バカとテストと異端獣 (東方project大好き)
しおりを挟む
初日から遅刻はお約束
ヒロイン(仮)
姫路 瑞希
木下 優子
工藤 愛子
島田 美波
木下 秀吉(仮)
チュン チュン
スズメの鳴き声が僕の目覚まし時計。
っと、どうでもいいことを思っている僕の名前は「柳瀬 泰亮」。
今日から文月学園2年生になる。・・・・・・・・・・・・
「寝坊だ~~~~~~~~~!!!!!!!」
今何時!・・・8時30.まだ間に合う!
僕はすぐ制服を着て、朝ごはんも食わずにそのまま出て行った。
よし、このままなら間に合う!
キ~ンコ~ンカ~ン
はい、間に合いませんでした。
「やっと来たか、お前が最後だぞ。泰亮。」
「あ、こんちは。てつz・・・西村先生」
「おい、鉄人と言おうとしなかったか?」
「まさか~。で、先生。クラスのほうは?」
「わかりきったことを聞いて。Fだ。」
うん分かってた (´ー`*)ウンウン
「お前は相変わらずだな。少しはあいつを見習え。」
そう言って鉄人が指さした先には・・・・・・・・・・
たぶんAクラスの吉井明久
「無理ですよ。まず頭の良さから無理じゃないですか。」
「お、よくわかったな。えらいぞ」
っぐ!こいつ分かってながらも聞いたのか!
「そうですか、ではまた。・・・さらば、鉄人!」
そういうと、鉄人の足を蹴り飛ばした・・・・・と、錯覚した。
いつの間にか鉄人に足を握られていた。今足からヘルプサイレンが聞こえている気がしてならない。
「そうか、お前は初日からそんなに問題を起こしたいのか!それと、鉄人じゃなくて西村先生だ!」
そういうと僕の足をそのまま引きずりながら補習室につれていく鉄人。
「ねぇねぇしってる?初日に西村先生に喧嘩を売った
「マジ!どんだけバカなのそいつ!」
と、いううわさが一時期広まった。
「くそ、あんなに怒んなくてもいいのに。」
と、独り言を言っていると、目の前にFクラスがあった。
みんなよりも20分遅れてきたが、中を覗いてみると、ちょうど自己紹介が言わるくらいになっていた。
「すいません、遅れました。」
「遅刻ですよ、柳瀬君。そこに座ってください。」
そう福原先生言われて、目的の席に向かっていく途中、ちょっとクラスのメンバーを見てみた。
坂本雄二 僕の悪友。昔は神童と呼ばれていたらしい。よく喧嘩するが結局仲直りしてしまう。1年からのクラスメイト
姫路瑞希 まずこのクラスにいるのが世界の滅亡の前触れレベルのおかしさ。試験中に熱を出し、Fクラスに入ってしまった。小学校のころの幼馴染。
土屋康太 通称ムッツリーニ。並外れたスケベ心を持っているが、保健体育の成績は学校トップといっても過言ではないレベルの特殊な1年からのクラスメイト。
島田美波 ドイツ育ちの女子。よく関節技を決められる。1年からのクラスメイト。
木下秀吉 最近てかよく女子と間違われる男子。自分ももう秀吉を女子と認識しているため、話すと緊張してしまう。1年からのクラスメイト。
ふぅ、結構みんなと一緒になったな。これからの生活が楽しみになってきた。
今回は明久はAクラス+活躍がありません。
目次 感想へのリンク しおりを挟む
しおりを挟む
Fクラス
とりあえず自分の席を探して、何故か俺よりも後から来た鉄人が教卓にいた。やっぱあいつ人間じゃねー。
周りを見ているち、隣に姫路さん、秀吉。前に雄二。その隣がムッツリーニ。そして後ろが美波だ。
「おお、やっと来たか、初日早々遅刻をするのなんて、お前くらいだぞ、泰亮。」
「いや、今日は、たまたま赤信号が続いてたまたま道路工事で遠回りになっただけだ。」
「どう考えても嘘だろ・・・。」
「・・・・・そろそろ泰亮の番。」
雄二と話していると、ムッツリーニが俺に声をかけてきた。
どうやら出席確認がいつの間にか自分の前まで来ていた。
名前、学園生活の心構え、好きな何かを言うらしい。定番だな。
「俺の名前は田中侑一。学校では、できるだけリアルに充実している奴らを撲滅していきたい。好きな女子は秀吉。よろしくお願いします。」
なるほど。このクラスの男子とほぼ同じことを言ってるな。周りから「同志よ!」や、「秀吉は俺のものだ!」などの、訳の分からない言葉を発している奴らがいる。
秀吉は「ワシは男じゃ!」と、弁解しているが、この分じゃ、男子には届かないだろう。
お、俺の番が来たか。
「俺の名前は柳瀬泰亮。学校ではなるべくばれないようにゲームをしていきたい。趣味はゲーム。よろしく。」
多分このクラスで一番平和な自己紹介だと自負している。
一通り自己紹介が終わると、鉄人はみんなの中を深めるために、1時間目は出ていってしまった。
すると、周りは一斉に動き出した。友達と駄弁ったり、寝てたり。勉強なんかしている奴はこのクラスにはいない。
よし、俺もゲームをしよう。と思って3DSを開こうとしたが、
「こら、泰亮。ゲームなんかしないで一緒になんかやりましょうよ。」
美波に取り上げられてしまった。
「そうじゃぞ、泰亮。ゲームのやりすぎは、目に毒じゃ。」
「そんなこと言われてもな、ゲームは俺の命なんだ。」
「・・・でも少しは休憩が必要。」
「それはわかるけどさ~。」
だって姫路さんはなんか上の空だし、ムッツリーニはカメラの手入れ、雄二は何か考えているし、暇すぎる。
それから何やら周りの男子が俺たちの所へ集まりだしてきている。まぁFクラスで女子は2人(3人?)しかいない。
それが一か所に集まっていると自然と周りも集まってくる。
そして今度は調子に乗って声をかけだす。
「ね、ねぇ、姫路さん。今日、一緒に昼ご飯食わない?」
「すみません、お昼は違う人と食べる約束が入っていて・・・すみません。」
すると、男子は一気に調子が落ちていった。そして今度は秀吉にアタックを。
「おい、木下。お前のことが好きだ。付き合ってくれ。」
「いや、まずワシは男子じゃよ?」
「いや、お前の性別は男でも、俺の中では女子だ。それでもだめか?」
いや唐突すぎるだろ!初日で告白とかこいつバカか!
「いやじゃ!ワシは男じゃ!付き合えないのじゃ!」
「いや、周りの皆もお前のことは女としてみている。さあ、付き合おう。」
いやこいつホント頭大丈夫か。いきなり周りも同じ気持ちだから付き合おうだなんて。
「っーーー!泰亮。ちょっと来てくれんか。」
「?」
なんで呼ばれたか知らんが、一応秀吉の隣まで来た。
「よし、手を貸してくれ。」
「ほいよ。」
そうして手を貸すと、秀吉はその手をつかみ・・・・・自分の胸元にくっつけた。
・・・・・・・・・・・今俺は、秀吉の胸を触っていることになる。
そして周りから出る殺気。美波もなぜか、俺の腕をつかもうとしている。
ムッツリーニは写真を撮ろうとしていたが、それよりも早く、ムッツリーニの周りに赤い池ができて、倒れてしまった。ただ、顔には、悔いなし!という言葉が見えるほどの笑顔になっている。
そして秀吉は、俺の方を向いて、
「ほれ、泰亮。わしは男じゃよな?男じゃよな?」
「・・・・・・・・・・・・・・」
「なぜそこで黙るのじゃ!」
いや、これはもう女になっているのではないか。
と考え始めた矢先、後ろから美波が、前からカッターや、ちゃぶ台が飛んでくる。
・・・・・・・・・・・・・・・とりあえず。
「逃げよう!」
扉を開けて廊下を走りだした。後ろからは、亡者のうめき声などが聞こえる。
やっぱりもっと勉強して、違うクラスに入りればよかった。
目次 感想へのリンク しおりを挟む