え?転生トリップ?とりあえず女の子が可愛いから何でもいい (春haru)
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1話
とある自然の中で私は産まれた。
その身に膨大な魔力を持ちながら魔法界とは関わらない様に育てられて。
それでも私は幸せだった。
自由に走り回れなくても
皆のように仲間同士で助け会えなくとも
大切な物があったから
私の名前はメアリー
ファミリーネームなんてものはない。
ハーフであり人外だ。
これは、私が少年少女達の成長を見守る話である。
.......と、まぁ
よくある物語のように読んでみるが人っ子一人来ない我が母の湖
母が言うにブリテン島の神秘..即ち魔法が乱用されていた時代に人間..否マグルの血を引く者達が湖を荒らしたらしく二度とマグルの血を引く者たちを入れさせない魔法をかけたらしい。
え?母は幾つかって?
私は人外でハーフだ。そこから察せ母は人外なので歳というものを知らないらしい。
でも、身体は14行くか行かないか位の少女である。外の世界でいうロリババアというものらしい。
「メアリー貴女最近外の世界に毒され過ぎているわ」
偶には魔法の練習位しなさいと怒る少女。我が母の降臨である。
本ばかり読んでいたのは理由がある...外の世界の時代を知りたいが為である。
何を隠そう私ことメアリーは転生トリップなるものをした。
前世は、まだ若く腐女子にもあまりなっていなかった。歩きスマホをしているとトラックにぶつかった唯のアホだ。
トラックの運転手さん御免なさい。お母さん馬鹿な子供でごめんね。と懺悔をして生まれ変わったのさ!
「お姉ちゃん...御本読んで」
何より私には今大切な妹がいる。前世は一人っ子のため妹が可愛くて仕方ない。
母にあまり似てはないが明らかな才能は妹の方が上である。でも憎めない可愛い。
「うん、いいよどの本?」
これっと言って出してきたのは『純血とは何か』であった。妹よコレはポイしなさい。しかしそんなことは言わない。折角本を読んで欲しいと言われたのだ期待に添えるように頑張るぞ!
と、思っていたころが私にもありました。
正直言って無理。難しすぎしかもこれ一部とかふざけてる。この『純血とは何か』は『魔法種族と魔法族マグルの違い』という本の内容の一部でありすべてのページ含めて10000ページを超えている。
妹は言葉は読めない。(私は必至で覚えて母に驚かれた)
人の言語を話せない。(私もだが)
父に似ているらしいが何かが根本的に違うらしい。(母はバリバリ喋れる)
父は姿を見せるどころか母に消された。何故父親がいないのか聞いたところ宝剣がほっぺを掠った事は忘れない。
「ねぇ、お姉ちゃん私、魔法学校ってところ行ってみたい」
あれ?そんなとこ読んだっけ?
「えっとね【私が思うに魔法学校なるものはマグル出身の者を入れてたいけない。入れるのは実に愚かな行為であるし魔法族の絶滅に瀕してしまうのではないか?混血の魔法使いを否定はしない。するのは愚かな行為だと私自身理解している。それに我々の魔法という武器を易々と渡してよいものか?私はそう考え我らの先生たるサラザール・スリザリンに聞いてみたところ私と同じ意見だった。】のとこ」
サラザール・スリザリン?
待って此処の世界ってもしかしてハリポタ?
え、ハリーに会いたい。
「お姉ちゃん?」
「あぁ、うんえっと魔法学校は人の血が流れてないと行けないよ」
「お姉ちゃん忘れたの?お父さんは半純血だから私たちも行けるよ?」
お母さんに頼んでみる。と駆け出していく愛しの妹。
父が半純血?何それ初耳。妹よ、お前はいつの間に成長していたんだろうか。
トコトコと歩いて戻ってきた妹は無表情ながら笑顔だった。(矛盾してるとか言わないで)
「お手紙が来たら行っていいんだって!」
目をキラキラさせながら言う妹は可愛かったです。
とりあえず妹を可愛がる。
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私たちに手紙は来なかった
でも、妹は魔法使いについて行ってしまった。
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とある日
私たちは湖の傍の花畑で遊んでいた。
人の気配がしてそちらを向くと金だが白に近い髪を持った少年がそこにいた。
その少年の目線は私ではなく妹に注がれていた。
「君は..君たちは何者なんだ」
左右の違う瞳を持っている少年が言った。
「貴方は誰?」
妹は少年にそういった。
此処で止めておけばよかったかもしれない。
私が知らないくらい少年と密会を続け少年と恋に落ちた。
そして、私が最後に聞いた妹の言葉は
「さようなら。お姉ちゃん私此処を出て旅をしてくるね」
最後にありがとうと妹は言った。
そう言ったのだ人の言語で。
可愛い可愛い私の妹/娘/貴方の帰りを待っているから。
母と私は妹が無事に帰ってくるのを待ったが私と母で争いが起きなかったことは無かった。
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