魔神と成りしものを殺す者 (カニ缶)
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〜プロローグ〜

まぁプロローグです
誤字脱字あったら教えてくだされ…
※編集1回しました


──二人の男の話をしよう。

一人目は神に愛されし者、神童などと謳われた世界有数の作曲家だ。

齢六歳で宮廷で音楽を奏でる栄誉を得、一度聞いただけで門外不出の曲を書き起こし、推敲もせず数多の名曲を作りあげた(まぁ迷曲も多いが…だが曲単体としては素晴らしいのに腹が立つ!)など幾つもの逸話を持つ奇跡の天才。…音楽を取り上げてしまえばただの猥褻なジョーク好きのろくでなしなのだが(作家なんてろくでなししかいないがな! )。…まぁ性格面はともかく、音楽に対しては聖人、神に愛されたとすら言われる天才なのだ…神に愛されるくらいなのだから人は勿論、悪魔…魔神に愛されても不思議ではないな。そういえばアムドゥシアスになる可能性があったとか…まぁ別の世界線の話なのだろう、関係ないか。

二人目は…まぁ、これも天才と言って問題なかろう。上記の人物さえいなければ一時代築けた程の才を持った男だ。彼も宮廷作家に才を見出され、皇帝の前で音楽を披露することを許された天才の一人である。とはいえ現代では少々マイナーな人物だな。音楽家としてよりも教育者として語られることが多い。数々の音楽家を指導したのだし当然だろう。ともかく、充分に偉大で優秀な、それこそ後の世に名を残す程の素晴らしい人物であったのは間違いない。…ただ彼には運が無かった、いや、先に運を使い果たしたというべきだろうな。孤児から宮廷作家まで駆け上がったのだ、仕方のないことだろう。…死後にまで在り方を捻じ曲げられるとは憐れなものだ(アイツ…じゃねぇ、俺も人のを事を言えた身分ではないがな!)

彼の最も有名な逸話は上記の天才を殺したという話なのだから!…実際のところ無実無根、全くの創作だと言われている。まぁ、ドロドロとした宮廷内の事だ、多少の因縁はあったのだろう。だからといって暗殺者にされちまうとはな!流石に捻りが足りねぇ、絶対に俺の方がもっと上手く書けるな!…ゲフン、まぁそういった逸話のせいで無辜の怪物とかし「神に愛されしものを殺す者」として座に登録されたのだ…この辺はすでに語られてる、略させてもらおう

 

…前置きが長くなってしまったな、流石に読者も飽きる頃合いだろう。そろそろ内容に入るとするか。(まぁ本編は次の投稿までのお楽しみだがな!)

これより語るは神に愛されしものを死神が殺す物語、まぁ語られ尽くしたような内容だが、リクエストだから仕方ない!

語り手は不肖ながら私、アンデルセンが行わせてもらう。

それでは…開幕だぜぇ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヤベェ、素が出ちまったな…まぁ活字だからバレねぇよな?



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