緊急! きらファン会議! (赤瀬紅夜)
しおりを挟む
緊急! きらファン会議!
➖会議場内side➖
瑠璃「で、この集まりは何かしら…?」
[きらファン会議場へお越し下さい。大事なお話があります。]
そう書かれてあった手紙(MAP付き)を受け取っていた雲雀丘 瑠璃は、
単身で、その会議場に足を運び、そう疑問をていした。
会議場とはいうものの、書いてあった場所へと向かうと、学校の教室を広げた様な内装になっていて、各グループ(の様なもの)ごとに同年代の子たちが何人かで、喋り合っていた。
しかし、1人だけ分厚そうな本を読んでいる子もいる。
瑠璃(よく見たら、みんな、あたしと制服が違う…他の学校かしら…。)
すると、入ってきたドアから女性が入って来て、こう言った。
???「そ、それでは、授業…じゃなくて、会議を始めます。皆さん席に着いてくださいね。」
その指示に従い、瑠璃も席に着いた。
???「まずは、きらファン会議に来てくれてありがとね。私を知らない子もいると思うから、まずは自己紹介からね。
めぐねえ「私は佐倉 恵。巡ヶ丘学園高校の国語教師をしています。みんな、よろしくね。生徒からはよく、『めぐねえ』って呼ばれるわ。みんなも、1人ずつゆっくりでもいいから自己紹介を………」ガタッ!
すると突然、髪をツインテールにした小柄な子が席から立ち上がった。
「はいは〜い、ワタシ!このわたくしがしたいですよ〜〜!」
めぐねえ「それじゃあ、まずは百地さん、お願い出来るかしら?」
たまて「星尾女子学園に所属している、百地 たまてと言うものですよ〜!気軽に『たまちゃん』と呼んでくださいなっ!」
「それじゃあ、私のことも知ってもらえるかしらってちょっと、かむ〜いつまでも、くっついてないの。」
その隣の席から、たまてと同じ制服の大人びた子が立ち上がった。
しかし、その傍らには、こちらも同じ制服を着用している様で、小学生ほどの背丈にリボンを結わえた子がくっついていた。
すると、自らにくっついていた子の頭に手を乗せ、撫でながら自己紹介を、始めた。
栄依子「あはは、私は、十倉 栄依子。栄依子って呼んでね。そして、このちっこいのが、千石 冠って子なの。見ての通り人見知りだから、優しくてあげてね。」ナデナデ
冠「えーこ、いまはちいさいだけ。たいきばんせいだから、あとから伸びる。」
栄依子「というわけで、まあ、私たちの学校のグループは紹介できたし、次は千明のグループから自己紹介してもらえる?」
栄依子の突然のムチャ振りに対し、
千明「ってオイオイ、さっき話したばかりなのに、何故コッチに振ったし、呼び捨てるのが早すぎるんじゃないかっ!イヌ子もそう思うよなっ。」
あおい「どっちでもええんちゃうか〜、なぁ、恵那はどう思うん?」
恵那「いやーあおいちゃんも、自然私のこと呼び捨てにしたよねー。うん、まぁ私は、斉藤 恵那って言いまーす。」
恵那の自然な自己紹介に対し、対抗意識を持ったのか、千明が言葉はやに説明する。
千明「ま、我々3人(他にもいるのだが)は、本栖高校に通っていて、「野外活動サークル」通称「野クル」のメンバーだ。そしてわたしこそが部長の大垣 千明だ。よろしくっ!ほら、イヌ子もっ!」
千明があおいの肩を叩いて、自己紹介を促す。
あおい「ああ〜、わたしは、犬山 あおいって言うんやで〜。みんなよろしくな〜。」
あおいの自己紹介が終わったあと、恵那がこっそりと、
あおい「私は、帰宅部で野クルには、入部したつもりはないんだけどなぁ。」
と、呟いた。
➖未到着side➖
雲雀が会議場に着いた頃。
響は、レン(本名は江古田 蓮)を起こしに来ていた。
響「レン〜〜、起きるのだ!きらファン会議場とやらに行くぞ〜!」ユサユサ
響(萩生家)と、蓮(江古田家)は幼馴染で、家も隣同士なのでよく、響が起こしに来る。
しかし、起こしに来る理由は、もう一つある。
響「ヒビキが、たまに迷子になるのを知っておろう!レンが居なければ…ヒビキはまた迷子になってしまうかも知れん……。」
蓮「ヒビキは、たまにじゃなくて、いつもだけどね。」
響の声に起きたのか、蓮がベットから、身を起こした。
蓮「それじゃあ、行こうかな。………どうせ暇だし。」
響「おう!では、レンは着替えないとな!」
着替えた蓮と共に、響は家を出た。
➖会場内side➖
瑠璃(いろいろな人がいるのね。でも、星尾女子学園も本栖高校も聞いたことがない名前………。)
と、考え事をしていると背後から弱々しい声が聞こえてくる。
「すみません…申し訳ないのです…が…肩をお貸し頂いても……よろしいでしょう…か…。」
瑠璃(この声…どこかで聞いたことがあるような………)
瑠璃「って、ぼたんじゃない!どこか怪我でもしたの⁉︎」
瑠璃の背後には、左腕に包帯を巻き、右脚を吊っているようで、その場に座り込んでいる牡丹の姿があった。
その2人の様子に気づいた人物が話し掛けて来た。
???「大丈夫かしら。ごめんなさい、名前がわからないのだけれど…。」
声を掛けた人の心配も、大丈夫というように牡丹が自己紹介を始めた。
牡丹「わたくしは、久米川 牡丹と申します。まぁ、その辺の石ころ以下の価値しかないわたしなんて、覚えて貰えないでしょうが…ドウセワタシナンテ………」
そのままずぶずぶと、自虐の海に沈んでいく牡丹を気遣ったのか、
瑠璃「あたしは、天野御船学園の雲雀丘 瑠璃といいます。ぼたんは、ちょっとだけネガティヴだけど、悪い子じゃないから気遣ってあげて欲しいわ。」
りーさん「そう、牡丹さんと、瑠璃さんね。私は、若狭 悠里。巡ヶ丘高等学校で学園生活部の部長をしているわ。」
りーさん「部員のみんなからは、りーさんって呼ばれているの。」
めぐねえ「それじゃあ、今いる全員の名前は分かったかしらね………ってそこのあなた!」
めぐねえが最初からずっと、本を読んでいた子に話し掛けた。
めぐねえ「みんなが自己紹介をしているのに、聞かないなんて…もう、ダメでしょ!」
どうやら、今までの自己紹介を聞かずに本を読んでいたようだった。
みーくん「すみません、佐倉先生。「はじめまして」ですね。佐倉先生…いえ、めぐねえ。」
みーくん「直樹 美樹、ある先輩からは、みーくんと呼ばれます。学園生活部に所属しました。」
美樹は、どこか涙を堪えているような、それでいてこの状況があり得ないと自覚している、そんな顔をしていた。
めぐねえ「もう、めぐねえじゃなくて佐倉先生でしょ。」
めぐねえ「…………。」
めぐねえ「わたしも学園生活部で顧問をしていたわ。あなたが新たな部員の子だったのね………。」
その2人のやり取りを見ていた、瑠璃と牡丹は、
牡丹「よくわかりませんが、いい話ですね…。」
瑠璃も、牡丹の言葉に共感していた。
瑠璃「ええ、謎の感動があるわ。」
パンッと、佐倉が手を叩いた。
めぐねえ「しんみりした感じはお終い!それじゃ、会議を始めましょうか。今回の会議は2回目だけど、その時に参加していなかった子もいるから、ざっくりと説明するわね。」
めぐねえ
「まずこの会場は私たちが住む世界と、エトワリア(分かりやすくファンタジーの世界と考えて貰ってけっこうよ)の、狭間にあるの。
「エトワリアの世界からこちらの世界への一方的なコンタクトでしかエトワリアには、行けないの。
「ちょっと、言い方が難しかったかしら?
「つまり、私たちの住む世界からは決して、エトワリアには入ることは出来ない。
「でもそうすると、少しややこしい事が起こっちゃうの。
「それが、雲雀丘さんや、久米川さん、そして斉藤さんに起こっていることよ。
「そう、あなたの事よ、雲雀丘 瑠璃さん。
「えっ、身に覚えが無い?
「それはそうかも知れないわ。
「エトワリアから戻って来たら、その人の記憶が無くなってしまうもの。
「でも、あなた達3人は、記憶が消えたわけじゃなくて、本当は、エトワリアに行ってないのよ。
「そんな、仲間はずれみたいなことは、見たくないの。
「だからこそ、この会議が開かれたのよ。
➖未到着side➖
響「全く、どーゆーことなのだ〜〜!」
蓮「……。」モフモフ
響たちは家を出て、しばらく歩いている間は、良かった。
むしろ、いつもは響の「方向音痴」や、蓮の「女難(雌の動物たちに囲まれるなど)」によってゆく道を阻まれる事はなかった。
しかし、響がふと気を抜いた内に蓮とはぐれ、何とかして蓮を見つけようと駆け回っていると、蓮がいつも以上に雌の動物に囲まれ…というか、埋まっていた。
響「レン〜答えてくれないと分からないぞ!」
蓮「ふぉふへん、ひっはいひへ。(突然、いっぱい来て。)」
蓮「ふぅふぁは。(埋まった。)」
響「な、なにを言っているのか、サッパリ分からんぞ……。」
➖会場内side➖
瑠璃「そんな事が、あたしたちの周りで起こっていたの………?」
瑠璃は、佐倉の説明を聞いて愕然としていた。
だが、
瑠璃(でも、覚えがある…。そう、先日にはなこが、異世界に行く夢を見たって…でも、その夢の中には……あたし達は、出てこなかった。)
瑠璃には、心当たりがあったのだ。
めぐねえ「それでは、どうやったらエトワリアにこの子たちが呼ばれれるのか、考えましょうか。」
冠「そもそも、どうやってエトワリアにはいったのか、わかんない。」
みーくん「それには、同意見です。それに、私たちと、あなた方三人のあいだに違いがあるとは、思えないです。」
めぐねえ「厳密にいうと、雲雀丘さん達と、斉藤さんは入れない理由は違うの。斉藤さんは、あなたも入れるはずが何かの手違いで入れなかった。」
恵美「そうだったんですかー。」
めぐねえ「でも唯一、天野御船学園からエトワリアに入れている生徒、花小泉 杏は偶然にも運が悪くエトワリアに入ってしまったの。」
牡丹「はなこさんは、不運ですからね。」
めぐねえ「ええ、だから斉藤さんは、待てばエトワリアに呼ばれるかも知れないけれど、あなたたち、雲雀丘 瑠璃、久米川 牡丹、あともう2人はエトワリアに行くキッカケがいるの。」
➖未到着side➖
動物に埋もれて動けない蓮と、道が分からない響は、立ち往生していた。
耐えきれなくなったのか、響が声を上げて助けを求めた。
響「だれか、たすけてくれ〜〜‼︎」
迷路帖に住んでいる。うらら(占い師の様なもの)の見習いである、
山育ちの少女・千矢、
コックリ占いを得意とする・紺、
西洋趣味で魔女に憧れている・小梅、
マツコさんという喋る人形で占う・ノノ、は先生に頼まれ、うららの見習いが集まる町、迷路帖から出て頼まれごとを終わらせた、帰り道。
ノノ「いま、誰かの「タスケテ–」って、声、聞こえなかった…?」
マツコさん「イマ、キコエタヨー」
紺「そ、そんなこと言わないでよ!ゆ、ユウレイなんて出るわけないでしょ!」ガクガク
小梅「否定しながらも、紺ってば顔真っ青にして震えてるじゃない。」
千矢「うーん、確かに聞こえたような……。遠いから何言っているかわからなかったけど、あったから聞こえて来たよ!」
そう言って、千矢は響たちがいる方角へ走って行った。
紺「ちょっと千矢、待って!私たちも行くから…!」
数分後…
響「レン、見るのだ!怪しい格好をした、4人組がこっちにくるぞ!」
そこには、悲鳴を聞いて駆けている、千矢たちがいた。
蓮「ふぁふぉひふぇほがひへ、ひへはひ。(顔に猫がいて、見えない。)」
千矢たちが近づくと、蓮にくっついていた動物たちが千矢に向かって集まっていった。
千矢「わー!びっくりしたって、みんな女の子?」
蓮にくっついていた動物たちが離れることで、響は安心したのか助けてくれた4人に、礼を言った。
響「助かったのだ。レンが、そう、レンの動物が原因で、我々は、迷っていたのだ。」
蓮「ヒビキも、一回迷子になって離ればなれになったじゃない。」
迷子というワードに反応したのか、小梅が
小梅「道案内ならワタシ、このミス・プラムに、任せるといいわ!お願い、ユレール!」
と言いながら、振り子を取り出し、振り子の揺れる方へと、歩き出した。
響「わかったコッチだな!」
と言って反対の道に行こうした、響を紺とノノが響の両手を握って止めた。
紺「そっちじゃないわ。」ガシッ
ノノ「方向が、違う……!」ガシッ
計6人で目的の場所、きらファン会議場まで進んだ。
そして……
➖会議場内side➖
めぐねえ「あなたたち、雲雀丘 瑠璃、久米川 牡丹、あともう2人はエトワリアに行くキッカケがいるの。」
佐倉の言葉から瑠璃はあることに、気づいた
瑠璃「もう2人って…もしかしてヒビキとレンさん…?」
牡丹「はなこさんに関わりのある人だと、確かにそのお二方ですね。」
瑠璃(ということは、その2人もこの会場に向かっているのかしら。」
そして……
➖合流➖
そして……きらファン会議場の扉が開き、響と蓮、そして千矢たちの計6人が入って来た。
響「やっと着いたかって、なんだ?多くの人がいるのだな。」
千矢「うわぁー!人がいっぱいいるね!」
紺「千矢!ちょっと静かにしないと……。」
入って来たのに気づいた佐倉が、6人に話しかける。
めぐねえ「萩生さんと江古田さんね。それに…うららの子たちじゃない!」
めぐねえ「実はこの会議は………………という訳なの。」
佐倉が、この会議の目的や経緯を説明した。
小梅「つまりは、この3人を異世界に飛ばせばいいのね〜!」
紺「そういうことじゃないでしょ…。あちらからの取っ掛かりさえあればいいから………」
小梅や紺が頭を悩ませていると、ノノの持っている人形が動き出した。
ノノ「マツコさん、何か言いたいの?」
ノノがマツコさんに話しかけると、マツコさんは喋り始めた。
マツコさん「コンノ、コックリサンノキツネガシッテルヨ。」
千矢「紺〜!コックリさんをやってみて。」
千矢が紺に呼びかけて、コックリさんを始めるように言った。
紺のコックリさんは、紺自身にお狐様が取り憑き、お狐様の声を聴くものだった。
紺「ま、仕方ないわね。」
紺「こっくり、こっくり、おいでませ………!わたしの願いを聴いてください!」
すると、紺の目の色が金色になり、雰囲気が変わった。
お狐様「クックックッ、またもや妾を呼び出すとはのう。」
お狐様「しかし、その願いごと、今回は気分がいいから教えてやろう…。」
お狐様「なに、キッカケなんてモノはいらん。」
お狐様「じゃが、いずれ時が経てばウンエイ?とやらが解決してくれるとみたぞ。」
お狐様「なに、それまではこの様にして、集まり、話し合いまではせずとも、おしゃべりなどをしていれば時など、あっという間に経ちようものよ。」
お狐様「今回は、喋りすぎたようじゃな。」
お狐様「いずれ、千矢に妾を撫でて貰わねばの。じゃあの。」
お狐様が喋り終えた途端、紺の目の色は元に戻った。
紺「ふぅ、もどってこれたわ。」
どうやら、お狐様は帰ってしまったようだ。
りーさん「つまりは、みんなでお喋りしてればいいって事かしらね。」
たまて「イベントスチル発動ですね〜〜!」
イヌ子「なんやねん、それ〜、わからないで〜。」
みんなでの、他愛のない会話が続く。
蓮「女難を一時的に防ぐなんてすごい……。」
千矢「えへへ〜、そんな事ないよ!」
響「こら〜〜!レンにべたべた触るなっ!」
きっと喋ったり、お菓子とかを食べたりして時間が過ぎるのだろう。
瑠璃(でも、喋ったりして時間が過ぎるのを待つなんて、)
瑠璃(問題の解決になっていない様な………。)
1人そう思う、瑠璃だった。
こんばんは、レッドです!(読んでいるのが夜じゃないかも)
いかがだったでしょうか?
面白いと思えてもらえれば、光栄です!
きららファンタジアの2次創作って少ないなと思って書きました。
最初は、☆4の子たちが☆5になるっていう話でしたが、
参戦しているのにメンバーが足りない作品が、2つもあって、両方知っていたのでそちらに変更しました。
最初の案の名残りも、少しあります。
出ているメンバー(うらら迷路帖以外)は、全員☆4だったり。
最後になりましたが、後書きまで読んで下さったあなたに、最高の感謝を贈ります。
出来ればでいいので、感想待ってます。
よく分からないところの質問でも、OKです。
必ず返信しますので…!
ではでは〜〜(^o^)/
目次 感想へのリンク しおりを挟む
しおりを挟む
あんハピ♪参戦決定…!
紺(狐様)「どうやら、この儂の予言が当たったようじゃのう。雲雀丘 瑠璃とかいう者の参加は決定したようじゃが、他はどうなるのじゃろうな………?」
〜〜〜〜〜
朝日の中、学園に向かおうとしていた瑠璃にある手紙が渡された。
瑠璃「何で…こんな事に…!」
その手紙を読んだ瑠璃は衝撃を受けた。
そこに書かれていることは1つ。
➖がっこうぐらし!&あんハピ♪クロスイベント開催決定!➖
りーさんとひばりはある花を2人で育てる事に_________。
つまり、晴れて雲雀丘 瑠璃の参戦が決定したのであった。
しかしその紙には牡丹や響、蓮などは参戦するのかどうかは書かれておらず、りーさん(この前に行ったきらファン会議で会った、若狭 悠里の事だろう)と瑠璃がイベントを行う事しか書かれていない。
瑠璃「まずは、はなこやぼたんに確認しないと……。」
そう言い、瑠璃はいつもの道を少し駆け足で走った。
杏「ひばりちゃん、おはよ〜〜ってどうしたの?慌てて…?」
牡丹「そうですよヒバリさん、まだ時間はあるようですしあまり急がれなくても……。」
はぁはぁと呼吸を整えて、2人に言う。
瑠璃「ちょっと聞きたいことがあるんだけど、いいかしら?ってその前に説明するわね。」
瑠璃はきらファン会議の事や、朝起きた出来事を話した。
瑠璃(牡丹さんは前に一緒にきらファン会議に出たけど、はなこは無意識のうちにエトワリアに行ってたから…もしかしたら信じてくれないかもしれない)
瑠璃「それで…あたしだけの参戦ってあり得ると思う…?」
牡丹「あ、あり得ると思います!………わたくしごときが異世界に行こう物なら、あちらの世界で足手まといのお荷物になるに決まっていますので…」ブツブツ
ブツブツと自身を卑下するような言葉を言う牡丹に、瑠璃が励ましていると、
杏「ほんと?、やった〜!
だったらみんなで行きたいよね〜!その、エトワリアって所に!」
そう、笑顔で言い切った。
牡丹が立ち直り、杏に質問をする。
牡丹「はなこさんは一度あちらに行ったようですが本当に記憶が無いのですか?」
杏は、ひとしきりう〜〜ん…と悩んだ後
杏「行った時の記憶が無いっていうよりも夢みたいにぼんや〜りしてる感じかなぁ?」
瑠璃「ぼんやり…ね、はなこと、おんなじ様にあたしも夢うつつになってしまうのかしら…?」
杏の体験をもとに自分の事を想像した瑠璃は、少し不安になった。
牡丹「この際ですから、またあのきらファン会議に向かうというのはどうでしょうか?」
そう言った牡丹に、杏が食いつく。
杏「おお〜、確かにわたしも行ってみたいなぁ、きらファン会議!」
瑠璃(あたしだけの参戦は有り得ない、でもあたしだけの事しか書いてない以上、直接またあの場所に行くしかないようね………。」
瑠璃「そうね、もう一度あの場所、きらファン会議場に行ってみましょうか。」
そう言って、瑠璃はくるりと元来た道に進む方向を変えた。
牡丹「ちょっと、待ってくださいヒバリさん、私たちこれから学校があるじゃ無いですか!」
瑠璃(そうだった、これから学校があるんだ…なら)
瑠璃「それじゃあ、今日の放課後に向かいましょうか。」
杏「それいいね!そうしよう、ヒバリちゃん!」
楽しみだなぁ〜〜楽しみだなぁ〜〜と杏が歌いながら道を進んで行った。
瑠璃「あたしたちで、学校が終わってから行ってみましょうか。」
そう言って、瑠璃たちは学園への道を歩いて行った。
そのやり取りを影から見ていた子達がいた。
響「なあ、レン〜響達も授業が終わったら行こうではないか〜!」
そう言って自前の赤髪を揺らし、響は眠たそうにそこに立っている蓮に声を掛けた。
蓮「…うん、そうだね。でも、私は別に参戦とかはしなくてもいいと思うけど…」
響「レンー響も行きたいのだからレンが付いて行ってくれなかったら、いったい誰が響に道を教えてくれるのだ…?」
蓮(私も、行く確定…っぽい)
響は、学園に向かうため、歩く方向を変える………と、それを見た蓮が響の肩を掴み、学園の方向にそのまま進んだ。
「ヒビキ、学園はコッチ。」
きらファン会議に果たして参加出来るのかと疑問に思いながら。
と、いう事できららジオを聴いてコレは書かなければ!と思いすぐに書き、仕上げました〜!
あんハピ♪とがっこうぐらし!のクロスイベントは個人的にとてもたのしみです!
両方とも好きな作品で、しかもクロスでシナリオが作られるなんて最高じゃん!
内容的に、あんハピ♪の話しか書けませんでしたが、イベントが開催される時には、解決編としてまた、あのメンバーできらファン会議やりたいと思います!
ではでは〜〜!
目次 感想へのリンク しおりを挟む