進撃のハゲマントジジイが火星でゴキブリホイホイ(物理)するのは間違っているだろうか (新咲 葉月)
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進撃のハゲマントジジイが火星でゴキブリホイホイ(物理)するのは間違っているだろうか
サイタマ先生をジジイにしたけど儂には歳をとった姿が想像できんのじゃが。
(相変わらず勢いだけで書いてるからボロが出てるかもだけど気にしないでね!)
どうでも良いけどファンタ飲みてぇな
とある武家屋敷にて一人の老人が膝に野良猫を乗せて縁側に座りながらお茶を飲んでいた。
「あー、暇だなー」
老人と言っても、その老人の見た目は髭が生えてはいるが老人のような皺は殆ど無く、白い髭を剃れば老人だとは思われないだろう。
「ジェノスも結婚しちゃったし、世界は平和になっちゃったし、強い奴ももう現れないしなー」
どこか寂しそうに…いや違う。"虚しそうに"呟く彼は、何度もこの世界を救ってきた『元S級』のヒーロー。
サイタマ(97)である。
彼が今住んでいるこの武家屋敷は彼の弟子であるジェノスからのプレゼントである。その縁側で空を飛ぶ鳥を眺めながら「平和」を楽しんでいた。
彼は己の身体のみで世界の危機を幾度も救って来たのだが、最近ではヒーローを続ける事に限界を感じ始めてしまい、ヒーロー協会を脱退してしまっていた。
力が衰えた訳ではない。寧ろ若い頃より「独自のトレーニング法」のお陰で格段に身体能力は上がっているし、別に人を助ける事に苦痛を感じ始めたーーー訳でも無い。
サイタマ(97)はただ、自分が大抵の敵を "指一本で" 倒せてしまう現実を受け止める事が出来なくなって来ていたのである。
そう、サイタマ(97)は
大抵のヒーローが苦戦し、或いは簡単に命を落としてしまうような「怪人」さえもワンパンどころか、デコピン一撃でチリにしてしまうような強さを得てしまったのである。
故にS級ヒーローの位置を捨て、自分がヒーローになる前の生活に戻った。惜しむ声こそ有ったが、其れ等を振り切り平和に余生をたのしんでいた。
楽しんでいた……つもりだった。
"虚しい"
(この胸にぽっかりと穴が空いたような感覚はなんなんだ?
ヒーローを辞めたからか?ジェノスや昔の知り合いのヒーロー達が辞めていってしまったからか?平和になったからか?
ーー俺のこの気持ちは一体何処から来るんだ!?)
ふと平和な空を見上げてみると、その答えは浮かんだ。
『俺はヒーローをやっている者だ』
「ーーーーーー」
(あぁ、そうか。こんなに簡単だったんだな)
俺は"ヒーロー"をやりたかったんだ。
サイタマ(97)は手に持っていた湯呑みを縁側に置いて静かに立ち上がる。そしてーー
何も無い場所を
轟音と共にヒビ割れた空間が黒い穴を生み、そこに向けて足を運んだ。
「ーー行くか」
その先で自分の中の「ヒーロー」を実現できる事を願って。
はじめの一歩を踏み出した。
〜その後何処かの火星にて〜
「じょうじ…じょうじ…!?(訳:なんなんだ…コイツ…!?)
ーー ONE PUNCH!!
「じょーー(訳:ちょっ、逃げ)
ーー ONE PUNCH!!
「じょうじぃ……じょうじぃ……(訳:もうおしまいだぁ……勝てる訳が無いよっ!)
ーー ONE PUNCH!!
「じょうじ…!…じょうじ、じょうじ…!!じーー(訳:駄目だ……!…とりあえず、"ヤツ"から離れるんだ……!!早ーー)
ーー ONE PUNCH!!
「じょうじ、じょうじ!?ーーじょ(訳:何なのだ、これは!どうすればいいのだ?!ーーあ)
ーー ONE PUNCH!!
知るかそんなもの、すがるものなどはじめから無いのだと言わんばかりに、火星にいる人々を脅かす"黒い彼ら"を、拳一つで粉砕している一人の"人間"こそーーー!!!
その日、"黒い彼ら"は思い出した。
奴らに支配されていた恐怖を。
鳥かごの中に囚われていた屈辱を。
「え?これどういう状況?ギャグシーンかなんか?」
「知るかそんなもん」
by火星で彷徨っていたおじいちゃんを保護していた二人
続かん。
なんかキレがイマイチ出ぇへんなぁ(エセ関西弁)
てゆーか、オチがロクに書けてないやん!こ…こんな筈では…!(あわわ)
まぁ、こんな作品見るやつおらんやろ。
ヘーキ、ヘーキ!(楽観視)
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