変態王子と笑わない小猫 (KOTAKA)
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変態さんと鋼鉄の王

今回は原作に忠実にやりました。
これからどうするかは未定です。


例えば、女の子に来て欲しい服のランキングをとったら一位はなんだろう?

メイド服?チャイナドレス?水着かな?

そんな人類の永遠のテーマについて僕は毎日悩んでいる。

そんな中で水着は恐ろしいものだ。

何故なら、チャイナドレスなどは滅多な事がない限り拝む事が出来ないけれど、水着は海やプールにいけば無料で無警戒な女の子達を拝む事が出来るのだ。

 

では水着のランキングをとったら何がナンバーワンになるだろう?

「解放感あふれて胸もあふれるビキニが一番だ。」と言う下心に露にする人間がいる。

いやいや待ってくれ、ワンピースタイプの水着の清純ファンタジーこそが究極にして至高さ、などとツウぶる輩もいるだろう。

でも問題はもっと複雑だ。

第三の勢力ー競泳水着を忘れてはいけない。

えっ、あんなの地味だと言った皆さん。とんでもないスクール水着には魔法の魅力があるのだ。

僕はその魔法の魅力について毎日観察しながら考えているのだ。

えっ、どうやって観察しているかだって。

それは簡単だ。

僕は入学してからスクール水着を見るために試行錯誤を繰り返した。そして一つの光を見つけたのだ。

僕の高校にはグラウンドと屋外プールが隣接している。しかし、その間には大いなる絶対的な壁、コンクリートブロック塀が立ち塞がっている。

しかし、どんな壁にも穴がある。

僕は見つけたのだ。ブロック塀にわずかに空いている穴を。

しかし覗きは犯罪だ。だから僕は覗きをする気はない。

でも不可抗力ってあるよね。

例えば、部活動で疲れてブロック塀によりかかってしまったり、何の気なしにブロック塀の前で談笑したりして見えてしまった場合は仕方がないよね。

そんな理由で僕は陸上部に入った。

今も準備体操をしている所だ。ブロック塀の前で。

「おい、横寺。聞いているのか!」

僕が声をした方を向くと、そこには………………、鋼鉄の王が立っていた。

 

我が部の頂点に降臨する、鋼鉄の王。

黒髪ポニーテールで、胸は、僕の親友 兵藤 一誠とポンタが作った『学校内おっぱい大きいランキングで堂々の3位を記録するほど大きい。

走っている時などあのおっぱいが揺れて、僕はその光景を毎回目に焼き付けている。だが残念な事に鋼鉄の王が出る種目は

では、そんな人が何故、鋼鉄の王などと呼ばれているかと言うと…………、すさまじく目線が怖いのだ。鬼の様な目付きをしていて誰も逆らう事ができない。

邪神をフォークで黙らせた。

ものさしで竹刀を叩ききった。など様々な噂が流れるほど怖い。

そんな部長が僕を呼んだ。ブロック塀の前で準備体操をしている僕を。

ついにバレたのか、僕のオアシスが……。殺されるのか!

でも僕は水着を見るために汗を流した日々を後悔はしない。

僕の敬愛するアイルランドの変態作家オスカー・ワイルドは言った。

『快楽のために生きてきたことを、ただのの一瞬といえども悔いはしない』

僕の敬愛するオスカー・ワイルドの言葉を僕もしっかりと受け継いでみせる。

でも命乞いはする。

 

 

「おい、横寺……………、」

「大変だ、空から巨大都市が落ちてくる。このままでは僕たちはおしまいだ~、ということなので部長帰らせてもらいます」

僕は全速力で走った。しかし、鋼鉄の王には後ろにも目がついているのか、気を感じているのかすぐに捕まえられた。

「そんなわくわく………いや、とにかく巨大都市はどこかのヒーローに任せとけ。こちらはお前の事についてだ。横寺、私が一番嫌っているものは軟弱者だがその次に嫌いなものは何か知っているか!」

鋼鉄の王は迫力のある声で質問してきた。

ここで正解を言うか間違えるかでは生死にかかわる。

よし、ここは一誠とポンタと山に籠った時に身に付けたあの技を使おう。

広がれ僕の世界。乳語翻訳(パイリンガル)

説明しよう。この技はエロを極めるたにみんなで山に籠った時に習得した技だ。

山の中では、紳士の円盤もエッチな本もぜんぜんなかった。

おっぱいが見たい。おっぱいと話したい。

そんな強い煩悩から出来た技だ。

それだけに力も絶大で、あの鋼鉄の王のおっぱいとも話が出来るのだ。

「うむ、横寺なら『信頼を裏切られること』と答えてくれると信じているぞ」

ありがとう部長のおっぱいさん。これで答えは分かった。

「部長の信頼を裏切ることです」

「うむ、さずか横寺だ。これなら次期部長をお前に安心して任せられるな」

えっ……………、今なんて。

「すみません部長。もう1回言ってもらってもいいですか」

鋼鉄の王は少し不満そうだが、はっきりと言ってきた。

「横寺よ。貴様は優秀だ」

鋼鉄の王が人を褒めた!これは今日は雨が降るのか、いや違う。これはきっと皮肉だ。恐らくこの後に何かで怒られるはずだ。

もしかして覗きがバレたのか。

なんということだ。僕が1年以上ありがたく使わせてもらっていた塀の穴が使えなくなるのか。

そんなーーーーーーーー。

僕はすさまじく落ち込んだ。明日からスクール水着が拝めない。明日から僕のオアシスが無くなるのか…………。

僕が落ち込んでいると、鋼鉄の王が話を続けていた。

「横寺、今の季節は何がある」

僕は鋼鉄の王からの質問に即答した。考えていて鋼鉄の王の逆鱗に触れたくないからだ。

「女の子が薄着になる季節です」

「そうなのか?いや、私はそんな事を言いたいのではない。いいか、夏のインターハイなどが終わると私は3年生なので受験勉強のために部を引退せねばならん」

鋼鉄の王が部を引退するだって!そんな嬉しいことが起きるなんて…………、早く夏のインターハイ終わらないかな。

「そこでだ私はそろそろ後継者を決めようと思った。つまり横寺 陽人よ。貴様を次期部長に任命する」

なんだと…、

そんな事が起きてたまるか。

部長の後継者だって!絶対、鋼鉄の王は部を辞めても院政を行うはずだ。そんな鋼鉄の王の操り人形になれと言うのか。

「しかし、部長。僕以外にも適任者はいるでしょう。例えば木場君とか」

木場 祐人。 陸上部のエースで全国大会にも何度も出場している。超絶イケメンで女子からの人気はすごいのだが、本人は色恋沙汰にはまったくの興味がない。

僕と一誠とポンタは彼を憎んだ。もし自分達が彼ならハーレムを築いていただろう。

そんな贅沢野郎なので3人で、木場君ホモ説を流したのだが、そういうのが好きな女子にも受けて更にモテ出した。

そんな超絶真面目イケメン王子の方が100倍僕なんかより部長に向いているのだ。

「木場か、確かに素晴らしい走りをするし練習熱心だ。しかし、私は木場よりも貴様を部長にしたい」

なんでそんなに僕を部長にしようとしているんですか!

「いいか、横寺よ。貴様は毎日の練習に誰よりも早く来て準備体操をしていたな」

分かっている人もいるだろうが、もちろん水着のためである。

「雨の日も風の日も雪が降っていようとも貴様は毎日部活に出たな」

再び言うが、もちろん水着のためである。

「努力のせいかもあって貴様は木場を覗けば誰よりも速くなったではないか」

くどいようだが水着のためだ。

あと、女子部員のスパッツ姿を拝むためだ。

「そんな努力を惜しまず、日々精進を続ける貴様は陸上部員の見本となる存在だ。だから貴様を次期部長に任命した。横寺よ。引き受けてくれるな」

もちろん引き受けない。なぜ僕が鋼鉄の王の操り人形にならないといけないんだ。

僕は鋼鉄の王が嫌いな色恋沙汰をしたい。

女の子といつでもイチャイチャしたいんだ。

 

「二人きりの教室だと、こんなに静かなんだね。どうするこれから音の出ることする?」

 

「大丈夫かい。体調が悪そうだったけど。えっ、僕と二人きりになるための仮病だった!そんな悪い子にはお仕置きしないと」

などのように女の子とあんな事やこんな事をしたいのだ。

だから次期部長などもってのほかだ。

ここは断らないと。

「えっと、部長。僕は陸上をしたくてこの部に入った訳ではなくて………。」

「ほぅ、陸上以外になんの目的があった。言えばいい。言うのは自由だ」

鋼鉄の王はすさまじい目線をこちらに放ってきた。

目線だけで人が殺せそうだ。

しかし、ここで怯えるわけにはいかない。

勇気を出すんだ横寺 陽人。

鋼鉄の王に挑むんだ。

僕は深々と頭を下げて言った。

「部長の後継者になるために入りました。次期部長など感激です」

「うむ、期待しているぞ横寺」

あれ…………?しまった。また建前を言ってしまった。

僕は自分の愚かさに絶望した。




『横寺 陽人と筒隠 子猫の雑談』
「このコーナーは僕と作者が色々と謝るたみに作ったコーナーだよ」
「………、なるほど、作者さんは変態ですが謝る気はあるようですね」
「そうだよ子猫ちゃん、僕も作者も紳士だからね」
「前に変態がつくのでは?」
「………………………」
「そんなに落ち込まないでください先輩。そんな変態二人に私は言いたい事があるのです!」
「なんだい子猫ちゃん?」
「この小説は『変態王子と笑わない子猫』ですよね?」
「そうだよ、それがどうしたの?」
「1話で私の出番が無かったのですが」
「それはね。子猫ちゃん。実は作者の持論でね。『おっぱいは命より重い』ってのがあってね。だから子猫ちゃんよりもおっぱいの大きい鋼鉄の王が出たんだよ」
「そうですか、でも確かその台詞は先輩と同じ声の人が言っていたような…………」
「まぁ、作者の気持ちも分かるんだよな~。やっぱり大きいは方がいいよね」
「………………。そうですか」
「ちょっと待てよ。なんで指をコキコキならしているのかな?ちょっと子猫ちゃん暴力はダメだよ」
「うるさいです。よくもぺったんこの私に対する当てつけを作者と二人でしてくれましたね」
「子猫ちゃん。ストップーーーーーー」
子猫ちゃんの拳は止まらず、そのまま僕は吹き飛ばされた。

僕は誓った。
今度から子猫ちゃんの前ではおっぱいの話はしないことを。


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変態一味

今回は一誠本人の登場です。


僕はどうにも他人から勘違いされる。

 

小学生一年生の頃。

パンツを見るために、女の子がジャンプしたときにパンツが見えるのではとクラスメイトを誘って縄跳びをしていたら。先生から「体を動かす事をすすめて偉いと誉められた」

しかし、その先生が男だったので嬉しくない。なんで女の先生じゃなかったんだ。

 

中学生の頃

階段の吹き掃除をすればパンツを見れると思ってひたすら吹き掃除に励んだ。すると「横寺 陽人君。日頃から学校の建物の奉仕を忘れないうんぬんかんぬん」

校長先生に朝礼で褒められた。

同じ奉仕するなら女の子の方が100倍良かった。

 

僕は立派な人間ではない。

それをみんな分かってくれない。

いや、本当の僕は女の子のスカートの中とも外とも仲良くなりたいんだ。

だから色恋沙汰には厳しい鋼鉄の王が仕切っている部活などごめんだ。

女子部員とイチャイチャしたいんだーーーーーー。

 

放課後に重たい道具を運んでいる女子部員に手を差し伸べる僕。女子部員と一緒に道具を運びながら体育倉庫に行く。

そのまま良い雰囲気になって体育倉庫でチョメチョメとか。

 

体調を崩した女子部員を保健室まで運ぶ。

女子部員は礼を言ってくれる。すると女子部員から「ねぇ、横寺君、私とHな事をしてみない」と誘われて、そのまま保健室でチョメチョメ。

のような学園生活を送りたい。

部活動に青春を捧げる気など1ミクロンたりともない。

僕は自由に生きたいんだ。

 

じゃあ、何で部長になるのを断らなかったかって?

簡単だ。僕はつい建前で話してしまって大事な時に本音が言えないのだ。

そんな自分が情けない。

 

僕は後悔しながらトボトボ歩いていると親友二人が立っていた。

「おっす、色男。憎い扱い受けてるじゃねえか」

「死ね、このハーレム野郎」

ポンタは軽く挨拶を、一誠は血の涙を流しながら僕を殴ってきた。

「なにするんだ、一誠」

「うるさい。このハーレム野郎。聞いたぞ。お前、鋼鉄の王の跡を継ぐんだってな。陸上部には可愛い女の子がたくさんいるじゃねえか。どうせ部長権限で女子部員にあんな事やこんな事をするつもりなんだろ」

「そんな事出来るなら、コッチも悩んでないーーー。どうせ部長になれば鋼鉄の王の奴隷のようなものだぞ。権限は全て鋼鉄の王が持ってる。あの人のせいでこっちも困ってるんだからな」

「でも良いじゃねえか、お前はハーレムを築けて。俺は未だに彼女の一人もいないんだぞ」

一誠は泣きながら僕を殴ってきた。

僕も怒りながら殴り返した。

「お前らいい加減に落ち着け」

ポンタになだめられた。

 

ポンタ。僕の親友の一人で。

エロ→エロポンチ→エロポンタ→ポンタ

というようなエロの代名詞のあだ名を継承した強者。

 

一誠。僕の親友の一人であだ名はエロ一誠。

極度のおっぱいマニアでいつも煩悩に溢れている。

いつも剣道部の着替えを覗いているところを見つかっては竹刀で殴られている。

そんな愛すべき変態の友達だが、最近は部活の時間のせいで余り話せていなかった。

 

「それで、何で次期部長が不満なんだよ」

一誠が血の涙を吹いて話を始めた。

「だて、鋼鉄の王は大概だよ。そんなのは名前からも感じるでしょ。普通、女の子につけるなら鋼鉄の女王だよね」

「まぁ、そうだな」

「それがただの『王』だよ」

僕がそういうそう言うとポンタは分かったようだ。

「なるほどな。確かに女を捨てて自分の精進に専念しているのか、何かかっこいいな」

「迷惑なかっこよさだよ」

僕は大きなタメ息をついた。

 

 

「ところで二人に見てもらいたいものがあるんだが」

そう言うとポンタはパンパンに膨らんだカバンを開けた。

すると、その中には…………。

「これはルル姉の特性イラスト集じゃないか」

「おい、陽人。こっちは『ルル姉のポロリしかないコスプレ大会』もあるぞ」

ポンタは嬉しそうに言った。

「おうおう、他にもあるぞ」

「これは『みう先輩のふわふわH』じゃないか、確かポンタの秘蔵の品じゃ」

「おいおい、これは『みうが優しく し・て・あ・げ・る』じゃないか。激レア過ぎて手に入らないんじゃ」

どういう事だ。ポンタが秘蔵のコレクションを持ち出すなんて。

今日は雪でも降るんじゃないか?僕が疑問に思っていると一誠が先に聞いてくれた。

「おい、ポンタどうしてこれを?」

「実はな、俺はエロを卒業したんだ。だからこれをお前たちに譲ろうと思ってな」

「そっか、なら俺はドラゴンになる」

「じゃあ僕は巨人を駆逐するよ。」

「お前ら全然信じてないな」

当たり前だ。

ポンタは僕達と一緒に、自転車でどれくらいの速度を出せば風圧がおっぱいに近づけるかとか、どうすればバレずにパンツを見れるかを検証する。などエロの事について語り合ったのに。エロに興味がないだと……………。

「みう先輩の癒しの甘い声は?」

「ちっともこないな」

「ポンタ、ルル姉のおっぱいは?」

「何も感じないな」

「病気がポンタ。3人で3日3晩語り合った話じゃないか。それを何も感じないだって」

一誠もあまりの事に驚きを隠せないようだ。

「だから、俺はエロを卒業したんだ。だからお前たちにこれを譲ろるんだよ」

嘘だ。前に別のイラスト集に一滴汗を垂らしたら本気で殴ってきたじゃないか。

あの時のポンタの目は親の仇を見るように目が血走っていた。

でも本当に譲ってくれるのかも。

それでも相当な金額は取られそうだな。

そういえば腎臓って1つだけでも生活は出来たはずだ。

臓器っていくらぐらいで売れるのかな?

僕がそんな事を考えているとポンタは語り始めた。

「いいか、横寺・一誠。アフリカにはでは子供達が生活のために臓器を売っているんだぜ。同じ地球に住む人間としてこんな非道な事があってはいけないと思うんだ。アフリカに出来るなだけの金は小遣いからだした。しかし、それでも足りない。

どうか二人とも。このコレクションを二人で100円で買ってくれないか。100円あれば子供達が40リットルの水が飲めるようになるんだ。頼む!」

僕と一誠は絶句した。

すごく立派な事を言っているのは分かるんだ。でもそれをアフリカ大陸が巨乳娘に見えて興奮って言った男が言うと説得力を無くすんだが。

僕達は遥か空を見ていた。

明日、良い精神科医のいる病院を紹介しよう。

「どうしたんだポンタ!何があったんだ」

「実はな俺はエロを笑わない猫像に頼んで誰かに譲ったんだ」

 

 

「お前ら、笑わない猫像の話は知ってるか?」

「俺知ってるぞ。確か何かお供え物をするといらない物を必要とする人に上げれるんだよな」

「そうだ。実は俺は古典で解答用紙が消えて再テストになっちまったんだ」

「それよりも、ポンタ勉強してなかったような…………」

「うるさい。それで勉強しようと思ってみたが煩悩のせいで集中出来ない。ツンデレやヤンデレの属性のグラフを作る始末だ。だから俺は猫像に頼んで煩悩を必要な人に渡してもらったんだ」

「そっか、そんな事が………」

そう言いながら僕と一誠は財布から50円ずつだして、カバンに本やらビデオやらをきれいに半分に分けて積み込み始めた。

その間もポンタは楽しそうに話続けた。

「そして煩悩が消えると古典の勉強にも身が入ってな。ありをりはべりいまそかり。無事に再テストを切り抜けた訳だ。いやー、煩悩がないと気分もさわやかで世界が美しい」

「わーい、めでたしめでたし」

僕と一誠は自転車に乗って全速力でベダルをこいだ。

「おーい、お前ら礼くらいしっかりと言わせてくれよ。お前らありがとな」

ポンタが何か言っていたが関係ない。

 

やった。ポンタの奴め。一時期の気の迷いで大きな過ちをおかしたな。

このお宝グッズは僕達のものだ。もう絶対に返さないぞ。

僕は強く思った。




『横寺陽人と筒隠子猫の雑談』

「今回で第二話ですね」
「そうだね。子猫ちゃん」
「なんで、私の出番はないんですか?」
「えっ………と、それは…………」
「あと、明らかに関係の無い話の女の人の名前は出てましたね。ヒロインの名前は出さないのに」
「えっとね。子猫ちゃん。怒ってる?」
「別に怒ってません。ただ私を差し置いて話に出てきた。二人が知りたいだけです」
作者のせいで偉いとばちりだな。
「よし、子猫ちゃんに分かりやすく。ルル姉とみう先輩について説明するよ」

「まず最初はルル姉。これはダカーポⅢに出てくるキャラクターで作者が大好きなヒロインの一人だよ。けしからん過ぎるナイスバディと癒しの声が特徴だよ」
「ふむふむ」
「ちなみに、作者は大好き過ぎて。アニメの二話で『脱いで』と言ったルル姉のセリフの時に自分も服を脱いだことは秘密だよ」
「秘密になってない気がしますが……。それよりも次はみう先輩ですね」
「そうだね。みう先輩はましろ色シンフォニーに出てくるキャラクターだよ。そのかわいさから作者が死にそうになったらしいよ。ちなみに作者はみう先輩が飼っているぱんにゃっていう生き物になっておっぱいをふみふみしたいって言ってたよ。なんでも作者の1日の終わりはゲームのみう先輩に罵られて終わるんだって」
「……………、なるほど作者さんも変態さんなんですね。」
「子猫ちゃん。指をコキコキ鳴らしながらどこに行く気かな?止めなよ暴力反対だよ」
「うるさいです。止めないでください」

そのあと、僕は子猫ちゃんに吹き飛ばされて。
作者も吹き飛ばされたらしい。


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変態王子と食いしん坊な猫

今回でやっと小猫の登場です。
小猫さん、すいませんでした。
だから殴らないで。


皆さん、感想も出来たらお願いします。


おかしい、ポンタからの電話がかかってこない。

確かにポンタから譲って貰ったコレクションは素晴らしかった。

あれだけのお宝グッズをあんな安く売ったのは気の迷いじゃなかったのか?

僕は考えながら待っていると電話が鳴り響いた。

「もしもし、こちら横寺ですが」

「おう、横寺。俺だ。一誠だ」

電話をかけてかけてきたのは一誠だった。

「おい、ポンタからの電話がかかってこなかったか!」

「かかってないよ」

「そうか、ポンタの奴本気のようだな。エロの卒業か。俺達には三回死んでも無理なことだな」

「そうだね。僕達は煩悩のために生きて煩悩のために死にたいね」

「そうだな、我が同士よ」

僕と一誠は二人で煩悩のために生きることを決意した。

本当に僕と一誠は他人の気がしない。

 

あのあとも二人で語り合っていて、いつの間にか夜になっていた。

しかし、ポンタが煩悩を捨てたか………………。

あのポンタが………。

何か一抹の寂しさを感じるな。こんな気持ちは初めてだ。

初めてはこんなに寂しいのか。

じゃあ、童貞を捨ててもこんな寂しさを僕が襲うのだろうか。

僕は寂しくなった。

 

確かポンタが煩悩を捨てれたのは笑わない猫像の所にお願いしたからだったな。

本当にそんな事が起きるのだろうか?

もし本当なら、僕が捨てたいのは『建前』だ。

何が『次期部長になるためです』だ。おかしくて、へそで茶が沸かせるよ。

試してみるかな。

お願いするだけならタダだしバチは当たらないだろう。

 

 

笑わない猫像について、一誠や噂を整理してみるとこんな感じだ。

一本杉の丘の頂上には笑わない猫像が鎮座している。

一体誰がなんのために置いたかは分からないが何故かそこに鎮座している。

この笑わない猫像はお供え物をすれば要らないものを必要としている誰かに渡してくれるそうだ。

 

さて、僕は今お供え物をベルトで背中に固定して一本杉の丘に向かっている所だ。

僕が今背中に固定しているお供え物は『バーバラさん』。

抱き枕だ。

中学三年生の時に、ポンタと一誠と僕で当時好きだったアニメのキャラクターが印刷されているはずが届いてみるとビックリ!どこか異次元からきたような何とも言えない女の人が刻みつけられていた。

返品することなど思いつかなかった僕達はひたすらバーバラさんをおしつけあった。

そして最終的には僕の物になってしまった。

しかし、部屋に置いてあるバーバラさんは僕が夜にトイレに起きると、まるでこちらを睨んでいるかのようで怖かった。

今日からそんな恐怖ともおさらばだ。

バーバラさん、さようなら。

雨や風に吹かれても。強く生きてくたさい。

 

そんな事を考えているうちに一本杉の笑わない猫像の前についたのだった。

僕がバーバラさんをベルトを外してバーバラさんを下に置こうしたらベルトが外れなかった。

ガチャガチャという音だけが響いていた。

いや、違う。何か足音が近づいている。

マズイ、今の僕は抱き枕を背負っている変態じゃないか。

このままではマズイ。

しかし、今は真夜中。こんな深夜にそんなに見える訳がない。

誰かに見つかる前にここを立ち去ろう。

お祈りはまた今度だ。

 

僕はそう思って足音がくる方向から距離を取った。

すると、何か光が僕の顔に当たっていた。

それは懐中電灯という文明のが作り出した道具だった。

 

今の僕は他人からどう見えているのだろ。

僕が少し考えていると懐中電灯を照らしていた人が叫んだ。

「変態ですーーーーーーーーーーー」

声からして女の子のようだ。

そして、その場をダッシュで逃げようとした。

もちろん僕は追いかけた。

「ちょっと待てよ。誤解してないかい!僕は何も怪しいものじゃないんだよ」

「追いかけて来ないでください。私はただ公衆電話に用があるだけです。今さっきのは見てない設定ですから」

「今、設定て言った!その設定は公衆電話までに消えるのかな?」

「大丈夫です。日本の警察は優秀です。警察の皆さんは私の味方です。大丈夫ですか、その背中に背負われてかた。今、助けを呼びますからね」

女の人?あ~、バーバラさんの事か。

「えっ、何か勘違いしてないかい。それは誤解だよ」

「六階でも誤解でもないです。私は何も知らない設定です」

「ちょっと待ってよ。優しく説明するから」

「優しくも激しくも愛がないと嫌です」

僕達はこんな感じで追いかけあいをしていた。

某ネコとネズミのようにだった。

そして互いにぶつかって僕が彼女を押し倒したようになっていた。

どうしよう、このままでは変態みたいじゃないか!

「私はまだおいしくないです。クラスで一番ぺったんですし、あと2年たてばおいしくなるはずです。それまではきれいな体でいたかった…………」

彼女は泣いていた。

世の中には女の子の泣き顔にそそられる人がいるようだが僕は違う。

女の子を泣かせるなんて言語道断だ。

「大丈夫何もしないよ。それに君は勘違いしてるみたいだけど、この背中にいるのはバーバラさん。ただの抱き枕だよ。僕は女の子を押し倒したことは一度もない清らかな体だよ」

「そうですか、ならこれが初めてですね。清らかな人なら早くどいてください」

僕は彼女にそう言われてすぐに離れた。

 

 

「本当にごめん」

僕は必死に謝った。バーバラさんも腹話術の人形のようにして謝ってもらった。

「別にもういいですよ。それより、こんな夜遅くになんでここにいるんですか?」

僕は彼女に笑わない猫像の話をした。

 

 

「なるほど、その噂はを聞いてここまで来たのですか」

彼女は肉まんをパクパク食べながら話を聞いてくれた。

「そうだ。これを1つあげます」

僕は彼女から1つの肉まんを受け取った。

女の子からのプレゼントはどんなものでも嬉しいね。

「一緒に行きませんか、私もお願いしたい事があります」

「へぇ、君は何をお願いするの」

「秘密です。変態さんには教えません」

僕は少しショックを受けながら笑わない猫像の所に行った。

 

僕達は笑わない猫像の前について僕達は膝をついた。

そしてお正月にするお参りの時のように言った。

「僕の建前やウソやごまかしが出なくなりますように」

すると彼女も横で同じように言った 。

「私の本音がもう少し表に出なくなりますように」

僕達二人は軽い気持ちでやっていた。

 

「あれ?変態さん。私の肉まん1つ食べましたか?」

「いや、食べてないよ。どうして?」

「いえ、お夜食の分が1つ無いような気がしたのですが。私の気のせいですね」

「あれ、僕のベルトもない。これでどうやってバーバラさんを持って変えるんだ。あっ!でもお姫様抱っこで持って帰れば良いかな。いつか時の練習にもなるし」

「変態さんはマイペースですね。まぁ、私はこれで帰りますね」

「あぁ、お休み」

「お休みなさいです」

 

僕達はこの時は甘く考えていた。

事の重大さに気づいてなかったのだ。




『変態王子と筒隠小猫の雑談』
「すみません、横寺先輩。この大量のお菓子はなんですか?神様に差し出す貢ぎ物のように多いですが」
「あ~、それね。それは小猫ちゃんを怒らせないために作者が用意したものだよ。何でも小猫ちゃんならこれで満足するだろうと」
「作者は私を舐めてますね。もう一回お仕置きしてきます」
「ちょっと、小猫ちゃん。ストップーーーーーーーーーーー。暴力はダメだよ。暴力は。やっぱり平和にいこうよ」
「そうですか、まぁ、仕方ありませんね。お菓子に免じて許してあげましょう」
あれ?これて作者の作戦通りの気がする。
「そういえば横寺先輩。何か今、作者は怯えている事があるそうですが」
「あ~、それはね。最近の千石さんがヤンデレ化して作者は今、絶望してるんだよ。超高校級の希望の力をもってしても立ち直れないくらいにね」
「そうですか、それはかわいそうに」
「それでね、他のキャラもそうならないかって怯えているらしい」
「へぇ~、例えば誰ですか」
「ヴァンガードのミサキさん」
「えっと、確か今はリバースの力でヴァンガードのキャラクターが大量に闇堕ちしていたような…………」
「そうなんだよ、だから作者は今もビクビク震えてるんだ。ヴァンガードが昼ドラのようにドロドロしたアイチくんの取り合いアニメになってほしくないんだよ」
「わかりました。では最後に1つ聞いていいですか」
「なんだい?小猫ちゃん」
「作者がハイスクールD×Dで一番好きなのは誰ですか?」
「えっと、…………。朱乃さん。」
そのあと作者の悲鳴が聞こえてきました。
作者、ご愁傷さま


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変態王子 誕生

最初に言っておきます。今回も小猫が出てきません。

すみません、小猫のファンの方、そして小猫ちゃん。
お願いだから殴らないでね。


「ポンタ、一誠。夏と言えば何?」

「灼熱の太陽。!干からびる大地おお母なる星よ、我らに互いに助け合うことをここに誓わん…………。」

ポンタは訳の分からない事を言っているのでほっておこう。

「俺は、夏の太陽から降り注ぐ光によって出てくる汗。ブラジャーとかが見えるんだよな。夏服は生地も薄いからすけやすい。夏服最高」

一誠は相変わらずでほっとした。

「そっか、一誠。あの子なんてまさにそれじゃないか」

「本当だ。ブラジャーが見えてる。最高だな」

「最高だね」

「お前ら指さしはマズイんじゃないのか」

ポンタに言われて周りを見渡すと女の子がひいていた。

これはすごくマズイな。

僕は申し訳なさそうに歩いた。

「しかし、どうしたんだ横寺。今日はやけに飛ばすじゃないか。そういえば、お前いつもは陸上の朝練に行ってて一緒に登校出来なかったのに何で今日はいるんだ」

「あぁ~。朝練はサボる事にした」

「いいのか、鋼鉄の王が黙ってないぞ」

「大丈夫。ちゃんと言い訳は考えてあるよ」

僕達は雑談をしながら登校していた。

 

僕達が正門の前に行くと人だかりが出来ていた。

なんだろう?誰かがケンカでとしているのだろうか?

すると、ポンタが気になる単語を発した。

「おお、やってるな。小豆梓のご褒美タイム!」

小豆梓?ご褒美タイム?

ご褒美タイムという魅惑の単語の意味などが知りたかったのでポンタに聞いてみた。

「ポンタ、小豆梓って誰?あとそのご褒美タイムって何なの?」

すると、ポンタは僕の方を向いて、さも意外そうな顔をしながら答えてくれた。

「横寺。聞いたことないか?隣のクラスに転校してきた超絶美少女の話を」

あ~、思い出したぞ。

確かに僕のクラスで噂になっていた転校生か!確かお金持ちだったような…………。

「小豆梓はな、その見た目からな学年1の美人に輝いたんだよ。それでしょっちゅう男子に告白されているので有名だと思うんだが知らないか?」

「知らなかった。僕が水泳部と陸上部の女の子を脳内メモリーに保存している時に、僕はそんな美少女を見逃していたなんて、横寺 陽人。一生の不覚」

「ん?何で水泳部の女の子を脳内メモリーに保存出来てんだ?」

「そんな事よりポンタ。ご褒美タイムって何なのさ!」

「心配するな、見れば分かるさ。ほら一誠なんか、もう見るために場所取りに走ってる」

本当だ!

さっきから会話に加わらないと思ったら一誠の奴。一人だけ場所を取っていた。

 

僕は人混みをかき分けて中央に行くと一人の男が何かを叫び始めた。

「俺は小豆梓を世界で一番愛してる。 付き合ってください」

どこかのセリフのパクりのような痛い事を正門の前で言っていた。なるほど、最近の告白はあんな感じでやるんだな。

僕はただ感心していた。

栗色のロングヘアーをゆるふわウェーブに整えた妖精のような女の子。恐らく、この子が小豆梓なんだろう。

妖精そんは澄みきった濁りの無い声で言った。

「まさか、それで終わりなの!フラミンゴだって求愛行動にダンスを披露したり、羽を広げたりするわ。あなたは一応人間でしよ。何か行動で示しなさいよ。これじゃあ、進化する前のサル以下よ」

あれ?妖精さん…………

妖精さんは更に何かをいい始めた。

「別にリムジンで送れだとか、学校に赤い絨毯を敷き詰めろって言ってるんじゃないのよ。庶民にはそこまで求めてないわ。でもね、私のために、いつ・何時・どんな時でも私が呼べば駆けつけてくれる? 無理よね、だから、私には話しかけないでくれる。あなたには興味がないの」

妖精さんの言葉に、某野球マンガの主人公のセリフをパクった人は硬直した。

当たり前だ。あんなに罵倒されたら完全に脈はないからね。

すると、彼は突然。

「………………、ありがとうございました」

土下座をしながら身をくねらせていた。

なんなんだ、これは……………。

「横寺、小豆梓は生粋のお嬢様でな差別意識がはなはだしい。それでだ、ドMの変態にはそれがご褒美のようなものだ。それで最近では、そのご褒美を受けたくて告白している奴もいるみたいだぜ」

ふ~ん、自覚の無い変態も怖いね。

小豆梓は極度のSなんだろうか、しかし………。

僕はかわいそうな目で妖精さんを見た。

だって、彼女は残念すぎる。

 

「どうした横寺。お前なら喜びそうな話なんだが」

「いや~、だってさ彼女って、朱乃さんの劣化版じゃないか」

ポンタはその言葉に驚いていた。

だって、うちの学校にはドSの帝王『姫島 朱乃』がいる。

朱乃さんは美しい黒髪のポニーテールで、かなりのドSらしい。

「でも、横寺。小豆梓は可愛いじゃないか。朱乃さんは大人の魅力だろ。比較の対象にはならないんじゃないか。他に何の問題があるんだ」

確かに、小豆梓はカワイイ。だけど、1つだけ。

姫島 朱乃先輩と違いそれは………。

 

 

 

 

 

 

胸のおおきさ。

分かりやすく言うと、おっぱいが小豆梓はちっちやいのだ。

「ポンタ、だって彼女。ドSで偉そうなくせにぺちゃぱいだね」

僕の発言は黙りかえった辺りに響いた。

恐らく、本人の耳にも入ったのだろう。

眉をピクピクさせながらこっちに来た。

「あら、あなた面白い事を言うじゃない。しつけのできてない犬に噛まれた気分よ」

怒っている。

小豆梓は確実に怒っている。

ここで何か弁解をしないと殺される。

でも、僕には建前がある。なんとかしないと。

 

僕は弁解を言おう

「大丈夫だよ。僕はリアスさんや鋼鉄の王のような大きな胸が好きだけど、世の中には貧乳はステータスだって言ってる人もいるし、それにブラジャーとかも要らないし、崩れる形も無いんだよ。素晴らしいね、貧乳。よかったねぺちゃぱいさん」

あれ?何でだ。僕の建前をべらべら言うはずの口が建前を言わない思った事を言っている。

もちろん、火に油を注いだのは言う必要もない。

「あなた、少しだけついてきてくれるかしら。ちょっとお話があるんだけど」

僕は小豆梓に無理矢理ひっぱられながら連れていかれそうになった。

このままでは体育館裏とかに引きずりこまれて、そのまま殺されてしまう。

 

そんな僕を1人の人が救ってくれた。

「おい、横寺どういうつもりだ。朝練をサボるとは」

神様、爆弾は救いになりませんよ。

 

「ちょっと、あなたなに、私はこいつに用事があるんだけど邪魔しないでくれる」

妖精さんが鋼鉄の王に挑んだ。

だけど、鋼鉄の王が睨んできたら、すぐに体を小さくしていた。

妖精では鋼鉄の王には勝てないのか。

「いいか、横寺、理由があるのなら言え。そのかわり無いのなら貴様には死が待っている。デートアライブだ」

鋼鉄の王。それだと僕は精霊をデレさせる人になりませんか。

軽く英語を間違った鋼鉄の王にどんな言い訳をしようと考えていると、驚きの光景が目にはいった。

 

 

 

短パンだと…………、マズイ。今の状況でそんなの見たら。

しかし、もうすでに時は遅しだった。

僕の舌はペラペラと本音を話始めた。

「短パンだと。何でいつものスパッツじゃないんだ。脱げ!そして今すぐスパッツに履き替えろ!スパッツには女の子の汗といい臭いが染み込んでるんだぞーーーー」

鋼鉄の王は僕を見て言った。

あまりにも無惨な言葉を

「横寺、お前は疲れているのだな。なるほど、私が次期部長に選んだせいで、そのプレシャーでおかしくなったのだな。すまない、横寺。私の責任だ。今日の朝練の件はチャラにしよう。そして、しばらく休部するがいい。本当にすまなかったな横寺よ。」

 

そして、僕はその日から鋼鉄の王と戦って生き残った勇者になった。

そして、そのあとも煩悩垂れ流しの行動をしたせいでこんな不名誉な名前を獲得した。

 

それは変態王子だ。




『変態王子と筒隠 小猫の雑談』
「いよいよ、本名が出てよかったですね。先輩。」
「小猫ちゃん。僕の本名は横寺 陽人だよ」
「!!!!」
「何で驚いてるの!まさか、僕の本名が変態王子だとでも思っていたの」
「先輩には横手 陽人言う立派な偽名があったんでしたね。忘れてました」
「小猫ちゃんは僕の本名を変態王子にしたいのかな」
「ところで、先輩。話が変わりますが何だか作者さんがまた良からね事を考えているらしいじゃないですか」
「……………、どこでそれを?」
「禁則事項です」
「あの人の真似をするんじゃない。作者はあの人を見て何時悶えしにそうになった事か」
「そうですか、やはり作者さんも変態ですね。しかも、作者さんもタッチの名ゼリフ使っているじゃないですか」
「あぁ、あれね。実は作者はたまにあるアニメのランキングの番組を見ていて怒りそうになるらしい」
「エッチなシーンが無いからですか?」
「違うよ。作者の好きなアニメがまったく出てこないからだよ。あと作者が認める名ゼリフが出てこないのもあるね」
「すみません、作者さんの好きなアニメと名ゼリフを教えてください」
「ヴァンガードやダカーポⅢ、好きな名ゼリフは『私気になります』と『ファイナルターン』だよ」
「作者は変態のうえにバカなんですか」
「そんな事言わないであげて、作者は氷菓がアニメをしていた年の流行語大賞には『私気になります』がはいていると信じていたし、ヴァンガードの『ファイナルターン』は作者が一時期使いまくっていたんだよ。しかも確実に成功させるために日夜研究にいそしんでいたんだよ」
「もう、作者がバカなんのは分かりました。ところで良からね事は何ですか?」
「実はね。とある、アニメのキャラをだそうとしているんだ。」
「へぇ~、変猫にはいないヤンデレの方か百合の方ですか?」
「いや違うよ。あのね、大変に言いにくいんだけど」
「何ですか、早く言ってください。」
「ロリッ娘キャラなんだ」
「…………、とりあえず作者の腕の骨を折ってきます」
「やめてあげて、執筆活動が出来なくなるから」
「私というメインヒロインがいるのにロリキャラを出すなんて、作者さんには制裁を下さないといけませんね」
「まぁ、作者さん。ご愁傷さまです」

このあと、小猫は作者のあばら骨を5、6本折っていた。
ちなみに腕を折らなかったのは小猫ちゃんの優しさだ。


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二人の共同戦線

今回、やっと小猫が出せませた。
すみません、小猫様。
そして、小猫のファンの方。


「じゃあな、変態王子」

放課後になっていた。僕はとても憂鬱だった。

僕は散々ひどい事を言われたからだ。

あぁは成りたくないだとか、見ないで汚れるとか。

すごいな一誠は、いつも覗きをして見つかって罵倒されているのに全然へこたれないなんて、僕はあと何日持つだろう。

このままだと引きこもりになりそう。

一誠やポンタに相談したら自業自得だと言われた。

悲しすぎる。これでは立ち直れないかも………、

よし、こんな時は…………、

「よし、帰ってポロリだかりの水着大会の取り貯めていたやつでも見てやる。あと、ルル姉の教えてあ・げ・るも見ないとな。見るぞ、おっぱい」

「なるほど、聞きしに勝る変態さんですね」

いきなり、座敷わらしのように声が聞こえてきた。

ふと、声の方を見るときれいな白髪の女の子が立っていた。

その子はまるで小猫のようだった。

「えっと………君は誰?」

「そうですか、忘れてしまいましたか、いいですよ、思い出させますから」

彼女はそう言うと、僕の制服のネクタイを引っ張った。

あれ?この子力が強くないか!

僕は引き倒された、

その下には女の子がいた。まるで僕が彼女を、押し倒したようになっていた。

マズイ。こんな所を誰かに見られたら僕はまた良からね噂をたてられてしまう。

待てよ、こんな事最近にあった気がするんだが、

そんな僕の思考は口に出ていたようだ。

「そうですか、またですか。本当に先輩は完全に完璧に全壁に変態なのですね」

僕はそんな罵倒をされつつ、微妙に触れている彼女の体を楽しんだ。

だって、女の子の肌に触れられているんだもの。

あれ、この触り心地は……………!

「君は一本杉の丘の…………」

「そうです、やっと思い出しましたか」

なんだ、彼女か。

何だか昨日とは印象が変わっていたから気がつかなかった。

「やっと、分かりましたか。では恥ずかしいので、どいてください。」

「えっ、もうちょっとだけ女の子の肌の感触を楽しんじゃだめかな?」

「今すぐここで大声をあげますよ。それでもいいなら構いませんが」

捕まりたくはないので離れました。

くそ、もっと考えるふりをして体に触っていればよかった。

「全部、口にでてますよ」

「しまった、でもこれは誉め言葉みたいなものでね」

「裁判沙汰の多そうな人ですね。私訴えてもいいですか?」

「やめてくれると助かるな」

どうしょう、僕は今、牢屋の中で師匠、オスカー・ワイルドの言ったセリフを言う姿しか浮かんでこない。

「冗談ですよ。でも、本当に建前を失って苦労しているのですね。実は私も表情を奪われてくろうしているのです」

そのあと、僕は彼女からから事情を聞かされた。

そして、とりあえず原因であろう猫像の所に二人で行った。

 

彼女から聞いた話によると、

彼女は筒隠 小猫という名前らしい。

小猫か、彼女にぴったりの名前だな。

そんな彼女は表情がコロコロ変わる子供ぽい所を直したくて猫像に少しだけ顔に出なくなるように祈ったらしい。

すると、表情の変化と声の抑揚が出来なくなったらしい。

しかし、女の子は喜怒哀楽がはっきりしているほうがカワイイと思う。しかも、こんなにカワイイ子のがだ。

おのれ、猫像め。

この借りは倍返しだ。

さてと、これを言うためにさっきまで話していたのだけど。

そんな事を考えているうちに猫像の前についだが、猫像は驚くべき変化を遂げていた。

体は一周り大きくなっていて、それに名前の『笑わない猫像』を裏切るかのごとく笑っていた。

これはどういう事だ!

「もしかしたら、私の肉まんと表情を猫像に取られたのかもしれません」

小猫ちゃんは淡々と言った。

あぁ~、なるほど。確かに猫像に奪われたのか!って納得できるか!

「でも、そんな非現実的な事が起きるかな?」

「でも、実際に起きてますよ。それともなんですか、先輩はいつでも変態な事を言うディープな変態さんだったのですか」

小猫ちゃんに言われて反論が出来なかった。

何だか、小猫ちゃんの今の氷のような冷たい表情とクールな声は僕の心にグサグサ刺さるな。

「でも、それが本当なら先輩はこれから一生、卑猥な事をいい続ける事になりますよ」

なんだって!それは大変だ。そんな事になったら僕は破滅する。

「仕方ありませんね、先輩の建前と私の本音を取り戻すために協力しませんか」

僕は小猫ちゃんの提案に喜んで乗った。

 

「では、先輩。早速ですが何か案はありますか?」

小猫ちゃんに聞かれたが僕はまったく思い付かなかった。

どうやったら彼女を笑わせられるか……………。

待てよ、物理的に攻めればいいんじゃないのかな!

「小猫ちゃん。良い手を思い付いたから、ばんさいしてくれるかな?」

「いいですけど、何か嫌な予感がします」

「大丈夫、大丈夫信用して」

小猫ちゃんは渋々両手をあげた。今だ。

僕は全速力で小猫ちゃんの背後に回り小猫の体のいたるところをくすぐった。

「ホラホラ、笑え笑え」

僕は小猫ちゃんをくすぐった。

あれ、何だかイケない事をしている気分だ。

「なんだか、ゾクゾクしてきた。僕が本物の変態みたいだ」

「………変態みたいではなくて、変態です」

こしょこしょに耐えていた小猫は僕を振りほどいて全力で僕を殴った。

僕は空を飛んだ。

正確に言うと小猫ちゃんのパンチによって吹き飛ばされた。

僕の意識は飛びかかっていた。あばら骨の何本かが折れたように感じた。

「………小猫ちゃん。………怒ってる?」

僕は力を振り絞って声を出した。

「別に怒っていません。ただむしょうに先輩を殺したいだけです」

すごい怒っていた。マズイ、このままだと命の危険が迫っているな。

僕はそのあと、全力の土下座をして謝った。

そして、今度ミスタードーナツに行くことを条件に許しを得た。

今回の事で僕が得た教訓は『小猫ちゃんを怒らせると生死に関わるという事だ』

 




「おっす、横寺だせ」
「小猫だよ」
『予告編クイズ~』

「…………何で今回はこんな始まり方なんですか?」
「いや~、次回のキャラが出てくる話の予告の真似かな?」
「もしかして化物語ですか?」
「……………なんの事かな!」
「あぁ~、なるほどやっぱりですか。その反応で分かりました」
「すみません、小猫ちゃん。実は作者は化物語も好きでね」
「知ってますよ。作者のタイプの子ばかりですもんね」
「そうなんだよ、作者は羽川さんにキュンキュンしてるからね」
「そうですね。『羽川さんはカワイイ過ぎる。俺を悶え殺す気か!』って言ってましたから」
「作者は千石ちゃんが大変な事になっていて、今は真面目に心配し過ぎておかしくなりそうになってるんだって」
「作者は変態さんですね」
「まぁ、そこは否定出来ないけど、作者はそのせいで化物語のキャラクターを出しちゃうぐらいだけどね」
「それでは次回の予告をしましょうか」
「そうだね。では!」
『次回。まよいマイマイ。お楽しみに』


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まよいマイマイ

今回は本当に挑戦の回です。
感想や意見をお願いします。


今日は雲ひとつ無いきれい空だった。

僕の名前は横寺 陽人

高校二年生だ。

何故、僕がこんな話し方をしているかと言うと。

目の前にいる小鹿のようなカワイイ物体。

それをいつも愛でている我が師匠の真似である。

その目の前にいるカワイイ物体は髪を左右に振り、ランドセルを背負っている。

彼女は何も知らない。

今から何が起きるのかも。

そして、無防備な状態だ。

 

僕は背後に音を立てずに行った。

このあとでセクハラをしないなんて、男がすたるのでもちろんイヤらしい事はするに決まっているじゃないですか。

「八九寺ーーーーーーーー」

僕は彼女のあらゆる部位を触ったり揉んだ。

手を抜くのは彼女に悪いので全力でやらせてもらった。

おっ、ここら辺は気持ちいいな。

「キャアーーーーーーーーーー」

八九寺は叫びながら僕の手を振りほどこうとしたが、仮にも僕は高校生だ。小学生の力では振りほどくのは無理だ。

八九寺は暴れた。ひたすらに暴れて僕の手を噛んだ。

「イテーーー」

僕の指を八九寺は全力で噛んだ。

その威力にすさまじく僕の指に激痛が走った。

僕は八九寺を全力で押さえ込んだ。

八九寺はまるで興奮した犬のようにこちらに攻撃してきた。

「落ち着いて、八九寺。僕だよ。横寺だよ」

八九寺は目をごしこしと擦って僕を確かめた。

 

「なんだ、山寺さんじゃないですか!」

「八九寺。確かに僕の声をしている人はロリコンコーチやおっぱいドラゴンの声をしているが、僕を7色の声を持つ声優みたいに言うんじゃない。僕のなまえは横寺だ!」

「失礼噛みました!」

「違う、わざとだよね」

「かみまみた」

「わざとじゃない!」

僕達は朝から何をしているんだろう。

ふっと、不思議に思った。

 

そういえば、八九寺についての説明がまだだったね。

 

八九寺 真宵

師匠から聞いた話を簡単に言うと幽霊らしい。

色々あって怪異から幽霊になったらしいが詳しくは知らない。

そんなことを事を教えてくれている師匠も吸血鬼らしい。

まったく、この町にはアブノーマルな事が起こりすぎだ。

この調子だと他にもまだ何かがありそうだが詮索しないでおこう。

なぜかって?

藪をつついて何が出て来るかが怖いからだよ。

 

「ところで横寺さん。何か元気が無いように見えますが」

「あっ、分かるかい。そんなに顔に出てるのかな?」

「違いますよ。いつもより、揉むときの指の動きにキレがなかったんですよ」

「あぁ、なるほどね。これは失敗したな。今度からはしっかりと揉まないとな」

あれ?僕の後悔するところがおかしいって?

そんなのは気にしないでくれ。

 

 

「そろそろ学校だから、この辺でわかれようか」

「分かりました。じゃあ、また今度!」

八九寺はどこかに向かって走って行った。

あぁ、かわいいな。

僕は師匠が八九寺の可愛さに悶絶しそうだった。

恐らく、今度あってもセクハラをするだろうな

 

「おっす、横寺!」

「ポンタおはよう」

「大丈夫か、昨日散々言われてたからな。どうだ猫像に頼んで煩悩を誰かに渡したらどうだ」

「いや、それはもうやったんだけどさ」

「そうか、じゃあ見ただろ。お願いしたらお供えものが消えたの」

えっ!そんな事がおきるのか!

これはすごく大事な問題だ。

「ポンタ、それって本当に消えたの。あとポンタ、お供えものは何にしたの?」

「本当に消えたぞ。あと、お供えものはバーバラさんだ」

なんだって、バーバラさんだと!

そういえばバーバラさんが僕の部屋にいつのまにかあったたけど、もしかしたら、それも猫像の仕業なのか!

それでか!

もしかしたら、猫像はお供えものを一緒に必要な人に渡しているのかな。その仮説があっているとしたら、説明がつく事がある。

バーバラさんが部屋に現れてから僕の煩悩パワーが上がったのだ。

僕達の中では一誠しかできなかった女の子のスリーサイズを瞬時に測る技。僕達は『スカウター』と呼んでいるが、それがバーバラさんが部屋に来てから僕にもできるようにになっていた。

もしかすると、これは重要な手がかりになるんじゃないだろうか!

僕は早速、仮説を練り、小猫ちゃんに説明出来るものにしていた。

もちろん、授業中にだ。

 

 

僕は放課後、小猫ちゃんにこの仮説を説明した。

「なるほど、確かにその可能性はありますね。猫像にも私の本音と肉まんがとられましたから。じゃあ、先輩の建前を取り返すためには先輩のベルトを持っている人を探せば良いのですね」

小猫ちゃんは簡単にまとめてくれた。

ちなみに今は昨日、約束したミスタードーナツに向かって歩いている。

小猫ちゃんはどのくらい食べるのだろう?

夜だったから良く見えなかったが、確か肉まんを息をするように食べていた。

 

 




『変態王子と小猫の雑談』

「先輩、作者は頭が悪いのですか?」
「どうしてかな?小猫ちゃん?」
「だって、私というロリ担当がいながら他の話のロリキャラを出すなんて」
「まぁ、作者も悪気があった訳ではないし…」
「先輩、私は気づいているんですよ。次回も私以外のロリキャラが出ることは」
「な、なんのことかな?ほ、僕は知らないぞ」
「動揺し過ぎです。それに分かりますよ。作者が必要以上にミスタードーナツを出してるんですから」
「それぱないのを~」
「真似をしないでください、しかも、別の話のキャラも出すつもりらしいじゃないですか!」
「わふ~」
「ちょっと黙ってもらえますか先輩。しかもさっきのってクドちゃんじゃないですか」
「知ってるの小猫ちゃん!」
「はい、貧乳ロリキャラ会談でたまに会うので」
「何なのその怪しい会談」
「気にしないでください。別に日々、胸が大きくなる方法について試行錯誤をしている集まりではないですよ」
小猫ちゃん、貧乳気にしてるんだね。
「すみません、少し話がそれましたね。まさか、作者はリトルバスターズのキャラも出すつもりですか!」
「いや、あくまでも考えているだけだよ」
「大丈夫なんですか、この話。まだアニメの1話分も終わってませんよ」
「それは作者がなんとかしてくれるはずたよ」
僕達はそのあと小猫ちゃんとこの話について真剣に話あった。


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