仮面ライダーディケイド 受け継ぎしは破壊、目覚めるは影煌の騎士の記憶 (ギガス)
しおりを挟む

プロローグ『記憶-memory-』

はい、どうもギガスです。

今回から以前投稿していた綱吉を主人公としていたディケイドの話をリメイク致しましたシリーズを始めさせていただきます。

今回はちょっとしたプロローグとなっていますお楽しみください


俺は沢田綱吉…だったものだ、何故過去形なのかと言うと俺は今はその名を捨てたからだ…今の俺の名は…、

 

『…牙?空牙!』

 

「!…あぁ、すまないアルヴァ…少し寝てしまっていたみたいだ…」

 

そういい一人の茶色に少し白いメッシュ?が入ったような髪色にアンバー色の瞳をした青年がとある列車の椅子に座っていた。

 

『そう…まぁ仕方ないわ今回の相手が相手だったからね?』

 

「はぁ…全くだ、お陰さまで魔導衣がボロボロだ…しかし、またひとつ力を手にいれられたからな?御の字だろう…」

 

そういい懐から変わった形のあるものを取り出す…

 

「…これでまたひとつあの人を越える為の力が手に入った…士さん、俺は貴方を越え…破壊者の運命に抗って見せる…必ず」

 

そう言う彼の手にあるもの…ネオディケイドライバーは鈍くそのマゼンタカラーのボディーを光らせた…

 

ここで一つ俺の過去を話していこう…

 

          回想録

 

俺はかつて沢田綱吉だったことは冒頭で話したな?ならば何故今俺は空牙という名前なのか…これにはかなり複雑なことがあるが…見てもらった方が早いだろう…俺の最悪の過去を…

 

それはいつもと変わらない何気無い日常から始まった…

 

ドガーン~!「うぎゃあぁぁ~!?…リボーン!また起こすのに爆弾使ったろ!」

 

「これが俺のやり方なのはお前もよく知ってるじゃねぇか?」

 

「知ってても恐ろしいわ!?…はぁまぁ死ぬ気で避けたからマシだけどさ?」

 

「にっ…だいぶ死ぬ気のコントロールが出来てきたな?今じゃ死ぬ気丸を使わなくても超死ぬ気モードになれるしな?俺の教育の賜物だ♪」

 

「はいはい(汗)…あれ?確か今日は…!?やっば!今日は風紀委員の抜き打ち検査だった!行ってきます!」

 

「お~気を付けてなぁ~……なんだ?妙な胸騒ぎがしやがる…気のせいだと良いが、ツナ…頑張れよ?」

 

このとき、リボーンの胸騒ぎが現実のモノになるなんて…俺は思いもしなかった…

 

バキッ ドガッ ゴキッ ブシュッ…

 

「がはっ…はぁ…はぁ…はぁ…獄…寺くんっ山…本っ雲雀さ…んっどうしてっ…」

 

「あ?んなもんてめぇが俺らを裏切ったからだろうが?」

 

「あはは♪獄寺、こいつにそんなこと言ってもわからねぇって…何回言っても李奈を虐める屑なんだしよ?」

 

「ねぇ?何で君みたいなのが僕の町に居るのかな?…消えてよ」

 

「うふふふ♪ごめんね~?ツナくんの大切な仲間は全部…私の虜♪…次はツナくんを手に入れてあげるから…待っててね?うふふふ…アハハハハハ!」

 

「み…んな…騙され…ない…でっ…」

 

ドサッ…それから数日後、俺は…

 

「はぁ…はぁ…っはは…情けないなぁ…こんなところで死ぬのか俺は…みんなの目を覚まさせてあげたかったなぁ…でも、ごめんみんな…おれもうダメだよ…」

 

そう言う少年…綱吉の足元…いや、座り込む彼の回りには夥しい量の血が…

 

「っ…ゲホッゲホッ…ははっ…もうダメかな?…リボーン…母さん…父さん…骸…凪…ユニ…アリア…アルコバレーノのみんな…白蘭…みんなごめんね?…俺もうダメだ…」

 

綱吉が目を瞑ろうとすると…『おいおい?お前に死なれたら俺が甦れないからなぁ?生きていてもらうぜ?…神牙?』

 

「神…牙?…」ズクンッ!「!?がっ!?あぐっ…あぁぁ!?」

 

綱吉は体の奥から流れ出る何かにその身を焼かれるような苦しさを味わう

 

「があぁぁ!アァァァァ!?(なんだ…これっ…これは…誰だっ)」

 

『楓沙…お前はもう…要らない!』ズクンッ

 

『神…牙?どう…してっ?』

 

『お前は俺を理解してなどいなかった…だから、もうお前は要らない…』

 

『お前の正義とは愛する人を殺さないと貫けないのか?』

 

『正義のための小さい犠牲だ、楓沙も理解している…』

 

『そんな…刀眞…楓沙…俺は…違う…俺は…』

 

『興醒めだ…消えろ…』ズクンッ!

 

『あっ…』

 

「はぁはぁっアァァァァ!?」

 

『ふっ…フハハハハ!思い出したか?お前は愛する人をその手に掛けたんだよ!神牙!』

 

「うるさい!うるさい!うるさい!だまれだまれ黙れ!?」

 

『いいや、黙らないね!こうしてまた新たな命を与えられてもお前は愛する人達を守れていない!それがお前が変われていない証拠だ!』

 

「アァァァァ!?」ズクンッズクンッ!

 

痛みと共に綱吉の脳裏を焼けつくような感覚が走り続ける

 

「アァァァァ…あっ…」ドサッ…『クックック…どうだ?己の愚かな過ちを思い出した気分は?』

 

「はぁ…はぁ…俺は…御影…神牙…だった…」

 

『そうだ…そして俺は…お前だ』

 

そういい綱吉の前に白髪の自分そっくりな黒いスーツにマゼンタ色のシャツを着た青年が綱吉を見下ろしていた…

 

「はぁ…はぁ…また…貴様かっ…ぐっはぁ…はぁ…」

 

『さてと、御影神牙…いや、今は沢田綱吉だったな?どうする?今のお前はホラーであり、人間だ…つまりは魔戒騎士にはなれない…今のお前は護りし者ではない…どうする?何がしたい?』

 

「俺は…」

 

すると…バキューン!『!ちっ!』

 

「そこまでだぜ?ジンガ…そいつから離れな?」

 

『ちっ…相変わらずしつこいな?世界の破壊者…ディケイド…』

 

「ディ…ケイっ…ド?」

 

そして俺がみたのは…マゼンタのボディーに深緑の複眼、腰についたボディーと同じマゼンタカラーのベルトだった…

 

「…カッコ…いい…な…」

 

そこで俺は意識を失った…

 

「さぁ…覚悟しろよ?」

 

『ふっ…まぁいいこいつに色々とプレゼントは出来たからな?じゃあな?ディケイド…そして俺…』

 

そういい残して姿を消したジンガであった…

 

「…行ったか…こいつが大罪人…御影神牙の転生体か…まぁとりあえず治療をしてやらないとな?」

 

そういいディケイドは綱吉を担ぎあるきだした…これから起きるのは彼等しか知らない…

 

これは破壊者の力とすべてを失い存在さえ忘れられた騎士の記憶を得た大空の旅路の物語である。

 

 

 




はい、というわけで綱吉の現状をちょいとだけ入れさせて貰いやした♪

次回は設定かもしくはプロローグ2を書きたいと思っていますので首をナーガの如く伸ばしてお待ちください

では、皆様応援の方お願いします♪good-bye!♪


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

設定

はいどうも、ギガスです

今回は大まかな設定とちょっとしたネタバレを含む部分が御座いますので、そういうのNG!ってな方はブラウザバック推奨です。

では、設定に参りましょう♪


          キャラ設定

 

全てを奪われ、過去の過ちの記憶に苛まれる破壊と影煌の青年

 

『よう?俺の名はザルバ、この設定の語り部だ…まぁ簡単に言いや説明係だ、今回は主人公の設定とジンガについての説明なんかをしていくぞ?』

 

沢田綱吉…この物語の主人公で突然現れた女…李奈と言う女に仲間である。獄寺、山本、雲雀の三人とクラスメイトの数人を奪われ日常的に暴力を振るわれ続けたんだ、しかし、そんな日常もすぐに終わりを告げた…奴がジンガが綱吉の前に現れたからだ…

 

能力…能力と言っても簡単に言えば魔戒騎士の時の剣術の他に死ぬ気の炎を使えるくらいで特に変化はない…と言いたいがそうでもねぇ、ジンガによってホラーの存在を感知できるようになっていて更にはジンガの変貌するホラーへの変身も可能だ…ただし、自分の理性が持てばの話だがな?

 

ネオ・ディケイドライバーローゼ…

見た目はネオ・ディケイドライバーだが能力は化け物だ、いかんせん主要なライダーへの変身も可能だがまさかのサブライダーと牙狼を除いた魔戒騎士への変身も可能だと言う優れものだ、具体的な例で言えば…(白夜騎士 ダンの状態で他の平成ライダーの武器を召喚も可能)、ある意味元のディケイドよりもチート具合がぶっ飛んでると思うぞ?

 

ディケイドローゼ…

綱吉…いや、空牙の変身する。世界に破滅と崩壊をもたらすと言われるディケイドだ、見た目はディケイドに狼是の意匠を施したアーマーが追加された感じだな?だから、よりダークヒーロー感が増し増しだ、見た目の変更点は瞳の色がグリーンから深みのあるダークグリーンに体色もマゼンタからロゼ色に変わっている等、まぁ色に関しては大分変更されているな?

 

アルヴァ…君達がご存じ神牙の相棒だった魔導輪だ、神牙に捨てられたのちにある場所に保管されていたんだが…まぁこの事は物語が進んで自ずとわかるか、まぁとにかく空牙の良き相棒になるってことだ、俺様と鋼牙みたいにな?

 

ジンガ…まぁ言わずと知れたある意味最強レベルのホラーだな?そんでもって元魔戒騎士なんだから手に負えねぇよ、この世界だと神牙の力を吸収して、弟の刀眞を倒したあと様々な世界を渡り歩いたみたいでな?かなり強力な存在なんだが…まぁざっくばらんに言えば鋼牙と戦い破れてしまったわけだ、そのあとはまた魂だけの状態で渡り歩いて綱吉…神牙を見つけてまた力を奪おうって腹積もりらしいな?

 

「とまぁ、粗方のことは話したな?次は他の登場予定のやつらを紹介するぜ?」

 

青年からすべてを奪った謎の少女

 

不二美李奈…ある日突然、並盛高校に転校してきた美少女で何故か必ず綱吉に付きまとっていた女だ、だが、実際にこの女は綱吉を狙っていたんだ、隙をみて既成事実を作り綱吉を手に入れようともしていたんだが、綱吉の超直感で僅差で回避されていたんだがな?それに気づいて路線を変えて綱吉を陥れやがった悪女だ、

 

能力…不明

 

「この女に関してはあまり、情報がねえからな?これくらいしか伝えられんが許してくれや?次はこれから空牙の行く世界とかもある程度ヒント的な感じで出させてもらうぞ?」

 

一、魔術の世界

 

二、科学の発達した世界

 

三、鋼の勇者達の世界

 

四、便利な道具をもつ青狸の世界

 

「とまぁ、こんくらいにしとこうとは思うぜ…おっとそろそろ時間だな?じゃあな?またいつか会おうぜ?」

 

 




はい、と言うわけで新年明けてもう大分経ちましたが、明けましておめでとうございます♪

これからも亀更新ですが、応援の方よろしくお願いします♪

では、皆様good-bye♪


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

プロローグ2「破壊者〔ディケイド〕 前編」

はい、どうもギガスです。今回はお待たせしましたプロローグ2となります。

次の投稿の時は第一話を出す予定ですのでお待ちください

では、プロローグ2…スタート♪


俺は…御影…神牙…だった者…

 

「うっ…俺は…ここは?」

 

綱吉が目を覚ますとそこは何処か古めかしい内装の写真屋だった。

 

「俺は…!そうだ、俺は…はは…情けないな?仲間から裏切られ、命を落としかけて、挙げ句の果てに前世の記憶を思い出させられるとはな?…」

 

綱吉はそういい頭を抱えて…

 

「っ…糞が!」

 

ガンッ!と側にあった机を殴り付ける。すると部屋の扉が開き、

 

「おぉ~…荒れてるな?御影神牙?」「?!誰だ!」

 

綱吉は声の主の方に振り向くと驚愕の表情を見せる。

 

「っ!?ジンガッ!」「ん?おい、ちょっとま…」「くそっ!まだ俺を堕とし足りないのか!どれだけ俺から奪えばいい!」「だから待てって!」

 

そう言い綱吉の肩を掴み顔をちゃんと見せる男

 

「よく見ろ!俺はジンガじゃない」「はな…せ?…違う、ジンガじゃない…すまない、頭が混乱してて…その…すまない…」「なぁに気にするな?俺は門矢 士、通りすがりの…」

 

士が挨拶をしようとした…その瞬間! ドガーン!

 

「な、なんだ!?」「…どうやら、厄介なのがこの世界に入り込んだな?」

 

そう言い外に向かう士に綱吉は

 

「あ、おっおい!?待てよ!」

 

士の後を追い外に向かう…

 

士side

 

綱吉よりも先に外に出た士は愛車のマシンディケイダーに乗り込み、爆発のあった場所へエンジンを吹かして走る

 

「(恐らく爆発の音の響き的に…並盛高か!)間に合えよ?」ブオォン!

 

所変わり並盛高校では…

 

キャアア~!?ウワァァ!?た、助けてぇ!?

 

「フハハハハハ!泣け!叫べ!戦け!我等ネオグランショッカーに膝まずけ!」

 

そこは地獄絵図と化していた。教員の大半は異形の怪物に惨殺され、生徒の数人はその場でなぶられ異形達により灰色のオーロラの中に連れていかれている。

 

「くそっ!なんなんだよこいつらは!」「くっ…武器が通用しねぇのな…」「…それだけじゃないよ、僕らのボンゴレギア…」「っ…炎が灯せねぇ…」

 

そんな中真実を見極められず大空を傷付け手放した愚か者達は自身の力を使えぬことに戸惑っていた…その時!

 

「サンシャインカウンター!」ドガンッ!グワァァァ!? 「天丼!行くんだもんね!」モオ~!バヂバチバヂィ!ギャァァァ!?

 

「っ!?あいつら…」「何をしているこのバカもんども!さっさと死ぬ気の炎を灯して戦わんか!」「そうだもんね!早くしないと皆死んじゃうもんね!」

 

そこに所々ボロボロで傷だらけの二人…笹川了平とランボが自身の相棒や形態変化(カンピォフォルマ)させた状態でやって来たのだ

 

「っ!分かってんだよ!だけど…」「…炎が灯せねぇのな…俺達だけ…」「…っ」

 

三人のその様子に二人は…

 

「…そうか、なら下がれ…お前達を守りながらでは戦えん…ランボすまんが…」「任せるもんね!皆俺っちが守るもんね…ツナが俺っちにそうしてくれたみたいに!」「っ!よく言ったぞ、ランボ…往くぞ!」

 

そう言いファイティングポーズを取り異形の群れに立ち向かう了平

 

「フッハッデェア!」グワァァァ!?ギャァァァ!?

 

晴れの活性化と自身のボクシングや師であるコロネロによって磨かれたセンスをフルで使い敵を確実に一体ずつ沈めていく了平

 

「こっち来るな!コロナフールミネ!」バヂバヂバヂィ!

 

ギャァァァ!?グワアァァ!?

 

同じく自身の相棒の牛丼を駈り敵をその雷撃で焼き尽くす…対して獄寺達は…

 

「このっロケットボム!」ヒューン!

 

「ぬぅ…鬱陶しい餓鬼が…フン!」バキッ!

 

「がはっ!?っなんで俺達は炎がっ…」

 

「獄寺!?」

 

「邪魔だあぁ!」ズバンッ!

 

「グァ!?」

 

「くっ…僕がこんなっ」

 

「ふん…口ほどにもない…」

 

三人は自分達の力を使えず死の危機に瀕していた。

 

「この程度で我等を手こずらせおって…始末しろ」

 

「クックック…死ねぇ!」ブンッ!

 

「!?くっ!」

 

死を覚悟して目をつむる獄寺

 

「獄っ寺…」「っく…」

 

命が散る…そう思われたとき! ブオォォン!ドガッ!

 

「グオワッ!?」「…っへ?」「大丈夫か?」

 

そこにはマゼンタ色のバイクに跨がった同じくマゼンタ色の一眼レフカメラを首からぶら下げた青年が立っていた

 

「貴様は!?」「ほぉ?俺のことを知ってるのか?…なら話早いな?」ガシュン!

 

すると青年は腰にマゼンタ色の何かを装着し、腰のホルダーから一枚のカードを取り出すと

 

「変身!」キィン!ガシュン!『Kamen raide! ディケイド!』

 

ベルトからそう音声が鳴ると彼の周囲に24のモノクロの影が現れると…

 

シュシュシュ!彼へと影が全て集まっていき、ベルトから複数の黒いプレートが現れモノクロの影となった彼の顔に突き刺さり、そのモノクロの体が色鮮やかなマゼンタに変わる

 

「…ふっ」「貴様…ディケイド!」

 

彼の名は…仮面ライダーディケイド、世界の破壊者である

 

次回!

 

「通りすがりの仮面ライダーだ、覚えなくていい」

 

「俺の仲間にっ手を出すなぁァァ!」

 

「人じゃなくなるぞ!」

 

全てを破壊し、全てを結べ!




はい、と言うわけでプロローグ2の前編でございました♪今回はプロローグですが、前中後編の三つに分けることにしましたのでお楽しみにしていてください♪

では、長々と言うのもお邪魔なので次回までgood-bye♪


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

プロローグ2後編

はい、ギガスでございます…すんませんでした~!(土下座)投稿が遅れてしまい申し訳ありません、リアルの仕事などが忙しいのと中々にネタが思い付かなかったので遅れてしまいました。

今回も今回で少し短めとなりますがご覧ください


突如現れた青年は異形の姿…仮面ライダーディケイドへと変身した!

 

「…」「きさまぁなぜこの世界にいる!」

 

怪人の問い掛けに答えずディケイドはそばに座り込んでいた獄寺を立たせる

 

「ほら、立てるか?」「え?…あ、あぁわりぃ…」「ふむ…見たところそこまで怪我は酷くないな?とりあえず下がってろ…ここからは俺の役目だ」

 

そういい前に歩いていくディケイドに獄寺は

 

「ま、待ってくれ!あんたはいったい!」「ん?…俺は通りすがりの仮面ライダーだ…覚えなくて良い」

 

そういいまた歩き出す

 

「オノレェ…ヤレ!」イー!イー!

 

するとディケイドの周りを戦闘員が取り囲む

 

「ふむ…数が多いな…なら、こいつでいくか」ブウゥン!

 

そういいディケイドが取り出したのは何やらメカメカしいライダーが持ったミサイルランチャーのようなモノが描かれたカードだ

 

「よっと」ガシュン!『attack ride!GIGANTO!』

 

ディケイドはそのカードをベルトのバックルに装填すると彼の肩にそのミサイルランチャーが現れる

 

「ふんっ…」ガシャンッ!

 

「な、ナニ!?」「ハァ!」

 

ディケイドの声と共に大量のミサイルが戦闘員と数体の怪人を吹き飛ばす

 

グワアァァァァ!?イー!?イイ~!?

 

「ふぅ…すこしは片付いたな?」

 

そう言うディケイドの視界には倒されて消滅した怪人と生き残って立ち上がる怪人達が見てとれる

 

「オノレェディケイドォォォォ!」「懐かしい叫びだな?まぁいい…さぁ、どうする?このまま大人しく帰るか?それとも…全員破壊されるか?」「舐めるなよ?…おい、そこのガキ共を連れてこい!」

 

イー!うわっ!?は、離せよ!や、やめてぇぇ!?

 

「何を!」「こうするのだよ?」カチッ!『ビルド…クウガ…オーズ…』「そぉら?」

 

うわぁぁぁ!?ぎゃぁぁぁ!?アァァァァ!?

 

「まさか!?アナザーライドウォッチ!」「正解だ、そして紹介しよう!」

 

『う、ウゥゥゥゥ…』『アアァァァ…』『グウゥヴヴヴ…』ビルド…クウガ…オーズ…

 

「我がショッカーが新たに開発したウォッチでな?かつてスウォルツが産み出したモノよりも強力だぞ?…やれ、お前たち!」

 

『『『グワアァァァァ!』』』「ちっ…この三体なら…これだな?」ガシュン!『kamen raide!Zi-O!』仮面ライダー!ジオウ!

 

すると今度はディケイドの姿が白と黒にシルバーのカラーが入った戦士…時空の王者にして魔王…仮面ライダージオウにカメンライドする

 

「…ハァ!」ガキンッズバッドカッ‼

 

三体を相手に真っ向から攻めるディケイドジオウに対して三体のアナザーライダーも

 

『ウゥ!ウッ!』タカ!ガトリング!ベストマッチ!

 

『ガァァァ…』ヒュンヒュンヒュン…ヒュオン!

 

『ヴぇはははは!』クワガタ‼カマキリ‼バッタ‼

 

それぞれオリジナルと同じように姿を変える

 

「何!?くっハァ!」  

 

一瞬驚いて止まるがすぐに動くディケイドジオウ

 

「フッハァ!」拳を打ち込むディケイドに

 

『ウゥ!』アナザーホークガトリンガーを放ち距離を保つアナザービルド

 

『ウアァァァ!』アナザードラゴンロッドで攻め手を潰すアナザークウガ

 

『ヴゥルアァァ!』クワガタヘッドからの雷撃を放って動きを鈍らせる

 

「くっコイツらっ」「フハハハハ!どうしたどうしたディケイド!」「舐めるなよ!」ガシュン!『form ride!Zi-O!2!』仮面ライダー(ライダー)!ジオウ(ジオウ)!2(2)!

 

「ハァ!」ディケイドはジオウ2にフォームライドして三体に対抗していく…一方、士を追い掛けて飛び出した綱吉は

 

「はぁ…はぁっ…くぅっ…傷が疼くっ早く行かないといけないのにっ…」

 

綱吉は士に手当てされた傷がまた開いてしまい動きが鈍っていたのだ

 

「はぁはぁ…くっ…後少しなんだっ耐えてみせるっ」ポタッポタッ…

 

血が溢れて地面に滴りながらも歩く綱吉の前に…

 

『やはりお前はバカだな?あんな奴等を助けてなんになる?』「!お前っ」『よお?傷が辛そうだな?神牙?』

 

綱吉の前にまたジンガが現れるのだった、そして場面は戻り

 

「ハァ!」『グワッ!?』『ぐえっ!』『ギャア!?』

 

「ハァ…ハァ…ハァ…しぶとすぎるだろうっ」

 

三体のアナザーライダーを殲滅し終えたディケイドは彼等をアナザーライダーに変えた怪人に向き直る

 

「残りはお前らだけだ」「ちっ…流石は世界の破壊者だな?ディケイド…だが、お前は忘れていないか?」「なに?…!」

 

するとディケイドの後ろに…『ウラァァァ!』ドカッ!

 

「!?ぐあぁぁぁ!」『ヒヒヒ…アハハハハハハハ!すゲェぜこの力!』アクア…

 

ディケイドの後ろにいたのは…仮面ライダーアクア…否、アナザーアクアと

 

『へへへ…あはははは!最高ダゼ!』エターナル…

 

仮面ライダーエターナルのアナザーライダー…アナザーエターナルが立っていた…そして

 

「くっ離せっ…!」「ふっ…お前もなるのだな?アナザーライダーへ!」カチッ!…エボルト…「ふん!」「あぐっ!?ぐあぁぁぁぁ!」

 

エボルト…『ハァ…フン…俺様ヲ呼び出すための器がこれか?』

 

「おいおいっ最悪なのが出てきやがったな…」

 

エボルトが現れたのだ…

 

綱吉side

 

「俺に…ホラーになれというのか!」『そうは言っちゃあいないさ?…だがな?お前は魔戒騎士にはなれない…そんなお前に何ができる?』「それは…だがっ」『…ふん、やはりお前は面白いな?…ほらよ、これを使え』

 

そう言いジンガは綱吉にあるものを渡す

 

「ん?これは…時計?」それは黒とマゼンタで彩られた不思議な形の時計だった

 

『それをどう使うかはお前次第だ…ほら、絶望を歩む気があるなら行けばいい…』「…礼はいわない…」

 

そういい歩いていく綱吉の後ろ姿を見つめながら…

 

『…俺も甘ちゃんになったか…まぁいいあとはあいつ次第だ…』サァ…

 

そう言い残して砂のように消えるジンガ、果たして彼の目的は…そして綱吉が渡された時計の正体は!

 

次回!仮面ライダーディケイド!

 

「お前の敗けだ…ディケイド!」「これ以上は…させない…俺の命に変えても!」ディケイド…「よせ!」

 

全てをハカイし、全てを結べ!




はい、というわけで今回は少しだけ前後編にするための処置を色々とさせていただきました(汗)

次回も遅くなると思いますが、気長にお待ちください

では、good-bye!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

プロローグ3

はい、どうもギガスです。今回もまた少し間が空いてしまいましたがなんとか投稿をできました(汗)さらには最後的な事を言いましたが…もう少し続きます(汗)

今回の話はちょっと長めになっているのでご了承ください、

では…綱吉の決断をご覧ください…


ディケイドは今、か~な~りのピンチに見回れていた…

 

「ちっ…この二体に更にはエボルトまで…」『ん~…俺様としてはもうちょい頑丈そうな肉体がよかったがなぁ?…まぁそれでも普通の人間よりは良さそうだ』

 

そういい…雲雀の体を動かして慣らすエボルト

 

「エボルトよ、貴様の相手は…ヤツだ!」

 

そういい怪人はディケイドを指差す

 

『あ?…ほぉ、こいつは驚きだな?戦兎や万丈以外のライダーはあのドクター以外の見たこと無かったのでな?というかお前さんそのけばけばしい色は何とかならんのか?』「そう言うお前も十分に派手な色だと思うがな?」『ハッハッハッハ!確かになぁ?まぁいい、とりあえず…ふん!』 ドカッ! 「!?ぐわぁぁ!?」

 

エボルトの言葉が切れると同時に襲い掛かられたディケイドは後ろに大きく吹き飛びカメンライドが解除され通常のディケイドに戻る

 

「くっ!なら…」『10倍ボム!』「なに!?」 ドカドカドカッ!

 

ディケイドが体勢を整えようとしたときに上から大量の爆弾が投下される

 

「うわぁぁ!?」更に…『時雨蒼燕流、八之型…篠つく雨!』ズバンッ!「ぐっ!?今度はなんだ!」『あぁ…最高だなぁ?この力…俺の技との相性もいいしよぉぉ!』

 

アナザーアクアとアナザーエターナルがそれぞれの技をディケイドに放ったのだ

 

「くっこいつら一体何者だ?」『そいつらはこの入れ物のお仲間だよ、全く力を与えられたことで舞い上がってやがるな?』「なに?…そこのお前はさっき助けた銀髪だな?」

 

ディケイドがエターナルに問い掛けると

 

『あ?あぁ、そういやそうだったな?お陰さんでこの力を手に入れられたぜありがとうよ?』『へへ、俺もこの力が手にはいるなんて思わなかったのな?』『ふん、こいつらは完全に力に飲まれてるな…まあいいか、さてともう少しだけ楽しませてもらうぜ?ディケイド?』「ちっ…こいつは不味いな…」

 

苦戦を強いられるディケイド…その一方で…

 

「はぁっはぁっはぁっ…着いた…みんなっ」

 

並盛高校に到着した綱吉は校門をくぐり中に入っていくと…きゃあぁぁ~!助けて~!?

 

「!やめろ!」「ぬぅ!?離せ小僧!」

 

綱吉は怪人から並盛生を守るために掴み掛かるが弾き飛ばされる

 

「あぐっ!?(っ~!傷がっ)」「ふん、鬱陶しい小僧が…まぁいいまずは貴様からこの爪の餌食にしてやる!」「っ!(やられるっ!)」

 

綱吉が来る衝撃に身構えると…バチチッ!

 

「…っ…え?」「ぐっグオオォッな、なんだっ体が動かないっ」

 

怪人が時が止められたように止まっていた

 

「な、なんで…ん?」バチチッ…【ディケイド…】「…これは…礼は言わねぇ…」

 

そういい怪人の前を歩き去る綱吉…一方ディケイドは

 

「うわあぁぁ!?」『ふぅ…なかなかに楽しめたぞ?ディケイド』『あはは!俺達に勝てるとか思ってたのか?』『それだったら馬鹿なのなぁ?』「ちっ…言ってくれるぜ…(だが、実際にやばいな…どうするコンプリートを使うか…いや、今のコンプリートの力の強さが俺にもわからねぇ…)」

 

ディケイドは奥の手を隠しているのだが、自身の力の増大により更なる力を得たその力を扱いきれるかわからないため躊躇しているのだ

 

『さぁてと…そろそろ終わらせるか』「!くっ…迷っていられないか!」

 

そういい懐から何やらマゼンタ色の物体を取り出すが…

 

『おっと!』 ガシッ! 「!?」 『悪いが…使わせん!』 バキッ!「がはっ!?くっ!」

 

殴り飛ばされてなんとか持ち直すがその手には先程まで握っていたモノが無い…

 

「なっ!?ケータッチが…てめぇっ」 『悪いがこいつを使われたらヤバそうなんでな?…フン!』

 

そういいエボルトが力を込めるとケータッチがグシャッ…という音と共に握り潰されて砕け散る

 

『これで終わりだな?』「くっ…」

 

すると…ドクンッ…ドクンッ…

 

『あぁ?なんだ、この脈動は…ん?』

 

エボルトがなにかを感じ取りそちらを見ると

 

「…」「あぁ!沢田ぁぁ!てめぇ、何で生きてんだよ!」「アハハ!なんだあいつ生きてたんだ?」

 

獄寺と山本はそう現れた綱吉に心無い言葉をぶつけるが…

 

「…お前らが…」ドクンッ…ドクンッ… 「!止せ!それを使うな!にんげんに戻れなくなるぞ!」 

 

そう言うディケイドの視線の先には妖しき光を淡く放つ時計…アナザーディケイドウォッチが綱吉の手に握られていた

 

「お前らがっ…この学園をっ…俺の…俺の守りたかったものをっ…ハァ…ハァハァ!」

 

頭を抑え…否、正しくは瞳を抑えなにかを堪えるように言葉を絞り出す綱吉だが…

 

「お前らなんてっお前らなんてっ…消えちゃえよ…」

 

そういい綱吉はウォッチのスイッチを押す…

 

キュオン!『ディケイド…』バシュン!

 

すると綱吉の腰に歪んだような歪な形に変形したディケイドドライバーが装着され、その中にウォッチが吸収される…

 

「ハァ…ハァハァっ!!アァァァァウァァァ!?」

 

綱吉の雄叫びと共にその体をモノクロの怪物に変えると今度はその顔に漆黒のプレートが突き刺さり、その体を本来のディケイドよりも濃く血のような紅の体へと変わり、狼の意匠と鬼の意匠が合わさる…その体に…『2020 ディケイド』と刻まれる。

 

「アァァァァウァァァ!」 『ディケイド…』

 

綱吉はついにその姿を最悪にして最凶のアナザーライダー…アナザーディケイド 狼是へと変身したのだ…

 

次回!仮面ライダーディケイド

 

「これが…オレ?…」『ぐっ!?俺様さえも糧にするか…フハハハ!面白い!』「止せ!お前は!」

 

総てを破壊し、総てを繋げ!




はい、というわけで一年ぶりくらいの更新となりました(汗)読者の皆さんには大変ご心配をお掛けしたかと思いますが仕事の方がある程度落ち着いてきましたので少しずつですがまた更新を再開していきたいと思いますのでこれからもよろしくお願いします。

では、また次回!good-bye!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第一章:『新たなる旅路』
プロローグ:final


火の海に呑まれる並盛高校に到着した綱吉、しかし、そこではディケイドが窮地に立たされていたがそれを行うかつての仲間たちの姿に綱吉の中で何かが切れる…

絶望が幕を開けるか…希望が蘇るか…『ディケイド…』


『アァァァウァァァァ!』[ディケイド…]

 

並盛高校の校庭…そこに今深紅の魔人が降り立った

 

『ほう?俺たちと同じアナザーライダーか、おまけに皮肉だな?ディケイドとはな?』「アイツっ」

 

エボルトがそう皮肉るが

 

「はっ!あんなやついなくても俺達だけで十代目は守れらぁ!」「アハハ!その通りなのなぁぁぁ!」『おいおい…止めとけばいいもの…』

 

『アァァァウァァァァ…ッ!』

 

するとアナザーディケイドの瞳が赤く輝くと

 

「がはっ!?」 「ぐあぁぁぁ!?」

 

アナザーディケイドの姿がぶれたかと思うと、アクアとエターナルが吹き飛ばされていた

 

「なっ!?」『おいおい、マジか!?』『アァ!』

 

アナザーディケイドはまるで己の内から溢れる怒りを吐き出すかのように叫び二人に追い撃ちをかける!

 

「がはっ!!?」 「あぐっ!!?」

 

次第に二人は体から力が抜けていくのか、倒れ伏して動かなくなると

 

『あぁ…あ?…おれ…は…ナニヲ…して…ン?』

 

近くにある割れた窓ガラスに近寄り自分の姿を見る綱吉

 

『…これが…オレナノカ?…このバケモノガ…』『どうやらアイツラをぶちのめして落ち着いたか?』「くっ綱吉!その姿を今すぐに解け!」『俺は…おレハ…』

 

すると 「ば、化け物!」『!?化け…物?』「化け物よ!沢田は化け物よ!」「そうだ!前からおかしいと思ってたんだ!化け物!」

 

一人の女子生徒の言葉が火花となり、一人…また一人と綱吉へ心ない言葉が投げ掛けられたいく

 

化け物!出ていけ!消えちまえ!

 

『オレハ…化け物…チガウ…オレハ…オレハ…』『だから言ったろ?あんなやつら助けるだけ意味がないって…何故分からない?人間ってのは何処までも己の保身しか考えない奴等なんだよ…さぁ、受け入れろ…闇をホラーとしての己をな?』『アッアァァァァァ!?』

 

ジンガの言葉が綱吉の心にドロリと重く包み出す。そして綱吉の魂が闇に沈む…そう思えたとき!

 

「止めてよ!」 一人の少女の声が校庭に響くとシーンと静まり返る

 

「みんな、止めて…どうして?どうしてっツナがそんなことを言われないといけないの?」『あっあぁぁ…な、ぎ?』

 

そう言葉を発したのは綱吉の恋人であり、綱吉を誰よりも信じている少女、クローム髑髏こと六道凪だった…

 

「どうしてなの?ツナはずっと一緒に居たんだよね?なのにどうしてみんなそんなことができるの?京子ちゃんもハルちゃんもっ嵐の人や雨の人、雲の人もそう!どうしてなの?!」

 

凪の慟哭が校庭を駆け巡る…が

 

「俺達は沢田を仲間とか思ったことねぇよ!あんな化け物っ誰が仲間なんて思うかよ!」 『!?』

 

倒れていた獄寺の言葉が槍のように鋭く綱吉の心を貫くと

 

そうだ!アイツは化け物だ!化け物!化け物化け物!バケモノバケモノバケモノバケモノバケモノバケモノバケモノバケモノバケモノ…

 

『…オレハ…バケモノ…』

 

ピシリっと綱吉の中で踏み止まっていてくれた何かに皹がはいる…

 

『あの女は良いな?お前の全てを理解してくれている…ほら、行ってやれよ?その手で抱きしめてやれ…そしてあの時と同じようになれ』

 

ジンガの言葉に従うように綱吉が凪へとゆっくりと歩いていく

 

「あ、ツナ…」『ナギ…オレハ…バケモノ…ナノカ?』「ッ!…うん、今のツナは確かにそう見えるね?」『…』「でもね?」

 

凪は言葉を一度切ると

 

「姿が変わっても…ツナはツナ…沢田綱吉…私の大切な…ううん、命よりも愛している人…だもの…」『!…ナギ…アリガトウ…』

 

そういい凪を抱きしめると、その唇に触れるだけのキスをして離れる

 

『オワラセテクルヨ…アイツラを倒シタラ…二人デ誰モ知ラナイ場所に…行コウ』「!…うん、待ってる…行ってらっしゃい…ツナ」『…行っテキマス…ナギ…』

 

そういい綱吉がエボルトへと向き直ると

 

『ほぉ?やっと俺の相手をしてくれるかい?良いねぇ…フン!』

 

そういいエボルトは右手にエネルギー弾を発生させて放つ!

 

キャアァァァァ!!?ウワァァァァ!!?

 

生徒たちが悲鳴を上げる…が

 

「っ…あれ?」『オイ…サッサトニゲロ…ジャマダ』「え?…さ、沢田?」

 

綱吉が左手を前面に突き出した状態でおり、その手からは灰色のオーロラが出ておりエネルギー弾を相殺していたのだ!

 

『ブラボーッ!!コイツは楽しめそうだ!』『!』

 

エボルトの動きあわせてアナザーディケイドも真っ向から挑む

 

『フンッヌゥ!ハァッ!!』『ッ!チッオォォ!』

 

エボルトの左フックをスウェイで避けると右足を振り上げてハイキックを放つアナザーディケイド

 

『!フォッ!?』『ニガスカ!』

 

間一髪避けるとそこに中国拳法のような拳の殴打と蹴りが襲い掛かる

 

『グオッ!?…クク…フハハハハハ!良いねぇ良いねぇッ最っ高だよ、お前は!』『ホメラレテモウレシクハナイナ!』

 

二人がそんな応酬を繰り返すなか、一人の少女がその場を逃げようとコソコソとしていた

 

「じ、冗談じゃないわ!こんなところ居たら、命が幾つあっても足らないわっなんとしても逃げてパパに連絡を取り付けてアイツラを始末しないと…ふん、アタシは選ばれた女なのよ?そう簡単に死んで堪りますかっての!何よりも…フフフ♪綱吉くんとのこの子がいるんですもの、余計に死ねないわ」

 

そういい少女…不二美李奈は自分のお腹を撫でる。そのお腹は少し膨らんでおり赤子がいることを告げている

 

「フフフ…ツナくんがいけないんだ…小さいときの約束を忘れて…あんな継ぎ接ぎ女を選んだから悪いんだ…でも、この子がいればツナくんは私に繋ぎ止めて居られる…ウフフ…アハハ!」

 

狂喜を孕んだ笑いを浮かべると李奈は並盛高校を抜け出した…一方

 

『ハァ!』『デェア!』

 

エボルトとアナザーディケイドの戦いは更に苛烈になっており、エボルトがドリルクラッシャーを出せばアナザーディケイド(以降AnD)は漆黒の剣を出して応戦

 

『ぬぅ!コイツは本当に驚きだなっ?』『ナニガダッ!』『おまえさん一人じゃなくて二つの魂と意識が存在するようだな?』『ナニ?』

 

エボルトの言葉に驚き一度下がるAnD

 

『ナゼソウオモッタ…』『クク…俺様も色々な奴らの体を支配したり、宿にしたりしたからな?すぐに分かったのさ…それもおまえさんの中の奴さんは中々腹黒いタヌキだねぇ?』

 

そういいAnDを指差すエボルト

 

『とっとと表にだしたらどうだ?内に秘めた自身をよ?』『…』『おやおや、お呼びのようだな?どうする?俺に全てを委ねるか?』『…断る…と言いたいが、俺だけでは勝てないんだろ?』『そうだな?アイツは様々な星を吸収してきた…まぁある意味で俺達の同族だ…どうする?』『…半分力を寄越せ』『半分?…ククク…フハハハハハ!そういうことか…良いぜ?扱えるもんなら…な!』『!っグアァァァァ!?』

 

ジンガがそういいAnDの胸に手刀を突き刺すと、雄叫びを上げて胸元を抑える。そして手を抜くとそこから猛烈な力が溢れて大気を揺らす

 

『ぬぉ!?…フフフ…フハハハハハ!コイツはいいっ!こうではなくてはな!』『ハァハァっ!イクゾ!』

 

そういい一踏みでエボルトの前に現れると漆黒の剣を振り下ろす!

 

『ぬっ!?クッ!』『ハアァァァ!』『なに!?グアァァァァ!?』

 

咄嗟に防御したがそのままの体制で力任せに押し込まれて校舎にたたき付けられるエボルトに更に追撃を掛けるAnD

 

『ぐっ!調子に乗るな!』【Redy Go!エボルテックアタック!】『ハアァァァ!』『!ウワッ!?』

 

エボルトがベルトのハンドルを一度回して必殺技を発動したことによりAnDは大きく吹き飛ばされる。

 

『くっ…っ!!?』

 

すると急に頭を押さえてうずくまるAnD

 

『ん?おいおい、なんだ?先程までの威勢は…どうした!』『!グアァァァァ!?』

 

咄嗟に防御しようとするが対応が遅れてまた吹き飛ばされる

 

『ぐっ…あぐっ!?』『お前はホラーだ!』『神牙…どう…して?』『アァァァァァ!?』

 

叫び声を上げてのた打ち回り幻覚…否、かつての過ちが神牙を…綱吉を苛む

 

『お前の正義は愛するものを手に掛けないと貫けないのか?』『楓沙は俺の力を信じていなかった…なによりも大義の為の小さい犠牲だ…』『チガウッ!チガウッ!命を奪うことに大きいも小さいも無いっ!』

 

過去の自分の全てを否定したい、だが何処か否定できない自分(神牙)がいる。そんな思いが綱吉の心を更に苛む

 

『違わないさ…俺はお前だ…お前の思っていることは大体分かるからな?…神牙、もういいだろ?認めろ、俺達は決して弱くは無い…それこそこの世界の全てを手に入れられる…まぁそんなもの興味はないが、ちっぽけな正義感なんて…捨ててしまえ』『あぐっがはっ…チガウッ…俺が認められないのはっ過去の自分でも…他者を惑わし、闇に飲み込むお前()でも無い…その全てを認められずに目を背けて否定した俺の弱さだ…だからっ』

 

そういい闇の中立ち上がる綱吉の瞳は…煌々と紅く輝く

 

『オレハもう…逃げない…否定しない!今の俺も!過去の俺も!全て俺なんだ!』『…ならば、どうする?俺を斬るか?それともまた俺に呑まれるか?』『言ったはずだ…オレハ全てを否定しない!』

 

そういうと手に持っていた剣を…自身の胸を貫いた

 

「…え…ツ…ナ?」『ぐっ!ウオォォォォォ!』

 

凪はそれを見て一瞬固まるがすぐに綱吉が何をするつもりなのか気付くと

 

「っいけぇぇぇぇ!綱吉ぃぃぃぃ!」『ウオォォォォォ!』

 

そして剣か引き抜かれたとき、その剣は禍々しいオーラが消えて美しい白刃を顕す

 

『…フハハハハハ!なるほどな?俺の力も自分の力も全てを束ねたか…面白れぇなぁ…アハハハ!良いぜ?持って行け!全部お前のもんだ!だが、注意しとけ?オレハイツデモお前ノ中ニイルカラナァ?』

 

そういい消えると綱吉の中へと入るジンガ

 

『…待たせたな?これで終わらせてやる』『ふぁ~…そうだなぁ?待たせてくれたんだ、キッチリと見せてもらうぞ?』

 

そういいベルトのハンドルに手を掛けるエボルト

 

『…!』剣を右手に持ち天に翳し円を描き、そのまま剣を地面に触れさせ更に円を描くと空いている左手を振り上げるとディケイドの姿から漆黒と紅い鎧の狼へと変わる!

 

『フン!』 影煌騎士 狼是

 

影より闇を切り裂き、光を齎す騎士が今蘇ったのだ!

 

『ほぉ?それがおまえさんの本来の力か?』『…さぁな?俺にもよくわからないんだ…俺には二つ魂がある。一つは人間としての俺、もう一つはバケモノとしての俺…だが、何となくだが今は分かる…オレは俺だ!』

 

そういい剣を上段に構える

 

『フッ…良いだろう、お前の力全部吹っ飛ばしてやる!』【Redy Go!】『ハァ…』『フッ…ハァッ! 』【エボルテックフィニッシュ !】『ハァ!』『!ハアァァァ!』

 

二つ影がぶつかり合い衝撃と閃光が辺りを照らし出す…そして

 

『ガハッ…俺の負けかぁ…』『ああ…そして俺の…勝ちだ』

 

エボルトの胸に深々と突き刺さる剣、すると剣が妖しく光りエボルトの体が薄くなる

 

『フハハハハハ…俺さえも糧にするか?貪欲な奴だ…だが、気に入ったぜ?…また会おう…Ciao♪』

 

そういい消滅して残されたのは重傷を負った愚かなる雲のみ

 

『…さぁ、どうする?お前らの頼みの綱は消えたぞ?』

 

そういい呆気にとられて呆然としていた怪人に向き直ると

 

「ハッ…逃げろぉぉぉぉ!!?」イーイー!!?

 

そういい次元に開いた穴から逃げて行った

 

『…』 終わりを知り、剣鞘に納めると鎧も外れて何時もの…いや、髪の色が一部か銀色に変わったが綱吉の姿に戻る。

 

「…終わったよ、凪」 「うん、お疲れ様…ツナ…帰ろう?お義母さんも待ってるだろうから」「うん、帰ろう…っとその前に…おい!あんた大丈夫か!?」「いっつつ…忘れ去られるかと思ったぞ?」

 

綱吉は士を起こすと向き合う

 

「…まぁ良い面になったんじゃないか?」 「似た顔にそう言われてもな?」 「ふっそれもそうか…俺は当分この世界にいるつもりだ…何か相談したいことがあったらあそこに来な?」 「あぁ、そうさせてもらうよ…門矢 士さん」 「さん付けはしなくて良い、呼びたいように呼べよ」 「なら…士兄さんって呼ぶよ」

 

そういう綱吉に仄かに微笑むと歩いていく士とは反対に凪の元に戻り

 

「帰ろうか、凪」「…うん!」

 

凪に支えてもらいながら家路へと着く綱吉であった…

 

次回!仮面ライダーディケイドは!

 

並盛に平和が戻り、何時もの日常になるかに見えたそんなときに新たなる脅威が迫り来る!

 

「ここは俺の世界だ!お前らの好きにはさせない!」

 

総てを破壊し、総てを結べ!

 

 




はい~!というわけで長々とお待たせした上に結構長めになってしまいましたが、プロローグ…終了いたしました!パチパチ!

これから当分は並盛で巻き起こる事件を士と解決しながらやっていく…まぁ並盛編と呼びましょうか?まぁそんな感じのをやって行きますのでよろしく(o^-')bでは、皆様次回までグッバイ!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第一話:『影の暗躍』

はい、どうもギガスでございます♪

今回から第一章の始まりとなりますのでよろしくです!ちなみにちょっと今回は短めとなりますのであしからずm(。_。)m

前回の仮面ライダーディケイドは!

『俺は俺だ!』『俺さえも糧にするか…ふはは…面白い…Ciao?』『今度から士兄さんって呼ぶよ』


並盛襲撃事件から二年後

 

「ふぁ~(涙)眠い…」「おいおい(汗)これから卒業式だぞ?そんなのでいいのか?」「構わないよ…凪と骸以外友達もいないし?」「まぁアイツらは自業自得だがな?」

 

そう二人の青年が話していた。一人は茶髪に黒のスーツにマゼンタ色のシャツを着て首に一眼レフカメラをかけている青年と同じく茶髪だが髪の一部が銀色になっている青年…沢田綱吉と門矢士の二人であり、今日は綱吉達の卒業式なのだが綱吉は学校にいかずにバイトなどで貯めた資金で購入した愛車をメンテナンスしていた。

 

「それに俺はこの町を出て行くことにしたからね?」 「あぁ…言ってたな?やっぱりアイツと同じ場所には居たくないか?」 「というか、凪と一緒にいられる時間を増やしたい」 「…(呆れ)」

 

二人がそんな会話をしていると

 

「おい、ツナ」 「あっ…逃げろ!」 「逃がすわけねぇだろ」 「ぐへっ!?…り、りボーン(汗)い、何時日本に?」 「…何ですぐに連絡しなかった」 「!?」 「俺は言ったはずだ…何かあればすぐに連絡をしろって…もう一度聞くぞ?…何で連絡をしてくれなかったっ!」

 

そういい何かを堪えるようにするリボーンの表情を見たツナは…

 

「リボーン…リボーンは俺を信じてくれるの?」 「たりめぇだ!自分の生徒を信じないカテキョーがいるわけねぇだろうが!」 「!…リボーン…俺っ俺っ…」

 

堪えようと話すまいと思っていた想いは師からのたった一つの言葉で無になり、思いの丈を吐き出しつづけた、リボーンは教え子の言葉を一つ一つ聞き漏らすことなく聞き、時に何故そうなったか等の質問を交えながら状況を把握していく…数時間後

 

「なるほど…アイツらがそんな馬鹿だったとは…すまねぇツナ…俺のミスだ、今回の依頼もすべてその女が仕組んだモノだったんだろう明らかに俺を足止めするための兵力を用意してやがった上にまだヴェルデが開発途中のはずの匣兵器(ボックスへいき)まで持ち出してやがった」 「匣兵器!?でも、あればヴェルデがまだ危険だから開発はするけど市場に出すことはないって!」 「あぁ、だから俺もヴェルデに連絡を入れてみたが…」

 

『おいヴェルデ!てめぇ匣兵器を売り飛ばしたのか!』 『はぁ?いきなり電話をしてきて何をいうかと思えば、私がそんな非生産的なことをすると思うかい?』 『だったらあれはなんだ?』

 

カメラに切り替えて見せる

 

『!!?ば、馬鹿な!あれは開発段階どころか試作品すら作らずに廃棄したモノだ!』 『何?つまりはデータも削除済みってことか?』 『あぁ、もしもの時を考えて私のパソコンには何千通りの暗号を入れてあってね?ハッキングは不可能なはず…一体あれは…リボーン、私は一度調べる分かり次第また連絡をするから、一度切るぞ』 『分かってぞ…頼むぞ、ヴェルデ』

 

「ってことだったんだ」 「つまりはそのヴェルデって奴が作って廃棄したデータを誰かがサルベージして作ったモノがあんたをこっちに向かわせるのを遅らせたってわけか?」 「ん?おまえ…誰だ?」 「あぁ、悪い悪い自己紹介がまだだったな?俺は門矢 士だ、まぁしがない旅人だ」

 

そういい自己紹介を終える士にリボーンも

 

「旅人か…俺はツナのカテキョーでリボーンだよろしくな?士」「あぁ、よろしく頼む…そういえば綱吉のことをいろいろ言ってた三人のことなんだがな?」「あぁ…山本武、獄寺隼人、雲雀恭弥のことだな?アイツラがどうしたんだ?」「あぁ、どうやらこの町からそのうちの二人が消えたらしい」 「な!?どういうことだ!アイツらには監視が幾重にも張られているんだぞ!?」「さぁな?だが、厄介なとこには他ならないだろうな?」

 

士がそういい、リボーンは思案顔をする…その頃…

 

『ふむ…首尾よくやれたな?』イーッ!

 

暗いどこかの施設のなかでショッカー戦闘員と何者かが話していた

 

『よし、このまま続けろ』イー?『そうだ、今はまだ泳がせろ…こいつを完成させるにはまだ足りんからな?陰我がな…』

 

そういいその人物が見た先には…コポコポ…

 

「…」「…」「…」

 

何かのカプセルに入れられた獄寺、山本、雲雀が居たのだった…闇は今動き始める

 

 

 

 




次回!仮面ライダーディケイドは

消えた三人の調査をすることになった綱吉達はある人物へとたどり着く、果たしてこの世界に何が起きるのか!

総てを破壊し、総てを結べ!


目次 感想へのリンク しおりを挟む




評価する
一言
0文字 50~500文字
※目安 0:10の真逆 5:普通 10:(このサイトで)これ以上素晴らしい作品とは出会えない。
※評価値0,10は一言の入力が必須です。また、それぞれ11個以上は投票できません。
評価する前に
評価する際のガイドライン
に違反していないか確認して下さい。