いつも通りの日常に夕焼けを (キズナカナタ)
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これが俺の“いつも通り”


皆さんはじめまして。キズナカナタです。

色んな人の作品を読み続けた結果私もやってみたいと思いこの作品を書きはじめました。
駄文かもしれませんが最後まで読んでくださると嬉しいです。

それではどうぞごゆっくりとお楽しみください。
  


 

10年前

 

 

俺はこの街に引っ越してきた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そしてそこで1人の少女と出会った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おーい。君1人でどうしたの~?」

 

1人で川の側で石を投げていると何気なく話しかけて来た。

 

「別に…何でもない…。ちょっと嫌な事があっただけだよ。」

 

「そーなんだ~。」

 

少女はそう言うと袋からパンを取り出して食べ始めた。

 

「・・・・・・・何それ」

 

「チョココロネだよ~。君も食べる~?」

 

「でも僕何も返せるもの持ってないけど…」

 

「別にいいよ~。それにほら~、モカちゃんは嫌なことあったならさ~パン食べてるんだ~。そしたら嫌な事なんて忘れちゃってるし~?」

 

「君も何か嫌なことあったの?」

 

「いやないよ~?」

 

「ないんだ。」

 

「まあ~それより今なら半分あげるけど食べないの~。食べないならモカちゃんが食べちゃうよ~?」

 

「・・・・ありがと」

 

そう言うと少年は少女からパンを貰い食べ始めた。

 

「・・・・おいしい」

 

「でしょ~?モカちゃん一押しのパンなんだ~。」

 

「そうなの?」

 

「もし良ければそのお店を今度教えてあげましょ~。」

 

「いいの?」

 

「もち~。」

 

「なんか…ありがとう。」

 

少年はそれだけ言うとチョココロネにひたすらがっつき、気付いた時にはもう食べ終わっていた。

 

「おお~。いい食べっぷりだね~。モカちゃん気に入ったかな~。」

 

「うん…。おいしかったから…。」

 

「あ、そーそー。君の名前聞いてなかったね~。聞いていい~?」

 

「僕は常乃遼。君の名前は?」

 

「モカちゃんは~青葉モカっていうんだ~。」

 

「あのさモカちゃん…何で僕に話かけたの?」

 

「何でだろうね~。なんか石をひたすら投げてたから気になっちゃって~。」

 

「それだけ?」

 

「うん。それだけ~。」

 

「・・・・なんか・・変わってるね。」

 

「そーかな~?」

 

「…………後さ…もし良かったら…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「僕と友達になってくれないかな?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

───────────────────────

 

 

 

 

「・・・・・・・・・・・遅い」

 

 

ただいま俺はとある行きつけのパン屋の前で人を待っている。その人とはここに良くパンを買いに来ているのだが……。

 

 

「あー。もう約束時間15分過ぎてんじゃん…。」

 

そう、その相手がこないのだ。本来なら開店の7時30分に合流してパンを買う予定なんだが時刻は既に7時45分を迎えていた。まあ、あいつのことだし大方寝坊ってところだろうな…と思いスマホで連絡を入れた。

 

 

『しもしも~?』

 

「じゃないでしょうが。約束の時間とっくに過ぎてるんですけど?」

 

『ごめんね~。夢の中でパンに包まれてたからその続きを見たくてつい二度寝に~。』

 

「はあ~。夢の中までパンまみれかい…。とにかく、早くしないと焼きたてのチョココロネは俺が貰っちゃうけど?」

 

『大丈夫~。今家出たから5分でそっちにつくよ~。』

 

「わかった。無いとは思うが来なかったらチョココロネは俺のものだ。」

 

『あいあいさ~。』

 

ピッ…

 

「やれやれ…」

 

予想通りだった。というかパンに包まれる夢って逆に少し気になったのは伏せておこう。さて、あいつが来るまで5分はかかるらしいからしばらくスマホゲーでもしてようかな…。

 

「おまたせ~。」

 

「……早くね?」

 

なんと、その人は3分もかからないうちに到着したのだ。

いや、あいつの家からここまで5分はあるはずだし、普段のあいつからはこんなに早くこれるとは………いや、あいつはパンの為なら高速移動出来るんじゃないか?と思うほどのパン魔神だから逆に考えれてしまう自分がいた。

 

「いや~。ごめんね~。まだチョココロネはある~?」

 

「いや、1つ聞いていい?」

 

「何~?」

 

「どうやってここまで来た?」

 

「走ってきた~。」

 

「その割には余裕そうだな?」

 

「そりゃ~モカちゃんパワーですよ~。」

 

「それはそうとしてとりあえずもう店行くぞ?まだ大丈夫だと思うけどチョココロネが…」

 

「レッツゴ~」

 

というとあっという間に少女こと〈青葉モカ〉はパン屋に入って行った………って…

 

「俺を置いていくなよ…」

 

モカの後を追い俺もパン屋に入って行った。

 

 

 

◆ ◆ ◆

 

 

 

「…さて、こんなものか。」

 

俺は色々と見て回った結果お盆に焼きそばパンとカレーパン、チョココロネを置き会計に向かう。

 

「お会計お願いしまーす。あ、支払いはポイントカード(これ)で。」

 

まあ先客(モカ)がいたわけだが…ここ最近思うんだけどあいつは一体どうやってあんなにポイントカードを集めてるのだろうか。今度少し聞いておこうか。というか店員さんも一瞬ビックリしてるし。とかなんとか考えているとモカが会計を終わらせて俺の番になった。

 

「お待たせしました。焼きそばパンとチョココロネで360円になります。」

 

「了解。じゃあこれで。」

 

「はい。400円お預かりして…40円のお返しになります。こちらポイントが貯まったので次回出してくださるとお好きなパンと引き換えが可能だよ。」

 

「あ、はい。」

 

「ハハッ…そんなにかしこまらなくても良いんじゃない?あたし達年近いんだし。」

 

「いやまあ…元からこういう性格だから店員さん敬語相手だとなんか…」

 

「まああたしはお店の手伝いだからね。でもそういう真面目な所良いと思うよ?」

 

「そんなもんかね…」

 

今俺と話しているのは山吹紗綾さん。このパン屋の看板娘という所だろう。そんなことを話ている間にもパンを袋詰め終わっていた。流石手際がいい。

 

「はい、お待たせしました。」

 

「ありがとう」

 

「それじゃ、またのご来店をお待ちしております。」

 

パンを受けとると俺は店を出てモカが待っている所に向かった。というかモカは店の出入口付近でさっき買ったパンを食べていた。

 

「お待たせ。」

 

「遅かったね~。」

 

「そこは勘弁してくれ。」

 

「何かさーやと話してたみたいだったけど何話してたの~?」

 

「あれか?まあただの社交辞令みたいなものだけど?」

 

「ふーん…まあいいや~。それよりはやくつぐの所行くよ~。そろそろ開店準備もしてる頃だろうし~。」

 

「おいモカ、お前少しは遠慮しなさいよ。」

 

「ほらほら、レッツゴー」

 

「レッツゴーじゃなくて……だから俺をおいて先に行くなって!」

 

 

 

そうして俺はモカの後を追い、幼なじみ達の元へと向かっていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




最後まで読んでくださりありがとうございます。
いかがでしたでしょうか?
もし評価が多ければ続くかもしれません。その時はこんな感じでのんびりとやっていこうと思いますので長い目で見守って頂けると幸いです。

それではまた次回お会いしましょう。 


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ようこそ羽沢珈琲店へ



続きを書いてみました。

今回のイベでモカの新規☆4来ますね。もちろん狙いますよ。なんせ私はモカ&彩推しですからね。


 

 

 

午前8時45分

 

 

 

カランカラン…

 

 

「やっほー。つぐいるー?」

 

「おはようございまーす。」

 

「あ、モカちゃんに遼くん!二人とも早いね。」

 

「ふっふ~。そうでしょ~?」

 

「何でお前がそんなに誇らしげなんだよ。一応営業時間前だからな?」

 

「いいよいいよ。とりあえず今はコーヒーしか出せないけど大丈夫かな?」

 

「おお~流石つぐ太っ腹~。」

 

「ありがとう。お願いするよ。」

 

「うん。じゃあどこか座って待ってて。」

 

少し早いけど俺たちは羽沢珈琲店に来ていた。俺たちが入って来たのを見るとつぐみはそういうと厨房の方に向かいコーヒーの準備に取り掛かった。いや、なに本当。あの子いい子過ぎるでしょ。

 

「さて~。じゃあ戦利品のパンにありつきますかね~。」

 

「……というか良く買ったよなそんなに…。」

 

「そりゃ、モカちゃんはパン大好きですからね~。」

 

そう言いながら買ってきたチョココロネにありつきはじめたので俺も袋からカレーパンを取り出し食べることにした。

毎度の事ながらここのパンは旨いと思う。例えばこのカレーパンなんか外はカリッと仕上がっており、中には時間がたってるであろうにも関わらず冷たくないカレー、そしてパン自体は脂っこくなくカレーは辛すぎずスパイスと甘さの調和がとれている。さらに、このパンには一口目にカレーが味わえないという悲劇もない。まさに神の荒業とも言えよう。

 

「ふう…。」

 

まずは1つ完食し次のパンに手を伸ばす。そのまま焼きそばパンを手に取ったとき…

 

「ふぉうひぃれははー」

 

モカが何かを言ってきた。しかもパンをハムスターの如く口に詰め込んだ状態で。

 

「うん、とりあえずパン飲み込もうか。なに言ってるかさっぱりわからん。」

 

「お待たせしました。こちらコーヒーになります。」

 

「つぐみ、ナイスタイミング。」

 

「ひゅぐあひぃふぁほ~」

 

「だから飲み込んでから言え。」

 

モカはそのままコーヒーを受けとるとそのまますすり口の中の物を飲み込んだ。それを見届けた俺も同じようにコーヒーを啜った。

 

「あちっ」

 

そう言えば俺猫舌だったんだ。とりあえず何事も無かったかのようにコーヒーを静かに置いて覚めるまで待ちますか。

 

「で、何言おうとしてたんだ?」

 

「いや~実はさ~…………あれ?あたし何言おうとしてたんだっけ~?」

 

「………またか。」

 

「いや~ごめんごめん~。」

 

「あはは…。相変わらずだねモカちゃん…。」

 

「でも忘れる位なら大したこと無かったのかな~?」

 

「なんだろうな。そう言われると逆に気になるんだけど。」

 

「言われてみれば確かに。」

 

「じゃあ~二人で当ててみる~?」

 

と言われたので俺とつぐみでモカの考えていたことを当てようと思う。というかモカの考えることと言えばパンか?いや、さすがにそれは単調すぎるか。だとすると…。

 

「もしかして新作パンのこととか?」

 

「うーん…違うかな~。」

 

「そっかー。」

 

「つぐざんねーん。」

 

「うーん…。遼くん何かわかる?」

 

「多分…『この間バイトしてたらひまりが来てからかった時の反応が面白かった』とか?」

 

するとモカは考えるような素振りを見せた後、思い出したかのような顔をした。

 

「おお~。それだよ~。」

 

「まあパンじゃなかったらそんなところかな~と思ってな。」

 

「おお~流石遼~。モカちゃんのことを良くわかってるね~。」

 

「そりゃ何年幼なじみやってると思ってんだ。で、どんな反応だったんだ?」

 

「ああ~…実はさ~」

 

とモカが当時のことについて話始めたところで店のドアが開いた。

 

「つぐやっほー!」

 

噂をすればなんとやら。これから話題にあがろうとしていた人が来たではないか。

 

「あれ?遼くんとモカ?」

 

「おお~ひまりおはよう。」

 

「やほ~。」

 

「二人とも早いね。もう来てたんだ。」

 

「パン買いにいってからそのまま直行したからな。」

 

「そうなんだ。」

 

「そ~そ~。」

 

「まあ俺ら開店前から来てるけどな。ていうかつぐみ、今何時?」

 

「えっと…今9時だけど…。あ、じゃあ私お店の看板変えてくるね。」

 

つぐみはそのまま表に出て店の看板を〈OPEN〉に変更した。今は開店早々でお客さんが少ない時間帯なのでそのままこちらに戻ってきた。

 

「それでね~。あの時は~。」

 

「えっと…本人目の前にいるのにその話進めるんだ?」

 

「良いんじゃない~?だってひーちゃんだし~?」

 

「そう言えば確かに。」

 

「えっ?何?なんの話?私の事?」

 

「あれは一昨日のコンビニのバイト中のことで…」

 

 

 

 

~回想~

 

「しゃーせー」

 

「いらっしゃいませー!」

 

「リサ先輩、こんにちは。」

 

「ひまりじゃーん!今日はスイーツ買いに来たの?」

 

「はい!話題の新作スイーツが出たと聞いたので!」

 

「おー!流石スイーツ女子だね。」

 

「それじゃ会計しまーす。」

 

ピッ…

 

「こちら210カロリーが1点」

 

ピッ…

 

「300カロリーが1点」

 

ピッ…

 

「195カロリーが1点」

 

ピッ…

 

「254カロリーが1点で~合計で959カロリーになりま~す。」

 

「もー!モカー!」

 

 

 

~回想終了~

 

 

 

 

 

 

「ということがありました~。」

 

「ホントあれは流石に酷くない!?」

 

「というかそれで値段の計算大丈夫だったのかよ。」

 

「気になるところそこ!?」

 

「大丈夫~ちゃんとやってたよ~。リサさんが~。」

 

「結局今井先輩便りかよ。というかまあひまりは

……御愁傷様でした。」

 

「でもレジ通す度にカロリー計算するのはおかしくない!?リサさんも隣で必死に笑い堪えてたからね!?」

 

「あー…成る程ねー…。」

 

「って遼も納得しないでよ!女の子はそういうことに敏感なんだから!」

 

「おお…ごめん。というか逆にモカって女の子なのに気にしてないよなそういうの。」

 

「そりゃ~ひーちゃんにカロリーを送ってますからね~。」

 

「だからモカーッ!!」

 

「まあまあひまりちゃん…良かったらコーヒー飲む?」

 

「つぐ~……。もう飲む!それとフルーツタルトもお願い!」

 

「おいひまり…カロリーがどうのこうのってのは…。」

 

「今日は忘れる!甘いもの食べて忘れるもん!」

 

「あ、うん。じゃあちょっと待っててね。」

 

そしてつぐみはひまりに出すコーヒーとフルーツタルトをつくるために奥に入って行った。

俺の目の前ではモカが相変わらず何食わぬ顔してパンを頬張ってるし。ひまりは机にひれ伏している。

長年幼なじみやって一緒にいるものの時々女の子という存在がわからなくなってくる。そんなことを考えながらコーヒーを一口啜るのだった。

 

 

 

 

 





いかがでしたか?相変わらず内容薄くてすみません。書いてると思うんですが、想像を文章にするのって難しいですね。でもやり始めたからにはちゃんとやっていこうと思います。

それではまた次回お会いしましょう。


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ブシドー・オン・ステージ

お久しぶりです。

今回はサブタイトルからわかると思いますが。あのキャラ登場です。

そういや今までの石全部溶かして見事☆4モカお迎え出来ました!




 

「突然だけどつぐみ、柿は好きか?」

 

「どうしたの突然?」

 

現時刻は昼1時。俺の来店早々の発言によりつぐみは若干困惑している。

 

「実はさ、うちの庭に何故か昔から柿が出来る木があるわけよ。それで今年も大量に柿が出来て父さんが採ってきた訳なんだよ。」

 

「うん。」

 

「で、大量に採れ過ぎたから相談に来たってことなんだけど大丈夫?」

 

「大丈夫だよ。というか良いの?うちが貰っちゃっても…。」

 

「いや、むしろ貰ってくれた方がありがたい位。」

 

「じゃあ…お願いしようかな。」

 

「じゃあこれ渡しとくわ。」

 

そういって俺はつぐみに柿の入った袋を渡した。袋の中には10個程の柿が入っている。

 

「こんなにたくさん…遼君本当にありがとう!」

 

「まあ、どうせまた採れるし必要なら持ってくるよ。」

 

「うん、ありがとう。じゃあ注文の品来るから待っててね。」

 

そう言うとつぐみは袋を持って厨房に向かった。今日は1人で来ている為その間はやることもなく暇なので適当にスマホゲーでもやって次回でも潰そうかと思っていた時勢いよくドアが空き1人の銀髪美少女が入って来るのだが…。

 

 

 

「たのもー!」

 

いや、なんでその掛け声?それ道場破りの時に使う掛け声じゃ無かったか?よく知らんけども。

 

「あ、リョウさんご無沙汰してます!」

 

「久しぶり。今日は芸能界の方はお休み?」

 

「はい!しばらくの間はパスパレもモデルの方もスケジュールが入ってないのでこれからはもっとアルバイトの方を頑張っていこうとおもいます!」

 

「うん、まあ無理すんなよ。」

 

「はい!お気遣いありがとうございます!立派なブシになるべくがんばります!」

 

 

紹介が遅れたがこの子は若宮イヴといって日本人とフィンランドのハーフでここのアルバイトだ。でも実際は『pastel*palettes』というアイドルバンドをやる傍らでモデルとしても活動している。因みに彼女は武士に憧れていて事あるごとに『ブシドー』と言っている。これを初めて聞いたときはなんの事かわからなかったがいまでは俺も大体わかっている。一言で言うなら『考えるな感じろ』。

 

 

「お待たせしました。ご注文のいちごタルトとカフェオレです。」

 

つぐみが料理を運んできてくれたのでとりあえずカフェオレを一口飲んで落ち着こうと思いカップを口に近づけるのだが、俺は猫舌であり熱い珈琲を飲むためには少し冷まさなければならないのだが啜った感じ今回のは熱すぎずすんなりと飲むことが出来た。

 

「あれ?熱くない…。」

 

「遼くん猫舌だからすぐに飲めるようにいつもよりお湯の温度を少し下げて淹れてみたんだけどどうかな?」

 

「飲みやすいし上手い。流石つぐみだ。」

 

「お客さんの為にほんのわずかな心遣いが出来るとは…ツグミさん、ブシドーです!」

 

「そ、そんなことないよ!?」

 

おお、つぐみが照れてる。

 

「あ、そうだ!お父さんがさっき遼くんがくれた柿を使って新しいメニュー作ってみたんだけど二人とも良かったら味見してくれないかな?」

 

「はい!是非やらせてください!」

 

「じゃあお願いするわ。」

 

「じゃあ持ってくるね。」

 

つぐみが厨房に入るとイヴも「私も準備をしてきます!」と言って従業員の控え室に入っていった。二人が出てくるまでいちごタルトでも堪能してましょうか。

 

「……上手い。」

 

相変わらずこの店は珈琲だけでなくスイーツにも気合いが入っているよな…。ほぼ毎日来て色々食べてるけど飽きないわ…。つぐみやおじさんの腕前っていうのもあるけど良くひまりが食べて感想を言ったりしてるからそれでここまでの味が出せるってものなのかね?……まあ、その本人は食べた後で密かにカロリー気にしているみたいだけど追加でスイーツ食べてるからじゃないのかな?

 

 

 

────────────────────────

 

 

一方

 

「はっくしゅん!」

 

「どうしたひまり?風邪か?」

 

「うーん…風邪というか……もしかしたら誰か私の噂でもしてるのかな?」

 

「まあ、そうだとしたら大方モカと遼くらいだな。」

 

「あ、そういえば巴聞いてよこの間さ~」

 

当の本人は現在幼なじみの1人の『宇田川巴』とショッピングモールに来ていた。

 

 

───────────────────────

 

 

 

「リョウさん!お待たせしました!」

 

「うん、わかったけど俺じゃなくてつぐみやおじさんに言った方がいいんじゃないか?」

 

「二人ともお待たせ。これが今回作ってみた柿のパイだよ。」

 

 

俺たちの前に出されたのは程よく焼けたパイだった。うん……なんということでしょう。あれだけあってうちの家族が食べ飽きはじめてた柿が匠の手によって食欲をそそるような美味しそうなスイーツに早変わりしたではありませんか。

 

「とても美味しそうですね!早速いただきます!」

 

イヴは早速フォークを手に取り綺麗にパイを切ってから口に運んだ。今まで特に意識してなかったけどこうしてみると食事の時も仕草の1つ1つが上品でまさにモデルって感じがするよな…。

 

「リョウさん?どうしましたか?私の顔に何かついてますか?」

 

「あー…いや、イヴも芸能人なんだなーと思っただけ。」

 

そういうとイヴはなんの事かわからなさそうな顔をしていたのでその間に俺はパイを食べた。

 

「……上手いな。パイ記事とジャム状の柿にメープルシロップがいい感じに絡まってる。」

 

「そうですね!それにこの柿もしっかりと味が引き立っていておいしいです!」

 

「そう?最初パイだけじゃ何か足りないかなと思ってシロップもかけてみたんだ!」

 

「俺的に付け加えるとするならレモンエキスをパイにかければ爽やかな風味が出ていいアクセントになるんじゃないか?」

 

「なるほど、じゃあお父さんに後で伝えておくね。」

 

「この短時間で凄いアイデアが出るとは…リョウさん凄いです!」

 

「えっと…そんなに凄い事かこれ?」

 

「うん、十分凄いことだよ!私もお父さんもひまりちゃんや遼くんの意見には凄く助けてもらってるんだ!」

 

「誰かの為にアドバイスをあげることが出来るなんて凄いですよ!リョウさんはやっぱりブシのような方ですね!」

 

「いや、流石に大げさでは!?」

 

「いえ!リョウさんにはやはり確かなブシドーを感じます!」

 

「ブシドーねぇ…。」

 

正直イヴの言うブシドーというのは大体理解しているけど基準がいまいちわかってないんだよな…。

 

「というかイヴってモデルとかやってるのにこういうところでバイトしてて大丈夫なのか?」

 

「大丈夫です!事務所もプライベートに関しては基本的に触れない感じなので!」

 

マジか。芸能事務所ってもっと規制だらけの世界なのかとばかり思ってたわ。

 

 

…と離していたら新しいお客さんが来た。

 

 

「それではワタシもブシとしての勤めをはたしてきます!」

 

そう言うとイヴは仕事モードに切り替わりテキパキと仕事をこなし始めた。流石、プロは一味違うな…。

 

と考えながらいちごタルトに舌鼓を打っていた。そしてタルトを食べ終わり最後にカフェオレを堪能したところでお会計を済まし店を後にする。イヴの「ありがとうございました!」というつぐみの時とはまた異なった愛嬌のあるというか元気な声が耳に残った。

 

 

さて、これからどうする「遼~。偶然だね~。」この声は大体想像がつくけどあいつか…。

 

「やほ~。」

 

振り向くとそこには銀髪の美少女(本人談)ことモカと隣に反骨の赤メッシュこと美竹蘭がいた。

 

「モカと蘭か。」

 

「そーそー。モカちゃんさっきまでバイトしててね~。今帰ってだんた~。そしたら蘭と途中で鉢合わせしちゃって。」

 

「そのまま一緒にここまで来たってとこか。」

 

「そうだね~。」

 

「ねえ、遼。後で今度の曲ついて相談したい事があるんだけどいいかな?」

 

「ああ…あれか。大丈夫だけどどこでやる?」

 

「遼の家。」

 

「迷いがないな。」

 

「遼の部屋ってなんか静かだし…落ち着くから。」

 

「わかった。ちょうど今親いないから行くか。」

 

「もちろんモカちゃんもご一緒しまーす。」

 

「まあ、そうだろうと思ってたよ。」

 

 

 

 

ブシドーの基準ってのは良くわからないけども俺にとっては大切な幼なじみ達の役にたてるように出来ることを全力でやっていく。これもそのブシドーのうちに入るのかな?

 

 

 

 

 




いかがでしたでしょうか。今回はオリキャラである常之遼のプロフィールもかきましたのでのせときますね!


常乃遼〈ときのりょう〉

誕生日
3月20日

趣味
料理の研究、街探索、ゲーム

好きな食べ物
パン、山吹ベーカリーのチョココロネ、甘いもの

嫌いな食べ物
煮豆

得意科目
生物、家庭科

苦手科目
物理、数学全般

人物像
羽丘学園に通う高校一年生。Afterglowの五人とは幼なじみであり、五人がバンドを初めてからはマネージャー役をかって出ている。性格は不器用かつクソ真面目であり、その性格故か無理をして自分のことを後回しにしてしまうこともしばしば。
また、ポピパの有沙、ハロパピの美咲に並ぶ苦労人でありまりなからは『苦労人三銃士』と言われたこともある。特にモカとは接点が多く苦労することが多いのだが本人曰く『疲れはするが嫌だとは思わない』とのこと。
昔から母方の祖父から譲ってもらったアコースティックギターを大切にしておりギターの腕前もかなりのものらしい。
ついでに言うと猫舌である。


以上です!次回はなるべくアフターグロウのメンバーを絡ませていこうと思います。というか作品のタグに恋愛っていれてるけど今のところまだ恋愛要素やってなかった気が…。課題が多いな…。

まあ、ぼちぼち頑張りますので長い目で見守ってください。



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からかい上手の青葉さん

明けましておめでとうございます!

新年早々平成ジェネレーションFOREVER観て2日くらい興奮の余韻に浸ってたキズナカナタです。

やっぱり仮面ライダーって最高だね!





 

 

ジリリリリ…。

 

 

時刻は午前7時20分。頭元でなる目覚まし時計を止め半開きの目をこすり体を叩き起こす。今日はなんか腰と肩が筋肉痛で痛い。昨日調子のってライブの機材のなんやかんやを1人で運んだからかもしれない。

 

「とりあえずご飯でも食べるかな…。」

 

俺はキッチンに向かうと母親からの置き手紙と机の上にはおにぎりが三個程置いてあった。どうやら今日は早出の日で何時もより10分早く出るようだ。とりあえず俺は母親が作ってくれたおにぎりを1つラップからはがし食べ始める。

 

「あ、中身昆布か。」

 

そんなことを思いながら食べてると1つ完食した。そのまま2つ目のおにぎりに手を伸ばそうとすると…

 

ピンポーン…

 

玄関から呼び鈴の音がした。誰だよこんな朝から…。N○Kだったら追い返してやろうか…。

 

「やほ~。遼~?」

 

「お前だったのか。」

 

俺がドアを開けるとそこにはモカがいた。いや、何できてんの?

 

「どうした?お前から出向いて来るなんて。」

 

「う~ん…なんか~遼の顔が見たくなったから~?」

 

「いつも見てるだろ…。とりあえずあがるか?」

 

「そうする~。」

 

俺はモカを家の中に入れると扉を閉めた。因みになんだがモカが朝から俺の家に来るのは珍しいことではない。時たまに突然フラッと現れるのだ。だがモカは朝に弱いのでそうそう来ることも無いのだが…。

 

「何か頻度上がってんだよな…。」

 

「何か言った~?」

 

「いや、何も。」

 

やっべ、また心の声が漏れた。

 

「というか何でまた突然」

 

「う~んと~何か遼に会いたくなったんだよね~。」

 

「おう、さっき聞いた。」

 

「それとあわよくば遼の寝顔が見れるかな~と思って~。」

 

モカがニヤニヤしながら語りかける。うん、こういう状況は大体俺のペースが持ってかれる前触れだ。今さら振り回される訳が…

 

「それに~。昨日買ってきた美味しいパンを一緒に食べたいと思ってね~。」

 

「え?………マジで?」

 

「そうそう~この間さ~山吹ベーカリーでチョココロネが沢山残ってたからさ~買ってきたから二人で分けようと思ってたんだよ~。」

 

マジか…。あのパンのことになると無意識にすべてを食らいつくしそうなモカが…。ヤベエ…以外といい子かもこの子。いや、元々根はいい子なんだけど。

 

「でも残念ながらチョココロネが美味し過ぎて~モカちゃんのお腹に入って行っちゃいました~。」

 

「………え?」

 

「美味しかったよ~。」

 

「…………うそーん…。」

 

いや、マジでなんだったの。さっきまで感動仕掛けてた俺の心なんだったの?返せ!俺のさっきまでの感動返せ!

 

「というかまたこの流れかよ…。」

 

いや、あの状態になるとからかおうとしそうな気はするんだよ。なんだけどさ…どれだけ警戒しても最終的にはモカのペースに持ってかれるんだよなこれが。

 

「とりあえず服着替えて来るからそこでゆっくりしてて。」

 

「りょ~かい~。あ、おにぎり1つ貰っていい~?」

 

「どうぞご自由に。」

 

俺は服を着替えて鞄の中を確認すると部屋を出た。そしてリビングに戻るとモカは椅子に座りテレビを見ながらくつろいでいた。

 

「モカ、そろそろ出るか?」

 

「待ってました~。モカちゃんは準備万端で~す。」

 

俺の声を聞くとモカはテレビを消してカバンを持ち玄関へと向かう。その後を追うように俺も家を出て玄関の鍵をかける。

 

「さて、行きますか。」

 

「あ、その前に~。ちょっと向こう向いてて~。」

 

「え?向こうってあっち?」

 

俺が反対側を向いてるとモカは鞄を探って何かをとっていた。

 

「よーし…じゃあこっち向いて良いよ~。」

 

「いや、何こr」

 

俺が言葉を言い終わる前にモカは俺の口に何かを入れてきた。それを手に取り口から噛み離すとチョココロネが手元にあった。

 

「ふっふっふ~。どう~?モカちゃんからのサプライズ~?」

 

「いや、チョココロネってお前買ったやつは全部食べたんじゃ無かったけ?」

 

「ところがどっこい、モカちゃんは遼の為に1つだけ残してあげてたのだ~。」

 

「あ…はあ…。」

 

「昨日スタッフの人たちと一緒に遼ライブハウスに残って片付けの手伝いしてたからさ~。せっかく出来立てのチョココロネがあったのにモカちゃん1人で買っちゃったんだよね~。」

 

「あ…まあそのことに関してはね…。」

 

「それに~昨日のうちに渡したかったんだけど遼全然連絡くれないからさ~。RINE入れたのに。」

 

「あ~。確認して無かった。後そのことに関しては…すみませんでした。」

 

実はあの後疲れて布団に転んで本読んでたら寝ちゃったんだった。

 

「だから~こうして渡しに来たんだよ~?」

 

「そうだったのか…。」

 

今のモカの表情はボーッとしているようないつもの感じで話している為、これが本気なのかからかいが混ざっているのかはわからない。それでもこのことは純粋に嬉しい。だから俺は

 

「ありがとう。」

 

そのままの思いを素直に言う。その時のモカの顔に少し赤みがかかってたような気がするのは気のせいかもしれない。

 

「よ~し。それじゃあ蘭達が待ってる所まで競争だ~。」

 

「いや、ちょっと待って!チョココロネくらいゆっくり食べさせて!?」

 

このときのチョココロネは何故か何時もより甘く感じた気がする。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




はい、今回はモカとのイチャイチャ?回でした。

うん、やっぱりこれ考えるのは楽しいけど文章にするの難しいね。←作文とか苦手な作者

とりあえず次回はもっと早めに投稿出来るように努力します。

コメントや指摘、評価等をくださるとありがたいです。



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乙女心は複雑です

キズナカナタです…。

結局…彩の新規☆4を手に入れることが出来なかったです…。

今度は石を10000個は貯めてからやろうと思います。


それはそうとバンドリアニメ二期、凄く楽しんでます。個人的には開幕そうそう彩ちゃんアップ&しゅわりん☆どり~みんで『スゴイ!ジダイ!ミライ!』状態のテンションです!←伝わって欲しい




「やほ~。遼おはよ~。」

 

「・・・・・また来たのか。」

 

俺が朝起きるとそこにはモカがいた。しかもちょうど布団越しに股がっているため凄く重…

 

「ね~今失礼なこと考え無かった~?」

 

「何でもございません」

 

危ねえ…。そういえば女の子にとって「重い」とか「太った」って言うのはNGワードだってひまりが言ってたな…。

 

「とりあえずさ…そこどけてくれ。」

 

「え~何で~?」

 

「起きれねえんだよ。」

 

「なんなら一緒に寝ちゃう~?」

 

「あ、そういうのいいから。」

 

「ちぇ~。つれないな~。」

 

「というか何でお前が俺の部屋にいるんだよ。」

 

「おばさんに頼まれたから~。朝ご飯出来てるってさ~。」

 

そう言うとそこから動き部屋から出たモカを見て俺も布団から出てそのまま布団を畳み、服を着替えた。

 

「おはよう。」

 

「おはよう。とりあえずご飯食べときなさい。」

 

母さんと何気ない一言を交わし食卓に向かうとそこにはあたりまえのように座って玉子焼きを頬張っているモカがいた。

 

「ああ…ってお前も食うのか。」

 

「だって~おばさんの玉子焼き美味しいから~。」

 

「本当マイペースだな…。いただきますっと。」

 

俺はモカの隣の席に座り食パンをかじる。今日の朝ご飯はマーガリンが塗られた食パン、玉子焼きにソーセージ、そして簡易的なサラダだ。そしてテーブルに置いてあるグラスに牛乳を注ぎ、口に含む。

 

「それにしてもモカちゃんありがとうね。この子月曜日の朝って基本的に目覚めが悪いから。」

 

「いえいえ~。遼の寝顔もみれたし役得ですよ~。」

 

「ふふふ。いっそこのままモカちゃんが遼とくっついてくれれば面白いのにね~。」

 

突然の母親の爆弾発言により俺は口に含んでいた牛乳を軽く吹いてしまった。

 

「いやいやいやいや待て待て待て待て。」

 

「あら?何か問題あった?」

 

「問題も何もそういう話を本人の目の前でします?」

 

「でも実際モカちゃん通い妻みたいになってるしね~。」

 

「いや、通い妻って…。モカ、お前も何か言ってくれ。」

 

「構いませんよ~?あたしで良ければ~。」

 

「お前に助けを求めた俺が悪かった。」

 

「じゃあ遼は~あたしが付き合うって言ったらどうするの~?」

 

「えっ?」

 

俺とモカが?いや、全く想像できないんだけど…。あ、でも以外と…って何を考えてんだ俺は。

 

「…………とりあえずテーブル拭くわ。」

 

「あれ~今の間はなんだったのかな~?」

 

「あーもうその話はいいからさっさと食べなさいよ!」

 

「は~い。」

 

こうして何時ものようにモカにからかわれた俺は朝ご飯を食べ終わると歯を磨き、そのままモカと家を出た。

 

 

 

 

 

 

 

 

場所は変わってやまぶきベーカリー。俺達は昼用のパンを買いにやって来た。

 

「いらっしゃいませー!」

 

お店に入るとここの看板娘である紗綾が出迎えてくれた。

 

「おお紗綾。今日もお疲れ様でーす。」

 

「あはは…お疲れ様ってまだ朝だけどね。」

 

「モカちゃんもいるよ~。」

 

「おお~。二人揃ってるね。チョココロネ、焼きたてあるよ?」

 

「「ください!」」

 

おっと誰かと声が被ってしまった。

 

「あ、すみません。」

 

「いえ…こちらこそ…。」

 

その少女はオドオドしながら話しかけた。

 

「あははっ。そんなに急がなくても二人分はあるからね。」

 

「モカちゃんの分は~?」

 

「もちろんあるよ。」

 

そう言うと紗綾は焼きたてのチョココロネをチョココロネコーナーに置き再びレジに戻った。

 

その後さっきの少女に先を譲り、その後で俺とモカはチョココロネをお盆にのせ他のパンから欲しいものを取り会計に向かった。

 

「紗綾、これお願いします。」

 

「オッケー。………あれ?遼、今日はチョココロネ3つなんだ。」

 

「あ~うん。実は朝からモカにからかわれるわ、母さんも悪ノリして『モカとくっついたら面白そう』って言われるし…。」

 

「あはは…。それは…災難だったね…。」

 

「ふっふっふ~。遼のことならモカちゃんにおまかせあれ~。」

 

「いや、何でお前がでかくでるのさ。」

 

「まあでも二人って何かと相性いいんじゃないかな?」

 

「いや、紗綾もからかわないでくれ…。というかそういう点とかだと紗綾って結構はまり役なんじゃないの?」

 

「えっ?」

 

「いやだってさ、紗綾って何気ないところで気が利くし家事とかきっちり出来そうだしそれに何て言うか…母親感出てるって感じで」

 

「そ…そうなのかな?」

 

「うんまあ…何かこう…理想の女性って感じかな?」

 

「うん。まあ褒めてくれるのは嬉しいんだけど…下手に褒めてると後が怖いこともあるかも…?」

 

紗綾が苦笑いで俺の後ろを見ているのでその目線の先に何があるのかと思い振り向くとそこにはジト目でムスッとした顔でこっちを見ているモカがいた。

 

「えっと…モカ?どうした?」

 

「・・・・・・・・・・」

 

俺が話しかけてもモカは何か不機嫌な状態のままだった。

 

「え~っと…なあ、俺モカに何かしたか?」

 

「いや~それを私の口から言うのはちょっとね~。」

 

この雰囲気に流石の紗綾も苦笑いで対応している。

 

「・・・・・さーや~、お願い~。」

 

「あ、うん。」

 

モカは俺をスルーしてお会計を済ませてそのまま出口に向かっていたので、その後で俺も会計を済ませモカの後を追おうとした時紗綾に声をかけられた。

 

「あ、遼くん。1ついいかな?」

 

「ああ…うん。」

 

「女の子って以外と繊細だから…気を付けてね。」

 

「えっ?………ええー…?」

 

 

 

 

 

 

 

 

(やっぱり俺何かモカの気に触ることしたのか?)

 

 

この後、無事モカに追い付き幼なじみの元に到着した俺たちだったがやっぱりモカの機嫌は治らず「俺何かしたのか?」と蘭たちに聞いたところ4人は「またか…」という雰囲気でため息をついたり苦笑いをされただけだった。

 

 

 

 

因みにモカの機嫌が治ったのはお昼休みの時である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・・・俺のチョココロネという尊い犠牲と引き換えに。

 

 

 

 

 

まあ、そのときのモカのチョココロネを食べてる顔は幸せを噛み締めてる顔そのもの立ったので良しとするか…。

 

 

 

 

 




この作品に☆10評価をくださったキャンディーさん、☆7評価をくださったボルンガさん、ありがとうございました!


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