騒霊三姉妹とのヒーローアカデミア (お〜い粗茶)
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出会い

思いついたから書いた。

楽しんでくれれば幸いです。


自分は無個性だ。

四歳の時に社会の現実を突きつけられた。しかしヒーローを諦めきれずヒーローを分析して研究した。

 

現在自分は中学一年。

毎日いじめられたりしてなんとなく学校に行きたくなくて公園のベンチに座っていた。

カバンからヒーロー分析ノートを出して眺める。すると公園の奥の方から微かに音楽が聞こえてくる。気になったため行ってみると女の子達三人が楽器を演奏していた。

 

一人目は金髪で珍しい黒い服、黒い帽子のてっぺんに月の飾りがついてる。楽器はバイオリンを弾いている。

 

二人目は水色の髪で前の人と同じ服だが色が薄いピンク、帽子のてっぺんには結晶の飾りがついている。トランペットを弾いている。

 

三人目は茶色の髪で色違いの赤い服を着ている。帽子には流れ星の飾りがついてる。楽器はキーボードだ。

 

とても綺麗で上手な演奏だ。初めての曲なのに聞き入ってしまう。

すると演奏が終わった。すると女の子達三人がこっちを見ている。なんか悪い事しちゃった!?

すると女の子達がこっちに近づいてくる。すると金髪の子が

 

「あなた、私達が見えるの?」

 

ドユコト?

 

 

 

すこし時を遡って場所は幻想郷・霧の湖近くの廃洋館。

 

そこではプリズムリバー三姉妹、長女のルナサ・プリズムリバー、次女のメルラン・プリズムリバー、三女のリリカ・プリズムリバーが楽器の手入れをしていた。

つい昨日、宴会で演奏をしたためだ。次のライブは四ヶ月後だ。それまでに練習をしなければいけない。

 

「昨日の宴会ではみんな演奏に喜んでくれたよね。」

 

メルランがトランペットを手入れしながら話し始める。それにリリカが

 

「そうだよね、それがやりがいがあるよね。」

 

「とにかく今は次のライブのために練習よ。新しい曲も知りたいけどね。」

 

リリカの言葉にルナサが答える。そんな事を話していると

 

「あら、なら行ってみる?」

 

と声が聞こえる。振り向くとそこにはスキマに腰掛けた八雲紫が居た。

 

「何よ、スキマ妖怪が。行ってみるって?」

 

「もちろん、外の世界によ。」

 

ルナサの質問に紫が答える。メルランとリリカは嬉しそうな顔をしている。でも四ヶ月後のライブの為に練習をしないといけないのに行けるわけないじゃない。

 

「そうそう、外の世界に行ってる間は私が時間の境界を操作して外の世界で一年過ごしても幻想郷では二週間程度しか過ぎないように出来るわよ。それでどうよ?」

 

まぁそれならいいのかな?メルランとリリカはとても行きたそうにしているし。外の世界の音楽には興味があるからありかしらね。

 

「じゃあ、行くわ。頼めるかしら?」

 

「良いわよ、じゃあ三名様ご案内〜。」

 

すると足元にスキマが出現して落ちていった。

 

そして目がさめると芝生の上に寝ていた。近くにはメルランとリリカも居た。二人を起こして気づいたことがあった。

 

人が通るが自分たちに気づいていない。気づいてもらう為に三人で演奏を始めた。そして冒頭に戻る。

 

 

 

「あなた私達が見えるの?」

 

ドユコト?

 

「み、見えるけど……。」

 

正直に答える。

 

「そう。あなた、ちょっと頼み事をして良いかしら?」

 

金髪の子が頼み事をしてくる。

 

「じ、自分に出来ることなら……。」

 

「受けてくれるのね。あ、自己紹介をしてなかったわね。私はルナサ・プリズムリバー。ルナサでいいわ。三姉妹の長女よ。」

 

「私がメルラン・プリズムリバーよ。メルランで良いよ。三姉妹の次女よ。」

 

「私はリリカ・プリズムリバー。リリカと呼んで。三姉妹の三女よ。」

 

ルナサさん、メルランさん、リリカさんか。名前呼びは気が引けるけど同じ苗字だから仕方ない。

 

「僕は緑谷出久だよ。ちなみに頼み事って?」

 

頼み事の内容を聞いてみる。無理なら断ろう。

 

「あなたは今の音楽についてわかる?」

 

「まぁまぁ分かるよ。あんまり詳しくは分からないけど。」

 

ルナサさんが聞いてくるので答える。音楽が知りたいか。あれ?でも普通にこの社会で過ごしていればそんな事なんないよね?

 

「そうそう、私達は人間じゃないわ。騒霊よ。」

 

なんか凄い事をさらっと言われた気がする。人間じゃない?個性なのかな?

 

「人間じゃないって個性って事?」

 

「個性?私達は種族が騒霊なの。」

 

「えぇーーっ!?」

 

 

これが自分と彼女達との出会いだった。




勢いで書いてしまった。

後悔はない!


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憑依?

ついに平成が終わり令和ですね。

この作品とポケモン小説もよろしくお願いします。


人間じゃない?騒霊?ドユコト?

 

「まぁ混乱するのは分かるわ。説明してあげる。」

 

混乱している自分にルナサさんが説明してくれる。

 

騒霊説明中

 

「と、言うわけよ。」

 

成る程、この世界と隔離された世界『幻想郷』。そこには人間、妖怪、妖精、幽霊、神が共存していると。そこから来た訳か。

 

「ねぇ、出久。あなたの個性はなんなの?」

 

メルランさんが聞いてくる。

 

「ぼ…僕は無個性だよ。何も個性は無いんだ。」

 

するとメルランががっかりして

 

「な、なんかごめん。」

 

「べ、別に大丈夫だよ。」

 

メルランさんが謝ってきてが別に良い。とりあえずルナサさん達はここの音楽について知りたいんだよね。

 

「ルナ姉、私達からもお礼した方が良いよね。音楽について教えてもらう訳だし。」

 

「そうね、リリカ。出久、個性はここでは使えるの?」

 

個性がここで使えるかと聞いてきた。突然なんだろう?

 

「個性は自由に使ってはダメなんだ。ヒーローは別だけど。でもなんでそんな事聞くの?」

 

ルナサさんに聞き返す。

 

「まぁとりあえず、それは後で話すわ。早速だけど音楽の所に連れて行って貰える?」

 

「いや、今は無理かな。学校もあるし。終わってからなら大丈夫だけど。」

 

学校の事を忘れてた。完全に遅刻だけど行くだけ行く。

 

「ルナサさん達はどうするの?ここで待ってるの?」

 

ルナサさん達はうーんと悩んで三人で相談し始めた。すこし時間が経ってルナサさんが話してきた。

 

「あなたに憑いていこうと思うわ。」

 

「ついてくるの?見えないから別に良いけど。」

 

するとルナサさん達が楽器を何処かにしまって自分の中に入ってきた。

 

「えぇ、どうなってんの!?なんで僕に憑依してるの!?」

 

するとルナサさんの声が頭の中に聞こえてくる。

 

『あら、言ったじゃない。「憑いていく」って。』

 

「ついて行くって、『憑いていく』って意味だったの!?考えている事は覗かないでよ。」

 

その言葉にメルランさんが答える。

 

『大丈夫だよ。地底の悟り妖怪じゃないし。』

 

『あなたに憑いているだけ。簡単に言うなら背後霊のようなものだよ。』

 

メルランさんに続いてリリカさんも答えた。背後霊のようなものか。

 

「あ、学校行かなくちゃ!」

 

自分はバックを持って学校まで走った。

 

もちろん遅刻して叱られました。

 

放課後

 

スマホでヤホートップを確認するとオールマイトが解決した事件のことが載っている。今は閉じて家に帰る。ルナサさん達は自分の後ろを飛んで憑いてくる。というか飛べるんだ。

 

「ただいまー。」

 

家の鍵を開けて入る。お母さんは「おかえり。」と答えてくれる。部屋に荷物を置く。メルランさんが

 

「わぁー。凄い筋肉の人の物がいっぱい。なんなのこれ?」

 

「No.1ヒーロー『オールマイト』のグッズだよ。大ファンなんだ。」

 

とりあえず財布などを持って玄関にいく。

 

「お母さん、ちょっと出かけてくる。」

 

「そう、いってらっしゃい。」

 

そのままマンションの階段を降りて電車に乗って街中に向かう。

 

レンタルショップに着く。

 

すると三人とも目をキラキラさせて色んなところを周り始めた。

しばらくして三人ともCDを5枚ほどもってきた。はたから見たらCDが浮いているように見えるので籠に入れさせた。

 

リリカさんはアイドル系、メルランさんはアニソン系、ルナサさんはクラシック系を持ってきた。

多分自分が気になったやつを持ってきたのだろう。

 

もちろんお金は自分がだした。意外にも安く済んだ。今月の終わりにヒーロー全集がでるからなるべく無駄遣いはしたくない。多分足りると思うけど。




はい、今回はここで切ります。



この小説を読んでくれた人は自分が投稿している。ポケモンとヒロアカの小説も読んでもらえると幸いです。


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スペルカード

本日2話目


CDをレンタルした後にゴミだらけの海浜公園にやってきた。ルナサさん達が面白いものを見せてくれるらしい。

 

「見ててよ、スペルカード発動!菅符『ヒノファンタズム』!」

 

メルランさんが何かを宣言して大きな業務用冷蔵庫に向かって光の玉を放つ。トランペットからも光の玉が飛び出す。玉が冷蔵庫に当たると冷蔵庫に凹みが出来ている。

 

そして光の玉が止まる。そこには無残にもボコボコになった冷蔵庫があった。

 

「え、何これ?」

 

自分の口から思わずそうでる。それにルナサさんが説明する。

 

「これが私達が幻想郷で使う『スペルカード』というものよ。特定の弾幕をカードに込めてそれを放つのよ。威力は当たるとすこし吹っ飛ぶ、最悪気絶ね。」

 

「でもこれを見せてくれたけどどうしてなの?」

 

自分は疑問に思ったことを口にする。するとリリカさんが

 

「あなたからは私達と似た力を感じたのよ。騒霊の力をね。もしかしたらあなたも弾幕が使えるようになるかもね。」

 

「え!?じゃあ自分もヒーローになれるの!?」

 

思わず声をあげる。弾幕という個性が使えるようになるってこと!?

 

「ヒーローってのはよく分からないけど、多分大丈夫ね。」

 

ルナサさんがそういう風に答える。そして自分は頼む。

 

「僕にもその弾幕を教えてください!」

 

「いいよ。別にいいよね、リリカ、ルナ姉。」

 

「そうね。彼にはお礼をしなくちゃいけないし。」

 

「教えてあげるわ。でも厳しいわよ。」

 

厳しくても良い!ヒーローになりたくてずっと努力を続けていたのだから。

 

「ありがとう。ルナサさん、メルランさん、リリカさん。」

 

「じゃあ早速練習するわよ!はい。」

 

メルランさんがトランペットを渡してくる。ちなみにメルランさんが吹いていたトランペットとは別のやつだ。

 

「え!?」

 

「だって騒霊の力だよ。楽器が弾けないと意味ないよ、てなわけで楽器を完璧にマスターするよ!」

 

楽器を練習する事になりました。

 

それから毎週月曜〜金曜は放課後に僕らが初めて出会った公園で三人の動きを真似して楽器になれる。土曜、日曜は午前中に練習。午後は休憩兼CD鑑賞会。

 

お母さんも特に気にしても居なかった。

 

それから半年後には大体の楽器が弾けるようになった。ルナサさん達は上達がとても早いと褒められた。

 

そして今はゴミだらけの海浜公園にいる。

今日からスペルカードの練習だ。

 

「とりあえず、あなたは霊力が少ないから私達が憑依してスペルカードを練習するわよ。じゃあ憑依するわね。」

 

ルナサさんが憑依してくる。メルランさんとリリカさんは今日は暇なので街中を飛んでくると言っていた。見えないから影響ないか。

 

『じゃあ練習するわよ。弦奏『グァルネリ・デル・ジェス』!』

 

自分で弾幕を生み出し冷蔵庫に打ち込む。ちなみにルナサさんが憑依していると髪の色が金髪が混じる。メルランさんなら水色、リリカさんなら茶色が混ざる。

三人が憑依すると、金髪、水色、茶色が混ざった髪になる。

 

『良い出来ね。初めてにしては上手ね。もう一度行くわよ。』

 

もう一度同じスペカを打ち込む。すると頭痛がし始めた。自分の中からルナサさんが出てきた。

 

「霊力切れを起こしたわね。まずは霊力を増やすことから始めましょうか。」

 

霊力を増やす事にかなりの時間を要する事にまだこの時は考えていなかった。




はい、2話書けました。




ポケモンの方も明日投稿するので堪忍してや。


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オールマイト

東方の原曲の名前が出てきますが騒霊三姉妹が作曲した曲という設定ですのでご了承ください。


中学三年のある日

 

あれから霊力は伸びていきスペルカードを10枚打っても大丈夫になった。体力をつけると少し伸びたので筋トレも始めた。

 

「えー、お前らも三年ということで!本格的に将来を考えていく時期だ!今から進路希望のプリントを配るが 皆!だいたいヒーロー科だよね。」

 

担任の先生が進路希望のプリントをばら撒きながら言う。クラス全員が個性を発動して答える。

 

「やっぱ何度見ても個性は凄いよね。姿が変わるとか幻想郷じゃ見ない光景だし。」

 

自分の後ろに居たメルランさんがそう答える。

 

「そうだよね、でも変身する音は私にとっては良いかな。」

 

リリカさんも答える。

ちなみに自分はルナサさん達が作曲した曲の楽譜を暗記している。曲名は『幽霊楽団』。騒霊三姉妹の代表曲だ。

 

「せんせぇー『皆』とか一緒くたにすんなよ!俺はこんな没個性共と仲良く底辺なんざ行かねーよ。」

 

かっちゃん本名『爆豪勝己』が答える。その言葉に先生が

 

「あー確か爆豪は『雄英高』志望だったな。」

 

クラス全員がざわつく。それにかっちゃんは続ける。

 

「そのざわざわがモブたる所以だ!模試じゃA判定!俺は中学唯一の雄英圏内!あのオールマイトをも超えて俺はトップヒーローとなり必ずや高額納税者ランキングに名を刻むのだ!」

 

「あ、そういやあ緑谷も雄英志望だったな。」

 

クラス全員がこっちを見て吹き出す。

 

「勉強出来るだけじゃヒーロー科は入れねんだぞー!」

 

自分は黙っている。ルナサさん達は不機嫌そうだ。

 

「個性がないだけでこの仕打ちは酷いよね。」

 

「そうだね、幻想郷じゃ能力を持っていない人の方が多いのにね。」

 

「差別が抜けないのは残念だね。」

 

リリカさん、メルランさん、ルナサさんの順で批判する。するとリリカさんが自分の手を引いて後ろに倒す。さっきまで居た場所にかっちゃんは爆破を叩き込む。

 

「こらデク!没個性どころか無個性のテメェが何で俺と同じ土俵に立てるんだ!?」

 

その後クラス全員に笑われた。

 

放課後

 

スマホでヤフートップを確認する。机の上の幽霊楽団の楽譜を取るがかっちゃんに奪われる。

 

「話はまだ済んでねーぞデク。」

 

「カツキ何ソレ?」

 

「『幽霊楽団』?楽譜?マジか、緑谷!」

 

「良いじゃん、返してよ。」

 

返してと言うがかっちゃんが楽譜を爆破した。

 

「あー!!?ひどい……!」

 

かっちゃんがヒーローについて行ってくるが耳に入らない。言い返せずにかっちゃんは教室から出て行く。

 

「ルナサさん、ごめん。楽譜ダメになっちゃった。」

 

「別に大丈夫だよ。予備はまだあるし。はい」

 

新しい楽譜を渡される。

 

「こんな時はトランペットでも吹こう!屋上へgo!」

 

メルランさんに連れられ屋上へ行く。トランペットを構え吹き始める。

 

それから4分程度『幽霊楽団』を吹き続けた。気持ちは少し落ち着いた。

 

「さ、出久。帰ろ。」

 

リリカさんに言われて頷く。帰りにレンタルショップでも寄ろうかな。

 

帰り道のトンネルを通ろうとするとマンホールからヘドロ型の敵が出てくる。

 

「Mサイズの隠れミノ…」

 

まとわりつく前にメルランさんが憑依してトランペットを構え、放つ。

 

「『スペルカード発動!騒符『メルラン・ハッピーライブ』!』」

 

弾幕を放ちヘドロ敵が近づけないようにする。

 

「珍しい個性だな。良いミノになりそうだ。」

 

すると敵が出てきたマンホールの蓋が吹き飛び中からオールマイトが出てくる。

 

「私が来た!TEXAS…SMASH!

 

風圧で敵を倒す。

 

「いやぁ悪かった敵退治に巻き込んでしまった。いつもはこんなミスはしないのだが、オフだったのと慣れない土地でウカれちゃったかな!?しかし君のおかげさありがとう!無事詰められた!」

 

空のペットボトルにヘドロ敵が入ってる。一瞬オールマイトの視線がルナサさん達の方を向いた気がした。サインも貰いオールマイトが飛び立とうとしたので思わず掴まる。

 

「ってコラコラー!放しなさい!熱狂が過ぎるぞ!?」

 

「今…放すと死んじゃう…!」

 

「確かに!」

 

オールマイトはマンションの屋上に着地する。

 

「私はマジで時間ないので本当これで!」

 

「待って!個性が無くても楽器でヒーローは出来ますか?」

 

オールマイトが呟く。

 

「個性が…楽器…。」

 

するとオールマイトから煙が出始め煙が晴れるとそこには皮と骨だけの人が立っていた。

 

「ニセ!?ニセモノ!?」

 

「私はオールマイトさ。」

 

血を吐きながら答える。

その後胸の呼吸器半壊、胃袋全摘の事実を知った。

 

「それとこのタイミングで聞いて良いかい?」

 

「?」

 

オールマイトから質問がくる。どんな質問だ?

 

「そこにいる三人の女の子達は君の知り合いかい?」

 

騒霊三姉妹のいる方向を指差して聞いてくる。

 

「え?オールマイト、彼女達が見えるんですか?」

 

「?もちろん見えているよ。」

 

「あら、見える人が出久以外にも居たのね。」

 

ルナサさんが答える。

 

「?どう言う意味が説明を頼めるかい?」

 

その後説明してオールマイトは酷く驚いて血を吐いた。




長くなりました。


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鬱の音を演奏する程度の能力

最近
スランプ気味とテスト期間で投稿出来てません。頑張って治しますので応援コメントなどよろしくお願いします。

後、ニコニコで動画を投稿しました。
検索で『東方超獣録』と打てば出るはずです。
東方projectとポケモンの動画ですのでみてくれると嬉しいです。


オールマイトと別れてレンタルショップへ向かう途中に商店街の方で人混みができていた。

覗くとさっきオールマイトが捕まえたはずのヘドロ敵が暴れていた。

 

ヒーロー達は手を出せないようだ。

すると捕まっている人質はかっちゃんだった。自分は人混みをかき分け飛び出した。

 

「馬鹿ヤロー!止まれ!止まれ!」

 

ヒーローが止めるが無視する。

ヘドロ敵が攻撃してくるが背負っていた荷物をヘドロ敵に投げつける。物が散らばりヘドロ敵の注意を引く。

 

「かっちゃん!」

 

「何でテメェが!」

 

「足が勝手に!何でって分からないけど!君が助けを求める顔してた。」

 

すると注意を引いていたヘドロ敵が攻撃してくるがルナサさんのバイオリンの弦で受け止める。

 

「なっ!?こんなので攻撃を!?」

 

ルナサさんが憑依して話しかけてくる。

 

『全く出久は無茶なんだから。とにかくこのヘドロを!』

 

攻撃を空を飛んで避けつつバイオリンを構える。そのまま弾き始める。辺り一帯にバイオリンから放たれる鬱の音が響き渡る。

 

少し経つとヘドロ敵や周りの人混み、ヒーロー達が突然大人しくなった。

 

「よくやった、少年。後は任せろ!プロはいつだって命懸け!

DETROIT SMASH!

 

大人しくなったヘドロ敵を風圧で吹き飛ばす。それの影響で雨が降り始めた。

人混みなどは鬱の音を聞き過ぎてしまった為鬱になっている人もいるようだ。

ルナサさんが憑依から抜けメルランさんが憑依してトランペットを吹く。

 

すると鬱の人も回復した。

この後ヘドロ敵は回収され警察に引き取られた。自分はこっぴどく叱られた。

逆にかっちゃんは賞賛された。

 

その後帰り道を歩いているとオールマイトが現れた。その直後血を吐いて細い姿になる。

 

「少年そして少女達、礼と訂正…そして提案をしに来たんだ。君がいなければ、君の身の上を聞いていなければ口先だけのニセ筋となるところだった!ありがとう!」

 

「でも、無個性なのにヒーローの邪魔をしてしまって…」

 

その言葉にオールマイトが答える。

 

「そうさ!あの場の誰でもない小心者で無個性の君だったから、私は動かされた!トップヒーローは学生時から逸話を残している。彼らの多くはこう話す。『考える先より体が動いていた。』と!」

 

僕は涙を流してお母さんの言葉を思い出していた。

 

「君もそうだったんだろう!?君はヒーローになれる。」

 

ルナサさん達は自分達を騒霊なのに静かだった。

 

「君なら"私の力"受け継ぐに値する!」

 

「へ?」

 

それにオールマイトがオーバーリアクションで答える。

 

「なんて顔してるんだ!?提案だよ!本番はここからさ!私の力を君が受け取ってみないかという話さ!」

 

その後オールマイトの提案を受け入れ二日後にゴミだらけの海浜公園にやってきた。そこでオールマイトの個性『ワン・フォー・オール』を受け入れる為の身体作りを始めた。元々霊力を増やすために鍛えていた甲斐もあって最初は楽だった。

 

オールマイトの組んだ「目指せ合格アメリカンドリームプラン』を達成するために頑張った。

 

「あ、やる前に少年、あの少女達三人を呼んでもらえるかい?」

 

「?良いですけど。オールマイトが呼んでるよ。」

 

すると自分からルナサさん達が出てくる。

 

「じゃあ少年は課題の続きだ!」

 

自分は課題に戻った。

 

ルナサside

No. 1ヒーローのオールマイトが私たちを呼んでいた。

 

「とりあえず疑問に思った事を話すぞ。少女達は何なんだい?」

 

なんて答えたら良いのかしら?騒霊だってことはあの時話したし。

 

「なんて言ったら良いんだろう。言えるのは幻想郷の騒霊だってことくらいだしね。」

 

リリカも首をかしげる。

 

「そうか、なら良いや。話せる時に話してくれればOKさ!」

 

それから七ヶ月後海浜公園はゴミが全て消えた。

その後オールマイトの髪を出久が食べて『ワン・フォー・オール』を受け取った。




少しずつ小説も長くしていきたいですね。


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路上ライブ

本日二話目

再び東方の曲名が登場します。騒霊三姉妹が作曲した設定ですのでご了承ください。


前回の話から七ヶ月後

 

今日はオールマイトが用事があるらしく『ワン・フォー・オール』の練習が出来ない。

なので今日はデパートで飛び入り参加可能の音楽大会に参加しようと思っている。

 

デパートに行くとステージがありその横に受付がある。受付の人に話しかける。

 

「すいません、音楽大会に出場したいのですが…」

 

「飛び入り参加ですね。こちらに名前と楽器を使うならその楽器を書いてください。」

 

名前を書く。楽器は……バイオリン、キーボード、トランペットと書く。それを受付に渡す。

 

「はい、ありがとうございます。この時間までにステージ裏まで来て下さい。」

 

時間をみると四時間くらい時間がある。周りに変に思われないように小声でルナサさん達に聞く。

 

「四時間くらい時間あるんだけど何する?」

 

「アイス食べたい。」

 

メルランさんが提案してくる。近くにアイス屋がある。ルナサさん達は食べ物を食べる事もできる。

別にいいので、アイス屋に行って3つアイスを買ってくる。

 

椅子に座りアイスを食べる。色んな人がこっちを見てくる。側から見たらアイスが浮いて少しずつ減っていっているからな。

 

「おいしー、やっぱ外の世界の食べ物は美味しいね。」

 

リリカさんが食べながら喜ぶ。

ルナサさんは静かに食べてる。

 

「美味しい……」

 

メルランさんは食べ終わってトランペットを手入れしている。

そのあと色々な店を回ったりして時間を潰した。

 

時間になったのでステージ裏に向かう。

 

「緑谷さんですね。こちらにどうぞ。」

 

個性使用はヒーローが近くに待機しているのでOKだそうだ。

するとステージの司会から

 

『次の人は飛び入り参加の緑谷出久!どうぞ!』

 

ルナサさん達とステージに上がる。

 

『曲名は参加者自ら作曲した曲『亡き王女の為のセプテット』です!』

 

ルナサさん達が自分に憑依する。そしてバイオリンやキーボード、トランペットを空中に構える。

 

観客から驚きの声が聞こえてくる。そのまま曲を演奏する。ルナサさん達によると幻想郷のカリスマ吸血鬼をイメージして作曲したそうだ。

 

そのまま曲が終わり観客から歓声が上がる。そのまま自分はステージから退場する。

 

ステージから降りると耳たぶがイヤホンジャックになっている女の子がくる。

 

「よ、よかったよ。いい曲聞かせてもらった。」

 

「えっと、誰?」

 

「あ、ごめん。ウチは耳郎響香だよ。作曲するなんて凄いね。」

 

「あはは……そうかな?」

 

耳郎さんが褒めてくるが自分が作曲したわけではないから苦笑いするしか無い。

 

「じゃあウチ受験勉強しないといけないからこれで。また会えるといいね。」

 

耳郎さんが手を振って帰っていく。

自分も受験勉強のために帰るとするか。

 

「出久〜。よかったじゃん。このこの。」

 

メルランさんがつついてくる。ちょっかい出すな。

 

「とにかく帰るよ。」

 

そのまま帰った。雄英高校合格のために頑張るとするか!




少し薄いですね。


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入試試験

かなり遅れました。すみません(´・ω・`)

ポケモンやったり、ロストワードやったり、別の小説書いたりしてたらこんな経ってました・・。


感想お待ちしてます


オールマイトから『ワン・フォー・オール』を受け取ってから三ヶ月後。

 

とうとう、雄英高校の入試の日になった。

ルナサさん達も僕の後ろを飛んで着いてくる。

 

雄英高校はとても高いHの形の建物だった。周りには建物がないので更に大きく見える。

 

「ここが、雄英高校ね。幻想郷でもここまで大きい建物は見た事ないわね」

 

「出久も頑張ってね!私もハッピーにしてあげようか?」

 

「メル姉は少し自重してよね。ハッピーになり過ぎると大変だから」

 

「受験の時は3人とも静かにしててよ?」

 

そんなふうに話していたら足がつまずいて転びそうになってしまった。しかし、いくら経っても顔を地面にぶつけない。目を開けてみると自分が空中に浮いていた。

 

「大丈夫?転んじゃったら縁起悪いもんね」

 

そこには茶髪の女の子が居た。その子の個性で浮いているようだ。

 

「お互いに頑張ろうね」

 

そう言って女の子は行ってしまった。ルナサさん達の方を見ると、興味無さそうにしていた。メルランさん以外。

 

受験会場に入って指定の席に座る。かっちゃんの隣だった。

 

そこではプロヒーロー『プレゼント・マイク』が試験の説明を始めた。

 

 

『今日は俺のライヴにようこそー!エヴィバディセイヘイ!』

 

『実技試験の概要をサクッとプレゼンするぜ!アーユーレディ!?』

 

『シーン!!』

 

「凄いうるさいわね・・・。私は少しだけ離れているわ」

 

ルナサさんにはうるさ過ぎたみたい・・・。

 

『この後、10分間の「模擬市街地演習」を行なって貰うぜ、YEAHH!持ち込みは自由!プレゼン後は各自指定の演習会場へ向かってくれよ!』

 

ふと、隣をチラ見するとリリカさんだけしか居なかった。ルナサさんは居ないのは分かってるけど、メルランさんは?

 

すると、プレゼント・マイクの近くでトランペットを吹いている。確かにラジオで聞くより、ハイテンションだ。

 

『演習場には"仮想敵"を三種多数配置してあり、それぞれの「攻略難易度」に応じてポイントを設けてあるぜ、YEAHH!』

 

『その仮想敵を行動不能にすれば、ポイントを稼ぐのが目的だぜ!』

説明が続いていくと、メガネのきっちりした受験生の1人が指摘したりしてきた。

それでお邪魔の敵がいるという説明が入った。

 

『俺からは以上だ!最後にリスナーに我が校"校訓"をプレゼントしよう!"Puls Ultra"!!それでは皆 よい受難を!!』

 

 

演習場に来ると、ルナサさん達が楽器を渡してくれる。そうじゃないと、持ち歩くの大変だからね。

 

座り込んで楽器の最後の微調整を終わらせると、

 

『ハイ!スタート!!』

 

突然、開始の合図が出る。急いで立ち上がって空に飛び上がる。すぐに前の人達を追い抜かして、仮想敵と対峙する。

 

『標的ブッコロス!』

 

1P敵が襲ってくるが、バイオリンから音符の弾幕を打ち出して破壊する。

 

『案外、もろいのね。弾幕の威力も最低に近いんだけど』

 

その後、路地裏へと向かうと1Pと2Pの敵が数体がかりでおそいかかってくる。

 

「『スペルカード発動!騒符『ファントムディニング』!』」

 

三人が自分に取り憑いてスペルカードを放つ。様々な弾幕が襲いかかる。

簡単に仮想敵は壊れていく。

 

三人が言うには人ひとり通れる隙間があるそうだが、空を飛んでないと回避が難しいうえ、仮想敵の大きさでは飛んでいても避けられないだろうと言うことを聞いた。

 

そのまま何度も、仮想敵を破壊していく。ポイントもかなり取れてきた。

 

すると、ビルが崩れて特大の大きさの仮想敵が現れる。その近くの仮想敵に向かおうとすると、リリカさんが頭の中に直接話しかけてくる。

 

『お邪魔ムシなんでしょ?無視しちゃえば?ほかの所にもいるんでしょ?仮想ビランっての』

 

「ビランじゃなくて仮想敵ね」

 

ほかの人達もにげていっているので自分も逃げようとすると、受験前に会った茶髪の女の子が転んで動けなくなっていた。

 

「ちょっと、出久!?」

 

ルナサさんが止めようとしてくるが、気にせず女の子の所へ助けに向かう。

その女の子を通り過ぎて0P敵に向かって飛ぶ。しかし、仮想敵はやたらめったらに動き回って近づけない。

 

「三人とも!1番強力なスペルカードは使える?」

 

『使えるよ!でも、出久の霊力的にそれを使ったら霊力切れになるよ!』

 

「構わないよ!ワン・フォー・オールもあるから!」

 

手の中にスペルカードが1枚出現する。

 

 

「『『『スペルカード発動!大合葬『霊車コンチェルトグロッソ怪』!!』』』」

 

大量の弾幕を打ち出していく。それにより、仮想敵のアームがどんどん壊れていく。それによって隙ができる。

 

「これなら!届く!」

 

「SMASH!!」

 

0P敵が破壊されてそのまま空を飛んで降りていく。腕は初めて使った時と違って腕は折れていなかった。

 

地面に降り立った瞬間、試験終了の合図がなった。




めっちゃ長くなったな。

不定期ですけどよろしくお願いいたします

関係ないけど、東方ロストワードやってる人でプリズムリバー三姉妹の誰か1人でも出た人は居ますか?

自分?聞かなくてもわかるでしょ?1人も出なかったよ!(泣)


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合格通知

今回薄いかも


感想お待ちしています


雄英高校の入試試験から1週間が経った。オールマイトは忙しいのか連絡が取れなかった。

その間もルナサさん達を連れて、ライヴに行ったりCDショップや楽器の店に行ったりしていた。

 

個性については自分の騒霊の力を個性とした。

 

その日も、CDショップから帰ってくるとお母さんが来て雄英高校からの封筒を手渡してくれた。それは少し膨らんでおり、持ってみると少し重量がある。

 

自分の部屋で封筒を開けると、中から投映装置が出てきてオールマイトが上映された。

 

『私が投映された!』

 

「あ、オールマイトじゃん!外の世界はやっぱり凄いや」

 

リリカさんが空中に投映されたオールマイトを見て関心してる。

 

『驚くのも無理はない!今年から雄英に勤める事になったからね!それと連絡が取れなくてすまないな!』

 

「ふーん、あの高校にオールマイトも来るのね」

 

ルナサさんはそこまで興味はないみたいだね。自分はとっても興奮している。

 

『ええ何だい?巻きで!?彼が最後なんだし別に良いでしょ?』

 

『気になっているだろうから結果を発表しよう!実技試験で見ていたのは敵ポイントだけにあらず!』

 

『その名も救助活動ポイント!その2つのポイント合わせて合計120ポイント!堂々一位合格さ!

来いよ!雄英が君達のヒーローアカデミアだ!』

 

「やったじゃん!出久!めでたいねー!」

 

メルランさんがトランペットを吹き鳴らす。彼女が騒霊じゃ無かったら近所迷惑になってたな・・・。

 

合格をお母さんに知らせると、その日の夕御飯はとても豪華になった。

 

 

 

 

 

「実技総合成績が出ました」

 

画面にはそれぞれの敵ポイント、それに加え救助活動ポイントってのが表示されていた。

 

「まずは『爆豪勝己』。個性は『爆破』敵ポイントが77、救助活動ポイントは0で合計77点。第二位でした」

 

「派手な個性で仮想敵を寄せつけて迎撃し続けたのはタフネスの賜物だな!」

 

「やっぱり、1番ヤバイのは敵ポイント60、救助活動ポイント60ポイントで合計120点の『緑谷出久』だよな!」

 

手元の資料には緑谷出久の個性や情報が出ている。

 

「個性は『手を使わず楽器を演奏する程度の個性』か。なんかやけに抽象的じゃないですか?」

 

画面で流れている映像には空を自在に飛びながらバイオリンやトランペット、キーボードから音符のようなものが飛んでいき次々と仮想敵を破壊していた。

 

「しっかしそれだけじゃ説明がつかないことが多くない?音符のようなものと最後の0P敵をふきとばした超パワーに説明がつかなくないか?」

 

「とりあえず、それは入学させてから考えよう。それにあの未知の力をもってヴィラン側につかれたらとてつもない事になりそうだからね」

 

「細けえことはいいんだよ!俺はあいつ気に入ったよ!」

 

(・・・ったく、騒がしいな・・・)




特殊効果付けんのめんどくなっちゃった。ごめんちゃい


マジであれすぐに誤作動するんだけど!


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登校初日

やっべー、また小説書きたい欲が爆破しそう


新しい小説も書きたいからなー

関係ないけど、ロストワードで慧音は出ましたか?自分は早速10連回したけどキャラすら出ませんでした!泣いていいですか?泣きます

感想お待ちしています


 

とうとう、高校生活の始まりだ。

 

「出久、ティッシュ持った?ハンカチも持った?」

 

「うん、持ってるよ!」

 

お母さんが何度も聞いてくる。

 

「出久、超カッコイイよ」

 

「………!行ってきます!」

 

雄英高校に着くと校内図を見ながら自分のクラス『1-A』に向かう。もちろん、ルナサさん達も一緒だ。

クラスの目の前に着くと7mはある大きなドアを開ける。

 

しかし早いのか、入試試験の時に居たメガネの生徒しか居なかった。

 

「おや、君が二番か。ボ・・・俺は私立聡明中学出身 飯田天哉だ」

 

「あ、僕は緑谷出久です」

 

その後、少しだけ飯田くんと話したあと自分の席に座るとリリカさんからキーボードを受け取って点検を始めた。楽器はしっかりと管理しないとすぐに音がおかしくなっちゃうからね。

 

そんなことをしていたら、周りが少しだけ騒がしくなって来ていた。

 

「机に足をかけるな!雄英の先輩方や机の製作者方に申し訳ないと思わないか!?」

 

「思わねーよ、てめー どこ中だよ!端役が!」

 

すっごいギスギスしてるー!するとドアから試験の時に助けた茶髪の女の子が入ってきた。すぐに自分を見つけたのか声をかけてきた。

 

「試験の時はありがとうね!凄かったよ!楽器も、パンチも!」

 

「あ、あの時は無我夢中でね・・・」

 

メルランさんがトランペットを鳴らして茶化してくる。それ、自分にしか聞こえてないから意味ないよ。

 

「お友達ごっこしたいなら他所へ行け」

 

「ここは・・・ヒーロー科だぞ」

 

寝袋にくるまった芋虫モドキのような男の人がゼリーを飲みながら話しかけてきた。

ルナサさん達も引いている。

 

「はい、静かになるまで8秒かかりました。時間は有限。君達は合理性に欠くね」

 

「担任の相澤消太だ、よろしくね。早速だが体操着着てグラウンドに出ろ」

 

生徒たち移動中

 

「個性把握…テストォ!?」

 

「入学式もガイダンスもヒーローになるならそんな時間ないよ」

 

ルナサさん達は三人揃って砂煙から自分の楽器を守ってくれている。そのまま相澤先生の話は続いていく。

 

「中学の時からやっただろ"個性禁止"の体力テスト。ずっと平均を作り続けている文部科学省の怠慢だよ」

 

相澤先生は近くの籠からソフトボールを取り出しながら

 

「じゃあ、今回の学年成績一位の緑谷。個性を使ってこのボールを投げてみろ。円から出なければ何してもいい」

 

ボールを受け取ると円の中に入る。ルナサさん達も来てくれる。どうやって投げるか少しだけ考えて居たら相澤先生に急かされた。

仕方がないので霊力をボールに込めて弾幕と同じような状態にする。

 

「通常弾幕!」

 

そう言ってからボールを弾幕と同じように遠くへ飛ばす。速度は少しだけゆっくりだがすぐに見えなくなってしまった。

 

「いきなり測定不能をたたき出すか。まず自分の『最大限』を知る。それがヒーローの素地を形成する合理的手段」

 

他の生徒たちもガヤガヤして誰かが「面白そう!」と口にすると相澤先生が最下位は除籍処分にするというとんでもない爆弾を落とした。

 

「生徒の如何は先生の自由!ようこそ、これが雄英高校ヒーロー科だ!」



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