魔法少女の悪夢 (蕎麦屋)
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無夢

まどかという少女は円環の理となった。

これにより全ての魔法少女、魔女が救済され、円環の理の一部として取り込まれていた。

しかし、とある悪魔によって世界は書き換えられ、円環の理の概念は存在を失った。

救済されるはずの少女たちの魂は円環へ導かれず、天国でも地獄でもない無へと誘われ、

不死の呪いを授かり、途方もない生き地獄を味わい続ける。

無の空間で生き続ける事で理性は失われ、魔力を求めるだけの怪物となる。

この事実に少女たちは絶望し、遂に魔女は生まれてしまう。

でもね、、いつか、、いつか

少女の使命が、絶望から解放してくれる。



 

魔法少女、、、

 

 

世界の秩序を、平和を願い、魔獣を戦い続ける少女たちである。

 

だが円環の理が失われた今、彼女たちは救済されず、

 

別の空間へと導かれていた

 

少女たちの末路、そこは無に覆われ

灰色の空と地面と、朽ちぬ岩岩ばかりの空間、

 

少女たちはこの無の世界で永遠の絶望を見いだす事になった

 

だが、いつかはじめての夢がおこり

夢と共に差異がもたらされた

 

熱と冷たさと、生と死と、そして光と闇と

 

そして、夢より生まれた何かが

 

夢に惹かれ、希望を見出した

 

最初の魔女 トワ

エルコスの意思と、混沌の魔法少女たち

月の女王ヴェルリン

そして、誰も知らぬ少女

 

それらは広大な魔力を得、空間を築いた

 

ヴェルリンの想像力が、街を森を海を作り上げ

最初の魔女の魔法は願いとなり、幸福をもたらし

エルコスの夢の欠片が実物となり解き放たれた

 

そして、空間を司る魔法少女、ノムラの協力により、遂に楽園は作られた。

 

夢の時代のはじまりだ

 

 

だが、やがて夢は消え、暗闇だけが残る

 

今や、夢はまさに消えかけ

元の世界の世には届かず、夜ばかりが続き

少女たちの心に悪夢が現れはじめていた…

 

 

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

わかるよ、、、君は絶望しているね、、、。

 

 

ソウルジェルは穢れきった少女が行き着く先は知っているね。

 

 

そう、ナイトメアだ。

 

 

だが、、、、希望がないわけではない。

 

 

いつの日も、救いは必要だとも、、。

 

 

そうさね、、、、君が救いになればいい。

 

 

フフフフ

 

 

どうやらそろそろ誘われるようだね、、大丈夫何も怖くないさ。

 

 

何があっても、それはただの悪夢にすぎない。

 

 

目覚めれば夢だったと分かるさ。

 

 

目覚めればね・・・。

 

 

フフフ・・・。

 

 

・・・・・・・・・・・・・

 

 

【  無夢  】

 

 

起き上がる。

 

そこは無であった。

 

何もない無。

 

とにかく歩くことにした。

 

歩いていくと奥に微かに光る光が見えていた。

 

そこへ向かい今度は走り出す。

 

光に見えたそれは、ただの一軒家であった。

 

一軒家に入り、そこにはフードを深く被った女性が数名椅子に座って囲炉裏を囲っていた。

 

 

 

「ヒェッヒェッ また一人来おったか。」

 

 

「おお、、おお、、夢に溢れているわい。」

 

 

「魔法少女がまた来おったわい、みんなここへ来るんだよ。お前さん見たいのは、、。」

 

 

「絶望だよ、お前さんは絶望するのさ。」

 

 

「絶望したものは少女を襲うのさ、ただ夢のみを求めてね。魔法少女の運命さね。」

 

 

「誰かが円環の理を奪い取らなければ、私たちは悪夢にとらわれる事も無かった。」

 

 

「もうおしまいだよ。絶望した少女は元の世界には戻れない。」

 

 

ヒヒヒヒ

 

フフフ

 

 

「じゃああんたの名前を聞こうか。」

 

 

 

 

 

 

自分が魔法少女の衣装を着ていたことに気がつく。

 

 

 




見ていただきありがとうございます。
とっさのひらめきで書いていました。

かなり想像力が必要なので今後の投稿は時間がかかるかもです・・。


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無夢

ソウルジェム

少女とインキュベーターとの契約により生み出される宝石。
現世で少女はこれを使って変身する。
その宝石の輝きは少女が魔法少女たる証であり、魔力の源でもある。
その輝きは徐々に穢れ、じきに少女は無の世界へと誘われるだろう。



『ステータスを記録します。』

 

 

 

『貴方の名前を教えてください』

 

 

 

 

「AYAKO」

 

 

 

 

 

『貴方は何年生ですか。』

 

小学生 中学生 高校生 大学生 社会人

 

 

『高校生』

 

 

『貴方の過去を選択してください。』

 

1特筆なし

貴方は平凡で故に幸せだった。

 

2悲惨な幼年期

貴方は悲惨な幼少期を過ごした。

 

3新米の魔法少女

貴方は、新米の魔法少女であった。

 

4残忍な魔法少女

貴方は暴力的で血も涙もない少女であった。

 

5熟練魔法少女

貴方はベテランの魔法少女であった。

 

6魔法少女の末裔

貴方は魔法少女の最後の生き残りであった。

 

7罪を背負いし者

貴方は重い十字架を背負っている。

 

8残酷な運命

貴方の過去は残酷な試練が続いた。

 

9出来損ないの魔法少女

貴方は出来損ないの魔法少女であり、生まれるべきでなかった。

 

 

 

 

「過酷な運命」

 

 

 

 

『貴方が得意とする魔法を教えてください。』

 

呪術

 

魔術

 

癒し

 

武術

 

手品

 

錬金

 

白魔法

 

闇魔法

 

悪霊

 

神秘

 

夢術

 

 

 

 

 

「魔術」

 

 

 

 

 

『貴方のステータスが見つかりました。』

 

レベル1

 

体力 16

 

持久 10

 

精神 20

 

魔力 19

 

筋力 7

 

技量 11

 

知力 18

 

信仰 15

 

夢 4

 

 

装備武器

スティック杖

棘ナイフ

 

 

『こちらのステータスでよろしいですか。』

 

 はい・いいえ

 

 

 

「はい」

 

 

『キャラクターを作成します。』

 

 

 

以下省略

 

 

 

『以上で設定を終わります。』

 

 

ーーーーーーーー

 

スティック杖

魔術を扱う魔法少女が契約の際に受け取る魔術の持つ杖。

魔術を使用する触媒となる。

魔術を使用するためには、杖を装備し、篝火で呪文書から魔術を記憶しておく必要がある。

現世では使用する度に穢れが溜まって行くが、この世界での魔術は使用回数に制限がある。

 

ーーーーーーーー

 

 

 

 

「おやまぁ、自分が誰だったか分かったようだね。」

 

 

「えらいえらい、ちゃんと言えた子にはこれを渡すとしよう。」

 

 

少女のぬいぐるみを手に入れた。

 

 

「もしあんたがこの先、彼女たちの夢を求めるのであればきっと助けになるだろうさ。」

 

 

「せいぜい頑張りな。夢に魅入られたらおしまいさね。」

 

 

「夢を失い続ければ理性は無くなる。亡者になるんだよ。」

 

 

「ここに来る連中はみんな同じさ。」

 

 

「皆誰かの救いになろうとする。お前さんもそうだろうさ。」

 

 

「さて、できるかね〜あんたに。」

 

 

「できるといいねぇ〜」

 

 

ふふふふふ

 

 

あはははは

 

 

いひひひひ

 

 

 

「あそこの扉から外に出ればすぐに広場へとたどり着く。」

 

 

指をさした先には扉があった。

 

 

話が終わる。

 

 

私はゆっくり歩きながら扉の前に立ち、扉を開けた。

 

 

そして私がいた所が洞窟である事が分かった。

 

 

光が見える場所がおそらく外なのであろう。

 

 

光へ向かい走り続ける。

 

 

 

 

 

 

 【  奇跡の祭壇  】

 

 

 

そこは文字通り広場であった。

 

 

 




ご視聴ありがとうございます。

生活が忙しいため今後の投稿も当分時間かかるかと・・・。


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