新庄雄太郎鉄道短編集  車窓に眺める殺意の風景 (新庄雄太郎)
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乗り鉄探偵南 達仁 卒業旅行殺人事件

高校生活最後の思い出と言えば卒業旅行

大学は海外は多いが、高校生は国内が多い、温泉やレジャー施設も楽しむこともあります たが、楽しいはずの思い出が一瞬にして悪夢に変わるのです そこで今回は卒業旅行を舞台に事件の推理を書いてみました






ある日、達仁は絵里と希とにこに3人で何か話してた事を聞いていた。

 

「で、3人でどこへ行くって、教えてよ。」

 

「ああ、それはね。」

 

「ウチが話すよ。」

 

「高校生活、最後の中の思い出作りなの。」

 

「高校の中での最後の思い出の。」

 

3人はこう言った。

 

「卒業旅行だよ。」

 

「何だ、卒業旅行の話をしていたのか。」

 

「うん、それで、達仁にお願いしたいなって相談したかったにこ。」

 

「なるほど、卒業旅行だったら音ノ木の鉄道マニアの出番だな。」

 

「ありがとう、実は私たちが旅行するところはね、長野県の松本の方なの。」

 

「松本か、後上高地もいいよ。」

 

「へぇー、いいんやんココ。」

 

絵里は達仁に行った。

 

「でも、どうやって行こうかな。」

 

「松本までは、L特急あずさの他に後は行楽列車のパノラマエクスプレスアルプスに乗るといいよ。」

 

「パノラマエクスプレスアルプス?。」

 

「そう165系の電車、先頭車には展望台になってるんだ。」

 

「へぇー、乗って見ようかな。」

 

「知ってる、パノラマエクスプレスアルプスやゆうトピア・和倉やトマム・サホロエクスプレスみたいに土曜と日曜と祝日に運転する列車をなんていうか知ってるか。」

 

「ウチ知ってるよ、ジョイフルトレインでしょ。」

 

「希ちゃん、よく知ってるね。」

 

「ウチ、前から乗って見たかったんよ。」

 

「そうか、乗る時は運転日に気を付けてね。」

 

「ありがとう。」

 

卒業式を終えた次の日、絵里とにこ達は新宿駅にやって来た。

 

「やぁ、陽一君。」

 

「あ、絵里も来てたのか。」

 

「今野君と高山君も来てたの。」

 

「うん。」

 

「高山君、ごめん遅くなって。」

 

「あれっ、札沼も来てたのか。」

 

「ええ、絵里さんから誘ってきたのよ。」

 

そして、凛の姉愛も来ていた。

 

「絵里も考えたわね。」

 

「うわ、165系の改良車だ。」

 

高山はカメラで写真を収めた。

 

6時45分絵里とにこ達が乗った松本行の「パノラマエクスプレスアルプス号」は発車した。

 

パノラマエクスプレスアルプスは車両も165系からの改造で、非貫通先頭車がクロ165形、貫通形先頭車がクモロ165形、中間車はモロ164形800番台である。新宿寄りの3両(1 - 3号車)については方向転換を行い、6両編成の際には両側が展望車となるようにした。全車両がグリーン車である。

 

「うわー、眺めがいいわね。」

 

「うん、この列車は展望車だからね。」

 

「うん。」

 

ラウンジは、今野とにこと札沼と一緒です。

 

「ヤッホー、卒業旅行は長野だぜ。」

 

「見て、アルプスが見えるわ。」

 

「本当だ。」

 

日程では、1日目は松本 2日目は上高地

 

「春の上高地は楽しみやね。」

 

「1日目は松本だから、松本城と旧開智学校やな。」

 

10時37分 松本に到着

 

絵里達は、旧開智学校へ見物する事にしました。

 

「まるで音ノ木坂に居るみたいだにゃー。」

 

「うん、そうだな。」

 

 

絵里と希達は旧開智学校を見物した後、浅間温泉に1晩泊って上高地へ行く事にした。

 

 

「結構温泉街がいっぱいやな。」

 

 

「愛、明日は絵里と希達と上高地へ行くんでしょ。」

 

 

「もちろんだよ。」

 

 

 

浅間温泉

 

 

「ここで泊まろう。」

 

 

「いいね。」

 

 

絵里と希とにこと愛と札沼は露天風呂に入ると北アルプスを眺めていた。

 

 

「見て、アルプスよ。」

 

「明日は、絵里ちゃんとにこちゃんと上高地へ登るんだにゃ。」

 

「私、山登りは初めてなの。」

 

「本当。」

 

「もちろんだよ。」

 

次の日、にこと札沼は松本城を見物していた。

 

「素敵にこ松本城は、にこが天下を取るにこ。」

 

「ふふふ、にこちゃんは松本でもアイドルが好きなんだね。」

 

その時、にこはアイドルのサインをもらいに行こうとしたら、その時にこは事件の犯行を目撃した。

 

「うわぁぁ。」

 

その時、にこは叫んだ。

 

「どうしたの、にこちゃん。」

 

「あああ、人が死んでるよ。」

 

「何ですって。」

 

犯行を目撃したにこは、男に襲われ連れ去られたのだ。

 

その後、達仁の家に電話が入った。

 

「はいはい、もしもし、達仁たけど。」

 

「達仁、大変なのにこが。」

 

「絵里何だって、にこがどうした。」

 

「にこが、にこが夕日の松本城に見物に行ってたら犯人に連れ去られたのよ。」

 

「何、にこが連れ去られた。」

 

「そうなの、今札沼と愛が警察に連絡したって。」

 

「わかった、俺も明日長野へ行く。」

 

「お願いね。」

 

翌日、達仁は松本行の特急「あずさ17号」に乗った。

 

「にこに何があったのか。」

 

15時48分、松本に到着。

 

「高山、小泉、大丈夫か。」

 

「うん、俺達はね。」

 

「大変だよ、にこちゃんが松本城で狙われたらしいの。」

 

「恐らくにこは殺人の犯行を目撃し、口封じでさらわれたんだ。」

 

「なるほど。」

 

達仁と高山と小泉と今野と絵里と希らは早速殺人現場に向かっていた。

 

「被害者の免許証です、東京在住の矢尾 大智さん30歳。」

 

「うん、凶器は見当たらないな。」

 

「ねぇ、八尾さんの腕に注射痕があるけど。」

 

「何だって、本当だ。」

 

「恐らく犯人は血糖降下剤か塩化カリウムで殺害したんじゃないでしょうか。」

 

「えっ、何だね君は。」

 

1人の刑事が達仁に行った。

 

「俺は音ノ木坂学院の南 達仁だ。」

 

「何ッ、南 達仁だと。」

 

「あの、高校生探偵の。」

 

「ええ。」

 

「いやーこれまた失礼しました、私は長野県警捜査一課の山岡と言います。」

 

「私は松本署の中山です。」

 

「同じく杉崎です。」

 

杉崎刑事は達仁達に卒業旅行に行っていたことを話した。

 

「よしっ、俺と高山と今野と小泉と絵里と札沼でにこと犯人を捜してくるよ。」

 

「達仁、お願いね。」

 

希は言った。

 

達仁と高山と小泉たちでにこを捜しに行った。

 

「恐らくにこは、そこに入るはずだ。」

 

達仁と高山と小泉と絵里と札沼はにこがそこにいると1件の隠家を見つけた。

 

「ねぇ、ここ怪しくない。」

 

「うん、行って見よう。」

 

隠家に入った達仁達は、にこを発見。

 

「にこ、大丈夫。」

 

「うん、そうだ達仁、私犯人を見たの。」

 

そこへ、3人の男がやって来た。

 

「てめぇら、何なってる。」

 

「あっ、誰だてめぇは。」

 

「南 達仁、探偵だ!。」

 

「何、探偵。」

 

「やっぱり矢尾さんを殺害し、にこを監禁したのか。」

 

3人の男は達仁と高山達を狙った。

 

「やろーっ。」

 

「やっちまえ。」

 

達仁と高山達は犯人と格闘し、犯人を気絶させた、だがもう1人の男はナイフを持っていた。

 

「てめぇ、地獄へ行けーッ。」

 

「とりゃーッ!。」

 

達仁はナイフを持った男に頭突きを食らった。

 

「ぎぁぁぁっ」

 

3人の男は目を回した。

 

その後、達仁たちの通報で山岡刑事たちが駆けつけ、犯人坂東雄一と坂口 隆と津上 信を逮捕した、その後、にこの証言で坂東が尚を医療用劇薬で殺害したと自供した。

 

上高地は、手付かずの自然が多く残り、リゾート観光地としても注目される山岳景勝地。梓川の清流沿いに観光スポットや旅館が点在し、それらを巡るウォーキングコースも整備されているのでハイキングや、キャンプを楽しむ人で賑わっています。年間を通して自家用車が入ることができないため、手前の「沢渡駐車場」「平湯駐車場」などか設けています、10月になると紅葉が見頃です

 

上高地

 

「空気が美味しいわ。」

 

「とんだ、卒業旅行になったね。」

 

「私は長野へは松本と上高地って決めていたの。」

 

「私はあずさに乗って山登りに行って見たかったの、又希と山登りに行こうかなと。」

 

「あら、いいやね。」

 

「達仁、誘ってくれてありがとう。」

 

一方、希と愛は山に向かって叫んでいた。

 

「ヤッホー。」

 

高山と今野と小泉は達仁に行った。

 

「さすが達仁、凄い推理だな。」

 

「うん、俺は乗り鉄するたびに事件を解決するんだからな。」

 

「ああ、それが乗り鉄探偵さ。」

 

達仁は列車に乗るたびに事件を解決していく、それが乗り鉄探偵だからだ。

 

 

 

 

 

 

 




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劇中のL特急「あずさ17号」と「パノラマエクスプレスアルプス」は昭和63年のダイヤを使用しています



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特急「しなの」の旅 木曽路の女

夏休みには海や山が見える場所に行きたいですよね

今日は香澄ちゃん達が夏休みの旅行に木曽路の旅に出かけて見ました




8月13日 盆休み 

 

この日、高校生の桐生 昴は花咲川女子学園の花園たえと戸山香澄達は夏休みに木曽路の旅をすることになった。

昴と香澄達は、7時00分発の新幹線「ひかり1号」に乗り名古屋へ向かった。

 

「もう名古屋か。」

 

「うん。」

 

「名古屋からは、北陸へはしらさぎ、飛騨路には飛騨、南紀白浜へは南紀、木曽路へ行くならこのL特急「しなの」号。」

 

「香澄、キラキラドキドキしているね。」

 

「ああ。」

 

「えーと、私達が乗るのは特急「しなの号」は、8時25分だな。」

 

「この列車じゃない。」

 

「ねぇ、はやく乗ろう。」

 

「うん。」

 

プルルルルルルルルル

 

間もなく、アナウンスが流れた。

 

「まもなく、8時25分発特急「しなの5号」白馬行が発車します、お乗りの肩はお急ぎください、お見送りの肩は白線に下がってお見送りください。」

 

プァーン!

 

特急「しなの」は16往復のうち4往復にパノラマカーが連結されている。名古屋から中津川までは最高速度120㎞の走りっぷり。

 

中津川派を発車すると山がせまり、木曽路を目指して走って行くのだ、ここからは381系で運転されている。

 

昴と香澄達が乗った「しなの5号」は名古屋を9時に発車し、途中停車駅は多治見、恵那、中津川、南木曽、木曽福島、塩尻、松本、穂高、信濃大町、終着白馬には12時34分に着く。

 

「あっ、見て寝床の床よ。」

 

「香澄ちゃん、確か浦島太郎がたどり着いたところね」

 

「うん。」

 

昴は小学生の時の学芸会の時の事を思い出した。

 

「浦島太郎か、懐かしいな。」

 

「私は覚えているよ、乙姫の役は香澄ちゃんだよね。」

 

「うん、懐かしいな。」

 

10時37分、木曽福島に到着したしなの5号は停車し、昴と香澄達はここで下車した。

 

「木曽路へ来たらね、ここはよって行こうよ。」

 

「香澄、それはどこなのよ。」

 

と、有咲は言った。

 

「木曽路と言えば、宿場町だよ。」

 

昴と香澄達は、宿場町を見物をすることにしました。

 

「香澄、たえ、写真撮るよ。」

 

「昴君、キレイに撮ってよ。」

 

「わかってるぜ。」

 

昴と香澄の昼食は、信州そばを食べた。

 

「これは美味しいよ。」

 

「だろう、木曽路に行ったらそばも食べないとね。」

 

「うん。」

 

次の日、昴と香澄達は散策をしていると1人の女性が泣き崩れながら苦しんでいたのです。

 

「あの、どうかしたんですか。」

 

と、香澄は声を掛けた。

 

「どうしたの、香澄ちゃん。」

 

りみが言った。

 

「どうかしました、何があったのか話していただきませんか。」

 

香澄と昴達は、1人の女性に話をすることにした。

 

「私、的場裕子と言います、実は私、ある人に追われながら逃げ回っているの。」

 

「なるほど、その男の人って。」

 

「私が特急「あずさ3号」に乗って松本へ降りて特急「しなの13号」に乗ったの、そしたら。」

 

昴は驚きながら彼女に行った。

 

「何ですって、米原が。」

 

「私の古い知り合いの米原が現れたんです。」

 

りみは昴に行った。

 

「米原って、昴の高校で退学した不良生徒でしょ。」

 

「そうだよ、俺が中学の頃に恐喝に会ったやつだ。」

 

昴と香澄達は、的場と一緒に木曽路を旅する事になる、そして、昴とたえは事件に巻き込まれるのだ。

 

そして次の日、昴とたえと的場は、米原に追われながら必死に逃げていた。

 

「こっちよ。」

 

「うん。」

 

昴とたえと的場は、行き止まりのところへ追い詰められたのだ。

 

「えへへへ、的場、俺から逃げようを思うのかい。」

 

「アンタ、私を狙う理由何なの。」

 

「うるせぇ、お前を皆殺しにしてやるぜ。」

 

そこへ、1人の刑事がやって来た。

 

「動くな!、米原。」

 

そこへ、長野県警の青山刑事と警官が駆けつけてきた。

 

「昴くーん、おたえ。」

 

「香澄ッ。」

 

香澄の通報で駆け付けた警察に米原は逮捕された。

 

「チクショーこの、覚えておれーッ!。」

 

こうして、昴とたえ達が旅した木曽路はスリルな夏の思い出になった。

 




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劇中のL特急「しなの」の時刻は昭和63年のダイヤを使用しています

現在は683系の「ワイドビューしなの」で運転されています


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特急「白鳥」 北陸・羽越連鎖殺人

特急白鳥の車窓は、窓を眺めると日本海が見えてきます

特急「白鳥」で北陸本線と羽越本線を舞台に書いてみました


大阪、青森間を結ぶ特急白鳥は、東海道本線・湖西線・北陸本線・信越本線・白新線・羽越本線・奥羽本線を日本海縦貫して長い距離を走る特急電車である、大阪を9時55分にに発車し、新大阪、京都に止まり列車は湖西線に入り、窓の外に琵琶湖を眺めながら近江塩津駅に通過すると右手から北陸本線の線路が近づいてくる、やがて合体し特急「白鳥」は湖西線から北陸本線に入る、北陸本線に入ると敦賀、福井、金沢、富山、魚津、糸魚川、直江津、長岡、新潟、酒田、羽後本荘、秋田、弘前、終着青森には22時51分に到着する約12時間の旅である。

 

2月9日 未明 グリーン車

 

10時25分、京都駅に到着した特急「白鳥」は、多くの人が北陸や東北へ行かれる人も多くいた。

 

「あなたもこの列車に乗るの。」

 

「ええ、私は富山へ行くんです。」

 

「そうなんですか。」

 

特急「白鳥」は近江塩津を通過して北陸本線に入った、窓を眺めると雪が降っていた。

 

「わぁ、雪だわ。」

 

「本当だ。」

 

そこへ、車内販売がやって来ました。

 

「ジュースとお菓子と弁当はいかがですか。」

 

「すいません、缶ビールとつまみを。」

 

「私は、サンドイッチとチョコレートをください。」

 

「はい。」

 

金沢駅 12時50分

 

「かなざわー、かなざわー、ご乗車有難うございました、金沢です、」

 

と放送が流れた、51分に特急「白鳥」は金沢を発車するのだ。その時、アナウンスが流れた。

 

プルルルルルルルルル。

 

「お待たせしました、間もなく5番線ホームから12時51分発の「白鳥」号青森行が発車します、まもなく特急列車青森行が発車します、お乗りの肩はお急ぎください、5番線の列車が発車します、ご注意ください。」

 

プァーン!

 

特急「白鳥」は金沢を発車した。

 

そこへ、車掌がやって来た。

 

「すみません、乗車券を拝見させていただきます。」

 

「はいっ。」

 

ガタン、ガタン、ガタン

 

その時、男は1人の女性を起こそうとした、ところがその女性はアイスピックで刺されて死んでいたのだ。

 

「うわーッ!」

 

富山 13時36分。

 

特急「白鳥」は13時35分に富山駅に到着した。

 

そこへ、駅員と鉄道公安隊が跨線橋を通ってホームに降りてきた。

 

「どこだ、死体が見つかったのは!。」

 

「35分に着いた青森行の特急「白鳥」のグリーン車内に。」

 

「死んでるのは女性のようです。」

 

第一の事件は富山で起きた、白鳥の殺人事件は富山県警から特捜班に連絡が入った。

 

「小野由美子、35歳、わかりました、早速こちらで調査します。」

 

高杉が言う。

 

「今富山県警から捜査協力要請だ、小野由美子を調査してくれ。」

 

「わかりました。」

 

早速、南と小泉は小野が勤務するブティックへ向かった。

 

「すいません、鉄道公安隊の南です。」

 

「同じく小泉です。」

 

そこへ、1人の男がやって来た。

 

「どうもお待たせしました、私は副社長の岩城です。」

 

「早速ですが、小野社長についてですが何か気づいたことはありませんでしたか。」

 

「そうですね、彼女はよく1人で旅をするのも好きでしたし。」

 

「そうですか、1つ質問してよろしいですか、特急「白鳥」には乗りましたか。」

 

「いいえ、私は白鳥に乗らなかったですよ。」

 

「そうですか。」

 

「公安官さん、私は山形まで行かなけらばならないのでこれで。」

 

「そうですか。」

 

特捜班に戻った、南と小泉は報告した。

 

「そうか、白鳥には乗らないか。」

 

「恐らく、新潟行の雷鳥に乗って山形へ行くと思われます。」

 

「そうか。」

 

そして、第二の事件が起きた。

 

山形県・酒田市

 

「わっ、ナニコレ。」

 

「キャーッ。」

 

山形県の酒田で殺人事件が起きた、被害者は副社長の岩城 清二さん54歳、死因は毒殺によるものだった。

 

特急「白鳥」の殺人事件は富山と山形で起きたので合同捜査に特捜班も加わった。

 

「第一の事件は解けたよ、そして酒田で起きた第二の事件の謎、この日犯人は特急「白鳥」に乗って9時55分に特急白鳥は大阪を発車し、富山には13時35分に着く、そして酒田には18時49分に到着する。」

 

「犯人は2人いたって事になりますね。」

 

と、梶村は言った。

 

「犯人は、上野から信越本線に乗り直江津で白鳥に乗った。」

 

「白鳥は直江津には何時に始発何ですか。」

 

「直江津には、14時50分に到着し、52分に発車する。」

 

「なるほど、1人は金沢で降りて、2人は直江津で白鳥に乗り酒田へ向かった。」

 

と、高山は言った。

 

「そうだ、高山の言う通りだ。」

 

「じゃあ、犯人は酒田で降りて新潟から新幹線に乗ったのね。」

 

「そういう事だ。」

 

南は高山、桜井、小泉、水野、香川、岩泉と共に犯人の確保へ向かった。

 

「だ、誰だてめぇ。」

 

「鉄道公安隊だ。」

 

「くそーっ。」

 

3日後、小野由美子及び岩城清二殺害容疑で2人の男を逮捕した、犯人は悪徳総会屋の人間だった、彼らは会社を売り、乗っ取ろうとしたことの恨んでの犯行だった。

 

特急「白鳥」で起きた北陸と羽越の殺人事件は特捜班の活躍で事件は解決し、幕を閉じた。

 

 

 

 

 




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劇中の特急「白鳥」は平成元年のダイヤを使用しています

特急「白鳥」は2001年のダイヤ改正で廃止されました


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乗り鉄探偵南 達仁 特急「ひだ」湯けむり飛騨路殺意の旅

今回は、穂乃果達と湯けむり飛騨路の旅をします

今回は下呂と飛騨高山と古川へ旅行します


4月27日・黄金週間

 

達仁は、幼馴染の穂乃果とことりと年下の花陽と一緒に岐阜県の高山と飛騨へ旅行する事になった。

 

「久しぶりだね、達仁君と一緒に旅行するのは。」

 

「うん、今回は岐阜県の飛騨へ行くんだから。」

 

「前は、恵那峡に行ったんだよね。」

 

「うん。」

 

「でも、どうやって行くのかな。」

 

そこへ、花陽の友人の星空 凛もやって来た。

 

「ごめんにゃー、みんな待ったかにゃ。」

 

「凜ちゃん、発車するのはまだ早いよ。」

 

達人たちの旅行の日程は、1日目は下呂温泉へ、そして飛騨高山を観光する事になっている。

 

「もうすぐ、新幹線が発車するから急げよ。」

 

「うん。」

 

達仁と穂乃果達が乗った新幹線「のぞみ3号」は東京駅を発車し名古屋駅まで向かって発車した。

 

「ねぇかよちん、達仁君って鉄道マニアなのかにゃ。」

 

「うん、いろんな特急に乗って旅をするんだよ。」

 

「達仁君って、すごいにゃー。」

 

「だろ、凜ちゃんは一緒に行くのは初めてかな。」

 

「うん、私達仁君と行くのは初めてなの。」

 

「そうか。」

 

そこへ、ある人が達仁に声を掛けてきた。

 

「久しぶりね、達仁君。」

 

「あっ、千歌ちゃん。」

 

なんと、高見千歌と桜内梨子も一緒でした。

 

「あれっ、千歌この2人は。」

 

「紹介するね、この子は津島善子と小原茉莉よ。」

 

「あなたが音ノ木坂の高校生探偵ね。」

 

「わーお、会えて嬉しいでーす。」

 

穂乃果は達仁に行った。

 

「へぇ、千歌ちゃんの友達。」

 

「うん、そうだよ。」

 

名古屋駅に到着した達仁と穂乃果達は高山本線経由の特急「ひだ」に乗って湯けむり飛騨の旅に出かけることにした。

 

今夜は岐阜県の下呂温泉で一泊して、明日は飛騨高山へ観光するのだ。

 

「飛騨と言えばラーメンだニャーッ。」

 

「凜ちゃん、興奮しないでよ。」

 

「ごめんかよちん。」

 

達仁と穂乃果の黄金週間の初日は下呂温泉と飛騨高山と奥飛騨の旅が殺人事件に発展するとは予想もしなかった。

 

千歌と梨子と善子と茉莉と廉君も旅行していたのだ。

 

「じゃあ善子と廉は浦の星学院で一緒なの。」

 

「うん、俺と善子は沼津の中学だけどね。」

 

「って、善子言うな。」

 

「わりぃわりぃ。」

 

達仁と穂乃果達が乗った特急「ひだ」は平成元年からキハ85系が登場し車窓の眺めも見やすくなっている。

 

「うわー、景色がよく見えるね。」

 

「うん。」

 

「海未ちゃんも行きたかったかな。」

 

「一緒に行けれたらね、昨日風邪でいけれなくなるなんて。」

 

一方、海未は自宅で眠っていた。

 

「奥飛騨ーッ。」

 

と、寝言を言っていた。

 

「でも、廉君と一緒に行けれるなんて夏休みの旅行以来だね。」

 

「うん、南紀の海と大和路の旅は楽しかったよ。」

 

達仁と廉と穂乃果達が乗った特急「ひだ」は下呂に到着した。

 

「下呂温泉か、いい湯かな。」

 

「何か湯けむりがもくもくしてるよ。」

 

「うん。」

 

達仁と穂乃果達は下呂温泉で一泊する事にした。

 

「わぁ、いいお湯ニャー。」

 

「ふぇー。」

 

穂乃果とことりと花陽と凜は風呂に入ると極楽気分でした。

 

今日の夕食は飛騨牛の鉄板焼きである。

 

「おいしそうにゃ。」

 

「達仁君と穂乃果ちゃんとことりちゃんと一緒に行けれて嬉しいよ。」

 

「そうか、花陽ちゃんも楽しいか。」

 

「うん、又誘ってね。」

 

「わかってるよ。」

 

宿では、達仁と穂乃果達はゆっくり眠ることにしました。

 

「ねぇねぇ、好きな子、いる?。」

 

「おいっ、修学旅行の夜みたいな寝たふりはやめて!」

 

次の日、達仁と穂乃果達は高山本線に乗り飛騨古川へ向かった。

 

「あっ、達仁君達だ。」

 

そこへ、千歌が呼んでいた。

 

「おーい千歌。」

 

「あなたも来たの。」

 

「そうだよ。」

 

善子と梨子は本光寺にやって来た。

 

「えっ、ナニコレっ。」

 

「やだっ、この人死んでるわよ。」

 

梨子と善子は思わず叫んだ。

 

「キャーッ!。」

 

達仁と穂乃果達は本光寺へ行って見た。

 

「どうした、なんかあったのか。」

 

「この人死んでるわよ。」

 

「えっ、何だって。」

 

「穂乃果、すぐに警察。」

 

「わかった。」

 

まもなく、岐阜県警のパトカーが到着した。

 

「あれっ、君たちはどっかで。」

 

穂乃果と花陽は見覚えある人だ。

 

「あっ、思い出したわ。」

 

「確か、岐阜市の事件の時の。」

 

「唐沢警部ね。」

 

「じゃあ、君たちが発見者だね。」

 

「うん。」

 

「唐沢警部、死因は何だったんです。」

 

「被害者は、拳銃で殺害したものと考えられるな。」

 

そこへ、部下の橋口刑事が身元が割れたと報告した。

 

「警部、被害者の身元が割れました、被害者は西原 克哉さんです。」

 

「うん、確か警視庁で捜索願が届いていたそうだな。」

 

達仁は、唐沢警部と橋口刑事に事件の推理をした。

 

「唐沢警部、犯人は何かの事件で逃げ回っていたんじゃないなのかな?。」

 

「えっ。」

 

「ああその可能性もあるな。」

 

「早速、本部で調査してみよう。」

 

「調べて見ます。」

 

橋口刑事は、県警本部で何かの事件はないか調べることにした。

 

達仁と穂乃果と千歌は、早速飛騨市立図書館へ行って調べることにしました。

 

「あった、これだよ。」

 

「何々、岐阜市の銀行で10億円を運んだ現金輸送車が3人組の男に襲われ警備員を拳銃で射殺し逃走した。」

 

「ねぇ、この事件岐阜の現金輸送車襲撃に関係あるんじゃない。」

 

「ああ恐らくな。」

 

図書館で調べた後、飛騨高山名物棒葉みそ焼きを食べて高山へ見物に行きました、ちなみに凜は高山ラーメンを注文した。

 

達仁と穂乃果達は高山本線に乗り、高山へ向かった。

 

「何て、ロマンチックの街かな。」

 

「海は一つもないわね。」

 

「曜ちゃん、岐阜県は海はないのよ。」

 

「ああ、そっか。」

 

高山の町並みには、にぎやかになっているのだ黄金週間は観光客でにぎわっています。

 

「早く行こうよ。」

 

「うん。」

 

そして、ある日岐阜で起きた事件の犯人らしきの人がやって来た。

 

「おじさん、これ忘れ物よ。」

 

と、花陽はバックを渡した。

 

「おっと、待ちな君たちにもお礼をしなくちゃ。」

 

花陽と千歌は言った。

 

「遠慮するな、君たちのおかげで大金を無くさずに済んだんだからな。」

 

「大金!。」

 

「そうさ、岐阜市の銀行からいただいた金だ。」

 

「じゃあ、そのお金は。」

 

「その通りさ。」

 

そこへ、達仁達がやって来た。

 

「やっぱり事件の犯人だったのか。」

 

「えっ。」

 

「やべぇ。」

 

「あっ、何だい、君たちは。」

 

「それ、岐阜の事件と関係してるな。」

 

「その袋に入ってるのは、岐阜で奪ったその現金でしょ。」

 

「貴様、一体何者だ。」

 

「南 達仁、探偵だ。」

 

「そして、私たち、音ノ木坂探偵団。」

 

「その通りさ、俺が西原をぶっ殺したのさ。」

 

「ぶさけんな、あんな奴らに捕まってたまるか。」

 

「ひっ。」

 

「よしっ、今だ。」達仁と穂乃果は犯人と決闘した

 

ことりは、御剣と戦った。

 

「この野郎。」

 

「ことりのおやつにしちゃうぞ。」

 

「うぎゃゃゃ。」

 

武田は、公園で滑り、梨子に近づいた。

 

「イヤー。」

 

御剣は達仁と廉と格闘し、御剣と武田とその手下の清川を倒し、間もなく、岐阜県警のパトカーが到着し、御剣と武田を逮捕した。

 

「さすがだよ、達仁は。」

 

と、廉は言う。

 

「でもね、達仁君はね音ノ木の高校生探偵なんだから。」

 

「穂乃果ったら。」

 

こうして、岐阜の湯けむりの旅は岐阜の銀行強盗事件を解決し、大手柄を立てた。

 

 

 

 




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劇中の特急ワイドビューひだは平成元年に運転されました

ハーメルンの小説活動は6月までお休みさせていただきます


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