デート・ア・ブレイドダンサー (深淵の覇者)
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第2の人生

こんにちは、また、話が浮かんできたので書いてみました。

自信は全くないですがとりあえずつまんないと思ったらブラウザバックしてください。


みんなの声が聞こえる

 

だが、その声が共通していることは嗚咽が混じっているということ

 

あれ?そういえば俺はなんでただ聞くだけなんだっけ?ちゃんと応えてやらないとみんなが不安になっちまうよな。でも、声が出ない、出そうとはしているが、どうしても声が出てくれないのだ。

ああ、そうだった、確か俺はDEMとの戦いで天使を使いすぎたことにより、消滅しかかっているんだったな。

 

そんなことを、頭の中で思考していた。

 

はぁ、ごめんなみんな、もう目も開かねぇ。真那そして、澪。

はぁ、もっとみんなと一緒に居たかった、幸せにしてやりたかった……でも、もう俺にはそんなことは、出来ないから彼女たちが幸せになることを、祈ることしか出来ないんだな。

 

と、考えていると突然頭の中から声がしてきた

 

「なら、その願い、僕が叶えてあげようか?」

 

「だれだ?」

 

「んー、一応君たちに1番馴染みのある言葉で表すと《神》かな」

 

・・・・は?神?もしかして、痛い人?

 

「いや、違うよ。本物さ」

 

なるほど、思考を読めるのか

 

「うん、そうだね。まぁ、ここは僕の空間でもあるから、当たり前って言ったらそうなんだけど」

 

「分かった、あんたのことは、信じよう。疑って悪かった」

 

と、素直に頭を下げると

 

「いやいや、別にいいってそんなこと」

 

それよりも

 

「君には2つの選択肢がある。1つは、このまま死ぬか。2つ目は、転生するか。」

 

さぁ、どちらにしたい?と、聞かれたので、それなら転生で、と、頼むと

 

「わかった、それじゃあ、君はこれまで精霊たちのために、様々なことをしてきた。だから、君の大切で大好きな精霊たちが否定されない世界に精霊たちも一緒にさせてあげよう」

 

「え?そんなこと出来るのか?」

 

みんなはそれを受け入れるのか、と言う意味も込めて聞くと

 

「大丈夫、彼女たちは、望むさ。だから行ってらっしゃい」

 

そういうと、体が光で包まれ始める

 

「そうか、ありがとう」

 

と、感謝の言葉を述べるとその瞬間、意識が暗転した――

 

 

 

 

お…てく…し…ー、起きてく…し…ー、起きてくれシドー!

 

え?十香の声?

 

その瞬間目が一気に覚めて起き上がる

 

「十香!それに、みんな!」

 

そう、今俺の周りには精霊のみんながいる。ていうことは、無事に転生出来たということなのか?

 

「十香、四糸乃、琴里、狂三、耶倶矢、弓弦、美九、七罪、折紙、二亜、六喰、それに澪もいるのか」

 

と、呟くと木の影から

 

「私達もいるわよ」

 

と、聞き覚えのある声がして、振り向くとそこには

 

「万由里!それに鞠亜なのか?」

 

そこには、消えたはずの万由里と鞠亜がいたのだ。

 

「ええ、さすがに驚いたわ。だって消えたはずなのに気づいたら、こんな所にいるんだもの」

 

「はい、私も電脳世界にしかいれないはずなのですが、どうやら今の私は士道の中にいることで生きられ、士道から霊力さえ貰えれば問題ないようです」

 

その証拠にと、言われ体を見ると…

 

「なっ!これは一体…」

 

「それ、見るからに私たちのマークなんじゃないかしら」

 

―ここに来る前にあった女から聞いたから―と、琴里が言うので

 

「お前も会ったのか?」

 

「ええ、いろいろと教えて貰ったわ」

 

例えば

 

「あなたの体、少し弄られているらしいわよ」

 

は?どういうこと?

 

「いい?今から言うことは本当のこと。まず、どういう仕組みかは知らないけど、私たちは、あなたの中にいることが出来るらしいの、実際入り方は、頭の中にあるのよ。」

 

理由は知らないけどね、と言う

 

「でも、一つあり得るとすれば、あの神になにか願ったりはしてない?」

 

「ああー、願ったっていうよりは、どっちかっていうと、あっちから願いを叶えてあげようって感じで、来たからなぁ」

 

はぁ、と琴里がため息をつくと

 

「で?何を願ったわけ?私たちも一緒に転生なんて、普通の願いには思えないんだけど」

 

嘘は許さないというような、瞳で見てくる琴里だが、そもそも士道は嘘をつこうとかは思ってないので、正直に話した。

 

「それは、精霊たちの、いや、お前達全員の幸せだ!」

 

「?どいうこと?それでなんで私たちは、転生されたわけ?」

 

「それは、きっとその神は、本当の私たちの幸福を見抜いていたからだと思う」

 

折紙のその言葉に琴里は訝しみながらも先を促した

 

「まず、私たちは士道がいなかったらここにはいない」

 

だから

 

「士道がいる場所が、いや、士道と一緒にいること、生きることが、私たちの真の幸せだと私は思う」

 

と、折紙が話し終わると

 

「うむ!私も士道と一緒だと楽しいぞ!」

 

「わ、私も士道さんと、一緒がいいです」

 

「私もですわ」

 

「まぁ、我も、我々八舞の所有物である、士道と一緒にいる方がいいしな」

 

「翻訳、耶倶矢は士道とはずっと一緒にいたい!だそうです」

 

「なっ!そんなこと言ってないし!」

 

「疑問、本当にですか?」

 

「うっ!確かに少しくらいは思ってなくもないけど」

 

「安心、大丈夫ですよ、耶倶矢。私も同じ気持ちですから」

 

「ふふ、もちろん私もダーリンと一緒が1番ですよー」

 

どうやら、みんな同じ気持ちのようでよかった。

 

とりあえずまずは、行き先を決めないといけないな

 

と、思いながら士道は第2の人生を生きることになった――この先に待つ困難を知る由もなく―――




深夜テンションで書いたものですので、おかしい所があるかも知れませんが、そこは暖かい目で見ていてください。


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色々説明①

今回はデート・ア・ライブを知らない人のための士道と精霊たちの説明です。

あと、軽く精霊使いの剣舞の最初に出てくる人たちの説明。


名前 五河士道

 

性別 男

 

年齢 16か17(高校二年生という情報しかなかったため)

 

好きなもの 料理

 

嫌いなもの自分の黒歴史

 

人類の脅威である精霊を攻略するべく見出された少年。秘密組織<ラタトスク>の支援を受け、精霊を攻略し続ける(ギャルゲ的な意味で)。十香からはシドー、令音からはシンと呼ばれている。

 

幼いころに親に捨てられて、五河家に引き取られた。親に捨てられた絶望を味わった経験から、他人の絶望にも敏感で放っては置けない。それは存在するだけで人間からの迫害を受ける精霊たちに対しても同じで、毎回命がけで攻略を行う。

 

 

 

夜刀神十香

 

性別 女

 

年齢 不詳

天使 鏖殺公、神威霊装十番(アドナイ・メレク)

 

好きなもの きなこパンと士道の作る料理

 

嫌いなもの 注射

 

士道が初めてファーストコンタクトを取った精霊。士道に心身共に救われて以来、常に士道の傍に寄り添い、お互いに支え合う良きパートナー(それ以外としても)として日々を過ごしている。

 

 

 

四糸乃

 

性別 女

 

年齢 不詳

 

天使 氷結傀儡、神威霊装四番(エル)

 

好きなもの 可愛い帽子

 

嫌いなもの 注目の集まる場所

 

士道が2番目に出会った精霊。大切な友達であるよしのんと逸れた際、颯爽と現れ彼女と再会させてくれた士道に対して、尊敬とそれ以上の感情を抱いている。

 

士道曰く『心のオアシス』

 

 

 

五河琴里

 

性別 女

 

年齢 13か14

 

天使 灼爛殲鬼、神威霊装五番(エロヒム・ギボール)

 

好きなもの チュッパチャプス

 

嫌いなもの 怖い話

 

幼少の頃に五河家へ養子になった時に義妹として関係を持つ。4月10日までかわいい妹の琴里しか知らなかったが、フラクシナスの司令としての琴里と会ってから人生が大幅に変わったと言っても過言ではない。

 

 

 

時崎狂三

 

性別 女

 

年齢 不詳

 

天使 刻々帝、神威霊装三番(エロヒム)

 

好きなもの 動物

 

嫌いなもの 人間(ただし無垢な子供には優しい)

 

士道が3番目に出会った精霊して、彼が初めて遭遇した明らかな悪意を伴った精霊であり、士道が救えなかった人物の1人。

 

 

 

八舞耶倶矢、夕弦

 

性別 女

 

年齢 不詳

 

天使 颶風騎士、神威霊装八番(エロヒム・ツォバオト)

 

好きなもの カッコイイもの・ジャンクフード

 

嫌いなもの 勉強・騒音

 

士道が出会った5番目の精霊にして仲良し姉妹(厳密には違うが…)。当初は諸事情で互いに文字通り骨肉の争いを繰り広げていたが、士道に救われる。隣のクラスに在籍しているため、同じクラスの十香とは違い、友達という感覚が強いらしい。

 

 

 

誘宵美九

 

性別 女

 

年齢 不詳

 

天使 破軍歌姫、神威霊装九番(シャダイ・エル・カイ)

 

好きなもの 歌

 

嫌いなもの 男

 

竜胆寺女学院の学生にして人気アイドル歌手である精霊(百合っ子)。ある事件を切っ掛けに人間不信(特に男)に陥っていたが、ある事件を切っ掛けに士道だけは唯一信用できる異性(恋人)として心を許している。

 

 

七罪

 

性別 女

 

年齢 不詳

 

天使 贋造魔女、神威霊装七番(アドナイ・ツァバオト)

 

好きなもの 部屋の隅

 

嫌いなもの 集団行動

 

士道が出会った7番目の精霊。色々あって、自身の容姿に凄まじいコンプレックスを抱いたが、初めて本当に自分を観てくれた士道に救われ、心を開き、彼のことを慕うようになる。

 

 

 

鳶一折紙

 

性別 女

 

年齢 16か17

 

天使 絶滅天使、神威霊装一番(エヘイエー)

 

好きなもの カロリーメイト

 

嫌いなもの 精霊

 

同級生であり、彼女である(実際の話、士道にその気は無い)。告白されてからは士道に対して異常なまでに彼女として接してくるが、士道にその気は無い。

 

 

 

本条二亜

 

性別 女

 

年齢 不詳

 

天使 囁告篇帙、神威霊装二番(ヨッド)

 

好きなもの 2次元

 

嫌いなもの 文章を書くこと

 

DEM社に囚われていた狂三が始祖の精霊の情報を得る為に探し求めていた世界で2番目に確認された精霊その人にして売れっ子漫画家の少女。自身の能力の為に極度の人間不信や対人恐怖症に陥り、二次元に心を開かなかったが、色々あって士道には心を開くことに…。また、精霊という存在の重大な秘密を知っている。

 

 

 

星宮六喰

 

性別 女

 

年齢 不詳

 

天使 封解主、神威霊装六番(エロハ)

 

好きなもの 士道

 

嫌いなもの 甘いもの

 

過去のトラウマの為に自身の能力で心を閉ざし、宇宙空間で眠りについていた為に<ラタトクス>はおろか、ASTやDEM社にすらその存在を知られていなかった未知の精霊。士道と邂逅後、最初は彼を拒絶するが、士道や他の精霊たちの強力の元、心の封印を解かれる。その際に流れてきた士道の記憶から士道が自身と同じ境遇の持ち主と知り、彼に好意を持つ。当初は持ち前の強い独占欲の為に士道に無自覚な酷い仕打ちをしてしまうが、士道や一巡した世界の折紙や反転した十香の協力の元、士道に霊力を封印され、彼らの家族の一員兼恋人の1人として過ごすことななった。

 

 

 

崇宮澪

 

性別 女

 

年齢 不詳

 

天使 万象聖堂、不詳

 

好きなもの 崇宮真士

 

嫌いなもの DEMインダストリー

 

魔術師の末裔であるウェストコット、エレン、ウッドマンの三人の魔術師が、世界を書き換えるために必要な力を得る為に、カレンの作成した魔道具を使って一か所に神秘のエネルギー“マナ”を一か所に集中する事で生み出した超越生命体である。その後、真士に保護される形で出会う。ウェストコットにより殺された真士を再び現世に呼び戻すためにさまざまな手を使った。その方法のひとつが精霊を生み出すことであった。

 

 

 

万由里

 

性別 女

 

年齢 不詳

 

天使 雷霆聖堂、不詳

 

好きなもの 士道

 

嫌いなもの 自身の消失

 

映画に登場する謎の少女。その正体は“システム:ケルブ”と呼ばれる世界のシステムの管理者。士道が強大な霊力を持つに相応しい人物かどうかを見極める為に彼を観察していた。

 

 

 

或守鞠亜

 

性別 女

 

年齢 不詳

 

天使 不詳

 

好きなもの 愛

 

嫌いなもの 不詳

 

士道が電脳世界で出会った謎の少女。その正体はラタトスクが誇る空中戦艦・フラクシナスの管理AI。士道をサポートする管理者として『愛』とはなにかを知るために士道と生活している内に感情を理解していき、彼に好意を抱く。現在はいろいろあって士道の携帯電話の中で生活している。




とりあえず、まだまだ続くので一旦切ります。


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色々説明②

前回の続きです。


名前 カゼハヤ・カミト

 

性別 男

 

年齢 16

 

契約精霊 エスト、レスティア

 

アレイシア精霊学院にやってきた少年。

切れ長の瞳に黒髪の持ち主である。

 

男性でありながら、清き乙女の特権であるはずの精霊契約を行うことが出来る特権を持っている。

姫巫女たちの学舎であるアレイシア精霊学院に編入し、唯一の男子学生となる。大陸の東方にある辺境の島国出身である。

 

 

 

 

クレア・ルージュ(エルステイン)

 

性別 女

 

年齢 16

 

契約精霊 スカーレット

 

精霊と契約を結ぶ「精霊使い」の養成校「アレイシア精霊学院」に通う少女。長い赤髪が特徴。猫の形をした炎の精霊「スカーレット」を操る。

精霊使いとしての実力は極めて高く、学院内での成績はものすごく高い。さらに戦術を立てることも、上手い。

 

 

 

リンスレット・ローレンフロスト

 

性別 女

 

年齢 16

 

契約精霊 フェンリル

 

精霊と契約を結ぶ「精霊使い」の養成校「アレイシア精霊学院」に通う少女。長い金髪が特徴。名門貴族である「ローレンフロスト家」のお嬢様で、メイドのキャロル・ナスターシャが側に控えている。

 

 

 

フィアナ・レイ・オルデシア

 

性別 女

 

年齢 16

 

契約精霊 ゲオルギウス

 

カミトの正体を知っている数少ない人物。黒のロングヘアに紫の瞳が印象的な美少女。学院のランクはD。

オルデシア帝国の第二王女であり、かつては帝国の〈神儀院〉の第二位の姫巫女として、ルビア・エルステインに代わる〈火の精霊姫〉の後継者と言われたほどのエリートだったが、〈災厄の精霊姫(カラミティ・クイーン)〉の裏切りによる事件の際にルビアを止めようとしたことで彼女の怒りを買い、心に深い傷を負わされ精霊契約の力を失ってしまった。その事件を境に彼女を祭り上げていた周囲の人間は一瞬にして手のひらを返し、無価値な〈喪失の精霊姫(ロスト・クイーン)〉の烙印を押されていた。

 

 

 

 

エリス・ファーレンガルド

 

性別 女

 

年齢 16

 

契約精霊 シムルグ

 

オルデシア帝国において武芸の名門として誉れ高いファーレンガルト公爵家の次女。鳶色の瞳に青髪のポニーテールが映える美少女。風精霊シムルグの使い手であり、高位の精霊使いであると同時に槍術の達人でもある。学院のランクはAA。

アレイシア精霊学院では最優のヴィーゼル教室に所属する優等生で、同時に学院の風紀を守る騎士団〈風王騎士団(シルフィード)〉の団長を務める。生真面目で融通の利かないところがあるが、自分の非を素直に受け入れることができる真っ直ぐな心を持っている。また、生涯添い遂げる殿方のために料理の腕を磨くなど一途な少女である。努力家だがどこか要領の悪いところがあり、教科書を丸暗記しようとしてカミトにそれを指摘されている。人の話を真に受けやすい一面があり作中では様々なトラブルの原因にもなっている。

 

 

 

グレイワース・シェルマイス

 

性別 女

 

年齢 不詳

 

契約精霊 ヴォイド、ヴラド・ドラクゥル

 

アッシュブロンドの髪と妖艶な風貌が特徴的な美女で、アレイシア精霊学院の学院長。3年前、カミトを〈精霊剣舞祭〉に送り出し、その後、彼の契約精霊のレスティアの情報と引き換えに学院に入学させた張本人。

本編の24年前に開催された〈精霊剣舞祭〉では当時15歳で優勝しており、その時の願いで仮初めの不死の肉体を得ているが、精霊使いとしての本来の能力はとうに失われていた。

学院の生徒を始めとする精霊使いの少女達からは「大陸最強の精霊使い」と尊敬されている。




専門用語などは自分で調べてください。


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これから……

ここからは、原作の4年前ぐらいから始めます。


俺たちは何も知らない場所へと来てしまったがとりあえずは、情報を集めようと言うことになった。その際、士道以外は全員精霊ではあるが、一応の安全の為二人以上で行動することになった。

ちなみにその組み合わせは、公正なジャンケンの末……

 

1・士道と(士道から余り離れられない)鞠亜と澪

 

2・折紙と十香

 

3・耶倶矢と夕弦

 

4・四糸乃と七罪と狂三

 

5・万由里と美九

 

6・琴里と二亜

 

まぁ、こんな感じになったわけだ。決まってからはそれぞれ、なるべくお互いの見える範囲からは離れないという、方針で聞き込みを行うことにした。

 

チーム1は…

 

士道「すいません、ちょっと聞きたいことがあるんですが……」

 

士道が破軍歌姫の『声の力』を使い聞いていた。

 

チーム2は折紙の情報収集力を生かし収集を。

 

チーム3は

 

耶倶矢「夕弦よ、我と一つ勝負をせぬか?」

 

夕弦「疑問、何でしょうか、耶倶矢」

 

耶倶矢「どちらがより、情報を仕入れてこれるかでだ」

 

夕弦「応答、なるほどそれはいいかもしれません、受けましょう」

 

チーム4は

 

四糸乃「あ、あの、聞きたいことが、あるんですけど……」

 

七罪「……」

 

狂三「『わたくし』たち、とりあえず、なんでもいいから情報を仕入れてきてくださいまし」

 

チーム5は

 

万由里「ちょっといいかな?聞きたいことがあるんだけど」

 

美九「あのー、ちょーっと聞きたいことがあるんですけどー、いいですぅ?」

 

チーム6は

 

琴里「さて、とりあえず、私たちはあなたの囁告篇帙で情報を集めましょう」

 

二亜「いいよー、『囁告篇帙』!」

 

という感じにそれぞれが1.2時間くらい調べてから再び集合して、それぞれの情報をまとめることにした。

 

士道「みんな、集まったな。それじゃあ、情報をまとめよう」

 

士道「とりあえず、俺たちから言うとここは、異世界で間違いないってことと、この世界にも精霊がいて、それらは、人、それも、女性限定で『契約』というものをしているらしい。まあ、とりあえず、前の世界みたいにいきなり攻撃されたりすることは、無いと思っていいと思う。まぁ、俺達はこんな所かな」

 

他のみんなはどうだった?というとみんな大体同じだとのこと。

 

二亜「あー、そういえばなんかね、この近くに金を稼げて尚且つ情報も得られる場所っていうか、組織っぽい感じのがあるらしいんだよね」

 

それは?と、聞くと

 

二亜「んー、名前は『骸連盟《マーダース》』っていうらしいよ。でも、かなり、危険な組織みたいで近づくならかなり慎重になった方がいいかな」

 

士道「なるほどな。分かった、ありがとう、二亜」

 

と、褒めると

 

二亜「えっへっへー。褒められちゃったなー」

 

と、大層喜んでいるようだった。

 

あ、でも、と

 

二亜「『教導院』っていう、暗殺者の育成して、使っている組織もあるからなるべく静かに動いた方がいいね」

 

士道「よし、それじゃあ、行動を起こすのは明日からにしよう。そして、とりあえず、みんなは俺の中に戻ってくれ、野宿するから」

 

と、とりあえず寝る場所を探しに行った……




次も頑張ります。


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協力

なかなか、書くのが難しいです。

原作では軽くしか出てないですからね。


今日から、動き出そうと思ったのだが、一応もう少し『骸連盟』と『教導院』について調べようと思って調べたら教導院が消滅したとの情報が出てきた

 

二亜「あららー、まさか昨日調べた組織がもう潰れてるとか漫画かよって」

 

士道「まあ、そういうこともあるんじゃないか?」

 

確かにーって笑いながら言ってると、琴里が

 

琴里「で、どうするの?の商人に会いに行くんでしょ。なら早めに行くわよ」

 

士道「ああ、分かった」

 

 

 

 

 

囁告篇帙を使って骸連盟の商人の居場所を調べると、以外に近くの路地裏にあったので向かうと、途中子どもが入っていくのが見えたのでどこへ行こうとしているのか聞いてみると

 

??「なんだ、僕になんか用か?悪いが急いでいるんで、他を当たってくれ」

 

どうやら、道に迷ってる人だと勘違いされたみたいだな。まぁ、そんなことより

 

士道「いや、別に道について聞きたいわけじゃないよ。ただ、君はこの先に行こうとしてるのかと思ったんだ。まぁ、詳しく言うと骸連盟のとこ……」

 

俺が骸連盟の名前を出した瞬間、物凄い速さで剣を出して振るって来たので咄嗟に避けると

 

??「その動き、お前も只者じゃないな?」

 

どうやら、俺があの速さの斬撃を避けたので訝しんでいるようだが、このタネは簡単だ一瞬で颶風騎士で風の力を生み出して紙一重で避けただけだからな。

 

士道「そういうお前こそ、速さがおかしいんじゃないか?」

 

まぁ、と、一息置いて

 

士道「別にお前と争いたい訳でもないし、ましてやお前の用事を邪魔する気もない。で、俺もこの先に用があるんだよ。だから一緒に行かないか?」

 

一緒になんて絶対に断られると思っての言葉だったのだが、以外にも

 

??「まぁ、僕は僕の用事さえ、邪魔しないんなら別にいいよ」

 

マジか!いいのかよ。まぁ、これ以上の無駄な戦闘は回避できそうでよかった

 

士道「そっか、ありがとな。あ、そうだ自己紹介まだだったな、俺は「五河士道」よろしくな」

 

??「僕は、「カゼハヤ・カミト」よろしく」

 

士道「ああ、よろしく。とにかく行こうか、急いでるんだろ」

 

と、とりあえず行こうと言うと

 

カミト「ああ、そうだな」

 

 

 

 

 

 

骸連盟の所に着いたので別れるとすぐに、交渉に移った

 

士道「お前らが骸連盟だな?悪いが金が必要なんだ。なんか、いい以来はないか?」

 

そう聞くと

 

「そうだな、じゃあ……」

 

というとカミトと話してるやつに目配せすると

 

「あそこにいる餓鬼とそこそこ、関係があんだろ、ならあいつと一緒にある人物を暗殺して欲しい」

 

は?こいつ今暗殺つった?いやいや、気のせいか

 

士道「あ、あの、今なんて?ちょっと意味が……」

 

というと

 

「暗殺だよ。あ・ん・さ・つ。聞こえなかったのか?普通だろこれぐらい」

 

マジか、暗殺が普通なのか……

 

士道「わ、分かった、それじゃあ続けてくれ」

 

「ああ、暗殺対象は《黄昏の魔女(ダスク・ウィッチ)》だ」

 

ん?ダスク・ウィッチ?だれそれ?

 

士道「分かった、そのダスク・ウィッチを殺せばいいのか?」

 

「ああ、そうだ。それをやり遂げれば、莫大な報酬を渡すと約束しよう」

 

ふう、まぁ殺すと言ってもどうせ悪人なんだろうし、まぁ、いいか

 

 

 

 

 

その後、士道はカミトと合流して暗殺対象の元へと向かった……




次回はどうしようかな。とりあえず、頑張ります。


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就職?

原作にはもう少し経たないと入れないですね。

あと、士道をこの時代の剣舞に出すかどうか早く決めないとだめですね。

とりあえずどうぞ


カミト「よし、準備はいいか?」

 

暗殺対象を待ち伏せしてる中カミトが言う

 

士道「あ、ああ、大丈夫だ」

 

士道の中には、ホントに殺してもいい相手なのか?という、疑問が渦巻いていた。以前よりは、殺すしかないときはやるしかない、という風に切り替えが出来るようになったものの、やはり少しだけ抵抗があった。だけど、ここで生きていくためには、まずは、金が必要だ。

 

士道「よし、贋造魔女《千変万化鏡》」

 

贋造魔女の変身でカミトの物に変化することで相手の意表をつこうという作戦だ

 

カミト「話には聞いてたけどホントに出来るんだな……」

 

やはり、カミトは少し同様しているようだった

 

と、そこに丁度標的が帰ってきたので、カミトは息を殺し、その瞬間を待っていると、その瞬間が来た

 

カミト「暗殺技・大蛇!」

 

??「またか、全く毎日毎日よく来るな……」

 

バレてた!?いや、でももうやるしかない!

 

??「筋は悪くないが、少し遅いな」

 

と、いいながら簡単に回避して、そのまま回し蹴りを見舞ってきて、それをモロに受けてしまったカミトは吹っ飛ばされた……

 

が、その瞬間士道は変身を解き、颶風騎士で加速し、鏖殺公を呼び出した

 

士道『みんな、頼みがある。もしも、俺がやられても、死ぬまでは絶対に俺の中から出ないでくれ、頼む』

 

頭の中で士道がそう頼むと、分かった、と、帰ってきた。

とりあえず、願いを聞いてもらえたのて良かったと、思いながら

剣を振るう

 

士道「おおぉぉぉ!」

 

するとそこから、斬撃が飛ぶがそれも避けられてしまう

 

??「絶剣技、初の型紫電」

 

物凄く速い突きを放ってきてそのまま士道は意識を失った……

 

 

 

 

 

 

目が覚めるとそこは、部屋だった。

 

??「目が覚めたようだね。ああ、あと、君の身体は見せてもらったよ。さすがにこれには私も驚いた」

 

まだ、覚醒しきってない頭でこの人は誰だろうと考えていると、やっと、思い出した。確かこの人は俺とカミトが殺そうとして逆にやられた相手だったと

 

士道「なぁ、あんた、もう1人はどうした?」

 

??「ん?ああ、もう1人なら隣の部屋に寝かせているよ。安心しろ、殺したりはしてない」

 

その言葉を聞いてとりあえず、助かったんだと思い安堵した

 

??「あ、そういえば、自己紹介がまだだったね。私はグレイワース・シェルマイス。二つ名は《黄昏の魔女》だ」

 

士道「そうか、俺は五河士道。で、何が目的だ?」

 

グレイワース「目的とは?」

 

士道「はぐらかすなよ?俺たちをわざわざ生かしたんだ、何か目的がなかったらわざわざ殺しに来たやつなんて、生かしたりしないだろ?」

 

と、そこまで推測して言うと

 

グレイワース「ふう、そこまで頭が回るとは意外だったよ。でも、目的っていう目的はない。」

 

士道「は?」

 

俺が純粋に驚いたような声を出すと

 

グレイワース「本当さ。ちょっと興味があったから、という理由もあるがね」

 

士道「興味?なにに?」

 

グレイワース「ふ、簡単なことさ。精霊契約は本来一つしか出来ないはずなのに、お前は何体もの精霊、それも高位の精霊ときた。それにはさすがに私も興味が湧くというものだよ」

 

士道「なるほどな、確かにこの世界ではそれが普通だろうから当然だ」

 

士道「で、俺はどうするんだ?」

 

と、聞くと

 

グレイワース「そうだな、それじゃあお前にはここでメイドとして働いてもらおう。金が必要なんだろう。安心しろ、お前の契約精霊たちにも部屋は用意してやる。まぁ、とは言ってもこんなに多いんだ、一人一部屋は無理だろうがな」

 

士道「へぇ、メイドねぇ。て!メイド?執事じゃないの?」

 

グレイワース「メイド服が似合いそうだからね、君達は」

 

ああ、これはカミトもか……

 

士道「分かったよ……やればいいんだろやれば」

 

グレイワース「ああ、これからよろしくな」




次回は五河士織ちゃんが登場します。いやぁ、大変だわ書くの。特に言葉遣いがね……


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メイド

ここからは一気に時間が進みます。


士道「おい、なんで変声機まであるんだ?」

 

1人着替えるために違う部屋に来ていた士道だが、まさか変声機まであるとは思わなかったのだ。

 

琴里『いいじゃないの、前の世界でもやったんだし今更よ』

 

美九『え?また、士織さんを見られるんですか!?ダーリン!早く着替えてください!そしてその姿を私に見せてください!!』

 

士道「はぁ、仕方ないか。」

 

着替えが終わったので、グレイワースのもとへ行くと、カミトもまた女装させられていた。

 

カミト「やっぱりお前もか……」

 

と、同情の視線を向けてきた

 

士道「ああ、そうだな……」

 

カミト「おい、お前その『声』どうしたんだよ」

 

やっぱり気づいたかと思い

 

士道「変声機だよ。何故か置いてあったんだ」

 

カミト「そうか、声までとは災難だったな」

 

と、二人で地味に落ち込んでいるとグレイワースが

 

グレイワース「はは、二人ともよく似合っているじゃないか。これなら誰が見ても女の子にしか見えないな」

 

士道「嬉しくねぇ」

 

あ、そういえば、俺はなにをすればいいんだ?まだ聞いてなかったよな

 

琴里『全く、肝心なとこを抜かしてんじゃないわよ。このウスラトンカチ』

 

はぁ、また俺の妹様は暴言かよ、ひでぇなぁ

 

 

士道「なぁ、グレイワース……」

 

グレイワース「グレイワースじゃない、ご主人様だろう?」

 

マジかよ。そこまでかよ

 

士道「じゃあ、ご主人様。俺はこの後どうすれば?」

 

グレイワース「そうだな、とりあえずは、家事全般をお前達に任せるよ。どちらがどんなことをするかとかは任せる。それじゃあ私は、仕事があるから書斎にいるからな」

 

そう言ってグレイワースは部屋から出ていった

 

 

士道「とりあえず、お互いの得意なことを言おうか」

 

そう言って、お互いに自分の得意なものを上げていく

 

すると大体こんな感じだった

 

士道は……

 

・家事全般ほとんど全部

 

カミトは……

 

・暗殺

 

・サバイバル

 

・どこでも寝れる

 

だった……

 

 

士道「いや、暗殺ってどんなだよ」

 

と、呆れながら言うと

 

カミト「俺が育った場所ではそれが出来なきゃ、話にならなかったからな」

 

どんなとこなんだ?と思いながらも聞くのがはばかられる雰囲気だったので、その話はそこで終わった……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

グレイワース「おい、坊や、精霊剣舞祭《ブレイドダンス》に出てみないか?」

 

ある日突然グレイワースがカミトにそう問いかけてきた

 

カミト「ブレイドダンス?確かそれは精霊使いの女の子しか出れないんじゃなかったか?俺は男だ」

 

だが、そんな反論は予想していたかのように切り返してきた

 

グレイワース「大丈夫だ。今のお前ならな」

 

士道「え?それは……ってそういうことか。なるほどな」

 

と俺が一人納得していると

 

カミト「どういうことだよ、士道。説明してくれ」

 

士道「とりあえず、鏡の前に立って自分の姿を見てみろ」

 

と俺が半ば諦め口調で言うと

 

カミト「あ、そういうことかよ。魔女め」

 

そう、カミトと士道が気づいた通りのことだった……

つまり、内面が男でも外見が女ならOKということだ。そしてグレイワースは、答えを聞かずに出ることが決まったかのように話し始める

 

グレイワース「ふむ、だが坊やの剣技は些か、剣舞には向いていないな、ならば、私の絶剣技を教えようか」

 

そんな感じで話を進めるグレイワースにカミトは

 

カミト「おいちょっと待てよ。俺は出るとは一言も……」

 

グレイワース「お前の闇精霊の願いもそこで叶えられるかもしれないがいいのか?」

 

そう聞かれたらカミトにはレスティアのためということで出るしかなくなった

 

カミト「わかったよ。だが、俺が出るのは飽くまで、レスティアの為だその事を忘れるなよ」

 

グレイワース「ああ、それでいいとも」

 

その反応も見透かしたかのような笑みを浮かべていた。




なかなか、話が進まない


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地獄の修行

俺達は今、屋敷の庭にいる。理由は、グレイワースからカミトが絶剣技を継承する訳だが、その内容は『壮絶』の一言に尽きる。なぜなら、技の教え方がとにかくやばいんだ。だって実際に自分でその技を受けて理解しろっていうイカれた方法なんだよ。だから、心の底から思ったよ……俺が継承者にならなくてって。

 

グレイワース「いいか、これから教える技は言葉で言われて理解出来るようなものじゃない。だから、体で教えてやるからな。ああ、安心しろ。ちゃんと死なない程度に手加減ぐらいはしてやるからな」

 

カミト「は?マジで言ってんのかよ?俺を殺す気かよ」

 

グレイワース「だから、そこは死なない程度にしてやると言っているんだ。いいか、無駄に動くなよ?当たる場所がズレて最悪の場合、死ぬからな」

 

カミト「はあぁぁ、もういいよ。どうせ何言っても意味ないんだろ」

 

そう言って諦めてその修行方法を受け入れたのだった。

 

 

 

 

 

ちなみにカミトは絶剣技の最初の一つで気絶した。

 

まあ、手加減したとはいえあれは無理もないよな。だって、一瞬グレイワースの姿が消えたからな。

 

カミトが気絶したので屋敷のベットに、カミトを運び込んでからグレイワースは俺に話しかけてきた

 

グレイワース「それじゃあ次はお前の番だな。」

 

士道「?俺の番?それは、俺もあの技を習得するための練習をするということか?」

 

そう俺が恐る恐る聞いてみると

 

グレイワース「まさか、あの技はお前には相性が合ってないんだから教えるわけがないだろう。だが、坊やにだけ教えてお前にだけ教えないのもな、と思ったが私から教えられるものは少ない。ならいっそ今よりももっと強くしてお前の守りたいものを守れる力を与えてやるのもいいと思ってな。」

 

士道「そっか、それはありがとう。」

 

で、どうするんだ?と、聞くと

 

グレイワース「とりあえず最終的にお前にはレジェンド級を1人で倒せるくらいになってもらう」

 

え?なんか物凄いこと言われてる気がするんだけど……

 

士道「なぁ、ちなみにそのレジェンド級の精霊ってこの世界でどのぐらいの強さなんだ?」

 

グレイワース「最強と言ってもいいくらいの強さだ」

 

え?俺が1人で倒せるようになるの?無理でしょ、と考えていると

 

グレイワース「大丈夫だ、お前の持ってる武具はかなりの強さだ。それならちゃんと修行していけばいずれは倒せるようになるさ」

 

これ、多分カミトの時と同じで拒否権無いんだよな多分

 

士道「ちなみに拒否権は?」

 

グレイワース「ない」

 

即答されたな。うん、これは十香たちの天使を最大限の力を引き出すのと同時使用が必要かもしれないな。

 

ああー、俺の体持つのかな?

 

そう思いながら、俺は精霊の森と言われる場所へと入っていった……



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魔神級?士道以外からしたらゴミ級…

グレイワースに連れられて来た場所は『精霊の森』だ。ここの精霊は、奥に行けば行くほど凶暴さと強さが上がっていく。

 

グレイワース「とりあえずは、まずこの辺の奴らから倒すぞ。お前だけでな」

 

士道「え?いや、無理に決まってるだろ」

 

グレイワース「大丈夫だ、お前が契約している精霊を使えばここら辺の精霊は、はっきり言って相手にならない」

 

だから頑張れよ、と、言って去っていった。

 

士道「はあ、マジかよ。とりあえず、みんな出てきてくれ。」

 

そう、俺が言うと精霊の大半が出てきた

 

十香「おお、呼んだか士道。」

 

四糸乃「どうかしたんですか?」

 

折紙「呼んだ?士道」

 

耶倶矢「ふっふっふ、ようやく我の力が必要となったか。喜べ士道。我が来たからには……」

 

夕弦「通訳、士道が心配で出てきました。」

 

耶倶矢「ちょっ、夕弦!そんなん言ってないし!」

 

夕弦「微笑、照れなくてもいいのに」

 

耶倶矢「照れてない!」

 

琴里「何か用かしら、士道?」

 

と全員が出てきたところで話し始める

 

士道「みんな大体聞いてたと思うから聞くけど、とりあえず俺はこの状況を利用しようと思う。」

 

十香「どういうことだ?」

 

琴里「つまり士道は、この状況を利用して強くなりたいと思ってるということね?」

 

士道「ああ、その通りだ。俺はお前達を守れるだけの強さが欲しい。」

 

そういうと、みんなそれぞれが

 

十香「そうか、シドーがそう言うなら私も少しは力を貸そう」

 

四糸乃「私も、士道さんのためならいくらでも貸します!」

 

折紙「協力は惜しまない」

 

耶倶矢「ならば、我が力を存分に使うがいい!」

 

夕弦「了承、頑張ってください。士道」

 

皆がそれぞれ声援を送ってくれる

 

士道「ああ、ありがとう」

 

そう言っていると急に周りが暗くなった。全員がうえを見ると、明らかに強そうな魔精霊がこちらに攻撃しようとしてきたから咄嗟にザドキエルで氷を張ることにより受け切った。

 

琴里「あれが魔精霊、か」

 

士道「とりあえず、あれを倒せるようになればいいんだよな」

 

琴里「ええ、それじゃあ頑張りなさい。士道」

 

そう言って、みんなも俺の中に戻っていった

 

士道「とりあえず、まずは試してみるかな。

《鏖殺公》!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

士道は1年間ぐらいそれを続けていた。今では魔神級くらいは一人で倒せるくらいの力はついた。それと同時に以前はできなかった天使の同時召喚どころか多重召喚まで出来るようになった。それに加えて、全ての天使を最終形態にすることが出来るようになった。

 

そして、グレイワースからカミトとともに精霊剣舞祭に出てみないかと言われたので出ることになった。



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精霊剣舞祭

あと、数時間で新年になりますね。

私は相変わらず文才がないままですね。

今回も話が多いと思いますがよろしくお願いします。

それでは良いお年を。


士道はその日も魔神級の精霊を討伐しに行っていたので野宿していた。みんなと共に夜ご飯を食べている最中に1羽の鳥が飛んできたので、何かと思っていると鳥が紙を持っていることに気づいた。すると鳥はそれを落としてきたのでそれを上手く取ると、鳥は近くの木に止まった。

 

士道「誰からの手紙だろう?」

 

そう言いながら開けてみるとグレイワースからの手紙だった。要は精霊剣舞祭にカミトと共に出てみないかと言うものだった。とりあえず、分かったという返事を新しい紙に書いて、鳥にそれを渡すと飛んでいった。

 

十香「シドー!どうかしたのか?」

 

心配そうにそう聞いてきたので

 

士道「実はな、グレイワースからの手紙だったんだが、精霊剣舞祭に出てみないかという内容だったんだよ」

 

折紙「士道、確かそれは女性しか出れないはず、どうやって出るつもり?」

 

そう言われて士道は当たり前のことを思い出した。そう、本来精霊契約の力は清らかな乙女にしか出来ないことなのだ。どうしたものかと思っていると

 

美九「え?そんなの、ダーリンが女の子になっちゃえばいいんじゃかいですか。今は前と違って七罪ちゃんの能力もありますし、本物の女の子になれちゃいますねぇ」

 

と言いながら息を荒らげている美九に若干の恐怖を抱きながらもまさかそんな訳ないだろうと思って楽観視していたが、世界はそう甘くなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

手紙が来てから1ヶ月くらい経って帰ってきた士道を出迎えたのは、すっかり雰囲気が変わったカミトだった。

 

カミト「お、やっと帰ってきたか、士道。」

 

士道「ああ、久しぶりだなカミト。大丈夫だったか?」

 

カミト「ああ、俺も大変だったよ。絶剣技の、ほぼ全てを体で覚えたんだからな。」

 

士道「ああー、そういえば言ってたな体で覚えて貰うって。」

 

そう、カミトは絶剣技の全てを1回受けているのだ。もちろん死なない程度にだが。

 

そういう話をしているとグレイワースのいる部屋の前に着いたので入ると

 

グレイワース「やっと来たか、久しぶりだな、士道。」

 

士道「ああ、それで精霊剣舞祭に出てみないかって言うのはどういうことなんだ?あれは確か女性じゃないと参加出来ないはず。」

 

そんな俺の疑問におかしそうに笑いながらグレイワースは答えた

 

グレイワース「何を今更。君はもう女の子だと言われてもおかしくないことを1回証明しているじゃないか。」

 

あ、そういえばここに来た時に俺とカミトは女装させられたんだった。

 

カミト「士道、早々に諦めた方がいいぜ。忘れたのか?この魔女は自分のしたいことはなんでも通してく女だってことを。」

 

そういえば、そうだったなと思い諦めるしかないと思いため息しか出なかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方そのころ士道の中の精霊たちは……

 

美九「きゃあぁぁぁぁ!!もしかして、もしかしなくてもまた士織さんが見られるんですかぁ?」

 

琴里「へぇ、また女装するのね士道は。」

 

十香「おお!また士道ではない女と会えるのか、楽しみだな。」

 

折紙「これは永久保存出来るようにするためカメラが必要。でもこの世界にカメラは無いようだし、これは難題。」

 

四糸乃「わ、わたしも少し見てみたいです。」

 

耶倶矢「ほう、再び士織がこの世に降り立つとはな、なかなかに興味深いではないか、のぅ夕弦。」

 

夕弦「肯定、確かに士織は可愛いですし、士道の恥ずかしがっている様を見るのも、なかなかに楽しみがありますね。」

 

七罪「え、また女装するの?もしかして士道にはほんとにそんな趣味が?いや、そんなの士道に限ってあるわけないわよね?」

 

狂三「きひひ、いいですわね。嗚呼、いいですわ、もう一度見せて欲しいですわね、士織さんを。」

 

二亜「へぇ、少年の女性姿かぁ、いいねぇ、いいじゃないか見てみたいなぁ。」

 

六喰「主様の女装姿か、確かに見てみたい気もするな。」

 

万由里「へぇ、面白いわね。確かに士織のことは私は1回しか見たこと無いし、見てみたいわね。」

 

鞠亜「ふふ、いいですね。士道の女装姿は似合いそうですし。」

 

澪「ふふ、シンの女の子の姿かいいじゃないか、見せて欲しいな。」

 

 

みんな満場一致の士道の女装に関しては賛成だった。



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失ったものと帰ってきたもの

今回はゲームキャラのあの二人が登場します。(デート・ア・ライブの)

そして遂にデート・ア・ライブの三期が放送開始しましたね。私はデート・ア・ライブが大好きなのでとても嬉しいです。

さて、それでは話をどうぞ。


遂にやって来てしまった、この時が。

 

そう、精霊剣舞祭の予選である。ちなみに今回はタッグ戦となっており俺はカミトと共にチームを組んで出ている。ちなみに服装はというと……

 

琴里「ふふ、とても似合っているじゃない、士道。」

 

そんな琴里につられてみんな俺の女装姿が似合っているというが当の本人の俺は嬉しくない。それはカミトも同じなようで……いや、レスティアに褒められて照れてんなあれは。まぁ、とりあえず優勝目指して頑張るか、と思い気合を入れ直す。そんな事をしていると対戦相手が発表される。どうやら俺達の初戦は、優勝候補のアレイシア精霊学院のヴェルサリア・イーヴァとアイラ・ペンドラゴンだ。2人ともかなりの実力者と聞いてはいるが魔神級精霊程ではないと俺は思っている。まぁ、油断はしないけど。

 

そうこうしている間に試合は始まった。

 

相手の方はかなりの手練らしく、かなり高火力の砲撃をこちらを狙って撃ってくるが、俺とカミトはそれを難なく躱し、カミトはヴェルサリアを、俺はアイラの方に向かう。アイラも刀剣型の精霊魔装らしく互いに剣を撃ち合うが、こちらには火と氷と風などの精霊がいるので、その属性を活かしながら戦っていると相手を戦闘不能に追い詰めることに成功した。同じ頃にカミトもヴェルサリアの方を戦闘不能にしたらしく。俺たちは問題なく、初戦を勝ち抜いたのだった。

 

 

 

そして、俺たちは決勝戦まで勝ち登った。

決勝戦の相手は聖国のルミナリスと知らない奴だ。

グレイワースの話では聖国の秘密兵器だとか。どれだけ強いのかは戦ってみないと分からないらしいから、最初は相手の実力を測る必要があるな。

 

そう思っていると試合が始まった。とりあえずは俺がルミナリスと戦いつつ、カミトを破軍歌姫で援護しながら戦い、状況に応じて戦おうということになった。

 

 

士道「カミト、それじゃあ作戦通りにルミナリスは俺が相手をするからもう1人の方を頼む。」

 

カミト「ああ、俺とレスティアなら楽勝だ!」

 

士道「鏖殺公!はあぁぁぁぁ!」

 

士道はいきなり天使を召喚すると斬撃を飛ばしたがそれは簡単に弾かれてしまったがそれは一瞬の時間稼ぎのためのもののため、なんの問題もない。

 

士道「破軍歌姫、《マーチ》!」

 

カミト「凄いな力が湧いてくる。レスティア、全力でいくぞ!」

 

そうやって、戦ってはいるが、どうしても士道は手数が足りない。なので…

 

(十香、手を貸してくれ。)

 

そう士道が頭の中に呼びかけると

 

十香「分かった!」

 

そして、十香は、霊装を纏った姿で顕現した。そして……

 

十香「鏖殺公!」

 

そういいながら、踵で地面を強く踏むと一振の剣が刺さった玉座が出てきた。

 

士道「いくぞ、十香!うおぉぉぉぉ!」

 

十香「ああ、シドー!」

 

二人分の斬撃を食らったルミナリスは受け止めきれずに意識を失った。

どうにかルミナリスを倒したのでカミトの方を見るとあちらも今しがた終わったようで、こちらを見ていた。

 

そうしていると、放送から「勝者、五河士織、レン・アッシュベル!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

控え室に戻り話していると、姫巫女から精霊王への拝謁のために来て欲しいと言われて付いて行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

何度か曲がった先に大きな扉があり、姫巫女からは真っ直ぐに進んでくれと言われ、扉の中へと入っていった。

 

 

そこから数分くらい経ったところで俺はカミトに話しかけた。

 

士道「それで、カミト。結局願いはどうするんだ?」

 

カミト「悪いが俺もレスティアからまだ何も聞いてないんだ。おい、レスティア、それで願いをそろそろ教えてくれてもいいんじゃないか?」

 

そう言うと

 

レスティア「そうね、もう大丈夫でしょうから話すわ。」

 

そう言うとレスティアは話し始めた。

 

レスティア「とりあえず、私の願いは精霊王の殺害よ。」

 

士道、カミト「なっ!」

 

士道「おい、それはどういうことかわかって言っているのか?」

 

レスティア「ええ、もちろん。今からその説明もするわ。いい、まず今の精霊王は狂っているの。意味はそのままよ。詳しく話すと、今の精霊王には異世界の闇が取り付いているのよ。それが原因で狂ってしまっている。そしてそれを取り除くためには、精霊王を殺す、基、解放するしかないわ。」

 

士道「なるほど、それでやるにしても、どの精霊王を狙うんだ?」

 

レスティア「そうね、まずは聖の精霊王よ。」

 

カミト「分かった。レスティアが望むなら俺はやるよ。」

 

カミトはどうやらやる気があるらしいので俺も腹を括る事にした。

 

士道「ああ、もちろん俺もやるよ。」

 

レスティア「そう、ありがとう、2人とも。それじゃあ、行くわよ、2人とも。」

 

士道、カミト「ああ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

再び歩き始めて少し経つと階段が見えてきた。その先は見えないが多分精霊王達がいるのだろう。そして、階段を登っていくと、突然声が響いてきた。

 

??「そこでとまれ。」

 

そう言われたので俺たちは止まり、跪いた。

 

すると

??「此度の剣舞、良いものであった。そこで、お前達に褒美をやろう。願いを言うがいい。」

 

(きた。)と俺たちは思い同時に顔を見ると頷きあい、二人同時に口を開く。

 

士道、カミト「俺達の願いは、精霊王の死だ!」

 

士道「いくぞカミト!」

 

カミト「ああ!」

 

(狙うは聖の精霊王、失敗は許されない。)

 

そして、近づいた瞬間俺たちは気づいた。そう、聖の精霊王の玉座が空いていた。

 

瞬時に俺たちは目標を水の精霊王に変更してそのまま貫いた……がそれは幼い少女だったのだ。

 

そして、時間は終わった。俺とカミトは深い闇に飲み込まれていった。

 

レスティア「カミト、貴方だけは助けるわ」

 

そう、聞こえるとカミトは消失し、レスティアは闇に取り込まれていった。

 

カミト「レスティアぁぁぁぁぁぁ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

同時刻、士道もまた闇に取り込まれようとしていた。だがそんな時、とても懐かしい声がした。

 

??「士道に手は出させない!」

 

??「もちろん、そんなの当たり前だよね」

 

そう声が聞こえたが俺はそのまま意識を失った。




とりあえず、今回はデート・ア・ライブのゲームからあの二人を登場させました。


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剣と学院と火猫少女

大変遅くなって申し訳ないです。

最近バイトと学校忙しくて書く時間がないんですよね。
それに就活だか、受験だかもあるしで。
な感じでこれからもかなり遅い投稿になると思いますがよろしくお願いします。


俺はあれから数時間後に起きた。

とにかく俺はいい意味とわるい意味で驚きの連続だった。例えば、いい方はもう会えないと思っていた凜祢と鞠奈に再開したり、あんな中みんなが無事だったこと。無事だった主な理由はみんな俺の中にいたおかげで凜祢と鞠奈に守られていたらしい。

悪い方はカミトと契約精霊であるレスティアがいなくなってしまったのだ。それから、カミトはレスティアを探すといい旅に出てしまった。士道は俺にもっと力があれば、なにも無くさなくて済んだかもしれないと、自分を責めた。だけど責めているだけじゃ何も変わらないと思い、結局俺は精霊の森の奥深くに籠り、力を付けることを決意した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それから数年後、グレイワースから再び手紙が届いた。

 

士道「琴里、グレイワースから手紙が届いたよ。」

 

そう、俺が言うと

 

琴里「へえ、今更どんな用事があるのかしら?」

 

見せて、と言われ手紙を渡し、一緒に読むとそこには

 

『久しぶりだな、士道。急に悪いがアレイシア精霊学院まで来てくれ。理由はお前に直接話す。だが、今回はお前からしても悪くない話だと思うぞ。カミトの力になれるだろうからな。まぁ、とりあえず、来い。』

 

士道「なぁ、琴里。これは…」

 

琴里「ええ、どうやらかなり重要な事のようね。」

 

そう言ってからみんなを集めた。(鞠亜は囁告篇帙で実体化させた)

 

士道「みんなに集まってもらったのには理由がある。実はさっき、グレイワースから手紙が来て、アレイシア精霊学院に来てくれと書いてあったんだ。」

 

琴里「それで、みんなにはここに残るか、士道と一緒に行くかを決めて欲しいの。外は、ここよりも危ないから。」

 

そういうと

 

十香「もちろん、私は士道と一緒に行くぞ。私の世界は士道が作ってくれた、だから私は何度でも恩返しをするぞ!」

 

折紙「士道と離れるなんて、頼まれたとしても却下する。」

 

よしのん「もちろん行くよー!ね、四糸乃?」

 

四糸乃「うん。私は、ご迷惑でなければ一緒に連れて行って欲しいです。」

 

七罪「四糸乃が行くって言うなら行ってもいいわよ?あ、でも迷惑だって言うなら行かないけど、どうせ私なんて邪魔なだけだろうし。」

 

耶倶矢「はっはっは。我が眷属が行こうと言うのならついて行くのが主としての努めよ。」

 

夕弦「翻訳、耶倶矢は、もちろん私も行きたい!大好きな士道と離れるなんて考えられない!と言っています。」

 

耶倶矢「そんなこと言ってないし!少ししか思ってないし!」

 

美九「ダーリンが行くなら私もいきますよー。だって私の永遠のファンでいてくれるって言ってくれたんですから、一緒に居たいですしー」

 

二亜「まぁ、あたしは少年のご飯が食べられなくなるのは惜しいしねぇ。ついてくよ。」

 

六喰「主様が行くというのであれば、私も行くぞ。いつでも一緒にいる。それが家族というものだからな。」

 

万由里「もちろん行くわ。」

 

澪「士道が行くなら行くよ。ここより危険なら私が守ってあげないとね。それもシンとの約束だから。」

 

凜祢「やっと、士道と会えたんだから、今度こそ一緒にいようね。」

 

鞠奈「五河士道が行くなら、仕方ないから私も行こうかな。」

 

そんなみんなの言葉を聞くとぐっと来るものがあるがここは堪えて

 

士道「みんな、ありがとう。こんな俺でも良ければ一緒に来てくれ。」

 

そういうと、みんなも様々な反応をしていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

士道side

 

とりあえず、みんなには俺の中に戻ってもらってから封解主でアレイシア精霊学院の森の近くに空間を繋げることで瞬間移動をして向かった。

封解主で開けた孔から出て少し歩いていくと建物が見えてきた。

 

士道「お?あれじゃないのか?アレイシア精霊学院。」

 

そういうとみんな出てきて。

 

十香「おお!ここがアレイシア精霊学院という所なのか、シドー?」

 

士道「ああ、多分な。あと、みんなこれからは無闇に実体化は避けてくれ変に絡まれたくないからな。頼む。」

 

そういうとみんな了承してくれた。

 

そしてとりあえず行くまえに囁告篇帙で中の構造を把握することにした。これだけでかい建物だと道がわからなくなるかもしれないからだ。

 

士道「よし、行こう。」

 

そういい、俺はグレイワースのいる所へと向かった。どうやら、学園長室にいるようだ。

 

 

 

 

 

 

そして、数分後学園長室の前に来たら急に風が吹いてきた。

 

士道「うわ。なんだ?」

 

??「貴様何者だ?いや、聞く必要もないな。はあ!」

 

そういうと急に槍を投げてきたので氷結傀儡で防いだ。

 

士道「くっ!急に何すんだよ。危ねぇだろうが。」

 

??「知るか!こんなところに堂々と侵入してきておいて何を…」

 

士道「グレイワースに呼ばれてきたんだよ。とりあえず言っておくがこれ以上やるなら手加減は出来ないぞ?」

 

??「舐めた真似を!シムルグ!」

 

そう彼女が叫ぶと先程投げたと思われる槍が手に納まっていた。

 

士道「そうか、なら仕方ないか。鏖殺公!」

 

俺がそう呼ぶと一振の剣が俺の手に収まった。

 

士道「耶倶矢、夕弦、この先の部屋の中にグレイワースがいるはずだから呼んできてくれ。」

 

そう俺は言外に風の精霊のお前達ならすぐだろ?という意味を込めて言うと

 

耶倶矢「かか!よかろう。我らが八舞にかかれば一瞬というものよ!」

 

夕弦「肯定、もちろんです。いきますよ、耶倶矢。」

 

耶倶矢「おう!」

 

そういうと一瞬で相手の隣をすり抜けて行った。

 

??「くっ!なんだあの速さはとにかく、貴様は絶対に通さん!」

 

士道「なら、お前の相手はお「私がしよう。」え?」

 

俺がするという所で十香が口を挟んできた。

 

士道「いいのか、十香?」

 

十香「うむ、士道にはなるべく傷ついて欲しくないのだ。だからここは私に任せてはくれないだろうか?」

 

そこまで言われては頼むしかないかと、思ったのでとりあえずは任せることにした。

 

十香「お前、名はなんという?」

 

??「なっ!高位の精霊だと!?」

 

ああー。そういえば、こっちでは十香たちは高位の精霊になるんだっけか。

 

だが、すぐに落ち着いて自己紹介を始めた

 

??「私はエリス・ファーレンガルド。」

 

十香「そうか、では聞こうエリス・ファーレンガルド。なぜ士道に攻撃する?何か士道がお前にしたのか?」

 

そう十香が聞くと、苦虫を噛み潰したような顔をしながら

 

エリス「いや、それは無いが…」

 

十香「では何故?」

 

そういうとエリスは

 

エリス「男だからだ。」

 

十香「?何故男だからとなる。この世界にもいるのだろう?他の男は。」

 

エリス「うっ。だが、ここは神聖な学院だ、男なんかが入ることなんて許せるか。」

 

そういうと、十香から怒気が出てきた。

 

十香「ふざけるな。士道はここの学園長とやらに呼ばれたから来ただけなのにそんな理由で士道を傷つけようなんて許せるか。」

 

鏖殺公!そう呼ぶと巨大な玉座が出てくる。

 

十香「お前がシドーを害そうと言うのなら私は手加減はしない。」

 

そう、十香が力強く言うとエリスはすこし後ずさったが頭を振ると

 

「シムルグ!」

 

そして、エリスも武器を構えると二人の間には一触即発の緊張感が漂い始めた。そして、しばらくすると2人は地を蹴り一気に迫って十香は縦に鏖殺公を振り、エリスはそれを受けようとはせず受け流そうとしたがそこに十香がまた一歩踏み込みそのまま横に振るがそれもギリギリ避けられてしまったが衝撃波までは避けられなかったのか後ろへと吹っ飛んでいった。

 

士道「十香!」

 

そう俺が呼ぶと質問の意味がわかっているかのように微笑むと

 

十香「安心しろ、大事には至ってはいない。」

 

そう言われて安心したのは束の間、俺は重大なことに気がついた。それは、エリスをどうするかを全く考えていなかったのだ……



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事情説明

あれから士道たちは、十香の鏖殺公を受けて気絶したエリスをそのままにする訳にはいかなかったのでとりあえず破軍歌姫で強制的に意識を覚醒させた。

 

エリス「うっ…ん。私は?」

 

士道「良かった、意識が戻ったんだな。」

 

士道がそう言うとエリスはさっきのことを謝ってきた。

 

エリス「先程は悪かった。私は男とはあまり話したことがなくてな。つい取り乱してしまった。」

 

士道が謝罪を受け入れるとエリスはほっとしていた。そして少し話しているとカミトも赤髪のツインテールの女の子と一緒に歩いてきた。

 

士道「カミト、久しぶりだな。」

 

カミト「ああ、久しぶり。ところでお前少し変わったか?」

 

士道「そりゃそうだろう。精霊の森のさらに奥深くに潜って魔神級精霊を狩ってたんだぞ。」

 

士道が笑いながらそういうとカミトは

 

カミト「まあ、それもそうだな。」

 

そうやって士道たちが話しているとクレアとエリスが

 

エリス「な、なぁシドウそれはどういう意味だ?」

 

クレア「まさか、なにかの冗談でしょう?」

 

士道「ん?いやそのままの意味だけど?」

 

そう言ってカミトになにかおかしかったか、と聞くと

 

カミト「いや、おかしくはないけど普通あの森の奥深くに行って生きて帰れるような人間はいないからな。」

 

士道「ああ、そういうことか。でも俺にはあの力があるからな。」

 

そう士道が言うとカミトも確かにと言ってきた。だがクレアとエリスはイマイチよく分かっていなかった。

 

クレア「ねぇ、あんたたちが言ってるあれってなんなの?」

 

そう聞かれて士道はそういえば言ってなかったかと言うと説明した。

 

士道「いや、実は俺は精霊の力を16個封印しているんだ。」

 

俺が封印という単語を出すとなにか勘違いしたのかエリスが食ってかかってきた。

 

エリス「なっ、精霊を封印だと!君はなんてことをしているんだ!」

 

その言葉に士道がポカンとしているとカミトが助言をくれた。

 

カミト「士道、この世界では封印っていうと精霊を強制的に従わせているような状態のことを示すんだ。士道は封印って言ってるが実際は俺たち精霊使いの契約と意味は変わらないから大丈夫だ。」

 

カミトがエリスにそう言うと

 

エリス「ん?そうなのか?だが封印なのだろう?」

 

士道「多分そうだと思うぞ。それに俺が精霊の力を封印するためにはかなりキツい条件があるからな。」

 

その言葉に?マークを浮かべていたので答えた。

 

士道「要は相手が俺に対して心を開いてくれないとダメなんだ。」

 

その答えにエリスとクレアはそれだけ?とでも言いたそうな顔をしていた。

 

士道「いいか、初対面の相手に完全に心を開いてもらうってのはそんなに簡単な事じゃないんだ。」

 

クレア「でも、そんなの相手とお互いのことを理解すればいいだけでしょ。」

 

士道「まあ、それがなんの障害もなく安全な場所で何時でも行えるならな。」

 

俺がそう言うとまたどういうことかという顔をした。

 

士道「邪魔をしてくる連中がいたんだよ。それに、相手は精霊だ、機嫌を損ねれば命はない。」

 

そう言うと、クレアたちは納得してくれたようだ。

 

士道「まあそういうわけだから精霊側は何時でも俺の体から出てくることも可能だしな。十香頼めるか?」

 

俺がそういうと十香は快く了承してくれた。

 

十香「うむ!他ならぬシドーの頼みだしな、では行くぞ。」

 

十香がそういうと同時に十香の体は霊力(マナ)の塊となると士道の中に入っていき10秒ぐらいするとまたマナの塊が出てくるとそれが人の形を取った。

 

十香「シドー、これでいいか?」

 

士道「ああ、ありがとな十香。」

 

士道がお礼を言うとさっと頭を差し出してきたので撫でてあげた。

 

士道「とりあえずこれで信じて貰えたかな?」

 

士道が聞いてから一瞬間があいてからエリスたちは頷いた。

 

エリス「……あ、ああわかった君の言葉が嘘ではないことは確かなようだからな。」

 

クレア「え、ええそうね。」

 

そして突然エリスが頭を下げた。

 

エリス「すまなかった、君の言葉も聞かずに一方的に攻撃をしてしまった。」

 

士道はエリスの謝罪を受け入れると扉がある方に声をかけた。

 

士道「なあ、いつまでそこで盗み聞きしてるつもりだ?」

 

カミト「そうだな、そろそろ出てきてもいいんじゃないか?」

 

2人がそう言うと扉からは双子の姉妹と美女が出てきた。

 

グレイワース「ふっ、お前たちなら別に止めなくても問題ないだろう?」

 

耶倶矢「だってこの魔女に止められてたんだもん。」

 

夕弦「応答、そうです。夕弦たちは何も悪くありません。」

 

士道は耶倶矢と夕弦には優しく分かってると言った。

 

士道「とにかく2人は一旦戻ってくれ。」

 

その言葉に頷くと2人は戻って行った。

 

そしてグレイワースは士道とカミトを呼ぶと学院長室へと連れていった。(ちなみにクレアとエリスは外で待機。)



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