サクラ大戦 刀使いの七年間の激闘記 (白狐204)
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サクラ大戦 I
第1話・前編


さくらさんが新しい隊長を迎えに上野公園に行った。

新しい隊長がどんな人か気になるなぁ。男の人らしいけど、問題起こさないか心配だ。

 

「こんにちは〜。あなたが新しい隊長さんですか?」

昼食を食べようと思ったら、軍服みたいな服を着ている男の人がいた。

「はっ、はい!この度、帝国華撃団に配属になりました、帝国海軍少尉、大神一郎です!これからよろしくお願いします!」」

敬礼とかして堅苦しい人だなぁ。

「僕は神代紅葉(かみしろもみじ)だよ〜。よろしく〜」

まあ、真面目なのはいいことだよね。帝国華撃団に早く馴染んでくれるといいけど。

 

「もうすぐ開演なのにお客さんの数が少ないね。どうしたのかな〜」

舞台裏からのぞいてみたらお客さんの数が少なかった。

「大神さん、初めてだからやり方がわからないんじゃ……」

さくらさんがそう言った。あの隊長さんがモギリの仕事をするのか……。

「不安だし様子見てくるね〜」

「えっ、それは……」

「大丈夫だよ。上演の時間までには戻るから」

食堂から様子を見ようかな〜。

 

うわぁ、行列が出来てる。全く……。

「失礼しまーす。僕も手伝うよ〜」

………、うん?

「紅葉ちゃんだー!あの、僕、あなたの大ファンなんです。いつも応援しています!」

「紅葉ちゃんをこんなに近くで見れるなんて!」

あ、騒ぎになっちゃった。

「みんな〜、上演の時間になるから大人しくしてくださーい!この人新入りだけど僕も手伝うから早く終わらせて劇を楽しんでねー!」

まぁいいや。ぱっぱと終わらせて劇にしーよっと。

 

「無事に終わらせることが出来たけど、騒ぎが収まらなくて失敗してたらどうしてたのかしら?」

「ごめんなさい、マリアさん。悪気はなかったんです」

ホントに悪いと思っています。

「当たり前でしょう。悪気があったら怒る程度じゃ済まさないわ」

「マ、マリアさん。紅葉さんも反省しているようですしこのくらいにしてあげても……」

さくらさん、優しいなぁ。

「はぁ、まぁ今回はこのくらいにしましょう」

「やっt「ただし!」」

「次また同じようなことをしたら許しませんからね!」

「はっ、はい!もうないようにします!」

こ、こわ〜。

 

その日の夜。

あっれ〜?アレがないなぁ。う〜ん、楽屋かな。探しに行ーこうっと。

あったあった。あれ?アレはジャンポールかな?アイリス忘れていったのかな?届けに行こっかな。

ノックして〜っと。

「アイリスいる〜?」

反応がないなぁ。もう寝たのかな?う〜ん、どうしようかな。扉の前にでも置いておこうかな?あ、楽屋の電気消すの忘れてた。まあいいか、扉の近くに置いておいて消しに行こっと。



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第1話・中編

次の日、朝からけいこをするから舞台袖に集まった。

けいこをしていたら、さくらさんがすみれさんの着物の裾を踏んでしまって、すみれさんが倒れた。

うっわ〜、痛そ〜。

「あっ、ご、ごめんなさい」

すみれさんが起き上がった。

「さくらさん、人の着物の裾を踏むなんて失礼だと思いませんこと⁈」

うんうん、確かにそうだよね〜。でもわざとじゃないだろうし、許してあげればいいのに。

「ごめんなさい……」

ほら、反省してるみたいだし「これだから田舎者は嫌ですわ。お下品ですもの」

えっ……。

「さぁ、もう一回初めからやりましょう」

さくらさんがすみれさんの着物の裾を踏んづけた。

「あーら、ごめんあそばせ」

絶対わざとだ、これは。まぁでもこれはジゴージトクでしょ。

このガキィ。さくらさん、口で言ってもわからないのでしたらこうよ!」

「このぉ!」

すみれさんとさくらさんが平手で相手を叩こうとしている。

とめな「二人ともやめるんだ!」きゃ!って、えっ?

「しょっ少尉⁉︎」

「お、大神さん、危ない!」

二人の間に隊長さんが割り込んだ。あのままだと……。

あ、さくらさんは止めることが出来なかったみたい。隊長さんを叩いちゃった。あー、痛そー。

「うわっ!」

「大神さん、ごめんなさい!」

「少尉、どうして……」

 

「二人とも、喧嘩はダメだ。俺は舞台のことは分からないし、稽古に口出しをするつもりもない。でも……劇団だってチームワークが大事なんだろう?喧嘩はやめようよ」

いいこと言うね〜。

「少尉…………」

「お兄ちゃん……」

「分かりました、ごめんなさい大神さん」

「分かってくれたならよかったよ。……じゃあ、俺はもう行くから」

隊長さんがどっか行った。

「待ってください!大神さん!」

さくらさんがその後を追いかけていった。どうしたんだろ?

 

さくらさんが隊長さんを追いかけていったから、稽古は休憩することになった。

休憩していたら、警報器が作動した。

「みんな、出動よ!」

 

みんな、地下司令室に集まったね。

「帝国華撃団・花組、全員集合しました!」

「うむ、ご苦労!」

隊長さんが口を開けてボケーっとしてる。

「よ、米田支配人……。それに、みんな……。これは⁈」

驚いてるね。まあ、仕方ないか。

「大神、歌劇団はお休みだ。帝国華撃団はこれより、本来の任務に戻るのだ!大神、お前を騙すような真似をしてすまなかった。だが、私はお前が華撃団の隊長として相応しいか、試したかったのだ」

「こ、ここは、一体?」

あー、うん、そうだよね。気になるよね。

「ここは、帝国華撃団の中枢部である、地下司令室だ!」

隊長さんがホーシンジョータイになってら〜。

「米田支配人!華撃団は、帝国華撃団は本当にあったんですね!」

カンゲキしてるー。まあ、そうか。帝国華撃団が無いと思ってゼツボーしてたもんね。

「そうだ。歌劇団とは世を忍ぶ、仮の姿にすぎん。それでは、改めて紹介しよう!彼女たちがお前の部下になる隊員たちだ!」

さくらさん、アイリス、すみれさん、マリアさんの順番で一言ずつ言っていった。僕もなんかいったほうが良いよね?う〜ん。

「僕もこれがウイジン?だよー。一緒にがんばろーねー」

「……分かった、みんなよろしく頼む!それで、米田長官、我々の敵は誰なんです?」

「お前も噂くらいは聞いたことがあるだろう。魔操機兵と呼ばれる機械兵を操り、帝都を脅かす謎の組織。その名も……黒之巣会!」

「くろのすかい……?」

まあ、そりゃわかんないかー。

「さくらはねー、東京に来た日に上野公園でマソーキヘーをやっつけたんだよ」

それ言わないでって言ってなかったっけ?

「アイリス!その話は言わないでっていったでしょ!」

ほら〜、やっぱり〜。

「なんだって!もしかして怪物を倒した少女とはさくらくんのことだったのか……!」

「そうだ。しかし、魔操機兵相手に、生身では限界がある。そこで、だ。我々にも強力な兵器がある。地下格納庫に案内しよう」




次回はいよいよ戦闘です。戦闘だと描写が難しいから次回は時間がかかるかもしれません。でも、一週間以内に出せるように頑張ります。
それでは次回もお楽しみに!


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第一話・後編

「こっ、これは⁉︎」

初めて見ると驚くよねー。

「帝国華撃団が誇る秘密兵器だ。名前は、霊子甲冑・『光武』だ!」

「りょうし……かっちゅう?」

「ああ。強大な霊力を持つ者にしか動かせない。いわば、機械の甲冑だ。そして、その力を持ったものが花組、そしてお前だ」

男なのに霊力あるってよくよく考えたらすごいよねー。なんか特別な血を引いてるのかな?ま、いいや。

「……さあ、お前の光武は白いヤツだ。乗ってみろ。黒之巣会はこの前と同じく、上野公園に現れた。現地へは、弾丸列車で向かえ!」

「了解!」

「アイリスのこうぶはまだないからおるすばんしてるけど……。お兄ちゃん、がんばってね!」

 

動かすのは大丈夫みたい。

「大神さん!出動命令を!」

「よし!帝国華撃団・花組、出撃せよ!」

「「「「了解!」」」」

 

 

 

「ははははは……。混乱、恐怖、政府転覆……。楽しいねぇ」

「帝都は我ら黒之巣会がもらい受ける!」

「屍の山を築き、我らの力を見せつけてやりましょう。のう、叉丹殿」

「ふふふふふ……」

 

「そこまでよ!」

「なにぃ?」

「貴様らは……」

「「「「「帝国華撃団、参上!」」」」」

 

「帝国華撃団とな?こざかしい!」

変な女がうるさいなぁ。ま、いっか。

「面白い……。ここは私が……」

ん?あの男……?気のせいかな。

「ふん。任せたぞ」

あ、あの男以外居なくなった。

 

神社の前になんか出てきた。なんだあの紫の。あいつの光武みたいなやつかな?

「貴様らの実力、どれほどか見せてもらおう」

 

「帝都の平和を乱すことは私たちが許さない!」

「さあ、どこからでもかかってきなさい!」

「うおお、いっくぞー!」

 

「大神少尉、奴らが黒之巣会です。さあ、行きましょう」

「わかった。みんな行くぞ!」

 

ーーーーーーーーーー

 

紅葉君が乗っている虎のような模様の機体が敵に突進していった。

「あ、また勝手に行って!」

「みんな、紅葉君を援護するんだ!」

みんなで紅葉君の近くに移動している時、

「神代雷天流『雷砲鼓(らいほうつづみ)』!」

紅葉君の持っている盾に雷が纏って、紅葉君が正面の敵に盾で殴った。正面にいた敵は崩れ落ちた。

「な、なんだ今のは……」

「今のが霊力による攻撃です。紅葉は雷を使えます」

すごいな……!

「今度はそっち〜!」

紅葉君が近くにいた敵に向かって剣を振るった。敵の胴体が斜めに切られた。

綺麗な太刀筋だ、すごい……!

 

ーーーーーーーーーー

 

「よーし、後はお前だけだー!」

他の敵はぜーんぶ倒したぞ〜。

「ふふふ……。やるではないか、帝国華撃団。私自ら相手をしてやろう」

「来るぞ!気をつけろ!」

よーし、こ〜い!

「くらいなさい!神崎風塵流『胡蝶の舞』!」

あー!とられたー!

「はぁ!」

敵がすみれさんの攻撃をかわしてすみれさんに向かって剣を振り下ろした。僕はとっさに敵とすみれさんの間に割り込んだ。盾で敵の攻撃を防ぐ。右手に持った刀で突く。

「今だ!隊長さん!」

「ハアァ!」

隊長さんが敵に攻撃した。敵に斬りかかったときに刀が雷をまとっているように見えた。……おんなじだったのかな?

 

「くっ!やるではないか、帝国華撃団。私の名前は黒き叉丹、覚えておくがいい!」

逃げていったか……。まあいいや、追っ払えたし。

「逃げられたか。だけど帝都の平和を守ることができたぞ!さあ、全員帰還だ!」

「待ってください!まだ花組流のカーテンコールがまだですよ!」

あーまたやるのか……。

「な、なんだいそれは?」

「いいから合わせてください!」

はぁ、やるしかないか。

「せーの、勝利のポーズ、決めっ!!」

 

「おっはなみ、おっはなみ、おっはなみだ〜」

「そんなに楽しみだったんですか?」

さくらさんが話しかけてきた。

「だって久しぶりだも〜ん」

みんなで準備した弁当を食べながら夜桜を眺める。

「お兄ちゃん、お兄ちゃん昨日の夜にねジャンポールがね自分でアイリスのお部屋に帰ってきたんだよ!」

「ははは、そうなのか。よかったね、アイリス」

へー、そんなことあったんだ〜。あ、すみれさんが甘酒で酔ってる。何で甘酒で酔うんだろ?

今日は久しぶりに戦えて楽しかった〜。




ごめんなさい。戦闘描写が微妙な感じになってしまいました。次こそは戦闘描写を頑張りたいと思います。
ちなみに紅葉は勝利のポーズを嫌がっているように見えるけど、結構ノリノリでポーズとってます。
次回も多分一週間以内には出せると思います。さ、最初は月曜日に出したから一応一週間以内だし(震え声)。
次回もよろしくお願いします。


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第二話・前編

令和になりましたね。私は平成生まれなので、初めて新しい年号になるのを体験したんですけど、昭和生まれの人は二度目ですよね。どんな気分ですか?私はまだあまり実感がないです。


今日から新しい人が来るらしい。まーた来るのか〜。どんな人かな?

 

ん?外から爆発音みたいなの聞こえたんだけど。どーしたんだろ?ろびいに行ってみーよおっと!

 

「ただいま花やしき支部から銀座本部へ転属して参りました。李紅蘭と申します」

あ〜、あの人が新人さんかな?

 

「こーんにーちわ!」

「うひゃぁ!い、いきなり後ろから話しかけんでください」

びっくりしてら〜。おっもしろ〜。

「ごめんね〜。僕の名前は神代紅葉だよ〜。よろしくね〜」

「ウチの名前は李紅蘭です。よろしゅう」

 

「で、隊長さんと何話してたの〜?」

「あ、そや、忘れとった。大神少尉、米田中将閣下にお取次ぎください!」

米田さんに用があるんだ〜。

「じゃ、僕が案内するよ。終わったら一緒に舞台まで行こっ!」

「いや、いいよ。俺が案内するから着替えたら?もうすぐ開演だろ?」

あー、衣装に着替えるの忘れてた。

「分かった!じゃあまた後でね、紅蘭さん!」

 

 

舞台が終わった〜。今回は〜、まあ、成功かなぁ?紅蘭さんが台詞を少し間違えていたけどあれくらいなら問題ないし。まあ、舞台が続けられないようなことが起きたらやっばいけど、そんなことあるわけないよね〜。

 

その日の夜、書庫に行って本を読んでいた。

「紅葉君、何の本を読んでいるんだい?」

「あ、隊長さん、どうしたんですか?」

いつのまにか隊長さんが書庫に来ていました。

「どうしたって、もう0時になるから、見まわりをしている途中だったんだ」

「もうそんな時間だったんですか」

本を本棚に戻して部屋に戻る準備をします。

「何だい?その缶は」

「ん?ああ、これは金平糖です。昔から好きなんですよ」

隊長さんは本を読みながら食べていた金平糖の入っている缶を指差してそう言いました。

「ところで、さっきからずっとその口調だけど、どうしたんだい?」

「本を読むと、影響されて口調が少し変わるんです。そのうち戻るから大丈夫ですよ」

金平糖を一粒口に入れる。

「部屋に戻るんだったら送ろうか?」

「いいんですか?まだ見まわりの途中では?」

「いや、もうここ以外は大体見終わったから大丈夫だよ」

ふーん、そうなんですか……。

「それでは、お言葉に甘えさせてもらいます」

 

「じゃあ、おやすみ」

僕の部屋と隊長さんの部屋のある廊下まで二人で来ました。

「はい、おやすみなさい。あ、そういえば、隊長さんは好きな人がいるんですか?」

「今は特に居ないけど、どうしてそんな話を?」

まあ、気になりますよね。

「いえ、ただ先ほどまで恋愛小説を読んでいたから気になっただけです」

そのまま部屋に入って、布団にくるまって寝ました。




今回の投稿が遅れてしまい申し訳ございませんでした。次回はGW中に投稿できるように努力いたします。
それでは次回も見てください。


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第二話・中編

今回は急いで書いたからちょいちょい雑なところがあります。
なので後で多分手直しをします。


次の日、また舞台があった。

「オンドレ様、どうか私とお逃げくださいませ!」

「使命も部下も捨てて逃げろと言うのか……。そんなもの、私ではない。そんな私をあなたは愛せるのか?」

「オンドレ様!」

いや〜、やっぱりマリアさんには男役が似合うなぁ。

横でみんなが声を潜めて話しているけどどーでもいいや。

 

いよいよ山場だ……!

「オンドレ様!」

さくらさんがマリアさんに駆け寄る。そして、足をひねった。走っていたからか止まれず、幕を引っ張ってしまう。衝撃が原因か舞台が壊れ始めた。

 

「うっわあ、舞台がめっちゃくちゃになった〜」

「もう我慢できませんわ!」

「あっ、すみれダメだよ!」

怒っているすみれさんをアイリスが止めたけど、聞く耳を持たずにさくらさんのところに行ってしまった。

 

「さくらさん、舞台をこんな風にしてしまってどうするおつもり⁈」

「……す、すみません」

「まったく、よく何度も器用に転べますこと!これだから田舎者は。泥くさい、ドンくさい……、おまけに田舎くさい……。くさいくさいの三拍子ですわ!」

さくらさんはイラついたのか言い返した。

「NGならすみれさんが一番多いですけど……」

「なんですってー!」

「二人とも、お客さんの前よ!やめなさい!」

まったく、あの二人喧嘩ばっかりするんだから……。

「隊長さん、止めてきたら?」

「……いや、今は本番中だ。そっとしておこう」

「さっすが大神はんや。冷静沈着やな」

本番中でも止めた方がいいと思うんだよね〜。……なんか嫌な予感がするし。

 

「しっかし、この喧嘩は簡単に収まりそうにないぞ」

ん?何今の音?

「今の音は……。あかん大神はん!また舞台が崩れそうや!」

うぇ⁈嫌な予感が的中した!

「何だと⁉︎」

「お兄ちゃん、さくらたちが危ないよ!」

「そうだな、彼女たちを避難させないと!」

 

「おーい、みんなー!また舞台が崩れそうだぞ!」

「少尉⁉︎」

「……ま、また舞台が⁉︎」

「いかん、みんな逃げろ!」

みんなが悲鳴を上げながら、客席の方に逃げた。

舞台が崩れて、破片が客席の方に飛んでいった。飛んだ破片は見事に隊長さんの眉間に直撃した。

うっわ〜、いったそ〜。

 

「はあ、とんだ公演になってしまったなぁ」

「お客さんに怪我人が出なかっただけでもよかったですよ」

「でも、舞台がこんなんになっちゃったじゃん」

「そうですわよ!さくらさん、あなたセットを壊してどうするおつもり⁉︎」

プンプン怒ってる。まあ、仕方ないかな〜。

「……すみません」

「すみませんでは済まないんですわ⁉︎明日にも公演はあるのよ!今夜中に直してちょうだい!」

確かに明日もあるんだよね〜。

「そんな……」

「おいおい……。さくらくん一人をそんなに責めることないだろ?」

「あら。それなら少尉が代わりにセットを修理してくださるの?」

「え?」

「どうなんですの?」

「わかった。やるよ。俺にも責任があることだし」

へー、やってくれるんだー。

「……少尉、私が言いすぎましたわ。本当にいいんですの?」

「ああ、みんな舞台で疲れているだろうし、俺が夜の間にやっておくよ」

「なら、お言葉に甘えさせていただきます」

元々はさくらさんが悪いんだけどね〜。

「照明関係はウチが明日直すさかい。あんまり無理せんでな」

紅蘭さんは機械に強いのかな〜?

「じゃ、お願いねー。明日になったらみんなで手伝うから頑張ってー」

徹夜で直してくれないかなー?

 

ていうか、隊長さんの傷、だーれも心配しないんだね。かわいそっ。




投稿少し遅れてすみません。
次回は一週間以内に出せるといいなぁ。

5/18修正しました。


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