ワイ提督、艦娘を妊娠させて捨てた結果wwwww (三酔人)
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復讐の始まり(共通)

女性の最も美しい表情とは何か?

ワイの主観と好みで云うと、「絶望している時である」と答える。

 

さて、そんなワイだが、失恋した。2年ぐらい前に。もうね、ホント信じらんない。

中学時代から付き合ってた彼女が勤めてる会社のエリート同僚と実は社内恋愛していたらしい。んでもって結婚するらしい。

していたらしいと云うのは、後になって知ったから。

まぁそんなわけで、ワイは捨てられたって云うわけ。

ホント情けない話やで。

 

ワイにも責任が無かったかって云うと、自信を持って在ったって答える。

そもそも大学卒業してからは遠距離恋愛で、一月に一回逢えれば良い方やった。

そら近くにエリートチ○ポポがあったら、行きますよね(納得)

 

一方ワイは元カノに対して忠義を尽くした。

部下の艦娘は揃いも揃って、美人やった。

なんかめっちゃ良い香りするし、スタイルは良いし、たまに部下の艦娘を『妄想』で犯したりもした。

元カノ居なかったら、ワイも陥落してたかも知れん。

やけども、「(ワイの彼女の方が美人で最高なんや! 商社に勤めてて頭も良いし、面倒見も良いし、とにかく優しいんや)」って無理矢理の思い込みでとにかく忠義を守り通した。

 

その結果がこれやで(白目)。

 

ワイはショックやったが故に、精神を病んでしまった。

女を信用出来んくなってしまったんや。

ドイツもこいつもオランダも良い男に口説かれたら簡単に股を開く売女みたいなもんや。歩くオナホや! 絶対に許さない絶対にや!

妄想はいつしかワイの中でのリアルに取って代わるのに、そう時間は掛からんかった気がする。

こじらせてしまったわけや(マジキチスマイル)

 

ワイは女共に復讐する事にした。

女を口説いて、その気にさせて、妊娠させて捨てるんや。

ワイと同じ絶望を知る女を増やすんや。

そうしたら、良い世の中になると思う。

 

そんなわけで、手近な艦娘共をワイのゴリラチ○ポポで成敗したる。

ワイは、今まさに振り下ろさんとするゴリラチ○ポポや!!

 

ところで、小心臆病なワイは、艦娘に手を付ける前に、問題にならないよう周到に規則を調べた。

基本的には、社内恋愛みたいなものだったら大丈夫っちゅう話やった。

 

実際、先輩後輩上司は艦娘とケッコン(ガチ)しとる奴らが多いしな。

 

ワイが怖いのは、合意のある上でやるだけやって捨てる時に、「レイプされた!」とか騒ぐヤツがおったら、ワイは免職どころか刑務所や、そればっかりは何としても防がなならん。

 

深海棲艦との先の見えない戦いで世の中疲弊して不景気極まっとるのに、放り出されたらどうすれば良いんや。ナマポ貰えればええけど、まぁ無理やろ。

何としても下手は打てん。

 

でもワイは頑張るんや。

 

 



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綾波改二の場合
段取りって大切よね。


さて、ワイの記念すべき絶望型一番艦建造を誰にするか考えるだけで毎日が楽しくなってきたんや。

せやけど、気を付けんといかん事がある。

まずワイに好感を少しでも持っとる可能性のある艦娘や。

出来れば、性格的に穏やかで、従順、素直、純朴この要件を備えた奴や。

あと、頭がちょっと足りないぐらいがええ。

 

ワイの独断と偏見で、

この要件を満たすのは、綾波改二(以下、綾波と呼称する)やろw

そんな訳で、綾波をターゲットにしたろ思う。

 

吹雪改二や朝潮改二も考えたんやが、こいつらは綾波よりもほんの少し目端が利く。

なのでとりあえず外した。

 

あと、念の為こいつの経歴書を丹念に調べた。

重要な部分を見ると、

親、兄弟親戚の身寄り無し。

小学校中退。

勤続6年、今年17歳になったばかり。

要するに、こいつは戦災孤児っちゅーことやなw

深海棲艦に復讐する為に、また孤児院の口減らしも兼ねて艦娘に志願してきたっちゅー訳や。

因みに艦娘になる連中はほとんどこういう連中や。考えてみたら、そりゃそうや、良いとこの娘がこんな危険な仕事志願する訳ないっちゅーに。また軍としても、こういう連中を優先して採っとる。

ホンマ生まれながらの不幸体質やなw

妊娠させて捨てる時は、上手いこと言って軍籍外したれば、後は外野で騒いでも問題にならんっちゅーことや。

なんせ身寄りがないんやからなw

 

ワイはこういう不幸体質の女を愛人にしてもええとは思うけど、絶対に嫁にする事はないで、

なんでかっちゅーと、今の世の中つまり先の見えない、いつ終わるか分からん戦時中で生き残るネックはどれだけのコネクションを持っとるかで決まる。あとはまぁ、目端が利くかどうかやな。

そんな訳で、こういう系の女は有力なコネクションをほとんど持っとらん。

まぁ正味の話ワイが出世出来んやないか。

 

閑話休題

 

運の良い事に今日の秘書艦担当は綾波やったな。

初っ端から全力で逝かせてもらうで。

そんなことを考えてると、ノックの音がしてきたんや。

 

「綾波です。入ってもよろしいでしょうか!」

 

「どうぞ」

 

「司令官、おはようございます。本日の秘書艦担当は綾波です。よろしくおねがいします」

 

そうして敬礼する綾波は顔がほんのり赤い。溌剌さがとても眩しい。

こいつを今から時間掛けて絶望させるんやなと考えると下半身が疼きよる。

 

「おはよう綾波君。本日はよろしく頼む。まあ楽にしてくれ」

 

いつも秘書艦にする挨拶や。つか、ワイは秘書艦居なくても仕事はきっちりと楽勝で終わらせてるんやけど、にも関わらず、なんでこいつらを秘書艦に使ってるかと云うと、秘書艦は希望制になっているらしくて、こいつら規則規則うるさいんや。まぁしゃあないから使ってる。

ホントの事云うと、こいつらに任せると些細なミスを必ずやらかして仕事が増えるから、ワイはあまり使いたくないんや。

特に綾波はそういう傾向がある。字の間違いが多いんや。

まぁ戦闘の方はとても優秀なんやが。

正味の理由は、ワイがやってる、老後の為の些細な着服(裏金作り等)が発覚する恐れがあるから、報告以外はあんまり部屋に入れたくないんや。

 

閑話休題

 

綾波がワイの為に茶を入れてる後ろ姿をガン見して気付いたんやが、こいつシリが少し出てきたな。

ふーん、エッチじゃんw

全体的に細いとは云え、スタイルはええし、しっかりメスの体になってきとる。

つまり、妊娠させて捨てるまでワイのゴリラチ○ポポを楽しませてくれるっちゅーことやw

 

「司令官、どうぞお茶です。熱いので気を付けて下さいね」

 

「綾波君いつもありがとう。君のお茶はとても美味しい。ここの提督になって良かった事の一つだな。白状させて貰うが、君が秘書艦担当の時はこのお茶が飲めるからいつも楽しみなんだ」

 

爽やかな笑顔でそう言いながら茶を飲む。まぁ誰が入れても一緒なんだがw

 

綾波はハッとしながらワイを見つめてる。顔が真っ赤やないかい。ホントちょろ波やなw

間違いなくこいつは処女やで(確信)

 

「綾波君大丈夫か、顔が真っ赤だが? 体調が優れないようだったら部屋で休んで欲しい。幸い急ぐ仕事は無いので何も気にする必要は無いぞ。君はこの鎮守府の屈指の駆逐艦なんだから無理はしないで欲しい」

 

そう云うと綾波は、「とんでもないです。体調は万全です!」と言って秘書艦用の机に着いた。

 

さて、本日の仕事をサクサク終わらせて、ちょっと休憩していると、綾波が話掛けてきた。

 

「司令官は食堂でお食事しないのはなぜなんでしょうか?」と。

 

本音を言わせて貰うと、食堂まで移動するのが面倒臭いからやが、もちろん正直には答えず

 

「上官が食堂に居ると、せっかくの間宮の料理が不味くなるのでは無いかと思ってね。食事の時ぐらいは仲間達と楽しんで欲しいんだ」

 

「とんでもないです。私も含めて全員、司令官をお待ちしていますよ。今日のお昼はご一緒させて欲しいです!」

 

ワイは感動したフリをしながら、「君は若いのに、とても気が使える女性なんだな。ありがとう」

 

綾波は、顔を笑顔にしながら、「それでは、今日のお昼は食堂にご一緒してくれますか?」と言ってきたんや。

 

ワイは済まなそうに断った。「誘って頂いて本当に嬉しい。ただ残念な事に、昼頃に大本営から連絡が入るかも知れんのだ(大嘘)。もし良かったら、この執務室で一緒に昼食でもどうかな? 姉妹艦との約束があるなら、そちらを優先してもかまわないが?」

 

そしたら、ちょろ波(綾波)の奴は喜色満面で「本当ですか? それじゃ間宮さんから食事持ってきますね。今日のメニューは如何致しましょう?」ときた。

 

ワイは再度確信した。こいつは恋に恋するお花畑女郎やってな。

 

そんなこんなで昼休みになった。

 

ワイはミックスフライ定食で、綾波はサンドイッチやった。

 

ホントこいつの飯の食い方は天使やで。まぁ女っちゅーのは、中身は全て悪魔なんやがな。

 

ワイは一応の確認をしてみたんや。「綾波君は、彼氏とか居ないのか? 同年代の男性から言い寄られて大変なんじゃないか?」と。

 

綾波はびっくりドンキーな顔しながら、「とんでもないです! 彼氏なんていません!」と言ってきた。

 

やっぱりか。まぁそれはそうや。鎮守府の、というより戦争してるワイらは基本恋愛しとる暇は無い。

特に、駆逐艦の轟沈率は他の艦種に比べて圧倒的に高い。20歳を超えて生きてられる駆逐艦娘は本当に少ない。

 

「そうなのか、私が君と同い年なら絶対にほっとかないけどな(笑) ところで、変な質問だが、戦争がもしも終わる事があったなら、君は何をする?」と親が子供に聞くみたいな慈愛の籠もった眼差しで聞いてみた。

 

綾波は顔を真っ赤にして黙りこくってしまったんや。

 

「すまない。悪い質問をしてしまったようだ。答えは不要だ。私は君達に長生きして欲しくてな。人並みに恋愛して結婚して子供を作って幸せに暮らして貰いたくてな。やりたいことがあるならそれを全うして……要するに君達には幸せになって欲しいんだ」とワイは悪びれずに嘯いた。

 

綾波は真っ赤になって、「すみません! そういう事ではなくて、答えるのがちょっと恥ずかしくて……わたしはウェディングドレスを着たくて……お嫁さんになりたいんです!」

 

やっぱりか。なんとなくこいつはこう答えるとワイは確信していた。

 

「君はきっと良い嫁になる。だから、その時まで絶対に生き残って欲しい。君は絶対に幸せにならないといけない。いつ戦争が終わるか分からんが、それまで頑張ろうな」と良い感じに切り上げた。

 

綾波は些か涙ぐみながら、「はい! 私頑張ります。提督も長生きして下さいね!」ときた。

 

もうこれ、5割方堕ちてるよな? やべぇよ、こいつチョロすぎだろw

正味カモになる為に産まれてきたようなもんやなw

 

そんなこんなで終業時間や、ワイにとってはこれから仕事が本格的に始まるんやがな。

帳簿改竄による裏金作りや。

鳳翔んとこ行って酒飲んでる暇なんてないでw

 

綾波を部屋から追い出す際に間宮券1綴20枚(30000円相当)を封筒に入れて手渡した。

「姉妹艦の面倒も見なければならないだろう、自由に使ってくれ。綾波型は本当に頑張ってるからな、お返しが出来なくて、心苦しく思ってたんだ。私からと言うよりも、君の独断で使ってくれ。他に要望があれば言って欲しい」

 

綾波のやつ顔を真っ赤にしながら、しどろもどろしながら受けとった。

「司令官、ありがとうございます! 姉妹艦達も喜びます。あの僭越ですが、私に出来る事があればいつでもなんでも言って下さい!」

 

ん? ワイのようなゴリラチ○ポポに、なんでもするは、禁句やでw

ホントあほやでw 吹き出しそうになるのを必死で堪えながらワイは最高の上官を装った。

 

「じゃあ早速だが言わせて貰う。作戦に出たら必ず生きて戻ってきてくれ。私からは以上だ。さぁ早く姉妹艦のところに帰りなさい。また手伝ってくれ。お疲れ様でした」

 

「はい! 司令官本日はありがとうございました。お先に失礼します」

 

ちょろ波はそう言って機嫌良く部屋を出ていった。

 

本日の所感。

まぁ仕込みは万全やろ。一気に距離が縮まったなw

あと一週間以内には堕ちるやろw

ワイのゴリラチ○ポポがそう言ってるから間違いないで(マジキチスマイル)

 

まぁワイの予定としては、近日行われる大本営の定例会議に出席する際に護衛艦として綾波を連れて行こ思うんや。

んでもって、帰り道にとどめを挿した(刺した)ろう思うとるんや。

大本営の定例会議は基本3ヶ月に一回で、道中距離的なものや、提督の休暇的な意味合いも兼ねて二日間は鎮守府を開けるんや。随伴艦は護衛やら荷物持ちやらで必ず随伴させるよう規則で決まっとる。

まぁワイにとっては一泊二日の小旅行みたいなもんや。因みに、護衛の意味で別部屋やが同じホテルに泊まる事になっとる。

 

 

 

 

まぁそんなこんなで定例会議の帰り道や。時間が経つのはホント早いで、

もうワイのゴリラチ○ポポは爆発寸前やw

 

3日前に綾波がMVPを取ったんで、「なにか要望はないか? 今だったら何でも聞くぞ?」と冗談めかして聞いたら、綾波は真っ赤になりながら、「休みの日にお買い物に付き合って欲しいです……」って言ってきた。

はぁ、ホント絶望させがいのある女やな。ワイは今こそ勝負の時やと確信したで。

 

「綾波君に折り入って話があるのだが、3日後に定例会議があるので護衛艦として君に2日ほど随伴して欲しい。頼めるだろうか? 良ければ会議終了後に買い物でも食事でも何でも付き合うぞ? もし予定があるなら断ってくれて構わない」

「とんでもないです! 私なんかで良ければいくらでも随伴します! 全力でお守りします!」

綾波は満面笑顔でそう答えた。

 

まぁそれまでにもちょくちょくちょっかい出して、綾波はワイを見つけると笑顔で近づいてくるまでになったんや。

ホント調教しがいがあるで。

 

閑話休題。

 

喫茶店で遅めの昼食を二人で取り、食後のコーヒーや紅茶、ケーキをつまみながら話をしている時、綾波は半ば真剣な表情でワイに質問してきた。

「あの……司令官は、ご結婚とかはされないんですか?」

 

会議も終わって、程よく緊張感がなくなり弛緩した状態、ワイはこの隙を見逃さんで。

 

「まぁその前に、私には彼女がいないからな、この先彼女が出来るのかどうかさえ(笑)。結婚なんていつ出来ることやら」

と、自嘲気味に冗談めかして答えたった。綾波は真剣な表情をして言う。

 

「そんなことないです! 鎮守府で司令官を慕っている子は多いですよ!」

 

「それは初耳だな。あ、そうだ、綾波君のような素敵な女性とお付き合いしたいな。まぁとは云え、私は今年で29だから年齢的に無理か、12も歳が離れてる、ははっ」と冗談めかして返したら、綾波は真っ赤になって黙り込んだ。

 

些かの沈黙後、綾波はか細い声で、「全然……無理じゃないです……」と返してきた。

 

もうねこれ、トドメ刺して良いですよね。じゃれ合いはもうええと思うんや。

今夜ホテルで綾波にデタラメ(性的な意味で)する前にも、ここは逝くしかないでしょ。

 

ワイは満を持して静かにしっかりと、真っ赤になっているちょろ波(綾波)の目を見つめながら言ったったwww

 

「綾波、一生の頼みがある。……結婚を前提にして真剣に私と付き合って頂けないだろうか? もちろん他に好きな人がいるなら断ってくれて構わない。返事はいつでも良い」

 



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好事魔多し

「ぁっ……ふぅ……ぃっ…しれい……うっ……ああ……んっんっ……」

 

「綾波……痛くないか……やめて欲しいなら言ってくれ……」

 

「そんな……こと……ない…あんっ……ぃっ……です……んっんっ……ヤダッ……んふぅ……ぁッ……」

 

告白してから3時間後やw 絶賛たねちゅけ(種付け)中やでw

 

喫茶店で告白したら、ちょろ波(綾波)は、目に涙を溜めながらワイの告白を受け入れた。

 

「本当ですか? 本当に司令官の恋人にしてくれますか?」

 

「信じて欲しい。君の事はずっと見ていた。ただ……歳の差もあるから、私は半ば諦めていたんだ。綾波が良い人を見付けて幸せになってくれると嬉しいと、私は自分を誤魔化していた。それよりも、私で良いのか?」

 

綾波は、涙を流しながら笑顔でワイにこう言った。

 

「はい、私で良ければ……よろしく……お願い……します……うっ……わああんんん……あああああああんん……」

 

なんかね、大声で絶叫に近い号泣してるの、こいつw 正直ドン引きしたw

喫茶店の女性店員が綾波の泣き声を聞いて、走るように寄ってきてホント往生したわw

大規模共同作戦でサーモン行って、ワイ鎮守府の大和型長門型4隻が初っ端大破した時以来の動揺やったわ。

あわわ、アカン! みたいな。もうねこういう、いきなりのやつやめて欲しい。

駆逐艦娘を相手するとこういう事が偶にあるからワイは嫌なんや。

絶叫するのはベッドの上だけにして欲しいで正味の話。

綾波は笑顔で涙を流しながら店員に、「何でも無いんです。お騒がせしてすみません」って再々謝ってくれたから誤解は解けたものの、ホントびっくりドンキーやったでw

 

まぁそんなこんなで喫茶店を出て、手を繋ぎながら宿泊先のホテルに向かったんや。

道すがら、ワイは綾波にもっとゆっくり話しがしたいな的な事を言ったんや。

 

「私も……司令官と……ゆっくり話がしたいです……恋人だから……」

 

顔を真っ赤にしてw 

もうこいつノリノリやで、すっかり恋人気取りかw 恋に恋する乙女(笑)はホント楽勝やでwwwww

吹き出しそうになるのを必死に堪えながら、ワイは真剣な顔をしながら、言ったったw

 

「静かな所で、二人きりでゆっくり話をしよう、今後の事も含めて。ありがとう、私の恋人になってくれて。絶対に幸せにするからな。これからはずっと一緒だからな。それだけは信じて欲しい」

 

ワイがそう言った直後、綾波はワイの手を強く握り締めて寄り添ってきよったw

ホント調教しがいがあるで、こいつw

まぁ、絶対に絶望させてやるんやがなwwwwwwwww

 

ホテルに入った後、間髪入れずにワイの部屋に来よった。ワイは早速優しく抱きしめながら言ったったw

「綾波、繰り返すが、君を絶対に幸せにするからな。二人で幸せになろうな」

 

「はい……私、嬉しいです。司令官の恋人になれて……司令官と一緒に幸せになりたいです……」

そう言うと顔を上気させた綾波は、目を閉じてきた。

 

ワイは優しく口付けをしてやった。いきなりベロチューはいけない。焦らすことが肝要なんやw

あくまでも優しく扱わんといかんw

 

「綾波を深く愛したい。その……もっと深く……綾波を感じても良いか?」

「はい……私も司令官を深く感じたいです……」

 

これやでw ワイはこの言葉を聞きたかったんや! 

もうねこいつ、心が完全! 完璧! にワイに堕ちてるw

つまりワイの好きなように出来るっちゅー事や。

そっからはベロチューしながら、時間を置いて胸を撫でるように触ったんやw

 

「んっんっ……そこは……アッ……ひゃん……んふ……ぁあッ……」

 

感じとるw こいつは淫乱の気質を持っとる(確信)、これやから女は信用ならないんや。

そのままベロチューしながら、服を少しずつ脱がせたったw

あっという間に、下着姿やでw

因みに、ワイはベロチューしながら、自分で脱いだ。

まぁ処女やからしょうがないでw 

ワイの元カノはベロチューしとる最中にワイの服を脱がしたからなw 玄人女の芸当やろw

 

部屋には下着姿の男と女、二人っきり。何も起きないはずはなく。

堪らないシチュエーションやでw

 

そっからはワイの猛攻やでw ベロチューしながら、下着を脱がしたったw 

んでもって、胸を撫でるだけ撫でた後、やっとマ○ポポの方に手を伸ばした。

しっかり濡れとったwwwww

 

「ひゃんッ……アッ……そこは……でも……ぁッ……」

 

「綾波を深く愛したい……絶対に幸せに……する……から……」

 

綾波はワイに力強くしっかりと抱きついて来おったw 

そのままベッドに移動すると、そっからまたベロチューやw

ベロチューはし過ぎるという事は無い(確信)

 

綾波のマ○ポポを優しく撫でながら、胸も撫で、ベロチューもする。

3つ同時にやらなくちゃならないってのが提督の辛いとこやんな? 覚悟はええか? ワイは出来とる。

ほんとワイは職人やで、AV男優になれるんとちゃうかw 

頃合いかと思って、ワイは綾波の目を見つめながら、言ったんや。

 

「綾波……愛してる……綾波を深く感じたい……良いか?」

 

綾波は涙を流して顔を上気させて股をゆっくり開きながらワイを受け入れたんやw

 

「はい……深く愛して下さいね。初めてですけど……捨てないで下さいね……」

 

まぁ、最後は捨てるんやけどなw 散々使い倒してボロ雑巾のように捨てるんやけどなw

 

「絶対に捨てない……ずっと一緒だからな……これからは……」

 

とか何とか上手いこと言いながら、ワイは濡れそぼる綾波の桜色の秘裂にゆっくりと挿入したったんやw

 

ここで豆知識やけど、処女のマ○ポポに挿入する時は、1分に1mm~3mmの間隔でゆっくり挿入することが肝要なんやw いきなり挿入して痛みを味合わせてしまうと、後の調教や、絶頂に時間が掛かるんやて。

海軍大学時代のワイのイケメン先輩がそう言っとった。

ワイは針の穴に野生のゴリラを通すような細心の注意を払いながら、ゆっくりゆっくりと挿入していった。

因みに、ワイのゴリラチ○ポポは、直径5.5cm、長さ19cm以上あるからなw

とにかく時間が掛かるんやw

 

閑話休題。

 

そんなこんなで一時間以上掛けながらゆっくりと挿入したったwww

そっから固定して10分~20分掛けて、綾波のマ○ポポをワイの形にしてやらんといかんw

この豆も上記先輩がソースや。

重要なのは、その間、恋に恋する乙女(笑)が安心する言葉を呟くことや。

 

「絶対に捨てない……綾波と添い遂げたい……結婚しよう……愛してる……」てな感じの言葉を

手を変え品を変え壊れたボイスレコーダー並に何度も囁くんやw 

その度に、綾波のマ○ポポはワイのゴリラチ○ポポをだいしゅきホールドするんやw

んでもって間髪入れずにベロチューやw

 

そして冒頭に戻る。

 

もうピストンしてもええ頃合いかと思って、青息吐息震えてる綾波に聞いてみた。

「綾波……私を受け止めて欲しい……いいか?」

「ぁっ……ふぅ……ふぅ……きて……あぁ……くだ……さい……ぅッ」

 

なんかおkみたいですねw ワイはあくまでもゆっくりとトルクの効いたピストンを始めてみた。

そんなこんなで10分後には、たっぷりと中出し決めたったwwwww

正味1週間ぶりの射精やでw これは完璧に妊娠したかも知れんなぁwwwww

 

一仕事終えて、ベッドで二人でマターリしてたら、綾波が甘えてきよる。

「司令官は……赤ちゃん……何人欲しいですか……」

綾波は自身の下腹部を撫でながらそんなことを言うw

はぁ、もう母親気取りか……面白い奴やで……w そんな奴には先んじて倍プッシュやw

本職の軍人の戦略を舐めたらアカンw

「その前に結婚しよう……明日の帰りに指輪を注文しないか?」

その気にさせる事が重要なんやw 綾波はハッと驚いて直後、涙を滲ませながらワイの首元に頭を寄せてきた。

「本当に……結婚して……くれるんですね? ……司令官……愛して……ます……」

 

そっからは、ワイの一式徹甲弾を都合5発は決めたった。軍人の性欲を舐めたらアカンで正味の話。

綾波は絶頂には達してないと思うが、ワイの目的は完璧に完遂されとる。

痛みを伴う事なく、綾波のマ○ポポは完璧にワイの形になってる云うことが重要なんや、

明日からいくらでも料理出来るちゅーことやw

その後は二人で風呂入って洗いっこして、ベッド仲良く眠ったんや。

 

 

そんなこんなでワイ鎮守府やで。一応指輪は注文してやった。

道すがら、鎮守府の連中には時期を見て公表しようってなった。

 

「今夜、司令官のお部屋に行っても良いですか?」

「もちろんだ。ただ、仲間達に見付からないようにな。くれぐれも」

 

綾波は笑顔で敬礼して寮に戻って行った。

 

とりあえず今夜もハメ倒すでw

そんな訳で、ワイは私室に戻って一仕事始めた。

ハメ撮りやw 隠しカメラでとりあえず始めて、時期を見て堂々とハメ撮りしようと思う。

ワイが生活に困った時の収入源になるかもしれんし、捨てる時に脅しとして利くかもしれんしなw

リベンジポルノやでw

 

あらかた用意して、ステップ踏みそうになるぐらいワクワクしながら執務室に戻ると川内が来客用ソファーに座って居た。

ワイは冷水を浴びせられたようにギョッとした。何故かって?

ワイ鎮守府でワイが転属させたいナンバーワンの艦娘やからや。

通称、夜戦ガイジ。

 

「川内君か……ただいま……」

 

「提督おかえりなさい、久しぶりだねぇ。ちょっと聞きたいんだけどさぁ……なんであたしを護衛に付けなかったの?」

 

「いや……駆逐艦娘の訓練やらで忙しいだろうって思ってね……それに川内君は作戦室本室に所属してるじゃないか……休める時には休んで欲しいとも思って……」

 

「ふぅん……でもさぁ、一言話通してくれても良いじゃん……何で綾波なのさ? ねぇ? 答えてよ」

 

ワイは川内がとても苦手や。美人で戦闘に関して云うなら超絶優秀やが、

正味の話こいつとは恋人はもちろんの事友達にもなりたくない。

てか、気持ち悪いんや。

こいつのワイに対するネットリとした話し方、絡みつくような視線。

こいつとはこの鎮守府に同時に配属されたんやが、最初はこんな感じじゃなかった。

めちゃくちゃ爽やかやった。

こんなに苦手になったのはいつぐらいか既に思い出せん。

ワイが食堂に行かなくなったのも、面倒臭いって理由が一番やが、こいつも関係しとる。

こいつはワイの隣に座りたがるんや。買い物行こうとか飲みに行こうとか、しつこいんや。

ワイに気があるのは何となく分かってた。

まぁその時、ワイは元カノに忠義を尽くしてたから、全部丁寧に断ってたんやが。

そんで、筋の通らない相手に簡単に暴力と暴言を振るうとかやな。

ある時、長門に喰って掛かって、戦艦相手に殴り合いしてるのを見て、びっくりドンキーやった。

あとこいつは、人の嘘を見抜くのが非常に上手い。

こんな奴やが、陽炎型と夕雲型にカリスマ的な扱いを受けとる。

川内組とか云うワイ鎮守府の屈指の派閥の長や。

こいつを怒らせたら、陽炎・夕雲型は命令権を発動しないと動かなくなる。

なんにせよ要注意艦娘や。

ワイは慎重に言葉を選びながら、それらしい理由をゆっくりと話した。

 

「これからは優秀な駆逐艦娘……その一番艦にも中央での会議と護衛を経験させた方が良いと思ってね。……それに私が鎮守府を空けている間に深海棲艦の襲撃があったとする、その時、川内くんのような優秀な艦娘が護衛とはいえ抜けてたら、私は一生後悔するだろうね」

 

「ふぅん……まぁそういうことにしといてあげる……でもさぁ、なんか次から次へと言葉が出てくるねぇ、あらかじめ言い訳を考えてたみたい」

 

川内は目が笑ってない笑顔を浮かべながら、ワイの目をしっかりと見つめる。

心臓がバクバクして、冷や汗がワイの背中を伝う。

ワイの本能的な警戒心を掻い潜るようにゆっくりとワイに近づいて、ワイの心臓部分に手を当てた。

 

「あれぇ……どうしたの? ……心臓ドキドキしてるよぉ……ねぇなんで? なんで?……」

「川内君……やめてくれ……頼む……私は今から溜まった書類を整理しないといけないし……」

「ふふっ……提督、これからはあたしの前で嘘を付かないでね? 前にもそう言ったでしょ?」

「あ、あぁ……しかし、私は別に……」

「それに、首元にキスマークみたいなのが付いてる……ふふっ」

 

ワイはギョッとした。全身の毛が逆立つような感覚や。

「ふふっ……嘘だよぉ……お疲れ様……あたしもう行くから。書類の整理はあたしが全部済ませといたよ。後は決済印押すだけ。あ、そうだ、今夜さぁ鳳翔さんとこで一緒に飲もうよ。ね? 行けるよねぇ?」

「あ、ああ分かった」

 

そう言って、川内は機嫌よく出て行った。

ワイの本能が、断ったら大変なことになるって怯えて、了承するしかなかったんや。

分かるやろ? ワイがどれだけ夜戦ガイジを苦手にしとるか?

後半部分のワイの話し方は、震え声やった。

ワイは久方ぶりの脱力感を感じずにはいられなかった。なんか寿命が削られた感じや。

 

しゃあない、綾波とは明日存分にハメ合おう。正常位もええが、バックもええで、あと騎乗位も仕込まなw

はやく妊娠させて、捨てて、絶望する顔が見たいでw

半ば現実逃避にも似た妄想をしながら自分を元気付けないといけないぐらい精神的にも疲弊しとるなぁw

 

川内とは飲みたくないが、多分、鳳翔には空母と戦艦の連中がいるから何とかなるやろ。

下手打ったら、赤城と加賀、武蔵と長門に守って貰えばええ。

あと、金剛組が居てくれたらええんやが……。



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性の喜びを知りやがって

「え……作戦室本室の方々とですか? ……」

「ああ、会議の内容を伝えるのと、まぁその他のことを伝えるのに都合が良いと思ってね。申し訳ない……埋め合わせは必ずする……明日の夜にでも遊びに来て欲しい……すまない」

「でも……司令官……それは……今日伝えないといけないことなんですか? ……大規模観艦式の事と予算増額の事ですよね?」

「まぁそうだ……綾波の言いたい事も分かる。私が鎮守府を空けている間の礼もしときたいと思ってね。ただそれだけなんだ……」

 

綾波の携帯に今夜の約束をお断りしとるところや。

ホントはこの後、綾波をハメ倒して、隠し撮りついでに色々仕込もか思ってたんやが、

夜戦ガイジ(川内)の横槍が入ってもうた。

まさか夜戦ガイジにビビって飲みに行く事になりましたなんて言えんやろ、情けなさ過ぎる。

しゃあない、ここは切り替えていくで。

 

「でも……夜は私室に帰るんですよね? 鳳翔さんの所でお酒を頂くんですよね?」

「ああ、そうだ。夜通し飲む訳ではないんだが、2400を過ぎると思う。なので今夜はむr」

「私、待ってます! 私は大丈夫ですから!」

 

なんやこいつ、もう奥さん気取りかw

ホント健気な奴やでwwwww

酒に酔いながらヤるのも一興なんやが、勃つやろかw

 

「…………そうか、でも無理はしないで欲しい。部屋で待つのは良いが、起きてる必要は無いからな、寝ていてくれ」

 

ワイはそう言って、スペアキーの場所を教えた後、電話を切った。

重い足取りで鳳翔の暖簾をくぐると、戦艦や空母、重巡の連中がワイワイしながら飲んどるやないか。

ほとんど、作戦室本室の連中やな。

因みに、今夜の給仕当番は夕雲型と睦月型か。

ワイの姿を見た瞬間、飲んでた全員が立って敬礼してきよる。

 

「提督! お疲れ様です! 珍しいですね! 一体どうされたんですか?」

 

そんなことを口々に話し掛けてくる。

 

「みんな楽にしてくれ! 全員の顔を偶には見たくてね。元気にやってるかどうかってね。みんな相変わらず美人だな! 作戦室本室に私の事務机を移動したいぐらいだ」

「いつでもどうぞ!! お待ちしてます!!」

 

歓声にも似た声が返ってくる。

酒の勢いってホントすごいですよねぇw ノリノリじゃないかwww

でも、裏金作りの方がワイには大事なんよw

挨拶もそこそこにワイを誘った川内を探した。

 

「提督! ここだよ! こっちこっち」

 

カウンターの隅っこにさっきとは雰囲気が全然違う余所行き姿のキレイな川内がおった。

 

「なんだ……今日は夜戦に行かないのか?」

 

ワイは挨拶代わりに、本当に残念そうに、そういう冗談を言ってみた。

二席ほど離れた所で飲んでる一航戦と五航戦が吹き出すように笑うw

瑞鶴辺りから「傑作w ブフッ」とかが聞こえる。翔鶴が「ダメでしょ瑞鶴」と叱ったら、加賀が「これだから五航戦は……」とか言ってる。赤城は「上々ね」とか言って、刺身丼につまみを乗っけて育ててる。

川内は一航戦と五航戦の方にガンを飛ばした後、とんでもないことを言い放った。

 

「提督何言ってるの? 今夜あたしと久しぶりにたくさん夜戦するんでしょ? いっぱい夜戦しようね! あたし楽しみだぁ」

 

その瞬間、鳳翔の中は喧騒が消え、墓場のような静けさになってもうた。

一航戦と五航戦は鳩が豆鉄砲喰らったような顔をしとる。

ワイは頭の中が真っ白になりかけたが、そこは自然体を装った。

 

「川内には勝てないな。参りました」

 

そう言って、鳳翔に、川内とワイの分のビールを頼んだ。

ついでに、同じカウンターに居た一航戦、五航戦、妙高型にワイの奢りで同じモノをオーダーしてやった。

周りは冗談の掛け合いと気付いたのか、元の喧騒に戻っていった。

 

「んでさぁ、提督は今誰か付き合ってる人いるの?」

 

川内は酔いが回ってるのか些か声を大にして聞いてくる。こういうのやめて欲しいんだよなぁ。

こいつが一々質問する度に、酒場が静かになる。

 

「いや、前々から言ってるだろう。彼女なんて居ないと」

「でもさぁ、提督ももう29じゃん? 結婚とか考えないと駄目だよぉwwwwww」

「その前に彼女が居ないと話にならないな。当分は無理だな……」

「だからさぁ、あたしがいるじゃんw ね? 夜戦しよ?」

 

一航戦と五航戦は唖然としとる。そりゃそうや、慎みの欠片もないのが夜戦ガイジやからなw

川内の奴かなり出来上がっとるなぁ。酒乱じゃないだけマシだが、こいつは意図してやってるのか、ギリッギリの所を攻めてきよる。

 

「あ、良いこと考えた。あたしと結婚しようよ。毎日夜戦だよ! 赤ちゃんたくさん産んであげる!! ね? ね? 良い考えでしょ? 決まりだね! 夜戦~♪ 夜戦~♪」

 

いつの間にか空いてる方のワイの隣に座ってる那智がワイの代わりに川内に答えた。

 

「川内貴様酔い過ぎだぞ! もう巣に戻れ! 貴様は先程から提督に対して些か無礼が過ぎる!」

 

「ああ、那智君、良いんだ。偶にはハメを外したい時もあるだろう。酒場では……私如きが云うに及ばず無礼講だ」

 

「いや、それでも……提督貴様は甘過ぎるぞ! …………まぁ、今夜ばかりは飲ませてもらうが……」

 

そう言って、那智に酒を注いでやった。

ワイはこう見えて、酒は無茶苦茶強いと思う。海軍大学時代めちゃくちゃ鍛えたからなw

せやから、艦娘を轟沈させるのは訳ないでw

ワイはカウンター越しの鳳翔の良い感じのケツを見ながら、つくづく思うw

ベッドでも轟沈させてみたいもんやがなw

 

そんなこんなで時間が経ち、明日非番じゃないものから帰っていく。

明日非番で酔いつぶれたものは、酔いを覚ます為に鳳翔の座敷で雑魚寝している者もいる。

 

川内はカウンターに突っ伏してうつらうつらしている。

 

「川内君大丈夫か? ……座敷で休んだ方が良いんじゃないか?」

 

「あ? あぁ……だいじょぶだいじょぶ……やせん……できる……そんなに褒めなくても良いから……」

 

大丈夫じゃないみたいですね。

近くにいた夕雲型の清霜と岸波に川内の介抱を頼んだ。

 

「君達済まないが、川内君を寮の部屋までお願い出来ないだろうか? 規則で男の私は女子寮に出入りが禁止されているんだ」

 

そう言うと、清霜と岸波は軽く敬礼して、川内の両腕を抱え店を出て行った。

 

ワイも少しして店を出た後、安堵した。

川内の奴、執務室でワイを飲みに誘った時、どう見ても何かやらかす気満々やったからな。

なんやしょうもない事考えてたやろw

多分、ワイを手篭めにしようとしてたんじゃないか? 猥談スレスレの質問が結構多かったからな。

ワイはその辺警戒して、川内の話を真剣に聞いてるフリしながら、ポン酒でどんどん酌をしていったんや。

あいつも酒は強いと思うが、ワイの戦術には勝てんかったなw

まぁ何にせよ、ワイの勝ちやなw

 

時刻は0030か……綾波のやつもう寝てるやろうなぁ……。

しゃあない、部屋帰ったら風呂入って寝るか……。

 

私室のドアを開けたら光が点いてた。

奥から、綾波が迎えにきて、抱き着いてきおったwww

うん? なんかいい匂いがしよる。

 

「司令官! おかえりなさい! ずっと待ってました!」

「ただいま綾波、でも、寝てて良かったのに」

「良いんです! 私は大丈夫ですから……気にされないで下さい」

 

お、おう……。もうすっかり嫁さん気取りやなw 笑えるでw

これはワンチャンあるかも知れんでw

一発抜いたるか。

 

「綾波、私は軽く体を流してくる。君はもう寝なさい。流石に疲れただろう?」

 

そう言ってワイは、服を脱ぎながら私室の風呂場へ向かった。

脱衣所で服を脱ぎながら、ワイは確信していた。

綾波のやつ、お背中流しますとか何とか言って、風呂場に入ってくる流れやw

やつならやってくれる。半ば期待して、シャワーを浴びてたら、早速きたでw

 

「あの……司令官……綾波も……入ってよろしいでしょうか? お背中お流しいたします」

 

ワイは爆笑しそうになるのを必死で堪えながら、でも堪えすぎて大きな咳が出た。駄目だ笑ってはいけない。

そう思えば思うほど、大きく咳き込むwwwww

突如として、素っ裸の綾波が乱入してきおったwww

 

「司令官大丈夫ですか! どこか具合でも!」

「ああすまない、シャワーで口を濯ごうと思ったら、勢いで気管に入ってしまった。心配させてすまない」

 

ワイの背中を優しくさすりながら、綾波は心配そうにワイを見つめる。

ワイはたまらなくなって、速攻でベロチューしたったwww

 

「あ、ダメです……んっんっ……チュッ……チュバッ……んっ……ゃッ……」

 

ワイはベロチューしながら綾波の胸を優しく撫でるように揉んてみた。

綾波はワイの手首を掴んで優しく抵抗してくる。

 

「チュッ……んっ……ゃッ……ァッ……チュバッ……だめ……です……ぁぁッ……んっ……」

 

そうしてると、綾波は抵抗をやめて、ワイの背中に手を回して来おったw

愛しいのうwwwww 愛しいのうwwwwww

ベロチューしながら、ひとしきり撫でた後、綾波のマ○ポポに指を伸ばした。

 

「ゃアんッ……ダメ……です……ぁぁッ……ああ……んっ……んっ……せめ…ぃゃッ……ベッド……で」

 

うん、なんか大丈夫みたいです。ヌルンヌルンしております。

そっから5分ぐらい優しく撫でてやった。

綾波は喘ぎながら、物欲しそうに何度も、上目遣いでワイの目を見つめる。

かわいいのうwwwwww かわいいのうwwww

しかし、ワイは心を鬼にして、綾波からの催促をしっかり待っとった。

これが大事なんや。人に何かして欲しいなら、自分から動くって気持ちが大事なんやw 

ワイはこれからビシバシいくでwwwwwww

 

「どうした? ……綾波? もう夜も遅いしやめるか……?」

「しれい……かん……ゃッ……んっ……ぃゃッ……ぁぁッ……欲しい……ひゃんッ……です……」

 

綾波は顔を真っ赤にして、目に涙を溜めながら、物欲しそうにワイを見つめる。

しかし、ワイはさっき心を鬼にするって決めたんやwww

 

「綾波……どうして欲しい? ……言ってごらん……」

「しれい……かん……の……あや……なみ……のなかに……くだ……さい……」

 

まぁ2日目にしては上出来やろw

ワイも甘いなぁwwwww

 

「綾波……片足を上げてごらん……」

 

綾波はワイを見つめながら、トロトロになったピンクマ○ポポを見せつけるように片足をゆっくりと上げ始めた。

ワイは綾波の体を支えるようにして優しく抱きしめて、上がった片足を優しく固定した。

 

「綾波……入れるぞ?」

「……はい……」

 

綾波は上気した顔でワイを見つめながら、催促してくる。

ワイはベロチューしながら、ゆっくりとゴリラチ○ポポを挿入したったんやwwwww

 

「ぁあああッ……ぅああん……だめぇ……ハァッああん……だめぇ……ああッ……」

 

5回ぐらいゆっくりとピストンした後、喘ぎながら息も絶え絶えの綾波にワイはこう囁いた。

 

「綾波……今日は少し激しくするからな……痛かったら言うんだぞ?」

「はい……ぁッ……んんっ……だいじょう……ぶ……です……」

 

そこから前回のスピードを超える速さで力強くピストンしてやった。あくまでも優しくや。

 

「ああん……いあん……ああああ……いやん……うあッ……あん……ぅおん……ああだめ……だめえん……」

 

「ああっ……なに……か……いッ……く……る……ダメッ……いやぁ……アッぁ……だめぇ……」

 

「しれい……あッ……かん……ぃっ……おか……しく……なっ……あああん……ちゃうッ……」

 

これは今夜中に絶頂させる事が可能かも知れないですね。

ワイはどうやら本気出さないといけないみたいです。ホント夜中なのにヤレヤレですよwwwww

追撃の要を認む、我これより夜戦に突入す!

 

「ぃァッ……ぅあッ……あんッ……くぅッ……やぁぁああッ……ぅあんッ……うっあっ……あんッ……」

「あんっあんっ……ダメェっ……おおおッ……ヤメっ……いやぁぁぁッ……あああッ……いやあッだめぇえええ」

「あッ……いッ…………ふっ……ふっ……」

 

突然綾波の力が抜けて、支えてるワイの腕が綾波の体重の重みを感じた瞬間、なんか反応が無くなりました。

いくらピストンしてもダメみたいですね。まるで屍のようです。(真顔)

ワイはイキっとるゴリラチ○ポポをゆっくりと抜いて、気絶してる感じの綾波の体をお姫様抱っこしてベッドに連れて逝きました。めでたしめでたし。

 

綾波をベッドに寝かせて、5分ぐらいしたら目を覚ましおったw

 

「綾波……すまなかった……ちょっと激しくし過ぎたようだ……大丈夫か?」

「しれいかん……ごめんなさい……あやなみ……あたまが……まっしろになっちゃい……ました……こんなのはじめて……です……」

 

嬉しいこと言ってくれるじゃないの? 妊娠して捨てるまでとことん喜ばせてやるからな!

綾波は天井を見つめながら、呆然としている。

ワイは綾波に布団を被せた。

 

「綾波、明日も早いし寝ようか……そのまま眠ると良い……」

「しれいかん……おやすみなさい……また……」

 

そんな訳でワイと綾波は仲良く眠ったんや。

ワイの前段作戦は見事に完遂された。予想を上回る速さや。

今日は抜けなかったが良しとしよう。

 

 

そんなこんなで、もう4週間経った。

綾波の調教は、順調やったで。順調過ぎて困惑するぐらいやwwwww

説得に苦戦したがハメ撮りには成功したし、アナルも開けてやった。

フェラの訓練もしたし、色々な体位を仕込んでやった。

どこのAV会社に出しても恥ずかしくないぐらいのAV女優改二に育ったでw

もちろん毎回中出しやで。

後は妊娠するまで、生理の日以外は、毎日たねちゅけ(種付け)するだけやなw



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ホントおめでてぇなぁwww

綾波オナホを使いだして、なんやかんやで2ヶ月やw

綾波のやつ、すっかり嫁さん気取りやw ワイのこと「あなた」呼ばわりやで、たまらんのぉwwwww

もう後は妊娠待ちの状態なんやが、交尾の時は毎回中出ししとるんやが、すぐには妊娠しないもんやなw

妊娠待ちの間に出来ることは全てしたつもりや、正直、綾波の体にちょっと飽きがきてるで正味の話w

やっぱり抱くんやったら、空母勢や戦艦勢やな、肉がある方が牛丼と同じで盛り上がるっちゅーもんやw

でも、ありすぎは良くない(真顔)

綾波捨てた後は、空母勢にしよう思うとるw

赤城か翔鶴やなw

そんな訳で、ワイはそろそろ綾波を鎮守府から追い出す段取りを考えてるんや。

納得も得心もさせて、かつ、ワイらの関係を周りに知られずに円満に鎮守府から追い出すw

そんな事出来るのかって? 大丈夫ワイなら出来るで、本職の軍人の戦略・戦術を舐めたらアカンで、正味の話wwwwww

 

 

「あなた……その……結婚の……鎮守府の方々への報告……どうしましょうか?」

 

綾波と生交尾してマターリしてたんやが、ワイは或る予感を感じてた。

ワイらの結婚の公表についての催促や。

綾波はそれまでにも婚姻届いつ出しましょうとか、結婚式どこでしましょうとか、

ワイに暗に催促してくるんやw ワイは、こういうウェディングドレス着てほしいなとか、二人の時以外は付けないと約束して、以前注文した指輪を渡したりして、姑息な先延ばしをしとった。しかし、それにも限界がある。

そんな訳で、ワイは昼間の仕事中にしっかり対策を立ててた訳や。

受験生の時並に頭使ったで、ホンマやで。

近い内か今夜中にでも言ってくるやろうなって思ってたらビンゴっちゅー訳やw

 

「ああ、その事は考えてる。ただ……気掛かりな事があってね」

 

「気掛かり? どういうことでしょう?」

 

「……うん、川内君の事だ。彼女の事を考えているんだ……」

 

「え! どういう……こと……ですか? 川内先輩の事が好k」

 

「ああ、そうじゃない……! そうではなくて……情けない話だが、白状させて貰うと……私は川内君が怖いんだ……分かるかな?」

 

 

今回は川内を出汁に使わせて貰う事にした。要するに、ワイの事が好きな川内が嫉妬に狂って、ワイと仲良くなった綾波に何かするかも知れんぞ? ってな具合や。まぁ川内は、鎮守府の中で問題児扱いされとるからな。それは綾波も知っとる訳や。

 

 

「怖い? でも……川内先輩は、あなたのことを慕っていると思います。演習の時に、ずっとあなたの事を見ていることがよくありますから、それ以外にも。それと何か関係が?」

 

「うん、私と君の関係を公表すると……川内君が君に……何かするんじゃないかって怖くてね。万が一にもそういう事が起きたらと考えると、私は怖くなるんだ。川内くんが直接しなくても、彼女を慕ってる後輩達が間接的に……君に……」

 

「そんなこと……でも……」

 

 

猜疑心を欠片も持ち合わせとらん、お人好しのカモ波(綾波)に、川内のワイに対する今までの経緯やら、ワイが川内に対して思っていることやらを説明したったw

 

 

「有り得るだろう? それで私としても君を確実に守る為にどうすれば良いのか一生懸命考えてみたんだ。その……公表する前に……君を任期除隊させて、その後に公表すれば、君に危害が加えられる恐れはないんじゃないかってね? しかし、君にそれを強制する気はない。ただ、私は、君といずれ産まれる命に何も起きて欲しくないんだ。申し訳ない……君の愛する男は、こんなに臆病で小心者なんだ」

 

「うれしいです。あなたが私の事をそんなに考えてくれてるなんて。でも、それだと、毎日逢えなくなりますよね? それは絶対に嫌です……」

 

 

信じとるwww ほんとカモになる為に産まれてきたようなもんやなw ワイは嬉しいでw

まぁ、こいつ追い出した後は公表も何もしないんやけどなw 当たり前だよなぁwww

そんな事したら、赤城や翔鶴のマ○ポポ見れんやないかwwwwwwww

 

 

「安心してくれ、それは大丈夫だ。住み込みから通いに切り替えるから。そうしたら誰の目も気にせず毎日君と一緒だ。それにほら……私と二人きり以外の時は付けられない指輪もずっと付けてられるじゃないか」

 

「本当ですか? 本当にずっと一緒にいてくれますか?」

 

「約束しただろう? ずっと一緒だって……」

 

「…………分かりました……あなたの言う通りにします……それで……新居はどうしましょうか?」

 

「今度の休みの日にでも一緒に探しに行こうか……」

 

「はい……」

 

「それにしても楽しみだなぁ……赤ちゃん、はやく、出来てくれないかな……待ち遠しい……」

 

ワイはそう言って、強くしがみつく綾波の下腹部を撫でたったwww

そうしたら、綾波の奴、ワイのゴリラチ○ポポを優しくさすりよるwww

 

「あなた……わたしを早く妊娠させて下さい……」

 

そんな訳で再度夜戦に突入やでwww

 

「……綾波……絶対に妊娠させるからな……一緒に幸せになろうな……」

 

「はい……あなたの赤ちゃん……産みます……」

 

綾波の奴、ベロチューしてきおったwww

ワイもすかさず、綾波を抱きしめたんやw

そしたら、間髪入れずに股をしっかり開いてからのだいしゅきホールドやw

もう綾波はワイに指示されんでも、次に何をすれば良いかわかるぐらいの一人前のメス犬やでw

綾波はワイが育てた!(ドン!)

ワイはイキったゴリラチ○ポポを綾波のトロトロマ○ポポに突っ込んだんやwww

 

 

「ああああッ……いいッ……んっんっ……あなたぁぁっ……んッんっ……うああああんッ」

 

「だめぇぇぇぇえええええ……あんッ……あんッ……あああッ……くっぅぅっ……だめぇぇぅぅあああっ……」

 

「くるぅっ……あぉん……おんッ……くぅっ……イクゥッ……イクゥッ……ダメェッ……イッ……ぅあッ……」

 

最初からクライマックスやでwww トルクの入った鬼ピストンやw ワイの前世はディーゼルエンジンかも分からんなw 綾波の子宮口をガツガツとぶん殴ってやったんや!

 

「あなたぁッ……イクゥッ……だめぇっ……うぁぁぁああッ……いっしょに……いっしょに…ああああっ……」

 

「……あやなみ……いっしょに……いっしょに……イこう……」

 

「ああっ……はいッ……きてぇっ……いっしょに……うああああん……いぐぅッッ……あッ…ふっ……ふっ」

 

どうやらイったみたいですねぇw ワイもたくさん出ました(小並感)

 

 

あれから1ヶ月後や、正味ワイは綾波に飽きてきた……。

マ○ポポの締りはええし、なんか胸も尻も少し出てきたみたいやが、飽きてきた……。

うーん、やることやったからかなぁ。つか、やり切ったからかなぁ。

疲れたんや。生理の日以外、毎日種付けしとるけど、なんだかなぁ。

そりゃそうやで、いくら好物や言うても、毎日食ってたら、そりゃ飽きる。

綾波も最初の頃の初々しさが無くなって、玄人女になり始めとるからなぁ……。

 

閑話休題。

 

人生に疲れたそんなある日の事やったw

担当の秘書艦が昼飯時間に間宮に向かったのと入れ違いにワイの執務室に綾波が入ってきたんや!

 

 

「あなた……出来たかもしれないです……赤ちゃん……」

 

「え、本当に……? 本当か?」

 

「……はい、……生理の周期が遅れてる事と……これを見てください……」

 

そう言って、ワイに陽性反応しとる二本の妊娠検査薬を差し出した。

これこれぇ、こういうのを待ってたんだよなぁ、はやく絶望すんの見てぇなぁ(天龍感)

ああ、やっとか……ワイは感慨深いものがあった。

これで終わる。険しい道程やった。やっとこいつの絶望顔が見れる。

幸せの頂点にいる奴が一瞬にして絶望に叩き落とされる時に見せる真実の表情。

それが女であれば、最高に美しい顔……もうね、チェックメイトや……w

涙が出そうなくらい嬉しい……間違ってもクソガキが出来た事じゃないでw

 

「……本当なんだな……産んでくれるのか? ……(震え声)」

 

「はい……私と……この子を末永くよろしくおねがいします……」

 

「ああ、ありがとう……元気な子を産んでくれ……ずっと一緒にいような?」

 

「……はい……ずっと一緒……です……」

 

そう言って涙を溜めてる綾波の下腹部にワイは顔を擦り付けた。

はじめまして……そして、さようならクソガキwww

綾波は涙を零しながらワイの頭を撫でるんやw

 

そっからは、色々とバタバタした。

綾波の任期除隊と解体処置、あらかじめ予約していたアパートへの引っ越し等。

周りにバレないようにするのに大変やったでw

綾波には、一応落ち着いてから、通いにするって言って、以前通りワイはずっと鎮守府に住み込みやったがw

後はタイミング見て、捨てるだけやでwwwwww



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無限の快楽を味わった者にとって

すんません。お待たせしました。


ワイが綾波を捨てるタイミングを今や遅しと、明日か明後日か来週かとソワソワしながら執務室で考えてる時に、笑顔の川内改二(以下、川内と呼称)と神妙な顔した陽炎型、夕雲型数人がノック無しでワイの許可も無く、ゾロゾロ入ってきおった。

なんやこいつら……(困惑)

 

 

「……! 川内君、それに君達、どうした? 何か急ぎの案件でも?」

 

 

川内は、ワイの言ってる事が聞こえてないのか、ワイを無視して、本日の秘書艦担当の不知火改二に目配せして、出て行けと顎で指示しとる。

不知火は、ワイにではなく、川内に対し敬礼しつつ、「現刻より見張りに付きます」と言って、ワイの許可を取ること無く、ワイを一瞥することも無く、そのまま部屋を出て行った。

ワイは唖然として、見とった。

え、ええ……なんやこれ……一体何が起きとるんや……こんなの初めてやぞ……。

ワイは底知れぬ恐怖を感じたんや。

不知火が「失礼します」とドアを締めた後、川内は後ろに控えてる浦風丁改に鍵を閉めるよう指示した後、いつぞや見たことある、目が笑ってない笑顔で振り返ってワイを見つめて、とんでもないことを言い放ったんや。

 

 

「あんた……綾波に手を出したでしょ?」

 

 

は? 何言ってだこいつ! なんやこいつ! なんやこいつ! は? え?

ワイは激しく動揺して、心臓が爆発しそうやったが、全員の手前冷静を装ってしらを切ったんや……。

 

 

「ん? 川内君……言ってる意味が分からないんだが……」

 

「しらばっくれても無駄だよw あんた綾波に手を出したでしょ?」

 

「いやだから、意味が分からない……川内君が何を根拠にそんな事を言うのか。一体何があったんだ……?」

 

「どうあってもしらばっくれるんだ? ふふっ、あんたさぁw こっちは全部調べが付いてるんだよねぇw 

辞めた綾波の姉妹艦達のさぁ、会話が偶然聞こえてきてさぁ、説明を求めたら、丁寧に教えてくれたんだよねぇwww」

 

 

握りこぶしを作って軽く振りながら、川内は満面の笑みを浮かべやがった。

後ろの連中、夕雲改二や長波改二、陽炎改二や浦風丁改の駆逐ガイジ共はニヤニヤしとる……なんやこいつら(困惑)

あぁ、そういうことですか……(白目)。

こいつら、綾波がいなくなったのを良いことに、夜戦ガイジ得意の暴力と恫喝で、綾波型を掌握したっちゅーところか。多分、というか当然、神通改二や那珂改二、配下の駆逐ガイジ共も関わっとるやろ……。

イヤラシイ笑みを浮かべた川内はゆっくりとワイに近付いてきおった。

あかん、あかんで……ワイは今、間違いなく、窮地に追い込まれてる!

これはクーデターや! 作戦室本室に通報……。

ん? ちょっと待てよ、落ち着け! 仮に綾波の事がバレてたとしてなんぼのもんや!

こいつらの入室の時からの上官に対する無礼を考えた時、ワイは決心したんや。

このガイジ共にお灸を据えたらんといかんってな! ワイの面子を潰しおってからに。

こいつらのアナルにしっかりと据えたらんと指揮官の面目丸潰れや!

国家権力の超絶エリートサラリーマン上級国民見習いのワイを舐めおってからに!

今まで甘くしとったけど、もう許さへんぞ! ワイの本気を出す時が来たようだな(ドン!)

 

 

「ちょっと待ってくれ。仮にそれが本当だとして、だから何だというんだ? 法律的にも規則的にも何も問題は無い筈だが?」

 

「あ、そういう事言っちゃうんだ? ふーん、そうw あんまりこれは言いたく無かったんだけどさぁ……あんた帳簿改竄して着服してるでしょ? 資材の員数(数量)誤魔化したり、それ以外にも私達の俸給から組合費だとか何とか云う名目でw ほんとセコいことするよねwwwww」

 

「え? ……」

 

「ふふっw 図星だね……あんたが着服してるの、こっちは調べが付いてるんだよねぇ……w」

 

 

そう言って、川内はワイの近くまで寄ってきて、ワイが今までシコシコ着服してきた大まかな総額を囁いてきたんや!

なんでや! どうしてや! あり得へん! こんなことあってはならない! どうしてや!

そんなわけで、ワイは敗北を認めるしかなかった。

間違いなく配下のガイジ共を使って、内偵してたんやろうなぁ……。

こういう時は、余計な事をせずに相手の要求が何なのか、見定めんといかん。

エリート指揮官の正念場や。

ここを越えんと、ワイは上級国民になれん。これは分水嶺や。

小学校中退のガイジ女共 VS 海軍大学卒天才超絶エリートのワイの勝負や。

ワイは絶対に負けへんで。

 

 

「ちょ、ちょっと待ってくれ。分かった。分かったから。私の負けだ……と、取引しないか? 何でも言うことを聞くから……」

 

「ん? 今、何でもするって言った? じゃあさぁ、あたしのモノになってよ? なれるよね? 悪いようにはしないからさ? ね? なってくれるよね?」

 

 

なんやそういうことか……なるほどなぁ……。

川内がワイに気があるのは知ってたが、まさかここまでとはなぁ。

ドン引きやで……しかしや、ワイは川内の事苦手やけど、抱いてもええとは思っとる。

割り切り良いセフレやったら別に構わん。

しかし川内の事やから、抱いたら最後、結婚しろって言ってくる可能性が高いし、元カノのこともあったからワイは敬遠しとったのもある。

あと、綾波のスリムな体に飽きてて、空母勢程グラマーではないが、川内のような出るとこ出て引っ込むとこは引っ込んどる、まぁまぁな部類に入るエチエチスタイルやったら、交尾しても構わんと思っとるんやwww

ワイは上記リスク・リターンを考えて、相手を焦らす交渉術を採ったんや。

 

 

「え、それは……」

 

「あ、そう、じゃあ取引は無しだねw これ、大本営に告発するからw 査察部が動くよ? あんたももう終わりだねwww 軍法会議とかwww あんた知ってる? 公務員だった奴が刑務所に入ると囚人の先輩達がたくさん可愛がってくれるらしいよ? wwwwww」

 

「わ、分かった! 言う通りにする! 川内君の望むようにする、何でも……だから見逃してくれ……(震え声)」

 

 

ここまで、ワイの迫真の演技やがなw

川内がワイを大本営に告発する事は無いって確信がワイにはあった。

大事なのは、交渉でワイが渋々ながら川内の要求を呑んでる態度を見せながら、川内を満足させる事や。

川内っちゅー奴は、自分の求めてるモノが簡単に手に入ったら、満足せんタイプや。

求めてるモノを得る過程で生じる何らかの障害を乗り越える事に楽しさを見出す、面倒くさいタイプや。

なんでそんな事分かるのかって? 軍隊に入る時は、義務的に、高度な精神分析テストを受けさせるんやが、指揮官は、部下の性格的な特徴を押さえるためにその閲覧が許されとる。

夜戦ガイジの扱いに、手を持て余してた頃、その解決策としてワイはじっくり読んだことがあるんや。

 

閑話休題。

 

川内はゴミ虫でも見るような目付きでワイを見ながら言った。

 

 

「あんたさぁ……自分の立場分かってる? 頼み方があるでしょ?」

 

「ッ! ……見逃して下さい! 何でもしますから……お願いします! お願いします! (懇願)」

 

 

屈辱やが、男なら人生に一度は辛抱して自分を安く売らんといかん時がある。今がその時や。

ワイは歯を食いしばって土下座してやった。

川内達腐れガイジ共はワイを見下ろしながら、ニヤニヤしとる! 

しかも、駆逐ガイジ共は、ワイの渾身の土下座姿を「提督さんw 情けないのうwww」とか「アホかw」とか言いつつ、ニヤニヤしながら携帯で写真撮り始めてる。

くっそ! 見せもんやないで! 撮りもんやないで!

くっそくっそ、ワイに勝った気でおるんやろうなぁ、この腐れガイジ共は!

川内見ておれよ。必ず、おまえらに復讐してやるからな!

 

 

「ん、分かったw じゃあさぁ、早速だけど、綾波と別れて? 出来るよね? ね?」

 

「あ、ああ……」

 

「何やってるの? 早くしてよ? 何もやってないじゃん?」

 

「え? ……」

 

「鈍いなぁw あたしの前で今電話しろって言ってんの! 早く電話して!」

 

「え? いや……しかし!」

 

「何口答えしてんの? 着服、査察部、軍法会議! 分かってるよね? w」

 

「わ、分かった。今、電話する! それで良いな?」

 

「オープンにしてね? 意味は分かるよね?」

 

「あ、ああ……」

 

 

まぁ、負け惜しみやないけど、近日中に綾波を捨てて、絶望してる姿を見て楽しもうと思ってたから、ちょっと状況は違うけど、綾波を生贄にしてその場を凌ぐには、渡りに船やとは思うでw

ちょっと悔しいのは、電話越しであって、直接見れないっちゅーとこかな。

 

正直言います、めっちゃ悔しいです……!

 

この腐れガイジ共、ワイが金と時間と、大量の精子を掛けて作った大仕事をメチャクチャにしおって!

川内と配下のガイジ共、川内組の連中全員、半年以内に必ず轟沈させる、ベッドの上やないで、海上で物理的にや。更に云うと、こいつらワイの汚職を知ってる訳や。問答無用、万死に値する。絶対に許さん、絶対にや!!

時機を見て、戦艦勢と空母勢、重巡勢に嘘涙流しながら土下座して救いを求めれば何とかなるはずや!

 

閑話休題。

 

ワイはガイジ共に見せ付けるように、断腸の思いで苦渋の決断をしてるフリをしながら、綾波の住んでるアパートに電話したったwwwww 綾波ぃ楽しませてくれよぉwwwwwww

 

 

『もしもし……?』

 

「……君か……私だ……ちょっと話したい事があって……」

 

『あなたですか? こちらにはいつ引っ越して来ますか? 準備は出来てますよ……ご飯ちゃんと食べてますか?』

 

「待ってくれ。もうそれはいいんだ。言い辛いんだが、お願いがあるんだ……」

 

『え? ……どうしたんですか?』

 

「すまない、本当に言い辛いんだが……その……君と別れたいと思って……」

 

『え? なんで? どういうこと……ですか?』

 

「君と、もう別れたいんだ……別れて欲しい……」

 

『え? どういうことですか? え? なんで……』

 

「好きな人が出来たんだ……」

 

『え? ……』

 

「さよなら……」

 

 

笑顔の川内がワイにカンペを見せて、とりあえず電話を切れと指示してくる。

まぁ、そやなw いきなり別れ話を持ち出しても相手は動揺して、前に進まんからな。

川内の奴、分かっとるなぁwww こいつもしかしてワイと同類かw なにがやwww

 

 

「川内君、これで気が済んだか? ……」

 

「綾波の奴、気が動転してたじゃんw 10分後にもう一回追撃だよw 相手によっては、イタズラ電話だとか思うから、念入りにしないとねwww」

 

「分かった……もう一度電話する。次の電話までちょっと休ませてくれ……」

 

 

ワイは心底疲れた顔をしながら、椅子に深く座った。

そしたら、川内が間髪入れずにワイの膝の上に座ってきて、ワイを見つめてきたw

なんやこいつ、メスの顔してるやないかwwwww

なんか、いい匂いがしよる。

 

 

「ね、キスして? ……あんたさぁ、私のモノになってくれるんだよね? キスして?」

 

「いや、しかし、私はちょっと疲れてて……」

 

「疲れててもキスぐらい出来るでしょ? 慰めてあげる……はやく……」

 

 

ワイは軽くキスしてやった。その瞬間、周りの駆逐ガイジ共が「きゃっ! 大胆! いいなぁ……。ええのぉ」とか言ってる。

なんかシャッター音も聞こえるし。くっそ、見せもんやないで! なんやこいつら! 

 

 

「もっと深く真剣にキスして……気持ちがこもってないよ……これからはたくさんするんだから、今の内に慣れとかなきゃダメでしょ? 早くキスして?」

 

 

ワイの舌技をこいつに思い知らせんといかんみたいですねぇwww

こいつの脳みそに種付けしたるwwwww

 

 

「んっんっ……チュバッ……んっ……チュッ……んッんッ……あむッ……んっ……んッ……」

 

 

ん? 川内の奴、ベロチューおもっ糞下手やんな。なんやこいつ、キスした事無いんか? 

簡単に言うと、綾波と初めてベロチューしたった時のド素人女のベロチューやんか。

一体どういう事や……もしかしてこいつ……男とキスはもちろんの事、付き合った事無いんやないか?

ワイは試しに川内のスカートの中にゆっくりと手を伸ばしてみたんや……。

 

 

「んっ……キャッ! ……ダメッ……そこはまだダメ! ……今夜するから!」

 

 

あっ……(察し)、こいつ間違いなく処女や! スカートの中に手を入れた瞬間に足を強く閉じやがった。

なんだよぉ、処女かよぉ(歓喜)。ワイは勝機を見つけたで。こいつに勝つ方法が分かった。

とりあえず、優しくベロチューをして、このジャジャ馬に快感を覚えさせないといかんなw

しばらくベロチューしてたら、顔の近くでシャッター音みたいなのが聞こえた。

 

 

「ふぅ……やっと撮れた……これ、後で綾波の携帯に送ろうよw ……ふぅ」

 

「ちょ、ちょっと待ってくれ……それは……」

 

「これで別れられるでしょ? あたしとしてはアンタとヤッてるところリアルタイムで直接見せてやりたいんだけどね? 綾波の奴にw あたしってホント優しいよねwww」

 

「ッ! あッッ! ああッ!!」

 

 

その時、ワイに電流走る!!! 圧倒的……閃きッ……! 悪魔的発想ッ!! 久しぶりに体がざわついたで!

今、夜戦ガイジが言った、「リアルタイムで直接見せてやりたいんだけどね?」、これやで!

そう、今から綾波のアパートに行って、川内との情事を見せてやれば良いんやwwwwww

そうしたら、綾波の渾身の絶望顔を拝めるやないかwwwww 電話してもうたけど、まだ間に合う!

更に、ワイは半年以内にガイジ共を粛清すると決意した訳やが、これを遂行する為に重要なのは、ワイが夜戦ガイジに心底服従したと思わせて、ガイジ共を油断させるのが肝要なんや! 一石二鳥やないかッ! ワイは海軍大学有史以来の池沼、じゃなかった、智将やでwwwww

 

 

「ッ?! なによ! いきなりビックリして!」

 

「川内君……頼みがあるんだ。これを呑んでくれたら、君のモノになっても良い。どうか聞いて貰えないだろうか?」

 

「? は? なに? あんた自分の立場、分かってる? あたしに頼める立場じゃないでしょ?」

 

「それは分かってる。だが、それを押してなお、頼みたい! 頼む! 一生のお願いだ!」

 

 

そう言って、ワイの膝の上に座ってる川内を、優しく支えながらゆっくりと立たせて、ワイは再度、渾身の土下座を披露してやったw

 

 

「ッ?! 聞くだけなら……何よ言ってみて?」

 

「綾波に今から直接会って、別れを伝えさせて下さい! お願いします! どういう理由にせよ筋は通したい! これだけ呑んでくれたら、君のモノになるから! お願いします! お願いします! 何でもしますから!」

 

 

迫真の演技で土下座してたら、駆逐ガイジ共が「姉さん、提督は何か企んどるのぉw」、「アホかw」、「応じる必要は無いですね」とか言ってるw 

だがしかし、ワイには確信があった、夜戦ガイジは応じると。

何故なら、ワイの頼みの半分は本心やからやw

川内はキチガイじみた奴やが、筋を通すとか、約束事に関しては、自他ともに認める一廉の人物や。

更に、他人の嘘を見抜く事に関して、気持ち悪い程抜きん出てる。

ワイの頼みに応じない訳は無いんや! 

 

閑話休題。

 

川内はワイを見下ろしながら、後ろの駆逐ガイジ共に、見張りを指示して部屋から追い出し、ずっと考えてる。

 

 

「んーおかしいよねぇ……あんたの言ってる事、普通に考えたら辻褄が合わないんだけど、でも、辻褄は合ってる……なんでだろ? うーん」

 

 

川内は独り言を呟きながら思案してる。

 

 

「……筋を通したい、か……うーん……信じても良いかな……。良いよ! じゃ、今から綾波のとこ行こうよ。でも、あたしも付いて行く。あたしの前で別れを伝えて。意味は分かるよね?」

 

「あ、ああ。もちろんだ。ありがとう」

 

「でもさぁ、綾波に変な合図とか、何かおかしいことしたら……」

 

「もちろんだ。分かってる」

 

 

ワイと川内が見つめ合ってると、ワイの携帯に綾波からの着信やw

落ち着きを取り戻したみたいやなw

受話器ボタンを押す前に、川内が「オープンねw 今から会う段取り付けて」と言ってきた。

 

 

「もしもs」

 

『どういうこと……ですか?』

 

「すまない……こんな大事な話を電話で済ませようなんて……今から会えるか?」

 

『……え?』

 

「会って話がしたいんだ……今から、君のところに行く。そこにいてくれ……」

 

『え? ちょっと待って下s』

 

 

ワイはそう言って電話を切った後、川内を見た。

 

 

「あんた、どうやら本気みたいだね。本気であたしの彼氏になってくれるの? 信じても良いんだよね?」

 

「ああ、君のモノになる。その代わり、汚職の方は秘密にしてくれるんだよな?」

 

「あんたがその気なら、約束は守るよ……」

 

 

そう言って、夜戦ガイジはワイに身を寄せてきたw 

まぁ半年間以内におまえらガイジ共全員を物理的に轟沈させるがなw

なんか目が潤んでるしwww もう彼女面かw ほんとチョロいなぁwwwww

そんでもって目を閉じてきた。よーし、ワイのかんがえたさいきょうのベロチューを見舞ってやるかwww

 

 

「んっんっ……チュバッ……んっ……チュッ……んっ……チュチュっ……チュバッ……んっんっ」

 

 

しばらくベロチューしながら、時間を置いて、川内の胸を服の上から優しく撫でるように揉んでみたんやw

川内は、撫でてるワイの腕に甘く抵抗しながらも、最後には背中に手を回してきた。

 

 

「ンッ……ゃあッ……んっ……チュッ……ぁふっ……あッ……ダメッ……チュバッ……んっ」

 

「ぃゃッ……ァァッ……ンッ……ンッ……ぁんッ……んふっ……ンッ……ぁぁ……いや、まだもうすこし」

 

 

ワイが唇を名残惜しそうに離すと、切なく引き止めるように、川内はワイを見つめてくる。

こいつメチャクチャ感じとったなw 顔がピンク色に上気してるやないの?

多分こいつメチャクチャ濡れてるでwwwww

 

 

「そろそろ、綾波のところに行こう……続きは鎮守府に帰ってからゆっくりとしよう。時間はたくさんあるだろう?」

 

「うん……いっぱい……しよ?」

 

 

なんやこいつw 途端にしおらしくなってメスになったなw チョロすぎるwwwww

鎮守府帰ったらワイのゴリラチ○ポポで躾てやるからなwww

ホンマもんの肉奴隷にしてやるからなwww

 

そんなわけで、綾波のアパートにタクシーで向かったんやwwwwwww

もうワイの中では、綾波の絶望ルートが完璧に仕上がってるwwwww

私服に着替えて、メイクもばっちりキメてキレイになった川内は、道中ワイに寄りかかってまるで恋人気取りやwww

 

綾波の絶望顔を拝んだら、そのままラブホでガッツリ生交尾キメたるかwwwwwww

 

そして、ワイは綾波の部屋のインターホンを押したんやw

 

 




次回で、綾波改二編は終了です。


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永遠の劫罰とは何であろう

すみません。
本当にすみません。
長いことダンマリ決め込んでしまってすみませんでした。
全然面白くないかもです。
しかしながら、どうやら私には時間が残っていないようなので、中途半端になるんですが、出来ている分だけでもあげます。書いたものが無駄になるのは悔やんでも悔やみきれない思いがしたんです。
ちょっと、いやかなり大げさかも知れないんですが、生きていた証をここに刻み込む思いです。

今まで応援や感想のコメント本当にありがとうございました。
本当に嬉しかったです。
人との付き合い、それがどんなに細いものでも薄いものでも、とても大事ですね。
もうちょっと早く気付きたかったです。


「川内君……君が私の子を妊娠しているという事にして欲しい」

 

「え? 本気?」

 

「それともう一つ。私と既に婚姻しているという事にして欲しいんだ。役所に届け出を出しているという意味で」

 

「ふーん、なるほどねぇ。あんた、本気なんだね……あたしとの約束守ってくれるんだ……分かった。良いよ」

 

「ありがとう。その方が綾波も私と別れる踏ん切りが付いて、すっぱりと前に進めると思うんだ……」

 

「あたし達、遅かれ早かれそうなる運命だったんだよ! いっぱい赤ちゃん産んであげるね! ずっと一緒に居ようね?」

 

「あ、ああ……」

 

 

タクシーを降りて、綾波のアパートに向かう途中、ワイに彼女面で寄り掛かる川内と打ち合わせをしたんや。

絶望特盛りの綾波を味わいたいんやwwwww 分かるやろ? 

絶望している綾波を想像するだけで、ワイのゴリラチ○ポポにニトロが供給されてるのが分かる、もう爆発寸前や! 辛抱たまらんわいwwwww

綾波捨てた後は、鎮守府帰る前に、ラブホで川内とガッツリ生交尾キメたるw はよう汁まみれになろうやwww

そうこうする内にアパートに到着やw ワイは、これから受け取るゴッツい報酬に期待してゴクリと生唾を飲み込んで、逸る気持ちを抑えながら震える指でインターホンを押したんやw

 

 

『どちらさまでしょうか?』

 

「私だ……」

 

『あなた、おかえりなさい。今開けますね』

 

ん? どういうことや。ちょっとおかしいで。

インターホン越しの綾波の声に、ワイは少なからず違和感を覚えたんや。

綾波の声に、今から別れ話を受ける感じの重さ、いや緊張感が無い。

2時間程前に電話で別れをほのめかした事実が無かったかのような感じや。むしろ機嫌の良さに弾んだ声や。

端的に言うと、綾波が鎮守府に居た頃に、ワイの私室で生交尾キメる一時間前の機嫌の良さや。

鍵が開いた音がしたので、困惑しながら開けたんや。

そしたら、笑顔の綾波が抱き着いてきた。

 

「あなた、おかえりなさい。やっと引っ越して来てくれたんですね。お腹の子もきっと喜んでますよ。今日はお祝いにたくさんご飯作りましたからね。あなたの好きな肉じゃがもありますよ。あ、川内先輩じゃないですか? お久しぶりです。お祝いに来てくれたんですね。ありがとうございます。私達の新居にようこそ」

 

は? 何言っとるんや、こいつ? は?

綾波はワイらを笑顔で迎えて、「奥にどうぞ、すぐに行きますから」と言って、川内のブーツとワイの靴を揃えていた。

ワイと川内は些か困惑しながら、リビングに入ったんや。

 

「お茶をお持ちしますね。待ってて下さいね」

 

リビングに入ってから、笑顔の綾波はそう言うと、そのまま台所に行ったんや。

執務室での経緯を知ってる川内は、そんな綾波を訝しみながら台所に向かう後ろ姿を目で追っていた。

 

「あの子、壊れちゃったんじゃない? 今日は帰った方が良さそう……」

 

24時間365日年中無休で強気営業してるブラックガイジ(川内)が、らしくもない弱気になっとる。

ふ、ふざけんなや! ワイは壊れた綾波を見に来たんじゃないで、絶望に打ちひしがれる美しい綾波を見に来たんや!

どういうことや……?! ここまで来た以上、何も見ずに帰るやなんて! そんなの収まりが付かんやないか!

 

「いや、理由がどうあれ、今日別れるよ。そうじゃないと、綾波は勿論の事、私と君も、新しいスタートを切れない……断腸の思いだが……致し方ない……どんなことがあっても君との約束は守る」

 

「あんた……本気なんだね……あたしを選んだって事だよね? ……あたし信じるてるよ? ずっと一緒だからね! 赤ちゃんいっぱい作ろうね!」

 

アホな方向で解釈して勝手に盛り上がってる夜戦ガイジは放っといて、ワイはどうしたものかと考えていた。

これは一筋縄では行かんぞ……どうすれば良いんや……。

 

「ね? 綾波の前でさ、執務室でしてくれたキス見せてやろうよw それで別れ話すぐに終わるでしょ? あたし早く二人きりになりたいな?」

 

ッ!! それや! 流石、夜戦ガイジや! 最前線で現場動かしてるガイジは一味違うで!

なんでワイはそんな簡単な事をど忘れしてたんや! 

よっしゃ、それで寝惚けてる綾波を叩き起こそう! 逝くで!!!

綾波ぃ絶望してくれよぉwwwwwww

 

「ゃぁッ! チュッ……ちょっ……いきチュッ……ンッンッ……なり! ……んちゅッ……ぁッ……」

 

「んぁッ……チュ……ぁんッ……チュッ……ンッ……ンフッ……ィァッ……チュッ……」

 

ワイは川内にいきなりベロチューを見舞ってやったw

こうなったら出血大サービス、総決算セールや。

驚いた川内は初めこそ抵抗していたんやが、すぐにメスになったwww

こいつ才能あるで、隠し撮りでAV女優に育ててやるのもええなw

ワイは綾波が茶を持ってくるまで、渾身のベロチューを川内に見舞ったんやwwwww

突如、いや計算通りか、ガラスの割れる音が聞こえたんやw

絶望型駆逐艦綾波の進水式の始まりやでwwwww いわんや絶望の海へwwwww

 

「なに……してるんですか……え? ……どうして……? あなた……?」

 

綾波の奴、やっとお目覚めのようやなw

 

「すまない……君に別れを告げに来たんだ……今までありがとう……」

 

「え? ……何を! 別れるって……え? なんで……?」

 

「実は川内君のお腹の中に私の子供を宿しているみたいなんだ……すまない……責任を取りたいんだ……」

 

「え? 川内先輩のお腹の中に……どうして……赤ちゃん……? わたしは……お腹に……どうして……?」

 

 

夜戦ガイジを横目で見ると、慈愛の籠もった表情で下腹部を撫でてるw こいつ、ほんとノリが良いよなwww

なんやかんやでワイらいいコンビやないか? ガッツリ汁まみれにしてやるからなwww

それはさておき、よっしゃ、あともう一押しやなw 

ジェットコースターがゆっくり下り始める寸前の、上死点部分やなwwwww

よっしゃ綾波、地獄に堕ちるんや!

 

「それで……君のお腹の子は中絶して欲しい……すまない……許してくれ……」

 

「……え? なにを……ふっ……ふざけないでッ! ふざけないで下さいッ! イヤですッ! 絶対に中絶しないッ! 私にあなたの子を殺せと言ってるんですかッ!」

 

あー、こいつ中絶って言葉におもっくそ反応したなw これやw こいつの弱点やwww

パターン入ったなwwwww おっしゃw

 

「ふざけてなどいない……中絶を……今なら間に合うから……中絶を勧めたんだ……頼む! ……中絶して下さい!」

 

「中絶なんてッ! しませんッ! 絶対にしませんッ! ふざけないでッ下さいッ!」

 

ワイが意識して中絶って言葉を綾波にぶつける度に綾波の体は痙攣するんやwwwww

しかも、ちょっと過呼吸気味になってるwww これはおもろいw こりゃ傑作やwww 

これは死ぬかも分からんなwww 

ちょっと待てよ? ワイが「中絶」って5連チャンで言ったら、5回痙攣するんかな? 

よっしゃ、やってみよwwwww

そうこうする内に綾波の目から涙が溢れ出したwww

それを見て吹き出しそうになるのを必死に堪えてたら、ワイも涙目になった。

爆笑しないように必死に腹に力を入れながら、迫真の演技で土下座したったwwwww 

逝くで! 中絶5連チャンや!

 

「許してくれ! 中絶ならまだ間に合う! 中絶費用はもちろん出す! 中絶出来る病院を紹介するから! 頼む! 今、中絶しないと君の体が持たないんだ! 明日にでも中絶をッ! お願いします!」

 

ちょっと口語的に苦しかったかなw 案の定、綾波の体は中絶5連チャンで5回震えたんやwwwww

これ、中絶10倍拳使ったらどうなるんかなw 10回震えるんかなwww 死ぬんかなwww

まぁ、そんなことは今はどうでもええ。

綾波は涙をボロボロ流して震えながら、ワイを化物でも見るような目で見下ろしてた。

これが、もしかして絶望してる表情か……w

 

「ッ! 中絶ッ?! 中絶なんて絶対にしません!! なんでそんな酷い事言うんですか!! あなたの赤ちゃん絶対に産みますッ! あなたと私でずっと一緒に育てるんですッ! 絶対に別れないですッ!」

 

綾波の奴、必死やなw 過呼吸が更に酷くなってきたなwww 本当に死んだりしてwwwww

もうあれか、自分で何言ってるか分からんぐらい動揺しとるっちゅーところかw

ちょっと角度を変えてみるかwww

 

「……すまない……君と一緒に育てる事は出来ない……別れて欲しい……別れて下さい……」

 

「ッ! 絶対に別れないッ! 別れませんッ! ずっと一緒にいてくれるって約束してくれたじゃないですか?! 嘘だったんですか?! あなたにお願いされた事、全部してあげたじゃないですかッ?! 私を捨てないって何度も約束してくれたじゃないですかッ?! 全部嘘だったんですか?!」

 

「君との関係は全部嘘になった……そういうことだ。すまない……許してくれ……」

 

「許さないッ! ……絶対に許しませんッ! 絶対に別れないですッ!」

 

なんか、膠着状態に入ったみたいやな……。 ワイはなんかがっかりしてきた。

絶望の表情が見たかったのに、現実はそんなに甘うないなぁ……。

 

「あんたさぁ……見苦しいよ。誠意込めてさぁ、別れたいって言ってる人にさぁ、自分の都合で縋るのやめたら? ガキじゃないんだからさぁw そんなに中絶したくないんだったら、あんた一人で育てれば良いじゃんw」

 

一向に絶望する様子の無い綾波に、ワイは失望して、面倒臭いし帰ろうかなって思ってると、唐突に、ニヤついてる川内が割り込んできた。全力で煽りに逝くスタイルか……流石やで! ナイスガイジ!

 

「ッ! 川内先輩は黙ってて下さいッ! あッ! あなた……もしかして……川内先輩ですか? 脅されてるんですか? 脅されてるんですね? 川内先輩ですよね?」

 

「川内君は関係ない……君と別れたいだけなんだ……君を好きでは無くなった……もうこれ以上話すことはない……もう帰るよ」

 

「あなたに無くても私にはありますッ! 私とあなたの赤ちゃんはどうするんですか?! 捨てるんですか?!」

 

「中絶すれば良いじゃないか。何度も言わせないでくれ。しつこいぞ」

 

ワイは同じようなやり取りに疲れてきたんや。もうね、ホント面倒臭くなってきたんや。

綾波は涙ボロボロ流して、一向に絶望する様子は無いし、なんかね、ホント疲れた。

正味、帰りたいんや。

 

「川内君、帰ろうか……。また後日来るy」

 

「待って! 捨てないでッ! 捨てないでくださいッ! 捨てないで! お願いだからッ! あなたの言うことちゃんと何でも聞きますから! 私の悪いところ何でも直しますから! 捨てないで! おねがいッ! 赤ちゃんを……捨てないでください! わたしたちを……見捨てないでくださいッ! おねがいッ!」

 

ワイが土下座から立ち上がって、川内に帰ることを伝えたら、綾波が涙を流しながらワイの体に縋り付いてきた。

 

「もう君に会うことは無い……堕ろさないのであれば一人で育ててくれ。君のお腹の中にいる子は絶対に認知しない。もう2度と連絡はしないでくれ……今までありがとう……さようなら……」

 

滂沱の涙を流しながら必死の表情で縋り付く綾波の手を払いながら、ワイがそう言った瞬間、

綾波はストンと床に跪いて、無表情で床を凝視してるw

あれ? もしかして絶望か? キタコレ!

 

「……赤ちゃん……私の……ずっと一緒……赤ちゃん……にくじゃ……が……おいしい……ですか……私と……幸せに……」

 

なんか独り言呟いてるwww うーん、でも、なんか思ってたのと違うんだよなぁ。

絶望というよりは、壊れたって感じなんだよなぁ。漫画や映画で見る絶望の表情とは全然違うんだよなぁ。

床を凝視しながら独り言呟いてる綾波を見ながら、ワイは総括してみたんや。

今回はまぁ、及第点っちゅーところやな。初めての試みにしては、ボチボチっちゅーところにしとこか。

もしかしたら、個人差もあるのかも知れん。赤城と翔鶴ではまた一味違うかも知れん。

しゃあない、切り替えて逝くでw

 

「あーあ、壊れちゃったねwww もう行こうよw 鎮守府に帰る前にさ、ね? ホテル寄って行こ? あ、ちょっと待ってw 忘れ物してたwww」

 

茫然自失の綾波の方に近づいて、しゃがんで何かしてる。

綾波はされるがままで体が揺れとる。

何しとるんやこいつ……。

川内の奴、ようやく終わったのか立ち上がった。

 

「聞こえてるのか分からないけどさw 必要が無くなったあんたの指輪、あたしが貰っとくからw まぁアンタは腹の中にいるクソガキをさ、一人で育てなよw それと、もう二度とあたしの夫に連絡しないでねw はやくホテル行こ!」

 

笑顔の川内がそう言いながら、ワイに寄り掛かってきた。

よっしゃw 憂さ晴らしにこいつにデタラメするかwww

壊れた綾波はそのままにして、ワイらはそのまま玄関に向かったんや。

川内が履き慣れないのかブーツをもたもたしながら履いている間、これからの事を考えてたんや。

 

「私とこの子を捨てるんですか? そんなこと許さないです……」

 

「うぉッ! ぐぅッ!」

 

ワイの背後から、ゾッとするような冷たい、綾波の声がしたんや。

と、同時にワイの腰に激痛が走った。

なんか腰が抜けるような感じでワイは倒れてしまったんや。何が起きたのか分からん。

痛みの走る部分を触ったら、ヌメッとした感じがしたんで指を確認したら、血が付いとる!

それと同時に、ワイの顔にパタタと何かが降ってきた。

 

「あぐぁッ! がッ! ぉホッ! ふぉッ! ほッ! ぁはッ! はッ!」

 

音のする方を見ると、左目を抑えながら、首から血を噴き出して倒れ込む寸前の川内がおった。

右手に包丁を持ち大量の返り血を浴びた綾波は、倒れた川内を無表情で見下ろしている。

 

「赤ちゃんは私が産みます。川内先輩のは必要ありません……」

 

そう言って、倒れ伏した川内を滅多刺しにしてる。

 

ヒィッ! 殺される! そう予感した恐慌状態のワイは、リビングの方向に匍匐前進で逃げたんや!

 

「くっそ! 足が動かん! なんやこれ! くっそ! ふざけんな! なんやこれ!」

 

腕だけで前に進もうと思うんやが、自分の血液でヌルヌル滑って前に進まん。

やばい! はよ逃げな! 綾波の奴、ホンマにおかしくなりよった! なんやねんこいつ!

痛みに喘ぎながら、リビングに付いたんや。

せや! 作戦室本室の連中に通報せな!

ワイは携帯を取り出そうとポケットに手を伸ばしたんやが、見付からん。

あれ? ちょっと待て、どこ行った?

 

「探してるのはこれですか……あなた……」

 

「あぁッ! がッ! あッ! あッ!」

 

綾波の声がすぐ近くでしたんや、と同時に背中に激痛が走った。

 

「逃しませんよ。絶対に」

 

「あッ! ま、まってくれ! ぅあッ! あッ! ぁギッ!」

 

綾波は容赦なくワイの背中を何度も刺してくる! あかん、ダメやこれ!

こいつが刺す度に体から力が抜けて逝く感じがする……。

 

「私と一緒にこの子を育てるんです……約束しましたよね……」

 

「うぉッ! ぅぎッ! あッ! あぇッ! うぉッ!」

 

や、やめて、許して! こいつに刺される度に力が……。

 

「捨てないって約束しましたよね……ずっと一緒ですよ……」

 

「うッ! ぅあッ! あッ! ぁッ! ぁぅ! ぁ! ふッ! ふ……は……ぁ……ぁ」

 

だめや……ワイはここで……死ぬかも知れん……長門を……待機させとけば……ワンチャンあった……?

ワイは……ただ……元カノを……。

 

 

 

 

 

 

その日、鳳翔の経営する居酒屋で武蔵と飲んでいた長門は、提督から支給された海軍専用の携帯用電話機に届いた大淀からの緊急電に顔をしかめた。

 

「なにッ! そんな……あり得ない! 落ち着け大淀!」

 

血相を変えた長門の電話への返答に、武蔵は酒の手を止めた。

電話を切った長門は直後、調理中の鳳翔に声を掛けた。

 

「鳳翔! すまないが、赤城、加賀を連れて作戦室本室に向かってくれ大事だ!」

「ッ! 分かりました。赤城さん、加賀さん、作戦室へ良いですか? 翔鶴さん瑞鶴さん、後をお願いします」

 

血相を変えた長門の様子に、ざわついた酒場は静まりかえった。

 

「なにごとデスカー? 長門ぉーどうしたんデスカー?」

 

「あッ! 金剛も武蔵も私に付いて来てくれ。大変な事になったようだ」

 

切迫した表情の長門に、酒場は一転緊張感に満ちた場所に変わった。

 

「全員、これから酒を飲むのは控えてくれ! 大変な事が起きたみたいだ! 酔いを冷ましてからでいい! 作戦室本室に集合してくれ!」

 

そう言って、長門と武蔵、金剛、鳳翔に赤城、加賀は酒場を後にした。

 

「提督が出先でお亡くなりになられたようだ……! 大淀が警察署で身元を確認したらしい! 加えて、川内と最近除隊した綾波の死体が近くにあったようだ……!」

 

「そんなッ! どうして……そんなッ……」

 

作戦室本室に居る全員は長門の報告に絶句した。

 

「川内が関わってるとなると……すまないが……川内組の連中を出来るだけ早く取り押さえてくれ……特に神通と那珂は取り押さえ次第、拘束して営倉に連行。それ以外の連中は拘束して講堂に連行してくれ……これは司令官権限を代理して作戦室本室室長、戦艦長門の責任に基づいて命令する。後で必ず命令書を渡す! 鳳翔、頼む!」

 

「ッ! 致し方ないですね……! 分かりました。赤城さん加賀さん、空母の皆さんを動かして、長門さんの命令に従って下さい」

 

「赤城了解しました! これより直ちに、人員を組織して命令に応えます。付きましては、陸上用艤装戊号着用――提督を会議等で護衛する際の最低限の装備――の許可を下さい」

 

青褪めた表情の長門に向かって、いつになく緊張した表情の赤城は許可を求める。

 

「ッ! 分かった! 許可する!」

 

そこからは迅速であった。川内組以外のメンバーで戦艦、空母(軽空母を含む)、重巡、軽巡そして駆逐艦を12人一組で組織して、川内組を構成してる艦娘の部屋へ向かい、拘束した。

 

「何ですかこれは! 私達をッ! 川内姉さんの派閥と知っての狼藉ですか! 許しませんよ!」

 

「那珂ちゃんを! 艦隊一のアイドル那珂ちゃんにこういう事するなんて! 許されないよ! 川内ちゃんが帰ってきたら大変な事になるよ! 良いの!?」

 

「馬鹿めと言って差し上げますわ! 川内さんが帰ってくる事は無いですよ! 貴女達はもう終わりです! これは!?」

 

「そのまま! そのまま!」、長門が、神通と那珂の相部屋を強襲した時、那珂と神通は、長波改二と浦風丁改から報告ついでに貰った提督の土下座写真及び川内と提督の接吻写真を眺めながら会話していた。

 

「那珂ちゃん、アイドルだから路線変更する気無いんだけど、提督になら抱かれても良いかなって思ってるんだよねぇwww キャハッwwwww」

 

「那珂、女性がそんなはしたない事言うもんじゃないですよ……」

 

「そんなこと言ってぇwww 神通ちゃんも提督の事好きなんでしょ? そうだ! 神通ちゃんも提督に甘えようよw 今の提督なら、好きに出来るよw キャハッwww」

 

「そんなこと……でも……」

 

下世話な会話をしている最中の強襲であった。取り押さえている最中、妙高は神通達が眺めていた携帯の画像に気づく。

 

「長門さん、これは……!」

 

「なんだこれは! 貴様らぁ、やはり関わっていたか! 許さんぞ! 妙高、こいつらを直ちに営倉へ!」

 

「了解。貴女達何をしたか分かってるの!?」

 

 

困惑した表情の神通改二と那珂改二は、拘束の上、営倉に連行された。

 

 

 

「な? すごいだろ? 提督は私達の言いなりなんだよw もうね、本当に興奮したよw 川内姐さんかっこよかったなぁwwwww」

 

「うぉ! マジかよw あたいも見たかったなぁw これって、これからアタイ達が提督を自由に出来るって事だよな? あたい、提督に抱かれたいんだよなぁwwwww」

 

「よっし! 川内姐さんにお願いしてみようぜw 土下座したらなんとかなるかも知れんよwwwww」

 

大部屋の隅っこで頬を腫らして泣きながら下着姿で正座している綾波型姉妹全員と彼女達を見下ろしながら木刀を持って監視している清霜を放っといて、ほぼ全ての夕雲型姉妹が集まり談笑している一角で、下世話な会話をしながら携帯画像を見て盛り上がっている長波改二と朝霜改であった。そこに、金剛改二を旗艦とする艦隊が強襲した。

 

「貴女達、神妙にするネ! そのまま! そのままダヨ!」

 

「金剛姉さまッ! これは……!」

 

長波と朝霜が眺めていた画像に榛名改二がいち早く気付いたのである。

 

「貴女達ッ! なんですかこれはッ! 長門に報告しなくチャ!」

 

普段怒りを見せる事の無い金剛が鬼になった瞬間であった。

 

「全員の身柄を拘束シマース! 全員手を後ろに回して地面に伏せて! 抵抗するなら容赦しないヨッ! 携帯電話等の情報機器を押収するネ! 榛名早く!」

 

「貴女達、榛名は大丈夫じゃないみたいです……神妙にして下さいね……」

 

夕雲型姉妹の幾人かは、初め抵抗する気でいたが、鬼気迫る様子の榛名と全く笑顔の無い金剛を見て、抵抗をやめ大人しく講堂に連行された。

 

 

 

「陽炎姉さん、これはどういう事ですか!? 私はこんな話聞いてないです! サプライズパーティーをするからって言われて協力したのに! これは提督に対する謀反と変わりませんよ!」

 

「不知火気にしないで良いってw 大丈夫だからwww」

 

「陽炎姉さん……これが発覚したら大事になりますよ! 長門さんがこんな画像見たら……」

 

「不知火はホント大袈裟だなぁwww 大丈夫だってw 川内姐さんがケツ持ってくれるってwww あたしたちは川内姐さんの命令に従っただけなんだからwwwww ほんと不知火は臆病チャンなんだからwww」

 

「陽炎姉さん……」

 

「そ、れ、に、不知火も提督の事大好きなんでしょ? これからは私達も提督にたくさん甘えられるじゃんw 良いことづくめだよw ね? そうでしょ?」

 

「それは……しかし……」

 

雪風を除いたほぼ全ての陽炎型姉妹が集まった大部屋で談笑している最中の一航戦の強襲であった。

 

 

「貴女達! そのままッ! 動かないで! 浦風さんッ! 今隠した物を出して下さい! 加賀に渡して! 妙な動きをした者は撃ちます!」

 

「赤城さんッ! これは!」

 

「ん? 加賀さん、どうしました? なッ! これは!」

 

普段滅多に感情を表に出すことの無い加賀の動揺した表情に些か驚きながら、赤城は加賀が差し出した携帯の画面を眺めた。そこには、切迫した表情を浮かべながら土下座をしている提督の画像があった。更に、画像を検索してみると、川内と提督の接吻写真である。

 

「貴女達……! 私達は派閥は違えど、背中を預けられる仲間だと信じてきました……! 残念です!」

 

作戦中敵にしか見せることのない、厳しい表情の赤城を見て、血気盛んな陽炎型の大半は抵抗を断念した。




中途半端で本当にすみません。


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