異世界へ召喚されてしまった男性のハーレム世界期 (桐野 ユウ)
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異世界へと

はいオリジナル作品となります、はいチートになります。

ヒロインなどがチョロインになっております。

主人公はチートとなります、まぁこんな作品なんて見る人なんていませんよね?(苦笑)


「・・・あの・・・」

 

声が聞こえてきた、その声は優しくて気持ちがいい声だ。まるで俺の心を満たしてくれるかのように。

 

「起きてください!!」

 

「どあああああああああああ!!」

 

あたりを見ると、そこは白い世界だった。まるで何もないかのように・・そして俺の目の前には大きなものが二つってあれ?なんでそれが目の前に。

 

俺は声をした方を見ると、涙目になっている女性がいた。

 

(ということは、俺が見ていたのは彼女の胸ってこと!?落ち着け俺・・自分の名前を言うんだ・・・俺は荒井 博之、今年で35歳のおじさんだ、結婚もできずに独身の男だ。)

 

「えっと荒井さん落ち着いてくださいね、あなたは死んでしまったんです。」

 

「・・・は?」

 

今この人は何て言った?死んだ!?いや待てよ・・・俺は確かに最近は仕事で体を休ませる時間がなかった。

 

「もしかして疲労で死んだとかですか?」

 

「半分は正解です、ですがあなたの場合は何て言えばいいのでしょうか・・・あなたは帰る時に電車を待っていたのじゃないですか?」

 

「・・・・・・・・・・」

 

彼女の言葉に俺は考えていた、仕事を疲れで電車で帰ろうとしたときに・・・そうだ俺は・・・

 

「・・・押されて電車に・・・轢かれたんだな。」

 

思い出した、疲れていて完全に後ろから押されたのに気づかずにそのまま電車に轢かれて人生終わったんだな・・・情けない最後だな。

 

「だがなんで俺はここにいるんだ?死んだのだから天国か地獄へ行くかと思ったんだけど?」

 

俺はそう聞いたが、彼女は笑いながら答えてくれた。

 

「それはですね、あなたを異世界へ招待をしようと思いまして、あなたは死ぬ前などから人に頼られていましたね?その様子をずっと見ていたのですから。」

 

「あんまり誇れるほどじゃないだけどな、俺はただやりたいことを思っただけだ。だから優しいとかじゃない。それだけは本当だ。まぁ異世界なら普通に暮らしていきたいな。」

 

「はぁ・・力などはいらないのですか?」

 

「あぁ、俺はのんびりと暮らしていくのも悪くないなと思っている、力なんてね・・・」

 

彼はそういいながら目を閉じて準備をしてから異世界の扉の方へと歩いていくのであった。

 

「・・・・・・あの世界では力などが必要なんですけどね・・そうだ!!勝手にですがあの人の記憶であったのをさいげんさせてみたかったんですよね?ついでにっと。」

 

彼女は転生をする彼にこっそりと力を託すのであった、それがのちに彼の人生を大きく変えることになるとは誰も思わないのであった。

 

場所が変わり、博之は目を開ける。

 

「ここが・・異世界なんだな。さーてステータス・・・は?」

 

彼は自身のステータスを見て驚いている、自分は普通に過ごしたいと思っていたのだが・・そのステータスが異常なのだ。

 

「チートじゃないか・・しかも想像をしたら武器が出てくるって、あとは自分で武器を作ったり魔法を作ったりだと!?やはりこの世界は魔法があるのだな・・魔法か・・・昔はよく遊んでいたな。懐かしいな・・・・」

 

彼は懐かしそうに手を出して火をイメージをすると小さい火の弾が出てきた、彼はそのまま大きくできるのかなと考えていると火の弾が大きくなっていき彼は困惑をしていた。

 

「どあああああ!!解除!!」

 

彼が言うと火の弾が消えており、彼は驚きながらも魔法が使えると確信を得ていた。

 

「魔法が使えるなら武器とかどうしようかな・・・銃とかいや銃剣みたいなのがゲームでもあったな。」

 

彼はそういうと手に現れたのはガンブレードみたいなのが発生をした。

 

「ふぁ!?ガンブレードみたいなのを想像をしたら出て来ちゃったよ・・・弾丸とかどうしよう・・ん?」

 

博之はガンブレードを構えたまま走りだしてスピードが速く、自分でも驚いてる。

 

(まさか感覚などがすべて倍以上になっているとはな、先ほども遠くなのに人が見えていたし、声も聞こえていた。普通に暮らしたいと思っていたのに神様のバカああああああああああああ!!)

 

走りながら神様に文句を言っているが、彼は止まって気配を消す。

 

(あそこだな・・・お姫様みたいなのが一人におそらくメイドさんで会っているのだろうな、盗賊が6人ほどだな・・・)

 

彼は持っているガンブレードの銃の弾を確認をしてから気配を消したままブレードモードのガンブレードを構えて一人の盗賊を切りつけて次にガンモードに移行をして二人の盗賊を撃った。

 

「てめぇ・・・何もんだ!!」

 

「・・・ただの旅人ですけど?ただお前たちのような奴を許せないだけ・・・我が相手を切り裂け!!ウインドカッター!!」

 

博之は風の魔法ウインドカッターを放ち盗賊たちを次々と首を駆っていき倒していく、彼は近づいてきた敵をガンブレードで切りつけていく。

 

敵を撃破した後、彼は辺りを見てガンブレードを見ていた。自身に返り血を浴びており自分が相手を切ったのだと感じていた。

 

(これはゲームでも何でもない・・・現実で起こっている。なんで俺は冷静になっているんだ?人などを殺したことがないのに。)

 

「あ・・・あの!!」

 

女性の声をしたので博之は向くと、おそらくプリンセスであろう女性が博之に声をかけてきた。

 

「なんでしょうか?」

 

「助けていただいてありがとうございます!!私はイスカンダル王国のセレーヌ・アミュータといいます。私たちを助けていただいてありがとうございます。」

 

「・・・お気になさらずに、では俺はこれで。」

 

「お待ちください!!せめてお礼をさせてもらえませんか?」

 

彼は止まり考えるが、今はこの世界のことを知りたいと思い彼女の提案を受けることにした。

 

「わかりました、実はここに来たのは初めてなもので困っていたところでした。お願いします。」

 

「はい!!えっとあなたは・・・」

 

(名前か・・・荒井 博之だとな。格好的に見てなかったな・・・うーん)

 

彼は前の名前をここで使うべきか悩んだ結果、別の名前で彼女に教えることにした。

 

「俺はラウル・・ラウル・ランページだ。」

 

こうして荒井 博之ことラウル・ランページの異世界での暮らしが今始まるのであった。




次回 ラウルはお姫様であるセレーヌの案内でイスカンダル城へと入り、彼女の案内で図書館へと到着をしてこの世界のことを調べるのであった。

次回「イスカンダル城」


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イスカンダル城へ

荒井 博之ことラウル・ランページはイスカンダル王国のお姫様セレーヌ・アミュータとメイドさんを助けて現在彼女が乗っていた馬車に乗ってお城の方へと向かっている。

 

「ではラウルさまは遠い場所からこの場所へと?」

 

「えぇ(まぁ嘘は言ってないけどな。)そこで声が聞こえまして駆けつけたのであります。」

 

「まぁでもお強いですね、ラウルさまは。」

 

「そうですか?」

 

「はい!!」

 

彼女は顔を赤くしながら言うが、彼はどうして彼女は顔を赤くしているのだろうかと思いながら馬車から街が見えてきた。

 

「ラウルさま、あれが私のお父様が収めておりますイスカンダル王国ですわ。」

 

(あれがイスカンダル王国・・・・)

 

彼は彼女が門番に話をしているのを見てから門が開門されて中へ入る、そこにはたくさんの人たちが笑っている。

 

彼は見ながら辺りを確認をしている、どの国でもいろんな施設があるんだなっと。

 

「あれが私のお父様がおられる、イスカンダル城です!!」

 

「あれが・・・」

 

馬車が止まり、二人は降りると大臣らしい人物が慌てて走ってきた。

 

「お嬢様!!お父様が大変でございます!!」

 

「じい、落ち着いて!!お父様がどうしたの!!」

 

「は!!旦那様が毒を盛られたのでございます、命もあとわずかといわれております・・・およよよよ。」

 

(ここでまさかの毒殺かよ、待てよ・・・)「なぁ、王様の毒は今も体に周っているのか?」

 

「えっとあなたは?」

 

「俺はラウル・ランページです。」

 

「ラウルさまは私を助けてくださった方なんです。」

 

「これはお嬢様をお救いしてくださってありがとうございます。」

 

「じいやさん!!すぐに王様のところへ案内をしてください!!」

 

「わかりました、こちらになります!!」

 

彼らは走りだして王様が眠っているであろうお部屋のところへと向かうのであった。

 

ラウルside

 

俺はじいやさんに案内をしてもらい、到着をする。中へ入ると家族や部下であろう人たちがたくさんいた。

 

「じい!!」

 

「奥方様、マーヤさま。セレーヌさまがおかえりになりました。」

 

「セレーヌ!!」

 

「お母様。ただいま戻りました!!」

 

「セレーヌ、その人は?」

 

姉であろう、マーヤって人が俺のことに気づいてほかの人たちも俺の方をじーっと見ている。

 

「あの方はラウル・ランページさま。盗賊に襲われていた私たちを助けてくれたのです!!」

 

「話は後で・・・・」

 

俺は苦しんでいる王様の近くへと向かう、そして右手を前に出してある呪文を唱える。

 

「リカバリー」

 

俺の手から光が発生をして、王様の体の中にある毒を順番に消していっている。このリカバリーは強力な分、俺の魔力の消耗を早めるのが欠点となっている。

 

これは課題として治すだけだな、おっと王様が目を覚ましたみたいだ。

 

「・・・おぉ・・先ほどまで苦しかった毒が抜けていく。」

 

(ラウルさま・・・・)

 

あれ?気のせいかなセレーヌが俺をじーーーっと見ている気がするのだが、王様が俺にお礼を言っている。

 

「娘を助けてくれただけじゃなく、私の毒も治してくれてありがとう。」

 

「私からもお礼を言わせてください、主人や娘を助けてくださってありがとうございます。」

 

「いいえ、自分はただ助けたいと思ったから動いたのです。助かって良かったですよ。」

 

俺は本心を伝えてから、部屋を出ようとする。

 

「おやラウルさまどこへ?」

 

「私は気ままな旅人です、だからそろそろ旅へ行こうかと。」

 

「待ってください!!」

 

「セレーヌさま?」

 

「セレーヌとお呼びくださいラウルさま・・・お父様!!お母様!!私決めました!!」

 

ん?セレーヌが何かを決めたというが、一体何を決めたんだろうか。俺ははやく別の技などを「私ラウルさまのおくさんになりたいのです!!」

 

「ぶうううううううううううううううううう!!」

 

今なんて言った、まだ会って一日の俺だぞ。

 

「ちょっと待ってくれ!!セレーヌさま、いきなり私の奥さんになりたいというのはどういうことですか!?」

 

さすがの俺もこればかりはいきなりすぎるので理由を聞くしかない、流石にいきなり王族の旦那になるのはな・・・

 

「その・・・ラウルさまはあの時、私を助けてくださいました。そのあともあなはた父を助けてくださった、私はあなたのその優しい心を見て来ました。だからあなたの奥さんになりたいのです!!」

 

「といわれてもな、俺はまだあなたのことを詳しく知らない・・・」

 

ちらっと俺は王様の方を見ている、彼もセレーヌと俺の方を交互に見てから目を開ける。

 

「そうだね、ならラウル君にはある一つの屋敷をあげよう、そこで娘のセレーヌと過ごしてはいかがかな?」

 

「・・・まぁそれでいいのでしたら、俺も気ままな旅をしてきましたから。」

 

なんでか知らないが、異世界にて屋敷と奥さん?を手に入れることになった俺であった。

 

ラウルside終了

 

屋敷を手に入れて数日がたった、現在彼はセレーヌに案内をされて街の中を探索をしている。

 

「どうですか?ラウルさま。」

 

「あぁいい街だな、なぁセレーヌ・・・ほかにもこの世界の街などを知りたいと思う。」

 

「街ですか?確かに色々とありますが・・・」

 

「そうか、だが見てみたいものだな・・・俺は。」

 

「・・・・・・・・・・・ちょっとだけまっていてもらってもよろしいですか?」

 

セレーヌは家へと戻ってから、ラウルは今のうち二右手を出していた。

 

「よーしこれでいつでもこの屋敷に帰ってこれるように設定をしておいた、この創成をして作ったこのミラーゲートを使えば、この屋敷にいつ出も戻ってこれるからな。」

 

彼は納得をしていると、セレーヌがバンと入ってきた。

 

「お父様から許可を得て来ました、馬車なども用意をさせておりますので、ラウルさま!!」

 

「そうか、なら明日出るとしよう、セレーヌは?」

 

「もちろんついていきますよ!!旦那様が行くところは私も共にですわ!!」

 

次の日に彼はセレーヌと一緒にイスカンダル王国を出て旅をするのであった、




次回 セレーヌとラウルは旅をして森へ到着をする、三人のエルフが魔物に襲われているのを見て助ける。

彼女たちがつけている首輪が気になったラウル。

次回「エルフの女性たちを救え」


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エルフを助ける

ラウルside

 

現在 俺たちは馬車に乗り旅をしていた、セレーヌがついてくるとは思ってもなかったが、彼女は魔法などが得意というので俺は武器を考えていた。

 

(この世界にも剣のほかには槍、斧、弓、鞭などがあるが・・・ブーメランなどはないみたいだな。銃などはガンブレードがあるからロケランなどは危険すぎるしパワーがあるからな。)

 

現在俺たちはイスカンダル王国から離れている場所へ到着をした、この森は初心者が来る場所でもあり魔物自体も弱いという。

 

セレーヌ曰く、冒険者などはここでレベルを上げてから先の街へと行くと言っていたのを思い出した。

 

(そういえばモンスターと言っていたがどんなのがいるのだろうか、セレーヌに聞いてみるとするか。)「なぁセレーヌ」

 

「何でしょうか?」

 

「ここら辺に出てくるモンスターとはどういうのがいるのだい?」

 

「そうですね、一番弱いのでしたらスライムとか集団ならゴブリンにウルフなどですね。たまに空から鳥型モンスターのバードゴスが現れるぐらいですね。でもバードゴスはこの辺にはいませんから地上を警戒をしておけば大丈夫ですよ。特に気を付けないといけないのがゴブリンですね。」

 

「ゴブリンかい?」

 

「はい、奴らは集団の上ボスゴブリンなどはレベルが高いのです。これに襲われでもしたらおそらくですが全滅をする可能性があります。」

 

「なるほどな。」

 

俺はそう考えていると何かが現れたみたいだな、俺は創生の能力を使い武器を生成する。

 

そこには翼の柄がついた剣、間違いないこの武器は・・・・

 

(はやぶさの剣・・・二回行動が可能な武器だ。)

 

適当に剣と想像をしたらこの武器が完成をした、とりあえず俺はかまえておれ自身に強化魔法をかけている。

 

現れたのは水色のプルプルしたものだが、これってファイナルファンタジーとかに出てくる方のスライムだな。

 

セレーヌも杖を持ち構えている、俺は突撃をしてスライムへ攻撃をする。スライムのボディは簡単に切れて撃破した。

 

「ファイアーボール!!」

 

杖から火の弾が発生をしてスライムへ攻撃をする、燃えていくスライムを見て改めて魔法はすごいなと思った。

 

俺は次に武器を生成をして構えている。

 

「ラウルさまその武器は?」

 

「まぁみておきなって。この武器は・・・こうなげるのさ!!」

 

俺は風の魔法で作りだしたブーメランを投げる、名前を付けるとしたら疾風のブーメラン・・ってあれ?これドラクエにもなかったかな?

 

まぁいいや、俺が投げた疾風のブーメランがスライムたちに命中をして撃破する。俺たちはあたりを確認をして撃破したのを確認をして俺たちは武器を収める。

 

「やりましたね、ラウルさま。」

 

「あぁそうだな・・・よっと。」

 

俺は戻ってきたブーメランをキャッチをしてしまおうとしたが一匹のスライムがいた。

 

「またスライムが!!」

 

「待てセレーヌ。」

 

「ラウルさま?」

 

俺は膝をついてスライムの方を見る、スライムはその体をプルプルしながら俺に近づいてきて手に触れる。

 

「ぐ!!」

 

「ラウルさま!?」

 

俺は左手に熱いのを感じてみると何かが刻まれているのが出てきた、なんだこれ?

 

「これは契約魔法!?このスライムはあなたをご主人として認めたことになります。」

 

「契約魔法・・・だからその証ってわけか。」

 

俺は膝をついているとスライムは嬉しそうに俺の肩に乗ってきた、せっかくの新しい仲間だからな名前を付けてあげないとな。

 

「そうだな、お前の名前は今日からスラッシュだ。よろしくなスラッシュ?」

 

『ぴきーーーー』

 

スラッシュが仲間に加わった。

 

こうして俺とセレーヌ、スライムのスラッシュが仲間に加わり、俺はスラッシュがどんな能力が使えるのか見ている。

 

(ん?魔力付与?なるほどな・・・俺の火属性の一部をスラッシュへ移動)

 

スラッシュは火炎の息を覚えた。

 

(なら氷に風ならどうだ?)

 

スラッシュは氷の息に癒しの風を覚えた。

 

「・・・・・・・・・・・まぁスラッシュ試しに火炎の息!!」

 

『ぴきーーーー!!』

 

スラッシュの口から火炎放射が発生をしてターゲットにしていた木が燃えている。俺は水の魔法を使いすぐに消化をしたことで火災にはならなかった。

 

まぁこれでスラッシュも戦えるな。

 

「さーて出発をするとしよう、頼むぜ?ホクテルス」

 

『ひひーん!!』

 

俺は馬であるホルテルスに声をかけて俺たちは馬車を動かしている、スラッシュは俺の肩が固定位置になっているみたいで、たまに水の癒しを放ち俺たちの水分を回復させてくれている。

 

「すごいですねスラッシュ。」

 

「あぁ俺も驚いているよ、水分が回復をしていくからな。ありがとうなスラッシュ。」

 

『ぴきー!!』

 

スラッシュがいつもと違い声を荒げている、俺とセレーヌは馬車を止めて俺は今度は槍を生成をして雷の魔法で作りだした雷神の槍を構えている。

 

セレーヌは杖を構えてスラッシュはやっぱり俺の肩にいた、俺は強化魔法を使い視力などをあげている。

 

「どうですか?」

 

「・・・誰かが襲われている人?耳がとがっているな・・・・」

 

「それはエルフですね、ですがどうしてこんなところに・・・・」

 

「とにかく急ごう、集団ゴブリンならボスゴブリンがいるかもしれないからな。」

 

俺とセレーヌは走りだしてゴブリンたちがいた、その倒れている人物たちはおそらくゴブリンたちにやられたのだろう。

 

『ギギ、ニンゲン・・マタキタ。』

 

『ヤレ!!』

 

『『『ゲゲ!!』』

 

おそらく奴がボスゴブリンだろうな、俺は雷神の槍を構えて上に上げていた。

 

「雷鳴よ!!」

 

雷が発生をしてゴブリンたちだけに当たるように攻撃をしてゴブリンたちは倒れていく、セレーヌは水の魔法を使い大きな連続した水の弾が勢いよく放たれて行きゴブリンたちを倒していく。

 

スラッシュは体当たりをしながら火炎放射を回転をして燃え盛るスライムタイフーンとでもなのっておこう。を放ちゴブリンたちを倒していく。

 

『ツ・・・ツヨスギ!?』

 

『オノレ・・・・ウオオオオオオオオオオオ!!』

 

ボスゴブリンが持っている盾と剣を構えて攻撃をしてきた、俺は回避をして雷神の槍に雷を纏わせてから放っていき、盾に命中させるが。

 

『ギギ!?』

 

奴が武器を離したすきを逃さないで奴のおなかに雷神の槍を貫かせて撃破した。

 

『ゲゲ・・・・ガハ!!』

 

ボスゴブリンが倒れたのを見てほかのゴブリンたちは逃げていくのを俺たちはほっておいても大丈夫だろうと思い三人のエルフたちのところへ行く。

 

「大丈夫かい?」

 

「「「・・・・・・・・・・」」」

 

彼女たちは何かにおびえているが、俺は首の方を見るとなにかがつけられているのが確認できた。

 

「これは・・・ラウルさま彼女たちは奴隷でございます、おそらく売るためにここまで来たのでしょう。」

 

「なるほどな。光よ。」

 

俺は光を手に集めてセイバーみたいに構える。

 

「「「!!」」」

 

「動くな!!」

 

おれは彼女たちの首へ軽く攻撃をして彼女たちがしていた首輪を破壊した、きわめてピンポイント攻撃だったので滑らないようにしたが・・・成功をしたみたいだな。

 

『ぴき!!ぴきー!!』

 

「スラッシュ、悪いが癒しの風を使って彼女たちの傷を治してくれ。」

 

『ぴきー!!』

 

スラッシュは癒しの風を放つ、エルフたちの傷は回復をした。真ん中にいたエルフであろう長い髪をした女性が俺に話しかけてきた。

 

「あ・・・あの・・・助けていただいてありがとうございます・・・私はアルフといいます、こっちにいるのはナラとサラと申します。」

 

「俺はラウル・ランページ、こっちはセレーヌにスライムのスラッシュだ。」

 

「セレーヌです。」

 

『ぴきー!!』

 

「それで君達はどうしてこんなとことで?」

 

「・・・私たちは奴隷としてここまでつれてこられました、ですがその連れてきた人物たちはゴブリンたちに殺されてしまい私たちも両手などがふさがれていたので武器を持って戦うことができなかったのです。そこにあなた様たちが倒されていったので・・ありがとうございます。」

 

「気にしないでくれ、スラッシュが何かを見つけたかのように俺たちを導いてくれたからな、ありがとうなスラッシュ。」

 

『ぴき―!!ぴきー!!」

 

俺に褒められたのかスラッシュはとても喜び俺の頭の上に移動をした。さてこのエルフたちをどうするかな。

 

「ん?」

 

俺の契約魔法が光りだして彼女たちめがけて放たれる、三人のエルフたち当たり俺の左手が再び光りだした。

 

「これは・・・・・」

 

俺はエルフたちのステータスを見ている、アルフは魔法系が得意でナラが剣、サラは弓が得意のエルフみたいだ。

 

まさか俺の意思と関係なく契約魔法がされるとは思ってもなかったがな。

 

「力が湧いてきます・・・・」

 

「なによこれ・・・・」

 

「いつもと全然違う・・・ラウルさま。」

 

「えっとはい・・・・」

 

突然として三人は膝をついてきたので俺は驚いているが、彼女たちは何かを決意をしたのか俺に顔をあげて見ている。その目は真剣だったので俺とセレーヌとスラッシュは黙って彼女たちの言葉を待っていた。

 

「ラウルさま、私たちはこれからあなた様の手となり足となりましょう。」

 

「我らエルフ族は決まった主人には最後まで仕えるという使命があります。」

 

「どうか・・私たちをあなたさまの旅にお連れください。」

 

「「「お願いします!!」」」

 

俺は二人の様子を見ている、二人も首を縦に振っているがスラッシュお前に首はないからたぶんいいだろうということで俺は彼女たちも方を向いて話す。

 

「わかった、アルフ、サラにナラともに行こう。といっても俺たち旅の目的はないけどな。」

 

「ラウルさまは魔王討伐に出られているとかではないのですか?」

 

「魔王?」

 

俺ははじめて聞いた単語をちらりとセレーヌの方を向いていた、彼女はそんな話をしたことがないのを思い出した。

 

「確かに魔王はいますけど討伐という話は私たちの国イスカンダルでは聞かないわね。」

 

セレーヌも王様もそんな話はしてなかったな、俺はアルフたちに詳しく聞くことにした、どうやらここから離れた場所にある王国で転移魔法をつかって勇者を転移させてきたようだ、それで勇者は四人の仲間と一緒に魔王を倒すために旅だったということらしい。

 

「なるほどな・・・といっても俺は魔王討伐に興味はないからな・・・だがもし俺の仲間とかに手を出すっていうのなら・・・・」

 

俺は静かに怒りを募らせていき力を発揮させる。

 

「その時は全力で倒すのみだ。さてこんなところで時間を食うわけにはいかないからな、全員馬車に乗りこんで次の街へ行くぞ!!」

 

「「「「はい!!」」」」

 

『ぴきーーーー!!』

 

エルフのアルフ、ナラ、サラが仲間になった。

 

 

「さて次の街へ」

 

「「「「出発です!!」」」」

 

『ぴき―!!』




次回 俺たちは次の街、セレーヌ曰く温泉が有名なユルドルに到着をする、なんか知らないが山賊が襲いっていたので撃退をする。

そこで長老さんが現れて俺たちにお願いをする。

次回「長老のお願い」


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長老のお願い

ラウルたち一行は新たにエルフの三人を仲間に加えて現在は森の中で野宿をしていた、スラッシュが火炎の息を放ちたき火の炎を起こしてご飯を作っていた。

 

「ほら完成をしたぞ。」

 

料理をしていたのはラウルだった、彼らはご飯を頂いて全員がたき火を周りで固まっていた。

 

「暖かいですねラウルさま。」

 

「とりあえずスラッシュ念のために辺りの見張りを頼む。」

 

『ききー!!』

 

スラッシュは光りだすと分裂を始めて拡散をしていく。スラッシュは分裂能力を持ちラウルたちが眠っている時に見張りをするほどに成長をしていた。

 

エルフのアルフたちも彼がゆっくりと眠れるようにスラッシュと一緒に見張りをする時もある。

 

次の日 ラウルはちらっと辺りを確認をしてからテントをしまって全員が準備をしてパトリシアに餌を与えてから出発準備をしている。

 

「全員お疲れ様。さて先に進むとしよう。スラッシュ。」

 

『ぴき―!!』

 

スラッシュはラウルの頭にちょこんと乗ると、アルフたちが乗りこんだのを確認をした後に出発をする。

 

「アルフ、この辺は見張りをしていてどうだった?」

 

「はい、スラッシュ殿が分裂をしてくれたのですが敵はゴブリンなどが辺りにうろついていたそうです。後はウルフに夜型のバットンなどがうろちょろしている感じでした。」

 

「ふーむ、念のために武器を作っておいてよかったが・・・・」

 

『ぴきー!!』

 

スラッシュが声をあげたので前の方を見ると、山賊らしい人物たちがラウルたちの馬車の前を通せんぼをしていた。

 

(うわーめっちゃめんどくさい奴やん。)

 

ラウルは苦笑いをしていると山賊の一人がこちらに歩いてきた、ラウルは降りてスラッシュは頭の上に乗ったままであるが、気にせずに話をすることにした。

 

「おうおう兄ちゃんよ、ここは俺たちクマゴロウ軍団の範囲と知ってここを通ろうとしているのか?」

 

「いや知らないし・・・めんどくさいんで先に通らせてもらってもよろしいですか?」

 

「そんなわけいかないだろうが!!野郎ども!!」

 

「「「おおおおおおおおおおお!!」」」

 

山賊たちは武器を構えてきてラウルたちに襲い掛かってきたが、彼はため息をして手に光の魔法を出していた、アルフたちも攻撃をしようとしたがラウルに止められる。

 

「ここは任せろって・・光よ・・弾丸の如く相手に攻撃をしろ!!シャイニングシューティング!!」

 

上空へ光の玉を投げつけると上空で爆発をして山賊たちに光の雨が命中をする。

 

「ほげ!!」

 

「あぐ!!」

 

「どあ!!」

 

山賊たちは攻撃を受けてダメージを与えている、今回は退散させる目的のためラウルは魔力を収めており威力は死なない程度に抑えているため気絶をさせていく。

 

『ぴきーぴきー!!』

 

スラッシュは山賊の頭の上でやったぜというポーズをとっているのか、ラウルは山賊たちはおびえていた。

 

「覚えておけ!!」

 

山賊たちはそのまま走りだしていき、ラウルは何かをする。

 

「風よふけ・・・エアロイド。」

 

風が吹いて山賊たちはこけていく。彼らはそのまま村が見えてきたので行こうとしたが・・トラブルが発生をしているみたいだ。

 

「ラウルさま、何か村の方でトラブルが発生をしているみたいですよ?」

 

セレーヌは遠くが見える魔法を使い透しをしており、ラウルは創生魔法を使いある武器を作りだした。

 

「主さま。その武器は?」

 

「あぁこれ?マシンガンといって遠くから相手を攻撃をすることが可能な武器だ・・・さてスラッシュ。」

 

『ぴきー!!』

 

スラッシュは彼の頭の上に乗ると、アルフたちも武器を構えている。

 

「セレーヌ、敵の様子は?」

 

「はい・・・現在村長という方でしょうか?その人が対応をって!!」

 

「どうした?」

 

「押されました。山賊たちが武器をとりだしています!!」

 

「わかった、セレーヌたちは後で追いついてくれ。スラッシュ!!」

 

『ぴきー!!』

 

「・・・ブースト」

 

彼は素早く移動をして山賊たちの前に現れる。

 

「てめぇ・・・どこから現れた。」

 

ラウルは無言で右手に持っていたマシンガンを構えて彼らの手に攻撃をした。

 

「が!!」

 

「なんだその武器は!!」

 

「教えてあげませんよ、スラッシュ氷の息。」

 

『ぴきー!!』

 

スライムことスラッシュが降りてきて、山賊たちは笑っていた。

 

「なーんだスライムじゃねーか!!」

 

「脅かしやがって!!そんなので俺たちがやられるとでも!!」

 

『ぴきいいいいいいいいいい!!』

 

スラッシュは氷の息を吹いた、山賊たちは何人かが氷漬けされる。

 

「な!!スライムが氷の息を!?」

 

「スラッシュ、火炎の息。」

 

『ぴきいいいいいいいいい!!』

 

さらに火炎の息を吐いて氷の息で凍らせた山賊たちは溶けていくが。

 

「「「あちいいいいいいいいいいい!!」」」

 

「おのれ!!」

 

「・・・・・・・・・・・・・・」

 

彼は威圧を出して山賊たちはすたこらさっさと逃げていく、彼はそのまま威圧を解除をして後ろを振り返る。

 

「大丈夫でしたか?」

 

「あぁ旅人の人、本当にありがとうございます。」

 

「ラウルさま!!」

 

馬車が到着をしてセレーヌたちが降りてきた。

 

「お礼をさせていただきたいので私の家の方へと来ていただけませんか?」

 

彼らは村長の後に続いて村の方へと入っていくと煙などが見えてきた。

 

「村長、あの煙は温泉ですか?」

 

「さようです、さぁさぁここが私の家でございます。」

 

村長の家について、彼の案内でソファーへと座りお茶をもらう。

 

「では改めまして、私はこの村で村長をさせてもらっております、カイルド・ケーヌスと申します、今日は山賊から我々を助けていただいて誠にありがとうございました。」

 

「いいえ気にしないでください、俺はラウル・ランページといいます、こっちは俺の仲間です。」

 

「セレーヌと申します。」

 

「アルフです。」

 

「サラです。」

 

「ナラと申します。」

 

『ぴきー!!』

 

「ほほうスライムも。この村はネルフ村というところであり温泉が有名な場所とも言われております。皆さまにはぜひうちの村の温泉を楽しんでもらえたらうれしいのでございます。」

 

「村長さん、あなたは何かを私たちに依頼をしたいそうですね?」

 

「何を言いますかラウル殿・・・」

 

彼は真剣な目で村長の方を見ていた、村長はすこしため息をしてから彼らの方を向いていた。

 

「ラウル殿には隠し事はできませんか・・・実はあなたたちに山賊たちの討伐をお願いをしようと思っておりまして・・・ですが・・奴らのボスは強いのです、名前はガルバン・・・奴はその剛腕を使って相手を殴り飛ばしてきて討伐をしてきた相手を倒してきたのです・・・私の村の若者たちも奴によってどれくらいの人物が倒されてきたか・・・・」

 

村長は悲しそうに顔を俯いていた、どれくらいの人物たちがガルバンによって倒されていたのか・・・・ラウルはしばらく考えていたが・・すぐに答えを決める。

 

「わかりました、その依頼を受けます。」

 

「おおおおおお・・・ありがとうございます。」

 

彼の依頼を受けてから泊まってから温泉を堪能をしていた。

 

「いい湯だなははーんってか。」

 

ラウルは辺りを見ていた、何かがこっちを見ているのかなと思っている。彼は見ている人物たちにターゲットマーカーを発動させて覗いているのを見ていると腹が立ってきたので魔法を使うことにした。

 

「痺れてな、ライトニング。」

 

ターゲットをした上空で電撃魔法が放たれてライトニングが発動をして覗いている人物たちを痺れさせておいて彼はバインドを使用をする。

 

「スラッシュ後を頼むぜ?」

 

『ぴきー!!』

 

スラッシュはラウルの頭に乗っかっており彼から降りてライトニングで痺れさせた相手のところへと向かっていき分裂をして何かをしていくみたいだ。

 

ラウルside

 

「やれやれ・・・温泉の中に入っているだけなのに襲うとしているとはな。」

 

俺はスラッシュに後を頼んでゆっくりと温泉に入ることにした、今回使ったライトニング・・・威力は最低限に抑えているからな、ターゲットマーカーにした人物に痺れさせる魔法だからな。

 

まぁ本来のライトニングは相手に集めた電撃を放つ技だからなもちろんモンスター相手なら手加減無用で倒すけどな。

 

そういえば俺のレベルってどれくらいだろうか?ステータスっと。

 

「・・・・・相かわらずチートだな・・・ステータスなどを見ても・・・」

 

そのまま俺は閉じておりスラッシュがどうしているか確認をしようとする、あぁそういえばスラッシュは吸収をする能力を得ていたっけ?

 

まぁ擬態などができたら楽なんだけどな、女性だったらうれしいのだがな。まぁそんなことを言ってもしょうがないので俺は温泉を上がりセレーヌたちがいる部屋へと到着をする。

 

「主さまおあがりになったのですか?」

 

「あぁ、お前たちもその様子だと気づいていたみたいだな?」

 

「はい、武器などがなかったので私は魔法を使おうとしましたが・・・・主さまが先に使われたのでやめましたが・・・」

 

「いずれにしても山賊たちを討伐をしないことには変わりないな。明日になったら向かうとしよう。その山賊たちが住んでいるという場所に。」

 

「「「「「はい!!」」」」」

 

「ん?」

 

俺は声が五人いたのでもう一度確認をすることにした。

 

「セレーヌ」

 

「はい!!」

 

「アルフ」

 

「は!!」

 

「サラ」

 

「はい。」

 

「ナラ」

 

「はーい!!

 

「スラッシュ」

 

「はい!!」

 

スラッシュと呼んだ方を見ると、そこには青い髪をした女性がそこにいた。俺たちは驚いている。

 

「えっと皆さんどうしました?」

 

彼女は困っているが、俺たちもどう対応をしていいのかわからない状態だ。とりあえず名前を聞くことにした。

 

「えっとお嬢さんお名前をお聞きしてもよろしいですか?」

 

「なにをいっているのですかご主人、私はスラッシュですよ。」

 

「「「「ええええええええええええええええええええええ!!」」」」

 

スラッシュか、俺は彼女のステータスを見る。確かにスラッシュだ。なるほど人を吸収することで擬態能力を得たってことか・・・まさか女性になるとは思ってもなかったが・・これでスライムの姿じゃなくても街の中へ入ることが可能となった。

 

俺たちは山賊たちの砦へ行くために眠ることにした。




次回「山賊砦へ」


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山賊砦へ

ラウルside

 

俺たちは現在山賊がいるであろう場所へ到着をする、さて俺たちは現在何をしているかというと?

 

「スラッシュ、中の様子はどうだ?」

 

そうスラッシュの能力の一つ分裂能力を使った中の様子をうかがっているところ、そこから俺たちは作戦を考えるのだ。

 

「そうですね、大きい人が一人おそらくこれが村長さんが言っていた人だと御もまれます、そこから幹部であろう三人、手下が数百人いる感じですね。」

 

スラッシュは戻ってきた自分の分裂体を合体させて情報を吸収をしている。俺はセレーヌたちに相談をして中へ突入をすることにした。

 

俺は強化魔法を使い全員にかけており、俺は創生能力を使い弓を出していた、ソニックアローって鎧武か!!

 

まぁこれならエネルギーの矢を放つことができるし、矢が必要ないからな。

 

「・・・・・・・・・・・・・」

 

俺たちはひょこっと中の様子をうかがっている、中ではお酒を飲んでいるのかわんちゃかと騒いでいた、

 

「さてサラ、ここは一発頼む。」

 

「わかりました!!」

 

サラは呪文を唱えるために魔方陣を展開をしている、俺たちは様子をうかがいながら武器を構えている、サラが魔法を発動をした後はセレーヌはサラの護衛、俺たちが突入をすることになっている。

 

『放て!!ガイアフォース!!』

 

まてまてまてそれってデジモンの技だよね!!確かに強力だけど、まぁいいや相手は驚いているし。俺は創生をしたソニックアローを引っ張るとエネルギーの矢が発生をして手下たちを倒していく。

 

「主さまが使う武器、楽ですね?」

 

アルフは持っている弓を見ながら言うので俺は彼女にソニックアローを渡す。

 

「えええ!!主さま!?」

 

「大丈夫だ、俺は武器なら作れるんでね!!」

 

俺はそう言いながら武器を創成をする。稲妻の剣を出して雷鳴を呼び相手をしびらせていく。

 

「「「しびびびびびびびびびび!!」」」

 

「せい!!」

 

セレーヌは俺が作った茨の鞭を使い相手を絡ませていくが・・・

 

「「「いだだだだだだだだだだだ!!」」」

 

茨だしね・・・・さてアルフはソニックアローで攻撃をしてナラは持っている槍で相手を攻撃をしてスラッシュは・・・・

 

『ぴきー!!』

 

戻って相手の顔に張りついていた、さて俺はボスさんと相手をするかな?

 

「てめぇ・・・何のようだ。」

 

「通りすがりの旅人さ、悪い奴らを倒すためにやってきた。」

 

「け・・・面白い冗談だ・・・・おらああああああああああ!!」

 

ガルバンはその剛腕を俺にふるってきた、確かに剛腕は強いが・・スピードがない!!

 

「な!!」

 

(なるほど、奴の剛腕の威力がすごいな・・・俺の後ろの壁に穴が開くほどだ。かわせるほどのスピードを持っているということだ、だがそれでも彼に敗れるということは・・・どこかに伏兵がいるってことだな。

 

(よし一か八か、この技を使ってみるか・・・・)

 

「皆目をつぶれ!!」

 

「「「「「!!」」」」」

 

メンバーが閉じたのを確認をして俺は光の玉を出す。

 

「はじけろ!!ホーリー!!」

 

強力な光を放つホーリーを使い相手は全員が目をくらませているが、俺は後ろを向いて創成をしたガシャコンマグナムをライフルモードにして連続した弾を放つ。

 

「が!!」

 

「ごふ!!」

 

「な!!」

 

「なーるほど、こいつらがあんたでも倒せなかったら暗殺をさせるってことだな。だがネタさえわかれば怖いものナッシング。」

 

俺は武器を創成をして腕部につけた、まぁ相手は何をしているかわからないという顔だ。

 

「さてお互いに殴り合おうじゃないか・・・・」

 

「面白れぇ・・・俺に剛腕で勝てると思ったか!!おらあああああああああああああああああああああああ!!」

 

俺が現在装備をしているのは電気を帯びたサンダーナックルという武器だ。これは俺が電気の魔法を使い開発をした武器で創成能力でいつでも出せるようにしていたものだ。

 

俺は右手に力の魔法を使い強化をして、ガルバンが俺に殴りかかってきたので回避をして。

 

「必殺!!サンダーブーストナッコウ!!」

 

「へぶううううううううううううううううううう!」

 

相手が転がっていき壁に激突をする、やっぱりチートなんだな・・・俺ってと今更ながら思ったわ。

 

さて相手を捕まえておそらく捕らわれていただろう人たちを救出をして俺たちは村の方へと戻ってきた。

 

「ラウルさま!!ご無事でしたか!!」

 

「お父様!!」

 

「ナナミ!!無事だったのか!!ありがとうございます!!」

 

俺たちはそこから宴会へと流れていきお酒などを飲まされていた、まぁ俺は現在お酒を飲んでも酔わないための力を使用をしているのでしかしまさかこっちでもお酒を飲むことになるとはな・・・・

 

数時間後

 

「飲み過ぎた・・・さすがに酔わないとはいえあれだけ飲まされるとはな・・・気持ちが悪いな・・とりあえずリカバリー・・・・」

 

リカバリーを使用をして俺は気持ち悪いのを解除をする、なんとか楽になったので俺は次の場所をどうしようか考える。

 

とりあえず村を出るのは確定としてどこへ向かうか考えている、まぁこの旅は別に勇者みたいに魔王を倒すってのは興味ないからな。

 

「まぁ気まぐれに旅をしていくだけだ。」

 

こうして俺たちは村を旅たちパトリシアに乗りこんで移動をするのであった。




次回 いつも通りに目的もなく旅をするラウルたち、洞窟を見つけて中へと入る。

「洞窟の中へ。」


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洞窟へ

ラウルside

 

俺たちは次の街へと向かうためにパトリシアの走らせていた、セレーヌたちは武器の手入れをスラッシュは現在はスライム状態へと戻り俺の頭にパイルダ―オンをしている。

 

「さて今日はここで野宿としますか、パトリシアここで停止だ。だいぶ暗くなってきたからな。さーて結界。」

 

俺は結界を張り木の枝を出してファイアーを使いたき火を出す、女性人たちはご飯の用意をしている。

 

「とりあえず次の街までまだ距離があるな。」

 

「そうですね、ラウルさまとりあえずどうしますか?」

 

「ん・・そうだな。一応次の街がでかかったらそこでしばらく滞在をして稼ぐとしますかの前に、ちょっと覗いてみるかな?

 

俺は結界の内側から見えるようにしていると、冒険者かもしれないが数十人が通過をしている、武器も構えている。

 

「マスター、おそらくなんですけどこの先に洞窟があったのを思い出しました、確かあそこには何かがいた気がしますが・・・」

 

「わかった、明日そこへ向かってみよう。」

 

俺たちは今日のところは休んで次の日に向かうことにした。

 

次の日

 

「ふぁああああああああああああああ!!」

 

俺は大あくびをして目を覚ました、目覚ましなどがないから普通に起きたが・・・まだ暗かった。

 

「・・・ってことはまだ朝方か・・・太陽が出ていないとみると。」

 

俺は魔物たちが近くにいると思い構えているが、結界を張っているから入ってこないことを忘れていた。

 

「とりあえず素振りをしておくか。創成」

 

俺は武器を作り素振りをして数分後、全員が起きてきたので進むことにした。

 

「ご主人様、あそこあそこ!!」

 

スラッシュが指をさしているのでその方向を見る、あれはスラッシュが言っていた洞窟だな?

 

「よしとりあえず今日は洞窟の方へと行ってみるか。あそこで俺たちの力を試すとしよう。」

 

俺たちはパトリシアを止めて結界を張り奪われないようにする、俺たちは武器を構えて洞窟の方へと入っていく。

 

「暗いな・・・ライト。」

 

明るくさせる魔法で俺たちはあたりを明るくして俺たちは歩いていき洞窟の中を歩いていく、魔物たちも襲い掛かってきたが、セレーヌの魔法やアルフと矢を攻撃をして魔物たちは倒してくれる。

 

さらにサラは剣を構えて、ナラも魔法で援護をしている。

 

俺は・・・出番がない。ガンブレードを構えているがセレーヌたちが頑張っているおかげで出番が少ないのだ。

 

とりあえずガンブレードの弾を補充をして出てきた魔物にシュートを放ち連続した弾を放っていき魔物たちを次々に倒していく。

 

「ん?」

 

俺は違和感を感じて上の方を見ると誰かがこちらに構えていた。敵は降りてきて槍をふるってきた。

 

「ご主人様!!」

 

「・・・・・・・・・・・・・・」

 

そいつの姿は人の姿をしているのにとんでもない魔力値だ。俺はガンブレードをブレードモードにして構えておりお互いにダッシュをして武器がぶつかり合う。

 

相手は槍を使って俺のガンブレードの斬撃を返しているが、俺は連続して攻撃をする。

 

「お前・・・強い・・・だけど私・・・負けない。」

 

「・・・・・・・・・・・」

 

俺は足に強化魔法をかけて相手に蹴りを入れて攻撃をする。

 

「ぐ!!」

 

(女?)

 

俺は戦いながら思ったが、気のせいだと思っていたが声を聞いて女性だとわかる。だが彼女のこの魔力は・・・・

 

「仕方がない・・・・」

 

彼女は槍を地面に刺して魔法陣が形成される、そこから魔物たちが発生をする。

 

「あれは・・・・主!!」

 

「スラッシュ!!」

 

「えい!!」

 

スラッシュは人間の姿のまま激しい炎をはいて彼女が呼びだした魔物たちを次々に燃やしていき俺は一気に接近をして武器を次々に創成をしていき魔物たちに次々に刺さっていく。

 

さらに創成をしてチェーンがついた鎌を構えて彼女の持っている槍とぶつかるが、チェーンが回転をして一気に彼女の槍を削っていく。

 

「ぐ!!」

 

「これで終わりだ!!ライトニングフィスト!!」

 

電撃をこもった拳で彼女を吹き飛ばす。そのまま接近をして彼女を拘束をして俺たちは構え直す。

 

彼女がいつでも起きてもいいように全員で見張っている。

 

「・・・・・・・・・・・・」

 

数分後、俺の攻撃を受けてもすぐに起きるほどに彼女は回復をしているが・・・俺たちのことを見ている。

 

「・・・やはり・・お前たちで間違いない、最近強い勢力がいると聞いた。それがお前たち。」

 

俺たちはそんな話を聞いて驚いている、魔物たちじゃ俺たちって恐れられているの!?勇者じゃないの!?

 

「・・・勇者・・そういえばそんな奴もいた・・・だけどお前たちの方が・・・強いと思う。なにせ、私を契約魔法を使っているぐらいだ。」

 

「!!」

 

俺は左手を見ていると契約魔法が光っている、こいつのステータスがわかった。

 

彼女の名前はアステラスという名前だった、彼女は先ほどの召喚以外にも持っている槍を使った攻撃が得意で主に炎を使った攻撃が得意と書かれていた。

 

まさかのここで新たな仲間が加わるとはね・・・とりあえず俺たちは洞窟の奥へと進むのであった。




新たな仲間アステラスを加えたラウル一行はそのまま洞窟の奥へと進むとそこには騎士のような姿をした魔物が立っていた。

「我こそはグラエシス!!ここから先へ行きたければ我を倒して見せろ!!」

次回「ラウル対グラエシス」


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ラウル対グラエキス

新たな仲間アルテイヤを入れてラウル一行は先の方へと進んでいた、洞窟の中にいる魔物たちはラウルが作ったマシンガンが役に立ち連射をして次々に倒していく。

 

スラッシュはスライム状態になり灼熱の息を放ち魔物たちを次々に撃破していく。エルフの三人も得意の武器で魔物たちを倒していく中、ラウルたちは走っていき洞窟の奥へと進んでいく。

 

「あなたさま!!」

 

「!!」

 

セレーヌの言葉に彼は魔法で盾を出してガードをした。だが衝撃を吸収できなかったので後ろに下がってしまう。

 

「ほう・・我が一撃を耐えたのか?」

 

全員が声をした方を見ると右手に槍持ち、左手には大きな盾を持った鎧を装着をしている人物が現れる。

 

「・・・グラエキス・・・」

 

「ほーうアルテイヤ・・・おぬしが負けていたとはな・・・なるほど・・・そこの人物か?」

 

「そのとおりだ、奴は私の予想以上の力を持っている・・それに私は契約魔法をかけられている。」

 

アルテイヤは左手に契約魔法の証をだしてから、ラウルは立ちあがり首がごきごきと鳴らしている。

 

彼はガンブレードを構えている。

 

「なるほど、あんたがここの門番って奴かい?」

 

「さよう・・・ここの宝を守り続けてきたからな・・・だがおぬしはほかの奴らに比べたら欲があんまりなさそうじゃの・・・まぁよい・・・我は強き相手を待っていただけだ!!」

 

グラエキスは槍を振り回して、襲い掛かってきた。ラウルはその槍を回避をしてガンブレードのトリガーを引いて弾を放つ、グラエキスは持っている盾でラウルが放ったガンブレードの弾をガードをする。

 

ラウルはそのまま接近をしてガンブレードの刃でグラエキスに攻撃をするが、彼は持っている槍で彼が放つ斬撃をガードをしている。

 

そのまま持っている左手の盾で彼に攻撃をしてラウルは吹き飛ばされるがすぐに態勢を立て直して左手にマシンガンを持ち連射をする。

 

「ぬ!!」

 

グラエキスは槍を振り回してラウルが放ったマシンガンの弾を地面に落ちていく、彼は斧を出してそれを投げつける。

 

「そんな斧で!!」

 

彼は斧をはじかせるが、その斧が再び彼に向かって移動をしていた。

 

「ぬ!!」

 

グラエキスは先ほどと同じように斧をはじかせるが次々にグラエキスに斧がせまってきている。

 

これこそラウルが特典の一つ、武器生成能力で斧を次々に生成をしてワイヤー糸を使い斧を操りグラエキスで攻撃をする。

 

「ぬ!!」

 

グラエキスは槍ではじかせて斧などがはじかせていくが、そこにラウルが接近をしていた。

 

「ぬ!!」

 

「くらいな!!フレイムナックル!!」

 

炎の拳でグラエキスに攻撃をするが、彼は左手の盾を使いガードをするが・・・ラウルは剛腕の強化魔法を使い威力をあげてグラエキスを吹き飛ばす。

 

「ぐお!!」

 

盾を殴り飛ばしてグラエキスは吹き飛んで行く、彼はそのまま武器を生成をして槍を構えて突撃をしていきグラエキスへ攻撃をするが・・・なんと彼は槍で受け止めた。

 

「!!」

 

ラウルが放った攻撃をグラエキスは自身が持っている槍で受け止めていた、そのあとに彼は立ちあがると笑いだした。

 

「はっはっはっはっはっは!!気にいったわい!!少年!!貴様名前は?」

 

「ラウル・・・ラウル・ランページだ!!」

 

「手を出せ―い!!」

 

彼は左手を出すと、グラエキスは光りだして契約魔法が完成をした。

 

「これは・・・・・」

 

「我は貴様を気に入った!!我が剣は貴様と共に行くとしよう。そしてこれが!!我が守ってきた剣と鎧と盾だ。」

 

そこには真っ黒の剣と盾と鎧などを装着をする。

 

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

彼は腕などを動かしているが・・・異常がないことに驚いている。

 

「ほう・・・それは魔族などが着るものなのだが、驚いたわい。」

 

全員が驚いているが、ラウルは気にせずに鎧を着たままにしていたのであった。




次回 新たな剣と盾と鎧を手に入れたラウルたちは洞窟を出て新たな街へといく。そこでは勇者が来ていることらしい。

次回「勇者の様子を見る。」


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勇者を見る

ラウルside

 

俺は新たな仲間にアルテイヤとグラエキスという仲間を得て、新たに漆黒の鎧と盾と剣を手に入れた。

 

普段は装備をしないで創生した武器で戦っている、グラエキスの武器などは強力で俺たちもオーというほどだ。

 

「はっはっはっは!!若い者たちには負けんわい!!」

 

アルテイヤは魔物召還をしてそれを制御をする力を持っているのでこちらもすごいなと思い俺は創生をしたマシンガンで追撃をする。

 

「ほほーう主殿はそう言う武器とかを作れるのじゃな、わしらにも武器ってのは作れるかの?」

 

グラエキスが言うのでどういう武器がいいのかと聞く。

 

「わしの槍はボロボロになってきたからの・・・そうじゃな・・・こういう武器が同じのがあればの・・・・」

 

俺は彼の槍をみて、それと同じようなものを創成をする。彼はそれを受け取り振り回している。

 

「驚いたのじゃ・・わしが使っている槍と同じくらいの重さじゃ・・・・さすが主殿じゃ。」

 

さて俺たちはそんなこんなで街へ到着をして宿へ泊っている、俺とグラエキスが同じ部屋、セレーヌとアルテイヤが同じ部屋となっておりエルフの三人が一緒である。スラッシュは俺たちと同じ部屋でスライム形態になっている。

 

街はなんだか騒がしいなと思い俺は外を見ていると、男性の声が聞こえてきた。

 

「勇者さまが来たそうだぞ!!」

 

「勇者さまが!?」

 

街は勇者がやってきたというのでうるさくなってきた。

 

「勇者か・・・・・」

 

「グラエキスどうした?」

 

「いいえ。ただ人間はこうも勇者という単語が好きじゃなと思ってな。わしらにとっては勇者などただの一人の人間と思っているからの・・・まぁ主殿は別じゃがな・・・」

 

スラッシュも同じ理由なのかぴきーと言っている。やがてセレーヌたちも俺たちの部屋の方へとやってきて全員で窓の方を見ていると、勇者と思われる男性がやってきた。その後ろには戦士である男性。魔法使いの女性、僧侶の女性と思われる人物だ。

 

「あれが・・・勇者ですか・・・・ラウルさまに比べたら全然って感じですね。」

 

セレーヌが一言そう言う、そのほかのメンバーたちも辛口コメントが多いなと思いながら俺は窓の方を見ている、まぁ勇者などどうでもいいし。魔王とかの関係はあっちに任せるとしようかな?

 

俺にとっては今の生活が好きでな、あんな勇者みたいに使命に苦しむのは絶対に嫌だと思っている。

 

さて俺たちは次の日に街を出ることにした、俺は創生をした銃を構えており弾丸を込めている。

 

セレーヌたちには回復薬などを買ってきてもらいに街へ買い物しに行っている。隣でグラエキスは槍を磨いている。

 

スラッシュはぴきーといいながら俺の頭の上に乗っている。スラッシュは俺の頭が気にいっているのか毎回スライム形態に戻り俺の頭の上に乗っている。

 

「ほほースラッシュ殿は主の頭が気にいっているみたいですな?」

 

「あぁ最初に仲間にしてからずっと俺の頭の上が気にっているみたいでな。俺もそこまで気にしてないからな。」

 

俺はそういって銃を空間へとしまい、セレーヌたちが戻ってきた。

 

「ただいま戻りました。」

 

「ふぅ・・・疲れました。」

 

「お疲れ様じゃな、アルテイヤどうじゃった?」

 

グラエキスはアルテイヤに街の様子を聞くために話しをする。

 

「えぇ街は勇者がやってきたということで盛り上がっているわね、とりあえず回復薬などは買えたわよ。」

 

「よしさっさと街を出るとしよう、全く・・こっちはゆっくりと過ごしたいだけなのにさ。」

 

そういって俺たちは馬車の方へと移動をして次の街へと向かうことにした、




次回 次の街へと向かうラウルたち、だが街の関所を通ろうとしたが封鎖されていた、何でも魔物たちがある場所に集まっているという噂を聞いたからだ、ラウルは仕方がないと思いその場所へ向かうことにした。

次回「噂の場所へ。」


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噂の場所へ

ラウルside

 

なんか久しぶりだな・・・・・・まぁ小説を書いているここの主が思いつかなかったってのもあるけどな?

 

さて久しぶり過ぎて俺はとりあえず両手や両足を動かしていた。

 

『ぴきー?』

 

「何でもないよスラッシュ。ただ体を動かしたいだけだから。それよりも・・・・・・さっきから動かないんだけど?」

 

そう先ほどから俺達の馬車はほかの馬車と同じく動けない状態だ・・・・・・しょうがない俺は強化した両目で遠くの場所を見ていた。

 

「・・・・・・どうですか?旦那様?」

 

「・・・・・・あーどうやら関所が封鎖されて動けないみたいだ・・・・・・だが原因がわからないと意味がない。さてどうしたものか・・・・・・」

 

「主さまこの先が行けないと次の場所に行くことができませんからね・・・・・・」

 

「あぁそのとおりだ。スラッシュ悪いがなんで通れないのか透明化で調べてくれないか?」

 

するとぽんとスラッシュが人間形態になり着地をしてこちらに振り向いた。

 

「了解っす!!スラッシュにお任せニンニン!!」

 

スラッシュが透明化となりグラエキスは槍を磨いていた。数分後スラッシュが戻ってきた。

 

「どうやら魔物たちがどこかで集まっているみたいで勇者たちが現在討伐氏に向かったとのことです。」

 

「なるほど・・・・・・仕方がないセレーヌたち俺達もその洞窟へと向かおう。あいつらのレベルからしたら遅すぎるからな。」

 

「ふふふそうですね?では。」

 

「あぁパトリシア目標変えてくれるか?」

 

『ヒヒ―――ン!!』

 

パトリシアは方角を変えて俺達は魔物たちがいるといわれる場所へと向かった。

 

ラウルside終了

 

ラウルたちは洞窟の入り口に到着をした。彼は創生をして武器をガンブレードを装備をして馬車から降りたつ。

 

ほかのみんなも準備が完了をしていざ中へと投入をする。

 

アステラスは待ってといい耳を澄ましていた。

 

「・・・・・・間違いない。ここにはたくさんの魔物たちがいる。主気を付けて。」

 

「ありがとうアステラス。」

 

彼はアステラスの頭を撫でると彼女はえへへと笑顔で笑う。

 

ほかのみんなからしたら羨ましいと思っているがスラッシュは彼の頭の上でいつも通りに乗っており辺りを警戒をしている。

 

すると前からコウモリ型の魔物たちが襲い掛かってきた。

 

「キラーバットじゃなわしに任せい!!ダークネストルネード!!」

 

黒い竜巻を発生させてグラエキスの魔法がキラーバットたちを攻撃をして撃破していく。

 

サラは剣を使い次々に切っていきナラは呪文を唱える。

 

「ブリザード!!」

 

強烈な吹雪がキラーバットたちに命中して撃破する。セレーヌも光の魔法シャインで撃破していく中ラウルは・・・・・・

 

「出番が待たないよ・・・・・・とほほほほ。」

 

仲間たちが倒していくので自分の出番がないかなと思っていると後ろからイノシシ型の魔物が槍を持ちこちらに突っ込んできた。

 

「主お任せ。いでよゴーレムちゃん!!」

 

『ぐおおおおおおお!!』

 

ゴーレムが現れてイノシシ型のモンスター『イノブー』を殴り飛ばした。

 

「・・・・・・スラッシュ火炎の息。」

 

『ぴきーーー!!』

 

スラッシュの口から火炎の息が放たれて魔物たちを燃やしていきラウルは出番がないなーと思いながらスラッシュが再び頭の上にドッキングする。

 

彼らは先に進んでいくとわかれ道がある。

 

「ならここはこの魔物を出しましょう。出ろ!!」

 

アステラスは呪文を唱えると一体の魔物が出てきた。

 

「こいつは?」

 

「は、こいつは重要な方角などがわかる魔物でして名前は「ビヨーン」という名前です。」

 

「び、ビヨーンね・・・・・・」

 

何て言る名前なんだと思いながらビヨーンはビーンと伸ばしている。

 

「左の穴にどうやら強力な敵がいるみたいですね?」

 

「それもわかるんだすげー・・・・・・」

 

「ビヨーンご苦労様です。」

 

『ビヨヨ―――ン!!』

 

ビヨヨ―ンは魔法陣の中へと消えてラウルたちも先の方へと向かうとグラエキスたちは武器を構える。

 

「主よきをつけーい、どうやら迎えてくれるみたいじゃぞ?」

 

「へぇ・・・・・・」

 

ラウルも先ほどから謎の力を感じていた。だからこそガンブレードを構えている。そして彼らが階段を降りたちまっていたのは。黒き龍だった。

 

『ぐおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!』

 

「ダークドラゴン!?」

 

「馬鹿なやつがなぜここに!!」

 

「ダークドラゴン?」

 

ラウルは黒い龍を見て強そうと思ったがグラエキスたちがすごく驚いているのが不思議あった。

 

「ダークドラゴンは通常は闇の・・・・・・言えば魔法が住んでいる付近にいるものです。だからこんなところにダークドラゴンがいるなんてありあえません。」

 

「だがこいつがいるってことは倒せばいいんじゃないか?俺たちならいける!!」

 

「はっはっはっは!!そうじゃな主が言うなら間違いないわい!!」

 

「作戦はセレーヌとナラは援護魔法を頼むその間に俺とグラエキスが接近をしていく。サラはこれを受け取れ。」

 

「マシンガンですか?」

 

「あぁ援護は任せたぞ!!」

 

「サポートをします。「疾風!!」

 

アステラスは疾風という魔法で二人のスピードを上げる。

 

「さーていくぞ!!」

 

「了解じゃ!!」

 

ダークドラゴンは口に漆黒の火炎を放ってきた。二人は回避をしてグラキエルは槍でダークドラゴンに攻撃をするが腕でガードされる。

 

「なんと主が作ってくれた武器が効いていない?」

 

「は!!」

 

ラウルはガンブレードを銃モードに変えてトリガーを引き弾を発射させる。ダークドラゴンは腕でガードをした。

 

「堅いと来たか・・・・・・なら龍なら龍に対応する武器で倒す!!」

 

左手に現れたのはドラゴンキラーと呼ばれる武器だ。彼はダークドラゴンに攻撃をしようとしたが・・・・・・

 

「・・・・・・・・・・・・」

 

武器を降ろした。

 

「主?」

 

全員が突然としてラウルが武器を降ろしたのでいったいどうしたのかと見る。

 

「戦いはやめる。」

 

「「「「え?」」」」

 

「見ろよ。」

 

ラウルが指をさした方角を見ると小さいダークドラゴンがいた。

 

「これってもしかして・・・・・・」

 

「おそらくダークドラゴンはここで子供を育てようとしたんだ。それで侵入者たちを追い払っているがどうやら彼らはここで静かに過ごしたいだけみたいだ。安心をしろダークドラゴン俺達はお前たちの住処を荒らしたりしないさ。」

 

『・・・・・・・・・そうか。』

 

「なんとしゃべれるのか!!」

 

『・・・・・・いやしゃべれるのは私だけだ。お前は不思議なやつだ・・・・・・普通は私を見たやつらは襲い掛かってくるものばかりだ。だがお前は私が子供を守っていると知りすぐに武器を収めた。変な人間だな?』

 

「そうかもしれない。だがなあんたを失った子どもたちはどうする気だ?それに必死にあんたを守ろうとしているのを見てあんたたちが静かに暮らしたいと思っているんだなと・・・・・・」

 

『・・・・・・・・・』

 

「さて『待ってくれ』え?」

 

『・・・・・・私と契約をしないか?いや頼む・・・・・・』

 

「いったいどういう吹き回しだい?」

 

『なにお前と一緒なら楽しいと思っただけだ。それに子どもたちにも外でのことを学ばせるのはいいと思ってな。』

 

「・・・・・・まぁ俺の旅は自由気ままにするのが目的だからな。魔王討伐は勇者に任せるのさ。」

 

『お前らしい・・・・・・』

 

「ん?」

 

ラウルの左手の紋章が光りだしてダークドラゴンたちに命中をする。

 

「いたたたなんだ?ってことは!!人間の体!?」

 

「ママどうなっているの?」

 

「すげー人間の体になっちゃった!!」

 

「旦那様すごいです!!」

 

「さすがご主人様だ!!」

 

「ふふふなるほど自由にこの姿や元の姿に戻れるみたいだ。これからよろしく頼むよ旦那様(笑)」

 

「ふぁ!?」

 

黒い髪に胸はダイナマイト級のダークドラゴンだった人にラウルは顔を真っ赤にしてしまうがほかのメンバーたちにとっては面白くない。

 

そしてダークドラゴンの二人の子どもは男の子と女の子になっているがラウルの両手に抱き付いていた。

 

『ぴきーーぴきーー!!』

 

スラッシュがここは自分のというぐらいにラウルを包みこもうとしていたが二人の子どもたちは口からひのこなみの火炎を放つ。

 

「あっちいいいいいいいいいいいい!!」

 

二人の子どもたちの火炎を受けてラウルは攻撃を受けてしまう。

 

「こら二人とも!!」

 

「「ごめんなさい・・・・・・」」

 

「あー気にするな。」

 

ラウルはセレーヌの回復魔法で傷を癒してもらい馬車へと戻った。どうやら関所の方は開いており彼らは次の街へと向かうのであった。




NEW仲間

ダークドラゴンと子ども2匹が仲間になった。

次回関所を通過してラウルたちは旅を続けると街が見えてきた。そこで休憩をして宿へ到着をして部屋へ泊る。

ダークドラゴンたちの子どもたちも初めてのベッドで楽しんでいた。ラウルは彼女たちの名前を考えることにした。

次回「宿へ到着」


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宿へ到着

ラウルたちは新たな仲間ダークドラゴン一家を仲間に加えて旅を続けていた。彼らは次の街『モルガラ』という街へ到着をして宿へ到着をした。

 

「いやー疲れましたのーーー」

 

「まぁしょうがないさ。だが新たな仲間を得れたからいいかもな?」

 

ラウルたちが見ているのは契約魔法によって人間の体を手に入れたダークドラゴン親子だ。子どもたちは始めてみる街に目を光らせていた。

 

「ただいま戻りました。」

 

「おかえりアルフ達。とりあえず今日は休むとしようか?」

 

「そうですね。」

 

彼らは体力などを回復させるために眠りについた。

 

次の日 ラウルはダークドラゴンと子どもたちと一緒に街を探索をしていた。

 

「「探索探索ーーーーー」」

 

彼の両手には彼女の子どもたちが抱き付いておりラウルも元気でいいなと思いながら一緒に歩いている。

 

「すみません主。」

 

「気にするなって仲間だからな。そういえばお前たちの名前などを考えていなかったな・・・・・・」

 

ラウルは男の子の方を見た。

 

「?」

 

「そうだ。お前は今日からアイクだ。」

 

「俺アイクって名前?」

 

「あぁそうだ。そして君は・・・・・・ルフレだ。」

 

「ルフレ?」

 

「そうだ。そして最後はあなたか・・・・・・レシア・・・・・・それがあなたの名前だ。」

 

「レシア・・・・・・ありがとうございます主さま。」

 

「「ありがとう!!」」

 

3人の笑顔を見てよかったと思うラウルであった。一方でグラキエルはアステラスと一緒に行動をしていた。

 

「そういえばあなたは鎧を脱がないのですね?」

 

「まぁわしは亡霊みたいなものじゃから。見ろアステラス。」

 

「・・・・・・勇者たちみたいですね?とりあえず隠れて様子を見ましょう。」

 

二人は勇者一行が到着をしたのを見て隠れて様子を見ることにした。

 

「ようやく次の街ですね。」

 

「だな。」

 

「疲れました。」

 

「宿で休みたいですね?」

 

「そのとおりだ。今日はここで泊まるとしましょう。」

 

勇者たちが移動をしたのを見てアステラスは召喚魔法を使い伝書モンスターを出してラウルの元へ飛ばした。

 

宿へと戻ったラウルたちは泊まっている部屋へ戻り窓を見ていると伝書モンスターがやってきた。

 

「アステラスが出したのか?どうしたんだ。ふむふむ勇者たちが・・・・・・ありがとうな。」

 

伝書モンスターは伝えると姿を消す。

 

「主さま、勇者たちがこの街へ来ているのですか?」

 

「その通りですよ。スラッシュ悪いが人間態になってくれ。」

 

『ぴきー!!』

 

スラッシュは光りだして人間態へとなり座る。

 

「ふぅ・・・・・・人間形態って案外疲れるのです。」

 

「しかし主さまどうしますか?」

 

「あいつらのことは正直言ってどうでもいいさ。俺達は俺たちの旅をするだけだ。」

 

ラウルは正直言えばのんびりこの世界を堪能をしたいと思っているだけだ。だがそれでも彼の仲間に加えようとするなら戦う決意を固めている。

 

その夜 ラウルたちは酒場でお酒を飲んでいた。

 

「上手いですね。」

 

「あぁうまいな・・・・・・」

 

ラウルたちはお酒やつまみなどを飲んでいながら勇者たちも同じ場所で飲んでいた。ラウルは力で彼らがいるのがわかっているのでスルーをすることにした。あんまり彼らとかかわるつもりはないからだ。

 

次の日 彼らは次の街へ行くために準備をしていた。パトリシアに準備をして次の街へと向かって歩いていく。

 

その前に現れたのは魔物たちだった。

 

「全くめんどくさいな・・・・・・」

 

ラウルは武器を創成をした。彼が創成をしたのはオーブスラッガーランスだ。彼はレバーを一回弾きオーブランサーシュートが放たれてモンスターたちを撃破した。

 

「・・・・・・・・・」

 

だが彼は別の場所にランサーを向けていた。

 

「さっきから見ているのがばれているんだよ勇者さんたちよ。」

 

「ばれていましたか。」

 

勇者たち四人が姿を現した。ラウルにとってはめんどくさい奴らに絡まされたなと・・・・・・勇者たち一行は彼が持っている槍を見ていたがすぐにラウルは槍を消した。

 

「あなたはいったい何者なのでしょうか?スライムにエルフ・・・・・・そしてドラゴンのたちと一緒にいる。」

 

「ただの旅人さ。といっても見逃してくれないみたいだな。」

 

向こうは戦闘準備をしておりラウルも武器を創成をする。今ここに勇者一行対ラウル一行の戦いが始まろうとしていた。




次回「ラウル対勇者」


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ラウル対勇者。

ラウルside

 

俺達は次の街へ行こうとしたときに魔物が現れた、俺は槍を生成をして現れた魔物を突き刺した。だがその様子を見ていた人物がいた勇者一行だった。

 

まぁ俺的にはまさかつけられていたとは思ってもいなかったな。仕方がない・・・・・・戦うつもりはないが向こうはやる気みたいだな。

 

「グラエキスはあの戦士を頼む、アルフたちはあの魔導士たちを・・・・・・スラッシュはグラエキスを援護を頼む。レシアは子どもたちを守ってくれ。ただし相手を殺すなよいいな?」

 

「わかっているわい!!」

 

「えぇその通りです。」

 

俺は剣を生成をして勇者と戦うために移動をする。彼は俺の動きに合わせて移動をして剣を抜いて襲い掛かる。

 

「ちぃ!!」

 

素早い剣技が俺に襲い掛かるはじかせているがなんとも速い攻撃をしてきている。このままじゃまずいなと思い俺はピオラをかけて素早い動いて後ろへ下がってガンブレードを生成をしてガンモードで勇者に攻撃をする。

 

「ッ!」

 

左手の盾で俺が放った弾丸をガードをして接近をしてきた。俺はこのとき勇者のことを勘違いをしていた。

 

(こいつは努力型か・・・・・・なるほどな。)

 

俺はガンブレードをブレードモードで彼がふるった剣をガードをしていく。

 

「風よ刃となって相手を切れ!!ウインドカッター!!」

 

俺は風の魔法ウインドカッターを発動させて勇者に攻撃をする。彼は魔法を使うとは思ってもいなかったのか盾でウインドカッターをガードをしているがその隙に俺は後ろに回りこんでツインダガーを構えて彼の首元につきつける。

 

「・・・・・・さすがダークドラゴンなどを仲間に加えているだけあるな。」

 

「あんたも・・・・・・ん?」

 

俺は聴力を強くして何かの音がこちらに近づいているのを感じた。ばきばきと木をなぎ倒していき現れたのは大きなモンスターだった。

 

『ぐおおおおおおおおおおおおお!!』

 

「なんでギガンテスが!!」

 

「ちぃ!!」

 

俺は棍棒を振り回すギガンテスに向かって走っていき漆黒の剣を出して攻撃をする。これはグラエキスが守っていた漆黒の武器の一つで俺はそれを振るいギガンテスを切り裂いた。

 

「すごい・・・・・・」

 

「ちぃ後ろだ!!」

 

俺は走りだして後ろの現れた敵からあいつを守るために抱えて飛び立とうとしたが・・・・・・

 

むにゅ。

 

「むにゅ?」

 

「!!!???!???」

 

彼は顔を真っ赤にしているがってまさか・・・・・・俺は彼・・・・・・いや彼女を降ろしてからもう一体の敵の方に向かって魔法を唱える。

 

「凍えろ!アイスクリスタル!!」

 

俺が放つアイスクリスタルがモンスターに命中をして魔物は凍り付いて俺は剣で叩き割ったが勇者は顔を真っ赤にしていた。

 

「・・・・・・お前女だったのか・・・・・・」

 

「えぇそうよ。私は女よ・・・・・・性別を隠して男として活動をしていたのよ・・・・・・まさかあなたにバレルなんてね。」

 

「まぁ俺はどうでもいいし魔王との戦いはあんたたちに任せる。」

 

「あなたはどうして戦わないの?」

 

「・・・・・・俺はのんびりと過ごしたいのさ、仲間たちと共にな・・・・・・それが俺がこの世界でやっていくことさ。」

 

俺はそういって勇者たちとの戦いを終えてパトリシアに乗りこんで旅だった。全くいい迷惑だったけどな。

 

「大丈夫かのラウルよ。」

 

「大丈夫だ問題ない。お前たちの方は大丈夫だったか?」

 

「えぇセレーヌさまの援護魔法で何とか戦うことができました。」

 

「わしの方もスラッシュの援護で戦っていたがあの戦士なかなかやるわい。」

 

「ぴきー!!」

 

スラッシュは癒しの波動を放った。ラウルたちの体力などが回復した。

 

「ありがとうスラッシュ。」

 

俺は頭の上に乗っているスラッシュになでなでしてぴきーと鳴いて俺はセレーヌに次の場所を聞くことにした。

 

「セレーヌ次はどこに向かえばいいのかな?」

 

「そうですね。ここからですと水の街が近いですね。」

 

「ほう水の街とな。」

 

「えぇそこは綺麗な噴水などが有名なのですよ。」

 

「それはぜひ行ってみたいとな。」

 

こうして俺達は次の目的場所を水の街に決めてそこへ向かうのであった。




次回 水の街へ到着をしたラウルたち、本当に噴水などが綺麗で見惚れていたがラウルだけは何かがいるのを感じてスラッシュと共に歩く。

次回「水の街にいたモンスター。」


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水の街にいたモンスター。

ラウルside

 

勇者たちと戦った後俺達は馬車を水の街「スイレーン」へと進路を向けていた、セレーヌ曰くそこは綺麗な水の街と言われているらしく、観光客などが多く来ていると言われていた。

 

「ほうそんな水の街にわしらもいける日が来るとは思ってもいなかったわい。」

 

「そうですね、私はあの子たちを守るために洞窟の中で過ごしていましたから・・・・・・」

 

グラエキスやレシアが言うがお前たちは俺の仲間だからな?死なせるわけにはいかないぜ・・・・・・さてそんな話をしながら街「スイレーン」に到着をした。

 

「これは・・・・・・」

 

「とても綺麗です!!」

 

アルフたちが噴水を見てうっとりとしているが確かにこれはとても綺麗な噴水で水の街といわれているだけあるな・・・・・・

 

「ん?」

 

「スラッシュどうした?」

 

「・・・・・・・・・気のせいだと思うのですが・・・・・・モンスターの匂いを感じました。」

 

「匂い?」

 

スラッシュの項目を見ると探査能力が増えていることに気づいた、いつのまに・・・・・・とりあえず奴は夜に活動を開始をするのかわからないため、俺とスラッシュは夜に出ることにした。

 

そして夜となりセレーヌたちは眠っているのを見てから俺とスラッシュは街に出る。

 

「スラッシュわかるか?」

 

「うーんだいたいだけどわかるよ?あの場所!!」

 

そこには高い塔があり、街が見渡せるほどの高さだ。もしスラッシュの言う通りならモンスターは何かをしようとしているのは間違いない。

 

「行くぞスラッシュ!」

 

「ぴきー!!」

 

スラッシュは俺の頭に乗り俺はダッシュをしていき塔の方へと向かう。

 

ラウルside終了

 

一方で塔の頂上にいるモンスター。名前は「エービルガウスト」という名前のボスモンスターだ。

 

「エービルガウストさま。間もなく準備が完了をします。」

 

「ご苦労、この石化をする雨を降らせて街の奴らを全滅させる作戦、ふっふっふこの俺じゃないと考えられないからな。さーーっすがエービルガウストさまだぐっはっはっはっは!!って俺じゃん俺天才!!」

 

っとエービルガウストは自己自賛をしていると突然として光弾が放たれてモンスターが倒れる。

 

「何!?誰だ!!」

 

「まさか塔の頂上にモンスターがいるとは思ってもいなかったわ。全くそういうのは優者たちの出番だろうが・・・・・・」

 

そこにいたのはラウルとスラッシュである。彼は銃剣を生成をして弾丸を放ち装置をいじっていたモンスターを倒してから着地をする。

 

「おのれたかが人間がこの俺エービルガウストさまに勝てるとでも思っているのか!!だが俺さまが出る必要はないな。行け!!我がモンスターたち!!」

 

「「「ぐおおおおおおおおおおおおおおおお!!」」」

 

エービルガウストの命令を受けてモンスターたちがラウルに襲い掛かろうとしたがスラッシュが前に立つ。

 

「ただのスライムじゃないか、気にせずに「スラッシュ灼熱の息」え?」

 

「ぴきいいいいいいいいいいいいいいい!!」

 

スラッシュの口から灼熱の炎が吐かれてモンスターたちを次々に焼いていきエービルガウストの放った部下たちはスラッシュ一匹に倒される。

 

「な、なんだそのスライムは!?てかなんで灼熱の息が吹けるわけ!?」

 

「さてどうする?お前の部下は倒されたみたいだけど?」

 

「おのれただの人間が俺様を怒らせたこと後悔をするがいい!!」

 

エービルガウストはラウルに突進をしてきた、彼は彼の頭部を踏んで上空へ飛ぶ。

 

「馬鹿め空では自由が効かないだろうが!!くらえ!!」

 

エービルガウストは呪文を唱えて火の弾を連続して放つが、ラウルは創成能力を発動させて背中に装着をするとエナジーウイングが発生をして回避をした。

 

「何!?」

 

「であああああああああああああ!!」

 

そのまま剣を生成をして彼の左角を切断する。

 

「ぬお!?俺様の角を!?」

 

「・・・・・・・・・」

 

彼はそのまま武器を生成をしてブリザードソードを生成をして地面に突き刺してエービルガウストの下半身を凍らせる。

 

「な、なんだこの冷気は・・・・・・とかせないだと!?」

 

「さーてこれで終わりにしてやるさ・・・・・・」

 

彼は生成をして銃を作って構える。

 

「シューティングバレット!!ファイア!!」

 

狼型のエネルギーが飛びエービルガウストに命中をしてダメージを与えていく。

 

「お、おのれ!!」

 

「もうおわりだよ?」

 

「な!!」

 

彼はマッハの能力を使いメイスを生成をしてそれを振り下ろしてエービルガウストの脳天を陥没させた。

 

そして氷が解けて彼はそのまま後ろの方へと倒れる。

 

「スラッシュどうだ?」

 

スラッシュは人間形態へと姿を変えて確認をしている。

 

「死んでいるね?さっきのメイスの攻撃がとどめみたい。」

 

「さてとりあえずこんなものブラックホール!!」

 

彼は小さめのブラックホールを作り機械を吸収させてブラックホールを消した。こうして密かにエービルガウストの作戦を潰したラウルとスラッシュであった。

 

だがその様子を見ている魔導士がいた。

 

「ほーう勇者以外にも我ら魔族と戦う人物がいたとはな・・・・・・だが奴は何者だ?私は長いこと生きてきたが・・・・・・奴はモンスターを仲間にしているみたいだな・・・・・・ならしばらくは様子を見るとしようかな?」

 

魔導士はそういって杖を使い魔法陣を出して変身をする。

 

次の日ラウルは一人で街を歩いていた。ふああああと欠伸をしながら街を探索をしていると彼は罠にかかっている鳥を見つける。

 

それこそラウルを見ていた魔導士が変身をした鳥である。彼はそれを気にせずに罠を解放させると鳥は彼の肩にとまった。

 

「おいおい。まぁいいか・・・・・・旅をするメンバーが増えるってのも。」

 

彼はそう言いながら肩に鳥を乗せながら彼らが待っている宿へと帰ってきた。

 

「「「?」」」

 

「えっとマスター・・・・・・」

 

「どうした?」

 

「いやその鳥はどうしたのですか?」

 

「・・・・・・あぁ罠にかかっていたから助けた。」

 

「ほーう珍しい鳥じゃの?新種かのーーーー?」

 

全員が鳥をじーっと見ていた。一方で鳥になっている魔導士は驚いている。

 

(なんでダークドラゴンに闇の鎧などを守っているグラエキスなどがいるのよ!?こいつは一体何者なんだ!?)

 

魔導士は驚きながらも鳥の姿で様子を見ることにした。

 

「さてセレーヌ次はどこに行く?」

 

「そうですね・・・・・・」

 

(な!!こいつは確かセレーヌという姫だ。なんでこの男と一緒にいるんだ・・・・・・この男一体何者なんだ!?)

 

こうして魔導士は彼らの様子を見るために加わるのであった。

 

「そうだ名前はアイルスにするかな?」

 

(どうして私の名前がわかったあああああああああああああああああああ!!)

 

ちなみにラウルは適当につけた名前だということであった。




次回 アイルスは鳥の姿のまま彼らと同行をしていた。時には襲い掛かるモンスターと戦い、時には人助けをしている姿を。

次回「アイルスの様子見。」


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アイルスの様子見

アイルスside

 

私は今鳥の姿に変身をしてこの男ラウル・ランページたちの旅に同行をしていた。お姫様を中心にエルフに魔術師、ダークドラゴンにグラキエル・・・・・・さらに召喚士にスライムなどの仲間が加わっている。

 

「・・・・・・・・・・・・・・・」

 

「どうしたのですかラウルさま?」

 

「いや何でもない、何か知らないが誰かに見張られている感じがする。」

 

「見張られている?」

 

全員であちこちを見ているがまさかこの男が・・・・・・私のことを言っているのだろうか?この男油断ができない・・・・・・

 

「ぴきーーーーー」

 

「スラッシュどうした?」

 

「主よどうやら敵がでてきたようじゃ!!」

 

あれは確かこの辺のモンスターだな?確か名前は「エビマテン」と「カニナイト」だったかな?

 

「あれはエビマテンにカニナイト・・・・・・この辺のモンスターですね。」

 

「OKならこの武器だな?ソニックアロー」

 

ふぁ!?武器を生成をする能力ですって!?

 

「さて主よどうするかの?」

 

「いつも通りだな・・・・・・」

 

「主さまここは私にお任せをしてもらってもよろしいですか?」

 

「レシア?」

 

「ダークドラゴンの力をお見せしましょう。はああああああああああああああ!!」

 

レシアと呼ばれた女性はダークドラゴンへと変わりカニナイトたちは驚いている。そりゃあそうでしょうね。ダークドラゴン自体はだいたいは魔王さまの近くらへんに住んでいる生きものですからねそれがこんなところで現れるなんて思ってもいなかったでしょうね?

 

しかもこの個体おそらく最近まで族を纏めていた人物で間違いない。女ドラゴンでありながら頂点にいたドラゴンがいた。ただ最近になって行方不明になっているとは聞いていたけど・・・・・・

 

あ、口から灼熱の炎を出してカニナイトたちがこんがりやけていく。美味そうじゅるり・・・・・・は!!違う違う何を考えているのかしら?

 

「こんがり焼けましたね(笑)」

 

「あぁそうだな。てか美味いのか?」

 

「おうカニナイトは焼けばうまいからのーーーどーれ。」

 

グラキエルがカニナイトのはさみのぶぶんをぶちっと引きちぎるとそこにはこんがり焼けているために白身などが出ていた。

 

「どうしますか?こんなところで放置をしておきますと・・・・・・」

 

「うーむ今日はここで昼飯タイムとしますか。」

 

「そうじゃのーーーー」

 

「では調理をいたしますね?ってレシアさんがもうほとんどしたのでラウルさまお皿などは出せますか?」

 

「ちょちまってくれ・・・・・・ほれ。」

 

な!!皿まで作ることができるなんて・・・・・・って彼は便利屋みたいなのね・・・・・・って見ると本当こいつを慕っているわねこの子たちは・・・・・・エルフたちも彼に懐いているしってスライムは変身をしてって変身?

 

「マスターーーーーーむぎゅーーーーー」

 

「スラッシュいきなり抱き付いてくるな・・・・・・」

 

なるほどこのスライムは人間を食べたことで変身ができるようになるのね・・・・・・っておかしいわね?そんなスライム聞いたことがないわよ・・・・・・・とまぁ見物をしているとラウルって男が私のところへとやってきてしゅたっと置いた。

 

「ほらお前も食べろよ?鳥の姿をしても食べれるだろうけどさ・・・・・・」

 

・・・・・・・・・え?今なんて言ったのかしら?鳥の姿をしても食べれるだろうけどさ・・・・・・ってもしかして私ばれている!?

 

「ん?どうした?」

 

・・・・・・この男・・・・・・本当に何者だろうか?

 

アイルスside終了

 

ラウルside

 

さっきから鳥の方から何かを感じていたけどやっぱり変身をしている姿なんだなと俺は思っていた。なんでわかるかって?魔力だよ・・・・・・おそらく変身魔法を使っている影響かもしれないが魔力が放出されている感じがしたんだ。

 

鳥の方を見ると汗だくになっている気がするな・・・・・・まぁばれてないと思っていたけどばれているんだよなーーーーほかの奴らも知っていたから黙っていたけど。

 

「お前バレバレだぞ?てか戻ったら?」

 

アイルスは観念をしたのか光りだして鳥の姿から魔法陣を発生させて人間の姿に戻った。

 

「・・・・・・お主はアイルスではないか。」

 

「グラキエル知り合い?」

 

「おう魔王軍の魔導士参謀をしていたやるじゃ。だがお主がなんでラウル殿の鳥になっていたのじゃ?」

 

「・・・・・・気になったからよ。」

 

「「「気になった?」」」

 

「ぴきー?」

 

「そうよ魔王軍と戦う勇者以外にも戦っている人物をこの間のスイレーンでのこの方の戦いを見ていたのよ。」

 

「あーあの時感じた視線はお前だったのかってありゃ?」

 

そうしゃべっていると俺の左手の契約の印が光りだした。

 

「それって!?契約の印!?はう!!」

 

放たれた契約の印の光が彼女に当たり印の方を見るとアイルスって名前が追加されていた。

 

「ほーうアイルスよかったのーーーお主ラウル殿と契約されたぞ?」

 

「な!!」

 

彼女は左手を見るとそこには俺と同じ契約された証がつけられた。

 

「まさか契約印をもっているなんて思ってもいなかったわ・・・・・・なら仕方がないわ。このアイルス、あなたのために働くわよ?これでも魔法に関しては色々と覚えているからよろしく。」

 

魔法か・・・・・・確かに俺は創成を作る能力があるが魔法はセレーヌがいるからな・・・・・・けどグラキエル曰く魔法で彼女に勝てる奴はおらんほどか・・・・・・って待てよ俺って魔王軍の参謀を抜き取った感じだよね?やばばばい・・・・・・

 

「はぁ平和な生活が終わりそうかな?」

 

「主?」

 

「なんでもなーいよ。とりあえず次の街へと行きますかな・・・・・・はぁ・・・・・・」

 

俺はため息をつきながら次の街へと向かっていく。何事もなければいいけどなーと思いつつ勇者たちはやく魔王倒せ。




次回 ラウルたちは新たな仲間アイルスを加えて次の街へ到着をした。街に到着をしたがどうも雰囲気が変だと思いスラッシュに偵察させるとロボットたちが人間を奴隷のように働かせているというのを聞いた。

次回「奴隷の街。」


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奴隷の街

ラウルside

 

グラエキスからアイルスのことを詳しく聞いた。彼女は魔王のところでは魔導士参謀と呼ばれている人物だということだ。・・・・・・うん俺まずくない?魔王軍の魔導士参謀を契約をしちゃったんだよね?

 

俺平和な生活をしたかったのに・・・・・・神さまのばかやろおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!

 

「くしゅん!!」

 

「これもご主人様の人望ってものですよ?」

 

「その通りです。」

 

セレーヌ、アルフ・・・・・・褒めてくれているけど今の俺嬉しくないんだよーーーーだってよーく考えてみたらうちのメンバーって姫、エルフ×3、スライム、闇騎士、召喚士、魔導士参謀、ダークドラゴン×3という不思議なパーティだよ!?

 

「・・・・・・そして俺か」

 

はぁーとため息をつきながらパトリシアは次の街の方へと向かっていく。

 

「ご主人様、次の街は「パトレーラ」という街ですわ」

 

「パトレーラという街か・・・・・・どういう街なんだ?」

 

「実は名前は知っているのですが・・・・・・実際に行ったことはないのです。なにせここら辺からはイスカンダル王国の国ではなく「バラスト王国」の街でもあるのです。」

 

バラスト王国・・・・・・ん?何か燃えている気がするのだが?

 

「スラッシュ、悪いが先に行ってくれないか?」

 

「わかりました!」

 

スラッシュは擬態化を解除をするとそのまま街の方へと向かっていき俺達はパトリシアの中で待機をしているとアイルスは首をかしげていたので俺は声をかける。

 

「どうしたんだアイルス?」

 

「あ、主殿・・・・・・いえパトレーラという街の名前をどこかで聞いたことがありまして・・・・・・はて?」

 

「がっはっは!魔導士参謀殿も年ではないでしょうか(笑)」

 

「失礼な!!私はまだ若い!!」

 

グラエキスとアイルスが喧嘩をしているが俺は気にせずにスラッシュが帰ってくるのを待っていると戻ってきて人間態になる。

 

「大変だよ!街にロボットが暴れていて街の人たちを襲っているの!!」

 

「なんだと!?急いでいかなければ!!」

 

パトリシアを走らせてパトレーラという街へと走らせると入り口付近で兵がロボット兵に切られているのを見て俺は武器を生成をしてパトリシアから飛びあがりロボットを切り裂いた。

 

ちなみに作った武器は星獣剣である。ロボットはラウルに気づいて持っている武器を構えた。

 

彼は左手に銃を生成をして構えると上空から雷が降り注いでロボットたちは機能停止をしたのでラウルは振り返るとサラが魔法を唱えたみたいで彼女は膝をついた。

 

「サラ大丈夫か?」

 

「はい・・・ですが魔力を消費をしてしまって「ほら」あ、ありがとうございますアステイヤさん。」

 

アルテイヤが魔力を回復させる薬を飲ませてくれたのでサラは回復をして彼らは中へと入るとロボットが暴れておりラウルは指示を出す。

 

「俺とグラエキス、アルフとナラは突撃をする。レシアはここでスラッシュたちと共に子どもたちを」

 

「ご主人様!俺達も!」

 

「駄目だ!行くぞ!!」

 

ラウルの言葉を聞いて分散をして彼は走っていくと子どもを襲おうとするロボットの右手を切断させてから頭部に銃をつきつけて発砲をして倒す。

 

「ふぇ?」

 

「大丈夫か?」

 

「うん、お兄さんは?」

 

「俺は旅人だ。さてとりあえずターゲットロック・・・・・・放て!ライトニング!!」

 

上空へと放たれたライトニングがターゲットをロックをしていたロボットたちに命中をして次々に機能が停止をしていく。

 

彼は救出をした女の子を連れて帰ってくるとグラエキスなども合流をする。

 

「流石主様じゃ!」

 

「ご主人様お見事です!」

 

グラエキスとアルフはラウルをほめているとほかのメンバーも合流をすると街の長の人物達が現れる。

 

「あの旅人の方々、助けていただいてありがとうございます。よかったら私の家で泊まってくれませんでしょうか?」

 

「・・・・・・・・・・・・」

 

ラウルはあまり関わりたくないが人々などが見ているので仕方がないとため息をつきながら長の家へとパーティと共に向かう。

 

中に入り長に座るように言われたので座った。

 

「では改めまして私はこのパトレーラの長を務めております「パトリス」といいます。このたびは街を救っていただきありがとうございます。」

 

「いいえ、ラウル・ランページといいます」

 

「セレーヌと申します。」

 

「セレーヌと言われますとあのイスカンダル王国のお姫様!?それがなぜこの街へ?」

 

「私は夫であるラウル様と旅をしているのです。」

 

「ふむラウル様は様々な人達に慕われているのですね。・・・・・・ラウル様旅人のあなたに頼むはいけないことなのですが・・・・・・お願いです!ロボットたちを操る魔物を倒してくれませんでしょうか!!」

 

「どういうことですか?」

 

「実はパトレーラを襲ったロボットは魔物「パンパース」と呼ばれるモンスターが操るものです。奴を倒さない限りロボットは暴れ続けるってことなんです。」

 

「そういうことが・・・・・・」

 

「最初は若い者たちが倒しに行きました。ここにいるあなたが助けてくれた孫の父親も・・・・・・」

 

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

ラウルは少しだけ考えたが元々優しい彼は断ることができないので承諾をする。

 

「わかりました。ロボットを操る魔物を倒しましょう!」

 

「ありがとうございます!!」

 

こうしてラウル達はロボットを操る魔物「パンパース」を倒す為に街で一晩泊まってから次の日出るのであった。




次回 パンパースがおると思われる洞窟へ到着をした一行、洞窟へと入ると落とし穴が現れた。

次回「罠だからけの洞窟」


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罠だらけの洞窟

村を襲っていたロボットたちを撃破したラウル達、彼らはロボットを操っていると思われるパンパースと呼ばれる魔物を倒す為に、奴らが住みかとしている洞窟の方へとやってきた。

 

「ここが、パンパースと呼ばれる奴がいるところか。」

 

「パンパース・・・パンパース・・・・・・」

 

アイリスは、先ほどからパンパースと名前を呟いていたので知り合いかなと思いながら、ラウルはグラエキル、スラッシュ、レシアを連れて中に入ることにした。

ほかのメンバーは、念のために自分たちが何かあった際に残ってもらうことにした。

 

「ご主人様、お気を付けください。」

 

「あぁわかっている。なにがあるのかわからないからな。」

 

警戒をしながら進んでいき、グラエキルなどは辺りを見ていた。

 

「しかし、なんもない洞窟じゃの?「カチ」ん?なんの音じゃ?」

 

「あ・・・・・・」

 

すると地面が開いてレシアはダークドラゴンの姿へと戻り、三人をつかんで反対側の方へと飛び着地をした。

 

「レシア、助かったよ。」

 

「まさか、こんな洞窟に穴があるなんて思ってもいませんでしたね。」

 

「おのれ!パンパースとかいう魔物をわしが成敗をしてくれるわい!!」

 

「とりあえず、罠があることがわかった。気を付けながら進んでいこう。」

 

ラウルはそういい、先へ進んでいくとロボットが攻撃をしてきた。ラウルは武器性せ能力を使いバズーカ砲を生成をして発射させた。

ロボットの一体に命中をして、グラエキルが飛びあがり槍でロボットの突き刺した。

 

「スラッシュさん!」

 

「はい!」

 

「ダークフレイム!」

 

「灼熱の息!」

 

二人が放った炎がロボットたちを溶かしていき、ラウルはブーメランを作り投げつけるとロボットたちを切り裂いた。

 

「対ロボット用に生成をしたメタルブーメランさ。ってく、こういうのは勇者たちの仕事だろうが。」

 

メタルブーメランを投げた後にそう呟きながらも襲い掛かってきたロボットの攻撃を交わすとライトニングを放ちロボットの一体を機能停止させた。

 

そして彼らは先の方へと進んでいき、グラエキルが扉を破壊して中に入ると、ロボットたちが一斉に襲い掛かってきた。

 

「であああああああああああ!!」

 

ラウルはメタルブーメランを投げてロボットたちは次々に切断されて破壊された。

 

「おのれえええ!私のロボットを破壊をしているのはお前だな!我が名はパンパースだあああああああ!行け!ロボットたち!」

 

「ご主人!こいつらの相手はわしらが務める!」

 

「あなたは、奴をお願いします!」

 

「わかった!」

 

スラッシュ達がロボットたちを引き受ける間に、パンパースへと向かうように言われてラウルは走りだした。

パンパースはラウルが来ているのに気づいてボタンを押すとビーム砲が現れて放ってきた。

 

「ミラー!」

 

現れた鏡がビーム砲を反射をして装置に命中をして爆発、そのまま接近をしてパンパースが乗っているマシンに剣を振り下ろした。

 

「どあ!」

 

パンパースは交わして後ろの方へと下がるとロボットたちが現れて襲い掛かってきた。ラウルはメタルブーメランを投げてロボットを撃破するが、一体のロボットが接近をして彼に切りかかろうとしたが、槍が胴体に命中をしてラウルは見るとグラエキルが投げつけたと判断をしてそのままロボットの頭部を踏んで飛びあがり剣を生成をして振り下ろした。

 

「であああああああああああああああああああ!!」

 

「ぐああああああああああああああああああああ!!この私があああああああああああああああああ!!」

 

パンパースが乗っていた機械事切り裂いて、爆発が起きてロボットたちは機能停止をした。

 

「なんじゃ?機能停止をしよったわい!」

 

「ふぅ・・・さぁ戻りましょう?子どもたちも待っていますしね?」

 

「そうそう、ご主人様ーーーー」

 

「ん?あぁ戻るよ。」

 

ラウル達によってパンパースの計画が崩されたのであった。まさか勇者じゃないものが魔王軍の計画を潰しているなんて知らないままであった。




次回 パンパースの計画を崩したラウル達、彼らは次の街へと向かっておりパトリシアの中でラウルは疲れたのか、眠りについていた。

次回「ラウル眠る」


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