捕食三神の力を持って (AZAZERU)
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1話 プロローグ1
特にこれと言っておかしなことは無く車に轢かれて死にました。いきなり何言ってんだと思うだろうが、まあ死んだ。
これは夢だったとかのオチもなく、目の前に血塗れの自分の体があれば逃避も出来ねぇな、と逃避気味(矛盾)に考えていた。
別に神様のいる場所で見てるとかじゃなく、幽霊になってるっぽい?即死で体からヤバい音が聞こえて気を失って、意識戻ってきたと思えばこれだよ…。なんか体(霊体?)引っ張られてる気がするけど、そこまで強い感じじゃないからいいや。
さて、どうしようかな?この引っ張られてるのって多分輪廻転生の方の転生か、地獄か、消滅か、なろうによくある神様転生かだと思うんだよ。別に輪廻転生と消滅はいいんだけどね。ほら、一瞬で消えそうじゃない?でもさ、地獄ならどこの神話の地獄でもマジで地獄だろ?神様転生も神様によってはオワタ式以上の人生(人じゃないかも)じゃん?マジでどうしよ?
てかアレだな、混乱してて気にしてなかったけど俺、俺の死体に前で考え事してたんだな。30分ぐらいか?救急車も来たしそろそろ違うこと考えるか!引っ張られてる感じも変わらないしな。
とりあえず家に帰ろうかな。電車で30分+バスで30分位だから漂ってるような速度だと2日ぐらいかかるんじゃないか?速度って変えれるのかな…。
変えれたわ、普通に変えれた。うん、なんか拍子抜けだな。自転車(ママチャリ)ぐらいかな?まあそれでも半日はかかるだろうし幽霊っぽく誰かに憑けないかな?
出来たわ。結構自由だな幽霊。それに周りに霧の塊みたいなのがちょいちょい飛んでたり、そこら辺の人にうっすら黒い霧がまとわりついてたりと、生きてた時は見えなかったのが見えるようになったのも発見だな!
俺が憑きたい人に黒い霧がついてたから、どうしよっかな〜って(誰にも聞こえないけど)呟きながら掴んでみると、掴めた…。この黒いの(以降面倒臭いから悪霊と命名)掴めるのか…、と思いながら取れないか試行錯誤していると、投げても、遠くに持っていっても、違う人に憑け替えようとしても取れないことがわかった。違う人に憑けようとしたやつはちょっと憑いたけど、本体の方に変化がなかったから駄目だった。ふと、そういやなろうで魂喰えるヤツいたな?と思って、喰ってみた。
結果としては成功した。なんて言えばいいのか、薄く胡椒で味付けしたゼリーみたいな味がした。あと俺の体(霊体)がちょっと濃くなったり、憑かれてた人の顔色が良くなったり、いろいろあったけど目標は達成したので俺が降りる予定の駅まで憑かせてもらう。
目的の駅に到着した。スマホ触れないし、すること無かったので周りに飛んでる霧の塊(残留思念と命名)や悪霊を喰って時間を潰した。結果、最初をダカラだとするとカルピスぐらいまで濃ゆくなった。他にもサイコキネシスっぽいことも出来るようになったので無事()に家族に報告できるようになったのは嬉しい誤算だった。
とりあえずバスにも乗って無事帰宅。父さんは朝から仕事に行ってるけど、母さんは昼からなので家にいる。
洗濯物干てる母さんが気付くようなタイミングでペンと紙を浮かせてみた。
めっちゃビビってるな母さん。まあ空中にペンと紙が浮いてたら俺もビビる。とにかくそのまま机に誘導して、俺が事故って死んだ事と幽霊になった事、それについての謝罪、ついでに家には悪霊がいないことも言っといた。
混乱してたり理解して泣いたりしてたけど20分ぐらいしたら、これからどうするのか聞いてきた。引っ張られてる感覚の事は説明してあるけど、色が濃くなってもそれに変化がないからそのうち成仏か転生か知らんけど、消えるまではふらふら彷徨って帰ってきてを繰り返すつもりだ。
そう言うと、
「帰ってきたらちゃんとそうわかるような事をしなさい。」
と言われた。り!っと返して、1週間合図なかったら成仏とか転生とか、そういうのしたと思っといて!と書いておいた。あと晩飯ぐらいに帰ってくるからそのことみんなに言っといて!とも書いておいた。
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2話 プロローグ2
とりあえず10年経ちました。
特に変わったことがなかったのでなんとも言えない。家族にはきちんと理解されたし、旅行にも憑いて行ったりした。俺が憑いてることをわかってるのでそういう系統のスポットにも行ってくれたりして、俺の成長も右肩上がりだった。厄祓いのとこに行った時は、
「あっ、ここパチモンだわ。」
と、即わかったりした。
理由は簡単で、残留思念がアホみたいにあったからだ。幽霊してたら色々わかったことも多かった。神はいるとか、悪魔天使妖怪もいるとか、俺以外は悪霊か残留思念しか霊系統はいないとか。ちなみに神も悪魔も天使も妖怪も、こっち(現世と呼称)にはほとんど干渉できない、または出来てもしないことが殆どだ。
理由は現世に来ると色々削れるかららしい。知った経緯は旅行で有名な神社に行った時に俺も家族に憑いて巡ってたら、よく分からん所に拉致られたからだ。そこの神に色々と教えて貰って、なんかあげれるものないかと思い、そうだと腕をもいで渡したりした。
コレもできるようになったことの一つで、人型じゃなくなったり、触手生やしたり、実体化できる(制限時間あり)ようになったり、体(霊体)を分けて分身(経験共有・再融合可・数だけ色薄化)したりできるようになったのだ!
脱線したので話を戻すと、腕わたしたら
「これでは貰いすぎだ。余り分はこれをやろう。」
と、なんか光ってるものを貰った。なんでも権能の欠片らしい。そんなのくれていいのか、と聞くと
「良いのだ。この腕で十分の釣りが来る。それにその権能が我と同じ強度になる前にそなたはどうにかなるであろう。」
って言われて、確かに!と納得した。
そんな事を10年近く続けてたらアホみたいに強くなったね。あっち(幽世と呼称)の中でもバグみたいなやつ(例:インド神話)と真正面から小細工使いまくればなんとか引き分けに持って行けるようになった。(もちろん幽世で)
正直こんなことになるとは思ってなかった。だってあれよ、生きてた時は凡人で、死んでからは色々してたけど、そこまで強くなるなると思わないじゃん?
俺の趣味が読書だったからそれで例を出すと、10年間チョイチョイゲームしたりしながら本読み続けて、なんか知らんけど、ライオンとか鮫とほぼ対等に戦えるようになってる。分かりづらいかもしれんがそんな感じなんだよっ!(強引)
なのでもうそろそろ家族とも別れを告げて、面倒臭いからまとめて幻想種って言うけど、幽世の知り合いに挨拶したら、分身作りまくって世界中の悪霊と残留思念を喰ってから引っ張られようと思う。まあ直ぐに増えると思うけどね。
それから1年かけて別れを告げていって(ついでにできるようになった転移の楔を置いて)最後の仕事として分身大量に作って転移させまくって、せーので喰ってやった。
喰い終わった瞬間に表現出来ないほど濃ゆくなった体(霊体)を引っ張られる感覚に委ねた…。
「コイツやばいの。」
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3話 プロローグ終
これでプロローグは終わりです!
「……い、おーい。目を覚ましてくれぇ。」
俺を呼ぶ声が聞こえて意識が覚醒した。ちょっとカッコつけてるように感じるかもしれないけど、寝てないのに起きたとか、目が覚めたとかはおかしいかなって思ってそう表したんだよ?
「だから別にカッコつけてる訳では無い!」
「いや聞いとらんし何を言っとるんだお主は?」
あ、そういや呼ばれてるから起きたんだった。声がする方を見ると、身長170ちょいの俺よりも少し小さいザ・おじいちゃんな見た目の何かがいた。
「あなたは誰だ。」
「私は神だ。」
「あなたが神だったのか。」
「うむ。」
なんてノリのわかる神だろうか!まるで孫の話題について行くために色々勉強をして適応した、孫大好きおじいちゃんのようである。
まあそれは置いておいて、あの引っ張ってくる感覚は神様転生だったのか?勘では輪廻転生の方だったんだがなぁ?
「なあ神様?」
「なんじゃ?」
「俺引っ張ってたの神様だったのか?てっきり輪廻の方に引っ張られてると思ってたんだが?」
「……よく分かったな?そうじゃ。お主は輪廻の輪に帰ろうとしているところをワシが拾ったのだ。」
俺はそれで予想が着いたが話の続きを促した。
「うむ、予想が着いたようじゃな。ワシが察した通りであればその通り。お主は強く、また濃くなりすぎたのじゃ。そのまま帰れば輪廻に異常が出るほどにな?まあ異常と言ってもそんなに大きくはない。ちょっと生物が繁殖しすぎたり、能力が高いモノが少々出たりするぐらいじゃ。」
「予想通りだけど異常は思っていたよりもしょぼいな?それなら俺を拾わなくてもよかったんじゃないか?」
俺のその言葉におじいちゃん(神)は、
「お主が輪廻に帰る前にお主の言う悪霊や残留思念を喰わなければそれぐらいで済んだのだ。先程言った例はお主がそれらを喰う前の状態で輪廻に帰った場合じゃ。喰った後では規模が違う。例えば現世に幽世が少し混じったり、新しく幻想種が生まれたり、異能者が出たりと困ったことになるんじゃよ……。」
それを聞いて俺は思った。
(俺氏、みんながちょっとでも幸運になったらと思いした行動が世界を混乱させそうになったでござる。)
「じゃあ俺を拾えば俺の分の修正だけでで効くってことか。これから俺はどうなるんだ?」
「とりあえず帳尻合わせとして違う世界に転生してもらう。それもインフレバトルの世界に。」
「なんでって言うのは野暮だよな?」
「うむ。わかっておるなら話は早いな。」
要するに世界の容量の問題なんだよな。俺の世界は、昔(まじで昔)は混じってたらしいけど、今は現世と幽世が別々になってて、言ってみれば日常系の世界。俺はそこに発生したイレギュラーってことだ。
普通、輪廻に戻る時は霊体を置いて魂だけで帰っていくらしい。その置いていった霊体は時間をかけて消えていったり、何かに憑いたり融合したりしながら減っていくらしい(幽世情報)。それを出来たそばから俺が喰ってたからそれまで残ってた分も合わせてとんでもない事になってたらしい。予想だけど肯定されたし?
「さて、それじゃあ未練も無いわけじゃないけど、済ませては来たし転生しようか、じいさん?」
「他に聞くことはないか?分かること、答えられることなら答えるが…。」
「…………いや、特にないな。」
「分かった。ならばまずお主の力を変換しなければならん。お主の世界の権能は持って行ってはならんのでな。」
「了解。何に変換すればいいんだ?物か、能力か?」
「能力じゃな。物でも良いがそうするとないとは思うが、お主があちらで死んだ後それを使う者がいては困る。」
「おっけい。能力の種類は何ならいいんだ?」
「なんでも良い。ただお主の適正でいえば《食》に関する力がいいじゃろうな。」
「……なるほどな。うん、決まった。」
「ならば良い。では自分の力を決めた力にぶち込んでぐちゃぐちゃに混ぜれば良い。それでできるバズじゃ。出来たなら直感的にわかるじゃろう。他にも転生先の姿も考えておきなさい。」
言われた通りにやって見ると確かに分かるな。これがニュータイプか!(違う)
「じいさん、多分できたよ。」
「……うむ。きちんと変換もされておるし大丈夫じゃな。では準備はいいな?」
「大丈夫だ、問題ない。」
「では送るぞ!」
そう言うとおじいちゃんの体が光りだし、徐々にその光が強くなっていく。そこで聞いていなかった事を思い出した。
「そういやじいさん、俺が行く世界はなんの世界なんだ?」
「…そういえば言っておらんかったな。お主の行く世界はお主のいた世界で……」
もうほとんどおじいちゃんの姿は見えなくなっている。ここで焦らすなんて策士だな、おじいちゃん!
「……ハイスクールDxDと呼ばれているそうじゃ。」
そして俺は転生した。
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4話 三神の能力(ステータス)
リムル・テンペストの能力(能力保存内のスキルは下記のURLを参照)
種族:
庇護:大魔王の庇護
称号:"大魔王"
魔法:〈竜種魔法〉〈上位精霊召喚〉〈上位悪魔召喚〉〈
能力:神智核:シエル
…思考加速・解析鑑定・並列演算・融合・分離・詠唱破棄・森羅万象・食物連鎖・etc
『
…魂暴喰・虚無崩壊・虚数空間・時空間支配・多次元結界・竜種解放・竜種核化
『
…能力創造・能力複製・能力贈与・能力保存
常用スキル…『万能感知』『大魔王覇気』『万能変身』
戦闘スキル…『法則支配』『属性変換』『思念支配』『未来予測』
耐性:物理攻撃無効,自然影響無効,状態異常無効
精神攻撃無効,聖魔攻撃耐性
(+ http://mypage.syosetu.com/mypageblog/view/userid/311735/blogkey/846718/ ←一部無効)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
オバ郎の能力(アビリティは下記のURLを参照)
《種族》
種族保有能力(原種の分も記載する為上位互換有り)
【暗視】【早熟】【強姦】【悪知恵】【鬼族の因子】
【統率・鬼(弱)】【知性・小(弱)】【進化の種】
【怪力】【強靭な肉体】【大鬼咆哮】【統率・鬼(中)】【耐性獲得】【剛力】【斬撃耐性】【物理攻撃耐性】【希種の種】【希種の血統】【選定の刻印】
【真名授与】【布教】【統率・鬼】【鬼目】【
【鬼種の神血】【鬼雷風神】【神滅の槍】【信仰変換】
真名【夜天童子】
【百鬼夜行の頭領】【逢魔時の鬼喰らい】
【
【撃滅の三歩】【生者を喰らう者】【捕らえ喰らう者】【水妖殺士】【水妖滅殺士】【狂乱の呼び水】【水手戦乱】【
【終焉】系統魔術を扱う。 (根源属性を持つためほぼ全ての魔術を使用可能(知識必須))
+ http://ncode.syosetu.com/n5909v/1/
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ムーの能力(《能力》は一部を除き消失したのですがそれも有りにしています。なので効果の重複した上位互換能力があります。)
《種族》
《能力》 【絶対捕食】【同属吸収】【麻痺耐性】【粘糸生成】【鋼糸生成】【猛毒耐性】【鋼装強化】【超突猛進】【
《
固有能力 【
《権能》 【
世界能力
【創盤《漆黒恒世創造図》】 【
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
オリジナルスキル(転スラ)
『
…無限魔力・無限体力・無限再生・無限龍召喚・無限龍解放・龍種核化
オリジナルアビリティ(リモン)
【倍加】【譲渡】【透過】【
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
以上をまとめて作中では【
(リムル→モード︰星神)(アポ郎→モード︰鬼神)(ムー→モード︰破壊神)
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5話 転生後
…………。
どうやら無事に転生したようだ。周りは岩と木しかないが大丈夫だろ。空も青いし?
じゃあ俺の変換した能力を発表します!
…誰に言ってんだろ俺。なんか虚しくなってきた……。まあいいや。どっちにしろ確認はしないといけないしな!
俺が決めたのは、
『転生したらスライムだった件』のリムル・テンペスト。
『Re:Monster――怪物転生鬼――』のオバ郎。
『バグズ・ノート』のムー。
この3柱の力だ。(能力は4話を参照)
基本はリムル・テンペストを主体とするようにしておいた。(変身できるから)
理由は好きだから!あと便利で強い。マジで強い。
さて、…どうしようかな?することないしちょっと歩いて寝るかな?
ーーーーーーーー10年後(感覚的)ーーーーーーー
……感覚的にわかってたけど人いねぇわ。動物っぽいのはいるけど俺の知ってるやつじゃないし。名前知らんけど。
一応今いるここが現世で幽世はまだ発生してないってことはわかった。分かったってどうにもならんがな!
もういいや、結界張って寝よう。いやちょっと歩いたら寝ようかなって思ってたんだけどね?幽霊って寝ないのよ。その幽霊に10年もなってたら、感性変わったし、寝るってどんな感じだったかな?ってなって、思い出すまで検証とかしてようかな?ってなったのよ。
もう分かるな?
そうだよ思い出すまで10年年かかったんだよ!思い出すのめっちゃ大変だったよ!ブランク長すぎだろ!
……まあそれは置いておこう。話をしない期間が長すぎて、独り言が(元から多かったが)多くなってしまった。考えもそれていくし、ナントカシナイト。
また話がそれた。まあ寝る、うん。『豊穣之王』の能力保存から『怠惰之王』をを取り出して準備はOK!
……おやすみ〜〜……
ーーーーーーーすごい時間経ったーーーーーーー
何かを感じて起きてみた。
……感じ的には幽世のどれかで戦闘してんのかな?まあこっち(現世)に迷惑かけないなら、どれだけどんパチしててもいいのか?うん、いいや。二度寝しよっと。
…………………………ブチッ。
ヤローこの野郎!こっち(現世)にもなんかきてるじゃねぇか!カチコミ掛けてやる!
とりあえず探知の為にここ(現世)から出る。なんかよくわからんところ(次元の狭間と呼称)に出るから、そこで探知開始。速攻で捕捉して世界の壁に『虚空之王』の虚無崩壊のエネルギーをブッパ。これでおk。
オラァ、カチコミじゃぁ!ちょっとは周りの迷惑考えろ!このアホどもがァァァァアァァァァアアアァ!?
……壁を越えた先では、3つの種族で戦闘ではなく戦争をしていました、まる。
Eeeeeee?!?戦争?ナンデ戦争?!
……バレてないっぽいので、あっち(現世)に影響ないよう結界はって、観戦しときましょ!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
……結構長いこと、それこそ100年ぐらい戦争してるのに終わらない件。このままだと3種族全滅するんじゃないか?ってぐらい減ってるのに辞めない。もうそろそろ飽きたしどっか行こうかな?
それがフラグになったのか知らないが、なんか俺が張ってた(弱い)結界をぶち破って、赤と白の竜が喧嘩しながら突っ込んできた!…破られた方向的に現世から来たんじゃなさそうだな?
それじゃあ観戦再開だな、うん。
……アイツら(竜)スゲーこと言ってるな。なーにが、
「「神如きが、魔王如きが、俺たちの楽しみの邪魔をしてくれるなよ!」」
だよ。
……カッコイイじゃん!迷惑だけどさ、自己中だけどかっこいいいよお前ら!
これは混ざりに行くしかないだろう!
「俺も混ぜろやァァアァァアアァァア!」
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6話 戦争乱入
〜〜〜三人称side〜〜〜
天使、堕天使、悪魔は、三つ巴の戦争中に乱入してきた二天龍に対処するために、一時休戦し攻撃を加えていた。勿論、喧嘩の邪魔をしてきた三勢力に対して二天龍はブチ切れた。
「「神如きが、魔王如きが、俺たちの楽しみの邪魔をしてくれるなよ!」」
そして、二天龍は喧嘩を一旦辞め、邪魔者を排除しようと動き出した。
赤い竜と称されたドライグは、能力である『倍加』『譲渡』『透過』、そして全てを焼き尽くす炎を用いて暴れ。
白い竜と称されたアルビオンも、能力の『半減』『吸収』『反射』『減少』、そして神すら恐れる毒を扱い暴れ回った。
そんな二天龍によって、戦争で消耗していた三勢力は更にダメージを受けてしまった。最早打つ手なしと諦めかけていた時、その声が聞こえた。
「俺も混ぜろやァァアァァアアァァア!」
それは小さな流星のごとく、二天龍の前に落ちてきた。ソレが落ちた所には大きなクレーターができ、その衝撃と想定外の出来事に、二天龍と三勢力は静止画のように止まってしまった。
そして、
「……よし、登場シーンはバッチリだな!」
そんな、空気を読まないようなセリフを発したそれは、人型の生物らしかった。
その声がきっかけとなり、二天龍が真っ先に再起動した。
「貴様ッ、何者だ!」
二天龍のうち、ドライグが怒りを込めてそう言い放った。そして、降ってきたそれは、
「フッフッフ、よく聞いてくれた!俺の名はミカミ!お前ら竜の戦いを見て、我慢できなくなって降りてきた!だから俺も混ぜてくれ!」
そう、ミカミは言った。
その時になって初めて見えたミカミの顔は、それこそ女神のような美しさであった。その場にいた聖書の神すら、そう思った。
その美しさと登場の衝撃で三勢力が呆然としている間も、ミカミは話を続けていた。
「さっき言ってた言葉めっちゃカッコよかったから余計に混ざりたくまったんだよね!喧嘩の邪魔をした奴らの排除の邪魔をしたのは悪いと思ってるけど、我慢できなかったんだよ!」
その言葉を聞いていたドライグとアルビオンは、
「なるほどな。俺達の戦いで熱くなったという事か。」
「そのようだな、ドライグ。古来より我ら竜は誇り高き種族だ。こ奴のように我らと戦いたいというものを、邪険にするものでは無いだろう。」
その会話を聞いてミカミは、
「マジで!?やったぁ!」
と、とても喜んでいた。
その時になってやっと再起動してきた三勢力は、ミカミがどんな目的であれ、動きが止まっている二天龍に対して、攻撃をする方針に決まっていた。今までの攻撃では、かすり傷程度にしかなっていなかったため、悟られないように準備をしながら二天龍とミカミの話を聞いていた。
そんな中、ドライグとアルビオンは、
「しかし、それは力があればの話だ。力無き者はあらゆる権利を持たない。そうだな、ドライグ?」
「アルビオンの言う通りだ。故に、我らと戦いたければお前の力を証明しろ。」
それに対してミカミは、
「じゃあ後ろの奴ら倒したら証明になるかな?アイツらそんな強くないと思うけど……」
その言葉にアルビオンは疑問に思った。
「ミカミよ。何故奴らが強くないと思ったのだ?確かにヤツらは我らに及ばぬ弱者だが、群れば厄介だぞ?」
「だってアイツら戦争し続けて滅びそうだし?何年戦争続けてんだよって感じだったよ。」
そこまで聞いて、三勢力は驚愕した。見られていたことに気付かなかったのだ。それも何年も前から。
「き、君はいつから我々の戦争を見ていたんだ?」
思わず聞いてしまった赤髪の悪魔に対して、ミカミは呆れたように振り返って、
「殆ど最初からだよ、間抜け?」
と嘲笑った。
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7話 乱入後
最後の方は主人公視点に戻ります。
〜〜〜三人称side〜〜〜
「さ、最初から……だって……?」
「そう。殆ど最初からね。」
それを聞いても尚、信じられない様子の悪魔に対して、
「まったく、現世への影響を考えて戦争をして欲しいもんだよ。気持ちよく寝てたってのに……、うん?」
そう言ったミカミは、何かを思い出したような顔をして、
「そうだった。カチコミ掛けようとして、戦争してたから観戦してたんだった。」
まあいっか!忘れよ。と、そのことを忘れることにしたらしいミカミに、静観していた二天龍は、
「それでどうするのだ?ミカミよ。今我らは機嫌がいい故、後で戦ってやっても良いぞ?なあ、ドライグ?」
「ああ。1人で我らと戦おうとする者はほとんど居なかったからな。つい出てきてしまったようだし、準備をする時間もいるだろう。」
それに対して、
「う〜ん。お言葉に甘えさせてもらおうかな?戦ったら死ぬかもしれないし、未練は残したくないもんな!」
そう言ったミカミはおもむろに、
「それじゃあコレっ!俺が作った〈名鉄〉って道具で、魔力流して相手を思い浮かべながら喋れば連絡が取れるから!一応世界を超えて喋れるはずだ!都合が良くなったら連絡するから、気長に待ってて。長くても数年で連絡できると思うから!」
「うむ、達者でな。」
「ついでだけどちょっと後ろのヤツら攻撃してから帰るよ。」
それを準備を完了し、隙を伺って聞いていた三勢力は、緊張感を一気に高めて、
「攻撃開始!」
そして降り注ぐ光の槍、魔力弾、滅びの魔弾etcなどに対してミカミは笑顔を浮かべると、
「【
その宣言によって一瞬でミカミの変わった姿が全長3メートルほどの光を呑み込む漆黒の蟲に変わった。
そして、
『 【終焉の黒太陽】!みんな残らず燃え尽きなァ!』
ソレは全てを焼く黒き太陽であった。それが象徴するのは、破滅である。
そんな黒太陽は全ての攻撃を飲み込みながら、三勢力へと進んでいく。
「か、回避っ!回避!!皆逃げろォォォ!」
そして、ソレは三勢力に大きな被害を出して、消えていった。
それを見て、元の姿に戻ったミカミは、
「うん、満足。じゃあ今度こそ帰るね?」
「ああ。さらばだ。」
ちゃんと連絡するからね〜、と言い残して転移で帰っていった。
その後、先程の攻撃で大きな傷を負った聖書の神と四大魔王は、致命傷を負いながらも二天龍を倒しきり、聖書の神の作っていた
〜〜〜ミカミside〜〜〜
別れ際にハッチャけてから数年、大体したいことが終わったので、約束通り連絡しようと思う!
「…あり?繋がらないな。壊したのか、それともあの戦争で倒されちゃったのか……。」
どうしようかな?約束は守る主義なんだけど相手がいなくなってちゃ守れないし……。
「まあいっか!アイツらじゃ魂を消滅させれないだろうし、できて肉体の破壊と魂の封印だろうから、出会ったら封印の解除と肉体の再構成を手伝って、それから約束通り戦えばいいか。」
とりあえず、することもないし。
「また結界張って寝るとしましょうかね。」
う〜ん。…何処かで寝てたら、転スラのヴェルドラみたいに、魔力から俺の系譜の奴が生まれるかもしれないし。寝る前に
「よし、そうと決まれば早速行きましょうかねぇ?」
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8話 原作までの物語 1
これから数話原作までの間に挟みます。
ふと彼らの気配を感じたので起きてみることにした。感じ間違えではなく、やはり彼らの気配を感じる。それも戦闘中らしい。しかし、前に感じていた気配よりも随分と弱い気がする。
「まあいっか。約束果たせそうだし行ってみましょうかね!」
転移した先では、赤と白の鎧を纏った二人が戦っていた。
「アレ?ドライグとアルビオンが鎧になってるくね?ドユコトー!?」
まあネタに走ったが前に考えてた通り封印されてるんだろうな。う〜ん。ドライグの方は篭手で、アルビオンの方は翼かな?核になってるっぽい感じがするし、多分あってるよな?うん。
そういやこれってなんで戦ってるんだろ?前の戦争の時みたいに喧嘩かな?あの状態で意識ってあるんだろうか…。
……よし。
「お〜い、ドライグにアルビオン!久しぶりに会ったけどなんで戦ってるんだー?」
その声を聞いた鎧の二人は、
「「誰だ!」」
と、声を揃えて警戒心をあらわにし、お互い飛び退きながらこちらを見た。と思ったら二人とも黙って頷いたり首をかしげたりしていた。
少しの間観察していたら、
『久しぶりだな、ミカミよ。』
「おっ、その声はドライグだよな?久しぶり!にしても封印されてても喋れるんだな?」
『うむ。それにしても、お前には悪いことをしたと思っている。約束を守れず、封印されてしまった。済まないな。』
「アルビオンも喋れるのか。いいってことよ!倒されたか封印されたって
それを聞いたドライグとアルビオンは、
『あー、済まないがその約束は待ってくれ。』
「ん?なんでなんだ?」
『それはだな、この封印された状態で俺達は戦う事に意味を見い出して、決着をつける事に決めたんだよ。だからすまないとは思うが、それまで待ってくれ。』
「……うん。良いぞ!俺も戦うの待ってもらったしお相子だからな。ただ…」
『ただ?』
「その決闘を観戦したり、死んじゃった奴の後処理したりしてもいいか?その方がわかりやすいし。」
『……そうだな、良いぞ。なあアルビオン。』
『ああ。それならば戦いの邪魔にもならないだろうからな。』
「ありがと!」
よしよし、これで対策もできるし、能力獲得の機会が増えたぜ。卑怯と思うなら思えばいい!勝率は高くしてなんぼだろ!?
まあ?さっき言った理由も本当だよ?自分達が納得するまで戦うって言うなら納得した時にいた方が早く戦えるしな。
「じゃあもう今回は帰るよ。宿主達も気がそがれているようだしね?」
そこでやっと話を振られた宿主二人は、
「そうだな。ここで決着をつけようと思っていたが、この雰囲気ではな。」
「俺ももう戦う気分じゃないな。また次に会った時に決着をつけるとしよう。」
「ああ。お互いそれまでに死ぬことが無いよう気をつけるとしよう。」
『それではな、ミカミ。時間がかかると思うが約束は果たそう。』
「おう。まあアレだよ?いつか気分が変わって戦わないでおこうとかなったら言ってくれよ?俺は別にいいからさ?もちろんバカにしてるわけじゃないぞ?」
『分かっているとも。……また会おう。』
それじゃ帰りますかね?
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9話 原作までの物語 2
アレから何人もの宿主たちを見てきた。
決闘で負けて死ぬ者だったり、相打ちであったり、幻想種に返り討ちにされたり、それこそ神器に覚醒することも無く死んだり殺されたり。
そのおかげと言っていいのかわからんが、基本的な能力は再確認出来たし、死体を喰って【吸喰能力】の力で、赤龍帝からは【倍加】【譲渡】、あと使ってなかったのに【透過】と【
同じように白龍皇からは【半減】【吸収】、そしてこっちも使ってなかった【反射】と【減少】、そして【毒龍皇】を獲得した。コレで獲得できるアビリティは宿主が進化しないと増えないと思う。
……どうしようかな。目的の対策立てはほぼ出来たも同然。今したいと思うことも無い。新しく獲得した能力の検証も済んでるからしないといけないことも無い。マジですることないなぁ。
また寝ようかな?って考えてたら、デカい気配がこっちに向かってきてるのを感知した。今いる現世じゃなくて前に行った次元の狭間から向かってきるっぽい。
さて、どんな奴がこっちに来てるのかな?
果たして、空間を割ってく出てきたのは結構ダンディな爺さんだった。イメージとしてはリゼロのヴィルヘルムを細くした感じ?分かるか分からんけどそんな感じだと思ってくれればいい。
こいつが何をしに来たかで対応が変わるんだが、どんな目的なんだ?
「……お前、何?」
「え!?それ初対面で聞くか?普通。」
「……?普通って何?」
「えぇ、説明めんどい。てかお前こそ誰だよ。」
「……我、オーフィス。『
「え、イメージとちがう。」
情報収集してオーフィスのことは知ってたけど、こんなイケ爺だと思ってなかった。喋り方は情報通りだけど。
そういえば言ってなかった情報収集の方法はアビリティの中の一つに【自己分体生成】ってアビリティで分体作りまくってランダムで転移させたんだよね。で、分体とは繋がりがあるから情報は何時でも入ってくるようになってるんだよね。かしこくね?
話(思考)がそれた。そうそう自己紹介だな。
「俺はミカミ。異名は〜、そうだな『
「……そう、じゃあミカミ。」
「なんだ?そういやお前何の目的で俺に会いに来たんだよ。」
「グレートレッドを倒す事に協力して欲しい。」
「やだ。」
そんな事する訳ないだろ。なんで面倒なことを自分からしなきゃいけないんだ。
「アレを倒してら世界が滅びるから嫌だ。」
正確には、現世と幽世が完全に混ざって、更には近い異世界も混ざって"今の"世界が滅びるから嫌だ。
まあ俺なら?グレートレッドの代わりに世界間の維持も出来ますけど?……動けねぇんだよそうなると。
「だからやだ。」
「そんなの知らない。我は我の静寂の為にグレートレッド倒したい。」
「……とりあえず、今は協力しない。本当に、本当ぉに手段が無くなかったら協力はする。」
「……それでいい。目的は達成した。帰る。」
「なあオーフィス。」
「……何。」
「友達になろうぜ?」
「……友達って何?」
「……あ〜、なんてゆうか、一緒に遊んだり馬鹿やったり喧嘩したりする関係?かな?」
「……なんで我と友達になる?」
「いやぁ、俺って殆ど人と会わないから友達になれそうなのお前が初めてなんだよ。だからさ。」
超恥ずいなこれ。アレだな、自分がぼっちなんで友達になってくださいって頼んでるんだねわかる。……はっずいわぁぁぁあぁああ!!めっちゃ地面に転がってバシバシしたい。
……これ断られたら精神的に死にそう。
「………………」
……沈黙ナガスギィ。耐えろ、耐えろ俺。あれ俺ってなに考えてたんだっけオモイダセナイ。
「……いい。」
「え?」
「友達、なってもいい。」
「…………ヤッフーイ!!!初めての友達ゲットだぜ!」
「……じゃあ帰る。」
「おうよ!いつでも遊びに来いよ!」
いやー、今日はいい日だ。友達できたしもうコレは幸せの気分に1週間は浸っていよう。
この時、明日またオーフィスが来るとは考えてもいなかった俺氏であった。
いつからオーフィスがロリだと錯覚していた?
六巻でアザゼルが老人の姿だと言及していたのでイケ爺にしておきました。
あと、やっぱり減少入れておきます。
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10話 原作までの物語 3
オーフィスと友達になって早百年。幻想種に俺の事が広がり始めたみたいだ。
まあ?二天龍の宿主の戦いを何百年も観戦して、後始末とかもしていれば普通に知られるよな。……知られるよな?自意識過剰じゃないよな?
……まあいい。話を戻すと、オーフィスは世界二位の力を持ってるわけで、そんなやつと仲良くしてる奴で、神滅具同士の戦いの近くにいつもいる。それが俺なわけで、なんか幻想種からの干渉が多くなってきたんだよね。
ちょっと話し逸れるけど幻想種って基本的に傲慢なやつが多いのよ。神はほとんど他種族を見下すし(神話による)。悪魔も俺が元いた世界の奴らは契約を絶対視してて、ちゃんと契約さえすればいい奴らなんだけど、こっちの世界の悪魔は普通に契約破るし。天使も信仰と神が絶対、って感じだから他宗教ならどんな奴でも不利益なら普通に殺すし(同じ宗教でも殺す)。
で、干渉って言うのが「貴様は奴(オーフィス)と仲がいいようだから我の陣営に入れてやろう!」みたいな感じで、めっちゃ見下してるわけ。
もちろんそんな奴相手にしないよな。で、相手は激昂して攻撃してくるだろ?じゃあ反撃するよな。そしたら相手が弱くて死ぬことが多いんだよね。まあ見下してる相手に対して上位陣は送ってこないから、来るのは下っ端だから仕方ないネ。
そしたら知らないうちに『どの陣営にも入らない危険な奴』って認識が殆どの勢力に広まったんだよね。
……(´Д`)ハァ…
心の中で絵文字使うくらいに面倒臭い。何奴も此奴も下に見てくるから話をしないのであって、普通のやつ寄こしてきたら話ぐらいはするっての……。
うーん。これからどうしようかな?【直感】(アビリティ)ではあと1000年ぐらい原作まで時間がありそうなんだよね。原作ほとんど知らんけど。
思いつく限り、寝る、修行する、観光する、喧嘩売りに行くって所かな。
……寝るか。前寝てた時みたいに魔力垂れ流してたら俺の系譜のやつが勝手に生まれるだろ。(前の時も生まれてた)
じゃあどこで寝るかを決めないとな?……そうだ!決まるまで観光しよう。寝るところも見つけれるし、暇な時間も潰せる。更には移動時間中に修行もできる。いい事づくめじゃないか!
早速動き始めようかな。とりあえず北欧にでも行ってみるか!
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
あれから色々回ったけど寝るのはやっぱり日本がいいな。俺が元の世界で日本に住んでたからかもしれん。
寝るんだったらドライグ達に言わないといけないから、宿主探して、オーフィスにも言って、あとはなんもないか?……ないだろうな。
よし、じゃあ赤龍帝と白龍皇を探しに行きましょ
今代の二天龍はもう神器に覚醒してるんだろうか?してないならしてないでもいいけどバレないように話すのめんどいからなぁ。
まあ俺にかかれば探知で一髪ですわ。どうやら今代はどっちも覚醒してるっぽいな。あと戦ってる。
……戦ってんのかぁ。前みたいに雰囲気壊すのもあれだし終わってから出るか。死んでもちょっとの間は神器残るし。
うーん、今回は相打ちで終わりそうな感じだな。宿主の意識が消えたら行こう。
……消えたっぽいので転移しましょ。
「やあ、ドライグにアルビオン。」
『ああ、やはり居たのかミカミよ。』
『うむ、いるとは思っていたが、何故今回は宿主の意識が消えるまで出てこなかった?』
「いやぁ俺も学習したってことだよ。雰囲気は壊さないようにしていたのと、今回はちょっと言いたいことがあってんだよね。」
『言いたいこととは?』
「これから長いこと寝ようと思ってね。一応分体がいつも通り後始末をしに来ると思うけど、そいつにはちょっとしか判断能力がないから、話しかけても返事とかないからね!」
『分かった。いつも通り後始末を空いてくれるろ言うのなら約束にも反故しないからいいだろう。』
『私も同意見だ。また会う時を待っているぞ?』
「おうよ。それじゃ、また会おう!」
その後、オーフィスにも寝る事を告げて俺は魔力を垂れ流しながら眠った。
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11話 原作までの物語 4
あとオーフィスの不死身性をあげます。
……なんだよ。揺らすな揺らすなあと3時間寝させてくれ。
……っくぅぅぅあぁ。うんスッキリ!
ほんとに3時間待ってくれると思わなかったな。ちなみに起こそうとしてたのはオーフィスだったよ。あと何でか知らんけど幼女になってた。
まあこいつが姿を帰られるのは知っていたし、性別も会ってないようなもんだってのも知ってるし、そこまでの驚きはない(驚いたことは驚いた)。
「おいオーフィス。なんで幼女の姿になったんだ?」
「……。特に意味はなかった?」
「なんで俺に聞くんだよ。そうだ。オーフィス、何か俺を起こすようなことあったのか?」
「ううん。することが無くて寂しくなったから起こしてみた。」
「あー、なるほどな。まあいい感じの時期でもあったみたいだし起きておこうかな。」
「?」
いやー、オーフィスに起こされた時期が【直感】で原作だろう時期から大体10年前ぐらいらしい。原作知らないからなんも出来ないけど何が起こってもいいように起きておこうと思ったのだよ!
「そうだ!寝てる間に思い付いたんだが、オーフィス。お前俺に魂預けてみないか?」
「……?どういうこと?」
「俺の能力で魂ごと喰う奴があるんだよ(あるというよりほとんど喰う事が能力の基礎だけど)。それってやり方さえちゃんとすれば『魂の回廊』ってやつを作れるようになるんだがな?」
「うん。」
「それをすると喰った奴の魂は俺の中に格納されて、念話、召喚、蘇生、エネルギーの相互供給と言ったことが出来るようになるんだよ!」
「うん。」
「でだ。世界最強格だとしてもお前は龍だろ?竜殺しとか持ってこられまくったら死ぬかもしれん。」
「……うん。」
「俺はお前に死んで欲しくないからな。もし、もしだ。お前が死んだとしても俺の中にお前の魂があれば直ぐに復活させてやれる。だから一回俺を信じて食われてくれないか?」
「……いい。我とミカミは友達。信じる。」
「くぅうっ、ありがと!じゃあやるぞ!」
そして俺はオーフィスを『
《個体名:オーフィスとの魂の回廊が確立されました。
個体名:オーフィスの能力を解析が完了し、
どうやら無事に成功したようだ。これで色々安心できるってもんさな。一回思いつくと悪い事はずっと頭に残ってしまうからな。オーフィス了承してくれてよかった。
『オーフィス聞こえるか?』
『……うん。問題ない。』
『じゃあ予定通り解放するからな?』
『……分かった。』
んじゃ、『無限龍解放』を発動してっと。
……うん。無事に解放もできたし、完全に憂いも無くなったな!
「よしよし、これでオーフィスが死んでも封印されても大丈夫だぞ!俺はお前以上に死なないし。もし死んでもアホみたいに居る分体から復活できるしな!」
「ん、安心?」
「おう。それに説明したけど念話もできるから、お互いが喋れる、というか考えれる時なら会話できるから寂しくないだろ?」
「……うん。でも会えないと寂しい。」
「そん時は『無限龍召喚』で俺が呼ぶか、オーフィスが俺のところに転移してこればいいじゃないか。」
「……じゃあ大丈夫。」
「よし、じゃあこれから不安もなくなったしぶらぶらするぞー!」
「おー?」
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12話 原作までの物語 終
……多分行けるはず。変なこと思いつかなければですけど。
ふらふらし始めて少し経ったけど、その少しでいろんなことがあった。
例えば、思い付きで雪山に行こうと思って、ランダムで転移したら教会?に出て、その教会内が阿鼻叫喚だったからどうしようかなー、って考えてたら子供が走ってきて「助けて!」って言ってきたからとりあえずその子供逃がした後鎮圧したり。
例えば、神社に行こう!と思って、その時居たところから一番近いところの神社に行ったら、なんか襲われてたから助けたり。
例えば、なんかすごくダサい格好した少年が何を考えてか、「俺は英雄になりたいんだ!」とか真剣に言ってたから「とりあえず強いやつ倒したせるようになったららいいんじゃないか?俺結構強いから、俺より強くなったら
他にも色々あったけど言ってたらキリがないぐらい、本当に色々あった。俺って主人公だっけ?って思ったりもしたぐらい多かった。
まあ正直どうでもいいんだけどな。だって会わないと思うし。
そうそう、話変わるんだけどね。俺ってばサマエルも喰ったんだよね。
過程でいえば、オーフィスに竜殺しで1番強いのってなんなんだ?って聞いたらサマエルって言われたから、場所聞いて、封じられてたから【透過】ですり抜けて、喰って魂の回廊作って、元に戻す。ってことをしたわけよ。
やった理由?オーフィスが心配だからだよ。
だったアイツ純粋だから騙されやすいし、強いから警戒心も薄い。だったら友達の、友達の!俺が対策をしてやればいいってわけよ!
まあ?その過程として『
まあそれは置いといて。唐突であれなんだけど、今日本の京都にいるんだよね。
でだ。なんか妖怪の対象に会って欲しいらしいんだが、何でなんだろうか?俺今は鬼神じゃないしな〜。
まあ会うんですけどね!だって大将だよ大将!カッコイイじゃん?
そんな訳で対応もきちんとしてたのでほいほいついて行ってます。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
大将と会ってからしばらく経ちますた。大将九尾だった!
結果だけ言えば今は妖怪勢力と日本神話に客として滞在っていえばいいのかな?してます。
大将と会って話したことは、妖怪勢力と敵対しないで欲しいって事と、どこにも所属しないのであればうちに客としていて欲しい。又、報酬は払うので何かあれば協力して欲しいなど、結構普通の事だったので了承して、ついでに妖怪勢力は日本神話と深い繋がりがあるから、それも関係してどちらもに客として滞在している。
ちなみに戦力が足りないそうなので、鬼神になって【上位鬼種生成】で鬼種を増やしておいた。鬼神になった時元いた鬼が平伏してたけどそれは蛇足で。
京都にいてしばらく経った時に大将から依頼があると呼び出しがあった。
ほいほい会いに行ってみると、なんか駒王ってとこに行って三大勢力を監視して欲しいらしい。何か起これば自分の判断で動いていいらしい。ちなみに三大勢力は転生して直ぐに戦争してたヤツらの事っぽい。
別に不都合もないし軽く了承して、何時から行けばいいか聞けば準備ができたら出来るだけ早く言って欲しいと言われた。
……ふ、ふふふ、ふはははははッ!
俺に準備などという時間は(ほとんど)要らないのだよ!何故なら自分の持ち物は全て持ち歩いているからだ!
じゃあ早速行ってきマース。
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13話 原作突入
この作品は基本的に三大勢力アンチです。
ほとんど進みません。
いぇーいミカミさんだよ☆
……ふふふ、ちょっとストレスでおかしくなってきた。
え?理由?悪魔だよ、悪魔。
此処に監視に来た時にいた悪魔は、真面目に領地(許可あり)を管理してたんだけど、なんか聖職者と悪魔に襲われて、恋人らしき神父と一緒に殺されちゃったんだよね。
うん?介入しなかったのかって?
しようと思ったんだけど、後の事考えると躊躇っちゃってね。悪魔からも狙われてたし助けたら今後に面倒も見ないといけないだろ?
まあその後死体とか回収して〈反魂の秘術〉と〈死者蘇生の法〉を使って生き返らせてあげたけどね!優しくね?
ちゃんと理由はあるんだよ?
さっき言ったみたいに、生きてたらずっと狙われ続けるだろうから一回死んだほうが、隠蔽が楽なんだよね。それに、魂に干渉した時にちょっとだけパスを繋げて『
まあほとんど会う気は無いし放置でいいよね?相手(クレーリアって名前らしい)にもそう説明して了承も取ってるし。
話を戻すと、今ここを任されているのはリアス・グレモリーってやるらしい。こいつはどうも日本神話に許可を取ってないらしいので、その時点で領主?と思うんだが、幽世の悪魔の領域でも侮られてるのか、はぐれ悪魔がバンバン入ってくる。
はぐれ悪魔っていうのは、悪魔の駒って道具で他種族(同族でも行けるらしい)を悪魔に転生させられた奴らが、力に溺れたり、主に逆らって指名手配として認定されたり、主の罪を着せられたりでなるものらしい。
まあ(こっちの)悪魔って基本傲慢だからよくあるよくある。特に貴族はほんと酷いよね。
おっとまた話がそれた。何話してたっけ?
……そうそう、リアス・グレモリーについてだったな。
どうもヤツは自分の実力を過信しまくってるらしい。
例えば自分の領地にはぐれ悪魔が来ても、それに気付くのは、悪魔の領域(面倒なので以降は他の奴らが言ってる冥界と言う)から連絡が来てから。連絡が来るまで対処しない気付かないという無能っぷり。
例えば俺が隠蔽もせず普通に能力を使っても気の所為で片付ける(分体で確認)。
例えば自分が"リアス"としてではなく"グレモリー"として見られていることに不満を持っている。
最後は自信に繋がるか自分でもちょっとわからんが、言いたいのは、リアス・グレモリーは傲慢でワガママな典型的なダメ貴族って事だな。
これでわかっただろ?ストレス溜まるんだよな……。
……これいつまで監視すればいいんだよ!クレーリアの時は、問題無いからあとちょっとで監視も終わって自由にしてもいいって連絡来てたのにィィィイィ!!コイツ問題多すぎんだろ!
しかもコイツの眷属に俺の顔見知りが結構いるんだが……。
あ、でももう1人の悪魔はまだマシな方みたい。ソーナ・シトリーって名前らしい。基本裏方でサポートをしてるみたいだな。
……ハァー。どないしよかな。この街って赤龍帝いるから何かし起きる気がするんだけどな。ほら、竜って色々引き寄せるって言うだろ?未覚醒のまま死んだ宿主達も色々と巻き込まれてたから間違いない。
……まあ頑張って監視続けますかねぇ。次なんか起こったら介入し始めよっと。
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14話 原作一巻
あと文もいつもより若干多いです。
あれ(愚痴)から数日。
赤龍帝が侵入していた堕天使にぶっ殺されて悪魔に転生しました。それもリアス・グレモリーの眷属として。
まあ可哀想だなぁ、リアス・グレモリーは無能だなぁ、ぐらいにしか感じないんですけどね?
それよりも予定通りに介入し始めようかなっと。
オーフィスは俺との約束通り、俺の協力なしでグレートレッド倒すために組織みたいなの作ってるしな。
……うーん。どう介入しようかな?
赤龍帝の篭手が今は完全には覚醒してないから
……でもなー、神器との相性は歴代最高だと思うんだよな。あれだけ性欲にまみれた性格なら神器の『宿主の思いによって進化(適応)する』って特性とバッチリ会いそうだからな。
……よし。とりあえず堕天使潰して、赤龍帝覚醒させて、我儘姫に今までの不満をぶつけて、今まで通りバレないよう監視に戻る。これで行こう。
じゃあ早速堕天使が拠点にしてる廃教会に行くとしますかね。
道中でドジなシスターを拾った件。
いや普通に歩いて向かってたんだよ?別に急いでないからさ。そんで、公園近くを通った時に目の前でコケたシスターがいた訳よ。そのコケ方がお前アニメかよ!って感じのパンツモロ見せなコケ方で、つい笑っちゃってなぁ。それが聞こえたのかそのシスター、顔真っ赤にしながら立ち上がったもんだからちょっと悪いと思って、なにかお詫びできることはないかと話(外国語だったけど問題無し)を聞いて教会に行きたいが迷っているそうなので、そこに案内することと、話している間にシスターの腹の虫が鳴いたので、道中のあるバーガーを奢ることになった。
にしてもこのシスター、世間知らずだな。公園で怪我した子供に神器で治療してたし、バーガーの食い方も知らなかったし、ケータイ持ってないし。
もっといえば、教会って俺が潰そうとしてる堕天使が拠点にしてる廃教会しかないけど、このシスター廃教会になってることも知らいないっぽいし。
なんか面倒な予感がするんだよなぁ。こう、無駄にすること増えそうな感じっていえばいいのかな?
ガチで面倒になったら記憶改竄しよう。
……!そうだよ。いいこと思いついた。赤龍帝に堕天使潰させればいいんだよな!今のままだと死にそうだからちょっとバフかけて凸らせれば、多分覚醒もしてくれる気がする。【直感】もそういってるから間違いない。
よしそうと決まれば赤龍帝を呼んで記憶をこのシスターと今日一緒にいたって風に改竄しよう。丁度よく近くを歩いていたようだし変な矛盾も起きないだろ。
……よしよし、成功だな!さすが俺。略してさすおれ。
まあ冗談は置いておいて、ちゃんと成功したな。赤龍帝もシスターも、今日は公園で会った時からずっと一緒にいた、って認識してるはずだ。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
あれから2日たった夜でござる。
昨日は赤龍帝がちょっと強めなエクソシストと戦ってたけど、特に問題はなかったので言うことなし。
今は廃教会で仲間と頑張って戦ってるな。エクソシストもっと真面目に戦えば強いのに油断しまくりすぎて負けてるし(笑)。一番笑ったのは、白髪のちっこいヤツに殴り飛ばされたところだなw。
おっと話がそれた。今はあのシスターが神器抜かれて死んじゃって、それに怒った赤龍帝が予想と【直感】通りに覚醒して最後の堕天使を殴り飛ばしたところだな。
……えぇぇ?お前マジか、えぇぇとしか言いようがないな。
アレだよ。堕天使が最後の足掻きで色々言ったけどそれになびかなかったは、まあいいんだよ。でもその後が、ね。
普通そこは自分でトドメを刺すところだろう。何我儘姫にトドメ刺さしてんだよ。しかも堕天使が死ぬところを背を向けてみようともしないとか、お前男か?ってなったわ。
ハァ。元々性格合わなそうだと思ってたけど、今回のことでもうダメだわ。絶対に合わんな。あんまり関わらないようにしよ…う……?
無理じゃん!俺こいつら監視してるんだからどっかで絶対接触するよ!
憂鬱だなぁ。我儘姫に文句言うのやめよ。もう寝る。
あ、シスターは悪魔に転生して生き返ってました(神器も持ってる)。
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15話 原作二巻 前
……いつになったら戦闘シーンが入るんだろうか?
途中で視点変更があります。
あとちょっと長めです。
今代の赤龍帝との相性が最悪だと認識してから少し経った。
あれから特に何事もなく毎日の監視生活を続けている。
どうも赤龍帝は周りに女がいるようになったからか、覗きや盗撮、学校内でのエロ本の交換や閲覧などはしなくなったみたいだ。
……あんまり考えないようにしようかな。我儘姫の事もあるし、ストレスで胃に穴が空きそうだ。……空いても直ぐに再生するんだけどさ。
気分転換に何かしようかな〜、って思ってたらもう夕方だった。……1人での考え事でここまで時間を忘れたことは、転生してから初めての体験だった。
素直にやばいかもしれない。ちょっと沸点も下がってきてるし、マジで気分転換をしないと危険が危ない。
でもなー。俺の趣味って色々あるけど一番って読書なんだよ。でだ。この世界って転生前の世界のパチモンみたいなのが結構あるんだよ。例えばドラグソボールって名前のドラゴン○ールのパチモンとか。
だから読む気失せるんだよなー。ファンタジー系を主に読んだたし余計にな?
うーん、暇だな。どうしよっかなぁ?ぁあぁあぁあ?
……考え事してたら夜になったし赤龍帝にでもちょっかいかけようかな?……いい案に思えてきた。ドライグにも挨拶できるし、ちょっと意味深な事言って困らせたらストレス解消出来そうだ。
よし。そうと決まればなにか使えるかもしれないと拾っておいたチラシを使って、赤龍帝を呼ぶとしよう!
〜〜〜一誠side〜〜〜
オッス!俺の名前は兵藤一誠!最近リアス・グレモリー様の眷属悪魔になった高校二年の男子だぜ!
今は眷属悪魔として契約を取るためのチラシ配りを終わり、呼び出しがあった時のために待機してるところだ。
……!早速呼び出しがあったみたいだ!普通はこのまま魔法陣で転移するんだけど、俺は魔力が足りなくて転移できないから、自転車をこいで行くしかない。トホホ。
そんな事はさておき、呼び出し主のところに到着した。結構豪華な一戸建てで少し驚いた。
インターホンを押して、
「すいませーん、呼び出しがあった悪魔なんですが?」
すると直ぐにドアが開いて、
「クハッ、クク。待ってたッ、待ってたよ?フフ、ほれ入りな。フフフッ。」
出てきた人は綺麗な水色の髪をした16歳ぐらいの
めっちゃ笑ってて言葉が途切れてたりしたけどちゃんと家に入れてくれた。
そのままお邪魔すると、なんというか普通にいい家って印象だった。豪華そうな外装に反してそんなふうに感じる内装だった。
リビングに案内されて、ソファーに向かい合わせに座ると、
「さて、今回呼び出した理由を話さないと行けないよな?」
「そうですね、お願いします。」
「それじゃぁ、まあ簡単に言えば……」
「簡単に言えば?」
「暇だったんだよ。」
「え?」
「だから暇だったんだって。」
何だかすごく見た目に合わないこと言ってらっしゃるなこの人。あと言葉遣いは男っぽい。
「じゃあ俺は何をしたら……?」
「大丈夫、暇つぶしはもう決まってるんだ。なあ、赤龍帝?」
「……!?」
そう言われて、俺は一瞬訳が分からなかったけど、思考が追いついて直ぐに立ち上がって警戒態勢に入った。
「おいおいそう警戒すんなよ。俺が話そうと思ってるのはドライグの方だよ。」
「ドライグの?」
すると赤龍帝の篭手が現れて、
『久しいな、ミカミ。』
「ああ、久しぶりだな。ドライグ。」
そうやって二人(?)で話し始めた。
『お前が接触してくるとは珍しいな?今まででも数回しかないというのに。』
「今回は早期発見と機会、あとは暇があったから会ってみただけだよ。にしても今回は不運だったね?ドライグ?」
『ああ、今代は歴代最弱の宿主だよ。それもぶっちぎりでな。』
「いや、そっちじゃなくてさ。そっちもあるけど性格の方だよ。性癖と言ってもいいかもね?」
『……そうだな。ここまで色欲にまみれた宿主は初めてだよ。』
そんな感じでちょっとの間話を聞いていて、二人(?)はどれくらいの付き合いがあるのか気になった。
「ちょっといいですか?」
「うん?なんだ?聞きたいことでもできたか?」
「はい。二人ってどれくらい前から知り合いなんですか?ミカミさん?はどう見ても16歳ぐらいにしか見えないんですけど…?」
「どれくらい前か、か。大体2000年ぐらいじゃないかなぁ?」
「に、2000!?」
「そんぐらいだよな?ドライグ。」
『ああ、大体それぐらいだな。』
衝撃を受けて固まってる間に話は終わったらしく、もう帰っていいと言われた。対価として普通に諭吉10枚もらってちょっと気まずくなりながら帰ろうとしていると背後から、
「ああ、そうだ。赤龍帝。俺は敵でもないし味方でもないということを覚えておけよ?」
その意味を聞こうと後ろを振り返ると、そこには今までいた家の場所に全然違う家がたっていた。
唖然としながらもとりあえず俺は帰路についた。
今回のことどうやって部長に報告しよう、と考えながら……。
〜〜〜ミカミside〜〜〜
ふう……。
スッキリしたぁぁぁぁぁ!!
趣味と利益を両立させたいい考えだったな!
超気分がいいからこのままぐっすり寝よっと。今ならいい夢が見れそうだ。
じゃあおやすみ〜。
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16話 原作二巻 中
ただいま夜でござる。
特に事件という訳でもないが、赤龍帝の家に結構強い気配が転移してきたのを感じた。
どうもそいつはグレイフィア・ルキフグスという名前の悪魔らしい。
転移してきた要件は、それより先に転移してきていた我儘姫を連れ戻すことだったらしい。
まあそれ(グレイフィア)はいいとして、我儘姫が転移してきた理由の方を聞いて欲しい。誰に言ってる訳でもないけどさ。
その理由が、政略結婚が嫌だから先に今気になっている男(赤龍帝)とヤっておこう、みたいな感じらしい。
これを分体経由で知った時マジで思ったね。
「こいつ貴族舐めてんのか?」
ってな。
まあ一般人なら許嫁との結婚が嫌だから好きな人とヤるっていうにはまあ理解できる。でも貴族でそれは通用しないだろ?だって貴族なんだったら関係の深い貴族や懇意にしてる商人もいるはずで。結婚が決まってるならそれ相応の準備がしてあるはずだ。……してるよな?
ゴホンッ、まあしてるとしてだ。それが嫌だって言うってことは、その貴族や商人からの信頼を裏切ることになる訳だ。もっといえば家の名前に泥を塗る行為だっていうのもある。更には領民に不安を感じさせることにもなるだろうな。
「自分達のいる所がこんなワガママな奴に治められたらどうなるんだ?」
って風にさ。
長々と言ったけど1番言いたいことは最初に言った通り、貴族舐めてんのか?って事だ。
そういうことが分かって言ってるなら、まだ、まだマシかもしれないけど、あの我儘姫がそんなこと考えてるようには俺は見えないね。教育は当然受けてきたんだろうけど、どうも甘やかされて育ってるっぽいからそういうことを知ろうともしてないかもしれないな。
……そういえばなんで俺はこんなこと考えてたんだっけ?正直どうでもいいんだがなぁ?
それこそどうでもいいか!暇だったからだろうしな。
とりあえずする事ないし今日はもう寝ることにするなり。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
なんか魔力を撒き散らしているのを感じて起きてみたら、もう放課後の時間だった。やっぱり時間感覚がおかしくなってるな、治さないと。
また話がそれてしまった。魔力を撒き散らしている奴のことだったな。
どうもそいつは我儘姫の婚約者らしい。ライザー・フェニックスって名前だそうだ。
なんとも傲慢そうな奴だが言ってることは貴族社会として正しいことを言ってるな。意外だ。もっと変な理屈を言ってくるって偏見持ってたわ。聞こえないけどすまんと言っとこう。
それに比べて我儘姫ったら、どうも結婚は大学を卒業するまで待つ約束だったらしいことを引き合いに出して拒絶しているが、お前この間堕天使に侵入されてたよな?そういうのがあったから早めてるって考えないのかな?考えないんだろうなぁ、我儘姫だし。
あと赤龍帝よ、お前黙ってればいいのに。なんで貴族に敬語も使わずに暴言を吐くかな?確かにちょっと前まで一般人だったとしても、そういうこと考えないといけない立場になっただろうに。
その後でフェニックスが眷属を呼び出してきた。全員女でした。どうも無理やり眷属にしたわけじゃなさそうだな。信頼してるっぽいのを感じる(見てるだけだけど)。
それに対してまた赤龍帝が突っかってノされたりしてたら、ルキフグスがゲームで決着をって提案してきた。多分決まらないのは予定通りだったんだろうな。
その提案にどちらも賛同して、10日後にすることになったようだ。
コレは見る価値もないな。グレモリーの負けが見えている。
それに10日で何をするつもりなんだろうな?できることなんて限られてるし、グレモリーではもっと少ないだろう。どうせ特訓すれば勝てるとか思ってるんだろうな。さすが我儘姫、考えが浅い。
コレは(分体での)監視も10日は適当で終わらすことにしようかな、意味なさそうだし。
じゃあまたちょっと寝るとしますかね。
おやすみ〜。
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17話 原作二巻 後
今回は自分でも無理矢理感があります。
何故かゲームのある日に起きてしまった。
アレだな。気になってなくても寝る前に思ってたことに反応してしまうヤツだな。
今思ってみれば、我儘姫なら負けたとしても、何かしらして婚約を解消しそうだ。
なんかそれを知ったらまたイライラしそうだから分体での感覚共有は切っておこう。あとで繋いで知識として記憶すればいいよな。
……今から何しようかな?もう一回寝るって気分じゃないしなぁ。赤龍帝は試合あるから呼べないし。最近街に入り込んできた堕天使総督のアザゼルは、あの戦争の時居たから会ったら面倒いことになりそうだし。一回大将のとこに帰るにしても最近ごちゃごちゃしてるっぽいし。
……すること無いなぁ。マジでどうしようかなぁ?
もうしょうがないから分体との共有切らずにゲーム観るか。イライラするかもしれないけど。
まあいいや。全体を見ればいいんだよ、全体を。
……そろそろ始まるな。フィールドは学校か。まあ妥当なハンデだと思うな。
よし始まったな。フェニックスの方は全員が迅速に配置についているな。やはり場慣れしているっていうのはでかいよな。
グレモリーの方は初めてにしてはまあまあの速度で移動しているな。戦力の振り分けも及第点。特に可もなく不可もなく、なんというか教科書通りって感じの采配だな。やっぱグレモリーは特性以外は凡才に近いと俺は思うな。
体育館で戦闘が始まったみたいだが、なんか見応えないな。赤龍帝は素人丸出しだし、白ロリは順当に追い詰めてる感じ。予想外もないし普通以外に感想がない。
と思ったら赤龍帝最低だな。なんだ
お、それはまあいい考えないいじゃないかな?
今起こったのは、ある程度追い詰めたあとに体育館を放棄、撤退して、その後敵が動揺してる隙にその場(体育館)ごと攻撃する、っていうのだな。
これのいい所は、仲間を気にせず威力の高い攻撃が出来るって事と、人数が少ないのに拠点を防衛しなくてもよくできるからな。
まあそれが成功した後に油断したのがダメだったな。
狩りで一番注意するべき時は仕留めたと思って気がいるんだ瞬間なんだって言うのを知らんのかねぇ?
赤龍帝をかばって白ロリがリタイアしたな。まあいい判断かもな。近接戦闘しか出来ない自分よりサポートが出来る赤龍帝を残した方がいい、って判断したんだったんだろうか?これでただ反射的に仲間をかばってしまったんだとしたら、場合にもよるが落第点だな。今回は一応命の保証がされてるゲームなんだから、状況的には及第点の方だな。
そんなこんなで赤龍帝は騎士と合流して、わちゃわちゃしながら敵と遭遇。名乗られたので名乗り返すというアホ行為をしながら、戦闘開始。あ、赤龍帝『譲渡』に目覚めてたんだな。それで騎士の"
いい感じだったけど、我儘姫がフェニックスと一騎打ちを了承して屋上に行ってることを知って、赤龍帝は屋上に向かっていく。
……結構根性見せたな赤龍帝。あそこまでボコボコにされても立とうとするとは、ちょっと見直したわ。
それに比べて我儘姫の酷さはやはり際立ってるな。そこまで眷属が頑張ってるの(ボロボロさ)を間近で見たのなら、赤龍帝にもういいわって言って戦うにを辞めさせたあと、「あんなに眷属達が頑張っていたのだから私も最後まで戦うわ!」ぐらいなると思ったのに、「もうあなた達が傷づくところは見たくないの」と速攻で
……やっぱイライラしたけど最初に思っていたよりは大丈夫だったな。赤龍帝が根性見せたからかな?その赤龍帝も酷かったけど。
よし、結構時間経ったしもう一回寝る事にしますかねぇ。
じゃあおやすみ〜。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
起きて分体との知識共有であの後を見たら、もう一回フェニックスと戦って(絡めて多い)勝ったみたいだ。その後戦う時につけた条件により婚約破棄されたらしい。
もはや言葉も出ないぐらい予想通りの最後だったので起きてそうそうイライラました、まる。二度寝することにします。
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18話 原作三巻 前(予定)
あとちと短めです。
我儘姫の婚約破棄騒動から数日が経過した。その間はとても平和だったんだ。そう、平和
なんでも聖剣が堕天使に奪われたらしい。
そこの君、今このことを聞いてこう思わなかったか?
「奪われて困るなら奪われそうなとこに置くなよ」
とな!
俺も勿論のことそう思ったさ。思ったんだけど俺が動いたら面倒い事になるし、ならないようにもできるけどそれもそれで面倒い。
なので放置してたら奪ったヤツらよりにもよってこの街に来たんだよ!
くっそう赤龍帝!何故そうまで面倒事を引き寄せてくるんだ!
まあ堕天使共がここに来た理由は結構簡単だ。
リーダー格の堕天使幹部は戦争再開のために魔王の身内を殺すために、元大司教の聖剣大好き錬金術師は
どれもこれも面倒なことこの上ない奴らばっかだな。とりあえずはいつも通り何もせず静観していようと思う。
と言っても堕天使共はまだ動くつもりは無いらしい。今教会勢力から聖剣使いが2人送られてきているらしいのでそれを待っているのかもしれないな。
そう思ってた時もありました。
どうもはぐれエクソシストがこの街の神父(エクソシストかも)を襲撃したっぽい。
一応死なないように魔法をかけておいたから重傷で済んでるけど、早く悪魔動いてくれないかな〜。もう面倒だけ手を出しちゃおうかなぁ?
まあでも明日には教会勢力の聖剣使いが来るはずなので、それでも動かなければ(動いても街に被害を出しそうなら)本格的に介入しよう。
どうせ悪魔と聖剣使いが合流するのは昼以降だろうから、明日一応許可はもらってるけど大将に介入するかもしれないことを報告しておこう。
ついでに介入するにしても、俺が介入したってばれないようにするために、変装(変身でもある)の準備(見た目)を考えておこう。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
どうも悪魔と聖剣使いは別行動をするらしい。
まあ当然といえば当然の結果だと思うな。普通に敵の敵は味方ってわかってる訳でもないし、むしろ敵になる可能性の方が(歴史と相性的に)高い。だったら互いに不干渉でいた方が気持ち楽だってことだろうな。
まあ相手を舐めてるからできることだよな。悪魔も聖剣使いも敵の堕天使が自分たちに倒せる、って自信があるから互いに不干渉なんて言ってられるんだ。なんで敵の名前も敵の組織での元の地位も分かってるのに、そうやって気楽に居れるんだろうな?まあどっちもが我儘と阿呆ってだけか。
それに悪魔の騎士くんは聖剣に恨みがあるからか別行動を始めたみたいだし、やっぱり
この様子じゃ介入するしかなさそうだな。変装(変身)するのもだるいし眷属か生成体を送り込んだ方がいいかも知れない。
……一回考えたらそれが一番良いように感じてしまう状態に嵌ってしまった。変装(変身)したあとの姿考えるの面倒いしもうそれでいいや。
その時の気分で送り込むやつ決めるとして、その事も大将に伝えないとな。
もう今日はやる事なくなったし寝るとしますかね。
おやすみ〜。
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19話 原作三巻 中
悪魔と聖剣使いが別行動をしていると言ったな。あれは嘘だ。
聖剣使い達の酷さを見たね。何を思っていればあの格好で物乞いができるんだろうね。それに加えて、金を使い切った理由が意味の分からない絵を買ったから、というね。マジで何考えてんだろ。
ていうかさ?青髪の外国人の方(ゼノヴィアというらしい)はまだ、まだだよ?日本の常識がわからないから有り得るかもしれないけど、もう一人は長いこと外国にいたとしても日本人(イリナって名前)だろ?お前が日本にいた時そんなことしてる奴いたのかよ、って話しよな。絵を買ったのも日本人の方だし、マジで何考えれんだろ。俺も結構人と違う価値観になってると思うけど、アレはないわ。
しかも誰も物(金)くれないと分かったら、ここは異教徒しかいないから神社か寺から金を奪ってくる、って呟いて実行しようとしていたし、もはやただの犯罪者以外の何物でもない考え方だよ。
まあそんなことは起きなかった。俺としては警察に捕まればよかったのにと思っていたけど、そいつらを見ていた通行人が警察に通報する前に、赤龍帝が話があるとレストランに連れて行った。余計なことをしてくれたもんだ。
それはともかくとして、アイツらの話の内容は聖剣の回収を手伝わせて欲しいという事だった。この時点で
結果として協力することになったらしい。たとえ協力したとしてもコカビエル(今回侵入してきている堕天使幹部)に勝てるとは思えないけどな。せいぜい頑張って欲しい。
そういえばグレモリー眷属以外にもシトリー眷属の匙って言うやつも一緒にいたな。なんか丸め込まれて協力してるみたいだ。可哀想に(笑)
そんなこんなで夜になってから聖職者風に変装して、はぐれエクソシストをおびき寄せようとしているらしい。コレで釣れたらそいつアホだと思うぐらい挙動不審だった。めっちゃキョロキョロしながら歩いてるからな。むしろコイツらが通報されそう。
そして普通に釣れるというね。
アイツアホなんだな。よく世紀末漫画であるみたいに剣舐めてるし言動狂ってるし。アイツハモウオソスギタンダッ!
ちなみにはぐれエクソシストは(普通の)人間としてなら結構上位に入るぐらいには強かったです。まあアイツってなんかの実験体だったみたいだし、当然といえば当然だとは思うけどね。
そんでなんやかんやして、はぐれエク……フリードはなかなか綺麗に撤退して行った。そしてそれを追いかける騎士くんと聖剣使い2人。アホだな。敵に追いつける手段も無いのに追跡して、敵のアジトまで行ったら返り討ちに合うってわかんないにかな?それともアジトわかったら帰ってくる気なんだろうか?そんな感じには見えなかったけど。まあそれも分体で見ればすぐわかるんだけどね!見ないけど。
その後ちょっとしてから聖剣使いの一人が、宣戦布告のために赤龍帝の家まで来たコカビエルに持ってこられていた。死んでなかったから適度に痛めつけられてたんだろうな。
コカビエルによれば、戦いの場は駒王学園らしい。
俺が介入する状況は、その場にいるヤツらでコカビエル(+その他)を倒せなくて街に被害が出そうな時、って決めてるからそうならないように頑張って欲しい。期待はしないけど、ね。
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20話 原作三巻 後
チーズ狂いさん、daisannさん、ユウ・十六夜さん、ぼるてるさん、SCOPEDOGさん、評価ありがとございます!
また、雪見だいふくさん、サラリーマンさん、感想ありがとうございます!
これからも頑張っていきますので適度に期待して待っていてください。
さて、どうやら火力なんかの問題でグレモリーは攻撃、シトリーは結界を敷くことに専念することにしたようだ。どっちが戦っても勝てるとは思えないけど可能性でいえば、グレモリーの方が誤差レベルだけど上だからな。
分担するのはいいけどシトリーの結界はアレだ、なかなかに薄い結界だな。普通に殴って割れそうなぐらい薄い。薄くても強いヤツはあるけど、コレは別に強い魔力を感じないから見た目通りだと思う。
まあ一般人にバレないようにはできるからいいか。
もうすぐ時間になるけどアイツらって援軍は呼んでるんだろうか?普通は呼ぶよな?……よな?
……呼んだらしい?危ねぇ。我儘姫だけだったら援軍呼ばないつもりだったらしいから、呼んでおいた女王マジ有能って言いたくなったな。そこまで有能じゃないから言わないけど。言っても聞こえないし!
グレモリー達が結界に入っても直ぐに戦闘となる訳ではなく、なんかちょいちょい話した後にコカビエルがケルベロスを3体召喚してきた。
そのケルベロスをちょっと苦戦しながら倒していくグレモリー+α達。
……あのケルベロスなんか弱くね?もしかして混血か?もしそうならあの弱さも納得できるんだけど、そうじゃないならなんでなんだろうな?
……まあいい。時間をかけながらそのケルベロスを倒したグレモリー+α達は、タイミング良く聖剣の統合が終わり、興奮した
そしたら騎士くんがおっさん錬金術師が投げてきた結晶に触ったら幽霊っぽいのが出てきて、そいつらが聖歌歌ったらなんか
あと聖剣使いも持ってた聖剣を地面にぶっ刺して、空間庫っぽい所からデュランダル(?)を出してきた。
……デュランダルってあんな太かったかな?前見た時はもっと細かった気がするんだがなー。あぁ、使い手が未熟だから変な感じになってるのか。
まあそんな感じで気を抜いてたら敵が強化されてはぐれエクソシストは統合聖剣ごとぶった斬られました。乙乙って言ってやったぜ。
なんかそこでおっさ錬金……おっさんが騎士くんの禁手を見て、
「そうかッ、四大魔王が死んだ時に神もッ!」
って叫んでたらコカビエルに後ろからぶっ刺されて消滅した。呆気な……。
まあそっからコカビエルとの戦いになったんだけど、なんかついでって感じで聖書の神が死んでることを暴露。元シスターが気絶して、聖剣使いもなかなかに戦意を失っている。それでもコカビとは戦うみたいだけどな。
でもコカビに決定打与えられるやつっていないんだよね。赤龍帝がどうにかなればなんとかって感じ?
と思ってたらフラグだったっぽくて、グレモリーが赤龍帝に、「勝ったら胸を揉ましてあげる」みたいなことを言ったら赤龍帝が結構パワーアップして、コカビの顔ににいい感じの拳を当ててた。
よくあるみたいにブチ切れたコカビが何かしようとしていたので、もう良いかなと思って分体と一緒に隠密を付与して送り込んでた"
そしてこの戦いは、死にかけのコカビを回収しに来た白龍皇と赤龍帝がちょっと話したあとは、一つの謎を残して幕を下ろした。なんつって(テヘペロ)。
まあ最後の介入はいらなかったかもしれないけど、せっかく生成して送り込んだんだから使いたいと思ったんだよ。反省してるけど後悔はしていない!
まあ普通に終わったし分体越しに報告もしたし今日はもう寝よっと!
おやすみ〜。
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21話 原作四巻 前
それでみぼちぼち書いていくので何かあれば言ってください!
コカビの戦いから少し日がたったけど俺のことは全くバレていない。マジでバレてない。分体で確認したから確かな情報だ。
予想だと堕天使にはちょっと勘づかれると思ってたんだけど、それも無かった。悪魔は最初から心配してないし、天使も最後まで戦ってた
そうだ、話は変わるけど赤龍帝達の学校は今の時期授業参観があったはずだよな?
授業参観かぁ。前世の生前は何回もあったけどあんまりいいイベントじゃなかったな。あれを楽しめるヤツっているんだろうか?……俺の周りではいなかったな。
俺の話は置いといて、赤龍帝達も授業参観はいいイベントでは無いはずだ。これを覗いて羞恥にのたうち回っているところを愉悦れば、今までの蓄積されたイライラをある程度解消できるかもしれない!
なので授業参観の日程を調べてプギャーする準備をしようと思う。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
さてさて、ポテチにコーラなどの観戦に必須なものを用意して遠視なんかの魔法で授業参観を観戦中である。
まあ初っ端から来る親は少ないので少々おもんないが、もうすぐ面白くなるのが分かっていれば待っているのも苦痛じゃない。
ふっふっふ、ようやく赤龍帝の両親が来たようだな。
( ´∀`)フハハハハ!
つい心の中で絵文字を使ってしまうほど愉快だな!赤龍帝の両親は少々親バカなようだがそれがダメージを増やしている!
リアス・グレモリーの方も兄と親が来て羞恥心を煽られているようだな!どちらを見ても愉悦でポテチとコーラが進むわ!
まあその後に赤龍帝が粘土でリアス・グレモリーの全裸像を作った時は、テンションがガタ落ちだったのだが。
授業が終わって親同士の会話もあったりしたが、現レヴィアタンが魔法少女の撮影会をしているのがアホらしくてあまり気にならなかった。
にしても現レヴィアタンは羞恥心がないのだろうか?……なさそうだ。あったらあんなことをしないと思うし、あの言動も治すだろうな。それに加えて(現ルシファーもそうだが)シスコンを隠さずにいるというのも馬鹿だと思う。力で選ばれただけあって王の資質はないとしか思えない。
ちなみにこの時の会話で三大勢力がこの学校で会談を行うことが確定した。分かったって言わないのは、会談をしようとしている情報自体は持っていたが、近々行うってことしかわかってなかったからだな。
どうせ現魔王に不満があるヤツらとかコカビみたいに戦争を起こしたいヤツらが襲撃してくるだろうから、監視の手を抜けないので面倒でしかない。
……そういえばオーフィスが作ってた
まあ周りに被害を出さなければ勝手にしとけって感じにできるんだけどな〜。人間界でそんな重要な会談してんじゃねえよ。被害くらうの人間と日本神話しかいないだろうが!襲撃の時に死んだ三大勢力のヤツらは自業自得なのでどうでもいい。
流石は人間を見下しまくってる三大勢力だな。考えてたらイライラしてきたから介入するならマジでギリギリになってからしよう。
今日はもういらんこと考えない内に寝ることにする。
おやすみ〜。
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22話 原作四巻?
こんなんクソやと思った方はブラウザバックでよろしくぅ!
あとちっと詰まってきたので更新が不安定になります。更新する時間は朝の五時のままで行きます。
唐突だけど飽きたね、監視役。
いや、急に何言ってんだよって自分も思うけどさ。俺思ったんだよ。これ監視やめたらコソコソしなくていいんじゃね?って。
だって監視してるからストレスが溜まったり、暇になったり、バレないように気を使ったりしないといけないじゃん?今の悩みってそれがほとんどなんだよね。
なので大将に、
「妖怪勢力と日本神話には手を出さない、っていう約束は守るので監視の依頼を破棄して自由に行動させていただきます。」
って送ってある分体越しに言って分体を回収した。
よしよしこれでストレスを(一定まで)感じたらある程度自由に発散できるようになったな!まあ基本的にストレス感じさせてくるのって三大勢力だけだから、その他の勢力に迷惑はかけないと思うけどね。
え?勧誘が鬱陶しかったのはいいのか?いいのいいの。よく考えたら自分の勢力に大きな影響を与えそうな奴がいたら排除か勧誘か不干渉か、どれかぐらいはするよねって最近になって思ったんだよね。三大勢力以外はちょっと上から目線ぐらいだった気がするし?
まあそれは置いておいて、今溜まっている(発散したと誤魔化していた)ストレスを解消する方法は既に考えてある!
それは……
三大勢力の上位陣を拉致ってダンジョン攻略させることだ!
拉致るタイミングは今度開かれる会談のときでいいだろう。三大勢力の代表が集まるからな!そこに居ないやつも同じタイミングで転移させればいいだろ。
フッフッフ、我ながら完璧な作戦だ。
この事はオーフィスにも伝えとこう。暇だったら一緒に観戦したいし。友達だからなっ、友達!だからな!
んんっ、それはそうとダンジョンに放り込むなら色々しないといけないことが出来たな。モンスターの生成だろ?罠の設置だろ?迷路の作成だろ?
……他になんかあるかな。まあ思いついたらその都度やっていけばいいだろ。
さてやり始めますかね?
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
よしよし、会談の日には十分に間に合ったな。天界にも冥界にも転移のマーキングをつけてあるからいつでも会談に来ていないやつもダンジョンに飛ばすことが出来る。
もう夜だしそろそろ集まり始めると思うんだよね。昼間は大天使(笑)ミカエルが神社に(日本神話の許可なく)入ってきて赤龍帝に聖剣を渡していたしな。
それから直ぐに結界(弱い)が張られて主催した悪魔が最初で天使、堕天使の順番で会談にやってきた。
なんか
まあそんなこんなで会談が始まって、今回の会談をする理由になったコカビの件をグレモリーが説明していた。でもなんか事実よりも話盛ってたけどな!まあ大体合ってたからかシトリーもそれを保証していた。
もちろんそうなると俺が送った"
会談してる部屋に旧魔王の血筋のやつも転移したし、タイミングは今だな。
「さあ、ショータイムだ。代金は命でいいから存分に楽しんで逝ってくれよ?」
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23話 ???? 1
主人公は出ないですが怒らないで見てくださいネ。
〜〜〜三人称side〜〜〜
先程まで駒王学園にいたはずの四大魔王サーゼクス・ルシファーや、その妻兼眷属であるグレイフィア・ルキフグス及び学園外を護衛していた悪魔達。
堕天使総督のアザゼル、その義息のヴァーリ・ルシファー及び学園外を護衛していた堕天使達。
四大天使の長である熾天使ミカエル、その護衛の聖剣使い紫藤イリナ及び学園外を護衛していた天使達。
そして会談に出席しコカビエルが起こした襲撃の説明をしていたリアス・グレモリーとその眷属、そしてソーナ・シトリーとその眷属。
さらにその会談を襲撃しようとし、会談を行っていた部屋に転移してきたカトレア・レヴィアタン及び禍の団の魔法使いたち。
それらの者達は前触れもなく転移によってどこか見知らぬ場所へ、ある程度固まってとはいえバラバラに転移されてしまっていた。
あるものは火山地帯のような場所へ。
あるものは氷山地帯のような場所へ。
あるものは湿地帯のような場所へ。
あるものは森林地帯らしき場所へ。
あるものは濃霧に包まれた場所へ。
あるものは暴風雷雨に溢れた場所へ。
あるものはetc……。
などなど様々な場所、環境に転移させられていた。どうやら転移されたグループは同じ種族で近くにいた者、という条件らしかった。
そして運の悪いグループは突然の転移で混乱している者達を環境が、罠が、モンスターが襲っていく。
もちろん反撃や対策を行う者もいたがそれでも連鎖するように様々な出来事が彼らを襲っていく。
例えば、
火山地帯に出たものは熱や炎に対し魔法で対策をしようとしている間に、空中を飛んでいた竜種に喰われたり潰されたり息吹で焼かれたり、そばに潜んでいたスライムに焼かれながら取り込まれたり。
氷山地帯に出たものも同じように魔法で対策をしようとすれば、立っていた場所の氷の下は水だったようでそこから氷を割って出てきたモンスターに、水中に引きずり込まれたり下半身を噛みちぎられたり、そばにいた腕が四本ある熊型のモンスターに引き裂かれたり。
湿地帯に出たものは飛んで泥に足が取られないようにしようとしていたところを、カエル型のモンスターに下で絡め取られ喰われたり、トンボ型のモンスターの剣のように鋭い羽で切り裂かれたり、音もなく飛んできた巨大なハエ型モンスターに半殺しにされたあと卵を植え付けられ連れ去られたり。
森林地帯に出たものは何かをする前に大量の猿型のモンスターに取り囲まれ数の暴力で殴り殺されたり、偵察をしようとしたものをクモ型のモンスターが糸を巻き付けて捕獲し毒を流し込んで餌にしたり、音もなく忍び寄ってきていた毒が滴る鎌を持つカマキリ型のモンスターに斬り殺されたり。
濃霧に包まれた場所に出たものはそばにいた者達で対策を考えていると、なにか音がしたあと急に頭がおかしくなったように仲間を斬り殺したり、どこからともなくその場にいない仲間の声が聞こえ迎えに行ったきり帰ってこなくなったり、地面から伸びてきた粘液を纏った触手に貫かれたり。
暴風雷雨に溢れた場所に出たものは簡易的な結界で雨や風を凌ごうとしていたところを、空から雷を纏った針が降り注ぎ感電死したり、同じく雷を纏った角を持ったトリケラトプス型のモンスターに結界ごと刺し貫かれ即死または感電死したり、何も無いように見える場所で切り殺されたり、妙な音が聞こえたと思ったら両断されたり。
その他の場所でも似たようなことが起き、これらのことを切り抜けられた者の数は転移させられて来た者達の一割にも満たなくなってしまっていた……。
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24話 ???? 2
とりあえず朝の五時に更新していなければその日は更新しないと思ってください。
すいません……。
〜〜〜三人称side〜〜〜
強制的に転移されたため状況に対処できず多くの者達が死んでいく中、流石といえばいいのか、それとも当然といえばいいのか、会談を行っていたそれぞれの勢力の長達は、自らと共に飛ばされた者と即座に結界や迎撃などの作業を分担して容易く乗りきり、今の状況の確認をしていた。
環境への対応やモンスターの迎撃、罠の解除などのゴタゴタを魔法と滅びの魔力で解決したサーゼクス・ルシファーは、自身と共に飛ばされていた妻であり女王の駒の眷属であるグレイフィア・ルキフグスと話をしていた。
「ねえグレイフィア、この状況についてどう思う?」
「……それは今この場所のことでしょうか。それともこんな状況になった原因の転移のことでしょうか。」
「もちろん両方だよ。」
「こんな環境でこれ程多種多様なモンスターを見るような場所を僕は知らないし、あんな予兆のない大規模な転移ができる魔法やその使い手についても同じだ。一人で考えてもわからないままだからグレイフィアの意見も聞いておこうと思ってね。」
「申し訳ありません。私もこのような場所やあれほど大規模な転移が予兆なく使える者は、心当たりがございません。」
「やっぱりそうかぁ。」
どちらとも心当たりが全くなく何もわからなかったようだ。
それからモンスターを撃退しながら少し考えていた所で、他の者達も危険を脱した頃だろうと気付き連絡をとっろうとしていた。
「……ダメ、か。一応グレイフィアも連絡を取ってみてくれ。」
「かしこかりました。……!繋がりました!」
「なんだって!誰とだい?」
「どうやら外から会談を護衛していた者達のようです。」
「それで、彼らはなんて?」
「どうやら手一杯の状況で動くことは出来なさそうとのことです。」
「そうか……。しかし何故先程、いや今もか。連絡が取れたり取れなかったりしているんだろうか?」
「……もしかして同じ場所にいるもの達には連絡が取れるのではないでしょうか?」
「っ、なるほど。その可能性はあり得るな……。でも間違っているかもしれないから慎重に行こう。……無事でいてくれよ、リーア……。」
このようなやり取りがセラフォルー・レヴィアタン、アザゼル、ミカエルなどの者達のいるところでも行われていた。
そんな中で同じ場所に飛ばされたリアス・グレモリーとその眷属並びにソーナ・シトリーとその眷属は、ソーナの素早く的確な判断で結界を張り、シトリー眷属はその結界の維持、グレモリー眷属は敵モンスターの迎撃を担当しなんとか生き残っていた。
「クソッ、何がどうなってるって言うんだ!会談が襲撃されたと思ったらこんな所に飛ばされるしモンスターにも襲われるしッ。」
「イッセー君ッ、言いたいことはわかるけど、それよりも敵を倒すことに集中してくれッ。」
「クッソッ、コイツらの攻撃で結界がすぐに破られそうになりやがる!」
「匙ッ、そんなことを言っている余裕はありませんよッ!」
もちろん彼らの技量力量では余裕などできるはずもなく、常に緊迫した状況に置かれ続けていた。
このままではいずれ……、とその場にいる誰もが諦めかけていたその時。
「あーあー、聞こえてるかな?」
そんな気の抜けたような声が聞こえてきた。それはこの状況であるにもかかわらず、意識を向けなければいけない、という直感にも似た思いを持たせられる声だった。
「今は説明のためにモンスターを別の場所に移し、罠も一時停止させた。君たちにも今いる部屋から移動出来ないよう制限している。」
その事を聞いて周りを見てみると、確かにさっきまで群がっていたモンスターはいなくなっているし、通路には薄白い膜のようなものがかかっていた。
そのことを確認して彼らは気を抜いたようだ。
「これを聞いていれば思いつくとは思うけど、君たちをバラバラに転移させてこの
そしてこの時になって、一誠は今流れている声に聞き覚えがあることに気がついたようだった。
「この俺、ミカミだ!」
その言葉を聞いた時、頭が真っ白になった。
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25話 ダンジョン 1
主人公は久しぶりに大勢の前に出た&作品ができた喜びでテンションが可笑しくなってます。
ちょっとエタりそう……
〜〜〜三人称side〜〜〜
「どう?ビックリした?それとも怒った?はたまた惚けちゃった?何でもいいけど反応はあるだろうしね。」
そう言うミカミの言葉通りにそれぞれがそれぞれなりの反応を示していた。
「それじゃあ改めて、ようこそ俺のダンジョンへ!……え?ダンジョンの名前は何かって?良く聞いてくれた!」
そんな独り言につい「いやそんなこと言ってない……」と口に出して言ってしまったが、特にこちら側の声が聞こえるという訳では無いようで、
「しょうがないから教えてあげよう!」
このように普通に話を進めていた。
「このダンジョンの名前は《喰神の箱庭》って名前なんだよ!おいそこッ、センス無いとか言うな!」
1人でツッコミも行っていて何がしたいのか転移させられて来た者達は理解できなかった。コイツちょっとアホなんじゃ……、とすら思ってきていた。が、
「ヤベッ、独り言の癖がまた出てしまった。んっん、話を戻すと、今生き残っているのはほとんどが会談を行っていた部屋にいたもの達しかいない。他の護衛についていた、又は襲撃してきていた者達は普通に死んだな。あ、さっきグレイフィア・ルキフグスが連絡をとっていたヤツも、ちょっと前に結界を破られてモグモグされてたゾ。」
その言葉にサーゼクスとグレイフィアは明らかな動揺を露わにした。先程まで会話をしていた者がモンスターに食べられたと言われたのだ。
しかしそこは魔王とその女王、すぐに平静に戻り他に情報はないかとミカミの言葉に耳を傾ける。
「えー、それでは君達をこのダンジョンに呼んだ理由を発表します!それは……。」
「ウザかったのと試運転です!怒った?怒っちゃった?」
転移させられてきた者達は聞いてすぐは唖然としていたが、しかし正気に戻ってからは激怒していた。そんな理由で俺達を呼んだのか!そんな理由で彼らは死んだのか!と。
もちろんこの反応を予想していたとばかりにミカミは、
「まあそう怒るなって。理由の中身もちゃんと言ってあげるからさ。あ、もちろん聞かなくてもいいぞ?」
「最初はお前らが戦争してた時なんだけどな?人間界への影響を考えないで戦争するもんだからそれにイラつてたんだよ。その次は俺の事を覚えてないか知らない奴が俺にちょっかいをかけてくること。いやちょっかいをかけてくること自体は他の勢力もしてたんだけど、お前ら三大勢力はアホみたいに上から目線で言ってくるからな。他にも人間界への過剰な干渉が多すぎるし、それででた被害なんかは記憶消したりしてなかったことにしようとするし。」
多少思うところがあるのか三大勢力の上位陣は怒りの表情を浮かべなくなっている。むしろ悔しげである程度納得してしまったようだった。
「俺だって我慢してたんだよ?自分に危害を加えてくる奴は最近いなかったからね。でもさ、俺仕事で駒王町にいたんだけど、管理者名乗ってる割に管理は杜撰だし、被害者の記憶は消すだけで補填とかしてないし、死者を日本神話の地獄に送る仕事もしないし、さらに言えば眷属の制御も出来てなかったし、そんなの見せられたら我慢する意味ないよね?ってなったんだよ。」
「なので前からちょっとずつ創ってたダンジョンを完成させて、そこにぶち込んで殺してしまおうと思った次第です。ちなみに冥界、天界からも天使堕天使悪魔は転移させてきているからね?ほとんど死んだけど。」
「生き残って俺のとこまで来れたら俺に叶えられる範囲で願いを叶えてやろう。ダンジョン攻略者には報酬が必要だからな。ちなみに俺神だから大体のことはイけるぞ?それこそ
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26話 ダンジョン 2
こ、これでも頑張ってるんですからね?(゜△゜;)
……次はもっと頑張ります……。( •́ •̀ )
〜〜〜三人称side〜〜〜
「あ、もちろん条件はあるぜ?そいつの魂がもう転生してたら蘇生はできないし、魂が摩耗してたらその加減によって記憶に支障が出たり性格が変わったり、他にも色々な事があるけど、全体的に魂に関してのことが条件に入るね。」
このことを聞き、ある者は落胆や不安を、ある者は安堵や嘲笑を示した。
「まあそんな感じだけど約束は違えないようにしているから、俺のところまで来れたらきちんと
「それじゃ、頑張って生き残ってくれな?」
その言葉と共に通路にかかっていた膜が消え去り、モンスターが侵入し始めた。それに伴い罠や止まっていた環境が動き出した。
転移してきた者達はミカミが話しかけてくる前までのように、ダンジョンとの攻防を再開したのだった。
〜〜〜主人公side〜〜〜
フッフッフッ、久しぶりに(大勢の)人型生物と話したせいのと緊張でテンションがおかしくなってしまったな!反省はしているけど後悔はしていない!
まあそんなことは置いておいて、残ってるヤツらの頑張りを見てみたいね。特にリアス&ソーナ眷属達。
理由は結構簡単で、強いヤツがある程度強いヤツに無双してもふーんって感じだけど、弱いヤツがある程度強いヤツに頑張って戦ってたらクるものがあるじゃん?だからいちばん弱いグループであるアイツらに頑張って欲しいわけよ。
まあダンジョンの浅いところに送ってあるから直ぐに死ぬことはほぼ確実にないし、俺が用意した(中)ボスも頑張って倒せるぐらいにしたしな。
クククッ、アイツらが絶望する様が楽しみだぜ!
あ、もちろん他のヤツらもハードモードにしてあるよ。まだルナティックに行ったヤツはいない。イラッと来たらルナティックに飛ばすけどな!
さて、とりあえず今までイージーモードにしてたのを元のハードモードに戻してっと。あとは……あ!
そうだった、言ってなかったことあったんだった。え、誰にって?わからん!
とにかく言ってなかったことっていうのは、俺結構前に変な研究所に(ランダム転移で)行ったことあるんだけど、その時に暴走した魔獣が大量にいた訳よ。そんでそいつ等ぶっ殺して中を探索したら、なんと
まあそんなわけで、魔蟲や竜種、悪魔、巨人、鬼種、アンデッド、魚人以外にもモンスターが作れるようになってたんだよね!
なのでダンジョンのモンスターで創れないやるじゃね?ってヤツはコレで創ったのよ!まあ魔力の消費は種族が限定された方の生成の方が少ないから、今回みたいに大量に創る時はちゃんと使い分けてるんだけどね。
言い忘れてたのはこれぐらいだと思うし、
「さぁて、誰が俺のダンジョンの最奥まで来れるか楽しみだ……。」
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