ヒエヒエの実の能力者が巨人が蔓延る世界に転生した (マスターM)
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転生

進撃の巨人に今更ながら、ハマり書き始めました!!ハーメルンとゲームでの知識しかありませんがよろしくお願いします!!


「(元帥達の話通りならこの任務が終われば俺も大将か・・・)だがしかし・・・それが俺の正義に合うのだろうか?」

銀髪の少年ギルは現在偉大なる航路(グランドライン)前半の海に来ていた。実はギルは出発前に会議室を通りかかりある内容を聞いた。その内容がさっきギルが考えていた大将への昇格だった。

ギルの今回の任務は数人の直属の部下と共に訓練兵の実地演習だ。

 

「ギル中将間もなくオーレ島に着きます」

「分かった。異常はないか?」

「現在異常はありません」

「新兵達に通達、迅速に動く様に言っておけ」

「はっ!」

目的地の無人島に近づき部下の一人がギルに報告し、ギルは異常がないかの確認し新兵達に迅速に動く様部下に言った。部下は敬礼をして新兵達の元に向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヒュルルルル・・・・・・ズドォォン!

オーレ島の港に軍艦を停泊しギルが軍艦から降りようとしたら砲弾が飛んできて港に着弾した。

「何処のどいつだ?海軍に砲撃してくるアホは!?」

「ぎ、ギル中将!た、大変です!!」

「どうした!?相手が分かったのか?」

「あ、相手は『蒼鳥海賊団』です!!」

「何だと!?何故『五皇』である奴等が偉大なる航路(グランドライン)前半の海に!?」

そうギルに攻撃を仕掛けたのは五皇の一人蒼鳥海賊団の本船だった。

 

「グフフフ。今日の獲物はお前らだ!!覚悟しろ銀氷(ぎんひょう)ギル!!」

船首に立ちそう言ったのは蒼鳥海賊団船長蒼鳥フリーゲンだ。

 

「チッ、面倒な奴に目を付けられたな。演習は中止お前達は本部に帰還しろ!!」

「ギル中将は!?」

「奴の目的は俺だ。俺が殿を務める」

「・・・健闘を祈ります」ばっ

そう言い部下は敬礼しその後ろにいる新兵達も敬礼した。

 

「さて取り敢えず船を足止めするか」

そう言いギルは自らの能力で海を凍らせ、ギルは氷の上を滑りながら敵船に近づいた。

ギルの靴は軍が作った物でスケート靴にもなる。なお鉄の部分は海楼石で出来ており能力者を無効化出来る。

 

「船長どうしましょう!?」

「慌てんなお前ら!大砲で回りの氷を撃ち抜け」

「奴を狙わないのですか?」

「アイツに大砲なんか効果はない。なら早く動ける様に氷を割れ」

「へい!」

ズドォォン!ドゴォォォ!と砲撃が響きわたりギルは軍艦が完全に撤退する時間を稼ぐために甲盤に乗り込んだ。

 

「全くタイミングは悪いな。何故今前半の海にいるフリーゲン?」

「だから言ったろ?今日の得物はお前だと」

「今日は厄日だな」

そう言いお互いに戦闘態勢に入った。ギルは冷気を出し右半分が氷、フリーゲンは蒼い炎を纏う不死長の姿になった。

 

「行くぞフリーゲン!!」

「おう!迎え撃ってやるぜ!やるぞ野郎ども!!」

「「「おおおおお!!!」」」

次期海軍大将と現五皇の一角と戦いは世界中に報じられた。蒼鳥海賊団は戦闘隊第2部隊隊長『砂のパズ』と同じく戦闘部隊第8部隊隊長『バラバラのゲン』その他の高額賞金首が討ち取られるが、蒼鳥のフリーゲンが銀氷ギルを討ち取ったと新聞に報じられた。海軍本部はこの事を受け蒼鳥海賊団を要監視対象に認定した。

 

 

 

 

ギルは死に際にこう言った。

「お、俺の・・せ、い・・・ぎは、死ん、でも・・・消えない・・・」

そう言いギルの人生は幕を閉じた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

筈だった。

「は・・・」

目が覚めるとギルは草原に立っていた。

 

「夢?いや確かに心臓を突き刺されたし、夢にしてはリアルだしな・・・そもそも草原に立ってるって、俺は夢の中で夢を見ていたのか?」

状況が分からず困惑していると、見聞色で声が聞こえて来た。

『お前達なんか死んでしまえ!!』

「・・・随分な罵倒だな」

ギルは集中して声が聞こえて来た方に見聞色を使った。

 

「人と・・・少し大きめな人?巨人族の子供?の気配だ。罵倒って事は喧嘩か?何にせよ止めないとな」

そう言い声のする方に、剃と月歩を融合した剃刀で向かった。

 

 

 

 

 

そこで見たのは女性が罵倒しながら7m級の人間?から逃げている光景だった。

「あの7m級消化臓器がないな・・・そもそも人か?巨人族の͡子?かわからんし・・・」

見聞色で確認した事を呟いていると、女性が7m級に捕まり、握られた力で腕の骨が折られた。

 

「不味いな、助けないのは俺の正義に反する。あいつはこの先隻腕になっても仕方ないだろ」

そう言い剃刀で7m級に近づき・・・

 

「嵐脚」

嵐脚で7m級の腕を根元から切断した。

 

「え?・・・きゃあああ!!」

女性は一瞬何が起きたか分からず、浮遊感から落下感を感じ悲鳴を上げた。しかし直ぐに落下感は無くなり、誰かに抱きしめられている感じがした。そして人の声が聞こえた。

 

「大丈夫か?」

声を掛けて来たのは15歳程の銀髪の少年だった。

 

「折れた腕は安静にしていれば治るな」

少年は私の腕の事を心配しているが、私はそれどころでは無かった。

壁の外に人がいて、その人が少年でしかもブレードも無しで巨人の腕を切断したのだ。驚かない訳がない。混乱していると、巨人の腕が再生されて私達を捕まえようとした。

 

「再生する?不死鳥の実か?」

少年は巨人を見ることなくその手を避けた。しかも気が付くと巨人と距離が出ていた。

 

「取り敢えずアレを止めてくる」

少年は私を降ろし巨人に向かって行った。私は只々見ている事しか出来なかった。そしてこの後の出来事は決して忘れる事はないだろう。何故ならーーー

 

氷拘束(アイスビンディング)

瞬間巨人は氷漬けにされた。

 

「これで大丈夫だろう」

これが私イルゼ・ラングナーと少年ギルとの出会いだった。



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説明

 私はイルゼ・ラングナー。第34回壁外調査に参加。第二旅団最左翼を担当、帰還時巨人と遭遇。所属班の仲間と馬も失い、故障した立体機動装置は放棄した。北を目指し走る。巨人が支配する壁の外で馬を失ってしまった。人の足では巨人から逃れられない。

 私が今取るべき行動は恐怖に平伏すことではない。この状況も調査兵団に志願した時から覚悟していた。

 私は死をも恐れぬ人類の翼。調査兵団の一員。例え命を落とすことになっても最後まで戦い抜く。武器は無いが私は戦える。この紙に今を記し今できる事を全力でやる。私は屈しない。

その時巨人に遭遇してしまった。

 

「わ・・・わ、わたしは、屈しない・・・」

 巨人遭遇。すぐに私を食べない、奇行種か・・・。終わる事を覚悟したが、その時巨人がしゃべったのだ。ありえない事だが意味のある言葉を発音した。『ユミルの民』『ユミル様』『よくぞ』間違いない。

 この巨人は表情を変えた。私に敬意を示すような姿勢を取った。信じられない恐らく人類史上初めて私は巨人と意志を通わせた。

その後巨人に存在、所在、目的を問うがうめき声をあげるだけで応答は無い。私は段々と巨人に対する憎しみが沸き上がって来てその巨人を罵倒した。それに苛立ったのか分からないが襲い掛かって来た。

 

 

 

 

 

結果を言えば私は助かった。但し自分の力ではない。突如現れた少年に助けられたのだ。その少年はブレード無しで巨人の腕を切断し私を救った。その後気づけば巨人との距離が開いていた。私を降ろした少年は無防備に近づきそして次の瞬間ーーーー巨人が氷漬けになった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「取り敢えず簡単に応急措置するか」

7m級の巨人を氷漬けにしたギルは女性の元に行き、自らの能力で氷を作り着ているマントを破り、それを折れた左腕に巻いた。

 

「本当はちゃんとした措置をしたいが、今はそれで我慢してくれ」

「いえ。食べられなかっただけまだましです・・・」

「そっか。所で何故 巨人族が人を食べようとしたんだ?」

「巨人、族?巨人は巨人じゃ・・・」

「ううん・・・?」

ギルは会話が噛み合っていない事に気付き質問した。

 

「所で此処は偉大なる航路(グランドライン)か?それとも東の海(イーストブルー)か?西の海(ウエストブルー)か?南の海(サウスブルー)か?北の海(ノースブルー)?」

「グランド、ライン?それに他の4つも聞いた事ない・・・やっぱり君は壁の外の人間?」

「ちょっと待ってくれ壁って何だ?」

ブツブツと言う女性の言葉に壁の外の人間と言う言葉に思わず聞いた。

 

「ええっと、少し長くなるけど・・・」

そう言い女性はギルに説明を始めた。

100年前に突如現れた巨人に人類の多くが食われ、巨人が越えられない50mの壁を3重に築き上げ残った人類はその中で暮らしていると。

 

 

 巨人を氷漬けにした少年は自らの体から氷を作り、少年が着ていたマントを破り折れた私の左腕に巻いてくれた。その後少年の話を聞くと、どうやら少年はこことは違う所から来たそうだ。私は少年に壁の事を話した。

 

「100年前ね・・・俺がいた所では100年前以上から巨人族はいたからやぱり別世界か・・・。て、事はやはり死んだ事だな。だがどうして悪魔の実の力を持ったままなんだ?」

「ちょっと待って!君今死んだって・・・」

「ん?ああ、死んだな。詳しくは殺されたけどな」

「巨人を一瞬で凍らせる君より強いの?」

「ああ強い。俺もそんなに強くない俺の世界ならトップ10にも入ってないだろう」

「君の世界っていったいどうなっているの?」

「俺の世界は・・・」

私は少年の話を聞き驚愕した。何処までも続く海に様々な島、海賊と海軍。そして少年も食べたと言う海の秘宝である悪魔の実。目の前の実例をみて認めるを得ない少年は違う世界から来たと。

 

「取り敢えずその壁に向かえばいいのか?」

「あ、はい。ええっと・・・」

「そう言えば名乗ってなかったな。俺はギル。バビル・D・ギルだ」

「私はイルゼ・ラングナーです」

お互い自己紹介を済まし北を目指した。



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調査兵団

北を目指すことにしたギルとイルゼ。いざ進もうとした時にイルゼがギルに声を掛けた。

 

「ねえギル君?どうやって壁を目指すの?」

「何故名前の所が疑問形なんだ?」

「ええと・・・それは・・・」

「・・・やはり身長と顔か」

「うん・・・」

ギルは15歳でありながら身長が2メートル近くあるが顔は童顔なのだ。

 

「俺は15歳だ」

「15!?嘘!!?身長と顔が合ってない!!」

「はー・・・コンプレックスなんだよな・・・身長はどんどん伸びるし」

「成長期って凄いね・・・」

「で、話を戻すぞ」

「・・・うん」

ギルはこれ以上身長と顔に触れられたくないのか強引に話を戻した。イルゼも何時巨人が来るか分からない為頷いた。

 

「で、移動はこうする」

そう言い地面を北に向けて一直線に凍らせた。

 

「何度見ても凄い・・・こんなことが出来る人間が大勢いれば今頃人類は自由だったのだろうか?」

ギルの力をみてイルゼはそう呟いた。

 

「さてと」

ギルは靴をスケート靴にしてイルゼを抱えた。

 

「え、え?えええええ!!?」

急に抱えられたイルゼは困惑し悲鳴に近い声を出した。

 

「少し我慢してくれ。なるべく左腕に負担はかけないようにするから」

そう言って北に向かって滑り始めた。

 

「早い、馬と同じぐらい」

「後500メートル程進んだら少し右に曲がるぞ」

「どうして?このまま一直線に進めばいいんじゃないの?」

「その左側に巨人がいるんだよ。数は2体で気配からして10メートル級だな。不死身の相手を2体同時と面倒くさい」

「何で気配が分かるかは置いといて・・・巨人には一つ弱点があるわ」

「え?あるの?何度も何度もヤラなくてもいいのか?」

「はい。後頭部より下のうなじにかけての縦1m幅10cmここを削ぎ落とすと巨人は絶命します」

「ふ。弱点が分かればこっちのものだ」

そう言い巨人のいる方に向かった。

巨人はギルを視界に収めた瞬間、ギルに向かって歩き始めた。

 

「ど、どうするの!?」

イルゼは2体の巨人に恐怖し動揺しながらギルに聞いた。

 

「例え両手が塞がっていても問題はない。少し揺れるが我慢してくれよ?剃」

ギルはそう言い剃を使い巨人の後ろに回り込んだ。

 

「生命帰還、武装色硬化。嵐脚、髪嵐脚」

生命帰還によって髪の毛を足の形にし更に覇気を纏って2体の巨人のうなじを削ぎ落した。

 

「すごい・・・って!髪が足になってる!?しかも髪も足も黒くなってる!?なんでなんで!!?」

「説明するから落ち着け。取り敢えずあの巨大な森に移動するぞ。地上に居るのは得策ではないみたいだからな」

「あ、はい」

イルゼはギルの髪が足に変化した事と、黒くなったことで混乱したが、巨人の領域なのでギルの言葉に頷き静かになった。

ギルとイルゼは30メートル程の大きさを誇る巨大樹の森に入り木の枝に座った。

 

「さてと説明するぞ。まず最初に髪が足の形になったのは生命帰還て言う、本来脳の命令で動かしたりすることのできない髪や内臓などを己の意識を張り巡らせることによって操ることができる技能だ。こんな風にな」

そう言い髪を無数の手や足に変えた。

 

「すごいね。ギルの世界では皆出来るの?」

「出来るのは一握りだな。後最初に会った時とさっき使ったのは、海軍に伝わる武術・六式の嵐脚だ。他にも移動の時に使った剃。空中移動が可能な月歩。体を鉄の強度にする鉄塊。敵の攻撃から生じる風圧に身を任せ、紙の如くひらりと相手の攻撃をかわす紙絵。指の先に力を集約させ、弾丸のような速さで相手に撃ち込む指銃。以上が六式だ。中将クラスなら大抵は使えるし大佐クラスでも一部使える奴はいる」

「ええっとギルは中将だから全て使えるのよね?」

「ああ、使える。最後に髪や足が黒くなったのは武装色の覇気を纏ったからなんだ」

「武装色の覇気?覇気ってあの威圧感のあるあれ?」

「概ねその認識で合ってるな。覇気には3種類あって、さっき黒くなったのは武装色の覇気をより固くした硬化だ。後巨人の気配が分かったのは見聞色の覇気だ。見聞色を鍛えたらある程度未来予知が可能になる」

「成程。見聞色の覇気で巨人の気配に気付いたのね。それより鍛えれば未来予知も可能って反則級じゃない!!対抗する事は出来るの?」

「相手の覇気を上回ってないと難しいな。俺はどっちかと言うと武装色が得意だし」

「へーそうなんだ。あと一つの覇気は?」

「最後の覇気は覇王色の覇気。これは相手を威圧する覇気で、数百万人に1人王の資質を持つ者だけが扱える特別な覇気だ。戦うまでもない程の圧倒的な力量差がある相手をこの覇気で一瞬で気絶させることができる。が、相手が動物の場合はよほど力量差がないと気絶させることは敵わず、従わせるのが精一杯となる」

「戦うまでもないって・・・巨人相手は?一瞬で凍らせたし・・・」

「まだ試してないしどうとも言えないな。以上が六式と覇気の説明だ。悪魔の実の説明もしたいが、先に合流しよう」

「合流?誰と?」

「今さっき 北側から複数の人と馬の気配がした。そこに合流しようと思う」

「たぶんそれは調査兵団よ」

「イルゼが所属している組織か?」

「ええ、そうよ」

「なら早く行くぞ。彼等の行く先に巨人が5体いる」

「分かったわ」

ギルは説明中に複数の気配が森に入った事に気付き、彼等に合流する事を決め、再びイルゼを抱えて北を目指した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

北側の森では馬に乗った緑のフード付きマントを羽織り、背には自由の翼の紋章を付けた一団が駆けていた。

彼等こそ壁の中で暮らす人類国家において唯一、壁外に遠征する人類領域外の調査を主な任務とし、王政府の拡大政策を担う組織〝調査兵団〟である。

彼等は拠点を作ろうと巨大樹の森に入った。

 

「エルヴィン、ミケ、ハンジ班は周りを警戒しろ!!残りの全班で拠点を作るぞ」

『『『ハッ!!!』』』

100名を超える者達が一斉に動き拠点作りが始まった。

 

「スン、スン・・・匂う。南から巨人が5体来るぞ!!」

「総員━戦闘用意!!」

ミケは鼻が効き巨人の匂いを感知出来るのだ。ミケから巨人の接近を聞き団長であるキース・シャーディスは戦闘態勢の命令を発し、全員が両手にブレードを構えた。

そして遂に巨人を肉眼で捉えた。

 

「拠点を壊されてたまるか!同時に仕掛けるぞ!!」

「先頭の巨人来ます!」

「行くぞ!!」

兵士達はブレードを構え、巨人に突撃した。しかし・・・

 

「それじゃ死ぬだけだぞ?氷拘束(アイスビンディング)

「な!?巨人が凍った?いったい誰が・・・」

突如5体の巨人が氷漬けになり全員が驚いた。

 

 

 

キースside

 

「アンタ達が調査兵団か?」

声がした方、巨人の足元を見ると白い服に白いマントを着た銀髪の若い男がこちらを見上げていた。

 まさかあの者が巨人を?見るからに武器らしい物は持っておらず、立体機動装置すら着けていない者が壁外で生きてるとは・・・まさか人類は壁の外で生きているのか?いや今は話に応じよう。

 

「如何にも我々は調査兵団だ。私は調査兵団団長のキース・シャーディス。貴殿は?」

「俺はギル。バビル・D・ギルだ。ゆっくり話したいが、巨人の大群が南から迫ってる。取り敢えず移動しないか?」

「何?ミケ匂いはどうだ?」

「スン、スン・・・!そいつの言った通りだ。まだ遠いがかなりの数が向かって来ている」

「撤退だ!総員撤退準備にかかれ!!」

『『『ハッ!!』』』

「後この人を頼む。俺が殿を務める」

ギルはイルゼを調査兵に任せ・・・

 

氷壁(アイスウオール)

巨大樹の森横一列に15メートル程の氷の壁を創った。

 

 

 私は目を疑った。何だ奴は、何もない所から氷が出て来たぞ!人の姿をしているが本当に人なのか?いや、奴の話を聞くまでは保留だ。

 

キースsideout

 

 

暫く走り一行は壁から最も近い拠点に着き、キースと分隊長、ギルにギルと一緒にいたイルゼは会議室のような部屋に入り話し合いが始まった。

 

「さて、色々と聞きたいことはあるが君は何者だ?」

「まあそうだよな俺は・・・」

ギルはイルゼにした説明をそのまま話した。

 

「まさかそのような事が・・・」

「しかし団長、私達は実際にこの目で目撃しました間違いは無いかと」

「それに見聞色の覇気と言ったか?俺の鼻より早く巨人の接近に気付くとはな・・・」

「ホント興味深いよ・・・ねえ君ちょっと解剖してもいいかな?」

話を聞き、キース、エルヴィン、ミケ、ハンジが言った。ハンジは興奮気味にギルに詰め寄った。

 

「凍らされたくなかったら離れろ」

ギルは少し冷気を出して忠告した。

 

「い、いやー冗談、冗談だよははは・・・」

「目が泳いでるぞ。まあいい。それでこれからだが・・・取り敢えずその壁の中で過ごせる様にしてくれないか?勿論只とは言わん。必要なら俺の力を頼って貰って構わん」

「いいだろ。但し王には会ってもらう」

「分かった。後あまり目立ちたくはないな」

「それは難しいだろ。兵服や立体機動の予備で調査兵に潜り込めるが、そこまでの高身長は目立つぞ」

「ああ、それなら生命帰還。これで大丈夫だろ?」

ギルは生命帰還を使い2メートル近かった身長を平均の身長まで縮めた。

 

「あ、ああそれなら問題ない。案内しようウォール・マリアへ」



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巨人捕獲

ウォール・マリアに帰還しようとした一行は、ハンジの一言で作業の手を止めた。

 

「今回の成果はギルの発見だけってマズくないかな?一応目に見える成果があった方がいいんじゃない?」

「確かにそうだが どうするつもりだ?壁はもうすぐそこだ。今更まともな成果はあげられないだろ」

そう言うキース肩を落とした。

 

「団長大丈夫!私にいい考えがあるんだ!」

そう言うハンジの目線はギルに向いていた。

 

「その考えとは何だハンジ?」

ハンジに聞いたのはエルヴィンだった。エルヴィンはハンジの目線がギルに向いていてその意図を理解したが、会えて質問した。

 

「エルヴィンも人が悪いな〜分かってるのに聞いて来るなんて」

「敢えて聞くことで全員が興味を持つと思ってな。それにハンジが言わなければ私が提案していた」

「なら発表しよ。ズバリ、ギルを使っての巨人捕獲作戦!!どう団長!いい考えじゃない?人員的損害はなく巨人を捕獲出来たらいい成果でしょ!?」

ハンジは興奮気味にキースに言った。

 

「それは本人次第だ。我々が勝手に決める訳にはいかん。ギルよお前はどうする?私はお前の選択を尊重する」

そう言うキースだが心ではギルに参加してもらい成功させたいと思っていた。

 

「さっきも言ったが俺の力を頼ってもいい。勿論協力させてもらおう。唯俺はこの世界の巨人の事は殆ど知らない。必要最低限の知識を教えて欲しい」

そう言ったギルにハンジがものすごい勢いでギルに近づき両手を握りしめた。

 

「それだったら巨人研究をしてる私の出番だね!いいかいまず・・・」

ハンジの勢いは止まらず必要最低限な事を話終わると、自分の考察を交えての話になっていき、周りの者達は『また始まった』という顔をして同情の目線をギルに向けた。

ギルは二度と巨人の話はハンジが居るところでは話さない様にしようと、心に誓った。

 

「お、おいハンジいい加減にしろ。いつまでも話していては作戦が開始出来ん。もう最低限の事は話しただろ?お前の考察は帰還してからにしろ」

「ええ!?まだ話足りないよ!!」

「団長命令だ。いつまでも話していては何時奴らが来るか分からん。壁外での長居は無用だ」

「・・・仕方ないな。ギル帰ったら続きを話すから逃げないよね!」

ハンジの暴走を止めたのはキースで、ハンジは最初は不満そうにしていたがキースの説得でしぶしぶ話を切り上げた。

 

(絶対に逃げよ・・・)

ギルは心の中でそう誓った。

 

「で、何体狙う?大きさは?」

「3m級を一体でいいよ。本当はもっと多く捕まえたいけど、管理する場所も費用もないからね。今回の功績でもっと費用を貰ったら次は7m級。最終的には15m級の奇行種を捕まえてみたいな」

「3mか・・・了解した」

そう言いギルは立ち上がり正義の文字が書かれたコートを羽織った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

外に出たギル達、ギルは南東に複数の気配を感じた。

「南東にいる。但し複数だがどうする?」

「3m級じゃなかったらギルの戦闘力の確認も出来るから、一石二鳥だよ~」

「まてハンジ!無駄な犠牲は出せんぞ!複数いるならなおさらだ!」

「いえ団長、彼一人で殲滅は出来ると思います。どうだ?」

「可能だな。時間が惜しい決めるのはキース団長、アナタだ」

「・・・よかろう。南東に向かうぞ!」

一行は南東に向かった。

 

 

 

 

 

 

南東には、3mが一体、5m四体、7mが三体、10mが二体、15mが二体いた。

「団長数が多すぎます!撤退を!!」

調査兵の一人が巨人の数にキースに言う。

 

「大丈夫だ直ぐ終わらせる」

そう言いギルは馬から降りた。

 

「おい何をする!?」

「少し離れていろ。それとしっかり気張れよ?」

ギルは一人巨人に近づいた。巨人達はギルを見ると捕食しようとギルに向かって、大地を揺らしながらギルに近づこうとした。

 

「巨人相手に通用するか確かめさせてもらうぜ?ふっ」

瞬間ギルを中心に覇王色の覇気が発せられた。調査兵団は遠くにいたが、そのプレッシャーを感じた。一方巨人達は・・・

 

「・・・成程10m以下までか・・・」

そう10m以下の巨人は立ったままだが動きは止まった。しかし、10m以上はぎこちないが動いているのだ。

 

「まあ、結果が分かっただけ儲けもんか」

そう言いギルは、剃を使い動いている10mと15mの巨人の項を破壊した。

 

「今回は3mだけ。次は捕まえるからな?」

ギルは3m以外の項を破壊し、3mの口と四肢を凍らせ動きを封じた。

 

「終わったぞ」

『『『・・・・・・・・・』』』

調査兵団の全員は言葉を失っていた。巨人達が一方的にしかも、立体機動装置も着けていない者に蹂躙されたのだから仕方ないが。

 

「はっ!それより巨人を確保するよ!」

最初に正気に戻ったのはハンジで、ハンジの言葉で全員が動き始めた。

 

「まさか、これ程とは・・・」

「団長、彼は変革の一翼になるのでは?」

「確かにな。その素質は十分あるだろう。しかし・・・」

「片翼では飛べないと?」

「そうだ双翼で初めて羽ばたけるのだ。彼は一人で一個旅団の戦力、いやそれ以上だろう。もう1人そんな人材がいればな・・・」

キースとエルヴィンはこの光景を見てヒソヒソと話していた。

 

「さて、今度こそ案内頼むよ」

「ああ。分かった」

巨人の拘束が終わり一行は壁に帰還すべく移動を始めた。



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