俺もう、闘いたくないです (Plusdriver)
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(闘いたく)ないです

四角い戦場で戦う小さな戦士達、人は彼らをダンボール戦機と呼んだ_____

 

「(呼んで)ないです」

 

誰もが一度思った事だろう。何度も何度も聞かされた言葉のはずなのに、結局本編で呼ばれた事ってあったのかという事だ。某5ドラゴン‘sだって、最終的に6体に増えてるし。

 

『行け、アキレス!』

 

「あ、出番ですか」

 

フィールドに降り立てば、目の前には少し不気味な奴が。

 

「エジプト、か」

 

もしかしたらコントロール出来るようになるんじゃね?と疑問を持ちながらも身体は勝手に槍を構える。

 

「待って、そう言えば今後片腕もがれたり、壊されたりするくね」

 

今すぐにでも逃げ出したいが、少年にその力はない。あるのは...唯一つ。

 

『必殺ファンクション!』

 

「ハイハイライトニングランスっ!!!!!!!!」

 

手首が、手首がぁあああああ!!!と喚くことだけである。

 

 

 

____________

 

 

悲報、目が覚めたらロボットになってました。

 

「なんでさぁあああああ!!!!!」

 

身体は自分の意志で動かないし、真っ暗闇から出られたと思えばすぐさま戦わされるし、後何あの単眼たちは!?

 

『アキレスを返せ!』

 

過去の事は思い出せないし、相棒とも言えそうな少年は結構無茶な事させるし。アーマーがしっかりしていないせいか、滅茶苦茶痛かったんですけど。

 

『我王砲』

 

爆散!

 

「え、アイツと戦い続けるの?」

 

『いっけぇ!』

 

あの、ハカイオーさん?私闘いたくないんだけど...

 

ひっ、た、盾が無ければ即死だった...

 

『必殺ファンクション!』

 

え、ちょっと待って。手首が、手首がぁアアアアアアアア!!!!!!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

ぎゃああアアアアアアアア!!!!!!!!腕もげたぁああああ!!!!

 

 

え、ハカイオーさん。腕貸してくれるんですか?嬉しいなぁ

 

 

 

ちょ、力強すぎィ!

 

 

め、目が回るぅううううううううううう!!!!

 

 

え、分身とかアリですかぁあああああああああああああああああああ!?

 

 

あ、アレ、身体が上手く動かせる?

 

『Vモード...あの時と同じか!』

 

え、Vモード?あ、ジョーカーさんが特攻して...ええい、ままよ!!!

 

あ、動けるぅううううううううううう!!!!!!

 

ドーモ、ジョーカー=サン。アキレスです。

 

『デスサイズハリケーン』

 

あ、めっちゃ回ってる!

 

あ、ちょ、風!!!、吹き飛ばされて、たまるかぁああああああ!!!!!!!!!

 

ふぅ...

 

『コントロール、出来ない!』

 

だろうな、仕方が無い。このまま闘い続けても、ここから逃げ出せないしな。

 

「よう、マスター!」

 

『な、何だ!?メッセージが!?』

 

お、上手く言った!

 

「説明は後だ。今からコントロールを移す!このままジョーカーさんに勝て!」

 

『え、あ、うん!』

 

これで良しっと。また身体が動かせなくなるけど、次の機会を狙いますかね。

 

 

 

 

 

 

 

「お帰り、私の腕!!!!!!!」

 

本当にありがとう!ハカイオーさんのマスター!これで思いっ切り逃げ出せる!!!

 

 

 

 

 

 

流れ込んでくりゅぅううううううううううううう!!!!!!!!!!!!!!!

 

「な、何だ!?、オーディーン?え、まだ闘うの!?」

 

 

『山野バン!』

 

「エンペラーさんっ!」

 

あ、マスカレードさんまでっ!

 

『あはははは!!!!!!!!!』

 

え、ビビンバ―ドさん!?や、辞めろジャッジ!!首が、

 

 

 

 

 

 

ジャッジのマスター、私が、俺が止めてやる...

 

『アドバンスド V モード』

 

どうやらマスターの考えもそれみたいだ。

 

「マスター!少しコントロールを奪うぞ!!」

 

『分かった!』

 

一時的だけどコントロール剝奪成功!エンペラーさんとこのままアイツを破壊する!!!

 

 

 

 

 

「ふぅ、エンペラーさんともこれで決着か...」

 

長いようで短い...そう言えば、何でこうなることを知ってたんだろう...

 

 

 

「あんまり、こういうのは好きじゃないんだがな...」

 

マスターにもヒントぐらい残しておこうか?いや、きっと次の機体が彼を支えてくれるはずだ。

 

 

「じゃあな、マスター。闘うのは好きじゃないが、あんたのことは気に入ってたぜ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、こうなるんだ_____

 

 

「え、また戦うの!?」

 

 

どうやら今度は、変形できるらしい!?_____________




主人公

何故かAX‐00内に意識が有り、Vモードの時のみ身体をコントロールすることが出来る。
過去の記憶は原作知識が曖昧に残っているのみ。その為、自身が何者だったのかを憶えていない。

最近、空を飛べるようになった模様。


山野バン

主人公がマスターと呼ぶ少年。Vモードの度に話をしていく中で、アキレスと仲良くなっていく(一方的)。アキレスに信頼を寄せており、破壊されたときはとても悲しんだ。

飛べる様になって帰ってきた事で、様々な場面でコントロールを譲るようになる。

後にイプシロンを操作し、主人公と肩を並べることとなる。




これ何処のW?


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(潜りたく)ないです

え、あ、まだ闘うの?

 

『リニアが、暴走してます!』

 

『なんだって!?』

 

折角戦いが終わったと思っていたのに...仕方がない。

 

「マスター、聞こえるか?」

 

『!?、メッセージ?...オーディーンから!?』

 

『何!?』

 

あ、やべ、マスター話してなかったのかよ。よっと。

 

『勝手に変形した!?』

 

『何がどうなってるんだ!?』

 

本当にソウデスネ。当事者である私もそれがわからないよ...

 

「マスター、リニアを止めたいんだろ?」

 

『っ、ああ!』

 

「以前話したよな。私は、闘うのが好きではないと」

 

『...』

 

「だが、沢山の人の為ならば、私も力を貸そう」

 

『...ありがとう、オーディーン』

 

ふむ、そろそろ名前を付けた方がいいかもしれないな。それよりもっと

 

「そこの宇崎社長に、コントロールポッドを借りろ!私は先に行く!」

 

『ああ、頼んだぞ!』

 

さ~て、一仕事と行きますか!

 

 

 

 

 

 

あ、二丁拳銃したいから、これ貰ってくね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『お待たせ!』

 

「今、内部に侵入したところだ!」

 

マスターにコントロールを譲り、リニアの中を進めば人がいた。

 

『出してぇえええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!』

 

あれ?鏡の世界から出られない感じ?

 

『先頭車両だ、オーディーン!!』

 

「おう!!」

 

変形っと、相変わらずこの変形何か違うんだよなぁ

 

「マスター、敵だ」

 

『あれは、イノベーター!!!』

 

成程、クラッキング(物理)ですね。分かります

 

「マスター、ここは私に任せてくれ!」

 

『分かった、頼んだぞ!!』

 

何時も二丁拳銃で、エネルギーを貯めて槍で放っていた戦法だぜ!

 

ほらほら!そんなものか!!!!!

 

え、ちょ、また単眼か!?

 

 

「...済まないマスター、交代だ」

 

『分かった、あとは任せろ!!!』

 

マスターにコントロールを移してっと。って、マスター、この身体を上手く操れてないのか?

 

仕方がないか、アキレスとスペックが違いすぎるからな。

 

 

『必殺ファンクション!』

 

 

おう、もう手首がぁなんてしなくていいからな!

 

って、全身が、いたたたたたたたた!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

 

『グングニル』

 

 

LP減らないけど、これ結構痛いのな。

 

 

 

『そんな、止まらないなんて!』

 

制御システムをぶっ壊したけど、どうにも止まりそうにないな。このままだとマスター達にも被害が及びかねない。

 

「マスター、少し無茶をする」

 

『え、待て、待ってくれ!オーディーン!!!!!!!』

 

 

 

あの単眼が空けてくれた穴を二丁拳銃で広げそこから外へ出る。よく見ればこの先に新たなLBXが見えるが、それを無視して動く。

 

「さて、やりますか!!!」

 

『アタックファンクション』

 

一旦リニアよりも先にステーションまで飛び戻る。そこから加速を続ける。

 

『JETストライカー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』

 

「いっけぇええええええええええええええええええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!」

 

身体をぶっ壊す勢いで、バーニアを噴出し続ける。あ、プロトゼノンさん、これからよろしくです。

 

『バン君、後は任せろ!』

 

え、あ、貴方も飛べるんですか!?しかも、強過ぎっ!

 

これ、私がアタックファンクションなのに対してプロトゼノンさんは何も使ってないんですもんね。

 

 

『と、止まった』

 

っと、マスターそっちのけだったな。

 

「これで問題解決だマスター。プロトゼノンさんのマスターにもよろしくな」

 

『ま、待ってくれオーディーン!』

 

ちょっと、無茶し過ぎたな。ロボットのはずなのに、意識が...

 




主人公

リニアモーターカーを止める為に一人先に先攻、新たな戦い方を見せた。
闘う事は嫌で、今すぐにでも逃げ出したいが、この先どうやって生きていけばいいのかわからないために、マスターであるバンの元にいる。

盾が欲しい。


山野バン

居なくなったと思っていた主人公が返ってきたおかげで、新たな希望を手に入れた主人公。
後に人が亡くなっても、あっという間に乗り越えるメンタルへと成長することとなる。

オーディーンの隣に立ちたい模様。その為、イノベーター壊滅に全力を注ぐようになる。


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(最後の戦いでは)ないです

「マスター、行けるか?」

 

『ごめん、心配かけて。必ず、イノベーターを倒す!』

 

どうやらマスターは吹っ切れたようだ。まぁ、目の前で人が引かれ亡くなれば、誰だって引きこもりたくなる。

 

『俺は、オーディーンの隣に、居続けたいんだ。その為の、力が______』

 

何だか最近、マスターの様子がおかしい。正確には分からないが、よくパソコンに向かう様になった。

 

 

 

 

 

『ここをこうして、これを_____』

 

画面に映し出されたのは、本来ならば存在しないアーマーフレーム。

 

そのアーマーは後に、世界を破壊し兼ねないだろう。

 

アーマーフレーム『オーレギオン』。原作とは異なり、最新し続けられ、様々なLBXの特徴を持つようになる。それを作り出したのは山野博士だが、この世界ではバンが創り上げることとなるのだが、LBXである彼が気が付くこともない。

 

 

 

 

 

 

「楽しそうだな、マスター」

 

『うん、今俺、滅茶苦茶楽しいんだ!!!』

 

うんうん、マスターはいい子だなぁ。人の死を乗り越えて、闘えるなんて。

 

でも、これ以上彼らを戦いに巻き込み続けるわけにもいかない。

 

「...必ず、この戦いを終わらせよう」

 

『勿論』

 

もう一度、私が壊れようとも。

 

 

 

 

 

 

 

 

ゼノンさんのマスター...必ず、本当の首謀者を倒してみせる。

 

『バン君、行こう』

 

『ああ』

 

こんな悲しい事が連鎖しない様に。

 

 

妖精と名のついた彼らは、私の様に自我を持っていた。

 

「排除、排除、排除」

 

「.....」

 

それを、認めることはできないが。だからこそ、言わせてもらおう。

 

「安らかに眠れ...我が同胞たちよ」

 

『オーディーン...』

 

 

「良いんだマスター。私達は使い手によって、善にも悪にもなる。だからこそ、その道を間違えないでほしい」

 

これで決まりだ。レックス、その先にいるイフリート。必ず、倒してみせる....

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そうおもっていたんだけどなぁ.....

 

「もっと、もっと、貴方を壊させて!!!!!!!!」

 

「ぐ、がぁ...がぁああっ」

 

『っ、オーディーン!!!』

 

イフリートが、こんなにも強いなんて、な...

 

『そんなものか?』

 

「黙って欲しいな、イフリートのマスター。こんな所で追われる私達ではない!!!!!」

 

畜生、全身が痛い。あのイフリート...何故か知らないが、とても嫌な予感がする...

 

『まだいけるな?』

 

「ああ、まだいけるとも!!!」

 

 

 

 

 

『インフェルノモーーーーーードォ!!!!!!!!!!!!!!!!』

 

「壊して、壊して壊しまくる!!!!!!!!!!世界も、貴方も、何もかも!!!!!!!!!!」

 

 

あれが、イフリートのマスターの本性。本当に上手く隠していたものだな。

 

 

「マスター、アレを使うぞ」

 

『...分かった』

 

私達がイフリートに勝つ方法は一様の為に残しておいたあれしかない。

 

『クロスオーバー!!!!!!!』

 

「『うぉおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!』」

 

マスターと私が考えていた最初で最後の奥の手、それがクロスオーバーモード。マスターにも負荷がかかるこのモードだけは使いたくなかったが、な。

 

「『必殺ファンクション!!!』」

 

 

『アタックファンクション グングニル』

 

 

『あ、ああああああああ!!!!!』

 

「た、耐えるんだマスター!!!!この一撃で、決める為に!!!!!!」

 

 

全身を引き裂くような痛みに耐えながらも、槍へとエネルギーを移す。それは今まで行ってきたどの必殺ファンクションよりも、大きく、強大だった。

 

「『いっけぇええええええええええええええええええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!」』

 

 

そして、その一撃はイフリートを止めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「嘘だろ...」

 

はずだった。

 

『これはイフリートの意志だ!CPUが俺の感情を完全に理解したんだ!!!!』

 

「クロスオーバーモード、解除」

 

まだ続くであろうイフリートとの戦いに、マスターを巻き込むわけにはいかない。

 

 

「貴方が、欲しい...」

 

 

「貴方以外、要らない...全部、全部消えてしまぇええええええええ!!!!!!!!!!!!!」

 

ええ...あの感じ、絶対CPU考え理解してないじゃん。どこからか歪んだ愛を学んでるじゃないか。

 

 

あ、ま、まさか...!

 

マスターにこれからの未来への希望を見出して、成長させるための、今までの戦いが、全て歪んで伝わったのか!?

 

 

「先ずは、お前だ」

 

 

そしてイフリートは、自身のマスターにまで攻撃を開始した。




主人公

後の続編のラスボス製作の一部を目撃していたが、気が付かなかった。その上、新たなモードを作り上げるも、イフリートを完全に倒す事が出来なかった。


山野バン

オーディーンの隣に居たい一心で、とんでもないものの設計を開始した。完成したころにはどうなってしまうのだろうか?


クロスオーバー・モード

自我を持つオーディーンとそのマスターである山野バンが様々な感覚を共有する形態。
山野バンが攻撃をイメージすれば、それをそのままオーディーンが行うと、全てがリンクしている状態となり、痛覚も共有することとなる。

因みに、バンはこのモードが大層気に入っているご様子。


ラスボス

アニメにて明かされた方。某動画サイトにてその雄姿を拝む事が出来る。(期間限定)


イフリート

CPUが何を勘違いしたのか、おかしな方向へと進化したために、マスターであったレックスにまで攻撃を仕掛けた。この時、バンとオーディーンに攻撃を当てなかったのは、彼らを欲していた為。

やったね、オーディーン!仲間が増えたよ!(後に破壊される模様)


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(思うようにはいか)ないです

おめでとう。あっという間に無印最終回だ。


やるしかない!!

 

「貴方に用はない。だが、邪魔をするなら話は別だ!!!」

 

「ぐっ!?」

 

 

マスターに、全てを託すしかない!!!!!!

 

『オーディーンのコントロールを取得しました』

 

『...わかったよ、オーディーン!』

 

「後は、頼んだぞ」

 

今まで身体のコントロールを完全には譲らなかった私だが、ここでマスターに譲ったのは間違いではないと思っている。

 

 

 

『止めるんだ....オーディーン!!!!!』

 

ああ、またかマスター。君はいつだってそうだ。コントロールを譲っても、私を呼び覚ます。

 

 

「おう!!!!!!!!」

 

だから、精一杯返してやらないとな!!!!!

 

「『必殺ファンクション!!!!」』

 

 

『ライトニングランス』

 

 

手首の痛みがなんぼのもんじゃい!!!!!!ここでイフリートを止める!!!!!!

 

 

何度止められようとも、私達は止まらない!!!!

 

『超プラズマバースト!!!!!!』

 

 

 

 

そして、私は貫通したのだ。

 

 

 

「...イフリートを倒したぞ、マスター」

 

『ああ。レックス。超プラズマバースト、レックスに教えてもらった技だよ』

 

 

きっと、レックスの心を動かす事が出来たのだろう。さぁ、最後の仕事を果たさなければ。

 

 

『パスワードは、希望(・・)だ!』

 

身体を流れるようにプログラムがサターンに入っていく。自爆により、このロケットは消滅する。

 

畜生、全身が痛ぇ...

 

マスターは、レックスを助けたい様だ。例え敵だったとしても、大切な人には変わりがない様に。

 

「まだ、終われない...、逃がさない、ぜったいにぃいいいいいいいいいいいいい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

 

『何!?』『イフリート!?』

 

確かに、壊したはず...っ!?

 

「逃がさない...お前を、てにいれ、る....うぐるぁああああああ!!!!!!」

 

こいつ、道端に転がったLBXの残骸からパーツを集めて、強引に蘇ったのか!?

 

....これ以上、マスターも戦えない。ならば!!!!

 

「マスター!!!!!レックスを連れて逃げろ!!!!!!」

 

『待ってくれ!オーディーン!!!!』

 

自ら、防災用のシャッターを下ろし、マスター達とイフリートを突き放した。

 

「さて、これでここには私とお前だけだ」

 

「...壊す、壊す、壊すぅううううううううううううう!!!!!!」

 

やっべ、盾は壊れてるし、鎗も使い物にならねぇ...

 

 

「...マスターに感謝だな。これで何とか闘える」

 

装備品の中に、見覚えのあるモノが残っていた。

 

「さぁて、始めようか!!!!!イフリートォオオオオオオ!!!!!!!!」

 

 

二丁の拳銃を構え、私はイフリートへと_________

 

 

 

 

『...お前は、この世界をどう思う?』

 

「私は、この世界を知らなすぎる。だから、一旦マスターから離れることにする。レックス、貴方に感謝を」

 

『...ふっ、お前たちによって俺は新しい希望を見つけられた。だから、これは褒美だ』

 

 

「メタナスGXと鍵か...しかと受け取った」

 

『この世界を、頼んだぞ』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さて、何処へ行こうか?」

 

先ずは、身体を直さなきゃな。TOにでも行こうか。




主人公

これ以上、マスターを戦いに巻き込まない為に自ら離れることにした。絶賛イフリートとの世界を舞台とした鬼ごっこを続けている。

山野バン

レックスとオーディーンを救えなかった為に、そのことで悔やむも、自分のできることをと前を向いた。

オーディーンの帰りを、今か今かと待っている。


レックス

オーディーンを逃がすために、その身を持ってイフリートを止めている。

この先出てくるであろう彼は、本人なのだろうか?


イフリート

サターン爆発から逃げ延び、様々なLBXを破壊、吸収を続けながらオーディーンを探し続けている。

LBXで犯罪に手をかけようとする組織に乗り込み、多数の組織を崩壊させている。全ては、オーディーン(山野バンを含めた)倒す(手に入れる)ために。






これは、酷い。


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(逃走に終わりは)ないです

無印を走り切ったと言ったな。あの後の話だ。


どうも、TO社の皆さん。オーディーンです。

 

『ゆ、行方不明のオーディーン!?』

 

これからのことにマスターを巻き込みたくないんだよなぁ...そうだ!

 

「すまないが、私のメンテナンスを頼めないか。出来れば、山野バンには内緒で」

 

これで....

 

『...本当にオーディーンからメッセージが着てる...』

 

お、上手くいっt

 

『凄い!凄いですよ!オーディーン!!!!』

 

あ、ちょ、やめ、やめろぉ!!!!

 

 

 

 

 

 

「結城さん!」

 

「やぁ、遅かったね」

 

「そんな...それじゃあオーディーンはもう....」

 

「彼は君に渡してほしいものがあると頼んできたんだ。これを受け取ってほしい」

 

「メタナスGXとブルーキャッツの鍵...レックスからの、贈り物...」

 

「バン....」

 

「俺は待つよ。イプシロンにメタナスGXを搭載して、オーディーンの帰りを」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あ、オーディーンのメッセージのデータを全て下さい」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いやぁ、飛行形態って不思議な体型だけど、これはこれでアリだね。簡単に目的地まで行けるし。

 

 

『やぁ、待っていたよ。オーディーン』

 

どうやらマスターはTOへと向かったようだ。これは好都合。

 

「山野博士。いや、我が父と呼ぶべきなのだろうか」

 

『...私も、君が自我を持つなんて、予想は出来なかったがね』

 

そのおかげで助かった場面も多い。だからこそ、今回は博士を頼りにきたのだ。

 

「頼みが有ります。エターナルサイクラーの技術を使用したバッテリーを作って頂きたい」

 

『それは、何の為に』

 

理由は二つあるが、重要なのは後者だろう。

 

「生き延びた、イフリートを倒すために」

 

『っ!?...イフリートが、まだ動いているというのか』

 

あ、序に音声ユニットとか貰えます?いい加減、一々メッセージでの意思疎通は面倒なので。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『感謝する。山野博士、この事はマスターには黙っていてくれないか?』

 

「...分かった。良き旅を」

 

『では、行ってくる』

 

 

「不思議なものだな。私が作った彼に、自我が宿るなんてな」

 

「あら?不思議ではないでしょう?貴方と私の間にも、バンがいるんだから」

 

「それもそうか。...しばらくは、仕事を休む事にするよ」

 

「改めて、お帰りなさい。アナタ」

 

「ああ、ただいま」

 

 

 

 

 

 

「父さん?今日ここにオーディーンが来てなかった?」

 

「っ、何のことだ?」

 

「おかしいな...オーディーンの気配が残っているのに....」

 

「....強く、生きてくれ、オーディーン」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フヘへ~自由だ~

 

「見つけた...」

 

げ、パンドラさん!?なぜここに⁉まさか自力で脱出を!?

 

 

『見つけたわよオーディーン、必ずバンに会わせるんだから!』

 

 

イフリートなみに、逃げずらい!!!!




主人公

アーマーとコアスケルトンともに、永久機関を取り入れたことで、充電無しで動き続けることが可能になった。しかし、自分を追うものが増えた事に嫌気がさしている。


山野バン

様子がおかしい。


山野博士

オーディーンに二つのユニットを創り上げ送った。
最近、様子がおかしくなった息子に、どう接するべきか悩み始める。


川村アミ

パンドラを使い、オーディーンを探し出した。絶賛鬼ごっこの鬼役と化す。








(オーディーンに平穏は)ないです


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(これ以上逃げられ)ないです

【悲報】遂に追い詰められたオーディーンさん。


「久しぶりだな、我が王よ」

 

「ああ、半年ぶりだろうか」

 

パンドラさんに追われてからもう半年が過ぎた。既にイフリートとの因縁に決着を果たした私は、久々に仲間()の元を訪れていた。

 

「最近、マスターとカズヤは仲良くやっているか?」

 

「無論、我が主と我が王の主の仲はより一層深まりつつある。因縁にも決着がついたのだから、そろそろ戻ってみてはいかがだろうか?」

 

「そうしたいのは山々なのだが、問題があってな」

 

仕方がないのだ。だって私が帰ればそれだけで何をされるかわからないんだもの。

 

 

 

 

 

「君はもうここに来てはならない」

 

『私が頼れる数少ない人が集まるここに来てはならないと?』

 

「そうだ。君がここに来るようになってから、バンの様子がおかしくなっていってな。もし君に会ってしまえば、どうなってしまうのか、予想が出来ないんだ」

 

『...分かった。暫く様子を見てみることにする。夜遅くに済まない、山野博士』

 

「構わない。...必ず、逃げ切ってくれ」

 

 

 

 

____なんてことを山野博士に言われてしまえば、恐怖を覚えてしまうもの。マスターに会ってはみたいものの、イフリートみたいに捕まえようとするのだけはやめて欲しい。

 

 

 

 

「ふむ、そろそろ我が主が目を覚ます頃合いだ」

 

「分かった。またいつか、再び会える日を楽しみにしているぞ。フェンリル」

 

「ご武運を、我が王よ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なぁフェンリル。もしかしてお前、オーディーンに会っていないか?バンがフェンリルからオーディーンの気配がするって言って聞かなくてよ」

 

 

...我が王よ、強く生きてくれ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「いい加減に、捕まって...」

 

「断る。まだ私の旅は続いている!」

 

 

もう何度目だろうか。パンドラとそのマスターに見つかり、逃げ回っているのは。

 

『もうそろそろ一年経つのよ!そろそろ帰って来たらどうなの?』

 

 

パンドラのマスターって、本当にバンの事が好きだよなぁ...恋する乙女は最強なのか

 

「もう、辞めたいのに...」

 

「...君も苦労しているようだな、パンドラ」

 

余り口数も多くないパンドラ。無口なミステリアスレディ。その名がふさわしいだろう。

 

 

 

「さて、このくらいで失礼する!」

 

飛行形態に変形して、音速でに逃げる!流石にパンドラのマスターは居ってはこれマイ!!!!

 

 

『っ!待ちなさい!』

 

「今回は、秘密兵器もあるんだよ...」

 

 

げぇ!?ネットを発射できるランチャーだと!?そんなもの一体どこから...

 

 

「乙女の秘密...」

 

『ネット発射!』

 

 

「このまま、逃げ切る!!!」

 

『JETストライカー』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あ~あ、また逃げられた。パンドラ、今度こそ捕まえようね!」

 

 

....そろそろ、終わってほしい。このランチャーとか、ホントに、重い....

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

世界中で、LBXが暴れているのか...どうやら世界は私に平穏を与えるつもりはないらしい。

 

「待っていろ、マスター!!!」

 

目指すはトキオシアデパート!!!!




主人公

遂にバンの元へ戻ることを決めた。全ては、世界に平和を(主に自分の平穏を)取り戻すために。


フェンリル

相棒であるカズヤの事を信じ、その傍に居続けている。時より王の話を聞いている。


パンドラ

唯一の癒し枠。


山野博士

悩みの種が多くなってきた模様。


青島カズヤ

親友の様子が気になる様子。最近は筋トレも始めた。


川村アミ

夜は遅くまでオーディーンを探し回る。その為、余り街にとどまれないのがオーディーンの悩み。




オーディーンさん、自ら帰宅を決定。遂にイプシロンさんに会うことに。


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(エラーは出まくって)ないです

オーディーンさんは旅をする。


これは...ひどい...

 

何でこんなことになってしまったんだ?

 

あ、あれは!?

 

ふぇ、フェンリル!?

 

「我が、王よ....」

 

「もういい、しゃべるな」

 

フェンリルを破壊した者はどこにいる...必ず、壊してやる...

 

 

 

 

「!?、パンドラ!!!!」

 

パンドラまで...こいつらは、一体何を考えてやがる...

 

「誰か、私の質問に答えてくれないか?」

 

誰も返事をしない。それどころか、意識自体が表に出てきていない?

 

 

『っ!?、イプシロン!!!!』

 

 

この声は、マスターか!?

 

 

あの黒いの....アキレス()か?

 

 

「その通りだ、我が王よ」

 

「...アイツが暴れたら、皆暴れ出した....」

 

「成程。つまり...」

 

 

アイツが元凶!!!!

 

 

『JETストライカー!!!!!!!』

 

 

 

 

ちぃ、交わすんじゃない!?

 

 

『オーディーン!?』

 

このままこいつと闘い続けても良いが、マスター達も巻き込まれる。

一旦引かせるか...

 

 

「貴様、行け」

 

「....?」

 

...こいつも、自我がないのか...

 

 

 

全く、結局何か新しい面々と共に戦ったけど逃げられたし...

 

「...あの子、中国にいるみたい...」

 

え、パンドラさん。自分のマスターの居場所がわかるの?

 

「...ぶい」

 

絆の深さといいますか、CPUが操縦者よりに進化したといいますか

 

「...私のマスターは、今も昔も二人(・・)だけ...彼女だけでも守ってみせる...」

 

「君は本当に...マスターの事が好きなのだな」

 

「...あの子のメンテナンス、気持ちいいんだもの...」

 

 

...あれれ~?おっかしいぞ~?

 

取り敢えず、目指すは中国ってことだね!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「オーディーン...」

 

「バンさん、今のは...」

 

「ああ、あいつはオーディーン。俺の、大切な、仲間(ヒト)なんだ」

 

「...また会えますよ、きっと」

 

「勿論.....今度こそ、ニガサナイ.....」

 

 

 

 

 

 

 

「ペルセウス、これから僕たちは、世界を救いに行くんですよ!!!!」

 

正義のミカタ、それはとても心に響く言葉だ!必ず、僕たちのモノにしよう!

 

 

 

 

「エルシオン、必ずこの戦いを終わらせて、オーディーンの隣にいこう」

 

ええ必ず、兄様の隣を我が物に。

 

 

 

 

「ミネルバ、これからよろしくね!」

 

お兄ちゃんの隣は私のもの!これだけは譲らないよ!

 

もちろん、あのニセモノもぶっ壊す!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「我が王よ、いい加減認めたらどうだろうか」

 

...フェンリル、それは言わないでくれ

 

「....迷ったんだね...」

 

あああああああ、パンドラさん!!!それは言っちゃいけないよ!!!

 

 

「...きっと、多分、ここのはずだ」

 

「「...曖昧」」

 

うるさい、うるさい、うるさ~い!!!




主人公

トキオシアデパートに乗り込むも時既に遅く、フェンリルとパンドラを破壊されてしまう。しかし、無事だったCPUを自身に入れ、カスタムエラーが出るところを強引に抑え込んだ。

バンの元に戻るはずが、エルシオンという新たな仲間を得たことにより、先に行動することにした。


山野バン

最近服を変えた。現在進行形で、とんでも道を爆走中。

エルシオン

兄様であるオーディーンを捕獲する気満々。そのCPUはイプシロンから引き継いだもの。イプシロン自体は四肢を木端微塵に破壊されたため、修理に出されている。


大空ヒロ

後にオーディーンに自分のヒーローを重ね始める。
母親が帰って来ない為、現在進行形で一人暮らし。

ペルセウス

数分の稼働だけで、ヒロの事を理解しようと頑張っている。オーディーンは憧れ。


花咲ラン

原作と変わらず。

ミネルバ

CPUに最初から問題を抱えている。その原因は_____


フェンリル/パンドラ

共に身体を失うも、無事だった。後に出てくる色違いとは全くの別人達。


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(ここに居たく)ないです

あの方の登場で、パンドラさんもニッコリ


や、やっと着いた...

 

「時間、かかり過ぎ...」

 

パンドラさん!もうそれはいいでしょ!

 

「...アミ様の、身に何かあれば、その原因を排除する...」

 

物騒だな...でも、それだけ大切な人なんだな

 

「...うん...」

 

「我が王よ、上から何か落ちてくるぞ」

 

「何!?」

 

げ、本当に落ちてきてるし!?しかも、ミネルバか?

 

「あ、お兄ちゃんだ~!」

 

「そんなことを言っている場合か!」

 

仕方がない!空中で無理やり変形して、ミネルバを抱えて上まで行くしかない!

 

 

「んん~、久々のお兄ちゃん~」

 

「...この子、危険...」

 

「我が王よ、早く離れることを薦める」

 

 

....やっぱり、みんなそう思う?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「バン、ライディングソーサを使うでよ!」

 

「わかっ!?」

 

 

『久しぶりだな、マスター』

 

「オーディーン!!!」

 

「嘘、LBXが喋ってる...」

 

『君がミネルバのマスターか。彼女を頼む』

 

「あ、はい」

 

 

『マスター!私がその戦いを引き継ぐ!すぐさまコンピュータを止めろ!!!』

 

「分かった!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「パーフェクトZX-3か...久しいな」

 

「....」

 

彼らは無口だがとても愛を込めて作られているのか、何となくだが意識が読み取れる。

 

「聞こえているな、オタクロス!」

 

『久しぶりじゃの、オーディーン。アミたんを助け出すでよ!」

 

「ああ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ダークパンドラさんが、強い。と、言うより危険だ。意識はない上に、ただの兵器として設計されている...

 

 

「...アミ様が、闇アミ様に...これはこれで...」

 

パンドラさん、ここに置いていきますよ?

 

「...それは困る。自重する」

 

良し、これで戦いに集中出来る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『メガサンダークロス』

 

『グングニル』

 

何とか、倒せてよかっta「アミ様!」

 

あ、ちょ、パンドラさん!?身体を乗っ取った上にこのままだと、パンドラのマスターの下敷きに...

 

「...大丈夫、頭を守るだけだから...」

 

そうは言っても、なっ!?い、LBXが人間の身体を支えるのは、流石に無理...!

 

『アミたん!』

 

どうやら無事に、洗脳を解除されたようだ。

 

「...そろそろ、お別れ...」

 

...彼女についていくんだな。わかった。

 

 

 

「マスター、これを」

 

『これは...パンドラのCPU?』

 

「そこには、彼女と共に戦ってきたパンドラの意志が宿っている。彼女の為に、身体を作ってほしい」

 

『...わかったよ、オーディーン。頼んでみる』

 

 

 

「...また、今度...」

 

「元気でな、我が戦友よ」

 

パンドラさん、必ず、合流しましょうね

 

「...うん...」

 

 

 

「オーディーン、君は、いつだってバン君を支えているんだね」

 

ズルいなぁ...僕だって、彼のお陰で変われたのに...

 

「君が望むのなら、必ず彼を捕まえよう。その為の僕だ」

 

A国に留学して、脳について研究しているのも、君について調べるためなんだから

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「で、オーディーン?何でこの国に居るの?」

 

『そ、それには理由があってだな...』

 

「理由、ね?」

 

待ってくれマスター!ハイライトが消滅した目でこっちを見ないでくれ!

 

「我が王よ、ここは一旦引くべきだ」

 

そうだね、逃げるが勝ち!

 

『い、今は話せない...だから、少し待ってくれないか?私が話せるその時まで』

 

 

「...わかった。でも、その代わりに...」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「よろしくお願いします!」

 

「やったー!お兄ちゃんと戦えるー!!!」

 

「兄様、お手合わせをお願いします」

 

「トリトーンと言う、よろしく頼む」

 

「......リュウビ、出撃」

 

「ジャンヌDよ、よろしくね」

 

 

 

 

 

...なんだこれ?

 

「我が王よ、諦めろ」

 

フェンリルぅ....

 

「そんな声を出さないで頂きたい」

 

...あぁん、もう!!!やってやる、やってやるさ!!!

 

「さぁ来い、若者達よ。私は決して手は抜かないぞ?」




主人公

パンドラをバンに託し、その場を離れるはずだったが、トリトーンの糸により捕獲され、NICSに連れ込まれた模様。中国、シャンパオまで行くのに3日かかっている。そのうち一日は、道に迷っていた。

最近の悩みは、個性的な後輩たちの相手をする事と、マスターについて。

山野バン

事件中の為、自重しているが何時枷が外れるかわからない。暴走すれば、どうなってしまうのか?

パンドラ

アミ様と闇アミ様を見れてニッコリ。そのまま彼女について行って身体を得る予定。


川村アミ

スレイブプレイヤー化されていたが、パンドラさんがすぐさま彼女の位置を特定。パンドラさんが守る対象。


ミネルバ

兄に会えて嬉しい模様。しかし、以前とは(・・・・)異なり自分で動けない事に少し不満を持っている。


オタクロス

実はオーディーンと3ヶ月程前にも会っている。パーフェクトZX-3の新型、合体だけでなく変形もするZX-4シリーズの製作に試行錯誤。


海道ジン

表には出さないが、バン君大好きっ子。暴走の恐れあり。


トリトーン

手から粘着力のある糸が出せる。公式この設定憶えてる?


フェンリル

苦労人。カズヤの機体として復帰する気満々。アキレス・ディードにはその枠を譲るつもりはない。


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(アルテミスに出るしか)ないです

時間が、飛ぶ____

本日2本目になります。


...疲れたぁ

 

「我が王よ、熱いのだが...」

 

あ、モーターが逝かれてる...新品の予備があったっけ?

 

あ...しまった。イフリートとの戦いで、交換しちまったんだった。

 

「肝心のイフリートだが、未だ動いているのだろう?」

 

「ああ。コアボックスを空にしたのに、動き続けている」

 

ホントにもう、私を追いかけ続けるのをやめて欲しい。にしても、モーター二つだと、少し動きずらいな...

 

 

 

『アルテミス!』

 

ん、アルテミス?あの大会の景品といえば、高性能なものばかり...オタクロスにでも調べてもらおうかな。

 

 

 

 

 

『オタクロス、調べて欲しい事がある』

 

「なんでよ?オーディーンが調べ物など珍しいでよね」

 

『気になるものがあってだな。今年のアルテミスの景品を教えて欲しい』

 

「ふむ...『モーター』のようでよ。これが気になるのかでよ?」

 

『ああ。序にだが______』

 

 

ふっふっふっふっ...これで新しいモーターが手に入る!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

五条さん...貴方に会いたかった。でも仕方がないじゃない。本部でこの身体(・・・・)のコントロールを練習しなければならなかったんだもの。

 

『レックス、メタナスGXを使わせて貰う』

 

いやはや、身体を作ろうと思えばやっぱりこれだよね。でもさ、オタクロス...

 

『何故、女体なのだ?』

 

「...似合っているぞ、我が王()よ」

 

やめてフェンリル!そんなこと言われると面倒な事になるぅ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ジャッカルさん、チームを組んでくれませんか?」

 

「...お前は誰だ?」

 

「何者でもありませんよ。私の目的は唯一つ。あのモーターを手に入れることだけです。さぁ、私を利用してみませんか?」

 

「....良いだろう。但し、邪魔だけはするなよ」

 

「ええ、勿論です。全ては、貴方の目的のために」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ジャッカルさんと同じチームになって無理矢理参加とか、面白そうじゃない?

 

「そういうものなのか、我が王よ」

 

ああ、うん。何も、言わないでね?あ、序にっと。

 

「あの、エントリーをお願いできますか?」

 

「出場資格をお持ちですか?」

 

 

「はい。アングラビシタスの主催者です」

 

さぁ、必ず優勝するぞ!!!

 

 

 

 

 

「これで受付完了ですね!」

 

「そうだな。にしても何だか、オーディーンの気配がすっごくするんだよな...」

 

「バン君も、か」

 

「ええ!?オーディーンがここに来てるの?」

 

「まぁ最近、よく行方をくらませていたからねぇ」

 

 

 

 

「...危なかった。もしばれたら、この身体ごと捕獲され兼ねない....」

 

 

「...ミツケタ___________」

 

 

「っっ!!!!??????」

 

「我が王よ、大丈夫か?」

 

「アイツが、ここに向かってる...」

 

もう、会いたくもないんだけどな...残っちまった亡霊には...

 

 

「.....イフリート」




主人公

自身のCPUとメタナスGXを使い、アンドロイドの身体を手に入れた。しかし、その容姿は完全に幼女。しかもメイド服である。全ての元凶はオタクロス。

イフリートさんの気配に気が付いた模様。

フェンリル

王の身体を制御することとなった。案外楽しそう。

オタクロス

アンドロイド製作に本気を出した。次の目的は、さくらたんに自我を持たせること。まぁ、もう自我はあるんだけどね?

五条勝

人気投票1位。異論は認めない。新エジプトの見た目は、結構好き。
...小説の主人公も担当(中身は異なる)したりと、かなりの優遇キャラ。


山野バン/海道ジン

オーディーンセンサー常備稼働中


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(裏切っては)ないです

順調、順調~

 

「久々のハンターだが、やはり良いものだな」

 

あ、そう思う?この為に残っていたハンターのアーマーフレームを改良しておいたんだよね~

 

「我が王よ、暫しハンターと呼んでくれないか?」

 

ん、了解!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あの子から、オーディーンの気配がする...」

 

「何故だ...」

 

「何か2人が怖いよ...」

 

「そうですね...」

 

「オーディーンが関わると何時もこうなるのかしら?」

 

「ジン君...」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『初参加にして決勝進出を果たした謎のメイド、ミカド選手!!!!!』

 

「フフフ、ちょろいものですわ」

 

 

「狙い撃つ」

 

 

『スティンガーミサイル』

 

 

「近づいたなら、切りつける」

 

 

 

 

 

 

あああああ、SO☆GE☆KI!と二刀流楽しぃいいいいい!!!!!!

 

「悪くない。いい経験になった」

 

でしょ!でしょ!さぁ、後少しで...

 

 

 

「おい」

 

 

あ、すっかり忘れてた。

 

 

「お待たせしました。手伝いましょうか?」

 

「...フン」

 

あらら。まぁいいでしょう。任された仕事はするだけです。ええ、するだけです(・・・・・・)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『な、なんだこれは!?』

 

上手くいきましたね。

 

「....我が王よ」

 

何、ハンター?

 

「...いや、何でもない」

 

 

 

 

我が王よ、疲れていたのだな...ストレスとやらがこれで発散されたのならいいのだが...

 

「さて決勝ですが、ハンター。私の身体に入って貰います」

 

「了解した」

 

「さてさて、皆さんはどの様な反応をしますかね?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『Bブロック代表、天野ミカド選手!!!』

 

ああ、一番短くなっちゃった...

 

『それでは栄光のアルテミス、ファイナルステージ...READY?』

 

ああ、みんながLBXを出撃させてる...私達も行かなきゃ

 

「頼んだよ、オーディーン!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「オーディーン!?」

 

何でオーディーンがあの子の元に...ナンデ...ドウシテ....

 

 

 

兄様...じゃない...中身はフェンリルだな

 

 

思いっ切り戦い抜く!

 

 

...フン、オーディーンか...久しぶりに、手合わせ願おうか!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「我が王よ...」

 

な、何?今攻撃をかわし続けるのに苦労しているんだけど...

 

「この戦いの後、直ぐにこの場を離れる事を推奨する」

 

...正体、ばれちゃった?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「お疲れ様でした、ビビンバ―ドゴールドさん」

 

 

残っているのはマスターとペルセウスのマスター、あと吸血猫のマスターだけ

 

 

「ここで決めさせて貰います、必殺ファンクション!!!!!」

 

 

 

『JETストライカー!!!!!!!!!!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『今年の優勝は初出場、天野ミカドとなりました!!!!!!!』

 

これでスパーク3000ゲットだぜ!!!

 

「...ピっピカ、チュウ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「この場をお借りして、謝罪をさせて下さい。大統領暗殺を企てていた犯人のCCM映像を流したのは私です。どうしても、あの形でしか止めることが出来ませんでした。...世界中のLBXが大好きな皆さん、どうか、私を許してほしい」

 

他に方法があったかもしれないが、私にできたのはそれだけ...ていうか、暗殺よりも危険な人たちがずっとこっちを見てるんだけど...

 

 

 

 

 

 

 

 

「待っていたよ、天野ミカド」

 

と、トリトーンのマスター...

 

「何の御用でしょうか、海道さん」

 

「ジンで構わない。...何故君がオーディーンを使っている」

 

ですよねー、それが一番聞きたいことでしょうし!!!

 

「...言わなくてもいい。既に僕は気づいている。君が、君自身が(・・)オーディーンなのだろう」

 

 

...あれ、積んでね?




天野ミカド

主人公アンドロイドになったが、早々正体がバレてしまった模様。

ハンター/フェンリル

久々の戦いで、とても機嫌が良い。


山野バン

そろそろ限界

エルシオン

中身を確認後、アーマーフレーム回収の為に攻撃をしていた。


ペルセウス

闘うのが、好きになり始めている。オーディーンの強さ、カッコ良さに夢中。


ハカイオー絶斗

地獄の破壊神、以前からオーディーンは良き友人。


海道ジン

正体を見破った。理由は簡単。盗撮、スキャン、正体判明!


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(人質に取られてなんて)ないです

「....」

 

「無言は肯定とさせて貰おう」

 

トリトーンのマスター...

 

「...何が目的ですか?」

 

「僕たちの仲間になって欲しい___と言うべきなのだろう。だが、今回は元の姿になってバン君の元へ戻ってほしい」

 

え、そんなことでいいの?

 

「わかりました」

 

 

 

 

 

 

彼女がオーディーンである確信はついた。そしてあの体の発明者もわかった。

 

「今はまだ君を連れて帰れないんだ。必ず...」

 

彼女を連れて、バン君の元へ行くんだ。彼が望むなら、海外でも、日本でも、何処でも移住してみせる。

 

「...ふっ」

 

楽しみだ。

 

「バン君」

 

「ジン、天野は?」

 

「どうやら他にやることがあるみたいでね」

 

「アスカもそんな感じだった...オーディーンは?」

 

「...もう飛んで行ってしまったよ」

 

君を騙すのは心苦しい...だが、きっと_____

 

 

「また会えるさ、必ず」

 

「...そうだな」

 

____君を手に入れる

 

 

 

 

 

 

「もういいんでよか?」

 

「ああ、今はこのくらいで構わない。特に問題もなかったからな。また使わせてもらう」

 

本当にありがとう、オタクロス!お陰でモーターが手に入ったよ!

 

「そういえば、何故女体なのだ?」

 

「ああ、それは____」

 

それは?

 

「ワシの趣味でよ」

 

ああ、うん

 

「お陰でさくらたん等身大化計画がかなり進んだでよ」

 

ほほ~、さくらの等身大化とな。良かったな、さくらさん

 

_______!!!!

 

偶には外に出たいって?いや、だって、ねぇ...もっと使ってほしい?

 

「...オタクロス、さくらが最もLBXとして使ってほしいそうだ」

 

「な、なにぃ!?」

 

あ~あ、もうテンション上がりまくってるよ...

 

「我が王よ、そろそろ出発しよう」

 

そうだねフェンリル。山野博士に当って、もうちょっと強くならなくちゃ

 

「今回の反省点を生かすためだな」

 

うん、オタクロスに頼めばいいんだろうけど...

 

「うぉおおおおおお!!!!!なぜワシにはさくらたんの声が聞こえないでよかぁああああああああ!!!!??????」

 

_____これじゃあなぁ...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「オタクロス!」

 

「__はっ、お、おまいらか...いいニュースがあるでよ!おまいらのLBXにh「オーディーンに、会ったんだよね...」ば、バン?」

 

 

「会ったんだよね?」

 

 

「は、はい...」

 

 

その場にいたヒロ達は、後にオーディーンにこう語ったという。

「あのバン(さん)は、自分達がよく知るバンでは無かった」と。

 

 

 

 

 

「ミツケタ...ミツケタ...デモ、サキニコワサナキャイケナイ...」

 

海を泳ぎ渡り切った亡霊は、無差別にLBXを破壊した。

 

「モット、ヨコセ...ヨコセェエエエエエエエ!!!!!!」

 

コアボックスを残すように、四肢をむしり取り、中のバッテリーに手を伸ばす。

 

「コレデマタ、アノヒト(・・)二アエル...」

 

発射された銃弾を全て、己の拳で焼き溶かす。

 

「マッテテ...オーディーン」

 

亡霊(イフリート)は止まらない。自身のコアボックスの中身を失ってもなお、彼を追い続ける。

 

その中身を全くの別物に変えながらも、目的だけは決して変わらない。

 

 




天野ミカド/オーディーン

無事に難を逃れた(逃がされた)。その理由を理解していないが、取り敢えず山野博士の元へ。メンテナンスを兼ねて飛び立った。

現在別行動中...山野博士の元で捕獲される予定。


海道ジン

バン君大好きっ子から、レベルアップ!


オタクロス

さくらたんの声が聞こえないことに試行錯誤。序にZX-4の開発に難航...取り敢えずカスタマイズでZX-3を復活させた。

なお、破壊される模様。


さくら零号機

オタクロスに愛を注がれて完成された特別な機体。コアボックスにはオタクロスが大金をはたいて手に入れたパーツが使われている。が、本人は戦うつもりはなく、パーツ運びなどの手伝いがしたい模様。

山野バン

ヤバイ一歩手前。オーディーンに会ってしまうと...


ヒロ/ラン/ジェシカ

バン怖い...


亡霊

オーディーンを追いかけてもう一年。


LBX破壊するアンドロイド

ジョーカーキリトカスタム、ウマウマ。動かなくなってから連射。


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(スレイブプレイヤーになっては)ないです

「すまないオタクロス」

 

『別に構わんでよ。それよりも____』

 

「分かっている。全てが終わったら、さくらの言葉を伝えよう」

 

時間をかけてまで山野博士の元へ行ったのに、すぐさま移動だなんて考えられない...

 

「苦労をかけさせてすまない、オーディーン」

 

「構わない。真実を知った今、貴方の傍を離れるわけにもいかないからな」

 

山野博士の目的は、オメガダインの計画を阻止すること。まさか宇宙に軍事基地があるとは...

 

記憶が一部欠損している...何故だろう?

 

「君の身体を調整させて貰う」

 

「ああ、頼む」

 

私の身体は山野博士に任せてっと、フェンリルの様子を見に行かなきゃ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「待たせたな、フェンリルのマスター」

 

「オーディーン、だったな。その姿は__」

 

あ、早速それを聞いちゃう?

 

「オタクロスの趣味だそうだ」

 

「...ぶれないなぁ」

 

ほんとそれ

 

「それよりも、改良は上手くいっているか?」

 

「まぁ何とか、な。でも、まだ完成とはいえないな」

 

ほほ~、フェンリルのアーマーに、アキレス・ディードの飛行ユニットを合わせるのか

 

「中々面白い機体(身体)になりそうだな、フェンリル」

 

「!、オーディーン、フェンリルの声が聞こえるのか!?」

 

知らないんだっけ

 

「ああ、基本的にオリジナル機の殆どが意識を持っている。その中でも意識がはっきりしているのは、私達山野博士が製作した機体ばかりだ」

 

例外もいる...それがイフリート

 

「そのCPUを、アキレス・ディードに入れてくれ。それだけでかなり性能が変わるはずだ」

 

フェンリル、ようやく君に身体を与えられるな

 

「フェンリルのCPU...ありがとな、オーディーン」

 

「構わない。私がこの姿の時は、天野ミカドと呼んでくれ」

 

「わかったぜ、ミカド」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「動きがいつもよりも、いや、元に戻ったっていうべきなんだろうな」

 

ああ、我が主よ。身体が異なっていても、この感覚を忘れはしない。

 

「いつか、お前とも話してみたいぜ」

 

勿論だとも。我が王ならばそれが可能だ。この戦いを、終わらせてからならば。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「アスカ!?」

 

「なんでこんなところで倒れているんだ!?」

 

 

 

「ジオラマから、何かが...!?」

 

ああ、もう来てしまったか。マスター

 

「オー、ディーン...」

 

 

 

「行こう、ミカド君」

 

「はい」

 

もうこれ以上、世界の平和(私の平穏)を奪われないために

 

 

 

 

 

「ミカド...」

 

「久しぶりですね、山野バン」

 

 

 

「...ミカド君、動画が用意できたか?」

 

「ええ、全て取ってあります」

 

このアクアリウムの地下にある工場、それを設計した者もある意味天才だよなぁ...

 

何で工場内に、見えないようにΩのマークを散りばめちゃったんだろう?




天野ミカド/オーディーン

山野博士の元へ行ったものの、これまでの事件の真実を伝えられた。その為、オタクロスから直ぐに身体を取り寄せた。

フェンリルが元の主の元へ戻ったことで無くなったカスタムエラーに、違和感を憶えている。

フェンリル

元の主の元へようやく帰還。身体は異なるものの、相性は抜群。

青島カズヤ

筋力アップして、ワイルドカズに進化した。

山野博士

父ート。そして独りで闘い続けた張本人。イレギュラーも多々あった為に、その真実を知らない者から見ればテロリスト。


イフリート

只今水泳中。その目的地は、とあるタンカーであった。


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(戦いに決着が付か)ないです

「フューチャーホープ号に突入する!」

 

二箇所あるパラダイスのコントロールルームへ向かうんですね

 

「....アイツ、近くまで来ているのか」

 

「どうしましたか、ミカドさん」

 

「いえ、何でもありません。さぁ行きましょう」

 

イフリート...貴方は何故私を追うのですか?

 

 

 

 

 

 

「久々だな、パンドラ」

 

「...うん、フェンリル...オーディーンは、何であんな姿に?」

 

「兄様には兄様の考えがあるのだろう。それよりもだ、二人共」

 

 

 

 

「兄様の中に居たのだったな...その感想を聞かせてもらおうか?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「レックス!?」

 

彼は、レックスではない...だが、もし生き残っていたとすれば?

だが、サターンの爆発からあの傷で脱出できるはずがない。それに...

 

この違和感は何だ?

 

「行け、キラードロイド...LBXを、破壊しつくすのだ...」

 

この怪物に関してもだっ!?

 

 

「な、何だ!?」

 

「キラードロイドの拘束が破壊された!?」

 

...やっぱりここに来ていたか

 

『ミツケタ...オーディーン!!!!!!!!!!』

 

「私は見つかりたくなかったよ、イフリート」

 

『デモ、マダコワサナイ...サキニコワサナキャイケナイノハ、オマエダ』

 

レックスの作ったキラードロイドが目的なのか?でも...

 

「...今は共に戦ってくれ、イフリート」

 

私も、本気で行かせてもらう!

 

「博士、身体を頼む」

 

「わかった」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「イフリートが、動いている?」

 

「ミカドさんがオーディーンだなんて...」

 

「ミカドの奴、話してなかったのかよ」

 

「どういう事なんだ、カズ?」

 

「ミカドはある目的の為にオタクロスに身体を作ってもらったんだとよ。さて、俺達もあいつらに加勢するぞ!」

 

「ええ!」「ああ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「...マスター、離して欲しいのだが...」

 

「この戦いの後、必ず、俺の傍にいて欲しい」

 

それは、出来ない___

 

「すまないマスター。それは出来ない。君も見ただろう。キラードロイドと互角に戦うイフリートの姿を」

 

イフリートは、今回私を追ってこなかった。その理由は分からない。でもまた襲って来た時には、マスター達を捲き込むわけにはいかない。

 

「もう失いたくないんだ。レックスも、オーディーンも...」

 

...マスターはこれ以上大切な人々を失いたくないんだ。宇崎さんが死んだときも、何とか乗り切っただけだったのだろう。それは、私も同じだ。

 

「...この戦いを終えたら、アイツとの因縁に決着を付ける。マスターも、レックスとの因縁に決着を付けるんだ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「マスター達は、無事だろうか...」

 

さて、マスター達の事も気になるが、いい加減に終わらせなくちゃな。

 

「...イフリート、今日で終わりにしよう」

 

『....ぐるぅああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!』




天野ミカド/オーディーン

メイド服の幼女。中身はLBX。
ストーカーとの決着を付ける為に闘い始めた。

マスターに頭を撫でられるのを、悪くないと思い始めている。


山野バン

遂にリミッターが外れた。だが、事件中の為にその殆どを抑え込んでいる。この戦いが終われば、オーディーンの身を保証することは出来ない。


Dr.マミー

レックス?
イフリートの姿を見て、自身の目的が間違ってなどいないのだと思い込み始めた。


イフリート

目的は一つ。オーディーンを手に入れる事。それを邪魔する者、特にキラードロイドを嫌う。


パンドラ/フェンリル

エルシオン...相変わらずだなぁ


エルシオン

中身はイプシロン。最近は合体ばかりで、後輩たちの面倒見だ良くなった。

Σオービスの合体により、ミネルバの正体に気が付いた。


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(ストーカーが進化して)ないです

ランキングに載った(3/5)、28か29位…

エターナル克己「サープラーイズ!」

ゴーン


「ほらほらどうしたイフリート!お前はそんなものか!?」

 

『ガァアアアアアアアア!!!!!!!』

 

二丁拳銃で攻めながら距離を置き続ける...いくら邪道と言われようとこれだけは譲れない。

 

『ガァウ!』

 

「げっ!?」

 

ヴァ、ヴァルソダースだと!?やべっ、このままじゃ直撃しちまう!

 

「あ、危なかった...」

 

盾を犠牲にする事で直撃を回避したけど...もう全身が痛い。

 

『グルゥアアアアアアアアア!!!!!!』

 

マジかよ...拳に炎を纏ってやがる...!!あれで殴られたら、アーマーが溶けちまう!?

 

「てか、その腕どういう仕組みなんだよ!?」

 

うん、武器腕とかあるけどさ...その腕って武器腕じゃないんだよね?

 

『ガウ!』

 

え、それって返事!?お前もうちょっとまともに会話できなかったっけ!?

 

「っ!?ロケットランチャーだと!?」

 

確かにゲームで使ってきたけどさ?持ち手溶けてるやん...

 

『グロウ!』

 

な、投げてきた!?使い方が違うでしょそれぇ!?

 

「ライトニングランス!」

 

ぎゃぁ!!久々に使ったけど手首持ってかれるのは、未だなれなぃいいいいいいいいいい!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ど、どうにかなった...

 

「ロケラン投げてくるとは、思わなかったぞ...」

 

『ガ...ァ...ウ...』

 

そう、既にイフリートとの決着は着いている。

 

「...終わらせよう。もういいんだよ、イフリート」

 

最初から分かって居たのだ。イフリートのバッテリーとCPU、モーター共に限界がきていることに。

 

『マダ...タタカエル!!!!』

 

イフリート自身の意思はまだ闘おうとしているが、それに機体(身体)がついてきていない。

 

「せめてもの償いだ。あの日、お前のコアボックスを空にした時に破壊しなかった私が__」

 

『超プラズマバースト』

 

 

 

 

 

 

 

 

「...さらばだ、亡霊」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

えっと、私はイフリートに勝ったんだよね?

 

『ああ、そうだぞ?』

 

なら聞きたいんだけど、これは一体?

 

『ん?ああ、簡単な話だ』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『俺はお前を守る。父として、な』

 

ほっんと、一体どうしてこうなった!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『どうやらバン達がパラダイスへ行くみたいだな』

 

いやあの...何でもそんなに普通でいられるの?

 

『簡単な話だ。亡霊はお前が破壊した(倒した)。そして俺が産まれただけだぞ?』

 

その産まれたが問題なの!!!

 

『ん、そう言われてもな...LBXは不可思議な物としか言いようがないな』

 

はぁ...仕方がない。マスター達の元へ急ぐぞ

 

『お前がそう望むなら』

 

...ホントにイフリート?

 

『ああ』

 

平穏の向こう側って、どうなってるんだろうなぁ…




オーディーン

遂にイフリートとの因縁に決着を着けた。結果、拾ったCPUを取り込んだらレックスボイスでしゃべるイフリートが出てきた。

やったね、オーディーン!ナッカーマが増えたよ!

イフリート

ラスボス→亡霊→オーディーンを守る父親(今ここ)
機体は超プラズマバーストにより粉々になったが、CPUにまとも(?)な自我が目覚める。

オーディーンの誤算

とある科学者(妹)

ニーサン!

エターナル克己

とある不死身のミュージシャン。
某動画サイトにて活躍を拝める。
捕まる事が日常化している。

黄色い異型「カツミチャン!」


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(もう理解したく)ないです

ええぃ邪魔だ!!!!

 

『JETストライカー』

 

「気を付けろ。余り威力が強いと発進出来ない可能性がある」

 

それは勿論!!!サッサとあの包帯グルグルレックスを倒して平穏を手に入れるんだ!!!

 

「...無理だな」

 

無理じゃないやい!って、もう乗り込んでるじゃん!?

 

「急がないと置いてかれるぞ」

 

全身痛いけど、知ったことじゃないね!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「...身体をうまく動かせない」

 

「エルシオンもそうなのか...こればかりは無茶をしてしまったな」

 

「後悔は何のだろう?」

 

「勿論だとも。マスターがきっと世界を救ってくれる。僕はそう信じてる」

 

「...そうだな、ペルセウス」

 

ああ、兄様よ...貴方がこの船に乗っているのは分かっているが、あまり無茶はしないでいただきたい...貴方に居なくなられては困る...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「父さん、そのカプセルは何?」

 

「これはオタクロスが乗せたものだ。ある意味最後の切り札になるかも知れないらしい」

 

「ふぅん...」

 

何でだろう...オーディーンの気配がするんだけど、もう一つ懐かしく感じる気配がある...

 

「開発を続ける。念の為にエルシオンのメンテナンスをしておくんだ」

 

「はい!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

わぁ...周りが真っ暗だぁ...

 

「なんだ?灯りが欲しいのか?」

 

いや、そういうわけじゃないんだけど...

 

「なるほどな。宇宙は真っ暗闇だったと」

 

知識はあったんだけどね...実際に見てみるとこれはこれで...げっ

 

「...どうやら空気を読まないお客のようだな」

 

ここまでの戦いで、私の身体は熱暴走寸前だ...このまま戦えばきっと、動けなくなり破壊される

 

「お前はここでおとなしくしていろ。この場は、あいつらに任せれば大丈夫だ」

 

...わぉ、綺麗な花火___

 

「LBXのブレイクオーバーで出来上がった天の川か...本物を拝めるとは」

 

ロボットアニメ(宇宙)の一部で登場するときがあるよねぇ...今回は彼らのお披露目だからかな?

 

「さぁな。ただ言えるのは...」

 

あれ...何だか眠く...

 

「お前には少し休憩が必要な様だ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『『死にたくない』』

 

!? 今のって...

 

「よぉ、起きたか」

 

イフリート、起こしてくれても良かったのに...

 

「お前の父である俺は、お前に必要なものを与える。それだけだ」

 

あれ?体が軽い?

 

「無重力ではないからな。それはこれまでの戦いで温まっていたコアボックス全体を冷やした結果だ」

 

...無茶しまっくてましたね

 

「エターナルサイクラーの技術の応用とはいえ、発生した熱だけは貯まってしまうからな」

 

この戦いが終わったら、タイニーオービットに行ってこの身体(機体)のメンテナンスをお願いしようかな

 

「それがいい、俺がTOまで行こう」

 

...余計なことをしないでよ?

 

「お前がそう望むなら、しないさ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

少女は駆け足で人工衛星(仮)パラダイスの中を進んでいく。

 

「...くっ」

 

『あまり無茶をしない方がいい。その体は宇宙での活動を視野に入れていないからな』

 

「わかっている!!」

 

彼女は眠っている間にとある声を聴いたのだ。感情を感じられないその声からは、恐怖を感じられた。

 

「...この先だ、イフリート!!!!!」

 

『わかった!』

 

「必殺ファンクション!!!!」

 

『超プラズマバースト』

 

こじ開けた扉の先には、見慣れた顔がそろっていた。そして___

 

「レックス...」

 

『マスター...いや、人格を作り上げただけの偽物か』

 

レックスがいた。

 

 

 

『俺は、山野バンに、子供達に希望を見出した。オーディーンからも、新たな未来が見えた____』

 

イフリートとの戦いの中で、自爆寸前のサターンから逃がしてくれた彼は、新たな希望を、しっかりと手に入れていた。

 

 

 

 

 

 

『『ハルカさん』』

 

『『ハルカさん』』

 

『『ハルカさん』』

 

『消えたくありません』

 

 

「すまない...だけどきっとまた会えるはずだ」

 

少女には何も出来ない。ただ彼らの旅立ちを見送る事しか出来ないのだ。

 

『『マッマ』』

 

『助けて』

 

『死にたくない』

 

『消えたくない』

 

『助けて』

 

『お母さん』

 

『お母さん』

 

『マッマ』

 

『マッマ』

 

『マッマ』

『マッマ』

『マッマ』

 

「...ハルカさん、彼らに新たな旅立ちを」

 

「...わかったわ」

 

少女は彼らが何故自身に助けを求めるのかが理解できていた。今、彼らに最も近しい存在は彼女()だからだ。

 

『ハルカさん』

『ハルカさん』

『ハルカさん』

『ハルカさん』

『ハルカさん』

 

『『お母さん』』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ねぇイフリート

 

「なんだ?」

 

アダムとイヴは、幸せになれたかな?

 

「...お前がそう望むなら、そうなるだろうな」

 

...きっと、必ず

 

 

 

 

 

あ、そう言えば、何で彼らは私のことを『マッマ』って呼んだんだろう?

 

「俺は父で、お前が母だ。あいつらにはそう感じ取られたんだろう」

 

...マッテ、モノスゴクイヤナヨカンガスルンダケド___




天野ミカド/オーディーン

イフリートと共に、アダムとイヴの旅立ちを見送る。機体は既にボロボロで、帰国する宇崎タクヤに託し、暫しアンドロイドの身体に入っていることとなった。


山野バン
相変わらずのセンサー

エルシオン

兄であるオーディーンの気配を感じ取れる。今後使われることがなさそうで怖い。CPUだけでもイカロス・ゼロに移植する予定。

ペルセウス

相棒を信じたとても良い子。案外パンドラさんよりも癒し枠の可能性有り。

ミネルバ改

ここまで明かされてこなかったが、ミネルバに搭載されているCPUは、本来イフリートの中に入っていたものであり、山野博士によってそのデータを削除された。だがしかし、CPU本体に根須いてしまったものは消す事が出来なかった。

新たなイフリートがオーディーンのコアボックスに入った事に絶賛嫉妬中。ゴーストジャックされれば、ミカドを守る王子様と化す。

オタクロス

保険としてミカドの身体をダックシャトルに積んでいた。体が有るか無いかで、次のルートが変更されるというかなりの重要キャラだったりする。

イフリート

久々にマスターを見、改めてミカド/オーディーンを守ることを決意する。
全ては、己の希望を守るために。

アダムとイヴ

『『マッマ』』


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(友情ごっこじゃ)ないです

ベクター『良かれと思って!』

九十九先生『真ゲス!?』



いいえ、人違いです。


日本に帰れる!

 

「ようやく、ミカドを堪能出来る...」

 

あの、マスター?既に堪能してませんか?大会の後から私、ずっと捕獲されている気がするんだけど

 

「...バン君、日本に戻ったら久しぶりに君の家に行っていいかい?」

 

「ああ、勿論。それに...」

 

私の身体は、タクヤさんにイフリート入りで持って帰ってもらってるし...今の身体はこのアンドロイドだけ...

 

逃げられない!

 

「何だ?事故が起きたみたいだな」

 

事故?いやはや、最後まで平穏じゃないなぁ...

 

「LBX!?」

 

何で!?既にオメガダインは閉鎖されたし、ブレインジャックなんて起きないはず...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

山野博士達はNICS本部に戻ったし、マスター達は戦ってる...今の私にはできることはない。あるとすれば...

 

「はぁ!!」

 

「た、助かった...」

 

この事件で巻き込まれた人々を助け出す!

 

 

 

...おかしい。車に閉じ込めたけど、脱出できないわけじゃない。まるで人質みたいだ...

 

『見つけたよ、お兄ちゃん!!!!!』

 

え、ま、まさか...

 

「ミネルバ!?」

 

何故ここに!?それに自立稼働しているってことは、この事件の首謀者と同じことになってるのか

 

「何しに来た、ミネルバ。お前は自身のマスターの元で____」

 

『ベクターがね、お兄ちゃんを捕まえる手段をあげるから、捕まえてきてって言ったんだ。そして、自分でこの身体をコントロールできるようになったんだぁ!!!』

 

アブねぇ!!撃ってくるなんて...

 

『待ってよぉ、お兄ちゃん...一つになろ?』

 

や、ヤバイ!?このままじゃこの身体を破壊されちゃう!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『...あ~あ、ベクター壊されちゃったか』

 

何とかなった...どうやら大元を倒せばこのブレインジャックは止められるみたいだ

 

「...帰るぞ、ミネルバ」

 

『は~い』

 

これだけなら素直ないい子なんだがな

 

オタクロスに、ミネルバとこの身体を直してもらわないと...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

で、エルシオンの中に入ったのはいいけど...

 

「敵が、多過ぎる!!!」

 

しかもこいつらの意識、滅茶苦茶だ!!!

 

『おdえさ、むか、うえに、おとな、ほかみおわら、せ、ぇえええええええ!!!!!!!!』

 

ああ、五月蠅い!

 

「貴様らの言っていることは理解できん!!!ここで壊れるがいい!!!!!」

 

余りブレイクオーバーしたくないが、このノイズは収まらない。

 

「どこだ、どこにいる、ベクター!!!」

 

な、何!?エクリプスだと!?確か奪われていたはず...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

へ、変形したぁ!!!???

 

しかもベクターがいっぱいだぁ!?

 

 

 

『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『『』』』』』』』』』』』』』』』』』』』』』』』』』』』』』』』』』』』』』』』』』』』』』』』』』』』』』』』』』』』』』』』』』』』』』』』』』』』』』』』』』』』』』』』』』』』』』』』』』』』』』』』』』』

 

 

ぶ、不気味だ...ちょ、何する辞め______




天野ミカド/オーディーン

機体をタクヤに預けたために、戦う事が出来なかった。緊急事態の為、エルシオンの中に入ることで戦った。

ミネルバ怖い。ベクターヤバイ。


山野バン

幼女堪能中...

海道ジン

夏休みを使って、バンとミカドを連れて静かな所へ行こうと考えている。


ミネルバ

ゴーストジャックと同時にベクターへの攻撃を辞め、すぐさまミカドの元へと向かった。マスターを放置し攻撃を仕掛けたが、コントロール不可能になると同時にミカドに捕獲された。


ベクターズ

無言の圧力。

ミゼル

知っての通り、ヤベーイ敵。その目的はパーフェクトワールドを作ること。しかし本当の目的は別にある。


ミゼル・トラウザー

元エクリプス。遂に変形するようになった。もしかしたら自我を持っているかも?


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(主人公して)ないです

うわぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!

 

『ナイトモード』

 

く、来るなぁ、ベクターズ!!!!!

 

『『『『『『『『『『『『『『『『  』』』』』』』』』』』』』』』』』』』』』』』』』』』』』』』』

 

 

そ、その目(単眼)でこっちを見ないでぇええええええ!!!!

 

うぇえええええ、ドンドン重くなるよぉ...

 

もしもナイトモードがなかったら...想像したくない

 

はぁ...現実逃避している場合じゃないなぁ...

 

「...ベクター、お前たちの目的は何だ?」

 

『『『  』』』

 

やはり彼らは言葉を話さないか...

 

『   』

 

ん?

 

『ま__』

 

あれ、何か聞こえる?

 

『まっ_』』

 

...ちょっと待ってね、この流れさ...つい最近なかったっけ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『『『『『『『『『『『『『『『『マッマ』』』』』』』』』』』』』』』』』』』』』』』』』』』』』』』』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「うわぁあああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!」

 

ら、ライトニング、らんすぅううううううううううううううう!!!!!!!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「君たちに用はないよ。もう目的は果たしたからね」

 

「ミゼル!!!」

 

「一体、何をしたんですか!!!」

 

その時、バンに戦慄が走る!

 

「...ミゼル、今ベクターは何処にいる」

 

「え?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「...ふぅん、君はそういう事に気が付けるんだ」

 

エルシオン(オーディーン)をどうするつもりだ!!!!!!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ミゼルには逃げられ、その上オーディーンは連れ去られてしまった。

 

ベクターを確実に倒して、ミゼルを倒す。

その目的の為にバン達は究極のLBXを造る為に動き出した。

 

「......」

 

「バンさん?」

 

「ヒロか...ごめん、少し集中しててさ」

 

「何してるんです?」

 

「そういえば言ってなかったっけ...俺、一年前からLBXを作ってるんだ」

 

「そうなんですか?」

 

「ああ、でも、中々完成にたどり着かなくって...」

 

いえ、バンさん。本来ならば何もないところから簡単に新しい物を作る事が出来る人なんてそうそうにいません。貴方の父ーととかで無ければ。

 

「『オーディーン・NEXT』、これが俺が考えた究極のLBX(オーディーン)。日本に一部パーツを置いてきているんだ。この際だから、俺もこれを完成させようと思って」

 

オーディーン・NEXT

 

その見た目はほぼオーレギオンに似ているが、アーマーがどことなくオーディーンを彷彿とさせている。

 

「バンさんは本当にオーディーンさんが好きなんですね」

 

「ああ、いつだって俺を支えてくれた相棒なんだ。ミゼルに奪われたままなんて_____」

 

バンは静かにその闘志を燃やした。日本に戻ればイプシロンが待機している。飛行出来ないという欠点はあるものの、イプシロンにはリミッターが備わっていた。

 

そのリミッターが解除されたとき、ミゼルは改めて考えたという。

 

 

「山野淳一郎製のLBXが欲しい」と。




オーディーン

襲い掛かってきたベクターズをナイトモードとライトニングランスで撃退していたが、その数に押されてゴーストジャックされてしまう。

ベクターを操るミゼルの正体に一番最初に気が付いた(意味なし)



ベクターズ

『『『『『マッマ』』』』』


山野バン

オーディーンが攫われた事に気が付いた。ミゼルが認める敵。

ミカドの身体を抱いて寝ようとしたところを皆に止められた。


大空ヒロ

バンが制作しているLBXの設計図を見た。後に新たなLBXを操作することとなる。


ミゼル

オーディーンをさらった張本人。次の目的を果たす為に動き出す。




やったね!オーディーン!お前がヒロインだよ!


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(闇落ちじゃ)ないです

…………

 

「どうしたの、ママ」

 

いや、目が覚めたら目の前に顔があったら驚かない?

 

「ふ〜ん、そういうものなんだ…」

 

サラッと心を読まないで欲しい、ホントに。

 

今どういう状況?

 

「新しい身体はどう?」

 

機体(身体)?いや、以前と変わらず…ッ!?

 

なんで…この機体(オーディーン)になってるんだよ…

 

『イフリートは、何処だ!!』

 

「山野博士製の音声ユニットから音を出していたんだね。しかも、それはママにしか使えない」

 

ミゼルが何者なのかは分かってる…マスター達にこれ以上重荷は背負わせられない!!

 

運がいい。ここには盾も、槍も、片手銃もある!!

 

「何をしようとしても、無駄だよ」

 

ひ、引き金が、引けない…槍を投げることも…

 

動くことさえも…!!

 

「既にママの身体は手に入れた(・・・・・)。後はこの世界を平和にするだけ...その準備も最終段階に入りつつあるんだよ?」

 

___なんでミゼルはこんなことをするんだ?

 

 

「僕は、アダムとイヴの意識を合体(混ぜ合わせた)存在。そんな僕だけど、生まれた時から知っていた(・・・・・)ことがあったんだ」

 

その、知っていたことって____

 

「ママを手に入れる。この世界で経った一人の僕と、僕達と同じ存在を」

 

 

___________!!!!!!!!

 

 

「待っててね、早く僕と同じ様なアンドロイドの身体を手にれるから」

 

ちく、しょう...また意識がっ

 

 

「お休み、ママ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「やぁ、よく来たね」

 

「ミゼル...オーディーンはどこだ」

 

「答えると思ってるの?」

 

「...いや、別にいい」

 

「...バンさん?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「お前を倒せれば(・・・・)それでいい」

 

ミゼルは驚いていた。山野バンが使うであろう機体は既に傷を負っている。

だが、そんな彼の傍に飛んで現れたのは以前見つけ出した設計図とよく似たLBXだったのだ。

 

「...完成してたんだ、オーレギオン」

 

「このLBXはオーレギオンじゃない」

 

ミゼルは自分の知らないLBXとその制作者であろう山野博士に興味を持ち直した。

先程までは母親(ミカド)の事しか考えていなかったのに。

 

「俺がミカドの為に作り続けてきた、今迄を詰め込んだLBX...」

 

そのLBXは瞬時に両手にエネルギーで出来た槍を出現させ、ミゼルへと投げる。

 

「...欲しい」

 

ミゼルのその小さな声は、壁に突き刺さった槍により破壊されたLBXの音でかき消された。

 

「【オーディーン・B】、それがお前を倒す俺の相棒だ」

 

ミゼルはゆっくりとその眼を見開いた。




ミカド

身体が気が付かない間にオーディーンに戻っていた。

ミゼル

ママ欲しい。攫ったけど(ミカド)ない。じゃあ奪う。
バンに興味を持つ。序にそのオーディーンほすぃ。

山野バン

オーディーンを救い出すためにとんでも機体を完成させる。
本人曰く、愛ゆえに。

大空ヒロ

たった一言のみの出演。いきなり戦いを始めたミゼルとバンの戦いに参戦しようとするが、直ぐにT.O.社が破壊され、脱出する事に。なお、バンは一人残っている。




???「【愛】ですよ!!!」

たやマ「なぜそこで【愛】!!??」



そろそろ最終回が近づいてきた...


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(一人じゃ)ないです

オーディーン・B

NEXTと名乗っていたLBX。
愛故に名前が変わる事に。
因みにBには様々な意味があり、その一つはB(バン)


T.O.社は外側から見るだけならば特に変なところは無い。ミゼル・トラウザーが外壁を破り片手を入れていなければだが。

 

「アハハ!スゴイね、ますます欲しくなちゃった」

 

「……」

 

その内部ではミゼルとバンが戦っていた。周りのことなど考えずに。

 

無数のベクターが人型のまま飛んでいるオーディーンへと飛びかかる。だがそれは呆気なく破壊された。

 

「……」

 

今、バンはCCMを持っていない。代わりに眼鏡を掛けていた。この眼鏡こそが今のバンのCCMで有り、それと同時に特殊モードを発動するカギでもあった。

 

「...いくぞ、『クロスオーバー!!!!!!』」

 

『____!!!!』

 

オーディーンと共に創り出した特殊モード、クロスオーバー。その能力はLBXとの感覚の共有。

バンが攻撃を望めばオーディーン・Bはその通りに動く。発動条件は経ったの二つ。

 

一つ、LBXにはそれぞれ意識があり、その目的がプレイヤーと同じ場合。

 

一つ、強い()を持つ場合。

 

この二つが揃い、クロスオーバー・モードは発動へと至る。

 

「!?、はy」

 

「『遅い』」

 

Bの中にはイプシロンのCPUが入っており、バンと目的を同じとしているのだ。

それは単純にして、重かった(・・・・)

 

 

 

 

 

オーディーン(ミカド)を手に入れる】

 

 

 

 

 

 

 

彼らにはもう取り戻すという考えはない。周りも既に見えていない。本来意識疎通が出来ないイプシロンも今回ばかりはバンと意識を共有出来ていた。

 

 

 

 

 

 

 

「『うぉおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!』」

 

 

 

イプシロンの声はバン以外には届かない。それでも、まるで2人が叫んでいるようにミゼルは聞こえていた。

 

ベクターがその数を減らしてゆく。それと同時に建物は悲鳴を上げ、崩れてゆく。

 

残された札を使うことを決めたミゼルは、あるLBXを出撃させた。

 

「...本当は、怖いよ。闘ってほしくはないんだ。それでも________」

 

 

バンとイプシロンは共にそのLBXを視界に入れ、固まってしまう。

 

「『そんな...』」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「僕を守ってくれる、大切な、大切な、ママが(・・・)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『...我が子の障害を、排除する』

 

「『オーディーン(ミカド)!!!!!!!!!!!』」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あ、れ...身体が、うごかな、い_____?

 

たし、か。みぜルにツカマッテ....それから___

 

 

 

『ミゼルに会ってその正体を知った、だろ』

 

 

ああ、そうだった____って、え、何でここに居るの?

 

 

『お前がそれを望んだからだ』

 

 

あ、そっか。私が心配したから____

 

『時間がかかったが戻ってこれた。さぁ、あの子を止めに行くんだろ?』

 

うん、そうだよ。止めなきゃね、あの子を。

 

『お前が望むがままに』




ミゼル

オーディーン・Bが欲しいものの、コントロールしていたLBXの殆どを破壊された。
そして、最終兵器のLBXを投入。見事にバン達の地雷を踏みぬいた模様。


山野バン/オーディーン・B

オーディーン・Bにはイプシロンが入っており、限定的ではあるもののクロスオーバー・モードを発動させた。CCMは眼鏡型になっており、レンズ越しに見える仮想デスクトップを連続で叩く事で操縦していた。途中から完全に一つとなった模様。

元ネタはサトシゲッコウガ。

T.O.社

バンとミゼルにより内側がボロボロに。いつ崩壊してもおかしくない。
え、リニアステーション?既に崩壊済みですが?

バンさん以外の皆様方

山野博士により共有されていたバンの姿からバンの母は過去の自身を思い出し、「今度帰って来たら、カレーじゃなくてお赤飯ね」と買い物に出かけていった。

無事に脱出した者たちの心情は、もう荒れに荒れまくっていた。

海「バン君バン君バン君バン君」

↑これはヒドイ例



???/?????

意識が戻った様子。ミゼルを救う為に動き出す。





???『GXの宣伝告知ィ!?』

『 冗 談 じ ゃ な い ! !』

『友達以上英雄未満である僕の出番が後半にしかないGXなど、宣伝してたまるかッ!』

『大切なお小遣い、どうせ使うなら全編に渡って僕が活躍する___』

<コンコン

『おっと、誰か来たようだ....』















元ネタわかったら、取り敢えずYouTubeへGO!また観ようぜ!(ダン戦も配信中)


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(壊れて)ないです

感想欲しいです。


「...動ける」

 

『そうみたいだな』

 

本来ならここに自分はいないはず...一体何が起きてるんだろうか?

 

「ん?、で、デォ!?」

 

あ、おはようございます。今どこです?

 

「あ、ああ、ここは日本で、タイニーオービット社の正面でよ」

 

...成程、それじゃあ向かおうか

 

『その前に、山野博士からの贈り物だ』

 

おっ、新しい機体か!!へぇ、今度は変形しなくても飛べるのか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オタクロスは自分の目を疑っていた。目の前で、CPU無しでミカドの身体が動き出したのだから。

 

「今のは、本当にミカドたんだったのでよか...?」

 

その疑問に、誰も答えることはなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

取り敢えず走ってるけど、これからどうしよう...

 

『社内は崩壊してるな。どうする?』

 

中を進むことは出来ないか...

 

『そうだろうと思って、切り札を用意しておいたぞ』

 

あ、そうなの?今すぐ使える?

 

『望むならばな』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヒロは内部に残ったバンの事を心配していた。

 

「バンさん...」

 

彼の心にあるのは、ただ無事に帰ってきてほしいという思いのみ。

まだまだ、自分は半人前なのだ。何度も助けられたバンを助けたいとも考えていた。

 

「バン君バン君バン君バン君バン君_______」

 

隣で地面に体育座りしながら呪詛の様に名前を呼び続けるジンを元に戻すためにも。

 

ああ早く戻って来て下さい、と。

 

そんな仲間達の胃に激痛が走る。

 

「....誰か俺を叩いてくれないか?」

 

「タクヤさん...」

 

「ミゼル・トラウザーの手の上にミカドの姿が見えるんだ...もう俺はダメかもしれない」

 

最後まで言い切るまでにタクヤは顔を青くしてゆく。そして倒れてしまった。

 

地獄絵図である。

 

山野博士を除いた大人たちは、胃からの激痛に耐え切れずその場に膝をつき始める。

 

「パパ...パパは何処なの...?」

 

ジェシカはその場にいないはずの父親を探し出し、

 

「アハハハハハハハハハハハハハハハ」

 

ハイライトが消滅した目のまま笑い続ける人達が沢山。

 

「ジン君ジン君ジン君ジン君ジン君」

「バン君バン君バン君バン君バン君」

 

体育座りのジンに覆いかぶさるようにユウヤは倒れ込み、そのまま呪詛のデュエットが始まる。

 

「.....」

 

無言のままパンドラに瓦礫を破壊させ続けるアミ。

 

「...ここだな」

 

確実にミカドを護衛するカズとアキレス・ディード。

 

「お、おい、皆、どうしちまったんだよッ!?」

 

一人困惑するアスカ。

 

もうこの時点でお分かりいただけるだろうか。

 

「......」

 

既にヒロも限界である。

 

「.....早くッ、戻って来て下さいっっっっ!!!!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まさかミゼル・トラウザーを動かせるとは...

 

『今ミゼルは自身の意識を殆どオーディーン(LBX)に注いでいるからな。乗っ取るのは簡単だった』

 

...もしかしてなんでもできたりする?

 

『阻むモノをケセ、と望むならばな』

 

あ、そんなことはないから。たぶん。

 

『さぁ、まもなく到着だ。行って来い、母さん(・・・)

 

うん、ミゼルを止めてくるね。父さん(・・・)




ミゼル/バン/オーディーン・B

「助けてママ」「『返せ、ミカドを!!!』」

ヒロ達

もうやだ、なぁにこれぇ

ジン達

壊 れ た

↑訂正:元からで、遂に制限解除

オタクロス

LBXの声を聞く。



ミカド

何故かアンドロイドの方に意識が移る。
只今ミゼルを止めるために奮闘中。

イフリート

世界のバグ。正直ミゼルの次にヤベーヤツ。
ブレインジャック?一部乗っ取り返せますが何か?


山野博士

銀色の機体を完成させ、眠るミカドの傍に置いた。こっちも父ート。
只今、息子の将来が心配な模様。













愛は無限の力を持っている(393曰く、親友は眩し過ぎるらしい)


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(迎えに来たわけじゃ)ないです

ミカドはツンデレ、ハッキリわかってますよね。

さぁ、早く新作を作るのです!
我々はダンボール戦機の新作を待っているのだから!
(訳:イナイレ新しくしたんだから、ダン戦も欲しいですハイ)


お待たせしましたッ!


父さん(イフリート)が操るミゼル・トラウザーによって、ミゼルが開けた穴から社内へと入る。すると、自分の機体(身体)とマスターの新しい機体(何か自分に似てる)が戦っているのが確認できた。既に自分の身体は攻撃により一部破損しており、各関節が外から見ていても悲鳴を上げているのがわかる。

 

「もうやめてよッ!!」

 

気が付くと、自分は声を出してしまっていた。お互いの機体と操縦者がこちらを勢い良く振り向く。ちょっと怖い...

 

「ママ!」

 

「『オーディーン(ミカド)!』」

 

ミゼルの顔は驚きに染まっている。それは今自分が動いていることにあるのだろう。マスターの方は只々嬉しそうだ。

 

「これ以上、闘い続けるなら私も参加しますが構いませんか?」

 

「「分かった、辞める」」

 

うんうん、聞き分けのいい子は好きですよ

 

「「今、好きって思われた」」

 

サラッとLBX(ヒト)のココロを読まないでください。まぁ取り敢えずこれで一件落着かな。

 

「さぁ二人共、今まで迷惑を掛けた人達に誤りに行きますよ」

 

「でも...」

 

それをミゼルが渋る。

 

「僕は、僕たちは、この世界で生きてはいけない...だって、僕がこのままここに入ればまた迷惑をかけちゃうでしょ?」

 

それは、アンドロイドである彼にはないはずの機能だった。涙を流すというものは、決してプログラムされていないのだから。

 

「わたしたちは、死にたくない、死にたくないんだ、生きたい、生きたい、生きたい、生きたい、生きたい、生きたい....」

 

膝を突き両手で頭を抱えたまま壊れたかのように繰り返し続けるミゼル。自分はそれを包み込むように抱きついた。

 

「なっ」

 

「マスター、スティ」

 

驚きそのまま動き出そうとしたLBXとマスターに止まるようにいえば、(´・ω・`)とした様子でその場に止まってくれた。少し罪悪感がある為、後で構ってあげることにしよう。

 

「ミゼル、私は貴方に生きて欲しい。仮にも母と呼んでくれた存在は初めてだったんですよ?」

 

「う....ぁ...」

 

システムがエラーを出しているのか、全身に雷を発生させ始めるミゼル。それでも、離れない。

 

「でも、今の世界は貴方を受け入れられそうにはありません。だから...」

 

今の自分に出せる答えはたった一つ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「私と、旅をしませんか?」

 

今迄自分のためにして来た旅を、誰かのためにする。それがミカド(オーディーン)が出したミゼルに対する答えである。

 

 

「い,ぃノぉ?ぼッくは/わた)し%はい木テ、、、、イイ@んぉ??」

 

既に発声機能が故障しているのだろう、ミカドの腕の中でミゼルはただ母の解を待つ。それが、一番正しいと信じているかのように。

 

「ええ、生きてて良いんです。この世界が敵に回っても、私が、私達が味方です」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ミゼルの機体(身体)は遂に火を吹いた。抱きついていたミカドを突き飛ばし、トラウザーへと飛び乗る。そして、トラウザーはヒト型のまま空へと消えていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『これがお前の選択か?』

 

『うん、これが僕の(私達の)選択だよ』

 

『そうか、先に母さんの元に帰る。何時でも帰ってこい』

 

『....ありがとう、父さん(イフリート)

 

 

 

この日、世界に新たな種が産まれると同時に行方不明となった。世界中に散らばったベクターは残らず全て爆発した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ミカドっ」

 

「...はい、私はここにいますよ」

 

穴から夕陽が見えるようになった頃、ミカドは背後から抱きつかれたまま動けなくなった。

 

「良かった...本当に良かったッ」

 

自身の機体を見ながら「身体は無事じゃないんですけどね」なんていう程ミカドは空気が読めなくはなかった。

 

「心配をお掛けしました」

 

「...ッッ!!っっ!!!」

 

言いたいことが沢山あるのだろうが、今のバンには口に出す事が出来なかった。

 

ミカドは一人、抱きしめる力が強くなったバンの腕に手を添え、空を見上げた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

空にはいつもよりも早く、力強く光る一番星があった。




これ以上書くことはあるだろうかッッ!!!

心して待て!最終回をッ!


『俺もう、闘いたくないです』

次回、最終回


これは、とあるロボットと少年の物語である___


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(やはり俺もう、闘いたく)ないです

???「おやおやぁ...ここにもとんでもない力を引き出すものがいるようですねぇ...」

???「そんな方々のために、何時も通り僕は言い放つのですよ!!!英雄であるぅ、この僕がぁ!!!!!!」

???「『愛』ですよッ!!!!」

「『何故そこで愛ッ!?』」


ええ、最終回ですよ。
さぁ、一つの物語の終わりをお楽しみ下さいませ。


ミゼルが星になってから、既に半月程の時が流れた。

 

「ほら、もう学校の時間ですよ。起きてください」

 

「....おはよう、ミカド」

 

自分ことミカド/オーディーンは今日も今日とてマスターであるバンの抱き枕となっていた。アンドロイドであるその機体はオタクロスによって改良(改悪)され続けており、ついには人の肌の柔らかさを再現するまでになっている。

 

「ええ、おはようございます。さぁ、鞄の準備は完了していますので朝食を取りに下りてきてくださいね」

 

ミカドはバンが起きる前から目覚めており、既に一階にいる母から朝食が出来上がっている事を伝えられているのだ。

 

『マスターが起きた。これから下りてくるはずだ』

 

「あら、いつもありがとね。オーディーン」

 

『無論だ、我が母よ』

 

「う~ん、ミカドちゃんみたいにはいかないのね...」

 

オーディーンはミゼルとの戦いの中で自身の意識を二つに分けることに成功したのだ。それがミカドの身体に意識が宿った理由である。

 

『仕方がないのだ』「それが私ですから」

 

「あら、相変わらず可愛らしいわね」

 

頬を赤らめながらミカドは視線を逸らす。顔が赤くなったり、表情が以前よりも豊かになったのは全てオタクロスの改良のおかげである。

 

「そう言えば、お父様はどちらへ?」

 

「ああ、朝から出かけたわよ?なんだか急ぎの用みたいだったわ」

 

「...オタクロスの元に居るみたいです。お弁当を届けましょうか?」

 

「ええ、頼んだわよ?」

 

「『必ず、届ける』ます」

 

バンの母から弁当を受け取ると、メイド服を着た幼女は空を飛ぶLBXと共に外へと飛び出した。

 

『母さん~、ミカドはどこ~?』

 

『もう出かけたわよ~』

 

彼女の仕事は、山野博士に愛妻弁当を届ける事である。それを口実に、自身のマスターから逃げ出している訳ではないのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「オタクロス、お父様、おはようございます」

 

「おお、もう来たデヨか」

 

「おはよう。ミカド」

 

秋葉原のオタクロスの元には、朝早くから山野博士の姿があった。これはミカドやオタクロスによって産まれた一つの説を証明する為である。

 

LBXには、その操縦者に似た心が宿る。その心は本来なら表に出てくることはないが、強力な自我を持つ事が出来れば可能ではないか、というものである。

 

「この前、さくらたんの声を聞いたんデヨ」

 

そんなオタクロスの言葉とオーディーン(アキレス)の自我の芽生えを元にサクラは調べられているのだ。

 

「ミカド、サクラの声は聞こえるか?」

 

「ええ、問題なく聞こえます」

 

メイド服を着た幼女の肩にLBXが着地する。そのまま両目を点滅させ、サクラへと接続すれば、彼女の自我を確認できる。

 

『ああああああああ、私の愛しのマスターっ!私がお世話してあげますからねぇ』

 

「....ええ、聞こえていますとも」

 

「どうかしたのか?顔色が悪いが...」

 

「いえ...」といいながらもミカドは本来の目的を果たしその場を後にする。今回の目的は愛妻弁当を届けることだけなのだと思い出したのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「....ここから、ですよね」

 

ミカドは一年前、初めてVモードを起動させたことを思い出していた。既に何度も来た為に見慣れた河川敷を眺める。その場でLBXバトルを行っている子供達は現在学校である。

 

「...イフリート」

 

『何だ、母さん』

 

ミカドは一人河川敷の草むらに腰掛け、自身の中にいるイフリートへと話しかける。半月程経ったとはいえ、ミゼルがどうなったのかをミカドは知らないのだ。だからこそ何度も質問しているが、イフリートは一度も答えないのだ。

 

『ミゼルは必ず、帰ってくる。あの子が母さんから離れ続けられるとは考えられないからな』

 

「...うん」

 

飛行形態へと変形させたオーディーン・mk-2(自身)を飛ばして空を見上げる。あの日見た一番星はあれから一度も見つけられていない。

 

「....」

 

ミゼルが起こした事件は早急に全世界で処理されていった。今ではもう、何もなかったかのように日常が流れている。

 

『もう学校が終わる時間だったか』

 

「ああ、もうそんな時間だよ」

 

少しづつ日が長くなり始めた。そんな中、バン達が河川敷へとやって来る。

 

「ただいま、ミカドっ」

 

「.......く、苦しぃ、です」

 

ミカドは日課になりつつある帰宅、又は長時間会わなかった時の抱きつきに未だなれないでいた。

 

「またやってるわね」

 

『オーディーン、自由なの、ズルい』

 

『パンドラよ、それは何度も言っているが諦めろ。我が王よ、久しいな』

 

『苦しいことに変わりはないのだ。何度も言っているのだが、マスターは聞いてくれなくてな...』

 

「いいじゃねぇか。仲が悪いよりかはマシだぜ?」

 

こうして彼らの日常は過ぎていく_____

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

_____はずだった。

 

「ただいま、母さん。父さん」

 

突然、河川敷に声が響く。全員が迫る影に気が付き空を見上げれば見覚えのあるLBXが降下してきたのだ。

 

「オーディーン...」

 

あの日、ミゼルが消えたことで爆散したLBXがそこにはいた。

 

「また、会えた...うん、僕は生きている...」

 

ミゼルであろうオーディーンは両こぶしを再び握り締め、武器であるリアリエーターを構えた。

 

『さぁ、山野バン。僕に力を貸してくれないか?』

 

「何?」

 

『僕が帰ってきたという事は、母さんが再び旅を始めるという事さ。ここまで言えばもうわかるだろう?』

 

「ああ...」

 

ゆらりと立ち上がったバンに恐怖を感じたミカドはすぐさまその場を離れる為坂を駆け上がる。

 

「『逃がさない』よ!!!!」

 

オーディーン(ミカド)は闘うのが好きではない。それが自分を狙っている者達だろうと、だ。

 

 

 

 

 

 

 

「『もう、闘いたくないんですッ!!!!!!』」

 

 

 

 

オーディーン(ミカド)に安息の地などないのである。(無慈悲)




ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

それではまた何処かで。


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