文芸部の語彙大富豪 (old777)
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文芸部のとある一コマ
ぶっつけ本番で語彙大富豪をしたのでかなり勝敗がふわふわした感じがあります。
台本タイプのSSを書くのは今回が初めてなので、誰がしゃべっているかわかりにくくなってしまっています、申し訳ありません。
「さーて、今日の勉強も終わったし、外の世界の勉強でツイッター見てみましょうか」
「うーん、外の世界は娯楽にあふれてるけど、意外と外は外で大変そうね・・・・・・」
「あら?何かしらこのゲーム?語彙大富豪?トランプの大富豪ならルールくらいは知っているけど・・・・・・」
「ふむふむ、面白そうじゃない!今度文芸部のみんなでやってみようかしら、詩の読み合わせだけが文芸部の活動じゃないしね」
授業は終わり、放課後の文芸部
「みんなー、おっはよー!」
「サヨリおはよう、あら・・・・・・タチバナ君は?」
「確かに、あいつが入部してからあんた一人で来ることってなかったわよね」
「確かにナツキちゃんの言う通りですね……。もしかして、体調不良でお休みされているのですか・・・・・・?」
「違うよユリちゃん、こないだのテストでタチバナだけ赤点だったから補習受けてるんだよー、しばらくしたら来るとは思うけど・・・・・・」
「詩の読み合いは、彼が来てからにしましょう。それまで皆でゲームでもしてみない?昨日面白いゲームを見つけたのよ」
「へぇ、モニカがゲームに興味があるなんて珍しいわね、どんなゲームなの?」
「語彙大富豪って言ってね、トランプの大富豪を各々が考えた言葉で行うのよ」
「……おもしろそうですね、でもどっちの言葉が強いのかはどうやって決めるのですか?」
「それは投票で決めるのよ!カードを出した時にどちらが強いかみんなで決めるの」
「ここに、【紙】って書いたカードと【火】って書いたカードを用意してみたわ」
「このカードの組み合わせなら【紙】を燃やせる、【火】が勝つね!」
「サヨリの言う通り、ここは【火】が勝ちそうよね、二人もそう思うでしょう?」
「確かに、モニカの言う通りね」
「私もそう思います……この場合だと大富豪のように【火】に勝てるカードをぶつけるわけですね?」
「そうよユリ!そうやって最終的に手札が最初に0枚になった人が勝ちよ」
「なるほど、ルールはわかったわ、じゃぁ私たちはまずカードを作ればいいわけね?」
「切った画用紙を用意してきたからここに自分の好きな単語を書いて5枚のカードを作ってね」
「おっけー、負けないようにがんばるよー!」
カード制作中……
「よし、皆。自分のカードはできたわね?」
「……準備万端です」
「こっちも準備オーケーよ、モニカ」
「私も書けたよー、でモニカちゃん順番はどうするの?」
「そうね……私から時計回りにスタートしましょうか」
「では、モニカちゃん→私→ナツキちゃん→サヨリちゃんの順番になりますね」
「一人目が有利ってわけでもなさそうだし、私はそれで構わないわよ」
「それじゃぁ、ゲームスタートだね!モニカちゃん!最初の一枚をオープンして!」
「じゃぁ、私はこのカードからスタートするわ」
【チョコレート】
「チョコレートですか……これに勝てそうなカードを私は出せばいいのですね……」
「人とか動物のカードなら食べられるし勝てそうだよユリちゃん!」
「犬とかってチョコレートダメなんじゃなかったっけ?ユリ慎重にね」
「では私は、このカードで……」
【チョコレート】VS【熱い紅茶】
「上からかけてチョコレートを溶かします(ドヤァ」
「チョコレートが台無しになるわね……これは勝ちじゃないかしら」
「なかなか初戦からトリッキーに勝つわね、ユリ」
「あー、せっかくのチョコレートがー!もったいないよー!」
×【チョコレート】VS【熱い紅茶】〇
「では、次はナツキちゃんの番ですよ」
「まぁ、ここは順当に行こうかしら、しょせん飲み物でしょ」
「気を付けてね!敵はあっつい紅茶だよ!」
「まぁ、それでも紅茶は紅茶だけどね……」
【熱い紅茶】VS【パパ】
「パパが紅茶を飲むわ」
「まぁ、勝ちじゃないかしら?」
「ナツキちゃんのお父様が猫舌でなければ私の負けでしょうね……」
「まぁ、私のパパは猫舌じゃないし、この勝負貰ったわね」
×【熱い紅茶】VS【パパ】〇
「まぁ、この勝負は仕方ないですね……比較的弱いカードを序盤で処理できたので良しとしましょう」
「そろそろ、勝つのが難しくなってくるんじゃないかしら?」
「うーん、皆ちょっと待ってね!どうにか勝てそうなカード探すから」
「サヨリ、どうしようもなかったらパスでもいいのよ~?パパは力も強いんだから~」
「うん!このカードなら勝てるかも!とりゃー!」
【パパ】VS【絶望】
「ナツキちゃんのパパに絶望を突き付けるよ!」
「フィジカルは強くてもこれは耐えられるのかしら……」
「サヨリちゃん、意外ととんでもないカードしれっと出しますね……後半戦がしんどくなりますよ?」
「サヨリあんた……うん、負けね。こんなどぎついカード突き付けられると思ってなかったわ」
「ふっふっふー、ナツキちゃんこれが絶望だよ、ターンエンド」
×【パパ】VS【絶望】〇
「さて、一巡して私のターンなわけだけど……」
「モニカちゃん勝てるカード持ってるの?」
「絶望に打ち勝てるカードはそうそうないと思いますが……」
「無理よ……勝てるわけないわ……」
「なぜかナツキが絶望しちゃってるけど大丈夫かしら……仕方ないわね、ここは私も強いカードを……」
【絶望】VS【デウス・エクス・マキナ】
「機械仕掛けの神様ってこと?また雑に強いカードが出てきたわね……」
「ご都合展開でナツキちゃんのパパを絶望から救い出すわ」
「むしろ、これに勝てるカードあるの!?ジョーカーみたいなカードじゃん!」
「でも、それに勝てるように手元のカードで知恵を絞るのがこのゲームの醍醐味だと思います……」
×【絶望】VS【デウス・エクス・マキナ】〇
「さて、実質神様が出てきちゃったわけだけど、ユリ、パスする?」
「ちょっと考えさせてもらってもいいですか……」
「でもこのカード、神様だよ、舞台のセットとか演出の方法だとしても、絶望から救うくらいの力はあるよ!」
「ん?待ってサヨリ、舞台のセットってことは燃やせば勝ちじゃないの?セットなんだし」
「うーん、私としては演出の方法って感じで考えてたけど、確かにセットって見方もできるかもしれないわね」
「!それならこのカードで勝てるかもしれません」
【デウス・エクス・マキナ】VS【制御不能】
「機械のセットを制御不能に陥らせます」
「実質サヨリのアシストがなかったら積みだったわよね、この局面」
「やったー、私のおかげで……ってカード減っちゃうからダメじゃん!」
「ありがとうございますサヨリちゃん、後でおいしい紅茶でも入れますね」
「火傷している情景が目に浮かぶのはさっきのカードのせいね……」
×【デウス・エクス・マキナ】VS【制御不能】〇
「では、次はナツキちゃんのターンです」
「制御不能ってどんなカードぶつければいいのかしら……」
「状態異常だし、ここからの連想はしにくいわよね……」
「ふふふ、このカードが役に立つとは思いませんでした……」
「んー、だめ!考えつかないわ、パスよパス!」
ナツキパスのため【制御不能】が場に残る。
「さーて、私の番だね!」
「あんたまさか、これに対抗できるカード持ってるわけ?」
「制御不能を直すカードなら機械系のボルトとかでしょうか……」
「若しくは無理やり機械の動きを止めちゃうなんかも有効ね」
「私の出すカードはこれだよ!」(バシーン)
【制御不能】VS【白昼夢】
「今までのことは全部夢だったんだよ!」
「夢落ちなんてサイテーです……」
「実際これも物語を終わらせるのには有効よね、サヨリも強いカードたくさん作ったのかしら?」
「漫画だったら打ち切りよね」
×【制御不能】VS【白昼夢】〇
「さて、この手札でどうしたものかしら……」
「夢落ちしちゃったし、どうしようもなくない?」
「えへへー、これが私の切り札だよ!」
「ということは、後のカードはそうでもないのですね……」
「うーん、パスよ。さすがにどうしようもないわ」
モニカパスのため【白昼夢】が場に残る。
「さてユリ、あなたの番よ」
「私もここで出せそうなカードは……パスですね」
「まぁ、仕方ないわよね、そうそう勝てないわよ」
「えへへー、これは勝利に一歩近づいたかな?」
ユリパスのため【白昼夢】が場に残る。
「ナツキちゃん、手番どうぞ」
「いや、どうぞって言われてもこんなのどうすんのよ」
「ナツキもこれにはカード出せないみたいね」
「モニカちゃん、1週回ったらこれどうなるの?」
「普通の大富豪と同じでカードが場から取り除かれて好きなカードが出せるようになるわよ」
「悔しいけど、パスよ……」
ナツキパスによりサヨリに手番が戻るため【白昼夢】が場から追放される。
「じゃぁ、もう一回私の番だね!」
【雨】
「やっとまともなカードが出たわね……」
「ここでも強いカードが出たらどうしようかと思ったわ」
「でも、もうナツキちゃんの手札は2枚ですよ……ここで止めないと……」
「任せてユリ、このカードなら勝てるわ」
【雨】VS【野菜】
「サヨリの雨で道端の野菜がグングン育っていくわよ」
「道端の野菜って何よ……でもまぁ、成長には必要不可欠よね」
「えー、でも根腐れしちゃうかもしれないよ!」
「でも、水はお野菜を育てるのには必要な要素です……大雨とかならサヨリちゃんの勝ちでしたが……」
「えへへ、これで私の手札も2枚ね」
×【雨】VS【野菜】〇
「さて、お野菜ですか……」
「まぁ、これは勝ちやすいカードよね、モニカにもあんまり手番渡したくなくなってきたわね」
「渡すも渡さないもモニカちゃんの前の手番を握ってる私次第だけどね!」
「どうやって勝つのかちょっとワクワクしてきたわ」
「では、このカードで……」
【野菜】VS【ナイフ】
「ナイフで野菜を切り刻みます」
「持ってるとは思ってたけど……まぁ、パパとかに使われなくってよかったわ……」
「うーん、これはユリの勝ちね」
「ユリちゃんがナイフをまともな使い方で使ってる!?」
×【野菜】VS【ナイフ】〇
「さてナイフね……ナツキはどう立ち回るのかしら?」
「切れないものなら勝てるんじゃない?」
「鉄とかなら切れなさそうですね……」
「うーん、微妙だけどこのカードで勝負よ」
【ナイフ】VS【キャンディ】
「キャンディなら固いしナイフでは切断できないわよね」
「確かに、これはユリの負けかしら……?」
「腕力でかち割る事もできそうですが、ナイフの本質ではないですし、負けですね」
「キャンディって案外強いカードなのかも!?」
×【ナイフ】VS【キャンディ】〇
「うーん、私の番だね」
「人系のカードなら勝てるけれどサヨリは持っているのかしら?」
「ほかにも叩き割ったり勝ち筋は多いはずよ」
「でも、これ以上サヨリちゃんにカードを消費されるとサヨリちゃんが勝ってしまいますね……」
「だめだー、勝てるカードがないよー!」
「うそでしょ、私のキャンディに勝てるカードないの?」
「これは、手札が相当弱いんじゃないかしら?」
サヨリパスのため【キャンディ】が場に残る
「じゃぁ、今度は私の番ね」
「モニカも手札後2枚なのよね……」
「でも……皆かなり接戦ですね……」
「むー、序盤で強いカードを切りすぎちゃったかなぁ……」
「順当にこのカードで勝ちに行くわ」
【キャンディ】VS【モニカ】
「私がキャンディを食べるわ」
「やはり人に対して食べ物は無力でしたね……」
「ユリがナイフのカードを使っておいてくれてよかったわ……」
×【キャンディ】VS【モニカ】〇
「私の手番ですね……」
「まずいよ!モニカちゃんリーチだよ!どうにかユリちゃん止めて!」
「言ってあんたも2枚じゃないの!」
「さーて、ユリ。部長の私に勝てるかしら~?」
「仕方ないですね、少々手荒にいきましょう」
【モニカ】VS【爆発】
「モニカちゃんを爆破します」
「……(-_-;)」
「……( Д ) ゚ ゚」
「……ユ、ユリちゃんの勝ちだね~、あ、あはは……」
「爆破しましたからね」
×【モニカ】VS【爆発】〇
「えっと、気を取り直して、どれにしようかしら……」
「モニカちゃん……部長の座は私が引き継ぐからね?」
「サヨリ!?勝手に殺さないで!まだ生きてるから!」
「では、副部長の座は私がいただきますね……ふふふ」
「よし、決めたわ。このカードで勝負よ」
【爆発】VS【漫画】
「ギャグ漫画なら爆破オチでも次のコマでは生きているわ!」
「バトル漫画でも爆破して『やったか!』とか言うと大抵生きてるよね!」
「漫画の世界では爆破は負けフラグなのですね……」
「ナイフなら漫画バラバラにされてたわね……ほんと、使ってくれててよかったわ」
×【爆発】VS【漫画】〇
「うーん、私の番だけどどうしよう……」
「やっぱり序盤で飛ばし過ぎると後半戦がきついわよね」
「モニカちゃんも私も残りは1枚ですからここは正念場ですよ」
「そうねユリ、ここでどのカードが来るかで私の勝ちが決まるわよ」
「うーん、えーい!困ったときはこうしよう!」
【漫画】VS【太陽】
「太陽の中に漫画を放り込むよ!」
「燃えるわね」
「燃えますね」
「燃やされたわ……」
「困ったときは太陽へ!ってどこかの博士も言っていたよ!」
×【漫画】VS【太陽】〇
「さて、これでナツキ以外手札が一枚で、私の手番が回ってきたわけね」
「でもどうするのこれ、太陽なんてかなり強いカードに見えるんだけど」
「お野菜を残しておけば、太陽で成長するとかもできたのかもしれませんが……」
「切り札だからねー、そう簡単には負けないよー!」
「だめね、いい案が思いつかないわ、ユリあなたの手番よ」
モニカパスのため【太陽】が場に残る
「とは言われましても、私のこの手札では……何もできないです……」
「確かに強いカードだから勝てなくても仕方ないわね……」
「とりあえず私の番は回ってきそうね、一安心って感じよ」
「このまま皆パスなら私の勝ちだねー」
ユリパスのため【太陽】が場に残る
「ナツキちゃん!あなただけが頼りです!」
「そうよナツキ!ここで何か出さないとサヨリが勝っちゃうわよ!」
「ふふーん、これで勝てば部長の座は私の物だね!」
「そんなルールだったっけ!?でもまぁ、あんたが部長になるのはしばらくお預けよ。これで太陽とバトルよ」
【太陽】VS【猫】
「猫は太陽で日向ぼっこするわ、たとえ夏の暑い日でもね」
「でかしたわナツキ!確かに猫は日向ぼっこするし、何なら太陽に合わせて寝る場所すら変えるわ!」
「これはナツキちゃんの勝ちですね、でもこれで皆手札は一枚……」
「むぅー、私の部長の座が~」
×【太陽】VS【猫】〇
「さて、サヨリの番よ」
「ちょっと緊張しますね……」
「むぅー、最後のカードはこれだよ!」
【猫】VS【愛】
「猫ちゃんを愛でて愛でて懐柔するよ!」
「うーん、猫は構いすぎると逆効果なんじゃないかしら?」
「たしかそうね、小さいころ猫に構いすぎて手をひっかかれたことがあるわ」
「猫は大人しいですが、我慢しているだけとも……個体差はあると思いますが……」
「サヨリ、残念ながら同意が得られなかったみたいだし、そのカードは手札に戻して手番が次に渡るわよ」
「うえー、ダメだったかー、むぅー」
〇【猫】VS【愛】×
「さて、私の手番ね」
「最後の一枚何を残したのかは気になりますが、出さないという選択肢はないでしょうね」
「猫ちゃんが最後の壁になるとは思わなかったよー」
「さて、私の猫ちゃんをどうするのかしら?」
「心苦しいけど、こうするしかないわね」
【猫】VS【コーヒー】
「猫にコーヒーを飲ませるわ」
「モニカ、ちょっとひどくない?」
「カフェイン中毒にしてしまうというのですね……」
「うーん、コーヒー豆なら猫が勝つよね?」
「よく知ってるわねサヨリ、猫が作るコーヒー豆もあるのよ」
「猫が作るの?栽培しているところに猫でも放し飼いにしてるの?」
「いいえ、違うわナツキ、コーヒー豆を猫に食べさせてその糞からコーヒー豆を取るのよ」
「糞からコーヒーを取るのですか……⁉」
「実際高価で取引されるのよ、喫茶店で1杯8000円もするとか……」
「すごいコーヒーもあるんだね……私は遠慮したいけどなー、えへへ……」
「結局これ、どっちの勝ちなのよ?」
「コーヒー豆ならナツキちゃんの勝ちだっと思いますが、コーヒーそのままですからね」
「カフェイン中毒で苦しむ猫ちゃんなんて見たくないよー」
×【猫】VS【コーヒー】〇
「私の勝ち~!部長の座は渡さないわよー」
「でも、皆惜しいところまで行きましたね、モニカちゃんと私の順番が逆なら私の勝ちだったかもしれません」
「なるほど、ユリの最後のカードは【檻】だったのね……確かに順番が逆なら危なかったわ」
「ナツキちゃんのカードは何だったの?」
「私のカードは【カップケーキ】よ、結局どこにも使い道がなかったわ」
「あはは、ナツキらしいカードね、タチバナ君とか私に効きそうなカードだったわね」
「私もカップケーキが来たら負けちゃうよー」
「わ、私もナツキちゃんのカップケーキは大好きです……」
「褒めてもカップケーキくらいしか出てこないわよ……」
「わーい!ナツキちゃん大好き!今度一緒に食べようねー」
「大変でしたら、私も作るのお手伝いしますので……」
「うんうん、皆でカップケーキ作るのもいいかもね」
「それって文芸部の部活動じゃないでしょ、まぁあんたたちがいいならいいんだけど……」
「文芸部としてじゃなく友達として……友達としてお手伝いしたいです」
「ユリ……し、仕方ないわね!今度の休みに皆でカップケーキ作るわよ!」
「やったー!いっぱい食べるよ!」
「食べるだけじゃなく作ってよね!」
「私もお気に入りのお紅茶を持っていきますね」
「みんなが仲良くなってくれて、部長嬉しい」
「ごめん!補習で遅れちまった!」
「あら、タチバナ君、テストの点が悪かったみたいね?今度お勉強を教えてあげるわ」
「テスト終わってすぐなんだぜ、勘弁してくれよ……」
「まずは、テストのお疲れ様会しようよ!ナツキちゃんのカップケーキで!」
「いいわね!カップケーキ作りの会とテストお疲れ様会一緒にやっちゃいましょ!」
「私も賛成です……ぜひタチバナ君のおうちでパーティしましょう」
「タチバナ、ちゃんと事前にオーブンはきれいにしておくこと!いいわね!」
「おっけー、おっけー。じゃぁ今度の休みにテストお疲れ様パーティだな!」
「うふふ、さぁ、皆!休日の過ごし方は決まったし、いつも通り詩の見せ合いを始めるわよ!」
短編で書いてみましたけど意外と面白かったです。
各キャラのカードは好きな単語や関係ある単語から選んでみました。
小ネタもちょくちょく挟みつつ楽しく書けたのでよかったです。
機会があれば今度はみんなの手札がランダムの状態で語彙大富豪をさせてみたいと思います。
ここまで見ていただいてありがとうございました!!
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