Syndrome (藺草影志(OVERBLOOD))
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Syndrome

目次

I.

II.

III.

IV.

V.

VI.

VII.

VIII.

IX.

X.

XI.

XII.

XIII.

XIV.

XV.

XVI.

XVII.

XVIII.

XIX.

XX.


I.

 

忍「綺麗な金髪……アリスでもカレンでもなさそうですね」

 

エリー「困ったわね、この辺りに住んでいるはずなのに」

 

忍「ハ…ハロー?」

 

エリー「あら、あなた見た目は和風だけど英語を話せるのね」

 

忍「い、いえ。得意なのはハローだけなので日本語でお願いします」

 

エリー「わかったわ。それで私に何か用?」

 

忍「困っているように見えたのでつい話しかけてしまいました」

 

エリー「友人に会い来たけど、道に迷っていたから助かるわ。この辺に住んでるソフィーって名前の子、知っているかしら?」

 

忍「聞き覚えのないお方ですね。住所はありますか?」

 

エリー「伝から聞いたこの文字列のことかしら」

 

忍「その住所なら4つほど曲がった先のお屋敷だと思います。せっかくですので案内しますよ」

 

エリー「あら、案外近かったのね。あなたがいてくれて助かったわ」

 

 

 

II.

 

エリー「あなた美味しそうね、名前は何て言うのかしら?」

 

忍「私は大宮忍と申します。みんなからはシノと呼ばれています」

 

エリー「私はエリー。よろしくね」

 

忍「エリーもイギリスから来たのですか?」

 

エリー「最近は疲れて寝ていたけど、前まで世界中を旅していたわ」

 

忍「私はこの街を飛び出しイギリスや世界を観て回りたいのでエリーが羨ましいです」

 

エリー「…郷土は大切にしなさいよ」

 

忍「…?もちろんです」

 

 

 

III.

 

 

ピンポーン

 

 

ソフィー「ん?特に通販は頼んでいないはずだが…」ガチャ

 

エリー「ソフィー!!久しぶりね、何年振りかしら?」

 

ソフィー「…灯、何故コイツを連れて来た…?」

 

忍「いえ、灯ちゃんではないですよ。私は大宮忍と申します」

 

ソフィー「申し訳ない。寝起きで知り合いと見間違えてしまったようだ」

 

忍「エリーが道に迷っていたので私が案内したのです。ひょっとして連れて来てはご迷惑でしたか?」

 

ソフィー「エリーだけなら追い返したところだ。君、随分礼儀正しいな。エリーにも分けてやりたいぐらいだ」

 

エリー「ソフィーったらつれないわね。久しい友人に対する態度じゃないわよ」

 

ソフィー「私は君を友人だと思ったことは一度もない。騒がしい隣人だ」

 

エリー「隣人を愛してこそ…

 

ソフィー「あいにく私たちには無縁な言葉だ」

 

 

 

IV.

 

ソフィー「忍もいるし、立ち話では客人に失礼だ。入りたまえ」

 

忍「私も宜しいのでしょうか?」

 

エリー「気にすることはないわよ、ソフィーの家は片付けが行き届いて落ち着くわ」

 

ソフィー「何故エリーが答える…。必要最小限あれば良いからな、散らかった部屋は好きではない」

 

忍「素敵な洋館ですね…お伽話に出て来そうな雰囲気です」

 

ソフィー「ふふ、お伽噺か。それは嬉しいな」

 

エリー「どちらかと言えば推理小説モノのお屋敷じゃないかしら」

 

忍「そんなわけありません!この部屋だって優美な飾り付けがされていますよ」ガチャ

 

ソフィー「待った!その部屋は!?」

 

 

パタン

 

忍「勝手に開けてごめんなさい…」

 

ソフィー「いや…良いんだ。捨て切れないモノを溜め込んでしまった私の不甲斐なさが原因だ」

 

 

 

V.

 

ソフィー「そこのソファーでくつろいでいてくれ、お茶を用意する」

 

忍「ソフィーもエリーも外国のお嬢様なんですか?」

 

エリー「そうね…ある意味では名の知れた存在だったわね」

 

忍「そうなんですか!2人共とても綺麗で、特にエリーの金髪は一度梳いてみたいです!!」

 

エリー「良いわよ?お風呂上がりに髪を整えるのをお願いしようかしら」

 

忍「任せてください!エリーにピッタリの髪型にしてみせます」

 

ソフィー「なんだ泊まる気か?エリーはともかく、忍は親御さんが心配するのではないか?」

 

忍「そうでした…すいませんソフィー、電話を借りても良いですか?」

 

ソフィー「良いぞ。今時の高校生で携帯電話を持ち歩いていないとは珍しいな」

 

 

 

VI.

 

忍の母『はい、大宮です』

 

忍『あ、お母さん?今日お友達の家に泊まっても良いですか』

 

忍の母『あら、珍しいわね。誰と泊まる予定なの?』

 

忍『最近知り合ったソフィーとエリーです』

 

忍の母『聞いたことない子ね…2人はどんな感じの子なの?』

 

忍『ソフィーは銀髪の淑やかな女の子、エリーは金髪で賑やかな女の子です』

 

忍の母『あらあら、金髪少女に銀髪少女とは…それならオッケーよ。

今度うちにいらっしゃい、いつでも歓迎するわ』

 

 

 

忍「お母さんに聞いてみたらオッケーでしたので大丈夫です」

 

ソフィー「…灯の時もそうだったが、最近の親御さんの間ではこの対応が普通なのだろうか…?」

 

 

 

VII.

 

忍「ソフィーもエリーもトマトジュースが好きなんですね、ティーセットまであるのに少し意外です」

 

ソフィー「なんだ、エリー。話していなかったのか」

 

エリー「相容れないならそれまでのこと。所詮は人間、正体を知れば掌を返して逃げ出すわ」

 

忍「あの、すいません…お二人が何を言っているのかよくわからないです」

 

エリー「人間のお嬢さんよく聴いて。私やソフィーは吸血鬼なの。血を啜り、空を飛び、人々を恐怖に落とす存在よ」

 

忍「そうだったんですか。まさか吸血鬼を目にするとは思わなかったです」

 

エリー「…?私の言葉を嘘だと思ってない?」

 

忍「私にとって吸血鬼はずっと御伽噺の存在だと思っていました

ですがこうしてソフィーやエリーのような素敵な方々と知り合えるのならもっと町中に吸血鬼が居ても良いと思います」

 

エリー「口では何とでも言えるわ、だったらこうして襲われてもあなたは平気なの?」

 

忍「や…優しくしてくださいね…。それともう少し抱き寄せ、見つめ合う感じでお願いします」

 

エリー「…風変わりな子ね」

 

ソフィー「安心しろ、今では忍や灯のような性格の子もいる。

吸血鬼を恐れる時代は廃れた、人間の友人も悪くないぞ」

 

 

 

VIII.

 

エリー「わかったわ、シノのこと認めてあげる。ところでさっきからソフィーが言う灯って誰よ」

 

ソフィー「私の家に一緒に住んでいる人間の少女だ。噂をすればなんとやら」

 

灯「ただいま!ソフィーちゃん。ってあれ?お客さんがいるね、お友達?」

 

ソフィー「おかえり、灯。知人のエリーと忍だ」

 

忍「大宮忍です、よろしくお願いします」

 

エリー「エリーよ。あなたはソフィーの召使いなの?」

 

灯「私は天野灯、ソフィーちゃんの友達で一緒に住んでいるだけだよ」

 

エリー「吸血鬼と知った上で言っているのかしら?」

 

灯「もちろん。ひょっとしてエリーちゃんも忍ちゃんも吸血鬼なの?」

 

エリー「あなたもちょっと変な子ね…私はソフィーと同じく吸血鬼よ」

 

忍「私は普通の人間ですよ」

 

ソフィー エリー「「普通?」」

 

 

 

IX.

 

灯「それじゃあ、晩御飯の用意をしてくるね」

 

忍「私も手伝います」

 

 

 

エリー「ソフィーあなた変わったわね」

 

ソフィー「そうか?そうだな…灯といると毎日が騒がしくて少しウンザリだ」

 

エリー「自覚はないのかしら…あなたと長年一緒に居たけど、そんな顔見たことないわ」

 

ソフィー「…」

 

エリー「少しあの子に嫉妬しちゃうわね」

 

ソフィー「エリー、今は昔とは違う。日の目を見ると灰になるが闇に隠れて生き延びる時代ではない。灯や忍も吸血鬼と知っても尚、友好でいてくれる」

 

エリー「それはあの子達が特殊なだけよ」

 

ソフィー「灯の友達のひなたも私のこと恐れず、友達だと言ってくれた。

エリー、君も人間と仲良くできないか」

 

エリー「…そうね。2人を見ていると深く考えてる自分がバカみたいに思えてくるわ」

 

ソフィー「…!それなら」

 

エリー「良いわよ、面白い人間なら仲良くしてあげる」

 

 

 

X.

 

エリー「それにしても、私が眠っている間に随分栄えたみたいね。見慣れない道具が一杯だわ」

 

ソフィー「どれも役に立つ、今では毎日の生活に欠かせないものだ」

 

エリー「その膝の上に乗せてあるのは。何かしら?」

 

ソフィー「これはパソコンだ。世界中の人に繋がることができる道具だぞ」

 

エリー「この小さいお人形、精巧な作りをしているわね」

 

ソフィー「それはフィギュアだ、壊れやすいからあまり触らないでくれ」

 

エリー「ふーん…。そのフィギュアってのは何の役に立つの?」

 

ソフィー「それを見るたび過ぎ去った作品を詳細に思い出せる。また、殺風景を彩り、意欲が湧くぞ」

 

エリー「そんな多機能なインテリアがあったのね、私も家に飾ってみようかしら?」

 

ソフィー「ある程度の知識を取り入れてからの方が効果がある。今度お勧めの作品を紹介しよう」

 

 

 

XI.

 

灯「ソフィーちゃん、エリーちゃん。そろそろ出来上がるからみんなで食べよう」

 

「「わかった」わ」

 

忍「灯ちゃんは手際が良いですね。いつも調理をされているのですか?」

 

灯「小さい頃からお母さんのお手伝いをしていたからかな?ソフィーちゃんと暮らしてからは三食と弁当も作らなきゃだし」

 

エリー「人間は毎回料理をする必要があって大変ね」

 

ソフィー「その点血液で済むのは楽だ、色々工夫しなきゃ飽きてしまうがな」

 

エリー「それはあなたが人間から直接吸血しないからよ。大体瓶詰では吸った相手が誰なのかわからないじゃない」

 

ソフィー「それなら顔写真付きで提供者がわかる。それはこの子だ」

 

エリー「便利な世の中ね…結構好みかも」

 

灯「私も提供すればソフィーちゃんに飲んで貰える…!」

 

ソフィー「おい、やめろ」

 

 

 

XII.

 

エリー「ソフィーにあげるぐらいなら私に頂戴」

 

灯「し…仕方ないなぁ…。ちょっとだけだよ?」

 

ソフィー「ふ、2人とも食事中にはしたない真似するな!」

 

エリー「あら?吸血鬼にとってこれは立派な食事よ」

 

忍「灯ちゃんだけズルいです!エリー、私の血を吸ってついでに髪を梳かさせてください」

 

灯「忍ちゃんの頼みでもこれだけは譲れない。私が先に人形のようなエリーちゃんのお肌を堪能するの!」

 

忍「いえ、先にエリーと知り合ったのは私です。ですから先にやわ肌のような唇から吸われる権利は私にあります」

 

灯「そんなの詭弁だよ。エリーちゃんから望んできたことだから私が先!」

 

忍「それなら灯ちゃんが帰って来る前に一度吸血されかけた私に利があります。さあエリー、あの時の続きをお願いします」

 

エリー「ごめんなさい。2人からは血を吸いたくない…」

 

「「どうして!?」」

 

 

 

XIII.

 

「「しゅん…」」

 

ソフィー「何故団欒からこの世の終わりのような雰囲気になっているんだ…」

 

エリー「シノはどうしてそこまで私の髪に拘っているの?」

 

忍「小さい頃から外国に憧れはありました。金髪少女の魅力に強く惹かれたのは中学時代、イギリスのホームステイ先でアリスに出会ってからですね」

 

灯「中学でホームステイしたの!?凄い行動力だね」

 

エリー「ちょっと、私のことを少女だと思ったら大間違いよ。この場の誰よりも最年長なんだから」

 

ソフィー「私が…340歳ぐらいでエリーは私より100歳程年上だ」

 

灯(吸血鬼でも鯖読むんだ…)

 

忍「やっぱり吸血鬼は長生きなんですね。でも、そのおかげで本来出会えなかった時代の方々とこうしてお話しできるのが嬉しいです」

 

灯「忍ちゃんの言う通り、私もソフィーちゃんやエリーちゃんのような不思議なお友達と巡り逢えて幸せだよ」

 

エリー「…あなた達のような子が隣にいたらもう少し楽しい時代を送れたのかもしれないわね」

 

ソフィー「エリー、君が100年眠りに就いた訳は…」

 

エリー「気に掛けないで、ソフィー。昔のことだから」

 

 

 

XIV.

 

「「御馳走様でした」」

 

灯「お風呂入れてたけど誰から入る?」

 

忍「エリー。一緒に入りませんか?」

 

エリー「御断りするわ。だけど約束だし、お風呂上がりに髪を梳かせてあげる」

 

忍「本当ですか!?ありがとうございます!!」

 

灯「ソフィーちゃん、私たちも一緒に…

 

ソフィー「断る」

 

灯「まだ言い終わってないのに…!」

 

ソフィー「それに食後直ぐに風呂に入るのは健康や寿命に良くない、少し休んでから入りなさい」

 

エリー「人間ならともかく、吸血鬼のあなたが寿命を気にしてどうするの…」

 

 

 

XV.

 

忍「なんて眩い…しかもこの手触り…エリーは本当に可愛くて綺麗ですね」

 

エリー「そ…そう?ありがと。でもシノの金髪好きのきっかけとなったのはアリスって子よね」

 

忍「強く意識し始めたのはその頃からです」

 

エリー「その子と私、どっちが好み?」

 

忍「エ、エリーなんて残酷な質問をするのですか…」

 

エリー「ふふ。私、選ばれなかったら泣いてしまうかもしれないわ」

 

忍「優劣を付けるなんてことできません。アリスもエリーも掛け替えのない私の友達。みんな違って、みんないいんです」

 

エリー「シノ…眩しいから少し離れて」

 

忍「まだ結び終わってないですよ」

 

 

 

XVI.

 

ソフィー「私たちはこれからが自由時間だが、人間はそろそろ眠る時間ではなかったか?」

 

灯「そうだね、私たちはそろそろ眠るね。おやすみー」

 

忍「おやすみなさいソフィー、エリー」

 

エリー「また明朝に会いましょう」

 

ソフィー「そういえばエリーも泊まるんだったな、部屋は2階の突き当たりを使ってくれ」

 

エリー「わかったわ。それにしても人間の少女に振り回されるとは思わなかったわ」

 

ソフィー「見てる分には面白かったぞ、エリーは2人に慕われていたじゃないか」

 

エリー「慕うと言うより人形だったり金髪だったり理想の押し付けに見えたのは気のせいかしら」

 

ソフィー「それはあるかもしれないが、好意であることは間違いない。恐れを抱いてたり嫌いな相手にはしない態度だ」

 

エリー「人間から恐れられる時代を羨む日が来るとは思わなかったわ」

 

ソフィー「…君はわかりやすいな。本当の気持ちを偽っているだろう」

 

エリー「なによ、いきなり」

 

ソフィー「さっきからずっと満ち足りた顔をしていたぞ」

 

 

 

XVII.

 

ソフィー「さて、朝が来るまでに夜風に当たりながら散歩でも行ってくるか」

 

エリー「珍しいわね、あなたが外に出るなんて」

 

ソフィー「ここは平和だからな、在らぬ疑いを掛けられることもない」

 

エリー「夜に吸血鬼が彷徨くだなんて、この辺りの人間が心配だわ」

 

ソフィー「私が人を襲うことはない。それに、近所の人からは私が心配される立場だ」

 

エリー「吸血鬼の威厳も地に落ちたものね」

 

ソフィー「地上の人間と手を取り合えるなら喜んで地に落ちようではないか」

 

エリー「…本当に、変わったわね」

 

 

 

XVIII.

 

灯「ここが私の部屋だよ。忍ちゃん、一緒のベッドで寝よう」

 

忍「お人形さんを沢山飾っていますね、素敵なお部屋です」

 

灯「わかってくれるの!?みんなこの子達を怖がるから少し寂しかった」

 

忍「どれも素敵なお人形さんです。全部手作りなんですか?」

 

灯「半分以上はお母さんが作ってくれたの。最近では一人で作れるようになったよ」

 

忍「灯ちゃんはお裁縫が得意なんですね。私もよくドレスを仕立てたりしてました」

 

灯「そうなんだ!今度どちらがソフィーちゃんを引き立てる衣装を洋裁できるか勝負しない?」

 

忍「それならば私はエリーの洋服を仕上げますよ。今のエリーを更に魅力的にして見せます」

 

灯「ふふ、私だって負けないよ」

 

 

 

エリー「何かしら…急に寒気がしたわ…」

 

ソフィー「奇遇だなエリー、私もだ…」

 

 

 

XIX.

 

忍「予期せぬ訪問にも関わらず泊めて頂きありがとうございました」

 

ソフィー「気にするな、忍ならいつでも遊びに来てくれて構わないぞ」

 

灯「忍ちゃん、また来てね!約束だよ」

 

忍「もちろんです」

 

 

エリー「あら、もう帰ったのかしら。少し残念ね」

 

ソフィー「君はいつまで居る気だ?」

 

エリー「昨夜帰るつもりだったのだけど、つい話し込んで忘れてたわ。今晩には戻るから、もう少し居るわ」

 

灯「夜まで一緒に過ごせるね」

 

エリー「悪いけどそろそろ眠いから、寝るわ」

 

ソフィー「私もだ。おやすみ、灯」

 

灯「ソフィーちゃんもエリーちゃんも眠る時間だったね、おやすみ」

 

 

 

XX.

 

忍「あの後ろ姿は……アリス!!」

 

アリス「シノ…!」

 

忍「会いたかったですよ、アリス」

 

アリス「シノ…どこに行っていたの」

 

忍「友達のお家に泊まりに行ってました」

 

アリス「シノマムから聞いたのだけど、その友達って金髪少女って本当?」

 

忍「泊めてくれたのは銀髪のソフィーでその子の知り合いが金髪のエリーです。2人ともとっても可愛らしかったですよ」

 

アリス「…!もう知らない!シノのバカ!!スケコケシ!!!」

 

忍「そ、そんなアリス…どうして?ま、待ってくださいアリス!置いてかないでください!」

−−−−−−−−−−−−−−

end.



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