転生したら足が遅くなってた (srn)
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プロローグ
彼は急いでいた。時間に制限があるわけではなかったがとにかく急いでいた。何故か。理由は簡単。ゲームがしたかったから。
彼は陸上部に所属している。部長であり、県大会でも首位を勝ち取れる程の俊足の持ち主だ。本人曰くそれ以外取り柄はないそうだが。そして、それを保つ為には毎日長時間の練習が必要....となると自然に彼の趣味であるゲームをする時間は少なくなってくる。
陸上部は楽しいし、走るのも好きなのだが、ゲームをする時間が減るのはあまり好ましく思っていなかった。
だから彼は家に向かい走っている。ゲームをする時間を増やすために。急いで帰ることは何も初めてじゃなかった。なんなら毎日こうだった。ただ、今日はいつもと違った。おかしい。人通りがやけに少ない。が、彼は気にせず走った。
曲がり角で人とぶつかる。軽く謝罪の言葉を口にするが、相手からは返答なし。疑問に思ったが、今の彼はゲームのことで頭がいっぱいだった。立ち去ろうとした次の瞬間。
後ろから、刺された。
筆舌に尽くしがたい痛み。
自分のものと思える血が辺り一面に広がる。
どうにかして振り返ったが、恐らく刺したであろう黒外套の男は、足早に去っていた。
彼は知らなかった。隣町で通り魔が出たことを。確かに陸上部担当の教師は気をつけるよう促していたが、彼にその言葉は届いていなかった。何故か。理由は簡単。ゲームのことを考えていたから。
出血が止まらない。
薄れ行く意識の中、最後に考えたことも勿論ゲームだった。彼は最後まで
目を覚ます。暗い。かろうじて石?レンガで作られた天井が見える。知らない天井だ....などと言ってる場合ではない。ここどこ。俺、さっき確実に死んだ気がするんだけど。
万が一助かっていたとして、病院....はまずないと思う。こんな不衛生そうな所が病院なはずがない。戦時中ならともかく。
....いや、だとしたらやっぱりここどこ?というか寒くない?夏だったはずなんだが?
とかなんとかいろいろ考えていたら、コツ、コツ、と、誰かの足音がした。音のほうに顔を向けてみると、なんと檻。いや、檻。刑務所にぶち込まれるいわれはなかった....はず。あまりにも優等生。
その足音の正体が檻の前まで来て、姿を現した。全身黒ずくめの、痩せぎすな男。ふと、違和感を覚える。そりゃこんな格好の男は怪しいが、そうではなく....そう、既視感だ。しかし当たり前だがこんな知り合いはいなかった。だとすると?
....なんかもうよくわかんなくなってきて思考を一旦手離そうか、などと思っていた所に、その悩みの種である黒ずくめが話しかけてきた。
「出るんだジョーカー。ギルツ様がお呼びだ」
―――――え。完全に思考が止まった。すぐに我に返り、今かけられた言葉を分析する。 ジョーカー。ギルツ様。確かにこの男はそう言った。いやまさか。思考がショートしかけている所に男がもう一言。
「どうした?ロウの中がそんなに気に入ったか?」
そんなわけねーだろ。心の中で悪態をつきながら思考を立て直し、いろいろ考えていると。
「とにかく!」
こいつ思考を遮りやがった。
「ジェイルの一員であるからには統主の命令は絶対だ」
「たとえお前が統主ギルツの息子であろうともな」
その言葉を言われて思い出した。ここを認識してから見たものは薄汚れた天井と檻と目の前にいる黒いこいつだけ、当たり前ではあるが自分の姿を見ていない。視線を下に向け、服装を確認してみる。
着ていたのは制服なんかではなく。間違いなく。
俺が熱中していた、初代ドラクエジョーカーの主人公の服であった。
いかがだったでしょうか。なんせ初執筆初投稿ということもあり、とても目を向けられたものではないと思いますがここまで見てくださりありがとうございます。
ありふれた転生ものなわけですが、ドラクエジョーカーの小説だけないのかな?と思い書いてみた次第でございます。
ちなみに句読点が多いのは仕様です、だんだん減らしていきたい....
それでは、次回も早いうちに更新したいと思います。
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第1話
ではではどうぞ。
死んだと思ったら生きてた。というか多分転生(?)とかいうやつ。とりあえず牢屋まで迎えに来てくれた黒ずくめについていき、ギルツの部屋に行く。道中に辺りを見回したが、ゲームでやった通り、まんまジェイルのアジトだった。そしてモンスターも見れた。
ここで気が付いた。
中々に危険な世界では?と。
逆に何故今まで気が付かなかったと言われれば、考えの整理で忙しかったし、大好きなモンスターに生で会えるという事で頭がいっぱいだったから。スペック不足で涙出てくる。
そうこう考えている間にギルツの部屋に到着して、中に入る。うん、あの特徴的な髭は間違いなくジェイルの統主、ギルツで間違いないだろう。なんか凄みを感じる。
早速ギルツが喋り出す。
「10日前....だったな」
....え?
「お前がここから逃げ出してまでバトルGPに出ようとしたのは....」
あれ、j1主人公くんそんなことしてたっけ....
「よくもまあそれだけのためにあれほど暴れてくれたものだ」
....いやー、なんかすみませんね?俺は一ミリも悪くないはずだけど。
「いいだろう!」
急に声張り上げるのやめて....心臓に悪い....というか待て。それはまずいな?
「お前がバトルGP大会に出ることを許そう」
やはりそれか。バトルGPに出たがってたのはあくまでも俺じゃなくて前の人格....(って言ったらいいのか?)のジョーカー君だし....何より危険だ。モンスターならアジトに居れば色んなマスターが連れてくる比較的穏やかなやつが見れるだろう。というわけで否定したいけど....人格変わりましたって言ってもなあ....と、あれこれ悩んでた所にギルツの言葉。
「ただし!これは任務だ!お前にやってもらうことは時期をみて連絡する」
断るタイミング逃したなあ。ダメみたいですね(諦め)
「バトルGPの選手という身分が隠れ蓑になるだろう、優勝などどうでもいいが....」
どうでもいいって。今この人どうでもいいって。息子の大会出場なんだから応援すればいいのに....
「私からの指令には絶対に従ってもらう...以上だ」
お、これで終わりか。
「....これを持っていけ」
と言って投げられた物をキャッチする。手の中に収まったそれを見ると。
なるほど、スカウトリング。よく考えればマスターには必需品だった。ギルツは言葉を続ける。
「言うまでもないが、モンスターを仲間にするためのアクセサリーだ」
ああ、スカウトリングの解説か。こうみると結構優しいのでは?
「....バトルGPの開会式は今日だったな」
え。前言撤回。スケジュールキツイよギルツさん。
「準備ができ次第、開会式が行われるアルカポリス島に向かえ....ぐずぐずするな、速く行け」
前言撤回を撤回。キツイかもしんないけどかわいさあるじゃんギルツさん。
では早速行くとしよう、とすると。ここまで連れてきてくれた黒ずくめに話し掛けられる。
「アルカポリス島へは地下の桟橋から水上バイクで行ける。それと....」
と言ってポケットに手を入れる黒ずくめ。出てきたのは...謎の袋。それをこっちに渡してくる。渡してくる時の、じゃらじゃら、という音で察しがついた。きっとゴールドだろう。ありがたいね。ジェイルは優しい人ばかりのいい職場です。
道中にバトルレックスが見えたり、色んな人が話しかけてくれたりした。やっぱり良いところじゃないか(歓喜)そして桟橋まで行くと待っていたのは覆面マッチョのお兄さん。どうやらモンスターをくれるそう。
ドラキー
ももんじゃ
いたずらもぐら
の三択だが...ここはいたずらもぐらが無難だろう。ドラキーやももんじゃは比較的楽にスカウト出来る。あとテンションアップ持ってるし。結構デカイ。さていたずらもぐらに決めたところで名前は....そうだな、エイルで。女の子だし、結構似合っているのでは?
さて全て決めると覆面マッチョマンが話しかけてくる。
「いたずらもぐらか....お前らしいチョイスだな」
....お前俺のことどう思ってんだよ。最後に応援され、ついに俺は水上バイクに乗ってアジト出た。これゲームじゃわかんないけど結構オートよりなんだね、安心安心。
いかがでしたでしょうか第1話。とりあえずアジト出るまでを書いてみました。
ちなみにいたずらもぐらの名前の由来は、いた→ET→エイリアン→エイルとなっております。テンションで攻撃力が上がる=応援(エール)とも掛けてます(偶然)
名前はどのモンスターにもつける予定で、こんな感じでつけていきます。次回はアルカポリス島に降りてからを書いていきます。次回も見てくださると嬉しいです!
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第2話
本編に関する話をしますと、最初~中盤辺りは原作とあんまり変えないようにしようと考えております。だいぶ先の話ですけど。
それでは第2話どうぞ!
さてさて着きましたアルカポリス島。やっぱりドラクエジョーカーの世界だよなあ....モンスター貰った時点で目は背けられないけど。足を踏み出す。走り始める。
そこで気づく。
足が尋常じゃなく遅い。
完全に忘れていた。このゲームの主人公ことジョーカー君は足がものすごく遅い主人公として度々話題になることを。ギルツの部屋に行くのも桟橋まで行くのも歩いてたから全く気付かなかった。忘れていた。
彼の唯一の取り柄たる足が遅くなっていたことには、
「いやこれマジかー....」
と多大なるショックを受けたが、それはもうしょうがない。それに、この世界では足速くなくても、モンスターマスターとして優秀であれば認めてもらえるし。多分。心機一転。前世とは明らかに違うその足で走り出す。
開会式が始まる前にBARに寄って様々なマスターに話を聞く。そこで得た情報だがやはりモンスター上限は3体だそう。j2やj3では枠のほうのシステムが使われている為、変わってなくてよかった、と安堵。
さて開会式に行こう、と大きめの階段を上ろうとするとスーツ姿の男(多分バトルGPの関係者)に呼び止められる。どうやらバトルGP開会式の準備が遅れてるらしい。素で驚いた。唯一(?)の特典である原作知識も少し薄れているらしい....だいぶ焦って来る。
でまあそこら辺の人に話を聞きつつ、GP関係者のお姉さんに話しかけたところで「ノビス島に行ってみませんか?」との提案が。そういえば石碑にお祈りするイベントがあったっけ。 パーティもまだ一体だけだし、スカウトついでに石碑にお祈り、というプランを立て、早速行くことにした。
水上バイクに乗っている途中に思い出したんだが、名もなき島ってどうやって見つけてたんだろう....一応レアモンスターがいる島もあるし水上バイクに乗っている時は目を凝らすようにしておこう。
そしてノビス島に到着。正面にGピットのこの安心感。とりあえず入ってみる。ノビス島のカウンターは男性だったか。話しかける。このGピットはバトルGPのサポート施設である、必勝祈願の石碑は山頂の中央にある、という説明を聞く。ここの役割もゲームと変わってなさげかな?
外に出て、早速モンスターのスカウトを試みる。最初のスカウトといえば大多数の人がGピット近くにいる「スライム」だっただろう。早速近づいてみる。....これ、現実でやると当たるの勇気いるね。「ギガンテス」とか「デンデン竜」とか突っ込める気がしない。
さて戦闘。相手はスライムといえど一発目のスカウトで100%には出来ないだろう。ということでエイルにテンション溜めを指示。それ通りに動いてくれる。偉い。スライムは攻撃してくるも1ダメージ。痛恨でもまあ死ぬことはないだろう。
テンションは1段階あげたし、早速スカウトしてみよう。スカウトリングを掲げると、エイルが謎の光に包まれる。きっとスカウトアタック時のあの光だろう。と、ここで疑問。相手のスカウト率(%)はどうやって見えるんだろう。ふと気になりスカウトリングに目を落とすと、宝石の部分に数字が浮かび上がっているのに気付く。これは偉く高性能だな....
さていよいよスカウトアタック。エイルがスコップを振り上げて、叩く。スカウトリングを確認すると、44%。ん?44%?あれ....そんなにスカウトしにくかったっけ。
だがまあ、これでスカウトされてくれれば問題ない。なかったが....仲間になった感触はなし。というかすごい跳ねてる。
スライムがやってると可愛く見えるがあれは多分「いかり」だろう。スカウトに失敗すると確率でなり、相手のテンションが一段階上がるうえ、もうそいつはスカウト出来なくなる、というものである。これは失敗したな....エイルには申し訳ない。
そんないかり状態のスライムが攻撃してくる。5ダメージ。やはりテンション上がってるからそれなりに入るな。こうなってしまっては仕方ないので作戦変更。あのスライムを倒すことにする。幸い相手は1匹。きっと倒せるであろう。
エイルがすぐさま行動に移り、スライムに7ダメージ。スライムはマ素となって消えていった....なんかこれ罪悪感あるね?
が、まあこれから何回も味わうだろう感覚なのでモンスターに輪廻転生の文化がある事を祈りつつなんとか飲み込む。経験値とゴールドを貰い、記念すべき初戦闘は終了。
....次のスライムはテンション100でスカウトしよう、と心に決めた。
いかがでしたでしょうか。ストーリーはともかく戦闘の描写はなかなか難儀しますなあ....
と、そういえば昔から疑問に思っていた自分のモンスターはどうやって出てきてるのか、ですが、いい感じの結論が出たので次の話辺りにでも組み込もうと思います。ただこればっかりは公式と全く違うので、そこら辺はご容赦ください。
ストーリーの進みが遅すぎるのが気になりますが、とりあえずここまで閲覧いただきありがとうございます、引き続き次の話もよろしくお願いします。
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第3話
あとお気に入りが順調に増えててすごい嬉しいです、重ね重ねではありますがほんとにありがとうございます!
それではどうぞ!
前回、盛大に見誤ってしまいスライムをスカウト出来ず、ダメージを負ってしまったので一旦Gピットに戻ってきた。
ゲームだったら戻ってこないでスカウト続行だったが、こちらはモンスターが1体なうえに、万が一全滅でもしてしまったらどうなるかわからないので、とりあえず。誰がチキンか冷静沈着安全策と言ってもらいたい。
さらに念押しで薬草を3つ、石の斧を買ってエイルに装備させた。残ったゴールドは銀行に預け、いざ出発。
出てすぐにスライムが見えたので早速ぶつかりスカウト敢行。とその前に、前回の反省を活かしてテンションを100まで。勿論スカウト率も100%。スライムが仲間になった。これ急に大人しくなるのね。いかりと落差激しいね。一目瞭然だから助かるけど。
スライムの名前は「アラレ」にした。アラレがモンスターの情報が刻まれているカプセルに収納されていく。
さあどんどんいこう。と、坂を上がったら見えるダンベルや棍棒。折れ曲がったものもある。間違いない。あそこにギガンテスが出る。が、今回はいないみたいだった。最初ばかりはそちらの方を通るので助かる。あんなのが闊歩してたらわりと普通に恐怖だ。
ギガンテスが使ってる(のか?)焚き火や、道なりに進んでいった所にある滝を見つつ、新たなモンスターに出くわす。
と言っても以前アジトで見たモンスター、ももんじゃだ。早速ぶつかると、何処からかスライムが来て戦闘に乱入してきた。なるほど、お供ってこうやって来てたんだ....っと、狙いはあくまでももんじゃ。
アラレにはスライムを攻撃してもらいつつ、エイルはテンションを溜めてもらう。
すると相手はアラレを一点狙いしだし、攻撃してきた。次のターンもアラレに攻撃が集中するとまずいので、薬草を使用する事にした。袋から取り出すと、アラレがこっちを見ていた。ゲームでは確か薬草を掲げるだけだったが....思い付いたまま、アラレに薬草を投げてみる。するとアラレは犬のフリスビーの如くうまくキャッチ。器用に食べていた。道具の使い方も序盤でわかってだいぶ安心出来た。
さて、回復すると相手はエイルを一点狙いしてきた。エイルならまあ耐えれるが、次の戦闘前に薬草を使用する事を頭の片隅に入れる。とりあえず、スカウトしないほうのスライムは倒しておかなければな、と、スライムを標的に攻撃を指示する。
アラレが攻撃すると、なかなか痛そうな音と共に通常より多くのダメージを入れられた気がした。あれは....会心の一撃だろうか?勿論耐えきれず相手のスライムはマ素に変わっていった。
さて、残りはスカウト対象としているももんじゃのみ。ここで思いきってスカウトしてみる。57%。失敗。あのさあ....
怒りこそならなかったからいいものの、だいぶ危なかった。今度もスカウトを試みるが、我慢出来ずエイルのテンション一段階でスカウトアタック。53%で何とか仲間になったなったからいいものの、二匹とも体力が低めだったのでこれも失敗していたら危なかった。
....Gピットに、戻ろっか。
いかがでしたでしょうか。....進まないねえ!()というのも、これ原作をプレイしながら書いてるんですけども、スカウト運がなかなか悪いんですよね....悲しい。
ちなみにスライムの名前、アラレに至った経緯を...スラ→スランプ→Dr.スランプ アラレちゃん→アラレ、となっております。アラレちゃんもスライムも小さいしな(偶然)
以下、本編で登場した原作と違う要素、カプセルの研究資料(設定)です。
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ーモンスターを楽に収納出来る新素材についてー
今回なんと僕は画期的な物を思い付いちゃったんだよねー。それが今から説明する[カプセル]だよ!
従来だとさ、モンスターは人間についてくるしかなかったわけでしょ?例えば「バッファロン」とか「モヒカント」とかさ、連れて移動するの大変だったじゃない!飛行できるモンスターに持たせるにしても重いし、泳げないしさ。
そこでこの新製品、[カプセル]の出番なんだよね!ここではmagms(マグメス)と呼称するよ。ちなみに日本語名称はマ素遺伝子記憶システム。マグメスはそれぞれの頭文字を取ってるよ。(この名前で通るかわからないけどね)
んで、このマグメスはその名の通り、そのモンスターのマ素と遺伝子(DNA)を記憶出来ちゃうんだよね。あとマグメスにはもうひとつ機能があって、そのカプセルに記憶されてるマ素、遺伝子と一致するモンスターをカプセルに収用出来るんだよね!まさか自分でもモンスターボ○ルみたいなものが作れると思わなかったよ!にゃははははは!
...っと、ここまで言えば分かると思うけど、つまりこれからこのカプセルさえ持っていれば何処でもどんなモンスターでも連れていけるわけだよ!質問がある場合は、私の秘書に説明さえしてくれればアポイント取れるようにしておくから、是非とも来てね!
ちなみにこのカプセル、GP本館は勿論、アルカポリス島のデパートや各地のGピットのショップにも充分な数配備する予定だよ。お楽しみに!(原材料や製造方法は企業秘密だよ)
会長 カルマッソ
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いかがでしたでしょうか。すごい....お前ほんまこんなんでええんか....と思いながら書きました。後々手直ししていきます。本編に関しての質問は勿論、カプセル(マグメス)についての質問やご指摘もお待ちしておりますー。
今回捕まえたももんじゃの名前は次回かな....では、ここまでご覧いただきありがとうございました、次回もよろしくお願いします!
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第4話
それではどうぞ。
....Gピットまで戻ろうか、とは思ったけどめんどくさいしいいや。前の足の速さならともかく....この遅さじゃ戻る気にならない。ほんとに。リアルで体験するとヤバいくらい遅いよこの子。ということでこのままダンジョンに赴き、その勢いで石碑まで行こうかな。
ちなみにももんじゃの名前は「モールス」になった。
途中いたももんじゃをレベル上げ目的で狩る。戦闘が終了するとスカウトリングが急に光った。目を凝らして確認すると、なんとステータスが見える。レベルが上がったから光ったのか?
適当な場所に腰を掛け、スカウトリングを見てみる。と、懐かしのコマンド呼び出しが見えた。所謂Xボタンを押すと出てくるメニュー。唯一違ったのは主人公のコマンドがないことか?
触ってみると反応した。これはもしやDSの下画面と同じ仕様だろうか?色々タッチしてみたが、やはりそうみたいだ。これでステータス確認やスキル振りも出来るな、わりと重要だからよかった。正直頭から抜け落ちてたけど。
ようやくダンジョンに到着、早速中に入る....蒸し暑い。なんというか、ジメジメという表現が世界一合っている気がする。そりゃリップスも住み着くよな....ん?リップス?....現実でまず会いたくない。絶対逃げる。とりあえずそう心に決め、歩き出した。
ドラキーが見えたので早速スカウト。相手が一体だったため即仕掛けてみる。75%。失敗。なんで?()....だが、怒ってないのは不幸中の幸いか。もう一度スカウトアタックを仕掛ける。今度は70%だが成功。
ここでモンスターが手持ちとドラキーで4体になってしまったため、残りHP1なアラレ(スライム)は預かり所送りに。すごいねこれ、カプセルをリングにかざすだけで転送されるんだ。どういう原理なのこれ。
ドラキーの名前はドラえ○んとかいう名前にしたかったが、流石に却下。「マール」になった。さて、新しい仲間も増えた事だしどんどん進んでいこう。相手がわりと強いので、避けれるときは避けていきたい。
っと、言った矢先にドラキー達の集中攻撃を受けてモールス(ももんじゃ)が倒れてしまった。勝ったには勝ったしレベルも上がったが、どう考えても頭数は多い方がいいので、結局Gピットへ徒歩ルーラを敢行。
途中スカウトQのテントに寄り、おじいちゃんをかまってあげつつ5ゴールド払って薬草を貰い、その隣にいた黄髪の男に話かけると、なんと邪魔だった木箱を退けてくれたそう。助かる。ほんと助かる。
黄髪の親切心に涙を流しつつ(比喩)走り続け、Gピットへ到着。回復もしてもらい、ついでに預かり所へ赴き、アラレをスタンバイへ。薬草も買っといて、と。ではリベンジといこう。
さてダンジョンに着いたのでレベル上げ再開、なるべく後ろを取れるように立ち回る。ドラキーに当たると、お供としてリップスが何処からかやってきた。うわあすっごいヌメヌメしてる。絶対当たりたくない。
更に進んでいく。今まで走り続けていたが何かを感じ急に足を止める。すると止めた瞬間、目の前の地面からリップスが勢いよく飛び出してきた。無論必死でよけて、スルーした。ありがとう俺の危機管理能力。
そこから順当にレベルを上げて、ダンジョンを突破、ドラキーはドルマを覚えた。あのじめっとした感覚から抜け出せてほんとよかった。ゲームだと序盤は狩場にしていたが、正直もう来たくない。あとリップスやだ。
いかがでしたでしょうか。進行ペース君が怠けていますが私は元気です。ごめんなさい。
今回のももんじゃとドラキーの名前の経緯ですが、もも→モール→モールス、ドラ→麻雀→マールです。段々適当になってる気がしないでもない。許して。
お気に入り、感想、評価ありがとうございます!こんな拙い文を書く作者ですがどうぞこれからもよろしくおねがいします。
ではではここまで読んでいただきありがとうございました、次回もよろしくおねがいします!
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第5話
ではでは本編どうぞ。
よし、やっとあのじめじめした地獄から抜け出した。二度と来たくない。どうせ来ることにはなるけども....と、井戸から出て早速辺りを見回す。頂上なんだから当たり前なんだけど、高い。ゲームだと謎のバリアがあるから落ちないけど、現実だし何が起こるかわからないから慎重に。近づかない方向性で。いのちだいじに。
まあ進んでいくんだけども、すぐ近くにあるパルテノン神殿っぽい建築物の中に人影が。まあここら辺は印象深いから流石に覚えている。あの如何にもプライドが高そうな青髪の女の子は間違いなく「アロマ」だろう。アロマ·ゲブズ....なんとか。はい。んでその眼前にいるのがDQMJにおいてのキーパーソン、神獣だな。ちっちゃい。かわいい。でも本人の前で言ったら噛みつかれそう。
さて、いつまでも神殿の柱と柱の間から除き見ているだけでは話は進まないので、とりあえず近付いてみる。
「なんでスカウト出来ないの!?大人しくスカウトされなさいってば!」
うーん、しょうがないよね。...とか独りで考えていると、アロマが対峙している神獣から挑発的なお声が。
「スカウトなんか効くものか。何度やっても無駄だ、諦めるんだな、小娘。」
刺々しい。でも見た目がかわいいからなんか....ねえ。
「無駄かどうかを決めるのは私だもんね。さあ、もう一回行くよ!」
とはアロマの声。いいこと言ってるっぽいけどよく食い下がるよなあ....確か神獣をスカウトしようとするとどう頑張っても0%だった気がするんだけど。心折れないんだね。
とか考えてるとアロマがこっちを見ていたことに気付かなかった。
「ん?誰よ。ちょっと、このモンスターは私の獲物なの。横取り禁止!」
あと喧嘩っ早い。絶対短所。損するよほんと。っと、アロマがこっちに気を取られている事を好機とばかりに、神獣は大きく飛んでみせ、俺とアロマの頭上を軽々超えていった。アロマがかわいめの声をあげていたが気のせいだろう。
神獣は一旦こちらに振り返り声をあげる。
「人間共め!次から次へと....これもバトルGPとかいうふざけた大会のせいなのか。」
と、捨て台詞を吐き、猛スピードで山を下っていく。アロマが後ろで叫んでいるがもう聴こえていないだろう。聴こえていてもあの神獣が戻ってくるとは思えない。というか。
あの神獣が振り返った時に目が合ったのだが。その時、確かに品定めをしているような目だった気がした....これも気のせいか。
そんなことより、これからアロマに絡まれなきゃいけないわけだ。めんどくさい。このまま帰っていいかな。
「ちょっと、どうしてくれんの。君が来たせいでモンスターが逃げちゃったじゃない。」
ああ、逃れられない。まあ、ストーリー上必要だし。(多分)仕方ないね。
「もう!今まで見たことないレアなモンスターだったのに....」
ふと思ったが、この時点でアロマはモルボンバ島とか行ったことあるのだろうか?いや、連れているモンスター達をちらと見たが、CランクやBランク止まりだったのだ。ノビス島でまだ見ぬモンスターを探しているのだったら効率が悪いにも程がある。結果神獣に出会えて(勿論スカウトは失敗だが)いたのだから結果オーライなのだろうが....まあいいや。本人に聞く方が早いし。物語が崩れてしまう可能性があるから基本喋らないけど。
「ったく、しょうがないなあ....」
何が?
「そうだわ!」
だから何が?
「ここは君のモンスター一匹で許してあげるとしましょう。」
....あー。そういえばそんな問題発言ありましたね。当時ゲームをプレイしていたときも思わず「ええ....」と困惑したものだ。
というかさ、あなたBランクとか持ってるんだからさ、こんなはじめたてのマスターからの謙譲とかいるの?いや、貰うに越したことはないんだけどさ。
「....なっ、なに!?この沈黙は、ちょっとした冗談でしょ!...ねえちょっと、そういう目で私を見ないでくれる?....失礼しちゃうなあ、もう」
....って言われましてもねえ....だってダンジョンの前で会うたびに主人公に神獣の交換持ちかけて来たじゃん。といっても今のアロマに言ってもあれだけど。
「ところで君、ここに来たってことは当然必勝祈願なんでしょ?」
....いやー、忘れかけてたよね。うん。その点だけはありがとう。原因もお前だけど。
「ちゅーことは私たちライバルだね」
あー、そうなるのか。結局アロマと本気でぶつかるのはエンディング後になるわけだけど。
「ん、まだ名前言ってなかったね、私、アロマ。貴方は?」
あーっとどうしよう。いや、アロマの名前を最初から知っていたことではなく。名前....どう伝えようか。と、思ったけど普通に言うか。原作主人公がどう伝えたかわからないけど多分大丈夫でしょ。
「....ジョーカー」
うおっ、もしかして初めて声出したか?しかし中々のイケボ。行使しないのは勿体ないなあ。
「ふーん、ジョーカーっていうんだ。....あれ?その名前、どっかで聞いたことがあるような....どこだったかなあ」
あーこれなんだったっけ、覚えてないなあ。悪名轟かせてるわけじゃないからいいけど。
「ま、いいわ!どこだったかなんてそのうち思い出すでしょ。さっ、じゃーねジョーカー。今度はもっと愛想よくしなさいよ」
別にアロマのこと嫌いじゃないし出来たらそうしてるんだよなあ。と、アロマは颯爽と去っていった。自由だなあ。
さて、本来の目的の石碑だ石碑。お詣りついでにお祈りを、っと。
願わくば、原作と物語が解離しませんように。
これね、後からフラグだよねって気付く。
が、気付いたときには既に―――――
さて、どうでしたでしょうか。アロマとの出会い長くない?(素朴な疑問)
ちなみに、途中でBランだのCランだの言っていますが、何故主人公は知っていたか、というのは、彼は転生前攻略本を死ぬほど読んでいたんですよね。暗記ですね暗記。所謂努力チート(なのかな?)モンスターの名前、ランク、固有スキル、能力上限、特性、位階、配合の組み合わせまで全てを網羅してます。どんだけ読んでるんだよ引くわ(自虐)
あと、最後とかその他にわかりやすめに伏線入れてみました。一応最終回までの大まかな流れは頭の中で出来ております、頑張って文字におこさなきゃ()
それではここまで読んでくださりありがとうございました、次回もよろしくお願いします!
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第6話
では本編どうぞ!
さてと、とりあえず石碑にお詣りは済ませた。これでストーリーは進んでくれるだろう。文字は欠けているので無視。どうせ神獣関係だろうし。と、ここで後ろから声が聞こえた。
「あっ、いたいた!やっぱりまだお詣りしてる人がいましたか!」
振り返ると、ノビスのGピットで受付をしていた人が。特に思い入れはなし。ごめんね。
「見回りに来て正解でした、バトルGPに出場予定の方ですよね?たった今開会式の準備が終わったとの連絡がありまして。」
おっと、ここで戻るのか。
「じきに開会式か始まるので、アルカポリス島へお急ぎ下さい。まだ他に残っている人がいるかもしれないので私はこれにて」
と、急いだ様子で男は立ち去った。じゃあ、道中のモンスター倒しつつ向かいますかね。勿論ギガンテスはスルーで。死ぬわ、冗談抜きに。
で、戻るには来た道を戻るか滑り台ルートしかないのだが....あの洞窟に必要以上に入りたくないし....滑り台か、怖いなあこれ。いやもう仕方ない。とりあえず使ってみる。
はい。落ちかけた。これも二度と使いたくない。さて、後は梯子で下りるだけ、これもちょっと怖いけど。
やっとGピットに戻ってこれたとりあえず回復、薬草を買っておく。さあ、行くとしますかね。あと水上バイク、なれると案外爽快で気持ちいい。
と、アルカポリス島に着いたところで、やはり騒がしい。十中八九開会式のせいだろう。大きめの階段を登って広場につく。と、本部の前に立っている青髪の老人に目がいく。
「こんな大勢の前で話すなんて緊張しちゃうなあ....えー、皆さんお静かに」
そういったのは会長のガルマ....ではなく、カルマッソ、だったか。
「え....っと、今から第7回バトルGPの開催を宣言するよ」
広場に集まった人間が一斉に盛り上がる。開催の宣言結構冷やかでしたけどね。まあ、モンスター以外にテンションあげられない人だからなあ。多分。
「僕はGP協会の会長、カルマッソだよ、皆さんよろしく!...なんでも、今大会の参加マスターは過去最大だそうだね。会長としてもGPファンとしても嬉しい限りだよ」
恐らくあの言葉に嘘偽りはないだろう。が、あいつは放っておくと災厄を呼ぶ。頃合いを見て殺した方がいいだろうか。....まあいい、どちらにしろ今はダメだ。本当にやるとしたらカルマッソとの練習試合の時だろう。しかし、俺が下手に動くと物語が変わってしまう可能性がある。危険な動きは控えよう。非常時以外は。
「これはやっぱりあれかな....?今回の優勝商品を伝説の宝具に変えたことの影響なのかな?」
そういうとまたも民衆が盛り上がる。お前ら使い道ないだろ。
「伝説の宝具はスゴいんだよ!まばゆく輝いてて綺麗なんだ!アレを相応しいモンスターが装備した姿を想像すると....」
こいつほんとやべーやつだな。なにがって....今の話の途中、あいつズボンの股間の部分が膨らんでた。あのさあ....(困惑)
「っと、いけないいけない。脱線しちゃったね。にゃははは....」
なにわろてんねん。私利私欲の化身だなこいつ。
「とにかく!みんな、伝説の宝具目指して頑張ってね!モンスターマスターなら誰だって優勝する可能性があるんだから!」
この言葉に、会場は更に湧く。
「あ、そうそう。まだ選手登録してないうっかりさんは協会本部に行くんだよ」
この期に及んでまだ登録してないやつなんて....っあ。いや、俺悪くないし。本部に入れなかったのが悪いし。
「それじゃ、挨拶終わりっ!おもいっきり大会を楽しんでくれよ!」
と最後に言葉を残してカルマッソは去る。本部に戻る前に、ちらと振り返ったカルマッソと目があった。あいつは口元を歪め....それだけ。再び本部の方に向き、そのまま中に帰っていった。どういう意図かはわからない。
というか、カルマッソ視点から見ると今の主人公は、服装が少し特殊なだけの一般マスターだろう。まだ噂になるようなこともしていない。....考えすぎか。偶然だ偶然。
少しばかり考えすぎだな俺は。考えすぎはストレスの種になる。さっさとマスター登録しよ。そう思い立ち、本部へと足を向けた。
いかがでしたでしょうか。やっぱりエンディングを見た後じゃこのシーンの印象は変わりますよね。しょうがない。
そろそろバトルもしたいですね....一応アルカポリス島に来るまえに経験値稼ぎしましたが、特別何もおきなかったのでカットです。サンドロ島でも行ったら戦闘増えるでしょ()
ではではここまで読んでくださりありがとうございました、次回もよろしくお願いします!
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第7話
数々の作者さん達が前書きで謝罪する理由がわかってきました。わかってはいけない世界だったのでは?()
それでは本編どうぞ!
GP本部に入ろうとしております。しておりますがね。....水しぶきがすごい。ゲームだと見事直線的に落ちてたけど現実だとそうはいかないよね。欠陥では?
まあそんなこと言っても叩き出されて終わりなのは目に見えてるのでさっさと入りましょ。あとこのエレベーターさ、扉小さくない?欠陥(ry
本部に入った。適度に涼しい....外出たくない....はい。登録してサンドロ島行きます。行きますとも。さて、受付のお姉さんに話しかけマスター登録してもらう。バトルGPについて説明してくれたが、ゲームと変わらずマデュライトを十個集め、バトルGP本部にある鐘をならすというもの。
カルマッソの行動理念が変わらない以上ルール変更は有り得ないと思うが、一応ね一応。注意深い性格なんです。
さて、快適すぎる本部から出たくない気持ちを抑えつつ、エレベーターに向かう。視界の端で青髪の男性が会長の秘書だと思われる人物に我が儘言ってるが、無視だ無視。
そりゃバトルGPなのに石集めろってどういうことだ、っていう怒りはごもっともだが主催の会長が決めたんだからしょうがない。あの人マデュライトと神獣が欲しいだけだし。
さてと、アルカポリス島にいるうちに夕方から夜へと変わる。....夕方えらく短いっすね?ここら辺の人々はなんとも思わないのだろうか....まあいいや、とりあえず今のパーティで夜のサンドロ島に行くのはリスクがあるのでGピットで休もう。
はい「きゅうけい」と。マスター登録が済んでいれば無償で泊まれるってすごいねほんと。
さあ気を取り直していざサンドロ島....と思ったけどさ。ヨッドムア島にも行けるんだよなあ....流石にキツいか。はい。大人しくサンドロ島行きます。もう絶対暑い....
よーし着いた。とりあえずGピット。暑い。んで、このあとのイベントは確かサンドロ島中央の流砂に巻き込まれて入った洞窟でくっころ状態の神獣を助ける....だったかな?オークを楽に倒せるように配合を使おうね。
とりあえず外に出てホイミスライムをスカウト。56%で成功。ここで一発成功は嬉しい。名前は....「タイラー」だな。しかしレベル5か。配合出来るようになるレベル10まで頑張らなきゃな。
続いてそこらへんにいるおおさそりもスカウト。44%で失敗か...しかし怒ってないので再び。今度は29%....んーまあ失敗ですよね。怒りますよね。
壊滅的な被害を被ってしまったのでGピットに撤退.....すごい後先が思いやられる。なーんでこんなに運悪いんですかね....
いかがでしたでしょうか。お気に入りが順調に増えていて嬉しい限りでございます。本当にありがとうございます!
ちなみにホイミスライムの名前は、ホイ→ホイール→タイヤ→タイラーとなっております。
さて、ここまで読んでくださりありがとうございました。次回もよろしくお願いします!
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第8話
それではどうぞ!
どうしようかなあ、などと思いながらメタルスライムが入ったカプセルを見つめる。
記憶を辿ってみる。あれは、スカウト仲間を増やしつつ配合するためにパーティのレベルを上げていた時のこと。んで、ふと気付いたら近くに女の人がいまして。名前を「クロア」っていうらしいじゃないですか....
はい。そういうことです。3%でスカウト出来ました。ダメ元だったんですけどね。クロアさんごめんね。その後はというと、クロアさんからメタスラのカプセルを貰い、悲しそうに去っていきました。ほんとごめんなさい。こんな悲しい感じだと思わなかったんです。
....ついでに謝っとくか。
ルドボア、いっつもワニバーン奪っててごめん。フォー、お前に限っては手当たり次第にスカウトしてたわ。マジでごめん。
このメタスラは「セルン」と名付けました。ちなみにオスでした。完璧すぎて涙出る。ごめんなさい。
ついでにそこら辺の青い宝箱からマデュライトも回収。こうしてみると只の綺麗な星形の石だが、これが災厄の引き金とはなあ....
早速Gピットに戻って配合。勿論セルンと....ここはマール(ドラキー)だな。エイル(いたずらもぐら)にはまだ役割があるし。出来たのはメタルライダー。Dランク。ズルいなあ....()
しかもオス。メスが多いうちにはありがたい。名前は「セロ」で。
さて、ここら辺で捕まえたモンスターの紹介でもするか。まずはおおさそりの「スカー」。やたらとマヒ攻撃を当ててくれる、所謂自覚があるやつ。
次にキメラの「キマイラ」。捕まえた時のステータスはそこそこ優秀なのだが次捕まえた奴に潰された可哀想な子。
最後にブリザードの「ヒョーザン」。捕まえるのは難しげではあるが、仲間になったときのHPはレベル5でなんと70。ステータスも悪くない。優秀。キメラは泣いていい。
途中スカルゴンにぶつかってしまい半殺しにされたけどキメラの翼使って逃げたのでOK。キメラの翼使うとき衝撃が凄くて吐きそうだった。ルーラで改善されてるといいんですけどね....
さて、セロのレベルも8まであげてだいぶつよくなったし、そろそろ流砂行くか。意を決して飛び込む――――
うっわヤバいこれ砂がめっちゃ目に入るしなんなら口にも入るしなんか別の物が混ざってる気もするしもうなにこれ....
流砂の嫌な感覚がなくなって目を開けたら無事洞窟内に入れたみたいでした。砂が至るところに入ってて不快感がやばい。帰ったらすぐシャワー浴びよう。というか、洞窟系全部ろくなことねえじゃねえかこの世界。ふざけるな()
いかがでしたでしょうか。まさかのメタスラスカウト成功っていう....3%ですよ3%。今までの不運が収束したと考えれば納得できないこともないですが....ほんとチート一歩手前の行為だと思ってます。進行が楽になるのはありがたいんですけどね!!
毎度お馴染み名前こじつけ紹介のコーナー....
メタスラ→元の名前がセレンだったから一文字変えてセルン
おおさそり→スコーピオン→スカー、銃弾の様に刺すという意味も込めて(偶然)
キメラ→キメ....キメ....ダメだろくなの思い付かねえ!→そのまんまキマイラ、名前のつけられ方まで可哀想な奴
ブリザード→某寒そうなゲームからそのまんま「ヒョーザン」、フレイムに「カザーン」と名付ける事が確定してしまった感じのあれ
ここまで見ていただきありがとうございました。次回はくっころ神獣くんを助けるところからです。次回もよろしくお願いします。
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第9話
それでは本編どうぞ!
この洞窟は涼しげで助かった。蒸し暑いのはノビス島のダンジョンだけでいい。ほんとに。
さてちょっと進むとオークとノビスの神殿で出会った神獣がいた。普通にオークに負けかけている。オークってランクEだったよな?位階40~50とかだろ?多分。
なーんで負けかけてるんですかね....
まあ俺にはオーク×神獣とかいう趣味はないので助けにいく。そういう趣味がある方は申し訳ない。他を当たれ。さて、近付いていくと。
「ハアッ、ハアッ....このうえ人間まで来るとは....ここまで、か....ぐ、うっ....」
なんか盛大に失礼な勘違いをされているが状況的にしょうがないので許す。俺は優しいからな()
神獣が倒れるとオークはすぐさまターゲットをこちらに変えて襲い掛かって来た。お楽しみのところ申し訳ないって。
さあ戦闘開始。戦術としては、エイル(いたずらもぐら)がぶん殴り、ヒョーザン(ブリザード)とセロ(メタルライダー)が呪文を唱えて攻める....要するにごり押しだ。
この戦法を通す為に薬草も買い込んだ。3%でメタスラをスカウトしてしまった男の力を見せてやるよ。
オークからのダメージは18程度。スカルゴンよりは....弱いな!対して、こちらは1ターン60~70ダメージほど与えている。たしかオークのHPは200程度だったはず。4ターンあれば終わるかな?
はい。4ターンで終わりました。オークがマ素となり消えていく。残ったのは破邪の槍。わりと強いのでありがたい。
さて....ここで倒れてる神獣を放っておくなんてことは出来ないわけで。Gピット連れてくか。勿論両端の桟橋を倒して。当たり前だ、二度と通りたくないわ流砂なんて。
Gピットに連れていったが、見たこともない種族だから治療が施せないと言われた。ついでに変な目線を向けられた。誤解だ俺はやってない。えーと、確かこの後カルマッソが来て治療してくれるはずなんだが....
「いったいどうしたの?」
噂をすれば、だ。振り向くとそこにはGP主催者兼会長のカルマッソがいた。うわーびっくり(大嘘)
Gピットの受付のお姉さんはすごく驚いているがそんなことはお構いなしにカルマッソは話を続ける。
「この島に珍しいモンスターが現れたって聞いてね。....この子がそうかな?どれ、見せてみなさい」
なんでも会長はあれでも優れたドクターだそう。あれでもは余計なのでは。否定はしないが。そしてどうやらサロンで治療するそう。丁度いいや、じゃあ俺はシャワー浴びてくるから....ああ、ほんと砂だらけだよもう。
さて、風呂からあがり少し休んでいると職員の人が呼びに来た。治療が済んだそう。まあ....見に行ってみるか。ドアを恐る恐る開けてみる。カルマッソの声が聞こえてきた。
「どう見てもやっぱり違うよなあ....噂を聞いてもしかしたらと来てみたけどアテが外れたか....」
合ってるんだよなあ....()小さいけど。かわいいけど。
「っと、君のマスターが来たみたいだね」
....は?違うんだが。仲間になってくれる分にはいいけどあいつ知能高いからなあ....
「それじゃ、僕はそろそろ失礼するよ。あんまり長い間本部を留守にするわけにもいかないしね」
といって、カルマッソは足早に去っていった。あいつ、めっちゃニヤニヤしながら帰っていったけど、まだスペディオの事を神獣だとは気付いてないはず。
....まあいいや。とりあえず目の前の神獣に話し掛けてみるか。
いかがでしたでしょうか。オークが死ぬほど楽でした。やりすぎたね....
お気に入りがだんだん増えていてありがたい限りです。
さて、ここまで見ていただきありがとうございました。次回もよろしくお願いします!
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第10話
今回も大体お話に添っております。では本編どうぞ。
「汝のことは覚えているぞ。我をここに連れてきた人間よ、あのまま捕まえておくことも出来たものを....」
お前さあ、面倒な性格って言われない?
「絶好のチャンスをみすみす逃すとはおかしなやつだ。....ふむ、汝は他の人間どもとは違うよう....というか、成る程貴様か」
....は?いや、原作と違うこと言ったな?なになに、どういうこと?俺もうやらかしてたのか?
「そうか....では人間よ、貴様に頼みがある。我が倒れたあのトンネルを抜けたその先....この島の海沿いにある祠まで我に同行して貰いたいのだ....情けないが、今の我にはそこに辿り着くだけの力もない。一度助けたら最後まで面倒を見るのが男というものだろう?...よろしく頼むぞ、人間よ」
自分、思考放棄にて。はい。そうしましょう。
「いや、この呼び方では不便だな、人間よ、汝の名前はなんという?」
「....ジョーカーだ」
「!....ジョーカーか。我のことは好きに呼ぶがいいぞ。個体名がないというのは、人間にとって些か不便であろう?」
そうだなあ、正直思い付かんのよな。名前つけるのってあんまり得意じゃなくて。と、思っていたのだが、口が勝手に開いて喋り出した。
「スリー....だ」
「我の名前はスリーか....ふむ、心得た。では早速で悪いが我が倒れたトンネルへ行くとしよう。あのトンネルを抜けぬと」
「いや待て。その必要はない。」
「....?どういうことだ?」
「桟橋を下げておいた。Gピットから直で祠にいける....あの流砂にはもう入りたくなくてな」
「....ふっ、なるほどな、流石我のマスターだ。では行くとしよう」
....物語がゲームと解離し捻り曲がった音が聞こえたが、気のせいだ。もうどうにでもなれ。今の俺は思考停止中につきな。もう祠行きますよ。
さて、祠に来た。セロとアラレを配合して出来たエンゼルスライムの「センデ」とスリー、エイルがパーティだ。レベルは低いがわらいぶくろを狩ればいいか。
難なくダンジョンに入る。奥についての説明がなかったが、些細な問題だ。まずおおきづちを仲間にしておく。性別はどっちでもよかった。名前は「アイアン」で。
レベルを上げつつ進んでいき、ついでにベビーサタンも仲間にした。名前は「ベリー」。
ついでにマデュライトも回収....って、もう最奥か。ゴーレムがいるだろうが....まあ倒せるだろう。扉を開ける。重い。
「しかし、汝もつくづく変わり者だな。普通ならここまで付いてくるなどしないだろう....ありがたいがな」
ここもまた原作と違う。まあいいか。目の前にゴーレムが...って、戦闘準備!
即座にカプセルからエイル(いたずらもぐら)とセンデ(エンゼルスライム)を呼び出し、戦闘開始。ここの戦法は....エイルとスリー(スペディオ)で殴り続け、センデがドルマを唱えたり回復したり。ゴーレムの体力....あれ、思い出せねえ....まあいいか。倒せたし。早い。大幅にレベルが上がる。と。
「古の約定に従い、我は此処に聖変の儀を行う。大いなる災いを退けし力よ。我が身に宿りきたれ!」
その瞬間、とてつもない光がスリーの体を覆って....やがて光が消える。
スリーの姿が変わっていた。焼きと....ガルハートだな。
「感謝するぞジョーカー。汝のお陰で儀式が行えた。....何を見ている?この姿が不思議か?」
「....犬から鳥に変わったのだから驚きくらいするだろう」
「ふっ、まあ道理か....しかし安心はしてもらおう。この姿になったことで我は更なる力を宿した....まだ充分にはほど遠いが。ということだ、言いたいことはわかるだろう?」
「この先の祠にも同行しろ、と?」
「流石察しがよいな、そうだ。あとバトルGPとやらの優勝商品である、宝具。あれを我に譲ってもらおう。何、人間には無用の長物であろう?その代わりに、我の力を貸そう。悪い条件ではあるまい」
「....わかった。その条件で頼む。これからもよろしくな、スリー」
「決まったな。汝は正式に我のマスターだ。よろしく頼むぞ、ジョーカーよ」
さて、俺たちのバトルGPの始まりだ。
いかがでしたでしょうか。最初と比べてだいぶ進んだかな。
名前紹介ー。
エンゼルスライム→セロ→センゼル→センデ
おおきづち→ハンマー→鈍器繋がりでクラブ→アイアン
ベビーサタン→成長すると□□□□になるらしいことから
でした。今回はだいぶ物語が進みましたね。わからないことだらけであることを祈ります。分かってても書かないでね....?ネタバレはやめてね....?
ここまで見ていただきありがとうございました。次回もよろしくお願いします!
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第11話
それでは早速本編どうぞ。
祠をささっと抜けて、近くの桟橋からデオドラン島に向かう。お世話になった人も多いだろう、あのメタルガーデンがあるところだ。
というか、本来であれば神獣が話し掛けてくるイベントがあったはずなのだが....少しずつ、少しずつだが原作から離れてきているのだろう。どうにかして戻した方がいいのだろうが、この離れた先が見てみたいのも事実だし....
とか考えているうちにデオドラン島に到着。ほぼオートとはいえ、現実にはなかった水上バイクの上で考え事が出来るようになるとは、この世界にもだいぶ馴れてきたかな。
さて、まずはGピットで休憩、それからマダム・デオドラに挨拶しに行こう。っと、そういえばレベル10以上の子達が何匹かいたかな、是非ともパーティに加えたいモンスターがいるし、配合を進めなければ。
とりあえずヒョーザン(ブリザード)とセンデ(エンゼルスライム)の配合でスライムブレスを産み出した。名前は「プラネット」。スライムブレスは育ちやすいからすぐ配合しよう。
配合ついでに薬草、上薬草も調達。さて、色々言われてるデオドラに会ってみよう。容姿は勿論知ってるけど、あれは現実で会うといろいろ違うだろうなあ....
うん、ものすごい失礼だけど.....太い。色々と。こちらに気付くと扇子を扇ぎながら話し掛けてくる。
「ぐうぉっふぉっふぉ...ようこそいらっしゃいました。私はマダム・デオドラ。この館の主です。」
ええもうなにその笑い方。どうしてそうなったの()
「やっとGP大会が始まったようですね....私がGP協会に島のお庭を貸すのは自分の楽しみの為。あなたもGPの選手ならばこの私をたのしませなさいまし」
つまり....愉悦?(違う)
「....下にいる男に話し掛けてマダムン・ガーデンに参加するのです!」
もう何でお前らは急に大声出すんだよ。今下にいる男の溜め息聴こえたからな?あいつの胃は多分荒れに荒れているぞ?
「私が満足する結果を出せたならば....私のお庭を自由に歩く権利を差し上げましょう!ぐうぉっふぉっふぉっ....」
勿論やらせていただきますとも、クリアしなきゃ祠にも入れないしな。
はい。速攻で解放してきました。スライム狩るだけだしね。ただ出現位置を正確に特定していた事には皆驚いていたかな。どんだけスライム狩ってたと思ってるんだよ()
あとせめて足が速ければ....ほんとなんでこんな遅いの....
ということで今はデオドラン島をレベル上げつつ下っている最中でございます。ルーラを使わない理由は、Gピットの近くにある桟橋を降ろしたいから。
彼処が通れるか通れないかでは雲泥の差だと思ってる。勿論道中でスカウトも敢行。別にスカウトしたいモンスターがいるわけでもないが、配合するときのために頭数が多いと便利だし。
――――まあ誰もスカウト出来なかったんですけどね。
いかがでしたでしょうか。ほんとなんか大変だった....ペース上げていきたいんですけど今回みたいに難航したらこのくらいの投稿頻度になるかもしれません....出来ればお待ちいただきたい、出来る限りの努力はしますので!
ちなみに今回も不運を発揮しています。スカウト運よわよわ過ぎて困ります....メタスラの代償まだ続いてるのかな。
ここまで見ていただきありがとうございました。次回もよろしくお願いします!
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第12話
あと前回プラネットの名前の由来書くの忘れてたんですよね....一応後書きに書いておきます。
それでは本編どうぞ。
下の桟橋を下げてGピットで休憩。日も落ちてきてたし丁度よかった。プラネット(スライムブレス)とエイル(いたずらもぐら)を配合しベホマスライムを仲間に。名前は「ゲッカ」で。ここでパーティが二匹になってしまったのでスカー(おおさそり)をパーティにin。
さて、ダンジョンに赴く。あのダンジョン、思い出した感じ寒そうだけど大丈夫かな。っていうか頼むから快適であってくれ。今までのダンジョンもこれから行くダンジョンも確実に精神ダメージ来るからなあ....モルボンバ島のダンジョンとかほんと行きたくない。
行かなきゃだけど。
ダンジョンに行く過程でプチアーノンと一角竜を仲間に。それぞれの名前は「トム」と「ジャロ」。んでその二匹を配合してドラゴンブッシュを入手。名前は「スーマ」。更にその過程でゲッカ(ベホマスライム)がレベル10になったので、同じくレベル10になっていたスカーと配合してダークスライムにした。名前は「ミスト」。....仲間を強くするのはいいんだけど、寄り道し過ぎだなあ....
って思うじゃん?普通やめると思うじゃん?....止まんなかったんだよなあ....アークデーモンの「アリーマ」がパーティに入った。デオドランでBランク。あのさあ。
あと途中にある青い宝箱からマデュライトも手に入れた。三個目。ここで思い出したけどシーメーダとかがいるところにあるマデュライトまだ取ってないなあ、アルカポリス島に戻るときに取っていこう。
さてダンジョンに到着。エントランスな訳だが....目の前には見知った顔が一人。気の強そうな青髪の少女、アロマだ。ここで遭遇イベントだったか、忘れてた。丁度スリー(ガルハート)が外に出ているタイミングで。めんどくさいなあ、原作通りだけど。
「あっ、また会ったわね、ジョーカー。...あれれ?あれあれ?どうしたのそのモンスター?」
興味深そうにスリーの回りを一周。そして口を開く。
「なんか変なモンスターを仲間にしたもんだね。まあ君らしく小さくて弱そうなモンスターだけど」
いや身長変わらんやろ。あと、スリーお前絶対喋るなよ?もうめんどくさいから。耐えれば終わるから。やめろよ?ほんとに。
「ぬかせ小娘」
言ったー.....こいつ言いやがったよ。反撃出来たからってちょっと笑うんじゃねえよ。アロマの驚く顔はレアだしスッキリするけれども!それとこれとは(ry
「....その偉そうなものの言い方、もしかしてその子がお参りの時に私が取り逃がしたレアモンスター君なの!?」
わりとよく頭回るよなー、アロマって。こんなもの言いするやつ確かに居ないけど。
「ふーん、もしかして変身したの?ますます珍しいわね....やっぱりあのとき君が邪魔しなかったら....」
いやスカウト効かんていい加減解ってなかったのか?
「ねえ、ギャオース辺りでどう?今ならおどるほうせきもつけるけど」
あー、なんかグレードアップしてる。たしかプリズニャンとリップスだったよな?やっぱりこのアロマは原作より強いのではないか?
「愚かなことを....」
うんまあ、スリーが怒る気持ちもわからんでもないよなあ....アロマは違うかもしれんが、俺はモンスターを育ててる間に愛情が芽生えるタイプだから交換とかあんまり好きじゃないんだよなあ、配合はガンガンするけど。
もっとも、スリーが怒ってるのは別の理由だろうが。
「お黙り!私はあんたの飼い主と話をしているの!」
....あー、飼い主か。そう考えるタイプか。だったら俺とは死んでも合わないな。
「....交換に応じる気はない。スリーだからじゃなく、他の仲間でも同様だ。お前からしたらとるに足らないことかもしれないが、俺はモンスターを仲間だと思っている。お前にはとても俺の仲間を託す気にはなれない」
....なんだお前らやたら驚いて。本心だぞ本心。ちょっと言い方キツかったかもだけど。スリーまで驚くのか、なんか面白いなお前。一本取った気分。さすがに頭に来たもんだから自分の意見を述べたまでなんだが....
「へえ、見掛けによらず結構熱血なのね。まあいいけど。じゃあさ、こういうのはどう?」
熱血、だろうか?某テニスプレイヤーに比べたら100分の1にも満たないと思うんだが...
「バトルGPで優勝した方がこの子のマスターってことで」
「....それさ、俺もお前も優勝出来なかったらどうすんの?」
「あー、まあもっともな疑問ね。その時はあんたがマスターでいいわよ。どうせ私が優勝だし」
やっぱアロマは大層な自信家だよなあ、まあそれに違わない実力があるからそうなるのもわかるけど。
「おい、ちょっと待て。些か勝手過ぎないか?小娘よ」
「うるさいなあ、あんたの仮マスターも乗り気みたいだしいいでしょ?」
「乗り気じゃないが」
「....じゃあそういうことで!勝負がつくまでレアモンスターは君に預けとくから!」
「待て小娘。我の名はスリーだ。改めろ」
「はいはい、じゃーね、ジョーカー、それとスリー」
そういうとアロマは足早に立ち去って行った。
「全く、なんと傲慢な小娘か」
「いや、ほんと同意だね。でもまあ、ああいうところも、きっと彼女の良いところなんじゃないの?」
「....理解しかねるな。というか、汝も疑問系ではないか」
「ああ、まあね....ああいうノリが得意なわけじゃないし....」
「そうか....そういえば、さっきのあれは実に爽快であったぞ」
「....?どれのこと?」
「仲間云々の話だ。汝の弁舌も見事であったし、あの小娘の驚く顔も大変愉快であった。いやあ、さすが我のマスターよ」
....スリーニコニコでワロタ。それはそうだけど。
いかがでしたでしょうか。アロマが絡んでると書きやすくて助かります。すごい助かってます。ありがとうアロマ。
名前の由来のコーナーです。これ需要ある?って思ってます。
スライムブレス→親の系譜から読み取って、某ゲームのJPの名称から「プラネット」
ベホマスライム→見事に由来忘れた。ごめんなさい。でもたしか親から取ってた気がする。
プチアーノン→プチ→プチトマト→とm....トムだな!()
一角竜→元の名前がローダ→ジャローダ(ポケ○ン)→ジャロ、ちなみに元マスターはフェイト。ごめんね。
ドラゴンブッシュ→ブッシュ→スーモ→スーマ。あっ、スーマ!
ダークスライム→なんか怖い→怖いといえば?→映画「ミスト」。午後のロードショーでたまにやるから見よう。もしくはレンタルしよう。
アークデーモン→赤い悪魔→レ ッ ド ア リ ー マ ー(魔界村)→アリーマ。みんなのトラウマ。
こんなところでしょうか。次回は一週間以内に出したいです....それでは今回もありがとうございました、次回もよろしくお願いします!
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第13話
それでは本編どうぞ。
さて、いよいよダンジョン攻略なのだが.....あー、なんか微妙に寒い。長袖だったら快適な室温なんだろうなここ。まあでも普通に前二つのダンジョンよりは遥かに遥かにマシなので贅沢は言わない。でもさっさと抜けたいのでどんどん進んでいくこととする。
デオドラン島のダンジョンといえばよくわからない機械仕掛けで有名(?)だが、原作の方では暗転しちゃうからフロア移動の仕組みが詳しくわからなかったんだよなあ、もしかしたら解明できたりするか?
エレベータの操作スイッチ(2F行き)を押してみる。
何処かで「ガゴン」という大きな音。次に来たのは....地面の揺れ。地震かと一瞬身構えたがその疑問はすぐに晴れた。
これは....なるほど床ごと上に上がるエレベータだったのか。これ、なかなかオーバーテクノロジーなんでは?知らんけど。あと上がるときの壁と壁が擦れる音があんまり好きじゃない。わりと早く出たくなってきた。
途中でバブルスライムの「タンサン」、ゴールドマンの「ロディ」、スキッパーの「インク」、おばけキャンドルの「ルオ」、プリズニャンの「アルファ」を仲間にした。
手当たり次第とはこのこと。
さて、今は3Fなわけだが....やはりいた。こちらをじっと見つめる大きな緑の竜。一度戦闘になったらこちらが全滅する以外二度と見られなくなる、所謂ワンチャンスモンスター。ドラゴン。たしかDランク。
後ろに宝箱があるから倒すかスカウトするかという感じか。ゴールドマンがスカウト出来たからドラゴンもワンチャン行けると思うんだよなー。まあ、やってみるか。
一定の距離に近づき、戦闘が始まる。ずっとこっち見てるから近づくのだいぶ躊躇ったけど、そこは慣れで。これから先更にやべーやつらと当たるわけだし....いやボストロールとか冷静にやだな。
まあ、とりあえず目の前の敵はドラゴンだし、頑張ってスカウトしますよと。
パーティはスリー(ガルハート)とアリーマ(アークデーモン)の二匹。アリーマでドラゴンの体力をギリギリまで削りつつ、テンション100バイキルト状態のスリーと、同じくバイキルトをかけたアリーマでスカウトする、というプランだ。
だが、ことスカウトにおいてはアークデーモンの一世代前、ダークナイトの方が有用だということに配合してから気付いた。気にしてもしょうがないけど。
たしかドラゴンの体力は265とかそこらへん。アリーマの通常攻撃が30ちょい、れっぱざんがギリギリ40、メラミが60後半か....これならギリギリを突けそうだな。
あとはこちらのモンスターがとにかく死なないことに気を配る。せかいじゅの葉はあるが、一回死んだだけで致命的だ。テンションやらバイキルトやらの効果が消えてしまうからな。
が、どうやら杞憂だったよう。準備が終わった。さあ、頼むぞ....
スリーがなんと41%!流石T100バイキルトといったところか。アリーマは5%。まあしょうがないでしょう。さて、結果は....?
失敗。怒った。はい。いやはいじゃないが。んーまあ、しょうがないかなあ....ゴールドマンとか30%スカウトだったし、運使いすぎたかも。倒すかあ。
結局捕まえられず終いでした。実はゲームプレイ時も、何周も何周もしていたこのゲームだが、ドラゴンは一回もスカウト成功したことなかったんだよなあ。今回こそは、と思ったけど、まあ無理でしたと。
....ワンチャンスモンスター捕獲頑張ろ。待ってろよボストロール。でも当たりたくはない。
いかがでしたでしょうか。ドラゴン一回もスカウト出来たことないのはガチです。っていうかこの時点で挑んでそう簡単にスカウト出来るモンスターじゃないと思うんですよ。多分。
お名前紹介のコーナー()
バブルスライム→バブ→入浴剤のあれ。炭酸。タンサン。
ゴールドマン→ゴールドマン....ドマン....ランドマン・ロディ!→ロディ。ランドマン・ロディはどうかググってください。
スキッパー→ブーツに乗ってる君さ、なんか既視感あるよね→そう君緑にしたらマイクになるでしょ!→某映画からインク。
おばけキャンドル→おばけキャンドルおばけキャンドルおばけキャンド「ルお」ば....ルオだな(ネタ切れ)
プリズニャン→青いからアルファ。サファイア。ごめん。
はい。おばけキャンドルとか適当以外の何者でもないけど10分考えて思い付かなかった。許して。
ではここまで見てくださりありがとうございました、次回もよろしくお願いします。
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第14話
それでは本編どうぞ。
己の運の壁に打ち勝てずドラゴンを倒してしまいましたと。悲しいなあ。でもまあ仕方ない、割り切るさ。
ドラゴンが守るような形になっていた後ろの宝箱二つを回収、中身はへびがわのムチと....てんせいのつえ。これは本当に重要アイテム。この杖を持たせれば配合するとき、その持たせたモンスターと同種のやつが確実に生まれてくるという代物。お世話になりました。
ムチは....袋にしまっておこう、使う場面はあんまりないかもなあ。
どんどん進んでいくと、茶色の宝箱を発見。早速開ける.....
?!!?!???!!?!?!??!!?!!??!?!??!!???!?!!?!?
なんだ、ただのひとくいばこか。驚かせやがってこいつは絶対逃がさない。
捕まえました、と。スリー(ガルハート)とアリーマ(アークデーモン)もやたらとやる気だった。よし。
名前は....「ヴィダール」だな、うん。しかしこいつステ優秀だし両性か、なかなかいいな。それなりにスカウトも難しい筈だし、こんなものか?
4F行きのスイッチを見つけた。これであの黒板を爪でやるような音ともお別れか。よかった。
4Fについてすぐサーベル狐が見えた。あいつ、仁王立ちしてるように見えて横通り抜けられるくらいにはガバガバなんだよな。まあ、現実となった今、すり抜けられるかどうかは正直五分五分ってところだけど.....行くしかないな。
はい。通り抜けられました。めっちゃ睨まれたけど襲いかかって来ませんでした。いったいあいつはなにがしたい。勿論Uターンして戦闘開始、スカウトまで。
こいつの名前は「サタン」だな。オス。うちは今メスが多いから助かる。
ちょっと進んでドルイドも仲間に。名前は「マイナス」。
さて、マデュライトもしっかり回収しつつ、もうボスか、ここはアンクルホーンだったかな。なんかすごい神聖なとこを通り抜け....
「まあ、一応言っておくが、ガーディアンの強さはわかっておろう。全力を尽くしてくれよ、ジョーカー」
「勿論」
戦闘開始。アンクルホーンはイオラを使ってきたはず。アリーマ(アークデーモン)はイオ系無効だから、被害は薄そうか。うまく立ち回ろう。
結果から言うと勝った。のだが。スリーの残りHP5。アリーマの残りHP7。Bランクまで配合しといてこれじゃあほぼ負けなのでは。というのも、薬草を手荷物にするのを忘れていた。なんで戦闘になったら袋開かなくなるんですかね()
「....うっかりも程ほどにしろよ、ジョーカーよ」
「ぐうの音も出ない。ごめんて」
「勝てたからよい。さて、聖変の儀を執り行うぞ」
「....古の約定に従い我は此処に聖変の儀を行う。大いなる災いを退けし力よ、我が身に宿り来たれ!」
....まぶしい。光強くなってないか?
「どうだ、強そうであろう?」
聖変の儀を終え、どこか得意気に話し掛けてくるスリー。
「これがグラブゾンと呼ばれる姿だ。ふむ、力がみなぎってくるぞ。....ところで、汝はこのように姿を変えるモンスターを不思議には思わんのか?」
「....いや、特には。強いて言うならスペディオ形態が一番好きだ」
「そういうことではなくだな....ああ、いや、まあいいか。汝はそういう性格だろうしな、聞いた私が抜けていたな」
「ひとつだけ言っておくが、我は普通とモンスターではない、神獣だ。もはや伝説上、架空の存在にしたてあげられているかもしれぬがな」
「しかしそうなると、我の正体がバレてしまえば人間たちが押し寄せるやもしれん。だからこの話は汝の心の中に引っ掛けておいてくれ。汝は他言などしないだろうからな」
「....する相手なんていないしな」
皮肉気味に返してみるが。
「そういうことだ」
なに笑ってるんだお前。
「では次の祠を目指すぞ。力はだいぶ遠くに感じるが、そこはそれ、汝が見つけて連れていってくれるのであろう?」
「ああ、利害も一致してるし、探さしてもらいますわ」
っつっても、場所はわかるけどな。レガリス島。結構景観が好きだったりするし楽しみだ。が、それより優先的にやらなければいけないことがある。配合で生み出したいモンスターがいるのでな。
いかがでしたでしょうか。アンクルホーン戦マジで危なかったです。うっかりは程ほどに。あと、ほんとに丸々一週間以上一文字も書いてなかったため、キャラ崩壊してるかもしれない。許してくださひ。
お名前紹介のコーナーじゃけぇ....
ひとくいばこ→主人公が存在を忘れてビビり散らしたため、生前で印象に残っている、嫌いな(苦手な)キャラの名前から「ヴィダール」。戦場を切り裂け。
サーベル狐→サーベルで真っ先に思い浮かんだのがサタンサーベル。そこから「サタン」。ひざまずけ。
ドルイド→似てるからブラス→プラス→「マイナス」
ちなみに名前だけだとわかりにくいという意見を頂いたので、NNの後に()で種族名入れてみました、幾分かマシになっただろうか。
ここまで読んでくださりありがとうございました。次回もよろしくお願いします。
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第15話
GWにはたくさん投稿出来るといいな....
ちなみに今回は作者の嫁モンスが出てきます。みんなにもいるでしょ、好きなモンスター。そういうことです。はい。
では本編どうぞ。
前回デオドラン島ダンジョンを攻略して、ストーリー的には次はヨッドムア島を経由し、レガリス島に行くところなのだが....ちょっと寄り道。
このDQMJに偶然転生出来た事だし、やっぱ大好きなモンスター従えてラスボス潰したいなあ....ってことで、現在サンドロ島ダンジョンの不正解部屋にてデザートデーモンを捕獲中....っと、捕まった。しかもアリーマ(アークデーモン)の反対のメスとな。一回目でこれはラッキーだな。
.....よし。すぐ配合しようそうしよう。
ちなみにデザートデーモンの名前は「アルテミス」になった。でもすぐ配合するんだよね。ごめんね。
リレミトでダンジョンを抜け、ルーラでデオドラン島に戻る。デザートデーモンがレベル9なので仕方なく経験値を稼ぎ、いよいよ配合。
生み出すモンスターは....「べリアル」。No.167悪魔系ランクA位階160特性AI二回行動イオ系得意スキルイオ&ドルマ2。主人公の前世からの....俗に言う「推し」や「嫁モンスター」というやつである(多分)
最初にいたずらもぐらを貰ったあの時から彼の計画は始まっていた。DQMJに対する知識量がイカれ気味である彼のイカれ具合に拍車を掛けているのがべリアル。他のモンスターはNo.、位階、ランク、系統などをだいたい把握しているだけだが、べリアルに関しては全てを知っていると言っても過言ではなかった。
必要な経験値量や能力値の伸びや限界は勿論、あろうことかF~Aまでの全てのモンスターからべリアルに行き着かせる為の配合方法を完璧に把握している。
前世での友人であり、同じくこのゲームをそこそこやりこんでいた人間から言わせるに、「あいつのべリアル愛は以上、狂人のそれと同じ。キメてる」らしい。その友人も中々の「ギガントドラゴン」狂いで類は友を呼ぶという言葉がピッタリなのだが、それは置いといて。
ここまでいかにも早口で語っていそうだったが、結局そんなのはどうでもよくて、早く配合するぞ。
さてと、ついにべリアルと御対面....!ゲームでは幾度となく生み出しパーティ、スタンバイの三体を全てべリアル(レベル99)で埋めるという暇人極まる遊びもしていたが、ついに現実での御対面か.....
この世界に飛ばしてくれた誰かさん....いや、もしくはそんなやつはいない可能性もあるが、ありがとう本当にありがとう!
前置きはこの位にして、行くぞ。
アークデーモンの瓜二つの見た目。が、色は大きく違う。全体的に黄色く、それでいて翼は青。紫がかったフォークを携え、何処か高貴さすら感じる佇まい。
彼こそは、悪魔の中の悪魔。悪魔達の王。「悪魔将軍」の異名も持つ、俺が溺愛しているモンスター....「べリアル」である。
名前は「べリたろう」で。....方向性が違うのはご愛嬌、俺はスリー(グラブゾン)とべリたろうと、あともう一匹の作りたいモンスターで世界を手にする。
なんて大層な事を言ってみたが、世界征服なんてする気はさらさらなく、ラスボス倒したあとはのんびり生活しようと思ってるんですけどね。
いかがでしたでしょうか。作者の嫁モンスはべリアルでした。予想出来た人などいるまい。
ちなみにべリアル狂いと友人に言われたのは実話。草。
そんな愛が爆発した今回ですが、読みにくかったらそれは仕様です。オタク特有の早口的な。
ちなみに既に伏線もりもりだったりするので回収が大変だったりもします。自業自得。
お名前紹介な。
デザートデーモン→デザート→スイーツ→スイーツ(笑)脳→アルテミス。ほんとにこれしか思い浮かばなかったの....あばよオリオン。
べリアル→主人公の前世のゲームでのべリアルの名前からべリたろう。一人だけ名前のベクトルが違うけど個性出てるでしょ。優遇がすごい。
次回こそ、レガリス島行きたいねって。次はおそらくGW中に。モチベ出てきたので頑張ります。
それではここまで読んでくださりありがとうございました。次回もよろしくお願いします。
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第16話
GWはしっかりいっぱい投稿するつもりでした。結構余裕無かったです....申し訳ない。
それでは本編どうぞ。
前回は「我がべリアル愛は爆発する!!」って感じでした。しゃーないです。許して。
これでパーティがスリー(グラブゾン)、べリたろう(べリアル)のニ体。最終的にはやはり三体にしたいなあ....
三体にする場合のもう一体のモンスターだが、例のごとく秘密で。きっとラスボス前には作る....はず。配合計画進めてくかあ。
ちなみに現在地はアルカポリス島。ここからヨッドムア島に行き、ある程度モンスターを捕まえつつのレガリス島に到着、って感じかな。行きますか。
いやあああああもうグロいグロいグロいグロい!「ハエおとこ」とかキツいって、ビジュアルも羽音も!
仕方なく目を背けた先には「くさったしたい」が歩いてるし....
あ、もうだめ、吐く....
結局スカウトも何もせずヨッドムア島突破。嫌すぎてDQMJ1の世界なのにべリアルに乗ったことに反省はしていない。後悔もしていない。ライド技能とか必要だった気がするけどそんなの知らん。どうでもいい。
....体がやたらと筋肉痛を訴えるのでレガリス島のGピットで丸々1日休んだ。
よし、行くぞ。まずはそこら辺にいるベビーパンサーをスカウト....100%か、いい感じだな。
ベビーパンサーの名前は「チア」で。
回りの他のモンスターも片っ端からスカウトしようと思っていたが、運の悪さも相まって全然捕まらず、しょうがないので作戦変更。もうちょっと後にしようと思っていたパーティの「三匹目」の配合に着手。
まずレガリス島のGピットで半日休憩、夜にヨッドムア島へ。モンスターに見つからないよう、見ないように立ち回りつつ、ダークナイトを捕獲。そのままの足でノビス島へ。少々遠いが仕方ない。そこでギガンテスを捕獲。35%でなんとか成功。
捕まえたダークナイトはイチノセ(ワンダーフール)と配合しシルバーデビルに。名前は「シロバ」。
んでギガンテス....一応「レジンテス」っていう名前を付けた。は、チアと配合しバッファロンを作成。名前は「オズマルド」。
何処から引っ張り出してきたか、モールス(ももんじゃ)とダーズ(スライムつむり)を配合してプークプック、名前は「チャルメラ」を作成。レベル上げを挟み、オズマルドとチャルメラを配合し、アンクルホーンの「カズィクル」に。
レベル上げて、さっきのカズィクルとシロバとインク(スキッパー)から作ったギガンテスを配合して....
パーティに入れたかった2匹目、「アトラス」が出来た。名前は「アトお」です。....例によって思い入れ優先だから()
さて、3匹目も作ったことだしレベル上げてダンジョンいくかなあ。そういやカルマッソ戦ってどうなるのかな....まあいいか、後回しで。
いかがでしたでしょうか。筆の進まなさと忙しさと諸々から死ぬほど難しかった今回。
最初に三匹目秘密の雰囲気作ってたのに余裕でばらしてる理由はですね、思ったよりレガリス島キツかったからです....タゲ集中して死んじゃうのがつらい。
お 名 前
ベビーパンサー→2/2/2応援→応援からチア
シルバーデビル→白いバズズ→シロバ
ギガンテス→ギガ....ギガ....→ギガギガフンフンwwww→レジンテス
バッファロン→後ろの青いふさふさの形が某アニメのキャラに見えたのでオズマルド。きっとググれば出てくる。
プークプック→ラッパと言えばチャルメラだよなあ!?
アンクルホーン→老いた角?かな?→格好いいおじさまの必殺技から取ってカズィクル
アトラス→主人公の生前のゲームから。べリたろうと同じルート。
はい。これいる?(純粋な疑問)
次は流石にGW以内には出したいです。あくまで目標。
ではではここまで読んでくださりありがとうございました。次回もよろしくお願いします。
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第17話
G W 中 に 投 稿 で き ま せ ん で し た
やめて....ぶたないで....()
いや、ほんと冗談抜きにクソ更新ペースで申し訳なしって感じです。
とりあえず本編どうぞ。
パーティにアトお(アトラス)加えて!レベル上げて!はいダンジョン攻略!←イマココ
レガリス島といえばめんどくさい感じの仕掛けがあるダンジョンで有名だったりなかったりするが、そこはそれ。全ての仕掛けを知っている俺に負けの目はない(フラグ)
ダンジョンに入った瞬間に鉄格子が閉まった。やたら発達してるやんけって。さて、この鉄格子を開けるためにフロアの端まで歩いてスイッチを押さなきゃいけないわけだが....っと。
壁に空いた少しの隙間からこのダンジョンの先に進むためのアイテム、太陽の石板が見えた。この隙間通れたりしないかなあ....
通れた。今までのダンジョンで一番楽じゃないか。たまげたなあ....
そのあとは二階の鏡に話しかけ、お隣の月の塔にワープさせてもらい、一階の月の石板を同じ感じで強だt....楽させていただき、屋上に石板をはめに行く。
屋上の大鏡に「初対面なのにもう石板二つ持ってるの?ちょっと神獣のマスター有能くない?」とか言われたが、関わるのが面倒な感じがしたので無視に限る。
石板はめるの結構難しくて、四苦八苦してる所で月の塔側の扉が開いた。出てきたのは....ジェイルのアジトの構成員だった。
....えっ、石板はまるまでそこで見てるつもりですか?ボスの息子ですよ?手伝ってあげるとか....なさらないんですか?()
....やっとの思いで太陽の方をはめられたのと同時に構成員が話しかけてきた。食い気味に。
「調子はいかがですかな、お坊ちゃま。....いや違うんです、極力手伝ってやるなとギルツ様からのお達しが....申し訳ありません」
なるほどな?ギルツちょっと覚えとけよ。次行くときは死にかけてるだろうけど。
「しかしその様子ですとホームシックとかはなさそうですね、安心しました。....おや、流石お坊ちゃま、珍しいモンスターをお連れですな。とまあそれは置いといて。今日は統主からの命令を持参しております」
ようやっとカルマッソ戦かあ。でもこれ月の石板手に入れたし、レガリス島の北に行く必要....まあいいか。
命令書には....
[カルマッソの研究室から、マ素に関しての研究結果のレポートを盗め。カルマッソとの接触は可能な限り避けろ ジェイル統主ギルツ]
.....???????
「....そういうことです。内容の意図はわかりかねますが、統主の直々の命令である以上、何か目的があるのでしょう。実行は速やかに。叛けば....坊っちゃまならお分かりでしょう」
....いや、マジでよくわからん。俺がカルマッソと戦ってる間に秘書兼スパイの子が資料を奪うんじゃないのか?というか無理ゲーでは?
「....まあ同情しますよ。因みに首尾よく行けばご褒美を差し上げるとも。伝えるべき事は伝えました。では私は此れにて」
..........................
「....わかりました。石板はめるの、お手伝い致しますから」
....助かります。
いかがでしたでしょうか。自分懺悔タイムの方よろしいか。一応予定つめつめだったからお許し戴きたい。以上()
原作と乖離してきて一番不安なのは僕です。草。
次は早い内に、頑張りますとも。
では皆様、ここまで見てくださりありがとうございました、次もよろしくお願いします。
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第18話
特に書くこともなし、それではどうぞ。
石板をせっせとはめると、「ではこれで」と、ギルツの手下が帰っていく。さて、資料を盗むとはどうしたもんかな....
「しかし....」
と、手下が居なくなったのを確認し、スリー(グラブゾン)が口を開く。
「あの黒づくめの男はなんだ?指令とかいうのを寄越して来たが.....」
特に隠すこと....でもないのかなあ、まあいいかって感じで自分の知ってる限りの出生を話す。
「なんと、あれは汝の父の部下か、汝はいったい....いや、誰にも事情など付き物であろう。我もここまで付き合ってもらったし、今度は我が汝に付き合う番だ。カルマッソの資料とやらを盗みに行くぞ」
えっ、この神獣、神の獣とかいう字面なのに盗むとか言いましたか....()
まあしょうがなしか、ここからちょっと遠いけどアルカポリス島行って、カルマッソの外出時とかに狙ってみるかな....
―――――――――――――――――――――――――
場面は変わりアルカポリス島のGピット。ここから本部に赴き、会長が部屋から出ていく隙を突く。幸い本部は何故か原作とは違い、温泉だのゲームコーナーだのの時間を潰す娯楽を沢山用意しているため、あまりこちらに目を向ける人間はいない。と思う。
さて、Gピットを出ていく....やけに騒がしいな。いや、元からか?と、騒ぎの出所に目を向けると。
なんだ、あれはカルマッソ会長じゃないか.....会長!?なにしてんですか!まずいですよ!
「あっ、彼は....」
しまった、見つかったっぽいか....?会長がこちらに若干速めに歩いてくる。
「やあ、君はあの時の子犬のモンスターのマスターだろう?その後どうだい?」
そうか、カルマッソは神獣だと知らないからずっとスペディオのまんまだと思っているのか。好都合だろう、カルマッソほどの人間になると神獣が姿を変えられるのを知っていてもおかしくはない。
「....至って健康です、その節はありがとうございます」
「そうかそうか、それならよかった」
矢継ぎ早にカルマッソは話を続ける。
「いやしかし、ボクも見たことのないモンスターだったよ、出来れば詳細を教えてもらえないかい?」
それは....多分まずいだろう、何か、とてつもなく嫌な予感がする。選ぶべきは沈黙か。
「....うんまあ、そりゃだめだよね、しょうがない。ではボクはこれで。サンドロ島にお呼ばれしちゃったもんでね」
....?主人公以外にカルマッソをサンドロ島に呼び出す人物なんているだろうか?....
「ああ、それともうひとつ」
「君のお父様に伝言を頼むよ。出来ればでいいけどね。内容は....[あの女を差し向けたのは君だろうが、このボクは勝たなければならない]とね」
....?どういう意味だろうか。というか、カルマッソはギルツの事を知っていたか?
「ではまたね少年、いずれきっともう一度会うだろうから」
....カルマッソを考えながら見送った後、本部に潜入し、レポートを盗んだ。何故かあの関西弁の門番すらいなかったので、結構楽だった、が....
心臓に悪い。覚えてろギルツ。
いかがでしたでしょうか。しばらくストーリーパートだけど許してくださひ。
いつもお気に入り、感想ありがとうございます。励みとなっております。因みに、僕は自分の小説をあまり読み返さないタイプなので、誤字脱字見落としあるかもしれませんので、見つけたらそれとなく教えて下さると幸いです。
ではここまで見てくださりありがとうございました。次もよろしくお願いします。
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第19話
本当はドラクエの日に投稿したかったです()
それでは本編どうぞ。
資料を道具袋によく似た袋に入れ、協会本部を出る。この袋は手下がくれたやつ。さて、これをジェイルのアジトまで持っていかなければならない....のか?
一応これで任務を達成したことになっている筈だから、ノビス島からレガリス島(北)の桟橋は使えるようにしてくれている筈だけど....
「む?汝よ、何かポケットに入っているぞ」
あっ、そっか、そういやそんなイベントあったわ。中身を確認。
[褒美としてノビス島のつり橋を開けておいた。資料に関してはそこにいる部下に手渡せ ジェイル統主ギルツ]
何だよ....殴りに行けねぇじゃねぇか....
「ふむ....褒美としてノビス島のつり橋を開けた....と。いったい誰がいつの間にこんな手紙を....これが優勝に近付くものというわけなのか....?」
「しかし、資料を渡さねばならんのだろう?....一先ずノビス島へ行ってみるか、ジョーカーよ」
まあ、何時までも泥棒の証拠なんて持ってたら胃が痛むし、ノビス行ってさっさと渡そう。そうしよう。
――――――――――――
いない。確かにつり橋は開いていたし、ヘルコンドルもスカウトし、マデュライトも頂いたが、肝心の部下がいない。何故。
「確かにつり橋は空いていたが、資料を手渡す部下がいないな。汝の親父殿は何を考えている?」
こうは言っているがこの神獣、つり橋が怖くて渡るのを躊躇していたビビりである。
「おのれ、ガルハートの姿であったら....」とか言っててちょっと笑った。
しかしまあ、冷静におかしいよなあ....アジトまで直接行ってみるか?
行くか。寄り道しつつ。
寄り道その1。レガリス島の祠。石板はめた後放置プレイしてた大鏡に話しかけ、移動させてもらう。お小言を貰ったような気がするが聞こえなかった。
というか、水上バイク使えば来れたっぽくないか?後で試してみよ。
マデュライトを確保して、ガーディアンのグレイトドラゴンに挑む。が。
....見事な3ターンキルだった。
アトお(アトラス)が殴ってべリたろう(べリアル)が燃やすだけだった。
スリーが聖変の儀でディアノーグになる。戻さないで。
寄り道その2。さっきいった孤島には水上バイクで行ける説。もし溺れたら困るのでべリたろうに孤島の方でスタンばってもらう。呆れ顔していたような気がする。きっと気のせい。
水上バイクは基本オート運転で決まった行路を行き来するだけなのだが、完全マニュアル運転にも出来る。
ということで水上バイク動かして、孤島スレスレで止めて、たかだか4mくらいしかない壁よじ登って....
行けましたわ。石板もなかなかにガバかったけど、これはもうガバの極み。レガバリス島。
水上バイクはしっかり元々あった場所に戻しました。
寄り道....というか交通事故その3。海賊に轢かれる。よくわからないおじさんが喧嘩吹っ掛けてきて、手下をけしかけて来たのでアトおが全部ぶん投げました。キャプテン・クロウさん顔面蒼白だったんだよなあ....
早く5戦、しようか()
実質轢き返し。素晴らしい手際。アトラス君のいい笑顔だこと。
なんか色々あった気がするけどようやくモルボンバ島到着。ここに来る途中に手下とエンカウントすることはなかった。入れ違ってるかもしれないけど。
とりあえず夜だし、一晩休んで明日アジト行こ。
ここまで読んでくださりありがとうございました。ガバに次ぐガバ。主人公自由過ぎて....
ご指摘頂いたのでモンスター達の心情を微妙に付け加えたのですがいかがですかね....?
好評なら増やします、わりと書いてて楽しかった。
次回....いつですかね....
近いうちに()
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第20話
投稿ペースが更に酷くなりそうだけどお許しを。
それでは本編。
いやー、ほんとはアジトにカチコミかけようと思ったけど、一旦冷静になって、「先にガーディアンしばいてキングスペーディオにした方が良くね?」となった。冷静とは。
祠に来る途中、ワンチャンスモンスターのボストロールを筆頭に色んなモンスターをスカウトしたが、紹介はまた後程。
さあ、そんなことより強敵だ。めんどくさい。
「あ、ちょっと、ジョーカーじゃない。私のレアモンスター君は元気にしてる?」
ア ロ マ で あ る 。
「いずれ私のものになるんだから傷物にしちゃやーよ」
「図に乗るな小娘。まだ勝負は終わっていないぞ」
「絶好調の私に向かって言ってくれるじゃないのよ。私のマデュライトの数、聞いて驚け~?」
あっ、これは....
「なんと9個!どうだ、おととい来やがれ!」
「俺10個」
「............」
「............」
「こっ、小娘、おととい....一昨日来やがれ....」
スリーがめっちゃ笑いを堪えている。愉悦か?愉悦なのか?
「....いいや、嘘よ嘘!だいたい、数が負けてたって勝ち抜きバトルで全員倒せば私の優勝だし!」
「ほう、我が主にたかが石集めでも勝てない小娘が、バトルで勝てると言うか?そもそも、5位以内でゴール出来る自信がまだあるか?」
少し笑いが含まれた声でスリーが煽る煽る。いちいち後ろに(笑)って付きそうだもん。
「うるさいわね!私の心配より自分達の心配をしたらどう!?じゃあ!」
そう吐き捨ててアロマは去っていった。
「いや、傑作だった。あの小娘を煽り倒すのは実に愉快だ。さて、行くとするか、親父殿の根城に赴かねばなのだろう?聖変の儀を軽んじられるのは些か不満だがな」
それはすまん。さてやはり最終戦は....?
魔王の使いだった。普通に強いよね。ただこちらもなかなかゴリゴリだからな、普通に勝てる。
「このガーディアンを倒せば、我の聖変も完了する。聖変を妨げる者は排除するのみ!」
....でもスリー(ディアノーグ)がやることは補助だから、主に排除してるのはアトお(アトラス)かべリたろう(べリアル)なんだよなあ....
まあ普通に倒せた。途中アトおの攻撃をかわしたり、べリたろうに痛恨の一撃をいれて倒してきたりしたが、それまで。他のマスターを倒して半ば強奪したような世界樹の葉だってあるし....可哀想だな、あいつ。
「いにしえの約定に従い、我はここに聖変の儀を行う。大いなる災いを退けし力よ、我が身に宿り来たれ!」
光が止み、姿を表したのは、神々しいまでに輝く白銀の毛を纏った犬型のモンスター。
「キングスペーディオ....これが我の求めていた姿だ。後は宝具さえあれば使命を全う出来る....そういえば話していなかったか?我の使命」
「いや、その話長いからパス」
「....む。そう来たか。さしもの我もその返答は予想外だ。そういえば、もうひとつこの島に用があったな」
「そういうことだ、その話はまたにしてくれ」
「....聞きたくないのではなくて、
「....?何か言ったか?」
「いいや、何も。しかし汝よ、お主は少し我に冷たくないか?」
「....それはほんとすまん」
ここまで見てくださりありがとうございます。アロマが絡むと書きやすくてほんと助かる助かる。
スカウトしたモンスター達とか、名前はアジトにいく予定の次の回にでも。
この調子だと次も書きにくいぞー....更新はいつですかね()
ではまた次回もよろしくお願いいたします。
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第21話
堅苦しくやるの疲れたのでフランクに行きます()
祠を出たあと、適当にGピットで休み、アジトに向かった。アルゴングレートとか柵とかあったけど全てぶち壊した。正確にはアトお(アトラス)が(ry
ていうか柵置いたままって不親切設計過ぎるんだよなあ....まあ、水上バイクはちゃんとあったし、多少なら許せる。
アジトに着いた。が、桟橋付近には誰もいない。門番すらも。セキュリティガバガバかぁ?と思いつつエレベーターのボタンを押すも、何故か動く気配がない。
流石にいよいよ不安になってきたのでべリたろう(べリアル)をカプセルから出し、翌日筋肉痛という等価交換を決意してから乗り込む。
入り口がないなら作れば良いじゃない理論。メラガイアーで風穴を開け、中に侵入。
凄惨な光景だった。人が大勢倒れている。何人かはまだ戦っているが、敵のモンスターが強すぎて押され気味だ。つかこんなこと言ってる場合じゃない、助けなきゃ――――
外に控えさせていたべリたろうと、カプセルからアトお、スリー(キングスペーディオ)を出し、手当たり次第に敵と思われるモンスターを凪ぎ払ってもらう。
「ジョーカー!?お前何でここに!」
「いや、俺達よりギルツ様だ!ギルツ様の援護に向かってくれ!ここは俺達で食い止める!」
そうはいっても押され気味じゃんなあ....そうだ!
「アトお!スリー!ここは任せるぞ!」
「了解した!」
アトおはちらとこちらを見ると、また敵に棍棒を振り回し始めた。よし、これなら持つんじゃなかろうか。何より、アトおとスリーを置いてべリたろうを連れてきた理由は――――
扉を勢いよく開ける。
「くそっ、ダメだ!もう抑えきれない!」
やはりな。親の顔より見た背中。早くもこちらに気付いたのか、即座に襲いかかってきた。
さあ、べリアルvsべリアルとかいう魔境ゲーの始まりだ....
試合展開としては、こちらの方が優勢。それもそのはず、相手の最大打点のイオナズンが全く効かないから。べリアルの耐性はイオ系無効だしな。
ならば此方も同じ条件、とはいかない。うちのべリたろうはメラガイアー積んでるし。
ということで見事に焼却処分成功。流石に上薬草とかでアシストしたけど、そこはマスターの特権として許して欲しい。
そういや書類渡すために来たんだった。ギルツは....?
「おお....ジョーカーか....助かったぞ....」
――――間に合わなかったのか。紙一重で生き残った部下が手当てしているが、あれじゃもう間に合わないだろう。前に死んだ俺と同等かそれ以上に出血している。
「おそらく書類を渡しに来たのだろう....すまない....そこに伸びている私の部下に、受け取りに行くよう仕向けたのだがなあ....操られて、あの様よ。全く、カルマッソを甘く見ていた」
ギルツが目を向けた方を見る。と、以前指令を渡しに来た部下の人が、壁にもたれ掛かるように倒れていた。操られた、って....
「私ももう、長くない。そこでな、我が研究員達にお前の手助けになるような知識を託した。カルマッソに、遅れを取るなよ」
「....浄魔球か?」
「ああ....そしてな、今のお前の言葉で確信したよ」
....?
「我が息子、ジョーカー....いや、
「....は、お前....」
「ひとつ、いいことをおしえてやろう....ジョーカーはな、
「ああ、わたしにたりなかったものは、むすこにあゆみよる、どりょくか....」
「....お前、そんなことも知らなかったのか、今まで」
「....まったく、あわれだろう」
その言葉を最後に、ギルツは息を引き取った。
....そうだな、よく考えてみれば、ギルツが道を間違えなければ、
多分グレなかっただろうし....
それにしても、まだGP終わってないのに襲撃とは、大分原作と離れてしまった。予想がつかなくなってきたな....
色々考えたんですけど、ギルツは死んでた方が都合いいので。すまぬ。
主人公がこれまでまともに命令聞かなかったとかも設定です。二次創作だし、寛大な心で許してお兄様お姉様方。
ちなみにギルツの死に間際の主人公の中の誰か発言は、ギルツの中の完全に憶測でした。口走った後に主人公が動揺したのを見て確信に至り、色々喋ってます。
こんなもんすかね?質問なり感想なりどしどしください。
ではまた次回。
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第22話
今回から思い入れのある名前以外出さない方向にしようと思います。というのも、普通に配合進めすぎて名前を忘れたからに他ならないんですけどね....
ギルツが息を引き取ってから、二日ほどアジトにいた。一日目は筋肉痛で動けないし、浄魔球を持っていた方がいいし、一応ギルツの葬式もしなきゃならんしな....
俺は少ししか手伝ってないが、アジトの修復も行っていた。最初にエレベーターが使えなかったのは真っ先に電力がやられたから、らしい。
何故か色んな人に感謝もされた。統主の息子なんだから葬式に出るのは当然だろうに。
そうそう、浄魔球は材料は揃っていたため後は作成するだけという状態だった。にしても二日で完成させるとは、なかなかに恐ろしい。
「ギルツ様の敵討ちを、頼んだぞ」
というのがジェイルに残された人達の総意らしい。やったのはカルマッソで間違いないだろうが、だとすると疑問が残る。何故このタイミングなのか、とか。どうやってギルツの部下を操ったのか、とか。
まあ、これは多分考えてもわからない事だろう。俺が歪めてしまった世界の落とし前はきっちり付けるさ。
そうこう考えつつアルカポリス島に到着。ドタバタ続きで忘れかけてたけど、そもそも鐘鳴らさないとゴールしたことになんないんだよね。急がな。
さて、鐘突堂の扉まで来た。っと、マデュライトが光っている....おお、扉が開いた。どういう原理なんだろ。
中心にある鐘を鳴らす。これ夜でもシステム的に大丈夫なんだけどさ、明らかに近所迷惑だよね。今は昼ですけれども。
「聞こえるか、この鐘の音が!今新たな決勝進出者が出た!その名はジョーカー!五着で堂々のゴールだ―っ!」
喧しい。非常に喧しい。いやーしかしよかった。のんびりし過ぎたかと思ったけどなんとか決勝入れた、ゲームならどれだけ時間かけてもセーフだけど、現実だとそう上手くも行かないと思うしね。
でまあ選手紹介は割愛。ゲームと変わらない人間がゲームと同じ順位でゴールと。強いて言うならトライガーの迫力が結構ヤバかった。あいつ倒してもええやろ(外道)
あとカレンちゃんが可愛かったです(こなみかん)
大会の準備期間は五日間らしい。五日も有るんだったらもうちょっと強化出来るかな?もしスリーがデモンスペーディオになってしまった場合の保険も掛けとくかあ。
よーし某三分クッキングのテーマを頭の中で流しながら配合タイムだー。
と、早速ガバが発覚(RTA並感)何がかというと、デンデン竜とデスファレーナのスカウトし忘れ。ということでモルボンバ島に出戻り。あのさあ....()
早々に二体をスカウトし、配合。ギガントヒルズを作成。
しっかりレベルを上げ、アトお(アトラス)と配合。いやーほんと助かった、ありがとうアトお。んで出来たのがギガントドラゴン。かっこいい。
ステータスの伸びもいいし、これでも多分充分だとは思うが念には念を入れ、もう一手間。
こんなこともあろうかと裏で配合し、スタンバイに入れておいた動く石像と魔王の使いのレベルを上げ、配合。出来たのはシドー。見られただけで死ぬ。つらい。
まあそんなことにはならないわけですが。そしてさっき作ったギガントドラゴン(ギガズハーと命名。即配合行きということで出番なし。ごめんほんと)と、今作ったシドーを配合。して、出来たのが....
ミルドラースになります。
はい。散々空気だとかなんだとか言われ続けているミルドラース君です。いや、ステータス高いし2回行動出来るしかわいいし(ここ個人差)強いんですよ?ほんと。NNはミルト。メルトじゃないよ。
勿論レベルを上げて、と。これくらいで良いかな?というかこれ以上進められない....っと、太陽がてっぺんに。ということは丸一日配合、レベル上げに不眠不休で没頭していたということか?道理で疲れるよ。自覚したら眠くなってきた。
これ以上強化出来ないししないし、後はアルカポリス島に戻って娯楽まみれ協会で時間潰そう....ちょっとくらいだらけても大丈夫でしょ....
いかがでしたか。ミルドラースは喋らなければかわいい。
というかね、どんだけゴツくても一定以上の愛着があればかわいさを見出だせると思うんですよ(?)
因みにGP協会が娯楽で溢れかえっているのも伏線です。伏線大好きマンかぁ?
一週間以上がデフォになりそうなので次は二週間以内に....
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第23話
もうね....なんかどうでもよくなってきた....
時間にして3日とちょっと、協会で休む、もといだらだらしていたわけだけど....まあこの通り、ダメ人間の完成だよね....
普通にゲームより8割増しくらいで協会そのものが広いし、そこからのカラオケだの温泉だのゲーセンだのですよ....
しかも決勝進出者は全面無料ってな、殺す気か?(殺された)
こんなんで決勝大丈夫なんすかね....いや、出来る限りの事はしたけども。
決勝当日、しっかり忘れずロビーでエントリー。
パーティはスリーLv17、ベリたろう(ベリアル)Lv20)、ミルト(ミルドラース)Lv23だ。スキルも無理ない範囲で厳選したし、余裕余裕。
「グランプールのみんなー!この大歓声が聞こえるかい!?いよいよ待ちに待ったこの時が来た!第7回バトルGP決勝の始まりだー!」
ものすごい熱気。一応選手だから控え室にいるんだが、普通に離れてても伝わる熱気。あ、控え室はバトルリングである浮島ではなく、協会本部に一人一部屋ずつある。
そういえばリングまでどうやって行くのかなと思ってたら、二階の外にあるよくわからない装置を使って観客がリングの観客席に向かって行ってた。ルーラみたいな感じで。たまげたなあ。
「まずはこの人にお出まし願おう。カルマッソ会長、よろしく頼むぜ!」
選手達は控え室に付けられたモニターでリングの様子を見てます。さて、カルマッソか。あいつマジで動きが不穏すぎる。どうやってギルツの部下を操ったのか問い質したいところではある。
「にゃはは....よろしくされちゃったよ。勝ち残った五人のマスター諸君、最後まで全力で戦ってね。たとえ負けても諦めないこと。誰かが四連勝するまで何度でも戦えるからね。最高のバトルを期待してるよ。それじゃ、挨拶終わり!大会はここからが本番だよ!」
おかしいところ特になしなんだよなあ。本当にこいつがやったのか?
原作ではデモンスペーディオにして、そいつを連れて襲撃したから100%黒なんだけど、今回の場合100%とは....って、そういえばジェイルの人達、なんでカルマッソが黒幕だって知ってる....否、思ってるんだろう....あれ、何か見落としてるか?俺。
「ジョーカーさん、そろそろお願いします」
「あ、はい」
さて、初戦だな。まあ、サクッと4連勝しますかね。
「挨拶が簡単なのがうちの会長の良いところってね!それじゃ、会長も待ちきれないようだし、さっさと始めるとしようか!」
「第1試合を戦う二人のマスターを紹介しようじゃないの!」
じゃあ、行こうか。頼むぞ三体とも....
「今大会のダークホース。謎のルーキー、ジョーカー!」
うーん、恥ずかしすぎますねこれは....あと歓声が耳に響く。でもなんか懐かしいなと思ったら道理で、陸上大会で応援されてるときもこんな感じだったわ....
そういや俺、足遅いな?()
「対するは屈指のテクニシャン。スライムを極めし者、ライムス!」
公衆の面前で屈指のテクニシャンとか、恥ずかしくないんか....
「鍛え上げられたスライムの恐ろしさ、にーちゃんに教えてやるよ!」
ノリノリですかそうですか。そっちこそ、こっちのモンスターのガチさに驚くなよー。
「レディ....ファイトォォォォ!」
と同時にお互いのマスターがカプセルからモンスターを出す。相手はまあ変わらず、エンゼルスライム、スライム、ダークスライムのスライムパーティね、じゃ、殴りましょうねー()
「さあスタートしました決勝大会一戦目、ライムス選手のモンスターはエンゼルスライム、スライム、ダークスライム!スライムを極めし者の名は伊達じゃない!全てスライム系で固めてきました!」
あ、実況してくれるんすね。じゃあ俺なんも考えなくていいね(適当)
「対するジョーカー選手のモンスターはベリアルと....すみません、残り二体がわからない!会長、あの二体について何かお心当たりは....」
神獣のスリーは兎も角、ミルトも知らないのか....()
「うーん、あの赤い方はミルドラースだね。魔界の神とも言われる大魔王だと云われているよ」
「なんと!大魔王!ジョーカー選手、とんでもない札を切ってきたー!そして会長、もう一体の方は....」
「そうだね....申し訳ないけど、僕でも知らないモンスターということになるね、まあ見ていこうじゃないの」
「そうしましょう!さあ試合の方は...おおっとライムス選手のダークスライム、瞬く間に落とされてしまう!最後になんとかベリアルにダメージを与えるも、目立った外傷は見受けられない!」
「あのミルドラースとベリアルの攻撃の破壊力はすさまじいね。しかもあの二体、種族的に呪文の扱いにも長けているから恐らく呪文も持っているだろうね。あ、言っていいのかな?こういうの」
「本来は控えていただきたいですが我々の注意も足らなかったですし一回まで許しましょう!」
「ゴメンねみんな、ジョーカー君、にゃはは....」
あのさあ....
「さあ早くも一体落とされてしまったライムス選手、危うい状況か!?....さあミルドラースが動いた!氷結斬りでエンゼルスライムを撃墜!そのまま流れるような攻撃でスライムにダメージを与える!
さあ体勢を立て直したいスライムだが....おおっとダメ押しのベリアルのメラゾーマが決まったー!いや、今のはもしかしなくてもメラガイアーか!?どちらにせよモロに喰らってしまったスライムはダウン!勝者はジョーカー選手だー!」
いよーし、まあ流石にな?ここらで躓いてるようじゃもしアロマと戦うなんてことになったとき怪しいからな....
「さあ!勝ち残ったジョーカー選手は引き続き二戦目にトライだ!」
(引き続か)ないです。思ったよりハードなので一旦区切ります。あと、正直DJとカルマッソの実況が見づらい....見づらくない?ってなってます。まま、ええか。
会長程のモンスター好きじゃないと一部魔王は姿すら知らない設定にしました。その方がカッコいいからね。
いやー、だいぶ早く投稿出来ましたね、えらいえらい
大会の続きということもありますので、次もなるべく!早めに!
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第24話
にしても、なんか急にUAとお気に入り爆増したんですけど、誰か何かしましたか....?
恐怖すら感じる()
「さあ!ジョーカー選手、圧巻の強さを見せつけライムス選手を打ち破りました!では準備が終わりましたので二回戦と参りましょう!」
「今回対するは、大会最年少選手!ちびっこマスター、カレン!」
「アロマおねーさまに勝って優勝するのはカレンだもん!」
おにーさまって言われたいなー俺もなー()
「では行きましょう!レディ....ファイトォォォ!!」
うん、ゴツいんだよなあ...ただ、幼女と巨人っていう絵柄はなごむ。
「さあジョーカー選手は一回戦に引き続き同じモンスター!対するカレン選手!見た目に合わないー!リザードファッツ、ギガンテス、動く石像!ゴツい!あまりにもゴツい!さあ大迫力のモンスター達に観客も熱狂しております!」
「ジョーカー選手のモンスター達はさっきの戦いでの傷を負っているから少し不利かな?しかし頑張って欲しいね。何より研究が捗る!」
「さあ先に動くのは....カレン選手の動く石像だ!見かけによらず素早い動きで肉薄し、ミルドラースに打撃を与えたが....おおっと効いていない!防御力もピカイチか!?
さあこの動きに対しジョーカー選手の犬型モンスター、素早い動きの稲妻斬りで動く石像にダメージ!
さあ立て続けにベリアルのイオナズンが直撃!」
「あのベリアルは連携がうまいね。よく育てられてると思うよ。ただそれはジョーカー選手だけではないかな?」
「さあベリアルのイオナズン後の攻撃で動く石像が崩れ落ちる!
早くも一体落としてしまったカレン選手!ここから巻き返せるか!?しかし、次に動いたのはミルドラース!これは....マヒャドだー!上級呪文をこうもあっさりと使いこなされると対処が難しい!さあその後の攻撃がリザードファッツに直撃....しない!紙一重でかわした!
そしてそこからのマヌーサ!これは犬型のモンスターに入ってしまった!」
「あの子は今のところ打撃攻撃しか見せてないけど、もし他にないとなるとマヌーサはキツいね」
「おっしゃる通り!さあここでギガンテスが動き出す!そして高火力の一撃がベリアルを襲う!さあ体力に余裕がなくなってきたか?回復手段はあるのでしょうか!」
「あ、でもその心配はなさそうだね」
「....おおっとミルドラースが立て続けの攻撃でリザードファッツ、ギガンテスを撃破!強すぎるあのモンスター!大魔王の名は伊達ではない!これでジョーカー選手は二連勝!着実に進んでいく!
お次は三戦目だー!準備のため、暫くお待ちください!」
―――――――――
「さあ三戦目!二人抜きを果たしたジョーカー選手に相対するはワイルドマスター!大自然の雄叫び!トライガーだー!」
「だからさあ、ワイルドとか雄叫びとか....何度も言うけどこれはコスプレ。俺はクールでクレバーなヤツさ!」
「....だそうです!さあ大自然vs大魔王!勝つのはどちらだー!レディ....ファイトォォォ!!」
なんというか、ミルドラースばかりに注目が言ってるのは気に入らないぞ()
「さあジョーカー選手のモンスターは勿論変わらず!トライガー選手のモンスターはガルーダ、とらおとこ、ヘラクレイザー....あ、失礼、ガルーダとヘラクレイザーです!....さあガルーダ動いた!犬型モンスターに手痛いダメージ!
お返しとばかりに稲妻斬りで応戦!お礼参りだとでも言わんばかりに続けてミルドラース、マヒャド!そして後の攻撃でガルーダを落とした!
そしてヘラクレイザーが動き出す!ベリアルに向かって頭突き!これは倒れ....ていない!満身創痍だがなんとか耐えましたベリアル!
素晴らしいガッツです!お返しのメラガイアーでヘラクレイザーを焼却!ジョーカー選手三枚抜きー!」
「はやくも四回戦だね、全く素晴らしい」
「なんとルーキージョーカーが優勝にリーチをかけたぞ!果たしてここで決まってしまうのか!それともこの人が止めるのか!決勝戦まで暫くお待ちください!」
暫くお待ちください()
ベリアルほんとに死にかけです、悲しいなあ....
次回もちゃんと早く投稿します!多分!
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第25話
「さあ、なんとこのダークホース、三枚抜きを成してしまった!誰が予想しただろうか!しかし、最後に立ちはだかるはこのお方!」
さあ、ついに決勝....という名の優勝だな。ごめんなスリー、潔くドロップキックを食らってくれ....
「満を持して登場するのはGP界のアイドル、アロマ嬢だー!!」
こんな粗暴なアイドルやだなあ....
「私が出る前に会場を温めといてくれてありがとね。三人抜きするなんてやるじゃん!ちょっと見直したよ。でも、ここで私と当たっちゃうのが脇役の悲しさだよね。ヒロインは望まなくても見せ場のほうからやって来るんだもん」
「ぬかせ小娘。内心我が主の戦いを見て焦っているのが丸わかりだぞ」
「そんなことないわ!!この戦いで証明してやろうじゃないの!私に負けて私が四連勝するのを大人しく見ているのね!」
「さあ両者バチバチだ!早速試合を始めよう!レディ.....――――――
まて。まて。まて。待て。
え?なんで普通に戦おうとしてるの?ちょっとスリーさん?挑発足りなくない?そんなんじゃ竜舞剣舞されちゃうよ?(違う)
そしてアロマさん?何故カプセルに手をかけてるの?おかしくない?いや、大会上おかしくない、というか至極全うなんだけどさ....
いや、その、こっちが結構削れてる状態だと普通に負けありそうじゃない?
つか相手の手札わからないけど、もしメタルカイザー、アトラス、バベルボブルだったら負け濃厚プリンですね?....
いやー....どうしましょうね....
―――ファイトォォォ!!」
「絶対勝つわよ!!」
そう言ってアロマが出したモンスターは―――――
「ほう....では我も行くか」
死神貴族、バベルボブル、そして....
....見事な白竜王でした。
.....んー.....んー????何故????
「さあアロマ選手のモンスターは....死神貴族、バベルボブル、そしてあのモンスターは....会長!」
「はいはい、あれははくりゅうおうだね、肉眼で見たのは初めてだよ、全く面白いね!バトルGP!」
白竜王作るの結構面倒だったよな?多分アトラスから作ったんだろうけど、配合進めるの早ないか?なんならメタルカイザーいなくて死神貴族になってるし。対策もなんもあったもんじゃないな....
「蹴散らしなさい!白竜王!」
アロマの指示に答えるように白竜王が強く唸り、首を大きくもたげる。あれは....
「ブレスか....かわせお前ら!」
ついこちらも指示を出してしまった。ポケモンかて。喋らない方がいいとか気にしてられないなこれは。
ちなみに吐いて来たのは輝く息。スキルの特定とかしたいけどな、そんなことしてる場合じゃない。
「バベルボブル!ギガブレイクで援護!死神貴族は合わせなさい!」
あいつ精々がギガスラッシュじゃなかったか!?
「ベリアル!相殺しろ!」
明らかに指示の出し方が下手だが、ベリアルがイオナズンを相手に撃つと言うよりかは自軍側に盾を張るような感じです相殺させてくれる。が―――
まずい。背後からの死神貴族の奇襲。白竜王の脅威に目を向けすぎたな。残り体力も少ないし、あれを受けたらベリアルが、と。
思ってる間にも、ミルドラースが死神貴族の横っ腹にダークマッシャーをぶちこみ、死神貴族を吹き飛ばす。恐らく会心の一撃か?あいつスゴいな。
「やるわね....バベルボブル!ベホマズンよ!」
ギガブレイク、ベホマズンともなると恐らくバベルボブルのスキル1個は「ゆうき」で確定だな。
「止めろ、スリー!」
指示を出した直後、或いはそれより前かも知れないがバベルボブルの背後に回り込んでいたスリーが稲妻斬りを叩き込む。攻撃力を上げていないから大したダメージではないだろうが、 呪文の詠唱を止める為のバランス崩し位なら充分だ。
「バイキルトだ!」
稲妻斬りを使った後空中にいたスリーは即座に着地、相手の方へと向き直り、バイキルトを詠唱する。ベリアルかミルドラース、どちらが対象でもよかったが、スリーが選んだのはミルドラースだった。ならば!
「ミルドラース!白竜王にダークマッシャーだ!削り落とせ!」
ミルドラースが動く。デブドラースだのなんだの言われているが割りと素早い。アロマがハッとして、バベルボブルをカバーに寄越すが剣一本分間に合わず。俺は勿論、会場にいる全員がミルドラースの攻撃が届いたものだと思ったが――――
「そこだ死神貴族!ぶちかませえええ!!」
全員が全員、死神貴族の存在を忘れていた。それもその筈、先ほど会心の一撃を受けて瀕死状態になっていたのだから。
死神貴族の攻撃は白竜王を攻撃の対象として捉えていたミルドラースに届き、なんと一撃でミルドラースを倒し切った。
「な、なんて火力だー!手傷を負っていたとはいえ、大魔王を一撃で葬り去ったー!」
どうしてだ....バイキルトでもない、見た限り会心でもないだろう。かといって素であんな威力が出るわけがない。何か、あの死神貴族におかしいところは....
いや、あいつなにか特性を持ってなかったか?まさか....
「そのまさか、死神貴族の特性、
カウンターってそんな特性じゃ無かったじゃん....まあでも、ミルドラースの会心で吹き飛ばされた後、受けたダメージを返す為に機会を窺っていたのだとしたらギリギリ納得できる。
ちなみに当の死神貴族は、カウンターのダメージを返した後動きを止めマ素へと変わっていった。
「なんと、カウンターであんなダメージが....しかし、死神貴族は倒れてしまった為、ジョーカー選手もアロマ選手も残りモンスターは2vs2!まだ勝負はわからない!」
いや、こちらが不利だな。なんとか片方落としたいが....そうだ、スリーは今大会でまだ稲妻斬りとバイキルト、それと溜めるしか見せてないよな?なら....
「ベリアル、すまないが時間を稼いでくれ」
力強く頷くと、スリーを相手から
「何をするつもり....?あんたたち、警戒よ!」
まあ、そう能天気に構えてはくれないよなあ....
「スリー、ベリアルにバイキルト」
「成る程、バイキルトを確実にかける為だった訳ね、してやられたわ。でも甘いわよ!バイキルトされる側が倒されちゃ、意味ないでしょ!!」
アロマに呼応するように白竜王とバベルボブルがそれぞれの属性が付与された斬撃特技でベリアルを倒そうと向かってくるが。
「もう遅いな!スリー、ベリアルを踏み台にして
スリーは助走をつけベリアルに向かい、ベリアルは即座に後ろ....スリーがいる方に向き直り、フォークを使いバレーボールのアンダーハンドパスの様にスリーを跳ばす。
高く跳んだはいいが勿論重力に引かれて落ちていく訳で。まあこれが狙いだけども。
「こんな役目で悪いスリー!決めてもらう!いっけえ
目的が解った時にはもう遅い。白竜王もバベルボブルもベリアルを討ち取ろうと走ってきたということは、急には止まれないということ。スリーに着弾地点はお任せして、大爆発してもらった。綺麗な花火だ。
スリーは白竜王とバベルボブルを巻き添えに倒れた。こちらにはスリーの自爆より遠くに避難させたベリアルが生き残っていたので.....
俺の勝ち!なんで負けたか、明日までに考えといてください。
って感じで。
「き、決まったー!なんと決め手はメガンテ!儚い犠牲もあったが、見事ジョーカー選手の優勝!アロマ選手を撃ち破ったー!!」
割れんばかりの大歓声。同時に花火が上がるが、スリーを連想して良心が痛い。
いや、ほんとはやりたくなかったよ?メガンテなんて奥の奥の手だったし....でもしょうがないじゃん、勝てるか怪しかったんだもん。
っていうか、メガンテって爆弾岩見たいに素直に爆発するんだね、一応SHTにしてから射たせたけどテンション依存あるのかな....
―――――――――――――――
「さあ表彰式に移りましょう!会長!よろしく頼むぜ!」
「うん。さて、おめでとうジョーカー選手。だいぶ悲しい決着だったけど、見てる分には面白かったよ。非常に。紛れもなく君がチャンピオンだ。さてアロマちゃんから何かあるかい?」
「....確かに!今回は
あらかわいい。もうね、この後起こることを忘れたいよね。
「うん、さてチャンピオンに優勝賞品を、と....いっけない、優勝賞品の宝具を部屋に忘れてきちゃったよ」
「そりゃないぜ会長~!」
「にゃははは....ゴメンね。後でちゃんと渡すからさ、僕の部屋まで取りに来てよ!」
いやー....浄魔球があるとはいえ絶対に行きたくないよね....
「ま、まあ、最後は締まらない感じになっちまったが....そんな第7回バトルGPもそろそろお別れの時が来たぜ!みんな、楽しんで貰えたかい!?おいらは最高にハッピーだぜ!シーユーアゲイン、ネクストGP!」
会場の観客が退場を始める。あ、でもみんな楽しそうな顔だわ、よかった。ベリアルをよろしく!(宣伝)
「じゃあ僕たちも行こうか!ジョーカー君は一休みしたら宝具を取りに来てね。僕はずっと部屋にいるからさ」
頭痛が痛くなりつつ、会場を後にした。
過去最長でございました。今回に関してはマジで批評頂いても言い返せない....()
次回まで間隔空くかもですが、お許しくださいませ!
ではまた。
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第26話
また、感想もありがとうございます、これからも募集しておりますのでどんどんください!質問でもOKですので!
はい、そろそろ終わりが近付いてくる本編です。ちなみに前回が長かったので短め。許して。
よし。行くか....いや、行きたくないわ....一応回復して、即カルマッソを止めれるようにミルト(ミルドラース)もベリたろう(ベリアル)も即出せるようにはしてある。
何もないのが一番だけどな。
「ああ、きたきた。遅いから待ちくたびれちゃったよ。じゃ、早速優勝賞品の授与を始めようか」
「では、我が受け取るとしよう。それでいいな?」
「ふ~ん、そういう約束をしてたんだ。何故かなあ.....でもいいよ、僕はもともとそのつもりだったしね。じゃあモンスター君、こっちにきてもらおうかな」
スリーがカルマッソに近付き、宝箱を開ける。
「長かった。ついに宝具が我が物に....」
「おめでとう!長かったんだね。ここまで苦労してきたんだね。でもね、僕も待ってたんだよ。レアモンスター....いや、伝説の神獣くん!」
カルマッソが何処からともなく黒い球....魔砲珠を取りだしマ素をスリーに送ってくる。正体表したね。ここまでは想定内、袋から浄魔球を手に取り、スリーに向けられたマ素を吸い取る。
「ありゃ、もうそんなもん持ってるのか。こりゃ困ったな....と、そんなこと言うとでも?夜の帝王、
な....んだそれ!夜の帝王なんてどこに....と辺りを見回すと一回り小さいサイズの夜の帝王がドアの上、天井にくっつきながら怪しい霧を放っていた。まずい、何も見えなくなってきた。
っていうかこの技何だよ!そんな技J1にはないぞ!スリーは....
「はあ....手間取ったなあ....ほら、行くよ神獣くん」
もうデモンスペーディオに?ってまずい、止めなきゃ....
「邪魔だ、やっちゃってよ神獣くん。....だめかあ。仕方ない....!」
頬に裏拳をもらい、思わずよろけてしまう。続けてみぞおちに膝蹴りを一発。冷静に言っているが、正直激痛だ、ふざけんなよクソが....!
部屋から出ていくカルマッソとスリーの姿を見届けた後、すぐに意識を手放した。
―――――――――
「うわっ、何これ....ちょっとキミ、大丈夫なのー?おーい、返事はー?ったく、これどうしよ....」
んあ....くっそ、痛ぇな....
「ああ起きた。キミ大丈夫?酷い怪我だけど....何があったの?伝説の宝具ってやつを一目見ようと会長室まで来てやったらさ、キミがこんな傷抱えて倒れてるんだもん。だいぶ驚いたけど....」
しゃーない。話すか....あれ、話すで合ってるっけ?まあいいや、どっちみちそんなすぐには動けない。
「へえ....そんなことが....って、ヤバイじゃないのよそれ!どうするの!」
「止めるしか....」
「止めるしかってアンタ、現に動けなさそうじゃないのよ!ったく....解ったわ、私がヨッドムアに連れてく。その間に体をマシにしなさい」
「ごめん、助かる」
「借りを作るだけよ。それに、あんなぽっと出の人間なんかに私のレアモンスター君が奪われてたまるもんですか」
こいつ相変わらずだな。
「私は色々準備してくるから、ここでちょっと待ってなさい」
そう言ってアロマは部屋を出ていく。そういえば人間の回復に一番いいのは睡眠じゃなかったか?もう少し寝るか。どうせアロマが起こしてくれるだろう....
はい。抑止力の御用だ、って感じです。やっぱり会長には勝てなかったよ....
ちなみに邪悪な霧は本来ジョーカーには登場しない特技ですが、カルマッソの夜の帝王が使えた理由は追々。
あとはね....あ、会長の膝でダウン喰らったのは主人公がひょろいため、会長はGP協会にあるトレーニングジムに通うのが日課だったので多少筋肉質だからです。それで気を失うか、って言われたら唸るしかないけど....()
次もまた近いうちに!
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第27話
まあ、言い訳としては忙しかったとだけ。
それでは、ご覧ください(本編)
「....と.....い、ちょ....ねえ、起きなさいってば!」
いった。いくら寝てたからって怪我人倒すのはないでしょう()
「ほら、準備出来たから行くわよ。何かまだ必要?」
....ここまでしてもらったのに水を刺すのは正直やりたくないな。でも、こんな状態だし念には念を入れて、かな。
「悪い、ちょっと配合をな」
「あんたバカでしょ」
「付き合ってくれたら白竜王のその先の配合図まで教えてやるよ」
「....間違いないでしょうね」
「自信はある」
「ハッ、そんな傷だらけの体で自信とか言われても、どうだか」
「............」
「....あー、わかったわよ!連れていくよ!連れてきゃいいんでしょ!」
「助かるわ」
「まあ、よく考えたら世界の危機だものね。しょうがないか....ていうか、まぐれとはいえ私に勝ったのに、まだ強化するとかなんか憎たらしいわね」
「白竜王」
「さーて、さっさとGピット行きましょうか」
ちょろいな。実にちょろい。
――――――――――
さて、今回取り出したりますは、お隣のデパートにてお見合いした結果生まれた、スキル「ゆうき」持ちのヘルダイバー。こいつをいつぞやに捕まえたレッサーデーモンと合わせて、シャークマジュを作成。
シャークマジュといえば、なかなか数少ない自動MP回復持ちのモンスター。ゆうきを付けていることからわかる通り、呪文攻撃兼回復役だ。最大MPはそんなに多くないけど。
名前にかける時間が惜しかったため、パッと思い付いた「シャガル」で。産まれて早々あんなところに連れていくのに申し訳ないわ。
「いやあんた、レベルどうすんのよ」
「現地で育てる」
「あっそ」
まあ実際、災厄の島のモンスター達は総じて経験値が多い方だから死ななければどうにかなる。
「ほら、さっさと行くわよ」
そういやどうやって行くんだろ。水上バイクじゃ多分二人乗りは無理だよな....?
―――――――――
どうも。ジョーカーでございます。現在高度250mくらい(多分)。白竜王の背中に寝かされながら災厄の島に運搬されております。銀の竜の背に乗って(違う)
まさかこんな移動方法を強要されるとは....俺だって島と島の間はちゃんと水上バイクで移動してたんだぞ!
ちなみに白竜王の背に乗ってるのは俺一人、下には水上バイクで移動しているアロマ、もし落ちたときに備えて空中にベリたろうがスタンバっている。完璧な布陣か?手厚いな。
背に乗せられ飛び上がった時には既にヨッドムア島は災厄の島へと姿を変えていた。原作であれば優勝賞品の宝具が偽物だったためにアジトに行くというイベントがあったはずなんだが....あの宝具がなぜか本物だったということだろう。
とりあえず急ぐしかない。
災厄の島の桟橋付近に白竜王が着陸する。それに合わせてアロマ、ベリアルも。白竜王から降りて頭を撫でつつ、自分の体の状態を確認する。....まだ肺らへんの骨が若干痛むけど、まあこれくらいなら大丈夫だろう。自動HP回復持ちかな?()
「で、どうするの?」
「いや、大丈夫そうだしもう行くけど」
「あっそ、じゃあ私も付いていくから」
「は?なんで....」
「なんでって、こんな明らかに危険だらけの場所に、よくなったとはいえ怪我人置いてじゃあねとか言えるわけないでしょ」
「....まあいいけど、道中のモンスターは全部俺が倒すからな」
「ああ、レベル上げにならないものね。はいはい」
いや、こうは言ったけど....ああ、もう何でもいいか(諦め)
アロマが なかまに くわわった!▽
的なね()
シャガル君の元ネタはモンスターをハントするゲームに出てくるシャガルマガラからです。結構好き。あと銀の龍の背に乗っても結構好き。
感想とか質問とか、待ってるからな!
次回もなるべく早めに....なんですけど、ちょっと難航してるのでそこだけお許しいただきたい。
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第28話
あと5話くらいで完結するかなって思います。多分。
災厄の島についた俺たちはエンカウントを一切避けず、そこら辺にいるモンスターをちぎっては投げ、ちぎっては投げ、時に回復を挟みちぎっては投げていた。全てはレベル上げの為に。やっぱり万全で行きたいからね。
アロマはガチで後ろを付いてくるだけだった。そう提案したのは俺だけど....
さて、そろそろダンジョンの入り口かな。入り口から既に気持ち悪い。あれ入り口から見てもその反対側から見ても顔に見えるんだよね、二面性(物理)。
「ねえ、アイツ....」
アロマが久しぶりに口を開き、入り口を陣取っている何かに指を指す。まあ、やっぱりデモンスペーディオだよなあ。俺はスリーがデモンスペーディオに変えられるのを直接見た訳ではないから、もしかしたらワンチャンと思っていたが。
どちらにせよ今見たものが事実だ。そして相棒の不始末は俺が正さないとな。
「あれも俺が」
「....ああ、そう。好きにしたら?私はここで観てるから」
....まあ、多分察してくれたんだろう。アロマってこんな物分かり良かったか?
ベリたろう(ベリアル)、ミルト(ミルドラース)、そして急遽穴埋め役として連れてきたシャガル(シャークマジュ)を携えて、スリーの元へ向かう。
正面に立つと。
「ヌゥ、ジョーカー....ナゼにヤッテキたノダ?我ノジャマをスルツモリカ?」
「ああ、勿論」
「....オロカナ、タトエ汝とイエドモ、コレイジョウ我のジャマヲスルナラバ....」
さて、そろそろ浄魔球の準備をと....ん?
「ア....ああ....アあアああああああ!」
何かを払い除けるかの様に呻き、暴れだすスリー。次の瞬間、とても綺麗な白い光がここら一帯を包み込む。
「....いや、我は全く不届き者だな。自らのマスターに噛み付こう等という思考が生まれるとは」
....自分でマ素を振りほどいてるじゃないか....(白目)
「しかし、なんたることか。神獣である我が自ら進んで魔界の門を開いてしまうとは....カルマッソめ、小賢しいマネを....奴は我の魔性を目覚めさせる事で進んで門を開くよう仕向けたのだ。ただ開くだけでなく愚かにも我は門を更に広げてしまったようだ。これも奴の狙い通りか....」
いつの間にか隣に来ているアロマと共にスリーの話に耳を傾ける。と言っても、内容は知っているのだが。
「門の向こう....魔界よりマ素が大量に流れ込んでいる。このままでは人間界が魔界になってしまうな....」
「何よそれ!アンタなんとかできるんでしょうね!?」
「喧しいな小娘。無論我とて心得ている。一刻も早く魔界の門を閉じるのが我が使命。幸い、宝具は我が体の中。閉じれるだけの力はある。詰めが甘いなカルマッソめ。ついでに奴はこの洞窟の中だ。これらを踏まえて、勿論付き合ってくれるな?ジョーカーよ」
「ああ」
「ここまで我を追って来てくれたこと、礼を言うぞ。そこな小娘にもな」
「....はあ、相変わらず上から目線で無愛想ね」
「我は対等に接すべきと感じた人間には対等に接しているが?」
「アンタねぇ....」
「....で、お前はどうする」
「折角こんなところまで来たし、最後まで付き添うわ」
「ここから大分目に悪いけど、それでも?」
「何よそれ。こんな趣味悪い入り口してる時点で目に毒じゃない?」
「ああ....そうだな」
スリーを手持ちに加えて、シャガルをスタンバイに。本来だったらスリーを手持ちに加えるか預かり所に送るかどうかで、3体編成で行った場合はどれか一体を預かり所に送らなきゃいけないわけだが、そんなところも無視できる。メガトンミイラなんてしなくて済むな()
スリーが戦いもせずキングに戻れたのは絆の力です(ガチ)
ところでこれシャガル君今のところ居る必要ないですね....
次回どうするかまるで考えていないのでちょっと遅くなるかもです、本当に申し訳ない
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第29話
これだけ書くと只のサボり報告なのでもうひとつ。もうこの小説最終局面なんですけど、撒きすぎた伏線を全て落とし込める所を今になって探していました。そして今も探しています。
みんなはちゃんとラストを考えてから小説書こうね....()
「うっわ、何よここ。趣味悪すぎじゃないのよ....」
これが災厄の島・ダンジョンに足を踏み入れたアロマの第一声。物凄くわかる。
「そこな小娘と同意見というのは非常に癪だが、これは酷いな。マ素に囚われていた時に違和感を感じなかったのが不思議過ぎるくらいだ....」
とはスリーが。まあ右に同じくこのダンジョンは見ていて気分の良いものではないため、比較的早足で抜けることとする。因みに何故スリーがカプセルに入っていないかというと、
「図らずとも我が片棒を担いでしまった結果の負の遺産、我が目を背ける訳にもいくまい」
だと。真面目だ。
道中のしりょうのきしは出来るだけ避けたかったが、1Fは道が広くもないため、何度か戦闘に....なるかと思いきや、スリーが電光石火の如くスピードで体当たりし、しりょうのきしをマグマへドボン。うーん、逞しい....
アロマも若干引いていた。
2Fは気持ち悪さよりかは不気味さが引き立っている。絶え間なくワープするなぞのしんかん然り。そういえばゲームではマダムン・ガーデンに飽きたときはここでレベル上げてたなあ。たまーにお供としてはぐれメタルが出てくるんだよな。ここなら口笛でいいし。
ここでも露払いは全てスリーが。逞しい。
中央にいるボストロールは無視。倒してもあまりメリットがないのでな。
3Fは比較的マシ。今見ると解るが、ここ小休憩フロアなんだろうなあ。この上更に酷いし。勿論アロマとスリーは知らないはずなので愉悦れる。でも知っててもショッキングだと思うわ....
3Fの中央に鎮座するブラックドラゴンは無視せず殴り倒す。HP1600とはいえ、流石に余裕だった。行きと帰りのツタ登り降りの方が怖かったまである。因みにここを無視しなかった理由は、ブラックドラゴンが強めの武器、ダイナスブレイドを確定で落とすためだ。忘れずに装備。
4F。はいーグロいー。あの壁にシルバーデビルが埋まっている所だ。アロマは既に顔面蒼白。甘いな、この狭い通路をシルバーデビルの襲撃に備えながら渡るんだぜ?とは言えなかった。
襲撃は一度あったが、スリーが顔面パンチで追い払った。逞しい。
5Fに行く途中の外通路に赤宝箱(トラップボックス)があったがガン無視決め込んだ。アロマは不思議そうにしていたがこれでいいのだ。
さて5F。ここもまた結構SAN値に来る構造をしている。2Fのなぞのしんかんと同じ感じでワープしているソードファントムとエビルスピリッツな。こくようのけんとボルカノブレイカー置いてけ....が、そんなことをしている場合じゃない。とスルー。
6F。モンスターはいないし道も短い、比較的安全に見えるフロア。真ん中に見えるおぞましい謎の物体を除く。が、勿論罠。半分を過ぎた辺りで、何処からともなく現れたアトラスと強制戦闘になるからな。あれマジで何処から来てるんだ?
俺は襲撃を知っていたので取り乱すことなく、対処する。やけにベリアルがやる気だった。それもそうか。
ようやっと7F....というか、屋上?諸悪の根源が真ん中に佇んでいる。挑む前に、端にある宝箱を回収。
カルマッソ戦か....気を引き締めなきゃな。何せ負けたら何されるかわかったもんじゃない。ゲームならばGピットからだが、そうもいかなそうだ。
「あれに見えるは主犯者だ。覚悟はいいな、マスターよ?」
強く頷いた。
次回が伏線回収回にて。今回ほどは掛かりませんが微妙に時間頂くかもです、ほんとごめんなさい。
今回は災厄の島・ダンジョンの歩き方講座でした。皆さんももし足を踏み入れる事があれば参考にして下さいね!自分は嫌です!()
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第30話
災厄の島・ダンジョンの屋上、一人佇む男がいる。
「ああ....来たの、ってあれ?アロマ嬢まで来るとは予想外だったな....」
初っぱなから既に台詞が違うな....カルマッソ。
「やあ、ジョーカー君、奇遇だね。....って、もういいか」
回りの温度が急に冷える錯覚を覚える。
「それで?何か質問は?出来る限り答えるよ、君はこれから死ぬんだから」
やはりこいつは僕を殺す気だ、まあ当たり前だろうが。なんなら一回死んだことあるから脅しにも多少は強く出れる。シャレにならんが。
「....お前の目的は?」
「そんなこと答える必要あるかい?....知ってるクセに。魔界から大量のマ素を引きずりおろして、この世界をモンスター達の楽園にすることだよ」
何かがおかしい。見透かされてるような。
「そろそろ気付いたかな....はあ。ジョーカー君の中の
「ハロー、主人公君。僕もキミと同じ、
....は、なんで
「ちょっとアンタ!何ワケわかんないこと言ってるの!?その....転生?とか、どういう意味よ!」
「あれ?アロマ嬢まで付いてきたからもしかしたらと思ったけど、違うのか。ってことは仲間は僕たちだけになるのかな?....ところで主人公君」
「僕と一緒に、世界を変えないか....いや、違うな。ドラクエ風に言うと」
「
....いや。
「いいえ、だ」
「....そう。じゃあとりあえず殺すけどその前に僕の自分語りに付き合ってよ」
「何処からかな....そうだな。とりあえずキミも使ってるそのカプセル。それは僕がこの世界に来てから一番最初に作った物だ。凄いんだよ協会は。僕が一声かければ材料なんか全て賄ってくれるんだから。まあ後は資料を読み漁ってどうにか作れたのがそれさ。偶然だけどね。
あとは協会の設備とかかな。ゲーセンとか、ジムとか温泉とか。あれは僕の趣味さ。さっきも言ったけど、材料なんかは気にしなくてもいいからね。まあ僕本職な訳じゃなかったから、全部簡易的だしレトロゲーばっかだけど。
....そうそう、キミったらまだ優勝してもいないのに浄魔球持ってて驚いちゃった。まあそんなこともあろうかと、って思ったから転生特典に邪悪な霧を持ってるモンスターを選んだんだけどね。ところでキミの転生特典は?与えられただろう、一つ」
..........ああ、思い当たる節が一つ。この時代でもモンスターに乗れたのって....
「....モンスターに乗れるかわりに翌日全身筋肉痛」
「はあ?なんだいそれ。まさかキミ、ドMかい?」
おい、この話が本当ならもっと楽する手段を手に入れられたんじゃ....
「....選んでねえよクソが!!なんだよ転生特典ってはじめて聞いたわ!!ふざけるなよ畜生が!!」
「....おう、なるほどね。静まれ静まれ。後ろのアロマが凄い形相で見てるぞ」
目の前のイラつく火種を寄越した男にそう言われ振り返り、直ぐ様向き直した。きっと今の俺の顔は、この世界に来てから上位に食い込むくらいには歪んでるだろう。
「....はは、お互い大変だねえ。で、あとはなんかあったかな....ああ、そういやギルツの部下にギルツ襲わせたっけね。あれも封印の霧使って洗脳したよ。ったく、キミが絶対に来ない内に襲わせて浄魔球壊して詰ませてやろうと思ってたのに....抑止力ってやつかい?まーそれはいいや」
一呼吸置いて。
「さて、こんなもんかな、ネタバレとしては。何か質問あるかい?」
いや、やはりどうにも、俺にはこいつが腹の底から極悪人だと思えない。思えないから、この質問を。
「どうしても、この世界をマ素で染めなきゃ気が済まないのか?」
「ああ。キミがこっちに付かないのならキミと僕が分かり合うことはない。残酷かもしれないけどね。だって僕は
「僕は
「は?....ちょ、ちょっと!どういうこと?消えるとか殺すって....」
「....はあ、これだからアロマは。そのままの意味さ。君はそこで見ててもいいし、そこのジョーカー君の手助けをするならそれでもいい」
「....ねえちょっとジョーカー!あれってどういう....」
アロマはきっと置いてきぼりだろう、あれが言ってるのは本当にストレートな意味だ。だからこそ、理解が及ばない。
「さて、冷めちゃうからね、前哨戦は無しでいこう。あのモヒカントとバッファロンのやつさ。やる意味もないしね。じゃ....」
そう言って、目の前の男は魔砲珠を天に掲げる。
空からどす黒いマ素が滝の様に男に降り注ぐ。
次に目の前に現れたのは、見るものに不快感を与えるおぞましい体躯だった。
「おお、これでボクはモンスターに....しかし、もっといい見た目はなかったのかな....」
「うわっ、何よあれ....今までのダンジョンと同じくらい酷い....」
「なんともおぞましい....あれが我の不始末の代償か」
「そーだ神獣くん。まずありえないけど君達が生き残れたら、ちゃんと君の知っている事をそこのジョーカー君に話したほうがいいよーん....なんだこれ、口調が制限されるのか」
「....そうだ、ジョーカー。我はまだ汝に話していない事がある。しかしその前に、あの異形を倒し、生きて帰るぞ!」
目の前に佇むは
戦闘が始まった。
戦闘は始まりますが今回はこれで終わりです。正直伏線取り損ねてそうで内心ビクビクでお送りしました。
質問とか指摘とかあったらコメントに書いて頂けると助かります、あと今回に関しては何回も手直しするかも知れないんでそこのところもご容赦ください。
では次回。
ところで、カルマッソ視点からこの話書いたら面白そうですね....?()
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第31話
さて、多分一番気が抜けないラスボス戦っていうやつだな。ゲームと比べて変わってるのは、相手の取り巻きの嘆きの亡霊と魔王の使いがいないこと、あとこっちにアロマがいること(戦闘に介入出来るかわからない)、くらいか。
あいつの言っていた事が全部本当ならゲームみたくランダムじゃなく、戦略性がある攻撃をしてくるかも、と。
スリー、ミルト(ミルドラース)、ベリたろう(べリアル)を戦闘に出す。
それとほぼ同時にガルマッゾが歪な笑みを浮かべ、前傾姿勢を取る。
「それじゃあ....行くよッ!」
初撃はスリーに。ガルマッゾはどちらかといえば呪文タイプなのだが、だからといって物理攻撃が弱いか、と言われたらそうでもない。しかも二回行動も出来る。故に俺もいつも以上に戦闘をよく見なければならないんだが....
すかさず呪文を詠唱してくるガルマッゾ。J1の二回行動の二回目は通常攻撃しか出来ない仕様のはずなんだが....!?
しかし幸運にも、狙われたのはミルドラース。ガルマッゾが撃って来たのは「ドルマドン」で、ミルドラースは耐性でドルマ系吸収持っているので、痛いどころか回復になる。しかし流石におかしいな。ミルドラースにドルマ系が効かないのを知らなかったのか....?
「なるほど、こういう感じか....」
....?ガルマッゾが何か言ったような気がするが、聞き取れなかった。いや、そんなことより攻撃だな。といっても攻撃に変える事はあまりなく、基本的にスリーがバイキルト等でサポートして、ミルトとベリたろうで殴るだけだ。要所要所で指示が入ったり入らなかったり。
ただ、指示を入れるのもこれはこれで問題がある。相手が野生のモンスターならば指示の全てを正確に理解するのは難しいため有効ではあるが、対人戦や目の前のアレのような相手になると、まあ普通に指示を聞かれて対策されてしまう事がある。ということで一番の脅威であるガルマッゾに対して、逆手に取られる可能性のある指示を出すか出すまいか決めあぐねている....といったところだ。自信のなさの表れでもあるかな。
「....!スリー、後ろだ!」
今まで互角の勝負をしていたガルマッゾがスピードをワンランク上げ、スリーに向け奇襲しようとしていた。
スリーは指示を聞くと素早くその場を飛び退き、次の瞬間にはその場所にガルマッゾの攻撃が直撃し、ガルマッゾの攻撃が直撃した地面から土と砂ぼこりが舞い上がる。
「にゃはは....結構頑張ったんだけど、避けられちゃったね」
実際今のは危なかった。通常攻撃とはどこか違う様子だったため、恐らく今のは「キルジョーカー」だろう。スリーは神獣であるため、キルジョーカーが当たっていたら最悪ワンパン、よくて瀕死だったろう。何より恐ろしいのは、あの特技とスピード....身体能力を隠し持っていたこと。
絶対に侮ってはいけない、ともう一度思い知らされたな。自信がどうとか言ってる場合じゃない、ベストを尽くそう。
こちらの隙を見てか、「めいそう」を始めるガルマッゾ。
「ミルト、止めろ!」
指示を聞いたミルトはその巨体からは想像も出来ない素早い動きでガルマッゾに肉薄する。ガルマッゾもめいそうをやめ、ミルトの攻撃に対応する。ミルトは尻尾まで使ってガルマッゾに喰らい付くが、拳を突きだしたタイミングでガルマッゾの手....というか全身に掴まれ、反対側に投げ飛ばされてしまった。
矢継ぎ早に呪文を唱えるガルマッゾ。恐らくドルマドンで狙いは......!?
あ、やべ、死んだかも。
本当に死を覚悟して、ドルマドンを受け――――ることはなかった。俺を庇ってくれたのは、アロマのモンスター、はくりゅうおうだった。
「ちょっと!直接マスターを狙うなんて反則でしょ!」
「ちィッ....邪魔をしてくれる....」
ここまでこの世界で生きてきたため、思考が凝り固まってたみたいだ。まさか俺を直接攻撃してくるなんて完全に盲点だった。アロマが助けてくれなければ、死んでいただろう。
「すまん、ありがとう」
「別に、あんたが負けたり死んだりしたら大変でしょうが」
まあ、実際その通りだ。負けたら大変。
さて、反撃開始と行こう。こうなったらもう、ガルマッゾに行動をさせればそれだけで危険に繋がる。なので....
「囲め!」
数の利を最大限に活かして、ボコボコにすることにした。
「ひたすら殴れ!」
スリーもミルトもベリたろうも、思い思いの攻撃で殴る。余りにも一方的で、ドラクエのターン制バトルとはなんだったのかと頭を抱えたくなる勢いだった。いや、ほんとに頭を抱えたいのは向こうだろうが。
最初はガルマッゾも抵抗していたが、瞑想も呪文も、通常攻撃までも許してもらえることはなかったため、最後は無抵抗だった。ごめんて。
こんなんで、ラスボスとの戦いは終わってしまった。
「くそッ....この身体を扱いきれなかった....覚えていろよ、必ず、復讐に....」
最期の言葉を言い終わる前に、ガルマッゾは蒸発した。
「....はあ、柄にもなく緊張しちゃったわ」
「途中、ガルマッゾの凶弾からよく我がマスターを守ったな。小娘にしてはよくやったぞ」
「なんでそう上から目線なのかしらね!」
スリーがこちらに向き直る。
「汝は確かに他の人間とは魂が違うとぼんやり思っていた。だかそれが性格的なものではなく概念的なものであるとは、我も予想していなかった」
「しかし、汝と我がこうして出会い、旅をし、ここまで辿り着けたのも、最早偶然ではなく必然や運命と呼ばれるものなのだろう....感謝を。我が主、ジョーカーよ」
そう言い終わると、スリー....「JOKER」が背を向ける。
「アンタまたなんか変わってるし....まあそれはいいわ、どこかに行くつもり?」
「我はあの上空にある魔界の門を閉じねばならぬ。この島からあれは消えぬだろうが、門が開いているのと閉じているのでは訳が違う」
「JOKER」
「なんだ、ジョーカー」
「絶対、帰ってこいよ」
「....フッ、勿論だ。汝の隣のいこごちの良さは、手離すには惜しい」
そういうと、スリーは魔界の門へ空高く駆けていった。
まいあがれ そらたかく! ってか。
「ほんとに行っちゃったわね....帰って来れるのかしら」
「当たり前だよ」
「....そ。じゃあ帰りますか。あんたがカルマッソを倒したおかげで、今後GP協会は大忙しだろうからね」
....スリーには悪いが、流石に帰った。
あの戦いが終わってから、もう十日は過ぎたかな。カルマッソが抜けたバトルGP会長の座はアロマが受け継ぎ、俺も手伝いの為に走らされることになった。
今はノビス島のスカウトQテントにいる。
「ありがとうございました」
「構わんよ、期待しておる」
今しがた今後の交渉が終わったところだった。アロマは新しいGP決勝の参加条件を、闘技場とスカウトQの全制覇と決めたため、今までの非じゃないくらいの人が来ることを見越して、あと難易度設定の為の交渉だった。なんだかんだ、裏方仕事も悪くないなと思った。
....折角ノビス島に来たんだし、久しぶりに頂上の石碑にお参りと行くか。
二度と来たくないと思っていたダンジョンを抜け頂上の神殿に着く。そうだな、新しいGPも始まるし、必勝祈願にもなるだろう。
「おいおい、何故我を除いて必勝祈願などしているのだ?」
振り向くと、そこには少し会っていなかった懐かしい顔が見えた。
「彼処で待ってくれてると思っていたのだがな、白状なヤツめ」
「あそこで待つのは精神的にキツイだろ」
「まあそれもそうか....して、もう祈願は済ませたのか?」
しっかりと頷く。
「そうか、ではさっさと済ませて行くとしよう。新しいGPが始まるのであろう?」
「共に戦いの日々を、再び生きよう。汝が我の....マスターなのだから!」
fin
これにて完結というわけですね。最終話を投稿するのに一年以上かかってしまって、申し訳ないです。次書きたい話ができたら、こうはならないようにしたいですね。
キャプテン・クロウとかエスタークとかの話をエピローグとしてそのうち出そうかなと思ってます。
J3で続きを書く予定もありますが、更新が遅いと思うし、なんなら投稿されないかもしれません。気長に期待半分にお待ちください。
ちなみにJ2はやってないので書けないのですね、そちらも申し訳ない。
では、ここまで読んでくれた皆様、本当にありがとうございました。
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