艦隊これくしょんーTotal flagship of fogー (如月 霊)
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プロローグ
やぁ、僕の名前は矢矧 時雨は(やはぎ しぐれ)だよ。
僕はね、天一号作戦に臨む実質的な最後の連合艦隊旗艦を務めた阿賀野型軽巡三番艦 矢矧の名前と西村艦隊としつ唯一生き残った白露型駆逐艦二番艦 時雨の名前を持っている事が自慢というごくごく普通の高校生だよ。それで今はというと…
「あ、このお茶美味しいですね」
「そうじゃろ!そうじゃろ!これは伊勢茶の新茶だからのう!」
はい!真っ白い空間でお爺さんとお茶を飲んでいるのです!…ん?えっ⁉お爺さん誰⁉何があったの⁉というかここどこ⁉
「ああ、落ち着きすぎていて、ワシも説明しわすれてたわい」
そう言ってお爺さんになだめられた。するとお爺さんはさらに10t爆弾を投下してきた。
「まぁ、簡単に言うならじゃがな。ワシは神様でここはワシの執務室じゃ。それから君は死んだからここに来たのじゃな」
Why?えっ?死んだの……まっさかぁ!
僕は楽観視をしたくてそう思いきらせる。しかし、それを良しとせんと神様が追いうちをかける。
「いや、死んでしまっとるぞ」
マジですか…というか!
「なにナチュラルに心読んでんですか‼」
僕は神様にツッコミを発動する。すると神様は軽く謝ってきた。
「すまんすまん」
「で?僕はどうなるんですか?天国ですか?地獄ですか」
僕はこの先の運命を聞いた。すると神様の口からまたまた爆弾発言が出てきた。
「いや?違うよ?」
えっ…まさか!消滅⁉消滅なんてぇ~(涙
「いや!違うよ⁉転生‼転生してもらうから‼」
転生と聞いて僕は神様に質問をした。しかし、その質問は途中でかき消された。そして転生以外に道が無くなり、その場で転生を選んだ。
「…もし転生しなかった「消滅しかないよ?」転生します!」
消滅コワイ。そう思いながら僕は神様から転生先を聞き出した。
「で、どこに転生させられるんです?」
「君、艦隊これくしょんってアニメ知ってる?」
「知ってますよ。ゲームもしてましたし、自分の名前と同じ艦がいるんだな~とか思ってましたからね。どうして…」
…まさか⁉
「そのまさかじゃ!」
またまた神様が心を直接読んで叫びを上げようとするが押さえ込む。
(心読んだのはこの際は黙ってよう)
「大丈夫じゃ、転生特典は幾つでも付けていいぞ」
まさかの破格の事を聞いた僕はなぜそんなにも良いのかを聞き返す。
「あの、幾つでも良いんですか?」
「うむ、此方の不手際じゃからの」
さ、さいですか…
「ならまず自分を艦娘にしてください。艦はアルペジオの超戦艦ヤマトで霧の艦隊総旗艦という立場にしといてください」
「以上かの?」
神様が質問をする。
「なら…後、ナノマテリアルの補給をお願いします」
僕がそう言うと神様がメモを採り終わり、口を開いてきた。
「さて!行ってらっしゃい~」
神様が手を振ってきた。それに僕も振り返す。すると直ぐに僕の意識は持っていかれた。
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第一話 転生完了
「う、う~ん」
目を覚ますと時雨は軍艦の艦橋の中にいた。時雨はすぐにその艦橋が自分の頼んだ超戦艦ヤマトの第一艦橋内だとわかった。
「これがヤマトの…艦橋」
第二次世界大戦中に大日本帝国海軍の威信をかけ、極秘建造された世界最強の戦艦を模している艦橋は、時雨にとって輝いて見えていた。
しばらくして感動しおえた時雨は、なぜか先が見えない事を不思議に思い艦橋の窓まで近づく。そして、艦橋から見えた光景に小さく呟いた。
「…海の中って」
そう、海の中、深海に停泊していたのだ。
「いやいや、いくら霧の超戦艦が潜水機能があるって言っても普通海の中からかよ!」
放心状態から戻った時雨は第一声にいきなり深海に転生させた神様に(聞いてないだろうが)軽く愚痴をさけんだ。それから時雨は、いくら言っても無駄だと思い艦の事を確認しようとする。
「…ハァー、いくら愚痴言っても無駄か」
「え~っと、艦の情報ってどう確認すればいいんだ?」
「…なんだろ?この手紙」
艦の事を確認の仕方がわからずに困っていると、艦橋の窓際に一通の手紙が置いてあることに気がつき、手紙を読み始める。
『やぁ!時雨く……いや、今は超戦艦ヤマトだったね(笑)今の君は超戦艦ヤマト自身なんだよ~驚いた?驚いたでしょ~』
「うざっ!」
そう思って叫んだが、時雨はこれはいけないと手紙を再び読み出した。
『多分艦の動かしかたを知らないだろうから言うとね、アルペジオのメンタルモデルみたいに輪っかを出ろって感じでしてると出るから。艦の動かしかたは指示を口に出してするか心のなかで思い浮かべるとできるぞ~
P,S頑張ってね~♪』
それを読み終わると、ヤマトは軽く“出ろ”と念じる。するとヤマトの回りに青い光の輪っかが現れた。
「うおっ!で、でた」
出ることが確認できたヤマトは自分の位置を確認しようと、レーダーを確認した。
「…八丈島沖、200海里の海底か」
それからヤマトは艦を発進させようと、指示を出す。
「…重力エンジン始動」
「超機動ユニットに動力伝達、超戦艦ヤマト、発進」
そう言うと艦後方底部にあるブースターから水が大量に押し出され、艦がゆっくりと進み始めたのだった。
□■□■□■□■□■□■□
あれから数時間後~
ヤマトはいまだに深海にいた。
ピィー!ピィー!ピィー!
ヤマトが定期的に確認していたレーダーに8つの反応が現れた。そして、その反応の艦種を確認したヤマトは驚き、小さく呟くのだった。
「…深海棲艦」
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第二話 戦闘
「う~ん。ル級一隻にリ級二隻、ホ級三隻か…ん?艦娘かな?」
深海棲艦の艦種を確認していたヤマトだったが、この艦隊に向かっている何かがレーダーに現れた。
「え~っと、軽巡洋艦一隻に駆逐艦四隻か」
(駆逐艦と軽巡洋艦だけの艦隊かぁ…って!)
「バリバリの遠征艦隊じゃないか‼」
艦隊の種類がわかった途端、そう叫んだ。しかし、ヤマトは深く深呼吸し、落ち着かせる。
「ふぅ~。よし、艦娘達が危なくなったら助けようかな。深海棲艦の能力とか確かめたいしな~」
案外能天気なヤマトは深海棲艦との戦闘を観覧しようと考えていたのだった。
天龍side
おう!俺は天龍!軽巡洋艦だ。今は駆逐艦達を連れての遠征の帰りだ。そして、帰還の途中で駆逐艦の一人、睦月の電探に反応が現れた。
「天龍さん。電探に反応が現れました」
それを聞いた天龍も電探を確認した。
「なっ!ル級一隻にリ級二隻、ホ級三隻⁉」
絶句した。深海棲艦の艦隊が、しかも軽巡や駆逐艦だけの自分達では到底太刀打ちの出来ない戦艦や重巡洋艦級がいたからだ。そして、一瞬天龍は考えが止まった。しかし、天龍は遠征艦隊の旗艦として行動をしだした。
「ちっ。全艦!戦闘準備!敵艦隊との接触に備えろ‼」
「「「「はい‼」」」」
四隻の駆逐艦が元気よく返事をし、天龍達は敵艦隊との接触に備えだした。
━━━━━━━━━━━━
あれから数十分後~
天龍達は深海棲艦達に対して劣勢だった。あちらはリ級一隻、ホ級三隻を沈められている。しかし、天龍達の方は旗艦の天龍を含んだ全艦が大破寄りの中破となっているからだ。そして…今、ル級が主砲をこちらに向けている。
ああ、俺もこれで終わりか…龍田
そう思いながら目をつむる。しかし、何時になっても敵弾が迫ってこない。恐る恐る目を開けるとそこにさっきまで俺を狙っていたル級の姿が見えなくなっていた。そして、別のリ級を見る。するとリ級に向かって何処かからか現れた雷跡が一直線に延びていった。そしてリ級の直下まで延びていくとリ級がその魚雷によって消滅した。それは文字通りの“消滅”だった。
「しょ、消滅した…の、か?」
自分はあまりの事に放心し、気の抜けた言葉しか出てこなかった。
天龍sideout
ヤマトside
「ヤバい!ヤバい!ヤバい‼」
天龍に向けてル級が砲を向けていることが確認できると、ヤマトは急ぎながら攻撃の指示を口に出す。
「第一、第二発射菅に侵食魚雷装填!」
「目標、敵戦艦級、並びに重巡洋艦級!発射!」
そう言うとヤマトの第一、第二発射菅が開き侵食魚雷が敵に向かって進んでいった。
ヤマトsideout
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第三話 接触 壱
ヤマトside
「よしっ!」
天龍達に迫ってきていた残りの深海棲艦の壊滅を確認したヤマトは艦橋で一人、侵食魚雷の命中に歓喜していた。そして、しばらくするとヤマトは落ち着きを取り戻していた。
「さて、今の恐怖は消えたな」
「じゃあ、かっこ良く登場するかな」
ヤマトはそう言うと艦長席に座り、指揮を取り出した。
「重力子エンジン起動……」
「艦体起こせ!偽装解除!」
すると、海底に地響きが起こり周りに積んであった泥や岩が浮上と共に流れ落ちて行く。
「両舷重力子フロート、ブロー!」
ヤマトの号令と共に重力子フロートから海水が急速に吐き出され、錨が巻き取られそして浮上を開始する。
「アップツリム40!重力子機関圧力上げ‼」
するとヤマトのエンジン出力が格段に上がり、艦底後部のブースターから勢い良く大量の水が押し出される。
「ヤマト…急速浮上‼」
そしてエンジン出力上昇が始まるとヤマトはぐんぐんと海面に迫り、『ドゴーン』という激しい音と共に海面を突き破った。
ヤマトsideout
天龍side
艦隊の安否を確認していると、急に白雪が叫んだ。
「⁉天龍さん!」
「どうした!」
天龍は急に叫んだ白雪に何事かと聞き返す。
「水中聴音機に反応!…⁉下から何かが急速に接近してきてます‼」
「なに⁉」
今白雪はなんと言った?…急速接近する“何か”だと?それは潜水艦だろ。だけど、こんなステルス性が高い艦、味方にも敵にもいねえぞ!こいつは、一体…
「天龍さん‼」
「うわっ!し、白雪。すまねぇ」
「謝ってないで指揮を!」
考え込んでいた天龍だったが白雪の声で現実に引き戻され、旗艦としての仕事をし始める。
「あ、ああ。全員回避行動を始めろ‼」
「急げ!急いで離れるんだ!」
不明艦がそこまで迫っている。“艦隊の皆を守らねば”その事が頭をよぎり、ありったけの声で叫ぶ。
そして、不明艦の浮上位置から間一髪ズレるとその瞬間、『ドゴーン』という水の音を鳴らし、何かが現れた。するとそれは船体の半分を海上に現し、そのまま艦首を海面に叩きつけた。
それをみた天龍達は固まってしまった。その艦の容姿にだ。
「て、天龍さん。あの艦は…」
戸惑いながら皐月が話しかけてくる。それを横目に、その艦を見上げる。
「ああ」
海面を突き破った突き出したバルパスバウ
「あの艦は」
そびえ立つ艦橋と特徴的な巨大な測距儀
そして…
「あの艦こそ」
巨大な日本海軍唯一の戦艦搭載型の三連装主砲、三連装副砲…それが示すあの艦は…
“大和型戦艦だ”
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第四話 接触 弐
天龍side
目の前の大和はなんだ?ここは坊ノ岬じゃねぇし、第一船体が白い…白い⁉それに何か蒼く発光してるし!
急に出現した謎の大和型戦艦の事を考えていると大和から光の階段が現れた。
「「「「⁉」」」」
「か、階段?」
「ま、まさか幽霊⁉」
「物騒な事言わないでよ!」
階段が現れてからしばらくして睦月の通信機器に通信が入り、睦月が旗艦である天龍に報告する。
「!」
「天龍さん!」
「ど、どうした?」
「謎の大和からモールス信号で打電が来ました!」
睦月が呼んできた理由が分かると天龍はそれを読み上げるように指示する。
「『武装を解除し、速やかにその階段にて乗艦せよ』です!」
「…よし、全艦、武装解除するぞ」
天龍がそう言うと、天龍以下五名はヤマトに上っていった。
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甲板に上がるとさっきまであったあの階段が消えた。なんでだ?訳がわからねぇ。
するとヤマトの艦橋下のドアが独りでに開いた。
「ひ、開いた?」
その瞬間を見ていた天龍は驚き、首をかしげた。
「入れってこと?…」
同じく見ていた綾波がそう呟いた。周りの三人には聞こえなかったようだが天龍には聞こえていた。それから天龍は綾波の呟きを受け少し考えた後、中に入る事にした。
「…中に入るぞ」
それを聞いた駆逐艦達は天龍のその判断に驚き、声を詰まらせた。その駆逐艦に再び言葉を発する。
「ここで行かないとどうにもならないからな」
天龍のその言葉を聞いた睦月が手を上げ、発言した。
「はい!…私は天龍さんの考えに賛成です」
そして睦月を皮切りに駆逐艦達が賛成すると言ってくれた。
「ありがとう…じゃあ、行くぞ!」
「「「「はい!」」」」
元気よく返事をすると天龍達は艦の中に入っていった。
□■□■□■□■□■□■□
しばらくして~
あれから天龍達は何かに導かれるように艦橋に繋がるエレベーターに乗っていた。
「天龍さん。何かあるよね?…」
皐月が聞いてくる。
「ああ、あるかもな」
「だが、もうすぐ艦橋だ。それで判断が付く」
皐月にそう答え終わると『チン』という音が聞こえた。エレベーターが止まったのだ。
「お前ら、降りるぞ」
天龍はそう言い、前の扉を開ける。そしてその先にあった艦橋の真ん中にある椅子、即ち艦長席とその椅子に座る人物…ヤマトの事が目に入り、声をかける。
「お、おい!お前がこの艦の艦長か!」
するとヤマトは艦長席に座ったまま返事をした。
「いいや。艦長じゃないよ」
「な、なら誰なんだよ!それにこの戦艦は一体…」
それからヤマトは立ち上がり、天龍達の方を向くと言葉を発した。
「僕はこの艦のメンタルモデル…簡単に言うなら霊。そして、この艦はヤマトさ。ようこそ、超戦艦ヤマトへ」
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第四話 接触参
「超戦艦、ヤマト…ぽい?」
天龍の後ろからポイ犬…じゃなかった。夕立がそう聞いてきた。
「そ、本艦は霧の艦隊総旗艦の超戦艦だよ」
「訳がわからないっぽい!」
夕立が頭を悩ませる。
「うーん…言うなればこの艦は君達で言うところの艤装だよ」
「ちょ、ちょっと待ってくれ!」
天龍が待ったを掛けた。
「どうかしたか?天龍」
「この大きさで艤装なのか?船体のままじゃないか!?」
「それはそうさ、だってこの艦の化身だしね」
ヤマトはそう言いきる。艦娘もかつての艦の化身だがヤマトの場合は今、沈んでも解体もされていない艦の化身なのだ、驚かない方がおかしい。
「で、天龍、君らの所属は何処なんだ?」
ヤマトは天龍達の所属を聞いた。
「お、おう。俺らは呉鎮守府所属の第三艦隊だぜ」
「ふ~ん。まぁ、天龍を旗艦に睦月、白雪、綾波、皐月の軽巡一、駆逐四の艦隊は遠征の途中かなんかだったんだろ?」
そう言うと睦月が圧巻と言いってくる。
「すごい!そんなにすぐわかる物なの?」
「まあね、それより君達を呉に送ろう」
「いいんですか?」
こんどは綾波が聞いてきた。
「ああ、元々呉か横須賀に行くつもりだったから…予定が決まっただけだ」
「そうか、じゃ!よろしく頼むぜ!」
「「「「よろしくお願いします!」」」」
送って行くと言うと天龍達が頭を下げてきた。
「まかせてよ」
────────────────
~航行中~
そういえばなんか史実ヤマトよりデカイよな…
「そういえばさ、ヤマトさん。サイズが色々とおかしくない?」
皐月がそう質問してきた。
「あー…確かにな。うーん…展開!」
流石に気になったヤマトは周りを囲んでいる光の輪に自身のデータを示す。するとそこには驚くデータが乗っていた。
「超…ヤマト型超戦艦…一番艦…紀伊?」
「紀伊?ヤマトさんって紀伊って名前だったの?」
「ら、らしいな。で、性能は…へ?」
ヤマト─改め、超ヤマト型超戦艦一番艦 紀伊は武装等の艦詳細に目をやり、言葉を無くした。
「…全長360m、全幅42.5m、排水量90,000t!?」
「きゅ、90,000t!?」
皐月が驚きの声を上げた。
「ヤm…紀伊さん!他の武装は!?」
今度は睦月が質問してきた。
「…48口径51cm三連装衝撃砲三基九門、67口径20cm三連装衝撃砲二基六門、48口径12.7cm連装高角砲24基48門、25mm3連装機銃60基180門、25mm単装機銃6基、13mm連装機銃2基、12.7cm噴進砲240基に艦首、艦尾魚雷発射菅20基だって」
「48口径…?51cm砲…?」
「戦艦なのに魚雷…魚雷?」
「噴進砲…?ミサイル?」
周りが段々困惑している。
「しかもだ、俺の竣工と就役聞いたらぶったまげるな」
「え?何時なんですか?」
「1956年進水、1957年竣工、1958年就役らしい。しかも沈没は1990年、ソ連の西ドイツ進行に基づいて参戦した米ソ第三次世界大戦で北方領土付近での海戦でソ連参加艦58隻のうち56隻撃沈させてその時に受けた被害せいで自沈処分だったみたいだ」
「で、2003年に引き揚げられて今度は今で言うところの深海凄艦の霧の艦隊で旗艦になって人類潰しまくってた」
そう言ったら天龍達が身構える。
「ま、それを指示してたのはヤマトだから俺は置物状態だったがな!」ハッハッハ!
ハッハッハと笑う紀伊に天龍達が肩を落とした。
「今は人類の味方だよ、俺は…ね」
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