妖怪、また退治してあげるわ」

 

[正邪]

「そんな弱者の気持ちは」

 

正邪は霊夢へと近付いていき手の届く範囲にきた

 

[正邪]

「お前見たいな生まれ持っての強者には

わからんだろうっな!!」

 

正邪はいきなりバク転して霊夢を蹴ろうとした

しかし霊夢は仰け反る事で回避した

 

[霊夢]

「甘いわね」

 

だがその対応は間違っていた

 

[正邪]

「甘いのはそっちだ」

 

その瞬間、霊夢は上から蹴られて

地面に突っ込んだ

 

[正邪]

「私の能力のこと忘れて無いか?」

 

[霊夢]

「位置を逆転させたという訳ね」

 

正邪はバク転したあと位置を逆転させ

蹴りを霊夢の顔面に入れるという事を

一瞬でしていた

 

[正邪]

「にしてもこの力は小槌よりも強いし

体に良く馴染む」

 

[霊夢]

「それは貴女の力ではないわ

他人の力で勝っても意味が無い」

 

[正邪]

「忘れたとは言わせんぞ

元はと言えばお前らが勝手に書庫を漁ってた

ことに対するお仕置きだからな

他人の力だかどうだかは関係ない」

 

そう言うと正邪は全ての

アトリビュートクリスタルを生成し

スペカを発動させた

 

極彩「21バレッタ/s(パーセコンド)

 

21色の結晶から高速の弾が発射され

霊夢に襲いかかった

 

霊夢は弾幕で相殺する事で対処した

そしてスペカを発動した

 

霊符「夢想封印」

 

数発の大きな光弾が正邪に向けて放たれた

正邪は大きく回り込む事で回避したが

最後の一発を喰らってしまった

 

[正邪]

「あん時と比べて尋常じゃない位に痛いぞ」

 

[ルナク]

「そりゃ属性の相性が悪いからな

幻属性と闇属性は光属性に弱い」

 

[正邪]

「相手ミスったんじゃないのか?」

 

[ルナク]

「魔理沙は光属性ばっかだし、紫は...分かるな?」

 

[正邪]

「確かに」

 

[霊夢]

「何こんな時に話し込んでるのよ!」

 

[正邪]

「長期戦は避けたいな」

 

[ルナク]

「じゃあすぐに終わらそう」

 

獄門「ナイトメアクロス」~3億2千万

 

ルナクは正邪の代わりにスペカを使った

 

正邪の影から真っ黒の触手が伸びてゆき

霊夢を捉えた

 

[霊夢]

「ちょっと!何をする気?」

 

触手は霊夢を影の十字架に縛り付けて

それを完全に囲った

 

[正邪]

「お前、あいつに何したんだ?」

 

[ルナク]

「たかが10年間飢えも喉の乾きも無い世界に

縛り付けたままにしてるだけだ

勿論死ぬことも出来ん」

 

[正邪]

「うわー...流石に引くわ...あ、でてきた」

 

闇の玉が消え、中から放心した霊夢が出てきた

 

[ルナク]

「精神だけでも10年間何も無い所にいると

人はああなる」

 

ルナクは正邪から完全に出てきた

 

[正邪]

「もう終わりか、あっさりと倒した(?)な

で、あれ治るのか?」

 

[ルナク]

「明るい縁側に置いとけば」

 

[正邪]

「ちょっと置いてくる」

 

正邪は放心した霊夢を紅魔館のバルコニーに

座らせに行った

 

ちょうどその時、ルナクのポケットの石から

声が聞こえてきた

 

[うつつ/通信機]

「魔理沙を倒しました」

 

[ルナク]

「ご苦労、魔理沙を紅魔館で治療しろ」

 

[うつつ]

「了解しました」

 

[ルーミア/通信機]

「こっちは終わったよー

勢い余って消滅させちゃったけど」

 

[ルナク]

「そこまでしなくても...まあ復活させとくわ

とりあえず今からそっちに向かうから

待機しておけ」

 

[ルーミア/通信機]

「了解」



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第7話 対反転郷勢力-fantasia-

-[反転郷]紅魔館/庭-紫side

 

[ルーミア]

「あいつらも行ったことだし

そろそろ始めようか」

 

[紫]

「貴女は一体何者なの」

 

[ルーミア]

「今の私は闇の妖怪

宵闇の女帝って呼ばれていたわ

そもそも闇と言うものはほとんどの昼行性

の生き物から恐れられている

そして妖怪は恐怖心から生まれる

つまり全ての妖怪の中でも最強ってことよ」

 

[紫]

「いくら闇でも光で照らしてしまえば

消えてしまうものよ」

 

[ルーミア]

「あれ?言ってなかったっけ?

私の闇は全ての光を無効化する」

 

そう言うとルーミアは闇から触手を生成し

紫を串刺しにしようとした

紫は隙間を盾にして防いだ

そしてスペカを発動させた

 

結界「光と闇の網目」

 

紫は赤と青の弾幕を放ち

レーザーで編み目を作った

赤い弾幕やレーザーは闇にかき消され

青い弾幕やレーザーは吸収された

 

[ルーミア]

「私にはあいつらみたいに属性の概念は

適応されないけど

光と闇は効かないわよ?」

 

暗殺「ミッドナイトキラー」

 

ルーミアは大量の闇を発し

辺りを新月の夜のように暗黒に包んだ

 

[紫]

「視覚を奪ったとしても気配で分かるわ...此処ね」

 

紫は気配のある方向にレザーを放った

しかしレーザーは対象に当たることは無かった

 

[紫]

「なぜ!?ここに居るはずじゃあ」

 

ドス

 

という鈍い音が聞こえるかと同時に鋭い痛みが

紫の胸を襲った

 

[ルーミア]

「残念でしたー

正解は後ろだよー」

 

闇が晴れ紫の後ろには

にっこりと笑っているルーミアがいた

そして闇の触手は紫の胸を貫き紅に染まっていた

 

[紫]

「な...ぜ、気配は..こっちに」

 

[ルーミア]

「私の体は闇同然

萃香の様に闇の中に体を溶かすことも出来る

気配を集中させる事も簡単なこと

それじゃまた会う時まで」

 

そう言うとルーミアは紫を滅多刺しにした

 

[紫]

「グギギ...」

 

[ルーミア]

「さようなら、隙間妖怪さん」

 

ルーミアは血だらけの紫を闇の中へ飲み込み始めた

 

[紫]

「こんな..やつ...に」

 

そう言いながら紫は闇に吸収され跡形もなく消えてしまった

 

[ルーミア]

「もうちょっと楽しめると思ったけどなー

こんど会ったら食べてみよう」

 

そう言うとルーミアはポケットから小さな石を取り出し、話だした

 

[ルーミア]

「こっちは終わったよー

勢い余って消滅させちゃったけど」

 

[ルナク/通信機]

「そこまでしなくても...まあ復活させとくわ

とりあえず今からそっちに向かうから

待機しておけ」

 

[ルーミア]

「了解」

「もう終わりか

もうちょっとこの体で遊べば良かった」



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最終話 何属性?-Part2-

-博麗神社/居間-

 

[魔理沙]

「は!」

 

魔理沙が気づくと博麗神社の炬燵で寝ていた

 

[魔理沙]

「しっかしやな夢だったなー、痛て!」

 

立ち上がろうと左手をつくと痛みが走った

 

[魔理沙]

「夢じゃない...霊夢!」

 

辺りを見回すと縁側に霊夢が座っていた

 

[魔理沙]

「お前無事だったのか」

 

しかし霊夢は返事をしない

魔理沙は変に思い霊夢の顔を見た

霊夢はボーっとしていた

 

[魔理沙]

「しっかりしろ!霊夢!」

 

霊夢を揺すりながら叫ぶと

ようやく霊夢は意識を取り戻した

 

[霊夢]

「あ....魔理沙....」

 

霊夢は魔理沙に思いっきり抱きついた

 

[魔理沙]

「一体どうした霊夢」

 

霊夢は泣きながら途切れ途切れで答えた

 

[霊夢]

「ずっと....一人きりで..真っ暗なとこに...居たから」

 

[魔理沙]

「一体何があったんだよ」

 

[ルナク]

「簡単に説明すると

霊夢は光も果も飢えも渇きも無い世界に

約10年間縛り付けられていた

という経験をした」

 

[魔理沙]

「いつの間に」

 

[ルナク]

「今鏡から」

 

[魔理沙]

「1つ聞くが、何で霊夢は歳を取っていない」

 

[ルナク]

「肉体はそのままで精神だけ加速させたからだ

実際は10秒ぐらいしか拘束していない

けど暗所恐怖症や孤独恐怖症にはなってると思う」

 

[霊夢]

「そういえば....紫は?」

 

[ルナク]

「反転郷の永遠亭でうつつと正邪によって絶賛再生成中」

 

[魔理沙]

「再生成って1回消滅したのか!」

 

[ルナク]

「ルーミアの闇に喰われた」

 

[魔理沙]

「アイツの相手じゃなくて良かったぜ」

 

[ルナク]

「それじゃ帰るわ」

 

そう言うとルナクは鏡の世界に帰っていった

 

[魔理沙]

「夜雀庵にでも行くか、もうすぐ日も暮れるし」

 

 

-人間の里(人里)/夜雀庵-

 

[魔理沙]

「ってことがあったんだよ」

 

[ミスティア]

「じゃあ魔理沙さんの属性は分かったと」

 

霊夢と魔理沙はヤツメウナギを食べながら会話をしていた

 

[魔理沙]

「って事で手の甲をちょっと貸してくれ」

 

魔理沙はミスティアの手の甲に

属性判別塗料を塗った

するとそれぞれ黒と薄水色に発光した

 

[魔理沙]

「風/闇属性か...」

 

[ミスティア]

「魔理沙さんをやっつけた

うつつさんの変化後お同じですね」

 

[魔理沙]

「永夜異変の時属性の概念が無くて良かったぜ」

 

[ミスティア]

「霊夢さんも調べて見てくださいよ」

 

[霊夢]

「んあぁ?....いいわよ私は...」

 

[魔理沙]

「完全に酔ってるぜ...」

 

と言いつつも魔理沙は霊夢に塗料を塗った

塗料はそれぞれ白とピンクに発光した

 

[魔理沙]

「説明書を見る限り...光/幻だな」

 

[ミスティア]

「霊属性入ってると思ったんですけどね」



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最終章 反転異変と明かされる秘密
第1話 科学的な魔法使い


最終章ですがまだまだ続けるつもりです
飽きるまでは


潜入作戦があった日から数ヶ月が経ち

季節は春になり

戦いの傷も心身共に癒えていた

 

-博麗神社/寝室-

 

[魔理沙]

「起きろー霊夢ー」

 

[霊夢]

「うーん...」

 

魔理沙は寝室の障子を開け

霊夢を起こした

 

[魔理沙]

「まだ寝てたのか...もう10時だぜ」

 

[霊夢]

「春眠暁を覚えずって昔の人も言ってたように

春の眠はいいものね...zzz」

 

[魔理沙]

「寝るな!!」

 

[霊夢]

「何よ...いいじゃない...異変じゃあるまいし」

 

[魔理沙]

「残念ながら…異変だ」

 

魔理沙が入口からどくとそこには

辺り一面紅葉が広がっていた

 

[霊夢]

「静葉のせいかしら?」

 

[魔理沙]

「それ以外も有るぜ」

 

恋符「マスタースパーク」

 

ミニ八卦炉から光線は発射されず

代わりに闇の光線(?)

が発射された

 

[霊夢]

「付喪神」

 

[魔理沙]

「確かに前あったけど」

 

一向に霊夢は信じようとしない

 

[魔理沙]

「これを見てもか?」

 

魔理沙が指さした所にはフランがいた

 

[フランドール]

「キュッとして」

 

フランは右手を霊夢に向けて出し

 

[フランドール]

「ドカン!!」

 

思いっきり握り締めた

すると霊夢の頭の上にティーカップが落ちてきた

 

[霊夢]

「痛た!」

 

[魔理沙]

「フランの能力が反転して

ありとあらゆる物を創造する程度の能力

になってる」

 

[霊夢]

「確かにこれは異変ね

フランが物を破壊せず作るなんて」

 

[フランドール]

「ちょっと!酷くない?」

 

[霊夢]

「でも私の能力は変わってないわよ」

 

[魔理沙]

「お前の能力で防げたんじゃないか?」

 

[霊夢]

「かもね、取りあえず情報を集めましょう」

 

 

-紅魔館/正門-

 

[美鈴]

「そうですね...

紅魔館の住民は小悪魔位しか影響を免れていません」

 

[霊夢]

「アンタには何が起きたの?」

 

[美鈴]

「気が操れなくなる代わりに体術が凄いことに」

 

[魔理沙]

「体術を扱う程度の能力ってところか」

 

[美鈴]

「じゃあそう名乗っておきます」

 

-紅魔館/玉座の間-

 

[レミリア]

「そうね...私は運命は操れなくなったけど

意思を導くことが出来るようになってるわ」

 

[咲夜]

「私は空間を操る能力に

応用で時間も操れますけど」

 

[霊夢]

「あんた達も反転してるわね」

 

[レミリア]

「パチェは魔法が使えなくなってるわ

後は本人から聞いた方がいいわ

私は上手く理解出来なかった」

 

 

-紅魔館/ヴワル魔法図書館-

 

[パチュリー]

「確かに能力が反転してるわ...強いて言うなら

物質のエネルギーを操る程度の能力

ってとこかしら

で試しに私の右手の運動エネルギーを

数倍にして小悪魔を殴って見たら」

 

パチュリーの目線の先には大きな本棚と

大量の本の下敷きになっている小悪魔がいた

 

[霊夢]

「吹っ飛んだと」

 

[魔理沙]

「助けてやれよ...」

 

[パチュリー]

「日頃のイタズラのお仕置きよ」

 

[魔理沙]

「ドンマイ...」

 



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第2話 生を与える亡霊

霊夢たち2人は次に白玉桜へと向かった

 

 

-[冥界]白玉桜/庭-

 

[魔理沙]

「相変わらず涼しいな」

 

[霊夢]

「別荘でも建てて夏はここに住もうかしら」

 

[妖夢]

「ここは冥界、生ある者は住んではいけません」

 

2人の前に妖夢は立ちはばかった

しかし持っていたのは2振りの刀では無く

弓だった

 

[魔理沙]

「ここにも被害者発見」

 

[霊夢]

「見たところ

弓術を扱う程度の能力だな」

 

[妖夢]

「その通り、朝の稽古をしようとしたら

全然刀が扱えなくて、使ったことが無い

弓を使ったらしっくりきたもので」

 

[霊夢]

「この流れから行くと幽々子は」

 

[幽々子]

「何かしら?」

 

ひょっこりと幽々子が妖夢を貫通して

顔を出した来た

 

[妖夢]

「きゃーーーーーーーーーーーーーー!!!!!」

 

[霊夢]

「そういや幽々子って」

 

[魔理沙]

「幽霊だったな

ちょっと頼みがある

この人里で買ってきた卵を殺して見てくれ」

 

[幽々子]

「死んだ物にやっても意味無いわよ?」

 

[霊夢]

「良いから」

 

[幽々子]

「仕方ないわね」

 

幽々子は卵を触り、死を注ぎ込んだ

すると卵が割れ、中からひよこが出てきた

 

[魔理沙]

「やっぱり

命を与える程度の能力になってるな」

 

[幽々子]

「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄

ってラッシュしてみたくなるわね」

 

[霊夢]

「レクイエム使えるかしら」

 

[魔理沙]

「WRYYYYYY」

 

[妖夢]

「なんの話をしてるんですか?」

 

[魔理沙]

「気にするな

あとひよこはやるからペットにでもしとけ」

 

[幽々子]

「雌だったら卵毎日食べれるわね

雄だったら焼き鳥にしましょ」

 

[霊夢]

「雌であって欲しいわ」

 

 

-旧都-

 

[霊夢]

「地上、冥界と来たら」

 

[魔理沙]

「地底だな!」

 

2人は新たな情報を求めて地底に来た

 

[魔理沙]

「第一被害者発見」

 

そこには酔いつぶれて寝ている勇儀がいた

 

[魔理沙]

「どうしたんだ、珍しく酔い潰れちゃって」

 

[勇儀]

「朝起きたら、怪力乱神が無くなって

非力な少女位の力しか出せないんだよ」

 

勇儀は酒を口に流し込んだ

 

[霊夢]

「非力でか弱い低等の能力かな?」

 

[魔理沙]

「他に変なことになってる奴は知ってるか?」

 

[勇儀]

「ヤマメや地霊殿の奴らはおかしかったぞ」

 

[魔理沙]

「ありがとなー」

 

2人は地霊殿へと向かった

 

 

-地霊殿/庭-

 

[霊夢]

「都からここまで意外と長いわね」

 

[燐]

「どいてー!!」

 

後ろから死体を運ぶ車を押したお燐が近付いてきた

 

[罪袋]

「こんな可愛い娘に拐われるなんて

もう死んでもいいー!!ヤッフーーーーーー!!!」

 

車には変態が乗っていた

 

[魔理沙]

「生き物を拐う程度の能力」

 

[霊夢]

「ただの誘拐犯じゃん」



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第3話 うつつ、地霊殿に行く

-地霊殿/エントランス-

 

霊夢達が地霊殿に来る少し前のこと

 

[うつつ]

「こんにちはー...」

 

うつつは中を伺うようにゆっくりと扉を開けた

 

[燐]

「おや、見ない顔だね、何かようかい」

 

[うつつ]

「空さんとさとりさんに用があるのですが」

 

[燐]

「2人なら食堂にいるよ

私はちょっと用があるから」

 

と言ってお燐は出かけて言った

 

 

-地霊殿/食堂-

 

[うつつ]

「こんにちは」

 

うつつが食堂に入ると2人は昼食を食べていた

 

[さとり]

「おや、お客さんですか」

 

[空]

「あんた誰ー?」

 

[うつつ]

「申し遅れました

私、夜羽 うつつと申します」

 

[空]

「うつつちゃーーーん!!!」

 

[さとり]

「久しぶりね、元気そうでなにより」

 

さとりはお空に抱きつかれている

うつつを見て言った

 

[空]

「今日はどうしたの?」

 

[うつつ]

「この姿はまだ見せて無かったから」

 

[さとり]

「式になると能力が変化するって

聞いたことがあるけど

どんな能力に変わったのかしら?」

 

[うつつ]

「ありとあらゆる物を使いこなす程度の能力

に強化されました

ついでに今は主によってお空の能力も

付与されてるんですけどね」

 

[空]

「じゃあ制御棒貸してあげるからやってみてよ」

 

[うつつ]

「ここでやったら地霊殿が炭になるよ...

あと能力的に制御棒が無くても

加減ができるから大丈夫」

 

[空]

「じゃあ今度霊夢達が来たらやって見せてよ」

 

[うつつ]

「大丈夫、今日はそのためもあって

ここに来たんだから」

 

ガチャ

食堂の扉が開き霊夢と魔理沙が入ってきた

 

[魔理沙]

「さっきお燐が変態拾って...って

何でお前がここに居るんだ?」

 

[うつつ]

「実は私とお空は従姉妹なんだ」

 

[霊夢]

「だから会いに来たと

確かにアンタの羽は地獄の鴉見たいに

若干赤みがかった色だもんね」

 

[さとり]

「ところでなんの用ですか?」

 

[魔理沙]

「勇儀から聞いたんだが

お前らも能力がおかしくなっているそうじゃないか」

 

[さとり]

「確かに能力がおかしくなっていますね

私は近い未来を見る程度の能力

こいしは意識を操る程度の能力

お燐は生体を拐う程度の能力

と言った具合に反転してますね」

 

[霊夢]

「やっぱりね

ところでそこの鴉達は?」

 

[空]

「別に核分裂したりして無いよー」

 

[うつつ]

「ありとあらゆる物を使いこなせない程度の能力

にはなってません」

 

[魔理沙]

「じゃあ2人は霊夢と同じく免れたんだな」

 

[うつつ]

「違います

私とお空は故意的に対象から外されている」

 

[空]

「何で?」

 

[うつつ]

「私とお空で霊夢さんと魔理沙さんを倒す為です」

 

[霊夢&魔理沙&空]

「え?」

 

[うつつ]

「霊夢と魔理沙はやっておかないと

後で計画の邪魔になるからです」

 

[お空]

「なんか面白そうだから私もやろうかな?」

 

4人は灼熱地獄跡へと向かった



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第4話 双子の太陽

-地霊殿/灼熱地獄跡-

 

[うつつ]

「さて、始めますか

この異変の4BOSS戦を」

 

[魔理沙]

「あと2戦有るのかよ」

 

[うつつ]

「じゃあ始めます」

 

アトリビュートシフト-炎/風-

 

うつつのスカートの模様が紅と薄水色に変化した

 

[うつつ]

「お空!お願い!」

 

[空]

「了解」

 

核熱「ニュークリアエクスカーション」

 

3方向に回転しながら弾幕を発射し

核弾を波動と共に全方位に発生させた

 

[魔理沙]

「相変わらず火力が凄まじいな」

 

[霊夢]

「でも2回目だから楽なほうね」

 

2人は大小2種類の弾を避けつつ

空にダメージを与えていく

 

[うつつ]

「準備完了!!」

 

それを合図に空は攻撃を辞め、端に避けた

 

[空]

「Ok!いいよー」

 

うつつがでかいキャノンを構えていた

 

流星「サテライトキャノン」

 

キャノンからバレーボール大の弾が上へと

数発順番に打ち出された

 

[魔理沙]

「下手くそー」

 

弾が1番上へと行くと

はじけて大きな核弾に変わった

 

[魔理沙]

「でか!」

 

[霊夢]

「降ってくる!!」

 

核弾が霊夢達へと尾をなびかせながら落ちてゆく

 

[霊夢]

「思ったより簡単ね」

 

[魔理沙]

「もう終わりか?」

 

核弾が地面に接触すると波動を放ち

中ぐらいから小さな核弾がバラバラの速度で

全方位にばらまかれた

 

[魔理沙]

「熱!!」

 

密度ゆえ気温がかなりの速さで上がってゆく

 

[霊夢]

「このままじゃ遠赤外線で美味しく

焼かれそうね」

 

[うつつ]

「なんだか美味しそうな響ですね」

 

霊夢達は密度の薄い上の方に上がってきた

 

[空]

「おっと、上がらせないよ?」

 

「サブレタニアンサン」

 

空は灼熱地獄跡の上の方で

空を包み込むように重力を伴う核弾を発生させ

細い弾幕を渦の様に発射した

 

[魔理沙]

「上に行きすぎると吸い込まれるし

下に行けばこんがり焼肉になると」

 

[霊夢]

「まるで地獄ね」

 

[空]

「何言ってるの?ここは元地獄だよ?」

 

[うつつ]

「しかも灼熱地獄だったしね」

 

[魔理沙]

「くそ!上に行くほどしたから来る弾が速度を上げてやがる」

 

[霊夢]

「早くしないと持たないわ」

 

[魔理沙]

「じゃあ行くぜ」

 

魔理沙は空に

霊夢はうつつへとスペカを発動した

 

恋符「マスタースパーク」

夢戦「幻想之月」

 

2人の攻撃はそれぞれにヒットし

スペルカードを撃破する事に成功し

空とうつつは底に墜落した

 

[うつつ]

「2つの属性の弱点を狙うとは...」

 

[空]

「痛た...」

 

[霊夢]

「これで終わりかしら?」

 

[うつつ]

「最後に一発」

 

[空]

「お見舞いしてやる!」

 

空は飛び上がり元の位置へ

うつつは少し浮上した

 

「双子の太陽」

 

お空は再びサブレタニアンサンを発動した

 

[魔理沙]

「何度やっても同じだぜ」

 

お空に遅れてうつつも

サブレタニアンサンを発動した

 

[霊夢]

「双子の太陽ってこうゆう事ね」

 

[魔理沙]

「前と後ろに注意することは同じだぜ!!」

 

魔理沙はお空に集中砲火を浴びせた

 

[霊夢]

「やっぱり鳥って馬鹿なのね」

 

同じく霊夢もうつつに向かって集中砲火を浴びせた

 

お空とうつつはスペカを維持できなくなり

またもや墜落してしまった

 

[うつつ]

「せめて...残機1つは...」

 

最後の力で浮き上がり上の方へ行くと

 

ラストワードスペル

恒星絶命「赤色超巨星」-DverDrive-

 

うつつは全力のスペカを全力で発動した

 

うつつを中心に大きな黄色い核弾が発生し

凄まじい重力で霊夢達を引き付け始めた

 

[魔理沙]

「何だこの重力は...身体が潰れそうだぜ」

 

[霊夢]

「あの弾大きくなってない?」

 

核弾は徐々に大きく赤くなってゆく

 

[魔理沙]

「赤色超巨星って太陽が死ぬ寸前になる物じゃ」

 

[霊夢]

「あんなデカいのが爆発なんてしたら吹き飛んじゃうじゃない」

 

2人が会話をしているとすぐそばを

光と熱レーザーが核弾に向かって伸びていた

 

[霊夢]

「まさか」

 

下を見ると瓦礫の山の上から

ボロボロのお空がレーザーを放っていた

 

[魔理沙]

「膨張を加速させてるのか」

 

核弾はどんどん大きくなり壁を溶かしながら膨張してゆく

 

[霊夢]

「もう...間に合わない」

 

[魔理沙]

「最後まであがいてやる!!」

 

魔砲「ファイナルスパーク」

 

極太の闇のレーザーが核弾に当たり

その刺激で核弾は超新星爆発を起こした

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

気づくと2人は倒れていた

 

[魔理沙]

「いてて」

 

[霊夢]

「本当に残機減らされたわね...」

 

[魔理沙]

「あいつが起きたら聞くか」

 

魔理沙の隣には服が所々焦げたうつつが倒れていた




数え間違えで
2Boss戦では無く
4BOSS戦でした


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第5話 反転郷へ

最終章第4話を修正しました


-地霊殿/灼熱地獄跡-

 

[霊夢]

「あ!起きた」

 

[魔理沙]

「よくも残機を減らしてくれたなー!!」

 

[うつつ]

「...お空は?」

 

[霊夢]

「そこで寝てる」

 

ちょっと離れた瓦礫の上でお空は

鼻ちょうちんを膨らませていた

 

[うつつ]

「昔と変わらずのうてんきね」

 

[魔理沙]

「残機をくれ」

 

[うつつ]

「まだあるからいいじゃない」

 

[魔理沙]

「せっかく10ちょうどだったんだがな」

 

[うつつ]

「ほら、まだ9もある

ところでなんでそんなに持ってるんですか?」

 

[魔理沙]

「いつも通り3つでいいかなって思ってたら

霊夢が沢山持っとけって」

 

[霊夢]

「前は減らされるギリギリの半殺しで止められてたけど

今回は殺しに来ると思ったからよ

で、異変の元凶はルナクでいいわね?」

 

[うつつ]

「今回ルナク様は異変を起こしていません」

 

[魔理沙]

「じゃあだれだ?」

 

[うつつ]

「異変の内容でわかると思いますよ?

能力が反転している異変、反転異変」

 

[霊夢]

「天邪鬼か...」

 

[魔理沙]

「案外スキマ妖怪かも」

 

[うつつ]

「そこは考えてください」

 

そう言うとうつつはお空を抱えて灼熱地獄跡を出た

 

[霊夢]

「紫だったら藍とか橙とかよこすんじゃない?」

 

[魔理沙]

「正邪だったらうつつとかと関わりがあるし」

 

[霊夢]

「じゃあ反転郷に行きましょ

入口は何処にあるか分からないけど」

 

[魔理沙]

「一旦地霊殿に戻るか」

 

 

-地霊殿/さとりの部屋-

 

[魔理沙]

「あれ?あの鴉達は?」

 

[さとり]

「お空の部屋で寝てます

それと鏡の入口ですがそこのクローゼットの中に」

 

[魔理沙]

「まだ鏡の事言ってないぜ...」

 

[さとり]

「能力反転しているのにあんまり被害はないのね

ですか、確かに勇儀さんと比べればそうですね」

 

[霊夢]

(こいつ...言おうとした事...)

 

[さとり]

「心は読めませんよ

結果を先に見て真似てるだけです」

 

[魔理沙]

「とりあえずいこうぜ」

 

[霊夢]

「じゃあ今度会う時まで」

 

[さとり]

「健闘を祈ります」

 

 

-[反転郷]地霊殿/灼熱地獄跡の入口-

 

[魔理沙]

「灼熱地獄跡になんかデカいのが着いてるぜ」

 

[ルナク]

「これは地熱式エネルギー生成装置だ」

 

[霊夢]

「いっつもいつの間にか居るの辞めて」

 

[ルナク]

「で、何の用だ?」

 

[霊夢]

「私が来たのよ、後はわかるでしょ?」

 

[ルナク]

「異変解決、って事はうつつとお空を倒したのか

正邪ならこの世界の紅魔館に居るよ」

 

[魔理沙]

「そんなにやすやすと教えていいのか?」

 

[ルナク]

「門番に自称サイキョーを雇った」

 

[霊夢]

「なるほどね」

 

[魔理沙]

「早速行くか」

 

[ルナク]

「あとひとつ

紅魔館のメイド長も向かってるぞ」



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第6話 サイキョーな門番

-[反転郷]地霊殿/灼熱地獄跡の入口-

 

[魔理沙]

「何で昨夜がこっちに来たんだ?」

 

[ルナク]

「どうやらフランの能力が暴走して

地下室がガラクタの山になってるから

異変を早く終わらせたいらしい」

 

[霊夢]

「また暴走してるのね...」

 

 

-[反転郷]紅魔館/正門-

 

[チルノ]

「ここは絶対に通さないぞ!!」

 

[咲夜]

「いいからどきなさい!」

 

門の前で咲夜とチルノが言い争っていた

 

[魔理沙]

「やっぱりこいつか」

 

[咲夜]

「お菓子作ってあげるから通して」

 

[チルノ]

「進入者を通さなかったら

世界中のお菓子食べ放題だからヤダ!」

 

チルノは腕を組んでドヤ顔をした

 

[霊夢]

「こうなったら実力行使するしか無いわね」

 

[咲夜]

「あら、居たんだ」

 

[魔理沙]

「とりあえずやるぞ!」

 

[咲夜]

「あんた達、案外脳筋ね」

 

[ルナク]

「気をつけろ、相手は属性の概念がある」

 

[霊夢]

「氷といったら炎ね...って」

 

[魔理沙]

「マスター...」

 

魔理沙はルナクに向けてミニ八卦炉を構えていた

 

[ルナク]

「ちょっと待て!

零距離マスタースパークはあかん!」

 

[霊夢]

「さっきやめろって言ったわよね」

 

[ルナク]

「しょうがないじゃん

霊夢の影に溶け込んでたんだもの」

 

[咲夜]

「とりあえず属性の概念て?」

 

[魔理沙]

「火には水、水には草、草には炎みたいな感じ」

 

[霊夢]

「とにかく氷にとって炎は弱点みたいな」

 

[ルナク]

「咲夜は確か...鋼/闇だったかな?」

 

[咲夜]

「いきなり自分の属性を言われてもね...」

 

 

[チルノ]

「もしもーし!」

 

チルノが大声で叫んだ

 

[霊夢]

「あ、いたの?」

 

[チルノ]

「あ、いたの?じゃねー!!

お前達は誰と戦う気だったんだよ!!」

 

[魔理沙]

「そう言われればそうだな」

 

[チルノ]

「サイキョーであるアタイを侮辱するとは

お前ら生かしてかえさん!!!」

 

チルノは頬を膨らませながら怒っていた

 

氷符「アイシクルフォール」

 

不意打ち気味にスペルカードを発動した

 

チルノから大量のつららが発生し

それが滝の様に落ちてきた

 

[チルノ]

「どうだ!思い知ったか!!ハッハッハッハ!」

 

チルノが高らかに笑っていると

 

[魔理沙]

「相変わらずの真下アンチ」

 

真下から魔理沙の声が聞きえた

 

[霊夢]

「もう少し考えたら?」

 

[咲夜]

あの時(紅霧異変)の時もこうだったのね」

 

[チルノ]

「おい-!!そこからでろー!!弾幕が当たんないじゃんか!!」

 

[魔理沙]

「ドンマイ」

 

恋符「マスタースパーク」

 

魔理沙はチルノに向けて零距離で発射した

 

[チルノ]

「ギャーーーーーー!!」

 

黒焦げアフロになったチルノは墜落して行った

 

[霊夢]

「何処がサイキョーよ」

 

[チルノ]

「そんな事言うなら真のサイキョーを見せてやるー!!」

 

ふとチルノが落ちていった先を見ると

懐中時計の様な物を持ったチルノがいた




この前期末テスト終わった筈なのに
いつの間にか中間テスト....(´・ω・`)


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第7話 氷の精霊

-[反転郷]紅魔館/正門-

 

[チルノ]

「真のサイキョーを見せてやるー!!」

 

ふとチルノが落ちていった先を見ると

懐中時計の様な物を持ったチルノがいた

 

[魔理沙]

「面白い!またケチョンケチョンにしてやる」

 

チルノが懐中時計の様な物のスイッチを入れると

辺りの気温が一気に下がった

 

[ルナク]

「精霊時計を使ったか、思ったより早いな」

 

[咲夜]

「精霊時計って何?」

 

[ルナク]

「妖精を精霊に変化させる道具さ

遥か昔の縄文時代頃

人間は全ての物に精霊が宿っていると信じていた

精霊を祀り、そして恐れてもいた

それにより当時妖精達は信仰され

妖怪を超える壮大な力を持っていた

そこで、その力を復活させれたら面白くね?

と思って作った好奇心の産物」

 

[霊夢]

「好奇心の産物って」

 

[魔理沙]

「けど強い力の裏には何かしら大きなデメリットもあるはずだが」

 

[ルナク]

「デメリットは

変化、状態維持に大量の妖力が必要

後は体に大きな負担がかかる

メリットは

壮大な力、永琳やパチュリーレベルの知力

自然を司どる能力って所か」

 

[霊夢]

「やばいわね」

 

[魔理沙]

「冷て!!靴に霜が」

 

魔理沙の靴に霜がおり始めた

 

[ルナク]

「じゃあ頑張って

ちなみに時計を壊しても意味ないよー」

 

そう言うとルナクは紅魔館に飛んで入っていった

 

[咲夜]

「ナイフがキンキンに冷えてる」

 

[霊夢]

「このままじゃ凍っちゃうわ」

 

ふとチルノが居た所を見ると大きな氷の塊があった

そして氷が弾けてチルノが出てきた

 

[魔理沙]

「なんかルーミア見たく大きくなってるな」

 

[霊夢]

「羽根も変わったかしら?」

 

チルノは背が伸び、大人の姿になっていて

羽は羽と言うより氷で出来た翼の様だった

 

チルノは羽を伸ばし、空に羽ばたくと

池は瞬く間に凍りついてしまった

 

[魔理沙]

「雪の女王見たいな感じだな...何だか歌いたくなる」

 

[チルノ]

「我は氷の精霊である

我に楯突くのは何者ぞ」

 

[霊夢]

「何で神って何でこんな上から目線なのかしらね」

 

[チルノ]

「まあ良い、氷系精霊最強の我の力をとくと見よ」

 

凇滝(つららのたき)

 

ぱっと見アイシクルフォールと同じだが

つららの量が数十倍に増加していて

なおかつ真下の安全ゾーンには

細かく小さな弾幕が大量に漂っていた

 

[魔理沙]

「性格は変わってないな、あぶね!」

 

危うくつららの滝に飲み込まれかけた

 

[咲夜]

「時間を遅くすればいいのに」

 

咲夜が相当な早口で言ってきた

 

[霊夢&魔理沙]

「出来ねーよ!!」

 

そんな事言っている間にスペルカードを撃破した

 

[チルノ]

「まあ、これくらい避けて貰わないとな

次はどうかな?」

 

脅威「摂氏氷点下89.2度の極寒」

 

周りの気温が一気に下がり始めた

 

[魔理沙]

「おいおいおいおいまてまてまてまて

-89度ってドライアイスより冷たいぞ」

 

[霊夢&咲夜]

「は?(´°Д°`)」

 




グダリ過ぎたか...


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第8話 自然の脅威

-[反転郷]紅魔館/正門-

 

脅威「摂氏氷点下89.2度の極寒」

 

周りの気温が一気に下がり始めた

 

[魔理沙]

「おいおいおいおいまてまてまてまて

-89度ってドライアイスより冷たいぞ」

 

[霊夢&咲夜]

「(´・д・`)」

 

[霊夢]

「つまりこのままじゃ」

 

[咲夜]

「凍死すると」

 

3人が静まりかえった

 

恋符「マスタースパーク」

霊符「夢想封印」

幻符「殺人ドール」

 

3人は死にものぐるいのあおい顔でで集中攻撃をかました

結果、温度は下がりきる事なくスペルカードを撃破した

 

[チルノ]

「そ、そこまでしなくても...

まあ良い、これで終わりだ」

 

天災「雹」

 

ポツポツとあられが降り出した

 

[咲夜]

「雹じゃないじゃない」

 

しかしあられは次第に大きくなっていった

 

[霊夢]

「いてててて、ちょっとやばくない?」

 

やがてあられはピンポン玉大、野球のボール大

と段々ひょうとも言い難い氷塊へと変わっていった

 

[魔理沙]

「やばいやばいやばい」

 

ラストワードスペル

彗星「ブレイジングスター」

 

魔理沙は闇を纏い体当たりで

 

 

夢符「二重結界」

 

霊夢は結界で防御

 

 

「昨夜の世界」

 

咲夜は時間を止めて氷塊を退かしたりして

どうにか制限時間まで避けきることが出来た

 

[魔理沙]

「まったくもって厄介だぜ」

 

[咲夜]

「そうだったかしら?」

 

[霊夢]

「時止めメイドは黙ってて」

 

[チルノ]

「そろそろキメさせて頂こう」

 

天災「彗星落下」

 

空から巨大な氷の隕石が超高速で降ってきた

 

[魔理沙]

「おい!!こんな事したら地球が砕けるぞ!!」

 

[チルノ]

「大丈夫であろう、全生物が絶滅するぐらいだ」

 

[霊夢&魔理沙&咲夜]

「アホか!!!!」

 

ラストワードスペル

魔法「ファイナルスパーク」

 

ラストワードスペル

「無想天生」

 

ラストワードスペル

「デフレーションワールド」

 

3人の全力の攻撃により巨大な氷塊の隕石は砕け散った

 

[チルノ]

「なんかグダっていないか?...」

 

[霊夢&魔理沙&咲夜]

「お前のせいだ!!」

 

[チルノ]

「流石の我でも妖力が尽きてしまいそうだ

次で本当にキメさせて頂こう」

 

爆氷「破裂氷塊」

 

チルノは大きな氷の塊を生成するとその氷塊が弾けて

鋭利な破片が3人を襲った

 

[魔理沙]

「こういうのを待ってたぜ」

 

恋符「マスタースパーク」

 

しかし、ミニ八卦炉はうんともすんとも言わない

 

[魔理沙]

「まさか...」

 

 

寄術「エターナルミーク」

 

こちらもうまく発動出来ない

 

[咲夜]

「ボム切れですね」

 

案の定3人はボムが切れて、スペルカードを発動出来なくなっていた

 

[霊夢]

「これ、やばくない?」

 

3人は通常攻撃始めた

 

<数分後>

 

[魔理沙]

「門番ごときにしてやられるとはな…」

 

結果、チルノを倒せた3人だが

服が破けたり大きな切り傷を負った

チルノは倒されたあと何処からか大妖精がやってきて

紅魔館へ運ばれていった

 

[霊夢]

「そういえばアイツ倒れる時に」

 

「大精霊様ー!!」

 

「て言ってたけどそれって...」

 

[魔理沙]

「まさかね...」

 

3人脳裏に大妖精の黒い微笑みが浮かんだ




-用語集-
ボム:スペルカードを使用するのに必要なもの
残機:死んだ時に1消費して復活0の時に死ぬと死亡
ラストワードスペル:本気の弾幕
--DverDrive-:そのスペルカードの本気

原作っぽくしたくて上記の事を取り入れました


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第9話 進撃の天邪鬼

-[反転郷]紅魔館/エントランス-

 

[ルナク]

「風呂場に変えの服置いといたから入ってこい

あとボムの補給を忘れずにな」

 

[魔理沙]

「第一声がそれかよ」

 

[霊夢]

「確かに体は冷えてるけど...服はどうやって...」

 

[咲夜]

「まさか勝手に持ってきたとか無いわよね?」

 

[ルナク]

「そこはうつつに頼んだ」

 

[霊夢]

「ならまだマシか」

 

~少女入浴&補給中~

 

[霊夢]

「さてと、正邪はどこ?」

 

[ルナク]

「玉座に座ってる」

 

 

-[反転郷]紅魔館/玉座の間-

 

正邪は玉座に頬杖をつきながら座っていた

 

[正邪]

「久しぶりだな、今日は何の用だ」

 

[霊夢]

「異変、めんどくさい、やめろ、OK?」

 

[正邪]

「ヤダ、OK?」

 

[魔理沙]

「じゃあ痛い目にあってもらおう」

 

[正邪]

「しょうがない、この正邪様が相手をしてやろう」

 

正邪は立ち上がると力を込め始めた

 

[魔理沙]

「スーパー天邪鬼にでもなるのか?」

 

2,3秒すると正邪の体の表面に金色の薄いオーラの様な物が出てきた

 

[正邪]

「さて、始めよう

この進化した天邪鬼に勝てるかな?」

 

正邪の目は赤では無く金色に代わり、少し発光していた

 

逆転「リバースヒエラルキー」

 

正邪うを中心に弾幕の発射位置を回転させながら

外に向かって弾幕を放った

その後、霊夢達の視点が180度回転した

 

[霊夢]

「相変わらず酔いそうになるわ」

 

そんな事言いつつ楽々とスペルカードを撃破した

 

[正邪]

「これは想定内」

 

下克「強者追放宣言」

 

正邪の手のひらに細かい弾幕から小さい弾幕が生成された

それを上に投げると、雲の子を散らすように

大量の弾幕が散りばめられた

そして、1本の渦を描くように大きな弾幕を回転しながら撃った

 

[魔理沙]

「ちっこいのがなかなかウザイな」

 

[霊夢]

「かと言って小さいのに気を取られてると

大きいのにひかれてしまうと」

 

[咲夜]

「まさに《追放》って感じね

でも下がっちゃえば簡単」

 

3人は無理に突っ込まずに遠くから攻撃を仕掛けた

 

[正邪]

「やるねー」

 

悪夢「虚偽の安寧」

 

正邪が突然大きくなり巨大な弾幕を放った

 

[霊夢]

「15メートルぐらいあるんじゃない?」

 

[魔理沙]

「お空顔負けの大きさだな、あの弾幕」

 

3人の身長の倍はある弾幕を避けつつ攻撃をしてゆく

しかし、正邪にはあまり効果がない

 

[咲夜]

「全然ダメージが通って無いわね」

 

[正邪]

「しょうがない、小さくなってやろう」

 

正邪はスペルカードを中止して新たに発動した

 

進撃「フリューゲル ディア フライハイト(自由の翼)

 

正邪は15cm位にまで小さくなり

2本の刀を持ち魔理沙へ飛び込んで行った

 

[魔理沙]

「真っ直ぐ来るなら」

 

闇符「ダークスパーク」

 

魔理沙は正邪に向かってマスパを放った

 

[魔理沙]

「やった!」

 

魔理沙が喜んでいると

 

[正邪]

「蚊でも落としたのか?」

 

正邪はマスパを避けて迫ってくる

 

[正邪]

「討伐数1!!!」

 

正邪は魔理沙のうなじを刈り取った

 

[霊夢]

「魔理沙!!」

 

魔理沙はそのまま落ちていった

 

[正邪]

「次はどいつだ?」

 

魔理沙の返り血で紅く染まった正邪が言った

 

霊符「夢想封印」

 

輝く弾幕が正邪に向かって飛んでゆくが

その間をぬって近づいてくる

 

[正邪]

「もらった!!」

 

魔理沙にやったように霊夢のうなじに斬りかかった

しかし咲夜が正邪に斬りかかり正邪がそれを受け止める

 

[霊夢]

「今すぐ下がって!!」

 

正邪が横にズレて咲夜を襲った

 

[咲夜]

「無駄よ、私に速度では勝てない」

 

咲夜の手には正邪が握り締められていた

 

[正邪]

「やっぱり無理だったかー」

 

正邪が元の大きさに戻ると同時にスペカの制限時間が来た

 

[魔理沙]

「お前達は無事かー?」

 

復活した魔理沙が戻ってきた

 

[霊夢]

「なんとかもちこたえたわ」

 

[正邪]

「会話してると死ぬぜ?」

 

悪夢「強者内乱(マリオネット)

 




立体機動してみたい...


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第10話 反逆の狼煙

-[反転郷]紅魔館/玉座の間-

 

[正邪]

「会話してると死ぬぜ?」

 

悪夢「強者内乱(マリオネット)

 

正邪の手から何かが飛び出しそれが魔理沙に当たった

 

[魔理沙]

「...?なんともないぞ?」

 

[霊夢]

「一体何がしたいのよあんt」

 

霊夢の目と鼻の先を極太の闇が通った

ふと魔理沙を見ると霊夢に向かってミニ八卦炉を構えていた

 

[魔理沙]

「体が...勝手に」

 

[正邪]

「弱者の為に戦う強者...痺れるー♪」

 

[咲夜]

「マリオネットってそう言うこと!?」

 

極太の闇が咲夜の背中を掠める

 

[正邪]

「あまりうごくな!エイムがずれる!」

 

[魔理沙]

「だが断る!!」

 

[霊夢]

「とりあえず正邪を狙おう」

 

正邪に攻撃をしているとまたレーザが飛んでくる

 

[霊夢]

「うかつに止まれないわね」

 

[咲夜]

「時間止めれば良くない?」

 

奇術「エターナルミーク」

 

ばらまいたナイフの1つが糸のようなものを切った

 

[魔理沙]

「あれ、動ける」

 

[正邪]

「糸がーーー!!!」

 

[魔理沙]

「これはお礼だぜ!」

 

正邪のすぐそばまで接近した

 

[正邪]

「いえいえ、お礼なんてとんでもない!」

 

闇符「ダークスパーク」

 

零距離のレーザをくらい正邪は白目を向いて落ちていった

 

[魔理沙]

「6BOSS撃破!!これで異変もっうわ!!」

いきなり後ろから大量のコウモリが飛んできて

1箇所に集まり人の形を形成した

 

[ルナク]

「正邪を倒したのか」

 

[霊夢]

「吸血鬼でもあったんだったわねあんた...

これで異変も」

 

[ルナク]

「しょうがない」

 

れいむに被るように口を開いた

 

[霊夢]

「ちょっと!今話して...」

 

ルナクは半霊となって正邪に憑依した

 

[正邪]

「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!!!!」

 

正邪が雄叫びを上げて飛び上がった

 

[ルナク]

「最後にスペルカード1つ!」

 

[正邪]

「行くぜー!!」

 

ラストワードスペル

下刻「強者必衰の断り」-DverDrive-

 

全方位に特大のものから小さいものまで

様々な大きさの弾幕を撒き散らしつつ

魔理沙顔負けの超極太の光線を霊夢たち1人1人に放った

 

[魔理沙]

「ファイナルスパークより太いぞ!」

 

[咲夜]

「弾幕が濃すぎて相手が見えない!」

 

[霊夢]

「太すぎて避けるのも精一杯ね」

 

[魔理沙]

ラストワードスペル

魔砲「ファイナルスパーク」

 

レーザを相殺しようとするが順番に押されてゆく

 

[霊夢]

「いててて、こうなったら」

 

ラストワードスペル

「夢想天生」

 

霊夢は全ての理屈から浮き、大量の御札を発射した

 

ダメージが大きくなってきたのか

弾幕が更に濃くなってゆく

 

[魔理沙]

「いててて!ちょ!まじでやばい!!」

 

[咲夜]

「しまった!!」

 

咲夜が光線に巻き込まれた

 

[魔理沙]

「咲夜の攻撃は通らない見たいだな」

 

[霊夢]

「魔理沙!!前!!!」

 

魔理沙が振り向くと光線が目の前に迫っていた

 

[魔理沙]

「ちょ!」

 

魔理沙も飲み込まれた

霊夢は夢想天生を続けていたので攻撃を受けていなかった

 

正邪は更に攻撃を強めた

 

[咲夜]

「いてて..ってなんじゃこりゃ!!」

 

咲夜は弾幕の濃さに唖然していた

 

[魔理沙]

「いやー、うっかりってなんじゃこりゃ!!」

 

魔理沙も唖然していた

 

[霊夢]

「いやいや早く手伝って!!」

 

[魔理沙]

ラストワードスペル

彗星「ブレイジングスター」

 

魔理沙は弾幕をかき消しながら正邪へ突っ込んだ

それにより正邪を倒すことが出来た

 

 

 




「のろし」って漢字で「狼煙」って書くんですね...
カッコイイ...


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最終話 後の祭り

-[反転郷]紅魔館/玉座の間-

 

[正邪]

「くそ...また失敗か...」

 

正邪は横たわりながら目を腕で隠している

 

[霊夢]

「さっさと異変を終わらせなさい」

 

[正邪]

「しょうがない」

 

正邪は手を出すと丸いドアノブを鷲掴みするかのように

何かをつかみ、それを180度回した

 

[魔理沙]

「戻ったのか?」

 

[咲夜]

「少なくとも私はね」

 

[霊夢]

「所で何で私の能力は反転しなかったの?」

 

[ルナク]

「それはお前の能力自体が防いだからな」

 

いつの間にか正邪からルナクが出てきていた

 

[ルナク]

「理屈から浮く能力だしな」

 

[魔理沙]

「所で正邪に何をしたんだ?」

 

[ルナク]

「身体能力の上昇、知力の強化

最後のは妖力補給と傷の回復、アドレナリンの分泌」

 

[咲夜]

「あど..れな?」

 

[ルナク]

「簡単に言うと興奮状態にさせたってことさ

まあ体に負担はかかると思うけど」

 

[魔理沙]

「エン〇リオテンションホルモン

みたいなのか?」

 

[ルナク]

「そんな感じ」

 

[咲夜]

「えんぽ〇お...ほるもん?」

 

咲夜は首を傾げている

 

[霊夢]

「で、今回の件は罪になるの?」

 

[ルナク]

「なるならレミリアとかも逮捕だな...魔理沙もか?」

 

[魔理沙]

「ナンノコトダカサッパリワカリマセン...ハハハ...」

 

魔理沙はそっぽ向いて真顔で笑っている

 

[ルナク]

「魅魔様は元気か?」

 

[魔理沙]

「人の黒歴史を掘り返すな!!!」

 

[ルナク]

「さて、帰るか...と言ってもここ家だしな」

 

[正邪]

「《アレ》はしないのか?」

 

正邪が横たわりながら聞いた

 

[ルナク]

「いいのか?」

 

[正邪]

「お前のが成功しても私の下克上は完了するからな...

ただし姫だけはこっちサイドにお願いな..」

 

[ルナク]

「了解した」

 

[霊夢]

「ちょっと!一体なんの話?」

 

[ルナク]

「次は俺の番だ」

 

ルナクはもう一度正邪に憑依した

正邪が立ち上がると服の色が反転しだした

 

[魔理沙]

「お前も下克上する気か?でも一体誰に...」

 

正邪の服の色が変わると赤かった目が青く輝き出した

 

[ルナク]

「誰かって?そりゃ...《有の存在全て》さ」

 

正邪の腕についているルナクのリボンが半分解け

体の輪郭から灰色のオーラが発生し

陽炎の様な灰色の羽が生え、影が消えた

 

[霊夢]

「あんた、一体何者!?」

 

[ルナク]

「無となる者に言う必要はない」

 

ルナクがくうきを切り裂くと

そこに空間の割れ目が発生した

 

[ルナク]

「さらばだ...有の存在よ」

 

ルナクは割れ目へと入っていった

 

[魔理沙]

「どうする?」

 

[霊夢]

「行くしかないでしょ」

 

[ルーミア]

「待ちなさい」

 

こえのするほうを振り向くと

大人のルーミアがいた

 

[ルーミア]

「今行くと確実に死ぬわ」




はい、つづきます


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真最終章 All Dimension of Opposite
第1話 秘密


-[反転郷]紅魔館/玉座の間-

 

[ルーミア]

「今行くと確実に死ぬわ」

 

ルーミアは真剣な顔で引き止めた

 

[咲夜]

「何でそんな事言えるの?」

 

[魔理沙]

「行ってみないとわからないぜ!」

 

[霊夢]

「大丈夫よ、必ず帰ってくるわ」

 

霊夢達が笑顔で答える

 

[ルーミア]

「主人公を引き止めるヒロインだと思ったら大違いよ

アイツが何かも知らないのに勝てるってよくいえるわ」

 

[魔理沙]

「じゃあ何者だよ、今まで秘密にしてただろ?」

 

[ルーミア]

「アイツは1つの次元の管理者」

 

[霊夢]

「へカーティアみたいな?」

 

[ルーミア]

「アイツは空間を司ってるだけ

そいつよりも上位よ

そもそも上位って言えるのかしら」

 

[霊夢]

[じゃあ何者よ、さっさと言いなさい]

 

[ルーミア]

「聞いときながらなによ...

アイツは全ての次元の対の存在なのよ」

 

[霊夢&魔理沙&咲夜]

「は?」

 

[ルーミア]

「パラレルワールドって知ってるわよね?」

 

[魔理沙]

「沢山あってそれぞれ同じ人が

違うことをしてるっていう」

 

[ルーミア]

「その人が生きてるか死んでるかでも

存在したかしてないか

さらに言うと右足左足どっちから歩き出したか

どう思ったか

それでも別れてくる

じゃあ問題

全てのパラレルワールドにおいて共通する物は何か」

 

[霊夢]

「宇宙の存在」

 

[咲夜]

「生物の存在」

 

[魔理沙]

「光と闇の均衡」

 

[ルーミア]

「有の存在よ

宇宙が無くても空間は存在する

生物が居なくても物質は存在する

光や闇が均衡を保たなくても同じね」

 

[魔理沙]

「つまり全てのパラレルワールド=全次元てことだな」

 

[ルーミア]

「ついでに私の事も話しておくわ」

 

[霊夢]

「そういえばあんたもなんか隠してたわね」

 

[ルーミア]

「私は全ての次元の陰陽の陰に値する者よ」

 

[魔理沙]

「全次元の闇って事か」

 

[ルーミア]

「能力だけど

ちびの時は闇を操る程度の能力

今は闇を司る程度の能力

封印を完全に解くと全次元の陰である程度の能力よ」

 

[霊夢]

「能力も封印されてるわね...」

 

[魔理沙]

「じゃあ聞くが陽は誰だ?」

 

[ルーミア]

「アイツはアマちゃんやラー君達を部下において

光の世界でのんびりしてるわ

確か光の王って呼ばれてたわ」

 

[咲夜]

「アマちゃんとラー君って...」

 

[霊夢]

「天照大御神と太陽神のラーじゃ...」

 

[魔理沙]

「スケールでけー」

 

[ルーミア]

「最近は

「最近神奈子って奴に八咫烏貸したけど元気かー?」

って言ってたわ」

 

[霊夢]

「絶賛神降ろし中ね」

 

[ルーミア]

「それでアイツの事だけど

大昔、宇宙の誕生の前だっけかな?

何も無い場所に私と光の王が生まれたの

 

2人で最初の次元を創った時に

その次元が不安定になったから

安定を図る為、対となる世界を創った

安定させるために対の世界を創り続けているうちに

全ての世界が安定を失ったの

 

それで全てを安定させる為に全ての次元の対となる

新たな場所をこの正の場所の裏側

負の場所に生成し1人の者をその場所創った

それがルナクよ」

 

[霊夢]

「全ての次元の安定を支える為に創られた者って事ね

作者の説明下手すぎ」

 

[ルーミア]

「しょうがないじゃない《作者》だからね

さて、一旦元の世界に帰るわよ

うつつとも博麗神社でも落ち合う約束でいるし」

 

[咲夜]

「私は紅魔館へ帰るわ」

 

霊夢達4人は元の世界へ戻った

 



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第2話 一時帰還

-博麗神社/居間-

 

[霊夢]

「なんか違和感...」

 

[魔理沙]

「ずっと鏡の中だったしな」

 

[霊夢]

「お茶でも飲みながら計画を練りましょ」

 

霊夢は台所へ行こうと居間の障子を開けた

 

[霊夢]

「何...これ」

 

そこに広がっていたのは

四季全ての花が咲き木には実が成り

絶賛皆既日食中の太陽が上がっている星空

そして何より目に付くのは空自体にヒビが入り

真ん中の割れた部分には灰色の空間が広がっている

そんな風景だった

 

[魔理沙]

「なんじゃこりゃ」

 

[ルーミア]

「これはまずいわね

2割が無の世界に成り始めてる」

 

[霊夢]

「無の世界って?」

 

[ルーミア]

「ルナクが入っていった次元よ

しかも厄介な事が起きてるわ」

 

[魔理沙]

「厄介な事って?」

 

[うつつ]

「ルナク様は日食と月食の時は力が強くなるそうです」

 

うつつは台所からお茶を5杯持ってきた

 

[霊夢]

「勝手に台所使わないで欲しいわね...ズズズ...美味しい...」

 

[うつつ]

「能力のおかげです」

 

[魔理沙]

「便利だな....ズズ」

 

[霊夢]

「日食で力が増すって言ってたけど

どれぐらい強くなるの?」

 

[ルーミア]

「強くなるって言うより半分暴走するのよ

実際見たことはないけど

私は満月と新月の時に2~3倍位になるけど」

 

[霊夢]

「もしものときのために何かしらあればいいのに...」

 

[魔理沙]

「鏡の紅魔館になんか使えるもの残ってないか?」

 

[霊夢]

「確かに何かしらありそうね

じゃあ行きましょか」

 

突如紫がスキマから飛び出して来た

 

[紫]

「霊夢!!異変よ!!

しかも外の世界にまで影響が」

 

[魔理沙]

「丁度いい時にきた

鏡の世界に連れてってくれ」

 

[ルーミア]

「確かに、鏡の世界に行く方法が無かったわ」

 

紫はスキマを使い鏡の世界への道を作った

 

-[反転郷]紅魔館/居間-

 

[魔理沙]

「1つ聞いていいか?」

 

[うつつ]

「どうぞ」

 

[魔理沙]

「何でここに霖之助がいるんだよ!!」

 

うつつの隣には香霖堂店主の森近霖之助が居た

 

[うつつ]

「能力的に相性が良いのよ」

 

[霖之助]

「僕の道具の名前と用途が判る程度の能力に

彼女のありとあらゆるものを使いこなす低等の能力

は相性が良いんだ」

 

[うつつ]

「霖之助が名前、用途を調べて私が使い方を見出す

ある意味最強って事よ!!!」

 

[魔理沙]

「うつつがキャラ崩壊起こした...」

 

[霊夢]

「とりあえず何かないか調べるわよ

1時間後にここに集合!それまで解散!!」

 

 

1時間後...

 

 

[霊夢]

「じゃあ魔理沙から」

 

[魔理沙]

「こんなんがあったぜ」

魔理沙は

7つの赤い星が中に入った黄色い丸い石

こけし

を持ってきた

 

黄色い石を持つと

 

[霖之助]

「龍玉って言う名前の石だね

残念ながらレプリカだ

このこけしは...マトリョーシカ?」

 

[うつつ]

「ちょっと失敬」

 

うつつがこけしを持つとパカッと開けた

すると中から小さなこけしが出てきた

 

[霊夢]

「和洋折衷...」

 



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第3話 道具漁り

-[反転郷]紅魔館/居間-

 

[霊夢]

「じゃあ次は私ね」

霊夢は

陰陽玉、何処かで見た事のある蓋付きお茶碗

そして透明な結晶を持ってきた

 

[霖之助]

「陰陽玉...君が1番よく知ってるはずだ

それで、このお茶碗は...!!」

 

中から寝ている針妙丸が出てきた

 

[うつつ]

「通常世界から持ってきてそこら辺に置いた時

なくしたと思ったら霊夢が持ってたんですね」

 

[針妙丸]

「ううん...おはよぉー...」

 

針妙丸がムクっと起きた

 

[針妙丸]

「は!!寝ちゃってた!!!

道具とってきますーーー!!!」

 

すごい勢いで飛んで行った

 

[霖之助]

「じゃ、じゃあ最後にこっちだな

これは...ポータブルアトリビュートクリスタル

って名前らしい...アトリビュートクリスタルとやらを

他人でも扱える様に作った物の試作品の様だ」

 

[魔理沙]

「アトリビュートクリスタルってルナクの持ってる」

 

[霊夢]

「試作だけど他人でも使える様にしてあるのは相当助かるわ」

 

[紫]

「でも色が無いし...属性効果が無いんじゃないかしら?」

 

[うつつ]

「透明って属性...あったかしら.....」

 

[針妙丸]

「おまたせー!持ってきたよー」

針妙丸は正邪の反則アイテムと打出の小槌を持ってきた

 

[魔理沙]

「反則アイテムは使えるんじゃないか?」

 

[霊夢]

「相手は正邪でもあるんだから弱点を知ってるかもしれないわ」

 

[魔理沙]

「確かに...」

 

[うつつ]

「じゃあ次は私ね」

 

うつつは

ガラス玉の様な物

飴玉6つ

属性判別塗料のカラーボール数個

クッキー1枚

を持ってきた

 

[霊夢]

「半分お菓子ね」

 

[うつつ]

「残念ながらただのお菓子じゃないですよ

この飴は舐めると妖力,魔力,霊力,神力が

徐々に回復していくんですよ

試しに魔理沙、舐めてください」

 

魔理沙はおそるおそる舐めてみた

 

[魔理沙]

「確かに魔力が回復してゆく...」

 

[霊夢]

「じゃあこのクッキーは?」

 

[うつつ]

「それは針妙丸さんのおやつです」

 

[針妙丸]

「ヤッター!!」

 

針妙丸は比率的に座布団位のクッキーを

美味しそうに食べ始めた

 

[うつつ]

「カラーボールは...わかるでしょ?

次にこのガラス玉だけど

妖力系の力をチャージした後に

衝撃を与えると爆発する爆弾よ

チャージ具合で威力が変わるけど」

 

[魔理沙]

「あぶねーわ!!!」

 

[霊夢]

「次は紫ね」

 

紫は霊夢と魔理沙用の通信機入のサブウエポン

紺珠の薬

を持ってきた

 

[霊夢]

「サブウエポンは地霊殿で使ったやつね」

 

[うつつ]

「私のは...」

 

[紫]

「ごめんなさいね

貴方、サブウエポンを使ってるところを

見たこと無かったから」

 

[うつつ]

「よく考えたら使った事なかったです...」

 

[霊夢]

「紺珠の薬は...」

 

[魔理沙]

「純狐の時のか...」

 

[うつつ]

「確か未来が見える薬、でしたよね

沢山使うと副作用で穢れが無くなって

地上にいられなくなるって言う...」

 

[霊夢]

「2回目は副作用があれだから遠慮したいけど...」

 

[魔理沙]

「絶対に負けれないし...」

 

[うつつ]

「私なら1回目で穢れの多い旧地獄出身ですけど...」

 

[針妙丸]

「私でもいいですけど...体が小さいから分量とか...」

 

[うつつ]

「あ、忘れてた」

 

うつつは打出の小槌を持つと針妙丸の上で振った

するとムクムクっと針妙丸が大きくなった

 

[針妙丸]

「私も小槌の事忘れてた...」

 

[ルーミア]

「とりあえず次!

私はこんなのを」

 

ルーミアは

封印用のリボン

封印用の御札

満月の形をしたネックレス

を持ってきた

 

[ルーミア]

「このネックレスは攻撃に闇を纏わす事が出来るの

2属性攻撃なら3属性攻撃になる夢のような物よ

一応光属性位しか使えない魔理沙用に」

 

[魔理沙]

「今度パチュリーから他の魔法を教えて貰おう...」

 




紺珠の薬...使うべきか...


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第4話 対の世界へ

-[反転郷]紅魔館/居間-

 

[ルーミア]

「さて、一応道具を持った事だし、そろそろ行こう」

 

[うつつ]

「やっぱり紺珠の薬を使います

確実に勝ってさとりさん達とまた会いたいですし」

 

そういうとうつつは紫から薬を受け取り、飲み込んだ

 

[うつつ]

「ニガイ....誰か....水を...」

 

[霊夢]

「厨房に行ってらっしゃい」

 

うつつは逃げ込む様に厨房へ入って行った

 

[ルーミア]

「こ、今度こそ行くわよ」

 

[紫]

「私は隙間の中からアシストするわ」

 

[ルーミア]

「霊夢と魔理沙と今は居ないうつつは

与えられるだけダメージを与え続けて」

 

[霊夢&魔理沙]

「了解!」

 

[ルーミア]

「じゃあこの次元に穴を開けるわ」

 

ルーミアの頭のリボンが半分解け

体の輪郭から黒いのオーラが発生し

黒いぐにゃぐにゃした羽が生えた

 

[魔理沙]

「何で半分だけリボンを解くんだ?」

 

[ルーミア]

「次元に穴を開けることは封印されていてはできないの

かと言って全部やっちゃうと後が大変になるのよ」

 

ルーミアが空気を切り裂くと

そこに次元の穴が発生され

周りの空間が歪み出した

 

[うつつ]

「苦かった...うわ!!なんじゃこりゃ!!」

 

[ルーミア]

「早く入って」

 

全員が穴を通過すると同時に穴が塞がった

 

 

-[正の場所]-

 

[ルーミア]

「全員無事?」

 

[霊夢]

「無事そう.....よ」

 

辺りを見回すと色が所々で変わり続け

まるでカラフルな迷彩柄の様な柱が大量に立っている

宇宙のような場所にいた

 

[ルーミア]

「ようこそ、有の場所へ

この柱1本1本は一つ一つ別の次元よ

勝手に触らないでね

下手にいじると崩壊するから」

 

[魔理沙]

「じゃあこれが私達の次元か?」

 

魔理沙は後ろの柱を指さした

 

[ルーミア]

「そうよ

ちなみに上に行くほど昔、下に行くほど未来だからね

時を遡るって言うぐらいだし

私たちが居たのはここら辺かしらね

さて、こっちに来て」

 

ルーミアは柱の間を抜けてどこかへ飛んでゆく

 

しばらくついてゆくとだんだんと密度が減ってゆき

奥に黒い壁が見えてきた

 

[ルーミア]

「あの向こうが全ての次元の対となる次元、負の場所よ」

 

[霊夢]

「ところで気になったんだけど

ルナクみたいに直接行けないの?」

 

[ルーミア]

「直接行けるのは自分の世界だけよ

私だったら闇の世界にしか直接行けないの

じゃあ行くわよ」

 

ルーミアが壁をつつくとまたまた有の場所への穴に似た

穴が出来た

 

[ルーミア]

「いよいよ全次元をかけた戦いよ

貴女たちにはかないっこない相手だけど

負けたら全てが無になるわ」

 

[魔理沙]

「早く行かないと穴が閉じちまうんじゃ...」

 

[ルーミア]

「あ」

 

全員大急ぎで穴に入っていった




あれ?
先月中間テストあったのに明日から期末?
い、異変だ...そうに違いない...違ってくれ...たのむ...


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第5話 全てをかけた戦い

-[負の場所]-

 

灰色の空に

星の様に光る小さな粒が永遠に続く透明な

底が見えないほどに深い地面に散りばめられていて

まるで夜空の様に見える

 

[ルナク]

「アイツら遅くね?」

 

[正邪]

「確かに...」

 

リボンを縛り直し、正邪から出てきたルナクと

暇そうに欠伸している正邪は

地面に座って待っていた

 

すると、近くの空間に穴が開いた

 

[ルナク]

「来たか、

ようこそ有の存在よ、待ちくた...」

 

穴から布団を押し込んだ押し入れを開けた時のように

ドサドサと霊夢達が出てきた

 

[ルナク]

「もっとマシな登場できないのか?」

 

[ルーミア]

「ちょっと色々あってね...」

 

ルーミアはリボンを結び直した

 

[霊夢]

「あれ?

そういえばルーミアってリボンを

自分から触れないんじゃないの?」

 

[ルーミア&ルナク]

「え?今更?」

 

[ルナク]

「俺が封印を解いた時に触れるようになったんだが...」

 

[霊夢]

「あー、そうだったんだ」

 

[ルナク]

「さて、正邪も全快した事だし

今回は完全バックアップするからな」

 

[正邪]

「了解!!」

 

ルナクが正邪に憑依すると正邪の背中に

紅,青,緑,白,黒,灰色の結晶が

チルノの羽のように生成された

 

[正邪&ルナク]

「さあ、下克上を始めよう」

 

純狐の様なポーズをすると浮き上がり

後ろに魔法陣を生成し、その周りを結晶が回り出す

 

[魔理沙]

「アル〇ウスみたいだな」

 

[ルーミア]

「数は少ないし石版じゃあないけど

〇ケモンのア〇セウスみたいね」

 

[紫]

「じゃあ援護するわ」

 

紫がスキマに入っていった

 

[魔理沙]

「行くぜ!!」

スペルカード

恋符「マスタースパーク」

 

「と見せかけての」

邪恋「実りやすいマスタースパーク」

 

ルナクに向けて細い光線を放つ

 

[ルナク]

「弱過ぎないか?」

 

チリチリ言いながらルナクはガードしている

油断しているといきなり光線がいつもの大きさになった

 

「攻撃する隙を与えないって事か...あれ?」

 

[魔理沙]

「ふふふ....気付いたか

今の私の攻撃は全て闇を纏っている」

 

光線をよく見ると、黒いオーラを纏っていた

 

[霊夢]

スペルカード

霊符「夢想封印 集」

 

霊夢を中心に数方向に御札が放たれ

それが空中で止まり

少し経つとそれがルナクに向かって飛んでゆく

 

[ルナク]

「あんたも集中的なー!」

 

ルナクが霊夢達に前後に挟まれていると

 

[うつつ]

「ごめんなさい...ルナク様...

お空やさとりさんのため式神としての義務を

全て放棄させていただきます!!」

 

スペルカード

突符「バードストライク」

 

うつつは鴉に戻りルナクに向かって突撃してゆく

 

[ルナク]

「ちょ!ちょとまて!おい!痛てーーーーーー!!!!!!」

 

ルナクの横腹にグッサリとくちばしが刺さった

 

[ルーミア]

「よ、容赦無いなー...」

 

未だ刺さったままのうつつは更に回転を始めた

 

[ルナク]

「いたい痛い痛いイタイ痛い

いくらなんでもそれはさすがに引くわ!!」

 

ルナクは合掌すると手と手の間に静電気が発生した

 

[ルーミア]

「みんなさがれー!!」

 

ルナクが手を離すと衝撃波が発生した

 

[魔理沙]

「ぐっ...」

 

[霊夢]

「うっ...」

 

[うつつ]

「カーーーー!!!!」

 

2人と1匹が怯む

 

[ルーミア]

スペルカード

暗殺「ミッドナイトキラー」

 

辺りを闇に包み、霊夢達を隠しながら攻撃する

 

[ルナク]

「気配が沢山ある...」

 

[ルーミア]

「こっちよ!」

 

ルーミアは後ろから叫び、闇の触手で左前方から攻撃する

 

だが何かで攻撃が阻害される

 

霊夢達が体制を建て直したので闇を消すと

ルナクは闇の触手によく似た物を出していた

 

[ルナク]

「影って闇寄りなんだよねー」

 

[ルーミア]

「へー」

 

ルーミアとルナクは触手でラッシュ攻撃を始めた

 

[魔理沙]

「オラオラオラオラオラオラオラオラ」

 

[うつつ]

「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄」

 

[魔理沙]

「やっぱ言いたくなるよねー」

 

ルーミアは純狐の様なポーズを

ルナクは腕を組んでいた

 

[うつつ]

「スタン〇同士のラッシュに見えますね」

 



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第6話 ガラス玉爆弾

まさか5話を2回も出していたなんて...


-[負の場所]-

 

ルーミアとルナクはラッシュ攻撃で鎬を削っていた

 

今の所互角だ

 

[魔理沙]

「これいつまでやるんだ?」

 

[うつつ]

「おかしいですね...」

 

[魔理沙]

「え?」

 

[霊夢]

「アンタも気付いたの?」

 

[魔理沙]

「何をだ?」

 

[うつつ]

「普通、横腹にグッサリと物が刺さったら

あんなに動けないはず...」

 

[魔理沙]

「あんまり動いてないぞ?」

 

[霊夢]

「出血量も少ないし」

 

[魔理沙]

「よく考えたら全てより早く産まれてるのに

血が流れてるんだな....もっと別のものかと...」

 

[うつつ]

「しかも楽しそうに笑っている」

 

[魔理沙]

「そういえば今アイツ正邪の体か」

 

[霊夢]

「再生能力があるんじゃ...

聞いた魔理沙が何で聞いてないのよ...」

 

[魔理沙]

ラストワードスペルカード

魔砲「ファイナルスパーク」

 

[うつつ]

「あ、話逸らした」

 

超極太の光線はルナクを飲み込んだ

しかしルーミアとのラッシュ攻撃はやめない

 

[うつつ]

「しょうがない!《アレ》を使おう!!」

 

うつつはガラス玉の様な物を取り出し

妖力を篭めた

 

[うつつ]

「いっけーーーーー!!!!!!!!」

 

それをルナクに投げつけると

ルナクギリギリで光線に当たった

 

[うつつ]

「エクスプロージョン!!!!」

 

[魔理沙]

「紅魔族か貴様は!!!!!」

 

[霊夢]

「流石にそれは言っちゃだめなやつ!!!!!!」

 

そしてガラス玉は超大爆発を起こした

 

 

 

 

[うつつ]

「やっぱ爆破は芸術ですね」

 

妖力の飴玉を舐めながら満足気な表情をしている

 

[針妙丸]

「正邪ーーーーー!!」

 

爆発をもろに受け、墜落したルナクへと走ってゆく

 

針妙丸が正邪の体に触ろうとした瞬間

飛行石の様な結晶が生成され

正邪が結晶の中に閉じ込められた

 

[ルナク]

「おい!うつつ!!!

危うく正邪が死ぬとこだったぞ!!!!!」

 

ルナクは正邪から出て

彼女を治療しているようで

キズは徐々に治っていっている

 

 

[ルナク]

「武器を持たすと危ない武器ほど興奮する癖は

なかなか治らんな...」

 

[うつつ]

「すみません...」

 

[ルーミア]

「ちょっとー!!!

私まで巻き込んでんだけど!?」

 

[魔理沙]

「...これで...第1形態はクリアか...?」

 

[ルナク]

「残念ながら....」

 

[ルーミア]

「無視?...え?無視?」

 

[針妙丸]

「なんかしまらないね」

 

[霊夢]

(いたこと忘れてたー)

 

[ルナク]

「しょうがないから第2形態とやらを始め...ウッ!!」

 

ルナクが胸を抑え倒れ込んだ

 

[霊夢&魔理沙&針妙丸&うつつ]

「え?(´・д・`)」

 



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第7話 命のやり取り

-[負の場所]-

 

[ルナク]

「しょうがないから第2形態とやらを始め...ウッ!!」

 

ルナクが胸を抑え倒れ込んだ

 

[霊夢&魔理沙&針妙丸&うつつ]

「え?(´・д・`)」

 

全員がわけが分からず唖然していると

 

[紫]

「フッフッフ...

ルナクの生と死の境界を操ってルナクを殺した」

 

ドヤ顔の紫がスキマから出てきた

 

[うつつ]

「何しちゃってくれるんですか!?」

 

[紫]

「だって早く倒さないとやばいんでしょ?」

 

[うつつ]

「あーーー...」

 

うつつが頭を抱えてしゃがみこむ

 

[紫]

「ごめんなさいね...貴女の主を殺してしまって」

 

[うつつ]

「貴女はなんて事を...

全員攻撃と引力に備えて下さい…」

 

[霊夢&魔理沙&針妙丸&紫]

「え?(´・д・`)」

 

[うつつ]

「幽々子さんを倒した時、何が起きました?」

 

[霊夢]

「確か...半分復活して」

 

[魔理沙]

「すげー攻撃を食らったっけかな?」

 

[うつつ]

「同じ事が起きます...」

 

[霊夢&魔理沙&針妙丸&紫]

「え?(´・д・`)」

 

ルナクが青白く光だし、ムクっと浮き上がった

目に輝きは無く、無表情でこちらを見つめている

 

[針妙丸]

「こ...怖い...」

 

スペルカード

反魂「生命奪取」

 

[うつつ]

「始まっちゃった...」

 

ルナクに向かって引力が発生した

 

[針妙丸]

「わわわ!!」

 

針妙丸が足を滑らせ、ルナクへと落ちかけた

 

[うつつ]

「...」

 

うつつは無言で針妙丸の手を掴んだ

 

[針妙丸]

「ありがとう!うつつ!」

 

[うつつ]

「1回死んだわよ...貴女」

 

うつつが冷静に言った

 

[針妙丸]

「え?」

 

[霊夢]

「紺珠の薬の効果か?」

 

[魔理沙]

「だとしても私たちの時は自分が死なない限り

戻れなかったはずだったけど...」

 

[うつつ]

「私、能力的に薬が効きやすいと言うか...

こう言った能力付与系の薬も効かせこなすとゆうか...」

 

[紫]

「咲夜の時を操る程度の能力の逆バージョン

と言ったところかしら?」

 

[うつつ]

「そんな感じです」

 

[魔理沙]

「おい!

そんな事行ってる間に引力とやらが強くなってるぜ!!」

 

[うつつ]

「反魂「生命奪取」

その名の通り命を奪い取るスペルよ

ルナクに触れると吸い取られるわ

ちなみに残機も全て持ってかれる」

 

[針妙丸]

「じゃあ1回死んだのはルナクに命を取られたから?」

 

[うつつ]

「そゆこと」

 

針妙丸は身震いをした

 

[魔理沙]

恋符「マスタースパーク」

 

いきなりマスパを撃った

 

[うつつ]

「おいーーーー!!!!」

 

[魔理沙]

「え?」

 

マスパを撃ちながら答えた

 

マスパは先端が渦に巻き込まれるように

回りながらルナクへと吸い込まれてゆく

 

[魔理沙]

「それも吸収かよ!!」

 




毎朝寒すぎる
冬暑くて夏寒くなればいいのに...
あれ?あんまかわんない?


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第8話 引力の中で

-[負の場所]-

 

[魔理沙]

「それも吸収かよ!!」

 

[霊夢]

「じゃあどうすれば」

 

[うつつ]

「マスタースパークはエネルギーの塊です

エネルギーがダメなら物質....なら...もしかしたら...」

 

自信なさげに答えた

 

[霊夢]

「ホーミングアミュレット!!&封魔針!!!」

 

霊夢はホーミングする御札と長さ50cm位の太い釘を

ルナクへと投げつけた

 

2種類の攻撃はルナクへと吸い込まれてゆく

 

[針妙丸]

「そういえばオバケって物に当たるの?」

 

[魔理沙]

「幽々子には当たったぜ」

 

[針妙丸]

「へー」

 

吸い込まれて行った攻撃はルナクへに当たること無く

触れるギリギリで何かに刺さったように静止した

 

[霊夢]

「え...」

 

[うつつ]

「嘘でしょ」

 

うつつはガラス玉を取り出し

妖力を込めてから投げた

 

これも吸い込まれてゆき、静止する

 

それに霊夢が封魔針を当てて起爆する

 

[霊夢]

「流石にこれで」

 

しかし一切ダメージを与えられていない

 

[魔理沙]

「所でいつになったらスペルが終わるんだ?」

 

[うつつ]

「スペカなら時間制限がありますしね」

 

-1分後-

 

[魔理沙]

「長くね?」

 

引力が強くなり足で踏ん張るのがキツくなってきたので

全員浮いてその場に留まっていた

 

-更に5分後-

 

[針妙丸]

「...てことがあったんだ!」

 

[霊夢]

「へー...あんな天邪鬼にもそんな可愛い一面があるのね」

 

[魔理沙]

「なんか引力強くなってね?」

 

[うつつ]

「きのせいでしょ」

 

[紫]

「暇だからスキマからみてるわー」

 

紫がスキマの中へ入っていった

 

-また更に10分後-

 

[魔理沙]

「うつつーこの後どうなるんだー?」

 

[うつつ]

「知りません...1回目ですし戻る気もありません」

 

-またまた10分後-

 

[霊夢]

「何分たった?」

 

[魔理沙]

「25分ぐらいかな?

やっぱ引力強くなってない?」

 

全員後ろに飛ぶ感じで浮いている

 

-今度は15分後-

 

[ルーミア]

「あーーもーーーー!!!!!!!!!!!!」

 

[魔理沙]

「よっしゃ!勝った!!」

 

[霊夢]

「私は針妙丸が先に痺れを切らすかと思ったのに...」

 

2人は誰が先に痺れを切らすか予想して勝負していた

 

[ルーミア]

「アイツ...絶対に消す!!」

 

ルーミアは両腕を広げた

 

[魔理沙]

「出た!!「そーなのかー」のポーズ!!!」

 

ルーミアのリボンが解けだした

 

[うつつ]

「まさか!」

 

ルーミアはリボンを完全に解いた

すると頭の上で輪になってクルクル回り出した

 

[霊夢]

「封印を解除したの!?」

 

するとルーミアの髪は黒く腰まで届くほど長くなり

体の輪郭から黒いのオーラが発生し

黒いぐにゃぐにゃした大きな翼が生えた

 

[ルーミア]

「80%解放」

 

ルーミアは紅く不気味に光る瞳でルナクを見つめた

 

[紫]

「何事!?」

 

スキマから紫が出てきた

 

[紫]

「ついに本気を出したわね...宵闇の女帝」

 



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第9話 復帰

-[負の場所]-

 

[紫]

「ついに本気を出したわね...宵闇の女帝」

 

[魔理沙]

「ルーミアの事か?」

 

[紫]

「映姫からどんな奴か聞いた事があってね

全くその通りの姿だわ」

 

[ルーミア]

「闇に飲まれて消え失せろーーー!!!」

 

ルーミアは闇でルナクを包んだ

 

それと同時に引力が消えた

 

[魔理沙]

「怒らせたら怖いやつや」

 

[霊夢]

「本当にその通りね」

 

[ルーミア]

「そんな...」

 

さっきまで勝ち誇った様な顔をしていたルーミアだったが

絶望した様な顔になった

 

[霊夢]

「どうしたの?」

 

ルナクを取り囲む闇が小さくなってゆく

 

[ルーミア]

「闇すら吸収するのね...」

 

[うつつ]

「あの量を吸ったら多分エネルギーで復活しますね」

 

[針妙丸]

「奪うのは命だけじゃなかったの?」

 

[うつつ]

「エネルギーでも復活しますよ」

 

ルーミアはルナクを取り囲む闇を消した

 

[ルナク]

「やはりこうなったか」

 

闇の中から目に光を取り戻したルナクが顔を出した

 

[ルーミア]

「読んでたのね...こうなる事を」

 

[ルナク]

「1ついいか?特に紫」

 

[紫]

「な、何よ」

 

紫が身構える

 

[ルナク]

「これからって時に邪魔するのはどうなの(#^ω^)」

 

ルナクは正邪が入っている結晶に触れた

すると結晶は砕け散り

致命傷だった正邪が全快して出てきた

 

[針妙丸]

「あ...ごめん忘れてた」

 

[正邪]

「忘れられてた...(´Д` )」

 

[ルーミア]

「で?第2形態とやらは?」

 

[ルナク]

「「話数が話数だから省く」って作者が」

 

[ルーミア]

「確かに次で2桁行くわね...っておい作者!!」

 

[ルナク]

「あと今思ったんだが

俺とルーミアの対話って名前のとこ見づらくね?」

 

[ルーミア]

「たしかに...作者のスマホの予測変換も

《る》、だけでルナク ルーミアって出てきてるわよ」

 

[霊夢]

「そろそろいいかしら?」

 

[ルナク]

「じゃあ第3形態いってみよー...邪魔するなよ?」

 

ルナクは腕のリボンを完全に解いた

すると右足首の周りを輪になってクルクル回り出した

 

体の輪郭は陽炎の様なオーラを放ち

カラスアゲハの様な青い模様の変形し続ける

形の定まらない翼が生えてきた

 

[ルナク]

キミ(ルーミア)が宵闇の女帝なら

俺は黄昏の帝王...暁の帝王か?...?

どっちがいいと思う?(´・ω・`)」

 

[全員]

「知らねーよ!(^ω^#)」

 

[ルナク]

「じゃあ黄昏の帝王と名乗ろう」

 

[魔理沙]

「お前性別男だったんだな?

帝王って言ってる訳だし」

 

[ルナク]

「だから何度も言うがどっちでもねーよ!!」

 

[ルーミア]

「実際、どっちでもないとゆうより

中間...って感じだったかしら?あれ?どうだっけ?」

 

[霊夢]

「なにそれ?初耳!口調的に男だと思ってた...

じゃあオカマ?」

 

[ルナク]

「ちげーわ!!

本来の姿が無いから区別しようがないんだよ...」

 

[魔理沙]

「とりあえず話を進めよう」

 

[ルナク]

「誰だよ言い出しっぺは...もういい...

じゃあ行こうか」



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第10話 迫りゆく終焉の異変

-[幻想郷]博麗神社-

 

[藍]

「紫様ー!何処ですかー?」

 

神社は静まり返っていた

 

[藍]

「一体何処に行ってしまわれたのか...

霊夢が居ないから異変解決に行ったのかな...」

 

今、幻想郷は

咲き乱れる花と果実

未だ日食中の太陽が浮かぶ星々を失った雲無き灰色の空

それ自体に入ったヒビが崩れだし

裂け目には星空が広がっている

 

[藍]

「確実に異変が進行している...」

 

 

-[幻想郷]人間の里/正門-

 

[慧音]

「確か貴方は八雲紫の式神だったわね」

 

[藍]

「紫様を見てませんか?」

 

[慧音]

「すまぬが見ていない...

今里はパニック状態でな永夜の時よりひどいのだ

経済が麻痺している程にな

終焉異変だとか言って...」

 

[藍]

「そうか、こんな時にすまない」

 

[紫]

「藍....聞こ...る?」

 

[藍]

「紫様!今何処にいるんですか!」

 

紫は直接藍に声を送っている

 

[紫]

「話..後に..て

それよ..今..どんな..んじ」

 

[藍]

「今は段々と異変が拡大していっています

このままでは外の世界に影響が!」

 

 

-[負の場所]-

 

[ルナク]

「じゃあ行こうか」

 

ルナクは20色の結晶を生成し

身体の周りで円盤状に回転させた

 

[魔理沙]

「あんだけ回ってるといよいよアルセ〇スだな」

 

[ルーミア]

「あの時のように返り討ちにしてやるわ」

 

2人はお互いに向かって突っ込んだ

速度は音速を超え、拳同士がぶつかり

衝撃波が発生する

 

[霊夢]

「ぐ...

これじゃ観戦すらしてられないわね...」

 

[うつつ]

「ちょっと加勢してきます」

 

2人は取っ組み合いながら闇の槍や

結晶から出る光線で攻撃し合ながら

ルーミアが手に神力を込めるとルナクはそれを中和し

ルナクが攻撃するとルーミアが中和を繰り返していた

 

[霊夢]

「私も!」

 

加勢しようとした霊夢の前に正邪が立ち塞がる

 

[正邪]

「おっと!悪いな!

リハビリの相手を頼もうかな?」

 

ルナクから5つの結晶が飛んできて

正邪の周りを回り出した

 

[正邪]

「こいつらを使えってか

おい!これもいいのか?」

 

[ルナク]

「なんとかなる!《飴》でも舐めながらやれ...

つまらすなよ?」

 

[正邪]

「《飴》ねぇ...

ってそんなカッコ悪いことしねーよ!」

 

正邪はポケットから飴を取り出し舐め始めた

 

[魔理沙]

「妖力の飴か?」

 

正邪が結晶に妖力を込めるとそれぞれの色に輝き出した

 

[魔理沙]

「なんかヤバそうだぜ…」

 

[正邪]

「まずはどいつにしようかな?」

 

[霊夢]

霊符「夢想封印」

 

不意打ちで霊夢がスペカを発動させた

複数の輝く光弾が正邪へと飛んで行き

正邪は避けれずに仁王立ちのまま全て食らった

 

[霊夢]

「所詮は弱小妖怪天邪鬼...

博麗の巫女である私を軽く見ないで欲しいわね」

 

発生した煙が薄れてゆき

徐々に地に崩れた正邪が見え始めると霊夢は思っていた

しかし、煙の中には仁王立ちのまま

無傷の正邪が現れてゆく

 

[霊夢]

「え?」

 

[魔理沙]

「全部食らったのに傷一つついてねぇ...」

 

5つの結晶の内の白い結晶が特に輝いていたが

徐々に他の4つと同じ輝きに戻った

 

[正邪]

「げんきだねー

まずは霊夢からかな?」

 

 

-創造主サイド-

 

[ルーミア]

「6つも貸しちゃって良いの?

なんのためかは分からないけど」

 

[ルナク]

「黒が無い分ちょっと不利だがなんとかなるさ」

 

2人は殴ったり蹴ったりの肉弾戦を始めた

 

[うつつ]

狙突「鴉の弾丸」

 

うつつが打ち出されたスナイパーライフルの弾のように

回転しながらルナクへと飛んで行く

 

[ルナク]

「ぐ..」

 

ルナクの横腹にザックリ刺さるとうつつは人型になり

予め妖力を込めたガラス玉を横腹の傷口に埋め込み

起爆させた

 

[ルーミア]

「ちょっと!!!まだ私が!!」

 

ルーミアを巻き込みながらルナクが爆発する

 

しかしルナクに致命傷を与えるどころか

傷一つ与えられていなかった

 

[うつつ]

「硬すぎる...」

 

[ルーミア]

「また巻き込んだわね!!

モロに受けたらどうするのよ!!!」

 

[うつつ]

「受けてなかったからいいじゃないですか」

 

[ルナク]

「好きだな、お前、その爆弾」

 

ルナクが特に明るく輝く紅い結晶を鎮めながら言った

 

[うつつ]

「やっぱり火力が違いますよ」

 

[ルナク]

「なるほど、そんなに好きか...」

 

ルナクは右手を前に出すと神力の弾を1つ作り

それに更に神力を注いだ

大きさは変わらず、密度が上がってゆく弾は

次第に金色から赤へ、赤から青へと変色してゆき

表面が線香花火の雫の様にビチビチと音を立てている

 

[ルナク]

「弾けろ!!」

スペルカード

「超高圧圧縮神力式炸裂弾幕」

 

[うつつ]

「かっこいい...」

 

[ルーミア]

「長いしダサい、漢字並べとけばカッコイイとでも?」

 

[ルナク]

「うつつ向けだからしょうがない...」

 

ルナクは弾をうつつに向けて発射する

 

[うつつ]

「数が少ないけど威力を考えたら

遠くに言った方がいいわね」

 

うつつが遠くに避けていると着弾前に弾が

大爆発を起こした

 

[???]

「ああああああああああ!!!!!!」

 

何処からか悲鳴が聞こえた

 

うつつは爆発範囲の外にいたが

爆風に煽られ体制を崩した

 

[うつつ]

「く...でもこれで一安し....」

 

ルナクが次を打ってきた

 

[うつつ]

「ちょ」

 

それはうつつの目の前で爆発した

 

[ルナク]

「戦闘中は気を抜くなってこの前言っただろ...

あいにく今は回復している暇は」

 

[ルーミア]

「残念ね、その心配は要らないわ」

 

ルーミアはうつつを闇に包んで守っていた

 

[うつつ]

「し、死ぬかと思った...」

 

[ルナク]

「死んでもよかったんだけど一応俺の式だし

同じ釜の飯を食い、家族の様に暮らしてきたしな

君にはここで離脱して貰おう」

 

ルナクはうつつを睨みつけ、物凄い殺気を放った

 

[うつつ]

「嫌です、貴方を止め...っ」

(何これ...身体が動かない!!意識が!

本能が危険を感じている...)

 

[ルナク]

「またいつか会う日まで式神契約解除」

スペルカード

解消「ディスエイブルサージ」

 

ルナクが発生させた波動に当たると、式が落ち

カラスへと戻ってしまった

この状態で意識を保つことが出来ずにうつつは

気を失った

 

 

-天邪鬼サイド-

 

[霊夢]

スペルカード

夢符「封魔陣」

 

 

 

[魔理沙]

「ダメだ、全く聞いてない」

 

[正邪]

「今の私に勝とうとは、100年早い...わ...!」

 

異様な神力を背後に感じ、後ろを振り返ると

小さなビチビチ音を立てた弾幕が近ずいて来る

 

[正邪]

「なんだこりやあああああ!!!!!!」

 

思いっきり爆発に巻き込まれた

 

 

[正邪]

「く...そ...」

 

正邪は倒れた

 

[魔理沙]

「今だ!!」

ラストワードスペルカード

魔砲「ファイナルスパーク」

 

正邪に零距離でファイナルスパークを撃った



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第11話 新たな主と砕けゆく野望

-[負の場所]-

-天邪鬼サイド-

 

[魔理沙]

「今だ!!」

ラストワードスペルカード

魔砲「ファイナルスパーク」

 

正邪に零距離でファイナルスパークを撃った

 

しかし、白,黒,赤紫の結晶が輝くだけで

ダメージを与えられない

 

[霊夢]

ラストワードスペルカード

「夢想天生」

 

霊夢が全ての理屈から浮き

正邪に攻撃しようとした瞬間

謎の波動が霊夢を襲った

 

[霊夢]

「あれ?」

 

霊夢の夢想天生が解除されていた

 

[針妙丸]

「あれれ?」

 

針妙丸はいつもの大きさに縮んでしまった

 

ふと波動の発生場所を見ると

ルナクの前で1羽の鴉が力なく落ちていった

 

[針妙丸]

「うつつさーーーん!!」

 

針妙丸は慌ててうつつの方へと飛んで行った

 

[魔理沙]

「コイツどうするよ」

 

ダウンした正邪をつつきながら魔理沙は言う

 

[霊夢]

「ほっとこう...」

 

2人はルナク達の方へと飛んで行った

 

 

-創造主サイド-

 

[ルナク]

「さて、そろそろ決着をつけようか」

殺気を抑える所か、逆に強くしてゆくルナク

 

[ルーミア]

「今度こそあの時の様にしてやるわ」

ルーミアも負けじと殺気を放ちだした

 

 

[霊夢]

「何この殺気...」

 

[魔理沙]

「こえー...」

 

ルーミアとルナクが戦闘を始めると

拳や足がぶつかった時に衝撃波が発生する

 

[霊夢]

「加勢したいけど目で負えないから

どうしようもないわね」

 

すると、霊夢達の前に2本のリボンが落ちてきた

 

[魔理沙]

「霊夢!これって」

 

[霊夢]

「そう言う事ね」

 

ルナクが後ろからルーミアに抱きつかれ

移動出来ない状態になった

 

[霊夢&魔理沙]

「今だ!!」

 

2人が飛び込んだ、しかし影の槍によって邪魔される

 

[霊夢]

「アレじゃ近ずけない...」

 

[ルナク]

「さあどうする?いい加減諦め...え?」

 

ルナクの腹から血塗れの闇の槍が生えていた

 

[ルーミア]

「今よ!!」

 

魔理沙が持ち前のスピードでルナクに近づき

右手首にリボンを結びつける

 

すると、ルナクのオーラや羽が引っ込んだ

 

 

[ルナク]

「闇の結晶を貸していたのを忘れるとは...

自分の能力を過信した者の末路か...」

 

続いて霊夢が近ずこうとした

 

[ルナク]

(2本目は不味い)

 

ルナクは影に溶け込みルーミアから離れた

 

そして霊夢に向かって大量の影の槍を飛ばす

 

[霊夢]

「痛た...」

 

数本が霊夢の肌を小さく割いた

 

[針妙丸]

「どいたどいたーー!!」

 

鴉状態のうつつと針妙丸が

霊夢達を掠めて突っ込んで行った

 

 

-小人と鴉チーム-

話は少し遡り...

 

[針妙丸]

「うつつさーーーん!!」

針妙丸は空中でうつつにしがみつき、落下速度を落とした

 

地面にたどり着くも、うつつは意識を取り戻さない

 

[針妙丸]

「一体どうしたら...」

 

[紫]

「あらあらどうしたの?

式どころか契約まで破棄されちゃって」

 

[針妙丸]

「契約破棄って?」

 

[紫]

「式神の契約を消されたのよ

簡単に言うとクビになったのね

今じゃ只の野良鴉」

 

[針妙丸]

「じゃあもう戦えないの?」

 

[紫]

「確かこの()は自分じゃ変身できないから

戦力には余りならないわね」

 

[針妙丸]

「じゃあどうしたらもう一度戦えるようになるの?」

 

[紫]

「逆に聞きたいんだけど

なんでそんなに戦わせたいの?」

 

[針妙丸]

「だって、うつつさんじゃないと

この結晶の使い方が分からないから...」

 

針妙丸が近くに落ちていた透明な結晶を指さす

 

すると紫は驚き、目を見開いた

 

[紫]

(アレは!

「ポータブルアトリビュートクリスタル」

しかも無色...なるほどね

奴自体は影属性、これなら行ける)

「1つ方法があるわ」

 

[針妙丸]

「契約相手が居なくて変形できないなら

貴女が契約すればいいじゃない」

 

[針妙丸]

「あー...なるほど」

針妙丸がポンっと手を叩いた

 

[紫]

「ほら!起きなさい!」

 

紫はうつつをつつき起こした

 

[うつつ]

「カー?」

 

うつつはムクっと立ち上がった

 

[針妙丸]

「私の式神になって下さい!!」

 

[うつつ]

「カ...カー...?」

 

突然の事で訳が分からないらしい

 

[紫]

「全く...世話の焼ける...

成り行きとついでに契約方法を教えるわ!!」

 

--少女説明中--

 

[針妙丸]

「つまり、同意の上で丁度いい量の妖力とかを

相手に注げば良いのね?」

 

[紫]

「そういう事

うつつもやったことあると思うけどよろしく」

 

[うつつ]

「カー!」

 

針妙丸はうつつの頭に手を乗せて妖力を流し込んだ

 

ある程度流し込むと、うつつは人型へと変身した

 

[うつつ]

「へー...主が違うだけで能力にも違いが...」

 

うつつは自分の両手を見て興味深そうにしている

 

[針妙丸]

「そんな事はいいから!!早く!!」

 

針妙丸は透明な結晶をうつつに渡した

 

[うつつ]

「式神の能力を把握するのが普通なんですがね

まぁ、了解しました...針妙丸様」

 

 

そして今、

 

 

[針妙丸]

「どいたどいたーー!!」

 

鴉状態のうつつと針妙丸が

霊夢達を掠めて突っ込んで行った

 

[ルナク]

(流石に今は横腹ぐりぐりはキツイ!!)

 

ルナクは槍を針妙丸達に向けて発射する

 

しかし、当たりこそするがダメージを与えられていない

 

[ルナク]

「まさか!!」

 

うつつの傍には透明な結晶が浮いていた

 

[ルナク]

「無属性のだと!?」

 

[針妙丸]

「行くよ!!」

共同スペルカード

小槌「怪鳥ストライク」

 

小槌の力で巨大化したうつつがルナクへと突進して行く

 

[ルナク]

「正邪、俺もここまでの様だ...」

 

そして、ルナクを跳ね飛ばした

 

 

 

 

 

 

 



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第12話 終焉の終わり

-[負の場所]-

 

[霊夢]

「これで良しと」

 

霊夢は倒れたルナクの足首のリボンをきつくしめた

 

すると、ルナクは小さく縮み

正邪に変身したまま幼女のようになった

 

[紫]

「あら、可愛らしいこと」

 

[ルナク]

「うるせー

あーあ、まだ改善の余地があるな...」

 

[ルーミア]

「まだ諦めないの?」

 

[ルナク]

「絶対に諦めない!」

 

ルナクはポケットから小さな石を取り出した

 

[ルナク]

「鬼人正邪

監視用腕輪解除」

 

離れた所にいる正邪の腕輪がボロボロと砕け散った

 

[ルナク]

「最後にいいか?」

 

ルナクが指をパチンと鳴らした

すると、正邪が居る所の地面に魔法陣が出現して

正邪を飲み込んだ

カラフルな結晶達は地面に出来たヒビへと

吸い込まれて行った

 

[紫]

「何でこんな事を」

 

[ルナク]

「口が裂けても言えねーよ!

正邪は幻想郷の何処かにいるぜ

あ、あとお帰りはあのヒビからな」

 

[ルーミア]

「それでは」

 

ルナクの腕にリボンを結んだ

 

[ルーミア]

「じゃあねー」

 

[ルナク]

「ココから出さない気か...好きにしろ」

 

ルナク以外の全員がヒビへと飛び込んだ

 

[ルナク]

「また近いうちに会おう...

有の...楽園の者のたちよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

-[幻想郷]上空-

 

[紫]

「あのヒビってこのヒビと繋がってたのね」

 

ミシミシと音を立てながらヒビが塞がってゆく

 

日食は終わり、季節はずれの花は枯れ実が落ちていた

 

黄昏時の茜色の空の中それぞれが帰路に着いた

 

---------------------------------------------------

 

今回の異変は後に終焉異変と呼ばれるようになり

またいつもの平和が訪れた

異変終息の瞬間、空のヒビから15の流星が

幻想郷へと降り注いだのを数多くの人が目撃した

皆それを「天空の欠片」と呼び、

「全て集まると願いが叶う」

「封印されし神が降臨する」

「凄いパワーストーン」

と噂が飛び交った

 

----------------------------------------------------

 

-2日後-

-人里/稗田亭-

 

[阿求]

「後は異変の元凶に取材するだけなのですが...

霊夢さんが言うには異次元に居るって言うし...」

 

[小鈴]

「阿求ー!おもしろいものをみつけたよ!」

 

そう言うと水色の透明な大きめの石を机の上に置いた

 

[阿求]

「これって」

 

[小鈴]

「世にも有名な天空の欠片の1つだよ!」

 

[阿求]

「おー!!これは!!

すぐに幻想郷縁起に綴らねば」

 

[小鈴]

「ヒンヤリしてて夏の夜抱いて寝ると良さそう...」

 

 

 

 

 

 

 

 



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最終話 影の再起とドッペルゲンガー

-妖怪の山/麓の小屋-

 

[正邪]

「は!」

 

正邪が気付くと以前ルナクに捕まった小屋にいた

 

[正邪]

「とりあえずどっか行くか...」

 

-香霖堂-

 

[霖之助]

「いらっしゃい」

 

[針妙丸]

「あ、正邪!」

 

[正邪]

「お!チビと体当たりしか出来ない危険物マニア鴉!」

 

[うつつ]

「む...反論できない....」

 

[針妙丸]

「そんな事より天空の欠片集めしようよ!

15個全部集めると願いが叶うらしいよ!」

 

[正邪]

「なるほど...」

 

正邪はニヤッと笑った

 

彼女らは色んな手を使って欠片を集め

1ヶ月後、全ての欠片が集まった

 

-博麗神社-

 

[霊夢]

「何でココでやるのよ...

って言うか欠片を盗まれたって言ってる奴が居たわよ」

 

[正邪]

「なんとなく、強いて言うなら唯一家に住んでる

針妙丸の家がここだから」

 

[阿求]

「私...家あるんですけど...」

 

[針妙丸]

「人里で妖怪3人でやったら不味いことになるでしょ?」

 

[小鈴]

「確かに...」

 

阿求と小鈴は立ち会わせてもらう代わりに

欠片を3人に渡したので今ここに居る

 

[うつつ]

「で、どうするんですか?」

 

[霊夢]

「所でさ、欠片って15個じゃ無かったの?」

 

[正邪]

「だってよく見ろよ」

 

[霊夢&正邪]

「どう見てもアトリビュートクリスタルね(だろ)」

 

[阿求]

「え?知ってたの?」

 

[霊夢]

「訳あってね」

 

うつつが円形に結晶を並べ、その中心に立って

妖力を流し込んだ

 

すると、結晶達は浮き上がり

空中に7色の円を創り出した

 

[霊夢]

「まさか...」

 

円の中の空間が割れて中からモヤモヤしたものが出てきた

 

[全員]

「なにあれ」(´°д°`)

 

モヤモヤは鳥居の上に来ると、霊夢の姿へと変身した

 

[ルナク]

「久々だな、この神社も...」

 

服の色が反転し、腕にリボンを巻いた

霊夢に似た人物は賽銭箱と鳥居の間に降りた

 

[ルナク]

「お客様が来たようだぞ」

 

タッタッタッと誰かが階段を駆け上がる音がした

 

[魔理沙]

「よお霊夢!

私の黄色い天空の欠片盗んだ奴知ってるか?」

 

魔理沙はいつも通り長い階段を駆け登り

鳥居を潜り、目の前の霊夢に声をかけた

 

[魔理沙]

「あれ?

今度こそイメチェンでもしたか?

服も...それカラコンか?」

 

霊夢は色の反転した不気味な服を着ていて

赤いはずの目は青色だった

 

[魔理沙]

「少しはしゃべったらどうだ?」

 

霊夢はニコッと微笑んだ

 

[霊夢]

「なにやってんの?魔理沙」

 

縁側から霊夢の声がした

 

[魔理沙]

「!?」

 

ふと見るととそこにはいつもの霊夢がいた

 

[魔理沙] 

「あれ...霊夢が...2人...?じゃあお前は!」

 

元の位置を見るとそこには自分そっくりな

腕にリボンを巻いた人物がニッコリ笑って

こちらを見ていた

 




出来心で作ってしまったおまけが有ります、はい


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おまけ
おまけ1 後書きのような気のする何かしら得体の知れないもの


[作者]

「どうも、作者のzakkyでございます

今回このようなくだらない小説を読んでいただき

誠にありがとうございます

さて、1回こんな感じで作者と主人公(?)で

ラジオ形式の物をやって見たいと思ったので

こんな事をしています

言う事言ったから自問自答のコーナーに行きましょう」

 

[ルナク]

「俺はどうしたらいいんだ」

 

[作者]

「質問書いたから読んで」

 

[ルナク]

「あ、ハイ

Q1.レミリアの能力ってなに?」

 

[作者]

「運命を操る程度の能力ですが

可能性のある運命(5%以上)を選んで確定させる能力

というふうに解釈しました

ちなみに

幸運にする程度の能力は

対象にとって都合の良い運命(確率20%以上)に導く

奇跡を起こす程度の能力は

対象にとって都合の良い運命(確率25%以下)に導く

です」

 

[ルナク]

「いらねー設定だな」

 

[作者]

「黙れ」

 

[ルナク]

「Q2.スペルカードの名前がダサくない?」

 

[作者]

「しょうがないじゃん、神主の様な才能が無いもん」

 

[ルナク]

「Q3.MMD化したいと思ってる?」

 

[作者]

「してみたいけど

編集ソフト無い

紙芝居しか出来ない

声無理

多分途中で疾走する

以上の理由で検討中」

 

[ルナク]

「Q4.俺の名前ダサい...由来は?」

 

[作者]

「ルナク・トワイダウン

英語でLunac・Twidawn

 

狂気

Lunatic→Lunac

 

黄昏・夕方

twilight→Twi

暁・明け方

Dawn→dawn

 

→Twidawn

 

黄昏と暁(昼と夜の境界)の狂気って感じかな?

 

第3章第1話 天邪鬼、捕まる

にて「黄昏 暁」と偽名を使った時点で分かった方

多分居たんじゃないかな?

 

ついでに

夜羽うつつ

 

-夜羽

夜空のように黒く

そこに浮かぶ星のように美しい羽(翼)

 

-うつつ

現(うつつ)

幻の反対

(名前は漢字ではないです...はい)

 

何で式神なのに苗字が一緒じゃ無いかって言うと

うつつ・トワイダウン

だとダサい(和・洋になるし)

あとルナクはそう名乗ってるだけで

本名は特にない(ルーミアも同じく)」

 

[ルナク]

「Q4.なぜ正邪?」

 

[作者]

「わいは正邪推しや

ってのもあるけど無と有をひっくり返すのに

使えそうだったから」

 

[ルナク]

「Q5.この世界の霊夢は貧乏巫女?」

 

[作者]

「違います。

守矢と同じぐらいです

と言っても生活に困らない程度」

 

[ルナク]

「Q6.続編出すの?」

 

[作者]

「多分出す

ルナク誕生秘話か

ただ単に続編か

悩みどころ」

 

[ルナク]

「Q7.誤字脱字が多い」

 

[作者]

「すみません」

 

[ルナク]

「Q8.お空とうつつの関係」

 

[作者]

「双方のお母さんが姉妹

つまり従姉妹です

知ってると思うけどうつつは

地獄鴉(母)と地上の普通の鴉(父)のハーフです

ちなみに鴉状態だとお空の方が大きい

人間状態だと同じぐらい

少し天然で鳥頭な面もある

お空と少し似た顔」

 

[ルナク]

「Q9.文字数少ない」

 

[作者]

「第1章第1話なんて元は200でしたからね

下限1000文字を知った時は驚きました

結論:文章力が無い」

 

[ルナク]

「Q10.何処が一番最初の世界?」

 

[作者]

「確かに最初に1つ世界を作ったら

バランス調整のために増えてったって事ですが

はっきり言ってルーミア達にも分かりません

 

そもそもこの有の場所,無の場所

(以下めんどくさいから合わせて「場所」)

の他にも場所なんて沢山ありますからね

それらも事象ごとに別れてます

ついでに言うとこの物語の場所も私が作ったものですし」

 

[ルナク]

「Q11.妖力,神力って?」

 

[作者]

「ドラゴンクエストのMPの様なものです

主に能力の使用や弾幕の生成で消費し

疲れのように自然回復してゆきます

特徴としては

 

霊力(れいりょく)...人間や死人が持つもの(霊夢,幽々子etc)

妖力(ようりょく)...妖怪が持つもの(鈴仙,レミリアetc)

神力(じんりき)...神が持つもの(パルスィ,諏訪子etc)

魔力(魔力)...大体の人が持ってる共通のもの

魔法使いは特に多く持っている(魔理沙,パチュリーetc)

 

で特に差はありません

(ひっくるめて妖力と言うこともある)

 

ちなみにネタバレになるのですが

ルーミア,ルナク,全ての光である人物

この3人は通常時は

 

ルナク:霊力と妖力

ルーミア:妖力

全ての光である人物:神力

 

を使いますが

半解放時には神力

 

完全解放時は

3人専用の元力(げんりょく)を使います」

 

 

[ルナク]

「最後にQ12.何故小説を書こうとした?」

 

[作者]

「前から設定は考えてたんですよ

それを友達に話したら書いて見れば?

と言われたので書いて見ました

 

さてそろそろ終わろうか

書いてるうちに続編の案出てきたし」

 

[ルナク]

「まだやるんか此奴!

まあいいや、それではまた今度!」

 

 




2019,1/4
Q8が抜けていたので追加&ナンバーずらし
Q11を修正


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おまけ2 幻想郷縁起

はっきり言うと
キャラ設定

[以下、幻想郷縁起未収録設定]と[以上]の間は
幻想郷縁起に載っていない設定です
お見逃しの無いようお願いします


ルナク・トワイダウン

 

-種族-

人妖(自称)

 

-属性-

影/-

 

-能力-

(通常時)

有と無を操る程度の能力

(解放時)

全ての対を成す程度の能力

 

-危険度-

超極高

 

-人間友好度-

超極高

 

-主な活動場所-

反転郷(鏡の幻想郷)

 

終焉異変を起こした張本人

鏡の中の幻想郷、反転郷に住んでいる

決まった姿を持たず、常に誰かの姿を借りている

ただし、服の色が反転している。目の色も違う

妖怪賢者の1人で、紫を打ち負かすほどの実力を持つ

解放された姿へとは異変関係者の数人が見た程度で

世間一般では知られていない

本人いわく、

本気は誰も見ていない。せいぜい80%位?

とのこと

人間妖怪問わず友好度が極めて高い

稀に人里で目撃したと言う情報が有る

人間、吸血鬼、魔法使い、亡霊、妖精

が混じった半人半妖

こうなったのには深い訳があるという

 

[以下、幻想郷縁起未収録設定]

実際の種族は影である

ちなみにルーミアは闇

[以上]

 

-目撃報告例-

[霧雨魔理沙]

「友達のドッペルゲンガーだと思ったぜ」

 

背後が気になる報告である

 

[小さな宵闇の妖怪]

「なかなか面白いやつだった」

 

彼女は何かしら知っていそうであった

 

-対策-

友好度の高さからそれ程警戒する必要は無い

会いに行こうにも鏡を超えることは出来ない

能力は有るものと無いものを入れ替える能力

つまりは創造と破壊の能力であるため

極めて強力である

全ての対である程度の能力は謎が多く本人も

「君が知ることではない」

の一点張りである

 

---------------------------------------------------

 

夜羽 うつつ

 

-種族-

地獄鴉と普通の鴉のハーフ+式神

 

-属性-

(通常時)

影/風

(式神をつけていない時)

炎/風

(針妙丸と契約中の場合)

幻/風

 

-能力-

(通常時)

ありとあらゆるものを使いこなす程度の能力

(式神を付けていない時)

道具を使う程度の能力

(針妙丸と契約中の場合)

道具を使いこなす程度の能力

 

-危険度-

(ルナク同伴時)

中~極高

 

-人間友好度-

極高

 

-主な活動場所-

反転郷(鏡の幻想郷)

たまに人里

 

終焉異変を起こした張本人の式神

実際には元凶と敵対した

買物をしに人里によく訪れる

以外とフレンドリー

よく鴉天狗と間違われるらしい

実際に背中には鴉のような大きな黒い翼が生えている

地獄鴉の血のせいか、若干赤みがかっている

地底に住む霊烏路空ち従姉妹

彼女自体はさほど危険ではないが

主であるルナク・トワイダウンが近くにいる時や

彼によって何かしら強化されている場合は

戦闘力が跳ね上がる事がある

危険物に目がない

 

-目撃報告例-

[博麗霊夢]

「一瞬鴉天狗が取材してると思った」

 

ごもっともである

 

[鈴瑚]

「話していて楽しい人だった」

 

友好度の高さは月の兎お墨付きである

 

-対策-

友好度の高さからそれ程警戒する必要は無い

会いたいのなら人里にいればたまに会うことが出来る

物を使う能力は鴉にとっては凄いとのこと

ありとあらゆるものを使いこなす程度の能力は

ペン回しから、狙っての一石一群れまで幅広く

応用により料理や会話,手芸

家計のやり繰りも上手いらしい

 

------------------------------------------------------

「危険区域案内」

 

反転郷

 

-危険度-

 

-遭遇する妖怪-

ルナク・トワイダウン

夜羽うつつ

鬼人正邪(居候)

八雲紫(稀に)

 

 

[以下、幻想郷縁起未収録設定]

 

有の場所

 

-危険度-

(ある意味)激高

 

-遭遇する人物-

ルーミア

全ての光である人物

 

-概要-

全ての並行世界が存在している空間

多くの世界が柱として存在する宇宙のような場所

下手に柱に触るとその世界が崩壊する

 

 

無の場所

 

-危険度-

(基本的に)皆無

 

-遭遇する人物-

ルナク・トワイダウン

 

-概要-

他の世界との均衡を保つ為の場所

地面は透明で、小さな光の粒が夜空のように広がっている

空は灰色で味気ない

 

闇の世界

 

-危険度-

不明

 

-遭遇する人物-

ルーミア

 

-概要-

全ての闇である人物が住む世界

-----------------------------------------------------

 

???(全ての光である人物)

 

-種族-

 

-属性-

光/-

 

-能力-

全ての光である程度の能力

 

-危険度-

???

 

-人間友好度-

???

 

-主な活動場所-

光の世界

 

ルーミアの相方

夫婦ではない

酒好き

 

-目撃報告例-

無し

 

-対策-

うまい酒を持ってけばOK

 

------------------------------

 

「危険区域案内」

 

光の世界

 

-危険度-

不明

 

-遭遇する人物-

全ての光である人物

 

-概要-

全ての光である人物が住む世界

 

[以上]

 




うん、読みずらい


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イベント
申し訳程度のグダグダクリスマス


-[反転郷]紅魔館/居間-

 

[ルナク]

「さあ!平成最後のクリスマスだ!!

イブは楽しかったか?

 

全国のリア充よ!

いい思い出作れよ!!!(でないと...)

さて、作者の同士であるボッチ充よ!!

家族団欒を楽しめ!!

無理なら何かしらいい思い出作り頑張れ!!!」

 

[うつつ]

「誰に何を言ってるんですか?正直引きますよ?

あと平成ってなんですか?」

 

[ルナク]

「気にするな…

ところでお前はどっか行くのか?」

 

[うつつ]

「地霊殿でクリスマスパーティーです」

 

[ルナク]

「俺呼ばれてないよ?」

 

[うつつ]

「じゃあ正邪とお留守番ですね」

 

[ルナク]

「( ´・ω・`)」

 

[正邪]

「ただいまー

この時期の甘味屋でのバイトは良いな」

 

バイトから正邪が帰ってきた

 

[ルナク]

「お!それは!!」

 

正邪が持ってきた箱の中にはショートケーキが入っていた

 

[正邪]

「規格外の訳ありクリスマスケーキだ!」

 

よく見るとケーキは形が崩れていたし苺が乗っていない

 

[ルナク]

「まあ食っちまえば同じだ!

お前にはやらんぞ」

 

うつつを睨みつける

 

[うつつ]

「いいですよ別に

あっちで大きなケーキが出ますし」

 

[正邪&ルナク]

「えー...( ´・ω・`)」

 

[ルナク]

「そう言えばお前らクリスマスプレゼント何が欲しい?」

 

[正邪]

チビ(針妙丸)の分もいいか?」

 

[うつつ]

「そうですね...強いて言うなら

地熱式エネルギー生成装置の使用許可を」

 

[ルナク]

「あれ?許可しなかったっけ?」

 

[うつつ]

「してません」

 

[ルナク]

「じゃあいいよー」

 

そういうとうつつに鍵を渡した

 

[正邪]

「じゃあ私達は反転郷巡りでいいか?」

 

[ルナク]

「いいよー」

 

[正邪]

「じゃあ今度お願い」

 

[ルナク]

「了解」

 

うつつが席を立った

 

[うつつ]

「じゃあ行ってきます」

 

[ルナク]

「早くね?まだ午後1時だぞ?」

 

[うつつ]

「料理の手伝いです」

 

[正邪]

「いってらー」

 

うつつは部屋を出ていった

 

[正邪&ルナク]

「..........」

 

部屋が静まり返った

 

[ルナク]

「.......................................ところで」

 

間を置いて正邪が答えた

 

[正邪]

「..............................何?」

 

[ルナク]

「幻想郷にケーキって有るんだね、あと苺も

幻想郷なのに」

 

[正邪]

「それ以上言っちゃあかん」

 

[ルナク]

「幻想郷にクリスマスもあったんだね

幻想郷なのに」

 

[正邪]

「もう言うな」

 

[ルナク]

「サンタって本当は」

 

[正邪]

「わーーーーーーーー!!!!!!!

言うな言うな言うな言うな言うな言うな言うな言うな

良い子の夢を壊すな!!!!」

 

正邪が慌てて割り込んだ

 

[ルナク]

「正直言って....クリスマスって

俺ら特に何もしないいよな」

 

[正邪]

「博麗神社でも行くか」

 

[ルナク]

「暇だし行くか」

 

その後、2人は博麗神社のクリスマス宴会に

参加したのであった




影対録投稿開始後東方零対無では
主にイベント回を投稿していきます(例:クリスマスetc...)
たまに確認して頂けたら幸いです


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行く年来る年

-[反転郷]紅魔館/居間-

 

[ルナク]

「平成最後の大晦日,元旦だ!!」

 

[うつつ]

「だから平成ってなんですか!」

 

[ルナク]

「ところでクリスマスパーティ楽しかったか?」

 

[うつつ]

「無視ですか...まあ楽しかったですよ」

 

[正邪]

「ただいまー」

 

正邪が帰ってきた

 

[正邪]

「クリスマスの後は餅つきのバイトが旨いね

ほれ、お土産」

 

正邪は鏡餅を風呂敷から取り出した

 

[うつつ]

「あの...クリスマスの時と構成が同じなんですけど...」

 

[正邪]

「大丈夫だ!今回は規格内の品物だ!!

作り過ぎたらしくてね、それを貰ってきたんだ」

 

[うつつ]

「もういいや...」

 

[ルナク]

「さて、すき焼きでも食べるか」

 

[うつつ]

「了解しました...なぜすき焼きを?」

 

[ルナク]

「作者一家(3世帯)の恒例行事」

 

[正邪]

「あ、はい」

 

[うつつ]

「そんなに急に言われましても材料無いんですけど」

 

[ルナク]

「俺が能力で出せばいいじゃん」

 

[正邪]

「つまり肉食べ放題か...チビを呼んでくる」

 

正邪は鏡を潜って針妙丸を呼びに行った

 

-少女+α集合中-

 

[ルナク]

「じゃあ始めよう」

 

ルナクはカセットコンロに

フライパンの取っ手が無いような鍋を置いて

そこに具材を突っ込みタレを入れ、蓋をした

 

[ルナク]

「肉が焼けたら食ってよし」

 

[針妙丸]

「適当だね...糸こんにゃく多いな...」

 

針妙丸は小槌を使って大きくなっている

 

[うつつ]

「多分肉が最初に無くなりますね」

 

[ルナク]

「肉は無限に出せるから心配するな

お、焼けた」

 

ルナクが蓋を開けた瞬間、食卓戦争が始まった

 

-少女+α食卓戦争中-

 

[正邪]

「食った食った」

 

[針妙丸]

「能力フル活用の戦争の様だった...」

 

[ルナク]

「さて、白赤歌合戦とか

笑ったらしばかれるやつ見よう」

 

[うつつ]

「幻想郷にそんなものありません」

 

[ルナク]

「むぅ...

じゃああと4時間どうする?」

 

[正邪]

「超乱戦SMASH!!でもやるか」

 

[ルナク]

「どっかで聞いた事があるような無いような...」

 

[針妙丸]

「私はマリサのゲームパーティやりたい」

 

[うつつ]

「じゃあ〇witch持って来ますね」

 

[ルナク]

「何で任....何天堂が幻想入りしてんだ...?」

 

-少女+α大乱闘,パーティ中-

 

[ルナク]

「おーい、初詣行くぞー」

 

[正邪]

「くそー...うつつに全戦全負した...」

 

[ルナク]

「能力考えろよ...お前も画面反転とかしてたじゃんか」

 

 

-[幻想郷]博麗神社-

 

[ルナク]

「やっぱりにぎわってんなー」

 

いつもは人のほとんどいない神社がにぎわっていた

 

4人は初詣を済ませた

 

[魔理沙]

「おーい!こっち来て甘酒飲んでけー!」

 

熊手やらなんやらを売っている霊夢の隣で

魔理沙が甘酒を配っていた

 

[針妙丸]

「わーい!甘酒だー!!」

 

[霊夢]

「丁度いいや、あんた達も買ってきなさい」

 

霊夢が熊手を持って言った

 

[ルナク]

「おいおい、恵比寿とか俺の方が上位なんだが」

 

[霊夢]

「あぁ.....」

 

[魔理沙]

「それここで言うか?」

 

[ルナク]

「運命なんてその気になれば

2340度ひっくり返せるしな」

 

[魔理沙]

「6週と半分....普通に180度って言えよ!

そんなにこねくり回したらどうなるか逆に気になるわ!」

 

[正邪]

「キノコから木が生えてきたりしそう」

 

[魔理沙]

「こえーわ!!」

 

 

そんな下らない会話で新しい年が始まるのであった

 




良いお年をー


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新たなる時代

先に言っておく
この物語はフィクションです
登場人物においては下調べ済みです


-[外の世界]皇居周辺のビル/屋上-

 

[ルナク]

于時(時に)初春令月(初春の令月にして)氣淑風和(気淑よく風和らぎ)

梅披鏡前之粉(梅は鏡前の粉を披き)蘭薫珮後之香(蘭は珮後の香を薫す)。」

 

[紫]

「なにそれ」

 

[ルナク]

「ちょっと前の人間が作ったものだ

今回の元号の元ネタ

 

時は初春の()月であり、

空気は美しく、風は()やかで、

梅は鏡の前の美人がおしろいで装うように花咲き、

蘭は身を飾る衣に纏うお香のようにかおらせる。

 

という意味

 

ちなみに令月の()

つやのある様に美しい

という意味らしい」

 

[紫]

「へー」

 

[ルナク]

「...儀式は終わった様だな」

 

[紫]

「そのようね」

 

紫達はスキマを通じて皇居で行われる儀式を

見ていた

 

[紫]

「で、1つ気になるのが」

 

ルナクが居る方向と逆の方向を見た

 

[紫]

「この(ひと)誰よ!!なんでここに居るのよ!!」

 

そこには1柱(ひとり)の和風な女神がいた

 

[ルナク]

「誰って、あの有名な天照大御神(アマテラスオオミカミ)だが?

ついでに何故ここに居るかと言われると

俺が呼んだから」

 

[紫]

「アンタ何様よ!!」

 

[ルナク]

「神様より偉い人 で、どうだった?

自分の遠い子孫である126代目の令和天皇は」

 

[天照大御神]

「どうだった?っと言われましても...

わけも分からず連れて来られたものですから...」

 

[紫]

「いい加減戻してあげたら?」

 

[ルナク]

「じゃあそういう事で」

 

[天照大御神]

「では、失礼します」

 

天照大御神は空高く飛んで行った

 

[紫]

「いつかバチあたるわよ?アンタ」

 

[ルナク]

「大丈夫だ

当ててくるのは部下だから」

 

[紫]

「なんなのよコイツ」

 

 

-[反転郷]紅魔館/居間-

-昼-

 

[ルナク]

「ただいまー

お土産どーぞー」

 

外の世界で買ってきたオシャレなケーキを出した

 

[正邪&針妙丸&ルーミア]

「わーい!\(^o^)/」

 

[うつつ]

「ではお茶をいれてきます」

 

うつつは台所へと向かった

 

[ルナク]

「さてと...

なぜルーミアが居る」

 

[ルーミア]

「良いじゃんか

1人ぐらい...まさか

人数分しか買ってないから私の分が無いとか...」

 

ルナクは黙って頷く

 

[ルーミア]

「じゃあルナクは無しね

どうせ他のもの食べて来たんでしょ?」

 

[ルナク]

「ギクリ」

 

[ルーミア]

「ついでにアマちゃん呼んだと」

 

[ルナク]

「何故それを」

 

[ルーミア]

「あんたの服から天日干しの匂いがするから」

 

[針妙丸]

「アマちゃんって?」

 

[ルーミア]

天照大御神(アマテラスオオミカミ)

 

[正邪]

「んなもん軽々しく呼び出すなや

というかなんで天日干し?」

 

[ルーミア]

「何故って、天照大御神は太陽の女神様よ?」

 

[正邪]

「じゃあ太陽光を放ってたり高体温なのか?」

 

[ルーミア]

「そういう訳ではないけど」

 

[正邪]

「まあそんな事言ったら豊穣神はブドウやらサツマイモ

で出来てる事になるしな」

 

[うつつ]

「お待ちどうさま」

 

うつつが戻ってきた

 

[ルナク]

「じゃあ食べようか」

 

[ルーミア]

「だから、あんたの分は無いわよ!」

 

[ルナク]

「( ´・ω・` )」



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七夕

-[反転郷]紅魔館/エントランス-

 

 

広いエントランスに1本の笹が立ててあり

綺麗に装飾されている

 

[ルナク]

「彦星さまー!!」

 

[ルナク]

「織姫ー!!」

 

分身してそれぞれ彦星と織姫の様な衣装を着た

ルナク達は久々の再開とでも言わんばかりに

互いを抱きしめた

 

[正邪]

「...私達は何を見せられてるんだ

というか私の姿を使わないで欲しい

自分同士が抱き合ってる姿は見たくねぇ」

 

分身を消し、うつつに変身した

 

[ルナク]

「という訳で今日は七夕だ

そこの天邪鬼、棚ぼたって言わないように」

 

[正邪]

「ちぇ...

というか切り替え早いなコイツ」

 

[針妙丸]

「おりひめ様とひこぼし様今年も会えるかなぁ?」

 

[うつつ]

「曇ったとしても

対曇り用のロケット花火を発射しますので」

 

[ルナク]

「という訳で1人1枚短冊を用意したから...

後は分かるな?」

 

[正邪]

「書いた願いをお前が叶えてくれると

なるほど」

 

[ルナク]

「善処しよう」

 

黒い笑みを浮かべる

 

-数分後-

 

[ルナク]

「全員書いたな?

とりあえず正邪だけ特別に」

 

[正邪]

「なんだ?」

 

[ルナク]

「ここで読み上げて即座に叶えてやる

内容は...人肉焼肉がしたい」

 

[正邪]

「ほら、叶えてくれよ妖怪賢者さんよぉ

幻想郷には人間を食べてはいけない決まりがある事

知ってるよな?」

 

[ルナク]

「知ってる

じゃあ人肉な、つまり人の肉って事だな?」

 

[正邪]

「そう、確かお前は人間の血も入ってるよな?」

 

[ルナク]

「確かに人間の血が入ってるし純粋な人間にもなれるが

別に人間の肉とは言われていない

人とは人型の生物の総称、つまり

天邪鬼の肉も人肉だ」

 

[正邪]

「違う!私が頼んだのは」

 

[ルナク]

「でもお前、うんって言ったよな?

じゃあ始めようか、天邪鬼で」

 

[正邪]

「ひぃー!!

ごめんなさいごめんなさい!!」

 

[ルナク]

「残りの短冊を読んだが...うつつ

デーモンコアはダメだ」

 

[うつつ]

「えー」

 

[ルナク]

「青白い光とともに消し飛ぶぞ?」

 

[うつつ]

「やあ、ボクh」(裏声)

 

ルナクはうつつの口を塞いだ

 

[ルナク]

「まともな奴が針妙丸しかいない

どうすんだよこの壊滅的状況を」

 

[正邪]

「じゃあチビはどんな事を書いたんだ?」

 

[ルナク]

「まともだから言わない」

 

 

-深夜-

-紅魔館/うつつの部屋-

 

[正邪]

「という訳でチビの書いた事も気になるが

ルナクの奴が書いた物を見に行くのが

今回の目的でいいな?」

 

[うつつ]

「はい」

 

[針妙丸]

「隠れなくてもいいんじゃない?」

 

[正邪]

「じゃあルナクに会ったら連れションという事で」

 

-紅魔館/エントランス-

 

[うつつ]

「あっさり着きましたね」

 

[正邪]

「じゃあ確認だ!

えーっと...」

 

3人がかりで探し出す

 

[正邪]

「飾り多すぎないか?」

 

[うつつ]

「すみません、作りすぎました」

 

[針妙丸]

「あった」

 

全員集まって読む

 

[正邪]

「えーっと

夢でも良いからミラ達に会いたい

...ミラって誰だ?」

 

[うつつ]

「さあ、どなたでしょうか?」

 

[針妙丸]

「元カノ?」

 

[正邪&うつつ]

「いや、それは無い」



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申し訳程度のグダグダクリスマス2019

Xmas2019

 

 

-[反転郷]紅魔館/居間-

 

[ルナク]

「さあ!令和最初のクリスマスだ!!

イブは楽しかったか?

 

全国のリア充よ!

いい思い出作れよ!!!(でないと...)

さて、作者の同士であるボッチ充よ!!

家族団欒を楽しめ!!

無理なら何かしらいい思い出作り頑張れ!!!」

 

[うつつ]

「今年も誰に何を言ってるんですか?正直引きますよ?

あと令和ってなんですか?」

 

[ルナク]

「コピペの話は置いておいてだ

早速だが...

 

 

 

ネタが無い」

 

[うつつ]

「じゃあ今年も地霊殿行ってきますね」

 

[ルナク]

「じゃあさとり達ににこれを渡しといてくれ」

 

辞典位の厚みがあるリボンが付いた本とかを渡す

 

[うつつ]

「この本は?」

 

[ルナク]

「さとりが好きそうな本」

 

[うつつ]

「この箱は?」

 

[ルナク]

「開けてからのお楽しみ」

 

[うつつ]

「行ってらっしゃい」

 

窓から外に飛んでいった

 

 

[ルナク]

「レジスタンス集合」

 

 

クローゼットから正邪が

コーヒー用の角砂糖入れから針妙丸が出てきた

 

[正邪]

「よいしょ...」

 

[針妙丸]

「甘い匂いで酔いそうだった...」

 

[ルナク]

「作戦通りで頼む」

 

[正邪]

「はい服」

 

[ルナク]

「どうも

じゃあスタンバイ開始」

 

 

 

-[幻想郷/地底]地霊殿/食堂-

 

[うつつ]

「こんばんわー」

 

[お空]

「いらっしゃーい」

 

[さとり]

「いらっしゃい、うつつ」

 

[うつつ]

「これプレゼントです」

 

4つのプレゼントを手渡す

 

[うつつ]

「これは私から

あとはお留守番組からです」

 

[さとり]

「この本は私が欲しかった物ね

これは...」

 

手のひらサイズのプレゼントのリボンを解く

 

プレゼントが「ポン」と弾け魔法陣が展開される

 

[???]

「このパーティ」(荒ぶる鷲のポーズ)

 

[???]

「我々レジスタンスが」(ライダー初号機のポーズ)

 

[???]

「易々と終わらせんぞ」(上下逆さま中指全開)

 

魔法陣からサンタコスプレのお留守番組が現れた

 

 

[うつつ]

「...お騒がせします」

 

[さとり]

「お燐、料理の追加を」

 

[正邪]

「そうはさせん!」

 

いつの間にかテーブルに料理が追加されていた

 

[ルナク]

「俺様直々に作ってやった

感謝しまくりやがれ!!」

 

[針妙丸]

「いつまでこのテンション?」

 

3人はコスプレを脱ぎ

畳んで端っこに置いた

 

[さとり]

「...」

 

[ルナク]

「...」

 

[さとり]

「事情は分かりました

確かにクリスマスパーティしたいのはわかります

次は予め知らせてくださいね」

 

[ルナク]

「善処します

そんな事より皆さんにプレゼント渡してくれ

...降ったり殴ってから渡すなよ?」

 

 

[正邪]

「サスガニソンナコトシマセンヨヤダナー」

 



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ゆく年くる年2020

-[反転郷]紅魔館/ルナクの部屋-

 

数人しか居ない館の中に

日の変わりを告げる時計の音が鳴り響く

 

[ルナク]

「...来たか」

 

[正邪]

「ああ、今年もきっちりと落として貰おうか」

 

暗い部屋に窓から一本の月光が伸びる

 

[ルナク]

「仕方ない」

 

[正邪]

「おっと、私が望むのはそれではない

子供騙しはもううんざりでね」

 

[ルナク]

「カンのいいガキは嫌いだよ」

 

正邪は手に握っていた物をルナクに向ける

 

[ルナク]

「それは人に向けてはいけないとママに習わなかったか?」

 

[正邪]

「そのうるさい口を閉じろ

さもなくば「パンッ 」だ」

 

[ルナク]

「残念だがコチラに最新の機会があってな

お前の手にある物より早くたくさん出来るんだよ」

 

銃を8つ束ねた様な機械が

ルナクが座っている椅子の後ろに立っている

 

[正邪]

「楽しい夜になりそうだな」

[ルナク]

「紅い夜を始めよう」

 

扉が開き灯りがつけられた

 

 

 

 

 

 

[うつつ]

「...何してるんですか」

 

[正邪]

「お年玉の催促」

 

[うつつ]

「その手にあるのは?」

 

[正邪]

「特製クラッカー「BAKUON」」

 

[うつつ]

「ルナク様の後ろのガトリングガンは」

 

[ルナク]

「ガトリングクラッカー(紅い花吹雪&リボン)」

 

 

 

[正邪]

「とりあえず玉を落としてお年玉は無しな

額は年齢×1000円で頼む」

 

[ルナク]

「お前100超えてるだろ

そう易々と数十万渡せるかよ!!」

 

[正邪]

「ケチだなー」

 

[うつつ]

「そんな事は後でお願いします

それより今から初詣に行きますよ」

 

[ルナク]

「まず博麗

次に守矢、秋姉妹、あとは...」

 

[正邪]

「翁のところは」

 

[ルナク]

「隠岐奈な、翁ちゃう

それは今度でいいや」

 

 

-[幻想郷]博麗神社-

 

[霊夢]

「冷やかすなら帰れ」

 

[ルナク]

「おみくじ引くから冷やかしではないぞ」

 

[うつつ]

「こういうのは振ってから」

 

[正邪]

「必殺!

天邪鬼引き!!」

 

正邪は御籤の棒を1本残して全てぶちまけた

 

[正邪]

「残ったヤツに決定

13番をくれ」

 

「大凶

用心せよ、残基が900あれば来年が迎えられる」

 

[霊夢]

「それ引けるなんてある意味強運ね

5年に1枚しか入れないわけだし」

 

[針妙丸]

「...どんまい」

 

[正邪]

「ふっふっふ、この利き方は結果が反転するんだ

つまり私が引いたのは大吉って事だな」

 

おみくじの棒入れを置く

 

するとそれはバランスを崩し

正邪の足の小指めがけて落ちていった

 

 

-守矢神社-

 

[正邪]

「普通に引いても大凶だが?」

 

[早苗]

「霊夢さんの所でも大凶ですか

それなら確定ですね」

 

再び正邪の小指におみくじの棒入れが直撃した

 

[正邪]

「...どうすれば」

 

[早苗]

「守矢教に入りましょう」

 

[正邪]

「いいや、運命なんか自分でひっくり返してやる」

 

[針妙丸]

「かっこいい」

 

[正邪]

「所で針妙丸は何凶だ?」

 

[針妙丸]

「2つとも大吉」

 

[うつつ]

「...正邪、どんまい」



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