鷺沢文香と四畳半で汗だく種付けえっちする話 (マイク・O)
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鷺沢文香と四畳半で汗だく種付けえっちする話

鷺沢文香という少女は、読書を愛していた。

幼稚園児の頃から協調性はなく、みんなが外で遊んでいる中で、一人、絵本を読み耽るような少女だ。それは小学校に進学しても変わることはなく、クラスメイトの喧騒を尻目に、彼女は児童文学を読み漁り続けていた。

滅多に口を開くことはなく、国語の授業での朗読が唯一の機会。

透き通るような声は聴き心地が良いが、生来が地味な少女だ。注目する生徒は他にいなかったが、それでもあなたは、彼女の声は素晴らしいものであると知っており、少しだけ気にかけるようになった。

それは、あなたが小学三年生の夏。

あなたは意を決して、文香へと告白をした。

ろくに会話を交わしたこともない相手だが、あなたは自分の恋心を推し隠すことが出来なかった。放課後、小学校の教室に彼女を呼び出した。夕陽が差し込む橙色の世界で、文香は困惑しながらあなたに尋ねた。

曰く、私のどこが好きなのか、と。

伸びた前髪は瞳を隠し、教室の隅っこ、猫背で本を読みながら、友達と呼べる存在の一人もいない自分のどこに魅力を感じたのかーーと。

あなたは滔々と、文香の魅力を語る。

物事を自分の意思で判断できる凛とした精神、他の女子とは違い寡黙な所、好きな本を語るときに早口になる愛嬌ーー

あなたは大真面目に文香の魅力を語り、彼女はポカンと呆けるだけだったが

そして、なによりーー

本の趣味が合う、と。

あなたの最後の言葉が、文香の琴線にふれた。

「あの……不束者の……私でよければ」

と、彼女があなたの告白を承諾した日ーー

それから、十年が経過した。

 

 

「この映画は……原作とはまた違った魅力がありましたね」

座椅子に腰かけたあなたは足を伸ばし、その隙間に文香は、ちょこんと、座っている。

大学生になり上京したあなたが住む部屋は、畳敷きの四畳半。薄い布団と小さな四角机と、PC以外には最低限のものしか置かれていない。文香は親の仕送りを受けて女性専用マンションに住んでいたのだが、親からの援助を期待できないあなたは対極的に、極貧の生活に困窮していた。

今日、あなたは文香とともに一本の映画を見ていた。

「ボブ・ディランという存在は当然知っていましたが……音を情報として捉えるとまた違った側面を見せるのですね……とても有意義な時間でした。また……原作を楽しんで読むことが出来そうです」

文香はあなたにもたれかかりながら、心底、嬉しそうに感想を囁いた。

夏の夜のことであり、あなたの部屋の冷房は扇風機と、開け放した窓から吹き込む清風だけ。それも熱帯夜の日は期待ができず、防暑のためには薄着する他ない。

文香はグレーのタンクトップを着て、下には濃紺色ハーフパンツ。高校時代に着用していた学校指定のもので、「鷺沢」とネームが記されたものだ。

文香の体温は熱く、彼女の背中はあなたの前半身に密着している。あなたは胸から腹にかけてじっとりと汗をかき、彼女の背中も同様のはずだ。それでもあなたは不快を口にすることはなく、文香の髪から漂う花のような香りを堪能していた。

「えっ……? そうですね……確かに私は、原作の小説のために映画を見ているのかもしれません……他の人が描いた原作の解釈は……まるで書評のようで……そういう意味では……これも読書なのでしょうか?」

絶対に違う、と言いかけてあなたは言葉を飲み込む。

文香は、タンクトップの胸元をパタパタとはたく。

通気性を確保するための行為だが、彼女の豊満なバストがチラリと伺える。ブラジャーの色は黒。道をすれ違う男が、必ず視姦して「ああーー、あの巨乳を揉みしだき、舐めしゃぶり、肉棒を挟んで射精したい。射精後の精液を、乱暴に乳の柔肉で拭いたい。ペニスが押し付けられるとムニっ♡と形を変える乳を、無邪気な子供の児戯のように弄びたい」と考える双丘だ。

文香の動きに呼応して、ムワッとした臭気が広がる。

濃厚に饐えて、男性を性的に刺激するフェロモン。文香はあなたの欲情に気が付かない。首元から汗の珠が胸を伝い、谷間の峡谷に吸い込まれていく。そこに手を突っ込めば、両側から文香の柔らかな乳肉に包まれる。火照ったそこは汗に湿って、あなたの掌にしっとりと吸い付くはずだ。

文香は起き上がり、PCからブルーレイディスクを取り出そうとする。膝をついて、四つん這い。あなたに臀部を突き出す姿勢。

ムチ♡ムチ♡と、男性の興奮を刺激して種付けを求めるような81センチ臀部は、あなたには刺激が強すぎる。今すぐそれを鷲掴み、痣が残るほどに強く指を食い込ませたい。成形過程のパン生地のように、無茶苦茶に揉みしだきたい。顔を埋めて、肺一杯に深呼吸をして、文香の芳香を吸い込みたい。あなたが少し手を伸ばせば、今すぐジャージをずり下ろすことができる。ブラジャーとお揃いの黒のショーツが、そこにはきっとあるはずで、あなたがそれをしても文香は怒らないはずだ。

それでも、あなたは欲望を堪える。

文香がそれを望まないから、だ。

「……どうしました?」

文香は振り返り、小首を傾げてあなたに尋ねる。

あなたは首を振り、なんでもないと答えた。

 

文香のムッチリどすけべボディは高校生の頃には既に完成されていた。

あなたと初めて出会った時は、チビで、根暗で、前髪で顔を隠して、社交性にも欠けた地味な少女であったのだが、第二次性徴期が始まり、中学校進学を境に文香は異性を誘惑する身体に成長していった。

84センチのEカップバストは、制服を押し上げるように自己主張が激しい。ムッチリとした81センチヒップは、少しでも尻を突き出す格好になると多大な存在感を示す。文香は、運動はほとんどせず、休日も引きこもるばかりだが、代わりに少食だった。1日に食パン1枚と、水と、本があれば生きていけるのだ。脂肪はエロ乳とスケベ尻に蓄えられて、ウエストはくびれが出来るほど。グラビアアイドルに転向すれば、多くの男の精液を搾り取ることが出来る。スケべの権化とでも表現すべきボディだ。

その上で、文香は化粧というものに全く興味を示さなかったが、持って生まれた美貌がある。少しでも彼女の素顔を伺いしれば、その興奮を抑え込むことは出来ない。同級生の男子生徒は、半数以上が文香をオナペットにしていたことだろう。あの大人しく、性格も良く、可愛い同級生ーあるいは先輩ーーあるいは後輩ーーを、命令に従順に従う肉奴隷に仕立て上げたい、と。すこしでも勃起すれば、人目をはばかることなく、口でチャックを下ろし、ジュル♡ジュプ♡と喉までいきり立った怒張を咥え込む少女に調教したいとーー

当然のように文香は何度も告白を繰り返されてーー

あなたという彼氏がいるため、その度に断ってーー

そして、八つ当たりのような悪意に苛まれてきた。

文香は自身の身体への好意をすっかりと失くして、あなたは、文香が悲しむことはしたくない。高校時代に性行為は三度したが、キスは唇を重ねるだけの淡白なもの。愛撫はそこそこ、クンニすらも許されず、対位は正常位だけ。義務感でやっているようなセックスに快楽が灯るはずもなく、文香は嫌がりながらも、それでも「あなたがしたいのなら」だけを理由に付き合ってくれた。

目の前にいる汗だくの文香の、その全身を貪るように愛して、肉棒の先端を彼女の子宮に押し付けてビューっ♡ビューっ♡と、この極上の雌は自分専用の孕み袋であると、主張をしたいのだがーーそれは叶わない。

 

時刻は午後9時。

あなたと文香は2本目の映画を鑑賞し始めた。

フランス文学を原作にした映画で、海外の小難しい賞も取ったという前評判だ。あなたには縁のない教養要素が強い映画だが、文香がそれを見たいと言うので、あなたは文句を言わない。

シーンは冒頭から、濡れ場だ。

初っ端、濃厚に唇を吸い合わせ、舌を絡めるディープキスが描写された時点であなたは不安であったのだが、ベッドシーンでは薄暗い照明の中で二人が身体を合わせている。俳優の方は美術館の彫像のように芸術的な体型をしているが、女優の方は、文香の方がエロティックだとあなたは考える、

「……一つ、聞いてもよろしいですか?」

再度、あなたにもたれかかった文香が口を開いた。

「今日の講義後……十時さんと仲良くお話をしていましたよね? ……いえ、ダメというわけではありませんが……その、差し支えがなければ……内容を聞いてもいいですか?」

文香の質問の意図を、あなたは汲み取れない。

「……恋愛相談?」

あなたは、正直に話すことにした。

「内容は……『十時さんの許可がないと答えられない』……そうですよね。でも……ええと、その……十時さんには好きな人がいる、ということですか?」

文香の言葉は一々、猜疑心に満ち溢れたものだ。彼女のスローペースに見誤っていたが、あなたは、自分が詰問されていることに気がつく。文香は少し、怒っているのだ、と。

「あなたは、十時さんのことをどう思っていますか?」

問いかけに、あなたは当たり障りのない言葉を吐こうとする。穏やかで、優しくて、少し天然が入っていて、誰にでも分け隔てなく接することができる、太陽の光の温かさのようなーー

「性的に……興奮しますか?」

あなたの思考がまとまるより先に、文香は食い気味に尋ねる。

「十時さんと話している時……デレデレと……鼻の下を伸ばしているように見えました。彼女のような娘を……自分の性欲を発散させるために……乱暴したいと考えますか?」

文香はあなたに顔を向けず、モニターを見つめたまま。

ノーと、答えることは簡単だった。

文香の機嫌を取るために、性的な行為を毛嫌いしている彼女に同調して、羊の皮を被って紳士を演じることは簡単だった。

だが、あなたは文香に嘘をつかない。

だから、文香の反発を買うことを覚悟で答えた。

「あの胸を、揉みしだきたい」と。

「あの口で、肉棒を加えてほしい」と。

「後ろから覆い被さり、愛梨の子宮口を亀頭でトン♡トン♡とノックしながら、蕩けた彼女の舌を吸い、子種を催促する淫語を吐いてほしい」と。

あなたは、一切の衝動を、包み隠すことなく答えた。

文香に最低であると軽蔑されても、彼女に不義理は果たせない。

「……あなたも、男の子なんですね」

文香は残念そうにーー

いやーー苦しそうに呟いた。

「……私にも、同じことをしたいんですか?」

あなたは文香の質問に、間髪入れず、首を横に振る。

自分は文香が嫌がることは、絶対にしないと、固く誓っている、と。

文香は起き上がり、あなたに向き直る。

肩越しに見下ろしていた谷間が見えなくなり、前髪に遮られた瞳がこちらを向く。吸い込まれそうな青色の眼球は、不意に舌で舐めたくなるような鮮やかさ。

文香は、苦しそうに下唇を噛みながらーー

タンクトップを、捲り上げた。

勢いよく揺れた、乳肉が飛び出てくる。

84センチEカップは、面積の大きい黒のブラジャーに包まれている。綺麗な形で、肌にはシミひとつない。汗をかいているからか、少し湿っているように見える。

「この胸が……昔から嫌いでした……」

彼女は両腕を谷間の下に回し、胸を持ち上げて、強調させる形を取った。

文香の行為を止めようと、理性が告げるのだが、本能がそれに従ってくれない。

「ジロジロと……獣慾の溢れた視線で無遠慮に見つめられて……彼らの脂ぎった視線に、とても苦しくなって……でも、あなたがそばにいたから……あなたは違うと思っていたから……だけど……」

文香の言葉から、あなたはようやく流れを把握する。

これは「別れる前に記念に一発だけ許してやる」のパターンだ。

あなたは、抗弁をしようと仕掛けた直後ーー

文香は、あなたの手を掴みーー

自分の乳房へと、触れさせた。

ふにょ♡と。

指先に、柔らかな感触が広がる。

「あなたが十時さんの、ざっくりと開いた谷間を見ながら鼻を伸ばしている姿を見て……気が付いたんです。私はあなたじゃないとダメだけど……あなたは私ではなくてもいいのだと……だから、この身体であなたを繋ぎとめられるのなら……」

あなたの掌は、文香の乳房を包み込んでいる。ブラジャーの硬い生地越しでも、柔らかさは如実に感じ取れて、興奮はピークに達する。掌を開閉して、彼女の豊満な乳房を揉みしだきたい欲求に、歯を食いしばって堪えた。

「そんなことはない」と、あなたは告げる。「たとえ性的な行為が出来なくても、自分は文香を愛しているし、文香がそれを望まない限りは決して離れない」と。

そんなあなたの薄っぺらな思惑を、すべて見透かしたようにーー

文香は、あなたの顔に近づきーー

ペロっと、あなたの下顎を舐めた。

「十年間……お預けをしてしまい……すみませんでした……。とっても凶暴な目つき……ワンちゃんのようなエッチがしたいんですね……私の身体に……なんでもして構いません。でも、まだ我慢ですよ……ふふっ……」

 

チュッ♡

 

文香はあなたに、唇を合わせるだけのキスをしてからーー

「……『よし』」

と、あなたの耳元で囁いた。

理性の鎖は、パキンと、音を立てて千切れた。

あなたは文香の肩を掴み、そのまま押し倒す。

下にはあなたが普段使用している、万年床の薄い布団。華奢な彼女は簡単に押し倒すことができる。熱気に火照った頰は紅潮して、瞳は潤んでいる。

あなたは、文香へと口付けをする。

子供同士がスキンシップでするような簡素なものではなく、相手の口内を舐め這いずり回す、ナメクジのような接吻だ。舌を突き出し、文香の唇を割る。初めて彼女に告白をした日から描き続けていた妄想が、今、現実のものとなっている。

文香の唾液を啜り、舌を吸い、歯の裏側まで舐めまわす。文香はたどたどしく、舌をあなたに合わせてくる。口周りは、汗で元々湿っていたのか。肌は互いにべた付き、唾液と汗の生温さに興奮する。

ベロ同士の愛撫をしながら、あなたはデニムを脱ぐ。

勃起を妨げていたズボンは無くなり、ボロンと、文香の前に肉棒を晒け出した。

文香は拙い手つきで、それでも、慈しむようにあなたの肉棒をサス♡サス♡と触る。

「凄い……お臍に触れるほど反り返った怒張……こんなに、間近で見るのは初めてで……この乱暴者さんが、私の処女を奪ったのですね……ふふっ……チュッ♡」

文香の台詞は一々が演技がかったものだが、彼女の未熟な誘惑方法にあなたはまんまと籠絡される。ペニスの先端へと、慈しむようなキスを一つ挟んで、肉棒の裏筋に指を触れた。

「どうしてほしいですか……? 『扱いてほしい?』……わかりました。ですが……失礼して……んむっ♡レロォ♡ちゅぷっ……唾液を垂らして、ローションの代わりにすると興奮するんですよね?♡」

文香は膝立ちの状態になり、あなたの肉棒を見下ろす。

もごもごと、頰を膨らませる。

 

ぐじゅ♡じゅぷ♡ぐぷっ♡ぐじゅ♡じゅく♡じゅ♡

 

厭らしく、下品な音を奏でながら、口一杯に溜めた唾液を口内で攪拌する。

「んぁ……♡ろうれふか?」

呂律の回らない彼女は、あなたへと口を開ける。

泡が立った唾液の湖が、口内に完成している。甘露な蜜は、唇に吸い付き飲み干してしまいたいが、あなたは我慢する。

「ひふれいひまふ……んっ♡」

でろぉ♡と、ぬったりと唾液は溢れてあなたの肉棒をたっぷり包む。

文香の暖かい唾液に、肉棒は潤滑性を増す。彼女の小さく、か細い腕が上下する。ストロークに技術はなく、単調な上下運動。ただそれだけであなたは射精しそうになり、尻穴にキュッと力を込めて堪える。

ニチュ♡ヌチャ♡と淫らな水音が、4畳半一杯に広がる。

以前、彼女に手コキをしてもらったことがある。高校一年生の頃で、文香から「自慰行為をしてほしくない」と言われて、交換条件としてやってもらったものだ。

それは事務的な行為。

あなたの背後に回り、怯えるように目を瞑りながら、乱暴にただ扱くだけのものだ。精神的興奮は得たのだが、肉体的にはただ痛いだけで、最終的には「そんなに……頻繁にしないのであれば……」と自慰行為が赦された。

あの日のことは二人にとってのトラウマだがーー

だが今はーー

向き合った状態で、ジーッ♡と、愛情を込めた視線を一切ぶらさずにあなたを見つめ、鈴口の数センチ手前で舌をベロベロと、挑発するように動かす。

「ふふっ……触れてもいないのにピクッ♡と反応して……とても可愛いですね……チュッ♡」

あなたの亀頭へと、文香は唇を捧げる。

チュッ♡チュッ♡と恋人の唇にするような、小さく、断続的なキスを繰り返す。昨日まで、性行為に嫌悪にも似た忌避感を抱いていた彼女が、あなたの最も穢れて、濡れタオルで拭くことすらしていない肉棒の先端へと口付けを繰り返すのだ。わざと音を鳴らしながら、文香はキスだけを五分ほど続けた。

肉棒への直接的な快楽は薄いが、あの文香が自分の前に跪き、延々と陰茎にキスをする姿に精神的愉悦を抱く。

「レロォ♡ニュル♡ニュプッ♡チュッ♡チュッ♡レロォォォ♡……この裏筋という場所が気持ちいいのですか? 血管が浮き出て……ビクビクって……ハムっ♡」

文香の長くぬめりとした舌の腹が、あなたの肉棒の裏筋を舐め回す。神経が多く集まった敏感な箇所を、好き放題にされているのだ。

「……陰嚢、ですか?」

あなたの催促に、文香は蠱惑的な笑みを口元に浮かべた。

文香はあなたの睾丸を指先で触る。爪が触れるかどうか、ギリギリの境界線をなぞってから、掌で持ち上げる。

「ずっしりと……とても濃厚な精液がこの中で熟成されているのですね……とてもいけない液体……女の子をママにしちゃう汁……」

ハムっ♡とーー

文香は、あなたの陰嚢を口に含む。

毛の生えたそれに、一切躊躇することはない。玉袋の皺をなぞるように、文香の舌がもごもごと蠢く。口一杯に金玉を含み、頰が膨らんでいる。頰肉越しに自身の陰嚢が愛撫されている姿。

文香が口を離すと、唾液が、一本の橋をつつーっと作る。

「あなたのおちんちんが……とても大きくて……んっ、熱い……火傷してしまいそう……んむっ♡ジュプッ♡ジュポッ♡」

亀頭を咥え込んで、文香は陰茎を呑み込む。

フェラチオという行為を知識として捉えていても、実行に移したのは今日が初めてのはずだ。それでも彼女の口内は、あなたの肉棒にしっかりと密着して、喉にまで届くほど深いストロークで頭を上下する。あなたが文香の頭を撫でると、彼女は上目遣いであなたを見つめた後、瞳だけで微笑んだ。

「んむっ♡ちゅぽっ♡……はい、練習していました。……私だって、あなたとこういうことをする日が来ると思っていましたから……あの、痛くなかったですか?」

最高の快楽であったと、不安そうな彼女に口付けをしてあなたは答える。

男の情欲を刺激する巨乳も、大きく発達したデカ尻も、男性の肉棒を満足させるために媚びたものだ。孕み袋として極上の才能を持つ文香だ。スキルの上達も容易なのだろう。あなたが頭を撫でると、文香はまた、あなたの肉棒を咥える。

 

にゅるるるる♡ぶぼっ♡ぶちゅっ♡ずぼぼほぼぼ♡

 

空気を含んだ下品な音を奏でながら、文香は肉棒に吸い付いていく。あなたは肛門に力を入れて射精を堪えるが、それもやがて限界が訪れて、決壊した。

 

どぴゅっ♡どぴゅっ♡どぷっ♡どくっ♡どくっ♡

 

尿道を精液が通過していき、痺れるような快感が全身を痺れさせる。文香の口内へとスペルマを吐き出すと、足腰に力が入らなくなり、あなたはその場にへたり込んだ。

 

んむっ♡んちゅっううう♡じゅーっ♡じゅぷっ♡んむっ♡

 

文香は追撃する捕食者のように、あなたの鈴口から精液の残滓を吸い取っていく。口内を真空にするように、頰をキュッと窄めたひょっとこフェラ。端正な彼女の顔立ちが、あなたの子種汁の、最後の一滴を啜るために醜く歪んでいる。

文香は大きく口を開けて、口内を見せつける。

真っ赤な舌に、ゼリーのように黄ばんだ精液が乗っている。文香の口中を征服し、陵辱している。彼女は精液を舌で攪拌しながら、口一杯にその味を楽しんでいる。苦味と青臭さに、陶酔した表情を浮かべて、縋るように、あなたに視線を向ける。

ーー「呑んで」と。

文香に指示をすると、彼女は一度頷いてから、口を閉じた。

濃い塊は簡単に嚥下できない。文香はプチュッ♡クチュッ♡と精液を噛み砕く。頰を膨らませながら、あなたを見つめる文香は大型犬のようで、その頭を撫でると、嬉しそうに彼女は微笑んだ。

ごくん♡ーーと

見せつけるように、喉を鳴らして、文香はあなたの精液を呑み込んだ。

「……んっ♡はぁ♡はぁ♡……とても、濃いのが一杯……何日溜めていたんですか……7日? それは……男性の平均からするととても長いのでは……『文香が嫌がると思ったから自慰行為は極力しなかった……』ですか……? ……あの……ごめんなさい……」

恥ずかしげに文香は、視線を床に落とす。

「立って」と、あなたは文香に指示を出す。

立ち上がった彼女に、あなたは正面から抱きつく。

豊満なバストがあなたの胸板にムニュッ♡と潰れて、柔らかく、滑らかな感触。ブラジャーの硬い生地が生乳を阻害するのすら、今のあなたには興奮要素だ。

あなたは、文香のジャージを脱がせて、臀部に手を回す。

黒のTバックの上から、あなたは手に力を入れる。

指は力を入れた分だけめり込み、あなたは尻たぶを掴み、揉みしだく。一度射精して、フニャッと柔らかくなったペニスを、彼女の下着へと擦り付けて行く。精液と文香の唾液で汚れたそれを、クロッチの上から拭いていく。

「私が、あなたを性的に誘惑するために……下着屋さんでいっぱい悩んで……あなたはどんなにエロティックな下着が好みかと考えて……それを、オチンチンを拭き取るためのティッシュの代わりに扱うんですね……変態……ど変態……♡」

爪先を伸ばして、あなたの耳元で、蕩けるような声色。

肉棒を押し付けながら、腰をヘコヘコと動かす。文香はあなたの首に両腕を回して、後頭部を撫でる。溢れる母性に全身を包まれて、あなたの肉棒は徐々に硬さを増す。

あなたは、文香の両手首を掴んだ。

彼女の腋は、手入れされていて、毛の一つもない。

ツルツルのそこは、しかし、汗でしっとり。

あなたは鼻を埋めて、大きく深呼吸をする。

酸っぱく、甘い臭いが脳に直接響く。

「腋に興奮するのですか……腋は性器、と聞いたこともありますが……あなたの変態性には一定の理解を示したつもりですが、想定を遥かに超えられると……んっ♡……くふっ♡……腋の臭いをスー♡ハー♡と嗅いで、ここが一番硬くなっていますよ」

爪先でカリ♡カリ♡と亀頭を、削るように文香は弄ぶ。

あなたはお返しとばかりに、文香のTバックの中に手を突っ込んだ。

ーーニュルッ♡と。

彼女の秘部は、既に十分すぎるほどに濡れていた。

指の腹で、秘部を押し潰す。愛液が潤滑油の代わりになり、文香はビクンッ♡と身体を跳ねさせる。それが楽しくて、あなたは指先で彼女の秘部を弄くり回す。陰核を中心に弄ると

 

ふっ♡……んっ♡……んきゅ♡……そこは、優しく……んっ♡はっ♡……

 

と、短く、断続的な喘ぎ声を漏らす。

あなたは文香の耳を舐め、孔に舌をねじ込ませながら、感想を催促した。

「……はい。あなたの陰茎の、饐えた臭いを嗅いで……興奮していました♡ 私を孕ませる為のものに……唇と喉で丁寧に奉仕することで……下腹部がキュンとして……♡」

あなたが文香に指示をすると、彼女はTバックを脱ぐ。

上体を屈めて、下着の裾を指先で摘み、それを下ろしていく。地面に触れるとぺちゃ♡と、重たい水音。文香はその下着を、あなたに手渡す。外観からは想像できないほど、ずっしりと重たく、愛液がぐちょぐちょに染み込んでいる。

布面積の少ない黒のTバックは、文香が、あなたを性的興奮に誘う為だけに用意したもの。インドアで内気な彼女がこれを、ランジェリーショップで、あなたの肉棒を満足させるために購入したのだという優越感。

あなたは文香を、窓際に立たせる。

部屋の電気を消すと、カーテンが閉められた部屋は真っ暗。

あなたは窓を開ける。

ふわっと、清風が蒸し暑い夜の中で、一服の清涼剤。

月から溢れた光が、室内に差し込み、文香の肢体を照らしていく。

窓枠に手を突かせて、臀部を突き出す格好。窓の外は細い路地で、街灯もない。人通りも少なく、遠目も効くので誰かが来たらすぐにわかるがーー

それでも、歩行者が不意に上を向けば、極上の雌が痴態を晒すのが目に入る。

ハァ♡ハァ♡と文香は、荒い呼吸をしながらあなたを見つめる。

「なんでもする」と、あなたに誓った手前、その行為を拒絶は出来ない。

それでも、視線だけで赦してもらえるようにとあなたに媚び、懇願をする。

ーーあなたは亀頭の先端を、文香の陰部に擦り付けた。

「……んんっ♡」

と、彼女は短く喘ぎを漏らすだけ。

あなたは腰を前に突き出しーー

ーー挿入した。

あなた以外の男の穢れを知らないそこは、入り口は狭くあなたを拒む。

それでも搔きわけるように、肉棒を挿し込むと、中はニュルリ♡と滑っている。ツプ♡ツプ♡と、あなたの肉棒を360度から締め付ける快感に、ペニスは痺れるような気持ち良さを訴えて、最奥部に到達したところであなたは腰の動きを止めた。

文香の汗ばんだ背中に、体重を預ける。

亀頭の先端が、子宮口をギュー♡っとプレスして、あ゛ーっ♡と文香は、濁った声を漏らす。あなたの全体重が、彼女の華奢な身体に伸し掛かり、窓枠に掴んだ二本の細腕だけで立たせているのだ。惨い仕打ちなのはわかるが、あなたは欲望を抑えきれない。

文香の乳房を、背後から、力一杯に鷲掴んだ。

「んくぅぅぅ♡んっ……♡はぁ♡あっ♡……そんな乱暴に……」

汗に湿った乳は、それでもサラサラと肌触りが良く、指先の僅かな力にも反応してむにゅぅ♡と形を歪める。腰を前後にできるのは少しだけで、それを超えると射精を我慢する理性が千切れてしまう。ただ、微細な動きにも文香は敏感に反応して、頰を紅潮させながら「んっ♡ んっ♡ 」と蕩けた声を漏らす。

乳房を散々焦らしてから、あなたは乳首を摘んだ。

ビンビンに勃起した乳首は、おそらく痛みを覚えるほどで、それを不意に、一気に、抓ったのだ。

 

ふっ♡ふーっ♡……!? んんんんっ♡んんーっ♡んーっ♡♡♡!!あっ♡だめっ!だめぇっ♡♡♡

 

外に筒抜けということも忘れて、文香は喘ぎ声を漏らしてーー

直後、絶頂した。

あなたの体重を押しのけて、身体がビクンッ♡と、跳ねるほど大きく、一度痙攣する。

膣内はきゅー♡っと狭くなり、あなたの肉棒を包み込む。長い前髪に隠れた横顔は、トロン♡と蕩けた瞳をして、口元はだらしなく半開きになり、涎を垂らしている。

耐えきれず、あなたは腰を一番奥まで突き挿れた。

グリ♡グリ♡と肉棒を押し込みながら、尿道を締め付ける肛門の力を抜いて、子宮口に零距離で射精をする。

 

どびゅーっ♡びゅーっ♡びゅー♡……びゅ♡びゅーっ♡

 

濃く、深い射精を、文香の膣内の最奥で吐き捨てる。

極上の雌ボディが、その全身を使ってあなたを誘惑し、最高の射精に誘ってくれたのだ。文香のうなじの、甘い匂いを嗅ぎながらあなたは放心状態。肛門を締めて、絞りかすのような最後の一滴を吐き出したところで、あなたはペニスを抜いた。

ぼろん♡と、硬度をすっかり失った陰茎が外気に晒される。

肉体の限度を超えた快楽に、膝が笑い、あなたはその場に座り込んだ。尻餅をつくような形だと、丁度、文香の尻が目の前にある。陰唇からはあなたの白濁とした精液がドロォ♡とこぼれて、この目の前の雌を、自分が種付けをしたのだという征服感に駆られる。

「はぁ……♡はぁ……♡」

肩で息をして、文香はあなたに向き直る。汗で前髪はペタリと肌にくっつき、口元に張り付いた髪を彼女は指先で摘んだ。

「……綺麗にしますね……んっ♡はぁ♡凄い臭い……私の愛液と……あなたの精液がブレンドされて……んっ♡これ……だめです……こんなの、女の子を狂わせますよ……」

床に膝をついて、四つん這いになった文香は雌豹のようで、高く尻を突き出しながら、土下座するようにあなたの肉棒に顔を寄せる。

ドロドロに汚れた肉棒と、陰嚢の付け根ーー最も臭いが濃い場所へと、文香は直接、鼻を押し付けて臭いを嗅ぐ。

「んっ……すーっ♡すんっ♡すん♡んふっ……えほっ、けほっ♡ん……はぁ♡自身の匂いを擦り付けるのが動物のマーキングと言いますが……逆はどうですか……? 私は、あなたの所有物だと……んっ♡この臭いで教え込まれて……♡」

文香はあなたの睾丸の下に顔を寄せる。金玉の裏側。およそ、清潔とは最もかけ離れた男性の部位。恋人どころか、奴隷にすら舐めさせるのをためらう場所に、文香は躊躇を見せずに鼻をベタッと押し付ける。

「熱い夏の日……あなたが下着をずり下ろして……汗をかいたここへ……私の頭を抑えて、顔を押し付けて……それだけでトロットロに発情して、あなたの肉棒を欲しがる雌に改造する……愉悦を抱きますか?」

文香はあなたの肉棒の裏筋を、ふわふわの舌で舐めていく。棒の付け根から、亀頭へと、真っ赤な舌を長く伸ばしている。

 

れるっ♡れろぉ♡ちゅぷぷぷぷ♡んむっ♡じゅーっ♡ちゅっ♡ちゅっ♡

 

肉棒を舐め回しながら、愛液と精液がブレンドされた、ドロリと濃い液体を文香は啜る。唇をすぼめて、肉棒の穢れを吸い取り、喉を鳴らして飲み込んでいく。彼女の腑に、性行為の証拠が落ちていき、それは栄養として吸収されて文香の血肉になるのだ。彼女を内部から汚していく感覚。

一通り、唾液で肉棒をコーティングしてから、文香は亀頭を咥え込んだ。

両頬をすぼめたひょっとこフェラは、今日二回目。鼻の下を無様に伸ばしたそれは、口内を真空状態に近くするものであり、尿道に残った精液の最後の一滴までを貪欲に欲しがるもの。

 

ずぼぼ♡じゅぼ♡じゅーっ♡ちゅーっ♡……んむっ♡はぁー♡はぁ♡

 

ちゅぽ♡っと

文香は、肉棒から口を離す。

今度はあなたに尋ねることもない。それをするのが当然の礼儀、とでも言わんばかりに文香は精液を呑み込む。二発目でも決して薄まることのないそれを、彼女は何度も喉を鳴らして飲み込んだ。

「……二回目なのにとても濃厚で……喉に詰まりそうな……けぷっ♡ ……すみません、うっかり……胃の中まで陵辱されて……とても精液臭いげっぷが出てしまいました……♡」

文香は微笑む。きっと、わざとだ。それを証拠に、あなたの肉棒は文香の痴態を受けて、ギンギンに勃起している。硬度も射精欲も、一切損なわれることはない。十年前から夢見ていた、どちゃくそスケベな極上雌ボディに、濃厚な種をつけて、孕み袋にすることが出来るのだ。

文香はあなたの上に跨り、臆することなく、腰を下ろした。

「……まだ夜は長いですよ……もっと……もっと気持ちよくなりましょう……あなたの精嚢を空っぽにして……他の娘に目が行くことのないように……ふふっ♡」

蠱惑的な笑みを浮かべる文香は捕食者の様相を呈して、まるでカマキリの雌だがーー彼女に食べられるのならば悔いはない。

騎乗位の姿勢から、あなたは腕を伸ばして、文香の尻を掴む。柔らかなケツ肉に、痣が残るほど指をめり込ませてから、腰を上下させて、この雌を孕ませるための種付けを再開した。



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鷺沢文香、十時愛梨と蒸し暑い四畳半で種付けハーレム3Pをする話

窓外、どしゃ降り。

日本列島を北上してきた台風が都内を直撃したのは、八月のこと。雨粒は、たぱたぱと地面を打ち、ごうごうと吹く猛風に窓枠が軋む音を奏でる。

四畳半の自室は徹底的に、蒸れて、暑い。

冷房は小型の扇風機が一台。雨が入ってくるので窓も開けられない。気温は30度を超えていて、湿度も70%はあるだろう。サウナと化した自室であなたは、全身から汗を噴き出させながら、溜息を吐いた。

 

「はぁ、はぁ…この部屋、蒸し暑くないですか?」

 

へたりこみながら、茶髪のツインテールの少女があなたに同調を促す。

扇風機が一台しかないのだから仕方がない、とあなたは答える。彼女は肩からかけていたビニールバッグを外す。水着や空気の抜けた浮き輪が入っている、汗と雨に塗れた鞄は、ペリペリと音を立てて彼女の身体から剥がれていく。

 

「愛梨さん、タオルです」

 

もう1人の黒髪の少女がバスタオルを、愛梨と呼ばれた少女に手渡した。

 

「ありがとうございます、文香さん」

 

愛梨は笑顔でバスタオルを受け取り、わしゃわしゃと、自分の頭を拭いてから、言葉を続けた。

 

「ついていなかったですね、まさか電車まで動いていないなんて……」

 

「……この規模の台風だと、仕方がありませんよ。傘も途中で壊れて、役に立たず、3人ずぶ濡れですから……」

 

「このお部屋って、お風呂はないんですか?」

 

「はい……なので、彼は私の部屋か、公衆浴場を使っています……」

 

「うぇ〜、汗と雨でベタベタなのを洗い流したいのにぃ…文香さんもそうですよね?」

 

「ええ……ですが、この雨ですからね」

 

文香と呼ばれた黒髪の少女は、窓にそっと手を触れる。

外は大雨。

曇天に支配された空は太陽が遮られて、今が土曜日の朝九時であることを忘れさせる。大学生にとって、満喫すべき週末二日の休みが、台風に黒く塗りつぶされたのだ。

 

「銭湯へ行くにも、傘も折れてしまいましたから……」

 

「ううー、このベタベタのまま過ごさなきゃいけないんですね…」

 

「やはり、無理して駅に行かない方が良かったのでは……予定通り、一泊二日で海へ行ったところで……きっとそちらも大雨ですから……」

 

「ご、ごめんなさい…」

 

「……? あ、いえ、愛梨さんを責めているわけでは」

 

飼い主に怒られた小型犬のように、愛梨は肩を竦めて俯いている。

可愛らしい少女の、意気消沈した殊勝な姿に、あなたは一片の同情を焚べる。

それと同時にーー

愛梨の姿に、劣情を抱く。

不謹慎であることは理解している。愛梨は本心から、申し訳ないという思いで一杯だ。そんな彼女の姿に興奮を抱く行為が下劣であるのは理解しているのだがーー

愛梨の全身は、雨に濡れている。

ピンク色のワンピースに、水色のミニスカート。肩と胸元をざっくりと開けて、ブラ紐が見えている服装は、普段なら可愛らしさが先行するのだろう。

だがーー

愛梨は、雨に濡れた髪を晒している。

服は水気でぴっちりと、彼女の柔肌に張り付いている。それが例えばスレンダーなーー例に挙げるなら765プロの如月千早のようなーー少女であるならば問題はないのだがーー

なんせ相手は、人気アイドルの十時愛梨なのだ。

柔らかくたぷんとした胸、キュッと引き締まったウエスト、どでかく安産型な臀部。全男子の性的興奮の的となる、ドスケベボディだ。

身体のシルエットが浮き彫りになると、否が応でもそれを意識してしまう。

 

「……うう、そんなに見つめて……やっぱりあなたも怒っていますか?」

 

愛梨の言葉に、あなたは慌てて首を横に振った。

慰めの言葉を考えようとするのだが、雄の本能は正直なもので、思考に浮かぶのは愛梨の肢体。青年漫画誌の表紙や、ゴシップ雑誌の袋とじで見せるエロティックな水着姿。日本中の男性の、オナニーのおかずになっておきながら、満面の笑顔を咲き誇らせる十時愛梨の姿だ。

 

「大丈夫ですよ、愛梨さん。私も彼も、怒ってはいませんから」

 

と、本来あなたがかけるべき慰みの言葉を、口にしたのは文香だ。

彼女は袖口がレースの白いトップスに、下半身はタイトなデニム。服装には無頓着な文香は、放っておけばジャージ姿で旅行に出かけかねないが、それを愛梨が阻止した。愛梨は女友達と共に、文香を着せ替え人形にしてショッピングを楽しみ、その中で文香が最も気に入ったカジュアルなコーデがそれだ。

問題はーーやはり、雨に濡れていること。

ぐっしょりと、上下の衣服には水が染みている。

タイトなデニムは水を含むと、肌にぴっちりと密着して蒸れる。これがどこぞの平均的な女性ならともかく、相手は鷺沢文香だ。不健康にむっちり育った太腿に挟まれた秘部。汗と雨の篭った臭気に、顔を埋めて深呼吸すれば勃起は止まらず、ジュルジュルとデニム越しに音を立てて啜れば、それだけでカウパー液はダダ漏れになることだろう。

 

「ですが……私も気になります。どうして、海への旅行を強行しようとしたのですか?」

 

「そ、それは…」

 

「それは?」

 

「……うう、だって、寂しかったんだもん……」

 

口を尖らせながら、愛梨は涙目で言葉を紡ぐ。

一瞬、あなたも文香も言葉を忘れた。

 

「アイドルの仕事始めて、忙しくなって、3人で一緒にいることも少なくなって……私だけ仲間外れになってるような気がして…」

 

「そんなことはーー」

 

と、そこまで紡いで文香は二の句に惑う。

愛梨がアイドルとしてデビューして、忙しくなり、三人で顔を合わせる機会が減ったのは事実。彼女の躍動する姿は、あなたにも文香にも誇りであったが、それと同時に、腹の腑には寂しさと不満を湛えていたのだろう。

あなたは、言葉に詰まった文香の代わりに、愛梨の隣に座る。

それから、ゆっくりと優しく、頭を撫でた。

 

「んっ……♡これ、大好き♡」

 

普段はふわふわな髪の毛も、雨にしっとりと濡れている。雨音と、二人の呼吸音だけが響く室内。愛梨はあなたにもたれかかる。小さな体躯の、豊満なバストとヒップ。愛梨は、おそらくわざと、あなたの二の腕に乳房を押し付ける。ムニュッ♡と乳房はワンピース越しに形を歪めて、ブラジャーの硬さのその奥に、柔らかな乳肉を感じた。

あなたは、愛梨に謝罪をする。

今まで、寂しい思いをさせてすまないーーと。

また今度、時間を作って、三人で旅行しようーーと。

愛梨はあなたの言葉に、優しく微笑んで、頷いた。

 

*****

 

「私と、付き合ってください!」

 

十時愛梨に告白をされたのは、すっかりと夜が更けた、大学構内でのことだ。

大学の講義が終わった後、深刻そうな顔で愛梨に呼び出された。

愛梨のことだ。お菓子を作りすぎたであるとか、PCの電源がつかないであるとか、家に蜘蛛が出たであるとかーー

その類の相談事であると考えていた。

彼女の言葉は、あなたの想定を遥かに上回るもの。

愛梨は頰を真っ赤に染めている。

道ですれ違う男が、全て振り返るような愛らしい容姿だ。女友達が常日頃から愛梨の周りを取り巻き、たかる害虫を避けているが、それがなければ今頃愛梨は、碌でもない男か、あるいは性快楽のみを求めるヤリサーの餌食となっていることだろう。

だから、と言うわけでもないが。

愛梨が誰か、特定の個人を好きになるという姿を、あなたは想像できないでいた。

 

 

愛梨とは、幼稚園の年長さんの頃からの付き合いだ。

最初のきっかけは、おやつの時間のクッキー。

甘いものが大好きな彼女は、貰ったクッキーを手に大はしゃぎしていた。両手を大きくあげた万歳をして、ドンドンと足音高く床を踏みならして、全身を躍動させながら喜びを身体に表現していた、幼く無邪気な幼稚園児ーー

そして、彼女はクッキーを落とした。

腕を振り上げた弾みで、クッキーは宙を舞い、戸棚の隙間へ。清潔が保たれた教室であっても、隅には埃が溜まっている。汚れたクッキーは食べられたものではなく、愛梨は、今にも泣き出しそうに汚れたクッキーを見つめていてーー

だから、あなたは自分の分のクッキーを差し出した。

出会いのきっかけは、本当にそれだけ。

小中高と同じ進路で、彼女とは友人関係を結べていた。あなたは小学校の頃に告白をした相手がいるので、飽くまで愛梨とは友人関係。

ちんちくりんのちびっ子が、中学生になる頃にはおっぱいが膨らみ、高校生になる頃はグラビアアイドルも顔負けのどちゃエロボディになっていたが、あなたには彼女がいた。よこしまな思いを抱くことはあったし、愛梨の裸体を想像して自慰行為に耽る日もあったがーーそれだけだ。

だから、大学に進学しても、良き友人関係であり続けられると思っていたのだがーー

 

「あの、返事してください!」

 

普段の愛梨の、のほほんとした穏和な表情とは異なり、切羽詰まっている様子。

十時愛梨という少女が、誰か、好きになる異性が自分であるという事実ーー

そして、そんな自分には既に、不釣り合いなほど美しい彼女がいるという事実ーー

あなたは愛梨を宥めて、呼吸を整えさせた。

ベンチに座るように促して、あなたも隣に腰掛ける。普段は人で溢れている大学構内だが、夜の帳が下りた頃には閑散としている。空を見上げると、真っ黒な曇天が緞帳のように、星の光を遮っている。

あなたは意を決して、彼女に返答をした。

 

『自分には既に、交際している彼女がいる』ーーと。

 

「わかってます……文香さん、ですよね?」

 

あなたと愛梨が同じ進路を歩んできたのと同様、文香もその例には漏れない。

 

「だから……二番目でもいいんです。お嫁さんになれなくても、愛人で構いません!だから……だからっ!」

 

愛梨はあなたの服の袖を握る。

弱々しくか細い力は、あなたの少しの動きでも振り払えそう。彼女が自分に固執する理由が、あなたにはわからない。極上の美少女の容姿に、最高級の身体つき。例えば大企業の会長でも、愛梨を妻に娶れるのならば嫁子供、会社を質に入れてもいいとのたまう人間もいるはずだ。

そんな彼女がどうしてーーと。

あなたは、苦悶の末に答えた。

それはーー愛梨を傷つけないための、ていのいい言い訳。

代わりにーー文香には、貧乏くじを引いてもらう。

 

『文香がその関係を許せば、それでもいい』ーーと。

 

あなたのその返答はーー

結果的に、誰にも想像のできない状況を招いた。

 

*****

 

文香は四畳半の隅で、体育座りをしながら読書に耽っている。

雨に濡れたデニムは下半身を締め付け、蒸れて、窮屈なのだろうが気にする様子はない。読書中の彼女はそういうものだ、とあなたは知っている。エッチないたずらと称して、セーター越しに乳房を揉んでも、スカートをめくり秘部をシュコシュコと擦っても、剥き出しの肉棒を鼻先に近付けても、書物に没頭している時の文香には鳥の鳴き声や、波のせせらぎや、車の走る音と同様の「その他大勢」の中の一つに過ぎない。

ましてや、彼女が手にしている分厚いハードカバーは、昨日の夜に購入したばかりのもの。

お気に入りの作家の、大好きなシリーズであると、口下手で寡黙な文香が早口でまくし立てていたからよく覚えている。

そうなると文香は無敵で、あなたは彼女に一切、干渉ができない。

 

「……雨、止まないですねぇ」

 

愛梨は窓の外を眺めながら、ぽつり、呟いた。

彼女の身体は熱に蒸れていて、ピンク色のワンピース越しに汗の蒸気が浮かびそうだ。本来なら汚さの側にあるものだが、愛梨は違う。彼女の濃厚な雌のフェロモンがぷんぷんする状況。あなたは平静を装いながら、PCの電源を点けた。何か、映画でも見よう、と。

 

「あっ、鮫の映画が見たいです!」

 

あなたは思わず、愛梨に聞き返した。

 

「鮫の映画ですよぉ、私も詳しくはないですけど…そういうのがあるんですよね?」

 

勿論、その類のB級映画が無数にあることは知っていた。

だが、それは有名な大作映画を全て見尽くし、暇を持て余した映画好きが戯れに鑑賞するものだ。愛梨もあなたも、映画ファンであると胸を張れるほどではない。そして、鮫映画という代物は、愛梨のような流行に影響されやすいタイプが喜ぶ代物ではないだろうがーー

 

「海の気分だけでも、味わいたいんです……だめ、ですか?」

 

愛梨が首を傾げて、あなたに伺いを立てる。

もう、それ以上は何もいらない。

あなたはビデオオンデマンドのサービスから、鮫映画を選択する。おそらく、世界一有名な元祖鮫映画だ。多少グロテスクなシーンは存在するが、愛梨も生娘ではない(色々な意味で)ので、心配はしていなかった。

だからーー

油断、していた。

 

「ーーんしょっ」

 

とーー

上着を捲りあげる愛梨に、あなたの視線は釘付け。

柔らかく豊満な乳房が、黒のブラジャーで窮屈に締め付けられている。扇情的なレースの入った下着。以前、愛梨が文香に「胸が大きすぎて可愛い下着がない」と愚痴を吐いていたことを思い出す。

公称は88センチのGカップーーだが、愛梨のファンですらそんなことは信じていない。

事務所のプロフィールに記入したのは、愛梨が高校一年生の時に測定したもの。砂糖のたっぷり詰まった甘露な菓子を食べても、愛梨の身体は乳房と臀部に脂肪が集中していく。90センチの大台は遥かに超えて、おそらく3桁近い数字にはなっている。

とにかくーー

その推定Iカップのおっぱいが、目の前で揺れたのだ。

あなたは唖然として言葉を失う。

意識が飛ぶ、とでも表現をするべきか。思考は上手く働かないが、雄の本能は正直なもの。この肉の詰まった身体を孕ませたいと、海綿体に血液が集中して、痛いくらいに勃起している。

愛梨は、あなたの視線を察したようだ。

意図を問われる前に、自ら答えた。

 

「ジメジメして蒸し暑いのもそうですけど……やっぱり、海の映画を見て、海の気分を味わうなら服装からですよ!」

 

愛梨は立ち上がり、あなたの前に下着姿を晒す。

大人気グラビア系アイドルの半裸姿が眼前にあるという事実。愛梨が立ち上がると、視線の位置には肉付きのいい太腿。みっちりと肉が詰まった太腿だが、彼女の豊満なバストとヒップの相乗効果で、それが何よりも魅力的であるように思える。

これから着替える女性を前にした場合、男は目を逸らさなくてはいけないーー

思考では理解しているのだが、雄としての本能が言うことを聞いてくれない。

こんな極上の雌を前に、交尾の可能性を削ることは、雄の本能が許さない。本能は種の存続を訴えかける。この肉付きがよく、健康的で、男の肉棒を全身の柔肉で奉仕するための身体を前に、鼻を伸ばせーーと。

 

「…着替えるとこ、見てもいいですよ?」

 

と、愛梨があなたを淫らに誘惑したところで決心がついた。

あなたは、視線を逸らした。

自分の太腿を、痣が残るほどに強く抓る。

愛梨の誘惑は魅力的で、本来であるならば抗えないがーーもう一人の彼女、鷺沢文香が側にいるのだ。文香を前に、愛梨にばかりデレデレとする行為が、あなたには不義理に思える。

愛梨から逃げた先には、部屋の隅。

そこには文香が、縮こまって読書をしているーー

はずだったーー

 

「……はい、私も着替えようと思いまして……」

 

文香は本を床に置いて、立ち上がっている。

途中まで服をめくっているので、その細い腹部が目に入る。シミひとつない、真っ白な肌。紫外線とは一切縁のないそれは、美肌を通り越して不健康を感じさせる。

文香は、痩身には不釣り合いな巨乳だ。

雨に濡れてピッタリと肌に張り付いた衣服が、その脱衣を阻害している。本より重たいものを持つことがない文香だ。彼女は身をよじらせながら、白のトップスを脱ごうとしている。くねくねとした腰付きは扇情的なものだ。顔が服で隠れていても、その肢体にはエロスで溢れているのにーーその中にあるのは絶世の美少女ーー前髪をかき上げれば、全ての雄の征服欲をくすぐる美少女がいるのだ。

文香はようやく上着を脱ぎーー

たぷん、と乳房が揺れた。

 

「んっ……雨に濡れて、ぐっしょり、重たくなってますね……」

 

薄い布地越しにも文香の体型のシルエットは浮かび上がっていたが、実際にその柔肌を直視すると感動が違う。

愛梨の肉体が、脂肪を胸と尻、雄の欲情を刺激する部分に集中しているなら、文香は正反対。

運動が苦手ーー嫌悪する、という表現の方が正確か。常に室内で日光を浴びずに読書する文香は、極端な小食だ。1日にコンビニおにぎり1つ食べれば、それで事足りる。だから彼女の身体はウエストから脂肪を燃焼させていく。乳と尻と太腿の柔肉は、彼女の肉体の非常食だ。

不健康に淫靡なドスケベボディと、健康に天真爛漫なドチャシコボディ。

その2人を彩る下着はーー

 

「えっ? ……はい、愛梨さんと同じものです……」

 

「サイズは違いますけどね。2人で、相談したんです。あなたが好きそうな下着はどれかなーって」

 

「あなたは……黒の……レースの装飾が施された下着が好きなんですよね……♡はい、いつもの反応でわかります」

 

「このタイプの下着のときは、ワンちゃんみたいに鼻をぐりぐりーって下着越しに押し付けて……♡」

 

「すんすん♡ふごふご♡と、豚さんのように臭いを嗅いで……後ろから覆い被さって……野獣のように我慢汁まみれのおちんちんを擦り付けて……♡」

 

「いつもより何倍も固く、大きくなったおちんちんで私と文香さんを堕としますからね……あっ、もうおっきくしちゃったんですか? だめですよ、だーめ♡ほらっ、おあずけ♡」

 

二匹の極上の雌が、あなたの前でーーあなたのために、生着替えをしている光景。

四畳半の蒸れた室内の中で、その絵面は夢のよう。迷い込んだ桃源郷に、帰り道を探そうとあなたは、振り返る。壁を向いて眼を瞑ろうとするのだがーー

 

「……あの、どうしたのですか?」

 

「私と文香さんの生着替え、堪能したくないんですか?」

 

「その……お見苦しいものを……」

 

「違いますよ。きっと、照れちゃってるんですよ」

 

「あっ……かわいい♡」

 

狭い室内に反響する、2人の蕩けた声。

単調な旋律の雨音はザーザーと、ノイズのようなBGM。しゅるっ、と2人の衣擦れの音が鮮明に浮き立つ。脳が興奮に洗脳されて、真っ暗な視界の中に映すのは、水着の2人をはべらせる酒池肉林だ。

美女2人の生着替えを前に、あなたは必死に堪える。前屈みになり、重力に従う愛梨の柔乳をーー下着を履こうとしてさらけ出される、文香の肛門をーー丁寧に処理された2人の陰毛をーー思い浮かべているとーー

 

「ーーはいっ、いいですよ♡」

 

「見て……ください……♡」

 

2人が、着替えを終えた合図を送る。

あなたは一度、大きく、肺一杯に浸透する深呼吸を挟んだ。

直後に襲ってくる超弩級の衝撃に備えてーー

 

 

「……どう、ですか?♡」

 

「似合ってますよね?♡」

 

2人の少女がーー

あなたの前に半裸体を晒している。

愛梨は、水色のビキニだ。

小さな布が乳首と秘部を隠している。3桁近いおっぱいの体積と質量に、肩紐は苦悶を訴えているだろう。

だが、愛梨はその上からタンクトップとホットパンツを着用している。

ピンクのタンクトップは透けている。ホットパンツは股下数センチ。服の体裁を保っていないそれは、秘部を敢えて隠すことにより雄の妄想と欲情を加速させる、エロ下着となんら変わりがない。そのエロ下着を、さも平然とした表情で着ているのだ。これは何も恥ずかしいものではないーーと。雄の交尾への欲求を悪戯に膨らませながら、堂々と主張しているのだ。興奮した獣に押し倒されて、岩場に押し付けられて、その淫らに膨らんだ豊乳を押し潰されながら、立ちバックで膣内射精されても、文句を言う権利はない。

あなたは、もう1人に視線をやる。

文香は、濃紺のビキニの上に、丈の長い薄手の水色パーカーだ。

身体付きのエロさは愛梨と同等だが、文香の場合は愛梨よりも健全だ。薄手のパーカーに身体のシルエットは隠れる。男好きするドスケベボディは見えなく、雄の欲情を誘う美しい顔も、長く伸ばした前髪と、猫背による俯きで隠れる。この雌が海水浴場にいたとしても、烏の濡れ羽色のような艶やかな黒髪をしているだけの、陰気な女だ。サーファー気取りで日焼けした男どもも、よほどの不作でない限り文香には声をかけないだろう。

だがーー

文香は、パーカーの前を全開にしている。

内気で優等生な文香には、ありえないこと。高校二年生まで、シャツはズボンの中に入れるものだと思っていた少女だ。

その陰気な空気と雰囲気も、彼女の84センチのFカップが晒されれば別だ。見るからに男慣れしていなさそうな処女。彼らのナンパの格好の的となる。その煮えたぎった脂まみれの慾情を、文香の身体で発散させようと彼らは躍起になる。華奢で虚弱で、押しに弱い文香は彼らの誘惑を迷惑がっても、強く拒絶することは出来ない。押し流されてーーあるいは岩場の陰で青姦されてーーあるいは車の中で雄の遺伝子を子宮に詰め込まれてーーあるいはお持ち帰りされたホテルで、読書で培った豊富な語彙力で、恥ずかしい淫語をカメラに向けて囁いてしまうのだろう。

彼らのような雄が、一夜限りの性交渉で満足をするわけがない。文香の痴態を撮影したビデオで、彼女を脅迫するだろう。家と大学にそれを知られたくない文香は、下衆な雄の思惑通りに、恥辱に塗れた奉仕でも受け入れてしまう。オスの肉棒を満足させるには、アナルを舐めながら陰嚢を揉みしだくのだと、歪んだ常識も植え付けられるかもしれない。

極上の美女を1人手篭めにしても、獣の欲望が満たされることはない。彼らは文香を通じて、愛梨も狙うだろう。警戒心の薄い愛梨に、酒を飲ませて、無理やり強姦すればあとは同じだ。録画で2人を脅迫して、人気グラビアアイドルと、絶世の文系美女の2人をはべらかし、全ての雄が望むようなハーレムを、下卑た方法で手に入れる。肉棒を2人に舐めさせて、足のつま先をしゃぶらせ、なんでも命令に従う肉オナホをーー

 

「ーーえいっ」

 

と、声が響いた直後ーー

あなたの頭に衝撃が走る。

小さな振動だが、脳が揺さぶられてあなたは意識を覚醒させる。霞みがかった視界が晴れるとーー

目の前で、文香があなたを見つめていた。

彼女の弱気な手刀が、あなたの脳天を打つ。

愛梨は前屈みになり、その豊乳の谷間を惜しげなく晒しながら、あなたに尋ねた。

 

「どうしたんですか? ボーッとして」

 

「彼はいつものことです……ネガティブな妄想に囚われてしまうんです」

 

「ネガティブな妄想?」

 

「自分のような男に彼女がいていいのか……自分のような男が2人に愛されていいのか……そして、自分のような男が幸福になっていいのか……ですよね?」

 

文香の手が、あなたの頭を優しく撫でる。

文香とは10年以上の交際関係を築いている。彼女の発言の一言一句が、自分の思考を見透かしているので、あなたは一度、力弱く頷いた。

 

「ふふっ……♡大丈夫ですよ。私たちが好きになるのは、あなただけですから……♡んっ……ちゅっ♡海には行かないで、お部屋の中で3人で、イチャイチャしましょう? 愛梨さんも、それでいいですよね?」

 

「えっと、状況はわからないですけど……でも、文香さんだけ抜け駆けずるいです。私も……ちゅっ♡ちゅっ♡」

 

「あっ、愛梨さん……2回もずるいです……ちゅっ♡ちゅっ♡」

 

2人の口付けが、あなたの頰に優しく触れる。

海の潮とは正反対の、花のような柔らかくフローラルな香りが鼻腔をくすぐる。

目の前にいるのは、水着姿の2人。

だがーー

2人とも、水着の上から服を羽織っている。

幾億回と議論されているが、水着の上から服を着れば、水着の役割は下着になる。理屈はともかく、あなたの雄としての本能は、目の前の2人の水着を下着として捉えている。狭く暑い四畳半で、部屋の片隅に集まり、着崩した薄着で下着を見せながらあなたを誘惑している、メスガキ二匹だ。

屋外で見る水着姿は目の保養になるが、実際に手を出すことはできない。

だがーー

今は、手を伸ばせば2人の胸に触れる。

あなたの欲望に気がついたのは、文香と愛梨が同時。

彼女たちは2人で一度視線を合わせてーー

 

「ーーどうぞ♡」

 

と、両脇を締めて、胸部を強調した。

あなたは震える手で、人差し指を突き出した。

目指すは、穏やかな曲線を描く下半球ーー

 

ーーぷにゅっ♡

 

と、あなたの指が乳房にめり込む。

 

ーーぷにゅっ♡もにゅっ♡にゅくっ♡にゅぷぅ♡

 

幼子が好奇心で珍しいものに触れるように、指先は止まらない。二つの果実を独り占めできる優越感。二人は呆れも怒りも表情にはなく、慈しむようにあなたを見つめている。自分の全てを肯定されたような感覚に浸り、あなたはぷにゅっ♡ぷにゅっ♡と、調子に乗って下乳を突いていく。

 

「私たちのおっぱい、気持ちいいですか?♡」

 

「ふふっ……夢中になって……かわいい♡」

 

二人の言葉に肉体は反応して、興奮は加速度的に増幅されていく。

二人の乳房の柔らかさを堪能しているとーー

愛梨が、しゃがみこんだ。

あなたに背を向ける姿勢だ。見えるのは愛梨の、後ろ姿。シミひとつない真っ白に透き通った肌が、タンクトップ越しに見える。巨乳を支える水着の肩紐。くっきりと臀部の形を映し出したホットパンツは、ここが満員電車なら法の規制を恐れず、誰しも強引に揉みしだくことだろう。

そんな愛梨の魅力的な尻が

 

「ーーえーい!♡」

 

どぷんっーーと。

あなたの股間の上に、のし掛かる。

愛梨は、あなたの膝の上に座っている。

 

「後ろからモミモミしていいんですよー♡私のみーっちり詰まったおっぱいのお肉をー、あなたの好き放題に指でもみもみーって……♡今なら、揉み放題ですよ♡」

 

据え膳食わぬは男でないと理解しているがーー

あなたは、手を動かさない。

それはーー

愛梨の柔らかいデカ尻が原因だ。

膝の上に座る、という行為。就学したばかりの子供であるならともかく、目の前にいるのは人気グラビアアイドルの十時愛梨だ。デニム生地のホットパンツ越しにも、その臀部の柔らかさは熱を帯びて伝わってくる。

愛梨はぐり、ぐりと腰を振り、尻肉で肉棒を押し潰していく。

上半身をほとんど動かさない、大きなグラインドによる腰振り。高級娼婦が長年の鍛錬でようやく身につくような技術だが、アイドルとしてのレッスンがそれを可能にしたのだろう。

汗と雨に湿って濡れた身体。発情した雌の濃厚なフェロモン臭。本能を縛る理性の鎖は一瞬でブチっと千切れたがーー

それでも、あなたは愛梨を退かそうと手を伸ばした。

ふにっーーと。

触れたのは、愛梨の脇腹だ。

甘いお菓子を贅沢に食べているのに、彼女の脇腹には脂肪が薄くついているだけ。アイドルとしての運動か、あるいは愛梨の持って生まれた体質か。それでも、抱きしめると柔らかく暖かい、最高の抱き枕になる程度の贅肉はある。愛梨の体温と同じにゅるにゅるの穴っぽこに肉棒を挿入して、抱きしめながら眠りにつくことが全男性の憧れだろう。

あなたは無遠慮に、愛梨の脇腹を揉みしだく。

親しくない仲であるなら、それを機に絶交されてもおかしくない所業だがーー

愛梨は、優しくあなたに微笑む。

蛮行を肯定される全能感。あなたは左手で脇腹を揉みながら、右手で乳房をタンクトップ越しになぞる。

叶うのならば手のひらで強く握りしめて、五指に収まりきらない爆乳を満喫したい。愛梨はきっとそれを拒まないし、妖艶が混じった吐息を漏らしてあなたの欲情を増幅させるのだろうがーー

あなたには、それができない。

愛梨が、あなたの右手を掴んだからだ。

 

「……下も、触ってください♡」

 

彼女があなたの右手を誘導したのは、ホットパンツ越しの秘部だ。

薄い生地のデニムと、水着の布。二枚を隔てた先には、愛梨の女陰が隠れている。彼女がグラビアを飾った雑誌を全て集めているファンも、そのグラビアを撮影して際どいところを接写したカメラマンも、あるいは愛梨のアイドル活動をサポートする同性のプロデューサーもーー誰1人、そこにあるものを網膜に焼き付けることは出来ないのだ。

だが、あなたの目の前にはそれがある。

あなたが手を伸ばし、指先をホットパンツ越しに潜り込ませればにゅるんと、愛液で洪水した秘部はあなたの指を容易く受け入れることだろう。ホットパンツごと水着を摘み、ズラせば、それでもう秘部は丸見えだ。あなたにはそれを出来る力がありーー

愛梨はそれを望むように、すり、すりと、あなたの手を自分の秘部に擦り付ける。

 

「んっ……♡手の温度だけで感じちゃう……どうですか? 現役女子大生アイドルの生まんこが、すぐそこにあるんですよ♡ ……え? ……はい、そういう誘惑好きかなーって……♡アイドルの生まんこですよー♡みんながここを見たいって、おっぱいの次に熱心に凝視するおまんこ……♡あなただけが、触れていいんですよ?♡触りたくないんですか?ほーら、ほら♡」

 

普段の愛梨からは想像も出来ないような淫語が、その小さな口から発せられる。

あなたの手を力強く、上下に擦り付ける。一種の自慰行為と同じだ。デニム越しでは、あなたの手は痛いだけなのだがーー愛梨の秘部は違う。鈍感な感覚でも、じわじわと秘部には振動が伝わる。硬いデニム生地のホットパンツが、少し、柔らかくなる。最初は意味がわからなかったがーー愛液だ、とあなたは察する。愛梨の秘部から漏れた愛液が、水着を通して、ホットパンツに伝わっているのだ、と。

 

「ほーら……♡我慢しなくていいんですよ?♡愛梨に、いーっぱいレイプしてください♡」

 

「……あの、1人だけずるいです……♡」

 

あなたは文香に、視線を向ける。

文香は子どものようにぷくーっと、頬を膨らませている。顔は、あなたの目の前。あなたの肩に枝垂れかかるように、体重を預けている。

文香は、パーカーのチャックを全開にしている。

 

ふにゅっ♡

 

あなたの肩に文香の乳房が当たり、形を歪める。

文香はギューっと、力強くあなたの二の腕を両腕で抱き締める。か細く力弱い少女の独占欲。柔らかな肉饅頭は中に液体でも詰まっているのか。伸縮性高く、今にも割れんばかりに歪んでいる。

文香は無意識でやっているのかーー

違う、とあなたは察する。

長い黒髪に隠れた彼女の頰は、真っ赤。

熟れた蕃茄のように紅潮した頰。2人きりの時は、文香は大胆に性交渉の要求をしてくる。胸の谷間にコンドームの袋を挟んだり、読書しながらあなたのズボン越しに亀頭を指先でカリ、カリと掻いたり。生理前で肉体が雄を求めているときは、ゴムと食料とエナジードリンクが詰まったドラッグストアのビニール袋をあなたの前に突き出し、バイトも大学も休み、2日ほど、朝から晩まで家に引きこもり汗だくのどろどろえっちを要求してくるのだ。

だから、文香にとってこの程度の誘惑は、既に通り過ぎた羞恥心なのだがーー

それは、愛梨の存在が原因だろう。

あなたは、文香の頰に手を当てる。

 

「……あっ♡どうか…しましたか?」

 

すべすべの頰をひとしきり撫でて、堪能してからあなたは尋ねる。

 

「無理をしていないか」と。

 

「自分と愛梨と文香の3人の関係が、息苦しくないか」と。

 

あなたは、文香の目をまっすぐ見つめる。

極上の美女2人に寵愛を受け、ハーレムの王様を気取れる自分はいい。その境遇は全ての雄が、全財産を差し出してでも欲しいと思うものだ。

だから、あなたは自分の環境には恐怖にも似た充足を感じている。

だが、文香は違う。

元々は10年間、あなたと文香の2人だけの交際関係。

自分の分からぬところに、文香の不満が蓄積しているのではないかーー

尋ねた言葉に、文香は訥々と返答した。

 

「最初は……嫉妬もありました。私だけの彼氏のはずなのに……と。でも……気が付いたんです。私があなたの彼女なのは、運が良く、あなたが私に告白してくれただけ……順序が違えば、あなたと愛梨さんが交際していたのかもしれません……」

 

耳元で囁かれるウィスパーボイスと、股間の上に感じる愛梨の重み。その上で肩にはおっぱいを押し付けられているがーー

あなたはどうにか、文香の言葉を咀嚼する。

 

「好きです……私は、世界中の誰よりもあなたが……だから、もしもあなたが愛梨さんを選んでしまえば耐えられないので……それなら、最初から3人で愛し合えば……そう、思ったんです」

 

チラリ、と文香は横目で、愛梨をうかがう。

2人の関係は良好であるが、秘めたところでは闘争心もあるのだろう。愛梨は何も答えない。ただ、胸元に手をあててギューっと握っている。落ち込んでいるのか、罪悪感を抱いているのかーー何か、自分を責めているのだろうとあなたは察した。

締め切った大雨、真夏の四畳半に、3人の熱気。

ただでさえ高い湿度が、更に増していく。

あなたは覚悟して、手を伸ばした。

普段の自分であるなら、絶対にできない行為。

自分に不釣り合いな好意を向けてくれる2人の少女には、誠意を持って応じないといけない。2人が性交渉を望むのであれば、例え、腎虚になっても欲望が満たされるまで吐精し、2人が望まないのであれば、悶々と膨らむ情欲を右手で処理するのだ。

それが、文香と愛梨ーー

2人を彼女にする彼氏の責務だと思っていた。

だから、あなたの行為には覚悟が必要。

 

ーーむにゅっ♡

 

と、あなたの両手は柔らかな乳房を揉む。

膝の上に座る愛梨は腋の下から、肩に枝垂れかかる文香には肩の上から腕を回した。ハーレムの主がするような、愛情の薄い乳揉み。2人の娘が自分のものであると確認して、満足するための行為だ。

 

「んっ……♡」

 

「あっ…♡」

 

と、2人は短い嬌声を漏らした。

たぷ、たぷとあなたは重たい乳肉を手の平で支える。2人合わせて200センチ近いバストだ。全人類の雄が、この乳房に恋い焦がれて、手淫で自らを慰めるのだろう。触れることが許されないその柔らかさを懸想しながら、愛梨と文香の乳に両側から肉棒を挟まれ、シゴかれる妄想で、夜な夜な自分を慰める。

あなたは愛梨と文香を前に、宣言をする。

 

「2人とも、絶対に幸福にする」と。

 

決意を込めた発言に、文香は優しく微笑む。「…いいんですか?」と、愛梨は申し訳なさそうに尋ねる。あなたは指を動かして、2人の乳房を揉んで、それを以って返答とした。格好悪い状況だが、それでも、自分にはこれしか能がない、と。

最初はどちらからかーー

 

ーーちゅっ♡

 

と、あなたの頰にキスが送られた。

ぷにぷにで艶やかな唇だ。左頬は文香が、右頬は愛梨に占有されている。2人はあなたの首に腕を回し、豊乳がむにゅぅ♡と形を歪める。愛梨は勃起したあなたの肉棒を、ズボン越しにグリグリと臀部を押し付け、文香は左腕を手に取り、その指先を自分の秘部に当てさせた。

超がつく極上の美少女2人の、おっぱいとまんこを触りながら、ちゅーの雨あられ。

エロガキ小学生の妄想でも図々しいと自重しそうなそれが、あなたの目の前の現実だ。

 

ちゅっ♡ちゅぷっ♡んっ♡れろっ♡れろぉ♡んちゅっ♡

 

2人は最初、あなたの頰だけを標的にしていた。

さすさすと、ズボン越しの肉棒を擦りながら愛情を伝えるキス。親猫が子猫にするような甘い舌使いに、あなたは興奮と安堵、どちらを抱けばいいのかわからなくなる。

潮目が変わったのは、文香がキスを止めたから。

彼女はズボンに触れていない反対の手を、あなたのシャツの下に潜り込ませた。

初めて、2人で共にセックスを楽しんでからまだ2ヶ月ほどだが、3桁を超える回数、身体を重ねてきた。ムラムラすれば、文香を大学構内の多目的トイレに連れ出して、汚い床に跪かせてしゃぶらせたこともあるーー文香が望んだプレイだーーのだ。彼女があなたの弱点を把握しているのは当然のこと。

文香の目当ては、あなたの乳首だ。

きゅっーーと、捻るようにそれをつまむ。

途端に漏れた声はーーあなたの弱点。

 

「ふふっ……可愛い♡」

 

「男の人も、乳首で気持ちよくなるんですか?」

 

愛梨の純真無垢なその質問にすら、あなたは言葉責めを感じてしまう。文香は、頰のキスをやめて、あなたの喉を狙う。肉食獣が捕食するように、喉元を唇で軽く食む。普段は温厚な草食獣の文香が、この男は自分の所有物であると言わんがばかりに、あなたに自分の痕を刻む。深い嫉妬の感情が混ざった愛撫。ぢゅーっ♡と音を立てて、文香は喉元にキスマークをつける。

虫刺されの痕にしては大きいそれは、他人に見られたら言い訳がきかないもの。

文香が舌を離すと、ツーっと、涎が一本の橋を作る。

 

「……んっ♡シャツも……脱いでもらえますか?」

 

「あっ、じゃあ下は私が脱がせますねっ♡」

 

「ほーらっ……子供みたいにばんざーいって……♡」

 

「腰上げてくださいねぇ……んしょっ♡」

 

あなたは2人に促されるまま脱衣し、汗と雨に濡れた身体は下着が一枚。

高級風俗店でも体験が出来ない稀有なそれを、あなたは全身で堪能している。

 

「あっ……もうこんなに……大きく……♡」

「2人にいーっぱい、ちゅっちゅっされて興奮したんですかー?」

 

文香と愛梨の目線は、あなたの股間部だ。

ボクサーパンツの布地は、あなたの勃起した肉棒でピンと張っている。文香は指先でカリ、カリ♡と下着越しにあなたの亀頭を優しく引っ掻く。性交渉を目前に、カウパーがダダ漏れの亀頭は敏感で、文香の人差し指1本に、肉体の全てが支配されている被虐に興奮を抱く。

一方で愛梨はーー

彼女は、あなたの前に跪いた。

そして、その綺麗な顔をあなたの股間に埋める。

タンクトップとホットパンツの、露出の多いどちゃエロボディの女が、あなたを前に蹲っているのだ。犬や猫のように、尻を天に向けて突き出しながら、すんっ♡すーっ♡とわざとらしく音を立てて、あなたの陰部の臭いを嗅いでいる。

湿度の高い真夏の日。かいた汗が雨の熱気で発酵して、その臭いは持ち主であるあなたでも、顔を顰めることだろう。

そんなーー汚物にも似た臭いをーー

愛梨は恍惚とした表情で嗅いでいる。

 

「んっ……はぁ♡すっごいくさぁい……♡汗と、雨と、我慢汁で混ざった雄の臭い……♡すーっ♡はーっ♡この臭い嗅いでいると、子宮がきゅんきゅん疼いて……♡あっ、ピクってしました♡」

 

愛梨の顔面が、自分の股間をぐりぐりと押している状況。

身体つきばかりに目が行くが、十時愛梨という少女はアイドル界の中でもトップクラスの美少女だ。例えば彼女のスタイルが、バスト70センチ台前半であったとしても、あの天真爛漫な笑顔があれば別ジャンルで人気になっていただろう。疲れた社会人に元気を与える、妖精的な美少女としてーーだ。

そして、その妖精の顔に、あなたのもっとも饐えた臭いを、微粒子レベルでマーキングしているという優越感。

文香は、フーッ♡とあなたの耳に息を吹きかけてから、尋ねた。

 

「興奮してるんですか……? 愛梨さんに臭いを嗅がせて……彼女の肺一杯を自分の臭いだけで染め上げる感覚……♡マーキングですよ……『愛梨は自分だけの雌だー』と主張して……彼女に近寄る男の人に牽制しているんですよね……♡ふふっ、悪い人……♡」

 

スイッチが入った文香は、官能的な言葉を交えてあなたの興奮を刺激する。

それから、れろぉ♡と舌を伸ばした。

長く真っ赤な舌を、文香はあなたの耳に充てる。じゅるじゅる♡と唾液を啜りながら、あなたの耳の穴を舌でほじくる。脳天を直接刺激する淫らな水音。視線を落とせば、自分の股間の臭いに恍惚としている愛梨。あまりに非現実的な空間に、脳はオーバーフローを起こしそうだ。

たっぷりと数分、愛梨は臭いを堪能してからーー

 

「パンツも、脱がせていいですか?」

 

と、あなたに尋ねた。

愛梨はあなたの腰を浮かせて、最後の砦である下着を剥ぎ取った。

ぶるん、と肉棒は勢い良く飛び出る。

外気に晒されているが、3人の汗と湿度と熱気に覆われた室内は亜熱帯のようなもの。肉棒が寒さに怯えることはなく、むしろ、今すぐこいつらを孕ませるのだと意気込んだ臨戦態勢だ。

 

「うわぁ……すっごい大きい…♡それに熱くて……んっ♡とってもくさい……♡んっ♡すんっ♡……はぁ♡ずっと、嗅いでいたくなりますね…♡この竿と玉の付け根…汗でにゅるにゅるして……♡ちゅっ♡」

 

「焼けた鉄杭のように熱くて硬く……こんなものを……私と愛梨さんの胎に挿入するつもりなんですか……?♡無理やり女陰を掻き分けて……他の雄の生殖機では満足できないように……この2匹の雌猫は自分専用のつがいであるのだと教え込まれてしまうんですね……♡はい、とても楽しみです……♡」

 

二者二様の淫語は、あなたの快楽中枢をこちょこちょと刺激してくる。耳元で囁かれる文香のウィスパーボイスも、陰嚢越しに響く愛梨の元気な声も、その両方があなたの芯を貫く。

 

「さきっちょにこうやってキスすると……ちゅっ♡れろぉ…♡ちゅぷっ♡」

 

「ビクビクして……身体も跳ねさせて……そんなに愛梨さんの亀頭責めフェラが気持ちいいんですか……?♡」

 

「んっ、我慢汁がぷくーって先端からいっぱい…♡あの、文香さんも一緒になめませんか?♡」

 

「……♡はい、ではお言葉に甘えて……♡」

 

文香はあなたの側面から、正面に移動して跪く。

それから、土下座をするように頭をあなたの陰部に埋めた。

 

「んっ……♡本当に濃厚な臭い……♡すんっ♡臭いを嗅ぐだけで、女の子を白痴にするようなフェロモンがたっぷり……♡」

 

2人の美女が、こうべを垂れてあなたの肉棒にむしゃぶりつく姿。

尻を頭より高い位置に突き出して、女猫のような四つん這い。開脚したあなたの太腿に無意識に手を置きながら、その臭いに虜になる姿にあなたは我慢ができない。

臭いを嗅ぎ、造形を眺め、ぷにぷにの頰で肉棒の熱を堪能している2人にーー

あなたは罪悪感を抱きながら、催促をする。

文香はーー蠱惑的な笑みで、返答をした。

 

「……はい♡ご主人様の命令とあらば……♡」

 

喜色を交えた文香の声色。演技がかった口調は、場の空気に陶酔しているからだ。

文香はさらに姿勢を低くーー

頰が床に触れる位置まで、頭を落とした。

文香が狙いをつけたのはーーあなたの陰嚢だ。

 

「んっ……♡ちゅっ♡ふふっ……本当に、陰嚢を愛撫されるのが好きな人ですね……♡私と愛梨さんをママにしちゃう…みっともないボテ腹を想像して子胤を製造しているのですか……?♡ずっしりと重たくて……もしかして、この旅行で私たちを本気で孕ませる気だったんですか?♡」

 

ビクン、とあなたは腰を弾ませる。

旅行前に自慰行為を禁欲していたのは事実。睡眠時間も確保し、食事もしっかりと摂ったがーーそれは、飽くまで旅行を楽しむためのものだ。

自分の理性にはそう言い訳をするのだがーー

きっとーー

雄としての本能は、文香の言葉が正解だ。

 

「……当たり、ですね♡いけない人……♡ビーチで私と愛梨さんがナンパされて……この布面積の少ない水着をジロジロと視姦されて……彼らの脳内で私たちにするいやらしい妄想の全てを……旅館の部屋でするつもりだったんですか?♡たった一枚の布団に……3人の惰肉が汗だくになるほど密着して……どぷどぷーっ♡て、私と愛梨さんの子宮口に亀頭の先端を押し付けて射精したかったんですね……♡」

 

寡黙な文香が滔々と述べる、卑猥な妄想。

読書家の彼女は想像力もたくましく、あなたの興奮のツボを隙間なく突いてくる。

 

「文香さん…お先に奉仕してもいいですか…♡」

 

「ええ……たっぷりと、彼を気持ちよくしてあげてください……♡」

 

一方で愛梨は、文香の勢いにはついていけない。

書物の世界に傾倒して、豊富な語彙力と巧みな想像力がある文香とは異なるのが愛梨だ。実生活ーー料理やコミュニケーション能力においては文香を遥かに凌駕するがーーこと、性生活においては別。

愛梨のフェラチオは、ペロペロと猫のように舌を這わせたり、竿を手でしごいたり、亀頭を口に咥えて舌で押すだけの単調なもの。文香の絶技と比較すると、征服欲は満たされても快楽は薄くーーだから耐えられると想定したのだがーー

 

じゅぐっ♡ぐぷっ♡ぐちゅっ♡じゅぷっ♡くちゅっ♡ぢゅっ♡

 

と、あなたの耳孔に響くのは、淫らな水音。

唾液を口内で撹拌して、泡立てる音だ。

あなたは、すぐにその音の所在に気がつく。

愛梨は顎を上に向けて、口を開いた。

 

「……ろうれすか?♡ふひははんはら、ほういうほはふひはっへひいへ…♡」

 

 

口腔内には、たっぷりの唾液が泡立っていいる。

愛梨のよだれが作った小さな湖。その温度が、彼女の体温と同じであることは知っている。缶ジュースの飲み口の唾液数mlですら、マニアにとっては数万円の価値があるそれを、愛梨は口一杯に讃えているのだ。

鼻で呼吸をして、呂律は回らない状態。手枷も足枷もないのに、拘束プレイをしているような気分だ。先ほどの言葉は「どうですか?♡文香さんから、こういうのが好きだって聞いて…♡」だろうと推測をつける。

文香の熱烈な陰嚢奉仕に、肉棒はギンギンに勃起している。

あなたは、愛梨の頭を優しくつかんだ。

ツインテールの髪は、喉深くまで突き立てるイラマチオ用のハンドルだ。愛梨の髪を痛くないように、それでも強めに掴んで、あなたは自分の肉棒へと唇を触れさせる。

ぷにっ♡ーー

柔らかな感触が一度響いてーー

あなたは、愛梨の口へと肉棒を挿入した。

 

じゅぷぷぷぷっ♡じゅぽっ♡じゅっぷ♡じゅっぽ♡

 

途端に、背骨に痺れる快楽が走った。

愛梨の体温に包まれた唾液で、口の中はにゅるにゅる。極上の雌美少女が、自身の肉棒を満足させるために唾液をローションがわりに使う背徳感。あなたは愛梨のツインテールをハンドル代わりにしながら、ずろろろろぉ♡と、頭を前後させた。

その間も、文香はあなたの陰嚢への責め手を休めない。玉の裏側への愛撫をひとしきり終えて、文香はあなたの肉棒の付け根へと鼻を埋めながら、玉袋のシワを1つ1つ伸ばすように、舌を這わせている。

二方向から止め処なく溢れてくる快楽に、あなたら抗う術を持たない。すぐに射精しそうになるがーー男の射精回数には制限がある。たとえ極上の美女を相手にして回復能力が増しても、限度は限度だ。2人のために命を削る覚悟はあるが、雄としての本能がーー

この2人の膣内に精を放たないと、満足しないのだ。

ずろろろろ♡と、愛梨の口から肉棒を引き抜いた。

 

「んっ……あなたが立ち上がるんですか?」

 

文香に尋ねられながら、あなたは起立する。

肩幅より大きく脚を広げた、仁王立ち。

股の間に文香と愛梨の顔がある。汗でぐっしょりと湿った2人を見下ろしながら、天を穿つように聳え立った肉棒を見せつける状況。あなたは興奮しながら、

 

「あがぁっ……ほ、ほへ……」

 

「ああ……愛梨さんが唾液に溺れそうです……♡ええ、それがしたいんですよね?♡」

 

文香とは既に以心伝心。彼女は愛梨を促して、あなたの肉棒の先端に口付けさせる。愛梨も最初はその意図が把握できなかったのだろうが、あなたの待ち望む視線を察したのだろう。一度、音符マークが浮き出そうなほどにわかりやすい笑顔を浮かべてーー

ゆっくりと、口を開けた。

とろぉーり♡と、ねっとねとの唾液があなたの肉棒を包んでいく。

小さな愛梨の口でも、たっぷりと唾液が詰まっていたのだ。あなたの肉棒だけには収まりきらず、床の布団が唾液で染みになる。

 

「ああ……これは洗わないといけませんね……♡」

 

「はぁ…はぁ…んっ♡じゃあ、洗うならもっとびしょびしょにしてもいいんですか?♡」

 

「ええ、もちろん……3人の身体から排出された液体で……布団がずっしり重たくなるくらいまで……♡」

 

「わかりました!♡今日は、愛梨が掛け布団の代わりになってあげますね♡」

 

「ではわたしは敷布団に……あなたのずっしりとした重みを……2人のやわやわな身体でたーっぷり……包み込んであげますからね……♡」

 

文香は言葉の後で、自身の胸部に触れる。

それはーー

あなたが起立し、愛梨の唾液をローション代わりにした理由だ。

 

「ーーパイズリを、して欲しいんですか?」

 

愛梨の問いかけに、あなたは勢い良く、2度頷いた。

 

「それはどちらに……ああ……。いえ、言わなくても大丈夫ですよ……♡」

 

「…2人に、してほしいんですよね?」

 

「両側からやわらかくておっきなおっぱいに包まれて……♡贅沢なダブルパイズリ……♡」

 

文香は羽織ったパーカーを、愛梨はタンクトップを脱ぎ、2人の上半身は水着だけ。小さな布面積が乳首を隠して、細い紐が重力に逆らって、彼女達の巨大な果実を支えている。

 

「愛梨さん……どうせならいっしょに……♡」

 

「はい…せーのっ♡」

 

「えいっ」

 

ボロンっ♡ーーと

2人の水着がずれて、乳首が露わになる。

みっちりと肉が詰まった豊乳。興奮しているのか、乳首は既に隆起している。文香や愛梨に片想いをして、懸想している彼らの誰もが思い描く色鮮やかなピンク色ーーそれが、あなたの肉棒を喜ばせるためだけに晒されているのだ。

 

「うわっ……おちんちんがビクって……♡」

 

「まだ始まってもいないんですよ……♡ふふっ、それじゃあ失礼して……♡」

 

文香と愛梨は、膝立ちの姿勢で乳房を持ち上げる。たぷんと乳肉が弾み、その柔らかさを示唆する。

 

ーーむにゅっ♡

 

2人の乳房に、あなたの肉棒が挟まれる。

しっとりとした文香の柔らかく重たいエロ乳房と、張りと弾力が強く男好きのする愛梨のスケベ乳房。2人計4つの豊乳は、愛梨の唾液を潤滑油代わりにしてにゅるにゅる。2人が乳房を動かすたびに、たぱん♡、たぱん♡と、肉同士がぶつかり合う音が響く。

 

「……私のおっぱいの方が、気持ちいいですよね?♡」

 

「えー、私の方が、んっ♡絶対に気持ちいいですよーっ♡」

 

「いつも2人で同衾するとき…彼は私のおっぱいを揉みながらじゃないと眠れないんですよ…♡大脳辺縁系に…このおっぱいは安心を与えてくれるものだと刻み込まれているんですから……♡」

 

「わ、私だって!講義中に彼がムラムラ〜ってしたら、男子トイレに連れ込まれてそのおっぱいで抜いてほしいって……♡ねっ?♡えっちな気分になったら、私のおっぱいでにゅっぽにゅぽ♡ってしますよね?」

 

「私ですよね……♡」

 

「私ですよね?♡」

 

文香と愛梨が乳房を重ね合わせながら、自分の胸の気持ちよさをプレゼンしてもらう状況。脳の処理速度を遥かに超えており、あなたは混乱する。文香のしっとりおっぱいも、愛梨の生意気おっぱいも、どちらも優れた魅力があるので優劣はつけ難い。

だからーー

あなたは、誤魔化すように2人の頭を撫でた。

絹糸のような2人の髪を手櫛で解く。大型犬のような文香と愛梨は、その乳房であなたの肉棒への奉仕を続けながら、気持ちよさそうに目尻を落とした。

あなたは、2人に告げた。

それは、まごうことなき本心からの言葉。

どちらの胸も、大好きだーーと。

それがあるいは、文香と愛梨の極上の身体を性処理用の肉オナホとして捉えている下卑な男であるなら話は別だがーー

2人は、あなたという人間を知っている。

この王様のようなハーレムの中心にいる男は、優しく、誠実で、誰も不幸にすることは望まないのだーーと。

 

「んちゅっ♡わかりました……それなら、2人の奉仕を楽しんでください……♡」

 

「ちゅぷっ♡好きです……大好きですっ♡」

 

2人は谷間から出た肉棒の先端に、口付けをかわす。

牧師の前で永遠の愛を違うような、慈愛の込められた口付けだ。

文香はトン、トンとあなたの足を指先で叩く。

それは催促の合図。

好きな奉仕ではなかったが、優柔不断を許してもらえたのだ。義務はあると考えて、あなたは足を上げてーー

足の爪先を、文香の秘部に触れさせる。

それから、グッと親指を押し込んだ。

文香はビクリ、と身体を震わせる。フェラやパイズリ中に、乱暴に足で秘部を弄ばれるーー彼女が大好きな行為だ。大好きな雄への愛情を込めたラブ奉仕の最中、爪先で雑に秘部を弄られるのが、尊厳を犯されているようで好きだーーと、あなたに話したことを思い出す。文香はいちゃラブなえっちを好むが、マゾ気質だ。その両立ができるのだろう。

あなたが下を向くと、愛梨は自分の指で秘部を慰めている。

左手はオナニーをして、右手で竿をしごき、胸で肉棒に奉仕する。性欲を貪欲に満喫する姿だ。普段の美少女女子大生という皮を剥ぎ捨てた先の、獣の交尾。まずい、と思ったのもつかの間。最初に部屋に戻ってきたときから、甘い淫臭で溜め込まれた興奮が暴発してーー

あなたは、射精した。

尿道を固体のような精液がビュルッ、ビュルッと通過する快楽。腰が抜けそうになり、立っていられずにあなたはしりもちをつく。噴水のように溢れた精液は、プルプルと震える真っ白な固体のようなもので、それは文香と愛梨の顔面に降り注いだ。

だまになった精液は2人の顔を覆う。

放出した自分でも、その欲望の残滓は直接触れずに、ティッシュやタオルで拭いたいものだ。汗と熱気と淫臭が漂う四畳半に、栗の花の匂いは強烈で、あなたは頭がクラクラとしてくる。

最初に動いたのは、文香だ。

愛梨の瞼にはべっとりと、あなたのザーメンが張りついている。愛梨は眼を開けられずに、眉根を寄せていたのだかーー

ぺろっ。

文香は、愛梨の瞼に舌を這わせて、あなたの精液を舐めとった。

眼が開いた愛梨は、お返しと言わんばかりに文香の前髪についた精液を舐めとる。一度、毛に付着した精液は落としにくいのだが、何度も、何度も愛情を込めて舌を這わせていく。

2人は互いの顔についた精液を、順番に舐めていく。大型犬のような奉仕を続けていた2人が、あなたを介さなくなると子猫のグルーミングのような愛らしさを見せる。

この華奢でか細く、しかし、むっちりと肉のある2匹の雌猫が、自分の精巣から放たれた子種汁を、甘露のように舐めとる姿ーー

あなたの興奮は、一度射精をした後でも、未だ冷めることはなかった。

放精したばかりなのに、すぐに再充填されて硬度を増す肉棒。

文香と愛梨は精液塗れの顔でそれを一瞥すると、蠱惑的な笑みを浮かべた。

 

*****

 

「んっ……♡そんなところの匂いを嗅ぐんですか?」

 

文香はくすぐったそうな声で、あなたに尋ねた。

 

「汗をかいた腋……ですか。ええ……あなたが好きなのは知っています……♡発情した雌のフェロモン……私が恥ずかしいと思うそれにも興奮するんですよね……?♡ふふっ……どうしようもない変態さん……♡」

 

「えっ?あっ…はい。でも、汗臭いと思いますよ?」

 

あなたの変態性に慣れていない愛梨は、素っ頓狂な声を奏でる。

 

「んんっ…♡おっぱいの下の臭いが嗅ぎたいなんて……そんなに深呼吸して…『いい匂い?』だなんて…♡いっつも汗をかいて蒸れちゃうのに…変態なんですね…♡あなただけですよ、こんなところ嗅いでいいの…♡」

 

汗だくの雌の淫臭で満ちた四畳半。

その臭いが最も濃い部分を嗅ぎたいという欲求は当然のことだ。あなたは交互に、文香と愛梨の臭いを嗅いで行く。脇と乳の下に留まらず、うなじ、ひざのうら、肛門ーー通常、つがいとなる雄の1匹にのみ許されるそれらを、あなたは贅沢にーーしかも2匹分堪能する。

普通ならば顔をしかめるような臭いでも、極上の美女2人から発せられるものだ。天真爛漫で笑顔を絶やさない愛梨がーーいつも知的な雰囲気を醸し出す深窓の令嬢の文香がーー雌の匂いを発しているという事実に陰茎は益々硬くなる。匂いをおかずにご飯3杯とは言えないが、射精3回程度は簡単にできるだろう。

2人の臭いをたっぷりと堪能したあなたは、彼女たちの欲望を満たそうと、立ち上がりかけるがーー

 

「ーー交代です♡」

 

と、愛梨があなたにのし掛かってくる。

46キロの小さな少女。跳ね除けることは容易であったが、愛梨はあなたの股ぐらに身体を置く。柔らかくぷるぷるな肉の感触に、あなたは反射的に彼女を抱きしめていた。

 

「私と愛梨さんの恥ずかしい場所ばかり嗅いで……ずるいですよ。今度は、私たちがあなたの匂いを嗅ぐ番です……♡」

 

「ほーら、腕をバンザーイってして……んっ♡汗をいっぱい掻いた腋の臭い……とっても酸っぱくて…綺麗にしないと、女の子に嫌われちゃいますよ?♡」

 

「うなじも……すんっ♡すんっ♡男の子の臭い……ほっと安心しますし……力強く押し倒されたいって…子宮が女の子の本能でキュンッ♡てしちゃいますね……♡」

 

「あっ…♡文香さん、ほらここ♡」

 

「んっ……♡私たちの唾液と精液がたっぷりブレンドされたペニス……♡すーっ……はーっ♡目がチカチカして……脳細胞が直接犯されているような気分……♡」

 

「すーっ…けほっ♡これ、すごい…♡」

 

羞恥心とともに、あなたの心には安堵が浮かぶ。

自分の臭いを肯定してくれるという安堵だ。2人の母性に満ちた臭い嗅ぎに、あなたの興奮は増すばかり。早くーー早く2人を満足させねばと、焦りながらも、その泥濘のような居心地の良さから抜け出せない。

そんなときーー

あなたを導くのは、いつも2人の方だ。

 

「おっきくなったペニス……私と愛梨さんに挿入したいんですか?」

 

「大学ミスコンに参加したら、圧倒的1位になっちゃう文香さんに…♡」

 

「人気グラビアアイドルとして、日本中の男の子の自慰行為を手伝ってる愛梨さんに……♡」

 

「ビューッ、ビューッ♡て腰を一番奥まで押し付けて、ぐりぐりぃーって…♡」

 

「赤ちゃんの出来ちゃう……お嫁さん以外にしてはいけない濃厚な種付け……♡」

 

「「して、いいんですよ♡♡」」

 

肉棒に響く、2人の声の振動が限界。

許容量を超えたダムに、一度ヒビが入れば決壊するのは容易い。文香はあなたの思惑を察したのか、あなたの手首を掴んで、自分の秘部に触れさせた。

既に洪水のように愛液は溢れている。びしょびしょのそこに人差し指を挿入すると、いとも容易く受け入れてくれる。キューッと指先を締め付ける狭さ。肉棒の太さでかき分ければ、それが丁度良いーー俗に言う「身体の相性が最高」というやつだ。

 

「ほら、もうここ濡れてる……♡」

 

「わ、私だって、ほら!♡」

 

対抗意識を露わにするように、愛理もあなたの手首を掴んだ。

文香のしっとりとした秘部とは違い、愛梨はとろとろに蕩けている。肉厚の土手はぷにぷにと柔らかく、ひだひだの膣内が人差し指を愛撫する。文香の秘部が静かにおとなしく、挿入してきた雄に永遠の繋がりを求めるのなら、愛梨のは反対。挿入してきた雄に一刻も早く射精を促すために、雄に媚びた雌の顔をしているのだ。

どっちが上、という優劣はない。ムラムラっときて、公園の公衆便所でパコるなら愛梨。ムラムラっときて、ラブホで朝まで種付するなら文香、という具合だ。

だがーー

あなたは今、究極の決断を余儀なくされている。

 

「どちらから、挿入しますか……?♡」

 

「好きな方でいいんですよ…♡」

 

2人は、あなたに臀部を向けた四つん這いの姿。

雄に胤乞いをする姿は、きっと数千年前から変わらない人間としての本能だ。

大きな桃尻を二つ、目の前にしてあなたは悩む。

果たして、どちらから挿入するべきかーーと。

雄の本能は、この刀が収まる鞘を求めているがーーどちらの鞘も魅力的。文香のふわマンか、愛梨のとろマンかーー2人の同級生が、自慰行為中に妄想するとしても、リアリティがないため没入できない贅沢を目の前にしてーー

あなたは、逡巡の後にーー

 

「あんっ♡…ごめんなさい文香さん…先に挿入れてもらいますね♡」

 

隣の文香に笑顔を浮かべて、愛梨は腰をクイと突き上げる。

勝ち誇った笑みではなく、心底からの喜びを湛えた笑み。2番目でいい、とあなたに告白をした時のことを思い出す。愛梨にとっては、最後に与えられる愛の量が同じであれば、その過程は問わないのだろう。

だからーーというわけでもないのだが。

 

「……ええ、構いません……。愛梨さんはアイドルの仕事もありますから……普段、彼と会える機会も少ないので……」

 

納得の言葉を口にする文香だが、その奥底は別だ。だが、彼女はそれを態度に表さない。その優しさに甘えながら、あなたは愛梨の膣に肉棒の先端を押し付ける。ちゅっ♡ちゅっ♡と亀頭で陰唇にバードキスをしながら、照準を定めた。

腰を、前に突き出して挿入した。

 

「ーーんんっ♡あっ…はぁ、全部、挿入っちゃいましたね♡」

 

愛梨の窮屈な膣内へと、あなたは肉棒を押し付ける。

最も肉棒を深く挿入できる後背位で、愛梨に全体重を押し付けてようやく、彼女の子宮口に亀頭が触れる。雌猫の肢体は全て征服したい、というのが雄の欲望の根源だ。本来であるなら愛梨の膣内の形を堪能すべきなのだが、膨らんだ欲望がそれを許さない。

搔き分けるように、あなたは腰を前後に抽送する。

 

「あっ♡んくっ♡んっ♡はっ♡」

 

ぱちゅんっ♡ぱんっ♡ぱんっ♡

 

パン、パンと肉がぶつかり合う音が、雨音に紛れて室内に響く。大雨の土曜日、午前中だ。隣人はおそらく在室中か。部屋の壁は薄い四畳半のアパート。積極的に騒ぐことはないし、隣人も友人たちとの酒宴で騒がしいことはあるのでお互い様だ。部屋の外で偶然会った時も愛想よくしているのだがーー

果たして、隣の部屋で人気グラビアアイドルの十時愛梨がヨガっているとーー想像ができるのだろうか。

僅か二〇センチにも満たない肉棒が、胎の中をぐちょぐちょにかき混ぜて、愛梨は唇の端から涎を垂らして喘いでいる。熱気と淫臭に溢れるこの光景は、カメラで撮影して販売すれば、全ての雄がこぞってその痴態を求めることだろう。

だがーー

実際には、その全てをあなたが独り占め。

 

「愛梨さん……凄い気持ち良さそう……♡繋がっているところもぐちょぐちょに白い泡が立って……本気で感じてるんですね……♡」

 

あなたが後背位で愛梨を責めていると、あなたの肩に、文香が枝垂れかかる。柔らかな乳房はむにゅっ♡と形を歪めて、こりこりに隆起した乳首が心地良い。眼で見ればわかる情景を言葉で説明して、耳孔に響かせていく。文香のロートーンの蕩けたボイスは、催眠音声にも似ているが、吐息の熱が直接耳に触れるのはイヤホン越しでは得られない感覚。

 

「陰嚢が硬く張って……腰が反り返るくらい深く挿入して……パン、パンといやらしい音が響いて……♡種付け……したいんですか? 現役トップグラドルの……この細いお腹をボテ腹にして……亀頭と子宮口に一ミリの距離もできないようなびゅーびゅー射精……とっても気持ちいいですよ……♡」

 

左手はあなたの陰嚢を、宝物を触るように優しく撫でる。右手ではあなたの乳首を触りながら、時折耳たぶを食むように噛み、てろてろの舌で耳を舐めてくる。文香の体温を感じながら、彼女が全身であなたと愛梨のセックスをサポートしてくれる状況。嫉妬深いところのある文香だが、それでも、同じ雄を彼氏に持つもの同士、何か共鳴するところがあるのだろう。

 

「えっ?……はい、今日の愛梨さんは安全日です。本当は海で遊んでから、旅館で一晩中こうやって、ゴムのないナマのおちんちんでパコパコーって愛して欲しかったんですよ……♡」

 

「んっ♡あっ、文香さん♡それは、んっ♡内緒にするって♡」

 

「雨に濡れて冷えた身体もすっかり芯まで熱くなって……子宮がきゅんきゅん疼いているんですよね……♡自分はこの男の子のお嫁さんなんだーって……本能が完全に屈しちゃって……最奥に精液を注ぎ込んでほしいと膣肉が媚びて……♡気持ちいいのですね……お口をだらしなく開けて……ふふっ♡あむっ♡にゅるっ♡れぷぷぷぷ♡」

 

快楽に開きっぱなしのあなたの口に、文香は口づけを交わす。

隙だらけのあなたの舌に、自分のにゅるにゅるの舌を這わせる。十時愛梨というトップグラビアアイドルを、さながら下半身だけのオナホール扱いしながら、文香の愛情たっぷりのキスに傾倒する。愛梨は嫉妬しているのだろう。半身をよじらせてあなたを見つめるのだが、蕩けそうな快楽にあなたは気を使っている余裕がない。

愛梨の膣内はぐちゅぐちゅに蕩けている。発情した雌の蜜壺に、快楽が蓄積されて絶頂を迎える予兆。右手で柔らかい尻たぶをむにぃ♡と揉みしだき、左手は豊乳に触れる。五体全てを用いて、2匹の雌の柔らかさを堪能しながら、腰を力強く振っていく。

やがて室内にはパン、パンと腰を打つ音と、獣の喘ぎ声だけになる。雨音ーーは淫らな水音に紛れている。言葉にならない声を漏らす愛梨は、全身に鳥肌を浮かび立たせている。彼女と身体を交わした数十回の経験から、絶頂はもう近いとあなたは察する。

 

「んっ♡あっ♡あくっ♡あっ、イク、イキます!♡んんっ♡あ゛あ゛っ♡」

 

獣のような咆哮と共に、愛梨は一度仰け反る。

後背位の姿勢で、身体に力が入らないのだろう。肘と膝はペタンと地面についているのだが、腰だけは高く突き出している。背骨は淫靡な曲線を描く。子供を数人ひり出していそうな巨尻を、あなたは両手でしっかりと掴み、手すり代わりにしながら腰を打ち付けていく。

 

「あっ……♡はっ、んんっ!♡な、膣内でおちんちん膨らんで、イキそうなんですか?♡」

 

男としては、性行為の際は女性を満足させるのが本懐だ。

男らしさを見せて、大きなストロークの腰振りと、無尽蔵な体力を見せつける。女の子はアヘアヘとよがり、気持ち良さを露わにして男に屈服する。それは男の理想のセックスと表現してもいいのだがーー

雄としての本能は違う。

目の前のこの雌に種付けしたいーーと。

ピストン運動もそこそこに膣内に射精して、自分の遺伝子を後世に残したいという、種の生存本能だ。だからあなたは、その生存本能を必死に我慢してきた。歯を食いしばり、肛門を引き締めて、この全身ドスケベボディの欲望を満足させねばならないと、射精を必死にーー必死にーー堪えていたのだがーー

あなたは、隣の少女の存在を失念していた。

 

「射精していいんですよ……びゅっくん♡びゅっくん♡って……ゴムなし生えっち……ほら、気持ちいい……♡」

 

耳元で囁いた文香はーー

最後に、ふぅ♡と息を吐いた。

それが、我慢の限界。

 

びゅーっ♡びゅくっ♡どくっ♡どっぷ♡どぷっ♡たぷっ♡びゅっ♡びゅ♡

 

尿道をわずか数mlの精液が通過するーー

ただそれだけで、あなたは腰砕けになりそうな快楽を得る。

最後は背後から愛梨に抱きついて、その最奥に鈴口を当てながら、だらしのない射精だ。どくん、びくんと腰は跳ねながらも、あなたは愛梨に全身でしがみつく。

 

「んーっ!♡あっ、あっ!♡イクッ!♡んっ、ん゛ーっ!!♡♡♡」

 

それと同時に、愛梨も全身を震わせて絶頂した。

膣がキューっと引き締まり、身体はビクンビクンと痙攣する。男女の性行為において最も幸福度が高くなる「同時にイク」という行為。あなたはだらしなく肩で息をしながら、愛梨の膣内で余韻を堪能する。汗と雌の匂いがこもったうなじに鼻を押し付け、深呼吸しながら乳と尻を揉む。愛梨の全身を堪能しながら、びゅっくん♡びゅっくん♡と尿道に溜まった精液を放出した。

 

「あっ♡はぁ…気持ち、良かったですか?♡」

 

絶頂直後で何も考えられないはずなのに、愛梨は振り返り、あなたを気遣う。

彼女のような最高の女がーーしかも2匹ーー自分のつがいであるという事実。信じられなくなりながらも、あなたは愛梨の頭を撫でる。最初はふわふわだった髪の毛も、今は湿度と汗でぺったり。あなたは繋がったまま、愛梨に体重をかけて前傾姿勢をとる。射精後、柔らかくなった肉棒をにゅるにゅるの膣内に埋めながら、涎まみれの愛梨と口付けを交わした。

 

んちゅっ♡ちゅるっ♡ちゅぷっ♡れろぉ♡じゅーっ♡じゅぷっ♡

 

親と子が交わすような緩いキスではない、快楽のエピローグを紡ぐような唾液まみれのキス。愛梨の柔らかくプルプルな唇を舌で舐め、吸い、食みながら、愛梨もあなたの唇を舌で舐め、吸い、食んでいく。

 

「ーーぷはっ…♡気持ちよかったですか?」

 

互いに呼吸が苦しくなって、唇をようやく離す。

あなたは愛梨の尻たぶを掴み、支点にして、身体を支えながら肉棒を引き抜く。膣内はとろとろにゅるにゅるぬめぬめにほぐれているが、入り口はキツい。締め付けられながらにゅぽっ♡と、肉棒を勢いよく引き抜いた。

精液と愛液がブレンドされた、ドロドロの肉棒。愛梨の膣口からはとろぉ♡と、精液が垂れている。薄っぺらい敷布団にシミが出来る。これはもう処分せねばならぬな、と思いながらもあなたは、快楽の余韻に呆けて身動きが取れない。

汗だくの四畳半で行われた、獣同士の交尾のような種付けセックス。

あなたは尻餅をつくように、その場に座り込む。へた、と体力は限界を超えて、一度休息を挟まないと動けない。穢れに塗れた肉棒だけは居心地が悪かったが、それをティッシュで拭く余裕もなかった。

だがーー

彼女風に表現すれば「ちり紙ですら嫌悪し、拭き取らぬ穢れ」を、綺麗にしてくれる人がいる。

 

「お疲れ様です……♡たっぷりの射精……気持ちよかったですか? ……ええ、それなら良かった♡んっ……失礼しますね……♡」

 

呟きながら文香は、あなたの股ぐらに顔を埋める。

頭は陰嚢より低い位置に。頰をペタンと、畳敷きの床につける。肉棒より低い位置に彼女の聡明な脳があるという状況。

 

「あっ……はい♡今、唾液を貯めますね……♡」

 

くぷっーー♡

 

ぐちゅっ♡ぢゅぷっ♡ぢゅくっ♡ぐじゅっ♡ぐぷっ♡

 

文香は口腔に溜めた唾液を、口の中で撹拌する。

お行儀の悪いうがいのように、あなたの耳を楽しませる音。文香は「あーっ」と、あなたに口を開ける。泡立ったとろとろの唾液はねっとりと、いやらしい。

普段ならば、その体温に近い唾液ローションを肉棒に垂らしてもらい、にっちゃぬっちゃと潤滑性に優れた手コキをしてもらうのだが、今日は違う。文香は、口の中に溜めた唾液を、ボディソープ代わりに使うつもりだ。

 

「ほへでは……ひふへいひまふね♡」

 

ずろろろろぉーー♡

 

文香は、あなたの肉棒を口に咥える。

小さな口でも、半勃起状態の肉棒ならば容易に咥えられる。生娘には決して出来ない、初手、喉奥まで肉棒を突き立てるディープスロート。たっぷりの唾液が肉棒に絡まり、まるで股間だけが温泉に浸かっているような気分だ。

文香は頭を前後に動かす。肉棒の付け根から亀頭の先端までを口内に咥え込み、舌を這わせていく。高級ソープの情婦でも、舌を巻くようなテクニック。愛する人の快感に歪む顔を追求するために育まれた技術に、あなたは腰を浮かせて快感に耐えた。

愛梨との情交の痕跡をかき消すように、文香は丁寧に、丹念にあなたの肉棒をねぶり、その残滓を啜っていく。

可能であるならば、そのまま射精したくもあった。全身の力が抜けた、だらしなくドクドク流れる精液を文香の口に放ちたくもあったーーだが、何度か繰り返すが、男性の射精回数には限度がある。極上の雌2匹を前に、1匹の精子も無駄にしてはいけないと、この身体が本能で叫んでいる。

ちゅぽんっ♡と、文香は肉棒を引き抜いた。

文香は口をあーっと開く。尿道に溜まった精液が、だまのように舌の上に乗っている。自分が吐き出した穢れを、彼女の口で吸い取ってもらう背徳感。あなたは文香の口の端についた隠毛を取り、それを彼女の口に入れる。常識の中ではあり得ない行為だが、文香は嬉しそうに瞳をトロンとさせて、あなたの指示を待っている。

彼女の根底は、命令を待ち望むマゾヒストなのだとあなたは考えながらーー

ーーよし、と。

一言、呟いた。

ペットの大型犬がそうするように、文香も、あなたの命令を待って動き出す。

ゴクッーーと。

喉を鳴らして、あなたの吐精された子種と、隠毛を嚥下した。

決して着床することのない胃の腑へと精液が流れ込んでいく事実。文香の身体の内側まで穢していく感覚。

あなたは自分の内側から、黒い興奮が湧き上がっていることを感じる。

二度の射精を経たのにも関わらず、肉棒は完全に勃起している。初めてオナニーを覚えた、猿の性欲を持つ男子中学生のように興奮は止まらず、バクバクと、心臓は激しく脈動している。

 

「次は……私の順番ですよ♡」

 

文香は女豹のような四つん這いで、あなたに近寄る。大きな乳房が重力に従い、下を向きながらぷるぷる揺れる。たわわに実った果実を収穫したくなり、手を伸ばそうとするがーー

唇に文香の指が添えられ、制止を促される。

 

「もう……前戯は済みましたから……♡」

 

トサッーーと。

文香は、あなたの腿の上に座る。

あぐらをかいたあなたの、脚と脚の間に彼女は自らの肢体を置く。162センチの身長は女性としては珍しくはないが、体重は別だ。羽毛のように軽いとは表現できないが、それでも、綿が詰まった麻袋のように拍子抜けのする軽さだ。特にーーあなたの目の前、Fカップの大きな胸にみっちり肉が詰まっているだけに、その傾向が顕著に現れる。

 

「文香さん、あの、これ…」

 

先ほどまで快楽の余韻に浸り、横たわっていた愛梨が、よろよろと起き上がる。蒸し暑い室内で疲労した以上、気絶するようなまどろみに従えば楽なのだろうがーー

そうしなかったのは、相応の理由がある。

女の子がーー

体力の限界を無視してでも、注意せねばならぬことだ。

 

「今日、危険日なんですよね…?」

 

愛理の手にはーー

コンドームが握られている。

薄型のそれは、百個入りのお徳用。夜を明かすたびに数個使うので、大学生の財力では、一々高級な代物は使っていられない。安物でも避妊能力を損なうことはないし、なにより、したいときにゴムがなくて出来ない、という状況だけは三人ともに避けたくあった。

とにかく、愛梨はそのコンドームを文香に差し出している。

当然、文香は愛梨の提案に感謝をして、パッケージを開け、口に咥えてあなたの肉棒に装着すると思ったのだがーー

どうしたことか、文香は下唇を噛みながら、何かに耐えている。

 

「あなたは……どうしたいですか?」

 

文香は小首を傾げて、あなたに尋ねる。

 

「避妊具を装着した性行為……確かに、妊娠のリスクは避けられます。2人とも大学生の身ですから……でも……危険日だからと言って、必ずしも孕むとは限りません……それに、なにより……その……♡」

 

文香はーー聡明な女性だ。

普段の彼女であるなら、決してこのようなゴネはしないだろう。一時の快楽のみを追求した危険なセックス。初めて心を混じり合えた日こそ、衝動的に生えっちをしてしまったが、それ以来はちゃんと弁えている。

だがーー最近、状況が変わった。

肝心なのは、愛梨の存在。

1人で独占している内は、愛を疑うことはなかったのだろう。ゴム付きのえっちでも、肉体関係がある内は別れることはない、と。

だが、今はあなたと文香と愛梨、3人の関係が生まれている。

形容するすべも、理屈付けする手段もいくつもあるがーー

結局は、嫉妬の話なのだろう。

愛梨は肉体関係強めの愛人に過ぎず、彼からの寵愛を最も強く浴びるのは自分であるーーと。

だからこそーー

文香がゴネるのならばーー

あなたは、男としての矜持を求められていると感じる。

あなたは、肉棒の位置を調整して、文香の秘部に押し当てる。とろとろに蕩けたそこは、火傷しそうなほど熱い愛液を垂れ流しながら、あなたの亀頭に吸い付いていく。互いの身体が触れるたびに「んっ♡」「あむ♡」と文香は扇情的な声を漏らして、あなたを誘惑する。

あなたは、文香の耳元で囁いた。

ーー責任は取る、と。

愛梨も文香も、まとめて、自分の嫁にするーーと。

 

「はぁ♡んっ♡本当……ですか?私のような、何の取り柄もない女を……いえ、とても嬉しいです。すみません……態度に示すのはとても苦手で、小躍りしたいくらい嬉しいのですが……えっ? ……はい、わかりました御主人様……「身体」で証明しますね♡」

ねろぉ♡と、あなたの耳をひと舐めしてーー

文香は腰を浮かしーー

勢いよく、落とした。

にゅるんっ♡と、一切の障害なく、文香の秘部にあなたの肉棒が挿入される。じゅくじゅくに熟れた秘部は、興奮が最高潮に達していることの証明。雄の子種を欲しがるために特化したような文香の身体は、その一片も余すことなく、あなたに性的興奮を与えるようにできている。

 

「ーーんんんっ!♡」

 

ビクン、と文香は一度、背中を震わせる。

絶頂を迎えたときの、文香の身体だ。既に出来上がり、蒸し暑い部屋で火照っているはずなのに、極寒の土地にいるような鳥肌が立っている。もちもちの柔肌に浮かぶザラザラな感覚。手遊びをするように、あなたは文香の二の腕や背中、首筋を愛撫する。全身が性感帯にでもなったように、文香は一々あなたの愛撫に身じろぎ、挿入している肉棒を一切前後させていないのにも関わらず、口の端から涎を垂らして喘いでいる。

雄を勘違いさせる極上の身体だと、あなたは思う。こんな雌を嫁にすれば、自分の性行為のスキルが卓越したものであり、スケコマシとして生きていけるのだと勘違いしかねない。

 

「ーーはぁ……♡きもち、いいですか……♡」

 

快感が全身を貫き、視界はチカチカと火花が散り、肩で呼吸をするほどに荒れているのにも関わらず、文香はあなたが最高の快楽を得られているかの心配。どこまで都合のいい女であるのかとーー

あなたは、文香の頭を優しく撫でる。

絹糸のように繊細な髪質。指先には一切引っかからず、頭皮にこもった熱を、あなたは掌で攪拌していく。文香は犬や猫が飼い主に撫でられてそうするように、肩の力を抜いて、対面座位で挿入したまま、あなたにもたれかかる。

これが愛梨ならば、今すぐ腰を上下に動かして激しいピストン運動を行っただろう。貪欲に快楽を追求する彼女は、底の見えぬ海溝のようなもので、幾ら貪っても愛梨の身体を十分堪能する、ということはない。

だが、文香はそうではない。

むっつりスケベで性欲はたっぷりと溜まっているのに、体力がない。ハメっぱなしの性行では数回の絶頂と射精で限界がきて、過呼吸を起こしてしまう。だから、土日の休みで二日間どっぷりとセックス三昧に耽るとしても、ゆっくりとしたスローペースで、徐々に快感を蓄積させて、一度の射精と絶頂の質を最も高く保つことが要求される。

今回も、あなたはそうする。

左手で文香と手を重ね合わせる。五指と五指をしっかり絡め合わせて、恋人繋ぎにしてから、文香に口付けを要求する。

対面座位なので、文香が上からキスを降り下ろす形だ。彼女が最も好きな、無条件につがいの雄への愛情を与えられる奉仕だ。ここぞとばかりにーー先ほどの愛梨との情交で交わした接吻を上書きするように、文香はベロベロと舌を伸ばす。互いの唇だけでなく、その周りや頰、時には首筋を舐める。柔らかな舌がれろぉ♡と皮膚を舐める感覚は心地が良く、文香は両手であなたの頰を固定して、ちゅっ♡ちゅぷっ♡とキスを続けた。

互いの汗がこもる熱気の中で、あなたは腰をーーまだ、動かさない。

あなたは、自分の身体で唯一自由に動かせる右腕を、文香の身体に這わせていく。

内臓が詰まっているとは信じられないほど細い腹や、裏腹にたっぷりと肉が詰まっている豊満な乳房。丈夫な安産方と形容されるデカ尻を形が変わるほど強く握りしめて、ピシャンッ、と一度叩いた。

 

「んんっ♡」

 

と、甘い声を漏らして、文香はトロンと蕩けた瞳であなたを見つめている。

痛みすら快楽に変換する文香が求めているのは、あなたのピストンだろう。互いに裸になり、発情し、避妊具を介さない生ハメ種付け交尾をしているのに、何故腰を動かしてくれないのかという不服の瞳。

昔から、内気な少女。自分の考えを言葉にするのが苦手な文香は、腰を捻らせる。

クイ、クイというよりはグリン、グリンだろうか。遠慮も容赦も、スタミナ計算もない豪快な腰付きであなたの欲情を促していく。女性が腰だけ動かす行為というものは、性行為において最も綺麗な姿だなとあなたは感心する。淫らに快楽をせがむ姿に、思わず温情をかけて押し倒したくなるが、あなたはまだ耐える。どうせ文香を孕ませるのならば、それは簡単に流れるダラシないザーメンではなく、最も強く、ゼリーのように濃厚な精液でなくてはいけないーーと。

 

「……文香さんを虐めて、楽しいですか?♡」

 

とーー

潮目が変わったのは、そこだ。

背中にむにゅっ♡と、柔らかい肉が当てられる。

何度も何度も、揉みしだき、しゃぶり、枕にして眠ってきた乳だ。今更間違えるはずもない。彼女は両手をあなたの肩に回し、耳もとにフーッ♡と息を吐いた。

 

「文香さんの身体はすっかりと蕩けて…あなたのおちんちん欲しいよー♡いっぱいかき混ぜて欲しいよー♡って懇願してるのに…文香さんに意地悪して…だめなんですよ?女の子にはやさしーく、してあげないと…♡」

 

愛梨はあなたの背中に胸を押し当てて挑発する。水着も下着もない、人気アイドル十時愛梨の生乳。コリコリと背中に触れる硬い粒の感触で理解する。

可能であるなら、振り返り、抱きしめ、揉みしだき、唇を吸いながら押し倒したいが、今は文香とのセックス中だ。雄の本能は混乱してる。この一体の雄に、二体の雌が慈悲を要求しているのだ。

 

「文香さんすっごい乱れてる…♡大学のみんなも、想像したことないでしょうね…いつも本を読んで、大人しい文系美少女が、髪を振り乱して…涎を垂らしながら男の人の上で腰を振っている…♡ふふっ♡3人でえっちするの…楽しいですね♡」

 

五感全部に女体がまとわりつく性行為。愛梨はあなたの乳首をカリ、カリと指先で引っ掻く。乳輪に沿うように指を這わせて、最も敏感な先端をくすぐるように弄るのは、普段、あなたが愛梨にする責め方だ。一対一のセックスでは常にあなたが主導権を握る立場にあるため、こうして、一方的にあなたに快楽を与えられる立場にあるのが珍しく、楽しいのだろう。乳房をずりずりと背中に押し当てながら、愛梨はあなたに奉仕をする。

 

「女の子に乳首弄られて…可愛い声漏らしちゃって…かわいい♡」

 

「……んっ♡あの、ワガママを言ってもいいですか?♡」

 

文香の身体を弄びながらも、意識は愛梨に移っていた。そんなあなたの感情を察してか、文香は両腕をあなたの首に回し、あなたの胸板に乳房をむにゅっ♡と押し付けながら、耳元で囁いた。

 

「……一杯、腰を動かしてください♡対面座位だと、心が繋がって気持ちいいのですが……その……身体の疼きは酷くなるばかりで……だから……愛梨さんにしたような、獣の交尾を……腰をヘコヘコ振りながら、気持ちよくなるえっちがしたいです……だめ、ですか?♡」

 

普段は内気で、自分の本音をさらけ出すことが苦手な少女がーー

もっと気持ち良くえっちしたい、とあなたに媚び、懇願しているのだ。

我慢、できるはずがない。

腰を浮かし、文香を優しく押し倒す。愛梨との交尾で汚れた布団。背中にシミの冷たさが触れて、文香は少し身体を震わせた。仰向けになって寝転がる文香の秘部は、パクパクと肉棒を求めている。すっかりと濡れそぼったそこは、交尾の用意が万端な証。あなたは荒い呼吸のまま、両腕を文香の顔の横に突いて、肉棒の照準を定めた。

それはーー

初めて文香を抱いた高1の秋と、同じ体位ーー

あの日は失敗した、正常位だ。

あなたは、文香の耳元で囁いた。

 

「ーーはいっ♡どうぞ♡」

 

あなたを受け入れる言葉を、笑顔とともに彼女は呟いてーー

あなたは、腰を前に突き出した。

途端に、にゅるにゅるのひだが肉棒を包む。

愛梨の雄を拒むようなぷりぷりの膣内とは違い、にゅっとりと、あなたの肉棒を溶かすようにまとわりついてくる。雄の生殖器を、一秒でも長く肚の中に入れておきたいと、ダダをこねているようだ。

 

「ーーっ!!♡」

 

文香は挿入直後に、一度大きく、肩を震わせた。

言葉にならない絶頂の声を漏らして、あなたの身体をギューっと抱きしめる。あなたの背中に爪が食い込み、文香の両足はしっかりとあなたの腰に巻きつき、彼女はその喘ぎ声が隣室に漏れることないようにと、あなたの胸板に顔を押し付ける。

熱っぽい呼吸がくすぐったいが、そんなものは、この極上の雌とのまぐわいに置いては些末なことだ。

あなたは一度、腰を極限まで引いた。

にゅろろろぉ♡と、文香の膣はあなたの肉棒を惜しむように吸い付いていく。「あっ……♡」と、文香は甘い声を漏らす。肚にぽっかりとあいた空白の喪失感とーー

直後、生じるであろう快感への期待だ。

あなたは腰を、勢いよくズドンーーと突き下ろした。

 

「ーー!!?♡♡♡♡」

 

文香は、最早声も出せない。

酸素を求める金魚のように口をパクパクと開けて、前髪に隠れた眼を一杯に見開き、足のつま先をピンと伸ばして快楽を教授している。正常位で見下したまま、乳房を乱暴に揉んでも、強引な口吸いをしても、彼女の肢体はそれらを快楽として受け取っており、あなたはただ、野獣の本能に任せて腰を振った。

 

「んんっ!♡あっ!♡だめっ♡ほ、ほんとうに、頭おかしく!♡おかしくなっちゃ!♡あっ♡」

 

脳の回路を焼き切るほどの快楽。慟哭にも似た嬌声を響かせて、文香は喘ぐ。

壁の薄い四畳半の部屋。隣室の住人が在室であれば、この痴態をどう捉えることか。たまに部屋の前ですれ違う程度の、黒髪ロングの巨乳美女と、茶髪ツインテールの巨乳美女が、一人の男の上に股を開いて股がり、喘ぎ声を奏でているのだ。妄想と想像による手淫は激しく、嫉妬よりも先に感謝が湧くかもしれない。

 

「んんっ♡だめっ♡あっ、違います♡だめじゃないです♡もっと、もっといっぱい突いてくらしゃい♡」

 

呂律も回らなくなった文香に、あなたは正常位の姿勢で口付けを交わす。

 

ぢゅぷーっ♡じゅるっ♡じゅぷっ♡れろぉ♡むちゅっ♡

 

互いの口周りを唾液で汚しながら、腰をパン、パンと動かしていく。

文香は両足を、あなたの背中に回してきつく締めている。俗に言う「だいしゅきホールド」だ。「妊娠固め」と言ってもいい。大好きでたまらないつがいの雄に、全幅の信頼を寄せている姿勢だ。きゅん♡きゅん♡と発情している文香の子宮は、あなたの肉棒を歓迎しているのか、先端にちゅっ♡と吸い付いてくる。

そこからはーー

互いに、無言のセックスが続いた。

蟹を食べる時に集中して無言になるようにーー互いの間に、言葉はいらなかった。「絶対に孕ませる」と「絶対に孕む」がどろどろに混ざり合った、本能の交尾。

腰を突くごとに文香は喘ぎ声を漏らし、あなたの快感は増していく。時折、愛梨は耳元で

 

「だらしない顔して…気持ちいいんですかぁ♡」

 

「文香さんもすっごいえっちな顔…♡」

 

「大好きな人にぱちゅん♡ぱちゅんっ♡てパコパコされて、本気で感じてるんですね…♡」

 

と、その柔らかな肢体をあなたに絡ませて囁く。3人の汗が蒸発していき、霧が出来そうなほど湿っぽく、湿度が高い部屋。

あなたの我慢にも、やがて限界が訪れる。

 

「いっ……いっしょにイキたいです♡指を絡めて……手をギュッて握って……私の身体に……私が……誰の所有物なのかを刻み込んでください……♡」

 

文香の声を受けて、あなたはラストスパートに至る。

小説で言えばクライマックスの部分。ここの為に、このセックスは存在していると言っても過言ではない。あなたは文香の手を恋人繋ぎで握り、唇を吸い、腹と腹を密着させる。

どちゅっ♡どちゅっ♡と腰を打ち付けて、グリグリと子宮口を押し潰す。

背骨を走る快感ーー

 

「……はいっ♡いっぱい……一滴も溢さず……全部私の膣内に射精してください……♡」

 

すらりとした長い足を背中に回した、蟹挟みのだいしゅきホールドをしながら、文香は懇願をする。

雄がここまで誘惑され、焦らされ、奉仕されたのだ。泣いて謝罪したところで種付け中出しに代わりはないがーー、一切の罪悪感がない射精には、爽快感が伴う。

 

「ーーんんんっ!!!♡♡♡」

 

びゅーっ♡びゅるるるる♡びゅくっ♡どぷっ♡とぷっ♡

 

あなたは、文香の膣内に濃厚な精液を射精した。

魂が抜けるのではないか、と思うほどに重たい射精。全身の細胞の全てが精液に変換されて、それが尿道を通じて出たのではないかと錯覚するほど。酸素を求めて、顎を上げながら大口を開けていると、文香はぺろり♡と、あなたの顎を舐めた。

 

「うわぁ…すっごいだらしない顔…♡気持ちよかったですか?文香ちゃんの、誰も汚したことのないまっさらな子宮に…自分の子種ぴゅっ♡ぴゅっ♡って種付けして…♡」

 

愛梨はあなたの乳首を指先で弄りながら尋ねる。返答の一つもしたかったが、息切れがそれを許さない。全身に力が入らないが、そのままではいけないと、どうにか膣内から肉棒を引き抜こうとする。

文香の柔らかなマン肉は、大好きな雄の肉棒を少しでも引き止めようと、吸い付いてくる。どうにか腰を引き、ちゅぽんっ♡と引き抜くと、大きく開いた文香の秘部からはどろぉ♡と、白濁の精液が垂れてくる。

あなたは腰が抜けるように、その場に尻もちをついた。

普段のセックスなら二桁射精する余裕もあるが、二人を同時に相手すると相乗効果で疲労が何倍にも重なる。それに見合う快楽もあるのだが、三度射精しただけで陰嚢はすっかり空っぽになっていた。

 

「もう、限界ですか?」

 

「……んっ♡私は……もっとえっちしたいです……♡」

 

「そうですよぉ♡じゃないと…他の人に抱かれちゃおうかなぁ♡」

 

「それは流石に……あっ……そうですね♡隣のお部屋の浪人生の方とか……とても濃厚な精力を持っていそうですね……♡」

 

「私と文香ちゃん2人で…お勉強の応援してあげましょうよ♡一問解けるごとにおっぱいを揉ませてあげてぇ…一冊解き終わったら2人でご褒美えっち…♡」

 

「大家さんに……というのもありますよ♡でっぷり太ったおじさんでしたから……きっと、ねちっこいえっちしてくれるんでしょうね……♡」

 

「身体の隅々まで弄られて…一杯溜まった濃厚でくっさーい精液をお腹の中に出されちゃうんですね…♡」

 

2人は交互に、あなたを挑発する言葉を吐いていく。

本気でないことは知っている。飽くまで、あなたを奮い立たせるための言葉だ。子供の応援を受けたヒーローのように、立ち上がることを余儀なくされる。他の雄に、この二匹の雌は指先一本触れさせないぞと、あなたの独占欲を直接刺激しているのだ。

 

「あっ……♡また、大きくなってますね……♡」

 

「んっ…♡くっさぁい♡文香さんの愛液とあなたの精液がべっとべとで…♡」

 

「綺麗にしますね……♡よいしょっ♡」

 

「私も手伝いますね♡」

 

2人は、その豊満な乳房をあなたの肉棒に押し当てる。

両側から乳房を挟み込む、ダブルパイズリだ。

独裁国の王様ですら出来ないような、愛梨と文香によるご奉仕。「このおっぱいとセックスするだけでいいから、結婚してくれ」と土下座をする男だっているはずだ。そんな芸術品にも例えられる豊かで美しく巨大な乳房が、今はあなたの肉棒の汚れを取るためのティッシュ代わり。

ちり紙のようなざらざらはなく、きめ細かな肌があなたの肉棒の汚れを拭いていく。また快感がピリピリと走り、すっかり残弾がなくなったはずの陰嚢に、精液が充填されていく。この二匹の雌を相手に、例え寿命を削ってでも生ハメ中出しを繰り返し、二度と他の男に色目を使わないようにしつけなければいけないーーと、生存本能が訴えかけているのだろう。

 

「次は……どちらにしますか?♡」

 

「文香ちゃんのとろふわマンコと…♡」

 

「愛梨さんのきつきつマンコ……♡」

 

「私たちのこと、いーっぱい可愛がってくださいね♡」

 

「愛してます……ご主人様……♡」

 

煎餅布団の上で、大股を広げながら2人はあなたを誘惑する。雨はまだまだ止まない。翌日まで、二匹の雌が屈服するまでしっかり種付けせねばならないと、肉体が悦びを抱く。あなたは文香と愛梨に襲いかかり、愛梨は「きゃーっ♡」と、わざとらしく、悲鳴にも似た嬌声を上げて、それが三回戦始まりを告げる号砲となった。

 



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