INFINITE・DESTROY (花蕾)
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1話

ジオウにディケイドが出演することを祝福して


何もない真っ白な空間。

 

皆さんならお分かりいただけるだろうが、みんな大好き転生の間である。

 

そこに新たな少年が…

 

『お前を転生させてやる』

 

何もないはずの空間に威厳ある声が響く。

 

その声を聞くと、少年は途端に嬉しそうにする。

 

「うっしゃ、これで俺の時代が来る!あんたが神さまってことでいいんだろ」

 

『まあな。そこらへんはどうでもいい話だ。どうせ、お前と会うのもこの一回限りだろうしな。いいか、よく聞け。お前が転生するのはインフィニット・ストラトスという世界。特典は5つまで。さっさと決めろ』

 

「うし。それなら。1つ目の特典は俺のIS適正値をA、2つ目は主人公の織斑家に生まれること、3つ目は白式を俺の専用機に、4つ目はその世界を一夫多妻制に、5つ目は織斑一夏が存在しない世界にしてくれ」

 

『…4つ目までは大丈夫だが、5つ目は無理だ。織斑一夏はその世界が存在するという証明。誕生しないとその世界自体がなくなる』

 

「じゃあ、織斑一夏がIS学園に入学しないようにさせてくれ」

 

『織斑一夏として入学させるな、ということだな』

 

「ああ!!」

 

『それなら、良いだろう。じゃ、さっさといけ』

 

少年がその空間から消えていく。

 

『…ギリギリで保険がかけれたか。織斑としてじゃなければいいんだろ。それならいくらでもやりようがある。力も必要だろうしな。残っているものは、破壊の力か。ま、あの世界にはあいつがいるし、大丈夫だろ』

 

そういい、威厳ある声を出していた人物、いや神物はマゼンタの戦士が映ったカードを見ながら呟いた。

 

◇◇◇

 

〜ドイツ〜

 

あの少年が転生し、いくらか時が経った。

 

織斑一夏と織斑秋十は姉である織斑千冬の大会の観戦に来ていた。

 

その最中で2人は誘拐されてしまうのだが、それぞれ別のグループが実行犯であった。

 

「…俺をどうするつもりだ…」

 

「そう睨みつけるな。織斑一夏。まあ、家族が酷い目にあえばお前の姉も、傷つけることができると思ってなぁ」

 

「お前らはなんで、千冬姉を直に狙わないんだ?なんで、こんな誘拐みたいなまどろっこしいことを…」

 

一夏が言うと、リーダー格の男は気味の悪い声で笑いながら

 

「それじゃあ、面白くないだろう。周りが傷ついてだんだんと崩壊していく様を見るのが面白いっていうのに」

 

狂っているとしか言いようがない。

 

周りをみれば、その男の仲間もひいていた。

 

一夏は恐怖し震えていると、ガッシャーンという音を立ててながらドアが文字通り吹っ飛んだ。

 

「ここか」

 

ドアがあったスペースから1人の男が入ってくる。

 

「誰だ、お前は!」

 

「お前が誘拐犯っていう訳か。俺は門矢零。通りすがりの仮面ライダーだ!覚えておけ!」

 

零は黒の塗装が目立つ『ダークディケイドドライバー』を腰に巻き、カードを入れる。

 

《KAMEN RIDE》

 

少しくぐもった音声がなり

 

「変身!」

 

《DECADE》

 

掛け声と共にドライバーを操作する。

 

零の周りにいくつかの影が現れ、重なり黒き破壊者『ダークディケイド』に姿を変える。

 

「オーバーキルの気もするが」

 

「なんなんだ、お前は!」

 

「だから言ったろ。通りすがりの仮面ライダーだって」

 

零は一瞬で誘拐犯達に近づき、腹を殴り気絶させた。

 

「ま、生身でやるよりこっちのほうが早いからな。さてと大丈夫か」

 

零は変身を解き、一夏のほうを向くと目を見開いた。

 

「お前、それをどこで…」

 

一夏の手には零の持つバックルと色違いのマゼンタ色のバックルがあった。

 

「え、ええーーっ!なんだ、これ!?俺は知らないぞ!」

 

「はあ。しょうがない」

 

零はやれやれと首を振りながら一夏に問いかける。

 

「お前には世界を破壊させるほどの力がある。道は大きく分けて2つ。1つはここで俺に殺される。もう1つはその力を使いこなせるように特訓する、だ」

 

一夏は覚悟を決めた目をして

 

「この力を使いこなしてみせる」

 

決意を発した。

 

その言葉に零は

 

「いい目だ。お前からは運命に打ち勝つ力が見える」

 

感嘆の声を漏らした。

 

2人の破壊者は旅に出る。

 

その力で一体、何をする!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おまけ

 

「お前、家族は?」

 

「知らね。姉は良い人なんだけど、兄がな」

 

「じゃ、俺の弟になるか?」

 

「まじで。なるなる。あのクソ兄貴と縁切れるし、なる」

 

「じゃ、今から門矢一夏な」

 

こんなことがあったそうな




一応、もうすでに昭和ライダー系、平成ライダー系、アマゾンズのサブライダーは零、主人公ライダーは一夏がカメンライドできます


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2話

短いです。
試験が終わってから書こうと思ったら小論文とか来たんで。
話がめちゃくちゃなのも許して


「さて、お前が決心したということで次のステップに進もうか」

 

「次?」

 

零の言葉に首を傾げる一夏。

 

「この世界じゃ、力の意味が分からないだろ」

 

「力の、意味?」

 

「自分の力をどう使うか。どう使ったら最善かを瞬時にわかるようにしなければならない」

 

「…成る程」

 

ISの登場によって女尊男卑になり、代を重ねるにつれ酷くなっている。

 

この世界でISという兵器、力を持つという本当の意味を分かっている人はどれくらいいるだろうか。

 

「しかし、この世界で無理なら、まさか異世界に行くとでも言うのか?」

 

「そのまさかだ」

 

2人の目の前に銀のオーロラのカーテンが現れ通過していく。

 

すると、景色が変わり、それと同時に2人の服装も変わっていた。

 

ポケットに厚みを感じたのか、零はポケットに手を入れ、入っていたものを取り出した。

 

「これは…学生証?」

 

「学生証か。帝丹高校そして、住所は米花町?」

 

それを聞き、零は納得がいったかのように目を開く。

 

「そうか、ここは名探偵コナンの世界か。それなら、俺たちがやらなきゃならないことはだいたい分かった」

 

「やらなきゃならないこと?」

 

「すぐ察することになるさ。さて、学生証に書かれている住所に行くぞ」

 

零と一夏はその場から去り、目的地へ向かった。

 

(しかし、解せんな。俺があの世界ですべきことは一夏の力を使いこなせるようにサポートすることだ。おそらく、これは間違っていないだろう。しかし、なぜ最初に仮面ライダーとしての力があまりいらないこの世界に来ることになる?)

 

零は心の中で思案する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なかなか広いな」

 

着いた場所は少し古風なデザインの一軒家だった。

 

「さて、俺は明日から高校に通うが、お前はどうする?」

 

「ん〜俺も通うよ。なんか、俺も学生証あったし」

 

「まさかとは思うが高校のか?」

 

「そうだけど」

 

「今日は勉強会だな」

 

「え」

 

一夏は心底嫌そうな顔をする。

 

「なんでさ」

 

「お前、高校の勉強できんのか?」

 

一夏は本来の年齢で言えば中学生。

 

高校生の勉強なんてしたことがないだろう。

 

「違和感がないレベルまでは上げてやる」

 

「そ、そんな〜」

 

◇◇◇

 

結局、一夏に勉強を教えることで眠ることができなかった零。

 

寝ぼけた目をこすりながら、同じクラスになるメンバーに対して自己紹介を行う。

 

「門矢零です。趣味は写真撮影。よろしくお願いします」

 

「はい。拍手」

 

教師の言葉の後に拍手が続く。

 

「門矢は…あそこだな」

 

教師が指を指すのはだれも座っていない席。

 

そこに素直に座ると、隣から声がする。

 

「やあ」

 

「ん?」

 

「ボクは世良真純。よろしくな」

 

「ああ。よろしく頼む」

 

零は知らなかった。

 

このたまたま隣になった世良真純と付き合いをもったせいで事件に巻き込まれることを。

 




はい。
せっかくのディケイドなので、異世界編をやろうかなと。一応、この小説のIS世界はほんとに女利権がひどい世界観です。よくハーメルンでみますね。だったら、そこにいたら一夏くん、成長するかなと考えた結果の異世界編です。
というわけで最初の異世界はコナンの世界です。
一応、こんなダメ作者が書く作品とコラボしてもいいよという方は活動報のほうに御一報ください。
次話は2500字は超えます。


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3話

2500字を超えると言ったな。あれは嘘だ。
本当にすいません。



零と一夏はポアロというカフェに来ていた。

 

特に何か学校であったわけでもないので速やかに帰ろうとすると、世良と彼女の友達に誘われてポアロに行くことになった。

 

そこで小学生グループに会い、その子供達は世良達の知り合いだったため、話していた。

 

そんな時だった。

 

「ぎゃああああっ!」

 

悲鳴が上がったほうを見ると、男性が泡を吹いて倒れていた。

 

そこからの対応は迅速だった。

 

ポアロの店員のガングロのイケメンの方が現場保存のため、倒れた男の周りから人を避けた。

 

他の客が警察に電話をしていると、小学生グループの1人である江戸川コナンが倒れた男に近寄り、何かをペロッと舐めた。

 

「…これは、青酸カリ!」

 

それを聞いた零の頬は引き攣っていた。

 

◇◇◇

 

そこからの展開は怒涛の勢いだった。

 

探偵の毛利小五郎が眠りながら推理をし、事件を究明。

 

これで終わったかと思えば

 

「ここで終わってたまるかぁ!」

 

犯人の男は叫び出す。

 

犬のような機械が犯人の男の手にくる。

 

それは変形し、USBメモリが現れる。

 

男はそれをそのまま刺した。

 

『zoo!』

 

男の体は怪人『ズードーパント』に変化した。

 

「ちいっ!ボーっとすんな!」

 

驚いて突っ立ていた世良を押し、零は代わりにズードーパントの攻撃を受ける。

 

衝撃で転がるが、その間に腰にバックルを巻く。

 

「変身!」

 

《KAMENRIDE DECADE!》

 

零はダークディケイドに変身する。

 

「なんだ。お前は」

 

「ただの通りすがりだ」

 

ダークディケイドはズードーパントに向かって走り出す。

 

その時

 

『zero!』

 

新たなドーパント『ゼロドーパント』が現れた。

 

一夏もバックルを巻き

 

「変身!」

 

《KAMENRIDE DECADE!》

 

仮面ライダーディケイドに変身する。

 

「お前の相手は俺がする」

 

一夏はゼロドーパントを零のところに向かわせまいとする。

 

「ドーパント相手ならこいつだな」

 

《KAMENRIDE SKULL!》

 

零は骸骨の記憶を使い変身するライダー『仮面ライダースカル』にカメンライドした。

 

スカルマグナムを連射し、ズードーパントの動きを止める。

 

「さあ。お前の罪を数えろ!」

 

「今さら数えきれるか!」

 

「これ、初犯じゃないのかよ…」

 

一夏というと

 

「はっ」

 

ゼロドーパントに連続で拳をいれる。

 

しかし、攻撃をいくらしたところでダメージが通らない。

 

「何かしたか」

 

「ちいっ」

 

(確か、あのドーパントのメモリはゼロ。零の兄貴が言うにはドーパントの能力はその単語に関することのみ。ということは)

 

「これでいこう」

 

一夏はライドブッカーから一枚のカードを取り出す。

 

《KAMENRIDE WIZARD!》

 

《ヒー・ヒー・ヒーヒーヒー!》

 

一夏は絶望を希望に変える魔法使い『仮面ライダーウィザード』にカメンライドした。

 

「ふっ」

 

軽やかな動きでゼロドーパントに攻撃していく。

 

しかし、ダメージは一向にはいらない。

 

「鬱陶しい!」

 

ゼロドーパントが一夏の腕を掴んだ瞬間、

 

「待ってたぜ」

 

《ATTACKRIDE DRILL!》

 

一夏の拳が急回転しだす。

 

「何っ!」

 

ゼロドーパントについに攻撃が入る。

 

それに焦ったのか

 

「おいっ!」

 

ゼロドーパントがズードーパントに声をかける。

 

ズードーパントは零にボロボロにされていた。

 

「逃げるぞ」

 

「っ!ああ」

 

ズードーパントは背中に翼を生やし、ゼロドーパントを抱えて逃げていった。

 

「待ちやがれ!っ!」

 

零は追おうとするが、変身前に受けた傷で足をついてしまった。

 

「兄貴、大丈夫か?」

 

「そこまできつくないからな」

 

2人は変身を解除する。

 

「逃げるか」

 

「無理だと思うけど」

 

後ろの警察や探偵の鋭い視線から目をそらしながらそう呟いた。

 

そんな中、

 

「君達が都市伝説の仮面ライダー、なのか」

 

「はあああっ!」

 

零はその言葉に驚きの声を上げる。

 

「ごほん。俺たちはこの町に来たばっかだぞ。そんな都市伝説は知らん」

 

零は声を上げたのが恥ずかしかったのか、咳き込んでから都市伝説の疑惑を否定する。

 

「ねーねー、お兄さん」

 

「なんだい、コナン君。なんか、気持ち悪いぞ」

 

「あの怪物は何?」

 

「ん、仮面ライダーは噂になってて、あっちは誰も知らないのかい」

 

「うん」

 

「あれはドーパント。ガイアメモリを使うことで人を異形にする」

 

「ガイアメモリ?」

 

またまたわからないといった表情で零を見るコナン。

 

「おい。一夏、この前教えたろ」

 

零はめんどくさがり、一夏に丸投げした。

 

「ガイアメモリってのは地球の記憶を内包したメモリ。そのまま使うと、毒素やらがあるから一種の麻薬といっても過言ではない。まあ、ロストドライバーとかを使うと毒素を極限までに減らして使うことができるよ」

 

「へぇ〜そうなんだ」

 

◇◇◇

 

「あそこに仮面ライダーがいるなんてな」

 

「どうする?」

 

ゼロドーパントとズードーパントは焦っていた。

 

眉唾物だと思っていた仮面ライダー。

 

仮に出てきたとしても自分達には敵わないものだと考えていた。

 

結果は惨敗。

 

「…手を貸しましょうか」

 

「誰だ!」

 

突如、フードを被った男が現れる。

 

「あの仮面ライダーを倒したいものですよ。力がいるでしょう」

 

「…まあな」

 

「だったらこれを使いなさい」

 

フードの男はゼロドーパントにあるものを渡す。

 

「それはガイアメモリ強化アダプター。ガイアメモリの力を3倍にできます」

 

「さ、3倍!!」

 

「使うか使わないかはあなた次第です」

 

フードの男は蜃気楼のごとく消えていく。

 

「ど、どうする」

 

「使うしかないだろ」

 

『zero!アップグレード!』

 




戦闘シーンもうまくかけてない…
コナンの事件の部分はカットさせていただきました。トリックが思いつかないので。

一応、活動報告でコラボ募集しています。
いいよという方はご一報ください


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4話

すいません。無理やりですが、どうぞ。
二時間クオリティです(キリッ


「というわけでこの町の仮面ライダーを探すぞ」

 

「え、どうやって」

 

零の突然の提案に一夏は疑問を発す。

 

「これを使うんだよ。こ、れ、を」

 

零が指指すのはパーソナルコンピューター。

 

その画面には掲示板サイトが写っている。

 

「は?」

 

「この町の仮面ライダーのことは大体調べた。怪人が現れたところに仮面ライダーも現れる。なら、怪人が現れる場所にくるだろ」

 

「でも、この前は来なかったぞ」

 

この前というのは、ポアロで起こった一件のことだ。

 

「ああ。おそらく、あの中に変身者がいたんだろ」

 

「なんで変身しなかったんだ?」

 

「仮面ライダーが誰か分かってしまえば、周りの人まで被害がいくからな。明かさないのは懸命な判断だ」

 

「ほー。お、兄貴。早速」

 

「…この情報は近所だな。いくぞ」

 

零と一夏が現場に到着すると、ドーパントと襲われていたであろう人、そして

 

「なんで、世良が、さらに、確か、あの子は灰原哀ちゃんだっけ。どうしてここに?」

 

そう世良と灰原がいた。

 

世良は腰に、二つちょうどガイアメモリがさせるドライバー『ダブルドライバー』をセットする。

 

さらに灰原の腰にもダブルドライバーが現れる。

 

「まさか」

 

「力、貸してもらうよ。哀ちゃん」

 

「ええ」

 

灰原は懐からガイアメモリを取り出し起動する。

 

『cyclone!』

 

ダブルドライバーの片方にサイクロンメモリが転移してくる。

 

今度は世良がメモリを起動する。

 

『accel!』

 

そして、世良もメモリをセットする。

 

「「変身」」

 

『サイクロンアクセル!』

 

世良と灰原は仮面ライダーWサイクロンアクセルに変身した。

 

もっとも、灰原は気を失ったように倒れたが。

 

「「さあ、罪すら振り切る!」」

 

2人の声が重なって聞こえる。

 

「兄貴、混ざる?」

 

「大丈夫だろ」

 

零と一夏は傍観することにした。

 

「遅い、遅い」

 

Wはドーパントに連続でパンチやキックを繰り出す。

 

「こいつ、そんなに強くないわね」

 

「そうだね。だったら、ちゃっちゃと決めちゃおうか」

 

1つの体から2人分の声。

 

何も知らなかったら誰もが気がおかしくなったのかと心配するだろう。

 

「何、ふざけたことを抜かしてやがる。俺はまだ負けてないぞぉ!」

 

ドーパントは怒声を上げながら立ち上がる。

 

「だから、すぐ終わるんだって」

 

Wはどこからか剣『エンジンブレード』を取り出し、ベルトからサイクロンメモリを抜き、剣にセットする。

 

『cyclone!maximumdrive!』

 

「うおっ。安定の高火力」

 

W自身も風を纏ったエンジンブレードに振り回されながらもドーパントを切り裂く。

 

メモリブレイクは完了し、ドーパントは普通の男の姿になった。

 

Wが変身を解除しようとすると、

 

「よう。こんにちはと言ったほうがいいか」

 

零が声をかける。

 

「き、君はい、一体?」

 

世良は焦ったように取り繕うが、

 

「お前らの変身するところはもう見てるから取り繕わなくていい」

 

「全部、見てた?」

 

「ああ」

 

「だったら、手伝いなさいよ」

 

灰原からの厳しいツッコミ。

 

「いや、大丈夫そうだったからな。下手に手を出して邪魔をしたくない」

 

「それもそうね」

 

ようやく、Wは変身を解き、灰原は立ち上がる。

 

「近くの喫茶店で話しましょうか」

 

◇◇◇

 

喫茶店でコーヒーを飲みながら灰原がいざ詳しい話をしようとすると

 

「長くなりそうだから結構だ」

 

「ええー」

 

「なんだ、聞いてほしいのか?」

 

「そういうわけじゃないけど…」

 

「ならいいだろ」

 

零がバッサリと切り捨てる。

 

そんな中、ふと一夏が口を開く。

 

「なんで、2人は仮面ライダーになったんだ?」

 

「さあね。でも、言えることは正義の為かな」

 

「ええ、そうね。最初はやる気はなかったのよ。でもね、嬉しかったのよ。こんな私でも人の為に何かできるってことが」

 

「こんな?」

 

一夏は灰原の言葉に疑問の声をあげる。

 

「忘れてちょうだい」

 

灰原のキッとした目が一夏を脅かす。

 

「わ、悪かった」

 

「まあ、悪気はなかったんだ。許してやってくれ」

 

「…しょうがないわね」

 

4人はそのまま談笑する。

 

そんな時に

 

「み〜つけた」

 

「ほう、お前が言った通りだったな」

 

怪しい2人の男性が声をかけてくる。

 

「あん?お前らは」

 

「門矢君、そいつ、この前のドーパント!」

 

世良が大声で伝える。

 

「へぇ。なんで、俺がここにいると?」

 

「匂いを辿ったんだよ。お前に負けた後ぐらいから急に色んなことができるようになったんだよ。これ、なんていったけ」

 

「ハイ、ドープ」

 

「そう、それ」

 

『zoo!』

 

「はあ」

 

『zero!アップグレード!』

 

男2人はドーパントに姿を変える。

 

その体からは前回より圧倒的な力を感じる。

 

「ちいっ。変身!」

 

《KAMENRIDE DECADE!》

 

零は変身し、ドーパントを喫茶店から外に出す。

 

「哀ちゃん、いくよ」

 

「でも、あの人は信用できるの?」

 

「信用できるさ」

 

「理由は?」

 

「ボクの勘さ」

 

「はあ。ま、同意見ね。彼がなんであろうと信用はできそうね」

 

「だろ」

 

「出し惜しみはなしでいくわよ」

 

「ということは」

 

「最初からエクストリームよ」

 

『cyclone!』

 

『accel!』

 

「「変身」」

 

『xtreme!』

 

世良と灰原の意識と体が融合し、究極のW『サイクロンアクセルエクストリーム』となった。

 

「仮面ライダーって称号には色々と込められてるんだな。俺だって、やってやる。この力を正義にしてみせる。変身!」

 

《KAMENRIDE DECADE!》

 

一夏も変身する。

 

「仮面ライダーが3にん?」

 

「壮観だろ」

 

「ほざけ。お前らなんか目じゃねぇ」

 

ズードーパントが前回よりも力強く突進してくる。

 

《FORMRIDE OOO SAGOHZO!》

 

《サ・ゴーゾ…サ・ゴーゾォッ!》

 

一夏は誰かの手を掴むために戦う『仮面ライダーオーズ』の形態の1つ、サゴーゾコンボになる。

 

「ふっ」

 

一夏は胸を叩き衝撃波を発生させるが、ズードーパントは止まることはなくそのまま一夏に突っ込んだ。

 

「…捕まえたぞ」

 

「は、離せ!」

 

「お前が強くなってるのは分かる。だったら搦め手を使わせてもらう。俺はまだ弱いからな」

 

一夏は衝撃波でズードーパントの突進のスピードを緩和していたのだ。

 

そのまま、ズードーパントを殴って吹っ飛ばした。

 

《KAMENRIDE BUILD!》

 

《鋼のムーンサルト!ラビットタンク!イェーイ!》

 

《FORMRIDE BUILD OCTOPUS LIGHT!》

 

《稲妻テクニシャン!オクトパスライト!イェーイ!》

 

未来をそして新たなる世界すらビルドした創造のライダー『仮面ライダービルド』のオクトパスライトフォームに姿を変え、オクトパスハーフボディでズードーパントを捕まえる。

 

「ふっ」

 

そして、そのまま投げた。

 

「ぐふっ。て、テメェ何しやがる」

 

「投げただけだ」

 

「ふざけるな!」

 

また突進してきたので、ライトハーフボディの力でズードーパントの動きを止める。

 

「ま、眩しい」

 

動きが止まったところで一夏は

 

《KAMENRIDE DECADE!》

 

元の姿に戻った。

 

一夏がズードーパントと戦っている間

 

「おいおい。俺1人に2人か」

 

「3人の間違いだ」

 

零はライドブッカーで斬りかかるも、途端に力が抜ける。

 

「ちっ、面倒な」

 

『プリズムビッカー』

 

Wは冷静に剣と盾が合体しているプリズムビッカーを取り出した。

 

「そこの貴方、そのドーパントはアップグレードして触れたところ以外にも目視してもエネルギーを0にできるようになってるわ」

 

「なら、どうすれば」

 

「あいつの目を止めて。そしたら、ボク達が決める!」

 

「なるほど」

 

「何を企んでいるか、知らんが俺には無意味だぁ!」

 

「そいつはどうかな?」

 

《KAMENRAIDE MEIJI!》

 

宝石の原石を思わせる顔をして様々な魔法を使う『仮面ライダーメイジ』にカメンライドした。

 

《ATTACKRIDE LIGHT!》

 

魔方陣から光が発せられゼロドーパントは目を瞑る。

 

「ま、眩しい」

 

「今だ!」

 

『prism!maximumdrive!』

 

「「プリズムブレイク」」

 

Wはプリズムビッカーからプリズムソードを抜き、勢いよく切り裂く。

 

「ば、馬鹿な」

 

「プリズムのマキシマムドライブには他のメモリの能力を無効化できる」

 

「な、何!?」

 

「まあ、お前の対処法としては色々とあったんだがな」

 

零はクロックアップや高速化と書かれているカードを見ながら呟いた。

 

「それにそこ危ないぞ」

 

「何を言って、ぐわぁっ!」

 

ゼロドーパントに一夏が吹っ飛ばしたズードーパントが当たる。

 

「最後は全員でいくか」

 

「そうだね」

 

「最後くらいわね」

 

《FINALATTACKRIDE DE DE DE DECADE!》

 

『 xtreme!maximumdrive!』

 

《FINALATTACKRIDE DE DE DE DECADE!》

 

「はっ」

 

3人が同時にライダーキックをゼロドーパントとズードーパントに食らわせる。

 

「こ、こんなはずでは」

 

「お、俺の力が通用しないっていうのか!」

 

2体のドーパントは人間の姿に戻り、近くにはガイアメモリが壊れた状態で落ちていた。

 

◇◇◇

 

「もう行くのかい?」

 

「まあな。一夏も仮面ライダーってのを少しはわかっただろうしな」

 

ドーパントとの戦闘を終え、夕暮れ時になっていた。

 

「はあ。せっかく仲良くなれたのになぁ」

 

「そんなに落ち込まなくていいじゃない。いつかは会えるとでも思っておきなさい。死んだ訳じゃないんだから」

 

「それもそうだね」

 

「じゃあな。また会えるといいな。コナン君やらクラスの連中にはうまく言っておいてくれよ」

 

「それじゃあ。さよなら」

 

零と一夏は別れの挨拶をして次の世界へと旅立った。

 

ちなみに零のライドブッカーの中には新たなカードが入っていたとさ。




コナンじゃなくても良かった感が…
まあ、ただ単に私が世良さんと灰原さんが好きだからやっただけなので(それでもひどい)
次回もよろしくお願いします。

コラボ募集を行っています。
してもいいよという寛大な方は活動報告まで


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5話

今回からは仮面ライダー様さんの『世界の破壊者、及び世界の門番に選ばれた男』とのコラボ回です。

仮面ライダー様さん、本当にありがとうございます。


『よお、俺とはこんにちはになるな。1話に出ていた転生を担当した神だ。今回からは俺がプロローグをさせてもらうぜ。』

 

ここで幾何学模様が描かれた本を開いた。

 

『この本によれば、転生者である織斑秋十により、正史とは異なる未来になり破壊者ディケイドの力を得た織斑一夏、いや、門矢一夏。彼は黒き破壊者の力をもつ門矢零と共に世界と世界を股にかける。今回の世界は悪魔と堕天使に赤き龍と白き龍が交錯する世界。そこに一夏以外のディケイドが現れる。そこで門矢零は…』

 

そこでようやく本を閉じる。

 

『おっと、皆さんにはまだ先の話、でしたね』

 

◇◇◇

 

「おいおい、やっぱ俺は天才だな」

 

地に伏した悪魔を見て、この世界の主人公『兵藤一誠』は胸を張る。

 

もっとも、この悪魔は討伐ランクSと低いわけではない。

 

「流石ね。イッセー」

 

プロモーションも使わず、ポーンの一誠がはぐれ悪魔を倒したことを褒める主人『リアス・グレモリー』。

 

「そりゃそうですよ。この赤龍帝の籠手があればどんな敵だって倒してみせますよ」

 

そう自慢していると、突如彼らの目の前にオーロラが現れる。

 

そのオーロラからは破壊者『ディケイド』が現れた。

 

「…兵藤一誠。いや、こう言ったほうがいいか、『田中界磁』」

 

どうやら、声を聞くと、ディケイドの変身者は一夏ではない。

 

「なんで、その名前を。テメェ、何モンだ!!」

 

「ただの世界の破壊者だ」

 

《KAMENRIDE RYUKI!》

 

ディケイドに透明な影が重なり、赤き龍と契約し鏡の世界で戦う『仮面ライダー龍騎』にカメンライドした。

 

「仮面ライダー龍騎ねぇ。また懐かしいものを」

 

「龍には龍だ。お似合いだろ」

 

そこで一誠は赤龍帝の籠手でディケイド龍騎に殴りかかる。

 

「ちょっと、イッセー!」

 

「任せてください、部長!こいつも俺が倒します!」

 

「あらあら」

 

リアスは止めようとするが、一誠は自分1人でという姿勢を崩さない。

 

リアスのクイーンである『姫島朱乃』は困ったふうに声を出す。

 

しかし、一誠が繰り出した拳はディケイド龍騎に掴まれた。

 

「な、何!?」

 

「その程度で、俺に攻撃が入るとでも。ふんっ!」

 

一誠を逆に殴り、吹っ飛ばす。

 

それにリアスは危機を感じたのか

 

「祐斗、小猫!」

 

「はい。部長」

 

今度は騎士である『木場祐斗』、戦車である『塔城小猫』が連携して攻撃を仕掛ける。

 

ディケイド龍騎は焦らず、新たなカードをバックルに挿入する。

 

《ATTACKRIDE SWORDVENT!》

 

柳葉刀の形をしたドラグセイバーを召喚し、祐斗の剣を受け止める。

 

「塔城さん!」

 

「任せてください」

 

小猫の鋭い拳がディケイド龍騎のボディに迫る。

 

「甘い!!」

 

祐斗をドラグセイバーで押し返し、そのまま小猫を攻撃する。

 

見事にドラグセイバーは命中し、小猫にダメージを負わせる。

 

小猫はそのまま気絶してしまった。

 

「小猫!」

 

「テメェ、よくも小猫ちゃんを!」

 

「っ!雷よ」

 

ディケイド龍騎に雷が落とされようとした時、

 

《FORMRIDE WIZARD LAND!》

 

《ドッ ドッ ドッ ドドドンドン ドッ ドッ ドン》

 

ウィザードランドスタイルとなり落雷のダメージを軽減する。

 

「別の姿に!?」

 

「うおおおおおー」

 

一誠は祐斗と小猫が戦っている間に自身の神器である赤龍帝の籠手の固有能力“倍加”を行なっていた。

 

そのまま、突進する一誠。

 

「舐めてるのか、お前」

 

ディケイドはそれを避け、元の姿に戻る。

 

「これで終わりだ」

 

ライドブッカーから取り出したのは、ディケイドの紋章が描かれている黄色のカード。

 

《FINALATTACKRIDE DE DE DE DECADE!》

 

ライドブッカーからディメンションブラストを放つ。

 

一誠は直撃し数度地面に叩きつけられ気を失った。

 

ディメンションブラストの余波で祐斗と朱乃は立ち上がれなくなっていた。

 

それを見たリアスは

 

「撤退よ」

 

魔法を使い、眷属を連れて逃げていった。

 

その際、リアスはディケイドに向け滅びの魔術を放つが、ディケイドはそれを煩わしそうに弾いた。

 

「ちっ。逃したか」

 

変身が解け、その姿が露わになる。

 

彼の名前は『希月 悠真』。

 

世界の破壊者であり、3つの世界の門番を任されている男だ。

 

 

そして、彼らの戦いを見ていたものがいた。

 

そう、門矢零と門矢一夏だ。

 

「兄貴、ありゃ」

 

「ああ。強いな。今のお前では絶対に勝てん」

 

「そして、俺と同じ…」

 

「ディケイドだな」

 

2人が喋っていると

 

「そこにいるのは誰だ?」

 

悠真が声をかける。

 

零と一夏は物陰から出てくる。

 

2人が出てくると

 

「ここはインフィニット・ストラトスの世界ではないんだが…転生者か?」

 

「違うぞ」

 

「それは俺が確かめることだ」

 

《KAMENRIDE DECADE!》

 

「血気盛んだな。変身」

 

《KAMENRIDE DECADE!》

 

ディケイドとダークディケイドが向かい合う。

 

「一夏。手を出すなよ。死ぬぞ」

 

「あ、うん」

 

「さて、遊ぼうか」

 

「こっちのセリフだ」

 

ダークディケイドとディケイドの戦いが始まる。

 

ちなみに、一夏は…

 

「はい?嘘でしょ」

 

戦いの場から離れようとするとはぐれ悪魔が

 

「変身!」

 

《KAMENRIDE DECADE!》

 

一夏も変身してはぐれ悪魔と戦うことになった。




次回もお楽しみに〜



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6話

前回に引き続きコラボ回です。

映画、まだ見れてません。


『この本によれば、転生者である織斑秋十により、正史とは異なる未来になり破壊者ディケイドの力を得た門矢一夏。彼は黒き破壊者の力をもつ門矢零と共に世界と世界を股にかける。相対する門矢零と希月悠真。2人の破壊者の戦いの末、彼らは…おっと、皆さんには、まだ先の世界、でしたね』

 

◇◇◇

 

金属的な音を夜の街に響かせながら、2人の破壊者は戦う。

 

「はあ。この姿じゃ、埒があかない」

 

《KAMENRIDE PSYGA!》

 

零は天空の帝王『仮面ライダーサイガ』にカメンライドし、

 

《ATTACKRIDE FLYINGATTACKER!》

 

フライングアタッカーを出現させ飛び上がる。

 

「なら、こちらもだ」

 

《KAMENRIDE BRAID!》

 

《FORMRIDE BRAID JACK!》

 

アンデットと戦い最後は自身までアンデットになった悲劇のライダー『仮面ライダーブレイド』のジャックフォームにカメンライドした。

 

背中に翼を広げ、零に接近する。

 

「Let's game begin!」

 

「お前の遊戯に付き合うつもりはない」

 

零はフライングアタッカーから発砲、悠真は避けつつライドブッカーを銃にして撃った。

 

零も当然のように避ける。

 

それが何度か続くと、

 

「ちっ。空中戦でも差がないか」

 

《KAMENRIDE SORCERER!》

 

零は黄金の魔法使い『仮面ライダーソーサラー』になり、さらにバックルにカードを入れる。

 

《ATTACKRIDE EXPLOSION!》

 

突如出現した火球は悠真の意表を突きヒットした。

 

「さて、これでジ・エンドだ」

 

《FINALATTACKRIDE SO SO SO SORCERER!》

 

零の足元に魔方陣が現れ、そのエネルギーを足に纏わせる。

 

「これで終わりなわけないだろ」

 

《FINALATTACKRIDE DE DE DE DECADE!》

 

悠真もカードを挿入し、零と同時にライダーキックを放つ。

 

2人のキックはほぼ同火力で、どちらにも大ダメージが入る。

 

零はダークディケイドの姿に戻ってしまった。

 

「まずいな」

 

「さて、次はこいつだ」

 

悠真はライドブッカーから何枚かカードを出し、その中から1枚を選ぶ。

 

《KAMENRIDE GHOST!》

 

《レッツゴー!覚悟!ゴ ゴ ゴ ゴースト!》

 

《ガンガンセイバー!》

 

英雄の力を使い人々の想いを未来に繋いだ『仮面ライダーゴースト』にカメンライドし、零に斬りかかる。

 

零はライドブッカーで応戦するが、ゴーストのユラユラとした動きに対応しきれない。

 

悠真がついにガンガンセイバーで零を斬った。

 

続いて2撃目を入れようとすると、零が悠真の腕に蹴りを入れガンガンセイバーを落としてしまう。

 

零はその隙に攻撃を加えようとするが、悠真が手でそれを抑える。

 

その時に、悠真はゴーストにカメンライドしていたのが原因で零の記憶を読み取った。

 

「成る程な。こちらの不手際か」

 

「ん?」

 

「何、お前達が転生者ではないことが分かっただけだ」

 

「成る程、大体わかった」

 

零と悠真は変身を解除する。

 

「それじゃあな」

 

悠真がオーロラカーテンを発生させその場を去ろうとすると、零が呼び止める。

 

「おいおい、いきなり攻撃してきて帰るなんて話が良すぎやしないか」

 

「はあ、しょうがない。この世界、ハイスクールD×Dの世界の主人公である兵藤一誠は転生者だ。俺はそいつを殺すためにこの世界に来ている。これでいいだろ」

 

零はその話を聞き、しばらく考えると

 

「おい、取り引きをしようぜ」

 

「ほう」

 

「そちらに出すのは俺がこの世界の兵藤一誠以外の転生者の情報、こちらが要求するのはこの世界限定でお前と俺と一夏でチームを組む。どうだ」

 

「面白い。いいだろう」

 

悠真は承諾し、零と悠真の同盟関係ができた。

 

◇◇◇

 

2人の同盟が結ばれ、零は一夏の元に

 

「よあ、一夏」

 

「あ、終わったのか」

 

「まあな」

 

そこで零は神妙な顔をして

 

「一夏、お前は人を殺せるか」

 

そう、零はこの世界で希月悠真と出会いやるべきことを完全に理解していた。

 

一夏は破壊者であるディケイドの力を持っているとはいえ、元々はただの中学生。

 

普通に考えて人を殺せるはずがない。

 

しかし、

 

「ああ。…………出来るよ」

 

「っ!」

 

一夏の言葉に零は驚きを隠せない。

 

「これを手にしてから、よくわからない夢を見るんだ」

 

「夢?」

 

一夏はマゼンタのバックルを弄りながら語る。

 

「その中の一つでさ、こいつが出てくる物語でね」

 

一夏が手にするのは緑色のライダーのカード。

 

「なるほどな」

 

「喰われる前に…喰う!」

 

「ふっ。じゃあ行くぞ」

 

零がオーロラカーテンを発生させる。

 

「え、それ、自分で出せるの!」

 

「特訓すればな。便利だぞ、これ。時間旅行までできるしな」

 

そう言いながら、2人はオーロラカーテンに入っていた。

 

それを抜けると、学園のような場所に来ていた。

 

「遅かったな。もう、始まっているぞ」

 

「律儀に待ってたんだな、お前」

 

「で、兵藤一誠以外の転生者は?」

 

「匙元士郎に、ヴァーリ・ルシファーの2人だ。ちょうどだな」

 

「兄貴、え、どういう?」

 

一夏はハテナマークを浮かべる。

 

「こいつと同盟関係結んだ。それだけだ」

 

「オーケー、わかった」

 

「そろそろ行くぞ」

 

3人はバックルを巻き、カードを手にし、挿入する。

 

「変身」

 

「アマゾン!」

 

零はいつも通りの掛け声を出しながら、一夏はいつもと違うがより力がこもった声をだし、悠真は無言でバックルを操作する。

 

《KAMENRIDE HIBIKI!》

 

《KAMENRIDE GEIZ!》

 

《KAMENRIDE AMAZONOMEGA!》

 

《ライダータイム!仮面ライダーゲイツ!》

 

《エボリュ・エ・エボリューション!!》

 

悠真は音撃を使い魑魅魍魎と戦う鬼『仮面ライダー響鬼』に、零は2068年から来たライドウォッチを使って戦う未来のライダー『仮面ライダーゲイツ』に、一夏は養殖のアマゾンでありながら人間とアマゾン両方を守ろうとした『仮面ライダーアマゾンオメガ』になった。

 

「狩りの時間だ」




次話でおそらくこのコラボも終わると思います。


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7話

年越しギリで投稿


『この本によれば、門矢零と門矢一夏は希月悠真と協力し、悪魔達と戦うことなる。そして、門矢一夏はついに手を汚す。おっと、皆さんにはまだ先の話、でしたね』

 

◇◇◇

 

「お前が当代の赤龍帝か」

 

「お前は…」

 

駒王学園の校庭にて、リアス・グレモリーやソーナ・シトリー、ならびに転生者達が堕天使の幹部コカビエルと戦った。

 

流石、転生者というべきか、コカビエルを圧倒した。

 

「また、会おう」

 

「待ちやがれ!!」

 

どうやら、説明している合間に話が終わったようだ。

 

そこに

 

「待ってもらおうか」

 

《ジカンザックス!》

 

《YOU!ME!》

 

矢が放たれ、ヴァーリ・ルシファーにあたり体勢を崩す。

 

「っ!誰だ!」

 

「フン。お前がヴァーリ・ルシファーか」

 

「そうだが…何のつもりだ。俺が白龍皇と知っての攻撃か!!」

 

「そんなことどうでもいい。テメェを破壊するだけだ」

 

零はヴァーリをにらめつけながらそう言う。

 

リアス達は

 

「あれは…この前の」

 

「いや、でもベルトが違う」

 

と小声で話していると

 

「それは俺のことだな」

 

《ATTACKRIDE ONGEKIBOU REKKA!》

 

火球が次々と飛んでくる。

 

「きゃっ」

 

「なっ!」

 

「今度こそ、破壊する。田中界磁」

 

悠真が撥の形をした武器『音撃棒烈火』を手遊びしてるかのように操作しながら現れる。

 

駒王学園側でありながら話でしか聞いてないソーナ・シトリー達は

 

「え、あれがリアス達が言ってた人達なの?」

 

「一体、何が目的なの?」

 

「…匙元士郎ってのは誰だ」

 

そこに一夏が歩きながら問う。

 

「匙、一体何したの!?」

 

「知りませんよ!会長!」

 

「そう、君か」

 

一夏は匙元士郎と呼ばれた男に飛びかかった。

 

《divide!》

 

ヴァーリは自身の神器『白龍皇の籠手』を発動するが、

 

「効くわけないだろ」

 

零には何の効果もない。

 

「な、何故だ!」

 

「俺が破壊者だからだ」

 

《FORMRIDE GEIZ GHOST!》

 

《ライダータイム!仮面ライダーゲイツ!アーマータイム!カイガン!ゴースト!》

 

零は鎧を纏い、仮面ライダーゲイツゴーストアーマーとなった。

 

手で三角を作ると肩の眼球ようなものからパーカーアイコンが複数体飛び出しヴァーリに攻撃する。

 

「なんだ、こいつら」

 

「これで終わりだ」

 

《FINALATTACKRIDE GE GE GE GEIZ!》

 

零の後ろに紋章が現れ、零の右足にエネルギーを挿入する。

 

そのまま、ヴァーリに必殺のライダーキックを喰らわせる。

 

爆発がおき、煙が立ち込める。

 

「まだ、破壊しきれていないか」

 

《禁手化》

 

爆煙の中から現れたのは白い鎧を纏ったヴァーリ。

 

「だったら、こいつだ」

 

《KAMENRIDE RYUGA!》

 

零は黒き龍と契約したミラーワールドのライダー『仮面ライダーリュウガ』にカメンライドした。

 

《ATTACKRIDE ADVENT!》

 

契約モンスターのドラグブラッカーを呼び出した。

 

「ドラゴンだと」

 

「お前にはちょうどいいはずだぞ」

 

 

 

「うおおおおおお!」

 

一誠が悠真に殴りかかるが、悠真はそれを避け、腹に音撃棒を叩きこむ。

 

「ぐはっ!」

 

悠真の周りにはリアス・グレモリーや姫島朱乃が無残な姿で横たわっていた。

 

「よくもよくもよくもよくもよくもよくもよくもよくもよくもよくもよくもよくもよくもよくもよくもよくもよくもぉ!」

 

一誠は絶叫しながら突っ込む。

 

その怨嗟に反応したのか、赤龍皇の籠手が禁手化した。

 

「そうか」

 

《FINALATTACKRIDE HI HI HI HIBIKI!》

 

一誠の腹に太鼓が現れ、それを悠真は勢いよく音撃棒で叩きつける。

 

「フンっ!フン!フンっ!フン!フン!フンっ!フン!フンっ!フン!フン!フンっ!フンっ!フンっ!ハァ、フンっ!フンっ!」

 

音は鎧を揺らし一誠の体に直に響く。

 

「まだだ!」

 

「ほう。立ち上がるか」

 

《KAMENRIDE EVOL!》

 

《コブラ!コブラ!エボルコブラ!フッハッハッハッハ!》

 

「あいつの力を使わせてもらおう」

 

星の破壊者『仮面ライダーエボル』にカメンライドした。

 

超スピードで一誠に連続で攻撃した。

 

「ぐはっ」

 

「こいつもいっとくか」

 

《ATTACKRIDE FORKGATORINGER!》

 

《10!20!30!40!50!60!70!80!90!100!フルバレット!》

 

ホークガトリンガーが火を吹き、一誠を吹き飛ばした。

 

 

「ラインよ」

 

一夏は匙の神器『黒い龍脈』によるラインで拘束されるが

 

「フン!」

 

一夏が力を込めるとちぎれてしまう。

 

「な、何!?」

 

「…脆いな」

 

「匙!」

 

ソーナ達が悲鳴をあげるのが遅く、匙の右腕は切断されていた。

 

「…ぎゃあああ!」

 

「うるさいな」

 

一夏は匙を思いきり殴り飛ばした。

 

「まだだ」

 

一夏は連続でパンチやキックを繰り出す。

 

そうでもしないと吐いてしまいそうだからだ。

 

「も、もうやめて。殺してくれ」

 

「そうか」

 

 

 

3人の破壊者がバックルにカードを入れるのは同時だった。

 

《FINALATTACKRIDE RYU RYU RYU RYUGA!》

 

《FINALATTACKRIDE E E E EVOL!》

 

《FINALATTACKRIDE A A A AMAZONOMNGA!》

 

黒龍『ドラグブラッカー』の黒炎に合わせて零はヴァーリにキックする。

 

足に星座盤が現れ、それが収縮されそのまま悠真は足を一誠に叩きこむ。

 

一夏はジャンプし、両足で匙を蹴った。

 

今度はしっかり決まったようで3人の転生者は絶命した。

 

一夏は思っていた感覚と違い、戸惑うが、すぐに吐き気がする。

 

「一夏。吐くなら吐いていいぞ」

 

「う、うん」

 

一夏は変身を解除し、木陰で何度か吐いた。

 

「スッキリしたか」

 

「あ、ああ」

 

「顔色悪いな。しばらく寝てろ」

 

零は一夏を背負う。

 

一夏は零の背中で眠りに入った。

 

 

 

 

「はあ。もう行くのか」

 

「まあな」

 

「お前とはまた会いそうだからな。これ、持っとけ」

 

零が悠真に渡したのダークディケイドのカード。

 

「ありがたく受け取っておこう」

 

悠真は歩きながら手を軽く振りながらオーロラカーテンの中に入っていった。

 

「またな。希月悠真」

 

零達もオーロラカーテンに入っていった。

 




今回で仮面ライダー様さんとのコラボは終了です。

仮面ライダー様さん、ありがとうございました。


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8話

今回からはSOURさんの『仮面ライダークライム~旅をする男~』とコラボです。
しかしながら、最後にしか仮面ライダークライムは出てません。
今回のメインはオリキャラ登場です。


『この本によれば、転生者である織斑秋十により、正史とは異なる未来になり破壊者ディケイドの力を得た織斑一夏、いや、門矢一夏。彼は黒き破壊者の力をもつ門矢零と共に世界と世界を股にかける。今回の世界はどうやら前回より危ないようで。門矢零はその世界で昔の知り合いに出会う。さらに、規格外の人物にも出会う。おっと、皆さんにはまだ先の話、でしたね』

 

◇◇◇

 

「世界名画コレクション?」

 

「そう。これ、言ってみたいんだよね。俺の世界にある絵もあるんだけどさ、一気には見れないからさ」

 

「じゃ、行くか」

 

「うん、兄貴」

 

新たな世界に来て2日が経った。

 

その間、特に何もなく、零達は自身がこの世界でやらなければならないことがわかっていなかった。

 

「見たことある作品もあるな」

 

「おお、スゲー。これ、全部億超える絵画ばっかだよ、兄貴」

 

零達が絵画を見ていくと奥のほうに人だかりがあまりない部屋が。

 

「なんで、あの部屋には人がいないんだ」

 

「たしか、あの部屋には最後の戦いっていう絵があるはずなんだけど。たしか、億超えて、さらに兆超えて、京にまで値段が上がった作品だったな」

 

「高すぎるでしょ」

 

零達は足を進める。

 

「これが」

 

「ああ。最後の戦い」

 

「背中に龍。カッコいいじゃん」

 

「小学生か、お前は。しかし、こいつが構えているドライバー。似たようなのを見たことがあるような気が…」

 

「それにしても、威圧感あるね。絵画の世界にいるわけでもないのに肌がピリピリする」

 

「それほどのものだから、価値が高いんだろうよ」

 

2人がその部屋から出ようとすると

 

「痛っ」

 

「す、すいませんッス」

 

零が人にぶつかってしまう。

 

顔を上げると

 

「げ」

 

「久しぶりッスねぇ、零くん。不動さんもいるッスから話聞かせてもらうッスよ」

 

「えっと、二人はお知り合いで」

 

「ご近所さんだった人」

 

「幼馴染ッスね」

 

零は幼馴染に引き摺られ、一夏はそれを追いかけていった。

 

◇◇◇

 

「どこで何していたッスか!」

 

「騒ぐな、うるさい。俺は旅していただけだ。そういうお前らこそ、なんでこの世界にいる?」

 

「たまたまだよ。たまたま」

 

零が二人の女性と話していると

 

「で、そっちが」

 

「一夏だ。門矢一夏だ。俺の弟」

 

「マジか。似てないぞ」

 

「そりゃ、義理だからな」

 

「ほぉ〜。お前が拾うとか珍しいな」

 

「一夏、このッスって言いまくっていて、とある部分が貧しいやつが風間伸奈。こっちの豪快で身長が高いのが不動明菜。二人とも俺の知り合いだ」

 

「はあ。門矢一夏です。よろしくお願いします」

 

「おっ、礼儀正しいじゃねぇか。不動明菜だ、よろしく」

 

「どっかの誰かさんとは大違いッスね。風間伸奈ッス。こちらこそ、よろしくッス」

 

伸奈と零は視線で牽制し合う。

 

明菜はバクバクと皿にのっている料理を食べていく。

 

一夏はアワアワしながらその様子を見るしかなかった。

 

一方、零達が座っている席の死角では…

 

コナンの世界でガイアメモリ強化アダプターをゼロドーパントに手渡した謎の人物がいた。

 

「門矢零。あなたを必ず殺します。この世界で。変身」

 

《ライダータイム!仮面ライダーアクジ!》

 

《ジカンギレール!カタナ!》

 

複眼にはRIDERと書かれている仮面ライダーアクジに変身した。

 

アクジが手をかざすと、オーロラカーテンが現れる。

 

そこからリュウガ、ダークカブト、武神鎧武、ゲンムが出てくる。

 

「さて、始めましょうか」

 

四人のダークライダーは零達がいる席に向かって走り出す。

 

「なっ、こいつらは」

 

「ダークライダー共か!」

 

「とりあえず、切り抜けるぞ」

 

零はダークカブトを、一夏はゲンムを、伸奈はリュウガを、明菜は武神鎧武をというふうに分担する。

 

「ダークカブトか。クロックアップさえ気をつければいいか。変身」

 

《KAMENRIDE DECADE!》

 

「お、おう。奇抜なデザインで。ぶっちゃけ、あの状況、どうすれば良かったのか分からなかったからありがたかったぜ。変身」

 

《KAMENRIDE DECADE!》

 

「まだ、あいつには聞きたいことがあるッスからさっさと終わらせるッス」

 

《ハリケーンニンジャ!》

 

「変身ッス」

 

《マキマキ!竜巻!ハリケーンニンジャ!》

 

伸奈は忍者のゲームがモチーフのライダー『仮面ライダー風魔』に変身した。

 

「食後にはちょうどいいな。変身」

 

《グラトニーフォーム!》

 

正史には登場しない未知のライダー『仮面ライダー冥王』がここに君臨した。

 

正史で一番近いライダーは電王といったところだろう。

 

しかし、仮面ライダー冥王は電王以上のフォーム数を持ち、何より不吉な感じだった。

 

「さてと、門矢零。あなたがダークカブトを倒した隙をついて殺しましょう。それが一番確実ですから」

 

アクジは妖しく笑う。

 

それは誰にも聞かれていないはずだった。

 

「感動の再会を邪魔してやることがそんなみみっちいことかよ」

 

「っ!誰だ!」

 

「俺か。俺は」

 

《KAMENRIDE CLIMB!》

 

「仮面ライダークライム。ただの旅人だ」

 




次回から本格的に朧くんを零達に絡ませます。


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9話

『この本によれば、転生者である織斑秋十により、正史とは異なる未来になり破壊者ディケイドの力を得た織斑一夏、いや、門矢一夏。彼は黒き破壊者の力をもつ門矢零と共に世界と世界を股にかける。現れたダークライダーと戦う門矢零一行。倒したと思ったら…おっと、皆さんにはまだ先の話、でしたね』

 

◇◇◇

 

「…仮面ライダークライム?知らないですねぇ」

 

「俺もお前を知らないな」

 

「邪魔しないでもらいたいですねぇ。部外者には」

 

「いいだろ。減るもんじゃないし」

 

《CREATERIDE!ATTACKRIDE BREAST!》

 

灰色の銃から弾が変則的な動きをしながらアクジに迫る。

 

「なめるな!」

 

アクジは手に持っているジカンギレールで自身に向かってくる弾を切り刻む。

 

《G電王!》

 

アクジは腕のホルダーから新たなライドウォッチを取り出し起動し、ベルトにセットする。

 

そのまま、ベルトを360°回転させる。

 

《ライダータイム!仮面ライダーアクジ!アーマータイム!〜♪G電王!》

 

《ジカンギレール!ムチ!》

 

アクジはG電王アーマーを纏い、ジカンギレールをカタナモードからムチモードに変形させた。

 

ジカンギレールを生き物のように動かしクライムを威嚇する。

 

「それがどうかしたか」

 

クライムがまたもや発砲すると、アクジから円状のバリアが発せられ防がれた。

 

「G電王のパーフェクトウェポンによるバリアか」

 

「君の攻撃は私には届かない」

 

一方で零達は…

 

「ちいっ、クロックアップか!」

 

ダークカブトがベルトの側面のボタンを押しクロックアップを発動させていた。

 

「だったら、こいつだ」

 

《KAMENRIDE TAIGA!》

 

虎と契約し英雄になろうと足掻いたライダー『仮面ライダータイガ』にカメンライドし、

 

《ATTACKRIDE FREEZEBENT!》

 

冷気を発生させダークカブトの足を凍らせる。

 

「さて、これで終了だ」

 

《FINALATTACKRIDE TA TA TA TAIGA!》

 

タイガの契約モンスターであるデストワイルダーがダークカブトを零の方向に無理やり引きずり、零がいつのまにか装備していたデストクローを突き立て持ち上げた。

 

ダークカブトは爆発し、零は姿をダークディケイドに戻した。

 

 

《ギュ・イーン》

 

ゲンムはバグヴァイザーをチェンソーモードにし一夏に斬りかかる。

 

一夏はそれをすれすれでよけ、バックルにカードを挿入する。

 

「あんたにはこれを使ったほうがいいような気がする」

 

《KAMENRIDE OOO!》

 

《タ・ト・バ!タトバ!タ・ト・バッ!》

 

仮面ライダーオーズにカメンライドし腕のトラクローを展開しゲンムに攻撃する。

 

「こいつ、まるで操り人形みたいだ。なら、駆け引きはいらないな。一気に決めよう」

 

《FINALATTACKRIDE O O O OOO!》

 

足はバッタのような形になり背中からはタカの羽が生える。

 

一気に飛び上がりゲンムに向かってキックする。

 

「セイヤーッ!」

 

ゲンムは炎に包まれ見えなくなった。

 

 

「忍者系だから扱えそうな気がしたッスけど、やっぱりいつものにすれば良かったッスねぇ」

 

伸奈はそう呟きながら

 

《ギリギリチャンバラ!》

 

プロトギリギリチャンバラガシャットを起動する。

 

《ガシャット!》

 

《ガッチャーン!レベルアップ!ハリケーンニンジャ!アガッチャ!ギリ ギリ ギリ ギリ!チャンバラ!》

 

《ガチャコンスパロー!》

 

伸奈はガチャコンスパローを取り出し、リュウガに向け矢を放つ。

 

《STRIKEBENT!》

 

リュウガは籠手にカードを読み込ませ、ドラグクローを召喚。

 

矢を素早く迎撃する。

 

「予想通りの動きをしてくれて助かったッス」

 

《ガシャット!》

 

《キメワザ!》

 

《ドラゴナイトクリティカルフィニッシュ!》

 

ガチャコンスパローにプロトドラゴナイトハンターZガシャットをセットし龍の咆哮の如く、黒いエネルギー砲が発射される。

 

リュウガの攻撃すらも飲み込み、エネルギー砲はリュウガに直撃した。

 

 

「なんだ、もう少し歯ごたえはないのか」

 

明菜は足元に転がる武神鎧武を見てがっかりしたような声を出す。

 

「その程度ならさっさと消えろ」

 

《FULLCHARGE!》

 

明菜はベルトをパスをかざしエネルギーを腕に貯める。

 

武神鎧武を立ち上がらさせ、拳を叩きつけた。

 

 

四人のダークライダーは倒されたかと思われた。

 

「おい、お前ら。そのライダー共は生きてるぞ!!」

 

クライムが叫ぶ。

 

「余計なことを言うな!」

 

《フィニッシュタイム!G電王!》

 

《パーフェクト!タイムクラッシュ!》

 

ジカンギレールがクライムに何度も叩きつけられる。

 

クライムはさほどダメージを負ってないようだが、動けない。

 

爆炎からは機械的な音声が次々と聞こえてくる。

 

《CHANGE!HYPERBEETLE!》

 

《ゴッドマキシマムマイティX!シンハイパームテキ!》

 

《マキシムガシャット!ドッキーング!パッカーン!》

 

《最高神!輝け!天帝の如く!白銀の最凶クリエーター!ハイパームテキゲンム!》

 

《SURVIVE!》

 

《極アームズ!大 大 大 大 大 将軍!》

 

ダークカブトハイパーフォームに、ゲンムムテキゲーマー、リュウガサバイブ、武神鎧武極アームズとなり零達の前に現れた。

 

「こいつはまずいな」

 

「おい、逃げるぞ!」

 

零が焦ったような声を出した後、クライムが

 

《CREATERIDE!SUMMONRIDE G3-X!RAIA!JORKER!ZEROSPECTOR!》

 

四人のライダーを呼び出す。

 

呼び出されたライダーは足止めを開始し、零達は逃げ出した。

 

 

 

「で、お前は?」

 

「仮面ライダークライム。神崎朧だ。よろしく頼むぜ、ダークディケイド」

 

これが破壊者と常識外の創造者の正式な初邂逅である。




G電王とかみんな覚えてる?
私は懐かしいと思いながらライドウォッチにして登場させました


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10話

ツイッターで昨日、夜には出せるなとか言って、一日後にだす馬鹿です。
すいませんでした。


『この本によれば、転生者である織斑秋十により、正史とは異なる未来になり破壊者ディケイドの力を得た織斑一夏、いや、門矢一夏。彼は黒き破壊者の力をもつ門矢零と共に世界と世界を股にかける。門矢零と神崎朧は仮面ライダーアクジと戦うことになる。そして、ダークディケイド、ディケイド、クライムはコンプリートフォームに…。おっと、皆さんにはまだ先の話、でしたね』

 

◇◇◇

「お前が神崎朧、仮面ライダークライムか。聞いたことはある。非常識なやつと」

 

「俺が非常識だとかはどうでもいいんだ。お前さんに率直に聞く。仮面ライダーアクジって知ってるか?」

 

「仮面ライダーアクジって?」

 

「知らないっスねぇ。明菜さんは」

 

「私も知らんな」

 

朧の問いに一夏、伸奈、明菜はハテナマークを浮かべる。

 

「どこでその名前を聞いた?」

 

そんな中、零が朧に質問を投げかける。

 

「つい、さっき戦ったやつさ。そんな質問をするお前は知ってるんだな」

 

「…勿論だ、神崎朧。仮面ライダージオウ、仮面ライダーウォズは知っているな」

 

「ああ。仮面ライダージオウ、未来では最低最悪の魔王オーマジオウになったもの。一方、仮面ライダーウォズは仮面ライダーゲイツが仮面ライダージオウを倒した未来からやってきた仮面ライダーだな」

 

「そのとおりだ」

 

正解を褒めるように零は拍手する。

 

「その話が何と関係する?」

 

「仮面ライダーアクジはそのどちらでもない未来の仮面ライダーだ」

 

「…タイムジャッカーが作り出した世界か?」

 

「いや違う。ジオウもゲイツもウォズもアナザーライダーもタイムジャッカーも全て倒された世界の仮面ライダーだ。もっともネガライダーだけどな」

 

「ほう、興味深いな。詳しく聞かせろ」

 

「いいだろう」

 

零はニヤリと笑い話し始めた。

 

「仮面ライダーの歴史が途切れ、新たな仮面ライダーはもう誕生するはずがなかった。しかし、2068年、とある女がジオウ達が使っていたジクウドライバーを発見してしまう。そして、ブランクウォッチも。ここから仮面ライダーの歴史が再スタートした。さて、ここで問題だ。ジクウドライバーの数はいくつだ?」

 

「ジオウとゲイツの二本っスね」

 

「伸奈、正解。そう二本だ。一本はアクジに、じゃあもう一本は?」

 

「アクジは男が変身していたはず。ならば、発見した女がもってるのか」

 

「その通り。発見した女は仮面ライダークロスという仮面ライダーになった。このライダーもライドウォッチを使って変身する」

 

「ちょっと待て。この世界は仮面ライダークロスと仮面ライダーアクジの世界なのか?」

 

朧が零に聞く。

 

「違う」

 

「じゃあ、なぜ仮面ライダーアクジは世界線を越えられる?タイムマジーンでは不可能のはずだ。そして、仮面ライダークロスはどこにいる?」

 

「アクジが世界を越えている方法は俺と同じくオーロラカーテン。朧、お前、アクジがネックレスをしているのをみたか」

 

「ちょっと待て。思い出す」

 

朧はアクジの変身前の姿を思い出す。

黒いコートにフードで顔は鼻から上が見えない。そして、首にはなにか線が…

 

「ある可能性はある」

 

「だろうな。アクジがつけているであろうネックレスに仮面ライダークロスは封印されている」

 

一夏や伸奈は息を飲んだ。

 

「話の流れ的にはそうだな。で、お前はなぜ狙われている?」

 

「これだろうな」

 

零が取り出したのは普通のライドウォッチより大きめのライドウォッチ。

 

「ダークディケイドライドウォッチだ」

 

「名前が長いな」

 

「そこに触れるな。あとは俺がクロスの封印を解くことができるからな」

 

「は?」

 

その声を発したのは誰だっただろうか。一夏だろうか、伸奈だろうか、明菜だろうか、はたまた朧だったのだろうか。

 

「封印を破壊すればいいんだろ」

 

「いや、なんでしてないのさ…」

 

「する暇がなかったんだよ。クロスからわざわざダークディケイドライドウォッチを預かって次にきた世界が一夏の世界だからな」

 

「なんか、すみません…」

 

一夏は縮こまりながら謝る。

 

「方針としてはクロスを助け出すでいいか?」

 

明菜が問いかける。

 

「そうだな。クロスにアクジを引き取ってもらうのが一番早い」

 

「そうっスね。クロスさんにもあってみたいですし」

 

「じゃ、決まりだな」

 

話がまとまったところで後ろから大きな音と瓦礫が飛んでくる。

 

「見ーつけた」

 

そこにいたのはアクジとダークライダーたち。

 

「探す手間が省けたな」

 

「さっさと終わらせるぞ」

 

零たちはそれぞれ変身アイテムを身につける。

 

《KAMENRIDE…》

 

《KAMENRIDE…》

 

《KAMENRIDE…》

 

《ハリケーンニンジャ!》

 

《ガシャット!》

 

「「「「「変身!」」」」」

 

《DECADE!》

 

《DECADE!》

 

《CLIMB!》

 

《ガッチャーン!レベルアップ!マキマキ!竜巻!ハリケーンニンジャ!》

 

《グラトニーフォーム!》

 

零はアクジにむかって走りだす。

 

アクジを守るようにダークライダーたちが動くが

 

「させるか!」

 

朧が発砲し、ダークライダーの動きを止める。

さらにダークライダーたちに一夏、伸奈、明菜が攻撃を加える。

 

「ふん」

 

「ちいっ!」

 

零はライドブッカーで斬りかかり、アクジはそれをジカンギレールで受け止める。

 

「お前じゃ、俺を倒せないんだよ!」

 

《エボル!》

 

《ライダータイム!仮面ライダーアクジ!アーマータイム!エボリューション!エボル!》

 

仮面ライダーアクジにエボルアーマーが装着される。

 

そのまま、零の腹を殴る。

 

「すぐに終わる」

 

《フィニッシュタイム!エボル!》

 

《エボルティック!タイムクラッシュ!》

 

「危ねぇ!」

 

アクジの必殺技が零に当たる瞬間、朧が零を押し代わりに攻撃を受けた。

必殺技をもろに受けた朧は変身が解け服がぼろぼろになっている。

 

「朧!」

 

「大丈夫っスか!」

 

零たちが心配の声を上げる中、アクジは

 

「アハハハハハハハ。他人なんかかばう必要ないのに。そんなことしたってどうしようもないのに。偽善か、何かですかぁ〜」

 

その時、朧が立ち上がる。

 

「確かに偽善かもしれないな。他人を庇ったって自身の利益にはならないかもしれない。だけどな、人は支え合って生きている。『人』という文字がそういう意味で作られたようにな!」

 

「なっ」

 

「それに俺がやったことも無駄じゃないみたいだぜ」

 

《SHADOWMOON!ODIN!DARKKIBA!BARON!GOLUDODRIVE!SPECTOR!GENMU!KIRUBASU!OMAZI-O!》

 

朧とアクジの視線の先にはタッチパネル式のアイテム『ケータッチ』のライダーセレクトを押すダークディケイドの姿が。

 

「ま、まずい!」

 

「もう、遅い」

 

《FINALKAMENRIDE DECADE!》

 

ダークディケイドの姿が音声と共に変化し、『仮面ライダーダークディケイド コンプリートフォーム』へとなった。

 

「無駄じゃなかっただろ?」

 

「ふざけるなぁ!なんなんだ、お前は!」

 

「そうだな、俺は、いや、俺たちは」

 

朧はアクジの攻撃でボロボロになった服を脱ぐ。その背中には龍の紋様があった。そして、朧は零のほうをちらっとみてからアクジを見据える。

 

「通りすがりの仮面ライダーだ、覚えておけ!変身!」

 

《KAMENRIDE CLIMB COMPLETEFORM!》

 

朧もコンプリートフォームになった。

 

「く、くそ!」

 

アクジはダークディケイドとクライムに攻撃。二人をそれを避け、アクジにダブルキックをかます。

アクジがキックで怯み、そこにクライムが銃撃で追撃。

 

「なっ、くっ。ダークライダーども!」

 

「こねぇよ」

 

アクジはダークライダーをよぼんだがダークディケイドの言った通りこない。

 

「な、なぜだ!」

 

「きちんと戦場ぐらいみろ」

 

アクジがダークライダーたちの方向を見ると、ダークライダーは一夏たちに足止めを食らっていた。

 

 

 

「これだ!」

 

《KAMENRIDE WIZARD!》

 

《ヒー・ヒー・ヒーヒーヒー!》

 

ウィザードにカメンライドし、新たなカードをバックルに入れる。

 

《ATTACKRIDE BIND!》

 

魔法陣が複数現れ、そこから鎖が射出されダークライダーを縛る。

 

「よっと」

 

バインドで縛っている隙に伸奈がダークカブトからハイパーゼクターをとる。そして、武神鎧武の極ロックシードを取ろうとするが、

 

「ふん」

 

鎖が破かれ、武神鎧武は自由の身になり、近づいてきた伸奈を攻撃する。

 

「うおッス」

 

伸奈は吹っ飛ばされるがそこまでのダメージはないようだ。

 

《影松!ドンカチ!バナナスピア!クルミボンバー!パインアイアン!イチゴクナイ!マンゴーパニッシャー!ドリノコ!キウイ撃輪!》

 

武神鎧武は多数のアームズウェポンを飛ばす。一夏は避けようとするが被弾してしまう。

 

「さすがは最強フォームなだけあるな…」

 

明菜は一人でリュウガとゲンムの相手をしていたがやはり辛いようだ。

 

「明菜さん、大丈夫ですか」

 

「あー、なんとか。一夏のほうこそ大丈夫か」

 

「こっちもギリギリですね」

 

「よし、一夏。これ使え」

 

「は?」

 

明菜は一夏にケータッチを手渡す。

 

「え、これあったんなら先に渡してくれたら」

 

「いやー、すまんすまん。忘れてたんだよ」

 

「じゃあ、使わせてもらいますよ」

 

《KUGA!AGITO!RYUKI!FAIZE!BRAID!HIBIKI!KABUTO!DEN-O!KIBA!W!OOO!FOUZE!WIZARD!GAIM!DRIVE!GHOST!EX-AID!BULID!ZI-O!》

 

《FINALKAMENRIDE DECADE!》

 

一夏はコンプリートフォームとなった。それを見て焦りを感じたのかダークライダーたちは必殺技を発動する。

 

《FINALBENT!》

 

《KAMENRIDE RYUKI SURVIVE!》

 

《FINALATTACKRIDE RYU RYU RYU RYUKI!》

 

一夏は龍騎サバイブを呼び出した。

リュウガはバイクになった契約モンスターに乗り込む。バイクから黒炎が放たれるが、一夏はそれを難なく切る。リュウガがバイクでディケイドを引こうとする。

 

「ふん」

 

一夏は龍騎と共にリュウガに向かってバーニングセイバーを放つ。リュウガはバイクを高スピードで走っていたせいで避けられなかった。

 

《ONE・TWO・THREE RIDERKICK!》

 

次はダークカブトがゼクターホーンを引く。飛び上がり一夏に向かってライダーキックを放とうとする。

 

《KABUTO KAMENRIDE HYPER!》

 

一夏のとなりに今度はカブトハイパーフォームが現れる。

 

《FINALATTACKRIDE KA KA KA KABUTO !》

 

二つのマキシマムハイパーサイクロンが空中にいるダークカブトに直撃し爆発する。

 

《極スカッシュ!》

 

《GAIM KAMENRIDE KIWAMI!》

 

《FINALATTACKRIDE GA GA GA GAIM!》

 

一夏は現れた鎧武極アームズと共に無頼キックを放つ。武神鎧武も無頼キックを放つが二人の仮面ライダーの力には勝てなかった。

 

《ハイパークリティカルスパーキング!》

 

《KAMENRIDE EX-AID MUTEKI!》

 

《FINALATTACKRIDE E E E EX-AID!》

 

ゲンムと一夏と召喚されたエグゼイドムテキゲーマーがハイパークリティカルスパーキングを放つ。目にも止まらない速さで激突した。勝者は一夏とエグゼイドだった。

 

 

 

「つ、使えないですね。あの雑魚どもはー!!」

 

「使えないじゃなくてこちらが強すぎただけだ」

 

「なっ」

 

アクジはマスクで分からないが相当イラついてる顔してるだろう。

 

「これで終わりだ」

 

《FINALATTACKRIDE DE DE DE DECADE!》

 

《FINALATTACKRIDE C C C CLIMB!》

 

13人の見たこともないライダー、ロイガ、ウロボロス、ディアック、レイガ、ディメント、ロドク、ライフ、オリジン、トランス、ソウル、ムゲン、アザト、ループが現れ次々にアクジを攻撃する。13人の攻撃が終わったと同時に零と朧は引き金を引く。

ライドブッカーとクライムドライバーからビーム砲が放たれアクジを包み込んだ。

 

「これにて一件落着てか」

 

「…何か忘れてるような気がするが」

 

二人の必殺技による煙の中から立ち上がるものがうっすらと見える。

 

「くっ。中々危なかったです」

 

「なっ、生きていたのか!」

 

立ち上がっていたのはアクジだった。二人の必殺技は相当強烈のはずだが…

 

「生きている…少し違いますね」

 

「なるほどな」

 

朧が納得したように言う。

 

「お前は人間ではなく、アクジライドウォッチそのものだな」

 

「ほう、よくわかったな。元々の変身者は死んだが、強くなりたい、オンリーワンでいたいという強い欲望が俺を作り出した」

 

「なら、アクジライドウォッチを壊せばいいんだな」

 

「ふん…ここは分が悪い。引かせてもらおう。ダークディケイド!貴様のウォッチと命は私が必ず頂く!」

 

そう叫びながらアクジはオーロラカーテンの中に消えていった。

 

◇◇◇

 

「世話になったな、朧」

 

「こちらこそだ、門矢零。ここでお別れだがプレゼントだ」

 

朧から手渡されたのはクライムのライダーカード。

 

「いいのか。もらって」

 

「ああ。ついでにこれも」

 

クライムドライバーからなにやら真っ黒な銃が射出される。

 

「ディエンドライバーのプロト版だ。少しは弄ってお前用にはしてある」

 

「何から何まで。ありがとな」

 

「ああ。また会う日まで」

 

朧がオーロラカーテンに消えていく。

 

「…またな」

 

オーロラカーテンの中の朧がこちらに手を振ったように感じた。

 

「んじゃ、あたしらも行くわ」

 

「ああ。また今度、ゆっくりな。伸奈、明菜」

 

「じゃあッス」

 

明菜と伸奈はどこからか現れた電車に乗って去っていた。

 

「俺たちも行くか」

 

「そうだな、兄貴」

 

二人もオーロラカーテンに入っていく。

 

◇◇◇

 

余談だが、美術館にあった絵『最後の戦い』はこの戦いの最中の朧が描かれている。

なぜ、戦いの前に存在しているかは誰も知らない。

噂では時を旅する美術館があるらしい。




これにてコラボ終了です。
SOURさん、ありがとうございました。

次回からはコラボ相手もいないので、ISの世界に戻ろうかと思います。

今回出したオリキャラは本編後にだす番外編にだす予定です。


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11話

コラボです。前回、する相手がいないといいながらします。

今回はhimaginさんの『仮面ライダージオウ 現れるはもう一人の2068年のライダー···』とのコラボです


『この本によれば、転生者である織斑秋十により、正史とは異なる未来になり破壊者ディケイドの力を得た織斑一夏、いや、門矢一夏。彼は黒き破壊者の力をもつ門矢零と共に世界を股にかける。門矢零は《戦姫絶唱シンフォギア 通りすがりの仮面ライダーの力と戦姫たち》(桐野 ユウさん作)の世界での戦いの後、門矢一夏がいる世界を目指す。門矢零はまたもや、仮面ライダー冥王、不動明菜と出会う。そこにアナザーライダーが…そしてまだ見ぬ2068年のライダーも現れる…おっと、皆さんにはまだ先の話、でしたね』

 

◇◇◇

 

「また会ったな」

 

「明菜か」

 

零が声がした方向を向けば明菜がいた。今回は伸奈はいないらしい。

 

「バイトもなくて暇だからな散歩がてらきたんだよ」

 

「はあ。散歩感覚で異世界に来るんじゃない」

 

「お前も似たようなもんだろ。それよりなんでお前がいるんだ?」

 

「たまたまだ」

 

零が明菜と雑談をしていると、

 

『おい…お前の魂よこせ!!』

 

剣を持った骸骨が突撃してきた。零と明菜は突進をよけ、ベルトを巻く。

 

「「変身!」」

 

《KAMENRIDE DECADE!》

 

《グラトニーフォーム!》

 

零と明菜は変身し、骸骨にダブルキックをかます。

 

「こいつだ」

 

《KAMENRIDE SKULL!》

 

仮面ライダースカルにカメンライドしスカルマグナムを連射。

 

『なっ!だが、それがどうした!』

 

骸骨のような怪人が自分の骨で銃を作って撃ち返してくる。

 

《エンヴィーフォーム!》

 

明菜はベルトにパスを翳し、仮面ライダー電王のロッドフォームの灰色バージョンのエンヴィーフォームになる。

明菜はデンガッシャーをロッドモードにし、銃弾を落とす。

そのまま連続で攻撃する 。

 

『ガハッ!このままじゃ、まずい。こい!』

 

幽霊列車が現れ零と明菜に突撃してくる。

 

「なっ!」

 

幽霊列車がクリティカルヒットし零と明菜は変身が強制解除される。怪人がいた方を見ればすでにいなくなっていた。

 

「ちっ。逃したか」

 

「おい、明菜。確かにあいつの身体にMEIOって書いてあったな」

 

「ん?そうだったか?」

 

「はあ。それぐらいちゃんと見ろ。あれはさしずめアナザー冥王か」

 

零が敵の正体が分かったところで後ろから声を掛けられる。

 

「正解♪あれは仮面ライダー冥王のアナザーライダー、アナザー冥王だよ」

 

「お前は、仮面ライダーオリス、いや、オリス・フューチャーか」

 

「へぇ、僕のこと知ってるんだ」

 

「俺は“世界の破壊者”だ。それぐらい知ってる」

 

 

◇◇◇

 

 

『ここまできたら大丈夫だろ』

 

「ほらね♪」

 

「本当だ」

 

「なるほど。そのノートを使ったのか」

 

「まあね」

 

『なぜ、ここにいる!』

 

「僕が誘導したからさ。いくよ」

 

「はあ、ちょっと待て」

 

零は朧からもらった黒いディエンドライバーにカードを差し込む。

 

《KAMENRIDE ORIS!》

 

ディエンドライバーからはレイがもう一人現れた。

 

「え、僕ー!」

 

「さっさとやるぞ!」

 

「え、この状態無視するの!え、僕が二人いるんだよ!あー、もう分かったよ!」

 

零はダークディケイドドライバーを、明菜は冥王ベルトを、レイはビヨンドライバーを、もう一人のレイはジクウドライバーを装着する。

 

《KAMENRIDE》

 

《ORIS・FUTURE!ACTION!》

 

《オリス!》

 

「「「「変身」」」」

 

《DECADE!》

 

《グラトニーフォーム!》

 

《投影! FUTURE TIME!アタラシイ!ジダイ!ミライ!KAMEN RIDER ORIS・FUTURE!》

 

《ライダータイム!仮面ライダーオリス!》

 

零はダークディケイドに、明菜は冥王に、レイはオリス・フューチャーに、もう一人のレイはオリスに変身した。

 

アナザー冥王は骸骨兵をと呼び出し突撃させる。

零たちは骸骨兵を連続で倒していく。

 

『グッ!オノレ!』

 

「休んでる暇はないぞ」

 

「オリャ!」

 

アナザー冥王に零と明菜は斬撃を加える。

零はライドブッカーをガンモードにし連射する。

 

『これくらい、避けれ!なっ!』

 

アナザー冥王はその銃弾を避けようとするが足を躓いて当たってしまう。それは偶然ではなく必然だった。

 

【アナザー冥王、全ての攻撃が当たる】

 

こう、レイがノートに書いたからだ。

 

「お次は♪」

 

《CHEF!ACTION!》

 

《投影!FUTURE TIME!デリシャス!ゴージャス!アンビシャス!FUTURE RING CHEF!CHEF!》

 

《ゲート!》

 

《WORLD GATE KEEPER!ゲート!》

 

オリス・フューチャーのレイはフューチャーリングシェフになり、オリスのほうはゲートアーマーを纏う。危険に感じたアナザー冥王が黒い瘴気を放つが、レイに分解されてしまう。

アナザー冥王が困惑している隙に二人レイは連続で攻撃する。

オリスはゲートガイアソードOを取り出しアナザー冥王を一線。

 

《オリス・ブレイズ!》

 

《ライダータァァイム!!》

 

《KAMEN RIDER!(ライダー!)》

《ORIS!(オリス!)》

 

《ORIS・BLAZE!》

 

オリスはオリスブレイズになり、能力の空間操作でアナザー冥王を吹き飛ばす。

 

「これでトドメだ」

 

《BEYOND・THE・TIME!》

 

《STRIKING FULL COURSE!》

 

《SPECIAL!FINISH TIME!》

 

《ORIGIN!TIME RUSH!》

 

《FINALATTACKRIDE DE DE DE DECADE!》

 

《FULLCHAGE!》

 

「滅殺!オリャー!!」

 

クワトロライダーキックが決まりアナザー冥王は倒された。

それと同時に零に呼び出されたオリスは消えた。

 

◇◇◇

 

「ふふ、まさか君たちに会えると思わなかったよ。それに自分と一緒に戦うなんて経験ないからね♪」

 

「俺も会うとは思ってなかったさ。ついでにこれもやるぞ。いざという時使えるさ」

 

零はダークディケイドの劇情態ライドウォッチをレイに渡す。

 

「明菜も」

 

「ん?ああ」

 

明菜も冥王ライドウォッチをレイに手渡す。

 

「あ、ありがとう。って激情態ライドウォッチ!?」

 

「俺にはその力はいらないからな。じゃあな。また、会おう」

 

零は手をプラプラさせながらオーロラカーテンに入っていった。

 

「お、じゃあな。今度、料理作ってやるよ」

 

「楽しみにしてるよ」

 

明菜もどこからきた電車『冥王ライナー』に乗り去った。

 

「僕も戻ろうか」

 

レイも別の時代に移動した。

 




今回のコラボはこれで終了です。
himaginさんありがとうございました。

それとうちの門矢零くんがあらすじで話した通り、桐野 ユウさんの作品『戦姫絶唱シンフォギア 通りすがりの仮面ライダーの力と戦姫たち』のコラボ企画に出ております。そちらもご覧ください


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12話

今回は短め。2000文字も行かなかった…
IS学園編突入!


『この本によれば、転生者である織斑秋十により、正史とは異なる未来になり破壊者ディケイドの力を得た織斑一夏、いや、門矢一夏。彼は黒き破壊者の力をもつ門矢零と共に世界と世界を股にかけていた。ついに二人の破壊者は門矢一夏の生まれの世界、ISの世界に戻る。そして、門矢一夏はIS学園に入ることになる…。おっと、皆さんにはまだ先の話、でしたね』

 

◇◇◇

 

「…戻ってきたか」

 

一夏は地面を踏みしめながら呟く。いつもは隣にいる零はいない。この世界にいく途中で別の世界にいくことになり、別行動になったのだ。

 

「そして…」

 

一夏の着ている服はIS学園の制服。自分の世界でも役割が与えられるらしい。

 

「とりあえず、IS学園に向かうか」

 

一夏はIS学園に向かった。一方、その頃…

 

「俺が教師か」

 

零はスーツを着てIS学園の近くにいた。スーツの中にはIS学園に入るための書類やらが入っていた。

 

「そして、これが一夏に渡さなきゃならないやつか」

 

手に持っていたのは懐中時計型の待機状態であるIS。

 

◇◇◇

 

「門矢一夏です。趣味は料理を作ることです。よろしくお願いします」

 

一夏がそう自己紹介をすると

 

『『『『『『キャーーー!!!!!!!』』』』』』

 

「イケメン!イケメンよ!!」

 

「しかも家庭系よ!!家庭系!」

 

「彼女いる、ねえ、彼女いる!!!」

 

一夏も流石に予想外だったのかたじろぐ。元兄である秋十の挨拶は聞かなくていいやと思い音楽プレイヤーをして寝ていたため事前に知ることができなかった。

 

これで一夏は耳が痺れたため、この後の千冬の軍隊じみた言葉は聞こえなかった。

 

千冬の軍隊じみた言葉の後、一人の男が教室に入ってきて挨拶する。

 

「もう一人の副担任の門矢零だ。男子生徒が入るということで教師にも一人、男が入ることになった。よろしく頼む」

 

これには一夏は驚くしかなかった。零がまさか教師になってIS学園にいるとは思いもしなかった。

 

◇◇◇

 

「あれは、一夏なのか…」

 

千冬は職員室で一人悩んでいた。彼女の弟はドイツで死んだはず。でも、門矢一夏は自分の弟と同じ顔で同じ名前。悩むのは当たり前だろう。

 

「はあ。織斑先生」

 

「たしか、君は門矢零先生だったな。ん、門矢?」

 

「あんたが考えてる通り、門矢一夏の家族だ、義理のな」

 

「なら、聞かせてくれ。門矢一夏は織斑一夏、私の弟なのか」

 

千冬は絞り出すように言う。零はそれに対して、

 

「ドイツで織斑一夏は死んだ。そして、門矢一夏は生まれた。同一人物でも、名前を変え家族とも会わないとなると過去を捨てたと同意義だろう」

 

「そうか…」

 

千冬は零の言葉で門矢一夏が自分の弟だったことが確信した。しかし、同時に分かってしまった。もう、一夏と家族になるのは難しい、と。

 

「ま、あんたのことは良い姉だったと言ってたぞ。家族は無理でも良い関係は築けるだろ」

 

「そうか、それならいいな」

 

千冬は微笑みながら言った。

 

零はあらかじめ二本買っていた缶コーヒーを一つ手渡した。

 

◇◇◇

 

「授業の前に再来週に行われるクラス対抗戦に出る代表者を決める」

 

千冬が教壇に立ち、そう言う。

 

「クラス代表者はそのままの意味だ。まあ、対抗戦だけでなく、いろいろな役目があるがな。イメージとしてはクラス長だ。」

 

千冬は丁寧に説明する。

 

「自薦他薦は問わん。誰か言ってみろ」

 

その言葉に

 

「はいっ。織斑くんを推薦します」

「私もそれが良いと思います」

 

クラスの女子は一夏の名をあげる。

 

「では候補者は織斑秋十…他にいないか」

 

「じゃあ、門矢くん!」

「私も門矢くんのほうがいいと思う!」

 

「げ」

 

一夏は自分の名前が呼ばれたため嫌な顔をしている。

 

「待ってください!納得がいきませんわ!」

 

そこで国家代表候補である金髪の女の子、セシリアが甲高い声を発する。

 

「いいですか⁉︎クラス代表は実力トップがなるべき、そしてそれはわたくしですわ!大体、文化としても後進的な国で暮らさなくてはいけないこと自体、堪え難い苦痛でーー」

 

「イギリスだって大してお国自慢ないだろ。世界一まずい料理で何年覇者だよ」

 

秋十が反論しヒートアップする言い争い。

 

「あなたねえ!わたくしの祖国を侮辱してますの⁉︎」

 

「いや、先にしたのはそっちだろ!」

 

「なっ、決闘ですわ!」

 

机を叩き、秋十に決闘を申し込むセシリア。

 

それに対して秋十は

 

「おう。いいぜ。四の五を言うよりわかりやすい」

 

その自信がどこからくるのか、堂々と決闘の申し込みを受け入れる。一夏の記憶の中では秋十がしていたのは剣道ぐらいのはずだ。

 

「さて、話はまとまったな。それでは勝負は一週間後の日曜日。放課後、第三アリーナで行う。織斑とオルコットと門矢はそれぞれ用意をしておくように。それでは授業を始める」

 

千冬は面倒になったのか、そう締めくくり授業を始めた。

 




だいぶ巻いた。まあ、詳しく書いても私の別作品の『INFINITE・STARK』と同じになるので…
次回はクラス代表決定戦。


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13話

戦闘描写が糞雑魚ナメクジです


『この本によれば、転生者である織斑秋十により、正史とは異なる未来になり破壊者ディケイドの力を得た門矢一夏。彼は黒き破壊者の力をもつ門矢零と共に世界と世界を股にかけていた。ついに二人の破壊者は門矢一夏の生まれの世界、ISの世界に戻る。門矢一夏はクラス代表を決めるため、セシリア・オルコット、元兄の織斑秋十と戦うことになる…。おっと、皆さんにはまだ先の話、でしたね』

 

◇◇◇

 

「おい、一夏」

 

「何、兄貴?」

 

ここは第3アリーナ。クラス代表を決めるために一夏は来ていた。そこに零が現れ声をかける。

 

「お前の専用機を用意しようと思ってな」

 

「…?ISなんてどこにもないぞ?」

 

「すぐにわかるさ」

 

零が取り出したのはディケイドのライダーカード。そこに時計のようなアイテムを近づける。するとライダーカードが時計を吸い込む。

 

「はあ!?」

 

摩訶不思議な状況に一夏は口を開く。

『MASKEDRIDER DECADE』と書かれていた文字が『 INFINITESTRATOS DECADE』に変わる。

そして、そのカードを一夏に投げ渡す。

 

「そのカードを使って変身すればISとしての機能を使える。その代わり、他のライダーにカメンライドはできないし、ディケイドの力をISという枠に押し込んだから力が落ちている」

 

「…わかった」

 

対戦は全当たり戦。秋十の専用機が届いてないため、一回戦は一夏VSセシリア、二回戦は一回戦の勝者VS秋十、そして、その数日後に一回戦の敗者VS秋十となる。

 

『試合開始五分前です。門矢くんとセシリアさんはISを纏って入ってきてください』

 

「ぶちかましてこい」

 

「もちろんだ」

 

《ISRIDE》

 

「変身」

 

《DECADE!》

 

一夏はディケイドをそのままISにしたかのようなものを纏いアリーナに入る。

 

「ちゃんと逃げずに来たようですわね」

 

「むしろ、逃げる奴はおらんだろ」

 

「なっ…」

 

『試合開始』

 

試合開始の合図があり、両者は武器を構える。

 

「終わりですわ」

 

セシリアが一夏を狙撃する。だが、その銃弾は一夏に届かない。

 

「ふん」

 

一夏は手に持っていたライドブッカー(IS版)でその銃弾を撃ち落としたからだ。

 

「ライフルだろうと銃口、それに目の動きさえ分かれば弾道予測はできる。そして、普通はもしもを想定して第二、第三の動きにはいっておこないとまずいぞ」

 

《ATTACKRIDE BREAST!》

 

分身したライドブッカーの銃口から攻撃が放たれる。一夏がした弾道予測に驚いていたセシリアは動きが遅れていた。

 

「なっ。…行きなさい!ブルーティアーズ!」

 

一夏の攻撃を受けながらセシリアら4機のビット兵器を展開する。

 

「さあ、踊りなさい!私とブルーティアーズが奏でる舞踏曲で!」

 

「そうか、俺はロックのほうが好きだ」

 

一夏は適当な返答をしているが内心冷や汗をかいていた。

 

(このビット兵器とあのライフル…同時に攻撃されたら面倒だな…さらにビット兵器の数はこれだけか?いや、操作できる数がこれだけという可能性もあるが数機隠しているかもしれない。いや、まだ出していない武器がある…)

 

セシリアにそんな芸当はできないのだが、一夏は最悪を考えて動いていた。

 

「チッ」

 

ブルーティアーズからの攻撃を避けつつ、逆に狙い撃とうとする。だが、空中で動きながらの射撃は慣れてないため外してしまう。

 

「だったら」

 

《ATTACKRIDE SLASH!》

 

ライダーブッカーを剣モードにし、ブルーティアーズの攻撃をさばきながら進み、ついにブルーティアーズを切り裂く。

 

「めちゃくちゃですわ!?」

 

「めちゃくちゃで結構。王道を目指しているわけじゃない」

 

「でも、残念でしたわね!ティアーズは全部で6機ありましてよ!」

 

「それも予測していた」

 

一夏は新たに現れたブルーティアーズの片方にライドブッカーを投げて突き刺す。

 

「新しい力使ってみるか」

 

一夏が手に取ったのはISの際にしか使えないカード。

 

《ATTACKRIDE IGNITIONBOOST!》

 

一夏は急加速しライドブッカーが刺さっているブルーティアーズに近づく。ライドブッカーを引き抜き、そのままもう一機も切り裂く。

 

「へぇ、便利だな」

 

「なっ!インターセプター!」

 

セシリアは近接武器を構えて突撃してくる。

 

「甘い!」

 

一夏はセシリアの手からインターセプターを叩き落とし胴体に回し蹴りをかます。

 

「これで終わりだ」

 

《FINALATTACKRIDE DE DE DE DECADE!》

 

「タァァァァァァァァ!」

 

「キャァァァァァ!」

 

一夏のディメンションキックを命中し、ブルーティアーズのSEは0になる。ISが強制解除されセシリアは地面に落ちていく。

 

「なんで…?」

 

地面に叩きつけられそうになったセシリアを一夏は助ける。セシリアはそれに対して疑問を発する。

 

「なんで、か。人を助けるのに理由がいるか?お前がどういう環境で育ったかしらんが、これは普通のことだと思うぞ?」

 

セシリアは目を見開く。しかしながらそれも無理はない。セシリアの両親が亡くなった際、周りの人は手を差し伸べず、遺産を幼いセシリアから搾り取ろうとした。本心ではそれが人の全てではないとわかっていながらも、どこかで他人に対して壁を作っていたのだ。

 

「そうですか…不思議な方ですわ(ボソッ)」

 

「なんか言ったか?」

 

「いいえ、特に何も」

 

セシリアは微笑んで一夏のほうを見ていた。

 

◇◇◇

 

「一夏、テメェはここにいちゃいけねぇ存在なんだよ!」

 

「お前は一体何を言ってる?」

 

秋十の突然の暴言に一夏は首を傾げる。いや、昔から暴言は言っていたが、そのどれもが出来損ないやカスといった言葉だった。まあ、あの当時は秋十よりも秀でているものは料理ぐらいだったし、あの多感な時期だ。そういうこともあるだろう。まあ、限度は超えていたが。

 

「ああ、そうだ。そのISも貰ってやるよ。お前には勿体ない」

 

「勿体ない?笑わせないでくれよ。お前のほうが勿体ない。ああ、ちょうどいい。ここでお前をたたきつぶす」

 

《ISRIDE DECADE!》

 

一夏はISを纏う。しかし、セシリアの時と少し違う。額のポインターが紫に代わり、緑の複眼の部分が鬼のように歪んでいた。

 

「さあ、始めようか」

 

『試合開始!』

 

「ああ、まずいな」

 

見ていた零は呟く。

 

「何がですか?」

 

「門矢のやつ、激情態になりやがった」

 

「激情態?なんだそれは?」

 

「それは後で資料でまとめて渡す。問題は一夏の認識が“倒す”から“完膚なきまで叩きのめす”に変わってることだ。最悪、織斑が殺されるぞ」

 

「何!?」

 

「だが、試合を止めるにしても結果が出てからだ。今、止めて別の日にやっても同じことになるだろうからな」

 

「わかりました。しかし、やりすぎと感じたら止めるぞ」

 

零は近くにいた麻耶と千冬の質問に答える。

 

 

「死ねぇ!!」

 

秋十が雪片弐型を振りかざしてくる。一夏はその刀を開いてる片手で掴む。そして、一気にライドブッカーで至近距離で連射をする。

 

「ガハッ…」

 

「地獄を見せてやるよ…」

 

《ATTACKRIDE CLOCKUP!》

 

目に追えないスピードで秋十を攻撃する。

 

「カハッ…」

 

「まだだ」

 

《ATTACKRIDE GIGANT!》

 

「フンッ!」

 

一夏はギガントという四連ランチャーを呼び出し秋十に四弾全て撃ち込む。

SEがなくなり試合終了の合図がなる、が

 

「門矢くん、試合は終わりました!止まってください!」

 

一夏は攻撃をしようとする。麻耶は説得するよう声をだすが、届いていない。

 

「どうすれば…」

 

「代われ」

 

零が麻耶からマイクを奪い取る。

 

「止まれ、一夏。お前は獣じゃないはずだ。ここで殺したらお前は織斑秋十(糞野郎)以下になるぞ」

 

「ッ!…」

 

一夏は無言でアリーナから出て行く。

それを見て、千冬と麻耶はほっと息をする。

この後、最初ということと急所が全て外れていたこともあり一夏の処分は反省文100枚だけとなった。

 

後日行われた秋十とセシリアの試合はセシリアの圧勝だった。

 

◇◇◇

 

「い…一夏?」

 

とある場所で謎の少女は呆然と画面に映された少年を見る。

 

「生きていたのか…よかったぁぁぁ」

 

ついに泣き出してしまう。

 

「一夏がいるなら私も行かねば。…使いたくないが姉さんに頼むか…」

 

そう言って彼女は南極へ向けて歩き出した(・・・・・・・・・・・)




アンチものの試しでオリ兄アンチにしてるけど…アンチうまく書けない…すみません


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14話

展開は適当

キャラ改変あり

今回はやけで書いてるから許して


『この本によれば、転生者である織斑秋十により、正史とは異なる未来になり破壊者ディケイドの力を得た門矢一夏。彼は黒き破壊者の力をもつ門矢零と共に世界と世界を股にかけていた。ついに二人の破壊者は門矢一夏の生まれの世界、ISの世界に戻る。門矢一夏の幼馴染、凰鈴音がIS学園に転校してくる。そして、クラス代表戦、元兄の織斑秋十は凰鈴音と戦うことになる…。おっと、皆さんにはまだ先の話、でしたね』

 

◇◇◇

 

「この時期に転校生ですか?」

 

「ええ、まあ」

 

零と真耶は職員室でコーヒーを啜りながら一枚の書類を見る。

 

「でも、まあこんな時期に」

 

「なんか、トラブルがあったみたいですよ。でもこの子すごいですね。中国の代表候補生ですよ!」

 

「この学校には大量にいますけどね」

 

「ハハ、そうですね」

 

キーンコーンカーン!

 

鐘がなり真耶は授業の授業を始める。

 

「では、私はこれで」

 

「ええ。では放課後にでも」

 

零はそのまま職員室に、真耶は授業のため教室に向かったのだった。

 

◇◇◇

 

「よー、兄貴…」

 

放課後になり零の目の前に現れたのはくたびれた一夏だった。

 

「どうした?」

 

「いや、さあ、転校生来たじゃん」

 

今朝話していた話題そのものだ。彼女が一夏の関係者なわけ

 

「幼馴染なんだ」

 

バリバリ関係者でした。

 

「でさ、そこはいいんだよ。問題はねぇ」

 

一夏は言いにくそうに口籠る。

 

「どうした?」

 

「クソ野郎が喧嘩売った」

 

「は?」

 

一夏が詳しく話すとこうらしい。

 

①一夏の幼馴染、凰鈴音は2組のはずなのに1組を訪問。理由は一夏に会いに来た

 

②心配したと泣かれる

 

ここまでは普通だ。だが、

 

③織斑秋十が鈴音に絡む

 

…意味が分からない

 

理由はそんなクズ野郎と喋らないほうがいい、だそうだ。

 

鈴が聞き返すと、曰く一夏はズルをして自分に勝った、曰く俺に譲ったのもそのズルがバレないためらしい。

 

馬鹿らしすぎる。あの試合は元国家代表の真耶に、世界最強の織斑千冬がいたのだ。反則したらすぐバレる。

 

④鈴音、激怒。言い争いに発展

 

⑤クラスマッチで決闘だ

 

…頭が痛いです。秋十の実力的には一回戦で負ける。自身の機体の特性を考えず、がむしゃらに刀を振りまくるだけのは流石にアホだ。さらにあの一夏やセシリアと戦った後、自主訓練など一度もしていない。

 

よく、喧嘩を売ったものだ。

 

凰鈴音、彼女は一言で言うなら天才だ。

 

何しろ、IS適正A、ISに乗り始めてから国家代表候補生になるまで約4日。国家代表になるのも秒読みと言われている。

 

「馬鹿だろ、そいつ…」

 

◇◇◇

 

クラス代表戦当日

 

『それでは両者、試合を開始してください』

 

開始の合図がなり鈴音は秋十に一気に接近する。持っている青龍刀で切り裂く。秋十は対応できず、SEが大きく削れる。

 

隣の千冬先生を見れば、手を当てて唸り声を上げている。

 

「あの馬鹿…」

 

「ま、まーまー千冬さん。落ち着いて落ち着いて」

 

真耶がサポートに入ったので零は試合のほうに集中する。

 

秋十は衝撃砲で動きが制限され衝撃砲が届かないよう接近しても、中華武術が飛んでくる。これは詰みだろう。

 

誰もがそう思った時、

 

ズドオオオオンッ!!!

 

と大きな音が響き渡り、シールドを突破した謎のISが現れた。

 

「チッ。織斑先生、教師部隊は」

 

「無理だ!扉と連絡系統がロックされている」

 

最悪の状況である。謎のISの実力が未知数である以上、下手に動けない。

 

鈴音と謎のISと交戦し、ギリギリSEが残っていた秋十は見せ場だと喜んで戦場に飛び出していった。

 

「邪魔よ!!」

 

鈴音の青龍刀と謎のISのビーム砲で秋十は吹き飛ばされた。

 

「グワァァァァァ!!!お、俺はオリ主なのに、なんで…」

 

秋十は意識を失い、地面に倒れこんだ。

 

「こいつ、おかしいわね。生気を感じない。まさか!!」

 

鈴音は侵入してきたISが無人機だと気付き始めた。理由が生気がないとかいう基地外じみた理由だが。

人が乗ってないなら好き勝手していいと普段の鬱憤を晴らすべく鈴音は無人機ISにラッシュを加える。

 

戦いの状況を見る限り、鈴音が勝ちそうだ。思っていた程の強さではなく安心だ。

 

と、零が思ったがその時だった。

 

『violence!』

 

機械的な音声、いやガイアウェスパーが鳴り響きどこからか飛んできたガイアメモリがISに突き刺さり入っていく。

 

謎のISの姿が変化し、右手は鉄球のように全身はゴーレムのようになった。

 

変わったのは姿だけでなく攻撃力、素早さ、防御力、全てが上がっていた。

 

さっきまで通ってた鈴音の攻撃もあまりダメージがないように見える。

 

「こりゃ、まずいぞ、織斑先生、他の専用機持ちは」

 

「オルコットは多対一では不利だ。門矢のほうは…いや、行けるか」

 

千冬がもたらした案はこうだ。一夏を戦闘に参加させ鈴音と共に攻撃させる。薄い部分が見つかれば上空からセシリアに狙撃させる。

 

その案に決まり、一夏とセシリアは準備を始める。

 

「さてと、やりますか。変身」

 

《ISRIDE DECADE!》

 

一夏はISを展開、バイオレンスISドーパーント(以下VIS)と戦っている鈴音の元に向かった。

 

《ATTACKRIDE BREST!》

 

「っ!一夏ぁ!?」

 

「鈴、ついてこい」

 

一夏はそのまま、VISに近接戦を仕掛ける。その動きは鈴音から見ても相当の腕前、いやひたしたら鈴音を超えるかもしれない。

 

鈴音は一夏の動きに即座に合わせ、龍砲の狙いを即座に定め一夏を援護する。

 

パーフェクトな連携。VISは翻弄され、攻撃も防御もできない。

 

しばらくすると

 

「頭の天辺!セシリア!」

 

「はいですわ!」

 

一夏が弱点を見つけ、セシリアが狙い撃った。VISは撃ち抜かれ動きを停止させる。

 

これで騒動の幕が降りた。ちなみに秋十はこの戦いで左腕を骨折。全治はISによる回復力のバックアップも含めて二週間らしい。

 

◇◇◇

 

「ガイアメモリを投げたのはテメェだな」

 

零は目の前の蝙蝠のもうな姿をした、この世界にいるはずのないもの『ナイトローグ』を睨みつける。

 

「その通りです」

 

ノイズがかった声であっさりと肯定する。

 

「なんのつもりだ?」

 

「それにつきましては、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

生徒会室で」

 

「はあ?」

 

◇◇◇

 

ナイトローグ、布仏虚は紅茶を差し出す。零はそれをぐびぐび飲みながらこう言う。

 

「まさか、生徒会がファウストになっているとはな」

 

「…ファウスト?」

 

目の前の生徒会長、更識楯無が首を傾げている。

 

信じられないかもしれないが、生徒会のメンツ、全員が仮面ライダーやそれに準じたものなのだ。

 

会長『更識楯無』ブラッドスターク、仮面ライダーエボル

 

副会長『布仏虚』ナイトローグ、仮面ライダーマッドローグ

 

書記『布仏本音』仮面ライダーキルバス

 

庶務『更識簪』仮面ライダーローグ

 

 

こうして見るとどう考えてもビルドの世界のファウストである。楯無の身体の中にエボルトがいないことは確認済みである。

 

「で、なんでガイアメモリを使ったんだ?」

 

「その前に説明させてもらうわ。わたし達がこの力を手に入れた理由」

 

あ、カットで。

 

「なるほどな。くそ神から俺がちゃんとしてるか見るために」

 

「ええ、そうね」

 

沈黙が続いて後、

 

「あなたに聞きたいことがあるわ」

 

「なんなりと、お嬢様」

 

楯無に戯けたように零は返す。

 

「織斑秋十をあなた達、ディケイドは破壊するつもりですか?」

 

「…さあな。一夏次第…いや、織斑秋十の行動次第だな。このままだと破壊一直線だけどな」

 

「織斑秋十が破壊された場合、この世界に修正力が働き、一夏くんがディケイドの力を手にしなかった世界線に戻るはずです。あなた方の旅の記憶が彼から消えるのですよ」

 

「一夏自身の選択だ。俺は口出ししない」

 

「まあ、わたし達はそれを逃れられるんですけどね」

 

「は?」

 

零は思わず、紅茶をこぼしてしまう。

 

「私達が受けた依頼はあなたを試す以外にあなたのサポートをすること」

 

「いらん」

 

即答である。

 

「そうは言ってもねぇ。決まったことですし。秋十くんを破壊しなくても私達はついていきますし」

 

「この世界での役割があるだろ。お前たちには」

 

「私達がこの世界から出て行けば世界は代役を用意します。何千、何万、何億とあるうちの並行世界から同じ私を引っ張ってきます。そういう契約なんですよ」

 

「ほう」

 

零は頬杖をついてじっと楯無を見る。前情報ではふざけたやつだったが、今の感じではくそまじめだ。今の状況を千冬が見たら気持ち悪いと言うだろう。

 

「なんで、またそんな依頼を?」

 

「疲れたのよ。更識にいる老害の相手、国からの無茶な命令、転生者の対処。もう疲れたのよ」

 

楯無からドヨーンとした空気が漂う。

 

「だからついていくわね」

 

「…はあ、勝手にしろ」

 

よく分からなかった零はそう答えるしかなかった。




生徒会メンバー大好き。よし、仮面ライダーにしよう→頭可笑しい

ハザードレベル
楯無 5.8
虚 5.0
本音 4.3
簪 4.5


次回は箒転入編+コラボ回(コラボしながら本編も進めます)


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15話

今回から、リューオさんの『ストラトス・キャンサー』とコラボです。

コラボしながら本編というかオリジナル部分を進めます。
では、どうぞ


 

『この本によれば、転生者である織斑秋十により、正史とは異なる未来になり破壊者ディケイドの力を得た織斑一夏、いや、門矢一夏。彼は黒き破壊者の力をもつ門矢零と共に世界と世界を股にかける。IS学園に現れた化け物。この世界にいるはずのない影の者たち。おっと、皆さんにはまだ先の話、でしたね』

 

◇◇◇

 

「篠ノ之箒。歳は…16歳か」

 

「はい」

 

応接室で零が相手にしているのは新たな編入生、篠ノ之箒。零は編入生のスパンが早いことに驚き呆れる。しかし、彼はまだ知らない。近い将来、二人の少女が転校してくることを。

 

「一組か…問題行動だけは起こすなよ」

 

零にしてみれば、問題行動さえ起こしてくれなかったバンバン万歳だ。ただでさえ、問題を起こす秋十、漫才師真っ青のリアクションをとる女子生徒たち、大分丸くなったが言葉に未だに棘があるイギリス代表候補生がいる。たまに担任の千冬と副担任の摩耶で酒飲みの場を使ってストレスを発散してる。

 

「あの…」

 

「どうかしたか?」

 

「一夏を助けたのは貴方ですよね。私、織斑一夏、いや、門矢一夏君の幼馴染でして」

 

またかと思いつつ、零は答える。

 

「門矢一夏なら確かに俺の義弟だな。お前の認識で間違いない」

 

「ありがとうございますっ!」

 

「うおっ」

 

零の言葉に箒が頭を下げる。その勢いの速さに零は少し引いてしまう。

 

「私、一夏がいなくなって世界中を探し歩いていて…この前、ようやく一夏がIS学園にいることを見つけて、あ、これどうぞ。カナダのメイプルシロップです」

 

急にメイプルシロップを渡されたものの、悪いものではないことは確かなので零は有難く頂く。

 

「一夏の今までのこと…」

 

「それはお前が話すなりなんなりとしろ。俺の管轄外だ。ここが一夏の部屋だから」

 

零は部屋番号を走り書きした紙を渡しそこから去る。

箒はその行為にも感謝しながら紙を握りしめた。

 

◇◇◇

 

「ようやく、ついたか。この世界ごと消し去ってやるよ、門矢零」

 

薄暗い路地の中で一人笑う男。彼はみなさんがお忘れであろう、アクジである。忘れてるなら過去話を見てほしい。

 

彼の手に握られていたのは一つのガシャット。それは歪な形をしており、禍々しさを感じさせる。

 

《イレギュラーソルジャークロニクル》

 

音声が鳴り響き、世界を組み替えていく。世界のタイムリミットが始まってしまった。

 

◇◇◇

 

IS学園は篠ノ之箒という新たなメンツを加え日常を謳歌していた。そんな中、

 

「なんだ、こいつら!?」

 

校庭を埋め尽くすほどいる骸骨兵やゾンビ、見たこともないが凶悪なことが見た目から伺える獣たち。

 

それに怯える生徒たちで校舎内は大騒ぎ。そこで千冬が一喝入れる。

 

「騒ぐな、貴様ら。こういう時こそ、団体行動を心がけろ。いいか、不用意に外に出るな!速攻で作戦を立てあのクリーチャーどもと戦う部隊を選出する。この部隊の大半は私を含めた教師陣だ、安心しろ、貴様らが戦うことはない!」

 

千冬の言葉に落ち着きを取り戻す生徒たち。

 

「おい、織斑先生。何もしなかったら作戦を立てる暇もねぇ。やつら、おそらく数十秒後には校舎に侵入する」

 

「なら、どうすれば」

 

「俺が足止めする」

 

「何?」

 

「安心しろ。俺は世界の破壊者だ」

 

零は窓から飛び降りながら腰にダークディケイドドライバーを装着し、カードを装填。

 

「変身!」

《KAMENRIDE DECADE!》

 

「さて、ここからは通さんぞ」

 

零はライドブッカーの刀身を撫でながら不遜に言い、敵陣に乗り込んでいった。

 

◇◇◇

 

同時刻

 

「あれ、なんでここに?というかここは…ああ、わかった。異世界か?いや、並行世界と言ったほうが正しいか?」

 

少年は自身にないはずの情報から即座に状況を把握しどうすべきかを考える。

 

「呼び出されたのは俺だけか?それじゃ、不味いぞ。いや、ガイアかアラヤに異常があるのか…俺だけだと厳しいぞ…」

 

少年はそう呟きながら立ち上がり、ISを起動する。

 

「さて、目指すはIS学園…ってあれ?」

 

飛びあがろうとした時、周りから威圧感を感じ、後ろに仰け反る。すると、さっきまでいた場所に切り傷が入る。

 

「おいおい、シャドウサーヴァントかよ…」

 

シャドウサーバント、それは聖杯戦争と呼ばれる代物でサーヴァントとして呼ばれる英霊のなり損ない。だが、侮るなかれ。その身体能力はサーヴァントに近しいものを持っている。

 

「ちっ、ここで片付けていくか」

 

少年、『月浦桜』、自身の専用機を別形態にし、ロケットパンチを放った。

 

◇◇◇

 

この時は誰も予想してなかった。

 

世界の破壊者も、世界からカウンターとして召喚されたものも知らなかった。

 

この事件、いや、ゲームには、思いもよらない敵がいて、既に結末が決まっていることを。



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