ハイスクールD×D 優しい光と闇を持つ者 (夢の翼)
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第一章 光世界のダーク・マター
設定


主人公

 

名前:兵藤一誠

 

年齢17歳

 

種族:人間

 

10年前にある事件が切っ掛けで、神器が覚醒したと同時に謎の光と闇を宿してしまう。両親は悪魔に殺され、それから悪魔を嫌うようになる。性格は、普段はめんどくさそうにしているダメ人間に見えるが、とても優しく最後までけして諦めないという強い意志がある。そして人の命を何とも思わないやつは、決して許さない。

 

好きなもの:猫、肉、花、友達、天使(女性)

 

嫌いなもの:悪魔、堕天使、しつこい人、ピーマン

 

 

 

 

神器:赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)

 

名前:ウェルシュ・ドラゴン:ドライグ

 

性別:女

 

種族:ドラゴン

 

 

伝説の二天龍であり現在は一誠の相棒。10年前の事件で一誠の中で意識が覚醒し目覚めそれから一誠のことを相棒としてではなく自分の子供のように思っている。

 

 

性格:お姉さんのような口調だがとても優しい母親みたいな性格

一誠のことをイッセーと呼んでいる

 

 

 

禁手:赤龍帝の鎧(ブーステッド・ギアスケイルメイル)

 

今までの赤龍帝の鎧はごつくて真っ赤なドラゴンを模様した鎧だが

イッセーの場合は、スマートなスタイルで鎧の周りには金色のラインがあちこちにある。

 

技:月龍の咆哮(ハイパーサテライトドラゴンキャノン)

 

これは、10年の間でドライグと修行してイッセーが作ったオリジナルの技。主に相手にとどめを刺すとき使うが、使うと魔力が一気に無くなってしまうため使う時は、最少出力で使う。最大出力だと都市一帯消滅させてしまう程の威力を持つ。

 

オリジナル禁手Ⅱ:赤龍帝の加速鎧(ブーステッド・ギアスケイルアクセル)

 

これも10年の間でイッセーが作り出したオリジナルの禁手。まだ未完成だが10秒間だけ光の速さを出すことができる光速戦闘用の鎧。カラーは、黒がメインで白いラインがあちこちにある。10秒を超えると禁手が強制的に解除されてしまう。この禁手は魔力の代わりに体力をかなり消耗ししまうためまだ改良をするしつようがある。

 

 

 

イッセーの中に眠っている謎の力の一つ。10年前の事件の時にイッセーの中に宿った

それから10年後の今それが覚醒しつつある。

 

 

これも光と一緒にイッセーに宿った謎の力。これも徐々に覚醒しつつある。

 

武器

 

聖剣:約束された絆の剣(エクスカリバー・ネクサス)

 

悪魔や堕天使に殺された人たちの魂が光となり誕生した聖剣その力は、すべての聖剣を超え人々に希望や勇気そして絆を与える剣。

 

魔剣:約束する心の剣(エクストリーム・ウィザード)

 

この剣はネクストと違い殺された人たちの怨念や憎しみの心が闇になり誕生した魔剣 すべての魔剣を超え心を希望を失った人々に生きる力をそして何度でも立ち向かうと言う思いを与える剣。

 

 

 

 



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第1話 花屋の赤龍帝

いくぜ!いくぜ!いくぜ!


駒王学園から少し離れた場所に小さな花屋がある

 

そこに働く一人の青年がいた。

 

「いらっしゃいませ」

 

茶髪で赤い瞳の目を持つその青年は黒いエプロンを着て店に置いてある花の手入れをしていたところにちょうどお客が来たのに気づいて挨拶をした。

 

「すみませんこの花とこの花を一つずつください」

 

「ありがとうございます!それではレジの方でお待ち下さい。すぐに用意いたしますので。」

 

その青年は注文が入った花をすぐに取りに行きお客が待っているレジの方に行き会計をはじめる

 

「合計で〇〇円になります」

 

そして会計を済ませてお客が花屋の出入り口でたところで「ありがとうございました!」言い再び店の中に戻る。

 

「ふぅ~疲れた・・・やっぱり人と話しするのって緊張するな~」

 

青年はそんなことを言いながら店に置いてある椅子に座る

 

『よかったじゃない、あなたの好きな花が売れたんだから』

 

彼一人しかいない店の中で女性の声が聞こえてきた。

 

「それはそうだけど・・・やっぱりなれないな~まだ人と話すのってさ」

 

そう言うと彼の左腕に赤い籠手が現れる。

 

『いつまでもそう言うのはやめなさいそんなんだから友達ができないのよ』

 

「お前は俺の母さんかよ」

 

彼が話しているのは、神器(セイクリッドギア)という神が作った人間にのみに宿る規格外の力で彼が持つ神器は神をも滅ぼすことができる神滅具(ロンギヌス)赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)の現代の所有者である。そしてその赤龍帝の籠手に宿る神を超える二天龍の一角ウェルシュ・ドラゴン赤い龍の帝王ドライグ、それが今青年と話している人物である。

 

『ほら、そろそろアルバイトの人たちも来るから早く学園に行きなさい』

 

「わかってるよ・・たく」

 

ドライグに言われたとうりに制服に着替えて花屋から出ようとしたところで

 

「兵藤君おはよう」

 

「あ!おはようございます。店の方は任せます。」

 

「まかされて」

 

アルバイトの人に店を任せて青年、兵藤一誠は学園に向かうのであった。

 

 

そして一誠は駒王学園についてドライグに前々気になっていたことを言った

 

「なぁ~ドライグ前々から気になってたんだけどさ」

 

『どうしたの?』

 

「3年のリアス・グレモリーってさ悪魔なんだろ?」

 

『そうよ?でもいつ気づいたたの?今まできずかなかったのに』

 

そう一誠は今まで悪魔や堕天使、天使が存在するのは知っていたが今まで彼が人外の気配を感じる力はなかったのだ、だが今の一誠は人外の気配を知らないうちに感じるようになっていたのだ

 

「さぁな、俺にもわかんねぇよ知らないうちに気配を感じるようになっちまったんだから」

一誠はそうドライグに答える。

 

『そう・・それでどうするの?悪魔とこれから関わるの?』

 

「・・・・ドライグ知ってるだろ?俺が悪魔が嫌いだってこと」

 

一誠は昔小さい頃のことを思い出すそれはとても残酷な記憶

 

『イッセー・・・』

 

ドライグが心配そうに一誠に声をかける

 

「心配すんなよドライグ・・俺は現赤龍帝、兵藤一誠だぜ?悪魔なんかに負けるかよ」

 

一誠は自信をもってドライグにそういう

 

『知ってるわ誰が鍛えてやったと思ってるの?』

 

「あぁ伝説のドラゴンに鍛えてもらったんだ負ける気はしねぇよ」

 

『それでこそ私の相棒よ』

 

ドライグは嬉しそうにそう言う

 

「あぁ負けねぇよ絶対に・・・もう二度と負けたりなんかしない絶対にっ!」

 

一誠はそうドライグに誓うのだった

 

これが歴代赤龍帝の力と魂を受け継ぎ優しい光と闇を持つ兵藤一誠の物語である。

 

 

 

 

 

 




初めまして夢の翼です!初心者で素人なので色々とアドバイスを頂ければ嬉しいです。

これからよろしくお願いします!


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第2話 堕天使襲来

お前、僕につられてみる?


駒王学園の放課後に一誠は、今日食べる晩御飯の材料を買いに行っていた。

 

「そんじゃあ、今日は何にしようかな~」

 

『ちゃんと栄養のあるものを食べるのよ、最近は油物ばっかり食べてるんだから』

 

ドライグが一誠にちゃんと栄養のあるものを取るようにきつくそう言う。

 

「また始まったよ・・ドライグ、ちゃんと栄養のあるもの食べてるだろ?」

 

『じゃあ何でピーマンは食べないのよ』

 

「それは、俺の体が・・《ピーマンだけは、食べるな!!》と言う警告が鳴るんだ、だから食べないんだ」

 

『それは、あなたがピーマンが嫌いなだけでしょっ!』

 

一誠はそんなへりくつを言いながらドライグに言うが、ドライグはそんなことはお見通しなのである。

 

「いいじゃないか!、ピーマン以外はちゃんと食べれるんだからそれでいいだろ!」

 

『いいや、ちゃんとピーマンも食べなさい!体のためなんだから!』

 

傍から見たら子供と母親の口喧嘩にしか見えない光景である、するとそこに見知らぬ女子高生が一誠の前に来た。

 

「あ、あの!駒王学園の兵藤一誠さんですよね!」

 

「(この子から堕天使の気配を感じる・・・)あぁ、そうだけど君は?」

 

その女子高生は綺麗な長い黒髪をしてスタイルも中々いい、まさに美少女だ。だが彼女から堕天使の気配を感じ彼女を警戒する一誠。

 

「あの私、天野夕麻といいます!あの兵藤一誠さんに話があって・・・」

 

「(成程、俺が神器の所有者だと嗅ぎ付けて俺を殺しに来たって所か)ここじゃあなんだ、あそこの公園で話さないか?」

 

「はい!わかりました!」

 

とりあえず今は人気のない公園で話をすることになり公園でたどり着いたところで

公園全体に何かを張った気配を感じた。

 

(人ばらいの結界か・・こうすれば誰もこの公園に近ずかないしな・・この方が殺りやすいんだろうな)

 

一誠そんなことを考えながら、ドライグに赤龍帝の籠手をいつでも発動出来るようにしてくれと頼んだ。

 

『わかってるわ、高が下級堕天使ごときにあなたを殺させないわ。それと後新たに3体の下級堕天使が入ったわ。』

 

ドライグは一誠にだけ聴こえる様に返事をする。

 

(そうか・・なら全員ここで殺す)

 

一誠は此処で合計4体の堕天使を始末することにした。それは此処で始末しておかないとまた俺と同じ神器を宿している者を狙う可能性があるからだ、そんなことは絶対にさせない。何もしてないのにただ神器を宿しているからって言う理由で殺されるなんて、あってはならないんだ。

 

「あ、あのそれで話を・・「ちょっと待ってくれないか?」?なんですか?」

 

「なんで、堕天使の女が俺に近ずいて来たんだ?それと、そこに居る3人の堕天使ども」

 

すると天野夕麻の後ろにある木の上から3人の堕天使が下りてきた。一人は男で後の二人が女だった。

 

「へぇ~人間の分際で私たちが堕天使だって気づいてたんだ。何でわかったの?と言っても此処で彼方は死ぬんだから、別にいいか。」

 

 

そして天野夕麻の背中から黒い翼が生えて、その手に光の槍を4人の堕天使が一誠に向ける。

 

「それじゃあ~憎むのならその身に神器を宿させた神を憎むのね」

 

そう言うと4人の堕天使が一成に光の槍を一誠に投げる・・だが

 

赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)!!」

 

『Boost!!!』

 

一誠は、素早い速さで赤龍帝の籠手を展開し投げられた光の槍を左腕で薙ぎ払い、4つの光の槍をいとも簡単に破壊した。 

 

「「「「なっ!?」」」」

 

4人は自分たちの槍がいとも簡単に破壊されたのに驚いていた。

 

「なっ!?なんで!?」

 

天野夕麻こと、レイナーレは驚いてそういう、それに答える一誠。

 

「俺は、現赤龍帝の籠手の所有者、兵藤一誠・・赤龍帝だ」

 

「「「「せ、赤龍帝!?」」」」

 

その言葉に驚く4人

 

「レイナーレ!あの男は龍の手(トゥワイス・クリティカル)の所有者だったのではないのか!?、赤龍帝なんて聞いてないぞ!」

 

男の堕天使ドーナシークは、焦りながらレイナーレにそう言う。

 

「そ、そんな・・赤龍帝だったなんて・・・」

 

今だに信じられない様にそう言う、レイナーレ、すると後の二入の女堕天使が涙を流しながら。

 

「いや・・死にたくない・・死にたないよ!!」

 

女堕天使の一人ミッテルト、がそう言いながら空へ逃げていく

 

「私も・・こんなところで死にたくわ!」

 

「ち!!俺もだ!」

 

もう一人の女堕天使のカラワーナとドーナシークもミッテルトを追いかける形で逃げる。だが・・

 

「逃がすと思うか・・・月龍の咆哮(ハイパーサテライトドラゴンキャノン)!!」

 

そう言うと一誠の両肩に細長い白いキャノン砲のような物が光とともに展開される、そして・・

 

『Twin Dragon Blaster!!!』

 

公園の中で女性の機械音が鳴り響くと同時に両肩から極太い青白いビームが逃げた3人の堕天使に向かって放たれた。

 

そして3人の堕天使は声を上げることできずに、ビームに飲み込まれた、そしてそこには、もう3人の姿はなかった。

 

 

『Reset』

 

そう鳴り響くとハイパーサテライトドラゴンキャノンは、光とともに消えた。

 

「さて・・後は、お前だけ・・ってあれ?」

 

3人の堕天使消し飛ばした後で、レイナーレいた所を見るとそこには、もうレイナーレの姿は、なかった。

 

「逃げたか・・・」

 

一誠はそんな言葉口にだしながら公園の椅子にもたれかかる

 

「まぁ~次は逃がさないけどな」

 

一誠はもうレイナーレの気配を覚えたので次こそ始末しよう考える。

 

「さて、もうこんな時間か早く晩飯の材料をかいn「まちなさい」・・・なんだ?」

 

一誠は面倒くさそうに声の聴こえた方を見る。そこには、紅髪の美少女が立っていた

 

「此処で堕天使の気配を感じたから来てみたのだけど・・・あなたがやったの?」

 

俺の周りに消滅させた堕天使の羽が足元に散らばっていた。

 

(はぁ~・・あいつ等のせいでまた厄介なことに・・しかもリアス・グレモリーかよ)

 

帰るときに頭痛薬を買おうかなと考える一誠

 

「だからどうした・・何か問題でもあるのか?」

 

「別に何も問題はないわ・・だけど一つだけ聞かせなさい、あなたは何者?」

 

「答える必要はない、じゃあな」

 

「っ!まちなさい」

 

リアスは、一誠を追いかけるが一誠はポケットから閃光騨をリアスの方へ投げる、そして強い光がリアスの視界を奪い、光が消えたあとそこには、一誠の姿はなかった。

 

リアスから逃げた一誠は晩御飯の材料を買い家の花屋で一人晩御飯を食べてるいるが

 

『こら!イッセー!もっとピーマン食べなさい!!』

 

「一口食ったからいいだろ!!」

 

家の中では、子供と母親の口喧嘩がまた響いていた。

 

 

 

 

 

 




はい!第2話です!


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第3話 加速の禁手 前編

泣けるで!


翌日一誠は、いつも道理に学園に向かい学園の日常をはぐんでいた。

 

「さて、授業も終わったし弁当弁当っと!」

 

(昨日は、顔も駒王学園の制服も見られたし絶対来るよな、あいつ・・・

『まぁ仕方ないわね、堕天使の気配を感じればね・・・』

 

(来たとしても俺はあいつに従わないけどさ・・絶対に・・)

 

ドライグと一誠は、昨日の事で色々と話していた。リアス・グレモリーはグレモリー家の次期当主で現魔王のサーゼクス・ルシファーの実の妹なのである。下手なことをすれば確実に他の悪魔目を付けられてしまうからだ。

 

(まぁ~あいつの態度次第だけどな、それでも絶対に眷属にも協力者にもなるつもりはないし)

 

『・・・・』

 

ドライグは黙って一誠の話を聞く10年前のあの事件が一誠をここまで悪魔を拒絶させたのだだけどそのおかげで一誠は、心を優しさ・・誰かを守りたいという願いを手にいれて此処まで一誠を強くしたのだ、二度と誰かが泣く顔を見たくないために、みんなの笑顔を守るために。

 

(ドライグ?どうした?)

 

『っ!い、いや何でもないわ!イッセー!気にしないで』

 

(そうか・・ならいi「すみません、兵藤一誠くんいますか?」・・・とうとう来たか)

 

『そのようね・・』

 

「やぁ、君が兵藤一誠くんかな?」

 

一誠の前に一人の男子生徒がやってきた、木場裕斗この駒王学園の数少ないイケメン男子生徒だ一誠は彼と話したことも会ったこともないのに木場は、一誠の名前をことを知っている。導き出される答えは、彼は悪魔でグレモリーの眷属のものだとわかる

 

「そうだが・・何か用か?」

 

「うちの部長の・・リアス・グレモリー先輩が君に話あるって言うから君を呼びに来たんだど、いいかい?」

 

「わかった・・じゃあ放課後でいいか?話はそれからだ」

 

「わかった、放課後にまたここに来るらね」

 

「おう」

 

そう返事を返した一誠は帰っていく木場を見届けると弁当出して食べる準備をする。

 

 

『さて・・彼女たちとの話は放課後になったことだし、イッセー早くご飯食べなさい・・時間がないわよ』

 

「わかってるよ・・いただきまー・・おい」

 

『どうした?早く食べないと昼休み終わっちゃうわよ?』

 

一誠は弁当の中にあって、はならない物を発見する・・それは

 

「なんで!ピーマンが入ってんだよ!!俺入れた覚えないぞ!!」

 

どうやら一誠の天敵のピーマンがいつの間にか入っていて、驚く一誠。

 

『わたしがこっそり、魔力を使って入れておいたのよ』

 

「お前の仕業か!ドライグ!」

 

どうやら一誠が弁当を作り終わってよそ見している間に自分の魔力でこっそりピーマンを入れてたようだ。さすがは、お母さんドラゴンだ。そのあと一誠は泣きながらピーマンを食べた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

放課後

 

 

「じゃあ、僕に付いて来て」

 

「へいへい、わぁ~ったよ」

 

放課後、一誠は木場と共にリアス・グレモリーが待つオカルト研究部へ向かいそして、その入り口前にいた。

 

「マニアックだな」

 

「部長の趣味なんだよ」

 

(趣味っておいそれでいいのか?)

 

そんなことを思いながら中へ入る一誠と木場、そして中には白髪の少女と黒髪のポニーテールの少女、そして昨日の紅髪の少女が立っていた。

 

「裕斗ご苦労様・・・さてまずは、ようこそオカルト研究部へ兵藤一誠くん」

 

「・・・用があるなら早くしろ」

 

「そうね・・それじゃあ兵藤一誠くん・・いやイッセーとよんd「あぁ?」っいや何でもないわ」

 

リアスが一誠のことをイッセーと呼ぼうとした時、一誠は呼ばせないようにした、何故なら、イッセーと呼んでいいのは自分と中のいい者だけが呼んでいいものなのだ。なのに嫌いな悪魔にイッセーと呼ばれたくないのだ。

 

「私たち・・オカルト研究部があなたを歓迎するわ!」

 

「いや歓迎しなくていいから、あと歓迎もされたくもない」

 

一誠は完全に拒絶モードにはっていた。

 

「悪魔としてね・・・」

 

「だるいな・・こいつら」

 

そして一誠はグレモリー眷属と接触した。

 

 

「お茶ですわ、どうぞ」

 

「・・・どうも」

 

リアスと同じ二大お姉さまと言われている。長い黒髪の少女、姫島朱乃がソファーに座っている一誠にお茶をだすが、お茶を受け取った一誠はそのまま飲まずに前のテーブルに置いた。嫌いな悪魔から出されたお茶を飲む気はないらしい。

 

「単刀直入に言うわ、彼方は何者?」

 

「人間だけど何か」

 

「ただの人間が堕天使を倒せるわけないわ」

 

(もうめんどくさいな、こいつ)と思う一誠は正直にブーステッド・ギアを見せた方がいいと判断する。あんまり長い話はしにしたくないらしい

 

赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)・・・」

 

 

『Boost!!!』

 

ブーステッド・ギアが展開されて驚くグレモリー眷属。

 

「神器・・・」

 

「あらあら」

 

「・・・・神滅具」

 

「成程ね神器なら納得いくわね・・・しかも神滅具なんて」

 

リアスは、何かを考えるように頭を伏せる。

 

「これでわかっただろ、それじゃあ帰らせてもらう」

 

そういい部室を出ようとすると。

 

「待って!」

 

リアスが一誠を止める。

 

「なんだよ・・・俺が神器所有者だってことは、わかったろ」

 

「ねぇ・・兵藤くん・・あなた私の眷属にならない?」

 

「はぁ?」

 

リアスの言ってる意味がわからなかった。

 

「私たちの仲間になったらもっと強くなれるし・・何より」

 

この言葉が一誠を怒らせた。

 

「”人間なんかより”悪魔方がいいと思わない?」

 

 

「そうか・・・」

 

『Boost!!!』

 

「死ね・・・!」

 

「「「「!?」」」」

ドカァァァァァァァァァン!!!!

 

次の瞬間オカルト研究部が爆発した

 

 

 

 

 




後編に続く!


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第4話 加速の禁手 後編

「悪いけど彼方を捕縛させてもらうわ、兵藤一誠くん」

「お前たちの勝手な都合で!人の人間の命を人生を決められてたまるかっ!、ドライグ・・あれをやるぞ!」

『えぇ行くわよ!イッセー!私たち赤龍帝の力をあの愚かな悪魔に見せてやりなさい!』

「いくぜ!、加速禁手(アクセル・ブレイク)!」

『Welsh Dragon Axel Breaker!!!』

赤龍帝の加速鎧(ブーステッド・ギアスケイルアクセル)!!」


ドカァァァァァァァァン!!!!

 

一誠が死ねと言った瞬間にオカルト研究部爆発しその爆発から何とか逃れたグレモリー眷属は、皆息をあげていた、リアスはすぐに人払の結界を張った。

 

「大丈夫!?朱乃!?小猫!?裕斗!?」

 

「えぇ何とか」

 

「・・・大丈夫です部長」

 

「僕も・・・」

 

リアスは皆の無事を確認していた、どうやら無事のようだ。すると

 

「なんだ・・・まだ生きていたか・・悪魔」

 

リアスたちは声が聴こえた方を見ると、爆発し煙を上げるオカルト研究部の中から赤龍帝の籠手を装着した一誠が出てきた。

 

「いきなり何するの!?」

 

リアスは一誠に警戒しながら何故こんな事をしたの聞いた。

 

「お前は、”人間なんかより"悪魔の方がいいと思わない?って言ったよな・・ふざけるな!!」

 

一誠は、グレモリー眷属に自分が思っていることを全部吐き出す。自分がどんなに辛いめにあったかどれだけの人間が傷ついたかを。

 

「俺は悪魔が嫌いだ!何故だと思う・・俺の両親は悪魔に殺されたんだよ・・目の前でなにも出来ずに・・・!」

 

一誠は涙を流しながら言う。

 

「お前たち悪魔や堕天使の勝手な都合のせいでどれだけの人間が命を奪われ・・人生を奪われ家族を奪われたと思ってる!!」

 

そして10年前のあの日一誠は決意した

 

「だから、俺は力を求めた!どこまでも届く手を届く力をっ!!」

 

一誠は此処ですべてを吐き出した、自分の思いを決意をだが・・・。

 

「そんなこと知らないわ」

 

リアスはとんでもないことを言い出した。それは殺された人たちを否定すかのように。

 

「なんだと・・・!?」

 

「実際そうでしょ?もし神器を覚醒させて私たちに牙を向くかもしれない存在なのよ?覚醒する前に殺すのは当たり前だと思うのだけど」

 

「リアス!?」

 

朱乃はリアスの言ったことに驚いていた。朱乃はリアスがこんな事を言うとは思わなかったのだろう。同じく木場も子猫も同じく驚いていた。そしてそれを聞いた一誠は。

 

「そうか・・・やっぱりお前たちは、そんな考えしかできないんだな・・人を人間の命を・・奪って何とも思わないんだな・・・!」

 

崩壊したオカルト研究部から下りて地面に着陸する。

 

「悪いけど彼方を捕縛させてもらうわ、兵藤一誠くん」

 

リアスは一誠を捕縛するために戦闘態勢に入る、朱乃たちは今だ信じられなかったリアスがこんな悪魔だったなんて思いも知らなかったのだろう。だがそれでも自分たちはグレモリー眷属に変わりはない少し遅れて朱乃たちも戦闘態勢に入る。そして・・。

 

「なら俺は・・・此処でお前たちを倒す!」

 

一誠の赤龍帝の籠手をリアスたちに構える。

 

「お前たちの勝手な都合で!人の人間の命を人生を決められてたまるかっ!、ドライグ・・あれをやるぞ!」

 

『えぇ行くわよ!イッセー!私たち赤龍帝の力をあの愚かな悪魔に見せてやりなさい!』

 

そして10年の間で一誠が作り上げた新しい禁手。

 

「いくぜ!、加速禁手(アクセル・ブレイク)!」

 

『Welsh Dragon Axel Breaker!!!』

 

眩しい赤い光が一誠を包み込むそして、光が晴れそこに居たのは、黒く白いラインが入ったスマートな龍を模様した鎧を纏った一誠が立っていた。

 

赤龍帝の加速鎧(ブーステッド・ギアスケイルアクセル)!!」

 

これが一誠がドライグと共に修行して作り上げた新しい、赤龍帝の籠手の禁手(ブーステッド・ギアスケイルアクセル)だ。

 

「何よ!?それ・・それに禁手ですって!?こんな事ありえるの!?」

 

リアスとグレモリー眷属は、さらに驚いていた

 

『リアス・グレモリー』

 

ブーステッド・ギアスケイルアクセルの胸にある黄色い宝玉が光そこからドライグが声を発する。

 

『あなたは、怒らせてはならない人を怒らせた・・・その代償は高く付くわよ』

 

「そんなことないわ!私たちはグレモリー眷属であり、悪魔・・人間に負けることは許されないわ!」

 

リアスたちは自分たちが悪魔だから負ける事はないと思っているのだろう、だがそこが

間違いだ、人間が悪魔と対等に戦う力をもっていれば人間が悪魔に勝てることだってできる。

 

『イッセー、タイムは?』

 

「10秒でいい・・まだこいつは未完成だからな』

 

『わかったわ』

 

すると一誠は左腕の籠手に付いている宝玉に右手の人差し指でタッチする。

 

『Start Up!!!』

 

すると宝玉にカウントが表示されるカウント時間は10秒

 

「いくぞ・・・っ!」

 

そう一誠が言った瞬間、一誠の姿が消えた。

 

「「「「っ!?」」」」

 

突然一誠の姿が消えて驚くグレモリー眷属だがもう勝負はついていた

 

 一誠が消えて見失った時点ですでに負けているのだ

 

「まず一人・・・」

  

  『4』

 

「ぐぅぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

「裕斗!?」

 

  『3』

 

「きゃぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

「小猫!?」

 

  『2』

 

「ぐぅっ!!!」

 

「朱乃!?」

 

  『1』

 

「っ!?」

 

「・・・」ドカァァ!!

 

「がはぁ!!?」

 

 

 

 

                『Time Out』

 

 

 

そう鳴り響くとスケイルアクセルが解除され籠手の状態に戻る。一誠の前にはグレモリー眷属が全員血まみれで倒れていた。

 

「これが人間の力だ・・・クソ悪魔!!」

 

これが一誠の実力であり強さを思い知ったグレモリー眷属。

 

「くっ!!うぅぅぅっ!!」

 

リアスがまだかすかに意識を保っていた。

 

「リアス・グレモリーこれが人間の実力だ・・覚えておけ」

 

その言葉を聞いたリアスは気を失った。

 

「さて・・あれ・・を直すか」

 

一誠はリアスが気絶したのを確認すると後ろの壊れたオカルト研究部を見て直そうと

動くさすがにやり過ぎたと思い少し反省をしている一誠、すると赤龍帝の籠手が光だしその光が壊れたオカルト研究部をどんどん直していく、そして最後は完璧に元に戻りついでにグレモリー眷属にも少し治療をし眷属を芝生に寝かしてリアスの上にメモを置きその場を去った。

 

 

 

「リアス・グレモリーこれでわかっただろ人間が悪魔に堕天使に勝てないわけじゃないそしてもっと人間のことを見直して人間の強さを知れば今よりも強くなれるだろう。それとこれからは、俺にちょっかいをだすなよそれがわかれば俺もお前たちに手をださいなからよ」

 

これが現赤龍帝、兵藤一誠とグレモリー眷属の最初の戦いであった。

 

 

 

 

 

 




後編です!おかしくなければ感想をお願いします!


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第5話 悲しみの覇龍 前編

(また俺は・・守れなかった・・俺が弱いから・・・アーシアを・・・死なせてしまったっ!)

『イッセー!落ち着きなさない!イッセーっ!』

『我、目覚めるは』

〈イッセー君!落ち着くんだ!〉

『覇の理を神より奪いし二天龍なり』

〈また・・始まってしまう!〉

『無限を嗤い、無限を憂う』

〈いっちゃん・・・〉

『我、赤き龍の覇王と成りて』

〈私たちに力があれば・・・!〉〈呪いがまた・・〉

        〈〈〈始まる!!〉〉〉

『『『『『『『汝、を紅蓮の煉獄に沈めよう!!!!』』』』』』』

      『Juggernaut Drive!!!!!!!!』




グレモリー眷属との戦いから数日が経っていたあれ以来グレモリー眷属との接触はない。

 

「あぁ~平和だな~平和が一番だ」

 

『だからってなまけちゃだめよ、イッセー」

 

「なまけるわけねぇ~だろ、ドライグ」

 

『どうだか、まったく』

 

一誠は自分の花屋のレジが置いてあるテーブルに顔を置いてのんびりとドライグと

喋っていた。

 

「あのメモで人間も強いってことがわかってくれてたらいいんだけどな」

 

『まぁ、そこまで馬鹿じゃないでしょ、あの戦いで人間であるイッセーが自分たちより

強いってわかったんだから』

 

「だといいけどな、グレモリーってなんかプライドが高そうだしな~」

 

『まぁ、その時は、その時ね』

 

「そうだな」

 

すると

 

「はわぅ!」

 

そこで、花屋の入り口前の道路でシスターが転んでいた。一誠は慌ててそのシスターのもとに向かう。

 

「お!おい大丈夫か!?」

 

「は、はい!ありがとうございます!」

 

長髪のストレートのブロンドの髪をした金髪美少女は自分を心配してくれた一誠の礼を言う

 

「旅行か?」

 

一誠の質問にシスターは返事をする。

 

「いえ、実はこの町にある教会に今日赴任なったのですが・・・道がわからなくて」

 

「そうか・・・協会か・・・なら案内するよ、俺は兵藤一誠だ君は?」

 

一誠はシスターに名前を聞く

 

「はい!私はアーシア・アルジェントと言います!アーシアと呼んでください」

 

「なら俺のも一誠って呼んでくれ、宜しくなアーシア・・」

 

「はい!一誠さん!」

 

これが兵藤一誠とアーシア・アルジェントとの初めての出会いだった

 

お互いの挨拶を終えて二人は教会に向かっている途中、近くの公園で子供の泣き声が

聴こえた、アーシアは泣いてる子供に近づき・・

 

「大丈夫?男の子ならこのぐらいで泣いてはダメですよ」

 

するとアーシアは怪我をしている男の子に手のひらを怪我した所に当てるすると。アーシアの手のひらから淡い緑色の光が発せられる。

 

(っ!?ドライグ今の・・・)

 

『えぇ、あれは神器よ・・見たところ回復系の神器のようね・・」

 

(回復系の神器・・・聖母の微笑み(トワイライト・ヒーリング)か)

 

一誠は神器についてドライグから聞いていたためある程度神器事をしっている。

 

「アーシア・・今のは」

 

「はい!これは神様から頂いた素敵な物なんです」

 

アーシアは嬉しそう微笑む。そしてそれから数分後、目的地である教会にたどり着いた。

 

「ありがとうございます!一誠さん!」

 

「いや、気にするなよじゃあまたなアーシア」

 

「はい!一誠さん」

 

アーシアは一誠に礼を言うと協会に入っていていった。

 

『イッセー・・』

 

(あぁ調べるしつようがあるな、それに複数の堕天使の気配・・・そして・・あの女の気配も』

 

どうやらこの教会で堕天使が何かを企んでいる可能性があると考えた。

 

「今日の夜に攻め込むか・・万が一の場合があるしな」

 

『そうね、わかったわ』

 

今日の夜に教会に奇襲を決行することになった。

 

 

 

 

 

そしてその夜

 

一誠は気配を消しながら協会の入り口まで来た。

 

「ドライグ準備はいいな」

 

『いつでもいいわよ、イッセー』

 

「よし、それじゃあいくぜ!」

 

一誠は、ブーステッド・ギアを展開し籠手に魔力を込める。

 

『Boost!!!』

 

「いけ!ドラゴンショット!」

 

そう叫ぶと赤く光輝く籠手を前に突き出すと赤い光弾が教会のドアへと放たれる。

 

ドカァァァァァァァン!!!!

 

ドアはいきよいよく吹き飛んだ

 

「いくか・・・」

 

教会の中へ入っていくすると沢山の神父たちが現れる。

 

「貴様!何者だ!!」

 

一人の神父が一誠に聞く

 

「通りすがりの赤龍帝だ・・・覚えておけ」

 

「せ、赤龍帝だと!?」

 

「じゃあ奴がレイナーレ様が言っていた!?」

 

(レイナーレ・・・やっぱりな・・)

 

「くそ!奴を止めろ!」

 

神父たちは一成に一誠に切りかかってくる。

 

(そうか・・・堕天使と手を組んだ、はぐれ神父たちか・・)

 

一誠は背中から赤い龍の翼を展開し空を飛び神父たちの攻撃をかわす。すると。

 

「いやぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

(っ!?アーシア!?)

 

教会の地下へと続く階段の奥からアーシアの叫び声が聞こえた。

 

(奴らアーシアになにを・・・!)

 

『イッセー!こいつらを相手にしている場合じゃあないわよ!』

 

(わかっている!)

 

一誠は数の多いはぐれ神父たちを早く片付けるために加速禁手を使う事にした。

 

「ちっ!一網打尽にする!加速禁手(アクセルブレイク)!」

 

『Welsh Dragon Axel Breaker!!!』

 

一誠は即座にブーステッド・ギア・スケイルアクセルになった。

 

『Start Up!!!』

 

カウントが始まり神父たちを次々倒していく。

 

『Time Out』

 

赤龍帝の加速鎧が解除され、その後ろに倒された神父たちの姿があった。一誠はすぐに地下へ続く階段へ下りて行く、階段を降りた先に見たのは十字架に張り付けられたアーシアの姿と複数の堕天使の姿があった。

 

「アーシア!!」

 

「・・一誠さん?」

 

虚ろな瞳で一誠を見るアーシア。

 

「っ!あなたは!」

 

レイナーレが一誠を見て驚いている。

 

「レイナーレ!アーシアに何をした!?」

 

「何って神器を抜くところよ?、もうすぐでこの神器は私の物になるのよ」

すると

 

「あぁあ、いやぁぁぁぁぁぁぁッ!」

 

アーシアが苦しそうに叫びだす、するとアーシアの体から淡い緑色の光が出てくる

その光はレイナーレの中へと入っていく。

 

「これさえあれば、もうアーシアにようはないわ・・あなたにあげるわ」

 

レイナーレはアーシアの胸倉を掴み一誠のもとへ投げる。

 

「アーシア!!っく!」ガシッ!

 

一誠は自分のもとに投げられたアーシアをキャッチする。アーシアの体はみるみる冷たくなってきていた。

 

「・・・・一誠さん」

 

アーシアは苦しみながら一誠の名前を言う。

 

「大丈夫だ!すぐに助けてやるから!がんばれ!」

 

一誠はすぐさま回復の術を使いアーシアを治療するが、全然回復しなかった、それどころかどんどん冷たくなっていった。

 

「ドライグどうなってんだよ!なんでアーシアは回復しないんだよ!!」

 

ドライグは一誠の言葉に答える。

 

『・・・神器を抜かれた人間は・・・死ぬの・・」

 

「え?」

 

一誠はドライグの言葉を理解できなかった。

 

(神器を抜かれた人間は死ぬ?・・どういうことだよ・・・)

 

『神器を持つ人間にとって、神器は命そのものなの・・神器を抜かれれば・・・命を奪われるのと同前なの・・・』

 

一誠はドライグの言葉を理解し涙をながす、その涙を弱弱しく一誠の涙を手でふく。

 

「・・・私は・・一誠さんと・・会えて・・嬉しかったです・・・こんなにも私のことを思ってくれて・・・一誠さん」

 

アーシアは一誠に微笑みながら言う。

 

「私のお友達に・・・なってくれますか?・・・」

 

アーシアは震えながら一誠に聞く。

 

「あぁ!なるさ!アーシアの友達になるさ!だから諦めるなよ!」

 

一誠はアーシアにそう叫ぶ

 

「楽しいところを沢山連れて行ってやる!俺の友達も紹介してやる!俺が好きな花もアーシアに見せるから!・・・だから死ぬな!死なないでくれ!アーシア!!」

 

アーシアはその言葉を聞くと最後に一誠にこう言った。

 

「・・・一誠さん・・ありがとう!・・・・こんな私のお友達になってくれ・・・・て・・・」

 

一誠の涙を拭いていた手が冷たい地面に落ちる。

 

「アーシア?」

 

一誠はアーシアの体を揺らすがアーシアは動かない。

 

「アーシア?・・・アーシア!・・アーシア!!」

 

何度もアーシアと叫ぶもアーシアは返事をしない。

 

「くぅ!あああ・・・あああ!」

 

一誠はまた涙を流す、

 

「アーシアぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

 

一誠はアーシアを胸に抱きアーシアの名前を叫ぶ、守れなかったのだたった一人の女の子を。

 

「あら?もう死んじゃったの」

 

上からレイナーレとその他の堕天使たちが汚いものを見るような目を向けてくる

 

「さて・・あなたも此処で死んでもらうわ赤龍帝でさすがにこの数じゃ勝てないはずよ」

 

レイナーレたち堕天使は一誠に光の槍を向ける。

 

「人間如きが!私たち堕天使にたてつくんじゃないわよ!!」

 

堕天使たちが一成に光の槍を一誠に投げる、勝った!と思いこむ堕天使たち。

 

 

    だが

 

パリィィィィィィィィン!!!

 

『!?』

 

堕天使たちが放った光の槍が一誠の体から出てきた黒い霧のようなものにすべての光の槍が破壊されたのだ。

 

「殺す・・・・」

 

一誠はふらつきながら、そういう、その言葉から殺意に満ち溢れている。そして一誠の体をすべてを塗りつぶすような黒いオーラを纏う

 

「殺してやる!・・・一匹のこらず!!」

 

今の一誠の心には復讐しかなかった。アーシアの命を奪った堕天使を睨み付けながら

 

(また俺は・・守れなかった・・俺が弱いから・・・アーシアを・・・死なせてしまったっ!)

 

『イッセー!落ち着きなさない!イッセーっ!』

 

一誠は10年前に一度発動した呪いを叫ぶ。

 

『我、目覚めるは』

 

〈イッセー君!落ち着くんだ!〉

 

呪いから解き放たれた歴代赤龍帝たちが一誠に落ち着くように声をかける、だが今の一誠に先輩たちの声は聴こえてない。

 

『覇の理を神より奪いし二天龍なり』

 

〈また・・始まってしまう!〉

 

『無限を嗤い、無限を憂う』

 

〈いっくん・・・〉

 

『我、赤き龍の覇王と成りて』

 

〈私たちに力があれば・・・!〉〈呪いがまた・・〉

 

         〈〈〈始まる!!〉〉〉

 

それこそ赤龍帝の籠手に宿ったすべてを破壊する禁断の呪い。

 

 

 

 

 

 

   『『『『『『『汝、を紅蓮の煉獄に沈めよう!!!!』』』』』』』

 

 

 

 

それが

 

 

 

 

         『Juggernaut Drive!!!!!!!!』

      

 

 

 

                覇龍

 

 

 

 

 

 

 




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第6話 悲しみの覇龍 後編

『ぐおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!』

「なんなのよ・・・!なんなのよ!これ!?」

「来るな!・・・来るなぁぁぁぁ!!」

「これが赤龍帝の籠手の呪いだというの?・・・」

「この光は一体・・・・?」


『Juggernaut Drive!!!!!!!!』

 

赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)の呪い、覇龍が黒いオーラと霧のようなものが

一誠を包み込む、

 

「何が!?何が起こっているの!?」

 

レイナーレは今の状況がわからなかった、今何が起こっているのかを。そして一誠を包み込んでいた黒いオーラと霧のようなものが晴れると。

 

 

 

 

そこには、一誠の姿はなく変わり、巨大な真っ黒い龍が黒い炎を体を纏って立っていた

 

 

 

『ど、ドラゴン!?』

 

堕天使たちは真っ黒い龍に驚いていた、するとその真っ黒い龍はアーシアを両手で優しく抱き上げ抱きかかえたアーシアを少し見ると少し離れた場所にアーシアを置く、そした再び堕天使たち方を見る真っ黒い龍。堕天使たちは再び光の槍を作り真っ黒い龍へ向ける。

 

「恐れるな!!、たかがドラゴン一体だ!!たたみかけろ!!」

 

一人の中級堕天使がレイナーレと他の堕天使にそう叫ぶ、すると堕天使たちは光の槍を真っ黒い龍へと投げるが、またしても真っ黒い龍の目の前ですべて破壊される。

 

「なんでよ!なんで!何もしてないのに私たちの槍が破壊されるの!!」

 

すると真っ黒い龍はレイナーレたち堕天使に口を大きく開けるすると見たこともない魔方陣が現れ、そこからいきよいよく黒い炎が放たれた。

 

「っ!?全員!回避しろ!かいh・・・」

 

堕天使たちは即座回避するも、大半がその黒い炎に飲み込まれ炎が晴れると、そこには誰もいなかった、炎に飲み込まれた者たちは燃やされたのではなく消されたのだ、レイナーレと残り数人となった堕天使たちは皆地上へ逃げていた、すると。

 

「これは、一体・・・」

 

グレモリー眷属がいた、するとリアスは傍にいたレイナーレに聞いた。

 

「堕天使さんたち、これはどういうことなの?」

 

「悪魔!、まさかグレモリー眷属!?」

 

どうやら真っ黒い龍が放つとてつもない魔力か感じ此処へ来たのだろ。

 

「どうして人間界に、ドラゴンがいるの?それにこのとてつもない魔力・・・」

 

『ぐおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!』

 

大きな咆哮を上げる真っ黒い龍、すると今度はリアス達にも黒い炎が放たれる。リアス達は慌てて防御魔方陣を展開して黒い炎を防ぐが。

 

「た、助け・・・」

 

「い、いや・・・」

 

残り数人となっていた堕天使たちも黒い炎に飲み込まれ消えた。リアス達も限界が来ていた。

 

(なんて魔力なの!?もう持たない!!)

 

リアス達が諦めかけたその時、自分たちに放たれてた黒い炎が突然かき消されたのだ。

 

「リアス!無事かい!!」

 

「リアスちゃん!大丈夫!?」

 

「アザゼル・・あのドラゴンは一体・・・」

 

「さぁな、だがヤバいってって言う事は確かだ」

 

「このままに、しておくとまずいでしょうね・・・」

 

そこに居たのは、現魔王にしてリアス・グレモリーの兄サーゼクス・ルシファーと魔法少女のコスプレをした少女、現魔王セラフォルー・レヴィアタン。堕天使の総督、アザゼル 4大熾天使(セラフ)のミカエルとガブリエルが居た。

 

「お兄様!?、それにセラフォルーさま!?どうして此処に?」

 

「此処からとてつもない魔力を感じて駆けつけて来たのさ・・・無事でよかった」

 

サーゼクスは、リアスの頭を撫でる

 

「サーゼクス・・・妹の頭を撫でてる場合じゃないだろ」

 

「そうですよザーゼクス」

 

アザゼルとミカエルがサーゼクスに言っていた。

 

「そうだね、リアスそして眷属そ諸君は早く避難してくれ、ここは私たちに任せてくれれ」

 

サーゼクスは皆に避難するように伝える

 

「ですが!?」

 

リアスが心配するが、その時

 

「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

その場にいた皆が叫び声が聞こえた先を見た、そこにはレイナーレが真っ黒い龍に鷲掴みされているところだった。

 

「放して!はしt」グシャ!!

 

『っ!?』

 

真っ黒い龍はレイナーレを握り潰し投げ捨て、アーシアの神器をレイナーレの中から取り出しアーシアの元へ行く。

 

『・・・・』

 

真っ黒い龍はアーシアの神器を持ったまま、じっとアーシアを見つめる

 

『ごめんな・・・ごめんな・・・っ!』

 

正体不明のドラゴンが喋ったことにサーゼクスたちは驚いていた、だがその言葉は

アーシアへの謝罪だった。

 

『俺が・・・もっと早く此処についていれば・・・こんな事にはっ!』

 

真っ黒い龍は涙を流してながらアーシアの体を龍の手で優しく抱き上げる。

するとそこに

 

「おい、そこの黒いドラゴン」

 

真っ黒い龍のこと一誠は声が聞こえた方に顔を向ける。そこには、黒い翼を広げたアザゼルとサーゼクス達がいた。

 

『誰だよ・・・お前っ』

 

一誠は龍の目を通して一誠は、アザゼル達を睨みつける。睨み付けられたサーゼクス達は警戒しているが、アザゼルとミカエルとガブリエルだけは警戒しなかった。

 

『三大勢力のトップが何故此処にいる?』

 

「ほほぉう、俺たちの事をしってるなんてなお前・・・何者んだ?」

 

一誠はアーシアをそっと地面に下ろしてアザゼルに返事をする。

 

『・・・兵藤一誠・・・赤龍帝だ・・・』

 

アザゼルとミカエルとガブリエルは少し驚く顔をする。

 

「成程・・・赤龍帝か・・・それじゃあそれが・・・お前の覇龍か?」

 

『?・・・そうかまた使ってしったんだな・・俺・・・は・・・』

 

すると真っ黒い龍が黒いオーラと霧に包み込まれると、元の一誠の姿に戻り地面に落下する。

 

「っ!危ない!」

 

地面に落下する一誠をガブリエルが天使の翼を展開し一誠をキャッチする。ガブリエルは、一誠の顔を確認するとすごく疲れ切った顔をしていた。

 

「・・・・//////」

 

ガブリエルは一誠の顔を見ると顔を真っ赤にしていた。

 

「・・・どうかしたか?」

 

一誠は疲れ切った声をだしてガブリエルに言う

 

「っ!?い、いえ!何でもありません!!」

 

ガブリエルはさらに顔を真っ赤にして一誠から慌てて顔をそらした。

 

「ほうほう♪」

 

「ふふ」

 

「まさか、あのガブリエルがね~」

 

「うんうん♪」

 

アザゼルはニヤケながらミカエルは少し笑いサーゼクスは面白いものを見るようなセラフォルーは笑顔で笑いながら、ガブリエルを見つめる。

 

「・・・・なぁ」

 

「?はい、なんですか?」

 

一誠はガブリエルに声をかけ、ガブリエルはそれに返事をする

 

「・・・・俺をアーシアの所に連れて行ってくれないか?」

 

「・・・・・はい、わかりました・・」

 

ガブリエルは一誠に肩をかし一誠をアーシアのもとに運ぶ。

 

「・・・・アーシア・・」

 

「・・・・・・」

 

一誠はアーシアな頬を撫でながらアーシアを抱きかかえた。それを黙って見るガブリエルとアザゼル達。

 

「・・・ちゃんと取り戻したからな・・・アーシア」

 

一誠はアーシアの神器をアーシアの体の中に入れる

 

「・・・・どうすればいいんだ」

 

「・・・・・・」

 

一誠の言葉に一誠の顔を見るガブリエル

 

「どうすればいいんだよっ!どうすれば!ちゃんと誰かを守れるようになるんだよっ!!」

 

涙を流しながら、拳を地面に叩きつける一誠。

 

「・・・・・・」

 

ガブリエルは無言で一誠の後ろから一誠の背中を抱きしめ一誠の頭を撫でる。何もできなかった自分を悔やんでいた、その時|

 

 

 

                  奇跡が起きた

 

 

 

突如一誠の体が光輝きだした。

 

「っ!?これは?」

 

「光?・・・」

 

一誠は自分の身に起こっている事に驚き、ガブリエルやその場いたアザゼル達もまた驚いていた。その光は黄金に輝いており、それはとても美しいものだった。

 

「アザゼル・・この光は一体・・・」

 

サーゼクスはアザゼルとミカエルに聞く。

 

「俺にもわからん・・・ただ・・」

 

「そうですね・・・なんだかとても暖かい・・・」

 

するとその光は一誠の左手に集まり小さな球体となった。

 

「・・・・暖かい・・」

 

一誠はそういうと、無意識に左手に集まった光の球体をアーシアへ向ける。すると光の球体はゆっくりアーシアの体の中へ入っていった。

 

そして

 

「・・・・うん?」

 

神器を抜かれ死んだはずアーシアが目を開けて。一誠の顔を見る。

 

「一誠さん?」

 

「っ!?・・アーシア!」

 

「わたし、どうして・・・?」

 

「アーシアっ!!!」

 

一誠は思わずアーシアを抱きしめる。この場に居た全員が驚いていた、転生もしてないのに死んだ人間が蘇ったのだから。

 

「一誠さん・・・私」

 

「あぁ・・・生きてる・・・アーシア」

 

二人は抱き合ってお互いの名前を言い合った。その場にいた全員が涙を流した。

 

こうして一誠は優しい光を覚醒させ、初めて大切なものを手に入れた。

 

 

 

 

 




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次回から第2章 行きます! その名も


  闇世界のシャイニング・ネクサス!


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第二章 闇世界のシャイニング・ネクサス
第7話 天使と聖剣


ププっ!!

いきま~す!


どうも皆さん、兵藤一誠です突然ですが、皆さんに今自分の身に起こっている状況を話します

 

あの後の戦いの後、俺は生き返ったアーシアを連れて自分家に連れて帰ろうとしたのですが、熾天使(セラフ)のミカエルさんが魔力が殆ど残ってない俺を気遣ってくれて、ガブリエルさんが俺とアーシアを俺の家の前まで送ってもらい、その後、アーシアには空き部屋となっていた部屋に布団を出してその部屋寝かせて、その後は、俺も自分に部屋に入り寝たのだが・・・。

 

「すぅ・・・・」

 

朝、起きたら昨日俺の家まで送ってくれてそのまま帰ったはずのガブリエルさんが俺の隣で寝ていた。

 

「・・・・何かしたっけ・・俺」

 

『さぁ~ねッ!』

 

(何故かドライグは怒ってるしガブリエルさんは俺の隣で寝てるし・・一体どうなってんだよ)

 

と一誠は体操座りして顔を沈めていた。

 

『まぁ~よかったよ、君が無事で』『まったく!心配掛けやがって!』

 

歴代赤龍帝の先輩たちがそれぞれ声をかけて来てくれるが。

 

『・・・・私だってッ!』『体があればいっくんとッ!』

 

歴代女性赤龍帝の先輩たちはさっきからこんな調子だ・・・怖いな。

 

「うん?・・・・」

 

どうやらガブリエルさんが起きたらしい、さて。

 

「ガブリエルさん?・・・」

 

俺は起きたガブリエルさんに話かける。

 

「っ!?ひょ、兵藤君・・・」

 

ガブリエルさんは顔を青く染める。

 

「話・・・聞かせて・・・くれますよね?」

 

俺は満面の笑顔でガブリエルさんに聞く。

 

「・・・・はい」

 

ガブリエルさんは観念したのか俺に「はい」と答えた、さてアーシアを起こしに行くか

 

 

 

それからアーシアを起こしに行った一誠はガブリエルに家に不法侵入した罰で朝の朝食を作ってもらうことにした。

 

「体の調子はどうだ?アーシア」

 

一誠はアーシアに体の調子を確認する。

 

「はい!この通り大丈夫です!」

 

「そうか・・・よかったよ」

 

一誠は、アーシアの頭を撫でる。

 

「兵藤君、朝食が出来上がりましたよ」

 

ガブリエルが朝食をもって一誠とアーシアが座っているテーブルに朝食を持ってくる

 

「あぁ、ありがとうございます・・ガブリエルさん」

 

「ありがとうございます!、ガブリエル様!」

 

二人はガブリエルに朝食を作ってくれたお礼を言う。

 

「いえ、気にしないでください」

 

ガブリエルはお礼を言ってくれた二人に返事をする。

 

「さて、まずは何で此処にいるのかを聞きたいんだが」

 

一誠は何故ガブリエルが此処にいるのかを聞き出した

 

「そうですね、わかりました話します」

 

3人は朝食を食べながら話をする。

 

「まず、ミカエルが私に彼方護衛を頼まれまして」

 

「ミカエルさんがですか?」

 

ミカエルがもしもの場合のために、ガブリエルに一誠を護衛してくれと頼んだらしい。

 

「そうか・・迷惑かけちまったな・・すみません」

 

「迷惑だなんて私は気にしてませんから・・・・むしろ大歓迎というか////」

 

「うん?、なんかいいましたか?」

 

「い、いえ!何でも!」

 

するとアーシアが

 

「一誠さん・・・あの」

 

「どうかしたか?アーシア」

 

アーシアが一誠に何か聞きたいことがあるらしい

 

「私・・・一度死んだんですよね?」

 

「・・・・あぁ」

 

一誠はアーシアが一度死んだ事を認める。

 

「じゃあ、どうして私は生きてるんですか?」

 

アーシアが一番疑問に思っていたことを一誠に聞いた、死んだはずの自分が何故今こうして生きているのかを。

 

「・・・・転生させたというより・・・生き返らせた・・と言った方がいいのかな」

 

「生き返った?・・・ですか?」

 

「あぁ・・・そっちの方では何かわからなかったんですか?」

 

一誠はガブリエルに昨日の”光”ことが何かわからなかったかを聞く。

 

「・・・残念ながら・・・あの正体不明の”光”についてはわかりませんでした」

 

「そうか・・・そっちでも分からないんですか」

 

三大勢力のトップすら分からない謎の光についてしばしば考え込む一誠。

 

「ドライグ・・・結局あの光ってなんだったんだ?」

 

『分からないわ、だけど今分かっている事は、あの光はまだイッセーの中にまだ存在してるってことは確かよ』

 

謎は深まるばかりだ、いつ自分の中に宿ったのか、何で死んだアーシアを生き返らせることができたのか、まだ詳しく調べる必要があると一誠とドライグそしてガブリエルはそう考えた

 

 

 

それから話は進み一誠はミカエルにお礼を言っておいてくれと、ガブリエルに頼みガブリエルは一度天界に戻っていった、凄く残念そうにしていたが。一誠は学校のため、花屋をアーシアとアルバイトの人たちにまかせて、自分は学校に向かっている途中妙な恰好をした二人組の少女を発見する。

 

(なんだ?あの二人、妙な恰好してるな)

 

『イッセー、あの二人は多分教会の関係者よ』

 

(教会の?・・・って事はエクソシストか)

 

『その可能性が高いわ、後あの青い髪の子が背よっているやつ』

 

(あれか?布で包んでいるやつか?)

 

一誠はドライグが気になっている布で包んでいる物を見る

 

『あれは、聖剣よ』

 

(聖剣って、あの?)

 

聖剣、アーサー王が持っていた聖剣エクスカリバーを思い出す。

 

(でも、何でこんな所に聖剣使いが居るんだ?)

 

『さぁね、何かあったんじゃない?』

 

すると青い髪に緑色のメッシュが入った少女、ゼノヴィアが一誠に話かける。

 

「君、駒王学園の生徒か?」

 

「あぁ、そうだが」

 

一誠は出来るだけ長話しないようにして話す。

 

そしてもう一人の栗毛のツインテールの少女紫藤イリナも一誠に話す

 

「その駒王学園のリアス・グレモリーに用があるんだけど、どこに居るか教えてくれないかな?」

 

どうやらリアスに用があるらしい、教会の者がわざわざ朝っぱらから悪魔の根城に攻め込もうしに来たのかそれとも、別の理由があるのか

 

「なら、駒王学園の旧校舎に行くといいよグレモリー先輩はいつも旧校舎に居るらしいから」

 

「わかったわ、ありがとうね!」

 

イリナが一誠の返事を聞くと一誠は歩きだそうとするがゼノヴィアが一誠の前に立つ。

 

「待て・・」

 

「なんだよ、もう用はないだろ?俺も学校なんだ退いてくれよ」

 

一誠はゼノヴィアに退いてくれと言うがゼノヴィアは退かない、仕方ないので無理やり前に行こうとした瞬間、ゼノヴィアが背中に背よっていた、破壊の聖剣(エクスカリバー・デストラクション)を抜き一誠に切りかかる。一誠はまさかの行動に驚き慌てて聖剣の斬撃をかわす

 

「いきなり何しやがる!!」

 

一誠は自分に切りかかったゼノヴィアに叫ぶ。

 

「やはりな、貴様はただの人間ではないな」

 

「っ!?」

 

ゼノヴィアは一誠をただの人間ではないと見切ったいたのだ。それに驚く一誠とイリナ。

 

(っ!?どうして気づいた?何で俺がただの人間ではないって気づいた!?)

 

『多分、聖剣の力で気づいたたんだと思うわ』

 

(そんな事もできるのか?聖剣は)

 

一誠は聖剣の力に少し驚いていた、するとイリナも聖剣をだして一誠に向ける。

 

「さぁ教えてもらおう、貴様は何者だ?」

 

「・・・・」

 

「・・・・神器所有者だよ・・・ただのな」

 

一誠は二人に赤龍帝の籠手を見せて字自分は神器所有者だと教える。イリナは驚いた顔をして、ゼノヴィアはやっぱりなっといった顔をした。するとゼノヴィアは再び一誠に斬りかかって来る、一誠は慌てて籠手で防ぐ。

 

「お前ら正気か!?、こんな朝っぱらから!?こんな人道理の多い所で!?」

 

一誠はゼノヴィアにそう言うが。

 

「貴様は、赤龍帝だ・・・神を殺すその神器は教会にとって驚異!此処で仕留めさてもらう!」

 

「此処で彼方を仕留めさせてもらうわ!、アーメン!」

 

二人は赤龍帝である一誠を倒すためなら、民間人を巻き込んでも構わないということ、一誠は二人がもつ聖剣の斬撃を籠手で防ぎながら、ドライグに此処は後退しようと言う

 

(くッ!ドライグ!ここは引くぞ!こんな所で戦ったらどんな被害が出るか分からない!)

 

『わかってるわ!取り敢えず、まずあの二人の聖剣を落としましょっ!』

 

「了解!おらッ!」

 

一誠は二人が持っている聖剣を手から落とすために二人に接近し、まずイリナの持っている聖剣、擬態の聖剣(エクスカリバー・ミミック)籠手で叩き落そうとしたのだが。

 

パァリィン!

 

「・・・あれ?」

 

「・・・・え?」

 

「・・・・なんだと」

 

なんと一誠はエクスカリバー・ミミックの刃を折ってしまった。

 

(え?エクスカリバーってこんなにもろいの?)

 

『・・・・さぁ』

 

とりあえず二人は聖剣が折れて呆然としていたので一誠は隙を見てその場を即座に去った。

 

 

 




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昨日は適当にかいてしまってすみません!

今日はその修正をいたしました

今日から次回予告をしたいと思います!それでは次回!

第8話 聖剣を憎む者

お楽しみに!


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第8話 聖剣を憎む者

        僕はエクスカリバーを許さない


二人の聖剣使いから何とか逃げる事ができた一誠は、近所の公園で一息ついていた。

 

「ふぅ~なんとか逃げられたな」

 

『そうね、全くあの聖剣使いは何を考えてるのかしら』

 

「全くだ」

 

一誠は今日は学校を休むことにした、聖剣使いが駒王学園にいる以上学校に行けない。行ったとしても、朝のような事が学校で起きて関係のない人を巻き込んでしまう可能性がある。

 

「それにしても、何であんな簡単に聖剣の刃を折る事ができたんだ?聖剣ってあんな簡単に折れるもんなのか?」

 

『いえ、そんな簡単に聖剣が折れることはないわ、もし考えられるとしたら』

 

「まさか・・」

 

ドライグが可能性として考えたのは。

 

『一誠の中に存在するあの光だと思うの』

 

「光・・・」

 

一誠は思い出したあの光の事を、黄金に輝くあの美しい光の事をアーシアを生き返らせたあの光を。

 

「じゃあ、あの光は俺に力を貸したって事か?」

 

『そうとしか考えられないわ、まぁあくまで推論だけど」

 

あの光は聖剣を簡単に折る程の力がある、その力の源は何なのかまた謎が増えるばかりだった。

 

 

 

そしてその夜

 

一誠とアーシアは晩御飯の材料を買いに外へ出かけていた。

 

「今日のご飯は何にしようか・・・アーシアは何か食べたい物はあるか?」

 

「私は一誠さんが作るものならなんでも!」

 

「そうか!、なら今日は・・・っ!?」

 

一誠は近くから悪魔と聖剣の気配を感じた。

 

(ドライグ!場所は!?)

 

『すぐそこの、建物のからよ!』

 

「アーシア!少し走るぞ!」

 

すると一誠は気配を感じた建物の方へ走る

 

「い、一誠さん!待ってくださ~い!」

 

アーシアも一誠の後を追いかける

 

「っ!木場・・それに塔城・・・その他」

 

「っ!兵藤君・・・」

 

「・・・・兵藤先輩」

 

「その他ってなんだ!!」

 

「貴様は!赤龍帝!」

 

「あぁ!私のエクスカリバーを折った人!」

 

一誠がたどり着いた先に居たのは、裕斗と小猫とそしてその他と言われた匙元士郎と今朝の聖剣使いの二人と神父が居た。

 

「おやおや?今度は人間の神器所有者が来ましたか~それに赤龍帝!僕ちん今日はついているでありま~す!」

 

はぐれ神父ことフリード・セルゼンが不気味な笑顔で一誠に手を振る。

 

「・・・・エクスカリバー?何で三本・・・いや何で四本もあるんだ?」

 

一誠はエクスカリバーが四本もある事に少し驚いていた。

 

『イッセー、エクスカリバーは昔の大戦で折れて錬金術で今は七本になってるのよ』

 

ドライグは今のエクスカリバーについて一誠に教えていた

 

「そうか、折れちまったのか・・あの伝説の聖剣が」

 

「隙ありっ!」

 

一誠がエクスカリバーの事を考えてる隙にフリードが天閃の聖剣(エクスカリバー・ラビットリィ)で一誠に切りかかる。

 

赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)!!」

 

『Boost!!!』

 

一誠は間一髪エクスカリバーの斬撃を防ぐ

 

「おうおう!俺さまのエクスカリバーちゃんを片手で防ぐなんて、そこのクソ悪魔くんやビッチ二人より楽しめそうじゃありませんか!」

 

「あんまり嬉しくないな!、アーシア下がれ!」

 

「は、はい!」

 

一誠はフリードを押しつつアーシアに下がれと叫ぶとアーシアは建物の陰に隠れる。

 

「それじゃあ、俺さまのエクスカリバーちゃんの餌食になってちょっ!」

 

「誰がエクスカリバーに切られるかよ!」

 

一誠はフリードが持つエクスカリバーの斬撃をかわしづつ攻撃のタイミングを待った

すると一瞬隙が出来きそして。

 

「行っけぇぇぇぇぇぇぇッ!」

 

『Explosion!!!』

 

「っ!?ちッ!!」

 

フリードは一誠の拳をエクスカリバーを盾にして防ごうとするが。

 

パァリィン!!

 

「ちょ!?ぐはぁぁ!!」

 

一誠の拳は盾にしたエクスカリバーを砕きフリードの腹へ直撃して、フリードは建物へと吹き飛ばされる。

 

「大丈夫かな?・・・・」

 

一誠は少しやりすぎたかなと思いちょっと心配している。すると小猫が。

 

「・・・・兵藤先輩グッジョッブです」

 

子猫が一誠に親指を立ててそう言う。

 

「お、おう・・・・グッチョッブ」

 

一誠も子猫に親指を立ててグッチョッブとする、すると建物へと吹き飛ばされたフリードが腹を抑えて出てきた。

 

「ちょっと・・・こんなのあり?俺さま超痛いんだけど」

 

「あ、生きてた、よかった」

 

「よくないんだけど・・・俺さまのエクスカリバーちゃん一本折れちゃうし何なのよあんた?」

 

そんな会話をしていると。

 

「ほう・・・エクスカリバーを折るか・・・中々やるな」

 

建物の奥から神父服を着た老人が現れた。

 

「バルパー・ガリレイッ!」

 

憎々しげに裕斗は老人を睨み付ける。

 

「いかにも」

 

バルパーは堂々と肯定した。

 

「フリード、何をしている?」

 

バルパーは負傷しているフリードに声をかける。

 

「じぃさん・・・どうする?正直なめてたわ・・・あの赤龍帝・・・めっちゃ強えは」

 

「赤龍帝・・・成程、噂どうりだな・・・フリード引くぞ」

 

「あいよっと!」

 

するとフリードは一誠達に閃光騨を投げ視界を奪う、そして光が晴れた後にはフリードとバルパーの姿はなかった。

 

「逃がすかッ!バルパー・ガリレイ!」

 

「くッ!逃がすか!」

 

「待ってよ!ゼノヴィア!」

 

木場とゼノヴィアはバルパー達の後を追いイリナも木場たちの後を追う形で行った。

 

「もう、出てきていいぞアーシア」

 

すると物陰に隠れていたアーシアが出てくる。

 

「一誠さん!大丈夫ですか?」

 

「あぁ、大丈夫だ」

 

そして残っていた、小猫と。

 

「で!お前何者なんだよ!!」

 

さっきまで空気になっていた匙が一誠に話しかける。

 

「お前こそ誰だよ・・・あぁ~悪魔か」

 

『イッセー、その子ヴリドラの神器をもってるわ』

 

「ヴリトラって、あの邪龍で五大龍王の?」

 

匙が持つ神器、黒い龍脈(アブソーブション・ライン)を見てそう言う。

すると。

 

「これは、いったいどういう事?」

 

すると、赤い魔方陣が現れそこからリアス・グレモリーと眼鏡をかけた少女 ソーナ・シトリーが現れた。

 

「なんだ、お前らか」

 

一誠はリアスたちを見て言う

 

「・・・・此処でな何があったの?」

 

「お前んところの木場が此処ではぐれ神父と戦ってたんだが、途中で逃げてな後を追いに行った、何があった?」

 

一誠はリアスに事情を聴く。

 

「・・・・聖剣エクスカリバーが盗まれたのよ」

 

「教会は何やってんだよ」

 

『管理がなってないわね』

 

「全くだな」

 

一誠は一息するとアーシアを連れてその場を離れようとする。

 

「待って!」

 

リアスが一誠を止める。

 

「なんだ?」

 

一誠はリアスの方に振り向く。

 

「この前は・・・・ごめんなさい・・・・私が間違ってたわ」

 

リアスが一誠に頭を下げて一誠に謝る。

 

「わかってくれれば何よりだ・・・アーシア行こう・・・時間くっちまった」

 

「はい!、えとグレモリーさん、さようなら」

 

一誠はアーシアを連れてその場をさった。

 

「リアスもしかして、彼が・・赤龍帝ですか?」

 

「えぇ・・・そうよ、私たちを一瞬で倒した人間よ」

 

リアスは一誠が去った場所をジッと見つめていた。

 

 

 

 

 

 




こんにちは!

第9話です!今期末で遅れているので更新が遅くなります

本当にすみません!

感想お願いします

次回予告

第9話 約束された絆の剣

お楽しみに!


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第9話 約束された絆の剣

うぱい!


フリード達との戦いの後、二人は無事に料理の材料を買い何事なかったかのように

家に帰りご飯を食べ、二人は寝る準備をしていた

 

「それじゃあ、アーシアお休み」

 

一誠はアーシアにお休みと声をかける

 

「はい、お休みなさい一誠さん!」

 

アーシアは元気をよく一誠に返事をして部屋に入って行った

 

一誠も自分のベットに入り今日の出来事の事を考えていた

 

(それにしても、今日は大変だったな、朝から聖剣使いにいきなり切り殺されそうになるわ、いかれ神父にも切り殺されそうになるわ、もうすぐ俺の平和は無くなるかもな~)。

 

一誠は半目で窓の外に出ている月を眺めてそうぼやく。

 

『まぁ、私を宿している以上めんどう事は回避できないからね~』

 

(ドライグって人間に変身して、気配を消したりできないの?前から思ってたけどさ)

 

『私だって出来たら、人間に変身し自由に出歩きたいわ』

 

(だよな~寝るか・・・っ!?)

 

ドライグと話をして寝ようとした時、外から物凄いプレッシャーを感じた。それは、今まで感じてきた気配を上回る程の一誠は起きて窓の外を見る。そこには、黒い翼をもった男の堕天使がいた、その翼の数は10枚。

 

「貴様が赤龍帝だな、俺の名はコカビエルだ」

 

男の堕天使こと、コカビエルが挨拶をする

 

「・・・そのコカビエルが俺に何の用だ?」

 

一誠は窓を開けてベランダの外にでる、するとコカビエルが腕に抱えている女の子に気づく。

 

「こいつは、土産だ」

 

一誠に女の子を投げ渡すと一誠は慌ててキャッチするその子は今朝一誠に斬りかかってきた。聖剣使いの紫藤イリナだった。

 

「おいッ!しっかりしろ!・・・お前この子に何をした!!」

 

イリナの体は傷だらけで、着ている戦闘服がボロボロで息も荒かった。

 

「何、身の程も知らずに戦いを挑んでくるものだから歓迎してやったのだ」

 

「後の、二人はどうした!?」

 

「あぁ、そういえば居たな、逃がしたがな」

 

どうやら木場とゼノヴィアは何とか逃げ切れたようだ

 

「さて、俺は今からこの町で暴れさせてもらうからな・・・さらばだ赤龍帝」

 

「っ!まて!」

 

一誠はコカビエルを呼び止めようとするがそこには、黒い羽根が舞っているだけだった。

 

(くそっ!ドライグ!今のコカビエルって奴はいったい)

 

『聖書に記されている、堕天使の幹部の一人よ!何であいつが此処に?』

 

一誠は急いで服を着替えて、アーシアを起こしに行った。

 

「アーシア!すまないけど起きてくれ!」

 

一誠は寝ているアーシアを揺さぶる。

 

「うぅん・・・一誠さん?どうしたんですか?」

 

アーシアは目をこすりながら一誠に聞く。

 

「すまない!アーシア!今は説明してる暇はないんだこの子を頼む!」

 

一誠は抱きかかえたイリナをアーシアの隣に置く。

 

「!どうしたんですか!?しっかりしてください!?」

 

アーシアはトワイライト・ヒーリングでイリナを治療し始めるすると、アーシアの手から緑色の光が現れイリナの傷を治していく。

 

一誠は再びベランダに出て赤龍帝の籠手を出して戦闘準備をしていた。

 

「ドライグ・・・今の俺であの堕天使に勝てるか?」

 

『五分五分といったところね・・・でも必ず勝つわよイッセー!』

 

「当たり前だ、ドライグ!この町を壊させてたまるか!」

 

すると。

 

「一誠さん!何処へ?」

 

アーシアが外へ出ようとする一誠に声をかける」

 

「アーシア俺はちょっと、堕天使と戦ってくるから此処で待ってくれ」

 

「わかりました・・・でも無理しないでくださいね?」

 

「わかっているよ・・・じゃあいk「待っ・・・て」・・・気が付いたか」

 

一誠とアーシアが話している間に目を覚ましたイリナが一誠を呼び止める。

 

「どうして・・・あの堕天使と戦いに行くの?・・・勝てるわけないよ」

 

イリナはコカビエルには勝てないと言うが。

 

「・・・・俺は・・勝てないからって理由で諦めたくないんだ・・・諦めたら・・・絶対に後悔する」

 

一誠はイリナの方に顔を向けて言う。

 

「だから、行くんだ、もう誰かが泣く顔を見ない為に・・・そして誰かが悲しむ顔をさせない為にそのために行くんだ」

 

バサッ!!

 

一誠は背中に大きな赤い龍の翼を展開して。

 

「行ってくる」

 

一誠はそうアーシアとイリナに言うと龍の翼を広げ夜の空を飛んでいった。

 

「・・・強いね彼・・・あんな優しい顔をする人を私は・・・」

 

イリナは下を向き今朝自分がした事を後悔する、するとアーシアがそっとイリナの手を掴む。

 

「アーシアさん?」

 

アーシアは笑顔でイリナに言う。

 

「大丈夫ですよ?、一誠さんはきっと許してくれますよ?・・・そして必ず帰ってきます・・必ず」

 

アーシアとイリナは一誠が飛んで行った先を見つめていた。

 

 

 

そして駒王学園では、今グレモリー眷属がコカビエルが連れてきていたケルベロスを相手にしていた。校庭の中央には四本の剣が、神々しい光を放ちながら、宙に浮いている。それを中心に怪しい魔法陣が校庭全体に描かれていた するとそこへコカビエルが来た。

 

「バルパー、あとどれぐらいでエクスカリバーは統合する?」

 

「ッッ!」

 

リアスたちは声が聞こえた方に向くと椅子に優雅に座っているコカビエルが居た。

 

「後、5分もないよコカビエル」

 

「そうか、なら頼むぞ」

 

そして、今度はリアス達の方へ顔を向ける。

 

「サーゼクスは来るのか? それともセラフォルーか?」

 

「くッ!コカビエル!くうッ!」

 

リアスはケルベロスの相手をしながらコカビエルを見るが、ケルベロスの攻撃が早くて

攻撃できないでいる、するともう一体のケルベロスの相手をしている朱乃と小猫にコカビエルは、光の槍を投げる。

 

「!?朱乃!小猫!避けて!!」

 

「「っ!?」」

 

朱乃と小猫に光の槍が当たる瞬間、二つの陰に光の槍が破壊される。

 

「部長!皆!無事ですか!」

 

「グレモリー!加勢にきたぞ!」

 

そこには、魔剣を持った木場と聖剣デュランダルを持ったゼノヴィアが居た。

 

「コカビエルッ!イリナをどうした!?」

 

ゼノヴィアはコカビエルにイリナの事を聞き出す。

 

「あの小娘なら赤龍帝にやった・・・・奴も此処に来るかもしれないな」

 

コカビエルは不気味な笑顔をしてゼノヴィアに言う。

 

「赤龍帝だと!?」

 

ゼノヴィアは驚く顔をする

 

「彼も此処に・・・・」

 

すると

 

「よし、完成だ」

 

バルパーの方を見るとそこには、神々しい光を放つ一本の聖剣があった。

 

「四つのエクスカリバーが一つになった」

 

そのエクスカリバーはさっきまであった四つのエクスカリバーが一つになったものだった。

 

バルパーはそのエクスカリバーをフリードに渡す。

 

「フリード」

 

コカビエルがフリードの名を呼ぶ

 

「はいな、ボス」

 

暗闇から、白髪の少年神父が現れる。

 

「そのエクスカリバーを使え。最後の余興だ」

 

フリードはバルパーからエクスカリバーを受け取る。

 

「それじゃあ、この超スペシャル仕様になったエクスカリバーちゃんで、そこのクソ悪魔くんとビッチをチョッパーしちゃおうかね!」

 

イカレタ笑みを木場とゼノヴィアに向ける。

 

「木場裕斗・・・共にあのエクスカリバーを破壊しよう」

 

ゼノヴィアが木場にそういう

 

「・・・・いいのかい?」

 

木場は本当にエクスカリバーを破壊していいのかゼノヴィアに聞く。

 

「もうあれは、聖剣であって聖剣ではない・・・・異業の剣だ・・・それに『欠片』があれば錬金術で何とかなるからな」

 

「そうかい・・・なら」

 

木場は魔剣を二本作り、フリードへ構える。

 

「遠慮なく行くよ!!」

 

木場とゼノヴィアはフリードへ斬りかかるが。

 

「おせぇんだよ!」

 

フリードは二人にエクスカリバーを振るうと二人は行きよいよく吹き飛ばされた。

 

「「くッ!」」

 

二人は何とか体制を立て直して再びフリードへ剣を構える。

 

「バルパー・ガリレイ。僕は『聖剣計画』の生き残りだ、僕はあなたを倒すために生きてきた!」

 

木場はフリードの後ろの方に居るバルパーを睨み付ける。

 

「ほう、あの計画の生き残りが居たとはな。数奇なことだな」

 

バルパーが木場に不敵に笑う。それに更に怒りの目を向ける。

 

すると、リアス達と戦っていた二頭のケルベロスがコカビエルの元に集まり、コカビエルは二頭の頭を撫でる。

 

「つまらんな、お前それでもサーゼクスの妹か?」

 

コカビエルはリアスを挑発する。

 

「っ!黙りなさい!」

 

リアスは滅びの魔力をコカビエルに放つがケルベロスがそれを防ぐ。

 

「仕方ない、貴様らの首を持ってサーゼクスに見せつけてやるか」

 

ケルベロス二体が高速でリアス達に向かっていく、その時。

 

『Twin Dragon Blaster!!!』

 

バシュュュュュュュュュュッ!!!

 

青白い極太いビームが飛んできてケルベロス二体を飲み込んでフリードが居る方へ飛んでいく。

 

「ちょ!!」

 

フリードは慌てて回避する。

 

ドカァァァァァァァァァァッン!!!

 

フリードが居た場所が大きい爆発を上げる。全員がビームが飛んできた方を見る、その先に居たのは。

 

「コカビエルッ!」

 

「ぐぁっ!!」

 

両肩にハイパーサテライトドラゴンキャノンを付けて、赤龍帝の鎧(ブーステッド・ギア・スケイルメイル)を纏って一誠の姿があった、そして一誠はそのまま、宙に浮いている椅子に座っている。コカビエルに思いっ切り蹴りを入れコカビエルを校舎へと吹き飛ばす。

 

「お前ら、無事だったか?」

 

一誠は校庭に下りてリアス達を見て言う。

 

「え、えぇ・・・」

 

リアスは今一誠が見せた力を見て腰を抜かしてる。

 

「あらあら、凄いですわね」

 

「・・・・・これが先輩の力」

 

朱乃と子猫も再び一誠の力を思い知った、すると。

 

「赤龍帝!!」

 

ゼノヴィアが一誠に声をかけてきた。

 

「あぁ、心配すんなお前の仲間は家のアーシアが治療してるから安心しろ」

 

一誠はゼノヴィアにイリナは無事だと教える、すると。

 

「悪魔の少年、これが何かわかるかね」

 

バルパーが右手に持っている結晶を見せる。

 

「まさか・・・それは!」

 

木場が驚く顔をする。

 

「そうだよ、これは君たち被験者達の因子だよだがもう必要がないからな、貴様にくれてやろう」

 

そう言うとバルパーは因子の結晶を木場の方へ投げる、結晶は地面に転がり木場の足元に来る。それを拾い強く握る。

 

「・・・・・皆・・・・・」

 

木場は涙を流し地面に膝を付けてさらに強く握りしめる。その時、木場が持つ結晶が淡い光を放ち、その光は徐々に校庭に広がっていく。その各所から光がポツンと徐々に形を形成していき、人の形となった。その人の形になった光が木場を囲むように現れる。

 

「皆!・・・・僕は・・・・・僕は!」

 

人の形をしていた光が少年少女の姿に変わっていく。

 

「ずっと・・・・ずっと、思ってたんだ。僕が、僕だけが生きていていいのかって・・・・僕よりも夢を持った子がいた・・・・僕よりも生きたかった子がいた・・・・僕だけが平和な暮らしを過ごしていていいのかって・・・・」

 

すると、霊魂の少年が微笑みを浮かべながら膝を付いている木場に足を下げて手を木場の方に乗せる。

 

『自分たちの事はもういい・・・君だけでも生きてくれ』

 

木場は少年少女たち方を見る彼らも少年と同じように微笑みを木場に向ける。すると彼らの体が青く光輝きだし、その光は木場へと集まっていく。

 

『僕らは、一人ではダメだった・・・・』

 

『私たちは聖剣を扱える因子が足りなかった。けど・・・・』

 

『みんなが集まれば、きっとだいじょうぶ・・・・』

 

俺の目からいつの間にか、自然に涙が流れていた。他の奴らも皆涙を流していた、温かさを感じる、友を、同志を想う、温かなものを感じる。

 

『聖剣を受け入れるんだ・・・・』

 

『怖くなんてない・・・・』

 

『たとえ、神がいなくても・・・・』

 

『神が見えていなくても・・・・』

 

『僕たちの心はいつだって・・・・』

 

そして木場は立ち上がり、そして

 

「・・・・ひとつだ」

 

少年少女たちは青く光輝く光となり木場の中に入っていき木場を青い光で包み込んでいく。

 

『イッセー』

 

なんだ?ドライグ。

 

『あの子は至ったわ』

 

至ったって?何が。

 

『あの子だけが起こした、奇跡の禁手をね・・・』

 

 

光が晴れると木場は真剣な顔をしてバルパーを見る、その顔は憎しを抱いている人の顔ではない。みんなを想いを受け取り、前へと進む人の顔だ。

 

「バルパー・ガリレイ」

 

木場はバルパーの方へ歩き始める。

 

「あなたを滅ぼさない限り、第二、第三の僕たちが生まれてしまう」

 

「ふん、研究に犠牲はつきものだ、昔からそういうではないか、フリードやれ!」

 

フリードが木場にエクスカリバーを向ける。

 

「裕斗!、やりなさい!あなたの力でエクスカリバーを超えなさい!」

 

部長が。

 

「裕斗くん!やれますわ!」

 

朱乃先輩が。

 

「・・・・裕斗先輩!」

 

小猫ちゃんが。

 

「木場・・・」

 

「兵藤君・・・」

 

兵藤君が僕に近づいてくる。

 

「一誠でいいぜ、木場・・・お前は同志達の想いを受け取った・・・お前に力を貸すよ・・・お前のその力でエクスカリバーを越えろ!木場!」

 

一誠くんが僕の肩に手を置くと。

 

赤龍帝のからの贈り物(ブーステッド・ギア・ギフト)

 

『Transfer!!!』

 

「僕の中に力が湧き上がってくる・・・これが赤龍帝の・・一誠くんの力」

 

一誠は木場に力を譲渡すると木場の肩をおす。

 

「行け木場」

 

「・・・ありがとう・・・一誠くん!」

 

そして木場はフリードの前に出る。

 

「僕は剣になる」

 

一緒に超えよう・・・みんなで一緒に!

 

「僕は!部長を皆を!守る剣になる!、僕の想いと願いに応えてくれ!魔剣創造(ソード・バース)!!」

 

木場の周りが光輝きだし、その光が一本の剣を作り上げた。

 

双覇の聖魔剣(ソード・オブ・ビトレイヤー)聖と魔を融合したこの剣で祖その身に刻むといい!!」

 

聖魔剣、聖と魔を合わせ持った奇跡レベルに近い剣、反発し合うものどうしが一つになった剣。

 

「せ、聖魔剣だと!?聖と魔が交わる何てことあるわけが!?」

 

バルパーは驚きを隠せなかった、一誠以外の者達も驚きを隠せなかった。

 

「だけど俺さまのエクスカリバーちゃんには勝てないぜ!」

 

フリードがエクスカリバーを持って木場へ斬りかかる。木場もフリードへ斬りかかって行く。

 

「あらよっと!」

 

「はぁぁッ!」

 

聖剣と聖魔剣がぶつかりあう、するとエクスカリバーにひびがはいる。

 

「なんでだよ!そいつは本家のエクスカリバーを越えているのかよ!?」

 

フリードは徐々に木場に押されていく。

 

「それが真のエクスカリバーだったら勝てなかっただろうね・・・だけどそのまがい物のエクスカリバーなら越えられる!!」

 

エクスカリバーに徐々に多くのひびが入っていく。

 

「伝説で語り告げられてきた最強の聖剣なんだろう!?こうも簡単に!?」

そして

 

パァリン!!!

 

四つのエクスカリバーが合わさったエクスカリバーが等々、聖魔剣に折られた。フリードはエクスカリバー事斬られて倒れる。

 

「見てくれたかい・・・僕たちはエクスカリバーを越えたよ・・・」

 

木場は夜の空に聖魔剣をかざして、同志達に伝えた。

 

「そうか・・・そういう事か!」

 

バルパーが何かに気づいたように声を上げる。

 

「聖と魔が交わるなんてない!つまりそれを司る存在!魔王だけではなく神も・・・」

 

バルパーが喋っている途中でバルパーが上から振ってきた光の槍に突き刺さり、粒子となってきえた。光の槍が降ってきた先を見たら、そこにはさっき一誠に蹴り飛ばされていたコカビエルがいた。

 

「バルパー、お前は優秀だったよ・・・・でも知りすぎた」

 

コカビエルはそう言うと一誠たち方を見る。

 

「コカビエル、これはどういう事?」

 

リアスがコカビエルに何故バルパーを殺したのかを聞く。

 

「何故って・・・・そうか、そうだったな!お前たちのような下々はしらないんだったな!フハハッ!、ならついでに教えてやるよ、先の戦争で魔王・・・そして神は死んのさ!」

 

 

皆、コカビエルが何言っているのか分からなかった。魔王と神は死んでいる?、どいう事かわからなかった。

 

「嘘だ・・・嘘だ!!」

 

ゼノヴィアは力が抜けて膝を付いていたそう叫ぶ。

 

「ミカエルはよくやっているよ神の代わりに天使と人間をまとめているのだからな、まぁ俺はどうでもいいがな」

 

コカビエルは右手に巨大な光の槍を作り上げ一誠たちに向ける。

 

「お前たちの首を土産に俺は戦争をまた起こす!そのために死ねッ!!」

 

コカビエルの巨大な光の槍を投げる。

 

「くッ!お前ら下がれ!!・・ハイパーサテライトドラゴンキャノン!!」

 

『Twin Dragon Blaster!!!』

 

一誠は今だ魔王と神の死に呆然としている皆の前に出て、再びハイパーサテライトドラゴンキャノンを巨大な光の槍へと打つ、何とか光の槍を破壊するが魔力をかなり持っていかれた一誠は膝を付き息を上げていた。

 

「赤龍帝・・・貴様はその程度か?」

 

コカビエルは一誠に言う。

 

「くッ!」

 

一誠はコカビエルを睨みつける、コカビエルは再び巨大な光の槍を作った。

 

「さらばだ赤龍帝」

 

無防備な一誠とリアス達に再び巨大な光の槍を投げる。

 

この攻撃を受ければ死は確実で、一誠以外は諦めかけていた、その時。

 

 

黄金に光輝く無数の光の球体が現れ光の槍を破壊した。

 

「何!?ぐはッ!!」

 

コカビエルは突如現れた光の球体に驚きその球体に吹き飛ばされた。その球体は一誠の周りに集まり段々と人の形へと変わっていく、それは少年少女達の姿だったその中には神父やシスターの姿した者も居た。突如現れた光を纏った彼らに驚く一誠たち。

 

「お前たちは・・・・一体・・・」

 

一誠は自分の前に現れた少年少女たちに声をかける。

 

《僕たちは、君とそこの聖魔剣の彼と同じ神器所有者だよ・・・もう死んでるんだけどね》

 

彼らは悪魔や堕天使に殺された神器所有者たちだった。

 

「どうして・・・・」

 

一誠は彼らに理由を聞いた

 

《助けるのに理由がいるのかい?、それに君たちを助けられたのは兵藤一誠きみじゃないか》

 

「おれが?・・・でも俺にはもう力が」

 

《あるじゃないか、君の中にあるもう一つの力が》

 

すると、一誠の体が黄金に光輝く光が現れる、その光は学園全体に広がっていた。

 

「あの光はこんな事もできるのか?神器所有者の魂を呼び寄せる事も出来るというのか?」

 

一誠は混乱していたまさか霊魂を呼び寄せることができるなんて、思いもよらなかったのだろう。すると、少女が一誠に話しかけてきた。

 

《兵藤一誠くん・・・私たちの想いと願い・・・そして光を彼方に託したいと思うの》

 

「なんで俺に?」

 

一誠はなんで自分なのかを聞く。

 

《それは、彼方にしかできないことだからよ・・・その光を宿している者にしかね》

 

少女は苦笑をする。

 

「この光の事を知っているのか!?」

 

一誠は少女に聞こうとするが人差し指を口に付けられ。

 

《答えは・・・自分で見つけるものだよ、フフフ♪》

 

少女は笑い一誠は少女の笑顔に顔を赤くする、そしてさっきの少年が再び一誠に言う。

 

《それで兵藤一誠、僕たちの想いと願い・・そして光を受け取ってくれるかい?》

 

彼らの真剣な眼差しを見て一誠は。

 

(俺にしかできない事・・・・それを俺は出来るのか?)

 

一誠は少し悩む

 

『イッセー』

 

すると、ドライグが話しかけてくる

 

(ドライグ・・・・)

 

『私が・・・いや私たちが着いているわ、ずっと彼方傍にねだから自信をもちなさい』

 

《そうだよイッセー》《そうだぜ!イッセー》

 

《そうだよイッセーくん》《そうだぜ後輩》

 

《イッセー♪》《いっくん!》

 

ドライグと歴代赤龍帝の先輩達も一誠に自信を持たせる。

 

(そうだな・・・俺は・・・一人じゃない!)

 

一誠は神器所有者たちの方へ向く。

 

「わかった!あんた達の想いと願い・・そして光は俺が受け継ぐ!」

 

所有者たちはその言葉を聞いて笑みを浮かべる。

 

《君は私たちの希望・・・託したよ・・・赤龍帝、兵藤一誠!》

 

所有者たちは再び光となり空の一か所に集まって行き大きな光の球体となった。

 

「なんだ!?なんなんだ!この光は!?」

 

コカビエルはこの現象に驚いていた

 

一誠は球体に手を伸ばして叫ぶ

 

「光よぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」

 

光の球体は行きよいよく一誠へと落ちる、光は一誠を包み込み傍にいたもの達は眩しい光に目を閉じていた、そして光が晴れるとそこには。

 

黄金に光輝く光の翼を背中に持ち右手には黄金に輝く剣を握っている。

 

約束された絆の剣(エクスカリバー・ネクサス)!!!」

 

一誠は勢いよくエクスカリバー・ネクサスを持つ。

 

「エクスカリバーだと!?馬鹿な!?こんな事があるわけが!?」

 

一誠は光の翼を広げエクスカリバーをコカビエルに構える。

 

「いくぞ!コカビエル!!」

 

一誠はコカビエルを倒しに夜の夜空へ飛翔する。

 

「この!人間風情がぁぁぁぁぁ!!」

 

コカビエルは光の槍を作り一誠に投降するが光の槍は一誠に当たらず残像しか当たらなかった。

 

「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」

 

光の翼を大きく広げコカビエルの光の槍をかわしていきエクスカリバーでコカビエルの翼を切り落とす。

 

「ぐぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

翼を切り落とされさらに聖剣のダメージがコカビエルを襲う。

 

「そらっ!!」

 

一誠は痛みを我慢しているコカビエルの背中を後ろから蹴りを入れて空へ上げる。

 

そして一誠は両手で持ったエクスカリバーを腰へ引くすると何処となく地面、木、池から光が現れ光はエクスカリバー・ネクサスに集まっていく。

 

「なんなんだ!お前は!?・・・なんなんだぁぁぁぁぁぁ!?」

 

コカビエルは最後の悪あがきに巨大な光の槍を一誠に投げるそして一誠はコカビエルに答える。

 

「俺は、歴代赤龍帝の魂と絆を受け継ぎ・・・そして!」

 

一誠はエクスカリバー・ネクサスを天へかざす

 

「人の想いと願いと光を受け継いだ、現赤龍帝、兵藤一誠だぁ!」

 

「エクスッ!・・・・カリバァァァァァァァァ!!!!」

 

エクスカリバーをコカビエルの方へ振るう、するとエクスカリバーから巨大な光の斬撃が放たれた。光の斬撃はコカビエルの放った巨大な光の槍を消し去りコカビエルの方へ向かっていきそして。

 

「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

 

コカビエルは斬撃に飲み込まれ消えた。

 

「はぁ・・はぁ・・やった・・のか」

 

一誠はエクスカリバー・ネクサスにもたれかかり息を上げていた。するとそこに木場が近寄る。

 

「一誠くん・・・そのエクスカリバーは・・・一体」

 

「お前と似たようなもんさ」

 

一誠は木場の聖魔剣を見る。

 

「君の方こそ」

 

木場も一誠のエクスカリバー・ネクサスを見る。二人は笑いう、同志達の想いを受け取った者と、神器所有者から想いと願いそして光を受け継いだ者。

 

これで戦いが終わったと思えたが。

 

 

 

 

「あなたが私のライバル?」

 

そこに居たのは、白い鎧に光の翼を持った、赤龍帝のライバルが居た。

 

 

「白龍皇・・・!?」

 

一誠は目の前に現れた存在に驚きを隠せなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




疲れた~

第10話です

感想お願いします!

次回予告

第10話 赤龍帝と白龍皇


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第10話 赤の少年と白の少女

ひゅ~う


「あなたが、私のライバル?」

 

俺は、驚きを隠せなかった

 

俺の目の前には月をバックに、青に宝玉がいくつも付いている、月の光に照らされている白い鎧に光の翼・・・それを合わせ持つ存在は一人しかいない

 

 

「白龍皇・・・・!?」

 

俺が持つ、赤龍帝の籠手《ブーステッド・ギア》と対をなす神器、白龍皇の光翼《ディバイン・ディバイディング》の所有者が俺の前に現れたのだから

 

「そう、私は現白龍皇であり白龍皇の光翼《ディバイン・ディバイディング》の所有者・・・そして」

 

白龍皇は俺を見て言う

 

「あなたのライバルよ、赤龍帝」

 

俺は直ぐに戦闘態勢を取ろうとする、傍にいた木場も聖魔剣を両手で持ち白龍皇に構える

 

「安心して、今日は戦いに来たわけじゃないから、そこに倒れているはぐれ神父を回収しに来ただけだから、コカビエルはあなたが消し飛ばしてしまったから、羽だけでも回収しようかしら」

 

どうやらフリードを回収しに来たらしい、白龍皇はフリードを左腕に抱えると校庭に散らばっていたコカビエルの羽を回収しその場を去ろうとすると

 

『無視?白いの』

 

ドライグが白龍皇に話しかける、すると背中の光の翼が点滅する

 

『あら、起きてたの?赤いの』

 

ドライグと違って大人の女性のような声をしてドライグに返事をする。それがドライグと同じ二天龍の一角でドライグと対をなす存在それが、白龍皇、白い龍の皇帝アルビオンだ

 

『せっかく、出会ったのにこの状況じゃあね』

 

『いいわ、いずれ戦う運命・・・こういうこともあるわ』

 

『それにしても白いの、以前のような敵意がないじゃない、何かあったの?』

 

『赤いの、そう言うあなたも敵意が段違いに無いじゃない』

 

『お互い、戦い以外にの興味対象があるということかしら』

 

『そういうことね、私はしばらく独自で楽しませてもらうわ。たまにはこういうもの悪くないわね。それじゃあ、また会いましょう?ドライグ』

 

『そうね、またねアルビオン』

 

ドライグとアルビオンの会話が終わり、今度は白龍皇が一誠に話しかける

 

「アザゼルが彼方に会いたがっていたわ、あなたの中にある光に興味津々だったから」

 

「アザゼル?・・・あぁ、あの時の堕天使の幹部の・・・」

 

一誠は覇龍を発動した時にいた、アザゼルの事を思い出す

 

「それに、彼方は覇龍をもう使いこなしていると聞いたわ、これでまた楽しみが増えたよ」

 

「という事は、すでにお前も覇龍を?・・・・」

 

一誠は白龍皇に聞く

 

「それは、次に会う時のお楽しみにさせてもらうわ、それと」

 

「なんだ?」

 

「あなたの名前は?」

 

白龍皇は一誠の名前を聞いてきた

 

「・・・兵藤一誠だ・・・お前は」

 

今度は一誠が白龍皇の名前を聞く

 

「私?、私はヴァーリ・・よろしくね」

 

白龍皇はマスクを消すと素顔を見せる、月の光に照らされる綺麗な銀髪に青い瞳そして、雪のように白い肌が神秘的に見える、一誠はヴァーリの素顔を見るとそのまま固まる

 

(き、綺麗だ/////・・・・)

 

一誠は顔を赤くしてヴァーリに見とれていた

 

『イッセー!!!』

 

ドライグが一誠を怒鳴る

 

「はっ!?しまったつい!」

 

一誠は我に戻る

 

「もしかして、私に見とれてたの?フフフ・・・今回の私のライバルは面白いね」

 

ヴァーリは一誠が自分に見とれていた事に少し笑う

 

「それじゃあ、もう行くね。またね私の宿敵さん」

 

そう言うとヴァーリは再びマスクを展開すると、光の翼を広げ夜の空を飛んで行った

 

一誠はしばらくヴァーリが飛んで行った空を見つめていた

 

「やっぱり・・・赤と白の運命は避けられないのかな・・・」

 

一誠はそうぼやきながら、夜の空を見つめていた

 

これが、赤い少年と白い少女の初めての出会いだった

 

 




感想お願いします!

次回予告いきま~す!

第11話 使い魔

お楽しみに


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第11話 使い魔

久しぶりです!


コカビエル二日がたった。壊された校舎は元に戻り何事もなかったかのようになっていた

 

そして、一誠はいつも道理に朝起きてリビングに行くと

 

「やぁ、兵藤君お邪魔してるよ」

 

「おう、赤龍帝。邪魔してるぜ」

 

「おはようございます、兵藤君」

 

「あ!、おはようございます兵藤くん!」

 

「おはようございます!一誠さん!」

 

リビングに来るとそこに居たのは、テーブルでお茶を飲んでいるサーゼクスと朝からワインを飲んでいるアザゼルと洗濯物を干しているミカエルと朝ごはんを作っているガブリエルとその手伝いをしているアーシアの姿があった。

 

「何自然と人ん家に上がり込んでんだ!!」

 

一誠はサーゼクス達にそう言う。すると、サーゼクスが

 

「いや、君の家が花屋だと聞いてねどんな所なのか気になって来たんだよ」

 

「俺は、お前とお前の神器と光が興味があってな、それで来た」

 

「私は、ガブリエルがあなたの家に行くというので付いて来たんですよ」

 

「私は、此処で休んでいる紫藤イリナさんの様子を見に来たんです。それとついでに朝ごはんを」

 

「一誠さん!私もごはんを作ってみました!」

 

四人はそれぞれ理由を聞くと頭を手で抑える一誠

 

「三大勢力のトップってこんなにもフリーダムなのか?」

 

『大変ねイッセー』

 

一誠はテーブルの空いてる席に座ると洗濯物を干していたミカエルも席に着くとガブリエルとアーシアが料理を持ってくる

 

「皆さん、ご飯が出来ましたよ」

 

ガブリエルとアーシアが料理を持ってくる

 

「ガブリエルが作った料理か、私は初めてだよ」

 

「へぇ~ガブリエルが作った飯か俺は初めてだな」

 

「ありがとう、ガブリエル」

 

「さぁ、兵藤君も!」

 

一誠も仕方なくガブリエルに返事をする

 

「わかったよ、ありがとう」

 

ガブリエルとアーシアが席に着く

 

     

「それでは、いただきます」

 

一誠がそういうと

 

『いただきます』

 

サーゼクス達とアーシアもいただきますと言い朝ごはんを食べ始める

 

「それで?本当は何しに来たんだよ」

 

一誠はサーゼクスに本音を聞く

 

「実は今度、駒王学園で三大勢力の会議が行われようなったんだよ。コカビエルの件もあるんだ」

 

「それで?俺にもその会議に参加しろと?」

 

一誠はサーゼクスに言うと

 

「そりゃあ、そうだろうお前は現赤龍帝で謎の力を秘めた人間なんだ。それにコカビエルを消し飛ばしたみたいだしな」

 

アザゼルはワインを飲みながら一誠の質問に返事をする

 

「た、確かにコカビエルは俺が消し飛ばしたけど・・・駄目だ逃げ道がない」

 

一誠は確実に退路を塞がれていた。ミカエルは飲んでいた紅茶を置くと一誠に話しかける

 

「兵藤君」

 

「なんです?」

 

「此処へ派遣した聖剣使いの二人が迷惑をかけました。申し訳ありません」

 

ミカエルが一誠に頭を下げる

 

「別にいいですよ。もう過ぎたことですし」

 

「それじゃあ、いいかな?」

 

サーゼクスが一誠に聞くと

 

「わかったよ。参加すればいいんだろ、はぁ~」

 

一誠は諦めたかのように両手を上げサーゼクス達に会議に参加する事にした

 

それから、数分後

 

「それじゃあ、兵藤君また会おう」

 

「じゃあな、赤龍帝」

 

「失礼します、兵藤君」

 

サーゼクスとアザゼルとミカエルは魔方陣を展開してその場を去った後、一誠はガブリエルをイリナが休んでいる部屋へ案内する

 

「それじゃあ、ガブリエルさん俺とアーシアは今から使い魔を探しに行くんで紫藤は任せます」

 

「使い魔をですか?何故ですか?」

 

ガブリエルは一誠に何故使い魔を探しに行くのかを聞く

 

「俺がいない間にアーシアが襲われたら危ないですからアーシアに強い使い魔と契約してアーシアを守ってもらおうと思いまして。」

 

「そうなんですか、優しいですね兵藤君」

 

ガブリエルは一誠に微笑むと一誠は少し照れて顔をそむける、すると、イリナがいる部屋のドアが開きそこからイリナが出てきた

 

「あ、兵藤君!アーシアさん!おはよう!ってが、ガブリエル様!?」

 

「よう」

 

「おはようございます、紫藤さん」

 

「おはようございます イリナさん」

 

イリナはまさかセラフのガブリエルが居るとは思わなかったのだろう。イリナはガブリエルを見て驚いていた

 

「それじゃあ、ガブリエルさん後はよろしくお願いしますね。行こうアーシア」

 

「はい、ガブリエル様!紫藤さん!さようなら!」

 

一誠は冥界に続く魔法陣を展開しアーシアと共に魔法陣の中に入り冥界へ行った

 

「さて・・・イリナさん?」

 

一誠とアーシアが冥界に転送されたのを見るとガブリエルは笑顔でイリナの方を見る

 

「が、ガブリエル様?・・・・」

 

イリナは自分を見るガブリエルに恐怖を感じた

 

「何もしてない彼にエクスカリバーで斬りかかって来たと聞きましたが・・・・本当ですか?」

 

ガブリエルは笑顔のままイリナへ顔を近づける

 

「は、はい・・・・」

 

イリナはガブリエルから漂う怒りのオーラに押しつぶされそうになっていた

 

「では、今から私が直接指導しますので・・・よろしいですね?」

 

ガブリエルは右手を上げるとチョップをする形にする、するとその右手に光が集まる

 

「い、いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

 

ドゴッン!!!!!

 

兵藤家の中で一人の聖剣使いの悲鳴が聞こえたという

 

 

 

 

 

 

その頃冥界では

 

 

 

 

 

一誠とアーシアは冥界にある森の中を歩いていた

 

「さてと、アーシア。アーシアはどんな使い魔がいい?」

 

一誠はアーシアにどんな使い魔がいいか聞く

 

「私は、強くて可愛い使い魔がいいです!」

 

「そうか!強くて可愛い使い魔か・・・・うん?」

 

一誠は何かを見つけたかのように止まる

 

「一誠さん?」

 

アーシアはその場に止まった一誠に声をかける

 

「なぁ、アーシアあんなのはどうだ」

 

一誠が指さす方にアーシアは目を向ける。その先に居たのは木の上に寝ている小さなドラゴンだった

 

「ドライグ、あのドラゴンは何て言うドラゴンだ?」

 

『あれは蒼雷龍《スプライト・ドラゴン》青い雷撃技を持つドラゴンよ、でもまだ子供ね』

 

どうやら一誠が見つけたスプライト・ドラゴンはまだ子供のドラゴンだった、だが子供でも巨大な魔物を倒せる程の力をもっている上位ドラゴンだ

 

「一誠さん!あの小っちゃいドラゴン可愛いです!」

 

どうやらアーシアはスプライト・ドラゴンを気に入ったらしい

 

「それじゃあ、あのドラゴンを使い魔にするか?アーシア」

 

「はい!」

 

すると一誠とアーシアはスプライト・ドラゴンが乗っている木の近くまで来た。こっちが近づいてきずいたのかスプライト・ドラゴンが目を開けて一誠たちを見る。するとスプライト・ドラゴンはアーシアの近くまで来てアーシアの頭の上に乗る。

 

「どうやら、此奴はお前の事を気に入ったらしいぜ、アーシア」

 

「本当ですか!一誠さん!」

 

アーシアは頭に乗ったスプライト・ドラゴンを両手に抱えて一誠に聞く

 

「あぁ、これでそいつはアーシアの使い魔になった。よかったな」

一誠はアーシアの頭を撫でる

 

「はぅ!あ、ありがとうございます!」

 

アーシアは気持ち良さそうに目を細め一誠にお礼をいう。

 

「さて、用事も済んだしかえr・・・ッ!ドライグ・・・この気配は」

 

『えぇ、この気配はドラゴンよ・・・もしかして』

 

すると、一誠たちの前に巨大な青いドラゴンが現れた

 

『赤龍帝が何故こんな所にいる?』

 

青いドラゴンは一誠が赤龍帝だということを見抜いていた

 

「ドライグ!このドラゴンは?」

 

『天魔の業龍《カオス・カルマ・ドラゴン》のティアマットよ。久しぶりねティアマット』

 

『ドライグか・・・久しぶりだな今回の赤龍帝は中々の強さをもっているではないか』

 

『そうでしょ、私の自慢の相棒よ。それよりティアマットは今何してるの?』

 

ドライグがティアマットに今何をしているのかを聞く

 

『いやな、その・・・最近日本の文化にハマっていてな、それで人間界に行こうと思うのだが一人で行くのも寂しいから誰か一緒にいってくれる者を探していてな』

 

どうやらティアマットは日本の文化にハマってしまったらしくそれで誰かと一緒に行ける奴を探していたらしい

 

『成程ね、イッセー?』

 

「うん?」

 

『ティアマットを人間界に連れて行かない?』

 

どうやらドライグは一誠にティアマットを人間界に連れて行きたいらしい

 

「別にいいけど・・・条件がある」

 

一誠は人差し指を立てて条件を付ける

 

『それで条件とは?』

 

「俺の・・・使い魔になってくれないか?」

 

一誠の条件は自分の使い魔になってもらうことだった

 

『そんなのでいいのか?変わった赤龍帝だなドライグ』

 

『そうでしょ』

 

「それで、いいのか?」

 

『あぁ、いいぞドライグが認めた男だそれほどの力はあると見た』

 

すると、ティアマットの体眩しく光るとそこには、青い着物を着て黒髪に青のメッシュが入った髪をポニーテルにした美女が立っていた

 

「それじゃあ、これからよろしくな。ティアマット」

 

「あぁ、よろしく頼む。私もイッセーと呼んでいいか?」

 

一誠とティアマットと握手をしてティアマットがイッセーと呼んでいいか聞く

 

「あぁ、いいぜ。じゃあ俺もティアって呼んでいいか?」

 

「な、!//////」

 

ティアマットは一誠にティアと呼ばれて顔を赤くする

 

「だ、ダメだったか?」

 

「い、いやいいぞ!うむ!その変わりちゃんと私が知らない日本の文化を教えてくれ!」

 

ティアマットは一誠に指をさしそう宣言する

 

「あいよ、任せろ」

 

こうして、アーシアはスプライト・ドラゴン、ラッセーを使い魔にし

 

一誠は五大龍王最強のティアマットを使い魔にしたのだった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




お久し振りです!

第11話でした

次回

第12話 授業参観

お楽しみに!


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第12話 授業参観

テテテテ!


「それじゃあ、明日は授業参観だからちゃんと保護者に伝えるんだぞ~」

 

『は~い』

 

(授業参観か・・・)

 

一誠は明日の授業参観の事を考えていた。ほかの生徒ほ保護者はちゃんと来るのだが、一誠の両親はもういないのだ

 

『アーシアは来るの?』

 

(多分、いや絶対来るだろうな。学校に興味津々だったし)

 

取り敢えずアーシアは来ることは確実だろうけど、もう一人の存在が気になっていた

 

(ティアには言うなよ、ドライグ)

 

『どうして?何かまずい事でもあるの?』

 

ドライグは一誠に何故ティアに言ってはダメなのかを聞く

 

(当たり前だろ!俺は赤龍帝だぞ!。赤龍帝で使い魔が龍王だってことがグレモリー達にばれてみろ!ますますめんどくさい事に巻き込まれるに決まっている!)

 

『まぁ、それもそうね・・・』

 

ドライグは一誠の言った事を理解しティアには黙っておこうと考えるドライグ。すると

 

「兵藤~ちょっと来てくれ~」

 

「何です先生?」

 

一誠のクラスの担任の先生が一誠の名前を呼ぶ。一誠は先生の前に立ち要件を聞く

 

「お前のお姉さんって名乗る人が来てるんだが、まさかお前にあんな綺麗なお姉さんが居たなんてな先生びっくりしたよ」

 

「え?」

 

一誠は先生の言った言葉に寒気がした

 

「ち、ちなみに・・・どんな服着てましたか?」

 

一誠は嫌な予感を感じ汗を流していた

 

「?、青い着物を着てたなそれと黒髪に青いメッシュを入れてたぞ?それがどs「わかりました、ありがとうございます。」って!兵藤?」

 

一誠は即座教室から出て行き外へ出る。すると校門前に人だかりができていた。

 

「ねぇ!あの人綺麗だよね!」

 

「うんうん!いいな~私もあの人みたいになりたいな~」

 

「誰だ!あの着物のお姉さんは!スッゲー美人じゃあないか!!」

 

「くっ!俺もあんな綺麗な姉が欲しいぜ!」

 

生徒たちが注目しているのはに青い着物を着て黒髪に青のメッシュが入っていて髪型をポニーテルにしている美女が校門の壁に背中を預けて立っていた。それを見た瞬間一誠は頭を手に乗せてあ~あっと溜め息をついていた。すると

 

「?おう!イッセー!やっと来たか!」

 

ティアは一誠を見つけると一誠の元に走ってきた

 

「・・・・何でいるんだよ」

 

一誠はティアに此処に来た理由を聞く

 

「何イッセーが通っている学校と言う所を見てみたかったんだ。それと迎えにな」

 

ティアは笑顔で一誠を見て言う

 

「うん、嬉しい。凄く嬉しいよ、うんでもわかってんのか!・・・・此処にはグレモリー眷属とシトリー眷属が居るんだぞ!もしばれたらどうする気だ!また面倒な事になっちまうぞ!」

 

一誠はティアの顔に近づいてティアの耳に子声で話す

 

「心配するなイッセー!私がそう簡単に負けると思っているのか?安心しろ私がお前を守ってやるから心配するな!」

 

ティアは一誠の頭を撫でながらドヤ顔で一誠に言う

 

「そういう事じゃないんだけど」

 

頭を撫でられ一誠は恥ずかしくて頭を下に向ける

 

「何!あの男子があのお姉さんの弟なのか!!」

 

「何処のクラスの奴だ!直ぐに調べよう!」

 

「「「「サーイエッサー!!!」」」」

 

男子生徒達が一誠を睨み付けながら涙を流していた

 

「ほら帰るぞイッセー」

 

ティアは一誠の手と手を繋ぎ校門の外へ出る

 

「・・・・、まぁ、いっか・・・・」

 

一誠はティアに連れられるがままにティアと共に家へ帰って行った

 

 

 

 

そして、翌日、授業参観日

 

 

 

一誠のクラスには沢山の保護者達が来ていた。まだティアとアーシアの姿はないようだ

 

「それじゃあ、授業を始めます。」

 

生徒達は立ち先生に頭を下げ授業が始まる。因みに授業は英語だ

すると

 

「申し訳ない、失礼する」

 

「し、失礼します!」

 

教室の後ろの扉からいつもの青い着物を着たティアとシスター服を着たアーシアが入ってきた二人は保護者達の所に立ち、そして今度こそ授業が始めようとした時また扉が開いた

 

「申し訳ありません!失礼します」

 

ウェーブがかかった綺麗なブロンドの髪でキャリアウーマンの格好をしたガブリエルの姿があったクラスの生徒たちは顔を赤くしてガブリエルを見ていた、とうの一誠は

 

「・・・・・・・」

机に顔を伏せ負のオーラを出していた

 

(何でガブリエルさんが俺のクラスの授業参観に来てんだよ!!)

 

一誠は心の中でそう思いながら負のオーラを強める

 

『イッセー!落ち着いて!お母さんがついてるから!!』

 

(お母さんじゃないだろお前!!)

 

すると、イッセーの机に何かが置かれた。紙粘土だった

 

(うん?何で英語の授業で紙粘土を使うんだ?)

 

「いいですかー、今渡した紙粘土で好きなものを作ってください。自分がいま脳に思い描いたありのままの表現を作ってください。そう言う英語もあるのです。」

 

(ねぇよッ!意味わかんねぇよ!何処の世界に授業で紙粘土を使う英語の授業があるんだよ!!)

 

先生に心の中ツッコム一誠

 

「レッツトライッ!」

 

先生は右手をグーにして上にあげる

 

(レッツトライッ!じゃあねぇよ!アホ!)

 

一誠は仕方なく腕を組んでこの紙粘土で何を作るか考える

 

『それでイッセー、何を作るの?』

 

ドライグは一誠に何を作るかを聞く

 

(う~ん、どうしようかな~)

 

すると、後ろから視線を感じ後ろを見ると

 

「・・・・・・・」キラキラ

 

「・・・・・・・」ジッと

 

ガブリエルとティアが一誠を見つめていた

 

(え?何?作れって言ってんの?俺に?)

 

どうやら、自分たちを作って欲しいようだ。すると二人は互いに向き合い目から火花を散らしていた。アーシアはオドオドしながら二人と一誠を見ている。

 

『どうする?イッセー』

 

どうするか考える一誠

 

(仕方ない)

 

一誠は紙粘土をとり高速で腕を動かす一誠。クラスメイトと先生は一誠の早い動きを見つめていたそして完成したのは

 

『イッセー』

 

〈イッセーくん・・・〉〈イッセー、お前〉

 

〈イッセー〉〈いっくん・・・・〉

 

(いつものお礼だよ、ドライグ、それと先輩達)

 

一誠が作った紙粘土は、西洋龍の前に複数の人たちが立っていてその龍と人たちの真ん中に一誠が立っている作品だった。西洋龍の龍はドライグで横に並んでいる人たちが歴代赤龍帝でその真ん中に立っているのが自分だった

 

「す、すごいよ兵藤君。君にこんな才能があったなんて先生は嬉しいよ!」

 

先生は嬉し涙を流しながら一誠の肩に手を置く、クラスも凄いと一誠と所に集まる

 

『イッセー・・・・』

 

ドライグが一誠に話しかける

 

(うん?)

 

『ありがとう・・・・』

 

ドライグは一誠の中で涙を流していた、そして先輩達も

 

〈ふふ、君は本当に優しいねイッセーくん〉〈まっ、ありがとな〉

 

〈イッセー!ありがとう!〉〈いっくん!愛してる~!〉

 

(どういたしまして)

 

一誠はドライグと先輩達にそう言うと窓の外の空を見つめていた

 

 

 

 

 

 




第12話でした!

はい!

次回からは、第3章 赤白世界のウェルシュバニシング です!

第13話 三大勢力会議

お楽しみに!



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第三章 赤白世界のウェルシュ・バニシング
第13話 三大勢力会議


最新章! 赤白世界のウェルシュバニシング

開始!


授業が終わった後、一誠達とガブリエルは食堂に来ていた

 

「それで、どうしてガブリエルさんが此処にいるんですか?。此処は一応悪魔の拠点何ですよ?」

 

一誠はコーヒーを飲みながら前に座っているガブリエルに聞く

 

「今日の夜に、三大勢力の会議があるなのでお伝えしようと思いまして・・・・それと保護者とs」

 

「ちょっとまて!いつあなたが俺の母親になったんですか!」

 

一誠は顔を赤くして下に向いているガブリエルにツッコム

 

『イッセーのお母さんは私よ!!』

 

ドライグも一誠の母親だとガブリエルに言う

 

「違うだろうが!」

 

一誠もドライグにツッコム。すると

 

「やぁ、兵藤君」

 

声がする方を見るとスーツ姿のサーゼクスとグレモリー眷属がいた

 

「サーゼクス、お前も妹の授業参観に来たのか?」

 

「あぁ、そうだよ。リーアたんの授業姿を見にね」

 

サーゼクスの隣にいたリアスは顔を赤くして顔を両手で隠していた

 

「ところでガブリエルどうして君が此処に?」

 

サーゼクスは一誠の前に座っているガブリエルに聞く

 

「今日の会議の事をお伝えしようと此処へ、それと保護者として」

 

「だからなんでだよ!」

 

『私よ!!』

 

「黙っとけ!」

 

二人と一匹の会話を聞いて苦し笑いするサーゼクス達であった

 

 

「ふぅ~色んな意味で疲れた」

 

一誠は学校の自販機でジュースを買いベンチに座っていた

 

「会議って何するんだろうな」

 

『さぁ、案外和平とかじゃない』

 

ドライグが一誠にそう言う

 

「和平か・・・それならいいけどな。意味のない殺し合いをした所で自滅するだけだしな」

 

また、悪魔と天使と堕天使が戦争したら確実に三大勢力とも滅ぶと考える一誠

ジュースを飲み終えるとゴミ箱に放り投げる。

 

「さて、ティア達の所にもどr・・・・・この気配は・・・・」

 

一誠は気配がする方へ向かう。その先に居たのは校門前に立っている銀髪の美少女の姿だった

 

「いい学校だね」

 

少女は一誠に微笑みながら言う

 

「何しに来たんだ、ヴァーリ」

 

一誠は少女ヴァーリに何しに来たのかを聞く

 

「この前来た時、ちょっと興味がわいてね」

 

ヴァーリは一誠にそう言う

 

「・・・・お前は赤と白の決着をつけるのか?」

 

一誠とヴァーリに赤と白の決着をつけるのかを聞く

 

「そうね、それもいいお楽しみだけど・・・今は」

 

すると、ヴァーリは一誠に近づき右手で一誠の頬を触る

 

「なっ!何を!?」

 

一誠はヴァーリの行動に焦りだす、

 

「今は・・・あなたに興味がある。誰も知らない謎の光を持つ・・・あなたに」

 

ヴァーリは一誠の首に両腕を回すと顔を一誠に近づけていく。等々お互いの唇が触れる寸前のところまで来ていた。その時ヴァーリに剣を構える二つの陰があった

 

「イッセー君から離れてもらおうか、白龍皇」

 

「たった一人でこんなところに来るとな」

 

聖魔剣を持った木場とデュランダルを持ったゼノヴィアがヴァーリに剣先を突き付けていた

 

「へぇ・・・中々の速さだね、でも私の目に入っている時点で何ともないけどね。それと」

 

ヴァーリは一誠から離れると

 

「弱い奴に私は興味ないの」

 

人を見下すような目で木場とゼノヴィアを見る

 

「何だと!!」

 

ゼノヴィアはデュランダルで斬りかかろうとするが、一誠がゼノヴィアの手を止める

 

「やめとけ、ゼノヴィア」

 

「何をする!兵藤!」

 

「今のお前たちではヴァーリに勝てない。それに震えているだろう?」

 

木場とゼノヴィアの手は震えていた

 

「さすがは私のライバル、ちゃんとわかってるね」

 

ヴァーリは一誠を見てはまた微笑む

 

「もう帰るのか?」

 

「えぇ、あなたを見にこれたしこれでいいわ。また今日の3すくみで会いましょう?」

 

ヴァーリは一誠にそういうとその場を去っていった

 

「イッセー君、大丈夫?」

 

木場が一誠に話しかける

 

「あぁ、大丈夫だ。」

 

一誠は木場に返事をする

 

「それにしても、何故白龍皇が此処に?」

 

「俺に会いに来た見たいけど・・サンキューな木場(あと少しでヴァーリを襲うところだった)」

 

一誠はそんな事をを想いながら、ティア達と合流し授業参観は終わった

 

 

 

そして、その夜一誠とティアとアーシアは会議が行われる旧校舎へ来ていた

 

「さて、入るか二人とも」

 

「あぁ」

 

「は、はい!」

 

三人は部屋に入ると円状の形でサーゼクスセラフォルー、アザゼル、ミカエル、ガブリエルが座っていて、サーゼクスとセラフォルーの後ろにグレモリー眷属とシトリー眷属が待機しておりミカエルとガブリエルの後ろにイリナが待機しており、アザゼルの隣にヴァーリが座ってた

 

「おう、来たか赤龍帝」

 

アザゼルが一誠を見つけると一誠に手を振る

 

「すまない、遅れたか?」

 

「いや、全然だ。お前さんはそこの席に座れ」

 

一誠はアザゼルに指定された席に座り一誠の後ろにティアとアーシアが待機する

 

「それでは、全員が揃った所で最重要禁則事項である『神の不在』について始めよう」

サーゼクスがそう言い三大勢力の会議が始まった。

 

 

 

それから話はだいぶ進み三大勢力とも和平を結ぼうという事になった。そして今度は一誠に皆顔を向ける

 

「それで赤龍帝、お前さんはどこに付くんだ?」

 

「どういう意味だ?」

 

一誠はアザゼルに聞く

 

「お前さんは、赤龍帝だそして謎の光を身に宿した人間だ。俺達がお前さんを見過ごすとでも?」

 

一誠は神滅具赤龍帝の籠手を宿した神器所有者であり謎の光をも宿した存在であるから三大勢力は一誠をどの勢力に付かせるかを話し合うようだ、だが

 

「俺は何処にも付かないぞ」

 

「なんでだ?」

 

「俺はお前たちが直接手を出さない限り俺も手は出さない。それに俺は悪魔と堕天使が嫌いだ」

 

一誠はそう言う、今までどれくらいの人間が神器所有者が犠牲になったかどれだけの人間が苦しみ、悲しんできたかを一誠は知っている。

 

「だから俺は何処にも属さない。何者にも縛られる筋合いはない」

 

一誠は立ち机に拳で叩きながら言う

 

「だから、俺は属さない。人間界に何かある限り俺お前達は協力はしない」

 

すると、サーゼクスが言う

 

「君ならそう言うと思ってたよ。君の両親を殺したのは私たち悪魔だからね」

 

アザゼルが

 

「そうさな、俺達にも非はあるからな・・・・いいぜ俺はそれで」

 

ミカエルが

 

「そうですね、私たちもあなたのいう事に従いましょう」

 

三人は一誠のどこにも属させないという事に従う事にした

 

「ルシファー様、本当にいいのですか?」

 

リアスが小声でサーゼクスに聞く

 

「構わないよ、これは私たち三大勢力の罪だからね」

 

アザゼルとミカエルとガブリエルとセラフォルーも頷く。そして会議が終わろうした時

 

 

 

 

 

時が止まった

 

 

 

 

 

 




はい第13話でした!

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次回!

第14話 禍の団

お楽しみに!


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第14話 禍の団

セッセ~イノヨイヨイ!


(今の感じは・・・・?)

 

一誠は一瞬何かを感じ周りを見る、するとグレモリー眷属の朱乃と子猫、シトリー眷属の時が止まっていた。今一誠以外に動けているのは、サーゼクスとアザゼルとミカエル、ガブリエル、リアス、ティア、グレイフィア、アーシア、ゼノヴィア、イリナ、木場、そしてヴァーリだけだった

 

 

「アザゼル今のは?」

 

一誠は今の状況をアザゼルに聞く

 

「どうやら、グレモリー眷属の僧侶の神器が暴走しているみたいだな」

 

「ギャスパー!?」

 

グレモリー眷属のもう一人の僧侶、ギャスパー・ヴラディの神器、停止世界の邪眼

《フォービドゥ・バロール・ビュー》が暴走し自分より強い者以外は停止させられてる状態の様だリアスは眷属であるギャスパーの名前を叫ぶ

 

「でも、何で暴走を?・・・これは」

 

一誠は外から何かを感じ取った。するとアザゼルが一誠に言う

 

「そうか、お前さんも感じたか。そうこれはただの暴走じゃない・・・これは人為的に暴走させられそして」

 

アザゼルは窓のカーテンを開ける、その先に見えたのは

 

「俺達三大勢力を此処で潰そうとするテロリスト共の仕業だってことがな」

 

外に見えたのは空に巨大な魔方陣らしき物が見えてその周りには多数の魔法使いが浮遊していた

 

「禍の団・・・三大陣営の和平・協調路線をよく思わず、破壊と混乱を起こそうとするテロリスト集団だ」

 

(テロリスト・・・成程な・・・今の世界が気に入らないから自分たちの好きなように世界を変える奴らか」

 

一誠はそう考えると窓の方へ動き出す

 

「取り敢えず、あいつらをどうにかしないとな。アザゼルもそうだろう?」

 

一誠はブーステッド・ギアを展開しカウントを始める

 

「まぁな、こっちは平和に暮らしたいの、破壊と混乱を起こすあいつを見過ごすわけにはいかないな」

 

アザゼルも堕天使の翼を広げ戦闘準備をする

 

「ヴァーリ、お前も外に出て奴らを蹴散らしてくれ。白龍皇であるお前が出れば、奴らは動揺するだろう」

 

アザゼルの言葉を聞いたヴァーリは窓の前に出る

 

「了解・・・・禁手《バランス・ブレイク》」

 

『Vanishing Dragon Balance Breaker!!!』

 

音声と共にヴァーリの体は白い光に包まれると白い鎧を纏う

 

これが白龍皇の禁手、白龍皇の鎧《ディバイン・ディバイディング・スケイルメイル》だ

 

「・・・・・」

ヴァーリは一誠の顔を少し見ると窓を突き破って外へ出た

 

「さて、私たちも行こう。リアスはギャスパー君の救助を」

 

「わかっています・・・行くわよ二人とも!」

 

リアス達はギャスパーがいる部屋へ魔法陣で転移した。それを見たサーゼクス達も外へ出る

 

「ティア俺達も行くぞ!アーシアしっかりティアに捕まってろ」

 

「アーシアしっかり捕まるんだぞ」

 

「はい!」

アーシアはティアの背中にしがみ付くとティアと一誠は龍の翼を出し外へ出た

 

 

 

 

 

 

外に出た一誠とサーゼクス達の前に一つの魔方陣が現れる

 

「あれは!、旧魔王の魔法陣・・・それもレヴィアタンの物」

 

サーゼクスがそう言うと魔法陣から女性が現れる

 

「はじめまして、偽りの魔王・・・そして各勢力のトップの皆様」

 

胸元を大胆に開けたドレスを着た女性が見下す目でサーゼクス達を見る

 

「これは、どういう事だ。旧魔王の血を引くもの、カテレア・レヴィアタン」

 

サーゼクスがカテレア・レヴィアタンに聞く

 

「サーゼクス、我々旧魔王派は禍の団へ参加を決めました」

 

サーゼクス達はその言葉を聞くと何とも言えない表情をしていた

 

(まさか、旧魔王の血族がテロリストなるとは思わなかっただろうな)

 

すると、セラフォルーがカテレアの前に出る

 

「本気で言っているのか?カテレア」

 

「そう受け取ってもらって、構いません」

 

カテレアはサーゼクスにそういう

 

「カテレアちゃん!どうして!」

 

セラフォルーはカテレアに叫ぶが

 

「ぬけぬけとよくそんな台詞を吐けますね、セラフォルー!ですが今日此処であなたを殺して、再び魔王を名乗ります。そして全てを消し去り、新たな世界を創るために私は力を得ました。」

 

「力を手に入れた・・か・・そりゃお前達のボスからか?」

 

「・・・・堕天使の総督」

 

アザゼルが興味深そうにカテレアを見る

 

「カテレアもしかしてお前たちのボスは・・・無限の龍神《ウロボロス・ドラゴン》オーフィイか?」

 

「えぇ、そうですよ」

 

「よりによってオーフィスかよ・・・・」

 

オーフィス、神をも恐れたと言われている世界最強のドラゴンが禍の団のボスだとわかった

 

「そのオーフィスって奴の力を貰ってここまで出かい事をするって事は、本気で世界を平和を壊すって事なんだな?、なら」

 

一誠はカテレアの前に出てブーステッド・ギアを構える

 

「俺がお前らを・・・倒す!」

 

するとカテレアは

 

「あっははははははは!!」

 

一誠を馬鹿にするように笑う

 

「人間如きが真の魔王である私に勝てるとでも?」

 

カテレアは一誠に指を指しながら笑う。そしてアザゼルが一誠の隣に立つ

 

「赤龍帝・・・いや、一誠と呼んでいいか?」

 

アザゼルは一誠と呼んでいいか一誠に聞く

 

「別にいい、そっちの方が呼びやすいだろう?」

 

一誠はアザゼルに名前で呼んでいい許す

 

「そうか、サンキューな。それじゃあ一誠あいつどうする?俺は今からぶちのめすが」

そう言うとアザゼルは懐から金色の短剣を出す

 

「奇遇だな、俺もあいつをぶちのめすところだ」

 

一誠とアザゼルはそう言うと再びカテレアの方を向く

 

「っ!?、アザゼル!まさかそれは!?」

 

カテレアはアザゼルが持っている金色の短剣を見て驚き、一誠とアザゼルはある言葉を出す

 

「「禁手化ッ!」」

 

『Welsh Dragon Balance Breaker!!!』

 

アザゼルは金色の光に包まれ、一誠は赤い光に包まれる。光が晴れるとそこには赤い龍の鎧を纏った。一誠と黄金の鎧を纏ったアザゼルの姿があった

 

「『白い龍』と他のドラゴン系神器を研究して作り上げた、俺の傑作”人工神器”だその名も

『堕天龍の閃光槍』《ダウン・フォールド・ドラゴン・スピア》』の擬似的な禁手『堕天龍の鎧』《ダウン・フォールド・ドラゴン・アナザーアーマー》だ」

 

黄金の鎧の背中から12枚の堕天使の翼を出し右手に巨大な光の槍を展開していた

 

「すげぇんだな、アザゼルって人工神器なんてもん作れるなんて」

 

『でもあの人工神器はそうは持たないわよ』

 

ドライグが一誠にそう言う

 

「どうしてだ?」

 

『あれは神器をバースト状態にして強制的に覚醒させたんでしょう。あれじゃあ戦闘後に壊れるわ人工神器ってやつは使い捨てで使用するんでしょう』

 

使い捨ての神器を見て一誠は驚かせられる

 

「それじゃあ、行くか?一誠」

 

アザゼルは一誠に顔を向け肩に光の槍を乗せる。

 

「あぁ、行くぜ!」

 

『Boost!!!』

 

一誠は一瞬でカテレアの後ろに回り込む

 

「なっ!?早い!」

 

「吹き飛べ!!」

 

一誠は右腕でカテレアの背中を上へ殴り飛ばす

 

「がっは!!」

 

カテレアは血を吐きながら上へと飛ばされる、その先には光の槍を肩に乗せたアザゼルが居た

 

「ほらっよっと!!」

 

アザゼルは光の槍をカテレアに振り下ろしカテレアの左腕を切り落とす。カテレアは左腕を切り落とされ悲鳴を上げていた

 

「あぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

斬られた左腕の付け根を回復させるが

 

「回復させると思うか?」

 

一誠は今度はカテレアの前に現れまた上へ殴り飛ばすと、ハイパーサテライト・ドラゴンキャノンを展開しアザゼルも光の槍を更に巨大化させる

 

「そんな!私が!?真の魔王である私が!人間と堕天使如きに!?」

 

カテレアは一誠とアザゼルを見ながら言う、すると一誠とアザゼルはカテレアに返事を返す

 

「人間を」

 

「堕天使を」

 

「「舐めるなよ!」」

 

『Twin Dragon Blaster!!!』

 

ハイパーサテライト・ドラゴンキャノンと巨大な光の槍が同時にカテレアへ放たれる

 

「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

 

カテレアは光の槍に貫かれ最後にハイパーサテライト・ドラゴンキャノンに飲み込まれカテレアは光の中へ消えていった

 

「ふぅ~終わったな」

 

アザゼルは隣にいる一誠に言う

 

「そうだな、あっちも終わりそうだな」

 

顔を向けた先を見るとサーゼクス達が魔法使い達を次々と倒していっていた

 

「俺達も行くか?」

 

「そうだな、行こう」

 

一誠はアザゼルと一緒にサーゼクス達の方へ向かおうとした、時

 

「ぐぁ!」

 

「アザゼル!!」

 

何者の攻撃でアザゼルの右腕が切り落とされていた。その切り落とした者は

 

「ヴァーリ!お前何を!?」

 

「・・・・・・・・・・」

 

アザゼルの腕を切り落としたのは、白い鎧を纏って光の翼を広げた白龍皇ヴァーリだった

 

 

 




はい!第14話でした!

感想お願いします!

次回!

第15話 赤龍帝VS白龍皇

お楽しみに!


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第15話 赤龍帝VS白龍皇

デケルペ


「ヴァーリ!お前何を!?」

 

「・・・・・・・・・・・」

 

一誠は突如アザゼルの右腕を切り落としたヴァーリに向かって叫ぶ、アザゼルはヴァーリを見て言う

 

「ヴァーリ・・・いつからだ・・・いつからそっちに着いた?」

 

「・・・・コカビエルの件の時だよ・・・その時にスカウトされたの」

 

コカビエルの戦闘後に禍の団の構成員が本部に帰る途中にヴァーリをスカウトしたらしい

ヴァーリは一誠を見ると手を差し伸べる

 

「兵藤一誠・・・私と一緒に来て・・・」

 

ヴァーリの言葉を聞いたアザゼル達は一誠の方を見る。一誠はアザゼルをそっと下ろすとヴァーリを見る

 

「ヴァーリ、お前がカオス・ブリゲードに付く理由は何だ?」

 

一誠は一度禁手を解除してヴァーリへ向く。そしてヴァーリも禁手を解除して地上に下りる

 

「別に入るわけじゃない、ただ協力するだけ・・・・そして理由は・・・」

一誠を見て言う

 

「私は強者だって事を悪魔に堕天使に知らしめる為に!」

 

ヴァーリは拳を握りながら周りいる者達に言う。すると地面に座っているアザゼルがヴァーリに言う

 

「ヴァーリ、俺はお前に『強くなれ』って言ったが『世界を滅ぼす要因だけは作るな』とも言ったはずだ」

 

「関係ない。私は戦えればそれでいいの」

 

「・・・・そうかよ。いや、俺は心のどこかでお前が手元から離れていくのを予想していたのかもしれない。―――お前は出会った時から今日まで強い者との戦いを求めていたのかもな」

 

アザゼルは少し悲しそうな表情をして言う。するとヴァーリの隣に魔法使いの女性が現れる

 

「今回の下準備と情報提供は白龍皇ですからね。彼女の本質を理解しておきながら、放置しておくなど、流石は堕天使の総督。結果、自分の首を絞めることになるなど」

 

女魔法使いはアザゼルを嘲笑している

 

「私の本名はヴァーリ―――ヴァーリ・ルシファー」

 

・・・・ルシファー?、何で?ヴァーリがルシファーの名を?

 

「死んだ先代魔王ルシファーの血を引くものなの。けど、私は父と人間の母との間で生まれた混血児なの―――ディバイン・ディバイディングは半分人間だったから手に入れられたの。ルシファーの真の血縁者でもあり、白龍皇である私が誕生した」

 

そう言うヴァーリは背中から光の翼と共に悪魔の翼を表した

 

「そんな・・・嘘よ」

 

「事実よ」

 

リアスは震えながらそう言うが、それは真実だとヴァーリはリアスを睨みながら言う

そして、ヴァーリは再び一誠を見る

 

「それで、兵藤一誠・・・答えは?」

 

「・・・・ヴァーリ一言言っておく」

 

一誠は一歩また一歩とヴァーリへ近づいていく

 

「この世界に強者なんていない・・・」

 

そして、一誠はヴァーリの前で止まる

 

「この世界に住む者全てが弱者だ!!」

 

一誠は怒気は放ちながらヴァーリへ叫ぶ

 

「俺も、お前も弱者なんだ!!」

 

そして、その言葉を聞いたヴァーリも怒気を放つ

 

「なら、赤と白の勝負でつけましょう。私が勝ったら私と一緒に来てもらうから」

 

「あぁ、いいぜ。お前が何故そこまで俺を求めてるのかは知らないがな」

 

一誠とヴァーリはお互いを睨み合う

 

一誠とヴァーリはお互い距離をとりそして、

 

 

戦いが始まる

 

 

「禁手化ッ!!」

 

『Vanishing Dragon Balance Breaker!!!』

 

「禁手化ッ!」

 

『Welsh Dragon Balance Breaker!!!』

 

お互い赤い光と白い光に包まれお互い鎧を纏う

 

「行くわよ!赤龍帝!兵藤一誠!!!」

 

「行くぞ!!白龍皇!!ヴァーリ・ルシファー!!!」

 

永遠のライバルの二天龍の戦いが始まった。

 

 

 

 




第15話でした!

はい!

結構大変だな

次回

第16話 白は強さを赤は笑顔を

お楽しみに!


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第16話 白は強さを、赤は笑顔を

うつつつつつ


「「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」」

 

一誠とヴァーリは拳打をしながら空中戦を繰り広げていたその戦いををただ見守るアザゼル達。

 

「ッ!行け!!」

 

ヴァーリは拳に魔力を溜めて魔力弾を一誠に放つ

 

「喰らえ!ドラゴンショット!!」

 

一誠を拳に魔力をためドラゴンショットを放つ。ヴァーリの放った魔力弾と一誠のドラゴンショットがぶつかり合い眩しい光が発生する。そして一誠はヴァーリの懐に入り腹に殴り着ける

 

「そこだー!!」

 

「くッ!!まだよ!!」

 

『Divide!!!』

 

ヴァーリは一誠の力を半減させて一誠の顔を殴り着ける

 

「ぐはぁぁ!くッ!」

 

『Boost!!!』

 

口から血を吐きながら痛みを耐えて半減された力を倍加の力で元に戻しヴァーリの横腹を蹴りつける

 

「ドライグ!あれがディバインデ・ディバイディングの能力か?」

 

『えぇ、触れた相手の力を半減させてその力を自分の力にする能力よ』

 

一誠は空中で赤い龍の翼を広げながらドライグに白龍皇の能力を聞いていた

 

「だけど、あいつ俺に触れてもないのに俺の力を半減させたよな」

 

『それが、歴代最強の白龍皇って言われている理由なのかもね』

 

ヴァーリは光の翼を広げながら一誠に言う

 

「流石ね、人間の身でありながら魔王の血が流れている私と此処まで戦えるなんて!」

 

ヴァーリはマスクの中で自分と此処まで戦える一誠に喜びを感じていた

 

「そうかいッ!」

 

一誠は再びヴァーリへ接近し左腕を伸ばす

 

「ドライグ!溜めた魔力をエクスカリバーに譲渡しろ!」

 

『承知!!』

 

「こい!エクスカリバー!!」

 

黄金の光と共に左手にエクスカリバー・ネクサスが現れる。あれ以来自由にエクスカリバーを出すことができるようになっていた

 

「あれが・・人の想いが光となって誕生したエクスカリバー・・・・」

 

「美しい・・・・」

 

ミカエルとガブリエルは一誠の持つエクスカリバー・ネクサスを見てそう言う。そして、赤龍帝の力を譲渡されたエクスカリバーは綺麗な赤いオーラを纏っていた。一誠はエクスカリバーをヴァーリの鎧に斬りつけると、まるでカッターで切った紙のように切れた

 

「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

『ヴァーリ!一度体制を立て直しなさい!!」

 

聖剣のダメージを受け胸部分を両手で痛みを抑えるヴァーリ。一度体制を立て直せとヴァーリへ言うアルビオンだが一誠は両手でヴァーリの肩を掴む

 

「ついでに俺の力をお前にくれてやる!ブーステッド・ギア・ギフト!」

 

『Transfer!!!』

 

半分残していた力をヴァーリへ譲渡する、するとヴァーリの光の翼がはちゃめちゃな光が発生するそして一誠はヴァーリを下へ蹴り飛ばすと。ヴァーリの鎧は完全に破壊され息を上げるヴァーリ一誠も地上に降りる

 

『Reset』

 

その音声と共に禁手が解除されて地面に膝を着く

 

「・・・やったか?」

 

『まだ、わからないわ結構ダメージは与えたと思うけど・・・・ッ!?』

 

立ち上がる煙の中からボロボロの状態のヴァーリが左腕で右腕を抑えながら歩いてきた

 

「なんで・・・・」

 

ヴァーリは顔を下に向けながら震えた声を出す

 

「なんであなたは!そんなに強いの!!」

 

ヴァーリは目から涙を流しながら一誠を見て言う

 

「何で・・・泣いてるんだ?」

 

一誠は泣いているヴァーリを見て言うすると、ヴァーリは地面に座り込む

 

「私は・・・誰かに認めてもらいたかった・・・!」

 

「?・・・認めてもらいたかった?」

 

一誠はヴァーリが何言っているのかわからなかった

 

「私はいつもいつも!・・・周りの奴から・・・見下されて怖がれていた・・・」

 

ヴァーリは小さいころから周りの者達から見下され恐れていた。ヴァーリは此処にいる者達にすべてを吐き出す

 

「何もしてないのに・・・皆は私を『化け物』だと『白龍皇だからと調子に乗るな!!』だと誰も私を・・・私自身を見てくれなかった!」

 

ヴァーリは地面を殴り着けながら怒りを悲しみを吐き出す。

 

「だから!私は強者になる事を誓った!!今度こそ白龍皇としてではなく私自身を見てもらう為に」

 

そして、ヴァーリは一誠を見る

 

「あなたは私と同じ二天龍を宿しているのにどうして、あなたは誰にも見下されず誰にも恐れられなずにどうして強いの!!」

 

その問い答える一誠

 

「・・・俺は強くない・・・俺は弱い・・・お前が負けたのは本当の強さを知らないからだ」

 

一誠はヴァーリへ近づて行く

 

「本当の強さは・・それぞれ個人によって決まる・・・お前は何の為に戦う?」

 

「私は・・・強さを求める為に・・・」

 

その言葉を聞いた一誠は

 

「俺は・・・笑顔の為に」

 

「え?・・・・・・・」

 

ヴァーリはその言葉を聞くと一誠の顔を見るその顔はとても優しい表情だった

 

「俺は・・大切な人達の笑顔を・・・誰かの笑顔を守る為に・・・戦う」

 

一誠はヴァーリの元に付くと一誠はそこに座り込む

 

「強者なんて奴は・・自分の大切な人や・・大切な仲間が死んでも、悲しまず、泣かず、何とも思わない、そして、心がない奴を強者って言うんだ・・・」

 

すると、一誠は左腕をヴァーリに見せると一誠の左腕が赤い炎に包まれ炎が晴れると、その腕は異形の腕に変わっていた。その腕は肘から下が赤い鱗に覆われ鋭くむき出した黒い爪になった龍の腕だった。それを見たヴァーリとアザゼル達は驚く

 

「あなた、その腕・・・」

 

「・・・此奴は誓いの証にドライグに払った代償だ・・・」

 

一誠は微笑みながらその腕でヴァーリの頭を撫でる

 

「だけど、お前には心がある、そして悲しむ事もできるんだ。弱者の方が人らしくていいだろ?それにお前の事を想っている奴らもいるみたいだし」

 

その言葉を聞いたヴァーリは後ろを向くとそこには二人の青年と二人の美少女が居た

 

「ヴァーリ?俺っちはお前さんが面白いから、お前さんに着いていくんだぜぇ?それに美少女だしな!」

 

長い棒を持った闘戦勝仏の末裔である美猴がヴァーリに言う

 

「そうですよヴァーリ」

 

紳士的な風体でスーツにメガネの格好をしたアーサー・ペンドラゴンがメガネをくいっと上げて言う

 

「ヴァーリ様!私は怖くなんてないですよ!だってヴァーリ様は綺麗でカッコイイんですから!」

 

魔法使いの格好をした金髪の美少女ルフェイ・ペンドラゴンが笑顔でヴァーリへ手を振る

 

「そうにゃ!ヴァーリ!」

 

黒い和服を着てダイナマイトボディーを持つ猫魈の黒歌が猫耳と尻尾を動かしながらヴァーリを見て言う。その光景を見たヴァーリは

 

「・・・あなたたちどうして?」

 

ヴァーリは美猴たちを驚く

 

「いい仲間を持ってんじゃん。ヴァーリ」

 

一誠はヴァーリの頭を撫でながら一誠はヴァーリに聞く

 

「ヴァーリ・・・お前は何のために戦う?」

 

するとヴァーリは涙を手で拭くと答える

 

「私は・・・仲間の為に」

 

ヴァーリは一誠の顔を見て言う

 

「私は!仲間を守る為に戦う!!」

 

その言葉を聞いた一誠は

 

「・・そうか・・・それが・・お前の戦う理由か・・・だったらその理由を忘れるなよ。そうすれば必ず本当の強さを手に入れる事が出来る。それを忘れるなよ!ヴァーリ」

 

一誠はヴァーリを抱きしめて言うとヴァーリも一誠の背中に腕を回し一誠を抱きしめる

 

「ありがとう・・・兵藤一誠・・・」

 

「イッセーで構わないぜ、ヴァーリ」

 

「そう・・・ありがとう・・・イッセー!」

 

ヴァーリは嬉し涙を流しヴァーリの頭を撫でる。美猴たちも一誠とヴァーリの所へ走ってくる

 

「サンキューな、赤龍帝」

 

「ありがとうございます・・赤龍帝」

 

「ありがとうございます!赤龍帝様!」

 

「ありがとにゃ、赤龍帝ちん」

 

美猴たちは一誠にお礼を言う

 

「いいさ、別に」

 

一誠は美猴たちに言う、すると突如ヴァーリの背中の光の翼が赤黒く輝だす

 

「ッ!?これは!!」

 

「一体何が!?」

 

一誠とヴァーリと美猴たちがそう言うと

 

赤黒い光はヴァーリの元から飛び出し空へ飛んで行き途中で止まる

 

『憎しみ!悲しみこそが!真の白龍皇なのだ!!』

 

『そうだ!喜びなど!仲間など天龍には要らぬ!』

 

『今日から我々が真の白龍皇になるのだ!!』

 

その声はディバイン・ディバイディングの中に宿っていた歴代白龍皇達のだった

すると、何処となくからあちこちから黒い光が現れ赤黒い光の中へ入っていく歴代白龍皇達はある呪文を唱え始めた

 

『我、目覚めるは』

 

『覇の理に全てを奪われし、二天龍なり 』

 

『無限を妬み、無限を思う』

 

『我、白き龍の覇道を極め』

 

『『『『『『『汝を無垢の極限へと誘おう!!!!』』』』』』』

 

『Juggernaut Drive!!!!!!!!』

 

黒い光を吸収した歴代白龍皇達が単独で覇龍を発動し赤黒い光は大きくり地面に激突する

一誠たちは顔を隠し風を防ぐ。

 

「なんだ・・・あれは!!」

 

赤黒い光が落ちた場所を見る一誠たちとアザゼル達は目の前に居た存在に驚きを隠せなかった

そこに居たのはドラゴンではなく。胸に大きい赤いY字のクリスタルが付いており、全身が黒く赤いラインが体中に入っておりそして、血のような赤い眼した。

 

『ウォォォォォォォォォォォォォォォ!!!!』

 

 

漆黒の巨人がそこに立っていた

 

 

 

 

 

 

 

 




はい!

第16話でした!

感想お願いします!

では次回!

第17話 光を継ぐもの

お楽しみに!


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第17話 光を継ぐもの

文才文才文才・・・・・・


一誠たちは驚いてい本来覇龍はドラゴンなどを封じた神器でその力を強引に開放する禁手だが今、目の前にいるのはドラゴンではなく漆黒の巨人だった

 

『ウォォォォォォォォォォア!!!』

 

漆黒の巨人、ダークザギは激しく叫ぶと駒王学園の校舎を破壊し始める

 

「くッ!やめろ!!」

 

アザゼルは光の槍をダークザギへ投げるが直撃するが全く効いてなかった

 

「っ!?何!!?・・・」

 

するとダークザギはアザゼル達の方を向くと拳を握ると不気味な光が集まりそれをアザゼル達に向けるとそこから光弾が放たれた、そしてその光弾はアザゼル達の前に直撃する

 

『うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!』

 

「アザゼル!!お前ら!!」

 

アザゼル達は光弾による爆発で吹き飛ばされてしまう、一誠はその様子を見て直ぐにダークザギへ向かいエクスカリバーを振り下ろそうとするが

 

「がぁっ!!」

 

『そんなもので我らに勝とうなど!!』

 

ダークザギは一誠を鷲掴みすると校舎の方へ上げ飛ばす。ヴァーリ達は吹き飛ばされた一誠の元へ行く

 

『イッセー!!しっかり!!』

 

ドライグが一誠に必死に声をかける

 

「大丈夫だ・・・けどなんなんだよ・・あれ・・あれは覇龍じゃないよな絶対に」

 

一誠はダークザギを見指でさしながらドライグに言う

 

『えぇ、あれは覇龍じゃないわ。あれは・・・闇よ』

 

「闇?・・・・」

 

一誠はドライグが言った闇と言う言葉に引っかかる

 

『あれは、歴代白龍皇達の怨念とヴァーリの心の闇を利用して、その闇が形となって実体化したのでしょうね』

 

怨念と心の闇、それが覇龍に何らかの力が働きあんな邪悪な巨人を出現させたのだろう

ダークザギは今度は学園全体に張られている結界に攻撃を開始した

 

「くそ!!このままじゃ!!外に被害が!!」

 

「イッセー!!」

 

「イッセー!無事か!」

 

すると、そこにヴァーリ達とティアが来た

 

「ティア!・・・アーシアは?」

 

「アーシアは私が張った結界の中でアザゼル達を治療している」

 

ティアが指を指すとそこにドーム状の結界の中でアザゼル達を治療している様子が見えるすると、ヴァーリは一誠の手を握る

 

「大丈夫?」

 

ヴァーリが心配そうに一誠を見る

 

「大丈夫だ・・・ありがとな」

 

ヴァーリに手を貸してもらい立ち上がる

 

「ヴァーリ・・・ディバイン・ディバイデングはどうだ?」

 

「全然・・・アルビオンからも返事がない」

 

どうやら、今のヴァーリは神器を使用出来ない状態でいる。アルビオンも歴代白龍皇達に取り込まれている可能性が高いと考える一誠

 

「俺が・・・あいつを止める・・・お前らは下がっていろ」

 

一誠は再びダークザギへ向かおうとする

 

「どうして!こんな状態なのにどうしていくにゃ!?」

 

黒歌が一誠の肩を掴み止める

 

「・・・同じなんだ」

 

「え?・・・・・・」

 

「・・・10年前に・・・夢に出てきた奴と同じなんだ」

 

一誠は10年前に夢で漆黒の巨人が燃え上がる町の真ん中に立っている夢を一度見ていたのだ、それが今現実に起こって結界の外へ出ようと結界を攻撃するダークザギがその夢に出てきた巨人なのだ。カオス・ブリゲードの魔法使い達はダークザギを見てすぐさま転移し逃げていった

 

「だから、誰かがあいつを止めないと・・・この町が・・・大変なことなる!」

 

「でも!その体じゃあ!」

 

黒歌はそう言うが一誠はダークザギへ向かおうとする。するとダークザギは一誠たちの声をきたのか一誠達の方を見る

 

『ふん!、赤龍帝。貴様はそこでこの町の人間達が苦しみながら死んでいくのを見ているがいい!』

 

「てめぇぇぇぇぇぇぇ!!」

 

「イッセー!!」

 

一誠は黄金の光の翼を展開しダークザギへ向かっていく。ヴァーリはダークザギへ向かかっていく一誠を見る事しか出来なかった

 

「くッ!・・エクス・・カリバァァァァァァ!!」

 

一誠はエクスカリバーに光を集め光の斬撃をダークザギへ放つ

 

『無駄だ!!!』

 

ダークザギは光の斬撃を両手でクロスし斬撃を防ぐと、ダークザギはまた拳に闇を溜めると拳から光弾が放たれ一誠に直撃し一誠は墜落する

 

「「イッセー!!」」

 

「「赤龍帝!!」」

 

「赤龍帝様!」

 

「赤龍帝ちん!」

 

ヴァーリ達は一誠の元へ急いで駆け付ける。一誠はかろうじて光の翼で防いだがダメージがそうとうなものだった。

 

「はぁ・・・はぁ・・・」

 

「イッセー・・どうしてそこまで立ち向かうとするの?」

 

ヴァーリは一誠にどうしてそこまでするのかを聞く。するとダークザギも一誠に言う

 

『諦めろ・・・貴様は何もできはしない・・・』

 

「諦めろだぁ?・・・・」

 

一誠は頭から血を流しながらダークザギを睨み付ける

 

「俺はな・・・そういうのが・・・一番苦手なんだよ!!」

 

一誠は再びエクスカリバーを構えてダークザギへ向かっていく

 

「うおぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

「イッセー!!!」

 

『血迷ったか・・・っ!!!』

 

ダークザギは両拳から超重力光線を放つそれは真っ直ぐ一誠に向かっていきそして

 

「イッセーーーーーー!!!!」

 

ドカァァァァァァァァァァァァァン!!!!

 

一誠が居た場所が大爆発し煙が立ち上がる

 

「イッセー・・・・・」

 

ヴァーリは地面に座り込んでしまう

 

「まじかよ・・・・」

 

「そんな・・・・・」

 

「赤龍帝様!!・・・・」

 

「赤龍帝ちん!!・・・」

 

美侯たちも今の瞬間を見て戦う気力を失う

 

『さて、貴様らも邪魔だ。消えて貰う』

 

ダークザギはヴァーリ達に一誠に放った超重力光線を放とうとする。もう誰もが諦めかけていた

 

 

その時

 

 

『グァァァァァァァァァァ!!!』

 

ダークザギが何者かに後ろから攻撃を受けて倒れ込む。ヴァーリ達は攻撃が来た方を見ると黄金の光にを纏った一誠が立っていた。

 

「お前なんかに・・・・」

 

一誠の周りの光が徐々に大きく光輝きだす。ダークザギは立ち上がり一誠の方を見る

 

「皆の笑顔を・・・奪わせて溜まるか!!!!」

 

眩しく輝いていた光は一誠の右手に集まっていき、光が形を取るとその右手には金色と白の二色で水晶や大理石のような意匠がある物を持っていた。

 

 

沢山の人々の光に支えられ闇の支配者から世界を救った。超古代の光の巨人の名を叫ぶ

 

 

「っ!!!!」

 

ピキュイイイイイイイイイイン

 

一誠はそのアイテム。スパークレンスを構え天へ振りかざし一誠はスパークレンスから放たれる光に包まれた。ダークザギやヴァーリ達はのそ眩しい光に顔を隠す。そして光が晴れるとそこには銀色の顔を持ち額に結晶を埋め込まれており赤・青紫・銀の3色の色を持つ巨人が黄金の光と共に現れた。

 

「光の・・・巨人?」

 

ヴァーリは巨人を見てそう言う

 

「チャッ!」

 

その巨人はかつて異世界で暗黒の支配者を倒して世界を暗黒の闇から救った伝説の光の巨人、ウルトラマンティガが復活した瞬間だった。

 

『目障りだ!・・・消えろ!!!』

 

ダークザギは超重力光線グラビティ・ザギをティガに向かって放つ

 

「チャッ!」

 

ティガは片手を出してそこから水色のオーラが現れそれでグラビティ・ザギを防ぎ徐々にグラビティ・ザギを押していきダークザギに直撃する

 

『ウォォォォォォォォォォ!!!』

 

グラビティ・ザギを押し返され後ろへ倒れるダークザギ

 

『くッ!止めてやる!すべての人間の命を!すべての世界を!!』

 

ダークザギはティガとなった一誠に叫びながらティガに格闘技を仕掛けてくる

 

『止まるのは・・・お前たちのその歪んだ野望と闇だ!!!』

 

ティガはダークザギに接近し腹、顔などを蹴り拳で殴る。ダークザギは押されていき息を上げていた

 

『これで!!消し飛べ!!!』

 

ダークザギは宇宙へ飛び出し地球もろとも消し去ろうと、右手首に左拳を打ちつけるように腕を組み、幾重もの超絶光子プラズマを重ね合わせ赤黒い必殺光線ライトニング・ザギを地球にいるティガへ放つ

 

「ハアアアアアアアアアアアアアア・・・・・デア!!」

 

ティガは両腕を前方で交差させた後、左右に大きく広げてエネルギーを集約し、L字型に腕を組んでティガの黄金に光輝く必殺技ゼペリオン光線をダークザギがいる宇宙へ放つ。

 

ライトニング・ザギとゼペリオン光線がぶつかり合う

 

『うぉぉぉぉぉ・・・』

 

「・・・・・・・ヂャア!!」

 

ティガは更に力を加えダークザギのライトニング・ザギを押して行く

 

『馬鹿な!・・・何故だ!・・・我ら真の白龍皇が人間如きに!!』

 

『お前らは白龍皇何かじゃない!・・・お前達は…ただの破壊者だ!!』

 

そして、等々ゼペリオン光線がライトニング・ザギを押していき、そしてダークザギへ直撃した

 

『うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!』

 

ゼペリオン光線を真面に受けダークザギは爆発と共に宇宙も藻屑となった

 

「・・・・・・・・・・」

 

ティガは周りを見るともう夜明けだった。そして下にいるヴァーリ達を見る

 

「「「「「「・・・・・・・・・・・」」」」」」

 

ティガは光輝くと形が崩れ光となってヴァーリ達所に集まり形がついていくと元の一誠の姿に戻った、ヴァーリは一誠に抱き着く

 

「・・・・ヴァーリ?」

 

一誠は突如ヴァーリに抱き着かれたことに驚く

 

「やっぱり・・・私は彼方に興味がある」

 

顔を上げたヴァーリの顔は笑顔だった

 

「あなたの持つ・・・温かい希望の光を持つあなた自身に」

 

「ムグっ!!」

 

ヴァーリは一誠の首に両腕を回し顔を近付けて一誠の唇と自分の唇を重ねた。そして一誠の顔から離れて一誠の顔を見る

 

「兵藤一誠・・・・私は彼方と出会ったあの時から・・・彼方の事が・・・好き♪」

 

夜明けと共にヴァーリは微笑みながら一誠に告白した

 

「その…ありがとな・・・ヴァーリ」

 

一誠はそんなヴァーリの顔を見て顔をヴァーリから逸らしながらヴァーリの手を握る

 

 

こうしてカオス・ブリゲード襲撃事件と赤龍帝と白龍皇の戦いと破壊神と光の巨人の戦いは終わった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




感想お願いします!

次回!

第18話 兵藤家の新しい家族

お楽しみに!


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第18話 兵藤家の新たな家族

ルノワ~ル!!スザンッヌ!!!


破壊神と光の巨人の戦いが終わってから二日が経過していた。駒王学園は今修復中な為休校になっている。そのあとヴァーリはディバイン・ディバイディングが元に戻りアルビオンも闇から解放されあと歴代白龍皇達の怨念も消えて今はヴァーリの頼もしい先輩達になっている。そして美侯たちは・・

 

「おはよう!一誠。」

 

「おはようございます。一誠君」

 

「おはようございます!一誠様!」

 

「おはようにゃ、一誠」

 

美侯たちも俺達の家族になりたいと言うので俺達の家族になった。リビングに来ると美侯たちが挨拶をしてくる、因みにあれ以来ヴァーリは俺の腕を掴んでじょに一緒にいる状態だ。もちろん寝る時もアーシアとティアからは嫉妬の目を向けてくるため怖い。そして皆の朝ごはんを作りテーブルに座る

 

「いただきます」

 

「「「「「「「いただきます!」」」」」」」

 

それぞれ朝食を食べ始める

 

「それで、お前達も禍の団からは抜けるんだな?」

 

「ヴァーリが抜けるって言うんだ、俺達はリーダーであるヴァーリに着いていくぜぇ」

 

他の三人も『うんうん』と首を上下振る。ヴァーリはグリゴリからも抜けるとアザゼルに言うとアザゼルは仕方なくそれを承諾し、今は兵藤家の一員となっている

 

「それで、今日はどうするの?イッセー」

 

ヴァーリは一誠の肩に顔を置き一誠に聞く

 

「そうだな・・・・今日は俺仕事があるからな~、皆はどうする?」

 

一誠は花屋の仕事がある為皆はどうするかを聞く

 

「俺っちはのんびりと、テレビゲームをさせてもらうわ」

 

「私は今日の夕食の材料を買いに行こうかと」

 

「お兄様!だったら私も行きます!」

 

「私は、昼寝するにゃ。ここ気持ちいいし」

 

「私は今日はイリナさんとお買い物に行ってきます!」

 

それぞれ皆そう言うと玄関からインターホンがなった

 

「俺が出る」

 

一誠は玄関に向かって玄関のドアを開けるとそこには着物姿のアザゼルとキャリアウーマン姿のガブリエルが居た

 

「何しに来たんだ?アザゼル、ガブリエルさん」

 

「な~に、今日は久しぶりに会いに来たのに何だよ~このリア充め」

 

「アザゼル!失礼ですよ!。ごめんなさい兵藤君」

 

「いえ、構いませんよ。それと俺の事は一誠でいいですよ?」

 

その言葉を聞いたガブリエルは目をキラキラと目で一誠の顔に近づく

 

「本当ですか!!いいんですか!!」

 

「え、えぇ・・・いいですよ」

 

ガブリエルの突然の反応に戸惑う一誠

 

「それじゃあ!私の事はガブリエルで構いません!!いや!そう呼んでください!!」

 

ガブリエルは一誠の両手を握りしめながら一誠を見る

 

「わ、わかりました!か、顔近いですよ!」

 

「あ!すみません!」

 

ガブリエルは我に戻り一誠の手を放す。すると

 

「イテテテテテテテテテテ!!」

 

「何顔を赤くしてるの?イッセー・・・」

 

いつの間にか隣にいたヴァーリが一誠の頬をつまんで上に引っ張っていた

その光景をみたアザゼルは爆笑していた

 

 

 

「それで、今日は何しに来たんだ?」

 

右の頬が真っ赤になりちょっと涙目になっている一誠は何しに来たのかをアザゼルに聞く

 

「この前の巨人の事だ」

 

どうやらティガの事を聞きに来たらしい。すると一誠は服の内側のポケットからスパークレンスを取り出しテーブルの上にだし置く

 

「それは?」

 

「こいつが巨人に変身出来る物だ」

 

「ほほぅ~」

 

アザゼルはその言葉を聞くとスパークレンスに触れようとするが

 

バチバチ!!

 

「イッタッ!!!」

 

スパークレンスに触れた途端アザゼルは触れた手を上げて痛み出す

 

「おいおい!どうなってんだそりゃ!」

 

「見ての通りスパークレンスは俺以外は触れないんだ。だから俺のせいじゃないからな?アザゼル」

 

「それを先に言え!!」

 

一誠はアザゼルの表情を見ながら鼻で笑いアザゼルは鼻で笑った一誠を怒鳴る

 

「それで、お前自身には何も変化はないのか?」

 

「俺は特に変化はないが」

 

『フフフフフフ・・・・・・・』

 

「ど、ドライグ?」

 

『何でもないわイッセー・・・気にしないで・・・・フフフこれで私も・・』

 

「どうしたんだ?お前の相棒」

 

「さぁ、あの戦いからこの調子なんだ」

 

ドライグの様子がおかしい事に一誠とアザゼルも呆れていた

 

「それでお前は、その力でこれからどうする気だ?」

 

「決まってるだろう?。俺は大切な人たちの笑顔と光を守る為に使う・・・それに」

 

「それに?」

 

アザゼルは大体の事は予想していたが

 

「あの漆黒の巨人は・・・まだ完全に倒せたわけじゃない」

 

「なんだど!!」

 

「そんな!!」

その言葉を聞いたアザゼルとガブリエルは驚いていた

 

「倒せたわけじゃないってどういう意味だ!?」

 

「あの時はまだ不完全だったんだろうぜ。もしあの時に完全復活していた状態で戦っていたら・・・勝てなかったと思う。それにまたあの巨人が現れる可能性があるかもしれない」

 

一誠は顔をアザゼルに近づくと

 

「人の心の闇を利用してな・・・」

 

怖い顔をしながらアザゼルの目を見つめていた

 

「・・・なるほどな・・・だからあんな楽勝に勝てたんだな」

 

「それなら説明が付きますね・・・・」

 

アザゼルとガブリエルは真剣な顔をしながら顔を沈める

 

「まっ!しばらくは現れないだろうな」

 

一誠はテーブルに置いてあるお茶を一口飲むとフと時計を見ると、店の開店時間が近づいていた

 

「おっと!もうこんな時間か。俺は店の方に行くけどお前らは?」

 

一誠はいつもの黒いエプロンを着て部屋を出ようとする

 

「俺は美侯とテレビゲームをやらせてもらうぜ。いいか?美侯」

 

アザゼルはゲームをしている美侯に聞く

 

「おうおう!いいぜぇ、堕天使の総督が相手か~面白そうだぜぇ」

 

美侯はアザゼルとゲームをすることにした

 

「では、私はお部屋の掃除を」

 

「いいのか?掃除してくれて」

 

「構いませんよ、私は好きでやりたいんです。・・・・・それに一緒にいられるし//////」

 

「何かいいました?」

 

「い、いえなにも!!」

 

ガブリエルは顔を背けると掃除姿に変わり洗濯物を干しに行く

 

「それじゃあ、行くか、ヴァーリ」

 

一誠と同じエプロン姿のヴァーリが一誠の手を握る

 

「えぇ、行きましょう♪」

 

「あぁ。」

 

二人は手を繋ぎながら玄関のドアを開け店へ向かった

 

 

 




第18話でした!

はい!

では次回ついにあの子が登場!!、そして次回から第4章 無限世界のインフィニティー

第19話 龍神と光の少年

お楽しみに!


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第四章 無限世界のインフィニティー
第19話 龍神と光の青年


ショリ~


翌日。休校だっ駒王学園が始まり一誠は学園の教室に居た。

 

「ドライグ、どうしたんだよ。最近お前変だぞ?」

 

『ちょっとね・・フフフ』

 

(なんか怖ぇ・・・)

 

ちょっぴりドライグに恐怖している一誠。すると、先生が教室に入って着た

 

「よし!皆今日は何と転入生が来るぞ~!」

 

その言葉を聞いた生徒達は

 

『ウォォォォォォ!!まじか!!』

 

『先生!男子ですか!!それとも女子ですか!!』

 

一誠は両手で耳を塞ぎ。先生は真剣な顔をして生徒達に言う

 

「女子だ・・・・それも三人」

 

真剣な顔をしながら先生は指を三つだす。そしてもちろん男子達は発狂していた。

 

 

「それじゃあ、入って来てください」

 

先生がドアへ向かって言うと、見覚えがある三人の美少女が入って来た

 

「それじゃあ。自己紹介をお願いします」

 

すると入って来た美少女達がが自己紹介をする

 

「ヴァーリ・ルシファー。よろしく」

 

「ルフェイ・ペンドラゴンと申します!。皆さんよろしくお願いします!」

 

「アーシア・アルジェントです!皆さんよろしくお願いします!」

 

男子生徒達はまずヴァーリ達の姿を見て鼻血を流し倒れながら、『美少女・・・万歳・・・ガクッ!」と意味が分からない言葉を言いながら気絶した。そして一誠だけは・・・・

 

「なんでだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!?????」

 

一誠は一人発狂しながら席を立ちヴァーリ達に指を指す

 

「なんでお前らが此処にいるんだッ!!」

 

すると、ヴァーリ達は一誠の方に顔を向く

 

「あらイッセー、奇遇ね」

 

「あ!こんにちは!一誠様!」

 

「一誠さん!おはようございます!」

 

一誠は力尽きるように机の上に倒れた。こうして、ヴァーリ達は人生初の学園生活が始まった

 

 

 

 

自己紹介が終わるとヴァーリの席は一誠の近くの席に座り、机に顔を沈めてる一誠をヴァーリが頭を撫でながら授業が始まった。そして今は昼休み

 

「イッセー、あなたお弁当忘れてたわよ」

 

「あ。ほんとだ忘れてた、ありがとなヴァーリって!それはいいんだよ!なんでお前ら此処にいるんだよ!?。アーシアはともかく何でお前らまで!」

 

一誠はヴァーリからお弁当を受け取るとヴァーリ達に何故転入して来たのかを聞く

 

「私は他の女にイッセーが取られるかも知れないと思って転入して来たの♪」

 

ヴァーリは一誠と腕を組みながら一誠に抱き着く。周りの男子達からは殺意の目を向けられている

 

「それじゃあ・・・ルフェイは?」

 

一誠は疲れながら今度はお弁当を食べているルフェイに聞く

 

「私は、昔から学校というものに興味がありましてヴァーリ様達と一緒に転入して来きました!」

 

ルフェイは目をキラキラさせながら一誠に言う。一誠は「まぁ、いいか。いい子だし」と思いながらルフェイの頭を撫でるとルフェイは「ふにゃ~」と顔をしながら顔を赤くしてた。当然隣にいるヴァーリはルフェイの頭を撫でている一誠の頬を引っ張る。

 

「イテテ・・・アーシアは?どうだ頑張って行けそうか?」

 

「はい!一誠さんと一緒の学校に入れて嬉しいです!」

 

「そうか、よかった。何かあったら俺に言えよ?」

 

「はい!」

そして、一誠はヴァーリ達と共に学園生活をすることになった

 

 

 

 

 

 

そして放課後になり、一誠はヴァーリと手を繋ぎながら今日の晩御飯の材料を買いに行っていた。アーシアとルフェイは先に帰ると二人に告げ帰って行った。

 

「今日は何にしようかな、ヴァーリは何かリクエストあるか?」

 

「私は、イッセーが作る物なら何でもいいわ」

 

ヴァーリは一誠にそう言うと一誠は「了解」と答え前に進むとそこに少女がたっていた

 

「うん・・・子供?」

 

「・・・・・・・・」

 

黒い髪に黒い瞳、黒いゴスロリ服を着た少女が手に何かを握って一誠とヴァーリの前に立っていた

 

「ティガ、我、会いに来た」

 

「!?・・・ドライグ・・この子は何者なんだ?」

 

一誠はドライグに聞くとドライグは驚いた声を上げる

 

『オーフィス!?、何故あなたが此処に!?』

 

「オーフィス!?、まさかこの子が禍の団のボス。無限の龍神《ウロボロス・ドラゴン》!?」

 

(それに、どうして俺がティガだって事を知ってるんだ!?)

 

一誠はオーフィスに自分がティガだと見抜かれた事に驚いている時にヴァーリがオーフィスの前に出る

 

「オーフィス、何故此処に?」

 

ヴァーリはオーフィスにそう言うと、オーフィスは一誠に抱き着いてきた。

 

「ちょ!何を!?」

 

一誠は突如抱き着いてきたオーフィスに驚くとオーフィスは顔を上げ

 

「我、また会えた、ティガ、また会えた」

 

オーフィスは一誠のお腹に顔をすりすりしながらそう言う。一誠は一旦オーフィスと離れる

 

「どういう事なんだ?俺は君に会ったことないし、それにどうしてティガの事を知ってるんだ?」

 

そう言うとオーフィスは手に持っている物を見せる。それは

 

「ティガ?・・・・・・」

 

オーフィスが持っていたのはティガの人形だった長年持っていたのか所々色が剥げていた

 

「我、昔、ティガと出会った、そして、我の友達になった、これはその時、ティガがくれた物」

 

「昔って、でも誰もティガの存在を知らないはずじゃ」

そう言うとオーフィスは首を振り違うと言う。

 

「我とティガ、出会ったのは、この世界じゃない、出会ったの異世界」

 

「「異世界!?」」

 

「でも、今のティガ、何か違う、我の知っているティガ、光、持っていなかった」

 

その言葉を聞いた一誠はオーフィスに聞く

 

「光を持っていなかった?、どういう事だオーフィス?」

 

するとオーフィスはティガの人形を強く握りしめる

 

「我と友達になっていた時、ティガ黒かった、そして、我よりも強かった」

 

そして一誠に向かって言うティガの真実を

 

「我の知っているティガ、闇を持っていた、そして、闇の最強戦士と言われていた」

 

それを聞いた一誠たちは驚きを隠せなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




第19話でした!

感想お願いします!

はい!オーフィス登場でティガの友達でした!

オーフィスの言葉って難しいですね。大変です!

では次回はオーフィスとティガの話です!

第20話 闇のティガ

お楽しみに!


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第20話 闇のティガ

つづくで~!


一誠とヴァーリは取り敢えずオーフィスに過去のティガの事を聞くため近くの公園に来た

 

「それじゃあ、教えてくれ。お前が知っているティガについて」

 

「うん・・・・」

 

一誠の膝の上に座っているオーフィスはティガの人形を見つめながら夕日の空にティガの人形をかざす。

 

「我とティガが出会ったのは、今から、3千万年前の事」

 

そして、オーフィスとティガの関係とそこで起きたことを話し出した

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その当時オーフィスは次元の間に住んでいる赤龍神帝グレート・レッドに負け気配を隠しながら

冥界にある廃墟になった小屋の中に座っていた

 

「我、また、グレート・レッド、負けた」

 

自分以外誰もいない小屋の中でオーフィスは一人泣いていた。負けたという感情はグレート・レッドに初めて負けた時からその感情が出ていた。

 

「我、どうすれば、いい?」

 

オーフィスは泣きながら暗い小屋の中で言うとオーフィスは外から何かを感じとった、オーフィスは小屋の外に出ると冥界の空に大きな穴が出現していた

 

「・・・・・何?」

 

するとオーフィスの体はその穴に徐々に吸い込まれそうになる。こんなものオーフィスは大した事ないがその空に開いた穴はまるで生きているかのようにオーフィスを飲み込もうとするように穴が更に大きくなる

 

「あ・・・・・・」

 

オーフィスは等々その穴に吸い込まれてしまいオーフィスを飲み込んだ穴はオーフィスを飲み込んだと同時に穴が消滅した。

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・・・ここ、何処?」

 

気が付くとオーフィスは知らない場所に来ていた、周りはまるで古代の遺跡の様な光景が広がっておりその遺跡は数多く破壊されていた。

 

「・・・・・・・・・・・」

 

オーフィスは取り敢えずその町を歩き出す、周りは壊れた建物ばかりが多く人の気配をなに一つ感じなかった、すると突如自分の前に赤い火球が飛んできて爆発しオーフィスは火球が飛んできた方を見る。そこには5体以上ので全長が40メートルを越えている巨大な怪獣が町を破壊していた

 

「魔物?・・・・いや、違う、あれは何?」

 

オーフィスは目の前にいる怪獣をわからない様な表情をする。するとその怪獣ゴルザはオーフィスを見つけると火球を放とうとしてくるが、火球を放とうとする前にゴルザがオーフィスの後ろから飛んできた光線に撃たれてゴルザは後ろに倒れると爆発する。

 

「・・・・・巨人?」

 

オーフィスは後ろを見るとそこにはゴルザと同じサイズのスマートな光の巨人が数人立っていた。巨人たちはゴルザを見つけると格闘戦を始める。燃え上がる中オーフィスは自分の周りに結界を張るとオーフィスはその戦いを見つめる

 

「チァ!チァア!」

 

その中の一人の巨人がもう一体のゴルザに腕を十字にクロスするとその手から白い光線を放ちゴルザに直撃するとそのゴルザはさっき倒されたゴルザと同じように爆発する。他の光の巨人達も光線を放ち殆どのゴルザを倒した。するとその巨人達の前に新たな巨人達が現れる。

 

「巨人、いっぱい」

 

オーフィスはそう言っているとその光の巨人達の前に新たな巨人が4人現れる。だがその4人の巨人達だけは何かが違った

 

「・・・・・闇?、敵?」

 

『シェア!』

 

その4人の巨人達を見つけた巨人達はその4人の巨人に格闘ポーズを取るといっせいにその4人の巨人達に向かっていく。そして数分後

 

 

 

 

「強い」

 

闇の巨人に立ち向かっていった光の巨人達は闇の巨人達に敗れ石像になってしまった。

その戦いを見たオーフィスは闇の巨人達を見つめるそして4人の巨人達のうち3人の巨人は一人残してどこかえ消えていった。すると一人残った巨人は物陰に隠れているオーフィスを見つめる

 

「何故、我、気配、消していたはず」

 

オーフィスは完全に気配を消していたはずなのにその巨人にばれていた

 

「・・・・・・・・・」

 

銀色の顔に黒い体、胸に水色のクリスタルを持つその巨人はゆっくり朽ち果てた巨人達の石像の前をある行きオーフィスの前に止まる

 

「・・・・・・・この巨人、グレート・レッドより、強い」

 

巨人はオーフィスを見つめるとその巨人は銀色に光出すと巨人の体は崩れ光が徐々に人と同じサイズになっていく、そこに立っていたのは全身黒ずくめの茶髪の青年だった

 

「君は、何者だ」

 

「ッ!!」

 

その青年から感じたのかオーフィスは腰を落とす

 

(我、勝てない、この者、とてつもなく、強い)

 

青年はオーフィスに手を伸ばしてくる、オーフィスに両手を頭に乗せて目を瞑る

 

「大丈夫かい?」

 

「?・・・・・」

 

オーフィスは目を開けると青年は自分の頭を撫でていた、怖いと、強いと感じているのにも関わらずなぜか温かさと優しいさを感じていた。青年はしゃがむとオーフィスの顔を覗く

 

「・・・・・・お前、何者?」

 

「僕は、ダイゴ・・・君は?」

 

「我、オーフィス」

青年ダイゴとオーフィスは互いに挨拶をする。これが3千万年前、闇の最強戦士ティガダークこと、ダイゴと世界最強のドラゴン、オーフィスの出会いだった

 

 

 

 




みなさんお久しぶりです!第20話でした!

いや~オーフィスとティガをどんな風な出会いをさせようかなと悩んでいまして遅れました!
すみません!

では感想お願いします!

次回 第21話 友達

お楽しみに!


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第21話 友達

デルデル!!


ダイゴとオーフィスは近くのがれきに座り話し合っていた

 

「それじゃあ、オーフィスはその穴に吸い込まれて気がついたら此処に居たと?」

 

「・・・・・・・・」コクっ

 

ダイゴは正直驚いていた。オーフィスはその世界では無限を司る世界最強の存在であることにそしてその世界には悪魔、天使、堕天使、そして神が存在する世界である事に

 

「まさか、君の世界には神が実大してるなんて。その神からも恐れられているのが君みたいな子なんて、世界は広いね」

 

「ダイゴも強い、我よりも、グレート・レッドよりも」

 

「僕は強くないよ・・・僕は弱い」

 

「何で?、ダイゴは、強い、どうして、弱いと言うの?」

 

ダイゴは小石を拾うと向こうへ投げる

 

「僕は・・・誰かを守れる力が欲しかったんだ」

 

「?・・・・・・」

 

「闇の巨人になればもっと沢山誰かを守れるんじゃないかって思ってたんだ・・・だけど僕は闇の力に飲まれてしまって・・・こんな世界になってしまった」

 

炎が燃え上がり文明は崩壊し何時しか光の巨人と闇の巨人どうしの戦争が始まってしまった

 

「我の世界でも、戦争、起きてる」

 

「そうなんだ・・・」

 

「でも、我は、ダイゴ、羨ましい」

 

「どうして?」

 

「ダイゴ、仲間いる、でも我、仲間いない」

 

「・・・・・・なら」

 

ダイゴはオーフィスの小さな手を優しく包む

 

「ダイゴ?・・・・」

 

「僕の・・・友達にならないか?」

 

「友達?」

 

「あぁ・・・・友達だ」

 

するとオーフィスは立ってダイゴの前に来る

 

「それは、楽しい?」

 

「あぁ、楽しい・・・友達どうしで話したり遊んだりして、楽しいよ」

 

「そう・・・・なら我、ダイゴと友達になる、そしていっぱい楽しい事したい」

 

「そうか・・・・なら、約束しようオーフィス、これから僕らは友達だ」

 

「うん・・・・・・・」

 

オーフィスはダイゴに抱き着き顔をスリスリしてくるその行動にダイゴはちょっと驚くがダイゴは優しくオーフィスの背中をさすった。すると

 

「・・・・・これは」

 

「光・・・・・・・?」

 

突如二人の前から眩しい光が空から降りてくる。そして光が晴れるとそこには銀色のウェ―ブを羽織った銀髪の美しい女性が現れる

 

「ティガ、お久しぶりですね」

 

「ユザレ・・・・・・・・・」

 

「ダイゴ、この者、誰?」

 

「地球星警備団団長・・・・多くの光の戦士達を導いている女性だ」

 

ユザレと言われた女性はダイゴに近づきオーフィスの事を聞く

 

「ティガ、この子供は一体」

 

「異世界から迷い込んできたらしいんだ」

 

「成程・・・道理で巨人以外の力を感じたわけですね」

 

すると、ユザレはティガことダイゴに手を差し伸べる

 

「ティガ・・我々の元に戻ってきてはくれませんか?」

 

「・・・・ユザレ、あなたの気持ちはわかる・・・だけど僕は・・罪を償わなければならない・・仲間を多く葬ってしまった・・・罪を・・・だから僕はもう一度光の巨人に戻るんだ」

 

「ダイゴ・・・・・?」

 

「それに僕が心を取り戻せたのは、あいつらと触れ合っていったからなんだ・・・そして」

 

「僕と彼女は・・・恋に落ちて・・・恋人になった」

 

「ダイゴ、好きな人、いるの?」

 

「うん・・・僕を愛してくれている・・・僕の恋人だ」

 

恋人、その言葉を聞いたオーフィスはわからなかった。恋人とは何なのかを

 

「・・・・・・・ティガ」

 

「ユザレ、これは僕が決めた選択だ・・・邪魔だけはしないでくれ」

 

「私は・・・あなたの事を!」

 

「わかってる・・・ユザレの気持ちは嬉しいよ・・・だけど僕は最後まで彼女を愛しそして最後は一緒に・・・・眠る・・・この世界を救って」

 

「・・・・・・・・・」

 

ユザレはダイゴに抱き着き涙を流しながらダイゴに自分の気持ちを伝える。だがダイゴは今でも彼女カミーラを愛している、そして最後は仲間と共に眠りこの世界をそして仲間を救うために今日仲間を裏切る。その様子を見ていたオーフィスは顔を下に向け今にも泣きそうな顔を隠す

 

「折角、我、一緒にいてくれる、友達、出来たのに」

 

「・・・・オーフィス、これは少しの間だけの別れだ」

 

するとダイゴの手が小さい銀色の光を出すとその手には人形があった

 

「これを持っていれば必ずまた会える、これは今日友達になった友情の印に君にあげるよ」

オーフィスは人形を受け取る。それも強く人形を握りしめて

 

「必ずまた会える?」

 

「・・・・・会えるよ・・・きっと・・・必ずね。・・・・ユザレ頼む」

 

「はい・・・・」

 

ユザレは両手から光を空に向けて放つと空に穴が開く

 

「あそこを通れば元の世界に帰れる・・・・オーフィス?」

 

オーフィスはダイゴに抱き着いて泣いていた。今日初めて出会いそして友達になった人と別れの時が来たから

 

「必ず、我、また、ダイゴ、ティガに、会う、必ず」

 

オーフィスは小指を出してダイゴに言う

 

「・・・・うん・・・・約束だ」

 

ダイゴもオーフィスと同じように小指を出して小指を引っ掛ける。そしてオーフィスは元の世界に通じてる穴に入っていくと穴はゆっくりと閉じた

 

「・・・・やはり・・・あなたは優しいですね・・・ティガ」

 

「・・・・・・そんな事ないよ、ユザレ。僕はまた必ずあの子に出会うと思う・・・何故かはわからないけどね」

 

その後、ティガは仲間を恋人の闇を力を光に変え、彼らの力を奪い取って光の巨人に戻り仲間と共に眠りにつき世界を闇から救った

 

 

 

 

 

 

「そんな事があったのか・・・・」

 

「そのダイゴっていう人は・・・仲間を・・・そして恋人を救う為に裏切って世界を救い、眠りについたなんて・・・それ程中がよかったでしょうね」

 

一誠とヴァーリはオーフィスの話を聞いて涙を流していた。三千万年前にそれも異世界でそんな事がありそして仲間と世界を救う為に仲間を裏切り一緒に眠りについた事に

 

「でも、我とティガ、また会えた、我の知っているティガと少し違う、けど、会えた、我、それだけでも嬉しい」

 

オーフィスは一誠の顔を見てニコっと笑顔をみせる。「オーフィスに心を与えたのはそのダイゴって人なのかもな」っと一誠はオーフィスの頭を撫でながらそう思う

 

「我、禍の団から抜ける」

 

「オーフィス?」

 

「我の夢、それは、ティガとまた、一緒にいること、もう我はそれだけでいい、静寂も、グレート・レッド倒すのも、もういい」

 

そう言うとオーフィスは一誠に抱き着き顔をスリスリしてくる。すると一誠はオーフィスの顔を見る

 

「ならさ、俺と二人目の友達にならないか?オーフィス」

 

「二人目?」

 

「あぁ、ティガがもう友達なら今度は俺と友達になろうぜ?光を受け継いだ俺と現赤龍帝である俺の」

 

「そう、それも、また、楽しそう」

 

オーフィスは一誠から離れると一誠に手を差し伸べる

 

「我と友達になってくれる?」

 

「あぁ、もちろんだ。オーフィス!」

 

一誠はオーフィスの小さな手を優しく掴む

 

 

 

こうして小さな龍神と光を受け継いだ青年は出会い、そして少し違ったが龍神は友達と再会し光を受け継いだ青年と友達になった

 




はい!第21話でした!

感想お願いします!

次回! 第22話 二天龍、擬人化!?

お楽しみに!


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第22話 二天龍、擬人化!?

作者「え?擬人化?何それ、おいしいの?」


その後、俺とヴァーリはオーフィスを連れ買い物に行きオーフィスも兵藤家の一員になった。美猴達はオーフィスと手を繋いで帰ってきた俺を見て相当驚いたけど皆オーフィスを受け入れた

 

「まさか、オーフィスがイッセーのダチになるなんて予想しなかったぜぇ」

 

「俺でも驚いてるよ、まさかあの世界最強のドラゴンと友達になるなんてな」

 

「イッセーは赤龍帝ですから、強者であるオーフィスを引き付けたのかもしれませんね」

 

俺と美猴とアーサーはヴァーリ達女子組に改造されたもはや温泉並である風呂に入っていた

 

「それにしても、イッセーはモテるなぁ~俺っちもモテたいぜぇ~!」

 

「別にモテてねぇよ、俺は。アーサーはモテないのか?一応アーサー家の人間なんだろう?」

 

「私は余りそういうのには興味はありませんよ?私は妹のルフェイに幸せな日を送ってくれるだけでいいのです・・・それ以外は何も望みません」

 

「ルフェイはいい兄を持ってよかったな」

 

「このシスコンめ!」

 

「なっ!誰がシスコンですか!美猴!」

 

数少ない男子組はお風呂で楽しそうにお風呂で話ていた

 

 

 

「イッセー、寝ましょ?」

 

「わかってるよ、ヴァーリ」

 

俺とヴァーリはいつもの様に俺の部屋で一緒に寝ようとしていた。正直同じ年頃の男女が一緒に寝るというのは恥ずかしい、すると誰かが部屋に入って来た

 

「オーフィス?どうした」

 

「イッセー、我も、一緒に、寝る」

 

パジャマ姿オーフィスが枕を抱いてイッセーの隣に来る

 

「あら、オーフィス此処は私とイッセーの部屋よ?・・・どうしているのかしら?」

 

ヴァーリは勝ち組の人間がするような目をオーフィスに向ける

 

「我も、イッセーと寝たい」

 

「まぁ、いいじゃねぇかヴァーリ、な!」

 

「・・・・まぁいいわ・・・ただし!イッセーに手を出さないでよ」

 

「・・・・・・・・」コクっ

 

するとオーフィスはベットに入り一誠とヴァーリの間に入る

 

「・・・・温かい」

 

「そうだな、まるで家族みたいだな」

 

「私たちはもう家族でしょイッセー?」

 

一誠はオーフィスの頭を撫でながらそう言うとヴァーリは一誠の頬を触る、自分の子供と一緒に寝る一つの夫婦に見えた。そして三人は同じベットの上で幸せそうに眠った

 

 

 

 

 

「あれ?何でここにいるんだ?俺」

 

一誠は気がつくと神器の中にある精神世界に居た。すると

 

「イッセー!」

 

「先輩、どうしたんですか?そんなに慌てて」

 

一誠の前に現れたのは水色のツインテールをした歴代女性赤龍帝の一人エルザが汗を流しながら現れた

 

「イッセー!明日気を付けなさい!いいわね!」

 

「?だからどうしたんですか?明日何か起きるんですか?」

 

「それが・・「いっく~ん!♪」って!クリス!」

 

そこにもう一人現れたピンク色のロングストレートの髪をした歴代女性赤龍帝の一人クリスが一誠に抱き着いてきた

 

「さぁ~いっくん今すぐクリスさんとハグハグしよう~!愛を確かめ合おう!」

 

「だぁーもぅ!一体何があったんですか!?」

 

一誠は抱き着いてきたクリスを離そうとするが一行を離れてくれる様子がない

 

「・・・・ドライグが何か企んでいるみたいなの」

 

「ドライグがですか?・・・そういえば最近なんか様子がおかしいと思ってましたけど、一体どうしたんですか」

 

「それは私から話そう」

 

「「ミズキ先輩!!」」

 

黒い髪に左目が金色で右目が赤のオッドアイを持つ歴代女性赤龍帝、ミズキが両手を組んで現れた

 

「ミズキ先輩、一体ドライグに何があったんですか?」

 

「・・・・どうやらドライグが・・・神器から外へ出られるようになったんだ」

 

「え?、どういう意味ですかそれ」

 

一誠はミズキが言った言葉を理解できなかった。肉体を当の昔に滅び今は魂だけの存在になって封印されているはずなのにと考える一誠

 

「・・・あの時イッセーは光の巨人になりそして元の姿に戻っただろう?」

 

「はい、それが?」

 

「その時にその巨人の光が神器の中に入り込んできてドライグにその光が入っていってしまったんだ」

 

「はぁ!?どうしてその事を今まで言わなかったんですか!?」

 

「いやぁ~イッセーがカッコよかったからな~つい!」

 

ミズキは頭をかきながら一誠の頭をくしゃくしゃする

 

「それで、一体どうするんですか?ドライグが何かしてくることはわかりましたけど」

すると、そこに赤い炎が現れるとそに赤い龍が立っていた

 

『あなたたち、何してるの?』

 

「「「「「ドライグ!?」」」」」

 

『それで、何してたの。私の事を話ていたみたいだけど』

 

ドライグはミズキ達にギロリっと目を向けてミズキ達を睨みつける

 

「あなたが私達のイッセーに何をしようと企んでいたからイッセーに忠告してたのよ!」

 

「そうだそうだ!!」

 

「私たちのイッセーを貴様のような変態天龍なんかにイッセーに手を出させるか!」

 

「先輩方何言ってんのぉ!?」

 

『誰が変態天龍よ!・・・まぁいいわ。それとあなたたち覚悟は出来てるんでしょうね?天龍であるこの私に喧嘩を売ろうしてるんだから、死ぬ覚悟はできてるんでしょうね?』

 

すると、ドライグの周りの炎が勢いよく燃え上がる

 

「上等だ!行くぞお前達!あの変態に堕ちた天龍から私たちの弟・・・イッセーを守るのだ!!」

 

「はい!ミズキ先輩!」

 

「ドライグ!覚悟しなよ!!」

 

ドライグはゆっくりと一誠を見る

 

『イッセー♪明日は楽しみにしててね♪・・・・それじゃあ行くわよ!!』

 

「「「ブーステッド・ギア!!!」」」

 

『Boost‼‼‼』

 

「「「はぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」」」

 

『はぁぁぁぁぁぁぁぁ‼』

 

そして一誠は『何これ?』と思いながら白い光に包まれ精神世界から消えた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ピヨピヨ!!

 

「あぁー何か変な事起きてたけど、先輩達大丈夫かな」

 

一誠は目を覚ましカーテンを開けると朝の陽ざしが入り込む。そして隣にまだ寝ているオーフィスとヴァーリを撫でると左側に手を置くが

 

「?・・・なんだ?妙に柔らかい物が」

 

一誠は自分の後ろを見るとそこには見知らぬ女性が寝ていた

 

「・・・・・・・・誰だろう・・・俺あの後ちゃんと何もせずに寝たよな・・・精神世界ではあったけど」

 

グレモリーとは違い綺麗な赤いロングストレートの髪に白い肌、そしてあの黒歌を越える大きな胸。すると、その女性が目を覚ます

 

「うぅ~ん・・・」

 

その女性は体を起こし目をこすると一誠をライトグリーンの瞳で見る

 

「あの~・・・どちらさまで?」

一誠は何故か全裸の赤い髪の女性を見てそう言う

 

「やっと・・・この時が来たわ」

 

「この時?・・・っ!?」

 

女性は一誠の左頬を優しく触れる、まるで母親が子供の頬に触るように

 

「やっとこれであなたの隣に立てる、そしてあなたの傍にいれる」

 

「・・・・まさか・・・ドライグ・・・・なのか?」

 

その女性はその言葉を聞くと一誠を抱き寄せる

 

「えぇ、そうよ・・・私は赤龍帝・・・赤い龍の帝王ドライグ・・・」

 

女性は両手で一誠の顔を挟み自分の顔を一誠に向けさせる

 

「あなたの相棒よ・・・・イッセー」

 

「!?」

 

女性、ドライグは目を閉じると一誠の唇にキスをする。一誠は一瞬抵抗しようとしたが何故か途中で抵抗せずそのままドライグとキスをした。そしてお互い唇を離す

 

「・・・・・ドライグ、どういう事なんだ?どうして魂だけの存在で神器に封印されているお前が人間の肉体を経て今こうして俺とキスしたんだ・・・?」

 

「そうね・・・それはあの光の巨人・・・・ウルトラマンの力かしらね」

 

「ティガの力?」

 

「まぁ、それは後でいいじゃないイッセー♪」

 

「ど、ドライグ!ちょ!胸当たってるって!!」

 

ドライグは再び一誠に抱き着き一誠は離そうとするが力が強く中々離れてくれなかった

すると

 

「あら、ドライグあなたも出られたのね」

 

声がする方を見るとそこには白い髪に白いドレスを着た女性がベランダにいつの間にか立っていた

 

「ッ!まさかアルビオン!?」

 

「はぁ!?まさか白龍皇まで!?」

 

「失礼ね。ドライグ、それと一誠くん」

 

アルビオンはベランダから部屋に入るとベットに腰掛ける

 

「アルビオン・・・どうしてあなたまで」

 

「さぁ、私も今気がついたのよ。正直驚いているわ、まさか私が肉体を経てこうして自由に動ける様になるなんてね。それもあなたの光のおかげなのかもね、一誠くん?」

 

アルビオンは綺麗な金色の瞳で一誠を見る。するとアルビオンは一誠に近づき

 

「っ!?」

 

「なっ!?」

 

なんとアルビオンが一誠の唇にキスをしたのだ

 

「ぷは!・・・これは助けてくれたお礼よ、一誠くん♪」

 

アルビオンは頭を撫でながらそう言いい一誠から離れる。だが一誠は忘れている此処にはドライグとアルビオン以外にもいることに

 

 

 

「イッセー・・・・・・何してるのかしら」

 

 

 

一誠はブリキの様な音を立てながら後ろを見るとそこにはどす黒いオーラを全身から出していた

 

 

 

 

 

ヴァーリとオーフィスが体を起こして一誠を見ていた

 

 

 

「ま!まて二人とmギャァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!」

 

青年は二人の少女の愛(暴力)を受け朽ち果てた

 

 

 

 

赤い龍は光を受け青年の隣に立ち、白い龍は闇から青年に救われ、体を手に入れた

 

 

 

 




はい!第22話でした!

今までドライグ達が擬人化する話って余りなかったので開いてみました!

一誠・・・頑張れよ・・・

感想お願いします!

次回 第23話 お母さんドラゴンとお姉さんドラゴンと兵藤家!!

お楽しみに!


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第23話 お母さんドラゴンとお姉さんドラゴンと兵藤家

誰がHENTAIだ!?


「もう何でもありだな、アーサー」

 

「そうですね、美侯」

 

美侯とアーサーは目の前の光景を見て言った。台所で料理を作っている赤い髪の美女にテーブルで優雅に如何にも高そうなティーカップで紅茶を飲んでいる美女、その二人があの神を越える二天龍ウェルシュドラゴン、ドライグとバニシングドラゴン、アルビオンである事に驚いていた

 

「まさかドライグとアルビオンが実体化するなんてな・・・・思いもよらなかった」

 

「さすがティガ、我の友達、えへん」

 

一誠はあの後気絶し精神世界でも歴代女性赤龍帝達に襲われ一誠は体と精神がボロボロだったそしてオーフィスは何事もなかったかの様に一誠の膝に座り無表情でえへんと言う

 

「まぁ、私とイッセーの関係は変わらないけどね」

 

「ヴァーリ、そう言うなら人の足を踏まないでくれ」

 

ヴァーリはイッセーの隣で少し不機嫌な顔をしながらイッセーの足を踏んづけていた

 

「さすがイッセー様!ヴァーリ様が惚れただけの事はあります!!」

 

「イッセーちん、あんた大変だろうけど頑張るにゃ~」

 

「・・・・・・ドライグはイッセーの相棒だが私はイッセーの使い魔、まだチャンスはある」

 

「うぅ~っ!イッセーさ~ん」

 

同じドラゴンであるティアが悔しそうな顔をしながらぶつぶつ何か言っていた

 

「皆、ご飯が出来たわよ~!」

 

すると、エプロンを着けたドライグが料理が乗ったトレーを持って皆が座っているテーブルに持ってくる

 

「これが天龍が作った料理か~イッセー俺達が初めてだよな」

 

「あぁ、世界で初の天龍の作った料理を食うのは、世界で俺達が初めてだろうな」

 

「・・・・そうですね」

 

「「「「・・・・・・・・」」」」ゴクリっ

 

「ドライグの手料理か、初めてだな」

 

「まさか、赤いのの料理を食べるなんてね」

 

「我、早く食べたい」

 

男組は真剣な顔をしながらドライグが作った料理を見つめる。そして女組もドライグの手料理を見て唾を飲む、ティアは割りと普通でオーフィスはイッセーの膝の上で箸を両手でつかんで机を叩きアルビオンは興味深そうに見る。因みにドライグが作った料理はカレーだった

 

「さぁ、食べましょうイッセー」

 

「そうだな、では・・・いただきます」

 

『・・・・いただきます』

 

一誠たちはスプーンを取りカレーを口へ運ぶ

 

『・・・・・・・・・・』パクっ

 

「うまい・・・・美味いじゃないかドライグ!」

 

「よっしっ!!」

 

一誠の感想を聞いてガッツポーズを取るドライグ、他の皆も美味いと言ってくれたようだ

 

「それにしてもドライグ、どうしてお前カレーの作り方知ってるんだ?」

 

「私はずっと神器の中であなたを見てたのよ?、料理ぐらい私にもできるわ」

 

ドライグはドヤ顔でそう言うと一誠の頭を撫でる

 

「・・・・まぁ、それはいいとしてドライグ、お前今のところ力はどうなんだ?実際神器から出られて実体化してるわけだし」

 

「それについてなんだけど、今のところ魔王クラスの力しか出せないわ」

 

「という事はアルビオン、お前もか?」

 

ティーカップに入っている紅茶を飲んでいるアルビオンに一誠は聞く

 

「えぇ、私もドライグと同じく魔王クラスの力しか出せないわ。」

 

「まだ完全に神器から出られたわけじゃないようね、イッセー赤龍帝の籠手は出せるの?」

 

「いや、多分ドライグがこうして実体化してる間は神器は使えないみたいだ。お前もだろヴァーリ?」

 

「えぇ雄一、歴代の先輩達の声は聴けるみたいだけどね」

 

神器に封印されたドライグとアルビオンが神器から解き放たれた為、ロンギヌスである神器は使用できない事がわかった。だがドライグとアルビオンが神器に戻れば神器は使用可能だ

 

「これからの事どうする?一応俺達は世界に戦争出来る勢力になっちまったけど」

 

一誠の言う通りこの場にいる皆は強い者ばかりだった。

 

光を受け継いだ赤龍帝の一誠、歴代最強の白龍皇で旧魔王ルシファーの曾孫のヴァーリ

 

闘戦勝仏の末裔の美侯、仙術の使いで最上級悪魔に匹敵する実力を持つ黒歌

 

アーサーペンドラゴンの末裔で聖王剣コールブランドの所有者のアーサー、魔法使いのルフェイ

 

龍王最強のティアマット、神さえ恐れた世界最強のドラゴンのオーフィス、回復系の神器を持つアーシア

 

「まさに戦争出来るな、する気はねぇけど」

 

「私は強い奴と戦えればいいわ別に、興味ないし」

 

『うんうん』

 

ついこの間までテロリスト集団に協力していた奴らが何事もなかったかの様にうなづいていた。すると、アルビオンが席を立ちドライグを見る

 

「ドライグそろそろ”あれ”決めない?」

 

「・・・・・・・・そうね決めましょう」

 

『?』

 

するとドライグは何処からか出したのかホワイトボードを出すとホワイトボードに何かを素早く書き出した

 

「それでは『第一回!ちきちき!兵藤家、家族構成!』を始めるわ!!」

 

「「「「「!?」」」」」

 

「はぁ!?なんだよそれ!?」

 

「イッセーは黙ってて」

 

そのタイトルを聞いた女子組は驚き一誠はドライグにその事を聞こうとしたのだがドライグは一誠の口を手で抑えて黙らせる

 

「ヴァーリ達がイッセーの家族になってから色々考えてたのよ、それぞれポジションっていうのが欲しいはずでしょ?」

 

ドライグはそうドヤ顔で言うと自分の胸にどん!っと胸を叩く

 

「私はのポジションは母親よ、これだけは誰にも譲らないわ!」

 

「だから何で俺の母さんなんだよっ!」

 

ドライグは一誠の言葉を無視してアルビオンに指を指す

 

「アルビオン!あなたは何処のポジションに着く?」

 

「じゃあ私は一誠くんの”姉”のポジションに着くわ」

 

「「それは私だ!!(にゃ!!)」」

 

アルビオンは紅茶を飲みながら一誠の姉というポジションを宣言するがティアと黒歌が同時に私!!と叫ぶと二人は睨みあう

 

「あら?二人も一誠くんの姉になりたいのかしら」

 

「アルビオン、そのポジションだけは譲らないぞ。それと何故野良猫、貴様までイッセーの姉に?」

 

「野良猫とは失礼ね、私はヴァーリと同じでイッセーちんに興味あるからそして年上だからイッセーちんのお姉さんになろうかな~って思っただけにゃ」

 

「だが私はイッセーの使い魔だ、私の方が一歩リードしている」

 

「そんなの関係ないにゃ♪」

 

「「「・・・・・・・」」」バチバチバチ!!

蜥蜴二匹と猫一匹が睨み合っているのを無視してドライグは次に進める

 

「そしてアーサー、あなたのポジションはイッセーの兄よ」

 

「私がイッセーの兄ですか?」

 

「・・・・もうどうにでもりやがれ」

 

「えいえい」ペチペチ

 

一誠は逃れられない家族構成に諦め顔を沈めてその一誠の顔を膝の上からオーフィスがペチペチと一誠の頬を叩く。そして時間が流れ行き

 

 

 

 

「出来たわよ!!」

 

そして家族構成の結果が出たホワイトボードには

 

 

ドライグ=お母さん

 

アルビオン=次女

 

ティア=長女

 

黒歌=三女

 

ヴァーリ=恋人

 

ルフェイ=次妹

 

アーシア=長妹

 

オーフィス=三妹

 

アーサー=兄

 

美侯=弟

 

と書かれていた。因みに姉を巡る争いはジャンケンで決まった

 

「それじゃあ、皆これでいいわね?」

 

『は~い』

 

「・・・・・・・」チ~ン

皆はドライグに返事をし自分のポジションを認めたが、一人一誠は床に転がって真っ白に燃え尽きていた。するとドライグが一誠は起こす

 

「イッセー、あと一つ決めないといけない事があるから起きて頂戴」

 

「・・・・・・・何だよ」

 

「私とアルビオンの名前を考えて欲しいのよ。この姿で本名名乗るわけには行かないでしょ?」

 

「それも・・そうだな」

 

取り敢えずドライグとアルビオンの事は何とか誤魔化せると思うが一応接触した時の為に名前を考えて欲しいという事らしい

 

「う~ん、何がいいかな」

 

「・・・・・・」ドキドキ

 

「・・・・・・」ニコニコ

ドライグはドキドキしながらアルビオンは笑顔で一誠を見る

 

「じゃあ、ドライグが紅莉栖でアルビオンが日和で~どうかな?」

 

「私はそれでいいわよ、ありがとうね一誠くん」

 

「それじゃあ、今日からこの姿の時の私の名前は”兵藤紅莉栖”そしてアルビオンが兵藤日和ね」

ドライグは一誠を抱き寄せると自分の胸に一誠の顔を押し付ける

 

「これからは私がイッセーのお母さんだからね、わかった?」

 

「拒否権ないんだろ?」

ドライグは「うん♪」と頷くするとドライグは一誠の手を握ると顔を見る

 

「これからも・・・そしてこの先もよろしく頼むわね相棒『イッセー』」

 

「あぁ、よろしく頼むぜ?紅莉栖『ドライグ』」

二人がそう言うと

 

「何よイッセー、年上の女が好きなの?私がいるのに」

 

「イテテテテっ!ち、違う!違うから頬引っ張るなって!ヴァーリ!」

 

ヴァーリが一誠の頬を上に強く引っ張って一誠を叱っていた。その光景を見たドライグ達は笑うのであった

 

 

 

 

 

 




はい!第23話でした!

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次回 第24話 再戦!グレモリー眷属VS兵藤家

「あなたはやっぱり危険よ!ウロボロス・ドラゴンまであなたに付くなんて!」

「世界には俺達の様な存在を認めない奴らもいるが、俺達の様な存在を認めてくれる奴だっているんだ」

「俺は人間だ!、人間に託された!」

「約束する心の剣『エクストリーム・ウィザード』!!」


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第24話 再戦!グレモリー眷属VS兵藤家

「此処はどこ?私はだれ?」

「お前はHENTAIで此処は刑務所だ」


翌日一誠達はいつも道理学園に登校していた。

 

「三人とも、もう学園にはなれたか?」

 

「まぁね、男子がうるさいけど大丈夫よ」

 

「私も大丈夫です!」

 

「私は桐生さんとお友達になりました!」

 

アーシアが友達になった桐生と言う名前を聞いたとき一誠は足を止める

 

「イッセー?」

 

「アーシア、まさかだけど桐生に何か教えてもらってないよな?」

 

「そういえば桐生さんイッセーさんのアレは見た?って言ってました」

 

ドサっ!

 

「い、イッセー様!どうしました!?」

 

一誠はその言葉を聞く一誠は地面に膝と両手を着き不のオーラを出していた

 

「・・・・・・あ・・・・んな」

 

「「「?」」」

 

「あの変態メガネーーーーーーーっ!!」

 

「「「!?」」」

 

一誠はいきなり起き上がると空へ発狂し始めると三人は驚いていた

 

「アーシアにはまともな子に育って欲しいのにあのメガネっっ!松田と元浜が多量出血して入院してるからっていい気になりやがってっ!」

 

「三人とも先に行くからっ!・・・・待っていやがれ桐生!」ヒューーーーーンっ!!!

 

「「「・・・・・・」」」

 

一誠は三人にそう言うと凄い速さで学園へ向かって行った。三人は今の状況に唖然としていた

 

「・・・・まぁ教室で会うでしょうし行きましょう」

 

「そ、そうですね。アハハ」

 

「は、はい」

 

三人が進もうとすると

 

「ちょっといいかしら」

 

三人は後ろへ振り向くとそこにはグレモリー眷属が居た

 

「何か様?リアス・グレモリー」

 

「あなたに話があってね、いいかしら?」

 

「手短にね、で、何?」

 

ヴァーリは面倒さそうにリアスを見るとリアスは答える

 

「ヴァーリ、一度冥界にきて欲しいのよ」

 

「はぁ?」

 

それは冥界への誘いだった

 

 

 

 

 

 

 

 

「一誠!さすがにハリセンは痛い!」

 

「黙れ!HENTAI!!アーシアに変な言葉吹き込みやがって!」

 

その頃一誠は教室に着くと桐生を見つけ桐生はそんな一誠を見ると直ぐに逃げようとしたが呆気なく捕まってしまい縄で拘束されハリセンで叩かれていた

 

「だって面白いじゃない!金髪美少女が夜一誠の部屋に忍び込んであんな事やこんな事されたあんたを見たかったのよ!」

 

「アーシアはそんな子じゃありませんっ!!」

 

「ぎゃふんっ!!」

 

桐生藍華、今多量出血し入院している松田と元浜と一誠の悪友で一誠と同じ裏の世界を知る人間の一人である。因みに神器の所有者で神器は聖剣創造『ブレード・ブラックスミス』で色んな聖剣を創る事が出来る木場の魔剣創造の聖剣版である。

 

「たく、何でお前みたいなHENTAIが聖剣創造を宿したのか気になるぜ全く」

 

「フフっ世界は私の様な存在でも私に聖剣という力を与えてくれたのよっ!」

 

「何HENTAIの分際でカッコイイこと言ってるんだよ!」

 

桐生はドヤ顔でそう言うと一誠がツッコムすると教室にヴァーリ達が入って来る

 

「おう、来たかヴァーリ、ルフェイ、アーシア」

 

「えぇ」

 

「どうしたヴァーリ?」

 

少し不機嫌な顔をしているヴァーリに一誠は心配しヴァーリの肩に手を置く

 

「ちょっとね、一誠が先に行った後グレモリー眷属が来てね」

 

「グレモリーが?何かあったのか」

 

「冥界に・・・来て欲しいって言われたのよ」

 

「冥界に?」

 

すると、教室に木場と朱乃が入って来る

 

「一誠君、少しいいかな」

 

「こんにちは兵藤くん」

 

「木場、それに姫島ヴァーリから聞いたどうしてヴァーリが冥界に行かなきゃならないんだ?」

 

「その事で話に来たんだよ。僕は反対したんだけど」

 

「私もあなたには命を助けてもらった借りがありますので、そのお礼と今回の事で参りました」

 

木場と姫島は自分の意志で一誠に話に来たというと一誠は取り敢えず昼休みに話そうと言うと二人は承知し二人は教室を後にする

 

「昼休みに聞くとしてして・・・・ヴァーリどうした?」

 

さっきから暗い表所をしているヴァーリを見る一誠は声を掛ける

 

「大丈夫よ・・・大丈夫だから」

 

ヴァーリはさっきから両腕を抑えて震えていた。そんなヴァーリに一誠はヴァーリの手を握る

 

「心配するなヴァーリ、俺が付いてるから安心しろ」

 

「・・・・ありがとう、イッセー」

 

ヴァーリはイッセーの顔を見ると微笑む。そしてチャイムが鳴り皆席に着く

 

(それにしても何故グレモリーがヴァーリを?)

 

『さぁ、一応ヴァーリは旧ルシファーの曾孫だからその事に関係してるんじゃないのかしら』

 

(旧ルシファー・・・か)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして昼休み一誠達は木場と朱乃と合流し校舎の屋上へ来たていた

 

「それでどうしてヴァーリを冥界へ?」

 

「上層部の方々が旧ルシファーの曾孫であるヴァーリさんを冥界の悪魔として向かい入れたいと部長に聞かれてそれで朝ヴァーリさんに声をかけたんだ」

 

「・・・・ヴァーリの意志は無視するのか」

 

「僕ら転生悪魔じゃ太刀打ち出来ないんだ、そして逆らう事すら」

 

「それでグレモリーはそれを承知したって事なのか?」

 

「そうなのです。私たちは反対したのですが」

 

「まためんどくさい事になってきたな」

 

「それでどうするのよ一誠、このままヴァーリちゃんを冥界に渡すの?」

 

「渡すわけないだろ、ヴァーリは俺の大切な家族だ。渡しはしないさ」

 

桐生は一誠にそう聞くと一誠は渡さないと言うと屋上に誰かが来た

 

「朱乃、裕斗?何してるの」

 

「リアス!」

 

「部長!」

 

リアスと小猫が屋上に集まっていた一誠達の所に来たのだ

 

「グレモリー一体どういうつもりだ。ヴァーリの意志は関係なく冥界に悪魔として迎え入れるって」

 

「これは悪魔同志の問題なの人間のあなたには関係ない事よ」

 

「関係なくない!ヴァーリは俺達の家族だ。ヴァーリが大人しく行くとで思ってるのか?」

 

一誠はリアスの態度に腹が立ち一誠はリアスにそう言うが

 

「・・・・あなた達は私たち悪魔にとって危険な存在なのよ」

 

「何?」

 

「あらあらグレモリー先輩、それはどういう事?」

 

「あなた達はもうすでに驚異になりつつある存在なのよ、龍王最強のティアマットを使い魔にしたりはぐれ悪魔やテロリストを仲間にしているあなた達を見過ごせないのよ」

 

「・・・・そうかコカビエルの事件の時俺に謝ったのはただ頭下げて謝っただけだったのか?」

 

「何にも分かってくれなかったんだなお前」

 

「・・・・・・・・・」

 

一誠は最初に戦った時にリアスに渡したメモをリアスは受け入れなかったんだと知った。人間も強いんだって、弱い存在なんかじゃないって事を分かってくれなかった事に一誠は震えていた

 

「だから旧ルシファーの血を引くヴァーリを冥界に連れて行こうしてるのか・・・・どうせ」

 

一誠はリアスを睨み付けると殺気を出すとリアスに言う

 

「ヴァーリを連れて行った後俺達を始末しろとでも上層部の奴らにでも言われたんだろ?」

 

「!?な、何故それを!?」

 

「やっぱりそうか」

 

「!あなたまさかわざと!」

 

「一回かまを掛けてみたのさ、どうやら図星のようだな」

 

すると

 

 

 

 

『これだから悪魔は・・・信用出来ない』

 

 

『そうだな、俺達人間を平気で殺して平気で無理やり自分の眷属にして』

 

 

『所詮この程度だ。信用出来るのは友だけだ』

 

突然一誠の前に黒い炎が三つ現れその炎の中に人がいた

 

「なっ!なんだこれは!?」

 

『!?何・・・この感じ・・』

 

ドライグはその黒い炎の中にいる存在から何かを感じ取る。黒い炎の三人は一誠を見る

 

 

『兵藤一誠・・・こいつは信用出来ないぜ?所詮は悪魔だ。人間の事なんてどうでもいいと思ってる』

 

『そうだ、今夜の夜にでも此奴を殺そうじゃないか。こういう奴には一度恐怖と絶望、そして死を見せつけてやらないとなぁ』

 

『同感だ、フフフっ♪』

 

「お前らは一体、誰だ?」

 

一誠がそう言うと三人は『あっそうだった』と顔をして一誠に挨拶をする

 

『俺達は悪魔や堕天使に殺された神器所有者の怨念とでも言おうかな』

 

『俺達は悪魔や堕天使を許さない、どんな理由があろうともな』

 

『俺達が今こうして出られているのは兵藤一誠、お前のおかげだ』

 

「どういう事だ!」

 

『俺達を呼んだのはその”闇”だ』

 

黒い炎を纏った一人が一誠の右腕に指を指すと一誠は右腕を見るその右腕は黒い炎で覆われていた

 

「っ!何だこれ!?」

 

一誠はいつの間にか黒い炎で包まれていた右腕を見て驚いていた

 

『それでどうする?兵藤一誠お前はこのクソ悪魔と戦うのか?』

 

『それともその女を見捨てるのか?』

 

『さぁ、どうなんだ?現赤龍帝』

 

黒い炎を纏った元神器所有者の三人は一誠に聞く

 

「決まってるだろそんなの」

 

「俺は家族を、ヴァーリを守る!何があろうとも、どんな敵が来ようとも俺が叩き潰す!」

 

一誠がそう言うと三人は笑う

 

『それでこそ”温かさを持つ闇”を持つ人間だ』

 

『と、いうわけだリアス・グレモリー今夜の夜また此奴と戦ってもらうからな。逃げるなよ?』

 

『精々負けない様に頑張りな』

 

三人はそう言うと黒い炎に包まれ一誠の右腕の中に入っていく。そして黒い炎は消えて元の腕に戻る

 

「そうこった、俺が負けたらヴァーリを連れて行けだが負けたら」

 

一誠はブーステッド・ギアを出してリアスに突き出す

 

「二度と俺達の前に現れるな」

 

「・・・・・いいわそれで」

 

リアスはそう言うと屋上を後にした。朱乃や木場は困惑していた

 

「一誠君、さっきの黒いのは」

 

「わかんねぇ、だけど悪い様な力は感じないんだ、憎しみや悲しみは感じるんだけどな」

 

一誠はさっきの元神器所有者の三人から感じていた感情をその場の皆に言う

 

「すみません兵藤くん。私たちの力では」

 

「姫島が謝る必要はない。悪いのは全部グレモリーと上層部の奴らだ。サーゼクスには知らせたのか?」

 

「はい、ですが今はカオス・ブリゲードの事でアザゼルとミカエル様が話あっている為来れないと」

 

「そうか、じゃあ仕方ないな」

 

一誠はヴァーリ達を見る

 

「ルフェイ、今すぐ家にいるアーサー達に知らせてくれ」

 

「はい、わかりました!」

 

「イッセー・・・私」

 

ヴァーリはまた暗い表情をするすると一誠はヴァーリの頭を撫でる」

 

「大丈夫だ、俺達がついてる。ヴァーリを悪魔何かに渡すかよ」

 

一誠はにかっと笑うとヴァーリは微笑む

 

「そうね・・・私にはイッセーが・・仲間がいる」

 

ヴァーリは一誠の手を掴むと一誠を見上げる

 

「必ず勝つわよ、二天龍として人間として!」

 

「あぁ、勝つぜ。人間も強いって事をもう一回あいつに知らしめてやるっ!」

 

 

こうして一誠達はグレモリー眷属とまた戦う事になった。すると小猫が一誠に近づいて来た

 

「・・・・兵藤先輩」

 

「どうした塔城?」

 

「・・・・小猫で構いません」

 

「わかった、それでどうした?小猫」

 

「・・・・・黒歌お姉さまの事で」

 

「っ!そうかお前確か黒歌の妹だったな」

 

小猫は小さく頷く

 

「わかった黒歌と話がしたいって事だな?」

 

「・・・・・はい」

 

「わかった黒歌に伝えておく、いつにする?」

 

「・・・・出来れば早めに」

 

「了解だ・・・行こう皆」

 

一誠達は屋上を下りて教室へ帰って行った。屋上に残った木場達は今回の事で頭がいっぱいだった

 

 

 

 

 

そして夜

 

 

 

「お前ら準備はいいな?」

 

「OKだぜぇ」

 

「こちらも大丈夫です」

 

「行けるわよ、イッセーちん」

 

「一誠、今回は私にも出させてもらうから」

 

「あぁ、俺は別に構わない」

 

今回の戦いに参加するのは一誠、美侯、アーサー、黒歌、そして助っ人の桐生の五人。ヴァーリとルフェイとアーシア、ティア、オーフィスは今回の戦いには出ずこの戦いを見届ける事になった。そして戦場となるのはレーティングゲームで使用される異空間へ来ていた。すると一誠達の前に紅の魔法陣が現れる

 

「来たか」

 

その魔法陣からグレモリー眷属が現れた

 

「この前は負けたけど、今回は私たちが勝つわ!」

 

「いや、俺達だ・・・バランス・ブレイク」

 

『Welsh Dragon Balance Breaker!!!』

 

一誠は即座に赤龍帝の鎧を見に纏い、美侯は如意棒を空間から取り出し、アーサーは腰に着けている聖剣を引く

 

「その聖剣は!支配の聖剣『エクスカリバー・ルーラー』!!何故貴様がそれを!」

 

デュランダルを構えたゼノヴィアがアーサーが持っている支配の聖剣を見て驚く。それもそのはず支配の聖剣は失われた聖剣と言われていたとされた聖剣だからだ

 

「これは昔にヴァーリ達と探索して発見したんですよ。木場裕斗」

 

「僕?」

 

アーサーは木場の名前を言うと木場に言う

 

「あなたの聖魔剣とは一度戦ってみたいと思っていました。聖と魔を融合した剣がどの様な物かを」

 

「そうですか・・・僕も再びエクスカリバーと戦えるなんて光栄です」

 

「・・・・・白音」

 

「お姉さま・・・」

 

今度は黒歌と小猫が互いを見ていた。実の姉と実の妹の再会した瞬間だった

 

「こんな再会になっちゃったけど、白音・・・あの時はごめんにゃ」

 

「・・・・・大丈夫です・・・兵藤先輩から聞きました・・・私を助ける為に私を」

 

「・・・・・白音、あんたがどれだけ強くなったかお姉ちゃんに見せてね」

 

「・・・・・はい!」

 

 

「グレモリーやっぱりお前は自分のいう事を聞く奴にしか心を開かないのか?、そして自分より強い人間が憎いか?」

 

「・・・・・・・・・」

 

リアスはただ黙って一誠を睨みつける

 

「それは弱さだ・・・それじゃ誰も守れやしない・・・ましてやお前の元から仲間がいなくなっていくぞ」

 

「黙りなさい!今度こそはあなたに勝つ!人間に負けるなんて事は悪魔として許されないのよ!」

 

「・・・・・そうやってお前は人間を・・・自分より強い人間を見下すのか」

一誠とリアスは互いを睨み合うすると、オーフィスが一誠に近づき鎧にペチペチする

 

「どうした?」

 

「イッセー、あの悪魔、我、嫌い」

 

「・・・・兵藤くん、どうして子供が此処に居るのかしら?」

 

「なんだ、お前気づいてないのか」

 

「?」

 

一誠はオーフィスを肩に乗せるとリアスに言う

 

 

「此奴は無限の龍神『ウロボロス・ドラゴン』のオーフィスだ」

 

『なっ!う、ウロボロス・ドラゴン!?』

 

グレモリー眷属は一誠が担いでいる少女があのオーフィスだと知り驚愕していた

 

「一誠君って・・・やっぱり凄いや、アハハ」

 

「まさか無限の龍神が兵藤の元へ来ていたとはな」

 

「あらあら」

 

「・・・・兵藤先輩、恐るべし」

 

皆は呆れていた様子で苦し笑いしていたがリアスだけは違った

 

「あなたはやっぱり危険よ!ウロボロス・ドラゴンまであなたに付くなんて!」

 

リアスはオーフィスを見て恐怖していた。すると一誠はある事を言い出す

 

「世界には俺達の様な存在を認めない奴らもいる・・・だけどその反面」

 

「俺達の様な存在を認めてくれる奴だっているんだ・・・・必ず」

 

一誠がそう言うと右腕が黒い炎に包まれその炎から黒い光を纏う元神器所有者達が現れた。オーフィスは一誠から離れヴァーリ達の所へ戻る

 

『彼の言う通りだ』

 

『俺達を否定する奴らも入れば』

 

『俺達を認めてくれる奴だっている』

 

『かのオーフィスすら兵藤一誠は受け入れた』

 

『その行ないこそが、人に心を宿し』

 

『初めて誰かを救いたいと思うんだ』

 

『それが人間の強さだ、リアス・グレモリー』

 

すると、一誠は右手を上げると黒い炎は黒い光へと変わる

 

「例え・・・すべてから拒絶される”闇”でも誰かを救える力になる!」

 

「行こう!皆!俺達人間の力・・・見せてやろうぜ!!」

 

『今を生きる人間達に』

 

『そして我々の後輩達に』

 

『どんな絶望の中でも』

 

『けして諦めないっ!強い心を』

 

『そして勇気を持てっ!』

 

『俺達の心・・・託したぞ!赤龍帝、兵藤一誠!誰かを救える心を持てっ!』

 

黒い光になった元神器所有者は一誠の上に集まっていき黒い大きな球体へと変わる

 

「っ!!!」

 

黒い光の球体は一誠の元へ落ち一誠を包み込む。そして黒い光が晴れるとそこには

 

 

赤龍帝の鎧がなく代わりに黒いロングコートに黒いズボンそして右手には全体が黒く赤いラインがいくつもあり何処となくエクスカリバー・ネクサスに似ていた。そして一誠の顔には黒いラインの様な物が左目から頬にかけて入っていた

 

「約束する心の剣!『エクストリーム・ウィザード』!!」

 

一誠は籠手と共にエクストリーム・ウィザードを両手で持つ

 

「行くぞ!リアス・グレモリーっ!これが俺達人間の心を繋ぐ剣をだっ!覚悟はいいな!」

 

「っ!行くわよ!!下僕達!!」

 

『っ!』

 

「行くぞ、皆!!」

 

『あぁ!!』

 

「えぇ!」

 

「はいな!」

 

兵藤家とグレモリー眷属とそして優しい闇を覚醒させた一誠の戦いが始まった

 

 

 

 

 

 




はい!第24話でした!

遂に最後の闇の力に目覚めました!

感想お願いします!

次回 第25話 約束する心の剣

お楽しみに!


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第25話 約束する心の剣

お久しぶりです!最新話どうぞ!


一誠SIDE

 

「はぁぁぁぁっ!」

 

「くっ!」

 

一誠はエクストリーム・ウィザードをリアスに向け振るいリアスは魔法陣を展開しエクストリーム・ウィザードを防ぐ

 

「今回はブーステッド・ギアは使わないでおいてやる、お前には一度絶望を味わってもらう必要があるからな!」

 

「ふざけないで!」

 

リアスは滅びの魔力を放ち一誠を後退させる、しかし一誠が後ろに後退すると一誠の横に黒い影が現れる

 

『兵藤一誠。少しだけ手助けしよう』

 

「っ!?何だお前!」

 

一誠は黒い影に驚くが影が晴れていくと剣を持った男性がいた

 

『・・・・投影開始《トレース・オン》!』

 

男性は剣を上に上げると男性の周りに数多くの剣が現れる。それを見た一誠とリアスは驚いていた

 

『・・・・停止解凍・・・全投影連続投射っ!!』

 

男性がそう叫ぶと空中に浮遊していた剣は一斉にリアスへ向かっていた

 

「っ!こんな物!」

 

リアスは防御魔法陣を展開し自分へ向かってきた剣を防ぐが剣の中には防御魔法陣を貫通してくる物もあった

 

「あぁ!、こ、これは!聖剣!?」

 

『此奴は俺が嘗て持っていた神器、無限の剣製《アンリミデット・ブレードワークス》だ。こいつは視認した武器を投影し創り出すことが出来る神器だ。その聖剣は兵藤一誠の記憶の中から視認して複製した聖剣だ。確か俺が現役時代の時14種目の神滅具だって言われていたな』

 

リアスと一誠は男性の神器に驚いていた。14種目の神滅具と言われていた事ともう死んでいるのにこうして実体化して神器を使用して戦っている事に

 

『さて、もう時間か。後は任せるぞ?兵藤一誠』

 

「まて・・・あんたの名前は?」

 

『俺か?。俺は衛宮士郎だ、よろしくな』

 

「なら、俺のことは一誠かイッセーのどちらでも呼んでいいぞ?」

 

『ならイッセーと言わせてもらうよ、俺の事は士郎で構わない。じゃあなイッセー』

 

男性、衛宮士郎はそう言うとまた黒い影となりエクストリーム・ウィザードへ入っていった

 

「やっぱり・・あなた達は・・危険だわ」

 

「俺達にとっちゃお前らの方が危険だと思うけどな」

 

一誠は再びエクストリーム・ウィザードを構えてリアスへ斬りかかって行った

 

 

 

 

アーサーSIDE

 

「では、始めましょうか。木場裕斗」

 

「そうですね・・こんな形になってしまったのが残念ですけどね」

 

「確かに、では・・行きますよ!」

 

「はい!」

 

アーサーはエクスカリバー・ルーラーを構え木場へ斬りかかって行く。木場も聖魔剣を構えアーサーと打ち合いをする

 

「流石、聖魔剣。噂道理の力ですね!」

 

「これが・・支配の聖剣・・・強い!」

 

二人はまるでこの戦いを楽しんでいるかのように二人は顔を歪める。二人は距離を取ると木場が先に出てもう一本の聖魔剣を創りだし二刀流で攻め込む

 

「二刀流ですか・・ならこちらも!」

 

アーサーは魔法陣を展開すると空いている手を魔法陣の中に入れるとそこから黄金の剣を取り出す。木場は二本の聖魔剣をアーサーを斬ろうとしたが支配の聖剣と黄金の剣でふさがれる

 

「・・・それは?」

 

「この剣はコールブランド、またの名をカリバーン。地上最強の聖剣と言われている聖剣です」

 

「カリバーン・・・まさかこうも早く最強の聖剣と戦える・・・おもしろい!」

 

木場は二本の聖魔剣を高速で振るながらアーサーを押していくアーサーも負けじコールブランドとルーラを振るう

 

「何故かあなたとこうして戦うと、楽しいと思えてきます。何故でしょうね」

 

「ははっ!・・・僕もあなたとこうして戦っていると・・・楽しい気持ちになってきます。」

 

二人は苦笑いするとまた二人は顔を歪めながら聖魔剣と聖王剣と支配の聖剣を振るった

 

 

 

 

 

美侯SIDE

 

「青髪の姉ちゃんが俺っちの相手か~よろしくたのむぜぇ?」

 

「私はアーサーと戦ってみたかったが木場に譲った。貴様も兵藤の仲間なのなら強いのだな?」

 

「う~ん、俺っちはそんなに戦いは好きじゃねぇんだけどねぇ~でも、勝つのは好きだぜぇ?」

 

美侯は肩に如意棒をトントンすると口元を歪めながらゼノヴィアを見る。それを見たゼノヴィアは苦笑いをする。そしてデュランダルを両手に持って美侯へ構える

 

「では行くぞ!」

 

「あいよ!かかってきな!デュランダルの姉ちゃん!」

 

美侯は如意棒を構えゼノヴィアの持つデュランダルと打ち合いを始めた

 

 

 

 

黒歌SIDE

 

「白音・・行くわよ!」

 

「・・・・・はい」

 

黒歌は楽しそうな顔をしながら白音を見つめ、白音は相変わらず無表情だが今白音の気持ちは姉と戦うという闘争心を上げていた

 

「・・・・行きます・・・!」

 

「っ!」

 

白音は黒歌が反応出来ない程の動きをし一瞬で黒歌の懐に入った。だが黒歌はすぐさま白音の拳を回避し黒歌は魔力を白音に放つ、白音も黒歌の攻撃を回避し再び黒歌の懐に入ろうと接近してくる

 

「白音、あんた・・まさかだと思うけど・・・もしかしてイッセーちんに何か教わったかにゃ?」

 

「・・・先輩には戦車『ルーク』である私にスピード戦による高速格闘戦を教わりました」

 

実は白音は一誠に密かに力がある分スピードが落ちるている自分にスピード戦の修行を頼んでいたのだそしてそれを今ここで黒歌にスピードと高い攻撃力を合わせ持った戦いをしているのだ

 

「でも、お姉ちゃんも負けないからね?白音」

 

「・・・・・わかっていますが・・私が勝たせてもらいます」

 

白音はグローブが装着された手を握りしめると両目に炎を点らせていた

 

 

 

 

 

 

桐生SIDE

 

「まさか、あなたも一誠くんや裕斗くんみたいに神器を持っていたなんて知りませんでしたわ。」

 

「私はそんなに戦いが好きじゃないんですよ、でも神器を宿して良かったと思っていますよ」

 

桐生はメガネくいっと上げると桐生の周りに地面に刺さった何本もの聖剣が現れる

そして桐生は口元を歪めながら面白い物を見るような顔をする

 

「イッセーには借りがありますんで、その借りとグレモリー先輩のあの態度を叩き潰したくてね?」

 

桐生は傍に刺さっている聖剣を一本引き抜く。すると他の聖剣も地面から勝手に抜けその刃が朱乃へ向けられる

 

「私も今回の事は間違っていると思います。ですが私は悪魔でありそしてリアスの眷属、裏切る訳には行きませんわ」

 

「それじゃ・・・行きますよ!」

 

桐生は聖剣を朱乃に向けると浮遊していた他の聖剣が一斉に朱乃へまるで矢の様に飛んで行く

 

「雷よ!」

 

朱乃はそう叫びながら手を上に上げると天から雷が落ちてきて自分へ向かってきた聖剣を全て雷で破壊した。破壊した事で煙が立ち上がり視界が悪くなると煙の中から聖剣を持った桐生が朱乃に目掛けて聖剣を突き立てて来た

 

「っ!早い!」

 

「これでもイッセーに修行させられましたからね!これくらいは当然ですよ!」

 

桐生は空いている手にもう一本の聖剣を創りだし二刀流で攻め始める。

 

「さぁ!これからが本番よ!」

 

桐生は新たに聖剣を自分の周りに創りだし朱乃へ遠距離から聖剣を矢の様に飛ばすのであった

 

 

 

 

 

ヴァーリSIDE

 

「皆・・・」

 

ヴァーリは今自分の為に戦ってくれている一誠達を見つめていた。そしてオーフィスもティア、アーシア、ルフェイも一誠達を見つめていた

 

「大丈夫でしょうか?」

 

「大丈夫、イッセー、負けない」

 

「当たり前だ、あいつらが負けるわけないさ」

 

オーフィスはいつものよにティガの人形を握りしめながらそしてティアは腕を組みながら一誠達を見つめていた

 

「さて・・・そこに隠れてないで出てきたら?。もう気づいてるはずでしょ」

 

ヴァーリは腕を組みながら目を瞑ってそう言うと後ろの物陰から多数の悪魔達が現れる

 

「お前が旧魔王ルシファーの曾孫のヴァーリ・ルシファーだな?」

 

出て来たのは金髪でギザなホストの様な青年だった、そしてその青年の周りには美少女達が立っていた

 

「だったら何?」

 

「我々と一緒に冥界に来てもらう」

 

「それは、無理な相談ね。今それを決める戦いをしているのをあなた達には見えないの?」

 

「リアスに頼まれてな『私が兵藤一誠を相手にしている間にヴァーリ・ルシファーを連れ出して』とな。もし成功したらヴァーリ・ルシファー以外の女はお前のの好きにしろと言われてな、というわけで来てもらうぞ」

 

ギザなホスト、ライザー・フェニックスは眷属達をヴァーリ達の周りを包囲する。ライザーは不吉な笑みを浮かべながらヴァーリやティア達を見る

 

「それにしても、兵藤一誠はいい女を仲間にしているな・・はは!今日からお前らはこのライザー・フェニックスの者n「調子こいてんじゃないわよ焼き鳥」ってき、貴様!」

 

ヴァーリ達はライザーとその眷属を睨みつけながら殺気を出す

 

「これだからリアス・グレモリーは気に入らないのよ。自分たちが勝てないから他者に力を借りて自分は勝ったかのような考えを持って・・・たかがフェニックスが白龍皇である私に勝てると思わないで」

 

ヴァーリは白龍皇の光翼を展開し更に殺気を上げる。

 

「貴様、この私が誰だかわかっての態度か?」

 

「あぁん?何だ?」

 

「私が貴様より弱いことなどない・・貴様らなど我々の相手にもならない」

 

「何!?貴様、じゃあ教えてももらおうか。お前は誰だ?」

 

「私は五大龍王。天魔の業龍《カオス・カルマ・ドラゴン》ティアマットだ」

 

ティアは青い翼を背中から出して自分の名前を言う。それを聞いたライザー達は顔を青くした

 

「ティ、ティアマットだと!?ばかな!五大龍王最強のティアマットを兵藤一誠は使い魔にしたというのか!?」

 

ライザーは驚愕しながらティアを見つめる。そして今度はオーフィスが名乗り出る

 

「我、オーフィス、お前、叩き潰す」

 

オーフィスも名乗るとライザー達は更に顔を青くする。そしてヴァーリが前に出てその後をティアとオーフィスが着く

 

「さて、覚悟はできたかしら?バランスブレイク…」

 

『Vanishing Dragon Balance Breaker!!!』

 

ヴァーリは禁手を発動しティアは空を飛びオーフィスは空中に浮遊する

 

「くっ!逃げるぞお前達!」

 

「逃がさないわよ」

 

『Divide!!!Divide!!!Divide!!!Divide!!!Divide!!!Divide!!!Divide!!!Divide!!!Divide!!!Divide!!!』

 

凄い勢いでライザー達の力が半減されていくそしてライザー達はついに異空間から出る力すら残っていなかった。そしてヴァーリとティアとオーフィスが倒れているライザー達を睨みつける

 

「この私、白龍皇ヴァーリ・ルシファーと」

 

「龍王ティアマット」

 

「無限の龍神、オーフィス」

 

三人はそう自分の名前を名乗ると更に睨みつける

 

「私たちを舐めた態度をとった事、後悔させてあげる」

 

そしてライザー達の居たところが大きな爆発を上げた

 

 

 

 

 

 




はい!皆さん!お久しぶりです!第25話でした!

更新遅れて申し訳ありません!VVVとISばかり更新してしまってすみません!

明日も更新いたしますので!

次回!第26話 悪魔と人間

次回がリアスの最後の日ですリアスファンの皆さん申し訳ありません!次回もお楽しみに!

あとアンケートとります!


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第26話 悪魔と人間

ガオーーーーーーーーーーー!!!!!


一誠SIDE

 

戦いが始まってから数時間がたった。一誠は無傷でエクストリーム・ウィザードをボロボロの状態のリアスへ向けていた

 

「まだやるか?」

 

「・・あ・・たりまえよ・・っ!」

 

リアスはボロボロの状態で一誠に弱弱しい滅びの魔力を放つがエクストリーム・ウィザードから放たれる黒い光でかき消される

 

「お前のその諦めない根性は嫌いじゃないさ、だけどなお前のその自分勝手な所は嫌いだ」

 

「人・・間の・・・・癖にっ!」

 

リアスはうつ伏せになりながら一誠を睨みつけるが少しすると苦笑いをする

 

「何が可笑しい?」

 

「悪いけど・・この勝負は私の勝ちよ・・・・今頃ライザー達がヴァーリをt「何の事かしら?」・・っ!そんな!ライザー達は!?」

 

「ヴァーリどうしたんだ?鎧を纏って」

 

「何、この女ったらしのフェニックスとその眷属が挨拶して来たから歓迎してあげたのよ」

 

「まっ、つまらなかったがな」

 

「・・・・・・・」コクっ

 

ヴァーリとティア、オーフィスは血まみれでボロボロの状態のライザー達をリアスの前に放り投げるそれを見たリアスは顔を青くした

 

「そ・・そんな・・・フェニックスであるライザーが・・・負けるなんて!」

 

「舐めすぎなのよ、あなたは。私たちが、たかが不死鳥に負けるとでも?」

 

ヴァーリはリアスを見下すと他の方から何かを感じた

 

「あっちも決着がつくようだな」

 

「そうね・・・リアス・グレモリー、その目でしっかり見てなさい。自分たちの敗北と言う物を」

 

 

 

 

 

 

 

アーサーSIDE

 

「最後はお互いの全ての力を使って決着を着けましょう」

 

「そうですね、これじゃあ埒があきませんからね」

アーサーと木場はお互いボロボロで息を上げていた、そして最後にお互い剣を一本にし剣を構える

 

「・・・・・・・・」

 

「・・・・・・・・」

 

二人は息を殺し睨み合い、木場は聖魔剣をアーサーはコールブランドを両手に持ってそして

 

「っ!」

 

「っ!」

 

二人は前に出て剣を横に振る

 

「「はぁぁぁぁぁっ!!」」

 

 

ガシャャャャャャン!!!!

 

二人は剣を横に振りすれ違いになるとそのまま動かなくなる

 

「あぁ・・・・・」

 

「くっ・・・・・」

 

倒れたのは木場で膝をついてコールブランドを地面に突き刺し体を支えるアーサー。アーサーは木場に近づくと木場を支える

 

「僕の・・・負けですね・・はは・・・」

 

「あなたは強い・・・私が此処まで追い詰められたのは、あなたが初めてです」

 

するとアーシアが二人の前に近づいてきて二人を回復させる

 

「木場さんアーサーさん!、お二人共かっこよかったですよ!」

 

「アーシアさん・・・」

 

「アーシア・・ありがとうございます」

 

「お兄様!かっこよかったです!」

 

「ルフェイ・・・ありがとう」

 

ルフェイもアーサーに近づき笑顔でアーサーを迎える。アーサーはそんなルフェイの頭を優しく撫でる

 

「アーサーさん・・・また勝負してくれますか?」

 

「・・・・いいですよ、そうでなければいけません」

 

「次は僕が勝ちます・・・必ず!」

 

「私も負けませんからね?木場裕斗」

 

「僕の事は木場か裕斗のどちらかで呼んでください。フルネームじゃなんか違和感がありますし」

 

「なら・・・裕斗と呼ばせてもらいます。よろしいですか?」

 

「構いません・・・ありがとうございます」

 

木場と裕斗はお互い苦笑いをすると二人は握手をした

 

 

 

 

 

 

 

 

美侯SIDE

 

「俺っちの勝ちだな、姉ちゃん?」

 

「そのようだな・・・」

 

美侯は如意棒を肩にのせながら戦闘服がボロボロでデュランダルに体を支えながらゼノヴィアは美侯を見る

 

「姉ちゃんはデュランダルの力に頼り過ぎだぜぇ、それじゃあ直ぐに殺されちまうからもっと修行してから戦う事をオススメするぜぇ?」

 

「確かにな自分でも自覚はしていたさ・・・・はぁ~」

 

ゼノヴィアはそのまま後ろに倒れて溜息をつくそれを見た美侯はニヤリと口を歪めながらゼノヴィアの隣に座り込む

 

「それにしても、その戦闘服エロいな~それ一枚とか大丈夫なのか?」

 

「そうか?これは教会から支給される戦闘服なのだが、確かに下着とかはつけてながな」

 

「お~いそれ大丈夫どころか危なくね?(^^)」

 

「私は戦えればこれでもいいのだが、そんなに見たいのか?私の胸を」

 

「いや、見ねぇからな!?誰も見たいとか言ってないから!?」

 

「何だ、自身はあるのだがな」

 

ゼノヴィアは少し落ち込みながら美侯を上目づかいをしてくる、それを見た美侯は顔を赤くしてゼノヴィアから顔をそらす

 

「と、とにかく!これ着とけ!。殆ど裸じゃねぇか…」

 

「お前がこうしたのだろう」

 

「う~ん・・・!」

 

美侯は魔法陣から全身を包むようなマントを出してゼノヴィアに渡す

 

「さて、じゃあアーサー達の所に行くとしますかねぇ」

 

「木場も終わったのか・・・すまながい手を貸してくれるか?」

 

「・・・・・仕方ねぇ姉ちゃんだぜぇ」

 

美侯は頬をポリポリしながらゼノヴィアの手を取り起き上がらせるとゼノヴィアを肩で支える

 

「・・・・また勝負してくれるか?/////」

 

「あぁん?・・・いいぜぇそこまで言うなら付き合ってやるよ」

 

「頼む・・・・/////」

 

ゼノヴィアは顔を赤くしながら美侯にそう言いそのまま美侯と共に木場の所に向かった

 

 

 

 

 

 

 

 

黒歌SIDE

 

「白音・・・・・」

 

「・・・・黒歌お姉さま」

 

黒歌は白音を自分の膝に頭を乗せて膝枕していた

 

「負けました・・・やっぱりお姉さまは強いです」

 

「白音も十分強いにゃ、SS級はぐれ悪魔である私を此処まで追い詰めるなんて流石私の妹にゃ」

 

すると黒歌は後ろの方を見るとそのこにアーサーとゼノヴィアを担いだ美侯の姿を見つけた

 

「あっちも終わったみたいにゃね」

 

「・・・・・そうですね」

 

黒歌は一度白音の頭を撫でると白音を背中に背負うとアーサー達の所へ歩き出す

 

「・・・・っ」

 

「・・・・・これからはずっと一緒にゃ、白音」

 

「・・・・はい////」

 

白音は黒歌の背中で顔を赤くしながら黒歌の着物を強く握りしめる、それを感じた黒歌は鼻では笑うとアーサー達に手を振った

 

 

 

 

 

 

 

 

桐生SIDE

 

「はぁ・・・・はぁ・・・・」

 

「・・・・・・・っ!」

 

桐生は大きく息を上げて今でも震えながら聖剣を持っており朱乃は聖剣に何回も斬られてしまいダメージが大きく斬られた所から煙がでていた

 

「つ・・・疲れた・・・」

 

「そう・・・ですね・・」

 

二人は倒れて苦笑いをする、桐生は傍にレンズが割れたメガネを取ると掛けなおす

 

「相打ち・・・といったところですかねぇ、姫島先輩・・」

 

「そうですね・・・・まさかクイーンである私が負けるとは桐生さん凄いですね・・」

 

「姫島先輩も・・・強いですよ、此処まで戦えた私自身も凄いですけどね」

 

桐生が立ち上がると周りに突き刺さっていた刃がボロボロの聖剣は光の粒子となり消えた

 

「他の皆も終わったみたいだし、行きましょう姫島先輩?」

 

「はい・・・・参りましょうか桐生さん」

 

朱乃も立ち上がると桐生に続いて皆の所へ向かった

 

 

 

 

 

 

 

 

一誠はリアスとライザー達を拘束すると美侯達の治療を頼んだ

 

「皆、お疲れ様」

 

「お疲れ様です、イッセー」

 

「お疲れさん、イッセー後で皆で飯食いに行こうぜぇ!」

 

「そうだな、今日は疲れたから皆で外食するか」

 

一誠は頭を掻きながら皆にそう言うとオーフィスが一誠の肩に乗ってくる

 

「イッセー、我、おなか空いた」

 

「もう少し待ってろオーフィス、もう少ししたら・・・来たか」

 

一誠がそう言うと異空間に穴が開きそこからサーゼクスとアザゼル、ミカエル、そして悪魔の上層部の奴らが現る

 

「一誠君、すまないリアスが迷惑をかけた」

 

「まったく、何で俺まで来なきゃいけないんだ?」

 

「まぁまぁ、アザゼル。そう言うわずに」

 

サーゼクスはリアスとライザー達に近づくとリアスとライザー達を睨み付ける

 

「リアス、そしてライザー君とその眷属達これはどういう事かな?」

 

「お、お兄様・・・その・・・」

 

「サーゼクス様・・・・」

 

「朱乃君から話は聞いたよ、上層部が私と他の魔王達に何も言わず勝手なことをしてくれたみたいだね」

 

「で、ですが!お兄さm「リアス?」・・っ!」

 

「あぁ・・・・・」

 

サーゼクスからとてつもないオーラが出る此処までサーゼクスが怒ったの見てリアスは恐怖を感じていた同じくライザーと眷属達もそうだった

 

「リアス。君には上級悪魔から下級悪魔に降格、並びにグレモリー家の次期当主の資格剥奪と眷属解散を言い渡す」

 

「!そ、そんな!?」

 

「それとライザー君、君にもだ。君は降格処分と眷属解散を言い渡す」

 

「ば、馬鹿な!?俺まで!そんな!」

 

「君はリアスと協力したと一誠君の仲間から聞いている、いいね?」

ライザーは絶望したかのような顔をする、そしてサーゼクスは今度は上層部の連中を見る

 

「あなた方にも処分を受けてもらう」

 

「サーゼクス殿!何を言っているのだ!?」

 

「何故我々もなのだ!?」

 

「当然のことですよ?あなた方は私に隠し事をしてこんな事を起こしたのですから魔王である私にこのことを隠しておいて自分たちは何もないとでも言うつもりですか?」

 

「っ!じゃ、じゃあサーゼクス殿!その兵藤一誠という人間はどうするというのだ!?」

 

「そうだ!奴は我々悪魔にいつ危害を加えるかわからない!だからリアス嬢に頼んだのだ!」

 

「彼らは平和を望んでいる、私たちと同じ平和を。一誠君後は任せるよ」

 

「すまないなサーゼクス、今度飯をご馳走してやるよ」

 

「フフっ、楽しみにしてるよ君の作る料理はとても美味しいからね」

 

「じゃあついでに俺らも頼めるか?イッセー」

 

「お願いします一誠くん」

 

「しかたねぇな、いいぜ」

 

一誠は肩にオーフィスを肩車しながらそう言うとサーゼクス達は苦笑いをした。そして一誠とヴァーリは上層部達の前に来る

 

「俺らにちょっかい出したこと・・・後悔するといいぜ?」

 

「そうね、サーゼクスや此処にいる者達より弱い分際で私を連れ去ろうとするなんて・・・いい気にならない事ね」

 

「いえーい」

 

一誠とヴァーリは殺気をだしながら上層部の連中を睨み付けオーフィスは今の空気と合わない言葉を言う

 

「一誠君、その肩に肩車しているのはもしかして」

 

「あぁ、言ってなかったな。此奴は無限の龍神《ウロボロス・ドラゴン》ことオーフィスだ」

 

「「「はぁぁぁぁ!?」」」

 

サーゼクス達は驚きながらオーフィスを見て叫ぶと呆れていた

 

「まさかオーフィスまで一誠君の元に来るとは、君はやっぱり凄いよ」

 

「おいおいマジかよ!、オーフィスの野郎までイッセーに着くとはな!」

 

「という事はオーフィスは禍の団から抜けているという事ですか一誠君?」

 

「あぁ、オーフィスは禍の団からもう抜けている。それと此奴はティガと友達だったらしい」

 

「成程ね」

 

サーゼクス達は納得すると一誠とヴァーリそして肩車しているオーフィスは上層部の連中に視線を移す

 

「さてと、じゃあリアスとライザー達とあんた達に一回”絶望”を味わってもらうか。神器所有者たちがお相手だ」

 

すると、一誠が持っていたエクストリーム・ウィザードから闇がいくつも現れ一誠達とサーゼクス達は離れる。その闇から先ほどエクストリーム・ウィザードから出て来た衛宮士郎とその他の神器所有者たちが現れた

 

『ほう、こいつらが今日の相手か』

 

『つまらなそうだな、でも』

 

『あぁ。そうだな、”絶望を”知らない此奴らにはいい教育になるな』

 

『フフフっ。あぁ♪・・早く絶望した顔を見たいですわ♪』

 

『狂三・・・全くお前は・・・』

 

『それじゃあ、皆・・・行くぞ』

 

衛宮士郎が右手を前に出すとその手の前に十字に赤く光る物が現れる

 

 

『I am the bone of my sword…』

 

そう言うと周りに赤いドーム状の光が走る

 

『俺がつくるのは・・・無限に・・・剣を・・・内包した世界!!その名は・・・』

 

足元から赤い光の粒子が現れるそれを見た一誠達とサーゼクス達は目を奪われていた

 

『Unlimited Blade Works!!』

 

その瞬間リアス達は炎に包まれると見知らぬ所にいた無数の剣が突き刺さっており荒野の風景が広がっていた。そして自分たちの前には士郎とその他の神器所有者たちが立っていた

 

「こ、此処は!?」

 

『此処は俺の神器、無限の剣製の禁手。無限荒野の剣製世界《アンリミデットブレードワールド》だ』

 

士郎は傍にあった黄金の剣を抜くとその剣をリアス達に向ける

 

『此処にある物は全て”偽物”。だがな偽物が『本物に勝てない』なんて言う道理はない!』

 

『さて、始めようか』

 

『一つ言っておくぞ?悪魔共士郎の禁手に入った時点で貴様らは此処からは出られない』

 

『キッヒヒ!さぁさぁ!わたくしにあなた方の絶望した顔を見せてくださいまし!』

 

『それじゃあ・・・』

 

そして士郎の後ろに青く光る無数の剣が現れ士郎は『ふん』と笑うと

 

『全投影・・・連続投射っ!』

 

青く光る無数の剣がリアス達矢の様にリアス達へと飛んでいった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そしてリアス達と士郎達が消えたのを見て一誠達は焦っていた

 

「一体、どこに行ったんだ?」

 

『さっきのは・・・神器の禁手だというの?』

 

「あれが14種目の神滅具の力・・・・興味深いわねアルビオン」

 

『そうね・・・・』

 

すると、朱乃達が一誠達の前に来る

 

「一誠くん、リアスは・・・」

 

「安心してくれ、ただ怖い目にあってもらうだけだから」

 

「命は奪わないでくれるんだよね?」

 

「俺はそう望んでいるけど・・・あの人達がどうするかの問題だな」

 

そう話しているとエクストリーム・ウィザードが黒く光出す

 

「何だ?・・・っ!?」

 

「こ、これは!?」

 

「いっ一誠君!?」

 

「・・・・っ!?」

 

「これは!?」

 

朱乃達が黒い光に包まれるとすぐに黒い光が晴れ朱乃達は唖然としていた

 

「一体何が・・・っ!?何」

 

すると朱乃達の体から紅色の駒が出て来た。それは・・・

 

「悪魔の駒《イービル・ピース》が!?」

 

木場が体から出て来た駒を見てそう叫ぶと駒は徐々にひびが入っていく。そして

 

 

パリィィィィン!!!

 

 

イービル・ピースはガラスの様に砕け散り破片が地面に落ちる

 

「まさか、朱乃達の中にあるイービル・ピースを破壊したとでもいうのか?」

 

「という事は・・・白音体に何か変化は?」

 

黒歌は白音に体調を聞くと白音はこう言った

 

「・・・・ルークの力を感じません」

 

「僕もナイトの力が感じない・・・どうなってるんだ?」

 

「わたくしも」

 

一誠は桐生に聖剣を一本創ってもらいそれを木場の腕に近づける

 

「何も感じないか?木場」

 

「うん・・・何も・・・まさか」

 

「人間に・・・戻ったとでもいうのか?」

 

悪魔である木場に聖剣を触れさせているのに木場は痛みも何も感じてなかった

 

「悪魔の翼も出せないとなると本当に人間に・・・・」

 

『エクストリーム・ウィザードの一種の”呪い”という事かしら』

 

「呪いか・・・魔剣であるウィザードがそうしたのなら”呪い”なのかもな。でもいいのかお前ら?」

 

木場は一誠の言葉に応える

 

「多分”優しさを持つ闇”からの罰なのかもね『一からやり直して強くなれ』っていう奴なのかもしれないね」

 

「「・・・・・・」」

 

「そうかもしれませんわね・・・サーゼクス様私たちの処分は?」

 

「君たちには処分はないよ、それにもう君たちは悪魔ではないからね。君たちはもう”自由”だ」

 

朱乃達はサーゼクスからそう言われると一誠達の方を見る

 

「一誠くん、お願いがあるのですが」

 

「何だ?」

 

「私達もあなた方の・・・その」

 

一誠は(成程・・)と思うと朱乃に手を差し伸べる

 

「いいぜ、お前らがそれを望むのなら。いいぜ」

 

「っ!。本当にいいの?」

 

「構わないさ、言っただろ?『俺達の様な存在を認めてくれる奴だっている』ってだから俺達はお前達を受け入れるよ、いいよな皆?」

 

一誠がそう言うとヴァーリ達は首を上下に振った

 

「ありがとう・・・一誠くん」

 

「ありがとう、一誠君」

 

「ありがとう、兵藤」

 

「イッセーか一誠でいいぜ?ゼノヴィア」

 

「ありがとうございます、先輩・・・」

 

こうして朱乃達元グレモリー眷属は兵藤家の新たな家族になった

 

「またこれで家族が増えたな~」

 

「そうですね」

 

「これでまた騒がしくなりそうだな」

 

すると、一誠達の前に空間が歪みだしその歪んだ所から一人の少女が現れる

 

『キヒヒ♪、初めまして一誠さん』

 

「お前は・・・さっきの」

 

一誠達の前に現れたのは闇のような漆黒と、鮮血のような紅のドレスを身にまとい、左目に金色に輝く時計のような模様を持つ少女が現れた

 

『グレモリーさん方は明日冥界に転移させることになりましたので私はその報告を・・・』

 

「そうか・・・リアスにはいい経験になるかもしれないな。わかった」

 

サーゼクスはそれを受け入れ返事をすると今度は一誠を見る

 

『それにしても一誠さんは、”士道”さんに似てますわねぇ』

 

「士道?誰なんだ?」

 

『わたくしを救おうとして死んだ神器所有者の方ですわ・・・』

 

それを聞いた一誠は「そうか・・・」というと狂三は一誠に近づき頬を触る。その手はとても冷たかった

 

『まぁ、『必ずまた会える』と士道さんは約束してくれましたからわたくしはその約束を信じますわ』

 

すると狂三は顔を近づけて「あ~ん」と一誠の頬を長い舌で舐めると一誠は鳥肌が立ち狂三から離れると狂三は自分の指を舐める

 

『これが一誠さんの味・・・私は時崎狂三、わたくし”精霊”ですわ。それではごきげんよう一誠さん』

 

狂三はそう言いながらお辞儀をすると黒い光となりエクストリーム・ウィザードの中へ戻っていった

 

「な、舐められた・・・女の子に・・・顔を・・・」

 

『イッセー!しっかり!。あの女!私の息子に!』

 

「ちょっと怖かったね・・・はは」

 

木場とアーサーそして美侯もさっきの狂三の行動に鳥肌が立っていた。取り敢えずリアス達は明日冥界に送られるらしいので一誠達と朱乃達は異空間から出ようとする。

 

「一誠君、本当すまなかったね」

 

「サーゼクスが謝る事じゃねぇよ、それじゃあ俺ら行くから」

 

「わかった。それじゃあまた会おう一誠君」

 

「じゃあなサーゼクス」

 

一誠はそう言うと一誠達は異空間から出ていった。

 

 

 

そして翌日名家に絶望した顔をしたリアスとライザー達と上層部の奴らが冥界に送られて来てリアス達はしばらく部屋から出てこなかったという

 

 

 

 

 

 




疲れた~第26話でした・・・・ガクっ

さて・・・これで、朱乃達は悪魔から人間に戻り(一人は妖怪に戻り、もう一人はハーフ堕天使に戻り、あと引きこもりヴァンパイアも次回で出したいと思います)ました

さて・・次回からは第5章に突入します!その名も 運命世界のデジャヴ

次回!第27話 新勢力、光と闇の天龍騎士団

お楽しみに!


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第五章 運命世界のデジャヴ
第27話 光と闇の天龍騎士団


光と闇の天龍騎士団《リュミエール・ダークネス・シエルドラグーン》

センスなくてすみません!!

因みにリュミエールとはフランス語で”光”という意味です。シエルもフランス語で”空、天という意味があります!


グレモリー眷属との戦いから数日が経ち、兵藤家に新たな家族となった朱乃、木場、小猫、ゼノヴィアは一誠とヴァーリ達に向かい入れられた。そして一誠達は二階で朝食を取っていた

 

「それにしても、俺ん家。すげぇ大きくなったな」

 

「家族が増えたのだから当たり前でしょ?」

 

家族が増えた為ヴァーリ達とドライグ、アルビオンが家を改造し一階に花屋、そして二階が自宅だったのだが今は三階建ての家になっている。一誠は若干驚いていたが直ぐになれた

 

「それで、朱乃さん。確かもう一人眷属の子が旧校舎に居るって聞いたけど」

 

「はい、名前はギャスパー・ヴラディ、人間と吸血鬼のハーフの子ですわ」

 

「人間と吸血鬼のハーフ?初めて聞いたな」

 

一誠は人間と吸血鬼のハーフと聞き少し驚いた表情をする、朱乃は話を続ける

 

「その、実は……」

 

「どうしたんだよ?」

 

すると木場と子猫が一誠に話す

 

「ギャスパー君は、その…引きこもりでね・・はは」

 

「・・・・・・引きこもりヴァンパイア」

 

「人が苦手って事か、それと子猫それギャスパーに言うなよ」

 

一誠はギャスパーが人が苦手だとわかり小猫に注意する、すると突然エクストリーム・ウィザードが現れウィザードから黒い光が一瞬眩しく光るとそこには学生服姿の狂三が現れた

 

『ごきげんよう、一誠さん』

 

「狂三、どうたんだ?」

 

『実はウィザードの中にいる方々があなたに挨拶をしたいと』

 

「そうなのか・・・じゃあ頼む狂三」

 

『わかりましたわ、皆さんいいですわよ』

 

すると宙に浮いたエクストリーム・ウィザードが黒く輝きだし部屋を黒い光で埋め尽くされる、そして光が晴れるとそこには士郎とひの男性と女性一人が現れ狂三と士郎を含めて4人が現れた

 

『よう!久しぶりだなイッセー』

 

『初めまして、イッセー』

 

『初めましてね、、坊や』

 

赤い髪にティーシャツにジーパン姿の士郎に全身黒づくめで黒いロングコートを着た青年に血の様に赤いドレスを着た女性が現れた

 

「狂三、士郎、その二人は?」

 

『この一人は神器所有者ではありませんが、悪魔や堕天使を瞬殺出来る実力をもった方々ですわ』

 

『キリト、ほら』

 

『わかっているよ、士郎』

 

キリトと呼ばれた青年は一誠の前に来て手を差し伸べる

 

『俺の名はキリト。よろしく頼むイッセー』

 

『こっちこそ、兵藤一誠だ。ところで本名じゃないんだな』

 

『悪いな、もう昔の名は捨てたんだ』

 

『そうか・・・』

 

一誠はキリトと握手を交わすと次にドレスを着た女性がキリトの隣に来る

 

『次は私ね、私はセレーネ。よろしく坊や』

 

『よろしく』

 

女性セレーネも一誠と握手を交わす、そして今度はエクスカリバー・ネクサスも突然現れ金色の光が部屋を覆い尽くしていく

 

「またか!」

 

「今度はどんな人が」

 

そして光が晴れるとそこには男性二人と女性二人が現れた。

 

『やっと出てこられました』

 

『そうだなぁ』

 

『此処が現代の・・・』

 

『ふぅ!やっとね』

 

青いドレスに甲冑を付けた金髪の少女に、何処かの学生服を着た青髪の青年に、赤い服を着た青年に、何処かの騎士を思わせる白い服と甲冑を付けた少女が立って周りを見渡していた

 

『っ!せ、セイバー!?』

 

『し、士郎!?』

 

『アスナ!?』

 

『き、キリトくん!?』

 

『く、狂三!?』

 

『あら、士道さん』

 

『セレーネ!!』

 

『あら、久しぶりねリク』

 

それぞれ魔剣と聖剣から現れた少年少女達は互いを見ながら驚いた表情をして声を上げていた、その場にいた一誠達も彼らの様子を見て驚いていた

 

「な、なんだ?皆知り合いだったのか?」

 

「なんだなんだぁ?宿敵と出会っちまったてか?」

 

一誠と美猴は士郎達にそう聞くと何故か一部の者だけ顔を赤くしたり涙を流していたりしていた

 

『セイバー、お前』

 

『久しぶりですね、士郎』

 

士郎は驚きながら金髪の少女にそう言うと少女は微笑むと士郎の手を握る、そして士郎は少女と同じように彼女に微笑む

 

『アスナ・・・本当に、アスナなのか?』

 

『うん・・そうだよ、キリトくん!』

 

白い服を着た少女はキリトに涙を流しながら抱き着くとキリトも涙を流して彼女を抱きしめる

 

『・・・・その・・・また会えたな、狂三』

 

『えぇ、だって約束しましたもの、士道さん♪』

 

『ちょっ!!狂三!!』ドゴっン!

 

狂三は青年に抱き着き青年は抱き着かれて慌てながら狂三に押し倒される

 

『・・・・・セレーネ』

 

『全く、昔と変わらず不器用な坊やね』

 

『う、うっさい!!』

 

セレーネは赤い服を着た青年をの頭を撫でると青年は不機嫌な顔をしながら顔を赤くする、それを見たセレーネは少しばかり笑った

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして感動の再会を果たした少年少女達は一旦離れ一誠に自己紹介をし始めた

 

『まず、私から行きます。私の名はセイバーと申します、よろしくお願いします、一誠』

 

「よろしくな、キリトと同じで本名は名乗ってくれないんだな」

 

『すみませんが、それだけは教えられません』

 

「わかった、よろしくな、セイバー。」

 

一誠はセイバーと握手を交わすと次に白い服の少女が名乗って来た

 

『私も本名は教えられないけど、私の名前はアスナ、よろしくね』

 

「こっちこそ兵藤 一誠だ。よろしく頼むアスナ」

 

『うん!』

 

アスナは笑顔でそう言うと握手をした、そして次に青い髪をした青年が来た

 

『俺の名前は五河 士道。狂三が世話になったな』

 

「ちょっと怖かったけどな、よろしく頼むぜ士道」

 

『あぁ!』

 

士道はニカっと笑うと一誠と握手をする、そして最後に赤い服を着た青年が来た

 

『僕の名前はリクだ、よろしく』

 

「あぁ、よろしくな?リク」

 

『あぁ、よろしく』

 

リクとも握手を交わす、そしてヴァーリ達もそれぞれ挨拶をするとそれぞれの力の事を話した

 

『私は神器の所有者ではありませんが、聖剣を所持しています』

 

『私もセイバーさんと同じく神器の所有者じゃないけど、レイピアを武器にしてるよ』

 

『俺も神器所有者で神器は、精霊の聖眼《スピリット・オア・デート・ア・ライブ》だ』

 

『僕の神器は、銃剣創造《バイオネット・クリエイティブ・ガン》だよ』

 

『俺もアスナとセイバーと同じ神器所有者じゃないけど、俺は魔剣と聖剣の両方を使う二刀流使いだ』

 

『私の神器は、破滅の呪い《マレディクスシオン・デストロイヤー》よ』

 

それぞれ自身の力を教えてもらった一誠達は彼らに礼を言うと士郎達とセイバー達はそれぞれウィザードとエクスカリバーの中に戻っていった

 

「まぁ驚くところ満載だったけど、取り敢えず今日は皆でそのギャスパーっていう子の所に行こうぜ」

 

「そうさな、所で黒歌よぉ」

 

「何にゃ?」

 

「おめぇも元の猫又に戻ってんのか?」

 

「え!?そうなのか!黒歌!?」

美猴の言った言葉に一誠は驚くが黒歌は頭を掻きながら苦笑いする

 

「にゃはは~実はそうなんだにゃ、今朝起きたらベットの下にイーヴィル・ピースの欠片が落ちてあってねぇ~言うの忘れてた!」

 

「そうだったのか・・・じゃあお前もウィザードの呪いを受けているところか?」

 

「そうだと思うにゃ、だってほら」ササっ

 

「・・・だな」

 

黒歌は着物の袖をまくると腕に血の様に赤いタトゥーが入っていた、そのタトゥーは数日前朱乃達を元の種族に戻したその翌日に腕に出来ていたのだ、多分それがウィザードの呪いを受けた者の印なのだと一誠は考えていた。すると美侯がある事を言い出した

 

「イッセーよぉ~俺らで何か創ろうぜぇ~?」

 

「何をだよ?」

 

「う~ん、こんなにもはぐれ者や強い奴らがそろってんだからさ、何かこう~カッコイイ組織でも創りてぇ~な~と思ってよ!」

 

美猴は一誠の肩を持ち一誠にそう聞く

 

「組織ねぇ・・・・皆はどうなんだ?俺は別にどっちでもいいけどよ」

すると、ヴァーリ達は一誠を外してそれぞれ円を作り肩と肩をくっつけて何かを話し合っていた、そして数秒立つとヴァーリ達は

 

「イッセー、美猴の言う通り、私たちだけの組織を創りましょう!」

 

「とてもかっこいいと思います!私これでも日本の特撮が大好きなんです!」

 

「イッセー、その組織の名前は、あなたがつけて頂戴!いい?これはお母さんの命令よ!」

 

「母親が息子に命令するのはどうかと思うけど、まぁいいか。う~ん」

 

一誠はどんな名前にするか考えていた

 

(光、闇、ドラゴン、聖剣、魔剣・・・・・)

そして一つの名前を思いつく

 

「じゃあ、光と闇の天龍騎士団《リュミエール・ダークネス・シエルドラグーン》ってどうだ?」

 

「一応、理由は今までドラゴンがどこにも属さなかったっていうのを参考に俺達も何処にも属さない組織としてこの名前にしたんだけど・・・・どうかな?」

 

すると、皆は『おぉ~!』と声を上げる

 

「じゃあそれで決まりね、いいわね?皆」

 

ドライグがヴァーリ達にそう言うとヴァーリ達は『うん』と頷く

 

「それじゃあ、今日から俺達はどの勢力にも属さない組織、光と闇の天龍騎士団を結成するぜ!」

 

一誠は腕を勢いよく上げると皆も腕を上げて声を上げた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こうして、一誠達はどの勢力にも属さない独立組織、光と闇の天龍騎士団《リュミエール・ダークネス・ドラグーン》を結成した

 

 




皆さん久し振りの更新です!

勢力っつうか何処にも属さない独立組織にしちゃいました

そして他多数のキャラが登場しました。彼らの活躍はまだ未定です

では、またお会いしましょう!

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第28話 引きこもりヴァンパイア

久し振りの更新です!

では、さっそくどうぞ!


「で、此処がそうなんですか?」

 

「はい、そうですわ」

 

「・・・・何処か変な所がありましたか?一誠先輩」

 

「じゃあこの扉に張られている『入るな、危険』っていうテープは何なんだ?」

 

俺は元グレモリー眷属の朱乃さんと木場、そして小猫とゼノヴィアと一緒にもう一人の僧侶であるギャスパー・ヴラディという子を迎えに来ていた、来たのはいいがギャスパーが居ると言う部屋の前に来ているのだがその扉には『入るな、危険』っと日本語で書かれている黄色いテープで張り巡らされていた

 

「ギャスパーくんは当時、神器をコントロールとリアス自身もギャスパーくんを制御出来てなかった為、リアスがこの部屋に封印したのですわ」

 

「コントロール出来なかった、か。それでギャスパーは『変異の駒』《ミューテンション・ピース》を?」

 

朱乃さんから聞いた話によれば『変異の駒』通称《ミューテーション・ピース》は悪魔の駒における本来、複数の駒を使うであろう資質を宿した転生体を一つの駒で済ませてしまう特異な駒らしい、と言う事はその駒を使わなければ転生出来なかったって言う事だ

 

「一応深夜には術が解けて旧校舎内なら自由に動き回れるのですが、中にいる子自身がそれを嫌がっていますの」

 

引きこもりで、ヴァンパイアか。小猫から一度聞いたけど、初めて聞いたな、そういうの

 

「契約とかはどうしてたんだ?今まで」

 

「人間の中には直接会いたくないって人もいるから。彼はそんな人たちとインターネットを使って契約してるんだよ。僕達の中で一番の稼ぎ頭だよ」

 

人間も人外も何か大変だな、色々と

 

「じゃあこの刻印は破壊するけど、いいんだな?」

 

「お願いしますわ」

 

朱乃さんがそう返事はすると俺はネクサスを取り出し刻印を切り裂く、すると刻印は光の粒子となり封印が解かれ、ただの扉となった。取り敢えずテープを剥がしていき先に朱乃さんが部屋へと入ると

 

『イヤァァァァァァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!』

 

いきなり悲鳴かよっ!これは想像以上の重症だなこりゃ

 

『あらあら。元気そうで良かったですわ』

 

『な、な、何事ですかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?』

 

『あらあら、封印が解けたのですよ? もうお外に出られるんです。さ、一緒に出ましょう?』

 

まるで怯える小さな子供に優しく語りかけるような声で朱乃さんが促すが、声の主は頑なに拒否する。

 

『やですぅぅぅぅぅぅぅぅ! 外に出たくない! 人に会いたくないぃぃぃぃぃぃぃ!』

 

中に入った木場と小猫、そしてゼノヴィアはそれを見て呆れていた、俺も取り敢えずネクサスを仕舞い中に入ると金髪と赤い双眸をした人形みたいに端整な顔立ちをした美少女が居た

 

「その子がギャスパーか?朱乃さん」

 

「はい、この子がギャスパー・ヴラディくんですわ、イッセーくん」

 

ギャスパーは俺を見ると涙は浮かべ始める。おいおい、俺何かしたか!?って『くん?』女の子なのにどうして君付けなんだ?、すると小猫が俺の所に寄ってくる

 

「・・・・一誠先輩、一言言っておきますがギャーくんは男の子です」

 

「え?男?でも、女子の制服着てるじゃないか」

 

「ギャスパー君は女装趣味があるみたいなんだよ、一誠君」

 

「・・・・まぁ・・別にとやかく言う気はないけどさ、何で女装するのが好きなんだ?」

 

「だ、だ、だって女の子の服の方が可愛いもん・・・・」

 

頬赤らめながら男がそう言う事言うもんじゃないぞ

 

「そ、それよりも、初めまして、ギャスパー、俺の名前は兵藤一誠だ。親しい中からはイッセーって言われてる。よろしくな」

 

「ぎゃ、ギャスパー・ヴラディですっ!・・・よ、よろしくお願いしますぅ・・・・」

 

取り敢えず自己紹介と握手までは何とか出来たな、それよりさっきから何で俺の後ろを見て震えてんだ?

 

「どうかしたのか?ギャスパー?」

 

「あぁ!・・あのっ!い、イッセー先輩の・・その・・後ろに居る方は・・だっだれですか?」

 

ん?後ろ?

 

『あらあら♪ばれちゃいましたわ♪』

 

俺の後ろにいつの間にかいつものゴスロリ服を着た狂三が笑みを浮かべながらたっていた

 

「うわっ!、く、狂三!!お前いつの間に出て来たんだよ!?ビックリするだろう!?」

 

『私は皆様の驚いた顔を見たかっただけですわ、どうやら成功のようですわね、キッヒヒ♪』

 

朱乃さんや木場達はも狂三の風の様な現れ方にビックリし俺の後ろに下がる

 

『その子がハーフヴァンパイアの子ですわね?』

 

「あ、あぁ、そうだけど」

 

狂三は俺にそう聞くとギャスパーの傍に寄る

 

『・・・・おかしいですわね』

 

「どうした?」

 

『ウィザードの刻印はあるのですが、まだ駒がこの子の中にありますわ』

 

「な、何ですか!!これぇぇぇぇぇぇぇぇッ!!!」

 

俺もギャスパーの腕を見て確かめるが、確かにウィザードの刻印はあるが『変異の駒』《ミューテンション・ピース》が見つからない。無いという事は狂三の言う通り駒はまだギャスパーの中にまだあると言う事になるな

 

「何か理由があるのか、それともウィザードの呪いに抵抗しているのか?」

 

『さぁ、そこまでは』

 

「僕、いつの間にこんなタトゥー入れられたんですか~~~~~~ッ!!!」

 

ギャスパーはそう叫ぶと近くにあった段ボール箱に入り込みやがった、すげぇ、すっぽり入りやがった

 

「取り敢えず、このまま運んじゃいましょうか」

 

「え、いいんですか?このままで?」

 

「いい加減、男の子らしくさせなきゃなりませんから」

 

「確かに僕もその通りだと思うよ、もうこの前の様にギャスパー君を利用されない為にもギャスパー君は強くならなくちゃ」

 

『裏切るんですかァァァ!!みなさ~~~~~んッ!!!』

 

段ボールの隙間から目が不気味に光る、お前の今の体制どうなってんだよ

 

「では、行きましょう。いっちに、いっちに――――」

 

『イヤァァァァァァアアアアアアアアアアアアッ!!外に出たくなァァァァァァい!!助けてェェェェェェェ!!!』

 

「これから、あいつの事で大変になりそうだなぁ~」

 

『ウフフっ、そうですわね』

 

小猫に運ばれる段ボールの中に入ったギャスパーは中からそう泣き叫ぶのであった、俺と狂三はその光景を苦笑いしながらヴァーリ達が待っている家に帰ったのであった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




皆さん!お待たせ致しました!久しぶりの更新です!

今日は引きこもりヴァンパイア事、ギャスパーの登場でした

次回はもっと早く更新したいと思っております!これからも優しい光と闇をよろしくお願いします!

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では、次回! 第29話 ヴァンパイアとドラゴン



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第29話 世界を越えて

ルミルミ


ダンボールに引きこもったギャスパーを一誠達は家まで無事に連れ、小猫はギャスパーをダンボール箱から引きずり出し、皆の視界に入れた

 

「へぇ~、このちっこいのがギャスパーかぁ?」

 

「見た目は女の子の様ですが、男の子でしたか、変わったご趣味ですね」

 

「えぇ~!?おお兄様!この子男の子なんですか!?」

 

「にゃ?可愛いにゃ!この子!」

 

「ふむ、確か日本ではこういう子を男の娘というのものだろうか」

 

「ティアマットさん、何処でその情報を?」

 

ギャスパーを見た一誠とヴァーリ、そして朱乃達以外の皆の反応を見たギャスパーは涙目だった

 

「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!ひ、人がいっぱぁぁぁぁぁぁぁぁいっ!!」

 

「ギャーくん、逃がさないよ」

 

「小猫ちゃぁぁぁぁぁん!!離してぇぇぇぇぇぇ!!!」

 

ダンボールに逃げ込もうとする、ギャスパーだが子猫がギャスパーを捕え逃がさない様に抱きしめる、その様子を見た一誠と朱乃達は苦笑していた

 

「これは大変そうね、イッセー」

 

「まぁな・・・・・それじゃあ、始めるか」

 

一誠はソファーに座ると向かい側に小猫がギャスパーを座らせ、その隣に小猫が座る。他の皆は一誠の後ろへ移動する

 

「は、始めるって何をですかぁぁぁ?」

 

「ギャスパー。これからお前に話す事はお前が居ない所で起きたことだ。そしてどうしてお前や朱乃さん達から悪魔から人間に戻っているのかを」

 

一誠は真剣な顔つきになり、ギャスパーに今まで起きた出来事を反し始めた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

数分後

 

 

 

 

「そ、そんな・・・リアス部長が・・・上級悪魔から下級悪魔に降格されてグレモリー家の次期当主の資格剥奪と眷属解散を言い渡されたなんて・・・」

 

「そしてその後、俺が持つこの魔剣、エクストリーム・ウィザードがグレモリー眷属に呪いをかけて、悪魔から人間に戻し、駒は破壊された。そしてお前とグレモリー以外の元眷属は俺達の家族になった。これが俺達とグレモリー眷属の間に起きた事だ」

 

話を聞いたギャスパーは今でも信じられない様な顔をして顔を伏せていた、ギャスパーの隣に座っていた小猫はギャスパーの頭を撫でて慰めていた

 

「それで、お前一人になっちまった部室からお前を向かいに来たって事だ」

 

「そ、そうだったんですか・・・・だけど変異の駒はまだ僕の中にあるんですよね?どうしてなんですか?」

 

「そこが分からないんだよ、変異の駒っていう程だから多分、何らかの力が働いているのかもしれない」

 

「な、何だか僕だけ仲間外れみたいじゃないですかぁぁぁぁぁぁぁ!!!仲間外れはイヤですぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅッ!!!」

 

「だから、お前を此処に連れて来たんじゃないか」

 

一誠は苦笑しながらギャスパーの頭を撫でる、ギャスパーはそれに反応し顔を上げた

 

「お前はもう『自由』だ。だからこれからお前の好きなように生きればいい」

 

「じゃ、じゃあ部屋に引きこもっても」

 

「それはダメ。もし何処にも行く宛がないなら・・・・・俺達と暮さないか?」

 

「え?」

 

一誠のその言葉にギャスパーは一誠を見る

 

「お前の事情は大体朱乃さんから聞いた、ごめん。お前の過去を勝手にきいてしまって」

 

「・・・・なら、兵藤先輩は怖くないんですか?こんな・・・化け物と言われてもおかしくない力を持って・・・・僕はいやです」

 

「・・・・・・・・・」

 

ギャスパーは涙を流しながら話を続ける

 

「僕は吸血鬼なんかじゃなくて、普通の人間として生まれて来たかったです・・・・けど吸血鬼と人間のハーフとして生まれて、皆から化け物扱いされて、そして神器を宿してしまって・・・・その神器の所為でこの前怖い人達に利用されて・・・皆に迷惑を掛けてしまった」

 

「・・・・・・・・・」

 

「兵藤先輩はどうしてこんな力を・・・・恐れたりしないんですか?」

 

ギャスパーは今度は一誠に力の事を聞く。同じ神器を持つ者としてどうなのかを

 

「俺も・・・最初は怖かったよ。自分が自分じゃない何かに変わって行くのと、望んでもいない力を宿してしまった事はお前と同じ様に怖かった・・・・けど」

 

「けど?」

 

「俺はその力から逃げ出したりはしなかった。俺の神器は赤い龍の帝王を宿した神滅具、ブーステッド・ギアだ、俺は昔両親を悪魔に殺されて、ブーステッド・ギアに掛けられた呪いを発動して俺は暴走した・・・・家族を何もかも失った俺はあらゆるものを破壊つくした」

 

「・・・・・・・・」

 

「そして、ブーステッド・ギアの中に宿っている、歴代の先輩達とドライグに呪いから助けられた・・・けど本来、先輩達はまだ呪いの呪縛を受けている状態だったはずにも関わらず呪いから解放されていた・・・・この前知ったんだけどさ」

 

本来ならばまだ歴代赤龍帝達はまだ覇龍の呪縛を受けている状態のはずなのに今は理性と意識を取り戻し今は一誠の頼もしい先輩達になっている。呪縛を振り払う程の強い力がその原因だと一誠は考えていた

 

「俺は一人になったってそう思った時、先輩達とドライグは俺に『お前は一人じゃない、俺達がお前の傍にいる』って言ってくれた時、俺は嬉しかった。こんな化け物の力をもった俺にこんなにも俺を想ってくれる人達がいるんだなってさ・・・・だから、俺はこの力を神器をブーステッド・ギアを受け入れて此奴と一緒に前に進もうと決められたんだ』

 

「・・・・・強い、ですね。兵藤先輩は、僕なんかよりもずっと」

 

「俺は弱い、まだまだ弱い」

 

ギャスパーは立ち上がると一誠の手を握る、そんなギャスパーを見て一誠は驚いた

 

「ぼ、僕も・・・強くなれるでしょうか・・・皆を守れる位、強い男に」

 

「・・・・なれるさ、悪魔や堕天使、天使よりも、人間の・・・人の想いは不可能を可能にする事が出来る・・・諦めない心を持てば必ず明日は来る・・・どんな事があっても必ずな」

 

ギャスパーは手で涙をふくと一誠に今の自分の気持ちを言う

 

「兵藤先輩、ぼ、僕も・・・先輩達と一緒にいても・・・・いいですか?」

 

「・・・・・あぁ、お前がそう望むのなら此処にいればいい、それがお前の意志なら」

 

それを聞いたギャスパー一誠と他の皆を見る、皆はうんっと頷き、それを見たギャスパーは頭を下げた

 

「こ、これから!よ、よろしくお願いします!!皆さん!!」

 

「よろしくな、ギャスパー。俺の事は一誠かイッセーで構わないからな」

 

「はい!」

 

ギャスパーは笑顔で一誠と握手をした、これでギャスパーは兵藤家の新たな家族になった。これで終わりだと思っていただが

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その瞬間、一誠達は黒い霧に包まれた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「な、何にゃ!?」

 

「この霧は・・・・まさか!」

 

「っ!皆さん!注意してください!、何か来ます!」

 

突然黒い霧に包まれ、次の瞬間一誠達はリビングから黒い世界にいた、建物や車や色々あるがとても人がいる気配がない。するとアーサーが何かを感じ取り皆にそう言うと一誠達の前に剣や槍を持った少女達が現れた

 

「あなたが現赤龍帝、兵藤一誠ですね?」

 

「そうだが、お前達は何もんだ?」

 

何処かの学生服を着た、剣を腰かけた少女が一誠に話かけて来た、一誠は自分たちを取り囲んでいる他の者達に警戒しながら少女に返事をする

 

「申し遅れました、私達は禍の団所属の英雄派の者です」

 

「禍の団!?」

 

それを聞いた木場や朱乃達はすぐさま戦闘態勢に入る、ヴァーリ達もいつでも戦闘が出来る状態にする。一誠は少女に質問する

 

「英雄派って何だ?」

 

「英雄派とは伝説の英雄や勇者の子孫や神器を有する人間から構成されている派閥です。」

 

「英雄や勇者の子孫が・・・・これりゃ世も末だな。で、その英雄派が俺達に何の様なんだ?」

 

少女は苦笑すると一誠に手を差し伸べる

 

「私達、禍の団に入りませんか?兵藤一誠」

 

「何?」

 

「彼方の力は曹操様やゲオルク様達がとても期待しております、彼方が入ればこの世界を変えられるといっております。神をも滅ぼす神滅具を持った彼方が英雄派に入れば悪魔や天使、堕天使が存在しない世界を創れる、どうですか?」

 

少女がそう言い勧誘してくるが一誠は

 

「断る」

 

「・・・・何故です?」

 

「お前達の事は大体、アーサーから聞いた、元英雄派に所属していたアーサーから聞いた話だとお前達、英雄派は無理やり神器の所有者を拉致・洗脳したりして各勢力に送り込んでいるとな、誰がそんな危ない奴らの仲間なんかになるかよ」

 

 

 

一誠はこの前の戦いの時にアーサーからカオス・ブリゲードの話を聞いていた、禍の団には派閥が存在しこの前襲ってきた奴らは旧魔王派と魔女の夜《ヘクセン・ナハト》の者達だと聞き、後二つの派閥が存在するがさすがにそこまでは分からなかったらしい。すると少女は指を上に上げた

 

「そうでしたか、なら」パチン

 

指を鳴らすと他の少女達が武器を一誠達に向けてくる

 

「なら此処で、彼方達には消えてもらいます」

 

それと同時に少女達が襲い掛かって来た

 

「ブーステッド・ギア!!」

 

『Boost!!!』

 

「ディバイン・ディバイディング!!!」

 

『Divide!!!』

 

「ソード・バース!!!」

 

一誠とヴァーリは神器を展開しカウントを始める。木場は聖魔剣を創るとその聖魔剣を地面に突き刺す、すると一誠達の周りの地面から大量の聖魔剣の刃が現れ、少女達はそれを見て回避する

 

「あれが聖魔剣・・・・一本だけでもその剣を貰いましょう」

 

「残念だけど君たちにやる剣は無いよ、行こう!一誠君!」

 

「あぁ!行くぞ!皆!」

 

『おう!(はい!)』

 

一誠達、光と闇の天龍騎士団は英雄派との戦闘を開始した

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして別の世界では茶髪の青年二人が学生服を着て下校していた

 

「ハルト、これからどうする?」

 

「う~ん、僕はこのままスーパーに行くけど一誠はどうするの?」

 

別の世界に存在する兵藤一誠と異世界から迷い込んだ時縞ハルトは共にこれから何をするかを話し合っていた、他の皆は先に帰っており現在今は二人だけである

 

「俺は~ん~俺も一緒に行くよ、ハルト。一人では大変そうだしさ」

 

「ありがとう、一誠。じゃあ行こ・・・・っ!何だあれ!?」

 

「んあ?」

 

ハルトが空に指を指しそれを見た一誠も見る。その空はまるでガラスの様に割れていた

 

「空が割れてる!?」

 

「何か嫌な予感がするんだけど」

 

するとその割れた空はまるで二人を吸い込むかのように動き始めた

 

「「・・・・・・・・」」

 

二人は互いに顔を見ると

 

「「逃げろぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!」」

 

二人は全力でその割れた空から逃げ出した、がその空の勢いは凄まじく二人は等々空中へと浮いてしまう

 

「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

 

「なんでこうなるのぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!????」

 

二人は割れた空に吸い込まれ、その空は二人を吸い込んだと同時に消えた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そしてはたまた別の世界では

 

「で、アザゼル先生、それ何なんですか?」

 

「いや~、これは俺が研究して創った。異世界に行ける、装置だ」

 

オカルト研究部でアザゼルが胸を張ってそう発言したが眷属達は白い目を向けていた

 

「な、何だよ?お前ら」

 

「いや、どうせろくでもない装置何だろうな~って思って」

 

「まぁアザゼルだものね」

 

「おいおいおい!、これはマジで俺の自信作なんだよ!、とっ言うわけでイッセー、お前をこの『異世界に行こうぜ♪」銃の第一被験者になってくれ」

 

「ふざけんなよ!?この野郎!?」

 

「では「異世界に行こうぜ♪銃」発射だぁぁぁぁぁ!!」

 

ビィィィィィィィィィィィィィィ!!!

 

銃口から緑色のビームが放たれそのビームは一誠と

 

「兵藤一誠、話があるのだが・・・ん?」

 

「あ、ヴァーリ」

 

そこに現れたのは歴代最強の白龍皇である、ヴァーリだった。そしてビームは一誠とヴァーリに直撃した

 

「「ギャッハァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!」」

 

二人はビームに直撃すると、部室から姿を消した

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

二つの世界から時空を越え一つの世界に赤龍帝と白龍皇そして神憑きが来るとは誰も思わなかった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




更新致しました!

次回は原作一誠と革命の神憑きのコラボです!

お楽しみに!

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第30話 異世界の赤き龍

更新キターーーーーーーーーーーーーーー





「ネクサスッ!」

 

一誠はエクスカリバー・ネクサスを呼び出し、黄金の光の翼を広げ空を飛ぶと勢いよく下に居る英雄派の少女へ斬りかかって行く。

 

「神器所有者達の想いが形となったエクスカリバー・・・それと当時に展開される光の翼・・・報告道理ですね」

 

少女は腰に収めた剣を抜き一誠のエクスカリバー・ネクサスを受け止める。

 

「英雄や勇者の子孫が何でテロなんかを」

 

「「御先祖様が泣くぞ」と言いたいのですか?」

 

「そりゃそうだろうよっ!」

 

エクスカリバー・ネクサスを今度は逆手に持ち変えると、下から少女の服を切り裂くと少女は一誠から距離を取る。切り裂かられ服の中からは綺麗な女の肌が見える

 

「女の服を切り裂くとは、中々の度胸ですね」

 

「悪気はなかった。これだけは事実だ」

 

一誠は少女に謝ると、再びエクスカリバー・ネクサスを構える。少女も同じように剣を一誠に構える

 

「まだやるのか?」

 

「当然です。曹操様やゲオルク様の敵は私達が排除するのが、私達の指名ですので」

 

少女はそう言うと一誠へと斬りかかって行った

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヴァーリチームSIDE

 

ヴァーリ達は一誠や元グレモリー眷属達から離れ、多くの英雄派の構成員達を相手にしていた。ヴァーリは半減の力を使い構成員達の力を半減させる

 

『Divide!!!』

 

「「「「「くっ!」」」」」

 

「美猴!アーサー!」

 

「はい!」

 

「あらよっと!」

 

半減させたと同時にアーサーと美猴がコールブランドと如意棒を持って少女達へ振って行くが、少女達は巨大な防御魔法陣をアーサーと美猴の前に展開し二人の攻撃を防いでしまった

 

「これ位の攻撃じゃ、流石にやられませんね」

 

「だろうよ」

 

美猴は如意棒を肩にトンっと叩く。少女達は剣や槍、双剣を構えるとヴァーリ達へ斬りかかって来る

 

「さてと、アーサー。俺っち達もいいとろ見せてやろうぜぇ?」

 

「ふふっ、そうですね。ルフェイが見ているのですから、兄である私が頑張らねば」

 

「このシスコン王がよ~」

 

「っ。・・・・・後で覚えておいて下さいよ、美候」

 

「さぁ~てねぇ~?」

 

美猴とアーサーは再び得物を構えると少女達へと向かって行った

 

 

ヴァーリチームOUT

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

元グレモリー眷属+アーシア&ティア&オーフィスSIDE

 

「木場!次が来るぞ!」

 

「くっ!」

 

元グレモリー眷属とティア達もヴァーリ達と同じ様に別の場所で戦闘をしていた。ゼノヴィアはデュランダルで刺客者の剣を受けとめ、木場に次が来ると伝えるが構成員の男は木場へと剣を振り下ろそうとするが

 

「雷よ!!」

 

天から雷が落ち構成員の男に直撃し爆発を上げる。木場を助けたのは木場を援護した朱乃が放ったものだった。

 

「大丈夫ですか?裕斗くん」

 

「朱乃さん・・・・ありがとうございます。おかげで助かりました」

 

「いえ、ゼノヴィアさんが言ってくれたおかげです」

 

 

 

ドゴォォォォォォォォンっ!!!!

 

 

すると、疑似空間の中で大きな地響きが鳴り響いた。鳴り響いた所を見るとそこに龍王へと変身したティアの姿があった。先ほどの地響きは自身の腕で構成員三人を地面へ叩き潰した音だった

 

『私はこういうのは好きではないが、私の弟を狙ったのだ。覚悟はしてもらうぞ、小僧共』

 

「ティ、ティアマットさん・・・頑張ってくださ~い!」

 

「ひぃぃぃぃぃっ!た、高い所はいやですぅぅぅぅぅぅぅ!!!」

 

「我とティアマット、ラッセー。この三体が合体すれば、グレートレッド倒せる、かも」

 

ティアマットの頭の上にアーシアとオーフィスが鎮座しており更にオーフィスの頭の上に蒼い電撃を流しているラッセーが鎮座していた。ギャスパーはティアの頭の上から泣き叫んでいた。蒼い羽を広げティアは次の標的を探す

 

「私達も負けてはられないな」

 

「そうですわね」

 

「はい」

 

「うん――――――行こう!」

 

木場は新たな聖魔剣、二本を創りだし両手に持つと木場を先頭に構成員たちへ向かって行った

 

 

元グレモリー眷属+アーシア&ティア&オーフィスOUT

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「でやぁぁぁぁぁ!!!」

 

「くっ!」

 

ネクサスで徐々に少女を追い詰めていく一誠。少女は一誠の強さに徐々に押されて来ていた、剣はネクサスの攻撃で刃はボロボロになり、魔力も殆ど残っていない状態だった

 

『Boost!』

 

「赤龍帝の贈り物《ブーステッド・ギア・ギフト》!!」

 

『Transfer!』

 

ネクサスに赤龍帝の力を譲渡しネクサスは赤いオーラの光を纏う。一誠は譲渡されたネクサスを勢いよく少女が持つ剣へ振り下ろすと少女が持っていた剣は等々粉々に砕け散った

 

「きゃ!」

 

一誠のネクサスの斬撃で足を崩してしまった少女は地面に倒れ込む

 

「っ!」

 

「もう終わりだ」

 

一誠は少女の首元にネクサスの刃を突き付ける。他の構成員達も次々にやられていく姿を少女は見る

 

「命までは奪わない。その変わりお前達『禍の団』の真の目的は何だ?・・・それを教えてくれたらお前達を見逃す」

 

「教えるとでも?」

 

少女は片腕を押さえながら強気で一誠にそう言い放つ。一誠は「まぁ、そりゃあ、そうだよな」と思っていると少女とドライグが何かを感じ取った

 

「っ!・・この魔力は・・・・」

 

『イッセー!来るわよ!!』

 

「くっ!!」

 

一誠は少女の傍から離れるとそこに上から光の光弾が直撃した。一誠はヴァーリ達の元まで後退し警戒を強める

 

「新手か」

 

「今の魔力は・・・まさか!」

 

アーサーは魔力を放った者の正体に気づいたのか驚愕した表情をする。すると少女の前に人影が下りて来た

 

「全く、君たちには世話が焼けるね」

 

黒髪に学生服姿の青年が立っていた。学生服の上には漢服を羽織っており。そしてその右手には黄金に輝く槍を持っていた

 

「曹操様!!」

 

「曹操?・・・もしかしてあの三国志で有名なあの曹操か?」

 

曹操と言われた青年は一誠の方へ顔を向ける

 

「初めまして、現赤龍帝。俺の名は曹操、君が思って入り通り三国志に出てくる英雄、曹操の子孫だ、一応ね」

 

槍を肩にトンっと叩くとアーサーやヴァーリが警戒を強め始めた

 

「一誠、あの槍には絶対に気を付けてください・・・あの槍は・・・・聖槍です」

 

「聖愴・・・・まさかあれって!」

 

「黄昏の聖槍《トゥルー・ロンギヌス》神器の中でも神を屠ると言われる『神滅具《ロンギス》』、その始まりたる最強で神滅具の代名詞にもなった神滅具。あのイエス・キリストを貫いた伝説の槍よ」

 

それを聞いた一誠や木場達は驚いた表情で曹操が持つ聖槍に目を向けた。するとアーシアが

 

「あれが聖槍・・・・・・」

 

「アーシアさん?」

 

曹操が持つ聖槍を見つめていたアーシアがまるで聖槍を求めるかの様に手を伸ばす。それを見たルフェイは唖然としていた。すると美候がアーシアの両目を塞ぐ

 

「あんまりあの槍を見つめちゃだめだぜぇ、魂持ってかれるからよ」

 

元教会のシスターであったアーシアにとっては危険なものである、ゼノヴィアはデュランダルを持っているため聖槍の影響を受けないでいる

 

「さて、兵藤一誠。君のその力・・・見せてもらいたいね」

 

「イッセーだけだと思ってるの?――――――曹操」

 

『Vanishing Dragon Balance Breaker!!!』

 

ヴァーリは白龍皇の鎧を纏い、一誠の隣に立ち元グレモリー眷属も即座に戦闘体制に入る

 

「まさか本当に『赤い龍と白い龍』が手を組むとは、今回の二天龍は面白い――――だがヴァーリ、悪いが君には大人しくしてもらうよ」

 

曹操は聖槍を天に上げると聖槍の先端に光の球体が現れる

 

「―――――――女宝《イッティラタナ》」

 

光の球体が乗った聖槍をヴァーリへ向けると光の球体は勢いよくヴァーリへ向かって行く。ヴァーリはそれに対処しようと腕を出すが

 

「弾けろッ!」

 

曹操がそう言った瞬間、光の球体は弾け飛びヴァーリや黒歌、ルフェイ、アーシア、ゼノヴィア、朱乃、小猫、ティアを包み込んだ。そして光が晴れるとヴァーリ達は力尽きる様に地面へ倒れこんだ。それを見た一誠達男性陣は驚いていた

 

「ヴァーリッ!どうした!?」

 

「ち、ち・・・から・・・が・・・・」

 

「にゃ~・・・・・う、うご・・・けないにゃ・・・・」

 

一誠はヴァーリを抱き上げるがヴァーリは動けずに、弱弱しい声で一誠に言う

 

「曹操ッ!お前、ヴァーリや黒歌達に何をしたッ!?」

 

「これは『七宝』という力でね7つの球体1つ1つに神器としての能力を付加させられるものだ。ヴァーリや他の女性達に使ったのは『女宝』《イッティラタナ》女性の異能を一定時間、完全に封じ込め体の力も完全に封じる。相当な手慣れでなければ無力化できないがね」

 

今動けるのは、一誠、アーサー、美猴、木場、そして龍神のオーフィスの五人だけになってしまった。オーフィスには性別がないため女宝の能力は受けてないが、それでも天龍騎士団の半数の戦力を奪われた事に変わりはない。すると一誠のブーステッド・ギアも何故か解除された

 

「ドライグッ!?まさか!お前も?」

 

『ごめん・・・・なさい、イッセー・・・あの聖槍・・・とてつもない力だわ・・・神器に封印された私にまで影響を・・・・』

 

「二天龍は確か雌だったね、例え神器の中に封印されていたとしても『女宝』の力の前では無力だよ」

 

曹操はそう言い放つ。まるでもう勝負は着いているというように、一誠はネクサスを曹操へ構える

 

「でも、一定時間だけなんだろう?だったらッ!」

 

「私達が彼方を倒せば、問題ありません!」

 

一誠とアーサーは互いの聖剣を天に上げ、光の力を溜めていく。

 

「エクス・・・カリバァァァァァァァッ!!!」

 

「コールブランドッ!!!」

 

一誠とアーサーは聖剣を勢いよく振り下ろすと、巨大な光の斬撃が曹操へ向かって行く。だが曹操は新たに光の球体を出現させその球体を自身の前に出す

 

「珠宝《マニラタナ》」

 

一誠とアーサーが放った光の斬撃は球体へ吸い込まれ消えると、後ろに居た木場の横に先ほどの球体が現れ、その球体から二人が放った光の斬撃が現れた

 

「なっ!?」

 

「木場ッ!!」

 

二人は木場へと襲いかかってくる光の斬撃を見て木場へ叫ぶ一誠

 

「くっ!」

 

木場は三本の聖魔剣を創りだすと聖魔剣を三角形の形にし防御の体制に入る。光の斬撃は木場の創った三本の聖魔剣に直撃し何とか防ぐことは出来た

 

「今のは襲い来る攻撃を他者に受け流す能力だ。流石は聖魔剣の青年だね、対処が早い」

 

「あれが・・・最強の神滅具の力・・・・ソードバース!!」

 

光の斬撃を受け止めた木場は新たな聖魔剣を複数創りだし、自分の周りに固定させる

 

「行けッ!剣達よッ!!」

 

木場がそう言うと同時に多くの聖魔剣が矢の様に曹操へ飛んで行く。これは士郎が使っていた『無限の剣製』の連続投射と同じやり方だった

 

「輪宝《チャッカラタナ》」

 

新たな光の球体を生み出すと同時に、木場が創った聖魔剣すべてが破壊されてしまった。木場はそれを見て驚きの声を上げる。そして曹操は槍の先端を木場へと接近し聖槍で木場の体の切り裂いた

 

「ぐはっ!」

 

「木場ッ!!」

 

木場は血を吹き出し、地面へ倒れ込むと今度は美猴へ視線を移した。美猴は如意棒で曹操の聖槍を叩き落そうと曹操へ向かって行く

 

「よくも、キバっちを!」

 

「・・・・・・・」

 

曹操は如意棒を避けると光の球体を槍状に変化させ、美猴の足を貫く

 

「ぐっ!!」

 

「はぁぁッ!」

 

曹操は聖槍で美猴の体を叩き付けると、アーサーの方へ放り投げる

 

「美猴!!――――はっ!」

 

「隙ありだよ、アーサー」

 

槍状の光の塊を美猴を受け止めたアーサーへ向け、槍状の光の斬撃をアーサーと美猴へ放つ。アーサーと美猴は光の斬撃を受け爆発を起こす

 

「アーサー!!美猴!!」

 

「後は、君だけだ兵藤一誠。・・・これで邪魔者はいなくなった」

 

一誠は怒りを込み上げネクサスを曹操へ再び構えると、一気に光の翼を広げ曹操へ斬りかかって行く、曹操は聖槍を前にだしネクサスを受け止める。一誠は曹操から離れると翼を大きく広げる

 

「光輝く妖精達《アリス・グリッター》!!」

 

すると光の翼から複数の尖った光の羽が飛び出し、高速で曹操へ向かって行き羽の先端から黄金のビームが次々に放たれる

 

「ほう、面白い能力だね」

 

「いま、初めて使ったからな」

 

光輝く妖精達《アリス・グリッター》とは一誠が考えて創りだした技の一つで、翼から羽を複数射出しオールレンジ攻撃をする事が出来る。スピード性に特化した能力で威力は高くないが、敵の一番反応が遅い所を中心に放ってくる

 

「けど、当たらなければどうという事はない―――――――象宝《ハッティラタナ》」

 

すると曹操の足元に球体を置くと曹操は空を飛び、槍でアリス・グリッターを落としていく

 

「飛行能力か」

 

「ご名答。空を飛ぶのは得意でね」

 

曹操は再び槍の先端に槍状の光を形成し一誠へ斬りかかって行く。一誠はネクサスを片手に持ち曹操の攻撃を受け止めようとするが

 

「なんちゃってね」

 

何と曹操は体を右に向け防御体制の一誠の横腹に聖槍を突き刺した

 

「ぐあぁぁぁぁッ!!!」

 

「だまし討ち、というのもありだよ」

 

曹操は一誠は蹴り飛ばすと再び光の球体を創りだす

 

「将軍宝《パリナーヤカラタナ》」

 

「っ!?」

 

ドカァァァァァァァァァァン!!!!

 

球体は勢いよく下へ落ちていく一誠へ向かって行き、一誠に直撃すると爆発を起こした。爆炎の中から傷だらけとなった一誠が地面へ落ちる。それを見たヴァーリ達は倒れた一誠に声を上げた

 

「イッセー!!!」

 

「く…そ……!」

 

ネクサスは光の粒子となり消え、同じく光の翼も粒子となって消える。一誠は頭から血を流しながらも立ち上がろうとするが、そこに曹操が聖槍を一誠の首元に向ける

 

「これまでだね、兵藤一誠」

 

「くっ……そたれが……!」

 

「君は確かに強い、歴代最強の白龍皇であるヴァーリよりも遥かにね、けど君は仲間想い過ぎる、それが君の敗因だ」

 

曹操は聖槍を天に上げ先端を一誠の頭に向ける

 

「もう少し、楽しませてもらいたかったよ……けどこれで終わりだ」

 

「イッセー!!逃げてぇぇぇぇぇぇ!!!」

 

(体が…もう動けない…此処までか……)

 

魔剣のウィザードすら呼び出す事が出来なく、ブーステッド・ギアも女宝の影響で使用不能。この絶望的な状況の中で一誠は諦めかけた時だった。今まで動かなかったオーフィスが遂に動いた

 

「曹操、我が相手する」

 

「オ……フィス…」

 

「イッセー、我が助ける。俺の友達、死なせない」

 

オーフィスはその小さな体で曹操の前に出て曹操から一誠を離れさせる

 

「友達…随分と友達想いになったじゃないか、オーフィス。それも君が持っているその巨人の人形が…君をそこまで変えたのかな?」

 

オーフィスはこの状況の中でも手にティガの人形を持っていた。優しい心を持った闇の最強戦士だったダイゴから受け取った友達の証を

 

「今の我がいるのは、ティガと友達になれたから、そして我にどんな時でも友達を守るという”光”を、我は貰った、これはまた会おうという証、そして我と友達の証」

 

「我、友達、イッセー、守る」

 

すると、オーフィスの体から光が漏れ出した。その光は一誠がティガになった時と同じ光だった、光は天へと上がって行き疑似空間を貫くとその開いた穴から光が照らされた。幻想的で美しいその光は一誠たちを魅了した。

 

「光……」

 

「これが…オーフィスの……光」

 

すると、光が照らされていた場所に徐々に人の形を形成していく。そして勢いよく光輝きだしその場にいた英雄派と天龍騎士団の目を奪う。そして光が晴れるとそこに居たのは

 

「あれ?何処だ?此処」

 

「僕たち、確か割れた空に吸い込まれて……」

 

「うわっ!何処だよ!此処!暗っ!!」

 

「この感じは…ゲオルクの絶霧《ディメンション・ロスト》と同じ疑似空間の様だが・・・・」

 

駒王学園の制服を着た青年が二人に黒い服を着た銀髪の美少年が立っていた。そしてそのうちの二人は一誠と同じ顔、いや二人の一誠が立っていた

 

「お、俺が・・・二人……だと?」

 

「「んあ?」」

 

一誠は光の中から現れた二人の一誠は倒れいる自分自身を見て驚愕した顔をした

 

「「お、俺がふたりぃぃぃぃぃぃ!?――――えっ!こっちにもおれぇぇぇぇぇぇ!?」」

 

「い、一誠が二人、いや三人!?ど、どうなって・・・てっ!ヴァーリ!?」

 

「ん?何故俺の名を?」

 

もう一人の茶髪の青年は銀髪の美少年、”ヴァーリ”を見て驚くもヴァーリは腕を組んで茶髪の青年、ハルトを見て頭の上に?マークを出す

 

「兵藤一誠が三人……これは一体…」

 

「イッセー、いっぱい」

 

「それに、あの銀髪の子、ヴァーリって、どういう事にゃ?」

 

すると、二人の一誠は取り敢えず落ち着くと倒れている自分のもとへ近づく

 

「お、おい。俺、大丈夫…か?」

 

「な、何がどうなってんだこりゃ、というかオーフィスまで!」

 

一誠達二人は互いに指を指しながら交互に見る。ヴァーリとハルトも取り敢えず倒れている一誠に近づき天龍騎士団全員を見る

 

「これは…兵藤一誠、確かロキ戦の時、異世界の『乳神』という神に力を貸してもらった事を覚えているか?」

 

「あ、あぁ。そりゃ、覚えてるさ、まさか俺の乳を思う気持ちと乳語翻訳《パイリンガル》が異世界から乳神様のを呼び寄せて加護を貰ったんだから、覚えてるさそりゃ」

 

「「何だよ乳神様って!?」」

 

「それで?ヴァーリ、それと何が関係あるんだよ?まさか異世界に迷い込んだなんて言わないよな?」

 

「いや、此処は俺達の居た世界とはかなり違う。そこにいる男と兵藤一誠からは君以上の力を感じる、それに此処に倒れている兵藤一誠からも神器じゃない力も感じる。それに俺と同じ白龍皇の気配もだ」

 

「じゃ、じゃあ君は僕や一誠が知っているヴァーリがとは違うヴァーリって事なの?」

 

「そうだろうな、実際俺も君の事は知らないしな」

 

「じゃ、あそこにいるオーフィスも違うオーフィスっという事か、なぁ?ハルト」

 

「だろうね、けどまさか異世界だなんて」

 

すると、ヴァーリと共に来た一誠はブーステッド・ギアを起動しブーステッド・ギア・ギフトを使い倒れている一誠に魔力を譲渡する。魔力が譲渡された一誠は立ち上がり二人の自分を見る

 

「別の世界の俺・・・か。何か変な気分だな」

 

「そりゃ俺も同じだよ」

 

「俺も」

 

一誠は苦笑しながら頭を抱えている二人の自分を見る、そして一誠は曹操の方へ視線を向ける

 

「曹操ッ!?」

 

「知ってるのか?俺」

 

「お前、英雄派を知らねぇのか?」

 

「カオス・ブリゲードまでなら知ってるけど、何だよ英雄派って」

 

「俺達、話は後だ」

 

三人の一誠とヴァーリ、ハルトの五人は曹操の前に立つ

 

「こうしてお前達がこの世界に来たのもオーフィスのおかげなのかもな」

 

「「オーフィスが?」」

 

「まっ、それも後にしようぜ?――――ドライグ、行けるか?」

 

『えぇ、何とかもう一人の一誠のギフトで神器も起動出来るわ』

 

「えッ!?こっちのドライグってもしかして女なのか!?」

 

「いいなぁぁ!!」

 

『『相棒!!!』』

 

『ヴァーリよ、どうやらあの白服の女がこの世界の白龍皇らしい。この世界の私もドライグと同じ女だ』

 

「そうかアルビオン。後で戦ってみたいね、そうは思わないか?アルビオン」

 

『あぁ』

 

そして話している間に曹操は聖槍を一誠達とハルト、ヴァーリへ向ける

 

「これは面白い、まさか異世界から赤龍帝が二人に白龍皇。そして謎の神滅具を持った男、……これは楽しみが増えた!」

 

「行くぞ!ドライグッ!本当の戦いはこれからだ!!」

 

『えぇ!』

 

「ドライグ!ハルト!俺達神憑きの力、この世界の俺と異世界の俺に見せてやろうぜ!」

 

「うん!行こう!一誠!」

 

『あぁ!相棒!!』

 

「俺も負けてられない!行くぞドライグ!」

 

『あぁ(もうおっぱいドラゴンなどと言わせないぞッ!!!)』

 

「相手は別世界の聖槍、これは面白そうだ。行くぞ、アルビオン」

 

『任せろ、ヴァーリ』

 

そして覚悟を決めた五人はハルトを除いてぞれぞれブーステッド・ギアとディバインディングを起動し禁手を発動した

 

「「「禁手化《バランスブレイク》!!!」」」

 

『『『Welsh Dragon Balance Breaker!!!』』』

 

「バランス――――――ブレイク」

 

『Vanishing Dragon Balance Breaker!!!』

 

「ヴァルヴレイヴッ!!!」

 

それぞれ赤い光と白い光、RUENの光に包まれた五人は赤龍帝の鎧と白龍皇の鎧、そしてヴァルヴレイヴを纏った。

 

「こっから……俺達、赤龍帝のステージだッ!!!行くぞッ!!」

 

一誠の合図と共に三人の赤龍帝と白龍皇、そしてヴァルヴレイヴは最強の神滅具を持つ曹操へ向かって行った

 

 

 

 

 

 

 

 

 

赤から紅へと進化した赤龍帝と神が憑いた赤龍帝、そして光を受け継いだ赤龍帝の戦いが始まった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




おかしいかもしれませんが、すみません

かなり、大変だった……

次回もよろしくお願い・・・・がく

感想お待ちしております


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※報告

4年ぶりとなる活動を致します。作品を楽しみにして下さった方々、誠に申し訳ありませんでした。この度、夢の翼の投稿した作品の内のお気に入り数の多い作品だけ残し後の作品を消去しようという決断に決めました。中学から投稿を始めたこのハーメルンさんでの活動で色々な事が沢山ありました。応援して下さる方々、作品を楽しみにして下さった方々、誤字を教えて下った方々、本当にありがとうございました。現在の作品のお気に入り数は・・・

 

 

 

Infinite Stratos ~白き龍騎士と海を掛ける少女達~  558件

 

 

ハイスクールD×D 赤き龍帝を守護せし神殺しの聖なる槍   897件

 

 

ハイスクールVVV 革命の神憑きは異世界へ         464件

 

 

インフィニット・ストラトス 花の道を進みし白い騎士    593件

 

 

インフィニット・ストラトス 世界最強の天使        746件

 

 

ハイスクールL×S 邪ノ道と花ノ道を歩む者《凍結中》    195件

 

 

ハイスクールD×D 優しい光と闇を持つ者          680件

 

 

となっております。なので、一番お気に入り数の多い作品の”聖なる槍”と”世界最強の天使”を残し後は消去しようかと思います。フォロワーの皆様誠にこんな決断に至ってしまい申し訳ありませんでした。自分自身、こんなにも多くの思いついた作品を書き続けて途中でネタが思い浮かばなくなり放置してしまい、メールも着ていたのにも関わらず返事を送れず、すみませんでした。締め切りは2月20日には消去していこうと思います。何かありましたらコメントお願いします。pixivの方にも同じ報告を記載しておきます。

 

 

 

 

 

すみません。残して欲しいという意見が数件ありましたので投票という形で各作品の『消さないで残して欲しい』というアンケートを追加しておきます。残して欲しい作品を一位~四位まで投票をお願いします。

 

 

 

 

 

 

Infinite Stratos ~白き龍騎士と海を掛ける少女達~  お気に入り数558件

 

 

ハイスクールD×D 赤き龍帝を守護せし神殺しの聖なる槍   お気に入り数897件

 

 

ハイスクールVVV 革命の神憑きは異世界へ         お気に入り数464件

 

 

インフィニット・ストラトス 花の道を進みし白い騎士    お気に入り数593件

 

 

インフィニット・ストラトス 世界最強の天使        お気に入り数746件

 

 

ハイスクールL×S 邪ノ道と花ノ道を歩む者《凍結中》    お気に入り数195件

 

 

ハイスクールD×D 優しい光と闇を持つ者          お気に入り数680件

 

 

 

 

期限まで後、3日。お手数かけますが皆さんの投票をお願いします。



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